株式会社鴨ブックス(所在地:東京都豊島区、代表者:鴨頭 嘉人)から2023年2月14日(火)に、原田 理恵子氏の初の著書『あなたの“おブス”は腸のせい!?』を発刊しました。また、原田氏は地元大阪のTV番組『J-COM LIVEニュース』に生出演するなど、同書は発売前から反響を呼び、2刷り3,000部の重版が決定しました。『第二の脳』と呼ばれる腸によって生かされている“有り難み”を知る1冊【本の内容】身体の不調、仕事のトラブル、人間関係の悩みの原因は、“宿便”にあり。長年腸内に蓄積された宿便が毒素を放ち、血液を汚し、健康や思考の循環を停滞させている…その現状を理解しないまま、身体に良いとされるものを“摂取”するほうにばかり注目する世の『腸活』に、本書は警鐘を鳴らします。本書では、まずは“出す”ことが先決で、腸の役割を理解し、腸内環境を整えることから健康も、幸福も生まれていくとしています。これまで延べ1万回以上“腸”と向き合ってきた著者自身の経験をもとに、腸を整えることで起こった不思議な体験談や、誰もが今すぐに使える呼吸法やマッサージ法などを、図解を入れながら分かりやすく解説しています。腸に関する正しい知識と習慣を身につける『本気の腸活』で、日本の幸福度を世界No.1にするという原田氏の決意に満ちた、腸に対する著者の愛情があふれた1冊です。腸をもむだけでその人の性格や生活習慣まで見えるという原田氏。施術回数は延べ1万回以上【新刊「あなたの“おブス”は腸のせい!?」概要】著者 : 原田理恵子発売日: 2023年2月14日(火)定価 : 1,650円(税込)本の内容は以下のように構成されています。はじめに「腸内環境を整えよう!」【第1章】 あなたの“おブス”は腸のせい1.断捨離できずに、腸山積み…2.文句ばかりの、腸ひねくれもの…3.不調な時に食べなさい! は腸ナンセンス!4.本当に美しい人は見た目も中身も腸キレイ!5.言いたいことが言えず、腸モヤっと…COLUMN1 『どんなダイエット法もうまくいかなかったのに…!!』【第2章】 あなたの身体が教えてくれる“おブス”注意報1.排泄物に注意せよ!2.睡眠負債に注意せよ!3.お腹の張りに注意せよ!4.肌荒れ・むくみに注意せよ!5.水の飲み方に注意せよ!COLUMN2 『日本と世界のトイレ事情』【第3章】 心と身体を整える!小腸ヨガで腸・Happy1.「小腸もみ」ではなく「小腸ヨガ」2.「腸ヨガ」ではなく「小腸ヨガ」3.「運動」ではなく「小腸ヨガ」4.小腸ヨガの施術5.小腸ヨガの3つのメリット6.小腸ヨガの体験談COLUMN3 人間関係の問題がスッキリ!?誰にでも簡単にできる『腸・褒め活』【第4章】 何を入れるかよりも、どう出すか1.腸は足し算より引き算!!2.腸からはじめる自立宣言!3.宿便は腸の声を遮る壁になる4.ぽっこり下腹改善には「引き算方式」5.身体の不調が大きい時には…COLUMN4 身体に良いことカムカム習慣【第5章】 ウンが出るだけ、運気が上がる1.健康・美容・仕事・人間関係に止まらない!運気も上がる2.正しい位置に腸がないっ!?3.チョウ簡単な腸活方法COLUMN5 『何度も救急車で運ばれた私は…宿便排出で救われた!』【第6章】 腸はあなたの一番の理解者1.腸は全てを知っている!2.まだまだすごいぞ小腸の働き!!3.心は身体のどこにある!?4.腸の声を聴かないと“おブス”になるCOLUMN6 忙しすぎる反動!?マイペースなのんびり腸おわりに 小腸ヨガで腸・Happyに【著者プロフィール】“腸もみ姉さん”という愛称で親しまれている原田氏原田 理恵子(はらだ りえこ)小腸もみサロン小腸ヨガサロンKr*pa【クリパー】代表株式会社腸能力開発機構 代表2002年頃に医療介護の現場やボランティアに参加。活動を通し『排泄ができなくなったら命取りになる』という出来事を経験する。14年に、がん哲学外来メディカルカフェの活動を開始し、予防ケアの必要性を強く感じたことから、腸のスペシャリストを目指すようになる。17年より、小腸ヨガサロンKr*pa【クリパー】代表として小腸もみサロンの運営やセラピスト育成事業、食セミナー、オンライン講座と多岐にわたって活動をしている。21年8月には株式会社腸能力開発機構を設立し法人化。SDGs事業、各企業や行政関連、学校での講演会活動を精力的にこなしている。これまで腸と向き合ってきた回数は延べ1万回以上。『腸活』を追求し、日本の古き良き時代を風の時代に転換させ、さまざまな社会問題を解消していけるような取り組みを目指している。【鴨ブックスについて】出版業界に革命を起こす、「書店を応援する出版社」としてYouTube講演家の鴨頭嘉人が設立しました。直近20年で書店の半分近くが閉店に追い込まれています。私どもはその状況を踏まえ、情報発信の場であり、人生を変える一冊に出会える場である書店を元気にするために、自社の利益を減らし、書店の粗利率30%を実現しました。この活動を続けることで、出版社だけが生き残るのではなく、書店も取次も幸せになれる未来をつくろうとしているのです。出版社の利益を下げて業界の存続につなげることは、多くの出版社にとって有益だと考えています。紙の本は滅びるなどと言われていますが、とんでもありません。出版社が利益配分を現状にあったものに変えるだけで大切な文化は守られるのです。これが私たちが考える「出版業界の革命」です。【鴨ブックス会社概要】会社名 : 株式会社鴨ブックス本社 : 東京都豊島区東池袋3丁目2番4号 共永ビル7階代表者 : 鴨頭 嘉人設立 : 2021年4月URL : 事業内容: 書籍出版(ビジネス書・自己啓発書) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月14日人気漫画家・西原理恵子(57)の長女・Aさんの“告発”が話題を呼んでいる。単行本の売上は累計240万部を記録し、映画化もされた西原の大ヒット子育てエッセイ漫画『毎日かあさん』。その中で“ぴよ美”の名前で書かれ、多くの読者に親しまれてきたのがAさんだ。しかし、Aさんは昨年7月にブログを公開。そこで、『毎日かあさん』での自身の取り上げられ方について「無断で私の本名、仕事歴、外見、精神病をコンテンツとして扱い親が大儲けしていた」と告発したのだ。現在ブログは削除されているが、Aさんの“コンテンツ化”された苦しみはTwitterで改めて取り上げられることに。すると、大きな話題を呼ぶこととなった。SNSの発達によって、子供の姿を一瞬で全世界に披露することが可能になった昨今。著名人はもとより、一般人の親子がSNSを通して一瞬で人気者になることもある。子供の愛らしい姿を見て、幸せな気持ちになるひともいるだろう。しかしAさんのように、コンテンツ化されることは子供にとって必ずしもメリットがあるわけではないようだ。そこで、母娘関係改善カウンセラー・横山真香氏に子供をコンテンツ化することの問題点について話を聞いた。横山氏は「発信者との連帯感や共感は読み手にとってもハッピーなものです」と子供をコンテンツ化することのポジティブな面を認めた上で、こう切り出す。(以下、カッコ内はすべて横山氏の発言)「例えば赤ちゃんに『この写真、公開してもいい?』と聞いても『嫌だ』と答えることはできません。ですから、『子供にも人権やプライバシーがある』という考えを念頭に置くことが大前提です。いくら自分の子供とはいえ、子供のことを他者に伝える際に『自分は子供の人権やプライバシーを守っているか』としつこいほど言い聞かせるべきです。大人でも赤の他人が自分の写真を見ていたり、持っていたりすることを『気持ち悪い』と感じる人が多くいます。背景に特徴的な風景などが入り込んで『個人情報が守られているか』と気をつける必要もあります。それは子供のケースでも同じです」■自我が芽生えたころから、子供の意思を確認すべきその上で、大人だけの視点で考えないことが重要だと説く。「大人が想像する以上に、子供は“他者に自分のことが知られている”ということを大変嫌がります。親戚や近所の人の前で子供に関する些細な話をしても、『なんで言うの?』と不快に思うこともあります。子供にはそれぞれ独特の世界観があるわけで、それを脅かすような言動は大変嫌がられます。そして子供の反応は、兄弟姉妹の間でもわかれるくらいそれぞれ違います。子供なので『嫌だ』と思う理由がうまく言えません。しかし、その『嫌だ』という感覚を大人は認めましょう。『大したことないのに、いいじゃん』と思うのは、身勝手な大人の言い分にすぎません」‘16年2月、バイオリニストの高嶋ちさ子(53)がコラムで「息子が言うことを聞かないから、ゲーム機を壊した」というエピソードを明かしている。横山氏はこの件を引き合いに出す。「恐らく、高嶋さんの息子さんも学校で“お前の母さんすごいな”なんて言われたりして話題になったのではないでしょうか。子供には子供のコミュニティーがあるので、そこで話題になることを嫌がることも当然あります。有名人でなくても話題になることはあるので、そういうところにも親は気をつけるべきです」年を重ねるにつれ、子供は次第に繊細な年ごろになっていく。“コンテンツ化の上限”は果たしてあるのだろうか?「まず物心ついた子供に、SNSなどで親が情報を公開するということがどういう意味を持つのかを説明しましょう。その上で『やめて』と断られたら、それが上限です。幼稚園の年長くらいからはっきりとした自我が芽生えますから、そのあたりから子供の意思を確認すべきです。また、子供が大きくなってから『コンテンツ化されていた』と知ることで問題が生じる可能性もあります。『記録をつけてくれたんだ』と思う子供もいるでしょうが、『なぜ、こんなことをしたの?』と思う子供だっています。親の物差しで考えることが一番よくないです」■“なぜ公開するのか”について、誠意を持って答えられるかまた漫画やエッセイで子供について書く際にも、細心の注意が必要だという。「漫画や小説の場合、『このエピソードは取り上げてほしくなかった』『自分とは認識が全然違う』と子供が感じることもあるでしょう。親からしたら微笑ましい出来事でも、子供からしたら『どうして黙っていてくれなかったの?』と受け取ることも。“子供と親では捉え方が違う”と認識しておくべきです。信頼関係が崩れている場合、コンテンツ化していたことが関係悪化の燃料になることもあります。子供からしたら、子供をダシにして“いい親アピール”しているように見えるでしょう。コンテンツ化は、子供が年を重ねてもついて回る問題です」“うちの子はきっと大丈夫”、そんな油断こそが危ないようだ。「子供が小さいと『将来、子供との関係が悪くなる』なんて誰も思いません。でも、実際には小学4~5年生くらいから、親に『お前』という子も出てきます。なので、小学生になればコンテンツ化がキッカケで問題が起こる可能性もあると覚悟しておいた方がいいでしょう」そして、横山さんは最後にこう結ぶ。「コンテンツ化は家族だけでなく、不特定多数が子供のことを知る機会となります。大切な思い出を残す場合とは全く違います。“なぜ公開するのか”について、誠意を持って答えられるようにしておくべきです。それができないならば、子供について発信することを思いとどまるべきです」“毎日子供”として暮らすうちに、子供は親と異なる考えや感受性を持つようになる。そのことを理解し、親が丁寧に子供と向き合うことが大事なのかもしれない。
2022年06月18日「娘さん2人が会えて、本当によかった……」万感の思いを込めて語るのは、2月に前立腺がんで亡くなった西郷輝彦さん(享年75)の45年来の親友である岩田康則さんだ。西郷さんの長女・辺見えみり(45)が5月末、インスタグラムで異母妹・今川宇宙(25)と初の“姉妹食事会”を開いたと明かしたのだ。《ずっとタイミングもなく、なかなか会えなかったけど、父を失ったあと彼女と繫がった》《縁って不思議ですね。なんだか昔から一緒に飲んだことあるような、そんな感覚。仕事の話したり、父の話したり。とにかく幸せ》西郷さんと辺見マリ(71)との間の娘がえみり、再婚後に授かった三女が女優やイラストレーターとして活躍する今川だ。「葬儀で初めて顔を合わせた2人は、百箇日となる今回の食事会で西郷さんの大好きだった焼酎で献杯していました。西郷さんは焼酎を飲む器にもこだわっており、そうした思い出話で盛り上がったと聞いています」(西郷家の知人)実は西郷さんは前出の岩田さんが都内で営む「まだん陶房」での陶芸タイムが息抜きとなっていた。《お芝居やドラマ、長い仕事が終わると、ここで陶芸に没頭するんだよね。粘土をこねていると、心が無になって、次の仕事に向けて気持ちをリセットできる》(明治屋「おいしい缶詰」HPより)前出の岩田さんは言う。「もともと友達で、25年前にここを開いたときに西郷さんは『第1号の会員になるよ』と言って、ずっと通ってきてくれました。陶芸をした後には必ず、2人で飲みに行って何軒もはしごしましたね」西郷さんは今川を何度か陶房に連れてきたこともあった。彼女が作ったカエルの陶器は、西郷家の玄関に飾っていたそうだ。「えみりちゃんはアトリエをのぞきにお母さんと来たんです。もう女優さんをやっていたころですね」仕事を離れリセットする時間の大切さを、西郷さんは娘たちに伝えたかったのだろう。100人以上が集まった西郷さんの還暦パーティでは、岩田さんがこんなサプライズを。「西郷さん自作の陶器の傘立てを会場のホテルに運び込み、サプライズでそれに花を生けたんです。西郷さんは『いつも家にある傘立てがなくなっていて不思議だな』と思っていて、会場で花が生けてあるのを見て驚いてました(笑)。でも、当時は辺見家は呼んでいなかったんですね……。今回の娘さん2人の対面を西郷さんも喜んでいると思います」2家族の“再生”は西郷さんへの何よりの手向けとなるだろう。
2022年06月08日2月24日、前立腺がんで20日に亡くなった西郷輝彦さん(享年75)の告別式が行われた。喪主を務めた19歳年下の夫人をはじめ三女の女優・今川宇宙(25)ら家族も参列。代表曲『星のフラメンコ』が流れ故人を悼むなか、前妻・辺見マリ(71)との娘・辺見えみり(45)の姿があった。出棺を終え、斎場から出てきたえみり。足早にその場を立ち去りつつも、取材陣に何度も会釈していた。その大きな瞳は、泣きはらした後のように赤くなっていた。「西郷さんは’72年にマリさんと結婚。そして翌年10月に長男が生まれ、’76年12月にえみりさんが誕生しました。しかし’81年、性格の不一致を理由に離婚しました」(芸能関係者)西郷さんが亡くなる前日、えみりは兄と共に西郷さんのもとを訪れていた。彼女はインスタで、《言葉を交わすことは出来ませんでしたが、私と兄の言葉を聞いて大きく頷いたり、手で小さく拍手したり。最後の力を振り絞って会話してくれたんだと思います》と回想している。最期の対面を果たした父と娘。しかし、えみりの胸にはさまざまな思いが去来していたに違いない。「西郷さんとマリさんが離婚したのは、えみりさんが4歳のときのこと。マリさんは子供2人を一人で育てることとなり、さらにご両親とも同居していたので、家族5人の生活を一気に引き受けることになりました。えみりさんが16歳で芸能界デビューを果たしたのも、『私も稼いで、少しでもお母さんを楽にしてあげなきゃ……』と考えたためだといいます」(えみりの知人)いっぽう西郷さんは’90年に再婚。3人の女の子を授かった。シングルマザーとして奮闘する母に対して、新たな家族とともに新生活を送ることとなった父。思春期のえみりは複雑な感情を抱くことになったという。「幼少期のえみりさんには西郷さんの記憶がほとんどありません。マリさんが西郷さんへの愚痴をこぼすたびに『なぜ、私たちを置いて出ていってしまったのか』と、怒りを募らせていたといいます。えみりさんは『一生許さない』と強い反発心を抱くこともあったといい、実は40代になるまで、西郷さんとは“共演NG”だったんです」(前出・知人)しかし、大人になるにつれ、えみりの中にあったわだかまりは徐々に氷解していったようだ。「年を重ねるにつれ、両親の性格や立場がよく見えるようになっていったそうです。一時は一方的に『お父さんが悪い』と決めつけていた自分に気づき、西郷さんに対する見方も変わったといいます。20代半ばからは西郷さんとも連絡をとるようになったといいます」(前出・知人)■「最期のときまでに家族の思い出を――」えみりは’06年1月、29歳でタレントの木村祐一(59)と結婚。しかし’08年4月に離婚し、その3年後となる’11年3月に俳優の松田賢二(50)と再婚。ところが挙式の直前に、西郷さんの前立腺がんが発覚した。そのため、えみりは当時、ブログに《一つ残念だったのが、(挙式に)父が参加できなかったことです》と投稿。以降、彼女のブログには西郷さんとの交流がたびたびつづられるようになった。そしてえみりは’13年1月に第1子妊娠を発表。その2カ月後の本誌のインタビューで、《父は『はー、ここにいるんだなぁ』なんて言いながらおなかを触ってくるんです》と父娘エピソードも語っている。「えみりさんは西郷さんの体調のこともあり、次第に『どうにかして、バラバラになった家族を再び結び付けたい』と考えるようになったそうです。さらに『父と母が最期のときを迎えるまでに、家族の思い出を作りたい』とも……。そんななか、西郷さんの今の自宅の近所に、マリさんがたまたま移り住んだそうです。そこで、えみりさんは2人に連絡をとり、離婚後初めて3人で会ったそうです」(前出・知人)’17年11月、西郷さんは前立腺がんの再発を公表。その際、えみりは出演舞台の会見で西郷さんとのやり取りを明かし、「すごく元気な声で『心配しないで、大丈夫だから』と。強い気持ちでいるので、私も信じて待っています」とコメントしていた。さらに’18年6月には『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)で“父娘初共演”が実現している。えみりは番組内で「お互いの思い出のためにも楽しい仕事ができたら」と共演に至った理由を話していた。「えみりさんは常々、親しい人に『母子家庭で育ったから結婚への憧れが強かった』と話していました。’18年2月には2度目の離婚を経験。父娘初共演はその直後のことです。自らの離婚を通して、改めて“父・西郷輝彦”との関係を見つめ直したのでしょう。ずっと断ってきた父娘共演が、闘病中の西郷さんへの何よりの“親孝行”になるとも考えたようです。これが最初で最後の共演となりました」(テレビ局関係者)西郷さんは昨年4月、悪化した前立腺がんを治療するため、オーストラリアに渡った。「現地では総額1千万円以上にもおよぶ、国内では未承認の最先端治療に挑戦しました。それまで西郷さんは11回もの放射線や抗がん剤治療を受けてきましたが、新たに立ち上げたYouTubeでは『後がないんだ』と弱気な姿も見せていました。そんな父親の力に少しでもなれればと、彼女は定期的に日本からメッセージを送り励ましていたそうです」(前出・テレビ局関係者)所属事務所によると、西郷さんは現地で3度の治療を受けたのち、昨年9月下旬に帰国。しかし10月、体調を崩して都内の病院に入院していたという。「昨年11月、えみりさんは友人の加藤紀子夫妻と西郷さんの故郷・鹿児島を訪れています。地元の神社で父の回復祈願もしたようです」(前出・知人)その願いはかなわず、他界した愛憎の父。えみりは訃報に際し、《この人の血を受け継ぐことができて、そして子供に生まれてきて本当によかったと、心から感謝しました》とインスタに残していた。愛娘の心に“スターの輝き”が消えることは永遠にないだろう。
2022年03月01日2022年2月20日、前立腺がんによりこの世を去った、歌手であり俳優の西郷輝彦さん。同月21日に報じられた突然の訃報に、ネット上では悲しみの声が広がっています。西郷輝彦さんが逝去「昭和の名優だった」「まだお若いのに」と悲しむ声西郷輝彦を娘・辺見えみりが追悼同日、西郷さんの娘でタレントの辺見えみりさんがInstagramを更新。西郷さんが亡くなる前日に面会できたという辺見さんは、その時の様子を次のようにつづっています。父が亡くなる前日に、ご家族に声をかけていただき、兄と2人で最後に父と会うことができました。言葉を交わすことは出来ませんでしたが、私と兄の言葉を聞いて大きく頷いたり、手で小さく拍手したり。最後の力を振り絞って会話してくれたんだと思います。会話のあと、父とずっと目が合っている時間がありました。今までそんなにじっくり父の顔を見ることがなかったので、お互い無言のまま見つめ合いました。父の瞳はとても綺麗で、この人の血を受け継ぐことができて、そして子供に生まれてきて本当によかったと、心から感謝しました。emiri_hemmiーより引用辺見さんや辺見さんの兄の話に、西郷さんはうなずいたり、拍手したりと反応してくれたそうです。無言になり、西郷さんと見つめ合った辺見さんは、「この人の血を受け継ぐことができて、そして子供に生まれてきて本当によかった」と、心から感謝したといいます。「最後まで父は…」つづられた言葉に、涙1981年、母であり歌手の辺見マリさんと西郷さんが離婚した影響からか、4歳の頃にはすでに父親と離れて暮らしていたという、辺見さん。「一緒にいる時間は少なかった」と、西郷さんに肩車をされている幼い頃の写真とともに、自身の想いを次のように明かしています。 この投稿をInstagramで見る 辺見えみり.(@emiri_hemmi)がシェアした投稿 私は4歳の時に父と離れているので、一緒にいる時間が少なかったのですが、父の生き様で色々なことを教えてもらいました。最後まで父は、かっこいい役者でした。お父さん、お母さんと出会ってくれてありがとう。痛みから解放されて、ゆっくり休んでください。emiri_hemmiーより引用辺見さんの追悼コメントに、涙する人が相次ぎました。・涙が止まりません。西郷さん、とてもかっこいいお父様でした。・痛みから解放されて…確かにその通りですね。ご冥福をお祈りいたします。・話さなくても通じることができるのは、お互いが大切な存在だからですね。どうか辺見さんもご無理なさらず。身近な人を失う悲しみは、計り知れません。辺見さんが西郷さんのことを想うように、西郷さんもまた、天国から辺見さんのことを見守っているのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2022年02月22日2022年2月21日、歌手であり俳優の西郷輝彦さんが亡くなったことが明らかになりました。75歳でした。所属事務所の発表によると、西郷さんは同月20日に、都内の病院で亡くなったといいます。西郷さんはこれまで、長年にわたって前立腺がんで闘病生活を送っていました。1964年に、デビュー曲『君だけを』がヒットした西郷さん。また、同年に公開された映画『十七才のこの胸に』でも俳優として出演を果たし、同名の楽曲『十七才のこの胸に』もヒット。第6回日本レコード大賞新人賞を獲得するなど、演技、歌唱力ともに高く評価をされました。その後も、長年にわたって数々のドラマや映画に出演したり、楽曲をリリースしたりと、幅広く活動をしていました。西郷さんの訃報に対し、ネットからは「素晴らしい昭和の名優でした」「西郷さんの片倉小十郎は一生忘れません」といった声が上がっています。葬儀については、世情を鑑みて、遺族の意向により、近親者のみで執り行うとのことです。西郷さんのご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2022年02月21日都内のホテルでおこなわれたNHK大河ドラマ『西郷どん』の打ち上げ。出演者のスピーチは「時間の都合上、司会から手短にと言われていた」(前出の出席者)ため、基本的に言葉少なだった。その中でも出席者の感動を呼んだのが、こんな瑛太(35)の挨拶だった。「今回の撮影は、初日から8時間押しました。これは大変な現場になると思いました。私は10年前、初めて『篤姫』に出演させていただきました。再度、大河ドラマ出演にあたり心構えができていたつもりでしたが、『大丈夫かな?』と思いました。その不安が消えたのは鈴木亮平さん(35)がいたから。亮平さんがいたから乗り切れました。亮平さんと出会えたこと自体が宝物でした」会場中から温かい拍手が湧き、じっと聞いていた鈴木は壇上の瑛太と目を目を見交わし、涙ぐんでいたという。今回、2人は役柄のうえで“盟友”関係だった。「鈴木さん演じる西郷吉之助(のちに隆盛)と、瑛太の演じる大久保一蔵(のちに利通)は幼馴染であり、後年は共に維新に奔走する役どころ。2人の固い友情を描いた回ではネット上に《やっぱり吉之助の正妻は一蔵どん》《一蔵どんが本妻説、決定》など、2人の関係を“夫婦”に見立てた絶賛が殺到しました」(テレビ誌記者)瑛太は、なぜそこまで鈴木に感服することになったのか――。「そもそも鈴木さんと瑛太さんは同学年で、先輩後輩の関係性ではありません。鈴木さんは06年に俳優デビュー。瑛太さんは01年から俳優業をやっていますから、むしろ“先輩”です。今回の現場で、鈴木さんの役者魂に男惚れしたようなんです」(番組関係者)鈴木といえば、徹底した役作りをすることで知られている。「キャラクター作りはもちろんですが、特に顕著なのが“体重の増減”です」(映画関係者)映画『HK変態仮面』(13年)では15kg増量。翌年、映画『TOKYO TRIBE』(14年)でも筋肉ムキムキの役で一気に10kg増量。逆にドラマ『天皇の料理番』(15年)では病弱な役で20kg減量。「逆に、その直後の出演映画『俺物語!!』では屈強な男子高校生役を演じるため1日10個菓子パンを食べる生活を1カ月以上続け30kg増量してます」(映画関係者)今回も、体重が114kgあったといわれている巨漢の西郷を演じるにあたり、鈴木は撮影前から、早稲田大学の相撲部に稽古をつけてもらって体重を増やしたという。「こうしたストイックな役作りを目の当たりにした瑛太さんは、穏やかな鈴木さんが秘める熱き役者魂に感服し、尊敬の念を抱くようになったそうです」(ドラマ関係者)打ち上げ数日後、『西郷どん』関連イベントが鹿児島で行われた。「鈴木さんと瑛太さんが一緒に出席しています。大河の収録中は飲みに行く機会はなかったのですが、プライベートでも親交を深めたようで“今後もお互い連絡を取り合おう”と“男の約束”を熱く交わしたそうです」(ドラマ関係者)史実では最後、西郷は大久保指揮する新政府軍に追いつめられ切腹する。数奇な運命を演じきった2人だけに、私生活では誰よりも強固な絆が芽生えたようだ――。
2018年11月08日10月30日、NHK大河ドラマ『西郷どん』の打ち上げが都内のホテルで行われた。午後6時の開宴に合わせてキャストやスタッフが続々と会場入り。午後5時28分、演者で一番早く現れたのは西田敏行(71)。杖をつきながらもスタッフに囲まれてにこやかに歩く。西田の到着直後、サングラス姿の瑛太(35)が現れた。北川景子(32)、黒木華(28)、そして主役の西郷隆盛を演じた鈴木亮平(35)がタキシードを着こなして登場――。「総勢約700人が出席する近年では最大規模の打ち上げでした。オープニングのVTRが流され、NHK・上田良一会長の挨拶。原作者の林真理子さん、脚本の中園ミホさんが続いて挨拶されました。乾杯の音頭は西田敏行さん。鏡開きの際は一同一斉に、ドラマでも頻繁に使われている『せごどんチェスト!』という掛け声で盛り上がりました」(出席者)その後、主要キャストの挨拶となり、主演の鈴木が壇上へ。「皆さんのおかげで1年3カ月の撮影が無事、終わりました。世間の“西郷隆盛像”に追いつけるか不安でしたが、精一杯やりました。皆さんとご一緒にお仕事できて、本当に良かったです」午後9時前、一次会がお開きになり、鈴木は関係者と談笑しながらホテルのロビーに現れた。わざわざタキシードのボタンをはずし、ワイシャツの上から周囲にお腹を見せ、笑いながらポンッとお腹を叩く。鈴木は体重が114kgあったといわれている巨漢の西郷を演じるにあたり、役作りで体重を大幅に増やしたのだ。「すっかり太って腹出てる。ヤバいから今ダイエットしてて年末までには見られるようにします!」こう話す鈴木は、豪快かつ人懐っこい“西郷どん”そのものの笑顔だった。
2018年11月08日現在放送中の大河ドラマ「西郷どん」に出演する新たな出演者がこのほど決定。映画『万引き家族』で注目を集めた城桧吏のほか、上白石萌音、忍成修吾、渋川清彦などが発表された。主演の鈴木亮平が西郷吉之助(隆盛)を演じる本作。10月21日の第39回放送から“明治時代”に突入するが、今回新たに発表されたのは、そんな激動の時代に生きるキャストたち。「西郷家ゆかりの人々」として、西郷吉之助と愛加那(二階堂ふみ)の長子、西郷菊次郎役には、『万引き家族』や先日「グッド・ドクター」への出演も話題となった城桧吏と、「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」などにも出演していた今井悠貴に決定。城くんは9歳~12歳の菊次郎を、今井さんは14歳~の菊次郎を演じていく。今回大河ドラマ初出演となった城くんは、「いつか時代劇に出演したいと思っていたので、今回出演が決まってとても嬉しかったです」と喜びを語り、「明治時代を生きた西郷菊次郎さんになりきって頑張りますので、是非みなさんに観て頂きたいです!」と意気込み。今井さんは「激動の時代を生きた人々の心意気に負けぬよう、覚悟を持って演じたいと思います」とコメントしている。また、錦戸亮演じる吉之助の弟・従道の妻・清役には『君の名は。』『ちはやふる』の上白石萌音。西南戦争後、糸や隆盛の子・寅太郎たちを支援するという役どころだ。鹿児島出身の上白石さんは、「大切な地元が舞台の物語の一部となれること、大好きな方言を台詞として話せること、噛み締めて参加させていただきます」と出演の喜びを語っている。ほかにも、「薩摩ゆかりの人々」として元薩摩藩士・篠原国幹役に榊英雄、別府晋介役に篠原悠伸、辺見十郎太役に持永雄恵。市来家に嫁いだ琴の長男・市来宗介役に前川優希。「新政府」の面々として、明治天皇役に野村万之丞、元長州藩士・井上馨役に忍成修吾、山県有朋役に村上新悟、板垣退助役に渋川清彦、大隈重信役に尾上寛之、三条実美役に野村万蔵が決定した。なお、「西郷どん紀行」のテーマ曲が竹原ピストルが歌う「この道 この船」に変わることも明らかになった。大河ドラマ「西郷どん」は毎週日曜日20時~NHK総合、18時~BSプレミアムにて放送。※再放送はNHK総合で毎週土曜13時5分~放送(cinemacafe.net)
2018年09月10日現在NHKにて放送されている大河ドラマ「西郷どん」の新キャスト発表会見が6月13日(水)、東京・渋谷の同局放送センターで行われた。■小栗旬、“盟友”との共演に「幸せを感じています」会見には主演の鈴木亮平、共演する黒木華と小栗旬、新キャストの水川あさみ、柏木由紀、迫田孝也、田上晃吉が出席。小栗さんは、自身が演じる坂本龍馬の姿を初めて披露し「今回、『西郷どん』で描かれている龍馬は、商売がしたいという気持ちが色濃く書かれている。どこか“冒険家”みたいな人物になればいいと思っています」と役どころを語った。主人公・西郷吉之助(隆盛)を演じる鈴木さんとは「共演は10年ぶりくらい」だといい、「こういう形でお仕事ができるのがうれしいですし、幸せを感じています。1年近く、西郷という役に向き合い、大きな存在感を感じさせる亮平君が演じる西郷さんにとって、(自分が)背負わなければいけない者として、坂本龍馬を残していければ」と抱負を語った。■鹿児島出身の柏木由紀、「明るく支える存在になれれば」「AKB48」のメンバーである柏木さんは、「初めて大河ドラマに出演させていただくことになり、とても緊張しています」と神妙な面持ち。西郷のゆかりの地である鹿児島出身で「とてもうれしいです。西郷家の一員として、明るく支える存在になれれば」と意気込んだ。柏木さんは、吉之助の弟である吉二郎の妻、西郷園(さいごう・その)を演じる。新たに発表された新キャスト水川あさみ:龍馬の妻・お龍山口翔悟(大河ドラマ初出演):土佐藩士・中岡慎太郎浜野謙太(大河ドラマ初出演):伊藤俊輔(博文)林家正蔵(大河ドラマ初出演):長州藩の藩医・大村益二郎藤本隆宏:剣の達人・山岡鉄舟迫田孝也:佐賀藩士・江藤新平柏原収史(大河ドラマ初出演):第9代会津藩主・松平容保柏木由紀(大河ドラマ初出演):吉二郎の妻・西郷園上川周作:西郷家の四男・西郷小兵衛泉澤祐希:薩摩藩士・川路利良田上晃吉:薩摩藩士・中原尚雄大河ドラマ「西郷どん」は毎週日曜日20:00~NHK総合、18:00~BSプレミアムにて放送。再放送はNHK総合で毎週土曜13:05~放送。(text:cinemacafe.net)
2018年06月13日現在放送中のNHK大河ドラマ『西郷(せご)どん』と連動する企画展が上野の東京藝術大学大学美術館ではじまりました。そのプレス内覧会に大久保利通役で出演中の俳優、瑛太さんが出席。展覧会の見どころやドラマの撮影秘話など語ってくれました。NHK大河ドラマ特別展「西郷どん」スタート【女子的アートナビ】vol. 110この展覧会では、幕末から明治にかけて活躍した英雄、西郷隆盛ゆかりの品々をはじめ、彼と縁のある篤姫や大久保利通などの資料や美術品などを紹介。下級武士だった西郷が、3度の結婚や2度の島流しなどを経て明治維新を成し遂げるまでの激動の人生を、肖像画や直筆の書などのリアルな作品を通して体感することができます。例年、NHK大河ドラマに合わせた展覧会は両国の江戸東京博物館で開かれていますが、今回は上野の東京藝術大学大学美術館が会場になっています。その理由のひとつは、上野公園にある《西郷隆盛像》を制作したのが東京美術学校(現東京藝術大学美術学部)だったというご縁があるから。ほかにも、この地には上野戦争の遺構や彰義隊士の墓などもあり、西郷と深い関係のある場所ということで開催地に決まったそうです。音声ガイドナビゲーターの瑛太さんが登場!プレス内覧会では、『西郷どん』で大久保利通(正助)役を演じている俳優の瑛太さんが出席。同展では音声ガイドのナビゲーターも担当されています。まずは大久保利通の肖像画と並んでフォトセッションが行われました。この肖像画を見た瑛太さんは「実物を見ると、本当に実在した人なんだなとひしひしと実感しました」とコメント。また、展示されていた大久保の懐中時計について「大久保は小物が好きだったという説明を聞いて、僕も小物好きで、懐中時計も好きで持っているのですけど、似たところがあるのかな」と感想を述べました。さらに、司会者から印象に残った作品について問われると、「斉彬の甲冑や、西郷さんが大久保にあてた長文の手紙。すごく達筆で、それが今の時代にそのままきれいに残っている。これは日本中の大河ファンの人たちにぜひ見ていただきたいです」と熱くPRしました。大河ドラマ撮影の裏話も…!また、ドラマ撮影の裏話についても語ってくれました。瑛太さん京都編の撮影がはじまっているのですけど、大久保は西郷吉之助(鈴木亮平さん)と島津久光(青木崇高さん)の間にはさまれる中間管理職的な立場にいて、吉之助さんを止めなくてはいけないし、久光に対してはどんどん進言していかなければならなくて、正直すごくストレスがかかってきて……。とにかく吉之助さんに対して「もう少し冷静に物ごとを進めていかないか」と言いたいのですけどね(笑)。ドラマの脚本上やらなくてはならなくて、「またこの人間を止めなくては」と。正直、白髪が増えました。重圧がかかってきていますね。――大久保の魅力はどんなところですか?瑛太さん今までのイメージは西郷隆盛を裏切ったという冷徹さだったり、鹿児島の人たちには西郷人気に劣っているというか、裏切り者の扱いをされている気がする。でも実際に明治を立ち上げたのは西郷よりも確実に大久保が力を発揮しているんですね。その辺のことをしっかりと日本の人たちに伝えられるよう、自分では演じるということしかできないのですけど、でも大久保のすばらしさを日本中に伝えたいと思っています。――今後のドラマ、見どころは?瑛太さん京都編で坂本龍馬、勝海舟、桂小五郎とか新キャラクターが出てきて現場の空気も変わってきています。亮平くんもリハーサル室で(坂本龍馬役の)小栗旬さんが入ってきた瞬間の雰囲気を「すげえグラサンかけてきて、おれは坂本龍馬だ! っていう雰囲気をおもいっきりぷんぷん出してきた」とぼくにそっと伝えてくれるんです(笑)。どんどんおもしろいキャラクターが出てくるので、そこでの化学反応を楽しみにしていただきたいですね。撮影現場の楽しいエピソードを披露しながら展覧会の魅力も語ってくれた瑛太さん。すでに撮影がはじまって一年近くたち、すっかり大久保利通にほれ込んでいる様子で、「大久保ファンを増やしたい」と熱く語っていた姿が印象的でした。愛加那への手紙は必見!展示会場では、天璋院(篤姫)所用の薩摩切子や小袖などの美しい美術工芸品、西郷直筆の書「敬天愛人」などさまざまな作品を見ることができます。なかでも必見は、西郷が2番目の妻・愛加那にあてた現存する唯一の手紙。ちょうど現在(2018年5月末)ドラマでは、二階堂ふみさん演じる愛加那が登場する奄美大島編が放映中で、ちょっと切ないシーンなどもあり目が離せない展開になっています。西郷が書いた手紙の気になる内容は……ぜひ会場で確認してみてください!本展の東京会場は7月16日まで。その後、大阪と鹿児島に巡回予定です。Information会期:~7月16日(月・祝)*休館日は毎週月曜日(7/16は開館)時間:10:00-17:00(入館は閉館の30分前まで)会場:東京藝術大学大学美術館料金:一般 1,500円/大学生・高校生1,000円/中学生以下無料
2018年05月28日注目が集まっている「ユタの教え」。『西郷どん』の舞台、奄美大島で8代続くユタが緊急提言。今の世に満ちている“負の念”を取り除く知恵を教えてくれた――。 NHKで放送中の大河ドラマ『西郷どん』。鈴木亮平演じる西郷吉之助(のちの隆盛)は、薩摩藩の藩命により、奄美大島へと島送りにあう。この南の島で二階堂ふみ演じる、とぅま(愛加那)と出会い、人生のどん底から抜け出し再生を果たす。 劇中、「海の向こうから夫が来る。だが災いも連れてくる」と、とぅまに告げるユタ(秋津菜津子)が話題を呼んでいる。ユタは『西郷どん』のHPによると、こう紹介されている。 《ユタとは、神様のおぼし召しを受けて、人の現在・過去・未来を知らせる予言者のような存在。当時の島では、「医者半分、ユタ半分」と言われるほどにユタが多く、その存在は身近で大切なものだったそうです》 「うちは私で8代目となるユタの家系です。(奄美大島の)祖母がよく、『ばあちゃんのお父さんは西郷どんと一緒に、魚の追込み漁をしてたよ』と、話していました」 こう語るのは、鹿児島県の本土南端から、400キロメートル南にある奄美大島のユタ神様こと、葉月まこさん(63)。地元では「まこ神姉さん」と呼ばれ親しまれている。 「薩摩藩に琉球が支配されるまで奄美大島は琉球王国に属し、文化、風習も同じでした。ユタは、琉球諸島に存在する神々や精霊と交信し、自然と共存して生きる道を伝える存在。神々に祈り続ける古の血を受け継ぐ者です」(葉月さん・以下同) 今も、奄美には200~300人のユタがいるだろうと葉月さん。 「でも、海や川でのみそぎなど厳しい修業を経て、人々の救済ができるまでになる人は少ない。恋愛、結婚、離婚、仕事、子育て、病気などユタが悩みをみる“判じ”(占い、易)ができるのは10~20人でしょう」 島民の数々の悩みを解決してきた葉月さん。近年、気になることがある。ネットには誹謗中傷の言葉があふれているのをはじめ、ギスギスとした世の中になり、負の念であふれているというのだ。 「みなさん、自分のことしか眼中になく、心が狭くなっているように見えます。そうすると負の念が増え、本人も周りも不幸になるんです」 そこで葉月さんに「正の念」を増やし、幸せになるための知恵を教えてもらった。 ■感謝、敬い……プラスの言葉を大切にする 「奄美では昔から『物で人は殺さんけれど、口で人を殺す』という言葉があります。人を責めたりいじめたりの言葉は鋭い刃物。負の念そのものです。言葉には神様が宿ります。ふだんから、『ありがとう』という感謝の言葉や、目上の人への敬語といった“いい言葉”を使ってほしい。それは言霊となって自分に返ってきます。さらに、感謝の言葉や敬語を使うことで敬いの心が芽生え、ご先祖や神仏への感謝の気持ちも育つ。それが幸せになる一歩です」 ■1日1回家族と笑顔でアイコンタクト 「人間関係の基本は家族。相談者を見ていても、夫婦共働きで忙しい人が増えています。それでも朝か夜の食事で家族が顔を合わせて言葉を掛け合ってほしい。食事が無理なら、朝と夜、『行ってらっしゃい』『おかえりなさい』と、ニコッと笑顔で家族とアイコンタクトをしてほしい。そうした瞬間を大切にすることで、ささやかな幸せを感じられます。私たちは、人生約80年、魂を磨くために“地球旅行”に来ているだけ。家族と過ごせるのも、永遠ではなく限られた時間ということを忘れないで過ごしましょう」 ■ご先祖様の先に神様がいる 「私は、毎朝、太陽に拝んだ後、神棚の水、お榊の水を取り換えるのが日課です。家にお仏壇や神棚があれば、朝は『今日も家族をお守りください』。帰宅したら、『一日ありがとうございます』と感謝の気持ちで手を合わせるだけでもいい。うれしいことがあったら、『おばあちゃん、こんな幸せなことがあったよ』と、言葉に出してご先祖と会話してみる。ご先祖は共に喜んでくれます。『ご先祖の先に神様がいる』と奄美では考えます。ご先祖も神様も、あなたがた子孫の幸せを願っているんです」 ■負の感情に気づいたら、即切り替える ドラマでは、西郷どんに腹を立てて暴言を吐いたとぅまだが、熱を出した彼に、『戻ってこい』と、一生懸命に祈り続けた。 「私たちも同じ。24時間いい感情ばかりでいられません。職場の人間関係に思い悩む人も多いでしょう。でも負の念も相手に飛んでいき、ブーメランのように自分に戻るもの。どんなに嫌な人も、自然の恵みで生かされている地球上の同じ空気を吸っている同じ地球人。“しょうがない”と、認めるしかありません(笑)。もし、『アイツ~くそ!!』と、思ったことに気づいたら『あっ、いけない。ごめんなさい』と、即気持ちを切り替えてリセットしましょう」 ■道端の花も楽しもう 葉月さんは、毎朝、自宅裏の山に昇る日の出を拝み、毎夕、自宅前の海に沈む夕日に手を合わせて自然と共に暮らしているという。 「人は自然にまったく触れていないと、心の余裕をなくし自我の中に閉じ込められて他者の存在を感じることもできません。都会にいても、道端の花を見つけたら、『きれい。ありがとう』と、一瞬でいいので感謝し、楽しみましょう。それだけで心にゆとりが生まれ、優しくなれます。神様は私たちの心の中に隠れています。感謝の言葉を忘れずにいれば、みんなが幸せになるために力になってくれるでしょう」
2018年05月27日「うちは私で8代目となるユタの家系です。(奄美大島の)祖母がよく、『ばあちゃんのお父さんは西郷どんと一緒に、魚の追込み漁をしてたよ』と、話していました」 そう語るのは、鹿児島県の本土南端から、400キロメートル南にある奄美大島のユタ神様こと、葉月まこさん(63)。 NHKで放送中の大河ドラマ『西郷どん』。鈴木亮平演じる西郷吉之助(のちの隆盛)は、薩摩藩の藩命により、奄美大島へと島送りにあう。この南の島で二階堂ふみ演じる、とぅま(愛加那)と出会い、人生のどん底から抜け出し再生を果たす。 劇中、「海の向こうから夫が来る。だが災いも連れてくる」と、とぅまに告げるユタ(秋津菜津子)が話題を呼んでいる。ユタは『西郷どん』のHPによると、こう紹介されている。 《ユタとは、神様のおぼし召しを受けて、人の現在・過去・未来を知らせる予言者のような存在。当時の島では、「医者半分、ユタ半分」と言われるほどにユタが多く、その存在は身近で大切なものだったそうです》 葉月まこさんは、ユタの1人で、地元では「まこ神姉さん」と呼ばれ親しまれている。 「薩摩藩に琉球が支配されるまで奄美大島は琉球王国に属し、文化、風習も同じでした。ユタは、琉球諸島に存在する神々や精霊と交信し、自然と共存して生きる道を伝える存在。神々に祈り続ける古の血を受け継ぐ者です」(葉月さん・以下同) 今も、奄美には200~300人のユタがいるだろうと葉月さん。 「でも、海や川でのみそぎなど厳しい修業を経て、人々の救済ができるまでになる人は少ない。恋愛、結婚、離婚、仕事、子育て、病気などユタが悩みをみる“判じ”(占い、易)ができるのは10~20人でしょう」 葉月さんは、昭和30年(’55年)にユタの家系に生まれる。4歳のときに母を亡くし、つらい幼少期を過ごした。ユタ神様だった祖母の姿を見ながら成長する。 葉月さんが19歳のときに、神様に導かれる前兆で心身の不調が出る「神ダーリィ」が起きて、ひどい頭痛に襲われた。20歳で結婚。2人の娘に恵まれたが再び神ダーリィが始まり、そして29歳で離婚。その後、亡くなった祖母が夢に現れ続け「神様を継いでほしい」と繰り返した。 「ずっと拒み続けてきたんですが、37歳のときに祖母の後を継ぐことを決心。海や川でのみそぎなどの修業を経て40歳でユタになる儀式を行いました」 それから20年以上、飲食業で生活の糧を得る傍ら、ユタとして「判じ」をして人々を幸せに導いている。 この取材中に、葉月さんに突然、「双子の赤ちゃんが無事に生まれました」と、お礼を言いに来た女性がいた。 「子どもが授からないという女性が通ってきてね。神様からの言葉、『男の子が生まれるよ』と伝えて、そのための神社へのお参りの仕方や夫婦にいい日を選んであげたの」 後日、女性は子宝に恵まれた。夫婦関係の相談に来た女性の離婚を思いとどまらせたこともあった。 「神様から『別れるな』という言葉が降りてきて。私は『相性がいいから離婚はせんほうがいい』と諭しました。数年後に、『あのときは、主人の気持ちがわからなかったけれど離婚しなくてよかった』と、礼を言いに来てくれてね。みんなが幸せになると、神様も喜ぶよね」 島民の数々の悩みを解決してきた葉月さん。近年、気になることがある。ネットには誹謗中傷の言葉があふれているのをはじめ、ギスギスとした世の中になり、負の念であふれているという。 「みなさん、自分のことしか眼中になく、心が狭くなっているように見えます。そうすると負の念が増え、本人も周りも不幸になるんです」
2018年05月27日「“西郷どん”役の鈴木亮平さんは、だんだん本物に見えてきて、最近ではもう他人とは思えません(笑)」 神奈川県平塚市のヘアサロン「Aikana」店主の西郷隆子さん(48)が語る。一文字違いの名前から察せられるとおり、隆子さんは西郷隆盛のやしゃご(玄孫)。つまり、西郷どんは“ひいひいおじいさん”となる。 NHK大河ドラマ『西郷どん』は吉之助(隆盛)と美貌の僧・月照(尾上菊之助)の入水という前半部のクライマックスを経てまもなく後半に突入するが、その最初の舞台となるのが、西郷どんが島送りとなる奄美大島。 生涯に3度結婚し、5人の子どもを授かった西郷どんだが、この島では2番目の妻と出会い、初めて父にもなる。この奄美での妻との間のやしゃごが隆子さん。 これまでの放送でも描かれたとおり、最初の妻・須賀とは早々に離縁し、美女のはべる酒席でも国づくりの話に明け暮れたり、男性と心中事件を起こしたりと、女性にはとんと縁がなかった西郷どん。 その月照との心中でも、助かったのは自分だけ。深い傷心を抱え、島に来た直後は住人たちから「大和からフリムン(大ばか者)が来た」と噂されるほど心身共にすさんでいたという。 そんな西郷どんに尽くし、男女の情愛だけでなく、真実の人間愛を教え、再び日本国のために立ち上がる勇気を与えたのが、奄美で結婚した愛加那(二階堂ふみ)だった。 西郷どん31歳、愛加那22歳で結ばれ、その後3年間を共に島で過ごした2人。林真理子さんの原作にも《「まっこと、女というのは何とよかもんじゃろう」》とあるが、近所の人が赤面するほどのラブラブぶりだったとか。 目鼻立ちのくっきりした島美人だったと伝えられる愛加那だが、残された肖像画を見ると、なるほど、隆子さんととてもよく似ている。 「私は東京の板橋生まれで、祖父の隆治に鹿児島で会ったのも小学校低学年が最後。その後、実は高校生のころに両親が別居して、父の隆道とは離れて暮らしたので、西郷家とは縁遠くなっていました。覚えているのは、とにかく祖父も父も180センチ以上の大男だったこと。はい、西郷どんにうり二つでした」(隆子さん・以下同) 高校卒業後に、幼いころから憧れていた美容師になった隆子さん。結婚は35歳のときだったが、以降も旧姓で仕事を続けてきた。 「理想の男性のタイプは、恥ずかしいんですが、ズバリ西郷どん!体も性格もおおらかな人が素敵ですね」
2018年05月12日NHK大河ドラマ『西郷どん』は吉之助(隆盛・鈴木亮平)と美貌の僧・月照(尾上菊之助)の入水という前半部のクライマックスを経てまもなく後半に突入する。その最初の舞台となるのが、西郷隆盛が島送りとなる奄美大島だ。 生涯に3度結婚し、5人の子どもを授かった西郷どんだが、この島では2番目の妻と出会い、初めて父にもなる。 これまでの放送でも描かれたとおり、最初の妻・須賀とは早々に離縁し、美女のはべる酒席でも国づくりの話に明け暮れたり、男性と心中事件を起こしたりと、女性にはとんと縁がなかった西郷どん。 その月照との心中でも、助かったのは自分だけ。深い傷心を抱え、島に来た直後は住人たちから「大和からフリムン(大ばか者)が来た」と噂されるほど心身共にすさんでいたという。 そんな西郷どんに尽くし、男女の情愛だけでなく、真実の人間愛を教え、再び日本国のために立ち上がる勇気を与えたのが、奄美で結婚した愛加那(二階堂ふみ)だった。 「“西郷どん”役の鈴木亮平さんは、だんだん本物に見えてきて、最近ではもう他人とは思えません(笑)」 そう語るのは、神奈川県平塚市のヘアサロン「Aikana」店主の西郷隆子さん(48)。一文字違いの名前から察せられるとおり、隆子さんは西郷隆盛と奄美での妻・愛加那との間のやしゃご(玄孫)。つまり、西郷どんは“ひいひいおじいさん”となる。 目鼻立ちのくっきりした島美人だったと伝えられる愛加那だが、残された肖像画を見ると、なるほど、隆子さんととてもよく似ている。 しかし、隆子さんが、ご先祖を意識したのは、つい10年前のことだというのだ。 「私は東京の板橋生まれで、祖父の隆治に鹿児島で会ったのも小学校低学年が最後。その後、実は高校生のころに両親が別居して、父の隆道とは離れて暮らしたので、西郷家とは縁遠くなっていました。覚えているのは、とにかく祖父も父も180センチ以上の大男だったこと。はい、西郷どんにうり二つでした」(隆子さん・以下同) 高校卒業後に、幼いころから憧れていた美容師になった隆子さん。結婚は35歳のときだったが、以降も旧姓で仕事を続けてきた。そして10年前、現在のヘアサロン経営を思い立つ。 「店名を迷っていたら、主人が、『せっかくだから、君のひいひいおばあちゃんの名前を使わせてもらえば』と言ってくれたんです。それで、墓前に『名前を使わせてもらいます』と報告するため、初めて奄美大島を訪れました」 ここで不思議な体験をする。 「島に降り立ったとき、スーッと安らかな気持ちになったんです。その前から、なぜかハワイにハマって、フラダンスも習っていたのですが、私のルーツは、やっぱり島なんだと」 以降、毎年、奄美を訪れるようになり、少しずつ先祖のことも学ぶようになった。 「まさか、ひいおじいちゃんの菊次郎が京都市長だったなんて。私は子孫って名乗っていいのかと戸惑ったりも。奄美に行くと、いかに隆盛夫妻が人々から愛されているかわかります。特に愛加那は家族と別れたあとも自立した生活を貫いた存在として女性に絶大な人気があります」 西郷どんが島送りを解かれて帰郷したあと長男と長女は西郷家に引き取られるが、島での妻は薩摩には連れ帰れないとの藩法があり、愛加那は1人、島に残った。 ちなみに、黒木華演じる3番目の妻の糸(糸子)は、愛加那の子どもたち2人も分け隔てなく育てた女丈夫だったという。 隆子さんに、先祖との共通点を尋ねた。 「似ているというのもおこがましいですが、犬が大好きでずっと一緒です。父の隆道は狩猟免許も持っていて猟犬のセッターを飼っていました」 西郷どんの犬好き、狩猟好きは、上野にある愛犬ツンを連れた銅像でも有名。隆子さんも現在2頭の犬と暮らす。 「トイプードルの“はな”はハワイ語のohana(家族)から、スタンダードプードルの“あんず”は大好きなアンジェリーナ・ジョリーから名付けました。愛加那は機織り名人だったそうですし、私も美容師で、手仕事が好きなところは、ご先祖譲りかもしれませんね」 8年前に他界した父親の隆道さんは、鹿児島市にある菊次郎さんの墓に眠るという。 「遺言はありませんが、隆盛が写真を残さなかったように、わが家でも昔から形ある物を後世に残す習慣はありません。物より心の一族なんです。ただ、私は奄美でも、研究者の先生に会っても、みなさんが、『隆子さんがいちばん愛加那に似ている』と言ってくださるので、ご先祖に恥じないように自立した生活を送りたいです」
2018年05月12日『パーマネント野ばら』『ぼくんち』など、映画化された作品も多い漫画家の西原理恵子さん。『毎日かあさん』のようなエッセイマンガも人気ですよね。筆者もファンなのですが、西原さんの著作には「常に女子の味方」と感じるものがたくさんあるなと感じています。そして、女性のためのサバイバル戦術を解く作品も豊富。そこで今回は「女のけもの道」を語る西原さんの著作を3つご紹介します。■母から娘へ、愛のあるアドバイス『女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと』(KADOKAWA)こちらは、西原さんが娘さんへのアドバイスとして書かれたエッセイのようです。でも、内容はティーンから社会人まで、女性全般に知ってほしいこと、いろいろ。例えば「ダイヤも、お寿司も、自分で買いましょう」とか「王子様を待たないで」……。特に10~20代の人におすすめですが、アラサー、アラフォーの女性の心に響く言葉もたっぷり詰まっています。■波瀾万丈の人生で培った処世術を伝授『生きる悪知恵正しくないけど役に立つ60のヒント』(文芸春秋)西原さんが赤裸々に語った、生きる知恵にまつわるエッセイです。「おカネ」「男と女」「ビジネス」「家族」「トラブル解決」まで、西原流の生きるヒントが満載!「夫が浮気しているようです。追及すべきでしょうか」「頼まれるとイヤと言えない性格をどうにかしたい」といった読者の悩みを募り、人生相談の体裁で構成されています。著名人の相談にマンガで答えるコーナーも。楽しくて役に立つ1冊です。■読んでスッキリ!生きる上での参考にも『スナックさいばらおんなのけものみち』シリーズ(KADOKAWA)理恵子ママが、ざっくばらんに女子たちの相談に乗るという「スナックさいばら」シリーズ。『七転び八転び篇』『バックレ人生大炎上篇』『ガチ激闘篇』など、西原節が炸裂しています。筆者のおすすめは『男とかいらなくね?篇』。もうこのタイトルがすごいですよね。ちなみに裏テーマは「女の自立篇」となっています。これは特にアラフォー以上の女性に響く内容だなと。西原さんご自身はオーバー50なので、これから女性として人生を歩んでいく上での参考になりそうです。特筆すべきは、第2章の『男だらけの男祭り、開催!女たちにダメ出ししてください』。男性のダメ出しに、西原さんがナイスな解説をつけていて、名言の連投なんです。「恋愛は面倒くさくて当たり前。相手のトリセツを作るべし」とか「オカンのふり見て、わがふり直せ」「おかまとおかんに勝る者無し」……とにかく、読んでいてスッキリする本音トークがいっぱいです。■終わりに最近ちょっと落ち込んでいる、元気がない、という女性は、ぜひ西原理恵子さんのエッセイを手に取ってみましょう。背中を押されたり、パワーをもらえたり、いろいろな意味でシビレます。GW中にまとめて読んだら、連休明けには少し晴れやかな気分になっているかも!?
2018年05月04日NHK大河ドラマ特別展「西郷どん」が、東京藝術大学大学美術館にて2018年5月26日(土)から7月16日(月・祝)まで開催される。その後、7月28日(土)から9月17日(月・祝)まで大阪に、9月27日(木)から11月18日(日)まで鹿児島に巡回。特別展「西郷どん」では、2018年のNHK大河ドラマの主人公である西郷隆盛ゆかりの美術品や歴史資料を展示。大河ドラマと連動しながら、西郷隆盛の人物像や、明治維新に至るまでの激動の時代を紐解いていく。薩摩藩ゆかりの品々や篤姫の着物など最もよく風貌をとらえた西郷の肖像とされている「石川静正筆西郷隆盛肖像」は、西郷の実像に迫る必見の1品。また、薩摩藩独特の剣法を伝える「示現流秘伝書」や薩摩武士の教養ともされた「薩摩琵琶(銘 木枯)」等、ルーツとなる薩摩藩の風土を紹介する。名君・島津斉彬に取り立てられ、志士として奔走する中で、西郷は島津家から徳川将軍家に嫁ぐ篤姫の婚礼担当も務めた。気品を放つ篤姫の着物「天璋院所用 小袿(萌黄葵唐草筥牡丹紋二陪織物)」は天璋院篤姫の美意識を反映したすっきりとしたデザインが印象的。その他、篤姫婚礼の際に斉彬が持参させたものとされているガラス切子「天璋院所用 薩摩切子 藍色栓付酒瓶」も登場する。討幕から明治維新的確な判断力と指導力で幕末を牽引した西郷。幕末政治史上の最重要文書である「討幕の密勅」をはじめ、新出の薩長同盟関連資料「御花畑絵図」や江戸城の無血開城を決めた、西郷隆盛と勝海舟の会見の様子を緊張感いっぱいに描いた「江戸開城談判 下図」といった貴重な資料とともに、新たな時代を切り拓いていく西郷の姿を浮き彫りにする。また、西郷が薩摩藩最後の藩主・島津忠義から拝領したとされる太刀や、実際に来ていた軍服、自筆の「敬天愛人」の書など、西郷の人物像を映し出す品々を展示。犬好きの西郷が地元鹿児島の住民から犬を借り受ける代わりに渡したという逸話が残る刀装具「西郷隆盛所用 刀装具(縁頭、目貫)」等も見ることができる。「上野の西郷さん」制作過程も象徴的な「上野の西郷さん」銅像の制作過程を示す古写真を初公開。西郷と犬の顔面がのっぺらぼうになっており、写真が残っていなかった西郷をどう表現するか苦悩した痕跡が見える。開催概要NHK大河ドラマ特別展「西郷どん」東京展会期:2018年5月26日(土)~7月16日(月・祝)会場:東京藝術大学大学美術館 本館 展示室1、2、3、4住所:東京都台東区上野公園12-8開館時間:10:00~17:00(入館は閉館30分前まで)休館日:毎週月曜日 ※7月16日(月・祝)は開館観覧料:一般 (当日)1,500円 (前売)1,300円 (団体)1,200円 高校生・大学生 (当日)1,000円 (前売)800円 (団体)700円※前売り券は5月25日(金)まで販売。会期中は当日券のみを販売。※中学生以下無料※障がい者手帳を所持者とその介助者1名は無料※団体は20名以上(団体観覧者20名につき1名の引率は無料)チケット販売:東京藝術大学大学美術館(開館日に限る)、チケットぴあ ほか主要プレイガイド(手数料がかかる場合あり)巡回:〈大阪展〉会期:2018年7月28日(土)~9月17日(月・祝)場所:大阪歴史博物館住所:大阪府大阪市中央区大手前4-1-32〈鹿児島展〉会期:2018年9月27日(木)~11月18日(日)場所:鹿児島県歴史資料センター黎明館住所:鹿児島県鹿児島市城山町7-2※会期中に展示作品の入れ替えあり。※会場によって展示作品の変動あり。【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル) ※東京展のみ
2018年04月12日「謙さんはNHK大河『西郷どん』の撮影を終え、6月からブロードウェーミュージカル『王様と私』のロンドン公演を控えています。4月中旬には現地入りしてしまうそうなので、離婚協議を進めるなら“最後のチャンス”だと思うのですが……」(スポーツ紙デスク) 昨年3月、年下ジュエリーデザイナーとの不倫関係が報じられた、渡辺謙(58)。妻の南果歩(54)は報道後、すぐに別居を決断。以来、夫妻は何度も“離婚秒読み”といわれてきた。 離婚協議中だと報じられた今年1月、本誌は南を直撃取材している。彼女は離婚協議中であることを否定したうえで、夫との話し合いが実現していない理由についてこう語っていた。 「いま、彼は『西郷どん』の仕事で九州にいますし、忙しいでしょうからね」 あれから3カ月。別居から1年が経ち、大河の仕事も終わった。節目を迎えて決着はついたのだろうか――。 4月初旬の昼下がり。桜の名所として知られる都内の公園で、南の姿を目撃した。実母と女友達を連れて、楽しそうにそぞろ歩く。やがて散歩を堪能した一行は、園内のフレンチレストランへ。眺めのいい窓側の席に陣取り、花見ランチを楽しんでいた。食事を終え、店から出て来た南に記者は声をかけた。 ――今日は、お花見がてらのランチですか? 「ええ。ついこの間までドラマの撮影が続いていたのが、やっと終わったので」 顔なじみの記者に笑顔でこう答えてくれた南。4月21日スタートの連続ドラマ『やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる』(NHK)の撮影を終え、この日は久しぶりのオフを楽しんでいたようだ。 ――1月に取材をさせてもらったとき、大河の仕事が終わったら話し合いをするとお話されていましたよね? 「たしかにそうですね。でも、いまはまだ何も……」 ――離婚という結論もありえるのでしょうか? 「ごめんなさい。まだお話できません」 夫に対して思うことはあっても“何も語れない”という、複雑な心境なのだろう。 だが最後に『西郷どん』を見ているか聞いたところ、「はい、見ていました」と、この質問にだけはキッパリと答えたのだった。そして、どこか自信に満ちた表情でその場をあとにした――。 「同じ俳優として、謙さんの仕事を支えて来た南さん。彼女は仕事への影響も考慮して、謙さんに“猶予期間”を与えてあげているんです。13年間も連れ添ってきた夫婦ですから、そう簡単に結論は出せませんよ」(南の知人) 彼女は毎週、画面に映る夫をどんな気持ちで見つめていたのだろうか――。
2018年04月11日現在NHKにて放送中の大河ドラマ「西郷どん」。この度、鹿児島県奄美市笠利町にある薗家の庭園で取材会が行われ、主人公・西郷吉之助(隆盛)役の鈴木亮平、とぅま(愛加那)役の二階堂ふみの2人が取材に応じた。林真理子の同名原作を、中園ミホの脚本でドラマ化する本作は、男にも女にも「日本史上最もモテた男」という異名を持つ西郷隆盛の人生を描く物語。鈴木さんが西郷を、二階堂さんが西郷が島送りの際に出会う2人目の妻役を演じるほか、錦戸亮、瑛太、黒木華、北川景子、渡部豪太、沢村一樹、風間杜夫らが出演。今回の取材会で行われた収録シーンは、5月13日(日)放送される予定の場面(第18回)。斉彬を失い幕府に追われ絶望のなかで奄美大島に島送りとなった吉之助。彼は菊池源吾と名乗り、龍佐民(柄本明)やとぅまの世話になりながら生活をするが、誰に対しても心を閉ざしていた。島の様々な事情を知っていく中で、島の暮らしをもっと教えてほしいと、吉之助がとぅまにお願いし…というあらすじだ。沖永良部島での撮影を終え、現在は奄美大島での撮影がスタートし、3月下旬までここでの撮影を予定しているという本作。鈴木さんは、「実際に西郷さんがいた地で、空気を感じながら撮影できるというのは、特別なものがあり、自然と、西郷さんの当時の思いに近づいていっているような気がします。天気も、島の不思議な見えない力を感じます。昨日も、嵐の場面の撮影で突然土砂降りになったり、沖永良部島の牢獄の場面も嵐の設定でしたが、そこも本当に嵐になったり、旅立ちや出立の場面ではかならずピカーンと晴れたり」と撮影をふり返る。また二階堂さんも、「奄美にきて、島の方々とお話をしていると、みなさんすごく愛加那さんを愛していらっしゃって、そういう方々の気持ちであったりとか、見えない力みたいなものに、助けられながら撮影させていただいているなと感じています」とコメント。さらにお互いの役についても語り、とぅまについて鈴木さんは、「いままでの西郷どんには全く出てこなかったタイプの女性」と言い、「愛加那の持つエネルギーと、二階堂さんのエネルギーが合わさって、すごく魅力的な女性になっていると思いますし、この女性なら西郷さんを変えていっただろうなと思わせる愛加那像になっていますので、ぜひ二階堂さんの愛加那さんを楽しみにしていただければと思います」とアピール。また、二階堂さんは西郷について「島の西郷さんは、いま放送で皆さんがご覧になっている西郷さんとかなり違います。島に来たばかりの西郷さんは、悲しく、やさぐれていて、そんな姿を一視聴者として楽しみにしています。今回、鈴木さんが演じられる西郷さんは、人間味と温かさがありますので、島編でもそんな西郷さんの姿を楽しみにしていただければと思います」とメッセージを寄せている。大河ドラマ「西郷どん」は毎週日曜日20時~NHK総合、18時~BSプレミアムにて放送。再放送はNHK総合で毎週土曜13時5分~放送。(cinemacafe.net)
2018年03月14日仕事と並んで、女性の人生で大きな痛手となるのは、恋愛のつまずき。生涯独身の不安、ダメ男との交際…そんな窮地からどう脱する?漫画家・西原理恵子さんと俳優・安田顕さんが語ります!未婚女性が増えている今。普段の生活が楽しく、独り身でも問題ない、という人はいいけれど、ふと将来のことを考えて、「このままずっと一人で大丈夫…?」と、不安になりがちなのも、また現実。西原:そもそも結婚って、みんなどうしてしたいんでしょうね?結婚は、子どもを高校、大学まできちんと通わせるための罰則規定ですよ。それ以外には、する意味ない!安田:でも、一人は不安とか、何かあるんじゃないでしょうか。西原:いや、女性のほうが長生きする可能性が高いんだから、結局は一人になるでしょ?その前に、先に倒れた男の看病しなきゃいけなかったり、相手の家族の面倒も見たり、大変なことしかないですよ。安田:西原先生は、高須先生(高須クリニック院長)とお付き合いされているそうですが、“結婚”という形はとられていないんですよね?西原:高須先生は、菩提寺まで持っているようなでっかい家の人だから、結婚するなら、ちょっとした歌舞伎の家に嫁ぐようなもの。いくら好きでも、家族全員ドイツ語とか英語とかしゃべる人たちがついてくるなんて、恐ろしくて…(笑)。結婚って、相手の家を背負わなきゃいけないところがあるから、女の人にとってメリットはどこにもないと思うけどね。安田:そんな重責を負うより、独り身のほうがいい、と?西原:女の人って、とかくマイナスな面ばかり見がちだけど、独り身の自由って素晴らしいんだから!金銭的にきちんと自立していれば、心配する必要なんてないんです。男に頼らなくたって、生きていけます。安田 顕さん俳優。1973年12月8日生まれ、北海道室蘭市出身。西原理恵子さん漫画家。1964年11月1日生まれ、高知県高知市出身。※『anan』2018年3月7日号より。写真・芹澤信次イラスト・西原理恵子スタイリスト・村留利弘(安田さん) ヘア&メイク・西岡達也(安田さん)高松由佳(西原さん)取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2018年03月02日仕事は、生活の糧であり、生き甲斐にもなり得る人生で重要な存在。もしもそれがなくなったら…?いざという時の心得を漫画家・西原理恵子さんと俳優・安田顕さんが考えます。経済が不安定な今の時代。契約や派遣といった雇用形態の人も多く、もちろん正社員でも、いつ仕事がなくなってもおかしくない状況。失業した…!そんな窮地に陥ったら?西原:私もずっと契約とか派遣みたいなものですからね~。安田:役者も同じです(笑)。西原:もちろん失業しちゃったら大変だと思いますよ。でも、仕事は選ばなければいくらでもあるんです!安田:確かに。西原:私が最初に始めたのは、エロ本のカット描きですからね。大切なのは、身の程知らずの夢を叶えることじゃなくて、自分ができることや、やりたいことで、どう稼ぐかということ。安田:選り好みをしている場合じゃない、と?西原:そう、そう。失業したっていう時の例えとしてはアレですけど、もしその人がミュージシャンになりたかったとしたら、じゃあ、あなたの音楽は「どうしたらお金に換えられるの!?」って。バンドマンでもいいし、居酒屋で演奏する人でもいい。時給800円もらえるところで探せば、ミュージシャンになれますよ!紅白に出るとか、アリーナを埋めるとか、そういうことじゃなくて、明日が期限のガス代3000円を稼ぐことのほうが大事じゃん。だって、止められちゃうんだから。1日3000円とか稼げたら、もうプロなので、それを探すことがまず必要だと思いますね。安田:なるほど。そう考えておけば、失業した時も、自分のやれることから次の仕事を探していけそうですね。西原:上を見てもキリがないし。ダメならダメで次に行けばいいんです。「ここならイケる!」って道が、必ずあるから。プライドなんて、さっさと捨てちゃって!安田 顕さん俳優。1973年12月8日生まれ、北海道室蘭市出身。西原理恵子さん漫画家。1964年11月1日生まれ、高知県高知市出身。※『anan』2018年3月7日号より。写真・芹澤信次イラスト・西原理恵子スタイリスト・村留利弘(安田さん) ヘア&メイク・西岡達也(安田さん)高松由佳(西原さん)取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2018年03月01日生きていくうえで軸となる、仕事と恋愛。そのどん底からの抜け出し方を、数多の荒波を乗り越えてきた漫画家・西原理恵子さんが指南。迎え撃つのは、人生の流れに身を任せてきたという、チームナックスのメンバーでもある俳優・安田顕さん。捉え方次第で、ピンチはチャンスに!波瀾万丈な西原理恵子さんの人生。転んでも、立ち上がる。その濃厚で逞しいサバイバル経験を、安田顕さんとお聞きすることに。西原:私が最初につまずいたのは、19歳で美大の予備校に入った時ですね。安田:どうされたんですか?西原:課題で描いたデッサンが、成績順に貼り出されたんですけど、私は最下位。その時点でプライドはぺしゃんこだった。それなのに、いざ武蔵美に入ったら、まわりはもっとスゴい人たちだらけで…。その上には東京藝大っていうのがあって、さらに院とかになるとチョモランマみたいなものでしょ。でも、予備校で最下位からスタートしたおかげで、自分の実力がどんなものか、もうわかっていたんですよね。だから、卑屈にならず、「そんな自分にできることは何なのか」って、考えることができたんです。安田:冷静ですね。西原:で、始めたのが、1カット500円のエロ本のカット描き。本当は、芸術家とかイラストレーターとか、かっこいいのになりたかったんですけど、私はとにかく絵で食べていきたかったから、身の程知らずの夢にはしがみつかなかった。“自分には才能がある”と思っている人たちが絶対にやらないことにこそ、自分にできることがあるんじゃないか。そう思って行ったのが、エロ本でした。安田:でも、それが今の足掛かりになったんですよね。西原:はい。ただ、その頃、男でもつまずいています(笑)。安田:そうなんですか!西原:当時、大学の学費から生活費まで自分で稼がないといけなくて、居酒屋とかいろんなアルバイトをしていたんです。歌舞伎町で水商売のバイトもしていたんですけど、お客さんにセクハラされたり、「バカ女」扱いされたり。時給1400円もらえるからいいやって思ってたはずなのに、なんか寂しくて…。そういう時に、無職の男が転がり込んでくるという(笑)。もともと田舎でヤンキーと付き合ってたから、無職ってわりと平気だったんです。安田:免疫があったんですね(笑)。でも結局、無職はダメだと?西原:そう。自分が稼いだら、相手も稼いでくれるなんて思い込むのは大間違い!むしろやらなくなっちゃう。私がバイトでへとへとになって家に帰ると、ぐちゃぐちゃに汚した部屋で無職の彼が待っていて、「靴下どこ?」って。安田:それはイラッとしますね。西原:でも、そんな男でもそばにいてほしかったのは、自分に自信がなかったから。「いらない」って思えるようになったのは、絵の仕事で食べていけるようになった時。引っ越そうと部屋を片づけていたら、そこに“働かない男”っていう粗大ごみがあることに気づいて。ただ、その後もそういう“腐れチ○ポ”ばかりと付き合っちゃうんですけどね(笑)。安田:腐れチ○ポ!?西原:ダメ男のことです。ユーモアをまぶした勢いある西原さんの語り口に、少々押され気味の安田さん(笑)。そんな中、ちょっと聞いてみたいことがあるようで…。安田:西原先生は、刺激的な言葉で人を惹きつけて、本質に持っていくっていう印象を受けたんですけど、それはもともとの感性なのか、あるいは生きていくうえで必要な技術として作り上げてきたものなのか、気になります。西原:典型的な、南方のウソつき文化です。安田:え!?西原:南国の人って、陽気な感じでウソついたりするでしょ?かまして、ウソついて、笑わせて。私の地元の高知では、そういう黒潮文化が染みついているというか。何しろ、人を笑わせたら勝ち。安田:そういえば、僕らチームナックスが人生相談に乗るっていう企画をやったとき、「人見知りが直りません」という相談に対して、うちの大泉洋は、「おもしろければ、なんとかなる。それを磨けばいい」って言ってたんですよね。僕は真面目に、「相手と真摯に向き合う」なんて答えたんですけど、今の西原先生のお話を聞いて、大泉のほうが正解かなっていう気がしてきました(笑)。西原:確かに、“おもしろい”はサバイバル術の一つになるかも。わが家でも大事にしているのは、笑いだったりしますしね。いくらどん底の状況でも、エグるようにツッコんで笑いに変えちゃう。それが明るい方向に向かっていくためのコツなんだと思います。安田 顕さん俳優。1973年12月8日生まれ、北海道室蘭市出身。西原理恵子さん漫画家。1964年11月1日生まれ、高知県高知市出身。※『anan』2018年3月7日号より。写真・芹澤信次スタイリスト・村留利弘(安田さん) ヘア&メイク・西岡達也(安田さん)高松由佳(西原さん)取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2018年02月28日「鈴木亮平さんはふだんからとても優しくて、西郷どんそのものなんです」 こう話すのは、NHK大河ドラマ『西郷どん』第2回に農家の娘・ふき役で登場した柿原りんかちゃん(13)。劇中では困窮のあげくに借金のかたに売られるけなげな少女を熱演。 ふだんは絵を描くのが大好きだというりんかちゃん。鈴木の顔のデッサンを2時間かけて描いてくれた。 「優しいまなざしがポイントです。実は尊敬する俳優さんは鈴木さん。どんな役でもストイックに取り組むお姿が本当に素敵です。私も今回、ふきちゃんが初めてお米を食べるシーンのために、出演が決まってから2カ月ほどお米を食べるのを控え、撮影に臨みました。本番では『お米って、こんなにおいしいんだ!』とふきちゃんの気持ちになってセリフが言えたと思います」 そんな、りんかちゃんの将来の夢は? 「芸能活動以外のことは考えられません。これからも努力を続けて、どんな役でも演じられる女優さんになりたいです!」
2018年02月17日鈴木亮平を主演に迎え、現在放送中の大河ドラマ「西郷どん」。この度、大河ドラマ初出演となる風間俊介、「ハリセンボン」近藤春菜、「劇団EXILE」町田啓太らを含め21名の新キャストが発表された。林真理子の原作を中園ミホの脚本でドラマ化する本作は、男にも女にも“日本史上最もモテた男”という異名を持つ西郷隆盛の人生を描く物語。鈴木さんが西郷吉之助(隆盛)を演じ、大久保利通役の瑛太、西郷3人目の妻となる岩山糸役の黒木華のほか、「関ジャニ∞」錦戸亮、北川景子、渡部豪太、沢村一樹、風間杜夫ら豪華キャストが集結している。そして先月放送スタートしたばかりの本作から、今回また新たにキャストが決定。西郷が江戸で出会う人々として、やがて西郷たちにとって最大の敵となっていく一橋(徳川)慶喜役に松田翔太、西郷と意気投合し、一橋慶喜将軍擁立に奔走する橋本左内役に風間俊介が扮するほか、13代将軍家定の母・本寿院役を泉ピン子、松平慶永役を津田寛治。さらに島で出会う人々に、柄本明(龍佐民役)、秋山菜津子(ユタ役)、高橋努(富堅役)、谷田歩(木場伝内役)、近藤芳正(田中雄之介役)、木内みどり(石千代金役)、里アンナ(里千代金役)、斎藤嘉樹(土持政照役)、大島蓉子(土持鶴役)、石橋蓮司(川口雪篷役)。激動の舞台となる京を彩る人々として、祇園の芸妓・おゆう役に内田有紀。西郷に一目ぼれする薩摩藩士たちの定宿「鍵屋」の仲居・虎役に、大河ドラマ初出演となる近藤春菜。島津家家老・小松帯刀役に、同じく大河ドラマ初出演となる町田啓太。島津家と朝廷をつなぐ重要人物、近衛忠煕役に国広富之。ほかにも、勝海舟役に遠藤憲一、桂小五郎(木戸孝允)役に玉山鉄二、岩倉具視役に笑福亭鶴瓶と、天下を揺るがす英傑たちのキャスティングの発表された。大河ドラマ「西郷どん」は毎週日曜日20時~NHK総合/18時~BSプレミアムにて放送。(cinemacafe.net)
2018年02月14日鈴木亮平(34)が主演し、西郷吉之助(隆盛)の生涯を描く大河ドラマ『西郷どん』(NHK・日曜夜8時~)。1月7日に放送された初回は、西郷隆盛の没後、東京の上野公園にて、西郷隆盛像の除幕式を行うシーンから始まった。そのとき、銅像を見た西郷の3番目の妻・糸(黒木華)の口から、《……ちごっ……ちごっ……旦那さぁはこげなお人じゃぁあいもはん!》という“薩摩ことば”が飛び出した。 このセリフは「違う、違う、旦那さんはこんな人ではありません」という意味。見ていた人ならば、なんとな~くニュアンスがつかめたはず。しかし、独特な方言が飛び交う内容に、放送直後「薩摩ことばが難しすぎる!」「テロップ必須」とネット上で話題となった。 今回、鈴木亮平をはじめ、出演者たちに薩摩ことばの方言指導を行っているのは、鹿児島県出身の2人の俳優、迫田孝也さん(40)と田上晃吉さん(35)だ。現場では、役ごとに薩摩弁を録音し指導しているという迫田さんと田上さん。そんな2人が、“薩摩ことば”を意欲的に学ぶ『西郷どん』出演者たちの現場エピソードを教えてくれた。 ■現場での挨拶はすっかり「もす!」に 薩摩ことばでの語尾としてよく使われるのは「~もす」という言葉。 「ドラマでも、『~もす』がよく出てきます。『~もす』は、“です・ます”のこと。これをもとに『もすか?(ますか?)』や『もはん(ません)』と活用していきます。現場でも、『おはようございもす』という挨拶がはやったのですが、ある日から『もす!』だけに略されて……。今ではみんな挨拶を『もす!』だけで済ませています(笑)」(迫田さん) ■鈴木亮平が好きな“薩摩ことば”は…… ドラマの撮影がはじまる前、鹿児島を一人旅したという鈴木。そのとき、赤山靱負役として出演し、自身も鹿児島出身である沢村一樹が、鈴木や地元の友達を交え“薩摩ことば限定”で飲み会を開いたそうだ。 「そこで鈴木さんは『おかしもぜ』という言葉を気に入ったそうです。これは、『美人じゃないけれどかわいい人』、という意味。僕の育った地域では『おかしむぜ』と言ってました。鹿児島では地域により言葉が違うので、それを迫田先輩と2人ですり合わせてから皆さんに指導しています」(田上さん) ■黒木華のカワイイ語尾に注目! 「薩摩ことばを完璧にマスターしたい」と、やる気を見せる黒木華。「本当にかわいらしい響き」とお気に入りなのが「~んにゃも」の語尾だ。 「これは、“あらまあ”というようなあいづちです。黒木さんの『~んにゃも』は、地元の僕たちが聞いていても、『ソレソレ!』と、昔の懐かしさと柔らかさと、何より聞き心地がいいんです」と迫田さん。田上さんもこう続ける。 「黒木さんでいうと、もう1つ、「んにゃにゃ……」もよく出てきます。これは“うわ~”というような感嘆の言葉。かわいい言い回しですよね」 ■アドリブを見せた北川景子 薩摩・島津の家に生まれ、のちに篤姫となる於一を演じる北川景子も勉強熱心だ。 「何度も『方言指導の時間を作ってください』と、稽古をしてくれました」(田上さん) 迫田さんも、北川の演技を絶賛する。 「指導の成果もあり、芝居のカットがかかるギリギリまで、薩摩ことばのアドリブをひねりだしてくれています。どんな言葉かはまだ明かせませんが……『お~すごい!』と、うれしくて僕ら2人で拍手しました。北川さんは於一のときと、姫になってからの薩摩ことばが違うので、ぜひ耳を傾けてみてください」
2018年01月28日笑福亭鶴瓶がゲストとステキな家族を求めて日本中を巡る“ぶっつけ本番”旅番組「鶴瓶の家族に乾杯」が1月15日(月)今夜放送。大河ドラマ「西郷どん」で主演を務める俳優の鈴木亮平をゲストに迎え、西郷の生まれ故郷である鹿児島市を訪れる。大学時代に自ら売り込み続けてモデルとしてデビューし、連続テレビ小説「花子とアン」で注目された鈴木さん。映画『HK 変態仮面』シリーズや『TOKYO TRIBE』では芸術作品のような肉体美を披露したかと思えば、TBS系「天皇の料理番」では病弱な主人公の兄を演じるため過酷な減量で激やせ。『俺物語!!』では逆に大増量して主人公の体格を再現するなど、役柄に合わせ体型まで変える役作りには定評があり、「銭形警部」から『忍びの国』まであらゆるジャンルに挑む演技派、かつ、英検一級、世界遺産検定1級を持つ知性派俳優でもある。そんな鈴木さんと鶴瓶さんは今回、西郷ゆかりの公園で待ち合わせ、ドラマの撮影でも使われた場所を訪れる。そこでなんと相撲で対決。その勝負の行方も気になるところ。その後一人旅となった鈴木さんは、旅の最初に出会ったきょうだいが7人いるという男の子のお宅を訪問する。一方の鶴瓶さんは15年前にも番組で訪れたという桜島に向かうことに。素敵な出会いがいっぱいの旅をお楽しみに。鈴木さんが主演する大河ドラマ「西郷どん」は男にも女にも「日本史上最もモテた男」という異名を持つ西郷隆盛の人生を描く物語鈴木さんのほか西郷の生涯の盟友でありライバルの大久保利通を瑛太が、後に西郷3人目の妻となる岩山糸を黒木華が、島津斉彬を渡辺謙が、篤姫を北川景子がそれぞれ演じるほか、桜庭ななみ、松坂慶子、渡部豪太、沢村一樹、風間杜夫、又吉直樹らが出演する。「西郷どん」は毎週日曜20時からNHK総合で放送。BSプレミアムで毎週日曜18時から、再放送はNHK総合で土曜13時5分から放送。「鶴瓶の家族に乾杯」は1月15日(月)19時30分~NHK総合で放送。(笠緒)
2018年01月15日西郷隆盛が主人公の’18年NHK大河ドラマ『西郷どん』が、いよいよ7日にスタート。原作者である林真理子さんと脚本家の中園ミホさんは、これまでに幾度となくタッグを組み、ヒット作を世に送り出してきた名コンビだ。 林さんと中園さんは日大芸術学部の先輩・後輩の間柄で、プライベートでも旅行に行くほどの仲。そんな2人が、大河ドラマ『西郷どん』の舞台裏や出演者について語り合ってくれた。 林「この前、スタジオ収録を見学させていただいたんだけど、西郷隆盛を演じる鈴木亮平さんにはもう、西郷さんが“降りてきている”みたいだった」 中園「そう!それに鈴木さん、お会いするごとに体形が変わられていてびっくりします。スーツのサイズがどんどん上がっているんですって!」 林「彼のスゴさの1つは、体形を自在に操れるところよね。ヤセたり、太ったり、鍛えたり。私は主役が鈴木亮平さんに決まったと聞いたとき『わっ、いいな』と思いました。若いころの西郷さんは精悍で、鈴木さんにぴったりですもの。ただ、『目は細いな』と思ったけど(笑)」 中園「西郷さんは眼光の鋭い大きな目ですからね(笑)」 林「でも、本当に西郷さんそのものになっている。鈴木さんは言葉もすでに、ネイティブの薩摩弁に近いですよね」 中園「鹿児島出身の俳優さんと飲みに行くときも『薩摩弁でお願いします』と頼んでいるんですって。勉強熱心な方で、クランクイン前に1人で鹿児島と奄美大島、沖永良部島まで取材旅行なさっている」 ドラマ前半の舞台は薩摩藩。見どころの1つは、鹿児島ロケで描かれる若き日の西郷、大久保利通らの熱い友情シーンだ。 林「今回は歴代大河のなかでも特に豪華キャストなんじゃないかと思います。これだけそろえられるなんて、NHKさんと脚本家の力はスゴイ!」 中園「いえ、私の力ではないんですが。キャストは、原作にぴったりの方々が続々と決定したのでスゴイですよね。特に島津斉彬役の渡辺謙さんは、林さんの願いがかなったかたちですね」 林「そう、“謙さま”にやっていただけて本当にうれしい!まだ連載中だった‘16年4月に、ニューヨークで渡辺謙さんが主演するブロードウエーミュージカル『王様と私』を拝見したの。このとき“斉彬は謙さまがいいなぁ”と思ったのよ。まだ大河になるなんてぜんぜん決まってなかったのに、なんでかしら」 カリスマ的な魅力を持つ藩主・島津斉彬に見いだされた西郷。今作では2人の師弟関係も丁寧に描かれる。 中園「『斉彬は謙さま!』っていう林さんの願望を聞いてはいたので、私も『そうなるといいなあ』と思っていましたが……。本当に謙さんに決まったのは、林さんの念じゃない?」 林「『王様と私』を見に行くとき、お土産を何にしようか奥さまの南果歩さんにうかがったら『ゼリーが好き』と。それで、セロファンで包まれた、千疋屋のいちばんいいやつ(編集部注・超高級品の『自家製くりぬきゼリー』6個入り)を日本で買って持っていったの」 中園「生グレープフルーツに入っているやつ?あれを飛行機で!?」 林「そう。でも、賞味期限が1~2日しかなくて、着いたら期限が切れちゃっていたの。どうしようと思ったけれど、あとから日付変更線を越えていることに気がついて(笑)」 中園「ゼリーが日本時間だったのね。アメリカでは、まだセーフ(笑)」 林「そう、ギリギリ間に合ってよかったわ(笑)」
2018年01月14日1月7日から始まった、鈴木亮平(34)主演の大河ドラマ「西郷どん」(NHK総合)。鹿児島を舞台に繰り広げられる本作だが、鈴木も馴染みのない「薩摩ことば」には四苦八苦のようだ。 「めちゃくちゃ難しいです。4カ月くらい撮影しているのですが、いまだにセリフの方言を覚える時間が短くならなくて……」 8日のスポーツ誌インタビューでこう明かしている鈴木。とはいえストイックで知られる彼らしく、「気持ちを込めて演じるときにアクセントがぶれてしまうので、覚えても自然と出てくる、寝てても口から出てくるぐらいのレベルまでやっておかないと」と気合い十分に意気込みを語っていた。 しかし「薩摩ことば」のクセの強さを忠実に再現しすぎるあまり、放送開始直後から《何言ってるかわからない》とネットで話題に。「字幕放送」も鹿児島弁が表記されていたことから、Twitterでは戸惑いの声があがっている。 《ドラマは面白い!でも鹿児島弁の言葉が分からない》《外国の言葉みたい。日本だよね笑?》《頼みの綱に字幕を見ても、こちらも鹿児島弁とな…》 ただいっぽうで、鹿児島県民からは《方言指導のお二方の「鹿児島弁を残しつつ全国の人に分かりやすく」という苦労を聞いてきたのでツイッターの「鹿児島弁がわからん」はあれでもダメか…という衝撃がすごいです》《本当のとはちょっと違うけど全国の人に分かるように相当、苦労したんだろうなぁ》と労いの声も。 言葉の壁を超えて、広く愛されるドラマになってほしい!
2018年01月08日鈴木亮平主演、瑛太らの共演で送る2018年のNHK大河ドラマ「西郷どん」が1月7日から放送開始。第1話では幼少期の西郷が島津斉彬と出会う物語が描かれたが、斉彬を演じた渡辺謙に対しネット上では「かっこよすぎ」の声が続出する騒ぎとなっている。林真理子の原作を「ドクターX」「花子とアン」などを手がける中園ミホの脚本でドラマ化する本作は、男にも女にも「日本史上最もモテた男」という異名を持つ西郷隆盛の人生を描く物語。鈴木さんが西郷を演じ、西郷の生涯の盟友でありライバルの大久保利通役に瑛太さん、幼い頃から西郷どんにひそかに思いを寄せ、紆余曲折の末西郷3人目の妻となる岩山糸役に黒木華、そのほか北川景子、桜庭ななみ、松坂慶子、渡部豪太、沢村一樹、風間杜夫らも出演。また「ピース」又吉直樹が江戸幕府13代将軍・徳川家定役で大河初出演を果たすのも注目だ。7日に放送された第1話「薩摩のやっせんぼ」は、少年時代の西郷小吉が主人公。小吉は大久保正助ら町内の仲間たちと学問や剣術を学ぶ日々を過ごしていたが、あるとき、極秘に大砲の実験をする渡辺謙演じる島津斉彬と出会い、大きな影響を受ける。その後「妙円寺詣り」という藩最大の行事で小吉たちは一番乗りで寺に到着、褒美の餅をもらうが、そのことで上級武士の少年らの恨みをかい仕返しされ刀で肩口を切られてしまい、二度と剣がふれなくなってしまう。絶望のなか斉彬と再会した小吉は斉彬から叱咤激励を受ける…というストーリー。今回の1話だがSNS上では渡辺さん演じる斉彬に大きな注目が集まっている。斉彬は島津家第28代当主で、非常に聡明で卓越した知識を持ち時代を牽引したカリスマ的な存在。貧しい下級武士の西郷の才能を見いだし大抜擢した西郷生涯の師ともいうべき人物だ。放送中から「渡辺謙の覇王感すげえ」「かっこよすぎてちびる……ケンワタナベ」などの声が続々SNSに投稿されはじめ、「渡辺謙の存在感」「斉彬様、色々格好良過ぎ。ありゃあ、小吉君が惚れちまうぜ」などその迫力と共に強さがにじみ出るような演技に惹かれる視聴者が続出。「ケンワタナベがカッコいいイメージしか残ってない」など強いインパクトを残したようだ。大人になり成長した鈴木さん演じる西郷と渡辺さん演じる斉彬が共演する第2話「立派なお侍」は1月14日(日)20時からNHK総合で放送。BSプレミアムで毎週日曜18時から、再放送はNHK総合で土曜13時5分から放送。(笠緒)
2018年01月07日「西郷さんと似ている点は、自分で言うのもなんですけど……優しい。“優しさが多めに入っている人間”というところでしょうか(笑)。それと同時に相反する男らしい部分が共存している。そういう点かなと思っています」 柔和な笑顔でそう話すのは、1月7日スタートの大河ドラマ『西郷どん』(NHK総合・日曜20時~)で主演を務める鈴木亮平(34)。すでに“西郷どん”を思わせる貫禄と風格を漂わせている。番組のプロデューサーは、「鈴木さんは常に撮影現場にいてリーダーとなっている」と語っていた。それについて聞いてみると……。 「現場にいるのは『現場がただ好きだからいる』という感じです。ほかの出演者のお芝居も見たいので。リーダーとして意識しているのはかっこつけないということ。もう、自分のダメなところを隠さず積極的に見せていこうと思っています。1年以上もいると皆さんにばれてしまうので、クールに装ってもしょうがない。そういうことを心がけています」(鈴木・以下同) 自分のダメなところとは、具体的にどういう部分なのだろう。 「衣装を汚してしまったり、トイレにすぐ行きたくなったり、本当、子どもです(笑)」 日本史上において、最も人気のある人物の1人、西郷隆盛。ドラマでは“聖人君子の完全無欠な英雄”という面よりも、人間味あふれる西郷どんが描かれていくそうだ。 「男にも女にももてた人というテーマがあるようなので、僕には魅力的な男を演じなければならないという使命があります。どこまでできるかわからないのですが、とにかく一生懸命にやるだけです!」
2018年01月07日