「水の上」という意味になる“above water”、英語ではこれで「窮地を脱する」。たとえば“After several disastrous years, I think the company is finally above water.”「悲惨な数年ではあったが、その後やっと会社は窮地を脱したとわたしは思う」のように。また「窮地を脱する=最悪な状態は過ぎた」という感覚でなら、たとえば“It was really tough, but the worst is over.(それはホント大変だったけど、最悪な状態は過ぎた<乗り越えた>)”と“the worst is over”を使っても似たようなことが言えるんです。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月21日英会話スクールに通っているけど、イマイチ相手に伝わる英語が身に付かない……。「どうすれば、いいの?」と思っている方も少なくないのではないでしょうか。今回は、世界各国で経営戦略コンサルタントとして働く傍ら、海外との取引に従事するクライアント企業担当者など多くの日本のビジネスパーソンに英語でのビジネスコミュニケーションを教えているショーンKさんに、英語を身に付ける上で必要なグローバルマインドや、効果的な英語の学習方法についてうかがいました。―グローバル化が急速に進む昨今ですが、世界を舞台にしたとき、日本のビジネスマンはどのように対応していくべきだと思いますか?ショーンK氏:まず、日本人の性格上、世界の企業を相手にしたときに「謙遜(けんそん)しすぎる」傾向があると思います。謙虚さや、つつましやかさ、日本人の失うべきでない美徳であるのですが、世界を相手にしたビジネスの中に入ったとき、それは必ずしも美徳にはなりえません。自分の利害と相手の利害を調整して(平均点を見つけるという事ではなくて)妥協点ではなく、お互いに納得のいく発展的な合意点を模索(合意形成)するのがビジネスの交渉におけるコミュニケーションだとすれば、やはり議論のスタートは自分と自分の考えをきちんと発信すること、つまりアサーション(自己表現、発信力)がとても大事です。「国際会議をうまく運営したければインド人をだまらせて、日本人にしゃべらせろ」というジョークがあるくらい日本人はセルフ・アサーションが苦手です。これはむしろ英語の問題ではなく、マインドとビヘイビア(心構えと態度)の問題で、「英語がうまい、下手」の議論以前に重要なことです。また交渉の進め方もまずいですね。例えば、70(万ドル?)くらいが妥当な落とし所かなと思えば、外国人(特にアングロサクソン系の人種は)は、初めにあえて120くらいの条件を出してくる。そして相手からのカウンター・オファーを待ちます。「120なんてとんでもない!よくて半分、60だ!」というオファーを受けて、「ならば仕方ない、うちも譲って70だな」という交渉を最初から読んで仕掛けてきます。しかし、日本人はカウンター・オファーを出す前に相手の出方に驚き、弱腰になってしまうんですね。TPPの問題も国益としての損得勘定よりも通商外交という交渉のテーブルで「どう交渉するか」、「どこまで交渉できるのか」がむしろ問題なのかもしれません。さて、120の話に戻りますが、海外との交渉の現場で、120というファースト・オファーにビビって「海外の企業はこれだから困る!とんでもないやつらだ!」と言うか、仕方なくニコニコ条件を受け入れるか、契約自体を成立させないか、というオール・オア・ナッシングな意思決定ではダメだという事です。交渉の場では、譲れないところは譲れない、と主張し、互いの妥協できるところ、合意できる点を見つけていくことが大切なのですが、日本人は、そういった意味で交渉が慣れていない気がします。もちろん日本人全員がそうだなんて言いません。かなりやり手の商社マン、金融マン、私もたくさん知ってます。―アサーションのほかに、日本人が気をつけるポイントはありますか?ショーンK:異文化とかかわるときに、日本人としてのアイデンティティーをもっときっちり意識することも大切です。世界の中でも日本人は日本人としてのアイデンティティーが薄いという印象を受けます。例えば、日本人がアメリカに行って帰国したとき、「アメリカの場合はこうしていた」とアメリカを礼賛、模倣してしまう人が多い。この反応、実は、日本独自なんです。イタリア人がアメリカに留学して、アメリカかぶれで帰ってくるなんて見たことがないです。ほかの外国人は海外に出たら、その国の良さをどう自国に生かすかということを考えています。日本人は染まって帰ってきてしまう人が多いのは残念です。また、日本の歴史、現状など日本について、外国人に対して語れる日本人が少ないのも印象的です。私はスイス、ローザンヌにある IMD(国際経営開発研究所)で講師をした時に気づいたのですが、マレーシアや中国や中東から来ている生徒は、自国のGDPや輸出相手国、輸入相手国などを、基礎知識として持っています。そんなの知ってても自分の生活や仕事には支障ないし、関係ない、というのが日本人。一方、そうしたマクロの経済統計や数字をもって自国の魅力を定量的に伝えようと、あたかも自国を代表するかのごとく振る舞うのがインド人でありシンガポール人のビジネスパーソンです。よく鳥の目(鳥瞰(ちょうかん)力、マクロ視点)、虫の目(ミクロ視点)、魚の目(流れ、動きを読む力)の3つの目が大事だといいますが、自国のGDPは関係ないよ、という人は一事が万事で、ならば御社の営業キャッシュフロー前年同期比は?NOPATは?採用している資本コストは4%ですか、5%ですか?という質問も答えられません。今度は「知るわけないじゃないですか。社長じゃあるまいし」と。唯一分かるのが今、自分が扱っている製品のスペックだけという事になる、それではあまりに視野が狭すぎます。視野によって見える視界が違い、視界によって視座(立ち位置)が決まり、視座によって視点(何を見るか)が全く違ってきます。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月17日一昔前に比べて、英語をしゃべれるのが普通になっている感がありますが、本当に皆さん話せるのでしょうか?「英語がしゃべれる」と回答した人は全体の約4割!結構しゃべれる人多いんですね。では、しゃべれない6割の人に、「英語しゃべれない人あるある」を聞いてみました。調査期間:2012/01/18~2012/01/24アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)まずは外国人と遭遇した時のあるあるです。●つい視線をそらしてしまう(東京都/35歳/男性)そうです、そうです。そのままやり過ごしたいですよね。●まだ声をかけられてもいないのに、「I can’t speak English.」だけは言えるように頭の中で繰り返し唱えてしまう(沖縄県/25歳/女性)どんだけ、ネガティブなんですか!......でもこの気持ち、分かります。●「駅はどこですか?」などの想定Qを思い浮かべ、話しかけられるかどうかわからなくても、想定Aを思い浮かべながら接近する(愛知県/36歳/男性)あるあるかどうかは別にして、結構この方法って使えるかもしれません。次は、外国人に英語でしゃべりかけられたときの反応あるあるです。●「please」を連発する(徳島県/26歳/男性)外国人には、ダチョウ倶楽部のギャグのように「どうぞどうぞ」って聞こえてるんでしょうか?●日本語が英語っぽくなる(千葉県/25歳/男性)ワターシィノー、ナマーエハー、サトウデェスー●道を聞かれるととっさに、「I’m foreigner here.」と答えてしまう(神奈川県/32歳/女性)これは、ずるい!ほかにも、『アホ英語あそびで盛り上がれる。例えば、「角玉」を「コーナーボール、プリーズ」(神奈川県/26歳/女性)』とか、『恥ずかしい意味の単語が書いてあるTシャツを平気で着たりする(広島県/26歳/女性)』などの、意見も寄せられました。皆さんの英語しゃべれないあるある、いかがですか?【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月10日円高の影響もあってか、最近は海外旅行にも行きやすい環境になりました。でも現地で英語が通じるか心配なんていう人も多いのではないでしょうか?実は筆者、海外に行ったことないんです。(もちろん英語にも自信なし!!)今後の参考に、実際に海外で痛感した自分の英語力の無さについてアンケートしてみました。調査期間:2012/1/18~2012/1/24アンケート対象:海外に行ったことのあるマイナビニュース会員有効回答数 687件(ウェブログイン式)海外に行ったことがある読者に聞いてみました。Q.海外で英語が通じなかった経験はありますか?はい……67.5%いいえ……32.5%「はい」と答えた人は7割近く……。多くの方が海外で英語が通じなかった経験のお持ちです。具体的にどのように伝わらなかったのでしょうか。■行きの飛行機で飲み物の種類を聞かれ「オレンジジュース」と言ったはずなのに「緑茶(グリーンティー)」を渡された。(27歳/男性)旅の始めから心が折れます。■機内の飲み物の注文でウォーターと注文したが通じず。舌の巻き具合が足りないと思い、思い切りウォートゥルアーといったら通じた。(31歳/男性)舌の巻き具合でそんなに変わるとは。今から巻き舌の特訓します。■税関で「どこに泊まるのか?」など簡単な質問をされていたが旅行で舞い上がっており私の英語が全く通じず……とうとう、あきらめられて通された。(23歳/女性)常に冷静さを心がける必要がありそうですね。■タクシーで着いた観光地が全然違っていた。(27歳/女性)パニックになりそうです。■ミルクを頼んでビールが出てきた。(25歳/女性)もう黙って飲みます。■英語で話しかけたら「私は日本人だから日本語で大丈夫です」と言われた。(26歳/男性)赤面!の直後、逆に安心します。このほかにもファストフードで「フライドポテト」(フレンチポテトが正解)や、レストランで「バイキング」(ビュッフェが正解)など、いわゆる和製英語が通じなかったという意見もチラホラ。先人の失敗から学び、海外に行くときは気を付けようと思います。こんなんじゃ旅行で全然リフレッシュできなそうですが……。(マイナビニュース編集部)
2012年01月26日「社内公用語が英語になっちゃって……」、「TOEIC×××点以上が昇進で必要」、「英語が必要な部署に異動になって……」と、「ビジネスや生活で英語が必要になった!」という人は一昔前に比べると増えている気がします。ということで、マイナビニュースの読者に「仕事で英語が必要かどうか」、「英語がしゃべれるかどうか」、「英語がしゃべれるメリット」など、実態調査をしてみました。調査期間:2011/11/17~2011/11/20アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)Q.今、仕事で英語が必要な部署にいますか?はい12.5%いいえ87.5%Q.今現在、英語学習をしていますか?はい19.9%いいえ80.1%今現在、英語が仕事で必要な方は約1割、学習している方は2割が実態のようです。Q.英語がしゃべれますか?はい28.4%いいえ71.6%英語がしゃべれる人は約3割。結構いらっしゃいます。英語がしゃべれるメリットを聞いてみました。Q.英語がしゃべれて良かったと思うことを教えてください。・情報取得が早くなる(25歳/男性)・旅行の際、不安にならなくて良い(23歳/男性)・日本語がいかに美しい言語かという事をあらためて認識できた(28歳/女性)・仕事が増えました。あとちょっとモテる(29歳/男性)情報取得や、友達の幅が広がるのは予想できますが、日本語が美しい、モテる、というのはしゃべれる人ならではの感想ですよね。では、みなさん、どうやって英語の勉強をされたのでしょうか。Q.(英語がしゃべれる方)どうやって勉強しましたか?・英会話のラジオを聞く(25歳/女性)・テレビ番組、英語の新聞を見る(22歳/女性)・DVDを字幕なしで見る(29歳/女性)・洋書は欠かさず読むようにしています(22歳/女性)・外国の英語のネットラジオを聞き流し(28歳/女性)しゃべれる人に共通していたのが、耳を鍛える学習法。これらの学習法は、英語の登竜門かもしれません。最後にこんな質問もしてみました。Q.(英語がしゃべれる方)外国人とおつきあいしたことはありますか?はい14.4%いいえ85.6%なんと!英語がしゃべれる人3割のうち、約15%が外国の方と、つきあったことがあるそうです。なんとも、うらやましい。外国人と日本人で違う点を聞いてみると、・自分の考えがある人が多いので勉強になるし、刺激を受けることが多い(29歳/女性)・言いたいことを直接言って、察することがあまりない(30歳/女性)・外国人との会話は、相づちも声に出さないと聞いていないと思われる(25歳/男性)などのご意見があがっていました。ふむふむ。コミュニケーションの取り方は日本人同士とは少し違うかもしれないですね。いかがでしたでしょうか?英語がしゃべれるとメリット多そうですが、学習のハードルが高いのも事実。CD付の教材や、スマートフォンのアプリなどから始めてみてもいいかもしれませんね。(マイナビニュース編集部)【関連リンク】【クイズ】「まーまー」って英語でなんて言う?【クイズ】「兄弟姉妹」って英語でなんて言うの?【マンガ】「朝 英子ちゃん」で一息つく
2011年12月02日小さいころから英会話教室に通っていたわけでもない。長期留学をしたわけでもない。学校でも英語の成績はいまいち……。そんな、英語力ゼロの筆者からすると「え、なんで!?」と思えるほど英語がぺらぺらの人たち。「どこで、どうやったらそんな風に英語が話せるようになったの?」聞かずにはいられない、この疑問を彼らに投げかけてみました。(Photo by AnyaLogic,some rights reserved.)■「スペルミスなんて日常茶飯事ですけどね」(Sさん/24歳/SE/女性)近所の子どもはみんな外国人。横浜で生まれ育ったSさんの住む地区には、インターナショナルスクールが3校もあり、近所の友達と遊んでいるうちに英語が身についたそう。「でも、学校で行われる英語の授業は苦手でした。ひたすら単語を書いて覚えるなんて、退屈すぎて。ただ英字新聞を読みたかったので、TOEFLの勉強はしました」(Sさん)しゃべることができるけど、英語の読み書きは苦手だというSさん。現在勤めている会社では、ベトナム人と英語のテキストを用いてメールのやりとりをすることも。さすがにこれにはてんてこ舞い?「伝えることが最優先なので、スペルミスや文法がおかしいのは日常。けれど、ある程度の単語力があれば問題なし。実際はネイティブの人でもよく間違えています」(同)確かに日本人でも漢字や日本語の文法をよく間違えるもの(……私も!)。スペルをきちんと覚えるより、「単語を聞いたとき、その意味が浮かぶようになるまで繰り返し聞いて覚えること」が大切だそう。おすすめの勉強法は?「海外ラジオをポッドキャストに入れて聞くこと。特におすすめなのは『AFN』という米軍居住地向けラジオです。24時間、リアルタイムで放送され、内容はニュースから音楽チャート、悩み相談まで豊富ですよ」■「週に一度、会社で英語しか話してはいけないデーがある」(Tさん/23歳/メーカー/男性)Tさんの会社はスノーウェアを扱う代理店。カナダやアメリカのメーカーとやりとりする機会が多いにも関わらず、社内で英語が話せるのはたった二人……。そこでTさんの会社では、社内で英語の強化を決行。ニュージーランド人で英語教師もしているという男性を週に一度迎え、その日は丸一日「英語しか話してはいけない」というルールとなっているそう。「紙とペンとiPhoneの翻訳アプリは必須。とにかく会話をして、分からなかった単語はメモして自分で調べます。会話を成り立たせることが大前提」(Tさん)その繰り返しにより、1年たった今Tさんはかなり英語が達者に。コミュニケーションを第一に考えたとき、重要なのは間違えを恐れずとにかく話しかけることの繰り返しなんだそう。中学・高校と英語の勉強もほとんどおざなりだったというTさんですが、会話の中で勉強していくことは苦にもならず、ものすごい速さで身についていったようです。確かに英語でなければ話せない状況になれば、伝えたい気持ちが上達を後押ししてくれそうですね。■「大好きな海外ドラマと、カセットテープに入れたロックが教科書でした」(Lさん/29歳/ダンサー/女性)海外35カ国を旅したというLさんは、今までほとんど英会話で困った経験がないと言います。18歳で初めて日本を出るときには、すでにぺらぺらだったそう。「海外ドラマの『フルハウス』と、ロック歌手の『ニルヴァーナ』が子どものころから大好きで、毎日繰り返し見聞きしては、聞き取れない単語をノートに書き写し、辞書で調べました。自分が好きなものだと、それを覚えることも苦じゃないんですよ」(Lさん)何を言っているのか、何を歌っているのか知りたいことが原動力となり、自然と英語を身につけたというLさん。おすすめの勉強法は?「大好きな映画を繰り返し見て、すべてのセリフを暗記できるくらい観倒すこと。それだけでもかなりの単語力がつきます」これなら三日坊主の筆者でもできそう?ちなみに現在、筆者は毎晩、海外ドラマ「SEX and the city」を見て、Lさんの勉強法を実践中。毎日英語に触れているだけで、確かに少しずつリスニング力がついてきたような気が……(気のせいでなければいいんだけれど)。どうやら、英会話上達の近道は「伝えたい気持ちを、間違えたら恥ずかしいという気持ちより前に出す」ということのよう。伝えたいというパッションが大事です。(栗林弥恵/プレスラボ)【関連リンク】男子の疑問!ガールズトークってどんな話をしているの?英語でガールズトークしてみたいですね。「SEX and the city」みたいに!滑舌が悪い……ペラペラ電話対応する極意とは?同じぺらぺらでもこちらは電話対応。日本語なのに難しいです!経済音痴の僕が1万円から財テクに挑戦!~準備編~英語も財テクも分かる人になりたい!
2010年03月03日