Days of Delight(ファウンダー&プロデューサー:平野暁臣)は、美しく個性的なサウンドで高く評価される実力派ジャズピアニスト・若井優也の最新作『Poem』を2023年4月13日に発売します。通算8作目のリーダーアルバムとなる本作は、ジャズピアニストの主戦場ともいうべきピアノトリオで奏でるオリジナル曲集です。脇を固めるのは、楠井五月(b)、石若駿(ds)という日本ジャズ界が誇るふたりのトッププレイヤー。知的な刺激を与えあう3人のスリリングな展開と、若井優也の独特の感性があいまって紡がれていく唯一無二の“若井優也の世界”を存分にお楽しみいただけます。「どういう音を積めば自分らしいハーモニーがつくれるかをひたすら研究し、体内に蓄積し、時間をかけて消化し、無意識のうちにそれが出てくるまで徹底して血肉化する。彼独特の“文体”の底流にあるのはこのプロセスです。おそらく彼は、音楽にかかわるすべての要素において、こうした自覚的、理性的、俯瞰的な方法で音楽と向きあっているにちがいありません」―――Days of Delight ファウンダー&プロデューサー 平野暁臣若井優也『Poem』JacketDOD-034 若井優也『Poem』【演奏者】若井優也 Yuya Wakai piano楠井五月 Satsuki Kusui bass石若駿 Shun Ishiwaka drums【収録曲】1. 前夜祭2. White Out3. New Waltz4. Interlude~Poem#15. Poem#26. Waltz#117. Sansevieria8. In Love in the Rain(2022年10月30~31日 東京録音)【商品概要】レーベル: Days of Delight型番 : DOD-034JAN : 4582530660443定価 : ¥2,500(税込 ¥2,750)発売日 : 2023年4月13日 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月23日お笑い芸人の若井おさむ(47)が4月21日、「婦人公論.jp」で家族から虐待を受けていたと告白した。その壮絶な過去に共感する声が相次いでいる。同サイトによると若井は子供の頃、母親を中心に家族から暴力を振るわれていた。大人になったある日、父は虐待について「全部母さんに言われてやったことなんや」と発言。しかし、若井は信じられなかった。そんな父は離婚を決意した途端に自殺。葬儀で母が「心臓発作で死にました」と話したため、「母と縁を切る」と親戚に話したところ「血が繋がっているのだから」と諭された。絶望し死に場所を探しひとり旅をしたが、ひょんな事がキッカケで芸人に。そして5年前、久々に母親と再会したが、彼女が兄や再婚相手の自慢話ばかりをしたため「ホントにプツンと縁が切れた」という。若井は「こんな母親でも、殺せば僕が罪人になる。自分の人生を台無しにしてしまう」「自分の人生を、親への憎しみのために失うわけにはいかんのですよ」とも語っている。若井の告白は、芸人たちの間でも話題となっている。エハラマサヒロ(37)はTwitterで《数少ない同期芸人。僕らは昔から知ってたけどここまでセキララに話すんやと思ってビックリした。子供の生い立ちについて考えさせられる全部リアル話です》とコメント。またサンキュータツオ(43)は《親を手にかけずに済んだというのは、マジで共感するところだ》とし、《同世代の人が親を殺めたとか、逆に殺されそうだから子を殺したという話を聞くたびに、親世代の価値観の押しつけを考える》とつづっている。さらにネットでは、虐待を受けて育った人たちから共感の声がこう上がっている。《私も同じような境遇でした。私の場合は死人は出てないので、人を許すという選択に至りました。許すというか、自分で自分の気持ちを丸め込み押さえ込み蓋をして生きてます。家族ってある時から病のようなものに変わるときもあります》《私も家族と縁を切っているが、この「家族と縁を切ったからこその幸せ」を理解してくれない人が多くて困る。善意という名の興味本位で勝手に根掘り葉掘り聞いておいて、でも血が繋がった家族なんだから…とか》《若井さん同様、こういう辛い半生だったからこそ、残りはうんとうんと幸せに生きなきゃ!と思います》また《こんな壮絶な人生を背負って「親父にもぶたれたことないのに」ってセリフ言ってたのか 言葉が詰まる》《人生を失わなかったのだから、幸せに生きてほしい》と若井へのエールも上がっている。多くの人たちに見守られながら、若井はこれからを歩むことになりそうだ。
2020年04月22日日本未上陸の商品が楽しめたり、空の上でインターネットにアクセスできたり。飛行機にはおもしろく、時に画期的なサービスが登場する。そんな航空会社の先端サービスとそれをはじめるにあたっての担当者のこだわりや隠されたエピソードを紹介するのがこのシリーズ。今回は、話題の機内食を次々に送り出している日本航空(JAL)の商品サービス開発部マネジャー・若井政昭氏と、同部リードキャビンアテンダント・尾崎綾氏にお話をうかがった。いま、JALでもっともアツいトピックとして「AIRシリーズ」が挙げられるのではないだろうか。昨年6月から11月までは、モスバーガーのテリヤキバーガーを「AIRモスバーガー」、昨年12月から今年2月までは、横浜中華街「江戸清 りーろん」の肉まんを「AIR肉まん」、今年3月からは吉野家の牛丼を「AIR吉野家」』と名付けて機内で提供している。さらに、4月22日就航の成田 - ボストン線では、ミスタードーナツとの共同開発品「AIR MISDO」の提供を開始する。1万m超の上空でこんな人気グルメが楽しめるとは。他にも、世界屈指のショコラティエ(チョコレート職人)であるジャン=ポール・エヴァン氏とタッグを組んでオリジナルショコラを開発し、さらには日本の郷土料理や南魚沼産コシヒカリを提供。ワインやシャンパンなどのラインナップも見直すなど、昨年春から料理だけでなくドリンクやデザートまでミールサービスを全面的に新しくしている同社にその狙いを聞いた。「経営悪化、そして経営破たん、そこから再建へと続く中で、サービスの質が落ちているのではないかという見方をされたことがありました。私たちはそのご意見を真摯に受け止め、JALの企業理念である『最高のサービスを提供する』というコンセプトのもと、JALブランドの3つの核『伝統』『革新』『日本のこころ』に沿って機内食を再度見直しました。伝統とは、日本で生まれ日本に育てられた航空会社として日本古来の伝統をきちんと世界に発信していくということ。革新は、既成概念にとらわれずお客様の望むものを商品化し表現していくこと。日本のこころとは、誇れる日本の文化を前面に打ち出していくといった内容を意味します。この3つを核にして、様々なサービスをスタートさせていきました」(若井氏)。確かに「AIR吉野家」をはじめ、コーヒーハンターの川島良彰氏がプロデュースした「JAL CAFE LINE」、ハワイのロコフードを盛り込んだ「わくわくリゾートプレート」(ハワイ線)など、どれも日本的な部分や革新性が感じられる。それにしても、航空会社が機内食を見直す場合、ファーストやエグゼクティブクラスだけというケースも多いのだが、JALはエコノミークラスにも注力している。「最近、日本でもLCC(低コスト航空会社)が増えていますが、LCCは基本的にエコノミークラスのみの設定で機内食などのサービスはせず、有料で購入することになります。一方のJALは、機内食や受託手荷物手数料など一通りのサービスをするフルサービスの航空会社ですから、LCCとの差別化をはっきりさせなければいけない。当然、エコノミークラスでも価値あるサービスを提供する必要があるわけです」(若井氏)。「AIR吉野家」は乾燥する機内環境を考慮して、”つゆだく”での提供だというが、やはり牛丼となると、生卵もトッピングしたくなってくる。その思いをぶつけてみると……。「食品衛生管理上の問題があり、機内で生卵は出せません。湿度や気圧が低いなど、機内の環境は地上とはまったく異なる上に制限も多数あり、地上の味を機内に持ち込むだけでも実は大変なのです」(若井氏)。「AIR吉野家がつゆだくなのは、乾燥した機内でごはんがパサつくのを防ぐためです。また、AIR肉まんはせいろを使って蒸しますが、機内食として出すには、一度素材を冷凍保存して再度常温に戻し、それを機内のスチームオーブンで温めるという工程を経る必要があります。そうした中で一番おいしい状態で召し上がっていただくために、様々な工夫を施しました。肉まんの皮の部分にブラウンシュガーを入れるとモチモチ感が出るのですが、入れ過ぎると甘くなる。そのバランスをとるために、何度も試作をしました。有名店でのコラボレーションで生まれる機内食も、地上の味をそのまま持ち込むだけでなく、JALならではのオリジナリティを加えて、機内でおいしく感じていただけるよう努力しています」(尾崎氏)。さらにJALはコーヒーにもこだわった。世界各地の希少なコーヒー豆を発掘し、種の保存や栽培に取り組むコーヒーハンターこと川島良彰氏監修で、エコノミークラスからファーストクラスまで厳選したコーヒーを無料で提供している。開発段階では、「有償にしてはどうか」という声もあったそうだが、「お客様へのおもてなしが有償であっていいはずがない」という考えのもと、無料提供に踏み切った。結果、利用者からは「とても好評で、正直予想以上の反響です」(尾崎氏)。”コーヒー改革”は成功を収め、今年2月から新たにスタートしたのがジャン=ポール・エヴァン氏監修のショコラの提供だ。ファーストとエグゼクティブ(ビジネス)クラス対象で、こちらもオリジナリティ溢れるアイテムだ。こちらは柚子や抹茶といった分かりやすい素材で日本らしさを出すのではなく、「日本人の繊細な味覚に合うショコラ」をテーマに開発され、ファーストクラスではJAL限定のボンボンショコラを、エグゼクティブクラスでもJALオリジナルを含む8種のパレ(薄い円形のショコラ)を用意している。機内食1つひとつを点と点でとらえるのではなく、コーヒーとショコラ、機内食とアルコールといったように、トータルの効果を狙う。一連の機内食刷新ではその点を心がけたとのことだ。今後もJALからは、次から次へと新しい機内食のニュースが流れることだろう。「『JALっていつも面白いことやっているよね』。そう思っていただければ」とお2人。確かにJALの機内食にはワクワクする楽しさがあり、「次は何をやってくれるんだろう」と期待の気持ちが強くなる。今後もJALから目が離せない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月03日