意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「世界選挙イヤー」です。本当の民主主義が危うい状況。政治不信の払拭は急務。今年は世界50の国や地域で、国のトップを選ぶ、大選挙イヤーです。関わる有権者は約20億人に及ぶといわれています。すでにバングラデシュ、台湾、エルサルバドル、アゼルバイジャン、パキスタン、フィンランド、インドネシアでの選挙が終わり、これからロシア、韓国、インド、ウクライナ、欧州議会など、11月にはアメリカ大統領選挙もあります。選挙という民主的な手続きは取られていますが、ロシアや北朝鮮のように権力者が続投し続ける「名ばかり民主主義」の国が実は増えています。インドもモディ首相が3期目を務めるだろうといわれています。アメリカ大統領選挙では、バイデン大統領とトランプ前大統領の一騎打ちが濃厚。しかし、トランプ氏は4つの刑事事件で起訴されています。「有罪でも大統領になれば、恩赦もしくは不起訴にできる」となると、法治国家の基盤が根底から覆されることになってしまいます。1月に台湾総統選を取材しましたが、台湾では投票のために帰国する人が多く、成田も羽田も空港は台湾人で溢れていました。日本で働く29歳のある台湾人女性は、普段から政治に関心が強いわけではないけれど、国の未来を決める一票なので、投票するのは当たり前だと話していました。10代の頃にひまわり学生運動を友達と見に行き、皆で声をあげる大切さを知り、意識が変わったのだそうです。支持する党派にかかわらず、有権者たちは一様に「政治汚職を断ち切ってほしい」と訴えていました。政治への不信感が募ると、他国による認知戦により内側から崩されかねません。大きな選挙があるということは、その国の政治を変えやすい状況が生まれますから、「選挙介入」のリスクが高まります。台湾総統選も中国の介入をどう防ぐかがテーマになっていました。欧州では「暮らしが良くならないのはウクライナ支援をしているから」というような認知戦をロシアが仕掛け、「ウクライナを支援する政治家を選ぶな」というムードを作り、欧州議会選挙に揺さぶりをかけています。選挙制度を利用した権威主義が増えると、世界はより独裁的なパワーが強くなりますから、注意が必要です。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2024年3月13日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2024年03月09日皆さんは、町長に不満を抱いた経験はありますか?今回は「町長選挙の演説」にまつわる物語とその感想を紹介します。イラスト:エトラちゃんは見た!選挙の期間に…主人公が住む町で、町長選挙が行われたときのことです。現町長の選挙カーがやってきて…。大音量の演説出典:エトラちゃんは見た!周りの迷惑を考えない大音量で演説を始めた現町長。園児のお昼寝を妨害された保育士たちは「時間帯考えてよね!」と激怒しました。さらに現町長は、他の立候補者が演説しているところにやってくると…。演説を邪魔するように、大声で演説を始めたのです。あまりのうるささにイライラした町民たちは「あの人が町長やってから何かいいことあった?」と文句を言い始めます。主人公は町長の人望のなさに、呆れてしまうのでした。読者の感想町のためと演説しながら、園児たちを起こしていくなんてありえないですよね。人望がないことや町民の不満に気づかず、大声を出し続ける町長に驚きました。(20代/女性)大音量で演説を始めた町長には、周りへの配慮がないですね。イライラした町民たちが言っているように「あの人が町長やってから何かいいことあった?」がそのまま表れていると思いました。(40代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(lamire編集部)
2024年01月19日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「台湾総統選挙」です。三つ巴の選挙戦。対中関係の行方に世界が注目。1月13日に台湾総統選挙が行われます。中国・習近平体制は、香港同様、台湾も一つの中国に組み込もうとしています。これに対し、現在の蔡英文政権は中国との対立を鮮明にしてきました。台中の緊張が高まっていることから、世界が選挙の行方に注目しています。ただ、台湾は昔から中国とは密接な関係にありました。台湾からすれば「メインランドは我々」。中国が貧しかった時代には、台湾の方が先に経済発展し、世界に認められました。その後、中国が目覚ましく発展し、台湾企業も中国との貿易がなければ生き残れない状況になってしまいました。総統選に立候補しているのは3名。与党・民進党の頼清徳氏は蔡英文政権の副総統。医師から政治家になった人です。最大野党・国民党の侯友宜氏は新北市長で元警察官僚のトップ。第3の候補者、野党第2党・民衆党の柯文哲氏は前台北市長で、若者に人気があります。3人の支持率は拮抗しており、ほぼ25~30%。野党は候補を一本化しようという呼びかけがありましたが、柯氏が拒否して三つ巴となりました。争点の一つは対中国のスタンス。3人とも現状維持を謳っています。頼氏は、台湾独立を唱える蔡英文氏の右腕ですが、「対等で尊厳を保つ前提のもと、対話や交流を行う」と慎重姿勢を示しています。国民党は台湾独立には反対ですが親中まではいかず、若干距離を置きたいという立場。民衆党の柯氏は「国民党は中国に対して従順すぎ、民進党は戦いすぎる」と、中間的姿勢を表明しており、「中国との公式な交流の再開が必要」と語っています。習近平主席は11月の米・バイデン大統領との会談で、「平和的な統一を目指す」と話しました。実際に台湾の政治家を中国に招待しています。しかしこれは、中国の発展を見せて取り込んで、親中政権を樹立し、内側から一つの中国を成し遂げようとする選挙への介入だと、台湾政府は反発しています。近隣地域で、民主主義を謳うのは日本と韓国と台湾のみです。個人の自由を重んじる社会の価値を共有する数少ない仲間。台湾の自由が失われると、世界はますます中国やロシアのような独裁的価値観が広がってしまいます。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2024年1月17日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2024年01月14日こんにちは!マイナビウーマン読者パートナーのえりかです!先日、ハーゲンダッツの2023年下半期(7月~12月発売)フレーバー総選挙が行われ、その結果が発表されました。アイス大好きな私はどうしても気になって1位~9位にランクインしたフレーバーを実際にそろえてみました!今回はその中から上位3位のレビューと、私的No.1フレーバーを発表したいと思います。■豊富なバリエーションがランクイン今回のフレーバー総選挙にはミニカップ6種類、クリスピーサンドが3種類、バー1種類がランクイン。みなさんは、どれが1位だと思いますか?◇1位:苺好きにはたまらない「苺のトリュフ」今回1位に選ばれたのは、12月5日に発売された「苺のトリュフ」です!苺の甘酸っぱさと、チョコレートの甘さが絶妙なおいしさ!パリパリとしたチョコレートの食感を楽しむことができます。苺好きな方、チョコレート好きな方にはたまらない商品です。一度食べたらリピートしたくなること間違いなし。◇2位:バニラアイスの概念を覆す「熟成バニラ芳醇な香り」そして2位に選ばれたのは、「熟成バニラ芳醇な香り」です!まずこの黒いパッケージにびっくりしました。私の中でのハーゲンダッツのイメージよりもシックで大人っぽくてかっこいい!熟成されたバニラ原料が使用されているとのことですが、確かに口の中に入れると鼻に抜ける芳醇な香り!上質で贅沢な味わいを楽しむことができます。今までのバニラアイスクリームの印象とは全く違う印象でした。◇3位:まるでパフェのような贅沢感。クリスピーサンド「木苺とバニラのパフェ」そして3位は、クリスピーサンド「木苺とバニラのパフェ」です!個人的にクリスピーサンドのサクサクのウエハースが大好きでたまりません。ベースは甘いバニラアイスクリーム、そして上品な甘酸っぱさの木苺ソースが添えられて、まわりはホワイトチョコレートでコーティングされています。まるでパフェを食べているような感覚。ちょっとしたご褒美にぴったりのクリスピーサンドです。◇私的No.1は「吟撰きなこ黒みつ」そして個人的に大好きなのが、ミニカップ華もちの「吟撰きなこ黒みつ」です!フレーバー総選挙では5位という結果でしたが、なんと今回はきなこが増量されています。なんといっても、この商品の魅力はアイスクリームの上にのっているお餅ではないでしょうか。少し溶けるのを待ってからスプーンで食べると、下のアイスクリームとお餅、たっぷりのきなこと黒みつの相性が抜群です!ランクインした商品はどれも、とってもおいしくて、1日1個と決めて食べていましたが、あやうく2個食べそうになってしまう日も……(笑)。ちょっとした自分へのご褒美や、おやつにもぴったりのハーゲンダッツ。みなさんもぜひこの年末年始にMyランキングを作ってみてはいかがでしょうか?■商品概要・「苺のトリュフ」351円・「熟成バニラ芳醇な香り」383円・「木苺とバニラのパフェ」351円・「吟撰きなこ黒みつ」351円(えりか)
2023年12月30日選挙の面白さを伝え続けるフリーランスライター・畠山理仁を追いかけたドキュメンタリー映画『NO選挙,NO LIFE』が全国順次公開中。この度、東京と大阪にて“東西応援合戦”上映が行われた。フリーランスライターの畠山理仁は、国政から地方選、海外まで、選挙取材歴は25年を超え、候補者全員を取材することを記事を書く上での信条としている。それらを書籍にまとめた「黙殺 報じられない“無頼系独立候補”たちの戦い」(集英社)は、第15回開高健ノンフィクション賞を受賞するなど、高い評価を受けてきた。そんな畠山さんの肩越しにカメラを据えると、一体どんな世界が映り込むのか。日本の民主主義の現在地と、選挙に憑りつかれたフリーランスライターの情熱と苦悩に迫っていく。今回、先の上映になった大阪・第七藝術劇場では前田亜紀監督、畠山さんがリモートで応援上映に参加し、上映後舞台挨拶を行った。畠山さんは「リモートで応援するのは難しいですね、ただ、かつてない取り組みで、とても面白かった」と話し、前田監督も「リモートで応援上映を行った作品はドキュメンタリー映画ではまずないと思うので、実験的な企画でしたね」とリモート舞台挨拶に参加し、来場者に感謝の思いを述べた。第七藝術劇場でのリモート参加後、東京のポレポレ東中野では2回目の実施となる応援上映に参加。上映中は畠山さんが次の演説場まで走っているシーンで「がんばれ!ころぶな!」など声が飛び交い、「もう選挙取材をやめたい」とインタビューに答えるシーンでは「やめるな!まだできる」といった声援も上がった。上映後の舞台挨拶で畠山さんは「これだけの方に応援され、最後泣いちゃいましたよ。感無量です」と涙を浮かべながらコメント。前田監督が「お客様の中で、応援上映とは知らずにきちゃった方、いらっしゃいますか?」と投げかけると、数名が挙手。その反応を見て「大丈夫でしたか? びっくりしませんでした?」と訊ねると会場から大きな拍手が起こり、「よかった!ありがとうございます。すごいですね、応援上映。みんなで体験できる。これが映画の醍醐味だと再確認しました」と改めて感謝を述べた。『NO選挙,NO LIFE』は全国にて順次公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:NO 選挙,NO LIFE 2023年11月18日よりポレポレ東中野ほか全国にて順次公開(C)ネツゲン
2023年12月25日●選挙の現場には面白い何かが絶対にある選挙の候補者全員を取材することを信条としている、フリーライター・畠山理仁の取材活動を追ったドキュメンタリー映画『NO選挙,NO LIFE』が11月18日からポレポレ東中野ほかで公開される。なぜ畠山は「手間も時間もかかる割に、身入りが少ない」という選挙取材にのめり込んでいったのか、同作を監督した前田亜紀監督とともに選挙の"魔力"について聞いた。――まずは、畠山さんと選挙との出合いから伺えますか?畠山理仁:学生時代から編プロでライターのアルバイトをしていたんですが、編プロの人から「今度知り合いが選挙に出るから手伝いに行って」と頼まれて。選挙カーを運転したり、「カラスボーイ」をやったりしていたんです。しかも、選挙事務所には普通に暮らしていたら絶対に会えないような多種多様な人たちが集っていて、嘘みたいに面白い話がいくらでも転がっている。今の自分の選挙取材のスタイルの原点は、「週刊プレイボーイ」誌で「大川興業」の大川豊総裁と始めた連載「政治の現場すっとこどっこい」なんですが。――当初、「十番勝負」だったはずが、名前を変えて7年も続いた連載ですね。畠山:ある日、大川総裁から「出馬しているのにたった1行しか新聞に載っていない候補者に会いたい」「どこに行ったら会えるんだ?」と尋ねられまして。それこそ宝探しをするような感覚で、手あたり次第に調べて、「何月何日にどこで演説をやるみたいです」って、総裁と一緒に話を聞きに行って。そこで出会った候補者たちが、ものすごくパワフルで、「新聞にはこれしか出ていないけど、候補者の中にはこんなに面白い人もいたんだ!」って驚いて。それこそ大宮ソニックシティの大ホールを貸し切って演説すると聞きつけて、行ってみたらなんと聴衆は、僕と大川総裁の二人きり。で、「せっかくだから君も話せ!」とマイクを渡されるような、そんな自由な空間があることにまたさらに驚いて。演説現場で、自分より遥かに年上の人たちが、生き生きと自由に楽しく走り回っている姿を見て、本当に勇気づけられて、「彼らのエネルギーを世の中の人にも知ってもらいたい」と思うようになったんです。それで「全候補者取材」を思い立ち、あっという間に四半世紀が経ちました(笑)。――そんな畠山さんのただならぬ熱量に、前田監督が引き込まれて密着取材されたのが、本作『NO 選挙,NO LIFE』というわけですね。前田亜紀:そうですね。畠山さんを見ていて、「選挙って、人がそこまで熱狂的にハマるほど、面白いものなのか」「だとしたら、私も畠山さんの肩越しに同じように見つめてみたい」という興味から、「取材する畠山さんの肩越しにカメラで撮らせてください」とお願いしたんです。最初のうちは、「果たして選挙取材は本当に面白いのか。それとも、畠山さんがちょっとおかしいだけなのか。どっちなんだろう?」という疑問も抱きつつ(笑)、「まぁ、密着するうちに結論が出るだろう」と思いながら、一緒に回っていたという感じですね。――そもそも、全候補者に会いに行くついでに地元の名産品も食べて、まるでフェスのように街頭演説を楽しみ尽くす「選挙漫遊」という言葉自体、私は初めて知ったのですが。畠山:僕が作った造語なので、きっと皆さん初めてだと思います(笑)。――映画をきっかけに自分でもあれこれ調べていく中で 「え!? そんなのありなの?」と「選挙のルール」に驚いて。「選挙ってなんだろう?」と、改めて思わされました。畠山:そうなんです。仕事柄、僕は一般の人よりいろんな選挙を見てきているし、いろんな角度から選挙を見ているはずですが、それでもやっぱり「自分は選挙のことが全然わかってないな」って思うんです。ということは、世の中の人は僕よりもっと選挙に対する見方が一面的なんじゃないかって、現場で取材をしながら感じています。そもそも選挙があることすら知らない人も多いし、独立系の候補者の場合は僕しか聴衆がいないような現場がほとんどなわけで。前田さんから「密着取材をしたい」と言われた時にすごくありがたいなと思ったのは、「僕がいま目の前の候補者と向き合っているという事実を、第三者として見届けてくれる人が現れた」「2人目の聴衆がようやく現れた!」ということなんです。――しかも前田監督のカメラの先にはテレビやスクリーンがあって、全国の方々に見てもらえるわけですからね。畠山さんの肩越しに候補者をご覧になった前田監督は、どんな候補者にも誠実に対応する畠山さん越しだからこそ、見えてきたコトやモノもありますか?前田:確かに、やっぱり、純然たるフラットな目線を持つ畠山さんが取材しているからこそ、相手から返ってきた球というのもあるとは思うのですが、そもそも私自身のなかにも独立系の候補者に対してどこかレッテルを張っていたことに気づかされたというか。実際に会ってみると本当に真面目で誠実な方ばかりだったことに驚かされました。当たり前の話なんですが、 「候補者一人一人が人間なんだな」って。だからこそ、エールの1票を誰に投じるかに意味があるというか、「私の1票には何の力もない」みたいなことは全く考えなくはなりましたよね。「すべての候補者と向き合いたい」と思うようになりました。――取材中、車の中で畠山さんがご自身の心情を吐露されるシーンでは、日々さまざまな葛藤を抱えながら取材をされていることが明らかになって、胸に迫るものがありました。畠山:完成した映画を観て、僕自身も「オレ、辛そうだな」って思いました(苦笑)。まさかあんなに「やめたいやめたい」と言っている場面が、使われているとは思わなくて……。――「そろそろ、選挙取材も潮時かもしれない」って、何度も言いながら(笑)。畠山:なかなか潮が引かないんですよね(苦笑)。前田:「選挙漫遊」は、こんなにも楽しいものなんだけど、「もうやめなきゃ」「さすがに続けられないな」っていうね。「楽しさと表裏一体の悲哀」みたいなものが伝わりますよね。畠山:いやいや、本当に楽しいです(笑)!前田:今回は畠山さんの肩越しにカメラを置いて、選挙の面白さを見出せるかがテーマだったので、それこそそんな話になるとは私は夢にも思わなくて。「今回の取材はどうでしたか?」「この戦況をどう見ていますか?」といった選挙戦の総括で締めるはずが、畠山さんが「さすがにもう限界だな」と言い始めて。「え!? ちょっと何の話?」みたいな(笑)。――予期せぬ事態だったんですね。前田:もちろんちょこちょこそういった話も出てきてはいたので、いずれどこかのタイミングでその話もしっかり聞きたいなとは思っていたんですが、普通に考えたら選挙戦のことを聞かないと成立しないだろうと。でも、畠山さんが直面している経済的な葛藤も聞きたいなという気持ちもあったので、畠山さん駐車料金を払うタイミングで「大変ですよね」と声をかけたら、「大変ですね……」という言葉が、畠山さんから返ってきたんです。――畠山さんには「選挙漫遊の現実を伝えたい」という思いがあったということですか?畠山:いや、僕は「選挙漫遊の苦しさは伝えるべきじゃない」と思っていました。――ご著書のなかに「心の貯金に勝るものはない」とありましたが、これまで2,000人以上の候補者を取材されている畠山さんには、「心の貯金」がたくさんあるんだろうなって。畠山:はい。心の貯金はいっぱいあります。もう億万長者です(笑)。前田:畠山さんって、とにかくフットワークが軽いんですよね。――その分、持ち出しが多いということですよね。畠山:そうですね。自分で勝手に取材に行っているだけなので。でも、選挙の現場には面白い何かが絶対にあることがわかっているから、行っちゃうんですよね。前田:しかも、選挙期間中って、忙しいじゃないですか。朝から晩まで取材するから、2時間くらいしか寝られなくて。むしろ、執筆の依頼すら断っていたりもするんですよ。畠山:「選挙取材があるからごめんなさい」って(苦笑)。もちろん、本来なら選挙期間中にアウトプットするのが一番いい効率がいいわけですが、取材に行けなくなるのが怖い。選挙はまさに「一期一会」であり、「その時その瞬間にしかない」と僕は思っているので。前田:だから、選挙取材中こそ、畠山さんには原稿を書いている時間がない、と(笑)。畠山:さすがに「選挙中毒気味」なので、いまは「選挙断ち」をしているところです。――(笑)。「ご家族もいらっしゃるのに、どうやって成り立っているんだろう?」と不思議に思ったのですが、監督がご自宅に取材に行かれた理由とは?前田:畠山さんの著書の『黙殺 報じられない"無頼系独立候補"たちの戦い』のなかに、畠山さんのお連れ合いの洋子さんのエピソードがあって、「すごい方だな」と思っていたんです。でも畠山さんとやり取りをするなかで素晴らしいエピソードを何度も耳にするうち、途中から「本当にこんな素晴らしい人が実在するのか?」という疑念が湧いてきて。これは「本当にそう言ったんですか?」って、直接ご本人に会って確認しなければ、と。――で、いざ蓋を開けてみたら、とても幸せそうなご家庭だった、というわけですね。前田:洋子さんも息子さんも、畠山さんのことを「一人では生きていけない人だから」と、とても理解があって。むしろ畠山さんには、ご家族が絶対に必要なんですよ。畠山:そうですね。洋子さんがいなければ続けられていないです。本だって、彼女が書いたようなものですからね。彼女にはすごくセンスがあって、話していると面白いんです。――それは映画からも伝わりますよね。その一方で、普段は温厚な畠山さんが珍しく語気を強めて、電話越しに取材相手と揉めていた場面も印象に残っていて。畠山:「フリーの記者の撮影はダメだ」って言われたときですね。●寄付に頼ることなく経済的にも自由が両立できるような方法をひねり出したい――「フリーだからそういうことをするんですか?」と訴えている姿を目にして、「たとえお金にならなくても、俺は意義があることをやっているんだ」という、フリーランスライターのプライドを感じたのですが、畠山さんにとってフリーランスで生きる意味とは?畠山:フリーランスの利点としては、やっぱり圧倒的に自由であることですよね。そこに経済的な自由がついてくれば最高なんですが……。好きなことをやり続けるためには、経済的な自由もある程度獲得できることも証明していかないと、次に続く人が出てきてくれないと思っていて。僕は自分が伝えられる選挙の取材のノウハウは全て若い人たちにお伝えしていて、仕事として継続する上でのモデルケースにならなければという使命感を持って取り組んではいるのですが、なかなかうまくいかないですね。僕の場合は「お前がやっていることは面白い!」と、無理やり別荘の木を切る仕事を発注してくれたりして応援してくれる人がいるから、何とか成り立ってはいますけど、このやり方は他の人にはさすがにおススメできないです。そもそもジャーナリズムは、手間も時間もかかる割に、身入りが少ない仕事で、「お前も寄付を受けつけた方がいい」とフリーの先輩からアドバイスもいただくんですが、出来れば僕はそれ以外の方法でやりたくて。僕自身は人からお金を受け取ってしまうと、その人のために何かしなくちゃいけないと思ってしまう人間なので、僕には向いてないなというだけで。決して寄付ジャーナリズムを否定するわけではないんですが、寄付に頼ることなく経済的にも自由が両立できるような方法を、なんとかひねり出したいです。選挙取材にさえ行かなければ、ライターだけでも全然食べていけるので。――ある意味、選挙によって、人生を狂わされた、と。畠山:本当に。選挙は、魔物ですよね……。――でも、それが畠山さんの生きる活力にもなっているわけですよね?畠山:まさに! そうなんですよ。――映画のなかで、畠山さんが独立系の候補者のことを咄嗟に手助けしていた場面が印象的に残っていますが、カメラ越しにそのやりとりを見つめた監督は、どう感じましたか?前田:映像の場合は特に関係性が全て映り込むものなので、取材者側としては被写体との距離感に一番神経質になるんです。でも畠山さんの場合は、そこを「ポン」って飛び越えられてしまう。「あ、そうなんだ!」って。「私は絶対やらないな」って思ったんですが、 でも「それって誰が決めたルールなの?」とも思うわけですよ。取材者にはそれぞれのやり方があるし、私の場合はこうだけど、畠山さんの場合はああなんだって。で、その先にあるのは、畠山さんの底なしの優しさなんですよ。それは何も候補者との向き合い方に限った話ではなくて、あらゆる物に対する優しさが、畠山さんは本当に底なしなんです。そういうところに、取材者の人間性が滲むんだなって、改めて思わされましたよね。畠山:いや、僕だって葛藤しましたよ。それこそ過去には候補者から「お金を貸してくれ」と言われたことだって何度もありますけど、さすがにお金は貸さないです。そこまでは優しくできないです。――やはり、いちライターとして取材するのと、ドキュメンタリーの監督として取材するのとでは、立ち位置が違うのからこそ、畠山さんはそこを踏み越えていけたのかなと。畠山:いや、でもあれは本当に後悔していて……。現場でも手を出すかどうか実は葛藤していたんです。僕自身も取材対象には介入すべきではないと思っているので。中村さんの手がカタカタ震えていた時、「早く収まってくれ~!」って必死でテレパシーを送っていたんです。――それは、前田監督がカメラを回していたからですか?畠山:カメラが回っていてもいなくても、取材者としてその場にいる限り、常にいろんな人から見られているという意識は僕にもあるので、誤解を与えるような行動は慎まなければと思っていて。応援者の一人であると見なされることは、候補者の人にとってもよくないことだし、僕自身の取材のスタンスも疑われかねないという意味で、絶対に介入してはいけないと思っていたんですが、残念ながら僕には超能力がなかったようで(苦笑)。咄嗟に「押さえなきゃ」と思って、思わず手を出してしまった。中川さん(候補者)ののぼり旗が倒れた時も、「錘をつけた方がいいですよ」とか言いながら直してしまったところを、前田さんに撮られてしまって、「あ~ぁ」って(苦笑)。――でも、あれこそ密着取材しているから捉えられた畠山さんの本質的な部分ですよね?前田:そう。あれは私も大好きなシーンです。テレパシーを送っていたなんて聞いて、ビックリですよ。だって、畠山さんと同じく横に並んでいた私には、「収まってくれ~」とか「風で飛ばないでくれ」なんて思うこと自体、1ミリもなかったですから(笑)。でもだからこそ畠山さんは取材対象から信頼を得られて、選挙取材を続けられているのかもしれないですね。目の前に困っている人がいたら畠山さんは助けずにはいられない人なんです。――私自身はなんでも斜めから見る意地悪な人間なので、映画を観て、さらに今こうして畠山さんとお会いして、「こんなに善良な人が本当にいるんだ」ってビックリしたんです。畠山:「絶滅危惧種がこんなところにいたのか!」って(笑)。――畠山さんという奇特な取材者の生き様を通して「人間の良心を伝えたい」というのも、前田監督の狙いだったりもするんですか?前田:私も畠山さんのすべてを知っているわけではないですが、取材期間中ずっと行動を共にして、いろんな話をするなかで、私の目には畠山さんがだんだん「民主主義の応援団長」のようにも見えてきたんです。ライターという肩書きのもと、「民主主義」というものすごく広いグラウンドを、一生懸命ひとりで整備している畠山さんがいる。そんな人のことを私は応援したいと思ったし、こうして映画にすることで、一人でも多くの人に知ってほしい。ここ数年「投票率アップ運動」を自分なりのテーマにして映画を作ってきたこともあって、まずは本作の劇場公開を成功させることが一番の目標ですが、日本における主権者教育のとっかかりの一つとして、この映画を生かしてもらえたら本望ですね。でも、聞くところによると畠山さんって、結構"ワルい"らしいんです(笑)。――結構ワルい(笑)。前田:私よりもっと長く畠山さんと付き合いのある方から、「彼にも黒い部分はありますよ」って、耳打ちされたこともあるので(笑)。畠山:こう見えて僕、結構ワルいですよ。ワルいところは、ワルいです(笑)。■畠山理仁(はたけやま みちよし)1973年生まれ。愛知県出身。早稲田大学第一文学部在学中より、雑誌を中心に取材・執筆活動を開始。雑誌『週刊プレイボーイ』の連載「政治の現場すっとこどっこい」を担当したことをきっかけに選挙取材を始める。2017年に『黙殺報じられない"無頼系独立候補"たちの戦い』(集英社刊)で第15回開高健ノンフィクション賞を受賞。2021年には『コロナ時代の選挙漫遊記』(集英社刊)で咢堂ブックオブザイヤー2021の選挙部門で大賞。ほか、『記者会見ゲリラ戦記』(扶桑社刊)などの著書がある。■前田亜紀(まえだ あき)1976年生まれ。大分県出身。東京学芸大学卒業後、テレビマンユニオンで番組契約スタッフとして働く。2009年にフリーとなり、『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ)、『情熱大陸』(MBS・TBS系)などで演出を担当。2014年にネツゲンに入社し、探検家・関野吉晴氏のゼミ活動を追ったドキュメンタリー映画『カレーライスを一から作る』(2016年)では監督を務めた。ほか、映画『園子温という生きもの』(2016年)、『なぜ君は総理大臣になれないのか』(2020年)、『香川1区』(2022年)などをプロデュース。
2023年11月17日10月22日に衆議院の長崎4区と、参議院の徳島・高知選挙区での補欠選挙が行われた。与党である自民党は長崎4区で新人の金子容三氏(40)が勝利するも、徳島・高知選挙区では野党系無所属の広田一氏(55)が当選し敗北を喫した。「今回の選挙は野党候補が一本化され、実質与野党が対決する構図となりました。当初の見立てでは、どちらの選挙区も『岸田派の選挙』とも言われるほど自民優勢とみられていましたが、1勝1敗という結果に。“増税メガネ”と批判されている岸田首相への不満や疑問が強く表れた選挙だったといってもよいかもしれません」(全国紙政治部記者)報道各社が実施した直近の調査でも支持率が過去最低を記録するなど、岐路に立たされている岸田政権。年内に解散総選挙を行う可能性が各所で報じられていたが、投開票から一夜明けた23日朝、岸田文雄総理大臣(66)は「先送りできない課題に専念すべき時で、今は考えていない」と衆院解散には否定的な考えを見せた。いっぽうで、公明党の山口代表は23日に「(選挙が)いつあってもおかしくないという心構えで準備をしたい」と語り、24日には野党・立憲民主党の岡田幹事長も「年内解散の可能性はかなり高い」と発言するなど、各党はすでに“臨戦態勢”のよう。そんな選挙のたびに問題視されるのが、高齢議員の多さだ。「SmartFLASH」の調査によると、現在、73歳以上の国会議員は衆参合わせて60人、そのうち80歳超えの議員は9人にのぼるという。先日も、体調不良を理由に衆議院議長を辞職した細田博之氏(79)の会見内での受け答えの様子に、「あまりにも声が弱々しく、何を言っているのか分からない」と批判が集まったばかりだ。そこで本誌は、WEBアンケートツールにて、20代から70代の男女500人を対象に「もう出馬してほしくないと思う高齢議員は誰か」についてアンケートを取った。今回、高齢議員については70歳以上の議員を対象としている。まず、第3位に選ばれたのは、59票を獲得した立憲民主党の小沢一郎氏(81)。田中角栄を師として慕い、自民党時代は元内閣官房副長官などの要職を歴任。’11年に、通称陸山会事件にて強制起訴され党員資格の停止処分を受け、’12年、民主党(当時)に離党届を提出。離党後は自身を慕う「小沢チルドレン」と共に新党・国民の生活が第一を結成し、精力的に活動していたものの、’19年に国民民主党に合流し、現在は立憲民主党に所属している。1969年に初当選して以来54年にわたって議員を続けている政界の生き字引ともいえる小沢氏だが、最近は目立った実績もあまりないことから《もう政治に影響力ない。何か態度が偉そうに見える》《もう影響力もないのに居座られても困るから》と、影響力のなさを指摘する声が多かった。そんな小沢氏に圧倒的な差をつけ、131票を獲得し2位に選ばれたのは、自民党の麻生太郎氏(83)。小泉政権や第一次安倍政権で外務大臣や総務大臣に就任したのち’08年には内閣総理大臣を務めたが、’09年の衆院選で歴史的敗北を喫し1年足らずで陥落。現在は自民党副総裁として、岸田政権を支えている。“歯に衣着せぬ”物言いで知られる麻生氏だが、それだけに失言も多い。これまでナチスドイツを引き合いに「手口を学んだらどうか」「子供を産まなかったほうが問題」などと、例をあげればキリがない。そのため《失言が多く、時代錯誤感が強いため》《もうあの毒舌を聞きたくない》《市民感覚とずれまくっているから。あの口調がバカにされている感じがする》《国民感情を理解せずに独りよがりな失言を繰り返しているから》と不快感を示している人も多いようだ。麻生氏を3票差という僅差で抑え、1位に選ばれたのは、134票を獲得した自民・二階俊博氏(84)。’83年に初当選し、離れていた時期もあったが、03年に自民党に復党して以降、幹部として君臨している党を代表する重鎮だ。二階氏は今年、現在所属する国会議員としては最高齢となる84歳を迎えたこともあって、《高齢過ぎる》《もう高齢でご勇退されたほうがいいと思うから》と体調面を心配する声が。また麻生氏に負けず劣らず強気な発言が多く、これまでも安倍元首相の国葬反対派に対して「国葬やらなかったらばか」NHKのインタビューで「(政府に)いちいちケチをつけるもんじゃない」と発言し、多くの批判を浴びてきた。そのため《自分の考えに固守しすぎて、柔軟に対応できないから》《考え方が古く、時代似合っていないため》《発言が偏っているから》《国民のことは一切考えておらず、自分の都合に合わせて政治をしているので》という声も多かった。またアンケートでは、特定の議員に限らず、《国民のためにならないから。今を知らない人達がなんで居るのかずっと不思議です。政治家も定年を一般企業と同じ年齢にするべきです。全ての70オーバー反対です》《いつまでも古い考え、固い頭で政治の場に居座ってもらっては困る。有望な若手が出てこないのも問題だが、昔の栄光に縋ってるような高齢議員は自ら退いて欲しい》といったように、議員そのものに定年制の導入を求める声もあった。次期衆院選を巡っては立憲民主党の菅直人元首相(77)が、出馬しないことを10月21日に表明したばかり。果たして、その流れは続くのかーー。最終結果は下記の通り。【もう出馬してほしくない70歳以上の衆議院議員ランキング結果一覧(敬称略)】1位:二階俊博(84歳・自民)134票2位:麻生太郎(83歳・自民)131票3位:小沢一郎(81歳・立憲民主)59票4位:細田博之(79歳・自民)31票5位:菅 直人(77歳・立憲民主)27票6位:櫻田義孝(73歳・自民)26票7位:甘利 明(74歳・自民)11票8位:菅 義偉(74歳・自民)8票9位:阿部知子(75歳・立憲民主)7票10位:海江田万里(74歳・無所属)6票11位:衛藤征士郎(82歳・自民)5票12位:平沢勝栄(78歳・自民)2票13位:額賀福志郎(79歳・自民)1票13位:穀田恵二(76歳・共産)1票その他:51票【調査方法】実施期間:2023年10月20日調査対象:20〜70代の男女500人調査方法:クロス・マーケティングのセルフアンケートツール『QiQUMO』を使用
2023年10月25日9月29日、細田博之衆議院議長(79)が体調不良を理由に衆議院議長を退任する意向を固め、政府与党の幹部に伝えたことが報じられた。X(旧Twitter)では瞬時に「辞職の意向」がトレンド入りし、まだ果たしていない“説明責任”を求める声が溢れた。「細田議長は今月7日、公務中に軽い体調不良を訴え、脳血管に関する予防的治療のため一時入院しましたが、今月17日には、北海道で行われた式典に出席。しかし、今年7月にも、都内の自宅で体調不良を訴え病院に救急搬送されていて、かねて体調面の問題が心配されていました」(全国紙政治部記者)細田氏は’21年11月から衆議院の議長を務めてきたが、これまで旧統一教会との関係をめぐり接点を認めた一方で、説明責任を果たしていないなど批判を浴びてきた。「細田議長は、教団トップの韓鶴子(ハンハクチャ)氏が出席した’19年の会合で『会の内容を安倍総理に早速報告したい』などと挨拶した動画の存在が明らかになるなど、教団との複数の接点が指摘されていました。さらに、教団と関係が深いとされる自民党最大派閥・安倍派の元会長であり、国政選挙では旧統一教会の票を差配した疑惑も指摘されていました」(前出・全国紙政治部記者)■“議長の立場”理由に調査、説明の対象外にところが、自民党が昨年9月8日に発表した党所属国会議員と教団との関係を“自主点検”したアンケートでは、細田議長は調査の”対象外”だった。「衆参の議長は中立を保つため、任期中は自民党会派から離脱しています。これを理由に自民党は“所属議員ではない”として細田氏を報告の”対象外”としていたのです。さすがに批判はおさまらず、同月29日に教団と自身の接点に関するA4用紙1枚の説明文書を公表し、教団関連会合に計4回出席したことなどを認めました。しかし、詳細な説明はなく、ますます疑惑は深まりました」(前出・全国紙政治部記者)翌’23年1月、党は改めて細田氏に説明責任を果たすよう要求。衆院各会派の代表者と議長公邸で懇談形式での質疑に応じた。「質疑は冒頭の1分半のみ報道機関に公開され、あとは非公開で約1時間の質疑が行われました。選挙で教団の組織票を差配した疑惑に関しては『事実でない』と否定。一方で、安倍氏と教団については『大昔から関係が深い』との認識を示しました。野党が求めていた記者会見には『議長の立場でふさわしくない』との理由で応じず、実態解明は進みませんでした」((前出・全国紙政治部記者)その“議長の立場”を辞職するとなれば、当然求められるのがこれまで議長の立場を盾に果たされなかった”説明責任”だ。長年、統一教会の問題に取り組んできた紀藤正樹弁護士は自身のX(旧Twitter)で次のように投稿。《自民党に復党する以上、統一教会問題については説明責任を果たしてもらいたいところです》SNS上には同様の声が続出した。《てことは議長の間は離脱していた自民党籍に戻るわけですね。ではこれまで所属議員と統一教会との関係調査の対象外だった細田さんに対しても自民党には厳しく調査してもらいましょう》《辞めてからでも良いから統一教会との関係を説明してよ。自民党はこうやって関係を持っていましたって話す義務はあると思うんだが》《実際体調不良なのだろうけど、結局統一教会問題に対して深いつながりを説明することはなかった。自民党にはそんな議員がたくさんいるけど、特に繋がりが深い派閥のトップであった人物であることを考えると、許される話ではない》《統一教会との関係の説明責任が終わってないぞ!そのままバックレる気か!》《おい説明責任果たすコト山程有るだろ逃げんなや》国民はまだこの問題を忘れていない。
2023年09月29日民意を反映する、大切な機会といえる選挙。重要な1票ですが、若者の投票率の低さが問題視されています。その背景には、候補者の情報収集に時間が割けないことや、選挙で未来をよくできると信じられないなど、さまざまな理由があるようです。投票したくなるアース製薬の総選挙2023年4月18日、日用品を中心に事業を展開しているアース製薬株式会社(以下、アース製薬)は、東京都千代田区にある本社前に設置された、選挙ポスター掲示板の写真をTwitterに投稿しました。通常、ポスターに印刷されているのは候補者の顔とキャッチフレーズ…ですが、様子がおかしいのです!なんか弊社内でバチバチの選挙はじまってるけど pic.twitter.com/mfpAZiU32P — アース製薬株式会社 (@EarthOfficialJP) April 18, 2023 並んでいるのは、殺虫剤の『ゴキジェットプロ』や液体ハミガキの『モンダミン』、虫除け剤の『サラテクト』など、アース製薬の商品ばかり。なぜなら、これはアース製薬商品の総選挙だから!数ある商品の中から勝ち残った、人気商品のみが、実際の選挙さながらに掲示されていたのです。Instagramでは、『立候補者』がそれぞれ決意表明をしていくとのこと。同日には、『ゴキジェットプロ』の決意表明が投稿されていました。※画像は複数枚あります。スライドしてご覧ください。 この投稿をInstagramで見る 【公式】アース製薬(@earthofficialjp)がシェアした投稿 アース製薬のユーモアあふれる総選挙は注目を集め、Twitterの投稿には「めっちゃ面白い」などのコメントや、7万件を超す『いいね』が寄せられるなどの反響がありました。・こんなに悩む選挙はなかなかない。・すごい有能ぞろい。日本の明るい未来が見える。・ゴキブリを駆逐してくれる、御鬼十飛さんに1票入れたいです!・いつもお世話になっているものばかりだ…。・街頭演説があったら聞いてみたいな。商品を使った時の効果が分かりやすく、「生活がよくなる予感しかしない」というポイントも人々の心をつかんでいるようです。アース製薬によると、撮影やSNSへの投稿は大歓迎とのこと。同月24日午前まで掲出しているため、ポスターの実物を見たい人は、アース製薬本社まで足を運んではいかがでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2023年04月19日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「アメリカ中間選挙」です。人権と環境を守る。民主主義の良心が守られた結果に。11月8日にアメリカ中間選挙が行われました。現職大統領の評価が問われ、与党は不利になることが多く、今回も共和党のイメージカラーである赤の「レッドウェーブ」が起きる(共和党圧勝)と予想されました。しかし、実際には上院は民主党と共和党が同数で、下院は共和党が多数になったものの、圧勝にはなりませんでした。民主党の善戦に大きく影響したのは、人工妊娠中絶の問題です。50年近く「中絶は憲法で定められた女性の権利」とされていました。ところが、トランプ政権時に、アメリカの連邦最高裁判所は保守派の判事が多く占めることになり、その権利は覆されました。保守派は中絶に反対しており、保守の多い州では中絶を禁止、規制する動きが増え、人工妊娠中絶ができる病院が閉鎖したり、中絶薬を販売するだけでも違法になりかねない状況に。そんななか、今年の6月、オハイオ州の10歳の少女が性暴行の被害を受け妊娠、隣の州に行かなければ中絶手術を受けられなくなったことが社会問題化しました。女性の権利を守ろうという論調に合わせる形で、民主党がある程度議席をとったのではないかといわれています。民主党は、環境問題にも積極的で、GX(グリーントランスフォーメーション)など、環境分野で産業を起こすことを明確に打ち出しています。今回は20代の若い世代の投票が目立ち、気候変動対策をここで終わらせてはいけないという思いが票に結びつきました。さらにトランプ氏の出馬予想を受け(のちに出馬を表明)、共和党支持者のなかにも、トランプ化を防ぎたいという動きが影響したのではという意見も上がっています。刹那的な富を求める資本主義というよりは、持続可能で誰もが幸福追求できる社会のあり方を政治は調整するべきだという主張が、素直に反映されました。「民主主義の良心」が守られたともいえる中間選挙だったと思います。この直後にバイデン大統領は習近平国家主席と初対面しました。国民の支持を集めたバイデン大統領に、中国も真摯に向き合いました。世界情勢においても混乱を避け、やや安定のメッセージを示すことができたと思います。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~)が放送中。※『anan』2022年12月21日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2022年12月16日11月22日、「文春オンライン」に公職選挙法違反の疑いがあると報じられた岸田文雄首相(65)。記事によると、昨年10月の衆議院選挙に伴う選挙運動費用収支報告書に、宛名も但し書きも空白の領収書を94枚添付。金額はおよそ計9万5千円分だったといい、目的を記載した領収書を提出するよう定めた公職選挙法に抵触する可能性が報じられた。報道を受け、24日に自らの言葉で釈明した岸田首相。しかし、その説明が“他人事のよう”だとして批判が相次いでいるのだ。各メディアによると同日午前、首相官邸で記者団の取材に応じた岸田首相は、「添付書類の記載に一部不十分な点があったことについて、今後このようなことがないように事務所に指示を出したところであります」と説明。選挙運動に関する支出は「適正だった」とした上で、「出納管理者の確認漏れ」だと回答したという。「同日に岸田事務所が発表したコメントによると、領収書を選挙管理委員会に提出した際、記載漏れを指摘されなかったため『問題なし』と判断したようです。また、但し書きの欄に記載がない領収書は98枚だったと明かしており、収支報告書本体には記載していると釈明しています。今後の対応として、宛名のない領収書に関しては発行者から依頼があれば追記するとしており、発行者に対しても“きちんと書くように”と喚起しています」(全国紙記者)岸田政権といえば、わずか1カ月以内に閣僚が“辞任ドミノ”となる前代未聞の危機に直面している。20日には“政治とカネ”をめぐる疑惑が発覚した寺田稔元総務相(64)が辞任し、世間を騒がせたばかりだった。「まず、旧統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)との密接な関係について、野党から追及を受けていた山際大志郎前経済再生担当相(54)が10月24日に辞任しました。そして11月11日には、役職や死刑執行を軽んじるような発言をした葉梨康弘前法相(63)も辞任。表向きは3名それぞれが辞表を提出し受理されていますが、事実上の更迭と言ってよいでしょう」(前出・全国紙記者)辞任した3名には一貫して、「説明責任を果たしてほしい」と求めていた岸田首相。さらに21日には、「国会開会中に辞任する事態となったことは誠に遺憾であり、私自身、任命責任を重く受け止めている」とも記者団に語っていた。しかし、自らの不祥事に関しては「出納管理者の確認漏れ」「事務所に指示を出した」と釈明。まるで“自らに非はない”と受け取れるような姿勢に、ネット上では厳しい声が相次いでいる。《完全に他人事》《空白の領収書なのに、なぜ自分だけは正当だと言い切れるのか?理解不能です》《岸田さん、見苦しい言い訳すなよ。他人のせいにすれば済むとでも?民間企業なら白紙領収書なんて経理から突き返されるで。その前に出さへんけど。どんな神経しとる?》《『次からちゃんとするように指示した』はぁ?ずいぶんいい加減だなぁ。暗に『私はちっとも悪くない』と言ってるようなもの。一般企業で、90枚以上もこんなデタラメな領収書がでたら、とことん追求され、責任をとらされますよ》19日、20日に実施されたANNの世論調査では支持率30.5%と、政権発足して以来最も低い数字となった。信頼回復への道のりは、ますます困難を極めそうだ。
2022年11月24日当キャンペーンは、一般社団法人選挙割協会と協力して実施しています。鉄道模型買取ジーオ堂(神奈川県川崎市川崎区宮前町8-13 大幸ビル4F)では、「センキョ割学生実施委員会」の活動に賛同し、2022年7月10日に投開票が実施される第26回参議院議員通常選挙で投票した方を対象に査定金額10%アップキャンペーンを行います。詳細ページ センキョ割について 7月10日(日)に投開票される第26回参議院議員通常選挙において、期日前や当日に投票した方を対象に「買取金額アップキャンペーン」を実施します。センキョ割は投票に行くことで、参加している企業から様々な割引・特典が受けられる仕組みです。政治への関心を一層高めていただき、投票へ行くキッカケになればと思い参加しました。センキョ割の概要実施期間:2022年7月10日〜2022年7月24日対象者:期間内に査定をご利用いただいた方が対象です。利用方法:票済み証明書または、投票会場での看板の写真撮影の提示ください。【店頭買取の場合】投票済証明書または投票会場での看板画像をご提示ください。【宅配買取の場合】投票済証明書または投票会場での看板画像をメールにて添付してください。特典内容:鉄道模型の買取金額を通常時より10%アップします。※買取金額が5,000円以上の場合に限ります。センキョ割学生実施委員会について全国各地域の有志、各企業と「選挙へ投票してお得な割引・特典を受けられる”センキョ割”」の運営をしています。「選挙を無意識でポジティブに捉えられる国民的行事に」「選挙割文化で社会参加意識向上のきっかけをつくる」といった選挙を盛り上げる活動している団体です。センキョ割に参加している企業・団体一覧はこちらから検索できます お問い合わせ会社名:株式会社Q.E.D.パートナーズ所在地:神奈川県川崎市川崎区宮前町8-13 大幸ビル4FURL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年07月09日7月10日『選挙ステーション2022』は、4時間半の生放送物価高騰の経済対策、ウクライナ情勢によって揺れる安全保障、そして政治とカネ―。広島の有権者はどんな政策を重視して投票するのでしょうか。先行きが見えない中、7月10日(日)に投開票を迎える参議院選挙。広島選挙区では、改選2議席を巡り、過去最多10人の候補者が熱い舌戦を繰り広げています。広島ホームテレビ(本社:広島市)では、地上波放送とインターネットライブ配信にて、運命の開票結果はもちろん、喜怒哀楽の人間ドラマをどこよりも「速く熱く面白く」お伝えします。■地上波放送選挙ステーション20227月10日(日)よる7時58分~深夜0時25分 放送『選挙ステーション2022』内で、広島選挙区の最新情報を随時お送りします。参院選 特設サイトはこちら : 選挙ステーション2022ホームページはこちら : ■出演MC:榮真樹・坪山奏子(HOMEアナウンサー)解説:小川富之(広島大学・法科大学院・客員教授)記者解説:岡森吉宏(広島ホームテレビ県政担当)中継:渡辺美佳・小嶋沙耶香(HOMEアナウンサー)榮真樹アナウンサー坪山奏子アナウンサー渡辺美佳アナウンサー小嶋沙耶香アナウンサー■ライブ配信【速報LIVE】参院選2022広島7月10日(日)よる7時50分~地上波に先駆けYouTube「HOME広島ニュース」チャンネルにてライブ配信番組をお届け。広島選挙区の動向をより速く、より詳しくお伝えします。広島選出の総理《岸田》政権の中間評価にも位置付けられる今回の参議院選挙。投票結果の先に待つ日本の課題、広島の課題も視聴者の皆さんと一緒に考えます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年07月07日KEC近畿予備校(ケイ.イー.シー.株式会社 本社:大阪府枚方市、代表取締役社長:木村 剛、以下 KEC)は、令和4年7月10日投票日の第26回参議院議員通常選挙にて投票をした高校3年生並びに高卒生を対象に、KEC夏期集中講座2022の受講料の一部を免除する「選挙割」を実施いたします。KEC近畿予備校 枚方本校【選挙割実施の背景】令和3年10月に実施された第49回衆議院議員総選挙では、20代の投票率36.50%を上回ったものの、10代の投票率は43.21%に留まりました。これは、20代の次に低い投票率となっています。本来は、日頃から社会課題を認知した上で投票すべきですが、投票したことがない10代の若者が投票権を行使する際に社会にある問題を見つめ、知り、自身のキャリアのあり方を考えることも彼らにとって大切であるとKECは考えています。そこで、高校3年生・高卒生を対象に選挙割を実施することにより、彼らの投票のための行動の一歩目を踏み出すことを促すことができればと思っています。【選挙割の内容】令和4年7月10日投票日の第26回参議院議員通常選挙にて、投票し、投票証明書をKEC近畿予備校事務局に提出をした高校3年生並びに高卒生を対象に、KEC夏期集中講座2022の受講料を1,000円分(税込1,100円)免除します。今後もKEC近畿予備校では、選挙割に限らず、中学生・高校生が社会課題を認知できるような取り組みを行って参ります。■企画概要企画名 : 選挙割実施場所: KEC近畿予備校 14校(大阪府・滋賀県)URL : ■会社概要商号 : ケイ.イー.シー.株式会社代表者 : 代表取締役社長 木村 剛所在地 : 〒573-0031 大阪府枚方市岡本町4-10設立 : 1974年2月事業内容: 教育サービス業(塾予備校・英会話・日本語教師養成・国家試験対策 等)資本金 : 1,000万円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月07日お笑いコンビ・EXITが、参議院選挙投開票当日の7月10日にABEMAで生配信予定の選挙特番でMCを務めることがわかった。9日のニュース番組『ABEMA Prime』(毎週月~金曜21:00~)で発表された。『ABEMA Prime』でニュース番組MCを務めてきたこれまでの2年間においても独自の視点で選挙にまつわるニュースを斬っていき、その度に反響を呼んだEXITも選挙特番MCは今回が初挑戦。りんたろー。は「まず『僕らをキャスティングするなんて正気ですか?』と聞いた」と告白。続けて、「選んでいただいたからには、僕らがMCをやる意味を持たせられるように一生懸命やりたいと思う」と決意を語った。一方の兼近大樹は、「他局でMCを務める爆笑問題の太田(光)さんを超える炎上をしたい(笑)」と冗談を飛ばしつつも、「いろんなことを勉強しながら、自分なりに、適当にやってやろうかなと思ってます。気楽にやりますので、皆さんも気楽に観てください」と呼びかけた。(C)AbemaTV,Inc.
2022年06月09日4月11日、衆議院議員の資産が公開された。今回の対象は昨年10月の衆議院選挙で当選した465名が、選挙当日の時点で所有していた資産だ。議員が資産を発表するのは、’92年に成立した国会議員資産公開法に基づいて行われている。今年はちょうど、制定30年目となる。「国会議員資産公開法が成立した当時、リクルート事件や佐川急便事件といった政治家と特定企業の癒着、いわゆる“政治とカネ問題”で政治不信が高まっていました。そのため条文には、『議員の資産の状況等を国民の不断の監視と批判の下におくこと』が目的とあります」(全国紙記者)いっぽう今回、各メディアによると「資産ゼロ」と報告した議員は77名。そのなかには国民民主党の玉木雄一郎代表(52)やれいわ新選組の山本太郎代表(47)の名前もあったという。そのため、ネットではこんな声が上がっている。《いつも思うけど資産「ゼロ」って何?》《資産ゼロとかあり得ないよね》《資産ゼロの人どうやって飯食ってるんだ?》「資産ゼロ」とはどういうことだろうか?そこで本誌は、法を専門とする神戸学院大学の上脇博之教授に、その意味を聞いた。「資産公開では議員の所有している定期預金や土地、建物などで金額表示できる資産が公開されます。ただ預金は、普通預金や当座預金は除外なんです。それに大臣以外の議員は、議員本人だけが対象に。配偶者や子供といった家族に報告義務はありません。ですから、相当なお金を持っていても普通預金として預けていたり、家族名義のものだったりすると“資産ゼロ”となるんです」上脇教授は「資産ゼロと言いながらも、相当な資産を持っている可能性がある。意図的に工作することもできる」といい、国会議員資産公開法の形骸化を指摘する。「この法には罰則がありませんから、不正が発覚しても訂正して終わり。さらに議員の自己申告に頼りきりで、“実際に全ての資産なのか”をチェックする機関もありません。また報告するのは当選した時や資産に変動があった時ですから、議員の資産について報道される機会も少ない。この法が成立したのは、政治家と特定の業者が癒着していたことがキッカケです。行政のあり方が歪められる可能性も十分あったにもかかわらず、現状では法が正常に機能しているとは言い難い。政治家が正常に資産を形成していったのかを知る、国民の権利が妨げられています」■課題は山積み…地方のほうが先進的なケースもそんな資産公開に関して、「地方では政治倫理審査会が政治家の資産をチェックしています。実は地方のほうが先進的なんです」と明かす上脇教授。福岡県築城町(現・築上町)で政治倫理審査会の会長を務めていたという自身の経験を振り返り、こう語る。「築城町では町議会議員だけでなく、町長などの町三役、さらに彼らの家族も資産公開させていました。また資産公開は毎年、行われていました。変動があってもなくても報告する義務があるので、当然メディアで報道される機会も増えます。そして審査会が資産をチェックして、『去年の資産からどうしてこれほど増えたんですか』などと質問するんです。現金も対象になっていて、“資産公開は大変重要なこと”という認識が政治家にも審査会にも共有されていました」上脇教授は「地方にできて、なぜ国ではできないのか」と疑問視。そして、こう提案する。「国会議員本人だけでなく家族も報告させたり、普通預金も公開したりと今以上に対象を広げる必要があると思います。そして毎年公開させて、チェックする機関を作る。何より、違反があったときの罰則ももうけるべきです。現状では告発もできませんから。また公開された議員の資産は議員会館にまで行かないと知ることができません。国民が簡単にチェックできるよう、ネットで公開するなどの対策が必要だと感じています」現状では“議員の資産の状況等を国民の不断の監視と批判の下におく”目的が果たされているとは到底思えないのだが……。
2022年04月20日一般社団法人菊池観光協会(熊本県菊池市)は、2022年3月6日(日)から20日(日)の期間、菊池ファンクラブ創設1周年記念企画として「菊池の観光プラン総選挙 ~全国の菊池ファンとつくるオンリーワンの観光プラン~」を開催します。菊池の観光プラン総選挙■菊池ファンクラブとは全国に34万人いるとされる菊池(地)姓など菊池一族ゆかりの人や歴史ファン、菊池市出身者、菊池に愛着を持つ人たち(市民含む)を「菊池ファン」と位置づけ、菊池市と継続的につながるための仕組みです。多様なかたちで地域に貢献していただける関係人口(菊池ファン)を創出・拡大することで、人口減少や少子高齢化といった地域課題を解決し、将来的に持続可能なまちを目指すことを目的に、2021年2月に官民連携で創設しました。菊池ファンクラブ■withコロナでも楽しめる新たな観光プランをファンと一緒に作りたい!昨年2月の菊池ファンクラブ創設記念キャンペーンで開催した「九州国首都 菊池 代表総選挙」では、インターネット投票が3万件を超えるなど好評を博し、次回の開催を期待する声が多く届きました。こうした声に応えたいという思いもあり、本キャンペーンを開催する運びとなりました。withコロナでも楽しめる新たな観光プランをファンの皆さまと一緒につくり、菊池市の観光振興を図るとともに、新たな菊池ファンの獲得につなげたいと考えています。■菊池ファンクラブ公式サイト ■「菊池の観光プラン総選挙」キャンペーン概要(1)企画内容:昨年「九州の首都・菊池 代表総選挙」を戦った4人の党首(歴史・刀剣党、食・グルメ党、自然・温泉党、全国34万人のきくちさん党)が、それぞれの推しをテーマに観光プランを持ち寄ってプレゼン大会(YouTube動画配信)を行い、インターネット上で人気投票を行います。投票と同時に募集するアイデアや意見を基に、一番得票数が多かった観光プランをブラッシュアップして商品化します。さらに、菊池ファンクラブの会員で投票していただいた方の中から抽選で「菊池温泉旅館宿泊割引券」または「菊池の特産品セット」をプレゼントします。(2)投票期間:2022年3月6日(日)午前0時から20日(日)午前0時まで(3)投票場所:菊池ファンクラブ公式サイト内( )(4)投票方法:特設サイトで投票したい党の投票ボタンをクリックします。1時間に1回複数の党に投票できます。YouTubeプレゼン動画の「いいね」数も投票数としてカウントします。(5)集計方法:公式ウェブサイトの投票数+YouTubeプレゼン動画のいいね数で競います。(6)プレゼント:菊池温泉旅館宿泊券 50,000円分 1名、30,000円分 2名菊池の特産品セット(4,000円相当) 30名※当選者の発表は賞品の発送をもってかえさせていただきます。■熊本県菊池市の紹介(1)13もの○○百選がある自然豊かなまち人口約48,000人。熊本県の北東部に位置し、阿蘇外輪山や菊池渓谷など、豊かな自然に囲まれた「癒しの里」です。日本名湯百選や日本名水百選、日本の名滝百選など、13個もの○○百選があります。(2)高品質な食材が豊富!米食味ランキングで11年連続特Aを獲得している「菊池米」をはじめ、原木しいたけ、七城メロン、旭志牛、水田ごぼう、走る豚など、数々のブランド産品を産み出しています。2000年に渡る菊池川流域の米作り文化は日本遺産にも選ばれました。(3)昔は九州の首都だった!約650年前の南北朝時代、武士団の菊池一族が九州を治めていた頃、菊池市は首府として栄えていました。菊池(地)姓の方は子孫といわれ全国に34万人います。ちなみにあの西郷隆盛も菊池一族の子孫で、奄美に隠居していた際には「菊池源吾」(吾の源は菊池にあり)と名乗り菊池一族の精神を大切にしていたとされています。こうした豊富な地域資源を活用したまちづくりに官民連携で取り組んでいます。熊本県菊池市の紹介■法人概要法人名: 一般社団法人菊池観光協会代表者: 代表理事 合志 和洋所在地: 〒861-1331 熊本県菊池市隈府1273-1URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月04日10月31日に放送された『選挙の日2021 太田光と問う!私たちのミライ』(TBS系)。爆笑問題の太田光(56)が初めて選挙特番の司会を務めることで話題を集めたが、事態は“大惨事”となっている。例えば、自民党・甘利明前幹事長(72)と中継を繋いだ際のこと。甘利前幹事長が選挙戦で苦戦を強いられていた状況について、太田は「これ負けるとなると、自民党的にも相当、幹事長ですから責任問題になりますよね?」「これもう戦犯ですよね?もし負けたら」と“追及”。さらに、苦戦が報じられている甘利氏に対して、「相当ショックな状態になってると思いますので、いろいろこれから考えてください。アッハッハ。ご愁傷さまでした」と言い放っていた。また、当選した二階俊博前幹事長(82)には「いつまで政治家続けるつもりですか?」と問うシーンも。二階氏は思わず「今日当選したばっかりで、いつまで政治やるんですかって、失礼だよ!」と言い返すなど、挑発するような発言が目立つ形に。「甘利氏は’16年1月に『週刊文春』が報じた口利き疑惑に対して、いまだ説明らしい説明をしていません。そして二階氏も今年1月にテレビで『政府にいちいちケチつけるな』といった趣旨の発言をするなど問題行為がたびたび波紋を呼んでいます。そのため、彼らにはいわゆる“アンチ”が多いです」(スポーツ紙記者)そんな2人に対して、歯に衣着せぬ物言いで迫った太田。称賛の声が相次ぐかと思いきや、甘利氏と二階氏のアンチからも、太田の発言が「ひどすぎる」と猛批判を浴びているのだ。《私はアンチ甘利だけど、これは礼節なさすぎる。太田さん、調子乗りすぎ》《私はアンチ二階ですがそれを超える太田光の酷さにびっくりしました》《太田が不快過ぎてキレた二階の方の肩持つわ。アンチ二階に支持されない時点で芸として成立してないでしょ》《甘利氏とか二階氏ってハードなアンチ付いてる印象あるけど、そのアンチすらも太田光に批判の矛先を向けてる状況はよっぽどだと思ってる。正直あんなMCでよくここまで普通にやってこれたなって思った》番組内で「ダメだなオレ。向いてないな」と発言する一幕もあった太田。選挙特番の司会はもう懲り懲り?
2021年11月02日沖縄県選挙管理委員会は、第49回衆議院議員総選挙啓発キャンペーンに際して、沖縄の高校生が対象のダンス動画投稿キャンペーン「自分で決める!未来を決める!・ダンス動画コンテスト」を開催、2021年10月27日(水)まで応募者を募集することをお知らせいたします。選挙啓発広告期間中、県内在住者を対象に、言葉では表現しきれない自分の「未来への想い」を、SNSへ投稿していただきます。今回、制作されたオリジナル楽曲をダウンロードし15秒のダンスにして、SNSの視聴回数が多い投稿者に携帯電話通信容量を進呈いたします。■「自分で決める!未来を決める!・ダンス動画コンテスト」沖縄県選挙管理委員会では、近年の選挙に対する若年層の意識離れにより、低下する投票率を改善しようと、新たな試みとしてSNS投稿によるダンスコンテストを企画しました。景品もデータ通信量というデジタルに特化したのも今の時勢にのっとった新しい試みです。全国でもあまり例をみないこの試みに是非ご注目いただきたいと思います。■キャンペーン概要【募集動画】キャンペーンオリジナルソングを使用したダンス動画(15秒)【資格】沖縄県内に在住の方、チーム応募の場合は3人まで *プロアマ問わず【応募点数】1人又は1チーム(3人まで)につきSNSごとに1作品まで【動画形式】投稿するSNSに準拠します【募集期間】10月27日(水)午前10時まで【結果発表】令和3年10月29日に沖縄県選挙管理委員会の公式Facebookページにて発表【備考】応募サイトは特設WEBサイト: <注意点>※応募注意事項は特設ページの注意事項をご参照ください。【表彰等】投稿数の多い上位3つのSNSから、それぞれ視聴回数の多い2作品ずつを表彰【賞品】1位:応募者1人につき携帯電話通信容量…2GB進呈2位:応募者1人につき携帯電話通信容量…1GB進呈【主催】沖縄県選挙管理委員会沖縄県那覇市泉崎一丁目2-2 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月25日沖縄県選挙管理委員会では第49回衆議院議員選挙啓発キャンペーンに際して若年層向けに訴求力の高いオリジナル楽曲PVを制作いたしました。オリジナル楽曲PVも制作し、若年層への選挙参加意識の向上に役立てたいと考えております。今回の選挙が終了後も選挙管理員会のYouTubeチャンネルに公開する予定です。多くの方へ視聴を促しています。特設WEBサイト: 投票啓発告知1■「自分で決める!未来を決める!オリジナル楽曲PV」沖縄県選挙管理委員会では、近年の選挙に対する若年層の意識離れにより、低下する投票率を改善しようと、新たな試みとしてオリジナル楽曲PVを制作いたしました。元々は選挙啓発キャンペーンの“ダンス動画コンテスト”用に制作した楽曲ですが、好評につき若年層へのメッセージとして拡散させていきたいと考えております。多くの方のチャンネル登録を期待しています。■オリジナル楽曲PV視聴サイトYouTubeチャンネル : 楽曲フルバージョン: 沖縄県選挙管理委員会沖縄県那覇市泉崎1丁目2-2 行政棟7階(南側) 【本件に関する一般の方からのお問い合わせ先】「自分で決める!未来を決める!・ダンス動画コンテスト」キャンペーン事務局MAIL: info@lets-vote.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月25日選挙の投票日が近付くと、人が多い場所を中心に、街のいたる所で候補者による選挙活動を目にします。街頭演説だけでなく、選挙運動用自動車(通称:選挙カー)による拡声器を使った呼びかけも、代表的な方法です。選挙カーは、活動時間を守るほか、学校や病院などの静穏を保つ必要がある施設の周囲では行わないよう定められています。しかし、ルールを守った上の活動であっても、迷惑に感じている人がいるのは事実です。子育て中の親が感じている、選挙カーへの不満2児の母親である、やまぎしみゆき(@yukiyama_27)さんは、長女が0歳だった頃のエピソードを漫画で描きました。当時、なかなか寝てくれない長女に悩まされていたという、やまぎしさん。新生児が寝付かず、不眠に苦しめられる親は少なくありません。ぐずっていた長女が昼にやっと眠り、やまぎしさんは胸をなでおろしたのですが…。2/2 pic.twitter.com/4g8HR5vYjd — やまぎし みゆき (@yukiyama_27) October 22, 2021 やっと眠った長女を起こしたのは、家の外を通りかかった選挙カーの拡声器。2021年10月現在、公職選挙法では8~20時まで選挙カーでの呼びかけが認められています。また、静穏を保つ地域を除き、具体的な音量の制限は定められていません。やまぎしさんだけでなく、ネットでは多くの子育て世代から「子供が起きてしまうので本当にやめてほしい」という声が上がっています。また、夜遅い時間帯に働き、昼に睡眠をとる生活サイクルの人も、選挙カーに睡眠を阻害され困っているようです。子育ての苦労も描かれたやまぎしさんの漫画に、多くの人から共感する声が集まりました。・これはもっと広まってほしい。子育て当時を思い出して泣きそうになった。・子育て支援をうたうなら、お昼寝の時間帯に住宅街を走らないでほしい。・本当にこれ。育児疲れが限界すぎて、窓を開けて怒鳴りそうになったこともある。少子高齢化が深刻な問題になっている日本では、多くの政治家が子育て支援を目標に掲げています。真の子育て支援とは、多くの親が子供を快適に育てられる社会の実現ではないのでしょうか。インターネットの進化やデジタル機器の普及を受け、「選挙カーは時代にそぐわないのではないか」という声も上がっている昨今。よりよい社会にするため、有権者のこういった意見が届くことを祈るばかりです。[文・構成/grape編集部]
2021年10月24日沖縄県選挙管理委員会は、第49回衆議院議員総選挙啓発キャンペーンに際して、沖縄の高校生が対象のダンス動画投稿キャンペーン「自分で決める!未来を決める!・ダンス動画コンテスト」を開催、2021年10月27日(水)まで応募者を募集することをお知らせいたします。期間中、県内在住者を対象に、言葉では表現しきれない自分の「未来への想い」を、SNSへ投稿していただきます。今回、制作されたオリジナル楽曲をダウンロードし15秒のダンスにして、SNSの視聴回数が多い投稿者に携帯電話通信容量を進呈いたします。沖縄県選挙管理委員会がダンス動画コンテスト開催!特設WEBサイト: ■「自分で決める!未来を決める!・ダンス動画コンテスト」沖縄県選挙管理委員会では、近年の選挙に対する若年層の意識離れにより、低下する投票率を改善しようと、新たな試みとしてSNS投稿によるダンスコンテストを企画しました。景品もデータ通信量というデジタルに特化したのも今の時勢にのっとった新しい試みです。全国でもあまり例をみないこの試みに是非ご注目いただきたいと思います。■キャンペーン概要【募集動画】キャンペーンオリジナルソングを使用したダンス動画(15秒)【資格】沖縄県内に在住の方、チーム応募の場合は3人まで *プロアマ問わず【応募点数】1人又は1チーム(3人まで)につきSNSごとに1作品まで【動画形式】投稿するSNSに準拠します【募集期間】10月27日(水)午前10時まで【結果発表】令和3年10月29日に沖縄県選挙管理委員会の公式Facebookページにて発表【備考】応募サイトは特設WEBサイト: <注意点>※応募注意事項は特設ページの注意事項をご参照ください。【表彰等】投稿数の多い上位3つのSNSから、それぞれ視聴回数の多い2作品ずつを表彰【賞品】1位:応募者1人につき携帯電話通信容量…2GB進呈2位:応募者1人につき携帯電話通信容量…1GB進呈沖縄県選挙管理委員会沖縄県那覇市泉崎一丁目2-2 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月22日第49回衆議院選挙が10月19日公示されました。そして10月31日に投票が行われます。そもそも〈政治〉とは何なのか。〈政治〉を知る必要はどうしてあるのか。それによってなにがわかってくるのか。なぜ知るべきなのか――『日本国民のための 【明解】 政治学入門/髙橋洋一 著』より抜粋しご紹介いたします。国会議員は「人気商売」私は仕事柄、国会議員と接する機会も多い。単純に言って、みな「感じのいい人」だ。愛想がよく、話題が豊富で、機知に富んだジョークを飛ばしつつ、その場にいる人たちが不快にならないように気を配る。義理人情にも厚い。それもそのはずだ。国会議員は「人気商売」だからである。秋葉原発祥のアイドルグループが、ファンの人気投票数を競うというイベントを行なっているが、それを「総選挙」と銘打ったのは実に言い得て妙である。国会議員を選ぶ選挙も、まさしく人気投票と言っていい。当選したいのなら、できるだけ多くの人に好かれなくてはいけない。そして多くの人に好かれるには、感じよくしなくてはいけない。もちろん腹の底で何を考えているかはわからないが、国会議員に「感じの悪い人」がいないのは当然というわけだ。「感じがいいだけで国会議員が務まるか」「大事なのは信念であり、議員になって何を成し遂げようとしているかが問われるべきだろう」と思ったかもしれない。もちろん正論だが、こうした意見は、自分自身へのブーメランになりうるから注意したほうがいい。というのも、国会議員を選んでいるのは、ほかならぬ自分たち国民だからだ。仮に、単なる「感じがいいだけの人」「信念も何もないように見える人」が国会議員を務めているとしたら、それは選んだ人たちの眼力が弱かったということだ。いってしまえば、権限を付託される人を「選んだ側」に落ち度がある。それだけのことだ。個人レベルで見れば、自分の選んだ人が落選し、自分から見ると不適合な人が当選してしまったのなら、一応は批判する権利があるといってもいいだろう。しかし、マスで考えれば、今の政治は国民の選択を反映している。いわゆる「民度」の現れなのだ。「あの人はイメージ戦略がうまいだけで、中身は空っぽだ」と批判するのは、「イメージ戦略がうまいだけで、中身は空っぽな人を当選させたのは選挙民たちです」と認めるのとイコールである。何をとっても日本の政治に不満たらたらの人は、その点をよくよく自覚したほうがいい。つまるところ、「あなたは国会議員に何を求めるのか」が問われているのだ。単に「感じがいいだけの人」ではなく、たとえば「自分と同じ問題意識を持っている人」「公平な人」「実行力がある人」に権限を付託したいのなら、選挙のときに候補者をよく吟味して、そう見える人を選べばいいだろう。アイドルグループの総選挙で上位になる人には、何かしら「選ばれる理由」があるのだろう。詳しくは知らないが、「容姿がいいから」「努力家だから」「歌やダンスがうまいから」などなど、その理由を決めるのはファンたちだ。では、同じく人気商売である国会議員の「選ばれる理由」は何なのか。あたりまえだが、それを決めるのは有権者、一人ひとりの国民なのである。結局は「すべては選挙民が選んだ結果」、それでしかない選挙は結局、数の論理である。今の政治家にいくら不満があろうと、その人は、天から押し付けられた為政者などではなく、民衆によって選ばれた為政者なのだ。選挙で勝つために、各候補者も各政党も、「数」で他を圧倒できるように苦心する。しっかりと公約を打ち出すのはもちろんだが、それだけでは不十分だ。いいイメージを振りまき、自分たちに有利な世論形成を試みる。企業の広報戦略と同じだ。その帰結として、選挙結果がある。公約を見て投票する人、イメージで投票する人、さまざまだろうが、結局のところ、すべては有権者の総意であるとしか言いようがないのである。当選した人の国会議員としての活動が、個人的にどうしても気に入らないとしよう。「前回はその人に投票してしまったが、とんだ見当違いだった」と思うのなら、その人を責める以上に、その人に票を投じてしまった自分の見識の浅さを反省したほうがいい。そのうえで、次の選挙ではもっと深く考えて投票すればいい。「前回、その人に投票しなかったが、その人が受かってしまった。案の定、とんでもないことばかりする」と思うのなら、次回も違う人に投票すればいい。自分と同じような見方の人が過半数ならば、結果をひっくり返すことができる。一票の力は単独では微小だが、数が集まれば力になる。くれぐれも、「自分が投票しようとしなかろうと、選挙の結果は変わらない」などと考えないことだ。そのような考えで参政権を放棄することこそ、民主主義国家に暮らしながら民主主義の精神に反する、一番の愚行といっていい。【著者プロフィール】髙橋洋一(たかはし・よういち)1955 年東京都生まれ。都立小石川高校(現・都立小石川中等教育学校)を経て、東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。1980 年に大蔵省(現・財務省)入省。大蔵省理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)、内閣参事官(首相官邸)等を歴任。小泉内閣・第一次安倍内閣ではブレーンとして活躍し、「霞が関埋蔵金」の公表や「ふるさと納税」「ねんきん定期便」など数々の政策提案・実現をしてきた。また、戦後の日本で経済の最重要問題ともいえる、バブル崩壊後の「不良債権処理」の陣頭指揮をとり、不良債権償却の「大魔王」のあだ名を頂戴した。2008 年退官。その後内閣官房参与などもつとめ、現在、嘉悦大学ビジネス創造学部教授、株式会社政策工房代表取締役会長。ユーチューバーとしても活躍する。第17 回山本七平賞を受賞した『さらば財務省! 官僚すべてを敵にした男の告白』(講談社)、『バカな経済論』『バカな外交論』『【図解】ピケティ入門』『【図解】地政学入門』『【図解】経済学入門』『99% の日本人がわかっていない 国債の真実』『明解 会計学入門』『図解 統計学超入門』『外交戦』『【明解】経済理論入門』(以上、あさ出版)など、ベスト・ロングセラー多数。【書籍概要】書籍名:『日本国民のための 【明解】政治学入門』刊行日:2021年7月11日(日)価格:1,540円(10%税込)ページ数:208ページ 著者名:髙橋 洋一 ISBN :978-4-86667-289-2【目次】1章選挙は「風」のつかみ合い――これさえわかれば「賢い有権者」になれる2章日本の選挙制度を考える――こうして「民主的プロセス」は守られている3章「国会」では何が行われているのか――批判する前に理解したい「国会議員の仕事」4章本当に正しい「政治家の見方」とは――雰囲気に流されず、正当に評価する方法5章「内閣」とは誰か、何をしているのか――知っているようで知らない「大臣の役割」6章「遠くの政府」と「近くの地域」――「ニア・イズ・ベター」の地方分権を考える※書評・著者インタビュー、専門家出演等のご検討をいただけましたら幸いです。amazon.co.jp : Rakuten ブックス : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年10月20日“選挙の顔になり得ない”と辞職に追い込まれた菅義偉前総理に代わり、捲土重来で新総理の座についた岸田文雄氏。所信表明演説での力強い話ぶりは、今月行われる衆議院選挙の自民党勝利をいくらか手繰り寄せたようにも感じられた。しかし、自民党の中では国民的知名度の高い河野太郎氏、小泉進次郎氏、石破茂氏といった面々のいない新閣僚の顔ぶれは、あまりに心許ない。今回本誌では、女性読者に対して岸田内閣の大臣に関するアンケートを実施。(10月8日~10月11日)。その知名度と期待する政策について聞いてみた。【岸田内閣の大臣の名前を見て、顔が思い浮かぶ議員はだれ?】という質問で、総理以上に票を集めたのが、内閣府特命担当大臣(地方創生少子化対策男女共同参画)の野田聖子氏。実に74%もの読者が「顔が浮かぶ」と答えた。続いては岸田文雄内閣総理大臣。総理としては残念な第2位という成績で、67%の読者が顔と名前が一致すると答えた。第3位は意外にも萩生田光一経済産業大臣。岸田総理と大差のない59%となった。その後は、岸信夫防衛大臣(39%)、茂木敏充外務大臣(33%)、牧島かれんデジタル大臣(31%)と続く。しかし内閣が発足したばかりとは言え、認知度50%を超える大臣が3人しかいないというのは、寂しすぎる結果ではないだろうか。岸田内閣に政策で期待することとしては、「消費税減税」「コロナ対策の現金給付」「申し込んだ人だけが恩恵を受けられるような対策ではなく、国民全員平等に受けられる対策を打ち出してほしい」といった、新型コロナで打撃を受けた人たちからの給付に関するコメントが多く寄せられた。“選挙の顔”を立てるために行われたはずだった自民党総裁選だが、結果誕生した岸田内閣は、安倍内閣、菅内閣と比べてもまるで“顔なし”。有権者にとっては、ますます誰を選べばいいのかわからなくなった!?【岸田内閣の大臣の名前を見て、顔が思い浮かぶ議員全員をチェックしてください】1位:野田聖子内閣府特命担当大臣(74%)2位:岸田文雄総理大臣(7%)3位:萩生田光一経済産業大臣(59%)4位:岸信夫防衛大臣(39%)5位:茂木敏充外務大臣(33%)6位:牧島かれんデジタル大臣(31%)7位:堀内詔子東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当(19%)8位:鈴木俊一財務大臣(17%)9位:松野博一官房長官(11%)10位:西銘恒三郎復興大臣(7%)
2021年10月18日《衆議院が解散され、19日より選挙戦に入ります。参議院選挙と異なり衆議院選挙は勝った方が政権を取ります。よって政権選択選挙と言われます。立憲民主党はついに共産党と閣外協力を宣言しました。日本に初めて「(自公の)自由民主主義政権」か「共産主義(が参加する)政権」かの選択選挙になります》10月15日、こうツイートしたのは自民党の甘利明幹事長(72)だ。19日に公示される衆院選。立憲民主党が政権交代を実現させると、共産党は限定的に閣外協力することとなっている。それを受けて、甘利幹事長は冒頭のようにツイートした。しかしネットでは、甘利幹事長に対して《共産主義の対立軸は資本主義だと思うのだが、彼は民主主義だと勘違いしているのかな?》《そもそも、自公は『自由』でも『民主主義』でもないだろ》との声が。そして共産党の志位和夫委員長(67)も、Twitterで真っ向から反論している。《野党共通政策を読んでから言ってほしい。20項目の共通政策の内容は、日本の政治に、立憲主義・民主主義・平和主義を取り戻し、暮らしを良くしていくということだ。わが党独自の政策や理念を持ち込んだりはしない》■ツイートのたび「説明をお待ちしています」そんな甘利幹事長は経済再生担当大臣だった’16年1月、「建設会社から口利きを依頼され、見返りに金銭を受け取ったのでは」との疑惑が『週刊文春』によって報じられた。同誌によると記録が残っているだけでも、甘利氏や秘書は金銭や接待として1,200万円を受け取ったとのこと。そうして大臣を辞任することとなった甘利幹事長だが、会見で自身が50万円を2回受け取ったことを認めながらも違法性を否定。そのいっぽう、「調査結果をしかるべきタイミングで公表する」とコメントしていた。「しかしそれから約4ヵ月もの間、睡眠障害を理由に国会を欠席。その後、半年も立たないうちに、国会が閉じたタイミングで復帰。その姿に、野党からは『厚顔無恥』と非難の声が上がっていました。またあれほど国会を騒がしたにも関わらず甘利氏は『不起訴処分になった』『刑事事件になっていない』などといい、いまだ疑惑について説明らしい説明は何もしていません」(全国紙記者)“説明なし”のまま’18年10月、甘利幹事長は自民党・選挙対策委員長に就任。’19年4月には自身のホームページで、選挙対策のためにネットメディアを注視するとして「音楽やダンスやファッションやスポーツ、誰もが身近に感じるように政治を身近に感じてもらいたいと思います」とつづった。そして、同年6月からTwitterを活発に更新していくことに。「甘利幹事長は孫とご飯を食べていると報告や芸能人の結婚へのお祝い投稿、自撮り動画もよくアップしています」(前出・全国紙記者)また先ごろ行われた自民党総裁選では《人徳は政界No.1の岸田さん。胆力が備わり、闘うリーダーの目になって来ました。翔べ!令和の劉備玄徳!》とツイートし、岸田文雄首相(64)との動画をアップしていた。しかしツイートのたび、リプライ欄には《説明をお待ちしています》《国民への説明責任を果たしてください》と口利き疑惑への説明を求める声が尽きることなく寄せられている。■「寝耳に水」は嘘?さらにDappiとの繋がり疑惑もいっぽう今月1日、幹事長に就任したことで再び事態が動き始めている。野党が口利き疑惑について改めて調査する意向を示したのだ。『読売新聞オンライン』によると甘利幹事長は同日、口利き疑惑に触れ「私は寝耳に水(だった)。事件がどういうものであったのか、わからないところから始まった」「(経済再生相の)辞任会見で質問が出尽くすまで答えた」と会見で話したという。しかし『文春オンライン』は6日、「寝耳に水」発言に対し“事実と異なる”とする記事をアップした。同サイトは甘利幹事長の秘書とされる人物が「大臣もこの案件は知っている」と話している音源を公開。また辞任会見で『週刊文春』の記者が手を挙げ続けたものの、最後まで指名されなかったといい「『質問が出尽くすまで答えた』とする説明は明らかな虚偽」ともつづっている。甘利幹事長の疑惑はそれだけではない。かねてから野党のデマを流すなど問題行動が指摘されていたTwitterアカウント『Dappi』を運営するウェブ関連会社が、甘利幹事長が代表取締役を務めていた企業と取引関係にあったと『日刊ゲンダイデジタル』によって15日に報じられたのだ。疑惑が重なる甘利幹事長。11日、Twitterに《自民党幹事長としての私の断固たる決意です》と投稿し動画をアップ。動画内で「日本はこんなものじゃないぞ!」と意気込んでいるが、同じ熱量で説明責任を果たしてくれるだろうか。
2021年10月17日ブラット・ピット製作総指揮、スティーヴ・カレル主演の抱腹絶倒の選挙エンターテインメント『スイング・ステート』より、予告映像と場面写真が解禁された。この度解禁された予告編では、小さな田舎の町長選があっという間に全米注目の選挙バトルへと発展していくさまが、笑いとともにスピーディーに展開していく。精鋭を集めた選挙分析チームと最新鋭の機器を持ち込んで万全を期し、さらには候補者のジャック(クリス・クーパー)を飛行機に乗せ、遠く離れたニューヨークでセレブたちを集めた集金パーティーを開き、「これで金は思うがまま」と、その敏腕な選挙参謀ぶりを見せつけるゲイリー・ジマー(スティーヴ・カレル)。しかし、そんな彼の目の前に宿敵フェイス・ブルースター(ローズ・バーン)が、対立候補の選挙参謀として現れ「あなたが絶望すると燃えるの」と頬を舐め回す。そこから状況は一変。参謀2人がテレビ中継のさなかにケンカを始めたり、お互いに大人気ない挑発を繰り返すなど、2人のやりとりは候補者そっちのけでヒートアップしていく。また解禁された場面写真も、ゲイリーとフェイスがにらみ合う姿や、鋭い視線のジャック、ひそひそ話を聞くフェイス、ぎゅうぎゅうの車内で選挙分析チームがパソコンを開いている姿など、想像力を掻き立てるものが揃っている。『スイング・ステート』は9月17日(金)よりTOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スイング・ステート 2021年9月17日よりTOHOシネマズ日比谷・渋谷シネクイントほか全国にて公開©2021 Focus Features, LLC. All Rights Reserved
2021年08月19日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「選挙イヤー」です。よりよい暮らしのために、政治に判断を下せる好機。今年は選挙イヤー。前政権を受け継ぐ形で誕生した菅内閣は10月21日に任期満了します。ですから、それまでに必ず衆議院議員選挙が行われます。コロナ対策やワクチン、東京オリパラ、経済政策など、菅政権の是非を選挙によって総合的に判断を下すことができるのです。4月に広島再選挙、長野、北海道で補欠選挙が行われましたが、政治とカネの問題をめぐり与党に厳しい審判が下されました。2009年には政権選択選挙と謳われ、民主党政権が誕生しました。再び政権交代があるのか、注目が集まっています。その前哨戦になるのが7月の東京都議会議員選挙。前回は小池百合子さん率いる都民ファーストの会が圧勝しました。選挙について、選挙期間中に考え始めても遅いと思います。期間中は、コロナ対策や消費税など、わかりやすい一つのテーマに公約は絞られがちです。解決しなければいけない問題が山積していても、政治家たちが議論したいテーマに有権者は誘導されてしまいます。そうならないために、普段から自分がどんなことに不安を抱え、どんな未来を描きたいのか。それに対して候補者がどんな考えを持ち、対処しているのかをウォッチしておかなければなりません。まずは自分の選挙区が何区なのかを把握しましょう。出馬する候補者の大半は現職の政治家ですから、彼らが公約を守ったのか調べてみる。SNSでどんな発信をしているかも有効なチェックポイントになります。人々の関心が薄いと、あっという間に強い権限の法律が通ってしまいます。この春に成立した、まん延防止等重点措置の「酒類禁止」の項目はプレス発表もなくさらりと加えられました。なんとなく受け入れてしまっていますが、飲食店にとっては死活問題です。ワクチン接種も、首長や議会の手腕次第で、スムーズに進む自治体、進まない自治体に分かれます。政治は特別なものではなく、私たちの暮らしに密着しているのです。もしも投票したい候補者が見つからない場合には、あなたが出馬するという方法もあります。衆院選や都議、県議は25歳以上に被選挙権があります。政界も若い風を強く求めていますから、チャンスです!堀潤ジャーナリスト。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。Z世代と語る、報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX平日7:00~)が放送中。※『anan』2021年6月23日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年06月18日3人組ジャンルレス・ユニット変態紳士クラブが、“1st Album『ZURUMUKE』楽曲総選挙“企画をスタートさせた。『ミュージックステーション』など音楽番組に連日初出演を果たし、YouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』に公開した楽曲「YOKAZE」が話題の変態紳士クラブ。5月14日に先行配信リリースされた1stアルバム『ZURUMUKE』はApple Music・iTunes共に総合アルバムランキングで1位を獲得している。本企画では『ZURUMUKE』に収録されている楽曲の中から、本日YouTubeに公開された「Visualizer / リリックビデオ」の再生数が1番多かった作品のMVが新たに制作される。既にMVが制作・公開されている「YOKAZE」「P-BOYZ」と、5月22日に公開が予定されている「Good Memories」の3曲は対象外で9曲が対象となる。変態紳士クラブの公式YouTubeチャンネルでの再生数のカウント・集計期間は、本日5月16日20時から5月23日23:59までとなっている。■変態紳士クラブ 1st Album『ZURUMUKE』再生リスト※5月16日20:00 公開“1st Album『ZURUMUKE』楽曲総選挙”告知画像<リリース情報>変態紳士クラブ 1st Album『ZURUMUKE』5月14日(金) 先行配信リリース6月16日(水) CD リリース変態紳士クラブ『ZURUMUKE』ジャケット【収録曲】01. On My Way02. GOOD and BAD03. Eureka (feat. kojikoji)04. Hey Daisy05. Get Back06. P-BOYZ07. ボロボロ08. Romantic Blue09. Sorry10. Good Memories11. 5 O’clock12. YOKAZE変態紳士クラブ「YOKAZE」Official Music Video変態紳士クラブ「YOKAZE」THE FIRST TAKE変態紳士クラブ「Sorry」Official Lyric Video変態紳士クラブ「P-BOYZ」Official Music Video【購入者特典】●amazon:メガジャケ●その他店舗:『ZURUMUKE』ステッカー※大阪エリア限定で大阪限定絵柄のステッカーをプレゼント。対象店舗は後日発表。※詳細は変態紳士クラブの公式 HP をチェックして下さい。CD のご予約・ご購入はこちら:変態紳士クラブ 関連リンクHP公式 YouTube チャンネル
2021年05月16日4月25日に実施された参議院の広島選挙区再選挙。野党統一候補の宮口治子氏(45)が、自民党・西田ひでのり氏(39)に約3万票の差をつけて当選した。今回の再選挙は、19年7月の参議院選挙をめぐる大規模な買収事件で有罪確定した河井案里氏(47)の当選無効に伴うもの。広島を拠点とする岸田文雄前政調会長(63)は「負けられない戦い」として勝利を狙っていたが、自民党は敗北する結果となった。そんななか、Twitterでは野田聖子幹事長代行(60)の“あるツイート”が物議を醸している。すでに削除されているが、25日深夜2時12分付で投稿されたツイート画像が拡散されている。《#参議院再選挙広島県選挙区#西田ひでのり候補の応援で、#衆議院議員小林史明議員と福山市に参りました。たくさんの方にお集まりいただき、本当にありがとうございました。皆さんの貴重な1票をぜひ西田ひでのりさんに託してください!#野田聖子》23日には、選挙前日に福山市内3カ所で応援演説を行うと告知していた野田氏。上記ツイートは足を運んでくれた人たちへの感謝を綴ったようだが、投稿日が選挙当日となっている。Twitterでは「公職選挙法に抵触する」として、批判が相次いでいるのだ。《元総務大臣なのに……》《これはアウト自民党は適切に処分すべき》《野田聖子さん、何やってんの?元総務大臣としては「うっかり」で済むレベルではないと思う。しかも河井夫妻の選挙違反が争点の選挙なのだし尚更。ツイ消しして知らん顔するのではなく謝罪も含めてきちんと対応された方が良いのでは?》総務省のサイトでは、「選挙運動期間に関する規制」として以下のように記されている。「選挙運動は、選挙の公示・告示日から選挙期日の前日までしかすることができません(公職選挙法第129条)」「違反した者は、1年以下の禁錮又は30万円以下の罰金に処することとされており(公職選挙法第239条第1項第1号)、選挙権及び被選挙権が停止されます(公職選挙法第252条第1項・第2項)」野田氏は17年8月から18年10月にかけて、総務相に就任していた。今年3月には、総務相時代にNTTから高額接待を受けていたと『週刊文春』に報じられたばかり。だが「総務省が全く関わらないプライベートな会合」などと否定し、「見苦しい言い訳」として批判が相次いでいた。元総務相として思わぬ墓穴を掘ってしまったが、今回はどのように釈明するのだろうか。
2021年04月26日映画『決戦は日曜日』が2022年1月7日(金)に全国公開。主演は窪田正孝が務める。“前途多難”な選挙戦をコミカル&シニカルに描く映画『決戦は日曜日』は、選挙活動をコミカル&シニカルに描いた社会派コメディ作品。議員秘書・谷村勉が政界に無知な二世候補・川島有美を当選させるために奔走する、前途多難な選挙戦を描く。映画『決戦は日曜日』あらすじとある地方都市。谷村勉(30)は、この地に強い地盤を持ち当選を続ける衆議院議員・川島昌平(75)の事務所で私設秘書として働いている。秘書として中堅になり、川島の完璧な“サポートをするだけ”のこの仕事に満足していた。ところがある日、川島が病に倒れてしまう。そんなタイミングで衆議院が解散。次の選挙に川島の地盤を引き継ぎ、選挙に出る人間として白羽の矢が立ったのは、川島の娘・有美(45)。自由奔放、世間知らず。だけど謎の熱意だけはある有美に振り回される秘書たち。でもまあ、父・川島の地盤は盤石。よほどのことがない限り当選は確実・・・だったのだが――私設秘書・谷村勉役に窪田正孝物語の主人公であり、そつなく仕事をこなすが政治への熱意は今やない、衆議院議員・川島昌平の私設秘書・谷村勉役は窪田正孝。第72回カンヌ国際映画祭監督週間に正式出品された映画『初恋』では主人公・葛城レオ役を、2020年に放映されたNHK連続テレビ小説「エール」では主演を務めるなど、TVドラマや映画を主に幅広く活躍する窪田が、初の議員秘書役に挑む。自由奔放なご令嬢・川島有美役に宮沢りえ『たそがれ清兵衛』『紙の月』『湯を沸かすほどの熱い愛』でそれぞれ日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞するなど、数々の映画賞に輝いてきた宮沢りえも出演。本格的なコメディ映画は初挑戦となる宮沢は、突然父の地盤を引き継ぎ、仕方なく出馬することになった…といいながらも、実はやる気満々の自由奔放なご令嬢・川島有美役を務める。脇を固めるキャストも実力派。谷村と共に川島をサポートする秘書軍団メンバーとして、個性豊かな面々が揃った。岩渕勇気...赤楚衛二田中菜々...内田慈濱口祐介...小市慢太郎向井大地...音尾琢真脚本・監督は坂下雄一郎脚本・監督を担当するのは、『東京ウィンドオーケストラ』や『ピンカートンに会いにいく』など、オリジナル脚本で次々とコメディ作品を発表してきた坂下雄一郎。執筆に5年の月日を掛けた『決戦は日曜日』で、笑いとアイロニーに満ちた“社会派コメディ”を届ける。作品詳細映画『決戦は日曜日』公開日:2022年1月7日(金)脚本・監督:坂下雄一郎出演:窪田正孝、宮沢りえ、赤楚衛二、内田慈、小市慢太郎、音尾琢真製作:「決戦は日曜日」製作委員会制作:パイプライン配給:クロックワークス
2021年04月23日