『ヤングジャンプ』(集英社)の誌上オーディション「制コレ22」でグランプリを獲得した蓬莱舞(18)の1st写真集『あいまい』のデジタル版の配信がスタートした。完全未公開アザーカット10点を特典として収録する。オリエンタルな雰囲気をまとうルックスに身長160・B86・W58・H84センチのグラマラスなスタイル、そして制コレらしく圧倒的透明感も併せ持ち、歴代の受賞者の中でもグラビアポテンシャルはNo.1といっても過言でもない蓬莱。1st写真集では、彼女が初めて訪れるオーストラリアの広大な大地と海を舞台に、この2年間で培ってきたグラビアスキルをすべて詰め込み、過去最高にかわいく、美しく、そして圧倒的透明感&グラマラススタイルを惜しげもなく見せた。俳優として駆け出したばかりのまだ何者でもない少女の可能性、大人で子供ない季節しかみせられない曖昧な魅力、そのすべてを詰め込んだ一冊。最大露出は写真集でのみ解禁される。
2024年04月25日多数の人気俳優・アイドルが誕生した『ヤングジャンプ』(集英社)の誌上オーディション「制コレ22」でグランプリを獲得した蓬莱舞(18)が、11日発売の『週刊ヤングジャンプ』19号(集英社)の特別付録小冊子に登場。1st写真集『あいまい』からオール水着の未公開カットを解禁した。オリエンタルな雰囲気をまとうルックスに身長160・B86・W58・H84センチのグラマラスなスタイル、そして制コレらしく圧倒的透明感も併せ持ち、歴代の受賞者の中でもグラビアポテンシャルはNo.1といっても過言でもない蓬莱。先月に発売した1st写真集では、彼女が初めて訪れるオーストラリアの広大な大地と海を舞台に、この2年間で培ってきたグラビアスキルをすべて詰め込み、過去最高にかわいく、美しく、そして圧倒的透明感&グラマラススタイルを惜しげもなく見せた。また、同号の表紙&巻頭グラビアには『Seventeen』専属モデルで俳優の加藤栞、センターグラビアにはレースクイーンでグラビアアイドルの七瀬なな、さらに巻末グラビアには『制コレ24』最終候補者16人が水着で登場する。同号の巻頭カラー漫画は、『ヤンジャン』45周年記念の怒涛の新連載企画第1弾となる『ハヴィラ戦記』(みのすけ)。
2024年04月11日「制コレ22」でグランプリを獲得した蓬莱舞(ほうらい・まい)の1st写真集『あいまい』(集英社)が、週間0.2万部を売り上げ、4/8付「オリコン週間BOOKランキング」ジャンル別「写真集」で5位にランクインした。沢尻エリカ、サエコ、戸田恵梨香、川村ゆきえ、森絵梨香、篠崎愛など数々の俳優・タレント・モデルを輩出してきた『ヤングジャンプ』(集英社)の誌上オーディション「制コレ」。2022年に16歳でグランプリに輝いた蓬莱は、オリエンタルな雰囲気をまとうルックスに身長160・B86・W58・H84センチのグラマラスなスタイル、そして制コレらしく圧倒的透明感も併せ持ち、グラビアシーンなどで活躍中。1st写真集となる本作は、初めて訪れるオーストラリアの広大な大地と海が舞台。この2年間で培ってきたグラビアスキルをすべて詰め込み、過去最高にかわいく美しく、そして大人な姿をみせている。俳優として駆け出したばかりのまだ何者でない少女の可能性、大人でも子どもでもない“あいまい”な季節だけの輝きを詰め込んだ作品になっている。「オリコン週間“本”ランキング」は「2008/4/7付」よりスタート「オリコン週間”本”ランキング」ジャンル別「写真集」は「2010/5/24付」よりスタート<クレジット:オリコン調べ2024/4/8付:集計期間:2024年3月25日~31日>
2024年04月07日大阪土産の定番「551 蓬莱」創業者の孫が監修した豚饅専門店「羅家 東京豚饅」が、2024年4月17日(水)にJR新宿駅のエキナカ商業施設「イイトルミネ(EATo LUMINE)」にオープン。「551 蓬莱」創業者の孫が手掛ける「羅家 東京豚饅」「羅家 東京豚饅」は、大阪土産の定番として人気の「551 蓬莱」創業者の孫であり、マーサーオフィスの代表を務める羅直也が監修した豚饅専門店。豚饅の味を東京でも楽しんでほしいとの思いから、2021年11月には東京・恵比寿に1号店をオープンした。恵比寿店、そして2号店の自由が丘店に続き、今回JR新宿駅のエキナカグルメスポット「イイトイルミ」内に「羅家 東京豚饅」の新店がオープン。豚饅をはじめとする人気商品や、新宿店限定のチルドセットを展開し、通勤通学、出張時などに気軽に立ち寄れる店舗となる。質の高い豚肉&玉ねぎを使用したふっくら豚饅目玉の豚饅は、厳選された質の高い豚肉と玉ねぎの2種類のみを使用し、生地は当日生産・当日販売に合わせて発酵のピークをコントロールするこだわりの1品。ふっくらと蒸し上げ、見た目からも美味しさが感じ取れるように仕上げている。焼売やちまきも新宿店では、豚饅以外にも絶品の商品を用意。「焼売」や甘酸っぱいタレを絡めた「甘酢団子」、新商品の「ちまき」を購入することができる。手土産にぴったりなチルドセットまた、帰省や出張の手土産にもぴったりなチルドセットは、新宿店限定で販売。家庭でも出来立てのようにふっくらと美味しい豚饅を楽しめる。なおチルドセットは、豚饅と焼売のセット、豚饅と黒胡椒豚饅、焼売のセットの2種が用意されるので、目的に合わせた購入が可能だ。【詳細】「羅家 東京豚饅 イイトルミネ新宿店」オープン日:2024年4月17日(水)場所場所:JR新宿駅 B1階 改札内(西改札方面) イイトルミネ営業時間:8:00~22:00定休日:なし(イイトルミネに準ずる)<メニュー例>・豚饅(1個) 300円・黒胡椒豚饅(1個) 330円・焼売(6個入り/1箱) 680円・甘酢団子(8個入り/1箱) 580円・ちまき 480円・チルドAセット(豚饅4個、焼売6個)※保冷バッグ付き・チルドBセット(豚饅4個、黒胡椒豚饅4個、焼売6個)※保冷バッグ付き【問い合わせ先】TEL:03-5919-0551
2024年04月05日多数の人気俳優・アイドルが誕生した『ヤングジャンプ』(集英社)の誌上オーディション「制コレ22」でグランプリを獲得した蓬莱舞(18)が、28日発売の『週刊ヤングジャンプ』17号(集英社)の表紙&巻頭グラビアに登場。1st写真集『あいまい』(27日発売)の秘蔵エクスクルーシブカットを解禁した。オリエンタルな雰囲気をまとうルックスに身長160・B86・W58・H84センチのグラマラスなスタイル、そして制コレらしく圧倒的透明感も併せ持ち、歴代の受賞者の中でもグラビアポテンシャルはNO.1といっても過言でもない蓬莱。1st写真集では彼女が初めて訪れるオーストラリアの広大な大地と海を舞台に、この2年間で培ってきたグラビアスキルをすべて詰め込み、過去最高にかわいく、美しく、そして大人な姿をみせる。今号では写真集に収まりきらなかった未掲載カットと、この2年間の彼女の成長を振り返れる思い出のシーンをあわせて掲載。ヤンジャンでしかできない、とっておきの制コレ22卒業号となる。また、同号のセンターグラビアにはインフルエンサーのりりか、巻末グラビアには俳優の米倉れいあが登場。さらに特別付録は「藤崎ゆみあスクールカレンダーブック」(※崎=たつさき)が付いてくる。
2024年03月28日上野瞭の傑作児童文学『ひげよ、さらば』を、蓬莱竜太の脚本・演出で舞台化。9月9日(土)、東京・PARCO劇場で初日の幕を開けた。そこでその前日に行われた、記者会見と公開ゲネプロの模様をレポートする。記憶を失った猫《ヨゴロウザ》は、《片目》と名乗る猫に連れられナナツカマツカの丘に辿り着く。そこで暮らすのは、知識豊富な《学者猫》に、血統にこだわる《オトシダネ》。力自慢で乱暴者の《黒ひげ》に、ミステリアスな《星からきた猫》。さらにマタタビのやり過ぎで、年中酩酊状態の老猫《くずれ猫》など、個性的な猫ばかり。そこで片目は、犬との縄張り争いに対抗するため、ヨゴロウザをリーダーに担ぎ上げようとするが……。猫と犬の架空の物語ではあるが、ここで起こるすべての出来事は、痛いほど人間――劇中の言い方をすれば二本足――の現実にそのまま当てはめることが出来る。自分たちのリーダーを決める際、それぞれの候補猫が、マイク片手に自らの主張を懸命にアピールするのは、選挙前に街中で見かけるあの光景。そして食糧問題に起因する猫と犬の縄張り争いは、世界中で繰り広げられている戦争そのものである。児童文学ながら核心を突いたその原作について、蓬莱は「子供のころに読んだ時、ワクワクだけでなく、大人の社会の怖さも感じた」と語る。だが人間の姿をした役者が猫を演じることで、「普遍的なテーマと、演劇の可能性みたいなものを合わせた面白さを見せられるのではないか」と、舞台化に当たっての狙いを明かす。ヨゴロウザ役の中島裕翔は、波乱万丈な“猫生”を高い身体能力と感情豊かな演技で体現。30歳という節目の年を迎え、役者としてさらなる進化を感じさせる。片目役の柄本時生は、飄々とした言動の奥に感じる深い闇が印象的。また猫の動きが非常に自然で、つい見入ってしまった。学者猫役の音月桂は凛とした美しさの中に、母性と葛藤が内包されており、オトシダネ役の忍成修吾は、プライドの高さに自身の弱さをにじませる。くずれ猫役の中村梅雀はさすがの安定感。また唯一の犬・ナキワスレ役の石田佳央が見せる怒りと、犬として避けられない生き方に、何とも言えないやるせなさを感じた。中でも注目したのは、黒ひげ役の一ノ瀬ワタルと、星からきた猫役の屋比久知奈。Netflix配信ドラマ『サンクチュアリ -聖域-』の猿桜役でも話題の一ノ瀬は、その大きな体で抜群の存在感を誇り、さらに何とも言えない“猫”臭さのある芝居は彼にしか出せない味だろう。さらに会見では共演者から総ツッコミを受けるなど、カンパニーのムードメーカーとしても大きな役割を果たしたようだ。一ノ瀬とは真逆の小さな体ながら、こちらも抜群の存在感が光ったのが屋比久。自身のチャーミングな魅力と、劇場に響き渡る歌声で、多くの猫と同じく、観る者の心を一瞬にしてとらえてしまった。『ひげよ、さらば』初日前会見より、(左から) 一ノ瀬ワタル、屋比久知奈、忍成修吾、柄本時生、中島裕翔、音月桂、中村梅雀、石田佳央、蓬莱竜太印象的なピアノで物語を彩るのは、現在放送中の大河ドラマ『どうする家康』でも音楽を手がける稲本響。蓬莱は稲本作品の魅力について、「少し遠いところから見ているような音楽」と評する。本作への作曲に当たっては、「シンプルでありながら、情感のある音であったり、冷たい音であったり、その世界を表現するような音楽を流してもらいたいなと。そんな僕のオーダーに、見事に応えていただいたと思います」と満足気な表情を浮かべる。猫たちと犬たちの争いの先にあるものは――。今を必死に生きるすべての人に、ラストの台詞が届いて欲しい。取材・文:野上瑠美子<公演情報>『ひげよ、さらば』原作:上野瞭 「ひげよ、さらば」(初版1982年理論社より出版)脚本・演出:蓬莱竜太音楽:稲本響出演:中島裕翔柄本時生音月桂忍成修吾石田佳央一ノ瀬ワタル屋比久知奈江原パジャマ小口隼也田原靖子月那春陽益田恭平松田佳央理中村梅雀【東京公演】2023年9月9日(土)~9月30日(土)会場:PARCO劇場【大阪公演】2023年10月4日(水)~10月9日(月・祝)会場:COOL JAPAN PARK OSAKA WW ホール公式サイト
2023年09月11日9月から10月にかけて東京・大阪にて、PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『ひげよ、さらば』が上演されることが決定した。本作は、上野瞭が1982年に理論社より出版した児童文学『ひげよ、さらば』を原作に、意欲的に演劇活動を続ける蓬莱竜太が脚本・演出を手掛ける作品。近年は映像作品において監督を務めるなど表現の幅を広げる蓬莱が描きだす本作を音楽で彩るのは、映画・ドラマ・舞台・CMなどの作曲・音楽監督を務め、国内外において数々の賞を受賞している稲本響。現在放映中のNHK大河ドラマ『どうする家康』でも音楽を担当する稲本が、本公演のドラマティックな物語に花を添える。主演を務めるのは、2021年の『ウェンディ&ピーターパン』以来、2年ぶりの舞台出演となる中島裕翔。Hey! Say! JUMPとしてのグループでの音楽活動に留まらず、ドラマ・映画・舞台など、俳優としてのキャリアも着実に積み上げてきている中島が今回演じるのは、記憶をなくした猫「ヨゴロウザ」。そして、峠に住む隻眼のアウトローで、孤立しつつも皆から一目置かれている「片目」を演じるのは、独特の存在感と確かな演技力で異彩を放つ柄本時生。舞台では初共演となる二人が、互いを必要とする共依存のような関係にある、「ヨゴロウザ」と「片目」を演じる。■脚本・演出:蓬莱竜太 コメントこれは野良猫たちの物語です。野良犬たちとの争いの中で猫たちは色んな苦難を味わいます。それはまさに人間世界の縮図のようです。幼い頃夢中で読んだ児童文学を、大人になった今の視点で大胆に翻案したいと思います。大人にも子供にも演劇の面白さを伝えられたら嬉しいです。■中島裕翔 コメントとても面白い題材だにゃと思いました。まさか自分が猫ににゃるとは……この世界がどう表現されていくのかとても楽しみです。擬人化された猫の社会を覗きに来てほしいにゃと思います。■柄本時生 コメントおそらく蓬莱さんと知り合って10年ぐらいだと思います。その間、ずっとご一緒したいと思っていました。お会いした時に、「いつ呼んでくれるんですか??」って言いました。そうしたら、すごい速さで、この作品の出演が決まりました。嬉しいのと同時に、下手を打てないぞぉというのがすごい頭の中を巡っています。せっかくなのでうんと楽しんでうんと考えてうんと頑張りたいと思います。 宜しくお願い致します。<公演情報>PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『ひげよ、さらば』東京公演:9月 PARCO劇場大阪公演:10月予定原作:上野瞭『ひげよ、さらば』(初版1982年理論社より出版)脚本・演出:蓬莱竜太音楽:稲本響出演:中島裕翔、柄本時生 ほか公式サイト:
2023年06月14日ダンス&ボーカルグループ・BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBEの7人(砂田将宏、深堀未来、海沼流星、日高竜太、加納嘉将、松井利樹、奥田力也)が11日、都内で行われたLDH JAPAN×HIGH CLOUD ENTERTAINMENTパートナーシップ締結記者会見に出席。同会見で発表された半年のタイ修行について思いを語った。LDH JAPANとHIGH CLOUD ENTERTAINMENT(タイ)は、日本とタイの文化交流・発展、およびアジアから世界へエンタテインメントを発信していくことを目的として、2022年5月11日よりパートナーシップ契約を締結。HIGH CLOUD ENTERTAINMENTの創業者であり、 タイの音楽業界を牽引する人気ラッパー・プロデューサーのF.HERO(エフ・ヒーロー)が来日し、EXILE HIROとともに本プロジェクトへの思いを語った。プロジェクト第1弾として、BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE、PSYCHIC FEVERが2022年8月から2023年1月までの6カ月間、拠点をタイに移し、F.HEROが総合プロデューサーとして活動。その模様はリアリティーショー「BALLISTIK BOYZ & PSYCHIC FEVER New School Breakin’ THAILAND」としてWeb上で展開されることが明らかにされた。日高は2019年に実施したアジアツアーを振り返って「アジアの皆さんのパワーを自分たちの味方につけたら、自分たちの夢でもある世界に向けた可能性もあるのではとすごく感じた」と回顧。しかしコロナ禍で「世界に向けた発信や活動ができなくて、自分たちももどかしい気持ちでいっぱいだった。今回ようやく大きなプロジェクトが決まったので、LDH、そしてEXILE TRIBEの代表として行かせて頂くので、自覚と責任を持って、覚悟を持って、今回の新しい挑戦に(臨みたい)。本当の意味での武者修行になると思う」と気持ちを引き締めた。他方、砂田は「トレーニングにドハマリしている。結成当初から言っていることがある。海外に行くことがあれば、朝早起きして、気持ちよく外をランニングしてカフェとか行って……みたいなそういう理想の生活がある。それができれば」とうっとり。日高は「BALLISTIK BOYZは、タイに行って戻ってくるまでに、全員体ゴツくなって帰ってこようと思っている。気合いも入れて、1ミリも時間を無駄にしないようにしたい」と意気込んだ。また、奥田は勉強中のタイ語の挨拶も披露。流暢なタイ語に、同席したF.HEROが日本語で「ワ~! すごい!」と驚きを示していた。HIROもBALLISTIK BOYZの過去のアジアツアーに言及して「東南アジアの可能性をすごく感じていた」とコメント。家族やスタッフと来日して1週間経ったというF.HEROは「毎日HIROさんのおかげで日本を楽しむことができた。HIROさんは僕のビックボスで、兄貴」と信頼を寄せ、「皆でアジアを盛り上げていきたい」と話した。BALLISTIK BOYZは、EXILE TRIBE初となる、メンバー7人全員がマイクを持ち、ダンス、ボーカル、ラップ、アクロバティックなパフォーマンスを展開する実力派グループ。ニューヨークに留学経験があるメンバーやブラジルとのハーフでポルトガル語が堪能なメンバーなど国際的なバックグラウンドを持つメンバーが多数在籍。2019年にはクアラルンプールやバンコク、台北などでアジアプロモーションツアーを行うなど海外活動にも力を入れている。BALLISTIK BOYZと、本会見に同席したPSYCHIC FEVERは今後、5月15日にオンラインで開催される在東京タイ王国大使館主催の「タイフェスティバル 2022」に特別出演する。
2022年05月11日BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBEの日髙竜太、加納嘉将、深堀未来、砂田将宏が、LDHのコンテンツサービス「CL(読み:シーエル)」内の企画「KEY MUSIC」にて、名曲カバーを4週連続で配信することを発表した。「KEY MUSIC」は、LDH所属のヴォーカリストによる本気の歌唱をファンにお届けするスペシャルコンテンツ。これまでにEXILE ATSUSHIとTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEのRIKU、川村壱馬、吉野北人のコラボレーションやCrystal KayとEXILE SHOKICHIのコラボレーションなどが配信されている。今回の「KEY MUSIC 〜BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE」では、5月25日に発売される5th Single『ラストダンスに BYE BYE』のリリースを記念して、ヴォーカルメンバーが中心となってこれまでに見せてこなかったソロやグループ内デュエットでの特別歌唱をお届けする。左から砂田将宏・深堀未来5月9日20時より配信が開始される第一週目には、深堀未来が清水翔太の「花束の代わりにメロディーを」、砂田将宏が平井大の「ここにあるもの」をそれぞれソロ歌唱。5月16日20時の第二週は、深堀未来と砂田将宏がデュエットで清水翔太とTaka(ONE OK ROCK)のコラボレーション楽曲「Curtain Call feat. TAKA」を披露する。続いて第三週の5月24日20時からは、日髙竜太が秦 基博の「鱗」、加納嘉将がMhiroの「愛の言葉〜True Story〜」を、そして第四週5月31日20時からは、日髙竜太と加納嘉将がデュエットで久保田利伸とEXILE ATSUSHIのコラボレーション楽曲「Golden Smile」を披露する。■日髙竜太 コメントソロではEXPG STUDIO生だった頃に歌っていた楽曲をやりたいなと思い、「鱗」を改めて聞いたら今の自分にもハマりそうだと直感で感じたので選びました。自分の歌だけで表現ができるのは歌い手としてありがたい経験だったのでBALLISTIK BOYZのヴォーカル全員にとって、これからの活動に活きてくると思いました。(加納嘉将との)コラボは感慨深かったです。僕ら2人って同じVOCAL BATTLE AUDITIONで出会っていて、合宿審査の時は同じ部屋だったこともあって。その時から同じグループで歌えたらいいなと思っていたので、こういった企画で一緒に歌うことになったのは、当時から応援してくださっているファンの皆さんは特に喜んでくださるんじゃないかなと思います。■加納嘉将 コメントソロでは元々Mhiroさんが好きでよく聞いていて、VOCAL BATTLE AUDITIONの三次審査でも歌った楽曲を選びました。ソロはごまかしがきかないですし、自分が折れてしまったらこの楽曲自体が折れてしまうので、そういう気持ちすらも楽しんでやりました。(コラボレーション相手の)竜太くんはオーディションの前から知っていて、自分にとっては歌もダンスもできて憧れていたのですがVOCAL BATTLE AUDITIONで同じグループになって、知っている曲や好きな曲が一緒で。そのひとつに「Golden Smile」があったので、今回はそれを歌えて嬉しいですし、やりたいことができました。左から加納嘉将・日髙竜太■深堀未来 コメント14歳から3年間留学したニューヨークで歌を始めましたが、帰国してから日本語の曲を本格的に練習し始めました。最初は苦戦しましたが、今回ソロで選んだ楽曲はタイトルにもある「花束のかわりにメロディーを」や「抱きしめるかわりにこの声を」という詞がすごく響いていて、この曲を歌えてよかったです。今後もBALLISTIK BOYZとしてはもちろんですが、一人でもしっかりとした歌を聞かせるような歌手になりたいです。(砂田)将宏とコラボレーションで歌うことになったのは小学校の頃からずっと一緒に居て、ニューヨークで歌を始めて、好きな曲も近いので、自然な流れでした。家族よりも時間を共にしているので、お互いをよく理解している相手だと思っています。■砂田将宏 コメントソロで選んだのは、コロナ禍に色んな事を考えながら聞いていた楽曲です。色んな環境が当たり前ではなくなったときに、この曲を聞いて自分が大切にしたい軸を貫き通すんだと改めて覚悟を決められました。タイトルの通り、今の自分にあるものの中で何が大切なんだろうとか存在意義を考えましたし、この楽曲に勇気づけられて、まだまだ頑張らないと、と思いました。コラボレーションで選んだ楽曲は2人でカラオケに行くと、毎回必ず歌っています。(深堀未来とは)声質が真逆なので、一緒に歌うと自分一人では出せない音色が出るのがいいなと思います。夢を追いかけている人の背中を押せるような楽曲なので、お互いの背中や聞いてくださる人の背中を押せたらいいなと歌いました。左から深堀未来・砂田将宏<配信情報>■第一弾「KEY MUSIC 〜BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE『花束の代わりにメロディーを』『ここにあるもの』」配信日時:2022年5月9日(月) 20時~出演者:深堀未来 / 砂田将宏※放送日時、放送内容は変更になる場合がございます。配信URL:■第二弾「KEY MUSIC 〜BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE『Curtain Call feat. TAKA』」配信日時:2022年5月16日(月) 20時~出演者:深堀未来 / 砂田将宏※放送日時、放送内容は変更になる場合がございます。■第三弾「KEY MUSIC 〜BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE『鱗』『愛の言葉〜True Story〜』」配信日時:2022年5月24日(火) 20時~出演者:日髙竜太 / 加納嘉将※放送日時、放送内容は変更になる場合がございます。■第四弾「KEY MUSIC 〜BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE『Golden Smile』」配信日時:2022年5月31日(火) 20時~出演者:日髙竜太 / 加納嘉将※放送日時、放送内容は変更になる場合がございます。CLトップページ:
2022年05月09日《発言が難しいんですが、記事にも書いてあります通り私はお2人が友人なのは知っています。そして何より蓬莱竜太さんを知っています。信じているというのではなく、知っています。知った上であえて言えることは大丈夫です。ってことくらいです》4月20日、Twitterにこうつづったのは女優の伊藤沙莉(27)だ。さかのぼること今月11日、伊藤は『FRIDAY デジタル』によって脚本家の蓬莱竜太氏(46)との熱愛が報じられた。直撃取材に対して、伊藤は「えーまじで、まじで。こういう感じなんですね(爆笑)。びっくりしたー!」とコメント。さらに「2人は交際されているんですか」という質問に「えー(爆笑)そういうのってどうしたらいいんだろうね(蓬莱の顔を見ながら)分かんないよね」と答えたという。バラエティやSNSで見せる、飾らないキャラクターも好評の伊藤。そのためTwitterでは《フライデー直撃取材に対するリアクションが伊藤沙莉過ぎて好き》《フライデーの伊藤沙莉さんの受け答えが伊藤沙莉さんすぎて笑いました 笑》といった声が続々と上がっていた。熱愛報道の後、伊藤は《ひとまず、温かく見守っていただけると幸いです》とツイートしていた。ところが20日、『文春オンライン』が蓬莱氏の“二股”を報じることに。記事によると、お相手は女優の鈴木たまよ(27)。蓬莱氏は鈴木と食事をした後、彼女の自宅に行くなどしたという。いっぽう蓬莱氏は取材に対して「(鈴木とは)長い友達であることは沙莉ちゃんも知っています」と明かし、二股を否定したという。そこで伊藤はTwitterに、冒頭のように投稿。さらに、こう続けた。《可哀想でも被害者でもなんでもないです。軽率だったということは本人にも伝えましたし むしろお相手の方やその事務所の方々含め本当に先週の報道からの飛び火というか、ご迷惑をおかけしてしまっていると思います》そして、《温かく、見守ってください。伊藤は至って元気です》と結んでいた。蓬莱氏のことを信じているというよりも「知っている」といい、鈴木への配慮も忘れなかった伊藤。さらに「温かく見守ってください」と再び呼びかけた。そんな彼女の“誠実な対応”はふたたびネットで話題となり、Twitterでは讃える声がこう上がっている。《今回も前回もちゃんと文書だして説明するとことか、記者の人に対する対応でどれだけいい人かよく分かる》《これを書けるってすごいな。否定も肯定もせず、自分は大丈夫と伝えるのにあたり、否定のニュアンスなんだけど、どっちにしろ当事者の問題なんだからほっとけっていうのがよく伝わる》《もう本当素敵過ぎて…発言が大人だし相手にも気遣いできて素晴らしい》《クレバーな返しで元々良いところ、さらに良いなぁと思いました》
2022年04月22日4月11日に「FRIDAY デジタル」によって、劇作家の蓬莱竜太氏(46)との熱愛が報じられた伊藤沙莉(27)。「FRIDAY」の直撃取材に、「えーまじで、まじで。こういう感じなんですね(爆笑)」「そうなってくると“仲良く”くらいがいい?だって、『友人です』はもう嘘じゃん」などと明るく答えていた。そんな伊藤は翌12日にTwitterを更新し、《彼から猛アプローチっていうのはwwwお互いにってやつですよひとまず、温かく見守っていただけると幸いです》とツイート。さらに、蓬莱氏との年齢差をハッシュタグで《#18歳差》と添えるなど、オープンでお茶目な対応に祝福ムードが広がっていた。ところが、それからわずか1週間あまり経った20日。「文春オンライン」が蓬莱氏の“二股疑惑”を報じたのだ。記事によると、蓬莱氏は「FRIDAY デジタル」で沙莉との交際が報じられる前日の午後8時半、NHK連続テレビ小説『わろてんか』への出演歴もある女優の鈴木たまよ(27)と韓国料理店で合流。“エロトーク”で盛り上がっていたという2人は、深夜12時ごろに店を出ると鈴木のマンションに向かい、共に一夜を過ごしたと報じられている。蓬莱氏は記者の直撃に、「(鈴木とは)長い友達であることは沙莉ちゃんも知っています。一緒に飲むことは言ってあるので。(家に行ったことも)伝えてあります。(男女の関係は)ないです」とコメント。一方で、鈴木は“元カノ”でもあったといい、蓬莱氏は「彼女とは真剣に向き合って、お互い納得の上で別れてから、沙莉ちゃんと付き合っています」とも語っている。この報道にネット上では、《普通にダメでしょ。全くもって理解できない》《飲み行くはともかく、お宅に行くのはいかがなものか》など蓬莱氏に批判の声が。そんななか、同日に伊藤はTwitterを更新。真っ黒な背景色に白文字を綴った画像をアップし、蓬莱氏の“二股疑惑”報道に対してコメントしたのだ。《発言が難しいんですが、記事にも書いてあります通り私はお2人が友人なのは知っています》と切り出した伊藤。続けて《何より蓬莱竜太さんを知っています》とした上で、次のように綴った。《信じているというのではなく、知っています。知った上であえて言えることは大丈夫です。ってことくらいです。可哀想でも被害者でもなんでもないです》そして最後は、《前回同様、重なってしまいますが本当に。温かく、見守ってください。伊藤は至って元気です》と締めくくったのだった。「元気です」と気丈に振る舞う伊藤に、Twitter上では《強いなぁ》《すごくしっかりしてる》と称賛の声が。しかし、その一方で彼女を慮る声も寄せられている。《「大丈夫だし被害者でも何でもない」と書いてあるこのツイートだけ白黒の画像なのはむしろ凄く心配になるなあ、、》《すごく考えて、言葉選んでツイートしたんだろうな……関係ない人達が口を突っ込むことじゃないし、沙莉ちゃんがどうか元気で幸せでいてくれたらなにより》《最後の一文を読んで「本当に大丈夫かなぁ?」と考えちゃう。そうなるともう堂々巡りになるから、私は沙莉さんを信じる》
2022年04月21日女優の伊藤沙莉が20日、ツイッターを更新。交際中の脚本家・蓬莱竜太氏が年下女優の自宅で一夜を共にしたとする“二股愛”が文春オンラインで報じられたことに言及した。伊藤は「発言が難しいんですが」と切り出し、「記事にも書いてあります通り私はお2人が友人なのは知っています。そして何より蓬莱竜太さんを知っています」と説明。「信じているというのではなく、知っています」と続け、「知った上であえて言えることは大丈夫です。ってことくらいです」と心情を伝えた。さらに「可哀想でも被害者でもなんでもないです」と訴え、「軽率だったということは本人にも伝えましたしむしろお相手の方やその事務所の方々含め本当に先週の報道からの飛び火というか、ご迷惑をおかけしてしまっていると思います」と周辺への影響に胸を痛める伊藤。「前回同様、重なってしまいますが本当に。温かく、見守ってください」と呼びかけ、「伊藤は至って元気です」と結んでいる。伊藤と蓬莱氏の交際は11日の『FRIDAYデジタル』で報じられ、伊藤は翌日に「ひとまず、温かく見守っていただけると幸いです」とツイート。祝福の声が続々と寄せられる中、兄のオズワルド・伊藤俊介がツイッターで「#俺とは13歳差」「M-1も妹もおじさんに獲られました。一旦辞めさせて頂きます」と反応したことも話題になっていた。
2022年04月21日4月11日、「FRIDAYデジタル」で熱愛が報じられた伊藤沙莉(27)。記事によると、お相手は脚本家の蓬莱竜太氏(46)。’21年6月に蓬莱氏が手がけた舞台『首切り王子と愚かな女』では、ヒロインを演じた沙莉。そのことをきっかけに急接近し、交際に発展したという。報道を受けて沙莉は12日にTwitterを更新し、《彼から猛アプローチっていうのはwwwお互いにってやつですよひとまず、温かく見守っていただけると幸いです》とツイート。交際を認めた一方で、蓬莱氏との年齢差をハッシュタグで《#18歳差》と記したのだった。そんな年上の恋人ができた沙莉に祝福が広がるなか、悲嘆に暮れる人物が。それは沙莉の兄で、お笑いコンビ・オズワルドの伊藤俊介(32)。伊藤は沙莉のツイートを引用し、《M-1も妹もおじさんに獲られました。一旦辞めさせて頂きます》とツイート。昨年出場し、惜しくも決勝戦で錦鯉に優勝を奪われた『M-1グランプリ』にかけて嘆いたのだ。さらに沙莉のツイートを真似るように、《#俺とは13歳差》とハッシュタグを添えている。仲睦まじげな兄妹愛を感じさせる2人のやりとりに、Twitter上では反響が相次いだ。《やはりこの兄妹、どっちもセンスハンパじゃない》《さいりちゃんの熱愛嬉しいし兄ちゃんのツイート好きwww》《それぞれ応援してます!》■「妹の“女の顔”を見たくない」3年連続で『M-1』決勝進出を果たし、バラエティ番組にも引っ張りだこの伊藤。そして沙莉も今年1月期に放送された『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)で刑事役を好演し、人気俳優として頭角を現している。そんな芸能界で活躍する2人だが、兄妹であることを数年前までは公表していなかった。「公表したのは4年ほど前です。自分よりも10年近くキャリアがある沙莉さんに、伊藤さんがプレッシャーを感じていたのだとか。ですが、ハマカーンの神田伸一郎さん(45)から『君が面白かったら問題ない』と言われ、伊藤さんは沙莉さんと兄妹であることを明るみにしたのです」(芸能関係者)一時は兄妹で一緒に暮らしていた時期もあり、沙莉は’20年4月に本誌のインタビューでこう語っていた。「ボロボロの家に住んでいたお兄ちゃんがほっとけなくて……1人暮らしをするタイミングで同居することにしたんです。同じ業界にいるので話も合いますし」一方で兄妹であることを公表して以降、伊藤は兄としての“複雑な気持ち”もたびたび吐露してきた。今年2月19日に放送された『まつもtoなかい~マッチングな夜~』(フジテレビ系)では、“最初で最後”として兄妹共演を果たしたことも記憶に新しい。沙莉との対談のなかで、「兄妹というより、父と娘のような関係」と語っていた伊藤。番組内では、今後、沙莉が芸人とラブシーンを演じる可能性について聞かれると「マジで勘弁してほしい」とバッサリ。松本人志(58)から「芸人と結婚するってなったらどうするの?」と問われると、「考えられないですね!芸人なんてカスばっかりだから!!」と嫌悪感を露わにしていた。ひとたび、妹の恋愛事情に触れると厳しくなる伊藤。それには理由があるという。「伊藤さんがこれまで交際してきた女性は、ほとんど沙莉さんに会わせてきたと話していました。ところが、沙莉さんの恋愛事情は知ろうとしてこなかったようです。別のトーク番組では、『妹の“女の顔”を見たくない』と語っていました。大切な妹だからこそ、“悪い人に引っかかって欲しくない”といった気持ちがあるのでしょう」(テレビ局関係者)公然の事実となった沙莉の熱愛。果たして伊藤が、蓬莱氏を紹介される日はやってくるだろうか。
2022年04月12日活躍著しい劇作家・演出家の蓬莱竜太が、広島市の企画プロジェクトで地元の劇作家と共作し、2017年に広島で上演した『広島ジャンゴ』。今回、フィクションとエンタテインメント性を高めて再構築、『広島ジャンゴ 2022』として上演する。物語の舞台は現代の広島の牡蠣工場。周囲にまったく合わせようとしないシングルマザーのパートタイマー・山本(天海祐希)に手を焼いている、シフト担当の木村(鈴木亮平)。ある日木村が目覚めると、そこはワンマンな町長(仲村トオル)が牛耳る西部の町・ヒロシマだった!?子連れガンマン・ジャンゴとして現れる山本、木村はなぜかジャンゴの愛馬・ディカプリオとして、町の騒動に巻き込まれていく…。ダブル主演の天海と鈴木が、作品と意気込みを語った。COCOON PRODUCTION 2022「広島ジャンゴ2022」チケット情報何度も観てきた蓬莱作品への初参加を喜ぶ、山本役とスゴ腕ガンマン・ジャンゴ役の天海。「深くて鋭いところを突かれるけれど、最後にはどこか希望がある。蓬莱さんの世界観の一員になれることが楽しみです」。鈴木は2019年の『渦が森団地の眠れない子たち』に続き2回目の参加だが、もともと蓬莱作品のファン。「次に舞台をやるとしてもぜひ蓬莱さんと」という思いが早くも叶った。今回演じるのは、木村役としゃべれてラップもできる馬のディカプリオ役。「すごく翻弄される役であり、物語を回していく役。やりがいがありますし、燃えますね」。映画『カイジ 人生逆転ゲーム』以来、13年ぶりの共演となるふたりは「初共演のようなものなのでとても楽しみですし、とても頼りにしています。単純に私より身長の高い方と横に並べるのはすごくうれしい(笑)」(天海)、「前回はまだ先輩方のお芝居を観ている時期。そんな僕とも会話してくださり、その後ずっと拝見してきていたので今回ご一緒できるのは感慨深いものがあります」(鈴木)。広島弁が飛び交う異色の西部劇とは?「職場の飲み会って行かなきゃいけないの?というテーマが西部劇になり、西部劇のフィルターを通すことでいろいろな問題がより浮き上がってくる。演劇でしかできない世界で、それを余すところなくお客様に伝えられたらと思います」(鈴木)、「西部劇の形ですが、そのまま現代につながる話で本当におもしろい作品。必ずどなたかは自分と似ている役柄が出てくると思います。もう、精一杯やるだけ。熱量を感じていただけたら」(天海)。ふたりともこれからの稽古が楽しみだと話す。作・演出の蓬莱もコメントを寄せた。「東京から広島にやって来た人が主人公のお話。東京の人は東京側の視点で、大阪公演ではぜひ西に住む方の視点で楽しんでほしいです」。取材・文:高橋晴代
2022年03月02日作・演出の蓬莱竜太が、西部劇に現代の問題を映し出す『広島ジャンゴ2022』。お尋ね者のガンマンを演じる天海祐希、その愛馬に扮する鈴木亮平は、そこでどう奮闘していくのか。役者として、そしてひとりの人間として、描かれるテーマについて語ってくれた。工場のパートタイマー×シフト担当が西部劇の凄腕ガンマン×愛馬に──『広島ジャンゴ2022』は、広島の牡蠣工場から西部劇へと展開していくユニークな作品です。それぞれの役柄から教えていただけますでしょうか。鈴木では、まずは僕からわかりやすく説明しますと(笑)。僕は広島の牡蠣工場で、従業員のシフトを組んでいる木村という役を演じます。そして、天海さんが演じられるのが、そこに新しく入ってきたシングルマザーのパートタイマーの山本さんで、彼女が残業もしない、みんなとの飲み会にも参加しないということで、中間管理職として会社と山本さんの板挟みになっているんです。ところが、ある日目覚めたら、西部劇の世界に入っていて、山本さんはジャンゴという流れ者の凄腕ガンマンになっており、僕はジャンゴの馬のディカプリオになっているという流れになっています。天海ありがとうございます。鈴木さんが説明してくださった通りで、ひとりの人間を山本とジャンゴで表現できるのが、すごく面白いなと思っているんですけど。どちらも、背負っているものや自分の気持ちをしゃべらない寡黙な感じで、どちらも、その理由が後々わかっていき、そのすべてを鈴木さんの演じる木村さんとディカプリオが目撃していくので。彼がそこでどう振る舞い、何に気づいていくのかというところは、おそらくお客様の目線と同じではないかなという気がしています。鈴木そうですね。木村は独身の男性で、女性であり、シングルペアレントである山本さんが背負っているものに、最初はまったく想像が及んでいないんです。そんな鈍感で無知な青年が、西部劇の世界に行って翻弄されて、戸惑いながらもいろいろなことを目撃していき、木村がストーリーを回していくことにもなるので、きちんとリアリティを持って、緩急をつけつつ、お客様に楽しんでいただけるように伝えられたらなと思っているところです。あと、今回は歌があるのが心配で、さっきも天海さんに相談していたんですけど(笑)。気持ちが伝わればいいということと、木村が歌っているのであって僕が歌うわけじゃないから大丈夫だということを言っていただきました。天海そうです、そうです。物語の中にちゃんと入っていればいいと思うんです。それに、鈴木さんは何でもできるので大丈夫。私自身も、いつも傍らに鈴木さんの木村ディカプリオがいてくれると思うと、安心してできるなと思っていて。今回の役は、皆さんに想像していただくいつもの私とはちょっと違って、山本もジャンゴも、外から見ると強いけれども、内側にはものすごく葛藤があって、強くならざるを得なかった理由もあるので。誠実に生きなければいけないなと思っているんです。お互い、イメージとは違うキャラクターが見られるのが楽しみ――天海さんはいつものイメージとは違う役とのことですが、鈴木さんは天海さんの、そして天海さんは鈴木さんの役についてどんなところが楽しみですか。鈴木今回の天海さんは、あまり拝見したことがない感じになる気がしていて。山本もジャンゴも実は繊細で脆く壊れやすくて、そういう面を見せるシーンが魅力的になるだろうなと思うので。お客様も楽しみにしていただきたいなと、生意気ですが思っています。天海そういう意味では、鈴木さんも今回の役は、多くの方が持っているイメージとは違いますよね。容姿を含めてスケール感があるので、自分から行動を起こす、引っ張っていくといった能動的な役が多かったと思うんですけど、今回は、翻弄されるという受動的な役ですから。鈴木さんの中にも必ずある繊細さで、木村がどう成長していくのかを、すごく丁寧に探求し、お芝居で表現してくださるのではないかなと楽しみにしています。鈴木蓬莱さんは、前回ご一緒した『渦が森団地の眠れない子たち』でもあまり色のない役をくださったんですが、今回も強くも弱くもないひとりの人間を演じられるのがすごくうれしくて。燃えますね。天海蓬莱さんは、一色ではない人間のいろいろな面を丁寧に描いてくださるので、私たちも、また別の面を引き出していただけるのではないかと思っています。──蓬莱さんの作品には、鈴木さんが2度目、天海さんは初めての参加になりますが、どんな印象をお持ちですか。鈴木僕は『渦が森団地──』でご一緒する前から蓬莱さんの作品のファンで、何を観に行っても面白くて、心に刺さるものがある。それを帰ってから反芻するところまで含めて楽しめるのが、いつもいいなと思っています。天海私も何度か拝見していて、私が観た作品は、ごくごく穏やかな日常が描かれる中、ちょっとしたきっかけで世界が変わり、歯車が狂い始め、人間の深層心理が浮き彫りになっていく様子が描かれていて、なんて鋭いところを衝かれるんだろうと感じました。それでいて、ちょっとした幸せがあり、安らぎがあり、希望がある。今回もまさしくそんな世界が描かれていくのではないかと思っています。鈴木物語の発端は、職場の飲み会には行かなくてはならないのか、という本当にありがちな問題なんですよね。でもそこからどんどん、労働環境とか同調圧力とかDVとか、現代の諸問題が浮き上がってきて、どうすればちょっとでも良くなるのかなと木村が一歩踏み出していく。観てくださる方もそれぞれに、自分の生活の中で一歩踏み出してみようと思える何かがあるんじゃないかなと思います。天海現代の問題を全部、登場人物それぞれに振り分けているような気もしますよね。だから、自分と似た人が必ずいて、それぞれが時代や環境とどう闘い、折り合いをつけていくのか、興味を持って観ていただけると思いますし。家族や友人との小さな諍いに見えたり、国家間の争いに見えたりもするので。蓬莱さんの脚本に改めて驚愕しますね。鈴木天海さんのおっしゃるように、小さいけど大きな話が、演劇でしかできない世界があると思います。それを余すところなくお伝えできればなと思っています。自分たち自身が心を動かされながら、稽古していけたら──ちなみに、おふたりはそれぞれ、理不尽な問題にぶつかったとき、どんなふうに乗り越えられていますか。天海自分が変わることでその問題がいい方向に変わりそうであれば、まず自分を変えます。問題を起こしている人を変えようとしても難しいので、その人に対する態度を自分が変えることでいいほうに転がるんだったら、そのくらいは柔軟にやればいいかなと。年々固くはなりますけど(笑)。鈴木僕はまず、相手の立場になって考えてみます。自分の中で一度理解しようとしたうえで、じゃあ相手が変わるにはどうしたらいいかなと考える。でも、天海さんがおっしゃったように人を変えるのってすごく難しいことだから、見込みがないなと思ったら、もうそこから離れます。勇気を持って。天海私は、でも、自分ではなく、誰かが困ってつらい思いをしているのを見ると、けっこう言っちゃうんですよね(笑)。周りの人にも自分の考え方が間違えていないか確認して、冷静に判断してから、「あなた間違ってますよ」って話しに行く。年齢が上がってきたからよけいにできることではあるんですけど、「それは良くないですよね」って言っちゃいます。鈴木さすがですね。──もしかしたら、「こんなときどうするか」というような話をしながら稽古が進むのかもしれないなと思ったりもしますが、稽古にはどんなふうに臨みたいと思われていますか。天海舞台の稽古の醍醐味は、みんなで一緒にご飯を食べたりお酒を飲んだりしながらコミュニケーションを取っていくことにあると思うんです。ぐちゃぐちゃしゃべりながら、「ここのシーンはこう思う」「いや違う」なんてちょっとぶつかったりするのも素敵なところで。今はそれがなかなかできない状況になりましたけど、稽古場ででき得る限りのコミュニケーションを取りつつ、お互いのお芝居を見て、自分たち自身が心を動かされながら、稽古していけたらいいなと思いますね。やっぱり稽古場でぶつけ合うしかないですもんね。そうしてたくさん恥をかいて、怪我をして、いろいろ打たれながら自分が強くなっていく。それは舞台の稽古場じゃないとできないことだと思っています。鈴木そうですね。そういう意味では、蓬莱さんの稽古場は、恥をかきやすい形を作ってくださるんです。上手くいかなくてもみんなが受け入れてくれて、平和な空気の中で進んでいくので、いろいろ試せる。だから、そこで皆さんがどういうお芝居をされて、それによって自分のお芝居がどう変わっていくかというのが、やっぱり楽しみですね。選択肢が増えたからこそ際立つ“1回限り”であることの魅力──コロナ禍の今舞台に立つことには、どんな思いを持っていらっしゃるでしょうか。天海この2年、直に人と会えることは当たり前じゃなかったんだと気づき、劇場で知らない人たちと一緒にひとつのものを観て、同じ時間と空間と感動を分け合えることのありがたさをひしひしと感じたと思うんです。だから今回も、皆さんの目の前で演じられることの貴重さと幸せを感じながら、精一杯やるだけだなと思っています。そして、蓬莱さんの脚本に詰まっているものをどう受け止めていただけるか。それが楽しみですね。鈴木僕も、最近舞台を観に行って拍手をしながら、「この舞台良かったよね」っていう思いをみんなで共有できる幸せを感じたんですけど、それって本当にその場でしか味わえないものなんですよね。見逃し配信など今そこにいなくても楽しめるものが増えている時代で、その場に行かないと感じられない、1回限りであるという、このライブのエンタテインメントの魅力は、より際立ってくると思っています。天海だからこそ、熱量を感じていただける舞台にしたいですね。鈴木はい。ただ「面白かった!」でもいいですし、いろいろなことを感じていただけたらうれしいです。取材・文:大内弓子撮影:源賀津己
2022年02月24日2022年4月に東京・Bunkamuraシアターコクーンにて、蓬莱竜太作・演出、天海祐希、鈴木亮平ダブル主演でCOCOON PRODUCTION 2022『広島ジャンゴ2022』が上演されることが決定した。Bunkamuraシアターコクーンが、かねてからクリエイションを熱望していた劇作家・演出家の蓬莱竜太を迎え、『広島ジャンゴ2022』を上演する。1999年の劇団モダンスイマーズの旗揚げ以来、全作品の作・演出を務めてきた蓬莱。2019年には『ビューティフルワールド』で第27回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞。外部公演も手掛け、数多くの演劇賞を受賞する他、映画の脚本や、人形劇ムービーで初監督を務めるなど、活躍の幅を広げている。『広島ジャンゴ』は、公益財団法人広島市文化財団による、演劇創造を通じて広島と他の地域が“互いに引き合う”ような関係性作りを目指す「演劇引力廣島」プロジェクトの一環として、蓬莱が広島の劇作家と共作し、2017年にJMSアステールプラザにて上演された。人間の価値観や限られた社会での常識、世間体、シングルマザーなど、現代に通ずる様々な不条理を問いかけた本作。今現在、誰もが想像しえなかったヘビーな現実に日々立ち向かう観客に向けて、「明日が少し元気になるように」、フィクション・エンタテイメント性を高め『広島ジャンゴ2022』と題し、脚本をリニューアル、演出・美術・音楽を一新、豪華出演者にて作品を再構築して上演する。広島の牡蠣工場で働く山本のはずなのに、子連れガンマン「ジャンゴ」。工場のシフト担当・木村のはずなのに、ジャンゴの愛馬「ディカプリオ」。ふたりは、ワンマンな町長が牛耳る西部の町 「ヒロシマ」で、理不尽がはびこる旧態依然とした、男社会で奮闘することになる。“山本”役と、何らかの罪で追われる凄腕ガンマンの“ジャンゴ”役を演じるのは、天海祐希。“木村”役と、ジャンゴの愛馬であり、馬でありながら喋れる上にラップも出来る“ディカプリオ”役を演じるのは鈴木亮平。これまでに、ドラマ・映画・舞台と数多くの作品で確固たる演技力を人々の目に焼き付けてきたふたりが、2009年の映画『カイジ 人生逆転ゲーム』以来13年ぶりの共演でW主演を務める。さらに、映像を中心に活躍し、舞台は2015年の「禁断の裸体」以来の出演となる若手実力派俳優・野村周平、透明感の中に芯の強さが混在する独特の空気感で様々な役を演じ分ける中村ゆり、舞台を軸に様々な作品に出演し、近年はフィジカルシアター的要素を持つ作品でも活動する宮下今日子、大人計画に所属し、映像でも個性豊かな存在感を放つ池津祥子、芸人としてはもちろん俳優としても多彩な藤井隆、そして、シアターコクーンには「プレイヤー」以来5年ぶり、年齢と共に役の幅が広がり魅力が増すベテラン・仲村トオルが出演。他に、着実に活躍の場を広げる注目の若手、土居志央梨、芋生悠、北香那など、幅広い層からこれ以上ない豪華キャストが顔を揃えた。以下、演出の蓬莱とW主演を務める天海、鈴木の2名からコメントが届いている。<コメント>■作・演出:蓬莱竜太上京し、演劇の専門学校で学んでいた20数年前。シアターコクーンは「いつか辿り着けたら素晴らしい場所」でした。お話をいただいた時は、素直に「演劇を続けてきて良かった」と感激し、自分が年を取ったことを実感した次第です(笑)。今は心地よい緊張感と共に、劇場に見合うスケールの大きな演劇的遊びを天海祐希さん、鈴木亮平さんら素晴らしい俳優陣といかに繰り広げられるかと、うずうずしている最中です。天海さんは劇団公演を観てくださっていたうえ、“広島が舞台の西部劇”という設定を面白がり、参加を決めてくださいました。エンタテイメントの第一線で活躍し続ける豊富な経験から、僕が教えていただくことも多いと思っています。鈴木さんとは2019年に舞台でご一緒しており、出身や年齢が近いせいか、最初からなんでもフラットに話せた。真っ直ぐに役と作品に取り組む姿勢が信頼でき、一緒に稽古することが今回も非常に楽しみです。今作は縁あって長く関わっている広島の劇場の、地元演劇人を育成する事業の中で生まれました。劇団作品でもそうですが、僕は戯曲が必要とされる限りは更新し、上演の機会を探りたいと考え、実践してきた。今回も新たな座組と劇場で、『広島ジャンゴ』を生み直したいと考えています。困難の多い時代。それでも諦めずに闘う人々を力一杯応援したいという願いを、僕はいつも作品に込めています。今回ご覧いただくお客様にも、その願いが届けられたら何よりの喜びです。■天海祐希日本中の方々が忍耐と努力を重ね、ようやく劇場に100%のお客様を迎えられるようになった今。3年ぶりの舞台に自分が立てることに心から感謝しています。蓬莱さんの作品は劇団公演をいくつか拝見しており、伏線の回収が巧みな戯曲と、俳優、特にオジサマたちを輝かせる演出が魅力的だと思っていました。加えて深い演劇愛も感じられ、ご一緒できることが非常に楽しみです。広島を舞台にしたウエスタンで女ガンマンを演じる。全く経験のない設定と役柄ですが、鈴木亮平さんや仲村トオルさんはじめ、共演の皆さんが魅力的なことが大きな支え。蓬莱さんと皆さんへの信頼を胸に、精一杯作品に挑む所存です。蓬莱さんは、登場人物たちが大きな困難に直面しながらも、その先に希望を見出す物語を紡ぐ方。お客様を存分に楽しませたうえ、小さな希望もお持ち帰りいただければ幸いです。■鈴木亮平「また蓬莱さんと舞台でご一緒できれば」と密かに考えていたところ、思いのほか早く機会が巡って来ました。人間の暗部にまで視線を注ぐ深い洞察力、独特のユーモア、重い設定を最終的にはエンタテイメントに仕上げる手腕。蓬莱さんの、お客様を楽しませようという強い想いは俳優としてとても魅力を感じますし、世代も近く、作品づくりを一緒に突き詰めながら楽しめる貴重な劇作・演出家だと思っています。西部劇、しかも「馬」も演じるのは初めてのこと。劇場でナマの舞台を観劇する。その瞬間にしか感じられない、言葉にならないほどの衝撃や感動があると僕は思っています。感動をお客様にしっかり伝えられるよう、全力で作品に挑みます。一人でも多くの方に、その時間を共有していただけたら何よりの喜びです。【公演概要】COCOON PRODUCTION 2022『広島ジャンゴ2022』作・演出:蓬莱竜太出演:天海祐希鈴木亮平野村周平中村ゆり土居志央梨 芋生 悠北 香那辰巳智秋本折最強さとし江原パジャマ川面千晶エリザベス・マリー小野寺ずる筑波竜一木山廉彬林 大貴宮下今日子池津祥子藤井 隆仲村トオルミュージシャン:熊谷太輔(Dr)河村博司(Gt)■東京公演公演期間:2022年4月5日(火)~30日(土)全29回会場:Bunkamuraシアターコクーンチケット発売日:2022年2月20日(日) 10:00~ ※2月21日以降の販売は残席がある場合のみ取扱い有チケット料金:S席 11,000円、A席 9,000円、コクーンシート5,500円(全席指定・税込)※コクーンシートは、特にご覧になりにくいお席です。ご了承の上、ご購入ください。 ※未就学児童の入場はご遠慮いただいております。チケットに関するお問合せ:Bunkamuraチケットセンター03-3477-9999(10:00~17:00)公演に関するお問合せ:Bunkamura03-3477-3244(10:00〜18:00) 主催 / 企画・製作:Bunkamura※各営業時間は変更となる可能性がございます。詳しくはホームページにてご確認ください。■大阪公演公演期間:2022年5月6日(金)~16日(月)チケット発売日:2022年4月3日(日) 10:00~会場:森ノ宮ピロティホール主催:サンライズプロモーション大阪
2021年12月03日大阪土産の定番「551 蓬莱」創業者の孫が手掛ける豚饅専門店「羅家 東京豚饅」が、2021年11月25日(木)より東京・恵比寿にオープン。「551 蓬莱」創業者の味を再現した豚饅専門店「羅家 東京豚饅」“大阪のソウルフード”として知られる「551 蓬莱」の豚饅。甘い玉ネギとジューシーな豚肉、これら2つのシンプルな具材を使った餡をほんのり甘い生地で包み込んだ、ボリューム満点の1品だ。豚饅は、1つ1つ職人による手包みによって作られており、当日に生産・販売され、毎日約17万個も販売されているという。そんな豚饅が、東京でも味わえる。今回オープンする「羅家 東京豚饅」は、「551 蓬莱」創業者の味を再現した、豚饅専門店だ。まるで台湾現地の様な雰囲気漂う内装の店舗で自慢の豚饅の数々を提供する。ジューシー豚肉&玉ねぎを“ふわモチ”の皮で包んだ豚饅看板メニューとなる豚饅は、厳選された質の高い豚肉と玉ねぎの2種類のみを使用。ジューシーな豚肉とシャキシャキの玉ねぎを包み込むネタ(皮)にもこだわり、鮮度や発酵具合を徹底的に管理することで、当日の生産・販売を実現。ふわふわ&モチモチ食感の出来立ての味わいを楽しめる。また、定番の豚饅の他に、同店オリジナルの餡を使用した豚饅もラインナップ。胡椒のスパイシーな味わいが口いっぱいに広がる「黒胡椒豚饅」や、プリっとした海老の食感と旨みが堪らない「XO 蝦豚饅」を用意する。なお、「黒胡椒豚饅」と「XO 蝦豚饅」は豚饅小 Bセットでのみ楽しむことが可能だ。台湾ビールやレモンサワーも提供豚饅各種に加え、台湾ビールやレモンサワーも販売。豚饅と相性抜群なドリンクで気軽に一杯楽しむのもおすすめだ。【詳細】豚饅専門店「羅家 東京豚饅」オープン日:2021年11月25日(木)住所:東京都渋谷区恵比寿1-5-2 こうげつビル 1F営業時間:11:30~21:00定休日:なしTEL:03-3441-0551価格例:・豚饅(1個) 200円・豚饅小 セットA(豚饅8個)720円、セットB(豚饅4個、黒胡椒豚饅2個、XO蝦豚饅2個)1,200円・饅頭(6個) 300円・台湾ビール 400円・レモンサワー 400円・ハイボール 400円
2021年11月15日長年、大阪土産のエースとして君臨してきた、『551 蓬莱』の豚饅。東京駅をはじめ、新幹線が通る駅では『551 蓬莱』の紙袋を手にした人をよく見かけます。『大阪府民のソウルフード』とも呼ばれている『551 蓬莱』の豚饅が、よりその名を広めるかもしれません…!なんと、2021年11月25日に、『551 蓬莱』の創業者である羅邦強さんの孫が監修した『羅家 東京豚饅』が、恵比寿にオープンするというのです。直伝のレシピを完全再現『羅家 東京豚饅』は、羅邦強さんの孫・羅直也さんが直伝のレシピを完全再現した豚饅専門店。本家『551 蓬莱』が東京に進出するわけではないものの、創業者考案のレシピを再現した完全無添加の豚饅が味わえるとあり、期待の声が寄せられています。さらに、『羅家 東京豚饅』では、熟練の点心職人と何度も試作を重ね、定番の豚饅以外に新たな豚饅の味も登場するとのこと。1つ目はスパイシーな味わいがクセになる『黒胡椒豚饅』。そして、2つ目は海老の食感と海鮮の旨みを最大限に生かした『XO 蝦(えび)豚饅』です。なお、大きさは通常の1/3のサイズになっており、8個セットでの販売となります。期待が高まる大阪の味創業者考案のレシピを完全再現したとあり、早くもネット上で話題沸騰の『羅家 東京豚饅』。「大阪府民はレシピが外にもれることをどう思っているのか…」と困惑の声も寄せられているほどです。・東京でも味わえるとか、どんなご褒美!・レシピを完全再現とか、関西にとったら国宝クラスの流出劇では。・出来立てが食べたかったんだよ、こっちは!だから今回の新オープンは最高でしかない。テイクアウトはもちろん、イートインスペースもあるため、その場で出来立てを食べることも可能。オープンまで、指折り数えて待つ日々が続きそうです…![文・構成/grape編集部]
2021年11月13日国内外に多大な影響を与えた映画監督・黒澤明の名作を舞台化する『醉いどれ天使』の製作発表会見が7月19日、都内で行われ、脚本の蓬莱竜太、演出を担当する三池崇史、出演者の桐谷健太、高橋克典、高島政宏、佐々木希、田畑智子、篠田麻里子が一堂に会した。原作は黒澤監督と、同じく海外にもその名をとどろかせた名優・三船敏郎が初タッグを組み、1948年に公開された映画『醉いどれ天使』。戦争帰りのやくざで闇市の顔役・松永と、酒好きだが一流の腕を持つ町医者・真田の姿を通じて、戦後の混沌に生きる人々の葛藤を鮮やかに描き出した傑作が、2021年9月に明治座、10月に新歌舞伎座にて復活を遂げる。かつて三船が演じた松永に扮する桐谷は「蓬莱さんの本当にすばらしい脚本、鬼才の三池さん、個性豊かで魅力的なキャストの皆さんとご一緒できるのは、心からうれしい。このメンバーなら最高傑作になります!」と早くも気合い十分。「名作映画の舞台化ですが、まったく違う魅力的な作品をお見せできると思います。僕自身、ワクワクしていますし、ご覧になる皆さんに『幸せに強く生きてみよう』と思ってもらえるエネルギーを惜しみなく出し切りたい」と力強く抱負を語った。脚本を手がけた蓬莱は「抗えない時代を生きるしかない人々の姿は、コロナ禍を生きる現代人にもリンクしている。そこは意識しました」といい、「登場人物のモノローグを多く利用していて、映画では描き切れない心情を、役者がどう音に出して吐露するかが、この舞台のリズムになっている。昔ながらの演劇的手法だが、恐れずに大胆にやってみようと思った」と舞台ならではの脚色のこだわりを語った。「本業ではないので、思いっきり、全力でやっていこうと思います」と決意を語る三池は、「人気・実力があるのはもちろん、それぞれ違った生き方をしてきた役者たちが舞台上ですれ違い、交錯する。蓬莱さんの脚本にも通じるものがあると思うので、ぜひ劇場で目撃してもらえれば」とアピール。「許されるなら、蓬莱さんのすばらしい台本を今ここでお配りしたいほど。これで(観客の)心が揺れなければ、すべて自分の責任なので、非常に緊張している」とも明かし、「舞台の上で、自分自身をさらけだしてもらう。演じている人間そのものが“むきだし”になる舞台にしたい」と闘志をみなぎらせた。高橋は『映画 サラリーマン金太郎』で三池監督とタッグを組んでおり、「あのときは不完全燃焼だった」と振り返り、「若い頃から何度も見ている黒澤作品、しかも真田を演じられるなんて。楽しみでなりません」と武者震い。松永の兄貴分・岡田を演じる高嶋は「映画界で崇拝する黒澤明監督、そして三池崇史監督と関われるなんて。マネージャーから連絡を受けて『えっ、うそだろ』と叫んでしまった。三池監督の映画に出たかったですし、それがまさか舞台で実現するなんて」と興奮しきり。同時に「この興奮を空回りさせないようにしたい」と気持ちの高ぶりを抑えていた。松永の幼なじみ・ぎんを演じる佐々木は「心も体も限界寸前の松永に寄り添いながら、たくましく生きる女性を一所懸命に演じたい」と意気込みのコメント。「明治座は初めてですし、三池さん、蓬莱さん、それに映画の舞台化も初めてで、もう楽しみがいっぱい」(田畑)、「久しぶりの舞台で、不安もありワクワクドキドキしています。戦後に生きる女性を私なりに演じ、千秋楽まで無事に走り抜きたい」(篠田)と共演陣も期待に心を躍らせていた。撮影:田中亜紀取材・文:内田涼【公演概要】舞台『醉いどれ天使』原作:黒澤明 植草圭之助脚本:蓬莱竜太 / 演出:三池崇史出演:桐谷健太 高橋克典佐々木希 田畑智子 篠田麻里子高島政宏渡辺光 黒石高大 高橋里恩 西沢仁太 安藤瞳 菊池日菜子 澤竜次テイ龍進 染谷俊之 / 原金太郎 陰山泰 梅沢昌代※高島政宏、高橋里恩の「高」ははしご高公式サイト: ●東京公演開催日:2021年9月3日(金)~20日(月・祝)会場:明治座開演時間:12:00 / 17:00料金(税込):S席 14,000円 / A席 7,000円●大阪公演開催日:2021年10月1日(金)~11日(月)会場:新歌舞伎座開演時間:12:00 / 17:00料金(税込):S席 14,000円 / A席 7,000円 / 特別席 14,500円
2021年07月19日舞台『醉いどれ天使』が2021年9月3日(金)から9月20日(月・祝)まで東京・明治座で、10月1日(金)から10月11日(月)まで大阪・新歌舞伎座で上演される。桐谷健太、高橋克典、佐々木希らが出演し、脚本は蓬莱竜太、演出は三池崇史が務める。黒澤明の映画『醉いどれ天使』舞台化1948年に公開された映画『醉いどれ天使』は、世界中に大きな影響を与えた名匠・黒澤明と、その多くの作品で主演を務めた名優・三船敏郎の二人が初めてタッグを組んだ作品。戦後の混沌とした時代に生きる人々の葛藤をドラマチックに描き、今なお傑作として多く人から愛されている。実は『醉いどれ天使』は公開当時、黒澤明の手によって舞台化された記録が残っている。当時の映画界は、大規模な労働運動によりスタッフや俳優達が窮状に陥っており、そんな彼らを救うため、黒澤明を中心に劇団が編成され、舞台作品として上演されたのだ。今回は、数年前に脚本が偶然発見されたことをきっかけに再び舞台化されることに。“日本映画史上最強コンビ”の原点ともいえる作品が、豪華スタッフ・キャストによって満を持して蘇る。演出三池崇史&脚本蓬莱竜太で演出を担当するのは、映画『テラフォーマーズ』『クローズZERO』を手掛けた海外での評価も高い三池崇史。脚本は、演劇界のみならず、映画『劇場』の脚本を務めるなど映像作品でも活躍する蓬莱竜太が担当する。桐谷健太・高橋克典・佐々木希らが出演出演は、『ビジランテ』『火花』の桐谷健太をはじめ、高橋克典、佐々木希、田畑智子、篠田麻里子、髙嶋政宏など、個性豊かなキャストが集結。戦後の混乱にありながらも強く生きる人々の姿を描いた『醉いどれ天使』を圧倒的な熱量で描き出す。『醉いどれ天使』あらすじある夜、銃創の手当てを受けに、闇市の顔役の松永(桐谷健太)が真田(高橋克典)の元へやってくる。真田は闇市の界隈に住む人々を診る町医者で、酒が好きで口は悪いが、心根は優しく一流の腕の持ち主。顔色が悪く咳込む松永を、診療所で住み込みで働く美代(田畑智子)も心配する。一目見て肺病に侵されていると判断し真田は治療を勧めるが、松永は言うことを聞かずに診療所を飛び出し、居酒屋で働く同郷の幼馴染ぎん(佐々木希)を訪れ、闇市の様子を見回るのだった。しかし、着々と病魔が松永を蝕み、ダンサーの奈々江(篠田麻里子)は彼から離れていく。一方、松永の身を案じるぎんは、心の内で松永への想いが膨らんでいく。戦後の混乱の中、松永の采配によって落ち着きを保っていた闇市だったが、松永の兄貴分の岡田(髙嶋政宏)が出所し、闇の世界の力関係に変化が起きていくのであった・・・作品詳細『醉いどれ天使』原作:黒澤明、植草圭之助脚本:蓬莱竜太演出:三池崇史出演:桐谷健太、高橋克典、佐々木 希、田畑智子、篠田麻里子、髙嶋政宏ほか美術:堀尾幸男音楽:遠藤浩二振付:南流石人物デザイン監修:柘植伊佐夫他■東京公演上演期間:2021年9月3日(金)~20日(月・祝)会場:明治座開演時間:12:00/17:00料金:S席14,000円、A席7,000円■大阪公演上演期間:2021年10月1日(金)~11日(月)会場:新歌舞伎座開演時間:12:00/17:00料金:S席14,000円、A席7,000円、特別席14,500円
2021年06月20日井上芳雄が主演する新作舞台『首切り王子と愚かな女』が2021年6月15日(火)、PARCO劇場で開幕した。井上と、劇作家・演出家の蓬莱竜太とが6年ぶりにタッグを組んだ、ダークファンタジーだ。初日を前に、出演者らの取材会と公開ゲネプロ(総通し舞台稽古)が行われた。物語の舞台は、雪深い暗い王国ルーブ。人格者だった先王バルが早くに没してから20年、女王デン(若村麻由美)が「永久女王」としてルーブを統治していたが、溺愛していた第一王子ナルが病に倒れてからは、国を見なくなり、城に閉じこもってしまっていた。『首切り王子と愚かな女』ゲネプロより撮影:五月女菜穂反乱の機運が高まる中、幼い頃に「呪われた子」とされ、城から遠ざけられていた第二王子トル(井上芳雄)が呼び戻された。使命に燃えたトルは反乱分子を次々に処刑し、「首切り王子」として恐れられるように。そして、トルは、自ら命を断とうとしていた娘ヴィリ(伊藤沙莉)に興味を持ち、彼女に召使いとして自分に仕えるよう、命令してーー。『首切り王子と愚かな女』ゲネプロより撮影:五月女菜穂時代も場所も架空の世界の話ではあるが、そこで描かれる野望や愛憎、孤独や生死は、普遍的なもの。井上は「ファンタジーはファンタジーなんですけど、やっぱり蓬莱さんの作品なので、ただ楽しいものにはなっていない」とした上で、「自分だけが頑張らなきゃいけないということではなくて、僕が上の世代にしてもらったように、下の世代に託したり、つないだりしていかないといけないと思うような結末。きっと見ている人それぞれに刺さる部分がたくさんある作品だと思う」と語った。『首切り王子と愚かな女』取材会より、井上芳雄撮影:五月女菜穂井上は、「首切り王子」として恐れられ、傍若無人で残忍な王子という設定ではあるのだが、その内に秘める深い孤独を丁寧に魅せた。自身、「オファーが最近来ない」という久しぶりの王子役で、「僕の王子役の集大成というぐらいの気持ちでやりたい」と意気込んでいた。『首切り王子と愚かな女』取材会より、伊藤沙里撮影:五月女菜穂4年ぶりの舞台出演で「シンプルに吐きそう」と心境を語った伊藤沙莉だが、小さな身体から発せられるエネルギーとハスキーボイスが魅力的なヴィリを熱演。共演する若村麻由美も「誠実にストレートに生きていく彼女にぴったりのヒロイン」と評するほど。伊藤は、作品について「とても大切で、大好きな作品。このご時世、この時代だからこそ届いて欲しいなと思う」。演出も面白い。舞台上にあるのは、木製のブロックで組み立てられた可動式の簡素な舞台装置と、ビニールシートで囲まれた役者の“楽屋”。まるで、稽古場をそのまま舞台上で再現しているかのよう。開演5分前になると、出演する役者たちが衣装や小道具を“楽屋”に持ち運んで、芝居の準備を始める。台本を開く者、飲料を口にする者、まっすぐ前を向いて集中する者。役者たちのオンとオフの顔が垣間見られる仕掛けとなっている。この演出について、蓬莱は「演劇の想像力の豊かさをそのまま舞台で表現したいと思った。稽古場からスタートして、このシンプルなセットがどういう風にファンタジーの世界に見えていくのか。その過程が見えたら」などと解説していた。『首切り王子と愚かな女』取材会より、蓬莱竜太撮影:五月女菜穂取材会の終わりに、井上は「とても刺激的な作品が生まれている。セットのアイデアも含めて、いろいろなチャレンジングがあって、それがどうお客様に届くのか、どう受け取ってもらえるのか、すごく楽しみ。決して長い公演期間でもないし、『みなさん、来てください!』と大声で言える状況ではないが、普通の声量で『来てください』と言いたい。みなさんと会えるのを楽しみにしています!」と観客へのメッセージを話していた。『首切り王子と愚かな女』取材会より、左から蓬莱竜太伊藤沙里井上芳雄若村麻由美撮影:五月女菜穂上演時間は、1幕約1時間15分、20分の休憩を挟んで、2幕約1時間10分。その他の出演者は、高橋努、入山法子、太田緑ロランス、石田佳央、和田琢磨ら。東京公演は7月4日(日)まで。その後、大阪、広島、福岡で公演が予定されている。取材・文・撮影:五月女菜穂『首切り王子と愚かな女』作・演出:蓬莱竜太出演:井上芳雄伊藤沙莉 /高橋努入山法子太田緑ロランス石田佳央和田琢磨 /若村麻由美 / 他【東京公演】2021年6月15日(火)~2021年7月4日(日)会場:PARCO劇場【大阪公演】2021年7月10日(土)・11日(日)会場:サンケイホールブリーゼ【広島公演】2021年7月13日(火)会場:広島JMSアステールプラザ 大ホール【福岡公演】2021年7月16日(金)・17日(土)会場:久留米シティプラザ ザ・グランドホール※蓬莱竜太の「蓬」は一点しんにょうが正式表記
2021年06月16日舞台『首切り王子と愚かな女』の公開ゲネプロが15日に東京・PARCO劇場で行われ、井上芳雄、伊藤沙莉、若村麻由美、蓬莱竜太(作・演出)が取材に応じた。同作は岸田國士戯曲賞や読売演劇大賞優秀演出家賞ほか受賞の蓬莱竜太氏が作・演出を手掛けるオリジナル作。架空の国・ルーブを舞台に、傍若無人な首切り王子・トル(井上)と、死のうとしていた女・ヴィリ(伊藤)が出会ったことから始まる、王国を取り巻く物語を描く。ほか高橋努、入山法子、太田緑ロランス、石田佳央、和田琢磨らが出演する。井上は「こういう中でとにかく今日までこぎ着けた、一人も欠けることなく公演を迎えられたことが嬉しいです」と喜び、伊藤は「舞台が4年ぶりなのでちょっとシンプルに吐きそうなんですけど、この作品がとっても大切だし、大好きなので、本当にたくさんの方々に観て頂きたいです。この時代だからこそ、たくさんの方に届いてほしいと思うので、精一杯、頑張ります」と意気込んだ。「ミュージカル界のプリンス」と言われる井上だが、久しぶりの王子役について「蓬莱さん的には僕のフィールドに寄ってくれたところがあるらしいんだけど、設定が王子ってことくらいかな」と苦笑。「『これこそ王子なんじゃないかな』と思ってやっているので、僕の王子役の集大成として」と笑いつつ、「まあ別に(王子の)オファーもそんなに来ないんですけども、それくらいの気持ちでやりたい」と語る。そんな井上について、伊藤は「私が取材を受ける時に、わざわざ来て挨拶してくださって、本当に王子様。見た目も中身も王子様だなと思うんですけど、この世界の王子をやるのにも特に違和感のない感じはしていて。別に傍若無人と言ってるわけじゃなくて、すごく切ない顔とかそういうのがすごく似合う人だなあって。笑顔も素敵ですけど、そういうところにも注目してほしい」と語る。若村も「王子は王子です。首切りだろうがなんだろうが王子は王子で、いいやつというのがにじみ出てくる。ある意味、かわいそうな王子というのが出てくる」と表していた。井上は作品に共感する部分として「今の自分の年齢だからこそ重ねられるところがある。自分が引っ張らなきゃというだけじゃなくて、年齢が上がってくると、もっと若い人たちに託したり、繋いで行ってもらうということも。上の世代にしてもらったように、僕もしないといけないんだなというのを思うような結末」と明かす。「癇癪持ちで傍若無人」というキャラクターの性格については「実際のところは全然ないですけど、願望があるんだなという気がします。すごく気持ち良い。舞台上でそれをやってるので、ふだんはより優しくなれると思います」と自己フォローも。また、特徴的なセットについて演出の蓬莱が「演劇の想像力の豊かさということをそのまま舞台にあげたかった。稽古場をそのまま再現して、そこからどうお客さんにファンタジーの世界に見えてくのかという演出をしたいというのはありまして、帝国劇場とかでは絶対にあり得ないセット」と言うと、井上も「まあ、見たことないですね」と同意。蓬莱は「役者が稽古場を見ているという状態で始まり、出たり入ったりするんですけども、そういうオフの役者の姿と、オンになる瞬間を同時に見られる。『こういうことをやりながらファンタジーの世界を生きて作っているんだ』と。見てくれる人もだんだんそういう世界に見えて来るというのができたらいいな」と意図を説明し、「まあ、多分トイレに行きたくなったりしたらしれっといなくなったりする。水を飲んだり台本を読んだりするかもしれない」と行動を予想する。開演前のスタンバイ状態からも見られると言うことで、若村は「5分前から出ているということを伝えてください。ちゃんと間に合うように来たのに、『あの人、遅れてきた』って、ほかのお客さんに思われないようにしてあげてほしいな」と希望していた。東京公演はPARCO劇場にて6月15日~7月4日、大阪公演はサンケイホールブリーゼにて7月10日~11日、広島公演はJMSアステールプラザ 大ホールにて7月13日、福岡公演は久留米シティプラザ ザ・グランドホールにて7月16日~17日。
2021年06月16日井上芳雄が信頼を寄せる作・演出家、蓬莱竜太と6年ぶりにタッグを組む舞台『首切り王子と愚かな女』が6月に上演される。“ミュージカル界のプリンス”と呼ばれる井上の、プリンスではない個性派俳優としての顔を引き出してきた蓬莱が、今回井上に用意したのはなんと“王子”役。ただその王子も、やっぱり一筋縄ではいかないキャラクターのようで……。井上に、作品に対する期待や意気込みを訊いた。井上と蓬莱の出会いは2009年の舞台『Triangle~ルームシェアのススメ~』(蓬莱が脚本を担当)。この時に「すごく面白くてびっくりして、そこから蓬莱さんの作品を観に行くようになりました」という。その魅力については「よく言われていることですが、緻密な人間関係を描き、みんな感じてはいたけれど、見て見ぬふりをしていたようなことを物語の中でバンっと提示するところが魅力。でも作風は実は一作ずつ全然違っていて、常に新しくなり続けている。最近も劇団で人形劇ムービー(しがらみ紋次郎~恋する荒野路編~)を作っていらっしゃいました。挑戦し続けているところが、カッコいいですね」と話す。今回も蓬莱としては異色の、架空の王国を舞台にした大人のファンタジー。癇癪持ちで自分勝手、反乱分子の首を次々に落とす“首切り王子”と、生きる理由がわからず死のうとしている“愚かな女”をめぐる物語だ。井上は「僕、ネタでよく「自分は20年プリンスをやっています」みたいなことを言っていますが、実際、もうそんなに王子役って来ないんです。久しぶりに王子役が来たと思ったら“首切り王子”でした(笑)」と笑いながらも、演じる役柄を楽しみにしている様子。「僕はどうしても、正しい側の人を演じることが多いのですが、蓬莱さんは毎回そうじゃない役をくれる。今回もどうやら、複雑な設定がある模様です。こういうおとぎ話風のものを書くのは初めてだと仰っていましたが、やっぱりその中での人間模様は蓬莱さんらしく、痛いところを突いてきます。もともと蓬莱さんは「こんな時期だし、楽しいものが書きたい」と仰っていたのに、蓋を開けてみたら、全然楽しいだけの話じゃなかったのですが(笑)、僕としても人間の悲しさとか、愚かだけど可笑しいという面を演じられたら、と思っていますので。こういう役柄に挑戦できるのは、役者として嬉しいです」。王子と運命的に出会う“愚かな女”を演じるのは伊藤沙莉。「とても旬の……もちろん子役からずっとやってきての今だと思いますが、今、勢いがあって実力もある女優さん。芸歴が長い大女優みたいなところと、これからが期待される若い方だという、どちらの魅力もある。ご一緒するのが楽しみです。」『首切り王子と愚かな女』は6月15日(火)から7月4日(日)まで東京・PARCO劇場にて上演。その後大阪、広島、福岡公演も予定している。取材・文:平野祥恵
2021年06月07日PARCO Produce 2021『首切り王子と愚かな女』の東京公演が6月15日(火)~7月4日(日)、PARCO劇場で上映される。この度、本作のビジュアルが完成し、全キャストとともに発表となった。本作は劇作家・演出家の蓬莱竜太と井上芳雄が、2015年の『正しい教室』以来、6年ぶりに再び手を組んで贈る大人のファンタジーである。劇団モダンスイマーズや数々の外部作品の作・演出と演劇界のみならず、映画『劇場』の脚本や配信中の人形劇ムービー『しがらみ紋次郎~恋する荒野路編~』での初監督と、表現の幅を広げている蓬莱。PARCO劇場には「鶴屋南北戯曲賞」を受賞したパルコ・プロデュース『母と惑星について、および自転する女たちの記録』以来、5年ぶりの登場となる。そして永遠のミュージカル界のプリンス・井上芳雄と注目を集める個性派女優・伊藤沙莉がストレートプレイで初共演。井上といえばミュージカル界を代表する俳優のひとり。しかしパルコ・プロデュースによるミュージカル作品は、真っ向から正統派王子役に挑んだ『シンデレラ・ストーリー』のみ。個性派俳優としての彼のポテンシャルを理解し、その表現のバリエーションを開拓する意味でも、今回はあえてイメージとは異なる配役での抜擢だ。『首切り王子と愚かな女』では魑魅魍魎が渦巻く王室を舞台に、腹に一物ある大人たちがあの手この手で陰謀や裏切り、忖度、愛憎、競争をたくらみ、のしあがる。そんな大人たちのほとばしる欲望をシニカルな笑いをまぶしながら描き、黒いことを面白く、難しいことをわかりやすく、いつの世にもあり得る愚かさ、おかしさを表現。井上芳雄と蓬莱竜太が6年ぶりのタッグで描く、ブラックで人間の真実に迫る“現代の寓話”に期待したい。スタッフと出演者のコメントは以下の通り。<蓬莱竜太>劇場に足を運ぶ、そんな行動すら以前より能動的なエネルギーが必要な時代になりました。だからこそシンプルに、観てよかった、足を運んでよかったと思ってもらえる作品を創りたい。「面白い」とは何か、井上芳雄くん、伊藤沙莉さんを中心に悩んでいこうと思います。子供が観ても面白い大人の寓話。幅の広いキャステイングなので、僕もやったことのないことに挑戦してみたいと思っています。今必要なのは「リアル」より「ファンタジー」なのかなと。どうなることやら楽しみに来てください。<井上芳雄>パルコ劇場で蓬莱さんと一緒にやらせてもらうのも、もう4回目になります。毎回見事に異なる、でもそれぞれ強いイメージが残る作品でした。今回もまた新たな座組みで、新しい作品にチャレンジできて幸せです。蓬莱さんが今、何を面白いと思っているのか、とても興味があります。現在の世の中だからこそ、演劇だからこそできることがあると信じて、その世界に全身で飛び込みたいです。<伊藤沙莉>いつか出演させて頂きたいとずっと思って、目標の一つにしていた蓬莱さんの作品への出演が、やっと叶う喜びと共に一気に緊張感が高まっています。しかし、こういうタイミングで蓬莱さんから生まれる作品に携われることを嬉しく有り難く思いました。精一杯頑張ります。届けます。宜しくお願い致します。<若村麻由美>17歳の時にふらりと当日券で入ったパルコ劇場。無名塾公演『ハロルドとモード』のあの感動!そこから私の役者人生は始まった。思い入れ深いパルコ劇場が生まれ変わり、念願の蓬莱さんのオリジナル作品にお声掛けいただき光栄です。しかもファンタジー?女王役も初体験!デビット・ヘアのふたり芝居『プレス・オブ・ライフ』(2014年)以来の蓬莱演出に胸が高鳴ります。スタッフキャスト観客がひとつになる、劇的なる場の醍醐味を存分に味わいたいと思います。<高橋努>蓬莱さんと仕事をするのは5本目。毎回私という俳優の知らなかった部分を引き出してくれ、発見と驚きの連続だが、もっとずっと先を見ている蓬莱さんを必死に追いかけるような感覚で稽古をすることが必要。心と体と頭と神経が疲弊し、無性に酒が飲みたくなる(笑)。この1年と数ヶ月、私は生活の「楽しみ」が減少した。色んな人たちと会うことも、仕事が入っている時の外食も、自粛しなければならない。そんなこの頃。お客様の「楽しみ」の一端になれれば。観劇後にもジワる「楽しみ」になれれば、この上幸せなことはない。蓬莱さんの新作、新PARCO劇場、「楽しみ」な作品になるのは確実である。<入山法子>蓬莱さんが目の前でまばたきをするたびに、私は自分が発した言葉に嘘はなかっただろうかと自問する。見られたくない部分を隠したり、守ったりすることが、全く無意味な人だからだ。いつか出させてくださいと何度も本気で言ってきたけど、いざその夢が叶うのだ!と思うと、興奮と同時に、蓬莱さんの描く人間の渦の中に素直に存在していられるか、怖さも押し寄せる。夢が夢のまま終わらぬよう、今、舞台に立てることを心から感謝して、防具を持たず、全力で挑みます。<太田緑ロランス>プロットを読んだ時から、ドキドキと、ワクワクが止まりません。蓬莱さんとは4度目ですが、いつも思いがけない役を書いて下さいます。今回はずば抜けて思いがけません。ファンタジーらしく、既存の枠やルールを飛び越えた世界の中で、自分のリミッターも外して、思い切り遊びたいです。早く皆さんと稽古場であーだこーだ試して、ダントツに思いがけない人物をお見せしたいです。今の私のドキドキワクワクがお客様のものとなるために。<石田佳央>まず、この作品に参加できる事を非常にうれしく思いますし、舞台に立てることに感謝します。当たり前の事が当たり前ではなくなり、観劇することも何かと大変になってしまった現在。それでも観劇してくださる方々に、観て良かった!面白かった!と感じてもらえるように、共演者スタッフと共に創っていきたいと思います。僕自身もどんな作品になるのか、とても楽しみです!どうぞご期待ください!<和田琢磨>和田琢磨と申します。今回、井上芳雄さんをはじめとする、魅力的で素晴らしい方々と一緒に作品をつくる機会を頂き大変光栄に思います。劇場での生のお芝居を皆様に楽しんでいただけるよう、1日1日の稽古を大事に取り組んで参りたいと思います。■公演情報PARCO Produce 2021『首切り王子と愚かな女』<東京公演>6月15日(火)~7月4日(日)会場:PARCO劇場公式サイト: 料金:12,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可U-25チケット6,000円(観劇時25歳以下対象、要身分証明書、当日指定席券引換 / 「パルステ!」、チケットぴあにて前売販売のみ)一般前売開始:5月8日(土)<大阪公演>7月10日(土)13時~・18時~7月11日(日)13時~会場:サンケイホールブリーゼ料金:12,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可<広島公演>7月13日(火)会場:JMSアステールプラザ 大ホール料金:12,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可<福岡公演>7月16日(金) / 7月17日(土)会場:久留米シティプラザ ザ・グランドホール料金:12,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可
2021年04月22日ミュージカル界のプリンス・井上芳雄と、若手実力派女優・伊藤沙莉が初共演する舞台「首切り王子と愚かな女」の上演が決定した。本作は、劇作家・演出家の蓬莱竜太と、蓬莱さんとの再タッグを待望した井上さんが、「正しい教室」以来、6年ぶりに再び手を組んで取り組む大人のファンタジー作品。魑魅魍魎が渦巻く王室を舞台に、腹に一物ある大人たちが、あの手この手で陰謀、裏切り、忖度、愛憎、競争をたくらみ、のしあがろうとしていく――。そんな欲望が先走る様子を、シニカルな笑いをまぶしながら描き出していく。井上さんが演じるのは、癇癪持ちで自分勝手、傍若無人の“首切り王子”。「すべての四月のために」以来4年ぶりのパルコ・プロデュース作品出演となる伊藤さんは、その王子に慕われ、世話係にまで上りつめた貧しい村の“愚かな女”を演じる。井上さんは「蓬莱さんが今、何を面白いと思っているのか、とても興味があります。現在の世の中だからこそ、演劇だからこそできることがあると信じて、その世界に全身で飛び込みたいです」と意気込み、伊藤さんは「いつか出演させて頂きたいとずっと思って、目標の一つにしていた蓬莱さんの作品への出演が、やっと叶う喜びと共に一気に緊張感が高まっています」と心境を明かし、「精一杯頑張ります。届けます」とコメントしている。2人のほかにも、高橋努、入山法子、太田緑ロランス、石田佳央、和田琢磨、若村麻由美が出演。初の女王役に挑む若村さんは「スタッフキャスト観客がひとつになる、劇的なる場の醍醐味を存分に味わいたいと思います」と話し、「蓬莱さんと仕事をするのは5本目」だと言う高橋さんは、「お客様の『楽しみ』の一端になれれば。観劇後にもジワる『楽しみ』になれれば、この上幸せなことはない。蓬莱さんの新作、新 PARCO 劇場、『楽しみ』な作品になるのは確実である」と語っている。そして「今、舞台に立てることを心から感謝して、防具を持たず、全力で挑みます」(入山さん)、「早く皆さんと稽古場であーだこーだ試して、ダントツに思いがけない人物をお見せしたいです」(太田さん)、「観て良かった!面白かった!と感じてもらえるように、共演者スタッフと共に創っていきたい」(石田さん)、「劇場での生のお芝居を皆様に楽しんでいただけるよう、1日1日の稽古を大事に取り組んで参りたいと思います」(和田さん)と、ほかキャスト陣も意気込んでいる。なお、東京公演のチケットは、5月8日(土)に一般前売の発売が行われる。<あらすじ>大人の寓話。時代も場所も架空の王国。雪深い暗い王国。英雄であり人格者であった先王が早くに没して20年。没後、女王は彼女に取り入った大臣に政を任せ、自分は享楽の日々を過ごし、大臣もまた甘い蜜を吸っていた。民たちは税を搾り取られ、流行り病は放置され、苦しみ、疲弊していた。その王国にはさらに、馬鹿王子がいた。何不自由なく育てられ、誰の話も聞かない、何の想像力も持たない馬鹿王子だった。気に入らないものは人であろうが動物であろうが、ことごとく首をはねた。命など王子にとって大事なものではなかった。だが、女王の寵愛を受けているため、側近たちも何も言えない。王国の未来への不安が民の中にも漂っていた。ただ、唯一この馬鹿王子に意見出来る王子専門の世話係の女がいた。この女は小さな貧しい村の出身で、そのため学も教養もない。召使いの身分から王子に上手く取り入り、王子専門の世話係にまでなった女で、いまやお妃候補とまで噂されている。女は貧しく惨めな暮らしは二度としたくなかった。女は野心に燃えていた。ある日、一人の女が反乱の疑いで投獄される。それは女の憧れの姉であり、自分と家族を捨てた憎むべき存在であった…。パルコ・プロデュース「首切り王子と愚かな女」は6月15日(火)~7月4日(日)PARCO 劇場(渋谷PARCO 8F)にて上演。ほか地方公演あり。(cinemacafe.net)
2021年03月30日劇作家・演出家の蓬莱竜太とミュージカル界のプリンス井上芳雄が、2015年の舞台『正しい教室』以来、6年ぶりにタッグを組む舞台『首切り王子と愚かな女』の上演が決定した。本作は魑魅魍魎が渦巻く王室を舞台に、腹に一物ある大人たちがあの手この手で陰謀、裏切り、忖度、愛憎、競争を企み、のし上がろうとしていく欲望渦巻く姿をシニカルな笑いをまぶしながら描く大人のファンタジー。劇団モダンスイマーズや外部作品で作・演出、映画『劇場』の脚本や配信中の人形劇ムービー『しがらみ紋次郎~恋する荒野路編~』で初監督を務め、表現の幅を広げている蓬莱が、鶴屋南北戯曲賞を受賞したパルコ・プロデュース『母と惑星について、および自転する女たちの記録』以来、5年ぶりにPARCO劇場に立つ井上と共に、黒いことを面白く、難しいことをわかりやすく、いつの世にもあり得る愚かさやおかしさを届ける。さらに本作において、井上と今最も注目を集める個性派女優・伊藤沙莉がストレートプレイで初共演。井上と言えばミュージカル界を代表する俳優の一人だが、パルコ・プロデュースによるミュージカル作品は、真向うから正統派王子役に挑んだ『シンデレラ・ストーリー』の一本だけで、ほかはストレートプレイでの出演作が続いている。個性派俳優としての彼のポテンシャルを理解し、その表現のバリエーションをさらに開拓する意味でも、あえてミュージカル界のプリンスのイメージとは異なる、俳優・井上芳雄を掘り起こしてきたパルコならではの企画で贈るのが『首切り王子と愚かな女』。そのほか、高橋努、入山法子 、太田緑ロランス、石田佳央、和田琢磨、若村麻由美という豪華俳優陣が集結した本作に期待してほしい。■作・演出:蓬莱竜太劇場に足を運ぶ、そんな行動すら以前より能動的なエネルギーが必要な時代になりました。だからこそシンプルに、観てよかった、足を運んでよかったと思ってもらえる作品を創りたい。「面白い」とは何か、井上芳雄くん、伊藤沙莉さんを中心に悩んでいこうと思います。子供が観ても面白い大人の寓話。幅の広いキャステイングなので、僕もやったことのないことに挑戦してみたいと思っています。今必要なのは「リアル」より「ファンタジー」なのかなと。どうなることやら楽しみに来てください。■井上芳雄パルコ劇場で蓬莱さんと一緒にやらせてもらうのも、もう4回目になります。毎回見事に異なる、でもそれぞれ強いイメージが残る作品でした。今回もまた新たな座組みで、新しい作品にチャレンジできて幸せです。蓬莱さんが今、何を面白いと思っているのか、とても興味があります。現在の世の中だからこそ、演劇だからこそできることがあると信じて、その世界に全身で飛び込みたいです。■伊藤沙莉いつか出演させて頂きたいとずっと思って、目標の一つにしていた蓬莱さんの作品への出演が、やっと叶う喜びと共に一気に緊張感が高まっています。しかし、こういうタイミングで蓬莱さんから生まれる作品に携われることを嬉しく有り難く思いました。精一杯頑張ります。届けます。宜しくお願い致します。■若村麻由美17歳の時にふらりと当日券で入ったパルコ劇場。無名塾公演『ハロルドとモード』のあの感動!そこから私の役者人生は始まった。思い入れ深いパルコ劇場が生まれ変わり、念願の蓬莱さんのオリジナル作品にお声掛けいただき光栄です。しかもファンタジー?女王役も初体験!デビット・ヘアの二人芝居『プレス・オブ・ライフ』(14)以来の蓬莱演出に胸が高鳴ります。スタッフキャスト観客がひとつになる、劇的なる場の醍醐味を存分に味わいたいと思います。■高橋努蓬莱さんと仕事をするのは5本目。毎回私という俳優の知らなかった部分を引き出してくれ、発見と驚きの連続だが、もっとずっと先を見ている蓬莱さんを必死に追いかけるような感覚で稽古をすることが必要。心と体と頭と神経が疲弊し、無性に酒が飲みたくなる(笑)。この1年と数ヶ月、私は生活の「楽しみ」が減少した。色んな人たちと会うことも、仕事が入っている時の外食も、自粛しなければならない。そんなこの頃。お客様の「楽しみ」の一端になれれば。観劇後にもジワる「楽しみ」になれれば、この上幸せなことはない。蓬莱さんの新作、新PARCO劇場、「楽しみ」な作品になるのは確実である。■入山法子蓬莱さんが目の前でまばたきをするたびに、私は自分が発した言葉に嘘はなかっただろうかと自問する。見られたくない部分を隠したり、守ったりすることが、全く無意味な人だからだ。いつか出させてくださいと何度も本気で言ってきたけど、いざその夢が叶うのだ!と思うと、興奮と同時に、蓬莱さんの描く人間の渦の中に素直に存在していられるか、怖さも押し寄せる。夢が夢のまま終わらぬよう、今、舞台に立てることを心から感謝して、防具を持たず、全力で挑みます。■太田緑ロランスプロットを読んだ時から、ドキドキと、ワクワクが止まりません。蓬莱さんとは4度目ですが、いつも思いがけない役を書いて下さいます。今回はずば抜けて思いがけません。ファンタジーらしく、既存の枠やルールを飛び越えた世界の中で、自分のリミッターも外して、思い切り遊びたいです。早く皆さんと稽古場であーだこーだ試して、ダントツに思いがけない人物をお見せしたいです。今の私のドキドキワクワクがお客様のものとなるために。■石田佳央まず、この作品に参加できる事を非常にうれしく思いますし、舞台に立てることに感謝します。当たり前の事が当たり前ではなくなり、観劇することも何かと大変になってしまった現在。それでも観劇してくださる方々に、観て良かった!面白かった!と感じてもらえるように、共演者スタッフと共に創っていきたいと思います。僕自身もどんな作品になるのか、とても楽しみです!どうぞご期待ください!■和田琢磨和田琢磨と申します。今回、井上芳雄さんをはじめとする、魅力的で素晴らしい方々と一緒に作品をつくる機会を頂き大変光栄に思います。劇場での生のお芝居を皆様に楽しんでいただけるよう、1日1日の稽古を大事に取り組んで参りたいと思います。【公演概要】パルコ・プロデュース 『首切り王子と愚かな女』作・演出:蓬莱竜太出演:井上芳雄 伊藤沙莉高橋努 入山法子 太田緑ロランス 石田佳央 和田琢磨若村麻由美 ほか●東京公演公演日程:2021年6月15日(火)~7月4日(日)会場:PARCO劇場(渋谷 PARCO 8F)入場料金:12,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可 / U-25 チケット 6,000 円(観劇時25歳以下対象、要身分証明書、当日指定席券引換 /「パルステ!」、チケットぴあにて前売販売のみの取扱い)一般前売開始 :5月8日(土)企画・製作:パルコ公式サイト: チケットに関するお問合せ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(月〜金 12:00~15:00)公演に関するお問合せ:パルコステージ 03-3477-5858(時間短縮営業中)●大阪公演公演日程:7月10日(土)〜11日(日)会場:サンケイホールブリーゼ入場料金:12,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可問い合わせ : キョードーインフォメーション 0570-200-888(11:00~16:00 / 日曜・祝日は休業)●広島公演公演日程:7月13日(火)会場:JMSアステールプラザ 大ホール入場料金:12,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可問い合わせ:TSSイベント事務局 082-253-1010(平日10:00~18:00)●福岡公演公演日程:7月16日(金)〜17日(土)会場:久留米シティプラザ ザ・グランドホール入場料金:12,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可問い合わせ:ピクニックチケットセンター 050-3539-8330(平日 12:00~15:00)
2021年03月30日藤原竜也と鈴木亮平のW主演で昨年秋に上演された舞台「渦が森団地の眠れない子たち」のDVDが12月16日(水)にリリースされることが決定した。佐山鉄志(藤原竜也)と田口圭一郎(鈴木亮平)は、同じ団地に住む小学生。圭一郎が低学年で団地に越してきて以来、鉄志とは親友。しかし、ある事件をきっかけに2人は対立し、次第に団地の王座をかけて争うように…。「消えていくなら朝」で第6回ハヤカワ悲劇喜劇賞を受賞し注目を集める劇作家で演出家の蓬莱竜太が作・演出を務め、藤原さんと鈴木さんの同級生コンビが“小学生”役でW主演し話題となった本作。2人の芝居合戦、蓬莱さんによるただ楽しい日常だけではない、世界の縮図ともいえる子どもたちの視点から見た世界が圧倒的なリアリティで描かれ、“団地大河ドラマ”ともいうべき見応えのある群像劇が繰り広げられた。昨年10月から11月にかけて、東京・国立劇場を皮切りに、佐賀や大阪、名古屋、広島、仙台にて全36公演行われた本舞台。今回のDVDリリースでは、本編137分に加え、特典20分を収録。映像特典の内容は、藤原さん、鈴木さん、蓬莱さんによる3ショットインタビューとなっている。舞台「渦が森団地の眠れない子たち」DVDは12月16日(水)リリース。(cinemacafe.net)
2020年10月09日藤原竜也、鈴木亮平らが小学生を演じる舞台『渦が森団地の眠れない子たち』が10月4日(金)~20日(日)に新国立劇場で上演されている。脚本は劇団モダンスイマーズの蓬莱竜太の書き下ろし。子どもの目線から「団地」という閉鎖的な世界と、そこで起こる様々なドラマを群像劇として描く“団地大河ドラマ”だ。【チケット情報はこちら】渦が森団地の外から引っ越してきた、小学生の田口圭一郎(鈴木亮平)。母からは「この団地に住む親戚とは関わるな」と言われていた。それでも偶然出会ったいとこの佐山鉄志(藤原竜也)と親友になり、いつも遊ぶようになる。しかし、ある事件があり……37歳の藤原と鈴木をはじめ、大人の俳優が小学生を演じることに、演劇の醍醐味がある。藤原の出演が決まった当初、蓬莱が「演劇で竜也君と遊べないかな」と考え、小学生という設定にしたそうだ。子どもはいつも全力だ。遊ぶ時も、泣く時も、嘘をつく時も100%。主演のふたりも会見で「子どもの時はこんなふうに声をあげて泣いてたな」など振り返る。舞台上での彼らは、身体も声もしっかり大人だけれど、小学生に見える。むしろ彼らが大人だから、子どもの世界と大人の観客を繋いでくれている。団地の「キング」である鉄志は傍若無人だ。親分のように仲間を守ろうとするかと思えば、暴力的にも振る舞う。しかしひとつの事件をきっかけに、圭一郎がキングの座を脅かす存在に。対立するのは、親友だからか、血縁だからか……周囲の子ども達も戸惑うなか、キング争いは過激さを増していく。蓬莱作品は勢いがあり笑いも多い。同時に、人間の弱さをえぐり出す。客席で大笑いした後、ふと「あれ、これ笑えることなのかな」と背筋が寒くもなる。鈴木が「子どもの世界も大変。パワーバランスがある」と言うように、子ども社会にもルールがある。その中に、子ども達の不安定さが見え隠れする。しかし同時に、“大人”を演じる奥貫薫と木場勝己にも、表に出さないフラストレーションがあることが描かれる。大人も、子どもも、鬱屈した思いを抱えているのだ。ステージ上、『渦が森団地』の中心にぐるぐると渦巻かれた舞台美術に、全員が飲み込まれそうに錯覚する。しかし、子どもの世界の外に大人の世界があるように、『団地』の外にはもっと広い街がある。どうしようもなく大きな世界に影響されながらも生きなければいけないのだと、キングを巡る攻防を通して子ども達が教えてくれる。取材・文・撮影:河野桃子
2019年10月09日藤原竜也と鈴木亮平という“同級生コンビ”が舞台で共演するのは、本作『渦が森団地の眠れない子たち』が実に10年ぶり。さらに作・演出は、人間ドラマを真っ向から描く骨太な作風で、岸田國士戯曲賞を受賞するなど高い評価を得ている劇作家・演出家の蓬莱竜太。となれば、タイトルから想起するようなチャイルディッシュな内容で終わるはずもない。9月上旬、その気になる内容を確認すべく、稽古が始まったばかりのスタジオを訪れた。【チケット情報はこちら】稽古場に入ると、キャストたちが“本読み”(台本を見ながらセリフを読む)の真っ最中。しかし藤原や鈴木をはじめ全員が、まるで“立ち稽古”のように声を張り、表情豊かに会話するさまが圧巻だ。同じ団地に住む小学生という設定の佐山鉄志役・藤原と田口圭一郎役・鈴木にしても、ことさら“子供らしく”演じている様子はない。頭の回転が早く、圧倒的な力で周りの人間を掌握してゆく鉄志と、そんな鉄志たちを一歩引いて見ているかのような圭一郎。それはそのまま大人の縮図だが、時折見て取れる短絡的な行動は、彼らがまだ“子供”である証拠だ。ギャップは笑いを生みつつ、ゾッとするような怖さも含んでいて……。短い時間ながら、思わず引き込まれる稽古場見学となった。稽古後のインタビューには藤原と鈴木、蓬莱が参加。やはり気になるのは、蓬莱が“あて書き”として、藤原と鈴木を子供に設定した点だ。藤原と飲み仲間という蓬莱は「藤原さんが時々見せる子供っぽさが、僕は面白いなと感じていて。それと対比する意味でも、鈴木さんにはもともとの誠実性は保ちつつ、小さな罪を犯してしまうような役を演じてもらいたいなと。それでこういう設定になりました」と語る。藤原は「せっかく子供の頃の苦い思い出を掘り起こして蓬莱さんに2時間ほど語ったのに、全然採用してくれなかった……」と笑わせながらも、「“あて書き”というのは僕たちにとってぜいたくなこと。大きなチャンスでもあるので、蓬莱さんの期待に応えていきたい」と意気込む。鈴木もうなずきながら、「蓬莱さんの観察眼がすごいと思うのは、圭一郎が経験したことって、僕自身も確かに覚えがあるんですよ。子供の頃って苦しいこともいっぱいありましたよね。そんな生々しい気持ちと向き合って、きちんと演じなければと思っています」と話した。多くの舞台に出演してきた藤原だが、蓬莱自らの演出を受けるのは今回が初めて。「すごく新鮮だし、楽しいです。一緒にモノづくりをしていると、改めて演劇って大事だなと思うし、“ホームに戻ってきたな”という気持ち」と充実の表情だ。鈴木も「蓬莱さんは台本も演出もすごく繊細で緻密で、しかも面白い。蓬莱さんの色に染まれることが幸せだなと感じています」と語る。キャスト・スタッフともに盤石の布陣で贈る本作。その世界観が立ち現れる本番を、楽しみに待ちたい。公演は本日10月8日から20日(日)まで、東京・新国立劇場中劇場にて。その後、全国を巡演。取材・文:佐藤さくら
2019年10月08日藤原竜也と鈴木亮平が、ガチの小学生役。それも、骨太な人間ドラマを描くことに定評のある劇作家・演出家の蓬莱竜太による書き下ろし、つまり2人への“あて書き”となれば、興味を抱かずにはいられない。本作『渦が森団地の眠れない子たち』は、団地が舞台。「子どもの視点で描くと、団地の世界は、戦争、恋愛、ファンタジー、ホラー、恐怖の大人たちというようなエンタテイメントに溢れていて、それを盛り込んだ群像劇、人間ドラマを描きたいという意欲です」と語る蓬莱は、自ら演出も担当。その舞台が、10月4日に開幕した東京・新国立劇場 中劇場での公演を皮切りに、佐賀・鳥栖市民文化会館 大ホール、大阪・森ノ宮ピロティホール、愛知・御園座、広島JMSアステールプラザ 大ホール、宮城・多賀城市民会館 大ホールにて上演されている。物語は、小学生の佐山鉄志(藤原)と田口圭一郎(鈴木)が住む団地で展開する。頭の回転が早く、周囲を掌握するカリスマ性に長けている鉄志と、一見おとなしいが、地頭の良さで鉄志たちを客観的に見ている圭一郎。対象的だが親友だったはずのふたりは、ある事件をきっかけに団地の王座を賭けて争うようになり……。多くの舞台に出演してきた藤原だが、蓬莱の演出を受けるのは今回が初めて。2人は普段も飲みに行く仲だそうで、そうした中で着想を得たであろう“あて書き”が、どう表現されているのか見ものだ。一方の鈴木も、蓬莱とは初タッグ。異色作となる今回、鈴木のパブリックイメージと思われる「誠実さ」や「知的さ」が作家の眼にどう映り、役へとつながったのか期待が高まる。また鉄志と圭一郎という緊張感のある関係性は、藤原と鈴木という大看板同士、かつ同学年だからこそ、いっそう楽しめること必至。鉄志たちの行動は時折短絡的で、そこはやはり“子供”なのだが、その大元にある動機は大人と同じ。いわく、見栄や保身、虚勢、欲望、そして駆け引きだ。藤原と鈴木が、それらのリアルをどう見せてくれるのか。蓬莱の自在な筆致にも注目したい。文:佐藤さくら
2019年10月04日