特撮ヒーロー出身の俳優・柊太朗、簡秀吉、杢代和人が、テレビ朝日公式Youtubeチャンネル『動画、はじめてみました。』で19日に配信開始となった人気企画『特撮ヒーロー俳優変身旅』とテレビ朝日の新ドラマ『君とゆきて咲く~新選組青春録~』(24日スタート毎週水曜深0:15)のスペシャルコラボ特別番組に出演する。昨年11月に始まった『特撮ヒーロー俳優変身旅』で共演し、3月には第2弾も配信された。その3人が、新ドラマ『君とゆきて咲く~新選組青春録~』にそろって出演することとなった。3人そろってのドラマ出演を記念して、スペシャル変身旅が実現。昨年11月に下北沢をめぐるロケの後に、柊太朗が3人でやりたいと言っていたキャンプを体験することになった。柊太朗は「まさかこんなことになるなんて思ってなかった。奇跡みたいでうれしい!去年たまたま3人で番組をやらせてもらって、まさか同じドラマに出られることになるとは!」と大興奮。3人でテントを立ててはしゃいだり、ゲームで対決して変身したり、カレーライスを作ったり。東京・秋葉原のど真ん中でイケメン3人が童心に返って楽しむ。『君とゆきて咲く~新選組青春録~』は、手塚治虫氏の隠れた名作『新選組』を初映像化し、2クール連続で放送する一大プロジェクト。歴史上の人物も多数登場するが、メインとなるのはオリジナルキャラクターとして描かれる2人の若き隊士、鎌切大作(前田拳太郎)と深草丘十郎(奥智哉)。2人は熱い友情で結ばれながらも、時代の波に翻弄され、やがて白刃を交えることになる。2人のたどる過酷な運命を『美しい彼』シリーズで知られる気鋭の脚本家・坪田文氏と、『未来への10カウント』(テレビ朝日)でメガホンを取った河合勇人氏が美しくも鮮烈に描写。また、斬新な殺陣パフォーマンスや従来の時代劇にはない流麗な“剣舞”を織り交ぜ、幕末を閃光のごとく駆け抜け、はかなく散っていった新選組隊士たちの青春をいまだかつてない視点とスタイルでエモーショナルにつづっていく。現在、ドラマの撮影中という3人。「撮影が本当に楽しい」と語る簡に、柊太朗も「3人でこれまで以上に仲良くなれているのがうれしい」と賛同。一方、杢代は「仲良いだけじゃなく、バチバチしてる部分もある」と語り、切磋琢磨する同世代の俳優への熱い想いを口にした。ちょっと恥ずかしい姿への変身をかけたモルック対決では、さすがヒーローの3人。初心者とは思えないスーパーショットを連発し、かっこいい姿も見せる。頑張って3人で立てたテントの中では、簡と杢代が恒例のいちゃいちゃタイム。1つの寝袋に2人で入るなど、大はしゃぎ。カメラが止まってもはしゃぎ続ける仲良しな2人の姿に癒されること間違いなし。■コメント【簡秀吉】――3人でキャンプをしてみて。特撮ヒーロー俳優変身旅の特別編ということで、この3人で今回はキャンプをできて、仲がより一層深まりました。駅の高架下でのキャンプは初だったのですごい新鮮な感じもしましたし、遊んで3人でご飯を作ったりすることができとても楽しかったので、いい思い出になりました。――見どころは?モルックという遊びをしたのですが、ルールはとてもシンプルながら頭をすごい使ってやるゲームなので、少し心理戦な雰囲気も漂わせつつ白熱した勝負になっています!ぜひご覧ください!【杢代和人】――3人でキャンプをしてみて。終始笑いが絶えない撮影でした。前回に引き続き、この3人で配信できることがとてもうれしかったです!初めてテントを立てたり、カレーをみんなで作って食べたり、キャンプをもっと好きになれました!またこの3人でキャンプしたいと思います!――見どころは?モルックというゲームを体験しました!雨も降っていたのでとても寒い中だったんですが、白熱したガチの闘いになったので、ぜひ見ていただきたいです!【柊太朗】――3人でキャンプをしてみて。小さいころからしていたキャンプだったので久しぶりにリフレッシュできましたし、前よりさらに仲良くなった分すごく楽しかったです。初挑戦だったモルックは盛り上がりがすごくて、また3人でやりたいねと話しています!別の現場でも3人でいることも多くてこうやってキャンプ企画に同じ3人でいられたことが感慨深いです。――見どころは?最初から最後まで面白いと思います!モルックなんかはすごく劇的な展開を迎えているので見てる方もドキドキハラハラで見れると思いますし、なんと言っても今回は僕の念願のキャンプ企画だったので、いつもより張り切って指揮を執ってます!!テント作りなんかも楽しかったので、ぜひ見てください!
2024年04月19日映画『シサㇺ』が2024年秋に全国公開される。主演は寛⼀郎。アイヌと和人との歴史を描く映画『シサㇺ』映画『シサㇺ』は、“アイヌ”と当時の本州系日本人を指す“和⼈”との歴史を描いた作品。武家に生まれた若者が、異なる⽂化や⾵習に触れ、それらを理解することによって⼰の⼈⽣を⾒つめ直してゆく⼈間ドラマとなっている。物語は、「蝦夷地(えぞち)」と呼ばれた現在の北海道を領有していた松前藩が、アイヌとの交易をおこなっていた史実を基にした。町全体が「イオル(アイヌの伝統的⽣活空間)」という考えのもと、アイヌと和⼈が共⽣してきた認識をもつ北海道⽩糠町で多くの場⾯を撮影。セット建設から撮影まで、町からの全⾯⽀援・協⼒のもと製作されている。主演は寛⼀郎、蝦夷地に向かう武家の若者役に主演は、2018年の映画『菊とギロチン』でキネマ旬報ベスト・テン新⼈俳優賞に輝き、以降も阪本順治監督の『せかいのおきく』や、北野武監督の『⾸』など、次々と話題作に出演する寛⼀郎が務める。蝦夷地に赴き、文化や風習に触れることでアイヌの持つ精神や理念に共鳴していく武家の若者を演じている。主人公・孝二郎…寛一郎松前藩藩士の息子。兄の敵討ちを誓い、蝦夷地に赴く。アイヌの文化や風習に触れることで、アイヌの精神やリネンに共鳴していくようになる。栄之助…三浦貴大孝二郎の兄。使用人の善助の不審な行動を見つけたことで、善助に殺されてしまう。善助…和田正人孝二郎が復讐を誓う敵。和人に反発心を抱くアイヌの青年…坂東龍汰複雑な事情を抱えたアイヌの女性…サヘル・ローズ孝二郎の幼なじみ…古川琴音孝二郎の母親…富田靖子孝二郎の先輩の松前藩士…緒形直人脚本・尾崎将也、監督・中尾浩之脚本を担当したのは、阿部寛主演のドラマ『結婚できない男』や朝ドラ『梅ちゃん先⽣』などを⼿掛けた尾崎将也。映画『シサㇺ』では⽇本語とアイヌ語の台詞を混在させながら、現代社会における“不寛容”が暴⼒へと繋がってゆくプロセスを丁寧に紡ぎ出している。監督は、歴史エンターテインメント番組『タイムスクープハンター』で監督・脚本を務めるなどした中尾浩之。手掛けたSF⼩説『ブルバスター』がアニメ化されるなど、その活躍は多岐にわたる。映画『シサㇺ』あらすじ江⼾時代前期、北海道南⻄部にある松前藩は、アイヌとの交易品を主な収⼊源としていた。松前藩藩⼠の息⼦・孝⼆郎(寛⼀郎)は、兄の栄之助とともに、交易で得た品を他藩に売る仕事をしていたが、ある夜、使⽤⼈・善助の不審な⾏動を⾒つけた栄之助が善助に殺されてしまう。兄の敵討ちを誓った考⼆郎は善助を追って、蝦夷地へと向かうー。【作品詳細】映画『シサㇺ』公開時期:2024年秋監督:中尾浩之脚本:尾崎将也出演:寛一郎、三浦貴大、和田正人、坂東龍汰、平野貴大、サヘル・ローズ、藤本隆宏、古川琴音、山西惇、佐々木ゆか、要潤、富田靖子、緒形直人
2024年03月29日これまで100冊以上の絵本を出版し、児童文学界のノーベル賞といわれるアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞した絵本作家、荒井良二さん。現在では活躍の場を広げ、絵本にとどまらない表現の世界を自由に旅している。そんなアーティストとしての荒井さんが出力全開で臨む展覧会「new born荒井良二いつも しらないところへ たびするきぶんだった」が開幕する。「手のひらで読む絵本世界とはまた異なる世界へ誘ってくれるのではないでしょうか」と学芸員の中村貴絵さん。荒井さんはここ10年ほどの間に新しい活動期に入った。東日本大震災後は被災地をめぐるワークショップツアーを実施、2014~’18年には「みちのおくの芸術祭 山形ビエンナーレ」の芸術監督を務めている。「それまでの表現媒体が絵本だったというだけで、もともと社会の観察者としての一面があったのだと思います。それがこうした活動をきっかけに開花し、アートを媒介に社会や地域、人、歴史とつながっていったのではないでしょうか」本展では代表作の絵本『あさになったのでまどをあけますよ』などの原画の展示に加え、新作絵画や立体作品など約300点を展示。山形ビエンナーレで発表された物語「山のヨーナ」のインスタレーションを再構成した作品や、大分県の公園に設置されたオブジェ《たいようをすいこむモン》のマケット(試作の模型)も登場。開幕前にワークショップの参加者と共に制作した作品も展示予定だ。面白いのはどんなに道具や場所が変わっても、荒井さんの飄々とした物腰はそのままに見えること。「新しいジャンルに飛び込み、表現の枠を広げていくことに躊躇がない現在進行形のアーティストだと思います。ただそこに大きな覚悟はなく、展覧会のタイトルのように、あくまで知らない場所を旅する『気分』であるところが、実に荒井さんらしい」私たちもそんな気分に身を委ねて、荒井良二さんの新しい世界を旅してみたい。『あさになったのでまどをあけますよ』原画 2011年 偕成社、個人蔵 ©Arai Ryoji《new born 旅する名前のない家たちを ぼくたちは古いバケツを持って追いかけ 湧く水を汲み出す》制作風景《絵の中のぼくとぼくの中の絵》2023、個人蔵 ©Arai Ryoji《流れ星スパーク奏でよギター》2022年、個人蔵 ©Arai Ryojiあらい・りょうじ1956年、山形県生まれ。2005年、アジアで初めてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞。『たいようオルガン』でJBBY賞など国内でも受賞多数。ライブペインティング、ワークショップのほか、作詞・作曲など音楽活動も行う。最新刊は絵本『ねこのゆめ』(NHK出版)。写真:志鎌康平「new born荒井良二いつも しらないところへ たびするきぶんだった」横須賀美術館神奈川県横須賀市鴨居4‐1開催中~9月3日(日)10時~18時8/7休一般1300円ほかTEL:046・845・1211※『anan』2023年7月12日号より。取材、文・松本あかね(by anan編集部)
2023年07月11日2月に総理大臣秘書官を更迭された荒井勝喜氏(55)が7月4日付けで経済産業省の通商政策局担当の大臣官房審議官として復帰した。更迭から5ヵ月での幹部起用は、ネットで物議を醸している。さかのぼること2月3日、荒井氏はオフレコを前提にした記者団の取材に応じた際に、同性婚についての見解を問われ「僕だって見るのも嫌だ。隣に住んでいるのもちょっと嫌だ。人権や価値観は尊重するが、認めたら、国を捨てる人が出てくる」などと発言。すると、この差別発言に非難が殺到し、即座に新井氏は更迭されることとなった。その際、岸田文雄首相(65)は「大変深刻に受け止めており、秘書官の職務を解く判断をした。本人からも辞意があった」と言い、「今の内閣の考え方には全くそぐわない言語道断の発言だ。『性的指向』や『性自認』を理由とする不当な差別や偏見はあってはならない」「任命責任を感じているからこそ今、申し上げた対応をとっている」と述べた。「荒井氏の更迭に際し、立憲民主党の安住淳国会対策委員長(61)は『多様な社会をつくって世界の水準に引き上げることが日本の課題だが、発言は全く逆で極めて差別的である種の暴言だ』と厳しく非難。さらにSNSでは、ゲイやレズビアンといった当事者やその支援者から反発の声も上がっていました。また荒井氏は差別発言の際、『同性婚のことは秘書官室もみんな反対する』とも話していたため、岸田総理周辺にも厳しい視線が注がれました。一連の発言は海外メディアでも報じられ、国外からも非難されたため、『G7広島サミット』を目前に控えるなかLGBT法の可決に向けて急ピッチで話が進みました。ただ、この法案はもともと’21年に超党派議連によって立法化作業が進んでいたにも関わらず、自民党議員らが抗議したことで頓挫したもの。その“付け焼刃”な成立過程に白けるような声が上がるだけでなく、法案の中身に『当事者を置き去りにしている』という指摘が今も後を絶ちません」(全国紙記者)■「差別主義者の顔も見たくない」「岸田息子さんの復帰も早そう」差別発言によって国内外から注目を集めた批判を浴びた荒井氏だったが、しかしこの度、経産省の幹部として復帰することに。そのため、ネットでは《差別主義者の顔も見たくない。隣に住んでるのも嫌だ。辞職しろ》《差別主義者が復活。お友達内閣とお友達官僚》《荒井秘書官、復活って??????更迭の意味無いやん》と非難する声が上がっている。さらに、思わぬ余波も生んでいる。首相といえば、その息子である岸田翔太郎氏(32)が昨年末に総理大臣公邸で親戚と忘年会を開いたことが判明し、6月1日付で更迭されている。そのため荒井氏の“幹部復活”のように、翔太郎氏に対しても「早々と何かしらのポストで復活するのでは?」と訝しむ声がネットで上がっている。《岸田首相の息子を復帰させる口実にも使えそうな人事ですが、その辺り狙ってるんでしょうか?》《あれだろ。「息子を復帰させるための観測気球」この人と比べれば傷ついた人もいないし、とでも思ってんじゃない?》《結局「更迭」って国民受けを良くするためのフェイクなのね 息子もどこかの幹部に復帰するのかな》《岸田息子さんの復帰も早そう》不信感の高まっている荒井氏の復帰。その人事に、世論が納得しているとは言い難いようだ。
2023年07月05日2005 年に児童文学のノーベル賞と称されるアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を日本人として初めて受賞し、世界的な評価を受けた荒井良二(1956-)は、絵本作家であると同時に、絵画、立体作品、インスタレーション、音楽、舞台美術など、ジャンルを問わない幅広い分野で活躍するアーティストだ。その多彩な活動を紹介する個展が、神奈川県の横須賀美術館で、7月1日(土)から9月3日(日)まで開催される。同展のタイトルにある「いつも しらないところへ たびするきぶんだった」という言葉は、様々なジャンルの壁を超越して飛び込んだ先の、ルールも分からない「知らないところ」で、それでも自分なりの仕事をするという、創作に対する荒井の姿勢を示しているという。そのチャレンジングな姿勢は、困難や制約も楽しむような、まさしく旅するときの前向きな気持ちに溢れたものなのだ。同展は、そうした旅するような気分で新たな作品を生み出し続ける荒井の創作活動を、新作や過去の作品を織り交ぜて紹介するもの。これまで手がけてきた100冊以上の絵本と書籍のなかから、代表的な作品の原画がずらりと並ぶのが、同展の大きな見どころのひとつだ。また、新作絵画や、大分県の公園に設置されたオブジェのマケット、芸術監督を務めた「山形ビエンナーレ2018」で発表した立体物の再構成など、荒井の創作の現在地も紹介される。展示の最後には、今回の展覧会名とも結びつく新作のインスタレーション《new born 旅する名前のない家たちを ぼくたちは古いバケツを持って追いかけ 湧く水を汲み出す》が登場する。子供一人ひとりがひとつの家となり、展示室に点在するその小さな家々が、それぞれに物語を内包しながら旅をしていくイメージでつくられたという。来館者は、それぞれの子供たちの物語を想像しながら、会場をゆっくりと巡ることになる。荒井のこれまでの旅をたどり、これからどこへ出かけていくのかを見ていく同展は、ここからまた新しい荒井良二が「誕生=new born」する場ともなるのだろう。色彩豊かな楽しい展示を通して、その創作をめぐる旅を体感したい。<開催情報>『new born 荒井良二 いつも しらないところへ たびするきぶんだった』会期:2023年7月1日(土)~9月3日(日)会場:横須賀美術館時間:10:00~18:00休館日:7月3日(月)、8月7日(月)料金:一般1,300円、大高・65歳以上1,100円展覧会公式サイト:
2023年06月23日映画『花腐し(ハナクタシ)』が2023年11月10日(金)に公開される。主演は綾野剛、監督は荒井晴彦。芥川賞受賞小説『花腐し』を大胆に翻案『花腐し』は、松浦寿輝による芥川賞受賞小説。廃れていくピンク映画業界で生きる映画監督、脚本家志望だった男、2人が愛した1人の女優による、切なくも純粋な愛の物語を描いた作品だ。監督は『⽕⼝のふたり』の荒井晴彦そんな『花腐し』を、『赫い髪の⼥』や『キャバレー⽇記』など⽇活ロマンポルノの名作から、『ヴァイブレータ』や『共喰い』をはじめとする⽇本映画の脚本を数多く⼿がけてきた荒井晴彦が大胆に翻案。映画『⽕⼝のふたり』に続く、自身4作品目の監督作品として自らメガホンを取る。主演は綾野剛主演は『最後まで行く』や『カラオケ行こ!』の公開を控えている綾野剛。共演には、柄本佑とさとうほなみが名を連ねる。栩谷…綾野剛廃れていくピンク映画業界で⽣きる映画監督。もう5年もの間映画を撮れていなかったが、梅⾬のある⽇、伊関と初めて会う。伊関…柄本佑脚本家志望だった男。栩⾕と過去に本気で愛した⼥について語り、その相手が同じ⼥<桐岡祥⼦>だったことをお互いは知り、衝撃を受ける。また、栩⾕から「桐岡祥⼦は死んだ」と告げられる。祥子…さとうほなみ栩谷と伊関が愛した女優。桑⼭…吉岡睦雄寺本…川瀬陽太ピンク映画の監督。リンリン…MINAMO中国からの留学⽣。ハン・ユジョン… Nia韓国からの留学⽣。金…マキタスポーツ栩⾕が⾝を寄せるビルのオーナー。韓国スナックのママ…⼭崎ハコ⼩倉…⾚座美代ピンク映画の製作会社社⻑。沢井…奥田瑛二ピンク映画の脚本家。映画『花腐し』あらすじタイトルに引⽤された万葉集の和歌「花腐し」とは、きれいに咲いた卯⽊の花をも腐らせてしまう、じっとりと降りしきる⾬を表現している。そのタイトル通り、梅⾬のある⽇に栩⾕と伊関は出会い、⾃分たちの愛した⼥について語り始める。そして、3⼈がしがみついてきた映画への夢がボロボロと崩れ始める中、栩谷、伊関、祥子、それぞれの⼈⽣が交錯していく――。【作品詳細】映画『花腐し』公開日:2023年11月10日(金)出演:綾野剛、柄本佑、さとうほなみ、吉岡睦雄、川瀬陽太、MINAMO、Nia、マキタスポーツ、⼭崎ハコ、⾚座美代⼦、奥⽥瑛⼆監督:荒井晴彦原作:松浦寿輝『花腐し』(講談社⽂庫)脚本:荒井晴彦、中野太配給:東映ビデオ©2023「花腐し」製作委員会
2023年04月20日株式会社ミリオンコンサート協会(所在地:東京都港区、代表取締役:小尾晋之介)は、2023年7月13日(木)、東京文化会館小ホールにて、ヴァイオリニスト荒井英治のソロによる「第2回 無伴奏の世界」を開催いたします。荒井英治は、長く東京フィルハーモニー交響楽団のソロコンサートマスターを務め、現在は日本センチュリー、名古屋フィルハーモニー両交響楽団の首席客演コンサートマスター。東京シティフィル特別客演コンサートマスターとして、オーケストラ、指揮者から厚い信頼と尊敬を得る王道のヴァイオリニストとして活動するほか、弦楽四重奏団、モルゴーア・クァルテットのメンバーとして、知られざる作品を紹介、ELPのキース・エマーソンとも交流をもち、プログレッシブ・ロックを自らの編曲による迫真性に満ちた演奏で聴衆に衝撃を与え続ける鬼才としての顔ももつ稀有なヴァイオリニストです。「第2回 無伴奏の世界」では、時代を超えた多面的な作品から、荒井英治がヴァイオリン一挺で限りない音楽宇宙を描き出します。荒井英治 ヴァイオリニスト【開催概要】公演名 :第2回 無伴奏の世界 荒井英治(ヴァイオリン)日時 :2023年7月13日(木)19:00開演(18:30 開場)会場 :東京文化会館小ホール(東京・上野)演奏曲目:ペンデレツキ:無伴奏ヴァイオリンのための『ラ・フォリア』(2013)J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 BWV1004ストラヴィンスキー:無伴奏ヴァイオリンのための『エレジー』(1944)イザイ:無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ作品27より 第4番 第5番 第6番入場料金:全席自由 4,000円(税込)【チケット取り扱い】ミリオンコンサート協会 TEL:03-3501-5638ミリオンチケット|検索| ←(オンライン・チケットサービス)※Webサイトからのお申込みはセブンイレブンでのお引き取り東京文化会館チケットサービスTEL:03-5685-0650チケットぴあ Pコード:239833 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月24日ダンスボーカルグループのメンバーとして活動する一方、『仮面ライダーギーツ』をはじめ俳優としても存在感が光る杢代和人さんが、グリッターメイクに挑戦。デイリーにきらめく繊細ブロンズもくだい・かずと2004年5月20日生まれ、東京都出身。2018 年にデビューし、「原因は自分にある。」のメンバーとしても活動。ドラマ『仮面ライダーギーツ』(テレビ朝日系)が放送中。メイクの可能性を再確認。表現の幅が広がりそうです。ダンスボーカルグループのメンバーとして活動する一方、『仮面ライダーギーツ』をはじめ俳優としても存在感が光る杢代和人さんが、グリッターメイクに挑戦。「ステージに立つ時はメイクをするけれど、グリッターなどを使うことはないので新鮮!3パターンそれぞれに新しい発見があり、メイクの自由さを実感しました。自分の中の固定観念が外れて幅が広がりましたし、今後の活動にも活かせそうな気がします」所属グループ「原因は自分にある。」のメンバーで、今回のメイクが似合いそうな人は?「アンニュイな表情にハマると思うので、(桜木)雅哉とか(小泉)光咲は似合うんじゃないかな」現在18歳。「年齢とともに、こなせるイメージが少しずつ増えてきた気がします」と語る杢代さん。「今回のメイクも昔の僕では似合わなかったと思うので、成長したなと(笑)。顔つきや表情は印象を決定づける部分なので、今後もいろんな可能性を追求したいです」ニットベスト¥37,400(ルフォン)右手のパールブレスレット¥66,000(シンゴクズノ) 共にシアン PRネックレス(ゴールドチェーン、シルバーチェーン※2本セット)¥19,800ロングネックレス¥15,400(共にフラン)右手人差し指のリング¥35,200(フリカ ジェエリー) 以上ショールーム シャルメール右手のチェーンブレスレット¥27,500左手小指のリング¥27,500(共にプリュイ/プリュイ トウキョウ)リング ルージュ 600「キラキラ感がさりげないので、メンズでも取り入れやすそう。グリッター初心者にもってこいなアイテムです」(杢代さん)。左・唇の立体感が際立つゴールドパール入りのオレンジリップ。¥2,420トゥインクリング アイ グリッター 500ラメとパールをリッチに配合。落ち着いたブロンズカラーで大人っぽい目元に。¥2,750(アナ スイ コスメティックス)Makeup PointADVISER鈴木かれんヘア&メイクアップアーティスト。今の空気を的確に捉えるセンスと繊細かつ緻密なテクニックで、雑誌や広告など幅広く活躍。バランス感覚が絶妙なメンズメイクにも定評がある。少量ずつ指で広げるとムラなくキレイな目元に。アイホールと下まぶたにグリッターをオン。なじみ色なのでリップで血色を加えて。「ブロンズのグリッターは、目元に輝きを加えつつ陰影も出せる点が優秀。チップで塗らず、指先にとって中央から左右に広げるとムラなく仕上がります」(鈴木さん)。「お出かけデートで使ったら、光が当たった時にキラッとして雰囲気が出そう」(杢代さん)写真・柴田フミコスタイリスト・藤長祥平ヘア&メイク・鈴木かれん取材、文・真島絵麻里※『anan』2023年2月22日号より。(by anan編集部)
2023年02月25日木工作家・吉川和人の展示会が、東京・羽根木にある08サーカス(08sircus)のアトリエショップ「08ブック(08book)」にて、2023年2月25日(土)・26日(日)に開催される。吉川和人が08ブックで展示会を開催吉川和人は、1976年福島に生まれ、現在は東京を拠点に活動する木工作家だ。木を単に材料と見なすのではなく、生き物としての質感や匂い、朽ちてゆく可能性に着目し、命の気配や生々しい官能性をうつしこんだ作品を試みている。08ブックでの展示会では、吉川が手がけたスプーンやバターナイフ、プレート、ボウルに加えて、サイズや仕様を選ぶことができるセミオーダーのテーブルとミラーも用意する。詳細吉川和人 展示会日程:2023年2月25日(土)・26日(日)場所:08ブック住所:東京都世田谷区羽根木1-21-12 IGH Forest House Q棟時間:12:00〜18:00※2月25日(土)には吉川和人が在店【問い合わせ先】08ブックTEL:03-5329-0801
2023年02月24日18歳の若さで、自らの内面と紐付けたファッションを楽しむ杢代和人さん。今回はこだわりの私服とショップでのセルフスタイリングを披露!表参道のセレクトショップに入るなり、「テンション上がる~!!」と興奮気味の杢代和人さん。『仮面ライダーギーツ』で撮影所通いが続いていることもあり、ファッションを楽しめたのが久しぶりだそう。「今日はセルフコーディネートをさせてもらった上に、メイクもしてカッコよく撮ってもらって、たっぷりご自愛しちゃいました!」杢代さんにとってファッションは自分を表現できる大切なもの。「世の中には数えきれないほどの服があるじゃないですか。その中から自分の意思で好きなものを選んで、こだわりを詰め込みながらコーデを組むことで、全身で僕自身を表現できる。そこに至福の喜びが感じられるんですよね。ファッションは自己満でもいいと思っていて。今日も、選んだ服を着た自分の写真を見て、『僕ってイケメンだったんだ!』って再確認しました(笑)」ファッションの持つ、自信を授け、モチベーションを上げてくれる力に気づいたのは、中学3年生の時。「〈ヨウジヤマモト〉のコートを、頑張ってお金を貯めて買ったんです。そのコートを着た瞬間、すごく幸せだなって。『ヨウジの服を買えるように、また頑張ろう』とも思えたんです。そのコートは身長が伸びちゃってもう着られないんですけど、一生持ち続けるつもりです。さっき、全額自分のお金で買ったみたいに言っちゃったんですけど、たぶん僕の貯金では足りなくて、母がこっそり少し出してくれてて。僕には『全部、自分が頑張ったお金だよ』って言ってくれたんですけどね。見るたびに、家族の優しさも思い出せるアイテムだから、絶対に手放せません」「アクセサリーには、一つひとつに思い出が詰まっています」と、この日身に着けていたアイテムを愛おしそうに見つめながら、それぞれの思い出を聞かせてくれた。「〈アンチドートバイヤーズクラブ〉のリングは友人からのプレゼント。今、ファッションで問題になっている大量消費を“解毒”するというブランドコンセプトを聞いて、自分も気をつけないとという意味も込めて着け続けています。〈セリーヌ〉のシルバーリングは、『今年一年頑張るぞ!』と気合を入れるために、年始に自分で買いました。ネックレスは、僕がずっと欲しいのを知ってくれていた家族が誕生日に贈ってくれたもの。〈ete〉のイヤリングは、『原因は自分にある。』のメンバーからの誕生日プレゼントですごく大事にしています。どれも絶対に失くしたくないから、衣装の着替えでバタバタする現場には着けて行けないのがさみしくて…。おうちで待っててね(笑)」家にはラックを並べた洋服用の部屋があり、大好きなアイテムに囲まれた空間に身を置くことがとびきりの癒しタイムに。「買った時のことを思い出しながら服を眺めてたり、音楽をかけてあれこれ着てみたり。気づいたら1時間経ってたということもあります」ファッションでご自愛する杢代さんが、メンバーがよりカッコよくなれるファッションを提案するなら?「一番服に興味がない(武藤)潤くんから(笑)。切りっぱなしのタンクトップやブーツでワイルドに攻めたらガタイのよさが際立ちそう。モデル体型の(吉澤)要人はロングコートが映えるんです。明るい色にも挑戦してほしい!古着好きの(小泉)光咲は、インポートのハイブランドを着たところを見てみたい。(大倉)空人にはおすすめのスニーカーを聞かれたことがあったので、スニーカーヘッズを目指してほしい。(桜木)雅哉には〈ジョン ローレンス サリバン〉をおすすめ。コレ読んだら本当に買いそう(笑)。(長野)凌大は何も言うことなし!このまま僕に刺激を与え続けて」Own Styling「〈Maison MIHARA YASUHIRO〉のトップスを立体的なシルエットのパンツと合わせて、カジュアルになりすぎないようにまとめました。パンツはあえて裾を切らず、めくって裏地を見せることで、ダッドスニーカーにも合わせやすくしています」Shop Styling「今日は今季のルックで多かったブラックコーデと決めてて、〈BED j.w. FORD〉のシャツで色をプラス。〈th products〉のワイドパンツは一目惚れ。シャツをタックインして、ショート丈ブルゾンを合わせても脚が長く見えそう!」ご自愛メモご自愛歴:事務所に所属した中2で、先輩を見てファッションに開眼。「『M!LK』の山中柔太朗くんを見て『イケメンがカッコいい服を着ると、イケメン力が上がる!』と感動!〈ユニクロ〉や〈GU〉から始めて、インポートを伊勢丹で買う時代を経て、今はドメスティックが多いです」今までで最高のご自愛:入手困難な〈エルメス〉のブレスレットを予約完了!「1年半くらい待たないといけないんですけど、シェーヌダンクルは本当に夢だったので最高~!!〈エルメス〉のクロワゼットというリングも届くので、その2つが揃ったら、僕のアクセサリー道は完結しそうな予感!」ご自愛夢:敬愛するブランドとコラボして服作りがしたい。「洋服は作ってみたいんですけど、一人だと好きを詰め込んじゃって、誰も喜ばない服ができてしまいそう。なので、おこがましいんですけど、いつか大好きな〈Maison MIHARA YASUHIRO〉とコラボさせていただけたら」もくだい・かずと2004年5月20日生まれ、東京都出身。’18年、「原因は自分にある。」メンバーとしてデビュー。出演作にドラマ『あせとせっけん』『卒業式に、神谷詩子がいない』など。現在『仮面ライダーギーツ』がテレビ朝日系にて毎週日曜9:00~放送中。※『anan』2022年10月12日号より。写真・野田若葉(TRON)ヘア&メイク・SUGA NAKATA(GLEAM)取材、文・小泉咲子撮影協力・STUDIOUS MENS 原宿本店(by anan編集部)
2022年10月07日SKYEのコンサートツアーの最終公演が7月26日に東京・渋谷Bunkamuraオーチャードホールで開催され、2時間20分超にわたって22曲を演奏。ゲストに荒井由実、奥田民生、尾崎亜美が参加し、集まった2000人の観客を沸かせた。SKYEは日本の音楽業界を支え続けてきた鈴木茂(G)、小原礼(B)、林立夫(Ds)、松任谷正隆(Key)の4人が結成した全員70歳の新人バンド。昨年、10月にデビューアルバムを発表。7月14日の名古屋を皮切りに大阪、東京と周り、この日ツアーの最終公演を迎えた。鈴木茂小原礼THE BANDの「The Weight」が場内に流れる中、定刻の19時過ぎ、メンバーがゆっくりとステージに現れる。林立夫のドラム、小原礼のベース、鈴木茂のギターに松任谷正隆のキーボードが順に音を重ねていき「Less Is More」でSKYEのステージが静かに幕を開けた。同曲はSKYEのセッションでいちばん最初に誕生した楽曲で、アルバムの1曲めに収められている。 SKYEはメンバー全員が曲を書き、全員がリードヴォーカルを取れるバンド。1曲めは小原、2曲めの「Dear M」は松任谷正隆、3曲めの「Daydream」では林立夫がリードヴォーカルを聴かせる。林立夫松任谷正隆アルバム収録曲3曲の演奏を終え松任谷正隆から「あらためてSKYEです。僕らのデビューツアーのファイナルにようこそ!」と先ずは客席に向けて挨拶。このツアーにはゲストに荒井由実、奥田民生、尾崎亜美の3人が参加している。「ゲスト目当てにいらっしゃった方も多いと思いますが(笑)、今日はそれを裏切らないショウにしました」と客席の期待を煽りながらアルバム収録曲の「Reach Out To The Sky」「どちらのOthello」を続ける。SKYEの4人のメンバーは半世紀にわたって日本の音楽界の第一線で活躍してきたミュージシャン揃い。ブラス&コーラス3人のサポートこそあるが、基本は4人のメンバーだけで音を出す。時には抑えながら、時には激しくとSKYEが弾き出すサウンドは変幻自在。マニピュレータなんぞに頼らず重厚かつ華やかな音を出し続け客席を圧倒する。奥田民生小原礼はこの日の3人のゲストを三段ロケットに例え、彼らの推進力がこのツアーを支えてくれていると称賛。「先ずは3段ロケットの一番下から火が出ます! ミスター・ロックンロール、 タミオ・オクーダ!」と奥田民生をステージに招き入れる。今回の出演メンバーの中では奥田民生は若手。小原のロケットの例えを受け「どうも、燃料です(笑)。今日は下っ端のペーペーです」と謙遜しながら奥田のファーストソロ収録の「BEEF」に「イージュー★ライダー」をSKYEのメンバーと共に演奏。ここでステージには「家族枠で出てきました! 三段ロケットの二段目です!」と小原の妻、尾崎亜美がジョイン。「私たち燃料としては、割といい働きするよね」と奥田に話しかけ2人で「さすらい」を歌う。このあと、奥田はロケットが離脱するように、ふわふわ~と揺れながらステージを降り、場内の笑いを誘う。尾崎亜美ここからは尾崎亜美のゲストコーナーに。「私のデビューのときに、プロの音楽家の扉を開けてくれた皆さんと、今日はご一緒してます」と1曲めに歌ったのは尾崎のファーストアルバム『SHADY』(1976) に収められた「私は何色」。当時のレコーデイングには松任谷正隆、鈴木茂、林立夫が参加した。松任谷は1枚めと2枚めのアルバムプロデュースも担当。尾崎にとって想い出深いメンバーが再結集した。続いても3人が関わったセカンドアルバム『MIND DROP』(1977) 収録の「初恋の通り雨」を歌う。「この3人は、私の歴史の中でもとっても大事なひとたち」ですと改めて紹介。いちばん最後に尾崎の前に現れたのが夫でもある小原礼。尾崎の海外録音時、小原に参加を依頼したが断られたエピソードを披露。「でも、この4人は私の中でめちゃめちゃ濃い人たちなんです!」とSKYEのメンバーを称えラストは「19歳の頃に作った歌です。この歌で皆さんに知ってもらえるようになりました」と松任谷プロデュースのサードシングル「マイ・ピュア・レディ」を歌って、「二段目、 離脱します!」と、ロケットが回転するようにクルクル回りながらステージを降りた。荒井由実松任谷正隆の奏でるピアノのイントロに乗ってステージには3人目のゲスト、荒井由実が登場。曲は荒井由実が1972年にリリースしたデビューシングル「返事はいらない」。いきなりのレア曲演奏に客席のユーミンファンが湧く。「こんばんは、荒井由実です。さっき一段ロケットとか二段ロケットとか言ってましたが、ようは飛び道具としてやってまいりました!」と話すと場内は大爆笑。「返事はいらない」のレコーディングに参加したのが鈴木茂と小原礼。鈴木とは荒井由実が15歳の頃、デモテープの録音にギターで参加して以来、SKYEのメンバーの中ではいちばん付き合いが長い。小原は「ユーミンがザ・フィンガーズの追っかけやってる頃から知ってるよ!」と思い出話しに花が咲く。SKYEは半世紀以上も前、青学高校時代に鈴木と小原と林の3人で結成したバンド。荒井由実はその頃から彼らを知っており「東京のスタイリッシュキッズの集まり!」と憧れの存在だったそう。続いて歌ったのは75年に発表した6枚目のシングル「あの日にかえりたい」。この曲の録音には林立夫、鈴木茂にキーボードで松任谷正隆が参加した。「(鈴木)茂さん、小原くん、みっち(林)に続いて最後に出会ったのが、残り物に福っていうんですか(笑)」と松任谷正隆を紹介。ユーミンコーナー最後の曲を歌う前に「これでファイナル。ちょっとね、おセンチになっちゃってるんです。これもいい思い出になっていくね、ファーストツアーは1回しかないから」と感傷気味に、この日のステージを振り返る。松任谷は「なるべく普通では聴けない曲やろうかと。次にやる曲は、一緒にやることは2度とないと思います」と紹介したのは「Hong Kong Night Sight」。松任谷のファーストアルバム『夜の旅人』(1977) に収められた楽曲で詞は荒井由実が書き、後に自身のアルバム『水の中のASIAへ』(1981) でカバーした。荒井は「自分でも、とっても気に入ってる曲です。さっきおセンチになってるって言いましたけど、この曲にも同じ気持ちを載せて歌います」と、エキゾチックなサウンドに荒井が情感込めて歌う。2コーラスからは松任谷がボーカルをとる。演奏前に「せっかくだから、小原んちを真似してデュエットやろうかと」と宣言した通り、夫婦でのデュエットを披露。この滅多に観られないサプライズに2000人のオーディエンスも大喜び。このショウでしか観られないのをいくつか用意しましたレアな選曲の連打で客席を大いに沸かせたゲストコーナーが終わると、再びSKYEのメンバーの演奏に戻る。鈴木茂から「『風街ろまん』(1971) を作るときに、松本隆さんから詞を頂いて書いた曲です。ライブでは何回か演奏してましたが、録音することはなかった曲です」とギターを弾きながら歌ったのは、はっぴぃえんどの未発表曲「ちぎれ雲」。50年の時を経て今回のSKYEのアルバムで初めて録音された幻の曲だ。SKYEのコンサートでは演奏の合間にそれぞれのメンバーが制作時のエピソードを話していく。「どちらのOthello」は林立夫がドラムパターンを最初に考え、そこに松任谷が曲をつけた。林立夫はSKYEのサウンド作りを、各々が食べ物を持ち寄る"ポットラック・パーティー"に例える。メンバーみんなが持ち寄って、ひとつのものを作るというスタイルで“整った”曲が「マイミステイク」。仕上げにメンバーが大好きなメンフィスサウンドのフレーバーを、ちょっとふりかけた。コロナ禍のじれったさに加え、小原が自身の生き方を深く懺悔して書いた曲だ。ここでは松任谷、林、鈴木の3人が美しいハーモニーのコーラスを聴かせる。荒井由実+奥田民生+尾崎亜美が登場ここでステージには再び、荒井、奥田、尾崎の3人がジョイン。荒井はこのメンバーを見て「こうやって、ありえない取り合わせが揃うと、フェスのようですね!」と感激。松任谷から「最初にお話したように、このショウでしか観られないのをいくつか用意しました。次の曲でみなさんがリラックスしてくれないと、ボクの立場がないんです」と話すと、奥田は「名古屋、大阪ではこの曲をきっかけにお客さんと打ち解ける感はありましたしね」と受け、演奏されたのは「アジアの純真~これが私の生きる道~渚にまつわるエトセトラ」と続くPuffyメドレー。ご本家のAmiYumiならぬ、尾崎&荒井版での“亜美由実”の登場に客席もオールスタンディングで応える。圧巻は後半。各々がひとつの曲の中で「アジア~」「これが私の~」「渚にまつわる~」の歌詞を歌うマッシュアップを披露。奥田が「隣に釣られないよう気を使った」というほど、超高等テクニックだが、見事にこれを決め、エンディングになだれ込む。ラストは小原の「コロナに負けず突っ走りましょう!」と新アルバムのリード曲「ISOLATION」。豪快なロックンロール・ブギで場内をヒートアップさせ、そのまま奥田の「マシマロ」、尾崎の松田聖子提供曲「天使のウィンク」に荒井由実の「14番目の月」をメドレーで畳み掛け、最後は「ISOLATION」に戻って、大きな拍手の中、本編はここで終了。アンコールでは荒井由実と一緒にエバーグリーンナンバーの「卒業写真」を演奏。小原から「2021年10月にCDデビューが出来て、2022年にこんなにたくさんのお客さんに来てもらって、素晴らしいアーティストの人たちと一緒に出来るなんて感無量です。幸せな気持ちがずっと続くように、もう1曲」とSKYEのメンバーだけで壮大なナンバー「Always」を演奏。ここでメンバーはステージを降りるも、観客の拍手は鳴り止まずセカンドアンコールに応える。松任谷正隆から「このツアーの事、今夜のことは一生忘れないと思います」とアルバムのラストに収められたバラード曲「BLUE ANGELS」を歌い、2時間20分超に及んだSKYEのツアー最終日を締めた。SKYEは、本日7月29日(金) にFUJI ROCK FESTIVAL ’22に出演する。また、この日の模様はスペースシャワーTVにて9月30日(金) 20時より放送される。<公演情報>『SKYE TOUR 2022』2022年7月26日(火) Bunkamura オーチャードホール開場 18:00 / 開演 19:00【セットリスト】01. Less Is More02. Dear M03. Daydream04. Reach Out To The Sky05. どちらのOthello06. BEEF / with 奥田民生07. イージュー★ライダー(with 奥田民生)08. さすらい(with 奥田民生 / 尾崎亜美)09. 私は何色(with 尾崎亜美)10. 初恋の通り雨(with 尾崎亜美)11. マイ・ピュア・レディ(with 尾崎亜美)12. 返事はいらない(with 荒井由実)13. あの日にかえりたい(with 荒井由実)14. Hong Kong Night Sight(with 荒井由実)15. ちぎれ雲16. 川辺にて17. マイミステイク18. Puffyメドレー(with 奥田民生 / 尾崎亜美 / 荒井由実)19. ISOLATION~マシマロ~天使のウィンク~14番目の月(with 奥田民生 / 尾崎亜美 / 荒井由実)■ENCORE20. 卒業写真(with 荒井由実)21. Always22. BLUE ANGELS<リリース情報>『SKYE』発売中『SKYE』ジャケット●【CD盤】3,300円(税込)●【LP盤(2枚組・重量盤)】4,950円(税込)【収録曲】M1. Less Is More作詞:林立夫 / 小原礼作曲:小原礼M2. Dear M作詞:林立夫作曲:松任谷正隆M3. ISOLATION作詞:林立夫作曲:小原礼 / 松任谷正隆M4. どちらの Othello作詞:松任谷正隆作曲:松任谷正隆 / 林立夫M5. Daydream作詞:林立夫作曲:松任谷正隆M6. ちぎれ雲作詞:松本隆作曲:鈴木茂M7. マイミステイク作詞:小原礼作曲:小原礼M8. 川辺にて作詞:松任谷正隆作曲:松任谷正隆M9. Reach Out To The Sky作詞:小原礼作曲:小原礼M10. ROCK’N PINO BOOGIE作曲:鈴木茂M11. Always作詞:小原礼作曲:小原礼M12. BLUE ANGELS作詞:松任谷正隆作曲:松任谷 正隆All songs produced and arranged by SKYE関連リンク日本コロムビア アーティストページ DAYS
2022年07月29日『恋とオオカミには騙されないい』は現時点でシーズン9まで配信中の、大人気恋愛番組オオカミシリーズの最新作。ユニット「原因は自分にある。」で活躍中の杢代和人さんは、シーズン9に出演している。また、杢代さんは中学生の時にシーズン7『月とオオカミちゃんには騙されない』を見ていた、オオカミどハマり世代。心の成長を遂げた最年少メンバー“もくだい”。「周りの子たちもすごく盛り上がってました。このシリーズの面白さは、頑張っている人を応援できて、恋が実らなくても感動できるところだと思います。ちなみに僕は、オオカミ予想に夢中になってたタイプ。でも全然当たらないんです(笑)。シーズン9のメンバーは全員、カメラが回っていなくても全然変わらない!個性も豊かでした。共同作業をするアトリエにそれぞれが使うマグカップが置いてあって、飲んでるものが違うんです。そらくん(井上想良)はだいたいコーヒー、みちゅちゃん(長谷川美月)とりょうかちゃん(吉田伶香)はリンゴジュースとか。僕は、レッドブルを飲んでました(笑)」当初、自分自身が恋愛番組に出演することには戸惑いを隠せなかったという杢代さん。「グループのファンのみなさんにもオオカミシリーズの視聴者の方々にもどう受け止められるのか、不安が大きくて、最初はうまく笑えなかったです。でも、他のメンバーは真剣に恋をしているのに、本気じゃない自分がイヤになっちゃって…。年下だからと甘えず、全力で番組に取り組もうと決めてからは、上辺の付き合いじゃなくなって、本当に現場が楽しくなりました。みんな本気だから信頼できる。メンバーはそう思える人たちです。番組に出演させていただき、変にカッコつけず、素直に伝えた言葉が一番響くと学びました。ファンのみなさんには、いろんな気持ちにさせてしまったと思いますが、ずっと見守ってくれてありがとうございますと伝えたいです」「ABEMAプレミアム」限定で配信中の「第三夜:BFFだけに明かした禁断の真実」には、『恋とオオカミには騙されない』シーズン終了後の杢代さんとTakiさんが出演。本編を楽しんだ後は、ぜひその後の二人の姿も見届けて。初回登録時は2週間無料。もくだい・かずと2004年5月20日生まれ、東京都出身。1st写真集『SPROUT』が6月28日発売。7 月2 日より、ミュージカル『「オープニングナイト」~桜咲高校ミュージカル部~』に出演。兄と姉がいる。「毎週見てた兄からは『キメ顔が気持ち悪い』と言われてました(笑)」。オーバーオール¥55,000(ニート/にしのや TEL:03・6434・0983)Tシャツ¥13,200(スケアー/アンシングス TEL:03・6447・0135)バングル¥19,800(アダワット トゥアレグ TEL:050・5218・3859)靴¥27,500(ヨーク/HEMT PR TEL:03・6721・0882)※『anan』2021年6月2日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・井田正明取材、文・小泉咲子(by anan編集部)
2021年05月31日皆さんは絵本をどうやって選んでいますか? 子どもが気に入ったから、自分が好きだから、話題になっているから… などいろんな選び方がありますよね。今回ご紹介する絵本作家・荒井良二さんの絵本は、型にはまらない独創的な絵が印象的です。絵本を選ぶとき、強いメッセージ性のある作品を選ぶ人も少なくありませんが、荒井さんの絵本にはそうした「答え」が存在しないように思えます。でも不思議と元気をもらえる、いつまでも忘れられない…。そんな「荒井良二」絵本の魅力をたっぷりご紹介していきましょう!■あさになったので まどをあけますよ作・絵:荒井 良二/出版社:偕成社 「あさになったので まどをあけますよ」 始まる、いつもと同じような朝。窓をあけて、1日の始まり感じる子どもたち。この絵本は2011年の東日本大震災で被災された方々とワークショップに取り組み、東北地方沿岸部の町をたずね歩いた荒井さんがそのときの思いを込め、描きあげたものだそう。「日常」は当たり前に過ぎていくものだけれど、それを繰り返していくことこそが幸せなのだと気付かせてくれます。本を読んだママからは「前向きな気持ちになる」という感想がたくさん寄せられていました。■空の絵本作:長田 弘/絵:荒井 良二/出版社:講談社 「空の絵本」 青い空と白い雲。表紙一面に広がる空の絵が印象的な絵本。そのリズムが耳に心地よく残る、詩人・長田弘さんの美しい文章と、奥へ奥へと引き込まれる荒井さんの絵が見事にマッチ! 刻一刻と変化する自然の美しさが独特の世界観で描かれています。野山に降る雨が強くなり、青や緑が灰色に。空が明るくなると世界はくっきりと輝きだす…。この絵本を読むと、空を改めて観察したくなる、という人も多いのではないでしょうか。読み終わったあとに「どのページがステキだった?」とお子さんと一緒に話してみるのも良いですね。■きょうというひ作・絵:荒井 良二/出版社:BL出版 「きょうというひ」 雪の降る静かな日に少女がひとり、大きなろうそくに火を灯します。「きえないように きえないように」と祈りを込める少女に、さまざまな思いをはせることができる一冊です。シンプルで美しい詩のような言葉と幻想的な世界観に「ささいなことで悩んでいるときに読むと、なぜか安らぐ」「頭のなかのごちゃごちゃしたものがスッときえる」と感想を寄せるママも少なくありません。どちらかというと大人向けという人もいますが、ろうそくがたくさん灯っているシーンがお気に入りというお子さんもいるよう。「タイトルに惹かれた」という意見もありました。■いつか、ずっと昔作:江國 香織/絵:荒井 良二/出版社:アートン 「いつか、ずっと昔」 結婚を間近にひかえた女性に、かつて愛したものたちとの時間がよみがえり、その記憶は前世、そのまた前世にまでさかのぼって…。命の生まれ変わりという壮大で神秘的な世界が広がるなかに、恋することの華やかさや切なさ感じさせる一冊。今回荒井さんがタッグを組んだのは、人気作家の江國香織さん。「いっしょに本を作るのはとても楽しい。同時に恐い!」と言いながらも「江國さんの文章はどんな絵でも壊れない強さがある。だからぼくはぼくらしく振る舞えば良い」と話すように、ページをめくるたびにピースがはまっていくような心地よさを感じます。「溺れるように読んだ」という感想も寄せられていました。■森の絵本作:長田 弘/絵:荒井 良二/出版社:講談社 「森の絵本」 その声は「森へ ゆこう」と言いました。いちばん大事なものがそこにあると。ページをめくると目に飛び込んでくる美しい景色には思い切り息を吸い込みたくなる、すがすがしさがあります。自分にとって大切なものとは何だろう。読み手の心に語りかけてくるような内容は一見「子どもには難しい?」と判断しがちですが「何度も読んでとせがまれる」「静かに聞いている」と、絵本の世界を楽しんでいるお子さんも少なくありません。「10年後、20年後に読んだとき、どんなことを感じるか。長く手元に置いておきたい」「どこがどう良かったか、あえて何も聞かずに読んだあとの余韻を楽しみたい」といった意見も寄せられていました。いかがでしたか? 黄、緑、赤、黒…。独特のタッチで自由奔放に描かれた作品たちは、並べてみるとまるでアート作品のよう。画集のような美しさと、唯一無二のオリジナリティをあわせもつ絵本たちにぜひふれてみてはいかがでしょうか。
2018年03月06日トラウマリスは、編集者/写真家の都築響一ディレクションによる、荒井美波の個展「Trace of Writing」を開催している。開催期間は2月2日まで(月曜休み、ただしイベント等により変更あり)、開場時間は16:00~24:00(日曜は14:00~22:00)。会場は東京都・恵比寿のTRAUMARIS|SPACE。入場無料。同展は、小林多喜二の「蟹工船」や芥川龍之介の「蜘蛛の糸」など、日本近代文学の名作をモチーフに、原稿用紙を模した革張りのキャンバス上で、文豪の原稿の生々しい筆致を針金で"なぞる"シリーズ「行為の軌跡 -活字の裏の世界-」を展示している。活字の裏に隠された書き手の人間性や身体性を、立体によって"臨書"(手本に似せて書くこと)した作品だ。また、筆癖や書き順、本文を書いた後に振られたルビや編集者が書き込んだ校正の跡までも忠実に再現しており、普段見ている文字が、人間がペンや筆といった道具を手に持つことで生まれた「書く」という行為の産物であることをあらためて認識させられる。荒井は、今回の展示作品で2013年の「MITSUBISHI CHEMICAL JUNIOR DESIGNER AWARD」で佳作を受賞しており、同アワードの審査員を長年務めている都築響一の目に留まり、今回の個展が開催されることになった。なお、荒井美波は1990年東京都生まれ、武蔵野美術大学 大学院修士課程 視覚伝達デザインコースに在籍中のアーティスト。彼女のTumblrページでは、新作やその制作過程などが公開されている。
2014年01月21日