カントリー&フォークをルーツとしたシンガー・眞名子新(読み:まなこあらた)の新曲「ニューアイズ」が、本日3月27日(水) に配信リリースされた。「ニューアイズ」は、5月8日(水) に発売されるEP『カントリーサイドじゃ普通のこと』からの先行シングル第2弾。イントロのアルペジオから透明感のある美しい音色を奏でており、「悲しみは誰のもの 抱えきれず押し付け合っている 僕らニューアイズ 見違えるようなんだ でもときめいてはない」という歌詞の内容に表現されているように、情報であふれかえる現代社会への冷静な風刺や、メッセージ性も含まれている。<配信情報>眞名子新「ニューアイズ」配信中眞名子新「ニューアイズ」ジャケット配信リンク:<リリース情報>眞名子新 新作EP『カントリーサイドじゃ普通のこと』5月8日(水) リリース価格:2,310円(税込)眞名子新『カントリーサイドじゃ普通のこと』ジャケット【収録内容】1. ライリーストーン2. 月の兵士3. スターシップ4. ニューアイズ5. 一駅6. 川沿い<ツアー情報>眞名子新『カントリーサイドじゃ普通のこと』リリースワンマンツアー眞名子新『カントリーサイドじゃ普通のこと』リリースワンマンツアー 告知画像6月8日(土) 東京・吉祥寺キチム※弾き語りワンマン6月15日(土) 福岡・LIV LABO※弾き語りワンマン6月21日(金) 京都nano※弾き語りワンマン6月23日(日) 岡山・MO:GLA※弾き語りワンマン6月29日(土) 北海道・札幌 brew it※弾き語りワンマン6月30日(日) 宮城・仙台retro BackPage※弾き語りワンマン7月5日(金) 愛知・名古屋KD ハポン※バンドセットワンマン7月12日(金) 大阪NOON+CAFÉ※バンドセットワンマン7月19日(金) 東京 新代田FEVER※バンドセットワンマンチケット情報:()公式X:
2024年03月27日英王室のキャサリン皇太子妃(42)は22日、SNSに投稿したビデオメッセージで、がんと闘っていることを公表した。この衝撃的な事実は世界中から驚きをもって受け止められたが、報道で初めて知った王室関係者がいたようだ。キャサリン妃の義弟にあたるヘンリー王子とその妻メーガン妃だ。英Times紙は、キャサリン妃ががんに罹患していたことはヘンリー王子とメーガン妃には事前に共有されておらず、彼らは世間と同時に知ったと見られていると報じた。「このことは、彼らが引き起こした取り返しのつかないダメージを如実に物語っています。信頼は地に堕ち、王室は彼らから距離を置くようになったということです」とある関係者はTimesの取材に対して語っている。まさに“寝耳に水“の報道だったためだろうか。ヘンリー王子夫妻は以下のようなごく短い声明を出すのみだった。「私たちは、ケイト(キャサリン妃)と家族の健康と快癒を願っています。彼らのプライベートが守られ、平穏な中でそれが叶いますように」キャサリン妃はビデオメッセージの中で、1月に腹部の手術を受け、その後の検査でがんが見つかったが、3人の子どもたちにこの事実を伝える最適な時期を待っていたため、今月末の公表に至ったと述べている。がんの部位やステージについては明かされていないが、現在は公務から離れ、予防的な化学療法を受けている段階だという。退院後に発表した子どもたちとの写真が加工されたものであったことから、今回のビデオメッセージに関しても、”AIによって生成されたものではないか”という陰謀論めいた心無い声もSNSに上がっている。闘病を公表したキャサリン妃の身辺は騒がしいままだ。
2024年03月25日今年1月に腹部の手術を受けたことを公表していたキャサリン皇太子妃が、数日前にがんを患っていることをビデオメッセージで明かした。手術後の検査でがんが見つかり、医療チームから「予防的な化学療法が必要だ」とアドバイスを受け、現在治療の初期段階にあるという。がんという診断に「非常に大きなショック」を受けたと率直に語っている。「想像に難くないとは思いますが、これ(プライベートに病気と向き合い対応すること)には時間がかかりました。治療を受け始めるために、大きな手術から回復するのにも時間がかかりました。しかし最も大切なことは、ジョージ、ルイ、シャーロットに現状を適切に説明し、私は大丈夫であると伝えること。これにも時間を費やしました」と話した。キャサリン皇太子妃の告白に、世界中からお見舞いメッセージが届いている。中には著名人からも。キャサリン・ゼタ=ジョーンズは「あなたの強さと優美さは揺るぎないものです。あなたのことを思っています」とコメントを書き込んでいる。英王室を離脱したヘンリー王子&メーガン妃夫妻も、「The Hollywood Reporter」を通じて「ケイトと一家の健康と回復をお祈りしています。そして彼らが個人的に、安心してそうできるように願っています」と声明を発表した。(賀来比呂美)
2024年03月25日眞名子新(読み:まなこあらた)の新曲「ライリーストーン」のMusic Videoが、3月14日(木) 21時にプレミア公開されることが決定した。眞名子は、カントリーミュジックやフォークミュージックをルーツとし、癒やされるような清廉さがある一方で、感情に訴えるような情感あふれる歌声と心に寄り添った歌が特徴的な注目の若手シンガー。「ライリーストーン」は、5月8日(水) に発売されるEP『カントリーサイドじゃ普通のこと』に収録される。今回のMVは、固定カメラワンカットでの撮影で、極限までシンプルに拘った作品であり、昨今のMVとは一線を画す内容となっている。また、EPからの先行シングル第2弾となる「ニューアイズ」が、3月27日(水) に配信リリースされることが発表された。眞名子新「ライリーストーン」MV※3月14日(木) 21:00 プレミア公開<配信情報>眞名子新「ニューアイズ」3月27日(水) 配信リリースPre-add / Pre-saveリンク:<リリース情報>眞名子新 新作EP『カントリーサイドじゃ普通のこと』5月8日(水) リリース価格:2,310円(税込)眞名子新『カントリーサイドじゃ普通のこと』ジャケット【収録内容】1. ライリーストーン2. 月の兵士3. スターシップ4. ニューアイズ5. 一駅6. 川沿い<ツアー情報>眞名子新『カントリーサイドじゃ普通のこと』リリースワンマンツアー眞名子新『カントリーサイドじゃ普通のこと』リリースワンマンツアー 告知画像6月8日(土) 東京・吉祥寺キチム※弾き語りワンマン6月15日(土) 福岡・LIV LABO※弾き語りワンマン6月21日(金) 京都nano※弾き語りワンマン6月23日(日) 岡山・MO:GLA※弾き語りワンマン6月29日(土) 北海道・札幌 brew it※弾き語りワンマン6月30日(日) 宮城・仙台retro BackPage※弾き語りワンマン7月5日(金) 愛知・名古屋KD ハポン※バンドセットワンマン7月12日(金) 大阪NOON+CAFÉ※バンドセットワンマン7月19日(金) 東京 新代田FEVER※バンドセットワンマン■オフィシャル先行:3月20日(水・祝) 23:59まで()公式X:
2024年03月12日眞名子新(読み:まなこあらた)が、新作EP『カントリーサイドじゃ普通のこと』を5月8日(水) にリリースすることが決定した。眞名子は、カントリーミュージックやフォークミュージックをルーツとし、癒やされるような清廉さがある一方で、感情に訴えるような情感あふれる歌声と心に寄り添った歌が特徴的な若手シンガー。併せて、EPに収録される新曲「ライリーストーン」の先行配信が本日3月6日(水) よりスタートしている。また、『カントリーサイドじゃ普通のこと』のリリースを記念したワンマンツアーの開催が発表された。チケット先行受付を3月20日(水・祝) まで実施中。<配信情報>眞名子新「ライリーストーン」配信中眞名子新「ライリーストーン」ジャケット<リリース情報>眞名子新 新作EP『カントリーサイドじゃ普通のこと』5月8日(水) リリース価格:2,310円(税込)眞名子新『カントリーサイドじゃ普通のこと』ジャケット【収録内容】1. ライリーストーン2. 月の兵士3. スターシップ4. ニューアイズ5. 一駅6. 川沿い<ツアー情報>眞名子新『カントリーサイドじゃ普通のこと』リリースワンマンツアー眞名子新『カントリーサイドじゃ普通のこと』リリースワンマンツアー 告知画像6月8日(土) 東京・吉祥寺キチム※弾き語りワンマン6月15日(土) 福岡・LIV LABO※弾き語りワンマン6月21日(金) 京都nano※弾き語りワンマン6月23日(日) 岡山・MO:GLA※弾き語りワンマン6月29日(土) 北海道・札幌 brew it※弾き語りワンマン6月30日(日) 宮城・仙台retro BackPage※弾き語りワンマン7月5日(金) 愛知・名古屋KD ハポン※バンドセットワンマン7月12日(金) 大阪NOON+CAFÉ※バンドセットワンマン7月19日(金) 東京 新代田FEVER※バンドセットワンマン■オフィシャル先行:3月20日(水・祝) 23:59まで()公式X:
2024年03月06日日本テレビ系ドラマ『セクシー田中さん』の原作者である漫画家の芦原妃名子さん(享年50)が急逝してから3週間が経つ。事件の余波は続いており、2月15日には日本テレビがドラマ制作部門から独立した社内特別調査チームを設置して調査を進めると発表。今後は原作者や脚本家らが安心して制作に取り組めるような体制作りに努めるという。出版やテレビといったメディア業界に大きな衝撃が走った芦原さんの訃報。それ以来、自身の思いをSNSで発信し続けている漫画家がいる。それは、人気漫画『はじめの一歩』の作者である森川ジョージ氏(58)だ。森川氏は芦原さんが亡くなった1月29日、Xに《とんでもなく残念なニュースを目にした。同業者の嘆きの経緯は眺めていたがこんなことになるとは。気持ちがわかるだけに胸が痛い》と投稿。さらに同日、《全てお任せするという事前の約束があれば別だが作品はどこまでいっても原作者のものだよ。作品とそれにまつわる環境を守る戦いができるのは原作者だけなのだから》と綴った。以降も漫画作品の映像化について《映像化は作品を広く遠くに届けるための選択肢の一つです。必須項目ではないですよ》と述べたり、脚本家に向けて《漫画の歴史がそうだったように、今の自分達ではなく10年後20年後の脚本家さん達がオリジナルをたくさん発表できる環境になるよう先輩として背中を見せて下さい》と呼びかけたりした森川氏。そんななか20日、『セクシー田中さん』の出版元である小学館に対して不買運動を行うと公言している人たちに対しては、こう綴った。《自分は今回のことで出版社や局をかばうつもりはないけれど、すでに不買運動すると個別に言われて困っている作家がいるんだよ。原作預かってガタガタ震えて萎縮している制作現場があるんだよ。円満にやっている人達まで巻き込むなよ》さらに同日、自身の考えを繰り返し発信する真意について、こう明かした。《僕が今回の件で口数が多いのは自分も加害者の一人だと思っているからです。原作者さんの生前のポスト等を進行形で見ていました。大変悩んでいるなあと思いはしました。だけど何もしませんでした。事件に発展することなど頭になく、声をかけることすらせず。自分なら何かできたなどと思い上がってはいませんが、想像力の無さと行動力の無さをずっと悔やんでいます。だからヤンサンで自分を含めてみんな悪いと言いました》また森川氏は《感情的になり標的を見つけ攻撃するのは少し違いませんか》といい、《どうしても感情が抑えられず誰かを何かを叩きたくなった時は僕のところへ来て下さい。僕も加害者の一人です。どうぞ叩いて下さい。話をしたかったら話かけて下さい。自戒の念を込めて受け止めますから》と結んだ。芦原さんの逝去について、同業者として“自分にも何かできることがあったのでは”と自責の念を感じている様子の森川氏。Xでは慮る声がこう寄せられている。《自分も進行形で見ていた1人です。応援したい気持ちはあったけれど、1読者としては何もできず、最悪の急展開にただショックを受けました。手を伸ばせば届いたかもしれない人たちの後悔は、いかばかりかと想像します あまりご自分を責めないでください》《大事なのは、正解を探して発信を続ける事だと思います。ただどうか、ご自身のメンタルにだけは細心の注意を払って頂きたく。立ち止まって休む勇気も時には必要と思います》《先生のお気持ちもわかりますが、あまりご無理なさらないでください。先生までも体調を崩されたらそれこそ皆様が心配されますので。ご自身のお身体も大事になさってください》2度とこのような悲劇が起こらないための、制作体制の見直しが求められている。
2024年02月20日2024年1月29日に報じられた、漫画家の芦原妃名子(あしはら・ひなこ)さんの急逝を受け、同年2月15日に日本テレビ放送網株式会社が対応を発表。2023年に同社が放送したドラマ『セクシー田中さん』の制作について、調査を進める意向を示しました。日本テレビ、社内特別調査チームを設置行方不明となった翌日、栃木県内で亡くなっているのを発見された芦原さん。亡くなる数日前には、『セクシー田中さん』の原作者として、制作上の事情についてX(Twitter)で明かしていたため、業界に波紋が広がりました。対応に注目が集まる中、同社はドラマ制作部門から独立した、社内特別調査チームの設置を決定。体制の見直しについて、次のように述べています。芦原妃名子さんに哀悼の意を表しますとともに、ご遺族の皆様に心よりお悔やみ申し上げます。「セクシー田中さん」の漫画・ドラマを愛していただいている読者・視聴者の皆様、ドラマの出演者、関係者の皆様に、多大なるご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。日本テレビは今回の事態を極めて厳粛に受け止め、これまで独自に社内調査を行っておりましたが、原作漫画「セクシー田中さん」の出版社であり、ドラマ化にあたって窓口となっていただいた小学館にもご協力いただき、新たに外部有識者の方々にも協力を依頼した上、ドラマ制作部門から独立した社内特別調査チームを設置することにいたしました。早急に調査を進め、真摯に検証し、全ての原作者、脚本家、番組制作者等の皆様が、より一層安心して制作に臨める体制の構築に努めてまいります。日本テレビーより引用芦原さんは、漫画雑誌『別冊少女コミック』でデビューして以来、数多くの作品を株式会社小学館(以下、小学館)で刊行してきました。『セクシー田中さん』のドラマ化に際しては、小学館が窓口となっていたため、同社も調査に加わるようです。双方の持つ情報を整理し、外部有識者の視点を取り入れることで、見えてくることもあるでしょう。このような悲劇を繰り返さないためにも、経緯の解明と改善につながることを、多くの人が望んでいます。[文・構成/grape編集部]
2024年02月16日連続ドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)の原作者である、漫画家の芦原妃名子さん(享年50)が急逝して2週間が経った。SNSや情報番組では、原作をもとにしたドラマ作品の制作のあり方についての議論が行われている。「芦原さんは1月26日にXで、ドラマの脚本をめぐるトラブルを明かしていました。芦原さんは、原作コミックがまだ完結していないことや、作品で伝えたいテーマをずらさないようにするため、小学館を通して、日本テレビ側に『原作に忠実』であることを条件として提示したそうです。しかし、実態はまったく異なり、芦原さんのもとに上がってきた脚本は原作から大きく改変されていて、何度も修正作業を行うことになったと明かしています。特に、ドラマオリジナルのシナリオとなるドラマ終盤については原作者が用意したものを変更しないでほしいとしていたそうで、場合によっては、原作者が脚本を執筆する可能性もあると伝えていたそうです。結果として、9話、10話の脚本は芦原さんが執筆することになりました。しかし、もともと脚本を務めていた相沢友子さんはドラマ最終回の放送日に、Instagramで脚本を芦原さんが担当することになって困惑したという旨を投稿。芦原さんの死後に発表したコメントでも《私にとっては初めて聞くことばかり》と書かれており、そうしたトラブルは全く知らなかったとしています」(WEBメディア記者)小学館は当初「経緯などを社外に発信する予定はない」と社内向けに説明していたと報じられていたが、2月8日にコメントを発表。ドラマは《芦原先生のご要望を担当グループがドラマ制作サイドに、誠実、忠実に伝え、制作されました》とし、《現在、調査を進めており、今後、再発防止に努めて参ります》とした。一方、日本テレビは、芦原さんの訃報が報じられた29日に「日本テレビは映像化の提案に際し、原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら脚本制作作業の話し合いを重ね、最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております」とコメント。その後1月30日に哀悼のコメントを出したものの、今後の調査などの方針については発表されていない。両社のコメントはすれ違っており、いまだなぜ約束が反故にされ、芦原さんが原作の改編に苦しむことになったのか、経緯の核心部分は見えてこない。ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)などで知られる脚本家の野木亜紀子氏(50)は、日本テレビの発表に対し、《いま調査中であるならば調査中である旨を公表し、今後明らかにしていくという意思を見せた方がいいのではないか。小学館と見解が異なるというのであれば第三者委員会のような立場の調査を入れる必要もあるかもしれない》と自身のXで指摘していた。野木氏に限らず、どのようなやりとりがなされていたか、第三者委員会を立ち上げ調査を求める声がSNS上では多く見られる。再発防止に向けて調査を求める声は日に日に高まっているが、日本テレビは第三者委員会を立ち上げる予定はあるのだろうか?本誌は2月5日、日本テレビの広報部に質問状を送付し、見解を問い合わせた。しかし、期日を過ぎても回答はなく、その後も何度か問い合わせたものの未だ回答はない。
2024年02月14日昨年10月に日本テレビで放送されたドラマ『セクシー田中さん』の原作者である、芦原妃名子さん(享年50)が急逝した問題。同ドラマの脚本トラブルを明かした数日後に芦原さんが亡くなったことを受け、2月8日、ドラマの脚本を手がけた相沢友子氏と、小学館の編集部がそれぞれコメントを発表した。相沢氏は、芦原さんの死後より非公開にしていた自身のInstagramのアカウントを公開し、すべての投稿を削除したうえでコメントを投稿。批判を浴びた昨年末の自身の投稿への後悔の念を綴った上で、《芦原先生がブログに書かれていた経緯は、私にとっては初めて聞くことばかりで、それを読んで言葉を失いました》と言及した。同日夜には、芦原さんが『セクシー田中さん』を連載していた「姉系プチコミック」がある小学館の第一コミック局が声明を発表。その中で「『セクシー田中さん』の映像化については、芦原先生のご要望を担当グループがドラマ制作サイドに、誠実、忠実に伝え、制作されました」と述べ、芦原さんがドラマへの思いを綴ったコメントが掲載された巻はドラマ放送より前に発売されているとしたうえで、「ドラマ制作にあたってくださっていたスタッフの皆様にはご意向が伝わっていた状況は事実かと思います」とした。相沢氏が指す「私にとっては初めて聞くことばかり」という範囲がどの部分を指すのか不明な部分もあるが、芦原さん側である小学館が「意向を知っているはず」と主張していることから、間を繋いでいた日本テレビがどう対応していたかが焦点となる。しかし、1月30日に追悼文を発表したきり詳細な説明は未だなされていない。そんななか、フリーアナウンサーの青木源太アナ(40)が、2月9日に『とれたてっ!』(関西テレビ系)にオンラインで出演し、この件についてこう言及した。「企業が声明を出す時は、各部署の責任ある人がチェックをして出すということで、感情的にはもちろん入らないと思う。その分、ちょっと冷淡な印象があるんじゃないかと思う」と前置きしたうえで、「相沢さんと向き合っているのが日本テレビなので、日本テレビがどのようなコミュニケーションを取っていたのか。どう伝えていたのか、は知りたいなと思います」と胸中を明かした。さらに「日本テレビは『個人への誹謗中傷はやめていただくよう切にお願い申し上げます』と書いてます。もちろん、今回の件をだれか個人の責任として、追及するという話ではなく、どういう経緯でこれが起きてしまったのかということについて、もう一歩踏み込んで発表してもいいのではないかと思う」と、同局の対応について指摘した。青木アナは’06年から’20年まで日本テレビに在籍しており、長年同局の「顔」として活躍していた経歴がある。そんなかつての身内からも指摘が飛び出すような事態に、SNSでは日本テレビに批判が殺到した。《日テレは、少なくとも、脚本家に、原作に忠実に脚本を作るよう指示していたかどうかを明確に公表すべき。それさえ、行っていなければ、日テレの落ち度は明確だと思う》《編集者はテレビ局に誠実に伝えた。脚本家は何も知らなかった。ということは一番問題があったのは日本テレビと三上プロデューサーであることは明らか。それを自覚しているから何も言わず沈黙して時が過ぎるのを待っているのだろう。もう外堀が埋まってきたのだから、第三者委員会を立ち上げて調査して謝罪するべきだと思う》《この件、ドラマプロデューサーである日テレ側のコメントまったくなしかよ。構図としては【脚本家・日テレ ⇔ 小学館・原作者】だろ。このうち、なにもしてないのは日テレだけだぞ。本来、小学館と原作者の立場同様に、脚本家と原作側を繋ぐ調整役が日テレ(プロデューサー)だろ。ちゃんと調整できなくて今回の件になっているんだから、真っ先にコメントしたっていい立場なんだが?》
2024年02月10日人気漫画『セクシー田中さん』の作者である芦原妃名子さん(享年50)が、昨年同作がドラマ化された際の脚本トラブルを明かした後に急死した問題。芦原さんは亡くなる数日前にXとブログで、原作が未完だったため、映像化に際して“原作に忠実であること”といった条件を日本テレビに提示していたが、守られず改変された脚本があがってきたことなどを明かしていた。多くの漫画家がこの件に言及するなか、『チェーザレ 破壊の創造者』『ボーイフレンド』など多くの人気作品を持つ惣領冬実氏が、2月8日に自身の公式サイトを更新し、過去の経験について綴った。代表作の一つ『MARS』(講談社刊)が’04年に『戰神 MARS』として台湾で、’16年に『MARS〜ただ、君を愛してる〜』として日本でテレビドラマ化されている惣領氏。奇しくも日本でドラマ化を担当した放送局は、『セクシー田中さん』と同じ日本テレビだ。公式サイトではまず冒頭で、《あまりにも重い結果を招いてしまったことを本当に残念に思っています》と芦原さんを追悼した上で、《当事者でない私がこの件に言及するのもどうなのかと思い悩んだのですが、私も過去に原作を実写化した経緯があることから、その時に感じたことを私なりに言葉にしてみようと思います》と『MARS』の映像化を巡る経験を明かした。‘16年の日テレでのドラマ化について《この時の実写化については正直あまり乗り気ではありませんでした。それは多くの原作者が言っているように原作の大幅な改変が常習となっていたから》とオファーを受けた際の心境を明かしつつも、最終的に《別フレ編集部的にはどうなのかと相談したところ、編集部はメディア化はやはり有難いことだという見解》ということで、連載していた『別冊フレンド』編集部に一任する形で了承することに。了承したもう一つの理由として《※それとある意味意地悪な発想で申し訳ないのですが、どの程度まで原作に寄せられるのか興味が沸いてしまいまして、すでに台湾でドラマ化されていた台湾版「MARS」と比べて日本ではどのような仕上がりになるのか見てみたくなったからです》とも言及。台湾版について《監督のツァイ・ユエシュン氏が原作のファンであり原作に忠実に創りたいと仰っていると聞き、もちろんこれは社交辞令にすぎないと半信半疑で承諾したのですが、蓋を開けてみれば本当に原作に忠実に創られていて逆に驚かされました》とした上で、日本テレビ版の仕上がりについて惣領氏はこう明かした。《結果は想像通り原作とは別物と言うほかない仕上りとなっていました。想定内とは言え台本に修正を入れるたび、何故私の作品を実写化しようとしたのか謎に思うこともありましたが、それでも制作サイドの誠意は伝わってきましたし、演者の皆さんは本当に頑張っておられたと思います。これは仕方のないことで台湾版とは予算も時間も掛け方が違うため、キャラクターや背景描写の解像度が極端に低くなり、それを補うために演者の俳優やタレントの人気に頼るしかない作りになっている…と言うか、その逆で演者のために用意されたドラマという表現の方が本当は正しいのかもしれません》そして、台湾と日本の映像化におけるスタンスの違いについてもこう綴った。《台湾の制作サイドが原作のリスペクトから始まっているのに対して、日本テレビサイドはまず芸能事務所の俳優、タレントの存在ありきで、それに適した原作を素材として引用しているだけのように私には感じられました。これは時間や予算だけではなく、日本のメディアミックスによるものが大きいのではないかと思います。人気のある演者と人気のある原作を組み合わせれば双方のファンとネームバリューで一定の数字は取れるはず、そこにエンタメ要素を増量すれば多少の改変があってもさらに数字は伸びるはず、それで視聴率も取れて原作本も売れればお互いWINWINで結果オーライ的な発想が根底にあるからではないかと思われます》自身の経験を明かした上で、今回の芦原さんの件について《本題は今回の実写化に対して原作者である芦原さんが原作に忠実であることを望んでいたことであり、その拘りをテレビ局が承諾したことに大きな問題があると思います。原作者の芦原さんがどれだけ切実であったかということを、日本テレビ、小学館、脚本家の誰もが理解していなかった、もしくは理解する気がなかったということでしょうか》と映像化に関わった関係者に対して疑問を唱えた。そして、最後に《出版社も会社であり編集も一会社員なので限界はあるとは思いますが、作品を作っていく上で作家との信頼関係はやはり非常に重要な要素だと思われますので、出来る限りのケアをしてあげられていたならと本当に悔やまれます。謹んで芦原妃名子さんのご冥福をお祈りいたします》と改めて芦原さんを偲んで結んだ。この惣領氏が明かしたエピソードについて、ネット上ではこんな声が寄せられている。《惣領冬実先生 流石だな オリジナルやりたきゃ結果出してからにしろって話だよ》《日本ではメディアミックスの際に何が優先されるのか。 以前から色んな人が気付いて指摘しているのにテレビ・映画業界の人たちの危機感のなさに辟易する。 スポンサーも悪いんだ》《MARS好き過ぎて実写化観れない。原作者の惣領先生がそんな風に思ってらっしゃるなら余計みなくて良かったかもしれない》《戦神マースの台湾版実写化ドラマの素晴らしさを原作者さんが語ってくださってて嬉しいな 日本版マースはヒドいものでした。 なぜそうなったのかもわかりました》
2024年02月09日漫画家の芦原妃名子さん(享年50)が急逝した問題をめぐって、芦原さんが原作を手がけたドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)の脚本を担当した相沢友子氏が2月8日、自身のInstagramにコメントを発表した。芦原さんは1月26日、ドラマ化に際して脚本トラブルがあったことをXとブログで告白。原作漫画が未完だったため、「原作に忠実に」作ることを条件としていたが、大幅に改変された脚本があがってくるなどし、結果的に自らドラマの9話・10話の脚本を執筆したことなどを明かしていた。ドラマの1話~8話まで脚本を担当したのが相沢氏で、最終回が放映された昨年12月24日にInstagramで《最後は脚本も書きたいという原作者たっての要望があり、過去に経験したことのない事態で困惑しましたが、残念ながら急きょ協力という形で携わることとなりました》と投稿。4日後にも《今回の出来事はドラマ制作の在り方、脚本家の存在意義について深く考えさせられるものでした。この苦い経験を次へ生かし、これからもがんばっていかねばと自分に言い聞かせています。どうか、今後同じことが二度と繰り返されませんように》と投稿するなど、9、10話で脚本が芦原さんに変わったことに対して困惑した様子であることが伺えた。(現在、この投稿は削除済み)一連の投稿に批判が集まるなか、芦原さんの訃報が伝えられ、相沢氏は非公開アカウントにして沈黙を守っていたが、今回、アカウントをオープンにした上で、芦原さんについて言及した。まず冒頭、《大きな衝撃を受け、未だ深い悲しみに暮れています。心よりお悔やみ申し上げます》と芦原さんを追悼した上で、批判を浴びた投稿について《SNSで発信してしまったことについては、もっと慎重になるべきだったと深く後悔、反省しています》と謝罪。《もし私が本当のことを知っていたら、という思いがずっと頭から離れません。あまりにも悲しいです》と後悔の念を綴った。また、芦原さんが訴えていた脚本をめぐってやりとりについては《芦原先生がブログに書かれていた経緯は、私にとっては初めて聞くことばかりで、それを読んで言葉を失いました》と、脚本トラブルについては知らされていなかったと説明している。芦原さんはトラブルを明かした文書の中で、《毎回、漫画を大きく改編したプロットや脚本が提出されていました》と綴っており、脚本家や監督にドラマ化の条件が伝わっているのか疑問を抱いていることを明かしていた。いっぽう日本テレビは、1月29日に訃報に際して《日本テレビは映像化の提案に際し、原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら脚本制作作業の話し合いを重ね、最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております」と説明している。しかし今回、脚本家の相沢氏が《初めて聞くことばかり》と綴っていることから、日本テレビが芦原さんの要望を相沢氏に伝えていなかった可能性が浮上してくる。そのため、ネット上では原作サイドと制作現場の橋渡しの役割を担っていた日本テレビ側に再度批判が集まることとなった。《まぁー素直な気持ちなんだろうね結局は日テレが何も伝えてなかったってことなのかな》《日テレも他人事じゃない。芦原さんはプロデューサーとしかやり取り出来ないって書いてたし。プロデューサーが双方に伝えてなかったら、責任の重みは大分変わって来ると思う。知らないとしてもあのインスタはかなり陰湿でした。原作者が勇気を出して声を上げる必要に迫られる程にキツイ言葉の数々》《相沢友子氏がようやくコメントを出したのか…彼女の一番重い罪は、SNSにあの記事を投稿したこと。ツッコミどころは大いにある。ただやっぱり、一番許せないのは日テレ。あの記事が出た段階で芦原先生を守っていれば…いや、初めから芦原先生の意向に沿ってドラマを作っていれば…未だ沈黙だし!!》
2024年02月09日ドラマ化された『セクシー田中さん』(日本テレビ系)の脚本トラブルを訴えていた、人気漫画家・芦原妃名子さん(享年50)が急死したことによって、原作がある作品の映像化に厳しい目が向けられている。その余波は出演した俳優にまで及ぶことに。2月2日、人気漫画『海猿』の作者である佐藤秀峰氏(50)が、芦原さんの訃報を受け、過去の映像化の際に起きたトラブルについてnoteに投稿。映像化に気が進まなかったことや原作者へのメリットが少なかったことを明かしたうえで、《一度、映画の撮影を見学に行きました》と撮影現場で起きたことにも言及。こう続けた。《たくさんのスタッフが働いていました。プロデューサーが主演俳優を紹介すると言うので挨拶に行きました撮影前だったらしく、その俳優はピリピリしていました。プロデューサーが話しかけると「原作者?しゃべんなきゃダメ!?」と吐き捨てました。嫌なヤツだと思いました》『海猿』はNHKとフジテレビでドラマ化されているが、映画を制作したのはフジテレビのみのため、この“主演俳優”とはフジテレビ版で務めた伊藤英明(48)となる。この佐藤氏の投稿によって、批判が相次ぐと伊藤は、同日夜にInstagramを更新し《記事を読みました》と言及。その上で、佐藤氏から贈られたとみられる原画の写真とともに《『海猿』は僕にとって一生の財産です。いまだにありがたいことに『海猿』が大好きでした、と声を掛けて下さる方、手紙を下さる方、インスタグラムにメッセージを下さる方が沢山いらっしゃいます。約20年前、現場に出向いて下さり佐藤先生に頂いた原画を今も大切にしています。撮影に携わった全員で過ごした時間も作品も自分の宝物です》と投稿した。しかし、この“アンサー”に対しても、佐藤氏から暴露された行動について触れられていなかったため、さらなる批判を招くこととなった。いっぽう、そんな伊藤とは対照的に原作者から“リスペクト精神”を明かされたのが菅田将暉(30)だ。’17年4月に公開された映画『帝一の国』で主人公・赤場帝一を演じた菅田。本作は名門男子高校・海帝高校を舞台に、生徒会長を目指す赤場帝一の青春を描いた作品で、原作は’10年から『ジャンプSQ.19』、’12年から’16年まで『ジャンプスクエア』にて連載されていた人気漫画だ。その原作者である漫画家・古屋兎丸氏(56)は、2月4日、Xにこう投稿した。《原作リスペクト問題が騒がれてる昨今ですが印象に残ってるのは映画「帝一の國」の菅田将暉くん。彼は展覧会に間宮祥太朗君と来てくれたり、撮影現場でも沢山話しかけてきてくれ家族にも優しく接してくれました。それ以降息子も大ファンになり彼のラジオリスナーになったり応援してます。今もたまにLINEをやり取りしたりしてますし、ずっと推してます》原作者から明かされた真逆のエピソードに対して、ネット上ではこんな声が。《菅田将暉の株がさらに上がる中、伊藤英明がどんどん炎上してるの草。まあ、過去のことだし、「あの時は余裕なくて失礼しました」くらい言えばここまでならなかったかな》《海猿の作者が明かした伊藤英明の態度とえらい違いだ》《菅田将暉はやはり優れた人柄もある役者だなあ。。それに比べて、『海猿』の伊藤英明の話しは酷い…笑》
2024年02月09日漫画『セクシー田中さん』や『砂時計』などの人気作品で知られる、漫画家の芦原妃名子(あしはら・ひなこ)さんが亡くなったことが報じられた、2024年1月29日。芦原さんの突然の訃報は、多くの人に衝撃を与えました。芦原妃名子さんの訃報に、相沢友子がコメントを発表芦原さんの作品の1つである『セクシー田中さん』は、2023年10~12月にテレビドラマ化。実写化に携わった、脚本家の相沢友子さんは、2024年2月8日に自身のInstagramを更新。芦原さんの訃報について、次のようにコメントをつづりました。このたびは芦原妃名子先生の訃報を聞き、大きな衝撃を受け、未だ深い悲しみに暮れています。心よりお悔やみ申し上げます。芦原先生がブログに書かれていた経緯は、私にとっては初めて聞くことばかりで、それを読んで言葉を失いました。いったい何が事実なのか、何を信じればいいのか、どうしたらいいのか、動揺しているうちに数日が過ぎ、訃報を受けた時には頭が真っ白になりました。そして今もなお混乱の中にいます。SNSで発信してしまったことについては、もっと慎重になるべきだったと深く後悔、反省しています。もし私が本当のことを知っていたら、という思いがずっと頭から離れません。あまりにも悲しいです。事実が分からない中、今私が言えるのはこれだけですが、今後このようなことが繰り返されないよう、切に願います。今回もこの場への投稿となることを、どうかご容赦ください。お悔やみの言葉が遅くなってしまい、本当に申し訳ありません。芦原妃名子先生のご冥福をお祈りいたします。2024年2月8日相沢友子aizawa_tomokoーより引用芦原さんの訃報以降、Instagramを更新していなかった様子の、相沢さん。SNSでの自身の発言を振り返り、「訃報を受けた時には、頭が真っ白になりました」とつづっています。また、相沢さんのInstagramアカウントは、今回の投稿を最後に削除されるとのことです。[文・構成/grape編集部]
2024年02月08日昨年10月クールで放送されたドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)の原作者・芦原妃名子さん(享年50)が急逝したことを巡って、今も波紋が広がっているなか、ドラマの脚本家を務めた相沢友子氏が沈黙を破った。1月26日にXやブログでドラマ化の脚本トラブルを明かしていた芦原さん。Xの投稿では、原作漫画が未完であったため、版元の小学館を通じて「原作に忠実に」などの条件を日本テレビに提示していたが、条件が守られず、自らドラマの9話・10話の脚本を執筆したことなどを綴っていた。しかし、28日にXの投稿を削除し、29日に訃報が伝えられることとなってしまった。訃報を受け、日本テレビは《芦原妃名子さんの訃報に接し、哀悼の意を表するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます》などと、追悼コメントを発表していたが、脚本を務めた相沢氏は沈黙を貫いていた。訃報後、Instagramのアカウントを非公開にしていた相沢氏だったが、2月8日にアカウントをオープンにした上で、更新。冒頭で《このたびは芦原妃名子先生の訃報を聞き、大きな衝撃を受け、未だ深い悲しみに暮れています。心よりお悔やみ申し上げます》とした上で、芦原さんが明かした“脚本トラブル”については《私にとっては初めて聞くことばかりで、それを読んで言葉を失いました。いったい何が事実なのか、何を信じればいいのか、どうしたらいいのか、動揺しているうちに数日が過ぎ、訃報を受けた時には頭が真っ白になりました。そして今もなお混乱の中にいます》と説明。現在は削除されているが、相沢氏はドラマの最終回が放映された昨年12月24日に《『セクシー田中さん』今夜最終話放送です。最後は脚本も書きたいという原作者たっての要望があり、過去に経験したことのない事態で困惑しましたが、残念ながら急きょ協力という形で携わることとなりました》と投稿。4日後の28日にも《まず繰り返しになりますが、私が脚本を書いたのは1~8話で、最終的に9・10話を書いたのは原作者です。誤解なきようお願いします》などと投稿していたため、一部から批判が寄せられていた。今回の投稿ではそのことについて《SNSで発信してしまったことについては、もっと慎重になるべきだったと深く後悔、反省しています。もし私が本当のことを知っていたら、という思いがずっと頭から離れません。あまりにも悲しいです》と綴った。そして、《事実が分からない中、今私が言えるのはこれだけですが、今後このようなことが繰り返されないよう、切に願います。今回もこの場への投稿となることを、どうかご容赦ください。お悔やみの言葉が遅くなってしまい、本当に申し訳ありません。芦原妃名子先生のご冥福をお祈りいたします》とした。また、この投稿を最後にInstagramのアカウントを削除する意向を明かしていた。
2024年02月08日2月7日、ドラマ『セクシー田中さん』の原作者・芦原妃名子さん(享年50)が急逝したことを受け、漫画原作の出版元である小学館が社員向けの説明会を6日に開いたと報じられた。しかしその内容に、漫画家たちから悲痛な声が続出している。「スポニチアネックス」によれば、小学館はこの件について現時点で経緯などを社外に発信する予定はないとのこと。芦原さんがXで明かした経緯の投稿を削除したことを踏まえ、「故人の遺志にそぐわない」と判断されたという。しかしこの説明を受けた社員からは、「腑に落ちない」と異論も出ていると伝えられている。■“脚本トラブル”だけでなく、意思疎通にも不安を抱いていた芦原さん芦原さんは1月26日に、Xで『セクシー田中さん』に関するドラマ化の“脚本トラブル”を明かしていた。漫画原作が完結していないことから、小学館を通じて「原作に忠実に」などの条件を日本テレビに提示。しかし条件は反故にされたため、自らドラマの9話・10話の脚本を執筆したという。芦原さんは28日に一連の投稿を削除し、《攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい》との言葉を残してこの世を去ってしまった。小学館は1月30日に公式サイトで、芦原さんへの追悼コメントを発表。芦原さんの逝去を最初に報じた日本テレビも追悼コメントを発表したが、ドラマに関しては次の説明がなされただけだった。《原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら脚本制作作業の話し合いを重ね、最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております》いっぽう芦原さんは“脚本トラブル”をめぐって、ドラマ制作陣との意思疎通にも不安を抱いていたようだ。Xでは次のように、記されていた。《脚本家さん、監督さんといったドラマ制作スタッフの皆様と、私達を繋ぐ窓口はプロデューサーの方々のみでしたから、プロデューサーの方々が当初「ドラマ化の条件」として小学館から日本テレビさんに伝えていただいた内容を、どのように脚本家さんや監督さん、ドラマ制作スタッフの皆様に伝えていらっしゃったのか、残念ですが私達には知る術はなく、当初お伝えした「ドラマ化の条件」はどうなってしまったのだろう?という疑問を常に抱えた状態での加筆修正の繰り返しとなって、その頃には私も相当疲弊していました》なお芦原さんは、小学館に事実関係や投稿する文章を確認した上でトラブルを公表したという。芦原さんの告白を受けて、SNSでは漫画家や作家、脚本家たちを中心にメディアミックスのあり方を見直す議論が勃発。同時にトラブルに関する調査・検証を求める声も相次いでいた。■相次ぐ漫画家たちの悲嘆「芦原先生の身になったらこんなの到底…」「不安すぎます」しかし両社ともに追悼コメントを発表して以降、沈黙を守ったままだった。そんななか、芦原さんの代理人となっていた小学館が“経緯などを社外に発信しない”と報じられ、漫画家たちの嘆く声がXに溢れている。『のだめカンタービレ』で知られる二ノ宮知子氏は、スポニチの記事を添付した投稿をリポスト。続く投稿で、《浮かばれない…》と呟いた。『ちはやふる』の作者・末次由紀氏も、《責任のある会社なのだから、経緯説明や問題点の把握、今後の変化への道筋などが示されると思っていたのに、こんなことで終わりにできると?ありえない芦原先生の身になったらこんなの到底…》と憤った。続く投稿では、《なみだでてきた》と綴っている。こうした声は、小学館で連載経験のある漫画家からも……。’16年にTBSでドラマ化もされた『重版出来!』の作者・松田奈緒子氏は、《小学館、最終決定ではないことを信じたい。時間がかかっても経緯説明し、再発防止に取り組んでほしい》と訴えた。また月刊少年漫画雑誌「ゲッサン」で、『えをかくふたり』を連載中の中村一般氏もこう吐露している。《あさって小学館から本が出るんですが、正直このニュースを見たあとでは不安すぎて普段通りの宣伝などできない不安です作家との信頼関係何かが起きたときどう対処するのかちゃんとした経緯の説明を願います不安すぎます》同じく恋愛コミック誌「プチコミック」などで連載作品を持つ、わたなべ志穂氏もXを更新。《好きなんだよ。ずっとここで生きてきたんだから。ここで育ててもらった。恩がある沢山の編集さん達。ここで描けて幸せって何度も何度も思ってる。文句も言うけどそう思ってる。筆を折る日までここで描きたい。それが願い》と、切実な願いを綴っている。
2024年02月08日連続ドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)の原作者・芦原妃名子さん(享年50)が急逝して、1週間あまりが経った。SNSや情報番組ではメディアミックスのあり方について議論が交わされているが、芦原さんが打ち明けていた“脚本トラブル”の真相は未だ判然としない。「芦原さんは1月26日にXで、本ドラマの9話・10話の脚本を自ら執筆した経緯を明かしていました。原作漫画が完結していないことから『原作に忠実に』など小学館を通じて条件を提示するも、脚本やプロットは大幅に改編されていたそうです。この“告白”が大きな注目を浴びたためか、芦原さんは一連のポストを削除。《攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい》との言葉を残し、この世を去ってしまいました」(テレビ局関係者)芦原さんの逝去を最初に報じた日本テレビは、同時に発表した追悼コメントで“芦原さんの許諾をもらった脚本を決定原稿として放送した”とのみ説明。次に発表したコメントでは、《日本テレビの責任において制作および放送を行った》としてドラマ関係者への誹謗中傷は止めるよう呼びかけていた。いっぽう原作漫画の発行元である小学館も、1月30日に追悼コメントを発表。しかし両者からは、“脚本トラブル”について詳細な説明はなされていない。■小学館で連載中の漫画家が「もっと重く受け止められて良いのでは?」と主張全容解明が待たれるなか、芦原さんと同じく小学館で連載作品を持つ漫画家からも苦言が呈されている。《今現在、小学館で連載をしている身としては、例の件で小学館の対応がおかしいとRPしたり発言するのはリスキーなのは十分分かってるけど、この機会に社内構造や体質を改めてくれないと、この先、安心して描けないと言う事は担当さんを通じて伝えてある》2月5日にXでこう綴ったのは、小学館「ビッグコミックスペリオール」でサッカー漫画『フットボールネーション』を連載する漫画家・大武ユキ氏。続く投稿では、芦原さんが亡くなった事の重大さを訴えている。《自死するとして、死に方は色々あるじゃないですか。そんな中、この季節にわざわざ栃木まで行ってダムで亡くなったって事実は、もっと重く受け止められて良いのでは?と。どれだけ「訴えたい事があったのか」と想像してしまうのは漫画家と言う職業柄かも知れませんが》その上で、《皆んなで渡れば怖くないので、小学館で描いてる作家さん達のmetooが続くことを願ってます》とも呼びかけた。また、1月31日には同じく小学館「プチコミック」で連載している漫画家・わたなべ志穂氏が、《勿論小学館に望む事はあります。作家が小学館で描いていますと誇れるように。編集さん達が仕事を誇れるように。どうかお願い致します》と投稿。大武氏はこの投稿を引用する形で、《完全に同意です、自分もあそこで描いてると誇りたいです。そして個々の編集さんは基本的ちゃんとしてます、と》と賛同していた。そんな大武氏は6日にもXを更新し、改めて組織のあり方に異論を呈したのだった。《今現在、自分的には何の問題もなくあそこでお仕事出来てるので、黙ってるのが、賢い大人の態度なんだろう。個々の編集さん達にも不満は無いし。でも、組織として、おかしい、それが人一人の死に繋がったのを看過するのは、やはりちょっと無理です》芦原さんを慮る大武氏の訴えに、《連載中にも関わらず、勇気ある発言をされた大武先生を応援いたします》《大武先生の言葉だからこそ重いです》《本当に… 今でも胸が締め付けられます》と支持する声が寄せられている。【厚生労働省のサイトで紹介している主な悩み相談窓口】▼いのちの電話0570-783-556(午前10時~午後10時)0120-783-556(午後4時~同9時、毎月10日は午前8時~翌日午前8時)▼こころの健康相談統一ダイヤル0570-064-556(対応の曜日・時間は都道府県により異なる)▼よりそいホットライン0120-279-338(24時間対応)岩手、宮城、福島各県からは0120-279-226(24時間対応)
2024年02月07日昨年10月に放送されていたドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)の原作者である芦原妃名子さん(享年50)の死去を受け、ドラマに出演していた俳優たちの間でも悲しみが広がっている。作中で、主人公の田中さんが通うベリーダンス教室の講師役を演じていた高橋メアリージュン(36)は、1月31日、Instagramのストーリー機能で、原作漫画の「彼女には居場所があるからだ」というコマの画像とともに、追悼文を投稿した。《ショックがあまりに大きく、時間を置いた今も何と言っていいかわかりません。「残念」「悔しい」「悲しい」という言葉では足りません最期の彼女の気持ちは彼女にしかわからないですが、こんな事一度として起こってほしくなかったnewsと彼女のSNSの情報しか知らないですが彼女の尊厳と居場所はどんな理由があっても守られるべきでした芦原先生の「セクシー田中さん」が大好きでした。落ち込んでる時に読んで励まされて背筋が伸びました。本当にありがとうございました。たくさんの方の心に寄り添って下さった先生の心と体がどうか今は安らかでありますように》芦原さんは死去する数日前に、ドラマの脚本をめぐってトラブルがあったことをXにて投稿していた。ドラマに出演していた複雑な立場でありながら、原作者である芦原さんに寄り添ったコメントした高橋に、SNSでは賞賛の声が寄せられている。《セクシー田中さん。関係者が口をつぐむ中、最初に声を発せられた高橋メアリージュンの言葉がずしりと重く感じた》《高橋メアリージュンさんのコメント見たら泣ける他の俳優さんとか芸能人の方はあまり触れないで悲しいとかしか言わないのに高橋さんは彼女のことしっかり思って自分の気持ち言える人なんだなって》《高橋メアリージュンさんの芦原先生に向けたコメント、、心こもっていて、、優しくて、、涙出た。》《高橋メアリージュンさん突然の訃報やどう転ぶかわからない空気の中でよくこのコメントを出してくれたと思うきちんと作品に寄り添おうとした心意気を感じるし先生も数少ない理解者に感謝しているはず先陣をきった勇気もあわせてとても立派》
2024年02月02日1月29日に連続ドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)の原作者・芦原妃名子さん(享年50)の急逝が報じられ、4日が経った。SNSでは漫画家や作家、脚本家なども声を上げ、メディアミックスのあり方を問う議論が巻き起こっている。そのいっぽうで、一部では『セクシー田中さん』に出演した俳優にまで行き過ぎた批判が及んでいるのだ。「本ドラマで商社マン役を演じた毎熊克哉さん(36)は、出演に際して《原作からさらにブラッシュアップされた相沢友子さんの脚本を手に、これから現場に行く日々が楽しみです》とコメントしていました。芦原さんは原作漫画が完結していないことから、ドラマ化にあたって『原作に忠実に』などと条件を提示していたといいます。しかし脚本やプロットは大幅に改編され、9話・10話の脚本を自ら執筆した経緯を明かしていました。しかし全容が解明されないまま芦原さんは亡くなってしまい、Xでは一部ユーザーによって脚本家や出演者の過去の発言が掘り起こされるように。毎熊さんの出演コメントにも《ブラッシュアップ…?改悪だろう》《よくもまぁこんなコメント出せたよね》《嫌いになりました》と、心無い声が寄せられているのです」(WEBメディア記者)過剰反応ともいえる出演俳優への批判に、Xでは諫める声が広がっている。《俳優巻き込むのはダメでしょ。ドラマの仕事しただけじゃん》《いや、さすがにこれで毎熊さんまで批判の的にするのは無理がありすぎる俳優さんたちはみな、原作者さんの意向など知ることもなく仕事をしていたのでは脚本家さんと仲良がいいこと(しかもこれだけではどれくらいの仲か、分からない)も、SNSで言及しないことも、問題ないでしょう》《セクシー田中さんの件、出演した俳優を叩く流れは適切ではない。ただ、なぜこんな魔女狩りのような状態になっているのかというと、日テレとプロデューサーがまともに説明責任を果たしていないから。まともに対応しないから、どんどん炎上が広がり被害者が増える。日テレもうドラマ作る資格ないよ》こうした悪い流れは、日本テレビの杜撰な対応が影響を拡大させているようだ。「芦原さんの訃報を最初に報じたのは日本テレビですが、同時に“芦原さんの許可を得てドラマを制作した”という趣旨を踏まえた追悼コメントを発表。次に同局が発表したコメントでは、関係者への誹謗中傷を止めるよう呼びかけました。しかしどちらにも、芦原さんが明かした条件に関するトラブルや、関係者とのやり取りについて説明はありませんでした。そのため、批判や説明を求める声が続出することに。今求められているのは早急な調査・検証です。そのことに関して方針を示さずに沈黙を貫いているため、憶測が広がるなど騒動が拡大しているのではないでしょうか」(前出・WEBメディア記者)本ドラマで主演を務めた木南晴夏(38)や安田顕(50)、高橋メアリージュン(36)など出演者たちも、芦原さんを悼むコメントを発表。毎熊も2月2日にInstagramのストーリーズを更新し、次のように追悼している。《芦原妃名子先生悲しいです今は言葉が見つかりませんベリーダンスとダブラッカで言葉なく心通わす二人に感動しいただいた豊かな気持ちは一生忘れません心からご冥福をお祈り申し上げます》(原文ママ)出演俳優までもが矢面に立たされている今、日本テレビは一刻も早く調査や検証に動くべきではないだろうか。
2024年02月02日連続ドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)の原作者・芦原妃名子さん(享年50)が急逝したことをうけ、『逃げるは恥だが役に立つ』『アンナチュラル』(ともにTBS系)などの人気ドラマを手掛けた脚本家の野木亜紀子氏が、原作のある作品を映像化する際のプロセスを明かした。芦原さんは、1月26日にX上で、『セクシー田中さん』の9話、10話の脚本を自分が手がけた経緯を説明していた。芦原さんは漫画の原作が完結していないことなどから《ドラマ化するなら「必ず漫画に忠実に」。漫画に忠実でない場合はしっかりと加筆修正をさせていただく》などの条件を提示していたが、これらの条件はまもられず、毎回、原作を大きく改編したプロットや脚本が提出されたため9話、10話については芦原さんが脚本を担当したという。野木氏は1月31日に自身のXを更新。《こんな悲しい結末になってしまうまでに幾つかのポイントがあり、そのどれもがよくない方に働いてしまったであろうことが残念でならない》とし、《これまで実写化に関わった/いま関わっているすべての人にとって他人事ではない》と原因の究明が今後同じ悲劇を繰り返さないためにも重要であると指摘し、賛同を集めていた。芦原氏の訃報を受けて原作者と脚本家の関わり方に注目が集まっているなか、その疑問に答えるかのように野木氏は2月2日にXを更新。《原作がある作品の脚本を手がける脚本家が、事前に原作者に会う/会わないの話ですが》と、自分の知る範囲でと前置きした上で脚本家の実情を明かした。野木氏によると《「会えない」が現実で、慣例》だとし、その理由を《良くいえば「脚本家(あるいは原作者)を守っている」のであり、悪くいえば「コントロール下に置かれている」》と考察。脚本家からの働きかけで原作者に会うことはできないが、仮に原作者から脚本家に「会いたい」と要望があれば《それを断る脚本家もいない……というか、会いたくないなんて断った時点で脚本家チェンジでしょう。原作がある作品において、脚本家の立場なんてその程度です》と脚本家の立場の弱さを説明。続く投稿でも脚本家が原作者に会いたいと《自分から言うのは恐れ多いと感じる人の方が多い気もします》ともコメントしている。■「原作の先生がどう思ったかは、脚本家としてめちゃくちゃ気になる」また、脚本を作っていく中でのやり取りについては、《脚本家からしたら、プロデューサーが話す「原作サイドがこう言ってた」が全てになります。私自身も過去に、話がどうにも通じなくて「原作の先生は、正確にはどう言ってたんですか?」と詰め寄ったり、しまいには「私が直接会いに行って話していいですか!?」と言って、止められたことがあります》と、脚本家が直接原作者と意思疎通できるわけではないことも解説。また、プロデューサーも原作者と直接コミュニケーションをとっているとは限らず、出版社の担当者等を通じた《伝言の伝言》になるため、誤解や齟齬が生じることもあるという。そのため《個人的には、先生からのご指摘や感想のお手紙(メールなど)が脚本家に直接開示される状態のほうが、誤解や齟齬が少ないし、安心だなと思えます》とし、《原作の先生がどう思ったかは、脚本家としてめちゃくちゃ気になることなので。原作がある作品に携わっている多くの脚本家は、ほとんどがそういう気持ちなんじゃないかなと思います》と脚本家としての思いを述べた。また、《過去に自分が関わった作品のチームの話になりますが、プロデューサーも私も監督も、原作の先生が喜んでくださったり、褒めてくださったりするだけで、大喜びしていました。ご意見にも一喜一憂していました。演じる役者さんも、原作者さんがどう思われているのか、とても気にします》と制作に関わる全員が原作者に敬意を払っている現場があったことも明かした。それでも、《ドラマ・映画制作は集団作業なので、少しのかけ違いや様々な要因でうまくいかないこともたくさんあります。これは原作もの/オリジナルに関わらず、難しいなと常々思わされている点です》と映像制作の難しさにも言及している。■「テレビ局は元々、作家の権利を蔑ろにしがち」と危うさも指摘こうした背景について野木氏はさらに、別の投稿で《テレビ局は元々、作家の権利を蔑ろにしがちなんですよ。それは原作者だけでなく、オリジナルドラマを書く脚本家に対しても同じ。こっちは一個人で、向こうは圧倒的に巨大な組織で》とコメント。とはいえ《もちろん、それじゃいかんと作家のために戦ってくれる社員さんもいます。人によるし、それができるかは立場による》と付け加えている。原作者と立場の弱い脚本家の対面が基本難しい現実や、プロデューサーが非常に重要な役割を果たすという実際の状況にXでは驚きの声があがっている。同時に、野木氏の真摯な制作スタイルに心を打たれた人々の声も多く寄せられた。《この方の手掛けた作品が自分の琴線に触れた理由がわかったような気がするとても誠実な方》《脚本家としてお心を痛めておられるのが伝わる誠実な言葉をありがとうございます》《アニメだとアフレコ現場に差し入れとか打合せ毎に来てたり来なくても密に連絡したりと監督脚本原作者が連携しているイメージですけど、テレビドラマって随分プロデューサーにコントロールされているんですね。勉強になった》《こういう話が知りたかった。何故、原作者と脚本家が直接会って、お互いの困ってる事や、やりたい事が通じ合わないのかが。悪しき慣例がそれを許さなかったのか。問題点の一つが浮き彫りになった気がする》《ちょっと泣きそうになった。同じ職業でも意識が違うんだろうな野木さんと言う脚本家がいてくれて良かった》
2024年02月02日昨年10月クールに放送された連続ドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)。原作者の芦原妃名子さん(享年50)が、脚本をめぐるトラブルをXで告白した数日後に急逝したことで、原作のある作品の映像化における“理不尽な改変”に注目が集まっている。芦原さんの場合、原作漫画が連載中の作品であったことなどからドラマ化の条件として漫画に忠実であることや、そうでない場合は原作者が加筆修正を行うことなどを提示していた。しかし、改変があまりに多かったことから、急遽ドラマ9話、10話の脚本を芦原さんが担当することになったと明かしていた。そんななか、映像化に伴う“改変”での苦い体験を、少女漫画家の山田圭子氏が明かした。『ゴーゴーヘブン!!』などの代表作品がある山田氏は、2月1日にXを更新し、次のようにつづっている。《実はちょっと昔に私にも映画化の話が来て、監督にもお会いしたし製作委員会まで立ち上がったんだけど、シナリオがキャラの名前とキモの設定以外まるっきり違うので困惑し…。ドジでポワポワしてるヒロインが天才少女になるし、スポンサーへの忖度でサッカー部が自転車レースになるし》その後、シナリオに対して9回修正を要求したというが《やればやるほど変になった。いまにして思えば私が根負けしてOK出すのを期待していたのかもしれん…。企画は頓挫しましたが、完成しなくて良かったですよ》と、最終的に映像化に至らなかったことに安どしていた。当時の状況について、山田氏は《映画の話が来たのは紙単行本が絶版になったあとの話で、出版社のメディア事業部が窓口になり交渉してくれるような状況じゃなかった。盾になってくれる人はいないし、不安で。私に出来るのは脚本を突き返して直して貰うことだけだった》と振り返っている。製作委員会のあまりに原作とかけ離れた改変要求に対し、SNS上では衝撃を受ける人が多数現れた。《サッカー部を自転車レース部にしたらもう別の漫画…》《サッカーが自転車…原型とどめてない》《すごいな。何回も断るのってエネルギー使うし、そんな負担をかけることを当然だと監督や脚本家は思わないで欲しい》《まるっきり別物過ぎて制作は何をしたいんだか意味不明、普通にオリジナルでやれよと思う…》《原作殺してんじゃん……。マジでなんなんだろうな、こういうの……。》もちろん映像化における改変は全てが悪ということではない。’15年に公開された人気漫画『進撃の巨人』の実写映画では、原作者の諌山創氏が「原作の枠を取っ払ってほしい」とオーダーし、「時代背景を現代に」と改変を提案したことが知られている。原作者と制作側、双方が納得できる形での”映像化”が行われることを願うばかりだ――。
2024年02月02日2024年1月29日、漫画家である芦原妃名子(あしはら・ひなこ)さんが急逝。あまりにも突然の旅立ちに、多くの人から悲しむ声が上がっています。『砂時計』や『セクシー田中さん』をはじめ、これまで、多くの人の心を揺さぶるような数々の名作を生み出してきた、芦原さん。同月28日に行方不明となり、翌29日、栃木県内で亡くなっているのを発見されたとのことで、警察は調査を進めています。『セクシー田中さん』主演・木南晴夏、訃報を受けコメント俳優の木南晴夏(きなみ・はるか)さんが、Instagramのストーリーズ機能を更新。芦原さんの訃報を受け、想いを明かしました。2023年にドラマ化された、芦原さんの著書である『セクシー田中さん』にて、地味な『アラフォー社会人』とベリーダンサーとしての2つの顔を持つ、主人公の田中京子を演じた、木南さん。『セクシー田中さん』の原作者である、芦原さんの逝去について、このようにつづっています。どうしてと思うばかりで今の気持ちを表す言葉が見つかりません先生ともっと話したかったです田中さんの言葉は私の中にたくさん残ってます心よりお悔やみ申し上げますこの悲しみが連鎖しないことを願いますkinamitopanーより引用※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 木南晴夏 official Instagram(@kinamitopan)がシェアした投稿 ドラマ『セクシー田中さん』が放送終了した際、Instagramでオフショットを公開し、作品への感謝の気持ちを表していた木南さん。主人公の『田中さん』として、撮影に挑んだ日々を振り返り、「田中さんとして生きていたこの短い間、とっても幸せでした。田中さん、ありがとう」と熱い想いを述べていました。木南さんの役者人生に大きな影響を与えた、『田中さん』の生みの親といえる芦原さんの急逝に、強いショックを受けたのでしょう。ストーリーズ機能で投稿されたメッセージからは、深い悲しみや動揺が伝わってきます。芦原さんの急逝を受け、同業者やファンを含めた多くの人から悲しむ声が相次いでいる昨今。木南さんのいう通り、負の感情が連鎖し、増大することで、新たな悲しみを産まないことを願うばかりです。[文・構成/grape編集部]
2024年02月01日「芦原妃名子さんの尊い命が失われたことに、本当に悲しいやるせない気持ちです。原作者の方の意思を尊重するというのは当然のことです」1月31日放送の『news zero』(日本テレビ系)で、メインキャスターの有働由美子(54)が声を振り絞って伝えたコメントが反響を呼んでいる。番組では同局で放送された連続ドラマ『セクシー田中さん』の原作者・芦原妃名子さん(享年50)の急逝を受け、同日に遺族が小学館を通じてコメントを発表したことを取り上げた。遺族のコメントでは、《突然、最愛の家族を失い、私たちは茫然自失のただ中におります。取材のご依頼をいただいても、とてもお話できる状況にはありません。また、こうした状況下、見知らぬ方から声をかけられることに怖れを抱いております。どうぞ、今はそっとしておいていただき、静かに見守っていただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます》と苦しい胸中が綴られていた。このコメントを読み上げた有働は、「ご遺族の皆様に心からお悔やみ申し上げます」と深々と頭を下げた。だが、すぐに顔を上げることはなかった。有働は何かを考えるかのように押し黙って視線を床に落とし、キュッと唇を結ぶと、カメラに向かって冒頭のように哀悼の意を示した。そして、「この件については、何がどうして起きていたのか、関係各所の調査が必要です。そしてその調査は誠実に、そして慎重にすることが大事だと思います」と呼びかけたのだった。そんな有働の意を決した“提言”には、《有働さん、ほんとにありがとう》《切り込んだ発言は、有働さんの独断なのか現場の判断なのかわからないけど、覚悟を感じた》と称える声がSNSで上がった。「芦原さんは亡くなる直前、Xで『セクシー田中さん』のドラマ化をめぐる“脚本トラブル”を明かしていました。ドラマ化にあたって《「必ず漫画に忠実に」。漫画に忠実でない場合はしっかりと加筆修正をさせていただく》などの条件を、小学館を通じて日テレに伝えていたそうです。しかし提示した条件は反故にされ、プロットや脚本は大幅に変えられることに。芦原さんはこうした経緯から、ドラマの9話・10話の脚本を自ら執筆したといいます。しかしトラブルの全容が解明されないまま、芦原さんが急逝してしまうという最悪の結末を迎えてしまいました」(出版関係者)■「日テレはお悔やみコメントだけで、このまま幕引きしようとしてるの?」そうした事態のなか、火に油を注いでいるのは日本テレビが発表したコメントだ。1月29日に芦原さんの訃報を最初に報じたのは、同局のニュースサイト。記事には同局による追悼コメントも掲載されたが、“脚本トラブル”に関する説明は《原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら脚本制作作業の話し合いを重ね最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております》と記されたのみ。その後、同局の公式サイトで、《芦原妃名子さんの訃報に接し、哀悼の意を表するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます。日本テレビとして、大変重く受け止めております。ドラマ「セクシー田中さん」は、日本テレビの責任において制作および放送を行ったもので、関係者個人へのSNS等での誹謗中傷などはやめていただくよう、切にお願い申し上げます》と改めてコメントが発表された。「同局が発表したこれらのコメントには、芦原さんが明かしたことに対する詳細な説明がなかったため、『他人事』『記者会見が必要』と批判の声が絶えませんでした。しかし芦原さんが亡くなって3日経った今も、同局からはドラマ制作に関する調査を実施するといった表明はありません。有働さんの“提言”は彼女自身の思いなのか、予め発言すると決められていたコメントなのかはわかりません。しかし、キャスターを矢面に立たせてしまったことは事実。それだけでなく、30日放送の『DayDay.』でも山里亮太さん(46)が『“万全な体勢をこちらは取っていましたよ”という風にとられてしまう、そう感じるような文言だった』と指摘。やはり“内部”の人から見ても、同局の対応には違和感があったのでしょう。同局には芦原さん側とどのようなやり取りがあったのか、ドラマはどのように制作されていたのか、早急な調査が求められています」(テレビ局関係者)看板情報番組のキャスターからも、異論が示されている日本テレビ。二度にわたってコメントを発表したものの、調査を求める声に耳を傾けない姿勢に再び批判が相次いでいる。《あれは本来、有働由美子氏に“代理で”言わせるべき内容ではない。然るべき立場にいる責任者が公に発するべき。だって、他の会社が不祥事起こしたら記者会見なり開かせるだろ?説明責任っていつも言ってるじゃないか》《有働由美子さんはちゃんと向き合ってコメントされましたね。日テレは責任あるんだから誠意を持ってちゃんと説明したり、謝罪したりした方が良いですよ。いや、本当に》《日テレはお悔やみコメントだけで、このまま幕引きしようとしてるの? 逃げ得は許されない。なぜ亡くならないといけなかったのか、客観的に調査して公表してほしい》
2024年02月01日《原作者として、長年、国内外のいろんな脚本家監督プロデューサーと巡り合いました。すばらしい人もいれば、最低の人もいました。悪気なく、面白くなる!と酷い脚色をする人もいました。意見を言っても、「原作者はデリケートだから」とダダをこねる幼児みたいにあやされることもありました》1月30日深夜、自らのXにこう綴ったのは代表作に『キッチン』『TUGUMI』など数々のヒット作を持ち、映像化された作品も多い作家・吉本ばなな氏(59)。昨年10月クールに放送された連続ドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)の原作者・芦原妃名子さん(享年50)が急逝したことを受け、同じ原作者の立場として自らの思いを綴った。芦原さんは26日、Xを通じて『セクシー田中さん』の9話、10話を手掛けることとなった経緯を報告。漫画原作が完結していないことから《ドラマ化するなら「必ず漫画に忠実に」》《「原作者があらすじからセリフまで」用意する》など、小学館を通じて日本テレビにドラマ化の条件を申し入れていたと明かしていた。しかし条件は守られず、《よくある王道の展開に変えられてしまう》《原作から大きくかけ離れた別人のようなキャラクターに変更される》などと脚本やプロットが大幅に変更されたという。交渉を重ねた末に9話、10話の脚本を芦原さんが執筆することとなったが、《相当短い時間で脚本を執筆しなければならない状況となり、推敲を重ねられなかったことも悔いてます》とも吐露。だが芦原さんは28日までに一連のポストを削除し、《攻撃したかったわけじゃなくて。 ごめんなさい》と謝罪の言葉を投稿。そして翌29日に、急逝が明らかにーー。■「どんな目にあっても良い原作は必ず長く残る」そんな芦原さんの立場を推し量るように、Xで冒頭のように切り出した吉本氏。過去に映画化された作品も多数あることから、《作品に出てくるキャラクターは自分の子どもみたいなもので、ほんとうに耐えられないときは意見を言い、受け入れられず悔しくて泣いた夜もありました》と制作側と対立した経験を打ち明けた。その上で《脚本家もプロだから、自分の世界を描きたくなるのも当然でしょう。バランスが難しい問題です》と綴り、芦原さんが亡くなったことへの無念をこう綴ったのだった。《今わかることは、どんな目にあっても良い原作は必ず長く残るということです。誰もそのときの作品を汚すことはできない、作者さえも。だから、死なないでほしかった。原作の田中さんや朱里ちゃんの真摯な思いやダンスというものの神聖さや奇跡は永遠です》最後は《あまりにも悲しい、デリケートな話題だからコメントには返信しませんが、私は上記のように考えます》と、締めくくった吉本氏。原作者の“実体験”を明かしたこの投稿は反響を呼び、胸を打たれた人も多かったようだ。Xでは次のような声が上がっている。《貴重な証言》《「誰もそのときの作品を汚すことはできない、作者さえも」胸に響く…。本当にそう…》《いろんな意見の中ですごくしっくりきた》《この言葉も重い。自分が手を入れれば面白くなる、という自信を持って脚本書くのは良いのだが、原作を映像化するのであれば、作者への敬意を欠くのは良くない。原作への愛は大事だな》
2024年02月01日1月30日放送の『情報ライブミヤネ屋』(日本テレビ系)で、漫画家の芦原妃名子さん(享年50)が亡くなったことについて取り上げた。そのなかでの、お笑いコンビ「髭男爵」山田ルイ53世(48)の発言に注目が集まっている。芦原さんの自宅からは遺書のようなものが見つかっており、死因は自殺とみられている。芦原さんは26日に、原作漫画を担当した昨年10月クールで放送されたドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)をめぐって、制作サイドと脚本トラブルがあったことをXやブログで明かしていた。しかし、28日にXの投稿を削除し、29日に訃報が報じられることとなってしまった。芦原さんは投稿の中で、原作が未完のため、《ドラマ化するなら「必ず漫画に忠実に」。漫画に忠実でない場合はしっかりと加筆修正をさせていただく》といった条件を事前に出していたが、その条件が守られなかったことなどを綴っている。『ミヤネ屋』では、司会の宮根誠司(60)が、訃報に際して日本テレビが発表したコメントを紹介。「映像化の提案に際し、原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら脚本制作作業の話し合いを重ね、最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております」と読み上げると、宮根は「許諾をいただているということなんですが……我々(ドラマは)門外漢なのでわからないですけれども」と濁しながら説明した。すると、コメンテーターとして出演していた山田は「僕も時系列を追っていろんなSNSであるとか、原作者の方だけじゃなくて削除されたSNSのコメントであるとか、そういうのを見てちょっと思ったんですけど」と語ったうえで、原作者の立場について言及。「僕も不勉強で知らなかったんですけど、こんなに原作者の人の意見って、弱い立場としてあんま通らへんねや。こんなに揉めなあかんねん、しかも連載中に、例えば脚本が上がってきて『ちょっと私の意図と違うな、こうして欲しいな』っていう直しもされてたってなると、とんでもない作業量だと思うんですよね」続けて、「しかも、そもそもの原作の漫画が、編集者とネーム描いて何回も打ち合わせしてこうやっていこう、お話進めていこうって決めて出して、ファンの方の支持を得たものだと考えると、限りなく原作の方にとってそれが正解なワケですよ」「それをちょっと、ドラマの流れ上、お話上しかたないとしても、納得いかない形で変更されるというのは結構しんどいと思うんですよね」と原作者の苦しい胸中についてコメント。最終的に「その辺のケアというか、どういうやり取りがされてたのかなっていう、検証というかそれはあってほしいなと思います」と結んだ。日本テレビ系列の番組で、芦原さんが生前SNSに残していたメッセージにも触れた上で、臆せず持論を述べた山田。SNSでは同意と賞賛の声が寄せられていた。《髭男爵のルイ53世が言葉を選びつつちゃんと流れとか原作者のことについて話してて、そのコメントが大事だよと思ったそれないとめちゃくちゃ違う形に見えちゃう》《確かに正論だと私も思いました。原作者の作風力があって、実写化されるのであれば、視聴者からしたら一番嬉しいです。しかし、今回のように見苦しい脚本家の着色が強い物は、ただの原作を模造偽装したものにすぎないと思います》《山田氏のコメントに素直に賛意。原作者にはしっかりと権利と利益を確保してあげてほしい。近年やたらとアニメ化、実写化が相次いでいる気がする。何十万部といった人気作だけでなく、ファンには申し訳ないが正直、“え?これも?“というものも見受けられる。円満であれば良いが、制作側の“アニメ化実写化してやった感“から原作者が不快感や不利益を被らないことを祈る。海猿の件でも思ったが、クリエイターは舐められすぎている》
2024年01月31日連続ドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)の原作者・芦原妃名子さん(享年50)が急逝したことをうけ、『逃げるは恥だが役に立つ』『アンナチュラル』(ともにTBS系)などの人気ドラマを手掛けた脚本家の野木亜紀子氏が私見を示した。芦原氏は、1月26日にX上で、『セクシー田中さん』の9話、10話の脚本を自分が手がけた経緯を説明していた。ドラマ化にあたって、芦原氏は漫画の原作が完結していないことなどから《ドラマ化するなら「必ず漫画に忠実に」。漫画に忠実でない場合はしっかりと加筆修正をさせていただく》、ドラマオリジナルの展開となる終盤については、原作者があらすじからセリフまでを用意するが、《原作者が用意したものは原則変更しないでいただきたい》などの条件を提示していたという。しかし結果としてこれらの条件はまもられず、毎回、漫画を大きく改編したプロットや脚本が提出されたため9話、10話については芦原氏が脚本を担当したと明かした。この投稿は、他の漫画家からも共感の声が寄せられるなど大きな反響を集めることに。しかし、28日に芦原さんは《「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい。》と投稿した上で、一連の流れを削除。そして、29日に訃報が明らかになった。日本テレビは同日、訃報を報じると共に《芦原妃名子さんの訃報に接し、哀悼の意を表するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます。2023年10月期の日曜ドラマ「セクシー田中さん」につきまして日本テレビは映像化の提案に際し、原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら脚本制作作業の話し合いを重ね、最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております。本作品の制作にご尽力いただいた芦原さんには感謝しております》とコメントを発表。さらに、30日になって公式サイトの上部に《芦原妃名子さんの訃報に接し、哀悼の意を表するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます。日本テレビとして、大変重く受け止めております。ドラマ「セクシー田中さん」は、日本テレビの責任において制作および放送を行ったもので、関係者個人へのSNS等での誹謗中傷などはやめていただくよう、切にお願い申し上げます》との文章を掲載した。■「日テレには誠実であってほしいです」野木氏は1月31日に自身のXを更新。《この数日、方々に訊いてはみているものの、まだ判然としない点も多く、付随する問題の論点が多岐に渡るため、どこから触れていいのかわからない。こんな悲しい結末になってしまうまでに幾つかのポイントがあり、そのどれもがよくない方に働いてしまったであろうことが残念でならない》と芦原さんに弔意をしめし、《これまで実写化に関わった/いま関わっているすべての人にとって他人事ではない》と重大さを指摘。そのうえで、野木氏は日本テレビが発表したコメントは不十分だとして次のように綴っている。《いずれにしても日テレのコメントは、第二弾が出てもなお、あまりにも足りていない。本来、日テレと小学館の間で話し合い納めるべきだったところがなぜここまでのことになってしまったのか。いま調査中であるならば調査中である旨を公表し、今後明らかにしていくという意思を見せた方がいいのではないか。小学館と見解が異なるというのであれば第三者委員会のような立場の調査を入れる必要もあるかもしれない》また、《誠実であろうとしたために亡くなられた芦原先生のためにも、原作読者・ドラマ視聴者に対しても、これで終われるはずがないし、大きなショックを受けているであろうドラマ出演者や関わった人たちに対しても、日テレには誠実であってほしいです。起きてしまったことに対しての姿勢が問われています》とも述べ、日本テレビへの願いも明らかにした。野木氏の投稿に対しては、続々と共感の声が寄せられている。《野木先生流石だ…この方の作品は原作ものもオリジナルもすごく誠実でとても好きなので、その方がこう言ってくれるとすごく救われる気持ちになる》《ド正論です。今後のドラマ化の大きな課題ともなります。》《脚本家という肩書きが安易に敵視されかねない今ずっと原作がある作品を尊重ししっかりと話し合いや説得を試みてこられた野木先生の言葉。至極真っ当だと思う》《同業の方々がポストしているが野木さんの意見が一番納得できる。このまま終わらせるのではなく調査し真実を明らかにして2度と悲劇が起きないよう業界も変わるべき》【厚生労働省のサイトで紹介している主な悩み相談窓口】▼いのちの電話0570-783-556(午前10時~午後10時)0120-783-556(午後4時~同9時、毎月10日は午前8時~翌日午前8時)▼こころの健康相談統一ダイヤル0570-064-556(対応の曜日・時間は都道府県により異なる)▼よりそいホットライン0120-279-338(24時間対応)岩手、宮城、福島各県からは0120-279-226(24時間対応)
2024年01月31日「再発防止と原作者の権利っていうのを必ず守らなければいけない。今、あまりにも原作者の権利が少ない状況ですから。本当に入ってくるお金も少ないですし、守られないことは往々にしてあります」1月30日放送の『おはよう朝日です』(ABCテレビ)でこう語ったのは、ミュージシャンでタレントのヒャダインこと前山田健一(43)。前日29日に連続ドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)の原作者・芦原妃名子さん(享年50)が急逝したことに際し、原作者の権利を強く訴えた。「芦原さんは26日に、本ドラマに関して9話・10話の脚本を自ら執筆した経緯をXで報告していました。ドラマ化にあたって漫画原作が完結していないことから、《ドラマ化するなら「必ず漫画に忠実に」》《「原作者があらすじからセリフまで」用意する》などと条件を伝えていたそうです。しかし、そうした約束事が守られなかったことから、自ら脚本を執筆することに。また小学館を通じて日本テレビとやり取りをしていたそうで、窓口役だったプロデューサーが条件を制作陣にどう伝えていたのか不安を感じていた様子も伺えました」(テレビ局関係者)芦原さんは28日までに一連の投稿やブログのアカウントを削除し、Xに《攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい》と謝罪の言葉を残していた。ネットやSNSでは芦原さんの突然の死を受け、漫画の実写化において原作者が弱い立場に置かれている状況や、原作への敬意が払われていないことなどについて議論が加熱している。そうしたなか、朝の情報番組でも冒頭のように怒りを滲ませて主張したヒャダイン。岩本計介アナウンサー(48)から「漫画とかだけじゃなく、ヒャダインさんの音楽の世界もそうですか?」と投げられると、「特に漫画、小説は原作者への権利は少ないですね」と答えていた。さらにヒャダインは「本当に言いたいこと」として、カメラに向かって真剣にこう呼びかけていた。「だからといって、自分で死ぬことは本当に良くないと思います。これを(このニュースを)朝見て、影響を受ける方もいるかもしれないですが、本当に生きていれば良いことがあると思いますので。なので、自死は良くないと思います」いっぽう日本テレビは、29日に発表した芦原さんへの追悼コメントで《原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら脚本制作作業の話し合いを重ね、最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております》とのみ説明。《本作品の制作にご尽力いただいた芦原さんには感謝しております》と締めくくっており、芦原さん側とのやり取りや脚本が出来上がるまでの過程について説明はなかった。このコメントは『おはよう朝日です』でも紹介され、ヒャダインは「ちょっと冷たいコメントだなと、私は思います」と険しい表情で断じていた。漫画家と同じく作品を生み出す立場にあるヒャダイン。彼の勇気ある発言に、ニュースサイトのコメント欄やXでは支持する声が相次いでいる。《ヒャダインさんの意見にまるっと同意》《ヒャダインさんよく言ってくれた。原作者の権利、日テレのコメントも冷たいって》《ここでは人として普通の感覚を持った意見をされていたと感じる。特にヒャダインさんの日テレが出したコメントについて「冷たいコメントだなと感じた」と発したのは凄いし、原作者の権利が守られない現状を伝えてくれたのは良かったな》《ヒャダインが瞳の奥に怒りを宿しながらもテレビで言葉を慎重に選びつつ真剣にコメントをしてくれてるのがありがたい。このタイミングで自分の意見を述べるのも大変だと思うのに。他者の心を踏みにじっても何も思わない人間でなければこの大変さが理解できるはず》【厚生労働省のサイトで紹介している主な悩み相談窓口】▼いのちの電話0570-783-556(午前10時~午後10時)0120-783-556(午後4時~同9時、毎月10日は午前8時~翌日午前8時)▼こころの健康相談統一ダイヤル0570-064-556(対応の曜日・時間は都道府県により異なる)▼よりそいホットライン0120-279-338(24時間対応)岩手、宮城、福島各県からは0120-279-226(24時間対応)
2024年01月31日1月29日、漫画家の芦原妃名子さんが栃木県内で死亡しているのが見つかった。遺書が残されていることから、自殺とみられている。10月から日本テレビ系列で放映されたドラマ『セクシー田中さん』の原作者である芦原さんだが、26日に実写化を巡る脚本トラブルをXで明かしていた。芦原さんは原作漫画が未完だったため《ドラマ化するなら「必ず漫画に忠実に」。漫画に忠実でない場合はしっかりと加筆修正をさせていただく》ことを条件に実写ドラマ化に合意。制作側には、思わぬ形で改変された場合には修正を行うことや、自身が脚本を担当することを事前に依頼していた。しかし、実際あがってきた脚本は大幅な改変が加えられていたといい、原作サイドは何度も粘り強く修正作業を行ったそう。さらにドラマオリジナル展開となる8?10話からは芦原さんがあらすじやセリフを自ら用意したが、条件は守られず、修正が間に合わない9・10話に関しては芦原さん自らが脚本を担当した。漫画の連載と同時並行での作業となったことから、芦原さんにとって不本意な部分もあったようで《9話、10話の脚本にご不満をもたれた方もいらっしゃるかと思います。どのような判断がベストだったのか、今も正直正解が分からずにいますが、改めて、心よりお詫び申し上げます》と謝罪していた。この投稿には、他の漫画家からも共感の声が寄せられるなど大きな反響を集めたが、28日に芦原さんは《「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい。》と投稿した上で、一連の流れを削除。そして、29日に訃報が明らかになった。ドラマや映画で人気漫画を実写化した作品は多いが、ファンが不満を抱くのみならず、原作者と映像化サイドがトラブルになることは決して少なくない。’08年に放送されたドラマ『おせん』(日本テレビ系)も原作者のきくち正太氏が後に《幸せになれるものと思っていたら、それが実は身売りだった》《そのショックから、漫画が描けなくなりました》と、ある雑誌の中で綴っていた。芦原さんも直接声をあげたが、急死という最悪の結末となってしまった。ネットには同業者らやファンから多くの悲しみの声が寄せられることに。29日、ドラマや映画化された漫画『のだめカンタービレ』の原作者・二ノ宮知子氏も、Xにて《自分の作品を一番大事に思っているのは自分なんだと号泣した日の事を思い出して、また涙が止まらない》と投稿。二ノ宮氏は以前よりこのことについて言及しており、1月27日に《ぬぬ。原作者が予め条件を出すのは自分の作品と心を守るためなので、それが守られないなら、自分とその後に続く作家を守るためにも声を上げるしかないよね…》《因みに、改変が悪いわけではなくて、予め出した条件が守られているかどうかが問題だと思っています》と綴っていた。未だなくならない実写化作品を巡るトラブル。改めてそのやり方を議論する声があがっている。《セクシー田中さん、好きだったからこそツラ…もうホント原作アニメマンガゲームは実写化しないで欲しい…基本クソになるのがほぼじゃん…つか実写化とかするのに契約書とかないのかなぁ…原作者の意向にシナリオ出来んのなら、過激に言ってしまえばただの著作権の侵害、盗作やん》《色んな人が関わって生み出されてる事は間違いないのだけど、原作者を蔑ろにするのはダメですよね。アニメ化、実写化する時は弁護士雇って契約書を精査するくらいじゃないと原作者守れないんかな…。そんなの悲しすぎる》《今後は確実に原作クラッシュするような実写化は激減するだろうけどそれとはまた別の問題は絶対発生するだろうし、そうならないよう明確なルールを盛り込んだしっかりした契約を結べるようになるのが良いんだろうね、世間的な空気とかでなんとなく左右されるんじゃなくて》《小学館だけじゃなく全ての出版社・ゲーム会社が連携して作品と原作者さんを守って欲しいよ》【厚生労働省のサイトで紹介している主な悩み相談窓口】▼いのちの電話0570-783-556(午前10時~午後10時)0120-783-556(午後4時~同9時、毎月10日は午前8時~翌日午前8時)▼こころの健康相談統一ダイヤル0570-064-556(対応の曜日・時間は都道府県により異なる)▼よりそいホットライン0120-279-338(24時間対応)岩手、宮城、福島各県からは0120-279-226(24時間対応)
2024年01月30日2024年1月29日に報じられた、漫画家である芦原妃名子(あしはら・ひなこ)さんの急逝。芦原さんは同月28日から行方不明になり、翌29日、栃木県内で亡くなっているのを発見されたといいます。亡くなる数日前には、2023年にドラマ化された自著『セクシー田中さん』の制作上の事情について、X(Twitter)で明かしていた、芦原さん。行方をくらませた日の昼、Xに「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい」と書き残し、これまでの投稿のほとんどを削除していました。警察は今後、死因や経緯について調査を進めるとのことです。芦原妃名子さん逝去受け、小学館がコメントを発表逝去が報じられた翌30日、株式会社小学館(以下、小学館)がウェブサイトを更新。芦原さんは1994年に同社の漫画雑誌『別冊少女コミック』でデビューして以来、『砂時計』や『Piece』『Bread & Butter』など、数多くの作品を小学館で刊行してきました。小学館は、芦原さんの訃報を受け、このように想いを明かしています。漫画家の芦原妃名子先生が、逝去されました。『砂時計』で第50回、『Piece』で第58回小学館漫画賞を受賞され、2017 年からは7年にわたり「姉系プチコミック」で『セクシー田中さん』をご執筆いただいておりました。先生の生前の多大なご功績に敬意と感謝を表し、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。先生が遺された素晴らしい作品の数々が、これからも多くの皆様に読み続けられることを心から願っております。小学館ーより引用長きにわたって、小学館の作家として活躍してきた芦原さん。あまりにも突然の逝去に、小学館側も深い悲しみに暮れているようです。同社は、多くの人の心を揺さぶった芦原さんの作品を称賛し、「今後も、多くの人に読まれるような作品であってほしい」と、漫画家に対する最大の敬意を示しました。作品は、多くの漫画家にとって我が子同然に大切なもの。作品がより多くの人に届くことは、芦原さんの望みでもあるはずです。訃報に対し、ネットからは「芦原さんの作品が大好きです」という声が相次ぎました。今後も芦原さんの作品は、たくさんの人の心に響くことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2024年01月30日昨年10月クールに放送された連続ドラマ『セクシー田中さん』(日本テレビ系)の原作者・芦原妃名子さん(享年50)が急死し、衝撃が広がっている。芦原さんの訃報が流れたのは、1月29日夕方のこと。日本テレビのニュースサイト「日テレニュース」が第一報を打ち、同時に同局による追悼コメントも次のように発表された。《芦原妃名子さんの訃報に接し、哀悼の意を表するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます。2023年10月期の日曜ドラマ『セクシー田中さん』につきまして日本テレビは映像化の提案に際し、原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら脚本制作作業の話し合いを重ね最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております。本作品の制作にご尽力いただいた芦原さんには感謝しております》芦原さんは26日に、ドラマ『セクシー田中さん』の“脚本トラブル”をXで明かしていた。《私が9話、10話の脚本を書かざるを得ないと判断するに至った経緯や事情を、きちんとお伝えした方が良いのではと思い至りました》と綴り、小学館を通じて日本テレビに提示していた条件が反故にされていたと告白。原作漫画が完結していないことから、《ドラマ化するなら「必ず漫画に忠実に」》《ドラマオリジナルの終盤も、まだまだ未完の漫画のこれからに影響を及ぼさない様「原作者があらすじからセリフまで」用意する》といった約束事を伝えていたという。しかし大幅に改編されたプロットや脚本が提出され、小学館が「当初の約束通りに」と差し戻すやり取りが繰り返されたとのこと。結果的に芦原さんが9話・10話の脚本を書くこととなったが、《相当短い時間で脚本を執筆しなければならない状況となり、推敲を重ねられなかったことも悔いてます》と無念も滲ませていた。芦原さんはその後、28日までに当該投稿を削除。そして《攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい》との言葉を残し、この世を去ってしまったーー。芦原さんを悼む声が相次ぐなか、Xではにわかに日本テレビのホームページに注目が集まっていた。きっかけは、とあるユーザーの投稿。芦原さんの死亡が報じられた直後、日本テレビのホームページから『セクシー田中さん』や芦原さんに関する情報が削除されたというのだ。このユーザーは、「セクシー田中さん」「芦原妃名子」のワードで検索したスクリーンショットも公開。そこには「番組0件」「全0件」と表示され、情報がヒットしなかった画面が収められていた。この投稿は瞬く間に拡散し、《日テレひどい…》《これで終了なんか?》と物議を醸す事態に。いっぽうで《これ消したんじゃなくてみんなが見ようとして一時的に見られなくなってたっての聞いたけどそこんとこどうなの?》と、システム上のエラーを指摘する声もあった。だが現在は「セクシー田中さん」「芦原妃名子」のワードで検索をかけると、これまで配信された記事は閲覧可能となっている。果たして、一時的だったとしてもドラマや芦原さんに関する情報は削除されたのだろうか?そこで本誌は1月30日に、日本テレビ広報部に事実関係を取材した。同日に担当者より文書で回答があり、「セクシー田中さんのHPや記事は削除していません」とXで広まっていた“疑惑”を否定。検索がヒットしなかった原因については、「特定のアドブロック利用の際に検索結果が正確に表示されない可能性があります」とのことだった。また同局は芦原さんへの追悼コメントで《最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております》と主張したものの、実際にどのようなやり取りがあったかなど経緯の説明はなかった。そのためSNSでは、《なんで日テレはこんな他人事なの?》《記者会見するべき》と批判が噴出している。こうした世間の反応についても見解を問い合わせたが、ノーコメントだった。
2024年01月30日2024年1月29日、漫画家の芦原妃名子(あしはら・ひなこ)さんが亡くなったことが分かりました。漫画『セクシー田中さん』などの人気作で知られる、芦原さん。2023年10月~同年12月には、同作が日本テレビ放送網株式会社でテレビドラマ化され、話題になっていました。産経ニュースによると、芦原さんは2024年1月28日から行方不明になり、翌29日、栃木県内で亡くなっているのが見つかったとのこと。亡くなった状況などから自殺とみられ、警察当局が死因や経緯を調べているそうです。あまりにも突然の訃報に、ネット上では「芦原さんの新しい作品が読めなくなるなんて悲しい」「どうして…」「悲しすぎる」など、芦原さんを惜しむ声が上がっています。芦原さんのご冥福を、心よりお祈り申し上げます。また、ニュースを読んでつらい気持ちになった人は、厚生労働省が行っている電話相談を頼ってください。厚生労働省[文・構成/grape編集部]
2024年01月29日