俳優の川口春奈が主演、木南晴夏、畑芽育が共演する、TBS系金曜ドラマ『9ボーダー』(毎週金曜後10:00)の第1話(19日)の放送を前に、新井順子プロデューサーがコメントを寄せた。本作は、19歳、29歳、39歳と、いわゆる「大台」を迎える前のラストイヤー=「9ボーダー」真っ只中の3姉妹が、父の突然の失踪を機に一つ屋根の下に集結。「LOVE」「LIFE」「LIMIT」の“3L”をテーマに、モヤモヤや焦りを抱え幸せになりたいともがきながら人生を前向きに進んでいく姿を、完全オリジナルで描くヒューマンラブストーリーだ。――本作で視聴者に一番伝えたいメッセージはなんでしょうか?『9ボーダー』は5年越しに実現した企画です。19歳、29歳、39歳、その年代最後の年になったとき「自分の人生はこれで良かったのかな?」と、誰かと自分を比べたりしながら振り返って、これまでの人生やこれからを考えるきっかけになることがあるなと感じました。幸せは近くにあるのに気付けないでいる、そんなラストイヤー真っ只中の3姉妹を通して、働く意味や、人と人とのつながりを描きながら、“幸せ”とは何かを考えられる作品にできたらと。ドラマを観て、金曜日の夜にハッピーな気分になってほしいです!――タイトルの『9ボーダー』は、どのようにして決まったのでしょうか?初めから“9ボーダー”という言葉は頭にありまして、他にも10本くらい別案を出して検討しました。でも“9ボーダー”の音の響きが一番良かったので、結果的にこのタイトルに決まりました。最近では会話をする中でも、「私、“9ボーダー”なんです!」と、お会いするみなさんが気軽に使ってくださっていて。とても浸透しやすいタイトルになったと思っています。――七苗、六月、八海の衣装は、それぞれとても個性的だと聞いています。七苗は最初、どういう衣装にしようかスタイリストさんと打ち合わせをしたとき、「モノトーンがいいね」という話になりました。というのも以前、川口さんが主演した『着飾る恋には理由があって』のときは、とてもカラフルな衣装だったこともあり、「“大人春奈”にしたい!」という思いがありました。一方、六月は自由奔放な明るいキャラクターを出したかったので、柄が多くカラフルで元気な印象の衣装にしています。六月の経営する会計事務所にやってくる松嶋朔(井之脇海)の衣装も柄オン柄にして、似た者同士にしました。長女(六月)と三女(八海)はちょっと派手好きなところが似ていて、八海は10代らしい可愛い色合いの衣装になっていると思います。――新井プロデューサーから見た撮影現場の印象を教えてください。3姉妹を中心に出演者の方たちはとても仲良しです。「役作りで敬語を使うのをやめてみよう」という監督からの提案もあり、今では空き時間でも肩と肩がくっつくぐらい近くに寄り添って、楽しそうにおしゃべりしている3姉妹です(笑)。畑さんは一番年下なので、敬語を使わないことにためらいもあったと思います。そこに川口さんや木南さんが積極的にコミュニケーションを取ってくださって、すっと畑さんが入っていけたので、今では一緒に並んでいる感じがとても自然になっています。男性陣とも雰囲気がよくて、ドラコレ(TBS DRAMA COLLECTION 2024 SPRING)の空き時間にも、「高校生か!」とツッコミを入れたくなるぐらい6人で楽しそうにキャッキャッ話していました(笑)。コウタロウ役の松下(洸平)さんは「はじめまして」の方もすぐに心を開いてしまうような、柔らかい雰囲気をもっている方なので癒やされます。川口さんとも最初に会ったときから、すぐに打ち解けて撮影現場でもよく話しています。――今回、演出を務めるふくだももこさんはどんな方ですか?ふくださんはとても自由でハッピーな方です。いい意味であまりいろいろなものにとらわれないというか。演出も、お部屋が可愛かったり衣装が可愛かったりと、視覚的な画作りがとても巧みです。この作品にもふくださんの感性がふんだんに出てきますので、そういうところも注目してほしいですね。――なぜ、舞台を銭湯にしたのでしょうか?高級住宅街ではなく、ちょっと懐かしい感じがする街がいいなと思って。また、銭湯で薪を割ったりする画を見せたかったんです。企画当時、薪火料理にはまっていて、銭湯=薪=薪火料理みたいなイメージで作っていきました。――最後に視聴者へメッセージをお願いします。3姉妹による三者三様のラブストーリーとヒューマンストーリー、そして時々サスペンス。さまざまな出来事が巻き起こり、その中で3姉妹がどのようにして“ボーダー”を越えていくのかを楽しんで頂きたいです。
2024年04月19日歌手の秋元順子が10日に自身のアメブロを更新。世界中で活躍していた人物の訃報に心境を吐露した。この日、秋元は「小澤征爾さんご逝去の報。」というタイトルでブログを更新し「指揮者『世界のオザワ』と呼ばれて、世界中で御活躍されました」と6日に心不全のため亡くなった世界的指揮者の小澤征爾さんについて説明。「ひと言ではとてもご紹介の説明が出来ない程、凄い方です」と述べ「残念です」とつづった。続けて、小澤さんについて「才能と情熱が融合したお人柄」と明かし「大病に見舞われた後も、精力的にマエストロとして、また後輩の育成にも関わられ、ご自分流の音楽を貫かれました」と説明。「本当に残念です」と心境を吐露し「世界中から、哀しみ惜しむ声が届いているご様子、心からご冥福をお祈り申し上げます」と追悼した。この投稿に読者からは「速報ニュースで知りショックでした」「ゆっくりとお休み下さい」「長い間のご活躍、本当にお疲れ様でございました」などのコメントが寄せられている。
2024年02月11日フェイスブック(以下、FB)などを中心に、私の顔写真を掲載した投資広告が出回っています。内容は「私が投資を勧める」ものですが、本コーナー読者の皆さんなら「荻原が投資を勧めるなんておかしい」と思うでしょう。そのとおりです。私は『投資なんか、おやめなさい』(新潮新書)という本も書いて、「投資は危ない」と言い続けています。そんな私が、投資を勧めるはずがありません。投資広告は私をかたった“偽広告”ですから、絶対にだまされないでください。偽広告はここ1年くらい、出たり消えたりを繰り返しています。経済雑誌のWEB記事風に作られたものや、8月ごろからはFBで私と愛犬の写真を貼りつけた広告がかなり頻繁に出回ったようです。私はFBもX(旧ツイッター)もインスタグラムも利用していないのに、なぜ偽広告が出回るのやら。偽広告の写真は以前取材を受けた際に撮影したもので、WEBの記事から無断で転用されたようです。当然ながら写真等の無断利用を禁じる「肖像権」の侵害ですが、訴える相手が特定できません。私も偽広告にアクセスしてみましたが、広告主にはたどり着けませんでした。■どんな時代でもうまい話はない弁護士にも相談しましたが、WEBサイトに掲載の差し止めを要求することはできても、次から次へと現れるのでまさに“いたちごっこ”。すべてを止めることは難しいそうです。現時点では、私のHPやYouTube、アベマTVなどで注意喚起を行っています。偽広告では、「利回りが30%の投資商品がある」とにおわせていますが、そんなものがあるわけないでしょう。最近の投資信託は利回り3~5%を目指すのが一般的。それを下回る投資信託もありますから、30%がいかにとんでもない数字かがわかると思います。また、投資に慣れた方なら「30%など怪しい」とすぐに気づく数字です。ですが、偽広告のターゲットは、投資に不慣れな方。しかも、給料が伸びず物価高が続くなかで、家計の切迫感から“うまい話”に飛びつきそうな方をねらっているのです。偽広告にアクセスすると、「投資での稼ぎ方」などといった情報商材を買わされるケースや、「荻原は忙しいので、助手の○○が代わってアドバイスします」などと言われ、怪しい投資商品を次々紹介されるケースもあるといいます。偽広告はほかにも、ZOZO創業者でスタートトゥデイ代表取締役の前澤友作氏や、ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏、イェール大学助教授の成田悠輔氏、キングコングの西野亮廣氏、ロンドンブーツ1号2号の田村淳氏などのものも同様に出回っているようです。詐欺被害は結局のところ、「自己責任」「詐欺にあった人が悪い」ということになってしまいます。どんな時代でも“うまい話”はありません。偽広告に引っかからないようくれぐれもご注意ください。
2023年09月29日株式会社 PHP 研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2023年1月27日に『5キロ痩せたら100万円』(荻原博子著/税込990円)を発売します。家計経済のパイオニアである荻原博子氏は、70歳を目前にして緊急入院した際、身体だけでなく家計にとっても「病気になると損」だと実感しました。本書は、入院治療と通院生活を経験することになった著者が、実体験をもとに「健康に関するお金」について解説します。「健康こそ最高の節約」と確信した根拠と対策を示し、老後の不安を一掃するお役立ち情報をまとめたアドバイス集です。著者近影病気になって気づいた「太っている」ことのコスパの悪さ荻原氏の入院理由は、「肥満」と勤続疲労による坐骨神経痛でした。退院後は、食生活の改善で減量に努めるも、通院費用や薬代などが想像以上に家計を圧迫する現実に直面します。そこで、歩いてポイントを貯めるアプリの活用や、酒代やご褒美のおやつ代をカットし、「痩せながらお金を増やす」方法を実践。その結果、1カ月で2キロの減量と、月数万円の生活費削減に成功しました。本書では、肥満が原因の病気治療に必要な医療費のデータや、家計に与える影響も解説し、「太り過ぎは損」「健康こそが最大の節約」である根拠を示します。仮に、65歳から月額6万円の年金をもらうとして、これを70歳まで先延ばししてもらい始めると月額8万5200円になります。しかし年金の支給は、死んだらそこで終わり。ですから、もし年金をもらい始めてから1年寿命が伸びたら、もらえる年金は、1年で100万円増えることになります。つまり、私の場合、「5キロ痩せたら、100万円」。こう考えたら、痩せることへのモチベーションがグンと上がりました。――「はじめに」より自治体の「健康ポイント制度」、薬代の節約術…知って得する制度が満載本書では、荻原氏の実体験をもとにした、体重を減らして資産を守る「荻原式・節約術」をあますところなく紹介します。また、いざという時のための「医療費、薬代の節約術」もカバーしました。本書で取り上げるお得な制度、サービス●自治体が実施する「健康ポイント制度」で「歩く」がお金になる●高額療養費制度で100万円の治療費が9万円弱に●処方薬は、院内薬局、駅前薬局が安い●「かかりつけ薬局」+「お薬手帳」で、薬が安くなる●介護で自己負担が増えても、戻ってくる●温泉、スポーツジム、整骨院も「医療費控除」の対象になるなど章立て第1章メタボ改善が、家計費を助ける!知っておきたい「健康と医療費の怖い関係」第2章お金を貯めたければ、歩きなさい!歩けば歩くほどお得になるすごいサービス第3章健康なら、入るべき保険はこれだけ!「得する保険」「損する保険」の見分け方第4章「公的保険」を知れば、医療費は抑えられる!「孫子の兵法」に学ぶ超・節約術第5章薬代はとことん減らせ!荻原流・とっておき節約術ベスト10『5キロ瘦せたら100万円』について著者荻原博子(おぎわら・ひろこ)1954年、長野県生まれ。経済ジャーナリスト。大学卒業後、経済事務所勤務を経て独立。経済の仕組みを生活に根ざして解説する、家計経済のパイオニアとして活躍。著書に『年金だけで暮らせます』『保険ぎらい』(ともにPHP新書)など多数。書誌情報タイトル:5キロ痩せたら100万円サブタイトル:「健康」は最高の節約著者:荻原博子定価:990円(10%税込)発売日:2023年1月27日レーベル:PHP新書判型:新書判並製ページ数:200頁ISBN:978-4-569-85398-7発行:株式会社PHP研究所好評既刊『年金だけでも暮らせます』著者:荻原博子発売:2019年1月価格:880円(10%税込)ISBN:978-4-569- 84205-9『保険ぎらい』著者:荻原博子発売:2020年1月価格:880円(10%税込)ISBN:978-4-569-84590-6 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年01月27日物価高に増税、少子化、年金の改悪……。私たちの家計がますます火の車になった岸田政権下の2022年を振り返り、経済ジャーナリストの荻原博子さんが警鐘を鳴らすーー。ますます少子化に拍車がかかり、改善が見られません。2022年の日本の年間出生数は、統計の開始以来初めての80万人を下回る見通しです。これまでの少子化に加え、新型コロナの影響もあるのだろうと分析されています。子どもの貧困問題に取り組むNPO法人「キッズドア」が、経済的に困窮し支援が必要な子育て家庭を対象に行ったアンケート調査では、ほぼすべての家庭が「家計が厳しくなった」と回答。出費を減らしている項目は、「洋服などの費用」74%、「日用品の費用」62%などのほか、もっとも多いのは「食費」の84%。子育て世代はそれほど苦しいのです。国は2023年以降「出産・子育て応援交付金」を、新生児1人当たり10万円相当のクーポン券などを支給することにしました。また、「出産育児一時金」についても現状の42万円から50万円に増額する方針で、岸田首相は「こどもまんなか政策だ」と胸を張りました(2022年12月10日)。でも、本当の意味での支援になっているのでしょうか。出産・子育て応援交付金は、先述の通りクーポンで配布されます。クーポンは子育て用品に交換できるものですが、当然ながら現金より使い勝手はよくありません。それでもクーポンにこだわるのは、現金を送ると「使われずに貯金に回る」「子育て関連じゃないものに使われる」などと思っているからでしょう。ですが、余裕のある家庭は子どもの将来のために貯金するし、余裕のない家庭は今日の食事に使うのが当然ではないでしょうか。クーポンの作成や配布には、事務費用や郵送費用などが掛かります。現金給付よりコストがかかるクーポンにこだわるのは、業者との癒着などがあるのかと疑いたくなります。また、近年出産費用が上がっていましたから、出産育児一時金の増額はありがたいことでしょう。ただ子育てにお金がかかるのは出産時だけではありません。特に重くのしかかるのは教育費ではないでしょうか。日本の高等教育への国の支出はOECD諸国で最低レベルです。子ども1人当たりにかかる教育費は、すべて国公立でも1千万円、すべて私立なら2千万円を超えるといわれます。それだけの経済力がないと思う方は、子どもを産むのをあきらめるでしょう。それが少子化の原因の1つだと思います。一時的なクーポン配布などではなく、教育費をどう支援するのか。抜本的な教育支援こそが、少子化の解消につながる1つの方法ではないかと思います。
2022年12月30日物価高に増税、少子化、年金の改悪……。私たちの家計がますます火の車になった岸田政権下の2022年を振り返り、経済ジャーナリストの荻原博子さんが警鐘を鳴らすーー。2022年日本は30年ぶりの物価高に襲われました。ガソリンの高騰が続き、食品値上げは2万品目を超え、電気やガス料金は2~3割上がりました。私たちの暮らしが厳しかったのは言うまでもありません。そんななか、国が国民に直接支援したのは、「電力・ガス・食料品等価格高騰緊急支援給付金」として住民税非課税世帯に5万円の給付だけ。そのほか、ガソリン価格を抑えるための「燃料油価格激変緩和補助金」は原油元売り業者へ支給し、2023年から行う「電気・ガス価格激変緩和対策事業」も電気・ガスの事業者への補助です。国は、それらの補助金でガソリン代や電気・ガス料金が抑えられ、私たちの暮らしが楽になるといいますが、「暮らしが楽になった」と感じた方がどれくらいいるのでしょうか。ガソリンは多少下がったものの高止まり。原油元売り業者に多額の補助金がつぎ込まれていますが、本当に補助金全額がガソリン代高騰を抑えるために使われているのか疑わしいと思っていましたが、その不安は的中。財務省の調査によると、3~7月の補助金総額5577億円に対し、ガソリン代の抑制に使われたのは5467億円。110億円が価格抑制ではなくガソリンスタンドの経営改善に使われていたというのです(22年10月7日)。国の補助金が一部の事業者を助けるために使われ、私たちの暮らしには届いていません。また、電気代の補助は23年1月から始まりますが、その3カ月後、23年4月には最大45.84%の値上げを東北電力、中国電力、四国電力、沖縄電力、北陸電力が予定しています(東京電力も値上げ申請の準備中)。国の補助は、2割程度の値上げを相殺するものですから、4月以降は足りません。私たちは「国の補助があって助かった」実感を持てないまま、税金だけが使われていくのです。私は以前から、「すべての家庭の電気基本料金を国が支払う」などわかりやすい方法での支援を求めています。事業者経由ではなく、国民への直接支援を。そして、国民への支援をもっと増やしていただきたい。2023年も政府の動きを厳しく見ていきたいと思います。
2022年12月30日物価高に増税、少子化、年金の改悪……。私たちの家計がますます火の車になった岸田政権下の2022年を振り返り、経済ジャーナリストの荻原博子さんが警鐘を鳴らすーー。2022年はずっと厳しい家計が続きました。ですが、岸田政権が進めるのは「増税」ばかりです。まず、相続税・贈与税の改正が税制改正大綱に盛り込まれました。生前に贈与した財産でも、贈与者の死亡からさかのぼって3年分は相続財産に含める「もち戻し」を、7年間に拡大する方針です。狙いは、高齢者が多く持つ資産を若い世代へと移して資金の循環を促すことだといわれますが、端的に言えば、相続税の課税期間の延長。つまり増税にほかなりません。次に、2023年10月に導入される「インボイス制度」です。23年10月以降は、これまで消費税の納税を免除されていたフリーランスや小規模事業者も、インボイス登録を行って消費税を納めなければなりません。登録しない選択肢もありますが、未登録業者に仕事を発注すると発注側の税負担が増えるため、未登録業者への発注が減る。つまり、インボイス未登録だと仕事がなくなる危険性もあるのです。フリーランスや小規模事業者にとっては、登録してもしなくても、今より経済的にも事務の手間も負担が増えることに。消費税は、今は8%と10%ですが、それよりもっと細かく複数税率にしていくとなるとインボイス制度が必要です。今後、食料品など生活必需品は8%のまま、日用品は少し上げ、ぜいたく品やし好品の消費税をぐっと高く設定するなどという法改正は、インボイス制度がないとできません。だから急いでいるのです。インボイス制度の導入は、消費税を上げるための布石です。さらに、2022年末に飛び出したのが防衛増税です。防衛費を2027年度にGDPの2%、5年間で43兆円まで引き上げる。そのための増税が論議されています。増税の矛先は、法人税とたばこ税、復興特別所得税の3つ。結局、増税時期は先送りになりましたが、今後法人税が上がるかもしれない状況で、企業は給料を上げるでしょうか。23年も給料は上がらないのに物価高は続き、私たちは買い物を控えガマンするしかありません。日本経済は回らず、不景気はこれからも続くでしょう。岸田首相の目に、庶民の暮らしは映っていないとしか思えません。
2022年12月30日スマホやゲーム機の高価買取を装って、高利でお金を貸す「先払い買取現金化」が横行しています。その実態を、経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれましたーー。■手を替え品を替え登場する高利貸し「先払い買取現金化」の仕組みは、利用者が売る商品としてゲーム機などを撮影し業者に送ると、その画像だけで査定。早い業者だと15分以内に買取代金が振り込まれます。いつでもすぐにお金が手に入る場合が多いです。一見、新しい中古品買取のようですが、「先払い買取現金化」は「お金が今すぐ必要」な方が現金を得るために利用します。契約上は買取商品を7日間以内に送るのですが、利用者は受け取った現金で急場をしのぎ、買取商品を送ることなく契約をキャンセルして、7日後に返金します。業者もキャンセルが前提の商売で、キャンセル料を40%などと設定しています。買取代金が3万円なら、キャンセル料は1万2000円ですから、合わせて4万2000円を返さねばなりません。問題は、7日間という短期間で40%という高利率です。通常、利息は年間何%かで表します。このケースを年間利息に換算すると、7日で40%ですから1カ月なら約4倍で160%、1年だとさらに12倍で1920%。年間2000%近くになり、尋常ではない高利率だとわかります。金融庁は、キャンセル料が借金の利息とみなされないか、また「先払い買取現金化」は闇金融の新しい手口ではないかと考え、利用を控えるよう注意喚起を行っています。とはいえネット検索すれば簡単にいくつもの業者が見つかり、取り締まりは追いついていません。現在、貸金業には「利息制限法」があり、借金が10万円未満と少額でも年利は20%までと決まっています。ただそれではもうけが少ないので、闇金融はこれまでもさまざまな手口を編み出してきました。’20年に暗躍したのは「給与ファクタリング」。たとえば利用者が、20万円の給料を受け取る債権を業者に譲渡し、その場で16万円を受け取ります。その後給料日に受け取る20万円は、債権を持つ業者のもの。利用者は給料日より早く現金を手にする代わり、手数料として差額の4万円を取られます。この手数料が貸金業の利息に当たる高利貸しと認められ、取り締まりが厳しくなると下火になりましたが、「先払い買取現金化」のように姿を変え再登場するのです。闇金融に引っかからないためには、「今すぐお金が必要」という切迫した事態を招かないことです。「今月ちょっと厳しいから」とクレジットカードでお金を借りる「キャッシング」に手を出し、返済のためにキャッシングを重ねた末に多重債務に陥るなど「1回だけ」の軽い気持ちから取り返しのつかない事態に発展することも。キャッシングも「先払い買取現金化」も、借金ではない雰囲気をまとっていますが、借金は借金、怖いものです。君子危うきに近寄らず。肝に銘じておきましょう。【PROFILE】荻原博子身近な視点からお金について解説してくれる経済ジャーナリスト。著書に『「コツコツ投資」が貯金を食いつぶす』(大和書房)、『50代で決める!最強の「お金」戦略』(NHK出版)などがある
2022年06月10日’90年代より、雑誌『anan』に恋愛特集や「一人で生きる方法」「運のつかみ方」などのテーマで多くのエッセイを寄稿している、エッセイスト酒井順子さん。『anan』創刊から2000号までを分析した1年半の連載を1冊にまとめた書籍「ananの嘘」の文庫版が出版された機会に、いままでとこれからの『anan』についてうかがいました。『anan』の創刊から今まで歩んできた道とは?2017年3月にマガジンハウスより刊行された酒井順子さんの著書『ananの嘘』。1970年の『anan』創刊から2016年に迎えた2000号までを振り返り徹底検証した人気連載のまとめです。それに書き下ろしを加えて再構成された文庫版が出版されました。著者の酒井さんに、日本の雑誌カルチャーや女性の価値観の変遷、さらにananが読者とともに悩み葛藤しながら歩んできた歴史について、うかがいました。初期のananは過激だった!?編集部とにかく驚くのが、創刊当時のananの尖りっぷりです。酒井さん’70年代には、ヌードのお見合い写真を掲載したり、セックスに開放的な企画など、「既成概念にとらわれない」、「タブーに挑戦したい」という姿勢で、我が道を歩んでいました。すでにある権威に反発するという時代を表していた雑誌がanan。男性に対しても、「簡単には従わない」「媚びない」など、声を高々と上げて突っ走っていました。編集部時代の流れに乗って尖っていたananに、迷いが生じた時代もあったということですが。酒井さんそれは70年代半ば、いち早くニュートラ(ニュー・トラディショナル)というモテファッションを紹介したことから始まりました。ニュートラをリセ(リセエンヌ、フランスの女子学生風スタイル)の対抗概念として扱い、モテ路線と非モテ路線を並走させることに。両者の間でananは悶々とするのですが、’80年代になると、ananはニュートラに別れを告げ、リセを選んだのです。つまり、男のために生きるか、自分のために生きるかの分かれ道で、「自分のために生きる」という選択をしたということ。これは後の読者にも大きな影響を与える出来事でした。編集部モテを求めるのはやめようと決めたはずのananですが、彼氏が欲しくないわけでも、結婚をしたくないわけでもない…と、悩み続けているうちに、だんだんと時代は変わり、スローライフの’00年代へと突入したというわけですね。’00年代になると、占いやスピリチュアルが登場編集部不景気の大変な時代で、コロナ禍でもないのに「おこもり」というキーワードが出てきたころ。「カフェでまったり」や「節約はしっかり」「スローライフとスローラブ」など、ananはそれまでと同じ雑誌とは思えないほどの変貌ぶりを遂げました。酒井さん皆がギラギラしていたバブルが終わって人々の気が抜け、本当は色々な欲望があるのに、欲望を充足させにくくなってきたころだと思います。例えばセックスしたいという欲望があっても、現実で充足させるのは難しいから妄想で解決する、などのスキルが開発されることになりました。そのころ、恋愛や結婚観も迷走。「鍛えれば絶対強くなるのが恋愛力」などの恋愛企画に、読者は惑わされていました。ニュートラとの決別時、モテのために生きるのはやめようと決めたけれど、とはいえやっぱり恋愛も結婚もしたいと揺れ動くanan。読者と一緒に迷っている姿こそ、ananの魅力だと思います。編集部仕事でも恋愛でも、努力だけではどうしようもない部分がある。そんなジレンマを抱えているとき、江原啓之さんにご登場いただいています。酒井さん江原さんが頼りにされているのは、見えない部分が見えた気持ちにさせて、救ってくれるから。バブル崩壊後、自分ではどうしようもない不景気の中で、それでも何かを掴みたいと思っている読者にとって、スピリチュアルな世界や占いは、ホッとできる逃げ場になりました。誰にも言うことができない悩みでも、ananの占い特集は答えをくれますし、時には親や友達も言ってくれない厳しいアドバイスを、江原さんはくれるわけですよね。仕事も結婚もどうしていいかわからない、と迷子になっている女性たちにとって、占いやスピリチュアルは、心の拠りどころになっているのでしょう。ananがついた“嘘”を楽しんだ読者たち酒井さんananは、「おしゃれグランプリ」という企画で様々な地方の読者のファッションを競わせたり、’80年代には「ハウスマヌカン」(洋服店販売員のこと)やスタイリストなどのカタカナ職業を猛プッシュして、読者にもそう言った仕事を勧めたりしてきました。そうかと思えば路線変更し、「やっぱり結婚したい」と言い出すなど、読者に対して「こうしたほうがいい!」とアグレッシブな提案を次々としてきました。創刊当時から、ananが振る色々な旗を見て、「こんな服を着ればいいのね」とか、「私もハウスマヌカンになりたい」とか、「結婚しようかな」などと、真剣に考えた読者が多かったと思います。ananによって人生が変わった人もいたはずですが、アンアンが「こっちにおいで」と先導していた方向は、必ずしも正しかったとは限りません。でも、今と違って他の情報源があまりなかった時代、ananの発売日を楽しみにしていた読者は多かったことでしょう。その時代を生きた女性たちは、ananに振り回され、騙されることもまた楽しかったのだろうな…と言うことで、「ananの嘘」というタイトルなのです。これからもananは、時代に沿った道を進むのか!?編集部最近では、「高めよう!免疫力」や「半径2メートルのライフスタイル」など、このご時世ならではのタイトルが並んでいます。酒井さん東日本大震災のときでもコロナ禍でも、その環境下でどうやって充実した毎日を過ごそうかと考えているのがanan。何十年も経ち、コロナを知らない若者が現在の企画を見たら、不思議に思うかもしれませんね。即時性のある対症療法的な企画は、雑誌、それも週刊誌ならではのものです。ananが50年もの間、愛され続けているのには、週刊誌ということも大きいのではないかと思います。雑誌は、書籍のようにずっと残るものではないからこそ、その時々の時代にマッチしたことを全力で伝える、刹那的な部分が魅力です。特にananは、すぐに次の号が出る週刊誌だからこそ、セックス特集や読者ヌードの企画など、世間を驚かせるような企画ができるのかもしれません。それはモテとは直結しない、いばらの道かもしれないけれども(笑)、それも自ら選んだ道。編集部創刊当時とは打って変わり、ネットなどの情報が入るようになった昨今。これからのananはどうなると思いますか。酒井さん創刊当時のananからは、社会を変えていこうという気持ちが溢れていました。今も、社会の変革期。女性達の視線を社会的な問題に向けるような特集は、実はananのお家芸です。ファッションの特集や、紙の雑誌だからこそじっくり楽しむことができるグラビア記事の中に、社会的意義を持つ特集も混じると言う硬軟取り混ぜた雑誌作りが、最もananらしいのかもしれませんね。酒井順子(さかい・じゅんこ)1966年、東京都生まれ。高校在学中に雑誌「オリーブ」でコラムの執筆を始め、大学卒業後は広告代理店に勤務。その後、執筆に専念し、2003年に発表した『負け犬の遠吠え』では婦人公論文芸賞、講談社エッセイ賞を受賞。近年の著書に『子の無い人生』『男尊女子』『源氏姉妹』『家族終了』『ガラスの50代』『処女の道程』などがある。温かいツッコミを入れつつ、時代背景と特集内容からananの歴史を分析した「ananの嘘」は、アンノン族、ニュートラなど懐かしい言葉が頻出する、親子で楽しめるエッセイでもあります。ぜひ手に取って、過去のananへタイムトリップしてみてください。Information『ananの嘘』 ¥880/マガジンハウス(酒井順子 著)購入はコチラからどうぞ。写真・山本嵩、文・三谷真美
2021年06月21日新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、収入が減り、家計がきびしい人も多いだろう。そこで、経済ジャーナリストの荻原博子さんが緊急提言!■ライフライン補助は手続き簡単・効果大国は、過去最大108兆円の経済対策を打つと言いますが、果たして私たちの手元に届くのか、いくらなのか、よくわからない状況です。また、売り上げ半減のフリーランスなどに100万円と中小企業には200万円の現金給付には、自己申告が必要です。受給条件が厳しく、必要書類も多くて申請自体に手間がかかる。しかも、オンライン受付けのシステムが未完成で、申請が始まる時期さえ決まっていません。こうした国の支援策は、もらえる人も金額も少ないうえ、もらえるのは時間がかかります。政府は本当に困っている人の生活を理解しているのでしょうか。もちろん、収入が大きく減った方への支援は必要です。しかし、自粛要請が続く今は、日本全体がコロナ禍で“被災”しているようなもの。誰も不安を抱え、行動も制限されているのですから、全世帯に対する経済的な下支えが必要ではないでしょうか。そこで、私は緊急提言をしたいと思います。「全世帯の電気・ガス・水道の料金を、合わせて7,000円まで免除せよ!」電気・ガス・水道のライフラインは、命をつなぎとめるもの。収入が減り、料金が払えず、供給を止められたら、命の危機に直結します。反対に、電気・ガス・水道が最低限使えるなら、なんとか持ちこたえることもできるでしょう。家計調査によると、2人以上の世帯の電気・ガス・水道の料金は合わせて月約2万2,000円です(’18年)。その3分の1に当たる月7,000円を、電気3,000円、ガス2,000円、水道2,000円に分配して、半年間無料にしていただきたい。月7,000円分の無料化が半年続けば、家計は4万2,000円をほかの支出に回し、少し落ち着くことができます。そもそもライフラインの料金は、使用量が少ないうちは単価が低く、使用量が増えると上がっていく設計です。月7,000円あれば、最低限の使用量はまかなえますから、低所得で困窮する方には、ライフラインの無償化といえるものです。いっぽう、たくさん使う方には、月7,000円を超えた料金は払ってもらいます。一定限度までを補助することで、支払い能力に応じた支援が行えるのです。さらに、手続きが簡単なことも大きなメリットです。国は電気・ガス・水道の事業者らに「月7,000円分は国に請求して」と連絡するだけ。私たちが個別に申請する手間もなく、来月の請求分からすぐ実行できる速さは、これまでの支援策とは比べものになりません。このための予算は、総世帯約5,000万に対して約3,500億円。半年間で約2兆1,000億円が必要です。国もやっと、国民1人あたり一律10万円の現金給付を検討するようですが(’20年4月17日現在)、支援には大金が必要です。ただ、東京五輪の当初予算7,000億円が知らぬ間に3兆円に膨らんでも払える国です。非常時に出し惜しみはみっともないと思います。「女性自身」2020年5月5日号 掲載
2020年04月24日1月20日に国会が始まった。そのなかで注目されるのが、パートの社会保険加入問題だ。パートに広がる社会保険加入の義務化。経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれたーー。■「働く人は社会保険加入」が当たり前の時代に以前、パートの社会保険加入は「130万円の壁」と呼ばれました。当時はパートの収入が年130万円を超えると、社会保険に加入するのが義務。ところが会社員の妻は、夫の社会保険の扶養だと社会保険料がかからないため、扶養を出ない130万円以内に年収を抑えようという人が多かったのです。’16年10月からは法律が改正され「106万円の壁」が出現しました。従業員501人以上の会社で週20時間以上働き、月8万8,000円(年収106万円)以上稼ぐ学生でない方は社会保険加入が義務になったのです(’17年4月から労使の合意により500人以下の会社でも加入可)。つまり今は、従業員が501人以上の会社に106万円の壁と、500人以下の会社に130万円の壁、2つの壁がある状態。今国会では、106万円の壁の条件を中小企業にも広げようという議論が行われる予定です。さらに国は’19年の「年金財政検証」で、従業員数や労働時間などの条件をなくし、月収5万8,000円以上の方全員を社会保険に加入させたら、加入者が1,050万人増えると試算しています。これが、国の最終目的なのでしょう。とすると「ある程度働く人は社会保険加入が義務」という時代が、いずれ来ます。これを覚悟したうえで、今からどのように働くかを考えておきたいものです。まず、社会保険の加入で得するのは、自営業の妻など国民健保・国民年金の方です。会社の健康保険と厚生年金は、会社が保険料の半額を負担してくれるので、国民健康保険・国民年金より自己負担が減ります。早めに加入して、たくさん働くことをお勧めします。いっぽう、会社員の妻など夫の社会保険の扶養の方が会社の保険に加入すると、保険料は年間約20万円です。年収が106万~126万円の方は保険料負担が重くなります。ただ、今年4月からは「同一労働同一賃金」の導入でパートにも各種手当などがつき、手取りが増える方もいるでしょう(中小企業は来年4月から)。手取りの増えた分を保険料支払いの足しにすると考えると、負担が軽くなるかも。もちろん、会社の健康保険と厚生年金に加入すれば、老後の年金も多少上乗せされますし、ケガや病気で働けないときの「傷病手当金」など、保障も手厚くなります。よく考えて、でも結論はお早めに。体力に余裕があるうちに106万円の壁を超えて働くと決め、キャリアや信用を積み上げていくのも、私はいいと思います。そうすれば、高齢になっても「働いてほしい」と求められる人材になるのでは。「女性自身」2020年2月11日号 掲載
2020年01月31日メガバンクの店舗は減る一方。そこで経済ジャーナリストの荻原博子さんは、手数料が割安のネットバンキングや、現金不要のデビットカードなどの利用をすすめる。荻原さんが、銀行には“行かずにつきあう”お得な方法を教えてくれた――。今月20日、三菱UFJ銀行は’23年度までに店舗数を180減らすと発表しました。’17年度末に515あった店舗を、当初は20%、100店を減らす計画でしたが、今回、35%、180店減らすと加速させたのです。また、みずほファイナンシャルグループも’17年度末の500拠点から、’24年度までに100拠点減らす方針でしたが、削減数を130に拡大。銀行の店舗削減が進んでいます。というのも、以前の銀行は効率を無視した経営でした。「収支が1円でも合わなければ全員残業」などとよく聞きましたが、たった1円のために高い人件費をかけるムダが横行していたのです。’79年からの金融自由化、’96年の金融ビッグバンなどを経て、銀行も自由競争の時代。経営を見直し、地価の高い都心の店舗に、高い人件費をかけて行員を配置する効率の悪さに気づいたのでしょう。さらに、’16年からのマイナス金利政策などで経営状況が悪化。店舗削減を急ぐようになりました。この流れは止められません。今後、銀行の店舗は減る一方でしょう。残る店舗も、資産運用や相続などの相談ブースを増やし、振り込みや入出金などのハイカウンターは極端に減っています。振り込みや入出金はATMやネットバンキングに移行させ、窓口には来てほしくないと大きく舵を切ったのです。私たちも、考えを切り替えるときです。できるだけ銀行に行かずに済む方法を実践しましょう。【1】ネットバンキングを使うネットバンキングは自宅から24時間いつでも手続きできて、手数料が銀行窓口より割安です。たとえば、三菱UFJ銀行の窓口で3万円以上を他行に振り込むと手数料は864円ですが、ネットバンキングなら324円。同じ三菱UFJ銀行への振り込みでも、3万円以上なら窓口だと540円かかりますが、ネットバンキングなら無料です。【2】会員登録で手数料優遇を受ける近くの銀行店舗がなくなっても、コンビニATMでほぼ代用できますが、問題は利用手数料です。そこで、各行の会員サービスを利用しましょう。ネットバンキングの登録と合わせて、三菱UFJ銀行の「メインバンク プラス」やみずほ銀行の「みずほマイレージクラブ」、三井住友銀行の「SMBCポイントパック」などに登録すれば、給与や年金の振り込みや口座残高などによって、コンビニATMの利用手数料が月3回まで無料などの優遇を受けられます。【3】デビットカードで支払うまとまった買い物の際、わざわざ現金を引き出さなくても、ほとんどの銀行のキャッシュカードが、加盟店でデビットカードとして使えます。デビット決済は手数料無料。その場で口座から引き落とされるので使いすぎもなく安心です。「定期預金が満期になったので銀行に行ったら、投資信託を勧められた」などはよく聞く話です。「銀行だから安心」という時代は終わりました。とはいえ、タンス預金は危険です。銀行は“無料の貸金庫”と思って、上手につきあっていきましょう。
2019年05月31日実力派声優の森川智之と竹内順子が、シリーズ最新作『トイ・ストーリー4』に登場する“新たなおもちゃ”に声をあてることが決定。併せて、日本版声優陣8名からコメント、さらに日本版本予告映像も到着した。新しいおもちゃが参加!今回明らかになった森川さんが声をあてるのは、バイクスタントのおもちゃ、デューク・カブーン。明るくお調子者のように見えるが、実はかつて持ち主だった子どもとの過去にトラウマを抱えているというキャラクターだ。そして竹内さんは、ボー・ピープの相棒でボーの過去を知るシリーズ最小のおもちゃ、勝ち気な婦人警官ギグルの声を担当する。森川智之「はやく皆さんに観てもらいたい」オリジナル版ではキアヌ・リーブスが声を担当しているデューク。『マトリックス』シリーズなど数多くの作品でキアヌの吹き替えを担当してきた森川さんは「とても強烈な個性を放っております。アフレコも終始笑いの絶えない楽しいものでした。はやく皆さんに観てもらいたいです!」と自身の役について語る。竹内順子「マスコット的存在なのかと思いきや…」また竹内さんも「とてもとても小さく、お人形のボーの肩にちょこんと乗っているのが印象的です。小さいギグルなのでマスコット的存在なのかと思いきや、ボーとは相棒のような関係です。そこがまた意外性があって可愛らしい」と演じるおもちゃをアピールした。お馴染みキャラ続々! 日本版予告到着また到着した日本版予告編では、ウッディやバズをはじめ、シリーズ2作目以来の再登場となるボー・ピープ、フォーキー、ダッキー&バニー、ジェシー、レックス、ポテドヘッド夫妻などなど、新しいおもちゃやシリーズお馴染みのおもちゃたちがたくさん登場するワクワクする映像に仕上がっている。しかし、ワクワクだけじゃない、ドラマティックな結末も予感させる場面も。フォーキーが逃げ出したことでウッディたちの新たな冒険が始まり、ボーとの運命的な再会も果たすウッディ。おもちゃたちの現在の持ち主ボニーを大事に想い、「ボニーに必要なのは俺じゃない」と語ったり、ボーが「子ども部屋の外にも世界は広がっている。あなたが輝ける場所はここかもしれない」と、ウッディの今後を匂わせる意味深な発言も飛び出している。「今回も期待を裏切りません」お馴染みキャラ担当声優からコメントさらに今回、すでに続投が決定している日下由美、三ツ矢雄二、辻萬長、松金よね子。そして、レジェンドからキャラクターを引き継いだ辻親八、咲野俊介からも作品愛溢れるコメントが到着した。日下由美(ジェシー役)おもちゃにも人間にも必ず訪れる出会いと別れ…。トイ・ストーリーのおもちゃ達は老いることはないけれど、何度も出会いと別れを経験して、確実にみんな成長している。ジェシーも健気でたくましい。そんな姿に私は励まされています。この映画を観る方にも感動と勇気を早く味わっていただきたいです。三ツ矢雄二(レックス役)恐竜なのに、気弱で優しいレックスが大好きです。サイズもおもちゃサイズで可愛いし、甘えっ子っぽいところも気にいっています。事件が起きると、すぐパニックになるところが玉に瑕ですけどね…でもやっぱりかわいい!笑えて泣けるトイ・ストーリーも第4作目を迎えることになりました。今回も、ハラハラドキドキしながら、おもちゃの友情と子供たちに対する愛情を感じていただけたらなぁと思います。見終わった後、ほっこりとした気分になれるトイ・ストーリー。今回も期待を裏切りません。ぜひご覧になってください。咲野俊介(ハム役)愛らしいブタの貯金箱から発せられる、ちょっと毒のある気だるそうな台詞…初めて『トイ・ストーリー』を観たとき、大塚周夫さんの一見意外な配役と、演技の妙に感動しました。皮肉屋だけど小心者、そんなハムの魅力を、私なりに引き継ぐ事が出来ればいいなと思っています。前作の最後でボニーの家に来ることになったおもちゃ達、新作ではただただボニーと楽しく遊んで暮らす毎日の描写に…なるわけありませんよね?大冒険を期待しています!辻親八(スリンキー役)『トイ・ストーリー』に出演出来るなんてまさに青天の霹靂です。すでに公開されている特報を収録した時に、この作品に出るのだと改めて実感しました。今回シリーズ4作目になる訳ですが、1作目から出演されていた方々とはぐれないように、と過去作品で勉強しているうちについ楽しんでしまいました。今回も観た方に楽しんでいただける作品になるようにスリンキー頑張ります。辻萬長(ミスター・ポテトヘッド役)おもちゃたちの中では一番年上。仲間を好きだからこそ、時に言わなくてもいいようなことを、ボソッと言っては、みんなの顰蹙を買う、一言居士のポテトヘッド。でも、憎めないあの風貌。時として非協力的に見えるけど、みんなへの愛は強く感じる魅力あるおじさん。いいなあ。『トイ・ストーリー4』では、前作同様に、あの愉快な集団が、それぞれの意見を戦わしつつも、最後は一体となって行動し、活躍する時の快感がまたあるといいなあ。松金よね子(ミセス・ポテトヘッド役)今回も新しい仲間が加わって、ウッディとおもちゃ達のハラハラドキドキの冒険が始まります。どんなときも諦めないこと、信じること、そして精いっぱい生きることの大切さを教えてくれる『トイ・ストーリー4』お楽しみ!ミセス・ポテトヘッドも出ていますよォ。『トイ・ストーリー4』は7月12日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:トイ・ストーリー4 2019年7月12日より全国にて公開©2018 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2019年05月09日新しい時代が近づき、浮かれ気分の人もいるかもしれないが、景気の先行きはわからない。そんなときはコツコツ貯蓄するのが基本。そこで、経済ジャーナリストの荻原博子さんが「現金の増やし方」を教えてくれた――。私のおススメは、保険料などの払い方を「まとめ払い」に変えるだけでできる裏ワザ積立です。たとえば、生命保険料の支払いを月払いから年払いに変えると、おおよそ2~6%安くなります。これを利用するのです。方法は、次の通りです。(1)最初の年は、貯金から年払い保険料を支払う。(2)今までどおり、月払いの保険料を積み立てておく。(3)翌年は貯まった中から年払い保険料を支払う。(4)割引分が手元に残る。これが、裏ワザ積立の利息に当たります。利回りは割引率によりますが、月払いの保険料が2万円、割引率が4%の保険なら4.17%。この高利回りが保険期間中続きます。ほかにも定期券、国民年金保険料、NHKの受信料などもまとめ払いの裏ワザ積立ができます。まだデフレは続きます。積み立てで「現金増やせ」といきましょう。
2019年04月12日人生100年時代、60歳を過ぎても明るく生きていくためには知識が必要。そこで、定年前後のじょうずな働き方を経済ジャーナリストの荻原博子さんが教えてくれた――。【「雇用延長」はおやめなさい!】定年前後の会社員は、給料の減額をたびたび経験します。まず、50代の会社員が直面するのが「役職定年」です。役職定年とは、特定の年齢になると役職から外れること。働き方も収入も、大きく変わります。たとえばAさんは部長で、役職手当が15万円ありました。役職定年で部長職から外れると、15万円の手当はゼロに。給料は55万円から40万円に減って、家計は大打撃を受けます(すべて月額・以下同)。しかも、給料の減額は、老後資金にも影響を及ぼします。老齢厚生年金は、現役時代の給料の平均額を基に算出されるので、将来もらえる年金額が減るのです。さらには退職金も、予想より少なくなる可能性があります。その後、60歳で定年を迎えたAさんは、雇用を延長して働くことにしました。すると、また給料が下がります。雇用延長では定年前の50~70%になる方が多く、なかには30%になるケースも。Aさんの給料は20万円に半減しました。でも、給料の減額分を補うために「高年齢雇用継続給付」があると聞き、Aさんは安心しました。定年後の給料が以前の75%以下になったら、定年後の給料の最大15%が支給される制度です。Aさんの給料は50%になりましたから、定年後の給料20万円の15%、3万円が高年齢雇用継続給付金として支給されました。60歳からの収入は23万円です。元々部長だったAさんは、55万円の給料が、役職定年で40万円になり、定年後は23万円。お金はもちろん、役職から外れ、自分より若い上司の下で働く精神的ダメージも大きいでしょう。それなら、転職や起業も考えてみてはいかがでしょう。最近は「早期希望退職制度」や「選択定年制度」がある企業も増えています。これらを利用すると、退職金の上乗せや失業手当が有利になることもあります。“人生100年時代”は、二毛作を目指しましょう。私は、これからの人生を豊かにするための裏ワザをまとめた『役所では教えてくれない定年前後のお金の裏ワザ』(SB新書)を書きました。ぜひ、参考にしてください。
2019年03月01日【元ホステスが語る男ゴコロの裏事情334】今人気のドラマ『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)。深田恭子さん演じる、しくじり鈍感女子・順子は、教え子の男子高校生、学生時代の同級生、従兄弟(エリート商社マン)から好意を寄せられています。異なるタイプの3人にモテモテの順子をうらやましく思う女性も多いのでは?今回は、いろんなタイプの男性にモテる女性の特徴をご紹介します。■パッと見、上品で連れて歩きたくなるまずドラマの中の順子は、アラサーだけどおばちゃん感が一切なく、かわいらしい女性。そう、いろんなタイプの男性にモテる女性って、上品なおしゃれが板についているタイプです。みなさんは普段、どんな服装をしていますか?ボーイッシュでカジュアルな格好が多い人もいれば、ギャルっぽい服が好きな人、フリルのついたTHE女子な服が好きという人もいるでしょう。もちろん自分好みのファッションでいいのですが、いろんなタイプの男性にモテたいなら、かわいさの中に上品なオトナっぽさを感じさせるような、フェミニンスタイルが最強だと思います。筆者の友達にも、年上から年下まで様々なタイプの男性にモテる子がいるのですが、その子いわく「地味すぎず、派手すぎない“女子”っぽいファッションにしてからモテるようになった」と。■何事も一生懸命で打算がないドラマを見ている人ならおわかりでしょうけど、順子は何事にも一生懸命な人。打算で行動することはなく、相手のために力を尽くすタイプです。たとえ空回りや失敗をしても、努力する人は素敵。何もしないで言い訳ばかりしている人より、一生懸命な人のほうが何百倍も魅力的に見えます。また自分の利益のために動く人は、取り繕っても心が汚れているのがバレるもの。いくら鈍感な男性だって、しばらくすると「この子、打算的…?」と気づくでしょう。時には計算も必要ですが、あまりにも損得勘定が強く、人によって態度や言動を変えていると、まともな男性は近づかなくなります。意外かもしれませんが、実は夜の世界でもそれは同じ。ホステス時代、クラブで一番人気のお姉さんは、天真爛漫で喜怒哀楽をしっかり表現する人でした。■ほどよく鈍感、だけど芯があるあらゆるタイプの男性からもモテる順子のような女性は、往々にして、しっかりして見えてどこか抜けています。ほんの少し鈍感で、でも優柔不断ではなく芯があり、天真爛漫で子どものような無邪気さも持つ…。少女のままオトナになったけど、年相応の色気や知恵や知識がある、というタイプはモテますね。年上だからしっかりしなくちゃ!と変にお姉さんぶったり、若く見られたいからとぶりっ子したりするのではなく、自然体を目指したほうがいいでしょう。別のキャラを演じると、どうしても違和感が出てしまいます。人によってはそこを見抜くし、壁があるように感じる男性もいるはず。好きなものは「好き」と言える無邪気さを垣間見せつつ、今のオトナのあなたの魅力を振りまければ、きっと年齢、タイプを問わず、いろんな男性に好かれるようになりますよ。別にみんなにモテたいわけじゃない。一人に愛されれば十分という場合も、気になる人の女性の好みがわからないのなら、「きっとこういう感じが好きに違いない」とイメージをしぼり込むより、全方位モテを目指したほうが、手っ取り早く彼と距離を縮められるかもしれません。■恋も人生も、もっと楽しく出会いのチャンスを広げたいのなら、いろんなタイプの男性に好かれやすい女性になるのも一つの手。多くの男性が「いいな」と惹かれる女性に近づけば、選ばれる立場ではなく選ぶ立場になれることも。そうしたら恋も人生も、もっと楽しく感じられるのではないでしょうか?
2019年02月25日今年4月からの「働き方改革」で、パートも有給休暇の取得が義務化される。そんな「働き方改革関連法」について、経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれた――。昨年6月に成立した「働き方改革関連法」によって、今年4月から、有給休暇の年5日間取得が義務化されます。有給休暇と聞くと、正社員の特権のように感じる方もいるかもしれませんが、実は、パートの方が有給休暇を取る権利は、これまでもありました。しかし実際には、有給休暇を取りづらいと感じたり、なかには「パートには有給休暇がない」と思い違いをしている方もいたと思います。4月からは、権利より重い義務になりますから、皆さん、休めます。詳しく見ていきましょう。有給休暇の義務化の対象は、正社員やアルバイト、パートなどの区別なく、「1年間に有給休暇を10日間以上持っている方」です。フルタイムで働く正社員や契約社員なら、入社後6カ月以上たつと対象になります。いっぽうパートは、1週間に働く時間や日数によります。まず、週30時間以上働くパートは、フルタイムと同様、入社後6カ月以上たつと対象になります。次に、週4日働くパートは、入社後3年半以上たつと、また、週3日働くパートは、入社後5年半以上たつと、それぞれ、有給休暇が年10日となり、取得義務化の対象になります。勤務日が週2日以内のパートは残念ながら、対象ではありません。有給休暇は働く方の権利です。パートの方もしっかり有給休暇を取って、ゆとりのあるワークライフバランスの実現を目指したいものです。
2019年02月22日ちょっとの工夫で少しの得でも、積もり積もれば、結果は全然違う。年金は当てにできないと思う人は必読。経済ジャーナリストの荻原博子さんが、年金受給額をふやすための裏ワザを教えてくれた――。「老後が心配だ」と多くの方が口にします。しかも高齢の方より、40代、50代の現役世代のほうが、不安感が大きいように思います。ですが私は「老後は年金だけで暮らせる」と考えています。40代、50代の方が老後を迎えるころも、大丈夫だと思います。ただし、年金制度をきちんと知って、十分に活用することが大前提です。私はこのほど、『年金だけでも暮らせます決定版・老後資産の守り方』(PHP新書)を出版しました。そこには、年金だけで暮らすための極意を詰め込んでいます。今回はその中から、特に40代、50代の『女性自身』読者の皆さんに今知ってほしい、年金を増やす裏ワザをお伝えしたいと思います。公的年金には大きく分けて、国民年金と厚生年金がありますが、今回は2組の夫婦を例に考えます。1組目は、夫が40年間会社勤めで厚生年金、妻はその間ずっと専業主婦だった「厚生年金モデル夫婦」です。2組目は、自営業などで2人とも40年間国民年金の保険料を払い続け、満額を受給できる「国民年金夫婦」です。まず、それぞれの今の年金額を知っておきましょう。厚生年金モデル夫婦は月約22万1,000円で、国民年金夫婦は月約13万円です(’18年度・厚生労働省・夫婦2人分)。では、今40歳の方が年金をもらい始めるころの年金額はどうなっているのでしょうか。将来の年金額は、厚生労働省が5年に1度「財政検証」を行い、試算します。前回’14年の財政検証でもっとも標準的な経済状況では、今から約25年後、’43年度の年金月額は、厚生年金モデル夫婦が約24万4,000円、国民年金夫婦が約12万5,000円となっています。現状より少しよいか現状並みに見えますが、実は、現役世代の給料が今より1.39倍に増え、物価も上がっていることを前提にしています。これを基に今の価値に換算すると、厚生年金モデル夫婦で月約18万円、国民年金夫婦で約9万円相当になります。つまり、今40歳の方が年金をもらい始める25年後は、今より2~3割程度、年金が減るということです。「老後がますます不安だ」と嘆く前に、今から紹介する年金アップの裏ワザをぜひ試してください。■国民年金のまとめ払い国民年金の保険料は現在、毎月払いだと1万6,340円です(’18年度・厚生労働省)。これを6カ月分まとめて口座振替で払うと、毎月払いより1,110円安くなります。まとめ払いは6カ月のほか、1年、2年とあり、長期ほど割引額は大きくなります。2年払いの口座振替は、毎月払いより1万5,650円安くなります。2年払いの保険料は1人分で約38万円と高額ですが、一度目だけ貯金からねん出し、それ以降は毎月払いの保険料を払ったつもりで貯めておきます。2年後、保険料貯金から2年払い保険料を払うと、手元に1万5,650円が残る計算です。夫婦2人とも2年払いにすると3万1,300円残りますから、これを老後貯金に回しましょう。今40歳の国民年金夫婦が、これから20年間2年払いにすると、割引総額は1人分で15万6,500円、2人分なら31万3,000円です。まとめ払いの申し込みは、毎年2月末までです。国民年金の方は、今が切り替えのチャンスです。■付加年金国民年金には、保険料に月額400円を上乗せして払う「付加年金」という制度があります。これを利用すると、将来年金をもらうときに、200円×付加年金を払った月数分がプラスして支給されます。たとえば、40歳の方が60歳まで、付加年金を払ったとします。付加年金分の保険料総額は、400円×12カ月×20年間=9万6,000円です。年金をもらうときには、200円×12カ月×20年間=4万8,000円が毎年、国民年金に加算されます。毎月の年金額にするとわずか月4,000円ですが、月400円の付加年金保険料からすると10倍です。付加年金でもらえる年金額は、保険料を払う月数に比例しますから、できるだけ早く手続きすることをお勧めします。さらに、付加年金の上乗せは一生続きます。先の40歳で付加年金を始めた方は、年金をもらい始めて2年たつと、付加年金分として4万8,000円×2年間=9万6,000円受け取れ、支払った保険料の元が取れます。3年目以降はずっと“もらい得”が続くことになります。女性の平均寿命は87.26歳です(’17年・厚生労働省)。88歳まで生きた方がもらえる付加年金は、23年間で約110万円。払った保険料を差し引くと約100万円お得です。これは1人分ですから、国民年金夫婦の方は、ぜひ夫婦2人そろって早めに手続きしてください。■年金の繰下げ受給年金は、国民年金も厚生年金も、65歳からの支給が原則です。ですが希望すれば、60~70歳の間の好きなタイミングでもらい始めることができます。65歳より早くもらい始めることを「繰上げ受給」、65歳より遅くもらい始めることを「繰下げ受給」といいます。65歳より早くもらい始めると、0.5%×早くもらった月数分が減額されます。たとえば60歳からもらい始めると、0.5%×12カ月×5年=30%の減額です。国民年金満額の方の年金額は月約6万5,000円ですが、5年繰り上げて60歳からもらい始めると30%減額され、月約4万5,000円になります。早くからもらえるのはメリットですが、76歳以上長生きすると、一生に受け取る年金総額で損になります。反対に、65歳より遅くもらい始めると、0.7%×受給を遅らせた月数分が増額されます。たとえば70歳からもらい始めると、0.7%×12カ月×5年=42%アップです。今40歳の厚生年金モデル夫婦は、65歳からの年金額が月約18万円でした。2人とも70歳からもらう5年繰り下げを行うと、月18万円×42%=約7万6,000円増額され、月約25万6,000円になります。国民年金夫婦も2人とも70歳からの受給に繰り下げると、月約9万円の年金が42%アップで月約12万8,000円になります。どちらの夫婦も81歳以上長生きすると、年金総額でお得になります。特に自営業の方は定年がありませんから元気で長く働いて、年金を遅くもらい始める繰り下げを活用するといいと思います。
2019年01月25日問題山積みのまま新時代へと突入する’19年。経済ジャーナリストの荻原博子さん(64)が、立憲民主党の枝野幸男代表(54)に、今後の日本経済の行方について問う。題して「2019年、日本はどうなる」緊急対談。荻原「10月に消費増税が施行されたら景気が冷え込むのは間違いありません。国民にとって何のメリットもない。安倍総理だって、消費増税をやるデメリットは、よくわかっているはず」枝野「当面、大衆課税は無理ですよ。日本の今の消費不況からすると、そんなことをやれる状況ではない」荻原「安倍政権がやってきたことは、法人税を下げて消費税を上げる。つまり、家庭から企業にお金を移転させるということですね。それでなんと150兆円も企業の内部留保は増えたが、みんなの給料は上がらずという悪循環……」枝野「今やらなければいけない景気対策は『格差の是正』です。金持ちほどカネを使わないのが経済の大原則です。法人税や高額所得者に対する所得税を上げることなど、まずそっちをやらないと。そして所得が低めの人の賃金、所得を底上げする。所得が低めの人がお金を使えば消費は上向きます。格差を是正し、将来への不安を解消することが国民における消費を拡大させ、日本経済を立ち直らせると思っています」荻原「所得の底上げが大事だとおっしゃいましたが、具体的にはどんな方法がありますか?」枝野「介護や保育といった人手が不足しているところに、たくさんのニーズがあります。実は、国が直接的に給料を上げられる分野の代表が介護と保育なんです。ところが、どちらも需要があるのに低賃金。ここにお金を回せば、職員の賃金の底上げができる。国がどのくらいお金を出すかにかかっているわけですよ。需要があるところで、充実したサービスが受けられる場所が増えれば、老後や子育ての安心も高まるので一石二鳥や三鳥なんですよ」荻原「枝野さんは、消費不況を脱却するための対策として、“低所得の人たちの賃金、所得の底上げ”が、最も近道だということですね」枝野「われわれは従来から右とか左でもなく、上からと下からと両方から変えると言ってきました。今年は選挙もあるので、それをどうかみ砕いてわかりやすく伝えるか。伝えていければかなりの人たちが『そうだよね』と思っていただけるという自信はあります」荻原「先ほどおっしゃられた介護と保育の分野で、国がお金を出せば改善することができるわけですから」枝野「そうです。たとえば防衛費だって大事ですけど、アメリカから使うかどうかわからない戦闘機を向こうの言い値でそのままで買うぐらいだったら、現場の自衛隊員の待遇を改善すべきなんです。待遇をよくすることのほうが、日本の安全を高めると思いますから」荻原「発想がいまだに箱物から抜け切らないので、“オリンピックをやりましょう!”“大阪万博をやりましょう!”“IRをやりましょう!”という感覚のまま」枝野「5月1日に元号が変わります。そういうときって、結果的に時代の変わり目にもなってきたと思います。平成は昭和の成功体験を何とか引っ張って、引っ張って、ここまで食いつないできた。アベノミクスは昭和の成功体験に引きずられているんです。企業がもうかったらそのお金で設備投資をして新しい工場をたくさん作って、たくさん人を雇って給料も上がっていって」荻原「そうですね。いまは工場も海外に移転しているし、そこで雇用が生まれようもない。企業がもうけても株主も海外の人が多いので、お金はそっちに回ってしまう」枝野「でも、さすがにもう昭和から抜け出そうよというのが、新たな元号の下での考えだと思っています」荻原「生活者を軽視するような政策ではなく、国内で消費が増えるようなものでないと本当の意味で経済はよくならない。そのうえ、消費税率UPでは本当に私たちの暮らしが危なくなります」枝野「みんなが成長の実感の持てる日本経済にしていかないといけない。選挙でもそれが大きな争点となるでしょう。所得の低い人たちが底上げされると、結果的にその人たちがお金を使って消費するので、経済も回る。“あなたの暮らしにもつながるんですよ”と伝えることが、大事なのではないかと思います。変わり目のときはいろいろなことが起こって、大変かもしれません。でも、時代を変えようと前向きな空気を作れれば、そんなに絶望することはないと思います」
2019年01月21日総裁選が終わり、消費税率アップは既定路線との見方もある。だが、経済ジャーナリストの荻原博子さんは「絶対避けるべき」と話す。また、政府が挙げる緩和策も庶民にとってはマイナスかムダでしかないという。荻原さんが解説してくれた――。9月20日、自由民主党の総裁選挙で、安倍首相が3選を果たしました。安倍首相は、選挙戦最中の9月10日に「予定どおり、来年10月に消費税を上げる」と明言。また、麻生財務大臣が8月27日に「今の経済状況なら、増税できる」と話すなど、消費税増税は既定路線との見方もあります。ですが私は、消費税を上げるべきではないと思っています。もし増税されたら、私たちの家計や、ひいては日本経済に、破壊的なダメージを与えると思うからです。確かに「給与が上がった」というデータもあります。しかし、もともと給与水準の低い若い人や高齢者の給与が上がり、平均値を押し上げただけ。働き盛りで教育費も重くのしかかる40代、50代前半の給与は、前年より下がっています(’18年2月・厚生労働省)。今、社会の中心を担う40代・50代が困窮しています。増税をきっかけに破たんする方が増えれば、日本全体を揺るがしかねません。さらに、10%のわかりやすさが追い打ちをかけます。1万9,800円の買い物をして、8%の消費税をすぐに計算できる人は多くないでしょう。でも10%なら簡単です。「消費税がこんなにかかるなら」と買い控える方が多いと思います。増税後は、今よりもっと消費が冷え込み、景気はますます悪化し、デフレ脱却などできないでしょう。ですが日銀は、’14年に5%から8%に増税したときより「家計への影響は小さい」と楽観的です。その理由は、増税の幅が、前回の3%から今回は2%になることに加え、政府がさまざまな緩和策を講じるからだといいます。代表的なものを見ていきましょう。【自動車取得税の廃止と環境性能割の導入】自動車を買うと、自動車取得税と消費税がかかり、以前から二重課税だと問題視されていました。そこで自動車取得税は、消費税の増税に合わせて、2段階で廃止することが決まっています。消費税が5%→8%→10%と上がるタイミングで、自動車取得税は5%→3%→0(普通車)と廃止します。購入者の税負担は、消費税も自動車取得税も5%だった時点に戻り、差し引きゼロです。ところが「環境性能割」と呼ばれる新税が追加されることになりました。燃費などの環境性能によって、0~3%が課税されます。電気自動車などを買えば税率0ですみますが、そうでない車を買うと、税負担が増えます。今後、エコカー減税の拡充なども議論されるようですが、行方を見守りましょう。【住宅ローン減税・すまい給付金の拡充】住宅ローン減税は、住宅ローン残高の1%が10年間、所得税などから控除されるものです。現在は一般住宅の場合、10年間で最大400万円の控除が受けられます。また、すまい給付金とは、一定以下の収入の方が、住宅を取得する際に支給される補助金です。今は最大30万円ですが、消費税が10%になると最大50万円に引き上げられることが決まっています。これら2つの制度は、’21年12月まで行われますが、これを延期、拡充しようという動きがあります。これまでも、政府は不況のたびに住宅関連の減税を行い、庶民に住宅を買わせて消費を促し、景気を好転させる手段としてきました。しかし、これからは空き家が増え、家が余る時代です。しかも東京五輪が終われば、日本の住宅価値も下がると予測されています。私は、たとえ住宅ローン減税が拡充されても、今は買い時ではないと思っています。政府が本当に国民の生活を思うなら、消費税増税をやめるべきです。今後、増税反対の世論が高まれば、増税が延期される可能性もまだまだあると思います。
2018年10月12日“欽どこ”の母親役で一時代を築いた女優・真屋順子さん(享年75)。昨年12月28日の急逝に先立つ3カ月ほど前、病床の真屋さんに“感動の対面”があった。 明かすのは、真屋さんの最期を看取った長男・高津健一郎さん(55)。夫婦を演じた萩本欽一(76)が昨秋、見舞いに訪れていたのだという。 「9月に、見栄晴さんとお見舞いにきてくださったんです。1時間以上もいてくださったと思います。最初お互いに照れていたのですが、萩本さんが“欽どこ”時代のエピソードをたくさん母に話してくださって。『上品な番組になったのは、お母さんのおかげ』と繰り返し感謝の言葉をくださいました」 絶妙なやりとりで一世を風靡した“夫婦の再会”に、真屋さんも感慨ひとしおだったことだろう。 そして年が明けて訃報が流れると、健一郎さんのもとに真屋さんを偲ぶ声が多く寄せられたという。 「本当に愛されていたんだなと思いました。『勇気をいただいた』とか『真屋さんに励まされた』と周りの方に言っていただいてうれしかったですね」 真屋さん、安らかに――。
2018年01月18日12月28日、都内の病院で全身衰弱のため亡くなった女優の真屋順子さん(享年75)。真屋さんは69年、俳優の故・高津住男さん(享年74)と結婚。当時6歳だった健一郎さん(55)は高津さんと前妻の息子で、真屋さんは結婚と同時に“一児の母”になった。 血のつながらない母子ながら、実の母子以上に育児に励んだ母の姿を、健一郎さんが本誌だけに語ってくれた。6歳から家族として暮らしてきた真屋さんとの数々の思い出がいま、健一郎さんの脳裏に懐かしく蘇る。 「僕は小学2年生まで、母のことを『詔子(本名)おねえちゃん』と呼んでいたというんです。それが突然、学校から帰るとランドセルを放って『お母さん!』と言ったらしいんですよ。僕はよく覚えていないんですけど、初めて『お母さんと言ってくれた!』と喜んで、母は祖母と抱き合って泣いたと言ってました」 真屋さんは、参観日でなくとも1人で授業参観に来ることもあったという。 「連れ子なので、母は早く距離を縮めようと考えてくれたんだと思います」 だが、愛情がときに行き過ぎて、健一郎さんを戸惑わせることもあった。 「義理の母子ということで、複雑な機微もありまして……。20代のころ、母に反対されて結婚が破談になったことがあるんです。相手は劇団の女性で、母にとっては後輩。『あの子に結婚はまだ早い』と。そのとき父が『真屋はね、嫉妬してるんだよ。お前を取られちゃうと思って』と言いました。それは事実だったらしいです。夫婦の間でそういう会話があったそうですから」 その後、病に倒れ、最愛の夫まで失った真屋さんは、ますます健一郎さんだけを頼りに生きてきた。 「もう、私しか頼れるものはいないという、とても心細い思いだったのでしょう。でも、実は私、55歳になるんですけどやっと結婚しまして。娘も去年の6月に生まれました」 入院生活を送る真屋さんの元に通い詰め、独身のまま献身的に介護を続けてきた健一郎さん。そんな孝行息子が、とうとうパパに――。 真屋さんには、孫の誕生をどう報告したのだろうか。 「写真と動画で『女の子だよ』と母に見せました。そのときは『会いたい。かわいい』と言うんですけど、面会のたびに忘れてしまうので、そのたびに伝え直しました。孫に会わせれば元気になるんじゃと思いましたが、さすがに療養病棟に赤ちゃんを連れていくわけにもいかなくて。悩んでいるうち、昨年12月に容体が悪化してしまったんです」 待望の初孫との対面は、ついにかなわなかったという。 「母に孫の顔をじかに見せてやれなかったことだけが、心残りです。元気だったら、娘のことを本当にかわいがってくれたでしょうね。一昨日だったかな、部屋で1人になったとき『娘ができたんで、ごめん、僕はもうちょっと呼ばないで。娘を守ってやってほしい』と母に言いました」 その願いは、真屋さんに間違いなく届くはずだ。
2018年01月18日「12月に入って、主治医から『食事がとれなくなりました。点滴も十分に入らない状態です。これからは衰弱する一方になります。携帯電話はつねに通じるようにしていてください』と言われました。それで、亡くなる前日にも4人の知人や親せきが病室に来てくれました。みなさんが母の寝顔を指さして『なんか元気になったんじゃない?』と言ってくれたほどで、しゃべれはしませんでしたが、口や瞳を動かして血色もよく、これなら新年を迎えられると思っていたんです。それなのに、安心して帰宅した後の深夜2時過ぎに容体急変を知らせる電話が……」 人気番組『欽ちゃんのどこまでやるの!?』の母親役で親しまれた真屋順子さんが昨年12月28日、都内の病院で全身衰弱のため亡くなった。75歳だった。 真屋さんは00年に脳出血で倒れ、左半身マヒなどの後遺症を抱えながらも、03年に舞台復帰。その後の15年4月、さらに脳梗塞を発症し、治療とリハビリに励んでいた。最期を看取った長男・高津健一郎さん(55)が、本誌に真屋さんの闘病の日々を語ってくれた。 1月11日、記者が都内の自宅を訪れると、生前の真屋さんが使っていた部屋で迎えてくれた健一郎さん。冒頭のように、亡くなった日は知人らの見舞いに喜び、真屋さんは元気を取り戻したようだったという。 「みんなの声掛けにもすごく反応がよくて、私もホッとして帰ったんですが、夜中に病院から『呼吸と心拍がなくなりそうです。すぐ来てください』と。混乱したまま、車ですぐ駆けつけました。この17年間、リハビリや治療で死ぬような苦しみを味わってきたので、なんとか最期くらいは苦しませたくないと思っていたら、母は苦しんではいませんでした。顔が歪んでいるとか、うめいているとかまったくなくて、微笑んでいるような穏やかな顔だったんです。そんな母を見守っていたら、ドクターが聴診器を胸に当てて『ご臨終です』と言われました」 2日後の12月30日に、内輪だけでひっそりと葬儀が行われた。 「葬儀には30人の方が集まってくださいました。家族は私しかおりませんので、どうなるかと思いましたが無事に終えられました。母は、最後まで女優だったと思います。ですから、僕は自然に『お疲れさまでした』という言葉で見送りました。いつも、母の稽古や本番が終わると投げかけていた言葉ですね……」 思わず涙があふれ、声をつまらせる健一郎さんだった――。
2018年01月18日直木賞作家・荻原浩の小説「神様からひと言」が、「神様からひと言 ~なにわ お客様相談室物語~」として6月10日(土)よりNHK総合にてドラマ化されることが決定。また主演には小出恵介を迎えることも分かった。主人公・佐倉凉平(33)は、曲がったことが嫌いな熱血漢だが、ときどき正義感が溢れすぎて上司と衝突してしまうことも。それが原因で大手広告会社からここ「珠山食品」に転職してきたばかりだが、着任早々の大きな会議の席、また上司とケンカをしてしまう。失敗続きの彼が新たに配属されたのは、「お客様相談室」。昨今話題のモンスタークレーマーたちに対応する社内では最前線の部署だ。はじめはふてくされていた涼平だったが、「相談室」には癖はあるけれど面白おかしい面々が。遅刻魔でだらしない先輩が、実はクレーム処理の達人だったとか…。「自分は会社組織には合わないのではないか」と感じていた凉平は、やがて、「相談室」で個性豊かな面々に囲まれ「クレーム処理」のスキルや精神を身につけ、人間的にも成長していくのであった…。原作は、「海の見える理髪店」で第155回直木賞を受賞した荻原氏の「神様からひと言」。本作は、食品メーカーの「お客様相談室」に望まず配属された会社員が、個性あふれる仲間たちとクレーム処理に奮闘する中で、自分の人生を見直していく姿を描いていく。今回は、ネット炎上対応など現代的要素を織り交ぜ、連続テレビ小説「マッサン」の羽原大介が脚本化。2006年には伊藤淳史や陣内孝則出演でWOWOWにてドラマ化もされたが、今回、7月配信開始のNetflixオリジナルドラマ「Jimmy~アホみたいなホンマの話~」で、明石家さんま役を演じることでも話題の小出さん主演でドラマ化となった。小出さんのほかにも、岸井ゆきの、三宅弘城、吉沢悠、小泉孝太郎、市毛良枝、草笛光子、段田安則らが出演する。土曜ドラマ「神様からひと言 ~なにわ お客様相談室物語~」は6月10日(土)より毎週土曜日20時15分~NHK総合にて放送(全6回)。※翌週土曜0時55分~再放送(cinemacafe.net)
2017年04月25日タレントの浜口順子(31)が26日、自身のブログを更新し、結婚したことを報告した。浜口は「かねてからお付き合いしておりました方と6月24日、私の31歳の誕生日に入籍致しました!」と報告。「結婚というわたくしごとをどうか温かく見守っていただけると幸いです!」とつづった。そして、「二人の時間をゆったりと過ごしてきたので正直、結婚したという実感がまだなく、料理も家事もまだまだできないポンコツ嫁はんですが」と続け、これからコツコツ勉強して、経験を重ねてええ嫁はんになれるように頑張ります!」と宣言。「私にとって結婚は今までの自分の中で、そしてこれから先の人生にとっても"超変革"です」と表現した。また、「結婚したことで生まれる自覚、人として、女性として成長できるきっかけになるはずだと信じております。学ぶこともたくさんあると思います。そんな超変革をお仕事にも反映していきたいと思います」とし、「つまり、結婚しても変わらず仕事を続けさせていただきます!」と仕事継続を発表した。さらに、「結婚に重ねて今年、デビュー15周年を迎えます。人生の大きな節目が重なる一年となりました」と伝え、「皆さま、私の超変革の目撃者になって下さい!」と呼びかけた。
2016年06月26日料理創作ユニット「Goma」のメンバーのひとりとして14年間の活動を経て、2012年から「unpeu(アンプ)」の名義でソロ活動をスタートした遠藤順子さん。そんな遠藤さんにとって初となるソロ個展、"Like of cookie"が5月8日より、ギャラリー・ドゥー・ディマンシュ 青山店にて開催される。今回の個展では、帆布生地を使ったクッキーをモチーフにしたブローチやネックレス、ピアスなどのアクセサリーをはじめ、プリントバッグやカラータイツなど、遠藤さんらしい遊び心溢れる、シンプルだけど個性的でおしゃれなデザインのアイテムが並ぶとのこと。 ※ 写真はイメージです。さらに、遠藤さん自身がこの展示のために手がけるラッピングやディスプレイもお楽しみ♪ 個展の開催期間中は、ご本人がギャラリーに滞在し、商品を案内する予定もあるそう。そのスケジュールは「unpeu」のブログやfacebookでアップするそうなので、どうぞお見逃しなく! ※「unpeu」(アンプ)= フランス語で「ちょっと」の意味だとか。写真はイメージ。おしゃれ&キュートなデザインのアイテムが勢揃いで、子どもから大人まで楽しめる見どころがいっぱい! 初夏のおでかけにぜひ、足を運んでみては?"Like of cookie"期間:2012年5月8日(火)~2012年5月20日(日)会場:ギャラリー・ドゥー・ディマンシュ 青山店営業時間:12:00~20:00定休日:毎週月曜「unpeu」blog 取材/田辺香
2012年05月07日