「合同会社ひといき」は、2024年2月7日(水)より、湖国が誇る発酵文化と長浜が持つ非日常の世界を湖北の若旦那がおもてなしをする「湖北の若旦那による特別な長浜体験ツアー」の提供を開始いたしました。国内だけではなく、欧米・アジアなど海外からも人気を得ています。 湖北の若旦那とは? ~長浜の発展を支えてきた立役者達~地名を「今浜」から「長浜」に改め、羽柴(のちの豊臣)秀吉がこの地に城を築いたのは1573年のこと。北陸と京阪神を結ぶ北国街道が通り、長浜はその宿駅として、また湖上交通の要として栄えました。江戸時代には、ちりめん織の一大産地となり、彦根藩の庇護のもと、重要な特産品として産地・長浜は発展。「浜ちりめん」は現在でも白生地の最高峰として全国に知られます。明治維新後は織物工業で蓄えられた経済力を背景に、いち早く近代化の歩みを進め、明治4年(1871)に県下初の小学校が、明治10年(1877)には国立銀行が設立。さらに、明治15年(1882)には鉄道も開通し、近代交通の要衝として変貌を遂げていきました。こうした目覚ましい発展の裏側には、町衆の自由意志、良きものを分け隔てなく取り入れる感性、そして客人は特別におもてなしする心持ちがありました。「湖北の若旦那」は、この先も長浜を発展させ続ける現代の若旦那・若女将が結成。あなたも長浜の歴史を作る一人として、特別なおもてなしを受けてみませんか?------------------------------湖北の若旦那による特別な長浜体験ツアー------------------------------長浜の伝統的地域で商いを営む若旦那・若女将によるおもてなし体験1泊2日。体験コンテンツ《上生菓子作成体験・盆略点前体験・街歩きガイド。下町夕食処紹介・認定町屋ホテルに宿泊。[体験スケジュール例]14:00 ホテルチェックイン(和乃リトリートひといき)14:30-15:30 上生菓子体験15:30-16:30 点前体験16:30-18:00 自由時間18:00 下町夕食処紹介→自由時間 宿泊翌朝7:30-9:30 朝食(和乃リトリートひといき)10:00 ホテルチェックアウト10:30〜11:00 老舗醤油蔵体験11:00〜12:00 街歩きガイド(旧市街地内)→解散※上生菓子体験、点前体験の会場は和乃リトリートひといき or オプションで選べる特別会場となります旅行代金 99,000円~(税込)------------------------------ご当地体験ツアー体験プラン------------------------------長浜で事業を営み、長浜に精通した若旦那・若女将がお届けする特別な文化体験を。和菓子作り、お点前、街歩きをはじめ、長浜の多彩な文化体験プランが揃います。講師&ガイドの若旦那・若女将と共に、ご当地ならではの体験をお楽しみください。■体験コンテンツ■季節を楽しむ和菓子作り [所要時間]約45分昭和4年(1929)創業の老舗菓舗「清湖堂」の当主が、練りきりの作り方を丁寧に指南してくれます。練りきりとは、白あんベースの生地で季節の風物を表現した見た目も美しい上生菓子。体験では菊の花の生菓子(季節により変わることがあります)を作ります。異なる色の生地を重ね合わせ、三角ベラなどの道具も使いながら菊の花を描き出しましょう。和菓子の繊細な表現や技術をぜひ体感ください。もちろん、出来上がった練りきりは美味しくいただけます。清湖堂 大橋清太郎 Seitaro Ohashi確かな素材と丁寧な仕事を大切にした和菓子職人。「アートインナガハマ」や「長浜きものの集い」の会長も務める。ーーーーーーーーーー禅を感じるお点前入門 [所要時間]約30分裏千家で茶道を学ぶ「茶真商店」の若女将と一緒に、禅を感じる茶の湯の世界に触れてみましょう。まずは若女将が一通りの作法を披露。その後、希望があれば一緒にお茶を点てることもできます。例えば、盆略点前(お茶の点前の一つ)はお盆に必要最小限の道具を飾り付けて進める簡略版のお点前で、自宅でも気軽に再現できるのが嬉しいポイントです。所作の意味も楽しく教えてくれますので気軽に体験できます。自身で点てたお茶の味わいは、きっと格別です。茶真商店 廣瀬真紀 Maki Hirose日本茶や茶道具を扱う「茶真商店」の若女将。裏千家で茶道を学ぶほか、日本茶インストラクターの資格も持つ。ーーーーーーーーーー若旦那による秘密の街歩き [所要時間]約90分天保元年(1830)に陶器商として創業し、現在も国内外の多彩な器を取り扱う「かわ重」の6代目が長浜の街をご案内。羽柴(豊臣)秀吉が城下町を開いてから450年を迎えた長浜の歴史を紹介しながら、大通寺の表参道や黒壁銀行(旧第百三十銀行長浜支店)を中心とした趣ある街並みを一緒に歩きます。6代目は長浜曳山祭の若衆としても活動するため、祭の曳山や子ども歌舞伎などについての話題も豊富です。知的好奇心を満たしつつ長浜の街歩きを楽しんでください。かわ重 川村好平 Kohei Kawamura老舗陶器店の6代目で、長浜曳山祭の若衆としても活動。囃子(祭りの笛・太鼓)が得意で、地域の子どもの指導にもあたる。ーーーーーーーーーー町家宿泊&貸切サウナ[所要時間]1泊2日~歴史ある大通寺の門前町に残る、築200余年の旧呉服問屋を用いた町家ホテルで宿泊&貸切サウナ体験を。町家は江戸末期からの歴史を伝える梁や土壁は活かしつつ、快適さを重視してリノベーション。宿泊棟の奥には、それぞれ貸切サウナが設置されていて、地元産ブレンドハーブを吊るした「蔵サウナ」または、滋賀県産茶葉を吊るした「茶サウナ」が利用できます。町家で過ごし、貸切サウナで心身ととのうひとときを、どうかごゆるりとお楽しみください。和乃リトリート ひといき 米田 真平 Shimpei Maita長浜の旧市街で、分散型町家ホテルや体験型発酵バルを運営。『長浜ふなずし』プロジェクトのリーダーも務める。ーーーーーーーーーー老舗醤油蔵で利き醤油&見学[所要時間]約30分「鍋庄商店」は日本を代表する発酵食品のひとつ、醤油を醸造する蔵元。明治2年(1869)の創業以来、長浜で愛されてきたほんのり甘く、うま味のある醤油を守り続けています。体験では150余年の歴史を刻み、麹菌が棲みつく醤油蔵をご紹介。その蔵のなかで、こいくち醤油3種類とうすくち醤油の全4種類をテイスティングできます。同じ醤油でも味わいが全く異なるのがよくわかるでしょう。醤油が香る「しょうゆ胡麻」と「刺身用ごま」の試食もあります。鍋庄商店 山本一貴 Kazutaka Yamamoto「鍋庄商店」6代目。伝統を守りつつ新商品開発にも尽力する。日本醤油協会『しょうゆもの知り博士』としても活動。■オプション さらにコアな長浜を知るオプションメニュー■ご当地体験のツアーに追加できるオプション体験です。長浜の伝統文化や日常の風景にふれていただけます。浜ちりめん工場見学 [所要時間]約90分明治10年(1877)創業の「南久ちりめん」は、糸作りから自社で行い浜ちりめんを製造しています。工場ではたて糸・よこ糸作りから生地を織る機場まで、一通りの工程をご案内。タイミングが合えば、浜ちりめんならではの水撚りも見学できます。ーーーーーーーーーー浜ちりめん反物見学 [所要時間]約30分「丸万中尾」は明治18年(1885)創業の卸商で、浜ちりめんを中心に取り扱っています。美しく染め上げられた反物を見せてもらえるほか、友禅染をはじめ反物作りについても詳しく教えてもらえます。美しい着物を羽織らせてもらうことも!------------------------------~「浜ちりめん」とは?~浜ちりめんは、江戸時代に創出された絹織物。表面に「シボ」と呼ばれる凹凸模様があり、なめらかな手触りや優れた染色性が特長です。現在でも長浜を代表する伝統産業のひとつで、加賀友禅や京友禅といった着物に使われる国内最高級の絹白生地として知られています。------------------------------茶カブキ [所要時間]約30分「茶カブキ」とは、いわゆる「利き茶」のことでお茶を飲み分ける競技を指します。体験では分かりやすい茶種から普段なかなか飲む機会のない珍しい品種も含め5種類を用意。茶葉の形状、味、香り、水色などからどのお茶かを推測するとともに、粋な遊びをじっくりお楽しみください。ーーーーーーーーーー人形浄瑠璃 [所要時間]約30分日本を代表する伝統芸能のひとつであり、滋賀県無形民俗文化財に選択されています。公演を行うのは180年以上の歴史を誇る「冨田人形」。三味線にあわせて3人で1体の人形を操る匠の技術を、ぜひ間近でご覧ください。ーーーーーーーーーーバーホッピング [所要時間]約60分下町情緒あふれる居酒屋など、地元客も多く訪れる夕食処へご案内いたします。郷土料理をはじめ、ご当地グルメ、地酒といった、長浜ならではの料理や飲み物を心行くまで堪能ください。店主や常連客に交じって、楽しい時間を過ごすのもおすすめです。これぞ旅の醍醐味!■選べる体験会場■ツアーの体験場所もオプションで選択可能です。長浜の歴史ある和の空間でご当地体験をお楽しみください。北国街道安藤家長浜町の発展に力を尽くした旧家であり、虫籠窓や紅殻格子などが施された設えも美しい、歴史的建造物です。体験は美しい庭園を望む和室にて行います。体験可能コンテンツ・和菓子作り ・お点前入門 ・茶カブキ ・人形浄瑠璃ーーーーーーーーーー大通寺江戸時代初期に建立された、真宗大谷派(東本願寺)の別院です。伊吹山を借景にした「含山軒庭園」を望む客室(含山軒)にて、体験することができます。体験可能コンテンツ・和菓子作り ・お点前入門 ・茶カブキーーーーーーーーーー文泉堂創業は明治10年(1877)。昔ながらの梁が印象的な建物は地元ゆかりの本と出合える本屋カフェ。その奥座敷にて体験ができます。体験後はカフェスペースにも立ち寄りを。体験可能コンテンツ・和菓子作り ・お点前入門 ・茶カブキ ・人形浄瑠璃ーーーーーーーーーー和乃リトリートひといき大通寺の門前町にある、江戸時代から続く町家をリノベーションした宿泊施設です。体験は受付棟の和室にて行います。歴史を感じる梁や土壁にもご注目ください。体験可能コンテンツ・和菓子作り ・お点前入門 ・茶カブキ※画像はイメージです------------------------------長浜への交通情報------------------------------公共交通で関東方面より東京駅から新幹線のぞみで名古屋駅まで約1時間35分。名古屋駅から米原駅まで新幹線ひかり・こだまで約25分。米原駅から長浜駅までJR北陸本線で約10分関西方面より新大阪駅から米原駅まで新幹線ひかり・こだまで約35分。米原駅から長浜駅までJR北陸本線で約10分車で北陸自動車道長浜ICから約10分------------------------------湖北の若旦那による特別な長浜体験ツアー予約&お問い合わせ------------------------------予約サイト Mail info@cafe-inn-hitoiki.com 和乃リトリートひといき(合同会社ひといき)滋賀県長浜市元浜町17−2Tel:0749-56-1174 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月07日1月5日(金) より公開されるシネマ歌舞伎『唐茄子屋 不思議国之若旦那(とうなすや ふしぎのくにのわかだんな)』と新宿末廣亭が、タイアップキャンペーンを実施することを発表した。本作は、宮藤官九郎が作・演出を手掛け、中村勘九郎、中村獅童、中村七之助が出演する奇想天外な人情噺で、『唐茄子屋政談』や『大工調べ』など古典落語の要素が詰まった新作シネマ歌舞伎だ。新宿末廣亭では、本作の新宿ピカデリーまたは東劇での座席指定券(半券も可)、またはチケット購入画面を末廣亭の窓口で提示すると、割引料金で寄席落語を楽しむことができる。併せて、『唐茄子屋 不思議国之若旦那』の公開を記念した応援上映が開催されることが決定した。江戸の芝居小屋を現代に復活させた情緒溢れる平成中村座で上演された舞台を収録した本作。江戸の芝居小屋といえば、見物客たちが「●●屋!」などの大向うをかけたり、ゲラゲラと笑い声をあげたり、時にはお弁当をつまみながら自由に楽しむ場だった。応援上映でも、声を出しての応援や大向こう、拍手・手拍子をしながら鑑賞できる。応援上映は、1月12日(金) より1日1回、東劇にて開催される。<タイアップ情報>『唐茄子屋 不思議国之若旦那』を観て新宿末廣亭へ行ってみよう!タイアップキャンペーン【内容】新宿ピカデリーまたは東劇の『唐茄子屋』座席指定券(半券可)またはチケット購入画面を新宿末廣亭の窓口でご提示いただくと、一般料金から500円割引で寄席落語をお楽しみいただけます。※一般料金:3000円→2500円(学生料金)となります。■割引キャンペーン期間2024年1月21日(日)~2月29日(木) まで ※ただし、1月31日は除く。■割引対象となる人数『唐茄子屋』半券を提示した本人1名+同伴1名まで割引対象※新宿ピカデリー、東劇以外のチケット半券やチケット購入画面はキャンペーン対象外となりますので、ご注意ください。※新宿末廣亭の一般料金のみ、割引の対象となります。シニア料金、学生料金、小学生料金からの割引は不可。※新宿末廣亭窓口で、当日券(自由席)ご購入の場合のみ適用。※ご鑑賞後の割引は行いません。必ず、ご鑑賞前に座席指定券・チケット購入画面を窓口にてご提示ください。シネマ歌舞伎『唐茄子屋 不思議国之若旦那』作品詳細:キャンペーン詳細:<上映情報>『唐茄子屋 不思議国之若旦那』「若旦那応援上映」1月12日(金) より東劇にて1日1回を予定※詳細な上映時間は各劇場HPをご覧ください。東劇HP:【チケット販売スケジュール】■WEB会員:上映3日前 17:00~非会員:上映3日前 21:00~■窓口販売上映2日前劇場オープンより
2024年01月04日宮藤官九郎の作・演出で2022年秋に平成中村座で上演された『唐茄子屋 不思議国之若旦那(とうなすや ふしぎのくにのわかだんな)』がシネマ歌舞伎となって全国公開される。古典落語「唐茄子屋政談」をはじめとした落語の要素と「不思議の国のアリス」を組み合わせた奇想天外な本作について、中村七之助に話を聞いた。吉原遊びが過ぎて勘当された若旦那・徳三郎(中村勘九郎)が、ひょんなことからパラレルワールド「第二吉原」に迷い込んでいくという、宮藤官九郎テイスト全開の本作。『唐茄子屋 不思議国之若旦那』よりこれまで数多くの古典を上演してきた平成中村座だが、新作歌舞伎の上演は本作が初めて。「(古典演目を多く上演してきたことについて)実はそんなに深い意味はないんです。これまで、その土地々々のものが平成中村座には合っていて、古典がとても似合う小屋だったので、自然と古典作品の上演が中心になっていきました。父(十八世・勘三郎)は『コクーン歌舞伎とかも好きだけど、俺は古典が一番好きで、お客様が振り向いてくださるなら一生古典をやっていたい人間なんだ』と言っていましたが、それがこだわりということではありませんでした」物語に関しても「宮藤さんの脚本の力に疑いはなかったです。最初に聞いた時は、おもちゃ箱みたいな頭の中だなと思って、どうなるのかとワクワクしました。だって、最初がゾンビの話(2009年12月歌舞伎座公演『大江戸りびんぐでっど』)でしたからね(笑)。落語がきたというのは、ちょっとまともなのかなと思ったくらいです」と全幅の信頼を寄せ、宮藤が紡ぎ上げる摩訶不思議な世界に飛び込んだ。役者目線で一番びっくりしたのは甥ふたり「古典へのこだわりはなかった」という言葉にも通じるが、江戸時代の“元祖”中村座が時代の最先端を走り続けたように、平成中村座も“いま”を作品に取り入れていくことに躊躇はない。「僕は、歌舞伎というものはもっと奇天烈なものだと思っていますし、いろんなことにチャレンジできるのが歌舞伎の面白さだと思っています。例えば、(自身が演じた)桜坂は最初、ルンバのような乗り物に乗って出てきますが、江戸時代にあのような乗り物があったとしたら普通に使っていたでしょう。昔はそれこそ、花道を水にしたり、いろいろなことをしていました。いまはさまざまな制約もあり、歌舞伎が高尚な伝統芸能になってしまいましたが、平成中村座は『江戸時代の歌舞伎に戻った』という感覚で、いま生きている歌舞伎ならこういうものになるんじゃないかという考えなので『(新作だから)新しいことができる』という感覚はありませんでした。それこそ、(吉原の)門をくぐったら若旦那が子どもになるなんて“遠見”(※登場人物と同じ扮装をした子役により、人物が遠くにいるように見せる演出)と同じでしょう? そういう考え方って昔からやってきたことなんだなと思いました」『唐茄子屋 不思議国之若旦那』より門をくぐった先の「第二吉原」で小さくなったミニ若旦那、超ミニ若旦那を演じるのは、甥っ子の中村勘太郎と長三郎。「“叔父バカ”ではなく、役者目線で一番びっくりしたのがこのふたりでした」とその柔軟性と吸収力を絶賛する。「長三郎が自由奔放にやるのを宮藤さんも面白がって『じゃあこれはできる?』とどんどん演出が膨らんでいくんですね。兄とも話しましたが、時代が違うのか、僕らの頃は稽古場でやることに恥ずかしさがありました。若い頃、野田(秀樹)さんの作品に出演した時も『自由に何かやってくれ』と言われても恥ずかしくて、父には『稽古場なんて恥かかなきゃダメなんだよ!』とすごく怒られました。あのふたりからはそれが感じられなかったです。毎日が楽しそうで、稽古というより遊びの延長のようで、理想というか、稽古場はいろいろチャレンジする場なのだとあのふたりに教えられました」歌舞伎俳優にとって貴重な“演出をつけられる”経験宮藤や野田ら外部の作家・演出家の作品を上演することは、若い俳優陣にとっても大きな刺激になると語る。「“演出をつけてもらえる”ということが、歌舞伎の世界ではほとんどないんですよね。もちろん稽古はありますし、自分の役を先輩に習うのは自由ですけど、お弟子さんたちは4日間の稽古しかないわけです。昔はよく『主役の邪魔にならないように』なんて言われていました。でも、野田さんも宮藤さんも、ちゃんと名前を呼んで演出をつけてくださる。野田さんは昔の歌舞伎座の3階まで上がって細かく演出してくださったり、主役ふたりが対峙している後ろの腰元たちにも「いま何考えてる? ボーっと座ってるだけだろ? それじゃ場面が死ぬんだよ」と言ってくれる。そうすると彼らも俳優の顔になって、『こうしてみよう』ってどんどんアイディアが出てくるんです」江戸時代の1624年に初代中村勘三郎(猿若勘三郎)が、江戸歌舞伎の始まりとなる猿若座(のちの中村座)を創設して、来年2024年でちょうど400年。十八世・勘三郎の十三回忌とも重なる。1月5日(金)より公開の『唐茄子屋 不思議国之若旦那』に続き、すでに発表されている十八世中村勘三郎十三回忌追善「猿若祭二月大歌舞伎」(歌舞伎座)ほか、2024年も一層の活躍を期待したい。シネマ歌舞伎「唐茄子屋不思議国之若旦那」シネマ歌舞伎『唐茄子屋 不思議国之若旦那』は2024年1月5日(金)より全国公開。取材・文:黒豆直樹★シネマ歌舞伎『唐茄子屋 不思議国之若旦那』の劇場招待券(東劇限定)を【よくばり❣ぴあニスト】限定で5組10名様にプレゼント!()<公演情報>シネマ歌舞伎『唐茄子屋 不思議国之若旦那』2024年1月5日(金) 公開(令和4年10月平成中村座公演)作・演出:宮藤官九郎出演:中村勘九郎、中村獅童、中村七之助、坂東新悟、中村虎之介、中村勘太郎、中村長三郎、中村鶴松、澤村國矢、中村歌女之丞、荒川良々、片岡亀蔵、坂東彌十郎、中村扇雀公式サイト:
2023年12月15日歌舞伎の舞台を多彩なカメラワークで撮影し、高画質映像と5.1CHサラウンドの音響で楽しむシネマ歌舞伎の最新作『唐茄子屋 不思議国之若旦那』(読み:とうなすや・ふしぎのくにのわかだんな)が、2024年1月5日(金) より全国52館の映画館で上映される。このたび、本作のチラシとポスターが公開された。『唐茄子屋 不思議国之若旦那』は、脚本家、演出家、監督、俳優、そしてミュージシャンとしてマルチな才能を発揮する宮藤官九郎が作・演出を手がけた新作歌舞伎。大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』でタッグを組んだ中村勘九郎とともに、江戸時代の芝居小屋にタイムスリップしたような空間が広がる平成中村座で初めてとなる新作歌舞伎の上演に挑んだ。古典落語『唐茄子屋政談』に『不思議の国のアリス』の要素を織り交ぜた本作は、勘九郎演じる自己愛強めな若旦那や、人情深い八百屋のおじさん、第二形態に変身する吉原の花魁、アグレッシブな江戸っ子大工、そして、しゃべる蛙まで登場する奇想天外な人情噺。さらに、若旦那が迷い込むパラレルワールド「第二吉原」では身体が大きくなったり、小さくなったりと驚きの仕掛けが満載となっている。公開されたチラシ、ポスターは、ひとクセもふたクセもある登場人物たちが勢いよく迫ってくるポップで賑やかなデザインとなっている。こちらのビジュアルは、7月28日(金) より上映映画館や歌舞伎座ほかで順次設置される。さらに、28日より特別鑑賞券(ムビチケカード)が発売されることが決定。上映映画館、歌舞伎座、新橋演舞場、南座、大阪松竹座でムビチケカードを購入すると、特別カラーのメインビジュアルをあしらったオリジナルポストカードがプレゼントされる。なおデジタルムビチケの購入特典は、ポストカードと同様のデジタル画像となる。■宮藤官九郎 コメント大好きな勘三郎さんに会いたくなると、こっそり東劇へ行き、シネマ歌舞伎を観ます。あそこで『唐茄子屋』がかかるのかぁ。誇らしいような照れ臭いような。勘三郎さん、悔しがってくれるでしょうか。もちろん舞台は生がいちばんですが、ミニ若旦那や超ミニ若旦那の雄姿が永久に堪能できるのは映画ならでは。何より『大江戸りびんぐでっど』で旧歌舞伎座への郷愁をメタメタに破壊したこの私に、二度ならず三度も声をかけてくださって、平成中村座初めての新作という機会を与えて下さった中村屋一門の懐の深さ、怪優、荒川良々までも飲み込んでしまう歌舞伎という芸能の奥深さ、今さらながら驚いています。今後もさらなるチャレンジ、期待しています。<作品情報>シネマ歌舞伎『唐茄子屋 不思議国之若旦那』2024年1月5日(金) 公開(令和4年10月平成中村座公演)作・演出:宮藤官九郎出演:中村勘九郎、中村獅童、中村七之助、坂東新悟、中村虎之介、中村勘太郎、中村長三郎、中村鶴松、澤村國矢、中村歌女之丞、荒川良々、片岡亀蔵、坂東彌十郎、中村扇雀シネマ歌舞伎 公式サイト:
2023年07月27日浜辺美波と横浜流星が共演、老舗和菓子店を舞台にした「私たちはどうかしている」の7話が9月23日放送。3年後の椿に訪れる“悲劇”に「不憫すぎる」といった声が殺到。山崎育三郎の“バックハグ”も話題を呼んでいる。浜辺美波と横浜流星のほか、高杉真宙、山崎育三郎、岸井ゆきの、中村ゆり、鈴木伸之、佐野史郎、観月ありさらが出演。老舗和菓子屋・光月庵で若旦那・樹(鈴木さん)が何者かに殺害され、女性職人・大倉百合子(中村さん)が逮捕されたことで、百合子の娘の七桜と樹の息子・椿はお互いに初恋に相手であったにも関わらず容疑者の娘と被害者の息子となり、憎み合ったまま離ればなれに…。それから15年、母の才能を受け継いで独創的な若き菓子職人となった七桜(浜辺さん)は、母の無実を証明するため椿(横浜さん)の妻として光月庵に戻ってくる。女将・今日子(観月さん)の執拗な嫌がらせに耐えながら、七桜が突き止めたのは、自分が光月庵の血を引く樹の娘だったというもの。そして七桜は椿のもとを去る…というのがこれまでの物語。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。3年後、七桜は多喜川(山崎さん)の力を借り自らの店「花がすみ」を開き、光月庵の仕事を奪うように。新春園遊会の御菓子の座を争うことになる選定会で七桜は椿と再会するが、彼の目が見えなくなっていることに気づく。七桜は光月庵を手に入れることで、椿を呪いから解放しようと考えていた…というのが今回のおはなし。火事の後遺症で失明の危機にあるなか、3年かけてやっと再会した七桜から「ママを殺人者にした人のこと、好きになるわけない」と冷たく言い放たれ、別人のようなそのふるまいに「これは…誰なんだ」と衝撃を受けたのもつかの間、さらには多喜川から“今の七桜は自分のパートナー”と追い打ちをかけられる椿。その姿に「椿が不憫すぎる」「つらいつらい流星のあんな顔見たくない」などの反応があふれる。その一方、椿が失明の危機にあることを知り苦悩する七桜に「僕だけはずっと君のそばにいる」と“想い”を打ち明ける多喜川。その優しげなバックハグに注目する視聴者も続出。また次週の最終回に向け「真犯人は山岡さんだと思う」「私は山口さんだと思ってる」「溝口さん怪しさしかないけど」「多喜川さんが犯人だったら泣く」など樹殺しの真犯人の予想合戦も白熱している。(笠緒)
2020年09月24日人気漫画が原作の『私たちはどうかしている』(日本テレビ系)がスタートしましたね。和菓子職人・花岡七桜(浜辺美波さん)は贔屓の客の依頼で、老舗和菓子屋“光月庵”と和菓子対決をすることに。光月庵には一人息子・高月椿(横浜流星さん)がいて、七桜は彼によって不遇の人生を歩んできました。髪を切って外見を変え、憎む相手との対決に臨む七桜。彼女を見ても幼馴染と気づかない椿は、初対面なのに、なぜか突然プロポーズしてきて…。■気持ちを否定したくて相手を否定する15年前、創業400年の歴史を持つ和菓子店の若旦那が何者かに殺害されました。若旦那の息子・椿の証言により、住み込みで働いていた職人(七桜の母)は殺人容疑で逮捕…。七桜は「殺人犯の娘」というレッテルを貼られ、血の色である“赤”が怖いというハンデを背負います。お互いに初恋の相手であったはずなのに、この事件をきっかけに七桜は椿を憎むようになるのです。どんなに好きな相手でも、人生を狂わされたら憎しみを抱くのも無理はないでしょう。七桜ほどハードな経験をしている人はめったにいないと思いますが、嫌いなのになぜか目についてしまう相手っていませんか?例えばひどい裏切りで別れた彼とか。相手に対してプラスの感情を抱いているわけがないのに、なんだか気になってしまう…そんな場面ってありますよね。人はときとして、相手を否定することで自分の中の好意を否定しようとするもの。相手はこんなに悪い人間なんだから、嫌いなはず。そう思い込もうとします。でも、言い聞かせようとすればするほど、相手に心が縛られてしまうのです。なぜこのようなことが起きるのでしょうか。■回避型とアンビバレンツ型一般的に、人は誰かを好きになるのに抵抗を感じません。気づいたら好きになっていて、恋に落ちているものです。けれども、まれに、素直になれず歪んだ愛着を抱いてしまうときがあります。そのうちの2種が「回避型」と「アンビバレンツ型」です。◎回避型気になる人がいてもそれを認めず、常に一人でいて他者を寄せつけようとしないパターン。長いこと愛情に恵まれない環境にいたり、無関心な人たちに囲まれて過ごしてきたりした人に見られる特徴です。感受性をオフにすることで、心の均衡を保とうとします。◎アンビバレンツ型本当は愛情が欲しいのにそれを認めず、本心と異なる行動をしてしまうケースです。自分を裏切った元カレをことさら悪く言いながら、なかなか執着を捨てられないのは、まさにこの型と言えるでしょう。■アンビバレンツ型が陥りやすい行動どちらにも共通しているのは「本心では人(相手)が好きで求めている」という点。回避型は心の鎧が分厚く、自分に素直になるのがとても困難です。一方、アンビバレンツ型は「好き」という感情を無視しきれていない分、いったん「好き」と認めて壁を取っ払えれば、一気に相手と親密な関係を築けます。ただ、親しくなれたとしても「相手が自分から離れていくんじゃないか」「いつかこの関係が終わるんじゃないか」といった不安を抱きやすいのです。そして、むやみに相手を束縛したり、何も起きていないのに相手を拒絶したりしてしまいます。好きな相手に対して愛着を抱くのは、自然なこと。でも本心から目をそらし続けると、そこに歪みが生まれます。それがやがて、後悔するような行動へと結びつくことがあるのです。■まとめ「好きの反対は無関心」「嫌いは好きの裏返し」などと言いますが、これらは言い得て妙です。「嫌いだけれど、なぜか意識してしまう」というのは、「実は好き」のサインかもしれません。もしそうだった場合、自分に素直になりましょう。その上で、憶測や不安ではなく相手の人間性に目を向けることです。未来はどうなるかわかりません。それはあなたと相手が築く、信頼関係次第なのです。
2020年08月15日浜辺美波と横浜流星のW主演で贈る新水曜ドラマ「私たちはどうかしている」から、第1話の新たなシーン写真が到着。浜辺さん演じる七桜の“その後”が気になるシーンとなっている。本作は、才能にあふれる和菓子職人、花岡七桜(浜辺さん)と、創業400年の老舗和菓子屋の跡取り息子、高月椿(横浜さん)が、15年前に起こった和菓子屋「光月庵」主人の殺害事件を巡り、過酷な運命に翻弄されながらも強く惹かれ合うラブミステリー。15年前、椿の証言で若旦那・高月樹(鈴木伸之)を殺した罪を着せられてしまった和菓子職人だった七桜の母・百合子(中村ゆり)。七桜と椿は幼なじみで初恋の相手でありながら、“容疑者の娘”と“被害者の息子”となってしまう…。15年の時を経て、和菓子対決に挑む職人同士として再会を果たした七桜と椿。椿は、美しく成長した七桜が幼いころ“さくら”と呼んでいた彼女とは気づかないまま、再会したその日にプロポーズ。今回到着したシーン写真は、正体を隠したまま“偽りの結婚”を利用し、母の無実を証明しようと決意した七桜が、椿の結婚式当日に光月庵に乗り込んだ緊迫の場面となっている。果たして、椿の父を殺したのは誰なのか?物語が進むにつれて15年前の事件の真相が明らかになっていく。水曜ドラマ「私たちはどうかしている」は8月12日(水)22時より日本テレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2020年08月11日映画『家族はつらいよ』の山田洋次監督と松竹新喜劇が初タッグ、脚本・演出助手に新喜劇で作・演出の経験があるわかぎゑふを迎え、大阪弁でおくる『大阪の 家族はつらいよ』の誕生だ。『家族はつらいよ』は、昨年1月に劇団新派により東京で舞台化、今年9月には大阪松竹座でも上演し、2か月後の11月に松竹新喜劇版が初お目見えする。大阪・谷町六丁目の平田家を舞台に、長男家族と次男と三世代暮らしの周造と富子夫婦に離婚騒動が持ち上がり…という物語のなか、現代の大阪の家族をユーモラスに描く。また、今回は2本立ての特別公演で、劇団の人気演目のひとつ『舞妓はんと若旦那』も上演。祇園の舞妓と薬問屋の跡取り息子の恋愛模様を描く物語を、劇団の若手3人が初役で挑む挑戦の舞台だ。『大阪の 家族はつらいよ』で、平田家の当主・周造を演じる松竹新喜劇劇団代表・渋谷天外と、次男・庄太役の藤山扇治郎の2人が、11月公演の意気込みを語った。「松竹新喜劇 錦秋特別公演」チケット情報「山田洋次監督に、うちの劇団を演出していただけると聞いて、夢のようです」と天外。映画『家族はつらいよ』に警官役で出演した扇治郎は、今回がわかぎとの初仕事だ。「こういう機会をいただけて、ほんとにありがたいです。でもセリフの量、多いですよね…」。大阪人はよくしゃべる。当然、セリフ量も会話のスピードも新派を超える。「映画がヒットし、新派でもやった。それを大阪の我々がどう料理するか。どうやって膨らまして、お客さんに感動していただけるか、それが私たちの使命。実演で人間のオーラを感じていただきたいですね」。そう意気込む天外だが、物語に自らが私生活で体験した出来事が重なり、身につまされるよう。「男の人が観たら、同じように身につまされて、気付かされるところが山ほどあると思います」。熟年離婚というテーマを入れ、家族の在り方を見せる芝居。扇治郎は「いい作品を残していけるような役者になりたい」と先を見据える。天外が「あと3回は再演したいなぁ。それに監督が続編書いてくれたらうれしいのに」と語れば、扇治郎も「『役者はつらいよ』とか『会社はつらいよ』とか」と重ね、「『私はつらいよ』もね(笑)」と会場の笑いを誘う天外。昔、天外も出演した、松竹新喜劇の名作『舞妓はんと若旦那』にも注目を。「植栗(芳樹)くんが、どれだけいいとこの若旦那の色気を出してくれるか、(成瀬)綾乃ちゃんはどこまで舞妓の可愛らしさを出してくれるか、(渋谷)天笑くんは若い大工のスッとした二枚目をどう演じ切ってくれるか。楽しみです。若手たちの芝居を観てやってください」。公演は11月13日(水)から24日(日)まで、大阪松竹座にて上演。チケット発売中。取材・文:高橋晴代
2019年10月04日「『歩くパワースポット』と話題になって、ボクの写真をスマホの待ち受け画面にしてくれている人がたくさんいるのは、すごく嬉しい」こう語るのは、人気レゲエグループ「湘南乃風」のメンバーのSHOCK EYE(42)。今をときめく、波瑠(27)や菅田将暉(26)なども、彼の写真を携帯の待ち受けにしていることをテレビ番組で告白している、話題の人物。「きっかけは数年前、占い師のゲッターズ飯田さんに占ってもらったこと。『何万人も鑑定してきたなかで、1、2位を争うほど、半端なく運気が強い』と言われたんです」それを知った俳優の平岡祐太(34)は、SHOCK EYEの写真を撮って、待ち受け画面に。「その2日後に祐太くんから『CMが決まりました』って電話があって!」噂はジワリジワリと広がり『待ち受け設定した翌日に、5年も家賃を滞納していた人が全額払ってくれた』『雑誌の表紙が決まりました』という開運報告が届いた。これほど「ご利益」があるSHOCK EYEとはどんな人なのか。彼は徳川家の家臣である高取藩主・植村家の男系男子の末裔として神奈川県鎌倉市に生まれた。「甲冑や刀、上杉謙信公から送られた軍杯なども、実家にありました。武士道とまでは言いませんが、両親は挨拶や行儀作法には厳しかったと思いますね」幼少期からの知り合いだった若旦那(43)らとともに、2001年に湘南乃風を結成。ヒットに恵まれたものの、確固たる自分が見えなかった。「湘南乃風の個性的なメンバーのなか、ボクは見た目も普通。『こんな人いたっけ』と言われるような存在で、悩んでいたんですね」そんななか、ソロ楽曲「ワンルーム」が高く評価された事が転機となった。「人から『いいね』と承認されること、誰かの役に立つことが嬉しかった」ゲッターズ飯田の占いも、大きな力を与えてくれた。「ボクがパワースポットだなんて信じられませんが、みんなの役に立てるなら、とりあえず信じてみようと」神棚を買って、そこに家中に散らばっていたお守りをまとめた。近所の神社を参拝。「ひいおばちゃんや、おばあちゃんが、当たり前にやっていた参拝をすることで、『ああ、自分のやっていることに間違いはない』と思えた。すると悩みが、軽くなるんですね」神社や寺に行くたびに、撮影した写真をSNSで発信。待ち受けにする人が増えて言ったという。そして昨年9月、テレビ番組で波瑠が、SHOCK EYEの写真を待ち受けにしていることを告白して、「ご利益」はより一層知れ渡った。4月初めには『歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている小さな習慣』(講談社)を発売するまでに。「多くの人の幸せを助けることができれば、こんなにうれしいことはありません」そう笑うSHOCK EYEの写真も、ご利益がありそうだ!
2019年04月05日その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の“霊がよく見える”ピン芸人・シークエンスはやとも(26)。『ポップな心霊論』は、彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載! 【僕の後ろに憑いているものって……!?】 先日、氣志團の綾小路翔さんがMCを務める『深夜喫茶スジガネーゼ』という番組に出演させていただきました。 共演は湘南乃風の若旦那さんや、マキシマム・ザ・ホルモンのナヲさんといったミュージシャンの方々。いつもは、芸人に囲まれてばかりなので、すごく新鮮な雰囲気でした。 しかもうれしいことに、収録が終わった後、翔さんがわざわざ声をかけに来てくれたんですよ。何でも、マネージャーさんが僕と同じ“見える人”らしく、「霊感がある者同士、霊視し合ってみたらどう?」とのこと。 「これは話のネタになるかも!」と思った僕。もちろん快諾して、そのマネージャーさんのところへ向かったんですが……。僕と目が合った瞬間、マネージャーさんの表情が急に青ざめて、廊下の狭いすき間に入ったかと思うと、そこから出てこなくなっちゃったんです。 はじめはギャグでやってるのかなと思って「そういうのやめてくださいよ?」とか言いながら近寄って行ったんですけど、「ごめんなさい、本当にダメです……」と本気で嫌がってるんですよ。僕のほうを見るのも嫌みたいで、最後には遠くのほうに逃げて行ってしまいました。多分、僕の後ろに何かヤバいものが見えたんでしょうね。 帰り際、かなり離れたところから「最近、嫌なことが続いてるんですけど、まだ何かありますかね?」って聞いたら「しばらく続くと思います……」とのこと。一体どんなものが憑いてるんでしょうね。
2018年03月18日桂吉弥、桂春蝶、桂かい枝による落語会『くしかつの会』が3月5日(月)、大阪・ABCホールで開催される。2度目の開催となる今回の公演に向けて、3人が意気込みを語った。「吉弥・春蝶・かい枝 くしかつの会」チケット情報桂吉朝に入門し、桂米朝のもとで内弟子期間を過ごした吉弥、三代目桂春團治に入門した春蝶、五代目桂文枝に入門したかい枝。3人は1994年に入門した同期であり、良きライバルで「今後の上方落語を引っ張っていく存在になれるように」と、本公演が昨年初開催された。昨年は、吉弥が『百年目』、春蝶が『芝浜』、かい枝が『三十石夢の通い路』と、東西を代表する大ネタを披露した。今回も「大ネタを堪能してもらおう」と、吉弥が『地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)』、春蝶が『たちぎれ』、かい枝が『子はかすがい』を口演する。『地獄八景亡者戯』は、時事ネタを織り交ぜて展開する“あの世”の話。「大ネタではありますが、他愛もない、今どきのお話。3人とも“四天王”といわれる人のもとで弟子を経験し、そのエッセンスを伝えるのは僕ら世代じゃないかなと。僕らが素敵やなと思うところを、初めて聴く方にもいかに分かってもらえるか、そういうことを考えながらやっていかなあかんなと思っています」と意気込む吉弥。若旦那と芸妓の悲恋を描いた『たちぎれ』について春蝶は「いつでも繋がれる今の時代、会えない哀しさを表現できるのは、実は古典なんじゃないかなと思う。『君の名は。』で心動かされた方は、ぜひ『たちぎれ』を聴きにきていただきたいですね(笑)」。また親子の情愛を描いた『子はかすがい』を披露するかい枝は「今回は人情噺。親子にまつわる事件が多い中、いつの時代でも通じるものがあると思います」とコメント。前回公演では「初めて落語を聴きに来られた方も多かったけど、喜んでいただけた」と、3人は手応えを感じた様子。刺激し合える3人だからこそ、成功に繋がった。「いつも意識するのはお客さんだけ。でもこの同期の会はふたりに負けたくない気持ちも生まれるので、疲れました(笑)」とかい枝。また春蝶は「世阿弥の『初心忘るべからず』という言葉は、“初心(=未熟な頃)に戻ってはいけないけど、たまには戻ることも大切”という意味。このメンバーとやるとものすごく緊張するし、地に足がついていない状態になる。そういう状況を年に一度でも提供してくれるこのふたりと、僕は老後まで続けていきたいなと思うんです」としみじみ語った。チケットは発売中。
2018年02月22日ウォーターフェス「モンスラ(MONSTER Slide the City)」が、2017年8月4日(金)から6日(日)までお台場で開催される。「モンスラ」では、日本最大級のウォーターフェス「スライドザシティ」とスマホアプリ「モンスターストライク(モンスト)」がコラボレーションしたイベント。巨大スライダーや、アーティストのライブ、さらに夏にぴったりの鮮やかなフォトジェニクフードが登場する。中でも注目は、日本最大規模のウォータースライダー「ブリッジスライダー」。約200メートルの巨大スライダーで、お台場の夢の橋を駆け抜ける。さらに、会場のステージに向かって滑る日本初の「ステージスライダー」も登場。太陽が降り注ぐ青空の下、スライダーで会場を移動するという夢のような仕掛けが、夏を盛り上げてくれる。巨大スプラッシュで水が吹き抜ける迫力満点のステージ「スプラッシュステージ」では、豪華なアーティストがパフォーマンスを披露。「湘南乃風」の若旦那や、「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」、「Da-iCE」など、夏のフェスを盛り上げるアーティストが勢ぞろいする。冷たい水を浴びながら、音楽に合わせて思いっきり体を動かしてみて。また、会場ではゆったり一休みできる「ビーチハウス」や、メイクブースなども用意。さらに、フォトジェニックなフードも用意しているので、水着と一緒に写真を取ってシェアしたい。【詳細】MONSTER Slide the City開催期間:2017年8月4日(金)〜6日(日)会場:東京・お台場 シンボルプロムナード公園住所:東京都江東区海1-4 チケット:・フェス&スライダーチケット 1枚 7,000円 / 2枚セット13,000円 / 4枚セット 24,000円 / 6枚セット 33,000円・フェスチケット・1枚 5,000円 / 2枚セット 9,000円 / 4枚セット 16,000円 / 6枚セット 21,000円 ※売り切れ次第終 ■出演アーティスト例 Da-iCE / THE RAMPAGE from EXILE TRIBE / 若旦那 (湘南乃風 /the WAKADANNA BAND) / 神聖かまってちゃん / Crystal Kay
2017年07月31日グラビアアイドルの白川未奈がこのほど、東京・秋葉原で最新DVD『どっちにするの』(発売中 4,104円税込 発売元:ギルド)の発売記念イベントを行った。青山学院大学卒業後はウエディングデザイナーの仕事に就くも、退職して憧れの芸能界の門を叩き、グラマラスボディーを生かして現在はグラドルとして活躍中の白川未奈。1年ぶりのリリースとなる同DVDは、今年4月に山梨・河口湖でロケを行い、同じ事務所の吉田早希と男性を奪い合うというドラマ仕立てながら、三十路前の大人フェロモンをたっぷりと放出している。セクシーなブラジリアン水着姿で報道陣の取材に応じた白川は「今回の私は旅館の仲居という設定で、吉田早希ちゃんと旅館の若旦那を奪い合うストーリーとなっています。若旦那の家に行ったり仕事終わりに部屋で誘惑するなど、責める女子を演じました」と最新作を紹介。セクシーなシーンについて「着物がはだけて足袋からフレームインします。足袋に水着ってすごくエロいし、非日常的なのでじっくりと見てほしいですね」とアピール、「今回は本当に洩れ放題で濡れ放題。バストが四方八方に大暴れしてもう大変でした(笑)」と振り返った。現在29歳の白川は、今年の12月26日で30歳を迎える。「30歳目前と崖っぷちで、父親にも今回のDVDを反対されました。何とかDVDの発売までこぎつけましたが、父とは写真集を出すことと地上波のバラエティ番組でレギュラーになることを約束しました。DVDが売れないと写真集も出せないので、ファンの皆さまお願いします!」とアピール。気になる恋愛のについては「いないんですけど、好きな人は欲しいですね」と本音を明かしつつ、「今はお仕事に専念しなくてはいけませんので」と自身に言い聞かせていた。白川未奈(しらかわ みな)1987年12月26日生まれ。東京都出身。A型。身長157cm。スリーサイズはB92・W60・H88。青山学院大学卒業後にウエディングデザイナーの職に就いた後、憧れの芸能界の門を叩いて2013年にグラビアアイドルとしてデビュー。同年に10月にリリースされた1stDVD『Mid Summer』で自慢のGカップ(当時)バストと豊満ボディーを露わにしてグラドルファンのハートを射止めた。その後はグラビア活動と並行しながら、舞台やバラエティ番組、プロレス関連番組に出演して人気を集める。2015年に芸能活動休止を発表したグラドルの亜里沙とは大学時代の後輩で、大学時代から仲良しだという。特技は歌、ダンス、口鼓。趣味はプロレス観戦(新日)、キックボクシング、ジョギング。
2017年07月30日現在放送中のTVアニメ『うしおととら』(TOKYO MX 22:30~ほか)の第2期エンディングテーマが、レゲエグループ・湘南乃風の若旦那の歌う「負けるな小さきものよ」に決定した。「負けるな小さきものよ」は、若旦那が"とら"の視点で言葉をつづった、疾走感あふれるロックナンバー。若旦那は楽曲について、「心の葛藤と、何事に対しても勇気を持って進んで行く、負けない心の大切さを"とら"の目線で歌にしてみました」と説明し、「みんなもこれから先大変な事だらけだと思うけど、くじけそうになった時はこの歌を思い出して頑張ってほしい、"うしお"や"とら"の様に。"負けるな小さきものよ!"」とメッセージを寄せている。同曲の流れる新エンディングは、10月2日放送分から公開。また、同曲のCDシングルは、アニメジャケットにて11月4日にリリースされ、価格は1,204円(税別)。アニメ『うしおととら』は、1990年~96年に漫画誌『週刊少年サンデー』(小学館)で連載され、累計3,000万部以上を記録した藤田和日郎による漫画が原作。主人公の少年「蒼月潮(うしお)」と、いつか彼を食ってやろうとつけ狙う大妖怪「とら」の"うしとら"コンビが、世界の存亡をかけた妖怪との壮大な戦いに巻き込まれていく姿が描かれる。(C) 藤田和日郎・小学館/うしおととら製作委員会
2015年09月09日