総勢15人による現代版フィルハーモニック・ポップ・オーケストラ、蓮沼執太フィルをコンダクトし、国内外で活躍している蓮沼執太さん。15年ぶりのソロインストアルバム『unpeople』には5年間にわたって自身が奏でた音、集めた音が中心に収められている。映画や演劇やCM音楽を作ることも多い蓮沼さんだが、今作を「自分のための音楽」と位置付ける。ルールを設けず、自由にあっちに行ったりこっちに行ったりすることを楽しみながら作る。「僕は毎日のようにライブをしているようなミュージシャンではなく、楽曲制作を中心に活動しています。世の中の“音楽”は、例えば映画音楽だったり、様々なメディアのために作られている音楽がほとんど。僕も嬉しいことにそういった類いの音楽を作る機会をいただくことが多いのですが、ふと『昔は自分のために音楽を作ってたじゃないか』と思うことがありました。それで、プロジェクトの合間にセラピー的に音を作っていって、その制作を振り返ると、『これは純粋に自分のための音楽だな』と。僕にとって曲を作ることは日常生活の一部で、自分の音で自分自身を見つめ直すことができます」生楽器、電子音、フィールド・レコーディングといった多岐にわたる音が聞こえる。その時どきのムードや感情の赴くままに奏でられた音楽に聞こえるが、曲制作の際に設計図は作るのだろうか。「自分のために作る楽曲の場合は青写真は作りません。一番大切なのは楽曲の命を吹き込む瞬間である一音目。それが曲の核になるので、決まったルールを設けないで、いつも異なるアプローチで作ります。例えば今この部屋に鳴っている“カチカチ”という音が良いなと思ったらそれをリズムにしてみたり、旋律を乗せてみたり。そういうふうにして自由にあっちに行ったりこっちに行ったりすることを楽しみながら作ります」本作の収録曲もすべて違うアプローチから生まれた曲だという。「1曲目の『unpeople』はギターをカッティングしながら心臓の音をループさせたところから作り始めて、最終的にニューウェーブっぽい音になったのが面白かった。『Postpone』はとりあえずワインボトルをポンポン叩いてみたところから制作が始まりました」コーネリアス、KOM_I、ジェフ・パーカー、グレッグ・フォックスといった縁の深いアーティストが多く参加しているが、「コラボレーションは予期せぬ音との出合いを生み出す」と嬉しそうに話す。「ゲストで参加していただいた方々のことは全員リスペクトしていますし、『こういう球を投げたらこう返ってきた』という感覚にとてもワクワクします。自分だけでは生まれない、想像の上をいくものができることにコラボレーションの喜びがある。蓮沼フィルも僕以外に14人の演奏家がいますが、その方たちを踏まえて旋律を作ります。だから、蓮沼フィルも“みんなで作っている音楽”という認識ですね。フィールド・レコーディングも、『こういう音が録りたい』という目的よりも、『どんな音と出合えるのかな』という発見の気持ちで音を録りに行きます。何せよ予期せぬ出合いを求めている感覚が強いですね」アルバム『unpeople』。コーネリアス、KOM_I、ジェフ・パーカー、グレッグ・フォックスなど国内外の縁の深いアーティストがゲスト参加。全14曲収録。【CD】¥3,300(Virgin Music Label&Artist Services)【LP】¥5,500(SHUTAVINYL002)はすぬま・しゅうた1983年、東京都生まれ。蓮沼執太フィルを組織し、国内外でのコンサート公演をはじめ、映画、演劇、ダンス、CM楽曲、音楽プロデュース等を手掛ける。第69回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞。※『anan』2023年10月18日号より。写真・玉村敬太取材、文・小松香里(by anan編集部)
2023年10月17日蓮沼執太フィルのニューアルバム『symphil | シンフィル』のリリースを記念して、4月2日(日) 東京オペラシティ コンサートホール:タケミツ メモリアルで蓮沼執太フィル『ミュージック・トゥデイ』が開催されることが決定した。『symphil | シンフィル』は、蓮沼が2019年から楽曲制作を開始し、約3年間の制作期間を経て2022年冬に完成させた作品で、3月22日(水) にリリースされる。『ミュージック・トゥデイ』のチケットは、本日よりオフィシャル1次先行予約がスタート。併せて、各チケットの解説とコンサート開催について蓮沼からのコメントが公開された。さらに、蓮沼執太のソロプロジェクト最新作「Postpone」(ポストポーン)も本日より配信がスタート。本楽曲はさまざまな予定が延期になっていく時期に付けられた仮タイトル「Postpone(延期)」がそのまま正式タイトルとなった作品。Rhodes ChromaやProphet 6といったアナログシンセで作られたサウンドを中心に、2018年に展示された蓮沼のアート作品「Fluid Composition」で使用しているワインボトルを叩いた音色などで構成されており、少しずつ流れるように展開するドラマチックな楽曲だ。マスタリングエンジニアはStephan Mathieuが担当した。■蓮沼執太 コメント音楽に、芸術に、ここまでひらかれている場所は日本にあるだろうか。東京オペラシティには芸術の精神を感じます。新国立劇場があり、NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)があり、アートギャラリーがあり、そしてコンサートホールがある。この空間に入ると、音が鳴っていなくても「音楽」を感じます。この中にいるすべての人が発信体になって、自分が音楽の一部になった気持ちがします。天井にある三角の窓は空につながり、「天然木」で作られた空間の中で自然に溶け込みます。すべてが音楽のために在る、東京オペラシティコンサートホールで行われる『ミュージック・トゥデイ』。子どもから大人まで、そして学生でも、音楽に、芸術に、触れる機会を可能な限り作りたいと思います。普段、コンサートに足を運ぶ機会が少ない方もぜひご来場ください。みんなで2023年の響きを作りたい。コンサートホール「タケミツメモリアル」でお待ちしています。<コンサート情報>蓮沼執太フィル『ミュージック・トゥデイ』2023年4月2日(日) 東京オペラシティ コンサートホール:タケミツ メモリアル【チケット料金】■SS席(1階前方):8,000円コンサートの醍醐味のひとつは、ステージの近くで、演者を見ながら、正面から音を感じられることにあります。ステージとより一体化するような感覚を味わえるかもしれません。■S席(1階後方&3階バルコニー):6,000円演奏を楽しみ、音を思う存分浴びることができる1階、もしくはコンサートと空間を一緒に楽しめる、絶景の3Fバルコニー席です。■A席(2階サイド1列目):5,000円2階のサイド1列目からダイレクトにステージと空間を楽しめます。オーディエンスもよく見えます。座席によって、見え方、感じ方が変わるかもしれません。■B席(2階サイド2列目):4,000円ステージを見るというより、この場所ならではの「音」をじっくり集中して聴いていただける席です。■C席(3階サイド1列目):3,000円コンサートホールの天井が近く感じられる3階のサイド1列目の席。座席によって景色が変わる面白さもあります。■D席(3階サイド2列目):2,500円コンサートホールで聴く音楽を気軽に楽しみたい方、学生の方におすすめです。※B・C・D席は、ステージ全体を見通すことはできませんが、東京オペラシティコンサートホールでは、どの席でも音が気持ち良く届くように設計されています。空間の中に広がる音の醍醐味をそれぞれの場所でぜひ味わってください。■親子席(2階バルコニー):おとな 6,000円 / こども 2,500円小学生、未就学のお子さまと一緒に安心して楽しめる特別なエリアを用意しました。お子さまのコンサートホールデビューとしてもおすすめです。※親子席は、小学生以下のお子さま連れのお客さまのためのチケットです。ご入場時にお子さまの年齢が確認できるものをご提示いただく可能性がございます。※小学生以上は有料、未就学児童は無料です。おとな1名につき、こども1名まで、膝上での鑑賞が可能ですが、座席が必要な場合はチケットをお買い求めください。※中学生以上は他の席種のチケットをお買い求めください。※親子席でお買い求めいただける、おとなチケットは2枚までです。(おとな3名+こども1名はご遠慮ください。)※保護者のみ、お子さまのみでのご入場はできません。※当日、託児サービスをご利用いただけます。(要予約・有料 0~1才まで1,500円、2才以上1,000円・先着順)問合せ:イベント託児・マザーズ0120-788-222(月〜金 10:00~12:00 / 13:00~17:00)※以下のページで、座席表、座席から見たステージの様子をご確認いただけます。【先行受付】2023年2月3日(金)18:00〜2月12日(日) 23:59<配信情報>「Postpone」配信リンク:「Postpone」配信ジャケット「GPS」配信リンク:<リリース情報>『symphil | シンフィル』2023年3月22日(水) リリース【早期予約特典】■ TOWER RECORDS:DVD『Shuta Hasunuma Philharmonic Orchestra「LIVE ARCHIVES 2019-2022」』受付期間:2023年2月19日(日) まで予約リンク:関連リンク蓮沼執太フィル 公式サイト:蓮沼執太 公式サイト:::
2023年02月03日これまでに何度か共演し、美しいハーモニーを奏でてきた、蓮沼執太さんと塩塚モエカさん。制作へのこだわりや、お互いの音について感じることを語ってもらった。癒しの音を奏でるミュージシャンが考えていること。――ミュージシャンという職業柄、常に音楽がそばにある生活を送っているお二人ですが、オフの時に聴く曲はどのように選んでいるのでしょうか。塩塚モエカ:私は気分に合わせています。わりと幅広いジャンルが好きなので、テンションを上げたい時はノリノリのポップスを聴くし、眠る前には瞑想用の音楽でリラックスすることも。蓮沼執太:僕は散歩中に音楽を聴くのが好きなのですが、自然と歩くテンポに合わせてBPM(1分間の拍数)100~110くらいのテクノを再生することが多いです。120だと速すぎて足が追いつかないから(笑)。塩塚:120だと急ぎ足になっちゃいますね(笑)。蓮沼:部屋ではレコードを聴くので、ジャケットを選んで盤を取り出して針を落として…っていう動作がある分、スマホやPCで再生するよりその時の感情がより強く反映されているように感じます。――なるほど。心を癒すために音楽を聴くことも?蓮沼:僕は仕事で疲れると逆に音楽から離れたくなってしまうこともあって…。街中で鳴っている日常の音や、友達との会話で心が休まるタイプなんです。塩塚:私が思う癒しの音は、アタックが弱くて、リリース(音の消え際)がモワ~ッて長いもの。蓮沼:音を波形にすると、徐々に波が大きくなっていく曲ですね。塩塚:そういう音楽を聴いていると気持ちがスッと落ち着いて集中できるんです。最近お気に入りの一枚は、オーストラリアのオーレン・アンバーチというミュージシャンの『Grapes from the Estate』。あまりにも心地よくてつい寝ちゃいます。蓮沼:木々が生い茂ったジャケット写真にも癒されるよね。――蓮沼執太フィルに塩塚さんを迎えた「HOLIDAY」は、声のハーモニーがとても美しいと感じました。これはどのように制作していったのでしょうか?蓮沼:もともと僕が羊文学のファンでもあったので、塩塚さんのボーカルが伸び伸びと活きる曲にしたいと思って作りました。その時に初めてご一緒したから、初めましてならではの新鮮さも出せたらいいなと。塩塚:羊文学で歌う時よりリズム感が複雑で難しく、実はレコーディング中も何度か頭が混乱してしまって…。フィルのグルーヴを掴んで、みんなの音の一部になれるようにと心がけて歌いました。――やはり、他のアーティストの楽曲に客演で参加する時は気持ちや歌い方も変わるのでしょうか?塩塚:まったく違うと言ってしまってもいいかもしれません。自分のバンドの場合はそこで鳴っている音や声の響き方を熟知しているけれど、他はそういうわけにいかないので。自分以外の人が作詞したものだと、感情の入れ方も変わりますね。――曲づくりに関して、お互いに凄いと感じるのはどんな部分でしょう?塩塚:えー、もう全部ですよ!どうやったらこんな曲を作れるんだろう?っていつも不思議に思っています。蓮沼:僕もそう思いますよ。塩塚さんは自分で歌詞を考えて、それが自分の口から音楽となって出てくるわけじゃないですか。そういう最小限の範囲で曲を作るのは、まさに人間だからこそできることだし、僕にはなかなかできないなと感じます。すごくピュアで素晴らしいなって。塩塚:ピュアだなんて(笑)。初めて言われました。蓮沼:僕の場合は、メロディが先にあってそこに言葉を乗せていく方法だから、音と言葉がけっこう分かれて存在しているんです。音楽の構造についても考えすぎてしまうし。塩塚:私も構造的な曲づくりへの憧れはあるんです!でも、そこまで手に負えないから、自分の中で最小限でやるしかなくて。だからこそ、フィルに参加した時はすごく新鮮で楽しかったです。あと、蓮沼さんに羊文学の曲をアレンジしてもらった時も、自分たちの曲がこんなふうになるんだっていう発見がありました。蓮沼:あれは元の曲のポテンシャルが素晴らしかったから。塩塚:しかも爆速で仕上げてくださって(笑)。本当にありがとうございました。――お二人の音楽には共通して、聴いた人の心にポッと灯りをともすような魅力があると感じるのですが、制作のプロセスは正反対なのですね!曲づくりにおいて、最も意識しているところは何でしょうか?蓮沼:使い慣れていることをあえてせず、毎回変えていくことです。例えばコードの進行など、こうしたら万人が聴きやすいっていう方法もわかるのですが、そっちの道を選ばないように心がけています。塩塚:わー、ストイック!蓮沼:そうすることで、毎回違う思考とプロセスで曲づくりができるんです。フィルの時は、基本的に僕が書いた楽譜をみんなに渡しているのですが、ライブを重ねていく中で曲が変化していくことも。メンバーの意見を取り入れるというのも意識しています。塩塚:実は私、最近までコードをよくわかってなくて…。それが何コードなのかもわからずに、“この響き、なんかいい感じ!”って曲を作っていました。蓮沼:まさにピュア(笑)。塩塚:最近は少し勉強したので、これの次にこれが来るといい、というのがわかってきたんです。でも、そういう方法に頼り切りになってしまうのは自分らしくないと思ったので、わかってないふりをして作っていますね。蓮沼:その方がいいと思います。塩塚:あと、できるだけ少ない音で曲を作るのが好きだということに最近気づきました。すべてを重ねて埋めようとするのではなく、隙間があるのがいいなって。蓮沼:それは僕もわかります。余白が残されていた方が、聴いている人もグッと曲に入り込めるんじゃないかな。まったく隙間のない曲より、音楽の世界に浸りやすい気がします。塩塚:たしかに!私が長い音を聴いて心が落ち着くのも、そういうことなのかもしれませんね。無意識のうちに、癒しにつながる音楽を作っていたのかな(笑)。はすぬま・しゅうた音楽家、作曲家。蓮沼執太フィルを主宰するほか、映画やCM楽曲、音楽プロデュースなども手がける。12月23日に恵比寿ザ・ガーデンホールにて蓮沼執太フィルのライブが開催予定。しおつか・もえか2012年に羊文学を結成し、’20年にメジャーデビュー。国内のフェスにも多数出演。初の全国ツアー最終公演を映像化したBlu‐ray&DVDと最新アルバム『our hope』のアナログ盤が11月に発売予定。※『anan』2022年9月14日号より。写真・嶌原裕矢ヘア&メイク・kika取材、文・大場桃果(by anan編集部)
2022年09月08日ファッション好きのママたちがキッズ用に購入した“春アイテム”をご紹介! 一捻りあるデザインや夏まで使えるアイテムが人気の様子。春服をまだ買っていないママ必見!おしゃれキッズの春服01購入したママ:Akaneさん購入品 ▶ オフショルトップス/HOUSE OF PALOMA(ハウスオブパロマ)、フレアデニム/twincollective(ツインコレクティブ)オーストラリア発の子ども服ブランド『HOUSE OF PALOMA』のトップスを購入したAkaneさん。ひと癖あるオフショルのデザインが気に入ったのだとか。ボトムスは愛用ブランド『twincollective』のもの。オフショルトップスとの相性もバッチリ♪おしゃれキッズの春服02購入したママ:蓮沼衣里さん購入品 ▶ シャツ/bobochoses(ボボ・ショーズ)、サロペット/twincollective(ツインコレクティブ)スペイン・バルセロナで誕生した『bobochoses』のトップスをお揃いで購入。キャッチーなロゴとデニムが好マッチ♪ わっかちゃんの『twincollective』のサロペットはフレアになっており、女の子らしいシルエットがキュート!おしゃれキッズの春服03購入したママ:石渡愛弓さん購入品 ▶ オーバーオール/ヴィンテージのカーハート石渡さんが一目惚れして即購入した『カーハート』のヴィンテージサロペ。アウターもブーツもベージュに揃えて、ワントーンコーデに仕上げ。おしゃれキッズの春服04購入したママ:宇佐美彩さん購入品 ▶ トップス、ボトムス、サンバイザー/elfinfolk(エルフィンフォルク)森の奥にある見えない王国のちいさな民の洋服をコンセプトに掲げる『elfinfolk』。今季21SSが宇佐美さんのドストライクだったそうで、次男のウサタくん用に全身購入したのだそう。特に耳付きのサンバイザーがお気に入りなんだとか♪おしゃれキッズの春服05購入したママ:佐藤みなみさん購入品 ▶ 花柄Tシャツ、チェリーショルダーバッグ/ともにザラ、花柄パープルTシャツ/THE CAMPAMENTO(カパメント)佐藤さんの購入品は、チェリーやお花がモチーフになっており、春らしさ満点。絶妙な色味がおしゃれなパープルのトップスは、スペイン北部発の『THE CAMPAMENTO』のもの。この春大活躍しそう!これからの季節は、明るい色や存在感たっぷりのアイテムをチョイスするのがおすすめ。春らしいファッションでハッピー気分を盛り上げていこう♪
2021年03月06日ソロのミュージシャンとして活動を始め、その後、26人編成の現代版フィルハーモニック・ポップ・オーケストラ“蓮沼執太フルフィル”や芸術面などでも注目を集めることとなった蓮沼執太さん。8月にはニューアルバム『フルフォニー|FULLPHONY』を配信リリース、10月28日にはアナログ盤とCDが発売されます。そんな蓮沼さんに、多岐にわたる創作の根底にある思いを聞きました。環境の声に耳を傾ける。いまこそそれが大事では。――蓮沼執太フルフィルのニューアルバムが8月に発売されましたが、それこそ大人数で会うことがなかなか難しいいま、フルフィルでアルバムを出された意味とは?実はこのアルバムは、昨年の春頃にレコーディングしたものなんです。年末くらいにはリリースしようとしていたところ年が明けて、そうこうしているうちにコロナ禍になり…。全10曲のうち前半5曲は、合奏が自由にできた時代の生演奏です。後半5曲は、前半5曲のリミックスバージョン。後半を作ったのは今年の3月とか4月で、それこそコロナ禍の只中。そもそも合奏とは何だったのだろう。合奏した音源をリミックスとして再構築することで、その意味を自分なりに考えようと思ったんです。――アルバムのアートワークは横尾忠則さん。アナログやCDになると、美しさがより映えますよね。もとは「大沼と駒ケ丘」という横尾さんの作品で、今回のアルバムのビジュアルのイメージにピッタリだったので、この絵を貸していただけないか、お願いしてみたんです。するとデザインしてくださるとのことで送られてきたのが、ジャケットの表と裏用の2枚の絵。一見すると同じようなんですけど、裏の絵からは鳥など動物が消されていて…。このアルバム自体、前半5曲がいわば原形で、後半5曲はそこからの波形とかスコアを見ながら音を削っていって再構築したもの。つまり、表と裏があるんです。そういう関係性を伝えていないのに、すごいですよね。横尾さんの言葉を借りると、超自然的とでもいうのかな。自分ごととして体験すると、リアリティを感じます。――表と裏然り、以前といまでは社会が変わってしまいました。制作を続けるうえで、この状況とどう向き合おうと思いますか?いま、世界中のアーティストから環境音を集めているんです。要はフィールドレコーディングなんですけど、いまこそ環境の声を聴くことが、すごく大切だと思っていて。それを無視したり、無関心で生きてきたりしたことが、コロナとかブラックライブズマターで噴出したんじゃないかと。音楽もそれを一つとして聴くのではなく、音楽のなかにたくさんの音があって、その楽器を通して生の営みを感じるわけで。それが生きているということ。今後はそういう声にどんどん耳を傾けるクリエイションになっていくんじゃないでしょうか。あとは自分自身に向き合わないと、とも思っています。――コロナ禍での試みといえば、5月にフィルでデジタル配信シングル『Imr』をリリースされましたが、こちらはメンバーそれぞれによるリモートでのレコーディングですよね。本来ならフィルは、全員でスタジオに入って「せーの」で録るんです。つまりライブ感があるんですけど、一つのやり方として会わずにつくるのもおもしろいよねっていう話は、コロナ以前からしていたことがあって。それならいまがその時期かもと、メンバーが自宅でレコーディングした音を、僕が集めて一曲にしました。――この方法は新たな一手として確立しそうですか?違った空間で違った時間で録られているから、違った音が集まってきてそれはそれでおもしろかったけど、個人的にはみんなで「せーの」で録ったほうがやっぱり好きです。ただ、トライアルとしてはすごくいい勉強になったし、やってよかったと思いますよ。でも、改めてみんなでスタジオで録ったら、それもおもしろいんじゃないかなって。というのも、いまの『Imr』は音楽が身体化していないんです。フィルやフルフィルの音楽って、スコアと楽器の関係性だけでなく、僕との人間関係であったり、全員との人間関係であったり、さまざまなものが繋がり合って初めて音楽になっていくから。だから、ライブで演奏するとまた違った展開になるとか、そういう変化を楽しみたいと思っています。はすぬま・しゅうた1983年生まれ、東京都出身。2006年、アメリカのWestern Vinylより『Shuta Hasunuma』をリリースし、音楽活動をスタート。’10年、蓮沼執太フィルを結成。’17年にオーディションで選ばれた新メンバーが10人加入し、26人編成の蓮沼執太フルフィルに。’19年、「第69回芸術選奨文部科学大臣新人賞」受賞。「windandwindows」など全10曲が収録された蓮沼執太フルフィルのアルバム『フルフォニー|FULLPHONY』。管弦楽器などの豊かな響きに、蓮沼さんや木下美紗都さんの歌声と、環ROYさんのラップが心地よく乗る。いつの日か野外ライブで聴きたい。10/28発売。CD¥2,545アナログ盤¥4,546(Caroline International/Universal Music LLC)※『anan』2020年10月21日号より。写真・野呂知功(TRIVAL)インタビュー、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2020年10月19日ソロ、映画や舞台の音楽、他アーティストへの楽曲提供など、蓮沼執太さんの音楽活動は多岐にわたる。なかでも大所帯なのが、26人編成の現代版フィルハーモニック・ポップ・オーケストラ、蓮沼執太フルフィル。そのニューアルバム『フルフォニー|FULLPHONY』が8月に配信リリースされ、10月28日にはアナログ盤とCDが発売。ほかにも音づくりを視覚化した展示など、さまざまなプロジェクトを手がけている。――蓮沼さんは本当にいろんな活動をされていますが、そもそもその原点は何になるのか、キャリアのスタートから教えてください。大学生の時に、都市や自然の音を録りに行くというフィールドワークをやっていて、それをもとに自分で曲をつくって、SNSにアップしたり、レコードレーベルにデモを送ったりしていたんです。そのうちにアメリカのインディーズレーベルから「アルバムを出さないか」とコンタクトがあって。僕も知っているレーベルだったので、ぜひということになりました。――もともとミュージシャンになりたかったのでしょうか?音楽は好きで、ハードロックとかヒップホップをよく聴いていましたけど、いわゆる“バンドやりたい!”みたいな感じではなかったんです。それなのに自分で音楽をつくり始めたのは、こう言うとチャラいんですが、単に就職したくなかったから(笑)。僕、中学、高校、大学とずっとぷらぷらしていたんです。でも、いま振り返ると、そんな自分でいることが、親に申し訳ないと思ったんでしょうね。ふと、何か作品をつくろうと。しかも、音楽だったらできるとなぜか思ったんです。それでコンピューターを買ってきて、曲をつくったのが最初です。――で、アメリカのレーベルからリリースしたのが、’06年の『Shuta Hasunuma』?はい。不思議ですよね。こんなことあるんだって。――以降、音楽はもちろん、さらにそこから派生したアートなど、活動の幅を広げています。やりたいことを形にしていった結果、いまのような活動形態に?作品づくりに関しては、自分がやりたいことっていうのも当然あるんですけど、それより何か問題意識とか、自分がやるべきことと照らし合わせてつくっていることが多いですね。自分の作品が、人や社会にどう反映するのか、など。そういうことを考えています。――その思いは音楽をつくり始めた当初からですか?いやいや、たぶん最初は自分のためです。誰に届くのかもわからないし、そもそも就職したくないから作品をつくるなんて、自分のためじゃないですか。でも、活動を続けるうちに、作品を通して社会のあり方とか、自分がどうやって生きているんだということを考えざるを得なくなってきて。30代になって責任感が生まれた、とかそういうことでもないけど、ただ、自分がつくりたい音楽を勝手につくり続けるのは違うのかなと。――具体的にはいつ頃から、そう思うようになったんでしょう。’10年ぐらいですかね。その年に父親が亡くなったんですよ。それで自分はなぜこれをつくっているんだろう。もう少しちゃんとやらなきゃと思うようになったんです。翌年には東日本大震災と大きいことが重なり、同時に僕が映画とか舞台とか他ジャンルとコラボレーションすることが増えていって。だけど、違う現場で仕事をしてみると、僕が感じている音楽の価値観とは差があることに、ある種のカルチャーショックを受けたというか。自分が音楽をやっていて、当たり前だと思っていたことがそうではなかったんだと。その辺りから、音楽との向き合い方が変わっていきましたね。――’10年というと、蓮沼執太フィルを結成された時期でもあります。そういう大きな出来事が影響して、結成を思い立ったのですか?なんというか、設計図を用意して“僕はこうなりたい”みたいなものは一切ないんですよ。フィルを結成したのも自分発信ではなく人に言われて。きっかけはマーカス・ポップというベルリン在住のアーティストの来日公演。その企画をした人が「蓮沼くん、ちょっと楽団みたいな感じで彼のライブで演奏してみない?」と言うので、「じゃあ、やってみます」って。――「じゃあ、やってみます」でできることなんですか!?何も考えていないんでしょうね(笑)。とりあえずフィルと名づけてライブをやったんです。でも、すごーく満足いかなくて、失敗というか。悔しいな、リベンジしてやろうっていうところから続いていくわけですが。そもそも他人と合奏することは、僕にとって特別な機会なんです。たとえば3人組のロックバンドとかなら、車一台でツアーに行くぜ、みたいなノリで身軽に動けると思うんですけど、フィルは16人(フルフィルは26人)もいるので集まるのが大変だし、演奏すること自体も大変で。ライブは年に数回。それに向けて1~2回リハをやって、本番が終わったら別れて…という関係性です。そういう意味で、みんなにとっても新鮮な場であり続けたいっていうのはありますね。はすぬま・しゅうた1983年生まれ、東京都出身。2006年、アメリカのWestern Vinylより『Shuta Hasunuma』をリリースし、音楽活動をスタート。’10年、蓮沼執太フィルを結成。’17年にオーディションで選ばれた新メンバーが10人加入し、26人編成の蓮沼執太フルフィルに。’19年、「第69回芸術選奨文部科学大臣新人賞」受賞。「windandwindows」など全10曲が収録された蓮沼執太フルフィルのアルバム『フルフォニー|FULLPHONY』。管弦楽器などの豊かな響きに、蓮沼さんや木下美紗都さんの歌声と、環ROYさんのラップが心地よく乗る。いつの日か野外ライブで聴きたい。10/28発売。CD¥2,545アナログ盤¥4,546(Caroline International/Universal Music LLC)※『anan』2020年10月21日号より。写真・野呂知功(TRIVAL)インタビュー、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2020年10月19日蓮沼執太フィルが明日8月25日に「日比谷、時が奏でる」を開催する。本公演は2部制となっており、第1部では昨夏『フルフォニー』を奏でた、総勢26人編成による蓮沼執太フルフィルが再集結。また、2ndアルバム以来の新曲を初演予定。そして、スペシャルゲストを交えたコラボレーションも行われるとのこと。環ROY×鎮座ドープネスによるKAKATO、菊地成孔&大谷能生によるヒップホップ・クルー・JAZZ DOMMUNISTERS、砂原良徳、原田郁子などが登場予定だ。さらに第2部では蓮沼執太フィルによる、1stアルバム『時が奏でる』全曲が生演奏されるとのこと。豪華編成と異色コラボレーションが生み出す化学変化と、贅沢な演奏によるアルバム完全再現が、真夏の夜の日比谷野外音楽堂で展開される。この瞬間を目撃しないのは勿体無いと思える内容だ。■公演情報蓮沼執太フィル「日比谷、時が奏でる」日時:2019年8月25日 (日)開場 16:30 / 開演 17:30場所:日比谷野外音楽堂
2019年08月24日東京の日比谷野外大音楽堂で、蓮沼執太フィルの公演「日比谷、時が奏でる」が8月25日に開催される。蓮沼執太フィルは、蓮沼執太がコンダクトする総勢16名が奏でる現代版フィルハーモニック・ポップ・オーケストラ。大谷能生や環ROYらが参加している。夏の終わりに行われる本公演は、2部構成となっており、第1部は昨夏『フルフォニー』を奏でた総勢26人編成による「蓮沼執太フルフィル」が再集結。新曲「windandwindows |ウインドアンドウインドウズ」や、野音をイメージした蓮沼執太フィルの新曲を初演予定。スペシャルゲストと蓮沼フィルの共演も行われ、環ROY×鎮座DOPENESSによるKAKATO、菊地成孔&大谷能生によるヒップホップ・クルー・JAZZ DOMMUNISTERS、中村佳穂や原田郁子とのコラボレーションに加え、砂原良徳による蓮沼フィルリミックスのパフォーマンスも。そして、第二部では、蓮沼執太フィルのファーストアルバム『時が奏でる』全曲生演奏。野音に蓮沼フィルの音楽が響きわたるイベントで2019年の夏の夜を楽しんで。【イベント情報】蓮沼執太フィル公演「日比谷、時が奏でる」会期:8月25日会場:日比谷野外大音楽堂時間:開場 16:30、開演 17:30、終演 20:00(予定)
2019年08月22日映画や展覧会、CM、舞台芸術にファッションと、あらゆるジャンルとコラボレーションするとともに、個人の作品も発表している蓮沼執太さん。多岐にわたるプロジェクトの中で、最も人数が多い「蓮沼執太フィル」としての新作をリリースする。「主にひとりで音楽を作ってきたんですが、最初は5人編成のバンドから、さらにもっと楽器の種類を増やしたアンサンブルにしたくて、欲しい楽器の演奏家にオファーして、フィルがスタートしました」当初はライブのためだけに集まる蓮沼フィルだったが、当時15人のメンバーと共に、2014年に1stアルバム『時が奏でる』を発表。その後、蓮沼さんはNYに活動拠点を移し、ソロ活動などに没頭。その間、蓮沼フィルの活動は休止に。「2年前に久々に集まって演奏してみたら、音が全然変わっていて、昔の曲もすごく新鮮に聞こえたんですよ。ひとりで音楽を作っている時とはまた違う感動がありました。またメンバーみんなと一緒に演奏したい、と強く思いました」その成果が4年半ぶりに完成した最新アルバム『アントロポセン』だ。フィルのメンバーも16人の大所帯となり、サウンドも進化。「16人がそれぞれクラシックやジャズ、バンドなど異なるフィールドで独立し、活躍している方々ばかりです。一緒にツアーを続けて、どんどん演奏が良くなる、ということはあるけど、この2年間ほとんど会ってないんです。だけど感動するほど音が変化したのは、時とともにひとりひとりの人間性が変化しているのではないでしょうか。そんなふうに解釈しています」出自が異なる10数人の楽器演奏者と女性ボーカリストにラッパー。コンダクターの蓮沼さんは歌も担当する。メンバー全員が思い思いに解釈して演奏するアンサンブルは、クラシックやポップス、ジャズとも違う新しい世界を感じさせる。ふわりとした浮遊感に包まれ、いい香りがするような、有機的なサウンドだ。失礼ながら、何度もリピートして聴いていると眠くなります、と言うと…。「眠気を誘うほど気持ちいい音楽は、いい音楽だと思っています。僕は耳触りの良さや音の質感を大事にして音楽を作っているので、このアルバムもマイナスイオン的なものが出ているのかもしれないですね(笑)」はすぬましゅうた・ふぃる2010年に結成された現代版フィルハーモニック・ポップ・オーケストラ。8/18東京・すみだトリフォニーホール、9/16名古屋・ナディアパークデザインホール、9/17大阪・千日前ユニバースでコンサート予定。2nd Album『ANTHROPOCENE(アントロポセン)』¥3,300*税込みクラシックからワールドミュージックまで、さまざまな楽器の音色が美しいハーモニーを紡ぎ出すアルバム。7月18日発売。(COLUMBIA)※『anan』2018年7月18日号より。写真・神藤 剛文・北條尚子(by anan編集部)
2018年07月17日千葉県最大級のプール施設「蓮沼ウォーターガーデン」が、2018年7月7日(土)から9月17日(月・祝)までオープンする。東京ドーム1.5倍の広さ、アトラクションも充実「蓮沼ウォーターガーデン」は、東京ドーム1.5倍の広さを誇るプール施設。水の一生をテーマに合計19種類のプールを設け、子供から大人までが遊べるバラエティに富んだアトラクションを用意している。4つのアトラクションを組合せた、巨大ウォータースライダー目玉となるのは、4種のアトラクションを組合せた、全長約182メートルの巨大ウォータースライダー「スプラッシュシェイカー」。高さ21メートルのスタート台からは、2、3人乗りの対面式専用ボートに乗って滑走。暗闇の中を渦を巻きながら急降下する「トルネード」や、大迫力の横揺れゾーン「ラトラー」、ボートが空高く壁を上る「ブーメラン」など、スリル満点の様々な仕掛けがゴールまで続いていく。個性溢れる、迫力ウォータースライダー施設にはほかにも、さらなるスリルと迫力に満ち溢れたウォータースライダーが。スタートから一気に垂直落下する「サンダースライダー」や、婉曲を描くチューブの中をスライドする「トルネードツイスト」、頭から滑るスタイルの「ウィザードスライダー」などが用意されている。キッズエリアに、新アトラクションを加えてまたキッズエリアには、新アトラクションが登場。全長約25メートルのプールに、沢山のバルーンを組み合わせて作った巨大遊具「水上アスレチック」や、小さな子供でも安全に滑れる「チビッコスライダー」。そして地上に設定されたアスレチック「ジャブリンタウン」は、楽しい仕掛けをこれまで以上に盛り込んで、リニューアルする。【詳細】「蓮沼ウォーターガーデン」オープン期間:2018年7月7日(土)~9月17日(月・祝)休園日:7月9日(月)~13日(金)、17日(火)~20日(金)、9月の平日※悪天候時は休園住所:千葉県山武市蓮沼ホ368-1時間:9:00~17:00 ※8月11日(土)~16日(木)/9:00~18:00料金:大人1,700円、高校生1,000円、小・中学生400円、幼児(4歳以上)200円※アトラクションによって、別途料金有り施設内容:合計19プール※その内ウォータースライダーは5つ
2018年07月06日2017年夏、海や山もいいけれど、この夏はどんどん進化し続けているプールへ出かけてみませんか。千葉県山武市にある「蓮沼ウォーターガーデン」が7月8日(土)の注目は、2015年に「蓮沼ウォーターガーデン」設立40周年を記念して登場したスライダー「スプラッシュシェイカー」。ここでは、スライダーの紹介も含め、蓮沼ウォーターガーデンの魅力を紹介します!蓮沼ウォーターガーデンとは?蓮沼ウォーターガーデンは九十九里浜の、ほぼ中央に位置する千葉県で最大級のプールです。広さは東京ドームの1.5倍。「水の一生」をテーマにしたプールには九十九里浜を一望にしながら滑り降りる「渓流下り」、世界初のスライダー「スプラッシュシェイカー」や暗闇を疾走する「トルネードツイスト」など、バラエティに富んだ遊びゴコロ盛りだくさんのスライダー、プールがいっぱいです。浅い水場も充実していますので、小さな子どもの水遊びにも最適。また、九十九里浜に面しており、海との出入りが自由。プールでも海でも遊べる、楽しさ2倍のスポットです。蓮沼ウォーターガーデンの魅力とは?●大迫力のスプラッシュシェイカーに注目!自然に囲まれた緑豊かな場所で、一日ゆっくりとくつろぐことができる「蓮沼ウォーターガーデン」。中でも2015年に登場した全長182メートルのウォータースライド「スプラッシュシェイカー」は大人気です。2人から3人乗りの専用ボートに乗り、4つのアトラクションを楽しむという、世界初のウォータースライド。専用ボートは対面式なので、一緒に乗った友達や家族の驚愕した顔を見ることができます。「スプラッシュシェイカー」は4つのゾーンを通過します。暗闇の中螺旋を描いて急降下する始めのゾーンから、7色のイルミネーションゾーン、大きな横揺れからの急降下を体験できるゾーン、更に最後は大きな壁を急上昇しそのまま急降下するゾーンと、最初から最後まで絶叫間違いなし、心も体もシェイクされること請け合いのアトラクションです。料金は1人1回400円です。●ウォータースライダーが大充実!新登場のスプラッシュシェイカー以外にも、充実のスライダーがたくさんあります。料金はいずれも1回200円です。スリルを求めるなら、「サンダースライダー」がおすすめ。スタート時に垂直落下し、そのままの勢いで一気に滑走するスリル満点のウォータースライドです。こちらは、身長120cm以上の方が挑戦できます。その他にも、ヘビのように曲がりくねったチューブの中を浮き具にのって滑走する「トルネードツイスト」や、マットを使って頭から滑る「ウィザードスライダー」、チューブに乗って九十九里浜を見下ろす高台から渓流を一気に滑り降りる「渓流くだり」など豊富なバリエーションがあります。それぞれに身長や年齢の制限があるので、子供連れの方は事前に確認しておくことをおすすめします。ぜひ、お好みのスライダーを見つけてみてくださいね!●2017年から登場「トドラーキッズスペース」!2017年には、身長120㎝以下のお子様が楽しめる「トドラーキッズスペース」が新登場しました。巨大なバケツから勢いよく頭上に水が降り注ぐ「スーパースプラッシュ」や、でこぼこに囲まれた滑走面を滑る「キッズロデオ」など楽しい要素が盛りだくさん!家族連れがよりエンジョイできるエリアになっています。料金は1回30分200円。子ども1名につき保護者1名は無料というのも気軽に遊べて嬉しいポイントです。●レストラン・ショップも併設で安心!売店やレストラン、ラーメンショップなどの飲食ができるスポットも充実しています。売店のフランクフルトは地元、横芝光町発祥のもの。味もボリュームも大満足です。またディスカウントショップも併設され、手ぶらでプールに来ても水着(1,800円~)やバスタオル(1,000円~)、浮き輪・ビーチボールなどの遊具を購入することができます。蓮沼ウォーターガーデンへのアクセスは?蓮沼ウォーターガーデンへは、電車、バス、自家用車などでアクセス可能です。電車の場合・東京駅(特急しおさい号)→千葉駅→横芝駅下車→循環バス、またはタクシーで20分直行バスの場合・千葉駅、成東駅からは直行バスが運行しています。シャトルバスの場合・JR「松尾駅」下車→JR「松尾駅南」より乗車→「蓮沼海浜公園第一駐車場前」下車自家用車の場合・東京(京葉道路・東関東自動車道)→千葉東JCT(千葉東金有料道路)→松尾横芝IC→県道成田・松尾線→蓮沼海浜公園・川崎→東京湾アクアライン→木更津JCT→館山自動車道・千葉東IC→千葉東金道路・ 松尾横芝IC→蓮沼海浜公園スポット詳細名称:蓮沼ウォーターガーデン所在地:千葉県山武市蓮沼ホ368-1営業期間:2017年7月8日(土)~9月18日(月・祝)休園日:9月平日営業時間:9:00~17:009:00~18:00(8月5日、6日、11日~16日)料金:大人1,440円、高校生1,030円、小・中学生510円、幼児(4歳以上)230円※別途、プール別使用料あり電話番号:0475-86-3171公式サイト:
2017年07月24日音楽家の蓮沼執太による個展「作曲的|rhythm」が、9月27日から10月5日まで東京・南青山のスパイラルガーデンで開催される。蓮沼執太は作曲や演奏活動はもとより、作曲という手法を様々なメディアに応用して、映像、サウンド、立体などによって構成されたインスタレーションを発表してきた音楽家。今回の個展は、東京では初といえる規模のもので、蓮沼執太の今までの活動の集約であり、かつ新たなチャレンジを象徴するような展示となっている。同個展の大テーマ「リズム」は、西洋音楽の世界でいうところの音楽の三要素“メロディー”、“ハーモニー”、“リズム”の律動という意味合いがあり、これまでの音楽活動の中ですでにアプローチした“メロディー”、“ハーモニー”を発展させ、“リズム”から生み出される可能性と創造性にフォーカスを当てている。蓮沼執太が言及する律動は、聴覚的なことだけを意味するのではなく、展示空間にインストールされる作品をもとに、時間や空間に対する構造や組織化を表現するものでもあり、この考え方を時間軸を超えた拡張を行うことで様々な時間や空間の動きを作品として提示し、知覚に向けられるような実践をなす展覧会となっている。同展は15年に国際芸術センター青森で開催された個展「作曲的|compositions - space, time and architecture-」の流れを汲むものとなっているが、スパイラルでの同展のために制作された新作で構成される展示となっている。そのほか、関連イベントとして10月1日14時30分と17時30分には、入手杏奈、杉山恵里香、鈴木美奈子、森川弘和による「Dance × Music curated by Dance New Air」(観覧無料)、10月2日14時30分にはパフォーマンス、17時30分にはアーティストトークが蓮沼執太により開催される予定。【展覧会情報】「作曲的|compositions:rhythm」会期:9月27日~10月5日会場:スパイラルガーデン住所:東京都港区南青山5-6-23 スパイラル1階時間:11:00~20:00入場無料
2016年08月18日ハンドニットブランド・あん/えでぃ(an/eddy)のニットクリエイターである蓮沼千紘の作品展「In my head」が、7月29日から8月3日まで表参道ヒルズの同潤館3階のギャラリー・ロケット(ROCKET)にて開催される。蓮沼千紘は、08年に文化服装学院ニットデザイン科を卒業後、大手アパレルメーカーにデザイナーとして就職。11年に退職し、学生の頃に始めたハンドニットブランド・あん/えでぃを本格始動するとともに、専門学校での非常勤講師や編物本の作家活動、ワークショップの開催など多岐にわたる活動を行ってきており、14年には東京コレクションにも参加。その他、CHARAやmiwaなどのアーティストへの衣装製作も多数手掛けている。同展では、会場内に“蓮沼千紘の頭のなか”を表現。脳細胞をイメージした空間に、あん/えでぃによる14年の「花とキャビア」から最新シリーズの「廻る色光」までの“記憶”を展示。さらに、蓮沼千紘の頭の中に日常的に聞こえてくる音や思考をリミックスしたBGMも流し、聴覚的にも来場者を蓮沼千紘の頭の中へ誘っていく。また、今はもう購入できない貴重な作品や、nakamuracoubou、mellowとの人気コラボレーションアイテムも復刻販売する。8月1日と8月2日の2日間には、15年冬に発表したシリーズ「extension」に参加したKilico.の佐藤麻衣子、CODE+LIMの嶋津一馬、veticaの鈴木昂司、boy cameraの工藤未希らが参加したインスタレーションも実施される。【イベント情報】「In my head」会場:表参道 ロケット住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ同潤館3階会期:7月29日~8月3日時間:11:00~21:00(7月31日は20:00、8月3日は18:00まで)入場無料会期中無休
2016年07月30日ハンドニットブランドan/eddy(あん/えでぃ)のニットクリエイター、蓮沼千紘が作品展「In my head」を開催。表参道ROCKETにて2016年7月29日(金)から8月3日(水)まで行われる。アーティストのCHARAやmiwaへの衣装提供も手がける蓮沼千紘。本展では、2014年の「花とキャビア」から最新シリーズの「廻る色光」までを紹介する。会場に足を踏み入れると、そこに脳細胞をイメージした空間が広がる。色とりどりのニットが表現する独特な世界に流れるのは、彼女の頭の中に日常的に聞こえてくる音や思考をリミックスしたBGM。それは、まるで蓮沼千紘の頭のなかを覗き込んでいるような体験ができる。展示の他に、今はもう購入できない作品やnakamuracoubou、mellowとの人気コラボレーションアイテムが復刻販売される。さらに、2015年冬に発表したシリーズ「extension」に参加したKilico.佐藤麻衣子さん等、サロンのスタイリストによるインスタレーションも開催予定。【開催概要】CHIHIRO HASUNUMA「In my head」会期:2016年7月29日(金)~8月3日(水) ※会期中無休場所:表参道ROCKET住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ同潤館3F時間:11:00~21:00※7月31日(金)~20:00、8月3日(水)~18:00※入場無料■パーティー2016年8月2日(火) 19:00~21:00■インスタレーション2016年8月1日(月)、8月2日(火)【問い合わせ先】TEL:03-6434-9059
2016年07月14日