俳優の横浜流星が、映画『ヴィレッジ』(2023年公開)の主演を務めることが19日、明らかになった。同作は話題作を世に送り出すスターサンズ・河村光庸プロデューサーが企画し、藤井道人が脚本・監督を務めるオリジナル作。夜霧が幻想的な、とある日本の集落・霞門村(かもんむら)。神秘的な「薪能」の儀式が行われている近くの山には、巨大なゴミの最終処分場がそびえ立つ。幼い頃よりこの村に住んでいる片山優(横浜流星)は、美しい村にとって異彩を放つ、このゴミ処理施設で働いているが、母親が抱えた借金の支払いに追われ、ゴミ処理施設で働く作業員に目をつけられ、希望のない日々を送っていた。そんなある日、幼馴染の美咲が東京から戻ったことをきっかけに物語は大きく動き出す。日本人の原風景である「村」という閉ざされた世界に、現代社会の闇を投影したサスペンス・エンタテインメントとなり、主人公・優は、過去のある事件によって周囲に蔑まれながら、“血縁”によって村にとどめ置かれ、“地縁”によって最も憎むべき相手の下で不法な労働に手を染めていく。行き場のない苦悩、落胆、そして怒り。そんな中、彼はあるきっかけで“覚醒”していきますが、村は予想外の事態を迎える。同調圧力、格差社会、貧困――。本作は現代社会が抱える多くの問題の、きれいごとではない本質を投影し、そこに生きる人間のリアルに迫っていくという。横浜が藤井監督とタッグを組むのは、amazarashi の「未来になれなかったあの夜に」MV、映画『青の帰り道』(18年)、『DIVOC-12/名もなき一篇・アンナ』(21年)、ドラマ『新聞記者』(22年/Netflix)に続き本作で5度目となる。今回は“ダークサイドに堕ちた青年”という役柄で、新たな化学変化を起こす。○横浜流星 コメント藤井監督との出会いは、今から7年前の映画の打ち上げでした。その後お互い先の仕事が決まっておらず、頑張りましょうなんて話していた矢先に『青の帰り道』でご一緒することができ、その後も定期的に作品を一緒に創り、今回長編で主演を務めさせて頂きます。とても感慨深いです。藤井監督が何度も何度も書き直しされていた、愛のある最高な脚本です。日々の辛い状況から逃げたくても逃げられない。我慢しか出来ない青年を生き、身も心も削られましたが、彼の変化を楽しみにしていただきたいです。今まで見た事の無い作品になっていると思いますし、とても考えさせられる内容になっています。公開は来年です。お楽しみに。○監督・脚本:藤井道人 コメント横浜流星と出会ってもう7年になります。お互い、全く売れていない頃からお互いを鼓舞し合って切磋琢磨してきた同志です。そして今回、流星の主演映画を監督出来ること、とても嬉しく思っています。河村プロデューサーからの今回のお題は『村社会』でした。事なかれ主義、同調圧力、慣例や秩序。とても難しい題材でしたが、今、僕らの周りに起きていること、感じたことを気負わずに書きました。横浜流星という俳優の進化と、素晴らしいキャスト、スタッフの技が詰まった観たことのない映画になっていると思います。是非来年の公開を楽しみにしていてください。○企画・製作・エグゼクティブプロデューサー:河村光庸(スターサンズ) コメント「村」。その集落構造はまさに日本社会の縮図と言えるでしょう。有力者(もしくは象徴的存在)を頂点とした序列の下、集団としての秩序が保たれ、表面的には穏やかな社会に見える。しかし、内在的に抑圧されていることに多くの人は気付かず、一方、そういった閉鎖的な集団に疑念を持ち、はみ出さざるを得ない人間がどんどん異形になっていく事で、社会的混乱が増幅してゆく…。このテーマは、あなたとあなたの周りに起きている物語なのである。この映画は藤井監督と制作したかつての2作品(『新聞記者』『ヤクザと家族 The Family』)とはまた違う人間集団のディープな物語になったと思います。皆さんは恐らくこの映画が完成した時に驚愕することでしょう。監督率いるキャスト・スタッフのスクリーンからあふれ出る熱量、そして、未だかつて観たことのない映像に…。(C)2023「ヴィレッジ」製作委員会
2022年05月19日横浜流星主演最新作『ヴィレッジ』の公開が決定。スターサンズ・河村光庸プロデューサー企画、現在『余命10年』が大ヒット公開中の藤井道人が監督・オリジナル脚本で挑む、現代日本の縮図を描いた異色のサスペンスエンタテインメントとなっている。夜霧が幻想的なとある日本の集落・霞門村。神秘的な「薪能」の儀式が行われている近くの山には、巨大なゴミの最終処分場がそびえ立つ。幼い頃よりこの村に住んでいる片山優は、このゴミ処理施設で働いているが、母親が抱えた借金の支払いに追われ、ゴミ処理施設で働く作業員に目をつけられ、希望のない日々を送っていた。そんなある日、幼なじみの美咲が東京から戻ったことをきっかけに、物語は大きく動き出す――。横浜さん演じる主人公・優は、過去のある事件によって周囲に蔑まれながら、血縁によって村にとどめ置かれ、地縁によって最も憎むべき相手の下で不法な労働に手を染めていくキャラクター。彼はあるきっかけで覚醒し、村は予想外の事態を迎えていくことに。“ダークサイドに堕ちた青年”という役柄で、同時に公開されたビジュアルにも、これまでにない横浜さんの魅力が伺える。本作は、同調圧力、格差社会、貧困――という、現代社会が抱える多くの問題のきれいごとではない本質を投影し、そこに生きる人間たちのリアルに迫っていく。「amazarashi」のMVや『青の帰り道』、「新聞記者」など、本作で5度目のタッグとなる横浜さんと藤井監督。横浜さんは「藤井監督が何度も何度も書き直しされていた、愛のある最高な脚本です。日々の辛い状況から逃げたくても逃げられない。我慢しか出来ない青年を生き、身も心も削られましたが、彼の変化を楽しみにしていただきたいです。今まで見た事の無い作品になっていると思いますし、とても考えさせられる内容になっています」と本作について語る。藤井監督も「横浜流星という俳優の進化と、素晴らしいキャスト、スタッフの技が詰まった観たことのない映画になっていると思います」と自信を見せている。『ヴィレッジ』は2023年公開予定。(cinemacafe.net)
2022年05月19日「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022」(SSFF & ASIA 2022)が今年も開催する、企業や広告会社が制作したブランディングを目的としたショートフィルム(ブランデッドムービー)の祭典「BRANDED SHORTS 2022」の審査員、ノミネート作品が発表された。今年の審査員は、藤井道人監督をはじめ、長田麻衣(株式会社SHIBUYA109エンタテイメント マーケティング戦略事業部ソリューション戦略部 エキスパート SHIBUYA109 lab.所長)、高崎卓馬(クリエイティブ・ディレクター)、たちばなやすひと(ドラマプロデューサー)、ゆりやんレトリィバァ(コメディアン)、太田光代(株式会社タイタン代表取締役社長)、審査員長は木村健太郎(博報堂 執行役員/博報堂ケトル エグゼクティブ クリエイティブディレクター)が務める。今回は、企業や団体から687本の応募作品が集まり、12の国と地域から34点のノミネート作品が決定。作品の長尺化によるCMとの差別化や、YouTube以外に映画祭上映を行い、映画作品としての打ち出しを試みている作品が増え、一方で、長尺の作品をウェブ配信するために分割・シリーズ化するなど、見せ方の模索も感じられた今回の応募作品。コロナ禍を直接描くのではなく、コロナ禍でも変わらない人々の姿を描き、想像以上に長く続くコロナ禍の中で、人々に夢や希望を提供できるサービス・企業でありたいとするメッセージの発信が目立っていたという。ノミネート作品には、『ゴーストバスターズ/アフターライフ』のジェイソン・ライトマン監督と、その父親で『ゴーストバスターズ』シリーズを手掛けてきたアイヴァン・ライトマン親子の共同監督が実現したAppleの『Holiday: Saving Simon』や、「BiSH」のアユニ・Dが出演したNECの『C’est LA VIE』などがラインアップ。ノミネート作品(ファイナリスト)は、本日より、オフィシャルパートナーとなっている「ABEMA」、および映画祭オンライン会場で順次配信され、6月13日(月)には赤坂インターシティにて上映も行われる。『C’est LA VIE』なお、「観光映像大賞」から、ファイナリスト5作品を発表、配信も開始。5月26日(木)からは、ファイナリストに選ばれた青森県弘前市、京都府福知山市、熊本県、長崎県宇久町、兵庫県洲本市・南あわじ市の各自治体・団体と、和歌山大学観光学部教授の木川剛志を招き、映画祭代表・別所哲也をモデレーターに実施するオンライントークイベント「観光映像で見えてくる、これからの観光プロモーション」を配信。熊本県阿蘇地域 『阿蘇の不時着』(Crash landing on ASO)「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2022」は6月7日(火)~20日(月)オンライン会場および都内複数会場にて開催。※オンライン会場は6月30日(木)まで開催中(cinemacafe.net)
2022年05月12日河瀬直美が総監督を務める公式映画『東京2020オリンピック SIDE:A/SIDE:B』の予告編が公開。メインテーマ曲は藤井 風が担当することも明らかになった。1964年以来の東京での開催となった夏季オリンピック。新型コロナウィルス感染症の世界的蔓延により、第32回オリンピック競技大会は、史上初めての延期が発表され、2021年夏、史上初のほぼ無観客開催の決定、関係者の辞任、開催に賛否両論がある中で迎え、7月23日より17日間にわたって、オリンピック史上最多となる33競技339種目が実施された。そして、1912年の第5回ストックホルム大会以来、撮り続けられているオリンピック公式映画。今回、監督に選ばれたのは、世界的にも評価の高い河瀬監督。異例の大会とその開催に至るまでの750日、5000時間に及ぶ膨大な記録をもとに、日本、そして、世界中から集ったアスリートたちや選手の家族、大会関係者、ボランティア、医療従事者、会場の周囲に集う人々、オリンピック中止を叫ぶデモ参加者などの姿、その情熱と苦悩、ありのまま全てを余すことなく後世に伝えるために製作。表舞台に立つアスリートを中心としたオリンピック関係者たちを描いた『東京2020オリンピック SIDE:A』。大会関係者、一般市民、ボランティア、医療従事者などの非アスリートたちを描いた『東京2020オリンピック SIDE:B』と、異なる視点から描く2作品が公開される。到着した予告編では、アスリートや非アスリートたちの様々な表情が映し出され、本編への期待を抱かせる仕上がりに。また映像には、藤井さんが担当したメインテーマ曲も挿入。河瀬総監督は、藤井さんの存在感や歌唱力、コロナ禍デビューという経緯も含め、運命的なものを感じ、「『藤井 風』という強く優しいきらめきが、今回のオリンピック映画のひとつの灯火になるはずだと確信して、一緒にこの作品を創ってもらえないかとお話しました」とオファーした経緯を語り、藤井さんは「このドキュメンタリーで監督が描かれている光と影、そして人生の勝利とは何かという問いに導かれるように姿を現してくれたのが、メインテーマの”The sun and the moon”という曲になります。このドキュメンタリーを目にする方々、そしてこの記録映画が捉えた時代の歩む先が、光の方でありますように」とコメントした。なお、藤井さんは劇中の音楽制作にも初めて参加している。『東京2020オリンピック SIDE:A』は6月3日(金)より全国東宝系にて公開。『東京2020オリンピック SIDE:B』は6月24日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2022年04月22日ベストセラー原作を小松菜奈、坂口健太郎のW主演、監督・藤井道人、音楽・「RADWIMPS」で映画化した『余命10年』。公開から4週目を迎え、累計動員数は160万人を突破、興行収入は20億円を記録する大ヒットとなり、SNSでは「この作品は映画を楽しむっていうより人の人生に触れる感じ」「毎年桜を見るとこの映画を思い出すんだろうな」と連日感動の声が届いており、「初見じゃないのに嗚咽するくらい泣いた」と複数回リピートする鑑賞者も現れている。そんな本作から、【映画鑑賞後の視聴推奨!】茉莉(小松菜奈)と和人(坂口健太郎)の抑えられない気持ちが1つになる、“二人の決断”を収めた本編映像が解禁された。20歳で難病となり、もう恋はしないと心に決めた茉莉と、生きることに迷い、自分の居場所を見失った和人。惹かれ合いながらも距離をとり、別々の道を進んでいた2人だったが、和人が募る想いを茉莉にぶつけることでお互いの気持ちに正直に生きていくことを決断する姿を描いた本映像。本作において、重要かつ観客の感情を大きく揺さぶるシーンとなっている。「つまらない人生かもしれないけど隣には茉莉ちゃんがいる。死にたいって思っていた俺に生きたいって思わせてくれた茉莉ちゃんのために俺は生きる」と茉莉と共に歩む未来を夢だと伝える和人。さらに「一緒にいて下さい」とありったけの想いを言葉にする。限りある命だからと和人への好きという気持ちを抑え、心を閉ざしていた茉莉は、その言葉にこれまで堪えてきた想いが涙となって溢れ出し、幸せを噛み締めるように和人に抱きつく。茉莉は「同窓会なんて行くんじゃなかった」とつぶやくが、その言葉とは裏腹に2人は幸せそうに微笑む。2人がようやく共に生きていく未来を選んだ瞬間を切り取った1シーンとなっている。『余命10年』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:余命10年 2022年3月4日より全国にて公開©2022映画「余命10年」製作委員会
2022年04月01日小松菜奈と坂口健太郎のW主演でベストセラー恋愛小説を映画化した『余命10年』。本作で監督を努めた藤井道人と、音楽を担当した「RADWIMPS」野田洋次郎の対談が実現し、本作について徹底的に語り尽くした。本作は、“涙よりも切ない”恋愛小説として、発売以来、SNSを中心に反響が広がり続けているベストセラーを、『新聞記者』『ヤクザと家族The Family』「アバランチ」の藤井監督が映像化。不治の病にかかり、もう恋はしないと心に決めた茉莉(小松菜奈)と、生きることに迷いながらも茉莉と出会い、恋に落ちていく和人(坂口健太郎)。彼らの人生が交わるとき、ありふれた毎日が嘘みたいに輝き出す――。著者の小坂流加さんは、茉莉と同じく難病を抱え、小説の文庫化を待たずして亡くなった。俳優陣とスタッフ陣が、“原作者・小坂流加さんの生きた証を残したい”という思いのもと作り上げられた本作は、3月4日に公開を迎え、週末動員ランキング初登場実写映画No.1を獲得、公開3日間で興行収入3億円超えの好スタートを切った。また本作は、実写映画としては初めて、「RADWIMPS」が全編にわたり音楽・主題歌を手掛けているのも注目ポイントだ。――主題歌「うるうびと」の歌詞は、和人の目線でつくられています。最初からそのような打ち合わせがあったのでしょうか?藤井監督:なかったですね。台本をお渡しして、その感想を曲にしてくださいとお伝えさせていただきました。野田:(藤井監督からは)最初から全幅の信頼を寄せていただいていたので、まずは思ったままにつくってみますとお伝えしました。ただ監督から「衣装合わせの前にデモがあると嬉しいです」と言われたので、一昨年の夏くらいにデモをお渡しました。――作品と音楽が密接になっている作品なんですね。藤井監督:音楽はもう一つの主人公だと思っています。野田さんが作ってくださった音楽が本当に見事に調和してくれたといいますか、野田さんがすごく作品に寄り添って、茉莉ちゃんに、和人に寄り添って曲を練りこんで作り上げてくれたから良かったんだと思います。野田:俳優でご一緒した時も、一番最初は撮影前に脚本打ち合わせを何ヶ月かやりながら作り上げていき、その後役者として合流していきました。そして、今回本作では音楽を担当させてもらって、作品との向き合い方みたいなものも含め、互いにすごく理解し合っていた気がします。僕も現場でいえば音楽監督、バンドで言えば監督的な立場でやっているので、そこら辺の視点みたいなもので通ずる部分があるんだなと、勝手に思っているわけですが、その心地良さみたいなものを感じながら曲を作れたという感じです。――お二人のお話しを聞いていて、考え方や感情の受け止め方が似ているのかなと思いました。野田:藤井監督が「シーンによってはもう少しこういうのも聞いてみたいです」と仰ると、基本的には一回全部を吸収して、飲み込んで受け入れて作っていきます。それでもどうしても僕がこっちの方が良いと思った時は僕も折れないですし、監督自身も折れないんです。でもそんなときは、譲ったり、お互い分かり合っていたと思います。藤井監督:お互い見えている図や想いは一緒ではありますが、音楽の細かい部分に関して僕は分からないので。「これが良い」と野田さんが信じてくれたものを自分は大事にしたい。僕が今回『余命10年』の音楽をやって欲しいと伝えて、承諾いただいた後「大体どれくらい曲数あるの?」と聞かれたときに、とっさに「15曲くらい…そんなに音楽多くないイメージなんですよ」とお伝えしたのですが、結果倍ぐらい作ってくださいました(笑)。野田:今回のサントラ30曲入りですね(笑)。こんなに音楽ばっかりで大丈夫なのかなって心配になりました。――撮影していく中で、この作品には音楽が必要だと監督ご自身が感じたということでしょうか?藤井監督:最初15曲とお伝えした時はそんなに考えていなかったのですが、劇伴音楽って“風”のような存在だと思うんですよ。野田さんの音楽もまさに“風”のようなもので、二人(茉莉と和人)はこんな“風”を受けているというような空気を作ってくださる。この映画をすごく多くの人に届けたいと思った時に、二人のお芝居が足りてないから、音楽を足すのではなくて、より豊かな空気の中で二人の芝居を良く見せたい。そこに野田さんの音楽がついてくださったというのが、一番曲が増えた要因なのかなと思います。――普段の楽曲作りと、本作での楽曲作りでの違いはありましたか?野田:僕は今回の方が個人的に自分として幸せが多いという感じがしましたね。今までは、自分が歌うために曲を作り、自分はこうなんだということを示して、それで多くの人に聞いてもらって、20年近くやってきました。でも今回は全く新しい違う喜びなんですよ。素晴らしい作品があって、そこに生きている瑞々しい登場人物と、監督の想いがあって。その人たちのために何ができるだろうと考えた時に、今回はもしかしたら喜びが強いと言うか、その人たちを喜ばせたい、監督を驚かせたいとか。そのために考えている時間がすごい好きですし、その両方があって音楽だと思いますね、すごく幸せでした。――野田さんの気持ちの変化があった時に、藤井監督がお声掛けをしたというのは何か縁を感じますね。藤井監督:今回、自分にとっても多くの人に観てもらいたいという想いが出てきた時に、野田さんに全ての音楽を直接お願いしに行きました。いつかやってもらいたいとずっと思っていたのですが、自分にとってやっとそういう時期が来たなと。――なぜ、“そういう時期”が来たと感じ、この作品と野田さんが繋がったのでしょうか?藤井監督:10代の頃から(RADWIMPSさんの)音楽を聴き続けてきて、野田さんの音楽の特徴というのは目に見えない、人が言い表せない心の感情の機微というものをずっと届けてくれていたような気がしていて。僕たちも“映画でしか表現できないもの”というものを追い続けてきましたが、“あと10年しか生きられない”という感情は言葉にはできないと思うんです。でも、小坂さんが生きた10年を野田さんの音楽で聞いてみたかったというところが一番大きな理由ですね。野田:嬉しいですね。結果こういう作品が出来上がってみて、監督の直感は正しかったんだなと思いました。――改めて楽曲制作ではなく、完成した作品を鑑賞したご感想は?野田:藤井監督も最初仰っていたように、“余命モノ”と言われる映画を作るのは、まずそれだけで覚悟が必要ですし、観る側にも一つバイアスやフィルターがかかって観られるものであると思うんですよ。だけど、それを遥かに飛び越えるくらいの、まっすぐさというか、情熱というか、真摯さみたいなものが映像を観た時に、画面から飛び出してくるように感じました。ずっと残っていくような作品だなと感じましたし、このような作品に、初めて実写映画に音楽をつけられて本当に幸せでした。一生大事にしたいと思える映画です。キャスティング含めて、本当にすごいですよね。みんなが一つの意志のもと繋がっている感じが、観ていてすごかったです。――藤井監督の作品にまた俳優として出演したいと思いますか?野田:こんな大御所の監督になられてしまって(笑)。あの時(ドラマ「100万円の女たち」)はまだ新人同士でしたからね、ピチピチでしたよね(笑)。藤井監督:僕は俳優としてもお願いしたいですね。例えばアクションとか。でもアクション練習を野田さんとやるのは緊張しますね(笑)。僕は野田さんといて一番気持ち良いのは、お互いが強制し合わないこと。いつかピタッと来るその瞬間を待てるから一番安心できるんです。野田:お互いが武者修行しているじゃないですけど、HP(ヒットポイント)をどんどん増やすみたいな、(藤井監督に対して)「次会う時までにお前かっこよくなってろよ」という感覚がどこかにあって。俺も絶対次なんかやるんだったら驚かせたいし、どんな冒険をしてきたのかということを伝えたいし、藤井監督も多分そうやって生きていくだろうし、そういう戦友みたいな心強さは感じますね。――お二人にとってこれまでの10年は、どのような10年でしたか?藤井監督:デビューが26歳で、メジャーデビューがワーナー・ブラザーズさんの映画でした。浮かれて頑張ったけど、全然ダメで。作品がというより、自分が監督として全然ディレクション出来ていなくて、人をまとめる力も技術もなくて。それで一回監督を辞めて、自主映画をまた撮り直し始めました。全部勉強し直してというのが二十代後半。ずっと録音の機材を勉強したり、CGの勉強をしたり、自分に体力をつけて戻ってきたいと思った一発目の作品が「100万円の女たち」で30歳の頃ですね。野田:27歳くらいで初めて映画の主演の話を頂きました。それまでは自分の中で閉じながら音楽を作っていたのですが、10年ぐらい前からいろんな人と繋がっていって、コミュニケーションを取りながら違う分野で“表現”というものをしてみようと思い始めたんです。それがあって今があります。バンドはバンドの“自分達だけ”という美しさもあると思うんですが、それだけだと息が持たなかったと思います。この10年はいろんな出会いを求めながら、新しいものを自分が作れている10年間だったと思いますね。――これからの10年はいかがでしょうか?野田:藤井監督は45歳くらいが一番カッコ良さそうですね(笑)。10年後もこのペースで作品を作っていそうです。藤井監督:本当ですか?このペースでやっていったらやばいかな(笑)。変わんないというのが人生の目標というか。例えば、お金をたくさんもらって、かっこよく使えればいいんですけど、そうなれる自信がないので。あまり飾らず、作品でちゃんと語ると言うか、そういう大人になれなくなったら辞めようというのはなんとなく自分の中では考えていますね。野田:藤井監督は変わらない気がする。多分自分の満足を、お金だったり名声だったりではダメで、自分の作品以外では満たせない気がします。そこは自分と通じるものがあるなと思いますね。間違いなく今より自分が表に立っていくというのは減っていくと思います。見られるような、見てくれじゃなくなっていくかもしれないですし(笑)。でもそれがすごい楽しみです。例えば、自分よりもずっと違う歌い手さんのプロデュースをしてみたり、映画の音楽だろうと、何の音楽だろうとそこに自分の何かを足したら面白いものになるだろうなというのに挑んでいるんじゃないかなと思います。『余命10年』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:余命10年 2022年3月4日より全国にて公開©2022映画「余命10年」製作委員会
2022年03月13日テレビ番組でもおなじみの藤井恵さんの新刊栄養バランスがよく、ダイエットや冷えの改善、アンチエイジング、腸活に役立つおかゆのレシピを掲載している新刊『藤井 恵の「からだが整う」おかゆ』が文化出版局から発売された。B5変型判、72ページ、価格は1,760円である。著者の藤井さんは料理研究家で、管理栄養士の資格を保有。「きょうの料理」「あさイチ」などのテレビ番組でもおなじみであり、『「万能無水鍋」におまかせ! 毎日のごはん』『はじめての「味つけ冷凍」』などの著作もある。「わが家のおかゆはポタージュ風」約2年にもなるコロナ禍では、それまでと同じように食事を摂っていても、体型の変化に悩む人が増えた。外出が減り、運動の機会が減ったため三食を普通に摂るだけでも体重増につながる。また、自宅で過ごす時間が長くなったことで、三食の食事作りが面倒だという人も多い。「わが家のおかゆはポタージュ風」と語る藤井恵さんのおかゆは米を油で炒め、たっぷりの肉、魚、野菜などの具材が入ったものである。ボリュームも栄養も充分、朝と昼なら一品でもよく、夕食には簡単な副菜があればよい。また、白がゆでは塩気のあるものがほしくなるが、具だくさんのおかゆであれば、そのままでも美味しく減塩にもなる。新刊では「干しえび+レタス」「豚肉+しいたけ+にら」「さば缶+キムチ+ししとう」などのおかゆを紹介。おかゆととも食べる箸休めも紹介されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※藤井 恵の「からだが整う」おかゆ(藤井恵 著)【文化出版局】
2022年03月05日小松菜奈と坂口健太郎共演、藤井道人監督の話題作『余命10年』よりキャラクター予告が解禁された。今回解禁となったのは小松さん、坂口さんが全身全霊で演じ切った茉莉と和人に迫るキャラクター予告。【茉莉編】は、どこにでもいる20代の女の子として友人との再会を楽しむ茉莉を映したシーンから始まる。“余命10年”という現実から、生きることに執着しないため、終わりの見えている恋はしないと決めていた茉莉だったが、中学時代の同級生・和人と再会し、彼女の運命は大きく変わっていく。自らが病に侵されていることを隠しながら、和人と楽しい時を重ねていく茉莉。2人の楽しい思い出が増えるたびに、ありふれた日常が愛おしくなっていく…。茉莉の「彼女にしてくれて、ありがとう」という言葉の先にあるものとは――。【和人編】は、生きることに迷い、影のある表情で窓辺に佇む和人の姿から始まる。“死にたい”とさえ考えていた和人は茉莉と恋に落ちたことで生きる希望を見つけ、新たな一歩を踏み出すことに。茉莉と和人、タケル(山田裕貴)と沙苗(奈緒)の仲良し4人組が春夏秋冬それぞれの季節を楽しみ、輝きだした日常。そして、茉莉と過ごす時間がなによりも幸せな和人は「今が楽しいから、このままがずっと続けばなって」と想いを明かすが、思い出が増えるたびに大切な時間は過ぎていく…。そして映像の最後で和人が流した涙の理由とは――。本作は初共演にしてW主演を務めた小松さん&坂口さんと、藤井道人監督をはじめとしたスタッフ陣が、茉莉と同じく難病を抱え、小説の文庫化を待たずして亡くなった原作者・小坂流加の想いを引き継ぎ、一切の妥協なく作り上げられた。減量にも向き合いながらヒロインの茉莉を演じた小松さんは「減量もあって集中力と体力が切れる瞬間もあったけれど、茉莉の気持ちに辿り着くまであきらめたくはありませんでした。撮影中は『新鮮な気持ち、新鮮な気持ち』と自分に言い聞かせながらお芝居をしていました」と本作に込めた想いを明かす。一方で坂口さんは「僕はシンプルに茉莉を愛することにウソをつかないようにと思って演じていました。和人が変化したのは茉莉に出会ったからこそ。人として茉莉のことをちゃんと愛し抜こうと思っていました」と茉莉への想いを軸に役作りに挑んだと語っている。キャスト、監督のこだわりと強い想いが込められた本作。生きることの希望にあふれた感動作だ。『余命10年』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:余命10年 2022年3月4日より全国にて公開©2022映画「余命10年」製作委員会
2022年03月04日2022年2月24日から続いている、ロシアによるウクライナ侵攻。ウクライナの各地で戦闘が行われ、両国の公表する数値に違いはありますが、合わせて数千人の死者が出ているとされています。今回の戦いを受け、日本を含む世界各国から平和を願う声が上がりました。ロシアとウクライナの情報戦を受け、藤井貴彦アナが思いを明かす同年3月3日に放送された、報道番組『news every.』(日本テレビ系)でも、ロシアのウクライナの情勢について特集。ウクライナでは都市部を中心に、家屋が破壊されるなど大きな被害を受けているといいます。そして、戦いが起こっているのは戦地だけではありません。インターネット上でも、情報戦が行われているのだとか。戦いを有利に進めるため、SNSではフェイクニュースが流れることも。また、士気に影響が出るとして、各国では自軍の被害についての情報を規制しているといいます。繰り広げられる情報戦について、藤井アナウンサーは視聴者に向かって、このように思いを伝えました。ロシアのみなさんには直接は届かないのかもしれませんけども、遠くにいる日本で私たちがこういう情報をみなさんにお伝えし続けていることによって、日本の中にもロシアの方はいらっしゃるでしょうし、ウクライナの方もいらっしゃると思います。その人たちが、もしかするとロシアなりウクライナなりに「こういうふうに伝えられてるよ」っていうのを、伝えることもできると思うんですよね。ですから私たちは、遠くの国にいますけども、これ(ニュース)を知ることによって、「無駄だ」って思わないで、知り続けること、関心を持ち続けることがとても大切だと思います。news every.ーより引用ネットの情報規制によって、自国の現状を知ることができずにいる人が多く存在している、ロシアとウクライナ。日本でも、今回の戦いに関するフェイクニュースが拡散され、問題視されています。インターネットというツールがあれば、どれだけ戦地から離れた場所にいても、フェイクニュースによって加担してしまう可能性があるでしょう。藤井アナは、「そんな現状だからこそ、日本では正しい情報を発信し続け、多くの人が関心を持ち続けることが重要である」と、視聴者に向かって説きました。番組を見ていた人からは、藤井アナのコメントに共感する声が上がっています。・藤井さんの誠実な人柄がよく出ているコメント。心に響きました。・報道に携わる人として、本当に素晴らしい考えだと思う。・「自分に何ができるのか」と無力さをなげいていたけど、関心を持ち続けるのが大事なのだとハッとした。海外の出来事のため、関心のない人もいるかもしれません。また、つらい気持ちになってしまうため、あえて情報を遮断している人もいるでしょう。しかし、1人でも多くの人が今起こっている出来事から目をそらさずに考えることで、きっと未来につながるはず。藤井アナのメッセージは、多くの人に「今、自分がすべきことはなんなのか」と考えさせてくれたようです。[文・構成/grape編集部]
2022年03月03日小松菜奈&坂口健太郎ダブル主演、音楽「RADWIMPS」で贈る藤井道人監督のラブストーリー『余命10年』より、本編映像が解禁された。自らの余命が10年であることを知り、生きることに執着しないためもう恋はしないと心に決めた茉莉(小松菜奈)。生きることに迷い自分の居場所を見失った和人(坂口健太郎)。本作は2人が惹かれ合い、お互いを想い合って生きた“10年間”が色鮮やかな四季の移ろいとともに描かれている。この度解禁されたのは、「RADWIMPS」の楽曲とともに、茉莉が和人や友人、家族たちと過ごす思い出の日々が映し出された本編映像(重なる四季編)。映像は、茉莉がビデオカメラを持ち撮影しているところから始まる。そのレンズの先にいるのは、晴天の空の下、海辺ではしゃぐ和人とタケル(山田裕貴)、そして沙苗(奈緒)。4人は桜の下でお花見をして、浴衣姿で花火大会に赴き、秋の紅葉やクリスマスにはホームパーティーで盛り上がり、移り変わるそれぞれの季節を楽しむのだった。また、茉莉が家族と和やかにおせちを囲むシーンや、幸せを噛み締めるような茉莉の表情が切り取られる。友人と無邪気に遊び楽しそうにはしゃぐ茉莉を映す一方、服薬しながら病と闘い孤独を感じている様子も描かれており、鮮やかな情景の中で生まれる何気ない日々が、忘れがたいかけがえのない思い出になっていくのだと感じさせる。本作の監督を引き受けるにあたって藤井監督は1年を通して撮影することにこだわったそうだ。「約1年間に劇中の10年間を置き換えるようにして、春夏秋冬の四季になぞらえ茉莉と和人の過ごした楽しくも切ない時間を丁寧に描きたかった」とその熱い想いを明かしている。その想いに呼応するかのように、「RADWIMPS」の美しい音楽が映像に寄り添い、観る者の心を惹きつける。この春一番の感動作だ。『余命10年』は3月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:余命10年 2022年3月4日より全国にて公開©2022映画「余命10年」製作委員会
2022年03月01日モデルの藤井サチが22日、都内で行われた「スニーカーベストドレッサー賞 2022」授賞式に登壇。スニーカーを素敵に履きこなしている著名人を表彰する同賞のモデル部門を受賞した。藤井は「まさかこんな光栄な賞を自分がいただける日が来るとは思っていなかったので本当にうれしいです。スニーカーが本当に大好きで、ほぼ毎日履いているので、今日は夢のようです」と大喜び。スニーカーを履く際のコーディネートのこだわりを聞かれると、「あんまりカジュアルになりすぎないように、今日のようにワンピースをあわせてみたり、革ジャンを羽織ってみたり、デニムのセットアップを着てみたりして、甘さや辛さをプラスして全体的なバランスをとるようにしています」と明かした。同賞は、2月22日(スニーカーの日)にちなんで、「スニーカーが似合う」「今後スニーカーを履いてほしい」「スニーカーの需要喚起に貢献してくれた」という人たちを各部門賞ごとに選出し、表彰するもの。5回目となる今年度は、女優部門を松本まりか、俳優部門を桜田通、モデル部門を藤井サチ、アーティスト部門を山下健二郎(三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)、芸人部門をEXITのりんたろー。と兼近大樹が受賞。さらに「スニーカービズ」を積極的に実施している栃木市が特別賞に選出された。
2022年02月22日藤井風が最新アルバムCD『LOVE ALL SERVE ALL』を、2022年3月23日(水)に発売する。藤井風の最新アルバム『LOVE ALL SERVE ALL』全11曲収録藤井風は、YouTubeでのピアノカバー動画をきっかけに音楽活動をはじめ、2019年に本格的に活動をスタートさせたミュージシャン。2020年にリリースしたデビューアルバム『HELP EVER HURT NEVER』が各種チャート上位を獲得し話題に。2021年には楽曲「きらり」「燃えよ」がロングヒットを記録し、第72回NHK紅白歌合戦に出場するなど、国民的知名度を獲得した。そんな藤井風が、最新アルバムCD『LOVE ALL SERVE ALL』をリリース。人気曲「きらり」「燃えよ」など既発曲5曲と、「まつり」「やば。」「ガーデン」「damn」「ロンリーラプソディ」「それでは、」の新曲6曲の全11曲を収録する。CDは初回盤と通常盤の2形態『LOVE ALL SERVE ALL』のCDパッケージは、初回盤と通常盤の2形態で展開。初回盤には全52ページの特製フォトブックに加え、全11曲を収録するCD「LOVE ALL COVER ALL(piano arranged covers)」が付属する。初回限定盤ではジャスティン・ビーバーやレディー・ガガをカバー初回限定盤に付属するのは、ピアノアレンジカバーアルバム。ジャスティン・ビーバーの「Sorry」やレディー・ガガの「Eh, Eh」など、海外アーティストのヒット曲11曲をカバーしている。詳細藤井風 最新アルバムCD『LOVE ALL SERVE ALL』CD発売日・配信日:2022年3月23日(水)CD価格:通常盤(CD) 3,300円、初回盤(2CD+特製フォトブック) 4,400円配信版:2,200円<CD収録曲(通常盤&初回盤共通)>1. きらり2. まつり3. へでもねーよ (LASA edit)4. やば。5. 燃えよ6. ガーデン7. damn8. ロンリーラプソディ9. それでは、10. “青春病”11. 旅路<Disc2「LOVE ALL COVER ALL」(初回盤特典)>01. Sunny / Bobby Hebb02. No Tears Left To Cry / Ariana Grande03. Hot Stuff / Donna Summer04. Sorry / Justin Bieber05. Good As Hell / Lizzo06. Just the Two of Us / Grover Washington Jr.07. Weak / SWV08. Overprotected / Britney Spears09. Teenage Dream / Katy Perry10. Eh, Eh / Lady Gaga11. Circles / Post Malone
2022年02月21日現在「Netflix」にて配信中の新感覚婚活リアリティショー「ラブ・イズ・ブラインド JAPAN」より、ナビゲーターを務める藤井隆と板谷由夏が、カップルにインタビューをした本編映像が到着した。同番組は、姿や顔を見ることなく、“声”だけで心が通う結婚相手を見つけられるのか?米国で大ヒットした新たな婚活メソッドを提案する新感覚の婚活リアリティショー。今回10日間、別々の空間で過ごし、ポッドの中で声だけのお見合いを重ねた24人の男女。そこから、心が通った8組のカップルが誕生したが、波乱のバカンスを経て、6組が3週間の同棲へ進む。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。東京に戻り、同棲を迎えるカップルを温かく迎えた藤井さんと板谷さん。カップルに板谷さんは「喧嘩をちょっとしてみて」とアドバイスを送り、藤井さんは「言いたいこと言えている?」、「ご飯とか家事とかどうやっていくの?」、「(2人の関係は)一言で言うと相思相愛ですね」と切り込んでいき、参加者も思わず笑顔に。また、「唯一本音を話せる存在になりたい」とアヤノを見つめて話すシュンタロウの真剣さには、板谷さんが涙ぐんでしまう場面も。一方で「不安なことはない?」という質問に、「ハンガーあるんかな」と返答があると、思わず椅子から転げ落ちる藤井さん。軽快なトークで弾みをつけたカップルは、2人から鍵を受け取り、それぞれの愛の巣へ向かう。婚約カップルいらっしゃいそして、3週間の同棲生活をスタートさせるカップルたちは、リアルな日常を共有するために、得意料理を作ったり、行きつけのレストランや普段生活している家、職場を紹介したり。その中で、“自分とは違う”ことを実感してしまう。ワタルのギャップに未だに戸惑うミドリは、母親とワタルを会わせることに。母親にも後押しされたミドリは、改めてワタルの存在を見つめ直す。一方で、ミズキの将来像やビジネスを詳しく聞く中で新事実が発覚し、不安が生まれるプリア。モリとミナミも同棲生活を経て互いのコミュニケーションや愛情表現などについて連日話し合う。2人の考え方の違いが見えてくる中、話し合うことを求める人もいれば、話し合うことで詰められていると感じる人もいた。そんな中、話し合うことで見えた違いを埋められず、別れを決めるカップルも…。結婚式まで8日。試着を行う参加者たちは、結婚式をリアルに感じ、「このドレスを着ていまの相手と結婚をすること」を考える女性陣と、対照的にテンションが上がる男性陣の違いにも注目。そしてついに、結婚式当日。お互いに最後の誓いを立てることができるのか。気になるフィナーレはもうすぐ配信開始となる。Netflixシリーズ「ラブ・イズ・ブラインド JAPAN」は全世界独占配信中(全11話)。※第10-11話は2月22日(火)配信開始(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2022年02月21日1999年、2005年、2019年と、3つの時代で見つめる一人の男とその家族・ファミリーの壮大な物語『ヤクザと家族 The Family』のBlu-ray&DVDリリースが決定。綾野剛と舘ひろしからコメント映像も到着した。『新聞記者』の藤井道人監督が“ヤクザ”をテーマに描く本作。「変わりゆく時代の中で排除されていく“ヤクザ”という存在を、抗争という目線からではなく、家族の目線から描いた作品」と自身で脚本を担当した藤井監督は語っている。今回初のヤクザ役となる綾野さんが主人公・山本、彼に家族という居場所を与えた柴咲組組長・柴咲を舘さんが演じているほか、尾野真千子、北村有起哉、市原隼人、磯村勇斗、岩松了、豊原功補、寺島しのぶら豪華キャスト共演。また本作は、「第46回報知映画賞」に作品賞・監督賞含む4部門ノミネートし、助演女優賞を寺島さんが受賞。「第34回日刊スポーツ映画大賞」では3部門ノミネート、「第45回日本アカデミー賞」新人俳優賞を磯村さんが受賞した。今回のパッケージ化では、Blu-rayとDVDの2形態でリリース。Blu-rayには映像特典として、撮影の舞台裏やキャスト・監督のインタビューなどを収めたメイキングや、各種イベント映像などをたっぷりと収録。また、先着予約購入特典として【非売品プレス】が一部店舗限定で用意されているほか、楽天ブックスでは【A5ビジュアルシート3枚セット】もプレゼントされる。綾野剛&舘ひろし「是非ご覧ください!」(cinemacafe.net)■関連作品:ヤクザと家族 The Family 2021年1月29日より全国にて公開©2021『ヤクザと家族 The Family』製作委員会
2022年02月18日『新聞記者』の藤井道人監督が描くラブストーリー『余命10年』。この度、小松菜奈と坂口健太郎が演じる、茉莉と和人の切なくも幸せな恋がはじまる瞬間を映し出す本編映像が公開された。余命が10年であることを知り、生きることに執着しないために恋はしないと心に決めた茉莉と、彼女と恋に落ちることで自らの運命を大きく変えていく和人。公開された映像は、そんな2人がライトアップされた桜並木を歩くシーン。恋に落ちる編約1年間、四季の移ろいと共に撮影をした本作の中でも、春が描かれた美しいこのシーン。藤井監督は「決定的なセリフも説明もないけれど、絶対に伝わるから信じて欲しい」と語っている。小松さんはこの場面について「桜のシーンは和人と茉莉の関係が始まっていく爽やかなシーン。私は茉莉と和人が『何がきっかけで惹かれ合ったのか?』を明確にしていない所が凄く好きです」と語り、「『この人と一緒にいたいな』とか『この人を守りたいな』とか、この人の笑顔をずっと見ていたいっていう気持ちが茉莉の中にはあって。和人の屈託のない笑顔が茉莉にとっての救いだったんだなと思えるようなシーンでした」とふり返る。また坂口さんも「この作品は桜が凄く印象的なところで映っていて、夜桜のシーンは風が吹いて、目が合って、2人の美しい関係性のスイッチが入ったような気がしました」と話しており、2人の運命が変わるきっかけとなった重要なシーンでもある。『余命10年』は3月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:余命10年 2022年3月4日より全国にて公開©2022映画「余命10年」製作委員会
2022年02月18日ドラマ「鹿楓堂よついろ日和」に出演中の藤井流星(ジャニーズWEST)が、TBS日曜劇場「DCU」の第5話でゲスト出演していることが分かった。本作は、水中の捜査に特化した架空の組織「DCU」(Deep Crime Unit)を舞台にしたオリジナルドラマ。阿部寛がチームの隊長に扮するほか、横浜流星、中村アン、山崎育三郎、趣里らが出演。最新話・第3話では、隆子(中村さん)のまさかの殉職で言葉を失い、チームに生じた亀裂は修復不可能かと思われたが、今週放送の第4話では、新名(阿部さん)と瀬能(横浜さん)が再タッグを組み、彼女を殺害した犯人探しへと乗り出すことに。そして第5話のゲストに決定した藤井さんが演じるのは、瀬能の水泳部時代の先輩で、サーフショップオーナー・中林守。瀬能が手放しで心を許す存在だ。海上で起きた誘拐事件の聞き込み捜査中、2人は偶然再会することに。初の連続ドラマ主演を飾った「アゲイン!!」以来となる、約8年ぶりのTBS系ドラマ出演で、日曜劇場枠は初登場の藤井さん。「まさかゲストで呼んでいただけるとは思ってなく、驚きもありましたが本当にうれしかったです」と今回の参加を喜び、「横浜流星さん演じる瀬能の先輩役になりますので、そこの関係性にも注目して欲しいです。横浜流星さんは下の名前が全く同じで、お会いしたいとずっと思っていたので、今回共演できてうれしかったです」とふり返る。プロデューサーは、衣装合わせの際に「オーラがすごいなと思った」と藤井さんの印象を明かし、「お芝居をしていただいてさらに驚きました。皆さんがアッと驚くような演技をしていただいていると思います。是非とも、この第5話を見ていただいて、藤井流星さんの魅力を堪能していただきたいと思います。そして、横浜流星さんとのお芝居の対決も楽しんでいただけること間違いなしです」とコメントしている。「DCU」は毎週日曜日21時~TBSにて放送中。(cinemacafe.net)
2022年02月10日もう恋はしないと心に決めた余命10年の茉莉と、生きることに迷う和人を描く、藤井道人監督作『余命10年』。この度、約1年間の撮影で本作とどう向き合ったのか、W主演の小松菜奈と坂口健太郎が熱き思いを語る特別映像が到着した。先日のプレミアイベントでは、小松さんが感無量の涙を流しながら、演じ終えた後は抜け殻になるほど燃え尽きたと語り、坂口さんやほかキャスト陣も思わず目を潤ませたほか、藤井監督は「命を懸けてつくった」と語るなど、強い思いが込められた本作。“余命もの”の作品に対して、ある種の抵抗があったという藤井監督だが、「生前に書かれたものと闘病中に加筆された部分というところの生々しさだったりとか、彼女の本当に書きたかったことに対しての執着みたいなもの、それがすごく生きているように感じたんですよ」と原作者・小坂流加さんが命を懸けて書き綴った物語を読み、その強い思いに心を動かされ、引き受けたと明かす。そして、今回の役を全身全霊で演じた主演のふたり。ヒロイン茉莉役の小松さんは「(監督は)小坂流加さんのご家族に対して敬意だったりとか、ひとつひとつが凄く丁寧でこの作品に特別な想いがあるんだなって。それを超える熱量で挑まなくてはいけない」と言い、「この作品が宝物になる」とふり返る。和人役の坂口さんもまた「生半可な気持ちじゃできないなと、すごく強く思いました」と覚悟を持って演じたと明かしており、「綺麗ごとだけじゃない茉莉の生き様というか生きた証じゃないですけど、それをちゃんとこう丁寧に書いていたから、だからこんなにいろんな人に刺さるんだろうなっていうのはすごく思いました」と自信を覗かせている。『余命10年』特別映像『余命10年』は3月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:余命10年 2022年3月4日より全国にて公開©2022映画「余命10年」製作委員会
2022年02月03日Netflixシリーズ「新聞記者」も話題の藤井道人監督が、小松菜奈、坂口健太郎を主演に迎え、60万部を突破している小説を映画化する『余命10年』。第6回静岡書店大賞の「映像化したい文庫部門」大賞を受賞するなど、書店員からも映像化を希望する声が多く上がっていた本作でメガホンをとった藤井監督が最新作に込めた思いを語った。映画『新聞記者』(19)の撮影を終えたまさにその日、プロデューサーから本作『余命10年』の監督オファーを受け取ったという藤井監督。当初は、いわゆる余命ものや恋愛映画に対して、物語のゴールや感情の落としどころがあらかじめ決まっているような作り方には疑問を持ち、ある種の抵抗があったという。しかし、原作を読み、その考えは変わったそうで、「闘病中に加筆(※文庫版に収録)された部分の生々しさが凄まじくて、彼女が本当に書きたかったことに対する執着みたいなものが感じられたんです。単にこの小説を実写化するのではなく、小坂(流加)さんが生きた証を刻みつつ、ドキュメンタリーとフィクションの融合みたいなところに挑戦したいと思いました」と語る藤井監督は、主人公の茉莉が10年をどう生きたのか、どんな恋愛をしたのか、家族や友だちと向き合った10年にすることを意識して脚本を開発したという。映画化にあたって“小坂さんが生きた証を刻む”という並々ならぬ熱く強い想いを抱いた藤井監督のもとには、豪華クリエイター陣が集結。監督とは旧知の仲で何作もタッグを組み、米津玄師の「Lemon」をはじめとした有名アーティストのMV、大手企業のCMを数多く手がけてきた今村圭佑が撮影監督として参加。さらに、『竜とそばかすの姫』など細田守作品の衣装デザインを務め、多くの作品でスタイリングを行ってきた伊賀大介がスタイリストに。そして現在大ヒット上映中の『劇場版 呪術廻戦0』の主題歌「一途」(King Gnu)のMVでSet Designerを務めた宮守由衣が美術を担当。また、藤井組の常連として、日本アカデミー賞作品賞を受賞した映画『新聞記者』にも参加している照明の平山達弥、ヘアメイクの橋本申二、編集の古川達馬や、『ヤクザと家族The Family』に続いてとなる録音の根本飛鳥も参加し、監督とともに本作の世界観を作り上げた。クリエイター陣も監督と同様熱い気持ちで本作に参加したようで、撮影の今村さんは「小説のベースには小坂さんの実体験があるけれど、実際に小説と同じ恋愛をしたわけではない彼女が、小説のなかでラブストーリーを叶えた。そこに映像として表現する拠りどころがあると思いました」と自身のこだわりを語っている。『余命10年』は3月4日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:余命10年 2022年3月4日より全国にて公開©2022映画「余命10年」製作委員会
2022年01月23日Netflixオリジナルシリーズ『新聞記者』より、主要キャストである米倉涼子、綾野剛、横浜流星、そして藤井道人監督が撮影秘話を語るスペシャル映像が公開された。2019年6月に劇場公開され、大ヒットした映画『新聞記者』。同作は近年の政治事件やスキャンダルなどに真正面から切り込み、タブーに挑戦した衝撃的な内容が話題を呼んだ。ドラマは、映画版とは違った角度から、新たな物語としさらにスケールアップし、1月13日(木)から全世界に配信されている。ドラマには、“新聞業界の異端児”と呼ばれる主人公の東都新聞社会部記者・松田杏奈役に米倉涼子、理想を抱きつつも組織の論理に翻弄される若手官僚・村上真一役に綾野剛、そして新聞配達をしながら大学に通う就活生・木下亮役に横浜流星と、豪華キャストが集結。監督は映画版に引き続き、藤井道人が務める。配信直後の週末から、Netflixの日本における今日の総合TOP10にて1位となった本作。この度、米倉、綾野、横浜、そして藤井監督が3つのシーンを一緒に見ながら撮影秘話を明かすスペシャル映像が公開された。米倉演じる松田と、横浜演じる亮が初めて出会うシーンでは、米倉が「こんなに背骨が曲がってたなんて……」と役に入り込んだ自分に驚いた様子を見せる。一方で、松田の『声なき声を届けるのが記者の仕事だと私は思う』という台詞について「監督と一緒に(実際の新聞記者に)取材をさせて頂いて、新聞記者として新聞がどういう風にあるべきかお伺いした時に、記者の方たちが仰っていた”声なき声を届ける”という言葉が監督の心に刺さって、そしてその言葉が引用されてここに来ました」と本作のテーマとなる重要な裏話を披露。人生の帰路に立つ亮に松田が絞り出すように言葉を伝えるこのシーンで米倉は「緊張した!」と正直な感想を明かした。その大事な言葉を伝えられた横浜は、就職活動中の亮のシーンを振り返り「藤井監督が描きたかった”一般市民”の目線を任せてもらったのですけど、就活も嫌々やっているこの青年が変化していくのかっていうのを楽しみにしてもらえれば」とNetflix版で新たに加わった普通の大学生・亮に起きる変化に注目してほしいと語る。綾野が亮の『なんか変な感じだよな、みんな同じ格好してさ』という台詞について「ドキっとしますよね。このシーンに詰まっているものがあるっていうか」と指摘すると、まさにこの台詞を書いた張本人である藤井監督から「(亮が)大人になるっていうことはある種、自分たちの顔を消して組織の色になること。それに対しての彼の無関心さとの対比が出るなと思って」と真意が語られると、米倉も思わず納得した様子を見せた。そして、綾野演じる村上が抑えていた感情を一気に爆発させるシーンでは、綾野自身も「こんなに頭を下げるのが大変なんだなと、どこまで頭が下がっているのか分からなかった」と夢中になった撮影を振り返る。本シーンで村上から絞り出される『申し訳ありません』という台詞については「(村上を追い詰めている)豊田に対して言ったんじゃなく、自分を信じて愛してくれた人たちに言ったような感覚がありました。たくさん撮りましたよね」という本作屈指の壮絶なシーンも、テイクを重ねて撮影したという裏話を明かした。最後は米倉がたった一言を言うためにNGを繰り出す様子も収められ、キャスト・監督の仲睦まじい様子が微笑ましい映像になっている。Netflixオリジナルシリーズ『新聞記者』全世界独占配信中
2022年01月21日撮影中も、ずっと雑談が続く。まるで無二の親友に会ったような顔で、2人は楽しく笑い合っている。そのリラックスした表情だけで、この2人の間には揺るぎない絆があるのだということがわかる。第43回日本アカデミー賞で最優秀作品賞を含む主要3部門を獲得した映画『新聞記者』。今や最も売れている監督と呼んでも過言ではない藤井道人の作品が、Netflixでリブートする。“新聞業界の異端児”と呼ばれる記者に、米倉涼子。組織の論理に翻弄される若手官僚に、綾野剛。そして映画版では登場しなかった新聞配達をしながら大学に通う就活生・木下亮を横浜流星が演じる。計4度目となる横浜流星×藤井道人のタッグはいったいどんなドラマを見せてくれるだろうか。黒澤明監督に三船敏郎さんがいたように、僕には横浜流星がいる──今回、新たにつくられた木下亮という役に横浜流星さんを起用された理由はなんだったのでしょうか。藤井Netflixとやるのは『野武士のグルメ』、『100万円の女たち』に続いて3本目。Netflixで配信されることによって海外からどれだけ豊かな反応があるかは僕なりに理解しているつもりです。その上で、米さん(米倉涼子)、(綾野)剛さんと共に、世界という土俵に連れて行きたいと思ったのが、流星でした。横浜ありがとうございます。藤井流星とは『全員、片想い』という映画の打ち上げで初めて顔を合わせて、そのときはまだお互い売れていない者同士で。そこから『青の帰り道』、amazarashiさんの『未来になれなかったあの夜に』のMV、そしてコロナ禍で撮影した『DIVOC-12』と、一緒にやってきた歴史が僕たちにはある。今まで流星がやってきた役とはまた違う役だけど、それがどんなふうに海外から評価されるかという期待がありました。横浜僕にとっては藤井さんからのオファーは特別なもの。藤井組に参加するたびに、なんか帰ってきたという感覚になります。──藤井監督はなぜ横浜さんと何度もタッグを組みたいと思うのでしょうか。藤井僕はインディーズからずっと同じチームでやってるんですね。俳優部も、チームの部署のひとつ。だから、毎回題材が違っても、自分の大好きな俳優さんにこの役を演じてもらったらどうなるんだろうと考えるのは結構普通のことだと思っているんですよ。黒澤明監督に三船敏郎さんがいたように、黒沢清監督に役所広司さんがいるように、僕の中で20代の男性の俳優さんが必要になったとき、真っ先にタッグを組みたいなと思うのが、流星。だからあんまり特別な意識はなく、今回も悩まずに流星に決めました。横浜もう幸せですのひと言です。僕も藤井監督からオファーがあったら、やると決めています。藤井さんの現場は、自然に役として生きられる──ぜひ藤井監督から見て、横浜さんという役者のどんなところが優れているかを聞きたいです。藤井誤解を恐れずに言うと、優れていないから好きなんです。世の中的には、横浜流星というとキラキラしたイメージだったり顔がカッコいいというのがあるかもしれないですけど。僕はあんまりそうは思っていなくて。これだけ世の中から求められても、いつ自分が芝居ができなくなるかを考えて、怖くて天井をずっと見ているような陰鬱としたところが自分と似ている。そんな素朴さだったり人間らしさが好きなんです。その上で俳優としての魅力を挙げるなら、やっぱり目ですね。饒舌というのともまた違う、すごく感情が宿る目をしている。撮っているときも、彼の目に委ねているところはあります。横浜僕は、藤井さんの現場に行くと、自然と役としていられる。その環境をつくってくださることに感謝しています。──どういうことでしょうか。横浜藤井さんの現場に帰ってくると、必ず1回目は芝居が硬いって言われるんですよ。藤井さんの作品って、架空のキャラクターではあるんだけど、どこか僕たちのいる世界線でその人たちも生きているような、すごくリアルな人間の描き方をする。それを演じるには、ちょっと他の現場とは違うアプローチが必要で。なかなか最初はその感覚を思い出せないんですけど、徐々に藤井さんが僕にそのやり方を取り戻させてくれる。今回も、気づいたら自然と亮としてその場で生きることができました。藤井補足すると、連ドラってスケジュール上、すさまじい速度で撮っていくことになるので、それをこなすには途中でどうしても自分で正解を決めていかなきゃいけないことになるんですよ。それって俳優にとっては、とても孤独なことで。だからいつも流星とやるときは、「大丈夫、総合芸術だから。1人でかぶらなくていいんだよ」と声かけするところから始めます。うちの組の撮影部は素晴らしいし照明部も素晴らしいし、いい録音部がいるから、どんな音で喋っても必ず拾ってくれる。スタッフを信じられない環境では、俳優部がつい無理をしてしまう。でもそうじゃないんだと。全部自分で背負わなくても、うちは大丈夫だからねと安心してもらうことは、いつも大事にしています。横浜亮に関して言えば、序盤はとにかくどこにでもいる就活生でいようと考えていました。まったく政治に関心のない、普通の大学生。だから、変に色やキャラクターをつけず。僕も政治にそこまで詳しくないので、亮と共に学ぶつもりで、その場で感じたことにそのまま反応することを意識してやっていました。藤井さんからのオッケーは、安心できる──個人的には、4話の横川繭(小野花梨)にある真実を告げるシーンの横浜流星さんの芝居にうなってしまいました。藤井確かに良かったですよ。横浜あそこのシーンは、繭に悪気はないのはわかるけど、でも亮は亮でもういっぱいっぱいで。そんな中で、ああいう言葉を浴びせられかけたら、もう言うしかなかったのかなと。そのあと、うわーって叫びながらバイクを走らせるんだけど、そこも含めてあんまり自分がどんなことを考えながらやっていたのかとか覚えていなくて。亮として感じたままにやったら、ああなったというのがいちばん近いかもしれないです。──監督としても、モニターで見ていて絶対にこの表情は撮り逃せないというお芝居がいっぱいあったのではないかなと思います。藤井現場には僕専用の再生機があって、「モニターおばけ」とあだ名がつけられるぐらい、モニターにかじりついています(笑)。俳優の芝居を見るときに大事にしているのは、自分が主観的になりすぎないこと。現場の勢いに任せてOKを出しても、意外と編集の段階になって、すごく泣ける芝居だけど前後と感情がつながっていないよねということがあったりするんですよ。だから、どんなにいい芝居が撮れたと思っても、なるべくもう1回撮る。大切なものを見落とさないように、まばたきひとつ見逃さないぞという意識で見ていますね。横浜だから、藤井さんからのオッケーは信頼できるんです。どれだけ監督がオッケーと言っても、本当にこれで大丈夫なんだろうかという不安が残るんです。だけど、藤井さんは絶対に僕らの芝居を見逃さないから。藤井さんからオッケーをもらえると安心します。──11月に行われた「Netflix Festival Japan 2021」で、藤井監督は横浜さんの演じる亮について「彼のベストアクトだと言っても過言ではない」とおっしゃっていましたね。藤井毎回、僕は今やっている作品が最高傑作だと思っているので、それに出ている俳優たちの演技も必然的にベストアクトだと信じているんです。だから次にやるときは、またそれが流星のベストアクト。来年更新しちゃうかもしれませんし、毎回更新していかなきゃいけないものだと思っています。横浜うれしいです。自分も藤井さんとやるときは現状維持じゃなく超えていきたいなと思っているので。だから毎回ワクワクしているし、その分ハードルはどんどん高くなってきますけど、そこは絶対超えていきたいなという気持ちでいます。30代40代になっても、このままの2人でいられたら──新聞記者の役割について、劇中で「社会的に弱い立場の人の声を伝えていくこと」というような言葉がありました。お2人はエンターテイメントとつくる人間の役割はなんですかと聞かれたら、どうお答えになりますか。藤井辞めないことですね。コロナ以降のこの2年近い期間の中で、改めて僕たちの役割がはっきりしたなという感覚があるんですよ。家にいる時間が増えて、孤独を感じる人も増えた。そんな人の暗い部分にそっと寄り添ってあげられるエンターテイメントをつくって提供する。辛いときだからこそ、そういうものをちゃんと届けられる1人でいたいと考えるようになりました。というか、僕にはそれしかできない。だから、続ける。決して辞めないということが自分の役割かなと思っています。横浜僕も同じです。もともとこの仕事をすると決めたときから、一生をかけてやっていくぞという覚悟はありましたけど、それが改めて強くなったというか。死ぬまで作品をつくり続けて届けたいなという想いがあります。──かれこれ5年の付き合いになるそうですが、お2人の歴史の中でお互い変わったことと変わっていないことを教えてください。藤井流星はほとんど変わってないですよ。本当、2人で会うと、マジで地味ですから(笑)。そういうところは全然変わらないですね。横浜そうですね。だから居心地が良いし、ずっと一緒にいれるんだと思います。藤井その中で強いて変わったことを挙げるとすると、単純に自販機に飲み物を買いに行ったら、そこに流星の広告があるみたいな(笑)。何の気なしにテレビを観ていると、流星が風邪薬のCMをやっているとか(笑)。インディーズから一緒にやってきた人が、いろんな方たちの助けと応援があって、こうして活躍していること。横浜流星という俳優をたくさんの方が好きになってくれていることは、はたから見ていて嬉しいですよね。横浜僕も最近周りの役者から藤井さんの名前を聞くことがすごく増えたんですよ。みんな、藤井さんの作品に出たい出たいって言っていて。そりゃそうだよなと思うし、そんな藤井さんとこうして何度もご一緒させてもらえていることは本当に幸せなことなんだなって改めて感じます。──きっとこの先も作品づくりを続けていくと思いますが、これからもどんな関係であれたらと思いますか。藤井このままがいいよね。30代40代になって、お互いどんなふうに環境が変わっていくかわからないですけど、ずっとこの感じでいられたら。横浜変わりたくないですよね。僕が変わることはないと思っているんですけど、もしダメな方に変わったらすぐ藤井さんは言ってくれると信じています。──では、2人の関係性に名前をつけるとしたら。藤井戦友であり、友達であり、といろいろ考えられるけど、そういうのを全部抜きにして言うなら“兄弟”。横浜だと思います。それくらい固い絆で結ばれているし、藤井さんといるときは同世代といるときよりちょっとだけ僕もヤンチャなところが出ます(笑)。藤井そうかもね(笑)。で、ここに綾野剛という兄貴分がいて。3兄弟という感じです。ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント横浜流星さんのサイン入りポラを1名様に!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!撮影 / 奥田耕平、取材・文 / 横川良明
2022年01月13日俳優の綾野剛が10日、都内で行われたNetflixシリーズ『新聞記者』のワールドプレミアに、米倉涼子、横浜流星、藤井道人監督とともに登壇した。近年の政治事件やスキャンダルに正面から切り込み、第43回アカデミー賞最優秀作品賞を含む主要3部門を獲得した映画『新聞記者』(2019)。Netflix版はキャストを一新し、さらにスケールアップした全6話のドラマとして全世界に配信される。“新聞業界の異端児”と呼ばれる主人公の東都新聞社会部記者・松田杏奈を米倉、理想を抱きつつも組織の論理に翻弄される若手官僚・村上真一を綾野、新聞配達をしながら大学に通う就活生・木下亮を横浜が演じ、監督は映画版を手掛けた藤井道人氏が務めた。綾野は「全編を通して自分も学ぶところがたくさんありました。演じた僕らでさえもたくさんの気づきを教えて頂いたような気がしていますね。何より藤井組という最高のチーム力を踏襲しているので楽しんで見てもらえたら幸いだなと思います」と、『ヤクザと家族 The Family』、『アバランチ』に続いて3作目となる藤井監督とのタッグに手応え。また、「作風はシリアスな部分もありますが、ちゃんと支え合って立っていられる現場でした。本来おいしいはずのご飯がおいしくなくなっていくのはラッキーだなと思ってました」と綾野節で撮影を振り返り、すかさず米倉が「それってなんでって聞いてほしい?」とツッコむと、綾野は「おいしいと思っているご飯が(追い詰められていく)村上として生きているとどんどん味がしなくなっていくんです」と説明し、演じる役への没頭ぶりが改めて明らかになった。イベントでは、「成人の日」にちなみ、今なにかに挑戦しようとしている観客たちから事前に質問を募り、キャストと監督がダイレクトに答えるというQ&Aタイムも設けられた。綾野に向けて、俳優の卵から質問が寄せられた。「現在役者を志し日々、レッスンを受けているのですが、その中で脚本読解を課題に挙げて取り組んでいます。綾野さんが台本を受け取って読解に入る中で最も重視している点はどこですか? また、今作において綾野剛さんが演じた村上真一という役の最も大切にしなきゃいけないなと感じた部分はどこでしょうか?」。これに対し綾野は「好きな風に読んだ方がいいと思います。脚本は数学のように答えがあるものではないので、今日まで生きてきて体感してきたことだけで読んでいいと思います。自分自身を否定する必要はなく『僕はこう思った』という部分がより大事だと思いますし、それを僕は受け止めたいと思います。本作は村上から何かが伝わっていくのではなく、村上を通して松田や亮の眼差しから最終的に感じ取ってもらうような感情を線に繋いでいたので、僕から何かを発信していくというよりかは最終的には未来を生きる若者でもある亮に行きつくにはどうしたらいいかと考えて役を生きていました」と答えた。また、モチベーションを保つ秘訣を聞かれると、綾野は「最高の仲間を見つけるということですかね。自分を磨いてくれて、自分が敵わないと思っている人たちとい続けるということですね」と答え、「僕の周りには天才が多すぎて、凡人の自分が必死にそこに食らいついていくと、なんとなく後天性で生まれてくる発想を信じられるようになる。先天性は生まれ持ったものだと思いますが、後天性は自分が生きた証しが出ると思う。自分を磨いてくれるいい仲間を見つけることだと思います」とアドバイス。米倉も「すごくいいと思う」と太鼓判を押した。そして、若者たちに向けて「いっぱいご飯食べて! 食べるパワーは生きるパワーに直結していると僕は思ってて。仕事がない時もとにかく食べるということはしてました。あと仲間を見つける。仲間に教えてもらったことが自分の夢になったっていい。僕だって自分が俳優になるなんて思ってなかった。大好きな仕事を見つけてくれた人がいたので、それが大事だと思います。まずは食べよう!」とメッセージ。さらに、「俳優とかエンターテインメントの世界に興味がある人が何人かいらっしゃいましたけど、自分もさらに精進していきますので、いつか必ず現場で会いましょう」と温かい言葉をかけた。
2022年01月11日俳優の横浜流星が10日、都内で行われたNetflixシリーズ『新聞記者』のワールドプレミアに、米倉涼子、綾野剛、藤井道人監督とともに登壇した。近年の政治事件やスキャンダルに正面から切り込み、第43回アカデミー賞最優秀作品賞を含む主要3部門を獲得した映画『新聞記者』(2019)。Netflix版はキャストを一新し、さらにスケールアップした全6話のドラマとして全世界に配信される。“新聞業界の異端児”と呼ばれる主人公の東都新聞社会部記者・松田杏奈を米倉、理想を抱きつつも組織の論理に翻弄される若手官僚・村上真一を綾野、新聞配達をしながら大学に通う就活生・木下亮を横浜が演じ、監督は映画版を手掛けた藤井道人氏が務めた。横浜は「ドラマとは思えないくらいクオリティが高い作品。僕自身も亮と同じで、政治とか世の中の出来事に対して他人事というか切り離しているところがありましたが、亮の若者目線が入ることによって自分事として捉えられると感じたし、改めていろんなことについて考えさせられるきっかけになった作品だなと感じました」と完成した作品を鑑賞した感想を述べ、「こんなにも素敵な先輩方と一緒にお芝居できたことを幸せに感じていました」とも話した。この日が成人の日ということにちなみ、イベントには10代、20代の若者を中心とした観客が参加。観客からの質問に登壇者が答えた。看護師を目指している看護学生の女性は、「周りと比べて(看護師が)自分は向いていないんじゃないかと思って落ち込むことがある」と打ち明けてから、「俳優業に向いていないと思ったことはありますか? そのときどう乗り越えたか教えてください」と質問。この質問に対し、横浜は「今の自分に満足していないからこそより頑張れるし、こんな自分なんて代わりはいくらでもいるので、自分も10代のときは比べてしまう時期はあって、その都度、向いていないんじゃないかと思うことはありました」と、自身も悩んだ時期があったと明かした。そして、「ただ、自分が決めた道だし、単純に芝居が好きだし、辞めるという選択肢はなくて。いつ何が起きるかわからない、明日死ぬかもしれないし、時間もどんどん過ぎていくので、落ち込んでいる暇もないし、比べる暇もない。今に全力を尽くせばそういうことを考えなくなりました」と説明。「僕は応援することしかできないですけど、時間を1秒でも大切にして、人と比べずに、自分が今やりたいことを考えていればいいのかなと。応援しています」とエールを送った。さらに、新成人に向けて「二十歳からまだ5年しか経っていないので言える立場じゃないですけど、今この瞬間を大事にしてほしいなと。どんどん過ぎていってしまうので、今を全力で楽しんでくれたらうれしいなと思います」とメッセージを送った。Netflixシリーズ『新聞記者』は、1月13日より全世界同時配信。
2022年01月10日女優の米倉涼子が10日、都内で行われたNetflixシリーズ『新聞記者』のワールドプレミアに、綾野剛、横浜流星、藤井道人監督とともに登壇した。近年の政治事件やスキャンダルに正面から切り込み、第43回アカデミー賞最優秀作品賞を含む主要3部門を獲得した映画『新聞記者』(2019)。Netflix版はキャストを一新し、さらにスケールアップした全6話のドラマとして全世界に配信される。“新聞業界の異端児”と呼ばれる主人公の東都新聞社会部記者・松田杏奈を米倉、理想を抱きつつも組織の論理に翻弄される若手官僚・村上真一を綾野、新聞配達をしながら大学に通う就活生・木下亮を横浜が演じ、監督は映画版を手掛けた藤井道人氏が務めた。この日が成人の日ということにちなみ、イベントには10代、20代の若者を中心とした観客が参加。看護師を目指している看護学生の女性は、「周りと比べて(看護師が)自分は向いていないんじゃないかと思って落ち込むことがある」と打ち明けてから、「俳優業に向いていないと思ったことはありますか? そのときどう乗り越えたか教えてください」と質問した。この質問に、米倉は「私はこの仕事が天職なのか確信したことはない」と告白し、「ただ、やってやるという思いと、せっかくやり始めたことはやり通してやりたいという思いと、いつも隣の芝生が青く見えるタイプで、全部自分に納得したことがなくて、あの人のほうがいいなっていつも思っちゃう。まだまだ自分に足りないなということが多くて、自分は向いてないのかもと思ったことを超えてやろうという思いで、悔しいなと思いながら生きている」と説明。「そういう気持ちが湧きたたないと次のエネルギーにはならない。どんな居場所も楽なことなんてないと思っているし、20歳のときには感じていないような壁とかつらい思いって、ぶち当たってみないとわからないし、超えてみないと、すごくいい経験になっていると思えないから、これからもっと泥まみれになってください。そのほうが大人になってから楽になる気がする」とアドバイスを送った。Netflixシリーズ『新聞記者』は、1月13日より全世界同時配信。
2022年01月10日俳優の横浜流星が10日、都内で行われたNetflixシリーズ『新聞記者』のワールドプレミアに、米倉涼子、綾野剛、藤井道人監督とともに登壇した。近年の政治事件やスキャンダルに正面から切り込み、第43回アカデミー賞最優秀作品賞を含む主要3部門を獲得した映画『新聞記者』(2019)。Netflix版はキャストを一新し、さらにスケールアップした全6話のドラマとして全世界に配信される。“新聞業界の異端児”と呼ばれる主人公の東都新聞社会部記者・松田杏奈を米倉、理想を抱きつつも組織の論理に翻弄される若手官僚・村上真一を綾野、新聞配達をしながら大学に通う就活生・木下亮を横浜が演じ、監督は映画版を手掛けた藤井道人氏が務めた。横浜は「ドラマとは思えないくらいクオリティが高い作品。僕自身も亮と同じで、政治とか世の中の出来事に対して他人事というか切り離しているところがありましたが、亮の若者目線が入ることによって自分事として捉えられると感じたし、改めていろんなことについて考えさせられるきっかけになった作品だなと感じました」と完成した作品を鑑賞した感想を述べ、さらに「こんなにも素敵な先輩方と一緒にお芝居できたことを幸せに感じていました」と語った。また、亮役について「若者目線ということで、僕も亮の考えに共感できる部分があった。皆さんにも感情移入してもらえるような立ち回りだと思ったので、変に作り込みすぎず、その場で素直にいるというのを意識しました」と説明。「あとは監督とその都度話して。監督はいい作品にするために寄り添ってくれて、妥協せず撮影を進めてくださるので、身を任せられるし、亮として生きることができました」と語った。この日が成人の日ということにちなみ、イベントには10代、20代の若者を中心とした観客が参加。二十歳の頃を振り返って若者に言いたいことを聞かれると、横浜は「二十歳からまだ5年しか経っていないので言える立場じゃないですけど、今この瞬間を大事にしてほしいなと。どんどん過ぎていってしまうので、今を全力で楽しんでくれたらうれしいなと思います」とメッセージを送った。Netflixシリーズ『新聞記者』は、1月13日より全世界同時配信。
2022年01月10日米倉涼子主演、新たにNetflixシリーズとして贈る「新聞記者」で、横浜流星が演じる、新聞配達をしながら大学に通う就活生・木下亮役は、藤井道人監督がどうしても描きたかったというNetflix版のオリジナルキャラクター。この度、その新場面写真が到着した。新たに解禁された場面写真には、スーツに身を包み、緊張した面持ちで就活に臨む姿や、同じく新聞配達と就活に励む繭(小野花梨)と配達作業をし、仲良く談笑する姿といった日常が写し出されている。さらには、新聞に興味がなかった亮の目に、「栄進学園問題」の記事がふと留まった姿も。リアルな政治・社会状況とリンクする本作において亮は、政治には興味も知識もなく、新聞の一面に踊る「栄進学園問題」も遠い世界の出来事だと思っている、市井の人物。そして、藤井監督自身の視線が強く反映されたキャラクターでもある。実は、映画『新聞記者』でも市井のキャラクターとしてコンビニ店員を描けないか提案をしていた藤井監督。スケジュールの都合で実現することはできなかったが、今回ドラマ版の監督を引き受ける際に“自身に近い視点を盛り込む”ことを条件として提示、「新聞配達をしながら大学に通う亮。あのキャラクターはほぼ、僕自身です」と言い切るほど、映画版でやり残したことを全6話のドラマで描き切った。そんなキャラクター・亮を演じたのは、『青の帰り道』(18)以来、約4年ぶりの藤井組に参加した横浜さん。横浜さんが大ブレイクする以前、10代の頃から公私ともに強い絆で結ばれた関係だ。藤井監督は横浜さんについて、「華やかな役を演じることが多いけれど、素顔の流星は生真面目で実直な人」と評し、自身とものごとの捉え方や感じ方が近い横浜さんだからこそ、亮を演じてほしいと熱望。「流星の一番の魅力は目だと思うんです。説明せずとも、目に感情が宿るというのは、万国共通する演技の一つ」と絶賛し、「あまり知られていない彼の魅力がすごく引き出せたと思います」と自信をのぞかせている。また、実は『青の帰り道』でも“リョウ”を演じた横浜さん。これは単なる偶然ではなく、藤井監督が自身を投影する役には親友の名前でもあるこの役名を付けるようにしており、並々ならぬ決意がうかがえる。さらには、亮が新聞配達をする際にバイクが進む方向にも、こだわりの演出が隠されている。新聞も政治も興味がなく、周りに流されるように就活をしていた物語の前半では坂道を下っているが、あるきっかけで米倉さん演じる松田記者と出会い、自分の意志で未来を切り拓こうと奮闘するようになってからは、坂道を登っていく。心情とバイクの進行方向をリンクさせることで、より一層、亮の感情が視覚的に伝わる仕掛けだ。今回、市井のキャラクターとして若者の視点が盛り込まれた本作。同世代の若者たちが“そう遠くない世界”と感じることのできる、エンターテインメント作品へと昇華させるのに一役買った、横浜さん演じる亮の運命に注目だ。Netflixシリーズ「新聞記者」は2022年1月13日(木)より全世界独占配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2022年01月05日米倉涼子、横浜流星、綾野剛らが共演し、藤井道人監督が手掛けるNetflixシリーズ「新聞記者」。この度、本作の撮影舞台裏の様子を収めたメイキング写真が公開された。東都新聞社会部記者・松田杏奈役の米倉さんや、若手官僚・村上真一役の綾野さん、就活生・木下亮役の横浜さんらキャストたちが、真剣な表情で本作の撮影に挑んでいる様子が伺える今回のメイキング写真。米倉さん演じる杏奈は、「国民には知る権利があり、メディアには伝える責務がある」という強い信念を持ちながらも、届けたい小さな声と企業や世論といった大きな力や組織との板挟みにもなる葛藤も抱えている、複雑な役どころ。本作のオファーを、脚本が完成する前の段階で快諾していたという米倉さんについて、藤井監督は「インディペンデントから出てきた僕らのやり方を積極的に面白がってくださった。空き時間もあえて控え室に戻らず、丸椅子に座ってスタッフや共演者とお喋りしたり、自分もチームの1人というスタンスで現場にいてくださったので、本当に助けられました」とチームを引っ張る米倉さんの姿勢を絶賛。そんな米倉さんは「実は毎日緊張していました」と明かし、「今まで演じた役柄では思ったことを言葉や身体を使って表現することが多かったのですが、今回はそれを我慢しました。監督の期待に応えたいと何回もテイクを重ね、悔しい思いをすることもありました」と強い女性のオーラを抑える演技にあえて挑戦し、等身大の新聞記者像を築き上げた。また綾野さんは、権力側のエリート官僚を演じ、自責の念に駆られて憔悴していくキャラクターを演じるため、肉体改造にも取り組んだ。「4日間のセットでの撮影期間の間、剛さんはボクサーの減量みたいに一切食べず、水分もほとんど取らず着実に身体を絞っていった。本当に倒れてしまうんじゃないかとスタッフが心配するほど、鬼気迫る執念でした。剛さんの場合、根底に登場人物への愛情がある。そこが信頼できるんです」と絶大な信頼を寄せる。そして、政治をどこか他人事に感じている役どころの横浜さんについて、「プライベートでもよく一緒にいますが、ものごとの捉え方や感じ方が結構自分と近い」と藤井監督。「2人とも、選挙や政治のことより目先の生活、就活とか恋愛で頭がいっぱいという若者の気持ちが実感としてよく分かります。だからこの役は絶対彼に演じてほしかった」とコメント。監督自身の視点も強く反映されたキャラクターを、強い絆で結ばれた横浜さんに託した。なお、映画版に引き続き、本作でも劇伴を手掛けた岩代太郎による映画&Netflixシリーズ「新聞記者」オリジナル・サウンドトラックが、来年2月23日(水・祝)にリリースされることが決定した。Netflixシリーズ「新聞記者」は2022年1月13日(木)全世界同時独占配信。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年12月27日ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)のアーカイブスセールが、2021年12月25日(土)から27日(月)の3日間、京都・藤井大丸内のジョン ローレンス サリバン 京都にて開催される。今回のアーカイブスセールでは、過去に発表されたジョン ローレンス サリバンのコレクションより厳選されたアイテムをラインナップ。通常のセールとは異なる、特別な価格で販売される。3日間限定となるまたとないチャンスをお見逃しなく。【詳細】ジョン ローレンス サリバン アーカイブスセール期間:2021年12月25日(土)~27日(月)場所:ジョン ローレンス サリバン 京都住所:京都市下京区寺町通四条下ル貞安前之町605番地 藤井大丸7FTEL:075-212-0345※混雑状況により入場制限を設ける場合あり。【問い合わせ先】ジョン ローレンス サリバン 京都TEL:075-212-0345
2021年12月23日小松菜奈と坂口健太郎がW主演で初共演する、藤井道人監督作『余命10年』の追加キャストが発表。さらに、「RADWIMPS」による本作の主題歌「うるうびと」が挿入された本予告映像と、本ポスタービジュアルも到着した。茉莉(小松さん)と和人(坂口さん)の中学の同級生で2人の理解者、富田タケル役には、「ハコヅメ~たたかう!交番女子~」への出演が話題となった山田裕貴。茉莉の大学時代の親友で、本の執筆を進める藤崎沙苗役は、最終回間近の「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」で主人公の姉役を演じる奈緒。また、茉莉と沙苗が大学時代の友人と通うお店の店長・三浦アキラを「King Gnu」井口理。茉莉の姉・桔梗を黒木華。茉莉が通う病院の平田先生を田中哲司。和人のバイト先の店長・梶原をリリー・フランキー。茉莉を優しく支える母・百合子を原日出子。茉莉に対し少し過保護気味で無口な父・明久を松重豊が演じることが決定。20歳で難病となり、もう恋はしないと心に決めた余命10年の茉莉と、生きることに迷い、自分の居場所を見失った和人が同窓会で再会したことがきっかけで、運命が変わっていく様子が描かれる本作。少しずつ距離が近づき、気持ちが重なったとき、どこにでもいる20代の男女らしく過ごす楽しい日々と愛おしい想い出が溢れていたが、同時に残された時間も迫っていた…。限りある、愛おしい残りの時間を過ごす茉莉と和人の想いが切なすぎる予告編となっている。併せて、主題歌「うるうびと」も公開。本楽曲は、映画のクランクイン前の段階で野田洋次郎が作り上げており、撮影に向けてキャスト・スタッフもこの楽曲を聴いて映画のイメージを作り上げていった、まさに指針となった曲。また、劇中楽曲も全編に渡り「RADWIMPS」が手掛けており、映像に重ねられる美しい音楽にも注目だ。『余命10年』本予告<スタッフコメント>・関口大輔エグゼクティブプロデューサーこの映画は、10年という時間を描くため、四季を通じての撮影を行うことにしました。通常、映画は1ヶ月~3ヶ月程で集中して撮影する場合が多いのですが、監督の「四季を通して茉莉の10年を追いかけ、その時彼女が感じた気持ちを映像で表現したい」という強い希望があり、1年を通した撮影となりました。桜や雪や夏の海はVFXではなく実際に撮影を行なっているのです。撮影のためには、出演者さんにご理解をいただき長期間のスケジュールを開けていただくことが必要になります。本作に出演される小松さん、坂口さんはじめ、今回発表させていただいた役者さんたちは、皆さんとても多忙です。それでも「余命10年」を1年かけて撮影するという意義に賛同してくださり、撮影に参加していただくことができました。長い期間を通して家族のような連帯感に包まれたキャスト陣は、映画で描かれる10年という時間をそれぞれのキャラクターとして表現してくださっています。これにより、映画「余命10年」は、2時間という時間の中に10年という月日が流れるような作品になりました。是非、映画館でこの美しい四季を通した10年を登場人物達と追体験していただければと思います。・川合紳二郎プロデューサー藤井監督はじめ我々スタッフは、原作者の小坂流加さんが映画の主人公である茉莉と同じ難病を抱えながら、この小説を執筆し、日々を精一杯生きた、その証を残したいという思いで、小坂家の皆さまと一緒に、共に寄り添いながらこの映画を制作してきました。この小説は、ノンフィクションではありません。しかし、ご自分のリアルな状況や願望や思いを、この小説に込められて執筆されたのだろうと思います。そのような意味では、本作は、小説の「物語」、そして、原作者である小坂流加さんの「人生」が交差する、特徴的な映画となったと思います。本作では、小坂流加さんの生まれ故郷である静岡県・三島市での撮影を行っています。流加さんが幼少の頃、スイカを冷やしたり、川遊びをした源兵衛川のせせらぎ、素朴で人情味ある商店街、富士山の雄大な姿。また、撮影に使われている部屋の小物などの細部にまで、ここに生きた流加さんの息遣いを再現し、感じながら、撮影に望みました。主演である小松菜奈さんは、役作りに際して、三島を訪れ、また、小坂家の皆さまから幾度となくお話をお伺いし、全身全霊で高林茉莉役を演じてくださっています。コロナ禍で、大きく生活や価値観が変化する今こそ、「余命10年を生きた」高林茉莉を通して、多くの人に、少しでも勇気や前向きさを感じて頂ける作品になれば幸いです。『余命10年』は2022年3月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:余命10年 2022年全国にて公開予定©2022映画「余命10年」製作委員会
2021年12月15日女優の米倉涼子が主演、俳優の綾野剛、横浜流星が出演するNetflixシリーズ『新聞記者』(2022年1月13日より全世界同時配信 全6話)のメイキング映像が公開された。近年の政治事件やスキャンダルに正面から切り込み、タブーに挑戦したといわれる衝撃的な内容とスリリングな展開で第43回アカデミー賞最優秀作品賞を含む主要3部門を獲得した映画『新聞記者』(19年)。Netflix版はキャストを一新し、さらにスケールアップした全6話のドラマとして全世界に配信される。“新聞業界の異端児”と呼ばれる主人公の東都新聞社会部記者・松田杏奈を米倉、理想を抱きつつも組織の論理に翻弄される若手官僚・村上真一を綾野、新聞配達をしながら大学に通う就活生・木下亮を横浜が演じ、監督は映画版を手掛けた藤井道人氏が務める。今回公開された映像は、藤井監督が同作に懸ける思いや、体当たりで挑んだ俳優陣の魅力を解き明かしていく内容。撮影するにあたって藤井監督は、「自分自身が政治に詳しくないし、新聞も読んだことがなかったから、どうやったらこの作品がエンターテイメントとして伝わるか」を追求し、登場人物たちの人間関係やドラマに踏み込んでいった。主演の米倉については、「納得できなかったら何度でも、すごく粘り強くやってくれる女優さん」「今まで見たことのない米倉さんだねと言ってもらうことが何よりも嬉しい」と新境地の熱演を絶賛。さらに綾野を「すっごくストイックな映画アスリート」と評し、「すごく肉体改造してくれて。セットを4日間で撮影しなければならなくて、その間、水も食べ物も一切摂らなかった」と驚きのエピソードを明かす。10代の頃からよく知る横浜にも、「周りからは突如現れたイケメン俳優って思われているかもしれないですけど、実直な映画人」と賛辞を送った。また、映像監督を務めた今村圭佑氏も登場。「いちばん重要なことは、右を向いているか、左を向いているかで進んでいるか戻っているかを表している」といい、「特別な技を使うんじゃなくてお芝居が一番見えるところにアングルを切る。どうしたいって思ってるかっていうのが見える画が一番の映像美」とこだわりの映像手法を力説する。そして最後に、藤井監督は「世界に配信される時に演出とお芝居と画の力では負けたくないっていうのは意識しました」と並々ならぬ意欲を再び思い浮かべ、「やりきったと思います」と作品の完成度に自信を覗かせた。
2021年12月14日米倉涼子、綾野剛、横浜流星らが共演し、藤井道人監督が手掛けるNetflixシリーズ「新聞記者」より、本キーアートと場面写真が公開された。国民の知る権利を守ろうと闘うジャーナリストだけではなく、政治家、官僚、司法関係者、そして市井の人々が自分たちなりの矜持を持ち、現実と葛藤する姿が描かれる本作。キーアートでは、登場人物5人が異なる方向に鋭い視線を向け、それぞれの正義のせめぎ合いが表現された。場面写真では、権力の不正をとことん追及する“新聞業界の異端児”松田杏奈(米倉さん)と、組織に翻弄されるエリート若手官僚・村上真一(綾野さん)、物語に新たな視点を持ち込む就活中の大学生・木下亮(横浜さん)の姿が写し出されている。映画でも登場した東都新聞や内閣情報調査室といった舞台のほか、藤井監督が新たに「自分自身の目線から物語を紡ぐ」ために市井の人々、特に若者の視点が取り入れられ、本作ではより等身大で身近な物語に仕上がっている。また、吉岡秀隆と寺島しのぶが演じる中部理財局の職員・鈴木和也とその妻・真弓の深刻な表情を切り取った写真も到着。彼らの運命が如何にして翻弄され、3人の運命をも突き動かしていくのか、期待が膨らむようだ。Netflixシリーズ「新聞記者」は2022年1月13日(木)Netflixにて全世界同時独占配信。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2021年11月30日