CS放送の日本映画専門チャンネルが送る「日曜邦画劇場」が5月1日(日)の放送で500回目を迎えるのを記念して、4月17日(日)に公開収録が都内で行われた。5月8日(日)501回目で放送される『リリイ・シュシュのすべて』の上映が行われ、同番組の“支配人”を務めるフジテレビの軽部真一アナウンサーが司会を務め、岩井俊二監督と本作で映画デビューを果たした蒼井優がトークショーを行った。蒼井さんは岩井監督の最新作『ヴァンパイア』にも出演しており、カナダで行われた撮影のエピソードなども明かしてくれた。『リリイ・シュシュのすべて』は、同番組のスタートしたのと同じ2001年に公開。地方都市を舞台に中学生たちの“いま”を切り取っており、蒼井さん同様に市原隼人も本作で映画デビューを果たしているほか、忍成修吾、勝地涼ら当時、無名の若手俳優陣が数多く出演している。久々に本作を鑑賞したという岩井監督は「(スタッフ、キャスト合わせて)ものすごくたくさんの人が関わっていたということを実感しました」とコメント。蒼井さんは本作に出演することになった経緯について「ひょんなことから事務所に所属することになり、いくつものオーディションに行くんですが、毎回落ちてて、また落ちるだろうと思ってたら受かって『本当によく分からない世界だな』と思ってました」と当時をふり返る。監督は、蒼井さんと伊藤歩が演じた2人の女子中学生がたどる“運命”に関して、映画では、自身が発表した原作小説から変更を施している。これは、2人をオーディションで観察しつつ、変えていったそうで、当時の蒼井さんを見て「正体が知れない、言ってることがよく分からない子で、先が読めなかった。こういう子の方が突発的に何かしそう」と感じて、変更したことを明かした。当時、監督から、目指す女優像を尋ねられた蒼井さんは「(この映画への参加は)ちょっとした思い出作りですよ」と満面の笑みで答えたとか…。大物ぶりをうかがわせるエピソードだが、この作品への出演を機に、女優としての道が開けたとふり返り、本作を「いい思い出であり、誇り。(その後、女優として)グレーゾーンでせめぎ合いながら仕事をしていく中で、あの現場でみんなでこの作品を作ったことから始まったと思うと心強くなる」と女優としての“原点”であると告白した。2人からは撮影時の様々なエピソードも明かされ、蒼井さんと市原さんのあるシーンが64テイクも重ねた挙句に本編ではカットされたことや、伊藤さん演じる女子中学生が、丸坊主で教室に入ってくる衝撃のシーンでは、カット後にその場にいたキャストがショックで素で号泣したこと、さらにその場でもらい泣きしている蒼井さんを監督はすかさずカメラに捉え本編でも使用したことなど、様々なエピソードに観客は驚きつつ、耳を傾けた。また、今年のサンダンス映画祭、ベルリン国際映画祭で上映された監督の最新作『ヴァンパイア』では、蒼井さんは唯一の日本人キャストとして、バンクーバーで行われた撮影に参加。自称“吸血鬼”の男と自殺願望を持つ女たちを描いた物語で、蒼井さんは自分の居場所を探す日本人留学生を演じている。英語での演技ということでかなり練習を重ねて臨んだそうだが、逆に現地のスタッフに「留学生に見えない」とダメ出しを食らったとか…。日本での公開のスケジュールについてはいまだ未定だが、『リリイ・シュシュのすべて』、『花とアリス』に続く岩井監督作品への出演とあって期待が高まる。ちなみに岩井監督に蒼井さんの魅力を尋ねると「巡りあわせに近くて『あ、この役は優にやらせたら面白そう』という感じ。不器用だけど、いろんな個性を持っていて一色じゃないので括りにくいんですよね」との答えが返ってきた。『ヴァンパイア』しかり、その前の『ニューヨーク,アイ ラブ ユー』しかり、海外での活動が目立つ岩井監督だが、日本を舞台にした日本人キャストによる作品の構想も持っているようで「日本で撮りたいという気持ちは強いです」と意欲満々。特に、東日本大震災で青春時代を過ごした仙台が被災したこともその思いに拍車をかけたよう。「自分が青春を過ごした街であり、若い子たちはまた同じ場所で青春を過ごすんだろうな、と考えさせられた」と語り、さらに「(震災時に)Twitterで(人を探すための)情報交換をしていましたが、そこに『片思いの男の子を探してるので居場所を教えてほしい。でも自分の名前は明かせない』という書き込みがあったんです。あのさなかに、そういうことがあるのか、と思い、最初はものづくりどころじゃなかったけど、作らなきゃと強く感じた」と創作に向けた思いを明かしてくれた。『リリイ・シュシュのすべて』は日本映画専門チャンネル「日曜邦画劇場」にて5月8日(日)21:00より放送。日曜邦画劇場500回記念スペシャル:岩井俊二映画祭:■関連作品:ニューヨーク,アイ ラブ ユー 2010年2月27日よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開© NY5,LLC-All Rights Reserved. ヴァンパイア 2011年公開予定■関連記事:岩井俊二『ヴァンパイア』ベルリン映画祭出品が決定!蒼井優を起用したワケとは?ミランダ・カー、自身のブログでオーランド・ブルームとの第一子をお披露目オーランド・ブルーム&ミランダ・カー夫妻に第一子の男児誕生!謎の沈黙から1年…世界最小の映画祭「岩井俊二映画祭」がついに開幕婚約解消から3か月、ヘイデン・クリステンセンとレイチェル・ビルソンが仲直り?
2011年04月18日子供のころ、本屋の写真集コーナーの前を通過するときに緊張していたことをよく覚えています。漫画を買うのとは違い、なかなか気軽に買うものでもない写真集。今の20代30代の皆さんは、そもそも写真集って持っているんでしょうか?持っているとすれば誰の写真集なの?そんな大人の写真集事情を調査してみました。調査期間:2011/1/27~2011/1/31アンケート対象:COBS ONLINE会員有効回答数 702件(ウェブログイン式)まずは、皆さんにこんなことを聞いてみました。■あなたは写真集と呼ばれるものを買ったことがありますか?はい(22%)いいえ(78%)およそ2割の方しか写真集を購入した経験がないそうです。やはり、写真集を買うことのハードルは低くはなさそうです。では、その2割の方が「買った写真集」と「それを買った理由」は何だったのでしょうか。まずは、同率で三つが並んだ第4位からご紹介します!(以下、敬称略)■第4位 広末涼子「高校時代にめちゃめちゃ好きだったから」(31歳/男性)■第4位 オードリー・ヘプバーン「オードリーのようにかわいい人にあこがれていたから」(25歳/女性)■第4位 浅尾美和「当時好きだったから」(29歳/男性)当時、アイドルの代名詞だった広末涼子さん、時代を越えて国を越えて愛され続けるオードリー・ヘプバーンさん、美女アスリートの代表格である浅尾美和さんなど、いずれも女性有名人がランクインしました。10年後、20年後に読み返してもトキメキそうですね。では、ここからは同率で4つが並んだ第3位!■第3位 男子バレーボール選手「好きな選手がいたから」(29歳/女性)男子バレーボール選手の写真集を持っていると答えたのは、皆さん女性の方でした。背が高く甘いマスクの多い男子バレーボール選手の躍動する様は、写真映えしそうですね。■第3位 GLAY「当時からすごく好き」(25歳/女性)90年代のビジュアル系バンドのブーム。解散するバンドも多い中で、セールスも含め頭一つ抜きんでていたGLAYは、今でも根強いファンがライブに詰め掛けるそうです。写真集を持っている人も多そう。■第3位 蒼井優「同性から見ても可愛いので」(27歳/女性)同性にも人気のある女優・蒼井優さん。"森ガール"チックな雰囲気にあこがれる女性にとって、彼女の写真集は女性にとって教科書にもなりうるのかも。■第3位 SPEED「大ファンだったから」(23歳/女性)AKB48やモーニング娘よりも前に、歌って踊れるアイドルグループの先駆け的な存在だったSPEEDの4人。アイドルグループの写真集は、メンバー同士のオフショットのような写真も入っていて、ファンにはたまらないですよね。続いて、第2位!■第2位 嵐「雑誌などよりもきれいで上質な写真が見られるから」(26歳/女性)もはや説明不要の大人気グループ嵐の写真集が第2位でした。大好きなアイドルであれば、上質な写真で手元に置いておきたいという気持ちも生まれますよね。そして、そんな嵐を抑えての第1位とは!?■第1位 猫「表紙の写真があまりにも可愛かったから」(24歳/女性)「猫が好きだけど飼えないので」(26歳/女性)第1位は、アイドルでもスポーツ選手でもなく、猫の写真集でした。確かに動物のかわいさは普遍的。猫好きの人へのプレゼントとしても良いかもしれませんね。写真集を買うのはなかなか始めの一歩が踏み出しにくいもの。しかし、それを手にした瞬間から被写体は自分だけのものとなり、あらためてそこに写真集の本当の価値が生まれるのです。僕も、つらいときは、広末涼子さんの写真集『NO MAKE』を心のよりどころにさせていただいております。(フルタジュン/劇団フルタ丸×プレスラボ)【関連リンク】【コラム】プロに聞く!知ってると得する写真のうまい撮り方は?【コラム】自動証明写真機で美人に写るコツ、教えてください!【コラム】人物写真をキレイに撮るコツは「ウィスキー」!?
2011年03月10日江口洋介&蒼井優を主演に迎え、人気パティスリーを舞台に、そこに集う人々の物語を珠玉のスイーツたちと共に描き出した『洋菓子店コアンドル』。本作の美術を担当――つまり劇中の“パティスリー・コアンドル”を生み出した張本人(!)である岩城南海子が、本作の美術について語ってくれた。さらに、岩城さんが丹精込めてデザインしたパティスリー・コアンドルで鹿児島弁丸出しで演技する蒼井さんの様子を捉えた貴重なメイキングの映像も到着!セットを見るだけで甘い匂いが漂ってきそうで…ウットリ。都内の人気パティスリーという設定の“コアンドル”。スタジオのセットではなく、中目黒にある一軒家を改装して、この甘いスイーツが生み出される夢の空間は作られた。建物全体もそうだが、よく見ると室内の細かい装飾や内装など非常に凝っており、セレクトのセンスの良さが光る。「もともと、和テイストの強い一軒家(※閉店した店)でしたが、改装するにあたり、その古さや味わいを生かしたかったので、テーマを“アンティーク”として、装飾の松田さんに家具や飾りを揃えていただきました。あと、コアンドルのマークには鳥をデザインしましたが、小物にもたくさん鳥が飾られています。壁紙にも鳥がいますし、中庭には野鳥用の餌台や、鳥の巣箱も飾ったんです。『コアンドルは、自然の木々や生き物とも、幸せを分かち合うパティスリー』という私の隠れた裏設定で作ってみました。初めはホコリまみれでのボロボロな一軒家でしたが、壁を抜いたり足したり、ガラスやステンドグラスをはめたり。飾ってもらった小物は全てお気に入りでしたが、あまりに気に入ってしまったアンティークのお皿(※焼き菓子コーナーで使用)は、撮影終了後にお願いして譲っていただきました(笑)」。深川栄洋監督からのリクエストは「かわいく、おしゃれでフランス映画のよう」なビジュアル。深川作品での仕事は、全くテイストの異なる『白夜行』に続いてとなるが、深川監督の印象は…。「怖い人(笑)。全てを見透かされていると感じるときがあります。そこに感じるプレッシャーに押しつぶされそうになることが多々ありました。だからこそ負けられない!と何度も向き直って精神的に戦っていました(笑)」。「現実にこんなパティスリーがあったら行きたい!と思ってもらえるようなお店にできたら」とこのコアンドルのデザインに込めた思いを語る岩城さん。今回、到着したメイキング映像からは、本編とは違った角度から店の様子が映し出される。蒼井さん演じるなつめが初めてコアンドルを訪れるシーンでは鹿児島弁でしゃべる蒼井さんも見ることができる。さらに、撮影の合間においしそうにお菓子をほおばる姿や「(鹿児島弁は)いままでやってきた方言の中で一番難しい」と語る姿も!撮影中とは少し違う蒼井さんの表情とコアンドルの内装にも注目。『洋菓子店コアンドル』は新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開中。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:洋菓子店コアンドル 2011年2月11日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会■関連記事:蒼井優、カレシ役・尾上寛之に「若いコがいいのかぁ…」と恨み節!江口洋介×蒼井優インタビュー甘い幸福を生み出す職種“パティシエ”を演じてみて自分チョコは低調ぎみ?『洋菓子店コアンドル』バレンタインアンケート発表蒼井優主演!『洋菓子店コアンドル』コースター&プレスセットを5名様にプレゼント洋菓子店オーナーを演じた戸田恵子、プロのパティシエも「働きたい」と太鼓判
2011年02月15日映画『洋菓子店コアンドル』が2月11日(金・祝)に公開を迎え、都内劇場にて舞台挨拶が行われ、主演の江口洋介、蒼井優をはじめ、江口のりこ、尾上寛之、戸田恵子、深川栄洋監督が登壇した。ケーキ作りをやめた元天才パティシエと恋人を追って上京したケーキ屋の娘が都内の人気パティスリーで出会い、それぞれが再生していく姿を描いたハートフルな物語が展開する本作。舞台挨拶当日、朝からの雪にもかかわらず多くの観客が劇場に足を運んだ。劇中、苦労したシーンや思い入れのあるシーンは?という問いに江口さんは「ケーキを作るのは結構楽しくて、道具を買って家でも練習しました。そのかいあって、映画の中でも“伝説のパティシエ”に見えているな、と自画自賛してます。実際、ケーキを作るシーンがどんなふうに見えるか気になって仕方ないんです」と笑顔で語った。一方の蒼井さんは「(演じた)なつめは感情の起伏が激しいので、十村(江口さん)や、(江口のりこさんを指しながら)こっちの江口さんの家に押しかけたりするんですが、どちらの家に押しかけるのも午前中の撮影で…。朝6時に鹿児島弁で一気に話すのは難しかったです」と苦笑交じりにふり返った。江口のりこさんも撮影のためにケーキ作りの練習に励んだそうだが「映画を観たら、机をふくシーンばかりだったので…残念です」とポツリ。戸田さんは店のオーナー役とあって「自分の店ということで、かわいく、愛おしかった」と愛情たっぷりの様子。そして、なつめの恋人役を演じた尾上さんは「優ちゃんと喧嘩し、言い合いになるところは鹿児島弁だったから大変でしたが、楽しかったです」と笑顔でふり返った。これに蒼井さんは「(尾上さんが演じた)海の新しい彼女を演じたコは事務所の後輩なんですが、『やっぱり若いコがいいのかぁ』って思いました」と満面の笑みを浮かべて恨み節?これには客席から笑いがわき起こった。そして、バレンタインデー間近ということで登壇陣それぞれにバレンタインの思い出は?という質問がなされたが、6人とも全くと言っていいほど良い思い出はないようで…。代わりに、とばかりこの日は女性陣3人から男性陣にケーキのプレゼントが渡された。蒼井さんからケーキを受け取った江口さんは「嬉しいものですね」とニンマリ。最後に蒼井さんは「小さなお話、小さな世界の物語ですが、注げるだけの愛情は注いだと自負しています!」と静かに、力強く語り、温かい拍手がわき起こった。『洋菓子店コアンドル』は新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開中。■関連作品:洋菓子店コアンドル 2011年2月11日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会■関連記事:江口洋介×蒼井優インタビュー甘い幸福を生み出す職種“パティシエ”を演じてみて自分チョコは低調ぎみ?『洋菓子店コアンドル』バレンタインアンケート発表蒼井優主演!『洋菓子店コアンドル』コースター&プレスセットを5名様にプレゼント洋菓子店オーナーを演じた戸田恵子、プロのパティシエも「働きたい」と太鼓判スイーツ作りが似合う男No.1は藤木直人!向井理、岡田将生ら甘〜いマスクが上位に
2011年02月14日江口洋介と蒼井優。それぞれの世代を代表する2人がついに初共演を果たした。気になる関係はというと、これが何とも説明のしにくい間柄…さてさて、何と言うべきか?かつては“伝説のパティシエ”と呼ばれながらも、ある悲しい過去を背負いケーキ作りをやめた男と恋人を追って鹿児島から上京したケーキ屋の娘。2人は都内の人気洋菓子店で出会うのだが…。甘く、そしてちょっぴりビターな――まさに女の子が大好きなスイーツと同じ味わいを見せる映画『洋菓子店コアンドル』。江口さん、蒼井さんがそれぞれスイーツに対する思いや共演の感想を明かしてくれた。医者に刑事に教師…などなど様々な職業を役柄で経験済みの江口さんだがパティシエは初体験。ドラマ「ランチの女王」(フジテレビ)ではコック姿がお似合いだったが、パティシエとなるとまた違った経験だったようだ。江口:最初はパティシエという職種の具体的なイメージが浮かばなかったんですが、実際にお店に行ったり話をうかがう中で、ある種の職人なんだということが分かりました。デザインから何から新しいものを作っていかないと時代に遅れてしまうし、ヘッドハンティングまである厳しい世界。(自身が演じた十村は)ニューヨークに修行に行ったり、思っていたよりずっとタフな世界でしたね。そういうところから入って十村を演じたら面白いな、と思いました。撮影前にはお菓子ケーキ作りの特訓もあったが、練習を通じて技術的な部分はもちろん、気持ちの部分で感じることも多かったという。江口:料理は嫌いではないのですが、ケーキ作りは初めてで、専門学校で丁寧に教えてもらいました。学校での撮影もありましたが、たくさんの女の子が実習している姿を見て憧れの職業なんだということをより強く感じましたね。十村の“伝説のパティシエ”という設定に関して、少し大げさなのではと思ってたんですが、この世界にはお菓子に対する愛情やセンスでレジェンドになる人が生まれるんだろうな、と感じました。調理器具を貸していただいて家でも練習しましたよ。ショートケーキがきれいにできると達成感があるし、食べてもらって『おいしい』と言われると、またより強い達成感がある。フルーツの置き方ひとつにしても自由で、デコレーションするのも面白い。パティシエの方たちは味はもちろん、色のセンスなどいつも自分で磨いているんでしょうね。とにかく人を幸福にする職種だな、と思いました。一方の蒼井さんが演じたのは、東京で何とか自分の居場所を見つけようともがき、奮闘する臼場なつめ。蒼井さんは彼女のキャラクターを「小学校低学年の男の子がそのまま大人になっちゃったような子」と表現する。蒼井:テンションが高いので、早朝からそのテンションに持っていくのは大変ではあったのですが、とてもまっすぐな女の子だったので、何だかんだいっても楽しみながら演じましたね。そして、本作で蒼井さんの前に立ちはだかったのは…鹿児島弁!蒼井:大変でした…。方言を喋る役はこれまでも割と多くて抵抗はないですし、福岡出身なので鹿児島弁はやりやすいかもと思ったんです。でもいままでやらせていただいた中でもダントツで難しかったです。法則がないので、この言葉のときはここが上がる、とかではなく、その後に続く言葉によって同じ単語でもイントネーションが変わっていくんです。それを覚えるしかないので、毎日苦労しました。劇中で「メロディアスだね」と言われるシーンがあるんですが、本当にメロディのような特殊な言葉でした。ちなみに、蒼井さん自身も現場に手作りのキャロットケーキを差し入れたとか。少し照れくさそうにそのときのエピソードを明かしてくれた。蒼井:チーズケーキとキャロットケーキはよく作るんですが、現場に手作りのお菓子を差し入れるということがすごく恥ずかしくて…(笑)。おいしくできなかったらちょっと嫌だし、友達のお母さんが作ってくれたことにして持って行ったんですが、あるスタッフさんに「優ちゃんが作ったんでしょ?」と言われてこっそり認めたらバレてしまいました(笑)。みなさん、優しいからおいしいと食べてくださったんですが、気を遣わせてしまったな、と反省してます…(苦笑)。では、気になる互いの印象や共演の感想について。まずは江口さんから!江口:(蒼井さんは)イメージ通りでしたね。すごく自然で、素直で素朴というか。なつめというキャラクターも、彼女がやっているから怒っていてもどこか四苦八苦していてすごくかわいい。鹿児島弁には苦労したみたいですが、その方言のニュアンスもとてもかわいかったですね。なつめという役の素朴さ、彼女が食べたときのニコッとした顔は、この映画を物語っていると思います。蒼井さん自身は子供っぽいところと冷静なところが両方あって、共演してて面白かったですよ。すごく練習熱心で、チョコレートで文字を書くシーンでもすごくたくさん書いてました。すごい集中力とあの笑顔とのギャップが彼女の魅力だと思います。一方、蒼井さんから見た江口さんはというと…。蒼井:すごく男らしい方で、ずっと主演を張られていた方だからか、元々なのか、すごく器の大きな方だと思いました。現場に江口さんがいらっしゃると心強いんです。ちょっとやそっとじゃビクともしないという感じで、ドンと立っていてくださって、本当に主演の方だな、と思いました。でもそれだけではなくて、面白い話をしてくださったり、でも、掴みどころのないところもあったり…見ていて飽きない方でした(笑)」。そして、劇中の十村となつめの関係性を2人はこんな言葉で表現してくれた。蒼井:2人の性格は違うけど、ところどころ共通点があるせいか、お互いが互いをほっとけない。世代を超えてそういう関係になっていて、2人の間では男とか女とかではない感じが、すごくいいコンビだなと思いました。江口:(十村は)上京して失恋したなつめと出会い、先輩後輩のような仲でありながら、ちょっと親のような目線もあって…。パティシエとして彼女の腕を磨いてやりたいと思い始める。なつめと出会うことによって、もう一度人生がスタートしていくんですね。恋愛でもないし兄妹でもない――でも、お互いのエネルギーがぶつかり合うっていう、面白い関係です。話を聞いてみると、江口さん、蒼井さん共に甘党!特に江口さんからは意外なほど(?)スイーツについてのエピソードが…。江口:自分でも好きで食べるし、人にあげることも多いです。忙しくて甘いものがほしくなったときは自分で買いに行くこともあります。おいしいと言われるケーキ屋さんはチェックしてますね。好きなのはミルクレープ。層が細かければ細かいほど何とも言えない感じで、切ったときの弾力と口に入ったときの裏切らない感じがいいんですよね(笑)。いまは、バームクーヘンでもロールケーキでも何でもお取り寄せできますが、先日いただいた何でもない谷中の寒天がおいしかった。豆とか求肥とかが、江戸前のスイーツというか庶民的な感じでしたね。和菓子も好きでやっぱり食べると幸福になりますよね。蒼井さんもスイーツを「絶対にプラスにしか働かないもの」といい、その効用を力説!蒼井:元気がないときにちょっとホッとさせてくれたり、少し気分を高めてくれたり。楽しいときは余計食べたくなるし、より楽しい時間をサポートしてくれるものだと思います。ではいま、ハマってるスイーツは?蒼井:かき氷が大好きで、ずっとブームが続いてます(笑)。(photo:Tadayuki Minamoto)<Yosuke Eguchi>Hairmake:Yumi Katsuhiko(THYMON)Stylist:Kouichiro Yamamoto<Yu Aoi>Hairmake:Eri Akamatsu(esper.)Stylist:Mana Yamamoto■関連作品:洋菓子店コアンドル 2011年2月11日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会■関連記事:自分チョコは低調ぎみ?『洋菓子店コアンドル』バレンタインアンケート発表蒼井優主演!『洋菓子店コアンドル』コースター&プレスセットを5名様にプレゼント洋菓子店オーナーを演じた戸田恵子、プロのパティシエも「働きたい」と太鼓判スイーツ作りが似合う男No.1は藤木直人!向井理、岡田将生ら甘〜いマスクが上位に福岡在住の新人アーティストが東京初ライブ、博多華丸「絶対売れるんです!」と太鼓判
2011年02月09日気づけばバレンタインデーまで、あと一週間。この機会に、気になるアノ人に思いのたけをぶつけようと考えている人も少なくないはず。そんな恋愛合戦の日に先駆けて、シネマカフェの映画体験型サイト「シネマライブ!」と女性ファッション誌「Sweet」の合同企画として、ビター&スイートな感動ストーリー『洋菓子店コアンドル』の女性限定試写会を開催!本作で描かれる“甘い”スイーツとちょっぴり“ほろ苦い”物語にちなんで、女性来場者にバレンタインにまつわる本音とエピソードを聞いてみた。この日集まったのは、20代〜50代の女性およそ100名。まずは“過去”のバレンタインデーについて、「ビター(苦い)とスイート(甘い)の思い出、どちらが多い?」と訊ねると、「スイート」と答えた人が約50名、「ビター」が約40名と、ほぼ半数に分かれた。「ビター」と答えた人には、手作りチョコにまつわる失敗エピソードや「恥ずかしくて渡せなかった」というほろ苦い青春の思い出をふり返る女性が多い中、「2年間好きだった人にチョコを作ったけど、恥ずかしくて当日渡せなくて家で悔しくて泣いて、次の日がんばって渡したら、それがきっかけで数か月後に付き合うことができた!」(21歳・大学生)という、ビターから一転し“スイート”な思い出になった人も。最後まで諦めてはいけませんね…。さて、気になるのは今年の2月14日(月)、みんながどう過ごすか?ですが、「スイーツを贈る予定は?」との問いには、7割の人が「はい」とのこと。その贈り相手はというと…、約4割が「夫・恋人」、次に「家族(親・兄弟・子供)」に票が多く集まったが、不況のせいなのか、傾向のせいなのか、「同僚」と答えた人はわずか2票のみ。また、意外にも(?)「自分チョコ」を予定している人も2票にとどまった。一方で、「元彼」と答える人も。そんな中、映画『洋菓子店コアンドル』を観て「スイーツを作りたくなったか?」と訊ねてみると、約8割の女性が「はい」と回答!蒼井優扮する主人公・なつめのパティシエンヌ姿に、「おいしいケーキを作ってみんなを幸せにしたいと思っているところに感動」(27歳・会社員)、「誰かに『美味しい』ともらえたときのなつめの涙に心打たれた。その一言で料理は何倍も楽しくなれる」(22歳・大学生)と心動かされた人も多い様子。その他の部分に関しても、大多数の女性が「なつめに共感できた」とのこと。その共感ポイントとしては、「逃げないで前向きに頑張るところ」、「ストレートでわがままだけど、人との付き合いを通して成長していくところ」などの声が多数集まった。そして最後に、バレンタインデーの必須アイテム、チョコレートになぞらえて本作の“お味”を5段階で答えてもらうことに。結果は…4割以上の人が「モカ(ほのかに苦い)」、「ビターチョコ(ほろ苦い)」が約3割と“ビター”な印象を受けた人が多い模様。続いて「ミルク(甘い)」が15%、「カカオ100%チョコ(とても苦い)」、「苺チョコ(とても甘い)」は少数にとどまった。あなたは本作を観て、どう感じる?本作を観ると、大切な人にスイーツを贈りたくなるかも?『洋菓子店コアンドル』は、2月11日(金・祝)より全国にて公開。映画体験型サイト「シネマライブ!」『洋菓子店コアンドル』“ビター&スイート”バレンタインレポート■関連作品:洋菓子店コアンドル 2011年2月11日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会■関連記事:蒼井優主演!『洋菓子店コアンドル』コースター&プレスセットを5名様にプレゼント洋菓子店オーナーを演じた戸田恵子、プロのパティシエも「働きたい」と太鼓判スイーツ作りが似合う男No.1は藤木直人!向井理、岡田将生ら甘〜いマスクが上位に福岡在住の新人アーティストが東京初ライブ、博多華丸「絶対売れるんです!」と太鼓判ビター&スイートな感動作『洋菓子店コアンドル』試写会に20組40名様をご招待
2011年02月07日先月開催されたサンダンス映画祭でも上映された、岩井俊二監督の全編英語による最新作『ヴァンパイア』が、2月10日(現地時間)より開催される第61回ベルリン国際映画祭のパノラマ部門に正式出品されることが決定し、岩井俊二監督からコメントが到着!唯一の日本人キャストととなる蒼井優の起用の理由や役どころについても語ってくれた。俗に言うところの“ヴァンパイア映画”とは趣が異なるとも言われる本作。主人公は、仕事熱心で認知症の母を介護する高校の生物教師・サイモン。一見、真面目そうな外見とは裏腹に、彼は若い女性の血を飲みたいという欲求を抑えられずにいる。血を求めて自殺サイトを徘徊し、自殺志願者の娘たちを言葉巧みに誘い出していくのだが…。“ヴァンパイア”と呼ばれた男と彼に血を提供した女たちの物語が展開する。岩井監督にとってベルリン国際映画祭への参加は『undo』、『PiCNiC』、『リリイ・シュシュのすべて』に続き4回目。岩井監督も現地入りし、舞台挨拶とティーチインに参加するとのこと。「観て、何かを感じてもらえると嬉しいです」と静かに意気込みを語った。作品については「この物語を最初に書き始めたのは、もう10年以上前でもあり、内容もヴァンパイアの映画ではないので、最近のブームとはあまり関係ない映画です。改めてふり返ると、命とは、という予想外に大きなテーマを描こうとしていたんだなと感じます」とやはり、現在、ハリウッドを中心に次々と製作、公開されている“ヴァンパイア映画”とは異なるということを強調。本作でハリウッド長編デビューを果たす蒼井さんの起用理由に関しては「彼女にやってほしい役があったからです」と説明。気になるその役どころはというと、「交換留学生の役です。高校生なので実年齢的には無理がありましたが、カナダの本物の高校生の中に入ると、むしろまだ幼く感じるぐらいでした。カナダの高校生は貫禄あり過ぎです」と明かしてくれた。今回、到着した画像では凛々しい顔が印象的の蒼井さんのほか、サイモンや彼に誘い出されたと思しき女性たちの姿が。いくつかの画像では真っ白い風船のようなものが写っているが、これは何を意味するのか?謎は深まるばかりだ。『花とアリス』から7年、『市川崑物語』から5年。岩井監督は果たして何を見せてくれるのか?『ヴァンパイア』の日本公開は2011年を予定。■関連作品:ヴァンパイア 2011年公開予定■関連記事:謎の沈黙から1年…世界最小の映画祭「岩井俊二映画祭」がついに開幕
2011年02月07日女優の戸田恵子が1月31日(月)、都内で行われた出演作『洋菓子店コアンドル』の特別試写会に登場し、本作に特別協力する辻調グループ校エコール辻東京の講師・大川満氏、プロデュースを手掛けた前田浩子氏と共に舞台挨拶に立った。会場には同校の学生が招待され、大川氏と共同で製作した“大ヒット祈願スイーツ”をお披露目した。伝説のパティシエと呼ばれながら、8年前にスイーツ作りを突如としてやめてしまった十村遼太郎(江口洋介)と恋人を追って鹿児島から東京に出てきた臼場なつめ(蒼井優)。都内で評判の洋菓子店「パティスリー・コアンドル」で出会った2人が、人生を見つめ直す姿を目にも鮮やかなスイーツと共に描く。戸田さんは洋菓子店のオーナーを演じている。「映像がきれいだし、誰もが観終わった後はケーキが食べたくなるはず。撮影中は温度調節をしつつ、みんながケーキを愛した時間だった。いまも特別な愛着があるし、苦労を知ったので心して食べている」と戸田さん。撮影前に同校でケーキ作りを学んだそうだが、「オーナー役だから、お店のそろばん勘定ばかりで、さほど学んだことが活かされなかった」と笑いを誘った。そんな戸田さんに対し、大川氏は「僕も戸田さんのお店で働きたくなりました」とオーナーぶりに太鼓判を押した。この日は主演の江口さんから「撮影中はお世話になりました。学校に伺って、お菓子作りの楽しさを知り、みなさんの真剣な姿に心を打たれました。とにかくパティシエは、人を幸福にする職種だと思います。これからもたくさんの“笑顔”のために、夢を叶えられるように頑張ってください」と心のこもったメッセージが到着。戸田さんはメッセージが読み上げられる間、ポスターの江口さんにマイクを向けて“擬似インタビュー”を披露した。未来のパティシエに向けて、戸田さんは「この道を進むと決めたからには、厳しいこともあると思いますが、へこたれずに頑張ってください。いつかみんなが作ったスイーツをいただけると日が来るのを楽しみにしています」とエールを贈り、「登場人物全員が少しだけ成長できるストーリー。この映画をきっかけに、パティシエになりたいと思う人が増えればうれしい」とアピールしていた。『洋菓子店コアンドル』は2月11日(金)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。■関連作品:洋菓子店コアンドル 2011年2月11日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会■関連記事:スイーツ作りが似合う男No.1は藤木直人!向井理、岡田将生ら甘〜いマスクが上位に福岡在住の新人アーティストが東京初ライブ、博多華丸「絶対売れるんです!」と太鼓判ビター&スイートな感動作『洋菓子店コアンドル』試写会に20組40名様をご招待蒼井優が“とっておき”を紹介するスイーツ本…その名も「蒼井洋菓子店」発売決定!シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第10回) スイーツを作るのが似合う俳優は?
2011年01月31日福岡県在住の新進シンガーソングライター、ももちひろこが1月21日(金)、都内で行われた『洋菓子店コアンドル』の特別試写会に出席し、東京での初ライブを敢行した。この日は同じ福岡出身のお笑いコンビ、博多華丸・大吉が応援に駆けつけ、「(川平慈英のモノマネで)絶対に売れるんです!」(華丸さん)、「僕らとからむと、みんな売れるんですよ」(大吉さん)と地元が生んだスター候補に太鼓判を押した。伝説のパティシエと呼ばれながら、8年前にケーキ作りを突如としてやめてしまった十村遼太郎(江口洋介)と恋人を追って鹿児島から東京に出てきた臼場なつめ(蒼井優)。都内で評判の洋菓子店「パティスリー・コアンドル」で出会った2人が、人生を見つめ直す姿を目にも鮮やかなスイーツと共に描く。2月9日(水)発売の本作の主題歌「明日、キミと手をつなぐよ」でメジャーデビューするももちさんは、福岡を中心に積極的にライブ活動する22歳のシンガーソングライター。19歳のときに、ユニバーサルミュージック×新星堂新人発掘オーディション“CHANCE!09”で最優秀賞を獲得した。これまでHIROCO名義で活動してきたが、「自分の居場所は福岡だと目に見える形で残しておきたかった」(ももちさん)という理由で、出身地である福岡県・百道(ももち)に由来する「ももちひろこ」として、晴れてメジャーデビューすることになった。初めての東京ライブに「不安と嬉しい気持ちが半分半分です」とももちさん。この日披露した主題歌について、「江口さん演じる、過去のせいで前に進めないパティシエに自分を重ね合わせた。私もオーディションに落ち続けた経験があるので」と思いを語った。そんな初々しい姿に、華丸さんは「上京当時を思い出す。ももちさんは(福岡出身の)松田聖子以来の衝撃」、大吉さんは「そんな時代もありますね。僕はいま、芸能界一、歌が下手な芸人なので、同じ福岡でなぜこんなに違うのかと…」。2人は地元のファンによる寄せ書きを手に、ライブ中もももちさんの応援に余念がなかった。ちなみに「僕らとからむと、みんな売れるんですよ」という大吉さんの発言には、確固たる根拠が。本作の主演である蒼井さんは福岡出身で、東京進出する前に、地元テレビ局の番組にて華丸・大吉とドラマで共演。また、人気演歌歌手の氷川きよしもブレイク前に、地元福岡で華丸・大吉のレギュラー番組に出演していたのだとか。そんな華丸・大吉を踏み台に(?)、ももちさんが今年の音楽シーンで活躍することは間違いなさそうだ。『洋菓子店コアンドル』は2月11日(金)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。■関連作品:洋菓子店コアンドル 2011年2月11日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会■関連記事:ビター&スイートな感動作『洋菓子店コアンドル』試写会に20組40名様をご招待蒼井優が“とっておき”を紹介するスイーツ本…その名も「蒼井洋菓子店」発売決定!シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第10回) スイーツを作るのが似合う俳優は?ケーキが子供たちを救う!『洋菓子店コアンドル』がラブケーキプロジェクトとタッグ煌くスイーツにキュン『洋菓子店コアンドル』女性限定試写会に25組50名様ご招待
2011年01月21日映画『洋菓子店コアンドル』に主演し、パティシエ役に挑戦した女優の蒼井優が、自らこれまでに蓄積したスイーツ情報を厳選し、紹介する書籍「蒼井洋菓子店〜大好きスイーツ・ベスト88〜」がマガジンハウスより発売されることになった。映画は、東京の街角にある洋菓子店「パティスリー・コアンドル」に集う人々の物語が描く。江口洋介が、かつて伝説的なパティシエとして腕を奮いつつも、あることがきっかけでスイーツの世界から身を引いた十村を演じ、蒼井さんは江口さんとW主演で、恋人を追って鹿児島から上京し、コアンドルで働く娘・なつめを演じている。劇中の画像でも見られるように、パティシエのコックコートがお似合いの蒼井さんだが、自他ともに認めるお菓子好き。今回発売されるスイーツ情報本、その名も「蒼井洋菓子店」では、そんな彼女がこれまでに実際に足を運んだり、取り寄せたりして蓄積した様々なスイーツの情報、大好きなパティスリーやとっておきの味を惜しみなく紹介する!“蒼井優とスイーツ”と称して蒼井さんのお母さんの手作りバナナケーキのことや、映画でのパティシエ体験について語るほか、“幸せスイーツテイスティング”では、行列ができるスイーツやお取り寄せスイーツを彼女が本気で試食!“エレガントなスイーツマナー”の章では、崩れやすいミルフィーユを美しく食べるコツなどを紹介する。インタビューに加え、オフショットも満載。スイーツを前に幸せそうな蒼井さんの笑顔にドキッ!「蒼井洋菓子店〜大好きスイーツ・ベスト88〜」は1月27日(木)発売。『洋菓子店コアンドル』は2月11日(金・祝)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。「蒼井洋菓子店〜大好きスイーツ・ベスト88〜」(マガジンハウス刊)著者:蒼井優価格:1,400円(税込)発売日:1月27日(木)■関連作品:洋菓子店コアンドル 2011年2月11日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会洋菓子店コアンドル 2011年2月11日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第10回) スイーツを作るのが似合う俳優は?ケーキが子供たちを救う!『洋菓子店コアンドル』がラブケーキプロジェクトとタッグ煌くスイーツにキュン『洋菓子店コアンドル』女性限定試写会に25組50名様ご招待『洋菓子店コアンドル』の見どころは“女版・寅さん”蒼井優と“マドンナ”江口洋介?ほぼ全員が鑑賞後「スイーツ食べたくなる」『洋菓子店コアンドル』が女心をガシッ
2011年01月15日映画監督としてはもちろん、最近では赤西仁主演の『BANDAGEバンデイジ』のプロデュースや「AKB48」の2010年の活動に密着したドキュメンタリー映画『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?』の製作総指揮も手掛ける岩井俊二が1月1日(土)、「岩井俊二映画祭」の開幕を宣言した。2010年元日の“告知”から1年の沈黙――。これまで謎に満ちていた映画祭の全貌がついに明らかになった。“世界最小映画祭”をスローガンに掲げ、個人映画祭というまったく新しい映画祭のあり方を提案する「岩井俊二映画祭」。その目玉プログラムが「NOVIE=読む映画」と名付けられた電子書籍配信だ。現在、同映画祭サイト(iwaiff.com)では最新書き下ろし小説「ヴァンパイア 序章/第1章」と「リリイ・シュシュのすべて<完全版>第1章」の配信がスタートしており、今後は自伝エッセイ「カメラ」のシリーズ配信、未公開の幻の作品も公開される予定だという。日本語をはじめ、英語、韓国語、中国語にも完全対応している。「最初はオフィシャルサイトをリニューアルするつもりだったが、いろいろいじっている間にこんな形になってしまった。世に言う映画祭とは様子が違うと思いますが、作品をお客さんと一緒に楽しめるライブハウス的な場所を作りたかった。その夢がようやく実現した」と岩井監督。いわば小説でも映画でもない、岩井ワールドの新たな発信源となるのが「岩井俊二映画祭」なのだ。そんな岩井監督の最新映画『ヴァンパイア』が、今月20日(現地時間)から行われるサンダンス映画祭に正式出品されることが決定した。オーランド・ブルーム、クリスティーナ・リッチが出演したアンサンブルムービー『ニューヨーク,アイラブユー』に続き、英語劇にチャレンジした本作は、レイチェル・リー・クック、アマンダ・プラマー、ケイシャ・キャッスル=ヒューズ、そして日本からは蒼井優らが出演。見た目は平凡な青年が、“理想の女性”を求めて夜な夜なネットをさまよう…というホラーテイストの作品だが、その内容はベールに包まれており、現時点で唯一の手掛かりは小説「ヴァンパイア 序章/第1章」だけだ。「開かれたアトリエという感じでしょうか。遊びに来てください。いろいろお見せしますよ」(岩井監督)。早速、いままでに例を見ない画期的な“映画祭”を体験してみては?『ヴァンパイア』は2011年公開予定。岩井俊二映画祭:価格:1,200円※定期購読の場合、毎号900円■関連作品:ヴァンパイア 2011年公開予定BANDAGEバンデイジ 2010年1月16日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© 2010「BANDAGE」製作委員会DOCUMENTARY of AKB48 to be continued10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう? 2011年1月22日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© 「DOCUMENTARY of AKB48」製作委員会ニューヨーク,アイ ラブ ユー 2010年2月27日よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開© NY5,LLC-All Rights Reserved.■関連記事:AKB48ドキュメンタリー映画の総指揮に岩井俊二その全貌が徐々に明らかに!婚約解消から3か月、ヘイデン・クリステンセンとレイチェル・ビルソンが仲直り?マツコプレゼンター役にゴキゲン斜め?AKB、渡部陽一ら今年ブレイクの面々が一堂にAKB48の初のドキュメンタリー映画公開決定素顔に密着!収録テープは千本超ヘイデン・クリステンセンとレイチェル・ビルソンが婚約解消 長すぎた春に終止符
2011年01月07日江口洋介&蒼井優のW主演で贈る映画『洋菓子店コアンドル』。街角のケーキ屋を舞台に物語が展開し、劇中に宝石のようなスイーツの数々が登場するが、これにちなんでこのたび本作が、1ピース足りないホールケーキを販売し、その売り上げで発展途上国の子供たちの食糧支援を行う「ラブケーキプロジェクト」をサポートすることが発表された。“伝説のパティシエ”と呼ばれながら、あることが原因でケーキ作りから足を洗った十村(江口さん)と恋人を追って田舎から上京してきたなつめ(蒼井さん)。都会のケーキ屋で出会った彼らの甘く、ほろ苦い物語が展開する。劇中に登場する様々なスイーツは人々を幸せに包む、本作のもうひとつの主役ともいえる珠玉の存在!映画にちなんでカフェや、ファッションブランドとのコラボレーションが次々と決定しているが、今回発表された「ラブケーキプロジェクト」との企画もそのひとつ。「ケーキを囲むときの幸せな気持ち。その幸せを、途上国の子供たちとも分かちあうことができたら」という思いから行われているこの「ラブケーキプロジェクト」。参加するパティシエが、1ピース分を切り取ったホールケーキ“ラブケーキ”を通常のホールケーキと同じ価格で販売。1ピース分の金額が発展途上国の子供たちのための食料支援プロジェクトに寄付される。先述のプロジェクトの趣旨が、映画のメッセージとも重なるということで今回のコラボレーションが実現。映画公式モバイルサイトからダウンロードされた壁紙1枚につき1円の寄付がプロジェクトに対して行われることになった。「ラブケーキプロジェクト」が映画と組むのは今回が初めてとなる。観たら幸せな気分になり、おいしいスイーツが食べたくなること請け合いの本作。プロジェクトに参加して壁紙1枚分、ケーキ1ピース分の幸せをおすそ分けしてみては?鑑賞後に食べるケーキがさらに幸せな味になること必至!『洋菓子店コアンドル』は2011年2月11日(金・祝)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。■関連作品:洋菓子店コアンドル 2011年2月11日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会■関連記事:煌くスイーツにキュン『洋菓子店コアンドル』女性限定試写会に25組50名様ご招待『洋菓子店コアンドル』の見どころは“女版・寅さん”蒼井優と“マドンナ”江口洋介?ほぼ全員が鑑賞後「スイーツ食べたくなる」『洋菓子店コアンドル』が女心をガシッ蒼井優江口洋介は「見ていて飽きない」江口洋介、蒼井優来場!『洋菓子店コアンドル』完成披露試写会に25組50名様ご招待
2010年12月27日11月29日(月)、大阪市内で来年公開の映画『洋菓子店コアンドル』の記者会見が開催され、主演の江口洋介と蒼井優、深川栄洋監督が出席した。江口さんが、かつて伝説のパティシエと呼ばれた男・十村を、蒼井さんが恋人を追って鹿児島から上京したなつめを演じ、都会の洋菓子店を舞台に、甘くほろ苦いドラマが展開する。互いの印象を尋ねられ、江口さんは「イメージ通りでした。スクリーンやブラウン管で見ていた印象と、会った印象があまり変わらなく、とても自然でした。お芝居していても差がないという感じでした。今回のなつめという役は、ヒステリックな要素があるのですが、彼女が鹿児島弁で喋ると、それがとてもかわいかったんです。彼女のムードが映画全体のムードを作っていて、とてもほんわかした感じでした」と語った。すると蒼井さんも「江口さんと同じで、スクリーンやブラウン管で拝見させていただいている感じと、実際にお会いした印象が全く変わらなかったです」とニッコリ。さらに、現場での江口さんについて「とてもドッシリされていて、現場にいるだけで、共演者・スタッフさんが喜んでいました。現場では江口さんが、私たちのいる集団の後ろで、洩れがないかを見守ってくださるような(笑)、そんな感じでした」と信頼を感じさせるコメント。また、ケーキ作りについて、江口さんは「“伝説のパティシエ”役だったので、手元にしっかりとリアリティがなくてはならないなと思い、専門学校で授業を受けました。そこでは何千人という人が勉強をしていて、(パティシエは)こんなに憧れの職業なんだと思って、意識が変わりました。実際に道具を手にしたら、時間との戦いでとても難しかったです。料理するのは嫌いじゃないんですけど、さすがにケーキは作ったことがなくて…でも意外とハマリ症なので、(家で)ブルーベリーでかわいらしくデコレーションしたりして(笑)、デジカメで撮るっていうのをやってました。映画のためです(笑)!」と楽しい(?)役作りを明かしてくれた。蒼井さんは、ケーキ作りに加えて鹿児島弁という難関があったが、ケーキ作りと鹿児島弁のどちらが難しかったか?という問いに「普段からケーキを作ったりするのが好きなんです。今回習得しなきゃいけない技術…クリームのしぼりやチョコレートで文字を書いたりは、最初は慣れなかったのですが、徐々に体が覚えていくので、途中からは心配はありませんでした。ただ、鹿児島弁は全く独立した方言なので、外国語を覚えるような感覚ですべてゼロから覚えなきゃいけなかったんです。同じ日本語なのでところどころ、(『フラガール』で使った)福島弁だったり、(両親の故郷である)大阪弁だったりと似ているニュアンスがあるのですが、セリフを話しているうちに全部福島弁になってしまうこともありました(笑)。音にとらわれてはいけないと思いながらも、一言一言のセリフに緊張していました。方言の方が大変でしたね」とふり返った。深川監督は2人のキャスティングについて尋ねられると「いままでにない江口さん、蒼井優ちゃん」とそのポイントを挙げ、さらに本作を『女の子版・寅さん』という独特の表現で説明。「彼女(=蒼井さん)が出演している映画を観ていて、違う面があるのではないかと思ったんです。陰と陽なら“陽”の部分を見てみたいなと思いました。竜巻のように風を起こす人がやって来て、そこから、竜巻を起こされた側の大人の顔をしていた人たちが彼女に問題を突き付けられて、動かされ、怒り、泣き、彼女のために集まって、知恵をもって行動する、というような、人に影響を与える人間の作品を作り上げてみたいと思いました。それで、モデルがあるとしたら、『寅さん』なんじゃないかなと思ったんです。最近、恋愛を扱う映画やTVが多いんですよね。男女の中で愛や恋で響き合う作品が多いと思うんですが、“マドンナ”の十村さんは、恋愛線ではなく、職人同士の師弟関係というところで、どのように響き合うか?好きや嫌いではなく、人間と人間同士の影響の仕方で物語を見せていけないものかと思いまして、作ってみました」と熱い思いを語った。色とりどりのおいしそうなケーキに囲まれた『寅さん』の仕上がりやいかに?『洋菓子店コアンドル』は2011年2月11日(金・祝)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。■関連作品:洋菓子店コアンドル 2011年2月11日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会■関連記事:ほぼ全員が鑑賞後「スイーツ食べたくなる」『洋菓子店コアンドル』が女心をガシッ蒼井優江口洋介は「見ていて飽きない」江口洋介、蒼井優来場!『洋菓子店コアンドル』完成披露試写会に25組50名様ご招待江口洋介&蒼井優主演映画の主題歌に福岡の路上から駆け上がった新人歌姫を大抜擢!ケーキにウットリ江口×蒼井共演作『洋菓子店コアンドル』ポスター画像解禁
2010年11月30日蒼井優、江口洋介主演で来年2月に公開される『洋菓子店コアンドル』。11月初旬、公開よりも3か月も前という、一般向けとしてはどこよりも早いタイミングで、シネマカフェの読者を招待した試写会が開催されたが、観客を対象にした鑑賞後のアンケートで、女性とスイーツの“幸福なつながり”が改めて浮き彫りに…。伝説のパティシエと呼ばれながら、8年前にケーキ作りから身を引いた十村(江口さん)と恋人を追って田舎から上京してきたなつみ(蒼井さん)。そんな2人が都会で人気の洋菓子店で出会い、そこからキュートでほろ苦い物語が展開するが、写真を見ても分かるように劇中、随所で思わずスクリーンに向かって手を伸ばしたくなるようなおいしそうな“スイーツ”が登場し、映画のもうひとつの主役ともいえる存在感を放っている。アンケートの結果、なんとほぼ100%の観客が「映画を観てスイーツを食べたくなった?」という質問に「はい」と回答。「とにかくおいしそうで、観ているだけで幸せになれる」(20代・女性)、「ケーキがキラキラ輝いて見えました。映画を観て優しい気持ちになれました。明日ケーキ屋さんに行ってみます。優しい気持ちの人に逢えそうだから!」(女性)などなど、ケーキがスクリーンに登場しただけで、幸せな気分になったという観客が多数!ルナール、ガレット、カシスフロマージュ…など、それぞれ劇中に登場し、食べたくなったケーキも挙げてくれたが、名前を見るだけでもよだれが出そう…。また、アンケートではスイーツもさることながら、劇中の洋菓子店の雰囲気や江口さん、蒼井さんらのやり取りを見どころとして推す声も目立った。多くの人にとってスイーツは、単に「食べておいしい」というだけの存在ではなく、素敵なお店に行って好みのものや旬のスイーツを選んだり、店のひとと話したり、ということも含めて“幸せ”を感じさせてくれるものと言えるのかもしれない。不況や消費の落ち込みなどが叫ばれる一方で、スイーツブームの勢いはとどまるところを知らない。生ドーナツに半熟カステラ、多種多様なロールケーキなど次々と新たなスイーツが誕生し、女性の心をガッチリと掴んでいる。人気店では数時間の行列や午前中での完売は当たり前、最近ではお取り寄せのできる商品も増加しており、さらには、甘いものを好む男性――“スイーツ男子”なる新人種(?)も増殖中!人々もメディアも常に「次に流行るスイーツは?」と待ち構えている、まさに“スイーツ戦国時代”なのである。そんな世に、ビター&スウィートな物語と共に、色とりどりのスイーツが次々と登場する映画が作られれば、女性の心をわしづかみにするのも納得?いや、ブームなど関係なしに、おいしいスイーツとほっこりと心を温かくしてくれる映画はいつでも女性の“味方”と言えるのかも。自分へのご褒美に、明日への活力に、ホッとひと息つくために…と理由は人それぞれだが、映画館に足を運んで映画とスイーツで二重の幸せを堪能してみては?映画公開中、劇場近くの洋菓子店の売り上げが急激にアップ…なんてことも?『洋菓子店コアンドル』は2011年2月11日(金・祝)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。■関連作品:洋菓子店コアンドル 2011年2月11日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会■関連記事:蒼井優江口洋介は「見ていて飽きない」江口洋介、蒼井優来場!『洋菓子店コアンドル』完成披露試写会に25組50名様ご招待江口洋介&蒼井優主演映画の主題歌に福岡の路上から駆け上がった新人歌姫を大抜擢!ケーキにウットリ江口×蒼井共演作『洋菓子店コアンドル』ポスター画像解禁蒼井優、江口洋介とのW主演作で鹿児島弁のパティシエ役に挑戦!
2010年11月24日映画『洋菓子店コアンドル』の完成披露試写会が11月11日(木)、東京・新宿の明治安田生命ホールで行われ、W主演の江口洋介、蒼井優、深川栄洋監督が出席した。街角の洋菓子店を舞台に、心に傷を抱えた元天才パティシエの十村(江口さん)と鹿児島から上京したケーキ屋の娘・なつめ(蒼井さん)が人生を懸命に生きようとする姿と心の再生を描くオリジナルドラマ。見どころについて江口さんは「宝石のようなケーキが出てくると思えば、それを作っている人間たちの過去やドラマがあって、まさにビターな部分とスウィートな部分があります」と上手い言い回し。すかさず隣の蒼井さんが「さっきも取材を受けていたんですけど、カンペに書いてあった言葉なんです」と吹き出し笑いで暴露。「それを江口洋介さんが言っていると思うと耐えられない」とツボにはまった様子。江口さんは恥ずかしそうに頭を掻いた。また本作で2人は初共演。お互いの印象を江口さんは「イメージ通りナチュラルで素朴。で、また意外な一面があって…」。司会者から意外な面とは?と突っ込んで聞かれると、「お酒を飲む…お酒が好きなんです。これ以上言わない」と含み笑い。一方の蒼井さんは「いままで見たTVや映画、雑誌でイメージする江口さんってすごく男らしかったんですけど、お会いしたらそのまま。器が大きい」と絶賛…と思いきや、「ホントに人の話を聞かない方。例えば監督に質問をして、監督が答えているときに、もうほかの人に話しかけている。そういうことが多々あるんです」とまた暴露。江口さんは「すごい観察されていました。すごい観察力です」とコトの真偽をぼかしかけたが、蒼井さんは「現場で江口さん以外のみんな、気付いていました。ホント、見ていて飽きない」と笑いをこらえきれない様子。仲のいいところ(?)をうかがわせていた。『洋菓子店コアンドル』は2011年2月11日(金・祝)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:洋菓子店コアンドル 2011年2月11日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会■関連記事:江口洋介、蒼井優来場!『洋菓子店コアンドル』完成披露試写会に25組50名様ご招待江口洋介&蒼井優主演映画の主題歌に福岡の路上から駆け上がった新人歌姫を大抜擢!ケーキにウットリ江口×蒼井共演作『洋菓子店コアンドル』ポスター画像解禁蒼井優、江口洋介とのW主演作で鹿児島弁のパティシエ役に挑戦!
2010年11月11日蒼井優が10月22日(金)、東京・有楽町のTOHOシネマズスカラ座で行われた主演映画『雷桜』の初日舞台挨拶にW主演の岡田将生、廣木隆一監督と出席し、感極まって号泣した。涙を見せたのは最後の場面。それまで岡田さんと朗らかに掛け合いなどを見せ、笑顔だったが、司会者から締めのメッセージを求められたところで「いま、急に『雷桜』が公開されるんだな、と実感してきました」と言い、表情を一変させ、涙をポロポロ。手で頬を拭いながら「あたしたちが一点も曇りなく作った作品です」と思いをかみしめた。「気に入ったらたくさんの人にそう言ってください。気に入らなかったら…」と言葉に詰まると、岡田さんから「大丈夫、大丈夫だから」に声をかけられ、頷きつつ「そうならないことを祈っています」とニッコリ。「あたしたちが大事に育ててきた娘なのか息子なの…か子供なので、どうぞよろしくお願いします」と深々、頭を下げた。本作は、徳川家に生まれた清水家当主の斉道(岡田さん)と、山で育てられた雷(らい/蒼井さん)の身分違いの恋を描く恋愛時代劇。劇中のテーマにちなみ、司会者から「好きな人のために全てを捨てられるか?」と聞かれ、岡田さんは「うーん、できないかな?」。ニヤリと笑った蒼井さん、廣木監督の様子に「斉道の役でできたから、僕、できますね。岡田将生、ガツンと行きます!」と威勢よく訂正した。蒼井さんは「この作品を観終わったときはいける、と思ったんですが、いま聞かれるとどうかな…と」と冷静。廣木監督は「僕は捨てましょう」と即答した。ほかに、女性歌手の舞花が来場し、同作の主題歌「心」を生披露。しっとり聴かせた。『雷桜』は全国東宝系にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:雷桜 2010年10月22日より全国東宝系にて公開© 2010「雷桜」製作委員会■関連記事:『雷桜』廣木隆一監督インタビュー 岡田将生と蒼井優が作り上げた“幸せな空間”蒼井優の韓国での人気ぶりに岡田将生もタジタジ!岡田将生、タキシードでピース!蒼井優と共に釜山レッドカーペットに登場ちょんまげが似合う俳優ランキングは大混戦!大沢たかおが錦戸亮を抑え1位岡田将生×蒼井優で贈る感動のラブストーリー『雷桜』試写会に30組60名様ご招待
2010年10月22日『ヴァイブレータ』 、『余命1ヶ月の花嫁』 の廣木隆一監督が、岡田将生と蒼井優を主演に迎えてラブストーリーを撮る。しかも時代は江戸時代!宇江佐真理の同名小説を原作に、美しくも切ない愛の物語『雷桜』が誕生した。数々の作品を世に送り出してきた廣木監督だが、意外にも時代劇は本作が初挑戦。日本版「ロミオとジュリエット」とも称されるこの物語、監督はどのような思いで映画化したのか?岡田さん、蒼井さんとの仕事の感想も含めたっぷりと語ってくれた。「時代劇でない時代劇を撮る」監督にとって初めての時代劇で描かれるのは、将軍の息子で清水家の当主でありながら、心を病んだ青年・斉道(なりみち/岡田さん)と、山で育った遊(ゆう/蒼井さん)の悲恋の物語。「時代劇ではない時代劇を撮ろうと思った」と監督はふり返る。「これまでにも数多くの時代劇の名作が撮られてきたけど、いま、時代劇を撮る意味って何か?いまだからこそ撮れる時代劇とは何か?と考えたとき、何より“いま”を反映させるような作品にしたいって思った。過去の名作だって撮影された当時はその時代を反映させていたんだと思う。今回の原作はすごい悲恋の物語だけど、この悲恋を描くことで、現代を生きている人に伝えるものがある、と」。原作を映像化する上で、監督が最も大切にしたことは?その問いに「時代劇の中でのリアリティ」という言葉を用いてこう説明する。「挑戦だな、と思ったのはある種のファンタジーをそのまま描くのではなく、時代劇の中で見せるということ。山育ちの女と殿様が出会って…って普通に考えたらファンタジーですよ。それをどう時代劇の中でリアルに感じさせるか?そこで時代劇のストレートな強さを感じられて面白かった。というのは、これが現代劇なら思い悩まなきゃいけない(笑)。『電話して聞いてみりゃいいじゃん』、『メールすれば?』っていうぐらい悩むけど、ここではそんなに悩まず、行動がストレート。これは時代劇だからこそのもので、それはいまの時代にあって、すごく面白いことだなと思った」。常に自分のイメージを壊していく勇気を持っている岡田将生と蒼井優このリアリティを支えているのは何よりキャスト陣の確かな演技。「岡田将生と蒼井優だったからこそ引き受けた」と監督に言わしめた2人。改めてこの2人の魅力を尋ねた。「2人とも、俳優としての自分のイメージを常に壊していく勇気を持っている。これまでに作られた“岡田将生”、“蒼井優”というイメージを引き継いで演じるのではなく、あくまでも斉道と遊になろうとする。それは勇気のいることだけど、そのチャレンジ精神は本当に素晴らしい」。そんな2人が織りなすシーンの中で、監督が忘れられない、というシーンが…。「雷桜の下での2人のシーンで、斉道が遊に櫛(くし)を渡すシーンがあるんだけど、本当に見ていて驚いた。表情や動作を含めて2人の芝居がその空間を幸せにしてくれているのが感じられるんだ。見ている人間をそういう気持ちにさせてくれるこの芝居の空間がすごい!って思いましたね」。もちろん、それは監督の演出があってこそなのでは…、という言葉が終わらぬうちから監督はかぶりを振る。「というか僕は現場で自分がどんな演出したのか覚えていない(笑)。ある作品で、女優に撮影のずっと後になって、『監督にあのとき、“できなかったら殺すぞ”と脅されましたよ』って言われたことあるけど、『え?俺、本当にそんなこと言ったのか?』って(笑)」。それにしても50歳を過ぎて、親子ほども年の離れた俳優陣を迎えてこれだけ瑞々しいラブストーリーを撮るというのは…。むしろ、作品ごとに監督の感性はだんだん若返っているような印象すら受けるが…。「秘密?秘訣?俺にも分かんないな、それは。子供いるわけでもないのにね。50歳って昔は当然のようにすごい大人だと思ってたけど、実際になってみるとこんなガキだったのかって思うよ。だからそのガキの部分だけ使って作ってるのかも。俺も自分と同じ年代の人物の映画を作りたいんだけど、なかなか企画が通らないんだよ(苦笑)!」。■関連作品:雷桜 2010年10月22日より全国東宝系にて公開© 2010「雷桜」製作委員会 余命1ヶ月の花嫁 2009年5月9日より全国東宝系にて公開©“April Bride”Project■関連記事:蒼井優号泣!『雷桜』初日「あたしたちの子供をどうかよろしく」蒼井優の韓国での人気ぶりに岡田将生もタジタジ!岡田将生、タキシードでピース!蒼井優と共に釜山レッドカーペットに登場ちょんまげが似合う俳優ランキングは大混戦!大沢たかおが錦戸亮を抑え1位岡田将生×蒼井優で贈る感動のラブストーリー『雷桜』試写会に30組60名様ご招待
2010年10月22日8日(金)午後、第15回釜山国際映画祭(PIFF)に『雷桜』で参加している、岡田将生、蒼井優が、海雲台ビーチのPIFFステージでの、ファンとの交流イベントに登場。平日昼間にもかかわらず、制服姿の女子高生を中心にした500人以上のファンから、熱い声援を浴びていた。女子高生たちは手に手にプレゼントを抱えているのだが、蒼井さんに対して「かわいい!大好きです!」と渡す女の子が多く、これには岡田さんもタジタジ。さらに司会者からは「岡田さんは日本でどれくらい人気があるんですか」とストレートに聞かれてしまい苦笑い。実は蒼井さんは、韓国では圧倒的人気の岩井俊二監督の『花とアリス』の主演女優として釜山を訪れたこともあり、女子高生にとっては憧れの存在なのだ。しかし生の岡田さんを間近で見て、彼女たちも「素敵です!」とすっかりファンになったようだった。その夜、屋外劇場で行われた上映は、大雨に見舞われたにもかかわらず、3,000人もの観客がカッパ姿で最後まで鑑賞。岡田さんは仕事のため一足先に帰国したが、こちらでの舞台挨拶に立った蒼井さん、廣木隆一監督は韓国の映画ファンの熱意に打たれ、感激しきりだった。『雷桜』は10月22日より全国東宝系にて公開。(photo/text:Ayako Ishizu)■関連作品:雷桜 2010年10月22日より全国東宝系にて公開© 2010「雷桜」製作委員会■関連記事:岡田将生、タキシードでピース!蒼井優と共に釜山レッドカーペットに登場ちょんまげが似合う俳優ランキングは大混戦!大沢たかおが錦戸亮を抑え1位岡田将生×蒼井優で贈る感動のラブストーリー『雷桜』試写会に30組60名様ご招待岡ちゃん“サムライシネマ”応援団長就任「まさかこんな風になっちゃうとは」蒼井優“許されない恋”の理由は「好きな人に聞きます」
2010年10月09日第15回釜山国際映画祭が7日(木)夜、華やかに開幕!「オープンシネマ」部門の正式招待作品として7日(木)、8日(金)の2日間にわたって上映される『雷桜』に出演している岡田将生と蒼井優がオープニングのレッドカーペットを歩き、現地のファンの歓声を浴びた。徳川将軍・家斉の息子であり、清水家の当主・斉道(岡田さん)と山で育てられた娘・遊(蒼井さん)の身分を越えた儚い恋を描いた時代劇版“ロミオとジュリエット”と言われる本作を携え2人は訪韓。蒼井さんにとっては、『花とアリス』、『フラガール』に続いて3度目の本映画祭参加となり、イベントの前から「レッドカーペットは『花とアリス』のとき以来なので、一般の人と一緒に映画祭を喜べるのがとても楽しみです。韓国の映画には憧れに近いものを持っています。でも日本映画には日本映画にしかできないものがある。それをお互いに知ることができればいいなと思います」と喜びを語っていたが、その期待を裏切らないおよそ5,000人ものファンの熱烈な歓迎に笑顔で応えていた。一方、海外の映画祭初参加の岡田さんはタキシード姿で登場!すでにTVドラマなどで韓国でもその名が広く知られており、女性ファンの歓声を一身に浴びていた。レッドカーペットを歩き終えた岡田さんは「すごく楽しめました。自分が役者としてこういう舞台に立てるなんて想像できませんでした。5,000人ってすごいですね。こんなにたくさんの人と一緒に映画を観るってすごいことですよね」と興奮気味に語り、蒼井さんも「6年前を思い出しました。映画って、こうしてみんなを高揚させてくれるんだなって感動しました。自分たちが歩いた後をいろんなスターの方が歩いたのを見て、私たち“おのぼりさん”状態でした」とニッコリ。本日8日(金)は舞台挨拶も行われる予定。『雷桜』は10月22日(金)より全国東宝系にて公開。■関連作品:雷桜 2010年10月22日より全国東宝系にて公開© 2010「雷桜」製作委員会■関連記事:ちょんまげが似合う俳優ランキングは大混戦!大沢たかおが錦戸亮を抑え1位岡田将生×蒼井優で贈る感動のラブストーリー『雷桜』試写会に30組60名様ご招待岡ちゃん“サムライシネマ”応援団長就任「まさかこんな風になっちゃうとは」蒼井優“許されない恋”の理由は「好きな人に聞きます」シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第6回)ちょんまげが似合う“まげメン”俳優といえば?
2010年10月08日映画『洋菓子店コアンドル』の主題歌が、21歳の新人シンガーソングライター、ももちひろこのデビューシングル「明日、キミと手をつなぐよ」に決定!ももちさん、深川栄洋監督、そして主演の蒼井優のコメントが到着した。蒼井さんと江口洋介のW主演による本作。かつて“天才”と謳われたパティシエ・十村(江口さん)と、恋人を追って鹿児島から上京して来たなつめ(蒼井さん)が出会ったのは街角の洋菓子店。十村が常連客として訪れ、ひょんなことからなつめが働くことになったこの評判の洋菓子店「パティスリー・コアンドル」で、宝石のような“スイーツ”をスパイスに、人生の挫折と再生がキュートに、そして切なく描き出される。デビュー曲でいきなり映画主題歌という大抜擢を受けたももちさんは、偶然にも蒼井さんと同じ福岡出身。現在も福岡に在住し、路上やカフェ、ライヴハウスで精力的に活動している。昨年開催された新人オーディション「CHANCE!09」で応募総数およそ1,000組の中からグランプリに選ばれる実力の持ち主で、その歌声が本作のプロデューサーの耳に止まり、このたびの主題歌タイアップが決定した。映画の公開と同時期にリリース予定のこの主題歌「明日、キミと手をつなぐよ」について、蒼井さんは「わたしたちが作ってきた二時間のストーリーをやさしく包み込んでくれる。そんな歌です」と感想を寄せてくれた。メガホンを取る深川栄洋監督も「あるフレーズが僕のササクレタ心に引っ掛かりました。『繰り返す毎日の中で、見失いそうになる』という言葉。それは何を指すんだろう?前に前に進もうとする若い“エネルギー”と、『その先に何があるの?』と、先に進むことを拒みたくなる現代っ子の自分。映画が終わると流れてくる主題歌は、好きではありません。夢の中で生きていたのに、目を覚ましなさいと号令がなる装置。でも、この曲は違う。もう、外の世界に出ておいで…と優しい気持ちで迎えられました」と独特の表現で絶賛する。ももちさん自身は、この楽曲について「映画の中の身近な存在のおかげで少しずつ前を向いていく十村さん(江口さん)に自分を重ねながら作りました」と語っており「この曲を聞いて地元・福岡のみなさんや、たくさんの方に大切な人とのつながりをもう一度、再確認してもらえたらしあわせです」とのメッセージを寄せてくれた。見ているだけで幸せな気分にさせてくれるスイーツ。十村、なつめ、そして周囲の人々が織りなす物語に21歳のシンデレラガールが優しい歌声を降り注ぐ!「明日、キミと手をつなぐよ」は2011年2月9日(水)リリース。『洋菓子店コアンドル』は2月11日(金・祝)より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。© 2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会■関連作品:洋菓子店コアンドル 2011年2月11日より新宿バルト9、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© 2010『洋菓子店コアンドル』製作委員会■関連記事:ケーキにウットリ江口×蒼井共演作『洋菓子店コアンドル』ポスター画像解禁蒼井優、江口洋介とのW主演作で鹿児島弁のパティシエ役に挑戦!
2010年10月07日SMAPの木村拓哉が主人公の声を務めるアニメーション映画『REDLINE』のプレミア試写会が10月6日(水)、東京・新宿区の新宿バルト9で行われ、日米同時公開が決定したことが発表された。宣伝会社によると、アメリカではサンフランシスコ1館で8日(金)から14日(木)まで1週間にわたって特別上映され、年明けからスクリーン数(正確な数字は未定)を増やして公開される予定。試写会には木村さん、監督を務めた小池健、原作、脚本、音楽を担当した石井克人が出席し、“朗報”に木村さんは「いま、ここで初めて聞いたので『えっ?』って思いましたが、すごく嬉しい限りです」と驚きと喜びと入りまじった声をあげた。本作は、初恋の女性レーサー、ソノシーを振り向かせるために走り続ける純情男・JP(木村さん)が、5年に1度開催される命知らずのレーサーが集うルール無用のカーレースの祭典“REDLINE”に挑む姿を描く。MADHOUSE制作で、CG全盛のこの時代にあえて手描きアニメーションとして製作期間7年、作画枚数10万枚が費やされた。木村さんは「ポップアートが一瞬たりとも止まらず、ずっと動いていて、その中に表情や感情がある」と大絶賛し「このCG全盛のご時世に手作業で人間が作ったと知った状態で観ていただければ、あんぐり状態で世界観に圧倒されると思う」と熱く語った。声優陣はほかに、ソノシーを蒼井優、JPの幼なじみで天才メカニックのフリスビーを浅野忠信が演じる豪華布陣。木村さんは「蒼井優さん、ホントに魅力的なパワーを吹きこんでいる。蒼井さんのソノシーはヤバイです。浅野さん、蒼井さんお2人とも魅力的に声を吹きこんで、JPが引っ張られました」とこちらも絶賛。木村さんのJPについて小池監督は「アニメの中ではJPは優しいキャラなので、弱くなるかな?と思っていましたが、木村さんの声が入ったら、男っぽいさがあり色っぽさがあり、もちろん優しさも入っている。シビれました」と話していた。『REDLINE』は10月9日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:Yoko Saito)■関連作品:REDLINE 2010年10月9日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 石井克人・GASTONIA・マッドハウス/REDLINE委員会■関連記事:ゲスト調整中!舞台挨拶付き『REDLINE』プレミア試写会に30組60名さまご招待浅野忠信、木村拓哉らが声優参加!『REDLINE』試写会に25組50名様ご招待疾走感全開!木村拓哉、蒼井優らが声優務める『REDLINE』予告編が到着木村拓哉、革ジャン&リーゼントで疾走?蒼井優、浅野忠信とボイスキャストで共演
2010年10月06日『パプリカ』や『サマーウォーズ』を手がけたアニメスタジオ・マッドハウスの最新作『REDLINE』の特別映像が公開され、腕利きのアニメーターたちが“手描き”で作り上げた驚異の映像世界の一端が明らかになった。主人公JPはレースの腕はピカ一だが、恋するソノシーに告白すらできない超純情野郎だ『REDLINE』は、未来世界を舞台に、四輪での走りにこだわる純情男JPが、史上最悪の軍事国家で開催されるレース大会“REDLINE”に挑む物語。7年の製作期間と10万枚の作画を投じて“CGでは生み出せない手描きアニメーションの生み出す誤差と歪み”にこだわり抜いた本作。『アニマトリックス/ワールド・レコード』で世界にその実力を証明した小池健が監督を、『PARTY7』『茶の味』の石井克人氏が原作・脚本・音響監督を務めたほか、実力派アニメーターたちが集結。木村拓哉、蒼井優、浅野忠信、我修院達也、青野武、堀内賢雄らバラエティに富んだ声優陣の起用も話題を呼んでいる。このたび公開された特別映像は、劇中でJPが出場するレース大会“REDLINE”が開催される地“ロボワールド”の様子が描かれたもの。映像は1分弱の短いものだが、CGでは決して表現できないキャラクターたちの微妙な動きや、影を完全に黒で塗りつぶしてしまうアメリカン・コミックのような絵柄、そしてキャラクターと背景の質感を統一することよって生み出される独自の映像世界の一部を堪能できる内容になっている。『REDLINE』10月9日(土) 全国ロードショー(C)2010 石井克人・GASTONIA・マッドハウス/REDLINE委員会
2010年09月16日女優の浅見れいな、長渕文音、穂のかが、初共演し3姉妹を演じる舞台「結婚狂想曲」の稽古が8月中旬から都内ホールでスタート。25日、3人は結婚について語り合う重要シーンでの掛け合いに磨きをかけた。人気劇団「PU−PU−JUICE」第10回公演で、結婚式の真っ最中に新郎が「この結婚、なかったことに…」と破棄を匂わす発言をしたことから露呈する人々の悲喜こもごもを描くドタバタラブコメディ。3人は客演でオファーされ快諾。主演となる新婦で三姉妹の長女を浅見さん、既婚ながら浮気性の次女を長渕さん、バツイチで子持ちの三女を穂のかさんと、それぞれひと癖ある役どころに挑む。稽古開始から約10日、この日は舞台装置を確認しながら動き、台詞を読み合わせて、芝居のリズムや掛け合いのテンポを確認する内容。浅見さんらは芝居のリズムを体に叩き込むように自身の台詞をリズミカルに発して掛け合いに打ち込み、汗を流した。今回、初舞台を踏む長渕さんは、両親がシンガーソングライター・長渕剛、元女優・志穂美悦子さんながら、アドバイスは「舞台って、両親はあまりやったことがないから」と受けていない。「訳が分からなく、難しい。いい意味で全て壊されたような感じ」と体当たりで挑み、「役柄は野性的で思ったことを顔に出したり言ったりするところが自分と似ていて、やりやすい」と着実に役を掴んでいる。今年3〜4月の初舞台「カフカの変身」で英国演劇界の鬼才スティーヴン・バーコフ氏の厳しい演出の洗礼を受けた穂のかさんは、「前回と全然違って何が分からないかが分かるので、楽しめています。役が自分寄りで似ている。私も、結婚しても仕事をしていたいという考えなので、理解しやすい」と充実の笑顔を浮かべる。「3度目の舞台」と話す浅見さんは「ドタバタコメディなので、すごくはっちゃけると思います」と“大暴れ”予告する。3人のチームワークは?と聞くと「バッチリですよ!」と長渕さんが即答。“姉”の浅見さんが「2人が思った以上に強烈。文音はすごく色っぽい。穂のかはマイペースで強い。2人とも慕ってくれるので嬉しいしかわいい」と話すと、穂のかさんは「浅見さんは男らしい、男前のオーラがある。マイペースですし」とそれぞれ個性的でいい刺激を与え合っている様子だった。一方、今作のテーマは結婚。お年頃でもある3人がいま、抱く結婚観は?浅見さんは「いつしてもいい、って思っていますね。年齢がいま27で周囲が第2次結婚ブームです。でもそのブームには乗れなそう。ちゃっちゃしたい、とも思うのでいつかはするんじゃないかなと」とサバサバ。長渕さんは「結婚願望が全然ないんです。子供ができちゃったらするんじゃないかな、って。だから今回、離婚寸前の役なので掴むのが難しいんです」と苦笑い。穂のかさんも「結婚願望が全然ない」と前置きし「この舞台の冒頭の台詞で『人はなぜ結婚するんでしょう?』とありますが、自分の疑問と同じ。演出の山本浩貴さんが『結婚に対するイメージが変わる舞台になれば』とおっしゃっていましたし、この舞台が全部出来あがったときに自分がどう思うか、楽しみです」と声を弾ませていた。8月30日(木)製作会見都内で行われた劇中の冒頭の結婚式を演じた形式の製作会見に、浅見さんはウエディングドレス姿、長渕さんと穂のかさんはそれぞれパーティドレスを着て出席。実生活で父親と結婚の話をしたことがある?の質問に、穂のかさんは「ないです。まだそういう年頃だと思っていないんじゃないですかね」、長渕さんも「ないです」とサラリ。浅見さんは、4月にデートが写真誌に報じられた相手、大森南朋が8月上旬、蒼井優との熱愛が報じられたことについて、周囲が狂想曲ですか?と突っ込まれ、「どうなんですかね、ハッハッハ」と豪快に笑い飛ばしていた。舞台「結婚狂想曲」は9月8日(水)より新宿シアターサンモールにて上演開始。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:アンを探して 2009年10月31日よりシネカノン有楽町1丁目ほか全国にて公開© 2009 Zuno Filmsグランジュテ■関連記事:穂のかインタビューデビュー2年目の初舞台で“変身”中「苦しくて幸せ」“石橋貴明の娘”からの脱却が試される?穂のか、単身海外で挑んだ初主演作が公開
2010年09月02日映画『雷桜』完成披露プレミアイベントが8月31日(火)、東京・六本木ヒルズアリーナで行われ、W主演の岡田将生と蒼井優が劇中で初挑戦した乗馬の腕前を披露した。作家・宇江佐真理の同名小説を原作に、江戸時代、徳川家に生まれ心に病を抱えてしまった孤独な男・斉道(岡田さん)と、赤ん坊のときに誘拐され山で育つという数奇な運命を辿ってきた娘・雷(蒼井さん)の許されない身分違いの恋を描く物語。2人は時代劇に初挑戦。2人の乗馬は今年3、4月の撮影以来。入場時はそれぞれ劇中で“共演”した馬にまたがり、岡田さんは黒鹿毛の馬、蒼井さんは白毛の馬をスムーズに乗りこなす手綱さばきを披露。フォトセッション時には2人一緒に白毛の馬にまたがってポーズを決めた。共演の小出恵介と廣木隆一監督は徒歩で後に続いた。岡田さんは「乗馬は3か月、ほかに所作、殺陣を練習した。それを優ちゃんと乗り越えた後に撮影だったので、コミュニケーションが取れたと思う」。蒼井さんが「5か月一緒にいましたもんね」と話すと、岡田さんはこの日の出席者をひとりずつ指しつつ「そう、だからここ、家族みたいで。お姉ちゃん(蒼井さん)、お兄ちゃん(小出さん)、お父さん(廣木監督)って感じ。とっても幸せでした」と無邪気な笑顔を見せた。一方、劇中同様、好きな人と結ばれてはいけない時代に恋をしたら?との司会者からの問いに、小出さんは「突っ走ると思います、斉道同様。発狂しようが何しようが…」。岡田さんは「突っ走ります…あっ、でも、掟に従いますね」と気まぐれな発言。蒼井さんは「(ダメな)理由を聞きますね」と答え、司会者から「好きな人に?」と確認されると、真っ直ぐな瞳で大きく頷いてニッコリ。魔性の女ぶり(?)をのぞかせていた。『雷桜』は10月22日(金)より全国東宝系にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:雷桜 2010年10月22日より全国東宝系にて公開© 2010「雷桜」製作委員会■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第6回)ちょんまげが似合う“まげメン”俳優といえば?岡田将生、『雷桜』主題歌で蒼井優と歌手デビュー宣言?主題歌PVで再共演2010年、最も活躍すると思う俳優は?1位は不動のジョニー・デップ!岡田将生&蒼井優、時代劇に初挑戦!人気恋愛小説『雷桜』映画化決定
2010年08月31日岡田将生と蒼井優の時代劇初出演作として話題の『雷桜』の主題歌が新人アーティスト、舞花(まいか)の歌う「心」に決定、ミュージッククリップの撮影のために岡田さん、蒼井さん、廣木隆一監督が久々に再集結した。将軍の血を引き、一家の当主としての宿命を抱える斉道(なりみち/岡田さん)と幼い頃に誘拐されて山で本能のままに、自由奔放に生きてきた雷(らい/蒼井さん)。交わるはずのない2人の運命の交錯、身分を越えた愛を描いた本作。今年の4月にデビューしたばかりの新人アーティストが主題歌を担当することが決まったが、廣木監督は「初めから曲のイメージは洋楽だったんですが、時代劇ではなく現代にも通用する曲を探していたときに偶然にも、彼女の曲を僕が耳にして。邦楽っぽくなくて、舞花さんがまだ10代ということを聞いて、世代を越えて幅広く心に届く人だなということを感じたのがきっかけでした。『雷桜』のイメージの土の匂いがするシンガーがここにいた、と思ってオファーさせてもらいました」と抜擢の理由を説明。岡田さんも「耳から入ってくる音や歌詞が心に響き、僕自身、久々に目頭が熱くなりました」と絶賛している。8月6日(金)には岡田さん、蒼井さん、廣木監督が再び顔を揃えてミュージッククリップの撮影が行われた。久々の廣木監督の演出の感想を尋ねられた岡田さんは「楽しいです。久々にみんなに会いに来たみたいな感じです。何ていうか、遊びに来たような感覚です」とリラックスモード。蒼井さんに「岡田くんは(時代劇の)カツラじゃないから余計、そう感じるんですよ(笑)」と突っ込まれると「そう、カツラじゃないからすごく楽です。映画とはまた設定も違いますし、すごく幸せな雰囲気にいま、僕は包まれています(笑)」とゴキゲンな様子。撮影では、“現代版『雷桜』”というコンセプトの下、一緒に本を読んだりシャボン玉を飛ばしたり、花火で遊ぶ様子が描かれる。映画と通じるところについて蒼井さんは「2人の仲の良さってことで言ったら、現代に2人(斉道と雷)がいたらこんな感じになっていたのかなという気がしないでもないです(笑)」とコメント。クリップでは、2人が歌を口ずさんでいるシーンも見られるが、これについて岡田さんが「これは2人でメジャーデビュー的な感じですね」と言えば、蒼井さんも「そうですね。今後、夏フェス出場とかいいですね」とノリノリ。さらに岡田さんが「やっぱり大勢の前で歌うのは気持ちいいですからね」と返すも、蒼井さんの「普段カラオケにも行かないのにね」という言葉に我に返ったのか「やっぱり、あんまり歌、うまくないので…恥ずかしいですね」と照れくさそう。「本当に歌うイベントをやってみては?」との問いに蒼井さんが笑顔で「ぜひ、やめていただきたいです」と拒否し、岡田さんも同調。蒼井さんは「余計なこと言いました」と苦笑いを浮かべていた。映画と共に主題歌、そしてミュージッククリップも楽しみな『雷桜』。公開は10月22日(金)より全国東宝系にて。主題歌「心」は10月20日(水)リリース。■関連作品:雷桜 2010年10月22日より全国東宝系にて公開© 2010「雷桜」製作委員会■関連記事:2010年、最も活躍すると思う俳優は?1位は不動のジョニー・デップ!岡田将生&蒼井優、時代劇に初挑戦!人気恋愛小説『雷桜』映画化決定
2010年08月16日女優の田中麗奈が、先日より携帯専用放送局BeeTVで配信されているドラマ「電撃婚〜perfume of love〜」の試写会の舞台挨拶に登壇した。本作で田中さんが演じたのは、結婚しようと思っていた彼氏にフラれ、仕事も失った30歳の華絵。ひょんなことから彼女は調香師の男・ハチ(西村雅彦)と出会い、すぐに結婚してしまう。互いをほとんど知らずに結婚しただけに、すぐに衝突を繰り返すようになる2人だが、心優しいハチに華絵は徐々に本当の愛情を感じるようになる。本作への出演について田中さんは「最近、よく耳にする電撃婚がドラマになるということで、時代の流れを感じました。“電撃婚”というワードも刺激的で、ドキドキしたり、ワクワクするような感じがとても楽しみでした」と語った。かつては親子の役を演じたこともある西村さんが結婚相手役となったが「このドラマの設定ではとてもなじめました。自分も年をとったんだな、と感じました」と笑顔で語った。では、田中さん自身、“電撃婚”の可能性は?と尋ねると「今回のドラマに出演するまでは、自分は慎重に考える派だと思ってましたが、演じてみて、こういうきっかけもあるんだな、と思いました」と思いのほか前向きな答えが!この日は作品にちなんで用意された、劇中に重要なモチーフとして登場する青いバラをイメージした高さ約2メートルのウエディングケーキに田中さんが入刀!感想を尋ねると「意外と硬いですね(笑)。初めてのウエディングケーキカットが舞台上ということで、運命を感じました。女優冥利につきますね」と満面の笑みを浮かべた。「電撃婚〜perfume of love〜」はBeeTVにて配信中(毎週月曜日更新)。BeeTV「電撃婚〜perfume of love〜」公式サイト■関連作品:FLOWERS -フラワーズ- 2010年6月12日より全国東宝系にて公開© 2010 映画「FLOWERS」製作委員会■関連記事:蒼井優、広末涼子ら豪華6女優競演『FLOWERS』試写会に50組100名様ご招待鈴木京香喫煙演技を反省「鼻から煙が出過ぎて…」6女優三世代共演に広末涼子「こんな美人家系ないでしょう」鈴木京香学者タイプの男性はOK水川あさみはNG?
2010年08月13日木村拓哉、蒼井優、浅野忠信をはじめ、錚々たる俳優たちが声優陣に名を連ね話題を呼んでいる、石井克人原作・脚本によるアニメーション映画『REDLINE』の予告編映像がこのほど解禁となった。『時をかける少女』、『サマーウォーズ』などの傑作を世に送り出し、つい先頃、海外ドラマ「SUPERNATURAL」のアニメーション版を手がけることも発表されたクリエイティブ集団「MADHOUSE(マッドハウス)」の下で、7年もの製作期間をかけて手描きで作り上げられた本作。予告編の冒頭にも出てくるように、舞台は遠い遠い未来。5年に一度開催される、宇宙最速を決める祭典“REDLINE”での優勝を目指すレーサーたちの熱き戦いが描かれる。残念ながら木村さん、蒼井さん、浅野さんらが演じたキャラクターのセリフ部分はこちらの予告編では登場しないが、特徴的な深い色味を帯びた世界観に激しく響き渡るエンジン音――これだけで見る者の胸を高鳴らせる。3人のほかには我修院達也、岡田義徳、津田寛治など、浅野さんと共に石井監督作『PARTY7』に出演した俳優たちが声優として参加している。ちなみに、監督を務めているのは同じく『PARTY7』でオープニングのアニメーションを手がけ高い評価を得た小池健。世界が認めたトップクリエイターたちによって、夢のマシンが動き出す!まずは予告編で映画の疾走感を存分にご体験あれ!映画『REDLINE』は10月9日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:REDLINE 2010年10月9日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 石井克人・GASTONIA・マッドハウス/REDLINE委員会■関連記事:木村拓哉、革ジャン&リーゼントで疾走?蒼井優、浅野忠信とボイスキャストで共演
2010年08月11日好んで聴くというチャットモンチーの曲が流れる中、フワリと優しい笑みを浮かべて、軽い足取りで彼女がスタジオに姿を現す。時間はすでに夜に差し掛かっていたが、疲れた様子も見せず…かといってバリバリに元気いっぱいでもなく(というところが何となく彼女らしいのだが)、音楽に合わせるようにカメラを前に軽やかにポーズを変えていく。いま、間違いなく最も多忙な女優のひとり、蒼井優。声での出演も含め、今年だけで5本の映画の公開が予定されているが、そのうち最も早い1月に公開された『おとうと』は、彼女が「憧れていた」という山田洋次監督作品。このたびDVDがリリースされたが、すでに撮影からは、かれこれ1年半ほどが過ぎた。この1年半は長かったのか?短かったのか?濃厚であったことは間違いないだろうが…。改めて彼女にふり返ってもらった。「良い出会いの連鎖に恵まれました」『おとうと』の撮影、プロモーションを含むこの1年半を、蒼井さんは「良い出会い」という言葉で表現する。「山田監督はずっと憧れていた監督で、その方と一緒にお仕事させていただき、それに伴って吉永小百合さんや(笑福亭)鶴瓶さんともお知り合いになれて。加瀬(亮)くんともこれまで共演したことはあってもなかなか喋る機会がなくて、今回、お互いにいろいろと喋るようになりました。そこから始まって、舞台(※『楽屋〜流れ去るものはやがてなつかしき〜』生瀬勝久演出/小泉今日子、村岡希美、渡辺えり共演)もあって。仕事以外の部分でも、例えば、大好きな友達ができて、さらにその友達とも遊ぶようになって…という良い連鎖がたくさんあったなぁ、と思います。年末に仕事でロスに行くことになっていたんですが、空港のお寿司屋さんに入って、カウンター席に通されて、すぐそばにすごく綺麗な人がいるなと思ったら桃井かおりさんだったんです!私、桃井さんの大ファンで。そうしたら、桃井さんが一緒にいらっしゃった方とちょうど私の話をしてた、ってすごくびっくりされてて(笑)。それから、すごくよくしていただいて、本当に『良い出会いの1年だったなぁ』と」。信じることで開けた道「課題は…年下の子ですね(笑)」自らを「言葉にできない“感覚”で動く人間」という蒼井さん。こうした出会いも彼女の自然体のスタイルが呼び込んでいるように見える。「何でしょうね…決して活字にはならない自分なりの感覚。まぁ、そこまでかっこいいものじゃないんですが(苦笑)、『行く』か『止まる』か決める自分なりの見えない基準、自分なりに通している筋というものが確実にありますね、人付き合いでも仕事でも。ただ、自分が信じようと思える人、いとおしいと思える人との出会いを通して、『行く』っていうサインを出す感覚がすごく緩くなったとは思います。元々、人見知りであまり新しい友達を作ろうとか思わないんですが、信じられる友人の友人なら信じてみようって。ちなみに課題は…年下の子ですね(笑)。いままで先輩方とばかりお仕事させていただいていて、自分が最年少だったのが、年下の子たちがいっぱい出てきて…。一応、先輩って立場になったけど後輩の子たちの方がよっぽどしっかりしてて、私がモジモジしていたりします(苦笑)」。「企画をいただいて『こういう映画が観たかった!』って思った」まもなく25歳。山田作品が半世紀にわたって描き出してきた“家族”や古きよき姿の日本の日常は、彼女の目にどのように映るのか?もしかしたら彼女にとっては全く知らない風景なのか?と思いきや…。「ニュースとか見てて、『暗いニュースが…』ってよく言われてますが、私が子供の頃、家族内での殺人や事件なんてこんなにあったっけ?と思うんです。何なんだろう?って思っていたときにちょうど、この企画をいただいて、『こういう映画を観たかった』って思いました。誰もが持っている家族という縁、本当にやっかいな…切っても切れない絆の物語で『ありがたいな』って思えました」。ちなみに、鶴瓶さん扮する叔父が結婚式に乱入するシーンでは「見ていて本当に胃が痛くなった」とも。「普段はあまり、役を引きずることはないんですが、今回はウエディングドレス着て、3〜4人のスタッフさんが手伝ってくださってやっと身動き取れる状態で。しかも、鶴瓶さんがあまりにも自然に叔父さんを演じてるから、本当にそう思えて感情移入しちゃって、自分が休憩中で鶴瓶さんのカットを撮っている時点で胃がシクシクしてきました。鶴瓶さんがおかしければおかしいほど、本当に顔から火が出そうな思いになって、同時に身内としての絆も感じてて、結婚相手が叔父さんを馬鹿にしたような態度を取ると腹が立ってきたり。結婚式というスタート地点にいるのにすでにゴールが目の前にある気分を味わってました」。2001年の映画デビューから今年で10年目。先ほどの話ではないが、蒼井優を目標とする後進たちも続々と出てきている。蒼井優の今後は?「分からないですね(笑)。あんまり自分の中で執着がなくて、それが強みかな、とも思うんです。いまやっている作品しかないって気持ちで常にやっているので。元々、東京に遊びに来たいという気持ちでこの世界に入ったけど、実はその感覚っていまも変わってなかったり(笑)。でも、そのスタンスは嫌いじゃないです」。「仕事している自分と休んでる自分のバランス」先日より第3部に突入したNHK大河ドラマ「龍馬伝」に登場。2011年もすでに、江口洋介との共演作『洋菓子店コアンドル』などの公開が決まっている。目が回るような忙しい日々であることは想像に難くないが、この忙しさもまた彼女に中で「行ける」というサインが出ているということ?「ここ数週間はすごくよく働いてます(笑)。でも、ちょこちょこ連休もあったり。自分の中では仕事をしている時間とそうじゃない時間が同じくらいあるといいな、と思ってます。仕事している自分が息を吐き出して、休んでいる自分は息を吸い込んで…それが片方だけに偏っちゃうとダメですね。そのバランスをどうにかうまくやっていきたいと思います」。最後に、もう一度『おとうと』について尋ねると、自身の“家族”についてこんな話をしてくれた。「うちの兄は、私が出ている映画をほとんど観ない人なんですが、珍しく映画館に行って、大号泣したそうです。いつかまた、兄が観てくれるような作品に出たいって思いましたね(笑)」。(Hair&Make:Eri Akamatsu<esper.>/stylist:Junko Okamoto,Kana Iwatani/photo:Yoshio Kumagai)『おとうと』通常版[DVD]価格:3,990円(税込)『おとうと』豪華版2枚組[DVD]価格:6,090円(税込)『おとうと』[Blu-ray]価格:4,935円(税込)発売・販売元:松竹株式会社映像商品部発売中■関連作品:おとうと 2010年1月30日より全国にて公開© 2010「おとうと」製作委員会■関連記事:家族の絆に心温まる『おとうと』プレス&ポストカードセットを5名様プレゼント鶴瓶、外国特派員協会初会見で笑い取る!2度目の“出演”も決定山田洋次に“名匠”の称号日本発『おとうと』、ベルリン映画祭閉幕で拍手喝采日本映画が健闘した第60回ベルリン国際映画祭【読者レビューをウォッチ】『アバター』旋風に負けず、邦画勢に高ポイント続々
2010年08月10日開催中のショートフィルムの祭典「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2010」で、昨年のミュージックショート部門の覇者、最優秀賞を受賞した園田俊郎監督が今年の同部門出品作「ラヴ・ノーツ 十二の果実。」の上映に合わせ、舞台挨拶に立った。GLAY、CHEMISTRYら人気ミュージシャンのミュージックビデオなどを担当する映像作家で、今年はゴスペラーズの「ラヴ・ノーツ」など5曲をモチーフに、戦争で引き裂かれた小説家志望の男性教師と音楽を愛する女性教師の切ない恋を描くオリジナルストーリーを約35分の中編で描いた。本作について「昨年のGLAYの作品は1曲で作りましたが、今回はいろんな曲を使ったのでそれぞれ切り離して繋いでいくのが大変でしたね。ちょっと強引な展開のところもあったと思います。『ラブ・ノーツ』が本当に好きなので、できればこれ1曲でやりたかった」と生みの苦労を苦笑いで吐露した。次回作は、2人組音楽ユニット、キマグレンの新曲「リメンバー」をモチーフに製作した映画『リメンバーホテル』で、「7月3日(土)から1週間かな?ユナイテッドシネマ(豊洲)でレイトショー上映されます」とアピール。今後についても「音楽を基にした作品を創っていきたい。長編にも挑戦していきたい」と話していた。ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2010は6月20日(日)までラフォーレ ミュージアム原宿ほかにて開催中。(photo/text:Yoko Saito)シネマカフェ「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2010」特集公式サイト:■関連作品:ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2010 [映画祭] 2010年6月10日から6月20日までラフォーレ ミュージアム原宿ほかにて開催■関連記事:韓国ミュージックビデオの巨匠撮ってみたいのは「蒼井優!上野樹里!」猫ひろしTシャツ&短パンのファッションポリシーは「ホットドック・プレス」青山真治監督自作短編音楽を「由美かおるさん、秋山さんに演奏してほしい」“エロ男爵”沢村一樹「ショートショート」オープニングでも奔放トークを炸裂!『アバター』の革新的技術を伝授!「SSFF」Weta特別セミナーに25組50名様をご招待
2010年06月17日木村拓哉、蒼井優、浅野忠信がマッドハウス制作によるアニメーション映画『REDLINE』でボイスキャストを務めることが発表された。『茶の味』などで知られる石井克人が原作、脚本、音響監督を担当するこの『REDLINE』。『時をかける少女』や『サマーウォーズ』など数々の名作アニメを手がけてきたクリエイティブ集団、マッドハウスが7年もの時間を費やして制作、その作画枚数はおよそ10万枚!CG全盛のこの時代に、あえて手描きによって作り上げられた。物語の舞台は未来。主人公は、四輪がエアカーに変わろうとする時代に、あえて四輪で走り続けようとする“愚か者”JP。本気で走るかっこよさを教えてくれた初恋の相手・ソノシーにもう一度会うためにJPは走り続ける。“REDLINE”は5年に一度開催される、宇宙最速を決める祭典。ソノシーへの想いを胸に、かつての相棒で天才メカニックのフリスビーと再び組んで優勝を目指すJPだったが…。トップクリエイターたちの競演に賛同する形で今回の豪華ボイスキャストが決定!木村さんは革ジャンにリーゼントの純情野郎・JPを、蒼井さんはJPの初恋の相手で、夢を追いかける少女・ソノシーを、そして浅野さんはJPの幼なじみでメカニックを担当するも、不本意ながらもJPを裏切る状況に追い込まれ葛藤する、哀愁漂う男・フリスビーを演じる。石井さんは、木村さん、蒼井さん、浅野さんの起用について「木村氏に関しては、『世にも奇妙な物語』やSMAPのPV、8年くらいずっと演出していたCM(富士通のFMV)で見ていて、『この人は本当にカッコイーなー。本当にスゴイ人だなー』と漠然と思っていて、一生に一度でいいから自分たちの創る映画に出演してほしいなぁと思い、オファーをしましたところ、快くOKをいただきました。浅野くんに関しては、『鮫肌男と桃尻女』、『PARTY7』、『茶の味』と出演していただき、毎回、そのスバラシイ才能に助けていただき、今回初の声優をぜひ!この作品で!ということでオファーいたしました。蒼井さんにいたっては、全く出演していただいたことは過去になかったのですが、色んな出演作を観てまして、この女優さんはスゴイ才能の持ち主だなーとずっと思ってまして、ぜひ僕らの映画のヒロインをやってほしい!とオファーいたしました。いずれにしろ、日本で最も大好きな役者さんたちです。主演していただき、心から感謝しています」とそれぞれ説明し、最後に「とにかく3人の初共演を、一度でいいから生きてるうちに、この眼で見たかった!というのが最大の理由です」と付け加えた。木村さん、蒼井さん、浅野さんが魅力的なキャラクターたちにどのように命を吹き込むのか?熱き疾走の果てに彼らはどこへ辿り着くのか?『REDLINE』は10月、新宿バルト9ほか全国にて公開。■関連作品:REDLINE 2010年10月、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 石井克人・GASTONIA・マッドハウス/REDLINE委員会
2010年06月14日