「草笛光子」について知りたいことや今話題の「草笛光子」についての記事をチェック! (1/2)
草笛光子最新主演作『アンジーのBARで逢いましょう』の公開が決定。予告編とポスタービジュアルも到着した。本作は、突然、町にやってきて、いわくつきの物件でBARを開く謎多き“お尋ね者”のアンジーを草笛光子が演じるオリジナル映画。心に刺さる名言を厳しくも優しく投げかけながら、悩み多き町の人々をだんだんと変えていく。草笛は「この映画は不思議な映画です。風が吹くように現れた得体の知れない女が出会った人の人生をそっと変えてしまいます。いつもは台本をいただくと『さて、どう演じようか』と悩むことが多い私ですが、この映画は珍しく肩に力が入らず、自然に柔らかく演じることができました」とコメントしている。また、アンジーを取り巻く町の人々として、アンジーに二つ返事で物件を貸す大家の熊坂役で寺尾聰、女手ひとつで息子を育てる美容師・満代役で松田陽子、満代の息子で悩みを抱える高校生・麟太郎役で青木柚、石材屋の息子・政志役で田中偉登、古い迷信にとらわれる梓役で石田ひかり、そして謎の青年役でディーン・フジオカが出演する。映像は、アンジーがトンネルを抜けて歩き出し、風が吹いた場所にある廃墟を見つめるシーンから始まる。そして、それぞれに問題を抱えている町の人々がアンジーと触れ合う様子が映し出されるとともに、何者かにアンジーが見張られているシーンも見られる。なお監督は、大林宣彦監督の助監督を長年務めた松本動、『十三人の刺客』の天願大介が脚本を担当した。『アンジーのBARで逢いましょう』は4月4日(金)より公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アンジーのBARで逢いましょう 2025年4月4日より公開©2025「アンジーのBARで逢いましょう」製作委員会
2025年01月16日2024年11月26日、第49回報知映画賞が発表されました。映画界を盛り上げたいという思いから、1976年に誕生した報知映画賞は、1年の総決算として、その年度の優れた作品・俳優を表彰している賞。読者も投票できる参加型の賞で、作品、主演男女優、助演男女優、新人、海外作品などを選出します。報知映画賞、2024年の受賞作品は?毎回、大きな注目を集める報知映画賞。2024年の作品賞・邦画部門には、俳優の横浜流星さんが主演を務めた『正体』が受賞しました。同年11月29日に公開予定の『正体』。受賞によって、映画館に足を運ぶ人も増えることでしょう。作品賞・海外部門に選ばれたのは、同年10月4日に公開された『シビル・ウォー アメリカ最後の日』。アニメ作品賞には、『ルックバック』が選ばれました。報知映画賞の主演男女優、助演男女優は?主演男優賞に選ばれたのは、『正体』で主演を務めた横浜さん。受賞は、史上初の3年連続となります。主演女優賞に選ばれたのは、『ミッシング』で主演を務めた、俳優の石原さとみさんでした。また、『正体』からは助演女優賞として、吉岡里帆さんも受賞。助演男優賞は、『かくしごと』から奥田瑛二さんが受賞しました。監督賞には、テレビドラマ『MIU404』(TBS系)や『最愛』(TBS系)で功績を残してきた塚原あゆ子さんが『ラストマイル』の演出を称えられ、選ばれました。原則3年以内に本格デビューした俳優、監督が選ばれる新人賞には、第77回カンヌ国際映画祭でも話題となった『ぼくのお日さま』から、越山敬達さん、中西希亜良さんが受賞。特別賞には、出演作の演技と長年の映画界への貢献が称えられ、平泉成さんと草笛光子さんが選出されました。【ネットの声】・横浜さん、3年連続はすごい!これからも活躍を楽しみにしています。・映画を見て、平泉さんのキャリアの重みを感じた。おめでとうございます。・塚原さんが受賞は嬉しい!本当に塚原さんの作品は大好きです。映画ファンの声も反映された報知映画賞。あなたが1年を振り返って、印象に残った映画はどの作品だったでしょうか。受賞した中でまだ見たことのない作品があったら、チェックしてみたいですね。[文・構成/grape編集部]
2024年11月26日6月21日公開の映画『九十歳。何がめでたい』に主演する草笛光子(90)。同作は100歳の現役作家である佐藤愛子の同名ベストセラーエッセイの実写化で、主人公を昨年10月に90歳を迎えた草笛が演じる話題作だ。本誌は昨年11月、神奈川県内の閑静な住宅街で、白髪を上品にまとめた草笛がロケに臨む姿を目撃している。昨年芸能生活75年を迎えた草笛だが、そのときも年齢を感じさせないエレガントな佇まいと若さを誇っていた。「草笛さんのモットーは『女優をまっとうするのが私の人生』というもの。生涯現役を貫くため、腰に8キロの重りをつけてスクワットをしたり、階段の上り下りをしたりと、日ごろから足腰を鍛錬しているとか。また、『毎朝生のセロリに塩をかけて食べる』という独自の健康法も長年続けているそう。そんな姿勢に、長澤まさみさんや天海祐希さんといった実績のある人気女優たちもこぞって草笛さんのことをリスペクトしているのです」(芸能プロ関係者)そんな草笛の原点は、“横浜”にあるという。彼女を古くから知る俳優仲間が語る。「草笛さんは戦前の横浜で生まれ育ち、小さいころから西洋文化に触れてきたそうです。現在の日本人離れしたエレガントさは、ハマっ子ゆえのものだと思います」特に草笛が昔から愛してきたのが、横浜にある老舗ホテルだという。「1927年創業の老舗ホテル『ホテルニューグランド』が昔からお気に入りだそうです。ここは異国情緒あふれた日本有数のクラシックホテルで、特にそれまで日本になじみがなく、横浜から広まったとされる洋食が有名です。草笛さんの好物はニューグランド名物の『シーフードドリア』『スパゲッティナポリタン』『プリンアラモード』だそうです」(前出・俳優仲間)いずれもいまでは広く知られたメニューだが、もともとはホテルニューグランドで誕生した味だ。「横浜を愛している草笛さんは、『ニューグランドから眺める山下公園が最高なのよ』とよく話していました」(前出・俳優仲間)5月21日に行われた『九十歳。ーー』の完成披露試写会に登場した際、「素晴らしい会に座らせていただいて本当に幸せ」とチャーミングな笑顔を見せていた草笛。これからも、ますます多くの人を惹きつけていくに違いない。
2024年06月11日6月21日公開の映画『九十歳。何がめでたい』の完成披露舞台あいさつが21日、都内で行われ、草笛光子、唐沢寿明、藤間爽子、片岡千之助、LiLiCo、真矢ミキ、前田哲監督が出席した。直木賞をはじめ数々の賞を受賞し、昨年の11月5日に100歳を迎えた作家・佐藤愛子のベストセラーエッセイ集『九十歳。何がめでたい』を、『老後の資金がありません!』の前田哲監督が実写映画化した本作。2016年5月まで1年に渡り「女性セブン」(小学館)に連載され、90歳を迎えヘトヘトになった作家自身の日々の暮らしと世の中への怒り、戸惑いを綴り、書籍化されるや老いと現代社会に対する歯に衣着せぬ物言いと独特のユーモアで、たちまち社会現象となった。そんな同エッセイを映画化した本作で主演の草笛光子が90歳の作家に扮し、老後の諸問題をユーモアを交えて描く。完成披露試写会が行われたこの日は試写会前に舞台あいさつが行われ、主演の草笛はじめ唐沢寿明らキャスト陣と前田監督が登場。劇中で佐藤愛子役を演じた主演の草笛が「皆さん今日はようこそお出でくださいました。素晴らしい会に座らせていただいたこと、本当に幸せだと思っています。皆さんも幸せいっぱいで本を読んでいただいてありがとうございます」とあいさつ。仕事も家庭も上手く行かず愛子先生にエッセイの企画を持ち込む昭和気質の編集者を演じた唐沢は「本日はこんなにたくさんの方々に来ていただきまして本当にありがとうございます」と観客に感謝しながらマイクを顔にぶつけて「こんな感じでやっていました(笑)」と会場の笑いを誘った。登壇者のあいさつが一通り終わった後に、観客の悩みにズバリと答えるお悩み相談のコーナーも実施。51歳の女性による「今までの人生の中で1番めでたかったことは?」という質問に真矢は「宝塚に入ること、それから俳優になることっていうこの2つの職業が1番キツイと思うって中学の時に言ってました。1番遠い世界と言っていた記憶があるんですけど、両方ともやっている私自身がおめでたいと思っています」と回答。また、52歳の女性による「子どもたちが巣立っていき、主人と2人っきりになるのが今から不安です。熟年離婚もありでしょうか?」という質問に草笛は「私はまだ離婚をしてないんですよ。まだ試してガッテンじゃないので良く分かりません」と明かしつつ、「まあこうしてお話をしている中に分かっていくかもしれませんね。そういうお顔が並んでいます」と他のキャストによる回答が気になっている様子。すると隣にいた唐沢が「お子さんが出来る前は2人だけだったからどんな気持ちで2人でいたのかを思い返せばね。お子さんが巣立って2人っきりになった時に熟年離婚を考えるのはどうなんだろう。変じゃないですかね。やっと2人っきりになれたんだったら一緒に何か出来ることを考えればいいのにね」と熟年離婚に否定的な見解を示して「お互い努力しないとね。あっちが悪いこっちが悪いと言っていると上手くいかないのでしっかりと向き合って話し合いをして2人で出来ることを見つけていく。あとは30秒ぐらい目と目を見つめ合うとかね。多分持たないと思いますが(笑)」と答えた。一方のLiLiCoは「自分が離婚したいと思ったら誰かのために自分の人生を犠牲にする必要はないと思います」とあっさりとした答えも、「まだお子さんが巣立ってないのに今から心配してもしょうがないと思います。1回チューをしてみるとか久しぶりにハグをしてみるとか、日本は政治、教育、夫婦、カップル何でもそうなんですが、コミュニケーション不足からどんどん割れて行くので、ちゃんと会話をするのが1番大事。いっぱい会話してください。そこでダメだったら別れればいいんじゃないんですかね」とコミュニケーションの大切さを説いていた。映画『九十歳。何がめでたい』は、6月21日より全国公開。
2024年05月22日6月21日に公開が予定されている、俳優・草笛光子(90)が主演する映画、『九十歳。何がめでたい』作家・佐藤愛子氏(100)が90歳になったことを機に、老いや現代社会について綴り、シリーズ累計169万部を記録した同名エッセイが原作。クランクインとほぼ同じタイミングで90歳になった草笛が主演を務めていることでも注目されている。そんな同作だが、現在SNSを中心に予告編が物議を醸している。予告編の冒頭では草笛や編集者役の唐沢寿明(60)が登場。唐沢演じる編集者が「エッセイを書いてはいただけませんでしょうか」と笑顔で尋ねて頭を下げると、草笛演じる主人公は「書けない!書かない!書きたくない!」と豪語。すると黒地の画面に変わり、その画面いっぱいに「多様性」や「コンプラ」「熟年離婚」「物価高騰」などの言葉が白い文字で並び、それらを刃物で切りつけるような演出が。そして、「生きづらい世の中を“一笑両断”!」というテロップとナレーションが流れる。この演出について、「多様性やコンプライアンスのせいで生きづらい世の中になった」というメッセージととらえた人も。そのため、Xでは厳しい声がこう上がっている。《昨日オッペンハイマー観に行った時これで最悪の気分になりました。「生きづらい世の中を一刀両断!」って『多様性』の文字がビリって破られる演出なんですよ。こちとら障害者として来てんのに……》《「コンプラ」だけは建前でも肯定する社会だと思ってたけど、真正面からこれを斬っちゃうんだ》《こうして並べられているの見ると、なぜ多様性とコンプライアンスが必要なのか全く理解されておらず、表層的に応じてるふりしてればいいんでしょ、っていう不貞腐れぶりを感じる》「松竹株式会社」に演出の意図などについて見解を尋ねたところ、同社の映画宣伝部からは「ご指摘されている様な意図はございません。誤解を招く表現に関しては対応させて頂きます」との回答が寄せられた。
2024年04月09日’23年は、イベントがようやく復活してきた1年だった。映画祭や舞台挨拶など華やかな場所で美しいドレス姿を披露してくれた大御所女優たち。その中から特に素敵だった8人を選出!人気スタイリストのコメントとともに一挙紹介する。評価するのは、30~40代向け女性誌で活躍する30代女性スタイリストAさん。■黒柳徹子(90)スイートなドレスを着こなせる唯一無二の90歳アニメ映画「窓ぎわのトットちゃん」公開御礼舞台挨拶に登壇した黒柳。前日までハワイに滞在する様子を自身のインスタグラムで発信するなど、パワフルな性格は年を重ねても健在だ。「90歳でも甘めなドレスを着こなせるのは黒柳さんだからこそ、さすがです。クリスマスのブローチを重ね付けして、遊び心を入れているのも可愛い。ジュエリーはあえて控えめで、全体的にまとまりがあって素晴らしいです」(スタイリストA)■草笛光子(90)ノースリーブドレスに透けケープを合わせる麗しい着こなし主演映画『九十歳。何がめでたい』は10月にクランクイン。それとほぼ同時に90歳の誕生日を迎え、「毎日老いと闘っていますが、90歳と闘ったら損。闘わないように受け入れて90歳を大事に生きてみようと思います」とコメント。年を重ねた今も、女優業にまい進している。「シンプルなブラックドレスで終わらず、キラキラ輝くケープをまとっているのが華やかですね。腕ががっつり出ているノースリーブだけれども、ケープで露出を抑えているので、若々しく見えます」(スタイリストA)■吉永小百合(78)自分に似合う“赤”の色味で顔の血色もGOOD♡36年振りとなるスキンケアCM、「五島の椿」新CMに出演となった吉永小百合。いつまでも変わらない美貌と赤いドレスを着こなす姿は話題に。「ご本人に合う素敵な赤ですね。パキッとした色味の服に、ネックレスとピアスでさりげなくダイヤを差しているのは、大人だからこそ楽しめる着こなしで憧れます。ちらっと脚が見えるドレスの丈感もいい感じ。実は少しエッジが利いているデザイン性も洒落ています」(スタイリストA)■かたせ梨乃(66)攻めたレザースタイルはさすがの貫禄昼の帯番組『ぽかぽか』(フジテレビ系)にゲストとして出演した際、「水着になると自分の体が見えるじゃないですか。水着になるとここ(の部分)がちょっと気を付けた方がいいとわかる」とコメント。何十年も習慣にしている水泳がスタイルをキープする秘訣だと語った。「この年齢でこれだけ攻めたコーディネートを着こなせるのはすごい! スカートにはかなり深めのスリットが入っているけれど、鍛えられた若々しい脚が美しい。ファーや肩が広いジャケットで重心を上に持ってきているので、余計に脚がすらっと見えてお見事です」(スタイリストA)■キムラ緑子(62)ゴールドを差し色にしたブラックドレスが技あり!’24年1月から始まるミュージカル「トッツィー」の製作発表会見にて。大ヒットした日曜ドラマ『VIVANT』(TBS系)では“別班の司令”を名演。実力派女優としての地位を築いている。「年齢を重ねると黒やグレーのコーディネートでまとめがちだけれど、ゴールドの差し方がお上手で、若々しく見えます。レースについたスパンコールも華やか。欲を言えば、ウエストの切り替えが高すぎワンピースは年齢を重ねた人にとっては胸が垂れているように見えてしまうので、注意が必要です」(スタイリストA)■麻生祐未(60)これぞお手本にすべき“アラ還の透け服”10月に行われた東京国際映画祭にて、22日に公開した映画『PERFECT DAYS』舞台挨拶に登壇した麻生。1月スタートの鈴鹿央士主演ドラマ『闇バイト家族』(テレビ東京)にも母親役として出演、変わらずドラマに出続けている人気女優だ。「大人の女性らしい控えめな透け感が上品ですね。透け感がなければもっと単調な着こなしになっていたでしょう。元々スタイルが良い麻生さんですが、大人女性が気になる体の部位をうまく隠せるシルエットです。首元にワンポイントを持ってきているのも、顔がパッと華やいで素敵」(スタイリストA)■檀れい(52)ピンクドレスで圧倒的なオーラを放つ3月、出演する舞台の製作発表会見にピンクのドレスをまとって登壇した檀。普段からライブなどでドレスを着慣れているだけあって、派手な色味にも負けないオーラを放っている。「色、形が彼女にとても似合っています。一般的に50代でカラー服を着るのは“挑戦”と言われますが、血色がよく見え、若作り感のない絶妙なチョイスです。オールバックのヘアスタイルに強めのメイクで、色に負けない存在感」(スタイリストA)■アンミカ(51)全身白にカラフルな小物を合わせて遊び心満載!「白って200色あんねん」という伝説の名言を生み出したアンミカ。9月、映画『YOSHIKI:UNDER THE SKY』ジャパンプレミアに、200色の中から似合う白をまとって登場。SNSに投稿する私服にも、パリコレ仕込みのセンスが光っている。「スタイルアップできるパンツの丈感の選び方が上手です。脚を大胆に出していても“頑張っている感”はまったくありません。小物はカラフルにしていて、遊び心あるさすがの着こなしです」(スタイリストA)どの女優も、自分に似合うものを知っている着こなしが素敵だ。年を重ねるほど、すべてシックにまとめてしまうと、おばあちゃんのようになってしまう。大人世代は、露出をするのではなく、色や素材をひと工夫すると華やぎそうだ。年末年始、久しぶりに開催される忘年会、同窓会の参考になるかも!?
2023年12月27日11月中旬、神奈川県横浜市の閑静な住宅街。ある家の庭で、白髪を上品にまとめた女性が木製の椅子に腰を下ろしていた。草笛光子(90)だ。この日行われていたのは、草笛の主演映画『九十歳。何がめでたい』のロケだった。作家・佐藤愛子(100)が90歳になったのを機に“老い”や“現代社会”について、つづった同名のエッセイが原作。草笛は10月のクランクインとほぼ同時に90歳を迎え、「毎日老いと闘っていますが、90歳と闘ったら損。闘わないように受け入れて90歳を大事に生きてみようと思います」とコメントしていた。年を重ねてもなお女優業にまい進する草笛だが、’21年、インタビューでこう語っている。《実は、耳がよく聞こえなくなり、補聴器を使うようになった》(『婦人公論』’21年11月9日号)一般社団法人日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会によると、補聴器をしている場合、「一般的な会話での声の大きさが60~70 dBですが、難聴の方の中には、それより少し大きな70~80 dBの音でも響いて聞こえることがあります。また正常の聴力であれば十分聞いていられる90 dBの音だと、聞いていられない程不快に感じることも難聴のある方の一部にいらっしゃいます」という。この日のロケで草笛は補聴器を着用していなかったが、スタッフは常に小声。近所で行われていた道路工事も一時的に止められ、静寂のなかで撮影が進められた。「通常、ロケではスタッフの大声が飛び交うものですが、草笛さんの耳に負担がかからないよう、スタッフも注意を払っているのでしょう」(制作関係者)草笛自身も、役を演じ切るために努力を欠かさない。「かねて草笛さんは、『女優をまっとうするのが私の人生』と話しています。生涯現役を貫くため、腰に8キロの重りをつけてスクワットをしたり、階段の上り下りをしたりと日ごろから足腰を鍛えているそうです。“毎朝生のセロリに塩をかけて食べる”という独自の健康法も長年続けているといいます」(前出・制作関係者)ロケ現場の沈黙が90歳の草笛をさらに輝かせるに違いない。
2023年12月01日『ルパン三世』シリーズの次元大介を主役に据えたアクション映画『次元大介』が、10月13日よりPrime Videoで世界独占配信されている。本作のカギを握るのは、声と感情を失い心を閉ざしてしまった孤独な少女・オト。台詞が一切ないオトを繊細に演じた子役・真木ことかについて、共演した玉山鉄二や草笛光子は「将来すごい女優になる」と大絶賛している。本作で描かれるのは、悲しき過去を背負う少女・オトと出会ったことから始まる次元大介の物語。小栗旬主演の実写映画『ルパン三世』(14)でも次元大介を演じた玉山鉄二が、9年ぶりに同役を演じた。次元は愛銃コンバット・マグナムの修理と引き換えに、裏社会の組織から狙われているオトの護身を頼まれ、子供嫌いの次元とオトは少しずつ心を通わせていく。そんな物語の重要なカギを握るオトを演じたのは、12歳の子役・真木ことか。演技経験は多くないものの、本作では声を出せない難しい役どころに挑戦。台詞もなく表情だけで見せる“泣きの演技”を求められるシーンが多く、特に自分を助けようとしてくれる次元を思って涙するオトのシーンでは、台詞もなく表情だけでオトの複雑な心境を熱演した。そのシーンを見た玉山は「ことかちゃんは本当に役柄に真摯に向き合っていて、泣くシーンでも、毎回しっかりと感情を持っていくことができている。なんであの年齢でそれができるかというと、彼女は責任感がありカメラが回っていない時もちゃんと泣いているんです。子供ながらあの集中力はすごいと思います。将来は本当にすごい女優になりますね」と大人顔負けの集中力で見せた“泣き”の演技を絶賛。狙われているオトを守るよう次元に依頼する世界一のガンスミス・矢口千春を演じ、70年以上にわたる長い役者人生の中でたくさんの子役を見てきた草笛も「オトは話せないけれど、しっかりとそこにいる存在感がとても良かったです。何も言葉を発せずともその役を体現できることが、とても羨ましくてやきもちを焼いてしまいました。この子は将来いい女優になると思うので、大きくなるのが楽しみです」と真木の演技に太鼓判を押しつつ、将来に期待を寄せる。真木自身は、本作での演技について「わからないところを、玉山さんが撮影中にアドバイスしてくれたところが心に残っています。(差してきた太陽の光をまぶしいと思うシーンで)日の出のタイミングとか、うつむくタイミングとか、表情はこうすればいいよということを教えてもらいました」と語っている。タバコとバーボンをこよなく愛し、常に冷静沈着な早撃ち0.3秒の天才ガンマン・次元大介が主人公の本作。華麗なガンアクションとドラマティックなストーリーの中で、2人の俳優が声をそろえて「すごい女優になる」と語った真木の演技にも注目してほしい。Original comic books created by Monkey Punch(C)2023 Amazon Content Services LLC or its Affiliates and TMS Entertainment Co.,Ltd.All Rights Reserved
2023年10月17日“世界最高峰のピアニスト”と誰もが認める内田光子。特に、モーツァルト、シューベルト、シューマン、ベートーヴェンの作品などにおいては、その深い作品解釈が高い評価を得ている。中でも彼女の名を世に知らしめたモーツァルトは格別だ。そのきっかけとなったのが、1982年に東京とロンドンで行われた「モーツァルト・ピアノソナタ連続演奏会」だ。ロンドンの批評家から絶賛されたこのシリーズを受けて、1984年に行われた「モーツァルト・ピアノ協奏曲全曲演奏会」が、今をときめく「世界のウチダ」への大きな1歩となったことは間違いない。イギリス室内管弦楽団を弾き振りしたこのシリーズの成功は、大手レーベルによるモーツァルトの「ピアノソナタ」&「ピアノ協奏曲」全曲録音へと繋がり、名実ともに国際的な名声を得ることとなったのだ。その内田光子によるモーツァルトの「ピアノ協奏曲」弾き振りをライブ体験するチャンス到来。共演するオーケストラは、内田がアーティスティック・パートナーを務めるマーラー・チェンバー・オーケストラだ。1997年に指揮者クラウディオ・アバドと共に、自由で国際的なアンサンブルを目指すという共通のヴィジョンによって創設された同団は、近年内田が共演を重ねる最高のパートナーと言える存在だ。今回は、モーツァルトの「ピアノ協奏曲」2曲の間に近現代の作品が挟み込まれるという凝ったプログラムによって、両者の強い絆を体感できる素敵な時間となりそうだ。“音楽の極みを探求し続ける求道者”内田光子の今を堪能したい。内田光子 with マーラー・チェンバー・オーケストラ 2023■チケット情報月29日(日)札幌コンサートホール Kitara 大ホール(A)10月31日(火)ミューザ川崎シンフォニーホール(A)11月2日(木)サントリーホール 大ホール(A)11月5日(日)滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール 大ホール(B)11月7日(火)兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール(B)11月9日(木)サントリーホール 大ホール(B)プログラムAモーツァルト:ピアノ協奏曲第25番 ハ長調 K. 503シェーンベルク:室内交響曲第1番 作品9モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調 K. 595プログラムBモーツァルト:ピアノ協奏曲第17番 ト長調 K. 453ヴィトマン:『コラール四重奏曲』(室内オーケストラのための)モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番 変ホ長調 K. 482●内田光子(ピアノ)Mitsuko Uchida, Piano内田光子は、真実と美の姿を独自に追求しながら、自らが奏でる音楽の世界を深く掘り下げている演奏家である。モーツァルト、シューベルト、シューマン、ベートーヴェンの作品の解釈で高い評価を受ける一方、ベルク、シェーンベルク、ヴェーベルン、クルタークなどの作品に光を当て、新しい世代の聴衆に紹介している。『ミュージカル・アメリカ』ではアーティスト・オブ・ザ・イヤー 2022に選出された。長年にわたりシカゴ響、べルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、バイエルン放送響、ロンドン響、ロンドン・フィルなどとの共演を重ね、クリーヴランド管との共演は100回を超える。ハイティンク、ラトル、ムーティ、サロネン、ユロフスキ、ドゥダメル、ヤンソンスといった世界的な指揮者との共演も多い。2016年からアーティスティック・パートナーを務めるマーラー・チェンバー・オーケストラとは、ヨーロッパ、日本、北米でのツアープロジェクトを行っている。ウィーン、ベルリン、パリ、アムステルダム、ロンドン、ニューヨーク、東京で定期的にリサイタルを行い、ザルツブルク・モーツァルト週間やザルツブルク音楽祭にも頻繁に出演。デッカと専属契約を結び、11年にクリーヴランド管を弾き振りしたモーツァルトのピアノ協奏曲のライヴ録音で、また17年にドロテア・レシュマンとで録音したアルバム『シューマンとベルク』でグラミー賞を受賞。また、長年にわたり若い演奏家の成長を支援。ボルレッティ・ブイトーニ・トラストの創設メンバーであり、2013年よりマールボロ音楽祭の芸術監督も務める。05年日本芸術院賞を受賞、文化功労者に選出、15年には作品に対する深い探究と解釈が評価され、高松宮殿下記念世界文化賞(音楽部門)、ザルツブルク・モーツァルテウムよりゴールデン・モーツァルト・メダルを受賞。サントリーホール アソシエイト・アーティスト。
2023年10月12日女優の草笛光子が10日、都内で行われたAmazon Original映画『次元大介』(10月13日より世界独占配信)のワールドプレミアに、玉山鉄二、真木ことか、さとうほなみ、橋本一監督とともに登壇した。ルパン三世の無二の相棒で早撃ちの天才であるガンマン、次元大介を主役に据えた本作。小栗旬主演の実写映画『ルパン三世』(14)でも次元大介を演じた玉山が、9年ぶりに同役を演じた。草笛は、表向きは時計屋を営む、世界一のガンスミス・矢口千春役として出演。ガンスミス役は細かい作業が多かったというが、「私、目は悪くなかったので、スイスイと行きました」と振り返り、監督も「驚くほどスイスイ」と褒めると、「じゃあこれからやろうかな」と話して笑いを誘った。10月22日に90歳の誕生日を迎える草笛へのサプライズバースデーも実施。玉山から花束を受け取った草笛は笑顔を見せ、「ありがとうございます」と感謝した。そして、「あっという間に90という数字が目の前に入ってきて、『あら、私もう90!?』って。90と戦おうと思うんですけど、戦ったら損だから、戦わないように、受け入れて90歳を大事に生きてみようと思っています」と抱負を語ると、会場から拍手が起こった。
2023年10月10日女性起業支援及び女性起業アカデミーを行う株式会社belleVie(ベルヴィ、所在地:東京都渋谷区、代表取締役:山本光子)は、渋谷クロスFMにて『宇宙を身近に!山本光子のワクワク宇宙ラジオ』を2022年10月1日(土)からスタートいたします。本プログラムは毎月第1土曜日15:00~15:50に生放送でお送りします。詳細URL 番組イメージ画像■新番組のテーマこの番組は、「宇宙を身近に!好奇心をもって宇宙のことを知り、未来に向けて宇宙と共にどう生きていくか」を発信していく番組です。宇宙と共に生きていく時代になるにあたり、もっと多くの人に「宇宙」を身近に感じ生活や仕事に宇宙をどのように取り入れていくか、どう関わるかなど好奇心の種を育てる番組です。近未来、宇宙と共に生きることも映画や小説の世界の話ではなくなりつつあります。私達が思っている以上に宇宙は密接に生活にも関わってきています。特に子供達がこれから生きていく世界は、もはや宇宙・地球・環境問題を抜きに考えられない未来が待っています。そのような中、未だ情報は全く伝わっておらずいつまでも「宇宙は遠い世界の話、手の届かない話」というように未知の世界、自分ごとではなく関係ない世界という認識が広がっています。しかし、実は確実に私達の生活に影響を与えています。この番組では、今現在宇宙ビジネスに関わっている会社、宇宙開発をなさっている方、学生や子供に至るまで、「宇宙」をキーワードにさまざまな方をゲストにお迎えし、わかりやすく楽しく伝えていただく番組です。■聴きどころ見どころ1) 宇宙は遠い未知の世界の話ではなく、身近な存在として誰もが関わっていく時代になってきた多くの人が知らないだけで実は私達は宇宙の恩恵を受けている。それを知ることによって、実は宇宙は遠い存在ではなく身近な存在として関わり人類のために役立てることができる。放送スタジオは渋谷宮下パークの真裏という好立地、全面ガラス張りのスタジオで生放送!アーカイブは映像と共にYouTubeで閲覧できる、聴いて楽しみ、見て楽しむラジオです。2) 今現在活動している企業や研究者・宇宙飛行士・学生・子供達がゲスト「宇宙」というキーワードで関わっている方々をゲストにお招きして、どんな人にもわかりやすく楽しく宇宙についてお話していただきます。■番組概要番組タイトル:『宇宙を身近に!山本光子のワクワク宇宙ラジオ』放送スタート:2022年10月1日(土)15:00~15:50生放送初回ゲスト :<ゲスト1>株式会社たすく 代表取締役 古友大輔宇宙機器と宇宙技術を応用したシステムを開発するエンジアリング会社<ゲスト2>株式会社Exspace 代表取締役CEO 大熊隼人宇宙環境利用促進および宇宙探査をビジネスと技術の両面からサポート<ゲスト3>株式会社たすく 技術フェロー 星谷隆番組制作 :株式会社 渋谷クロスFM 代表取締役社長 江崎洋幸渋谷クロスFM 江崎洋幸代表取締役社長とスタジオの外には人だかりができるスタジオ内■パーソナリティ山本光子(やまもとみつこ)プロフィール株式会社belleVie(ベルヴィ)代表取締役株式会社Wisseed-the terra(ウィズシード ザ テラ)代表取締役女性起業家育成アカデミー主宰 夢を叶える話し方講座主宰日産自動車勤務後、建設系会社の経営に20年間携わる。その時に約5,000名以上の関係者と関わり、人に与える印象やコミュニケーションがビジネスに大きな影響を与えることを実感し、研究を開始。日本におけるイメージコンサルティングの第一人者に師事しメソッドを習得。2012年株式会社belleVieを設立。一部上場企業の全社員研修をはじめ指導した受講者は2万人を超える。2017年女性起業家を目指す女性をサポートする女性起業家育成アカデミーを開校。自分の価値を磨き上げ、自分の力で立てる女性を育てることに力を注いでいる。2020年『夢を叶える話し方講座』開講。ストーリーテリングを駆使し、話す力で夢を叶える受講生が続出。2022年3月宇宙事業企画会社 株式会社Wisseed-the terra設立。子供のための未来教育『6歳からの宇宙留学』準備中。2023年アカデミープログラムリリース及び衛星打ち上げ予定。ラジオパーソナリティはかわさきFM、TOKYO FM系ミュージックバード全国114局FMのパーソナリティを経て渋谷クロスFMに至る。■会社概要社名 : 株式会社belleVie(ベルヴィ)所在地 : 〒107-0061 東京都港区北青山2-7-13 プラセオ青山3階代表者 : 代表取締役 山本光子(やまもとみつこ)設立 : 2012年2月22日資本金 : 100万円事業内容: ・講座ビジネス事業・女性起業家アカデミー主宰・夢を叶える話し方講座主宰URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月29日「8月21日放送回の最後で、草笛さん演じる比企尼が変わり果てた姿で登場。比企一族は北条方の襲撃によって滅ぼされたはずでした。そしてのちの公暁である善哉に『北条を許してはなりませぬ!』と告げて消失。SNSでは『怖すぎ』『完全にホラー』と話題になりました」(NHK関係者)現在放送中の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)での怪演が話題の草笛光子(88)。『鎌倉殿の13人』への出演が発表された際のコメントでは、「演技力、人間味を兼ね備えた魅力ある役者さんたちとご一緒できることで、私も若返ります!」と意気込んでいた。これまで『翔ぶが如く』(’90年)や『利家とまつ』(’02年)、『真田丸』(’16年)など大河ドラマに複数回の出演経験があり、今作の最高齢出演者でもある草笛。後輩俳優たちとの共演に向け準備を怠らなかったという。「食事面では、毎日欠かさず大豆食品を食べ、イソフラボンやタンパク質を摂取。くわえて乳酸菌や酵素も積極的に摂取していたのだとか」(映像制作関係者)食生活を整えると同時に、草笛は体づくりにも励んでいたと映像制作関係者は続ける。 「草笛さんは70歳前半から15年以上継続して、週に1回2時間、トレーナーと一緒にストレッチや筋トレなどを行ってきました。しかしコロナ禍で2カ月ほどパーソナルトレーニングを中断。仕事もストップするなかで怠けてしまい、一時的に体形が崩れたそうです。さらに’21年の春先には背中の骨を圧迫骨折。医師からは安静にするように指示が出たそうですが、痛みを我慢しながら、舞台に立ったといいます。そこから『女優として恥ずかしい姿は見せられない』とより熱心に筋力アップに励んだと聞いています。筋力トレーニング以外にもバランスボールや、自宅の階段の上り下りなども取り入れたのだとか」『鎌倉殿の13人』の撮影現場でも、草笛の筋トレに注目が集まることにーー。「年を重ねても、いつも明るく健康的な草笛さんに、北条義時を演じる小栗旬さん(39)や、北条政子役の小池栄子さん(41)は尊敬の念を抱いているといいます。ある日、草笛さんは若さの秘訣を聞かれ、『トレーニングのために自宅で週1回、腰に8キロの重りをつけてスクワットしている』と答えて、一同が驚いたそうです」(前出・映像制作関係者)雑誌『ゆうゆう』’21年11月号掲載のインタビューで、《年をとることも、面白がっていきたいですよね。「そうか、90歳はこうなるのか」なんて面白がりながら年を重ねたい》と人生観を語っていた草笛。そこには“生涯現役”を地でいく役者の矜持があった。
2022年09月02日垣谷美雨のベストセラー小説を、『こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話』の前田哲監督が豪華キャスト共演で映画化した『老後の資金がありません!』が、9月3日(土)午後1時より、WOWOWプライムでWOWOW初放送される。本作は天海祐希演じる普通の主婦が、現代日本が抱えるお金の問題に困惑しながらも立ち向かうコメディ。“老後の資金が2000万円必要”と言われる中、天海が演じる主婦・篤子の日常に、さまざまなトラブルが襲い掛かる。その状況に四苦八苦する姿を、天海は持ち前のコメディセンスを発揮して笑いに転換。特に草笛光子が演じる姑(しゅうとめ)を相手にしたエピソードは、コミカルながら思わずぐっとくる展開が待っている。天海演じる後藤篤子の夫役には松重豊、娘役に新川優愛、息子役に瀬戸利樹、娘の恋人役に加藤諒、篤子の友人役に柴田理恵、義妹役に若村麻由美、義妹の夫役に石井正則など、脇を固める個性派ぞろいのキャスト陣にも注目だ。また、本作は、第45回日本アカデミー賞にて、天海祐希が優秀主演女優賞、草笛光子が優秀助演女優賞と会長功労賞、前田哲監督が第46回報知映画賞監督賞を受賞するなど、映画界的にも大注目作品となっている。さらに、放送と同日の9月3日(土)には、同作に出演した日本を代表する女優・草笛光子と監督を務めた前田哲監督が出演するWOWOWオリジナル配信番組『シネマセッション』が、WOWOWオンデマンドで配信スタートとなる。この番組は、テーマとなる作品に関わったクリエイターを迎えてトークをするWOWOWオリジナル配信番組。9月は『老後の資金がありません!』がテーマとなり、ふたりの作品への思いや舞台裏が語られる。今年のお正月は草笛宅に招かれるなど、公私共に仲の良い草笛と前田監督。そんなふたりの肩肘を張らないリラックスしたトークを、LiLiCoが小気味よく進行していった今回の『シネマセッション』。監督から「何もしないで(演じないで)。そのままでおかしいですから」と言われ困惑したという草笛に対し、前田監督は「おかしいの中には、素敵とかチャーミングの意味が込められているんですよ」と返すなど、時折お笑いコンビのような掛け合いを見せながら、当時の撮影秘話を語ったふたり。また、前田監督からは「2000万円問題が持ち上がった時期でもあったので、権力に対してコメディで立ち向かいたかった」と作品の肝になる話が。そして草笛からは「役者は見せようとしたらだめ」「役の小物や部屋のセットを見て(その役が)どんな性格かを考えている」など、女優ならではの演技に対する思いなど、監督、女優それぞれの観点からの貴重な話もたっぷり聞くことができる。《番組情報》『シネマセッション』女優・草笛光子×前田哲監督9月3日(土) 配信スタート【WOWOWオンデマンド】出演:草笛光子(女優)、前田哲(監督)、進行役:LiLiCo『老後の資金がありません!』・9月3日(土) 午後1:00~【WOWOWプライム】・9月3日(土) 午後8:00~【WOWOWシネマ】・9月9日(金) 午後4:30~【WOWOWシネマ】《関連番組》『連続ドラマW HOTEL -NEXT DOOR-』※草笛光子がホテルのオーナー役で出演9月10日(土) 午後10:00スタート(全6話)【WOWOWプライム】【WOWOW4K】第1話無料放送
2022年08月26日第45回日本アカデミー賞の授賞式が11日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われ、レッドカーペットに受賞者たちが登場した。女性俳優陣としては、新人俳優賞の今田美桜、三浦透子、吉川愛、優秀助演女優賞の石原さとみ、清原果耶、草笛光子、西野七瀬(※新人俳優賞と同時受賞)、広瀬すず、優秀主演女優賞の天海祐希、有村架純、永野芽郁、松岡茉優、吉永小百合、プレゼンターの黒木華、司会の長澤まさみが登場。新人俳優賞受賞者入場の際には、男性俳優の登場時に今田が飛び出してしまうハプニングも。女優陣は華やかなドレスで登場し、清原や永野は肩出し、草笛は深いスリットで魅了する。さらにパンツスーツの三浦や天海、パンツドレスの有村など個性が光る着こなしを見せた。(C)東京写真記者協会
2022年03月11日映画『老後の資金がありません!』(10月30日公開)の公開初日舞台挨拶が30日に都内で行われ、天海祐希、松重豊、新川優愛、草笛光子、前田哲監督が登場した。同作は垣谷美雨による26万部突破の同名ベストセラー小説の実写映画化作。子育ても落ち着き、老後は安泰のはずだったのに普通の主婦・後藤篤子(天海)だが、娘(新川優愛)の派手婚、舅の葬式と資産激減の中、夫(松重豊)とそろって失職。さらに独りになった姑(草笛光子)と一緒に暮らすことになり高級志向の暮らしの価値観にクラクラするなど、奮闘する篤子の様子を描く。新川は天海と松重の娘で、急に「結婚する」と言い出し家族を掻き回すという役を演じたが、「私自身の結婚を発表させていただいたのと同じようなタイミングで撮影をしたんですけど、両親に相談もなく結婚って、自分はそんなことは勇気がなかったというか」と苦笑。「練って練って結婚の発表、そして結婚をさせてもらったので、勢いの良さはすごいなあと思いながら撮影してました」と振り返る。天海はそんな新川について「ものすごく堅実ですもんね。古風ですし、私たちより立派ですよ」と称賛。さらに「積立を増やすんだそうですよ。(『老後の資金がありません!』を見て)不安になられたそうなので。よくできた娘さんですよ、本当に」と暴露し、松重も「ちゃんと老後の資金のこと考えてるんだもんね」と感心していた。
2021年10月30日「(草笛光子の弔辞を)先に書いちゃったの」そう話す中谷美紀(45)に応じ、「最後はひどかったわね。“(人類滅亡でも)ゴキブリと母さん(草笛)だけは生きてる”のよね?」と屈託なく笑うのは草笛光子(87)。草笛を“お母さん”と慕う中谷とトーク番組に出演した際のやりとりだ(9月5日放送のフジテレビ系『ボクらの時代』)。2人は’13年の舞台共演で意気投合。中谷が結婚したビオラ奏者のドイツ人夫も一緒にウィーンで会うなど、プライベートでも年齢を超越した仲だという。現在、オーストリアと日本を行き来して生活している中谷だが、「帰国するたびに草笛さんのご自宅で一緒に食事をするそうですよ。お手伝いさんのお料理がとてもおいしいんだとか。草笛さんも、海外生活の中谷さんを気遣って、漬け物などの和食材を贈っていると聞きました」(2人を知る女優)ある舞台関係者も、「2人とも一見、上品なことしか話さなそうでしょう?でも実はユーモアのある方たちで、2人の会話ではブラックジョークがポンポン飛び交う。波長が合うようです。なにより中谷さんが草笛さんをとても尊敬しています」と話し、「そもそも草笛さんが共演者キラーなんです」と続ける。「共演すると、みんなファンになってしまう。特に女優たちは“憧れの女性”として草笛さんの名前を挙げる人が多いです。共演者がミスしたりNGを重ねても責めたりしない。“いいものが撮れるまで何テークもしましょうよ”というスタンスなので大御所なのに仕事がしやすい。萬田久子さん(63)や草刈民代さん(56)、南果歩さん(57)からも好かれていると聞きます」草笛の最新の出演作は映画『老後の資金がありません!』(10月30日公開)だが、その主演である天海祐希(54)もそうで、「草笛さんへの出演オファー自体、“天海さんが尊敬しているから”というのが理由の一つだったと聞いています。撮影後は天海さんと若村麻由美さん(54)で草笛さんのご自宅に遊びに行ったそうです。独身を貫いている天海さんですが、草笛さんも2年ほどの結婚生活から離婚を経て“おひとりさま”。そういった部分でも共感しているのかもしれません」(映画関係者)さらに孫世代といってもいい20代、30代の女優も例外ではない。「大河ドラマ『真田丸』で共演した長澤まさみさん(34)は、着物の所作が勉強になる、と話していましたね。現場で草笛さんを“みっちゃん”と呼んでいたそう(笑)。杉咲花さん(24)は孫役を演じたことがあるのですが、“演技を一緒に考えてくださった”と感激していました」(テレビ誌記者)女優たちをこぞってトリコにする草笛の魅力を芸能リポーターの長谷川まさ子さんはこう語る。「品があって凜としていらっしゃって大女優のオーラがある。なのに『コロナ太りしちゃったのよね』とか『補聴器を使ってる』とか平然とおっしゃるんです。若い人でも話しかけやすい雰囲気を醸し出してくださっているんですね。大物女優の方だと、とっつきにくいような方もいらっしゃると思うんです。でも慕われる大女優さんというと、樹木希林さんや夏木マリさんもそうですけれど、本当に自然体なんですよね」■自宅の稽古場に呼んで後輩を特別レッスン芸能生活71年。培った女優としての秘訣を惜しげもなく伝授していることも慕われる要因だろう、とある芸能関係者は語る。「翌日も舞台の本番だった土屋太鳳さん(26)がシャンパンを遠慮すると、『いいのよ、しゃべらなければ。声帯を使わなければいいの』と逆に勧められたそうです。別のある女優は、初舞台に挑むときに自宅に呼んでもらったそう。自宅に稽古場があるんですが、一緒に発声練習をしたといいます。“舞台に必要なことを教えていただいた”と感動していました」前出の舞台関係者は「草笛さんは雑談のなかにも心をとらえる名言がたくさんなんです」とも話す。名言に感化された一人に今クール初めてゴールデン帯連ドラ主演を務めることで話題のあの人も。「江口のりこさん(41)は去年ドラマで共演し、草笛さんの『40歳は私の半分にもならない』という言葉で、年齢は関係ないと思えたそうです」(前出・テレビ誌記者)長谷川さんはこう分析する。「草笛さんは“80代って面白い”と、年齢にとらわれず、むしろ年齢を楽しんでいらっしゃる。“将来ああいうふうになれたらいいな”と女優さんたちにとってお手本のような存在なんでしょう」10月22日には88歳の誕生日を迎える草笛。来年は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演が決まっている。米寿を迎えても“草笛ラブ”の輪はますます広がりそうだ。
2021年10月22日天海祐希主演の痛快&最高のお金のコメディ・エンターテインメント映画『老後の資金がありません!』より、ユーモアがたっぷり詰まった予告映像が公開された。本作は、34万部突破のベストセラー小説「老後の資金がありません」が原作。天海さんがどこにでもいる普通の主婦を演じ、現代日本が抱えるお金の問題に立ち向かっていくストーリー。到着した映像では、貯金ほぼナシ、パート先をリストラになり収入0円、夫の失業で収入0円、娘の結婚資金でー300万円、親の葬式でー330万円…と、次々お金の問題が出現。さらに、浪費家の姑が追い打ちをかけ、絶体絶命の大ピンチ!またラストには、天海さん演じる篤子と草笛光子演じる姑・芳乃の2人によるまさかのジョークも飛び出す。そんな天海さんの明るくコミカルな演技も相まって、現代日本が抱える問題を吹き飛ばすかのような仕上がりとなっている。『老後の資金がありません!』は10月30日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:老後の資金がありません! 2021年10月30日より全国にて公開©2020映画『老後の資金がありません!』製作委員会
2021年08月30日女優の天海祐希が主演を務める、映画『老後の資金がありません!』(10月30日公開)の予告映像が30日に公開された。同作は垣谷美雨による26万部突破の同名ベストセラー小説の実写映画化作。子育ても落ち着き、老後は安泰のはずだったのに普通の主婦・後藤篤子(天海)だが、娘(新川優愛)の派手婚、舅の葬式と資産激減の中、夫(松重豊)とそろって失職。さらに独りになった姑(草笛光子)と一緒に暮らすことになり高級志向の暮らしの価値観にクラクラするなど、奮闘する篤子の様子を描く。予告映像では天海が明るくコミカルな演技で絶叫し、勢いのある内容に。天海&草笛の2人にしか許されない「昔、宝塚に入ろうと思ったこともあるのよ」「実は私も」といったジョークが登場するなどユーモアがたっぷり詰まった内容となっている。キャスティングの際に“大人が見られるコメディ映画”するべく、プロデューサーが真っ先に思い浮かべたのが、最強のコメディエンヌである天海だったといい、その熱いオファーに天海は「誰もが老いていく中、“老後の資金”を切実な問題として抱える主婦とその家族を中心に、とても深刻ではあるけれど、ちょっと笑える素敵な作品になるのでは?」という思いで快諾したということも明かされている。
2021年08月30日女優の天海祐希が主演を務める、映画『老後の資金がありません!』(10月30日公開)の主題歌、及び予告映像が13日に公開された。同作は垣谷美雨による26万部突破の同名ベストセラー小説の実写映画化作。子育ても落ち着き、老後は安泰のはずだったのに普通の主婦・後藤篤子(天海)だが、娘の派手婚、舅の葬式と資産激減の中、夫婦そろって失職。独りになった姑と一緒に暮らすことになると、高級志向の暮らしの価値観にクラクラするなど、奮闘する篤子の様子を描く。主題歌には、氷川きよしの新曲「Happy!」が決定。デビュー22年目にして初の映画主題歌となり、サンバ調の楽曲で新境地を開く。新予告映像内で楽曲も初解禁された。予告では、天海祐希演じる普通の主婦・後藤篤子が、子供の結婚・夫の失業・浪費家の姑との同居など、人生の後半を生きる人間にとっては誰もが身に覚えのある様々なお金の問題に振りまわされる中、「なんとかなるから絶対!」と前向きに立ち向かっていく姿が描かれる。主題歌「Happy!」は、そんな主人公の背中を押して思わず踊りたくなるような明るい楽曲に仕上がっている。曲に乗り、コミカルな三谷幸喜や、毒蝮三太夫が刀を振り回して大暴れする姿も映し出され、映像の最後には草笛光子が演じる芳乃の美しすぎるヨガポーズに、篤子も驚きの表情を見せる。○氷川きよし コメント一言でいうと最高です!! 久しぶりにお腹を抱えて笑って、最後は感動できる。時間を感じないくらいあっという間で、こんなに楽しい映画があるんだと思いました。何度でも観たいです。天海さんは憧れの強い女性ですが、主婦役をやられるのは珍しかったので新鮮でしたし、展開も面白くて目が離せませんでした!映画主題歌は初なので、デビューして22年目で、新たなキャリアのスタートになりました。タイトルには、みんながハッピーになってほしい、色々なことに感謝して生きていればハッピーになれるよ、という想いを込めています。大変な世の中なので、自分を奮い立たせてハッピーに。暗い気持ちでも明るい気持ちに持っていけるように。希望がなければ希望を作ればいい。どこかには道がある。壁にぶつかっても道はある。悩みやピンチこそチャンスだったりするので、そんな気持ちで聴いてほしいと思います。○天海祐希 コメント完成した映画を試写室で観させて頂いた時に、エンドロールで流れた主題歌を、初めて聴いたんです。もう、心を鷲掴みにされました(笑)この作品の、ちょっと笑えて、悩んで、苦労しても頑張ろうって前向きになれるHAPPYさと、とても合っていて、何て素敵な曲! と感激しました。もうとっても嬉しくて、観終わって直ぐに氷川さんにお電話しちゃった程です(笑)この1年で大変な事が沢山ありましたよね。まだまだ乗り越えられてはいないけれど、だからこの曲を聴いた時に、泣きたくなる位の前向きな励ましを受けた気がしたんです。本作もやむを得ず公開が延期になりましたが、これから挽回していけたらいいなぁと思っています。この曲の様に「手を握ろうよ。肩を組もうよ。何もなくてもHappy」の精神で、生活も仕事も頑張る所存です!前奏を聴いただけで、きっと皆さん踊りたくなるんじゃないかなぁ。私は踊りたくなりました(笑)。氷川さんに、この曲を歌う時、バックで踊らせてーとお願いしているところです(笑)映画「老後の資金がありません!」も、氷川きよしさんの「Happy!」も、楽しみにして頂けると嬉しいです。
2021年05月13日久本雅美(62)が総合司会を務めるトーク番組「メレンゲの気持ち」(日本テレビ系)が来年3月で終了すると報じられた。スポニチアネックスによるとテレビ局関係者は「節目の25年を前に、新鮮さを求めての決断。番組としての役目は十分に果たした」といい、「新たな番組に良い形でバトンを渡したい」と明かしたという。96年4月にスタートした「メレンゲの気持ち」。四半世紀にわたって、久本は“土曜日の昼の顔”を務めてきた。そんな彼女は本誌16年10月18日号に登場し、番組とともに歩んできた日々を回想している。数々の著名人たちとの名トークを繰り広げてきた久本は、初対面でも打ち解ける秘訣をこう明かしている。「初対面の方とお話しする機会はとても多いですね。そんなとき、まず出演ゲストの『素敵だな』と思うところに目を向けて話を始めるようにしています」「挨拶は大切ですね。私も“笑顔で・元気よく・爽やかに”挨拶することを心がけています。一言挨拶を交わすだけで、その場の空気がきれいに流れていくと思います」脇を固めるMCメンバーの話術も、同番組の魅力の1つ。同号で久本はHey! Say! JUMP・伊野尾慧(30)について「お笑いのセンスもあるし気取りもなく自然体ですごくいい。癒し系です」と、そしていとうあさこ(50)に対しても「気配りができて、私を立てながらもしっかりと自分の役割を果たしてくれる素晴らしい人です」と大絶賛していた。そんな優秀な共演者に囲まれた久本は18年12月、「優秀なスタッフに恵まれて自由に楽しくやらせていただいています。これからは皆さんに恩を返していきたいですね」と本誌を通して番組にも賛辞を送っている。オファーを受けた当時38歳だった久本も18年7月にはついに還暦を迎えた。還暦直前に応じた本誌のインタビューでは「草笛光子さんなんか、84歳という年齢にもかかわらずあの美しさで、ファッショナブル。80歳超えても自分の番組を持っていらっしゃる黒柳徹子さん(87)にも憧れていて、私も『やれるところまでやったろう』と思って」と意気込んでいた。「いつまでも若々しい久本さんにとって、WAHAHA本舗の舞台上から見るお客さんの笑顔が元気のエネルギーだといいます。また仕事を通して、多くの人に会うことこそ健康の秘訣だとも。久本さんには“朝ドラに出演する”という大きな夢があります。それを叶えるまで『芸能界はやめられへん!』と意気込んでいます」(スポーツ紙記者)還暦以降も挑戦に燃える久本。看板番組が有終の美を迎えても、まだまだ活躍は続きそうだ。
2020年10月20日9月18日(金)の公開を予定していた天海祐希主演の『老後の資金がありません!』が、公開時期を来年に延期することが発表された。今回、昨今の新型コロナウイルスに関連する社会状況を鑑みて協議をした結果、公開時期を来年に延期することが決定。今後の公開予定については、決定次第、速やかに告知される。本作は、天海さんが老後資金問題をはじめ、あらゆる問題が立て続けに襲ってくる中、悩みもがき奮闘しながらも逆境に立ち向かう主婦を演じ、コメディエンヌぶりを発揮していることでも話題。浪費家の姑を名女優の草笛光子、定年間近で会社が倒産し失業に陥る夫役を名バイプレイヤー・松重豊が演じるほか、突然結婚相手を連れ、派手婚を報告する娘役を新川優愛、その結婚相手を加藤諒、大学生の息子役を瀬戸利樹が演じるなど、豪華キャストが集結している。『老後の資金がありません!』は2021年公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:老後の資金がありません! 2021年、全国にて公開©2020映画『老後の資金がありません!』製作委員会
2020年07月13日女優の天海祐希が主演を務める、映画『老後の資金がありません!』(2020年9月18日公開)の第2弾出演者、及び特報が14日、明らかになった。同作は垣谷美雨による26万部突破の同名ベストセラー小説の実写映画化作。子育ても落ち着き、老後は安泰のはずだったのに普通の主婦・後藤篤子(天海)だが、娘の派手婚、舅の葬式と資産激減の中、夫婦そろって失職。独りになった姑と一緒に暮らすことになると、高級志向の暮らしの価値観にクラクラするなど、奮闘する篤子の様子を描く。篤子たちと同居する浪費家の姑・後藤芳乃役には、名女優・草笛光子が決定。かつては夫と共に老舗和菓子屋に嫁ぎ、店をたたんでからも浪費癖が抜けない姑役で、今までにない驚きの演出にも応えるなど、いきいきと演じる。定年間近で会社が倒産し失業に陥る、篤子の夫・後藤章役には、松重豊が決定。お金に疎く見栄っ張りの夫をリアルに演じ、長年寄り添った本物の夫婦のように天海と息の合った演技を繰り広げる。突然結婚相手を連れ派手婚を報告する、篤子の娘・後藤まゆみ役に新川優愛、家庭内のムードメーカーで大学生の篤子の息子・後藤勇人役に瀬戸利樹、まゆみの結婚相手でヘビーメタル・バンドマン・松平琢磨役に加藤諒と篤子の家族がそろった。篤子の長年の友人・神田サツキ役で柴田理恵、志津子(若村)の夫・桜井秀典役で石井正則、章の妹・桜井志津子役で若村麻由美、葬儀社のベテラン社員・本間役で友近、ヨガ教室の講師・城ケ崎君彦役でクリス松村、シングルマザーのキャバ嬢・レイナ役で高橋メアリージュンが出演。琢磨の父・松平金造役で佐々木健介、琢磨の母・松平美和役で北斗晶と夫婦共演、経済ジャーナリスト・荻原博子が本人役で映画に初出演する。さらに、篤子の父・太平役に竜雷太、篤子の母・波子役に藤田弓子、章の元同期・天馬役に哀川翔、サツキの父・大泉健三に毒蝮三太夫、区役所委員・森口役に三谷幸喜と豪華個性派キャストが集った。特報では、老後資金が2000万円必要と言われている日本で、頭を悩ますひとりの主婦・篤子(天海)の姿が映し出される。老後の為にしっかりと蓄えていたはずだったのに、娘(新川)の結婚、夫(松重)の失業、さらに浪費家の姑(草笛)との同居などが重なり、みるみるうちに貯金は減少。そんな中、姑の高額なカフェ代にストレス爆発した篤子は「お安くないんじゃ!」と遂にブチ切れる。○草笛光子 コメント前田監督と最初にお会いした時に「草笛さんは役作りせずそのままで」と言われました。女優にとってこれほど難しい注文はありません。続けて「そのままで十分おかしいですから」と。劇中ではとんでもない姿をお見せするのですが「もうどうにでもなれっ」と飛び越えてしまった感じ。私の姿を見てみなさんはどう思われるでしょうか、私も早く見たいような怖いような。主演の天海さんは、実に気持ちのいいさわやかな人。現場をピリリとまとめつつ、細かい気遣いもされる、隣にいる私はその姿にポカンとしていました。三谷さんとのシーンは何日も前からどうやって笑わない様にするか悩みました。だって、笑わせてやろうと意気込んで来るのがわかりますから。色々な意味でこんな作品は初めて。私にとっては恐ろしい映画です。○前田哲監督 コメント80歳を過ぎても現役バリバリのザ・女優である草笛光子さんには、今までやられたことのない、ありえない! ことにトライしてもらいました。時に大胆に時に繊細に全身全霊で役に取り組み、いきいきと楽しんで演じるチャーミングな姿に、スタッフもキャストも、まるで「映画の女神」のようだと驚嘆でした。 そして、モンスター級の存在感と爆発的な個性を併せ持ったキャストの皆さんが、主人公の天海さんを取り囲んで、サプライズ! な役で、ドキドキ! ワクワク! な演技バトルを繰り広げています。キャストの方たちの「今を懸命に生きる姿」が、全ての人へのエールでもあります。どうぞご期待ください!
2020年05月14日今年で10回目の開催を迎えるWOWOW「勝手に演劇大賞」。今年は10回目の開催を記念し、スペシャルトークイベントの開催が決定。さらに、『グリーン&ブラックス』出演の井上芳雄より、コメントが寄せられた。「勝手に演劇大賞」は、を演劇ファンからのWEB投票によって選出された作品・演出家・俳優を表彰する賞。投票期間は、本日11月1日から12月31日まで。「作品賞(ストレートプレイ部門/ミュージカル部門/2.5次元部門)」 「演出家賞」「女優賞」「男優賞」「新人賞」に分けられ、結果は2020年2月下旬、勝手に演劇大賞特設サイトにて発表される。10回目の開催を記念して開催されるトークイベントには、フリーアナウンサーの中井美穂と演劇ジャーナリストの徳永京子の登壇が決定。ゲストとともに今年の演劇と過去の演劇大賞を語る予定だ。本イベントの参加は同じく「勝手に演劇大賞」の特設サイトで11月29日まで受け付けられる。対象はWOWOW加入者で、定員は25組50名。また今回寄せられた井上芳雄のコメントは下記の通り。●井上芳雄コメント一番感動したミュージカルは、名古屋で観た劇団四季の『ノートルダムの鐘』でした。ストレートプレイですと、『ドライビング・ミス・デイジー』。名作とは聞いていましたが、初めて観ました。市村正親さんと草笛光子さん、堀部圭亮さんの3人芝居で素晴らしかったです。アメリカの翻訳劇ではありますが、どこの国の話というのは関係ない、人と人の話になっていて、シンプルではあるのですが素敵な作品でした。草笛さんをはじめベテランの皆さんの演技を観ていると、僕もお芝居を続けてこんな風になりたいという希望になりました。WOWOWオリジナルミュージカルコメディ福田雄一×井上芳雄『グリーン&ブラックス』#3211月27日(水)夜11:00WOWOWライブ(毎月第4水曜日夜11:00 ※変更の場合あり)・勝手に演劇大賞2019投票期間:11月1日(金)〜12月31日(火)対象作品:2019年に国内で上演された全ての作品投票方法:勝手に演劇大賞特設サイトにて ※WOWOWのWEB会員登録が必要となります(登録無料)投票各賞:「作品賞(ストレートプレイ部門/ミュージカル部門/2.5次元部門)」「演出家賞」「女優賞」「男優賞」「新人賞」結果発表:2020年2月下旬 勝手に演劇大賞特設サイトにてプレゼント:カブキグラス 1名様 ※投票いただいた方の中から抽選でお送りいたします。勝手に演劇大賞特設サイト: ・勝手に演劇大賞2019 第10回記念スペシャルトークイベント日付:12月8日(日)開場:13:30 開始:14:00 終了16:00(予定)会場:都内某所(当選された方にのみお知らせします)人数:25組50名様(お一人でのご応募も可能です)登壇者:中井美穂、徳永京子ほか(予定)応募期間:11月1日(金)〜11月29日(金)
2019年11月01日阿部寛演じる偏屈でプライドが高すぎる独身男と彼を取り巻く人々のコメディー「まだ結婚できない男」の第4話が10月29日にオンエア。桑野の母・育代を演じる草笛光子の美しさと、桑野を誹謗中傷し続ける“やっくん”の正体にも注目が集まっている。本作は2006年に放送された「結婚できない男」の続編。前作から13年を経てもいまだ偏屈で独善的で皮肉屋、そして独身のままの建築家・桑野信介を阿部さんが演じる。桑野のアシスタントからいまは事務所の共同経営者となった村上英治に塚本高史、弁護士の吉山まどかに吉田羊、桑野に好意を抱く岡野有希江に稲森いずみ、桑野の隣人で女優の戸波早紀に深川麻衣、桑野の母・桑野育代に草笛さん、妹の中川圭子に三浦理恵子、中川の娘で桑野の姪・ゆみに平祐奈、義弟の良雄に尾美としのりといったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。水漏れした自宅から娘・圭子の家に避難するも親子ゲンカしてしまった育代が桑野の部屋にやってくる。なんとか母親を追い返したい桑野は、水漏れの原因を作ったリフォーム会社と交渉してほしいと、育代を連れてまどかに依頼。まどかは育代に「自分の母親といるより落ち着きます」と安らぎを感じ、自分の母親との悩みを打ち明ける。一方、圭子から今年は自分に代わって育代の誕生日会を開いてほしいと言われた桑野は、どんなプレゼントを渡せばいいかまどかに相談。するとまたまた言い合いになり、まどかを怒らせてしまう――というのが今回の物語。今回は草笛さん演じる育代と、桑野とまどか、有希江、戸波ら桑野を取り巻く女性たちとのエピソード。「草笛光子さんのヘアスタイルが素敵すぎる」「草笛さんが相変わらずものすごくおしゃれ」など、草笛さんの美しさを讃える声が集まるなか、偏屈すぎるゆえに母への愛情を素直に表現できない桑野への「桑野さん面倒くさいー!親だからこそ、なおさら素直になれないのかなー」「この阿部寛のど偏屈ぶりは他人ごととは思えなくなってきた」といった反応も多数。また1話から桑野を悩ませ続けている“やっくんのブログ”だが、今回、桑野は同じジムでトレーニングしている“ヤクマル”(デビット伊東)が“やっくん”ではないかと疑うのだが、ネットでも「やっくんっておんなしマンションの人なんでないかなぁ」「「やっくん」は、桜子さんではないかと思う」「やっくん、デビット伊東じゃなくてバーテンの人だと思う」など様々な声が上がっており、やっくんの正体にも注目が集まっている様子だ。(笠緒)
2019年10月30日空気入れ付きなのですぐに使える3月27日、オリジナルのバランスボールが付属した新刊『美シェイプアップ・バランスボール』が発売された。書籍部分はA4判で48ページ。オリジナルカラーのバランスボールに加え、ボールと同じくピンク色の足踏み空気入れも付属している。同書の監修は東京・世田谷区にあるマンツーマントレーニングジム「TRAINING STUDIO PAC」の代表トレーナーである伊藤幸太郎さんが担当。価格は2,430円(税込)で、河出書房新社から発売されている。基本・ストレッチメソッド・シェイプアップメソッドパーソナルトレーナーの伊藤幸太郎さんは女優、バレリーナ、ダンサーなどを専属トレーナーとして指導。現在も女優として活躍中の85歳の草笛光子さんも10年以上担当している。新刊に付属しているのは厚さが55cmもあるしっかりとしたバランスボール。書籍ではバランスボールがよい理由や期待できる5つの効果、空気の入れ方まで紹介されている。実践としては正しい座り方と基本の動き、ストレッチメソッド、シェイプアップメソッドなど、数ある伊藤さんのトレーニングレパートリーの中から厳選された独自のメニューがまとめられている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※美シェイプアップ・バランスボール : 伊藤 幸太郎 - 河出書房新社
2019年04月03日市村正親と草笛光子の顔合わせで、『ドライビング・ミス・デイジー』が上演される。映画版がアカデミー賞最優秀作品賞をはじめ数々の賞に輝いた作品への挑戦である。共演は1993年の『ラ・カージュ・オ・フォール』以来25年ぶりとなる名優ふたり。不朽の名作を深く豊かに作り上げてくれそうだ。【チケット情報はこちら】1948年から25年間が描かれる物語の舞台となるのは、まだ人種差別意識が残るアメリカはアトランタ。夫を亡くしている72歳のユダヤ人・デイジー(草笛)が、運転していた車で事故を起こし、心配した息子が黒人の運転手・ホーク(市村)を送り込んできたことからストーリーは動き出す。独立心が強く黒人嫌いでホークを拒絶するデイジー。それでも辛抱強くデイジーのもとに通うホーク。そんなふたりが徐々に心を通わせ、ついにはかけがえのない友人となっていく姿が描かれる。上演のきっかけを作ったのは、演出を手がける森新太郎だ。「ミュージカルとかシェイクスピアではなく、違う市村を見たいと森さんが持ってきたのが、この作品だったんです」と市村。そこでデイジー役に浮かんだのが草笛だった。「市村さんから電話があったんです。“こういう話があるんだけどやらない?”って森さんから言われたと。実は前からいつかやりたいと思っていた作品だったこともあって、その場ですぐにやりたいと返事しました。それに、最初の勘として、市村さんとなら面白い関係になるなと思ったの」と草笛は言う。ただ、面白くなりそうだからこそ、草笛には心配なこともあるようだ。「台本を読んだらふたりのやりとりがあまりにも面白くて、しかも相手が市村さんだから、漫才になってしまったらどうしようと思ってるんです(笑)。謹厳なデイジーとして常に凛としていなきゃいけないのに」。それに応えて市村は、「大丈夫。森さんが漫才にはしないだろうし、僕は草笛さんのデイジーの台詞を聞いて、デイジーの生き方を見て、それに反応していくだけですから」ときっぱり。草笛も、「喜劇的な面白さもありつつ、深いものを腹に入れて演じないとこの作品の良さは出ないですものね。最後には人の心をズンと打たなきゃいけない」と引き締まる。年齢とキャリアを重ねてきたふたりだから表現できる人間ドラマとなるはずだ。「草笛さんとこの作品ができることが幸せ。長く俳優をやってきてよかったなと思います」と最後に語った市村。この巡り合わせに立ち会えるのは、なんと幸せなことだろう。公演は6月22日(土)から7月15日(祝・月)まで、東京・紀伊國屋ホールにて。その後、7月17、18日に宮城・電力ホール、7月23日に愛知・日本特殊陶業市民会館を巡演する。ぴあでは2月1日から11日まで東京公演の抽選先行エントリーを受付中。取材・文:大内弓子
2019年01月30日8月下旬、舞台『新・6週間のダンスレッスン』の製作発表会見が行われた。2006年の初演以来、通算194回上演されてきた人気のふたり芝居が、新演出で蘇る。まず、音楽監督、ギター&ヴォーカルを務める大嶋吾郎が、劇中のナンバー「God Only Knows」を披露。会場を豊かなメロディで染めた。【チケット情報はこちら】演出の鈴木勝秀は「草笛さんが新たな形での上演を提案。よりエンターテイメント性の高い作品にしたいという気合いに押され、お引き受けしました。誰もが経験する老いへの不安、孤独な個人同士がどう結びついていくのか。今、日本が直面するテーマをはらんだ作品です。今回、音楽は生演奏、衣裳と美術も一新。伝統を守りつつ、新たな切り口で現代に通用する作品に仕上げたい」と意気込みを語った。2006年の初演以来、未亡人リリー・ハリソンを演じてきた草笛光子は、「初演のように、心配しています(笑)。前からの残像を払拭して、新しく生まれ変わりたい。あと何年女優生活ができるのかわからないですが、死んでもいいから頑張っちゃおう!という気持ちです」。新たに14歳のダンス・インストラクターであるマイケル役に挑む松岡は「今までのマイケルを忘れさせて、俺色に染めてみせます」と意気込んだ。今回の松岡の出演は、草笛からのラブコールだったそう。草笛は「『ロスト・イン・ヨンカーズ』で共演した際、松岡君が私の息子役。あ!ここにマイケルがいた!と思いましたが、気持ちを隠しておりました。前回、観ていただいたら、楽屋で「俺に観せた意味がわかった。俺にやれという意味だろう?」と、自信満々(笑)。本当にマイケルそのものですね」と松岡に太鼓判。その話を聞いた松岡は「馴れ初めではないので」と笑わせた後、「プレイヤーとしては舞台を拝見すると、自分だったらこう演じると考えるもの。楽屋で感想を聞かれて、“僕ならこう演じたい”と話しまして。それからママと何度かデート重ね、“本当にできる?”と聞かれ、即答しました」と語る。すると草笛は、「私のこと、ママと呼ぶので困るんです。リリーとマイケルと呼び合って!喧嘩するところは情け容赦なく」と、宣言した。劇中では6種類のダンスを披露するが、好きなダンスを問われ、草笛は「ワルツ。曲線を描く体の動きは、易しいように見えて難しい」、松岡は「どれも踊ったことがなくて。ダンス自体、25年踊っていない(笑)。でもふたりで呼吸を合わせるのは楽しい」と稽古を楽しんでいる様子。草笛が、「ダンスにもアドリブが出たりする。そんなライブ感を狙いたいの!」と言うと、松岡が「ほら、急にスイッチが入った!」とツッコミを入れる松岡。草笛の心を掴む方法を聞かれて、「顔じゃないですか!」とドヤ顔。草笛も「もう掴まれています」と、息の合ったところをみせた。公演は9月29日(土)から10月21日(日)まで、東京・よみうり大手町ホールにて。その後、石川、福岡、大阪を巡演。取材・文:三浦真紀
2018年08月27日9月29日から公演される舞台『新・6週間のダンスレッスン』の制作発表会見が21日、都内で行われ、松岡昌宏、草笛光子、演出家の鈴木勝秀が出席した。同舞台は、2001年にアメリカ・カリフォルニアで産声をあげ、2006年に日本で初演された、美しいダンスとウィットに富んだ会話劇。公演終了から何度も再演を重ね、2014年には通算194回の公演で幕を閉じた。そんな同舞台の再演となる今回は、初演からリリー役を演じて第14回読売演劇大賞優秀女優賞、第29回松尾芸能賞演劇大賞を受賞した草笛光子、その相手・マイケルを松岡昌宏が務める。6週間のダンスレッスンを通じて出会う2人は、年齢も生き方も違い、お互いをなかなか認めることができない。反発しあいながらも次第に心を通わせていき、現代で大切なものは何かを問いかける。初演からリリーを演じている草笛は「10年近くやらせていただきますと、どこか演技に垢が出てきちゃうというか、垢落としと言ったらアレですが、今回は、違う『新・6週間のダンスレッスン』になると思いますよ。前の残像が残っていますので、それを払拭して新しい自分に生まれ変わりたいですね」と何年も演じ続けている役柄とはいえ、新たなキャラクター作りに意欲。その相手役となる松岡は前回の舞台を草笛の招待で鑑賞したといい、「松岡らしいマイケルを演じられたらと思っています。色んな諸先輩方がマイケルをやられていますが、俺の色に染めてみせます!」と力強く語った。草笛が松岡にラブコールを送って共演が実現した同舞台。2013年公演の舞台『ロスト・イン・ヨンカーズ』で親子役として共演した2人は、それ以来、松岡は草笛のことを「ママ」と呼んでいる。草笛が「もう親子じゃないですから! ママと呼ばれると困ってしまう。これからは"ママ"と言うな!」と"ママ"禁止令も。一方の松岡は「ずっとこの5年間は"ママ"だったので、急に変えると言われるのも……」と困惑した表情を見せつつ、「リリーと呼びます!」と宣言。また、前回の親子役から今回は心を通わせる男女役を演じるにあたって草笛の心を掴む方法を問われた松岡は「顔じゃないですか」と回答し、草笛も「もう掴まれてました。情け容赦なく」と笑いを誘っていた。舞台『新・6週間のダンスレッスン』は、9月29日~10月21日(10月4日・10日・15日・18日は休演)に東京・大手町 よみうり大手町ホール、10月26・27日に石川・金沢 北國新聞赤羽ホール、10月30・31日に福岡・福岡 ももちパレス 大ホール、11月3・4日に大阪・梅田 サンケイホールブリーゼにてそれぞれ上演される。
2018年08月22日あなたが結婚するなら、どんな結婚式が理想ですか?高級ホテルに友人や同僚を招いて盛大に、それともハワイの浜辺でリゾート婚…考え出すときりがないですね。結婚式は将来を誓い合うふたりが家族になるための儀式。今まで家族と共に歩んだ道のりを振り返り、そして新しい家族の幸せな未来を願う日です。だからこそ家族が笑顔になれる結婚式が一番!今回は、結婚式にまつわる映画『ばぁちゃんロード』をご紹介します。4月14日(金)に公開の本作は、家族の絆を描いた心温まるストーリーに思わず涙する1本です。■気になるストーリーは?主人公は、結婚を間近に控えた根っからのばぁちゃんっ子の孫娘、夏海。そして、足を怪我して施設で暮らす祖母、キヨ。「ばぁちゃんと一緒にバージンロードを歩きたい」という夏海の願いが、施設に引きこもったまま心を閉じかけていたキヨを動かし、ふたりでその目標に向けてリハビリを重ねて奮闘していく――といったお話です。物語の中では、孫娘の夏海とばぁちゃんの関係はもちろん、夏海と婚約者の大和、夏海の両親と夏海をとりまく家族の絆について描かれています。自然でリアルな家族の風景に思わずグッとくるシーンがたくさん!中でも、筆者のお気に入りのポイントをご紹介しますね。■バージンロードの意味は…「バージンロードは、新婦が生まれた日から今日までの道のりを意味している」式場の見学に出かけた夏海が「ばぁちゃんとバージンロードを歩きたい」と強く意識するようになったのはこの言葉があったから。バージンロードを人生の道のりに例えるなんて、なんだかステキですね。結婚は人生の節目だからこそ、ずっと見守ってくれた家族に感謝の気持ちを伝えるべきときなのです。■それぞれの家族の絆…◎夏海と大和ばぁちゃんのリハビリに付き添う夏海を応援する大和。いつも明るく楽しい雰囲気のカップル。ケンカをしてもお互いを想いやるふたりの関係にほっこりさせられます。◎ばぁちゃんとじぃちゃんばぁちゃんがじぃちゃんとの思い出を語るシーン。歳を重ねて体が不自由になったじぃちゃんとばぁちゃんは互いが互いの杖として寄り添いながら一緒に歩いていた、そんなばぁちゃんの言葉に「結婚っていいものかもしれないな」とホロリとさせられます。◎夏海の両親単身赴任で家を離れていた父、仕事が忙しく家を空けることが多かった母。一緒に居る時間は少なくても娘を大事に想っていることが伝わる両親の姿にもグッときます。■プレミア試写会&記者会見映画の完成を記念して、篠原哲雄監督と主演の文音さん、草笛光子さん、そして三浦貴大さんの記者会見が開かれました。今回、『ばぁちゃんロード』を演出するにあたって、篠原監督はその場で起きることを自然に、ある意味2人の歩みをドキュメンタリーのように撮ることを意識していたと言います。さらに、文音さんと草笛さんが共演するのは今回が2度目ということで、プライベートでも親交があり仲が良いそう。そんなふたりの関係が役柄に重なり、映画の中でも孫娘と祖母の自然体な雰囲気を作り上げることができたみたいです。草笛さんは、“芝居”することを止め、どんなシーンであっても、孫娘である文音さんを愛して愛し抜いて、温めているような気持ちを持ち続けることで“孫を大事に想うばぁちゃん”の姿を表現しているそうです。『ばぁちゃんロード』では、監督、俳優陣ともに、自然体な家族の姿を描いています。この映画を観れば、心がホッとするような、あたたかな気持ちになれるでしょう。◎文音さん、草笛さんからのメッセージ・文音さんこの映画を観た後は、大切な人に改めて思いを馳せるような気持ちになるはずです。大切な人にメールをしたり、電話をしたり、映画を観てくださったみなさんの心が優しさであふれてくれれば嬉しいと思っています。・草笛光子さん色の濃い油絵のような映画が多い中で、この作品は墨絵のように柔らかい作品です。役者として一番難しい普通をやらせてもらえました。それをどう受け取ってもらえるのかが楽しみであり、心配でもあります。もちろん劇中での泣くシーンは、目薬は使いませんでした。そのままでやりました。皆さんにも涙がちょっと出るくらい感動してもらえたら嬉しいです。最近、気持ちがトゲトゲしている、感動が足りていない…そう感じているなら、映画館に足を運んでみませんか?『ばぁちゃんロード』があなたにやさしい気持ちを思い出させてくれるかも。【STORY】ガソリンスタンドで働く夏海(文音)は、父の跡を継ぎ一人前の漁師を目指す高校時代からの友達・大和(三浦貴大)にプロポーズされる。結婚を決めたことを報告するため、2人はまず、夏海の両親のもとへ、そして施設で暮らす夏海のばぁちゃん・キヨ(草笛光子)のもとへ出向く。夏海は、両親が共働きだったことで、幼い頃からキヨに育てられたばぁちゃんっ子だった。自宅の庭で足を骨折してしまったことで歩けなくなってしまい、車椅子の生活をしているキヨ。久々に施設で再会した夏海は、なんとかキヨを励まし、元気を取り戻してほしいと悩む。そんな彼女が思いついたこと、それは「結婚式のバージンロードをばぁちゃんと歩く」ということ。ひたむきな夏海の想いが、キヨに“歩く”という目標を与え、次第にその目標がキヨの希望へと変化していくのだった・・・。2018年4月14日(土)より有楽町スバル座ほか全国順次ロードショー出演:文音草笛光子/三浦貴大桜田通鶴見辰吾他監督:篠原哲雄脚本 上村奈帆音楽 かみむら周平製作:「ばぁちゃんロード」製作委員会(オフィスレン/セントラル・アーツ/東北新社)配給:アークエンタテインメント(C)2018「ばぁちゃんロード」製作委員会2018年/日本/カラー/ビスタ/5.1ch/89分
2018年04月14日今春、誰もが大切な人に会いたくなるハートウォーミングな映画が公開される。タイトルは『ばぁちゃんロード』(4月14日公開)。海沿いの田舎町を舞台に、結婚を間近に控えた根っからの“おばあちゃんっ子”の孫娘・夏海(文音)が、足をケガして施設で暮らす祖母・キヨ(草笛光子)と一緒にバージンロードを歩くためふたりでリハビリに奮闘する物語。女性自身は、本作でヒロインを務めた文音に独占インタビュー。W主演を務めた草笛との共演秘話をはじめ、女優デビュー10年目、30歳という節目を迎えた心境を聞いた。 ――完成した作品の感想から聞かせてください。 最色で言ったらパステルカラー。とても爽やかで、透明感のある作品だと思いました。篠原哲雄監督が得意とするジャンルだと思いますが、日常生活の一コマを上手に切り取った作品だなあ、と。 ――富山県氷見市で撮影されたんですよね。 とにかく、絵がとてもキレイなんですよ。花、空、海……さまざまな実景が美しくて。どこを取っても絵ハガキになるような写真の連続のようです。 ――撮影期間は昨夏に2週間ほどだったと聞きました。撮影中の思い出は? 2週間の撮影期間で1日だけ撮休があったので、その日、スタッフとキャスト総出のバーベキュー大会をやりました。地元の人たちが氷見牛などの特産品を提供してくださったり、監督自ら焼きそばを作ってふるまってくれたりと、とても和やかな会で。スタッフと役者がそんなふうに交流するって、映画の撮影現場ではかなりめずらしいことだと思います。地方ロケということがみんなの絆を深めたのかもしれないし、篠原監督のお人柄のせいなのかもしれない。役者同士が仕事の現場以外で話すことが作品自体に生きることもありますし、こういうことは貴重だし、もっとやらなきゃダメだなって思いました。 ――今作は、祖母役の草笛光子さんとのW主演ということもあり、ご自身がリーダーシップを発揮しなきゃという思いもあったのですか? “主演だから”ということは、逆に、あまり考えないようにしていたと思います。プレッシャーになるだけですし。その点で言えば、映像の現場よりも舞台のときのほうが意識的にみんなを引っ張っていこうとしますね。作品自体が座長のカラーになりますから。でも、主演かどうかに関わらず、私自身、日ごろから自分が関わる人と積極的に話しかけよう、コミュニケーションを図ろう、と心がけているほうだと思います。それは、私のデビュー作を撮ってくださった佐々部監督の教えのおかげです。 ――デビュー作は、2008年公開の映画『三本木農業高校、馬術部』ですね。佐々部清監督からどのような指導があったんですか? 映画というのは、「役者だけで作っているわけではない」と。照明や録音という撮影部がいて、いろいろな人たちがいて一つの作品が作られているということです。だから、「主演がやらなきゃいけないことは、みんなの名前を覚えることだ」と佐々部監督に言われて、それはもう、私の体にしみっついていますね。「照明さん!」とか呼ばず、スタッフさんは必ずお名前で呼ぶというのは意識的にやっています。 ――今作で文音さんが演じる田中夏海の魅力は? 脚本を読んだときは、“夏の海”だから、名前のとおり太陽のような女のコというイメージでした。元気で、明るくて、28歳という年齢にしてはちょっと落ち着かないというか、いつも動き回っていて、子供っぽい。でも、演じていくうちに、「夏海って、めちゃくちゃ甘え上手だな」という印象が強くなりました。草笛光子さんが演じるキヨばぁちゃんがとてもお茶目でかわいらしいので、そういう部分を受け継いでいる感じもします。 ――具体的にはどういうところが甘え上手だと思ったんですか? とにかく、台風の目のような女のコなんですよ。夏海が動くと周りの人間がみんな巻き込まれる。「ばぁちゃんとバージンロードを歩きたい!」という彼女の思いつきに、キヨばぁちゃんをはじめ、両親、恋人の大和(三浦貴大)、病院の人たち、みんなが振り回されることになるわけですから。それって、信念があるといえばそうだし、純粋に、まっすぐに育ってきたんだなあと思いました。計算がないぶん、魔性の女ですよ(笑)。 ――文音さんご自身はそういう魔性的な部分はないんですか? 全くない、ない!(笑)。私自身は、まったく甘えられない女なので、彼女のように甘え上手になりたいですよ。夏海みたいな女のコだから、大和のような優しい男性がそばにいてくれるんだろうなあって羨ましくて。「バイトはやめていい。俺が働くから、おばぁちゃんのそばにいてやれ」と言ってくれる恋人なんて、よくないですか!演じながら、「彼女、マジで無意識に甘えてる!」と思いましたもん(笑)。私自身は、まだ結婚できないですね。「家事は全部僕がやるから、君は思う存分仕事をしていいよ」と言ってくれる人が現れてくれたらわからないけど(笑)。 ――草笛さんと共演されるのは、『SAKURA~事件を聞く女~』(’14年)以来、3年ぶり。一緒にお仕事されて、改めて草笛さんから学んだこと、影響を受けたことはありますか? いちばん勉強になったのは、本番前のお稽古ですね。草笛さんは、2人のシーンの前には必ず、セリフ合わせをするんです。「ヨーイ、スタート」でいきなり演技に入るのではなく、呼吸を合わせてから本番に臨むというやり方がとても勉強になりました。また、草笛さんは、役に対して良い意味でわがままというか、「ここはどうしても譲れない」というところをしっかり持っていらっしゃる。相手が監督でも決して妥協しない。そういうお姿を間近で見て、私も、もっとわがままなってもいいんだなあと思いました。 ――草笛さんは、最近、着こなし術の本を出版されるほど、ふだんからオシャレに気を遣われる方だと聞きましたが。 富山に滞在期間中、草笛さん、ホテルのご自分のお部屋にワードローブを運び入れて、ダンボールで5~6箱のお洋服を持ってきていました。私、ロケ先でタンスを買われた方を初めて見て(笑)。あと、ツインベッドルームのベッドを1つ取り外してエクササイズスペースを作られて、ストレッチや筋トレをされていました。「さすが、一流の女優さん!」とホレボレ。 ――文音さんご自身のこだわりは?新作に入るとき必ずされることとか? 私、役のかけもちができないんです。器用じゃなくて。あまり作品が縫わないようにしてもらうことはしていますね。 ――器用にこなすところは? 運動は得意です!バレエもやりますし、アクションのお稽古もしていますし、ヨガもやって、とにかくつねに動いていないと気持ち悪い。運動は何でも器用にこなすと思います。 ――ちょうどデビューして10年。振り返って、女優のお仕事についてどう思っていますか? 私にとっての20代の10年の月日は、本当にいろいろなことがありました。落ち込むこともあれば、もう1回頑張ろうと思ったこともあったし。今回、10年という節目で、『ばぁちゃんロード』のような作品をできたことは本当によかったなあと思います。何よりも、「私は、やっぱり映画がいちばん好きだ!」って再認識できたことがうれしくて。映画を作る現場が大好きなんです。これまで、何度となく“将来、どういう女優になりたい?”って問われてきて、これまでは、サイコパスや殺人鬼などインパクトのある役をやりたい、と。そのほうが役者として成長できると思っていたんです。でも、『ばぁちゃんロード』をやり終えて、リアリティーのあるお芝居というものにもっと寄り添っていきたいと思うようになりました。等身大な役ほど、掘り下げれば掘り下げるほど、どんどん追求できるような気がするし、もしかしたら、そっちのほうが難しいのかもしれない、と。ようやく答えが見つかったような気持ちです。 ――昨年から出演作品が続いていますし、30代に向けて運気が上向きな感じですね。 よくなっていればいいなって思います。でも、自分自身のなかでは、よくなっている実感は全くないですね。主演が続いたからって安心できるわけでもないし、本当、この世界っていつ仕事がなくなるかわからないですから。そのなかで自分にしかない武器を持つということはすごく大切ですし、そういう意味でも、もっともっと成長しなきゃいけないと思います。役の幅を広げたいし、アクションもやりたいし、そこは貪欲になっていきたいです。実は私、“ネクストブレーカー”と言われて数年経つんですよ。「いつ本当にブレークするんだろう? 」って思っています。 【文音(あやね)プロフィール】’88年3月17日生まれ。東京都出身。’08年、映画『三本木農業高校、馬術部』で女優デビュー。同作で第33回報知映画賞新人賞、第32回日本アカデミー賞新人賞を受賞した。近年の出演作品は、映画『八重子のハミング』、『イタズラなKiss THE MOVIE』 シリーズ、舞台は、『熱海殺人事件 NEW GENERATION』ほか、ディスグーニーpresents Vol.4 『GOOD-BYE-JOURNEY』にジャンヌダルク役で主演、ネットニュースの裏側を描いた『Fake News』ではジャーナリスト役で主演をはたした。 【公開情報】映画『ばぁちゃんロード』4月14日(土)、有楽町スバル座ほか全国順次ロードショー出演/文音、草笛光子、三浦貴大、桜田通、鶴見辰吾ほか監督/篠原哲雄脚本/上村奈帆配給/アークエンタテインメント (C)2018「ばぁちゃんロード」製作委員会
2018年04月14日