現在、海洋調査船「TARA号」に乗りながら航海をしている落合陽一氏(36)。レギュラー出演している『news zero』(日本テレビ系)にも海上からオンラインで出演している。斬新な挑戦をし続けている落合氏だが、手がけるプロジェクトだけでなく見た目も大胆にチェンジするときがあるようだ。Xにて、とあるユーザーが昨年6月6日に落合氏が『news zero』に出演した際の画像を引用し《この髪型の落合陽一からしか得られないや栄養がある》と投稿。そこに映る落合氏は、頭の高い位置で二つのお団子結びという髪型をしており、普段とは違ったかわいらしい姿だった。この投稿には《フワちゃんかと思いました》《アンミカと仲良さそう》《かわいい(困惑)》《ギャルかわいい》《素敵な髪型や》などのコメントがつけられ、過去の髪型が再度注目を浴びることとなった。3月14日には、落合氏自身もこの投稿を引用し《わかる》と反応。続けて《ちなこれヴィジョンプロニキ発表の回なのジワル》と、AppleのVRゴーグル「Apple Vision Pro」について取り扱った回だったと言及した。お団子スタイルは落合氏もお気に入りのようで、《自己紹介スライド左のミャクミャク写真が多いんだけど,右のがいいんかな.(昨日ちょうど海外研究者に話すのに左だったが,明日は右で行くか)》と投稿。今回の盛り上がりを受けて、プロフィール写真にすることを検討していた。
2024年03月15日手塚治虫の作品「ミッドナイト」を初実写化したショートフィルムが公開。監督は三池崇史が務めた。本作は全編iPhone 15 Proで撮影されている。舞台は夜の東京。もぐりのタクシードライバー「ミッドナイト」は、若い女性トラック運転手「カエデ」と出会う。カエデがとある事情で命を狙われていることを知ったミッドナイトは、「第5の車輪」を持つ改造タクシーで彼女の逃亡に手を貸すことに…。ネオン煌く東京で繰り広げられる一夜限りのカーチェイスをiPhone 15 Proのカメラが捉えていく。本作は、iPhoneのみを使って写真や映像を撮影するキャンペーン「iPhoneで撮影 ー Shot on iPhone 」の一環として制作されたもので、全編iPhone 15 Proを使って撮影した19分のショートフィルム。“マンガの神様”手塚治虫の隠れた名作「ミッドナイト」を実写化した。三池崇史が監督を務め、主演の賀来賢人をはじめ、小澤征悦、加藤小夏ら実力派の俳優陣が揃った。また、Apple TVでは、「ミッドナイト」のショートフィルムと「ミッドナイトの舞台裏」を無料で配信。撮影の舞台裏動画では、iPhone 15 Pro Maxを使って、人物から人物へフォーカスを自動で切り替えたり、離れた場所からでも迫真のクローズアップをしたり、手持ちでカメラが揺れても映像はなめらかになったり、わずかな光でも際立つディテールを映し出したり、ぶれを自動で補正していつも安定した映像にするなど、様々な機能が紹介されている。また、三池監督が手掛けたほかの様々な作品も紹介し、「巨匠」と呼ばれる三池監督の世界観を存分に楽しむことができる。Appleワールドワイドプロダクトマーケティング担当副社長ボブ・ボーチャーズはこの作品について「iPhone 15 Proのビデオ撮影機能は、プロのカメラシステムと比べても別格です。初心者でもiPhoneを手に取れば、直感的に使うことができ、素晴らしい映像を撮影することができます。本作品『ミッドナイト』は、三池崇史監督のような一流のクリエイターが、iPhoneにインスパイアされ、誰もがポケットに入れて持ち歩くデバイスで、力強いストーリーを伝えられること実証しています」とコメント。三池監督は手塚作品をiPhoneだけで実写化するという挑戦について、「先生の作品を『iPhoneだけで実写化する』という大冒険、とても幸せに思っています」と語り、また「映画のカメラじゃできないようなことを可能にする力を、iPhoneは持っている」とそのポテンシャルを高く評価した。三池崇史監督コメント手塚先生は、エンターテインメントを志す者にとって神のような存在です。先生の作品を「iPhoneだけで実写化する」という大冒険、とても幸せに思っています。企画をいただいた時、「iPhoneだけで映画が出来るのだろうか?」という不安もありましたが、その機能をテストする中で不安は消し飛ばされ、撮影が始まる頃には「iPhoneだからこそ生み出せる映画になる」と確信していました。撮影が始まるとスタッフ全員がiPhoneの表現力に魅了され、クリエイターとして楽しく充実した時間を楽しみました。そして、映画のカメラじゃできないようなことを可能にする力を、iPhoneは持っていると感じました。皆さんもiPhoneの機能をフルに引き出して、日常をクリエイティブな世界にして下さい。アクションモードは、躍動する者の表情を的確に捉え、心を映し出すモードです。例えば、カエデが父親の不吉な知らせを聞いて駆け付けるというシーン。激走する少女。その全力で走る姿にiPhoneは彼女の「驚きと不安」、「嘘であってほしい」という感情を映し出しました。通常のスタビライザーの機能を超えた優れた表現力です。しかも画質の劣化も感じさせない。魔法のようなモードです。シネマティックモードは、ルックを映画的にする機能なのですが、それよりも撮影後にフォーカスを調整できる機能に感動しました。撮影後に自分の好きな所に、好きなタイミングでピントを合わせることができる。このような通常の撮影機材では不可能な機能がどんどん追加され、映画人の常識を打ち破ってくれることを期待しています。多くの人にとってiPhoneはいつでもどこでも一緒にいる存在、だから、日常生活の中の何気ないことでも、今にしか撮れない奇跡的な瞬間を記録することができるわけですよね。それはきっとすごく価値のあることだと思うし、そういういつでも撮れるカメラって他にないじゃないですか、そこが一番iPhoneらしいと思います。(シネマカフェ編集部)
2024年03月06日3月をもって『news zero』(日本テレビ系)のコメンテーターを卒業することを発表した落合陽一氏(36)。卒業まであと1ヵ月を切ったが、3月5日、Xで投稿した内容が「過激すぎる」と波紋を呼んでいる。普段は自身が手がけたプロダクトや執筆したnoteの紹介を中心に投稿している落合氏。しかし、この日は自身に向けられる批判について苦言を呈していた。《「ググれない子の推論能力の低さ」に「ディスられる」「バカ発見器の機能を持つ」落合陽一です.大体落合陽一をディスってる99%は先入観と思い込みの強いバカです.よく見てください.》続けて《よく疑えクソバカどもついでに死ね.》と暴言ともとれる発言を投稿。そして、この投稿についた「落合氏が10年後にスマホがなくなると発言したがハッタリだ」という旨のコメントを引用すると、《どこで?クソバカ?デマ野郎お前が死ぬのか?》と追撃。さらにこのユーザーが「どこで発言していたかは覚えていないが、その発言に期待したので覚えている」と返信すると、《はぁ?クソバカデマクソ野郎,死ぬのか?》と繰り返し次のように反論した。《失念じゃなくて妄想だろう?スマホの次の議論をするときに人間の手は遺伝的に固定だからスマホ的なものは残るがプラットフォーマーは遷移するかもしれないという議論はしているが,それがスマホがなくなることにどう繋がるんだ鳥頭?期待してくれてありがとう.ただしデマは流すな.》さらに、国際ジャーナリストである父・信彦氏(82)の名を出したコメントには、《お前ら都合のいい時だけぼっちゃんとかいうなバーカ,死ね.信彦ディスりと信彦羨望で戦争してから生き残った奴だけが出てこい,お前らは自分勝手が過ぎる》と猛烈に反応。最終的には《その喜びに感動できると共にディスりを忘れない日々でいたい2024年です.》と締めくくっていたが、一連の落合氏の暴言ともとれる投稿に、心配の声が相次いでいた。《数週間ぶりにX開いたらこれ落合さん荒ぶってますなぁなんだなんだ?》《先生、落ち着いてくれ、名誉毀損とか誹謗中傷とかならないでよ》《あの落合さんらしくない汚い言葉ですねどーした!?》
2024年03月05日イタリアンの伝説シェフ 9年ぶりの著書2月28日、人気イタリアンシェフの落合務氏によるレシピ集『落合式イタリアン』が株式会社ダイヤモンド社から発売された。B5判並製、112ページ、定価は1,760円(税込)である。同氏は東京・銀座のレストラン「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」のオーナーであり、日本イタリア料理協会名誉会長でもある。同書には、シンプルで家庭でも手軽にできるイタリアンのレシピが掲載されている。限界まで省いた工程で誰でも簡単に1947年生まれの落合務氏は高校を1年で中退。料理の道へと進んだのは17歳の時、レストランでのコック見習いとしてだった。28歳でフランス、イタリアへと渡って修行を重ね、1997年9月に独立している。テレビや雑誌などでも活躍中だが、2021年にがんが見つかり、闘病生活を送ることになる。療養生活で太ってしまったことにより、ダイエットのため自炊生活を開始。あらためてイタリア料理で野菜を美味しく食べられること、作り置きができること、繰り返し食べても飽きないことといった長所を確認。新刊では食材を生かしたシンプルなイタリアンレシピを紹介する。レシピは1~2人前なのでひとり暮らしでも作りやすく、誰でも簡単に作れるように工程を限界まで省略。パスタ、おかず、副菜、ドルチェといった56品を掲載し、著者の半生をたどるコラムも見どころである。(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:報道用資料
2024年03月05日元プロ野球選手で野球解説者の谷繁元信氏がこのほど、都内にて行われた、動画コンテンツ『マネジメント図鑑』公開収録に参加。落合博満氏との秘話を明かした。○■落合博満氏とトイレで横並びになり…『マネジメント図鑑』は、業界を問わずさまざまな分野で活躍する人物との対談を通じ、マネジメントに役立つノウハウを共有する動画コンテンツで、リクルートマネジメントソリューションズが提供する1on1支援ツール「INSIDES」の特設ページにて配信される。そして、記念すべき初回配信には、元プロ野球選手で中日の監督経験もある谷繁氏が登場。“スポーツの1on1コミュニケーション”をテーマに、リクルートマネジメントソリューションズの荒金泰史氏と対談を行った。中日の監督だった落合氏と風呂場で鉢合わせしたエピソードを披露したのち、谷繁氏は「あとは、落合さんが(中日に)来て年数が経ってから、僕がちょっと試合に出してもらえなくなった時期があったんですね。それは自分のミスもあったし、チームがうまく回っていないとき」と回想。そして、「これは分からないですけど」と前置きした上で、「僕の後のキャッチャーを育てていかないといけないってこともあったと思う。僕は僕でもう一回、常に出られるようになるには何をしないといけないかを、そのときに考えさせられる。その時点で、落合さんからしたら、しめしめだと思うんですよ。自分が考えれば、また自分のレベルが上がる。そしたらチームにとって、いい方向に向かっていく」と推察する。続けて、「そういう時期がちょっとあって」と話を戻し、「試合途中、チェンジになったときに『トイレに行きたいな』と思って。今のバンテリンドームのロッカーから通路を上がってすぐ右側にトイレがあるんですね。そこに入ろうとした瞬間に、『あれ? なんか気配を感じるな』と思って、パッと見たら、監督がサササッと来たんですよ。『トイレ行くんじゃないだろうな……』と思ったら、案の定トイレに入ってきたんですよ(笑)」と茶目っ気たっぷりに語りつつ、「並びでトイレをしながら、そこで『明日から行くぞ』って(告げられた)」と告白。「『ここで言う!?』と思ったんですけど(笑)。それは覚えてますね」としみじみと振り返っていた。
2024年02月03日元プロ野球選手で野球解説者の谷繁元信氏がこのほど、都内にて行われた、動画コンテンツ『マネジメント図鑑』公開収録に参加。落合博満氏との秘話を明かした。○■落合博満氏と風呂場で一緒になり…『マネジメント図鑑』は、業界を問わずさまざまな分野で活躍する人物との対談を通じ、マネジメントに役立つノウハウを共有する動画コンテンツで、リクルートマネジメントソリューションズが提供する1on1支援ツール「INSIDES」の特設ページにて配信される。そして、記念すべき初回配信には、元プロ野球選手で中日の監督経験もある谷繁氏が登場。“スポーツの1on1コミュニケーション”をテーマに、リクルートマネジメントソリューションズの荒金泰史氏と対談を行った。中日の監督を務めた落合博満氏の話題になると、谷繁氏は「野球に関して話した記憶は5回あるかどうか。でも、その一つひとつの内容っていうのは、いまだに覚えてるところもある。“言わないけど、考えさせる”マネジメントが落合さん」と自身の印象を打ち明ける。それに対し、荒金氏が「たとえば、こんな投げかけ、問いかけをもらったというものはありますか?」と聞くと、谷繁氏は「僕が配球に関してちょっと悩んでる部分があったんですけど、それを風呂場で言われたんですよ。たまたま風呂場で一緒になって、『どうしようかな……先に出ちゃおうかな』って思ったんですけど(笑)」と冗談めかして、笑いを誘いつつ、「その日のゲームは負けたんですね。それも自分がちょっとモヤモヤしてる部分で負けた試合だった。試合後に風呂に入って、シャワーを浴びてるときに、鏡をパッと見たら(落合さんがいた)。サーッと僕の横に来て座るわけですよ。そしたら、その日の試合の配球についてと、それまでの僕の特徴みたいな(ものについて話してくれた)」と回想。さらに、「たとえば、サインを出して、インコースのストライクのストレートを要求したときに、それが逆球でファールになるとするじゃないですか。そしたら、僕は自分のサインを出したボールをずっと追いかけてしまうクセがあったんですね。そうじゃなくて、『来たボールからもう一回リセットして、考え直したほうがお前はいいよ』って言われた。なるほどな、と」と落合氏からの助言の一部を明かすと、荒金氏から「(それまでに)そういう問いかけをされたことはなかったんですか?」と質問が。これに谷繁氏は「なかったですね。それを風呂場で言われて。それは覚えていますね」としみじみと振り返っていた。
2024年02月02日元プロ野球選手で野球解説者の谷繁元信氏がこのほど、都内にて行われた、動画コンテンツ『マネジメント図鑑』公開収録に参加。権藤博氏と落合博満氏のマネジメント法を対比した。○■“12人”の監督の共通点とは『マネジメント図鑑』は、業界を問わずさまざまな分野で活躍する人物との対談を通じ、マネジメントに役立つノウハウを共有する動画コンテンツで、リクルートマネジメントソリューションズが提供する1on1支援ツール「INSIDES」の特設ページにて配信される。そして、記念すべき初回配信には、元プロ野球選手で中日の監督経験もある谷繁氏が登場。“スポーツの1on1コミュニケーション”をテーマに、リクルートマネジメントソリューションズの荒金泰史氏と対談を行った。「強いチームの監督がしていたことは?」という質問に対し、谷繁氏は「僕はすごくたくさんの監督の下でやらせてもらった。挙げていいですか(笑)?」と確認を取りつつ、「古葉竹識さん、須藤(豊)さん、江尻(亮)さん、近藤昭仁さん、大矢(明彦)さん、権藤(博)さん、森(祇晶)さん、山田久志さん、佐々木(恭介)さん、落合(博満)さん、高木守道さん、自分なんですよ」と列挙。そして、「“12人”の監督のもとでいろんなものを見させてもらったんですけど、その中で1つ言えることっていうのは、やっぱり“曲げないこと”。みなさん、自分の野球観の中でやられてるわけですから。自分の野球観を曲げない人が多かったですね」と自身の印象を打ち明けた。○■権藤氏と落合氏のマネジメント法を対比また、「成功・失敗って、結局、勝てば成功なんですよ。どういうやり方でも。で、負ければ失敗なんですよ。プロ野球の世界って。だから、僕にとって、成功された方っていうことを考えると、まずは大矢さん。でも、今考えると、その前の監督も、その当時の僕には必要だったんですよね」と回想しながら、「そのあとに権藤さんが優勝されて、またそのあとに権藤さんとは真逆の森さんが来て。ドラゴンズでは落合さんと8年間一緒にやりましたし。権藤さんのやり方と落合さんのやり方が一緒かというと、違うわけですよね。違うんだけど、両方とも勝つ」と、権藤氏と落合氏のマネジメント法に言及することに。続けて、「権藤さんは、あの時期の僕たち選手のマネジメントにちょうど合ったと思うんですよ。僕たちがある程度、自分たちで何が必要かを考えてやってきたチームだったので、それをさらに(後押しする)『お前たちはプロなんだから、自分たちで考えてやりなさいよ』っていうマネジメントが権藤さんなんですよ。逆に、落合さんっていうのは、本当に何も言わないんですよ。野球に関して話した記憶は5回あるかどうか。でも、その一つひとつの内容っていうのは、いまだに覚えてるところもあるし。言わないけど、考えさせるマネジメントが落合さん」と対比。これに荒金氏が「権藤さんも落合さんも自分で考えさせるという共通点が?」と返答すると、谷繁氏は「確かに、そこに共通点はあるかもしれない」とうなずきつつ、「でも、方法は違うというところなんですね」と締めくくっていた。
2024年02月01日三池崇史監督が、映画『怪物の木こり』(12月1日公開)の大ヒット祈願イベントに亀梨和也(KAT-TUN)、菜々緒とともに登壇した。同作は倉井眉介氏による同名小説の実写化作。凶器の斧で脳を奪い去る連続猟奇殺人事件が発生し、次のターゲットとして狙われたのは、弁護士・二宮彰(亀梨和也)。しかし二宮は、犯人をも凌駕する狂気のサイコパスだった。犯人を追う警察と、返り討ちを狙う二宮。追う者と追われる者がどんどん入れ替わっていく先読み不可能なサスペンスとなる。○■三池崇史監督、亀梨和也ファンからの空気「ひしひしと感じる」「監督は立場上、いないといけないですけど、あまりコメントも長く話すとお2人の時間がなくなってしまいますから」と控えめな発言で笑わせた三池監督。舞台挨拶でもそういった空気を感じるそうで「ファンの人から『このおじさん話長いな』と思われているなと、ひしひしと感じるんです」と明かしていた。今作で亀梨と初タッグを組んだことについて聞かれると「スーパースターとは縁が遠い……どちらかというとアウトサイダーが多いので、自分もがんばってきたなという思いです」と話し、笑いを誘う。改めて「今回の役がすごいぴったり。サイコパスといっても1人の人間で、そういう多面性を持っているという点では、アイドルというもう1人の自分を25年作り上げてきた人間だからこそ、僕らとは違う台本の見え方をしている」と亀梨を絶賛した。一方、過去に三池作品への出演経験もある菜々緒についても「いつも出ていただくときは、コスチュームがすごい露出度。ただ、今回は刑事ということでスーツでシンプルなんですがやはり美しい。女優としてそこに立っている姿に、『この人やっぱり本物なんだな』と感じました」と称賛の言葉を送っていた。また、「今作での収穫」について聞かれた亀梨は「三池監督との出会い」と回答。「ご縁をいただけたということに感謝しています。今回も菜々緒さんなどこれまで監督の作品に何作も出られている方とご一緒させていただいたんですが、僕も今後呼んでいただけるように、いつでも露出できるようにしっかりケアしていきたい(笑)」と菜々緒の露出度高め衣装に絡めて話した。
2023年11月22日「このミステリーがすごい!」大賞受賞小説を三池崇史監督が映画化した『怪物の木こり』が、スペインで開催された「第5回シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭」にてワールドプレミア上映。現地時間10月13日19時より、サスペンス・アクションなどの作品がセレクトされるÒRBITA(オービタ)部門を締め括るクロージングイベントが開催され、主演の亀梨和也と三池監督が登場した。シッチェス・カタロニア国際ファンタスティック映画祭は、ベルギー・ブリュッセル、ポルトガル・ポルトと並ぶ世界三大ファンタスティック映画祭の1つとして知られ、毎年10月に開催を続け、今回で56回目の開催となる歴史ある映画祭。過去には『十三人の刺客』がヴェネチア国際映画祭、『一命』『藁の楯 わらのたて』『無限の住人』がカンヌ国際映画祭に出品されるなど世界にその名を轟かせる三池監督の最新作というだけあり、本作上映のチケットは事前の発売後、即完売。会場には1,200人の観客が集結した。三池監督「映画ファンが集まる映画祭だからハードルは高い」ワールドプレミア前には現地メディアによるフォトセッションと記者会見に臨んだ亀梨さんと三池監督。取材前にはシッチェスの街並みを散策するなど、街の空気を感じた亀梨さん。「この『怪物の木こり』という作品と三池監督にせっかく連れてきていただいた舞台なので、しっかりとたくさんの方たちの印象に残れるように過ごしていきたいです」と意気込みを語った。その後、レッドカーペットには、亀梨さんは光沢のある鮮やかな黒いスーツで三池監督とともに登場。拍手と歓声を受けながら、「日本は12月1日に公開なので、ひと足先にワールドプレミアという形で、初めて関係者以外の方たち、それも世界の方のリアクションを感じられるというのは本当に貴重ですね。ドキドキしますし、ちょっとそわそわもします」とコメント。三池監督も「映画ファンが集まる映画祭だからハードルは高いんですけど、でもエンターテイメントですから。みんな『これはどういうもんだ』っていう点数つけに来てるわけじゃないので。どうやってこの映画を見て楽しもうかという、そういう人たちなので、きっとそういう人たちに楽しんでもらえる映画だと思います」と、久々のシッチェスの地を噛みしめるように、映画祭の魅力を語った。その後、亀梨さんと三池監督は上映前のステージに大歓声を受けながら登壇。スペイン語で自己紹介した亀梨さんは「今回三池監督と共に、『怪物の木こり』という作品でこのシッチェス映画祭に来られたこと、本当に光栄に思っています」と満員の会場を見渡し、喜びを噛みしめた様子。三池監督も「シッチェスでは毎年のように僕の映画を上映していただいて本当に感謝しています。自分の最新作をここでワールドプレミア、世界で一番最初にシッチェスの観客の皆さんに観てもらえることを本当に幸せに感じています」と感謝を込めて挨拶した。上映が始まると、血しぶきが飛ぶシーンでは歓声があがるなど、世界最大のファンタスティック映画祭にふさわしい盛り上がり。終了後は拍手喝采となった。観客と一緒に本編を鑑賞していた亀梨さんと三池監督は、上映終了後、「すごく緊張しましたね。上映中に一つ一つリアクションがあり、この作品は物語の展開をしっかり集中して観ていただくことによって、さらに楽しめる作品だと思うので、みなさん本当に集中して観てくださっていたのかなと思います」と興奮冷めやらぬなかコメント。さらに上映中の観客のリアクションに対して亀梨さんは「最後の方は本当にネタバレなので言えないですけれど、一番最後、この物語がずっと積んできたもののクライマックスのようなところは、ぶわっと沸いてくれていたので。あそこは鳥肌が立ちました」と感無量。三池監督も「シッチェスのお客さんってお祭りみたいに、ストーリーとかそんなことよりも楽しめるところでワイワイやるっていう感じなんだけれど、今回は真剣に見ていて。こんなにスペインの人も真剣に映画を見てくれるんだっていう感じがあって(笑)。最後に起こった拍手も、楽しんだというより、いい物語を観た、いい映画を観たっていう、あったかい拍手で。普段とは違うリアクションだったんですよね」と確かな手応えを感じていた。ワールドプレミア後には、本作を鑑賞した批評家や観客から「三池崇史は『怪物の木こり』で私たちに新しいスリラーを見せてくれる」「最高のスリラー!テンポもよくあらゆるタイプの観客に強くお勧めします!」「機敏な脚本のひねりでサイコパスを探求しており、全編を通じて私たちを魅了します」といった絶賛の声が早くもXに溢れている。なお、本作は10月下旬、東京国際映画祭「ガラ・セレクション部門(Gala Selection)」での特別招待上映にてジャパンプレミアが開催される。『怪物の木こり』は12月1日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:怪物の木こり 2023年12月1日より公開©2023「怪物の木こり」製作委員会
2023年10月16日元中日スカウト部長の回顧録株式会社カンゼンは、中日ドラゴンズ元スカウト部長中田宗男が、当時のチーム事情、球界情勢などを交えて、星野時代と落合時代中心にした球団のドラフト戦略を振り返った『星野と落合のドラフト戦略元中日スカウト部長の回顧録』を10月5日に刊行致します。カリスマ監督二人はスカウトに何を求め、チーム編成にどのように関わったのか?本書は中日ドラゴンズ元スカウト部長中田宗男が、当時のチーム事情、球界情勢などを交えて、星野時代と落合時代中心にした球団のドラフト戦略を振り返ります。8人の監督に仕えた38年間のスカウト人生は、喜び、悲しみ、楽しみ、苦悩、葛藤といったさまざまな思いが入り混じるものでした。まさに球団の栄枯盛衰を見届けてきた当事者による初の著書本は、中日ファンのみならず野球ファンにとっても資料性価値の高い貴重な1冊といえます。『星野と落合のドラフト戦略』書影「星野さんは人を残し、落合さんは結果を残した」スカウト歴38年闘将とオレ竜に仕え、球団の栄枯盛衰を見てきた男が明かすドラフト舞台裏サンプルページ■第一章星野監督時代のドラフト(1986年―1991年)■第二章星野監督時代のドラフト(1995年―2001年)■第三章落合監督時代のドラフト(2003年―2010年)■第四章落合GM時代のドラフト(2013年―2016年)第二次・星野仙一監督時代に指名した選手落合博満監督時代に指名した選手落合博満監督時代に指名した選手目次目次①目次②目次③目次④■まえがき■序章■第一章星野監督時代のドラフト(1986年―1991年)1986年ドラフトは5年先、10年先を見据える1987年星野さんの強運と豪腕1988年「全権監督」星野さんの辣腕1989年初めてこだわった「即戦力投手」の獲得1990年星野さんらしくなかったドラフト戦略1991年見送られた「鈴木一朗」の指名1992年出遅れた松井獲得競争1993年同学年、平田と川上の差1994年「高校時代の印象」で逃した、後の大物ピッチャー■第二章星野監督時代のドラフト(1995年―2001年)1995年球団の「外」から福留1位を決めた星野さん1996年ダイエーとの熾烈な選手争奪戦1997年会心のドラフト1998年逆指名の恩恵を最大に受けた指名1999年裏目に出た星野監督の皮算用2000年またもダイエーに敗れた目玉選手の争奪戦2001年星野さんの電撃退任と「右の大砲」コラム山田久志監督時代2002年「立浪二世」と期待した明徳義塾・森岡■第三章落合監督時代のドラフト(2003年―2010年)2003年青天の霹靂だった落合さんの監督就任2004年「高校生は1人もいらない」2005年故障抱えた吉見の獲得2006年プロでの明暗分かれた堂上と坂本2007年中田翔を欲しがらなかった落合さん2008年1巡目指名を巡って監督と意見対立2009年不可解な上位指名リクエスト2010年心中覚悟、大野ありきのドラフト戦略コラム髙木守道監督時代2011年周平に託したかった中日の未来/獲るべきだった「打てる」選手2012年早くに諦めた大谷翔平の指名/自分の首を絞めた則本の紹介■第四章落合GM時代のドラフト(2013年―2016年)2013年GMとしてやらざるを得なかった汚れ仕事2014年上手くいかなかった、全員即戦力狙いの指名2015年GMとスカウトが共有した危機感2016年スカウト会議に出なかったGMラストシーズンコラム森繁和監督時代2017年2人の高校生キャッチャー、中村と村上2018年直らなかった根尾の欠点コラム与田剛監督時代2019年これからの中日を背負う石川と岡林2020年幸運だった髙橋宏斗の1位指名2021年目をつぶって一軍で使ってほしい3人■あとがきプロフィール中田宗男(なかた・むねお)1957年1月8日生まれ、大阪府出身。上宮高から日体大に進学し、78年オフにドラフト外で中日に入団。83年限りで引退し、プロ5年間の通算成績は7試合登板、1勝0敗、防御率9.00。84年からスカウトに転身し関西地区を中心に活動。03年から17年までスカウト部長を務め、2018年1月に定年退職したあとも編成部アマチュアディレクター、アマスカウト部アドバイザーとして球団のチーム編成に関わった。22年1月に退団し、38年のスカウト人生に終止符を打った。書誌情報書名:『星野と落合のドラフト戦略元中日スカウト部長の回顧録』ISBN:978-4-86255-699-8著者:中田宗男ページ数:296P判型:四六判定価:1,980円(本体1,800円+税)発売日:2023年10月5日出版社:カンゼンAmazon : Rakutenブックス : 商品ページ : 【この件に関する問い合わせ先】株式会社カンゼン宣伝プロモーション部担当:伊藤真TEL:03-5295-7723MAIL: ito@kanzen.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年09月29日『クローズZERO』シリーズや『十三人の刺客』などジャンルを問わず精力的に映像制作を続ける映画監督・三池崇史によるショート動画コンテスト「26秒のカーニバル」の開催が決定した。本コンテストは、プロアマ問わずすべての映像表現者を対象としており、自身が撮影した26秒間のショート動画を応募することが可能。コンテストの企画テーマは“26秒で奇跡を起こし、人生を豊かにしよう”で、各開催回ごとに厳選したテーマで募集する。すべての作品は三池自身が審査し、選ばれた10作品以上にはそれぞれ賞金10万円が授与される。また、受賞作品は公式ウェブサイト上で1年間掲載され、三池からのメッセージも添えられる。近年、映像技術の進歩でだれでも簡単に映像を作ることができるようになったが、一方で映像制作の本質が軽視される懸念も生じている。また、ショート動画アプリの登場により、再生回数の追求が一部で盛んになっている現象を目の当たりにしてきたという三池監督。そんな中、映像の品質や、視聴者に対する意識、制作に関わる仲間への感謝の気持ち、自分の作品で稼ぐという経験など、映像制作の本質について再考する機会を提供したいという想いが今回の取り組みにつながったという。第一回目は、“フルスイング!”をテーマに2023年8月1日から9月30日に募集し、審査発表は10月下旬を予定している。なお、本コンテスト開催決定に寄せられた三池崇史監督からのメッセージと募集概要は以下の通り。【三池崇史監督からのメッセージ】26秒で人生を変えることができるのか?その答えを求めて、この企画を立ち上げました。26秒の映画祭です。『レザボア・ドッグス』を撮ったタランティーノのように。それを目撃した観客のように。映画は、創る者、観る者の人生を変えてきた。ならば、あなたにも出来るかも知れない。しかも、それを26秒でやってのける圧倒的な才能に出会いたい。「なぜ26秒?」経済的リスクと労力を最低限に抑えて、自分の明日を次のステージに進めていただきたい、と思ったからです。素敵じゃないですか、たった26秒で人生を変えることができるなんて。「そんな奇跡が起こるものか」と笑うなかれ。馬鹿げた夢をみる勇気。そして動き出す元気。楽しみながら夢をみる。そんなチャレンジこそが、今を生きる私たちに必要なのではないでしょうか。さて、夢のカーニバルの始まりです。皆さんの26秒をお待ちしています。映画監督三池崇史【募集概要】■応募対象者:プロアマ問わずすべての映像表現者※各開催回で、1人あたり1応募のみ(複数応募は不可)■応募方法ステップ1ショート動画の撮影ステップ2自分自身のYouTubeに限定公開でアップロードステップ3応募フォームに、限定公開したYouTube URLなどを記載し申込み※応募フォームは 公式サイト() より■応募動画作品時間:26秒以内企画テーマ:“26秒で奇跡を起こし、人生を豊かにしよう”※ 各開催回ごとに厳選したテーマで募集■注意事項動画は未公開であること(選考後は自身による他媒体への利用可)他人の権利を侵害していないこと撮影方法や編集有無などは自由■受賞対象数:10本以上賞金:受賞作品1本あたり10万円副賞:当ウェブサイト上に、受賞作品と受賞者情報の掲載(1年間のみ)■選考の流れ【第一回開催】テーマ:フルスイング!募集期間:2023年8月1日~9月30日 23:59審査:10月審査発表:10月下旬【第二回開催】テーマ:(未定、10月中に関連サイトとSNSにて告知します。)募集期間:2023年10月1日~11月30日 23:59審査:12月審査発表:12月下旬※審査過程は非公開とさせていただきます。受賞候補者には事務局から応募者への問い合わせがある場合がございます。
2023年08月01日落合モトキとあのがW主演する『鯨の骨』の公開日が10月13日(金)に決定し、第1弾ポスタービジュアルと場面写真が解禁された。『ドライブ・マイ・カー』「ガンニバル」の脚本家、大江崇允が監督を務める本作は、ARアプリ世界のカリスマ少女と、リアルとバーチャルの境界が曖昧になった世界で“少女”にのめり込んでいく男を描く。この度解禁されたのは、深海の中のような深い青の世界に、海中のちりくずのような粒子が散りばめられているポスタービジュアル。ARアプリの世界のカリスマ少女“明日香”(あの)を探し彷徨う人々を、海の底で“鯨の骨”の栄養を求めて群がる魚たちになぞらえ、半バーチャル世界=深海をイメージさせる1枚となっている。独特のフォントで書かれた「都会の夜はまるで深海のよう」というコピーと、切なくも儚げに正面を見つめるあのさんと、彼女に視線を向ける落合さんの表情が印象的だ。併せて解禁された場面写真では、主演の落合さんとあのさんのほか、横田真悠、宇野祥平らキャスト陣が捉えられている。ARの世界で、ほのかな光を求めて集まる人々が見たものとは…?本作のミステリアスな世界観が垣間見える場面写真となっている。『鯨の骨』は10月13日(金)より渋谷シネクイント、シネマ ート新宿ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:鯨の骨 2023年秋、渋谷シネクイントほか全国にて公開予定Ⓒ2023『鯨の骨』製作委員会
2023年07月27日ダークヒーローが巨悪に立ち向かっていくドラマ「警部補ダイマジン」が7月7日(金)より放送スタート。この度、本作の主演を務める生田斗真と、監督の三池崇史が対談した映像「警部補ダイマジン Special Interview」が、本日7月5日(水) ひる12時からテレビ朝日公式YouTubeチャンネル、「テラサ」、「TVer」にて公開されることが分かった。主人公は、正義感の強い警視庁捜査一課のエース警部補、“ダイマジン”こと台場陣(生田さん)。台場がある弱みを握られたことで、未解決事件専門の特命捜査対策班に異動。自分を召使いのようにこき使う特命捜査対策班の室長で警視正の平安才門(向井理)や、自分を殺人犯と疑って急接近してくる刑事・七夕夕夏(土屋太鳳)らと共に、法で裁けない悪党に剛腕を振りかざし、悪をもって悪を制していく、斬新かつ超刺激的な作品。『土竜の唄』シリーズ3作でタッグを組んだ生田さんと三池監督だが、TVドラマでは初タッグ。対談では、生田さんが「人生の分岐点を作ってくれた大きな存在である三池監督と、テレビドラマに舞台を変えて暴れられることにワクワクして、充実した日々を送りました」とふり返り、三池監督も「強烈なキャラクターを演じる生田斗真、こういう生田斗真が見てみたいと思っていたものが撮れて楽しかったです」と、絶大な信頼関係があるからこそ言える話が次から次へと飛び出す。また、主題歌を担当する「関ジャニ∞」や、生田さんがファンを公言するオープニングテーマ担当の「新しい学校のリーダーズ」への思いも語られる。「警部補ダイマジン」は7月7日より毎週金曜日23時15分~テレビ朝日系にて放送(※一部地域で放送時間が異なる)。(シネマカフェ編集部)
2023年07月05日ファミリーマートから、ファセッタズム(FACETASM)を手掛けるデザイナー.・落合宏理がデザイン監修したモバイルアクセサリー「PD20W コンセント充電器」が登場。2023年6月27日(火)から、全国のファミリーマートにて数量限定で発売される。ファミマ“クリアカラー”の充電器、落合宏理との共同開発でファミリーマートオリジナルブランド「コンビニエンスウェア」を手掛けるファッションデザイナー・落合宏理がデザイン監修した、クリアカラーの充電器「PD20W コンセント充電器」。超急速充電に対応したライトニングケーブルと充電器のセットで、ポップなカラーリングのクリアグリーン、クリアオレンジ、クリアブラックの全3色を展開する。超急速充電、90°回転するプラグで収納&持ち運びも◎充電器は20W出力の超急速充電に対応しており、従来の充電時間の約半分の所要時間で充電を完了させることが可能。また90°回転するACプラグで収納・持ち運びもしやすい仕様となっている。詳細「PD20W コンセント充電器」※内容:USB C/Lightningケーブルが付属した、最大出力PD20Wの充電器発売日:2023年6月27日(火)発売地域:全国カラー:クリアブラック・クリアグリーン・クリアオレンジ価格:3,980円※「従来の充電時間の約半分の所要時間」は、PD非対応の5W出力充電器を使用した場合。※画像はイメージ。※店舗によって取り扱いのない場合がある。
2023年06月29日デジタルとリアルの融合に取り組んできたプロジェクトの第7弾「落合陽一×日本フィルハーモニー交響楽団プロジェクト VOL.7 《帰納する音楽会》」が、8月23日(水)に開催される。落合陽一×日本フィルプロジェクトは、テクノロジーによりオーケストラの鑑賞体験をアップデートし、芸術文化により多様性の高い社会の構築と日本文化の発信を目指している。2023年からは、英国在住の作曲家・藤倉大氏とコラボレートし、オーケストラによる日本文化探訪「承前啓後継往開来」がスタートする。今年は琉球古典音楽に着目し、沖縄で大切に保存・継承されている琉球王国宮廷文化にオーケストラとテクノロジーを掛け合わせて、新たな音楽表現を作り出すという。また、新たな取り組みとして、公演に先立ち沖縄でのフィールドワークが行われ、公演後には室内楽サテライト公演を高山市(岐阜県)、枚方市(大阪府)、那覇市(沖縄県)で開催。公演だけではない新たな“帰納体験”を盛り込んだ意欲的なプロジェクトだ。(C) Tomoko Hidaki落合陽一×日本フィルハーモニー交響楽団プロジェクト VOL.7 《帰納する音楽会》8月23日(水) 19時開演東京オペラシティ コンサートホール■チケット情報演出:落合陽一指揮:海老原光映像の奏者:WOWヴァイオリン:辻彩奈琉球古典音楽奏者歌三線:新垣俊道、大城貴幸、棚原健太箏:池間北斗笛:亀井美音胡弓:前田博美太鼓:久志大樹進行アシスタント:江原陽子管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団■公演プログラム植松伸夫:ファイナルファンタジーより オープニング・テーマ藤倉大:Open Leaves(承前啓後継往開来I 日本フィルハーモニー交響楽団委嘱作品)[世界初演]大栗裕:大阪俗謡による幻想曲ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集《四季》より“夏” 第1楽章ピアソラ:《ブエノスアイレスの四季》より“夏”ヒナステラ:バレエ組曲《エスタンシア》第3曲リスト:ハンガリー狂詩曲第2番バーンスタイン:『ウェスト・サイド・ストーリー』《シンフォニック・ダンス》より“マンボ”
2023年06月26日落合モトキとあのがW主演、『ドライブ・マイ・カー』「ガン二バル」の脚本を手掛けた大江崇允監督最新作『鯨の骨』が、2023年秋より劇場公開。また、本年度第27回富川(プチョン)国際ファンタスティック映画祭のコンペティション部門に正式出品されることが決定した。結婚間近だった恋人と破局した不眠症の間宮は、マッチングアプリで唯一返信をくれた女子高生と会うが、女子高生は間宮のアパートで自殺してしまう。うろたえて山中に埋めようとするも、気がつけば死体は消えていた。間宮はARアプリ「王様の耳はロバの耳(通称ミミ)」の中で、死んだ女子高生と瓜二つの少女“明日香”を発見する。“明日香”は「ミミ」を通じて再生できる動画を街中で投稿し、動画目当てのファンたちが街を徘徊するカリスマ的存在だった。“明日香”の痕跡を追いかけるうちに、現実と幻想の境界が曖昧になっていく間宮。いったい“明日香”とは何者か?彼女は死んだ少女と同一人物なのか?そして本当に存在するのだろうか――?「セカイカメラ」「ポケモンGO」など、現実世界での体験にデジタル情報を重ね合わせた拡張現実の世界を楽しめるARアプリ。まったくの未知だったARアプリの世界にはまり込んでいくサラリーマン、間宮を演じたのは『桐島、部活やめるってよ』や『素敵なダイナマイトスキャンダル』などの落合モトキ。子役からの長いキャリアを持つ実力派が、無気力とナイーブの狭間を漂う主人公を好演する。そして間宮のみならず、孤独な人々を引き寄せる“明日香”には、強烈な個性で注目を集めるミュージシャン、あのを起用。“あの”さん本人がまとう空気感が役に生かされ、とらえどころのないカリスマ性で唯一無二の魅力を放っている。また、明日香に憧れ、「ミミ」内で新たなカリスマを目指す女性・凛役に横田真悠、間宮の恋人・由香理役に大西礼芳、明日香の熱狂的な信者・しんさん役に宇野祥平が扮し、脇を固めている。監督は、濱口竜介監督と共同執筆した『ドライブ・マイ・カー』が米アカデミー賞脚色賞にノミネートされ、話題沸騰の配信ドラマ「ガンニバル」の脚本も手掛けた大江崇允。いま世界が注目する映画作家が、リアルとバーチャルが混濁する現代の寄る辺なさを、ミステリアスな迷宮ファンタジーに昇華させる。海の底には、“鯨の骨”の栄養を求めて群がる魚たちがいるという。“明日香”をさがす人々も、半バーチャル世界の底に潜り込み、ほのかな光を求めて集まってくる。誰もが確実な何かを欲しながら、見つけられずにいる時代の不安定さを反映しながら、ときに切実に、ときにユーモラスに展開する“少女探し”。気がつけば、遠い他人ごとに思えていた“間宮”や“明日香”と自分とのリンクが見えてくることに…。大江崇允のシュールで挑戦的な仕掛けに注目だ。なお、本作がコンペティション部門(プチョンチョイス長編部門)にて出品される富川(プチョン)国際ファンタスティック映画祭は、韓国では釜山国際映画祭に次いで2番目の歴史を誇る国際映画祭。首都・ソウルと韓国第三の都市・仁川の間に位置し、「文化特別市富川」をテーマに掲げ、漫画や映画、音楽など様々な文化芸術イベントが開催されている。富川国際ファンタスティック映画祭は1997年から始まり、上映作品を「ラブ、ファンタジー、アドベンチャー」をテーマに特化した“アジア最大のジャンル映画祭”として発展。今年は6月29日から7月9日にかけて開催される。監督&キャストからコメント到着■大江崇允監督「都会の夜は深海に似ている」このフレーズが映画の発端であり、またその全てです。深海では、海底に落下した鯨の骨に群がり、その栄養を吸って生きる小さな生物群集が存在しています。それらは鯨の骨の栄養を吸い尽くすと、やがて骨と一緒に消えてしまう儚い生物です。そんな生物たちですが、どうやら薄っすらと発光しているそうなのです。僕には深海の点在する光が、まるで空から見た都会の夜の灯りと重なりました。僕が四角い水中眼鏡をかけて見ている世界、それがこの映画です。一人でも多くの人にこの眼鏡を楽しんで頂けたら嬉しいです。■落合モトキ大江監督とイメージを合わせながら撮影していましたが、完成した作品を観た時自分の中には存在しないジャンルの映画でした。なので皆さんに観て頂いた後の感想が非常に楽しみな作品です。撮影中、印象に残ってるのはあのちゃんを追いかけるシーン。あのちゃんは信じられないくらい足が速くて久々に本気で走りました。でもそれが可愛らしく見えたり。是非劇場にお越し頂けると嬉しいです。宜しくお願いします!■あのただ無性に冷たくて息もうまく吸えないそんな時期に撮影し、撮影しながらまるで深海にいるような、何度も明日香が自分と重なっては濁って消えていく、そんな体験をしました。鯨の骨でしか味わえない何とも奇妙な浮遊感を皆様にも楽しんで頂きたいです。『鯨の骨』は秋、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:鯨の骨 2023年秋、渋谷シネクイントほか全国にて公開予定Ⓒ2023『鯨の骨』製作委員会
2023年06月07日生田斗真と三池崇史監督がテレビ初タッグ、テレビ朝日の金曜ナイトドラマ枠にてダークヒーローが巨悪に挑む「警部補ダイマジン」がドラマ化されることになった。原作は、ヒット作「クロコーチ」を生み出したリチャード・ウー(原作)&コウノコウジ(作画)コンビの最新作であり、ピカレスク・サスペンスとして話題の同名人気漫画(「週刊漫画ゴラク」連載中、日本文芸社 刊)。強い正義感をもつ警視庁捜査一課のエースが、法で裁けない犯人に剛腕を振りかざし、“悪をもって悪を制す”ダークヒーローが巨悪に挑む物語。生田斗真が暗い秘密をもつ究極のダークヒーローに!「獣のような男」を熱く体現映画『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』(2014年)、『土竜の唄 香港狂騒曲』(2016年)、『土竜の唄FINAL』(2021年)と、アクション・コメディ作として根強い人気を誇る“土竜の唄シリーズ”を世に送り出した生田&三池コンビが、今回初めてテレビでタッグを組む。本作の主人公は、警視庁捜査一課のエース・台場陣(だいば・じん)。その名をもじって「ダイマジン」と呼ばれるほどの剛腕の持ち主だ。強い正義感を胸に、誰よりも早く現場に駆けつける熱血漢なのだが、彼には暗い秘密が…。それは、法では決して裁けない犯人に自ら手を下して殺害してしまったこと。そのことを頭脳明晰で冷淡な警視正・平安才門(ひらやす・さいもん)に知られてしまい、平安率いる特命捜査対策班に異動し、彼の指示で警察がとても手を出せない犯人を“秘密裏に始末”することになる台場だが、決して触れてはならない警察組織や国家の暗部に踏み込んでしまい…!?そんな究極のダークヒーロー・台場陣を演じる生田さん。ドラマ「俺の話は長い」「書けないッ!?~脚本家吉丸圭佑の筋書きのない生活~」ほか、公開を控える映画『湯道』(2月23日公開)、『渇水』(2023年公開)など話題作に多数主演。シリアスからコメディまで、どんなキャラクターをも体現するその実力で評価され続けている生田さんが、本作では巨悪に挑むダイマジンに!ダークヒーローを演じるにあたり、「平安という“飼い主”の元にいながらも、鎖を引きちぎって飛び出して行ってしまいそうな獰猛さというか、抑制されたエネルギーと、そして何より《悪を許せない正義感の強い男》というところを伝えていきたい」と語った生田さんが、「獣のような男」と称する台場を全身全霊で演じる。「危険な作品」巨匠・三池崇史×日本アカデミー賞受賞脚本家・徳永友一、最強の布陣が集結本作の監督は、日本映画界が誇る巨匠・三池崇史。ベネチア国際映画祭コンペティション部門に選出された『十三人の刺客』(2010年)、カンヌ国際映画祭・コンペティション部門に選出された『藁の楯 わらのたて』(2013年)をはじめ、『クローズZERO』シリーズ(2007、2009年)、『殺し屋1』(2001年)など代表作も多く、熱狂的な支持を得ている三池監督は、最近では韓国ドラマ「コネクト」(2022年)も手がけるなど、さらに世界中から注目を集めている。そんな三池さんは本作で監督を務めるにあたり、「すべての登場人物がまともじゃなく魅力的で、危険な作品。ドラマ化には気合が必要です」と言いつつも、「視聴スタイルの多様化が進む今、誰がどのように観ても楽しめるエッジの効いたエンタメに挑戦しようという覚悟と勇気をいただきました。精一杯暴れます!」とコメント。また、演出プランを尋ねた際、「無心。すべては脚本の導くままに…」と答えた三池監督の期待を一身に受け、本作の脚本を手掛けるのは、大ヒット映画『翔んで埼玉』(2019年)で「第43回日本アカデミー賞」最優秀脚本賞を受賞した徳永友一。ドラマ「ルパンの娘」(2019年)、映画『ライアー×ライアー』(2021年)をはじめ、コメディ、サスペンス、ホームドラマなど、ジャンルを問わず幅広い作品を多数手掛ける徳永さんが、過激でありながらもウィットに富んだ、見ごたえタップリの刺激的な物語を紡ぐ。≪悪を持って悪を制す≫――新感覚ダークストーリーでテレビの限界に挑む!テレビ朝日の金曜ナイトドラマといえば、「トリック」シリーズ(2000年~)、「時効警察」シリーズ(2006年~)など、斬新なストーリー展開や、個性あふれるキャラクターで人気を博した伝説のドラマを輩出した枠。2023年夏には、警察組織に属しながらも秘密裏に悪を始末する台場陣の暗躍を過激に描く本作が大きな嵐を巻き起こし、金曜ナイトドラマ枠の歴史に新たな名を刻むことに。主演の生田さんが「『テレビでこんなことやっていいんだ!』『これがテレビで見れちゃうんだ!』というドラマになると思う」と言い、「とんでもない作品を生み出そうと、三池崇史監督をはじめ、キャスト・スタッフと日々奮闘しております。ぜひ、震えながら待っていてください」と語ったとおり、まさにテレビの限界に挑む意欲作となりそうだ。金曜ナイトドラマ「警部補ダイマジン」は7月、毎週金曜23時15分~テレビ朝日系24局にて放送。(※一部地域で放送時間が異なります)(text:cinemacafe.net)
2023年02月12日三池崇史が監督を務め、人気俳優チョン・ヘインら韓国オールスターキャスト&スタッフによる韓国ドラマ「コネクト」がディズニープラス スターにて全話独占配信中。この度、主人公を演じたチョン・ヘイン、コ・ギョンピョ、キム・へジュンらと三池監督の撮影裏に迫ったメイキング特別映像が解禁された。本作は、不死身の新人類“コネクト”として生まれてきた主人公ドンスが、突然、臓器売買組織に誘拐され、眼を奪われてしまうところから物語が始まる。ドンスは眼を移植された人物の視覚をもつようになるが、その相手は猟奇殺人犯だった…。眼を取り戻すため、そして殺人鬼を止めるため、熾烈の追撃戦が繰り広げられていく。メイキング映像は、キャスト・監督らが口をそろえて、「衝撃的」「新鮮」「予測不可能」というワードで本作の印象を表現するところから始まる。撮影現場では、実際に体を動かして演技指導をする三池監督と、それにスムーズに応えて撮影をするキャストたちの貴重な様子もうかがえる。「監督は体を動かすのがうまいです。視線のディレクションを明確に指示を出してくれるので監督を信頼して、安心して演技ができました」と、殺人鬼ジンソプ役のコ・ギョンピョは語る。「言葉が通じなくても、目つきだけで通ずるものがある。シーンを撮影するという同じ方向性を見ているので、監督が求めているのはこれかとわかったりする」と話すのはチョン・ヘイン。三池監督も「思っているイメージを言葉で伝えるのは、言葉が通じても大変じゃないですか。なのでいつもより少し丁寧に、分量を多くコンテを書いた」と海外作品だからこそ意識した点を明かしている。スタッフのインタビューでは、舞台であるソウルの地に“未視感”を与えるため、ファンタジー要素とリアリティのバランスを大事にしたと語る場面も。撮影監督キム・ジヨンは「監督は海外から来た方なので、空間に対する見方が違う傾向がある」と話し、「これをどのように生かして、撮影に取り入れるかたくさん工夫をした」と明かす。また、劇中でジンソプが設計する「死体アート」は、古典的美学が際立つ彫刻を再解釈して作られたそう。その姿はおぞましくも芸術的でもあり、本作の見どころの1つ。美術監督キム・ソヨンは「3カ月あったプリプロダクションの中でも一番時間を費やした」と製作時の苦労を語っている。そのほか、アクションシーンの撮影やCGの裏側だけでなく、本作ならではの度肝を抜くような美術の制作過程を覗ける貴重なメイキング映像となっている。「コネクト」はディズニープラス「スター」にて独占配信中(全6話)。(text:cinemacafe.net)
2022年12月15日紹介本が勢ぞろい「落合陽一の厳選・愛読書フェア」全国書店で開催株式会社PHP研究所(京都市南区・代表取締役社長 瀬津要)は、2022年10月28日に落合陽一著『忘れる読書』(税込1,100円)を発売します。本書は、筑波大学准教授、メディアアーティスト、起業家など、多彩に活躍する落合陽一氏による初の読書論です。「天才」「現代の魔法使い」と称される著者の思考を形作った愛読書から独自の読書法、デジタル時代の今、本を読むべき理由までを解説します。「落合陽一の創作力の源」を垣間見れる一冊です。PHP新書『忘れる読書』表紙今この時代に読書をする3つの意味「ニーチェを読んでいない奴とはしゃべれない」と言う父親の影響もあって、落合氏にとって読書とは、子どもの頃からの習慣というより“必然”になっています。岩波文庫を年間100冊読破するなど本漬けの大学時代を経て、現在では、読みたいと思った時に読めるように3500冊を超える電子本ライブラリーを擁しているほどです。ネット上に世界中の情報が氾濫する今この時代に、あえて落合氏が読書をする意味は3つあります。第一に「思考体力をつけるため」、第二に「気づく力をつけるため」、第三に「歴史の判断を学び今との差分を認識するため」だと、本書「はじめに」で述べています。本の内容は覚えるな、むしろ忘れようどんなに多忙でも、おびただしい数の本を読むライフスタイルを貫いている著者ですが、本書のタイトル『忘れる読書』には、「本の内容は覚えるな、むしろ忘れよう」というメッセージが込められています。読んだ内容の9割は積極的に忘れ、本全体の約10%が頭に残っていればよいのです。あとは思考をめぐらせることで自分なりの「文脈」に気づき、俯瞰して情報を位置づけて自分の思考に取り込んでいくのが落合流。読書とはクリエイティブであるための知的技術であり、新時代の教養を身につける方法なのです。【落合流の読書スタイル】・朝30分の「お風呂読書」でグルッと思考を回す・本を読み通さずにざっと読む「ザッピング読み」・何回もパラパラと読んで内容を把握する「周回読み」・自分の頭の中にそれぞれの本の「脳内マップ」を作る「較べ読み」ほか読書の秋に全国書店でフェアを開催『忘れる読書』の刊行を記念して、全国12都市の書店で「落合陽一の厳選・愛読書フェア」を開催します。古典から哲学、理工書、小説まで、本書で紹介したタイトルが店頭に並ぶ予定です。落合陽一氏の読書を追体験したり、本の読み方をアップデートしたりすることができる秋の催しは、発売日から順次実施されます。【本書で紹介する主なタイトル】『風姿花伝』世阿弥著、竹本幹夫訳注『風姿花伝・三道』(角川ソフィア文庫)に収録『ツァラトゥストラはこう言った』ニーチェ著、氷上英廣訳(上下巻、岩波文庫)『ガウディの伝言』外尾悦郎著(光文社新書)『21世紀の資本』トマ・ピケティ著、山形浩生・守岡桜・森本正史訳(みすず書房)『新版 夜と霧』ヴィクトール・E・フランクル著、池田香代子訳(みすず書房)『海辺のカフカ』村上春樹著(上下巻、新潮社)『狂雲集』一休宗純著、柳田聖山訳(中公クラシックス)『忘れる読書』について【著者】落合陽一(おちあいよういち)メディアアーティスト。1987年生まれ、東京大学大学院学際情報学府博士課程修了(学際情報学府初の早期修了)、博士(学際情報学)。筑波大学デジタルネイチャー開発研究センター センター長、准教授・JST CREST xDiversity プロジェクト研究代表。2018年より内閣府知的財産戦略ビジョン専門調査会委員、内閣府「ムーンショット型研究開発制度」ビジョナリー会議委員、大阪・関西万博テーマ事業プロデューサーなどを歴任。著書に『魔法の世紀』、『デジタルネイチャー』(以上、PLANETS)など多数。【書誌情報】タイトル:忘れる読書著者:落合陽一価格:1,100円(10%税込)判型・製本・頁数:新書判並製240ページISBN978-4-569-84333-9レーベル:PHP新書発行:PHP研究所 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月27日チョン・ヘイン、キム・ヘジュンら出演の三池崇史監督による韓国ドラマ「コネクト(原題)」がディズニープラス「スター」にて独占配信されることが決定した。ハ・ドンス(チョン・ヘイン)は、どんな大怪我でもすぐに治してしまうという特殊能力の持ち主だった。しかし幼少のころから、そんな特殊能力をもつドンスを人々は"モンスター"扱いし、彼は常に孤独を感じ生きていた。そんなある日、ドンスは突然、臓器売買組織に誘拐され、その眼を奪われてしまった。手術台で目を覚ましたドンスは、すぐに逃げ出すが、やがて失われた眼はソウルの住民を恐怖に陥れていた連続殺人犯に使われており、なんとその眼を通して見ることができていた。奪われた眼を取り戻すため、ドンスはあらゆる手を使って殺人鬼を追い続けるが…。ドンスは連続殺人犯を探し出し、自分の人生を取り戻すことができるのか?『十三人の刺客』『藁の楯』『悪の経典』『殺し屋1』などクライムアクション、ホラーをはじめ、多岐にわたるジャンルで多くの作品を送り出し続け、ヴェネチア国際映画祭、カンヌ国際映画祭など、国内外で評価を受ける三池崇史監督と、NAKA雅MURA、『ムルゲ 王朝の怪物』のホ・ダムの脚本で、日本と韓国のトップクリエイターが勢ぞろいし異色のコラボレーションが実現した本作。出演陣には、自己治癒能力を持ちながら、連続殺人犯の視力をもつことになったハ・ドンス役にチョン・へイン(「スノードロップ」「D.P. -脱走兵追跡官-」)、連続殺人犯オ・ジンソプ役を「恋のスケッチ~応答せよ 1988~」のコ・ギョンピョ、謎多きイラン役を「調査官ク・ギョンイ」のキム・ヘジュンなど、韓国の実力派俳優が肩を並べる。さらに制作は「愛の不時着」などで知られるスタジオドラゴン。日韓を代表するクリエイター達が作り上げる、骨太なドラマに期待が高まる。「コネクト(原題)」はディズニープラス「スター」にて独占配信。(text:cinemacafe.net)
2022年09月07日日本フィルハーモニー交響楽団と、メディアアーティストの落合陽一による共同プロジェクトの第6弾「遍在する音楽会」が8月25日にサントリーホールにて開催される。落合氏を演出・監修に迎えて、“テクノロジーを用いた身体的体験として音楽会をアップデート”することを目指し、2018年から公演を重ねてきた同公演。5年目となる今回は「世界は、音楽に満ちている」をキャッチフレーズに、コロナ禍を経て「空間方向に遍在」する社会における「生の体験」の遍在、聴覚と視覚や五感の融合による「鑑賞の身体性の回復」を目指す。開催を前に、取材に応じた落合氏は「キーワードは『喜び合いたい』。演奏する人、見る人がお互いに喜びを分かち合えるように、自分の音楽を空間に響かせてほしい」とコメント。プログラムのひとつである「ジョン・ケージ:ミュージサーカス」については、「時間方向のない音楽演出をどう考えるか。時間方向の演出がないというのは、重要なタームで、音楽って時間芸術なので、空間芸術とは違うが、ジョン・ケージの『ミュージサーカス』の場合は、自由な場所で、自由に演奏していいというのが、テーマとして存在している」と語った。「ジョン・ケージ:ミュージサーカス」には、最先端テクノロジーが搭載されたロボット「LOVOT(らぼっと)」の出演も決定しており、「偶発性でしか声を出してくれないので、いろいろと声の調整をしている。自分の気持ちに合わせて鳴き声自体を自分で作っているので、シンセサイザーなんですよ。どう考えても楽器で、そういったポップな発見にこそ、かしこまっていない美学がある」と期待を寄せていた。指揮を担当する海老原光氏は「音楽会という土台の上で、いかに人と世界と関わっていけるのか。オーケストラとして、本当に果てしない挑戦」と落合氏らとのコラボレーションから得る刺激を語り、「コロナ禍をきっかけに、完全にシャットアウトされたと同時に、あらゆる世界とつながる道が見えた。可能性を感じて帰ってもらえると、本当に興味深い音楽会だと思うので、頭をフリーにして、いろんな想像をして、答えを持つことなく、答えを探す旅だと思って楽しんでいただければ」とアピールしていた。また、“映像の奏者”を担当するWOWの近藤樹氏は「このプロジェクトには6回目の参加ですが、毎回びっくりすることが多く、飽きがない。今年、映像を演奏するための楽器を作っていて、発せられる光や色が空間に溶け込んで、音と一緒にマリアージュされて、皆さんに届けることにチャレンジできている」と新たなチャレンジに意欲を燃やしていた。落合陽一×日本フィル プロジェクトVOL.6「遍在する音楽会」8月25日(木) 19時サントリーホール演出・監修:落合陽一指揮:海老原光映像の奏者:WOWご案内:江原陽子ほかプログラムジョン・ケージ:ミュージサーカス(1967)[コンサートホール版]アイヴズ:答えのない質問藤倉大:メディアアートとオーケストラのための「for null」――落合陽一「Re-Digitalization of Waves」に寄せて ※委嘱世界初演ファリャ:《恋は魔術師》より「火祭りの踊り」ストラヴィンスキー:バレエ組曲《火の鳥》(1919年版)※開演前プレイベント「カラヤン広場のミュージサーカス」開催予定■チケット情報
2022年08月05日日本フィルハーモニー交響楽団と落合陽一の共同プロジェクトの第6弾《遍在する音楽会》が、25日(木)にサントリーホールで開催される。両者の共同プロジェクトは2018年から始まり、“テクノロジーを用いた身体的体験として音楽会をアップデート”することを目指して公演を重ねてきた。今回の公演は「世界は、音楽に満ちている」をキャッチフレーズに、コロナ禍を経て「空間方向に遍在」する社会における「生の体験」の遍在、聴覚と視覚や五感の融合による「鑑賞の身体性の回復」を目指すという。メディアアーティスト落合陽一と、英国在住の日本を代表する作曲家藤倉大がタッグを組み、双方がコラージュの手法を用いて新しい管弦楽作品が制作され、世界で初めて披露される。落合陽一×日本フィル プロジェクトVOL.6 《遍在する音楽会》8月25日(木) 19時サントリーホール演出・監修:落合陽一指揮:海老原光映像の奏者:WOWご案内:江原陽子ほかプログラムジョン・ケージ:ミュージサーカス(1967)[コンサートホール版]アイヴズ:答えのない質問藤倉大:メディアアートとオーケストラのための「for null」――落合陽一「Re-Digitalization of Waves」に寄せて ※委嘱世界初演ファリャ:《恋は魔術師》より「火祭りの踊り」ストラヴィンスキー:バレエ組曲《火の鳥》(1919年版)※開演前プレイベント「カラヤン広場のミュージサーカス」開催予定■チケット情報
2022年08月03日落合陽一が手掛ける緑とデジタルが融合したインスタレーション『nullの木漏れ日』(Sunbeam of null in forest)が6月9日(木)から7月8日(金)、東京・大手町タワー内にある大手町の森にて展示される。大手町の森は、約3,600平方メートルにおよぶ「本物の森」で「都市を再生しながら自然を再生する」という開発コンセプトを具現化したもの。3年にわたるさまざまな検証を実施したうえで、多くの土壌や植物を君津から大手町へ輸送・移植した。一般的なオフィスビルの足元に見られる緑地帯とは異なる、緑地の集約配置、一般動線との分離、様々な樹種の混交といった工夫により、現在では近隣に位置する皇居や神田川との生態ネットワークを形成。ヒートアイランド現象の緩和などクールスポットを生む効果や、四季の変化も楽しめることから、近隣オフィスワーカーの憩いの場として利用されている。『nullの木漏れ日』は、3Dホログラム(3D Phantom(R))を活用したメディアアートで、落合氏の創作テーマ「デジタルネイチャー(計算機自然)」をもとに、大手町の森をインスタレーション作品にしたものだ。「デジタルネイチャー」とは「コンピュータと自然が親和することで再構築される新たな自然環境」として捉えられる世界像。本作品は「空即是色色即是空」と言われるようにデジタルによって物質性と離れて生まれる木漏れ日と、デジタルによって突如として生じうる可能性の関係を惹起するメディアアートである。■展示情報『nullの木漏れ日』(Sunbeam of null in forest)6月9日(木)~7月8日(金)展示時間:18:00~23:00会場:大手町タワー内・大手町の森料金:無料公式サイト:
2022年05月18日ロックバンド・X JAPANのYOSHIKI、筑波大准教授でメディアアーティストの落合陽一氏が15日、ライブ配信アプリ「17LIVE(ワンセブンライブ)」にて実施された特別番組『みんなの音楽 with YOSHIKI』で初共演を果たした。番組では、落合氏が取り組む日本フィルハーモニー交響楽団とのプロジェクト「耳で聴かない音楽会」について紹介。YOSHIKIは、「耳が聞こえない方がコンサートに良く来られるんです。人間は耳で聞こえない周波を体で感じていて、この取り組みは理にかなっている」と強く共感した。また落合氏から「農耕時代以前の人たちはどんな音楽を奏でていたと想像しますか?」と聞かれると、YOSHIKIは「難しいなあ(笑)」と戸惑いながら、「僕は本能派なんです」「勉強はしますけど、本能で行っちゃう」と返答。すると、落合氏は「それはすごく重要なことだと思っていて」「農業以前はグルーブだけで生きていた世界だと思うんです」「打楽器とかは極めて本質的にグルーブのための道具ですから。そう考えると、相性が良さそうだと思いました」と納得し、「(今後は)本能以外のことはコンピューターがやってくれるわけですから、本能が重要な時代になりますよ」と伝えた。その後、YOSHIKIが「アーティストとリスナーの関わりはブロックチェーンが変えていくと思う」と話すと、落合氏も「音楽とブロックチェーン、NFT は相性がいい」と言い、アーティストとリスナーが直接繋がり、権利を公平に守っていくことが新たな価値を生み、人々が豊かになる可能性を示唆するなど、音楽の未来について熱く深く語った。番組後半は、音楽やパフォーマンスで活躍する17LIVEライバーの鈴木龍二、三浦剛、ユウナの活動を紹介。様々なジャンルにおいて人々の日常の生活を豊かに彩る“音楽”の力があることを再確認した。番組を振り返った落合氏は「グルーブ感がある番組でとても楽しかった。まだ無限に話せますね」とコメント。YOSHIKIは「音楽は常に進化し、どんな環境にあっても音楽と人は関わっている。だからこそ常にアンテナを張り続け、SDGsが求められる時代に音楽で多くの方の背中を押さなくてはいけないと感じた」と語り、持続可能な社会やSDGsにおける音楽の重要性を強調した。(C)17LIVE
2022年04月19日ロックバンド・X JAPANのYOSHIKI、筑波大准教授でメディアアーティストの落合陽一氏が15日、ライブ配信アプリ「17LIVE(ワンセブンライブ)」にて実施された特別番組『みんなの音楽 with YOSHIKI』で初共演を果たした。日本のみならず世界の音楽シーンにおいて様々な取り組みを行ってきたYOSHIKIと、『2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs、未来への展望』の著者でもある落合氏。今回が初対面ということで、MCを務めたジョー横溝氏からお互いの印象を聞かれ、落合氏は「僕は中学生の頃、X JAPANの曲をよく聴かせていただいていた」「お会いできて光栄です」と伝えた。一方のYOSHIKIは「落合さんのことは(話にも)よく聞きますし、日本に来たときはテレビとかでもよく観ています」と前置きしながら、『この方は天才だな』といつも思っていた」「発想が未来に(向いている)」と落合氏の印象についてコメント。そして「僕もSDGsやブロックチェーン含めた未来のAIとかすごく興味があるんですけど、いつも参考にさせていただいている」「今の日本に必要な方だなと思います」「今日はお会いできて光栄です」と絶賛した。番組ではその後、落合氏が開催する「耳で聴かない音楽会」についてYOSHIKIが質問したり、落合氏が「最近興味がある」という“農耕以前”の音楽がどんなものだったと思うかをYOSHIKIに聞いたり、「音楽とSDGs」をテーマに二人が語り合った。
2022年04月18日ロックバンド・X JAPANのYOSHIKI、筑波大准教授でメディアアーティストの落合陽一氏が15日(21:30〜)、ライブ配信アプリ「17LIVE(ワンセブンライブ)」にて実施される特別番組『みんなの音楽 with YOSHIKI』で初共演する。『みんなの音楽 with YOSHIKI』は、17LIVEが昨年9月26日にSDGsをテーマにライブ配信で実施した特別番組『みんなの17LIVE』の続編。ライブ配信プラットフォームを通じて、SDGs についてリスナーと考え、“音楽”という人々の日常の生活を豊かに彩る要素が今後どのように持続可能な社会に貢献するのかについて、さまざまな企画を届ける。日本のみならず世界の音楽シーンにおいて様々な取り組みを行ってきたYOSHIKIと、『2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs、未来への展望』の著者でもある落合氏との初対談では、音楽の役割や意義について考えながら、今後のポテンシャルについてたっぷりと語る。また、音楽を主要事業とする企業のSDGsへの取り組みのほか、音楽やパフォーマンスで活躍する17LIVEライバーを紹介しながらトークを繰り広げるコーナーなども実施予定。■YOSHIKI コメントお会いするのは今回初めてですが、海外にいても落合さんの発言はよく耳にします。SDGs やブロックチェーン、AIなど含め、未来を見据える先見の明は素晴らしい。 落合さんは、時代の岐路に立たされている日本にとって、とても重要な存在だと思っています。 今回、17LIVE のライブ配信で直接お話ができることを、とても楽しみにしています。■落合陽一コメント中学生の頃 X JAPAN の曲を拝聴していたので楽しみです。人生:ありとあらゆる時間と空間で繰り広げられるものは音楽、人間は壊れたラジオみたいなものだと思って毎日生きておりますが、耳だけではない音楽性が持続可能性とどう向き合うか、質量のあるものとないものが如何様に調和していくかなどをお話しできれば嬉しいです。
2022年04月11日映画『土竜の唄 FINAL』(11月19日公開)の完成報告会が11日に都内で行われ、生田斗真、鈴木亮平、菜々緒、滝沢カレン、仲里依紗、堤真一、三池崇史監督が登場した。同作は高橋のぼるによる人気コミックを原作に、2014年に実写映画第1弾、2016年に第2弾が公開された。警察官の菊川玲二がヤクザに潜入捜査を行う様子を描き、今作では超豪華客船を舞台に、過去最大級の取引6,000億円の麻薬密輸阻止というミッションに挑む。体を張ったシーンも話題の同作だが、生田は「裸のシーンが代名詞みたいになっているので、パート1の時は裸でボンネットに磔にされて、パート2の時はヘリコプターにぶら下がりながら大阪の街を飛び回る。パート3はどうなるんだということで期待もふくらんでいると思いますけど、期待を大きく上回る裸シーンが完成したんじゃないかと思います」と自信を見せる。そんな生田のシーンについて、堤は「ド頭の裸、裸に気がいかないのよ。下半身にしかいかないのよ」と苦笑。生田は「シリーズでも最も長いんじゃないかな、裸のシーンが。冒頭20分くらい衣装なしですからね」と明かし、同じシーンにいたという滝沢は「素敵でした。とても鍛えてらっしゃるのもわかりました。でも(自分は)ドキドキするような役ではなくて、揺らいじゃいけないというのを三池さんからも教えていただいたので、緊張しながらでした」と振り返った。通常は撮影を見守り指示を出す監督だが、自ら生田のシーンの手伝いをしていた場面もあったそうで、三池監督は「だいたい乳首回り担当は自分。映画の冒頭でカモメが玲二の乳首をかじるシーンを(手伝った)」と説明する。「乳首って、ジムで鍛えたって作れないし、嘘つかない。8年間、何年かに1度じっくり観察する機会があって、体は鍛えてるんだけど、乳首は嘘つけないから、きれいなんですよね。優しくしてもらってるんだなとうらやましく感じながら、『あの野郎』といってカモメを操った」という三池監督に、生田は肩を震わせる。生田は「パート2の時も、監督が虎のかぎ爪を付けて、玲二の下着を破るというシーンがありましたから、ある意味相棒みたいな、バディみたいな感じ。信頼関係のもとで」と弁解。同作での生田の成長を見守った三池監督は「変化が激しい7年で、結婚もしたり、お子さんが宿ったり、色んな経験がありながらも、玲二を演じる時は原点の初日の玲二に帰っていける。そういう仕事って役者以外にないんですよね」としみじみとしていた。
2021年11月11日三池崇史監督が手がける超大作映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』が公開されている。本作は、妖怪界と人間界に未曽有の危機が到来し、寺田心演じる主人公が大冒険を繰り広げる様が描かれるが、その根底にあるのは、作り手の子どもたち、そして妖怪に対する誠実な想いだ。三池監督に話を聞いた。1968年からの3部作、2005年には平成版が製作された映画『妖怪大戦争』がこの夏、復活した。本作では、列島を南北に縦断する断層から“妖怪獣”が出現したことから、妖怪の世界、そして人間の世界に未曾有の危機が訪れる。妖怪たちは“妖怪獣”に対抗するため、伝説の武神を復活させるべく、かつて日本で活躍した妖怪ハンターの血を継ぐ人間に接触をはかる。この危機を救う重要人物、それは気弱な小学生・ケイ(寺田心)だった……三池監督はこれまでのキャリアの中で様々なかたちで“子ども”を描いてきた。主人公の幼少期を描く場面もあれば、子どもが主人公の作品もあるが、どのシーンも子どもたちが生き生きと描かれており、三池作品を語る上で子どもは極めて重要な存在と言えるのではないだろうか。「自分をとりまく状況や時代が変化したときに“それでも変わらないもの”と“変化してしまうもの”があると思うのですが、子どもの方が大人よりも外側からの影響を受けにくい、影響をはじき返す正直で強い存在だと思っています。子どもは無鉄砲さを兼ね備えていて、本気で夢を見られる。我々でも子どもの頃は本気で“宇宙飛行士になる”と思っていたわけですけど、ある時期になると“無理かな”って思っちゃう。そう思う前の子どもたちが好きなんです。だから、子どもたちのオーディションをやると本当に楽しくて、存在そのものがエンターテイメントなんですよ。その結果、何らかの経緯を経て選ばれて、現場に来てみると子役としてはまったく才能がなくて下手な子がいたりすると本当に幸福なんです。下手かもしれないけど、この子にしか出せない、今しか出せない表情を引き出してやろうという想いがわいてくる。手間はかかるんですけど、他では得られない喜びがあるのは確かですよね。だからその子の一瞬を映画に刻めないスタッフは、そもそもなにもつくれないだろうな、という想いはあります。不完全で可能性だけを持っている純粋なものを作品の中に閉じ込める、ということですよね」誰もがイメージする“子ども像”を描くのではなく、カメラの前にいる子どもと誠実に向き合う。その姿勢は劇中に登場する妖怪たちにも向けられている。そもそも本作に登場する妖怪たちは、主人公の手下でもなければ、友達でもない。すべての妖怪が敵に立ち向かう勇敢な存在ではない。そのことをすべて守った上で、本作では壮大なスペクタクルが描かれるのだ。「今回の場合は、さすがの妖怪も“これはヤバいな”と思ってると思うんですけど(笑)、思ったところで立派な戦士になれるわけじゃないですし、ヤバいと言いながら集まってはみるんだけど、そこ意地を見せたりしないで危なくなったら撤収する(笑)。それは非常にリアルで正直な存在ですよね。だから観ている人も、心の中にある本当の自分に近い部分を、妖怪の中に見つけられると思うんです。たとえば前作では岡村(隆史)さんが演じた妖怪・小豆洗いが人類を救う上で重要な役割を果たしたわけですけど、本人にまったくその自覚はない。それが心地いい。いまを生きる人間が教え込まれている“責任”から、妖怪はどこかで解放されている。その上でこの映画が描くことがあるとしたら、“なにか本当にヤバくなってない?”ということ。何に対してヤバいのかはわからないんですけど、妖怪はなにかが来る予感を本能的に感じている。それをセリフにしてしまうと、嘘くさい“映画のテーマ”になってしまうし、子どもからしたら『え?お説教されるの?』って思う(笑)。そういう映画を子どもは観ないと思うんですよね」三池監督はそう言って笑みを見せるが、迫りくる妖怪獣を前に、妖怪たちと人間の子どもたちは意外性と驚きに満ちた行動に出る。そして、物語の結末ではセリフで説明されるわけではないが、本作に込められた想いをしっかりと受け取れるはずだ。「たとえばですけど、ユニセフのような組織が自分たちの存在を広く告知する時に、子どもたちの映像をよく使いますよね? それはすごく理解できることで、ある意味で“ピュアなもの”の象徴だったりする。世の中、いろんな人がいて、いろんな人がいろんなことを言って、こっちが正しくて、あっちは間違っているなんて状況であっても、“このさみしそうな目をした子だけはなんとかしてやりたい、この笑顔は守らなきゃいけない”と思う。それは優しさとかを超えた人間の本能だと思うんです。だから、子どもたちの明日が楽園じゃないにしても、今より良くなるといいね、もしくは今みたいな感じが続くといいね、でも良いのかもしれない。一体、なにが過ちのわからない状況であっても、大事なものはそこにとどめておきたい、壊さないでおきたい。そう思うことが大事なんだと思うんです。ものごとの解決方法はいろいろあって、視点を変えれば、それが本当に解決なのかわからないことはあるわけですけど、この子の笑顔は守ってあげたいってことならできそうな気がする。小さなことかもしれないですけど、なにか寄付するとかね。そういう感覚をまだ我々は持っているはずなので、そういう単純なことに向けるエネルギーをもっと強くすることが一番大事なんじゃないかな、という気がしています」『妖怪大戦争 ガーディアンズ』公開中
2021年08月13日国内外に多大な影響を与えた映画監督・黒澤明の名作を舞台化する『醉いどれ天使』の製作発表会見が7月19日、都内で行われ、脚本の蓬莱竜太、演出を担当する三池崇史、出演者の桐谷健太、高橋克典、高島政宏、佐々木希、田畑智子、篠田麻里子が一堂に会した。原作は黒澤監督と、同じく海外にもその名をとどろかせた名優・三船敏郎が初タッグを組み、1948年に公開された映画『醉いどれ天使』。戦争帰りのやくざで闇市の顔役・松永と、酒好きだが一流の腕を持つ町医者・真田の姿を通じて、戦後の混沌に生きる人々の葛藤を鮮やかに描き出した傑作が、2021年9月に明治座、10月に新歌舞伎座にて復活を遂げる。かつて三船が演じた松永に扮する桐谷は「蓬莱さんの本当にすばらしい脚本、鬼才の三池さん、個性豊かで魅力的なキャストの皆さんとご一緒できるのは、心からうれしい。このメンバーなら最高傑作になります!」と早くも気合い十分。「名作映画の舞台化ですが、まったく違う魅力的な作品をお見せできると思います。僕自身、ワクワクしていますし、ご覧になる皆さんに『幸せに強く生きてみよう』と思ってもらえるエネルギーを惜しみなく出し切りたい」と力強く抱負を語った。脚本を手がけた蓬莱は「抗えない時代を生きるしかない人々の姿は、コロナ禍を生きる現代人にもリンクしている。そこは意識しました」といい、「登場人物のモノローグを多く利用していて、映画では描き切れない心情を、役者がどう音に出して吐露するかが、この舞台のリズムになっている。昔ながらの演劇的手法だが、恐れずに大胆にやってみようと思った」と舞台ならではの脚色のこだわりを語った。「本業ではないので、思いっきり、全力でやっていこうと思います」と決意を語る三池は、「人気・実力があるのはもちろん、それぞれ違った生き方をしてきた役者たちが舞台上ですれ違い、交錯する。蓬莱さんの脚本にも通じるものがあると思うので、ぜひ劇場で目撃してもらえれば」とアピール。「許されるなら、蓬莱さんのすばらしい台本を今ここでお配りしたいほど。これで(観客の)心が揺れなければ、すべて自分の責任なので、非常に緊張している」とも明かし、「舞台の上で、自分自身をさらけだしてもらう。演じている人間そのものが“むきだし”になる舞台にしたい」と闘志をみなぎらせた。高橋は『映画 サラリーマン金太郎』で三池監督とタッグを組んでおり、「あのときは不完全燃焼だった」と振り返り、「若い頃から何度も見ている黒澤作品、しかも真田を演じられるなんて。楽しみでなりません」と武者震い。松永の兄貴分・岡田を演じる高嶋は「映画界で崇拝する黒澤明監督、そして三池崇史監督と関われるなんて。マネージャーから連絡を受けて『えっ、うそだろ』と叫んでしまった。三池監督の映画に出たかったですし、それがまさか舞台で実現するなんて」と興奮しきり。同時に「この興奮を空回りさせないようにしたい」と気持ちの高ぶりを抑えていた。松永の幼なじみ・ぎんを演じる佐々木は「心も体も限界寸前の松永に寄り添いながら、たくましく生きる女性を一所懸命に演じたい」と意気込みのコメント。「明治座は初めてですし、三池さん、蓬莱さん、それに映画の舞台化も初めてで、もう楽しみがいっぱい」(田畑)、「久しぶりの舞台で、不安もありワクワクドキドキしています。戦後に生きる女性を私なりに演じ、千秋楽まで無事に走り抜きたい」(篠田)と共演陣も期待に心を躍らせていた。撮影:田中亜紀取材・文:内田涼【公演概要】舞台『醉いどれ天使』原作:黒澤明 植草圭之助脚本:蓬莱竜太 / 演出:三池崇史出演:桐谷健太 高橋克典佐々木希 田畑智子 篠田麻里子高島政宏渡辺光 黒石高大 高橋里恩 西沢仁太 安藤瞳 菊池日菜子 澤竜次テイ龍進 染谷俊之 / 原金太郎 陰山泰 梅沢昌代※高島政宏、高橋里恩の「高」ははしご高公式サイト: ●東京公演開催日:2021年9月3日(金)~20日(月・祝)会場:明治座開演時間:12:00 / 17:00料金(税込):S席 14,000円 / A席 7,000円●大阪公演開催日:2021年10月1日(金)~11日(月)会場:新歌舞伎座開演時間:12:00 / 17:00料金(税込):S席 14,000円 / A席 7,000円 / 特別席 14,500円
2021年07月19日先日、映画『妖怪大戦争 ガーディアンズ』イベント内で同作への出演が発表され話題となった神木隆之介。この度、三池崇史監督と主演の寺田心と一緒に写る3ショット写真がシネマカフェに到着した。『妖怪大戦争』は、1968年からの三部作、そして神木さんが主演した平成版が2005年に公開。そしてこの夏、令和の新たな時代と共にスケールアップした『妖怪大戦争』がスクリーンに帰ってくる!近年では、「コントが始まる」にメインキャストで出演し、公開中の映画『るろうに剣心 最終章 The Final』にはサプライズ出演。また、ワニの声を担当した『100日間生きたワニ』が公開スタートしたばかりと、今日も幅広い表現力でファンを魅了し続けている神木さん。前作『妖怪大戦争』では、主人公の稲生タダシを演じ、その愛くるしさと共に高い演技力が評価され、日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞、一躍注目を浴びるように。当時をふり返り、阿部サダヲ演じる河童の河太郎を本当に河童だと思っていた神木さんは、撮影の休憩時間に阿部さんにキュウリをあげていたという、ピュアな少年エピソードも明かした。そして16年ぶりの『妖怪大戦争』となる今作では、タダシではなく、今作の主人公ケイ(寺田さん)の小学校の担任教師・加藤先生という、前作とは異なる役柄で出演。SNSでは「今作も神木くん出るの胸熱すぎる!」「妖怪大戦争で神木くんの事好きになったので凄く感慨深いです」と喜びの声が寄せられている。神木さんが教師を演じるのは、自身初。前作では敵役として、豊川悦司が「加藤保憲」というキャラクターを演じたが、奇しくも今回の役柄と同じ名前であることから、ネットでは様々な考察が挙げられている。詳細は明かされていない「加藤先生」だが、三池監督は先日のイベントで「本編ラストでちらっと正体が観られる」と気になる発言も。妖怪を演じる杉咲花、大森南朋、安藤サクラ、大島優子ら超豪華キャストたちの登場はもちろん、寺田さんと神木さん、新旧主役キャストの共演も本作では大きな見どころだ。『妖怪大戦争 ガーディアンズ』は8月13日(金)より全国にて公開。『妖怪大戦争』(’05)は7月16日(金)「妖怪・特撮映画祭」角川シネマ有楽町ほかにて上映。(cinemacafe.net)■関連作品:妖怪大戦争 ガーディアンズ 2021年8月13日より全国にて公開©2021『妖怪大戦争』ガーディアンズ
2021年07月10日