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2021年、秋・冬と開催された表参道・假屋崎省吾邸個展が大好評につき、華道歴40年記念個展「假屋崎省吾邸にいける~表参道自邸・最後の展覧会~」を一年で1番花の咲き誇る春の季節に開催することが決まりました。假屋崎省吾今回は表参道自邸での開催が最後の展覧会となり、今なお続くコロナ情勢で疲弊した方々の心を癒すべく、美しく・楽しい「假屋崎流・春のいけばな」を演出・おもてなしいたします。今年、華道歴40年を迎えた假屋崎省吾がすべてのデザインに関わった表参道自邸と、桜をふんだんに使った春の花々とのコラボレーションとなる、まさに春爛漫な世界をご覧いただけます。会場では假屋崎省吾厳選のアンティーク雑貨や秘蔵の花器などを取りそろえた假屋崎マルシェ(グッズ販売コーナー)も開催。※購入者限定のサイン会もおこないます!(開催日時はHPなどをご覧ください。)また、假屋崎省吾花教室の生徒による「春の花教室展」も5期制展開で同時開催いたします。假屋崎省吾の直接指導により技術と感性を磨いた生徒達の優美な作品の数々もぜひお楽しみください。会場となる自邸もロココ様式の建築で豪華絢爛!假屋崎省吾の絶対美感によりいけられた沢山の花々が会場中に咲きほこります。<開催概要>■展覧会名華道歴40年記念個展「假屋崎省吾邸にいける~表参道自邸・最後の展覧会~」■開催期間2022年2月25日(金)~3月21日(月・祝)■開催時間10:00~17:00(最終入館 16:30)※最終日3月21日(月・祝)は16:00閉館(最終入館 15:30)■会場東京・表参道 假屋崎省吾自邸(渋谷区神宮前5-37-4付近)■入場料一般1,000円 高校・中学・小学生500円 未就学児無料■お問合せ03-6712-5873 [ 10:00~18:00 假屋崎展実行委員会 ] 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月14日曜日と時間で使い方が変わる1階井の頭線池ノ上駅からほど近い、線路の土手に面して建つ建築家の江頭 豊さんの自邸は、フレキシブルに人と人をつなぐ装置として設計されている。一家4人で夕食を囲む自邸の1階『DOTEMA』は、平日の昼間はコワーキングスペース、週末はワークショップやキッチンスタジオ等のイベントスペースにもなる。そして同じ敷地内に、4戸の賃貸ワンルームも併設している。豊さんは朝食を1階のカウンターでゆっくりと摂るのが日課なのだそう。「子どもたちがバタバタと2階で朝ごはんを食べている間に、僕は1階で優雅にコーヒーなど楽しんでいます(笑)。家族で1階で夕食をとったあとは、そのままここでお酒を飲んで、プロジェクターで映画を楽しむことも多いですね」平日はノートパソコンを広げて仕事もする。まさにひとつの空間の使い方を臨機応変に変えているのだ。外のデッキスペースは、1階の土間からシームレスにつながっており、イベント時の交流の場となったり、賃貸の住人達との交流の場になったり、近くの子どもがやって来てブランコで遊ぶ。自在な使い方ができる“間”が、人と人との関係を紡ぎ、豊かなコミュニティを創造している。カフェのようなお洒落な空間だけれど、自宅のリビングでもある。棚いっぱいのCDとレコードは豊さんのコレクション。キッチンのカウンターの並びにはターンテーブルも。ブルーのタイルが空間に色を添えている。カウンター下のガラスタイルも美しい。照明器具は、ひとつひとつ違う場所で買い集めたものだそう。天井の6面体のスピーカーが空間全体に良い音を響かせる。天井の照明用レールに渡した小さな粒つぶのLEDライトが可愛い。オールステンレスの本格的なキッチン。将来、飲食店としても活用できるように、ダブルシンク、大型食洗機の設備を整えた。カウンターはグルリと回遊できるので、子どもたちはキックボードや自転車でグルグル回って遊ぶのがブーム。書籍は自由に手にとって閲覧できる。1階には小上がりも(手前)。「1段高い場所はイベントの際にステージとしても使えます」。プロジェクターも設置。トイレの鏡には女優ライトが。「既存の照明器具を6つ配置しています」。2階の洗面所の鏡も同様の仕様。4戸の賃貸住宅を併設自邸の隣は4戸の賃貸住宅になっている。江頭さんの以前のお宅は、賃貸住宅があった場所にあったのだそう。「家の隣に空いていたスペースを買い受けて敷地を広げ、現在の家を作りました」ウッドデッキは、江頭さん家族、賃貸の住人、そして『DOTEMA』を利用する方の共通の庭。賃貸の住人たちとここでバーベキューを楽しむこともあるのだそう。ガルバリウムを平葺きした外観。手前の4戸がワンルームの賃貸住宅。現在は満室。敷地の奥が自邸と『DOTEMA』。ウッドデッキではバーベキューを楽しむ。コンクリートの擁壁はコの字に曲げてベンチとして使えるようにしている。賃貸の4部屋は、それぞれ壁の色が違う。1階はモルタルの土間があり、2階の部屋はロフトが付く。1階は、週末や夜間、ガラリと雰囲気を変える。1階には豊さんの仕事部屋も。ステンシルを使い番号をDIYしたロッカーは、コワーキングスペースを利用する方に貸し出している。2階の自宅部分はくつろげる雰囲気に2階は家族のプライベート空間。針葉樹合板の木目を活かした、ナチュラルでリラックスできる雰囲気の第2のリビング。交流の場である1階の『DOTEMA』とは違った魅力を楽しめる。窓からの眺めも、1階は線路の緑の土手を、2階からは風景の広がりを堪能できる。天井高を活かし、ロフトを造っている。普段使わないモノや、季節の衣類を収納している。右側の引き戸を開けると、2階への階段が現れる。1階をパブリックな使い方をする場合に、この引き戸でプライベートな住居と分けている。2階のリビングはたっぷりとした天井高。針葉樹合板の壁がくつろげる雰囲気。2階の窓の外は大きく開けていて眺めがいい。「遮る高い建物もないので、遠く三軒茶屋のキャロットタワーも見えます」下駄箱は2階に。靴を横向きに並べてディスプレイするように収納するスタイルは、靴のデザインを楽しめる。靴好きなら真似したい方法だ。2階にはロフトも。ロフトは白に塗装。収納として利用している。晴くんと優ちゃんの勉強はリビングで。愛想のいい猫のララちゃんが乗っているカウンターテーブルは、子どもたちと一緒にDIYしたのだそう。扉のないシームレスなリビング寝室とリビングの間は扉をつけず、シームレスな空間に。寝室の傾斜のある天井は巣ごもり感たっぷり。ゆっくりと朝まで熟睡できる。「今はベッド2つ並べて4人川の字に寝ています」子どもたちの成長に合わせて2階の空間も、そして1階で育む人々との絆も、変化しながら豊かに成長していくに違いない。右側がリビング、左側が寝室。扉はつけず、壁でゆるやかに仕切っている。水道管で作ったラックに家族の服を収納。この家と広場の模型は7歳の晴くんの作品!「建物が好きなようで、ゲームの『マインクラフト』でもカッコいい建築を作ってますね」と建築家のお父さんは目を細める。視線が抜ける柱の向こうが2階のミニキッチン。主に葉月さんが使っている部屋。将来は子ども部屋にすることも可能。「バスルームは換気を良くしたかったので、ベランダに面した場所に作りました。目隠しのために柵を高くしています」洗濯機が一段高い位置にあるのは、この下が2階に上がる階段になっているため。「洗濯物を出し入れする際、腰をかがめなくて良いので楽です」江頭邸設計江頭 豊(DOTEMA)+越浦太朗建築設計事務所所在地東京都世田谷区 構造木造規模地上2階 延床面積195㎡
2020年07月06日