株式会社まちづくり小浜(代表取締役:御子柴 北斗)は、福井県小浜市の観光地域づくり法人(DMO/Destination Management/marketing Organization)です。「小浜市を一流の観光目的地にする」をビジョンに掲げ、小浜市の観光の司令塔として、地域の観光データの収集、戦略策定、実行までを一気通貫で推進しています。当社では、2023年8月4日、小浜市阿納(あのう)にて、御食国若狭の海、食、文化を堪能する宿「若狭佳日」(わかさかじつ)をグランドオープンいたしました。これまでに多くのお客様に来館いただき、ご好評いただいております。この度、2024年3月16日(土)の北陸新幹線福井開業を見据え、地元住民や企業と連携して、若狭を満喫する新たな宿泊プラン及びオプションツアーを造成しましたので、お知らせします。造成したプラン及びオプションツアーの概要は以下のとおりです。若狭佳日外観<宿泊プラン>(1) 阿納の民宿×若狭佳日=漁村を満喫!民宿で食べる「若狭まはたと地魚の舟盛り」プラン若狭佳日がある小浜市の阿納では、18軒のうち13軒が今でも民宿を営んでいます。これらの民宿では、集落の目の前に広がる海で漁業を営むとともに、自ら獲った新鮮な魚を売りにして、多くのファンがいます。本プランは、お泊まりは若狭佳日、ご夕食はお近くの民宿で地魚の舟盛りや煮付けをメインとしたお食事を味わう、いいとこ取りのプランです。お料理のメインには、若狭の新しいブランド魚「若狭まはた」のお刺身と煮付けをご用意。マハタは漁獲量が少なく、一般にはなかなか出回らない、知る人ぞ知る高級魚。「若狭まはた」の甘みを感じるお刺身と、旨みが凝縮した煮付けでお召し上がりいただけます。民宿ならではの豪快なお食事をお楽しみください。本プランの造成に当たっては、阿納の民宿に本プランのためのオリジナルメニューを作っていただき、集落一体となってご協力をいただいています。 民宿プラン(2) 酒乃店はやし×ハマセ酒店×若狭佳日=福井の地酒を堪能する「日本酒ペアリング」プラン福井県には30を超える酒蔵があり、その土地の水や風土を生かした個性ある酒造りが行われています。本プランでは、若狭の海の幸を贅沢に用いた和食懐石ディナーと福井の地酒をペアリングしてお楽しみいただけるプランです。お食事に合わせて、8種類、約2合半(450ml)の福井のお酒をご提供します。定番に加え、少し珍しいお酒や、ロックやぬる燗など飲み方も変えながら、福井の日本酒の奥深さをお楽しみください。本プランの造成に当たっては、福井のお酒を豊富に揃え、魅力を伝えている「酒乃店はやし」(福井市)と「ハマセ酒店」(小浜市)にお酒の特徴や飲み方などのご指導をいただきました。 日本酒ペアリングプラン(3) パティスリーカシュカシュ×とき花クラブ×若狭佳日=特別な日を彩るアニバーサリープラン若狭佳日の「佳日」とは「よき日」という意味。若狭佳日では、これまで多くのお客様が誕生日や結婚記念日等の記念日をお過ごしいただいています。本プランでは、アニバーサリーをお過ごしされるお客様を対象に、特別なプランをご用意いたします。お魚をあしらったメッセージプレートと、福井梅を使ったスペシャルドリンクに加え、ご希望に応じてアニバーサリーケーキとブーケをご用意します。本プランの造成に当たっては、アニバーサリーケーキは洋菓子店「パティスリーカシュカシュ」(小浜市)、ブーケはフラワーショップ「とき花クラブ」(小浜市)にご協力をいただいています。 アニバーサリープラン(4) 愛犬とお泊まりできるドッグフレンドリープラン家族の一員である愛犬と泊まりたいという要望にお応えして、新たにドッグフレンドリールームをご用意しました。全部で13部屋のうち、1階にある唯一のお部屋(121号室)をドッグフレンドリールームとしてご用意。お部屋には、土間スペースとシャワーがあり、お部屋を出ると路地を抜けてすぐに海に行くことができるので、愛犬とのお散歩にもピッタリ。愛犬との初めての旅行でも安心のアメニティをご用意いたします。 ドッグフレンドリールーム(121号室)<オプションツアー>(5) 阿納ふぐ組合×若狭佳日=若狭ふぐ漁場見学ツアー若狭佳日のある小浜市の阿納は、平成元年(1989年)よりトラフグの養殖を開始し、近年は年間約3万尾の水揚げがある、「若狭ふぐ」の一大産地です。本オプションは、地元の漁師さんと一緒に、漁船に乗って若狭ふぐの漁場を見学に行くことができるツアーです。漁師さんのこだわりやこれまでの人生、地域に対する想いなどを聞きながら、漁師さんの日々の営みに触れることができます。本オプションツアーの造成に当たっては、阿納ふぐ組合にご協力をいただいています。若狭ふぐ漁場見学ツアー(6) 福井県漁連小浜支所×若狭佳日=魚市場の朝競り見学ツアー小浜市では、年間を通じて様々な漁法で四季折々の旬の魚が水揚げされます。これらの魚は、毎日、朝競りが行われ、地元だけでなく都市部へも届けられていきます。これらの魚は「若狭もの」と呼ばれ、今でも京都の料亭などで大変珍重されています。本オプションは、地元で水揚げされた魚を魚屋さんが競り落とす、魚市場の朝競りをガイドと共に見学に行くツアーです。魚屋さんが一箱ずつ魚を競り落としていく様子は、見ていて熱気が伝わってきます。競りの後は「若狭小浜お魚センター」でお買い物もお楽しみいただけます。本オプションツアーの造成に当たっては、福井県漁連小浜支所にご協力をいただいています。魚市場の朝競り見学ツアーこのほか、小浜市阿納区では、地元のガイドにより、若狭湾のシーカヤックツアー(阿納パドラーズクラブ)、魚釣り&魚さばき体験(ブルーパーク阿納)のアクティビティを体験することができます。これらのアクティビティについても、若狭佳日にご宿泊するお客様に積極的に発信していきます。シーカヤックツアー魚さばき体験■オプションツアー 株式会社まちづくり小浜「おばま観光局」では、今後も、観光地域づくり法人(DMO)として、2024年春の北陸新幹線敦賀延伸、その先の北陸新幹線全線開通も見据え、地域の事業者と連携して、小浜市への観光誘客を通した地域活性化に取り組んで参ります。【参考】<若狭佳日 開業までのストーリー>若狭佳日は、小浜市阿納にあった「いたや旅館」をフルリノベーションしたホテルになります。阿納は、若狭ふぐを始めとした養殖漁業が盛んな集落で、全18戸のうち14戸が民宿を営んでおり、地域が一体となって誘客に取り組んでいることで知られています。若狭ふぐは冬の味覚として人気で、近年は若狭まはたの養殖にも力を入れており、年間を通じて多くの観光客が訪れています。また、2007年に開始した教育旅行の取り組みは、現在は年間約6,000人を受け入れるまで拡大し、2018年には農林水産省の「ディスカバー農山漁村の宝」に選定されています。一方、「いたや旅館」は、かつては阿納集落の中でも最も集客が多かった宿でしたが、2020年5月に廃業したことを受け、阿納集落の方々と福井銀行グループ、株式会社まちづくり小浜で、建物の活用について検討を進めてきました。その結果、阿納集落の方々の「阿納の民宿を時代に合わせて高付加価値化し、未来に繋いでいきたい」という想いを受け、2021年6月に、阿納集落の方々、ふくい地域活性化ファンド(運営者:株式会社福井キャピタル&コンサルティング)、株式会社まちづくり小浜が出資して「株式会社阿納」を設立し、旧いたや旅館の再生に取り組むこととなりました。旧いたや旅館の再生プロジェクトは、株式会社阿納は、旅館・民宿再生プラットフォーム会社として、旧いたや旅館の土地と建物を買い上げて改修を行い、株式会社まちづくり小浜が、これまで小浜町家ステイや松永六感で培った宿泊施設の運営ノウハウを活かし、施設を運営するスキームとなります。<若狭佳日 概要>■宿泊施設のコンセプト「佳日」とは「よき日」という意味です。若狭湾の穏やかな海と山々に囲まれた自然豊かな漁村、小浜市の阿納には、若狭湾の海と山が一つになったような景色、海に浮かぶ生け簀で水揚げする漁師、肩を寄せ合うように連なる瓦屋根の家々と路地と、どこか懐かしく、でもこれまでに出会ったことのないような、豊かな暮らしがあります。小浜市が、朝廷にハレの日の食材である海の幸を献上する御食国として発展し、「鯖街道」を通じて京都の食文化を支えてきたというストーリーを根幹に据え、お客様に特別な一日を過ごしていただくことを目指し、コンセプトは「若狭の自然、食、人が重なり合い、紡ぐ、佳き日」としました。■施設について施設は、本館、離れ、別館、蔵、外湯の5つの建物で構成されます。客室は、趣の異なる、本館・離れ・別館3つの棟に、それぞれ個性ある9タイプの13室をご用意。かつての旅館の建物を生かしつつリノベーションした建物では、新築では出せない時代の積み重ね、昔からあるものと新しいものが混ざり合った空間をお楽しみいただけます。本館は、日本家屋の建物となっており、海を正面に見る3部屋と、海が見える専用バルコニーがある部屋、阿納集落の路地の景観を眺める部屋の計5部屋となっています。離れは、元は旧いたや旅館の浴場があった建物を大胆にリノベーションしており、1フロア1組貸切のスイートルームを3部屋ご用意しています。別館は、お風呂付きの和室4部屋と、愛犬とお泊まりいただけるドッグフレンドリー特別室1部屋の計5部屋になります。蔵は、宿泊客専用のラウンジにリノベーションし、地元のお酒やジュースなどをご用意しており、宿泊客は追加料金なしでご利用いただけます。外湯は、若狭湾の眺望を楽しめるお風呂になります。海へと繋がる景色が楽しめるインフィニティバスと、パノラマの景色を切り取ったお風呂、2つの視点から見た若狭湾の眺望をお楽しみいただけます(男女入れ替え制)。プロジェクトディレクションは岩佐 十良氏(株式会社自遊人、新潟県南魚沼市)、設計は株式会社魚谷繁礼建築研究所(代表取締役:魚谷 繁礼、京都府京都市)、施工は株式会社和晃建装(代表取締役:赤崎 孝志、福井県小浜市)、ロゴ・サイン・ウェブサイト等のデザインはSEWI(代表:中村 文信、福井県福井市)が担当しました。■お食事についてお食事は、本館1階のダイニングでご用意。ディナーは、4~9月は若狭ぐじ、10~3月は若狭ふぐがメインのコースをご提供します。小浜の食材をふんだんに使い、前菜からデザートまで、小浜のストーリーを詰め込んだコースとなっております。朝食も若狭がれいやサバの醤油干し、へしこを初め、小浜尽くしとなっています。若狭ぐじコース(イメージ)若狭ふぐコース(イメージ)■若狭佳日概要施設名 :若狭佳日所在地 :〒917-0105 福井県小浜市阿納10−4電話番号 :0770-54-3010運営 :株式会社まちづくり小浜(代表取締役:御子柴 北斗)物件所有 :株式会社阿納(代表取締役:御子柴 北斗)ディレクション:岩佐 十良(株式会社自遊人)設計 :株式会社魚谷繁礼建築研究所(代表取締役:魚谷 繁礼、京都市)施工 :株式会社和晃建装(代表取締役:赤崎 孝志、小浜市)ロゴ・サインデザイン:SEWI(代表:中村 文信、福井市)部屋数 :13部屋(本館5部屋、離れ3部屋、別館5部屋)定員 :最大32名料金 :1泊2食28,100円(税込)から(2名利用時の1名あたりの料金)※曜日や季節、1室あたり人数によって変わります。ご予約方法 :公式予約サイトより予約可能■公式ホームページ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月13日あべのハルカス近鉄本店では、滋賀県と福井県のグルメや工芸品約30 店舗が集結する「近江・越前・若狭の味と技めぐり」を11 月22 日(水)より初開催します。滋賀県と福井県のそれぞれの名物グルメや匠の技が光る工芸品をお楽しみください。■開催概要【期間】11 月22 日(水)~28 日(火) 10:00~20:00 ※最終日は15 時閉場【場所】ウイング館9階 催会場【その他】イベント ひこにゃんがやってくる!を開催します。表1: ■ 滋賀県のおすすめ名物グルメ【実演】※写真はイメージ〈松喜屋〉近江牛ぜいたく重1折 2,916 円【実演】※写真はイメージ〈近江牛の千成亭〉近江牛メンチカツ1個 432 円※写真はイメージ〈工房しゅしゅ〉湖のくに生チーズケーキ1個(55g)全6 種 各583 円■ 福井県のおすすめ名物グルメ※写真はイメージ〈越前かに職人 甲羅組〉カット生ずわい蟹 1 箱(700g)5,001 円※冷凍で販売※写真はイメージ〈若廣〉焼き鯖すし1本(8貫)1,296 円【実演】※写真はイメージ〈ごーる堂〉恋するクリームあんみつ1カップ891 円※価格は、消費税を含んだ税込価格を表示しています。※滋賀・福井の加工品・産品を厳選しておりますが、原材料は滋賀・福井県産以外も使用しています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月16日トラフグ養殖最北端の地・若狭湾で育つ「若狭ふぐ」の産地、福井県小浜市の阿納(あのう)で、本年10月1日より解禁するのを契機に2023年10月1日(日)~2024年3月31日(日)「若狭ふぐ福々キャンペーン」を開催いたします。URL: 若狭ふぐ■地域が一体となった、阿納区の民宿と漁業の高付加価値化の取り組み小浜市の阿納では、平成元年(1989年)よりトラフグの養殖を開始し、近年は年間約3万尾の水揚げがある、福井県内有数の「若狭ふぐ」の産地です。また、全18戸のうち13戸(若狭佳日を含むと14軒の宿泊施設)が年間を通じて宿泊施設を営んでおり、特に冬季は若狭ふぐを目当てに毎年多くのお客様が訪れています。この地域では、民宿や漁業を次世代に繋いでいくことを目指し、2021年に、阿納区住民、福井銀行グループ、株式会社まちづくり小浜(代表取締役社長:御子柴 北斗)が共同で出資して、民宿の再生・高付加価値化のプラットフォーム会社「株式会社阿納」を設立し、阿納の廃業した旅館を再生するプロジェクトに取り組んでいます。このプロジェクトにより、2023年8月4日には、御食国若狭の海、食、文化を堪能する宿「若狭佳日」がグランドオープンしたところです。「若狭佳日」を核として、小浜の食のブランディングの取り組みをさらに推し進めるため、阿納区と株式会社まちづくり小浜が連携し、阿納で養殖している「若狭ふぐ」をプロモーションすることとなりました。阿納区として若狭ふぐの解禁日を定め、地区が一体となって若狭ふぐのプロモーションを行うのは、今回が初となります。また、阿納区では、2020年度より、各施設が観光庁や福井県の補助金を活用して宿泊施設の改修を行っており、エリア全体として高付加価値化が進んでいます。(これまでに4軒が施設を改修し、今年度も複数施設が改修を計画中)小浜市阿納集落(全景)若狭佳日外観■日本最北端のトラフグの養殖地で育つ「若狭ふぐ」若狭ふぐが養殖されている若狭湾は、日本最北の海上でのトラフグ養殖生産地です。3~5月に雪どけ水が流れ込み、低水温の期間が長い過酷な環境で育つ若狭ふぐは、よく身が締まってプリプリとした食感で歯ごたえがあり、旨みが強いと言われています。■若狭ふぐ福々キャンペーン期間 :2023年10月1日(日)~2024年3月31日(日)応募期間 :2024年3月31日(日)まで対象施設 :阿納の宿泊施設14軒(キャンペーンチラシを参照)応募方法 :キャンペーン期間中、小浜市阿納の対象施設でお食事の上、以下の2つの方法で応募1. 施設でお渡しするアンケートに回答2. Instagramに(1)ハッシュタグ「#若狭ふぐ」、(2)お食事をした施設のInstagramアカウント名(@)またはハッシュタグ(#)の(1)(2)両方を付けて食事や宿等の写真を投稿景品 :1等 若狭佳日スイートルーム宿泊券(約10万円相当)2等 阿納の民宿で宿泊・お食事に使える商品券(5,000円分)3等 道の駅若狭おばま500円商品券お問い合わせ:株式会社阿納 0770-54-3010(若狭佳日内)若狭ふぐ福々キャンペーンチラシ若狭ふぐ福々キャンペーンチラシ■若狭佳日若狭湾の穏やかな海と山々に囲まれた自然豊かな若狭小浜にある「若狭佳日」は、かつて地域のシンボルとなっていた宿をフルリノベーションしたホテルです。「佳日」とは「よき日」という意味。お客様に特別な一日を過ごしていただくことを目指し、「若狭の自然、食、人が重なり合い、紡ぐ、佳き日」をコンセプトとしております。客室は、趣の異なる、本館・離れ・別館3つの棟に、それぞれ個性ある9タイプの13室をご用意しており、蔵を利用した宿泊者専用のフリーラウンジ、若狭湾の絶景を楽しむ外湯があります。お食事は、若狭ぐじや若狭ふぐをはじめとして、小浜の食材をふんだんに使い、小浜のストーリーを詰め込んだコース料理をご用意しており、御食国若狭小浜の海、食、文化を堪能していただけます。所在地 : 〒917-0105 福井県小浜市阿納10−4電話番号 : 0770-54-3010公式ウェブサイト: 料金 : 1泊2食28,100円(税込)から(2名利用時の1名あたりの料金)若狭佳日客室(201号室)若狭佳日ふぐメニュー(イメージ)1若狭佳日ふぐメニュー(イメージ)2若狭佳日ふぐメニュー(イメージ)3若狭佳日ふぐメニュー(イメージ)4若狭佳日ふぐメニュー(イメージ)5 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月11日4月から8月に渡って放送される「星新一の不思議な不思議な短編ドラマ」の新たなキャストが発表された。教科書にも作品が掲載されている“ショートショートの神様”星新一。星さんが紡ぎだした物語を実写化し、今回毎週15分の短編ドラマとして放送。どこかにありそうでどこにもない世界を舞台に、人間の欲望や不安を見つめた決して古びることのないエピソードを、令和ならではの視点や最新技術で再構築する。このほど明らかになったのは、6月以降のラインアップと出演俳優たち。6月7日放送の「白い服の男」という作品には、主演ドラマ「探偵が早すぎる」最新作の放送を控える滝藤賢一と、4月スタートの「未来への10カウント」に出演する村上虹郎。6月14日放送の「ものぐさ太郎」には、「俺の家の話」「ムチャブリ!わたしが社長になるなんて」に出演した荒川良々。6月21日放送の「窓」には、出演映画『余命10年』が公開中の奈緒とリリー・フランキーが登場。また、村上淳(「凍った時間」)、竹原ピストルと夏帆(「夜と酒と」)、若葉竜也(「ずれ」)、柄本時生(「もてなし」)、玉山鉄二(「鍵」)、田中直樹と加藤諒(「買収に応じます」)、約20年ぶりのTVドラマとなる窪塚洋介(「処刑」)も出演。“平和”を守る特殊警察、悪魔、サイボーグ、人生に絶望した男、宇宙の果てに送られた死刑囚などを演じる。ほかにも、「怒髪天」増子直純、オカダ・カズチカ(「ずれ」)。玄田哲章、中尾隆聖、野沢雅子、千葉繁(「ものぐさ太郎」)といったレジェンド声優陣も参加する。<キャストコメント>・滝藤賢一(星新一作品は)まるでファンタジーのようで、ありそうでない、いや、なさそうであるんじゃないか、というリアリティーを感じます。今回私が参加した「白い服の男」も、なんとも不思議な世界。この作品の為に作られた衣装がまた、星新一ワールドの絶妙な違和感に拍車をかけ、物語に深く導いてくれます。虹郎君とのセッションで生まれたこの圧倒的な世界観を、是非多くの方に楽しんでいただけたら嬉しいです。・村上虹郎この作品は短い文章の中に確固たるテーマがあって、ドラマを見てくださる人にもガツンと伝わるものがあるんじゃないかと思います。滝藤さんとしっかりと対面するのは今回が初めてで、インパクトのある役や狂気的な役のイメージがあったんですけど、すごくフランクな方で楽しかったです。そんな滝藤さんがとにかくかっこよくて、とにかくしゃべる、そこも見どころです。・荒川良々星新一さんのものぐさ太郎に出演します。小生ももともとものぐさでございましてまさにピッタリの役でございました。とはいえベッドの上という宇宙で相手役は主に固定電話だけで物語が進行していきます。原作の星新一さんも言わずもがなですがこれをドラマにしようと思ったスタッフの方々の勇気!そして小生をキャスティングしたセンスの良さ!どこをとってもオモシロ要素しかありませぬ。NHK万歳!・奈緒ショートムービーは短いからこそ、いつも余韻が長く残ります。「窓」は救いようのないお話かもしれません。客観的に感じていたこの短いお話が、気がつけばジワジワと自身に歩み寄っている感覚にはヒヤリとしました。実は現場でチラリと違う作品のお話もお聞きしまして…イチ視聴者としてどの作品も楽しみにしています。おそろしく、引き込まれる星新一さんの世界、皆様に"テレビ"という"窓"から覗いていただけますように。・リリー・フランキー世代的に、僕らの10代の頃は皆んな星新一を読んでいました。多分、その経験がなければ僕は物書きになったりしてなかったでしょう。そんな星先生の原作、しかも今の日本のドラマには余りない、耳の痛いアイロニーが効いた作品に参加できて楽しかったです。ここに描かれた人間の虚栄や承認欲求は、原作の頃よりもSNS時代の今の方が、より他人事じゃないのかもしれません。・村上淳"世界観"の共有こそ我々エンターテインメントに携わる者の歓びなのではないでしょうか。見終わった後にふと明日がんばろうと心がスンとしたりすること。この世界は思っている以上に美しいと何度目かの望月組を終えてみると改めて思います。視聴者の方々が"何か"を感じとっていただけたら最高です。どうぞよろしくお願いいたします。・竹原ピストル(いつもそうですが、)とても緊張しました。でも監督をはじめスタッフの皆様、夏帆さんをはじめご一緒させていただいた役者の皆様がことごとく優しくて、それに勇気づけられつつ、ときに甘えつつ、精一杯参加させていただきました。危うく、悲しく、虚しく、救いようがなく映ったならば、嬉しいです。精進します。・夏帆星新一さんのシュールな世界に身を置くことができて、贅沢な時間でした。今回わたしが演じた"青い服の女"は、竹原さん演じる"男"の理想の女性の具現化で、いかに魅力的に惑わすことができるのか...悩みながらも楽しく演じさせていただきました。竹原さんの哀愁ただよう佇まいと、どこか手を差し伸べたくなるようなチャーミングなお芝居がまさに"男"そのもので、とっても素敵でした。・若葉竜也小説を読むとき、多少なりとも結末はこうなるんじゃないかなとイメージしながら読むんですが、星新一作品はその想像を超えてくる。それは快楽というか快感に近い感じがして、そこが魅力だと思います。また、他の作品も、とんでもない役者の方々が出演されていて、僕も一視聴者としてすごく楽しみなドラマです。・柄本時生短編であまりこういったテイストの作品をやったことがなく、とても楽しい時間を過ごせました。有り難う御座いました。・玉山鉄二こういうSF作品というか、ファンタジックな作品に出演することがあまりなかったので、どういう作品になるか楽しみでもありました。この作品もそうですが、星新一作品はシュールさがあり、でも奥が深くて、それぞれのキャラクターもしっかり立っていて。終わり方が独特というか、いい意味ですっきりしない感じというか、そういう部分が作品の魅力じゃないのかなと思います。・田中直樹若手の頃、コント作りの参考になるからと、先輩に勧められて読んだのが星さんの作品でした。ユニークな設定とエッジの効いたオチ。夢中になっていろんな作品を読みました。この「買収に応じます」も、まさかまさかのオチが待っています。これを50年程前に書かれていたかと思うと改めてその凄さに驚かされます。・加藤諒中学の朝読書時間で「星新一ショートショート」を読んでいたこともあり、今回出演させて頂けて、大変光栄でした。『買収に応じます』は「ショートショート」の中でも2ページという短めな作品ですが、その短さの中でも、男と死神がとても魅力的に描かれていたので、演じさせて頂く事が楽しみでした。田中直樹さん演じる男と僕が演じます死神の駆け引きを楽しみにご覧下さいませ。・窪塚洋介昨年末、久しぶりにかっきー(柿本ケンサク)と西麻布で呑んでいた時に、積もる話も済んだ頃に彼がふと話し出した来年の話。いつも通りさりげなかったが、とても気になるものがあった。その理由は、柿本ケンサクが監督であることと、それが自分にとって久しぶりのTVドラマであること。そしてもちろん、"星新一"さんの作品であること。台本を読んで決めて欲しいという彼の気遣いもそっちのけで、前のめりだったのは酒のせいでないことは言うまでもない。現場はここ10数年で1,2を争う過酷な(文字通り極寒の)現場だったが、扱うテーマの根源や皆の思いが滲み出すような研ぎ澄まされたものになった。まだ完成を観てはいないけれど、すでに胸を張って O.A.を心待ちにしています。今この時代に「処刑」という今作が、如何なる響きをもたらすか楽しみで仕方がないです。「星新一の不思議な不思議な短編ドラマ」は4月~8月、毎週火曜日21時45分~BSプレミアム・BS4Kにて同時放送(全20回)。(cinemacafe.net)
2022年03月16日生涯にわたり発表された1,001編を超える短編は教科書にも掲載され、いまなお読みつがれている“ショートショートの神様”星新一。そんな珠玉の作品を豪華キャストを迎えて実写ドラマ化、4月より毎週放送される。世代を超えて愛される星さんの作品は、“宇宙”“ロボット”“悪魔”など不思議でワクワクするSFやファンタジーの要素。また人間や社会に対する「おかしみ」や「皮肉」をまじえた目線。なにより、短くも、あっと驚かされる魅力的な物語。出演には、今回の実写化プロジェクトに賛同を示し、星さんの作品を愛する、いわば“星新一チルドレン”と呼ぶべき実力派・個性派の俳優陣が揃い、星新一作品群の多様な“おもちゃ箱をひっくり返したような”世界観にふさわしい布陣となった。登場するのは、「ボッコちゃん」水原希子、「生活維持省」永山瑛太、「不眠症」林遣都、「地球から来た男」高良健吾、「善良な市民同盟」北山宏光(Kis-My-Ft2)・玉城ティナ、「逃走の道」村杉蝉之介・コウメ太夫、「見失った表情」石橋静河、「薄暗い星で」染谷将太・栗原類ほか。今回は4月・5月放送分のみで6月以降も、続々魅力的な俳優が出演予定。また、本シリーズには、2007~2010年にNHKで放送して大反響を呼び、国際エミー賞最優秀賞を受賞した「星新一ショートショート」のスタッフが再集結。星新一が持つ独特の世界観を大切に実写化。星新一が20世紀に描いた“近未来”の世界を、いま21世紀の私たちは生きているのか。その作品のいくつかは、私たちが生きる“現代”をすでに予見し、またある作品は今後直面するさらなる“未来”を予言しているのかもしれない。水原希子/「ボッコちゃん」4月5日(火)この度は星新一さんのボッコちゃんを演じさせて頂く事になり、とても光栄に感じています。バーのマスターが道楽で作った美人ロボット、ボッコちゃん。頭は空っぽで動作はお酒を注ぐ事しか出来ない。もちろん意思もない。ボッコちゃんをロボットだと気付かず夢中になる男達を想像すると面白くもあり、なんだか少し切なくて、彼らの妄想がボッコちゃんの人格を作り上げているのかなと感じています。どんなボッコちゃんになるのか今からワクワクしています。とても楽しみです。精一杯頑張ります。永山瑛太/「生活維持省」4月12日(火)10歳の頃だったか、叔父さんに勧められて初めてハマった小説は星新一さんでした。星新一さんのファンの中でも人気のある「生活維持省」の映像化で主役を演じられる事は私にとって、とても光栄な事です。現実から非現実へ連れていってもらえる時間は、私にとって特別でしたし、今、こうして俳優を続けている想像力の原点は、星新一さんの脳内から受け継いだモノだと思います。皆さんに楽しんで頂けたら幸いです。林遣都/「不眠症」4月19日(火)長きにわたって人々を魅了し、今も尚、多くの人に愛され続けている星新一作品の実写ドラマ化ということで、お話をいただいた時は心が踊りました。僕が今回チャレンジさせていただいたのは「不眠症」です。重度の不眠症である主人公が長年の悩みから解放されるべく、ある斬新な発想に至り、生活を一変させるところから物語は始まります。数多くある星新一SFシリーズの中でも、どちらかとい うと現実に起こり得る、共感しやすい作品になっているのではないかと思います。是非、楽しんで観ていただけたら嬉しいです。高良健吾/「地球から来た男」4月26日(火)「地球から来た男」で、地球ではない星へ飛ばされた男を演じました。まず台本を読んだ時にその男の言動が面白くて。違和感しかないのに心地良いというか。星新一の世界観で自分がどんな芝居をするのか楽しみでした。実際、現場で感じた手応えが、どのように映像化されているのかクランクアップした日からずっと楽しみです。面白くなっているはずです。皆様も是非お楽しみに。北山宏光さん(Kis-My-Ft2)/「善良な市民同盟」5月3日(火)・10日(火)僕が生まれるずっと前に書かれた作品とは思えず、脚本を読んですぐに物語に引き込まれました。「善良な市民同盟」という作品 は、まさに今の世の中にドンピシャで、僕たちが置かれている状況に重なる部分が多くあります。そうそうたるキャストの方々とともに、この作品に参加させていただけることが大変嬉しいですし、僕自身「俳優としての勝負所」と意気込んでいます。セリフが少ない守屋という男を、身体の隅々まで使って、心の動きや葛藤を表現したいと思っています。ひょっとすると、僕たちのすぐ近くに「善良な市民同盟」が存在するのでは、と思ってしまうようなこの世界観を是非お楽しみください。玉城ティナ/「善良な市民同盟」5月3日(火)・10日(火)星新一さんの作品は、学生時代、休み時間などに、気持ちを切り替えたい時にすぐ没頭できる世界観が好きで、よく読んでいまし た。私自身、不条理であったり、シュールだったり、一般的なルールに則らず進められていく物語に影響される事で、物事を多面的に捉える準備ができたんじゃないかと思っています。今回、『善良な市民同盟』に参加できる事がとても嬉しく、星新一イズムを忘れず、少しでもいいピースとなれるよう頑張ります。村杉蝉之介/「逃走の道」5月17日(火)星新一の「逃走の道」がドラマになりました!何? このコンビ? 怖がっていいの? 笑っていいの? ドキドキしていいの? 怒っていいの? 泣いていいの? なんで映像カッコいいの? なんでこんなにカッコいいの?! これが21世紀の星新一です!!コウメ太夫/「逃走の道」5月17日(火)「星新一の不思議な不思議な短編ドラマ 逃走の道」のお話を頂いた際、村杉蝉之介さんと2人だけの芝居と聞いて、本当に2人だけなの? と思いましたね。短編ドラマとは聞いていましたが、今までいただいた俳優のお仕事の中で台詞の量が過去1番多い! 必死な僕の芝居は見所だと思います。本当に答えが見つからない。不思議な世界に潜り込んで行く抜け道は何? 本能と倫理、不思議な世界を楽しめると思うので、是非皆さん見て下さい! チックショー!石橋静河/「見失った表情」5月24日(火)『ある一面ではすごく悪く見えることも、反対から見たら幸せなことだったり。何かについて、一概に「良い/悪い」と言えないし言わない作品だなと。それはすごくすてきなことだなと思い、いろんなことを考えさせられました。今と地続きな感じもありますし、リアルとフィクションの要素がちょうどいいバランスな点も魅力のドラマです。怖くもありおもしろくもある世界を、楽しんでいただけたらなと思います。染谷将太/「薄暗い星で」5月31日(火)『ロボットという役は初めて演じました。星新一の哀愁漂う冷たくもあり温かくもある世界観に、望月監督のすてきな包容力が加わったことで、今までに感じたことがない風を感じました。地球じゃない惑星から、人間じゃないものが、死生観を素直な会話に乗せたとても純粋なドラマになっていると思います。こんなにも絶望と希望が相まった短編はほかに類を見ないのではないでしょうか。その時々の 心境で見方が変わる作品になっていると思いますので、一回のみならず何回も見てほしいです。栗原類/「薄暗い星で」5月31日(火)『窮屈と感じるかもしれない世界にいる僕らですが、この生命は永遠では無い、僕らが生きていた時間に観てきた光景や感情全てに は意味があって、この感覚を大事にして欲しいと僕は本を読んだ時に感じました。今の時代だからこそこのお話を振り返り、意味があると思っています。ロボット2人から生まれる切なくて希望を感じる物語を楽しみにしていて下さい。「星新一の不思議な不思議な短編ドラマ」は4月~8月、毎週火曜日21時45分~NHK BSプレミアム・BS4Kにて同時放送(全20回)。※BS8Kにて3月先行放送※6月以降のラインナップは後日発表予定(text:cinemacafe.net)
2022年02月19日その“大怪獣”の名前は「希望」。最全長(頭から尻尾の先までの長さ)は380メートルで、これは東京ドームの長径の1.5倍で、渋谷駅前の忠犬ハチ公像から渋谷パルコまでの距離(徒歩約5分)とほぼ同じ。映画の中で描かれる足を空に突き出して倒れた状態での高さは155メートルで、通天閣の約1.5だという。映画『大怪獣のあとしまつ』に「怪獣造形」という立場で参加し、この大怪獣を作り上げたのが、1990年代から2000年代にかけての東宝の『ゴジラ』シリーズや円谷プロダクションの『ウルトラマンコスモス』シリーズ、『ガメラ2 レギオン襲来』などの特撮映画に携わり、数々の怪獣、モンスターたちを手掛けてきた若狭新一である。映画・エンターテインメントに携わる人々に話を聞く連載【映画お仕事図鑑】。今回は若狭さんにインタビューを敢行! 日本の特撮映画においても類を見ないほど巨大で、しかも“死体”として登場することになった大怪獣はどのように生まれたのか?スタッフクレジット:怪獣造形監督のリクエスト:昔の恐竜図鑑に載っていた恐竜のような巨大な怪獣――若狭さんがこれまで携わってきた映画のクレジットを見ると「怪獣造形」「特殊造形」「クリーチャークリエイト」など様々な名称で表記されていますが、若狭さん自身はご自身ではどういった肩書きを名乗ってらっしゃるんでしょうか?特殊メイクから今回のような怪獣の造形までいろんなことをやっていますし、仕事の場も映画やTV、CM、最近ではテーマパークの着ぐるみまで様々なんですが、基本的な仕事の内容は“キャラクターを作る”ということなんですね。その意味で、作品によってクレジットのされ方はいろいろですが、仕事の名前としては「造形」であり、僕自身を紹介していただく場合「造形師」という肩書きで表記していただくことが多いですね。――今回の映画『大怪獣のあとしまつ』では「怪獣造形」とクレジットされています。このクレジット自体が、日本でいかに怪獣映画が当たり前の存在かというのを感じさせますね。「怪獣造形」と書いてあれば、それだけでほとんどのみなさんが、なんとなく「怪獣を作ってる人なんだな」とわかってくれますよね。海外の映画だと、「造形」という言葉はわりと抽象的な言葉なので、どう表記するかって難しくて、直訳すれば「model」とか「modeling」なんですけど、実際にそう表記されるかというと、そうでもなくて「Special Make Up Artist(特殊メイクアップアーティスト)」みたいな表記になったりしますね。実際、僕自身も特殊メイクの仕事もしているので、遠からずという感じではあるんですけど。――若狭さんが造形師を志すようになったきっかけを教えてください。僕は1960年生まれですから、5~6歳で「ウルトラQ」、小学生に上がったら「ウルトラマン」の放送が始まって、空前の怪獣ブームがあって…。1960年代生まれの少年の基本という感じで、大人になるまでそういう存在を激しく味わってしまったというのが大きいと思います。こうしたブームのおかげで、当時は「少年サンデー」や「少年マガジン」といった漫画雑誌のグラビアで、怪獣を作るスタッフの人たちが紹介されていたんですよね。「ウルトラマン」の怪獣にせよ、「仮面ライダー」の怪人にせよ、それらがどうやって作られたのか? ということは、ベールに包まれているわけでもなく明らかになっていたんです。それもあって僕自身は、小学生の低学年の頃から、この仕事に興味はありました。――以前は着ぐるみで撮影されていた怪獣ですが、本作『大怪獣のあとしまつ』を含め、いまや怪獣映画に登場する怪獣は、ほとんどがCGで制作されているそうですね? 改めて「怪獣造形」という仕事は、映画制作のプロセスにおいてどのようなことをする仕事なのでしょうか?まず、監督やプロデューサー陣が打ち合わせをして「こんな怪獣にしましょう」というデザインを決定し、その上でプロダクションが「誰にこの怪獣を作ってもらうか?」というのを決めます。監督やプロデューサーの過去の人脈やこれまでの実績などを元に「怪獣造形」のスタッフを決めるわけです。――その依頼が今回、若狭さんの元に来たということですね?ただ、今回の三木組で言うと、その前の段階の最初の怪獣のデザインがなかなか決まらなかったんです。デザイナーが描けども、描けども、決め手に欠けて三木さんは「うーん…」という感じだったそうで…。スタッフの中に特撮監督の佛田洋さん(「スーパー戦隊」シリーズや「平成仮面ライダー」シリーズ、『男たちの大和/YAMATO』などの特撮を担当)がいて、佛田さんから僕のところに「最初のデザインのところから一緒に入ってほしい」という連絡があり、通常とは少し異なる形ですが、最初の怪獣のデザインから参加することになりました。――大怪獣を一から形にするところから、若狭さんが入ったわけですね? 具体的にどのように怪獣をデザインしていったのでしょうか?まずはコンセプトですね。この映画に登場する怪獣、映画の中では“希望”と名付けられることになりますが、基本的に死んだ状態で登場するわけです。これまでの僕の仕事で「怪獣の死体を作る」というのは、あまりないことでした。映画全編を通して「死んでいる」わけですから、そのありよう――どういう姿勢、デザインで死んでいるのか? というのを考えるところから始めました。――三木さんから特にリクエストや絶対にゆずれないポイントなどは伝えられたのでしょうか?僕が入る前の段階で、佛田さんが三木さんに「どんな怪獣が良いんですか?」と聞いたところ「昔の恐竜図鑑に載っていた恐竜のような怪獣がいい」とのことでした。佛田さんが三木さんにも見せたという昔の恐竜図鑑の写真をいくつか見て、それが“怪獣化”したものということでデザインを考えていきました。アプローチの仕方としては、僕は1993年以降の「平成ゴジラ」シリーズの敵怪獣(※メカゴジラ、スペースゴジラ、デストロイアなど)を担当しているんですが、その頃と同じやり方でした。当時、東宝の特撮を束ねていた川北紘一さんという方がいたんですが、この方もなかなかデザインが決まらない方だったんですね(笑)。東宝のスタッフルームに7~8人のデザイナーがいて毎日、絵を描いては、川北さんがチョキチョキとそれを切って、モンタージュ写真のように切り貼りして、それをクリーンアップする形でデザインを決めていくというやり方をされていたそうなんです。僕が93年の『ゴジラvsメカゴジラ』の怪獣造形に参加したときは、あまりに時間がなくて、撮影開始の3週間前の段階でデザインがまだ決まってなかったんです。(撮影前の)怪獣の制作期間が3週間ほどしかない状況で、このままでは間に合わなくなってしまうということで、決まっている部分から、粘土で怪獣の模型を作っていくというやり方をしたんです。今回、まるっきりそれと同じアプローチで、怪獣が死体となって倒れているさまを粘土で作っていき、それから細かい部分…ポーズのディティールや表情などを三木さんのリクエストに沿って制作していきました。三木さんが一貫しておっしゃっていたのが「僕(三木監督)の作品なので、バカバカしい感じにしてほしい」ということ。もちろん、リアリティが必要なのは当然なんですが、それに加えて「バカバカしさ」がほしいと。例えば、死後硬直によって足がポンっと天に向いて伸びているような姿勢も三木さんからのリクエストでした。あとは“巨大なもの”を表現するという中で、三木さん自身が牛久大仏(茨城県牛久市)をご覧になったそうで、牛久大仏(※台座を含め全長120メートル)くらいの高さにはしたいとおっしゃってました。死体の足が天に向かって伸びてて、それがとにかくバカでかいんだと。――とてつもなくデカい怪獣という画で、三木監督の言う“バカバカしさ”が一発で伝わってきます。僕がこれまで携わってきた多くの作品では、(怪物やヒーローの身長は)たいていは50メートルか100メートルの二択でした。以前はいまのようにデジタルで合成するのではなく、25分の1の大きさのミニチュアの美術を組んで、その中を着ぐるみの怪獣やヒーローが暴れ回っていたんですけど、それも元をたどれば「ウルトラマン」なんですよね。ウルトラマンの身長は約40メートルという設定になっているんですけど、それは身長180センチのスーツアクターが、25分の1の大きさのミニチュアにちょうど収まるようになっているんですね。ただ、時代と共に街並みも変化して、新宿に高層ビルが立ち並ぶようになってくると、25分の1のミニチュアでは、ウルトラマンや怪獣がビルの陰に埋もれてしまうので、平成の『ゴジラ』シリーズで「ゴジラの身長は100メートル」と設定が変更されたんです。それが今回の映画では、最全長(頭から尻尾までの長さ)で380メートル、倒れた状態での高さが155メートルですから、かなり大きいんですよね。これほどの大きさの怪獣が、しかも死体として転がっているって、誰も見たことがないわけで、想像がつかないんですよ。この“サイズ感”に関しては、最初に打ち合わせをしていた段階から「そんなに大きいのか…」という思いはありましたね。――公式のインタビューなどで、三木監督は怪獣の制作にあたって様々な“制約”があったと話されていますが、若狭さんも苦労した点などはあったんでしょうか?正直、僕自身は制約を感じるようなところはなかったですね。もちろん、今回の作品は三木聡監督による、松竹と東映の合作映画なので、僕が長年、関わってきた東宝の怪獣(ゴジラ)と同じものになってはいけないというのはありましたけど、それは当然ですよね。それ以外には特に制約と感じるようなことはなかったですね。なぜCGではなく事前に粘土で怪獣の模型を作る必要があったのか?――先ほどのアプローチのお話で、粘土で実際に怪獣を形作るところから行なわれたとありましたが、あえてそうしたプロセスを採用した理由は…。正直、佛田さんからお話をいただいて、その話を聞いたとき、僕自身も「何でいまの時代に、いちいちそんな作り方するんだろう?」とは思いましたね(笑)。――いまの時代、通常はCGでデザインしていき、実際の映画本編でも合成されたCGの映像が使用されるということですよね?そうです。デザインする段階から3DCGで作っていくというのが、いまの時代の怪獣造形のやり方ですね。ただ、この映画でVFXをスーパーバイザーとして束ねている野口光一さんがおっしゃっていたことなんですけど、CGで作り始めると、“終わり”がないんですよね。良くも悪くも、CGだといつまででも作業をすることが可能で、ゴールが定かではなくなってしまうと。先ほど説明したように、まず最初に怪獣のデザインを決定しないといけないというのもありました。どこかに“指標(ゴール)”を定めなくてはいけない。佛田さんが、なぜ僕のところに今回の話を持ってきてくれたのかというと、僕はこれまでにいくつもの怪獣の造形に携わってきているので、その指標を作ることができるからだと。(3DCGではなく)粘土でブレない“指標”としての怪獣を作ることが必要だったのかなと思います。――あくまでも映画本編における怪獣はCGですが、若狭さんが最初に粘土で作った怪獣は、デザインの“完成形”を示すものとして必要だったと。約80センチの模型(マケット)を作り、さらに、この模型を3Dスキャンして、約6メートルの美術の造形物を作ったのですが、ただ、これらにはきちんとした使い道があります。今回の映画は、ある意味で旧来の20世紀の撮影と21世紀の撮影のハイブリッドとも言えるやり方をしたと思っていて、昔であれば、この80センチの模型を元に紙の上に図面を引いて、発泡スチロールを削って美術を作ったりしてたんですけど、それだと手作りなので、職人さんの感性によって、大きさがバラバラになったりすることもあったわけです。僕としては、最初に80センチの模型を作る時点で、できる限りの情報はそこに詰め込んだつもりでした。理想と言えるものをこの模型できちんと作ることができれば、いまの技術で、それを基準にして、より大きなものもブレることなく正確に作ることができるし、そのデータをロケハンや打ち合わせで活用することもできます。“プリビジュアライゼーション”と言われる、撮影の前の段階での「こんなカットを想定しています」というイメージの共有、シミュレーション作業も可能になるんです。実際、この模型を元に6メートルの造形美術を作ったと言いましたが、そちらに関しては、佛田さんは東映のスタジオの屋上で、これを使って全ての怪獣のカットを一度、撮影しています。もちろん、映画本編の怪獣は基本的にCGなので、ここで撮影されたカットで実際に本編で使われているものは多くはないと思いますが、(カット割りや構成の参考、イメージの共有のために)一度、6メートルの美術で全てのカットを撮っているんです。――怪獣造形のスタッフとしては、できることなら“死んでいる”状態ではなく、生きて暴れ回っている姿を作りたかったのでは?それは…(笑)、当たり前ですけど、僕らは仕事として怪獣の造形をやっているわけですから、自分の中でいくら「これ、生きて動いたらいいのになぁ…」と思ってもしょうがないですからねぇ…(苦笑)。いまでも「キャンペーン用に着ぐるみを作ったりしないのかなぁ?」とか思ってますけどね(笑)。――この作品に限らず“怪獣”の造形を行なう上で、大切にしていることはどんなことですか?それは難しいなぁ…。まず一番は、その映画のスタイルに合う怪獣はどんな怪獣か? ということ。それは常に考えますよね。映画を観に来るお客さんが、その怪獣を見てどう感じるのか?今回の映画に関してはあまり関係ないですが、これまで僕が携わってきた怪獣映画の場合、怪獣は映画の中に登場するだけでなく、マーチャンダイジング(商品化)が深く関係します。デザイン性も求められるし、それが“商品”として認められるのか? というのも重要なポイントです。そこに関しては、頭の片隅どころか、それなりに脳内の大きな割合を占めることになりますね。――若狭さんが、この仕事をやっていて喜びを感じるのはどういう瞬間ですか?いまの時代、30年前、40年前の作品を簡単に見られるじゃないですか。自分がやった仕事に関して、後になって「良い仕事でしたね」と言ってもらえるとやはり嬉しいですね。ものすごい数の作品に関わってきて、僕自身が忘れている仕事もいっぱいあるんですけど、それをいまだに「好き」と言ってくれる人もいて、時に感謝されたり、称賛のお言葉をいただけたりすると「あぁ、やっぱりやっててよかったな」って思いますね。――怪獣造形に限らず、映画の世界での仕事を志す若い人たちに向けて、メッセージやアドバイスがあればお願いします。大事なのはあきらめないことだと思います。僕自身、これまでやってこれたのは、あきらめなかったから。辞めるのは簡単ですからね。いまの時代、昔と比べて映画の世界で働くということの敷居が低くなっている部分も確実にあると思います。社会も変わって、昔のようなパワハラや過酷さは減っていると思います。この業界に入ること自体、難しいことでは決してなくて、僕が知る限りでは、むしろいつも人手不足で「誰かいないか?」って探してる状態なので。僕らがこの世界に入った頃は、理不尽なこともいっぱいあったし、最初の頃は貧乏しながらやってきましたし…。もちろん、いまでもそういう部分が完全にないとは言わないし、大変な部分も多いと思います。でも、環境は確実に良くなってはいるので、大事なのは自分が「何がやりたいのか?」ということを明確にし、そこに向けてきちんとアプローチすることだと思います。(text:Naoki Kurozu)■関連作品:大怪獣のあとしまつ 2022年2月4日より全国にて公開Ⓒ2022「大怪獣のあとしまつ」製作委員会
2022年02月12日生放送にはトラブルがつきもの。放送に関わるスタッフは肝が冷えますが、中には視聴者を和ませる『放送事故』もあります。2021年10月7日に放送された情報番組『THE TIME』(TBS系)の天気コーナーで起こったハプニングが、朝から多くの人を笑顔にしてくれました。若狭敬一アナウンサーが『びしょ濡れ姿』だった理由三重県伊勢市から『お天気キャスター』として5時50分に中継をしたのは、CBCテレビの若狭敬一(わかさ・けいいち)アナウンサー。田園風景を歩く若狭アナの姿が映し出されると、スタジオからは笑い声が上がりました。なぜか、スタジオにいる安住紳一郎アナウンサーも笑いを堪えきれない様子です。安住アナはなんとか笑うのをガマンすると、若狭アナに「若狭さん、ごめんなさい!準備中に池に落ちたんですって?」と声をかけました。よく見ると、若狭アナの着ているワイシャツは濡れており、肌に貼り付いた状態!若狭アナは雨で濡れたわけではなく、うっかり池に落ちてしまったのです!スタジオの安住アナから呼びかけられ、若狭アナはこのように返しました。そうなんです。3時前後にこちらに着きまして、1人で照明のない中リハーサルをしておりましたら、あの…池に落ちました。21℃前後というふうに気温をお伝えしたんですが、現在のわたくしの体感気温は10℃前後となっております。THE TIMEーより引用自虐ネタを交えながら、びしょ濡れになった姿でお天気レポーターとして自らの体感気温まで伝えた若狭アナ。番組では池に落ちた直後の若狭アナの姿が映し出され、CBCテレビのTwitterアカウントにもその姿が投稿されました。生放送はトラブルがつきもの…今朝の『 #THETIME ,』中継に登場した #CBC #若狭敬一 アナ リハーサルで池に落っこちました。いえ確かめてたんです!現場の様子を!視聴者の皆様に #ニッポンの朝がみえる 。 ようにするため!…のはず。この時期水浴びに縁のある若狭アナ! #thetime_tbs #三重県 #伊勢市 pic.twitter.com/oKPaI7C13p — CBCテレビ5ch【公式】 (@CBC5ch_pr) October 7, 2021 このトラブルには、番組関係者だけでなく視聴者も朝早くから笑ってしまった様子。番組放送後も、CBCテレビや視聴者の投稿はまたたく間に拡散されました。・若狭アナが話題になっていて野球のドラフト関連かと思ったら、全然関係なくて爆笑した。・「あれ?雨に打たれたのかな?」って思ったら予想の斜め上で、こんなんズルいわ。・俺たちの若狭アナがこんな形で注目されるなんて。全国で評価されるべき逸材。若狭アナが数年間にわたり、野球チーム『中日ドラゴンズ』のドラフトの成功を祈願して滝行をしていたことから、「さすが、びしょ濡れに定評のある若狭アナ」といった声も。思わぬトラブルとはいえ、若狭アナは今回も身体を張って活躍をしてくれたようです…![文・構成/grape編集部]
2021年10月07日舞鶴若狭自動車道・小浜インターから車で1分の好立地にある道の駅若狭おばまは、2014年7月には舞鶴若狭自動車道が全線開通し、2016年1月には国土交通省より「重点道の駅」に選定され、2018年からは、ETC2.0搭載車を対象として舞鶴若狭自動車道小浜インターからの途中退出実験が開始(※2020年3月より一時退出後3時間まで無料時間が延長)されるなど、年々利用者は増加傾向にあり、小浜市有数の観光施設となっています。福井県小浜市の観光地域づくり法人(DMO)である株式会社まちづくり小浜(代表取締役社長:御子柴 北斗、通称:おばま観光局)は、同社が運営する「道の駅若狭おばま」の物販施設内のフードコーナー「若狭の里山里海 つながるキッチン」にて2021年6月28日から新商品として「ふくいサーモンバーガー」「ソースカツバーガー」の販売を開始し、「醤油香る鯖サンド」「鯛カツバーガー」と合わせて4つのご当地バーガーを提供して参りました。この度、秋の行楽シーズンに合わせて、屋外のベンチや車内でも食べやすいよう、持ち運びやすいBOX入りのセットメニュー(ご当地バーガー&サイドメニュー)の販売を開始いたしましたのでお知らせいたします。ふくいサーモンバーガー 700円ソースカツバーガー 600円醤油香る鯖サンド(ハーフ) 550円鯛カツバーガー 550円セット画像ご当地バーガーのセットとしてお選びいただけるサイドメニューは、定番のポテトと、サイドメニュー一番人気の鯖ポテト。鯖ポテトは、「鯖街道の起点である小浜市に来たのだから鯖を食べたい!」というお客様の声を反映させた小浜版フィッシュ&チップスです。ポテト鯖ポテト「若狭の里山里海 つながるキッチン」は、昨今の高まるテイクアウト需要に合わせて、様々なエリア・シーンでご当地バーガーをお召し上がりいただけるよう今後も新商品開発を強化してまいります。■店舗概要店舗名 :若狭の里山里海 つながるキッチン(道の駅若狭おばま 物販施設内)所在地 :〒917-0024 福井県小浜市和久里24-45-2営業時間:9時~17時(物販施設の営業時間は9時~18時)■セットメニュー価格・ふくいサーモンバーガー単品700円、ポテトセット900円、鯖ポテトセット1,070円・ソースカツバーガー単品600円、ポテトセット800円、鯖ポテトセット970円・醤油香る鯖サンド(ハーフ)単品550円、ポテトセット750円、鯖ポテトセット920円・鯛カツバーガー単品550円、ポテトセット750円、鯖ポテトセット920円※ポテト単品は250円、鯖ポテト単品は420円で、セットの方が50円お得。道の駅若狭おばまは、地域の食の魅力を発信するため、今後も世の中の動きやお客様のニーズを捉えた取り組みを行い、成長を実現してまいりますので、今後の取り組みにぜひご期待ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月17日初開催の大会福井県(美浜町)では、累積標高1020m日本一過酷で美しいハーフマラソンをキャッチコピーに「若狭路レインボーマラソン2021」が行われます。同大会は、今年開催予定でしたが、新型コロナウイルにより残念ながら中止となりましたが、いよいよ2021年3月14日にスタートします。同大会では、山の神コース(約21km)と虹コース(14km)の2つがあり、どちらも美浜町の春の海・湖・山の雄大な景色を楽しむことができます。大会の日だけ味わえる景色もある大会会場は、福井県美浜町北西郷公民館で、競技開始は、山の神コースが6時、虹コースが6時15分にスタートします。どちらのコースもアップダウンを思いっきり楽しむことができます。また、通常ランニングすることができない自動車専用道路を走ることができます。大会参加と合わせて、美浜町周辺の観光スポットやグルメを楽しんではいかがでしょうか。(画像は公式サイトより)【参考】※大会公式サイト
2020年12月15日バンダイの展開するフィギュアシリーズ「S.H.MonsterArts」より、2015年1月に発売される『S.H.MonsterArts ガメラ(1996)』の予約受付が、全国の家電量販店、ホビーショップ、オンラインショップなどでスタートしている。価格は9,504円(税込)。「S.H.MonsterArts」は、可動(アクション)フィギュアの技術を使用し、「怪獣(モンスター)」にフィーチャーしたアクションフィギュアシリーズ。これまでに「ゴジラ」「ガイガン」「メカキングギドラ」「ゴジラ(2014)」「モスラ」「バトラ」「ビオランテ」「デストロイア」といった特撮作品から、「プレデター ウルフ」や「エイリアン ウォーリア」といった映画まで、さまざまなジャンルから立体化。今回は映画監督・特技監督の原口智生氏、怪獣造形専門の彫刻家の若狭新一氏が原型制作を担当し、待望の「ガメラ」が立体化される。実際のフィギュアでは、パーツ差し替えにより飛行状態を再現でき、腹部の展開とともに「ウルティメイトプラズマ」発射時を組み替えなしで実現。「S.H.MonsterArts」の豊富な可動域を生かしたダイナミックなポージングが可能で、造形を損なわない関節処理が施されているという。セット内容は本体のほか、プラズマ火球エフェクト、飛行用差し替えパーツ一式、飛行用補助台座支柱、エフェクト自立用支柱、台座。支柱を組み換えることで飛行状態のままディスプレイが可能となっている。なお、バンダイの公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」では、『S.H.MonsterArts メカキングギドラ』の予約受付も実施されている。(C)1996 KODOKAWA 日本テレビ 博報堂 富士通 日販
2014年10月05日東京都新宿区の神楽坂通りと、兵庫県神戸市のJR神戸駅前地下街で「若狭」にちなんだイベントが開催される。神楽坂通り・赤城神社境内では、「ドーンと福井in神楽坂越前・若狭まつり」と題して11月23日(金・祝)、24日(土)の両日11:00~17:00に開催。越前・若狭の特産品である「鯖のへしこ」、「越前がに」、「若狭かれいの干物」、「焼き鯖寿司」、「おぼろ昆布」、「若狭ぐじ」、「おぼろ昆布」、「小鯛ささ漬」、「梅干し」などの試食、販売のほか「若狭路浪漫教室」と題して若狭の珍味「鯖のへしこ料理教室」が開催される。その他抽選会、越前・若狭の観光PRコーナー、福井県恐竜博物館の展示も実施。さらに、江戸時代神楽坂周辺に福井の小浜藩下屋敷があったことにちなみ、「小浜藩酒井大老登城行列の神楽坂行進」が行われる。神戸では11月24日(土)、25日(日)の10:30~17:00に「食祭海道若狭路展」が開催される。会場はJR神戸駅前地下街のデュオこうべ(デュオドーム)。イベントでは若狭路特産品の販売をはじめ、クイズ大会、創作料理や郷土芸能が行われるほか、若狭塗箸研ぎ出しを体験することができるなどの催しが用意されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月26日アニメーション映画『名探偵コナン沈黙の15分(クォーター)』および、実写版のスペシャルドラマ「名探偵コナン ドラマスペシャル 工藤新一への挑戦状〜怪鳥伝説の謎〜」(日本テレビ)の2本立てのプレミア試写会が4月9日(土)、都内で開催され、実写版に出演する溝端淳平、忽那汐里、そしてアニメ版の声優・高山みなみが舞台挨拶に登壇。3人による公開アフレコも行われ、「コナン」ファンで埋まった会場は大きな盛り上がりを見せた。アニメ放送開始および劇場版製作15周年を記念して、15作目となる劇場版最新作と共に、溝端さん、忽那さんをキャストに迎えてドラマ化。ドラマ版では高校生にして探偵として活躍する工藤新一(溝端さん)が、黒ずくめの組織に薬品を飲まされ、体が小さくなる100日前という設定で、マヤ文明の伝説とよく似た伝説が語り継がれる村で起こった殺人事件の謎に迫る。歓声に迎えられて登場した溝端さんは元々、「名探偵コナン」の大ファン。「僕らは“コナン・ジェネレーション”と言えるくらい、『コナン』を見て育った。僕にとっては歴史上の人物と同じくらい偉大な存在。『(オファーが来て)オレでいいの?』というプレッシャーとこんなチャンスは二度とないという嬉しさがありました」とコメント。ちなみに、溝端さん自身は「関西出身なので服部平次が好きで応援していた」とのことだが、期せずして抜擢された新一役に少し複雑な気持ちも…?新一の幼なじみの蘭を演じた忽那さんは「記念すべき15周年の企画に携われて光栄です」と満面の笑み。ドラマでは激しいアクションにも挑戦しているとのことだが「テスト前にアクション指導の方に見せてもらって『じゃあ本番』という感じで…(見られるのが)怖いです」と恐縮しきりだった。さらにこの日は、着ぐるみのコナンくん、そしてコナンの声優を当初から務める高山さんも来場。これには観客はもちろん、溝端さんも大興奮!楽屋でも大ハシャギだったとか。ちなみに、コナンくんと新一(溝端さん)がひとつの場所に揃うというのは、物語の設定上ありえないこと。この貴重な機会を利用して、コナンくん(高山さん)、新一(溝端さん)、蘭(忽那さん)が、アニメのワンシーンの声を吹き込むという、“公開アフレコ”を舞台上で敢行することに!新一と蘭が携帯電話で会話するシーンのアフレコを数分にわたって生で披露した。蘭と会話を交わしつつ、新一とコナンの声が目まぐるしく入れ替わるというシーンだったが、3人はさすがの演技力でそれぞれの役を見事にこなす。溝端さんは「緊張しました。ファンのみなさんの前で…。でも、練習の成果は出たかな」とホッとした表情。忽那さんも「途中から何をやってるか分からなくなりました…」と恥ずかしそうに語ったが、緊迫感あふれるやり取りに会場からは拍手と声援が沸き起こった。最後に溝端さんは実写版ドラマについて「寒い中、大変でしたが一生懸命やってできた作品です」と力強くアピール。忽那さんも「全国の『コナン』ファンのみなさんに楽しんでいただけたら」と思いを語った。そして、高山さんの音頭で、溝端さん、忽那さん、そして観客も一緒に「真実はいつもひとつ!」と決め台詞で締め、舞台挨拶は幕を閉じた。「名探偵コナン ドラマスペシャル 工藤新一への挑戦状〜怪鳥伝説の謎〜」は4月15日(金)19:00より放送。『名探偵コナン沈黙の15分(クォーター)』は4月16日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:名探偵コナン沈黙の15分(クォーター) 2011年4月16日より全国東宝系にて公開© 2011 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会■関連記事:戦場カメラマン・渡部陽一が声優に挑戦『名探偵コナン』試写会に20組40名様ご招待「名探偵コナン」溝端淳平&忽那汐里で実写ドラマ化!劇場版ゲスト声優には渡部陽一
2011年04月11日