先日続編が発表された、松山ケンイチと早乙女太一が出演する新感覚盗賊エンターテインメント「ふたがしら2」。この度、前作に続き本作にも続投する菜々緒の劇中花魁姿が解禁された。江戸の夜。暗闇の中、うごめく人影。弁蔵と宗次“ふたがしら”の盗賊一味「壱師」は、“つとめ”を鮮やかにこなしていた。昼は、品川の宿で働く弁蔵(松山ケンイチ)と宗次(早乙女太一)。料理の仕出しをする宗次に対し、弁蔵は賭場でばくちを打つ日々だ。ある日、弁蔵は賭場で勝ち続ける男、蔵蔵(大森南朋)に出会い、意気投合する。早速、吉原に繰り出した弁蔵と蔵蔵だが、男衆に捕まった若い娘を追って来た宗次と遭遇。そんな3人の前で花魁道中が始まるが、その花魁を見て驚く弁蔵と宗次。そこにいたのは、おこん(菜々緒)だった。おこんは、弁蔵と宗次に、遊女11人を盗み出してほしいと仕事を依頼する。一方、江戸の町では新たな火盗改の頭が着任早々、次々と盗賊一味を捕らえて名を上げていた――。 そんな中で、「壱師」の“つとめ” が始まるのだが…。松山さん演じる明るく豪快な弁蔵と、早乙女さん演じる頭脳明晰でクールな宗次の2人の盗賊が、“脅さず殺さず、汚え金を根こそぎいただく”をモットーに、巧妙な駆け引きと騙し合いの中、鮮やかに“つとめ”を遂行していく痛快時代劇エンターテインメントシリーズ「ふたがしら」。キャストには2人に加え、成宮寛貴、菜々緒さんが続投するほか、大森南朋、田口浩正、芦名星ら俳優陣が集結している。そして、今回9月の放送前に到着したのは、おこん役を演じる菜々緒さんの劇中花魁姿。おこんは、「赤目」の初代かしら・辰五郎の妻。 甚三郎がかしらを務める「新・赤目」を弁蔵と宗次につぶされてからは行方をくらましていた。また、姐さん時代から甚三郎とは深い仲であり、弁蔵と宗次に対しても時に色目を使い、時に裏切り、時に手助けする、自由気ままに立ち回る、したたかな女という役どころだ。実際にこの衣装を着た菜々緒さんは「あの重みもそうですけど、誰しも憧れるというか、一度は花魁の格好をしてみたいなって思う女性は多いと思うので、衣装が着られたというのはすごく嬉しいですね」と喜び、「頭の重さだけでも4.5kgはあって、お着物で20kgぐらい、高さのあるポックリみたいなもので、片足4kgとおっしゃっていたと思うので、ずっしりと身にしみましたし、ずっしりきました」と全身で相当な重みがあったと明かしていた。さらに本作でのおこんの見どころについては「おこんは謎の女性で『あ、花魁もやってたんだ』っていうところだったりとかも、謎が多いおこんらしいと思うんですけど、そういったところで、おこんの知られざる過去みたいなものも、おこんファンの方がいらっしゃるとしたら、そういったテイストもあった方が、面白いんじゃないかなと思います」と語っていた。連続ドラマW 「ふたがしら2」は9月17日(土)22時~WOWOWプライムにて放送(全5話)※第1話無料放送。(cinemacafe.net)
2016年08月08日主演の杏をはじめ、長谷川博己、国仲涼子、中島裕翔(Hey!Say!JUMP)らがキャラクターを好演し、秀逸なロマンチック・コメディーとして好評を博した今年1月期のフジテレビ“月9”ドラマが、「デート~恋とはどんなものかしら~2015夏 秘湯」と題し、約半年ぶりに一夜限りの復活を果たすことが分かった。本作は、『ALWAYS 三丁目の夕日』(’05)で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した脚本家・古沢良太がキャリア史上初めて手掛けた本格恋愛ドラマ。“恋愛力ゼロで恋愛不適合者”の杏さん演じる依子と、長谷川さん演じる巧が結婚を目指すことになり、恋愛感情を持たぬまま日々つたないデートを積み重ねていく様子を、テンポのよい会話をもとに、コミカルに描写。劇中で巧が自身の職業を「高等遊民」と称したことでも話題を呼び、初回視聴率14.8%、平均視聴率12.5%を獲得した。今回の「デート~恋とはどんなものかしら~2015夏 秘湯」では、連続ドラマのその後の藪下依子(杏)と谷口巧(長谷川博己)の様子が描かれる。デートも35回目を迎え、結婚に向けた契約書も完成しつつあった頃、依子は勤務先の女性職員たちの「結婚前に半同棲をしておくべき」という話を聞き、契約書通りの生活を実際に送れるかどうかを試すために、半同棲を巧に提案、それに巧も応え、必至に契約書通りの生活をこなしていた。そんな中、依子の母・藪下小夜子(和久井映見)の墓前に結婚報告へ行った際、巧は和服の女性・橋本彦乃(芦名星)と出会う。自分の理想のタイプの女性の美しさに引かれ鼻の下を伸ばす巧を目撃した依子は、元々、恋愛不適合者な2人には契約書に「浮気」の項目は必要ないと考えていたが、依子のもとに現れる亡き母・小夜子からも指摘され、「浮気」の項目を追加することに。一方、巧は、依子との半同棲生活に限界を感じて2人は大ゲンカしてしまい…。本作初登場の“謎の和服美人女性”橋本彦乃を演じるのは、フジテレビドラマ出演は「救命病棟24時・第5シリーズ」以来約2年ぶりとなる女優・芦名星。長谷川さんとはNHK大河ドラマ「八重の桜」にて共演、杏さんとは本作が初共演となる。「連続ドラマは見させていただいていて、ちょっと変わったストーリーでしたし、印象に残っていました」と以前から本作を知っていたようで出演が決定した際は「『ええっ!?私があのドラマに!?』と(笑)」と驚いたようだ。スペシャルドラマとして復活について長谷川さんは「連続ドラマで出し切った感があったので…。正直、『そうか、またあそこに戻れるかな?』という気持ちと、どういうストーリーになるのか、すごく楽しみな気持ちがありました」と胸の内を明かす。杏さんは「今回の台本を読んでみて、本当に“お祭り”のような、“ファン感謝祭”のような感じの内容で、これでまたみんなと時間を共有できると思うと楽しみですね。そういうのが、作る側にとっても、見ている側にとっても、“遊びの部分”でもありつつ、いままでの『デート』を踏襲する部分でもあって、すごくステキなバランスのスペシャルドラマになりそうだなと思っています」と期待を込めたコメントを寄せた。連続ドラマは1月期放送ということで冬場のデートが描かれていたが、本作では夏のデートシーンも満載。“秘湯”を舞台に物語がどんな結末を迎えるのか楽しみに待ちたい。「デート~恋とはどんなものかしら~ 2015夏 秘湯」は9月28日(月)21時から23時18分まで放送。(text:cinemacafe.net)
2015年08月31日貫地谷しほり、城田優、菜々緒ら豪華俳優陣を迎え、ジェーン・スー原作の“逆”結婚指南書をドラマ化する「私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな」シーズン2。この度、浅見れいな、芦名星、佐々木希ら実力派俳優たちが新たに本作に出演することが発表された。自らを“未婚のプロ”と称するジェーン・スー原作の同名ベストセラーのドラマ版として女性を中心に大反響の本作。シーズン2では、城田さんが男性目線バージョンエピソードに主演として出演するだけでなく、監督としてメガホンを取ることが発表され、ますます注目を集めている。そんな中、追加キャストとして浅見れいな、芦名星、池田鉄洋、臼田あさ美、佐々木希、佐藤仁美、渡部豪太ら実力派俳優の7名が発表され、計15名の主演キャストが出揃った。また今回、原作者ジェーン・スーが本作で脚本家デビューを飾ることが決定。深夜のファミレスでの友だちとの駄話から生まれたという自らのエッセイから厳選したエピソードを元にした、母娘の心温まるストーリーを生み出した。このエピソードでは、娘役を佐々木さんが演じるという。さらに印象的な演技で人気の俳優・佐藤二朗も本作に脚本家として参戦、さらにドラマ初監督に挑戦することも明らかとなった。以下、主演俳優からコメントが到着した。■浅見れいな私が出演したエピソードは、自立して働く女性だったり、結婚したいけどなかなかチャンスがないという女性が見て、あーわかる!というセリフやキャラクターがたくさん出てくるコメディです。皆さん、共感しながらみていただきたいなと思います。ぜひ楽しんでください!■芦名星"30代を過ぎ、まだ結婚をしていない女性がきっと、少なからず心の中にある複雑な心境が主人公に詰め込まれていて、私自身、台本を読んだ時に…確かに。と思う部分が沢山ありました。それだけでもとても深い内容なのですが、さらに自分の父親とその後妻との関係性がなんとも言えない微妙な空気感を醸し出していて、自分との方が年齢が近い後妻の独特な世界感に飲み込まれていきそうになりつつ…の会話も楽しめます。ちょっと変わった脳内シーンなどもあり、笑いながら深く納得出来る、30代の未婚女性の心情を楽しんで頂きたいです。■池田鉄洋シーズン1に続き、2度目の出演です。みず江ママは大好きな役。また演じたいと願っておりましたので、とても嬉しかったです。今回、みず江の過去があきらかになります。かなりぶっ飛んでます。ハリウッド級のスケールです。みず江ママの乙女心もパワーアップ。恋焦がれるおかまの純情を、楽しんでいただけたら幸いです。■臼田あさ美佐藤二朗さんの脚本、演出なので、とてもパンチ力のある物語になったのではないでしょうか。ちょっと可笑しな2人の一生懸命さに心打たれるはずです。是非是非、ご覧頂きたいです!■佐々木希台本を読み主人公の真知子のリアルな心情に共感し、撮影前から演じるのが楽しみでした。母親役の宮崎美子さんとの親子ならではの言い争いをしながらも心温まるやり取りに私自身とても楽しく撮影させて頂きました。是非観てください!■佐藤仁美アラフォーの私にはとてもとても共感できました。恋愛したいけど、傷つきたくない、でも、ちょっとした勇気も必要!他人からの後押しは、結構、必要!恋に恋したいの!!あれ、恋ってこんな感じでドキドキしたよね?私、JKっぽくない?的な。そんな 恋愛に臆病な 女子心の作品ではないかと思います。たくさん表情筋使いました笑ビール片手に笑いながら、共感してくれたら嬉しいです笑あー恋したいなー。■渡部豪太洋介は自分の主義や価値観をしっかり持っていながらも周囲に流されやすく、自分自身と似ている所もあって演じていておもしろかったです。まるで運命の糸で結ばれたかの様に出会った桜に惹かれながらも最後は…。また私自身にとっても洋介にとっても甘くすっぱい一つの恋でした。桜役の黒川智花さんとも、いい瞬間を創りだすことが出来たと思います。沢山の恋多き人々に観て頂きたいと思います。「私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな」は、9月2日(水)より毎週水曜23:00~/毎週土曜、日曜23:00~「女性チャンネル♪LaLa TV」にて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年08月07日ベストセラーとなったジェーン・スー原作の“逆”結婚指南書「私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな」(ポプラ社刊)のドラマ版が昨年「女性チャンネル♪LaLa TV」にて放送されたが、この度、シーズン2の製作・放送が決定。併せて貫地谷しほり、小池栄子、城田優、菜々緒ら豪華キャストがそれぞれ主演を務めることが明らかになった。今シーズンは、朝ドラことNHK連続テレビ小説出演経験者が多数出演。貫地谷しほり、夏菜を筆頭に、小池栄子、酒井若菜、釈由美子、菜々緒ら人気女優が、101通りの様々な恋愛模様の中で“未婚のプロ“を演じる。また今回は、男性主人公を迎えた“男性目線バージョン”も登場!城田優や中村倫也など、実力派若手俳優を起用して、“プロポーズしない・できない”男性心理も描き出す。『映画ひみつのアッコちゃん』『L・DK』『海月姫』の川村泰祐監督や、俳優、脚本家、演出家として活躍するマギーら個性豊かなスタッフがそれぞれのドラマを手掛ける。また本シリーズの共演陣には、柄本佑、濱田岳、佐藤二朗、芦名星、白石隼也と演技派俳優陣が集結している。以下、主演俳優コメント■貫地谷しほりぐうたらの私なので共感したのは言うまでもありません。結婚出来ない理由の話なもので、怒らせてしまったり、呆れられたり、はたまた傷付いてみたりの連続でしたが、撮影現場には幸せな空気しかありませんでした。■小池栄子心から信頼しているマギーさんの演出には、やはり発見と喜びがありました!さらに相手役は天才・濱田岳さん!台本上だとダラシナくてムカつくダメ男が、岳さんが演じると、愛しくて許せる男になるんだから不思議ですよね(笑)。一緒にお芝居が出来て楽しかったなぁ。恋愛なんていうのは端から見たらどんなカップルだって滑稽なものかも。どのカットも笑えて、ダサくて、胸がキュンとしますよ。■酒井若菜こんなにも豪華な布陣の中、何故、唯一の続編が創られたのが我々の回なのか…。今回は、前回よりも更にスピード感のある会話劇がお届けできるかと思います。とても楽しいやりとりになっていますよ。第2シリーズは全体的に凄まじくパワーアップしています。■釈由美子今回の作品は、久々にラブコメっぽい内容なので、台詞のテンポや空気感を意識しながら、テンションを上げて楽しく演じることができました。私も、なかなか結婚できない組なので(笑)、アラフォー独身女性の悲哀を等身大で演じながら、かなりリアルな内容に、胸の奥がひりひりしました。■城田優前回シリーズを見させて頂いており、そのシリーズ第二弾の作品に出演できるということで嬉しく、また今回、僕1人に対して3人の女性の登場人物がいるという豪華な作品で、大変光栄でした。とにかく、池田鉄洋さんの素晴らしい脚本に、自分自身、芝居をしながら何度も笑ってしまいました。まじめに演じたらよいのか、ふざけたらよいのか…非常に難しいところで悩みました(笑)。■中村倫也平たく言えば、このドラマは、「結婚」を「失敗」し続ける女性達の生態を覗き見する作品だ、と認識していた。しかし脚本を読んでみたら、この回はどうやらそうじゃないらしい。主役を演じていて非常に腹立たしかった(笑)。でも、現代のリアルではこういう若者も多いんだろうなあと、妙に納得してしまう。至極日常的な男女のすれ違いに、思わずクスッと、かつグサッとくる。■夏菜今回の役はセリフも多くて正直2日間で撮るのはとても大変でした(笑)。ですが演じてみて、わたし自身とても共感できる部分が多い作品だったので今を生きる女性のみなさまに少しでも共感してもらえたらいいなと思います。「あー!分かる、それ~!」と、言いながらポテトチップスでも食べながら見て頂けたら嬉しいです(笑)。■菜々緒このドラマは、“飼い猫が人間の姿になって会話をする”という設定がとても刺激的で楽しい作品です。荒木宏文さん演じる飼い猫クロが思ったことをズバズバ言うドSタイプなのに対し、彼氏役の白石隼也さんが甘えん坊で人なつっこい犬タイプで、そういった対比が見どころになっています。「私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな」は、9月2日(水)より毎週水曜23:00~/毎週土曜、日曜23:00~「女性チャンネル♪LaLa TV」にて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年07月07日2度のアカデミー賞に輝くダスティン・ホフマンを主演に、声変わりするまでの“天使の歌声”を持つ少年合唱団を描く映画『BOYCHOIR』が、『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』として日本公開されることが決定、併せてポスタービジュアルが解禁となった。複雑な家庭環境に育ち、問題児だった少年ステット(ギャレット・ウェアリング)は、実はたぐいまれなる美声の持ち主。そんな彼が、突然のある出来事をきっかけに名門少年合唱団へ入学する。そこで少年たちの育成を任されているのは、厳しい指導で知られているカーヴェル(ダスティン・ホフマン)。彼は若いころに才能を否定され、指導者の道に入った過去があり、才能がありながらも無駄にしているステットに対して、特に厳しく接していた。楽譜も読めず、同級生たちからのいじめに遭いながらも、カーヴェルの導きにより、次第に“歌う”ことに魅了されていくステット。そんなとき、由緒正しいコンサートでソロを歌うチャンスが、彼に与えられる――。本作は、声変わりするまで短い期間だけ実現する少年合唱団で、ひとりぼっちの少年が厳しい指導者と出会い、運命を切り開いていく姿を描き上げる物語。『レッド・バイオリン』でアカデミー賞「作曲賞」を受賞、日本から役所広司や中谷美紀、芦名星らが出演した『シルク』で注目を集めたフランソワ・ジラールがメガホンをとる。オペラや舞台劇の演出家としても知られ、2008~2010年まで「シルク・ドゥ・ソレイユ」の初の東京常設公演「ZED」の脚本と演出を担当するなど、これまでに100以上の国際的な賞を受賞してきたジラール監督は、「ほとんど何も知らされずにこの脚本を受け取った」と、ベン・リプリーのオリジナル脚本を得て企画に着手したときをふり返る。「読み始めた僕は本当に感動したんだ。感情豊で音楽家でもある脚本家によって書かれた、真実にあふれ、多くの層が積み重なった脚本だった。彼が音楽家であることが重要だった。音楽と言葉を調和させるのはとても難しいことだからだ。だがベン・リプリーはその二つを見事に織り合わせていた」。そして、そんな本作に、数々の賞に輝く豪華役者陣が息を吹き込んだ。頑固で厳しいベテラン教師で、衰え知らずの合唱団団長カーヴェルには、『クレイマー、クレイマー』『レインマン』で2度のオスカーを手にした名優ダスティン・ホフマン。厳格でありながらも、愛にあふれた指導者らしさがポスタービジュアルからも見て取れる。天才的な歌声を持つ少年ステットを演じるのは、ギャレット・ウェアリング。テキサス出身の12歳で、本作が長編映画デビュー。繊細な感受性を持つ天才が、人とのふれあいでたくましく成長していく姿を瑞々しく演じている。そのほか、アカデミー賞受賞の名女優キャシー・ベイツ、同賞3度ノミネートを誇るデブラ・ウィンガー、エミー賞に2度輝いたエディ・イザード、『ビューティフル・マインド』のジョシュ・ルーカスに、大人気TVシリーズ「glee/グリー」アーティ役のケヴィン・マクへイルらが出演。合唱団員はエキサイティングな新人俳優たちが演じ、盛り上げる。若いころ音楽を学んだダスティンの自伝的映画ともいえる本作。少年合唱団とその指導者の感動ストーリーはもちろん、本格的な音楽をこの1本で味うことができそうだ。『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』は9月11日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月18日オノ・ナツメの人気コミックを原作に、松山ケンイチが3年ぶりの連続ドラマ主演を務める新感覚時代劇「連続ドラマWふたがしら」。このほど、6月13日(土)よりスタートする放送に先駆け、本作のメイキング映像「撮影道中記」がWOWOWのスペシャルサイト「W流」にて公開された。確かな演技力と圧倒的な存在感で日本映画界を牽引し、最新作『天の茶助』の公開も控える松山さんが、明るくて豪放な主人公・弁蔵を演じ、大衆演劇界のスターにして、さまざまな作品で俳優として目覚ましい活躍を見せる早乙女太一が、弁蔵とタッグを組むクールな色男・宗次に扮する「ふたがしら」。松山さん、早乙女さんが演じる弁蔵と宗次は、「脅さず殺さず、汚え金を、根こそぎいただく」ことを信条とする盗賊・“赤目”の一味。頭の辰五郎役に國村隼、頭を継ぐ冷血な甚三郎役には成宮寛貴、甚三郎と関係を持つ姐さん・おこん役には時代劇初挑戦となる菜々緒ほか、田口浩正、芦名星、村上淳ら個性豊かなキャスト陣が集結する。その撮影現場に潜入した「撮影道中記」では、『ジョーカー・ゲーム』でスタイリッシュなスパイアクションを鮮烈に描き、今回初の時代劇に挑む入江悠監督が、江戸時代を巧妙に再現した東映京都太秦撮影所で演出を行う姿を収録。また、潜入した3月5日は松山さんの30歳の誕生日ともあって、出演者・スタッフがそろって松山さんを祝福。早乙女さんが「ハッピーバースデー」を歌いながら、ケーキを持って登場する様子も収められている。クランクインを迎える成宮さん、國村さんら盗賊“赤目”一味が初めて一堂に会したシーンの撮影に続き、物語のカギとなる重要な場面では、迫真の演技で何度もテイクを重ねる松山さん、早乙女さんの姿が。さらに、華麗なアクションを披露する早乙女さんと成宮さんのやりとりも伺える。かと思えば、姐さんでありながら甚三郎と関係を持つ魔性の女・おこんを演じた菜々緒さんを、成宮さん演じる甚三郎が押し倒すシーンでは、劇中の緊張感とは一転、和やかムード。菜々緒さんは“時代劇のお約束”の入浴シーンにも挑戦していることにも注目だ。盗賊たちの策略と騙し合い、二転三転する痛快な展開に目が離せなくなる画期的な時代劇盗賊エンターテイメント。その出来上がりがますます楽しみになってきた。連続ドラマW「ふたがしら」は6月13日(土)22:00よりWOWOWにて放送(全5話)。(text:cinemacafe.net)
2015年06月03日主演に松山ケンイチ&早乙女太一を迎え、成宮寛貴、菜々緒、田口浩正、芦名星、村上淳、國村隼ら豪華キャスト陣と『ジョーカー・ゲーム』の入江悠監督で贈る、WOWOW連続ドラマ史上初の時代劇「連続ドラマW ふたがしら」。このたび、本作のタイトル「ふたがしら(2つの頭)」を表現したポスタービジュアルが公開。さらに一部で放映されていた予告編がWEB解禁された。豪放な性格の弁蔵(松山ケンイチ)とクールな色男・宗次(早乙女太一)は、八王子の飛脚問屋で働いていた。彼らの裏の顔は“赤目”を名乗る盗賊。「脅さず殺さず汚え金を根こそぎいただく」のが赤目の仕事。ある日、赤目の頭(かしら)・辰五郎が「一味のこと、まかせた」と2人に託し息を引き取るが、姐さん(菜々緒)が預かった遺言状には、跡目は辰五郎の弟分 ・甚三郎(成宮寛貴)に継がせると記されていた。納得のいかない2人は、一味とたもとを分かち、旅立つ決意をする…。今回公開されたポスタービジュアルでは、盗賊一味を演じる松山さんと早乙女さんが背中合わせになり、タイトルロール「ふたがしら(2人の頭)」を力強く表現。“汚え金を、根こそぎいただく。”という赤目の仕事をメインコピーに冠し、2人の関係性に宿る緊張感が表情や視線から漂い、定番のバディものとは一味違う作風への期待が膨らむ仕上がりに。さらに、赤目の頭・辰五郎を演じる國村さんの眼光の鋭さや、その跡目を継ぐ甚三郎を演じる成宮さんの精悍さ、そして男性陣を惑わす妖艶さが際立つおこんを演じる菜々緒さんの美しさなど、主人公以外の登場人物たちの魅力も表現されているのも見逃せない。また、5月9日(土)からWOWOWでの放送や一部の映画館でのみ限定上映されてきた本作の予告編がWeb上で解禁。映画やドラマの劇伴を初めて手掛けるジャズバンド「SOIL&“PIMP”SESSIONS」書き下ろしのメインテーマ曲「THEME FROM“FURTAGASHIRA”」も、同映像内で初お披露目となった。「弁蔵」と力強く名乗る松山さんに、クールな口調で「宗次だ」と名乗る早乙女さんの姿だけでなく、成宮さんに、菜々緒さんといったキャスト陣も同予告編に登場。本作をイメージして書き下ろされた「SOIL&“PIMP”SESSIONS」の楽曲は、サックスとトランペットの2ホーンが、それぞれ疾走しながら絡み合う2人の主人公を表現しているそう。ソイルならではの熱い楽曲をは必聴だ。「俺たちは悪党だ、だが俺たちの仕事に殺しはなしだ」という弁蔵。彼らはどのような手法で“赤目”を出し抜くのか?これまでの時代劇とは一線を画すであろう本作に、期待は高まるばかりだ。「連続ドラマW ふたがしら」は6月13日(土)22:00よりWOWOWにて放送(全5話)。(text:cinemacafe.net)
2015年05月14日WOWOWで6月13日からスタートする松山ケンイチ主演の時代劇『ふたがしら』のオールキャストが発表され、音楽(劇伴)をジャズバンドのSOIL&"PIMP"SESSIONSが担当することが13日、明らかになった。これまでに発表された松山ケンイチ、早乙女太一、成宮寛貴、菜々緒に続き今回発表されたキャストは、旅籠の主人・叶屋喜兵衛に田口浩正、すり一味の頭・お銀に芦名星、夜坂一味のご隠居のお付き・芳に村上淳、赤目一味の巳之吉に山本浩司、夜坂一味の頭・鉄治郎に橋本じゅん、夜坂一味の先代頭・ご隠居に品川徹、そして赤目一味の頭・辰五郎に國村隼となっている。そして、ドラマの劇伴を担当するのは、2001年の結成以来、世界を舞台に活躍し、今年もすでにヨーロッパツアーと国内ツアーが決定しているワールドワイドなジャズバンド・SOIL&"PIMP"SESSIONS。「劇伴/サントラという新たな挑戦の機会をいただき、大変光栄です。『ふたがしら』の粋でお洒落な世界観をSOIL&"PIMP"SESSIONSのサウンドで最大限に増幅させるべく、制作に集中しております。どうぞご期待ください!」と力強いコメントを寄せており、ドラマとどのようなセッションを見せてくれるのか注目となっている。ドラマ『ふたがしら』はWOWOWプライムにて6月13日(毎週土曜 22:00~)スタート。全5話(第1話無料放送)。
2015年04月14日映画『ST赤と白の捜査ファイル』の初日舞台あいさつが10日、東京・TOHOシネマズ六本木で行われ、キャストの藤原竜也、岡田将生、志田未来、芦名星、窪田正孝、瀬戸朝香と佐藤東弥監督が出席した。今野敏の同名小説(講談社文庫刊)を実写化した本作は、日本テレビ系で放送されたドラマシリーズの劇場版。警視庁内に設置された科学特捜班・STは、法医学のスペシャリスト・赤城(藤原)をはじめ、優秀だが性格に難があるメンバーばかり。そんな中、サイバーテロ事件が起こり、殺人容疑で逮捕された赤城とSTを管理する百合根(岡田)らは対決することになる――というストーリーで、映画は全国公開中。ハッピ姿で現れたキャスト陣は、大歓声を上げる観客に紅白のお餅を配りながらステージに登壇し、藤原は、「監督に多くの人に受け入れてもらえるような作品にしてもらった。今日は笑って温かい気持ちになって帰って欲しい」と胸を張ってアピール。また、朝9時からの舞台あいさつだったため、「本当に眠いです……」と笑いを誘った岡田も、「“キャップ”として、STのメンバーを愛してきた自信がある。変わったメンバーですが、みなさんがこんなに愛してくれてうれしいです」と笑顔であいさつした。また、劇中で、武術に秀でるが言葉を発しないSTメンバー・黒崎(窪田)と対峙するシーンがある藤原は、アクションが得意ということもあり、「窪田くんが毎回毎回とんでもない動きをしてたので、そういうのも良いなぁと思ってた。今回は念願が叶って良かった」と満足げに語った一方、窪田は、「僕は逆にたくさんしゃべって謎解きをしたい」と苦笑い。同シリーズでは、STメンバーによる長セリフの応酬も見どころとなっており、STの監査役・松戸理事官を演じた瀬戸は、「隣りで見ていて、みんな集中力がすごかった」と感嘆していた。舞台あいさつ最後は映画続編の話になり、カツラを着用した役柄だった志田が、「ドラマを観ていた人に『頭デカいね』って言われてたので、カツラを外すシーンをたくさん作って欲しい」と笑いを誘うと、芦田も、「現場検証とかに、STメンバーみんなで行きたい。意味なく集合してるみたいな」とノリノリで、岡田は、「絶対面倒くさいことになる!」と大爆笑。そんなキャスト陣たちの言葉に、佐藤監督は、「全部やりたいですね。頭からあふれるくらい考えてます」と続編制作へ意欲を燃やしていた。
2015年01月11日『映画 ST 赤と白の捜査ファイル』が1月10日(土)に公開を迎え、主演の藤原竜也、岡田将生、志田未来、芦名星、窪田正孝、瀬戸朝香、佐藤東弥監督が赤と白の法被姿で朝9時から上映前の舞台挨拶に登壇し、映画の公開を祝った。特殊な能力に長けた個性豊かなメンバーを擁するST(科学捜査班)が事件を解決していく様を描いたスペシャルドラマ、連続ドラマの映画化。STの頭脳とも言える赤城(藤原さん)が“容疑者”として追われるという衝撃的な事件の解決にメンバーたちが挑む。朝9時開始の舞台挨拶にもかかわらず場内は満員。藤原さん、岡田さんら登壇陣は獅子舞に先導されて、客席の間を通って登場し、観客に紅白の餅を配りながら壇上へ。藤原さんは「明けましておめでとうございます」とまずは新年の挨拶。「夏に撮影して、ようやく公開です」と満を持しての公開の喜びを口にする。岡田さんは「ちょっとだけ本気で眠いです(笑)」とボヤキ気味に語っていたが、主演2人に続いてマイクを握った志田さんが「お2人とももっとしっかりしたこと言うかと思ってたら意外とナチュラルで…(笑)」と舌鋒鋭く語り、会場は笑いに包まれた。初回上映を前に、制作陣はさらにその先、早くも続編を見据えているようで、登壇陣には「この先やってみたいこと。やり残したことは?」という質問が。藤原さんは「窪田くんが毎回、とんでもない身体能力を見せてくれて、そういうのもいいなと思ってます。派手なアクションやりたい。いつも黒崎(窪田さん)がいいとこを持って行くので(笑)」と武闘派への転身を希望。一方の窪田さんは、「逆に謎解きしたいです。たくさん喋って『謎は全て解けてしまった』とやりたいけど…なんせ(黒崎は設定上は)喋れないので…」と羨ましそうに語っていた。芦名さんは「みんなが揃うシーンが好き」ということで、個性があり過ぎて個別行動の多いSTの面々が「全員で動くのをやりたい。全員で現場検証行ったり、意味なくても一緒にいるのがいい」と希望を明かすが、STのまとめ役である岡田さんは「めんどくせー(笑)!絶対に大変ですよ!」とうんざりした表情。この日は初日を祝って壇上で鏡開きも行われ、ヒットを祈願。キャスト陣からは喜びと共に長年、寄り添ってきた作品の巣立ちに対し「寂しい」という言葉も漏れた。最後に、改めてマイクを握った岡田さんは「僕自身、スペシャルドラマで始まった時からキャップとしてSTのメンバーを一番愛してきた自信があります!みなさんが変わったメンバーをこんなに愛してくれるのが本当に嬉しいです。みなさんの心の中にメンバーが残ればと思います」と語りかけ、会場は温かい拍手に包まれた。『映画 ST 赤と白の捜査ファイル』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:映画 ST赤と白の捜査ファイル 2015年1月10日より全国東宝系にて公開(C) 2015映画「ST赤と白の捜査ファイル」製作委員会
2015年01月10日日本テレビの連続ドラマの劇場版となる『映画 ST 赤と白の操作ファイル』の完成披露試写会が12月9日(火)に開催。主演の藤原竜也、岡田将生に志田未来、芦名星、窪田正孝、三宅弘城、佐藤東弥監督が舞台挨拶に登壇した。それぞれ専門分野のエキスパートであるが、変人揃いの「ST(科学捜査班)」の面々が難事件に挑んでいく姿を描き、スペシャルドラマ、連ドラと放送されてきたが、連ドラ最終話で藤原さん演じる赤城がまさかの逮捕という形で幕切れ…。今回の映画ではその真相が描き出される。キャスト陣は客席の間を通って登壇。最初に藤原さんと岡田さんがそれぞれ左右の扉から姿を見せると会場は熱狂。窪田さんは、三宅さんと一緒に登場したが、途中で劇中の黒崎と山吹のやりとりそのままに、窪田さんが三宅さんの耳元にささやく仕種を見せ、ファンからは悲鳴のような歓声が上がった。藤原さんは、ドラマ最終話から劇場版を待ち望んだファンに「(ドラマで)モヤモヤした終わらせ方をしてすいません。全部監督のせいです。“赤城逮捕”という…自分でもなんで捕まったのか分かんないけど…(笑)」とこれから映画を観る観客の期待を煽る。スペシャルドラマから2年弱の間で、印象深い出来事を尋ねると藤原さんは、ある飲みの席で志田さんが発した注文「ゆず酒ソーダ割り」という早口言葉のような言葉がキャスト陣の間でブームになり、さらにセリフの中で人物名「柚木響子」、さらに「ストラディヴァリウス」という言葉に苦しめられたと述懐。セリフ量の多い本作にあって、窪田さんだけはほとんどセリフを発しないとあって、藤原さんは「ひと言もしゃべらずに最後にカッコいいとこを持っていく。窪田くんのための『ST』ですよ」と恨み節を連ねて会場は笑いに包まれた。岡田さんは、完成したドラマの第1話を、藤原さんの家で藤原さん、レギュラーであり映画にも出演している田中哲司さんと一緒に見たそうで「共演者と見るのも初めてのことでなかなかない経験だった」と嬉しそうにふり返る。だが、「第1話の感想とかを語り合うかと思ったら、感想を言わずに大の大人3人が『桃鉄』をやりたいとなって…(苦笑)」と感想そっちのけでゲームに興じていたことを明かした。志田さんは、映画のロケ撮影で一泊した際「怖い話をしたんですが、私は苦手で…。星さんの部屋に泊めてもらいました」と明かす。芦名さんは「小動物みたいでかわいかったです」と笑顔を見せた。三宅さんは、その芦名さんがある席でビートたけしのモノマネをしたと暴露!当然(?)、この場で生で…という流れになり、芦名さんは照れながらも「バカヤロー!」とモノマネを披露し会場を沸かせる。さらに、最後の挨拶でも藤原さんが「星ちゃんが、ヤギのモノマネを忘れてたみたいで(笑)」と突然のムチャぶり!芦名さんは観念したように「すぐに終わらせますから(苦笑)…メェェ」と見事にヤギのモノマネを披露し会場は拍手と笑いに包まれた。『映画 ST 赤と白の操作ファイル』は2015年1月10日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月09日たった一杯のコーヒーが、人生の忘れられない思い出になる。まさに本作で演じたヒロインのように芦名星にとって、約18分間のショートフィルムが女優としての歩みの中で大切な宝物となった。ショートフィルムの総合ブランド「ShortShorts」と「ネスレ日本株式会社」の協力によって生まれたショートフィルム『あのときのFlavor...』が先日よりインターネット上にて無料で公開されている。この作品の完成披露が、米国アカデミー賞公認アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア(SSFF & ASIA)」のアワードセレモニーで行われ、ヒロインを演じた芦名さんが本作、そしてショートフィルムの魅力と可能性について語ってくれた。「ShortShorts」と「ネスレ日本」のコラボレーションによって誕生したWeb上の無料映画館「ネスレアミューズ オウチ映画館」にて配信された作品の中から、視聴者の投票によってネスレアワード、ネスレ日本特別賞という2つのアワードが授与される「ネスレアミューズ映画祭」。本作は、昨年の同映画祭で「ネスレ日本特別賞」を受賞したYuki Saito監督が、同映画祭のプロデュースのもと制作された作品。ブロードウェイ女優になる夢を追いかけて渡米するも、夢叶わず帰国した娘と10年ぶりに再会した父親が、一杯のコーヒーの存在を通じて愛を確かめ合うさまを描き出す。女優という夢を追いかけてもがき続ける主人公・美咲に対し、芦名さんは普段とは比べものにならないほどの強い共感を抱き、演じながらも役としてではなく、まるで素の自身がその場にいるような、これまでにない感覚に見舞われたという。「単に美咲が女優だからというだけなく、夢を追い続けることを決めた人の気持ちが自分自身と深く重なったんだと思います。夢を追うということは、時に壁にぶつかることがあるし、それを乗り越えようとする瞬間の気持ちというのも痛いほど分かりました。美咲という役として捉えていたはずなのに、演じながら自分が味わったことのある感情が顔を出してきて(笑)、不思議な感覚でしたね。加えて、この作品は私にとっても挑戦でした。英語での演技というのは大きな課題でしたし、美咲が参加するオーディションでの“独白”の演技は、向こう(=アメリカ)ではよく行われるやり方らしいんですが、私にとっては初めてで。自分をどう表現するのか?ということに向き合った、私自身の挑戦が投影されているなと思います」。とはいえ、芦名さんは女優として着実にキャリアを積み、海外作品『シルク』ではヒロインに抜擢されるなど、美咲と違って確実に“成功”を手にしているように見えるが…。そんなこちらの言葉に芦名さんは静かにかぶりを振る。「この仕事をしている以上、美咲のような思いって永遠に持ち続けることになるんだと思います。本当の意味で成功とか満足って言えるものってなくて、毎日それを追いかけていくものであり、だからこそ楽しくもあるし…正直、いまでも葛藤の連続です」。美咲は厳しい挑戦になることを承知で、20歳でニューヨークへと旅立つ。芦名さん自身は、中学卒業の時点、つまり美咲よりもずっと若い10代半ばにして親元を離れて上京し、東京の高校に進学することを決断した。その決断ができただけでもすごいことだが、いったい、何が彼女を後押ししたのか?「どうでしょうね…(笑)?私の場合は、美咲のように決然と、というわけでもなく、漠然と『何かやるならより広いところで』くらいの感覚で東京に行ってみようと思っただけで…。若いからこそ怖いもの知らずだったと言えるかもしれません。何より、私の場合は親の理解がありました。親は『自分で決めたことなら応援してやりたい』と考えてくれたし、いま思うと親の理解ってすごく大きなものだったなと思います」。上京に際し、芦名さんは父親に「必ず一番になって帰ってくるから」と宣言した。すると父親は「一番にならなくていいから、いつでも帰ってこい」と言ってくれたという。「親のありがたみや優しさというのは、早くにこっちに出てきた分、早く気づけたなと思います。やはり常に家族の存在が支えだったし、私自身、一番心が休まる場所は故郷(=福島県郡山市)であり、実家なんですね。いまでも家に帰っても、決して何か特別に言葉を掛けてくれるわけではないんです。ただこちらの気持ちを察して、私が気持ちよく家で過ごして、エネルギーを養ってまた東京に戻れるようにしてくれる。離れていてもずっと一緒に歩んできたなという思いはありますね」。高校1年生で希望に胸を膨らませて上京した少女も、昨秋で節目の30歳を迎えた。女優としても既にデビューから10年以上を数えるが、本人は「いつでも“足りない足りない”病なんです」と苦笑いを浮かべる。「本当にいろんな作品に出させていただいてきたし、そのひとつひとつの積み重ねがあって、いまの自分があるということは十分、承知してるんですが、それでもふと振り返ると『10年でようやく、ここまで来たか…』という気持ちです(苦笑)。決して止まっているわけでもないし、進んではいますが、少しずつ、少しずつですね。ただ、いろんな出会いに刺激をもらっているし『まだまだこれからだな』という気持ちです」。ショートフィルムとの出会い、そして本作のYuki Saito監督との仕事は、その中でも忘れられないものとなり、強い爪跡を彼女の中に残した。「監督からは撮影前にお手紙をいただいて、その中で『シルク』で私を見てくださったときに受けた印象などを綴ってくださったんですが、今回、監督に声をかけていただけたことはすごく勇気をいただきました。自分を掻き立ててくれる作品に出会えたし、『まだまだやらなきゃ』って改めて思えました。宮崎(美子/美咲の母親役)さんも仰ってたんですが、ショートフィルムであれ、長編であれ、何か観る人に与えるものがあれば同じなんですよね。今回、完成した作品を観て、短い時間の中で自分の中にグッといろんなものが入ってくるのを強く感じました。女優としても、長編作品と変わらないかそれ以上のものをいただけたような気がしていて、すごく不思議でもあります。ちょっとした短い時間でそれだけ、感動を味わえるものなので、ぜひ多くの人にショートフィルムというものを知っていただき、楽しんでもらえたら嬉しいです」。最後にひとつだけ。美咲にとっての父親の淹れたコーヒーのように、忘れられない思い出の味は?「母親が作ってくれる“すいとん”ですね。小さい頃から『お腹すいた』というと、出してくれるんです。いまでも『作って』って言います。これが自分で作っても美味しくないんですよ(笑)。まさに母親の味ですね」。(photo / text:Naoki Kurozu)
2014年06月18日人気劇団、東京セレソンデラックスの最終公演『笑う巨塔』が10月3日、東京・サンシャイン劇場にて開幕した。同日行われた公開稽古では、主宰であり脚本・演出・出演もこなす宅間孝行のほか、芦名星、斎藤工ら出演者が意気込みを語った。1997年に旗揚げした同劇団。TVドラマ『花より男子』シリーズの脚本なども手がける宅間の紡ぎ出す世界は“笑って笑って、最後に泣ける”と評判を博し、徐々に人気劇団へと成長していった。2007年には劇団の代表作『歌姫』がTVドラマ化。演劇界のみならず広くその名を知らしめた。そんな劇団が12年の歴史に幕を下ろす。最終公演となる今回は、とある病院を舞台にしたシチュエーション・コメディ。宅間が「わりと切ない作品でファンの方が増えたのですが、最後はぱーっとお祭り騒ぎで」と語ったように、タイトルからして『白い巨塔』ならぬ『笑う巨塔』だ。胃潰瘍で入院している鳶の親方一家、空腹で倒れた次期総裁を目指す代議士とその秘書たち、旧友を見舞いにきたその対立候補の代議士らが、行き違い・勘違いの交錯からとんでもないドタバタコメディを巻き起こしていく物語。鳶の親方の娘を演じる芦名はギャグを連発、思うようにことが進まず頭を抱える代議士秘書を演じる斎藤、人違いでプロポーズされ舞い上がる看護師長の松本明子ら、出演者の全力の演技に、劇場中が爆笑に包まれた。公開稽古後の会見では、芦名が「すごくエネルギーを発散する舞台なので、皆さんにそれを感じていただいて、おなじ空気に包まれてもらえたら幸せ」と充実の表情を見せれば、松本が「自分の持っている力のレッドゾーンに振り切らないと、宅間さんの芝居には乗っていけない。コンマ何秒の違いで笑いの間がずれてくる。宅間さんの計算された台本は凄まじいです」と作品の魅力と手ごわさを語った。また自ら出演を志願し、オーディションを経て参加が決まったという斎藤は「舞台を通した後にみんな2キロくらい痩せてる。そのエネルギーは客席に伝わると思います。演劇を観ているというより“空間が楽しい場所”になると思うので、ぜひ体感しにいらしてください」とアピール。宅間も「今回は飲食もOKにしました。飲んでください、食べてください。開演時間前も、日替わりでキャストが出てきてお客さんと触れ合える時間を作ります。入った瞬間からアミューズメントスペースにしたい。ぜひ遊びにきてください」と“お祭り騒ぎ”宣言。多くのファンの心を掴んだ東京セレソンデラックスが打ち上げる最後の花火、お見逃しなく。出演はほかにデビット伊東、金田明夫ら。公演は10月28日(日)まで同劇場にて。その後11月1日(木)から4日(日)に北海道・道新ホール、11月7日(水)に新潟市民芸術文化会館 劇場、11月13日(火)から18日(日)に大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、11月22日(木)に広島・アステールプラザ 大ホール、11月24日(土)・25日(日)に福岡・キャナルシティ劇場、11月28日(水)から12月2日(日)に愛知・名鉄ホールでも上演。
2012年10月04日ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社の100%子会社であるブロードキャスト・サテライト・ディズニー株式会社が、3月17日(土)18時より新たにBS無料チャンネル<Dlife>(BS258)を開局することを発表し、15日(水)に記者会見が行われた。その他の写真<Dlife>は、30~40代の女性とその家族をターゲットに、海外ドラマやバラエティ、アニメなどを放送するBS無料チャンネル。忙しい朝には子供に向けてディズニーアニメを、日中には生活情報番組、ゴールデンタイムには家族向けバラエティと、大人の女性のニーズに合わせた番組編成を組んでいる。近年人気の高い海外ドラマには特に力を入れる方針で、『デスパレートな妻たち』『LOST』『クリミナル・マインド』といった人気タイトルから『リベンジ』などの日本初放送作品まで、週に20本以上のラインナップを21時以降のプライムタイムを中心に放映する。会見には、同社代表取締役社長の児玉隆志氏、マーケティングシニアマネージャーの久保智子氏、ウォルト・ディズニー・ジャパンの代表取締役社長ポール・キャンドランド氏が登壇。同局のコンセプトを紹介した児玉氏は、「24時間365日、大人の女性が楽しめるチャンネルにしたい」とコメントし、「日本人の生活文化が豊かになれば」と開局に向けての展望を語った。一方、キャンドランド氏も“大人も楽しめるディズニー”を強調、「多くの人にディズニーの作品を楽しんでもらいたい」とPRした。また、目玉番組である海外ドラマ『リベンジ』でヒロインの声優を務めた芦名星もゲストとして来場。高級リゾート地を舞台に主人公が父親の復讐を企てる物語について、「感情がいろいろ変化して、毎回ドキドキする」と説明し、「スリルを楽しんで欲しい」とアピールした。■スパークリングプレミア2Daysグランドオープニング3月17日(土)18:00放送■Dlife CINEMA『ドリームガールズ』(吹替版)3月17日(土)18:30放送■ドラマ『リベンジ』第1話(吹替版)3月17日(土)21:00放送その他番組詳細は<Dlife>オフィシャルサイトへ
2012年02月16日西島秀俊が来年公開の主演作『CUT』(原題)のメガホンを取ったイラン人監督アミール・ナデリと共に、今月20日(土)より始まる第11回東京フィルメックスのプレイベントのトークショーに出席した。ナデリ監督といえばナント三大陸映画祭での二度にわたるグランプリ受賞をはじめ、各国映画祭で高い評価を得ているイランを代表する監督のひとり。そのナデリ監督が日本を舞台に西島さんをはじめ常盤貴子、芦名星らをキャストに迎えて映画を製作するということは驚きをもって受け止められたが、そもそも監督と西島さんの出会いの場となったのが2005年の東京フィルメックス。2人は審査委員を務めたことをきっかけに言葉を交わし、今回の企画が動き出した。西島さんはそのときの様子について「監督から『ニコニコして感じが良いけれど、本性を見せろ』と言われました(笑)」と出会いの際の“秘話”を明かした。ナデリ監督は「彼は、自分にとっての“鍵”を持っている」と絶大な信頼を寄せているようで、西島さんも「『CUT』の撮影現場でも気持ちはひとつだったはず」と語った。プライベートでもかなりの数の作品を鑑賞し、映画好きとして知られる西島さんだがフィルメックスについては「毎回『よくぞこのセレクトを!』と感動します。どの上映会に行っても素晴らしい作品に出会える。今年も観に行きたいので仕事を入れないでほしい(笑)」と絶賛。「今後、自分が出演する作品が上映されるように頑張りたい」と力強く語った。『CUT』では映画監督の男を主人公にした作品。彼の映画製作の資金のためにトラブルに巻き込まれて兄が命を落としたことで自責の念を抱え、残された借金返済のために殴られ屋となる男の姿が描かれる。公開は来年2011年の予定。第11回東京フィルメックスは11月20日(土)より28日(日)まで東京の有楽町朝日ホール、東劇、TOHOシネマズ 日劇、東京国際フォーラム、銀座テアトルシネマなど複数の会場で開催。第11回東京フィルメックス公式サイト:■関連作品:CUT (原題) 2011年公開■関連記事:西島秀俊、イランの巨匠作品主演!共演の常盤貴子は13年ぶりショートヘア
2010年11月12日筒井康隆の人気小説を映画化した『七瀬ふたたび』が10月2日(土)に公開を迎え、主演の芦名星をはじめ、佐藤江梨子、ダンテ・カーヴァー、吉田栄作、今井悠貴らが舞台挨拶に登壇した。特殊能力を持って生まれた主人公たちの苦悩や、彼らを抹殺しようと目論む謎の組織との戦いが描かれる本作。幾度となく映像化されてきたが、主人公の七瀬を演じた芦名さんは、原作者の筒井さんをして「もっとも七瀬らしい」と言わしめた。これについて芦名さんは「先生とは先日お会いしましたが、そのようなお言葉をいただけてとても光栄です。特殊な能力を持っていることで苦しみや孤独と戦わなくてはいけないのですが、内面は普通の女性。少しでも“七瀬”に近づけたなら嬉しいです」と語った。今井くんは現在11歳。七瀬と同じく他人の心を読むテレパスの能力を持つ少年を演じたが「僕は星ちゃんのことが大好きで、好きになりすぎて星ちゃんの心の中は読めるようになりました。いま、お腹空いているのかなぁとか(笑)」と語り、司会者の「芦名さんが初恋の人?」という質問に照れくさそうに「はい…」。これに芦名さんは「悠貴、ありがとう。嬉しいですね。私と悠貴とダンテは超能力者同士で家族のように暮らしている設定なのですが、現場でもまるで家族のように仲が良かったんです」と笑顔で明かしてくれた。ダンテはプライベートでは新婚ホヤホヤ!「おめでとうございます」という祝福に「ありがとうございます。実は今日ここに奥さんも来ています」と、こちらも照れくさそうに明かし、会場は温かい拍手に包まれた。佐藤さん演じる藤子は、過去へと時間をさかのぼることができる“タイムトラベラー”。「最初、タイムトラベラーの役と聞いて『ターミネーター』を想像して『裸でしゃがむところから始まるのかな?』なんて思ったのですが(笑)」とユーモアたっぷりに語り会場の笑いを誘った。舞台挨拶の最後には、ダンテが「私の念力でくす玉を割ります」と宣言。ダンテは「うぅぅぅぅ…」と念力をくす玉に向かって送り続ける。さらに、ほかの登壇陣も同じように念力を送ると、見事にくす玉が割れ、中から“『七瀬ふたたび』大ヒット”の文字が。再び会場は拍手に包まれた。『七瀬ふたたび』はシネ・リーブル池袋、シアターN 渋谷ほか全国にて公開中。■関連作品:七瀬ふたたび 2010年10月2日よりシネ・リーブル池袋、シアターN 渋谷ほか全国にて公開© 2010「七瀬ふたたび」製作委員会■関連記事:芦名星と蜷川実花が再コラボ上海で撮影の「月刊 芦名星」発売決定!憂いを帯びた芦名星の表情にドキッ!『七瀬ふたたび』ポスター解禁筒井康隆も太鼓判!「七瀬ふたたび」が芦名星、サトエリ、前田愛らで初の映画化!
2010年10月04日イラン出身で世界的に高い評価を受けるアミール・ナデリ監督の最新作『CUT』(原題)に西島秀俊が主演し、殴られまくる映画監督役を演じることが発表された。常盤貴子、菅田俊、笹野高史、芦名星らも共演、常盤さんは本作で13年ぶりに髪をショートにしている。ナデリ監督は過去にナント三大陸映画祭で二度にわたってグランプリを受賞。カンヌやヴェネチアなどの映画祭でも作品が上映され、高い評価を受けている。その世界的な巨匠が、東京フィルメックスの審査員として西島さんと出会ったことから今回の企画がスタート。日本人キャストを起用し、日本を舞台にした映画を製作することに。青山真治監督が脚本協力として参加している。主人公は西島さん演じる映画監督の秀二。兄からお金を借りて映画を撮るものの、彼の作品は商業映画として映画館で上映されることはない。ある日、秀二のためにやくざに金を借りていた兄がトラブルで命を落とし、秀二が借金を背負うことに。彼は、兄の死に対する自責の念を抱え、殴られ屋をやることで借金を返済しようとするが…。主人公・秀二以外の役柄では、常盤さんが夜の世界に生き、殴られ屋となる秀二を支える女・陽子を演じるほか、やくざの組員でありながらも秀二に協力するヒロシを笹野さんが、秀二の元恋人の女優で、彼に商業映画の企画を持ちかける明子を芦名さんが演じる。西島さんは「2005年の東京フィルメックスナデリ監督と出会い、そのときに『一緒に映画を作ろう』と約束しました。その約束が実現してとても嬉しいです。ナデリ監督の映画を見たときの衝撃はいまも忘れられません。圧倒的な映像と音の中に、またナデリ監督のあのエネルギーそのものに巻き込まれていくことをとても楽しみにしています。そして今回は常盤貴子さん、菅田俊さん、笹野高史さんという、強い存在感のある役者さんたちと久しぶりに共演できることもとても嬉しいです」と喜びを語っている。13年ぶりのショートヘアで本作に臨んでいる常盤さんは「最初に企画書と脚本を読ませていただいて、あまりにも『?』が多かったのですが、西島秀俊さんや青山真治監督の参加が決まっていましたし、大勢の方がこの作品に協力しようとしている、その源を探りたくて監督にお会いしました。監督はイランの方ですが、『日本の古い映画は時間がゆっくり美しく流れる映画がたくさんあって大好きだったのに、最近はコマーシャル的な作品が多くて、これはそろそろ誰かどうにかしなくてはいけないと思い、自分が立ち上がった』とおっしゃられていたので、思わず『オモシロイ!』と参加してしまいました。西島さんはすごくフラットなイメージです。みんなが大好きですよね、西島さんのこと(笑)。その魅力を近くで探りたいなと思っています。ナデリ監督は、ちゃんと役者の話を聞いてくれて褒めてくれる。小さい疑問があっても自分で呑みこまずに質問できるので、役柄に対して共通認識を持っていられます。一緒にその役柄を作っていけることが面白い現場です。でも、ナデリ監督は嵐のような人で、私も含めてみんな振り回されていますけど(笑)。普段、依頼される役柄は大体似たような役が多いので、本作では外見も含めて自分の想像をいい意味で裏切られていて楽しんでいます」とその思いを明かしてくれた。「この映画は西島秀俊その人であり、西島秀俊はこの作品と秀二そのもの」とはナデリ監督の弁。果たしてどのような作品に仕上がるのか?また、国際映画祭への出品も気になるところ!『CUT』(原題)は今後、10月まで撮影が行われ、2011年公開。■関連作品:CUT (原題) 2011年公開
2010年09月04日「まじかるタルるートくん」、「東京大学物語」で知られる人気漫画家・江川達也が原案と監督を務めた映画『KINGGAMEキングゲーム』が8月28日(土)、公開を迎え新宿K’s cinemaにて、江川さんをはじめ主演の石田卓也に芦名星、川村ゆきえが舞台挨拶を行った。監禁状態の密室の中で繰り広げられる“KING GAME”、すなわち王様ゲームを通じて、人間の心に潜む欲望や暴力による支配願望をあぶり出していく本作。主人公のスズを演じた石田さんは「王様ゲームをした経験は?」という問いに「王様ゲームをやったのはこの映画が初めてで、その後もやったことがない」と回答。すると監督が横から「今度、誘ってやろうか?」とニヤリ。“白兎”役の川村さんも「やったことなかったけど、この映画の打ち上げでやって盛り上がった」と明かすと、これまた監督が横から口を挟み「あのときは嬉しかった!」と嬉しそう。一方、芦名さんに関しては公開前から劇中の真っ赤なボンデージ姿が大きな話題となっていたが、この日は舞台上にボンデージスーツのマネキンが登場。自らデザインしたという江川さんは「かなりテンションが上がりノリノリで撮影しました」と語ったが、当の芦名さんは「普段は着ることがないので…」と照れくさそう。これにすかさず江川さんが「普通ないっすよ!ボンデージは男の夢(笑)。芦名さんはイメージ以上にスタイルが良くて、ほめ言葉か分かんないけど、ボンデージが似合う女ですね。下着を着けると(ラインが)出ちゃうので、着けてないんじゃなかったかな?」と、この場でもノリノリで裏事情を明かしてくれたが、芦名さんは「下着は着けてます!」と即否定。これには江川さん、「着けてたの?あれぇ…着けてたんだ、なんだ」とガックリ。会場は笑いに包まれた。最後に江川さんは王様ゲームについて「昔、ポーランドでは王さま同士が選挙で(王を)決めていたし、日本でも足利義教(室町幕府第6代将軍)はクジで決まった将軍で、まさに“王様ゲーム”に近かった。だから、民主党の代表選挙もクジでやった方がいいんじゃないかな?」と時事ネタを取り込み風刺を利かせ、会場の笑いを誘った。『KINGGAMEキングゲーム』は新宿K’s cinemaにて公開中。■関連作品:KINGGAMEキングゲーム 2010年8月28日より新宿K’s cinemaにて公開© 2009キングゲーム製作委員会■関連記事:芦名星と蜷川実花が再コラボ上海で撮影の「月刊 芦名星」発売決定!王様ゲームの果てに…?芦名星が過激なSM姿を披露!
2010年08月30日女優の芦名星が、人気写真家・蜷川実花とのコラボレーションによって、新潮社より発行されている人気ムック型写真集「月刊シリーズ」に登場、「月刊 芦名星」として9月14日に発売されることが決定した。芦名さんは10月公開の映画で、筒井康隆の人気小説を原作とした『七瀬ふたたび』に主演。本作のポスターの写真も蜷川さんが撮影を担当しており、芦名さん演じる主人公・七瀬の一瞬の哀感を見事に切り取ったポスターは先日より公開され、話題となっている。今回の「月刊 芦名星」の発行にあたり、撮影は海を渡り、いま、世界で最も熱い街と言われる上海で敢行!芦名さんは「初めての上海は、万博の影響もあってか、とても活気があり、歩いている人たちもイキイキしていて、エネルギーが溢れていました。海外で撮影をするということだけでもワクワクしていましたが、さらにこんなに元気な場所で撮影が出来るということがとても嬉しかったです。そのエネルギーをもらい、とても良い状態で撮影が出来たと思います」と感想を語ってくれた。そして、蜷川さんの撮影については「蜷川さんとは『七瀬ふたたび』のポスターで初めてご一緒させていただいて、そのときも私の表面ではなく、感じている内面を撮って下さっているような印象があったんです。今回の『月刊』の撮影のときにはよりそう感じました。撮影はあっという間に過ぎていき、短い時間でしたがとーっても楽しかったです。お互いに多く言葉を交わさないのですが、レンズを通して気持ちでつながっているというか…不思議な感覚です。自分が表現していることや感じていること以上のものを引き出して下さると感じました。言葉では難しいのですが、今回の撮影でも蜷川さんとご一緒出来て本当に嬉しく思います」とコメント。『七瀬ふたたび』で筒井康隆をもうならせたクールビューティは魔都・上海で、天才写真家を前にどのような表情を見せたのか?「月刊 芦名星」は9月14日(火)発売。映画『七瀬ふたたび』は10月2日(土)よりシネ・リーブル池袋、シアターN渋谷ほか全国にて公開。■関連作品:KINGGAMEキングゲーム 2010年8月28日より新宿K’s cinemaにて公開© 2009キングゲーム製作委員会七瀬ふたたび 2010年10月2日よりシネ・リーブル池袋、シアターN 渋谷ほか全国にて公開© 2010「七瀬ふたたび」製作委員会■関連記事:王様ゲームの果てに…?芦名星が過激なSM姿を披露!憂いを帯びた芦名星の表情にドキッ!『七瀬ふたたび』ポスター解禁筒井康隆も太鼓判!「七瀬ふたたび」が芦名星、サトエリ、前田愛らで初の映画化!
2010年08月22日「東京大学物語」で知られる人気漫画家・江川達也が原案・監督を務める『KINGGAMEキングゲーム』で出演者のひとり、芦名星が赤いボンデージにムチという、過激なSM姿を披露していることが明らかになった。外部と遮断された場所で、ある組織と交わした契約によって集められた10人が「王様の命令は絶対」というルールの下、王様ゲームを繰り広げるという本作。ゲームが進むにつれ徐々に王様の要求はエスカレートし、それぞれの心の奥底に潜む欲望や、参加者が抱えた事情、彼らが集められた意味が少しずつ焙り出されていく。ゲーム参加者と司会進行役の計11名のうち、女性は6人。赤ボンデージをまとった女性の姿は、本作チラシの裏、および公式サイト上で先日より公開されており、女性役6人に扮した芦名星、前田愛、夏目ナナ、佐藤千亜妃、川村ゆきえ、木村佳乃のうちの誰かであると告知されていたが、このほどその正体が芦名さんであることが明らかになった。劇中には、この衣裳でのSMシーンなども登場するとのこと。芦名さんはこれまでにも『シルク』、『ジュテーム〜わたしはけもの』などで体を張った演技を見せてきたが、本作でもまた大胆なシーンに挑戦することに。なお、今回公開された画像に写っているのは、CGや吹き替え一切なしの芦名さん本人!芦名さんが演じるのは“チェーホフ”という名で呼ばれる文学少女だが、どのような経緯でこのような姿をさらすことになったのか気になるところ。『KINGGAMEキングゲーム』は8月28日(土)より新宿K’s cinemaにて公開。■関連作品:KINGGAMEキングゲーム 2010年8月28日より新宿K’s cinemaにて公開© 2009キングゲーム製作委員会
2010年08月17日筒井康隆の作家生活50周年記念作品として製作された映画『七瀬ふたたび』の公開日が10月2日(土)に決まり、本作のポスター画像が解禁!併せて主人公の七瀬役・芦名星のコメントも到着した。原作は、1970年代初頭より刊行され、累計430万部を売り上げた“七瀬3部作”(「家族八景」、「七瀬ふたたび」、「エディプスの恋人」/新潮文庫刊)の中心をなす作品であり、これまで4度にわたってTVドラマ化されてきた。火田七瀬は人の心の内を読む能力(テレパス)を持つ少女。その能力を他人に知られまいと苦悩の人生を歩んできた彼女だったが、同じような特殊能力を持つ仲間とめぐり合う。だが、彼らは一様に能力者を抹殺しようとする組織に追われることに…。組織との熾烈な戦いと共に、能力者同士の家族のようなつながりや恋愛模様、「なぜ自分たちは生まれてきたのか?」という苦悩、葛藤が綴られる。今回到着したポスターには、筒井さんが「最も七瀬らしい七瀬である」と太鼓判を押す芦名さんが背中越しにふり返る姿が写し出されている。撮影は蜷川実花。劇中で七瀬が見せる、哀感に満ちた1シーンを鮮やかに切り取っており、芦名さんの鋭い眼差しが印象的な仕上がりとなっている。芦名さんは「完成したポスターは雰囲気があって素晴らしいと思いました。彼女(七瀬)の強さや悲しさなどをポスターからも感じていただき、『七瀬ふたたび』の世界観へ導いていければと思います」とコメント。こちらのポスターは7月3日(土)より劇場に設置される。『七瀬ふたたび』は10月2日(土)よりシネ・リーブル池袋、シアターN 渋谷ほか全国にて公開。■関連作品:七瀬ふたたび 2010年10月2日よりシネ・リーブル池袋、シアターN 渋谷ほか全国にて公開© 2010「七瀬ふたたび」製作委員会■関連記事:筒井康隆も太鼓判!「七瀬ふたたび」が芦名星、サトエリ、前田愛らで初の映画化!
2010年07月01日映画『猿ロック THE MOVIE』の主演・市原隼人と芦名星がサプライズで登場するゲリライベントが2月20日(土)に原作の舞台でもある渋谷のSHIBUYA109スクエアで開催されたが、2人が登場するや大歓声と共に予想以上に多くのファンが殺到!混乱の中、主催者側の判断でイベント自体がわずか数分で強制終了となったが、市原さんはマイクを握りファンに熱い思いを訴えた。こちらのイベントは、主催者側が地元警察署と綿密な打ち合わせを行い、許可を取った上で、当日も警察官の立ち会いの下で開催されたが、事前にファンへの告知は一切なし。文字通りサプライズで行われた。市原さんと芦名さんが登場すると、会場は騒然!想定していた以上の観客が押し寄せ、安全面を考慮しすぐに終了となってしまった。それでも、市原さんは映画に込めたメッセージを届けたいとマイクを握り「例えば性別が違っても、国が違っても、何か共通して感じることがあると思うんです。そして『本当の正義って何なんだろう?』ってのを追及している映画です。よろしくお願いします!!2月27日土曜日より公開の『猿ロック THE MOVIE』。非常に温かい作品になっております!よろしくお願いします」と呼びかけ、芦名さんと共に舞台を降壇した。『猿ロック THE MOVIE』は2月27日(土)より公開。■関連作品:猿ロック THE MOVIE 2010年2月27日より公開© 2010「猿ロック」製作委員会■関連記事:市原隼人、23歳のバースデイ祝福に「新しい自分見つける」『猿ロック』完成披露一緒にこたつでミカンを食べたい俳優第1位は…この冬こたつを買ったばかりの堺雅人!市原隼人が元祖サル・秀吉の元に参上!大阪で『猿ロック』ヒット祈願&天下狙う市原隼人らキャスト舞台挨拶付き『猿ロック THE MOVIE』試写会に10組20名様ご招待誰と一緒にこたつでみかん食べたい?「MTV」オリジナルステッカー&「ウサビッチ」グッズを10名様プレゼント
2010年02月20日CS映画専門チャンネル「ムービープラス」にて、毎週土曜日の20:55から、様々な映画作品を放映する「ムービープラス・プレミア」。その本編の放映前に映画好きで知られる小堺一機がゲストと共に映画の見どころを紹介する「プレミア・ナビ」の収録の様子が公開された。2月のゲストは女優の田丸麻紀。2人は様々な映画談義に花を咲かせた。普段、自宅でもよく映画を観ているという田丸さん。劇場に直接足を運ぶことも頻繁にあり、多いときは月に5〜6本は映画館で鑑賞するという。最近、映画館で鑑賞したという話題作『アバター』の魅力について小堺さんと話しつつ収録はスタート!2月のプレミア・ナビでは、マイケル・ピット主演、役所広司、中谷美紀、芦名星ら日本人キャストが出演したことでも話題になった『シルク』と、M・ナイト・シャマラン監督による傑作『シックス・センス』などの話題作を放映する。『シルク』について、田丸さんは「日本の景色も日本女性の描き方もとても美しくて、忘れていたものを思い出させてくれるとても素敵な映画。西洋と日本の間をシルクの1本の糸で結ぶ、とても美しい物語で、日本人としても誇らしくなるような描写がたくさんあって感動しました」と絶賛する。また、印象に残っているシーンとして「マイケル・ピットがお風呂に入っているシーン。青い目をした西洋の方が、純日本的なお風呂に入るというその違和感というか、ギャップがとてもセクシーに見えました(笑)」とコメントした。女優としての自身の演技に話が及ぶと、「関西出身なので、結構常に笑いを探してしまうところがあるんです。喜怒哀楽でいうと、プラスの感情の印象が残るような演技がしたいといつも思っています」と思いを語った。続いてトークは、衝撃のラストシーンが話題を呼んだ『シックス・センス』について。「やっぱりあのラストには驚きましたが、繰り返し観たくなる作品ですよね。観返すことで発見があると思いますし、まだ観たことがない人と一緒に観て、反応を知りたいです(笑)」と感想を語った。自身もホラー映画への出演経験のある田丸さん。小堺さんから「実際のホラー映画の現場では、その雰囲気に呑まれないように妙に現場が明るいと聞きますが…」という質問が。田丸さんは、「私も撮影のときは休憩時間に幽霊役の方とお茶を飲みながら楽しくお話したりしてました。怖かったので、撮影以外の時間は楽しくしていました」という現場の裏話も!2人はさらに本作で天才子役と絶賛を浴びたハーレイ・ジョエル・オスメントの演技や、撮影時のエピソードについて語り合い、大いに盛り上がった。「プレミア・ナビ」毎週土曜日20:55〜、日曜午後、火曜夜に放映する「ムービープラス・プレミア」。プレミア・ナビは映画の始まる前の5分間と、終わった後の1分間に作品の見どころや最新情報を紹介。「プレミア・ナビ」公式サイト■関連作品:シルク (2007) 2008年1月19日より日劇3ほか全国東宝洋画系にて公開© 2006 Jacques-Yves Gucia/ Picturehouse Productionsアバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reserved■関連記事:アカデミー賞候補が決定!キャメロンVSビグローの元夫婦が最多9部門で対決K・ビグローが全米監督協会賞で女性監督初の快挙!会場にはブランジェリーナも『アバター』ついに『タイタニック』超え!歴代世界興収を塗り替えるサンドラ・ブロック快進撃!全米映画俳優組合(SAG)賞発表徐々にオスカー候補が見えてきた?英国アカデミー賞候補が発表に
2010年02月04日人気お笑いコンビ、さまぁ〜ずが映画で初主演!若薄ハゲに悩むサラリーマンがコンプレックスを克服する姿を描いたハートウォーミングコメディ『かずら』が1月30日(土)より公開される。これに先駆けて、同12日(火)、さまぁ〜ずの二人(三村マサカズ、大竹一樹)に共演の芦名星、塚本連平監督、そして主題歌を担当した人気上昇中の沖縄出身のバンド「かりゆし58」を迎えての舞台挨拶が行われた。実話に基づき、“かつら”というナイーブな題材を正面から描いた本作。主人公のサラリーマン・森山を演じた三村さんは、「(自分は)髪あるじゃん!薄毛の人もっといるじゃん!」とハゲていないのに主演に抜擢された感想をもらすや「例えば、買ったジャケットがレディス合わせだったときみたいに、自分しか気にならないけど他人も気づいちゃわないかな、みたいな。そんなことをあと2、3個考えましたね」とコメント。すると、大竹さんも「(カツラが)バレたのかな、と。よく洋服を買うときにレディス合わせだったりするので…」と早速、相方に乗っかり、息の合ったノリツッコミで会場の笑いを誘った。初主演ながら「緊張せずに済んだよね?」と素のままで撮影に臨めたという三村さん。22年連れ添ったそんな相方について大竹さんは、「余計なことしない感が非常に良かった。成長が見られましたね」と上から目線で絶賛、すかさず三村さんは「親か!」と一喝。さらに、かつらを着けての撮影の話に及ぶと、「ストレスがとんでもない。だからそういう意味で、かつらの人の気持ちが分かった。自然に見えるように頭の動きを考えたり…」とふり返る大竹さん。すると三村さんは「それ、俺が言いたかったんだよな!」と滑り込み、カツラでの撮影の苦労を語った。ちなみに、もし自身がハゲたらカツラをかぶるか?との問いには「いい感じのブルース・ウィリス風にきてるので大丈夫でしょ。かぶんないですよ」と断言してみせた。一方、森山の恋の相手を演じた芦名さんは、恋人がカツラだったら知りたいか知りたくないか聞かれ、「密になったら気づきますよね…。それでも好きだったら気にしないと思いますけど」と冷静にコメント。すると、三村さんが「(映画でも)気づかないっていうカツラがバックアップしてるのに気づいちゃってるからね」とフォローし笑いを誘った。最後に、「我々、役者として90%くらいの力を出してお送りしましたので、ぜひ観ていただきたい」と少々脱力ぎみの大竹さんに対し、三村さんは「薄毛じゃなければ実はかっこいい役なんです。だから気持ちは堤真一のつもりでやりました。かつらを投げて『明日からよろしくな』と言うシーンは『おくりびと』のモッくんをモデルにしましたが、結果オレだった」とアピール。そして、「レイトショーから世界に羽ばたいてほしい」と力いっぱいに作品を送り出した。『かずら』は1月30日(土)よりシネクイントほか全国にてレイトショー公開。■関連作品:かずら 2010年1月30日よりシネクイントにてレイトショー公開© 2010「かずら」製作委員会
2010年01月12日筒井康隆の手による、SF小説の金字塔とも言うべき作品で、これまで4度にわたってTVドラマ化されてきた「七瀬ふたたび」が芦名星を主演に迎えて『七瀬ふたたび The Movie』として映画化されることが発表された。主人公・火田七瀬は人の心を読むことができる、すなわち“テレパス”であるがゆえに能力者狩りの暗黒組織に追われている。七瀬以外に透視、念動力、そして未来予知などの特殊能力を持つ能力者たちは存在するが、次々と組織に追い詰められ、命を落としていく。その中には七瀬が秘かに愛していた予知能力者・岩瀬も…。彼女たちは何のために生まれてきたのか?能力者たちの切り札的存在・時間移動の能力を持つ藤子と共に七瀬は最後の戦いに赴くが…。1970年代初頭に刊行され、シリーズ3作(「家族八景」、「七瀬ふたたび」、「エディプスの恋人」/新潮文庫刊)を通じて累計430万部を売り上げた大ベストセラー「七瀬」シリーズ。映画化は今回が初めてだが、原作者の筒井さんは「なんといっても芦名星は、今までの七瀬の中で、もっとも七瀬らしい七瀬である。強いまなざしと、凛とした態度は、七瀬のキャラクターそのものだ。人気が沸き上がること、間違いなしだろう」と太鼓判を押す。七瀬役に抜擢された芦名さんは「『七瀬ふたたび The Movie』は能力者たちのお話で、最初から不思議な世界に引き込まれます。いまの私たちの生活では遭遇しない世界なのですが、知らないところで本当にある世界のような…。演じている方々もとても個性があって、ひとりひとりの不安や葛藤、悲しい出来事やハラハラするような出来事のバランスが素晴らしいと思います。最初からドキドキして、最後まで途切れることなく、スピード感のある映画だと思いました」と自信をのぞかせる。さらに、原作のシリーズの第1作「家族八景」に言及し「こちら(「家族八景」)も読んでいた私には、(映画で)より深い部分が見えて、とても面白かったです。映画をご覧になって下さる方もぜひ『家族八景』を読んでいただいた後に、この映画を観ていただければと思います」とのメッセージを寄せてくれた。七瀬以外の能力者たちに扮する共演陣も豪華!タイムトラベラー・漁藤子役に佐藤江梨子、サイコキネシストのヘンリー・フリーマン役を演じるのはダンテ・カーヴァー、未知の能力を秘めた山沢ノリオ役を今井悠貴が演じ、そして七瀬が秘かに想いを寄せていた予知能力者・岩淵了役に田中圭が扮する。また、七瀬と行動を共にするがゆえに、闘いに巻き込まれていく真弓瑠璃役を前田愛が熱演、さらに吉田栄作が、能力者たちを追いつめる組織を束ねる狩谷を演じている。海外ドラマではここ数年、「HEROES」、「スーパーナチュラル」など超能力者たちの物語が大きな話題を呼んできたが、日本でも色あせぬ輝きを保ち続けるSF小説の傑作がついに映画化!『七瀬ふたたび The Movie』は2010年6月、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開。■関連作品:七瀬ふたたび The Movie 2010年6月、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開© 2010「七瀬ふたたび」製作委員会
2009年12月08日この若さで“個性派俳優”と称される役者も珍しい。濱田岳、21歳。先頃DVDがリリースされた『鴨川ホルモー』では、主人公の親友でエキセントリックな帰国子女の京大生・高村を好演。劇中、現代劇にもかかわらずチョンマゲ姿を披露し、なんと織田信長(のモノマネ)まで演じている。「『人間五十年』の舞いまで満喫しちゃいました」と屈託なく笑う一方で、「人前で演技するのがいまだに恥ずかしい」とも。個性派俳優であればあるほど、その素顔が気になるところ。この『鴨川ホルモー』を始め、映画、ドラマへの出演が続く濱田さんに話を聞いた。「一般に“役作り”と言われるものがよく分かんないんです」。そう語りつつ、役柄へのアプローチについて濱田さんはこう語る。「演じる役柄がどんな人間であれ、多かれ少なかれ僕の中にあるものなんですよ。高村のようなぶっ飛んだ部分も、根暗な部分も。自分の心の中のそういう部分を見つけて拡大していく、それが僕の第一の仕事ですかね。だから、語弊があるかもしれないけど、殺人者の役をやるとしたら、自分の中にほんの少しだとしてもあるであろう、そういう要素を探すことから始めると思います。きっとそれは誰にでもあるものだと思うし。今回の高村役ですか?そうだなぁ…僕もマイペースなヤツですね(笑)。それを過剰に表現するとああいう、空気を読めなくて押し付けがましい男が完成するんです!」それにしても、本作で見せるチョンマゲ、絶叫、ハイテンションは凄まじい…。だが、本人は至って真面目に「今回はチョンマゲがライバルでした」と言う。「チョンマゲなんて誰がつけたって面白いに決まってるんですよ。そこを、これは濱田岳じゃなきゃって言わせたいので何かしなくちゃいけなかった。ヅラにおごらず!いいライバル関係でした(笑)」。翻って、素の濱田岳はどんな人間?「あぁ、気の小さい男ですよ。とにかく何やるのも恥ずかしい(苦笑)。じゃあ、俳優やめちまえって話ですが、現場が楽しいんです。その楽しさゆえに続けているような感じですね。10歳でこの世界に入って、大人の世界に放り込まれて、相手にされて…この楽しさに味をしめたんですね。1か月くらいの撮影の中でいろんな人と一緒になって、役職は違えどプロの集団で、同じものを作ってるけどライバル関係とはまた違って。現場の空気がとにかく好きなんです」。では、「演じる」「違う人間になりきる」という部分に対しての楽しさは?と尋ねると、照れくさそうにかぶりを振る。「いや、そこを意識すると、恥ずかしくて出来ない!自分でモニターチェックもしないんですよ。それを意識しないでやって来たのがいまにつながってるのかな…」。本作を始め、少しエキセントリックな役、正統派の主人公とはひと味違う役柄を演じることが多いが、それについて本人はどう感じているのだろうか?「特に最近感じるのが、脇役の醍醐味。それに気づいたからこそ怖さも感じます。いまはこのポジションが面白くて仕方がないですね。今回も、ただの学生群像劇というだけではないコメディが求められていた。そこで僕が自爆覚悟で突っ込めば、みんなのテンションも思い切り上がるんですよ。だってみんな負けたくないでしょ?こんなチョンマゲなんかに(笑)」。さらに、今後、やってみたい役を聞いてみると、こんな過激な言葉も。「みんながやりたがらない役がいいですね。変態とか殺人者とか。僕がやると、みんなが観て『何だこいつは?逮捕しろ!』って言うような。『こいつにだけは殺されたくない』っていう殺人犯を演じたいです」。目標としている俳優を尋ねると、こんな答えが返ってきた。「小心者だから、目標は作らないようにしています。素敵な俳優さんはごまんといますが、気が弱いので、目標にすると二番煎じにしかならなくなる。それじゃ寂しいし、“自分”でいたいなと思います」。恥ずかしがり屋で小心者と称しつつ、飄々とそう語る姿からは常人離れした精神力の強さが垣間見えるが…。「のんきだから、何とかなるって思ってるんですよ。焦りもないですね…いまだにこの仕事で食べていけると思ってなくて、大検を取ろうとしたりしてますし。まあ自分ののんきさも結構好きですよ」。最後の写真撮影の際に、原作小説は読んだか?と尋ねると「薦められると読みたくなくなるんですよ」とポツリ。「でも、『ホルモー六景』(※『鴨川ホルモー』のスピンオフ的な続編小説)は読みました。面白かったですよ。(主人公の)安倍は山田くんを想像しながら読みましたね」とのこと。では、小説内の高村に関しては自分の姿を想像する?「しないです!無理!そんなの恥ずかしいよ!」『今度は愛妻家』、『ゴールデンスランバー』と出演作が続くが、ますますの名演、怪演を期待したい!『鴨川ホルモー』[DVD]発売元:ポニーキャニオン価格:4,935円(税抜)発売中■関連作品:鴨川ホルモー 2009年4月18日より全国にて公開© 2009 「鴨川ホルモー」フィルムパートナーズ■関連記事:大作を脅かす本命ヒットとなるか?『スラムドッグ$ミリオネア』満席続出スタート!いじめか!斉藤祥太の印象聞かれ山田孝之「実は双子」、栗山千明「見分けつかない」山田孝之「異なる役を楽しんでます。『ムチャクチャな顔にしてやる!』って(笑)」オニを操る小悪魔(?)芦名星「真っ直ぐゆえに嫌われる女の子ってある意味素敵」『鴨川ホルモー』ダンスコンテスト開催!パパイヤ&本木監督、セクシー衣裳にニヤリ
2009年12月04日累計400万部の売上を突破した人気コミックを原作に、人気沸騰中の市原隼人を主演に迎えてドラマ化され、今年7月より放送された「猿ロック」。兼ねてから映画化が囁かれていた本作だが、その真相がこのたび明らかに!映画『猿ロック THE MOVIE』というタイトルで、強力な新キャストも加わり、撮影がスタートした。ドラマからの続投で、市原さんが演じるのは主人公の天才鍵師・猿丸耶太郎、通称“サル”。映画では謎の美女に依頼された仕事で、警察の権威に関わる重大な秘密が入ったトランクを手にしてしまったサルは、ブツを取り戻そうとする銀行強盗犯、そして警察に追われるハメに…。市原さんに加え、共演陣には芦名星、渡部豪太、高岡蒼甫らがドラマに続き、サルの幼なじみとして配役。さらに、劇場版新キャストとして、NHKドラマ「どんと晴れ」で脚光を浴びた比嘉愛未がサルを美貌で騙す謎の美女を、小西真奈美は超エリート警察官僚役で事件の最大のカギを握る人物として出演するほか、光石研に西村雅彦、國村隼などベテラン勢も集結。また、鍵屋vs警察の激しいアクションも見どころとなる本作。カーチェイスに車の横転、海に車ごとダイブもあり!制作には、『海猿』の制作スタッフが何名か入っているが、先日都内某所で行われた銀行強盗のシーンの撮影では半径約100メートルの道路を一日中封鎖して敢行。警察隊や報道陣、野次馬といった数百人ものエキストラもおり、一般の通行人は本物の事件と間違えて、野次馬となって押し寄せたとか…。ドラマから映画に、パワーアップした映像が展開される。『猿ロック THE MOVIE』は2010年2月27日(土)より公開。■関連作品:猿ロック THE MOVIE 2010年2月27日より公開© 2010「猿ロック」製作委員会
2009年10月29日