世界が認める現代アートのトップランナー6名の活動の軌跡を紹介する『STARS展:現代美術のスターたち—日本から世界へ』が、森美術館にて7月31日(金)に開幕。2021年1月3日(日)まで開催されている。同展で紹介されるのは、草間彌生、李禹煥(リ・ウファン)、宮島達男、村上隆、奈良美智、杉本博司の6名。会場ではアーティストごとに展示空間を区切り、彼らが国際的に認められるようになった初期作品から最近作または新作などを展示。その活動の軌跡を振り返ることができる。最初に登場する村上隆は、1990年代にマンガやアニメを起点とするキャラクター絵画やフィギュア彫刻を発表し、日本のオタク文化的な美学を西洋美術界で確立。初期作品である《Ko2ちゃん(プロジェクトKo2)》(1997年)から、東日本大震災への呼応として制作された巨大な鬼の彫刻作品と最新ビデオ作品、同展のために制作された約20メートルの巨大絵画2点などが紹介される。森美術館()
2020年07月31日自然と温泉、そして美食。大人が心からくつろげる箱根のリュクスホテル#STAY HOMEをしていた4月5月。家にいながら、「ああ、空気のきれいなところで、ゆっくりと温泉に浸かりながら、おいしいご飯を食べたいなあ」と何度も頭の中で旅をした。仕事やプライベートを含め、毎月必ず飛行機やクルマや電車に乗って、旅に出ていた私。そんな当たり前のことが、いかに平和で素敵なことだったのかを噛みしめる日々。特に恋しかったのは、日本の大自然。芽吹きの緑色に染まった山の空気や、夏前の色がより鮮やかになる青い海、そんな自然に包まれて無性にエネルギーチャージをしたかった。6月緊急事態宣言が解除され、先日、県外への移動もOKになった。まだまだ状況をしっかり見極めつつだけれど、電車に乗らずクルマで行ける場所ならば、足を伸ばしてみようかな。そう思えるようになって真っ先に行きたいと思ったデスティネーションが、自然、温泉、美食が見事に揃う、【THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原】。今年の2月に訪れた至福の残像が、まざまざと蘇ってきた。この辺りのドライブはとても気持ちがいい。クルマで訪れたいホテルだここを訪れるなら断然クルマで行くのがいい。都内から走ること2時間半。仙石原のススキの海を通り抜けてしばらく行くと、お目当ての建物が現れた。【THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原】は2016年12月、賢島、熱海に続くひらまつ3番目のリゾートホテルとして誕生。シックな建物の中には広々としたロビー、ラウンジ、テラス、11室のゆったりとした客室。そしてレジデンス9室に2つのダイニングが贅沢にレイアウトされている。ベルナール・ビュッフェの絵に迎えられ、ロビーにはいると、そこにはシャガールにピカソ、草間彌生などのリトグラフがずらりと並び、さながら小さな美術館のよう。部屋に案内されると思わず一人歓声をあげてしまった。69平米もあるデラックスツイン。全室源泉掛け流しの温泉付き目に飛び込んできたのは、広々としたベットルーム、そしてその続きにしつらえられている大理石のお風呂。これ、なんと源泉掛け流しなのだ。部屋に入ると、湯船に注がれる源泉の、小川の流れのような音に癒される。アンティーク家具やモダンなソファなどが広々とした部屋にセンス良く配され、さながら誰かの別荘に招かれたかのよう。バスルームには、女優ミラー(!?)がすえられたダブルシンクがあり、使い勝手もとてもいい。目の前には箱根の山々の連なり、そして富士山の頂きがちらりと見える。それぞれの部屋に配された家具や絵画は11室全て違うものなのだそう。アートが飾られたメインダイニング。夜になるとテーブルのロウソクに火が灯るそして、このホテルを訪れた一番の目的は、メインダイニングでの食事。腕を振るうのは、ひらまつ グループのイタリア料理を牽引してきた吉越謙次郎氏。彼が生み出す、ここにしかない独創的な料理にファンが多く、このホテルをリピートするゲストたちの楽しみになっているのだ。イタリア料理というジャンルを飛び越え、全国各地から吉越氏のおめがねにかなった食材が集められ、なんとフカヒレなども登場する。料理長の吉越謙二郎さん「5年前に箱根に着任した時に、地元の食材を使いたいと思い、色々と調べました。けれど、地元の食材を軸にすることに少し違和感を感じた。僕は、ここに着任する前に東京の【リストランテASO】で料理長を任され、その後奈良のレストランでも料理を見ていました。奈良県は伝統野菜なども豊富で、その土地の個性を食材で表現することが意味があると思いました。でも都心から近いこともあり、箱根近隣の食材にはそこまで個性がありません。であれば、地元のものでここの看板となる料理を作るというのではなく、他の方法を考えようと思いました」と吉越シェフ。地方にあるリュクスなレストランが、地産地消、「FARM TO TABLE」のコンセプトを掲げることが多い中、そうした考えから離れることに迷いはなかったという。コースの最初に登場するのは、箱根の風景を料理に写した楽しい前菜とはいえ、箱根に来てくれたゲストには、箱根ならではの楽しみを料理で表現したい。そう考えた吉越シェフは、散歩で出会った箱根の雲海や、自然の美しさを記憶の中で膨らませ、そのエッセンスを料理に落とし込むことにした。箱根を表現するのに、その土地の食材に焦点を当てる必要はない。全国から選りすぐりの食材を箱根で過ごしている自分の記憶とともに料理をする。それこそが箱根でしか体験できない、ここだけの料理になると確信したのだ。「僕が【リストランテASO】の料理を任されたばかりの時に、悩んだことがあったんです。フランス料理の名店という地位を確立していた【ひらまつ】でのイタリア料理というのはどういうものなのか、どう考えたらいいのか答えが見つからなくて。でも平松といっしょに料理をするうちに「フランス料理の精神的な部分を研ぎ澄まして、自分のなかで熟成したものをイタリア料理にすれば、それがイズムになるんだ」と腑に落ちた瞬間があった。そうして【リストランテASO】でも、奈良の【リストランテ オルケストラーダ】でもミシュランの星をいただくことができたので、自信になりましたね」ラビオリが入るのは陶器の器。魚のソースは、しっかりと丁寧に作られ、極上ワインに負けない味わいコースの始まりは、華やかな前菜から。箱根で見られる幻想的な雲海をイメージしたというドライアイスの煙が上がる器にいけられた木々に刺さるアミューズに思わず笑顔が溢れる。続くしっかりとしたソースが添えられた魚や肉は、ひらまつならではのグラスの上質なワインによく合う味わいだ。隠し味に和食のだしを使ったり、器も土鍋を使ったりと、イタリア料理という枠を軽々と超えた、緩急ある料理が次々と登場し、とても楽しい食事となった。実はこちらのレストラン、外来での利用もOK。箱根にドライブに来た時に食事だけして帰る人もいるという。箱根の仙石原近辺には、こうしたしっかりとした料理が食べられるレストランが少ない。ゴルフ帰りや、美術館へのデート帰りに予約をしておけば、喜ばれること間違いなしだ。けれど、やっぱり。おいしいワインとともに食事をいただき、源泉掛け流しのお風呂に入ってそのままベッドにダイブする幸せに勝るものはない。ここに来たら、ちょっと贅沢だけれど宿泊をして料理を楽しんで欲しい。満点の星空を見ながら入る貸切露天風呂、そして早朝、富士山の山頂を眺めながら窓を開け放って入る部屋風呂の気持ち良さといったら!体にしみじみと染み込むような朝食も含めて、夢に見たパーフェクトな一泊二日を過ごすことができるだろう。【THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 仙石原】店舗情報住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原1245-337電話:0460-83-8981レストラン営業時間:17:00~20:00(LO)※要予約※ディナーのみ受け付け
2020年07月03日臨時休業を経て再開した大丸京都店、初のイベント。圧倒的な芸術世界をご堪能ください。会期:2020年7月8日(水)~13日(月)※最終日は午後5時閉場会場:大丸京都店 6階イベントホ-ル ※入場無料・展示即売<一部非売品もあります>「草間彌生展」「かぼちゃ」「網・ネット」などの人気モチーフの版画中心とした作品などをご紹介します。YAYOI KUSAMA「PUMPKIN」339/380(スクリーンプリント、14.0×20.0cm、2005年)「向井修二×清水六兵衞」展無意味な記号で埋め尽くし、あらゆる価値の転換を図る「向井修二」先生と、京都の伝統の上に、建築を学ばれ、土の板を組み合わせた現代的な造形作品を制作される「清水六兵衛」先生。「彫る」「塗る」「盛る」などの工程を経て、二人のアーティストの新たな付加価値を創出したコラボレーション作品を、特別企画として会場内「向井清水庵」で、展開いたします。向井修二×清水六兵衞 共同作品向井修二1940年兵庫県神戸に生まれる。空間をデザインするアーティスト。2013年、ニューヨーク・グッゲンハイム美術館の「具体回顧展」でのオープニングを飾るインスタレーションパフォーマンスを実施。2016年12月にニューヨークにオープンしたルイ・ヴィトン ソーホー店に建築家ピーター・マリノ氏プロデュースにより記号柱のインスタレーション作品「天・地・空」を制作。空間を無意味な記号で埋め尽くすことにより、あらゆる価値の転換を図るのが向井芸術の真骨頂。清水六兵衞八代六兵衞は七代の長男として1954年に京都に生まれる。1979年に早稲田大学理工学部建築学科卒業後、京都府立陶工職業訓練校で轆轤、京都市工業試験場で釉薬を学び、本格的に作陶活動に入る。実質的なデビューとなった1983年の朝日陶芸展でグランプリを受賞。制作は図面にあわせて正確に土の板を切り、結合させることでなされるが、器体にスリットを入れることで強度を操作する、あるいは重力の力を利用するなど焼成によるゆがみやへたりを意図的に造形に取り入れている。2000年に八代を襲名し、以後、造形性を持った器物を中心に作品制作を展開する。2003年に京都造形芸術大学教授となり、精力的な創作活動の傍らで後進の指導にもあたってる。2005年に2004年度日本陶磁協会賞を受賞するなど、現在の陶磁界を代表する一人である。向井修二特集、清水六兵衞特集も特別展示歴代の「清水六兵衛」先生が、著名日本画家とコラボレーションした作品も、特別展示いたします。四代清水六兵衛 と 竹内栖鳳 の合作の茶碗五代清水六兵衛 と 横山大観 の合作の水指※上記2点は(非売)●向井修二先生による記号パフォーマンス7月11日(土)午後1時~5時(予定)※作品ご購入者の方に限りまして、ご希望のご持参の持ち物に、作家が「記号」を「揮毫(きごう)」いたします。「現代ア-ト展」白髪一雄、吉原治良、嶋本昭三、井上有一、元永定正、前川強、ミズテツオ、渡辺おさむ、江上越、金丸悠児、ICCO Yoshimura など具体美術の巨匠・人気作家から現代アートを牽引する作家の作品をご紹介します。ICCO Yoshimura 「shepherd’s purseI」(アクリル、91.0×91.0cm)ICCO Yoshimura1987年 京都生まれ、高校まで関西を中心に過ごす。幼少期に図画工作の教室に通い、楽しかった記憶から以来、独学で絵を描く。両親がフレンチレストランを営業していたため、物心ついた頃から厨房やフロアで過ごすことが多く、ワインの瓶や食器をとく描く。「sherpherd’s purse」は、食材となる家畜がモチーフ。「いただきます」という言葉があまり使われなくなっていると感じ、食材ロスの対して描いている。「Blessed」は、毎日囲む食卓がモチーフ。家族や友達と食事をするという日常のささやかな幸せを表現している。●ICCO Yoshimura氏によるライブペイント7月12日(日)午後1時~ (予定)※作家来場は変更になる場合もあります。※新型コロナウイルス感染症の影響等、諸事情により中止または変更となる場合があります。ご来場の際は、事前にホームページ等をご確認ください。※会場の混雑状況により、お客様の安全確保のため、入場制限をさせていただく場合があります。あらかじめご了承ください。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年06月27日新型コロナウイルスの影響を受け、臨時休館が続いていた美術館や博物館。緊急事態宣言の解除に伴い、都内の施設では再開を発表するところが相次いでいる。ただし、再開は感染防止策を行うことが前提。入館前の検温や手の消毒、マスク着用、鑑賞者同士の距離の確保などが必須条件となる。そのため、ほとんどの施設では、大人数での来館や入場を制限。館内ガイドツアーやギャラリ―トーク、ワークショップなどの中止も案内している。予約制を実施するところもあるので、来場前には各美術館・博物館のホームページを確認してほしい。しばらくは “制限”つきでの開館が続きそうだが、それでもアートファンにとってはうれしい知らせだ。2月末から約3ヶ月ぶりとなるアートとの対面を楽しんでほしい。<東京都内の美術館・博物館再開状況と鑑賞できる展示>●東京国立博物館 6月2日(火)より一部展示施設を開館。*詳細は5/28(木)に発表。●国立科学博物館 月1日(月)より開館。常設展のみ。入館予約制。●東京都現代美術館月2日(火)に一部開館、6月9日(火)に全館開館。『ドローイングの可能性』 会期:6月2日(火)~6月21日(日) 『MOTコレクションいまーかつて複数のパースペクティブ』会期:6月2日(火)~9月27日(日)『オラファー・エリアソンときに川は橋となる』 カディスト・アート・ファウンデーションとの共同企画展『もつれるものたち』 会期:6月9日(火)~9月27日(日)●渋谷区立松濤美術館月2日(火)より開館。『真珠—海からの贈り物』会期:6月2日(火) ~ 9月22日(火・祝)●東京都写真美術館月2日(火)より開館。『森山大道の東京 ongoing』会期:6月2日(火)〜9月22日(火・祝)『写真とファッション90年代以降の可能性を探る』会期:7月19日(日)まで延長●国立新美術館『古典×現代2020―時空を超える日本のアート』会期:6月24日(水)~8月24日(月)●21_21 DESIGN SIGHT月 1日(月)より開館。『㊙展 めったに見られないデザイナー達の原画』会期: 9月22日(火・祝)まで●岡本太郎記念館月1日(月)より開館。『岡本太郎の版画』会期:9月27日(日)まで延長●草間彌生美術館 5月28日(火)より開館。予約制。●東京都庭園美術館月1日(月)より開館『建築をみる2020東京モダン生活(ライフ) 東京都コレクションにみる1930年代』会期:6月1日(月)〜 9月27日(日)●世田谷文学館月2日(火)より一部開館。写真展『写真家・大竹英洋「ノースウッズを旅する」』会期:2020年6月2日(火)~9月22日(祝・火)●練馬区立美術館月2日(火)より開館。『日本・ポーランド国交樹立100周年記念 「ショパン-200年の肖像」』会期:6月2日(火)~6月28日(日)●板橋区立美術館月30日(土)より開館。『深井隆―物語の庭―』会期: 6月28日(日)まで延長●東京都江戸東京博物館月2日(火)より開館。特別展『奇才―江戸絵画の冒険者たち―』会期:6月2日(火)~6月21日(日)●府中市美術館月2日(火)より開館。『東京近郊のんびり散歩江戸時代から現代まで』会期: 2020年6月2日(火曜日)~7月5日(日曜日)*東京都美術館は、6月開催予定のすべての展覧会の中止が決定していることから、6月30日(火)まで臨時休館を延長。
2020年05月28日エシカルやサステナブルをコンセプトにしたショップやスポットが続々オープン。循環型社会につながるライフスタイルを体験できるから、訪れるだけで感性が目覚める!そんな最新エシカル・アドレスをお届けします。KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)農業、食、アートを軸にしたテーマパーク。おいしくてサステナブルな体験をフルに楽しむ。音楽プロデューサーの小林武史さんが代表を務め、これまでに“持続可能な社会”をテーマに、さまざまな活動を行ってきた「KURKKU(クルック)」がサステナブルファーム&パークをオープン。舞台は、千葉県木更津市にある30haの広大な敷地。ここは「クルック」が次の世代にも使い続けられる農地を目指し、有機野菜の栽培や平飼い養鶏を9年以上続けてきた場所。“人と農と食とアート~自然の協奏曲~”をコンセプトに新しい消費や食のあり方を提案していく。敷地内は、FARM、EAT、ART、PLAY、STAY、NATURE、ENERGYの7つのカテゴリーに分かれる。それぞれのエリアで、ワークショップをはじめとしたさまざまなコンテンツが楽しめる。ビオトープをはじめ、敷地のあちこちに多様な生態系が広がり、散策するだけでも五感が研ぎ澄まされる。有機JAS認証を取得しているオーガニックファーム。草間彌生さんの「新たなる空間への道標」をはじめ、人と環境(自然)をつなぐ美術作品を展示。KURKKU FIELDS昨年11月オープン。宿泊施設は近日予約開始予定。千葉県木更津市矢那2503TEL:0438・53・87769:00 ~17:00火・水曜休(祝日を除く)入場料は平日無料、休日は子ども(4歳~小学生)¥500、大人¥1,000GOOD NATURE STATION(グッドネイチャーステーション)人も地球も元気にする“GOOD NATURE”なものだけを集めた、トータルライフスタイル施設。循環型社会の実現に向け、従来にはない商品作りを通じて、京都・四条河原町の一棟のビルから新たな食や美容体験を発信する。1階は選りすぐりの食料品を扱うマーケットやレストラン&バーなどが入る市場食堂。2階は、3つの店舗が集まるプレミアム・ガストロノミーフロア。3階はオリジナルコスメブランドやサロンで癒し体験ができるトータル・リジュビネーション・スポット。4階以上がホテルで、心と身体の心地よさを追求している。楽しみながら、健康的で良いものを自ら取り入れる、さまざまな“GOOD NATURE”な体験が叶う。マーケットでは有機野菜や果物をはじめ、地元生産者の商品を中心に販売。中央にはオープンキッチンも。3階のクラフトショップ『KA SO KE KI』にはメイド・イン・ジャパンのプロダクトがたくさん。GOOD NATURE STATION昨年12月オープン。SDGsの達成を推進するとともに、ESGに配慮したさまざまな取り組みを行う。京都府京都市下京区河原町四条下ル2丁目稲荷町318‐6TEL:075・352・3712施設により異なる不定休Firsthand(ファーストハンド)資材や廃材を再利用した空間で、サステナビリティを意識したアイテムを取り揃える。『フリークス ストア』などを展開する「デイトナ・インターナショナル」の新業態。“Fashion‐Sustainable‐Art”をテーマに、デザイン性やモノ作りといったクリエイティブを重視したサステナブルなコンセプトストア。オリジナルに加え、『ステラ マッカートニー』などエコ意識の高いブランドのアイテムも取り扱う。解体したプレハブなどの廃材を用いた内装にもこだわりが。本来綱引きで使われる大縄に商品を吊るすなど、店内のユニークなディスプレイも必見。ドライフラワーを用いたオブジェなど、ギフトに喜ばれそうな雑貨類も展開。Firsthand昨年10月オープン。店頭ではホワイトセージを栽培中。浄化効果があるため、店内のお香として活用している。東京都港区南青山5‐4‐27TEL:03・6805・007812:00~20:00不定休ecomfortHouse(エコンフォートハウス)サステナブル商品の輸入・販売などを手掛ける『イーオクト』の直営店。人、動物、環境に配慮したエコウールやオーガニックコットンのブランケット、天然繊維100%のふきんなど、デザインと機能性の備わったアイテムが1000点以上。特に、環境先進国のスウェーデンやドイツ、ベルギー、フィンランドの輸入品を多く扱う。商品の背景を熟知したコンシェルジュが常駐し、商品選びはもちろん、環境にやさしい暮らしをアドバイスしてくれる。店内では、サステナブルを「知る・学ぶ・考える・語る場」としてワークショップや勉強会を毎月開催。毎日の暮らしを快適に幸せにする商品を幅広くラインナップ。ecomfortHouse今年1月オープン。ショップの窓に書かれた「今日の買い物が、未来を変える」というメッセージが印象的。東京都渋谷区神宮前5‐38‐15TEL:03・6805・128213:00~17:00(土曜11:00~18:00)日・祝日休※『anan』2020年4月8日号より。文・鈴木恵美(by anan編集部)
2020年04月03日展覧会「ドローイングの可能性」が、清澄白河の東京都現代美術館にて、2020年6月2日(火)から6月21日(日)まで開催される。なお、当初は2020年3月14日(土)から開催予定だった。“線”の秘める可能性「ドローイングの可能性」は、“線”をめぐる多彩な表現を現代におけるドローイングと捉え、その可能性を探る展覧会だ。“言葉とイメージ”の関係、空間へと注ぐ“まなざし”、そして想像力を刺激してきた“水”の3つを軸に、デジタル化の進む今日におけるドローイングの意義を再考する。言葉とイメージドローイングと耳にすれば、何らかのイメージを紙の上に描き起こすことを思い浮かべるだろう。しかし手がきの“言葉”もまた、線で構成されるドローイングだと捉えられる。本展では、手がきの言葉と切り絵で構想されたアンリ・マティスの挿絵本『ジャズ』や、自ら書き下ろした詩文を書の作品へと昇華させる石川九楊の新作などを通して、ドローイングの観点からイメージと言葉の関係を探る。空間へのまなざし紙の上でのドローイングは刻明にかたちを捉えるものの、ときにその線は震え、また途絶え、思考や感覚の展開を写しだす。すると、芸術家が自らの立つ空間をまなざすとは、その視線が空間の捉え方を反映する点で、やはり1種のドローイングではなかろうか。そうした観点から会場では、空間内で複数の視線の交わりが織りなすかたちを表現した戸谷成雄《視線体 ─ 散》や、水玉や網目が画面を埋めつくす草間彌生の初期作品などを展示。まなざしがドローイングとして展開することで、空間を捉える作品へと結実する実践を紹介する。水をめぐってドローイングとは、脳裏に浮かんだイメージを瞬時に視覚化する手立てでもある。そのなかで、絶えずかたちを変え、留まることなく流れる“水”のイメージは、ドローイングの主題として画家を魅了し続けてきた。本展ではその現代の例として、将来の河川や海の水をめぐる想像的イメージをドローイングで表現する磯辺行久の作品や、レオナルド・ダ・ヴィンチへの関心のもと、水が木々の間を埋めつくすさまを単色の線描により描いた山部泰司《横断流水図》などを紹介する。展覧会概要展覧会「ドローイングの可能性」会期:2020年6月2日(火)~6月21日(日)※当初は2020年3月14日(土)〜6月14日(日)の開催を予定していたが、延期しての開催会場:東京都現代美術館 企画展示室 3F住所:東京都江東区三好4-1-1(木場公園内)休館日:月曜日開館時間:10:00〜18:00(展示室入場は閉館30分前まで)観覧料:一般 1,200円、大学生・専門学校生・65歳以上 800円、中高生 600円、小学生以下 無料※各種プログラムは開催中止※来館に際しての注意事項は、公式サイトを参照※予定は変更となる場合あり【問い合わせ先】ハローダイヤル:03-5777-8600 ※年中無休 8:00~22:00TEL:03-5245-4111(代表)※平日 9:30~18:00
2020年02月16日ギンザ シックス(GINZA SIX)の中央吹き抜け空間では、日本人アーティストの吉岡徳仁による新作インスタレーション《Prismatic Cloud》を、2020年2月27日(木)から10月下旬まで展示する。ギンザ シックスの中央吹き抜け空間では、これまでに草間彌生、ダニエル・ビュレン、塩田千春をはじめ、世界で活躍するアーティストの作品を展示してきた。今回新たに起用されるのは、アート・デザイン・建築の領域にわたって、自然をテーマとした壮大な作品を手掛けるアーティスト、吉岡徳仁だ。展示されるのは、かたちを持たない“光”を表現した《Prismatic Cloud》。2017年にアメリカ・ヒューストンで発表したものを、ギンザ シックスのためにアレンジした、日本初上陸の“光の彫刻”作品となる。巨大な雲をイメージした全長10メートルの《Prismatic Cloud》は、約10,000本のプリズムロッドを重ねることで制作。光を透過する無数の層構造のために、鑑賞する位置により見え方が変化し、“光の雲”が織りなす多様な表情を楽しむことができる。【詳細】ギンザ シックス 中央吹き抜け新作アート吉岡徳仁《Prismatic Cloud》展示期間:2020年2月27日(木)~10月下旬(予定)展示場所:ギンザ シックス 2F 中央吹き抜け住所:東京都中央区銀座6 丁目10-1※画像はいずれもイメージ
2020年01月31日埼玉県立近代美術館では、『ニューヨーク・アートシーン —ロスコ、ウォーホルから草間彌生、バスキアまで—滋賀県立近代美術館コレクションを中心に』展が、2020年1月19日(日)まで開催されている。第二次世界大戦後、画期的な表現を次々と生み出して注目を集めたニューヨークのアートシーン。大戦中、戦火を逃れてヨーロッパから移り住んだ多くの美術家たちによって伝えられた近代美術がアメリカの若者たちを刺激し、新しい意欲的な表現が次々と生み出された。同展は、そんなニューヨークという都市で繰り広げられたアメリカ美術の半世紀を紹介するもの。改修のため休館している滋賀県立近代美術館が所蔵する日本屈指の戦後アメリカ美術のコレクションを中心に、国内の美術館に所蔵される優品を加えた約100点の作品が並ぶ。展示は全6章で構成。「新しいアメリカ絵画—抽象表現主義」「デュシャンとその末裔—ネオ・ダダとフルクサス」「パクス・アメリカーナの夢—ポップ・アートとスーパー・リアリズム」「最後の絵画—ポスト・ぺインタリーアブストラクション」「限界における美術—ミニマル・アートとコンセプチュアル・アート」「ポスト・モダン以後の表現—ニュー・ぺインティングとアプロプリエーション・ アート」と、年代やジャンルごとに区切りながら、世界のアート・シーンを席巻した戦後ニューヨーク美術が総覧できる。マーク・ロスコ、ジャスパー・ジョーンズ、フランク・ステラ、アンディ・ウォーホル、ジャン=ミシェル・バスキアなど、時代を彩ったアーティストたちの数々の名品を、この機会に堪能したい。【開催情報】『ニューヨーク・アートシーン —ロスコ、ウォーホルから草間彌生、バスキアまで— 滋賀県立近代美術館コレクションを中心に』2020年1月19日(日)まで埼玉県立近代美術館にて開催【関連リンク】 埼玉県立近代美術館()アーシル・ゴーキー 《無題(バージニア風景)》 1943-44 年頃 油彩、カンヴァス 滋賀県立近代美術館蔵モーリス・ルイス 《ダレット・ペー》 1959年 アクリル、カンヴァス 滋賀県立近代美術館蔵
2019年12月22日「ぴあ」調査による2019年11月22日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、ディズニー最新作『アナと雪の女王2』が第1位になった。大ヒットした前作から5年。劇場には公開を楽しみに待っていた人々が足を運び、アナやエルサと同じような服装をした子どもたちの姿も。また、家族3世代で観にきたと話す人たちもいた。前作で強い絆で結ばれたアナとエルサ。ふたりは幸せに暮らしていたが、不思議な歌声に導かれ未知の世界に足を踏み入れることに。そこで姉妹はエルサの持つ魔法の力の秘密を解き明かすため冒険に出る。子どもたちからは「楽しかった! 歌って帰る!」(4歳)、「エルサが歌っているところが可愛かった」(7歳)、「一緒に冒険しているような感じがした」(10歳)、「エルサの子どものときのことがよくわかった。わたしもお姉さんだからエルサの気持ちがわかった」(11歳)、「ドレスがすごくキレイで、服のレパートリーにビックリしました」(13歳)などの声があがった。また「エルサが大好き!」と話す子どもが多かった。一方、大人からは「歌も多くて今回のほうが感動した」(20歳)、「ふたりの核心に迫った物語だった。ある人物が物語にとても大きな影響を与えていて驚いた」(37歳)、「前作は愛がテーマだったけれど、今作は今の時代にあったいろいろなテーマが入っていて深みがある。今日は子どもたちと観にきたけれど、感情移入してポロポロ涙が出てしまった」(43歳)、「音楽のスケールの大きさと映像がリンクしていて、かなりの迫力だった。歌のデュエットなど前作よりもみどころがたくさんある」(53歳)など好評。前作は出口調査でその年の年間総合ランキング2位に入る満足度93.7点の叩き出したが、今作はそれをさらに上回る満足度94.2点を記録した。1位『アナと雪の女王2』94.2点2位『EXIT』91.9点3位『草間彌生∞INFINITY』89.5点4位『フラグタイム』88.8点5位『テルアビブ・オン・ファイア』87.5点6位『ゾンビランド:ダブルタップ』87.4点7位『ライフ・イットセルフ未来に続く物語』84.5点8位『決算!忠臣蔵』82.3点9位『爆裂魔神少女 バーストマシンガール』80.2点(本ランキングは、11/22(金)に公開された新作映画9を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2019年11月25日ミニシアター「ホワイト シネクイント(WHITE CINE QUINTO)」が、渋谷パルコ 8階に2019年11月22日(金)にオープンする。渋谷パルコ建て替えに伴い、2016年から一時休館したパルコ自社運営の映画館「シネクイント」。2018年7月に、渋谷ロフト隣の映画館・渋谷シネパレス跡地に開業し、復活を遂げた。今回オープンする「ホワイト シネクイント」は、それに続く形での開業となる。「ホワイト シネクイント」では、“来場すること自体がイベントとなるミニシアター”として、ジャンルを問わず良質な作品を上映する他、海外ミュージカルやファッションブランドのコレクションなど“映画以外”の作品も積極的に上映。様々なカルチャーや実験的な企画を提供し、カルチャー好きも満足できる、共感を生み出す場所を目指す。オープニング作品として上映されるのは、草間彌生のドキュメンタリー映画『草間彌生∞INFINITY』。世界中の人々に愛される草間彌生の作品が、どのような想いで、どのようにして制作されてきたのかを紐解いていく。また、オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISSÉ ISSEY MIYAKE)のドキュメンタリー作品が11月22日(金)から上映される他、矢野顕子の“一発録”レコーディングを記録した『SUPER FOLK SONG ~ピアノが愛した女。~』を11月22日(金)限定で特別上映する。その後、『森山直太朗 人間の森をぬけて』や『ラスト・クリスマス』の上映も予定されている。【詳細】ミニシアター「ホワイト シネクイント」オープン日:2019年11月22日(金)住所:東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ8階TEL:03-6712-7225座席数:108席+車椅子スペース1スクリーン数:1スクリーン通常料金:一般 1,900円、大学・専門学生 1,500円、高校生 1,000円、中・小学生 1,000円、幼児(3歳以上) 1,000円■割引サービス・パルコカード割引 1,500円 ※提示カードの名義本人のみ・シニア(60歳以上) 1,200円・夫婦50割引 2,400円/2名分 ※夫婦のうちどちらかが50歳以上で・障がい者手帳持参者 1,000円 ※付添者1名まで適用・サービスデー(毎週水曜) 1,200円・ファーストデー(毎月1日) 1,200円・カップルデー(毎月22日) 2,400円/2名分(男女問わず)※学生 ・シニア等の割引料金を利用者は各種証明書の提示が必要。※作品によっては、料金の変更あり。※舞台挨拶等のイベント上映や特別興行の際は料金変更・割引適用外の場合あり。※東京都の条例により、上映終了時間が23:00を過ぎる上映回には18歳未満は入場不可。
2019年11月23日2016年8月に閉店し、長年に渡ってリニューアル工事を行なってきた渋谷PARCOがこのほど新装され、22日にグランドオープンする。新ビルのコンセプトは“次世代型商業施設”で、ミュージアムや劇場、映画館も併設する。渋谷パルコは1973年6月にPART1が開業。ファッションビルを基本としながらレストラン街やギャラリー、西武劇場(のちに PARCO劇場に改称)、FM局のスタジオなどがあり、1981年に開業したPART3内には多目的ホールが設置され、同ホールは1999年に映画館「シネクイント」として新装オープンした。建て替え計画は2007年から検討を開始し、2015年には都市再生特別地区の決定を受けて、市街地再開発事業としてリニューアルが進められた。新ビルもファッションだけでなく、フード、テクノロジー、アート&カルチャー、エンタテインメントの5本柱でテナントを構成。任天堂の直営オフィシャルストア「Nintendo TOKYO」や人材育成のためのクリエイティブスタジオ、ミュージックカフェ&バー「QUATTRO LABO」などが開店し、店内のオリジナルBGMをCorneliusが担当する。PARCO劇場も完全リニューアル。座席数は636に増席したが、ステージの見やすさや客席とステージの距離感にこだわって設計が行われているそうで、こけら落としとして旧PARCO劇場を代表するレパートリーのひとつ『志の輔らくご~PARCO劇場こけら落とし~』が来年1月24日(金)からスタート。以後は2021年5月下旬までを”オープニングシリーズ公演”と題して14の公演を予定している。また、PARCO MUSEUM TOKYO(4F)とGALLERY X(B1F)がオープン。オープニング企画として、建て替え中のビルの仮囲いを彩ってきた大友克洋の傑作コミック『AKIRA』のコラージュを再展示する『AKIRA ART OF WALL Katsuhiro Otomo × Kosuke Kawamura AKIRA ART EXHIBITION』を開催。その後もギャラリーではオートモアイ、飯尾和樹(ずん)、伊藤万理華らの企画が予定されている。そして移転した映画館「シネクイント」とは別に、新たな映画館「WHITE CINE QUINTO」が開業。108席のシアターで、映画だけでなく多種多様な企画を予定しており、草間彌生を追ったドキュメンタリー映画『草間彌生∞INFINITY』がオープニング作品に選ばれた。場内はビルのエネルギー消費状況を知らせるデジタルサイネージの設置や、ARの技術を活用した仮想空間演出など、日々進化するテクノロジーも取り込んでおり、オープン後も来るたびに変化し、時代の少し先を走る施設として発展していくことになりそうだ。渋谷PARCO渋谷区宇田川町15-211月22日(金)グランドオープン商業施設は地下1階、地上9階と10階の一部営業時間 10時から21時まで飲食店は 11時から23時まで店休日:不定休(元日は休館)
2019年11月22日11月16日、17日の全国映画動員ランキングは、『ターミネーター:ニュー・フェイト』(全国377館)が公開2週目も首位を守った。公開2週目の『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』(全国114館)は先週3位から2位へランクアップ。公開3週目の『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』(全国352館)は3位になった。公開7週目の『ジョーカー』(全国330館)は4位、公開3週目の『マチネの終わりに』(全国324館)は5位と先週と変わらず。公開4週目の『冴えない彼女の育てかた Fine』(全国121館)は先週10位から6位に、公開4週目の『マレフィセント2』(全国370館)は先週9位から7位に順位を上げた。新作ではジェラルド・バトラー主演の人気アクション『エンド・オブ・ホワイトハウス』シリーズの第3弾『エンド・オブ・ステイツ』(全国182館)が初登場8位。人智を超えた力を持つ少年が、徐々に悪に染まっていく姿を描く異色のヒーロー映画『ブライトバーン/恐怖の拡散者』(全国212館)は初登場11位につけている。次週は『アナと雪の女王2』『草間彌生∞INFINITY』『決算!忠臣蔵』『ゾンビランド:ダブルタップ』『ライフ・イットセルフ未来に続く物語』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『ターミネーター:ニュー・フェイト』2位『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』3位『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』4位『ジョーカー』5位『マチネの終わりに』6位『冴えない彼女の育てかた Fine』7位『マレフィセント2』8位『エンド・オブ・ステイツ』9位『ひとよ』10位『Re:ゼロから始める異世界生活 氷結の絆』
2019年11月18日インターン生のゲンです。2回目のブログでは、先日旅した瀬戸内とそこで訪れた「瀬戸内国際芸術祭」のことを綴りたいと思います。(前回、中国のファッションニューウェーブ、注目すべき若手デザイナーズブランドを紹介はこちら)数年前、上海の美術館へ草間彌生の展示を見に行った時、“宇宙の果て”というストーリーを題材にした南瓜の作品が目に止まった。それは後に、直島の『南瓜』だったことが分かった。それ以来、瀬戸内は人生の中で一度に行きたい場所となった。ちょうど三年に一度の瀬戸内国際芸術祭が開催された今年の秋、喧騒な都会から逃れ、瀬戸内へ訪れた。直島高松から1時間ほどフェリーに乗って、待ちに待った直島へ。まさか、フェリー自体もアートの一部、船上にもアート作品が展示されている。まだ旅は始まったばかり。フェリーの中に居るのに、まるで海の一部になったのように、海風を浴びながら、波にのまれる。いよいよ宮浦港に着いて、最初に目に入ったのは草間彌生の作品『赤かぼちゃ』。「太陽の赤い光を宇宙の果てまで探してきて、それは直島の海の中で赤カボチャに変身してしまった」。草間彌生自身はそう語ったという。かぼちゃの中に入ったら、水玉から空や海が見える。もしかしたら、宇宙から見える直島の空と海も、こういう景色かもしれない。そこから歩いて5分ぐらいの距離にある、藤本壮介の「直島パヴィリオン」。誰しもが気軽に立ち寄れるパヴィリオンを意図した作品は、直島海岸の浮遊感あるダイヤモンドにも見える。そして、バスで本村へ。バスは『赤かぼちゃ』のイラストで飾られ、アートの一部となっている。しかも、道の三角コーンまでも草間彌生の水玉に。遠くの海から見ると、まるで海岸に漂っている泡のような直島港ターミナル、実は駐輪場でありながら、待合場にもなっている。こんな幻のような待合場で、長い時間に会えなっかった家族を待つ時の気持ちはどんなだろう。 ずっと考えているのは、なんでこの直島の南瓜は「宇宙の果ての南瓜」と言われているのだろう? その果てには一体何があるのだろう? 私が考えた答えは、海と空かも。何故かというと、海と空は末がないから。この南瓜は道の末にある、後ろはボーダーのない海だから、まるで世界の果てにあるみたい。「南瓜」の近くにも、たくさんアート作品が散りばめられている。実は、直島で最も私の心を打たれたのは「地中美術館」というところだ。美術館の入り口は長くて暗い、でも先に光がある道。このまるで異世界の入り口の先では、何か起こるだろう? どんな作品との出会いがあるだろう?最初に入ったのは安藤忠雄が創造した迷宮のような建築。まるで世の中に存在しないような空間、見上げると、空にもボーダーがあった。なかでも一番印象的なのは、ジェームズ・タレルの作品。スクリーンのような入り口を抜け、中は真っ白い部屋。いくら歩いても末が見えない、近くにあったスクリーンのような入り口も遠くに見える。まるで異世界の中に迷い込み、時間が止まったかのように、私は誰なの? 今はどこにいるの? と、自分と会話し始める。再びその長い暗い入り口を抜け、庭を通った時、池中の睡蓮を見て、先ほど見た景色、感じたものは本当に存在していたのか? それどもただの夢だったのかも、と思う。バスに乗って、「ベネッセハウス ミュージアム」で少しぼんやりしていたら、空も暗くなった。宮浦港に戻った時、空はもう真っ黒。再び「直島パヴィリオン」と会うと、まるで夜空の星のように輝かしく見えた。「赤かぼちゃ」も点灯して、まるで魔女が住む城のように、畏敬の念を抱きはじめた。豊島豊島に上陸し、まずは豊島美術館へ。一滴の水が地上に最初に落ちた瞬間のような形をイメージした豊島美術館、まさにその建物自体が作品だ。小さな穴の中から水が湧き出し、風に乗って自由に流動し、小さな水滴が集まって水たまりになり、地ベタに吸収される様は、まるで人の生命みたい。美術館で風を感じながら、水滴の変化を観察していると、自分もこの自然の一部になったよう。豊島美術館の隣はカフェを併設する記念品商店もある。そこでコーヒーを飲みながら気分を整え、クリスチャン・ボルタンスキーの「心臓音のアーカイブ」へ。「心臓音のアーカイブ」では、自分の心臓音を記録することもできる。そういえば、こんなにはっきり自分の心臓音を聞くのは初めてだ。海を見ながら、いつか年を取り、この世の中に居なくなってしまっても、この時ここで確かに動いていた自分の心臓音が、アート作品の一部として、永遠にこの静かな小さな島に残れると思ったら、とても感動。小豆島オリーブ島とも言われている小豆島は、日本で初めてオリーブ樹が栽培されたところらしい。高松から小豆島までのフェリーもオリーブのイラストが描かれている!同じフェリーに乗って、同じ海を見ている人たちは今何を考えているだろう? 彼らはどんな悩みを抱えているだろう?初めてフェリーの中でうどんを食べた。ちょうどいい甘さ、スープまでも全部飲みきれた。波を感じながら海を見て、幸せな朝は一杯のうどんからスタート。同じ「OLIVE LINE」の乗客たちは、今の私と同じ幸せ感が溢れているでしょうか? 秋の海は、まるで世界を癒す力を持っているかのようにやさしい。そんな小豆島には「妖怪美術館」というところがあって、古代から現代までの妖怪が展示されている。あなたは世の中に本物の妖怪が存在することを信じますか? 私は信じます。ただ見える人にだけ見えているとも。その中で、私が最も気に入ったのは「クリームソーダ妖怪」だ。もしかしたら私の前世も「クリームソーダ妖怪」かも(じゃなければ、なぜ私はそんなにクリームソーダにハマっているんだろう? 笑)。お昼は「ひよこ食堂」のオムライス。メニューのすべては、現地のお爺さんとお婆さんの手作り。つい実家の味を思い出すほどの懐かしさ。現地人の中にもかなり人気があるこのお店は、50年の老舗らしい。バスに乗ってオリーブ公園へ。映画『魔女宅配便』のロケ地として有名なこの場所、まるでヨーロッパにいるみたい。オリーブ公園では、初めてオリーブ味のアイスを試した。オリーブの味って一体どんな味だろうって思ってたけれど、こういう少し苦味が入ってる甘みか。オリーブ公園の隣にある小さな港で船を乗り、「二十四の瞳映画村」へ。ここで最も印象的だったのは、海が見える教室。もしこんな教室で勉強できるなら、私ももっと学校に行きたくなるだろうな。ただ席に座って、1日海を見るだけでも十分幸せだろう。最後にオススメしたいのは、高松港にある「ノースショア(NORTHSHORE)」というカフェ。午前のブランチや、旅行終わりの一服として、海に癒されたい時はぜひ。フルーツがたっぷりなパンケーキを楽しみながら、海にぼんやりする。青い海が夜空に少し少し飲み込まれ、やがて真っ黒になってしまった頃、気まぐれな心も少し落ち着いてきた。瀬戸内の海は、人生の中に見た海のなかでも心を打たれた唯一の海。常にスピード感が求められている都市に長く生活していたことが理由かもしれない。久々に何もしなくても、只々ぼんやりするだけでいい場所に訪れたら、改めて自分と会話ができ、新たな自分と出会うことができた。瀬戸内は人生の中でまだ行きたい場所。今度は芸術祭ではなく、もっと人が少ない時期に、映画村の教室の中一番海に近い席で、日出日没と潮の満ち引きを見ながら、時間を無駄使いしたい。インターン生活も終わりに近づくことを思うと少し寂しく感じるが、「心臓音のアーカイブ」で自分の心臓音を記録するように、インターンを終えても、私が書いた文字がずっとインターネット上に残るということを思ったら、とてもとても嬉しい。いつかまた「心臓音のアーカイブ」に行った時、そこ動いているのは、今この瞬間にしか流れない私の心のリズムだと思う。
2019年11月15日「STARS展:現代美術のスターたち──日本から世界へ」が、六本木の森美術館にて、2020年7月31日(金)から2021年1月3日(日)まで、事前予約制で開催される。 なお、当初は2020年4月23日(木)から9月6日(日)までの会期を予定していたが、変更となった。草間彌生や村上隆、奈良美智など6名のスターが集結「STARS展:現代美術のスターたち──日本から世界へ」では、現代美術界において国際的に活躍するアーティスト6名を特集。登場するのは、反復性を特徴にポップな色彩でかぼちゃや草花を表現した作品を手がける草間彌生、生産を否定し、ものや素材そのものを提示する「もの派」の李禹煥(リ・ウファン)、数字が変化するデジタルカウンターのインスタレーションを発表する宮島達男。そして、美術史の文脈を汲みつつサブカルチャーを基盤とする作品制作に臨み、ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)などファッションブランドともコラボレーションしている村上隆、子供や動物など権力構造から逃れた存在を描く奈良美智、コンセプチュアルな写真作品をはじめ、建築、伝統美術、古典芸能など幅広く表現活動を行う杉本博司だ。まさに“現代美術のスター”である6名がそれぞれ辿ってきた軌跡を、初期作品と最新作を中心に紹介する。アートファンにも現代美術初心者にもおすすめ超大物アーティストの作品が一堂に会し、大型インスタレーションや迫力の映像など、体感型の作品展示も行われる「STARS展:現代美術のスターたち──日本から世界へ」は、アートファンはもちろんのこと、現代美術初心者にもおすすめ。国際的な評価を受ける、第一線で活動するアーティストの活動歴や作品を、一度に目の当たりにできる。日本の現代美術が海外に受容されるまでさらに、1950年代から今日まで、海外で開催された主要な日本現代美術展に関する資料も展示し、時代ごとの評価軸や系譜を辿る。展示写真や当時の批評などから、日本発信の現代美術が、海外にどのように受け入れられていったのか、見て取ることができる。詳細展覧会「STARS展:現代美術のスターたち──日本から世界へ」会期:2020年7月31日(金)〜2021年1月3日(日)〈事前予約制〉※当初は2020年4月23日(木)~9月6日(日)を予定していたが変更会場:森美術館住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53階開館時間:10:00-22:00(火曜日のみ17:00まで、なお9月22日(火・祝)、11月3日(火・祝)は22:00まで)※入館は閉館30分前まで※会期中無休入館料:一般 2,000円、学生(高校・大学生) 1,300円、子供(4歳~中学生) 700円、シニア(65歳以上) 1,700円※料金はいずれも税込※本展チケットで展望台東京シティビューにも入館可(スカイデッキを除く)※スカイデッキへは別途料金が必要※来館に際しての注意事項は、美術館ウェブサイトにて確認※入館は事前予約制(詳細は美術館ウェブサイトへ)【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2019年11月03日世界的アーティストのひとりとして知られる草間彌生の人生を、アメリカ人女性監督ヘザー・レンズが捉えたドキュメンタリー映画『草間彌生∞INFINITY』。この度、場面写真と予告編が解禁となった。本作は、70年以上にわたる芸術活動の中で独自の芸術を表現し続け、世界で最も有名な芸術家のひとりとなった草間さんの人生を捉えたドキュメンタリー映画。芸術への情熱を理解されなかった幼少期、単身アメリカへ渡った挑戦、苦悩と困難の連続だったニューヨークでの創作活動、作品が認められるまでの道のり、大切な人たちとの出会いと別れ、強迫神経症という病…。波乱万丈のひと言では足りないほどの超絶人生を送ってきた彼女の人生に迫る。今回解禁された予告編では、いまの彼女からは想像もできない下積み時代の苦悩と再生の日々を映し出している。ニューヨークでの創作活動に勤しむ姿や、帰国して一からスタートを切る姿などが垣間見える。数えきれない困難に遭いながらも、いまなおアートへ情熱を注ぎ続ける彼女に心打たれる映像に仕上がっている。予告編と同時に場面写真も解禁。彼女のシンボルとも言える水玉模様の衣装に身を包んだ草間さんの姿とともに、個性が光るアート作品の数々が確認できる。また本作は、10月17日(木)から20日(日)の京都国際映画祭での特別招待作品に決定。監督も来日予定となっている。『草間彌生∞INFINITY』は11月22日(金)より渋谷PARCO8F WHITE CINE QUINTOほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年10月08日開館記念展「見えてくる光景 コレクションの現在地」が、アーティゾン美術館にて2020年1月18日(土)から3月31日(火)まで開催される。初公開約30点を含む約200点を紹介2015年以降休館していた旧・ブリヂストン美術館が、アーティゾン美術館として装い新たにオープン。その開館記念展となる「見えてくる光景 コレクションの現在地」では、全展示室を使って、約2,800点にも及ぶ所蔵コレクションの中から約200点を紹介。初公開作品約30点も展示される。アートをひろげる/アートをさぐる「見えてくる光景 コレクションの現在地」では、「アートをひろげる」「アートをさぐる」の2つのテーマに沿って展示を構成する。「アートをひろげる」では、1870年代のマネの作品から2000年代のスーラージュまで、近現代美術を一望。セザンヌやルノワール、カンディンスキー、ポロック、草間彌生など多岐にわたる作家の作品を紹介する。次々と概念を広げていった美術の、時空間を超えた関連性が見て取れる内容となっている。「アートをさぐる」では、装飾・古典・原始・異界・聖俗・記録・幸福の7つの視点からアートを掘り下げる。ポール・ゴーガンの風景画から、人間の持つプリミティブな特質を見出したり、アンリ・マティスの静物画から、人間に内在する装飾への欲求を読み取ったり。また、《洛中洛外図屏風》から当時の風俗を考察するなど、様々な作品から、人間の根源的な性質を分析していく。【詳細】開館記念展「見えてくる光景 コレクションの現在地」会期:2020年1月18日(土)~3月31日(火)会場:アーティゾン美術館住所:東京都中央区京橋1-7-2開館時間:10:00~18:00(毎週金曜日は20:00まで/ ただし3月20日を除く)※入館は閉館の30分前まで休館日:月曜日(祝日にあたる2月24日は開館)、2月25日(火)■入館料・ウェブ予約チケット 一般 1,100円・当日チケット 一般 1,500円※その他詳細は、2019年11月1日(金)以降公式ウェブサイトにて詳細を記載。※ウェブ予約チケットは各入館時間枠の終了10分前まで販売。※当日チケット: ウェブ予約チケットが完売していない場合のみ、美術館窓口でも販売。※日時指定予約制 10:00-11:30/12:00-13:30/14:00-15:30/16:00-17:30/金曜日のみ18:00-19:30(但し3月20日を除く)※指定した時間枠内であれば、いつでも入館可能。入館後は閉館まで時間制限なく鑑賞可能。【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2019年10月07日今週末に楽しめるニューなトピックスをまとめてチェック!「Uniqlo U」の2019年秋冬コレクションが発売、ジャン=ミシェル・バスキアの日本初となる大規模展がスタート、日本最大級のパンの祭典が横浜赤レンガ倉庫で開催etc...週末のお出かけ情報をピックアップしてお届け!FASHION◆クリストフ・ルメールによる「Uniqlo U」2019秋冬は素材やシルエットに注目(9/20 発売)「ユニクロ ユー(Uniqlo U)」の2019年秋冬コレクションが、9月20日より国内の店舗及び、オンラインストアにて順次販売。今シーズンは、幅広い着こなしのヒントにあふれる洗練されたデザインの、ウィメンズ41型、メンズ35型、グッズ3型がそろう。>>詳しくはこちら◆イザベル マランの人気トート先行発売。新宿伊勢丹でポップアップがスタート! (〜9/24)イザベル マラン(ISABEL MARANT)が伊勢丹新宿店にてポップアップを開催。80年代に着想を得た2019-20年秋冬新作アイテムを展開する他、オリエンタルエスニックな柄がアイキャッチになるトートバッグも数量限定で先行販売中。>>詳しくはこちらART◆没後30年のバスキア、国内初となる大規模展が今秋森アーツセンターギャラリーで開催(9/21〜11/17)今年没後30年となるジャン=ミシェル・バスキアの日本初となる大規模展「バスキア展 メイド・イン・ジャパン」が開催。「メイド・イン・ジャパン」と題する本展は、バスキアが見たニッポン、その絆とメッセージを作品から巡る特別企画となっている。>>詳しくはこちらジャン=ミシェル・バスキアUntitled, 1982Yusaku Maezawa Collection, ChibaArtwork © Estate of Jean-Michel Basquiat. Licensed by Artestar, New York◆横浜のそごう美術館で「不思議の国のアリス展」今秋開催。ルイス・キャロルのスケッチや草間彌生らの作品を公開(9/21〜11/17)すでに170を超える言語に翻訳され、発行総部数は1億部とも言われる世界的ベストセラーの『不思議の国のアリス』。今回開催となる「不思議の国のアリス展」は、貴重な原画展示はもちろん、充実のコラボレーション企画まで、アリスの不思議な世界を多角的に楽しめる内容となっている。>>詳しくはこちらルイス・キャロル 《切手ケース》 1890年 紙Lewis Carroll, The Wonderland postage stamp case. The Rosenbach, PhiladelphiaNEW OPEN◆大丸心斎橋店 本館が86年ぶりの建て替えで今秋グランドオープン! 関西初や新業態など370店舗が出店(9/20 オープン)大丸松坂屋百貨店が86年ぶりに本館を建て替え、「大丸心斎橋店 本館」を大阪・心斎橋にグランドオープンする。地下2階から6階に渡り、関西初出店37店舗、新業態50店舗を含む計370店舗が出店し、7階にはテラスを設置。緑溢れる都会のオアシス空間を提供する。>>詳しくはこちらGOURMET◆横浜赤レンガ秋の「パンのフェス」、35店の人気パン屋出店が決定(9/21〜23)日本最大級のパンの祭典が、横浜赤レンガ倉庫イベント広場にて開催。最大3時間待ちを記録したベーカリー ペニーレインをはじめ、午前中で売切れてしまうこともある伊豆高原フロマージュパン専門店 Marble coco.など、全国各地の愛されるパン屋が集結する。>>詳しくはこちら
2019年09月20日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)は、2019年秋冬テキスタイル・コレクションでアメリカ人アーティスト ジョナス・ウッドとコラボレーション。「ルイ・ヴィトン×ジョナス・ウッド(LOUIS VUITTON X JONAS WOOD)」を、2019年9月13日(金)より発売する。ジョナス・ウッドとタッグ、ポップなテキスタイル・コレクションテキスタイル分野で著名なアーティストたちとコラボレーションを重ねてきたルイ・ヴィトン。これまで、ジェームス・ローゼンクイスト、村上隆、リチャード・プリンス、草間彌生らとのテキスタイル・コレクションを発表してきた。アレックス・イスラエルとのコレクションに続いて、2019年2度目となるジョナス・ウッドとのコラボレーションでは、ジョナス・ウッドの色彩豊かなグラフィックを使用した。ジョナス・ウッドは、印象派やキュビズム、ポップアートといった様々なアート史を感じさせるユニークな作風が魅力だが、今回のルイ・ヴィトンとのコラボレーションにおいても多様性と躍動感に満ちたカラフルなアートを制作。遊び心たっぷりのすべての作品は、アイコニックなルイ・ヴィトンのモノグラム・パターンをベースとしている。ルイ・ヴィトンのアイコンを再解釈LV イニシャルは、オレンジのバスケットボールやイエローのフラワー、そして彼の妻であるアーティストのシオ・クサカの作品をベースにしたブラック×ホワイトのポット(壺)とともに描いた。手描き風のグラフィックは、ピンクの片面にシンメトリーなパターンで配した手描きの「Louis Vuitton」、ブルーのもう片面には躍動感を表現した6通りの「Louis Vuitton」の文字を配置。これら遊び心たっぷりのアートの背景にはモノグラム・パターンが重なっている。また、ジョナス・ウッドの作品集「Clippings」シリーズからの植物モチーフを用いた生命力たっぷりのデザインと、祖父の家にあった布の壁紙をベースにしたというブラック×グレーのデザインも登場する。スカーフやストールなど全11種で展開「ルイ・ヴィトン×ジョナス・ウッド」コレクションは、全11アイテムから構成され、シルクとウールのショール、シルクカレ、シルクとコットンのストールで展開される。【詳細】ルイ・ヴィトン×ジョナス・ウッド発売日:2019年9月13日(金)取扱店舗:一部のルイ・ヴィトン ストア価格:モノグラム ショール(ブルー・ピンク) 各92,000円+税モノグラム スクエア 90(ブルー・ピンク) 各52,000円+税モノグラム ストール ピンク、ウッド ストール 各84,000円+税ゴロ モノグラム ショール(ブルー・ピンク) 各92,000円+税アーティスクエア 61,000円+税アーティスクエア 70 39,000円+税グラフィック ウッド スクエア 90 61,000円+税【問い合わせ先】ルイ・ヴィトン クライアントサービスTEL:0120-00-1854
2019年09月15日ニューヨーク近代美術館MoMAのミュージアムショップ「MoMAデザインストア 心斎橋(MoMA Design Store 心斎橋)」が、大丸心斎橋店 本館4階に、2019年9月20日(金)にオープンする。「MoMAデザインストア 心斎橋」は、MoMAデザインストア表参道、京都に次ぐ、国内3店舗目となる直営店舗。大丸心斎橋店の86年ぶりの本館建て替えによるグランドオープンに合わせ、大阪エリア初、百貨店内初の店舗として登場する。店舗デザインは、NYミッドタウン店や京都店を手掛けたラムズデン・デザインが担当した。心斎橋ストアでは、"毎日を楽しく豊かに変えていく"革新的な品質やデザインのアイテムとともに、人気ブランドとのコラボレーションアイテムや、他店に先駆けて先行販売品も揃える。アイテムは、草間彌生の有名作品"パンプキン"がモチーフのスノードームや、アメリカ人アーティスト・ジャン=ミシェル・バスキアとコークシクルの限定コラボレーションボトルなど、約500点を販売。先行販売アイテムには、本物のヒマワリを使った「ゴッホのひまわりオブジェ」や、IPX7の耐久性を備えたBluetoothのスピーカーなどを用意している。また、オープニングキャンペーンとして、「MoMAデザインストア 心斎橋」で税抜3,000円以上買い物をしたゲスト先着1,000名に、非売品のMoMAオリジナル トートバッグをプレゼントする。【詳細】「MoMAデザインストア 心斎橋」オープン日時:2019年9月20日(金) 13:00~場所:大丸心斎橋店 本館4階住所:大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-7-1営業時間:10:00~20:30アイテム価格例:・草間彌生 スノードーム 各10,000円+税・MoMA エナメルピン 各1,200円+税・コークシクル ボトル バスキア 各7,000円+税<先行販売アイテム例>・Story クロック 98,000円+税・ゴッホのひまわりオブジェ 59,800円+税・LEXON MINO X 4,300円+税・Nendo カッコーコレクション ブックエンド 50,000円+税
2019年09月12日日本橋の魅力を新たな視点から発信するイベント「日本橋めぐるフェス(NIHONBASHI MEGURU FES)」が、2019年9月27日(金)から11月20日(水)まで、コレド室町テラスを中心に日本橋エリアにて開催される。日本橋文化に新たな光を「日本橋めぐるフェス」は、日本橋にいまも残る文化資産を現代に向けてアップデートし、新たな体験を創り出すイベントだ。デザイン・エンターテインメント・フードをテーマに、ナイトクルーズなど4企画中心とした多彩なイベントを展開する。めぐるのれん展江戸時代の日本橋を描いた絵巻《熈代勝覧(きだいしょうらん)》。その賑わいの再現する「めぐるのれん展」は、大規模な暖簾の展示イベントだ。クリエイターや日本橋の企業が、それぞれ日本橋の街を表現する暖簾や各社のアイデンティティを映す暖簾を制作・展示する。フロシキ トーキョー展2018年、東京都はパリ市庁舎前広場に大きな風呂敷包みを贈り、風呂敷の展示などを通してその魅力を世界に発信した。「フロシキ トーキョー(FUROSHIKI TOKYO)展」では、パリで展示された蜷川実花や草間彌生をはじめ、日仏のアーティストのデザインによる風呂敷を展示する。ニホンバシ ナイト クルーズかつて水運で栄えた日本橋の"舟遊び"文化をアップデートする「ニホンバシ ナイト クルーズ(Nihonbashi Light Cruise)」では、期間限定のスペシャルナイトクルージングを実施。日本橋を起点として隅田川・東京湾・晴海運河を巡る。ふだんと異なる視点から眺める東京の夜景と、船上での光と音の演出を楽しめる。紋照-モン テラス-「紋照-モン テラス(mon terrace)-」は、日本の伝統的手法「紋」をテクノロジーで表現するインスタレーションだ。家紋を着物に描く職人、紋章上繪師の波戸場承龍・耀次親子が、「麒麟曼荼羅」をはじめさまざまな紋をデザイン。それらが描きだされる過程を、アートチーム・メス(MES)がレーザーとプロジェクションで演出する。ジャズフェスティバルなども連携イベントとして、世界三大ジャズ・フェスティバルの1つであるスイスの「モントルー・ジャズ・フェスティバル」を日本橋で初開催。ブラジルの歌手、マリーザ・モンチをはじめ、国内外で活躍するミュージシャンが多数参加する。また、フランス商工会議所と日本橋の老舗店がコラボレーションするマルシェイベントも開催する。詳細日本橋めぐるフェス開催期間:2019年9月27日(金)~11月20日(水)開催場所:日本橋各エリア料金:無料(一部プログラムを除く)■めぐるのれん展開催期間:2019年9月27日(金)~11月4日(月)※街を表現する暖簾は10月11日(金)~11月4日(月)開催場所:三越前駅地下歩道、コレド室町テラス前地下歩道入場料;無料■フロシキ トーキョー展開催期間:2019年10月11日(金)~11月4日(月)開催場所:江戸桜通り地下歩道、日本橋周辺入場料:無料■ニホンバシ ナイト クルーズ開催期間:2019年10月11日(金)~11月20日(水)開催場所:日本橋船着場、滝の広場、日本橋川〜隅田川〜東京湾〜晴海運河料金:TBA※要予約、予約開始は9月下旬■紋照-モン テラス-開催期間:2019年10月22日(火)~10月31日(木)開催場所:コレド室町テラス大屋根広場入場料:無料■連携イベント・モントルー・ジャズ・フェスティバル・ジャパン 2019開催期間:2019年10月12日(土)~10月14日(月)開催場所:日本橋三井ホールほか・ル マルシェ ボンジュール フランス(Le Marché Bonjour France)開催期間:2019年11月2日(土)~11月3日(日)開催場所:コレド室町テラス大屋根広場
2019年09月02日今週末に楽しめるニューなトピックスをまとめてチェック!10周年を迎える「青山ファーマーズマーケット」のイベントが開催、サカイのハイブリッドの哲学を表現したユニセックスのコラボサングラスが発売、日本に初上陸の美しすぎるタピオカドリンクが期間限定で登場etc...週末のお出かけ情報をピックアップしてお届け! FASHION◆サカイ、ユニセックスのサングラスを日本発のネイティブ サンズとのコラボで発売(8/31 発売)サカイ(sacai)が、日本のアイウエア・アクセサリーブランドのネイティブ サンズ(Native Sons)とコラボレーションし、ユニセックスのサングラスを計3型・各3色にて発売する。どれも異なるカラーの2種類の素材を貼り合わせ一つのフレームに落とし込むこんだ、サカイのハイブリッドの哲学を表現したスペシャルなデザインとなっている。>>詳しくはこちら◆ミュウミュウが阪急うめだで20年クルーズのポップアップ、世界先行発売の編み込みバッグやスニーカーが登場(〜9/3)ミュウミュウ(MIU MIU)の、2020年クルーズコレクションからバッグ、シューズ、アクセサリーを取りそろえたポップアップストアを、阪急うめだ本店にて開催。レザーを編み込んだイントレッチオシリーズのバッグとアクセサリーなど、世界に先駆けて登場するアイテムもラインアップする。>>詳しくはこちら◆ミュベールが『E.T.』とコラボ、新宿伊勢丹TOKYO解放区でポップアップを開催!(〜9/3)ミュベール(MUVEIL)の、映画『E.T.』にインスパイアされた2019年秋冬コレクションのポップアップストアが、伊勢丹新宿店にて開催。『E.T.』を題材に、スタイリスト相澤樹が手掛けるブランド・トリンカアンプリュアン(Trinca unplusun)、コラージュアーティストでもあるQ-TAともコラボレーションし、8月31日にはトークイベントも行われる。>>詳しくはこちらEVENT◆青山ファーマーズマーケット10周年! 日本酒からお茶までのフリーフローや屋台フードの進化系が登場(8/31・9/1)10周年を迎える「青山ファーマーズマーケット」が、10年間の食の体験が詰まった真夏の記念イベント「アペタイト(APPETITE)」を開催。日本の夏にふさわしい屋台フードの進化版の提案などを予定。なお、8月31日は、ファーマーズマーケットが夜まで開催時間を延長する「ナイトマーケット」に合わせて、20時まで開催される。>>詳しくはこちら◆新木場のCASICAで映画と食事を楽しむ月例イベントがスタート、初回は南風食堂(8/31)毎月1回土曜日に定期開催となるプログラム「可視化映画夜市」は、UPLINKセレクトによる様々な国の映画を、映画の世界観からインスピレーションを得た料理家による多彩な料理と共に堪能できるイベント。情緒感溢れる食事の後には、映画の余韻を楽しみながら厳選されたモノと出会える夜市も開催。>>詳しくはこちらGOURMET◆秋のウェスティンホテル東京、人気のチョコレートアフタヌーンティーに加えデザートブッフェも登場(9/1〜11/30)ウェスティンホテル東京に、チョコレートを主役にしたメニューが登場。1階ロビーラウンジ「ザ・ラウンジ」には昨年好評だった「チョコレート アフタヌーンティー」を開催。1階のインターナショナルレストラン「ザ・テラス」では、会期中1ヶ月ごとにメニューを変え、合計約70種類のチョコレートデザートを楽しめる「チョコレート デザートブッフェ」を平日限定で提供する。>>詳しくはこちら◆美しすぎるタピオカドリンク「ボビー フルーティー」がついに台湾から日本に上陸! (9/1〜30)台湾発祥のプレミアムタピオカスムージー「ボビーフルーティ(Bobii Frutii)」が、表参道にてポップアップスタンドをオープン。見た目の美しさだけではなく、厳選した台湾産の特級茶葉や、産地にこだわったフルーツを使用し、人工着色料・保存料・香料など一切不使用の安全・安心にこだわったドリンクを提供。非常にユニークな商品のネーミングも特徴の一つ。>>詳しくはこちらART◆草間彌生美術館で無限の広がりを持つ作品世界へと誘う展覧会、日本初公開のかぼちゃ作品も(〜8/31)4月より開催されていた展覧会「幾兆億年の果てより今日も夜はまた訪れてくるのだ―永遠の無限」が8月31日で閉会する。「無限の網」シリーズの初期作品および当時の制作の様子がわかる写真・資料と最新の絵画シリーズ「わが永遠の魂」を中心に展覧。永遠の希求から制作された、初公開となる梯子のインスタレーションや、日本初公開のステンレス製かぼちゃ立体作品もあわせて展示。>>詳しくはこちら草間彌生 PUMPKIN 2015 ウレタン塗装・ステンレススチール 173.7xø182.2cm ©YAYOI KUSAMA◆ウールリッチのアートブックが渋谷で4日間限定の無料配布、アートディレクターはYOSHIROTTEN(〜9/2)ウールリッチ(WOOLRICH)が、アートブック『WOOLRICH TOKYO ART BOOK』を渋谷のTHE CORNERにて4日間限定で無料配布する。剥がして持ち帰ることが出来るワイルドポスティングによって配布され、世界で活躍する日本人アーティストやクリエイターを起用したアートブックとなっている。アートブックは数に限りがあるので、気になる方は早めのチェックを。>>詳しくはこちらNEW OPEN◆エシカルでサスティナブルなアイテムを集めたギフトスタイルショップが代官山にオープン(8/31 オープン)「サスティナブル」「エシカル」「ヴィーガン」をキーワードに、安心・安全な原材料や生産地へのこだわり、地球環境への配慮がなされたコスメやフード、ライフスタイルグッズなど約400アイテムをラインアップするギフトスタイルショップの「スタイルテーブル ダイカンヤマ(style table DAIKANYAMA)」がオープンする。>>詳しくはこちら
2019年08月30日パリ在住のカメラマン、松永学さんがスナップした「パリのイケメン」シリーズ。今回はパリだけでなく、ノルマンディのイケメンもご紹介!写真・文 松永学ーーノルマンディ地方にあるカブールで働くイケメンに聞きました!ニルス 19歳 カメラマン朝から晩まで僕は海岸を行ったり来たりして人の写真を撮って買ってもらっているんです。街中に事務所があってすぐにプリントできるシステムです。あなたもですか? カメラ持って。今年はこの海岸でしたが、昨年は長期クルーズの大型船に乗って働いていました。毎回いろいろなところで働けるのがこの仕事をしていていいところですね。恋人はいませんが、いつも笑顔が絶えない女性に魅力を感じます。ユーゴ 19歳 学生僕はノルマンディのカブール生まれでカブール育ち。夏の間はグランドホテルのプライベートビーチのお客さんにパラソルや椅子やマットを運んでいます。そんな僕はこの街を誇りに思っています。マルセル・プルーストが滞在して『失われた時を求めて』の構想もしたらしいです。ホテルは気品があってオススメですよ。客層もいいですね。指名されるとチップもいただけるし。タイプの女性? ブロンドで小柄な子が好みです。セレスタン 19歳 学生いつもは歴史を学んでいる学生ですが、夏の間はライフガードとして働いています。とにかく忙しいですね。ここは塩の満ち引きが早いので干潮時はバイク、満潮時はボートでいつでも出動できるように待機しています。ちょっとした傷は絶えないですけど。好きなタイプはシャーリーズ・セロン! 彼女は最高ですね。あ、ごめんなさい、連絡が入ったので出動します。レオ 22歳 ホテル勤務バーマン今年はグランドホテルの海岸のカフェバーで働いています。みなさん朝から晩までアルコールを飲みますね。仕事柄日本のアルコールは少しは知っています。前に日本のジンを試飲しましたがなかなかいけましたよ。ここは暑すぎなくて快適な夏休みを過ごせますよ。ぜひ来てください。と言っても僕はいないかもしれませんが。ホテルグループ勤務なので一年中いろいろなところで働くのです。今度はどこかはまだわかりません。移動が多いので、なかなか彼女ができないのが悩みですね。ーーここからはパリのイケメンです。ギヨーム 32歳 マルニ ショップスタッフーーボーマルシェで見つけたギヨーム君のカーリヘアーは天然でした。僕の仕事はいつも女性の接客中心です。お客さんもそうですが、ユーモアのセンスがあって、インテリジェンスを持ち合わせている女性に憧れます。パリの好きな地区はやっぱりマレかな。小さいクリエーターのブティックがたくさんあって刺激をもらっています。音楽はジャズが好きなので19区にある 『La Gare』というクラブに頻繁に行っています。麺類はなんでも好きなので日本に行ったら屋台? のラーメン屋さんに行ってみたいです。元祖フードトラックなんですよね。イゴー 25歳 舞台デコレーターーーリシャールルノアー通りで見つけたイゴーの趣味は木登りでした。僕の仕事は舞台装置の制作に関わっていて、パリのオペラ座や他の劇場や『シャネル』などのファッションショーのデコを作っています。日本に行ったら昔ながらの木造のお寺や神社、木細工などを見てみたいですね。仕事柄、木材でモノ作りをしているのでとても興味があります。そんなことがあって趣味は木登りです。これからヴァンセンヌの森で仲間と待ち合わせして楽しんできます。ちょっとしたコミュニティがあるんですよ。女性のタイプは自然な人で、あまり細かいことを気にしない元気な子がいいです。ブリス 33歳 自転車屋経営ーーボーマルシェで見つけた長身のブリス君は元水泳選手でした。僕はヴォージュという、パリから東の森林地帯の町で生まれました。小さい頃から水泳をやっていていろいろな大会を経験しました。パリの好きな地域はピガール界隈です。特に『Le Depanneur』というカリフォルニア風のお店が今はお気に入りです。タイプの女性は神経質でなくて、味があるおおらかな人。好きな女優は若い時のエマニュエル・べアール! 日本では直島で草間彌生の作品を見てみたいです。
2019年08月24日渋谷PARCO8階に新たにオープンするミニシアターの名称が「WHITE CINE QUINTO」に決定。渋谷PARCOグランドオープン当日となる11月22日(金)に開業する。渋谷PARCO建て替えのため、2016年から一時休館後、渋谷ロフト隣の映画館、渋谷シネパレス跡地に復活した「シネクイント」に続く、“来場すること自体がイベントとなるミニシアター”「WHITE CINE QUINTO」。スクリーン数は1つ、108の座席数を有する同映画館(+車椅子スペース1席)。映画・映画館の概念にこだわらず、様々なカルチャーや実験的な企画を提供し、共感を生み出せる場所を目指していくそうで、ジャンルを問わない個性的で良質な作品、ファッションブランドのコレクションなども積極的に上映するという。また開業日からは、オープニング作品として草間彌生を追ったアメリカ製作のドキュメンタリー映画『KUSAMA: INFINITY』(原題)を上映。草間さんの幼少期の芸術への目覚めから、アメリカへ移住するまでの日々。そして、激動の1960年代ニューヨークで苦悩しながら行った創作活動と、当時それらの作品が国内外でどのように評価されたのか、アメリカで活動するアーティストへ与えた影響といった、草間さんの知られざる過去が映される。「WHITE CINE QUINTO」は11月22日(金)オープン。(cinemacafe.net)
2019年08月20日夏真っ盛りのこの時期。野外シネマや涼を体感できるデジタルアートな庭園、街全体を舞台にした芸術祭など、開放的に楽しめるアートイベントが目白押し!2019年夏、野外で開催されるアートイベント情報をまとめてご紹介します。<東京>恵比寿ガーデンプレイスで夜景を背景に映画鑑賞!野外シネマ「PICNIC CINEMA」恵比寿ガーデンプレイスで、夜景を背景に上映される作品をくつろぎながら鑑賞する野外シネマ。ウェス・アンダーソン監督の最高傑作『グランド・ブダペスト・ホテル』の他、『gifted/ギフテッド』や『オズの魔法使』など15作品を、7月26日から8月25日までの毎週金曜、土曜、日曜の19時半より上映する。詳しくはこちら開催日:7月26日~8月25日の毎週金曜、土曜、日曜開催場所:恵比寿ガーデンプレイス センター広場東京ミッドタウンにデジタルアートの庭園が出現?「水と生きる SUNTORY 光と霧のデジタルアート庭園」東京・六本木にある東京ミッドタウンの芝生公園に、日本の夏の涼を“体感”できる巨大な縁側に囲まれた庭園が登場。夜は、霞(ミスト)に包まれた幻想的なムードに一変し、デジタルアートによる砂紋(さもん)や花火をイメージした色とりどりの光の演出を堪能できる。詳しくはこちら開催日:7月12日~8月25日開催場所:東京ミッドタウン 芝生広場 <宮城>石巻の自然の中で、アート・音楽・食を楽しむ!「リボーンアート・フェスティバル 2019」レストラン「Reborn-Art Dining」(2017年)音楽プロデューサー小林武史が実行委員長を務め、宮城県石巻・牡鹿地区を中心に開催される芸術祭「リボーンアート・フェスティバル 2019」。現代アーティストたちによるキュレーションによって各エリアが豊かな⾃然とともに彩られ、音楽イベントやここでしか味わえない食も楽しむことができる。詳しくはこちら開催日:8月3日~9月29日※網地島エリアは8月20日~開催場所:牡鹿半島、網地島、石巻市街地、松島湾<愛知>日本最大規模の国際芸術祭で最先端アートに触れる「あいちトリエンナーレ2019」アイシェ・エルクメン《On Water》 2017 / Photo: Roman Mensing/Münster愛知県名古屋市、豊田市を主な会場とした日本最大規模の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」。4回目となる今回は、“情の時代 Taming Y/Our Passion”をテーマに、国内外から90組以上のアーティストが集結。国際現代美術展の他、映像プログラム、パフォーミングアーツ、音楽プログラムなど、様々な表現を横断する最先端のアートを紹介していく。 詳しくはこちら開催日:8月1日〜10月14日主な会場:愛知芸術文化センター 名古屋市美術館、名古屋市内のまちなか(四間道・円頓寺)、豊田市(豊田市美術館及び豊田市駅周辺)<瀬戸内海>瀬戸内海の島々を舞台にした3年に1度の芸術祭「瀬戸内国際芸術祭 2019」草間彌生「赤かぼちゃ」2006年 直島・宮浦港緑地 / Photo:Daisuke Aochi瀬戸内海の島々を舞台に開催される現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭 2019」。注目は、建築家の田根剛と、2010年から参加する現代アーティスト・塩田千春のコラボレーション。この他にも、「島の『食』 × アーティスト」や芝居、舞踏といったイベント・パフォーマンスも多く企画されている。詳しくはこちら開催日:7月19日〜8月25日※春(ふれあう春)4月26日〜5月26日、夏(あつまる夏)7月19日〜8月25日、秋(ひろがる秋)9月28日〜11月4日の3期構成開催場所:直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、犬島、沙弥島(春)、本島(秋)、高見島(秋)、粟島(秋)、伊吹島(秋)、高松港周辺、宇野港周辺
2019年08月14日11月下旬に開業する渋谷PARCOに、新しい映画館「CINE QUINTO SHIBUYA PARCO(仮称)」がオープン。オープニング作品には、草間彌生のドキュメンタリー映画『KUSAMA: INFINITY(原題)』が決定した。© 2018 TOKYO LEE PRODUCTIONS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.同映画館が目指すのは、あらゆるジャンルの映画を上映し、さらには海外のミュージカル作品など映画以外の作品も積極的に上映を行い、カルチャー好きが満足できるミニシアター。記念すべきオープニング作品には、日本を代表する前衛芸術家・草間彌生を追ったアメリカ制作のドキュメンタリー映画『KUSAMA: INFINITY(原題)』が上映される。60年以上にわたる芸術活動の中で、独自の芸術を表現し続け、世界で最も有名な芸術家の1人となった草間。第2次世界大戦下の日本で暮らした過去、芸術への情熱を理解されなかった家庭環境、芸術界における人種差別や性差別、自身の病など、数々の困難を乗り越えながら、絵画、彫刻、インスタレーション、パフォーマンスアート、詩や文学と様々な分野で輝かしい功績を残し、今もなお創作活動にすべてを捧げる人生を送る。幼少期からアメリカへ単身で渡るまで、そしてニューヨーク時代に苦悩しながら行った創作活動と、当時それらの作品が国内外でどのように評価されたのか、知られざる過去を捉える本作。世界中の人々から人気を博す彼女の作品が果たしてどのような想いで、どのようにして制作されてきたのかが描かれる。【作品情報】原題:『KUSAMA: INFINITY』監督:ヘザー・レンズ出演:草間彌生 他2018年制作/製作国:アメリカ/本編尺77分/カラー
2019年08月08日草間彌生のアートをモチーフにしたスノードームが登場。2019年7月20日(土)MoMAデザインストア(MoMA DESIGN STORE)表参道・オンラインストアにて先行発売され、7月23日(火)よりMoMAデザインストア 京都・MoMA デザインストア at ロフト(池袋、渋谷、銀座、札幌、仙台、神戸、なんば)にて順次発売される。草間彌生は、水玉と綱模様をモチーフにした美術作品を作り続けている前衛芸術家。幼少期から制作活動をはじめ、これまで様々なメディアで作品を披露してきた。1950年代から60年代にかけては、アメリカ・ニューヨークのアバンギャルドなアートシーンで重要な役割を果たし、1969年には予告なしにMoMAスカルプチャー・ガーデンでパフォーマンスを行うなど、前衛的な活動も行ってきた。そんな草間彌生最新グッズとして登場するのは、アートモチーフのスノードームだ。草間彌生を代表する水玉模様を使用した、3種類のスノードームがラインナップする。草間彌生の代表的なモチーフ「PUMPKIN」をイメージしたスノードームは、振るときらびやかな金粉が舞い上がる遊び心あふれる仕上がり。2004年の作品「Hi, Konnichiwa!」からインスピレーションを得たものは、キュートな女の子と犬の周りに、ハッピーカラーのドットが舞い上がる。草間彌生そのものをデザインに落とし込んだ「YAYOI」は、ドット柄ドレスをまとった草間彌生が中央に。振ると、彼女の代表作品のひとつ「Narcissus Garden」をイメージした球体がふわりと舞う。【詳細】草間彌生スノードーム(Yayoi Kusama Snowdomes)全3種 各10,000円+税種類:PUMPKIN、YAYOI、Hi,Konnichiwa!発売日:■2019年7月20日(土)午前11:00取り扱い店舗:MoMA デザインストア表参道・オンラインストア■7月23日(火)以降順次発売取り扱い店舗:MoMA デザインストア 京都・MoMA デザインストア at ロフト(池袋、渋谷、銀座、札幌、仙台、神戸、なんば)サイズ:6,5cm×6.5cm×8cm【問い合わせ先】MoMA デザインストアTEL:03-5468-5801
2019年07月22日草間彌生のドキュメンタリー映画『草間彌生∞INFINITY』が、2019年11月22日(金)、全国の劇場で公開される。草間彌生の人生を紐解く『草間彌生∞INFINITY』は、日本を代表する前衛芸術家・草間彌生を追った、アメリカ制作のドキュメンタリー映画だ。60年以上にわたり独自の芸術を表現し続け、世界で最も有名な芸術家の1人となった彼女だが、その人生には数々の苦悩があった。第2次世界大戦下の日本で暮らした過去、芸術への情熱を理解されなかった家庭環境、芸術界における人種差別や性差別、自身の病...。そんな困難を乗り越えながら、絵画、彫刻、インスタレーション、パフォーマンスアート、詩や文学と様々な分野で輝かしい功績を残し、今もなお創作活動に全てを捧げている。このドキュメンタリーでは、世界中の人々に愛される彼女の作品が、どのような想いで、どのようにして制作されてきたのかを紐解いていく。幼少期からアメリカへ単身で渡るまで、そしてニューヨーク時代に苦悩しながら行った創作活動。当時それらの作品が国内外でどのように評価されたのか、知られざる過去を捉える。渋谷パルコ新ミニシアターのオープニング作品なお『草間彌生∞INFINITY)』は、2019年11月22日(金)開業の渋谷パルコにオープンするミニシアター、「ホワイト シネクイント」のオープニング作品として上映される。【詳細】『草間彌生∞INFINITY』公開時期:2019年11月22日(金)監督:ヘザー・レンズ出演:草間彌生ほか2018年制作/製作国:アメリカ/本編尺77分/カラー
2019年06月21日今年11月下旬に開業する渋谷PARCOに、新しい映画館「CINE QUINTO SHIBUYA PARCO」(仮称)がオープン。オープニング作品として、世界的な前衛芸術家・草間彌生のドキュメンタリー映画『KUSAMA: INFINITY』(原題)の公開が決定した。この度、オープンするミニシアター「CINE QUINTO SHIBUYA PARCO」(仮称)はあらゆるジャンルの映画を上映し、さらには海外のミュージカル作品など、映画以外の作品も積極的に上映を行い、カルチャー好きが満足できるミニシアターを目指していくという。記念すべきオープニング作品は、日本を代表する草間氏を追ったアメリカ制作のドキュメンタリー映画。60年以上にわたる芸術活動の中で、独自の芸術を表現し続け、世界で最も有名な芸術家のひとりとなった草間氏。第2次世界大戦下の日本で暮らした過去、芸術への情熱を理解されなかった家庭環境、芸術界における人種差別や性差別、自身の病など、数々の困難を乗り越えながら、絵画、彫刻、インスタレーション、パフォーマンスアート、詩や文学と様々な分野で輝かしい功績を残し、いまもなお創作活動に全てを捧げる人生を送る彼女。幼少期からアメリカへ単身で渡るまで、そしてニューヨーク時代に苦悩しながら行った創作活動と、当時それらの作品が国内外でどのように評価されたのか、知られざる過去を捉えていく。世界中の人々から人気を博す彼女の作品が果たしてどのような想いで、どのようにして制作されてきたのかが描かれる貴重な作品となっている。『KUSAMA: INFINITY』(原題)は11月下旬、CINE QUINTO SHIBUYA PARCO(仮称)ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年06月18日複合施設「クルックフィールズ(KURUKKU FIELDS)」が、千葉県木更津市に2019年秋オープンする。“農×食×アート”の複合施設「クルックフィールズ」「クルックフィールズ」は、「代々木ビレッジ バイ クルック(代々木VILLAGE by kurkku)」など、こだわりの食材を使った料理を提供するカフェやレストランなどをプロデュースする「クルック(kurkku)」が手掛ける、“農場”を舞台にした複合施設だ。施設は、農業の実践の場として2010年に開場した「耕す 木更津農場」の約9万坪の広大な土地に誕生。その中で“農”“食”“アート”の3つを体感出来るコンテンツを展開していく。農場「クルックフィールズ」の要となる農場では、ワークショップや収穫体験など、バラエティに富んだアクティビティを用意。自然が持つ多様な生命を感じることが出来るプログラムを季節ごとに開催する。食場内で採れる四季旬菜の数々はそのまま販売されるだけでなく、窯焼きピッツァや、自家製酵母を使った焼きたてのパンなどで楽しむことが可能。野生のイノシシのソーセージなどジビエ/シャルキュトリ、水牛の飼育から手掛けるモッツァレラチーズなども登場し、場内の食の魅力を様々なメニューを通して提供する。アートまた、農場や敷地の中には、自然光を使った草間彌生の作品をはじめ、環境と調和したアート作品を展示。エキシビションだけでなく、アートなライフスタイルを提案するタイニーハウスの宿泊施設も注目だ。【詳細】クルックフィールズ開業時期:2019年秋住所:千葉県木更津市矢那2503
2019年06月07日「不思議の国のアリス展」が、横浜・そごう美術館で2019年9月21日(土)から11月17日(日)まで開催される。その他、福岡、静岡などでも開催。『不思議の国のアリス』の魅力を紹介イギリスの作家、ルイス・キャロルによる世界的ベストセラー『不思議の国のアリス』は、誕生から約150年を迎えてもなお、多くの人を魅了し続けている物語。「不思議の国のアリス展」では、『不思議の国のアリス』の原点や、少女アリスが迷い込む不思議な世界とキャラクターの魅力を、日本初公開を含む貴重な作品と共に紹介する。ルイス・キャロルのスケッチやジョン・テニエルの下絵会場内には、日本初公開となるルイス・キャロルによる「アリス」のスケッチや、『不思議の国のアリス』の挿絵を手掛けたジョン・テニエルの直筆原画を展示する。草間彌生やエリック・カールの作品もその他、アーサー・ラッカム、エリック・カール、ヤン・シュヴァンクマイエル、サルバドール・ダリ、マリー・ローランサン、草間彌生、清川あさみ、山本容子、舘鼻則孝など多彩なアーティストが独自の世界観で表現した「アリス」が集結。それぞれのアーティストのフィルターを通した「アリス」を楽しめる。また、『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』、2つの物語に登場する、シロウサギやチェシャネコ、ハンプティ・ダンプティといった、ユニークなキャラクターたちを魅力的に描いた作品なども展示される。舘鼻則孝のヒールレスシューズ舘鼻則孝は、「もし、アリスからオーダーをもらったら」というストーリーを思い描き、ヒールレスシューズ「Alice Blue Shoes」を制作。舘鼻は制作にあたり、「伝統的なストラップシューズ『メリージェーン』にブルーとレッドのクリスタルストーンをあしらい、好奇心旺盛でガーリーなアリスのイメージに、少し大人で清楚な要素をプラスした」と語っている。関連イベントハードロックカフェコラボピンバッジ付前売券や限定コラボグッズ横浜会場のそごう美術館では、前売限定で「ハードロックカフェ」とコラボレーションしたオリジナルピンバッジ付チケットを販売。また、コンセプトショップ「水曜日のアリス」とコラボレーションした、展覧会限定デザインのグッズも展開される。リアル脱出ゲームとのコラボ「リアル脱出ゲーム」とのコラボレーションイベントが実施される。参加者は、消えたシロウサギを追いかける途中で迷い込んだ薄暗い書斎で、次々と現れる不思議な暗号をヒントに謎を解き明かし、「不思議の国」からの脱出を目指す。詳細「不思議の国のアリス展」横浜展会期:2019年9月21日(土)~11月17日(日) ※会期中無休開館時間:10:00~20:00(最終入館は、閉場30分前まで)※最終日の11月17日(日)は10:00~17:00(最終入館は16:30まで)場所:そごう美術館住所:神奈川県横浜市西区高島2-18-1 横浜駅東口 そごう横浜店 6階観覧料金:大人 1,500円(1,300円)、大学・高校生 800円(600円)※( )内は20名以上の団体および前売券 ※障がい者手帳各種持参者、および同伴者1名は入館無料※ミレニアム/クラブ・オンカード、セブンカード・プラス、セブンカードの持参者は前売・団体料金にて観覧可能※前売券は2019年7月4日(木)~2019年9月20日(金)に販売。限定ピンバッジ付前売券:1枚 3,000円(税込) ※数量限定につき、なくなり次第終了。■リアル脱出ゲームキット販売価格:1,500円(税込) ※会場にて販売【問い合わせ先】そごう美術館TEL: 045-465-5515■巡回・神戸(兵庫県立美術館)会期:2019年3月16日(土)~5月26日(日)・松本(松本市美術館)会期:2019年7月13日(土)~9月8日(日)・福岡(福岡市美術館)会期:2019年12月3日(火)~2020年1月19日(日)・静岡(静岡市美術館)会期:2020年2月1日(土)~3月29日(日)・名古屋 ※会期など詳細未定。・新潟 ※会期など詳細未定。
2019年05月18日