男子新体操をテーマにした青春感動ストーリーの舞台『タンブリング』が11日、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WW ホールで開幕。開幕を前に行われたゲネプロでも、このステージにかける出演者たちの熱い思いがあふれた。2010年4月期にTBS系で放送された青春ドラマ『タンブリング』。知られざる “男子新体操”の魅力を描き、俳優陣が吹き替え一切なしで男子新体操に挑む姿も多くの視聴者を感動させた。その後、同年9月にドラマの主要キャストだった大東駿介主演で舞台化。翌年のvol.2では若手実力派俳優の菅田将暉を起用し話題に。vol.3では柳下大、vol.4では中尾明慶、FINALでは松下優也を主演に据え、千葉雄大や志尊淳など話題のキャストを起用。いずれも観客を魅了し、エンターテインメント業界をけん引する、多くの人気俳優を輩出してきた。10周年のメモリアルイヤーだった2020年に復活公演が予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大のため断念。その悔しい想いを力に変え、本日、念願の開幕を迎える。主演は、いま人気の高野洸と西銘駿。『タンブリング』史上初となるW主演で、“男子新体操”の夢を追いかける幼馴染を演じる。2016年、リオオリンピックの閉会式での男子新体操の鮮やかなパフォーマンスに、一瞬で心を奪われた中学3年生の野村朔太郎(高野洸)と北島晴彦(西銘駿)。幼稚園からの幼馴染で、いつもとなりにいた 2 人は、“男子新体操”というマイナースポーツで世界に羽ばたくことを誓い合った。しかし、異なる高校に進学しライバル同士となった朔太郎と晴彦。2 人が大舞台を夢見るきっかけとなった新体操が、その絆を引き裂くことに…。さらに 2 人を取り巻く仲間たちもまた、皆それぞれに夢と悩みを抱えており…。高野演じる朔太郎が通う航南高校男子新体操部のチームメイトとして、元木聖也、蒼木陣、廣野凌大、梶原颯、綱啓永。西銘演じる晴彦が進学した悠徳高校のチームメイトとして、長妻怜央、納谷健、北乃颯希、西野太盛、バーンズ勇気が出演。今最高にアツイ若手俳優陣らが躍動する。もちろん、男子新体操団体のダイナミックな動きと華麗なダンス、そして胸を熱くさせる青春ストーリーも見どころ。舞台ならではの魅力がつまった作品だ。また、6月11日の公演のライブ配信も決定。6月12日と6月13日は無観客公演でライブ配信のみとなるが、12日は航南高校をメインに、13日は悠徳高校をメインとした異なる映像で届ける。東京公演は6月17日~24日にTBS赤坂ACTシアターにて上演される。出演者のコメントは以下の通り。■高野洸ついに初日の幕が開けるということでドキドキしています。2020年、通し稽古までいっていたので、一年越しで、今度こそ開幕です。不安もありましたけど、稽古を重ねるごとに解消されていって、仲間と新体操をやれる喜びを日々感じています。そんな気持ちも舞台上で輝くと思いますので、劇場で見ていただける方も、配信で見てくださる方も楽しみにしていただきたいです。キャストのパワーと新体操の力で、きっと勇気づけられる作品になっていると思います!■西銘駿遂に、舞台「タンブリング」の幕が上がります。エンタメ要素が豊富な分、不安やプレッシャーなどはありますが、自分を信じてお芝居したいと思っています! 一年前の中止を経て、無事公演できる喜びや、残念ながら今回一緒に出られないキャストもいますが、全員の想いを乗せて、チーム一丸となって最高の舞台をお届けできるよう頑張ります。皆さんにとって一生忘れられない作品にします!■元木聖也ついにタンブリングが帰ってきました! 去年はたくさん練習してみんなで汗を流して頑張ったのに開幕できなくて本当に悔しかったです。でも今年「タンブリング」が皆さんの前でできて、新体操ができて本当にうれしく思います! 2013 年にやったタンブリング Vol.4 のあの時の熱い感覚がまたメラメラと燃えてきています。今回の新体操は Vol.4 より進化していると思います! たくさんの方に見てもらいたいです!千秋楽まで全員で怪我なく楽しく駆け抜けていきます! 応援よろしくお願いします!■納谷健先日、写真で見る自分の腕が太くなっていたことに驚きました。中止を経て、今日まで 1 年半以上新体操に触れ、「タンブリング」を意識し、本番を迎える前に身体的な変化も感じてとても心強い気持ちになりました。「タンブリング」へ時間を掛けたその想いも感じ取っていただけたらうれしいです。■北乃颯希舞台「タンブリング」いよいよ初日を迎える事ができました。ここまで本当に長い道のりやった。それは僕達も皆様もずっと思っていた事やと思います!悠徳、航南の 2 校で存分に青春するぜ。男子新体操の素晴らしさ、面白さを是非体感してください!!■廣野凌大大人になってからこんなに青春ができていることに本当に感謝しています。僕達も全力で取り組んで作品を作ってきましたので、ぜひ皆様に勇気を与えられるように自分自身も千秋楽まで尽力したいです!■西野太盛いよいよ、ようやく初日を迎える事が出来ます。本当にうれしいです。始まってしまえば初日から千秋楽まで、凄い速さで過ぎていくのかなと今から少し寂しくもありますし、ようやく立てるんだと気合いも入ります。毎日の一瞬一瞬、景色を噛み締めて目に焼き付けていきたい。長い間溜めてきたパワーや気持ちを全開で頑張ります!■梶原颯ようやくここまで来れたんだなと今はホッとしています。昨年の「タンブリング」中止から1年越しで公演が決まり、とてもうれしかったです。そしてずっとこの日のために頑張ってきました! 昨年観せられるはずだった「タンブリング」よりも、もっとパワーアップしています。安心はしましたがまだこれからがスタートです。誰一人欠けることなく絶対に千秋楽まで駆け抜けたいと思います。応援よろしくお願いします。■バーンズ勇気ついに! ついに!!この日が来ました。やっと皆さまにこの作品をお届け出来る事を本当に幸せに思います。キャスト、スタッフ全員一丸となって大千秋楽まで頑張っていきますので応援よろしくお願いします!■綱啓永凄くワクワクしています。最初は正直不安しかなかったです。新体操はもちろんアクロバットもやった事がない僕からしたら未知の世界でした。大変でしたが、新体操練習・稽古を重ねるにつれて深まっていくカンパニーの絆が凄く熱くて、毎日が刺激的で、本当に濃い時間を過ごしました。キャスト・スタッフ全員で魂込めて創り上げた舞台「タンブリング」是非楽しんでください。■蒼木陣8年前に舞台の「タンブリング」を観劇して以来ずっと目標となっていたこの作品に出演できること、そしてこうして無事に初日を迎えられたことを心からうれしく思います。この作品の為に取り組んできた生の新体操が皆様の心に残り続けるよう、千秋楽までチーム一丸となり作品と向き合っていきたいです。■長妻怜央いやぁーーー、、、来てしまいました。本当に本番が来てしまいました!!初めはタンブリングのマットに慣れるのにも時間がかかっていたのに今ではマットともお友達になることができました!!何回も滑ったり転んだりラジバンダリしましたが、ようやく新体操の形になったと思います!! とにかくやれることは全部やって、しっかり寝て本番に向かいたいと思います!
2021年06月11日2話でついキスをしてしまった真柴くるみ(川口春奈)と藤野駿(横浜流星)。動揺する真柴に反して、駿はいつもと変わらない様子。そんななか、得意なはずの会社のSNS投稿でミスをしてしまい、真柴は広報課の課長・松下(飯尾和樹)から休みを言い渡されることに……。3話で二人の関係はどうなっていくでしょう?休みをとるのがヘタな真柴陽人と彩夏も、3話のキャンプでちょっといい感じに?(4話より)。©TBS彩夏(中村アン)の絵が若手の登竜門的コンクールの最終選考に残ったことをきっかけに、真柴、駿、陽人(丸山隆平)、彩夏の4人はその絵の展示と大賞発表が行われる美術館近くにキャンプに出かけます。しかし昼も夜もなく働いていた真柴にとっては、突然降って湧いた慣れない休み時間。アウトドアらしくないワンピースに身を包み、キャンプ場に行く道すがらSNSの投稿をしまくったり、後輩たちからのヘルプに対応したりと、スマホを片時も手放しません。そんななかでもなかなか仲良くなれない彩夏に歩み寄ろうとする真柴ですが、そのタイミングでまた仕事の電話がかかってきてしまい……。駿との出会いで真柴は少しずつ変化しているように見えますが、やっぱりずっとやってきた仕事への姿勢や取り組み方は、そうそう簡単には変えられないものなのかもしれません。彩夏の絵を観て感動する3人。しかし残念ながら彼女の作品は大賞には選ばれませんでした。真柴は彩夏を慰めようと声をかけますが、「あなたに何がわかるの」「不愉快」と言われてしまいます。駿がショックを受ける真柴を連れ出したのは、誰もいない山奥の温泉。駿は「デジタルデトックス!」と真柴の携帯を取り上げ電源を切ってしまい、観念した真柴も露天風呂に。ところがお風呂に入っている最中に真柴のワンピースが飛ばされてしまいます(そんなバカな!)。着替えを置いてきてしまった真柴、駿に頼んで服を買ってきてもらいますが、それがまためちゃくちゃダサいやつ……。相容れないように見える二人に芽生える友情好きになった社長のためにがむしゃらに働き、着飾り、四六時中スマホを操ってSNS投稿や仕事をしてきた真柴。生活費はバイトでまかない、恋愛も横に置いて、ただただ自分の作品のことだけを考えている彩夏。二人は相容れないタイプに思えます。けれど、真柴は彩夏の自分にはない才能を尊敬しているし、彩夏も真柴の仕事ぶりを実は認めているのです。陽人の助けもあって落ち着いた彩夏は真柴に「毎日忙しいのに、絵、観に来てくれてありがとう」と伝えます。彩夏も真柴も、それぞれにちょっと偏った生き方をしています。でも自分なりの信念があって、一生懸命に毎日を過ごしています。それをわかってくれる人がいる、それだけで自分が背負っている荷物が軽く感じるものなのかもしれません。重い水を運ぶのも、二人ならぐっと楽になるように。つい後輩の世話を焼いてしまう真柴に、昔店をやっていたときの経験から「そういうときは信じて任せる」と話したり、賞をとれなかった彩夏に対して「人の評価なんて関係ない。自分で自分に胸を張る。それでいいと思うけどね」とつぶやいたり、駿も自分の確固たる考えをもっていることが端々からわかります。告白を受けて、真柴と駿の関係は?(4話より)。©TBS突然の手つなぎ告白!さて、今回は女の友情回かな?と思ったところで、突然やってくるのがキュンキュンシーン!キャンプの夜、ふいに二人きりになった真柴と駿。久しぶりにスマホを取り出す真柴の手から「デジタルデトックス」と再びスマホを奪って手をつなぎ、「魚食べるから!」という真柴にあーんまでした駿はそのまま手を離しません。「もしかして、私のこと好きなのかもねー」「どうかなー、ちょっと待って考える。……そうだね、たぶん好きだね」甘い雰囲気じゃなく、いつもみたいな言い争いの延長線での告白。しかも真柴はすごください服のままで!1話でネイル、2話でヒール、そして3話ではおしゃれな服を脱いだ真柴。このまま駿の価値観に染まっていくのでしょうか。「相談者とは恋愛しない」と決めている陽人は相談を受けたことで真柴から身をひくことになりましたが、二人の思いにいち早く気づいていた観察者。けれども陽人に「真柴ちゃんをよろしく」と言われた時点では、駿はまだ自分の気持ちにピンと来ていない様子でした。このドラマ、毎回ラストにその1時間の裏側がちらりと明かされますが、今回の”裏側”は駿が真柴の服を買いに行った先で、お店のおばちゃんに「(あなたが服を買う相手は)好きな子ね!」と言われて自分の気持ちに気づいちゃうというもの。気づいたら言わずにはいられなかったんでしょうか。そのあたりも駿のシンプルさを表しているのかもしれません。若者たちを見守ってきた香子にも危機が……(4話より)。©TBSキャンプの夜はまんざらでもなさそうな様子でしたが、4話で真柴はこの告白をどう受け止めるのでしょう。若者たちをあたたかく見守る香子(夏川結衣)は詐欺に遭ってしまい、どうなるのかと思いきや、そこに現れたのは元夫・礼史(生瀬勝久)。香子のこれからも気になります。文・釣木文恵ライター。名古屋出身。演劇、お笑いなどを中心にインタビューやレビューを執筆。Information脚本:金子ありさ演出:塚原あゆ子、棚澤孝義、府川亮介出演:川口春奈、横浜流星、丸山隆平、中村アン・向井理、夏川結衣他放送日:TBS系毎週火曜日夜10時〜文・釣木文恵
2021年05月11日なにわ男子/関西ジャニーズJr.の道枝駿佑が28日、東京グローブ座で行われた主演舞台『Romeo and Juliet -ロミオとジュリエット-』のフォトコールおよび取材会に出席した。『ロミオとジュリエット』は世界中で愛され、上演されてきたシェイクスピアの名作。舞台初単独主演となる道枝駿佑がロミオ役、舞台初出演の茅島みずきがジュリエット役を務め、出会って恋に落ちる微笑ましい光景から一転、引き離されて悲しい結末を迎えるラストまでを、原作に近い10代の2人が演じる。取材会に、道枝、茅島、演出の森新太郎氏が出席。道枝は「まだ実感が湧かないですが、とうとうこの日まで来たなと、身にしみて感じています」と心境を告白し、「稽古が始まってからあっという間だったので、明日からの本番も頑張りたい」と意気込んだ。ロミオ役を研究するために、藤原竜也がロミオを演じた舞台『ロミオとジュリエット』のDVDを何度も見たという。また、「森さんに初めてお会いしたとき、『ガリガリすぎるから筋トレしておいて』と言われたので、今も続けているんですけど、ちょっと筋肉がついてきたかな。体重変わりました。2、3キロくらいしか増えなかったんですけど」とロミオ役に向けて肉体改造に取り組んだことも明かした。ジャニーズWESTの小瀧望からも「1日5食食べて筋トレしたら太る」とアドバイスをもらったことも告白。小瀧は、主演舞台『エレファント・マン THE ELEPHANT MAN』で森氏の演出を経験しており、「その歳で森さんに演出してもらえるのはうらやましい」と道枝に話したという。なにわ男子のメンバーの反応を聞かれると、道枝は「大橋(和也)くんから電話がかかってきて、『観に行く』と連絡がきたので、楽しみに待っています」とうれしそうに説明。西畑大吾も「稽古どう? 大丈夫か?」「大丈夫できるよ」などと気にしてくれていたそうで、「いい意味でその心配を覆せるようにしたい」と話した。そして、「初主演舞台が『ロミオとジュリエット』というのは本当に光栄。健康第一で、千秋楽まで共演者のみなさんと、森さんとスタッフさんと一緒に作品を盛り上げられるように頑張っていきたいと思いますし、本番をやりながらもどんどんよくなっていけたら」と気を引き締めた。舞台『ロミオとジュリエット』は、東京グローブ座で3月29日から4月18日まで、大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで4月21日から25日まで上演。
2021年03月29日男子新体操をテーマにした青春感動ストーリーの舞台『タンブリング』が、6月に大阪と東京で上演されることが27日、発表された。主演は、ダンス&ボーカルユニット・Dream5の元メンバーで、ミュージカル『刀剣乱舞』や舞台『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』に出演し、今年3月にはアーティストとして自身初のオリジナルアルバムを発表した高野洸。そして、「第27回ジュノンスーパーボーイコンテスト」グランプリに輝き、特撮ドラマ『仮面ライダーゴースト』で主人公を演じ、以降も数々のドラマや映画、舞台に出演している西銘駿。昨年、舞台『タンブリング』2020で同役を演じる予定だった2人が、1年の時を経て、ついにその時を迎える。人気の2人のW主演に加え、元木聖也、納谷健、北乃颯希、西野太盛、梶原颯、バーンズ勇気の続投も決定。さらに、長妻怜央、蒼木陣、廣野凌大、綱啓永らの新キャストも加わり、今最高にアツイ若手俳優陣が躍動する。2010年4月期にTBS系で放送された青春ドラマ『タンブリング』。知られざる“男子新体操”の魅力を描き、俳優陣が吹き替え一切なしで男子新体操に挑む姿も多くの視聴者を感動させた。その後、同年9月にドラマの主要キャストだった大東駿介主演で舞台化。翌年の vol.2では若手実力派俳優の菅田将暉を起用し話題に。vol.3では柳下大、vol.4では中尾明慶、FINALでは松下優也を主演に据え、千葉雄大や志尊淳など話題のキャストを起用。 舞台ならではの男子新体操団体のダイナミックな動きと華麗なダンス、胸を熱くさせる青春ストーリーで観客を魅了し、エンターテインメント業界をけん引する、多くの人気俳優を輩出してきた。そんな舞台『タンブリング』は、10周年のメモリアルイヤーとなる2020年に上演が予定されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大のため一旦は断念。しかし、復活を幻に終わらせたくないとキャスト・スタッフが再集結。今回の上演決定となった。高野と西銘がコメントを寄せた。■高野洸(野村朔太朗役)舞台『タンブリング』に再び挑戦出来ること、心からうれしく思います。去年、稽古中に知らされた上演中止には、抗えない状況に悔しさを感じましたが、すぐに前を向けたのは演じる役柄のメンタルと、カンパニーの明るさのおかげだと思っています。結束し全員を信じて大きな敵と戦う。「タンブリング」という団体競技を通して生まれる感動は、今の世の中で沢山の方に体感してほしいです。熱い友情と努力を是非観に来てください!■西銘駿(北島晴彦役)1年前、舞台『タンブリング』2020の中止を聞かされた時、悔しすぎて、ずっと落ち込んでいました。ですが、こうやって1年越しにみんなとまた一緒に『タンブリング』や新体操ができる喜び、去年の悔しかった思い、全てを背負って舞台に立ちたいと思います。とても緊張感のある競技なので、真剣に向き合い、怪我をしないように気をつけて舞台に挑みます! まだまだ大変な状況ではありますが、僕達の舞台を見て1人でも多くの人に感動を与えられたら良いなと思っています。なお、大阪公演は6月11日~13日にCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールにて、東京公演は6月17日~24日にTBS赤坂ACTシアターにて上演。チケット発売は5月9日10時より。(C)舞台『タンブリング』2021 製作委員会
2021年03月27日Webラジオ『オールナイトニッポンi「おしゃべや」』のパーソナリティを務める若手俳優10名が出演する映画『ツナガレラジオ~僕らの雨降(あふり)Days~』。ラジオ番組を作るために奮闘する、構成作家・アクトを西銘駿さん、番組の発起人・ニガリを飯島寛騎さんが演じます。人気若手俳優がラジオへの熱い想いを届ける青春群像劇。――どんな役柄か教えてください。西銘:アクトはラジオを届けたい想いが強くて、一生懸命動いて人の心を動かしていく行動力がすごいですね。それと、明るくて無邪気!飯島:西銘と似てるかもね。西銘:その通りでございます!「西銘がいると現場が明るくなる」って言われたい(笑)。飯島:ニガリは、父親のラジオ番組を復活させるという決意を曲げない強さを持っているので、頑固に演じました。――男劇団 青山表参道Xのメンバーとして共演作品も多いお二人ですが、今回、新たに知ったことは?西銘:飯島くんはバイクとかが好きでアウトドアのイメージだったんですけど、撮影の合間にゲーム機で遊んでいて、ゲームも好きなんだって初めて知りました。飯島:共演したゆうたろうくんとやってました。西銘の新発見は…。西銘:そうなるよね(笑)。僕って1日一緒にいれば全部わかっちゃう。ノーギャップ選手権なら1位!飯島:今ってギャップがある方がモテるって聞くけど?西銘:ノーギャップの時代が来ると信じて、今は耐えてる(笑)。――昔気質の豆腐職人役のイッセー尾形さんの存在感も大きいですね。西銘:台詞の重みを伝える言い回しや表情に圧倒されましたね。本当にいる人だと思わせる説得力もあって。飯島:尾形さんがお芝居している背中を見るのが好きでしたね。一切無駄がなかったです。西銘:尾形さんの芝居力の高さに震え上がって緊張した~!飯島:僕は緊張しなかったんだよね。カメラが回ってないとこでは、近所にいるおっちゃんのように気さくに接してくださったおかげで。――劇中歌として、「歌うたいのバラッド」などをカバーしていますね。西銘:自分らしく、パワフルに歌ったつもりなんですけど、自分の歌が映画館で流れるのは照れくさいですね。試写ではマネージャーさん、聴かないで~って思ってました(笑)。飯島:そんなに悪くなかったよ。僕は全然恥ずかしくなかったな。歌って生きてきた人生が出るじゃん?西銘:さすが、飯島くん。歌詞みたいにいいこと言う!にしめ・しゅん1998年2月20日生まれ。沖縄県出身。2014年、第27回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリ受賞。翌年、『仮面ライダーゴースト』で主演デビュー。ドラマ『Re:フォロワー』『コンフィデンスマンJP 運勢編』ほか、出演作多数。いいじま・ひろき1996年8月16日生まれ。北海道出身。2016年、『仮面ライダーエグゼイド』で主演デビュー。映画『ブレイブ -群青戦記-』が3月12日全国公開予定。出演する映画『未来へのかたち』が5月公開予定。『ツナガレラジオ~僕らの雨降Days~』夢破れた10人の若者が、地元のラジオ番組を復活させようともがき成長する姿を描く。二人の他、阿久津仁愛、井阪郁巳、橋本祥平、深澤大河、ゆうたろう、板垣李光人、立石俊樹、醍醐虎汰朗らが出演。2/11全国公開。(C)2021「雨降ラジオ」製作委員会※『anan』2021年2月17日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・有藤 萌(do:t)インタビュー、文・小泉咲子衣装協力・A’GEM/9.KOM(by anan編集部)
2021年02月11日なにわ男子/関西ジャニーズJr.の道枝駿佑が舞台単独初主演を務める『ロミオとジュリエット』のオールキャストと公演日程が26日、発表された。同作は世界中で愛され、上演されてきたシェイクスピアの名作で、中世イタリアの都・ヴェローナを舞台に長年にわたっていがみ合いを続けているモンタギュー家の息子・ロミオとキャピュレット家の娘・ジュリエットが出会って恋をしたことから、悲劇が起こる。女優・茅島みずきがジュリエット役を務め、演出は、19年に菊池風磨主演で上演した舞台『ハムレット』以来、同劇場でのシェイクスピア作品演出が2作目となる森新太郎氏が担当することが先日発表されていた。今回明らかになったキャストは、あらゆる役柄を演じてきた宮崎秋人、ナイロン100℃所属・森田甘路、昨年『飛竜伝2020』での熱演も光った小柳心、『モンスターと時計』以来の森演出作品となる坂本慶介、NHK大河ドラマ『真田丸』での好演が光った栗原英雄、19年の舞台『Le Pere 父』『WILD』での演技が高い評価を得た太田緑ロランス、文学座を支えるベテラン俳優・高橋克明、森演出の『The Silver Tassie 銀杯』にも出演した扉座所属の鈴木崇乃。そしてR&B歌手としても活躍する冨永竜、青年座所属の久留飛雄己、劇団四季出身で先の『〜銀杯』にも出演した天野勝仁、演劇集団円所属で若手注目株の和田慶史朗。さらに、サモ・アリナンズの中核メンバー平田敦子、劇団東京ヴォードヴィルショー結成メンバーであり、退団までの20年間劇団を引っ張り続けた花王おさむ。そして『踊る大捜査線』でのスリーアミーゴスの1人としても大ブレイクを果たし、約5年ぶりの舞台に立つ斉藤暁、と様々な世代の実力派キャストが集結。シェイクスピアの原作に近いフレッシュな10代の2人を、錚々たる豪華俳優陣たちが支える。公演は、東京グローブ座で3月29日から4月18日まで、大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで4月21日から25日まで開催されることが決定した。チケットは3月14日発売。
2021年01月26日2月11日公開の映画『ツナガレラジオ~僕らの雨降 Days~』の完成記念トークイベントが20日、都内で行われ、西銘駿、飯島寛騎、醍醐虎汰朗、立石俊樹、ゆうたろう、板垣李光人、深澤大河、川野浩司監督が出席した。ラジオ番組『オールナイトニッポン i』(ニッポン放送)で配信中の若手俳優による webラジオ番組『@おしゃべや』。映画やドラマ、舞台などでも活躍している番組パーソナリティ10人による人気ラジオプログラムが、スタジオを飛び出してオリジナルストーリーによる映画が完成した。神奈川県伊勢原市の大山にある小さなラジオ局を舞台に、10人の訳あり男子たちの共同生活を描く。同イベントは応募抽選による一般客を招待しての先行上映会を予定していたが、新型コロナウィルス感染症拡大による緊急事態宣言を受けて無観客で実施された。本作は訳ありの若者10人がインターネットラジオを始めるというストーリーで、主演の西銘は「作品を通じてラジオの素晴らしさや思いを声に乗せて相手に届けるという大切さを学びました」と改めてラジオの素晴らしさを感じたといい、「上映されるのか不安に思っていましたが、届けられることができて奇跡だと思いました。元気を与えられる作品になっていると思うので、より多くの方に見ていただきたいです」とアピール。ゆうたろうも「この時期だから観る価値がある映画だと思います」とコロナ禍における本作の必要性を訴えた。イベントの後半ではファンからの質問に答えるコーナーを実施。「1番NGを出した人は誰ですか?」という質問に本人以外、6人のキャスト陣と川野監督はは西銘の名前を挙げた。川野監督はさらに「アドリブも入れてくれましたが、だいぶ滑ってましたね。(提案は)半分以上却下しました(笑)」とダメ出しするも「チャレンジはしてたんじゃないんですかね。イッセー尾形さんや田中真弓さんにも絡んでいたし、西銘くんが中心でしたから」とセリフの多い主演の西銘をフォローする場面も。当の西銘は「提案は大事ですからね。滑っても前向きに行く姿勢はイチ役者です」と胸を張りつつ「僕が軸で色々と起きていきますが、主人公が主人公なりに輝ける部分や魅力を伝えられるのでどんどん勝負していいんじゃないかとイッセー尾形さんから言われて勝負しましたが、監督からダメだと言われました(笑)」と苦笑いを浮かべていた。映画『ツナガレラジオ~僕らの雨降 Days~』は、2月11日より全国公開。
2021年01月21日なにわ男子/関西ジャニーズJr.の道枝駿佑が、舞台『ロミオとジュリエット』で初主演を務めることが7日に明らかになった。ジュリエット役は初舞台の茅島みずきが務める。同作は世界中で愛され、上演されてきたシェイクスピアの名作で、中世イタリアの都・ヴェローナを舞台に長年にわたっていがみ合いを続けているモンタギュー家の息子・ロミオとキャピュレット家の娘・ジュリエットが出会って恋をしたことから、悲劇が起こる。道枝と茅島は、なにわ男子主演ドラマ『メンズ校』でも共演。ロミオとジュリエットが出会い恋に落ちる、初々しく微笑ましい光景から、一転2人が引き離され、悲しい結末を迎えるラストまでを、原作に近い10代の2人が演じることになる。公演は東京グローブ座で今春を予定しており、演出は同劇場でのシェイクスピア作品演出が19年に菊池風磨主演で上演した舞台『ハムレット』以来2作目となる森新太郎が務める。ジャニーズ事務所では1月いっぱいのコンサート公演については無観客での実施を昨年内に決定しているが、「本作も含めた今後の舞台公演作品につきましても、引き続き新型コロナ感染症の状況を鑑みまして、公演実施、または観客の来場有無等を決定してまいる所存です」とコメントを寄せている。○演出・森新太郎 コメントご存知のように、ロミオとジュリエットは激しく愛し合った末、非業の死を遂げます。ロミオは毒薬をあおり、ジュリエットは短剣を胸に突き刺して。恋人たちの自死は敵対する親同士を和解へと導きますが、どちらもひとり息子・ひとり娘なので、時すでに遅く、やがては両家とも血が絶えることになります。悲劇と呼ぶにふさわしい苦々しい幕切れです。しかし、戯曲を読むたびに沸き上がる、この不思議な多幸感は何でしょう。非力な若者たちの純真さに揺さぶられて、ほんの少しだけ自分もまだ生まれ変われるような心持ちになるのです。まるで喜劇を堪能したかのように、再生への活力がもたらされるのです。コロナ禍だからこそ、私はこの作品の上演を切望しました。10代の道枝駿佑と茅島みずきが織り成す、人と人とが惹かれ合い、繋がり合う物語。どうぞご期待下さい。○道枝駿佑 コメント舞台ロミオとジュリエットで初単独主演をさせていただくことになりました。このお話を聞いた時すごく驚きました。本作はシェイクスピアの歴史ある作品で、今までいろんな俳優さんがやられていた作品でもあり、自分にもできるのかと不安でしかありません。今はDVDなどを見て勉強しています。この役をしっかりとやりきって自分なりに楽しみながら頑張っていき、次に繋げていきたいと思っています!皆さん、楽しみにしていてください!○茅島みずき コメントこの度、ジュリエット役を務めさせて頂きます、茅島みずきです。『ロミオとジュリエット』という歴史ある作品に参加することが出来、とても光栄です。初舞台、そしてジュリエットという大役に嬉しい気持ち反面不安な気持ちもありますが、演出家の森さんにご指導頂き、しっかり役と向き合いたいと思います。ロミオ役の道枝さんをはじめ、キャスト・スタッフの皆さんと一緒に、素敵な作品に出来るように精一杯頑張りますので、宜しくお願い致します。
2021年01月07日西銘駿、飯島寛騎ら「仮面ライダー」出身俳優や2.5次元の若手俳優たちが大集結する『ツナガレラジオ~僕らの雨降Days~』の公開が、2021年2月11日(木・祝)に決定。本ポスタービジュアルが完成し、主題歌は期待の新人・PAREDが担当することが決定した。本作は、過去に存在したラジオ局を自分たちの手で復活させるべく、神奈川県・伊勢原市に集まった若者たちの青春ストーリー。オールナイトニッポンi(ニッポン放送)にて配信中のWebラジオ番組「おしゃべや」の人気プログラムがスタジオを飛び出し、オリジナルストーリーで映画化。西銘さん、飯島さんをはじめ、「仮面ライダージオウ」で注目され映画『約束のネバーランド」に出演する板垣李光人、モデルとしても活躍しているゆうたろうや、2.5次元舞台などでも活躍中の橋本祥平、井阪郁巳、醍醐虎汰朗、阿久津仁愛、深澤大河、立石俊樹などが集結していることでも話題となっている。本ポスターにも、マイクを前にラジオ収録をしている様子や個性的なファッションが目を引くメンバーなど、メインキャスト10名の夢破れた“ワケアリ”男子が集合。さらに、キャッチコピーには「すべての若者、元若者に捧ぐ映画ー」「“ワケアリ”男子が贈る、青春プレイリスト!!」とあり、ラジオ番組を舞台にした青春ストーリーに期待が高まるビジュアルとなっている。さらに、主題歌はフォロワーが30万人を超えるPARED(ぱれっど)の「Message~ツナガレイノチ~」に決定。作詞を「おジャ魔女どれみ」や「けいおん!」の大森祥子が担当している。PAREDさんからは、「本作『Message』は普段歌わせて頂いている曲の中でも疾走感のある曲調だったので、後半につれて全てを振り絞り、更に向こうに行くようなイメージで歌わせて頂きました」とコメントが到着した。ストーリー「ラジオしか勝たん!!」10名の“ワケアリ”男子が共同生活開始!?夢に破れた10名の若者が自分自身を取り戻すべく、“雨降山”へと集う。ラジオにかける彼らの思いは、人々を“ツナグ”ことができるのか!?往年のJ-POPヒット楽曲カバーに乗せ、彼らの共同生活がいま、始まる――。『ツナガレラジオ~僕らの雨降Days~』は2021年2月11日(木・祝)より公開。(text:cinemacafe.net)
2020年11月20日映画『461個のおべんとう』の舞台挨拶が16日に都内で行われ、井ノ原快彦、道枝駿佑が登場した。同作はヒップホップバンド・TOKYO No.1 SOUL SETの渡辺俊美によるエッセイ『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』(マガジンハウス刊)の映画化作品。長年連れ添っていた妻と別れることを決意した鈴本一樹(井ノ原)が、息子・虹輝(道枝駿佑)と「3年間、毎日お弁当を作る!」「3年間、休まず学校へ行く」という約束をし、ライブの翌日も、二日酔いの朝も、早出の朝も怒涛のお弁当作りをする。若干ぎくしゃくした雰囲気で話し始めた2人。井ノ原は「この映画をやるにあたって、『親子役だからタメ口でいこうね』という話をしていたんだけど、ちょっと前に『今日でタメ口は卒業します』みたいな手紙をいただいたんですよ。そしたら本当に、ついちょっと前のメールがめちゃめちゃ敬語だったんですよ。寂しいな〜と思って、抗議しました。逆に敬語が難しいでしょ?」と理由を明かす。道枝は「そう、クセで(タメ口が)出ちゃうから! 今、敬語使ってるから違和感あるなって」と苦笑し、井ノ原は「2人の時はタメ口でいこうよ」と提案していた。また、井ノ原は「お前、またでかくなってない? 去年から相当伸びてるもんね」と道枝の成長にびっくり。道枝が「去年が174〜5cmくらい」と明かすと、井ノ原は「俺がそれくらいだもん。今180くらい行ってる?」と尋ね、道枝は「180弱くらい。伸びてる実感はないけど、180cmいきたいなと思ってる」と願望を表した。最後に後輩である道枝へのメッセージを求められた井ノ原は「僕はみっちーに先輩として言ってあげられたことはあんまりなかった。なぜなら彼には言う必要がないなと思ってて」と振り返りつつ、「僕も彼も同じ事務所で、ジャニーズというところで歌ったり踊ったりしているわけで。今年25周年を迎えまして、彼はまだデビューはしていないですけどグループとして活動している」と説明。「そんな中で、秘訣なんてものはないんですけど、とにかく1番大事にしなきゃいけないのは、ファンと仲間ということだと思うんですよね。もうそれだけでいいのかな、逆に」と語る。さらに「まずは仲間を1番大事にしてもらいたいなと思います。君なら大丈夫だと思うけど、今のまま謙虚に、時にはハメを外してもいいと思いますし」という井ノ原に、道枝は「頑張ります」と力強く宣言する。「今ここにいるのは、ファンの皆さんや周りのスタッフさん方のおかげで、それはもう環境が恵まれてると思いますし、これからも謙虚な心は忘れずに、真面目にやっていけたらと思います」と続ける道枝に、井ノ原は「いい子なんだよね。もっとハメを外してもいいよ、たまには」とアドバイスも。道枝が「いい子って、どのへんが? あまり意識したことはないんだよね」と悩むと、井ノ原は「なら、そのままでいいか。ハメ外しすぎちゃう奴もたまにはいるからさ、うちの事務所に。だからいいかもしれない! 自分が楽しいと思ったことをやればいい」と結論づけていた。
2020年11月16日俳優の西銘駿が、16日から「DLsiteがるまに」で配信されるシチュエーションボイスドラマ『Ring A Ling Hello? -with hiroto-』で主演声優を務める。本作では、西銘にとって初となるバイノーラルマイクを使用した音声収録を実施。西銘演じる辻元大翔が、電話越しに語り掛けるシチュエーションでドラマが展開する。息遣いまで感じられる繊細な演技は必聴だ。聞き手である主人公の幼馴染みを演じるにあたり、西銘は「好きな人に対してこういう喋り方するんだろうなっていう本来の自分を」と役作りについて明かした。さらに「こういう彼氏感を感じるものってなかなかないと思うので」と自身初の仕事をアピール。これらのメッセージは、視聴用のボイスと共に公式YouTubeで視聴できる。
2020年10月10日芸能事務所のオスカープロモーションが、11月1日からシアターコンプレックスで、「男劇団 青山表参道X」メンバー8人が主役のショートドラマ『(仮)男劇団青山表参道X ~〇〇な会議室~』を有料配信する。エピソード1は、飯島寛騎・西銘駿が出演する「ナルシス君」。自分の事が世界一大好きで、常に自分に酔っている俳優ナルシスを飯島が演じた。飯島は「私の演じたナルシス君はとてもナルシストな役で、周りの登場人物をどんどん凌駕していくストーリーになっています。自分史上一番ぶっ飛んだ役になっていると思う」と自信を覗かせる。塩野瑛久が出演するのは、エピソード2「運び屋」。夜型人間の与太郎が、急遽アルバイトの代打を頼まれ、とある会議室に呼び出された。そこに現れたのは、いかつい男と、スタイル抜群の美女だった――という物語。塩野は「シリーズの中でも一番最初に撮った作品なので、探り探りながらも精一杯やりきりました! ちょっとした空き時間なんかにお楽しみください」と、ファンへのメッセージを寄せた。さらなる男性スター作りに特化するため、1日より8人の選抜メンバーでリスタートした「男劇団 青山表参道X」。本作では、そのほか「ずっと見てるよ」(定本楓馬)、「仮釈放』(奥野壮)、「二人の密約」(西銘駿)、「スキャンダル」(栗山航)、「神様どうか盗んで下さい」(庄司浩平)、「不倫してます」(宇野結也)で様々な役を披露する。
2020年10月03日俳優の塩野瑛久が21日、所属する男劇団 青山表参道XのYouTube企画「おうち時間」リレー動画に登場した。2013年『獣電戦隊キョウリュウジャー』出演で話題となり、昨年秋に公開された映画『HiGH&LOW THE WORST』、1月クールのテレビ東京ドラマ『来世ではちゃんとします』、公開中の映画『貴族降臨 -PRINCE OF LEGEND-』など、確かな演技で続々とファンを増やしている塩野。現在新型コロナウイルス感染拡大防止のために「おうち時間」が推奨されており、塩野も自宅のキッチンから動画に登場した。「こういう動画、自宅で自分で初めて撮る」という塩野は、私服のパーカー+眼鏡というリラックスした格好で、韓国で話題の「ダルゴナコーヒー」作りに挑戦。ダルゴナコーヒーとは、泡立てたコーヒーをミルクの上に注いだ飲み物で、塩野は今回電動ミルクフォーマー、泡立て器(手動)、洗顔用泡立て器と3種類の泡を飲み比べる。さらにファンクラブ連動企画として「お絵かきしりとりバトン」を行い、ファンからの質問コーナーでは自身の出演作への思いや、「彼女がいる体での撮影は苦手」という本音も飛び出す。また、次回動画に登場するメンバーの飯島寛騎のかわいいところについても語り、「ギターを覚えたらしいので、ギターを披露してもらおうかな。欲を言えば、ボイパも聴きたいな」とリクエストしていた。「少しでも元気を届けたい」と始められた同企画では、男劇団 青山表参道Xの栗山航、塩野瑛久、西銘駿、飯島寛騎、奥野壮、庄司浩平がリレー形式で登場。 Twitterで募集したファンからの質問などに答えていく。
2020年04月22日ダブルヘッダー特別公演『おおきく振りかぶって』『おおきく振りかぶって 秋の大会編』の顔合わせが、12月中旬に東京都内で行われた。【チケット情報はこちら】ひぐちアサの野球マンガ『おおきく振りかぶって』を舞台化する本シリーズ。“ダブルヘッダー特別公演”を謳う今回は、2018年2月に上演された第1弾『おおきく振りかぶって』の再演版と、第3弾となる新作『おおきく振りかぶって 秋の大会編』の2作品が同時上演される。脚本・演出は、これまで本シリーズを手がけてきた成井豊が担当。稽古初日となるこの日、キャスト・スタッフが一堂に会し“船出”に向けて決意を新たにした。ひと言ずつの挨拶で「2020年もマウンドに立てて、本当に嬉しく思っています!」と口火を切ったのは、主人公の西浦高校ピッチャー・三橋廉を演じる西銘駿。劇中で彼とバッテリーを組む捕手・阿部隆也役の大橋典之は「成長の過程を描けたら」と意気込んでみせる。原作者ひぐちから届いた応援メッセージが代読されると、成井は「スピード感を大切に、寒い時期のサンシャイン劇場を熱くしましょう!」とカンパニーを鼓舞した。続いて再演版・新作の順で本読みが行われると、稽古場の空気は一気にヒートアップ。モノローグや実況中継によって、一球ごとに緻密な心理戦が繰り広げられる『おお振り』ならではの臨場感があたりを満たした。特に再演版では、西銘をはじめとする初演の参加メンバーがすぐに勘を取り戻し、表情や声色を自在に操りながらキャラクターを演じる様子が見受けられる。武蔵野第一高校との激闘が綴られる新作は疾走感にあふれ、早くもスピード感を意識する成井の要望に応えていた。なお、本読みパートは後日「げきぴあ」にて2回に分けてレポートする。また、再演版&新作チケットの2種のチケットの購入者には「ダブルヘッダー特別公演記念特典」として原作者ひぐちのサイン入り描き下ろしミニ色紙が贈呈される。“西浦高校バッテリー”と“武蔵野第一高校バッテリー”の2バージョンを揃えてみては。(両作1回ずつの観劇で色紙1枚贈呈。)公演は、2020年2月14日(金)から24日(月・祝)まで東京・サンシャイン劇場にて。チケットぴあでは現在、12月21日(土)10:00からの一般発売を前に、先行先着チケットが販売中だ。取材・文:岡山朋代
2019年12月20日エンターテインメント集団・男劇団 青山表参道X所属の俳優・西銘駿の主演舞台『team』が27日、東京・シアターサンモールにて初日を迎え、公開ゲネプロが行われた。本作は、相馬あこ主催の演劇ユニット「100点un・チョイス!」の5周年記念公演で、とある舞台での最終稽古日に起こるドタバタを描く、笑って泣けるドリームコメディとなっている。公開ゲネプロを終えた西銘は、「主演として、舞台の中心として演じなければならないので、気合いを入れて引っ張っていきたいなって思っています」と決意表明。「稽古を重ねて行くごとに仲間意識が強く芽生えて来て、本当に良い“team”になっていると思います!」と共演者間との結束力をアピールし、「事務所の先輩の金子昇さんもいるので凄く安心して本番を迎えられます」と感謝する。西銘にとって大きな存在となっている金子。西銘演じる武田一真の先輩役者・渡辺隆道を演じ、「みんなステージに出ずっぱりの舞台なので、稽古も集まれる人は常にみんなが集まってやっていたので、団結するのが凄く早かったなと思います」と充実した稽古の日々を振り返っていた。本作は11月27日にスタートし、12月8日までの計15公演を予定。西銘は、「日替わりのネタとかも自分で作っていって、リピートで来てくれるお客さんを飽きさせることなく楽しい公演にしていきたいと思っています!」とアピールし、「是非観に来てください!」と呼び掛けている。
2019年11月29日『ぴあ』がセレクトする今が旬♡なイケメンに、今ハマっていることや恋愛のこと、お仕事観を聞いちゃいます!()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()
2019年11月21日ピエール瀧が声を担当していた『アナと雪の女王』に登場する雪だるまの“オラフ”。この度、最新作『アナと雪の女王2』では、声優・武内駿輔がこのオラフの吹き替えを務めることが決定した。大人気キャラクターオラフは、夏に憧れる雪だるま。前作でアナが姉と王国を救うために旅に出る仲間のひとりとして登場した。幼いエルサとアナが作ったオラフは、体は3個の雪玉、腕は枝で鼻は人参、鼻や腕を取り外すことも自由自在。また、エルサが愛を感じた最後の思い出と幸せな記憶で作られているため、決してネガティブなことは言わないキャラクターだ。そして今回新たにオラフ役に決定した武内さんは、「KING OF PRISM」の大和アレクサンダー役や、「アイドルマスター シンデレラガールズ」のプロデューサー役、「ダイヤのA」、「ALL OUT!!」、「遊☆戯☆王VRAINS」などの人気作に出演。キャラクターソングとして数々の歌も披露し、「第10回声優アワード」では新人男優賞を受賞。これからの活躍が期待される注目の若手声優だ。現在Disney DELUXEで配信中の『アナと雪の女王』、11月15日(金)日本テレビ金曜ロードSHOW!で放送予定の『アナと雪の女王』本編ノーカット版でも武内さんがオラフを担当することが発表されていた。『アナと雪の女王2』は11月22日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アナと雪の女王2 2019年11月22日より日米同時公開Ⓒ2019 Disney. All Rights Reserved
2019年10月10日『宮崎駿の雑想ノート』は、『風の谷のナウシカ』『千と千尋の神隠し』などで知られる巨匠・宮崎駿が、1980~90年代に模型雑誌「月刊モデルグラフィックス」に不定期連載していた連作絵物語と漫画だ。戦争の時代に人間と兵器が織りなしたドラマが描かれており、あの『紅の豚』もここから生まれたのだとか。8月27日に神奈川県立青少年センター 紅葉坂ホールでの横浜公演で幕を開けた舞台『最貧前線』は、『~雑想ノート』の11番目の物語。また宮崎のオリジナル作品を国内で舞台化するのは、今回が初の試みとなる。物語は太平洋戦争の末期、小さな漁船・吉祥丸の中で展開。特設監視艇となった吉祥丸に乗り込んだのは、元々の船長(内野聖陽)と漁師たち、さらに艇長(風間俊介)とその副官(溝端淳平)ら軍人の面々だ。航海経験に乏しい軍人たちは、クジラを敵の潜水艦と間違えたり、嵐になる予兆に気づかなかったりと右往左往。漁師たちとも対立するが、やがて艇長らは、経験に裏打ちされた深い見識をもつ船長らと、信頼感で結ばれるように。戦況が厳しさを増す中、ついに吉祥丸は最前線である南方への派遣を命じられ……。原作はわずか5ページながら、宮崎らしいユーモアと透徹した視点で描かれている本作。原作単行本の巻末インタビューで宮崎は、「“絶対に死なないぞ!”と、なんとか犬死をしないで、“また魚をとるんだ!”っていうね、そういう人たちが出てきて、それをまっとうする話をね、僕はやってみたいと前から思ってたんです」と語っている。今回の舞台版には、内野をはじめ手練の役者たちがそろった。彼らなら、宮崎氏のそんな想いを、血肉の通った人物像でしっかりと具現化してくれるに違いない。『最貧前線 「宮崎駿の雑想ノート」より』8月27日~29日神奈川県立青少年センター 紅葉坂ホール9月6日~8日愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール9月12日~15日茨城・水戸芸術館ACM劇場9月21日~22日長野・サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター)9月28日~29日新潟・りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場10月5日~13日東京・世田谷パブリックシアター10月17日~20日兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール10月26日~27日神奈川・大和市文化創造拠点 シリウス(1階芸術文化ホールメインホール)文:佐藤さくら
2019年08月27日ファンレターやファンイベント、SNSなど、様々なファンの言葉に触れる機会が多い中、どんな言葉が嬉しいのか、俳優・タレントに聞いていく連載『心に残るファンからの言葉』。今回は、オスカープロモーションの男性エンターテインメント集団・男劇団 青山表参道Xの一員として『ENDLESS REPEATERS -エンドレスリピーターズ-』に出演する、に出演する、西銘駿に話を聞いた。西銘が最近ファンに言われたというのは、「西銘は西銘らしく」という言葉。「20歳になって、主演の機会も多く、すごくありがたいのですが、『ちゃんとしないといけない』と自分を装っていた時期に言っていただき、はっとしました」と振り返る。「変にとりつくろわなくていいんだ。演技をするときはしっかりと演技するけど、終わった時にはありのままの自分でいいのかな、と思った一言ですね」と明かした。なかなか鋭い言葉に、西銘は「そう言ってくださるようなファンの方は、昔からすごく見てくれてるんですよね。僕は『20歳になってから、ちゃんとしなきゃいけない』と考えすぎているのも見抜かれているから、『前のままでいいんだよ』と言ってくれる」と感謝。「自分の言葉を話せばファンの方にも届くので、そうしようと思いました。原点に戻れました。恐縮せず! 自分らしく! コメントする! それが僕のモットーです」と力強く宣言し、「培ったものも出せるし、原点にも戻れる人が、頂点だと思います!」と熱く語った。○『ENDLESS REPEATERS -エンドレスリピーターズ-』とある資産家の邸宅に侵入した強盗集団ZOO。目指すは、巨大金庫に眠る時価20億円の「宝石」。作戦を決行した彼らを待っていたのは、壮絶な死であった。しかし、彼らは無機質な会議室で目覚める。「会議を始めてください」と共に5分間のタイマーがカウントダウンされる。戸惑いながらも、反省を踏まえながら作戦会議をする4人。そして、タイマーがゼロになった時、彼らはまた巨大金庫の前に立っていた。永遠に繰り返される作戦会議と強盗劇が今、始まる。■西銘駿1998年2月20日生まれ。沖縄出身。身長173センチ。2014年、第27回JUNONスーパーボーイコンテストでグランプリを受賞。2015年に『仮面ライダーゴースト』の主役に抜擢され、以降は舞台・ドラマ・映画で活躍。2017年、オスカープロモーションの俳優で結成された「男劇団 青山表参道X」のメンバーとなった。主な出演に映画『走れ!T校バスケット部』(18)、主演ドラマ『理系が恋に落ちたので証明してみた。』(18)、主演舞台『おおきく振りかぶって』(18)、『ダンガンロンパ3』(19)今秋、公開の映画『ダウト-嘘つきオトコは誰?-』に出演。
2019年07月20日オスカープロモーションの男性エンターテインメント集団「男劇団 青山表参道X」のメンバーが18日、舞台『ENDLESS REPEATERS -エンドレスリピーターズ-』のプレスコールに登場し、取材に応じた。同作は同劇団の第2回公演で、とある資産家の邸宅に侵入した強盗集団ZOOが壮絶な死を迎えたのちに無機質な会議室で目覚め、作戦会議と強盗劇を繰り返す。今回は、ルビー(飯島寛騎、栗山航、小沼将太、立花裕大)、サファイア(西銘駿、塩野瑛久、村上由歩、松本健太)、エメラルド(定本楓馬、中村嘉惟人、湯本健一、長田翔恩)のメンバーと、ゲストの奥野壮が登場。サファイヤチームがプレスコールを行い、リーダーの栗山、副リーダーの塩野、同公演の宣伝隊長の飯島・西銘・定本、スペシャルゲストの奥野が取材に応じた。360度のステージ、栗山は「初めてなんですけど、360度を活かした演出をつけてもらっているので、楽しんで演じている」、飯島は「ルビー、サファイヤ、エメラルド、プラス日によってゲストが来て、全公演組み合わせが違う。15公演全く違う舞台を見ているきぶんいなるんじゃないかな」と見どころを表す。「もう、3チームでっていうのはいいかな」と苦笑する塩野は、「ひしひしと難しさを感じていて、完走できたときに『よくできたな』と思いそうなくらい」と大変さを実感。しかし「劇団自体も1年前と比べて、なんでも話せちゃうくらいの仲になってると思います」と、絆を深めた様子だった。現在『仮面ライダージオウ』に出演しながら初舞台に挑む奥野は、「『ジオウ』の本編の最終回と縫いながら稽古に参加なので、スケジュールはタイトなんですけど、稽古自体は楽しい」と語る。『仮面ライダーゴースト』の西銘、『仮面ライダーエグゼイド』の飯島もメンバーにいるが、西銘は「もうもう、頑張るのみです! まあ、ねえ! 奥野くんなら大丈夫って感じ!」と太鼓判。『獣電戦隊キョウリュウジャー』に出演していた塩野が「ライダーの先輩ではないですけど、西銘みたいにはなるなよ」と話を振ると、奥野も「それば僕も思ってます」とすでに先輩をいじっていた。さらに西銘が「僕は背中を見てついてこいってタイプじゃなくて肩を並べて歩こうって感じなので」と笑顔を見せると、奥野は「僕、その前を歩いてます」とぼけ、西銘は「なんで!?」とつっこむ。しかし最後には、西銘が「ライダーの主演って、やってる本人にしかわからない辛さ、大変さがあって、3人とも共有できるので、楽しいです。話してて盛り上がります」と先輩らしくまとめていた。最後のメッセージになると、塩野が「楓馬ちゃん、あんまり話してないから」と定本を前に。「いるだけで気持ちよかった」という定本に、塩野は「確かに、いるだけでマスコットみたいでかわいいけど」と納得しつつ、定本が「エンドレス〜リピーターズ!みたいなことですか?」と確認すると、全員が「やばいやばい!」と戦慄する。定本が「新しく入ったメンバーもいますし、1年間で成長したメンバーもいます。ぜひ成長を楽しみに、思いっきり楽しんでください! 見てね!!」とまとめると、「終わっちゃった!」と総ツッコミが入り、定本は「俺、だめだ〜」と弱音を吐く。改めて、リーダーの栗山が「劇団内でオーディションがあったんです。選ばれなかったメンバーの分も背負って立っています。劇団をもっと大きくするためにやっているので、それを見て欲しいと思います」と全体を締めていた。
2019年07月18日●男劇団 青山表参道Xで『ENDLESS REPEATERS -エンドレスリピーターズ-』米倉涼子、上戸彩など華やかな女優陣の存在で知られるオスカープロモーションの、初・男性エンターテインメント集団「男劇団 青山表参道X」。若手イケメン俳優から、これからブレイクしそうな俳優33名が所属し、2017年11月に発足となった。今回、劇団として2回目の公演となる『ENDLESS REPEATERS -エンドレスリピーターズ-』を7月20日から上演する。ルビー(飯島寛騎、栗山航、小沼将太、立花裕大)、サファイア(西銘駿、塩野瑛久、村上由歩、松本健太)、エメラルド(定本楓馬、中村嘉惟人、湯本健一、長田翔恩)と3チームにわかれ同じ脚本で競演し、水江建太、奥野壮、岩田知樹といった日替わりゲストも登場する。とある資産家の邸宅に侵入した強盗集団ZOOが壮絶な死を迎えたのちに無機質な会議室で目覚め、作戦会議と強盗劇を繰り返す……という内容になっている。今回は、ルビー・サファイヤでドッグ役を演じる飯島と西銘にインタビュー。プライベートでも仲が良いという2人に、互いの初対面の印象や舞台にかける意気込みについて話をきいた。○■ドッグタイプ・西銘とキャットタイプ・飯島――今回お二人はチームが分かれていますが、同じ役なんですよね。西銘:一人一人コードネームがあって、僕らは”ドッグ”こと犬飼柊人を演じます。例えばバードはすごい頭がよかったりと特徴があるんですが、ドッグはみんなが落ち込んでるときにも諦めずに励ます、ムードメーカーのような存在です。飯島:基本的になんでもできるけど、なんか特化してないみたいなキャラクターで、中立のような存在です。でも5人で繰り広げていくので、みんな各々見所があると思います。3人それぞれ同じ役を演じるので、もともと持っているキャラクターも出てきて、面白くなりそうです。――それぞれのチームはどうなりそうですか?西銘:飯島君たちのチーム(ルビー)はすごいよね。ギャグセンスの高い人たちが集まってる。飯島:まじめで面白いひとたちが多いので、ふだんもさりげなくかましてくるんですよね(笑)。なので、細かくやりとりできるんじゃないかな。――それは、誰がかましてくるんですか?飯島:ほぼ全員です(笑)。西銘:小沼君とか栗山君とかも、みんな。飯島:小沼君が、一番器用かもしれない。西銘:面白さのキーポイントになってきそう。――西銘さんの、サファイヤチームについては。西銘:しっかり土台を作っていくチームだと思うので、ちゃんとお芝居をしながら、内容にあったふざけかたをしていけたらと思います。もともと仲も良くて、話し合いをする時間が多いと思うので、細かいところまで作っていきたいです。――誰がムードメーカーなんですか?飯島:西銘じゃない?西銘:(照れながら)僕は基本的にムードメーカーなので、役をもらった瞬間に、「西銘だな!」と思いました。コードネームもドッグで、僕自身もよく犬と呼ばれるので、けっこうやりやすいのかな。飯島:そう考えると、僕は逆なので……。西銘:キャットタイプだから!飯島:さりげなくいいところを持っていく、みたいな感じです(笑)西銘:ずるいタイプだもんね(笑)飯島:明るいムードメーカーの役はあまり演じたことがないので、どう出せるのか考えています。せっかく3チームあるから、周りと被りたくないし、こだわっていきたいです。●劇団の中で注目するメンバーは…――エメラルドチームについては、どんな印象ですか?西銘:定本君は2.5次元で舞台慣れしているので、安定感があって、未知数なんですよ。飯島:武器は1番多いかもしれないよね。長田君くんとか、トリッキーな武器が多いチームだなと思います。西銘:多方面で攻めてくるチーム! どう着地するのか、自分たちでも予想できないので、わくわくは大きいです。同事務所のメンバーで、ふだんから一緒にイベントもやっているので、その分話し合いができると思います。飯島:なんでも言えるよね。この2年くらいで中身も知っているので、「こいつ、こうきたか」「俺らはこうだよね」と、話し合いができると思います。西銘:役者はみんなそうだと思うんですけど、同じ役をやるにあたって、同じものを出したくない。だから、その分おもしろくなりそうです。戦いとかじゃなくて、3チーム違うものを見せてみんなで盛り上げていきたいです。――違いを見るのが楽しいから、何回も観たくなりそうですね。西銘:劇中でもアドリブシーンがあって、そこにチームの個性が出ると思うので、楽しみにしてもらいたいですね。飯島:毎公演日替わりゲストもいるし、まったく同じ日はないと思います。――青山表参道Xが発足して2年弱、中でもお二人は特に仲が良いという噂を伺っているんですが…飯島:ビジネスです(笑)。西銘:やめて!(笑) 違いますよ!飯島:(笑) 僕がデビューした頃から一緒になることが多くて、劇団ができる前から考えると、1番一緒にいる時間が多いのかも。――初対面のときの印象は覚えてますか?西銘:真面目!飯島:僕も、最初は「真面目で純粋な子だな」と思いました。西銘:今は真面目じゃないと思われるかもしれないから!(笑)飯島:俺は今も真面目だよ!西銘:最初は互いに同じ事務所のメンバーとしてちゃんと接しなきゃという気持ちが強かったけど、今ではプライベートでも仲が良いです。普通にカフェとか行くよね。飯島:行ったっけ? あんまりカフェに行った記憶がない(笑)西銘:なんで記憶消してんの!?(笑) その分肩の力も抜けて、稽古場が楽しいです。普段の舞台は初対面の方が多いけど、今回は仲が良いところからのスタートなので、最初から引き出しを見せ合える。そこがすごく良いのかなと思います。――お互いに相談などもされるんですか?西銘:自分自身でどこがだめかわかっているから、普段はあまり相談しないです。でも、今回はお互いが同じ役だから、相談するかもね。飯島:それはあるかも。西銘:さっきも「アドリブ、こう言っていい?」と話していたところなんです。――同じ役を演じることもあまりないですもんね。西銘:3人の違いがチームの結果にもなってくるので、どれだけチームで力をつけられるのか、頑張らないとね。飯島:本当だね、気温も高いし。西銘:それ、汗の問題でしょ!飯島:稽古場が暑いと、集中するのも大変だから、夏の永遠のテーマですよ!――稽古場の冷房を効かせて…飯島:クールビズしたいです!西銘:そういうことなの!?(笑)――全体の中でこの人に注目というのもぜひ教えてください。西銘:僕は、村上由歩くんがどれだけふざけてくれるかなって。コメディアンな部分があって、ちゃんと作る人なので、アドリブとかよりじゃなく、ちゃんと作ってくれて、僕らがアドリブで返す。塩野君はしっかりとこなしてくるという信頼感がある。松本健太くんはまだお芝居見たことがないので、どういうお芝居するんだろう? というのが、わくわくでもある。そこをみんなでかみくだいていけたら最高かな。飯島:僕は立花さんが楽しみですね。西銘:僕も楽しみ!飯島:普段からまっすぐな男なんですよ。だから面白くもあるし、つまんなくもあって、真ん中はあまりない(笑)。真面目すぎて面白い、みたいなところがすごくあるので、劇をかき乱してくれるんじゃないかなと、楽しみです。■飯島寛騎1996年、北海道出身。「第28回ジュノンスーパーボーイコンテスト」グランプリを受賞し、翌年『仮面ライダーエグゼイド』の宝生永夢/仮面ライダーエグゼイド役に抜擢される。2017年11月に男性エンターテイメント集団「男劇団青山表参道X」の一員となり、旗揚げ公演の『SHIROTORA~beyond the time~』で主演をつとめる。主な出演作に映画『愛唄 -約束のナクヒト-』『PRINCEOF LEGEND』(19)、webドラマ『御曹司ボーイズ』(19)、主演舞台『ちょっと今から仕事やめてくる』(19)などがある。■西銘駿1998年2月20日生まれ。沖縄出身。身長173センチ。2014年、第27回JUNONスーパーボーイコンテストでグランプリを受賞。2015年に『仮面ライダーゴースト』の主役に抜擢され、以降は舞台・ドラマ・映画で活躍。2017年、オスカープロモーションの俳優で結成された「男劇団 青山表参道X」のメンバーとなった。主な出演に映画『走れ!T校バスケット部』(18)、主演ドラマ『理系が恋に落ちたので証明してみた。』(18)、主演舞台『おおきく振りかぶって』(18)、『ダンガンロンパ3』(19)今秋、公開の映画『ダウト-嘘つきオトコは誰?-』に出演。
2019年07月17日オスカープロモーションによる男性エンタテインメント集団「男劇団 青山表参道X」の第2回公演『ENDLESS REPEATERS -エンドレスリピーターズ-』が7月20日(土)に開幕する。川尻恵太(SUGARBOY)による脚本・演出で、3つのチームでの上演となる本作。各チームを代表して、「ルビー」の飯島寛騎、「サファイア」の西銘駿、「エメラルド」の定本楓馬に話を聞いた。【チケット情報はこちら】オリジナルの密室劇で<4人チーム+ゲストひとり>の5人芝居となる本作。「ルビー」チームは飯島寛騎・栗山航・小沼将太・立花裕大、「サファイア」チームは西銘駿・塩野瑛久・村上由歩・松本健太、「エメラルド」チームは定本楓馬・中村嘉惟人・湯本健一・長田翔恩という布陣だ。さらに「日替わりゲスト」として水江建太・奥野壮・岩田知樹のほか、別チームのメンバーが登場することも。そんな独特のつくりの本作を、飯島は「全く同じストーリーだからこそ、各チームがどう演じるか、どんな違いが出るかが興味深いです」、西銘も「少人数だからこそ各チームの色が出るはず。さらに日替わりで自由なスペシャルゲストが加わりますからね…(笑)。毎回“違う作品”だと思われるようなものになればいいなと思います」と意気込む。各チームについて、飯島は「ルビーチームは“チーム・アダルティ”。他のチームに比べて年齢が上なぶん経験値があるのは魅力なのですが、いかんせん個性の塊揃いなので(笑)。どんなことになるのかは今から楽しみです」、西銘は「サファイアチームは“チーム・スタンダード”。メンバーを知っている方は異論があると思いますが(笑)、敢えて僕らはスタンダードを目指します!」、定本は「エメラルドチームは“チーム・バラバラ”です。それはチームワークがバラバラという意味ではなく(笑)、アクションだったり、英語だったり、メンバーそれぞれが違う得意分野を持っているという意味でのバラバラ。このメンバーだから生まれるものを活かしていきたいです」。昨年6月に旗揚げ公演を行った「男劇団 青山表参道X」。舞台作品としては2作目だが、それ以外にもさまざまな活動を行ってきた。飯島が「身内感が出てきた」と語るように、インタビュー中の3人の雰囲気も他の現場ではあまり見たことがないのびのびとした表情が印象的。定本は「それぞれがそれぞれの活動の中で吸収してきたものを持ち帰って、それをまたメンバーが吸収できる場所になっている。そこがすごくいいなと思います」と語る。旗揚げから1年経った今だからこそのものが観られるであろう本作は、7月20日(土)から28日(日)まで東京・品川プリンスホテル クラブeXにて上演。取材・文:中川實穗
2019年07月10日映画『リケ恋~理系が恋に落ちたので証明してみた。~』の公開記念舞台あいさつが2日、東京・池袋のシネ・リーブル池袋で行われ、浅川梨奈、西銘駿(男劇団 青山表参道X)、矢野優花、藤田富、荻野可鈴(夢みるアドレセンス)が出席した。Webコミック「COMICメテオ」に連載中で、単行本の累計発行部数が75万部を超える山本アリフレッド原作の同名コミックをドラマ化して話題を集めたテレビドラマ版(2018年にテレビ埼玉などで放送)の続編となる本作。大学の研究室を舞台に恋愛経験ゼロの理系男女が"お互いを好き"であるかを理論的に証明する、かつてない新感覚ラブコメディーだ。公開初日を前日に迎え、この日は公開記念舞台あいさつが行われ、ダブル主演の浅川梨奈と西銘駿らキャスト陣が登壇。浅川は「撮影自体は9カ月前ですが、こうやって皆さんにお届けできてうれしいですし、撮影で一緒だった5人と当時の空気感でいれて本当にうれしいです」と笑顔を見せ、西銘も「やっと皆さんのもとに届いてうれしい気持ちでいっぱいです」とにっこり。お互いの印象について、浅川は「共通の知り合いから『西銘くんはバカだよ』と聞いていたんですが、本当にバカで、彼を表すのは"バカ"という言葉しかありません(笑)」とぶっちゃけるも「西銘くんは本当にこのまままです。楽屋でもステージでも舞台でもこのままなので安心して応援していいと思います。(浅川の方が)年下なんですけど、弟みたいな感じですね」と撮影をともにして親近感を持ったという。西銘は「いじめっ子で浅川さんと仕事をした次の日は寝込んでいました。メンタルすべてやられました」と浅川のパワーに押され気味だったようだが、「すごくパワフルなんですけど乙女で可愛らしい部分もありました」と女性らしい部分があったことを明かし、荻野も「グラビアやっているだけあってめちゃくちゃいい身体してたよね」と明かした。本作では、ダブル主演の浅川と西銘がキスをするシーンもあり、舞台あいさつでは同シーンの話題も。浅川が「ずっと笑ってたよね。柔道部の方々が"エッホエッホ"と近くを走ってきて、真面目にお互い撮影しながら1回笑ってしまいました」と撮影を中断したことを告白。さらに「スタッフさんやキャストも全員ぐらいいての撮影でした。すごい人数の中でキスをするのは初めてだったので、視聴率が半端なかったですよね。100%だったと思います(笑)」と明かしていた。
2019年02月03日『劇場版リケ恋~理系が恋に落ちたので証明してみた。~』の公開を記念して2月2日(土)に都内で舞台あいさつが行われ、W主演の浅川梨奈、西銘駿(男劇団 青山表参道X)をはじめ、矢野優花、藤田富、荻野可鈴(夢みるアドレセンス)が登壇した。60万部突破の人気コミックをTVドラマに続いて映画化。バリバリの理系ゆえに「恋」さえも定義や互いの思いを実験で証明しないと前に進めることができない理系研究室の男女の行方をコミカルに描き出す。全員が白衣姿で登場したこちらの舞台挨拶。浅川は冒頭から「仲良く楽しく、西銘くんを手なずけながら頑張ります!」と“ポンコツ”で知られる(?)西銘のフォローを覚悟。印象的なシーンを尋ねるトークでも「知ってる? ここ台本に『浅川さんを中心にフリートーク』ってだけ。西銘くんの回収を任されてるの」と苦笑い。トーク中も舞台後方に立つ西銘に「危ないよ、ほらもっと前に出て」などすっかり立場はお母さん…?西銘も予想にたがわず、2週間あった撮影期間について「この映画は3日で撮影を」と素で語るなど、ポンコツイケメンぶりを見事なまでに発揮し、会場は笑いに包まれる。西銘だけでなくもう一人、浅川を悩ませたのは荻野。冒頭でいきなり「みんな、今日は仲良さそうにしようね」と呼びかけるなど不穏な発言を口にし、さっそく浅川から「やめろ!」と制止される。さらに、荻野だけ、このメンバーのグループLINEに入っていないそうで浅川は「招待してるのに入んないんですよ」と不満を口にするが、荻野はあっけらかんと「ずっと招待をしていただいてたんですが、今日、正式に拒否しました!」と明かすなど、気ままな発言で会場を笑いに包んだ。浅川は西銘について以前、共通の知り合いから「バカだよ」と聞いていたそうだが「会ってしゃべってみて分かったけど、本当にバカ(笑)」とバッサリ。それでも「本当にこのまま。だからみなさん、安心して応援していいです。裏切りませんから」と太鼓判を押し、西銘は「ほめ言葉です」と満面の笑み。一方、西銘は浅川について「いじめっ子ですね。浅川と仕事をした次の日はメンタルやられて寝込んでます」と被害を明かしつつ「パワフルだけど可愛らしい一面もある」と意外な一面を口にしていた。『劇場版リケ恋~理系が恋に落ちたので証明してみた。~』公開中
2019年02月02日2019年後半に開館予定のアカデミー映画博物館で、宮崎駿監督をテーマとしたオープニング展を開催されることになった。同博物館のディレクター、ケリー・ブラワーが映画芸術科学アカデミーの公式サイトで発表した。ブラワーによれば、“Hayao Miyazaki”展(仮題)では、宮崎監督とスタジオジブリの『となりのトトロ』や『千と千尋の神隠し』などの作品に関するアイテムを展示するとのこと。スケッチ画やセル画、フィルムクリップなど200以上のアイテムを展示し、訪れた人たちが「宮崎監督が描く映画の世界を堪能できる」内容となるそうだ。アメリカにおいてこの規模で宮崎監督の展覧会が開かれるのは初めてだという。宮崎監督の展覧会の後は、2020年秋から”Regeneration: Black Cinema 1900-1970“というタイトルの、展覧会が決定。アメリカの映画史において、重要かついままで認識をされてこなかったアフリカ系アメリカ人のフィルムメーカーたちに焦点を当てる。また、天井高10メートルを超えるプロジェクトスペースでは、日本の学際的なウルトラテクノロジスト集団「teamLab」が作品を手掛ける予定。長期的な展覧会としては、2フロアを使って“Where Dreams Are Made: A Journey Inside the Movies”(仮題)が開かれる。映画の誕生から社会や文化への関わりにフォーカスしているという。(Hiromi Kaku)
2018年12月05日11月3日公開の映画『走れ!T校バスケット部』の大ヒット祈願イベントが11日、東京・亀戸香取神社で行われ、志尊淳、佐野勇斗、早見あかり、戸塚純貴、佐藤寛太、鈴木勝大、西銘駿、阿見201が出席した。シリーズ累計120万部を超える松崎洋の実話に基づいたデビュー小説『走れ!T校バスケット部』を、『今日、恋をはじめます』(2012年公開)や『青夏 きみに恋した30日』(2018年公開)などを手掛けた古澤健監督が実写映画化した本作。連戦連敗の雑草バスケチームが奇跡を起こすまでの過程を描き出す。公開を来月に控えたこの日は、キャスト陣が結集し、スポーツ振興の神として全国で知られ、オリンピック選手も大会前に参拝に訪れる亀戸香取神社で大ヒット祈願。志尊が「非常に身が引き締まる思いでした。今回はバスケットボールを題材にした作品ですが、僕らが練習した日々を含めて作品に反映されていると思いますので、たくさんの方に届きますように、と祈らせていただきました」と感想を述べ、佐野も「撮影から約1年経って久し振りにみんなと集まり、当時のことを思い出しました。この映画が皆さんに届けばという気持ちでお祈りさせていただきました」と語った。紅一点の早見も「こういった場所でヒット祈願をやらせていただくということで、ドキドキしながらお祈りさせていただきました」と静寂の中で行われた祈願は緊張した面持ちも、「こういった場所でこういうことをやらせてもらったので、映画も皆さんに見ていただけたらと思います」と大ヒットに期待を寄せた。スポーツの勝運を引き寄せることで有名な亀戸香取神社。映画のヒット以外に引き寄せたい勝運を問われた早見は「この歳になって勝ち負けはないですよ」と答えると、それに同意した志尊は「今は映画が勝つことが一番です」と力を込めた。本作の撮影前はキャストたちがバスケットボールの練習に明け暮れたという。志尊は「(本作以降に)車椅子バスケの作品の中でバスケをやりました。足が使えないのでスナップだけで届かないといけないんですが、すごく役に立ちましたね」と本作での練習が他の作品にも生きたことを明かしていた。映画『走れ!T校バスケット部』は、11月3日より全国公開。
2018年10月11日9月6日、池袋・サンシャイン劇場で『おおきく振りかぶって 夏の大会編』が開幕した。高校野球部を描いた大ヒット人気漫画の舞台版第2弾。17日(月・祝)まで上演後、28日(金)から30日(日)まで大阪にて公演する。【チケット情報はこちら】続編ではあるが物語は独立しており、<夏の大会編>で主人公の属する西浦高校は2校と試合をする。コーチ役の渡邊安理いわく「相手が変わればこちらの気持ちも変わるので面白い」。試合シーンでは演出・成井豊の「得点がいっぱい入るので忙しい」との言葉通り、怒涛の乱打戦が繰り広げられている。前半と後半はまったくカラーの違うチームとの試合。西浦高校は新たな戦い方を模索せざるを得なくなり、部員ひとりひとりの課題が浮き彫りとなる。「臨場感がすごい」と言うのは、Wキャストで主人公のバディ・阿部役を演じる大橋典之。傾斜のある“やおや舞台”の前面では、おおきく振りかぶるバッターたち。舞台中央奥で高く飛び、フライをキャッチする内野守備。次塁のベースに向かって駆け抜けるランナー……彼らの熱気が客席へとなだれ込む。初演に比べキャストに野球経験者が多いことで、じっくり野球の研究をし、試合にリアリティが増した。キャプテン花井役の白又敦は「新メンバーが入ってキャプテンとしてどう引っ張っていくかを悩んだ」そうだ。花井は物語前半に大きな壁に立ち向かうこととなり、白又はその苦悩を熱演している。主人公・ピッチャー三橋とキャッチャー阿部には大きな変化が訪れる。三橋役の西銘駿は、「初演では阿部に引っ張ってもらった。今回は三橋自身がエースとして自分で考えていく」と三橋の心境の変化を見せていきたいと意気込む。大橋は「阿部は“狡猾”と言われるけど、野球で勝ちたいという純粋な思いを根底に役を作りたい」と舞台に臨む。一方、初演から続き阿部役の猪野広樹は「バッテリーの関係がこう変わっていったというのを演じたい」と、ふたりの関係の変化に注力。次々と変化する試合の戦況に呼応するように、チームメンバーや相手の選手たちも自分なりの課題と向き合っていく。登場人物それぞれにドラマがあるダイナミックな構成だ。成井演出では「ここぞ!」という瞬間に、音楽がかかり踊り、興奮が高まる。「1時間45分頃起こる危機的状況をどう乗り越えるのか……そこがたまらない。ぜひお客さんにも味わって欲しい」と熱く語った。彼らの夏は、まだこれからだ。取材・文:河野桃子
2018年09月11日9月6日(木)より東京・池袋 サンシャイン劇場で本番を迎える『おおきく振りかぶって 夏の大会編』、舞台初日を3週間後に控えた稽古場を取材した。【チケット情報はコチラ】今作は、2月に上演した『おおきく振りかぶって』の第二弾。甲子園を目指す高校野球部を舞台にした原作マンガは、これまでのスポ根ものとは違い、気弱で卑屈な少年ピッチャーを主人公にし大ヒットしている。脚本・演出は前作に続き演劇集団キャラメルボックスの成井豊。長年、小説原作の舞台化に力を入れてきた成井が得意とする、演劇的な感動あふれる舞台になりそうだ。この日は前半の山場の稽古。野球の試合シーンでは、同時に20人以上が登場する。実際の試合を早回しにしたように、次々と選手がバッターボックスに立ち攻守交代していく。舞台に人が入り乱れめまぐるしいが、そんな中でもそれぞれの人物にドラマがある。誰が誰を意識しているのか、誰の台詞を観客に届けるかなど、整理していく。成井は気になる俳優をひとりひとり呼び「今、君の役の盛り上がりが作れていないのがわかる?」「ここは君の役にとってはこんな意味があるシーンだよね。調節できるかな?」と穏やかに問いかける。中でも前半の鍵となる役を演じる白又敦や大村わたるは、真剣に頷く。俳優それぞれに自分の役の全体像を理解させ、組み立てさせていく。同時に、ほかの俳優も自主的に円陣を組み「あのシーンはこうしてみないか?」と相談する。主人公・三橋役の西銘駿は、気弱で自信がないがみんなが目を離せないエースを演じている。震えながらも高くまっすぐな声が、芯の強さを感じさせる。前回よりも役が馴染み、より体温のある三橋となるのではと期待させる。バディでもある阿部役は今回ふたり。この日の稽古では大橋典之が演じ、精悍な顔立ちと直情的な表現が西銘と良いバランスだ。Wキャストの猪野広樹との違いも楽しみ。ほか、初参加の一色洋平は抜群の運動神経で、チーム一の実力者という説得力を持たせる。また各自、短いシーンでそれぞれのキャラクターを見せる。野球部を支える役どころとして、成井の演出を知るキャラメルボックスの劇団員らが出演。監督役の渡邊安理は今シリーズ初参戦ながら、強い声と安定した立ち姿でチームの土台となる。多田直人は場の空気に合ったアドリブを連発し、その自然さに周囲の俳優たちの笑いがこぼれ、目が輝く。成井らしい青春の音楽に彩られ、まもなく、青い夏の幕が開く。東京公演は9月17日(月・祝)まで。その後、28日(金)・29日(土)・30日(日)には大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ で上演。取材・文:河野桃子
2018年08月24日8月17日今夜の「金曜ロードShow!」(日本テレビ系)で、宮崎駿監督(77)の映画「となりのトトロ」が放送される。88年に公開されて以降、幾度もテレビで放映されている同作。根強い人気を誇るだけにTwitterでは《今日はトトロやから早く帰らないと》《今日トトロ観ながら泣く予定なんだけどだれか一緒に観ようよ》《何度見てるかわかんないけど楽しみだなー》といった声が上がっている。「今年4月に亡くなった高畑勲さん(享年82)と宮崎監督はもともと先輩後輩関係で、良き仲間でした。宮崎監督を育てたのは高畑さんですが、映画をそれぞれが作るようになるとライバル同士に。ですから高畑さんが宮崎監督を褒めることは滅多になかったそうです。しかし一番好きな宮崎映画について訊ねられた際、『トトロ』と即答。理由については明かしていませんが、有無を言わさぬものがあったといいます」(映画関係者)また高畑さんにとって「トトロ」は別格だったとするエピソードが。ジブリの代表取締役である鈴木敏夫(69)は「女性自身」13年12月17日号で、こう明かしている。「『となりのトトロ』のときは高畑さんに『僕らが目指してきたものの頂点ですね』と言われて、宮崎駿は小躍りして喜んでました。そういうとき高畑さんは大人のふりして立派なことをいうんですよ。アハハ」続けて鈴木は「なんというか、高畑勲は宮崎駿にとってお兄ちゃんなんですよね」と語っている。高畑さんを偲び、今夜見られるのはどうだろうか?
2018年08月17日テレビアニメ「ダンガンロンパ3」の初舞台化『ダンガンロンパ3 THE STAGE 2018 ~The End of 希望ヶ峰学園~』が7月27日(金)より上演される。【チケット情報はコチラ】2014年から続く舞台版『ダンガンロンパ』シリーズの3作目にして完結編である本作。“超高校級”の才能を持つ高校生同士による“コロシアイ”の真相を“学級裁判”で突き止めるハイスピード推理アクションゲームのアニメ版第3弾を原作に、学級裁判のないコロシアイが描かれる。脚本・演出は西森英行。主人公・苗木誠は西銘駿が演じる。開幕に際して西銘が「舞台シリーズ『1』と『2』に比べても、今作はシリアスなシーンが続きます。人の命の重みがすごく感じられる作品ですし、そういうところを大切にお芝居したいと思っているので、泣いたり感動したり、胸をうたれてほしいです」と語ったように、これまでよりも人間ドラマが濃厚に描かれた作品。“コロシアイ”という非日常的な出来事のなかで引きずり出される人間の姿は意外なほどリアルだ。追い込まれた人間たちは、何が見えなくなり、何に気付き、何を求めるのか…登場人物それぞれの選択が切ないほどあらわになっていく。また、脚本・演出の西森が「舞台作品、アニメーション、ゲームの『ダンガンロンパ』シリーズの歴史をいただき、それを踏まえてつくる集大成の作品」と語ったように、物語としての集大成という側面はもちろん、特に舞台シリーズ「1」「2」を観た人には印象的な振り付けや台詞も散りばめられているなど、あらゆる面で『ダンガンロンパ』の歴史が感じられる作品。その熱いドラマと、アニメーションやプロジェクションマッピング、ダンサーによる身体表現など華やかなエンターテインメント性が合わさった、舞台シリーズならではの表現に仕上がっている。キャストは、主演の西銘をはじめ、女優としてモデルとして注目を集める岡本夏美、小劇場から2.5次元作品まで舞台で活躍する神永圭佑、声優として活動し舞台は久しぶりの出演となる飯田里穂ら幅広いジャンルから揃い、そのひとりひとりがしっかりと存在感を放っている。お笑い芸人の竹若元博(バッファロー吾郎)の日替わりコーナーや、アイドルから女優に転身した市川美織の歌などにも注目だ。希望が絶望になり、絶望が希望になる瞬間を何度も目撃しながら、ラストに全貌を知ったとき、改めて「希望とはなにか」「絶望とはなにか」を考える作品。希望そして絶望を体現するキャスト達の熱を劇場で体感してほしい。公演は7月27日(金)から29日(日)まで大阪・森ノ宮ピロティホール、8月3日(金)から13日(月)まで東京・ヒューリックホール東京にて上演。取材・文:中川實穗
2018年07月25日