俳優の松田龍平が主演を務める映画『泣き虫しょったんの奇跡』(9月7日公開)の本編映像が22日、公開された。同作は、異色の棋士・瀬川晶司五段の自伝的作品『泣き虫しょったんの奇跡』(講談社文庫刊)を原作に、豊田利晃監督がメガホンを握る。小学生の頃から将棋一筋で生きてきた“しょったん”こと瀬川晶司(松田龍平)は、プロ棋士の年齢制限の壁に阻まれて大きな挫折を経験するが、「やっぱり、プロになりたい」と人生をかけた2度目の挑戦へと踏み出す。今回公開されたのは、豪華キャストが集結した共演シーン。日本将棋連盟のプロ棋士養成機関「奨励会」に入会した瀬川(松田)が、「満26歳までに四段に昇段しなければプロ棋士になれない」という年齢制限ルールを噛み締めながら対局に臨むシーンだ。同じく奨励会で共にプロを目指す面々として、妻夫木聡、染谷将太、永山絢斗、遠藤雄弥、早乙女太一がそれぞれ将棋を指し合う姿が描かれる。背中を丸め食い入るように将棋盤を見つめる妻夫木、『3月のライオン』『聖の青春』に続き3度目の“将棋映画”出演が板についている染谷、そして長い前髪を垂らしながら落ち着きなく扇子を触る早乙女など、人気俳優たちが真剣に将棋に向かうレアな姿となっている。瀬川五段は撮影前から映画に参加し、将棋指導としてキャスト陣に指し方や所作などを実際にレクチャー。大体のキャストが将棋のルール自体は知っていたものの、すべての意味を理解していたほうが演じやすいだろうということから、プロと同じような所作で、将棋そのものを勉強してもらったという。キャスト陣はいずれも熱心に将棋に向き合い、瀬川五段も「この期間に著しく上達された方も多くいらっしゃって、龍平さんも最初とは段違いに強くなられましたね」とそ長っぷりを絶賛した。キャスト陣は撮影の合間にも将棋を指し合い、瀬川五段が見た中で最も熱中して上達したのは永山だったという。
2018年08月22日新垣結衣と松田龍平が、日本テレビ10月期放送のドラマ「獣になれない私たち」でW主演を務めることが決定。『恋するマドリ』以来11年ぶりの共演で、「逃げるは恥だが役に立つ」野木亜紀子脚本のオリジナルラブストーリーに挑戦する。◆「逃げ恥」野木亜紀子が描く“理性的すぎるオンナとオトコ”の恋――本作は「逃げるは恥だが役に立つ」「掟上今日子の備忘録」の野木氏が、現代に生きる人々のリアルを徹底的にこだわって描く、「全ての頭でっかちなオトナ」に贈る新しいラブストーリー。メインキャストで出演する映画『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』が現在公開中、今年30歳となった新垣結衣が演じるのは、仕事に恋に悩む“等身大の現代女性”だ。「常に笑顔」で「仕事は完璧」、誰からも好かれ、愛されているオンナ・深海晶、30歳。仕事でも恋でもプライベートでも、みんなに気を遣いガマンし続けていたら、仕事では次から次へと仕事を任され、さらにこき使われる。彼氏も彼女の優しさに甘え続け、気づけば理想の女を演じている。「私、何のためにこんなに頑張ってるんだっけ?誰かをすごく好きになって、素直に恋をしたいだけなのに」――。一方、主演作『泣き虫しょったんの奇跡』が9月に公開を控える松田龍平が演じるのは“世渡り上手な毒舌男”根元恒星、33歳。そんな根元は女にモテるエリート会計士だが、本当は調子よく振る舞っているだけで、全てを冷めた目で見ている。誰のことも信用しないし、無防備に人を愛せるほど馬鹿じゃない。順調だった仕事は、思いがけずヤバイ案件に片足を突っ込み限界寸前…。そんな“心に堅い鎧を着込んだオンナとオトコ”が、仕事終わりのクラフトビールバーで偶然出会うことに!赤の他人だからこそ2人が本音でぶつかる中で、傷つきながら自分らしく踏み出す姿を、笑いと切なさを織り交ぜて描く。◆新垣結衣「心がふわっと軽くなるようなドラマに」本作のオファーを受けて、「なにより楽しみたい」と語る新垣さんは、「主人公のように、嫌なのに、変えたいのに、勇気が出ないまま今と戦ってる人は実はたくさんいるのかなと思います。やっぱり見てくださる方には、好きになってもらったり応援したくなったり、笑ってもらえる晶にしたいです。カチカチになった心がふわっと軽くなるようなドラマになったらいいなと思います」とコメント。野木氏とは、「空飛ぶ広報室」「掟上今日子の備忘録」「逃げるは恥だが役に立つ」に続いて4作目のタッグとなった今回。「本当に信頼する方」と野木氏について語る新垣さんは、「またご一緒できて本当に感謝です。なんともいえない安心感があります。それと同時に、だからこそのプレッシャーもあります。脚本に込められた野木さんからの期待と課題に応えられるように頑張りたいです」と意気込み。また共演する松田さんについては「嬉しいです!とても貴重な事だと思います。当時私はまだ高校生で本当に子供だったので、今回はご迷惑をおかけしないように、そして当時とはまた違ったお芝居のやり取りができるように頑張りたいと思います」と前回の共演をふり返った。◆松田龍平「変なことになれば最高」本作についてまず「面白くなりそう」と語る松田さんは、「男と女の人間模様が交差して変なことになれば最高ですね。楽しみです」とコメント。演じる根元恒星については、「感じたまま演じたいです。言いたいことを正直に言えてしまう人だと思うのでそう言う意味でも」と意気込みを語っている。「獣になれない私たち」は10月、毎週水曜日22時~日本テレビ系にて放送予定。(cinemacafe.net)
2018年08月14日将棋界の歴史を変えた感動の実話を映画化した『泣き虫しょったんの奇跡』の完成披露舞台挨拶が7月3日(火)、TOHOシネマズ新宿にて行われ、主演の松田龍平のほか、共演者や豊田利晃監督など、総勢10名が顔をそろえた。■映画PRを振られた松田龍平「侍ジャパンの映画」!?松田さんのボソボソ語る口調は、公私共に仲良しの野田洋次郎&新井浩文を中心にクスクス笑いを巻き起こす。映画のPRを振られた松田さんは、「本当にいい映画、勇気をもらえる映画だと思います」と言うと即座に言葉に詰まり、「宣伝文句、考えておかないと…すみません…。侍ジャパンの映画」とW杯にかけて言うと、場内は爆笑。新井さんは「もう1回、チャンスをお願いします!」と観客に呼びかけると、気を取り直した松田さんは「将棋は日本でしかない国技、みたいな。合っているかな?違うな…。日本の魂がこもっている将棋の世界で奮闘する、瀬川さん含め周りの人間ドラマが色濃く描かれています」と最後はキレイにまとめていた。『泣き虫しょったんの奇跡』は、将棋界で本当に起きたサクセスストーリーを、豊田監督と松田さんによる16年振りのタッグで届ける。幼い頃からプロ棋士を目指して生きてきたしょったんこと瀬川晶司の夢は、年齢制限の壁にぶつかり、あっけなく断たれた。普通のサラリーマンとして日々を送っていたが、アマ名人になっていた親友との再会などの出来事で、改めて将棋の面白さを痛感したしょったんの、二度目の挑戦が始まる。■将棋最弱は妻夫木聡&染谷将太現場でも将棋をさしあっていたというキャスト陣。誰が一番強いかという話に及ぶと、駒木根隆介は、「強かったのは僕です、恥ずかしいけど(笑)」としながらも、ほかに強いのは「新井さん」と名指した。バトンを受け取った新井さんは「うち、もっぱら麻雀が得意です。確かにそこそこですけど、逆で最弱はブッキー(妻夫木聡)と、染谷(将太)!最弱ですね。お互いニカニカしていて、ずっと1日中終わらなかった(笑)」と朗らかにエピソードを明かした。さらに、新井さんは、かつては将棋が弱かった松田さんが強くなっていたことに驚いたと話し、「2~3週間前くらいかな。飲んでいるときに龍平が暗い顔をして『伸び悩んでいる。将棋が強くならない…』って言っていた(笑)。伸び悩むってどういうこと?」と松田さんに振ると、松田さんは「壁にぶち当たった」と几帳面に答えた。最終的に「どこを目指しているかよくわからないけど、さすが龍平」と新井さんに突っ込まれていた。そのほか、完成披露舞台挨拶には、渋川清彦、松たか子、小林薫、國村隼、瀬川晶司五段(原作者)が登壇した。『泣き虫しょったんの奇跡』は9月7日(金)より全国にて公開。(cinamacafe.net)■関連作品:泣き虫しょったんの奇跡 2018年9月7日より全国にて公開©2018『泣き虫しょったんの奇跡』製作委員会©瀬川晶司/講談社
2018年07月03日松田龍平が異色の棋士を演じる『泣き虫しょったんの奇跡』の公開日が9月7日(金)に決定。さらに、“しょったん”こと松田さん演じる瀬川晶司五段を取り囲み、濃密な人間ドラマを彩る第3弾キャストとして、上白石萌音、石橋静河、藤原竜也ほか実力派キャスト13名が新たに発表された。幼いころから将棋一筋で生きてきた“しょったん”こと瀬川晶司(松田さん)は、「26歳の誕生日を迎えるまでに四段昇段できないものは退会」というプロ棋士養成機関・奨励会の規定により、26歳にして人生の目標を失い社会の荒波に放り出されてしまう。一度は夢破れた“しょったん”が、周囲の人々に支えられながら、史上初めて奨励会退会からのプロ編入という偉業を成し遂げる、という物語。松田さんが2002年公開の『青い春』以来16年ぶりに豊田利晃作品で単独主演を務めるほか、野田洋次郎、永山絢斗、染谷将太、妻夫木聡、松たか子、國村隼といった“主役級”の豪華キャストが集結している。■上白石萌音、“しょったん”が恋心を抱く相手に!将棋一筋で生きてきた“しょったん”が、淡い恋心を抱く喫茶店の店員・真理子役には、『舞妓はレディ』(’14)で映画初主演ながら日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、その後も『ちはやふる』シリーズやヒロインの声を演じた『君の名は。』、さらに現在公開中の『羊と鋼の森』への出演と、目覚ましい活躍を続ける注目の若手女優・上白石萌音。奨励会を退会し会社員となった“しょったん”の同僚・南咲子役に、『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』の主演に抜擢され、多数の映画賞を受賞、NHK連続テレビ小説「半分、青い。」でも話題を呼び、『きみの鳥はうたえる』(9月1日公開)、『生きてるだけで、愛。』(今秋公開)など注目作の公開が控える石橋静河。■藤原竜也は松田龍平と6年ぶり共演!“しょったん”のファンに!?上司・山口役には、バラエティ・ドラマ・映画への出演を始め、映画『火花』では監督も務めるなど、マルチに活動を見せるお笑い芸人・板尾創路。さらに、かつて主演映画『I’M FLASH!』(’12)で松田さんと共演を果たした藤原竜也の出演も明らかに!会社員として働くかたわら、再び将棋のプロを目指す“しょったん”のファンの1人として登場する。果たして、どのようなシーンで登場するのか…?松田さんと藤原さんの共演シーンには注目だ。そのほか、大西信満、奥野瑛太、遠藤雄弥、山本亨、桂三度、三浦誠己、渡辺哲など、実力派キャスト陣が続々。それぞれ独特な存在感を放ち、作品にさらなる厚みをもたらしている。また、中学時代の晶司役には今作で映画デビューとなる窪塚愛流、親友・悠野(野田さん)の中学時代には後藤奏祐人が扮し、将棋に打ち込むひたむきな姿をフレッシュに演じている。■豪華キャスト勢揃い!本ポスタービジュアルも公開本ポスターには、「負けっぱなしじゃ、終われない。」という想いを込めた言葉と共に、将棋盤の前で覚悟を決めたかのような表情を見せる“しょったん”の姿が…。奨励会員の仲間たちや、幼いころから自身の夢を応援してくれた父(國村さん)、さらに内気だった“しょったん”の背中を押してくれた恩師(松さん)、そして最大のライバルであり親友(野田さん)。「満26歳までに四段へ昇段しなければプロ棋士になれない」という、プロ棋士の養成機関・奨励会(新進棋士奨励会)に潜む“鉄の掟”のもと、年齢制限を迎え一度は将棋から離れてしまうが、再び夢を追うことを決意した“しょったん”を力強く支え、応援する人々の姿が映し出されている。「ひとりの夢が、みんなの夢になった―」。そう記された言葉の通り、“しょったん”の将棋への情熱が次第に周囲の人々の心を動かし、やがてみんなにとっての“夢”や“希望”となっていく。豪華キャストら共演によって描かれる、その濃厚な人間ドラマには、ますます期待が膨らむばかりだ。自身も9歳から17歳まで奨励会に在籍していた過去を持つ豊田監督が「将棋を描くなら、『人生の縮図=将棋そのもの』な世界にたどり着きたい」という思いを込め、メガホンを取った本作。様々な人々との出会い、挫折・葛藤、そして、いつまでも変わらない将棋への想い。そのすべてが重なり合い、35歳のサラリーマンが将棋界の歴史を変える“奇跡”を巻き起こしていく。なお、本作は8月24日(金)より開催の第42回モントリオール国際映画祭フォーカス・オン・ワールド・シネマ部門に正式出品されることが決定している。『泣き虫しょったんの奇跡』は9月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:泣き虫しょったんの奇跡 2018年9月7日より全国にて公開©2018『泣き虫しょったんの奇跡』製作委員会©瀬川晶司/講談社
2018年07月01日松田龍平が主演を務める映画『泣き虫しょったんの奇跡』が、2018年9月7日(金)に全国の映画館で公開される。将棋界に本当に起きたサクセスストーリーを実写化日本将棋連盟のプロ棋士養成機関・奨励会。奨励会には満26歳の誕生日を含むリーグ終了までに四段になれなかった場合は退会という鉄の掟が存在する。負けが重なり他人と距離を置く者、焦りを抑えきれず対局中に声を荒げる者など、人生のすべてを将棋に捧げる様々な者達が、日々将棋の世界を生き抜くために勝負を繰り広げている。映画の主人公となるのは、そんな厳しい世界で半生を送る"しょったん"こと瀬川晶司棋士。掟に従い奨励会を退会せざるを得なかった彼が、アマチュア将棋界で再起奮闘、そしてプロ編入という史上初の偉業を成し遂げるというドラマチックなサクセスストーリーが今回初めて映画化。第42回モントリオール国際映画祭フォーカス・オン・ワールド・シネマ部門に正式出品されることも決定している。主演に松田龍平大きな挫折の苦悩と絶望から再起を図る瀬川晶司を演じるのは、『羊の木』、『探偵はBARにいる3』など話題作への出演が絶えない俳優・松田龍平。奇しくも映画が公開される2018年には瀬川がプロ棋士編入の偉業を成し遂げた時の年齢と同じ35歳。瀬川の心の機微と変遷を丁寧に表現した演技に注目が集まる。野田洋次郎がライバル役、染谷将太や妻夫木聡など豪華キャストが集結瀬川晶司の親友かつライバル・鈴木悠野役には、『君の名は。』では劇中の全音楽を担当し、『犬ヶ島』に声優として参加するなどますます活躍の幅を広げている他、主演の松田龍平とは公私ともに交流があるRADWIMPSの野田洋次郎が抜擢。その他のキャストにも、『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』では主演を務めた染谷将太、『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』への出演も記憶に新しい妻夫木聡、『青い春』で松田龍平と共に主演を務めた新井浩文など豪華俳優陣が集結する。さらに、『君の名は。』でヒロインの声を演じ、『羊と鋼の森』にも出演する上白石萌音や『夜空はいつでも最高密度の青色だ』で主演を務めた石橋静河をはじめ、板尾創路、藤原竜也なども登場し、物語を盛り上げる。監督は自身も奨励会在籍経験のある豊田利晃指揮を執る監督は、実際に9歳から17歳まで奨励会に在籍していた経験のある豊田利晃。映画『火花』の脚本なども務めた豊田だが、本作は監督生活20年目の節目にあたる年に挑んだ作品。「将棋を描くなら、『人生の縮図=将棋そのもの』な世界にたどり着きたい」という思いを込め、入念な将棋指導を施して挑んだ対局シーンをはじめ、自身も身を置いていた世界を描くからこその徹底した演出で、迫力のある盤上の戦いをスクリーンに収めた。ストーリー26歳。それはプロ棋士へのタイムリミット。 小学生のころから将棋一筋で生きてきた"しょったん"こと瀬川晶司の夢は、年齢制限の壁にぶつかりあっけなく断たれた。奨励会退会後、将棋とはしばらく縁を切り平凡な生活を送っていたしょったんに突然訪れた父親の死…。親友・悠野ら周囲の人々の支えによって父の死を乗り越え、再び駒を手に取ることに。プロを目指すという重圧から解放され、その面白さ、楽しさを改めて痛感する。「やっぱり、プロになりたい――」。35歳、しょったんの人生をかけた二度目の挑戦が始まる。作品情報映画『泣き虫しょったんの奇跡』公開時期:2018年9月7日(金)出演者:松田龍平、野田洋次郎、永山絢斗、染谷将太、渋川清彦、駒木根隆介、新井浩文、早乙女太一、妻夫木聡、松たか子、美保純、イッセー尾形、小林薫、國村隼監督・脚本:豊田利晃音楽:照井利幸原作:瀬川晶司『泣き虫しょったんの奇跡』(講談社文庫刊)
2018年06月02日将棋界に奇跡をもたらした異色の棋士・瀬川晶司五段の自伝的小説を、豊田利晃監督がメガホンをとり、松田龍平主演で映画化する『泣き虫しょったんの奇跡』。この度、妻夫木聡、松たか子、永山絢斗など12名の超豪華キャストが、松田さん演じる晶司を支えるキャラクターで出演することが決定。さらに、本作の特報映像も公開された。■ストーリー地味でおとなしくて何の取り柄もなかったしょったん(瀬川晶司)が、初めて周囲から認められたのが将棋だった。ライバルや師匠との出会いを経てめきめき実力をつけ、プロ棋士の登竜門である奨励会に入会。しかし「26歳までに四段昇格」という鉄の掟のプレッシャーから、肝心なところで勝てなくなり…ついに年齢制限に阻まれ退会を余儀なくされてしまう。大きな挫折から絶望と喪失感に襲われる晶司。だが、そこに残っていたのは将棋が大好きな自分の気持ち、そして仲間の支えだった――。改めて将棋の楽しさに触れ、アマで頭角を現したことで前代未聞のプロ再挑戦が始まる!■晶司と苦楽を共にする「奨励会員」たち本作は、幼い頃から将棋一筋で生きてきた“しょったん”こと瀬川晶司が、一度は夢破れたが、周囲に支えられながら再び夢を実現させるためにひたむきに挑戦していく感動の実話。そんな晶司と共に四段昇格を目指し、苦楽を共にする仲間の一人、新藤和正役には『アンフェア the end』『真田十勇士』『エルネスト もう一人のゲバラ』など様々な話題作に出演する永山絢斗。若さゆえにやんちゃで生意気な態度を取り、新藤らとぶつかることもある奨励会員・村田康平役を『ヒミズ』『寄生獣』『空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎』などに出演し、世界にも活躍の場を広げる染谷将太。畑中良一役を『愛の渦』『ヒメアノ~ル』や舞台でも活躍を見せる駒木根隆介。山川孝役を豊田作品の常連としてもお馴染みの渋川清彦。清又役を多数の映画・ドラマ作品で名脇役として活躍を見せる新井浩文。加東大介役を『座頭市』への出演で注目を集め、最近では劇団☆新感線の舞台出演も話題となった早乙女太一。冬野渡役を『悪人』で日本アカデミー賞をはじめ数々の映画賞で主演男優賞を受賞した妻夫木聡が演じる。■松たか子&國村隼ら豪華俳優陣が脇を固める!ほかにも、晶司の小学生時代に多大な影響を与えた担任教師・鹿島澤佳子役を松たか子、中学生時代の晶司に将棋の道を教える将棋クラブの席主・工藤一男役をイッセー尾形、奨励会退会後、再びプロを目指す晶司を支える藤田守役を小林薫、そして晶司の両親役に、美保純と國村隼が決定。■キャストコメント到着妻夫木さんは、「豊田監督にオファーを頂けたことが何より嬉しかったです。また、原作の瀬川さんと同じ高校ということも、勝手ながら運命的なものを感じていました」と本作への出演を喜び、「僕は出演者の中でたぶん一番将棋が下手でした。染谷くんと将棋最弱王決定戦なるものをやったのですが決着がつかなかったので今度じゃんけんしておきます」と撮影中のエピソードも明かした。豊田監督の世界に中学のときから憧れていたという染谷さんは、「そこに招き入れて下さったことに感謝しています。そして、こんなに将棋映画に関われることに驚きです」と話し、撮影中は黙々と将棋を指していたが「自分はいっこうに強くなれませんでした」とも語っている。また永山さんは、「自分は幸福者だなぁと思えた日々でしたし、大好きな作品になりました」と撮影をふり返り、松さんは「現場では、瀬川さんもいらっしゃったので、ご本人の前で、影響を与えた先生でいるのは、とても緊張しましたが、しょったんはもちろん、生徒のみんなと目線をあわせてあげられたら、と思っていました。かかわった全ての人が熱い想いで作ったこの映画の成功を、心から祈っています」とコメントを寄せている。同時に公開された特報映像では、大勢のマスコミ陣を背に対局を行う、松田さん演じる晶司の姿が映し出されスタート。晶司を陰ながら支える親友でありライバル・悠野(野田洋次郎)のほか、小林さんや妻夫木さん、松さん、國村さん、染谷さんなど、今回発表された晶司の夢を支える個性豊かな人物たちも登場。また、照井利幸によるメロウなギターのサウンドが本映像に彩りを添えている。『泣き虫しょったんの奇跡』は2018年秋、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年03月16日錦戸亮主演で贈る、現在公開中の衝撃のヒューマン・サスペンス『羊の木』。木村文乃、北村一輝、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、松田龍平ら豪華キャストが出演することで話題の本作から、この度、劇中に登場する奇祭“のろろ祭”の場面写真がシネマカフェに到着した。吉田大八監督が描く奇祭“のろろ祭”とは――?毎年恒例で行われるのろろ祭。“のろろ様”は、さびれた港町・魚深に祀られている神で、決してその姿を見てはならないと言われている。そして、魚深の崖には巨大なのろろ像があり、祭りの日に2人の生け贄がそこから飛び込むと、一人は助かり、もう一人は沈んだまま死体が揚がらない、という話が言い伝えられているのだ。のろろ祭が始まると住民は自宅に帰り、のろろ様を先頭に異形の集団が魚深の町を練り歩く…。そんなのろろ祭は、魚深の新住民となり、それまで交わることのなかった元殺人犯たちが一堂に会する唯一のシーン。到着した場面写真では、松田さん演じる宮腰のほっかむり姿や、普段大人しく気弱な福元(水澤さん)が泥酔し大暴れする場面、その姿を面白がり写真撮影を始める杉山(北村さん)など、元殺人犯たちの姿が確認できる。また、白い衣装に身を包んだ集団が町を歩く異様な光景も写し出されている。『羊の木』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)
2018年02月10日映画監督に、出演役者の印象を伺っていく「監督は語る」シリーズ。今回は『羊の木』(2月3日公開)に出演する松田龍平について、吉田大八監督に話を聞いていく。松田は1999年に映画『御法度』でデビューし、その年の新人賞を独占する。映画『青い春』(02)の主演以降、『まほろ駅前』シリーズ(11、14)、『探偵はBARにいる』シリーズ(11、13、17)など話題作に出演。さらに『舟を編む』(13)では第37回アカデミー賞ほか、多数の主演男優賞を総なめにした。最新作となる『羊の木』では、過疎対策としてある町に受け入れられた元殺人犯で、錦戸亮演じる主人公・月末と交流を深めていく宮腰一郎を演じる。○松田龍平の印象開き直るわけじゃないけど、宮腰は言葉で説明できるような役になったらつまらないと思っていました。決して逃げではなく、自分なりに目指すべき宮腰に対してできるだけ誠実であろうとすれば、そうなってしまうんです。だって人間の言葉で捉えられるなら、人間の枠内にあるってことだから。当然松田くんとも撮影の前に何度か話し合ったのですが、僕が言葉を尽くして説明しながら、最後の最後で宮腰の芯に対して触れられないという苦しさを、彼のほうで感じ取ってくれて、自分が引き受けるしかないという覚悟を持ってくれたことで、宮腰という役がギリギリで成立したような気がします。あんなにフレンドリーで穏やかに見えながら、人間の枠におさまらない何かが、輪郭から少しずつにじみ出ている。彼が覚悟して演じてくれたおかげで、ただ立っているだけ、ただ歩いているだけで、何かざわざわしたものを感じる宮腰になったと思います。それは観ているこちらが人間だからですよね。もちろん松田龍平は人間だけど、宮腰は人間じゃない。普通に考えたら「そんな役、できるわけがない」で終りなんだけど、「求められたら、やるしかない」というのもまた松田くんだから、もし彼じゃなければどうなっていたか、全く想像がつかないですね。この無謀な賭けに付き合ってくれた松田龍平という俳優に、感謝するしかないです。○映画『羊の木』でのおすすめシーン文(木村文乃)に引き続き、やっぱり全編通してギターを持っている姿が別の意味でグッときますね。ギターが、ギター以上の何かになっている。たとえばギターを間に挟むことで、月末と宮腰の友情は儚い艶を帯びるし、いちばん最後に弦を爪弾いてからポツリと言う台詞が、宮腰の心からの叫びのようで、僕にはたまらないほど切なく聞こえます。■吉田大八監督1963年生まれ、鹿児島県出身。CMディレクター として国内外の広告賞を受賞する。2007年『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』で長編映画監督デビュー。同作は第60回カンヌ国際映画祭の 批評家週間部門に招待され話題となる。その後 『クヒオ大佐』(09)、『パーマネント野ばら』(10) とコンスタントに作品を発表。『桐島、部活やめるってよ』(12)で第36回日本アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀監督賞を受賞した他、国内の各映画賞を賑わせた。『紙の月』(14)でも第38回日本アカデミー賞 優秀監督賞受賞、主演の宮沢りえにも数々の映画賞をもたらした。17年は、三島由紀夫の異色のSF小説を映画化した『美しい星』の公開の他に、作・演出を手掛けた舞台「クヒオ大佐の妻」の上演が評判となる。
2018年02月04日俳優の松田龍平が13日、都内で行われた映画『羊の木』(2018年2月3日公開)の完成披露試写会に、錦戸亮(関ジャニ∞)、木村文乃、優香、市川実日子、水澤紳吾、田中泯、吉田大八監督とともに登場した。同作は、講談社イブニングKC刊の同名コミックを実写化。『がきデカ』の山上たつひこが原作、『ぼのぼの』のいがらしみきおが作画を務め、凶悪犯罪に手を染めた元受刑者たちを受入れた港町で起こる数々の事件や住民と元受刑者の不協和音などを描く。役作りについて聞かれた松田は「割と何も考えないでやった」と回答。松田とのシーンが多かった錦戸は「お仕事をするのも会うのも初めてだったんですけど、年は一個上ですもんね、龍平くんの方が。だからまあまあ、探り探りですよ」と明かした。さらに錦戸は「何度か飲みに行かせていただいたり、そういうのを重ねていくうちに、今は緊張せずに話せる」と語り、「撮影当初は緊張してました」と告白した。すると松田も「僕も緊張してて、探りながら」と互いに緊張していたことを明かし、「映画の中でもファーストシーンで、戸惑いがいい感じで出てたなと思った」と、結果的に初対面のシーンにぴったりだったと満足げにしていた。そんな2人に挟まれた木村は「すごい不思議な空気感で」と苦笑する。「3人が初めて顔を合わせるシーンで突然、台本には書いてないのに松田さんが小躍りし出して。宮腰(松田)はこういう人だし、この人に振り回されるんだろうなという気がした」と役にもつながるアドリブだったと振り返った。また、衝撃のある同作にちなんで「衝撃的なできごと」を聞かれた松田は、「さっき説明を受けた時に、『驚くエピソードを用意します』と言ってくれたのかと思って。楽しみにしていたら、自分が言うんだった」と天然発言で会場を笑わせる。「何も考えてなかったから、自分のことばかり考えてたんですけど、結局見つからなくて」と困惑すると、錦戸も「今、衝撃受けたんですからね」とフォローしていた。
2017年12月13日クランクインをおよそ2週間後に控えた今年2月初旬、都内で行われた『探偵はBARにいる3』の会見の席で、松田龍平は「まだ脚本を読んでなくて…」と告白…。主演の大泉洋から「うそでしょ!? 渡したでしょ、台本」とツッコミを浴び、会場は爆笑に包まれた。とはいえ、松田さんのこの告白が決して「衝撃の」というほどでもなく「まぁわかるかも」となんとなく受け入れられてしまうのは、松田さん、大泉さんのパーソナリティ以前に(それももちろん大きい)、このやりとりが同シリーズの空気そのままだからだろう。役作りだの、久々に役を思い出す作業だのの必要もなく、既にそこには探偵と高田がいた。タイトルにもあるように、主役はあくまで大泉さんが演じる探偵。松田さんが扮する高田は相棒であり、セリフも出番もものすごく多いわけではない。だが、多くのファンが、探偵と高田の関係性こそ本シリーズの魅力であると考えている。札幌の歓楽街・ススキノで暴れまくる最強のバディ誕生の秘密(?)から最新作の魅力まで、2人に話を聞いたが、ここでも会見や劇中さながら、いや、それ以上のゆる~いやりとりが…。――前作『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』から4年が空いての最新作第3弾の公開となります。探偵が、高田の大学院の後輩からの、失踪した恋人の捜索の依頼を受けたことから、とんでもない事件に巻き込まれていきます。大泉:3作目を作ること自体は、前回の『2』がヒットしたので、すぐに決まってたんです。ただ、僕としては脚本をもうちょっと面白く、という気持ちがあって。一度、撮影のタイミングがあったんですけど、もうちょっと面白くするために頑張ってみようと、勇気ある撤退をしたんです。そこで時間をかけて今回、満を持していい作品ができたんじゃないかと。松田:僕は「本なんてどうでもいいじゃないですか。やりましょうよ」って言ったんですけど…(笑)。大泉:龍平くんはそう言いました。2年前の時点で「つまんなくてもいいからやりましょうよ」って。北海道に旅行するんじゃないから、そういうわけにはいかないだろうって(苦笑)。まあ、龍平くんが「僕は『探偵はBARにいる』をやりたいんです」って言ってくれたのは嬉しかったですが、ファンと龍平くんを待たせることになってしまい(笑)、申し訳なかったです。――松田さんは、この3作目に対しての意気込みなどは…。松田:まあ、僕は何でもいいんですけど…。大泉:「何でもいい」とは何事だ!松田:それこそ1作目の時は、シリーズになると思わずに現場に入って、撮影中に大泉さんが「シリーズにしたい」「3作目までは作りたい」って言ってて、それが実現できたのは嬉しいですね。僕自身、ものすごく好きな作品なので。――4年ぶりの撮影で、役を思い出したり「戻ってきたな」と感じる瞬間などは?松田:大泉さんに会うとね。『1』のときから高田という役について自分の中でもイメージはあったけど、大泉さんが吐き出したものを自分なりに受け止めて、感じたいと思っていて、そうやって作っていった部分が大きかったので。――探偵を目の前にしてやり取りすることで高田が形作られていった?松田:ただ今回、4年空いて、それ(過去のシリーズ)をなぞりながらやるのがいいのか? いまの自分の気持ちでやるのがいいのかと迷う部分はありました。自分的に、ちょっと違う高田を見せたいと思いつつ、お客さんが望む、相変わらずの“そこにいてくれる”感じの高田像があるんだろうと。大泉:そんなにいろいろ考えてたんだね(笑)?この人はそういうところ、見せないんでね。僕も松田くんの芝居を見て「あぁ、懐かしいな。戻ったな」って気がよりしてくるところはありましたね。「4年ぶりですぐに役に戻れましたか」ってよく聞かれますが、徐々になんですよね。鏡の前でメイクさんに髪を作ってもらい、衣装を着せてもらって探偵のコートで「うぉっ!」って感じがして、現場に行けばいつものスタッフさんがいて、そこに高田が入ってきたら、(役に入る準備の)アイドリングがいらない感じ。自転車の乗り方を忘れないのと同じでストンと入れるんです。――改めて、お互いの魅力や今回の新作で見えた、いままで知らなかった一面などはありますか?松田:僕の大泉さんのイメージは、とにかく“正直な人”。アクションが大変だと、ちゃんと「いやだなぁ…」って言うんですよ。大泉:(笑)。松田:ありがたいんですよ。「いやですね」って言えるって。逆にストイックに懸命にやられると、こっちも「やんなきゃ!」ってプレッシャーをすごく感じるけど、そういう人じゃなくてよかったです。でも、決めるところはビシッとかっこいいしバランスが絶妙なんですよね。大泉:まあ、僕はどうしてもボヤき癖があるんでね。「文句あるならやめれば」って言われるけど、そういうことじゃない!文句言いながらやるんですよ。でも文句言わずにいられない(笑)。松田:ありがたいですね。でも、たまに「僕が主役だから、あんまり面白いことしないでね」って主演として圧力をかけてくるんですけど…。大泉:ハハハハハ!何だそれ!うそつけよ(笑)!!松田:冗談なのか、半分くらい本気なのか…(笑)。大泉:いやね、この人はわけわかんないことしてくるんですよ、時々。普通の芝居の流れでいうと、おかしな言い方とかをしてきたり。あんまり、そういうところで面白いことされると、主役が目立たないからやめてくれと…。松田:言ってんじゃないですか(笑)。大泉:いや、言ったかもしれないけど(苦笑)、それでやめる人じゃないですからね。いいじゃないか、それくらいは言わせてくれと(笑)。え?高田の魅力?そういうところじゃないですか(笑)?――既に公開された予告編で、探偵がパンツ一丁で漁船の先に縛り付けられ「助けてくれ!」と叫んでるシーンが見られましたが…。大泉:あれは最初、監督に「ガウンを着て、その下にパンツでやってほしい」って言われたんです。その前のシーンでガウンを着てたので。「いや、でも(シーンの経過から)それはおかしい」って話をしたんですけど監督が「そうですよね。でもガウンにパンツの方が画としては面白いんですよね…」って。私も「面白い」って言葉には勝てないから、じゃあ身ぐるみをはがされたことにしようかってああなって。――ガウンさえもなしでパンツ一丁に?大泉:監督は「2カットだけですから」と言ってくれたんですが「いや、面白いものにしたいから、何カットでもやってくれ!」と言いましたよ、僕は。で、最後に監督が「沖に出たい」と言うので「じゃあやりましょう」って。そうしたら「波が高くて撮れませんでした」って。わかるだろ!沖に出たら波が高くなることくらい!松田:でも大泉さんは北海道の人だし、寒さに強いからこのくらいは大したことないのかなって。大泉:やかましい!誰がやっても大変だわ!松田龍平だったらキレてますよ。というか事務所段階でNGですよ。松田:みなさん、求めてるんですよ。大泉さんにそういうのを。大泉:文化ですからね。ここ20年くらい、北海道の人たちは僕がひどい目に遭うのを深夜に見て笑ってるわけですよ(笑)。もう文化!松田:そこは僕の中にも、あまりに大泉さんに全てを任せていいのだろうか?というわだかまりがずっとあったんです。どんな話なのかもわからないまま現場に行って…。大泉:台本、読んできてねーのかよ!どんな話なのか分からずに現場に行っちゃダメでしょ!松田:おいしい北海道のごはんを食べて「最高!」みたいな?そろそろ、それじゃダメなんじゃないかって。大泉:そろそろじゃねーよ。最初からダメだよ!松田:今回は真面目に頑張ろうと。上がってきた台本からも高田の思いを感じられて、僕の思いとリンクする部分もあって、それはありがたかったですね。――6年前の第1作の時点で、このシリーズにおいて探偵だけでなく、探偵と高田という2人のコンビ感がここまで支持され、重要な存在になるとは感じていましたか?大泉:そこは最初から、2人の魅力が出てこないと成立しない映画だなと思ってました。台本の時点でとにかく言ってたのが「高田をちゃんと描いてほしい」ってこと。ただ、難しいんですよ、高田の役って。セリフも多くないし、キャラクターを膨らませるのも大変なんです。松田:大泉さんはいつも「激しいエロスのシーンを高田にやらせろ」って言ってましたよね(笑)?大泉:いや、俺はね、大人のハードボイルド作品として、ちょっとHなシーンが必要じゃないかって前から言ってたんですよ。でも、俺がそういうシーンやるのはイヤだから(笑)、物語と関係ない乱暴なエロスを高田にやらせろって。でも、実際にやらされるのは俺で『1』でおっぱいに挟まれて、『2』ではおっぱい思い切り揉むし…。――絶対に高田がやりそうにない行動ですね…。大泉:なかなか、高田のキャラが膨らまなくて、龍平くんがやるってなって、一体どうなるんだろうって思いましたよ。でも、高田の最初のひと声を聞いただけで、ワーッてイメージが膨らんで「こういう人か。あるある!」って。確か、夜のアクションシーンから入ったんじゃなかったっけ?松田:そうですね。大泉:俺がボコボコにやられてるときにドーンっとやって来て、全員ぶっ倒して。俺が「遅ぇよ!」と言ったら「ごめん。おしっこしてた」って。そのひと声ですっと見えたんです。「なるほど、この飄々とした感じね」って安心しました。――松田さんは、過去にも異なるタイプのバディものには出演されてますが…。松田:僕は、あんまり自分で“バディ”って意識したことないんですよね。バディものだからどうってことでもなく。ただ、大泉さんが面白い人なので、それを素直に楽しみたいな、それが映画の面白さに繋がればいいなってことだけだったりするんですよね。――改めて映画の中で、松田さんから見て探偵がかっこよく見えたシーンは…?大泉:いいねぇ、ぜひ教えてもらいたいね。松田:いやぁ、やっぱり…(しばし沈黙)。パンイチで雪が降る中で、船にくくられての出航が…。大泉:やかましいわ!松田:いや、ヒロインの北川(景子)さんとのやり取りもかっこいいなって思いました(笑)。――大泉さんから、松田さんにここだけは直してほしいと思うところは?大泉:龍平くんは段取りで面白いことやっても、テストを何度かやると飽きちゃって、本番でそれをやってくれないことがあるんでね。本番でもやってくれと。松田:いや、これやったら面白いっていう確証がないから…。(笑いが)取れるかわかんないんでね。取れるならやってもいいんですけど。大泉:俺から見たら確実に取れるんですけどね(笑)。突飛なこと言うとかじゃないのに、絶妙に面白いんですよ。あとね、高田はテストの段階でタバコ吸ってるのに、本番で吸わなかったりするんですよ。なんでかって聞いたら「本番で吸ってもおいしくない」って。確かに本番では、同じシーンを何度も違う角度から撮ったりするから、何本も吸わなきゃいけなかったりして、おいしくなくなるんですけどね。というか、テストのときに吸ってるのはおいしいからなんですね…(笑)。ホント自由なんです(笑)。(text:Naoki Kurozu/photo:You Ishii)
2017年12月04日フォトグラファーの角田明子が長年撮り続けているサンタクロースをテーマにした写真展が、東京・青山のギャラリー ミュベール(GALLEY MUVEIL)と、吉祥寺のブック オブスキュラ(book obscura)の2会場にて、12月7日から25日まで同時開催される。©akiko tsunoda「世界のサンタさんを撮り続けること」が、ライフワークになって今年で6年目を迎える角田明子。青山のギャラリー ミュベールでは、「THE SANTA PARADISE〜日本のサンタさん 20年目の夏」と題し、グリーンランド国際サンタクロース協会公認サンタクロースのパラダイス山元が、アジア圏で初の公認サンタククロースに任命されてから、20年目を迎えた節目となる今年の夏に角田明子が同行した「第60回世界サンタクロース会議」での旅の写真を、お祝いのメッセージを込めて展示。©akiko tsunoda一方、吉祥寺のブック オブスキュラでは、「JULTOMTEN〜スウェーデンのサンタさん」と題し、これまでグループで会う機会の多かったサンタさんたち、ひとり一人の活動をより深く知りたいと思い、角田明子が2016年の冬にスウェーデンサンタクロース協会公認のサンタさんの家を訪ねたときの写真を展示。タイトルとなっている「JULTOMTEN(ユールトムテ)」は、スウェーデン語でサンタクロースを表す言葉で、ユールはクリスマス、トムテは妖精という意味を持つ。北スウェーデン・ラップランドの北極圏より、さらに100kmほど北に位置する自然豊かな街・イエリヴァーレで暮らす、可愛い三角帽子が印象的な素敵なユールトムテを紹介する。また、12月16日の18時から、これまで角田明子が追い続けてきたサンタさんを紐解くトークイベントをブック オブスキュラで開催。サンタさんの裏話しや、旅のエピソードを温かいココアやコーヒーを飲みながらお届けする。トークイベントは事前予約制。予約は「角田明子さんトークイベント」と題し、参加者名、人数、連絡先を明記の上、メール(bookobscura@indoorbooks.jp)にて受付中。【イベント情報】「THE SANTA PARADISE〜日本のサンタさん 20年目の夏」会期:12月7日~12月25日場所:GALLERY MUVEIL(ギャラリー ミュベール)住所:東京都港区南青山5-12-24 シャトー東洋南青山 B1時間:11:30~20:00「JULTOMTEN〜スウェーデンのサンタさん」会期:12月7日~12月25日会場:book obscura (ブック オブスキュラ)住所:東京都三鷹市井之頭4-21-5 #103時間:11:00~20:00トークイベント会期:12月16日時間:18:00〜19:30定員:30名参加費:1,000円(ドリンク代込み)
2017年11月30日フォトグラファー・角田明子によるサンタクロースをテーマにした写真展『THE SANTA PARADISE~日本のサンタさん 20年目の夏』と『JULTOMTEN~スウェーデンのサンタさん』が開催。2017年12月7日(木)から12月25日(月)まで、青山にあるミュベール(MUVEIL)の旗艦店ギャラリー ミュベールと吉祥寺のギャラリー「「ブック オブスキュラ」にて同時開催される。角田明子は「世界のサンタクロースを撮り続けること」をライフワークに、子どもたちの夢を守り、喜びを届ける世界中のサンタクロースたちをカメラとともに追ってきた。今回、その中から日本とスウェーデンのサンタクロースにフォーカスし、彼らのサンタスピリットを作品を通して伝える。青山で開催される『THE SANTA PARADISE~日本のサンタさん 20年目の夏』は、アジア圏で初めてグリーンランド国際サンタクロース協会に公認されたサンタクロース・パラダイス山元の、サンタクロースに公認されてから20年目という記念すべき節目を撮影。角田は夏に行われた「第60回世界サンタクロース会議」に同行し、その旅での写真を展示する。吉祥寺で行われる『JULTOMTEN~スウェーデンのサンタさん』では、今までグループで会う機会が多かったというサンタクロース個人の活動を知るべく、2016年冬にスウェーデンサンタクロース協会公認のサンタクロース宅を訪れた際の写真が展示される。北スウェーデンの北極圏よりさらに北に位置する街、イエリヴァーレで暮らす「ユールトムテ(スウェーデン語でサンタクロースの意)」を紹介する。また、2017年12月16日(土)に吉祥寺のギャラリーでは、角田明子がこれまで追い続けた様々なサンタクロースの裏話や旅のエピソードなどを語るトークイベントも開催される。【詳細】角田明子サンタクロース写真展開催期間:2017年12月7日(木)~12月25日(月)■『THE SANTA PARADISE~日本のサンタさん 20年目の夏』会場:ギャラリー ミュベール住所:東京都港区南青山5-12-24 シャトー東洋南青山 B1営業時間:11:30~20:00TEL:03-6427-2162■『JULTOMTEN~スウェーデンのサンタさん』会場:ブック オブスキュラ住所:東京都三鷹市井之頭4-21-5 #103営業時間:11:00~20:00TEL:0422-26-9707<トークイベント>会場:ブック オブスキュラ日時:2017年12月16日(土) 18:00~19:30定員:30名参加費:1,000円(ドリンク代込)※事前予約制。※「角田明子さん トークイベント」と題し参加者名、人数、連絡先を明記の上、下記のアドレスに申し込むこと申込先:bookobscura@indoorbooks.jp
2017年11月27日11月21日(火)今夜放送される日本テレビ系「火曜サプライズ」は、映画『探偵はBARにいる3』に出演している大泉洋と松田龍平が「アポなし旅」に、またドラマ「コートダジュールNo.10」から小林聡美と大島優子が「おもてなしグルメ旅」にそれぞれゲスト出演する。本番組は旅とグルメをテーマにしたロケバラエティ。メインMCを務めるウエンツ瑛士がゲストとともに各地をロケする「アポなし旅」のほか、山瀬まみ、石塚英彦、DAIGO、「オリエンタルラジオ」、江原啓之ら様々な出演者によるコーナーも魅力になっている。今回は大泉さんと松田さんが出演作の舞台にもなっている北海道の札幌で「アポなし旅」。MCのウエンツさんがやりたいことを叶えるために大泉さんが次々とオススメのお店に取材交渉。普段見られない大泉さんのモノマネなども見られる波乱の「アポなし旅」をお楽しみに。小林さんと大島さんは「おもてなしグルメ旅」企画に出演。2人は代々木上原で気になっているというオーガニックのお店に向かう。続々登場する絶品料理も見どころだ。大泉さんと松田さんが出演している映画『探偵はBARにいる3』は、12月1日(金)より全国にて公開。アジア最北の歓楽街である札幌・ススキノを舞台に、その街の裏も表も知り尽くした“探偵”(大泉さん)と相棒・高田(松田さん)が活躍するシリーズの最新作となり、今回は失踪した女子大生について調べていくうちに、探偵たちがモデル事務所の美人オーナー・マリと出会う。謎に包まれたマリに翻弄されていくうちに探偵たちはまたもや大きな事件に巻き込まれていく…というストーリー。北川景子が“謎の女”を演じるほか、リリー・フランキー、志尊淳ら共演するキャストにも注目。小林さんと大島さんがドラマ初共演を果たす「コートダジュールNo.10」はWOWOWとHuluによる共同製作で、WOWOW版(全5話)は11月放送スタート(※第1話無料放送)、Hulu版(全4話)は11月配信開始。1話30分×全9話の全く異なるストーリーが展開、友人の葬式で再会した2人、探偵コンビ、社交ダンスの先生と生徒、スナックに集うギターの流しと常連客など、小林さんと大島さんは異なる9つのキャラクターを演じ分ける。豪華なメンバーでお届けする「火曜サプライズ」は11月21日(火)19時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2017年11月21日大泉洋と松田龍平という最高のコンビが贈る人気シリーズ第3弾、映画『探偵はBARにいる3』のジャパンプレミアが10月24日(火)、都内にて行われ、大泉さんと松田さんに加え、出演する北川景子、前田敦子、リリー・フランキー、吉田照幸監督が舞台挨拶に登壇した。大泉さんと共にずっとシリーズに出演している松田さんだが、「改めて『探偵はBARにいる』は面白い。実は、むしろ『4』が観たいと思って、そんな作品になったのが不思議で。『3』でやめようかなと思っていたので」とぶっちゃけると、隣にいた大泉さんが目をひん剥いた。しかし、クールな様子の松田さんが「初めて言いますけど、まさか『4』をやりたいと思える作品になると思わなかったので、自分でも驚いています」と淡々と話すと、大泉さんは「僕は、いささかショック…」と何とか受け止めていた。『探偵はBARにいる3』では、探偵(大泉さん)と相棒・高田(松田さん)が最大の事件に挑む物語。失踪した女子大生の麗子(前田さん)を探すうち、ひとつの殺人事件にあたった探偵。調査を進める中で浮かび上がったのは、モデルクラブのオーナー岬マリ(北川さん)と、冷酷非道な裏社会の北城(リリーさん)だった。真相に近づくにつれ、探偵と高田の歯車も少しずつ狂い出す。吉田監督が「エンドロールの最後まで観てください」と挨拶で告げると、前田さんは、「クレジットの最後まで観ていない!」と焦り出した。すると、大泉さんが「お前、ラストを観ないで『面白かった』って言ったの!?もう1回観に行けよ、もう1回頭から観ろ!」とげきを飛ばした。その様子を黙って見ていたリリーさんだったが「実は、まだ完成したものを観ていないんです。まだ観ていないので大人しくしていた」と、加えて告白…!松田さん、リリーさん、前田さんとマイペースなキャストの発言に頭を抱えた大泉さんは、完成作未見というリリーさんに向かって、「どの面下げてきているんだ!今日、お客さんと観たらどうだ!」と言い始め、止まらずに、「しかも今日やっぱり遅刻してきたし!」とリリーさんの物まねまで披露。「『いやいやいや、(皆の)待ってる感が半端ないね』って、そりゃそうでしょ!」と大激昂の大泉さんの様子に反して、場内も登壇陣も大爆笑だった。『探偵はBARにいる3』は12月1日(金)より全国にて公開。(cinamacafe.net)
2017年10月24日シリーズ2作がスマッシュヒットを記録した映画第3弾『探偵はBARにいる3』のジャパンプレミアが10月24日(火)、都内にて行われ、続投した大泉洋や松田龍平のほか、出演する北川景子、前田敦子、リリー・フランキー、吉田照幸監督がレッドカーペットを歩いた。イベントの終盤に、冬の北海道・ススキノを舞台にした本作にかけて、集まったお客さんや登壇陣に向け、スノーマシーンで雪を撒いた大泉さん。「紙の雪だと思っていた…」と言いながらも、盛大に本物の雪をまき散らした大泉さんは、観客に冗談で「謝れ(笑)」とコールされ苦笑いしていた。『探偵はBARにいる3』は、札幌在住のミステリー作家・東直己の代表作「ススキノ探偵」シリーズの映画化。ススキノを縦横無尽に駆け回る探偵(大泉さん)と相棒・高田(松田さん)の活躍を描くエンターテインメント。今回の依頼主は高田の後輩=原田が、突然失踪した恋人の麗子(前田敦子)を探してほしいというもの。軽い気持ちで依頼を受けた探偵だったが、麗子が風俗店でアルバイトしていたことを知り、その店のオーナーと名乗る岬マリ(北川景子)の巧妙な罠に落ちていく。北川さん、前田さんのほかにゲストキャストとして冷酷非道な裏社会の住人・北条を演じたリリーさんも出演した本作。リリーさんは、「悪人ではあるんですけど、小悪党らしくやろうと。北川さんに乱暴するシーンがあったので、めちゃくちゃ緊張しました」と撮影の思い出をふり返りつつ、「(大泉)洋ちゃんにバー誘ったら、30分で寝ましたよ。次の日はバニーバーに行ったら、また寝て。『探偵はバーで寝る』って」とバラした。大泉さんは「言うの、やめてもらっていいですか!びっくりした、やっぱりバニーの話したか…」とリリー節にタジタジになっていた。ヒロインとして、謎めいた女性役という新境地を踏んだ北川さんは、「私の役について言うとネタバレになるので、ほとんど言えないんです。けど拳銃を持っているシーンがあって、拳銃をぶっ放すということで気持ちよくやりました」と、予告でも見ることができる拳銃シーンについて触れた。さらに、北川さんは「初めて銃を持ったんです。撃つのは気持ちがよかった。本当に火薬を入れて、いい音がするからすごくテンションが上がりました」と、恍惚とした表情を浮かべていた。『探偵はBARにいる3』は12月1日(金)より全国にて公開。(cinamacafe.net)
2017年10月24日中高生の頃、古文の授業は好きだったという角田光代さん。 「『枕草子』や『方丈記』などのエッセイ系が好きで、『源氏物語』には特に思い入れはなかったんですが、今回訳して面白さに気づきました」現代語訳に取り組んだ日本文学全集『源氏物語』の上巻は、「古文が苦手だった人でもすらすら読める」と評判だ。「目指したのは読みやすさ、格式のなさ(笑)。複雑な敬語、建物のつくりの説明などは省き、人の感情の動きを際立たせるようにしました」全体を俯瞰して、何が起きているのかもよく分かるようにしたかった、と角田さん。ひとつのエピソードを読むだけでは分からない、全体の流れが見えてくるのが本書の特徴。「たとえば上巻の後半で光君が都を離れて明石の君に出会いますが、それよりずっと前に、家来たちが明石の君の噂をする場面があります。その時からもう、明石の君との一連の出来事は始まっているんですよね」読み進めれば、エンタメ性の高さに改めてびっくり。「男の人たちが恋愛談議をするボーイズトークがあったり、光君と頭中将のやけに親しい感じがBL的だったり。みんなすぐ和歌を詠みますが、それは現代のインスタグラムのようなもの。日本人は今も昔も、瞬間を切り取ることが好きなんですね」さまざまなタイプの女性たちが登場するのも読みどころだが、「“気が強い”“おしとやか”といった性格ではなく、その場の感情によって個性が表現されているのも面白いです。その気持ちは理解できるぞ、というのが多いですね。光君があまりに美しくて引け目を感じる様子は、私も若い頃きれいな男性がいると“きれいだと思っていると思われないようにしなきゃ”と意識しすぎて言動がおかしくなったりしたので、よく分かります(笑)」また、翻訳を通して光君の印象もずいぶん変わったという。「スーパーヒーローだと思っていましたが、実はクヨクヨしたりすねたりと人間らしい。感情のある男の人だなと思って。それが魅力だし、だから女性たちはみんなこの人が忘れられないんでしょうね」現在、中下巻の翻訳作業中だが、さらに感情描写が深みを増しているとか。上巻を読んでしばし待たれよ。かくた・みつよ作家。1967年生まれ。’90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞してデビュー。’96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、’05年『対岸の彼女』で直木賞など多数受賞。『源氏物語』の現代語訳に角田光代さんが挑戦。上巻は二十一帖の「少女」までを収録。中巻は来年5月刊行、下巻は来年末の刊行予定。河出書房新社3500円※『anan』2017年10月4日号より。写真・土佐麻理子(角田さん)インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2017年09月29日「嵐」チームとゲストチームがプラスワンゲストを加えて体感型ゲームで対戦するバラエティ「VS嵐」。その9月14日(木)今夜放送回は長澤まさみ、松田龍平をはじめとする映画『散歩する侵略者』のキャスト陣をゲストに迎え特別企画ゲームで盛り上がる。長澤さんは、第5回「東宝シンデレラ」グランプリに輝き映画『ロボコン』で初主演、第27回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。その翌年に公開された『世界の中心で、愛をさけぶ』で第28回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞・話題賞を、さらに2006年公開の『涙そうそう』で今度は第30回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。その後も2011年公開の『モテキ』で第35回日本アカデミー賞優秀主演女優賞、2015年には『海街diary』で第39回日本アカデミー賞優秀助演女優賞と、幾度ものアカデミー賞に輝く。松田さんは、1999年に映画『御法度』で俳優デビューすると日本アカデミー賞、ブルーリボン賞、キネマ旬報ベストテンなど数々の新人賞を総ナメに。最近では『まほろ駅前』シリーズや『探偵はBARにいる』シリーズ、『舟を編む』などの映画作品からNHK連続テレビ小説「あまちゃん」「営業部長 吉良奈津子」などのドラマまで幅広く活躍。今年1月から放送された「カルテット」も大きな話題となったのは記憶に新しい。さらに『散歩する侵略者』で長澤さん、松田さんと共演する高杉真宙、恒松祐里、光石研、カンニング竹山、「アンジャッシュ」児嶋一哉といったメンバー。そこにプラスワンゲストとして「FUJIWARA」も参戦する。番組では長澤さんが櫻井翔の意外な素顔を明かすほか、松田さんは松本潤の高校時代のあだ名を暴露。特別企画インベーダードミノ対決で繰り広げられる“大接戦”をお見逃しなく。今回のゲストチームが出演している映画『散歩する侵略者』は『岸辺の旅』や『クリーピー 偽りの隣人』で知られる黒沢清監督がメガホンを取り、劇作家・前川知大率いる劇団イキウメの人気舞台を映画化した作品。数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤さん)。夫・加瀬真治(松田さん)は、毎日散歩に出かけて行く。一体何をしているのか…?同じ頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中に一人、ある事実に気づく。やがて町は急速に不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へと動く。「地球を侵略しに来た」――真治から衝撃の告白を受ける鳴海。混乱に巻き込まれていく桜井。当たり前の日常がある日突然、様相を変える。些細な出来事が、想像もしない展開へ。彼らが見たものとは、そしてたどり着く結末とは…?第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品されたほか、北米、フランス、オランダ、ベルギー、オーストラリア、ニュージーランド、中国、台湾、韓国など合計21か国での世界公開も決定している『散歩する侵略者』は全国公開中。「VS嵐」は9月14日(木)19時~フジテレビ系にて放送。(笠緒)■関連作品:散歩する侵略者 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017『散歩する侵略者』製作委員会
2017年09月14日俳優の松田龍平が8日、都内で行われた映画『散歩する侵略者』(9月9日より公開)の完成披露上映会に、長澤まさみ、長谷川博己、高杉真宙、恒松祐里、前田敦子、満島真之介、児嶋一哉、光石研、黒沢清監督、原作者の前川知大氏とともに登壇した。同作は、国内外で注目を集める黒沢監督が劇作家の前川氏が率いる劇団・イキウメの人気舞台「散歩する侵略者」を映画化したもので、数日間の行方不明の後、夫が“侵略者”に乗っ取られて別人のようになって帰ってくるというストーリー。夫の異変に戸惑いを感じながらも夫婦の再生のために奔走する主人公の加瀬鳴海を長澤が演じ、侵略者に乗っ取られた夫の加瀬真治を松田が演じる。撮影で苦労した点を聞かれると、長澤は「鳴海という人は、理由があって大半は怒っているんですけど、それがすごく大変だった記憶があります。怒る感情ってエネルギーを使うので、精神的にも肉体的にも疲れて、不思議な感覚にとらわれた記憶があります」と回顧し、その怒りを受ける松田は「長澤さんのエネルギーだけがともしびと言うか、(自分に)エネルギーが全然なかったので、ひたすら長澤さんだけを見て宇宙人役をやらせていただきました」とコメント。続けて松田は「(長澤が)本当に怖くて…(笑)、撮影の初めのほうはずっと長澤さんが怒っているばかりでした。"なんでこんなに怒っているんだろう"って気持ちになるくらいで、それは宇宙人の気持ちとリンクする部分があって、僕自身、僕なのか、宇宙人なのかという感覚にとらわれるくらい不思議な経験でした」と打ち明けた。また、侵略者が人間の概念を奪っていくという同作の内容にちなみ、"もし誰かの概念をひとつだけ奪えるなら、誰のどんな概念を奪いたい?"との質問に、松田の落ち着きの概念を奪いたいという満島は、「(松田は)すごく繊細でナイーブな人なんですけど、何を考えているのか表に出てこない。そして落ち着きを取った龍平さんがどうなるかも見てみたい」と目を輝かせ、さらに「気温36℃の中で革ジャンを着て涼しそうな顔をして『元気か? 最近』って言っていましたが、暑かったですよね? 全然分からなかったです」と投げかけられた松田は、「今の俺のモノマネ?」と笑い、「なんかタイプが違いすぎて絡みづらい……苦手ですね」とコメントして会場を沸かせた。そして、同じ質問に「児嶋さんの名前(を奪いたい)」と前田が言うと、児嶋は「仕事なくなるわ! 『児嶋だよ!』がなくなったら何もなくなっちゃう…」と自虐。逆に児嶋は「あっちゃん(前田)のあのギャグ。"私のことは嫌いでも、AKBのことは嫌いにならないでください"っていうギャグ」とイジると、前田は「ギャグじゃない…本気で言ったやつです(笑)」と赤面して突っ込み笑いを誘った。
2017年08月09日札幌・ススキノを舞台に繰り広げられる探偵とその相棒の活躍を描いた、超人気シリーズ最新作『探偵はBARにいる3』。このほど、大泉洋と松田龍平の名コンビの前に立ちはだかる不気味な用心棒役として、最旬若手俳優の志尊淳が出演することが明らかになった。アジア最北の歓楽街である札幌・ススキノ。街の裏も表も知り尽くした“探偵”(大泉洋)とその相棒・高田(松田龍平)が関わる次の事件は、ひとりの女子大生の失踪。ありふれた人探しかと思われた事件の裏には、別の殺人事件の存在が見え隠れしていた。調査を進める中で浮かび上がったのは、モデルクラブの美人オーナー・マリ(北川景子)と、最凶のインテリヤクザ・北城(リリー・フランキー)。卑劣な罠が、次々と探偵と高田に襲い掛かり、やがてもう1つの殺人事件が起こる。高田の敗北、巨額の薬物取引、巧妙なハニートラップ、裏切りに次ぐ裏切り。事態はただならぬ様相を呈し始めていた。そしてマリは、自ら裏社会をも欺き、2人の前にやってくる――。待望のシリーズ3作目に出演することが明らかになったのは、いま最も旬な俳優のひとり、志尊さん。「烈車戦隊トッキュウジャー」の主演で注目を集めて以降、大ヒット映画『帝一の國』への出演、舞台「春のめざめ」で初主演を務め、W主演ドラマ「きみはペット」では特別映像の再生回数が135万回を超えるなど、活躍めざましい若手最注目株として存在感を増している。熱狂的なファンを集める本シリーズを、志尊さんも観客として楽しんでいたそうで「参加が決まったときはとてもうれしかったです。探偵と高田の掛け合いや、お互いの持つ独特の空気感が大好きで。役者として携わっているということを頭に置きつつも、1ファンとして現場に入るのがとても楽しみでした」と、出演の喜びを語る。端正なルックスと変幻自在の演技で女性ファンを胸キュンさせてきた志尊さんが今回演じるのは、リリー・フランキー演じる冷酷非道なヤクザの用心棒・波留(はる)。ビジュアル面にも強いこだわりを見せ、不気味で異様な雰囲気を持つ波留を演じるに当たり、衣裳や髪色なども自ら提案してスタッフと一緒に作りこんでいったそう。これまで演じてきた役のイメージとは異なる、新たなキャラクターについて「すごく異様なキャラクターで、楽しみながら演じさせてもらいました。自分自身でも演じていて、モチベーションがあがる瞬間も多く、撮影が終わった後はすがすがしい気持ちでした」と撮影をふり返っている。今回、探偵と高田の前に立ちはだかるキャラクターとして挑んだアクションシーンについては「総合格闘技をやっていたので、とても楽しみでした。アクションは『絶対に自分でやりたい!』とお願いしていたので、吹き替え(スタント)ではなく全部自分でやりました」という。「やっていてかなり緊迫感があり、毎カット毎カット必死であまり記憶がないほど気合いの入った撮影になりました」とコメント。撮影の合間に時間を見つけては松田さんと練習に挑んだ、という成果が十分に得られた様子だ。志尊さんも「ちょっと緊張感のある部分や、笑いのあるシーンで、波留が作品のスパイス的存在になれたらうれしいです。こういう不気味で異様な役はこれまでなかったので、毎回新鮮でした。この役を通して、僕の新しい姿を見ていただけるチャンスだなと思うので、ぜひたくさんの方に見ていただきたいと思います」と意気込みを見せる本作。お馴染みの探偵&高田と、波留の“ガチバトル”を楽しみにしていて。『探偵はBARにいる3』は12月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月14日大泉洋と松田龍平が演じる、“探偵”と“相棒”のコンビの人気シリーズ第3弾『探偵はBARにいる3』。このほど、本作の“依頼者”北川景子をはじめ、前田敦子、リリー・フランキーも登場する特報映像がWEB初解禁。まさかの展開を迎えていることが分かった。アジア最北の歓楽街である札幌・ススキノを舞台に、その街の裏も表も知り尽くした“探偵”(大泉さん)の活躍を描く本作。今回の依頼は、探偵の相棒・高田(松田さん)が持ち込んだ人探し。失踪した女子大生について調べていくうちに、探偵たちはモデル事務所の美人オーナー・マリに出会い、謎に包まれたマリに翻弄されていく。探偵たちはまたもや大きな事件に巻き込まれていき…。東直己による「ススキノ探偵」シリーズを実写化する本作は、脚本を前2作に引き続き、「相棒」シリーズをはじめ、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズや「リーガル・ハイ」などの古沢良太が担当、今回、監督は「サラリーマンNEO」『疾風ロンド』の吉田照幸が務める。このたびの映像では、お馴染みの「最高」のコンビ、探偵と高田に加え、彼らを翻弄していく依頼者マリ(北川さん)、そして先日、新たにゲストキャストとして発表された、冷酷非道な裏社会の住人・北条(リリー・フランキー)と売春組織に所属する疾走した女子大生(前田敦子)も登場。「最悪」依頼者に、とんでもない「最難関」の事件の予感がヒシヒシ…。高田のアクションもある中、映像の最後には、探偵から高田へ「お前はクビだ…」という衝撃のひと言が。まさか、コンビを解消してしまうのか?それで事件を解決することができるのか?これからの展開も見逃せない映像となっている。さらに本作では、「探偵」シリーズには欠かせないススキノの仲間たち、田口トモロヲ、松重豊、マギー、安藤玉恵、篠井英介、片桐竜次が続投し、さらにはヒロイン・マリの過去を知る元・伝説のコールガール、モンロー役の鈴木砂羽も出演する。新たなメンバーも加わったシリーズ第3作に、引き続き注目していて。『探偵はBARにいる3』は12月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年06月30日第70回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品され、世界中の注目を集めた黒沢清監督作『散歩する侵略者』。長澤まさみと松田龍平は夫婦役で共演したことでも話題の本作が、この度北米をはじめ、フランス、オランダ、ベルギー、オーストラリア、ニュージーランド、中国、台湾、韓国など合計21か国での世界公開が決定。さらに本作の予告編も公開された。数日間の行方不明の後、不仲だった夫がまるで別人のようになって帰ってきた。急に穏やかで優しくなった夫に戸惑う加瀬鳴海(長澤まさみ)。夫・加瀬真治(松田龍平)は、毎日散歩に出かけて行く。一体何をしているのか…?同じ頃、町では一家惨殺事件が発生し、奇妙な現象が頻発する。ジャーナリストの桜井(長谷川博己)は取材中に一人、ある事実に気づく。やがて町は急速に不穏な世界へと姿を変え、事態は思わぬ方向へと動く。「地球を侵略しに来た」――真治から衝撃の告白を受ける鳴海。混乱に巻き込まれていく桜井。当たり前の日常がある日突然、様相を変える。些細な出来事が、想像もしない展開へ。彼らが見たものとは、そしてたどり着く結末とは…?本作は、『岸辺の旅』で第68回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞を受賞し、国内外で常に注目を集め、『クリーピー 偽りの隣人』でもその手腕を発揮した黒沢監督が、劇作家・前川知大率いる劇団イキウメの人気舞台「散歩する侵略者」を映画化。主人公・加瀬鳴海役を長澤さん、「侵略者」に乗っ取られた夫・加瀬真治役を松田さんが演じるほか、一家惨殺事件の取材中に「侵略者」に出会い、半信半疑ながらも巻き込まれていくジャーナリスト・桜井役に長谷川博己、桜井が密着取材を申し入れる若き「侵略者」たち、天野役に高杉真宙、立花あきら役に恒松祐里。そのほか前田敦子、満島真之介、児嶋一哉、光石研、東出昌大、小泉今日子、笹野高史ら豪華キャストが集結している。到着した予告編では、数日間の行方不明の後、別人のようになって帰って来た夫と戸惑う妻という日常の風景が、「本当は宇宙人なんだ」と、突然“侵略者”を名乗る夫の告白で大きな異変へと発展していく様子が描かれる。その斬新なストーリーは、衝撃のサスペンスから切ない愛のドラマへ――。「愛か?滅亡か?」全く先が読めない展開にますます期待が高まる。さらに、侵略者に密着取材を申し込むジャーナリスト・桜井や、小泉さん、笹野さんら初出し映像も盛り込まれている。『散歩する侵略者』は9月9日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:散歩する侵略者 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017『散歩する侵略者』製作委員会
2017年06月23日俳優・松田龍平が、エルメネジルド ゼニア(Ermenegildo Zegna)のスーツを纏い、第70回カンヌ国際映画祭に登場した。松田が身に着けたのは、エルメネジルド ゼニアのスーツとタキシード。スーツは、爽やかなブルートーンのグレンチェック柄で、エルメネジルド ゼニア クチュールのウールシルク素材で仕立てたものだ。シャツはピュア コットン素材を選び、足元はダークグリーンのローファーで抜け感を出した。軽やかな着こなしだが、スーツとシャツを同じブルートーンで統一することで、洗練された印象に映る。一方、レッドカーペットには、シックなタキシード姿で現れた。エルメネジルド ゼニアのコレクションから、1つボタンのタキシードを選び、それに合わせて、コットン地のタキシードシャツ、ボウタイなど、すべてエルメネジルド ゼニアのアイテムでまとめている。落ち着きのあるコーディネートだが、レザーシューズのパテントカーフ素材が上質な光沢感を放ち、程よいアクセントを加えている。なお、松田龍平は、2017年9月9日(土)より全国公開となる映画『散歩する侵略者』に出演。黒沢清監督のサスペンス作品で、女優・長澤まさみと夫婦役を演じる。今回の第70回カンヌ国際映画祭では、映画『散歩する侵略者』の記者会見とプレミア上映を行った。【問い合わせ先】ゼニア カスタマーサービスTEL:03-5114-5300
2017年05月25日松田龍平が“おじさん”役を演じる映画『ぼくのおじさん』。この度、5月10日(水)のDVDの発売を記念して、「プール de シネマ」第2弾として貸切の試写会を開催することが決定した。本イベントでは、プレミアムフライデーが掲げる「ちょっと豊かな金曜日」になるよう、「ホテルのプールで映画を鑑賞する」という普段体験出来ないプレミアムな体験を提供する。先日開催された『大奥』『またまたあぶない刑事』に続き、今回の第2弾では昨年11月に公開された、主演・松田さん×監督・山下敦弘の新しいタッグが放つ、ホームコメディ&ロードムービー『ぼくのおじさん』を上映する。原作は、芥川賞作家・北杜夫が持ち前のユーモアを存分に発揮し、和田誠のイラストと共にいまもなお幅広い世代に愛され続ける同名作。学校の作文コンクールの宿題を課せられた小学4年生のぼく=春山雪男。作文コンクールの課題は「周りにいる大人について」。お小遣いはくれないし、勉強も教えてくれない。スポーツも全然ダメで、何かにつけて屁理屈ばかり…ぼくは、居候の“おじさん”について書いてみることにした。ある日おじさんは、お見合いで 出会った、ハワイの日系4世の美女・稲葉エリーに一目ぼれ。だが、エリーは祖母が経営するコーヒー農園を継ぐためにハワイに帰ってしまう。エリーに会いたい一心で、あの手この手を駆使してハワイへ行く策を練るおじさんだが、ことごとく失敗で落ち込むばかり。しかし奇跡が訪れ、おじさんと雪男はエリーを追いかけてハワイへ行くことに!おじさんの恋は一体どうなってしまうのか…というストーリー。松田さんのほか、雪男役には大西利空、おじさんが一目惚れするマドンナに真木よう子。また戸次重幸、寺島しのぶ、宮藤官九郎、キムラ緑子、戸田恵梨香ら実力派豪華キャストが集結。作品の舞台になったハワイをイメージさせるプールで、映画を観ながら温水のプールにてゆったりとプレミアムな時間をお楽しみあれ。<プール de シネマイベント概要>・日時:5月26日(金)17時30分開場、18時30分上映・場所:ジェクサー・フィットネスクラブ 大宮・料金:無料 ※水着着用(アロハなどハワイをイメージさせる上着着用も可)・参加者:100名事前申込制・申込期間:4月17日(月)~『ぼくのおじさん』DVDは5月10日(水)より発売。(cinemacafe.net)■関連作品:ぼくのおじさん 2016年11月3日より全国にて公開(C) 1972 北杜夫/新潮社(C) 2016「ぼくのおじさん」製作委員会
2017年04月12日映画『月と雷』が、2017年10月7日(土)よりテアトル新宿ほか全国公開される。原作は直木賞作家・角田光代の、2012年に出版された長編小説『月と雷』。角田作品は世代を超えて女性の支持を得ており、今までに『八日目の蝉』や『紙の月』などが映像化され、大ヒットを記録している。映画『月と雷』は一つどころに定住しない根無し草のような女・直子とその息子の智、その母子と過去に一緒に住んだ男の娘・泰子の物語だ。「親と子」「家族」「生活」の意味を根源から問いかける角田光代の真骨頂ともいえる作品に仕上がっている。主人公の泰子を演じるのは、初音映莉子。映画『ノルウェイの森』 に出演、『終戦のエンペラー』でハリウッドデビューも果たしており、『月と雷』では自身と同年代の女性の繊細な心の機微を表現している。初音と共に主演を務めるのは俳優の高良健吾。『軽蔑』で第35回日本アカデミー賞新人俳優、『横道世之介』で第56回ブルーリボン賞主演男優賞を受賞。NHKドラマ「ぺっぴんさん」で主人公の幼馴染を演じるなど、その突出した演技力と存在感に注目が集まっている。高良が演じる智は、泰子と同じ過去を共有し、突如として泰子の日常に大きな変化をもたらす重要な役どころだ。監督を務めるのは『blue』『海を感じる時』の安藤尋。リアルな台詞と丁寧な演出で、地方都市で生きる登場人物の心理描写を強く描き、小説の世界観を新たに拡げている。【詳細】映画『月と雷』公開時期:2017年10月7日(土)テアトル新宿ほか全国公開出演:初音映莉子、高良健吾、藤井武美、黒田大輔、市川由衣、村上 淳、木場勝己草刈民代監督:安藤尋脚本:本調有香原作:角田光代©角田光代/中央公論新社 ©2017「月と雷」製作委員会【ストーリー】幼少の時に母が家出し、“普通”の家庭を知らぬまま大人になった泰子(初音映莉子)。仕事はスーパーのレジ打ちで、ほとんど家と職場を往復する代わり映えのない日々を過ごしている。婚約者も出来、結婚の準備を進めていた。亡くなった父が残してくれた持ち家で暮らし、生活の基盤はしっかりしている。刺激に満ちた生活を送っているわけではないが、「あたしはこれから普通の家庭を築き、まっとうな生活を 重ねていく―。」結婚を控え、そう考えていた。そんなある日、かつて父が愛人として連れてきた女・直子(草刈民代)の息子・智(高良健吾)が突然泰子の前に現れる。かつて半年間だけ一緒に暮らした男だ。無邪気な笑顔を浮かべる智。“普通”の家族を知らぬまま大人になった二人。大きな喜びはないが小さな不幸もない平板な泰子の生活が立ちどころに変わっていく。
2017年03月16日直木賞作家・角田光代の長編小説「月と雷」が、初音映莉子と高良健吾主演で映画化されることが決定。『blue』 『海を感じる時』の安藤尋監督がメガホンを取り、10月より公開されることが分かった。本作は、「対岸の彼女」「八日目の蝉」「紙の月」などで知られる、世代を超えて女性の支持を得ている作家・角田氏の2012年に出版された同名小説。一つどころに定住しない根無し草のような女・直子とその息子の智、そしてその母子と過去に一緒に住んだ男の娘・泰子の物語だ。幼少のときに母が家出し、“普通”の家庭を知らぬまま大人になった泰子。仕事はスーパーのレジ打ちで、ほとんどは家と仕事場を往復する日々を過ごしている。刺激に満ちた生活を送っているわけではないが、婚約者も出来、亡くなった父が残してくれた持ち家で暮らし、生活の基盤はしっかりしている。そんなある日、父の愛人の息子・智が突然泰子の前に現れたことによって、大きな喜びはないが小さな不幸もない平板な泰子の生活は立ちどころに変わっていく…。「親と子」、「家族」、「生活」の意味を根源から問いかける角田光代の真骨頂ともいえる作品。主人公・泰子を演じるのは、『ノルウェイの森』『ミツコ感覚』などに出演し、『終戦のエンペラー』ではハリウッドデビューも果たしている初音さん。そして、初音さんと共に主演を務めるのは、『軽蔑』で第35回日本アカデミー賞新人俳優賞、『横道世之介』で第56回ブルーリボン賞主演男優賞を受賞し、現在放送中の連続テレビ小説「ぺっぴんさん」では主人公の幼なじみを演じるなど、多くの映画監督から愛される実力派俳優の高良さん。本作では、泰子と同じ過去を共有し、突如として泰子の日常に大きな変化をもたらす役、智を演じる。泰子について初音さんは、「大好きな父を亡くし、東京に出るわけでもなく、清算しきれない過去を持ちながら、人の人生にかかわることに積極的でない女性」と説明し、「自分が持っていたもの、現場で感じたことを一番大切にし、心のアクセルとブレーキを小さく刻みながら、この役を作り上げました」と役作りを明かす。また高良さんは、「まず台本を読んで、智の行動を智自身掴み切れてないからこそ、智に対してしょうがないと思えるところがいくつもありました。多くを理解しながらというよりは、その場その場で演っていた記憶です。そして、そこには智の切なさがいつも側にあったと思います」とコメントしている。そして安藤監督は、「初音映莉子さんが、美人であることは面接で分かっていたのですが、実はかなりぶっ飛んだスンゲー女優であり、高良健吾さんがとにかくいいヤツに輪をかけたようにいいヤツで、さらに輪をかけてプロフェッショナルな俳優であることを目の当たりにし、とても貴重な体験でもありました」と主演の2人を絶賛。原作者の角田氏も「映画では、登場する人物のひとりひとりが、みんな、断然、小説よりもすてきな人だ。それは生身の人が演じているからかもしれない。俳優さんと女優さんが、登場人物たちの不器用な時間を、ていねいに真摯に生ききってくれているからかもしれない」と映像化についてコメントを寄せている。『月と雷』は10月、テアトル新宿ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年03月12日俳優・松田龍平(33)が3月12日、自身のインスタグラムに妻の太田莉菜(29)の写真を投稿したことがはやくも話題になっている。 松田夫妻といえば、2月に別居が発覚したばかり。太田が若手俳優と不倫関係に陥り、松田と愛娘を捨てて家を飛び出したという別居に至るまでの経緯が『女性セブン』に報じられている。一部では松田が離婚の意志を固めた、という噂もささやかれているのだが――。 「松田さんは今でも『きっと戻ってきてくれる』と信じてやまないそうです。世間では不倫の末に家を出ていった太田さんがバッシングされていますが、彼は『ちゃんと繋ぎ止められなかった自分も悪かった』と周囲に漏らしているんだとか。太田さんが不倫していたことが事実なら、彼は本当に寛容ですよね」 インスタグラムでは、彼はこんなコメントとともに愛妻の写真をアップしている。 《僕の大切な人であり、逞しい母です。#太田莉菜》 さまざまな疑惑を払拭する投稿だけに、投稿からわずか数時間で「いいね!」は2万件超。コメント欄には松田にむけた応援メッセージが殺到している。 《へんな噂なんて気にしないでくださいね!素敵です!》《この写真のチョイスからして大切さが伝わってきます》《本当に素敵な心の持ち主。いつもときめかせてもらっていますよー応援しています》《素敵な夫婦》《相思相愛、いつまでもリスペクトしあえる夫婦であってほしい》 夫婦の幸せを祈るばかり――。
2017年03月12日「あかりをつけましょキャンドルに、お花をあげましょ紅いバラ♪」今日は楽しいひな祭り。女の子の健やかな成長と良縁を願う特別な日…だというのに、芸能界は相次ぐ不倫報道に揺れていますね。出家の置き土産に不倫を暴露されたバンドマンが謝罪とか、奪略愛の末に、大物カップルが結婚準備を進めているらしいとか、びっくりなニュースが続いて頭がついていかない~。■太田莉菜はなぜ不倫したのか?そんな中、お嫁にいらした姉さまが、子どもを置いて他の殿方の寝所に潜り込んでいた、という報道にも唖然とさせられましたよね。雰囲気のある美男美女でお似合いだと思ってたのに本当残念だわ。ええ、松田龍平さんと太田莉菜さんの話です。松田さんが「仕事や飲み歩きであまり帰ってこなかった」のが本当なら、その寂しさを埋めるために…という気持ちもわからないではありません。でも、子どもを放置して年下イケメンのもとに走るのはちょっとさ。デキ婚とはいえ、かつてはバラエティ番組で「旦那が自分の人生からいなくなるのは考えられない」なんてノロケていたのに、何が太田さんをそうさせてしまったのでしょう。辛口占い師として人気の魚ちゃんが監修するモバイルサイト『愉快痛快魚ちゃん』で、二人の結婚相性や太田さんの恋愛傾向、松田さんに対する太田さんの本音を占ってみました。■【結婚相性】松田龍平×太田莉菜まずは、松田さん目線で二人の結婚相性を見てみましょう。◎落ち着いた結婚生活はムリ「結婚というと、落ち着くというイメージがあるかもしれませんケドね。あの方の場合、独身だろうが結婚しようが、ずーーっと好奇心で生きていきマス!!それで、その好奇心を一緒に楽しむコトができれば、二人で生きていく道も、見えてくるんデスよー!!」出産後、育児に専念していたら産後うつのような状態になってしまったという太田さん。そこから立ち直らせるべく松田さんが、仕事を再開したら?と勧めたことが、今回の事態を引き起こす一因となったと言われています。もともと好奇心旺盛なうえ、早くから刺激に満ちた芸能界にいた彼女にとって、家事と育児に追われる日々は我慢できないものだったのかもしれません。だからと言って既婚者が、好奇心の赴くままに恋をするのは、いかがなものかと思いますが。■太田莉菜の恋愛スタイルお次は太田さんの恋愛傾向について。こちらも結婚と同じで、落ち着いた恋愛はできない人みたいです。◎パターン化すると飽きる「毎回同じトコロで待ち合わせて、同じパターンで過ごして…。恋愛をしていると、そうやって、ある程度二人なりの形ができてきマスよね?デモ太田莉菜サンは、それはダメなんデス!飽きちゃうんデス!これはもう、歳をとったからとか何回恋愛をしたからとか、関係ありません!!」◎太田莉菜に合ってる恋愛は?「お互いに自由にしている関係デス。“この曜日はデートをする”と決めない。仕事とか友達との時間を優先することもいっぱいある。そういう関係ができれば、この方はとってもいい気分で恋愛ができるんデス。それで、恋人に会ったときには、めちゃめちゃ甘い雰囲気になりマス!!」相手が安定した関係を望むと「飽きた」って逃げちゃうタイプなんですね。それじゃ禁断の恋を選んでも仕方ない?背徳感のある恋なら、ドキドキ続きで退屈するヒマなんてないだろうし。■夫に対する太田莉菜の本音この一件で、誰もが憧れるカッコイイ俳優から一気にカワイソウな夫ポジションにスライドした感のある松田さん。奔放な妻・太田さんは彼のことをどう思っているのでしょうか?◎松田龍平は面白くない?「松田龍平サンのこと保守的だって思っているんデスよ!太田莉菜サン は、とーーーーっても冒険好きなんデス!安全な道を歩いていたら、すぐに飽きてしまう人なんデス!だから、一緒にいる異性も、かなりガンガンチャレンジしていくタイプじゃないと、面白くないんデスね!」実際、松田さんが保守的かどうかは不明ですが、太田さんからはそう見えているようで…。まあ性格的におとなしめで、ゲーマー&オタク気質とも言われてるし、そういう部分もあるのかも。太田さん的には、パパ(優作さん)みたいなアウトロー系の人のほうが好みだったのかしら?あ、弟の翔太さんも遊んでるイメージがありますよね。■太田莉菜の現在の恋最後に、太田さんが今している恋について占ってみたところ…◎浮気ではなく本気?「太田莉菜サンは安定があまり好きではないのと、好奇心がとーーっても旺盛な方デスから、もしかしたら浮気ではなくて本気でほかの人にひかれている可能性があるんじゃないデスかーー!!とにかく、器用に遊びで浮気ができるタイプではないデスが、そのぶん本気で好きになったら、ぜーったい自分を曲げない、打たれ強いところが出てきてやっかいかもしれません!!」器用に遊べない、というのは確かに!今は年下の彼が本命!? そう思って『カルテット』を見たら、なんだか切なくなっちゃいそうですね。太田さんが松田さんに出会ったのは17歳の頃。そして21歳で結婚…と、ほとんど他の人と恋をすることもなく大人になったから、現在進行中の恋が楽しくて仕方ないんだろうな、なんて気も。(そういえば宮崎あおいさんが高岡奏輔さんと付き合い始めたのは中学生の頃だった!)…にしても太田さん、あの松田龍平を捨てた女ってことは、日本中の女性を敵に回したわね?あなた。そして相手の男!今は「特定されたらどうしよう」とビクビクしているでしょうけど、太田さんとの関係が始まった頃は、超絶気分が良かっただろうな。なんてったって、あの松田龍平の妻を寝取ったわけですから!監修者紹介魚ちゃん(さかなちゃん)韓国出身。新大久保で「三姉妹+1」という店を経営する傍らお客さんを占っていたところ話題に。多くのTV番組に出演し、一躍大人気占い師となる。2011年11月には赤坂に新店舗「魚とこざかな」もオープン。占いは独学で勉強。名前や生年月日よりその人の性格を占う。占い結果が悪くてもズバッと伝えるその鑑定スタイルから激辛占い師と呼ばれることも多い。出演番組:スクール革命、スッキリ!、メレンゲの気持ち、行列のできる法律相談所、Music Lovers、中居正広のザ・大年表、もてもてナインティナイン、ひみつの嵐ちゃん、私の何がイケないの?等多数。
2017年03月03日俳優の松田龍平さん(33)が、妻でありモデル・女優の太田莉菜さん(29)との離婚を決意したと、『女性セブン』2017年3月9日号が報じています。『女性セブン』によると、一昨年の秋に龍平さんが長期ロケで家を空けた際、妻の莉菜さんは、7歳の娘を残して自宅から姿を消したとのこと。さらに、莉菜さんが娘を置いて失踪した背景には、若手俳優の存在があるということです。莉菜さんは長女を出産してから半年後には、事務所を移籍して芸能活動を再開。業界内の付き合いで深夜のパーティーなどにも顔を出すようになったといいます。『女性セブン』が莉菜さんを知る関係者に取材した話では、莉菜さんは仕事で知り合った若手俳優と特別な仲になり、その彼の元へ行くためにしばらく家を開けていたのだそうです。結果、龍平さんと莉菜さんは別居状態となり、子どものことを考えた龍平さんは離婚の意思を固めたといいます。龍平さんは現在、TBS系ドラマ『カルテット』に出演中。ドラマが一段落した時点で離婚届が提出されるのではないかということです。●ネット上では「子どもが一番の被害者」「母親失格」と厳しい声この報道についてネット上では、『自分の子供よりも男を取ったなんて…考えられない』『本当だったら龍平くんが気の毒すぎる。でも、子どもが一番気の毒』『夫婦のことは2人にしかわからないから何とも言えないけど、子どもを置いて行くのはおかしい』『子どもがとにかく気の毒。子どもが一番の被害者』『これがすべてじゃなくて、夫婦間で何かあったとしても、普通は子どもを置いていけないよ…』『子どもを置いてまで他の男に走りたくなる理由があったのかもしれないけど、母親としては最低』『宮沢りえも子どもを置いて男と旅行行ってたよね。でももっと最低だわ』『本当だとしたら太田莉菜にはガッカリ』『子供連れて出ていったなら奥さんに同情できるけど、置いて行ったなんて…ありえない』『これじゃ松田龍平がかわいそすぎる』『女性に浮気されてしまうと、男性って立場ないね』『周りがとやかく言うことじゃないけど、子どものことを第一に考えてほしい』『夫婦のことだからいろいろあるのかもしれないけど、子どもが一番かわいそう』『龍平もかなり遊んでた気がするけど、子どもを置いて出て行ったのは母親失格だね』『子どもを捨てて出て行く母親とか、まったく理解できない』など、龍平さんとお子さんに同情する声や、子どもを置いて出て行ってしまったという莉菜さんに対する厳しい声が多くあがりました。莉菜さん側の主張が何もないため、莉菜さんだけを一方的に責めるのは疑問に感じますが、子どもを置いて出て行ってしまったということについては、やはり女性層、特にママ層からは受け入れがたいことでしょう。今後、本当に離婚するにしても、一番の被害者であるお子さんの気持ちをしっかり尊重していってほしいと思います。※画像はイメージです。●文/ぶるーす(芸能ライター)
2017年02月23日俳優の大泉洋、松田龍平、北川景子が1日、映画『探偵はBARにいる3』(2017年冬公開)の製作発表会見に登場した。同作はミステリー作家・東直己の「ススキノ探偵シリーズ」を実写化。2011年、2013年に映画化し、シリーズ第3弾となる。札幌・ススキノを舞台に、探偵・大泉と、その相棒・松田が様々な事件に関わっていく。今回のヒロインとして、北川が新たに加わることとなった。4年ぶりとなる新作に、松田が「大泉さんが忙しいから」と言い訳すると、大泉は「あなたこそ、連ドラ(TBS系ドラマ『カルテット』)やってるよね今?」と抗議。大泉は「なんで連ドラ受けるの!?決まってましたよねこっち」と責めたが、松田は「とにかくうれしいです。ありがとうございます」とかわしていた。2月中旬からの撮影に、大泉はなおも「本当に心配なのは松田くんのスケジュール」と不安げな様子に。「(『カルテット』が)『トリオ』っていうタイトルに変わるんじゃないか、なんとか残りの3人でやってもらうしかない」とドラマについて心配しながら、「アクションとかもあるので、『バイオリン弾いてんじゃねーよ』と私は思っちゃいますけど」と、訴えていた。大泉の心配に「大丈夫です」と主張していた松田だが、『3』の脚本の印象を聞かれると「ちょっとまだ読んでなくて……ドラマが忙しくて」と爆弾発言。大泉は「嘘でしょ!?」と驚愕し、「絶対言わないほうがいいよ! すごくないですか、この役者!!」と会場に訴えた。松田が「全体的になんとなく読んで。シンプルに面白さを凝縮した……」と言いつくろうと、大泉が「読んでないんでしょ!!読んでないのにやめてよ!!」と激しくつっこんだ。松田がさらに「『探偵』の面白さの原点回帰ですかね」と強引にまとめると、大泉は「なんで言おうとする!? 読んでないのに!!」と驚いた。オフマイクで「やばいやばい」と言う松田に、大泉は「まだありますから、じっくり読んでいただいて。面白いんですよ今回も」とフォロー。松田も「面白いんですよね」と読んだ体で頷いていた。
2017年02月01日大泉洋&松田龍平コンビによる人気シリーズの最新作『探偵はBARにいる3』が前作から4年ぶりに製作されることが発表され、謎めいたヒロインを北川景子が演じることも決定!まもなく北海道で始まる撮影を前に、2月1日(水)、3人が揃って会見に臨んだ。北海道生まれの作家・東直己のハードボイルド小説「ススキノ探偵」シリーズの実写化第3弾。探偵(大泉さん)の相棒・高田(松田さん)が持ち込んだ人探しの依頼をきっかけに、2人がまたまた騒動に巻き込まれていくことに…。北川さんは裏社会ともつながりを持つ、謎めいたモデルエージェンシーのオーナーを演じる。大泉さんは4年ぶりの新作について「『2』が終わってすぐに『3』を作ることは決定していたんですが、そこからじっくり台本作りをして、ついに最高に面白いものを作れる時が来ました!」と満を持しての『3』への並々ならぬ意気込みを口にする。ところが、松田さんはこの4年の空白について「大泉さんが忙しくてできなかった」と告発。これには大泉さんがすぐさま「それは違う(笑)!」と反論!逆に現在、連続ドラマ「カルテット」出演中の松田さんに対し「あなた、連ドラやってて大丈夫?ヴァイオリン弾きながらアクションとか勘弁してよ!何年も前に(映画の撮影スケジュールが)決まってたのに、なんでドラマ引き受けちゃったのよ?」とツッコミ、笑いを誘う。「心配は龍平くんのスケジュール。(ドラマ『カルテット』の)タイトルが『トリオ』に変わるんじゃ?」と不安を口にする。さらに、本作の見どころに話題が移ると、松田さんは「まだちゃんと読んでない。ドラマが忙しくて…(苦笑)」と正直すぎる答えで、これには大泉さんも「うそでしょ?ビックリしました」と唖然。「そうだとしても普通は言わないでしょ…」と驚愕していた。探偵と高田さながらのやり取りに、この会見開始の15分ほど前に初めて2人と顔を合わせたという北川さんも笑いがこらえられない様子。もともと、シリーズのファンだったとそうで、今回、謎めいたヒロインでの参戦ということで「嬉しいです。いままで、あまりやっていないタイプの役で、新しい挑戦になる」と意気込む。大泉さんは北川さんの役柄について「よく受けていただいた。悪女的なところもあり、我々が見てきた北川景子とは違う面が出てくる」と語り、さらには「そんなこともするのか!?というシーンもある。個人的には、そんな北川景子はあんまり見たくない。やらない方がいいんじゃないかと思う」と独特の表現で、これまでの北川さんのイメージを塗り替える役柄になると予告した。シリーズの中では、探偵が雪に埋められたり、ジャンプ台から飛び降りたりと散々な目に遭うのがお決まりとなっているが、今回、どんなひどい目に遭うのか…?大泉さんは「海が利用されます」とその一端を明かし「どうやって撮るのか…?死んじゃうぞ!書くのは簡単だけど…。マイナス何十度まで耐えられるウェットスーツの採寸があったけど、何に使うのか…」とぼやき気味に語っていた。『探偵はBARにいる3』は2月中旬より撮影開始。2017年冬公開予定。(text:cinemacafe.net)
2017年02月01日