東山紀之が直木賞作家・藤沢周平を演じ、その妻を松たか子が演じるドラマ「ふつうが一番-作家・藤沢周平 父の一言-」が7月4日(月)今夜放送となる。藤沢さんの娘でエッセイストの遠藤展子による「藤沢周平 父の周辺」(文春文庫刊)と「父・藤沢周平との暮し」(新潮文庫刊)を原作に、「渡る世間は鬼ばかり」などで知られる石井ふく子プロデュースのもと、藤沢さんとその家族とのふれあいを描いていく。藤沢さんは映像化もされた『たそがれ清兵衛』『蝉しぐれ』などの代表作で知られる。1971年に「溟い海」で第38回「オール讀物」新人賞を受賞、その翌年「暗殺の年輪」で第69回直木賞を受賞し、日本を代表する時代小説作家として多くの作品を発表。1995年には紫綬褒章を受章している。その藤沢さんを今回演じる東山さんは、アーティスト活動から俳優業にも進出。大河ドラマ「琉球の風」をはじめ「必殺仕事人」シリーズや「信長燃ゆ」などの時代劇はもちろん「GM~踊れドクター」での総合診療医役、「刑事7人」での巡査役まで幅広い役柄をこなすほか、「英国王のスピーチ」や「ジャンヌ・ダルク」など数多くの舞台にも出演している。今回東山さんがどんな“藤沢周平”像を描き出すのか期待が高まる。一方、藤沢さんの妻・和子を演じる松さんは、大ヒットシリーズ『HERO』をはじめ、中島哲也監督の『告白』などにも出演。「ラ・マンチャの男」や「ミス・サイゴン」など舞台でも活躍し、社会現象になった『アナと雪の女王』では主人公・エルサ役の声優を務め、その歌唱力も世界に響かせた。松さんは東山さんとは今作が初共演。そのほか、周平の母・たきゑを草笛光子が演じ、角野卓造、佐藤B作、篠田三郎、前田吟ら演技派が脇をかため、脚本をTBSスペシャルドラマ「居酒屋もへじ」や、市川染五郎主演の映画『蝉しぐれ』では監督も務めた黒土くろつちが担当、そして「渡る世間は鬼ばかり」などを手がけ「塀の中の中学校」が2011年モンテカルロ・テレビ祭テレビ・フィルム部門最優秀作品賞を受賞した清弘誠が演出を手がける。ストーリーは藤沢さんが小説家になることを夢見ながら「食品加工新聞」の記者として勤務していた昭和38年頃の、最初の妻に先立たれ1人娘の展子と母・たきゑと3人で慎ましく暮らしていた時代から、松さん演じる後の妻・和子との再婚を経て直木賞を受賞するまでの家族との日々を、娘・展子の目線で描く。自らの夢を追い続けながらも家族への愛を貫いた男・藤沢周平の半生を描く「ふつうが一番-作家・藤沢周平 父の一言-」は7月4日(月)21時~TBS系で放送。(笠緒)
2016年07月04日俳優の東山紀之が、TBSで今夏放送されるドラマ特別企画『ふつうが一番 -作家・藤沢周平 父の一言-』で、直木賞作家・藤沢周平を演じることが16日、わかった。周平の妻・小菅和子役は女優の松たか子が演じ、2人はドラマ初共演となる。藤沢周平の娘でエッセイスト・遠藤展子の『藤沢周平 父の周辺』(文春文庫刊)、『父・藤沢周平との暮らし』(新潮文庫刊)を原作とする同ドラマ。自らの夢を追い続けるだけでなく、家族への愛を貫いた藤沢周平の半生を描く。藤沢周平役の東山、周平の妻・小菅和子役の松のほか、周平の母・たきゑには草笛光子、さらに角野卓造、佐藤B作、前田吟らが出演する。主演の東山は「蜷川さんは僕の作品を本当によく見ていてくれていて『あれ見たよ、良かったよ』というような言葉をかけてくださいました」と今月12日に亡くなった演出家・蜷川幸雄さんとの思い出を振り返り、「今回松さんと初共演となる『ふつうが一番』で演じる藤沢周平先生の役もきっと喜んでくださっていると思いますし、天国でダメ出ししながら見てくださると思いますので、これからは今まで以上に全てに真摯に向き合い、気を引き締めて邁進していきたいと思います」と誓った。また、「蜷川さんから『ヒガシ、おまえ情緒がないんだよ、情緒が…』と言われたのを強く覚えています。舞台で演じた役柄が死に向かうときの芝居で言われた言葉ですが、それ以降はどんな作品に向き合うときも『情緒とは?』ということを考えて演じるようにしています」と言い、「これからも蜷川さんに残していただいた言葉をヒントにさらに励みたいと思います」と決意。「僕だけでなく、蜷川さんにお世話になった同じ事務所のタレントたちは、ジャニーさんと蜷川さんとの友情の中にいるので、お二人の友情のためにも僕らはますます学んで、どうやったらお客さんに喜んでいただけるか?ということを常に探し続けることが使命だと思っています」と語る。『渡る世間は鬼ばかり』で知られるプロデューサーの石井ふく子は、キャスティングについて「私はどうしても東山紀之さんと松たか子さんにこのドラマに出演していただきたくて3年待ったんです。しつこいですから(笑)」と明かした。(C)TBS
2016年05月17日「たそがれ清兵衛」「蝉しぐれ」など、様々な著書が映画・ドラマ化されてきた直木賞作家・藤沢周平。この度、藤沢氏とその家族とのふれあいを描くドラマ「ふつうが一番 -作家・藤沢周平 父の一言-」が今夏、TBSにて放送されることが決定した。 出演者には、主人公・藤沢周平役の東山紀之と、その妻・小菅和子役の松たか子が初共演することも明らかにされた。本作は、藤沢氏の娘でエッセイストの遠藤展子による「藤沢周平父の周辺」(文春文庫刊)、「父・藤沢周平との暮らし」(新潮文庫刊)を原作にドラマ化する。プロデュースは「渡る世間は鬼ばかり」の石井ふく子。演出は同じく「渡る世間は鬼ばかり」など様々なヒットドラマを手掛け、モンテカルロ・テレビ祭最優秀作品賞受賞作品「塀の中の中学校」ではプロデューサー・演出も務めた清弘誠、そして市川染五郎主演の映画『蝉しぐれ』など、映画監督としても知られている黒土三男が脚本を担当している。ドラマは東山さん演じる藤沢周平が、小菅留治の本名で小説家になることを夢見ながら「食品加工新聞」の記者として勤めていた昭和38年頃、1人娘の展子を残し妻に先立たれ、母・たきゑと慎ましく暮らしていた時代から、松さん演じる後の妻・小菅和子との再婚、そして昭和48年に直木賞を受賞するまでの家族との日々を実娘・展子の目線でとらえたヒューマンタッチの作品。東山さん、松さんのほか、共演には周平の母・たきゑ役に草笛光子、そして角野卓造、佐藤B作、前田吟らの演技派揃いとなっている。主演の東山さんは「藤沢周平先生は、とても偉大な作家で、俳優であれば先生の作品を一度はやってみたいと考えている方が多いと思います。その人物を演じさせていただくことになり光栄に思っています」と喜びを述べ、「藤沢先生も和子さんという素晴らしい奥様に恵まれて直木賞を受賞されてから作家活動がますます隆盛になられたという物語だと思います。今回は僕も同じように松たか子さんのお力を沢山いただいて、いい作品にするよう努めます(笑)」と話した。松さんは「結婚を申し込まれる長いシーンのリハーサルの時、東山さんと向かい合ったら、ずっとセリフが出てきた瞬間があってとても不思議な気がしました。ご一緒しているときの空気が滑らかな感じがして、勿論緊張はしているのですが、とても安心感がありました」と撮影でのエピソードを披露。また、「家族のシーンが温かくて、喧嘩をしたりすることがあっても直後に笑いあえるような、とても素敵なドラマに関わらせていただいて幸せです」と本作について語った。そして「“ふつう”が一番難しいんです」と語るのはプロデューサーの石井氏。「“ふつう”の中に何があるのか…家族、それから兄弟、親戚といろんなことがおこります。私はどうしても東山紀之さんと松たか子さんにこのドラマに出演していただきたくて3年待ったんです」とやっと実現できたとコメント。さらに、「遠慮なく話す夫婦、遠慮なく喧嘩もする、そんな家族のドラマを皆さんにご覧いただきたいと思います」とアピールした。また東山さんは、先日亡くなった蜷川幸雄ついて「蜷川さんは僕の作品を本当によく見ていてくれていて『あれ見たよ、良かったよ』というような言葉をかけてくださいました」と話し、「松たか子さんとも話していたんですが、今回松さんと初共演となる『ふつうが一番』で演じる藤沢周平先生の役もきっと喜んでくださっていると思いますし、天国でダメ出ししながら見て下さると思いますので、これからは今まで以上に全てに真摯に向き合い、気を引き締めて邁進していきたいと思います」と想いを語っていた。「ふつうが一番 -作家・藤沢周平 父の一言-」は2016年夏、TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2016年05月17日モデルのミランダ・カーさんやローラさんなどが愛用していることで話題となった「ココナッツオイル」。それをきっかけに、最近ではココナッツオイルやココナッツミルクを生活に取り入れる人が増えてきた。その理由は、ココナッツの栄養・美容効果はもちろん、"食べてよし、塗ってよし"といった幅広い活用法にあるようだ。そこで今回、ココナッツについての書籍『人の名前が出てこないことありませんか? ココナッツ君の出番です』(SDP / 1,296円・税込)の実践指導を担当したハワイ・アイランド料理研究家の藤沢セリカさんに、ココナッツの効果・効能と活用法について伺った。なお同書は、医学博士の白澤卓二先生が医学監修を務めている。○ココナッツオイル工場で働く女性の手がキレイだったココナッツオイルは、天然のココヤシの実を原料にして低温で絞ったもの。その過程で分離されたものはココナッツミルク、若い果実から取り出されたものはココナッツウォーターと呼ばれている。藤沢さんとココナッツとの出会いは、今から約30年前。バリ島に行ったときにココナッツオイルを使用した料理を食べ、オイルの味わいが気に入って「日本に買って帰ろう! 」と思ったという。そして数年後にタヒチを訪れたときに、引き寄せられるようにココナッツオイル工場を見つけて立ち寄ったそう。「本当に偶然見つけたんです。その工場ではココナッツの実を削ってオイルを作っていて、60・70代ぐらいの女性たちが働いていました。皆さん、手がキレイだったことがとても印象的でしたね。それでオイルを分けてもらいました」。藤沢さんが関心を持った当時、日本国内ではココナッツ商品は一般の店では販売されておらず、通信販売で購入するしか手段がなかったという。しかし今は、輸入食品店以外でもさまざまな商品が販売されている。興味がある人はすぐ手に取れる環境にあるため、生活にも取り入れやすいはずだ。○認知症予防への可能性気になるココナッツの効果・効能だが、同書の医学監修を務めた白澤先生は、ココナッツの摂取がアルツハイマー型認知症の予防・改善に効果があることを提唱している。アルツハイマー型認知症は脳(神経細胞)がブドウ糖をエネルギー源として使えなくなることで起こるとされている。ブドウ糖が使えなくなると神経細胞はガス欠状態に。しかし、ココナッツオイルとココナッツミルクに含まれる「中鎖脂肪酸」を摂取すると、ブドウ糖の代わりとなるエネルギー源を生み出せるという。そのエネルギー源は、中鎖脂肪酸が肝臓で分解してできる「ケトン体」。ケトン体によって細胞内のミトコンドリアでエネルギー物質の「ATP(アデノシン三リン酸)」が生成され、アルツハイマー型認知症を予防・改善できるとのこと。なお、同じココナッツでも中鎖脂肪酸の含有量には違いがあり、ココナッツオイルであれば1日大さじ2杯(30ml)、ココナッツミルクであれば1日計量カップ1/2杯(100ml)が目安とされている。認知症予防について藤沢さんは、「私は医学的な専門家ではないので、あくまで個人的な体験なのですが……」と前置きしながら、ある実体験を語ってくれた。「飼っている犬の様子が気になって病院に連れていったら、認知症と診断されたんです。高齢なので特別な手だてがなかったのですが、母がココナッツオイルを1日大さじ1杯食べさせていたら、2週間ぐらいで症状が改善して……。獣医の先生にも『認知症が治っています』と言われました(笑)」。また、ココナッツオイルの効果で口臭も気にならなくなったという。ペットを飼っている人には興味深い事例と言えるだろう。※ペットに与える際は獣医師の指導のもと行ってください○ココナッツの活用法イロイロこのように認知症予防の観点からも積極的にとりたいココナッツ。美容法も含めて、おすすめの活用法を教えてもらった。1.飲み物や食べ物に「チョイ足し」まずココナッツを毎日手軽に取り入れやすい方法として、藤沢さんは普段の飲み物や食べ物への"チョイ足し"を提案する。例えばコーヒー。コーヒーにココナッツミルクを1対1の割合で加えてかき混ぜて飲む方法だ。目安は1日2杯で、5時間あけて飲むとよいという。さらに効果的な方法として、藤沢さんはココナッツコーヒーをミキサーで泡立てる方法を提案。泡立てることでミルクに含まれる脂質が乳化し、効率のよい吸収が期待できるという。泡立て方は以下のとおり。■ココナッツコーヒーの泡立て方1.ミキサーに淹(い)れたてのコーヒーを入れ、ココナッツミルクをコーヒーと1対1の量で加える。2.中身が混ざるまでミキサーを数秒~10秒程度回す。3.カップに注いで完成。なお、ココナッツオイルをコーヒーに加える場合もミキサーで混ぜるとよい。オイルは大さじ1~1/2杯(15~7.5ml)を1日2回が目安となる。2.ココナッツオイルを肌&髪に!以前から、ココナッツオイルを肌や髪に使用する美容法が話題となっている。その理由は、天然素材を原料としているココナッツオイルは体につけても安心・安全で、保湿力も高いからだ。これからの季節は特に、美容の大敵となる"乾燥"から肌や髪を守る効果が期待できる。また、顔やデコルテ(首から胸元にかけて)のマッサージをしながら塗ると、リンパの流れがよくなって"アンチエイジング"効果も見込めるという。このような"ココナッツ美容"を取り入れている藤沢さん。「私は一年中、ココナッツオイルやココナッツミルクを肌と髪に塗っています。今年の夏も日焼け止めは使わずにココナッツオイルだけを塗って過ごしていましたが、肌トラブルは気になりませんでした」。その言葉どおり、藤沢さんの肌はキレイな小麦色だ。近距離で見ても肌ムラがなく、ツヤとハリがあるのがわかる。一般に、夏に日焼けをした女性は秋から冬にかけて肌ダメージを引きずりがちだが、ココナッツオイルを取り入れればキレイな肌をキープできるかもしれない。3.ココナッツオイルで「口をすすぐ」ココナッツオイルを使ったオーラルケアも紹介しよう。ココナッツオイルで口をすすぐことで歯についた汚れや細菌などを取り除く「ココナッツオイル・プリング」だ(「プリング」は英語のpullingで「根こそぎ除去する」の意)。同書によると、口は体の中でもっとも雑菌や有害物質がたまりやすい箇所。清潔にしておくことで体内に細菌やウイルスが侵入するのを防ぐことができ、主に口臭・歯周病・虫歯などの予防、歯のホワイトニング効果が期待できるという。さらに口元の筋肉を動かすため、ほうれい線が目立たなくなるなど美容効果も見込めるとのこと。やり方は次のとおり。■ココナッツオイル・プリングのやり方1. 大さじ1杯(15ml)程度のココナッツオイルを口に含み、口の中で動かす。2. 10~15分程度行ったらオイルを吐き出し、水ですすぐ。※1~2日に1回が目安※ココナッツオイルは未精製のバージンオイルを使用する※気分が悪いときは無理せず途中でやめる※洗面所や流し台などに直接オイルを吐き出さない藤沢さんもココナッツオイル・プリングを毎日実践する1人。「私の場合は夜寝る前にやっていますが、寝ている間に口の中の雑菌は増えるといいますから、朝の起きぬけに行うのもよいでしょう。最初は口に入れているのがツライかもしれませんが、慣れてくればキープできるようになります。口の中がスッキリして口臭対策にもなるので、ビジネスマンの方におすすめです」。美容効果だけであれば"女性のためのもの"と敬遠する男性もいるかもしれないが、ココナッツは健康効果も実証されている。家庭に1個備えておけば何通りもの活用ができる"オールインワン"のような存在だ。ライフスタイルにあわせて、取り入れてみてはいかがだろうか。なお10月31日には、藤沢さんが講師を務める「家族みんなでおいしくとれる! ~ココナッツオイルレシピの体験ワークショップ~」を開催する。藤沢さん直伝の"簡単でおいしい"ココナッツオイルを使ったオリジナルレシピや、マッサージを紹介するとのこと。参加費は500円(税込)。開催時間は13~15時(開場は12時半~)。詳細は「cafe eight」ホームページより確認できる。
2015年10月29日自身にとって2度めとなる舞台『とりあえず、お父さん』への出演が決まった本仮屋ユイカ。現代を代表する喜劇作家として、アメリカのニール・サイモンと並ぶイギリスのアラン・エイクボーンのヒット作に、藤原竜也、浅野ゆう子、柄本明という豪華キャストとともに挑む。久々の舞台に燃える女優としての思いを、率直に語った。舞台『とりあえず、お父さん』チケット情報「初舞台のとき、舞台に立っていて毎日幸せだったので、またあの感動を味わえるのかと思うとうれしくて」と、いちばんに再び舞台に立てる喜びを口にした本仮屋。初舞台を振り返って、「自分の肉体と思考と感情と直感をすべてフルに使って表現できて、それに対するお客さんのリアクションをまた自分の力にできるという、あの劇場でしか味わえない循環が最高だったんです」と語る。ましてや今回演じるのは、誰もが間違いなく笑えるエイクボーンの人気作。「どんな反応があるのか楽しみ。やりがいがあるなと思います!」。演じるのは、結婚を前提にグレッグ(藤原竜也)と交際しているジニィ。以前付き合っていた既婚の年上男性フィリップ(柄本明)とその妻シーラ(浅野ゆう子)をグレッグがジニィの両親と勘違いするところから、誤解が誤解を生む大いなる喜劇が始まる。「私だったら『それは誤解ですよ』と勘違いを正しそうなんですけど(笑)、ジニィは何とかごまかそうと、慌てたり、焦ったり、困ったりする。その姿がきっと笑えると思うんですね。だからこそ、既婚男性と付き合う奔放な女性だと思われるかもしれないですけど、『ジニィの気持ちわかる』と共感してもらえるように丁寧に演じたい」と早くも役に思いを寄せる。また、この作品が投げかけるものについても、「自分の見えてる世界だけが正しいと思い込んで勘違いの渦に巻き込まれていくジニィたちを見ると、その思い込みをなくしたら人生もう少し楽しくなるんじゃないかと思ってもらえると思うので。この舞台が明日からの活力になるとうれしい」と明快。「舞台をやると、その戯曲を通して作家さんが何を伝えたいのかっていうことを、全身全霊で探求し、表現し、伝えるのが女優の仕事だと改めて思い知らされます。そしてそこには人生の真理がいっぱい詰まっているんだと思ったら、演じることが尊いものに思えてくるので。しっかり伝えられる女優にならないと」。映像でもその演技力は知られている。が、本仮屋ユイカの底力は舞台でこそ放たれるのかもしれない。公演は12月3日(木)から23日(水・祝)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。その後全国を巡演。東京公演のチケット一般発売は10月17日(土)午前10時より。取材・文:大内弓子
2015年10月09日雪印メグミルクは7月17日、ガセリ菌SP株に脂質の吸収を抑制する効果があることをヒト試験において確認したと発表した。なお、同研究の詳細は7月11日~12日に開催された「日本乳酸菌学会 2015年度大会」で発表された。同研究では、健康な男女30名を2つのグループに分け、ガセリ菌SP株を含むヨーグルト100gを1週間摂取した時の糞便への脂質排出に与える影響を調査した。その結果、ガセリ菌SP株入りヨーグルトを摂取したグループでは、摂取前と比べて糞便中の脂質量が有意に増加した。一方、ガセリ菌SP株が入っていないヨーグルトを摂取したグループでは変化が見られなかった。この結果から、ガセリ菌SP株には、脂質の吸収を抑制し体外へ輩出する働きがあると結論付けられた。
2015年07月17日雪印メグミルクは11月20日、ガセリ菌SP株投与すると線虫の寿命が延びることについて、その作用メカニズムを明らかにしたと発表した。同成果は11月25日より開催される「第37回 日本分子生物学会年会」において詳細が発表される。線虫は、体長約1mm、寿命3週間程度のモデル動物で、1個体1000個ほどの細胞数でありながら、消化器官や神経といった動物の基本的な構造を有し、多くの分野で研究に用いられている。同社ではこれまでの研究で、ガセリ菌SP株を投与することで線虫の寿命を延ばすことができることを明らかにしていた。今回の研究では、その作用メカニズムを明らかにするために、ガセリ菌SP株投与による線虫の酸化ストレス2関連遺伝子の発現変化およびミトコンドリア機能の制御について解析した。その結果、ガセリ菌SP株を投与した線虫では、酸化ストレス抵抗性に関与する遺伝子の発現が促進されていたことがわかった。また、ミトコンドリア機能の指標となる体内のATP量およびミトコンドリアの膜電位は、線虫の老化の進行に伴い低下したが、ガセリ菌SP株を投与した線虫ではそれらの低下が有意に抑制されていた。これらの結果から、ガセリ菌SP株による線虫の寿命延長には、酸化ストレス抵抗性の制御と加齢に伴うミトコンドリア機能低下の抑制が関与していると考えられるという。一方、ガセリ菌SP株による寿命延長効果が哺乳類でも認められるかどうかについても、培養細胞を用いて検討した。マウス由来の線維芽細胞株に薬剤で酸化ストレスを与えると細胞の生存率が低下したが、そこにガセリ菌SP株を添加して培養すると生存率の低下を抑制することができた。この結果から、線虫の場合と同様にガセリ菌SP株は哺乳類の細胞においても酸化ストレス抵抗性を向上させることが示唆された。同社は今後、ミトコンドリア機能低下の抑制に関しても、哺乳類細胞での検証を進めていくとしている。
2014年11月20日11月、新国立劇場・中劇場にて『ブエノスアイレス午前零時』が上演される。演出を担当する行定勲と、原作者の藤沢周に話を訊いた。『ブエノスアイレス午前零時』チケット情報1998年に芥川賞を受賞した小説『ブエノスアイレス午前零時』を、行定は刊行当初から映画にしたいと熱望していた。「藤沢さんの描くハードボイルドな、ちょっと距離を置いて社会を見つめる視線というのは、僕の思う非常に〈映画的なるもの〉なんです。静かだけれど、つねに凶暴」と藤沢作品の魅力を語る行定。ノートを新しくするたび、今後実現させたい企画の筆頭に『ブエノスアイレス午前零時』の名はあり続けたのだという。これが舞台化に向けて大きく舵を切ったきっかけは、主演である森田剛からのラブコールだった。「行定さんの演出で舞台をやりたい」という森田の想いを行定はふたつ返事で受け入れた。そして彼に似合う作品を考えるうち、15年もの間温め続けていたタイトルが浮かんだ。「森田くんに、現実に縛られた男を演じてほしかった。そういう男が奥底にあるものを出す瞬間を演じたら、彼はすごく輝くんじゃないかと思ったんです。そのときに『ようやくあの作品ができる』と感じた」長年行定から映画化の構想を聞き続けていた藤沢は、そのキャスティングに最初は驚いたのだとか。それもそのはず、原作に描かれているカザマという男は、森田の風貌と決して似ているとはいいがたいのだ。しかし制作発表の場で森田と会い、彼がカザマを演じることに深く納得したという藤沢。「森田さんは静かなのに、心の中に刃を抱えている感じがする。彼に演じてもらうカザマは、静謐な男だけれど実は奥底でパッションが燃えている。ぴったりですよ」。原作者である藤沢は、行定の手による舞台化に全幅の信頼を置いている。「行定さんの映画って、たとえラブストーリーでもそのなかに冷酷なものや毒を孕んでいる。それが僕に共鳴する部分があるんです。『ブエノスアイレス午前零時』もいろんな読み方ができる小説ですが、書き手の核を確実に掴み取ってくださっている」。行定も「どう演出するか、いまの時点ではまったくわからない」と言いつつ、自信をのぞかせる。「藤沢さんの小説は、10年以上経ってもまったく色あせない。それは僕が映画をつくるときに目指しているところです。いくつか演劇に携わってきたけれど、こうして企画の段階から携わるのは初めての経験。プレッシャーはあります。でも、原作を初めて読んだ時の初期衝動のまま、この世界を描き出せれば」。果たして、行定によってこの作品がどのような形で立ち現れるのか、期待が募る。舞台は11月28日(金)から12月21日(日)まで東京・新国立劇場 中劇場、12月25日(木)から29日(月)まで大阪・シアターBRAVA!で上演。チケットの一般発売は10月4日(土)午前10時より。取材・文/釣木文恵
2014年09月30日(画像はプレスリリースより)コモエース 薬用スカルプシリーズ新登場セーレンは繭生まれの天然成分「セリシン」配合した「コモエース薬用スカルプシリーズ」を発売。コモエース薬用スカルプシリーズのラインナップは薬用スカルプシャンプー(スムース)、薬用スカルプシャンプー(モイスト)、薬用スカルプトリートメント、薬用スカルプエッセンス。すべてに共通して使われているのがセリシン。セリシンは絹の精錬で取り除かれる成分で、取り除くことにより、絹独特の光沢が出て、絹なりという絹がこすれ合う音が出るようになります。製錬工程に携わる人たちの手が、とても綺麗だったことから、セリシンが肌によいことが分かりました。セリシンの効能・効果は髪細胞活性化、頭皮の保湿、髪のタンパク質流出防止、髪のキューティクル・内部補修作用です。製品の特徴薬用スカルプシャンプーはピロクトンオラミンがフケ・カユミ防止効果を持ち、グリチルリチン酸時カリウムが消炎、肌荒れ改善。アミノ酸系洗浄成分は頭皮ケアとしては最適な成分。薬用スカルプトリートメントは酢酸DL-アルファ-トコフェニールが血行促進作用や抗酸化作用を持ち、グリチルリチン酸も含有。薬用スカルプエッセンスはセンブリ抽出液が頭皮の血流を促進し、ビタミンB群の1種であるパントテネルエチルエーテルは盲母細胞に活力を与え、毛髪の生成や成長促進。セーレン100年を超える技術と最先端のITの融合により、ビスコテックスという企画・製造・販売まで一貫した独自のデジタルプロダクションシステムで、車両資材、ファッション、エレクトロニクス、メディカル、環境・生活資材に広く事業を展開しています。【参考】・セルシンプレスリリース
2014年05月30日ふじさわちょい呑みフェスティバル実行委員会は13日・14日、神奈川県藤沢市・藤沢駅南口にて「第7回ふじさわちょい呑みフェスティバル」を開催する。○"ゆるさ、遊び心"が特色の、"呑んべの祭典"同イベントは、"呑んべが、呑んべのために開催する、呑んべの祭典"。"ゆるさ、遊び心"が大きな特色となる。"ふじさわ"が発祥の地で、現在は全国に「ちょい呑みフェスティバル」が急速に拡大しているという。多くの「はしご酒イベント」とは違い、1.「ちょい呑みは、呑んべによる、呑んべの為のお祭りだ!」、2.「ちょい呑みは、大人の真剣な遊びだ!」、3.「ちょい呑みは、ゆる~く愉しく!」、4.「ちょい呑みは、参加者、お店さん、地域の人々、実行委員みんなでつくるイベントだ!」を、「ちょい呑みポリシー」としている。当日は、2,500円(前売り2,400円)で購入した「ちょい呑み券」(3枚つづり)に記載されている60店あまりの参加店舗の中から行きたい店舗を選択。店舗にて「ちょい呑み券」を渡し、「ちょい呑みセット」を楽しむ。次の店舗に移動、これを3回繰り返す。「ちょい呑みセット」は、各店舗おすすめのおつまみ1品とドリンク1杯で、店によってはいくつかの中から選ぶことができる。また「ちょい呑み券」は、何セット(1セットは3枚つづり)買ってもOK。たくさん買って全店舗制覇を目指すことも可能となる。期間中は、「ちょい呑みバースデイ!」「ゲリラ芸人」「ゲリラライブ」「ゲリラ絵描き」など、さまざまなイベントも企画。そのほか、 湘南を中心に活動するロックバンド「SWAMPS」のヴォーカリスト、"はっと"のミニライブも開催予定となる。開催日は、5月13日・14日。会場は、神奈川県藤沢市・藤沢駅南口周辺の参加店舗。「ちょい呑み券」は、枚数限定販売。残があれば当日も販売するが、前売りの購入を推奨している。もしも「ちょい呑み券」が残ってしまった場合には、1枚あたり700円払い戻す(100円は手数料)。
2014年05月08日雪印メグミルクは12月5日、神戸市で開催された第41回日本免疫学会学術集会において、「プロバイオティクス『ガセリ菌SP株』の経口投与によるインフルエンザAウイルスに対する感染予防効果」の研究発表を行った。同社は北海道大学遺伝子病制御研究所内に、寄附講座として「プロバイオティクス・イムノロジー研究部門」を開設している。同社保有のプロバイオティクス乳酸菌「Lactobacillus gasseri SBT2055(ガセリ菌SP株)」には、有用な生理機能があることが明らかになっており、同研究部門でさらに研究を進めた結果、インフルエンザウイルスに対する感染予防効果が明らかとなった。研究では、ガセリ菌SP株を経口投与したマウスと、ガセリ菌SP株を投与しなかったマウスにH1N1型インフルエンザウイルスA/PR/8を経鼻感染させた。するとガセリ菌SP株を経口投与したマウスでは、投与しなかったマウスに比べてウイルス感染後の生存率が有意に高くなった。さらに、肺組織中のウイルス量と肺組織の炎症を示す指標では、ガセリ菌SP株を投与したマウスは投与しなかったマウスよりも低い値を示した。このことから、インフルエンザウイルス感染で起こった肺の過剰な炎症状態が軽減化され、マウスの感染後致死率が低下している可能性があることが分かった。これらの結果から、ガセリ菌SP株は経口摂取後に、腸管から離れた組織である肺の免疫機能を調節することで、インフルエンザウイルスに対する生体防御機能を高めていることが予想されるという。今回の結果は、ガセリ菌SP株摂取のインフルエンザウイルス感染に対する予防効果と、その作用機序の一端を示すもので、今後さらに研究を深め、ガセリ菌SP株が持つ生態防御機能の解明が進むことが期待される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月11日小田急百貨店は8月8日~14日まで、藤沢店(神奈川県藤沢市)にて「新江ノ島水族館の人気者パンフェア」を開催。会場では同水族館の人気者をかたどったパンのほか、有人潜水調査船「しんかい2000」にちなんだ特別なパンなども販売される。今回のフェアに並ぶパンは、「新江ノ島水族館」と藤沢店地階食品売り場のパン屋「ドンク」の協力により製作されたもの。水族館で人気のイルカをかたどったクリームパンやくらげをイメージしたチーズ入りのタマゴサラダパンなどのほか、しらすを使ったパンや、日本初の本格的な有人潜水調査船である「しんかい2000」にちなみ、深海の暗さをイメージしてイカ墨やココアなどを使い黒く仕上げたパンなど、合わせて16種類のパンが販売される。会場となる「ドンク」も期間中は水族館をイメージした売り場に変身。「ちょうど帰省の時期でもあり、お子さまをはじめご家族がそろう楽しい食卓の話題の一つになればと思います。水族館をイメージした売り場でパン選びを楽しんで下さい」(小田急百貨店藤沢店販売促進担当)とコメントしている。商品例:くらげ1個 231円しらすのパリパリ1個 315円深海バゲット1個 630円深海スティック1個 210円【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月08日本仮屋ユイカ、一糸まとわぬ姿で撮影に挑んでしまった・・女優・本仮屋ユイカ(24)が東京、新宿で写真集「AIR」の発売を記念して握手会を開催。ハワイ島のパワースポットで有名なキラウエア火山やマウナケア山などで撮影した写真集「AIR」は、本仮屋本人が考えていたより、遥かに大胆に体を露出した作品となった。本仮屋は露出が多くなった理由について、「ハワイの大自然やパワーの中に身を置いた事や、撮影に関わったスタッフ全員が女性で、その真剣さや愛を持った優しさで今回の写真集が出来あがった。」と語った。亀の気持ちになった水着写真や一糸まとわぬ後ろ姿を披露するなど、セクシーショットにチャレンジした本仮屋だが、ハワイの大自然の中で全裸になっているという場面で、時事ドット.コムによると「亀になった気分がした。石の上であったかくて。亀ってこんな気持ちなのかなって」「最初はちょっと抵抗があったけど、一歩殻を破って頑張ろうと思って挑戦した。新しいことをしたんだという達成感と、ここから違う自分が始まっていくんだという予感を感じた」と、一つ壁を乗り越えた女優の姿を垣間見せた。本仮屋、新年からの舞台情報舞台『パレード』が2012年1月16日~29日(東京、天王洲銀河劇場)2012年2月4日~2月5日(大阪、シアター・ドラマシティ)元の記事を読む
2011年12月27日2010年に行定勲監督により映画化された『パレード』の、舞台版の制作発表が10月26日に行われ、演出を手掛ける行定と、出演する山本裕典、福士誠治、本仮屋ユイカ、原田夏希、竹内寿が会見に出席した。『パレード』チケット情報舞台作品の原作となる『パレード』は、吉田修一が2002年に山本周五郎賞を受賞し、話題となった小説。都内のマンションでルームシェアをしている4人の若者たち。そこへ男娼をしている男が現れ、なんとなく一緒に住む事になるのだが、同じ頃、近所で女性を狙った連続暴行事件が起こり始める。一方で、お互いを干渉せずに過ごしてきた4人の日常が少しずつ変化していき……。会見で行定は「『パレード』は、僕にとっての集大成になった映画です。これを演劇化するという話を聞いて、他の人にやられたくないな、という気持ちがあって。(原作は)時代を凌駕した若者像を捉えた小説で感銘を受けました。それをまた演劇でやらせていただくのは光栄」と話し、映画は自身でシナリオを書いたが、舞台版では「蓬莱竜太さんという、ずっと一緒に仕事をしたかった若手の作家の方に頼みました。自分で作った映画版を裏切ろうというのがテーマなんで、すごくそこは自分自身楽しみにしています」と映画との違いも明かした。また、演じる側の山本は「舞台ならではの見せ方で、舞台を見に来た人をひとりでも多く魅了したい」と意気込みを語ったかと思えば、ルームシェアをしたら見られたくない姿はと言う質問に、「友達の家に遊びに行った時に、夕飯をご馳走になった後、トイレで大きい方をしたら音が鳴ってしまって。それを友達に聞かれて大爆笑されました」と恥ずかしい話をポロリ。同じ質問に本仮屋も「眠っている時の顔がよくないと友人に言われて。それから寝る時は暗くして見られないようにしてます」とマル秘エピソードを告白。この日が初対面という人もいる中、会見の場ですっかり打ち解けた様子だった。そのやりとりを横で聞いていた福士と原田は苦笑しつつも「(秘密を抱えている役で)映画とは違った裏切りを見せられるんじゃないかなと思います」(福士)。「自分が今までやったことがない役で、(自分とは)違うキャラクターですが楽しみです」(原田)とそれぞれ意欲を語った。この日18歳の誕生日を迎えた竹内は「男娼(という言葉)すらも知らなくて。想像もつかないし、どうやって演じたらいいか解らなくて……」と難しい役どころに悩みながらも、「この先輩方と一緒にできるのが嬉しい」と明るく答えていた。舞台『パレード』は、2012年1月16日(月)から29日(日)まで東京・天王洲銀河劇場、2012年2月4日(土)から5日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。チケットは、東京公演は現在プリセール(WEB先着先行)実施中、大阪公演は10月27日(木) 21:00より実施。10月29日(土)より一般発売開始。
2011年10月27日国民的作家・藤沢周平の短編小説を、東山紀之を主演に迎え映画化した『小川の辺』で、菊地凛子がヒロインを演じることが明らかになった。菊地さんが演じるのは、主人公・戌井朔之助の妹、田鶴。藩から上意討ちの命を受けた朔之助は、狙う相手・佐久間森衛の妻が、実の妹・田鶴であることにより、肉親の情愛と武士としての宿命の間で苦悩することになる。実は時代劇初挑戦の菊地さん。トレードマークの金髪を黒髪に変えて、9月19日(日)の千葉県で行われた撮影に挑んだ。作品について「この作品は、脚本がすごくいい。日本人に生まれたからには、ずっと時代劇に出演したいと思っていた。自分のキャリアの中に、この作品が刻まれることは、とてもうれしい」と意欲的な一面を見せつつ喜びを語った。キャスティングの理由について製作側からは「菊地凛子さんをキャスティングしたのは、目の力、ハリウッドも認めるその演技力はもちろんですが、一番の理由は、彼女ならば、本当に実の兄を討ちそうだ、ということにつきます。役を超えてリアリティが出せる人、そんな人は菊地凛子さんしかいません」と期待を寄せる声が。本格時代劇という新たな新境地に挑む菊地さん。掟を破ってまでも愛する人を守ろうとする役どころをどう演じるのか?『小川の辺』は2011年、初夏公開。■関連作品:小川の辺 2011年、初夏公開
2010年09月29日人気ボーイズラブ映画の続編『愛の言霊〜世界の果てまで〜』の主要キャスト、植野堀まこと、河合龍之介、齋藤ヤスカの3人揃っての動画インタビューが到着した。広告代理店に勤める裕文(植野堀さん)とその上司に当たる慎司(河合さん)の間に芽生えていく“愛”を描いた作品で、植野堀さんにとっては初の長編映画出演にして初主演となる。植野堀さんは「緊張し、悩みながらのお芝居でした」と初主演のプレッシャーを明かしつつ、映画の完成にホッとした様子。撮影については「河合さんに助けられながら、毎日楽しく撮影できた」と笑顔でふり返った。撮影は3月だったそうだが、クライマックスに桜のシーンがあり、河合さんは「複雑な天候の中で、桜が咲くかどうか分からないまま『大丈夫かな?』と思いつつやってました。そうしたら最後の最後で咲いて、それをフィルムに残せて、『完成した。絶対いい作品になる』と感じた」と充実した表情を見せた。見どころを尋ねられると、植野堀さんは、2人からから「チュー?」、「ベッド?」などと茶化されつつ、植野堀さんは「チューやベッドシーンも見どころだよ(笑)!でも、やっぱり最後の桜のシーン」と力強く語ってくれた。前作に続いての出演となる立花都役の齊藤さんは、前作との繋がりについて言及しつつ「立花都の成長を見せられたら…。『1』を観てくれた人の期待を裏切らないように演じた」と優しい笑みを浮かべつつ語ってくれた。3人それぞれの口調から、現場の和気藹々とした雰囲気、そして作品への自身と強い思いが伝わってくる。『愛の言霊〜世界の果てまで〜』は8月7日(土)より渋谷・シアターイメージフォーラムほか全国順次公開。※こちらのインタビュー映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:愛の言霊〜世界の果てまで〜 2010年8月7日より渋谷・シアターイメージフォーラムほか全国順次公開© 2010紺野けい子/フロンティアワークス/「愛の言霊〜世界の果てまで〜」Partners
2010年08月06日藤沢周平の代表作「隠し剣」シリーズの中でも、傑作と名高い一編を映画化した『必死剣鳥刺し』が豊川悦司主演で公開されることが決まった。豊川さんが演じるのは悲運の剣の遣い手・兼見三左エ門(かねみ さんざえもん)。達人と言える領域にまで剣の道を極めつつも、それが生きる道につながらないという矛盾と軋轢。そして政治的な策謀に翻弄される武士の無残な姿が描き出される。2002年の『たそがれ清兵衛』以来、『隠し剣 鬼の爪』(’04)、『蝉しぐれ』(’05)、『武士の一分』(’06)、『山桜』(’08)、そして来年公開される『花のあと』と次々と映画化されている藤沢作品。特に人気が高く『隠し剣 鬼の爪』(同名小説)、『武士の一分』(「隠し剣秋風抄」)の原作として知られているのが「隠し剣」シリーズ。今回の映画に登場するのは、“秘剣 鳥刺し”。その剣を遣うとき、遣い手は半ば死んでいるとされる究極の剣技である。果たしてトヨエツの運命やいかに――?豊川さんは「監督とお話して、三左エ門は、“静”と“動”を併せ持ち、ある種の不条理さを持った複雑な男、不器用で融通がきかない岩のような男、運命を許容しているが、それに甘んじていない、逃げない人間だと感じました。これまでの藤沢作品は特に意識せず、平山監督のお話にあった、静寂と爆発の温度差を出せるよう演じました。撮影は大変でしたが、近年見たことのないような激しさのある、凄い殺陣が見られると思います」と充実した様子が感じられるコメントを発表。メガホンを握った平山秀幸監督(『愛を乞うひと』、『しゃべれども しゃべれども』)は「時代劇という制約を最大の武器とすることを考えた。所作など基本的なことは、ひとつひとつ丁寧に正しく描き、藤沢原作の持つ静謐なものを表現しながらも、ラストの大殺陣は、これまでの舞踊的な流れる殺陣ではなく、溜め込んだものを一気に爆発させるような、人と人が本当に命を懸けて斬り合うような激しいものになった。これまでの時代劇とは一味も二味も違うものになると思う」とこちらも自信のほどをうかがわせる。三左エ門の周囲の人々を演じる共演陣も豪華!三左エ門の姪でありながら、彼にほのかな恋心を抱くヒロイン・里尾(りお)に池脇千鶴ほか、戸田菜穂、吉川晃司、小日向文世、岸部一徳ら実力派の俳優たちが大人向けのハードボイルドな時代劇を彩る。『必死剣鳥刺し』は2010年夏、全国にて公開。■関連作品:必死剣鳥刺し 2010年夏、全国にて公開■関連記事:来年の東映は『ゼブラーマン2』セクシー衣裳から『桜田門外ノ変』まで注目作ズラリ!
2009年11月20日北川景子の時代劇初挑戦作品として注目を集める『花のあと』の主題歌を一青窈(ひととよう)が歌うことが発表された。本作は藤沢周平の短編小説「花のあと」(文春文庫刊)の映画化作品。日本アカデミー賞で全部門優秀賞受賞の『たそがれ清兵衛』、木村拓哉主演で大ヒットを記録した『武士の一分』など近年、次々と藤沢文学が映画化されているが、実は一青さんにとって、藤沢文学の映画化作品の歌を担当するのは『蝉しぐれ』、『山桜』に続き今回が3度目(※『蝉しぐれ』はイメージソング)。意外な縁の深さを感じさせるが、一青さんは映画について「目の前の彼が真っ直ぐなので 思わず自分も真っ直ぐになってしまう、 映画館の中で背筋を伸ばしたくなる、そういう映画だ。好きな人の信念を守るために闘った女、花のあとはあなたの心にまた開く」と思いいれを強く感じさせるコメントを発表している。また、本作で時代劇に初挑戦し、かつ藤沢作品には珍しい女性の主人公である以登を演じる北川さんは、「以登の恋の始まりと終わり、そして愛する人を失ってからの成長が“誰にも言えない恋”“誰にも負けない愛”というフレーズに昇華されていて、素敵な詞でした。切ないメロディーが作品の世界観とマッチしていて相乗効果で良いと思いました」と一青さんによる主題歌を絶賛している。凛とした強さを見せる以登の心情を美しく、そして切なく歌い上げた主題歌はどのように響き渡るのか?『花のあと』は2010年春、全国にて公開。■関連作品:花のあと 2010年春、全国にて公開■関連記事:北川景子が藤沢周平原作『花のあと』で時代劇初挑戦!女剣士役で殺陣も自らこなす
2009年09月24日木村拓哉主演で大ヒットを記録した『武士の一分』、日本アカデミー賞で全部門優秀賞受賞の快挙を成し遂げた『たそがれ清兵衛』など、近年、映画化が続く文豪・藤沢周平の作品がまたひとつ映画化。珠玉の短編小説「花のあと」(文春文庫刊)が映画化されることになり、主人公の以登を北川景子が演じることが決まった。「花のあと」は、藤沢さんが郷里の山形県・鶴岡をモデルに創作した海坂藩を舞台にした短編を集めた作品集「海坂藩大全」の中に収められた一編。女でありながら、男顔負けの剣術の腕を持つ以登は、ただ一度、竹刀を交えた江口孫四郎に一瞬にして恋心を抱く。だが、以登、孫四郎ともに決まった許婚があった…。凛とした佇まいの以登を演じる北川さんは今回が時代劇初挑戦となる。今回の出演について「元々、時代劇はずっと挑戦してみたいと思っており、藤沢映画は演技をする者みなの憧れの作品でもあるので迷わず出演させていただきました。藤沢作品にしては珍しく、女性が主人公だと聞いたことも興味深く、一生に一度あるか分からない藤沢作品との出会いで役者として成長したい、という気持ちで臨みました」とコメント。また、撮影については「最初は着物に慣れることが大変でした。着物を身に付けた状態での歩き方、座り方などの所作はとても難しく、クランクイン前にたくさん稽古しました。今回は、殺陣も吹き替えなしでやるということで、立ち回りのシーンもかなり練習が必要とされたので苦労しました」とふり返った。以登がほのかな恋心を抱く孫四郎を演じるのは、熊川哲也率いる「Kバレエカンパニー」に所属するバレエ界の期待の新星、宮尾俊太郎。以登の許婚の片桐才助には甲本雅裕が扮し、以登の父・寺井甚左衛門を國村隼が、そして孫四郎を罠に陥れる藩の重鎮・藤井勘解由を市川亀治郎が演じる。メガホンを握るのは、原田眞人監督や篠原哲雄監督の下で助監督を務め、2008年に阿部寛主演の『青い鳥』で劇場映画デビューを果たした新鋭・中西健二。監督にとってもこれが初の時代劇となる。これまで映画化された藤沢作品において『たそがれ清兵衛』では宮沢りえが、『隠し剣 鬼の爪』では松たか子が、主人公が恋に落ちるヒロインを、『武士の一分』では檀れいが盲目の主人公を支える妻の役を演じた。北川さんが演じる以登は、たおやかさと、凛とした独立心を併せ持った女性。女性剣士としてどのような姿を見せてくれるのか?『花のあと』は2010年春、全国にて公開。■関連作品:花のあと 2010年春、全国にて公開
2009年08月04日