雑誌「VOGUE JAPAN」が今年、活躍した女性に贈る「VOGUE JAPAN Women of the Year 2015」の授賞式が開催され、女優の吉田羊、広瀬すず、直木賞作家の西加奈子、3人組メタルダンスユニット「BABYMETAL」ら受賞者が顔を揃えた。その年に圧倒的な活躍をした女性に贈るという形で2005年に始まり今年で11回目を迎える「VOGUE JAPAN Women of the Year」。2015年の受賞者は吉田羊、広瀬すず、西加奈子、「BABYMETAL」、ファッションブランド「サカイ」のデザイナーの阿部千登勢、ダンサーでスティーヴィー・ワンダーとの共演CMが話題を呼んだ菅原小春、世界水泳で200m個人メドレー2位、200m平泳ぎ優勝を成し遂げた競泳の渡部香生子、この日の授賞式には欠席となったが染繊作家で人間国宝の志村ふくみの8組(10名)。ちなみに受賞者の中で最年少は「BABYMETAL」のMOAMETALで1999年生まれの16歳(※YUIMETALも同年生まれの16歳)、最年長は志村さんで1924年(大正13年)生まれの91歳となった。また、今後の活躍が期待される女性に贈る「Riding Star of the Year 2015」にデザイナーの黒河内真衣子が選出された。受賞者は「VOGUE JAPAN」の渡辺三津子から、今回のために建築家の田根剛がデザインした花をイメージしたというトロフィーを受け取った。菅原さんは「小さい時からダンスを信じて、ダンスがここに連れて来てくれました。これからも心を持った女性の強さをダンスで表現していきたい」と受賞の喜びを語る。この日は、西さんんと以前より交流の深い、お笑い芸人で芥川賞受賞で話題を呼んだ「ピース」の又吉直樹、その相方の綾部祐二がエスコート役として来場。又吉さんは、自身の芥川賞受賞作「火花」を書くきっかけとなったのが、西さんの直木賞受賞作「サラバ!」であると公言しているが、西さんは壇上で「私の『サラバ!』も又吉さんのおかげで生まれたようなもの」と語り、相思相愛ぶり(?)を見せつけた。渡部さんは競泳の水着を思わせるようなアルマーニのドレスで登場し「普段は着ることがないので新鮮ですが、アスリートらしさが出ていていいなと思ってます」と笑顔を浮かべた。リオ五輪を来年に控え、金メダルへの期待が高まるが「2度目のオリンピックなので、4年前の経験を活かせるように精いっぱい頑張ります」と力強く語った。「BABYMETAL」は壇上でポーズを決め「目標は『BABYMETAL』というジャンルになること!」と唯一無二のアイコンとなることを最終的な目標として掲げた。広瀬さんは「素敵な女性になれるよう、この賞に恥じないように頑張ります!」とさらなる飛躍を誓った。吉田さんは「一生懸命にやってきた結果、あまりあるご褒美をいただきました。『きみはそれでいいんだよ』とマルを付けていただいた気持ちです」と受賞の喜びを口にする。「今年一番、女性に生まれてよかったと思った瞬間は?」という質問には「私は出産も結婚も経験していませんが、母親役をやらせていただき、役を通して我が子を愛しいと感じたり、母性が生まれてきたり、子宮がうずいたりすると、女性に生まれてよかったと感じます」とにこやかに語っていた。(text:cinemacafe.net)
2015年11月26日日本上陸25周年を迎えるバーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)が、15-16AWキャンペーンビジュアルのイメージモデルに世界で活躍するダンサーの菅原小春を起用。これに合わせて9月4日より、バーニーズ ニューヨーク銀座店にてパナソニックの「スペース プレーヤー(Space Player)」を用いた映像演出が行われる。スポットライトとプロジェクターの2つの機能を持ち、対象物を照らしながら、その周辺のスペースに映像を投影することが出来る「スペース プレーヤー」。この技術を通して、バーニーズ ニューヨークのモード感と、イメージモデルを務めた菅原小春のダイナミックなダンスが見事にマリアージュした演出が店内で展開される。今回は、このビジュアルキャンペーンのスタートに合わせて、バーニーズ ニューヨーク銀座店にて「スペース プレーヤー」4台を使ったスペシャルウィンドウディスプレイを実施。今後は、銀座店の他、新宿、横浜、神戸、福岡の店内でも同様の映像演出が行われる予定だ。
2015年09月05日ミュージシャンのスティービー・ワンダー(Stevie Wonder)とダンサーの菅原小春が出演するTDKの新テレビCM「なにかと出会う。なにかが生まれる。」篇が、8月17日(一部地域では22日)よりオンエアされている。磁性技術を強みとするTDKが、磁性材料の特徴でもある“引き寄せ合う力”をテーマに制作した同CM。磁性材料のひとつであるカセットテープで、約30年前に同社のCMに出演していたスティービー・ワンダーと、「EXILE」や「SMAP」、安室奈美恵らなど錚々たるアーティストのライブ・ダンサーを務めてきた菅原小春が起用された。CMでは、白い壁のシンプルな空間でスティービー・ワンダーがキーボードを演奏しながら、73年の大ヒット曲「Higher Ground」を歌唱。その演奏と歌声に合わせて、菅原小春がダイナミックなダンスを繰り広げ、ジャンルの異なる2つの才能が“引き寄せ合った”様が収められている。同作について、スティービー・ワンダーは「まるで親戚のような昔からの顔なじみの仲間たちとの再会、そしてそこに加わる新しい家族のような仲間(菅原小春)の発見、この素敵な組み合わせで、最高な気分です」とコメント。また菅原小春も、「お父さんがスティービー・ワンダーさんの音楽をよく聞いていたので、私の体や耳にも自然と染み付いていました。(今回のCMでは)彼(スティービー・ワンダー)の音になれたらいいなと思います。意気込まずに、自然に楽しんでリアルの音を感じられたらいいなと思います」と語っている。
2015年08月21日日本最大のプロジェクションマッピング国際コンペティション「1 minute projection mapping」が、9月19日から23日まで新潟市歴史博物館みなとぴあにて開催される。3年前より神奈川県逗子市で開催されてきた、昨年は世界14カ国から43のエントリーが寄せられるなど、年々規模を拡大している同コンペティション。第4回目となる今年は、“CROSS/交差”をテーマに、初めて新潟市で開催されることとなった。9月21日には、ダンサーで振付師の菅原小春によるスペシャルステージも開催。独自のダンススタイルが高く評価され、これまでに「2NE1」や「少女時代」などの振り付けや、「EXILE」、「SMAP」、安室奈美恵らのライブでダンサーを務めてきた菅原は、ファッション誌やブランドの広告キャンペーンにも登場するなど世界が注目するダンサー。13年にはリストバンド型のウェアラブルギア「NIKE+FUELBAND SE」の広告キャンペーンにダンサーとして登場して以来、ナイキアスリートとしても活動を行っている。その他、会場では海外ゲストクリエイターによる作品の上映や、トークセッションなども実施される予定。期間中は、事前に募集された作品から一次審査を通過した作品が上映され、来場者による投票や審査が行われる。【イベント情報】1 minute projection mapping in「にいがた☆MINATOPIKA」会場:新潟市歴史博物館みなとぴあ住所:新潟県新潟市中央区柳島町2-10会期:9月19日~23日
2015年08月19日「Cartier(カルティエ)」は、アミュレット(お守り)のように願いや想いを込めてお守り感覚で身に着けられるジュエリーコレクション「アミュレット ドゥ カルティエ」の7色をテーマに、各分野で活躍する旬の女性7人にフィーチャーしたスペシャルコンテンツ「STUDIO AMULETTE by Cartier」を展開した。「アミュレット ドゥ カルティエ」は、「Unlock your wish(胸の内に秘めた願いを解き放つ)」をコンセプトに、昨年発表されて以来人気のマザーオブパール、オニキスに、ピンクオパール、マラカイト、ラピスラズリ、カーネリアン、クリソプレーズが加わって、全7色を展開する。ゴールドに縁どられた宝石の魅力が、中心部で輝くパワーストーン(天然石)が象徴する願いに凝縮される。スペシャルコンテンツ「STUDIO AMULETTE by Cartier」では、それぞれの場所で、自分らしくありたいと願い、“イマ”を生きる女性たちとして、真木よう子、菅原小春、クルム伊達公子、小松菜奈、松岡モナ、シシド・カフカ、長島りかこにフィーチャー。12枚のインスタグラムの写真とメッセージを願い(Wish)とともに表現している。女優の真木さんは、深い緑が美しい森の中でリラックスしたボタニカルな装いで登場。"未知なる世界へ旅に出たい”という願いとともに、自身が思い描く理想の女性像、女優像を語っている。女優でありドラマーでもあるシシドさんは、ラピスラズリを施した「アミュレット ドゥ カルティエ」を身に着け、巨大水槽の前に組まれたドラムセットの前に、瞑想するかのように静かに座っているインスタグラムの写真を公開。インタビューでは、ミュージシャンとしての原点と未来の自身を語る。また新進気鋭の女優、小松さんは、海沿いの海岸で『母のような母になりたい』とマザーオブパールの「アミュレット ドゥ カルティエ」に願いを語りかけた。そのほか、7つの「アミュレット ドゥ カルティエ」と旬の女性たち7人の美しいビジュアルとメッセージは、「WWD.com」との特別サイト「STUDIO AMULETTE by Cartier」にて公開中。(text:Miwa Ogata)
2015年07月10日バーニーズ ジャパンは8月より、「BARNEYS NEW YORK(バーニーズ ニューヨーク)」日本上陸25周年を記念したキャンペーンを開催する。同キャンペーンでは、同ブランドの日本初上陸25周年を祝い、2015年の秋冬シーズンとなる8月から月替りで趣向を凝らした企画を展開する。店舗では、「バーニーズらしさ」を感じられる国内外のブランドとの限定アイテムや、各種コラボレーションコレクションも登場。また、イメージヴィジュアルには、世界で活躍するダンサーでコレオグラファー(振付師)の菅原小春さんを起用した。今回はイメージヴィジュアルのほかムービーも制作。店内各所のほか、ウィンドウディスプレイ、ウェブサイト、広告などで8月以降に公開を予定している。日本第1号店となる新宿店のほか、横浜店・銀座店・神戸店・福岡店の旗艦店全店および、一部はオンラインストアでも展開する。
2015年07月09日カルティエ(CARTIER)がジュエリーコレクション「アミュレット ドゥ カルティエ」のキャンペーン「STUDIO AMULETTE by Cartier」をスタート。6月17日より、女優の真木よう子を始め、7人の女性を起用したスペシャルコンテンツを順次公開していく。「アミュレット ドゥ カルティエ」は“Unlock your Wish(胸の内に秘めた願いを解き放つ)”をコンセプトに生まれた、アミュレット(お守り)のように願いや想いを込めてお守り感覚で身に着けられるジュエリーコレクション。現在はマザーオブパール、オニキス、オパール、マラカイト、ラピスラズリ、カーネリアン、クリソプレーズの7色で展開されている。同キャンペーンでは、この7色をテーマに様々なフィールドで活躍する7人の女性を起用したコンテンツを公開。コレクションのコンセプトと同様の“Unlock your Wish”をテーマに、12枚のインスタグラムの写真とメッセージでそれぞれの“願い”を描いていく。第1弾の真木よう子、ダンサーでコレオグラファーの菅原小春、プロテニスプレーヤーのクルム伊達公子、女優の小松菜奈に続き、本日新たにモデル松岡モナのコンテンツがスペシャルサイトにて公開された。「プール付きの家に住みたい」と願う松岡モナのために撮影は、プール付きのスタジオで行われた。緊張感のある表情を作るシーンが多い松岡にとって、「今日のようなかわいいシチュエーションでの撮影はめったにないので出来上がりが楽しみです」とコメントし、無邪気に泳ぎ回る姿を見せた。「未知なる世界へ旅に出たい」が願いだという真木よう子は、古代から“旅のお守り” として使用されてきたマラカイトのアミュレットを着用。ボタニカルな衣装に身を包み深い緑が美しい森に旅に出た、まるで草木に溶け込むような真木よう子の姿が、12枚のインスタグラムを通して映し出されている。撮影を振り返り、真木よう子は「緑の中での撮影はとてもすがすがしく、開放的な気分になれました。プライベートでも時間があれば、こういった緑のきれいな場所に足を運びます。今回、着用させていただいた『アミュレット ドゥ カルティエ』は“旅のお守り”を意味すると伺っていたので、撮影中はずっと旅したい場所をイメージしました」とコメントを寄せている。
2015年06月18日深作欣二監督・菅原文太主演の名作『仁義なき戦い』のデジタルリマスター版が、5月13日から24日(現地時間)まで開催される第68回カンヌ国際映画祭にて上映されることが決定した。戦後間もない広島・呉。友人の喧嘩相手を射殺した復員兵・広能昌三(菅原文太)は刑務所に服役、そこで出会った土居組若頭・若杉(梅宮辰夫)と義兄弟の契りを結ぶ。出所後広能は山守組の盃を受け組の下で活躍するが、組の勢力が増すにつれて敵対組織との抗争、また組内部にも抗争が勃発。仁義なき戦いの火蓋が切られた――。2014年11月に81歳で逝去した名優・菅原文太を筆頭に、梅宮辰夫、松方弘樹ら昭和を代表する俳優が集結した本作は、クエンティン・タランティーノ監督など多くの監督、役者に影響を与えた作品としても知られている。同作が上映されるのはカンヌ国際映画祭の「カンヌクラシック部門」。過去の名作映画の再発見や、修復された偉大な作品の紹介などを目的として2004年に設立された正式部門のひとつであり、同部門に東映作品が選出されたのは今回が初めてとなる。(text:cinemacafe.net)
2015年04月30日金製品の販売や貴金属の買取り業務を行うSGCは6日、歌舞伎のデザインをモチーフにした「歌舞伎小判」を発売した。本商品は歌舞伎三大名作のひとつ「菅原伝授手習鑑」(すがわらでんじゅてならいかがみ)の「車引」(くるまびき)と呼ばれる一幕に登場する三兄弟のひとり、「梅王丸」(うめおうまる)の隈取と衣裳・小道具をモチーフとした2枚組の小判。銀座三越ゴールドショップで発売しており、その他の兄弟「松王丸」(まつおうまる)「桜丸」(さくらまる)のデザインについても順次発売していく予定だという。菅原伝授手習鑑に登場する梅王丸は腕っ節が強く血気盛んな正義漢。片方の小判ではその激しい気性を荒々しい筋隈(すじぐま)で表現。もう片方には、梅王丸の衣装の格子柄と襦袢の梅、梅王丸が刀を三本さして登場することにちなんだ三本の太刀、また物語中の重要な道具として登場する牛車の車輪があしらわれている。「K24 歌舞伎小判 車引 梅王丸(2枚セット)」は重量約24g(1枚約12g)、高さ約6.3cm、幅約3.5cmで240,000円(税別)。
2015年03月13日最新作『バケモノの子』の製作を発表した細田守監督が12月11日(木)、会見の席で先月28日、肝不全のため亡くなった菅原文太さん(享年81)への思いを語った。菅原さんは細田監督の前作『おおかみこどもの雨と雪』に声優として出演した。突然の訃報に触れ「びっくりしました」と細田監督。「思い出すのはアフレコ現場で、『今、映画なんて作って意味ないんじゃないか』とおっしゃったこと。ちょうど震災の後で、文太さんも引退宣言していた時期だったが、僕は『いや、意味はあると思います』という思いをお伝えし、そのまま2~3時間、お話をさせていただいた」のだとか。当時をふり返り、「いかに映画に対し、真摯に考えているかを目の当たりにした。なぜ、映画を作るのは?今考えると、僕らに託された永遠の課題だと思う」と背筋を伸ばす。完成が待たれる『バケモノの子』には、「なぜ、映画を作るのか?」という課題へのひとつの答えが隠されているかもしれない。映画は渋谷に生きるひとりぼっちの少年が、バケモノの世界<渋天街(じゅうてんがい)>に迷い込み、熊徹(くまてつ)と呼ばれるバケモノに弟子入り。九太(きゅうた)という名前を授けられ、想像を超えた修行と冒険に挑む“新冒険活劇”だ。「僕らが子どもの頃は、こういう“修行モノ”はたくさんあった。今の子どもたちが、何を見て育つんだろうと考えたとき、修行と冒険の物語というのは王道であり、新鮮なんじゃないかと思った。あえてテーマをひと言で表せば、“父と子”でしょうか」(細田監督)。前作に続き“ケモノ”がモチーフになった理由を「うちにも2歳の子どもがいて、絵本を読んであげるが、子どもの絵本には人間以上に動物が登場するから」と説明していた。本作で初の単独脚本にも挑み、「今までは優秀な脚本家さん(奥寺佐渡子)におんぶに抱っこだったので(笑)。僕にとっても修行のつもりだった」。脚本づくりで一番大変だったのは「渋谷を舞台にしたこと」だと言い、「今回は物語としても、渋谷区を一歩も出ません!そのこだわりで、いろいろ難しいことも出てきて(笑)。前作、前々作は田舎が舞台だったし、意外と渋谷を舞台にしたアニメ作品ってないんですよ」と話していた。細田守監督の最新作『バケモノの子』は2015年7月11日から全国で公開される。(text:cinemacafe.net)
2014年12月11日先ごろこの世を去った菅原文太の主演作がニコニコ生放送で12月6日(土)と7日(日)に一挙放映されることが決定した。主演作『仁義なき戦い』『新仁義なき戦い』『トラック野郎 御意見無用』が無料で観賞できる。今回の特集は2日に渡って行われ、6日(土)の22時から『新仁義なき戦い』と『仁義なき戦い』を、7日(日)の22時から『トラック野郎 御意見無用』『仁義なき戦い』を放映。主演作を2日に渡って放映することで、この世を去った菅原文太を追悼する。菅原文太追悼 主演映画 無料一挙上映12月6日(土)22:00『新仁義なき戦い』『仁義なき戦い』12月7日(土)22:00『トラック野郎 御意見無用』『仁義なき戦い』ニコニコ生放送で一挙放映
2014年12月04日『仁義なき戦い』シリーズ、『トラック野郎』シリーズ、『まむしの兄弟』シリーズなどを代表作に持つ菅原文太が、11月28日(金)午前3時に、転移性肝がんによる肝不全のため亡くなっていたことが発表された。先日、名優・高倉健がこの世を去り悲しみに暮れるなか続く訃報。菅原さんは、劇団四季に1期生として入団し、その後モデルをしながら俳優を目指すことを決意。数々の任侠映画に出演するほか、『千と千尋の神隠し』で釜爺の声優を務めたりと老若男女に慕われる存在となったが、2012年に俳優界から引退を発表。それ以降も菅原さんは、声優、ラジオパーソナリティを務めたり、妻・菅原文子さんの勧めから農業を始めるなど様々な分野で精力的に活躍してきた。すでに11月30日(日)、福岡にて家族葬が執り行われたという。喪主を務めた妻の文子さんは、下記のようにコメントを寄せている。「7年前に膀胱がんを発症して以来、以前の人生とは違う学びの時間を持ち『朝に道を聞かば、夕に死すとも可なり』の心境で日々を過ごしてきたと察しております。『落花は枝に還らず』と申しますが、小さな種を蒔いて去りました。一つは、先進諸国に比べて格段に生産量の少ない無農薬有機農業を広めること。もう一粒の種は、日本が再び戦争をしないという願いが立ち枯れ、荒野に戻ってしまわないよう、共に声を上げることでした。すでに祖霊の一人となった今も、生者とともにあって、これらを願い続けているだろうと思います。恩義ある方々に、何の別れも告げずに旅立ちましたことを、ここにお詫び申し上げます」。また、女優・吉永小百合は「本格的な共演は『映画女優』だけでしたが、密度の濃い日々でした。市川崑監督のもと、溝口監督と田中絹代さんに扮しての芝居でしたが、緊張感の中で胸が躍りました。近年の社会的な御発言も、私の心に強く響いております。御冥福をお祈り申し上げます」とコメント寄せた。さらに俳優陣からもSNSにて追悼するコメントを残している。<俳優・浅野忠信>撮影で一緒に過ごした時間がとても楽しかったですありがとうございました。心からご冥福をお祈りします。<俳優・池松壮介>ありがとうございました。<俳優・八嶋智人>菅原文太さんまで…。合掌。ご冥福をお祈りいたします――。(text:cinemacafe.net)
2014年12月01日