大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(71)が、読者からの相談に答える!【Q】「厄年を迎えます。前回の厄年は離婚するわ、子宮筋腫になるなど大変でした。先日、神社で厄よけをしましたが、それでも、いつか凶事が起こるかと心配で眠れません」(クリムートさん・59・自営業・東京都)【A】「『厄年』なんて迷信。自分の頭で考えないことのほうがよっぽど怖い」(蛭子能収)オレのマネージャーも競馬で負けが込んでいるようで「前厄だから」とあきらめ顔です。先日は、右足首を骨折してしまい「おはらいに行こう」と言いだしています。オレは厄年なんて迷信だと思っています。競馬にしても競艇にしても、しっかりレース展開を推理することが大事です。それをしないで負けたことを「厄年」に責任を押しつけるのは人間としてやってはいけないことだと思っています。骨折にしても、起きてしまったことを「厄」のせいにすると思考停止になってしまう気がします。人が何を信じようがどうでもいいことですが、厄年だといって人を不安に陥れて、いろいろお金を使わせるような仕組みが世の中にはいろいろあるのが気になります。「厄年」などの迷信を心配しすぎて、自分の頭で考えなくなってしまうほうが、よっぽど怖いことだと思います。ちなみに迷信といえば、オレのサインをもらうと不幸になるという噂があるようですね。だから競艇場でサイン会をしても人が集まらないんです。テヘッ!
2019年07月22日大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(71)が、読者からの相談に答える!【Q】「中2の息子が反抗期です。小学校のときは成績も優秀でしたが、中学に上がったら勉強もしなくなり、小言を言うと『うざい!』と。いずれまともになるのでしょうか?」(筋ッ子ちゃんさん・41・パート・岩手県)【A】「親は子どもに何も期待するべからず」(蛭子能収)今日は、女房に怒られたから気分が優れません。それにしても「まともになる」とはどういうことですか?そもそも親は子どもに何も期待しないほうがいいと思っています。この人が、子どもは自分の思いどおりに育つと考えていたら「いずれ」はたぶん来ないと思いますけどね。ちなみにオレに反抗期はありませんでした。唯一の反抗は22歳のときに「東京に行く」と母親に言って上京したこと。オレが出ていくと一人暮らしになってしまう母親はすごく困った顔をしていました。でも、子どもは親の思いどおりにならないと最後は諦めていました。実は、今朝出かけるときに、携帯電話が見当たらなかったんです。女房に「ちょっと盗っていない?」と言ったら、なぜかすごく怒ってきました。結局、携帯は机の上にありましたが、女房に油性マジックで手のひらに「人を疑う前に、自分を疑え!」と書かれました。「うざい!」と返したいところですが、これからは女房の期待どおりのまともな大人になろうと思っています。てへっ!
2019年07月08日大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(71)が、読者からの相談に答える!【Q】「老後の生活が心配です。貯金は500万円ほどありますが、定年後は2,000万円必要といわれて、このままでは下流老人になってしまいます。悠々自適は無理だと悲嘆にくれています」(カズカズピーさん・50・会社員・福岡県)【A】「老後の人生が不安なら、ずっと働いて『老後』をなくせばいい」(蛭子能収)オレの場合、お金については女房に丸投げだから、老後の資金もいくらあるかわかりません。でも独身だったら貯金がなかったと思うから女房に感謝しています。でも、50歳だったら、あまり老後の不安に駆られるよりもコツコツ仕事していたほうがいいと思いますよ。オレは何歳になっても稼いでいないと心配だから、苦手だけどテレビにも出続けています。定年後の人生が心配なら、ずっと働く道を探して、老後をなくせばいいですよ。そもそもオレは悠々自適な生活に興味がありません。競艇も年金よりも自分で稼いだ金で勝負するのが楽しいし、オレは自由を大切にしていますが、それは人から与えられるものではなく、自分で勝ち取った自由な時間に競艇場に行くことが重要です。自由といえば、番組の打ち上げで司会者から「あとはご自由にご歓談ください」と言われるとすごく困ります。誰とも話せないし、オレに寄ってくる人なんていません。「しばしご歓談ください」というのは地獄の言葉。悲嘆にくれてしまいます。
2019年07月01日大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(71)が、読者からの相談に答える!【Q】「メーカーの営業マンですが、笑顔がまったく作れません。無理に笑顔を作ると怖い顔になり、お客さんにけげんな顔をされます。上手に笑顔ができる方法を教えてください」(ラータさん・28・会社員・埼玉県)【A】「“怖い顔の営業マン”としてキャラを立たせるべし」(蛭子能収)オレもダスキンの営業マンをしていたとき、笑顔が作れなくて困ったことがありました。でもあるとき、金を稼ぐときは自分を殺したほうがいいと思ったら、自然と笑えるようになりました。だから、何度も言うように、仕事は「死ぬ気になって」やることではなくて、「死んだふりをして」やるもの。死体になったつもりで働けば、嫌なことも受け流せるし、適当に笑うことなんてそんなに難しいことではありません。オレも「エビス顔」だといわれますが、本当に笑っているわけではありません。それに営業は商品が売れることが重要で、笑顔かどうかは関係ありませんよね。だったらいっそのこと、笑わないセールスマンになればいいと思いますよ。怖い顔でも真剣に商品を説明すれば、あなたの気持ちをわかってくれると思いますよ。“怖い顔の営業マン”は、それはそれでキャラが立っていいと思いますよ。うふふ……。今度、久しぶりに競艇場に行きます。オレの本当の笑顔は競艇で勝ったときしか見せません!てへっ!
2019年06月24日大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(71)が、読者からの相談に答える!【Q】「10年前に離婚した私は、ある女性と交際し、再婚を考えていましたが、別の女性と肉体関係があることをうっかり話してしまったらトラブルに。本命の女性を失いそうです」(葛飾東斎さん・69・会社経営・京都府)【A】「恋も競艇も“大穴狙い”で夢を見よう!」(蛭子能収)69歳でずいぶんお盛んですね。でも、この人は、秘密にしなければならないことを話してしまったわけですよね。そういう人は、複数の女性と付き合えるような器ではない気がしますね。これは本命の女性だけでなく、別の女性も消えていくのは仕方ありませんね。次は失敗しないように、新しい恋を探したほうがいいですよ。オレは二股をかけたことはありませんが、競艇では、2人の選手で迷うことがあります。最終的には当たったときの配当金が高いほうにします。その人がオレにとってトクかどうかがすべてです。そもそもオレは本命選手を買うことはあまりしません。有力選手がすんなり行くレースというのは面白くありませんからね。弱い選手や誰からも見向きもされていない選手が勝つシーンを見るのがたまらないんです。本命をコツコツ買ってもうけるより、オレは大穴が当たったときの快感を味わいたいんです……。それだから、オレは競艇で勝てないのか!うへ~!!
2019年06月17日大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(71)が、読者からの相談に答える!【Q】「視野が狭いことに悩んでいます。仕事でもちょっとしたことでミスばかり。上司から『視野が狭すぎる』と叱られます。自分でも『固定観念にとらわれすぎ』と後悔ばかりです」(夏みかんさん・28・OL・富山県)【A】「視野が狭い人は、競艇場全体を見渡せる『有料席』に行け!」(蛭子能収)オレもこの人とちょっと似ていますね。芸能人でもマスコミに出ている記事だけで、その人を判断してしまうことがよくあります。見方が一面的で、物事を深く考えないこともしょっちゅう。少し離れたところから自分を客観的に見られたらいいんですけどね。競艇場では、レースを見る場所が大事です。全体を把握できる位置にいるのが勝つコツです。間近で観戦すればたしかに迫力がありますが、スタートやターンしか見えなければ、レース展開がまったく把握できません。だから、オレは2,000円を払って、スタンドの高い位置にある「有料席」を利用します。競艇場全体が見渡せると、1着、2着の選手がどうやって勝ったのか、5着、6着になった選手はなぜ負けてしまったのかなどレース状況が詳しくわかります。視野を広げてレース展開を捉えると、次のレースでも先入観にとらわれずに予想ができます。それでも競艇は負けてばかり。後悔しています、てへっ!
2019年06月10日大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(71)が、読者からの相談に答える!【Q】「電話でお客さんと話す機会が多い仕事ですが、電話応対が苦手です。話が長くなると、心が離れて適当な応対になってしまいます。ナチュラルに話せる人がうらやましいです」(角刈り君・52・会社員・愛媛県)【A】「仕事中は自分を殺せ。死んだつもりでやり過ごそう」(蛭子能収)オレもふだんは知らない人と話すのが嫌いです。電話もすごく苦痛です。だから通話は用件だけ。よけいな話をするともめそうで面倒くさいですよね。それでも働いているときは仕方ありません。オレは昔から、仕事中は死んでいるつもりでやり過ごしています。自分を殺して、オレの時間などすべて会社にあげるつもりでやれば嫌なことも苦手なことも気になりません。こっちは死体なので感情がありませんからね。たぶん、この人は、ペンネームどおり四角四面の人だと思います。勤務中は、いつもの自分を殺して仕事をすれば、たぶん苦手なことなど気にならなくなりますよ。あとオレが働いているときに感心されるのが年下にも敬語で話すこと。とくにオレがマネージャーを「さん付け」で呼ぶことに驚かれます。タレントでもマネージャーや年下は呼び捨ての人が多いですからね。オレは相手を尊重しているわけではありません。波風たてないためにやっているだけなのに褒められます。てへっ!
2019年06月03日大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(71)が、読者からの相談に答える!【Q】「スマホゲームにハマっている夫(64歳)は、定年後、食事中だけでなく、お風呂でもスマホを手放しません。夫婦の会話もなく、夫の性格もとげとげしくなり、私のストレスもたまります」(ケ~キイチゴさん・62・主婦・愛知県)【A】「勝ってもお金が増えないスマホのゲームにハマるのは、時間の無駄」(蛭子能収)スマホのゲームは、勝ってもお金は稼げませんよね。もうからないことに時間を費やすのは無駄ですよね。オレの女房も、ある時期スマホのゲームに没頭していました。その間は、女房の小言を聞かなくてすむので、オレは黙っていましたが、最近ではゲームに飽きたようで、またガミガミ言われるようになりました。あなたの場合は夫が飽きるまで待つしかないと思いますよ。それにしても還暦を過ぎてもゲームにハマるんですね。そういえば太川陽介さんも、移動中にタブレットで麻雀のゲームをよくやっていますね。オレのベテランマネージャーも『LINE バブル2』を後輩と競い合っていて、勝った、負けたと言ってはカリカリしています。オレは、小さな画面のスマホのゲームにハマるくらいなら、広々とした広いボートレース場に足を運び、少しでもお金が増えるチャンスをうかがいます。世の中はお金を増やすことだけを考えていれば、ストレスがたまることもありませんよ。
2019年05月27日大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(71)が、読者からの相談に答える!【Q】「先日、同期入社の同僚と飲んだんですが、興味があって給料を聞いてみたら、僕より少し高いことがわかりました。同じような仕事をしているのに……。このモヤモヤした気分はどうすればいい?」(ピカりーん・29・会社員・埼玉県)【A】「『ギャラの格差』への鬱憤は自分も稼いで晴らすしかない」(蛭子能収)社員同士で月給の話はしないほうがいいですよね。でも給与差がわかってしまったのなら、諦めて仕事に専念するか、ずっと嫉妬に苦しむしかありませんね。ウフフ。オレも市立長崎商業高校を卒業して「吉田看板店」に就職しましたが、その当時、月々の手当は1万円。でも同級生で美術部でも一緒だった富永は、テロップ書きとしてテレビ長崎で働いていて給料は2万円でした。正直、絵を描かせたらオレのほうがうまかったんですよ。それなのに給料差が倍もあったから、すごく嫉妬しました。そのモヤモヤはずっとあって、タレントとしてテレビに出るようになって、40歳前に所沢の家を1億円のキャッシュで買ったときにわだかまりが少し消えました。太川陽介さんと共演している『太川蛭子の旅バラ』(テレビ東京系)では、お互いの出演料は知りません。あの番組は太川さんがリーダーで、オレが従うだけ。それでギャラがもらえるんです。オレの出演料を太川さんが知ったら、きっとモヤモヤすると思いますよ、テヘっ!
2019年05月20日大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(71)が、読者からの相談に答える!【Q】「家の片付けをしたいのに、出かけるたびに『いつかは使う』と買い物したものが部屋に山積みに。いつか使えるという考えをやめたいのですが、どうすればいいのでしょうか?」(オレンジ先生・52・主婦・千葉県)【A】「70歳を過ぎて初めて持った財布は、100円ショップの名刺入れだった」(蛭子能収)オレはほとんど買い物をしません。だってお金が減りますからね。オレでも「いいな」と思うものがあります。でもお金を出してまで必要かと考えると、いらないものばかり。何か買うぐらいだったら競艇資金にします。この人も、競艇など自分がやりたいことを決めて、その目的のために、お金をどう減らさないかと考えれば、ムダ遣いが減るんじゃないですかね。先日、ポケットにそのまま入れていた現金3万円を落としてしまったんです。それを知った女房が心配して財布を持たされるはめに。女房は、紛失しても気にならないと100円ショップで財布を買ってきました。ATMに置いてある封筒を財布代わりにしていたオレは、古希を過ぎて初めて財布を持ち歩くようになりました。この100円ショップで買った財布は革製なんですけど、なんの動物の革やろ?しかも小銭がジャラジャラこぼれるんですよ……。あれ!財布だと思っていたけど、よく見たら名刺入れだよ、これ!まいっか!
2019年05月13日大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(71)が、読者からの相談に答える!【Q】「情が薄い55歳の兄は、母親の介護は妹や弟まかせ。ヤンチャな兄で、親は手を焼いて育てたのに実家に顔を見せない薄情者。どうしたら母の介護を手伝ってくれますか?」(まちまち子先生・52・パート社員・岐阜県)【A】「情が薄いも厚いもない。オレは金でしか動かない」(蛭子能収)親の介護を家族でみるのは大変なんじゃないですか。兄貴に無理やり手伝ってもらっても、面倒なことが起こる気がしますけどね。きょうだいで助け合って親の面倒をみるなんて幻想だと思いますけどね。まいっか。オレは感情では動きません。ボートレースでも負けが続いて「次は勝ってやる」とか強く思うと冷静な予想ができなくなります。情熱を抑えてレース展開を読みます。それでも負けてばかりですけどね……てへっ!いま毎週木曜日のゴールデンタイムに放送している『太川蛭子の旅バラ』(テレビ東京系)に出演しています。オレの体がきつくてやめたのに、太川さんとまた一緒に旅番組に出ることでギャラがアップされたと報道されたようですね。太川さんのことはわかりませんが、『旅バラ』では、オレが1人で資金を節約しながら旅をする企画があるんです。ゴールしたときに余った資金は「お小遣いにしてもいい」とマネージャーから言われ、がぜんやる気になりました。オレは金でしか動きません。
2019年04月29日大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(71)が、読者からの相談に答える!【Q】「私が友人と旅行に行くといじける夫。夫婦で旅行すれば文句ばかりで、私の気分は最悪。それでも夫婦での旅行を計画中。本当は一緒に旅したくない……どうしましょう」(じゅっさい先生・64・主婦・埼玉県)【A】「また太川さんと旅番組をやることになったけど、本当は一人旅がしたい」(蛭子能収)オレは、女房とよく旅をしますが、自分のやりたいことは一切言わずに、彼女の行きたい神社仏閣に黙ってついて行くだけ。楽しいと思ったことがありません。それでも一緒に旅をすると、ふだんは花とか風景とかに無関心なのに「心が洗われる」と感動したり、いつもはケチで細かいのに、高くてマズイ食べ物を喜んでみたり、相手の違う一面が見えておもしろいです。まあ、夫婦だったら「あなたと一緒に行きたくない」と言えばいいだけですが、それができなかったら、文句を垂れたり悪態をついたりする夫の姿を楽しんでみたらどうでしょう。今度、旅番組『太川蛭子の旅バラ』(4月18日スタート。毎週木曜18時55分~・テレビ東京系)が始まります。太川さんは、ふだんでも旅先でも元アイドルのまま、まったく変わりません。番組が始まる前の会見で「誰と一緒に旅をしたいですか?」と聞かれましたが、本当は「人と行くと面倒だから、一人旅がしたい」とうっかり本音を言うところでした!てへっ!
2019年04月22日大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(71)が、読者からの相談に答える!【Q】「付き合って2年の彼氏がいます。でも、この前、友達から『別の女と遊んでいるのを見た』と言われて彼氏の二股が発覚。どうして男の人は浮気をするのでしょうか?」(ルンバルンさん・19・専門学校生・北海道)【A】「オレが浮気をしないのは、女房とならタダでエッチできるから」(蛭子能収)男が浮気をするのはエッチをしたいからです。ちなみにオレは女遊びをしない男といわれています。それは、「家なら女房とタダでエッチできるのに、なんで男の人が風俗に行くのかわからない」と話したことがきっかけです。これまで女房を裏切ったことはありませんが、絶対に浮気をしないわけではありませんよ。先日、ロケで一緒になった太川陽介さんが、ファンの女子高生と出会って、自分の歌を目の前で歌われてだらしなく目尻を下げていました。ヤラセかと思いましたが、彼女は太川さんが本当にすきなようで羨ましかったです。そういえば、有名なユーチューバーと食事をしていたときに、女のコが色紙を持って近づいてきたんです。オレのサインが欲しいんだなと思って「いいですよ」と手を差し出したら素通り。ユーチューバーの人にサインを求めていました。すごく恥ずかしかったです。オレもユーチューバーになろうと思いました。「令和」のオレは肉食系でいこうかなと考えています……、てへっ!
2019年04月15日大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(71)が、読者からの相談に答える!【Q】「母親が父親と離婚してから僕に干渉するようになりました。とくに姉が結婚してからは過干渉に。このままでは、一生、母親が自分の人生についてくるようで……悩んでいます」(つんたさん・24・自営業・奈良県)【A】「自分のやりたいことがあるなら、親と距離を置いてもいい」(蛭子能収)オレも、オヤジと兄貴は遠洋漁業にいつも出ていて、姉貴は集団就職で名古屋に住んでいたから、家には母親と末っ子のオレだけ。長崎にいたら、オレは母ちゃんが好きだったから、ずっと干渉し合って生きていたかもしれんね。親子といっても、それぞれの人生があるから、自分から突き放してもいいとは思いますけどね。オレも20歳のときに東京へ行きましたが、長崎を発つときは、家族とは一生会えなくなることも覚悟していました。大げさですけど、自分のやりたいことをやろうとすれば、そのぐらいの強い意志が必要だと思います。ただ、お母さんの立場を考えたら大変そうですよね。まずは母親というよりも、“ちょっと困ったおばさん”と思って距離を置いて付き合ってみたらどうですかね。一生会わないと思っていた兄貴ですが、長崎の大村ボートレース場でよく会います。勝ったかどうか、すごく干渉してくるので、いつも「勝っているよ」と嘘をついて煙に巻いています。
2019年04月08日大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(71)が、読者からの相談に答える!【Q】「小さな広告代理店に勤めて5年半になります。自分に向いている業界と思っていたのですが、仕事がおもしろいと思えません。どうしたらこの仕事を好きになれるでしょうか?」(ガガガのねこ娘さん・31・神奈川県)【A】「何度も言うけど『仕事は地獄、ギャンブルは天国」(蛭子能収)またですか?この手の相談、多いですね。オレにとってみれば仕事は地獄です。どんなにオイシイ仕事でも金を稼ぐということは、地獄のようなものですよ。仕事をしていれば幸せな人生を送れるなんて幻想ですよ。楽しいと思えないのは当然のこと。別に間違っていませんよ。そもそも仕事が好きだったら、ずっと働き続けちゃいますよ。大変ですね、ウヒヒヒ……。とはいえ、お金を受け取ったときの心地よさは格別ですね。印象深いのは日払いでもらえるチリ紙交換。朝、会社に行ってトラックを借りて、地域をまわって古新聞を集めます。その集めた量で給料が決まる歩合制。毎日、お金がもらえるんですよ。しかも雨が降ると古新聞がぬれて重くなるから、さらにお金が増えるんです。そうやって稼いだお金を競艇場ですべて使い切ると、本当に涙が出てきます。「次は勝つぞ!」と心に誓います。でも、勝ったときは天国に昇るような気分です。だって働かなくてもお金が増えるんですからね!
2019年04月01日大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(71)が、読者からの相談に答える!【Q】「大学を中退し、なんとなく過ぎていくだけの毎日です。将来のことや仕事のことを考えると不安ですが、何もやる気が起こりません。どうすれば充実した人生を送れるのでしょう?」(竜作さん・20・無職・東京都)【A】「オレは20歳のころから今まで、毎日をなんとなく過ごしている」(蛭子能収)充実というのは、競艇で勝つことですね。ボートレースで儲かった日は充実しています。毎回、ギャンブルで勝ち続ければ、実りのある人生です。ただし、負けると不満足です。その日1日がすべて無意味なものになります。競艇で負け続けているオレに、弱冠20歳とはいえ、充実した人生の送り方を聞くほうが間違っていますよ。オレが20歳のときは、毎日パチンコ店に通っていましたが、それ以外は覚えていません。オレもなんとなく過ごしていましたし、それは今でも変わりません。そもそも、この人のモヤモヤした気持ちは、誰だって持つもの。それなのに、自分だけの特別な悩みだと考えているんでしょうね。ありきたりな悩みを特別だと思っていることのほうを不安に感じたほうがいいですよ。オレのマネージャーは、競馬で負け続けていて、最近心が満ち足りていません。仕事をどんどん入れるので、オレは競艇場に行けない日々が続いています。充実した人生を送る方法なんて、オレが聞きたいくらいですよ。
2019年03月25日大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(71)が、読者からの相談に答える!【Q】「友達ができません。仲よくなる人もいますが、その人に別の友人ができると離れていってしまいます。仕方ないかな、と思い諦めていますが、ときどきさびしくなるときもあります」(さくらさん・60・自営業手伝い・岩手県)【A】「友達が離れていくのはいいこと。『解放された』と思えばいい」(蛭子能収)友達なんて離れていってもいいですよ。無理して付き合うと疲れてしまいますからね。たぶんこの人も心の中では、友達という存在が面倒くさいと思っているはずですよ。相手が距離をとっていくのはやむをえないこと。でも、人の顔色をうかがいながら生きるのは大変なこと。逆に「解放された」と思えばいいんですよ。そういえば、オレの女房が、最近、ご機嫌です。というのも、オレが寝る前にお菓子やアイスを食べている様子を撮影してツイッターで流しているんですが、そこに(立川)志らくさんが「不思議だなあ。癒される」と書いたり、有吉(弘行)さんがつぶやいてくれたり、いろんな反応があるのが楽しいみたいです。ただ、オレの動画なんかに反応してもらうのは申し訳ないし、その期待に応えるためにオレは、どんどん無理なことまでさせられるような気がします。それでも女房の機嫌がいいと、ボートレースの小遣いが増えるので、とりあえずは、お菓子を食べ続けます!
2019年03月18日大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(71)が、読者からの相談に答える!【Q】「春から社会人ですが、朝が起きられません。いまは目覚ましをセットしても二度寝していつも寝坊。仕事でも遅刻したらどうしようかと不安です。どうすればいいですか?」(トロンプさん・21・学生・宮城県)【A】「寝坊な人は甘えん坊。人に迷惑をかけるべからず」(蛭子能収)オレは朝が強くて“早朝寝起きドッキリ”を仕掛けられてもたちまち起きてしまうから、相手が逆に驚いてしまうほど。一度、朝5時にドッキリを仕掛けられましたが、すぐに目が覚めてしまって失敗。翌日は夜中3時に来ましたが、それでも目をパッチリさせて待っていたから企画自体がボツに。ギャラがもらえるとわかっていれば、寝ぼけた演技のひとつでもしますので、またドッキリの仕事をくださいね、てへっ!そういえば、地方ロケがあると朝早くに家を出ます。目覚まし時計を用意しますが、女房まで起こしてしまって、怒られるので、音が鳴る前に目覚ましを止めています。朝が苦手なマネージャーは、ロケ先に前泊したがりますが、テレビ局から宿泊代は出ません。オレが2人分で1万2,000円ぐらいのホテル代を支払わないといけません。「前乗りしたら体が楽ですよ」とマネージャーはすり寄ってきますが、余分な出費は絶対にしたくありません。朝起きられない人は本当に甘えん坊で迷惑です。
2019年03月11日大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(71)が、読者からの相談に答える!【Q】「サラリーマンの生活が苦痛です。会社を辞めて独立・起業しようと思っています。彼女は反対していますが、収入が増えれば文句を言わないはず。フリーの心構えを教えてください」(ムーンウルブズさん・27・会社員・静岡県)【A】「サラリーマンは将来のことだけ、フリーは目の前だけを見て生きよ」(蛭子能収)明日はボートレースのイベントがあって、その合間にレースを遊べるから、予想しながらでもいいですか?(と、スポーツ新聞を広げながら……)フリーというのは自営業ですか?だったら会社にいたほうがいいですよ。オレは去年、手の小指を骨折して漫画の連載をしばらく休みました。収入がなくなると、将来についてすごく不安になりました。これが大きな会社に勤めていれば、そんな心配しなくてもいいんですよね。長く勤めれば退職金もくれるし。おなかを壊しても、優しい会社だったら「家で寝てなさい」とか言ってくれますが、オレの場合は、先行きを考えてドキドキしてしまいます。フリーは、あまり先を見ないで、目の前のことだけに専念すればいいと思います。でも会社員は、目の前のことを考えないで、将来のことだけを見て、コツコツ仕事をしていればいいと思いますよ。フリーでも会社員でも仕事はきついもの。こうやってボートレースの予想だけをして生きていきたいですよ。
2019年03月04日大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(71)が、読者からの相談に答える!【Q】「物忘れがひどくなり、病院に行ったら脳が30%萎縮していると薬を処方されました。このまま健忘症が悪化し、自分を失うような気分がしてとても不安です。どうすればいいですか?」(シエーラさん・73・無職・埼玉県)【A】「物忘れが多いと、初めてのことばかりで毎日が新鮮」(蛭子能収)オレもとくに人の名前が思い出せません。芸能人はプライドが高いから、スタジオで会ったときに名前を忘れてると嫌な顔をします。器が小さいんですよね。4年前に「軽度認知障害」と診断されて、薬を飲んでいます。それでも物忘れは改善しません。この前、『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』(テレビ東京系)のDVDのコメンタリー取材があったんです。太川陽介さんとマドンナで過去に旅したときのVTRを見ながら話をするんですが、俺は、どこを旅したか、何をしたか覚えていませんでした。すごく新鮮な気分で仕事ができました。オレは意識がなくて生きることは嫌だけど物忘れぐらいは仕方ないと思っていますよ。同じことを何度も聞いて、女房やマネージャーに笑われますが気にしません。あきれた顔をしたり、怒ったりしたら「人間が小さいな」と思っていればいいんですよ。オレの頭には、競艇選手の名前や戦績などが入っています。これを忘れるようだったら、いよいよ気にしようかと思っています。
2019年02月25日大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(71)が、読者からの相談に答える!【Q】「中2の娘は不登校です。クラスでいじめられ、担任に訴えても親身になってくれません。不登校でもいいけど、社会ではもっと厳しいことも。甘やかしていいのか悩んでいます」(ペナペナさん・51・パート・熊本県)【A】「いじめからは逃げるべし。自分の居心地がいい世界で生きればいい」(蛭子能収)骨折した右手が治り、漫画を描き始めました。画風に「切なさ」が出始めたと言われますが、漫画はギャラが安いので、テレビの仕事だけを待っています!オレも中2のときにいじめられていました。しかも担任はオレを不良グループの一員と見ていて、学校がすごく嫌でした。でもクラス替えがあって、いじめがやんだんです。ツラいときは、自分がいる世界しかないと思い込んで、ずっといじめられると考えていたんですよね。オレはツラいことに耐える必要はないと思っています。いじめも逃げたほうがいいし、無理して学校に行ったり、友達と付き合ったりする必要もないと思っています。たしかに大人になると、人間関係が面倒くさくなります。我慢して生きていってもいいけど「別の世界があるや」と、考えられることも大事だと思いますけどね。自分の居心地がいいと思える世界で生きるのは、そんなに悪いことではないですよ。オレにとってテレビの世界みたいに……てへっ!
2019年02月18日大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(71)が、読者からの相談に答える!【Q】「韓国とギクシャクしています。韓国人の友達はいい人ばかりだけど、歴史や領土など国同士だとうまくいかないものですね。このまま戦争になったら……。解決策を考えてください」(クラミミさん・41・パート社員・東京都)【A】「韓国人のおじさんとわかり合うには、一緒にボートレースをすればいい」(蛭子能収)さっき「プルコギ定食」を食べてきたところですよ。ソウルにあるカジノには何度も行っていますね。だとしてもオレに解決策を聞かれても……。たしかに韓国人は日本人を嫌っているというのが大方の意見のようですね。でも戦争にはならないと思いますよ。相手の言うことに熱くなって反応するとケンカになり、最終的に殺し合いになるもの。これは国同士でも同じこと。だから、韓国が何か言ってきても、日本は反撃しないで、歴史や地理などの勉強をしていればいいと思いますけどね。その勉強がいつか役に立つと思いますよ。そういえば韓国にもボートレースがあるんです。レースの序盤で勝敗が決まる日本と違って、韓国だと最後までもつれるレース展開ばかり。読みが難しくていつも3万~4万円負け。韓国人のおじさんと肩を落としながら帰りますが、なんだか心が通じ合った気がしました。戦争になったら、みんなが大好きなボートレースができなくなります。そんなのまっぴらですよ。
2019年02月11日大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(71)が、読者からの相談に答える!【Q】「私も妻も岩手県出身で、5年前に転勤で東京に来て、子どもにも恵まれました。いずれ地元に戻りたいと思いますが、妻は教育の事を考えて東京で暮らしたいと。将来が心配です」(イノッツさん・41・会社員・東京都)【A】「あなたの将来より、オレの将来のほうが心配」(蛭子能収)そんなの簡単です。今の時代、夫婦どっちの意見が大事かというと、奥さんに決まっています。言うとおりにしておけば、結果はどうあれうまくいくものです。オレも、女房の言うとおりにしていれば、すべて丸くおさまります。昨年末にも、女房に連れられて恒例の伊勢神宮をお参りしてきました。内宮と外宮をまわらされるから、すごく疲れて、本当に嫌になります。お伊勢さんには「競艇で勝てますように」と祈りました。あと「お小遣いが増えますように」と祈願しました。オレが思い切り競艇で賭けるためには、女房を納得させることが必要です。10万円以上勝てば認めてくれると思うんですが、それには軍資金が必要。1万~2万円の小遣いで勝負しても、大きく勝つことはできません。いまはガミガミうるさい女房ですが『女性自身』のお見合い企画で出会ったころは、オレのことが大好きで、何でもオレの言うとおりでした。あのときの気持ちを忘れないでほしいです。オレの将来が心配です。
2019年02月04日大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(71)が、読者からの相談に答える!【Q】「職場にすごくおしゃべりな女性がいます。ツバをたくさん飛ばしながら話していて、声を聞くだけでも気分は最悪。苦手な人が仕事場にいるときは、どう対処すればいいですか?」(ガンコさん・62・介護福祉士・京都府)【A】「『ツバはどこまで飛ぶんやろか』と観察して楽しめばいい」(蛭子能収)ツバが飛んでくるんですか!?ウヘヘヘ。でも、そのぐらいの勢いで話をする人のほうが好きですね。オレは会話が苦手なうえに、シーンとしているのがダメ。話でその場を盛り上げてくれる人がいると助かります。たとえ嫌な人がいても、他人は変えられません。転職するか自分が変わるしかありません。「よくしゃべるな」と思うより「退屈しのぎになるな」とか「ツバはどこまで飛ぶんやろか」とか観察してみたらどうですかね。オレの場合、苦手というわけではありませんが、昔から憧れているビートたけしさんと一緒に仕事をすると、今でも緊張のあまり気疲れしてしまいます。そんなたけしさんが、映画賞の授賞式で、映画『カメラを止めるな!』について「蛭子能収の漫画を見ているようだった。ヘタウマなんだな」と話していました。オレが褒められたようでうれしかったです。一瞬、これからは漫画を頑張ろうと思いましたが、ギャラが安いから、相変わらずテレビの仕事を優先します、てへっ!
2019年01月28日大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(71)が、読者からの相談に答える!【Q】「カルロス・ゴーンさんが逮捕されました。年収が何十億円もあるのにどん欲に金もうけを続ける意味がわかりません。お金持ちの蛭子さんはゴーンさんの気持ちは理解できますか?」(ふたりぼっちさん・28・派遣社員・京都府)【A】「先輩としてゴーンさんに一言。『警察をおちょくるべからず』」(蛭子能収)お金持ちの人はケチな人が多いから、ゴーンさんのような大富豪はそうとうなドケチだと思いますよ。オレも(麻雀賭博で)逮捕されたことがありますから、一応、ゴーンさんの先輩ですね。先輩としてゴーンさんに言えることは、警察をおちょくらないほうがいいということです。それまで「麻雀で捕まるなんておかしい」という漫画を描いていたことをすごく反省しました。ちなみに、オレのマネージャーは競馬好きです。先日、大阪に仕事に行ったときに時間が空いたので、オレはボートレースをして、マネージャーは競馬をして時間をつぶしました。オレは5万円負けでしたが、マネージャーは12万円プラスに。帰りの新幹線で、彼は自腹で5,000円払いグリーン車にアップグレード。そのうえ、オレに弁当まで買ってくれました。マネージャーは競馬に勝つと、ごはんをおごってくれるんです。「うまい!うまいよ!」と弁当を食べながら、オレは「マネージャーは大富豪にはならない」と確信しました、てへ!
2019年01月21日大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の“世界一ゆるい70代”となった蛭子能収(71)が、読者からの相談に答える!【Q】「大阪万博の開催が決まりました。莫大なお金もかかる東京五輪などの世界的なイベントは日本には無用だと思います。この先の日本が心配です。なんとかしてください、蛭子さん!!」(青ヤギさんの手紙さん・37・フリーター・和歌山県)【A】「え、大阪万博またやるんですか?興味がないから知らなかった」(蛭子能収)えっ、大阪万博って、またやるんですか?まったく興味がないから知らんかった……。ま、いいか。ずっと前(編集部注’70年)にやっていた万博も全然関心なかったけど、働いていた看板店を辞める口実に「万国博見に行く!」と言って長崎を飛び出したんですよ。だから万博は漫画家になるきっかけでもあったんです。万博やオリンピックが始まると、それまで批判していた人も、みんな興奮するんですよね。日本人はおもしろいですね。どうでもいいけど。それにしても37歳で日本の将来を考えているんですね、ウフフ……。オレはつねに自分のことでいっぱいいっぱいですけどね。転んで利き腕の小指を骨折して、しばらく漫画を描きませんでしたが、この間、ペンを持ってみたら、絵のタッチが変わって、ちょっと悲しそうな作風に。今年は年男。猪突猛進で、新しい画風で勝負しようと一瞬思いましたが、漫画のギャラは安いので、やっぱりテレビやCMの仕事を待っています。てへっ!
2019年01月14日昨年秋、“世界一ゆるい70歳”となった蛭子能収(71)。大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の蛭子が、読者からの相談に答える!【Q】「定年退職して家にいる夫。雑誌の懸賞はがきの職業欄に『無職』と書けず……。イライラして私に八つ当たりする始末。肩書を気にする小さい男だなと、がっかりしています」(ササランさん・64・無職!・千葉県)【A】「男は、肩書とか小さなことに執着する生き物だから仕方ない」(蛭子能収)肩書を気にする必要なんてありません。と言いたいところですが……。先日、転んで右手小指を骨折して、連載している漫画の仕事を休んだんですよ。それがネットニュースで流れたみたいで、20歳くらいの人から「蛭子さんは漫画家なんですね。知りませんでした」と言われ、ちょっとがっかりしました。まあ、男の人は肩書とか小さいことに一生執着する生き物だと思えばいいんですよ。今度、38歳の人が作ったAI(人工知能)とボートレース予想対決をするんです。’19年元日放送の番組(『新春スペシャルAIからの挑戦状』BSテレ東・21時~)の企画ですが、相手は過去のレース結果を機械に読み込ませて予想するみたいです。ボートレース歴51年のオレがAIに負けたら「ギャンブラー」という肩書を返上したほうがいいかもしれません。ここ最近は予想が外れてばかりで自信がありません……。でも、ま、いいか!「ギャンブラー」がなくなっても「バスで旅するおじさん」という肩書があります、てへっ!
2019年01月04日昨年秋、“世界一ゆるい70歳”となった蛭子能収(71)。大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の蛭子が、読者からの相談に答える!【Q】「私たち夫婦には子どもがいません。3人兄弟の夫には中学生や高校生のおいやめいがいて、お年玉のことを考えるだけで正月が憂うつです。もう親類付合いをやめたいです」(ユヅユヅさん・53・パート・秋田県)【A】「お年玉を子どもたちにあげるのは、はっきり言ってもったいない」(蛭子能収)これは運命と思うしかありませんね。それでも年々金額が上がっていくのはきついから、毎年1,000~2,000円とか払える範囲でお年玉をあげればいいんですよ。高い金額をあげたからといって、子どもは「いい人だ」なんて思ってくれませんよ。親戚と付き合うかどうかは自由ですが、別にケチだと思われたっていいじゃないですか。7人いるオレの孫たちも、前までは500円玉とか小銭を渡しておけば喜んでいましたが、最近は札の価値を知りだしたようで、あげるお年玉の出費もバカになりません。はっきり言って、もったいないですよ。指を骨折する前に、事務所の年賀状のイラストを描いて、女房には内緒のちょっとしたお小遣いを手渡しでもらいました。でもボートレースで増やしてお年玉に当てようと思ったらスッカラカンになってしまいました。“とっぱらい”(現金で当日受け取れる)の仕事があったらお願いします。オレは子どもと違って、高額のギャラをくれる人はいい人だと思っていますからね、てへっ
2018年12月17日昨年秋、“世界一ゆるい70歳”となった蛭子能収(71)。大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の蛭子が、読者からの相談に答える!【Q】「彼はすごく面倒くさがりで、デートはいつもイオン(ショッピングセンター)です。いろんなところで大好きな彼との思い出をつくりたいです。出不精の彼を変えられますか?」(ノルーさん・21・学生・群馬県)【A】「『女性自身』60周年?オレは51年間、ボートレースに負け続けている」(蛭子能収)本心も言えないのに大好きなんですね、うへへへ。この男は、優しく甘えるように「私の言うこと聞いてよ」とお願いしても、そう簡単には変わらないと思いますよ。だったら、一度怒ってみたらどうですかね。オレは新婚旅行で佐賀県唐津市に行ったんですが、ボートレースがどうしてもやりたくて、2泊3日の間、3日続けて「ボートレースからつ」に行ったんです。最終日に、それまでしおらしかった女房が鬼の形相になって「なめとんのか、コラ」と怒鳴ってきました。それから2人で出かけるときは、行き先は女房が決めます。神社ばかりでつまらなくてしょうがありません。本当にボートレースに行きたいです。そういえば、この『女性自身』が、今回発売号で60年だそうです。でも、毎週、毎週出しているのは、もうかるからですよね。オレの場合は、毎週のように、負けて損をしているのに、51年間、ボートレースをし続けているんです。オレのほうがすごいと思いますけどね。
2018年12月10日昨年秋、“世界一ゆるい70歳”となった蛭子能収(71)。大反響の「ゆるゆる人生相談」を一挙108本収録した、世界一ゆるい自己啓発本『笑われる勇気』(光文社・900円+税)も発売中の蛭子が、読者からの相談に答える!【Q】「大阪からある村に夫婦で移住し、ミカン農家をしています。村の行事(結局飲み会です)が多く、断ると仲間外れに。田舎暮らしを満喫しようと思ったのにどうすればいい?」(ピーチポンさん・54・農業・高知県)【A】「人と人とのつながりの面倒くささに田舎も都会もない」(蛭子能収)先日、テレビのロケ(『太川・蛭子ローカル鉄道寄り道の旅2』、テレビ東京系・12月8日放送)でコケちゃって右手の小指を骨折。漫画の仕事はできませんが、この連載は真剣に取り組んでいないから大丈夫です。それにしても田舎には人間関係の煩わしさがないという幻想を持っている人がまだいるんですね、うへへへ。仲間外れくらいならいいけど、いずれ村の人から危害を加えられる気がするから、オレだったら引っ越します。でも、他人との関り合いをやめて住み続けてもいいとも思いますよ。というのは、人と人のつながりの面倒くささに田舎も都会もありませんからね。オレがよく行く喫茶店には、常連客がいて、オレが行くと必ず「お~蛭子さんじゃないの!?」と大声で騒ぐんです。ほかのお客さんもいるから恥ずかしくて仕方ありません。女房がお気に入りだから我慢していますが、手が治ったときには、漫画の中で常連客が嫌な目に遭うシーンを描いて“お返し”するかもしれません。うへっ!
2018年12月03日