阿部寛の一番の“ハマり役”は?そう聞かれても正直、困ってしまう。『チーム・バチスタ』シリーズの破天荒な官僚・白鳥に「TRICK」シリーズの自称天才物理学者・上田。ドラマ「結婚できない男」で演じたあの偏屈な主人公を推す人もいるだろう。たったひとつでもハマり役と言える役を持っているだけでも大変なことなのだが…。東野圭吾の人気連作をドラマ化した「新参者」で演じた刑事・加賀恭一郎も間違いなくハマり役のひとつ。クールさと優しさを併せ持った加賀を体現し、多くの原作ファンをも納得させた。ひとつひとつの作品で外見を大きく変えているわけではない。失礼な言い方だが、いずれも見た目は“阿部寛”そのまま。それでも全く異なる人物を不思議な説得力でもって浮かび上がらせ、「この人物をもっと見ていたい」と思わせる。この何とも説明しがたい魅力はどこから来るのか?「新参者」からスペシャルドラマ「赤い指」を経て、映画『麒麟の翼~劇場版・新参者~』で三たび加賀に扮した阿部さんが、加賀という男の魅力、この役を演じることで自らの中に芽生えたある思いを明かしてくれた。胸を刺された男性が、日本橋の翼を持った麒麟像の下で息絶えるという事件が発生。関係者の元を訪ね歩く加賀の足跡を通じて、死にゆく者が大切な人に残した“メッセージ”が明らかにされていく。今回の劇場版で加賀を演じるに際し、過去のドラマ版の2作と比べ「より原作に近い形でやりたかった」と阿部さん。原作がある映画に出演するとき「僕自身が原作を読んで『これはいい』と思った部分は変えたくないし、原作を読んでいる方が『キャラが違う』と思うようなことはできる限りしたくないんです」と自らのスタンスを明かした上で、今回の加賀へのアプローチについて語る。「ドラマのときはまず、どうやって加賀恭一郎を世間の人に紹介し、見てもらったらいいのかということがあり、そこは結構、難しかったんです。(放送の)時間帯にも合わせて原作にない部分やちょっと力を抜く場面を入れながらやっていました。それが次の『赤い指』ではすでに加賀という男の紹介は済んでいるので、より原作に近い形でやれた。(原作者の)東野さんが現場に寄ってくださったとき『(時系列的に)間に「新参者」が入りますが、今回の映画は「赤い指」の続編として考えてくださって結構です』とおっしゃってまして、やはり原作志向で行けるなと思いました」。刑事・加賀の原点にあるのは同じく刑事だった父親の存在。その関係性や思いは「赤い指」で描かれているが、阿部さんはさらに、加賀が持つ独特の“優しさ”についても言及する。「刑事として生き、家族を顧みなかった父への思いが小さい頃からあって、その真意を知るために彼も刑事になって追いかけている。そうした思い以外に、加賀はこの仕事で何かを背負っている気がするんですよね。それが何なのかは分からないんだけど…悲しさや孤独感を感じます。刑事という仕事の限界を知りつつも捜査し、だからこそできる限りのことをやろうとして、時間がないのに多くの人を救おうとしているように僕には見える」。「赤い指」である種の“和解”を遂げたように見える父と息子だが、本作ではさらに深く、死の間際の父親の思いを加賀は思い知らされることになる。少しだけ憂いの混じった表情を浮かべ「背中を追ってきた父のさらなる部分――父の哀れさ、息子に対する弱さがあったということは、加賀にとってショックであると同時に嬉しかったとも思う」と語る阿部さん。歳を重ねていく中で気づかされたという、寡黙なエンジニアだった自身の父親に対する思いを明かしてくれた。「10代の頃は決して嫌いだったわけじゃないんだけど、ほとんど親父と話をした思い出はないです。僕も年が年だから…30代の頃かな、親父という存在をふり返って『強い父親だったんだな』と感じました。仕事一辺倒であまり話さない人だったけど、父としてずっと間違いのないことをやってきてくれた我慢強い人でした。病院での母との最後の8年間の苦労も…自分では何も言わないけど、毎日病院に通って。僕も背中を見ていたし、看護師さんからも聞かされてました。言葉ではなく行動で示すところは(加賀の父で山﨑努が演じた)隆正と重なるところがあります」。同時にスクリーンから、そして阿部さんの口からこぼれる言葉から感じられるのは、若い世代への思い。ドラマに続いての共演となった溝端淳平に初共演となった松坂桃李、「ドラゴン桜」以来の共演となる新垣結衣など、多くの若手俳優たちが阿部さんから強い刺激を受けていることは間違いない。「僕は聞かれない限り、現場でアドバイスしようというのはないですよ。若い俳優さんのこともみんな尊敬しているし、必死になってやってくれているから。ただ僕自身、(中井)貴一さんたちの背中を見てきたし、さらに上の世代の人たちがどう生きてきたのかを、後輩たちは見ているんですよね。そこで自分の可能性や『何年後かにこうなりたい』という思いを持つものなんです。自分もそういうことを大事にして演じていかなきゃいけないとは思ってます」。後輩たちにその広い背中を見せつつ、誰よりも阿部さん自身が成長に対して貪欲である。演じることの楽しさはどこにある――?こちらのそんな問いに、今年48歳を迎える男はいたずらっ子のような笑みを浮かべてこう語る。「毎回、いろんな難しさがあるけど、年を経るにつれてより深く人間を出していかなくちゃいけなくなる。自分の人間的な成長と肉体的な変化が追い付いているのか?そこは難しいところなんだけど、その難しさが面白い。自分が成長してるのか?何が足りないのかを自分で測れたりするわけです。先輩の役者さんを見ていると、ずっと止まった芝居をする人もいれば動き続ける人もいる。そういうのを見て自分も挑戦してみたくなったりね。例えば、柄本明さんは紫綬褒章をもらうような俳優さんなのに、『妖怪人間ベム』で顔を真っ赤に塗ったくった敵役を演じてたりする。普通、もうそういう役は避けてもいいのに敢えてそういう道を通ってるのを見ると嬉しくてたまらなくなるし、見習わなきゃって思うんです」。あくなき向上心が新たな役を呼び込む。これだからこの男から目が離せない。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:麒麟の翼~劇場版・新参者~ 2012年1月28日より全国東宝系にて公開© 2012映画『麒麟の翼』製作委員会■関連記事:阿部寛、東京・日本橋に凱旋!「第二の故郷」だと感謝しきりJUJUサプライズ熱唱に、阿部寛も感激このミステリーが泣ける!『麒麟の翼~劇場版・新参者~』試写会に10組20名様ご招待駆け引き上手な俳優No.1は藤原竜也!向井理、西田敏行らが上位にランクイン【TIFFレポート】新垣結衣、阿部寛と溝端淳平の“職務質問”に「興奮しました」
2012年01月24日俳優の阿部寛が1月22日(日)、東京・中央区日本橋で開催された主演作『麒麟の翼~劇場版・新参者~』の公開記念イベントに、共演した新垣結衣とともに出席した。同地は、物語の幕開けを告げる殺人事件が発生する場所。撮影には日本橋に暮らす人たちが数多く協力しており、阿部さんも「差し入れをいただいたり、本当に心強かった。こうして街のみなさんが見守ってくださったおかげで、素晴らしい作品に仕上がった」。連続ドラマ「新参者」の舞台となった人形町も含めた日本橋エリアを“第二の故郷”だと語り、感謝しきりだった。東野圭吾の人気連作である加賀恭一郎シリーズの1作を、連続ドラマ「新参者」、スペシャルドラマ「赤い指」に続いて映画化。胸を刺され、日本橋の翼のある麒麟像の前で息絶えた男の事件の謎に、日本橋署の敏腕刑事・加賀が挑む。阿部さんは「よりシンプルで濃い人間ドラマを表現したかったし、今回新たな可能性を感じた」と加賀恭一郎のスクリーンでの活躍に手応えたっぷり。「きっと東野さんが日本橋を舞台にした新しい物語を書いてくださるはず。そのときはまたみなさんにお会いしたい」とさらなる新展開に、期待を寄せていた。一方、新垣さんは「撮影は深夜から朝方が多かったので、日本橋はとても神秘的だなって。その後、フォトブックの撮影で昼間に来たんですけど、今度は人がたくさんいて『あぁ、日本の道のスタート地点なんだな』って思いましたね」とすっかり日本橋がお気に入りの様子。容疑者の恋人という難しい役どころでの出演、そして阿部さんとはドラマ「ドラゴン桜」以来6年ぶりの共演となり「阿部さんの眼差しに負けそうでした」。それでも「当時(6年前)はできなかったお芝居のやり取りは、今回はちゃんとできた気がして、本当にいい時間でした」と感慨深げ。そんな新垣さんの“成長”に、阿部さんも目を細めていた。『麒麟の翼~劇場版・新参者~』は1月28日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:麒麟の翼~劇場版・新参者~ 2012年1月28日より全国東宝系にて公開© 2012映画『麒麟の翼』製作委員会■関連記事:JUJUサプライズ熱唱に、阿部寛も感激このミステリーが泣ける!『麒麟の翼~劇場版・新参者~』試写会に10組20名様ご招待駆け引き上手な俳優No.1は藤原竜也!向井理、西田敏行らが上位にランクイン【TIFFレポート】新垣結衣、阿部寛と溝端淳平の“職務質問”に「興奮しました」【TIFFレポート】映画祭開幕!ミラジョヴォら美しき女優陣のファッションに釘づけ
2012年01月23日映画『カイジ2〜人生奪回ゲーム〜』が11月5日(土)に公開初日を迎え、主演の藤原竜也を始め伊勢谷友介、吉高由里子、生瀬勝久、香川照之ら主要キャスト陣が勢揃い。原作者で脚本も担当した福本伸行と佐藤東弥監督と共に舞台挨拶に登壇した。人生を賭けて博打に挑むカイジの姿を描いた人気漫画の実写映画版第2弾となる本作。計2億円を稼ぎ出すために、“沼”と言われるモンスターパチンコを攻略すべくカイジを筆頭に仲間たちが命を賭ける。これまで藤原さん、伊勢谷さん、吉高さんの3人が出席してのイベントは行われてきたが、「トークの精鋭」(伊勢谷さん)である生瀬さんと香川さんを含めた5人が勢揃いするのは「最初で最後」(吉高さん)とあって一同はハイテンション。いきなり藤原さんは真昼間の舞台挨拶にもかかわらず「みなさん、こんばんは」と挨拶し、香川さんから「飲んでるのか?」とすかさずツッコミが入った。映画では原作にはないオリジナルの“姫と奴隷”と呼ばれるゲームが展開し、本物のライオン2頭が参加しているが、キャスト陣はこのシーンにまつわるエピソードを披露。このライオンがなかなか動かずに苦労したらしいが、加えて生瀬さんによると「猫アレルギーが4人(※藤原さん、伊勢谷さん、吉高さん、香川さん)もいた」とのこと。香川さんは「僕は生まれたばかりの子猫でもダメ。犬もダメ」と渋い顔をしていたが、生瀬さんから「お前、そんなんでよく『南極大陸』(TBSにて放送中)とか出てるな」と挑発されると「“サラリーマン”のように働いてるからな」と生瀬さん出演の『サラリーマンNEO 劇場版(笑)』(公開中)を意識して応酬し、会場は笑いに包まれた。現場でもこの2人はこんなやり取りばかりだったそうで「相変わらず仲が悪い」(香川さん)、「あの人(香川さん)は喋るだけ喋って寝る」(生瀬さん)と不仲ぶりを見せつける。吉高さんは、20代から50代までの個性派の男優陣に囲まれての撮影をふり返り「こうやって大人になっていくんだな…。藤原さんも30年後にはこうなってるのか」と生瀬さんを見やりながらしみじみ語り、会場は笑いに包まれた。映画にちなんで「人生の中でやり直したいこと」を尋ねられた伊勢谷さんは「(本作の)宣伝でTVに出たときに、隠してたわけではないんだけど、出すべきじゃないところが出ちゃった。『AVは企画ものが好き』と言ってしまって…」と後悔。香川さんから「企画ものは好きじゃないの?」と蒸し返されると「企画ものの方が興奮するのは事実なんですが、もう少し清楚な方が…」と明かすなど終始、丁々発止のやり取りで客席からは幾度も笑いがわき起こった。『カイジ2〜人生奪回ゲーム〜』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:カイジ2 〜人生奪回ゲーム〜 2011年11月5日より全国東宝系にて公開© 2011「カイジ2」製作委員会■関連記事:吉高由里子、チケット争奪に訪れた千人を前に「クズのみなさん、こんばんは!」駆け引き上手な俳優No.1は藤原竜也!向井理、西田敏行らが上位にランクイン藤原竜也、現場で伊勢谷&吉高との勝負に負けスタッフ全員分の餃子をお使いシネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第19回)“駆け引き上手そうな”俳優は?吉高&香川『カイジ2』続投!本物のライオン登場のオリジナルゲームも
2011年11月06日映画『カイジ2〜人生奪回ゲーム〜』の“サバイバル試写会”と銘打ったイベントが11月1日(火)に開催され、藤原竜也、伊勢谷友介、吉高由里子が出席。ゲームに勝てなければ映画を観ることができないという過酷なゲームのゆくえを見守った。累計1,900万部を超える人気漫画の劇場版第2弾となる本作。再び借金を背負って地下の強制労働を課せられたカイジがわずかな希望を持って地上へ。己と仲間たちを救うべく“沼”と称される超難関パチンコに挑む。会場には「ようこそ、クズの皆様」という看板が掲げられたが、伊勢谷さんは観衆を前に「みなさんをクズ呼ばわりするのは僕らくらいですね(笑)。映画の中で僕はクズではなかったですが、このクズ2人(※藤原さん&吉高さん)も頑張りました」とニッコリ。試写会のチケットを目指して集結したファンはおよそ一千人だが、勝ち残れるのは最大でたった3人。吉高さんは「クズのみなさん、こんばんは!平日のこんな時間にこんな人数集まって何やってるんだ?3人しか観られないんだよ。勝たなきゃクズだ(笑)!」と過激な呼びかけで喝采を浴びていた。ゲームでは「吉高由里子がいまハマっている食べ物は?」、「吉高由里子が昨夜、最後に電話をした相手は?」、「伊勢谷友介が一昨日の洗濯物を畳んだのはいつ?」など、超マニアックな問題が次々と出題され、観客たちは3枚のプレミアムチケットを争った。最後は残った数人と藤原さんが映画さながらにじゃんけんで勝負し、勝者を決定!藤原さんは“敗者ゾーン”の柵に囲われた脱落者900人に向けて感謝の気持ちを伝えると共に「ぜひ多くの方に観てほしい」と映画をアピール。身を乗り出して握手を求めるファンの要望に笑顔で応じ、会場を後にした。『カイジ2〜人生奪回ゲーム〜』は11月5日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:カイジ2 〜人生奪回ゲーム〜 2011年11月5日より全国東宝系にて公開© 2011「カイジ2」製作委員会■関連記事:駆け引き上手な俳優No.1は藤原竜也!向井理、西田敏行らが上位にランクイン藤原竜也、現場で伊勢谷&吉高との勝負に負けスタッフ全員分の餃子をお使いシネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第19回)“駆け引き上手そうな”俳優は?吉高&香川『カイジ2』続投!本物のライオン登場のオリジナルゲームも
2011年11月01日あなたは駆け引き上手?恋に仕事に…いかに自分のペースに相手を引きずり込むかという駆け引きが成否のカギを握るという局面はあなたの日常にも多く存在するはず。気が付くと相手の術中にハマっていて…なんて体験もあるのでは?映画でも登場人物たちの駆け引きは大きな見どころ。恋愛はもちろん、弁護士と検事、刑事と犯罪者、いかに主導権を奪うかというやり取りが観る者を楽しませてくれる。みなさんの心の内を調査するシネマカフェのランキング企画「シネマカフェゴコロランキング5」では、この1か月間、「駆け引き上手な俳優」をテーマに投票を実施。みなさんから寄せられた投票の結果を大発表!今回、堂々の1位に選ばれたのは藤原竜也。まもなく最新作『カイジ2〜人生奪回ゲーム〜』が公開となる『カイジ 〜人生逆転ゲーム〜』シリーズでは命を賭けたゲームに挑む博徒・カイジを、『DEATH NOTE デスノート』では世界の“神”になろうとする冷徹な殺人者“キラ”こと夜神月を演じ、いずれの作品でも相手との息を呑むような駆け引きを繰り広げている。20代ながら冷静に相手の心を読み、ゲームのハンドルを自ら握る手練手管は超一級品!恋愛面での駆け引きは…?気になるところだ。第2位には、このランキング企画の上位常連、人気が一向に衰えることのない向井理がランクイン。理系の大学出身で知性と落ち着きを感じさせる向井さん。「何があっても冷静でいそう」(30代・女性)、「考えが見えない」(40代・女性)といった声が多く寄せられた。今年公開された『パラダイス・キス』で演じたジョージはまさに何を考えているか全く読めず、気が付くと周囲を自分のペースに巻き込んでいるという天然の駆け引き上手な男。あの目に見つめられたら、とても落ち着いていられない?3位には『ステキな金縛り』が公開されたばかりの名優、西田敏行がランクイン。一見、駆け引きというものからはかけ離れたイメージがあるが、まさにそのギャップこそがポイント。「人の良さそうな雰囲気で相手が油断してしまいそう」(30代・女性)、「ニコニコとしつつもしっかりと自分のペースに持って行きそう」(20代・女性)。あの笑顔にご用心!4位には阿部寛。東野圭吾の小説が原作のドラマ「新参者」で演じた刑事・加賀恭一郎は阿部さんの当たり役となったが、この役のイメージの影響も大きいよう。加賀は刑事の物々しさを感じさせずに相手の懐に入り込んでいき、事件解決の重要な要素を拾い集めていく。まさにそのイメージのまま「飄々としていながら実は計算してそう」(30代・女性)と多くの票が集めた。来年公開の『麒麟の翼〜劇場版・新参者〜』でも加賀が繰り広げる駆け引きが楽しみだ。5位には2人。渡辺謙と佐藤浩市という日本映画を代表する名優がランクイン。「あの渋さで相手を魅了しそう」(50代・男性)、「余裕を感じさせる」(30代・男性)といった声が渡辺さんに寄せられた。クールさや知性のみならず、人を惹きつける人間的な魅力も駆け引き上手の重要な要素と言えそう。刑事、犯罪者、官僚など駆け引きが求められる役柄を数多くこなしてきたとあって「相手に主導権を握らせることがなさそう」(30代・女性)、「推したり引いたりが上手そう」(30代・男性)といったコメントが集まった。上位5人を日本人俳優が独占する結果となったが、ハリウッド勢では『オーシャンズ』シリーズで見事な駆け引きを見せたジョージ・クルーニーがトップ。女優では『セカンドバージン』の鈴木京香が「駆け引き上手な大人の女性を感じさせる」と上位に入った。恋や仕事の交渉に、あなたも名優たちの演技から駆け引きのテクニックを学んでみては?駆け引きが上手そうな俳優は?1位:藤原竜也2位:向井理3位:西田敏行4位:阿部寛5位:渡辺謙、佐藤浩市次回の「シネマカフェゴコロランキング5」のテーマは「あなたの“ほっとけない男子”俳優は誰?」。こちらも是非、応募ください。「シネマカフェゴコロランキング5」■関連作品:カイジ2 〜人生奪回ゲーム〜 2011年11月5日より全国東宝系にて公開© 2011「カイジ2」製作委員会パラダイス・キス 2011年6月4日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011「パラダイス・キス」製作委員会ステキな金縛り 2011年10月29日より全国東宝系にて公開© 2011フジテレビ 東宝麒麟の翼〜劇場版・新参者〜 2012年1月28日より全国東宝系にて公開© 2012映画「麒麟の翼〜劇場版・新参者〜(仮題)」製作委員会オーシャンズ13 2007年8月10日より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開©Warner Bros. Entertainment Inc - U.S., Canada, Bahamas & Bermuda. ©2007 Village Roadshow Films (BVI) Limited - All Other Territoriesセカンドバージン 2011年9月23日より公開© 2011映画「セカンドバージン」製作委員会■関連記事:“痛々しい中井貴一のために”三谷幸喜、最新作『ステキな金縛り』ヒット宣誓!【TIFFレポート】新垣結衣、阿部寛と溝端淳平の“職務質問”に「興奮しました」ファン垂涎!『パラダイス・キス』全キャストサイン入りポスターを1名様にプレゼント【TIFFレポート】映画祭開幕!ミラジョヴォら美しき女優陣のファッションに釘づけ妻夫木聡、三谷幸喜に負けじと『スマグラー』を猛アピール
2011年10月31日「ぴあ」調査による10月28日、29日公開の映画・満足度ランキングは、立教大学現代心理学部映像身体学科の赤崎正和が監督したドキュメンタリー『ちづる』がトップに輝いた。2位に三谷幸喜監督の新作『ステキな金縛り』が、3位に劇場版“プリキュア”シリーズ第11作目となる『映画 スイートプリキュア♪ とりもどせ!心がつなぐ奇跡のメロディ♪』が入った。ぴあ映画生活「映画満足度ランキング」1位の『ちづる』は、赤崎監督が自閉症をもった妹の千鶴と母親を1年間に渡って撮り続けた家族の記録。出口調査では「勇気のいる行動だと思う。一緒に生活している姿を写し、日常の会話やケンカの場面など、カメラを意識せず撮られていて興味深い」「作品を観て初めてわかったことがあった。一歩前に踏み出す勇気をもらった」「自閉症とその家族という私の知らない世界を知ることができた。学生が撮ったとは思えない作品で驚いた」「初めて出会う、知らない家族なのにとても愛おしく感じた。重いテーマのように感じるが、それを微塵も感じさせないユーモアもあり、幸福感に満ちていた」など、作品を観て感じたことを真剣に語る観客の姿が印象的だった。2位の『ステキな金縛り』は、殺人事件を担当することになった弁護士(深津絵里)と落ち武者の幽霊(西田敏行)が繰り広げる騒動を描いた法廷サスペンスコメディ。アンケート調査では「死後の世界をあり得るものとして物語を進めていくスケールの大きさは三谷監督ならでは」「おもしろいのに泣ける。主役を務められる俳優を脇役に持ってくる演出など細部まで楽しめた」「幽霊と出会い成長していく弁護士の姿に感動。おもしろいのに“死”ということにも触れていて充実した作品」など、幅広い世代から高い満足度を獲得した。(本ランキングは、2011年10月28日(金)、29日(土)に公開された新作映画19本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)(C)2011 「ちづる」上映委員会
2011年10月31日三谷幸喜の監督5作目となる最新作『ステキな金縛り』が10月29日(土)、全国で封切られ、三谷監督を始め、深津絵里、西田敏行、阿部寛、竹内結子、中井貴一、KAN、木下隆行(TKO)が東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇で初日舞台挨拶を行った。昨年夏の撮影を経て、満を持しての公開。三谷監督からは「痛々しい中井貴一のためにも、ヒットをさせないといけないと思った」とヒット宣誓も飛び出した。中井さんの“痛々しさ”って!?三谷監督が『ザ・マジックアワー』以来、3年ぶりにメガホンをとった長編コメディ。ある殺人事件を担当することになった三流弁護士のエミ(深津さん)が、被告人のアリバイを唯一証明できる落ち武者の幽霊・更科六兵衛(西田さん)と力を合わせて無罪を勝ち取ろうとする。しかし、すべての人に六兵衛が見えるわけではなく、法廷は大混乱に…。深津さんは「今日まで楽しみな気持ちと、不安な気持ちが行ったり来たりの日々だった。もし楽しんでいただけたなら、もう一回くらい(笑)劇場に足を運んでください」と控えめなアピール。西田さんは劇場に向かう車中、反対車線で行楽地に向かう大渋滞を目撃したと言い、「あんな混雑の中、紅葉なんて見て楽しいんでしょうか。都心(映画館)に来てくださったみなさん、大好きです!」と熱烈な感謝のメッセージを送った。「僕のタップダンスはどうでしたか?思う存分やらせていただいた」(阿部さん)、「初めて三谷作品に出演させていただき、光栄」(竹内さん)、「みなさんが感じている以上に、僕が違和感を感じている(笑)」(木下さん)、「ぜひ音楽も楽しんで」(KANさん)と登壇者が挨拶する中、超常現象を真っ向から否定する敏腕検事を演じた中井さんは「僕は三谷さんと同じで、今年50歳。若い頃は50歳といえば、とても偉い存在だと思っていた。それなのに今回は“見えない犬”を相手に芝居をすることになるとは…」と恨み節だ。これには三谷監督は「中井さんの痛々しい姿を見ていたら、中井さんのためにもヒットさせないといけないなと思った。まあ僕がやらせたんですけど(笑)」とニンマリ。さらに「撮影が去年の夏だったので、木下さん(の人気)が公開までもつか心配だった」と“毒舌”を木下さんに飛び火させた。本作は先日、日本公開に先立ち、ニューヨークでプレミア上映されたばかりで「文化や言葉の違いを超えて、同じ空間で気持ちを共有できたのがとっても“ステキ”だった」(深津さん)、「やっぱり笑い声は世界共通」(三谷監督)。また、10月25日(火)には「東京国際映画祭in仙台」(宮城県・MOVIX仙台)で上映され、三谷監督と西田さんが舞台挨拶を行った。西田さんは「みなさんの笑顔を見て、被災地のみなさんが元気になっていただいたと確信している」と感無量の面持ちだった。『ステキな金縛り』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:ステキな金縛り 2011年10月29日より全国東宝系にて公開© 2011フジテレビ 東宝■関連記事:妻夫木聡、三谷幸喜に負けじと『スマグラー』を猛アピール「三谷幸喜映画祭」に深津絵里、綾瀬はるか、妻夫木、佐藤浩市ら14名がズラリ三谷幸喜が贈る、“笑えて泣ける”『ステキな金縛り』試写会に20組40名様ご招待台風直撃も三谷幸喜新作に350人が来場!三谷&深津絵里「感動しました!」三谷幸喜の作詞で深津絵里&西田敏行がデュエット!KAN、中井貴一、阿部寛らも参加
2011年10月29日現在、東京・六本木ヒルズをメイン会場に開催されている「第24回東京国際映画祭」では、3月に発生した東日本大震災を受けて“TIFF ARIGATO プロジェクト”が展開中だ。震災の影響で、当初は中止や規模縮小も検討されていた同映画祭が「人に夢と希望を与える素晴らしい芸術文化である映画を通して、喜びや感動、勇気を届けることが役割」とし、日本復興に貢献しようとさまざまな支援活動に取り組んでいる。その他の写真今年は会場周辺で募金箱を持ったスタッフの姿を多く見かける。取り組みの一つである“TIFF ARIGATO 募金”だ。2008年から実施されているグリーン募金の延長として、“緑の東京募金”、“木下の森”、“ローソン緑の基金”に加えて、被災地での映画上映を行っている“シネマエール東北”の4団体に寄付することを目的に、映画祭会期中に募金活動が行われている。募金をすると緑リストバンド・TIFF ARIGATOバンドがもらえ、復興支援への参加感、一体感をより実感することができる。また、映画祭の公式サイトではチャリティーオークションも実施されており、特別オープニング作品『1911』に主演するジャッキー・チェンの直筆サイン入りTシャツなどが出品中。もちろん売上収益は募金として寄付される。また、「震災を越えて」と名づけた特別上映枠が急きょ設けられ、『がんばっぺ フラガール!~フクシマに生きる。彼女たちのいま~』(小林正樹監督)、『ギリギリの女たち』(小林政広監督)など被災地発の映画を上映。現地の状況と、そこに暮らす人々の前向きな姿を知ることで、関心を高め、募金だけではできない精神的なサポートを目指す。10月25日には招待制の特別上映会「TIFF in 仙台」がMOVIX仙台で開催され、『ハルのふえ』『ステキな金縛り』『カイジ2 ~人生奪回ゲーム~』『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』を一般公開に先駆け上映。当日は『ステキな金縛り』の三谷幸喜監督と西田敏行が、会場で舞台あいさつに立ち、「東北が元気になる手助けになれば、この上映会は意義あるものだと思う」(西田)、「コメディ映画は勇気とパワーを与えるもの。この作品が元気の源になれば光栄です」(三谷監督)と現地にエールを送った。「今回は映画の持つ力、夢、希望を与えられる映画祭にしたい。“TIFF ARIGATO プロジェクト”をテーマに皆様に感謝を伝えたい」とオープニングセレモニー(22日)で挨拶した依田巽チェアマンの言葉通り、映画祭に参加することで“できること”が数多くある。その後押しをするのが“TIFF ARIGATO プロジェクト”なのだ。「第24回東京国際映画祭」30日(日)まで開催中
2011年10月26日1位は、豪華な俳優陣、予想を裏切るストーリー展開で人気のあの作品演劇、ドラマ、映画と幅広いジャンルで"笑い”のあるエンターテインメント作品を数多く生み出してきた三谷幸喜さんの新作映画『ステキな金縛り』が2011年10月29日に公開されます。構想10年以上!三谷監督が長年温め続け一番実現させたかった企画をついに映画化させたそうです。今まで以上に「笑って、泣ける」作品だとか。これまでも、数々の名作ドラマ、映画を手がけていますが、あなたはどの作品が好きですか?20代女性にお聞きしました。>>男性編も見るQ.好きな三谷幸喜脚本のドラマ・映画を教えてください(複数回答)1位『古畑任三郎』シリーズ31.0%2位『THE 有頂天ホテル』16.9%3位『ザ・マジックアワー』10.8%4位『王様のレストラン』9.2%5位『新選組!』6.9%※以下敬称略■『古畑任三郎』シリーズ……・「どんなふうに事件を解決するのか、古畑任三郎の推理が見ものだから」(28歳/学校・教育関連/専門職)・「面白いし、なぜ犯人がそのような罪を犯したのかを考えさせられる。ついつい再放送も見てしまった。またやらないかと期待している」(28歳/学校・教育関連)・「トリックを解明していく過程に見入るし、田村正和の演技がすてき」(26歳/生保・損保/事務系専門職)・「子どもながらに毎週見ていました。ゲストが豪華で、やっぱり田村正和をマネしたくなる!!」(24歳/小売店/販売職・サービス系)・「古畑任三郎と今泉のコンビが好き」(29歳/そのほか)■『THE 有頂天ホテル』……・「見た人をハッピーにする映画だと思う。元気になれたので好きです」(23歳/医療・福祉/営業職)・「いろんな人生が垣間見られて面白い。自分に近い登場人物が必ずいると思う」(24歳/医薬品・化粧品/専門職)・「すべてが一つにうまく絡んでいて面白かった」(24歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)■『ザ・マジックアワー』……・「かみあってないのに話がつながっていく掛け合いが最高」(23歳/食品・飲料/技術職)・「西田敏行と佐藤浩市の掛け合いが絶妙!深津絵里もキレイだし、大好きな映画」(27歳/学校・教育関連/専門職)・「映画館で笑い過ぎて泣きながら見た」(23歳/医療・福祉/専門職)■『王様のレストラン』……・「しずかと千石が心を通わせていくのが良かった」(28歳/そのほか/事務系専門職)・「何回見ても飽きないキャストのハーモニーがいい」(29歳/小売店/販売職・サービス系)・「笑いだけでなく、人間ドラマ本質の面白さがある」(22歳/医療・福祉/専門職)■『新選組!』……・「ちょうど『新選組!』から、大河を見るようになったからです。あと有名俳優さんばかりでなく、今活躍されている俳優さんを多数使っていたのも、新鮮でした」(24歳/学校・教育関連/事務系専門職)・「キャストが良かった、見ていて楽しかった」(22歳/運輸・倉庫/技術職)・「構成や配役、見せ場が印象的だった」(23歳/医療・福祉/販売職・サービス系)総評1位は男性編同様、『古畑任三郎』シリーズでした。女性編ではストーリー構成とともに、田村正和さんの演技を評価する声が多かったです。また、古畑任三郎とコンビを組む今泉慎太郎(西村雅彦)との掛け合いが好きだというコメントも目立ちました。発言や行動はかなり間が抜けているが、彼のそんな行動が事件解決のヒントになることもあるので、注目して見ていた女性も多かったのでしょうか。『THE 有頂天ホテル』、『ザ・マジックアワー』は、ストーリーへの評価が非常に高かったです。特に『ザ・マジックアワー』は「映画館でこんなに笑ったのは初めて!』、「とにかく笑える!」との声が。仕事に疲れたとき、恋に悩んでいるとき、ストレス発散したいときに三谷作品を見ると、いいかもしれませんね。この秋公開される新作『ステキな金縛り』には、『ザ・マジックアワー』にも出演していた深津絵里さんや西田敏行さんが出演しています。笑える映画なのは、間違いなさそうなので、恋人とのデートにいかがでしょうか?(文・ペンダコ)調査時期:2011年7月14日~7月25日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性595名(そのほかと回答した69名を除く)調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング女性編】これから見たい秋公開映画ランキング【ランキング女性編】映画化されたテレビドラマで面白かった作品【ランキング女性編】好きなシリーズもの映画完全版(画像などあり)を見る
2011年10月25日1位は、田村正和主演のあのドラマ!テレビドラマ『古畑任三郎』シリーズや『王様のレストラン』、映画『THE有頂天ホテル』など数々の人気ドラマ・映画の脚本家として活躍している三谷幸喜さん。多くの三谷作品に共通するのは、個性豊かなキャラクターたちによる笑って泣けるストーリーです。彼の作品のファンも多いのでは?そこで今回は、好きな三谷幸喜脚本のドラマ・映画を20代男性にお聞きしました。>>女性編も見るQ.好きな三谷幸喜脚本のドラマ・映画を教えてください(複数回答)1位『古畑任三郎』シリーズ36.2%2位『THE 有頂天ホテル』14.9%3位『ザ・マジックアワー』9.5%4位『王様のレストラン』5.1%5位『新選組!』3.9%■『古畑任三郎』シリーズ……・「犯人は初めから分かっていてそれを追いつめる、日本では新しいタイプのサスペンスドラマだと思う」(25歳/医療・福祉/技術職)・「トリックは難しくないがキャラクターに引き込まれる」(25歳/情報・IT/技術職)・「ストーリーが面白い。毎回、いろいろなゲストが出るのも良かった」(29歳/情報・IT/営業職)・「田村正和の独特のしゃべり方が好き」(27歳/電機/技術職)・「一手一手犯人を確実に追い詰めていく手法が好き」(27歳/小売店/販売職・サービス系)■『THE 有頂天ホテル』……・「とにかくハチャメチャな感じが面白い」(25歳/運輸・倉庫/事務系専門職)・「豪華メンバーだった」(29歳/団体・公益法人・官公庁/経営・コンサルタント)・「ワンシーンをワンカットで取る手法が面白いと思った」(26歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)■『ザ・マジックアワー』……・「最高傑作!ギャグと恋愛が混じっていて昭和チックなにおいが好き」(29歳/金融・証券/専門職)・「何度も笑えた」(25歳/小売店/販売職・サービス系)・「ストーリーが好き」(26歳/小売店/販売職・サービス系)■『王様のレストラン』……・「今でも記憶に残っているし、できれば続編もやってほしいと思っている」(23歳/そのほか/事務系専門職)・「何度も再放送されているから。出演者の個性が生かされたキャストになっていると感じる」(27歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)・「千石さんとしずかさんの微妙な関係と人間ドラマが混ざったストーリーが良かったです」(26歳/自動車関連/技術職)■『新選組!』……・「大人気で印象に残っている」(25歳/農林・水産/技術職)・「大好きだった」(29歳/小売店/販売職・サービス系)・「続編の『新選組!!土方歳三 最期の一日』が良かった」(25歳/団体・公益法人・官公庁/専門職)総評1位は『古畑任三郎』シリーズでした。通常、サスペンスドラマでは犯人が最後まで分かりませんが、同作品の特徴は、犯人があらかじめ視聴者に分かっているということ。田村正和さんが演じる古畑任三郎が、独特の話術と卓越した推理力で犯人のアリバイやトリックのなぞを明らかにしていくという独特のストーリー構成が、男性に支持された大きな理由のようです。また、犯人役には毎回豪華な俳優がキャスティングされていたのも、作品の大きな魅力。連続ドラマの放送開始は1994年ですが、その後も単発のスペシャルドラマが放送されたり、ドラマの再放送もされたりしており、ファンを増やし続けているようです。2位、3位には映画作品がランクイン。どちらの作品も主役級の豪華キャストが数多く出演しています。「あの役者さんがこんなところに!」という演出もあり、見返してみると楽しいかもしれません。そしてこの秋、ファンが待ちにまった新作映画がついに公開になります。監督5作品目の作品のタイトルは『ステキな金縛り』。三谷映画史上"一番笑えて、泣ける”映画だそうです!主なキャストは、深津絵里、西田敏行、阿部寛、竹内結子、浅野忠信、草なぎ剛など(敬称略)。出演陣を見ただけでもなんか面白そうですね!最近笑っていない人は、ぜひ映画館へ。(文・ペンダコ)調査時期:2011年7月14日~7月25日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性253名(そのほかと回答した32名を除く)調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング男性編】これから見たい秋公開映画ランキング【ランキング男性編】映画化されたテレビドラマで面白かった作品【ランキング男性編】好きなシリーズもの映画完全版(画像などあり)を見る
2011年10月25日三谷幸喜監督の映画最新作『ステキな金縛り』のプレミア上映会がニューヨークで現地時間19日に行われ、三谷監督のほか主演の深津絵里と TKOの木下隆之が登壇した。その他の写真アカデミー賞にゆかりのある“アカデミーシアター”で行われた試写会には多くの三谷ファンが来場し、客席220席に対して応募数が1500を超えたほど。三谷監督らは観客と一緒に映画を鑑賞し、上映中は観客の笑い声を肌で感じたという。上映後の舞台あいさつではそれぞれ英語でスピーチし、三谷監督は「みなさん、僕の英語が理解できますか? 僕は自分が何を言っているのかわかりません」とジョークを飛ばすと、深津も「子供のころからアメリカ映画が大好きでした。女優になろうと思ったきっかけの映画は『猿の惑星』です」と場内を沸かせた。NYでの手ごたえをつかんだ三谷監督は「世界へ向けて日本のコメディを伝えていきたいです。いつかは(米国アカデミー賞に)ノミネートされたいと思っています。スピーチはすでに考えています(笑)」とコメントしている。また、プレミア上映会に参加した観客からは、「彼(三谷監督)の過去作品も観たことがあるけど、彼が作る世界観はいつも豊かで何層にも重なっていて、そのさまざまな世界が一つになる瞬間のマジックが彼の作品を深く、面白いものにしてくれるね」「一番印象的なシーンは、最初の金縛りのシーン。サムライが出てくるシーンだね。裁判のシーンも大好きだった。様々なキャラクターを裁判所の色々なところに登場させて、話が展開していく。監督はそれを巧みに描いているね」など、絶賛するコメントが寄せられた。本作は、三流弁護士のエミ(深津)が、殺人容疑をかけられた男の上にのしかかっていた落ち武者(西田敏行)を証人に招きいれ、容疑者が事件の夜“金縛り”にあっていたことを立証するべく奔走する法廷サスペンスコメディ。阿部寛、竹内結子、浅野忠信、中井貴一、草なぎ剛ら豪華俳優陣が出演している。『ステキな金縛り』10月29日(土)より全国東宝系にて公開
2011年10月21日笑いに国境なんて関係ない!!社会人にとって、多少の差はあれど仕事のストレスはつきもの。そう分かっていても、できればストレスをためこみたくはないですよね。解消方法の一つとして、爆笑するのは有効な手段。たとえば、笑える映画を見てすっきりするのもおすすめの方法です。そこで20代男性320名に「超笑える映画」を聞いてみました。>>女性編も見るQ.超笑える!映画といえば?(複数回答)1位『ビーン』16.9%2位『ホーム・アローン』16.2%3位『トリック―劇場版―』15.0%4位『THE 有頂天ホテル』11.2%5位『少林サッカー』9.7%■『ビーン』は超笑える!!・「ビーンが登場するだけで何かやってくれるだろうという期待があり、それだけで笑えるので」(28歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「言葉がなくてもここまで笑えるのはすごい」(28歳/学校・教育関連/営業職)・「何もしゃべっていないのに行動が笑える」(25歳/電機/事務系専門職)・「定番でくだらないが、笑ってしまう」(25歳/医療・福祉/営業職)・「ビーンのあのきてれつな感じは鉄板だと思います」(23歳/その他/販売職・サービス系)■『ホーム・アローン』は超笑える!!・「主人公の少年と泥棒のバトルはいつ見ても笑えるので」(27歳/学校・教育関連/事務系専門職)・「『それはないだろう!』という意外性のあるシーンが見られる」(24歳/警備・メンテナンス/技術職)・「出てくる泥棒がドジすぎて笑える」(25歳/機械・精密機器/技術職)・「アメリカっぽいけどくすりと笑えるから」(24歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)■『トリック―劇場版―』は超笑える!!・「時折見られるシュールな笑いが面白いから」(23歳/電機/事務系専門職)・「細部にわたって面白い」(29歳/その他/技術職)・「出てくる登場人物が濃い人ばかり」(25歳/ソフトウェア/技術職)■『THE 有頂天ホテル』は超笑える!!・「三谷幸喜さんの映画は喜劇的で笑わせるところと、しんみりする場面が両方あるので面白い」(23歳/自動車関連/販売職・サービス系)・「三谷さんの作品では、大物俳優も笑わせてくるのですごい」(28歳/印刷・紙パルプ/事務系専門職)・「三谷幸喜ワールドのパワーに満ちている」(28歳/金属・鉄鋼・化学/営業職)■『少林サッカー』は超笑える!!・「マンガの世界がそのまま実写になったような特撮が面白い」(27歳/その他/事務系専門職)・「分かりやすくて、シンプルで笑えるから」(24歳/学校・教育関連/事務系専門職)・「内容はありえないけど面白い」(20歳/学校・教育関連/その他)■番外編:この映画も超笑える!!・『踊る大捜査線 THE MOVIE』:「映画館中が爆笑の渦になったことを覚えています。気持ちよく笑わせてもらった映画です」(28歳/情報・IT/事務系専門職)・『下妻物語』:「とにかく笑える。けどしっかりとしたメッセージ性もあり、なかなか一筋縄ではいかない作品で、とても好きです」(29歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・『なくもんか』:「笑いと感動が一つにまとめられていた」(22歳/小売店/販売職・サービス系)・『天使にラブ・ソングを…』:「型破りで面白かった。何度見ても飽きない!!」(27歳/団体・公益法人・官公庁/専門職)・『ザ・マジックアワー』:「勘違いと偶然の生み出す奇跡が笑える」(24歳/アパレル・繊維/技術職)総評ビジュアルコメディーの『ビーン』が1位に選ばれました。声をほとんど発さないビーンのしぐさや表情が面白いうえ、イギリス王室をネタにするようなブラックな一面も魅力に。イギリスとアメリカが共同で作った本作は、笑いは国境を越えることを証明してくれました。2位は、子どもと泥棒が対決するアメリカ映画『ホーム・アローン』。思わず突っ込みたくなる撃退アイデア、それにまんまとはまる泥棒に爆笑してしまいます。でも、なかには実際に防犯対策に使えそうなアイデアもあるかも!?3位、4位には邦画がランクインしました。深夜ドラマから人気に火がついた『トリック―劇場版―』は3位。劇場版もドラマと同じようなシュールな笑いがちりばめられており、「細部にわたって面白い」という意見も。また、主演の仲間由紀恵さん、阿部寛さんに加え、個性派俳優の生瀬勝久さんもいい味を出しています。まさに「登場人物が濃い」ので、誰からも目が離せません。4位は三谷幸喜監督作品の『THE 有頂天ホテル』。「えっ!?あの俳優がこんな役を?」と思ってしまうほどのちょい役で有名俳優が出ているので、豪華な出演者を探すのも楽しみの一つに。役所広司さんや佐藤浩市さん、西田敏行さんといった「大物俳優も笑わせてくる」脚本はさすが三谷ワールド!!香港映画の『少林サッカー』は5位。「マンガの世界がそのまま実写になったみたい」という意見があったように、某サッカーマンガのありえないシュートを実写化したようなシーンに度肝を抜かれます。笑いを通り過ぎて感動すら覚えてしまうかも。イギリス、アメリカ、香港、日本など、さまざまな国の映画がランクインしました。笑いは言葉や育った環境に関係なく、国境を越えて通じるものなのかもしれません。つらいときや悲しいとき、テンションがどうしても上がらないときなど、ぜひランキングの映画を見て、爆笑し、嫌なことも忘れちゃいましょう!!(文・飯塚雪/C-side)調査時期:2011年8月2日~8月16日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性320名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンクエンタメに関するコンテンツは『コブタメ』でCHECK!!【ランキング男性編】「2」の方が面白い映画ランキング【ランキング男性編】スパイ映画でありがちだなと思ってしまう展開ランキング完全版(画像などあり)を見る
2011年10月12日昨年、日本中を感動させた小惑星探査機「はやぶさ」の軌跡を20世紀フォックスが映画化した『はやぶさ/HAYABUSA』が10月1日(土)、全国で公開初日を迎え、主演を務める竹内結子を始め、西田敏行、高嶋政宏、佐野史郎、鶴見辰吾、堤幸彦監督が東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで舞台挨拶を行った。この日は同作が2012年3月、ロサンゼルスなど全米10都市以上で公開されるという嬉しいニュースも発表に!竹内さんは「すごいことですよね。まだ実感が湧かない部分もありますが、とても光栄なこと」と感激した様子。堤監督は「日本人の誇りというべき、この感動的なストーリーを世界中の方々に観ていただければ嬉しいです」と感無量の面持ちだ。数々のピンチを乗り越えながら、2010年に奇跡の帰還を遂げた小惑星探査機「はやぶさ」。その7年間に及ぶ壮大なプロジェクトに携わったスタッフたちの挑戦と苦闘が、竹内さん演じる宇宙科学研究所(現JAXA)の若き女性研究者・水沢恵の視点から描かれる。撮影中は「実は様々な障害もあった」(竹内さん)と言い、登壇者はみな、本作の“発進”と言える公開初日に感慨しきりだった。主人公の上司を演じた西田さんは「去年地球に帰還したはやぶさに本当に力をもらいました。私たちは映画を通して追体験させていただき、改めて日本人の誇りとも言えるこの偉業を、そしてはやぶさの感動をたくさんの方々に伝えていければと思っております」。はやぶさ開発チームを演じたキャスト陣も「(自身が演じた理学博士の)齋藤潤先生ができなかったとおっしゃられていた心の叫びを、私が映画の中で体現させていただきました」(高嶋さん)、「衣裳、セット、仕草、顔、髪型に至るまで、ビデオや資料を繰り返し見て、完全コピーを目指しました」(佐野さん)、「たくさんの方々に少しでも感動を届けられればと思います」(鶴見さん)と作品にかける思いは格別だ。自称“文系”の堤監督は「正直、不安もあったのですが、竹内さんが『私も文系なので』とおっしゃったので、じゃあゼロからやりましょうと。JAXAの方々にお会いしたら、本当にお茶目でおもしろい、そして普通の人ばかり。そういった方々が世界的な偉業を達成したという点に深く感動しました」とコメント。竹内さんは「苦しいときに、はやぶさの存在を思い出し、何とも言えないエネルギーをいただいた。私にとっては主演できたことが大きな財産」と胸を張る。自身も“文系”ながら、宇宙に関する専門用語が満載のせりふをこなし、新たな一面を披露しているだけに、ついに訪れた公開初日に満面の笑みだった。『はやぶさ/HAYABUSA』は全国にて公開中。■関連作品:はやぶさ/HAYABUSA 2011年10月1日より全国にて公開© 2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ■関連記事:感動のドラマが詰まった『はやぶさ』の新画像が到着!満天の星空に映る正体は?竹内結子インタビュー一人の人間として向き合ったプロジェクト、好きという気持ち竹内結子、映画『はやぶさ』をメガネフェチに猛アピール!奇跡の帰還の真実を再現『はやぶさ/HAYABUSA』試写会に25組50名様ご招待竹内結子専門用語に脱帽?「宇宙って広いんだな」
2011年10月03日三谷幸喜監督最新作『ステキな金縛り』の完成披露試写会が9月21日(水)に開催され、三谷監督をはじめ深津絵里、西田敏行、中井貴一、阿部寛、竹内結子、浅野忠信、KAN、木下隆行(TKO)、生瀬勝久が舞台挨拶に登壇。台風直撃のさなかにもかかわらず詰めかけた観客に向け、感謝の思いを口にした。夕方の記者会見に続いての舞台挨拶となったが、台風15号の影響で都内随所で交通機関は麻痺状態。観客がほとんど来ないことも予想されたが350人もの人々が映画館に足を運んだ。深津さんは「感動しました。一生忘れません!」と感激の面持ち。舞台の本場、ブロードウェイでは初日が雨だと成功するというジンクスがあるそうで「これだけの雨だとどれだけ素敵なことが起こるか?」と期待を口にする。「映画の感想なんてどうでもいいです!」と興奮気味に感謝の思いを伝えた。西田さんは「大丈夫?」と詰めかけた観客を心配そうに見渡し「あとで一人一人にハグしたい!」とユーモアたっぷりに感謝の思いを語った。竹内さんは憧れの三谷作品への出演を果たして喜色満面。一方で観客に対して「どうかお気をつけてお帰りください」と気遣っていた。実力派俳優陣に囲まれたKANさんは、俳優経験がないとあって「完全に意味分からないまま連れて来られた感が、小さく炸裂しています」と苦笑い。だが、劇中では中井さん、西田さん、阿部さん、小林隆と共に“法廷ボーイズ”を結成し、バックコーラスでその歌声を響かせる。歌に関しては本職のKANさんだが、中井さんら仲間たちの歌唱力を絶賛。中井さんや阿部さんはレコードを出した経験があり、西田さんに至っては紅白出場経験も。西田さんは得意げに、なぜか少し訛りながら「紅白出てるし、こないだも福島でライヴやってジャンピングして、足やっちゃったのよ。僕は基本、ロッカーですから」と語り会場は笑いに包まれた。本職の俳優でないという点では木下さんも同じだが「最初はドッキリと思ってて、いつ底が抜けるのかと思ってた」と告白。ようやく完成披露を迎えてホッと一安心、といったところだったが、三谷監督の「まだ分かりませんよ」という言葉に戦々恐々といった様子だった。中井さんも観客席を見渡し「深津さんがおっしゃったとおり、映画のことなんてどうでもいいです!ここに来てくださっただけで胸がいっぱいです」と思いを語った。そして最後にマイクを握った三谷監督は「感動しました!もう公開なんてしなくていい!」とまで語り、司会者から慌てて制止されていた。さらに、自身が“5”という数字に深く関係していることを告白。「今年、50歳になってこの映画が監督5作目で、今日の台風は15号。5月に離婚して5か月が経って、5キロやせて5キロまた戻りました。健康診断に行ったら普通の人より小腸が短くて5メートルでしたし、好きな言葉は五十歩百歩。好きなひな人形は五人囃子です!」と自虐をまじえて語った。そして「ここまで来たら興行収入50億円…いや、色を付けて55億5,555円を目指したい」とぶち上げ、会場は大きな拍手に包まれた。『ステキな金縛り』は10月29日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ステキな金縛り 2011年10月29日より全国東宝系にて公開© 2011フジテレビ 東宝■関連記事:三谷幸喜の作詞で深津絵里&西田敏行がデュエット!KAN、中井貴一、阿部寛らも参加新宿コマ劇場の跡地に地上130メートルのシネコン&ホテル建設
2011年09月21日先日公開を迎え、初登場1位のヒットスタートを切った『探偵はBARにいる』。主人公の探偵を演じた大泉洋にとっては、初の邦画メジャー作品での主演作となったが、この作品中の大泉さんに対し、観客や評論家からこれまでにはなかったある声が…。それは“大泉洋、まさかのイケメン説”。探偵という人物の内面やキャラクターだけでなく、“見た目”の部分に関しても「かっこいい!」とメロメロになってしまう人が続出しているとかしてないとか…。シネマカフェでは『探偵はBARにいる』特集にて、「探偵さんに聞いてみよう!」と銘打ち、読者から応募した質問に探偵・大泉さんに答えてもらうという特別企画を実施!そこでとある読者から寄せられた「この映画の中で大泉さんが“奇跡的に”かっこよく映っているシーンは?」という質問をぶつけてみた。バラエティなどでの“笑い”のイメージもあって、映画やドラマでもコミカルな印象が強い大泉さん。NHK大河ドラマ「龍馬伝」での近藤長次郎や、映画『半分の月がのぼる空』の過去を背負った医師役など、シリアスな演技が求められることが皆無ではないのだが、“イケメン”という印象で捉えられることはこれまでほとんどなかったといっていい(失礼!)。実際、大泉さんも今回のハードボイルドな探偵役に、当初からこれまでとは違った雰囲気を感じ取っていたよう。「僕の場合、どうしても役が固まってきてしまうところはありましたからね。僕がミスをしでかして、大きな事件に発展して、それを主人公のスーパーウーマンが解決するといった具合で(笑)。そういう意味で今回、こういう役をやれたのは嬉しかったです」。その一方で、本作で「かっこいい」と評価されることに対しては若干の戸惑いと困惑も?「まあこれまでの人生、見た目で『かっこいい』と言われたことはなかったので、映画を観た知り合いからも『かっこよかったね』と言われて意外でしたね。新聞などでの評論でも『決して二枚目ではなかったはずの大泉洋がなぜかかっこいい』とか『三の線のはずの大泉が意外にも…』とか素直に『かっこいい』とだけは書いてもらえない(苦笑)。書く人も戸惑いがあるような…。でもそう言ってもらえるのは嬉しいですよ」。ハードボイルドなキャラゆえに“錯覚”してしまうのか?はたまた相棒を演じる“真性イケメン”松田龍平との相乗効果なのか?とにかく大泉さんを「かっこいい」と勘違い(?)する観客が続出しているという。では、そんな中でも大泉さん自身が考える、奇跡的にかっこよく映っているシーンは?「そうですね…(苦笑)。これは僕自身、遺影に使ってもいいんじゃないかって思っているのが電話のシーンですね。僕がバーで受話器を持って(依頼人の)コンドウキョウコと話してる姿はおっしゃる通り、奇跡的にかっこよかったですね(笑)」。本当にかっこいいのか?真偽のほどをぜひ映画館で確かめてみてほしい。『探偵はBARにいる』は全国にて公開中。(photo:Toru Hiraiwa)特集「『探偵はBARにいる』Cinemacafe BAR」特集「『探偵はBARにいる』/探偵さんに聞いてみよう!」■関連作品:探偵はBARにいる 2011年9月10日より全国にて公開© 2011「探偵はBARにいる」製作委員会■関連記事:日本初の移動映画館「MoMO」が東北映画祭へ大友康平、西田敏行のメッセージも到着小雪「最近、蹴り始めました」と経過を報告!大泉洋らがユーモアたっぷりに祝福格好いい男を特集『探偵はBARにいる』Tシャツ&マスコミ用プレスを3名様プレゼント大泉洋×松田龍平インタビュー探偵と相棒、互いの存在は「妙に落ち着く」大泉洋、松田龍平と小雪に挟まれ「ヘタしたら司会者に見える」とボヤき
2011年09月20日日本で初めての本格移動映画館として「MoMO」プロジェクトがスタート!第1弾として9月16日(金)より、東日本大震災の被災地である宮城県の松島町で開催される「東北映画祭 2011 in 松島」において上映が行われる。これに先駆けて9月11日(日)、都内でオープニングイベントが開催。映画『レイト オータム』の上映が実際にMoMOで行われ、大きな盛り上がりを見せた。本格的な映画館に変身する大型トラックが日本全国を駆け巡る――。新作から名画まで幅広い作品を日本各地で上映したい、映画という“オアシス”を届けたいという思いからプロジェクトが始動。“Movin’on Movie Oasis”――MoMOと名付けられた。オープニングイベントには多くの報道陣と観客が来場。「MoMOとは何か?」、「どうやって出来上がるのか?」などの説明が行われ、MoMOによる初上映を体感した。実際に体験した観客からは、映像や音響のクオリティもさることながら、座席への座り心地などに至るまで映画館と大差なく心地よく映画を鑑賞できたという声が聞かれた。このMoMOの総支配人を務めるのは、映画配給会社「シネカノン」の元代表であり、『フラガール』、『パッチギ!』といった作品をプロデューサーとして世に送り出して来た李鳳宇。李氏はまず「東北映画祭 2011」について、東日本大震災の影響に触れ「甚大な被害を被った街を訪れてみて、私自身、映画や音楽といった娯楽が何の役にも立たないという無力感を味わいました。しかし、その後、様々な人から『フラガール』のような映画に随分励まされたというありがたい声を耳にしました。あの映画に参加していただいた多くの方々も、いまは風評被害の中で辛い時間を過ごしていらっしゃいます。人は米やパンだけでは生きていけない、そんな当たり前の事実を考え、自分自身にも何かやれることがあるのではないかと思うようになりました」と企画の経緯を説明する。その上で移動型映画館「MoMO」に関して「昔、フランスのオルレアンで体験した移動映画館を日本でも実現させ走らせたいと思い描いてきました。様々な試行錯誤の末、やっとその第1号が完成した矢先に今回の大災害が起きました。真っ先に東北の地でMoMOを走らせたいと願っています。映画がどれだけの力になるか分かりませんが、みんなで映画を観て笑ったり泣いたりすることは無駄じゃないと考えています。できる限りたくさんの人に参加してほしいと願っています」と熱い思いを明かしてくれた。MoMOプロジェクトの第一歩となる東北映画祭に向けては、宮城県出身のミュージシャンで俳優の大友康平から「映画祭が心のビタミン剤になれば、僕も嬉しいと思います」とのメッセージが到着!さらに福島出身で出演映画『探偵はBARにいる』が公開されたばかりの西田敏行から「映画は自分の実人生の映し鏡です。映画を観ることは、自分の実人生の左右対象の形を見ることなんです」というコメントも寄せられた。今後、MoMOは仙台市内、福島県会津若松市、福島県いわき市などの被災地を巡ることも決定!東北各地に映画でオアシスを届けるため走り続ける。「東北映画祭2011 in 松島」は9月16日(金)より開催。「MoMO」公式サイト:「MoMO」公式ブログ:■関連作品:探偵はBARにいる 2011年9月10日より全国にて公開© 2011「探偵はBARにいる」製作委員会■関連記事:小雪「最近、蹴り始めました」と経過を報告!大泉洋らがユーモアたっぷりに祝福格好いい男を特集『探偵はBARにいる』Tシャツ&マスコミ用プレスを3名様プレゼント大泉洋×松田龍平インタビュー探偵と相棒、互いの存在は「妙に落ち着く」大泉洋、松田龍平と小雪に挟まれ「ヘタしたら司会者に見える」とボヤき大泉洋の登壇も!『探偵はBARにいる』プレミア試写会に5組10名様ご招待
2011年09月14日映画『探偵はBARにいる』が9月10日(土)に公開を迎え、主演の大泉洋に松田龍平、小雪に西田敏行、橋本一監督が舞台挨拶に登壇した。先日、松山ケンイチとの間の第一子の妊娠を発表した小雪さんは、発表後、初めて公の場に姿を現し、大泉さんらが笑顔で祝福。妊娠5か月で少しだけふっくらしたお腹に手をやり「最近、蹴り始めました」と順調な経過を報告した。札幌の繁華街・ススキノを舞台に、ある依頼を受けた探偵(大泉さん)が相棒・高田(松田さん)の助けを得て、ススキノ一帯で事業を展開する男性・霧島(西田さん)の殺害事件と、その妻で謎めいた美女の沙織(小雪さん)の秘密を解き明かしていく。会場は2階席まで満席!大歓声に迎えられた大泉さんは「感無量です!」と感激した面持ちで喜びを語った。完成した作品を子供に例えて「僕は3か月の子供を育ててますが、みなさんもこの映画を育ててほしい」と挨拶。さらに小雪さんのお腹を指して「ここにも新しい子供がいます!」と興奮気味に小雪さんの妊娠を祝福した。「もう動くんですよね?」という大泉さんの言葉に、小雪さんは「最近、蹴り始めました」とニッコリ。客席は温かい拍手に包まれた。その小雪さんは「この作品を通して札幌という街が好きになりました。また行きたい」と語り、小雪さんと夫婦役を演じた西田さんは「妻というと、いままで泉ピン子さんとかが多かったので、まさか小雪さんとは…」と共演の喜びを語った。小雪さんが「衣裳がすごくてピンヒールのときもあったんですが、西田さんが歩幅を合わせてくださったり気を遣っていただきました」と感謝を口にすると、西田さんは「お腹の子が自分の子のように思えてきました」とユーモアたっぷりに感激を表した。松田さんは大泉さんとの初共演に「あんまりこういう人、見たことなかったので勉強になりました」と語ると、大泉さんがすかさず「“いい意味”で言ってるんですよ!」と自ら注釈。続編について問われると大泉さんは「ここまでのアクションはもうやりません」とコリゴリといった表情を見せた。客席から「やって!」という声が上がると「あんたたちは簡単に言うけど…」と頬を膨らませていたが、「かっこよかったよ」という声にはデレデレ。「うまいこと言うなぁ。やりましょう!体をまた鍛え上げて全編、裸でやります」とノリノリだった。『探偵はBARにいる』は全国にて公開中。■関連作品:探偵はBARにいる 2011年9月10日より全国にて公開© 2011「探偵はBARにいる」製作委員会■関連記事:格好いい男を特集『探偵はBARにいる』Tシャツ&マスコミ用プレスを3名様プレゼント大泉洋×松田龍平インタビュー探偵と相棒、互いの存在は「妙に落ち着く」大泉洋、松田龍平と小雪に挟まれ「ヘタしたら司会者に見える」とボヤき大泉洋の登壇も!『探偵はBARにいる』プレミア試写会に5組10名様ご招待大泉洋&松田龍平インタビュー白銀の撮影現場で語った信頼とゆるさが生んだ手応え
2011年09月12日映画『はやぶさ/HAYABUSA』の試写会が9月5日(月)、都内で開催され、主演の竹内結子を始め、西田敏行、高嶋政宏、佐野史郎、山本耕史、鶴見辰吾、堤幸彦監督が登壇。さらに、劇中の登場人物のモデルとなった的川泰宣(JAXA)、川口淳一郎(JAXA)、國中均(JAXA)、斉藤潤(JAXA関係者)も来場した。7年間60億キロにおよぶ長い旅路の果てにミッションを完了し、人々に深い感動を与えた小惑星探査機“はやぶさ”。その帰還を信じ、全てを捧げたプロジェクトチームの面々のドラマを描き出す。当初、試写会には天皇皇后両陛下がご臨席される予定だったが、野田新内閣の副大臣の任命式の公務と重なったため、欠席されることとなった。竹内さんは「うまく行かないときや、どうしようと悩んだときに、いま目の前にやるべきことがあることは幸せなんだと感じられる。『いまはつらいかもしれないけど、続けていけばいつか何か大きな結果に繋がるかもしれないんだ』と感じられる作品になっていると思います」と言葉に力を込める。西田さんは「映画はフィクションではありますが、このスクリーンで起こっていることは全て事実。先生方の代わりに役者が演じているだけで、全て本物です」と語り、「ちょっと元気を失った日本に元気をくれる作品。あの快挙の裏には先生方の努力と熱い思いがあったんです」と改めてプロジェクトに従事した関係者に賛辞を贈った。その西田さんが演じた的場のモデルである的川教授は「長年、西田さんのファンだったのでもったいない気持ち。でも体型は同じですね」とユーモアたっぷりに語っていた。山本さんは「こういう専門用語は喋ったことがなかったので、言っている意味が分からなかったけど、撮影の最後の日には、自分が7年間、はやぶさ君を見守っていたような気持ちになりました」と感慨深げ。鶴見さんは「久々に竹内さんを見たらキレイなのでドッキリしちゃいました(笑)」と鼻の下を伸ばしていたが、映画については「自分で観て涙を流しそうになってしまった」とのこと。高嶋さんも「どうぞお楽しみください」と少ない言葉に作品への自信をうかがわせる。佐野さんは監督から、モデルとなった川口教授の「完全コピーで行くと言われた」と明かしたが、川口教授は「みなさんに似ていると言われ、自分が佐野さんの役を演じているかのように勘違いしそうになります」と佐野さんによる自身の“コピー”に太鼓判を押していた。最後に竹内さんは「この映画に出てくる3人に1人はメガネをかけているので、メガネフェチにどハマりする作品です!ぜひおすすめしてください」と珍アピール。笑顔で舞台挨拶を締めくくった。『はやぶさ/HAYABUSA』は10月1日(土)より全国より公開。■関連作品:はやぶさ/HAYABUSA 2011年10月1日より全国にて公開© 2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ■関連記事:奇跡の帰還の真実を再現『はやぶさ/HAYABUSA』試写会に25組50名様ご招待竹内結子専門用語に脱帽?「宇宙って広いんだな」奇跡の“帰還”を映画化した『はやぶさ/HAYABUSA』特報が到着!竹内結子、メガネ&ほぼノーメイクで色気なしの研究者姿を披露!竹内結子×堤幸彦監督のタッグで「はやぶさ」映画化!今年は、はやぶさ作品目白押し?
2011年09月05日東日本大震災とそれに伴う原発事故の影響で苦難の日々が続く福島を支援するライブイベント「LIVE福島 風とロックSUPER野馬追」が、9月14日(水)から19日(月・祝)の6日間にかけて福島県内6会場で開催される。「LIVE福島 風とロックSUPER野馬追」のチケット情報福島県出身のクリエイティブディレクター・箭内道彦が実行委員長を務める本企画。“NOTHING BEATS FUKUSHIMA,DOES IT?(福島は何があってもくじけないぜ)”をスローガンに掲げ、福島を音楽で元気にするために、そして福島の今を日本全国はもとより、世界に発信することを目指すプロジェクトだ。現在発表されている出演者は、猪苗代湖ズをはじめとする福島県出身アーティストのほか、サンボマスター、斉藤和義、BEGIN、西田敏行、長澤まさみなど。開催趣旨に賛同した多数のアーティスト、タレントが参加。イベントの収益は全て、福島県災害対策本部に義援金として寄付される。「LIVE福島 風とロックSUPER野馬追」は、9月14日(水)から19日(月・祝)の6日間、奥会津、会津若松、猪苗代、郡山、相馬、いわきの各会場で行われる。チケットの一般発売は、8月21日(日)10:00より開始となる。開催にあたっては各会場の放射線量を各自治体などの協力のもと毎日計測が行われ、ライブが終了するまで公式ホームページで数値が公表される。■LIVE福島 風とロックSUPER野馬追9月14日(水)16:00開演奥会津/季の郷 湯ら里9月15日(木)16:00開演会津若松/会津若松鶴ヶ城公園9月16日(金)16:00開演猪苗代湖 志田浜9月17日(土)10:00開演郡山/風とロックSUPER野馬追メインスタジアム(磐梯熱海スポーツパーク)9月18日(日)14:00開演 相馬/相馬市光陽ソフトボール場わいわいひろば9月19日(月・祝)17:30開演 いわき/日産自動車いわき工場
2011年08月20日三谷幸喜がメガホンを握る『ステキな金縛り』の主演を務める深津絵里と西田敏行がスペシャルユニットを結成し、三谷監督が作詞した本作の主題歌を歌うことが決定!さらに、本作に出演する中井貴一、KAN、阿部寛、小林隆が“法廷ボーイズ”としてコーラスを担当することも明らかになった。今年、三谷さんは50歳の誕生日を迎えるが、“三谷幸喜生誕50周年スペシャル企画 三谷幸喜大感謝祭”と銘打って、芝居や映画、TVドラマに小説など7本の新作を発表する予定。本作はそのうちの1本で、崖っぷちの女弁護士が落ち武者の幽霊の力を借りて、殺人事件の真相を究明していくというコメディ。主題歌のタイトルは、映画のサブタイトルでもある「ONCE IN A BLUE MOON」。劇中、息の合った演技を見せる2人が、エンドロールでもその美しい歌声を響かせる。三谷監督の前作『ザ・マジックアワー』でも共演している2人だが、特に深津さんは劇中で「I’m Forever Blowing Bubbles」を披露しており、2作続けて歌と演技で魅せることに。しかも今回は、歌手として紅白歌合戦出場経験を持つ西田さんとのデュエット。果たしてどんな楽曲となっているのか?今回、発表された歌詞の中には「あの夜、出会った 不思議な髪の人」とあるが、これはまさに落ち武者状態の不思議な髪形の西田さんのこと?エンドロールでも劇場に笑いがあふれることになりそうだ。また法廷のシーンでは、深津さん演じるエミの前に立ちはだかる敏腕エリート検事役で中井貴一、殺人事件の容疑者役でミュージシャンのKAN、エミの弁護士事務所のボスとして阿部寛、そして裁判官には小林隆と4人のキーマンが出演しているが、彼らが“法廷ボーイズ”を結成し、コーラスを担当!夢の競演が実現する。三谷監督は今回の主題歌の経緯を以下のように説明する。「そもそも、子供の頃からディズニー映画でよく使われている、劇中で時間の経過を音楽(挿入歌)で綴るという演出が大好きで、自身の作品でも一度取り入れたいと考えていたところから、今作の企画の段階で、挿入歌としてこの楽曲を作ることにしました。そして、とても素晴らしい楽曲ができたので主題歌にも採用することになりました。歌い手に関しては、曲を作る際に、エミの気持ちを歌った曲、エミと六兵衛の関係性を歌った曲にしようと考えたので、『ザ・マジックアワー』でも歌を披露してもらい、更に舞台デビューがミュージカル(『アンの青春』(’92))だった深津さん、ミュージカルスターでもあり歌手としても大活躍中の西田さんにデュエットでお願いすることにしました。法廷ボーイズに関しては、ちょうど楽曲が上がったときに中井さんも居合せ、一緒に聞いたらとても喜んでくれたので、協力をお願いしました。更に、KANさんはプロのミュージシャンですし、小林さんもミュージカルで活躍している、阿部さんもとても声が良いということで、法廷に関わる4人に“法廷ボーイズ”としてコーラスで参加してもらうことにしました。声の良い人が法廷に集まっていました。作詞に関しては、エミと六兵衛の関係性を謳いながらも、カラオケなんかでも歌いやすいように、限定し過ぎず、ラブソングにもなるような色々な意味を含ませることを意識しました。いまは、サントラとしての発売ですが、できればシングルカットをして、紅白を目指したいです。ただその場合、紅と白、どちらで出るか…。深津さんは紅と言ってましたが…」と早くも紅白歌合戦を意識?なお、三谷さんが歌詞を手がけるのは平井堅の「一人じゃない」(作詞:三谷幸喜作曲/歌:平井堅)以来となる。今後、8月中に深津さんと西田さんがレコーディングを行い、法廷ボーイズの収録は9月に行われる予定。楽曲は10月5日(水)発売。『ステキな金縛り』は10月29日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ステキな金縛り 2011年10月29日より全国東宝系にて公開© 2011フジテレビ 東宝■関連記事:新宿コマ劇場の跡地に地上130メートルのシネコン&ホテル建設
2011年07月14日「涙なくして読めない漫画」と多くの支持を集める村上たかしの作品を映画化した『星守る犬』が6月11日(土)に公開。都内劇場で行われた舞台挨拶に主演の西田敏行をはじめ、玉山鉄二、川島海荷、瀧本智行監督が登壇した。北海道の山中に放置された車の中から、中年男性と犬の白骨死体が発見される。男性と犬の死亡時期には半年の時間差が。埋葬を請け負った青年は彼らがここに至るまでの旅路を辿るが、そこには挫折や苦悩、そして家族への深い愛があった――。この日は東日本大震災の発生からちょうど3か月目。撮影は被災前の東北各県でも行われており西田さんは、改めて被災者にお見舞いの言葉を送ると共に、自身も福島県出身であることから、寄せられた多くの支援に感謝した。その上でこの作品を「40年近い俳優生活においてもエポックメイキングと言える作品。宝物になりました」としみじみと語った。熟年離婚や無縁死といった現代社会が抱える問題が描き出されるが、西田さんは「(妻を演じた)岸本加世子さんから離婚届を出されたときは戦慄が走りました」と苦笑交じりに明かし、会場の笑いを誘った。そして「家族は空気のように(当たり前に)あるものと考えてました。父として興味、関心を持つことが大事なんだなと」と思いを語った。川島さんは、映画にちなんでひまわりの花を手にした観客に迎えられ「感動してます!」と嬉しそう。自身「お父さんとは仲が良い」と語っていたが「たまに反抗してしまうこともあるので『ごめんね、いつもありがとう』と伝えたい」と作品を通じて感じた父への感謝の思いを口にした。玉山さんは「この役を演じる上で、クランクイン前から決めていたことは余白を大事にして、観客のみなさんに余白を埋めていただいて完成させるということ」と語り、映画を観終わったばかりの客席に「(自身が演じた)奥津は今日、完成して嬉しいです」と笑顔を見せた。ちなみに、来週は「父の日」ということで、映画にちなんでお父さん役の西田さんにサプライズプレゼントが!それは挿入歌にもなっている水前寺清子さんの「三百六十五歩のマーチ」。こっそりと来場していた水前寺さんが客席後ろから登場し、「三百六十五歩のマーチ」を熱唱した。これには西田さんも感激。「お父さんやっててよかった」と涙ながらに語っていた。『星守る犬』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:星守る犬 2011年6月11日より全国東宝系にて公開© 「星守る犬」製作委員会■関連記事:『星守る犬』玉山鉄二インタビュー「役者として“職人”でありたい」男と犬の旅路の先にあったものとは…?『星守る犬』試写会に30組60名様ご招待『星守る犬』完成会見西田敏行、震災の被害受けた主演作ロケ地への悲痛な思い明かす川島海荷と中村蒼が難病のカップル役で共演!ラブシーンはどちらがリード?泣ける!31万部突破の漫画「星守る犬」が西田敏行主演で映画化
2011年06月13日映画『探偵はBARにいる』に出演する小雪のウェディングドレス姿が解禁!その美しい姿とは裏腹の“悪女”の香りがする人物像も明らかに…。大泉洋と松田龍平が探偵コンビを演じることで製作当初から話題を呼んできた本作。とある電話の依頼をきっかけに、命を狙われるハメになった探偵(大泉さん)が、相棒(?)の高田(松田さん)らの助けを借りつつ、事件の背景を明らかにしていくのだが、小雪さんが演じるのは、高級クラブ“コンチェルト”の超絶美人ママ・霧島沙織。探偵が冷やかし半分でコンチェルトを訪れ、その美しさにメロメロになってしまうのだが、この沙織が、探偵が捜査を進める事件の捜査線上に!沙織の前の夫であるススキノでも有名な霧島グループの社長・霧島敏夫(西田敏行)は正義感の強い男で、乱暴されかけていた女性を助けようとして、逆に若い男たちに殺されてしまったのだ。沙織は、けなげにも霧島が遺したコンチェルトを大切に守っていた。だが、調べてみると沙織はとんでもない悪女だった!その魅力で多くの男を虜にし、霧島が死んだ途端に霧島に代わる新興勢力のボスの息子に乗り換えて婚約。けなげな未亡人という“表”の顔と、新たな男に取り入りのし上がっていこうとする“裏”の顔を持った彼女に、探偵までもが振り回されていくことに…。今回、解禁となったのは、沙織が新たな男との結婚式でまとうウェディングドレス姿。こちらは、身長が高く手足の長い小雪さんに合わせたオーダーメイドの代物。素材はシルクで、小雪さんと相談の上、上品でクラシカルなシンプルなデザインとなった。小雪さんの魅力を引き出すべく、余計な装飾はせずにシンプルに、正面は露出は控えめにして清楚なイメージ。だが、背中は通常よりも深く開けて肌を露出させており、一見、清純ながらも謎めいた空気を持つ沙織をドラマティックに見せる。松山ケンイチと入籍したばかりの小雪さんだが、プライベートで式を挙げるよりも先にウェディングドレスを着ることに。松山さんが出席した結婚会見では、“姉さん女房”の強さが感じられたが、ウェディングドレス姿の美しさは息を呑むばかり!小雪さんは今回のドレスについて「脚本を読ませて頂いてから役のイメージに合わせてスタイリストさんに一から作って頂いた想いのあるウェディングドレスなので、とても気に入っています」とコメント。また、沙織という役柄に関しては「人ってギャップが魅力だと思うんです。沙織も外から見えてるものと、内に秘めてるものが違うキャラクター。見かけだけで考えると、いろんなイメージを持たれると思います。でも、一本気で真面目さみたいなものが根底にある。彼女の性格を私はそう理解して演じていたんです。だからこそ、強そうでもあり、弱そうでもあり、かつ、魅力的で、でもすごく裏がありそうだったりするんじゃないかと思います。でも、キャラクターをどういう風に見せたいかっていうビジョンがはっきりしてたので、演じていて面白かったです」と語る。一見、清楚そうで実は裏がある、と感じさせるが、小雪さんの言葉からは単に“悪女”と断じられない響きが感じられるが、彼女の真の姿は――?須藤泰司プロデューサーも、沙織という役を「観客の予想を裏切りながら物語を生き抜く人物」と語り、「観る側に善悪両方を強烈に印象付けなくてはなりません。当然ながら、それをセリフで説明しては面白くない。演ずる女優の表情や振る舞いで、観客にそれを感じてもらいたい。そういった芝居のコントラストを鮮やかに演じることのできる人、それが沙織役の理想でした。その上で、誰にお願いするかを製作陣で話し合っていたのですが、何と、その場にいた全員が第一希望で小雪さんだったんです」と小雪さんのキャスティングの経緯を説明する。写真の小雪さんは、口元に笑みを浮かべつつも、その目はどこか悲しげで物憂げな光を宿している。彼女のこの表情が意味するところは?『探偵はBARにいる』は9月10日(土)より全国にて公開。■関連作品:探偵はBARにいる 2011年9月、全国にて公開© 2011「探偵はBARにいる」製作委員会■関連記事:BARに佇む大泉洋&松田龍平の“探偵コンビ”ポスター先行解禁!大泉洋の探偵っぷりが徐々に明らかに?小雪は“謎の女”で登場!特報が到着大泉洋&松田龍平の探偵コンビの壮絶アクションシーンの撮影現場に潜入!イメージはルパンと次元?大泉洋と松田龍平が『探偵はBARにいる』で探偵コンビ!
2011年06月09日名もない男と愛犬の旅を通して、リストラ、熟年離婚、無縁死といった現代社会の抱える問題に迫り、同時に誰かとふれあう気持ちや思いやり、絆を描く感動作『星守る犬』。北海道のキャンプ場にほど近い山中のワゴン車から中年男性と犬の遺体が発見される。彼らは一体誰なのか。どこから来たのか。玉山鉄二は、残されたわずかな手がかりから、西田敏行扮する主人公・おとうさんの足取りをたどる市役所福祉課勤務の青年・奥津京介を演じている。ロードムービーであり「奥津の成長の物語でもある」昨年は『死刑台のエレベーター』や『ノルウェイの森』といった作品でとがった役どころを演じ、鮮烈な印象を与え続けてきた玉山さんだが、本作では自ら個性を消しているかにも思える地味な青年を演じている。「今回は極力、余計なことはしないようにしようと思っていました。ただ役者である以上、自分のエゴを抑える作業って本当に難しくて。何かをやった感覚がないから、どうしても現場に不安感がすごく残ってしまうんですよね。それと戦いながら毎日を過ごしていました」。実際に画面上での共演シーンはないが、ロケ地の移動も常に一緒だった西田さんとは「ご一緒する撮影後のお酒で不安を発散していた感じでした(笑)。毎日のように西田さんやスタッフたちともたくさん飲んで。現場は本当にファミリーみたいな感じで、すごく良いコミュニケーションを取りながら撮影することができました。僕は、おとうさんとその愛犬・ハッピーのことを想像しながら旅をしていく役だったので、現場で西田さんのお芝居を拝見することで自分の背中を押してもらえたし、責任感が強く出ました」。奥津に共感するところ、自身との共通点などはあるかと尋ねると、「役にアプローチして行くなかで、あまり自分を基準にものを考えないんです」という答えが返ってきた。「例えば自分にこういう要素を足していくと近くなるなとか、そういう方法じゃなくて。僕は人格って、1つ違えば全く別の人間になると思っているので、あまり自分を軸に物事を考えないようにしてます。そして、共通点は…たぶん、あまりないと思う」。奥津がおとうさんとハッピーの足跡を求めて名寄から東京に行き、北上して行くロードムービーでもある本作だが、実際の撮影は北海道から南下していくという、物語とは逆行する形で進められた。「これは奥津の成長の物語でもあります。ただ、彼が心の扉を徐々に開いて行く過程、彼の成長を分かり易く表現するのは、監督とも『どうなんだろう?』と話し合いました。奥津らしい成長の仕方があると思ったんです。それは本当に緩やかなもので、監督に確認をとってもらいながら、芝居の強弱、感情の乗せ方のバランスをとっていきました」。若手女優・川島海荷と共演「むりくり若ぶったお話をしてました(笑)」ひょんなことから奥津と一緒に旅をする女子高生・有希を演じるのは川島海荷。「海荷ちゃんはすごく愛きょうがあります。奥津のお芝居ってどんよりしちゃってるので(笑)、彼女が笑うと、疲れているスタッフもフッと安らいじゃう。僕も安心しちゃう。今回の映画に出てくるひまわりみたいに燦々と華やかで、本当に欠かせない存在でした」。その魅力を引き出すためにちょっとした努力もしたようだ。「僕は彼女からすれば、おっさんって言われてもおかしくない年頃なので、極力嫌われないように。初めは結構気遣って、『やっぱ最近はK-POPとか聞いちゃうの?』とか、むりくり若ぶったお話をしてました(笑)。彼女も意気込みがあって、最初は緊張してたみたいです。それが少しずつがほぐれて、肩の力が抜けたときに、いい笑顔や、うきうきした感じがたくさん出て。微笑ましい旅になりました」と微笑む。役者として職人、匠でありたい、という玉山さん。「僕にとって永遠の課題だと思っています。役者をやっていて、自分がおじいちゃんになるまでこの仕事ができたらいいなって、本当に心の底から思っていて」と言うが、その理想を実現できたと感じる瞬間は簡単には訪れないと語る。「いろいろな作品にできるだけたくさん出会って、いろいろな痛みや社会問題を知って、感性を磨いて、いろいろな思いを背負って、やっとできることだと思うので。まだまだです。20年後にもう1度同じ質問を聞いてもらえれば」と答えたうえで、本作の瀧本智行監督について「本当に職人だなと思います」と語る。「モニター越しにではなく、いつもカメラマンのそばにいて。生の芝居を目で確認して、役者が悩んでいるときはすぐに不安要素を取り除いてくれる。本当に引っ張って下さいました。そして、西田さんも。子供のときからずっとテレビ、映画で拝見させて頂いていて、こうやってご一緒できることが本当に幸せだと思っています。役者としてだけではなくて、西田さんの仕事に対する取り組み方、考え方とか哲学とか、そういうものに対して本当に感銘を受ける部分はたくさんありました。西田さんや、監督のような、職人でいれたらいいなと思う毎日でした」。(photo:Toru Hiraiwa/text:Yuki Tominaga)■関連作品:星守る犬 2011年6月11日より全国東宝系にて公開© 「星守る犬」製作委員会■関連記事:男と犬の旅路の先にあったものとは…?『星守る犬』試写会に30組60名様ご招待『星守る犬』完成会見西田敏行、震災の被害受けた主演作ロケ地への悲痛な思い明かす川島海荷と中村蒼が難病のカップル役で共演!ラブシーンはどちらがリード?泣ける!31万部突破の漫画「星守る犬」が西田敏行主演で映画化
2011年06月03日昨年、日本中を感動に包んだ小惑星探査機“はやぶさ”の奇跡の帰還のドラマを映画化した『はやぶさ/HAYABUSA』。本作の製作報告会見が5月23日(月)、撮影が行われている神奈川県相模原市のJAXA 相模原キャンパスで行われ、主演の竹内結子、西田敏行に堤幸彦監督、さらに「はやぶさプロジェクト」に実際に携わったJAXA宇宙科学研究所教授の國中均氏らが出席した。2003年の打ち上げから2010年の帰還まで、帰還を信じるJAXAの職員たちが一丸となって幾多のトラブルを乗り越えていくさまが描かれる。撮影はあさって5月25日(水)まで続くが、この日集まった報道陣には、4分間の作品の一部映像が初めて披露された。竹内さんは研究スタッフ兼広報係の水沢恵を演じている。公開された映像では、どこかオドオドした雰囲気で、ロケットについて質問する子供に専門用語で早口でまくしたてる、といったこれまでのイメージを一新するようなキャラクターを垣間見せた。化粧っ気もなく、撮影でもほぼノーメイク。会見にもメガネに制服という姿で登場し「一応、女優という肩書をいただいているのですが…」と苦笑しつつ「仕事しやすいのでいいです。そこが、一生懸命な恵の魅力」と力強く語った。西田さんは、“対外協力室”の室長・的場を演じているが、モデルとなった実在の的場室長について「メガネから頭の薄くなり加減も僕と同じ。温厚、キャパの広さ慈愛の心…的場室長の人柄に実際に触れて、僕にしかできない役だと思った」と自賛!?会場は笑いに包まれた。堤監督は「はやぶさがどのようにでき、どのようにして宇宙に行き、トラブルを乗り越えたのか?“完コピ”と言ってもいいくらい、できるだけ克明に描いています」と仕上がりに自信をのぞかせる。実際のプロジェクトではやぶさに搭載されたイオンエンジンの開発に携わり、カプセル回収の指揮もとった國中教授は、自らが関わった偉業が映画化されることについて「当惑しています」と語りつつ「いま、日本が厳しい局面にある中で、復興のために尽力されている方々を鼓舞することができれば本望です」と映画への期待を語った。偉業の追体験という点はもちろん、“研究者”竹内さんの活躍も楽しみな『はやぶさ/HAYABUSA』。公開は10月1日(土)より全国にて。■関連作品:はやぶさ/HAYABUSA 2011年10月1日より全国にて公開© 2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ■関連記事:竹内結子×堤幸彦監督のタッグで「はやぶさ」映画化!今年は、はやぶさ作品目白押し?
2011年05月23日映画『星守る犬』の完成記者会見が5月9日(月)、都内で開催され、主演の西田敏行に玉山鉄二、川島海荷、中村獅童、岸本加世子、藤竜也に滝本智行監督、原作漫画を手がけた村上たかしが出席。西田さんらは作品への思いと共に、物語にも登場し、先日の東日本大震災で大きな被害を受けた東北地方への思いを明かした。“泣ける漫画”として話題を呼んだ同名コミックを映画化した本作。全てを失った男性と彼が世話をする秋田犬の、東京から北海道へと向かう旅路とその悲しい結末、2人の足跡をたどる青年と家出少女の姿が綴られ、孤独死や熟年離婚、無縁社会といった現代社会の抱える様々な事象を絡めつつ、人と人のつながりが描き出される。自身、被災地である福島県郡山市の出身である西田さんは「図らずも震災前の東北が記録された作品となり、美しい三陸やいわきの海が映っており感慨もひとしおです。いわきの海岸は子供の頃に僕も泳いだ海でして、思い出がたくさんあります。いつになったらここに子供たちの歓声が戻るのかと思うと切ない」と悲痛な面持ちで語った。東松島の撮影に参加されたエキストラの方の中に、津波で亡くなった方がいることを明かし「この作品の持つ意味を感じていただけたら…」と言葉をつなぎ、さらに「家族の前で涙を見せまいと歯を食いしばっていらっしゃるお父さんがいらっしゃると思いますが、この映画にかこつけて、泣いてみてはいかがでしょうか?」と語りかけた。様々な苦悩を抱え、西田さん演じる“おとうさん”と離婚を決意する妻を演じた岸本さんは「離婚した瞬間からどんどんキレイになっていく役ということで、女は強いな、と感じました」と語る。岸本さんによると、監督は自身の実体験を基に演技指導をしたとか。別れを切り出される側となった西田さんは「『もう限界』と言われたとき戦慄が走りました」と語り、大きなため息をついた。ちなみに、2人の共演は「私が海荷ちゃんくらいのときに出演した『西遊記』以来」(岸本さん)とのこと。藤さんは、玉山さんの祖父の役だが意外にも(?)「いい年して、おじいちゃんの役は初めて」(藤さん)。今年70歳を迎える藤さんだが、初挑戦に顔をほころばせた。獅童さんはおとうさんと犬のハッピーが旅の途中で出会う、コンビニの店長を演じた。「撮影の前日に現地入りし、旅館の部屋に入ったらパンツ一丁で寝てる人がいて、玉山鉄二さんだった。僕は違う部屋で寝ました」と玉山さんとのとんだエピソードを暴露。「思い出深いひと夏になった」と笑顔でふり返った。その玉山さんは、俳優として西田さんに憧れていたそう。直接の共演シーンはないが、一緒に撮影は行っており、「夜は大先輩に飲みに誘っていただきました」とニヤリ。北海道から南下しながらの西田さんとの撮影の旅の中を「旅番組のようだった」と語り「立ち食いそばやおいしいお魚を食べたり、2人で民謡酒場に入って踊ってた」などなど、楽しい思い出を明かしてくれた。原作には登場しない映画オリジナルの役柄を演じた川島さんは「不安と緊張はありましたが、(自身が演じた)ユキはひたむきに夢を追いかける少女で、負けず嫌いなところは似ていると思いました」と語る。川島さんも撮影で、今回の震災で被災地となった東北の街を巡ったが「いわきではオフの日に、電車に乗って映画を観に行ったり温泉に行ったりしました。いまは悲しい気持ちでいっぱいです。一日でも早い復興を願っており、私もできる限り応援したい」と改めて思いを語った。『星守る犬』は6月11日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:星守る犬 2011年6月11日より全国東宝系にて公開© 「星守る犬」製作委員会■関連記事:川島海荷と中村蒼が難病のカップル役で共演!ラブシーンはどちらがリード?泣ける!31万部突破の漫画「星守る犬」が西田敏行主演で映画化
2011年05月09日大泉洋が“地元”を舞台に、松田龍平と大暴れ!これまでにない探偵映画、バディムービーとして注目を集める『探偵はBARにいる』の特報映像が到着。大泉さんと松田さんの活躍はもちろん、“謎の女”として革のコートを羽織った小雪の姿も!東直己の手による「探偵」シリーズの第2作にあたる「バーにかかってきた電話」(ハヤカワ文庫刊)を映画化した本作。“コンドウキョウコ”と名乗る謎の女から「ある男に会い、彼にひとつ質問してほしい」というごく簡単な依頼を受けた探偵(大泉さん)だったが、ここから彼は何者かに命を狙われるハメに。高田と共に事件の背景を探る探偵だったが、浮かび上がってきたのは2つの事件。そこには救いようのない愛が…。探偵が手を縛られたまま巨大な穴に落とされ、雪で埋められる、という過酷なファーストシーンで撮影が開始されたという本作。これまでに、大泉さんと松田さんが敵の本拠地に殴り込みをかける激しいアクションシーンの一端などが紹介されてきたが、今回の特報は探偵の根城とも言える「BAR KELLER OHATA」のシーンからスタート!最近では見かけない黒電話で「パジャマ?」、「何色よ?」、「いやらしいね」と実のなさそうな話に花を咲かせ、名刺を差し出し「何かあったらここに電話してくれ」と決める探偵。毛皮を着こんだ事件のカギを握る“謎の美女”役の小雪さんに、西田敏行演じる、シャンパングラスを持った白いスーツの“大物実業家”と役者は揃った?頼りの“相棒”・高田(松田さん)はボーっとしつつも空手の達人。この特報でもスノーモービルを操り「乗れ」と気のない一言。とぼけた調子で探偵をサポートする。この実力派俳優陣が織りなす“空気感”だけでも必見。さてさて、物語はどこへ向かうのか――?アジア最北の大歓楽街ススキノを舞台に男たちの欲望、女たちの想いが入り乱れる。『探偵はBARにいる』は9月10日(土)より全国にて公開。※こちらの特報映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:探偵はBARにいる 2011年9月、全国にて公開© 2011「探偵はBARにいる」製作委員会■関連記事:大泉洋&松田龍平の探偵コンビの壮絶アクションシーンの撮影現場に潜入!イメージはルパンと次元?大泉洋と松田龍平が『探偵はBARにいる』で探偵コンビ!
2011年05月02日女優、竹内結子が『20世紀少年』シリーズや『BECK』などヒット作を手がけてきた堤幸彦監督とタッグを組み、小惑星探査機「はやぶさ」を題材にした映画に出演することが決定した。タイトルはそのまま通り『はやぶさ/HAYABUSA』。製作を『タイタニック』、『アバター』などを壮大なスケールで描いた作品の数々を送りだしてきた、20世紀フォックス映画が手がけることも明らかになった。2003年5月9日、小惑星「イトカワ」に向けて打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ」が7年の月日を経て、数々の困難を越え、昨年地球に帰還したのは記憶が新しいところ。太陽系誕生の謎を解く手がかりとなる小惑星のサンプルを持ち帰るという、NASAでさえも成し遂げなかった快挙を果たし、人々に多くの感動をもたらした。本作ではこの一大プロジェクトの7年間にわたる挑戦と苦闘の日々を、事実に基づき描き出す。竹内さんが演じるのは宇宙科学研究所(現・JAXA)のスタッフとしてこの偉業の一端を担い、自らの生き方も見つめなおす役どころ。「7年越しのはやぶさの帰還が多くの人に感動をもたらしたように、この作品もいまの日本の夢や希望となれたら嬉しいです」と今後の意気込みを露にした。そして彼女を研究スタッフ兼広報要員としてスカウトする上司役に、西田敏行の起用が決定。西田さんは、はやぶさが成し遂げた偉業が映画化されることについて「震災と原発事故による日本のマイナス・イメージが広まっていますが、この映画で改めて『はやぶさ』の快挙、世界に誇る日本の科学技術を知ってもらいたい。昨年のあの感動をもう一度思い出してもらい、日本に誇りとプライドを取り戻したい」と目標を掲げる。メガホンを取る堤監督は「はやぶさのニュースは久々に聞く明るい話題でした。大震災で大変厳しい状況の中、この映画が少しでも日本のみなさまに自信と力を与えられれば嬉しいです」とコメントを寄せている。これまで数多くのハリウッド大作を送りだしてきた20世紀フォックスだが、今回は作品により一層リアリティを出すべく、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の全面協力を得て、製作に挑む。はやぶさが命賭けで持ち帰ったカプセルが着陸したオーストラリアのウーメラ砂漠など、海外での撮影も予定。海外配給も視野にいれた、まさに壮大なプロジェクトになりそうだ。撮影は既に4月13日にクランクインし、5月下旬にクランクアップを予定。ちなみに今年ははやぶさ“イヤー”とも言えるぐらい、はやぶさを題材にした映画が目白押し。東映配給の『小惑星探査機 はやぶさ −遥かなる帰還−』(仮題)では、はやぶさのプロジェクトチームと家族の感動のドラマが描かれる。こちらの詳細はまだ明かされていないが、日本を代表する豪華俳優陣が集結するとのこと。また、最新VFXを駆使し「はやぶさ」しか見たことのない深宇宙をスクリーンで再現、と期待が高まる1本でもある。また松竹は『おかえり、はやぶさ』(仮題)というタイトルで3D実写映画化。監督は『鴨川ホルモー』や『釣りバカ日誌』シリーズの本木克英。脚本は「ナースのお仕事」、『陰日向に咲く』の女流脚本家・金子ありさが担当する。これに対し、角川映画はフルCGドキュメンタリーで勝負!タイトルは『はやぶさHAYABUSA BACK TO THE EARTH』。先日行われた第52回科学技術映画祭で、文部科学大臣賞を受賞した本作は、今後、東日本大震災の被災地で、モバイルプラネタリウムを使用し無償上映を行うことも決定している。それぞれ異なる視点やテイストで“はやぶさ”の起こした奇跡を描いた映画の数々。不安に揺れるいま、日本に再びあの感動を伝えていく。『はやぶさHAYABUSA BACK TO THE EARTH』は5月14日(土)より公開、『はやぶさ/HAYABUSA』は10月1日(土)より全国にて公開、『おかえり、はやぶさ』は2011年、公開、『小惑星探査機 はやぶさ −遥かなる帰還−』は2012年、公開。※『はやぶさHAYABUSA BACK TO THE EARTH』の無償上映についてはこちらから詳細をご覧いただけます。■関連作品:おかえり、はやぶさ (仮題) 2011年、公開小惑星探査機 はやぶさ −遥かなる帰還− (仮題) 2012年、公開はやぶさHAYABUSA BACK TO THE EARTH 2011年5月14日よりワーナー・マイカル・シネマズ、角川シネプレックスにて公開© 有限会社ライブ©「はやぶさ」大型映像制作委員会はやぶさ/HAYABUSA 2011年10月1日より全国にて公開© 2011『はやぶさ/HAYABUSA』フィルムパートナーズ
2011年05月02日NHKの中で異彩を放つ人気コント番組「サラリーマンNEO」が『劇場版サラリーマンNEO』として映画化されることが決定!さらに、小池徹平がこの劇場版に“新入社員”として参戦することも明らかになった。2004年に単発の実験的番組として開始された「サラリーマンNEO」だが、NHKらしからぬコント中心のコメディ番組として瞬く間に人気を呼び、2006年からレギュラー化。沢村一樹が当たり役の“色香恋次郎”として男の色気で次々と女性を魅了し、問題を解決していく“セクスィー部長”をはじめ、シュールなコントが絶大な支持を集め、2007年・2008年と2年連続で国際エミー賞にノミネートされる快挙も成し遂げた。もはやサラリーマンの定番ともなった、この異色のコント番組がついに映画化!かつての植木等主演の『無責任』シリーズや、西田敏行の代表作『釣りバカ日誌』シリーズのように、日本のサラリーマンに笑いと活力を授けるべくスクリーンに進出することに。オリジナル番組の世界観そのままに、ドラマ的ストーリーを加えてスケールアップした劇場版では、新入社員である小池さんとクセのある課長・生瀬勝久が、どうにも噛み合わない上司と部下のやり取りを展開。業界5位のビール会社NEOビールに入社した新入社員が、老け顔の同期・早川と共に理不尽な課長、5年も契約が取れない営業の川上らが揃う営業一課に配属されるのだが…。もちろん、沢村さんらオリジナルのメンバーも出演。個性的なキャラクターたちがスクリーンを所狭しと駆け回る。小池さんは「この作品で、みなさんに笑ってもらえるよう、少しでも元気になってもらえるよう、全力で取り組みたいと思っています。この気持ちが伝わる素敵な映画だと思うので、ひとつひとつ、一日一日を頑張ります」と熱い意気込みを語る。また、本作のプロデューサーからは、「日本の元気はサラリーマン・OLの元気から始まる。不景気や就職氷河期など我々が働く環境は決して楽とは言えません。そんな全ての働く人たちへの応援歌になれば良いと思い『劇場版サラリーマンNEO』を企画し準備を進めてきました。その最中に今回の大災害が発生しました。日本が置かれた状況はより厳しくなり、大きな悲しみを抱えることになりました。ただ、我々はいつまでも立ち止まっている訳にはいきません。『日本が元気を取り戻すには、まずサラリーマン・OLが元気にならなければ!!』との思いで制作を進めております。多くの方にせめてこの映画を観ている間だけでも、笑って少しだけ幸せな気持ちになって頂けたら幸甚です」と本作に懸ける思いを明かしてくれた。小池さんと言えば、ブラック会社(問題企業)に入社し、追いつめられつつも成長していく主人公のサラリーマンを演じた『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』で、スクリーンで強烈な印象を残したが、本作ではどんなサラリーマン姿を見せてくれるのか?生瀬さんとの強烈であろう掛け合いにも注目!『劇場版サラリーマンNEO』は11月、全国にて公開。■関連作品:劇場版サラリーマンNEO 2011年11月、全国にて公開© 2011「劇場版サラリーマンNEO」製作委員会
2011年04月13日昨夏、発売されるやいなや各メディアで取り上げられ称賛を呼び、31万部超を売り上げるベストセラーとなった村上たかしによる人気コミック「星守る犬」(双葉社刊)が西田敏行主演で映画化されることが決定!今月中旬、40万本のひまわりが咲き乱れる北海道・名寄市で撮影が開始された。山中に放置された自転車から中年男性とその飼い犬の死体が発見される。男性の遺体が死後半年を経過しているのに対し、犬の方は1か月しか経っていないという検視結果が出る。この時間差が意味するものは何か?身元不明の遺体を引き取る市役所の福祉課の青年が調べ始める。物語は数年前へと遡り、その中年男性“おとうさん”と犬のハッピーの旅路が少しずつ明らかになっていく。失業に離婚、一家離散の果て、おとうさんはハッピーと共にあてのない旅へ。やがて旅は終点を迎え…。おとうさんを演じる西田さんは、撮影の初日、本作について「原作を読んで、無償の愛を注いでくれる犬(ハッピー)と旅をして、人生の終着点に向かっていく話ですが、寂しさ、切なさ、愛おしさで、漫画なのに泣いてしまいました。この“おとうさん”という役は、ごく平均的な中年・老人像なので、コメディと違いアドリブのやりようがなく、没個性というか、逆に至難の業で、最近の自分にはユニークな役でやりがいがあり、クリエティブな気持ちを触発されました。ご覧の通り、ハッピーとも、もう心が通じ合ってるでしょ!」とハッピー役の秋田犬(オス・2歳)とじゃれ合いつつ、熱い思いを語ってくれた。自らの過去への思いを重ね合わせながらおとうさんとハッピーの旅路をたどる市役所福祉課の青年・奥津を玉山鉄二が演じるほか、ひょんなことから奥津と出会い、旅に同行するダンサーを志す少女・有希に川島海荷が扮する。ほかに、余貴美子、岸本加世子、藤竜也、三浦友和など実力派俳優陣が脇をしっかりと固める。撮影は8月末まで名寄市、石狩市など北海道で行われ、その後、青森県弘前、岩手県遠野、宮城県東松島、福島県いわきと、劇中のお父さんの旅路とは逆回りで進められ、都内スタジオでの撮影を経て、12月中旬に再び北海道で冬編のパートのロケが行われてクランクアップとなる予定。クランクインの地・名寄は瀧本智行監督が、全国5か所をめぐって最後に見つけ「ひまわり畑が一番、原作のイメージに近かった」とロケ地に決めた。撮影時期にあわせて例年よりも遅めに種がまかれ、隣りには奥津の家のロケセットが1か月をかけて丸ごと建てられた。8月12日、見事に咲いた40万本ものひまわりに囲まれてクランクインとなった。ちなみに、タイトルの“星守る犬”とは、犬がもの欲しそうに星を見続けている姿から、手に入らないものを求めること(ひと)を意味するという。かなわない夢を見るのは無駄で不幸なことなのか?その答えをおとうさんとハッピーが教えてくれる。『星守る犬』は2011年夏、全国東宝系公開予定。■関連作品:星守る犬 2011年夏、全国東宝系公開予定
2010年08月23日人気脚本家、宮藤官九郎が手掛ける7月期TBS系ドラマ「うぬぼれ刑事」の制作現場会見が6月29日(火)、横浜市青葉区の緑山スタジオで行われ、主演する人気グループTOKIOの長瀬智也、共演の生田斗真、ヒロイン役の中島美嘉らが出席した。クドカンが刑事ドラマにオリジナルで初挑戦。長瀬さん扮する超恋愛体質で、容疑者に毎回、恋をして「結婚してくれるなら逮捕しない」とプロポーズしてはフラれる“うぬぼれ刑事”と、彼を取り巻く個性的なうぬぼれ男たちのおかしな毎日を描く、サスペンスあり恋愛ありのコメディ。長瀬さんと連続ドラマ初共演を果たす生田さんは、うぬぼれ刑事の行きつけのバーに集う男5人組“うぬぼれ5”のひとり、うぬぼれ俳優・本城役で「僕はすっごいヘタクソな田村正和さんみたいな芝居をしています」。同じくうぬぼれ5のひとりでうぬぼれカメラマン役のお笑いコンビ「おぎやはぎ」の矢作兼は「衣裳合わせで、女にモテたい男が着そうな服をいろいろ着せてもらったんですけど、ほとんど僕の私服みたいだった。台詞も僕が言ったことあるんだけど、みたいなのばっかり。僕、うぬぼれてました、スミマセン」となぜか反省。関係者と取材陣の笑いを誘った。宮藤さんは、うぬぼれをテーマにしたことについて「最近、最初から『どうせ俺なんて…』っていう人が多いけど、うぬぼれていた方が楽しいと思うし、見ていてもうぬぼれている人の方が面白い。楽しいものが作りたいなぁと思って」と説明。西田敏行の「リスクの大きいドラマですけど、成功したら我々に素晴らしい喜びが返ってくる」という言葉に、肩を揺らして笑っていた。「うぬぼれ刑事」は7月9日(金)より放送開始(金曜22:00〜放送/初回は15分拡大)。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:人間失格 2010年2月20日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開■関連記事:ベルリン“銀”の快挙の寺島しのぶ、大阪で会見「ヤッター!」生田斗真歓喜の涙「幸せです」初主演映画『人間失格』初日前夜に舞台挨拶『人間失格』荒戸監督インタビュー「生田斗真?50年に一人だね、モノが違うのさ」押切もえ、いまもだめんず好き!?「太宰大好き。守ってあげたい」生田斗真との絡みに豪華女優陣から黄色い声、続々? 『人間失格』完成披露
2010年06月29日