スギやヒノキ花粉で悩んでいる人は多くいます。年々花粉症を患う患者数は増えていると言われていて、「この時期がおっくうでたまらない」という人もいるでしょう。花粉症の人が最も苦痛なこの時期、どうやって乗り切ればいいでしょうか? 実際に花粉症で悩んでいる人達の対策法を知ると、取り入れてみたいと思える方法が見つかるかもしれません。今回はウーマンエキサイトの女子のホンネ投票で集まった、花粉症にまつわる辛いエピソードや対処法などを紹介していきましょう。Q.あなたは花粉症ですか? 2014年2月20日から2014年3月31日まで、18歳~45歳までの女性272人の人に調査したところ、なんと9割以上の人が花粉症だということがわかりました。日本では、特にスギ花粉で悩まされている人が多いようで、これまで発症していなかったのに、突然花粉症の症状が出てきてしまうというケースも少なくありません。花粉症の女性は、美容面でもさまざまな悩みを感じているようです。Q.花粉症の時期、外見で困ることは? 花粉症で最も困るのは鼻水が止まらずに鼻をかむため、鼻の周りが乾燥してしまって、ファンデーションののりが悪いという点。どれだけ保湿をしても乾燥が改善されず、まるでファンデがひび割れたようになってしまうという人も多いはずです。また、目がかゆくなったり、涙が出たりする症状があると、せっかくのアイメイクが台無し。メイクして外出しても、帰宅する頃にはほとんどアイメイクが落ちていることもあると思います。憧れの彼とデート! というときも、思うようにメイクができず気分が沈んでしまう…といった経験がある人もいるでしょう。Q.花粉症になるとお肌はどうなってしまう? 花粉症といっても、ひとりひとり肌トラブルの症状は異なるようです。最も多かったのが乾燥し、カサカサ肌になるタイプ。次いで敏感肌になり、今まで使っていた化粧品が合わなくなることもあるようです。アンケート結果では少数ではありますが、顔がパンパンに腫れて、「人に会うことすら嫌だ」という状態に陥ってしまう人もいるので、花粉症対策は徹底しておきたいところ。では、どのようにして対策をしたり、美容に対する努力をしているのでしょうか? Q.花粉症のとき、より力を入れる美容・ファッション対策は? 花粉症で悩む人の約8割が、マスクを着用して少しでも花粉をシャットアウトできるように工夫しています。目がかゆくなったり腫れたりする人は、コンタクトから眼鏡に替えて目への負担を掛けないようにしているようです。基礎化粧品を見直したり、保湿力の高いアイテムを使ったりと、肌を労わる努力をしています。また、その他の方法として、免疫を高めるためヨーグルトを食べたり、甜茶や凍頂烏龍茶を飲む、静電気の付きにくい衣料を着たり、スプレーを使うという方法も挙げられていました。ヨーグルトに含まれる乳酸菌の働きによって、免疫力が向上すると言われていますが、即効性がある訳ではないようです。日頃からヨーグルトを摂取して、体質を改善していくことで花粉症対策の効果を発揮してくれるはずです。他にも、鼻から花粉を吸いこむのを防ぐために、鼻の穴の内側にワセリンを塗るという人や、専用ののど飴や目薬を使用するという人もいました。マスクが苦手な人は、これらの方法で花粉症対策を行いましょう。■みんなの辛かった花粉症エピソード花粉症で悩む女性の悲しく辛いエピソードをいくつか紹介しましょう。・鼻に優しいティッシュが手元になくて、普通のティッシュで鼻をかんだら、3回目で鼻の皮が剥けた。・妊婦の花粉症はやばかった。薬飲めないのに鼻水ズルズル。マスク内で鼻栓! 女捨ててる! ・目が真っ赤な時に無理してアイメイクしたらまぶたまで腫れました。・目が真っ赤に腫れてしまい、ゴーグルをつけてスーパーに買い物に出かけたことがあります。ゴーグルはすぐ曇り、ルックスも恥ずかしくて失敗でした。・髪がロングなので下ろして外出したら、髪に花粉が付いてくしゃみが止まらなくなったことがありました。・帽子にマスク、メガネ、マスク、コート、手袋をしていたら職質されました。・家に着いて鏡を見たら目の下真っ黒! 新しくウォータープルーフのマスカラを買って「涙くらいじゃ落ちない」と効果を過信しすぎました。・鼻に塗って花粉の侵入を防ぐ薬を塗ったら、鼻周りが垂れた液でてっかてかになって外を歩けないぐらいに。どれも花粉症あるあるですね。この時期をうまく乗り越えるためにも、みんなの経験談を参考にしてしっかりと対策をとっておきましょう!
2015年03月21日ウェザーニューズはこのほど、スマートフォンアプリ「ウェザーニュースタッチ」を通して、計2万3,744人の花粉症の人を対象に実施した「花粉症調査」に関する調査結果を明らかにした。調査期間は2月27日~3月3日。まず、2,075人を対象に、2月27日時点で花粉症の症状が出ているか質問したところ、「出ているが、まだ軽い」が57%、「出ていて、既に重い」が10%、「出ていて、いつも通り」が23%、「出ていない」が10%となり、9割が2月末までに花粉症を発症していることが分かった。エリア別では、「出ていて、既に重い」と回答した人が東海で多く見られた。年代別では、20代以下では2割以上に重い症状が出ているのに対し、60代で重症の人はわずか6%であった。次に、全国4,243人に2015年の花粉シーズンが早いか遅いかについて聞いてみたところ、「早いと感じる」が31%、「遅いと感じる」が21%、「例年とかわらない」が48%となった。エリア別に分析すると、東北では早いと感じている人が特に多いことが分かった。全国2,161人に対し、花粉症の事前対策の時期について尋ねたところ、1月以前が23%、2月前半は32%、2月後半は28%となり、17%がまだしていないと回答した。エリア別では、2月前半までとの回答が最も多かったのは九州で、以下関東、東海と続いた。一方、北海道を除いた東北、北陸、四国では、3割がまだ対策を始めていないことも分かった。次に、全国3,396人に対し、花粉症対策の費用について質問をすると、全国平均は3,323円となり、大量飛散となった2013年の平均2,171円に比べても1,152円の増加となることが分かった。エリア別で見ると、石川県が最も高額で4,692円、以下、鳥取県が4,050円、鹿児島県が3,938円となった。最もお金をかけない県は、佐賀県で1,000円となった。
2015年03月18日花粉シーズンの真っただ中、くしゃみや鼻水などに悩まされている人も増えていることだろう。一方で、花粉症ではない人は普段と変わらない生活を送っているだろう。だが、そんな人たちもある日突然、アレルギー症状が出る可能性があることをご存じだろうか。花粉症はざっくりと説明すると、以下のような仕組みで発症する。(1)花粉(抗原)が体内に侵入する(2)かゆみや炎症を引き起こす化学伝達物質をたくわえている「肥満細胞」に、花粉に対する抗体(IgE抗体)が付着する(3)花粉との接触を何年も何回も繰り返すうち、IgE抗体が付着した肥満細胞が増加する(4)IgE抗体が付着した肥満細胞がある一定数まで増えると、アレルギーを発症する手前の段階である「感作」が成立。この時点で、アレルギー発症の準備が整ったことを意味する(5)感作の状態で抗原が再侵入してくると、肥満細胞に付着しているIgE抗体が「抗原抗体反応」という反応を起こす(6)抗原抗体反応に伴い、ヒスタミンなどの化学伝達物質がまき散らされることで、くしゃみや目のかゆみなどの症状が出るようになるアレルギー反応の準備ができた感作の状態では、花粉症の症状はまだ現れない。ここからくしゃみや鼻水、鼻づまりなどの諸症状が出現すると、「花粉症を発症した」とされるが、発症するのは感作された人の3~5割とされている。感作から発症に至るには、抗原すなわちスギ花粉などへの暴露量がある一定値を超えることが引き金となるが、その"閾値"に達するのがいつなのかを知ることはできない。だから、これまで発症していないからといって、「今後も発症しない」という保証はどこにもない。厚生労働省も「大量の花粉に出会うと、体が花粉に対する抗体を産生する可能性が高くなります。スギに対する抗体をたくさん産生すると、何らかのきっかけでスギ花粉症を発症しやすくなります」と、注意を呼びかけている。日本医科大学大学院医学研究科 頭頸部・感覚器科学分野の大久保公裕教授によると、一度感作を経てアレルギー反応が出てしまうと、その状態が"リセット"されることは基本的にはないという。すなわち、生涯花粉症と付き合っていかないといけなくなるということだ。国民の4人に1人が苦しんでいるとされ、「国民病」とも呼ばれる花粉症。発症を防ぐための一番の予防法は、花粉を体内に取り込まないことだ。たとえ今は花粉症ではない人でも、花粉シーズンにはスギやヒノキなどの林にむやみに近づかず、マスクやめがねをした方が賢明だろう。写真と本文は関係ありません
2015年03月16日毎年、花粉が飛ぶ季節には気分がブルーになってしまう人も多いのでは?実は、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどで手軽に手に入る材料でできる、東洋医学をベースに薬膳的な効果のあるドリンクやメニューがあるのです。あまり知られてはいませんが、花粉症は透明な鼻水のひどい「寒証タイプ」と、粘り気のある少量の鼻水で鼻づまりのひどい「熱証タイプ」に分かれるのが特徴。それぞれのタイプに合わせて、効果的なティータイムやヘルシーランチを、薬膳師であるマダム晴子がワンポイントアドバイスと一緒にご紹介致します。■1.蕗のとう・ふき花粉症対策の薬膳食品と言えば蕗のとうです。蕗にはセスキテルペンの一種であるフキノール酸が含まれています。抗アレルギー作用があり、ヒスタミンなどが体内で放出されるのを抑え、鼻づまりの原因となるロイコトリエンの放出を抑制する作用があります。■2.ミントガムアレルギー体質が原因で、花粉症の季節になると目の充血や痒みに悩まされるタイプにはミントが効果的です。ミントはコンビニのレジの前にガムやキャンディとして売られていますよね。目の充血の他にも、花粉による喉の腫れにも効果がありますので、継続的に続けてみてください。■3.梅酒「寒証タイプ」と「熱証タイプ」どちらの体質にもお勧めなのが梅です。酸味があるものを食べることで鼻水などの余分に出ている水分を引っ込める働きがあります。あえて体質によって分けるならば、「寒証タイプ」には梅酒を、「熱証タイプ」にはアルコールの入っていない「酔わない梅酒」など、梅ジュースがお勧めです。■4.生姜紅茶「寒証タイプ」の花粉症に効果的なのは生姜紅茶です。朝起きたらまず外で冷たい空気を吸う前に、生姜紅茶を頂くことで肺が温まり、冷えからくるくしゃみの連発や、大量の透明な鼻水を抑える効果があります。■5.ガーリック・大蒜、ニラなど同じく「寒証タイプ」の花粉症に効果的なのが、ガーリック。たっぷり食べるためにガーリックライスにしたり、餃子などにしたりして頂きましょう。身体を温める効果が高いので、季節の変わり目でまだ寒さを強く感じる時などにも効果的です。■6.緑茶「熱証タイプ」の花粉症に効果的なのは緑茶です。鼻づまりがひどいからと、常に口で息をしていると、暖房で口の中が乾き、喉が痛くなってしまいます。そうなる前に緑茶を頂くことで、熱からくる炎症を鎮め、鼻炎の根本である熱を冷まします。■7.ミカンやオレンジジュースなど柑橘類「熱証タイプ」の花粉症に効果的なのはミカンやオレンジジュースなどの柑橘類です。柑橘類は体に籠った熱を冷ます効果があります。特に花粉症によって風邪を引いたような症状になる人にお勧めです。■おわりにいかがでしたか?花粉症は体質改善が必要だと言われています。花粉症を完全に撃退するには、花粉症の原因のひとつでもある精神的なストレス・過労などを避け、普段から食べる物にも気を使い、氷の入った冷たい飲み物やアイスクリームなどを避けて、お腹の中を冷やさないことが大切です。ぜひ、参考にしてみてくださいね。(マダム晴子/ハウコレ)
2015年03月13日花粉によるアレルギー症状を少しでも和らげるためには、花粉からいかに回避できるかがポイントとなる。それは屋内にいる場合でも同様だが、「部屋の中にいれば花粉による被害も少ないだろう」などという考えは誤りだ。思わぬところから、花粉は部屋の中に入りこんでくる。外出時だけではなく、部屋の中でもしっかりと花粉から身を守るための方法を紹介しよう。■掃除は部屋の隅まできっちりと外から帰ってきた際には、衣服や髪などに花粉が付着している。部屋に入る前にできる限り振り落としておきたいが、それでもいくらか屋内に入り込んでしまうことは当然考えられる。その花粉を取り除くべく掃除をする際は、掃除機をかけるだけではなく、ぬれた雑巾やモップなどで床をふくとよい。また、普段生活しているスペースだけではなく、部屋の四隅を念入りに掃除するとさらに効果的だ。■洗濯物・布団はできるだけ屋内で干す花粉シーズン中は、花粉が飛散している屋外ではなく、屋内に洗濯物を干すようにしよう。シーズンの最盛期には、地域にもよるが1平方センチメートルあたりに数千個もの花粉が飛散している。屋外に干すことは、大量の花粉をわざわざ室内に入れることにつながりかねないため、できるだけ避けるようにしよう。■やむなく屋外で干す場合は掃除機などを活用スペースの関係などでどうしても屋外で干さざるをえない場合は、洗濯物にカバーやビニールなどをかけて干すようにしよう。取り込む際には、掃除機をかけることである程度の花粉は除去できる。また、花粉よけスプレーなども有効だ。花粉だらけの屋外から帰ってきてホッと一息つけるはずの自分の部屋が、花粉に"汚染"されてしまっていては元も子もない。花粉シーズンに掃除・洗濯をするときは、くれぐれも注意をしてほしい。写真と本文は関係ありません
2015年03月13日スギやヒノキなどの花粉が原因で起こる花粉症。その症状があまりにもひどく、日常生活に支障をきたしている人も少なくないだろう。そこで、マスクやめがねなどの予防グッズと並行して行える、日常生活における花粉症対策を紹介しよう。■風邪をひかない花粉症は、「くしゃみ」「目のかゆみ」など、目と鼻に関する症状が多い。免疫反応と関係の深い粘膜組織を持つことがその理由と考えられているが、花粉症シーズンに風邪をひくと粘膜を保護する上皮が弱くなってしまう。そのために花粉症の症状がひどくなるケースがあることから、いつも以上に体調管理に気をつけよう。■過度の飲酒をしない多量の飲酒は、花粉症の症状である「鼻づまり」を悪化させる可能性がある。花粉症を患っているビジネスマンやOLは、仕事後の一杯はほどほどにするかできる限り避ける方が賢明だ。■たばこを控える風邪同様、粘膜を傷つけることがあるので喫煙も控えたい。これらのことをしっかりと踏まえていれば、いたずらに症状を悪化させずにすむ。風邪は他人からうつされてしまうこともあるが、酒とたばこに関しては自分の意志の問題となってくる部分が大きい。ひどい花粉症に悩まされたくなかったら、まずは自分の生活習慣をしっかりと正すことが必要なのだ。写真と本文は関係ありません
2015年03月11日花粉症シーズン突入!暖かくなってきた今日、春の訪れを喜ぶ反面、花粉症に頭を悩ます時期でもある。自分で対策を練っていても、周りの対処法も気になる。3月6日、CCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)は、Tカード利用者を対象に、花粉症に関するアンケートを実施したと発表した。同調査によると、4割の人が花粉症の自覚があると回答。その内5割の人が、10年以上の花粉症歴があることが判明した。「マスク」が断トツで1位花粉症対策としては、断トツで「マスク」が1位に。花粉症歴別にみると3年以内の「新人」は、点眼薬・洗浄などの一般的な医薬品や空気清浄機の使用率が高く、身近なところから対策をしていることがわかった。花粉症歴4年から9年の「中堅」、10年以上の「ベテラン」については、病院の処方箋が上位にランクインしており、本格的な治療に取り組んでいた。対策飲食物は美容にも良いものさらに、花粉症対策として積極的に食べている飲食物を尋ねたところ、1位「ヨーグルト」、2位「甜茶」、3位「納豆」という結果に。意外にも女性の定番の美容食がトップ3となった。ヨーグルトや納豆は発酵食品の代表格で、健康・美容に良いとされている。また、甜茶は低カロリーな上に甘みを感じられることからダイエット茶としても人気がある。(画像はプレスリリースより)【参考】・CCC ニュースリリース
2015年03月10日春が近づいてくるのを花粉症の訪れで感じます。医学博士の清益功浩先生によると、花粉も、最近気になるPM2.5も、体内に入らない限り、アレルギー反応は起こさないとのこと。そのために有効なもののひとつにマスクの着用が挙げられますが、肌荒れの原因にもなりますし、1日中、屋外・屋内を問わずマスクをし続けるのは難しいですよね。清益先生は、「花粉症時期の盲点として、まず家の中に汚れた外気を侵入させないことが重要である」と言います。家の中の花粉の侵入経路を調べてみると、実は約6割が換気によって侵入すると言われていて、この時期は換気するのにも注意が必要なのだそうです。ただし花粉やPM2.5などの微粒子は、窓を締め切っていても空気を介して侵入するので、空気環境を整えるのはとても難しそうです。そこで注目したいのが、『インテリアで出来る花粉防止策』として登場した花粉対策カーテンです。カーテンの表面には粘着剤が塗布されていて、目に見えない花粉やハウスダストをキャッチしてくれます。花粉などの付いたレースは洗濯することで機能が回復します。カーテン自体にもべたつきはなく、洗濯の前後でも手ざわりは変わりません。さらに効果を求めるなら、給気口空気清浄フィルターもオススメ。給気口の内側に取り付けるだけで花粉やPM2.5 などの室外から入る空気の汚れを低減し、室内へ清浄化された空気を取り入れることができます。取り付けた際の見た目も目立たず、フィルターをカットせずにそのまま貼り付けられるという手軽さも特徴の一つ。豊富なライナップで、さまざまな形状(丸型・角型)やサイズの給気口へ対応できます。そしてなんと、家自体が花粉の侵入をブロックするものも存在します。それが、「エコ・コルディス2」。住宅業界初となる、「HEPAフィルター」搭載のスマートハウスです。こちらの住まいでは、外気を直接導入するのではなく、ベース空間(床下)の新鮮な空気を取り入れる換気システムを採用しています。外気に比べ、1/5~1/10程度の風速となるベース空間では、外気に含まれる花粉や粉じんはゆっくりと沈下し、外気を直接取り入れる場合と比べて、よりきれいな空気が得られます。新たに開発された住宅用換気システムは、0.3μmの微粒子を99.97%除去できる「HEPAフィルター」を搭載することで、自然の沈降作用によってきれいになった空気をさらに浄化し、快適な空気環境を実現するそうです。パナホームの住宅・技術研究所室長の中川浩さんによると、パナホームでは「住む人のくらし方や好みへの深い心くばりをベースに、より安全で健康な家の開発を徹底的に追求する」という理念に基づき、長年住まいにおける空気の研究を続けてきたそう。「従来の換気システムでも花粉除去に効果的でしたが、さらに小さな微粒子であるPM2.5に注目が集まっているため、よりきれいな空気環境が求められる」と中川さん。そんな中で登場した、これまでにない住宅用換気システムを取り入れた住宅でなら、より快適な暮らしが送れそうですね。・パナホーム 公式サイト
2015年03月10日ワセリンは頭から足先まで使える超優れものなんです!この季節の乾燥対策や花粉症対策にもなります。ワセリンには皮膚をしっかりとコーティングして、水分が蒸発しないように守ってくれる効果があります。ワセリンがあれば24時間、潤いを保つことができますよ♪【ワセリンの種類】薬店、ドラッグストア、ネットショップなどで1個数百円とお手頃価格で売っています。日本薬局方白色ワセリン出典:建栄製薬株式会社公式サイトよりヴァセリンオリジナルピュアスキンジェリー出典:@cosmeサンホワイトサンホワイトP-1出典:@cosme【使い方】・顔、目元、スキンケアに化粧水をつけた後に米粒1粒を目安にワセリンを塗ると、水分の蒸発を防いでくれてしっとり長持ちします。成分は油からできているのでワセリンを塗った肌を直接、紫外線にさらすのは日焼けの原因になってしまいます!朝使った時には、UVカット効果のある化粧下地や日焼け止めクリームを必ず使いましょう!・花粉症対策綿棒で鼻の穴や目の周りに薄くワセリンを塗ると、粘膜を油分で保護して花粉の侵入も防いでくれます。鼻をかんだら、また綿棒でうすく塗る、を繰り返すと効果アップ!・ひじ、かかと、腕お風呂上りが一番効果的です。次の日のお肌が柔らかくなります。・ハンドクリームワセリンは市販のハンドクリームと違って親水性がないので水で落ちにくいです。家事や水仕事をしている方は手荒れ予防にもなります。・髪の毛、毛先髪の乾燥を防いで、しっとり艶やかな髪にしてくれます。・まつ毛美容液まつ毛の根元まで塗ることで保湿されまつ毛が伸びやすくなります。・リップクリーム口紅にワセリンを少し混ぜて塗ったり、リップクリームとして高い保湿力を発揮!ヴァセリンペトロリュームジェリーリップレギュラー出典:@cosme天然保湿成分のワセリン(原料100%)でできたナチュラルな処方の保湿スキンオイルのリップクリーム。・香水の持続性UPワセリンを塗った後にそこに香水を少しかけるといつもより香りが持続します。とても油分があるので塗るときは体温で温めてから少量を少しずつ薄く塗るのがポイントです!ワセリンの厚塗りは皮膚の乾燥を悪化させてしまうので重ね塗りも避けましょう。つけすぎかなと思ったらティッシュで気にならなくなるまでふき取ります。副作用がないので赤ちゃんやアトピー肌、敏感肌の方にも安心です。ワセリンは美容に高い効果がある上に安全で低価格でとってもオススメ是非ワセリンを活用してみてはいかがですか??
2015年03月10日カルチュア・コンビニエンス・クラブはこのほど、「花粉症に関するアンケート調査」の結果を発表した。同調査は2月13~16日、Tカードを利用している全国の16~69歳の男女を対象にインターネット上で実施し、1,793名から有効回答を得た。まず花粉症の人の割合を調べたところ、42.1%の人が花粉症であることがわかった。一方で、「花粉症だったが、治療の結果、今は花粉症ではない」と回答をした人も2.3%いた。花粉症の人に「いつ花粉症になったのか」を聞いたところ、今から「3年以内」に花粉症になった人が16.1%、「4年~9年以内」に花粉症になった人が29.2%を占めた。そして「10年以上前」から花粉症にかかっている人は54.7%で最多となっている。そこで、「花粉症歴によって、花粉症への対処法に違いがあるか」について調査。まず、花粉症歴が3年以内の人に聞いてみたところ、「マスク」(65.6%)、「一般的な医薬品: 点眼薬、洗浄」(17.2%)、「空気清浄機」(17.2%)が上位3位にあがった。花粉症歴が4~9年の人では、「マスク」(71.6%)、「病院: 処方箋」(27.6%)、「一般的な医薬品: 点眼薬、洗浄」(25.9%)の順で多い結果となった。また、花粉症歴10年以上の人も同様の順位で、「マスク」(72.4%)、「病院: 処方箋(37.2%)、「一般的な医薬品: 点眼薬、洗浄」(33.6%)となっている。花粉症歴3年以内の人との違いは、病院に通うかどうか、そして病院の薬を飲むかどうかということがわかる。なお花粉症歴10年以上の人は、「花粉をはらってから家に入る」「空気清浄機」「部屋干し」を選択した人が、3年以内の人、4~9年の人よりも比較的高く、"家の中に花粉を持ち込まない"努力をしていることもうかがえた。続いて「花粉症対策として食べたり飲んだりしている(していた)もの」を聞いたところ、「ヨーグルト」が30.4%で1位に選ばれた。続いて2位は、中国で昔から健康茶として飲まれてきていた甘いお茶「甜茶(てんちゃ)」(13.7%)、3位は「納豆」(8.1%)、4位は「チョコレート」(5.7%)、5位は「バナナ」(5.4%)という結果となっている。一方で、「花粉症対策で食べたり飲んだりしている(していた)ものはない」と回答をした人も55.3%と半数以上を占めた。最後に「花粉症の時期にやってみたいこと」を自由回答で尋ねたところ、「寝ること」「外出せずに家にいること」が圧倒的な回答数となった。続いて、「海外へ行く」「お風呂・温泉に入る」「鼻を洗う」があがっている。他に、「ティッシュの無料配布集め」「スギの木を全部切り倒す」「まつげパーマをかけること」などユニークな回答も見られた。
2015年03月10日最近少し気温が上がり始めて、花粉症のシーズンがやってきてしまいました。。。今年の花粉の飛散量は例年の数倍で、今まで花粉症を発症していなかった人でも発症するかも知れないと言われています。皆様は大丈夫ですか? ?花粉症といえば主にくしゃみ、鼻水、目のかゆみなどの症状ですが、同時に花粉による肌荒れの症状も多くみられます。花粉症を発症していない人でも、花粉でお肌がダメージを受けることもあるんです!顔や首がカサカサ、ヒリヒリしたり、かゆみ、赤みが出てきたりして化粧ノリも悪くなってしまいます。季節の変わりめは特に肌荒れを引き起こしやすく、気温の変化だけでも身体やお肌がストレスを感じています。そこで、花粉や季節の変わり目にも負けないお肌にする為の対策方法を紹介します♪・基礎化粧品を早めに敏感肌用や肌トラブル対策用に切り替えるお肌に炎症が起き始める前に使い始めましょう。ドクターシーラボ薬用アクアコラーゲンゲルスーパーセンシティブ出典:@cosmeこれ一つで「化粧水+乳液+美容液+ブライトニング+化粧下地」超敏感肌と一時的に肌荒れが起こりやすい不安定肌を守る、低刺激のワンステップゲルです。。イハダプリスクリードAA(医薬品)出典:@cosme非ステロイド性抗炎症成分のウフェナマート配合。この成分には、繰り返す肌荒れの原因となる皮膚内部の炎症を鎮め、お肌を健康な状態へと治癒させる効果があります。・帰宅したら1秒でも早く洗顔をして花粉を洗い流す花粉がお肌に長くついた状態だと痒みや炎症が増します。なるべく早めに洗い流すようにします。スクラブ入りやピーリング系の洗顔は避けましょう。クレンジングはなるべくお肌に優しいクリームタイプ、ミルクタイプの方がお肌への負担が少ないです。BISAKIクレンジングミルク出典:@cosmeライスエキス、天然ハーブのカモミールや月桃、ゼラニウム、セラミド、アボカドを配合。潤いを守りながらしっとりやわらかく保湿します。敏感肌・乾燥肌はもちろんエイジングケアにも。・ベースメイクは必ずしてから外に出る紫外線、花粉、乾燥のダメージを直接受けないためにもお肌を守るためにベースメイクは必ずしましょう。なるべく保湿効果の高いものを選ぶようにします。シュっと顔や髪にスプレーするだけで、花粉を寄せ付けないのでこちらもオススメです。メイクの上からでも使えます。イハダ花粉着色防止スプレー出典:IHADA公式サイトより出典:IHADA公式サイトよりその他にもマスクやサングラスをしたり、栄養バランスの良い食生活を心がけましょう。この季節はお肌が一番不安定になりやすい時期です。花粉や肌荒れに負けない早め早めの対策で美肌を目指して、春を乗り切りましょう!!
2015年03月06日花粉症の人は、「くしゃみ」や「目のかゆみ」などの症状によってさまざまな悩みを抱えている。では、数ある悩みの中で最も困っていることは何だろうか。花粉症に悩むマイナビニュース会員300人に「花粉症で困ること」とその理由を併せて聞いてみた。Q.花粉症によって困ることを教えてください(複数回答可)1位 目や鼻が気になって仕事や家事に集中できない(70.3%)2位 倦怠感やだるさを感じ、やる気が出なくなる(30.3%)3位 夜に眠れずに寝不足になる(22.7%)4位 診察費や対策アイテム費など、お金がいろいろとかかる(20.7%)5位 症状がひどくなって、外出するのをためらうようになってしまう(17.3%)■目や鼻が気になって仕事や家事に集中できない・「仕事中、お客さまと話をしているあいだも鼻水がたれてきて止まらない」(35歳男性/機械・精密機器/営業職)・「仕事中に鼻水が止まらないため、どうしても細かいミスをしてしまう」(43歳男性/機械・精密機器/技術職)・「泣いているように見られて周囲からウザがられる」(28歳女性/機械・精密機器/技術職)・「薬がきれると鼻のかみすぎで頭がクラクラボーっとする。耳もおかしくなるし、喉も渇くし集中できない」(45歳女性/食品・飲料/販売職・サービス系)・「頭がぽーっとして、症状のことで頭がいっぱいになり、仕事どころではなくなる」(26歳女性/食品・飲料/技術職)■倦怠感やだるさを感じ、やる気が出なくなる・「疲労感と気だるさで活力が無くなる」(37歳男性/ソフトウェア/技術職)・「やる気が出なくて眠い。しかもだるくて頭がぼーっとする」(21歳女性/建設・土木/事務系専門職)・「薬を飲むけれど、それによってだるさや眠気がでてしまい、仕事への意欲がなくなる」(32歳女性/その他/事務系専門職)■夜に眠れずに寝不足になる・「おきていれば鼻水が止まらず、寝れば鼻づまりになり窒息死しそうになり寝れない。散々である」(50歳以上男性/医薬品・化粧品/技術職)・「口呼吸は苦しいので何とか鼻で呼吸しようと頑張り、よけい寝れなくなる」(32歳女性/金属・鉄鋼・化学/秘書・アシスタント職)・「目鼻の症状で夜の睡眠が妨害され、日中ずっと倦怠感が続き、仕事効率が普段の半分程度になってしまいます」(31歳女性/小売店/秘書・アシスタント職)■診察費や対策アイテム費など、お金がいろいろとかかる・「色々効きそうなものをついつい試してしまう」(46歳男性/商社・卸/販売職・サービス系)・「抗ヒスタミン剤を飲めば症状は治まるが、高い」(50歳以上女性/情報・IT/事務系専門職)・「10万円以上はいかないけど、中途半端にお金かかって大変」(27歳女性/情報・IT/事務系専門職)■症状がひどくなって、外出するのをためらうようになってしまう・「遊ぶ気もなくなって家にこもってしまう」(29歳女性/商社・卸/事務系専門職)・「外を歩くと涙があふれてきて、人に会うと怪訝な表情をされるので近所に買い物に出掛けるのも避けたくなる」(45歳男性/ソフトウェア/技術職)■総評1位は、圧倒的大差をつけて「目や鼻が気になって仕事や家事に集中できない」がランクインした。大半は目のかゆみや鼻詰まりが気になり集中できないとの意見だったが、中には「薬の副作用で頭がぼーっとして仕事にならない」などの声もあった。2位は「倦怠感やだるさを感じ、やる気が出なくなる」だった。「一日中だるくて気が重い」などのコメントが寄せられたほか、1位と関連して「倦怠感やだるさを感じ仕事の効率がまったく上がらない」(50歳以上男性/電機/技術職)という人もいた。3位の「夜に眠れずに寝不足になる」では、鼻づまりによる寝苦しさが原因と訴える人が目立った。4位には「診察費や対策アイテム費など、お金がいろいろとかかる」が入った。「花粉症じゃなかったらあれが買えたのにと思ってしまう」(26歳男性/食品・飲料/販売職・サービス系)の声もあるなど、花粉症患者にとって対策・予防費用は切実な問題。消費税が8%に増税されてから初めてとなる花粉シーズンだけに、その負担感もこれまでよりもズシリときていることだろう。また、6位以下で多かった意見が「薬などを服用すると、日中に眠くなってしまう」(16.7%)というもの。「薬がないと仕事にならないけれど、薬を飲むと眠くなる」など、その副作用に頭を悩ませている人も多く見られた。アレルギー症状がひどい人にとっては、本当に花粉症のシーズンはつらいもの。職場などで花粉症に苦しんでいる人がいたら、多少のミスや効率の悪さには目をつむってあげてみてもいいかもしれない。調査時期: 2015年1月23日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性117名 女性183名 合計300名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2015年03月06日皮膚保護剤のアンケート調査輸入日用品等を扱っているKura Kenは、花粉による皮膚の不快感に対する皮膚保護剤(ファムズベビー:製品名)のアンケート調査を行った。花粉症で目や鼻に不快感がでる人が多くなってきたが、花粉症が重要化していると肌が露出している部分に不快感を覚える。調査内容実施時期は2014年2月~4月、実施方法は実際に目の周り、鼻の周り、唇、首筋、耳、腕・足に製品を使用して、とても良い・良い・あまり良くない・良くないの4段階のアンケート調査。サンプル数は50名で、対象者は花粉症を有する20~50代の男女。花粉症は軽度が18人、中度が17人、重度が14人。(判断は自己申告)総合評価は50例中28人が「とても良い」と答え、残り22人も「良い」と回答。「かゆみが軽減した、和らいだ」というコメントが多かった。なかには、「香りがよくない」、「香りが良いともっと嬉しい」とのコメントもあった。ファムズベビーファムズベビーは、角質層の中に保護層を形成することに初めて成功した皮膚保護剤。肌を傷める様々な原因(水、お湯、洗剤、 汗、分泌物、乾燥、摩擦、雑菌)から皮膚を遮断し、保護するという新しいタイプのスキンケア製品。保護層は肌の水分蒸発を防ぐことから、保湿作用にも優れている。赤ちゃんの乳児性脂漏湿疹、あせも予防、保湿によるアトピー性皮膚炎の予防に一定の効果が得られている。また、老人の乾燥肌対策にもよく使われている。看護師の手荒れ、くつずれ、院内感染予防、介護の分野でも乾燥肌対策、おむつかぶれ予防などで評価されている。保護層の力を最大限高めるために品質の安定性を重視し、香料を省いている。販売価格は2,400円(35g)、米国からの輸入品。(画像はプレスリリースより)【参考】・Kura Kenプレスリリース(PDF)・Kure Kenホームページ
2015年03月04日花粉シーズンは例年、最も多い時期で1平方センチメートルあたりに平均数千個もの花粉が飛んでいる。そのため、すべての花粉からの曝露(ばくろ)を防ぐことは不可能だが、被害を最小限に抑えることは可能だ。外出時における簡単で効果的な花粉の回避方法を、以下にまとめてみた。■マスクを着用する厚生労働省アレルギー総合研究事業 研究報告書によると、マスクを着用した際に鼻の中に侵入した花粉の数は、マスクなしのときに比べて約3分の1となっている。花粉症用マスクの場合はマスクなしのときに比べて約6分の1とさらに防御効果が高まっているため、マスクは有効と言える。■めがねを着用するめがねを着用することによって、目に付着する花粉の数は約3分の1まで減少するとされている。顔との隙間が少ないタイプやゴーグルタイプのものは、より高い効果が期待できる。■毛織物の衣類は避ける羊毛などの毛織物の衣類は花粉が付着しやすい。屋外から屋内へわざわざ花粉を持ち込むことになりかねないため、着用は避けるようにしよう。■帰宅時は衣服や髪をよく払ってから入室し、うがいや手洗い、洗顔をしっかりと行うできる限り、体に付着した花粉を払い落としてから部屋に入ることが大切。うがいや手洗い、洗顔も有効で、それでも気になる場合はシャワーを浴びるようにしよう。花粉によるアレルギー症状は、吸い込んだ量が少なければ症状も軽くなる。つらい症状を避けるためには、抗原となる花粉をどれだけ回避・除去できるかが重要。外出する際は、今回紹介した4項目に気をつけるようにしよう。写真と本文は関係ありません
2015年03月03日メドピアはこのほど、「医師自身の花粉症対策」についての調査結果を発表した。同調査は2月13日~19日、医師専用サイト「MedPeer(メドピア)」の会員医師を対象にインターネット上で実施。1つ目の質問では3,916名、2つ目の質問では3,928名、3つ目の質問では3,900名より有効回答を得た。まず「いつ頃から花粉症の治療を始めるか」について聞くと、「2月」と回答した医師が最も多く、36%を占めた。2位以下には「何もしない」(25%)、「3月」(17%)が続いている。「2月」と回答した人のコメントには、「花粉飛散の2週間前で十分だと思います」(40代・耳鼻咽喉科)、「2月よりゴールデンウィークまで飲んでいます」(50代・産婦人科)などがあがった。また「何もしない」と回答した人からは、「マスクを着用するなどの予防だけで経過をみています」(40代・感染症科)、「症状がひどいときのみ、点鼻薬などで対処」(50代・一般内科)などの意見が寄せられた。続いて、「最も重要視している花粉の除去対策」について質問。その結果、「マスク」と回答した医師が最も多く、全体の41%にのぼった。次いで「空気清浄機」(16%)、「洗濯物を外干しにしない」(7%)があがっている。1位に選ばれた「マスク」には、「マスクでかなりの花粉を防ぐことができます」(60代・放射線科)、「各人の症状に応じてと思いますが、基本はこれでかなり違うと思います」(50代・小児科)、「物理的なシャットアウトなので、実効性があると考えています」(30代・整形外科・スポーツ医学)などの強い支持が集まった。最後に「自身で行っている、もしくは花粉症の家族に勧める花粉症の治療法」について聞いたところ、「薬物療法」と回答した医師は71%と大半を占めた。差をつけて2位以下には、「治療は何もしない」(11%)、「アレルゲン免疫療法」(1%)が続いている。中でも、抗ヒスタミン薬などを含む「ケミカルメディエーター受容体拮抗(きっこう)薬」を服用している医師が最も多く、57%。次いで「治療は何もしない」(11%)、「ステロイド薬」(5%)、「点鼻用血管収縮薬」(3%)があがった。「薬物療法」と回答した人からは、「基本的には抗ヒスタミン剤の内服。症状によってステロイドの点鼻の併用。重症の場合は手術療法も考慮」(40代・耳鼻咽喉科)、「抗ロイコトリエン薬が有効性が高く、何より副作用が少なく使いやすい」(50代・循環器内科)、「第二世代以降の抗ヒスタミン薬は眠気も少なく使いやすい」(60代・一般内科)など医師ならではの専門的な意見が見られた。
2015年03月03日今年も花粉症のシーズンがやってきました。くしゃみや鼻水、目のかゆみだけでなく、花粉症は肌にも大きなダメージを与えてしまいます。■花粉シーズンに肌荒れする原因とはもともと肌の表面には、皮脂や汗からつくられた皮脂膜があり、刺激から肌を守る働きがあります。でも、季節が冬から春に変わるこの時期は、気候の変化や紫外線などによってそのバリア機能が弱まり、肌が不安定になりがち。そんな弱った状態の肌に、花粉の刺激は大敵です。肌は花粉というアレルギー物質の進入を防ぐため、いつもよりもターンオーバーのサイクルを早めます。それによって未熟な細胞が肌となり、炎症を起こした状態になってしまうのです。そうなると、肌は薄くなり、バリア機能はますます弱まります。バリア機能が失われると水分が蒸発してガサガサした肌に。さらにかゆくてこするなどの刺激によって、肌荒れが加速することになってしまいます。「私は花粉症じゃないから」と思っている人も要注意。アトピーやアレルギー体質、冷え症気味の人は、花粉による肌荒れリスクが高いとされています。気付かないうちに肌ダメージを受けないためにも、しっかり対策が必要です。■いきなりのスキンケアはNG! 花粉シーズンの注意点花粉シーズンには、いつも通りのスキンケアをするだけではダメ。外で肌に花粉がついたら、まずそれを落とすことが大切です。外出先から戻ったら、できるかぎり洗顔かシャワーで肌についた花粉を洗い流しましょう。このとき洗顔料を使いすぎたり、お湯の温度が高すぎたりしないように気をつけて。肌への刺激になって、かえって肌荒れを加速させてしまうことがあります。また、「肌荒れしているときはメイクしない方がいい」と思いがちですが、ノーメイクのままでは花粉が素肌に直接ついてしまいます。低刺激のルースパウダーを使うなどして、外出時は必ずベースメイクを。さらに、できるだけ肌に花粉がつかないように、くしゃみや鼻水などの症状がなくても、外に出るときはマスクや眼鏡でガードするようにしてください。■肌荒れを改善するスキンケア法とはスキンケアのポイントは水分補給。セラミドやヒアルロン酸などが含まれた低刺激の化粧水を選び、しっかりと肌に水分を与えましょう。肌荒れをしているときは特に、すぐに改善しようと美容クリームなどを使いがち。でも、油分の多い高機能美容クリームなどは、花粉でダメージを受けた肌には逆に負担になってしまいます。化粧水のあとはオイルフリーのジェルなどで肌の表面に膜をつくり、保湿とともに、花粉の付着をガードしましょう。花粉症の人にはとても憂うつなシーズン。せめて肌はキレイに保って、イヤな花粉シーズンを乗り切りたいですね。
2015年03月03日ウェザーニューズはこのほど、西日本から東日本の広い範囲で、本格花粉シーズンに突入したことを発表した。同社では、全国約1,000カ所の花粉観測量に応じて目の色が変化する独自の花粉観測機「ポールンロボ」による花粉の観測を行っている。各都道府県に設置しているポールンロボのうち3割以上が、1日10個以上の花粉を観測する日が2日間以上あった場合を「花粉シーズンイン」、1日30個以上の花粉を観測する日が1日以上あった場合を「本格花粉シーズンイン」としている。2月23日~24日、ポールンロボによって、関東・甲信(東京都、神奈川県、千葉県、山梨県)、近畿(大阪府、兵庫県、和歌山県、三重県)、中国・四国(広島県、岡山県、鳥取県、島根県、香川県、徳島県、愛媛県)、九州(佐賀県、長崎県、鹿児島県)で基準を超える花粉飛散量を観測。今後も飛散が増える見込みのため、本格花粉シーズンに突入したことを発表した。これにより、既に花粉飛散が本格化している地域に加え、合計29都府県で本格花粉シーズンが始まったことになる。また、東北南部(宮城県、福島県、山形県)や北陸(石川県、新潟県、富山県、福井県)のほか、長野県、滋賀県、京都府、奈良県では、各府県の3割のポールンロボが10個の花粉を2日間以上観測し、花粉飛散シーズンに突入したとのこと。まだ本格シーズンに入っていない近畿の一部や岐阜県、茨城県では2月末(2月25日付)、北陸や長野県、東北南部では、3月はじめ頃に本格シーズンに入る見通し。その後、さらに花粉の飛散量が増え、近畿では3月中旬、北陸や長野県では3月中旬~下旬、東北南部では3月下旬からスギ花粉の飛散ピークを迎える予想だという。東北北部では、3月はじめにかけてスギ花粉の飛散シーズンに入る予想で、平年(2008~2014年)と比べると、同程度か4日ほど早くなる見通し。花粉飛散シーズンに入った後、1週間から10日くらいで本格的な花粉シーズンに突入し、4月上旬~中旬にスギ花粉の飛散ピークを迎える予想となっている。
2015年03月02日写真を見ただけで、「ああ、もう辛い……」という方も多いのでは?いよいよ花粉症の季節が到来!今年の飛散量は例年より多め!頭がボーとする、目がかゆくてゴシゴシ。鼻水がダラダラ。薬を飲んでも眠くなっちゃう……。これじゃ仕事になりません。そんなときは副作用の少ない「漢方」がオススメ!漢方薬は「眠くなる」などの副作用が少ない!そもそも花粉症とは、花粉が目や鼻などから体内に入ることでくしゃみや鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどのアレルギー反応を起こすこと。アレルギーの症状を抑える抗アレルギー剤を飲むと、眠くなったり、だるくなったりしませんか?そんな人にオススメなのが漢方です。漢方薬は自然の木や草花などから採った「生薬」を組み合わせてできているので、副作用が少なく、眠くなったりしないのが魅力です。また、その人の体質や症状にあわせた漢方薬を処方してくれるので、効き目が実感しやすいんです。冷え性⇒「小青竜湯」、胃腸が弱い⇒「苓甘姜味辛夏仁湯」花粉症で処方される代表的な漢方薬は、小青竜湯(しょうせいりゅうとう)。くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみをはじめとしたアレルギー症状を抑え、ほとんどの体質の人に効きますが、中でも冷え性の人によく効くとされています。胃腸が弱く、虚弱体質ぎみの人には、胃に優しい苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)などが処方されます。鼻水、鼻づまり、目がかゆい時の漢方は?花粉症といっても症状はさまざま。鼻水が止まらない時には、体を温めて鼻水を減らす麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)。鼻づまりの場合は、血行を促進して鼻の通りをよくする葛根湯加辛夷川芎(かっこんとうかしんいせんきゅう)や辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)。目がかゆい場合には、体内に熱を持っていると考え、体を冷やす作用のある越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)と、それぞれ症状別に適した漢方があります。厚生労働省が花粉症の民間療法について調査したところ、漢方が効くと答えた人は5割にものぼったそう。花粉症の症状別に処方される漢方薬で、イヤ~な花粉症を乗り切りましょう!
2015年03月02日いよいよ本格的な花粉のシーズンが到来! くしゃみ、鼻水、目のかゆみ等が主な花粉症の症状ですが、この時期はお肌がかゆくなったりカサついて荒れてしまう人も多いようです。実はこれらのお肌の不調も花粉症のサイン。そこで花粉症対策にもなるスキンケア方法や、花粉症の症状を和らげてくれる食材をご紹介したいと思います。■帰宅したらすぐにクレンジング&洗顔をするお肌に花粉が付着するとかゆみ等を引き起こす原因に。帰宅したらすぐに洗顔して花粉を落とすように心がけましょう。花粉症の症状が出ているときは免疫力が低下しているので、お肌も刺激に対して敏感になっていることが考えられます。なるべく刺激の少ないクレンジング剤や洗顔料を使って優しく顔を洗い、ぬるま湯で洗い流しましょう。洗顔後は刺激の少ないコスメでしっかり保湿ケアを。■保湿ケアでお肌のバリア機能を強化鼻をかみすぎたり顔をこすったりしてお肌のバリア機能が崩れてしまうと、角質層にあるセラミド等の細胞間脂質が減少し、カサついたり肌荒れが悪化する原因に。セラミド入りの美容液やクリーム等でしっかり保湿し、バリア機能を強化してあげましょう。外出前には環境汚染物質や外的刺激からお肌を守ってくれるアンチポリューション効果のあるコスメや、花粉の吸着を防ぐスプレー等を活用してお肌を徹底的にガード! ■花粉症の症状を和らげてくれる食材を摂取花粉症の症状を和らげるためには免疫のバランスを整えることが大切。そのために免疫力アップによいとされているキャベツやショウガ、大豆、ネギ、ニンジン等の食材を積極的に摂るようにしましょう。特にニンジンは粘膜の保護・修復作用のあるビタミンAが豊富なのでオススメですよ。他には免疫機能と密接な関わりのある腸内環境を整えてくれる食材も積極的に摂取! 免疫機能の乳酸菌が豊富なヨーグルトや食物繊維の多いごぼう、納豆や味噌等の発酵食品を毎日の食生活に取り入れましょう。免疫機能の大敵でもある活性酸素を撃退してくれる抗酸化物質が豊富なブルーベリーやイチゴ、リンゴ等のフルーツも◎。いかがでしたでしょうか? 洗顔や保湿等の今すぐできる方法の他に、花粉症の症状を和らげてくれる食生活を根気よく続けて、花粉のシーズンを乗り切りましょう!
2015年03月01日新宿にあるハイアット リージェンシー 東京のスパ&ウェルネス「ジュール」から、花粉症の不快感を軽減する「花粉症対策 デトックス スパ パッケージ」が新登場。3月1日(日)~6月30日(火)の期間提供される。花粉症は、くしゃみ、鼻水、目のかゆみといった典型的な症状だけでなく、頭痛や風邪に似た症状などは花粉症の初期症状とも言われ、体のあらゆる不調を招く原因になっている。今回「ジュール」が提供するのは、花粉症の不快感を軽減したり、体の巡りを良くしてデトックスすることでリフレッシュ効果をもたらすパッケージだ。コースは、はじめに60分間の「ディープ ボディ ワーク」、もしくは「“ビオロジック ルシェルシュ”カスタマイズ フェイシャル」のいずれかを選択。「ディープ ボディ ワーク」は、ペパーミントなどのエッセンシャルオイルを使った力強いストロングとプレッシャー、ダイナミックなストレッチで体のコリを和らげリンパの流れを促進。熟練のセラピストによるリズミカルで心地よいタッチで気分はもう極楽。一方のフェイシャルは、世界のセレブリティ達のレスキューコスメとして知られ、美容通が最後にたどりつく究極のスキンケアコスメとも言える「ビオロジック ルシェルシュ」のスキンケア効果を存分に味わうことができる。各トリートメント後は、足のむくみや疲れにアプローチするフット トリートメントと、頭部の血行を改善するスカルプトリートメントをプラスし、合計90分間のパッケージとなっている。トリートメント前には、ホテルスパならではのズイッツ・バス(腰湯)やミストサウナ(※女性限定)で体を程よく温めて代謝をアップさせれば、トリートメント効果もアップするのでおすすめ。春はデトックスの季節。デトックス系のスパメニューを効果的に活用してみてはいかが。(text:Miwa Ogata)
2015年02月26日日本気象協会はこのほど、全国・都道府県別の「2015年春の花粉(スギ・ヒノキ、北海道はシラカバ)飛散予測(第4報)」を発表した。第4報では、北海道のシラカバ花粉の飛散開始時期を新たに予測。また、最新の長期予報や花芽調査などに基づいて、前回予測(1月14日発表・第3報)を一部修正している。同協会では、1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を2日以上連続して観測した場合を「飛散開始」と定義している。それによると、2月前半には九州から関東地方の多くの所で花粉シーズンに入り、東京都心でも2月8日にスギ花粉の飛散開始が確認された。2月中旬以降は中国地方から関東では晴れて気温が高い日が多く、広島(広島県)と高松(香川県)でも2月11日に飛散開始が確認されている。「九州や四国地方では、スギ花粉の飛散数が次第に増加しており、まもなくスギ花粉のピークを迎えるでしょう」と同社は発表している。今週末から来週のはじめ頃(2月21日~2月24日)は全国的に気温が高くなる所が多く、西日本はスギ花粉の飛散数が増加し、北陸や東北地方の一部も飛散開始となる見込み。北海道では、3月から4月の気温は平年並みか低い予想となっている。しかし花粉の飛散開始時期が大きく遅れることはなく、シラカバ花粉は例年並みに4月下旬から5月上旬に飛散が始まるとのこと。スギ・ヒノキ花粉の飛散数がピークになる時期は、花粉シーズン中の気温や予想される総飛散数と関係があると考えられている。3月の気温は全国的にほぼ平年並みとなる予想。4月の気温は西日本では平年並みで、東日本と北日本は平年並みか低い見込みだが、ピーク時期を遅らせるほどではないという。このため、スギ・ヒノキ花粉それぞれのピーク時期は例年並みと予測できる。スギ花粉のピークは、福岡(福岡県)は2月下旬から3月上旬、高松(香川県)、広島(広島県)、大阪(大阪府)、名古屋(愛知県)、東京(東京都)は3月上旬から中旬の見込み。金沢(石川県)と仙台(宮城県)は3月中旬から下旬にピークを迎えるという。そして、スギ花粉のピークが終わった後は、各地でヒノキ花粉がピークを迎える見込みとなっている。金沢と仙台では4月にヒノキ花粉が飛散するものの、飛散数が比較的少なく、はっきりとしたピークはないという。2015年春のスギおよびヒノキ花粉(北海道はシラカバ)の総飛散数は、九州から近畿地方のほとんどの地域は例年(2005年~2014年の平均値)より少ないかやや少なく、東海地方から北海道は例年並みの所が多いという。2014年の総飛散数から予測すると、北陸、関東甲信、東北地方では、前年の2~3倍となる見通し。一方で九州や四国地方では、前年に比べて非常に少なくなる見込みだという。また、2014年の夏の気象条件から考えると、西日本では例年より少ない所が多く、東日本と北日本では例年並みかやや多いと予測されている。
2015年02月19日東京都などはこのほど、東京都健康安全研究センターにて「第9回 花粉症予防・治療シンポジウム」を開催。同シンポジウムでは日本医科大学大学院医学研究科 頭頸部・感覚器科学分野の大久保公裕教授が「花粉症予防と対策及び治療に関する最新の話題」との題で講演し、花粉症治療の現状や展望などについて解説した。○花粉症はどのように発症するのか最初に大久保教授は、スギ花粉症発症のメカニズムについて解説した。花粉(抗原)が体内に侵入してくると、かゆみや炎症を引き起こす化学伝達物質をたくわえている「肥満細胞」に、花粉に対する抗体(IgE抗体)が付着するようになる。花粉との接触を何年も何回も繰り返すうち、IgE抗体が付着した肥満細胞が増加していき、ある一定のレベルに達すると「感作」が成立する。感作はアレルギーを発症する1段階手前とも言える状態だが、この時点でアレルギーを発症する確率は50%以上となる。感作の状態で抗原が再侵入してくると、肥満細胞に付着しているIgE抗体が「抗原抗体反応」と呼ばれる反応を起こす。それに伴ってヒスタミンなどの化学伝達物質がまき散らされることで、くしゃみなどの症状が出るようになる。大久保教授は、スギ花粉症の有病率は1998年に比べて2008年ではほとんどすべての年代で増えていると話す。「有病率は決して高くないのですが、一回かかると治りづらいということがわかります」と、完治がなかなか難しい花粉症のやっかいな性質を指摘した。○花粉を寄せ付けないための簡単な行動そんな花粉症の悩みから抜け出すにはどのようにしたらよいのか。大久保教授は2つの観点から「対花粉症」の解説をしてくれた。抗原の除去と回避2つの「対花粉症」のうちの1つは、日常生活においてなるべく抗原(花粉)を寄せ付けないように努めることだ。特別な施術などをすることなくスギやヒノキの花粉を回避するには、下記のことに取り組むとよいという。■飛散の多いときの外出を控える■飛散の多いときは窓・戸を閉めておく■飛散の多いときは外出時にマスクやめがねを着用する■外出時に毛織物などのコートは避ける■帰宅時は衣服や髪をよく払ってから入室する■帰宅時に洗顔、うがいをして鼻をかむ■掃除を励行する○自ら実施できる舌下免疫療法そしてもう1つの対策方法が、根本的解決を目指す「免疫療法(減感作療法)」だ。免疫療法(減感作療法)対症療法の薬物療法とは異なり、免疫療法は"治癒"が期待できる根治療法だ。小児期に行うと他抗原の感作を抑制し、他のアレルギー疾患の合併を減少させる効果があるとされている。免疫療法の中でも特に近年注目を集めているのが、「舌下免疫療法」(舌下減感作療法)だ。これは抗原のエキス、すなわちスギ花粉症ならばスギ花粉エキスを舌の下側(舌下)に滴下し、一定時間その状態を保ったあとで飲み込むというものだ。注射などによる「皮下免疫療法」よりも全身性の副作用が出るリスクが少ない可能性があるそうで、通院せずに自宅で自ら"治療"できるというメリットもある。実際、スギ花粉による症状が緩和できたという臨床試験例もある。花粉症患者531人はシダトレン(スギ花粉エキス舌下液)とプラセボ(偽薬)のいずれかを、スギ花粉飛散期1年目の約9~20週間前(中央値18.9週間)からスギ花粉飛散期2年目が終わるまでの最長83週間にわたって、1日1回、舌下に滴下。患者はそれを2分間保持した後に飲み込み、その後5分間はうがいと飲食を控えていた。2つのグループの差は、総合鼻症状薬物スコアと総合眼症状薬物スコアで調べた。これらのスコアは症状と薬物併用状況を点数化したもので、スコアが低いほど症状が軽いことを意味している。その結果、シダトレンを舌下に滴下することで、スギ花粉飛散期2年目では、平均4割のアレルギー症状の程度の軽減が確認された。特に花粉飛散のピーク期間で顕著に症状がやわらいだという。そして、治療をやめた後のシーズンも、治療効果が続いている実感を伴っている人が多いこともわかっている。ほかの試験でも、舌下免疫療法によって患者のQOL(生活の質)に改善が見られたという報告もされている。○患者自身の理解力や自己管理能力が必要舌下免疫療法は自ら行うだけに、治療に対する理解や毎日しっかりと投与を行えるだけの自己管理能力も求められる。事実、大久保教授も「(アレルギー症状の原因となる)自分にとっての『異物』を持って帰ってやる治療法なので、それを理解していない人にはできません」とクギを刺す。それでも、自分の努力次第でつらいアレルギー症状をコントロールできるというのであれば、トライしてみる価値はあるといってもよさそうだ。「毎日やる必要のない免疫療法がないか、5~6回注射するだけでスギの反応性を落とせないか、そういったことも考えて免疫療法は続いています」と大久保教授が話すように、免疫療法は日々、新たな可能性を模索している。重度の花粉症に悩みながらも、これまで一度も医療機関を訪れていないという人もいることだろう。そういう人は一度医師と相談してみて、できる限りよいQOLで花粉症シーズンを乗り切るように試してみてはいかがだろうか。
2015年02月18日ウェザーニューズは2月13日、関東全域、東海、甲信、九州の一部で"花粉シーズン"に突入したことを発表した。同社は、全国1,000カ所に花粉観測量に応じて目の色が変化する独自の花粉観測機「ポールンロボ」を設置。そして、各都道府県の3割の「ポールンロボ」が花粉を10個以上観測した日が2日以上あった場合に「飛散開始」と定義している。これによると、2月12日は関東(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県)、静岡県内、山梨県内の3割以上、長崎県や宮崎県内の5割以上の観測地点において、10個に達したという。関東や山梨県では、2日以上という条件を満たしていないものの、今後も飛散が徐々に増える見込みであることから今回の発表に至った。花粉シーズンインの時期は、昨年と比べて関東では18日、山梨県では13日、宮崎県では11日遅くなり、長崎県と静岡県では4日早まっている。2月中旬は、西日本を中心に春の気配を感じられるほど暖かい日や、風が強まる日もあるため、西~東日本の太平洋側でも続々と花粉シーズンに突入する予想。また2月下旬は、まだ冬の寒さになる日が多くなるものの、冬型の気圧配置が緩んで寒さが和らぐ日もあり、そのタイミングで山陰など西日本の日本海側では花粉シーズンに突入する見込みだという。平年(2008~2014年)と比べると、東北や北陸では3~7日程度遅く、その他のエリアでは平年並みのシーズンインとなる予想。なお花粉シーズンに入った後、1週間から10日くらいで本格的な飛散シーズンに突入する。九州では3月上旬、関東から中国・四国の各地では3月中旬にスギ花粉の飛散ピークを迎える予想だという。また、スギ花粉の飛散量がピークを過ぎた後は、桜の花が咲く頃にヒノキ花粉の飛散量が増え、西~東日本では4月上旬~中旬にヒノキの花粉飛散量がピークとなる見通しとのこと。2015年のスギ・ヒノキ花粉シーズンの花粉飛散量は、北~東日本ほど多く、東北や関東、中部では平年(2008~2014年平均)の110~150%と多くの花粉が飛散する予想となっている。近畿では平年と同程度~130%となる見込み。一方、その他の西日本の飛散量は平年より少ない所が多く、中国・四国では平年の80~90%程度、九州では平年の70~90%程度となる見通しだという。また、昨シーズンと比べると、東北~近畿は飛散量が多く、特に関東を中心に2~3倍(200~300%)となる見通しとなっている。一方、中国・四国以西では、四国(太平洋側)~九州を中心に昨夏の天候不順の影響が大きく、昨シーズンの70~90%となる地域が多い予想。特に、高知県・徳島県・佐賀県・大分県・宮崎県・長崎県では、昨年と比べて大幅に少なく、50~60%程度となる見通しだという。
2015年02月16日東京でも、2月11日よりスギ花粉の飛来が発表されました。花粉症の皆さん、対策はお済みでしょうか。オススメの対策法は、宇宙服を身につけることです。宇宙服を着れば地球の外でも暮らせるのですから、花粉ごとき簡単に防げるに違いありません。ただファッションの観点から見ると、この格好はあまりよいとは言えません。全身が守られているので、男性には「付け入るスキのない女だ」という印象を与えてしまうでしょう。同じ女性からも、「無機質で冷たい」という印象を持たれ、翌日から誰も話しかけてくれなくなるかもしれません。いくら花粉から身を守るためとは言え、大切な人間関係を壊したくはないですね。ここにも、宇宙服のような完璧な防護服に身を包んだ研究員たちがいます。二人しかいないということは、仰々しい防護服のせいで、他の研究員たちから見放されてしまったのでしょうか…。しかし、たった二人だけでも新薬の開発に成功した様子。その新薬とは、アレルギー専用眼科薬「マイティア(R)アルピタットEXα」シリーズです。この新しい目薬は、目のかゆみを抑える「抗ヒスタミン成分(クロルフェニラミンマレイン酸塩)」を、従来品(※1)の2倍もの量を配合しています。(※1:従来品とは、「マイティア(R)アイテクト(R)アルピタット」シリーズ)そもそも花粉症で目がかゆくなるのは、目に入ってきた花粉を異物(抗原)とみなすのが原因です。そこで対抗するためにつくられた抗体が、目の粘膜内にある肥満細胞と結合することで、ヒスタミンなどを放出し、知覚神経を刺激します。すると、目のかゆみが生じるのです。抗ヒスタミン成分は、ヒスタミンが知覚神経を刺激するのを防いでくれます。「マイティア(R)アルピタットEXα」シリーズは、この抗ヒスタミン成分を最大濃度配合(※2)しているとのこと。これまでの目薬ではあまりかゆみをおさえられなかったという人にとって、頼りになりそうですね。(※2:一般用眼科用薬製造販売承認基準)それでは、この新薬によって、解放された研究員たちの様子をご覧ください。この清々しい笑顔。もうこれからは、大げさな防護服のせいで他の研究員たちからのけ者にされてしまうことも、きっとなくなることでしょう。よかったですね! …もちろん、これらのストーリーはCMの演出によるものでフィクションですが、開発された目薬の性能は現実のものなのでご心配なく。シリーズは、「マイティア(R)アルピタットEXα(クールタイプ)」と、「マイティア(R)アルピタットNEXα(ノンクールタイプ)」の2つのラインナップ。いずれも第2類医薬品、メーカー希望小売価格¥1,800(税抜)で、現在発売中です。・千寿製薬 公式サイト
2015年02月16日暖かな陽射しを感じるようになれば、あの嫌なシーズンがやってくる。まさに花粉の到来だ。一説には日本国民の約10~20%が罹患しているといわれる“花粉症”。しかし、皆さんが受けている花粉症の治療には、思わぬ落とし穴がある。今では、耳鼻科や内科などでも「くしゃみ」や「鼻水」だけでなく「眼のかゆみ」や「充血」などに点眼薬や内服薬を処方してもらえるが、病院やクリニックによってはドクターが医薬品の効能や用量・用法を正確に理解しておらず、症状がなかなか治らないということが起こっている。コンタクトレンズ使用者においては、レンズによって点眼薬が異なるため、誤った処方をして、眼に傷を負わせるなどのトラブルも発生しているらしい。やはり、それぞれの専門医に診てもらうこと。そして、早期予防が一番効果的なため、症状が出る前に最寄りのクリニックへ行くことがオススメである。そこで今回、眼科による花粉症の治療に詳しい、JR東浦和駅近くにある「柳崎眼科クリニック」の竹井浩明院長にお話を伺った。ベストメガネコンタクト東浦和店と併設している同院は、今年1月30日にリニューアルオープンしたばかりで、飛散量がピークの時期には1日で最大100名前後の患者さんを治療するという地域に根差したクリニックだ。○スギ・ヒノキの飛散量は例年並みの多さ。まずは、2015年の花粉の飛散量はどの程度なのか。その傾向についてうかがった。竹井院長: 「今年の関東地方でのスギ及びヒノキ花粉の総飛散量は、例年並みというものの花粉飛散量が少なかった前年よりは多いという予測です。特にスギが多い傾向です」花粉症の中でも患者数が最も多いとされるスギが昨年と比べて、花粉の飛散量が多いということなら油断は禁物だ。スギ花粉の飛散が始まるのは、通常は2月の2週目2月9日~10日あたり。ピークの時期が2~5月なので、これからが特に要注意だ。○薬を飲んでも、眼のかゆみが治まらないケースもある。花粉症にかかると、ほとんどの人が耳鼻科や内科に通院している。その理由のひとつが、「眼のかゆみ」「充血」「涙がでる」などの『季節性アレルギー性結膜炎』に罹っても耳鼻科などで点眼薬や内服薬を処方してくれるからだ。竹井院長: 「『眼のかゆみ』だけでなく『鼻水』『くしゃみ』など、その症状に合わせて効き目のある薬を選ぶので、耳鼻科や眼科でも処方する薬は変わりません」患者さんもいくつもの病院を周るよりは、一つの病院でまとめて処方箋を出してもらえたほうが楽なので、そういう選択をするのは無理もない。しかし、それが必ずしも花粉症の治療に最適だと限らないと竹井院長は危惧している。竹井院長: 「薬の用量・用法をきちんと理解しないまま、処方している病院・クリニックなども少なくありません。例えば、薬の種類によりますが『眼のかゆみ』があるにも関わらず、抗アレルギー薬だけを処方していては、いつまで経ってもかゆみが軽減されないということがよくあります。いつ始めるかという治療の時期などによっても、使う薬は異なってきますから、患部の症状や薬の効用など、あらゆる状況を把握して適切な治療ができる専門医に診てもらうのが大切です」○コンタクトレンズ使用者は、要注意!最近特にトラブルとして多いのが、コンタクトレンズをしている患者さんへの花粉症の治療である。竹井院長 「コンタクトレンズのハードとソフトで違うのはもちろん、ワンデー、マンスリーなど、ソフトタイプの中でも種類によって、使う点眼薬は変わってきます。懸濁液(液体の中に粒子が分散して、濁っている状態)などのように振って使う点眼液は、溶け残ったものがコンタクトに付着して目を傷つけてしまう可能性があるので、コンタクトレンズでは一切使えません。こうしたことを理解しておかないと、思わぬトラブルになりかねません」眼科以外ではコンタクト装用者の治療までは、理解していないケースが多いという。花粉症の患者さんにとっては、これからの季節を快適に過ごせるかどうかは、適切な治療にかかっているといっても過言ではない。「各専門領域のドクターに診断してもらうことも大切ですが、一番は初期療法です。花粉症の症状がでる前に治療を始めたほうが効果的」と竹井院長は言う。気になる人は、いますぐ身近なクリニックへ。○今回お話を聞いた柳崎眼科クリニックとは?柳崎眼科クリニックはJR武蔵野線東浦和駅から徒歩7分にある眼科医院で、土・日・祝日の診療も行っています。個人眼科では数少ない検査機器も導入しており、健康診断や人間ドックで、眼科を受診するように指示された方も、精密検査を行うことができます。
2015年02月16日ヤフーは2月12日、「Yahoo! 地図」において全国の花粉飛散情報を地図上に反映する「花粉情報」の提供を開始した。配信期間は5月末までを予定。同コンテンツは、「Yahoo! 天気・災害」にて提供する情報と連携。日本国内の観測地点102カ所の花粉飛散情報をもとに、花粉量に応じた5段階の「花粉顔アイコン」を表示する。花粉量が多くなるにつれアイコンの表情が"怒り顔"になり色味や形も激しくなるなど、一目で花粉の飛散情報がわかるよう地図上に可視化しているという。朝と夕方の1日2回更新で、当日だけでなく2日後までの花粉量予測も地図上に反映する。なおスマートフォンアプリ版では、利用者が設定した地域の花粉量予測の通知機能を実装する(Android版は2月12日より、iOS版は2月中旬以降に実装)。これにより、毎週日曜日の夕食時間帯に翌月曜日の花粉量予測が自動で届くという。同コンテンツは、 PC版、アプリ版(iOS、Android)、スマートフォンブラウザ版に対応。
2015年02月13日ウェザーニューズはこのほど、同社が提供するスマートフォンアプリ「ウェザーニュースタッチ」(一部有料/月額・税別300円)にて「花粉対策info」の配信を開始した。同コンテンツは、当日の花粉飛散予想と、ユーザーの症状に合わせた対策を通知するサービス。受信時間は6時と7時から選択できる。「花粉症は症状のタイプや強さが一人ひとり違うため、症状に合わせた対策が必要」と同社。そこで、過去10年にわたって蓄積した全国のユーザーの症状報告をもとに花粉飛散量と症状の出方を検証し、症状別に16パターンの対策方法を割り出したという。まず、同アプリの「花粉Ch.」内にある「My カルテ」のチェックシートで症状に関する質問に回答すると、花粉症のタイプが自動判定される。花粉症のタイプは、鼻・目・肌・のどへの症状の出方によって16パターンに分類され、症状別に対策を通知する「花粉対策info」に活用されるという。「花粉対策info」では、「Myカルテ」で判定された花粉症のタイプ、ユーザーが日頃行っている主な対策、当日の花粉飛散予測をもとに対策を決定。「今日の対策」として、「マスク対策必須なレベル」「必要な対策は点鼻薬です」などのアドバイスが表示されるという。なお「臨時花粉対策info」を受信する設定にしておくと、昼や夜の時間帯に対策が必要なレベルの花粉が観測された場合にも臨時で通知される。
2015年02月12日東日本では今年も飛散量が多くなりそう2月10日、株式会社資生堂より花粉時期の肌ケアポイントが発表された。環境症から今年の花粉予測飛散予報(第2報)では、中国地方や近畿地方は昨年と同じくらいかやや多く、四国地方や九州地方では昨年よりもやや少なめ、その他の地方ではかなり多くなるとの予想。スギ・ヒノキ花粉の飛散量ピークは、九州地方では2月下旬、四国から関東・北陸地方では3月上旬から下旬、東北地方では3月下旬から4月上旬になると見られている。花粉を家に持ち込まないこれからの季節は、花粉を出来るだけ衣類や身体に付着させず家の中に持ち込まないための対策が必要。花粉症環境保健マニュアル2014や環境症の花粉情報サイトには、以下のような対策か効果的とされている。・ポリエステルや綿製品で起毛のない衣料を着用する。・洗濯物は室内干しに。・マスクや眼鏡を着用。マスクの内側にガーゼを入れると効果的。・部屋の換気時はレースのカーテンをしたまま、窓を10センチ程度開ける。・こまめに掃除し、掃除機だけでなく雑巾やモップも使用する。・うがい・手洗い・洗顔をきちんと行う。花粉時期の肌ケア花粉や黄砂、冷たい風などの刺激でこの時期はいつもよりも肌が過敏になっている。肌が荒れている状態でほこりや花粉が付着すると肌あれはさらにひどくなる場合が多い。洗顔の後は化粧水や乳液などで、水分・油分・保湿成分を補い、肌表面を健やかに保つ。目や鼻、頬がかゆくてもゴシゴシとこすらない。かゆい時は冷やして沈静させるのがベスト。スキンケア時に肌に違和感がある場合は、コットンを使用せず手のひらを使ってやさしくおさえるように化粧品をつける。(画像はプレスリリースより)【参考】株式会社資生堂プレスリリース
2015年02月12日花粉対策ミスト2015年2月6日、翠松堂製薬は、ミストをスプレーするだけで肌を花粉から守る「花粉対策ミスト ユッカ ウォーターヴェールn」をリニューアル発売すると発表した。2015年の花粉飛散予測日本気象協会の予測では、2月上旬から花粉シーズンがスタート。飛散数は、九州から近畿地方のほとんどの地域は例年より少ないまたはやや少なく、東海から東北地方は例年並みで、北海道は例年よりやや多くなると予測。前年(2014年)の花粉の飛散数が少なかった北陸・関東甲信・東北地方では、前年の2~3倍になる一方、前年の飛散数が例年よりも多かった九州・四国地方では、2015年春の飛散数は前年に比べて非常に少なくなる見込み。製品コンセプト花粉による肌が乾燥したり、かゆくなったりするのは、皮膚の角質層のバリア機能が低下し、花粉のアレルゲンが侵入するためといわれている。「花粉対策ミスト ユッカ ウォーターヴェールn」は肌にミストを吹きかけて、花粉を寄せ付けない肌バリアを形成する化粧水。花粉の季節より前に肌バリアを形成することで、花粉による肌のかゆみや乾燥を少なくなる可能性がある。製品特長天然由来成分ペクチンの働きにより、肌にスプレーしただけでバリアが形成、花粉を捕まえて、花粉を肌に直接触れさせないようにする。保湿成分アラントイン、グリチルリチン酸2カリウム、加酸分解ポリガンマ-グルタミン酸カリウムが角質層のバリア機能を守り、乾燥を防ぐ。赤ちゃんや敏感肌にも使うことができる。価格は40 ml 1,500円(税込1,620円)(画像はプレスリリースより)【参考】・翠松堂製薬プレスリリース(@Press)・ユッカホームページ
2015年02月12日くしゃみや鼻水が止まらず、さらに頭がボーッとしてくると、「風邪を引いたかな?」と思いますよね。しかし、じつは花粉症の初期にも、似たような症状が見られるのだとか。2月から3月にかけて花粉が飛散する時期にこれらの症状に見舞われたら、もしかしたら風邪ではなく花粉症かもしれません。そこで今回は、花粉症と風邪の見分け方をご紹介。さらに2015年春の花粉情報もお届けします!○熱っぽいと思ったら花粉症だった!花粉症に悩むマイナビニュースの読者300人に、花粉症と風邪、どちらか迷ったことがあるか尋ねたところ、「はい」と答えたのは15.0%とやや少なめ。もしかしたら、花粉症の初期症状が風邪と似ていることに気付いていない可能性もあるかもしれませんね。どちらか迷ったことがある人たちにその顛末を聞いてみると、「ついに自分も花粉症になってしまったかと思ったけど単なる風邪でした」(25歳女性/不動産/事務系専門職)という「風邪」派はごくわずか。ほとんどの人が「花粉症」だったことがわかりました。・「最近鼻水が止まらないと思っていていくら鼻炎カプセル飲んでも効果ないと思ったら花粉症でした」(35歳男性/機械・精密機器/技術職)・「初めて花粉症になったとき、のども痛いし熱は出るしでわからなかったから」(28歳女性/人材派遣・人材教育/事務系専門職)・「風邪で絶対花粉症じゃないと意地を張っていたけれど、アレルギー検査であっさり発覚」(27歳女性/金融・証券/事務系専門職)・「喉が痛くて鼻が出たり詰まったりするし、熱っぽい感じがしたので、風邪だと思ったが、耳鼻科に行ったら花粉症と言われ、鼻が詰まるせいで夜に口を開けて寝ることによる乾燥による喉の腫れなどで、風邪ではなかった」(26歳女性/金融・証券/専門職)まさに風邪の症状と似ていますね。「そもそも、花粉症という病名を知る前、ずっと風邪だと思っていました」(50歳以上男性/電機/技術職)という意見も見受けられました。症状から風邪だと思ってしまう人は多いようですが、中には「花粉症だと思ったら、花粉症と風邪の両方だった」(35歳男性/情報・IT/技術職)という意見もあり、ますますどちらかわからなくなってしまいそうです……。○「目」の症状もチェック!アンケートによれば、本当は花粉症だったのに、勘違いして風邪薬を飲み続けていた人がチラホラ。そこで、花粉症対策の専門家である、ベストメガネコンタクト武蔵浦和店の高木香乃(たかぎ かの)さんに見分け方を教えてもらいました。――風邪と花粉症、どちらも症状が似ていますが、見分ける方法はありますか?高木さん「くしゃみが立て続けに何度も出る場合は、花粉症の可能性大。風邪だったらそこまで連続しないものです。また、透明でさらさらの鼻水が出ることも、花粉症の特徴です」――風邪のときにも、さらさらの鼻水が出ることがありますが……。高木さん「風邪の場合は、最初はさらさらしていても、だんだん黄色っぽく粘着質な感じに変わっていきます。風邪と比べるとひどい鼻づまりに悩まされるのも特徴で、鼻の通りが一度よくなったと思っても、すぐにつまってしまいます」――鼻水の状態をチェックすることもポイントになりそうですね。ほかにも、花粉症の特徴があれば教えてください。高木さん「目のかゆみや充血、涙、異物感といった、目にも症状があらわれます」○花粉の飛散時期&量は例年以上!――今年の花粉は、いつごろから飛び始めるのでしょうか?高木さん「北日本は例年並みですが、西日本・東日本は2月下旬から。例年より早く花粉の飛散が始まると予測されています」――例年より飛散時期が早いということは、花粉の量も多くなるのでしょうか?高木さん「花粉飛散量は平年の1割増、東日本は3割増とやや多い予想です。もっとも飛散量が多いのは関東で、平年より5割と増加する見込みです」――ありがとうございました。高木さんによれば、「関東では例年より早く、例年以上の花粉が飛散する」とのこと。ある日突然、花粉症が発症することも珍しくないそうです。読者アンケートでは花粉が飛散する「2月(20.7%)」「3月(17.7%)」に花粉症対策を行う人は約4割でしたが、メガネやマスクなどを使って早めに対策することで症状をやわらげることができるといわれています。つらい目にあわないためにも、これからやってくる本格的な花粉シーズンに早めに備えたいですね。
2015年02月10日