大人気のアーティスト、草間彌生さんの個人美術館が東京・新宿に新しくオープンしました。草間さんの世界にひたれる空間ってどんな感じなのでしょう?プレスプレビューを取材してきましたので、レポートします!開館記念展スタート!【女子的アートナビ】vol. 8710月1日に開館した草間彌生美術館では、年に2回のペースで展覧会を開催。草間さんのさまざまなアートを毎年楽しめるようになっています。こけら落としとなる開館記念展『創造は孤高の営みだ、愛こそはまさに芸術への近づき』では、最新絵画シリーズ《わが永遠の魂》を中心に構成。今展のために作られたというインスタレーション作品も展示されています。まずは、外観からご紹介。真っ白な建物が美術館です。場所は新宿区弁天町の住宅街。最寄り駅は、都営地下鉄大江戸線の「牛込柳町」駅ですが、東京メトロ東西線の「早稲田」駅からも行くことができます。こちらは入り口付近の写真。1階のガラス部分には、草間さんの水玉模様がデザインされています。細長い美術館で、中に入るとワンフロアは比較的コンパクト。展示室には階段で上がっていきます。まずはモノクロの世界へ!最初の展示室では、モノクロの連作「愛はとこしえ」シリーズの27点を見ることができます。これらの作品は、2007年から3年間で描いたドローイングを版画にした連作。黒のマーカーペンを使いフリーハンドで描いた画面には、おなじみの水玉模様をはじめ、抽象的な形が繰り返し出てきたり、細かい線がびっしりと描かれていたりして、モノクロの草間ワールドを楽しめます。3階はとってもカラフル!続いて3階の展示室に行くと、一転して鮮やかな世界が広がっています。こちらは2009年から手がけ、現在も制作を続けられている大型の連作「わが永遠の魂」シリーズ16点。1日に1点(または2日に1点)という早いペースで描かれている同シリーズは、すでに530点を超えています。2017年の春に開催された『草間彌生展―わが永遠の魂』でご覧になった人も多いと思いますが、今回の展覧会では同シリーズ最新作を初公開。新しい作品を見られるなんて、個人美術館ならではの魅力です。2分間のかぼちゃ体験♪次は4階へ。扉しか見えませんが、この部屋の中にミラールームの最新作《無限の彼方へかぼちゃは愛を叫んでゆく》があるとのこと。まずは扉の前でスタッフの方から鑑賞について次のような説明を受けます。・入れ替え制で入場する・2分間限定で鑑賞する・展示物には手を触れないそして順番に数名ずつ中に入ると、スタッフが扉を閉めてストップウォッチで2分計測。時間になると扉を開ける……という手順です。閉じ込められる感があってちょっとドキドキ。こちらが展示室内の写真。密室の中に無数の水玉かぼちゃが鎮座しています。鏡の反射や照明の効果でかぼちゃがどんどん増殖していくように見えて、ちょっと怖い感じ……。体感型のインスタレーションであるミラールームは、草間さんの代表的な作品シリーズのひとつ。これまで松本市美術館などいくつかの場所で違うパターンのミラールームを体験したことがありますが、私的には今回のかぼちゃが一番インパクト大でした。最後の5階は資料閲覧スペース。そこから続く屋上ギャラリーでは新作の巨大かぼちゃ作品《Starry Pumpkin》を見ることができます。トイレも必見!展示作品のほかに、ぜひ見ていただきたいのがエレベーターとトイレ。どちらにも赤い水玉がいっぱいデザインされていて、小さなミラールーム状態になっています。特にトイレは自分ひとりで贅沢に草間ワールドを体感できるので超オススメです(でもトイレの数が少ないので、あまり長居しすぎないようにしてくださいね)。最後は1階のショップでお土産もチェック。美術館限定のクッキーや水玉グッズなど記念に買って帰りましょう。なお、この美術館は日時指定の予約・定員制となっています。詳しくは公式サイトをチェックしてみてくださいね。Information会期:~2018年2月25日(日)※開館日は木・金・土・日曜および国民の祝日(月~水、12月25日〜1月17日は休館)時間:11:00〜17:00※1日4回(各回定員50人・90分の入れ替え制)のチケット事前購入制①11:00〜12:30(11:30までに入場)、②12:30〜14:00(13:00までに入場)、③14:00〜15:30 (14:30までに入場)、④15:30〜17:00(16:00までに入場)会場:草間彌生美術館料金:一般 1000円 / 小中高生 600円
2017年10月13日草間彌生美術館が、2017年10月1日(日)に開館。草間彌生の主要作品から最新作まで紹介する美術館が誕生草間彌生美術館は、前衛芸術家・草間彌生の作品や関連資料の展示、講演会、イベントなどを通して、草間彌生の芸術や、そのメッセージを広く伝えることを目的として設立された。コレクションは、年2回の展覧会形式で紹介。過去の主要作品はもちろん、第二の黄金期と言えるほど活発な制作活動を行っている草間彌生の、完成したばかりの作品も展示される。また、随時開催されるイベントでは、館長や外部講師によるギャラリートークや、子供向けの美術館探検ツアーといったプログラムが予定されている。新宿区の閑静な住宅街に出現した美術館は、地下1階から地上5階までの6フロア。その膨大なコレクションを紹介するため、ギャラリースペースは4フロアにもわたる。そのほか、1階にはショップが、5階には資料を閲覧できるブラウジングスペースが設けられている。開館記念展覧会「創造は孤高の営みだ、愛こそはまさに芸術への近づき」記念すべき最初の展覧会は、「創造は孤高の営みだ、愛こそはまさに芸術への近づき」というタイトルで、2017年10月1日(日)から2018年2月25日(日)まで開催。最新絵画シリーズ《わが永遠の魂》を中心に、開館のために制作された最新のインスタレーション作品や、新作のかぼちゃ立体作品といった、近作が披露される。チケットは日時指定の予約・定員制なお、快適な鑑賞体験を提供するため、美術館は日時指定の予約・定員制となっている。2017年10月と11月分のチケットは完売している。12月分のチケットは、2017年10月1日(日)より発売開始となる。詳細草間彌生美術館開館日:2017年10月1日(日)住所:東京都新宿区弁天町107アクセス:地下鉄「早稲田」駅より徒歩約7分営業日:木曜・金曜・土曜・日曜日、および国民の祝日営業時間:11:00~17:00※1日4回(11:00/12:30/14:00/15:30各回入れ替え制)のチケット事前購入制 ※各回90分、定員50名。チケット:美術館公式webサイトからのオンライン事前購入制。毎月1日10:00に翌々月のチケットを発売。来館日前日の23:59まで購入可能。URL:■開館記念展概要草間彌生美術館開館記念展「創造は孤高の営みだ、愛こそはまさに芸術への近づき」開催期間:2017年10月1日(日)~2018年2月25日(日) ※12月25日(月)~1月17日(水)は冬季休館観覧料:一般 1,000円/小中高生 600円 ※未就学児は無料
2017年10月03日前衛芸術家として世界的にその名を知られる草間彌生の美術館(東京都新宿区弁天町107)が10月1日に開館を迎える。入館チケットは日時指定の予約・定員制、1日4回各90分入れ替えの事前購入制となっているが、人気の高さゆえ2ヶ月先まで予約がいっぱいだという。こけら落としとなる開館記念展「創造は孤高の営みだ、愛こそはまさに芸術への近づき」では、最新作の「わが永遠の魂」を中心に、モノクロドローイングシリーズや新作のかぼちゃ立体作品なども展示される。一般公開に先駆けて9月26日に行われたプレス内覧会では、草間彌生氏本人が会場を訪れ、「私の終生の念願であった草間彌生美術館を建て、みなさまに作品を見ていただきたいという心からの希望が達せられました。これは私の生涯における最大の感激であります。(中略)あなたたちの志によって私を鼓舞していただきたい。その強い願いをあなたたちに伝えたいと思い、この美術館を建てました。私の愛する美術館を、ぜひあなたも最大の愛をもって一生愛していただきたいと思っております」と開館への想いを語った。外苑東通り沿いに面した草間彌生美術館は、地上5階、地下1階建ての建物で、白い水玉模様があしらわれた壁が目印となっている。1階のエントランスを抜けて階段を上ると、2階の壁一面には、モノクロドローイングのシリーズ「愛はとこしえ」27点が展示され、さらに3階に上がると、2009年から現在も描き続けられている大型の絵画連作「わが永遠の魂」16点が現れる。今年描き上げられたばかりの「私の悲しみの青春の死が足音を立ててやってくるのだ」、「私の愛の億万のきらめきをあなたにあげたい」も展示され、モノクロ世界の2階から一変して、鮮やかで濃密な彩りの世界に引き込まれる。螺旋階段を上り4階へ着くと、初公開のミラールーム「無限の彼方へかぼちゃは愛を叫んでゆく」が待っている。暗闇の中に浮かぶ無限のかぼちゃを見つめていると、心地よい“没入感”に浸れるだろう。「無限の彼方へかぼちゃは愛を叫んでゆく」屋上には、金やピンクのタイルで飾られた立体作品「Starry Pumpkin」が展示され、新宿の街が一望できる見晴らしのよい場所で、草間作品を鑑賞することができる。階段に面したガラス窓から自然光が豊かに降り注ぐように設計された展示室や、エレベーターやトイレの中などいたるところに水玉模様があしらわれている点もポイントだ。エントランス横にあるミュージアムショップも、美術館限定のクッキーやハンカチなどが販売されているのでお見逃しなく。「Starry Pumpkin」【展覧情報】草間彌生美術館開館記念展創造は孤高の営みだ、愛こそはまさに芸術への近づき会期:10月1日~2018年2月25日会場:草間彌生美術館住所:東京都新宿区弁天町107時間:11:00~17:00(入れ替え制)休館日:月・火・水曜日(祝日は除く)、12月25日~2018年1月17日入場料:一般 税込1,000円、小中高生 税込600円、未就学児無料チケットはWEB SITE()で購入可能
2017年09月26日京都の二条城と京都芸術センターで開催中の「アジア回廊現代美術展」では、8月19日から10月15日の日程で、日中韓のアーティスト25組、約33点の展示が行われている。歴史的建造物×東アジア現代美術が織り成す、幻想的な展示の見どころをお届けしよう。「アジア回廊 現代美術展」は、毎年、日本・中国・韓国の各国政府から一都市が選定され、文化の力で東アジアの相互理解を促進し、開催都市のさらなる発展を目指すプロジェクトのメインプログラムで、2017年は京都市で8月から11月にかけて現代美術の展示の他、舞台、音楽、マンガやアニメなど多様な展示やイベントが催される。二条城の会場で最初に目に飛び込んでくるのは、ソウル在住のアーティスト、チェ・ジョンファの「フルーツの木」。「台所」の前庭に展示されているこの巨大なバルーンは、フルーツや野菜がたわわに実った木で“異次元の憩いの空間を提供する”意図が込められているのだそう。チェ・ジョンファ《フルーツの木》(2015)ほの暗い「台所」に足を踏み入れると、チェ・ジョンファによる2点の作品が出迎えてくれる。普段は非公開となっている「台所」の、高い天井と風通しよく設計された建築に感動しつつ、プラスチック製のボウルを組み合わせてクリスタルのオブジェのように設えた「アルケミー(錬金術)」と、入口の背後に横たわる巨大な大根のバルーン「涅槃」に目を奪われることだろう。「涅槃」は、チェ氏が敬愛する伊藤若冲の「果蔬涅槃図」に描かれている大根をモチーフにしているのだという。チェ・ジョンファ《涅槃》(2017)続いて、草間彌生の「無限の網のうちに消滅するミロのヴィーナス」と、一筋の糸にさまざまな海の水から育てられた塩の結晶が結ばれた、宮永愛子の「結〈二条城〉」。隣の展示室には、キム・スージャによる鏡張りの作品「遭遇 ー 鏡の女」が展示されている。草間彌生《無限の網のうちに消滅するミロのビーナス》(1998)日中韓の3人のアーティストグループ西京人が架空の国「西京」について語る映像作品「第4章:アイラブ西京ー西京国大統領の日常」、台所から望む中庭に展示されているツァイ・グオチャンの「盆栽の舟:東アジア文化都市2017京都のためのプロジェクト」も必見だ。「盆栽の舟」は、東アジア文化都市2016奈良市で、東大寺の境内の池に設置していた木造船を移築したもので、この展覧会のテーマである“東アジアの国々の文化の相互存続”を象徴する作品といえるだろう。ツァイ・グオチャン《盆栽の舟》2017東アジア文化都市2017京都のためのプロジェクト広大な二の丸庭園と本丸庭園を抜けた先にある、お堀の池に展示されている三嶋りつ惠の「光はいつでもそこにある」も印象的な作品だ。水面に浮かぶ約600個のヴェネツィアンガラスがきらきらと輝く様を眺めていると、遥か昔の時代へタイムスリップしたような気分に浸れる。世界遺産「元離宮二条城」の敷地内に忽然と現れた現代美術の展示は、重厚な雰囲気の会場とのコントラストが鮮やかで、忘れ難いアート体験をもたらしてくれることだろう。屋外展示が多く、写真撮影可能な作品も多数あるため、散策しながら“東アジアのアート回廊”を歩く楽しみを満喫してほしい。また、登録有形文化財でもある元小学校をリノベーションしたアート施設「京都芸術センター」にも多数の作品が展示されている。三嶋りつ惠《光はいつでもそこにある》(2017)【イベント情報】「東アジア文化都市 2017京都 アジア回廊 現代美術展」■元離宮二条城会期:8月19日~10月15日住所:京都市中京区二条通堀川西入二条城町541時間:8:45~17:00(最終入城16:00)なお二の丸御殿台所・東南隅櫓は9:00~16:45入場料:現代美術展600円(別途二条城の入場料が必要)■京都芸術センター会期:8月19日~10月15日住所:京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2時間:10:00〜20:00入場料:無料
2017年09月07日いつもは国内のアート情報をお届けしている女子的アートナビ、今回は番外編!ライター田代が2017年夏に訪れたパリのアートスポットを2回に分けてご紹介。前編は、パリのアートなカフェ&レストランレポをお届けします!おしゃれなテラスでスイーツを堪能♡【女子的アートナビ】番外編最初にご紹介するのは、プティ・パレ(パリ市立美術館)のカフェテリア。中庭に面した美しい回廊にあります。日差しが差し込む明るいテラスは居心地抜群!観光客もいましたが、パリっ子たちがのんびりくつろぐ姿も見かけました。こちらのカフェは先に館内のカウンターで注文してから席につくスタイルで、スイーツのほかサラダや軽食もあり、お値段もリーズナブル。私はレモネードとアプリコットタルトを注文して、8.90ユーロ(約1,157円、※1ユーロ=約130円で計算)でした。プティ・パレは、1900年に開かれたパリ万博の美術展示会場として建設された建物。現在は絵画や彫刻、ガラス工芸作品などが展示されています。(本記事の写真は当該施設の許可を得て撮影・掲載しています。)展示作品だけでなく、美術館の建物や内部装飾もステキなんです。特に、館内にあるらせん階段はため息が出るほどの美しさ!常設展の入場は無料なので、パリに住んでいたら毎日でも通いたくなりそうです。アートに囲まれたセレブなカフェ次にご紹介するのは、セレブなマダムたちに愛されているサロン・ド・テ。パリ8区、ジャックマール・アンドレ美術館のなかにあります。(サロン・ド・テとはフランス語でティールームの意味。)こちらでは、本物のアートに囲まれた店内でスイーツなどが食べられるのです!ランチタイムに利用したので、まずはキッシュを注文。ブロッコリーとサーモンが入ったキッシュはおいしく、サラダもついていたので大満足!デザートには、フランボワーズのタルトを選択。酸味と甘味のバランスが抜群で、もう一個食べたいと思うほど好きな味でした。紅茶などもあわせると、お値段は33ユーロ(約4,290円)。ちょっとセレブなランチになりました。ジャックマール・アンドレ美術館は、コレクターだった夫妻の邸宅をもとにした美術館。特にイタリア美術のコレクションがすばらしく、ボッティチェリの絵画やティエポロのフレスコ画などトップクラスのアートがさり気なく飾られています。この美術館は、長年パリで暮らしていた水彩画の先生からすすめていただいた場所。日本ではあまり知られていない小さな美術館ですが、本当に超オススメです!イケメンのいるアートなレストラン♡3つ目は、ポンピドゥー・センターの最上階(7階)にあるレストラン『George』。近現代のアートを見られる国立近代美術館に併設されているレストランなので、内装もモダンです!しかも、お店で働いている人たちがイケメンばかり!女性スタッフもみなモデルのようなスタイルで、歩き方もサービスの仕方もカッコイイのです。雰囲気だけでなく、料理もおしゃれです!ランチタイムに出かけたので、サラダにオムレツ、ステーキなどを注文。エディブルフラワーも添えられているので見た目もステキ。もちろん、お味も最高でした!ドリンクをつけたら1人あたり50ユーロ(約6,500円)を超えましたが、お値段以上の満足感を得られました。ポンピドゥー・センターとは、国立近代美術館をはじめ図書館や映画館、ショップなどが入った文化センターのこと。建物の5階から7階までが美術館の展示スペースになっています。パイプがむき出しになった個性的な外観で、前面に付いているのはエスカレーターです。国立近代美術館に所蔵されているのは、20世紀から現代までの作品10万点以上。ピカソはもちろん、マティスやシャガール、ウォーホル、ジャコメッティに草間彌生もありました。近現代アートが好きな人にはオススメの美術館です。パリのアートなカフェ&レストラン、いかがでしたか?今回は3か所をピックアップしましたが、ほかにもパリで訪れた多くの美術館にはステキなカフェが併設されていました。パリに行く機会があったら、ぜひミュージアム・カフェにも立ち寄ってみてくださいね!Information
2017年09月04日待ちに待ったGWがやってきました!今年はどう過ごそうかな?と悩んでいる人に、この記事ではGW期間中に行ける、東京都内開催の展覧会をご紹介します。歴史ある絵画からポップアートまで、感性を刺激されること間違いなし!アートな休日を過ごしてみませんか?遊びに行きたい!GW開催のイベントまとめはこちら今だからじっくり見たい!芸術・歴史にじっくり触れられる展覧会6選原故郷のスラヴ民族トゥーラニア族の轍とゴート族の剣の間にプラハ市立美術館今年も貴重な美術品が来日中!中でも国立新美術館で開催中の「ミュシャ展」では、チェコ以外では日本初、「スラヴ叙事詩」全編が公開されています。ファンも多いブリューゲルの「バベルの塔」や、ロシア・エルミタージュ美術館秘蔵の美術品を見られる「大エルミタージュ展」も見逃せません。東京ステーションギャラリーでは、今まで日本ではほとんど知られてこなかったブリューゲルの大規模な回顧展を開催。独特の世界観に引き込まれること間違いなしです。《坂本龍馬湿板写真》慶応2年または3年頃高知県立歴史民俗資料館蔵展示期間:4/29~5/1※3日間限定公開、以降は複製展示幕末好きには「没後150年坂本龍馬」がおすすめ。近年龍馬のものと判明した刀などの新資料で、新たな龍馬の魅力を発見できるかも!?日本の「イマ」を感じる!現代アート・建築展4選国立新美術館では「草間彌生 わが永遠の魂」が開催中。2009年から草間彌生が精力的に取り組んでいる大型の絵画シリーズ「わが永遠の魂」を中心に、一挙約130点が日本初公開という、ファンならずとも必見の展覧会です。「世界のKUSAMA」の魅力を存分に味わえます。また、日本の家にフォーカスした珍しい展覧会「日本、家の列島 フランス人建築家が驚くニッポンの住宅デザイン」も面白い視点。古典である浮世絵をデジタル化して、浮世絵の世界に没入できる「スーパー浮世絵江戸の秘密」展、和食がアートになる「食神さまの不思議なレストラン展」は2施設同時に観るとお得になるチケットが販売されています。自然の魅力にどっぷり!注目の科学展示2選「始祖鳥CG画像」©The Trustees of the Natural History Museum, LondonMuseum Alive 3D, Produced by Atlantic Productions for Sky今までイギリス・ロンドンに行かないと見られなかった、大映自然史博物館の貴重な収蔵品が世界初巡回!上野の国立科学博物館では、「大映自然史博物館展」が開催されています。絶滅した生きものの化石や眼を見張るような宝石など、魅惑的な世界を堪能できます。池袋で開催中の「「毒毒毒毒毒毒毒毒毒展・痛(もうどく展2)」は、去年好評だった展示がパワーアップ!死に至る毒を持つ!?生きものも展示されますよ。ファンにはたまらない!ポップアート・キャラクターの展覧会8選+1開館から1周年を迎えた六本木のスヌーピーミュージアム。1周年記念展では貴重な原画の公開があり、ファンは必見です。1周年記念のキャンペーンも開催中で、かわいいマスキングテープがもらえます。世田谷美術館で開催中なのは、絵本「はらぺこあおむし」の作者、エリック・カールの展覧会。優しいタッチに懐かしさを覚える人も多いのでは?《蒸気船ウィリー》より 1928年© Disney Enterprises, Inc.その他ディズニーのアートや日本初となるマーベルの大型総合展など、気になる展示が目白押しです。横浜の開催ですが「シルバニアファミリー展 わくわくミュージアム2017」も気になるところです。上野をお得に満喫できるパスポートも!東京国立博物館、国立西洋美術館、上野動物園など、東京・上野地区にある10施設を1回ずつ利用できる共通入場券「UENO WELCOME PASSPORT」が販売中です。2,000円で常設展のみ、3,000円で常設展と特別展1回を観覧できます。GWの機会にいろんな施設をはしごしたい!と思っている人にはおすすめです。
2017年04月28日2017年4月20日(木)、銀座6丁目松坂屋跡地にGINZA SIX(ギンザシックス)がオープンします。銀座地区最大級となる地上13階、地下6階、総店舗数は241というスケールの大きさ。今回はひと足早くGINZA SIXを取材したasoview!編集部が、誰でも楽しめるGINZA SIXの注目ポイントをご紹介します!建築デザインは「のれんとひさし」銀座中央通りに面したGINZA SIXは、ひときわ大きく存在感を放っています。建築デザインを担当したのは建築家の谷口吉生。日本の伝統である「のれん」と「ひさし」をイメージしているそうです。将来、店舗や流行が変化した際も、のれんを掛け替えることで新しいイメージを演出できる、という意図もこめられています。銀座エリア最大の屋上庭園「GINZA SIXガーデン」銀座エリア最大の屋上庭園「GINZA SIXガーデン」は、「銀座の空に浮かぶ緑」「GINZA SKY GROVE」がテーマ。世界中から銀座へ訪れる人々に憩いや交流の場を提供します。この「憩いの広場」では、今後イベントもできるそう。随所に緑が配され、公園にいるようなくつろぎを味わえます。中央通りと逆側の三原通り側は回遊広場に。通路面はすべてガラス張りになっていて、銀座の街を一望できます。よく見るとスカイツリーが見えます!東京タワーはすぐ近くに見え、東京のシンボルである2つのツリーを同時に眺められます。感性を刺激するアートに注目GINZA SIXでは、アーティストやクリエイターとコラボし、感性を刺激するアートプログラムを展開していくとのこと。●中央吹き抜けアート・草間彌生施設中央の大きな吹き抜け空間は、森美術館が監修。オープニングを彩るのは、世界のアートシーンで活躍する草間彌生です。白地に赤いドットのかぼちゃは全部で14個。大・中・小の3種類の大きさがあります。期間限定で草間彌生のポップアップショップも展開中です。ドットが散りばめられたグッズがところ狭しと並んでいます。●リビングウォールアート対となる2つの東西吹き抜け空間には、チームラボ、パトリック・ブランの作品が展示されています。テーマは「大いなる循環」。●チームラボウルトラテクノロジスト集団・チームラボが担当する《Universe of Water Particles on the Living Wall(ユニバースオブウォーターパーティクルスオンザリビングウォール》と題されたインスタレーション作品は、音と映像が刻々と変化するもの。時間とともに様子を変える滝を描いています。ここにはもう1つのリビングウォールと同じ種類の植物が描かれています。●パトリック・ブラン植物学者兼アーティストのパトリック・ブランによる《Living Canyon(リビングキャニオン)》。土を使用しない垂直的平面アート作品です。太陽の光に照らされた崖の頂上から、影に覆われた深い谷底を表しています。デジタルの滝、本物の植物庭園、2つの表現はその時その瞬間にしか存在しません。常に新鮮な存在としてわたしたちの前にあらわれます。アートがテーマ!蔦屋書店6階の蔦屋書店のテーマは「アート」と「日本文化」。重さ約40キロというビッグブックのコーナーには、日本で唯一、50種類の大型本が揃います。圧倒的な存在感はもはや本というよりアートだと感じさせます。西洋美術、日本美術、写真などアート関連の書籍が大充実。その数約6万冊です。なんと日本刀のコーナーも。併設されたスターバックスには、世界のアートオークションのカタログやアートマガジンが置かれ、自由に読むことができます。店舗の奥にはさらに、STARBUCKS RESERVE® BARも。希少価値の高い豆をサイフォン抽出で飲めたり、アルコールの提供もあったりと、自由なスタイルで本とアートを楽しめます。編集部員個人的に、サイフォン抽出のコーヒーはぜひ飲んでほしいメニュー。雑味がなく、コーヒーが苦手な人でも飲みやすい味わいです。提供される豆は時期によって変化するとのことです。プレミアムラウンジもチェック上顧客のための特別なラウンジが設けられているのも、GINZA SIXの特徴。5階の一角にある「LOUNGE SIX」は、アーティストとしても知られる杉本博司と、榊田倫之による「新素材研究所」の手によるものです。入り口はすでにアート作品のよう。中に入ると、コンシェルジュが受付をしてくれます。ラウンジ内はまるでホテルのロビーのようにゆったりとしたつくり。外の喧騒とは隔絶された空間です。ここではGINZA SIX内の飲食店とコラボレーションした特別なメニューを味わえるほか、イベントなども企画されているとのこと。今後の展開にも注目です。日本初上陸の店舗はこちら!手土産にもおすすめのスイーツはこちら!店舗概要名称:GINZA SIX(ギンザシックス)住所:東京都中央区銀座6-10-1オープン日:2017年4月20日(木)営業時間:ショップ・カフェ(地下2階~5階)10:30~20:30、レストラン(6階、13階)11:00~23:30問い合わせ:03-6891-3390(GINZA SIX総合インフォメーション・受付時間 10:30 ~20:30)※2017年4月20日より公式サイト:
2017年04月20日“6つ星”級のハイクオリティが揃うGINZA SIX2017年4月20日(木)、銀座6丁目にオープンするGINZA SIXは、銀座エリア最大の新商業施設。“6つ星”級のハイクオリティを目指す思いからその名が付けられました。「新しいラグジュアリー」を提案する、トレンドとラグジュアリー感満点のハイセンススポットなのです。241の最先端ショップ&レストランが集結! 初出店&最大級店舗も目白押し館内にはファッション、グルメ、雑貨など、国内外のトレンドを体感できる241ブランドが集結。新業態や日本初出店、世界最大級、日本最大級など、注目店舗が揃い踏みです。ラグジュアリー空間にうっとり♡ 屋上庭園や、文化・交流施設も!商業施設共用部のインテリアデザインはフランス人デザイナーのグエナエル・ニコラ氏が手掛けており、ラグジュアリーなムードが漂います。ほかにも前衛芸術家 草間彌生氏、チームラボなど世界的なクリエイターやアーティストとコラボしたアート作品や、銀座エリア最大級の屋上庭園「GINZA SIX ガーデン」、文化・交流施設「観世能楽堂」など、ショッピングに留まらないお楽しみ要素が盛りだくさんです。新ランドマークが仲間入りし、ますます盛り上がる銀座から目が離せません。今春注目のGINZA SIXで、最先端のトレンドに触れてみて。取材・文/五十嵐綾子スポット情報スポット名:GINZA SIX住所:中央区銀座6-10-1電話番号:03-6891-3390(GINZA SIX総合インフォメーション)
2017年04月20日ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)がジェフ・クーンズ(Jeff Koons)とのバッグとアクセサリーのコラボレーションラインを発表。第一弾の発売は2017年4月28日(金)。草間彌生・村上隆他、トップアーティストとのコラボレーションをおこなってきたルイ・ヴィトン。今回発表されるのは、現代アート界で最も広く知られるアーティストの1人、ジェフ・クーンズとコラボレートしたアイテムだ。第一弾としてはベースに「スピーディ」「キーポル」「ネヴァーフル」のバッグを用いたものが発売される。歴史的・世界的にマスターピースとよばれる、ダ・ヴィンチ、フラゴナール、ルーベンス、ティツィアーノ、ゴッホら5種類の油絵をキャンバス地に再現。バッグの外側には、巨匠の画家たちの名前およびモノグラム・フラワーがクーンズの象徴ともいえるメタルで埋め込まれ、内側にはオリジナル作品の作者のバイオグラフィーとポートレートが描かれる。さらに、クーンズのアイコニックなモチーフであるレザー製のラビットをかたどったタグも付属する。特徴的なのはルイ・ヴィトンが初めて自らのモノグラム・モチーフの形を変えたことだ。クーンズが再解釈したモノグラムにはクーンズ自身のイニシャルが加えられ、バッグの外側にディテールとしてあしらわれる。クーンズは、空気を入れて膨らませたビニール製のウサギをモチーフにしたスチール彫刻「ラビット(Rabbit)」やマイケル・ジャクソンとペットのチンパンジーの巨大な陶器の彫刻を金箔で装飾した「マイケル・ジャクソン・アンド・バブルス(Michal Jakson And Bubbles)」などで名声を得た。キッチュだと評される世俗的で親しみやすいモチーフの使用は、専門的なアートギャラリーの域を超え、大衆に訴えかけることを意図しているという。なお、本コレクションのお披露目を祝して、パリ・ルーヴル美術館館では館長ジャン=リュック・マルティネズ主催の特別ディナーが開催された。アーティスト、ジェフ・クーンズも出席し、アート界の多数のゲストのほか、ケイト・ブランシェットやミランダ・カー、ミシェル・ウィリアムズ、レア・セドゥなど、多くの豪華セレブリティが出席した。【詳細】発売日:2017年4月28日(金)
2017年04月14日伊勢丹新宿店本館5階=アートギャラリーにて3月15日から21日まで「~アンディ・ウォーホルから草間彌生まで~Art Message from New York」が開催される。同展では、キャンベルスープ缶に代表される日用品や、有名人をモチーフとした作品を数多く手掛けてきたアンディ・ウォーホルの「MICKEY MOUSE from MYTHS」や、村上隆の作品で最も知名度の高いキャラクターDOB君がオフセット作品に描かれている「そして、そしてそしてそしてそして。黄色い世界」、ロックを愛し少女を多く描く奈良美智の「Guitar girl」など、現代でも人気の衰えないポップアーティストを中心にアーティストの版画作品が約30点展示される。【イベント詳細】「~アンディ・ウォーホルから草間彌生まで~Art Message from New York」会期:3月15日~21日会場:伊勢丹新宿店本館5階=アートギャラリー住所:東京都新宿区新宿3-14-1時間:10:30~20:00(3月21日のみ18:00まで)
2017年03月12日こどもたちと一緒にできたら、きっと楽しい美術館めぐり。びっくりするくらい自由なその感性は、のびのびと育ててあげたいものです。今日はこどもたちと一緒に楽しめるアートイベントのご紹介。うららかな春の休日には、ぜひこんなおでかけを親子で楽しんでみませんか?■ 春の休日に!こどもと楽しめるアートイベント向かったのは東京・六本木にある国立新美術館。うねるガラスのファサードが印象的な美術館の前の樹木には、今開催されている「草間彌生(くさまやよい)わが永遠の魂」展を象徴する水玉模様のテキスタイルが巻かれています。大きな展示室に入ると、まるでジャングルの密林に咲くような得体のしれない巨大な花のオブジェが。「わぁ!」とついつい近寄って行ってしまう私たちは、まるで食中植物の餌食になってしまう虫たちのよう?水玉や目などのパターンを繰り返すドローイングは、こどもたちにも大人気です。■ ペタペタ貼って気分は小さなアーティスト!展示の一画には、自分たちも参加できるインスタレーション空間も。ソファやランプ、テーブルやカーテンなど、真っ白な家具が置かれる真っ白な空間。そこに、係の人から渡された色とりどりのシールをペタペタ貼れば、こどもたちもすっかりアーティスト気分です。■ 空の下に転がるふたつの大きなカボチャ外に出れば、空の下には大きな大きなカボチャのオブジェが。雨の日の今日は濡れたコンクリートにカボチャが映りこんで、大きなカボチャがふたつありましたよ。こどもと楽しめる、東京アート散歩。小さなアーティストたちと一緒に、ぜひこんな春の休日を楽しんでみてくださいね。=写真:川越・宮城文:宮城=暮らしのはなし おさんぽ手帖 【おさんぽした美術館】・国立新美術館住所:東京都港区六本木7-22-2企画展「草間彌生わが永遠の魂」2017年2月22日(水)〜5月22日(月)定休日:毎週火曜日ただし、5月2日(火)は開館営業時間:10:00〜18:00金曜日は20:00まで※4月29日(土)〜5月7日(日)は毎日20:00まで開館※入場は閉館の30分前まで
2017年03月06日“水玉の女王”として知られ、世界中で高い評価を受けてきた前衛芸術家・草間彌生の70年にわたる芸術活動の全容が紹介される展覧会「草間彌生 わが永遠の魂」がついに開幕(国立新美術館にて5月22日まで)。2月21日に開催された内覧会は拍手と歓声に両手を振って応える草間に、報道陣たちから「カワイイ!」と声が上がった。 「草間さんは心がとてもピュアで、乙女のようにあどけないところもある方ですから(笑)」 そう語るのは、展覧会の監修を担当した同美術館副館長・南雄介氏。草間との出会いは25年前に遡るが、チャーミングな人柄に加え、大きく見開いた目の印象は当時と変わらないという。 「講演会をしていただいたことがあるんですが、昔のヌードパフォーマンスの写真を見せながら、『本当にキレイだったのよ』っておっしゃるなど、とても楽しいお話でした(笑)。いつまでも乙女チックな気持ちを持ち続けていらっしゃる方ですね」 東京では13年ぶりとなる展覧会は、彼女の創作の軌跡をたどる。その3つの軌跡を南氏が解説してくれた。 【1】創作活動初期 松本の旧家に生まれ、幼少のころから絵を描くことが好きだったが、封建的な考えを持つ母から絵描きになることを強く反対された草間。幻覚や幻聴に悩まされながらも絵画の勉強を続け、’52年に最初の個展を開く。 「京都で日本画を学び、動植物、天体などモチーフは多岐にわたります。10歳のころに描いた母の肖像画には、その後生涯のテーマとなる水玉がすでに見られます」 【2】ニューヨーク時代 美術界の師弟関係などの因習や女性であることの偏見から逃れたい一心で、28歳のときに渡米。 「無限の網目で空間を埋め尽くす『ネット・ペインティング』(無限の網)で、ミニマル・アートの先駆けとして評価され、布を用いた柔らかい彫刻『ソフト・スカルプチュア』、『ハプニング』と称される屋外でのヌード・デモや乱交をテーマにしたパフォーマンスを披露。ベトナム戦争に対する愛と平和のメッセージを発信するなど、時代の先端を走りました」 【3】東京時代 心身の不調を訴えるようになった草間は、’73年に帰国。東京で入院生活を送りながらコラージュや版画を数多く制作する。アメリカ生活で公私ともに支え合う存在だった美術家ジョゼフ・コーネルや実父の死が当時の作風に大きな影響を与えたとも。 「小説や詩などの執筆も始め、それまで造形芸術で表現してきたテーマが言葉を伴うことで観客のイメージを喚起しやすくなったと言えます。’89年にニューヨークで回顧展が開催されたのをきっかけに、世界的に草間芸術の再評価が始まり、現代の現代アートの世界的巨匠としての地位を確立させます」 また、展覧会では軌跡をたどると同時に、’09年から取り組んでいる大型の絵画シリーズ「わが永遠の魂」から厳選した132点を一挙に日本初公開。 「草間さんの作品の魅力は、ものすごく大胆なところです。斬新で独創性に富み、社会通念とか美術の世界の約束事みたいなのを軽々と超えてしまう。アウトサイダーとして孤独に歩みながらも、常に現代アートの先駆であり続けています。『200歳まで生きても描きたいものが途切れない』とよくおっしゃいますが、その創作意欲たるや、人生の全てを芸術に捧げていると言ってもけっして過言でないでしょうね」(南氏)
2017年03月05日銀座エリア最大の商業施設として4月20日に開業するギンザ シックス(GINZA SIX)にて、アーティストやクリエイターとのコラボレーションによるアートプログラムの展開を発表した。施設中央に位置する大きな吹き抜け空間(同館2階中央吹き抜け)には、森美術館監修のもと、世界のアートシーンで活躍する前衛芸術家である草間彌生の新作インスタレーション「南瓜」を4月20日から2018年2月25日までの期間限定で展示する。また、4月20日から5月16日までは、同館4階イベントスペースにてポップアップストア『YAYOI KUSAMA POP UP STORE「わが永遠の魂」』が開催され、水玉やカボチャなど代表的なモチーフを使ったグッズや限定グッズ、ステーショナリー、バッグ、Tシャツ、アクセサリー、食器、お菓子などが取り揃えられる。また、同館では森美術館の監修にて国内外で活躍する注目のアーティストらの作品も常設展示する。そのうち大巻伸嗣は江戸小紋柄のひとつで美意識の象徴でもあった彫刻作品「Echos Infinity -Immortal Flowers-」を、船井美佐は「楽園と境界」をテーマに空間全体をキャンバスととらえ、鏡を使って構成し描くことで絵画空間と現実が交差するビジョンを生み出す「楽園/境界」を、そして堂本右美は「民 tami B.」「民 tami Y.」「民 tami R.」と題して同館のために、奥行きのある広大な空間が広がりを見せるような作品を新たに描き上げた。さらに、同館の2カ所にある高さ約12mの壁面には、JTQ谷川じゅんじのプロデュースで、対となる2つのアート作品が展示される。一方はチームラボが手がけるデジタルインスタレーション作品、もう一方はパトリック・ブランによる日本の固有種の植物を織り交ぜたアート作品となっている。その他、上顧客のための特別なラウンジ「ラウンジ シックス(LOUNGE SIX)」内には、世界的アーティストである杉本博司がデザインを手掛けた代表作が展示される。
2017年03月03日2月25日・26日に東京で開催されるイベント5選をご紹介します。プレミアムフライデーを記念したイベントも開催されるとあって、今週末も盛り上がりそうです。早速詳細をチェックしてみましょう。DECORTÉ white terrace supported by MAQUIA(ロイヤルガーデンカフェ青山)楽しく美味しく綺麗になりたい…そんなワガママを叶えてくれるカフェが、「ロイヤルガーデンカフェ青山」に期間限定でオープンします。大人気のコスメと美容雑誌がコラボレーションし、美容液のサンプルプレゼントもあります。女子にはたまらない企画です!PREMIUM FRIDAY IN MARUNOUCHI(丸の内)2月24日(金)よりスタートする「プレミアムフライデー」を記念したイベントが、丸の内周辺で開催されています。丸ビル、新丸ビル、丸の内ブリックスクエアなど、いつものスポットがちょっとプレミアムに大変身。今週末は、丸の内でいつもより少しリッチな時間を過ごしませんか?小田急うまいものめぐり(小田急百貨店新宿店)全国各地の“うまいもの”が一堂に集結する物産展「小田急うまいものめぐり」が気になる!今回は沖縄と長崎が地域特集としてピックアップされています。夕方からのちょい飲みに適したクラフトビールが楽しめるカウンターや、世界各国のワインなども展開されるので、こちらも注目です。草間彌生 わが永遠の魂(国立新美術館)南瓜2007フォーエバー現代美術館蔵©YAYOI KUSAMA「世界で最も影響力のある100人」にも日本人で唯一選出され、世界有数の実力と知名度を誇る前衛芸術家・草間彌生の個展が開催されています。大型の絵画シリーズ「わが永遠の魂」など、日本初公開の作品も多数。今一番見逃せない展示です。マリー・アントワネット展(森アーツセンターギャラリー)六本木ヒルズ森タワー52階で開催中の「マリー・アントワネット展」が、いよいよ会期終了です。海外の美術館からも、肖像画をはじめ貴重な美術品約200点が大集結。豪華なヴェルサイユの世界に、どっぷり浸ってみてはいかがでしょうか。
2017年02月24日日本を代表する芸術家・草間彌生の集大成とも言える展覧会「草間彌生わが永遠の魂」が、2月22日より、東京・国立新美術館で開催されている。「草間彌生わが永遠の魂」チケット情報昨年2016年には米タイム誌が「世界で最も影響力のある100人」に選出、また同年には文化勲章を授与されるなど、話題の絶えることのない草間の生命力にあふれた世界を体感することのできる、またとない機会となる。入場して早々に目前に広がる大型の絵画シリーズ「わが永遠の魂」には度肝を抜かれるとともに、豊かなバリエーションと色彩美に心奪わてしまう。これらは2009年から現在まで意欲的に制作に取り組み続けている作品群。本シリーズを中心に据え、草間彌生70年間にわたる芸術家活動の集大成として、計132作品が日本初公開された。また、松本に暮らした時代、1950年代に単身渡米した時代、帰国した1970年代以降など、それぞれの時代に残してきた作品群からは、絵画に限らず、彫刻、映像、小説、詩など様々な手法を用いながら、普遍的なテーマを表現し続けてきたことを伺い知ることができる。さらには、誰もが知る大きなカボチャや、美術館の周囲を囲む木々を水玉でアレンジした作品などが会場外にも展示。スマホ撮影可能なエリアなども含めて様々な角度でたっぷりとその魅力を味わうことができる。今回の展覧会開催に寄せ、草間氏は「芸術の創造は孤高の営みだ」「私は前衛芸術家として宇宙の果てまでも戦いたい。倒れてしまうまで」とメッセージを寄せている。本展覧会は5月22日(月)まで。
2017年02月22日前衛芸術家、草間彌生の大回顧展「草間彌生 わが永遠の魂」が2月22日から5月22日まで、東京・六本木の国立新美術館で始まる。一般公開を前に開かれたプレス内覧会では、同展のキュレーターを務める南雄介氏による作品解説と、草間氏とのフォトセッションが執り行われた。大勢の取材陣が詰め掛ける中、草間氏は車いすで登場し、壁一面に展示されている連作「わが永遠の魂」をバックに両手で手を振りながら笑顔で撮影に応じた。国立新美術館開館10周年企画として開催される「草間彌生 わが永遠の魂」展は、草間彌生の芸術活動を総括するに相応しい大規模な展覧会で、およそ270点にも及ぶ作品が公開される。直島に展示されているものと同じタイプの、あの黄色い巨大な「南瓜」や、作家蔵の「生命の輝きに満ちて」など、草間彌生のすべてに出会える貴重な機会だ。本展の見どころについて、キュレーターの南氏は展示室を丸ごと使って展示した「わが永遠の魂」をあげる。2009年の制作開始以来、休むことなく制作に取り組んでいる同作品群は現在520点まで完成しているようだ。1点あたり162×162cmにもなる大作を、87歳の草間氏は2~3日に1点のペースで仕上げるというから驚きだ。水玉や網目、鮮やかな色彩があふれる「わが永遠の魂」に囲まれると、草間彌生が見ている景色を体感できると同時に、彼女が芸術へと注ぐエネルギーの大きさに圧倒されるだろう。同展は、大作「わが永遠の魂」に始まり、生まれ育った松本で描かれた初期作品から、渡米後にミニマルアートの先駆けとして注目されたネット・ペインティングやソフト・スカルプチュア作品、パフォーマンス映像の他、帰国後に制作されたコラージュ作品群に至るまで、余すところなく“草間ワールド”が体感できる構成となっている。草間彌生は、幼い頃より重い神経症に悩まされ、恐怖や自殺への衝動を抑えるために絵を描き始めたという。「自分を生み出してくれた宇宙への畏敬の念を絵の中に込めたい」と語る彼女の言葉からは、膨大な水玉のたったひとつの点に込められた“強い意志”が感じられた。屋外では参加型インスタレーションの「オブリタレーションルーム」が楽しめる他、会場限定のオリジナルグッズも充実しているので、ファミリーで訪れてもいいだろう。【展覧会情報】「草間彌生 わが永遠の魂」場所:国立新美術館 企画展示室 1E会期:2017年2月22日~5月22日時間:10:00~18:00(金曜は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)料金:一般1,600円大学生1,200円高校生800円休館日:火曜日(5月2日は開館)
2017年02月22日国立新美術館で、「草間彌生 わが永遠の魂」が開催されます。期間は2017年2月22日(水)~ 5月22日(月)。世界を舞台に活躍する前衛芸術家・草間彌生の魅力を、余すところなく伝える集大成となる展覧会です。気になる詳細を早速チェックしてみましょう!草間彌生の全貌に迫る展覧会が開催「わが永遠の魂」シリーズより《行こう、空の彼方へ》2014S120 / 194.0×194.0cm©YAYOI KUSAMA国立新美術館開館10周年を記念した展覧会、「草間彌生 わが永遠の魂」が開催されます。期間は、2017年2月22日(水)~ 5月22日(月)です。今や「日本が生み出した最も傑出したアーティスト」といっても過言ではない、前衛芸術家・草間彌生の全貌に迫る貴重な機会です。「わが永遠の魂」シリーズより《しのびがたい愛の行方》2014S120 / 194.0×194.0cm©YAYOI KUSAMA今回の展覧会では、2009年から草間彌生が精力的に取り組んでいる大型の絵画シリーズ「わが永遠の魂」を中心に、一挙約130点が日本初公開されます。さらに、初期から現在に至る創作活動の全貌も総合的に紹介。過去最大規模の個展から目が離せません!要チェック!展覧会のみどころはココ●世界のKUSAMA、過去最大級の個展が東京で実現「世界で最も影響力のある100人」(2016年、米『タイム』誌)に日本人で唯一選出、「世界で最も人気のあるアーティスト」(2014年、英『アート・ニュースペーパー』紙)に選出されるなど、世界有数の実力と知名度を誇る草間彌生。テート・モダン(ロンドン)やポンピドゥ・センター(パリ)など世界に名だたる美術館での個展を成功させ、中南米やアジア、北欧でも大規模な個展を行うなど、多くの人々を魅了し続けています。国内で過去最大級の個展が、ついに東京で実現しました。●圧巻の最新作「わが永遠の魂」が一挙に初公開「わが永遠の魂」シリーズより《いまわしい戦争のあとでは幸福で心が一杯になるばかり》2010S120 / 194.0×194.0cm©YAYOI KUSAMA草間彌生が2009年から意欲的に取り組んでいる大型の絵画シリーズ「わが永遠の魂」から厳選した約130点が一挙に公開されます。全作品が日本初公開とあって、これは見逃せません。●稀代の天才芸術家、草間彌生の全貌を紹介《生命の輝きに満ちて》2011Courtesy of Ota Fine Arts, Tokyo/Singapore; Victoria MiroGallery, London; David Zwirner, New York©YAYOI KUSAMA国内での活動を経て、1957年に渡米、15年間にわたりニューヨークで活躍していた草間彌生。高い評価を得て、活動の場を東京へ移した後も、世界を舞台に活躍し続けています。代名詞ともいえる水玉をモティーフとした作品やネット・ペインティング、ソフト・スカルプチュア、無限の鏡の間など、多岐にわたる草間芸術の全貌が、初期から最新作まで、たっぷりと紹介されます。初期から最新作まで!出展作品の一部をご紹介●初期作品幼少の頃より絵を描くことが好きだった草間彌生は、京都市立美術工芸学校で日本画を学び、故郷の松本で創作活動を開始しました。1950年代に描かれた作品は、抽象的でありながら、動植物、人間、天体、都市など、多岐にわたるモティーフをテーマに、生命感と宇宙的な広がりを感じさせます。批評家・瀧口修造らに高く評価され、東京でも何度か個展を開催しました。●ニューヨーク時代《トラヴェリング・ライフ》1964151.0×82.0×高さ248.0cm京都国立近代美術館蔵©YAYOI KUSAMA 撮影:上野則宏日本での芸術活動に限界を感じた草間は、1957年に単身アメリカに渡り、翌年にはニューヨークに居を移します。草間が最初に高い評価を受けたのは、巨大なカンヴァスを小さな網目状のストロークで埋め尽くした、中心も際限もなく、構成を排除したモノクロームのネット・ペインティングでした。その後、男根状の突起を家具などにびっしり貼り付けたソフト・スカルプチュア、同一物の集積/反復によるアキュミュレイション、オブジェやイメージによって空間を埋め尽くすエンヴァイラメント(インスタレーション)、ハプニング(パフォーマンス)など、性や食品に対するオブセッション(強迫観念)を主題とした先駆的な作品を矢継ぎ早に発表し、注目を集めます。●東京時代《黄樹》1992フォーエバー現代美術館蔵162.0×390.0cm©YAYOI KUSAMA体調を崩し、1973年に帰国した草間は、東京で入院生活を送りながら活動を再開します。絵画や彫刻、インスタレーションにおいては、水玉、ネット、男根状の突起などの従来のモティーフを大胆に再解釈し、具象的なイメージと組み合わせた色彩豊かな作品が生み出されました。コラージュ、版画、小説や詩といった文学作品など、新しい分野にも挑戦します。性と死、無限の宇宙などの普遍的なテーマにもとづくこれら作品は、率直な表現によって新しい観客を獲得しました。コラボレーションやタイアップも数多くおこなわれ、草間の作品世界はますます広がりました。●巨大なかぼちゃ南瓜2007フォーエバー現代美術館蔵©YAYOI KUSAMAアートの島・直島のシンボルにもなっている、巨大なかぼちゃをモチーフにした作品も登場します。その大きさはなんと、高さ4.5m、幅5mのビッグサイズ!写真撮影もOKなので、フォトジェニックな1枚を撮影してみてはいかがでしょうか。草間彌生ってどんな人?前衛芸術家でもあり、小説家でもある草間彌生。1929年に長野県松本市に生まれ、幼少より水玉と網目を用いた幻想的な絵画を制作していました。1957年に単身で渡米し、前衛芸術家としての地位を築きます。1973年活動拠点を東京に移し、1993年ヴェネツィア・ビエンナーレで日本代表として日本館初の個展を開催しました。2001年に朝日賞を受賞、2009年に文化功労者に表彰されます。また、2009年には「わが永遠の魂」シリーズの制作を開始。世界各国で巡回展を開催しています。2014年に、世界で最も人気のあるアーティスト(『アート・ニュースペーパー』紙)に、2016年には世界で最も影響力がある100人(『タイム』誌)に選ばれています。2016年には文化勲章も受章している、まさに日本を代表するアーティストです。開催概要名称:草間彌生 わが永遠の魂開催期間:2017年2月22日(水)~ 5月22日(月)開催場所:国立新美術館企画展示室1E開館時間:10:00~18:00 (入場は閉館の30分前まで)※金曜日は20:00まで開館※4月29日(土)~5月7日(日)は毎日20:00まで開館問い合わせ:03-5777-8600公式サイト:
2017年02月11日「アートフェア東京2017」が、2017年3月16日(木)から3月19日(日)まで東京国際フォーラムにて開催される。「アートフェア東京」は、日本最大級の国際的なアートの見本市だ。会場には数々のギャラリーの作品が一挙に集まり、そこから気に入った作品を購入することができる。今回は、150のギャラリーが参加し、古美術、工芸、日本画、近代美術、現代アートまで、そして巨匠から若手のものまで、幅広く作品を取り揃えた。テーマは「Art is Alive –アートに近づく、アートが近づく−」。ただ作品を購入するだけでなく、ライブペンティングやファションとのコラボレーションなど、数々の企画や展示構成を通して、アートと自分との距離が近づくような体験を提案する。会場は、大きく3つのエリアで構成される。入り口設置された入場無料の「ロビーエリア」では、まさにそれがアートへの入り口になるように、アートと日常生活とのつながりを実感させるような企画を実施。スプツニ子!とランボルギーニ・ウラカン RWD スパイダーのコラボレーションカーが登場するほか、専門家が選んだ若手作家による10万円前後から30万円程度の価格帯の作品60点の展示販売も行われる。「アクセスエリア」では、国内外のアートに関する最新情報を発信。そして、メイン会場「ギャラリーエリア」では、古美術・近現代・工芸を取り扱うギャラリーが集まる「North Wing」と、現代アートギャラリーを中心とした「South Wing」に分かれ、150のギャラリーが作品を展示・販売する。中でも注目は、メイン会場で、12ギャラリーが各1組作家を選出し個展を展開する企画「PROJECTS」だ。一押しのアーティストそれぞれの世界観が、一つのエリアに集められ、それを比べるように眺めていくことで、より深く、新しい芸術体験を味わうことができるだろう。さらに今企画では、各ギャラリストが見どころを紹介するガイドツアーも実施される。なお、期間中は会場となる東京国際フォーラムと注目のアートスポットが集まる天王洲エリアを結ぶシャトルバスを運行。より気軽にアートを楽しむことが出来そうだ。さらに、今回アクセスエリアにて、草間彌生の代表作「Mirrored Room」が展示されることが決定した。会場に佇む真っ赤なボックスの中を覗くと、鏡に囲まれた一面に赤いドットのソフト・スカルプチュアが生い茂る空間が広がる。まるで草間自身の頭の中に入り込んでいるような感覚を味わうことができる作品だ。【詳細】アートフェア東京2017開催期間:2017年3月16日(木)〜3月19日(日) ※16日は招待制会場:東京国際フォーラム ホールE・ロビーギャラリー住所:東京都千代田区丸の内3-5-1入場料:1DAYパスポート(当日) 2,800円 / 1DAYパスポート(前売) 2,300円※全て税込み■PROJECTS 出展ギャラリー例FUMA Contemporary Tokyo | 文京アート(金巻芳俊) / 雅景錐(詫摩昭人) / HARMAS GALLERY(高橋大輔) / 四季彩舎 (山村龍太郎毅望) / KEN NAKAHASHI (エリック・スワーズ) / サテライツ・アート・ラボ(森 勉) Satoko Oe Contemporary(金氏徹平) / SHUMOKU GALLERY(富永祥烟)■PROJECTS ガイドツアー日程:3月18日(土) ※ツアー時間、集合場所 後日発表 場所:ギャラリーエリア内 South Wing内「PROJECTS」各ブース■Ron English ライブペインティング日時:3月16日(金)、17日(金)場所:アクセスエリア内メインステージ■シャトルバス乗降場所: 東京国際フォーラム1階 バス停留所、寺田倉庫 T-Art Gallery前時間:※30分間隔で運行17日(金) 11:30~19:00、18日(土) 11:30~19:00、19日(日) 11:00~16:00
2017年02月05日大地の芸術祭の里・越後妻有で行われる冬のプログラム。雪花火や企画展など、見逃せないコンテンツが満載です。今回は、その中の一つである「SNOWART TRAIL」についてご紹介します。大地の芸術祭の里・越後妻有で「冬」のプログラムが開催!「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」は、日本有数の豪雪地・越後妻有を舞台に、2000年から3年に1度開催されている世界最大級の国際芸術祭です。アートを楽しめるのは、3年に1度のトリエンナーレだけではありません。大地の芸術祭の里・越後妻有では、通年を通したアートの展示も行われ、近年では季節毎にテーマを設けたプログラムも実施されています。雪道を歩いて新作アートを観に行こう!大地の芸術祭では、現代の合理化・効率化の対極として徹底的な非効率化を試みています。集落に散在されたアートを移動するのは、一見不便かもしれません。しかし、それが大地の芸術祭の魅力の一つで、豪雪の中でもそのスタイルは変わりません。歩いて巡ってアートを楽しみましょう!まつだい「農舞台」から出発!トレッキングツアー雪道トレッキングでアートを巡るガイド付きツアーの出発点は、まつだい「農舞台」。雪国農耕文化を体感できる、総合文化施設です。この時期ならではのトレッキングツアーの詳細をチェックしましょう!受付は公式サイトのフォームから可能です。2日前までの予約受付となっているので、注意してください。●里山とアートを最も体感できる「まつだいエリア」トレッキングツアーが開催されるのは「まつだいエリア」です。周辺に広がる里山には、草間彌生「花咲ける妻有」をはじめ、世界的なアーティストの作品が点在しています。雪のない時期には徒歩でも1~2時間で散策が可能。里山の大地に映える色彩豊かな造形、現代アートの魅力を里山の四季と共に堪能できるとあって人気の高いエリアです。●この冬だけのアートを鑑賞!雪の中で対面する作品たちは、この冬のために構想された新作ばかり。作品はこのトレッキングツアーでしか鑑賞できない貴重なものです。雪原の中でのアートとの出会いは、感動の体験になること間違いありません。マーリア・ヴィルッカラ林舜龍高橋匡太その他にも様々なプログラムが用意されている、大地の芸術祭の里。この冬、とっておきの思い出を作りにお出かけしてみてはいかがでしょうか。【イベント詳細】開催期間:2017年2月25日(土)〜3月12日(日)定休日:水曜所要時間:各回約1時間予約:2日前までに要予約→公式サイトフォーム受付場所:まつだい「農舞台」ギャラリー受付2F※30分前から受付開始料金:一般1,000円、小中学生500円(作品鑑賞料、ガイド料含む)参加作家:マーリア・ヴィルッカラ、林舜龍、高橋匡太、ほか※レンタル長靴、カンジキの貸し出しもあります。※ご自分の長靴をお持ちの方はできるだけご準備ください。※数に限りがございます。場合によっては足カバーになる事がございます。※2017冬共通チケット提示で1回無料参加が可能
2017年01月21日エックスガール(X-girl)とエクストララージ(XLARGE)が、2月22日から5月22日まで東京・六本木の国立新美術館にて開催される、日本を代表する前衛芸術家・草間彌生の展覧会「草間彌生 わが永遠の魂」とのコラボレーションコレクションを製作。2月9日19時よりビーズインターナショナルオンラインショップ「calif」にて先行発売及び、先行予約を開始する。同コレクションでは、草間の代表作品である「インフィニティネット」や「水玉」の他、活動のコンセプトとして訴え続けているメッセージ「LOVE FOREVER(愛はとこしえ)」や、ニューヨークを拠点に活動していた60年代に制作された貴重な作品群などからインスパイアされたグラフィックを落とし込んだアイテムを展開。時計ブランドのジーショック(G-SHOCK)や、バッグブランドのポーター(PORTER)とのトリプルコラボレーションコレクションも登場する。また、同コレクションの特徴のひとつとなるのが、コラボレーションを象徴するトリプルコラボレーションロゴ。エクストララージの「OGゴリラロゴ」とエックスガールの「マイクミルズロゴ」といった各ブランドのアイコニックなロゴを重ね合わせ、草間の名を記したスペシャルロゴが、全アイテムに施された。なお、コレクションは2月9日の先行発売後、翌2月10日に一般発売される。
2017年01月16日日本を代表する前衛芸術家「草間彌生」の展覧会「草間彌生 わが永遠の魂」とX-girl(エックスガール)・X-LARGE(エクストララージ)によるコラボレーションコレクションが登場。さらに、ポーター(PORTER)、G-SHOCK(ジーショック)が参加したトリプルコラボレーションアイテムも。2017年2月10日(金)より発売される。草間彌生のアイコン「ドット柄」「INFINITY MIRRORED ROOM」をアウターやTシャツにX-girlとのコラボレーションでは、草間彌生のアイコン「ドット柄」を大胆にデザインしたコーチジャケットや、体験型アートの名作「INFINITY MIRRORED ROOM」の展示風景をそのまま全面にインクジェットプリントしたビッグサイズTシャツが登場する。コーチジャケットには、草間彌生のサインプリントも入っている。さらにX-LARGEとのコラボレーションでは、草間彌生が活動のコンセプトとして訴え続けているメッセージ「LOVE FOREVER( 愛はとこしえ)」のアイコニックなロゴをバックプリントに採用したコーチジャケットや、フード裏にドット柄プリントをあしらったフーディーが登場する。その他、草間彌生がモデルとなった1960年代の作品をバックに取り入れたTシャツも。ポーターのバッグ&G-SHOCKのウォッチも「ドット柄」にXgirlとXLARGEに加え、ポーターが参加したトリプルコラボレーションアイテムにも注目。同ブランドを代表する定番バッグ「2WAY HELMET BAG」などに、イエローやピンクの鮮やかなドット柄が全面にあしらわれた。中でもXLARGEとのタッグによるイエロードットの「2WAY BOSTON BAG 」や「WALLET」などは、ナイロンツイル生地にボンディング加工を施し、軽く柔らかい感触に仕上げた。裏地のカラーも表地の水玉に合わせイエローで統一されている。G-SHOCKが参加したトリプルコラボレーションウォッチは、定番モデル「DW-5600」をベースにフェイスとベルト部分にドット柄をデザイン。ELバックライトには「LOVE FOREVER」のメッセージが浮かび上がる。さらに、パッケージボックスにも水玉が全面にプリントされ、草間彌生のアートエッセンスが凝縮された特別ウォッチに仕上がっている。コラボを記念したムービー公開今回のコラボレーションを記念して、ミュージックビデオ「Timeless」を発表。映像作家・古谷蔵人による水玉をテーマにした独特の映像が、90年代生まれのガールズラップユニット「チェルミコ(chelmico)」の音楽とともに前衛的な世界を創り上げる。【詳細】展覧会「草間彌生 わが永遠の魂」とのコラボレーションコレクション発売日:2017年2月10日(金)※2017年2月9日(木)19:00よりcalifにて先行販売取り扱い:・XLARGE直営店、全国のXLARGE取り扱い店舗、ZOZOTOWN・X-girl直営店、全国のX-girl取り扱い店舗、ZOZOTOWN・ビーズインターナショナル オンラインショップ calif・国立新美術館・伊勢丹新宿本館2階=センターパーク/TOKYO解放区期間:2017年2月15日(水)〜27日(月)※2月21日(火)、2月28日(火)の2日間は店舗休業。住所:東京都新宿区新宿3-14-1・伊勢丹オンラインストア期間:2017年2月15日(水)〜・イセタン羽田ストア(レディス)ターミナル12017年2月15日(水)〜28日(火)場所:羽田空港 国内線 第1旅客ターミナル2階 ゲートランウンジ(南)搭乗口10番付近価格帯:・コーチジャケット 20,000円+税・Tシャツ 6,000〜9,000円+税・ハット 5,000〜6,000円+税・バッグ 10,000〜60,000円+税・ウォッチ 18,000円+税【問い合わせ先】・XLARGE HARAJUKUTEL:03-3475-5696・X-girl storeTEL:03-5772-2020
2017年01月16日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)2018年クルーズコレクションのショーが、2017年5月14日(日)に日本で開催されることが発表された。これまでルイ・ヴィトンは、モナコ、カリフォルニアのパームスプリングス、リオデジャネイロでクルーズコレクションを発表してきた。今回、日本を舞台に選んだのは、ルイ・ヴィトンと日本が育んできた長い歴史によるもの。ブランドのアイコンであるモノグラム・キャンバスは、日本の「紋」から想を得たと言われ、近年では、村上隆や草間彌生、川久保玲、藤原ヒロシといった日本の現代アーティストたちともコラボレーションを行っている。【詳細】ルイ・ヴィトン 2018年クルーズコレクション開催日:2017年5月14日(日)開催地:日本
2017年01月14日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)は5月14日、2018年クルーズコレクションを日本で発表する。現時点で会場は未定。モナコ、パームスプリングス、リオデジャネイロを旅したルイ・ヴィトンが今回新たに選んだ地は“日出ずる国”日本。モノグラム・キャンバスのインスピレーション源とも言われる紋、政治家や歌舞伎役者といった日本の名立たる顧客、1978年には日本初の店舗を東京へオープンし、村上隆や草間彌生、コム デ ギャルソンの川久保玲、藤原ヒロシといった日本人アーティストとの協業を行うなど、19世紀より現代まで相互認識を見出してきた。
2017年01月13日東京・銀座6丁目の中央通りに、2017年4月20日(木)、銀座エリア最大の複合商業施設「GINZA SIX(ギンザ シックス)」がオープンします。オフィス、能楽堂、屋上庭園や観光機能のほか、 約240の世界のブランドが集結し、最新のトレンドや日本文化を発信します。銀座エリア最大の商業施設「GINZA SIX(ギンザ シックス)」が、来春誕生!2013年6月に惜しまれつつ閉店した松坂屋銀座店の跡地に、来春オープンする複合施設「GINZA SIX(ギンザ シックス)」。延床面積約148,700㎡、地上13階・地下6階と圧倒的なスケールを誇り、銀座の新たなランドマークとして、現在各方面から注目を集めています。銀座の歴史上、かつてない規模で展開する施設のコンセプトは「Life At Its Best 最高に満たされた暮らし」。241のブランドが集積する商業施設と、オフィス、文化・交流施設「観世能楽堂」などから構成されています。唯一無二の街である「銀座」の歴史性、革新性を引き継ぎながら、五感を超越した喜びや満足などの新たな価値“New Luxury(ニュー ラグジュアリー)“を、世界にプレゼンテーションしていきます。エリア最大241ブランドが集結!最新トレンドが楽しめる地下2階〜6階と13階の一部からなる商業施設部分は、地区最大面積の約4万7000平方メートル。高級ブランドを中心に、飲食からビューティ、ファッションまで、アイデンティティと発信力を持った全241店舗が登場します。また、そのうち半数以上の122店舗が旗艦店、11店舗が日本初出店、4店舗が世界最大級、65店舗が新業態となっており、早くも話題となっています。●中央通りを華やかに彩る6つのラグジュアリーブランド銀座の象徴である中央通りに面した全長約115mのゾーンには、世界を代表する6 つのラグジュアリーブランド、「Dior(ディオール)」、「CÉLINE(セリーヌ)」 、「Saint Laurent(サンローラン)」、「Van Cleef & Arpels(ヴァン クリーフ&アーペル)」、「VALENTINO(ヴァレンティノ)」、「FENDI(フェンディ)」が登場。旗艦店として2~5 層の大型メゾネット店舗を構えます。●地下1階:ビューティフロア 地下1階には、世界を代表するコスメブランドや、エステ・ネイルなどのビューティサロン、美に関連した雑貨やフードが集積したトータルビューティゾーンが展開されます。CHANEL(シャネル)、shu uemura(シュウウエムラ)、RMK(アールエムケー)などの人気のコスメブランドが集結し、上質な美の世界で、心も体も満たされる時間を提供します。●地下2階:フードフロア 地下2階のフードフロアには、食へのこだわりをもった一流の作り手、目利き、食の世界の名オーナーたちが情熱を注ぐ、新業態・初出店を含む37店が登場予定です。まだまだ知られていない日本や世界のおいしいもの、地方の素晴らしい産品、老舗の伝統の味、そして、積み重ねた技の先にある新しい食のステージへの挑戦など、新たな「食の世界」が楽しめます。個性あふれる大型店舗も出店!6階には、銀座初出店となる「銀座 蔦屋書店」の新業態店舗が誕生します。本、文具・雑貨、ギャラリー、イベントを通して、日本の文化や美意識を発信するとともに、アートとともに暮らす生活を提案します。ほかにも、ライブキッチンを囲みながらシェフによる旬の味をカジュアルに楽しめる、フルサービス型のフードホール「GINZA FOODHALL(ギンザ フードホール)」や、大丸松坂屋百貨店による本質を極めた大人に向けた「SIXIEME GINZA(シジェーム ギンザ)」、美術愛好家に向けたギャラリー「Artglorieux GALLERY OF TOKYO(アールグロリュー ギャラリーオブトウキョウ)」など、今までに全くないタイプの大型店舗が続々と登場します。様々なアーティストとコラボレーションを展開!様々なアーティストやクリエイターとコラボレーションし、感性を刺激するインスタレーションやアート作品が館内各所に展示されます。オープニング展示は、世界で活躍する草間彌生によるインスタレーションです。また、館内 2 カ所にある高さ約 12mの壁面には、対となる 2 つのアート作品が出現。植物学者兼アーティストのパトリック・ブラン氏による、日本に生息する固有種の植物を織り交ぜたアート作品とウルトラテクノロジスト集団でお馴染みのチームラボが手掛ける映像作品です。ほかにも、「Artglorieux GALLERY OF TOKYO(アールグロリュー ギャラリーオブトウキョウ)」では、“世界の巨匠”から、浮世絵版画など“日本が誇る美”、そしてアートフォトなど “新しい価値”を認められている作品など、幅広いテーマの企画が2週間ごとに開催されます。能楽最大流派である観世流の拠点「観世能楽堂」が地上3階に誕生渋谷・松濤の閑静な住宅街にあった、能楽最大流派・観世流の拠点「観世能楽堂」が、最新のテクノロジーを導入した「ギンザ シックス」に移築されます。多言語を許容する最先端の能楽堂として生まれ変わり、日本の伝統文化の発信拠点として、国際的な観光地である銀座を盛り上げていきます。施設詳細名称:GINZA SIX(ギンザ シックス)住所:東京都中央区銀座6-10-1オープン日:2017年4月20日(木)営業時間:【物販・サービス】10:30~20:30、【飲食】11:00~23:30※一部店舗により異なる公式サイト:
2016年11月01日芸術家として唯一無二の存在感を発揮する草間彌生が、今年度の文化勲章を受章することが明らかとなり、草間さんから喜びのコメントが到着した。文化勲章は、科学技術や芸術などの文化の発展や向上にめざましい功績のある者に授与される日本の勲章。今回の受章受けて草間さんは「このたびは文化勲章をいただくことになり、大変嬉しく思っております」と喜び、「今後もなお一層、自分の芸術を高めるために努力を惜しむことなく闘ってまいります」と意欲的なコメントを寄せている。そして今回の受章を記念して、草間さんのドキュメンタリー映画『≒草間彌生 わたし大好き』が11月5日(土)より期間限定で上映されることも決定。2008年に公開された映画『≒草間彌生わたし大好き』は、未だに止むこと無く世界の美術界を疾走する草間さんを、1年半もの間追い続けたドキュメンタリー作品。「生」と「死」と「愛」のせめぎ合いの中から湧きあがる草間芸術の真髄を、カメラはときには饒舌に記録し続ける。いままで観ることの叶わなかった、草間さんの創作活動と日常。自らを天才と自負する揺るぎ無き自信、作品に挑む時の凛とした精神の高み、日常の佇まいに見え隠れする人間味あふれる表情と仕草など、様々な草間ワールドが映し出される。『≒草間彌生 わたし大好き』は11月5日(土)~11月11日(金)アップリンク渋谷にて緊急上映。(cinemacafe.net)
2016年10月28日銀座・松坂屋の跡地を含む2街区に、都心エリア最大規模の商業施設「ギンザ シックス(GINZA SIX)」が17年4月20日開業する。グランド ハイアット東京で26日記者会見が行われた。「ギンザ シックス」は、J.フロント リテイリング、森ビル、L Real Estate、住友商事の4社が協業。各社のノウハウを結成し、新しい構成の大型複合施設が誕生する。延床面積が約14万8,700平方メートル、商業施設面積が4万7000平方メートルと、圧倒的スケールを誇る同施設は、谷口吉生が建築設計と外観デザインを担当。商業施設内のインテリアデザインは、キュリオシティ/グエナエル・ニコラが担当した。同施設では、都心最大規模の241のブランドが入居するショッピングフロアと、文化・交流施設「観世能楽堂」、観光客用のバス乗降所などで構成。屋上には庭園が開かれる予定だ。さらに、大規模なオフィスフロアも入居し、約3000人のオフィスワーカーを銀座に迎え入れることとなる。「百貨店はもうやらない。今の百貨店を進化させるのではなく、誰も見たことのない新しい商業施設を創る」と話すのは、J.フロント リテイリング株式会社 代表取締役社長の山本良一。その施設の店舗構成は、どこよりも早く、豊富で上質なサービスを提供するため、約半数の店舗を“旗艦店”とし、ブランドにとって特別な位置付けでの店舗を集結させた。銀座の象徴である中央通りに面した全長約115メートルの路面には、セリーヌ(CELINE)、(仮)ザ ハウス オブ ディオール(The House of Dior)、ヴァン クリーフ & アーペル(Van Cleef & Arpels)、フェンディ(FENDI)、サンローラン(SAINT LAURENT)、(仮)ヴァレンティノ(VALENTINO)といった世界を代表するラグジュアリーブランドが並び、個性的なファサードにより銀座の新たな顔を創り出す。また、1階のファッションフロアでは、ダミアーニ(DAMIANI)やロエベ(LOEWE)など、バッグやジュエリー&ウォッチの店舗が入居、2階はジミー チュウ(JIMMY CHOO)やアニヤ・ハインドマーチ(Anya Hindmarch)、セルジオロッシ(Sergio Rossi)など、バッグやシューズの店舗。3階は、日本最大規模を誇るケンゾー(KENZO)や、モスキーノ(MOSCHINO)、3.1フィリップリム(3.1 Phillip Lim)、銀座初展開のヌメロ ヴェン トゥーノ(N°21 )など海外ブランドを中心としたファッションフロアとなっている。4階は、ビームス ハウス ウィメン(BEAMS HOUSE WOMEN)やヨウジヤマモトのグラウンド ワイ(Ground Y)、ザ・コンランショップ(THE CONRAN SHOP)や中川政七商店などのファッションとライフスタイル雑貨店が入居、5階はメンズファッションを中心としたフロア構成となっており、エヌ.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)やソフ(SOPH.)、アジア最大級のハイドロゲン(HYDROGEN)などが入居予定だ。6階では、銀座初となる蔦屋書店がオープン。スターバックスコーヒーも併設される。地下1階では今までの百貨店とは違う、ブティック型のビューティーフロアを設置。ニュージーランドとフランスを代表するナチュラル化粧品が購入できるリビングネイチャーオーガニック(LIVING NATURE organics)やイソップ(Aesop)、シャネル(CHANEL)やアールエムケー(RMK)が入居。日本最大規模のクラランス スキン スパでは、オールハンドによるトリートメントサービスを実施する。地下2階のフードフロアでは、日本初上陸のスイーツブランド、フィリップ・コンティチーニや、都内初の(仮)発酵酢屋 庄分酢がオープン予定となっている。同施設のオープニングでは、中央吹き抜けで前衛芸術家の草間彌生によるインスタレーションを展開、館内2ヶ所にある12メートルの壁には、植物学者兼アーティストのパトリック・ブランやチームラボが作品を手がける予定だ。
2016年10月27日「富山県美術館」が、富岩運河環水公園に2017年8月26日(土)よりオープンする。2016年12月に閉館した富山県立近代美術館が、名前をあらたに移転リニューアルする美術館だ。アートとデザインという2つの大きな軸で展開していく。これまで多くの名作を紹介してきた富山県立近代美術館富山県立近代美術館は、城南公園の一角に位置。白御影石とミラーガラスに囲まれたシンプルな外観に、広い展示空間で、多くの人に親しまれてきた。作品としては、ピカソ、ミロ、シャガール、ウォーホール、草間彌生など、有数のアートコレクションを紹介してきたが、2016年12月28日をもって閉館した。新しく誕生する富山県美術館美術館の外観と空間富山県美術館は、富岩運河環水公園に移動。運河の記憶を残す公園の一角に、巨大な船のような造形の外観で建設される。建物の東向きの一面は、全てガラスで覆われ開放的な空間となる。設計を手掛けるのは内藤廣。屋上には、芝生広場が広がる。ふわふわ、ぐるぐる、ひそひそなど、たくさんの「オノマトペ」であふれた遊具が、子どもたちの想像力の源になりそう。アートとデザインで未来へと想像力、創造性を繋いでいくだろう。美術館の各フロア1階フロアにはカフェやミュージアムショップ、ギャラリーがあり、2階がメインの展示フロアとなっている。常設展示室では約2カ月に1回のペースで展示替えが行われ、20世紀から今日までの自慢の所蔵コレクションが披露される。企画展示室では、20世紀美術を中心に、アートやデザインを感じられる展覧会が開催される予定だ。2階のホワイエは壁面全体がガラス張りで、立山連峰のダイナミックな展望を楽しめる。3階はアートとデザインをつなぐフロアとして、ポスターや椅子を中心としたデザインコレクションを展示する展示室や、富山県出身の美術評論家・瀧口修造と、音楽家シモン・ゴールドベルクの集めた名品や資料を展示する部屋も備える。ほかに、図書コーナーやホール、キッズルーム、「日本橋たいめいけん」が出店するレストランなどが設置される。新しいロゴマーク富山県美術館の新しいロゴマーク及びロゴタイプの制作は永井一正が担当した。TOYAMAの頭文字「T」をベースにAとDで構成。白く輝く立山が映える空の色と、富山湾の深いブルーをイメージしている。概要富山県美術館開館日:2017年8月26日(土) ※2017年春にレストラン、カフェなど一部開館。住所:富山市木場町3-20開館時間:9:30~18:00 ※屋上庭園は8:00~22:00まで休館日:水曜日(祝日除く)、祝日の翌日、年末年始料金:常設展 300円※児童、高校生以下の学生、学校教育、社会教育活動としての生徒の引率者、各種手帳を持参の障がい者は常設展・企画展無料。70歳以上の人は常設展無料。
2016年10月08日展覧会「草間彌生 わが永遠の魂」が、2017年2月22日(水)から5月22日(月)までの間、国立新美術館で開催される。世界を舞台に活躍し続ける前衛芸術家・草間彌生。その創作活動は、絵画、彫刻、コラージュ、インスタレーション、映像、パフォーマンス、ファッション、野外彫刻、さらには小説や詩に至るまで、様々な分野に及んでいる。「草間彌生 わが永遠の魂」展では、代表作の数々から貴重な未発表作品までを過去最大級の規模で展示。さらに、2009年から意欲的に取り組んでいる大型絵画シリーズ「わが永遠の魂」から、厳選した約130点を初公開する。初期から現在にいたるまでを余すところなく紹介し、天才作家はどのように歩み、現在何に取り組み、これからどこへ向かおうとしているのかを探る。草間彌生の初期作品~ニューヨーク時代幼少の頃より絵を描くことが好きだった草間彌生。彼女は日本画を京都市立美術工芸学校で学び、故郷の長野県・松本市で創作活動を開始した。初期の作品は、1953年の≪太陽≫や、1949年≪残夢≫に見られるように、抽象的でありながら動植物、人間、天体、都市など、多岐にわたるモチーフをテーマに制作。生命感と宇宙的な広がりを感じさせるようなものが多かった。日本での芸術活動に限界を感じた草間は、1957年秋に単身アメリカへ。翌年にはニューヨークに移住。そこで、巨大なカンヴァスを小さな網目状のストロークで埋め尽くした、中心も際限もなく、構成を排除したモノクロームのネット・ペインティングを発表し、高い評価を受ける。オブジェやイメージによって空間を埋め尽くすインスタレーション、パフォーマンスなど、性や食品に対するオブセッション(強迫観念)を主題とした先駆的な作品を次々と創作していった。草間彌生の東京時代体調を崩し、1973年に帰国した草間は、東京で入院生活を送りながら芸術活動を再開。絵画や彫刻、インスタレーションにおいては、水玉、ネット、男根状の突起などの従来のモチーフを大胆に再解釈し、具象的なイメージと組み合わせた色彩豊かな作品を生み出した。松本市美術館所蔵の≪かぼちゃ≫(1999年)は、その代表作といえる。体験型展示にも注目ミラー・ルームは、無限に反復し増殖する世界。無数の小さな光が煌めく中で、鑑賞者自らが作品の一部になるような感覚を体験できる。また、屋外展示場には水玉ガーデンも。カラフルに彩られた大小のかぼちゃ、にょきにょきと地面から生え出たような立体作品《命》など水玉柄の彫刻が並ぶ。これら作品は自由に写真を撮ったり、かぼちゃの中に入ったりして楽しむのも展覧会の魅力の1つだ。開催概要【イベント詳細】国立新美術館開館10周年 草間彌生 わが永遠の魂会期:2017年2月22日(水)~5月22日(月)休館日:毎週火曜日 ※5月2日(火)は開館開館時間:10:00~18:00※金曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)会場:国立新美術館 企画展示室1E住所:東京都港区六本木7-22-2■チケット情報一般 1,600(1,400)円、大学生 1,200(1,000)円、高校生 800(600)円※()内は前売り、または20名以上の団体料金。※中学生以下無料。※障害者手帳を持参者と付添者1名は無料。※2017年3月18日(土)から3月20日(月・祝)までは高校生無料観覧日(学生証の提示が必要)※前売券販売期間は2017年1月1日(日)~2月21日(火)。国立新美術館は1月11日(水)から2月20日(月)まで、2月22日(水)以降は当日券の販売。■先行販売券(企画チケット)・草間彌生トートバッグセット券(2,000セット限定) 5,000円(税込)販売期間:2016年11月1日(火)~2017年2月21日(火)※セブンチケット限定(売り切れ次第終了)。内容:観覧券1枚とオリジナルトートバッグ(XLARGE/X-girlコラボレーション)のセット。・草間彌生《南瓜》キーリングセット券 3,000円(税込)販売期間:2016年11月1日(火)~2017年2月21日(火)※セブンチケット限定(売り切れ次第終了)。内容:観覧券1枚と草間彌生《南瓜》キーリング(本展限定カラー)とのセット。・ミュシャ展とのセット観覧券 2,400円(税込)販売期間:2016年11月2日(水)~2017年2月21日(火)※オンラインチケット、ローソンチケットで販売。内容:国立新美術館で2017年3月8日~6月5日に開かれる「ミュシャ展」との一般観覧券各1枚のセット。【問い合わせ先】ハローダイヤルTEL:03-5777-8600
2016年10月02日草間彌生の大回顧展「わが永遠の魂」が、2017年2月22日から5月22日まで、東京・六本木の国立新美術館で開催される。世界を舞台に活躍し続ける前衛芸術家、草間彌生の個展としては過去最大規模、会場の国立新美術館は全館をくまなく使い、草間作品で埋め尽くされることとなる。9月27日、報道陣の前に姿を現した草間彌生は、開催への感謝とともに「私の人生は芸術によって磨かれました。そしてこれから一層、死に向かって新しい芸術を開拓するために死にものぐるいで闘っています」と、渾身のメッセージを伝えた。『TIME』誌が選ぶ「世界で最も影響力のある100人」に日本人でただ一人選ばれた世界のKUSAMAは、10歳の頃より水玉と網目模様をモチーフに絵を描き始め、1950年代後半には単身渡米。絵画、彫刻、インスタレーション、映像、さらに小説や詩に至るまで、あらゆる方法を使い、圧倒的な量と質で「芸術」を体現してきた。現在88歳の彼女の人生は、いつも病と隣り合わせだった。幼少期からの重い強迫神経症、周囲に理解されない孤独、高齢となり視力もだいぶ弱まっているという。それでも彼女は、まっすぐに、スピードを緩めることなく芸術の最前線を走り続ける。「私が死んだ後も、私の創造への意欲と芸術への希望、私の情熱を感じていただけたら、これに勝る喜びはありません。みなさんの精神的な悩み、人生の苦しみがあった時に、私の生きてきた道を見つけてくれたら本当に嬉しいです」と、涙ながらにコメントした。テートモダン、ポンピドゥ・センターなど名だたる美術館で回顧展を成功させ、中南米やアジア、北欧でも大規模な個展を行ってきた草間彌生の作品群が、ついに東京で一同に会する。国内初公開となる大作「わが永遠の魂」約130点を中心に据え、初期から現在までの軌跡を巡る。屋外には「水玉ガーデン」が出現し、草間芸術の醍醐味「ミラールーム」も展示される予定だ。【展覧会情報】「草間彌生 わが永遠の魂」場所:国立新美術館 企画展示室 1E会期:2017年2月22日~5月22日時間:10:00~18:00(金曜は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)料金:一般1,600円大学生1,200円高校生800円休館日:火曜日(5月2日は開館)
2016年09月30日草間彌生と山口小夜子のドキュメンタリー映画を同時上映するイベント「世界が魅せられたふたりの異才 草間彌生×山口小夜子 ~松本貴子監督ドキュメンタリー特集~」が、9月4日から9月9日まで、東京・恵比寿の東京都写真美術館で開催されることが決定した。同イベントは、9月3日にリニューアルオープンするトップミュージアムこと東京都写真美術館の開館20周年を記念して行われるもの。上映作品は、1960年代に日本を飛び出し、ニューヨークで名を馳せた前衛芸術家の草間彌生を1年半にわたって追い続け、草間芸術の真髄に迫った『≒草間彌生 わたし大好き』と、1970年代にアジア人初のトップモデルとしてパリで活躍した山口小夜子と交友のあった松本貴子監督が、親交のあった人々の証言を集め、残された貴重な映像に触れながら彼女のミステリアスな正体に迫る『氷の花火 山口小夜子』のドキュメンタリー映画2作品。『≒草間彌生 わたし大好き』 (c) YAYOI KUSAMA『氷の花火 山口小夜子』(c) 2015「氷の花火 山口小夜子」製作委員会今回上映される2作品のメガホンをとった松本貴子監督は、現在BSジャパンで放送されている日本初のファッション情報番組「ファッション通信」の立ち上げに参加し、山口小夜子とは1987年に同番組の「山口小夜子特集」で知り合い、その後は、NHK「世界わが心の旅 ベルベルの少女の瞳」やNHK「アントワープ王立アカデミー 一流ファッションデザイナーはこう作られる」の制作で親交を深め、亡くなるまで交流を持ってきた。草間彌生とも20年来の親交を結び、「NHKBSプレミアム 世界が私を待っている 前衛芸術家草間彌生の疾走」、「NHKスペシャル 水玉の女王 草間彌生の全力疾走」など数々の映像作品を制作してきた。また、今回の2作品の同時上映に際して松本貴子監督は、「世界を舞台に闘った二人の日本人女性との出会いは、強烈でした。奇しくも同じおかっぱ髪。私は、映像という分野で関わることが、運命だと感じました。加えて言えば、二人とも“本物”。ドキュメンタリー映画の制作過程には、辛いことも沢山ありましたが、それを上回る掛け替えのない幸せな時間を、味わい尽くすことが出来ました。今回、トップミュージアムで2作品を同時上映出来ることは、この上ない喜びです。異彩を放つ二人の表現者の生き方が、多くの方々の記憶に残ることを願って!天才と美しい女(ひと)は、見飽きない!」とコメントしている。なお、『氷の花火 山口小夜子』が、カナダ・モントリオールで現地時間8月25日から9月5日に開催される「第40回モントリオール世界映画祭」のドキュメンタリー部門正式招待作品に決定したことも今回あわせて発表された。「世界が魅せられたふたりの異才 草間彌生×山口小夜子 ~松本貴子監督ドキュメンタリー特集~」の上映時間や詳細については、東京都写真美術館のオフィシャルサイトで確認出来る。【イベント情報】「世界が魅せられたふたりの異才 草間彌生×山口小夜子 ~松本貴子監督ドキュメンタリー特集~」会場:東京都写真美術館住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内会期:2016年9月4日~9月9日上映作品:『氷の花火 山口小夜子』『≒草間彌生 わたし大好き』休映日:9月5日料金:一般・学生1,500円、シニア・高校生以下・障がい者手帳1,200円
2016年08月28日