ねこ業界での常識!?もりわじん さん可愛らしい笑みを浮かべる猫に、神々しい光を浴びた神様のような猫…。そんな豊かな猫の世界を作り上げるのがアーティスト もりわじんさん。日本で初めて猫を神仏像にしたねこアートの先駆者でもあり、ねこ業界では知らない人などいないのだとか。中でも全部で366体の「招きたん」は、356日プラス閏日の366体分の猫がずらりと並ぶ大作。自分の誕生日の猫が一体どんな表情を浮かべているのか見つけてみてください。浮世絵の猫を立体化小澤康麿 さん浮世絵を立体化した陶芸作品で知られる小澤康麿さん。本展で大注目すべきは、歌川国芳「猫飼好五十三疋」をすべて立体化した作品群です。ころんと転がる猫や、茶目っ気たっぷりに魚をくわえる猫など、細部までこだわり抜かれた猫たちがずらりとお出迎えしてくれます。彩り豊かな猫たちの表情に釘付け石渡いくよ さんまた花見を楽しんでいる様子が描かれた床の間には、踊る猫又たちの愉快な姿が。和室の装飾ともマッチングした作品は、ひとつの大きなアート空間となり鑑賞者を楽しませてくれます。満面の笑みを浮かべた猫や少し恐ろしい妖怪のような猫など、幅広い表情を浮かべた猫たちにハッと目が奪われます。またこの猫たちが着ている衣は、全て石渡さんの蒐集した貴重な着物の数々。一体一体その子に合う着物を作っているのだとか。人形に使われている髭は本物の猫の毛ということもあり、リアルな猫とどこか人間のようなユーモラスな猫が交差しあった重厚な作品群は必見です!取材・文/おゝしろ実結イベント情報イベント名:「福ねこ at 百段階段」展〜和室で楽しむ ねこアート催行期間:2017年04月26日 〜 2017年05月14日住所:東京都目黒区下目黒1−8−1ホテル雅叙園東京東京都指定有形文化財「百段階段」電話番号:03-5434-3140
2017年05月06日目黒にある有形文化財「百段階段」で4月26日から5月14日まで開催している「福ねこ at 百段階段展〜和室で楽しむ ねこアート〜」。重厚な装飾が施された和室にて、愛くるしくも妖しい表情を見せる猫たちがお出迎えしてくれます。加えて本展ではなんと、館内の撮影が全室可能に! はやる気持ちを抑えて百段の階段を登りましょう。可愛い・妖しい・美しい 猫アートの世界がここに愛らしい笑顔を見せる猫や孤高に空を見上げる猫、はたまた昔妖怪と恐れられていたことを思い出させるような“おどろおどろしい”猫など、十猫十色の表情を見せる猫アートに気づけば夢中になってしまいます。展示室の各和室も、それぞれの部屋により装飾や雰囲気がガラリと変わり、作品とのハーモニーも注目したいところ。階段はもちろん、展示室内も撮影可能なので、お気に入りの作品や部屋を見つけて写真で共有するのも素敵です。※フラッシュ・三脚・自撮り棒の使用はご遠慮下さいお気に入りの逸品を探して 猫アートマーケット階段を登りきったところにあるのは「頂上の間」。こちらでは出展作家をはじめ、17名の猫アーティストが作った作品を販売するギャラリーショップが特別オープン中です。展示で紹介されていた作品はもちろん、箸置きや豆皿、アクセサリーなど日常のちょこっとした場面に彩りを添える猫グッズももりだくさん。こちらはすべてアーティストが作った1点もののアイテムとなっています。展示を見たあとには、ここでお気に入りのひとつを探してみて。取材・文/おゝしろ実結イベント情報イベント名:「福ねこ at 百段階段」展〜和室で楽しむ ねこアート催行期間:2017年04月26日 〜 2017年05月14日住所:東京都目黒区下目黒1−8−1ホテル雅叙園東京東京都指定有形文化財「百段階段」電話番号:03-5434-3140
2017年05月03日2016年4月から新潟駅と越後湯沢駅区間の運行をスタートした「現美新幹線」は、新進気鋭アーティスト8名の作品が展示され、移動中に芸術鑑賞ができるこれまでになかったスタイルの新幹線です。新潟を感じる! “世界最速”のアート空間上越新幹線の臨時列車として、土日祝日に運行する「現美新幹線」。車体の外装は写真家・映画監督の蜷川実花氏が新潟・長岡の花火を撮影した作品をもとにデザインしています。6両編成の車両ごとに、アーティストの作品を展示。指定席の11号車は、壁紙や絨毯を用いたインスタレーションを手掛ける松本尚氏が「五穀豊穣」「祝祭」「光」をコンセプトイメージしてデザイン。動物たちが隠れているグラフィックはインパクト大です!ステンレスの鏡からプラレールアートまで! ここにしかないアートに浸る12号車から16号車までの自由席は、窓側にソファが置かれ、ゆったり座りながらアートを観賞しながら過ごすことができます。新潟の雪景色や緑を映すステンレスの鏡で壁一面が埋め尽くされた立体作品、造花の花びらをつなげて空中をゆらゆらと揺れるオブジェ、新潟の里山の風景や暮らしを切り取った写真作品、新潟の風景をポップな映像で表現したアニメーションなど、新潟の魅力が伝わる作品が飾られています。カフェスペースでは、燕三条の人気店「ツバメコーヒー」が焙煎したコーヒーを提供。また、オリジナルスイーツは、菓子研究家・いがらしろみさん監修のもと、魚沼産コシヒカリの米粉を使ったバニラケーキなど、“新潟らしさ”を散りばめたスイーツを販売しています。移動しながらアートを鑑賞できる「現美新幹線」、非日常体験を満喫してみてくださいね♪取材・文/末吉陽子スポット情報スポット名:現美新幹線住所:上越新幹線「新潟駅」-「越後湯沢駅」電話番号:0570-04-8928 平日9:00~21:00 土曜・休日10:00~18:00
2017年04月07日不思議な光の世界に引き込まれそうな泊まれるアート「光の館」金沢21世紀美術館の「ブルー・プラネット・スカイ」など、光と空間を駆使した現代アートで知られるアーティスト、ジェームズ・タレルの作品「光の館」は、第1回「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」(2000年)で生まれたもの。この実験的な作品は彼の作品世界を滞在生活の中で体験できる、世界にも例を見ないものであり、瞑想のためのゲストハウスとして構想されました。谷崎潤一郎の『陰翳礼讃(いんえいらいさん)』から着想を得た、この作品は、伝統的な日本家屋における親密な光と、自らが制作してきた光の作品との融合を実現。和室の広間の可動式の天井の大きく開けられた四角い穴からは、遮るものひとつない青空を見ることができます。寝転がって、普段眺めることのない大きな空を見てみると、普段感じることのできない自然との一体感を得ることができます。地域の魅力を体感できる越後妻有里山現代美術館[キナーレ]「大地の芸術祭」の里の拠点施設とも言える美術館。「キナーレ」は、地元の方言で「来なされ(おいで)」という意味だとか。季節ごとの企画展は、もちろん常設展示も、ただ見るだけでなく五感で感じることのできる作品も多くあります。金沢21世紀美術館のプール作品で有名なレアンドロ・エルリッヒの「トンネル」は、越後妻有ならではのトンネルやかまぼこ型倉庫に着想を得た視覚トリックを使った作品。カールステン・ヘラーの「Rolling Cylinder, 2012」は、赤青白の螺旋模様が回転するトンネルを通り抜け、平衡感覚が揺さぶられる作品。動脈と静脈に由来しているとも言われるこの色合いは、まるで、遠くからの来場者との循環を暗喩しているかのよう。そのほかにも国内外で話題の現代美術作家の作品を多数展示。建物内には、日帰り温泉やミュージアムショップ、レストランもあって、1日いても飽きなさそう。「大地の芸術祭」会期中以外でも、越後妻有の土地の魅力と一緒に楽しめそうです。イベント情報イベント名:「大地の芸術祭」の里 越後妻有 2017 冬 SNOWART催行期間:2017年01月14日 〜 2017年03月12日住所:新潟県十日町市本町6電話番号:025-761-7767
2017年03月19日倉庫のようなミュージアム「建築倉庫ミュージアム」倉庫が本来担っている「保存する」目的と今までにはなかった「鑑賞」の概念を組み合わせ、新しい鑑賞体験を提案する「建築倉庫ミュージアム」。建築家の細部へのこだわりや建築文化そのものを楽しむことのできる施設として、日本人のみでなく、海外観光客からも人気の高い施設として注目を集めています。著名建築家から新鋭建築家まで多様な模型を展示ミュージアムには、“浅草文化センター”や“スターバックスコーヒー 太宰府天満宮表参道店”などを手掛けた「隈 研吾」、東日本大震災の復興支援の一環として“コンテナ多層仮設住宅”を発表し、世間にその名を轟かせた「坂 茂」、次世代のライフスタイルを提案する施設として2011年にオープンした“代官山 T-SITE”の「クライン ダイサム アーキテクツ」などの著名な建築家の作品が並ぶほか、これからの活躍が期待されている新鋭の建築家の模型も数多く立ち並んでいます。普段建築にはなかなか触れることのない方にとっても、建築が好きな方にとっても、有名な作品から日常では目にすることのない珍しい建築模型に触れることができるので、それぞれの味わい方で楽しむことができます。建築模型に託した設計者の飽くなき探究心を体感する「芸術作品」と称され、世界から高い評価を受ける日本の建築模型。建築模型は模型としての機能のみならず、細やかな技法やこだわりによって人を惹きつける力を持ち合わせています。このミュージアムでは、その建築文化をより堪能するため、施設内の温度や湿度管理を徹底して行うことで、「保存」と「展示」の両方を実現し、建築模型の広がる可能性へ挑戦を続けています。取材・文/鈴木詩乃スポット情報スポット名:建築倉庫ミュージアム住所:東京都品川区東品川2-6-10 寺田倉庫本社ビル1F電話番号:03-5769-2133
2017年03月10日歌川国芳の絵が、手触りふんわり「浮世絵手ぬぐい」奇抜で独特な世界観で国内外に数多くのファンを持つ歌川国芳。巨大な骸骨の妖怪が有名な『相馬の古内裏』や可愛い猫が描かれた『ねこ尽くし』など、そんな彼の有名な代表作があしらわれた手ぬぐいシリーズです。ふんわりとした肌触りも心地良く、歌川国芳好きにとってはたまらないグッズではないでしょうか。歌川国芳 浮世絵手ぬぐい(税込 648円)コレクションしたくなる美しさ! 「浮世絵絵はがき」お手頃な価格と豊富なバリエーションが魅力的なポストカード。家族、友人へのお土産としても、自分の思い出や記録を残すための記念品としてもピッタリ。気に入った絵や印象深かった絵のポストカードを是非見つけてみてください。浮世絵 絵はがき(税込 100円)真の浮世絵好きなら手に入れたい「複製浮世絵版画」忠実な製法で造り上げられた素晴らしい木版画。誰もが一度が目にしたことがあるであろう喜多川歌麿の『ビードロを吹く女』や葛飾北斎の『富嶽三十六景』など日本を代表する名作の数々が、江戸の技法を受け継ぐ職人技によって、最高のクオリティーで、時を超えて現代に蘇ります。複製浮世絵版画 (税込 14,040円)どれもこれもついつい欲しくなってしまうグッズばかり。素敵な思い出や記憶は、形として残しておきたいもの。お気に入りのグッズを探してみてください。取材・文/西尾 宇宙スポット情報スポット名:太田記念美術館住所:東京都渋谷区神宮前1-10-10電話番号:03-5777-8600
2017年02月24日子どもに豊かな感性を育んでもらうために、小さいうちから芸術に触れさせたいと考えるママは多いと思います。しかし、そもそも自分がよくわかっていないのに、一緒に楽しむことなんてできるのかな…? という不安もあるのではないでしょうか。そんな心配は無用です! 美術館や演劇、コンサートなどに一緒に出かけられるようになれば、週末のおでかけバリエーションも豊富に。子どもが「本物」に触れる機会を、作ってみてはいかがですか?■知識がなくても問題なし!芸術についての知識がないと、楽しめないのでは? と考える人は多いようです。実際に私の周囲にも、「誰の作品か?」「背景は?」「ジャンルは?」「技法は?」といった知識がないから芸術鑑賞はしない…という人がたくさんいます。たしかに知識は、作品をより深く知るために必要かもしれません。しかし、子どもと一緒に楽しむことが目的なら、知識がなくても大丈夫。まずは、「見たまま」「聞いたまま」を楽しんでみましょう。「あそこに鳥がいるね」「変な色の空だね」「怖いね」「キレイだね」など、どんなことでも構いません。気づいたことを共有しながらおもしろがることが、子どもと芸術を楽しむコツです。■感じたことを伝え合う「感じたことを伝える」という行為は、子どもの個性や感性を育むことにつながります。芸術鑑賞はそのための絶好のチャンス。一緒に作品を鑑賞したら、子どもの感じたことを聞いて、自分の感じたことも伝えると良いでしょう。「この色使いが素晴らしい」「これは、こういった作品」と、見方や知識を教える必要はありません。ただ、お互いが感じたことを伝え合い、子どもの感覚をきちんと受け止めてあげることを大切にしましょう。子どもが何の興味も示さなかった…というケースもあると思います。大人と同じように、子どもにもやはり好みがありますから、これは当然のこと。ときには「たまたま合わなかった」と割り切ることも必要です。■何が見えるかな?中には、感じたことをうまく言葉で表せない子どももいるのでは。そんな場合は、大人が少しサポートしてあげましょう。たとえば「何が見えるかな?」「この人は何をしているのかな?」など、その作品の世界に入って行くきっかけを与えてあげると、子どもは「見えるもの」「聞こえるもの」「感じたこと」を言葉に表しやすくなります。また、「コレが好き」という視点で選ぶのも楽しみのひとつ。美術展などでは、「このお部屋の中だと、どれが一番好き?」と聞いてみるのも良いでしょう。■鑑賞マナーについて芸術鑑賞では、ある程度の集中力が必要になります。そのため、まだ集中力を持続できない小さな子どもは、難しいかもしれません。個人差はありますが、4歳くらいになるとだんだん物事に集中できるようになってくる子どもが多いようなので、このころから「本物を見せる」ことを心がけると良いでしょう。感じたことがあれば口に出して共有することが、子どもと一緒に芸術鑑賞を楽しむためのポイントですが、美術館や劇場のような場所では、マナーも守らなくてはなりません。大声で会話すると、ほかの人の迷惑になる場合も。「お話するときは小さな声で」など、鑑賞前にしっかりルールを確認して、子どもにも「お約束」してもらいましょう。マナーを守ることが難しい小さな子どもは、まず子ども向けのイベントから足を運んで、芸術鑑賞の雰囲気に慣れてもらうと良いかもしれません。■まずは興味を持ってもらうことが大切「一緒に楽しむ」ためには、子どもにも乗り気になってもらう必要があります。嫌々では、意味がありません。そのため、芸術鑑賞に出かける前に、興味を持ってもらえるよう工夫することも大切です。たとえば、図書館へ行って一緒に画集を見たり、CDで音楽を聴いたりしておくのもアリ。そうすると、「本で見た絵だ!」「聞いたことがある!」と鑑賞時の発見が増え、楽しみ方が広がります。また、子どもが興味を持っているものと芸術鑑賞を結びつけるのも良い方法。絵本に出てきた絵画や、アニメで流れた音楽に子どもが興味を示したら、「本物を見に行こうか?」と誘ってみましょう。素直な感性を持つ子どもたちは、「感じること」がとても上手。子どもと一緒に芸術鑑賞を楽しんでみると、大人の方が驚かされることもたくさんあります。知識がなくても「楽しむ」ことはできますから、まずは一度出かけてみてはいかがでしょうか? もしかしたら、意外な楽しみ方を教わることになるかもしれません。
2017年02月18日大地の芸術祭の里・越後妻有で行われる冬のプログラム。雪花火や企画展など、見逃せないコンテンツが満載です。今回は、その中の一つである「SNOWART TRAIL」についてご紹介します。大地の芸術祭の里・越後妻有で「冬」のプログラムが開催!「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は、日本有数の豪雪地・越後妻有を舞台に、2000年から3年に1度開催されている世界最大級の国際芸術祭です。アートを楽しめるのは、3年に1度のトリエンナーレだけではありません。大地の芸術祭の里・越後妻有では、通年を通したアートの展示も行われ、近年では季節毎にテーマを設けたプログラムも実施されています。雪道を歩いて新作アートを観に行こう!大地の芸術祭では、現代の合理化・効率化の対極として徹底的な非効率化を試みています。集落に散在されたアートを移動するのは、一見不便かもしれません。しかし、それが大地の芸術祭の魅力の一つで、豪雪の中でもそのスタイルは変わりません。歩いて巡ってアートを楽しみましょう!まつだい「農舞台」から出発!トレッキングツアー雪道トレッキングでアートを巡るガイド付きツアーの出発点は、まつだい「農舞台」。雪国農耕文化を体感できる、総合文化施設です。この時期ならではのトレッキングツアーの詳細をチェックしましょう!受付は公式サイトのフォームから可能です。2日前までの予約受付となっているので、注意してください。●里山とアートを最も体感できる「まつだいエリア」トレッキングツアーが開催されるのは「まつだいエリア」です。周辺に広がる里山には、草間彌生「花咲ける妻有」をはじめ、世界的なアーティストの作品が点在しています。雪のない時期には徒歩でも1~2時間で散策が可能。里山の大地に映える色彩豊かな造形、現代アートの魅力を里山の四季と共に堪能できるとあって人気の高いエリアです。●この冬だけのアートを鑑賞!雪の中で対面する作品たちは、この冬のために構想された新作ばかり。作品はこのトレッキングツアーでしか鑑賞できない貴重なものです。雪原の中でのアートとの出会いは、感動の体験になること間違いありません。マーリア・ヴィルッカラ林舜龍高橋匡太その他にも様々なプログラムが用意されている、大地の芸術祭の里。この冬、とっておきの思い出を作りにお出かけしてみてはいかがでしょうか。【イベント詳細】開催期間:2017年2月25日(土)〜3月12日(日)定休日:水曜所要時間:各回約1時間予約:2日前までに要予約→公式サイトフォーム受付場所:まつだい「農舞台」ギャラリー受付2F※30分前から受付開始料金:一般1,000円、小中学生500円(作品鑑賞料、ガイド料含む)参加作家:マーリア・ヴィルッカラ、林舜龍、高橋匡太、ほか※レンタル長靴、カンジキの貸し出しもあります。※ご自分の長靴をお持ちの方はできるだけご準備ください。※数に限りがございます。場合によっては足カバーになる事がございます。※2017冬共通チケット提示で1回無料参加が可能
2017年01月21日3年に1度の世界最大級の国際芸術祭「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の舞台となる、越後妻有地域「大地の芸術祭の里」で、冬のプログラムが開催されます。雪アートや雪花火など、豪雪地・越後妻有ならではのプログラムが目白押し。今回はその一部をご紹介します。世界最大級の国際芸術祭の里で楽しもう!●「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」とは「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は、日本有数の豪雪地・越後妻有を舞台に、2000年から3年に1度開催されている世界最大級の国際芸術祭です。農業を通して大地とかかわってきた「里山」の暮らしが今も豊かに残っている地域で、「人間は自然に内包される」を基本理念としたプログラムは、国内外から注目を集めています。●『SNOWART』(スノワート)の世界を堪能越後妻有では、季節毎に2週間ほどの集中期間を設け、各施設での特別企画展やアーティストによるワークショップ、イベント、パフォーマンスなどが連動した大規模なプログラムが実施されています。今回実施されるのは、「冬」シーズンのコンテンツです。世界有数の豪雪地・越後妻有の魅力をアートの力で掘り起こします。スノーリゾートとは一味違う『SNOWART』(スノワート)の世界を堪能しましょう。大注目!2つのコンテンツをご紹介●冬だけのとっておき!「キナーレ」の観て遊べる展覧会越後妻有里山現代美術館「キナーレ」では、冬の企画展が開催されます。雪国の生活の中で多様に活用されてきた雪は、アートの素材としても多くの可能性を秘めています。 今回は4組のアーティストが雪に向き合い、この時期だけのとっておきの空間を演出します。雪景色に色鮮やかなアート、雪上を滑ってあそぶ「雪板」、全長40mのエアドームに、ピンホールカメラ、スケートリンクなど、心も体もポカポカになるアートが盛りだくさん。 冬ならではの幻想的な瞬間を楽しみましょう。【詳細情報】会期:2017年1月14日(土)~3月12日(日)休館日:水曜時間:10:00~17:00(最終入館16:30)※淺田創、磯辺行久、曽谷朝絵、KEEN&KURAKAKE+NUART Sculptureの作品は公開日限定です。詳しくは公式HPを確認してください。料金:一般1,000円、小中学生500円(常設展入館料を含む)※スケート体験は専用貸靴代500円別途必要となります※2017冬共通チケットで何回でも入場可能です(スケート体験除く)※混雑時のスケート体験は1回30分までとなる場合があります※スケート体験される方は帽子・手袋を持参してください●越後妻有の冬を贅沢に楽しむツアーアートが散りばめられたスケートリンクやアートスノートレッキングなど、他のスノーリゾートでは味わえない楽しいプログラムが満載の越後妻有の冬。毎年大好評の「雪見御膳」や雪国体験も、ツアー限定で開催が決定しました。宿は日本三大薬湯の松之山温泉です。越後妻有の冬を贅沢に楽しみましょう。●SNOWARTと越冬のごちそう「雪見御膳」ツアー雪道トレッキングでしか観に行けない豪雪アート体験や滑ってあそべるスケートリンク、さらに大人気のスカイランタン(つなん雪まつり)やスノーキャンドル(雪原カーニバルなかさと)を体験できるスペシャルツアーです。ツアー限定のおもてなし・地域のお母さんたちによる「雪見御膳」と日本酒を堪能しましょう。宿は三大薬湯の松之山温泉。心も体も大満足のツアーです。【詳細情報】SNOWARTと越冬のごちそう「雪見御膳」ツアー開催日:2017年2月25日(土)~26日(日)、2017年3月11日(土)~12日(日)料金:一般 34,000円~、小学生以下 28,000円~定員:各日25名※バス代、1泊2食付宿泊費、雪見御膳(昼)代、冬共通チケット(スケート体験以外全プログラム鑑賞可)、保険代含む※宿、グループ人数により金額が異なります●SNOWART・雪花火と越冬のごちそう「雪見御膳」ツアー日経BPランキングでも4位にランクインした話題の「越後妻有 雪花火」、雪道トレッキングでしか観に行けない豪雪アート体験、そしてツアー限定のおもてなし・地域のお母さんたちによる「雪見御膳」と日本酒を堪能しましょう。宿は日本三大薬湯の1つ松之山温泉、隠れた名湯「美人の湯」として親しまれている越後田中温泉のいずれかを選べます。【詳細情報】開催日:2017年3月4日(金)~5日(土)料金:一般 39,000円~、小学生以下 31,000円~※バス代、1泊2食付宿泊費、雪見御膳(昼)代、冬共通チケット(全プログラム鑑賞可)、保険代含む※宿、グループ人数により金額が異なります交通手段定員:50名他にも気になるコンテンツが目白押し●まつだい「農舞台」冬の企画展「北の地平線」北海道を拠点に活動する国松希根太による展覧会。 北の大地で制作された作品が、雪深い冬の越後妻有にやってきます。開催期間:2017年1月14日(土)~3月12日(日)●あてま高原リゾート・ベルナディオ「越後妻有 雪花火/Gift for Frozen Village 2017」越後妻有の長い冬の終わりを告げる雪花火が、今年も真っ白な雪国の夜空を彩ります。 第4回を迎える今回は、光の花畑の舞台を広大な自然が広がるあてま高原へと移し、3尺玉が雪上に花咲きます。開催日:2017年3月4日(土)●越後妻有の豪雪とアートを体感!「SNOWART TRAIL」大地の芸術祭の魅力は、歩いて巡ってアートを楽しむこと。まつだい「農舞台」では、雪道トレッキングでアートを巡るガイド付きツアーが行われます。雪の中で対面する作品たちは、この冬のために構想された新作ばかり。このトレッキングツアーでしか鑑賞できない作品は必見です。開催期間:2017年2月25日(土)~3月12日(日)●「森の学校」キョロロ企画展「里山のお米展-にぎやかな田んぼのめぐみ-」里山のお米づくりがもたらす多様な環境や生物の多様性、そして恩恵がわかりやすく紹介されます。キノコ探しなどイベントも注目です。開催期間:開催中~2017年6月25日(日)●木造小学校に泊まろう!懐かしい木造校舎が宿泊施設としてリノベーション。地元の食材をつかった手作り献立も味わえる「三省ハウス」にも宿泊が可能です。三省ハウス:さまざまなコンテンツが目白押しで、今冬も目が離せない大地の芸術祭の里・越後妻有。『SNOWART』(スノワート)の世界へ、お出かけしてみてはいかがでしょうか。
2017年01月19日日伊国交樹立150周年を記念して「ティツィアーノとヴェネツィア派展」が、台東区・東京都美術館 企画展示室で行われます。開催期間は2017年1月21(土)〜4月2日(日)です。イタリア屈指の美術館が所蔵する数々の素晴らしい絵画を通して、ヴェネツィア派の魅力を存分に堪能してみませんか。ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 《フローラ》 1515年頃、油彩、カンヴァス、79×63cm、フィレンツェ、ウフィツィ美術館© Gabinetto Fotografico del Polo Museale Regionali della Toscana「ティツィアーノとヴェネツィア派展」がついに開催!アドリア海に面する水の都ヴェネツィアは、15世紀から16世紀にかけて、海洋交易によって飛躍的に繁栄するとともに、フィレンツェ、ローマと並ぶルネサンス美術の中心地として輝かしい発展を遂げました。絵画の分野を中心に美術の進展をみたヴェネツィアでは、ベッリーニ工房、ヴィヴァリーニ工房から、多くの優れた画家たちが輩出されました。今回の展覧会では、ベッリーニ工房を中心に展開するヴェネツィア・ルネサンス初期、ティツィアーノの円熟期とヴェネツィア派の画家たちの時代、ティツィアーノ以後の巨匠たちの時代という流れに沿って、70点近い絵画、版画が紹介されます。ティツィアーノの《フローラ》や《ダナエ》といった傑作や、イタリア屈指の美術館が所蔵する数々の素晴らしい絵画を通して、ヴェネツィア派の魅力を存分に堪能しましょう。●「画家の王者」ティツィアーノの真髄に迫る!ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 《復活のキリスト》 1511-12年、油彩、板、116×91cm、フィレンツェ、ウフィツィ美術館© Gabinetto Fotografico delle Galleria degli Uffiziヴェネツィア・ルネサンスを代表する画家、ティツィアーノ。“画家の王者(プリンス・オブ・ペインター)”と呼ばれ、神話の登場人物から教皇や貴族の肖像まで、人間味あふれる姿で描き、ヨーロッパ中から人気を博しました。その斬新な油彩画法は、近代絵画の先駆とも評されます。「ティツィアーノとヴェネツィア派展」はティツィアーノに光を当て、その真髄に迫る日本初の大規模展です。●色彩美が際立つ《ダナエ》日本初公開!イタリアの至宝《フローラ》も来日! ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 《ダナエ》 1544-46年頃、油彩、カンヴァス、120×172cm、ナポリ、カポディモンテ美術館© Museo e Real Bosco di Capodimonte per concessione del Ministero dei beni e delle attivita culturali e del turismo《ダナエ》を見たミケランジェロは、ティツィアーノの色遣いと様式に脱帽しました。日本初公開となるこの《ダナエ》のほか、あでやかな「肌」を描き、イタリアの人々にこよなく愛されてきたバラ色の女神《フローラ》も来日します。天才画家が描いた官能的な神話の世界を堪能しましょう。●ヴェネツィアの黄金期、花開いた才能が勢揃い! ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 《マグダラのマリア》 1567 年、122×94 cm、油彩、カンヴァス、ナポリ、カポディモンテ美術館© Museo e Real Bosco di Capodimonte per concessione del Ministero dei beni e delle attivita culturali e del turismoルネサンス期、レオナルド・ダ・ヴィンチやラファエロらが活躍していたフィレンツェに比肩し、ベッリーニ、ティツィアーノ、ヴェロネーゼ、ティントレットなど次々と偉大な画家を生み出したヴェネツィア。光あふれる水の都、その黄金期に花開いた芸術が紹介されます。ヴェネツィア派とはヴェネツィアは総督(ドージェ)を頂点とする共和制国家として強大な力をもち、経済的には海洋貿易によって繁栄したことで知られます。富と国際的な政治力、そして東西文化が交わる特異な立地条件とがあいまって、水の都は芸術の中心地へと変貌し、15世紀から16世紀にかけて美術の黄金時代を迎えました。 ルネサンス時代のヴェネツィアを活動の拠点とした芸術家たちは、「ヴェネツィア派」と総称されます。ヴェネツィア派に分類される画家たちは、おもにベッリーニ一族の工房を中核に形成されました。●色彩の絵画フィレンツェやローマでは素描を基礎とし、明確な線描と明暗による立体感の表現、合理的な空間構成が重視されたのに対し、ヴェネツィアでは、明るく大胆な色彩と自由でのびやかな筆触が好まれ、近代の油彩画にもつながる「絵画的(ペインタリー)」な絵画が生み出されました。この豊かな色彩感覚と柔らかな造形が、ヴェネツィア派絵画の最大の魅力です。●油彩画の技法海に囲まれたヴェネツィアは湿気が多いため、壁に直接に描くフレスコ画よりも、持ち運び可能なカンヴァス画が適していました。聖堂や邸宅の室内装飾のほとんどは、カンヴァスに油彩で描かれています。ヴェネツィア派の画家たちが新たな油彩画の表現を切り開いた背景には、ヴェネツィアという土地ならではの気候風土も関係していたのです。【開催概要】「ティツィアーノとヴェネツィア派展」会場:東京都美術館企画展示室期間:2017年1月21(土) 〜 4月2日(日)時間:9:30~17:30 (入室は閉室の30分前まで)※金曜は20:00まで 休室日:月曜日(ただし、3月20日(月・祝)、27日(月)は開室)、3月21日(火)お問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)公式サイト:
2016年12月05日10月21日(金)、22日(土)、23日(日)の3日間、様々な文化・芸術施設を構える上野「文化の杜」で日本文化を世界に発信するイベント『TOKYO 数寄フェス』が開催されます。アート作品の展示や様々なイベントの開催に加え、10月21日(金)と22日(土)は、一部の施設で開館時間を20時まで延長。アート一色に彩られる上野「文化の杜」で、新たな「数寄」を見つけてみませんか。『TOKYO 数寄フェス』でアートを堪能日本初の公園として上野恩賜公園が開園して以来、博物館、美術館、芸術大学、動物園、音楽ホールなど多くの重要な文化施設が一つの公園一帯に集まり、世界でも類を見ない文化芸術拠点が集中するエリアとして発展してきた上野。その歴史的資源と文化資源の宝庫である上野恩賜公園エリアに関わりのある各機関・団体が相互に協力し、『TOKYO数寄フェス』が開催されます。日本や東京を「数寄(=好き)」になるコンテンツを上野「文化の杜」で味わいましょう。いたるところにアート作品が出現!不忍池も幻想的な空間に変身●チームラボ「浮遊する、呼応する球体」 デジタル社会の様々な分野のスペシャリストから構成されているウルトラテクノロジスト集団、チームラボ。不忍池沿いの並木道から弁天堂へと続くボールに触ると、光の色が変わり音色が響きます。・日時:10月21日(金) 20:00~22:00、10月22日(土)、23日(日) 17:00~21:00・場所:弁天堂(不忍池)・申込方法:申込不要※自由にご覧いただけます。●日比野克彦+島田清夏 「不忍池ファイヤーアート 和火(わび)・茶火(さび)」静寂の池に咲く侘び寂び。夏の夜空を彩る花とは異なる花が不忍池に咲きます。都会の中に潜む不忍の闇を彩るファイヤーアート和火・茶火を目撃してください。・日時:10月21日(金) 18:30~(約15分)・場所:不忍池(ボート池)・申込方法:申込不要※自由にご覧いただけます。●大巻伸嗣 「Memorial Rebirthー光の露地ー」 杜の日常を異化する無数のシャボン玉たちが空を舞います。何気なく見過ごされてきた風景と土地に紡がれてきた歴史が観客たちのストーリーと交錯する瞬間、溶け合う世界の新しい興奮が訪れます。・日時:10月21日(金)13:00~/15:00~/18:00~(約30分)、10月22日(土)、23日(日)11:00~/15:00~/17:30~(約30分)※天候や機材調整によって、時間を変更する場合があります。・場所:噴水広場東側・申込方法:申込不要※自由にご覧いただけます。●鈴木太朗+東京藝術大学美術学部デザイン科 空間・演出研究室 「ミナモミラー」不忍池をキャンバスにたとえ、光を不忍池に投影します。風の流れによって時間とともに変化する、水面にたゆたう反射光を楽しむ作品です。不忍のボート池全周、池に浮遊するオブジェを淡く柔らかい光が囲みます。現実の世界と水面に映し出された世界を結界をなくしひとつにします。虫の声を聴きながら、幻想的な世界を楽しみましょう。・日時:10月21日(金) 日没後~22:0010月22日(土)、23日(日) 日没後~21:00※10月21日(金)のみ、池中央のオブジェ無しでの展示となります。・場所:不忍池(ボート池)・申込方法:申込不要※自由にご覧いただけます。●橋本和幸 「ITO EN ティーテイスターフォレスト」伊藤園のお茶のスペシャリスト「ティーテイスター」が様々な種類のお茶を振舞いながら、お茶の楽しみ方や日本茶の魅力を幅広く紹介します。爽快に切り取られた橋本和幸がデザインした斬新な空間と、東京藝術大学OBの黒川悦史がデザインしたオリジナルのコスチュームがお茶の新しいカタチを彩ります。・日時:10月21日(金)、22日(土)、10月23日(日) 各日10:00~18:00・場所:噴水広場・参加料:無料・申込方法:申込不要●藝祭御輿東京藝術大学の学園祭である藝祭で展示された巨大なお御輿が展示されます。本年度学生によって制作された優秀作5基(ゴリラ・蟹・桃太郎・ウミガメ・猪鹿蝶)が上野の杜を震撼させます。日時:10月21日(金)、22日(土)、23日(日) 終日・場所:噴水広場 ・申込方法:申込不要※自由にご覧いただけます。コンサートやパフォーミングアーツも充実!●国立西洋美術館・東京藝術大学共催東京藝術大学演奏芸術センター特別講座「美を語る」世界的なヴァイオリニスト諏訪内晶子氏と馬渕明子国立西洋美術館長によるトークと演奏が楽しめます。音楽と美術が融合する贅沢な夢のひとときを堪能しましょう。演奏・スピーカー:諏訪内晶子(Violin / 東京藝術大学客員教授)・馬渕明子(国立西洋美術館長)コーディネーター:松下功(東京藝術大学副学長)・日時:10月21日(金)①第1部/対談 19:00(開場)19:20~②第2部/コンサート 20:00~20:30・場所:①第1部/対談国立西洋美術館地下2階講堂 ②第2部/コンサート 国立西洋美術館企画展示室前ロビー・定員:100名※事前申込制・入場料:無料※クラーナハ展観覧券のご提示が必要です。・申込方法:本イベント特設WEBサイトより申込受付 (URL:)●藝大プロジェクト2016「サティとその時代」 ー世紀末からベル・エポックへー第3回「サティとピアノ…そして、言葉」レクチャー&コンサート奇抜なタイトルや人をくった態度で有名なサティ。彼は楽譜に通常の音楽用語とは全く異なる不思議な言葉を書き 込んでいます。サティ演奏の第一人者、高橋アキ氏をお迎えして、サティの言葉に注目しながら、彼のピアノ曲の数々が紹介されます。レクチャー:小沼純一(早稲田大学教授)ピアノ:高橋アキ、鈴村真貴子 ほか語り: 若松泰弘、伊藤安那 ほか・日時:10月22日(土) 13:30(開場)①第1部/レクチャー14:00~②第2部/コンサート15:20~・場所:東京藝術大学奏楽堂 ・入場料:3,000円・チケット購入方法:藝大プロジェクト2016WEBサイトをご覧ください。 (URL:)●ル・コルビュジエに捧げる音楽の贈りもの~サティ・バッハ・パッヘルベル・クセナキス~世界遺産に登録された国立西洋美術館の設計を担当したル・コルビュジエの事務所で1950年代にスタッフとして働いていた現代音楽家クセナキス。彼の楽曲を始め、ル・コルビュジエが活躍したパリの雰囲気を伝えるサティの楽曲や国立西洋美術館で開催中のクラーナハ展にあわせたドイツの作曲家の楽曲を演奏します。演奏:アンサンブル東風指揮:松下功(東京藝術大学副学長)①国立西洋美術館地下2階講堂 演奏・日時:10月23日(日) 15:30(開場)16:00~16:40 ・場所:国立西洋美術館地下2階講堂 ・定員:100名※事前申込制・入場料:無料※クラーナハ展観覧券のご提示が必要です。・申込方法:本イベント特設WEBサイトより申込受付 (URL:<演奏曲目>エリック・サティ / ジュトゥヴヨハン・パッヘルベル / カノンヨハン・セバスティアン・バッハ / リチェルカーレ②国立西洋美術館前庭 演奏・日時:10月23日(日) 16:50(予定)~17:30 ・場所:国立西洋美術館前庭 ・定員:なし・入場料: 無料※自由にお聴きいただけます。<演奏曲目>ヤニス・クセナキス / カイ、フレグラ、ルボントークイベント・ワークショップ・シンポジウムも見逃せない!●チームラボ代表 猪子寿之 + 八谷和彦21世紀のアーティストが岡倉天心『茶の本』を語ったらチームラボ代表 猪子寿之氏と飛行装置「メーヴェ」の開発でおなじみの八谷和彦氏によるトークイベント。現代テクノロジーの大家である2人のクリエイターが岡倉天心のお膝元で熱い談義を繰り広げます。スピーカー:猪子寿之(チームラボ)・八谷和彦モデレーター:藤崎圭一郎(東京藝術大学デザイン科教授)・日時:10月23日(日) 13:00~15:30・場所:東京藝術大学美術学部中央棟第一講義室・定員:当日先着200名・参加料:無料・申込方法:申込不要※当日先着● 「数寄」をテーマにアルバム辞典を作ろう非対称、好き、空っぽ…「数寄」をテーマに自分の美意識を本にしてみましょう!国立科学博物館や動物園、公園内を自由に撮影します。東京都美術館をスタートし、東京藝術大学で冊子作りと講評会を行います。・日時:10月22日(土) 10:00~13:00 / 14:00~17:00、10月23日(日) 10:00~13:00 / 14:00~17:00・場所:国立科学博物館、東京藝術大学、東京都美術館、上野動物園 (集合場所:東京都美術館アートスタディルーム)・定員:20名/回・対象:小学4年生以上※小学4年生未満の方は、保護者ご同伴で参加可能・参加料:無料・申込方法:本イベント特設WEBサイトより申込受付 (URL:)●動物のしっぽを新聞紙で作ろう動物のしっぽを新聞紙で作ります。細部までしっかりと観察し鋭い観察眼を身につけましょう。作成したしっぽを付けて園内を自由に歩き回りましょう。10月21日(金)は、3種類の動物のしっぽを作ります。10月23日(日)は、特別バージョン「お面としっぽで全身パンダ」を開催します。・日時:①10月21日(金)全5回 (各20分)10:00~/11:00~/12:00~/13:00~/14:00~②10月23日(日)全6回(各20分)12:30~/13:00~/13:30~/14:00~/14:30~/15:00~・場所:上野動物園内東園動物慰霊碑横テント・定員:先着20名/回 21日(金)は9:30より、23日(日)は12:00より、動物園慰霊碑横テントにて、当日の各回すべての整理券を配布します。・対象:小学1年生以上 ※未就学の方は、保護者ご同伴で参加可能・参加料: 無料(入園料別)●ヨリミチビジュツカンー緑茶で語らうゴッホとゴーギャンー夜のライトアップされた東京都美術館で一期一会の出会いを楽しみましょう。「ゴッホとゴーギャン展」を鑑賞後、美味しい緑茶を飲みながら、展示室で話しきれなかったあれこれをおしゃべりしあうワークショップです。・日時:10月21日(金) 18:00~20:00、10月22日(土) 18:00~20:00・場所:東京都美術館・定員:各日15名 ※事前申込制・対象:18歳以上・参加料:無料※ゴッホとゴーギャン展の観覧券のご提示が必要です。・申込方法:東京都美術館とびらプロジェクトWEBサイトより申込受付 (URL:)夜間開館で、ゆっくりアートを堪能しよう下記施設で開館時間が20時まで延長されます。心ゆくまでアートを堪能しましょう。■10月21日(金)、22日(土)国立科学博物館、国立西洋美術館、東京国立博物館、東京都美術館、東京藝術大学大学美術館■10月22日(土)上野の森美術館※開催されるアート作品の展示やイベント詳細は、変更する場合があります。変更内容は『TOKYO数寄フェス』特設WEBサイトで確認してください。【開催概要】名称:TOKYO数寄フェス期間:2016(平成28)年10月21日(金)、22日(土)、23日(日)会場:上野恩賜公園各所(不忍池、噴水広場 他 )、東京国立博物館、国立科学博物館国立西洋美術館、東京都美術館、上野動物園、東京藝術大学公式ホームぺージ:公式Facebook:
2016年10月20日世界最大級の国際芸術祭「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」の舞台となる新潟県十日町市・津南町「大地の芸術祭の里」で、2016年10月22日(土)、アウトドア・フットウェア・ブランドのKEENとタッグを組んだウォーキング企画「KEENと歩くマタギの里・秋山郷」が開催されます。秋山郷の紅葉に囲まれて、秋の味覚をビュッフェランチで堪能。アウトドア初心者にもぴったりの五感で楽しめるツアーです。自然とアートに触れられる「大地の芸術祭の里」過疎高齢化の進む日本有数の豪雪地・越後妻有を舞台に、2000年にスタートし、3年に1度開催されている世界最大級の国際芸術祭「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」。この舞台となる地域一帯は、「大地の芸術祭の里」と呼ばれています。「人間は自然に内包される」をテーマに、1年を通して、豊かな自然の中でアートと触れ合える様々なイベントやプロジェクトを開催しています。この過疎地となった地域に再び活気を取り戻そうとする試みは、「妻有方式」として海外メディアでも多数紹介され、国内でも全国の様々な地域づくりに影響を与えるなど、美術の枠を越えた評価を得ています。アウトドア初心者も楽しめる「KEEN」とのコラボイベント「KEENと歩くマタギの里・秋山郷」は、アウトドア・フットウェア・ブランドのKEENと「大地の芸術祭の里」がコラボレーションして開催されるイベント。KEENのトレッキングシューズを履いて、マタギの里・秋山郷自然を歩く日帰りウォーキングツアーです。紅葉で彩られた秋山郷ウォーキングや、Bubb & GravityfreeとKEENが共に手掛けた、空家をリメイクしたアート作品「出逢いDEAI」の鑑賞、紅葉を眺めながら秋の味覚をビュッフェランチで楽しめたりと、本格的なトレッキング経験がない方でも気軽に参加できるプログラムです。都会の慌ただしい日常をしばしの間忘れて、秋山郷の圧倒的な自然に癒されてみてはいかがでしょうか。ツアーのポイントをご紹介!●KEENのシューズを無料レンタルアウトドア・フットウェア・ブランドKEENの機能性とデザイン性を兼ね備えたトレッキングシューズが無料でレンタル可能です。また、ウォ―キングの後は、気に入った商品を購入できます。●KEENとはKEENは、2003年にアメリカ・カリフォルニア州で生まれたフアウトドア・フットウェア・ブランド。現在は、アメリカ・オレゴン州、ポートランドに本拠を置いており、機能性とデザイン性を兼ね備えた商品の数々は、全世界で注目を集めています。「大地の芸術祭」には、2012年から参加。KEENアンバサダーであるBubb、Gravityfreeと共に空家をリメイクした「出逢い DEAI」を展開しています。●秋山郷の自然を体感マタギの里・秘境秋山郷の圧倒的な自然をほこる苗場山麓ジオパークや秋山郷周辺を地元ガイドさんが丁寧に案内します。●普段は宿泊しないと食べられない!「かたくりの宿」特製ビュッフェを堪能昼食は秋の恵みがつまった「かたくりの宿」特製のビュッフェです。かたくりの宿は、越後妻有の秘境・秋山郷で地元の子どもを見守り続けた、かつての小学校を改築した宿泊施設です。地元の食材を使った料理は非常に評判が高く人気ですが、普段は宿泊しないと食べることができません。このイベントに参加すれば、気軽にかたくりの宿の味を堪能できます。イベント詳細名称:KEENと歩くマタギの里・秋山郷開催日:2016年10月22日(土)集合場所:見玉不動尊前駐車場受付時間:10:15~10:50住所:新潟県中魚沼郡津南町秋成9687行程:11:00開会式→11:15午前の部→12:30ランチ→13:30午後の部→15:00閉会式→15:15解散参加費用:大人2,500円、小中学生以下1,500円(お昼ご飯・ガイド料・DEAI鑑賞券付き・保険料)※当日、現金にて支払い送迎車申し込みの方:9:45に十日町駅西口集合(9:50出発)※料金2,000円(往復)※雨天決行※天候などの状況等により行程変更等がある場合あります。※台風などの理由でやむをえず中止をしなければならない場合は当日6:30に決定し、電話にて連絡します。持ち物:ウォーキングに適した服装、帽子、レインウェア、折りたたみ傘、飲料水、保険証問い合わせ先:025-761-7767(「大地の芸術祭の里」総合案内所)※水曜以外9:00~18:00申し込み方法:公式サイト(から申し込み。締め切り:10月12日(水)※靴のレンタルを希望しない場合は10月19日(水)まで申込可能イベント詳細URL:
2016年09月22日~“悟る”とはどのようなことを言うのか〜 「○○を悟った」「悟りの境地」といった具合に、この世の物事の全てを理解知りつくした状態を表現する言葉として“悟り(さとり)”を認識していませんか?“悟り”とは単に全てを知り尽くした状態のことを言うのではありません。人間社会の喜怒哀楽愛憎怨良悪による出来事や社会現象や自然現象の源因となっている大元の理由を全て解ってしまった末の不動の心で、一切を冷静な目で見ることが出来る、いつも心が平穏な状態でいられることを“さとり”と言います。“さとりの境地”に至るには、天文学的数字の多くの人生経験と苦行を乗り越えてなければなれませんし、その苦行も生やさしいものではありません。“さとる”程の境地に達するだけの困難や苦行は、何度も生まれ変わった人生修行の最上級生にしか与えられないので、一般の人間はそう簡単には悟りの境地に至ることはできません。でも遠いとおい未来には人は皆その悟りを得ることが約束されているのです。頑張りましょうね。
2016年09月05日東京国立博物館で特別展「禅―心をかたちに―」が、2016年10月18日(火)から11月27日(日)まで開催されます。臨済宗・黄檗宗(おうばくしゅう)の源流に位置する高僧、臨済義玄(りんざいぎげん)禅師の1150年遠諱と、日本臨済宗中興の祖・白隠慧鶴(はくいんえかく)禅師の250年遠諱を記念して行われる展覧会です。全国から選りすぐりの寺宝が集結し、禅宗にまつわる代表的な名品が楽しめます。また、 講演会や坐禅会、禅語を書写する写禅語などのイベントも充実。身体全体で禅を体感してみませんか。禅を知る!「禅 ―心をかたちに―」が東京国立博物館で開催東京国立博物館で2016年10月18日(火)からスタートする特別展「禅 ―心をかたちに―」は、臨済宗・黄檗宗(おうばくしゅう)の源流に位置する高僧、臨済義玄(りんざいぎげん)禅師の1150年遠諱と、日本臨済宗中興の祖・白隠慧鶴(はくいんえかく)禅師の250年遠諱を記念して開催される特別展です。●禅の歴史禅の教えは約1500年前、菩提達磨(ぼだいだるま)大師によってインドから中国へ伝わり、臨済義玄によって広がった後、やがて日本に伝えられました。中世には武家をはじめ、天皇家や公家の帰依を受け、日本の社会と文化に大きな影響を及ぼします。江戸時代に入ると白隠慧鶴禅師をはじめとした高僧らにより民衆へ普及。現代においても禅は多くの人々の心の支えとなっており、欧米でも「ZEN」の思想は大いに注目を集めています。「禅 -心をかたちに-」では臨済・黄檗両宗十五派の全面的な協力により、各本山や末寺、塔頭(たっちゅう)に伝わる高僧の肖像や墨蹟、仏像、絵 画、工芸など多彩な名宝の数々が集合。禅僧たちの足跡や禅宗の教えが日本文化に対し果たしてきた役割が紹介されます。日本の美意識に深く根付いた禅宗文化を様々な角度から紹介!展覧会は「第一章 禅宗の成立」、「第二章 臨済禅の導入と展開」、「第三章 戦国武将と近世の高僧」、「第四章 禅の仏たち」、「第五章 禅文化の広がり」の全5章から構成されます。展示品は国宝22件、重要文化財102件など計240件です。特定の経典を持たず師の心から弟子の心へと受け継がれてきた禅宗は、心のなかの仏性を見出して、直感的な悟りの境地へ至るという考え方です。理想化された超越的存在としての仏像よりも、歴史上実在した生身の祖師・先師たちの人間味あふれる姿を「かたち」として遺し伝え、茶の湯、漢詩や水墨画を中心とした文芸、建築様式や庭園の造作などにも深く関わりました。「禅 ―心をかたちに―」では、そんな日本の美意識にも深く根を下ろした禅宗文化を振り返り、様々な角度から紹介されます。特別展「禅―心をかたちに―」の見どころについて●戦国武将を支えた禅僧や、武将の茶道具を紹介織田有楽斎像 古㵎慈稽賛 狩野山楽筆 江戸時代 元和8年(1622)京都・正伝永源院蔵 通期展示日々生死を分ける決断を迫られた戦国武将たちの心を鍛え、ブレーンとして活躍したのが禅僧です。快川紹喜(かいせんじょうき)や沢彦宗恩(たくげんそうおん)など、中国の政治思想・歴史・文学に関する学識を活かし陰で戦国武将を支えた禅僧たちに焦点を当てています。肖像画や遺品を中心とした展示です。また、 今回の展覧会では唐物荘厳の時代から戦国の世を経て、侘茶が浸透するまでの様子をたどります。この転換期を象徴する人物として、織田信長の弟で茶人としても知られる織田有楽にも着目。激動の時代を経て、今日まで大切に伝えられてきた名品の数々を間近で見られる絶好のチャンスです。●禅寺の障壁画が集合!日本の絵画史を代表する画家たちの作品重要文化財 南禅寺本坊小方丈障壁画のうち群虎図 狩野探幽筆 江戸時代 17世紀 京都・南禅寺蔵通期展示(場面替えあり、この場面の展示期間は10/18~11/6展示)禅寺特有の建物といえば、方丈には山水・花鳥・人物などの障壁画が描かれました。時代をリードする絵師たちはそこで腕を競い合い、新時代の様式を生み出します。本展にはそんな日本の絵画史の象徴とも言える禅寺の障壁画が一堂に集結。狩野元信や狩野山楽、長谷川等伯、海北友松、狩野探幽、伊藤若冲、池大雅らが描いた各時代を彩る作品が楽しめます。●白隠慧鶴(はくいんえかく)の禅画「慧可断臂図(えかだんぴず)」が初公開!日本における臨済宗中興の祖・江戸中期の禅僧・白隠慧鶴(はくいんえかく)の禅画が、大分県臼杵市の臨済宗妙心寺派見星寺(けんしょうじ)で新たに見つかりました。こちらも本展で公開されます。「慧可断臂図(えかだんぴず)」は禅画ではよく取り上げられる画題の1つです。初祖・達磨(だるま)に慧可(えか)が入門を請うため、自らの左腕を切り落として覚悟の意を示す場面が表現されています。この禅画は腕を切り落とす直前の、刀を構える姿が描かれている非常に異色の作品です。●禅の心を体験できるイベントも充実!会期中は禅の文化や歴史などを、禅宗の僧侶がわかりやすく語る「禅トーク」や、禅院に伝わる茶道の原点「四ツ頭」(よつがしら)」の再現、実演と解説、坐禅会などのイベントも多数開催されます。 目で耳で身体で、直に禅の心を体感できますよ。詳細は随時、公式サイトで発表されますので、ぜひチェックしてみてください。イベント詳細名称:臨済禅師1150年・白隠禅師250年遠諱記念 特別展「禅-心をかたちに-」会場:東京国立博物館住所:東京都台東区上野公園13-9アクセス:JR上野駅公園口・鶯谷駅南口から徒歩約10分会期:2016年10月18日(火) ~11月27日(日)開催時間:9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで)※ただし、会期中の金曜日および10月22日(土)、11月3日(木・祝)、5日(土)は20:00まで開館休館日:月曜日料金:一般1600円(1400円/1300円)、大学生1200円(1000円/900円)、高校生900円(700円/600円)※中学生以下無料、 ()内は前売り/20名以上の団体料金※障がい者とその介護者1名は無料(入館の際に障がい者手帳などを提示)公式サイト:
2016年09月05日8月も終わり、だんだん秋の気配を感じるこの頃。「芸術の秋」を感じにお出かけしませんか?体感型のインスタレーションから、しっぽりと古美術を堪能できる展覧会まで、センスがアップしそうなイベントが盛り沢山です。この季節にピッタリのおすすめ8選をご紹介します。気になるイベントがたくさん!「芸術の秋」を堪能しよう●ピクサー アドベンチャー 「もしも」から始まる、冒険の世界(ラフォーレミュージアム原宿)ピクサー映画の世界に飛び込んでみませんか?「もしも、知らない間におもちゃが動き出していたら…」そんな「もしも」から生まれた、ファンでなくとも存分に楽しめる展覧会です。限定グッズも可愛いものばかりなので、チェックしたいですね。●「teamLab: Transcending Boundaries」(GYRE(ジャイル))「チーム・ラボ」の個展が表参道で開催中です。真っ暗な会場にはいると…鑑賞者に花が咲き乱れ、幻想的な世界に圧倒されます。「白い服」で行くとより楽しめること間違いなしですよ。●Space in Ginza─銀座の中の宇宙(METoA Ginza(メトア ギンザ))今年の春にオープンした東急プラザ銀座の「METoA Ginza(メトア ギンザ)」で、「Space in Ginza-銀座の中の宇宙」が開催中です。最新のテクノロジーとアートがコラボしたアート作品はダイナミック!神秘的で雄大な宇宙の世界が楽しめます。●トーマス・ルフ展(東京国立近代美術館)トーマス・ルフ 《Porträt (P. Stadtbäumer)》 1988年©Thomas Ruff / VG Bild-Kunst, Bonn 2016C-print 210×165cmドイツの写真家「トーマス・ルフ」の本格的回顧展が、ついに開催です。世界初公開となる最新作の「press++」など、18シリーズ・約125点の作品が一堂に会します。写真の魅力を再構築したユニークな彼の世界観を存分に堪能しませんか。●宇宙と芸術展:かぐや姫、ダ・ヴィンチ、チームラボ(森美術館)レオナルド・ダヴィンチにダーウィン…貴重な史料を間近に見ることができます。人類が宇宙に到達するまでの軌跡は、まさに「宇宙の入り口」。最後を締めくくるのは「チーム・ラボ」によるインスタレーションです。●博物館でアジアの旅(東京国立博物館 東洋館)東京国立博物館 東洋館で開催中の「博物館でアジアの旅」は、今年で3回目を迎えます。上海博物館と国立博物館のコラボレーションによる特別展示となっており、中国美術屈指の名品が勢ぞろいします。●ダリ展(国立新美術館)サルバドール・ダリ 《奇妙なものたち》 1935年頃、40.5×50.0 cm、板に油彩、コラージュ、ガラ=サルバドール・ダリ財団蔵Collection of the Fundació Gala-Salvador Dalí, Figueres© Salvador Dalí, Fundació Gala-Salvador Dalí, JASPAR, Japan, 2016.スペインの画家「サルバドール・ダリ」の回顧展「ダリ展」も見逃せません。絵画や彫刻の創作以外にも、宝飾品や映画の制作、舞台装置、衣装のデザイン、挿絵、など、さまざまなジャンルで活躍したダリの魅力をたっぷり堪能しましょう。●ビアトリクス・ポター™ 生誕150周年 ピーターラビット™展(Bunkamura ザ・ミュージアム)ピーターラビットの作者、ビアトリクス・ポターの生誕150周年を記念して「ピーターラビット展」が開催中です。日本初公開の貴重な原画など、ファンならずとも一見の価値ありですね。どれもこれも、「芸術の秋」にピッタリの気になるイベントばかりです。こんどのお休みに、お出かけしてみてはいかがでしょうか。
2016年09月03日茨城県北芸術祭実行委員会は、2016年秋に茨城県北6市町で開催される国際芸術祭「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」への出展作品(7作品)を発表した。今回発表されたのは、同委員会が主催したアートハッカソン「KENPOKU Art Hack Day」で選出された3チームによる作品。それに加え、2015年に国内で開催された3つのハッカソン(「3331α Art Hack Day」、「CREATIVE HACK AWARD」、「Bio Art Hackathon」)と連携し、合計7作品を展示する。「KENPOKU Art Hack Day」から選出されたのは、茨城県の名産品である納豆からバイオ技術でバクテリア分解可能な樹脂を作り出し、それで造形物を作るプロジェクト「Vide Infra」、日鉱記念館の展示資料から着想を得、当時の炭鉱の互助制度「山中友子」の調査資料を日立多賀に展示し、同地域の人々と交流するコミュニティ型プロジェクト「A Wonder Lasts but Nine Days ~友子の噂~」、ガラスの椀の中にシャボン玉を吹くと内部空間の中空に浮遊し、制止した美しい姿を見せる「干渉する浮遊体」。作品の詳細な内容や参加作家、審査員のコメントは同芸術祭のWebサイトを参照してほしい。なお、茨城県北芸術祭は、岡倉天心・横山大観らが芸術創作活動の拠点とした五浦海岸や、クリストのアンブレラ・プロジェクトで世界の注目を集めた里山をはじめ、茨城県北地域がもつ地域資源の潜在的な魅力を、アートの力を介して引き出すことを目的として開催されるアートイベント。開催テーマは「海か、山か、芸術か?(Sea, Mountains, Art!)」。総合ディレクターを森美術館の南條史生館長が務める。○茨城県北芸術祭【会期】2016年9月17日~11月20日[65日間]【開催市町】茨城県北地域6市町(日立市、常陸太田市、高萩市、北茨城市、常陸大宮市、大子町)【参加予定アーティスト】ソンミン・アン、ザドック・ベン=デイヴィッド、オロン・カッツ、ティファニー・チュン、ハンス・ペーター・クーン、テア・マキパー、森山茜、落合陽一、チームラボ、米谷健+ジュリア、BCLほか【テーマソング制作】やくしまるえつこ【キュレーター】四方幸子(東京造形大学・多摩美術大学客員教授)【アソシエイト・キュレーター】金澤韻(インディペンデント・キュレーター)【クリエイティブ・ディレクター】谷川じゅんじ(JTQ株式会社代表)【コミュニケーション・ディレクター】林千晶(株式会社ロフトワーク代表取締役)【作品数】約80点(プロジェクトを含む うち海外からのアーティスト約半数を予定)【主催】茨城県北芸術祭実行委員会会長:橋本昌茨城県知事【助成】国際交流基金、各国在日大使館等(予定)【協力】東京藝術大学、筑波大学、茨城大学、シラパコーン大学(タイ、国立芸術大学デンパサール校(インドネシア)、ラサール芸術大学(シンガポール)、デラサール大学(フィリピン)、アーカスプロジェクト実行委員会(予定)
2015年12月18日文化庁メディア芸術祭実行委員会は27日、「平成26年度文化庁メディア芸術祭」の受賞作品・受賞者を発表した。今年で19回目を迎えた「文化庁メディア芸術祭」の受賞作記者発表会。11月27日、東京・六本木の新国立美術館で開催された。文化庁メディア芸術祭は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門別に優れた作品を選出し、表彰する制度。19回目となる今回は、7月7日から9月9日の受付期間内に、世界87の国と地域から過去最高となる4,417作品が寄せられた。このうち2,216作品が海外からの応募となり、国内の応募作品とともに過去最多を記録した。受賞作品は、各部門で大賞1作品、優秀賞4作品、新人賞3作品が選出された他、功労賞としてメディア芸術分野に貢献した4名が表彰される。受賞者には賞状、トロフィーの他、副賞として大賞60万円、優秀賞30万円、新人賞20万円が贈呈される。アート部門の大賞は、香港生まれのメディアアーティストCHUNG Waiching Bryan氏の「50 . Shades of Grey」が受賞。額装した6枚のシートで構成されるグラフィックアートで、プログラミング言語を使用した、コンセプチュアルであると同時に視覚的な作品。見た目は、幾何学的で素っ気なくさえ見える簡素な作品だが、その奥に異質な世界観が層になって徐々に見えてくる豊かさが評価されたのが主な受賞理由だ。エンターテインメント部門の大賞は、岸野雄一氏による音楽劇「正しい数の数え方」が選ばれた。人形劇、演劇、アニメーション、演奏といった複数の表現で構成される、観客参加型の作品で、フランス・パリのデジタル・アートセンター「ラ・ゲーテ・リリック」の委嘱作品として2015年6月に上演されたものだ。1900年のパリ万国博覧会を舞台に、公演のために日本からパリを訪れた「川上音二郎一座」が、万博のパビリオン"電気宮"に現れた"電気神"が観客にかけた呪いを解くため、「正しい数の数え方」を求めて旅へ出る冒険譚。批評性と実験性が染み込み、時代を超え、手軽なテクノロジーに埋没しない原初的な魂が宿った、メディア性、芸術性が高く評価された。アニメーション部門の大賞は、フランスのアーティスト・Boris LABBE氏の「Rhizome」。圧倒的な緻密さと極端な構図で展開される短編アニメーションで、フランスの哲学者ジル・ドゥルーズと精神科医フェリックス・ガタリの共著「千のプラトー」で複雑に展開される"リゾーム(Rhizome)"の概念にインスパイアを受け、創作された独創的な作品。仮想のスケール空間のなかで、生物とも無機物ともつかない抽象的な形態が常に変化し、個々の動きが全体の動きへと連なっていくなどユニークな感覚や、絵に疑似的な生命感を与えるアニメーションの原始的なおもしろさがある点などが評価を受けた。マンガ部門の大賞に選ばれたのは東村アキコ氏の「かくかくしかじか」。 集英社の「Cocohana」で2012年1月号から2015年3月号まで連載されていた作品で、 作者が少女マンガ家を夢見ていた時代から、夢をかなえてマンガ家になるまでとその後の半生を題材にした自伝的マンガ。作者に多大な影響を及ぼした恩師の個性的なキャラクターが笑いと涙の要素を盛り込みながらさまざまなエピソードを通して語られるおもしろさや、個人的な経験から普遍的な物語へと昇華されている点などが審査員一同に感銘を与えたことなどが受賞理由となった。各部門のその他の受賞者、および受賞作品は以下のとおり。【アート部門】■優秀賞Adam BASANTA(カナダ)「The sound of empty space」(メディアインスタレーション)Marcel・li ANTUNEZ ROCA(スペイン)「Ultraorbism」(メディアパフォーマンス)KASUGA(ドイツ)「Wutburger」映像インスタレーション長谷川愛(日本)「(不)可能な子供、01:朝子とモリガの場合」(写真、ウェブ、映像、書籍)■新人賞山本一彰(日本)「算道」(計算手法、パフォーマンス)Lorenz POTTHAST(ドイツ)「Communication with the Future - The Petroglyphomat」(インタラクティブアート)Louis-Jack HORTON-STEPHENS(英国)「Gill & Gill」(映像作品)【エンターテインメント部門】■優秀賞Jesse RINGROSE / Jason ENNIS(カナダ)「Dark Echo」(ゲーム)Sougwen CHUNG(カナダ)「Drawing Operations Unit: Generation 1」(インタラクティブインスタレーション)Assocreation / Daylight Media Lab(オーストリア)「Solar Pink Pong」(インタラクティブインスタレーション、 デジタルデバイス)Marc FLURY / Brian GIBSON(米国)「Thumper」(ゲーム)■新人賞吉開菜央(日本)「ほったまるびより」(映画)Christian WERNER / Isabelle BUCKOW(ドイツ)「Black Death」(ウェブ、ルポルタージュ)橋本麦/ノガミ カツキ(日本)「group_inou 「EYE」」(ミュージックビデオ)【アニメーション部門】■優秀賞岩井俊二(日本)「花とアリス殺人事件」(劇場アニメーション)Riho UNT(エストニア)「Isand (The Master)」(短編アニメーション)NGUYEN Phuong Mai(フランス)「My Home」(短編アニメーション)Gabriel HAREL(フランス)「Yul and the Snake」(短編アニメーション)■新人賞新井陽次郎(日本)「台風のノルダ」(劇場アニメーション)Agnes PATRON / Cerise LOPEZ(フランス)「Chulyen, a Crow’s tale」(短編アニメーション)Natalia CHERNYSHEVA(ロシア)「Deux Amis (Two Friends)」(短編アニメーション)【マンガ部門】■優秀賞志村貴子(日本)「淡島百景」田亀源五郎(日本)「弟の夫」HO Tingfung(ポルトガル)「Non-working City」業田良家(日本)「機械仕掛けの愛」■新人賞おくやまゆか(日本)「たましい いっぱい」ネルノダイスキ(日本)「エソラゴト」(同人誌)安藤ゆき(日本)「町田くんの世界」【功労賞】飯村隆彦(映像作家/批評家)上村雅之(ハードウェア開発者/ビデオゲーム研究者)小田部羊一(アニメーター/作画監督/キャラクター・デザイナー)清水勲(漫画・諷刺画研究家)なお、今回の受賞作、および優秀作品計160点を集めた受賞作品展が2月3日から14日の期間、国立新美術館をはじめ、TOHOシネマズ六本木などで開催される予定だ。
2015年11月28日ハロウィンも過ぎ、秋が深まる今日このごろ。やはりこの時期には、美術館やコンサートなど、大人が楽しめる芸術にじっくり触れてみたくなる人も多いのでは?そんな芸術の秋にオススメしたい、名優たちの演技が光るヨーロッパ映画2作が、来週11月14日(土)からそろって公開となる。まずは、歴史と文化の街・パリのマレ地区を舞台にした『パリ3区の遺産相続人』。ケヴィン・クライン×マギー・スミス×クリスティン・スコット・トーマスという豪華アカデミー賞俳優の競演が魅せる、細やかな感情表現と人生の哀歓が味わい深い家族のドラマ。マティアス(ケヴィン・クライン)は、父親が亡くなり相続した豪華なアパルトマンを売りにパリへやって来る。しかし、そこには老婦人マティルド(マギー・スミス)と彼女の娘クロエ(クリスティン・スコット・トーマス)が住んでいた。さらにフランス伝統の不動産システム“ヴィアジェ”により、老婦人が亡くなるまでアパートを売却できないと知る。アパルトマンを売る機会を虎視眈々と狙うマティアスだったが、マティルドたちと暮らすうちに、彼の家族の秘められた歴史を発見していく。それは亡き父のメッセージであり、運命を変える新しいスタートだった――。ほとんどのシーンが、パリのアパルトマンの内部で撮影され、大きな動きや効果もないからこそ、名優3人の絶妙なセリフ回しでそれぞれの人生の傷と愛する人への想いがより克明に浮き彫りになっていく。しっとりと感動したい人におすすめ。また、2本目は、イタリア・ローマの政界を舞台に替え玉事件を描いた『ローマに消えた男』。『グレート・ビューティー追憶のローマ』などで知られるイタリアの名優トニ・セルヴィッロが1人2役を演じている。外見は瓜二つながら、性格も社会的地位も対照的なキャラクターを通して、人間の二面性や人生の光と影を体現してみせる彼の懐の深さに、誰もが驚嘆せずにいられない。イタリア統一選挙を控えたある日、支持率が低迷しているイタリア最大の野党の党首エンリコが突如行方をくらませた。困り果てたエンリコの部下アンドレアは、エンリコの双子の兄弟ジョバンニを替え玉に起用。するとジョバンニは、ウィットとユーモアに富んだ言葉で瞬く間に世間を魅了していく。ローマから“消えた男”と“現れた男”、やがてイタリア全土を揺るがす極秘の替え玉作戦は、思いがけない急展開を見せる…。こちらは、政治の裏側とともに、双子の男性を愛した女性も登場するヒューマンミステリー。落ち着いた秋には、ミニシアターで名優たちの円熟味ある演技が光るヨーロッパ映画をぜひ堪能してみては。『パリ3区の遺産相続人』は11月14日(土)よりBunkamuraル・シネマほか全国にて公開。『ローマに消えた男』は11月14日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月06日2015年3月から5月にかけて、京都で初めての大規模な現代芸術の国際展、「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」の開催が発表された。京都市美術館の全館と京都府京都文化博物館を主会場に、2ヶ月にわたり京都市内の複数の会場で、世界の第一線で活躍する美術家約40名が、新作を中心に作品を発表する。PARASOPHIA 京都国際現代芸術祭2015のチケット情報参加作家は、北京オリンピック開会式の花火の演出を手がけた中国出身の蔡國強、京都賞を受賞した南アフリカの映像作家ウィリアム・ケントリッジ、イラン出身でベルリン在住の女性彫刻家ナイリー・バグラミアン、ベトナム出身でデンマーク国籍のヤン・ヴォーなど、様々な国籍の気鋭の美術家が京都に集う。PARASOPHIAは、paraとsophiaを結合した造語で、paraは「別の、逆の、対抗的な」という意味を、sophiaは叡智や学問体系を意味している。そしてその言葉の優しい音感は、都市・京都そのものを暗示する。今回のアーティスティックディレクターを務める河本信治は、「京都は歴史的にも、社会が激変した第二次世界大戦後から現代まで、市内の各種施設や社寺、篤志家たちが国内外の多様な芸術家たちを支えてきた土地であり、現代芸術に対しても寛容であり続けた都市です。PARASOPHIAは、明日の文化の生産と蓄積を目指す知のワークショップとして都市・京都を際立たせます。そして、幅広い層が楽しめる軽やかな外見の展覧会であると同時に、国内外の専門家たちの知的共感を集められる奥深い内容を目指します」とコメントを寄せた。「PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015」は、2015年3月7日(土)から5月10日(日)まで、京都市美術館、京都府京都文化博物館ほかで開催される。チケット前売り開始は2014年12月11日(木)。
2014年12月01日文化庁メディア芸術祭実行委員会は、平成26年度[第18回]メディア芸術祭の受賞作品・受賞者を発表した。「文化庁メディア芸術祭」は、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰すると共に、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバル。今年度の同芸術祭には、前述の4部門に対して過去最多となる世界71カ国・地域から3,851作品が寄せられた。例年は部門ごとに大賞1作品、優秀賞4作品、新人賞3作品が選出されるが、本年度は「アート部門」の大賞が「該当なし」となったことで、同部門のみ優秀賞が5作品選出された。また、功労賞として、メディア芸術分野に貢献のあった4名を決定した。アート部門以外の大賞について、エンターテインメント部門は、スマートフォンのGPS機能を使った仮想世界の陣取りゲーム『Ingress』(グーグルズ ナイアンティック ラボズ = 米国)。同社の創業者・ジョンハンケ氏はビデオレターで「千と千尋の神隠し」や「ゼルダの伝説」、ソニーの「AIBO」など、アートやエンターテイメント、テクノロジーの世界を、新しい、革新的な方法で広げてきた偉大な業績と同列に並べたことを恐縮するとともに光栄に思います」と述べるとともに、「世界の何百万のプレイヤーたちに感謝したい」とコメントした。なお、同賞をゲームが受賞したのは、第11回の「Wii Sports」以来6年ぶりで、通算5作品めとなる。アニメーション部門では、心の傷に苦しむ少女と、彼女が空想の中に棲息する毛むくじゃらの生き物が繰り広げる、悪夢のようでありながらも美しい友情を描いた9分21秒の短編アニメーション『The Wound』(アンナ・ブダノヴァ氏 = ロシア)が受賞した。監督のアンナ・ブダノヴァ氏はビデオレターで「こんなに素晴らしい賞をいただけるなんて夢にも思いませんでした。この賞が次のプロジェクトのための力になってくれることを願っています」と感謝の意を表した。また、マンガ部門は、戦時下に見世物小屋の一座として生計を立てる異形の者たちの哀切な運命を描いた『五色の舟』(近藤ようこ氏/原作:津原泰水氏 = 日本)が選ばれた。マンガを描いた近藤氏は「原作の評価を損なわないように、マンガとしての表現をどのようにしていいのかを考え、35年間学んできたことを投入して描いたつもりです。このような形で評価して頂き、大変嬉しいです」とお礼を述べた。原作者の津原氏は、「マンガのために書いた原作ではありませんが、近藤さんによるマンガとしての的確な演出があっての結果だと思います」とコメントした。なお、各部門の「優秀賞」について、アート部門はメディアインスタレーション『これは映画ではないらしい』(五島一浩氏 = 日本)、同『センシング・ストリームズ-不可視、不可聴』(坂本龍一氏/真鍋大度氏 = 日本)、グラフィックアート、ウェブ『Drone Survival Guide』(ルーベン・パーテル氏 = オランダ)、メディアパフォーマンス『Nyloid』(コッドアクト氏 = スイス)、同『《patrinia yellow》for Clarinet and Computer』(福島論氏 = 日本)の5作品が受賞。エンターテインメント部門は、ウェブ、オープンソースプロジェクト『のらもじ発見プロジェクト』(下浜臨太郎氏/西村斉輝氏/若岡伸也氏 = 日本)、ガジェット『handiii』(近藤玄大氏/山浦博志氏/小西哲哉氏 = 日本)、映像作品『Kintsugi』(アポトロピア アントネッラ・ミニョーネ氏/クリスティアーノ・パネプッチャ氏 = イタリア)、インタラクティブインスタレーション『3RD』(ヘドウィッヒ・ヘインスマン氏/ニキ・スミット氏/シーモン・ファン・デル・リンデン氏 = オランダ)が、アニメーション部門は、劇場アニメーション『映画クレヨンしんちゃん「ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん」』(高橋渉氏 = 日本)、同『ジョバンニの島』(西久保瑞穂氏 = 日本)、短編アニメーション『PADRE』(サンティアゴ・ブー・グラッソ氏 = アルゼンチン)、同『The Sense of touch』(ジャン チャルル・ムボッティ マロロ氏 =フランス)が選ばれた。また、マンガ部門では、『アオイホノオ』(島本和彦氏 = 日本)、『チャイニーズ・ライフ』(李昆武氏/フィリップ・オティエ氏/訳:野嶋剛氏 = 中国/フランス/日本)、『春風のスネグラチカ』(沙村広明氏 = 日本)、『羊の木』(いがらしみきお氏/原作:山上 たつひこ氏 = 日本)が受賞した。
2014年11月28日芸術の秋! 都内のアートスポットを巡って、気分に浸るデートはいかが? この秋開催中のオススメアートイベントをご紹介します。 ■森美術館が10周年六本木ヒルズの森美術館では2014/1/13まで、森美術館10周年記念展 「六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト―来たるべき風景のために」を開催中。日本のアートシーンを総覧する3年に一度の展覧会シリーズ「六本木クロッシング」の第4回目。今回は日本の現代アートの「いま」を、歴史やグローバルな視点とともに見つめます。森美術館「六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト―来たるべき風景のために」 公式サイト tel.03-5777-8600(ハローダイヤル)■アメリカン・ポップ・アート!アメリカン・ポップ・アートの個人コレクションとしては世界最大級の“パワーズ・コレクション”の全貌を、世界で初めてまとまった形で紹介する「アメリカン・ポップ・アート展」が、国立新美術館で10/21まで開催中。日本初公開のアンディ・ウォーホル『200個のキャンベル・スープ缶』をはじめ、必見の作品が満載です!国立新美術館「アメリカン・ポップ・アート展」 公式サイト tel.03-5777-8600■チェコの映画ポスターに注目!絵本、人形劇、アニメーションなど、心惹かれる作品の多いチェコスロヴァキア。映画ポスターも注目すべき名作が数多く生み出されています。東京国立近代美術館では12/1まで、「チェコの映画ポスター テリー・ポスター・コレクションより」を開催中。82点に及ぶチェコ映画ポスターのほか、ヨーロッパ各国、アメリカ、日本の映画ポスターにも注目した展示会です。東京国立近代美術館「チェコの映画ポスター テリー・ポスター・コレクションより」 公式サイト tel.03-5777-8600(ハローダイヤル)■国際的プロダクトデザイナーゆかりの品々世界的な工業デザイナーとして有名な柳宗理さんが、約30年間にわたり三代目館長を務めた日本民藝館。11/21まで、「柳宗理の見てきたもの」を開催中。柳宗理さんが蒐集してきた日本民藝館 コレクションの逸品をはじめ、陶磁器や染織品、仮面などを展示。柳宗理さんがどのようなものを見つめながら生活し、デザイン活動の糧としてきたのかを紹介します。日本民藝館「柳宗理の見てきたもの」 公式サイト tel.03-3467-4527
2013年10月01日京都市左京区の京都造形芸術大学はこのほど、「芸術教養学科」を通信教育課程に新設。2013年4月より授業を開始する。同学科は、「手のひら芸大」を通称として、卒業までのすべての課程をスマートフォンやタブレット端末によるインターネット学習に特化した通信教育学科。近年急速に進むスマートフォンやタブレット端末の普及に合わせ、まとまった時間が取れない社会人が、自宅、通勤途中などで芸術を学び、仕事やくらしをより豊かにしてもらうことを目的に開発されたものだという。「総合教育科目(一般教養)」「学部共通専門教育科目」「学科専門教育科目」の3つの科目群に、全71科目135単位を用意。1本あたり3~5分の動画教材を1科目あたり75本視聴してレポートを提出する「Webスクーリング科目」と、電子テキストで学習し、レポート提出と単位修得試験の受験で単位取得をする「Webテキスト科目」の2種類の履修方法をベースに、すべての課程をスマートフォンやタブレット端末で履修できる。募集定員は460名。大学入学資格保有者を対象にした芸術学部正規課程で、卒業と同時に学士(芸術)の学位を取得できる。年間授業料は17万円。初年度は入学金3万円および入学選考料2万円が別途必要となる。前期募集期間は2013年2月1日10時~4月15日5時。授業開始は2013年4月1日10時。無料体験講座への参加など詳細は「手のひら芸大公式ページ」で閲覧できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月19日ゼリーやプディング、ケーキなどを作るのに活用する料理の型、タンバル型。その多くがマルや四角のほか、ハートや花などの可愛らしい型ばかり。もちろんそれらも良いけれど、もっと趣向を凝らした料理が作りたい!という人に朗報。イタリアのハウスウェアブランド、アレッシィから、ユニークなタンバル型が発売された。マリオ・トリマルキ氏がデザインした「イル・テンポ・デッラ・フェスタ」は、実に建築的かつ彫刻的なタンバル型。モチーフとなったのは、なんと世界の古代建築。フランスのモン・サン=ミッシェルをはじめ、さまざまな建築をヒントに形作られた。日本で発売されるのは、マンゴー、ピーチ、ホワイトの3色で、それぞれに6型あり。商品を購入するとレシピブックも付いてくるので、それを参考に、お寿司やリゾット、サラダ、ゼリー寄せ、ムースなどを作ることも可能。ホームパーティーなどのおもてなし料理にもぴったりだ。実は商品名の「イル・テンポ・デッラ・フェスタ」とは、「パーティータイム」という意味。素材は上質なプラチナ・シリコン。通常のシリコンより熱に強く、安全性が高いのが特徴だ。−60℃〜230℃の温度に耐性があるので、まさに冷凍庫からオーブンまで対応する。また柔らかく、形状記憶力が高いので、完成した料理を崩すことなく型を外せて、外すときに広げた型もきちんと元の形に戻るという優れものだ。「イル・テンポ・デッラ・フェスタ」6個セット/5,250円アレッシィ ショップ 青山東京都港区北青山3-2-5Tel. 03-5770-3500 取材/杉江あこ
2012年12月04日東京・池袋の東京芸術劇場が1年半の大規模改修工事を終え、9月1日(土)にリニューアル・オープンする。これに先立ち8月9日、記者発表会と内覧会が行われた。東京芸術劇場のチケット情報1990年10月に開館した同劇場は主に貸しホールを中心に運営を行ってきたが、2009年2月に劇作家で演出家の野田秀樹を初代芸術監督に迎え、創造発信型劇場への転換を目指してきた。開館から20年経ち、建物の老朽化と機能面での見直しが必要となり、大規模な改修工事を行った。リニューアルに要した総工事費は約84億円。野田は今回のリニューアル・オープンについてビデオで次のようにコメントを寄せた。「改修工事の当初より全ての空間に関わりました。大勢の人が集いやすい場所になったと思います。劇場というのは器だけがよくなっても何も変わらないので、中身の作品と、それに関わる人が変わらないといい劇場になっていかないと思います。改修工事をしたから新しくなったということではなく、新しい劇場になるためのキッカケとして改修工事が行われたと考えています。プログラムに関しては大勢の方々と練っていいものを揃えることができました。今後は海外や地方の公共劇場との提携を増やし、また若い才能を支えていくことが公共劇場の役割だと考えています」。今回の改修工事の主なポイントは「イメージの一新」。鉄、木、土の素材をモチーフに各ホールが特徴を持った空間に生まれ変わった。ホールの名称も変え、大ホールはコンサートホール、中ホールはプレイハウス、小ホール1・2はシアターイースト・ウエストとなる。なお今後の主なラインナップは、演劇はハンガリーから招聘する「TACT/FESTIVAL 2012ジャンク・オペラ『ショックヘッド・ピーター ~よいこのえほん~』」を9月1日(土)から9日(日)までシアターイーストにて、野田の作・演出「NODA・MAP第17回公演『エッグ』」を9月5日(水)から10月28日(日)までプレイハウスにて、蜷川幸雄演出のギリシャ劇『トロイアの女たち』を12月11日(火)から20日(木)までプレイハウスにて上演。クラシックは下野竜也&読売日本交響楽団「マーラー交響曲第2番『復活』」を9月1日(土)に、エリアフ・インバル指揮の東京都交響楽団「 [新]マーラー・ツィクルス」を9月15日(土)、29日(土)、10月28日(日)、11月3日(土・祝)、2013年1月20日(日)に、G.ロジェストヴェンスキー&読売日本交響楽団「チャイコフスキー後期交響曲チクルス」を10月6日(土)・7日(日)・8日(月・祝)にいずれもコンサートホールで開催する。
2012年08月10日アル・パチーノが国民芸術勲章(National Medal of Arts)を受章、13日にホワイトハウスでオバマ大統領から勲章を贈られた。国民芸術勲章は、アメリカ文化に素晴らしい功績を残した芸術家や学者、団体に対して政府から贈られる最高の栄誉と見なされている。『ゴッドファーザー』シリーズや『セルピコ』(’73)、『狼たちの午後』(’75)など数々の傑作に主演し、『セント・オブ・ウーマン夢の香り』(’92)でアカデミー賞主演男優賞に輝いたパチーノの「銀幕での強烈な存在感」が評価されたという。ホワイトハウスのイーストルームで行われた授与式では、パチーノを始めカントリー歌手のメル・ティリスや詩人のリタ・ドーヴら15人と2団体に勲章が贈られた。様々な背景を持つ人々を「結びつける力が芸術にはある」とスピーチした大統領は、受章者たちに「平穏なとき、危機のとき、勝利のとき、そして悲劇のときも、あなたたちは我々が人として成長するよう、導いてくれました」と語りかけた。会場にはサラ・ジェシカ・パーカーやジョン・リスゴーの姿もあり、受章者たちと大統領のスピーチに惜しみない拍手を送っていた。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO
2012年02月15日若手芸術家の登竜門第一生命の本社南ギャラリーにおいて、1月14日より2月10日にかけて、「岩熊力也展」 が開催される。岩熊力也氏は「VOCA展2008」において大原美術館賞を受賞している芸術家で、今回はポリエステル布やアクリル板、麻袋を支持体とした作品が出展される。第一生命は、若手美術家を育成し、美術界の活性化に資することを目的として、1994年に第1回が開催された「VOCA(ヴォーカ)展」(The Vision Of Contemporary Art-現代美術の展望)を開催当初より支援しており、同ギャラリーにて「VOCA展」の受賞作を常設展示している。岩熊力也とは岩熊力也氏は1969年東京生まれ。1990年3月に日本大学芸術学部映画学科を中退。92~93年にかけてイタリアのフィレンツィエに滞在し、2004年には財団法人ポーラ美術振興財団在外研修生としてメキシコシティにも赴いた。また同時開催として、岩熊力也展「砂の島」と題する展覧会が、1月7日~22日にかけて東京都銀座のコバヤシ画廊で開かれる。下記は両開催の概要。開催概要■展覧会名「岩熊力也展」■会期2011年1月14日(金)~2月10日(木)■開館時間12:00~18:00■休館日土・日・祝日■入場料無料■開催場所第一生命南ギャラリー■展覧会名岩熊力也展「砂の島」■日時2011年1月7日(金)~1月22日(土) 11:30~19:00■会場コバヤシ画廊■休館日日曜日
2011年01月06日