みなさんは、メダカを飼ったことがありますか? アラサー、アラフォーの方はご存知かもしれませんが、30年ほど前まで、メダカはそこらじゅうで見かけることができました。川に魚を捕りに行くときは、ナマズやフナ、鯉、ザリガニなどが捕獲の中心でした。メダカは、そのときにたまたま一緒に捕まえてしまう、といった存在でした。それほど、メダカはたくさん泳いでいました。しかし、今となっては、ほとんど見かけることができなくなってしまいました。ニホンメダカは1999年に、環境庁によって、レッドデータブックの「絶滅危惧2類」に記載されました。1952年頃から農業用水路の灌漑用水路化がすすんだ結果、三面コンクリートばりの水路や、パイプライン化が進み、メダカの住める流れのゆるやかな小川や、ため池などが急激に減ってしまったためです。都会に暮らす子供たちは、田園や小川に囲まれた環境で遊ぶことが難しくなってきています。しかし、豊かな自然と接する経験を多く持って欲しい、と願うお父さんお母さんも多いと思います。田舎に親戚が住んでいる、というお家はいいのですが、心あたりがないのであれば、家庭でも簡単に取り組める、メダカの飼育に挑戦してみてはいかがでしょうか。メダカは、他の魚と比較しても飼育が簡単で、維持費が安いという特徴があります。お庭やベランダの水連鉢に水草や他の魚類と一緒にメダカを飼って、ミニビオトープを実践されているお宅もよく見かけます。ビオトープとは、多種の生物たちがお互いにつながりをもって生きられる場所を意味します。エアーポンプなどの電気を使う器具や、人工的なエサを使わずに「自然の生態系の良好な循環活動」を作ります。子供たちにとって、生態系を身近に学ぶことができます。初心者なので、もっと簡単に…と思う人もいるかと思います。そこで、メダカの基本的な飼育方法をメダカ販売店 「めだか本舗」 に教えてもらいました。―メダカを飼うときに、まず何を準備したらよいでしょうか?「水槽、エサ、網、基本はこのくらいで最低限スタートできます。加えてヒーター、ろ過装置、エアレーション機器、底砂、土、水草、産卵巣、予備の水槽や採卵や移動時に使うプラケース、ブラインシュリンプなどの生餌、飼育の経過をつけるノートなどもあればよいかもしれません。よく『お店で売ってるようなメダカ飼育セットみたいなものを用意しなければいけないの?』と聞かれるのですが、絶対に必要というわけではないです。ただ初心者の方は最初はそれで安心感は得られると思いますし、屋内で鑑賞でアクアリウムを、というのであればレイアウト、管理の手間や見た目などを含めあった方が良いと思います。ただ、例えばメダカを睡蓮鉢で飼育するのにポンプやろ過器をつけてる人はあまりいませんよね。それで飼育できるからです」―水は水道水でいいのですか?「観賞魚を飼育されたことがある方なら知っていると思いますが、水を作るには少なくてもひと月以上はかかるものです。良質なバクテリアを育て、メダカが安心して生活できるようになるには、ある程度の時間が必要です。ただ、メダカはすごく強い魚なんですね。過密に飼育しない限り、水道の水を2、3日汲み置いただけの水でも適応してくれます」―メダカを購入するときに気を付けることは?「初心者であればなおさら、健康なメダカを選びたいところです。その見分け方は、分かりやすいところで“泳ぎ方が自然である”ということです。すいーすいーっとよどみなく泳いでいて、人がのぞくとパッと素早く反応して、場合によっては物陰などに隠れたりします。またメダカを上から見てみましょう。そのメダカは腹の部分がやせ細っていませんか? 特にまるまる太っていなくて良いです。ガリガリでなければ大丈夫です」(そのほか、詳しくは 「メダカの飼育方法」 をご覧ください)。健康なメダカを購入するためには、信頼できるお店を探すことも大切です。「めだか本舗」は、広島県の山間部に拠点を置き、豊穣な土や水、豊富な森林などの自然の恵みをいただきながら、メダカにあった環境で育てています。1000種類以上の品種から選ぶことができ、色彩も形も豊かなメダカたちに、初めて見る人はびっくりすることと思います。ホームページ開店8周年を記念して、割引フェアや新規会員登録の人にポイント進呈フェアも開催とのこと。子供たちと一緒に、自然を身近に学ぶ一歩として「メダカとの暮らし」を始めてみてはいかがでしょうか。お問い合わせ:めだか本舗 0120-70-2638(10:00~17:00 年中無休) 公式サイト
2013年03月25日お盆も過ぎ8月も残すところあと僅かとなった。「夏休みをまだ満喫していない!」「自然ともっと触れ合いたい」・・・そんなご家族やご夫婦にオススメしたいのが、国立公園で自然と触れ合うことができる話題の「自然体験型ツアー」だ。こういった体験型ツアーは全国各地で開催されている。全国の国立公園を訪れて、豊かな日本の自然とふれあうことで「生物多様性」の大切さを実感でき、また、アウトドア好きの方なら、各地の体験型ツアーをひとつずつ制覇していくのも楽しみとなるだろう。今回ご紹介する夏休み最後の体験型ツアーは、国立公園の魅力をめいっぱい満喫できる「富士箱根伊豆国立公園」ツアーだ。富士箱根伊豆国立公園内のスタンプラリー対象施設である「田貫湖ふれあい自然塾」(静岡県富士宮市)、ホールアース自然学校の協力のもと、雄大な富士山を見ながら、さまざまな自然体験を思う存分楽しめる。ツアープランには「ロゲイニング」や「ノルディックウォーキング」など、アウトドア好きにはたまらない楽しいイベントが用意されている。「ロゲイニング」(Rogaining)とは、簡単に言うと大きなエリアを使ってのダイナミックなオリエンテーリング。参加者はチームに分かれ、地図を片手に、フィールドに散らばっているチェックポイントを探し当てる。すべてのポイントにはそれぞれ異なる得点が設けられており、制限時間内に最も高い得点を得たチームの優勝となる野外ゲームだ。優勝者には豪華賞品も用意されている。また、1日目のロゲイニングには、お笑い芸人・アンタッチャブルの柴田さんや、ゆってぃさん、シンデレラさんも参加するという。ツアーに参加する子どもたちにとっても、愉快で特別な夏休み体験となるはずだ。「ノルディックウォーキング」とは、2本のポールを使って歩く、フィンランド生まれのスポーツ。年齢・性別・運動経験などに関わらず、誰にでも簡単に始められ、生涯楽しむことができると注目されている。上半身も下半身も使うため、通常のウォーキングより高い運動効果が得られるという。歩き方のコツは専門インストラクターが教えてくれるのも嬉しい。富士山麓の森の様子や音、匂いなどから季節を感じながら爽やかな空気の中を歩くのは、日頃の疲れをとり、いいリフレッシュとなるだろう。もちろん、スタンプラリー対象施設である、田貫湖ふれあい自然塾も訪問し、富士山や田貫湖周辺の自然について学んだあと、制覇した証のスタンプをゲットすることができる。最高の富士山の眺望を楽しみながら、田貫湖畔の夏の自然をを満喫できるこのスペシャルな体験型ツアー、残り募集枠もあと僅かとなった。大人同士でも十分に楽しめるので、夏休みの最後にご家族、ご夫婦で参加してみてはいかがだろうか。「富士山麓・田貫湖アクティブ体験プラン」日時:平成23年8月30日(火)~8月31日(水)1泊2日場所:富士山麓周辺(田貫湖周辺)集合場所:休暇村富士宿泊先:休暇村富士(静岡県富士宮市佐折634) 募集人数:30名プラン代金:お一人様 1泊3食付 大人18,300円、小学生12,450円幼児8,950円(税込、本館泊、入湯税別)※1名1室利用の場合1,000円増 ※1泊3食及びプログラム代が含む【スケジュール】-------------------------------------------8月30日(火)13時オリエンテーション・田貫湖ふれあい自然塾見学集合場所:休暇村富士 チームに分かれてロゲイニング開始17時ロゲイニング終了18時夕食&ロゲイニング表彰式-------------------------------------------8月31日(水)7時15分朝食9時00分~12時30分ノルディックウォーキング※昼食後解散--------------------------------------------お申し込み・お問い合わせ先:休暇村 富士富士箱根伊豆国立公園 TEL:0544-54-5200〒418-0107 静岡県富士宮市佐折634 取材/おうちスタイル編集部
2011年08月19日