冬から夏にかけて抜群に美味しくなる「ホタテ」。冷凍技術が進化して質のいい冷凍ホタテが季節を問わず手に入りやすくなりましたね。バターソテーやフライなどもいいですがプリプリでねっとり食感が愉しめるのはやっぱり生食。冷凍技術が進んだ今は、解凍方法に気を付ければドリップが流れ出ることなくおいしく味わえます。そこで今回は、ホタテの解凍方法のポイントをはじめ、ホタテ生食絶品レシピをご紹介します!今回は生食なので冷凍のホタテを選ぶ際には、必ず「生食用」と記載されているものをお使いください。■生食用冷凍ホタテを美味しく解凍する方法【用意するもの】・大きめのボウル・氷・塩・ラップ1、大きめのボウルに冷凍ホタテと同量の氷と小さじ1杯の塩を入れ、凍ったままのホタテを入れます。2、ラップをしたらそのまま常温で、約3~5時間程度で解凍されます。氷が解けてきてもそのままで大丈夫です。少し時間はかかりますがぜひ一度この解凍方法をお試しください。・生ホタテを味わうとろけるホタテレシピ■ごま油香る!漬けホタテお刺身でもたべられるホタテをしょうゆとごま油に漬け込むことで、ねっとり濃厚な味わいになる「漬けホタテ」。ポイントは、ホタテの水分をしっかり拭いてから漬け込むこと。おつまみにも、白いご飯にもピッタリのクセになる美味しさです。■ホタテの梅カルパッチョオリーブオイルベースの梅ドレッシングの酸味とホタテの甘みが絶妙なバランス。和風なのに白ワインにもぴったり。ルッコラの緑とプチトマトの赤を加えて、彩りよく盛り付けて気分を高めてくださいね。■ホタテのピリ辛韓国風 焼き海苔添えタンパク質14.6g、脂質2.7g、炭水化物8.1g、食塩1.1gの低糖質レシピ。ピリ辛なお味がお酒のおつまみにピッタリ。添えた焼き海苔に巻きながら頂きます。<レシピのポイント・コツ>肝臓のサポートにピッタリのおつまみです。ホタテの旨みと甘みを生かして、薬味と味付けは控え目に。マグネシウム等ミネラルが豊富な焼きのりで包んでいただきます。アルコールの代謝時に多くの活性酸素が発生しますので、抗酸化作用のある大葉やエゴマ葉などもプラスするとさらに良いでしょう。■カブとホタテのホワイトリースサラダカブとホタテをリースのように交互に並べて作る一品は映えること間違いなし!カブは塩を振って余分な水分を出すと食感を柔らかくなります。ホタテをレモン汁、塩、ホワイトペッパーで和えておき、綺麗に並べドレッシングをかけて完成です。■簡単絶品!ホタテのゴマ漬け丼みりんとしょうゆ、すりゴマで和えたホタテを温かいご飯に乗せた漬け丼は大葉の香りが食欲をそそります。ワサビを溶かしながら召し上がれ。今回ご紹介した生ホタテレシピは、どれもお酒に合うものばかり!特別な日のディナーや、のんびり過ごす週末のブランに是非作ってみてください。 参考文献:北海道ぎょれん 産直ネットショップ
2022年03月11日日本料理の代表と言っても過言ではない「天ぷら」。サクサクとした衣に包まれた野菜や海の幸はとってもおいしいですよね。しかし、いざ調理するとなるとその手順の多さに「面倒くさい!」となってしまいがちな料理でもあります。天ぷらのおいしさをそのままに、いつでも手軽に食べられたら便利ですよね。そこで今回は、天ぷらの冷凍保存や活用アイデアについてお伝えしていきたいと思います。■余った天ぷらは冷凍保存がおすすめ!天ぷらは作る手間が大変でありながら、時間が経つと衣のサクサク感やおいしさがすぐに失われてしまいます。つい作りすぎてしまい「余った天ぷらをどうしよう…」と悩んだことがある方も多いのではないでしょうか。そんなときにおすすめなのが冷凍保存です!こちらでは、天ぷらの冷凍保存のメリット3つをご紹介していきます。・酸化を遅らせることができる1つ目のメリットは、天ぷらの天敵である酸化を遅らせることができるという点です。天ぷらは時間が経てば経つほど含まれた油が酸化してしまい、べたついて本来のおいしさが失われていってしまいます。しかし、冷凍保存すれば酸化を遅らせることができるため、天ぷらのおいしさをキープすることができます。酸化だけではない危険な常温保存天ぷらの常温保存には、酸化だけでなくもう一つ気を付けなくてはいけないものがあります。それは食中毒です。食中毒を引き起こす細菌の多くは、20℃前後で活発に増殖し始めます。特に、湿度も気温も高くなる梅雨から夏場にかけては、細菌の増殖が最も活発になるといわれています。・酸っぱい匂いがする・油の味がつよいこういった状態になった天ぷらはすでに傷んでいる可能性があるため、食べたり冷凍保存したりせずに処分しましょう。・食べたいときに食べられる2つ目のメリットは、冷凍保存することで食べたいときにすぐ食べられることです。調理に手間と時間がかかってしまう天ぷらですが、冷凍しておけばいつでも解凍してすぐに食べることができます。ここでのポイントは、1食分ごとに冷凍しておくことです。少量ずつ解凍できるように保存することで、数回にわけて天ぷらを楽しむことができます。・アレンジして楽しむことも3つ目のメリットは、普段天ぷらでしないようなリメイクやアレンジを楽しめるという点です。冷凍保存した天ぷらはそのまま食べてもおいしいですが、解凍後はどうしても揚げたてのサクサク感はなくなってしまいます。解凍後の天ぷらの食感が気になるときには、天丼や卵とじ、出汁茶漬けの具にするなどがおすすめです。アレンジすることで衣の食感も気にならなくなりますし、いつもと違った天ぷらのおいしさに気付けるかもしれません。■冷凍してもおいしい!天ぷらを作るときのコツ冷凍してもおいしい天ぷらを作るには、いくつかのポイントがあります。それらのポイントを抑えて作ることで、解凍後もおいしさを保つことができます。・水分の少ない食材を選ぶ1つ目のポイントは「水分」です。冷凍保存用の天ぷらは水分が少ない食材で作ることをおすすめします。天ぷらを作ったときに、それほど時間が経っていないのにもかかわらず、なぜか衣がしなっとしているという経験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか。それは、食材に含まれる水分が衣に染み出てしまっているからです。冷凍、解凍した天ぷらは、出来立てよりも衣が食材の水分を吸ってやわらかくなりやすいため、水分の少ない食材を選ぶようにするといいでしょう。水分の少ない食材とは?野菜はさつまいもなどの芋類や根菜が水分が少なく、続いてきのこ類、最後に葉物という順番になります。冷凍天ぷらにする場合は、さつまいもやかぼちゃ、れんこんなどがおすすめです。たまねぎやシソなどは水分が多い食材になるため、冷凍保存にはあまり向きません。また、水分の少ない芋類でも、食材自体が冷凍保存向きではないじゃがいもも避けたほうがよいでしょう。天ぷらと言えば海の幸も多いですが、こちらは水分量に大きく差がないためそれほど気にしなくてもよいでしょう。・重曹+冷水でサクサク衣に2つ目のポイントは、衣の作り方です。通常、天ぷらの衣は卵と薄力粉と冷水を合わせて作ります。しかし、冷凍する天ぷらはそれだけではサクサク感を保つことが難しいため、さらにそこに重曹を加えます。使用する分量は、薄力粉100gに対し重曹(またはベーキングパウダー)小さじ1/4です。まず卵と冷水を混ぜ合わせ、そこに薄力粉と重曹を加えます。衣に重曹を加えることで、揚げたあとに衣が通常よりふわっとしてサクサク感も増します。さらに解凍後もそのサクサク感が保たれるため、天ぷらの食感をできるだけキープしたいという方におすすめです。・かき揚げ作りのポイントは3つ!様々な食材を合わせて天ぷらにするかき揚げの場合は、他の天ぷらとは違いおいしく作るためのポイントが3つあります。1.先に小麦粉をまぶしておくまず1つ目は、衣をつける前に食材に小麦粉をまぶしておくことです。小麦粉をまぶしておくことで、食材同士がくっつきやすくなり、揚げた後も離れにくくなります。冷凍しない場合でも、天ぷらをつくるときに覚えておくと、きれいなかき揚げを作ることができるテクニックです。2.水分が少ない食材で2つ目は水分の少ない食材を組み合わせることです。先ほどもお話しましたが、水分が多い食材での冷凍天ぷらは、衣がしなっとしやすくなってしまいます。かき揚げ作りでも同じ理由からおすすめできません。かき揚げの定番といえば玉ねぎや椎茸ですが、それらは水分を多く含んでいるため冷凍するには不向きといえます。にんじん、ごぼう、えびなど水分が少ない食材を組み合わせて作ることで、食感が損なわれにくくなり解凍後もおいしくいただけるでしょう。3.厚さは薄めを心がけて3つ目はかき揚げの厚さです。厚みのあるかき揚げは食べ応えがありとても魅力的ですが、冷凍するものに関しては薄めに作ることをおすすめします。厚みのあるかき揚げだと、解凍するときに中心部まで熱が届きにくくなってしまいます。食材を小さめに切ったり衣を薄くつけたりして、薄めに作ると解凍しやすくなるでしょう。■天ぷらの冷凍保存方法それでは次に、天ぷらの冷凍保存の方法についてご紹介していきます。天ぷらは時間をおき過ぎると酸化して味が落ちてしまいますので、作り終わったらなるべく早く冷凍保存しましょう。・冷凍した天ぷらの保存期間は?冷凍保存した天ぷらもおいしく安全にいただきたいですよね。冷凍した天ぷらはどれくらい保存しておくことができるのでしょうか。天ぷらを常温でおいた場合は10時間ほどしかもたず、あっという間に傷んでしまいます。しかし冷凍保存すると、保存期間を約2週間までのばすことができます。ただし、天ぷらは油の酸化が進むことによっておいしさが薄れていってしまうため、早め早めに食べるようにこころがけましょう。油の酸化の原因とスピード天ぷらが足がはやいといわれる原因である油の酸化ですが、その酸化が進みやすくなる原因は実は「温度」なのです。温度が高ければ高いほど、酸化の進みも早くなります。温度が10度上昇するごとに酸化のスピードは2倍になるといわれており、0度の場所においた天ぷらと20度の場所においた天ぷらの酸化速度は4倍ほど違うことになります。このような理由から、天ぷらは常温で保存すると1日もたないのです。・保存方法では続いて、冷凍保存の手順についてご紹介していきます。保存手順をしっかり踏むことによって、解凍してもサクサク感のあるおいしい天ぷらを保つことができます。1.油を切って粗熱をとるまずは、揚げたての天ぷらの油をしっかりと切って、常温で粗熱をとりましょう。できたて熱々のまま冷凍してしまうと、冷凍庫内の温度が上がってしまい、他の食材が傷む原因になる可能性があります。かならず粗熱をとるようにしましょう。2.クッキングペーパーとラップで包む粗熱がとれた天ぷらをクッキングペーパーに包み、その上からさらにラップで包みます。クッキングペーパーで包むことで、染み出る油や水分を吸い取る効果が期待できます。3.平らにして保存袋へラップで包んだ天ぷらは、フリーザーバッグなどに平らにして入れて密閉してから冷凍庫にいれましょう。密閉することで酸化をより遅らせることができます。タッパーなどは隙間ができやすく空気にふれる機会が多いため、酸化が進みやすくなってしまいます。できるだけ密閉できる保存袋にいれて、空気をしっかり抜くことを意識しましょう。こういったちょっとした手間で、天ぷらはおいしく冷凍保存することができます。・冷凍した天ぷらの解凍方法一口に解凍といっても、冷凍した天ぷらを解凍する方法はいくつかあります。解凍方法によって、かかる時間や食感も変わってきますので、好みのやり方を見つけてみて下さいね。冷蔵庫に移して自然解凍1つ目は、冷蔵庫にいれて自然解凍するという方法です。この方法は30分から1時間ほど時間を要しますが、天ぷらのおいしさを逃がすことなく解凍することができます。解凍した後に温める場合は、トースターを使うと衣が崩れることなく食感もキープすることができます。トースターで解凍する2つ目はトースターで解凍する方法です。トースターは短時間で温めることができる上に、食感もよくなるというメリットがあります。シワをつけたアルミホイルの上に天ぷらをおいてトースターに入れます。加熱時間は天ぷら1つに対して2分ほどになります。表面がカリッとしてきたら食べごろです。加熱しすぎてしまうと焦げてしまうため、トースターの中の様子をこまめに伺いながら時間を調整しましょう。フライパンで解凍する3つ目の方法はフライパンで解凍する方法です。天ぷらにフライパン、という普段みない組み合わせですが、冷凍天ぷらを上手に解凍するにはフライパンはとても便利です。フライパンに油を適量ひき、その上に天ぷらをのせて温めます。そうすることで天ぷらが油を吸って、温めつつ表面をカリッとさせてくれます。トースターを使ったときほどのサクサク感は得られませんが、アレンジして食べる場合はそのままフライパンを使って調理することができるというメリットがあります。電子レンジでの解凍は?3つの解凍方法をご紹介しましたが、解凍方法としてよくあげられる電子レンジでの解凍はあまりおすすめできません。なぜなら、電子レンジで解凍することによって衣のサクサク感が失われて、しんなりしてしまうからです。食感が気にならない料理にアレンジする場合や、短時間で解凍したい場合を除いて、電子レンジでの解凍は避けた方がよいでしょう。■冷凍天ぷらの活用アイデア!冷凍、解凍した天ぷらはそのまま食べてもおいしいですが、せっかくなら他の食材と組み合わせてアレンジしたり、違う形にリメイクしてみてはいかがでしょうか。こちらでは冷凍天ぷらのリメイク、アレンジ方法を3つご紹介します。・タレをかけて天丼に1つ目はご飯の上にのせて、タレをたっぷりかけて天丼にする方法です。出来立ての天ぷらよりしっとりしているため、タレやあたたかいご飯ともよく馴染みます。タレを別の容器に入れて、お弁当にしてもよいでしょう。その場合はご飯の粗熱をしっかりとった後に、解凍前の天ぷらをのせるようにすると食べるときに丁度良く解凍されます。・うどんにトッピング2つ目はうどんにのせて、たぬきうどん風に味わう方法です。うどんのお出しと天ぷらの風味がマッチすること間違いなし。揚げたてサクサクの天ぷらとは、また違う味や食感を楽しむことができます。忙しく食事を簡単にすませたいときなどにもおすすめです。・天むすにしてお弁当に3つ目はおにぎりの具として使う方法です。えびの天ぷらなどをおにぎりの中にいれると、それだけでいつもよりちょっと豪華なお弁当になります。また、少しだけタレをつけてからにぎると、タレの旨味もお米に沁みておいしくいただくことができます。タレをアレンジ天ぷらにつけるものの定番といえば「天つゆ」ですが、そこにネギなどの薬味を加えるとまた違った味わいが楽しめます。また、ポン酢に大根おろしをたっぷりいれて食べてもおいしいですし、シンプルに塩だけという味わい方もあります。いつもの天つゆに飽きてしまったら、色々とアレンジしてみるのも楽しいかも知れませんね。■余った天ぷらは冷凍保存が便利!作るのに手間も時間もかかり比較的傷むのも早い天ぷらですが、作った後に冷凍することでおいしさを保ったまま保存期間をのばすことができます。冷凍保存した天ぷらは食べたいときにいつでも食べられる上に、別の料理としてアレンジすることも可能です。天ぷらを作りすぎて困っているという方は、ぜひ今回ご紹介した冷凍保存の方法をお試しくださいね。≪参考≫ 政府広報オンライン「暮らしに役立つ情報 食中毒予防の原則と6つのポイント」 株式会社アーテック「油脂の酸化について教えてください」
2021年11月04日「餃子は好きだけど、作るのがちょっと面倒…」と思うことはありませんか? 少し手間のかかってしまう手作り餃子は、多めに作って冷凍保存をしておくと、とても重宝します。食べたいと思ったら、すぐに献立にくわえることができ、忙しい日にも大助かり。今回は、手作り餃子を上手に冷凍保存するポイントと、冷凍餃子をよりおいしく焼きあげる方法をご紹介します。■餃子は冷凍保存が便利!あまった餃子を保存するとき、冷蔵保存をするか冷凍保存をするか、迷ったことはありませんか? 実は、餃子は冷蔵保存だとあまり日持ちしません。さらに、焼く前の状態で冷蔵保存をすると、時間とともに具材から水分がしみ出てしまい、残念な仕上がりになることも。そのため、餃子を保存するときは、みじかい期間であっても「冷凍保存」がオススメです。・焼く前の状態で保存がおすすめ冷凍保存をする際は、焼く前の状態で保存してしまう方法がイチオシです。フライパンで丁寧に焼きあげた、焼きたての餃子を食べることができるので、その風味や食感は冷凍前の餃子にも引けをとりません。また、焼く前の状態で保存しておけば、焼き餃子として食べることができるだけでなく、その日の気分や献立しだいで、水餃子や揚げ餃子にすることも。「いろんなスタイルで餃子を楽しむことができる」という点も、うれしいポイントですね。・焼いた後も冷凍保存できる?オススメは、焼く前の状態での冷凍保存ですが、もちろん焼いた後の餃子も冷凍することができます。ただし、冷凍した餃子は自然解凍をするか、電子レンジで加熱して解凍をするため、具から多くの水分が出てきてしまいます。そのため、どうしても皮がふやけてしまい、柔らかい仕上がりに。パリッとした食感が好きな方には物足りないかもしれません。そのかわり、冷凍までの下処理は比較的かんたんです。くわしい手順は後ほどご紹介いたします。・具と皮を分けて保存しても◎「餃子ばかりは飽きてしまうかも」という場合には、具と皮を別々に保存するという手もありますよ。具は肉団子にしてスープに入れたり、皮はワンタンやラザニアのように使ってみたりと、餃子以外の使い道も広がります。もちろん、冷凍した具と皮は、どちらも自然解凍したあと、いつものように具を皮で包み、ふたたび餃子として楽しむこともできます。■冷凍餃子を作るときの5つのポイント冷凍保存後にも風味を落とさず、まるで作りたてのような手作り餃子を楽しむためには、ちょっとしたコツが必要です。以下に紹介する5つのポイントを意識してみましょう。・ポイント①野菜は少なめにキャベツや白菜などの野菜は、餃子にシャキシャキしたアクセントを与えてくれます。しかし、野菜から出る水分によって、冷凍保存がうまくできないことも。たとえば、野菜を多く入れすぎると、出てくる水分量も多くなり、皮がふやけてしまったり、餃子同士がくっついたりする心配があります。それを防ぐためにも、具に入れる野菜は、控えめにしておきしょう。また、少ない量だとしても、ベチャッとした食感にならないように、肉に混ぜる前には、水気をしっかりとしぼってから使ってくださいね。・ポイント②厚めの皮で作る市販されている餃子の皮には、サクッとした香ばしさを楽しめる薄いタイプのものと、もっちりとした弾力を楽しめる厚いタイプのものがあります。餃子を冷凍保存したいときには、ぜひ厚いタイプの皮を使ってみてください。薄めの皮で包んだ餃子を冷凍保存すると、具から出た水分によって皮がやぶれたり、仕上がりが水っぽくなったりする可能性があります。反対に、厚めの皮を使って包むようにすれば、水分が外にしみ出しにくくなるため、きれいな形と焼いたときのパリパリ食感をキープしやすくなりますよ。・ポイント③片栗粉を加えるポイント①・②でもお伝えしたように、餃子を上手に冷凍するためには、具から出てくる水分をできるだけおさえることが大切です。そのための工夫のひとつが、具に片栗粉をくわえること。片栗粉は、とろみ付けのためによく使われますよね。具の中に片栗粉を混ぜることで、野菜の水分にとろみがついてまとまりが生まれ、水分が皮までしみ出すことを防いでくれるというわけです。・ポイント④バラバラで保存する凍らせる段階で、餃子同士、また、餃子と凍らせるときに使うバットがくっつかないように工夫をして保存しましょう。餃子同士がくっついてしまうと、保存容器から取り出すときや、焼いている途中で皮がやぶれ、餃子のうまみが皮の外に逃げ出す原因となりえます。餃子をバラバラに保存するための工夫のひとつ目が、片栗粉や小麦粉で打ち粉をしてから冷凍すること。ふたつ目が、バットにラップかクッキングシートを敷いてから、餃子を並べることです。どちらの場合にも、餃子と餃子の間隔をあけて凍らせることが大切です。保存する餃子の量に合わせて、余裕がある大きさのバットを使うようにしましょう。・ポイント⑤金属製のバットを使う餃子は一度、金属製のバットの上に並べて急速に凍らせることで、よりおいしい冷凍餃子に近づきます。熱伝導率が良い金属製のバットを使えば、餃子をスピーディーに中まで完全に凍らせることができますよ。熱伝導率の良さを活かして、野菜の水分がしみ出す前に餃子を凍らせてしまいましょう。■餃子の冷凍保存のやり方・焼く前の保存方法①バットに餃子を並べる冷凍したときに、餃子がバットとくっつかないように、事前にバットに片栗粉(もしくは薄力粉)で打ち粉をしておくか、ラップ(もしくはクッキングシート)を敷いておきます。成形しおわった餃子は、ひとつひとつ間隔をあけながらバットに並べましょう。すべての餃子を並べたら、乾燥しないように上からラップをかぶせます。②一晩おいて保存容器に移すバットごと冷凍庫に移し、一晩置きます。餃子が完全に凍ったことを確認したら、皮が割れないように気を付けながら、やさしく冷凍用保存容器に移しかえましょう。ふたをしたら、ふたたび冷凍庫に戻します。・焼いた後の保存方法①少量ずつラップで包む焼きあがった餃子は、あら熱を取ります。あら熱が取れたら、2~3個ずつラップで包んでください。②保存容器に入れ冷凍庫へ冷凍用保存容器に入れ、冷凍庫に保存します。食べるときは、事前に冷蔵庫に移して自然解凍をするか、電子レンジで温めて解凍しましょう。・具と皮を分ける保存方法①具は小分けにしてラップで包む餃子の具は、1回に使う量ずつに小分けし、それぞれラップで包みましょう。空気が入らないよう、ぴったりと包んでくださいね。②皮はラップと交互に重ねて包む餃子の皮は、少し手間ではありますが、皮→ラップ→皮というように、交互に重ねて保存します。1枚ずつ皮の間にラップをはさむ処理をしないと、冷凍中に皮同士がくっついたり、乾燥してしまったりして、取り出すときに割れる可能性が。ちなみに、皮の間にはさむラップはクッキングシートで代用可能です。すべての皮を、ラップと交互に重ねおわったら、空気が入らないように全体をラップでくるみます。③保存容器に入れ冷凍庫へ小分けにした具と、ラップで包んだ皮は、冷凍保存用容器や冷凍保存用袋に入れて、冷凍庫へしまいましょう。具も皮も、料理に使いたいときには、冷蔵庫に移して解凍します。常温や電子レンジで解凍をすると、水っぽくなってしまうため、かならず冷蔵庫で自然解凍をしてくださいね。・保存期間冷凍餃子の保存期間は、焼く前の餃子・焼いた後の餃子・具のみ・皮のみのいずれの場合も、およそ2週間~1ヶ月。具に生の肉・野菜が入っているため、保存期間内であっても、できるだけ早めに召し上がるようにすると安心です。■冷凍保存した餃子の食べ方焼く前に冷凍した餃子や、具と皮を別々に冷凍した餃子では、どのような調理法で食べるか、その日の気分で選ぶことができます。これからご紹介する食べ方は、どの食べ方を選んでも、おいしいこと間違いなし。飽きることなく、手作り冷凍餃子を味わうことができますよ。・焼き餃子まずは、定番の焼き餃子。あとでお伝えする焼き方を参考にしていただければ、冷凍前にもおとらない、パリッとしたジューシーな餃子を楽しむことができあがりますよ。ふとしたときに食べたくなる焼き餃子ですが、いちから作るのはちょっと面倒。野菜をみじん切りにしたり、具を皮で包んだりと、時間がかかるうえに、洗い物も増えてしまうという面に、ストレスを感じる方も多いのではないでしょうか。しかし、休日などの余裕のあるときに、まとめて冷凍餃子を作っておけば、冷凍庫から出してフライパンで焼くだけ! 忙しい平日でも、ササッと食卓に出すことができますよ。手作り餃子の面倒な工程をカットでき、「食べたいと思ったときにすぐに食べられる」という点が、とても嬉しいポイントですね。・水餃子冷凍餃子は、凍ったままの状態でスープに入れて加熱すれば、ツルンとした食感の水餃子に。中華風スープだけでなく、味噌汁や鍋の具材など、あらゆる種類のスープや鍋との相性バツグンです。いつものスープをアレンジしたい、スープのボリュームを出したい、なんていう場面でも、手早く具材として活用できる冷凍餃子が手軽でオススメですよ。餃子は、事前に自然解凍してしまうと、出てきた水分でべたついたり、皮がやぶれたりしてしまうので、かならず凍った状態のまま調理に使ってくださいね。・揚げ餃子「餃子の具を作る・皮に包む・揚げる」という作業があり、思いのほか手がかかる揚げ餃子。しかし、冷凍餃子をストックしておけば、油で5分ほど揚げるだけで完成します。揚げ油を160度ほどの温度まで熱し、冷凍庫から出した餃子を投入します。表面がこんがりとしたきつね色になれば揚げあがり。焼き餃子と比べでも、とてもかんたんに、スピーディーにできあがります。揚げ餃子を作るときも、かならず凍った状態の餃子を使用してくださいね。あらかじめ解凍してしまうと、中の具から出た水分が原因で、油がはねてしまったり、餃子が破裂したりする可能性があります。とても危険なので、餃子は揚げる直前に冷凍庫から取り出すようにしましょう。■冷凍保存した餃子のおいしい焼き方・冷凍餃子の焼き方「蒸し焼きにはお湯を使い、蒸し時間を長めにとること」が、冷凍餃子をおいしく焼き上げる一番のポイントです。そのため、冷凍餃子を焼き始める前には、お湯を忘れずに準備しておきましょう。ここでは、「焼く前の状態で冷凍した餃子」を、パリッとおいしく焼く方法についてご紹介します。①油をひいて餃子を並べる火をかける前のフライパンに油をひき、冷凍餃子を1cmほどの間隔をあけて並べます。冷凍餃子を焼くときは、解凍せずに凍ったまま焼き始めましょう。また、餃子は離して並べることで、皮同士がくっついて破れることを防ぎます。②強火にかけてお湯を入れるフライパンを強火にかけます。すぐに、餃子の高さの1/4ほどまでお湯を注ぎます。水を使用すると、フライパンの温度が下がってしまい、仕上がりが水っぽくなる原因に。できるだけ、水ではなくお湯を使うようにしてみましょう。③沸騰したら蒸し焼きにお湯がブクブクと沸騰したら、中火にします。フライパンにふたをし、そのまま10分ほど蒸し焼きにしてください。生の餃子の場合、蒸し焼きの時間はだいたい5~6分程度。冷凍餃子の場合は、凍っている具の中心までしっかりと火が通るように、生餃子より時間をかけて蒸し焼きすることが大切です。④水分を飛ばして焼き目をつけるおよそ10分経過したらふたを開けてみて、お湯がまだ残っているようであれば、そのまま水分を飛ばします。水分がなくなったら、鍋肌から少量の油を回し入れて餃子に焼き目をつけましょう。このとき、ごま油を使用すると、香りと風味がグッと増すのでオススメ。パリッとしたきつね色の焼き目が餃子の底についたら、お皿に盛り付けて、できあがりです。■手作り餃子は、まとめて冷凍保存が便利!家で餃子を作るときは、あえて多めに作って冷凍保存してしまいましょう。のちのち、ご飯の支度がグッと楽になりますよ。お弁当にくわえたい、というときや、お酒のおつまみに少しだけ食べたい、なんていうときにも、好きな数だけ取り出して調理できるので、とても便利です。ちょっとしたポイントをおさえるだけで、冷凍前の餃子に近い本格的な味わいを楽しむことができる冷凍餃子。「なぜかいつも冷凍保存がうまくできない」とお悩みの方も、ぜひ一度、今回ご紹介した方法をお試しくださいませ。
2021年07月25日すりおろして「とろろかけご飯」、短冊切りにしてシンプルに、しょうゆやたたき梅などをかけた小鉢など、生のまま食べてもおいしい長芋。しかし、生で食べられるいも類は世界的にも珍しいって知っていましたか?切り方や調理法によって、シャキシャキやトロトロ、ホクホクなどさまざまな食感が楽しめる長芋は、実は、冷凍保存することが可能です。冷凍方法を知れば、今まで消費しきれないからと購入をあきらめていた人でも長芋料理に挑戦してみたくなりますよ!■長芋の保存方法とは?冷凍が便利!長芋は、冷蔵庫で保存している人が多いのではないでしょうか? 長芋は、冷蔵・冷凍での保存ができ、条件によっては常温でも保存が可能です。長芋の状態によって保存方法を変えましょう。一度の料理で使い切れない長芋は、まとめて下処理をして冷凍しておくと、そのまま料理に使うことができるので便利です。・長芋は冷凍保存がおすすめ長芋はヌルヌルして扱いにくいので、面倒な皮むきやカットを済ましてから冷凍しておくのがおすすめ。長芋を、料理に合わせた使いやすいサイズやすりおろすなどの下処理をしてから冷凍しておくことで、調理の手間が省けて時短にもなりますね。長芋の冷凍テクニックを身につければ、長期保存できるだけではなく、おいしさをキープすることも可能です。・冷蔵・常温保存も可能長芋は光や水、空気に触れるのを嫌がる野菜ですが、環境を整えてあげることで以外と日持ちします。冷蔵・常温保存が可能で、丸ごと1本の長芋とカットされた長芋では、保存の仕方が変わります。適した方法を選びましょう。・調理して保存食にしても◎カット済みの長芋は、傷むのが早いので、箸休めにもぴったりな保存食にしておくのもおすすめ。しょうゆやめんつゆに漬けておくだけで、簡単に常備菜が作れ、梅やレモン風味など味に変化をつけると飽きずに食べられますよ。酢を使用したピクルスはより効果的に保存ができます。・新鮮な長芋の見分け方おいしい長芋を選ぶためのポイントとして、鮮度が重要です。新鮮な長芋の特徴は、表面の皮や切り口などにあらわれるので、見分け方を知っておきましょう。皮と重さ皮は肌色で、表面がなめらかでツヤのあり、ひげ根がしっかりと残っているものが新鮮な証。ふっくらと太く、まっすぐに伸びていて、手に持ったときにずっしりと重みのあるものを選びましょう。傷があり、でこぼことした長芋は、劣化が早く、味が落ちている可能性もあるので避けてください。切り口カットされた長芋を購入するときは、切り口をチェックしましょう。切り口が変色しているものは、鮮度が落ちているので、白くてみずみずしい乾燥していない状態の長芋を選んでください。・長芋の劣化サイン長芋が傷んでくると、皮が黒っぽく変色して、カビが生えたりすることもあります。持ったときの触感も柔らかくなり、さらに劣化が進むと溶けたようになるので、そのときは捨てましょう。長芋がピンク色に変色していることがありますが、これは長芋に含まれる「ポリフェノール」という成分が、酸素に反応していることが原因で起きます。りんごが茶色っぽく変色するのと同じ現象なので、食べても問題はありません。保存方法に気をつければ、劣化速度を遅らせることもできるので、無駄なく使いたいですね。■長芋の冷凍保存のやり方長芋は、冷凍保存すると、おいしさや品質に影響があるのでは? と心配する人もいるかもしれません。確かに、冷凍することで、長芋のシャキシャキ感は減少してしまいます。しかし、これから紹介する方法を試してもらえば、長芋の美しい白さやおいしさを保ったまま長期保存することが可能です。さまざまな調理に活用しやすい切り方で冷凍保存してみましょう。・カットされた長芋の場合長芋を事前に切っておく暇がないときは、皮を付けたまま冷凍保存も可能。使い道がが決まってない場合は、冷蔵庫より長く保存ができるのでおすすめです。ラップに包んで冷凍庫へ方法は、長芋をラップで包んでおくだけと簡単。庫内は乾燥した状態なので、さらにチャック付きの保存袋に入れておきましょう。使い方冷凍のまま、使う分だけを切り取りましょう。使う分だけ皮をむいて、すりおろすこともできます。完全に解凍したわけではないので、またそのまま冷凍もできます。・千切りにした長芋の場合長芋をせん切りにしておけば、酢の物や味噌汁の具が足りないときの、ちょっとしたかさ増しにもなります。太めの短冊切りにしておくのも○。①千切りにして酢水につける長芋の皮をむいたら、長さ4~5cm、幅5mm~1cmくらいのせん切りにしておきます。変色防止のために、水1リットルに対し、酢大さじ2の酢水につけておきましょう。②10分おいて水気を拭き取る10分程度つけたら、ザルに上げ、キッチンペーパーなどでしっかりと水気を拭き取ります。③小分けしてラップで包み保存袋へ使いやすい量に小分けにしたら、ぴったりとラップで包みます。できるだけ平たく並べることで、冷凍速度がUPしおいしさを保ちます。さらにチャック付きの保存袋などに入れて、しっかりと空気を抜いてから口を閉じ、冷凍保存しましょう。使い方冷蔵庫でゆっくりと自然解凍することで、シャキシャキ感が残せるので、酢の物やサラダなどに生のまま加えることができます。味噌汁や炒め物であれば、凍ったまま調理も可能。・乱切りにした長芋の場合乱切りの長芋は、煮物などに使用するとホクホク、ねっとりとした食感が楽しめます。冷凍することで、野菜の組織や細胞が壊れ、味がしみ込みやすくなります。火の通りも早くなるので時短にもなりますね。①乱切りにして酢水につける長芋の皮をむいたら、乱切りにしておきます。変色防止のために、水1リットルに対し、酢大さじ2の酢水につけておきましょう。②10分おいて水気を拭き取る10分程度つけたら、ザルに上げ、キッチンペーパーなどでしっかりと水気を拭き取ります。③保存袋に入れて冷凍庫へチャック付きの保存袋などにいれ、できるだけ重ならないように並べておきます。しっかりと空気を抜いてから袋の口を閉じて、冷凍庫に入れましょう。④3時間後に袋の上からほぐす3時間後に、一度取り出し、くっついた長芋を袋の上からバラバラにほぐして、再度、冷凍庫に入れます。こうしておくことで、長芋同士がくっついてしまうのを防止して、使いたい分だけ取り出すことができますよ。使い方乱切りにした長芋は、凍ったままでの調理が可能。冷凍することで、食感は多少変わってしまいますが、揚げ物、煮物、炒め物とちょっとしたおつまみから副菜まで、さまざまなアレンジができます。・輪切りにした長芋の場合長芋の輪切りといれば、長芋ステーキ。もう1品欲しいときの献立に加えれば、その日の食卓がぐんっとグレードアップしますよね。輪切りの長芋を冷凍しておけば、すぐに作ることができます。①輪切りにして酢水につける長芋の皮をむいたら、輪切りにします。厚さはお好みですが、厚めに切ることでしっかりとした食感が出るので、1cm以上がおすすめ。変色防止のため、水1リットルに対して、酢大さじ2の酢水につけておきましょう。②10分おいて水気を拭き取る10分程度つけたら、ザルに上げ、キッチンペーパーなどでしっかりと水気を拭き取ります。③重ならないよう保存袋へ入れるチャック付きの保存袋などに、重ならないように並べ、しっかりと空気を抜いてから袋の口を閉じます。重ならないように保存することで、長芋同士がくっつくのを防ぎ、使いたい分だけ取り出せます。使い方輪切りにした長芋は、凍ったままでの調理が可能。油をひいたフライパンに冷凍状態の長芋を入れて加熱するだけで、あっという間に長芋ステーキの完成です。シンプルに塩、コショウでもおいしいですが、ガーリック風味、バター醤油やチーズなどでアレンジすると満足感があっておすすめです。・潰した長芋の場合すりおろすのは面倒…という人におすすめなのが、この方法。長芋を叩いてつぶすだけで、とろろ芋のような食感を味わえます。トロトロ感の中に、長芋の歯触りがあり、ふたつの食感が楽しめます。さらに、調味料も絡みやすいというメリットもあります。①適当にカットして酢水につける長芋の皮をむいたら、適当な大きさに切っておきます。変色防止のため、水1リットルに対して、酢大さじ2の酢水につけておきましょう。②1回分ずつ保存袋へ入れる10分程度つけたら、ザルに上げ、キッチンペーパーなどでしっかりと水気を拭き取ります。解凍後に使いやすいように、1回分ずつに分けてから保存袋に入れましょう。Sサイズのチャック付きの保存袋などに入れると便利です。③綿棒で叩いてつぶす袋の上から綿棒で好みの粗さにつぶします。このときに、袋が破れないように注意しましょう。④酢をまぜて冷凍庫へ袋を開けて、変色を防ぐための酢を数滴入れて、全体に酢がいき渡るように袋ごと揉んでおきましょう。形がいびつなため、空気と触れやすいので注意しましょう。できるだけ平たく伸ばして、隅々まで空気をしっかりと抜いてから袋の口を閉じて、冷凍庫で保存します。使い方生のまま食べるときは、冷蔵庫でゆっくりと自然解凍すると、味や食感の劣化が少なく、おいしく食べられます。早く使いたい場合は、袋ごと流水解凍か電子レンジでの解凍もできます。電子レンジを使う際は、加熱しすぎると、食感が悪くなるので、半解凍状態までにしましょう。生のままとろろご飯や和え物などに使うのがおすすめです。・すりおろした長芋の場合最も長芋のおいしさや食感を残したまま冷凍できるのは、すりおろす方法です。解凍後はとろろご飯だけではなく、お好み焼きなどに加えるとふわふわ感をアップさせてくれ、アレンジ方法も豊富なので、冷凍する場合は必ず取り入れて欲しい方法です!①すりおろして酢をまぜる長芋の皮をむいたら、おろし金ですりおろします。変色防止のため、酢を数滴いれておきます。ここで注意したいのが、おろし金の種類。金属製のおろし金を使用することで、金属が長芋の酸化を促進し、変色してしまうこともあります。プラスチック製のおろし金を使用するか、なければ、おろし金を酢水に漬けてからすりおろすことで変色防止になります。②1回分ずつ保存袋へ入れる解凍後に使いやすいように、1回分ずつに分けてチャック付きの保存袋などに入れましょう。1回分がちょうど入るSサイズの保存袋に入れると便利です。③平たくして冷凍庫へできるだけ平たく伸ばし、空気を抜いてから袋の口を閉じます。使い方生のまま食べる場合は、冷蔵庫でゆっくりと時間をかけて解凍することで、長芋の味や食感の劣化が少なく、おいしく食べられます。時間がないときは、袋ごと流水で解凍、電子レンジでの解凍も可能。そのままかけて、とろろご飯や山かけそばにアレンジしたり、お好み焼きのつなぎにすることができます。袋の角を切って、絞り出して使うと手が汚れないので便利ですよ。・保存期間これまで紹介した長芋の保存方法で冷凍した場合、約1ヶ月間の長期保存が可能になります。しかし、保存期間が長くなるほど味や風味はどんどん落ちていくので、できるだけ早く使い切りましょう。■長芋の冷蔵保存のやり方室温が高い季節や、カットされて切り口が見えている長芋は、傷むのが早いので冷蔵保存が必要です。しかし、冷蔵庫内は長芋が嫌う乾燥した状態。乾燥から守って、おいしく長く保存しましょう。・丸ごと保存する場合本来、丸ごとであれば常温保存がおすすめですが、夏場などの気温が高いときは冷蔵した方が、保存期間を長くすることができます。①新聞紙で包む長芋は乾燥しないように、新聞紙で包みます。新聞紙がほどけてしまわないようにガムテープなどでとめておきましょう。②ポリ袋に入れて野菜室へあとはポリ袋などに入れて、湿度がほどよく保たれた野菜室で保存しましょう。・カットされた長芋の場合カットされた長芋を購入した場合や使いきれなかった長芋は、切り口が乾燥と酸化で傷みやすくなるので、空気に触れないように保存する必要があります。①切り口をぴったりラップで包む切り口に空気が触れないように、ぴったりとラップで包んでおきます。変色防止のために、切り口に酢水をつけておくのも○。表面も乾燥しないように、キッチンペーパーで全体を包んでから、ポリ袋などに入れておきましょう。②野菜室で保存するほど良い湿度が保たれた野菜室で保存しましょう。・保存期間丸ごと1本のまま保存した場合は1ヶ月程度の長期保存が可能です。カットされて切り口が見えた長芋は、1週間から10日程度で使い切りましょう。1本そのままの長芋に比べると、保存期間は短くなってしまうので、味や風味が落ちないうちに早めに食べてください。■長芋の常温保存のやり方長芋は気温や湿度などの環境が整えば、常温保存することも可能。カットされた長芋は、傷みやすく、常温保存が難しいので、1本丸ごと購入した場合のみ常温保存しましょう。・丸ごと保存する場合長芋は光や水分、乾燥から守って保存する必要があります。もし、おがくずがついている場合は、おがくずが乾燥や湿気から守ってくれるので、捨てずにそのまま保存しましょう。長芋は高温が苦手な野菜なので、室温が25℃以上になる場合は、1本丸ごとであっても、冷蔵庫で保存してください。①新聞紙で包む長いもは、新聞紙で包んでおきます。新聞紙がほどよい湿度を保ち、光も遮断します。さらに段ボールの中に入れておくとより良いでしょう。②風通しの良い冷暗所で保存新聞紙で包んだ長いもは、直射日光の当たらない、風通しの良い冷暗所に置いておきましょう。できるだけ涼しい場所が最適です。・保存期間貯蔵性のある野菜なので、上手に保存すれば、2週間から1ヶ月間は常温保存が可能です。しかし、気温や湿度が高いと保存期間が短くなるので、長いもの状態をよく見て判断しましょう。■長芋のおすすめ保存食3選・長芋の甘酢漬け電子レンジで作る簡単甘酢漬け。ユズ皮の香りが上品です。材料(2人分)長芋 7~8cm作り置き甘酢 大さじ2赤唐辛子(刻み) 少々ユズ皮(せん切り) 適量〈作り置き甘酢の作り方〉 酢 300ml 砂糖 大さじ8 食塩 小さじ2材料を全て小鍋に合わせ、一度煮立てて、砂糖が溶けたら火を止める。常温になるまで冷まし、保存瓶などに入れて冷蔵保存する。下準備長芋は皮をむいて厚さ1cmの輪切りにし、さらに幅1cmの棒状にする。作り方手順1:長芋を耐熱皿に重ならないように入れ、<調味料>の材料をかけて全体にからめる。ラップをして電子レンジで3~4分加熱し、冷ましておく。粗熱が取れたら器に盛リ、ユズの皮を散らす。電子レンジは600Wを使用しています。・長芋のしょうゆ漬け調味料を入れたら良く味をなじませて。前日に作っておくと、よりおいしいです。材料(2人分)長芋 5~6cmナス 1本だし汁 大さじ2 しょうゆ 大さじ2練りワサビ 適量白ゴマ 小さじ1/2下準備長芋は皮をむき、小さめのひとくち大に切る。耐熱ボウルに入れてラップをかけ、電子レンジで3~4分加熱する。ナスはヘタを切り落とし、皮をピーラーで縦じまにむいて小さめのひとくち大に切る。水に通して耐熱皿に入れ、ラップをかけて電子レンジで2分加熱する。電子レンジは600Wを使用しています。ボウルで<調味料>の材料を混ぜ合わせる。作り方手順1:<調味料>のボウルに長芋、ナスを加え、時々混ぜながら味をなじませる。器に盛り、白ゴマを散らす。・長芋のレモンしょうゆ漬け長芋をしょうゆとレモン汁に漬けて味をなじませます。サッパリとしていて箸休めに最適。材料(2人分)長芋 100~150gショウガ(せん切り) 1片分レモン皮(国産:せん切り) 1/4個分レモン汁 大さじ1しょうゆ 大さじ1下準備長芋は皮をむき、1cm角に切る。作り方手順1:ビニール袋に長芋、ショウガ、レモン汁、しょうゆを入れ、冷蔵庫で30分程漬ける。器に盛り、レモン皮を散らす。■長芋まるごと1本買っても大丈夫!冷凍テクニックで、おいしい長芋をもっと楽しもう!料理に合わせたさまざまな切り方をしてから冷凍をすることで、長芋レシピにも挑戦しやすくなりましたね。生と加熱とで、違った食感を楽しめる栄養価の高い長芋。1本まるごと購入して、もっと食卓に登場させてみませんか? 正しい保存方法でおいしさを長持ちさせてくださいね。《参考》・ ニチレイ「「山芋・長芋」の冷凍。1食分ずつ使いやすい冷凍テク」 ・ JAグループ「夏の旬の野菜 ヤマノイモ」
2021年07月24日「夏野菜の王様」としても知られるゴーヤ。たくさんのゴーヤが店頭に並び始めると、夏が来たな、と感じます。せっかくだから夏の雰囲気を食卓に取り入れようと、ゴーヤを購入したものの、意外と日持ちがしないので、扱いに困ってしまったという経験はありませんか?今回は、そんなゴーヤを長持ちさせる保存方法と、長期保存にピッタリなゴーヤの常備菜レシピをご紹介します。■ゴーヤに適した保存方法とは?・ゴーヤは日持ちしない?沖縄野菜の代表格であるゴーヤ。暑い気候でも、たくましく育つイメージがあるので、購入後はそのまま常温で保存しても問題ないだろう、と思う方も多いのではないでしょうか。しかし、ゴーヤは劣化のスピードがとてもはやい、繊細な野菜なのです。私たちが普段目にする緑色のゴーヤは、未熟状態で収穫されたもの。そのため、暑い場所で保存しておくと、どんどん熟成が進んでしまい、あっという間に変色したり、味が落ちてしまったり…おいしく食べることが難しくなってしまいます。・ゴーヤは種とワタから傷むゴーヤは、表面ではなく、内部の種とワタから傷みはじめます。すぐに食べる予定がなければ、ゴーヤの鮮度をキープするためにも、はやめに種とワタを取り除いてしまうことが大切です。・新鮮なゴーヤの見分け方品質の良いゴーヤであればあるほど、長期間保存をしても、おいしさや鮮度が保たれやすくなります。新鮮なゴーヤの特徴を知って、普段の買い物に活かしてみましょう。【新鮮なゴーヤの特徴】緑色が濃いずっしりと重みがあるイボの大きさが均一で、すき間なく並んでいるイボの形がきれい(つぶれたり、ヨレたりしていない)全体的にハリとツヤがある反対に、鮮度がないゴーヤは、黄色っぽく変色していたり、表面のイボにしわが寄っていたりします。店頭でゴーヤを選ぶ際には、ぜひ一度確認してみてくださいね。■ゴーヤを常温保存する方法先ほども紹介したように、ゴーヤは傷みやすいため、常温で日持ちさせることが難しい野菜。購入後に、そのまま常温で保存するような方法は、あまり向いていません。しかし、ちょっとした工夫をすれば、ゴーヤの常温保存自体は可能です。その日や翌日の献立で使う予定がある場合には、手間のかからない、こちらの方法が役立ちます。・保存方法①1本ずつ新聞紙で包むゴーヤを1本ずつ、丸ごと新聞紙で包みます。新聞紙の代わりに、キッチンペーパーを使用してもかまいません。②14度以下の冷暗所で保存新聞紙で包んだゴーヤは、14度以下の冷暗所で保存するようにしましょう。風通しがよく、日光の当たらない場所であることが重要です。ゴーヤは暑い場所に置いておくと、足がはやくなってしまいます。特に夏場であれば、冷房がきいている部屋で保存するようにしてください。・常温での保存期間ゴーヤを常温で保存できる期間は、およそ2日。常温保存の場合、ゴーヤはみるみるうちに鮮度が落ちてしまいます。できればその日じゅう、または翌日までには使い切るようにしましょう。■ゴーヤを冷蔵保存する方法ゴーヤを日持ちさせるためには、冷蔵庫で保存することが基本です。購入した状態のまま冷蔵庫に入れるのではなく、下処理をしてから保存するようにしましょう。傷みやすいゴーヤの鮮度を、より長く保つことができますよ。・保存方法①種とワタを取り除く包丁で、ゴーヤを縦半分にカットします。スプーンなどを使って、中の種とワタをやさしくかき出すように取り除きましょう。前述のとおり、ゴーヤが傷み始めるのは種とワタから。ここで種とワタをしっかりと取り除いておくことが、劣化をさせないための大切なポイントです。白いフワフワとしたワタの部分が残らないように、表面の緑色がうすく透けてみえてくるくらいまで、くりぬいてあげると良いでしょう。なお、ゴーヤは水気にも弱いため、表面の汚れが気になる場合は水で洗わず、キッチンペーパーで軽くふき取るようにしましょう。②キッチンペーパーとラップで包む乾燥を防ぐため、切り口をおおうように、ゴーヤをキッチンペーパーで包みます。キッチンペーパーをかぶせたら、上からラップでしっかりと包みましょう。③切り口を下にして冷蔵庫へ水分が切り口から逃げないように、切り口を下にして冷蔵庫にしまいます。・冷蔵での保存期間ゴーヤを冷蔵保存できる期間は、およそ1週間~10日。常温保存よりも、長く保存することができますよ。料理で使ったあとに余ったゴーヤも、かならずキッチンペーパーで切り口を包んでからラップをし、乾燥から守るようにしてくださいね。■ゴーヤを冷凍保存する方法ゴーヤが大量に手に入り、1週間ほどで使い切れないという場合には、冷凍保存を活用しましょう。ゴーヤは薄くスライスしてから冷凍保存をするため、調理で使うときには包丁いらず。面倒な下ごしらえの手間が省け、時短アイテムとしても活躍してくれます。・保存方法①種とワタを取り除く冷蔵保存の方法と同じように、ゴーヤを縦半分にカットしたら、種とワタをスプーンなどでやさしく取り除きます。②薄めにスライスする種とワタをくりぬいたゴーヤを、切り口を下にして、まな板に置きます。包丁やナイフで、食べやすい薄さにスライスしましょう。スライスしたゴーヤから出てきた水分を、キッチンペーパーでふき取ります。5~8mmほどの厚みにすると、火の通りも良くなり、料理に使いやすいのでオススメです。噛んだときに感じる苦みが苦手な方は、5mmよりも薄くスライスすると、比較的食べやすくなりますよ。③重ならないように保存袋に入れる冷凍用保存袋の中にスライスしたゴーヤを入れます。保存袋の封を閉じたら、冷凍庫で保存しましょう。保存袋の中に入れる際、ゴーヤ同士が重ならないように気を付け、薄い板状にしてから封をすることがポイント。薄く平らな形にすることで、ゴーヤの凍るスピードがはやくなり、品質が損なわれにくくなりますよ。また、ゴーヤ同士がくっつくことを防げるので、料理で使うときに手際よく保存袋の中から取り出すことができ、ストレスフリーです。・苦みが気になる場合は?ゴーヤの苦み成分「モモルデシン」は、水にさらすと抑えられます。苦みが気になる場合は、茹でたり、塩もみをしたりと、水分に苦み成分を逃がすような処理をしてから、冷凍庫で保存すると良いでしょう。①茹でる鍋にお湯をわかし、スライスしたゴーヤを10~20秒ほどサッと茹でます。茹でたら冷水で冷やし、すぐに水分をふき取りましょう。長時間お湯につけた状態でいると、苦み成分だけでなく、ビタミンCなどの栄養も一緒に溶け出てしまいます。そのため、できるだけ栄養をキープしたままゴーヤを食べたい、という場合には、サッとお湯で火を通す程度にしておきましょう。②塩もみするゴーヤ1本につき、塩小さじ1程度を準備します。ボウルにスライスしたゴーヤを入れて、塩をもみこみます。約10分放置したら、水気をしぼりましょう。茹でる方法でも、塩もみする方法でも、かならず水気をキッチンペーパーなどでしっかりふき取ってから、冷凍用保存袋に入れてくださいね。水気が残ったまま冷凍してしまうと、霜ができやすくなったり、冷凍庫内のにおいがついてしまったりと、解凍後のゴーヤの品質が損なわれてしまいます。・冷凍での保存期間ゴーヤを冷凍保存できる期間は、およそ1ヶ月。冷凍保存は、ゴーヤを長期保存するのに、とても適した保存方法です。とはいえ、冷凍期間が長くなりすぎると、冷凍焼けを起こしてしまい、おいしさや鮮度が落ちてしまうことも。冷凍保存の場合でも、できるだけはやく使いきってしまった方が、よりおいしいゴーヤを楽しむことができますよ。・冷凍したゴーヤの解凍方法冷凍したゴーヤは、凍ったまま調理に使ってしまうのが、一番お手軽です。調理の際に、使う分だけ袋から取り出し、フライパンや鍋にそのまま入れてしまいましょう。もちろん、自然解凍も可能です。半日ほど前から冷蔵庫に移し、解凍しましょう。自然解凍をすると水分が出てきてしまうため、よく絞ってから調理に使ってくださいね。■ゴーヤのその他の保存方法ゴーヤには、冷蔵保存・冷凍保存のほかにも、一風変わった保存方法があります。いつもの保存方法にちょっとアレンジをくわえてみたいな、という場合には、ぜひ一度チャレンジしてみてください。・乾燥させて保存乾燥させたゴーヤは、独特な噛み応えが出て、生のゴーヤとはちがった食感が楽しめます。また、乾燥させるとカサが減るので、冷蔵庫や冷凍庫のスペースの節約にもなりますよ。調理に使用する場合は、20~30分ほど水で戻してから使いましょう。スープやみそ汁の具材にしたい場合には、乾燥したまま加えてもかまいません。ゴーヤのうまみがアクセントとなり、おいしくいただけますよ。①種とワタを取り除く冷蔵保存・冷凍保存のときと同じように、ゴーヤを縦半分にカットしたら、種とワタをスプーンなどで取り除きます。②5mmの厚さにスライスする切り口を下にしてまな板に置き、およそ5mm幅の厚さにスライスします。出てきた水分は、キッチンペーパーでしっかりとふき取りましょう。③天日干しする通気性の良いざるや、干しかごの上に、スライスしたゴーヤを重ならないように気を付けて、並べます。水分が完全になくなるまで、たまに裏返しながら1~3日間ほど天日干ししましょう。天日干しが終わったゴーヤは、湿気から守るために、密閉できる保存袋や容器に入れて、冷蔵庫で保存してください。なお、雨の日や湿度の高い日など、条件が悪いとカビが発生してしまう原因に。天気の良い日が続くタイミングを狙って、乾燥ゴーヤを作るようにしましょう。夕方以降も湿度が高まるため、少し手間ですが、かならず室内に取り込んで冷蔵庫へ。翌朝、ふたたび同じように天日干しをおこないましょう。・調味して保存時間に余裕があるときには、常備菜として調味してから保存しておくのはいかがでしょうか。普段のお食事に一品足したいときや、お弁当のスペースが余ってしまったときなどに大活躍してくれます。ゴーヤチャンプルーやゴーヤカレーなど、定番料理しか使い方が思い浮かばない…という方にも、うってつけです。■ゴーヤの保存におすすめのレシピ・かつお節香る!ゴーヤの佃煮甘辛い味付けで独特な苦みがまろやかになるため、家族みんなで楽しむことができる一品です。材料(2人分)ゴーヤ1本三温糖60g酢大さじ1しょうゆ大さじ1.5かつお節3g白ゴマ少々作り方手順1:ゴーヤは縦半分に切って、スプーンで種とワタを取り除く。幅7~8mmの半月切りにして熱湯でゆで、ザルに上げて水気をきる。手順2:鍋に(1)のゴーヤ、<調味料>の材料を加え、弱めの中火で煮汁がほとんどなくなるまで煮る。約20~30分位で煮上がります。手順3:かつお節、白ゴマを加えて混ぜ合わせる。きれいな保存容器に入れて冷蔵庫保存してください。・ゴーヤのピクルスゴーヤが使いきれそうにない場合には、ピクルスにするのも良いですよ。長期保存が可能なうえに、さっぱりとした味わいが暑い夏の季節にもピッタリです。材料(2人分)ゴーヤ1/2~1本塩小さじ1リンゴ酢100ml白ワイン100ml砂糖30g塩小さじ2赤唐辛子1本粒コショウ2~3粒ニンニク1/2片ショウガ1/2片下準備ゴーヤは縦半分に切って種とワタを取り、幅1cmに切る。塩で軽くもんでおく。<ピクルス液>の赤唐辛子は軸と種を取って半分に割り、その他の<ピクルス液>の材料と小鍋に合わせ、ひと煮たちさせて冷ましておく。作り方手順1:たっぷりの熱湯にゴーヤを塩ごと加え、サッとゆでてザルに上げる。手順2:熱いうちに(1)を<ピクルス液>に加えて漬け、粗熱が取れたら冷蔵庫で保存する。翌日から食べられます。(ヒント)漬ける時間は調理時間に含みません。■お好みの保存方法で、日持ちしにくいゴーヤを長く味わおう!「安売りをしていたから、ついつい大量に買ってしまった」「グリーンカーテンからたくさんのゴーヤが収穫できた」なんていうときでも、4種類もの保存方法があれば安心ですね。とくに乾燥してから保存したり、調味してから保存したりすれば、生のゴーヤとは異なる味わいを楽しむことができ、ゴーヤ料理の幅が広がります。ぜひ、お好みの保存方法を試しながら、夏野菜の王様・ゴーヤを堪能しましょう!
2021年07月21日生わかめをご家庭で調理したことはありますか? 乾燥わかめや塩蔵わかめなど、加工品として、1年中食べることができるわかめですが、実はわかめの旬は春です。旬の時期にしか出回らない生わかめは、加工品にはない、歯ごたえのよさとおいしさがあるんですよ。しかし、生わかめはパックにどっさり入って売っているので、食べきれるか不安。また、下処理の仕方がわからないと、買うのを躊躇してしまいますよね。今回は生わかめの正しい保存法を下処理から徹底解説。さらに、生わかめを使ったおすすめレシピもご紹介します。ぜひ、旬ならではの味を楽しんでください。生わかめのよさを知れば、買わないのはもったいない! と思えるようになりますよ。■生わかめの正しい保存方法とは? ・生わかめの旬と特徴生わかめの旬私たちがスーパーで買うことができるわかめは、塩漬けされた塩蔵わかめや、乾燥された乾燥わかめとして加工されたものがほとんどです。旬の時期のみ生で流通されています。生わかめが市場に出回るのは3~6月の短い期間。旬が春先ということもあり、代表的な料理に旬の柔らかい筍といっしょに食べる若竹煮が有名ですね。生わかめは、茹でる前は茶色。鮮やかな緑色のものは、すでに下処理をしてありすぐに食べることができます。生わかめのおいしさとはシャキシャキとした歯ごたえと、さわやかな磯の香りがおいしさの特徴です。乾燥わかめや塩蔵わかめと同様、サラダ、酢の物、味噌汁とアレンジの幅が広く旬の味をいろいろな料理で楽しめます。・生わかめの保存の基本生わかめは日持ちしない?生わかめは、冷蔵で流通されています。ご家庭でも、買ってきたらすぐに冷蔵庫に保管してください。さらに、とても傷みやすい食材です。冷蔵庫では、2~3日しか日持ちしません。生わかめの保存は下茹でしてから生わかめとして売られているものには、緑色の下茹でされているものと、されていない茶色のものがあります。緑色のものは流水で洗うだけで食べることができますが、茶色のものは下処理をする必要があります。茶色の生わかめを保存するには、まず下茹でが必要です。生わかめの下茹では、食感や味を良くする意味もありますが、海水中に存在する腸炎ビブリオによる食中毒を予防する目的もあります。必ず行ってください。・生わかめのおすすめの保存法生わかめは冷凍保存がおすすめ生わかめは、冷凍しても食感がそんなには変わらないという、うれしい特徴があります。しかも、保存期間も格段に長くなります。食べきれない分はすぐに、冷凍保存してしまいましょう。 塩蔵わかめにしても◎冷凍より少し手間はかかりますが、自家製の塩蔵わかめもおすすめです。実は、冷凍より塩蔵わかめの方が保存できる期間が長く、この塩蔵わかめを冷凍保存することで、さらに保存期間を長くすることができるんですよ。すぐに食べるときは冷蔵でもOK もちろん、香りも食感もよく食べられる方法は、冷蔵で早めに食べきってしまうことです。2~3日で食べきれるときは冷蔵でOKですが、下茹ではできるだけ早く行っておきましょう。・生わかめは傷むとこうなる!傷んだ生わかめは、ほかの生ものと同様、食中毒の原因になります。以下の特徴が見られたら、食べるのはやめておきましょう。 ぬめりがでてきた溶けている茶色っぽく変色している異臭がする■生わかめの冷凍保存のやり方・下茹でして冷凍する場合下茹で済みの生わかめは、そのまま冷凍してOKです。ここでは、生わかめの下処理から冷凍保存までの手順をご紹介します。茹でる前に、ボウルに氷水を用意しておきましょう。①茎の部分を切る生わかめは、茎の部分がまだついた状態で売られています。茎も食べられるのですが、火が通りにくいので、時間差で茹でるので切り分けておきます。②固めに下茹でする鍋にたっぷりの湯を沸騰させます。塩などを入れる必要はありません。まず、生わかめの茎の部分だけを入れて20秒ほど茹で、続けて残りの生わかめを加えます。鮮やかな緑色に変わったら、すぐにざるにあけます。茹ですぎは、色や食感が悪くなる原因に。さっと茹でるのがポイントです。③流水で洗い氷水で締める用意しておいた氷水に、お湯を切った生わかめを入れて素早く冷やします。こうすることで、食感がよりよくなります。ここまでで生わかめの下処理が完了です。すぐに食べる場合は、このまま冷蔵庫へ。冷凍保存するときは、以下の手順に進みます。④好みのサイズに切る用途に合わせ、食べやすいサイズに切ります。⑤小分けでラップに包み保存袋へラップで小分けし、冷凍用の保存袋に入れて冷凍庫へ。・塩蔵わかめにして冷凍する場合さらに長持ちする、自家製塩蔵わかめの作り方を紹介します。市販の塩蔵わかめと同じように調理できますよ。材料は、生わかめの半分の重量の塩のみ。漬け物容器か、重しをご用意下さい。①茎を切ってさっと下茹でする冷凍保存の時と同様の方法で、下茹でします。塩蔵わかめにする場合も、あくまで素早くさっと茹でます。②塩をまぶして一晩おく下茹で後の生わかめの半分ほどの重量の塩をまぶす。漬け物容器に入れるか、ボールに入れて重しをして一晩おきます。③水分をすててさらに一晩おく一晩おくと、水がたくさん出てきます。水を捨て、さらに一晩重しをしておいておきます。④ふり塩をして保存袋へしっかり水分が抜けた生わかめを、乾いたボールに移します。全体が白くなるくらいの量の塩をまぶし、口が閉まる保存袋に入れて保存します。もちろん、市販の塩蔵わかめ同様に冷蔵保存もできますが、冷凍しておくとかなり日持ちします。・保存期間それぞれの保存方法での保存期間は以下の通りです。 常温:適さない下茹で後冷蔵:2~3日下茹で後冷凍:2~3週間塩蔵わかめにして冷蔵:2~3ヶ月塩蔵わかめにして冷凍:約6ヶ月・解凍方法解凍してから調理料理に使う前に、ザルに出して熱湯を回しかけて解凍します。一度冷凍した生わかめを召し上がるときは、加熱調理がおすすめです。凍ったまま調理汁物や煮物には、凍ったまま入れてもOKです。■生わかめのおすすめレシピ・生ワカメのみそ汁生わかめで作るみそ汁は、磯の香りが楽しめます。材料(4人分)だし汁800mlみそ大さじ3~4ワカメ15g麩12個刻みネギ大さじ2下準備生ワカメは熱湯に通して水に取り、粗熱が取れれば水気をきり、食べやすい長さに切る。麩は水で戻し、水気を絞っておく。作り方手順1:鍋にだし汁を入れて火にかける。煮立てば麩を入れ、みそを溶き入れる。手順2:最後にワカメ、刻みネギを加えて火を止め、器によそう。わかめを加えたあとは、食感を残すためにすぐに火を止めてくださいね。・生ワカメの酢の物生わかめをさっぱりとたっぷり食べられます。材料(4人分)ワカメ100gキュウリ2本ニンジン1/2本 作り置き甘酢大さじ2 作り方 >> ショウガ1/2片 しょうゆ小さじ1塩少々下準備生ワカメは熱湯に通し、鮮やかな緑色になれば水に取る。水気を絞り、食べやすい大きさに切る。キュウリは縦しま目に皮をむき、輪切りにし塩少々でもむ。しんなりすれば水洗いして水気を絞っておく。ニンジンは皮をむき、イチョウ切りにする。ショウガは皮をむいてすりおろす。<合わせ酢>の材料を合わせておく。作り方手順1:ワカメ、キュウリ、ニンジン、<合わせ酢>をサッと混ぜ合わせ、器に盛り付ける。お酢で和えてから時間がたつとわかめが変色してしまうため、食べる直前に混ぜ合わせましょう。・ワカメと大根のサラダ生わかめと根菜の食感がよい、和風サラダです。材料(2人分)材料 ( 2 人分 )ワカメ(ゆで:生)50g大根1.5~2cmニンジン1/8本貝われ菜1/4パックかつお節2g 作り置き甘酢小さじ1 作り方 >> しょうゆ小さじ1 サラダ油小さじ2 塩コショウ少々 練りからし小さじ1/2下準備ワカメは水洗いし、水気を絞ってザク切りにする。大根は皮をむき、縦せん切りにして冷水に放ち、パリッとしたらザルに上げてしっかり水気をきる。ニンジンは皮をむき、縦せん切りにして熱湯をかけ、水に取って大根と合わせる。貝われ菜は水洗いして根元を切り落とし、長さを半分に切る。<ドレッシング>の材料を混ぜ合わせる。作り方手順1:器にワカメ、ニンジンと合わせた大根、貝われ菜を盛り、<ドレッシング>をかけてかつお節を振りかける。・ワカメとウドのショウガきんぴらどちらも春が旬の、生わかめとウドを使ったきんぴらです。材料(2人分)ワカメ(生)70gウド1/2本シメジ1/2パックショウガ(せん切り)大さじ1ゴマ油大さじ1しょうゆ小さじ2白ゴマ小さじ1作り方手順1:ワカメは水洗いして水気をきり、食べやすい大きさに切る。ウドは長さ4cmに切って厚めに皮をむき、斜め薄切りにして水に放ち、ザルに上げる。シメジは石づきを切り落とし、小房に分ける。手順2:フライパンにゴマ油を熱し、ウドとシメジを炒める。しんなりとしてきたら、ショウガを加えてさらに炒め、香りが出てきたらワカメを加える。手順3:ワカメを入れたらサッと炒め合わせ、しょうゆを回しかけ、火を止める。器に盛ったら白ゴマを振る。ウドも生わかめも食感が大事。炒めすぎないようにしましょう。■生わかめは冷凍保存が正解!旬の味を長く楽しめます生わかめは、冷蔵庫では2~3日しか保存できません。でも、下処理をして冷凍するとなんと、半年も旬の味を楽しむことができるんですね。また、下処理のポイントは素早くさっと茹でること。活用法も、汁物、サラダ、和え物と料理のバリエーションも加工されたわかめと同じように使えます。日持ちしないからと言って、買うのを躊躇しているのはもったいないですよ。旬ならではの生のおいしさを楽しんでくださいね。例)《参考》・ 東京都福祉保健局 食品衛生の窓「腸炎ビブリオ」
2021年07月21日鮮やかな赤色で、甘酸っぱい風味がたまらないさくらんぼ。そのまま食べても、甘く煮てジャムにしてもおいしく味わうことができますよね。スーパーだけでなく、ネット通販でも少し変わった品種のさくらんぼを目にすることも多いのではないでしょうか? さまざまなさくらんぼをたのしむために、できるだけ新鮮な状態をキープしたいですよね。さくらんぼは、非常に繊細なフルーツのため、正しい保存方法を知ることが重要です。とくに、保存時の温度や湿度、環境に気をつける必要があります。今回は、さくらんぼをさらにおいしく味わうことができる保存方法に関して、詳しくレクチャーしていきます。「さくらんぼは実際どれくらい日持ちするのか」「冷凍保存をして、冷凍焼けが心配」など、実際はどうなんだろう……と、疑問点はたくさんありますよね。さくらんぼの気になる保存方法など、たっぷりお伝えします!■さくらんぼの正しい保存方法は?・さくらんぼは日持ちしない?はちきれそうな実の中に、ぎっしりと甘みと酸味がつまったフルーツであるさくらんぼ。思わずぱくぱくと食べすすめてしまいますよね。さくらんぼには、栄養成分であるビタミンCが多く含まれており、免疫機能を高める効果が期待されています。また、細胞が老化してしまう活動を抑える効果があるといわれているビタミンEなども含まれており、わたしたちに必要な栄養素が小さな実にたっぷりつまっている、すぐれものなのです。そんな万能なさくらんぼですが、夏頃に収穫される果実のため、日持ちはあまりしません。長期保存ができる果物でもないため、時間が経過してしまうと、劣化がどんどん進んでしまいます。「あれ? 味に違和感があるなあ」と感じたときは、保存方法が少しまずかったのかもしれません。保存状態によって、さくらんぼの品質は左右されやすいため、とくに注意が必要なフルーツなのです。・温度や湿度の変化に弱いさくらんぼを選ぶときに、みなさんはどの部分をチェックするでしょうか? 良い状態でさくらんぼを保存するためにも、選び方は大事な要素です。さくらんぼの皮の色が濃い赤色をしており、皮の艶やハリ、光沢ができるだけあるものを選ぶと良いですよ! 軸の部分が、緑色のものは比較的新鮮である証拠です。ただし、茶色っぽくなっているものは劣化の可能性があるため、避けるようにしましょう。さくらんぼの風味が悪くなったり、皮がブヨっとしてしまう原因として、温度や湿度(霜、乾燥)などの変化があげられます。急に気温が下がりすぎてしまうと、さくらんぼの特徴である、果肉のやわらかさがなくなってしまいます。さくらんぼは、少しの環境の変化でも反応しやすいため、正しく保存をおこないましょう。・さくらんぼに適した保存環境は?さくらんぼは5月下旬から収穫が始まりますが、収穫したときから、鮮度はどんどん落ちていきます。さくらんぼは、一番おいしい状態で収穫されるため、長期保存を考えている場合は、できるだけ新鮮な状態であるさくらんぼを選ぶようにしましょう。購入した状況にあわせて、保存方法を変えることをおすすめします。気温が高すぎる場所で保存することを避けることはもちろん、冷えすぎてしまうことも、さくらんぼにとってストレスが非常にかかります。また、霜などが発生してしまうこともあるため、冷蔵庫から急に常温に戻したりしてしまうと、品質低下につながり、風味を損なう原因につながります。そのため、一定した保存環境がさくらんぼに大変適しているのです。■さくらんぼの保存の注意点!・クール便で届いたものは冷蔵保存を注文したさくらんぼが届いたワクワク感はたまらないものですよね! クール便で到着した場合、プラスチックや箱から取り出してすぐに新聞紙やキッチンペーパーなどで包み、冷蔵庫に入れると良いですよ。さくらんぼは冷蔵中に、芯まで冷えてしまうと、おいしさが半減してしまうこともあります。そのため、さくらんぼを包むことで、冷蔵庫からの冷気や乾燥を防ぐことができるため、鮮度低下を防ぐことができるのです。・冷凍すると食感が変わる?さくらんぼは繊細なフルーツであるため、「冷凍焼けをしないか不安」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、さくらんぼを外気にあまり触れさせないようにすることで、冷凍焼けを防ぐことができますよ! 外気は、さくらんぼの水分を吸いとってしまい、甘みなどを低下させてしまうため、注意が必要です。さくらんぼのたのしみ方はさまざまレパートリーがあるとうれしいですよね。冷凍保存した場合、冷蔵保存したさくらんぼとはまた違った食感をたのしむことができます。クラッシュアイスのような食感に変わり、ほんのりとした、さくらんぼの風味も感じることができます。「冷凍に少し抵抗があるな〜」という方も、ぜひ試してみてくださいね!・傷つけないようやさしく扱うさくらんぼを保存するときは、汚れが気にならない限り、洗わなくても大丈夫なのです。万が一、水で洗う場合は注意が必要です。水の圧力が強いと、さくらんぼの皮が傷つきやすくなるため、軽く水洗いするだけにしましょう。ボールに水とさくらんぼを入れて軽く揺する程度で十分なので、しっかり洗う必要はありません。洗いすぎてしまうと、実が割れてしまい、さくらんぼの表面から水分が入ってしまいます。風味が落ちる原因にもなるため、やさしく扱うようにしましょう。(アメリカンチェリーなどの輸入物は、農薬の心配もあるため、気になる方は皮を傷つかない程度によく洗うようにしてください)■さくらんぼを常温保存する方法・保存方法通気性の良い容器にさくらんぼを入れる。(ザルなど)キッチンペーパーなどでさくらんぼをかぶせる。風通しがよく、10℃前後の冷暗所で保存する。大きい箱やパックで届いた場合は、全体を新聞紙で包み、冷暗所で保存すると良いですよ! 温度や湿度があまり変わらない場所で保存するようにしてくださいね。・常温保存したさくらんぼの食べ方さくらんぼは、冷蔵庫の中で保存をすると、どうしても冷えすぎてしまうことがあります。しかし、常温保存したさくらんぼや、購入後にすぐ食べたいときは、ひと手間加えるだけで、ほどよい冷たさで味わうことができるのです!実は、さくらんぼを氷で冷やすだけで、果肉がさらにひきしまり、食感や甘みがさらに引き立ちます。温度調整がむずかしいさくらんぼですが、できるだけ最高の状態で食べたいですよね。どうも生あたたかいのは苦手だな〜と感じる方も、常温保存したときにはぜひ試してみてくださいね!・保存期間繊細なさくらんぼにとって、常温保存は温度変化も少なく、非常に快適な保存方法なのです。しかしながら、賞味期限は短いため、なるべく早く食べることをおすすめします。さくらんぼの冷暗所での保存期間は、1〜3日程度。常温状態で長く置いてしまうと、カビが生えてしまう場合や、甘さが減ってしまうこともあるため、様子をみながら保存をすると良いですよ。■さくらんぼを冷蔵保存する方法・保存方法さくらんぼに水分がついている場合は、ふきとる。密閉できる容器にキッチンペーパーを敷き、さくらんぼを並べる。キッチンペーパーでさくらんぼをやさしく包む。野菜室に入れて保存する。・保存期間さくらんぼは、冷蔵庫に保存した場合も、あまり日持ちしない果実です。そのため、冷蔵庫で長期間保存することは避けた方が良いでしょう。冷蔵保存したさくらんぼは、2〜3日程度で食べ切ってくださいね。新鮮なさくらんぼや、保存性が高い品種などであれば保存期間は長くなる場合もあります。中には1〜2週間も日持ちするさくらんぼもあるので驚きですよね。どちらにしろ、さくらんぼの品質上、冷蔵庫内での乾燥などには気をつけるようにしましょう。■さくらんぼを冷凍保存する方法保存方法さくらんぼは水でやさしく洗う。(洗わずそのままの場合でも良い)洗った場合は、水をふきとる。さくらんぼの軸を取り、金属トレイなどに並べ、冷凍庫に入れる。さくらんぼが冷凍したら、密閉容器に入れて保存する。・保存期間さくらんぼのデザートを作りたいときや、さくらんぼが余ってしまったときなど、どうしても長く保存したいこともありますよね。さくらんぼは長期保存には向いていないのですが、冷凍することで日持ちもしますし、使いたいときにも重宝します。また、普段とは違った食感もたのしむことができます。さくらんぼを冷凍した場合の保存期間は、1ヶ月程度です。1ヶ月を超えて保存することも可能ですが、状態をみながら早めに食べることをおすすめします。・冷凍保存したさくらんぼの食べ方半解凍で食べる半解凍をしたさくらんぼは、そのまま食べることができます。食感も、普段のさくらんぼとは違った、シャリシャリとしたクラッシュアイスのような食感に変化します。ひんやりとしたさくらんぼが口いっぱいに広がるので、清涼感を味わうことができますよ。冷凍庫からさくらんぼを取り出して、2分半ほどで半解凍できるでしょう。また、水を入れたボールに冷凍したさくらんぼを入れて、10秒ほど置いて半解凍する方法もありますよ。どちらも少し違った味わいをたのしむことができます。ぜひ試してみてくださいね!飲み物に入れるさくらんぼは、甘さと酸味のバランスが適度にとれているフルーツです。飲み物に入れることで、さくらんぼがアクセントとなり、爽やかなデザートになるのです! 炭酸水にさくらんぼを入れて少しつぶすと、さっぱりとしたオリジナルさくらんぼソーダのできあがりです。また、冷凍したさくらんぼはスムージーにすることもできます。冷凍したほかのフルーツと、ブレンダーやミキサーで混ぜるだけで簡単に作ることができますよ。忙しいときや手軽に栄養を摂り入れたいときに、さくらんぼスムージーはおすすめです!さくらんぼスムージーの作り方材料さくらんぼ10粒お好みの冷凍フルーツ(ブルーベリーやバナナなど)ヨーグルト130cc牛乳少々はちみつ少々砂糖少々下準備スムージーに使うさくらんぼは冷凍する前に、タネをとっておく。ミキサーやブレンダーに全ての材料を入れて撹拌する。(撹拌するときにまわりが悪い場合は、少し牛乳を加える。)甘さを控えめにしたいときは、砂糖の量を少なくすると良いですよ。ぜひお好みの味で作ってみてくださいね。さくらんぼビネガーにする冷凍したさくらんぼは、お酢に漬けることでさっぱりとしたさくらんぼビネガーにすることもおすすめです。お酢には、疲労回復や、腸内環境の改善につながる作用も期待できます。さくらんぼの色がさらに映えて、見た目もオシャレにできますよ。漬け込んださくらんぼビネガーは炭酸水やジュース、お湯で割ってたのしんでくださいね。ヨーグルトにかけてもさっぱりとした味わいでおいしいですよ。おうちで簡単に作ることができるので、ホームパーティーにもおすすめです。ぜひ作ってみてくださいね。さくらんぼビネガーの作り方材料さくらんぼ200g砂糖200g(氷砂糖で作るとさくらんぼをカビから防ぐ効果も期待できるため、おすすめ)お酢200g(穀物酢、黒酢、玄米酢などお好みのお酢で。)密閉できる瓶瓶は煮沸消毒をする。冷凍したさくらんぼを瓶の中に入れる。砂糖を加える。お酢を加える。容器の蓋をして、軽く揺する。冷蔵庫に入れて2週間ほどして砂糖が溶けてきたら完成。手作りのさくらんぼビネガーは、冷蔵庫で1ヶ月程度は日持ちします。無添加のため、できるだけ早めに消費するようにしましょう。日々の健康のために、ぜひさくらんぼビネガーを摂り入れてみてくださいね。■さくらんぼを正しい方法でおいしく保存しようさくらんぼは繊細なフルーツではありますが、正しく扱い、正しく保存することで、おいしく味わえる期間を少し長くすることができます。購入したらすぐ食べることが基本であるさくらんぼですが、調理方法も多種多様にあるため、せっかくならさまざまな方法でたのしみたいですよね。冷凍保存をしたさくらんぼは、朝時間がないときにスムージーとして。冷蔵保存したさくらんぼは、チェリータルトやさくらんぼジャムに。保存方法によって、さくらんぼの食べ方も広がりますよね。さくらんぼの旬の期間は短く、非常にたくさんの品種が存在しています。品種によって風味や粒の大きさなども変わりますので、さまざまなさくらんぼを正しい方法でおいしく保存してみてくださいね!《参考》・ 文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」 ・ 公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット「ビタミンEの働きと1日の摂取量」 ・ ニチレイ 【さくらんぼの保存】正解は常温保存!冷凍なら1ヵ月長持ち! ・ 農林水産省 さくらんぼ(佐藤錦)達人レシピ
2021年07月16日サクッとした食感とお肉のジューシーさがたまらない唐揚げは、子どもから大人まで男女問わず、みんなが大好きですよね。実は、揚げた唐揚げは冷凍保存できるって知っていましたか? 今回は、手作り唐揚げをおいしく冷凍保存するコツを紹介します!あえて、たくさん作り置きして冷凍しておけば、調理の時短にもなり、腹ペコの家族を待たせることなく提供できますよ。■唐揚げって冷凍保存できるの?おうちで余ってしまった唐揚げを冷凍して、いざ食べたらなんだかパサつくし、カリッとした食感もなくなっていておいしくない…といった経験をしたことはありませんか? そんな経験をした人でも、冷凍してもおいしい唐揚げの作り方と冷凍・解凍テクニックを身につければ、もうそんな失敗もしません!・揚げてからでも冷凍OK下味をつけて冷凍し、解凍してから揚げる方法もあります。ただ、家庭の冷蔵庫では冷凍から解凍までの行程で、肉の旨みが逃げやすいので、揚げてから冷凍するのがおすすめ。ちょっとした作り方や冷凍方法のポイントを覚えておけば、解凍後でもジューシーでおいしい唐揚げを食べられますよ。・下味をつけて冷凍しても◎揚げてから冷凍する方がお肉のおいしさはキープできますが、下味だけつけて冷凍しておけば、揚げたての唐揚げを時短で作ることができます。唐揚げのカリッとした食感を重視したい方は、こちらの方法がおすすめかもしれません。また、下味にマヨネーズをプラスすることで、油がコーティングされて冷凍による鶏肉のパサつきを軽減します。さらに、保存袋に入れたあとは、できるだけ平らにして、熱伝導のいい金属バットにおいて冷凍することで、冷凍スピードが上がり、おいしく冷凍することができますよ。■冷凍保存してもおいしい唐揚げのコツ唐揚げをおいしく冷凍するためには、普通の唐揚げの作り方にちょっとしたひと手間を加えます。こんな簡単な方法でおいしさに差が出るの? と思ってしまうほど簡単なので、一度試してみる価値はありますよ。冷凍することで、唐揚げは劣化していくので、いかにジューシーさとサクサク感を残すかがおいしさのポイントです。・マヨネーズを加えるまず、ひとつ目のポイントは、下味をつけるときの調味料にマヨネーズをプラスすること。こうすることで、鶏肉にマヨネーズの油分がコーティングされ、パサつきをおさえます。さらに、マヨネーズに含まれる酢が肉のたんぱく質にはたらきかけて、柔らかくする効果もあります。2~3人前(約300g)の鶏肉に対して、ほかの調味料と一緒に大さじ1のマヨネーズを足して、よくもみ込んでおきましょう。もみ込んだあと、しばらく置いておくことで、味がよく染みこみ、よりやわらかくジューシーな仕上がりになりますよ。・揚げる分ずつ衣をつけるふたつ目のポイントは衣のつけ方。下味を付けた鶏肉に衣をつけるとき、最初にまとめて衣をつけてしまっていませんか? 衣をつけてからの放置時間が長いと、鶏肉や調味料の水分が衣に染みてサクサク感が減少してしまいます。衣をつけるのは、一度に揚げられる分だけにし、衣がついたものはすぐに揚げましょう。・最後に油の温度を上げる最後のポイントは、油の温度。最初は170℃で3~5分じっくりと火を通します。揚げ上がる直前に油の温度を180℃まで上げて、表面の水分を蒸発させましょう。高温にすることで、衣の水分が抜けきり、からりとした仕上がりになります。唐揚げから出てくる気泡が小さくなってきたときが、できあがりの合図です。油で揚げるときは、一度にたくさん入れすぎると、油の温度が下がってしまい、揚げるのに時間がかかって、肉汁が流出してパサパサの食感に。さらに、衣もべちゃっとしてしまいます。唐揚げが泳げるくらいの間を作って揚げましょう。■唐揚げの冷凍保存方法冷凍保存の仕方を失敗してしまうと、おいしく揚げた唐揚げも台無しになってしまいます。冷凍保存のポイントをおさえ、冷凍による唐揚げの劣化を防ぎましょう。・保存方法おいしく保存するには、酸化や乾燥が原因となる冷凍焼けを防ぎ、唐揚げの劣化を極力少なくすること。さらに、できるだけ唐揚げが完全に凍るまでの時間を短くすることで、肉の旨みを保ちます。・①油をきってよく冷ます まず、揚げた唐揚げはよく油をきっておきましょう。冷凍焼けの原因の一つは酸化です。油を多く含んだ唐揚げは、酸化して劣化しやすいので、余分な油はしっかりと落としてください。さらに、粗熱が残った状態で冷凍してしまうと、水分が一緒に凍ってしまい、霜の原因にもなってしまうので、30分以上よく冷ましましょう。・②小分けにしてラップで包むよく冷ました唐揚げは、1食分ずつ小分けにして、ラップでピッタリと包んでおきましょう。空気に触れるのを防ぎ、乾燥による劣化を軽減します。小分けにしておくことで、冷凍速度も上がり、解凍後の肉の旨みもキープします。なにより、使いたい分だけ取り出せるのもいいですよね。・③保存袋に入れバットで冷凍さらに、チャック付きの保存袋などに入れて、よく空気を抜いておきます。肉の旨みをできるだけ逃さないためにも、熱伝導のいい金属バットにおいて冷凍時間を短縮させます。冷凍庫の急速冷凍機能も上手に活用しましょう。・保存期間揚げた状態での唐揚げをおいしく食べられるように、冷凍保存は2週間程度にしましょう。揚げることで水分が蒸発しているので、鶏肉のたんぱく質や脂質がむき出し状態になり、酸化しやすく、食感や味に変化が起きてしまうので、長期保存は避けてくださいね。冷凍したときには次回食べる日を決めて、保存袋に記入しておくと、忘れないでいいのかもしれませんね。下味をつけただけの状態であれば、約1ヶ月間の保存が可能です。調理の時短にもなり、味がよく染みこんでおいしくなるといったメリットもあるので、状況によって冷凍方法を選んでください。■冷凍保存した唐揚げの解凍方法は?上手に冷凍した唐揚げをおいしく食べるためには、解凍方法も重要。方法によって、仕上がりが変わってくるので、サクサク感とジューシー感のどちらを重視したいかによって、解凍方法を選びましょう。冷凍唐揚げ2~3個を目安とした時間になっているので、量が増えるときは時間も調整してくださいね。・レンジで解凍表面はしっとりだけど、中はジューシーな仕上がりになるのが、電子レンジを使用しての解凍方法です。まず、冷凍唐揚げはお皿の上に間隔をあけて並べ、600Wの電子レンジで40秒加熱します。一度、取り出して唐揚げを裏返し、さらに30秒加熱すればOK。ポイントは、余分な水分は飛ばしてしまいたいので、ラップをせずに加熱すること。唐揚げの大きさや電子レンジの種類によってできあがりが違ってくるので、加熱が不十分だと感じる場合は、10秒ずつ再加熱をしてください。・トースターで解凍 揚げたてのサクサク感が復活するのは、オーブントースターを使用しての解凍方法。鉄板にアルミホイルを敷き、間隔をあけて唐揚げを並べ、1000Wで5分加熱します。さらに、唐揚げにアルミホイルをかぶせて、2~3分加熱することで、表面が焦げることなく、中まで熱々に仕上がりますよ。・レンジ+トースターで解凍ジューシーさもサクサク感もどっちも欲しい欲張りさんには、レンジとトースターの合わせワザがおすすめ。まずは、冷凍唐揚げをお皿の上に間隔をあけて並べ、600Wで40秒加熱します。ここで加熱しすぎると、唐揚げがパサついてしまうので、冷たさが残るくらいの半解凍状態がベスト。そのあとに、アルミホイルを敷いた鉄板に並べて、1000Wのオーブントースターで、3~4分再加熱したらサクサクでジューシーな唐揚げのできあがり。■唐揚げのアレンジレシピ3選ここからは、唐揚げをおいしくアレンジするレシピをご紹介します! いつもと違った食べ方に挑戦してみたい人は、ぜひお試しください。もしも、冷凍・解凍がうまくできず、唐揚げがパサパサな食感になってしまっても、こちらのレシピのようなアレンジ法を活用すればおいしく変身させることができますよ。・鶏唐揚げのケチャップ和えサクっと揚げた鶏の唐揚げにケチャップソースを和えてピリ辛風味に仕上げます。材料(2人分)鶏もも肉 250g塩コショウ 少々ナス 1本片栗粉 適量揚げ油 適量ケチャップ 大さじ4白ワイン 大さじ3タバスコ 適量レモン汁 小さじ1下準備鶏もも肉はひとくち大に切り、塩コショウをし、ナスはヘタを切り落とし、ひとくち大の乱切りにする。作り方手順1:鶏もも肉、ナスに片栗粉を薄くまぶし、170℃の揚げ油に入れてカラッと揚げ、油をきる。手順2:鍋に<ケチャップソース>の材料を熱し、(1)を加え、和える。・さっぱり!鶏の唐揚げの南蛮漬けカリっと揚げた鶏の唐揚げを南蛮酢に漬けた一品。翌日のほうが味がなじんでおいしい!材料(2人分)鶏もも肉 1枚片栗粉 大さじ1.5玉ネギ 1/2個ニンジン 1/3本ネギ(刻み) 大さじ2砂糖 大さじ1.5酢 大さじ2しょうゆ 大さじ2.5水 大さじ1.5赤唐辛子(刻み) 1/2本分揚げ油 適量下準備鶏もも肉はひとくち大に切り、片栗粉をまぶす。玉ネギは縦に薄切りにして水に放ち、ザルに上げて水気を絞る。ニンジンは皮をむき、せん切りにする。ボウルで<タレ>の材料を混ぜ合わせる。揚げ油を170℃に予熱し始める。作り方手順1:170℃の揚げ油で鶏もも肉をこんがりと揚げ、熱いうちに<タレ>のボウルに入れてからめる。手順2:玉ネギとニンジンも(1)のボウルに加え、全体がなじむまで5~10分おく。器に盛り、刻みネギをのせる。・鶏の唐揚げ巻き寿司冷凍食品の唐揚げが巻き寿司に変身! しば漬けと合わせたマヨネーズもおすすめです。余った唐揚げのリメイクとしても簡単にできるのでぜひお試しを!材料(2人分)鶏の唐揚げ(冷凍食品) 4~5個焼きのり 1枚ご飯(炊きたて) 茶碗1.5杯分サニーレタス 1/2~1枚しば漬け(みじん切り) 大さじ1マヨネーズ 大さじ1.5甘酢ショウガ 適量作り方手順1:鶏の唐揚げは袋の表示通りに解凍する。<しばマヨ>の材料を混ぜ合わせる。手順2:巻きすに焼きのりをのせ、炊きたてご飯を焼きのりの向こう側2cm位を残して全体に広げる。手順3:サニーレタスをおき、鶏の唐揚げを横一列にのせて<しばマヨ>をかけ、巻きすごと持ち上げて巻く。巻き終わりを下にして巻きすの上から両手で押さえ、形を整える。食べやすい大きさに切り、器に甘酢ショウガと盛り合わせる。■冷凍唐揚げはもう買わない!!手作り唐揚げをおいしく賢く冷凍保存しよう!唐揚げは揚げてから冷凍するほうが、お肉のおいしさをキープし、冷凍による劣化を軽減できることがわかりましたね。さらに、完成まで時間のかかる唐揚げを多めに作り置きしておくことで、時短にもなり、みんなの大好きな唐揚げが食卓に登場する機会も増えますね。冷凍唐揚げを購入するより経済的でもあるので、解凍後もおいしい唐揚げの調理・保存・解凍の3つのテクニックを使って、家族を喜ばせましょう。《参考》・ ニチレイ「【唐揚げの冷凍】揚げてから冷凍が正解!ジューシーさを保つテク」
2021年07月13日夏のスタミナ料理から、体を温める冬の料理まで、1年中活躍するにんにく。キッチンに常備している家庭は多いですよね。ただ1回に使う量は1~2片ほどとあまり多くないですし、余らせてしまうことも多い食材です。にんにくは、保存方法によって食べられる期間が全然違ってくるんです。今回は、傷んだにんにくの見分け方、にんにくの正しい保存法のポイントを解説。にんにくを上手に活用できる、おすすめレシピもご紹介します。■にんにく保存の基本芽がでたり、変色してしまったにんにく。まだ食べられるの?と迷ったことはありませんか。ここでは、にんにく保存の基本と、傷んでいるにんにくの見分け方について解説していきます。・にんにくは常温保存できるの?余ったにんにくを常温においていたら、数日で芽がでたり、腐ってしまったという経験はありませんか。では、にんにくは常温保存できないのでしょうか?実は、保存場所などに気をつければ、常温でも1ヶ月ほど保存可能。常温保存のポイントは以下の通りです。皮を付けたまま保存する密閉されない素焼きの容器やかごに入れる日の当たらない風通のよい場所で保存する梅雨から夏にかけては、冷蔵保存がおすすめです。・にんにくの長期保存には冷凍がベスト一般家庭で、にんにくを一番長く保存する方法は冷凍することです。使いかけのにんにくでも、2週間。皮つきのまま冷凍保存することで、冷凍庫で6ヶ月も風味を保ったまま保存可能です。・にんにくが腐ったらどうなるの!?傷んでいるにんにくの見分け方もう食べることをおすすめできない、傷んだにんにくを見分けるには見た目臭い触感の3点を確認しましょう。1.見た目カビが生えているにんにくは腐っている可能性が高いです。また、皮や外部にだけカビが生えていることもありますが、実の中にもカビの根が広がっている可能性があります。カビ自体も口にすると食中毒の原因となりますので、食べないようにしましょう。皮が黒や茶色に変色してる場合も腐っています。さらに、実を切ってみてスカスカであれば、虫が発生している可能性があるので、食べるのはおすすめできません。2.臭い皮を剥いた方が、臭いがわかりやすいです。にんにくはもともと独特のにおいがありますが、切ったりすりおろしたりしなければ、そこまで強い臭いはしないはず。ツンとするようなすっぱい臭い、カビ臭い、異常に強い臭いがする場合は、腐っていますので、食べられません。3.触感実をつまんだとき、フワフワと柔らかいものは、虫に食われたり、内部から腐っている可能性が高いです。皮が湿っている、実がねっとりしているにんにくも腐っています。もったないですが、廃棄してくださいね。・実はまだ食べられた!? 食べられるにんにくの見分け方実は、芽が出てしまったり、にんにくの成分によって変色しているだけなら、まだ食べることができるんです。まだ食べられるにんにくの見分け方は、次の通り。青~緑またはピンク~紫に変色している場合にんにくが青や緑色に変色するのは、にんにくに含まれている成分同士の反応によるもの。スライスしたり、すりおろしたにんにくを保存したときに見られる現象です。見た目は悪くなってしまいますが、食べることは可能ですよ。もともと皮がピンクや紫色のにんにくも存在します。また、にんにくの中に含まれる色素が酸化によって変色して、ピンクや紫になることもあります。どちらの場合も食べることができ、味も変わりません。芽が出ている場合にんにくに芽が出ても、ジャガイモと違い、芽や実の部分に毒性がでることはありません。通常の調理法で食べることができますが、にんにく独特の香りはやや弱くなります。■にんにくの保存方法【冷蔵】にんにくは常温保存も可能ですが、気温が高い夏場やもっと長持ちさせたいという場合は、冷蔵保存が向いています。冷蔵庫で保存することで、カビや腐敗が防げるほか、芽が出るのも防げます。冷蔵庫のスペースに余裕があるようなら1年を通して冷蔵保存がおすすめです。・丸ごと保存する場合のポイント丸ごと保存するとき、皮は剥きません。①キッチンペーパーで包む丸のままのにんにくをキッチンペーパーで包み、保存袋に入れます。保存袋の口は、軽くしめておきましょう。②保存するのはチルド室冷蔵庫の中でも温度の低いチルド室に保存すると、さらに発芽が抑えられます。・1片ずつ保存する場合のポイント丸のまま保存するより保存期間は短くなってしまいますが、使いたいときにすぐに使えるので便利です。①薄皮をすべて剥く1片ずつ保存する場合は薄皮を全部むきます。なるべく、にんにくを傷つけないように剥きましょう。②1片ずつラップで包む剥いたにんにくは、酸素に触れると変色する可能性があるので、1個ずラップに包みます。③保存袋に入れてチルド室へラップで包んだにんにくは、さらに保存袋などに入れてチルド室へ。・冷蔵庫での保存期間にんにくを丸ごと保存する場合の保存期間は2~3ヶ月。1片ずつの場合は、1週間ほどです。どちらにしても、買ってきたらなるべく早く冷蔵庫にしまいましょう。■にんにくの保存方法【冷凍】さらに長期保存したい場合は、冷凍保存がおすすめ。皮をむいてしまったり、カットしたにんにくも、長く保存することができますよ。・1片ずつ冷凍する場合のポイント皮をむいてから冷凍してもOKです。しかし、にんにくは冷凍することによって皮むきがとっても簡単になります。皮付きのまま冷凍するのがおすすめです。保存袋に入れて冷凍庫へにんにくの冷凍はとっても簡単。にんにくを1片ずつにばらし、密閉できる保存袋に入れて、冷凍庫へ。もし皮を剥いてから冷凍する場合は、1片ずつラップに包んで保存袋に入れてください。1片ずつの解凍法まず、皮のむきましょう。根っこ部分を切り落とし、水につけるとするっと皮を剥くことができます。冷凍したにんにくはわざわざ解凍する必要はありません。凍ったままでも、サクサク切ることができますよ。硬くなっている場合は、冷蔵庫で自然解凍か、電子レンジで解凍します。・カットして保存する場合のポイント使う用途が決まっている場合は、料理に合わせてカットして冷凍しておくと、すぐに使うことができて時短になります。①用途に合わせてカットするスライス、みじん切りなど用途に合わせてカットします。みじん切りをたくさん作りたいときは、フードプロセッサーが便利ですね。②少量ずつラップで包むカットしたら、酸化を防ぐためにすぐにラップに包みます。使う分量ずつ包みましょう。②保存袋に入れて冷凍庫へラップで包んだにんにくは、さらに密閉できる保存袋に入れて冷凍庫にしまいます。カットしたにんにくの解凍法こちらも解凍せず、すぐに料理に使えます。パスタソースや、炒め物にいつも通り使ってください。長く保存しすぎて、霜がついていると油跳ねの原因になるので、気を付けましょう。・冷凍での保存期間カットしたにんにくで、1ヶ月。皮付きのままなら、長ければ6ヶ月の長期保存が可能です。■にんにく香る!おすすめレシピ5選・ガーリックトーストスープの付け合わせや、パーティースナックにぴったり。材料(2人分)バゲット1/2本 バター10g ニンニク(すりおろし)1/2片分 ドライパセリ適下準備<ガーリックバター>のバターは常温に置いて柔らかくし、他の材料と練り混ぜる。トースターを予熱する。作り方手順1:バゲットは厚さ2cmに切り、表面に<ガーリックバター>をぬる。手順2:予熱したオーブントースターに入れ、色よく焼く。・ニンニク香る!ホタテとブロッコリーのペペロンチーノホタテとブロッコリーが入った、食べ応えのあるペペロンチーノです。材料(2人分)スパゲティー160g 塩16gホタテ(生:貝柱)6個ブロッコリー8房オリーブ油大さじ1ニンニク(刻み)小さじ1赤唐辛子(刻み)適量EVオリーブ油適量塩少々作り方手順1:たっぷりの鍋に塩を入れ、スパゲティーを袋の表示時間通りにゆで、ザルに上げて水気をきる。ホタテは食べやすい大きさに切る。ブロッコリーは、小房に分けて分量外の塩の入った熱湯でゆで、水気をきる。手順2:スパゲティーをゆでている間にソースを作る。フライパンにオリーブ油、ニンニクを加えて弱火で加熱する。ニンニクがキツネ色になったら赤唐辛子、スパゲティーのゆで汁お玉2杯分、ブロッコリーを加えて1分火を通す。ホタテを加えて塩を振り、火が通ったら火を止めておく。手順3:(2)にゆであがったスパゲティーを加えて全体に混ぜ合わせ、仕上げにEVオリーブ油をまわしかけ、しっかりと混ぜ合わせる。塩で味を調えて器に盛る。刻んだニンニクは焦げやすいので、色が変わってきたら目を離さないように!・アスパラのガーリック炒めにんにくの香りと、ベーコンの塩気が食欲をそそります。材料(4人分)グリーンアスパラ6~8本ベーコン2~3枚ニンニク1片サラダ油大さじ1/2塩コショウ少々下準備グリーンアスパラはピーラーで皮とハカマを削ぎ取り、茎の付け根の堅い部分を切り落とし、食べやすい大きさに切る。ベーコンは幅2~3cmに切る。ニンニクは縦半分に切って芽を取り、みじん切りにする。作り方手順1:フライパンにサラダ油、ニンニクを入れて中火にかけ、香りが立ってきたらベーコンを加えて炒める。手順2:ベーコンの脂が出てきたらグリーンアスパラを加えて炒める。塩コショウで味を調え、器に盛る。・常備菜にぴったり!マッシュルームのニンニクオイル煮にんにくの風味が効いたオイルとバゲットの相性はバツグンです。材料(2人分)マッシュルーム1パックベーコン1枚ニンニク2片赤唐辛子1本オリーブ油150ml塩少々パセリ適量バゲット適量下準備マッシュルームは石づきを切り、縦半分に切る。ベーコンはみじん切りにする。ニンニクは縦半分に切り、芽を取って薄切りにする。赤唐辛子は軸の方を少し切って、種を出す。パセリはみじん切りにして水に放ち、ザルに上げて水気をきり、さらにキッチンペーパーなどで水気を絞る。作り方手順1:鍋にオリーブ油、ニンニク、赤唐辛子、ベーコンを入れて火にかける。ニンニクの香りがたってきたらマッシュルームを加える。手順2:(1)に塩を加えて味を調え、マッシュルームがしんなりするまで煮て、パセリを加える。バゲットを添える。あせらず、弱火で調理するのがポイントです。・ニンニクのまんま蒸し焼き丸ごとにんにくを使った、にんにく好きにはたまらないレシピです。材料(2人分)ニンニク1~2個オリーブ油小さじ2ミルびき岩塩少々コショウ少々作り方手順1:ニンニクは上部分を切る。ニンニクの粒が見えるくらいまで切って下さい。手順2:テラコッタ容器の皿部分に、ニンニクの切り口を上にして置き、オリーブ油を全体にかけ、ミルびき岩塩、コショウを振る。手順3:テラコッタの蓋をして電子レンジで4~5分加熱し、蒸し焼きにする。ニンニクに火が通っているのを確認して、テーブルへ!電子レンジは600Wを使用しています。テラコッタがなくても、ほかの耐熱容器にお皿で軽く蓋をして作ることができます。■にんにくの冷凍保存いちどお試しあれにんにくは、保存方法によってこんなにも保存期間がちがうなんて、びっくりでしたね。よく使う食材だけに、腐らせず、無駄なく使い切りたいですね。一番保存期間が長いのが、冷凍保存。最長で6ヶ月も保存可能です。さらに、刻んだり、スライスしたりして冷凍することですぐに使えてとっても便利です。にんにくを丸のまま食べる料理出なければ、冷凍保存が本当におすすめ。ぜひ、お試しください。
2021年07月05日6月から旬を迎えるとうもろこし。スーパーで見かけることも多くなりましたね。旬の食材は、ほかの時期に比べて栄養価が高く、価格が安いという特徴があります。つまり、これからの季節は、おいしいとうもろこしを安く手に入れる絶好のチャンス!そこで今回は、旬のとうもろこしの保存法について、そして、夏の季節にピッタリなとうもろこしレシピもともにご紹介します。■とうもろこしの保存の基礎知識・生と茹でで保存方法が違う店頭では、生で売られていることが多いとうもろこし。購入したら、そのまま冷蔵庫にしまっていませんか?実は、とうもろこしは、茹でてから保存することも可能です。時間のあるときに茹でておくことで、調理の時間を短縮できるのがうれしいポイント。ただし、保存方法は生の場合と異なりますので、注意しましょう。詳しい手順はのちほどご紹介しますので、まずは保存の基礎を知っておきましょう。・とうもろこしの保存期間は?とうもろこしの保存期間は以下の通りです。冷蔵保存…約2~3日冷凍保存…約1ヶ月生のまま保存する方法でも、茹でてから保存する方法でも、保存期間にちがいはありません。・鮮度をキープできる冷凍保存がおすすめとうもろこしは、野菜の中でも劣化がとてもはやい食材です。収穫後、時間が経てば経つほど、栄養価と甘さが低下します。そのため、購入したら早めに冷凍保存をすることがオススメ。パパッと手早く冷凍庫に保存して、おいしさを閉じ込めてしまいましょう。■とうもろこしの冷蔵保存方法・生とうもろこし①皮とひげを残したまま、水にくぐらせて洗う皮とひげを取ると鮮度が落ちやすくなるため、残した状態にしておきましょう。皮とひげを残したとうもろこしを、水にサッとくぐらせて、表面の汚れを落とし、水気をふきます。②濡らしたキッチンペーパーで包む乾燥を防ぐために、水で湿らせたキッチンペーパーでとうもろこしを1本ずつ包みます。キッチンペーパーは新聞紙でも代用できます。③保存袋に入れて、立てて保存する保存袋に入れたら口を閉じ、ひげが上になるように立てた状態で冷蔵庫に入れましょう。立てて保存することで、劣化のスピードをゆるやかにします。・茹でとうもろこし①とうもろこしを茹でるとうもろこしを茹でます。②熱いうちにラップで包む茹であがったら、冷めないうちにラップで1本ずつとうもろこしを包みます。空気が入らないようにピッタリと包みましょう。熱いうちにラップで包むことで、実の表面にシワが寄りにくくなります。ラップで包む際には、やけどをしないように注意しましょう。③あら熱が取れたら、保存袋に入れるとうもろこしのあら熱が取れたら、保存袋に入れて口を閉じ、冷蔵庫に入れて保存しましょう。■とうもろこしの冷凍保存方法・生とうもろこし①皮とひげを残したまま、水にくぐらせて洗う皮とひげを残した状態のとうもろこしを、水にサッとくぐらせ、表面の汚れを落とします。汚れを落としたら、水気をふきます。②ラップで包むとうもろこしを、1本ずつラップで包みます。③冷凍用保存袋に入れる冷凍用保存袋に入れて口を閉じたら、冷凍庫にしまいましょう。・茹でとうもろこし①とうもろこしを固めに茹でるとうもろこしを普段よりも固めになるように茹でます。②ラップで包む水気をふきとり、1本ずつラップに包みます。もしくは、3~4cmの輪切りにしてから包むのも、使い勝手がよく、オススメです。作りたい料理によって、そのまま冷凍するか、カットしてから冷凍するかを使い分けましょう。③冷凍用保存袋に入れる冷凍用保存袋に入れて口を閉じたら、冷凍庫にしまいましょう。・とうもろこしの粒のみ粒を芯から外し、バラバラの状態で冷凍保存しておくと、炒め物やスープを作る際にとても便利。ただし、生のとうもろこしの場合には、解凍の段階でおいしさや鮮度が損なわれやすいため、茹でたとうもろこしを使用するのがオススメです。①とうもろこしを固めに茹でるとうもろこしを通常より固めに茹でます。②包丁で粒をそぎ落とす水気をふきとり、あら熱が取れたら、包丁を使って粒を芯からそぎ落とします。③冷凍用保存袋に入れるバラバラになったとうもろこしの粒を、冷凍用保存袋に入れます。口を閉じたら、冷凍庫にしまいましょう。冷凍保存している間、ときどき袋を振ったり、もんだりして、粒同士をほぐしておくと、料理をする際に使いやすくなりますよ。・冷凍とうもろこしの解凍方法①生とうもろこし加熱の工程がある料理の場合には、凍ったまま調理に使うラップを外し、新しいラップをかけてから電子レンジで加熱する凍った状態から茹でる上記のいずれかの方法で、かならず火を通してから使うようにしましょう。②茹でとうもろこしすでに茹でてあるので、冷蔵庫に移して自然解凍するだけで食べることができます。もちろん、凍ったまま調理に使っても問題ありません。 ■とうもろこしを冷凍保存するときのコツ・しっかりと袋の空気を抜くとうもろこしを冷凍保存袋に入れるときには、できるだけ中の空気を抜くようにしましょう。空気が入った状態で保存をすると、とうもろこしの品質が落ちる原因となってしまいます。・金属トレイを活用するご家庭に金属トレイがある場合には、金属トレイの上に冷凍保存用袋に入れたとうもろこしを置いて凍らせましょう。金属トレイは熱伝導率が高いため、よりスピーディーにとうもろこしを凍らせることができます。すばやく凍らせることで、おいしさと鮮度を落とさずに保存できますよ。■冷凍とうもろこしを使ったおすすめレシピ・トウモロコシご飯シンプルな味付けが、一緒に炊いたとうもろこしの甘さを引き立てます。材料(2人分)トウモロコシ(生)1本お米1合水190~200ml塩小さじ1/2下準備お米は炊く30分以上前に水洗いし、ザルに上げておく。トウモロコシは長さを半分に切り、包丁で実を削ぎ落とす。芯は使うので捨てずに残しておく。作り方手順1:炊飯器に洗い米を入れ、米1合分の目盛りまで水を加え、塩を入れてひと混ぜする。トウモロコシの実と芯をのせてスイッチを入れる。手順2:炊き上がったら、トウモロコシの芯を取り出し、混ぜ合わせて器によそう。・フライパンで焼きトウモロコシフライパンで手軽に作れる「焼きとうもろこし」で、夏祭りの雰囲気をご家庭でも。材料(2人分)トウモロコシ(生)1本砂糖大さじ1みりん大さじ1しょうゆ大さじ1.5下準備トウモロコシは外皮を取り、両端(先の部分と茎の部分)を切り落とし、長さを半分に切る。作り方手順1:分量外の塩を加えたたっぷりの熱湯にトウモロコシを入れ、煮たったら4~5分ゆで、ザルに上げて冷ます。手順2:フライパンに<調味料>の材料を入れて中火にかけ、煮たったらトウモロコシを転がしながら焼き、器に盛る。・トウモロコシのポタージュ粒のみを凍らせたとうもろこしを用意しておくと、炒める段階でササッと入れるだけなので、とてもお手軽です。材料(2人分)トウモロコシ(生)2本玉ネギ1/2個白ネギ1/2本バター20g小麦粉大さじ1.5白ワイン大さじ4顆粒スープの素小さじ2牛乳100ml水200ml塩コショウ少々生クリーム100mlクルトン適量ドライパセリ作り方手順1:トウモロコシは外皮をむいて水洗いし、包丁で実を削ぎ落とす。玉ネギ、白ネギは粗いみじん切りにする。手順2:鍋にバターを入れて中火にかけ、玉ネギ、白ネギが透き通るまで炒め、トウモロコシを炒め合わせる。小麦粉を加えて粉っぽさがなくなったら<スープ>の材料を加え、クツクツする火加減で7~8分煮る。手順3:(2)をミキサーにかけ、網を通して鍋に戻し、生クリームを加えて塩コショウで味を調える。器に注ぎ入れ、クルトン、ドライパセリを散らす。■冷凍保存を活用して、旬のとうもろこしを楽しみましょう!風味と鮮度が急激に落ちるとうもろこしは、冷凍保存を活用すれば、安いときにまとめ買いをしても安心です。「すぐに食べきることができないから、あまり買ったことがない」という方も、ぜひ今回の保存方法を参考にし、夏の風物詩であるとうもろこしを食卓に取り入れてみてくださいね。
2021年07月05日淡泊な味わいで、フライやサラダなどさまざまなレシピにアレンジしやすいささみ。ほかの肉類に比べると安価で、お財布にも優しいので、優秀な食材ですよね。しかし、生のままだと傷みやすいため、保存方法には工夫が必要です。肉類を長期保存する場合、冷凍保存が基本ですよね。生のまま冷凍してしまうことが多いのではないでしょうか。しかし、実は、ささみは加熱してからの保存もおすすめ。どのような冷凍保存方法があるのか、詳しくご紹介いたします。家計のおたすけ食材であるささみを正しく保存して、かしこくおいしく食べましょう!■ささみは冷凍保存できる?鮮度が命のささみは、すぐに使用しない場合は、冷凍保存がおすすめ。きちんと保存しておけば、長期間保存が可能で、ささみ特有のパサつきも抑えることができるんです。・生でも加熱後でも冷凍保存OKささみは、これから紹介する「生のまま冷凍」と「加熱処理してから冷凍」の、ふた通りの方法があるので、メニューに合わせて保存方法を選んでください。ただ、冷凍することで長期保存が可能になりますが、冷凍焼けなどで品質が低下することはありえます。冷凍すればいつまででも保存できる、とは思わないようにしましょう。・冷蔵保存は日持ちしない鶏肉に分類されるささみは、牛肉や豚肉に比べ、傷みやすい特徴があります。そのため、冷蔵保存だと2日以内には使い切りたいところ。すぐに調理しない場合は、おいしさを保つためにも冷凍保存がいいですね。■ささみを生のまま冷凍保存する方法 生のまま冷凍しておくと、いろいろな料理に活用できます。メニューは決まってないけど、特売でたくさん買ってしまったときにはこの方法がおすすめ。さらに、生のまま冷凍することでささみの組織が壊れ、柔らかくなるというメリットもあります。・①筋を取り除くまず、ささみの身のなかの目立つ筋は取り除きます。包丁でもできますが、簡単に筋とりするならフォークがおすすめ。ささみの筋をフォークの刃の間に引っかけて、フォークでささみを押さえながら、ゆっくりと筋を引っ張ります。すると身が崩れずにきれいに筋を取ることができます。筋を引っ張るときの抑えは、素手ではなく、キッチンペーパーで覆っておくとすべりにくいですよ。・②一つずつラップで包むささみを冷凍するとき、つい食品トレーのまま冷凍庫に入れていませんか? 食品トレーのまま冷凍すると、凍るまでに時間がかかってしまい、旨みやたんぱく質などの栄養分を含んだ「ドリップ」と呼ばれる液体が出やすくなってしまいます。結果、おいしさが減少してしまうのです。ひと手間かけて、ささみを一つずつラップに包んでから冷凍することで、乾燥を防ぐだけではなく、冷凍時間の短縮にもなり、おいしさをキープすることできますよ。さらに、急速冷凍機能の使用や熱伝導率の高いアルミトレーにささみを並べることで、冷凍スピードがアップし、ドリップの流出を減らすことができます。すでに出ているドリップは臭みの原因になるので、キッチンペーパーなどで拭き取ってから一つずつラップで包みましょう。こうしておくと、使いたい分だけ取り出せるというメリットもありますね。・③保存袋に入れて冷凍庫へ さらにジップ付きの保存袋などに入れ、空気をしっかりと抜いてから冷凍保存します。この方法だと、約3週間はおいしさをキープしたまま保存ができます。■ささみを加熱して冷凍保存する方法ささみを事前に加熱して冷凍しておけば、そのまま食べることもでき、なにかもう1品欲しいときやちょっとしたおつまみなどに役立つこと間違いなし! 加熱方法と冷凍保存のコツをつかめば、しっとりとおいしく仕上げることができ、時短にもなるので、非常におすすめです。・①ささみを加熱して火を通すささみの加熱は「茹でる」と「電子レンジ」の2つの方法がおすすめ。どちらも、筋を取る、ドリップを拭き取るなどの下処理をしておいてください。「茹でる」鍋に水を沸騰させ、塩小さじ1入れます。その中にささみを入れたら火を止めて、フタをして7~8分放置するだけです。ポイントは、ささみを入れたら沸騰させないこと! 茹ですぎは栄養の流出だけでなく、硬くなりすぎる原因になってしまいます。「電子レンジ」ささみ4~5本を耐熱皿に並べたら、塩少々、砂糖小さじ1/2、酒小さじ2をもみ込んでおきます。ふんわりとラップをしたら、電子レンジ(600W)で2分30秒加熱しましょう。あとは、そのまま5分くらい放置して、蒸らしておきます。この余熱で火を通していくことが、しっとり感を残すための最大のポイントです。・②そのまま又はほぐしてラップで包む粗熱がとれたら、食べやすい大きさにほぐし、小分けにしてラップで包んでおきましょう。使用するメニューが決まっていない場合は、解凍してからでもほぐせるので、1本そのまま冷凍するのもOK。・③保存袋に入れて冷凍庫へ乾燥を防ぐため、さらにジップ付きの保存袋などに入れ、空気を抜いてから冷凍保存します。一度ささみを加熱してからの保存だったら、1ヶ月の長期保存が可能です。冷凍焼けを防ぐためにも、空気を抜く作業は丁寧に行ってくださいね。■冷凍保存したささみの解凍方法は?冷凍したささみを間違った方法で解凍してしまうと、せっかく上手に冷凍したささみが台無しになってしまいます。加熱処理したものと生のまま冷凍したささみでは、解凍方法が変わってくるので、ポイント押さえておいしく解凍してみましょう。・冷蔵庫に移して自然解凍気温の高い夏場や湿度の高い梅雨時期に、室内の常温で解凍すると、細菌が急速に繁殖して、食中毒のリスクも高まります。生のまま冷凍したささみを自然解凍するときは、冷蔵庫で4~5時間かけてゆっくりと解凍するのがベスト。半解凍状態になり、調理がしやすくなるだけではなく、旨みや栄養成分、水分などを含んだドリップの流出を減らすことができるので、ささみがパサつくのを防ぎ、おいしさもキープできます。加熱処理してから冷凍したささみは、再加熱しすぎるとパサついてしまうので、自然解凍がおすすめ。食べる前の日に冷蔵庫に移して、一晩かけてゆっくり解凍させましょう。ちなみに、加熱処理をしたささみなら、凍ったままスープなどの料理に加えて調理しても、おいしく召しあがれます。・急ぐ場合は電子レンジで 電子レンジで解凍したとき、部分的にささみに火が通ってしまったり、加熱しすぎてパサパサにしてしまった経験がある方もいるのではないでしょうか。電子レンジは急激な温度変化が起こるため、たった10秒でも仕上がりに大きく影響するので、加熱しすぎには注意しましょう。生の状態であれば、ささみ1本につき、電子レンジ(600W)で20~30秒加熱してください。完全に解凍せず、半解凍状態にしておきましょう。この半解凍状態で調理した方が水分が逃げにくく、しっとりとした仕上がりになりますよ。また、加熱処理されたささみであれば、ささみ1本につき、電子レンジ(600W)で40秒加熱すると、冷凍庫から出してすぐにサラダなどの料理に使うことができます。■ささみを使ったおすすめレシピ3選・ささ身の中華和えヘルシーな鶏ささ身を使った、中華風の和え物。ピーナッツの食感がアクセントになっています。材料(2人分)鶏ささ身 2本酒 大さじ1塩コショウ 少々キュウリ 1本中華ドレッシング(市販品) 大さじ2ピーナッツ(刻み) 大さじ2下準備鶏ささ身は筋を引いて耐熱容器に並べ、酒をかける。塩コショウをしてふんわりラップをかけ、電子レンジで1分30秒~2分加熱し、そのままおいて余熱で中まで火を通す。粗熱が取れたら食べやすい大きさに裂く。電子レンジは600Wを使用しています。キュウリは両端を切り落とし、斜め薄切りにしてさらに細切りにする。作り方手順1:ボウルで鶏ささ身、キュウリ、中華ドレッシングを和え、器に盛ってピーナッツを散らす。・ささ身のマスタードカツ粒マスタードのピリッとした辛さと、しっとりささみがおいしいフライです。材料(2人分)鶏ささ身 4本粒マスタード 小さじ2小麦粉 適量〈衣〉溶き卵 1個分パン粉 適量揚げ油 適量サラダ菜 4枚プチトマト 4個下準備鶏ささ身は筋を引いて厚さ半分に切り開き、片面に粒マスタードをぬり、両面に小麦粉を振る。作り方手順1:溶き卵、パン粉の順に<衣>をつける。手順2:170℃に熱した揚げ油に(1)を入れ、美味しそうなキツネ色になったら油からあげて油をきる。手順3:食べやすい大きさに切り、サラダ菜、プチトマトと共に器に盛り合わせる。・ふんわり!鶏ささみのピカタ鶏ささみに粉チーズ入りの卵液をつけて焼きました。ささみはしっとりとして衣はふんわり!材料(2人分)鶏ささ身 3本塩コショウ 少々小麦粉 大さじ1〈卵液〉卵 1個粉チーズ 大さじ2〈ソース〉ケチャップ 大さじ1.5チリソース 小さじ1/2ウスターソース 小さじ1/2サラダ油 小さじ2サラダ菜 4枚下準備鶏ささ身は筋を引き、食べやすい大きさの削ぎ切りにする。作り方手順1:鶏ささ身は両面に塩コショウをし、薄く小麦粉をまぶす。手順2:フライパンにサラダ油を中火で熱し、(1)を<卵液>につけて並べ、両面薄く焼き色がつくまで焼く。手順3:サラダ菜と共に器に盛り、<ソース>をかける。■ささみのおいしさそのままに冷凍する秘訣は、保存の仕方だけにあらず!ささみの冷凍で失敗した経験がある方は、紹介した保存方法だけではなく、解凍方法にも注意して再挑戦してみてください。きちんとした保存、解凍ができれば、パサつきやすいささみが、驚くほどしっとり感のある仕上がりになりますよ。今回は、冷凍保存の方法を紹介しましたが、おすすめは加熱してからささみを冷凍保存すること。おいしさそのままに時短にもなるので、忙しい日のごはん作りに役立ててみてはいかがでしょうか?《参考》・ 全国食肉生活衛生同業組合連合会「覚えておこうお肉のこと!」 ・ 旭化成「肉 保存のポイント」
2021年07月04日爽やかな風味で、色鮮やかに食卓を彩ってくれる大葉。1年を通して見かけることが多く、さまざまな料理に使うことができるため、できるだけ長く鮮度を保ちたいですよね。大葉を購入してからは、冷蔵庫や野菜室にそのまま保存することが多いのではないでしょうか? いざ使おうと冷蔵庫をあけてみると、変色したり、しなびてしまったりしていますよね。 どうしても数日経ってしまうと仕方がないのかなと肩を落としてはいませんか?実は、大葉の保存方法は冷蔵だけでなく、冷凍で保存することも可能なのです。どちらの保存方法も、ちょっとしたコツで保存期間が長くなり、品質も落とすことなく大葉をたのしむことができますよ!また、大葉に含まれているβカロテンは、免疫力を高めて、がん予防にもつながると言われています。栄養豊富なハーブで、身体への良い効果も期待があるため、積極的にとっていきたいですね。■大葉の保存の基礎知識・大葉は乾燥に弱い大葉を購入した状態でそのまま冷蔵庫に入れると、黒く変色したり、しなびてしまいます。冷蔵庫の中は非常に乾燥しやすいため、水分が蒸発してしまうと、劣化がすすんでしまいます。乾燥すると同時に、大葉の特徴である香りも大幅に減少してしまうため、使いきれずに捨ててしまうこともありますよね。そのため、保存するときは空気をできるだけ遮断し、密閉することを心がけましょう。葉先までいきいきとした状態で、鮮度を保つことができますよ。・冷蔵または冷凍で保存を大葉は、栽培するときは湿った土地を好み、寒さには弱く、暑さには比較的強いのですが、収穫してからの保存では、常温は適していません。おいしく鮮度を保つために、冷蔵・冷凍での保存方法がおすすめです。特に冷凍保存は長期間保存に適しているので、新鮮な状態の大葉がたくさん手に入ったときはおすすめです。冷凍保存は、使いたいときにすぐ使えるためとても便利ですよ。特に夏場は、常温で半日でも置いたままにしてしまうと傷んでしまうため、気温の高い場所には注意してください。・新鮮な大葉の見分け方新鮮な大葉は、香りがつよいものです。さらに、大葉の葉の部分と茎の部分をよくチェックすると良いでしょう。ポイントは、水分を保っており、鮮やかな緑色をしている葉をえらぶこと。葉先が細かく縮れていたりすると劣化しています。また、大葉の葉が大きくなりすぎているものは、香りや風味もあまり良くないことがあります。くわえて、茎の部分が輪ゴムなどでしばられていると、変色しているときがあるため、よく注意してみてみましょう。■大葉の冷蔵保存のやり方・保存方法大葉はよく洗い、水気をしっかりとる大葉の根元の茎は乾燥していることがあるため、水分をとりこませるために数ミリほどカットする保存容器などに1cmほど水を入れて、大葉の茎を下にして入れるふたをして野菜室へ。小さい保存容器などに入れ、ふたが閉まらないときはふんわりとラップをかける2〜3日ごとに中の水を交換する大葉の葉の裏側には、香りのもととなる粒があるため、できるだけ触らずに根元を持って洗うようにしましょう。・冷蔵の保存期間ご紹介した、冷蔵での保存期間は2〜3週間ほどが目安です。少しの手順をはさむことで、冷蔵保存で長く品質を保つことができるとはおどろきですよね! 保存中に、風味や香りが薄くなるのが気になる方は、10日〜2週間ほどで使いきることをおすすめします。■大葉の冷凍保存のやり方・保存方法大葉はよく洗い、水気をしっかりとる(水気があると、冷凍時にひっつく原因になるためしっかりとる)使う用途に応じて、カットする(荒めにみじん切り、千切りなど)カットした大葉をキッチンペーパーに包み、保存袋や保存容器に入れる(保存袋に入れるときは、空気をしっかり抜くことは忘れないように)大葉はカットせずにそのまま冷凍することも可能です。切らない場合は、大葉の水気をしっかりとったあとに、ラップを使って重ならないように包み、空気をしっかり抜いて、保存袋に入れると良いですよ。・冷凍の保存期間冷凍した大葉を薬味で使いたいときは、できるだけ早く使うようにしましょう。 ご紹介した冷凍保存での保存期間は、1ヶ月ほどが目安です。最大で3ヶ月持つときもありますが、変色や風味が落ちてしまうこともあるため、状態をみながら調理に使うことをおすすめします。また、冷凍した大葉の品質を保つためにも、冷凍庫内の温度が上昇しないように、扉は長く開けておくことがないようにしましょう。・冷凍した大葉の解凍方法は?大葉をカットして冷凍保存した場合は、解凍せずにそのまま調理に使うことができますよ! パスタやドレッシングなど用途は幅広くあります。カットした場合は、生の状態よりやわらかいですが、色も形もきれいに保存することができます。大葉をカットせずに保存した場合も、そのまま調理に使うことができます。卵や肉で包んだり、ハンバーグにのせてもよいですね。「やっぱりカットして使いたい」と思ったときは、半解凍の状態になったら、好みの大きさにカットし、調理に使うこともできます。解凍に時間をかけてしまうと、水分が出てきて大葉がよれてしまうため、使う分量だけ取り出すようにしましょう。■大葉のその他の保存方法・アルミホイルで保存 保存するときは、ラップを使うことが多いですが、アルミホイルも活躍してくれますよ! アルミホイルには抗菌効果があるため、乾燥や菌から防ぐためには活用することができます。アルミホイルで保存すると、冷蔵庫で3週間ほど保存が可能です。大葉はよく洗い、水気をしっかりとるアルミホイルに大葉を一枚一枚交互にのせる保存容器などに入れる冷蔵庫へ入れる・乾燥させて保存乾燥させた大葉は、そのままでも、粉々に砕いても調理に使えます。肉料理やパスタ、おにぎりのふりかけなど、幅広く使うことができます。レンジを使って簡単に大葉の保存期間をのばすことができるため、ぜひ試してみてください。乾燥して保存すると、冷蔵庫で3ヶ月ほど保存が可能です。お皿の上にキッチンペーパーを置き、その上に重ならないよう、大葉をのせるレンジに入れて、600Wで3分あたためる使う用途に合わせて容器に入れる冷蔵庫に入れる・オイルにして保存大葉は和のハーブですが、おしゃれなジェノベーゼ風に調理することもできます。焼いたチーズや温かい釜揚げうどんなどにかけてもおいしく召し上がることができます。オイルにして保存すると、冷蔵庫で1ヶ月、冷凍庫で半年ほど保存が可能です。材料(120ml)大葉生姜(薄切り1〜2枚)オリーブオイル150ml塩大さじ1/2大葉はよく洗い、水気をふきとる。手でちぎり、フードプロセッサーやブレンダーに入れる。生姜、オリーブオイル、塩を加えてなめらかになるまで撹拌して、瓶につめる。■大葉を使ったおすすめレシピ7選・アジの梅しそロールフライ大葉と梅の香りがたまらない一品です。フライのサクサク感をたっぷりたのしむことができますよ!材料(2人分)アジ(3枚おろし)2尾分大葉4枚梅干し(ペースト)小さじ1/2小麦粉大さじ1溶き卵1/2個分パン粉1/2カップ揚げ油適量下準備大葉は軸を切る。作り方手順1:アジの身に梅肉ペーストを薄くぬり、大葉をのせる。アジの頭側から尾の方へしっかりと巻いてつま楊枝でとめる。(アジの尾の向きに大葉の葉を向けておきます。)手順2:小麦粉をはたき、溶き卵、パン粉の順に<衣>をしっかりとつけ、少しなじませてから170℃の揚げ油で揚げる。(衣をなじませることではがれにくくなります。)手順3:油をきってつま楊枝を引き抜き、皿に盛る。・大葉がさわやか!しそ餃子大葉のさわやかな香りが広がる餃子です。ひき肉は、粘りが出るまできちんとこねるとジューシーになります。材料(2人分)餃子の皮20枚大葉10枚豚ひき肉100g塩少々キャベツ1~2枚白ネギ1/4本ショウガ(すりおろし)小さじ1/2ニンニク(すりおろし)小さじ1/2酒小さじ1しょうゆ大さじ1きび砂糖小さじ1/2ゴマ油小さじ2ゴマ油少々酢大さじ1しょうゆ大さじ1ラー油適量下準備大葉は軸が長ければ切り、葉を半分に切ってキッチンペーパーなどで水気を拭く。キャベツはみじん切りにする。白ネギはみじん切りにする。(キャベツは大きい葉なら1枚、内側の小さめの葉なら2枚使います。)作り方手順1:ボウルに豚ひき肉と塩少々を入れ、粘りがでるまでしっかりとこねる。(塩だけで先にこねておくことで、肉汁を逃さずジューシーに仕上がります。)手順2:手順1に<合わせ調味料>の材料を入れ、さらによく混ぜる。(水分が多いですが、指を立ててしっかり混ぜると、ひき肉が水分を吸い、ポッテリとします。そこまで混ぜるのが美味しさのコツです。)手順3:手順2にキャベツ、白ネギを加え、混ぜ合わせる。手順4:餃子の皮を手に取り、大葉を二つ折りにして1枚のせる。大葉の上に(3)のタネを大さじ1杯くらいのせ、皮のフチに水をグルッと薄くぬり、しわをよせながら包む。手順5:フッ素樹脂加工のフライパンに、餃子を並べて中火にかける。底に焼き色が付いたら、餃子が1/4つかるくらいまで分量外の水を注ぎ入れ、強火にして蓋をし、約3~4分蒸し焼きにする。手順6:水分がなくなったら蓋を取り、ゴマ油を少々流し入れ、底部分をカリッと焼く。焼き面を上にして器に盛り、<つけダレ>の材料をつけていただく。キャベツは塩揉みせずに使うと、キャベツの水分でジューシーに仕上がります。・大葉のスパイシー漬けこの大葉のスパイシー漬けでアツアツのご飯を巻いていただくと最高! ご飯が何杯でもいけちゃうくらい、クセになる辛さです。のりと合わせてもおいしいですよ。材料(作りやすい量)大葉30枚みりん大さじ1/2砂糖大さじ1/2しょうゆ大さじ1~2おろしショウガ1片分ニンニク(すりおろし)1片分粉唐辛子(又は一味唐辛子)大さじ1/2~1赤唐辛子(中挽き赤唐辛子)小さじ1/2ゴマ油大さじ1.5白ゴマ大さじ1作り方手順1:大葉は1枚ずつきれいに洗って、水気を拭き取り、<合わせ調味料>は合わせておく。手順2:大葉の両面に<合わせ調味料>をつけながら、1枚ずつ容器に重ねる。手順3:のりの様に、アツアツのご飯を巻いていただく。ご飯に大葉をのせ、上からのりで巻いていただいても、パリパリと美味しくいただけます。冷蔵庫保存で4~5日くらいで食べ切って下さいね。・さっぱり梅しそで!ジューシーチキンソテージューシーに焼き揚げたチキンソテーに、梅と大葉が入った梅しそでいただきます。練りワサビがポイントです。材料(2人分)鶏もも肉(小)2枚塩コショウ少々シシトウ6~8本サラダ油大さじ1梅干し2個大葉4枚練りワサビ小さじ1/2酒小さじ1みりん小さじ1オリーブ油大さじ1下準備鶏もも肉は8等分に切り、塩コショウを振る。シシトウは縦に切り込みを入れる。梅干しは種を取り、包丁でたたいてペースト状にする。大葉は軸を切り落とし、みじん切りにする。作り方手順1:<梅しそダレ>の材料を混ぜ合わせる。手順2:フライパンにサラダ油を熱し、鶏もも肉の皮目を下にして並べ入れ、中火で焼き色がつくまで焼く。途中でシシトウを入れ、サッと焼いたら取り出す。手順3:鶏もも肉をひっくり返し、フライパンに蓋をして中に火が通るまで焼く。手順4:器に盛り、<梅しそダレ>を少しずつのせ、シシトウを添える。・イワシの大葉焼きおろしてあるイワシを使えばすぐにできあがる一品です。梅干と大葉の風味が効いているので、青魚が苦手なかたにもオススメです。焼き立てのあつあつをどうぞ!材料(2人分)イワシ(3枚おろし)2.5尾分大葉4~5枚梅干し2個大根おろし適量作り方手順1:梅干は種をとってたたき、大葉は軸を切って縦半分に切る。手順2:イワシの内側に梅干をぬり、大葉を重ねる。手順3:グリルかオーブンで火が通るまで焼いて皿に盛り、大根おろしを添える。・大葉ドレッシングサラダみじん切りにした大葉をドレッシングに!さっぱりとした味わいで、手軽においしくヘルシーに栄養補給ができます!材料(4人分)豆腐(寄せ豆腐)1丁レタス1/4~1/2個貝われ菜1/2パックワカメ(干し)大さじ2大葉5枚作り置き甘酢大さじ2しょうゆ大さじ1サラダ油大さじ2塩コショウ少々下準備レタスはサッと水洗いし、食べやすい大きさに手でちぎって、冷水に放つ。パリッとしたらザルに上げ、しっかり水気をきる。貝われ菜は根元を切り落とし、長さを半分に切る。ワカメは水で柔らかくもどし、水気を絞る。長い場合は食べやすい大きさに切る。大葉は軸を切り落とし、みじん切りにして水に放ち、水気をしっかりきって<大葉ドレッシング>の材料と混ぜ合わせる。作り方手順1:器に豆腐、レタス、ワカメを盛り合わせ、貝われ菜を散らして<大葉ドレッシング>をかける。・とろーりチーズと大葉の肉巻き豚肉に大葉とチーズを巻いて焼き、甘辛のタレをからめました。チーズと大葉の肉巻きは間違いない! ひとつ食べるととまらなくなってしまうかも。材料(2人分)豚肉(薄切り)10枚大葉5枚プロセスチーズ70g塩コショウ少々小麦粉適量サラダ油小さじ2酒大さじ1砂糖小さじ2みりん小さじ2しょうゆ大さじ1サラダ菜2~4枚プチトマト2~4個下準備大葉は軸を切り落とし、縦半分に切る。プロセスチーズは1cmの棒状に切る。作り方手順1:豚肉は一枚ずつ広げて塩コショウと小麦粉を薄く振る。大葉とプロセスチーズをのせて端からしっかりと巻く。手順2:全体に小麦粉をまぶし、巻き終わりが開かないようにしっかり押さえておく。手順3:フライパンにサラダ油を中火で熱し、(2)の巻き終わりを下にして並べ、菜ばしで転がしながら全体に焼き色がつくまで焼く。手順4:全体に焼き色がついたら<調味料>の材料を加え、汁気がなくなるまで焼く。サラダ菜をしいた器に盛り、プチトマトを添える。■大葉の冷凍保存は重宝できる保存方法!大葉の保存方法はたくさんあります。手間をかけることなく、さまざまな調理に応用したい場合は、長期間保存可能な冷凍がおすすめです。冷凍保存で大事なポイントさえおさえておけば、簡単におこなうことができますね。ドレッシングや塩漬けにすると、無添加でヘルシーな調味料に早変わりしてしまうので、重宝できるはずです。冷凍保存は、栄養価も落とすことなく使うことができるため、大葉を含むハーブは冷凍保存にはもってこいなのです。冷凍庫から使いたいときに使いたい分量を取り出すだけで、いつもの食卓もより一層たのしくなりますよ!《出典》『食材大全』 (NHK出版) 池上 文雄監修 P115より《参考》・ 大塚製薬「ビタミンA / βカロテン」 ・ 横浜国立大学 家庭における野菜の低温保存に関する研究
2021年07月02日きんぴらや煮物、天ぷらだけではなく、刻んで料理に加えることでシャキッとした食感がアクセントになるれんこん。でも、気がついたら冷蔵庫で表面が黒っぽく変色して、傷んでいた…なんて経験はありませんか? 今回は、れんこんをいつまでもおいしく食べられるようにする保存方法とおすすめレシピを紹介します。■れんこんは冷凍保存がおすすめ! れんこんは、日が経つにつれ、アクが出て空洞部分が黒くなってくるので、早めに調理しなくてはならない食材です。さらに、田んぼの中で育つれんこんは、光や空気に当たることを嫌がります。乾燥にも弱いので、れんこんのおいしさをキープするためには、保存方法に注意が必要です。れんこんの保存方法は、新聞紙に包んでおくというイメージがあるかもしれませんが、実は、冷凍ワザを使うことで長期保存が可能になります。・冷凍保存は長持ち+料理の時短にれんこんをすぐに使わない場合は、冷凍しておくのがおすすめ。冷凍することで多少シャキシャキ感は減りますが、おいしさには問題ありません。凍ったまま調理が可能ですし、冷凍することでれんこんの細胞が壊れ、味が染みこみやすくなるので時短にもなります。・すぐ食べるなら冷蔵保存もOK すぐに料理に使用する場合は、冷蔵庫で保存もできます。しかし、冷蔵庫内はれんこんが嫌う乾燥した状態。1節丸ごとならしばらく日持ちしますが、カットされたものには保存方法に工夫が必要です。・冬場なら丸ごと常温保存も れんこんに適した温度は0~5℃なので、冬場なら風通しのよい外での常温保存が可能です。ただ、節付きのれんこんなら常温でもしばらく日持ちしますが、カットされたれんこんには不向きです。・新れんこんは日持ちしない?6月から9月上旬にかけて出回る「新れんこん」は、通常のものより柔らかく、歯触りがいいのが特徴。しかし、生育の途中で堀り上げられる若いれんこんなので、水分量が多く傷みやすいため、日持ちしません。できるだけ早めに調理しましょう。■れんこんの保存方法【冷凍】 冷凍保存のポイントは、使う料理によって切り方を変えておくこと。料理にすぐ使えるようにしたい、どの料理にするか決まっていないなど状況に合わせて無駄なく冷凍しちゃいましょう。事前に下処理がしてあればすぐに料理にも使えるので、調理の時短にもなっていいですね。・半分にカットして保存する場合 れんこんをどんな料理に使うのか決めてないけど、安かったから買っちゃった! という人には、半分にカットした冷凍保存がおすすめ。とりあえず、この形にしておけば、解凍後にお好きな形に切り分けることが可能です。①半分に切って酢水にさらすまず、れんこんは皮をむき、縦半分に切ります。れんこんの白さをキープし、アク抜きをするために、水2カップに酢小さじ1を入れた酢水に漬けます。②水気を拭いてラップに包むしっかりと水分を拭き取ったら、1つずつラップに包んでおきます。れんこんは空気に触れることを嫌がるので、ラップでピッタリと包みましょう。③保存袋に入れて冷凍庫へ さらに、冷凍庫内での乾燥を防ぐために、ジップ付きの保存袋などに入れます。このときも袋の空気をしっかり抜いておきます。ストローを使い、空気を吸い上げるのも効果的ですね。・輪切りで保存する場合きんぴらや天ぷらなどに使う予定がある場合は、事前に輪切りにして冷凍しておきましょう。そのまま使う分だけ料理に使用できるので便利です。①輪切りにして酢水にさらすれんこんは、皮をむいたら、輪切りにしておきます。きんぴらなら薄く、てんぷらなら1cmくらいの厚切りにするなど、使用する料理に合わせた切り方をしておくといいでしょう。水2カップに酢小さじ1入れた酢水に漬け、アク抜きをします。②重ならないよう保存袋へ入れるしっかりと水分を拭き取ったら、重ならないようにジップ付きの保存袋に入れておきます。重ねて入れてしまうと、れんこん同士がくっついてしまい、使いたい分だけ使用したいときに、うまくはがせません。1回の使用分ごとにラップをして、さらに保存袋に入れておくとより便利ですね。・すりおろして保存する場合つくねやれんこん餅などにすりおろしたれんこんを入ると、もっちりとしたおいしい食感になりますよね。すりおろして冷凍しておけば、料理のつなぎなどに使うことができます。①すりおろして少量ずつラップで包むれんこんは皮をむいたら、すりおろしておきます。すりおろしたら、大さじ1ずつの小分けにしてラップに包んでおきましょう。②保存袋に入れ冷凍庫へさらに、ジップ付きの保存袋などに入れて、冷凍保存しておきましょう。・冷凍での保存期間れんこんは、冷蔵庫や常温での保存も可能ですが、長くても1週間程度。しかし、冷凍保存しておくことで、約1ヶ月は保存ができ、おいしさも保てます。・冷凍したれんこんの解凍方法きんぴらや煮物料理なら、解凍せずにそのまま調理することができます。シャキッとした食感が残したいサラダや天ぷらなどに使用する場合は、冷蔵庫に入れてゆっくりと自然解凍しましょう。また、縦半分に切って冷凍したれんこんは、3~5分程度自然解凍すれば、包丁で切れるようになります。お好みのサイズに切ってから、調理して下さい。■れんこんの保存方法【冷蔵】すぐ料理に使う予定があるときは、冷蔵庫での保管がいいでしょう。温度と湿度が高めに設定されている野菜室に保管することで、鮮度が保ちやすくなります。・丸ごと保存する場合れんこんが節付きであれば、カットしてあるものに比べて日持ちするので、1節丸ごと保存するのがおすすめ。①濡れたキッチンペーパーで包むれんこんは、湿度を保つために、濡らしたキッチンペーパーや新聞紙に包んでおきます。ここで注意したいのが、泥付きのままのれんこんの場合。つい、泥を洗い流したくなりますが、泥が乾燥を防ぎ、より日持ちさせるので、泥は落とさず保存しましょう。②ポリ袋へ入れて野菜室へ 包んだれんこんは、さらにポリ袋に入れて冷蔵庫内の乾燥から守ります。・カット済みをラップで保存する場合カットされたれんこんは、なにもしないと切り口がどんどん黒っぽく変色して品質が下がります。できるだけ空気にふれないようにしてあげることでおいしさをキープします。①カット面にぴったりラップをする変色と乾燥を防ぐために、切り口をぴったりとラップで包んでおきます。②しっかり包んで野菜室へさらに濡らしたキッチンペーパーや新聞紙などで、全体を包んでおきます。ポリ袋に入れたら、温度、湿度が高めの野菜室で保存します。水に入れて保存する方法も皮をむいたれんこんは、水を入れたボウルなどに漬けたまま保存もできます。乾燥や変色を防ぐことはできますが、切り口からビタミンCなどの栄養分が流れ出てしまうというデメリットがあるので、早めに使い切りましょう。・冷蔵での保存期間1節丸ごとの場合は、1週間程度保存できますが、カットされたものは表面をラップで包んでも、3日間程度で食べきれるようにしましょう。■れんこんの保存方法【常温】れんこんは、冷凍・冷蔵保存が向いていますが、気温の低い冬場なら常温保存も可能です。空気からの乾燥を防ぐ対策をしましょう。・丸ごと常温保存する場合カットされたれんこんは、傷みやすいので常温保存には不向きですが、1節丸ごとであれば常温保存ができます。しかし、日持ちはしないので早めに調理しましょう。①キッチンペーパーか新聞紙で包む乾燥を防ぐために、濡らしたキッチンペーパーか新聞紙で全体を包んでおきます。②ポリ袋に入れて涼しい場所で保存ポリ袋や保存袋などに入れ、風通しのよい涼しい場所で保存します。ポリ袋にはふんわりと空気を一緒に入れてあげると、乾燥を防げます。れんこんは光も苦手なので、直射日光が当たるところは避けましょう。・常温での保存期間 常温での保存期間は5日程度と短めなので、できるだけ早く使い切りましょう。泥付きのれんこんの場合は、泥に日持ちをさせる役割があるので、1週間程度保存できます。■新鮮なれんこんの見分け方新鮮なれんこんを見分けるには、形や色ツヤをチェックしましょう。ここでは、おいしいれんこんの選び方を紹介します。・太く真っすぐな形 色々な品種がありますが、一般的な品種であれば、ふっくらと丸みがあり、肉厚で寸胴型のものを選んで下さい。また、新鮮なれんこんは、持ったときにずっしりと重みがあり、しっかりとしたかたさがあるのが特徴です。・表面のツヤ新鮮なれんこんの表面にはツヤがあります。また、皮が淡い黄色をした、傷がないものを選びましょう。・切り口の色カットされているれんこんの場合は、切り口が白っぽくて、みずみずしいものが新鮮な証。表面や穴の中が変色しているものは、アクがまわっているので避けましょう。ちなみに、穴の大きさが均一なれんこんは良品とされています。■おすすめのれんこんレシピ5選 ・レンコンのきんぴら甘めに味付けをしたレンコンのきんぴらは、お弁当にもオススメ。レンコンの食感を楽しんでくださいね。材料(2人分)レンコン 7~8cm赤唐辛子(刻み) 1/2本分ゴマ油 小さじ1.5〈調味料〉酒 小さじ1みりん 小さじ1砂糖 小さじ2しょうゆ 小さじ1.5下準備レンコンは皮をむき、半月切りにして水に放つ。作り方手順1:フライパンにゴマ油、赤唐辛子を入れて強火にかける。香りがたったら、水気をきったレンコンを加えて炒める。手順2:レンコンが少し透き通ってきたら<調味料>の材料を加え、汁気がなくなるまで炒めて器に盛る。・レンコンもちレンコンのもちもち食感が何とも言えないおいしさ!材料(4人分)レンコン 約300g片栗粉 大さじ4~5塩 ひとつまみバター 20gサラダ油 大さじ1〈タレ〉しょうゆ 大さじ2砂糖 大さじ2一味唐辛子 適量下準備レンコンの皮をむき、おろし器ですりおろす。<タレ>は小鍋、または小さなフライパンに砂糖、しょうゆを入れてひと煮立ちさせる。作り方手順1:レンコンの水分を軽く押さえてきり、塩、片栗粉を加え、スプーンでよく混ぜ合わせる。手順2:フライパンにサラダ油、バターを入れて弱火にかけ、バターが溶け出したら、(1)の生地をスプーン1杯分手に取って丸め、少し押さえて、フライパンに入れる(おやき風)。手順3:焼き色がついてパリッとしたらひっくり返し、反対側もパリッと焼く。手順4:両面焼けたら<タレ>を加え、からめるように焼く。器に盛り、一味唐辛子を振りかける。・レンコンの肉団子すりおろしたレンコンが入った肉団子。大根おろしをのせて、サッパリといただきます。材料(2人分)〈タネ〉 レンコン 5~6cm 豚ひき肉 200g 白ネギ 1/2本 ユズコショウ 少々 パン粉 大さじ2~3 酒 大さじ1/2 塩 小さじ1/4 しょうゆ 大さじ1/2大葉 2枚大根おろし 1/2カップポン酢しょうゆ 大さじ2~3サラダ油 大さじ1下準備レンコンは皮ごときれいに水洗いし、すりおろしてザルに上げ、水気をきる。白ネギはみじん切りにする。大葉は軸を切り落とす。大根おろしはザルに上げ、水気をきる。作り方手順1:ボウルに<タネ>の材料を入れてよく混ぜ合わせ、ひとくち大に丸める。手順2:フライパンにサラダ油を熱して(1)を並べ入れ、フライパンに蓋をして時々転がしながら焼く。手順3:器に盛って大葉と大根おろしを添え、大根おろしにポン酢しょうゆをかける。・レンコンサラダレンコンのシャキシャキ感と風味が楽しいサラダ。大葉がきいています。わさび、しょうゆはお好みの量で。おつまみにもいい1品ですね。材料(2人分)レンコン 150g酢 少々大葉 5枚カニ風味カマボコ 3本マヨネーズ 大さじ2しょうゆ 少々練りワサビ 少々作り方手順1:レンコンは皮をむき、2mmくらいの薄切りにし、さらに食べやすい大きさ(2~4等分)に切って酢水につける。手順2:沸かした湯に酢を少々入れてレンコンをさっとゆで、ザルに上げて水気をきる。手順3:大葉は手で食べやすい大きさにちぎり、カニ風味カマボコはほぐしておく。手順4:ボウルにマヨネーズ、しょうゆ、練りわさびを入れてよく混ぜ合わせ、レンコン、カニ風味カマボコを加えて和える。手順5:器に盛り、大葉を散らす。・レンコンのはさみ照り焼きもっちりとしたレンコンの食感がたまらない、お肉料理です。材料(4人分)レンコン 10~12cm〈タネ〉 合いびき肉 200g 玉ネギ 1/4個 バター 10g 塩コショウ 少々 パン粉 大さじ4 牛乳 大さじ2 卵黄 1個分 塩コショウ 少々 ナツメグ 少々白ネギ 1本板コンニャク 1/2枚酒 大さじ2〈調味料〉 だし汁 大さじ4 砂糖 大さじ3 みりん 大さじ2 しょうゆ 大さじ3サラダ油 大さじ1下準備レンコンは皮をむいて16~20等分の輪切りにし、分量外の酢水に放つ。<タネ>の玉ネギはみじん切りにし、バターでしんなりするまで炒め、塩コショウをして冷ます。白ネギは幅1cmの斜め切りにする。板コンニャクは食べやすい大きさに切る。<調味料>の材料を混ぜ合わせる。作り方手順1:<タネ>の材料を練るようによく混ぜ合わせる。レンコンに薄く分量外の小麦粉を振り、8~10等分にした<タネ>をレンコンではさむ。手順2:フライパンにサラダ油を中火で熱し、(1)と白ネギ、板コンニャクを焼き色がつくまで焼く。手順3:酒を加えてフライパンの蓋をし、弱火で中に火が通るまで蒸し焼きにする。手順4:<調味料>を加えてからめるように焼き、器に盛る。■冷凍ワザの活用で、れんこんをおいしく時短で調理しようれんこんの保存方法をマスターすれば、保存期間の長持ちに効果的なだけではなく、おいしさや品質を長持ちさせることがわかりましたね。とくに、冷凍テクニックを使えば、味がよく染みこんだおいしいれんこん料理を時短で作れます。料理に合わせて切って冷凍し、いろいろなレシピにアレンジしてみてはいかがでしょうか?《参考》・ ニチレイ「【れんこんの保存】プロの冷凍テクで1ヶ月シャキシャキ感をキープ!」 ・ いばらきれんこん広域銘柄化推進協議会「選び方と保存方法」 ・ ハウス食品株式会社「食材を知って、おいしく調理!」
2021年06月30日みなさんは野菜の冷凍保存と聞いてどのようなイメージが思い浮かびますか?「冷凍保存するとパサパサするのでは?」「栄養素が減少しそうなイメージ」など、野菜を冷凍保存するとは実際どうなのか気になりますよね!今回ご紹介するチンゲン菜は、中国野菜のひとつで、気温の変化にも比較的強く、調理もしやすい万能な葉物野菜です。ビタミンCや食物繊維、カルシウムなどうれしい栄養もたくさん含まれていますが、「使おうとしたときには、冷蔵庫でしなしなになっていた」など、保存に手こずった経験はありませんか?実は、チンゲン菜は冷凍保存することで、栄養素やまろやかな甘みも逃さず保存することが可能なのです。冷凍保存したチンゲン菜をおいしく調理できるレシピもご紹介します! ■チンゲン菜は冷凍保存がおすすめ ・チンゲン菜は日持ちしない?チンゲン菜を含め、葉野菜は収穫すると鮮度が落ちやすいのですが、茎が太いチンゲン菜は比較的長持ちします。しかし、常温を苦手とするため、保存場所をあやまるとすぐに劣化してしまいます。乾燥にも弱いので、冷蔵庫で保存するときは野菜室をおすすめです。また、葉の部分が黄色くなっていた場合は、その部分をすてるようにしましょう。 ・チンゲン菜は冷凍で長持ち+便利!冷凍保存したチンゲン菜は、色もきれいに保つことができるので、料理の彩りに困ったときに重宝しますよ。使いきれずに傷んでしまうことも多いチンゲン菜ですが、冷凍保存だと期間も長く持ち、肉料理に一品野菜料理を加えたいときも、パッと使うことができるので大変便利です。チンゲン菜は、冷凍してから焼くと、余分な水分が出て味が凝縮するので、炒めものでは大活躍してくれますよ! チンゲン菜に含まれているβカロテンは油と一緒に摂ると吸収が高まるので、がん予防や老化防止につながるという見解もあります。・干し野菜にして長期保存も◎野菜を無駄なく使いきるために利用されることが多い「干し野菜」。野菜は、干すことで、長期保存できるようになるだけでなく、栄養価がアップする場合が多いです。また、水分が抜けることで甘みや風味が増し、おいしく感じることも。乾燥させる場合、チンゲン菜は2〜4日が目安です。屋外で乾燥できないときは、オーブンレンジなどで簡単に干し野菜にすることもできるため、実は天候に関係なく、干し野菜作りにチャレンジできてしまうのです。干したチンゲン菜は、さっと湯がいたあと、水気を絞って切り、炒めものにするとシャキシャキ感を味わうことができますよ!干す方法よく洗って水気をふき取り、半分に切る切り口を上にして、ザルに並べて2〜4日程度干す■チンゲン菜の冷凍保存チンゲン菜を冷凍保存するときは、密封状態で小分けにして冷凍しましょう。また、冷凍庫内はとても乾燥しています。保存袋に入れたら、袋の中の空気をしっかり抜きましょう。できるだけ空気を遮断することで乾燥と酸化を防いでくれるので、冷凍したチンゲン菜がおいしく長持ちします!生のまま保存する場合は、冷凍するとどうしてもシャキシャキ感が失われるため、食感変化が気になる方は、茹でたり炒めてからおこなう冷凍方法をおすすめします。・生のまま保存する場合よく洗い水気を拭き取る好みの大きさにカットする保存袋に小分けにして、冷凍する・茹でて保存する場合よく洗い、株のままゆでる 氷水にさらし、水気をよく絞る好みの大きさにカットする保存袋に小分けにして、冷凍する・炒めて保存する場合よく洗い、水気を拭き取るフライパンにサラダ油を入れて、サッと炒める 保存袋に小分けにして、冷凍する・冷凍保存にはブランチング処理もおすすめ?チンゲン菜など葉物野菜は、冷凍保存するときに新鮮な状態で急冷することが重要なポイントとなっています。ブランチングとは、かために茹でたり、蒸したりする加熱処理のことです。冷凍耐性を高めることにもつながるため、酵素などのはたらきを抑えて、殺菌作用にもなるんですね。傷みや変色も防いで、鮮度の維持もできます。長期保存はブランチング処理をすることで、状態をよくキープすることができるのですね!ブランチング処理したチンゲン菜は、そのまま炒めものやスープなどにも使うことができます。かために茹でる(様子を見ながら加減する)すぐ冷まして、水気をしっかりふいて冷凍(金属トレイなどに並べて冷凍すると早く冷凍可能)凍ったら冷凍庫からとり出し、保存袋に入れる・冷凍での保存期間冷凍してどのくらい持つのかは、とても気になるところですよね。チンゲン菜は冷凍保存でおよそ1ヶ月保存ができます。冷蔵庫での保存と比較してみると、「そんなに長く保存可能なの?」と、おどろきですよね。また、葉の部分は冷凍期間が長くなるとくずれやすくなるので、スープの具にして、軸の部分は炒めものにするなど状態に応じて、調理方法をかえるとよいですよ。冷凍庫内での保存では、庫内のものが増えると霜がついて劣化、乾燥につながるため、ものがパンパンに増えすぎないよう気をつけてくださいね。・冷凍チンゲン菜の解凍方法冷凍したチンゲン菜は自然解凍で調理、凍ったまま調理することができます。自然解凍の場合は、シャキシャキ感がなくなるため、チンゲン菜に熱を加える調理ではない、おひたしなどがおすすめです。煮込み料理や炒め料理のときは、凍った状態で加えるようにしましょう。一旦常温に戻すと、中の水分が出てきてしまい、風味や栄養が流れてしまいます。お湯で解凍などもする必要がないため、小分けにして保存しておくと、使いたいときにすぐに使うことができるので、冷凍チンゲン菜を幅広く使用することができますね!■チンゲン菜の冷蔵保存・冷蔵での保存方法 チンゲン菜の根元を、水を張ったボウルにつけて、ザルにあげて水気をよく拭き取る湿らせたキッチンペーパーに包んでポリ袋に入れて、口を軽く閉じる深さのある容器(ペットボトルなどを半分に切って、切り口の部分はマスキングテープで覆うようにするとよい)に入れ、冷蔵室に立てて保存する立てて冷蔵庫に保存すると、畑での状態と同じになり、ストレスがかかりにくくなりますので、栄養やうまみが逃げにくくなります。・冷蔵での保存期間先ほど紹介した冷蔵方法での保存期間は、4〜5日ほどです。風味などを気にする場合は、3日ほどで使用することをおすすめします。葉先は、どうしても早めに傷んできてしまうときがあるので注意しましょう。■チンゲン菜のおすすめレシピ3選・チンゲンサイのおかかがけ食卓にもう一品欲しいな…と思ったときは、冷凍庫からチンゲン菜を取り出して作ってみてくださいね! おだしの味がしっかりしているため、ごはんがすすむ簡単レシピです。材料(2人分)チンゲンサイ1株 塩少々だし汁大さじ1.5しょうゆ大さじ1/2かつお節3g下準備チンゲンサイは根元を切り落とし、長さ3~4cmに切る。ボウルで<浸し汁>の材料を混ぜ合わせる。作り方手順1:たっぷりの熱湯に塩を入れ、チンゲンサイをサッとゆでて水に取る。粗熱が取れたら水気を絞り、<浸し汁>のボウルに加えて和える。器に盛り、かつお節をかける。・チンゲンサイとちくわの煮浸しチンゲン菜のシャキシャキ感と、ちくわのしっとりとしたうまみの掛け合わせがたまらない一品です。冷めてしまったときは、温めなおさなくても十分おいしいですよ!材料(2人分)チンゲンサイ1株ちくわ2本だし汁200~300ml 酒大さじ1.5~2みりん大さじ1~1.5砂糖小さじ1.5~2しょうゆ大さじ1~1.5下準備チンゲンサイは根元を切り落とし、長さ3cmに切る。大きい場合は、さらに縦2~3つに切る。ちくわは食べやすい大きさの斜め切りにする。作り方手順1:鍋にだし汁を入れて強火にかけ、煮たったら<調味料>の材料を加え、再び煮たったらちくわを加えて2~3分煮る。手順2:チンゲンサイを根元側から加え、しんなりしたら葉を加える。煮汁をからめるようにサッと煮て、葉の色が鮮やかになったら器に盛る。・チンゲンサイの塩炒め野菜が足りないな、と感じたときは試してみると良いかもしれません。ラーメンのトッピングなどにもおすすめです!材料(4人分)チンゲンサイ4株ニンジン1/4本酒大さじ2塩小さじ1ゴマ油小さじ2ショウガ1/2片酒小さじ2塩小さじ1/2コショウ少々ゴマ油小さじ2コショウ適量下準備チンゲンサイは根元を切り落としてきれいに水洗いし、長さ4cmに切る。大きい場合はさらに縦2〜3つに切る。根元は縦十字に切り込みを入れて裂き、大きい場合はさらに切り込みを入れて食べやすい大きさに裂く。ニンジンは皮をむき、縦2〜3等分に切り、薄い短冊切りにする。ショウガは皮をむき、せん切りにする。作り方手順1:<ゆでる調味料>を入れた熱湯で、チンゲンサイとニンジンをサッとゆで、ザルに上げてしっかり水気をきる。手順2:中華鍋にゴマ油を強火で熱しショウガを炒め、香りが立ってきたら、(1)のチンゲンサイ、ニンジンを加え、油が全体にからむ程度にサッと炒める。手順3:<調味料>を加えて炒め合わせ、器に盛り分ける。お好みでコショウを振って下さい。■冷凍保存でチンゲン菜を楽しもう!チンゲン菜は栄養価も高く、食物繊維も豊富にふくまれているので、積極的に食事に取りいれたいですよね。冷凍保存することで、おいしく長持ち、栄養価もキープしたまま調理に使うことができるため、うれしいことがたくさんあります。時間がないときや簡単に調理をおこないたいと思ったとき、冷凍保存したチンゲン菜は助っ人になってくれるはずです。チンゲン菜の旬は気温が下がる秋頃ですが、1年中市場には出回っています。「すぐに使うことはないな〜」と感じたときは、冷凍保存してさまざまな料理が楽しめます。冷凍保存はむずかしい手順もなく、短い時間でできるので、試す価値大ありです!《参考》・ 日本家政学会誌 チンゲンサイの品質に及ぼす冷蔵温度および湿度の影響 ・ 独立行政法人農畜産業振興機構(国立大学法人東京海洋大学海洋科学部より)「食品の冷凍技術と冷凍野菜の品質」 ・ 大塚製薬「ビタミンA / βカロテン」 ・ 日本食品保蔵科会誌 冷凍あるいは凍結乾燥処理した野菜・果実中のビタミン含有量に及ぼす通年貯蔵の影響
2021年06月26日季節を問わず食卓に登場するキャベツ。サラダ・野菜炒め・お好み焼きにと大活躍です。なにかと使い勝手のいいキャベツですが、正しい保存方法をご存知でしょうか?購入したキャベツは、冷蔵庫に入れる前にすこし手を加えるだけで、鮮度とおいしさをより長く保つことができます。また、冷凍保存を活用すれば、より長い期間おいしいキャベツを楽しむことができますよ。本記事では、キャベツの正しい冷蔵・冷凍保存の方法をご紹介します!■キャベツ保存の基礎知識!・キャベツは冷蔵保存がベストキャベツのベストな保存方法は、ずばり冷蔵保存! なぜならキャベツは0〜5℃ほどの涼しい温度を好む野菜だからです。キャベツは地中海沿岸が原産といわれており、寒冷地で広く栽培されています。そのため、涼しい気候には適しており、反対に暑いところは苦手という特性を持つのです。家庭用の冷蔵庫(冷蔵室・野菜室)はおよそ2〜5℃に設定されているため、キャベツにとって快適な環境であるといえますよ。・生のまま冷凍保存も可能多めに購入したキャベツがしばらく冷蔵庫を占領してしまい、使い切れずに結局捨ててしまった…なんていう経験はありませんか? そのような失敗をふせぐためには「冷凍保存」を活用することがオススメです。切り方の異なるものを分けて冷凍保存しておけば、作りたい料理にピッタリなキャベツを、好きなタイミングで好きな量だけササッと取り出すことができますよ。また、キャベツは生の状態でも冷凍保存ができるのも嬉しいポイント。洗ってカットをしたら冷凍用保存袋に詰めて冷凍庫に入れるだけなので、冷凍までの手間が比較的少ないのです。・キャベツの保存期間の目安どんなにキャベツに適した保存方法をおこなったとしても、鮮度をキープできる期間には限りがあります。それぞれ以下の期間を目安に、できるだけはやく使い切るようにしましょう。【冷蔵保存の場合】1玉…3週間から1ヶ月ほど1/2カットや1/4カットしたもの…1週間ほど千切りやざく切りなど細かくカットしたもの…2~3日ほどカットしたキャベツは切り口が酸化し、そこから変色・劣化が始まるため、カットせずに保存したときよりも保存期間が短くなります。いつ購入したものか・いつカットしたものかわかるように、ポリ袋に日付を記入しておくと安心ですよ。【冷凍保存の場合】1ヶ月ほど保存期間が1ヶ月以上と長くなってしまうと、冷凍焼けを起こし、劣化する恐れがあります。また、冷凍庫の扉を開け閉めすることよる温度変化も影響し、時間とともに食感や風味が落ちてしまうことも。冷凍保存する場合であっても、できるだけはやめに使いきった方が、よりおいしくキャベツを楽しむことができます。こちらも冷凍した日付がわかるようにしておくと安心ですね。■キャベツを冷蔵保存する方法「いつも冷蔵庫に入れているのに3週間ももたない!」という方は、今の保存方法にちょっとひと手間加えるだけで、その悩みが解決するかもしれません。正しく処理をしてから保存をすれば、長い期間鮮度をキープすることができますよ。そのまま冷蔵庫に入れる前にぜひお試しいただきたい、キャベツを日持ちをさせる工夫について紹介します。・芯をくり抜きキッチンペーパーを詰める包丁やナイフで、芯のまわりからキャベツの中心部に向かって切り込みを入れ、手で芯を引き抜きます。5・6ヶ所ほど切り込みを入れたら、手で芯をぐるぐると回してみると簡単に引き抜くことができますよ。芯をくり抜いたら、水で濡らして軽くしぼったキッチンペーパーを、芯のあった部分に詰めます。この作業により、キャベツに含まれる水分の蒸発・乾燥をふせぎます。キャベツは収穫後であっても、芯の先端にある「成長点」を取り除かない限り成長をし続けます。この成長点が起点となり、キャベツの葉から水分や栄養を集めるのです。成長点が残ったままだと、キャベツの葉にある水分や栄養がどんどん失われてしまい、傷みや劣化がはやくなってしまいます。そのため「成長点ごと芯をくり抜き成長を止めること」が、キャベツを長持ちさせるポイントの1つとなるのですよ。・新聞紙で包みポリ袋に入れる芯をくり抜き、湿らせたキッチンペーパーを詰めたら、新聞紙でキャベツをまるごと包みましょう。キャベツのみずみずしさを保つには乾燥は大敵です。新聞紙に包むことでキャベツの乾燥をふせぎ、ほどよい湿度が保たれます。新聞紙は、キッチンペーパーでも代用することができますよ。新聞紙に包んだあとはポリ袋に入れ、さらに蒸発を防止します。芯(キッチンペーパーを詰めた部分)が下になるように冷蔵庫に入れれば、キャベツを冷蔵保存するための準備は終了です!・定期的にキッチンペーパーを交換する芯のかわりに詰めたキッチンペーパーは、2〜3日に一度を目安に交換することも、キャベツの鮮度をキープするポイント。キャベツの葉の水分を保ち、シャキシャキした食感を残すために、水で濡らしたキッチンペーパーを芯をくり抜いた穴に詰めるという作業をします。キッチンペーパーの水分は時間が経つとともに乾いてしまい、さらにキャベツの中心部分から水分が蒸発してキャベツの葉自体も乾燥してしまいますので、これをふせぐためにも、キッチンペーパーは定期的に交換をしましょう。■キャベツを冷凍保存する方法多く買い過ぎたり、献立が合わなかったり、「冷蔵保存しても使い切れなさそう」という場合には、冷蔵保存よりも長持ちする「冷凍保存」がオススメです。・使いやすい大きさにカットするキャベツを冷凍保存する場合には、あらかじめ使いやすい大きさにカットしてから冷凍すると良いでしょう。カットせずまるまる1玉冷凍することもできますが、完全に凍るまでに時間がかかるため、キャベツの組織が壊れてしまい食感や風味の低下につながる解凍するのにも時間がかかるので、使いたいと思ったときにすぐ使えない解凍時に水分が出て食感が悪くなりやすい冷凍庫のスペースを取ってしまうと、使い勝手が悪い面が多く、あまりメリットもありません。そのため、冷凍保存する場合には、洗ったキャベツをお好みの切り方でカットしましょう。・丁寧に水気を拭き取るカットした後のキャベツは、しっかりと水気を拭き取りましょう。水気を拭き取らないと冷凍中に霜がつく原因となり、おいしさが損なわれることも。洗ったキャベツの水気を丁寧に拭き取ることが、解凍後のおいしさにつながりますよ。・冷凍用保存袋に入れしっかり空気を抜く水気を拭き取ったキャベツは、冷凍用保存袋に入れて冷凍保存します。その際、袋の空気はできる限り抜き、薄く平らにしてからチャックをしめましょう。カットしたキャベツは、空気に触れると、切り口から酸化し、おいしさが低下しまいます。また、薄く平らな形状にすることで、冷凍庫から出したばかりのキャベツでも、袋の上から軽くボキボキと割るだけですぐに料理に使うことができ、料理の効率アップにつながりますよ。■冷凍保存したキャベツの解凍方法冷凍キャベツは、解凍をするときにどうしても水分が出るため、冷蔵保存したものと比べるとしんなりとした食感になります。冷蔵保存したシャキシャキとした生のキャベツとは食感が変わってしまう冷凍キャベツを、おいしく解凍する方法についてご紹介します。・冷凍のまま加熱調理解凍したキャベツは水っぽくなるため、事前に解凍せずそのまま加熱調理に使う「加熱解凍」がオススメです。スープや味噌汁だけでなく、煮込み料理や炒め物など幅広い料理に活用できます。すでにカットした状態で冷凍をしているので、下ごしらえの手間が省け、料理の時短につながる嬉しい面も。また、キャベツは冷凍することによって、少なからず細胞内の組織が壊れるため、生のキャベツと比較して味がしみ込みやすい・火が通りやすいというメリットもあります。この点も、料理の負担をグッと軽減してくれるポイントですね。・サラダに使うなら冷蔵庫でゆっくり解凍サラダのキャベツといえばシャキシャキとした食感。しかし、冷凍保存をしたキャベツは水分が抜けるため、しんなりとした食感に変化します。そのため冷凍キャベツをサラダとして食べると、生キャベツの食感とのギャップにビックリするかもしれません。冷凍したキャベツをサラダとして食べたいという場合には、事前に冷蔵庫に移してゆっくりと解凍してから使いましょう。サイズや量にもよりますが、冷蔵庫での解凍時間は6時間から半日ほどです。意外と時間がかかるので、解凍のし忘れには気をつけましょう。ちなみに、冷蔵庫の外に出して解凍する「常温解凍」や電子レンジでの解凍は、水気がより多く出ることで水っぽい仕上がりになってしまうため、サラダに使う際の解凍方法としてはあまりオススメできません。■キャベツの冷凍保存のコツと注意点長期保存ができ、調理の時短にもなる冷凍保存。解凍後もおいしく食べるために押さえておきたいポイントをお伝えします!・冷凍前に水気はしっかり切る冷凍保存用袋に入れる前には、キッチンペーパーや清潔なふきんなどを使用して、かならず丁寧に水気を切ってください。余分な水分が残っていると劣化の原因となったり、解凍したときに水っぽくなったりするので、風味が落ちてしまいます。・しんなりするので細すぎる千切りは不向き解凍後のキャベツをおいしく食べるためにも「細すぎる千切り」の状態で保存することは避けましょう。切り口が多い分、解凍したときに水分が多く出すぎてしまい、べちゃべちゃとした仕上がりになってしまいます。冷凍保存をする場合には、1cm幅より太い千切り(細切り)・ざく切り・くし切りなどがオススメですよ。数種類の切り方のキャベツを冷凍しておけば、のちのち料理をするときに適した切り方のキャベツを選ぶことができるのでとても便利です。・アルミトレイで急速冷凍冷凍保存をするときは、できるだけはやく凍らせる「急速冷凍」がとても大切。素早く凍らせることでキャベツへのダメージを少なくし、風味や栄養を保ちながら保存することができます。急速冷凍をする場合に便利なのがアルミトレイです。アルミトレイは熱伝導率が良いので、トレイにのせたキャベツをスピーディーに凍らせることができます。もしもおうちにあるようであれば、ぜひ使用してみてくださいね。・均一な厚みになるように袋に入れる先ほども説明したように、風味と栄養を損なわないためには、スピーディーに凍らせることがポイントです。袋に入れたキャベツは均一な薄さになるようにかたちを整えましょう。適当にガサッと入れたときよりも、素早くキャベツを凍らせることができ、解凍してもおいしく食べることができますよ。・新鮮なキャベツを冷凍する冷凍するキャベツは新鮮なものを選びましょう。購入してから日にちが経ってしまったキャベツはすでに鮮度が落ちてしまっているため、冷凍してもおいしさは復活しません。多めにキャベツを購入した場合など、食べきれないと思った際には、できるだけはやめに上記の方法で冷凍保存をしてくださいね。■冷凍キャベツを使ったおすすめレシピ・キャベツのみそ汁1cm以上の細切りやざく切りにして冷凍したキャベツをみそ汁の具材として使うのはいかがでしょうか。水に溶けやすいビタミンなどの栄養も汁ごと摂ることができますよ。材料(2人分)キャベツ1枚油揚げ1/4枚豆腐60gだし汁400mlみそ大さじ1.5~2ネギ(刻み)大さじ1下準備キャベツは食べやすい大きさに刻む。油揚げは熱湯をかけ、細切りにする。豆腐は食べやすい大きさに切る。作り方手順1:鍋にだし汁を中火で熱し、煮たったらキャベツ、油揚げを加える。キャベツがしんなりしたら、みそを溶き入れて豆腐を加え、煮たつ直前に火を止める。手順2:最後にネギを加えてひと混ぜし、器によそう。・キャベツのポタージュ千切りキャベツは冷凍に向かないため、1cm以上の幅で細切りにした冷凍キャベツを使うことをオススメします。こちらのポタージュも『キャベツのみそ汁』と同様に、水に溶けやすい栄養素なども無駄なく摂ることができますよ。材料(2人分)キャベツ1/8個玉ネギ1/4個バター10g小麦粉大さじ1固形スープの素1個水200ml牛乳100ml塩コショウ少々ドライパセリ少々下準備キャベツは太めのせん切りにする。玉ネギは横薄切りにする。作り方手順1:鍋にバターを中火で煮溶かし、キャベツ、玉ネギを入れてしんなりするまで炒め合わせる。手順2:小麦粉を加え、粉っぽさがなくなるまで炒め合わせ、<スープ>の材料を加える。煮たったら火を少し弱め、蓋をして3~4分煮て粗熱を取る。・塩焼きそばざく切りの冷凍キャベツは焼きそばの具材にもピッタリ。キャベツはすでにカットしているので、その分時短にもつながります。材料(2人分)中華麺(蒸し)1玉しょうゆ小さじ2塩少々ゴマ油小さじ2シイタケ(干し)1~2個白ネギ1/2本ニンジン1/4本玉ネギ1/4個太モヤシ1/2袋ニラ1/2束キャベツ2枚紹興酒大さじ1.5塩小さじ1/2~1コショウ少々オイスターソース大さじ1顆粒チキンスープの素小さじ2水大さじ3サラダ油大さじ4下準備中華麺はサッと水でぬらし、しっかり水気をきって耐熱ボウルに入れ、ラップをかけて電子レンジで温まる程度に加熱(ここでは2分加熱)する。余分な水分は捨て、<下味>の材料をからめ10分置く。(ヒント)電子レンジは600Wを使用しています。シイタケはぬるま湯で柔らかくもどし、軸を切り落として水気を軽く絞り、細切りにする。白ネギは縦半分に切りさらに斜め薄切りにし、ニンジンは皮をむき縦せん切りにする。玉ネギは縦薄切りにする。太モヤシは根と芽を取って水に放ち、シャキッとすればザルに上げしっかり水気をきる。ニラは水洗いして根元を少し切り落とし、長さ3~4cmに切る。キャベツはせん切りにする。作り方手順1:中華鍋を強火にかけ、サラダ油の半量を加えて中華麺を加え、焼き色がつくまでそのままの状態で焼き、ひっくり返し同様に焼き色がつけば取り出して油をきる。手順2:中華鍋に残りのサラダ油を加えて強火にかけ、白ネギ、ニンジン、玉ネギを炒め、少ししんなりしたら、シイタケ、太モヤシ、ニラ、キャベツを炒め合わせる。手順3:<調味料>の材料を加えて炒め合わせ、(1)の中華麺を加えてほぐしながら炒め合わせ、器に盛り分ける。凍った状態で入れたキャベツが水っぽくならないように、炒めるときに出る水分をしっかり飛ばすことがポイントです。■キャベツは保存方法を選んでかしこく使い切ろう!私たちの食卓になじみ深いキャベツ。せっかく購入したのであれば、できるだけ長く、おいしく保存したいものですよね。しかもキャベツは1玉買いをした方がコスパも良い場合が多く、上手にやりくりすれば家計にも嬉しい野菜です。冷蔵保存・冷凍保存をかしこく使いわけ、最後までおいしくいただきましょう! 今回ご紹介した方法をぜひお試しください。
2021年06月19日おでんや味噌田楽といった、煮込み料理に欠かせない食材といえば、こんにゃくですよね。単体で食べてもよし、ほかの料理のかさを増すにもよし…と、多用できる便利な食材です。便利だからと多めに買って冷凍保存したら、変な食感になってしまったという経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。せっかくなら、こんにゃくのおいしさを保ったまま保存したいですよね。そこで今回は、こんにゃくの正しい保存方法についてお伝えします。■こんにゃく保存の基礎知識!こんにゃくを買ったとき、そのままおうちの冷蔵庫に入れているという方が多いのではないでしょうか。もちろん、それでも問題はありませんが、こんにゃくの保存方法は時と場合によって違います。まずは基本的な保存方法についてチェックしてみましょう。・開封前なら常温でも保存可能スーパーの冷蔵コーナーにあるため、冷蔵保存と思われているこんにゃくですが、開封前に限り冷蔵庫に入れなくても問題ありません。常温保存する場合は、気を付けることが2点あります。1つ目は直射日光です。日光が直接当たると、こんにゃくの色が白っぽく変色してしまうので避けましょう。2つ目は高温多湿です。こんにゃくが劣化してしまうので避けなくてはいけませんが、日本の気候下では気にしなくてよいでしょう。もちろん、冷蔵庫に入れて保存しても問題ありません。スーパーで冷蔵コーナーにあるのは何故?パッケージ裏にも、常温で保存ができると書かれているのに、なぜスーパーでは冷蔵ケースに入っているのでしょうか。これは昔のなごりではないかと言われています。昔のこんにゃくは日持ちせず、豆腐と同じように売られていました。そのため、現在も豆腐と同じコーナーに置かれているためと言われています。ほかには、商品を見栄え良く並べるために冷蔵コーナーに置かれているという説もあります。・開封後は冷蔵または冷凍で保存未開封なら常温でも保存できますが、開封後はどうでしょうか。半分だけ使ってあまってしまい、残りはあとで使うというパターンもありますよね。その場合は、冷凍、冷蔵のどちらかで保存しましょう。常温で保存してしまうと、腐ってしまいますので気を付けましょう。・こんにゃくは冷凍保存には向かない?こんにゃくの保存方法において、冷凍保存すると味が落ちると聞いたことがあるのではないでしょうか。こんにゃくは水分を多く含んでおり、冷凍・解凍することで水分が抜けてしまい、食感が変わってしまうことから、これまで冷凍には不向きであると言われていました。しかし、ここ数年の間に冷凍・解凍したこんにゃくが噛み応えがあると注目を浴び、冷凍こんにゃくを使ったレシピが徐々に広まりました。また、冷凍・解凍しても水分が抜けない冷凍こんにゃくが開発されており、こんにゃくは冷凍保存に向かないという考えは過去のものになりつつあります。水分が抜けきったこんにゃくの郷土料理冷凍・解凍を繰り返し水分が抜けきったこんにゃくを、凍み(しみ)こんにゃくという名前で親しんでいる地域があります。茨城県北部の奥久慈群地方です。凍みこんにゃくは、奥久慈群地方の郷土料理であり、江戸時代には水戸藩の専売品として地域に財をもたらしていました。茨城の自然環境から生まれる寒暖差を利用して作られており、完成まで1ヶ月かかります。現在は生産者が減ったことにより、茨城県北部でのみ生産されている希少な食べ物です。・糸こんにゃく、刺身こんにゃくなどの保存方法ここまでご紹介したのは、板こんにゃくといわれる一般的なこんにゃくについてです。しかし、こんにゃくにはいろんな種類がありますよね。糸こんにゃく(白滝)や、刺身こんにゃくも、板こんにゃくと同じように保存して問題ありません。それぞれ水分量や形状の違いがありますが、特別変わった保存方法はありませんので安心してくださいね。 ■こんにゃくを冷蔵保存する方法こんにゃくは開封後は冷蔵、冷凍で保存する必要があります。どのように保存すればおいしさを長持ちさせることができるのでしょうか。まずは冷蔵保存の方法を見ていきましょう。 ・保存液ごとタッパーに移して冷蔵庫へ売られているこんにゃくは、パッケージの中に保存液が入っています。開封しても中の保存液は捨てず、こんにゃくと一緒にタッパーに入れましょう。保存液ってなに?こんにゃくと一緒に入っている保存液は、普通の水ではありません。これはアルカリ性の水です。こんにゃくはアルカリ性の食べ物で、アルカリ性の水に漬けおくことで殺菌作用がはたらき、長持ちさせることができます。そのため、冷蔵保存するときには保存液も一緒にタッパーに入れるとよいのです。 保存液を捨ててしまったら保存液と一緒にタッパーに入れて保存するのがベストですが、うっかり捨ててしまったなんてこともありますよね。その場合は水道水を使いましょう。日本の水道水はアルカリよりの中性のため、保存液ほどではありませんが日持ちさせることができます。・水道水の場合は2~3日ごとに入れ替える保存液の場合はそのままでも日持ちしますが、水道水で保存した場合は、2~3日に一度、水を入れ替える必要があります。変えないとこんにゃくが傷んでしまい、劣化が早まります。・置く場所に注意こんにゃくを冷蔵保存する場合、冷蔵庫の送風口近くに置くことは避けましょう。送風口は冷蔵庫の中でも一番冷たいところです。こんにゃくは冷たい場所に置いてしまうと水分の抜けるスピードが早まり、傷みやすくなってしまうので、気を付けましょう。・保存期間は1週間から1ヶ月を目安に冷蔵保存でおいしく食べれる期間は、水道水で保存した場合1週間、保存液の場合は1ヶ月です。こんにゃくをおいしくいただくには、早めに食べることを心がけましょう。 ■こんにゃくを冷凍保存する方法 1週間以上保存したいという場合には、冷凍保存がおすすめです。冷凍することでこんにゃくの水分が抜け、本来の食感や味は失われてしまいます。しかし、冷凍することによって別の食感に生まれ変わるため、冷凍こんにゃくならではの食べ方にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。・冷凍保存のための下準備こんにゃくを冷凍保存するためにはあく抜きをするのがおすすめです。あく抜きは、こんにゃくから余分な水分を取り出してくれます。そうすることでこんにゃく独特の臭みやえぐみを取り除き、こんにゃくをおいしく食べることができるのです。では、あく抜きの手順を見てみましょう。材料こんにゃく…適量塩…適量器具なべざる冷凍用の保存袋、ラップなど作り方手順1:こんにゃくを適当な大きさにカットし、塩もみをします手順2:なべに水をいれ沸騰させ、こんにゃくを入れてあく抜きをします あく抜きはこんにゃくを入れてから2分ほどでできます。手順3:あく抜きが終わったらざるにあげ、水気を切ります手順4:熱がなくなるまで冷まします・冷凍保存のやり方あく抜きが終わり、こんにゃくが冷めたら冷凍保存を行います。冷凍用の保存袋に入れて空気を抜き、冷凍庫に入れておわりです。下準備が少し手間という場合は、あく抜きをせずに冷凍保存することもできます。・冷凍こんにゃくの解凍方法冷凍したこんにゃくを解凍し、食べれるようにするには2つの手順が必要です。【手順1:解凍する】解凍する方法は2つあります。どちらの方法も、こんにゃくの大きさによって解凍にかかる時間がかわります。解凍できたのかチェックするには竹串を芯まで刺し、柔らかい感触であるかをみましょう。水でゆっくり解凍する1つめは、水を張ったボールにつけて、ゆっくり時間をかけて解凍するという方法です。こんにゃく本来の食感は失われるものの、割と短時間で解凍できるので、よりやわらかな食感をたもつことができます。茹でて解凍する2つめの方法は鍋にお湯を沸かし、10分ほど茹でて解凍するというものです。こちらの方法は急速に解凍するため、水で解凍したものより固い食感になります。【手順2:解凍したら絞る】解凍しおえたら、こんにゃくを手で思い切り絞ります。このとき、こんにゃくの中に残っていた水が勢いよく出るので注意が必要です。しぼることで、残っていたえぐみや臭みを出し切ることができます。・冷凍こんにゃくの調理法ここまで、こんにゃくの冷凍保存方法についてお話してきましたが、冷凍こんにゃくは普通のこんにゃくと違う点があるため、調理法も異なってきます。一番大きな違いは食感です。普通のこんにゃくは、ぷるぷるとした食感に対し、冷凍・解凍こんにゃくはスポンジや牛すじのような食感です。食感が違うことで、こんにゃくの調理方法も変わります。普通のこんにゃくは味噌田楽やおでん、煮ものに向いています。しかし、冷凍こんにゃくで同じ調理法をしても、おいしく食べることはむずかしいでしょう。味がしみやすいという利点を生かし、牛すじに似た食感を肉に見立てた調理法がおすすめです。■冷凍こんにゃくを使ったおすすめレシピ3選普通のこんにゃくとは違った、冷凍こんにゃくならではのレシピをみてみましょう。・冷凍コンニャクの唐揚げ冷凍こんにゃくの王道レシピといえば唐揚げです。まるで鶏肉のようなこんにゃくを味わってくださいね。材料(2人分)コンニャク(冷凍)…150g酒小さじ…1.5しょうゆ…少々顆粒チキンスープの素小さじ…3/4ニンニク(すりおろし)…少々ショウガ(すりおろし)…少々小麦粉大さじ…2~3揚げ油…適量サラダ菜…2~4枚プチトマト…4個下準備手順1:自然解凍したコンニャクを鍋に入れ、たっぷりの水を加えて10分ほど下ゆでします。手順2:ザルに上げて粗熱が取れたら水気を絞ります。手順3:漬けダレを作ります。手順4:コンニャクはスプーンで小さめのひとくち大にちぎり、混ぜ合わせた<漬けダレ>の材料をもみ込みます。作り方手順1:コンニャクに小麦粉をつけ、170℃くらいの揚げ油に入れる。最後に強火にして、カラッと揚げます。手順1:器に(1)、サラダ菜、プチトマトを盛り合わせて完成です。・冷凍コンニャクのユッケジャンスープ具がたくさん入ったヘルシーなピリ辛スープです。汗をかきたいときにぴったりな一品です。材料(2人分)コンニャク(冷凍)…100g焼き肉のタレ(市販品)…小さじ1ニンニク(すりおろし)…少々玉ネギ…1/4個ニンジン…1/6本シメジ…1/4パックモヤシ…1/2袋溶き卵…1個分だし汁…500ml牛肉味だしの素小さじ…1/2コチュジャン…小さじ2しょうゆ…小さじ2みりん…小さじ2酒…小さじ2塩…小さじ1/2塩コショウ…少々ゴマ油…適量ネギ(刻み)…適量白ゴマ…適量下準備手順1:自然解凍したコンニャクは1cmの棒状に切り、鍋で水から10分ほど下ゆでします。手順2:水に取って冷まし、水気を絞って焼き肉のタレをもみ込みます。手順3:玉ネギは繊維に沿った薄切りにします。手順4:ニンジンは皮をむいて短冊切りにします。手順5:シメジは石づきを切り落とし、小房に分けます。作り方手順1:鍋にゴマ油を中火で熱し、コンニャク、ニンニク、玉ネギ、ニンジンをしんなりするまで炒めます。手順2:<スープ>の材料を加え、沸騰後、弱火で7分ほど煮ます。手順3:ニンジンが柔らかくなったら、シメジ、モヤシを加えてサッと煮ます。手順4:溶き卵をまわし入れ、塩コショウで味をととのえます。手順5:器に入れて、刻みネギ、白ゴマを散らして完成です。・ホルモン風冷凍コンニャク焼うどんホルモンの代わりにこんにゃくをつかうことで、ヘルシーな味わいの焼うどんができます。材料(2人分)コンニャク(冷凍)…100g焼き肉のタレ(市販品)…小さじ4玉ネギ…1/4個白ネギ…6cmニラ…1/4束うどん…2玉酒…小さじ2ニンニク(すりおろし)小さじ…1/4しょうゆ…小さじ4コチュジャン…小さじ1/2牛脂…適量塩コショウ…少々赤唐辛子…1本下準備手順1:コンニャクは常温で解凍しておきます。手順2:1cmの棒状に切り、鍋で水から10分ゆでます。手順3:水に取って冷まし、水気を絞って焼き肉のタレをもみ込みます。手順4:玉ネギは繊維に沿った薄切りにします。手順5:白ネギは縦半分に切り、さらに斜め薄切りにします。手順6:ニラは、長さ5cmに切ります。手順7:どんは耐熱容器に入れて酒を加えラップし、電子レンジで3分加熱します。作り方手順1:フライパンにニンニク、牛脂を弱火で熱し、香りがしてきたら玉ネギ、白ネギ、コンニャクを焼き肉のタレごと加えて中火で炒めます。手順2:玉ネギがしんなりしたら、うどん、ニラを加えてサッと炒めます。手順3:鍋肌から<調味料>の材料をまわし入れ、からめながら炒めて塩コショウで味を調えます。赤唐辛子を飾り付けて完成です。■要注意!傷んだこんにゃくの見分け方きちんと保存すれば、おいしさを損なわずにこんにゃくを長持ちさせることができます。しかし、日が経てば傷んでしまいます。傷んだこんにゃくには特徴がありますので、傷んでいるか確認するときは以下の4つのポイントをチェックしてみましょう。・ぬめりがないかチェック!1つめのチェックポイントはぬめりです。傷んでいないこんにゃくは、触ってもぷるぷるとしていて、手につきません。しかし傷んでいるこんにゃくの触り心地はぬめぬめとしており、手にねばりつくような感覚があります。・異臭がしないか2つめのポイントはにおいです。こんにゃくは、傷むとかなりの悪臭を放ちます。少しでも変な匂いがしたら傷んでると判断し、捨てましょう。・保存液のにごりや膜3つめのポイントは、保存の際につかう保存液の状態です。未開封の場合、においやぬめりでチェックするのは難しいでしょう。しかし、保存液なら一目でわかりますよね。保存液がにごっていたり、パッケージが膨張している場合は、傷んでいる証拠です。冷蔵保存で水道水を使っている場合も、水がにごっていたら傷んでいる可能性がありますので、ほかの傷みポイントをチェックしてみましょう。・ドロドロしていないか4つめのポイントは、こんにゃくが溶けていないかという点です。こんにゃくは、傷むとかたちがくずれて溶けだします。溶けているように見えたら気を付けましょう。小さくなってる場合形は崩れていないけれど、元のこんにゃくより小さくなっているという現象があります。これは、こんにゃくの中にある水が外に出たことにより、こんにゃくが縮んでしまっているだけで、傷んではいません。ほかに傷んでいるような症状がなければ食べることができます。 ■こんにゃくをおいしく保存しよう冷凍することで味が落ち食感が変わる…と、避けられていた冷凍こんにゃくですが、視点をかえることで食材の新たな一面を知れます。ここではご紹介していない冷凍こんにゃくのレシピもありますので、試してみてはいかがでしょうか。《参考》・ 旭化成ホームプロダツク「保存テクニックーこんにゃくの保存」 ・ 一般財団法人日本こんにゃく協会 ・ 中尾食品工業株式会社「四代目のこんにゃく話」 ・ 群馬のこんにゃく「よくある問い合わせ」 ・ 農林水産省「うちの郷土理料理ー凍みこんにゃく 茨城県」
2021年06月19日料理の付け合わせや調味料としてよく使われる「レモン」。レモンといえばビタミンCを思い浮かべますよね。ヒトは体内でビタミンCを合成できないため、一日に10mgのビタミンC摂取が推奨されています。レモン果汁は大さじ三杯でなんと22.5mgのビタミンCが含まれているんです。そんなレモンは、1個買ったとしても使う部分は少量であることも多く、余ってしまいませんか? 今回は、レモンの上手な保存方法と、レモンをたっぷりと使ったおすすめのレシピをご紹介します!■レモンの保存方法とは?・レモンは冷凍保存がおすすめ!レモンのおすすめの保存方法は冷凍です! 冷凍した場合、1ヶ月ほどの保存ができますし、味の劣化もあまり起こりません。丸ごと冷凍やカット冷凍など、いろいろな方法で保存が可能です。・冷蔵保存は乾燥に注意レモンは冷蔵庫でも保存できますが、冷蔵庫内は乾燥しやすいので、皮や切り口の乾燥に注意しましょう。また、香りが飛んだり、風味が落ちたりすることもあるので、一週間ほどで早めに使い切る必要があります。■レモンの保存方法【冷凍】まずはおすすめの冷凍保存の方法をご紹介します。レモンを沢山もらったり、袋入りで大量に安売りしていたときなどは、新鮮なうちに冷凍するようにしましょう。丸ごと冷凍する方法とカットする方法がありますが、しばらく使い道がないときはカットして冷凍しておくといいですよ。すぐに使えて便利です。冷凍の時間をできるだけ短くすることが、風味を落とさずに保存するポイント。冷凍するときはなるべく重ならないように平らにしたり、アルミのバットなどにのせたりして、できるだけスピーディーに冷凍できるようにしましょう。丸ごと保存する場合丸ごと冷凍すると、香りや風味を閉じ込められます。少しかさばるので冷蔵庫の容量に余裕があるときには便利な方法です。よく洗って水気を拭く冷凍する前によく洗ってペーパータオルでしっかりと水気をふき取ります。ラップでぴったり包むラップでレモンをぴったりと包みましょう。保存袋に入れ空気を抜く冷凍用のジッパー付き保存袋に入れて、しっかりと空気を抜いてから冷蔵庫に入れます。・くし形で保存する場合くし形にカットして冷凍すると、レモン果汁を少量使いたいときにさっと絞ることができますし、料理の付け合わせにもすぐに使えます。よく洗って水気を拭く冷凍する前によく洗ってペーパータオルでしっかりと水気をふき取りましょう。くし形に切ってラップに包むくし形にレモンを切って、果肉が乾燥しないようにラップでぴったりと包みます。ラップに並べてまとめて包んでも良いですが、一切れずつ包んでおくと少量だけ使うときに便利です。保存袋に入れ空気を抜く冷凍用のジッパー付き保存袋に入れて、できるだけ平らにしてしっかりと空気を抜いてから冷蔵庫に入れます。・輪切りで保存する場合輪切りは、レモンを乗せる華やかな料理におすすめです。解凍せずに調理もできますよ。種を取ってから冷凍しておくとさらに使い勝手がよくなります。よく洗って水気を拭くくし形の方法と同様に、冷凍する前によく洗ってペーパータオルでしっかりと水気をふき取りましょう。輪切りにしてラップに包むレモンを輪切りにして、果肉が乾燥しないようにラップでぴったりと包みます。ラップに並べてまとめて包んでも良いですが、一切れずつ包んでおくと少量だけ使うときに便利です。保存袋に入れ空気を抜く冷凍用のジッパー付き保存袋に入れて、しっかりと空気を抜いてから冷蔵庫に入れます。・冷凍レモンの保存期間保存前の状態や防腐剤・ワックスの有無にもよりますが、冷凍レモンの保存期間はおよそ1ヶ月です。・冷凍レモンの解凍方法冷凍レモンは自然解凍して使います。丸ごと冷凍したものはカチカチなので、30分ほど常温で置くと自然解凍されてカットできるようになるでしょう。解凍すると、生の状態よりも果肉や皮が軟らかくなり、絞りやすくなりますので、未熟で絞りにくいレモンは冷凍すると扱いやすいです。解凍の時間は時期や室温によっても異なりますので、様子を見ながら解凍するようにしましょう。また、レモンが凍った状態でも使えます。無農薬・ノーワックスのレモンを丸ごと冷凍したものであれば、凍ったままおろし金で皮をすりおろして使えますよ。料理やお菓子作りに入れると爽やかな香りを加えられます。くし形や輪切りで冷凍したものは、凍ったまま飲み物に入れるのがおすすめです。くし形に切ったものはサワーに入れるといいですし、輪切りのものはそのまま紅茶に入れるとレモンティーとして楽しめますよ。煮物やサラダなどの料理に加えるときも凍ったまま使えます。■レモンの保存方法【冷蔵】室温や気候によっては、常温だとすぐに傷んでしまうので、すぐに使う場合でも冷蔵庫で保存しておきましょう。冷蔵の場合、冷凍より保存期間は短くなりますが、レモンの使用頻度が多いときや使い道が決まっているときには手軽な方法です。冷蔵庫保存で気をつけるべきことは、乾燥と低温障害です。乾燥を避けるためにしっかりと包んでおきましょう。そして、レモンは温暖な気候で育つため、冷蔵庫の低い温度では低温障害といって変色したり味が落ちたりすることがあります。冷蔵庫よりも温度が高い野菜室で保存すると、冷えすぎを防ぐことができますよ。・丸ごと保存する場合すぐに使う予定があるときは、買ってきたレモンを冷蔵庫で保存しておきましょう。そのまま冷蔵庫に入れてしまいがちですが、皮が乾燥してハリが失われるため、きちんと包むとフレッシュさが保たれます。1つずつキッチンペーパーとラップで包む乾燥を防ぐため、1つずつ包んでいきます。乾いたキッチンペーパーで包んだあと、ぴったりとラップをしましょう。冷蔵庫の野菜室で保存するラップで包んだレモンを冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。ラップの代わりにビニール袋でもOKラップの代わりに、ビニール袋に入れて保存しても良いですよ。ちなみに、青い未熟なレモンはりんごと一緒にビニール袋に入れて野菜室に入れておくと、早く追熟できます。・カットして保存する場合中途半端に余ったレモンは、カットして保存しておくと便利です。切り口が乾燥すると果肉がパサパサになってしまいますし、空気にふれると傷みやすくなりますので、ラップできちんと包むことがポイントです。よく洗って水気を拭くレモンをしっかりと洗って、キッチンペーパーでしっかりと水気を拭きましょう。好みの大きさにカットして種をとるくし形や輪切りなど好みの大きさ・形にカットしましょう。少し面倒ですが、種を取っておくと料理に使いやすくなりますよ。 ラップで包んで野菜室に入れるラップに並べて包みます。一切れずつ包むと少量だけ使うときに便利です。冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。・冷蔵レモンの保存期間丸ごと保存した場合は1ヶ月保存できますが、カットしたレモンは切り口から傷みやすいので保存期間は1週間ほど。香りが飛びやすいので早めに使うようにしましょう。■レモンを使ったおすすめレシピ3選保存したレモンは、さまざまな料理に活用したいですよね。添え物にすることが多いですが、お料理やドリンクなど、さまざまな使い道がありますよ。ここでは、目新しくも取り入れやすいレシピをご紹介します。・サツマイモのレモン煮レモンの皮の部分には香りの成分が多く詰まっているので、レモンの輪切りと果汁の両方を使います。甘いさつまいもにレモンの酸味が加わることで、飽きずに食べられます。レモンとよく合うハチミツを使うところもポイントです。薄口しょうゆをを少量入れるため、ご飯のおかずにもよく合いますよ。材料(2人分) サツマイモ1本 白ワイン大さじ2 砂糖大さじ1 ハチミツ大さじ1.5 レモン汁1/2個分 レモン(輪切り)2~3枚 塩小さじ1/4 薄口しょうゆ小さじ1/4下準備サツマイモは皮ごときれいに水洗いし、厚さ1.5cmの輪切りにして水に放つ。細いサツマイモ(2~3本)の場合は、皮ごときれいに水洗いし、長さ4~5cmに切る。作り方手順1:深めのフライパンまたは鍋に、水気をきったサツマイモを並べ、白ワイン、かぶるくらいの水を入れ、中火にかける。煮たったら火を少し弱めて5~6分煮る手順2:砂糖、ハチミツを加えてさらに5~6分煮る。サツマイモが柔らかくなったらレモン汁、レモンの輪切り、塩、薄口しょうゆを加え、2~3分煮て火を止める。そのまま10分以上置いて味を含ませ、器に盛り分ける冷凍レモンの場合、輪切りのものを凍ったまま入れてOKです。甘味をとレモンの香りがよく染み込むように、煮たあとにしばらく置いて味を含ませましょう。 ・チキンのレモンハーブソテーこちらもレモンの輪切りと果汁をW使いしたレシピです。レモンとハーブによって、いつものチキンソテーがちょっと豪華に変身しますよ。焼き汁に、レモン汁とバターを加えたソースなので、こってりした中にも爽やかさが広がるおしゃれな一品に仕上がります。ちょっとしたおもてなしにもぴったりです。材料(2人分)鶏もも肉1.5枚 塩コショウ少々 白ワイン大さじ1 ハチミツ大さじ1 ローズマリー(生)2枝片栗粉大さじ1白ワイン60mlレモン1/2個バター10g塩コショウ少々ベビーリーフ適量サラダ油大さじ1/2下準備鶏もも肉は身の厚い部分をフォークで刺す。1枚を4等分に切り、<下味>の材料に10分漬ける。レモンは飾り用に2枚スライスし(2人分)、残りは搾る。作り方手順1:フライパンにサラダ油と<下味>のローズマリーを入れて中火で熱し、香りがたってきたらローズマリーを取り除く。手順2:鶏もも肉は汁気を軽くきり、片栗粉を薄くまぶして(1)のフライパンに皮側を下にして並べ入れ、両面に焼き色をつける。手順3:ワインを注ぎ入れ、煮たったらフライパンに蓋をして中火にし、途中で返しながら8~10位分蒸し焼きにして器に盛る。鶏もも肉に竹串を刺し、透き通った汁が出てきたら焼き上がりです。手順4:手順3のフライパンにレモン汁を加え、煮たったら火を弱め、バターを加える。バターが完全に溶けたら火を止め、塩コショウで味を調える。手順5:鶏もも肉にスライスしたレモン、ローズマリーをのせてベビーリーフを添え、手順4のソースをかける。ローズマリーが焦げないように、油に香りを移したら取り出しましょう。厚みのある鶏もも肉は火が通りにくいので、白ワインで蒸し焼きにしてしっかりと火を通してください。最後に輪切りにしたレモンをのせることで、フレッシュなレモンの風味も楽しめます。・レモンジンジャーエール難しそうに見えて実は手作りできるジンジャーエール。ショウガのピリッとした辛さにレモンの酸味がマッチします。このレシピではさらにレモングラスも使い、香り豊かなジンジャーエールに仕上げています。手に入れるのは少し大変ですが、お酒が苦手な方も楽しめる、ぐっとおしゃれなノンアルコールドリンクができますよ。材料(2人分)レモングラス(生)5本ショウガ親指大1片ハチミツ大さじ1レモン(輪切り)2枚炭酸水適量氷適量作り方手順1:耐熱グラスにレモングラスを長さ4~5cmに切って入れ、熱湯50mlを加え、ラップ等で蓋をしておく。手順2:ショウガは皮をむいてすりおろす。手順3:手順1のレモングラスの香りが立ったらハチミツを加えてよく混ぜ、ハチミツを溶かす。溶けたらショウガを加え、さらに混ぜる。手順4:手順3に炭酸水を入れて混ぜ、氷を2~3個入れてレモンスライスを浮かべる。レモングラスにお湯をかけて香りをしっかりと引き出しましょう。せっかくの香りが飛ばないように必ず蓋をしてくださいね。飲むときにレモンの輪切りを少しつぶすと、より爽やかさが引き立ちますよ。■レモンを賢く保存してさまざまな料理に活用しましょう!今回は、レモンの冷凍保存と冷蔵保存についてお伝えしました。保存方法がわかると、レモン1個全部使いきれるかな…と、不安にならずに済みますね。すぐに使うときは冷蔵でも良いですが、しばらく使わないときは冷凍しておくと傷みを心配せず長期間保存できます。丸ごと、くし形、輪切りなどの方法に分けて用意しておくと、ちょっと使いたいときにさっと使えますので、より手軽にレモンを取り入れられるでしょう。保存したレモンは、料理やお菓子づくり、ドリンクなどにどんどん使いましょう。いつもの料理にレモンをプラスすると、爽やかな香りで食欲が湧きますし、目新しい一品になります。今回ご紹介したレシピのほかにも、お菓子やマリネ、さらに浅漬けなど、レモンを活用した料理がたくさんありますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。《参考》 ・ 文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」 ・ 公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット「ビタミンCの働きと1日の摂取量」 ・ ニチレイほほえみごはん「【レモンの保存】冷凍ストックが便利!1ヵ月長持ちする保存テク」
2021年06月17日日本の海の幸のひとつにカニがあります。冷凍したカニは少しずつ解凍して食べられるので、いまでは1年中いつでも食べることができますね。ところで、冷凍カニを正しく解凍するにはコツがあるのをご存知ですか?解凍を失敗するとせっかくのカニもおいしく食べることができません。なので冷凍カニを購入したときは、正しい方法で解凍するようにしましょう。この記事では、カニの上手な解凍方法をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。■生の冷凍カニをおいしく解凍しよう冷凍カニと一口にいっても、生のカニと茹でたカニとでは解凍方法は異なります。まずこの見出しでは、生カニの解凍方法についてご説明していきます。失敗しない生のカニの解凍方法には注意点がいくつかありますから、ひとつひとつ見ていきましょう。・短時間で解凍する生のカニは水揚げしたカニの殻を剥ぎ、急速冷凍したものです。冷凍された生のカニは、短時間で解凍するのがおいしく食べるコツです。生のカニは品質が変わりやすいので、手早く処理するようにしましょう。・流水解凍がおすすめ生のカニを解凍するには、流水に当てるのが一般的な方法です。ただしカニを直接水に当ててしまうと、「ドリップ」と呼ばれる旨味エキスまで流されてしまいます。そのため、流水に直接カニを触れさせないようにするのがポイントです。・水が直接カニに触れないようにカニを解凍する際は、流水が直接カニに触れないようにするのが失敗させないポイントです。流水がカニに触れると、ドリップまで流れ出てしまうことに…。ドリップがなくなるとせっかくの生のカニもみずみずしさが失われ、乾燥してパサついた食感になってしまいます。そのためビニール袋に入れてしっかり密封し、水を入れたボウルなどの中に浸します。その上から水道水を流せばOKです。水を流す際は少量でも十分ですので、勢いよく流す必要はありません。・流水解凍にかかる時間流水解凍では大きさにもよりますが、30分〜1時間程度で食べられる柔らかさになります。解凍時間が長すぎると品質が落ちてしまうので注意しましょう。生の解凍カニは、6〜8割ほど溶けた状態に戻すのが失敗しないコツです。・黒く変色しやすい冷凍した生のカニを解凍すると、黒く色が変わっていることがあります。この現象は、生のカニのエキスが酵素のはたらきによって酸化することで発生します。変色は完全に冷凍された状態では起こりませんが、時間が経つにつれて進行します。変色のスピードは鮮度とは関係なく、カニの個体の酵素の強弱による違いです。生カニが黒く変色した部分は食べても害があるわけではありません。しかし見た目や風味が劣るので、できるだけ変色する前に食べるようにしましょう。・解凍したらすぐに食べる生カニを解凍したら、変色する前に食べるのがおいしく食べるコツです。6〜8割程度溶けた状態で食べるとカニ本来の風味と食感を味わうことができます。身が溶けて柔らかくなり、中心が固い状態であれば調理することができますよ。・解凍後加熱する生で食べるイメージが強い生カニですが、刺身用など生食できる記載がない場合は、生で食べるのは避けましょう。解凍した生カニは味が落ちやすいので、解凍したら加熱する必要があります。冷凍カニを茹でたら、冷水に浸けるのがコツ。少し冷やしておくと身がはがれやすくなります。冷凍カニでも茹で上がったばかりのカニは身が柔らかく、旨味がしみておいしく食べられるでしょう。・『ブライン冷凍』とは冷凍の生のカニには味付けがされていないので、お好きなように調理できるのがメリットです。まれに塩味が付いていることもありますが、これは生のカニを塩水に漬け込んでから急速冷凍した「ブライン冷凍」という技術を用いたためです。塩味が強いようであれば、薄めの塩水に10分程度浸せば塩抜きができます。カニの旨味を逃さず、塩味だけを抜くことができるでしょう。■ボイル済みの冷凍カニの解凍方法冷凍のカニは、生のカニとボイルのカニとで解凍方法が変わってきます。ここからは、ボイルの冷凍カニの適した解凍法を見ていきましょう。・冷蔵庫で解凍するボイルした冷凍カニは常温ではなく、低温で解凍します。そのため冷蔵庫の中でゆっくりと溶かしていきましょう。急激に溶かしてしまうと、旨味の詰まったドリップまで流れ出てしまうので注意してくださいね。・キッチンペーパーにつつみビニール袋へボイルの冷凍カニは、解凍の際にできるだけ乾燥させないことが失敗しないポイントです。乾燥を防ぐにはカニをキッチンペーパーにつつみ、ビニール袋に入れて密封してから解凍します。解凍の段階では、凍っていたカニの身から溶けた水分が大量に出てきます。冷蔵庫内がびしょびしょにならないよう、水切りパッドや深めのお皿に入れて解凍すると良いでしょう。・涼しい場所に置いて自然解凍カニは室温でも温度が高すぎるといわれているぐらいですから、本来は冷蔵庫の中で解凍するのがおすすめです。しかし冷蔵庫内はすでに食材でいっぱいでスペースがない、ということもあるかもしれませんね。その場合は常温での自然解凍で良いでしょう。直射日光の当たらない、涼しい場所に置くようにしてください。・ドリップを身にしみこませるボイルのカニを解凍するコツは、低温で時間をかけて戻すこと。そうすることでゆっくりと溶け出したカニのドリップが身の中に染み込み、おいしさを逃さずに食べることができるためです。乾燥してドリップがなくなったカニは消しゴムの削りカスのようにパサパサになってしまいますから、おいしく食べるためには「ドリップをキープしたまま解凍する」ことが、重要なポイントなのです。・計画的に解凍を短時間で解凍する生のカニとは異なり、ボイルのカニは解凍に時間がかかります。約1日かかることもありますから、場合によっては前日から準備が必要になるかもしれませんね。そのためボイルした冷凍カニを調理するときは、解凍に必要な時間を逆算し、計画的に準備するようにしましょう。・タラバガニの解凍にかかる時間冷凍カニは生かボイルかの違いだけでなく、種類や部位によっても解凍時間が変わります。タラバガニの姿やカットされた脚は約24時間、カットしていない脚は約18〜20時間が目安です。・ズワイガニの解凍にかかる時間ズワイガニの解凍時間は、カニの部位によって異なります。ズワイガニの胴部分は約17〜20時間、脚は約12時間が目安です。甲羅がついたままのズワイガニの場合は味噌が詰まっているので、解凍に時間がかかります。大きさにもよりますが、冷蔵庫内に置いた状態で36時間程度かかることもあるようですよ。■カニを解凍するときのポイント冷凍カニの解凍法や解凍時間は、カニの種類や部位によって異なることをご紹介してきました。ここからは、カニを解凍するときに注意する点について見てきましょう。・『グレース』とは冷凍した状態のカニの表面は、氷の膜で覆われています。この膜は冷凍焼けからカニを守る役割があるのです。「冷凍焼け」とは「フリーズドライ現象」とも呼ばれ、長期間冷凍保存することでカニの身の中の水分が抜け、油脂が酸化してしまうことを指します。そうなると変色したり身が乾燥したりして、食感や風味が落ち、おいしさも失われてしまうのです。それを防ぐために考えられた製法が、氷の膜でカニを保護する「グレース加工」です。グレース加工を行うことで乾燥から守り、真空パックのように鮮度を保ちつつ保管することができるのです。・完全に解凍しない冷凍されていたカニは、完全に解凍させないのが失敗しないコツです。食べる段階で6〜8割程度溶けた状態が適しています。すべてを解凍してしまうと、身の中心部分が完全に解凍する頃には外側部分が乾燥し、旨味が失われてしまうためです。・食べる分だけ解凍する冷凍したカニをおいしく食べるには、解凍したらすぐに食べることがポイントになってきます。解凍しても食べ切れずに残ってしまうとジューシーさが失われ、食感や風味が悪くなるためです。なのでカニを解凍するときは、一度に食べる量だけを解凍するようにすると良いでしょう。・ポイントは『熱伝導率』「熱伝導率」という言葉を聞いたことはありますか?熱伝導率とは、材質の熱を伝える力の大きさを表します。たとえば陶器と鉄では、同じ温度の熱を帯びても熱さや冷たさの伝わり方が違いますよね。カニに限らず冷凍食品を解凍するときも、食品をのせる器を変えることで熱の伝わり方が変化します。熱伝導率の高い材質のプレートにのせて解凍すれば、スムーズに溶かすことができるのです。・アルミニウム製プレートにのせる熱伝導率の高い材質といえば、鉄などの金属がありますね。特にアルミニウムは同じ金属でできた材質と比べても、高い熱伝導率をもつ材質です。そのため冷凍食品を効率よく溶かすには、アルミニウム製のプレートにのせるのがおすすめです。・ゴールの温度は『-2℃』冷凍カニを解凍するとき、いったいどのくらいまで温度を戻せばいいのでしょうか。カニの品質を保ちつつ、食べられる柔らかさにするには、適切な温度があるのです。その温度とは「-2℃」。マイナス温度であればまだ凍っているように思えますが、0℃で凍るのは水だけで、食品が凍る温度は実は「-3〜0℃の間」です。食品業界ではこの間の温度帯のことを「氷温(ひょうおん)」と呼んでいます。つまりカニが溶ける温度は-2℃。冷凍庫でカチコチに凍っていたカニを解凍するには、-2℃まで溶かせば良いというわけなのです。・脚から食べるカニを食べるとき、ほとんどの方はまず胴と脚を切り離してから食べますよね。脚の部分は胴よりも身が小さく、解凍時間が短くて済みますから、脚から先に食べると良いでしょう。■冷凍カニの解凍で失敗しやすいこと冷凍していたカニを解凍するにはある程度の時間が必要です。せっかく新鮮な状態で冷凍庫に入れても、解凍の仕方を間違えるとおいしさも半減してしまいます。ここでは解凍するときにやりがちな失敗例をご紹介します。正しい扱い方を頭に入れて、おいしさを逃さずに解凍しましょう。・電子レンジで解凍してしまう電子レンジはあっという間に食材を解凍できる便利な道具ですが、生カニの解凍には注意が必要です。前述した通り、冷凍カニを解凍するときには、旨味を含んだドリップも一緒に溶けて流れ出ます。電子レンジで高温解凍するとドリップは蒸発してしまい、柔らかな身もパサパサになってしまいます。さらに加熱ムラが起きれば、風味も食感も失われてしまうでしょう。・冷凍のまま加熱してしまう解凍したカニを調理する場合、凍ったままの状態で茹でたり蒸したりする方がいらっしゃいますが、これは基本的にはNGです!冷凍した状態のカニには旨味が閉じ込められていますが、この旨味のドリップが茹でるお湯の中に溶け出してしまいます。そうなるとせっかくの風味が台無しですね。また、グレース処理の水が溶け出ると臭いが発生することもあります。凍ったままのカニを加熱してしまうと品質を損なう原因となるので、絶対に行わないようにしましょう。・再冷凍はNGカニを凍らせるときは、専用の機械を使って急速冷凍します。冷凍する際には多少なりとも細胞を傷つけてしまいますから、何度も冷凍することで食感や風味が低下してしまいます。そのため、再冷凍はおすすめできません。また、急速に冷凍することで細胞の破壊を最小限に抑え、おいしいままの状態で保存することができます。しかし家庭用冷凍庫で冷凍するには時間がかかりすぎ、カニの質が落ちてしまいます。再冷凍・再解凍を繰り返すと、ますます品質の低下につながります。冷凍庫で保管しているとはいっても、カニの品質は時間とともに落ち始めますから、食べられる量・使用する量だけを解凍するようにしましょう。■冷凍カニを急いで解凍したいとき生カニや茹でたカニの解凍方法、カニの種類別の解凍方法をご紹介してきました。基本的には、それぞれの状況に従った解凍方法がおすすめです。しかし突然カニが食べたくなったり、急の来客でカニを提供することになったりと、冷凍していたカニを急いで解凍したい場合もありますよね。ここからは、そのように急にカニを解凍するときの解凍方法をいくつかご紹介します。・流水解凍する流水解凍は冷凍の生カニを解凍するときにご紹介しました。生のカニには適していますが、茹でたカニには本来おすすめしたい解凍方法ではありません。ですが、急いで解凍したいときには活用できるでしょう。流水解凍であれば、大きさにもよりますが早ければ30分程度で食べられる柔らかさになります。ポイントはビニール袋に入れてボウルなどに浸し、その上から水道水を流します。6〜8割ほど解凍しておけば、食卓の準備をしている間に自然解凍しますので、すべてを溶かしてしまわないようにしてくださいね。・電子レンジを使う方法カニの解凍には室温でも温度が高いといわれていますから、電子レンジで解凍するのはリスクがあります。加熱ムラになる可能性もあるので、電子レンジを使う場合は十分にポイントに注意してくださいね。凍った状態で胴と脚を離します。まず脚は電子レンジで20秒程度加熱し、殻を剥がして冷蔵庫に入れておけば、1時間程度で食べられる程度に解凍します。胴は30秒程度加熱したら甲羅を取り、さらに30秒ほど電子レンジで温めます。それから冷蔵庫で解凍すると1〜2時間程度で食べられるようになるでしょう。電子レンジを使ったからといっても、直後に食べられるというわけではありません。1〜2時間程度は冷蔵庫内で解凍する時間が必要ですので、注意してくださいね。・氷水を使う方法「氷水を使ってどうやって解凍するの?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしてませんが、品質や鮮度を保ったまま食べられる状態まで解凍することができるのでおすすめです。冷凍カニをビニール袋に入れてしっかり密封したら、ボウルなどに氷と一緒に浸けるだけ。時間が経つにつれ氷が溶けますから、溶けた水を取り除いたり新しい氷を足したりしてください。カニの大きさや室温にもよりますが、3時間程度で解凍します。■冷凍カニはどのくらい日持ちする?カニは生ものですから、いくら冷凍しているとはいえ賞味期限があります。おいしく食べるには、賞味期限を頭に入れておくようにしましょう。ここでは、冷凍した状態、解凍した後の賞味期限についてご紹介します。また鮮魚店などの業務用冷凍庫ではどのくらい日持ちするかについてもご紹介します。・冷凍した状態カニの冷凍保存できる期間は、1ヶ月程度とされています。冷凍できる食品の中には賞味期限が数ヶ月と長いものもありますが、カニは冷凍でもそれほど日持ちする食品ではないのです。ただし、1ヶ月という賞味期限は冷凍状態を保った場合のみの日数です。1度でも冷凍庫から出して解凍したカニは、味や鮮度をキープすることができなくなります。場合によっては数日程度で鮮度が落ちて、食べられなくなることもあるので注意してくださいね。また、冷凍庫を頻繁に開け閉めすると庫内の温度が急激に上がります。冷凍庫に入れていても、冷凍温度が上下してはカニが傷む原因となりますから、必要以上にドアの開け閉めをしないように気をつけましょう。・業務用冷凍庫なら長持ち生魚店やレストランなどの業務用冷凍庫は、扉が大きく開け閉めも頻繁に行われます。そのため、家庭用冷凍庫よりも設定温度が低く設定され、一定の低温をキープしやすくなっています。業務用冷凍庫内であれば、1年程度の保存ができるとされています。業務用冷凍庫は急速冷凍が可能なので、扉の開け閉めによって外気に触れることがあっても中の食材は低い温度を保ち続けることができるのです。・解凍した後解凍した後のカニは、鮮度や風味が落ちやすくなっています。そのため冷蔵庫に保管した状態で2日程度しか日持ちがしません。また前述した通り、解凍したカニを長時間放置しておくと、乾燥してパサパサの食感になったり変色したりと、明らかに品質が低下していきます。カニは生ものなので、できるだけ早く加熱調理することを心がけましょう。■解凍後のカニの殻の再利用カニは身や味噌の部分だけが食べられるところだと思っていませんか?カニの殻の部分にも、いくつかの再利用方法があるのです。カニの殻をすぐに捨ててしまう方もいらっしゃるようですが、一手間を加えるだけでカニの殻を使ったおいしさを味わうことができます。殻の有効利用法をご紹介しますから、ぜひ参考にしてくださいね。・出汁をとる私たちが食べるのは身や味噌だけですが、実はカニの殻からはおいしい出汁が取れるのです。この出汁で雑炊や鍋、炊き込み御飯などを作れば、カニのおいしさを2度楽しめますよ。カニの殻を集めて鍋に入れ、お湯で10〜20分程度茹でるだけ。カニの旨味が溶け出し、風味豊かな出汁のできあがりです。手間も時間もかからず簡単にできるので、ぜひ試してみてくださいね!・肥料として使う「カニガラ」という肥料をご存知ですか?その名の通り、カニの殻を再利用した肥料のこと。カニの殻を肥料にするのは意外に思われるかもしれませんが、土壌改良に使われることでよく知られています。カニの殻を粉々に砕いたものを肥料として土壌に混ぜるだけ。肥料成分やミネラルが豊富なため、立派な肥料として植物や農作物の生育に一役買ってくれます。生物の殻を使ったエコな肥料なので、安心して使えるのも嬉しいですね。■生カニは急速解凍、ボイルカニはゆっくり解凍が失敗しないコツ!カニの冷凍法や種類、部位によっては解凍方法や時間が変わりますので、解凍する前にしっかりチェックするようにしましょう。特に重要なポイントは「食べる直前に食べる量だけ半解凍する」ということです。解凍したカニは、時間が経つにつれ鮮度が落ちてしまいます。せっかくのカニも、みずみずしさや食感が失われてしまえばおいしさも半減です。ご紹介した解凍方法を参考に、ぜひ新鮮なカニを堪能してくださいね。
2021年04月05日9月頃から旬を迎えるさんまは、秋を感じさせる和食を代表する食材です。新鮮な生さんまが手に入れば刺身で食べたいところですが、場合によっては保存が必要になることもありますよね。料理の仕方によって適切な処理と保存をしておくと、安いときに買いだめをしてしまっても、いつでもおいしくさんまが食べられます。■生さんまの上手な保存方法【冷蔵】刺身など生で食べる場合におすすめなのが、冷蔵保存です。買ってきたさんまをそのまま冷蔵庫に入れるのではなく、しっかりと下処理をしてからであれば、新鮮なものは2日以内であれば生で食べられます。・冷蔵庫に入れず氷水で保存する方法まずは、冷蔵庫に入れずに氷水につけて保存する方法をご紹介しておきます。このやり方は、スーパーや市場の魚売り場でよく見る光景と同じです。水1Lに対し塩大さじ2杯(30g)を加えた海水に近い状態の氷水を用意して、その中にさんまを浸して保存します。途中氷が解けてしまったら追加しますが、夏場など気温が高いときは、次の冷蔵庫での保存をおすすめします。・冷蔵庫で保存する方法買ってきた生のさんまを冷水で洗い、キッチンペーパーで水分を十分にふき取ってから、保存用袋に入れるか、1匹ずつラップに包んで冷蔵庫で保存します。ラップの場合は、乾燥を防ぐためにしっかり空気を抜くことが大事です。冷蔵庫はできるだけ奥の方に入れるか、できれば温度が低いチルド室で保存するようにします。日持ちは2日間ほどです。・頭と内臓の処理冷蔵保存の場合は、頭や内臓はにおいのもとになったり、痛みが早くなったりするため、取り除いてから保存します。取り除いたあとはしっかり水で血を洗い流し、お腹に湿らせて固く絞ったキッチンペーパーを詰めておくと、身のみずみずしさを保つことができます。■生さんまの上手な保存方法【冷凍】生さんまは、冷凍保存も可能です。冷凍は冷蔵に比べてより長期間保存ができるので、安いときに買いだめしておけば、いつでもおいしくさんまを食べることができます。保存期間は、冷凍の仕方によりますが約3週間です。冷凍したものは、塩焼きなどの加熱調理に使いましょう。・一尾ずつ包んで冷凍する方法買ってきた生さんまを冷水で洗い、キッチンペーパーで水分をふき取り、1匹ずつラップに包んで冷凍保存します。ラップは、冷凍焼けを防ぐためにしっかり空気を抜いてできれば2重まきで、さらに保存用袋に入れておきます。内臓は取り除くと、乾燥して冷凍焼けの原因になるため取り除かない方が良いでしょう。・下処理して冷凍する方法丸ごと冷凍する以外に、下処理をしてから冷凍する方法もあります。頭や内臓を取り除き水洗いした物を、三枚おろしやぶつ切りにして、それぞれラップに包んで冷凍します。このとき、金属トレーの上にのせておくと、すばやく冷凍ができます。三枚おろしの場合は、かば焼きやフライなどに、ぶつ切りの場合は生姜煮や竜田揚げ用にと、用途によって切り方を分けると調理するときに便利ですよ。・調理済みにして冷凍する方法冷凍保存は、生だけでなく塩焼きや煮魚など調理済みのさんまでも可能です。冷凍するまでの準備に少し手間がかかりますが、調理済みなので温めるだけで食べられます。また、生のまま冷凍するのに比べて、調味液がしみ込んだ状態なので、酸化や冷凍焼けもしにくく、より長期間保存ができます。・水ごと冷凍する方法さんまなどの小型の青魚を冷凍する場合、冷凍焼けや酸化の心配があります。また、解凍する時にドリップが出て、くさみが出てしまいおいしくなくなるという心配もありますね。それを解消するのにおすすめなのが、水ごと冷凍する方法です。保存用袋に数匹の魚を丸ごと入れ、袋内を水で満タンにしたら、袋の口をしっかりと閉じてそのまま冷凍します。この方法で冷凍する場合は、頭や内臓を取り除くと水でふやけてしまうため、必ず頭や内臓は取り除かずに丸ごと冷凍してください。 ■冷凍保存した生さんまの解凍方法解凍時の悩みとして、余分な水分やくさみが出ることが挙げられますよね。そんな悩みを解決するためには、正しい方法で解凍することが大事です。時間がないからといって電子レンジを使って解凍すると、うまみや栄養も逃してしまう恐れがあるので注意しましょう。・丸ごと冷凍したものは流水解凍丸ごと冷凍したさんまは、ラップをしたまま密閉できる袋の中に入れ、袋ごと大きめのボウルなどの中で水を流しながら解凍します。内臓を取り出す場合は、血液が固まっている半解凍の状態で取り出せば、まな板の汚れも軽減できます。解凍後は、しっかりと水分をキッチンペーパーでふき取ってから調理しましょう。・切り身は冷蔵庫で自然解凍切り身などの下処理済みのさんまを解凍する場合は、流水解凍でも可能です。ただし、水がラップの中にまで入り込んでしまうと身がふやけてしまうため、冷蔵庫で自然解凍することをおすすめします。この方法は、5、6時間かけてゆっくりと解凍するので、1番ドリップが出にくく、うまみも損なわれにくくなります。・煮物などの料理に使う場合は半解凍生姜煮やオイル煮など長時間かけて加熱調理するものは、半解凍がおすすめです。完全に解凍されていなくとも時間をかけて加熱するため、身から水分やうまみが完全になくならずに、ちょうど良い加減で仕上がります。■生さんまを保存するときの注意点新鮮なさんまが余ってしまったら、そのまま保存するのではなくきちんと処理をしてから保存するようにしましょう。丁寧にしっかりと処理されていれば、新鮮さが失われずにあとからでもおいしく安全に食べることができます。・流水でしっかり血を洗い流すまず、買ってきたさんまはしっかりと流水で洗い流します。さんまは薄いうろこがあるので、包丁などで軽くこすり落としてください。こうすることで、表面についているヌメリも取ることができるので、保存中に雑菌が増えるのも防げます。・残った水分をしっかりとる水できれいに洗い流したら、保存する前に必ず水分をキッチンペーパーでしっかりとふき取ります。内臓を取りのぞいた場合は、お腹の中の水分もふき取りましょう。冷蔵保存の場合は、あとから水分が出てくることもありますので、キッチンペーパーにくるむなどして保存します。・冷凍したさんまは必ず加熱調理するさんまに限らず魚を冷凍してしまうと、肉に比べてダメージを受けやすく、身質も劣化しやすい性質を持っています。そのため、冷凍したさんまは、生食には適していないため、必ず加熱調理をしてから食べるようにしましょう。・生さんまはアニサキスに注意さんまを生で食べるときは、アニサキスという寄生虫に注意しましょう。アニサキスは、2、3cmほどの糸状の長さで肉眼でわかります。通常は魚の内臓で多く発見されますが、まれに身の中に潜んでいることもあります。人間が誤って生きたアニサキスをのみこんでしまうと、激しい腹痛や嘔吐に見舞われますので、見つけたら除去するようにします。心配な場合は、しっかりと中まで加熱するか、24時間以上冷凍してから食べるようにしてくださいね。■保存に最適!新鮮な生さんまの見分け方安いさんまに出会えたら、つい余分に買ってしまうことがありますよね。保存してもおいしく食べるためには、より新鮮なものを見分ける必要があります。どのように選べばいいのか、新鮮さの見分け方について見ていきましょう。・下あごの先端が黄色いさんまの口は下顎が上顎よりも長く、新鮮なさんまは、この下顎が鮮やかな黄色です。日が経っているものは、この黄色がだんだん茶色に変化しますので、より黄色い口先のものを選びましょう。・お腹が固いお腹部分を指で触ると、弾力があるものが新鮮な証拠です。魚は、内臓部分から悪くなるため、日が経ってくると、お腹部分が柔らかくて内臓がドロドロしていることがあります。柔らかくなったものは、生で食べるのには向いていませんので、火を通してから食べるようにしましょう。・目が濁っていない新鮮なさんまの目は、黒目のまわりに透明感があります。まれに、目が純血していることがありますが、これは鮮度が落ちているのではなく、水揚げするときに圧迫されて純血してしまっているだけなので、問題ありません。・ピンとまっすぐしている手で触るのに抵抗がなければ、さんまの尾に近い部分を持って、頭を上向きに持ち上げてみましょう。新鮮なさんまは、身質がしっかりしているので、くたっとならずにまっすぐピンとなります。・背中に丸みがあるより脂がのったさんまを選ぶには、さんまの身体全体が丸みを帯びているかを確認します。さんまは、脂がのってくると背中の皮と身の間部分に脂の層ができるので、より背中側が盛り上がっているものの方が、脂のりがいいことを覚えておくといいでしょう。■生さんまに含まれる主な栄養素と効能さんまはおいしいだけでなく、食の専門家もおすすめするほど持っている栄養素が豊富です。具体的にさんまには、どのような栄養素が含まれており、私たちの体にどのような影響があるのかを見ていきましょう。・EPAさんまなど魚に多く含まれるとされている代表的な栄養素に、EPA(エイコサペンタエン酸)があります。EPAは、必須脂肪酸の1つで、私たちの体に入ると血液中の血小板が固まるのを抑えて、血液の流れをよくするという効果があると言われています。EPAには、ただ1つ酸化しやすいという欠点があり、ビタミンEと一緒に摂取することで酸化を防ぐことができるそうです。さんまには、このビタミンEも含まれているので、酸化の心配もなくEPAを摂取することができるということです。・DHAEPAとならんで私たちの体に必要なDHA(ドコサヘキサエン酸)も、さんまに多く含まれていることがわかっています。DHAは、EPAと同じく血液の流れをよくする作用がありますが、主に脳や神経系組織に多く存在するため、脳の活性化に効果があると期待されています。脳の働きを良くすることで、老化防止や記憶力アップにもつながるので、子どもや高齢者は、積極的に取り入れると良い栄養素だということがわかります。・ビタミンAビタミンAは脂溶性ビタミンで、さんまなどの動物性の脂に多く含まれています。ビタミンAには、主に皮膚や目を保護する役割があり、視力低下の予防や成長作用に効果があるとされています。また、のどや胃腸などの粘膜を保護し、免疫力を高める効果も認められているそうです。ビタミンAは、タンパク質と一緒に摂取することで吸収力が高められるので、タンパク質が豊富なさんまを食べることで、風邪を引きにくい体作りも目指せるということです。・貧血予防貧血予防には鉄分が必要と世間では知られていますが、鉄には酸素を体中に運ぶという役割があることから、このように言われています。鉄分が不足すると体の機能が正常に動かなくなり、動悸やめまい、注意力の低下やイライラしたり、という症状が現れやすくなるそうです。鉄分には、肉や魚など動物性の食品に多く含まれるヘム鉄と、ほうれん草や大豆など植物性の食品に含まれる非ヘム鉄の2種類があります。さんまに含まれる鉄は、動物性のヘム鉄で、非ヘム鉄に比べると圧倒的に吸収率が良いため、さらに貧血予防効果が望めます。・悪玉コレステロールを減らすさんまが持つ栄養素のうちDHAは、母乳に多く含まれている成分であることがわかっており、私たちの体にとって必要不可欠であるとされています。このDHAには、先に述べた脳の活性化以外に、悪玉コレステロールを減らし善玉コレステロールを増やす効果があることも注目されています。DHAは、加齢とともにどんどん減っていく傾向があるため、女性や高齢者をはじめ年齢を重ねると共に、積極的に取ると良い栄養素だということがわかります。■生さんまを使ったおすすめレシピ生さんまは、お刺身や塩焼きで食べるのが一番ですが、ほかにもいろんなアレンジレシピがあります。旬の時期にしか食べられない、さんまの味を活かした調理方法をいくつかご紹介します。・炊き込みご飯材料(2人分)サンマ1尾お米1.5合ゴボウ1/2本ニンジン1/8本ショウガ1/2片だし汁270ml・酒大さじ2・みりん小さじ2・薄口しょうゆ大さじ1ミツバ(刻み)1/2束分ゆかり少々作り方手順1:サンマは包丁で尾から頭にヌメリをこそげ、水洗いして水気を拭き取り、身の厚い部分に切り込みを入れる。全体に分量外の塩小さじ2~3を振り、予熱しておいたグリルで6~7分焼く。(ヒント)ここでは両面焼きグリルを使用しています手順2:お米は水洗いしてザルに上げる。ゴボウは細かなささがきにして水に放ち、ザルに上げる。ニンジンは細切りにする。ショウガは皮をむき、みじん切りにする手順3:サンマは頭と尾を切り落とし、長さを半分に切って骨を取り除き、身だけにする手順4:炊飯器に(2)の洗い米を入れて<調味料>の材料を加え、通常に炊く水加減までだし汁を加える。(2)のゴボウ、ニンジン、ショウガを加えてひと混ぜし、サンマをのせてスイッチを入れる手順5:炊き上がったらサンマを取り出し、しゃもじで余分な水分を飛ばしながら混ぜ、ミツバも混ぜ合わせる。器にご飯をよそい、ユカリを振ってサンマをのせるお好みで、ごまやシソの千切りなど散らしても見た目がおいしそうですね。苦みのあるはらわたが苦手な人は、最後に身をほぐすときに取り除くといいでしょう。・かば焼き材料(2人分)サンマ2尾・塩少々片栗粉大さじ1サラダ油適量・酒大さじ2・砂糖大さじ1・みりん小さじ1・しょうゆ大さじ1ネギ(刻み)適量下準備サンマは尾から頭に向かって包丁でぬめりをこそげる。頭を落とし、腹側に切り込みを入れて包丁でワタを出す。次に水洗いして水気を拭き取る。頭側の中骨の上に包丁を入れ、骨に沿って尾まで滑らせるように切る(2枚おろし)。さらに中骨を下に置き、背側から中骨の上に包丁を入れ、尾に向かって包丁を滑らせるように切る(3枚おろし)作り方手順1:サンマの腹骨を包丁を寝かせて削ぎ落とし、半身を半分に切り、塩を振って10分おく手順2:(1)の水気を軽く押さえ、片栗粉を薄くつけ、サラダ油を熱したフライパンで両面中火で焼く手順3:(2)に<タレ>の材料を加えてトロミがつくまで加熱し、器に盛り、ネギを散らす・さんまフライ2枚おろし、または切り身を使ったもう1つおすすめのメニューがフライです。食べるときに骨があると食べにくいので、取り除いてから使います。事前に取り除いたものを冷蔵保存や冷凍保存しておくと、すぐに調理ができますよ。材料(2人分)サンマ(3枚おろし)2尾分・白ワイン大さじ1・ハーブソルト適量スライスチーズ2枚エリンギ大1本・小麦粉1/2カップ・卵1個・水適量・パン粉1.5~2カップ・ケチャップ大さじ3・トマトペースト小さじ1・ウスターソース小さじ1ブロッコリー(ゆで)2房サニーレタス2~3枚揚げ油適量作り方手順1:サンマは半身を半分に切り、<サンマの下味>の材料をからめ、10分置く。スライスチーズは縦4等分に切る。エリンギは縦4つに切る。<ソース>の材料を混ぜ合わせる。サニーレタスは水洗いし、食べやすい大きさにちぎって冷やしておく。 揚げ油を170 ℃に熱し始める手順2:サンマの汁気を軽く押さえ、薄く<衣>の小麦粉を振ってスライスチーズを挟む(4つ作る)。エリンギに薄く小麦粉をからめ、溶き卵をくぐらせてパン粉をつける手順3:残った小麦粉に溶き卵、水を加えトロ~ッとするくらいに混ぜ合わせる。(2)のサンマを通してパン粉をつけ、揚げ油でサックリ揚げる。エリンギも同様に揚げる手順4:器にサニーレタス、サンマ、エリンギ、ブロッコリーを盛り合わせ、<ソース>をかけるお好みで、種を取り除いて包丁で叩きつぶした梅干しや、青じそを身でくるんでフライにすると、違った味も楽しめますよ。・オイルパスタ和風のイメージが強いさんまですが、洋風にアレンジも可能です。材料(2人分)スパゲティー160g・塩16gサンマ2尾・塩少々ニンニク1片赤唐辛子(刻み)少々オリーブ油大さじ1塩少々アサツキ(小口切り)大さじ2~3粉チーズ適量作り方手順1:グリルは予熱する。サンマは水洗いしてヌメリを取り、水気を拭き取ってグリルで焼く。表面に美味しそうな焼き色がついたら取り出し、粗熱が取れたら骨と皮を取り除いて身をほぐし、塩をまぶす。(ヒント)ワタが苦手な場合は腹に切り込みを入れて取り出し、水洗いしてください。グリルはここでは両面焼きグリルを使用しています。お使いのグリルの説明書に従って下さい手順2:ニンニクは芽を取り除き、薄切りにする手順3:鍋にたっぷりの湯を沸かして塩を加え、スパゲティーをゆでる。袋の指定時間より2分短くゆでてザルに上げ、ゆで汁をきる。ゆで汁はとっておく手順4:フライパンにオリーブ油、ニンニク、赤唐辛子を入れて火にかける。香りがたったらスパゲティーのゆで汁をお玉1~2杯を加えて煮たて、スパゲティーを加えてからめる。トロミがついたら塩で味を調え、(1)のサンマを加えて合わせ、器に盛る。アサツキ、粉チーズを散らす■生さんまは上手に保存しておくのが大事秋の味覚のさんまは、1年のうち限られた時期にしか新鮮なものは手に入らない貴重な食材です。栄養満点で脂ものったおいしいさんまが手に入れば、正しいやり方で保存するなど、より長期間味わえるように工夫するのが大事ですね。《参考》・ 釧路市漁業協同組合「素晴らしいサンマの栄養」 ・ オーソモレキュラー栄養医学研究所「栄養素の説明」
2021年03月18日ハンバーグは子どもにも大人にも大人気のメニューです。ただ、作るには工程が多いので時間がかかる料理でもあります。そのため、あらかじめたくさん作っておき冷凍しておくというご家庭も多いのではないでしょうか。冷凍しておけば、食べたいときにすぐに食べられるので便利ですよね。しかし、冷凍ハンバーグは調理や解凍方法によって味に差が出るのをご存知でしょうか?正しい解凍方法をおこなうことで、冷凍後もできたてと変わらないおいしいハンバーグが食べられるんだとか!そこで今回は、冷凍ハンバーグの解凍方法からアレンジレシピまでをくわしくご紹介します。 ■ハンバーグを冷凍する方法ハンバーグを冷凍するには主に2つの方法があります。焼いてから冷凍するか、タネの状態で冷凍するか、です。それぞれの方法をおさらいしつつ、おいしさをキープするにはどちらがいいのかご紹介します!・タネのまま冷凍する1つめは、ハンバーグのタネ焼かずにそのまま冷凍する方法です。こちらはハンバーグだけでなく、ひき肉として調理ができるのでアレンジレシピの幅が広がるのが大きなメリットです。タネをあえて崩してひき肉にしてそぼろにしたり、味つけを加えて肉みそとして使えたりと、汎用性が高いですよね。タネの適切な冷凍方法は、ハンバーグのタネを作ったあと、成形してラップで1つずつ包みます。その際に、ラップは空気を抜いて雑菌が入らないようにしましょう。成形したら金属トレーに置いて冷凍庫へ。トレーに置いた方が短時間で冷凍できるので鮮度がキープしやすいのでぜひ取りいれてみてくださいね。・焼いてから冷凍する2つめは、ハンバーグを焼いてから冷凍する方法です。こちらは作り置きに最適で、解凍してすぐに食べられるのが魅力です。適切な冷凍方法は、ハンバーグを焼いてからしっかりと冷ましてから冷凍すること。熱を持っているとラップに水滴がついてしまい、傷みの原因になるので注意しましょう。熱が取れたら1個ずつラップに包んで金属トレーに置いて急速冷凍してください。凍ったあとはラップのまま保存用袋に入れて保存しましょう。・ハンバーグは焼いてから冷凍がおすすめ手作りハンバーグは、時間が経つほど品質が変わりやすい料理です。特に生の状態だと季節や気温が影響して劣化しやすいので、注意が必要です。そのため、焼いてから冷凍した方が品質が落ちにくく安全性も高まります。また、生のまま冷凍したものは、調理のときに加熱する時間が長くなります。加熱時間が長すぎると肉が硬くなったり、肉汁が外に出てしまいパサパサした食感になることも。失敗がしにくいといった点でもハンバーグは焼いてから冷凍した方がいいでしょう。・冷凍ハンバーグの賞味期限はどのくらい?冷凍ハンバーグは、タネの場合と焼いた場合で賞味期限が異なります。賞味期限を忘れないように保存用袋などにきちんと日付を記入しておきましょう。タネのままの場合:約2週間焼いてから冷凍した場合:約1ヶ月火を通している分、焼いてから冷凍した方が賞味期限が長いです。ただし、どちらも時間が経つにつれて劣化していきますので、なるべく早く食べるようにしましょう。■冷凍ハンバーグの上手な解凍方法冷凍ハンバーグを解凍するにはいくつかの方法があります。解凍時間を優先するのか、お弁当で利用するのか、家で食べるか…など、用途によって選びましょう。・前日に冷蔵庫に移して解凍する1つめは冷凍庫から冷蔵庫に移しておく方法です。これは時間がかかりますので、前日や朝に冷蔵庫に移しておきましょう。タネのままでも焼いたものでも、時間をかけて解凍した方が風味や品質が落ちず、失敗もないのでおすすめです。・電子レンジで解凍する2つめは電子レンジで解凍する方法です。こちらはすぐに食べたいときに有効です。焼いてから冷凍してあるハンバーグは、レンジで解凍して温めればすぐに食べることができますね。しかし、タネの状態の場合は解凍しすぎるとタネが崩れてしまう恐れがあります。調理するときにしっかりと加熱するので、レンジでは半解凍くらいにしておき、型崩れを防止するのも1つの手段ですよ。・冷凍のまま蒸し焼きにする冷凍ハンバーグは、解凍しなくても調理することが可能です。ただし、中の部分までしっかりと加熱しないと生焼け状態なったり、火加減を誤ると肉汁が外に流れるという弱点があります。生焼けを防ぐためには蒸し焼きにしてじっくりと調理していきましょう。蒸し焼きにすると、肉汁がしっかり閉じこもったジューシーなハンバーグができます。具体的な手順はのちほどご紹介します!・市販品は湯煎解凍が多いスーパーでも、冷凍ハンバーグがたくさん売られています。市販品は主に湯煎解凍するものが多く、賞味期限もご家庭で作ったものよりも長いのが特徴です。湯煎するだけでふっくらとジューシーなハンバーグが食べられるのは嬉しいですよね。最近ではお弁当用のミニサイズのも発売されており、解凍要らずでそのまま入れるだけのもあったり、味つけもバリエーションが豊富だったりするのでいろいろ食べ比べてみるのもおもしろいですよ。■冷凍ハンバーグを解凍するときのコツ冷凍ハンバーグを解凍するにはいくつかポイントがあります。おいしく安全に食べるためにもコツをしっかりと押さえておきましょう。・ゆっくり時間をかけて解凍するよりできたてに近い状態で食べるためには、ゆっくりと時間をかけて自然解凍するのが大切です。そうすることで風味を損なわずにおいしく召し上がることができます。解凍時間はおよそ6時間以上はかかりますので、前日や朝のうちに冷蔵庫に移しておいて夜に調理すれば効率的です。・触って固さがなければOKあらかじめ焼いてあるハンバーグは、中まで解凍できているか心配ですよね。冷凍ハンバーグは、焼いてあるものでもレンジやフライパンなどで再加熱した方が安全です。つまり、解凍できているかの判断は触ってみて固さがないかを確認するだけでOK。もし中の部分が解凍しきれていなくても、再加熱したときにちゃんと解凍できますので安心してくださいね。■冷凍ハンバーグの解凍とおいしい焼き方冷凍ハンバーグは、解凍させてからでも、凍ったままでも調理できます。ただ、焼き方にはコツがあり、調理の仕方でおいしさがグッと変わりますよ。・解凍させて焼く場合【タネのまま】自然解凍、もしくはレンジで解凍する中火で熱したフライパンで両面に焼き色をつける火を弱火にして、水、もしくは白ワインをいれて蓋をして蒸し焼きにする中までしっかり火が通ったか竹串などで刺して確認して完成(透明の肉汁が出たらOK)【焼いたもの】自然解凍、もしくはレンジで解凍する解凍したら、レンジで30~1分ほど温めるあらかじめ焼いてあるハンバーグは、レンジを使用するのが1番手っ取り早いです。ただ、レンジはハンバーグの個数によって加熱にムラがでますので注意しましょう。温めが足りない場合はハンバーグをひっくり返して10秒ほど加熱時間を追加してください。加熱しすぎると肉が固くなりやすいので、こまめに追加した方がいいでしょう。もちろんフライパンで加熱しても大丈夫ですよ。・解凍せず凍ったまま焼く場合【タネのまま】タネをフライパンに並べて少量の水を入れる蓋をして弱火でじっくりと蒸し焼きにして火を通すフライパンの水分がなくなったら蓋を外し、両面に焼き色をつける中までしっかり火が通ったか竹串などで刺して確認して完成(透明の肉汁が出たらOK)【焼いたもの】冷凍ハンバーグをフライパンに並べて少量の水を入れる蓋をして弱火でじっくりと蒸し焼きにして火を通す生のハンバーグは、きちんと中まで火を通すのが先決。そのあとに焦げ目をつけることで肉汁が閉じこめられます。また、タネのものでも焼いたものでも、冷凍したまま焼くとかなり時間がかかります。根気強く弱火でゆっくりと火を通すことでふっくらとおいしく仕上がりますよ。■賞味期限が切れたハンバーグの見分け方ハンバーグは、冷凍していても時間が経てば経つほど傷みが生じてきます。賞味期限が切れたものは体調不良を引き起こす可能性があるので注意が必要です。では、どうやって賞味期限が切れたかを見分ければいいのでしょうか?・カビが生えている賞味期限が切れているかを判断するには、まず「見た目」をチェックしましょう。ハンバーグに、焼き目ではなく、黒や緑の斑点のようなものがある場合は要注意。斑点はカビが生えている証拠なので処分してください。その部分だけ取り除いてもハンバーグ自体が腐っているので決して食べないでくださいね。・酸っぱい臭いがする次に判断する基準は「臭い」です。特に、タネのままのハンバーグは生ものですので、腐っていると異臭がします。冷凍していると気づきにくいですが、解凍時や焼いたあとに酸っぱい臭いがしたなら腐っている証拠です。異臭がしたら迷わず処分しましょう。・酸味や苦みが増している3つ目の判断方法は「味」です。明らかに肉の味がおかしい場合や、酸味、苦みを感じたときは食べずに処分しましょう。また、ハンバーグを割ったときに糸が引いていたり、中にカビがあったりする場合もNGです。・パサついているハンバーグは加熱しすぎると肉汁が外に出て、食べたときにパサパサしてしまいます。これは食べられないわけではないですが、やはり肉汁が多い方がおいしいです。フライパンやオーブンでじっくり弱火で加熱することでパサパサ感は防ぐことができます。・調理中にも注意が必要実は、ハンバーグは調理の過程で非常に雑菌が侵入しやすい料理です。そもそも、ひき肉は傷みやすい食材。さらに野菜を入れたり、こねるときに手の熱で温度変化が生じたりすると傷みが進行しやすいのです。極力傷みをおさえるために、ビニール製の手袋を使ったり、ボウルを氷水で冷やしながらこねる(雑菌の繁殖をおさえるため)などして工夫するといいですよ。■冷凍ハンバーグを使ったおすすめレシピ冷凍ハンバーグをそのまま食べてもおいしいですが、いろんなアレンジ料理もできるんです。最後は冷凍ハンバーグを使ったレシピをいくつかご紹介しますので、ぜひご参考にしてくださいね。・煮込みハンバーグ材料(4人分)冷凍ハンバーグ 小さめ8等分・水煮トマト(缶) 1缶(1缶400g入り)・トマトペースト 大さじ2玉ネギ 1/2個シメジ 1袋セロリ 1/2本赤パプリカ 1/2個ブロッコリー 1/2株ベーコン(みじん切り) 2枚分・顆粒スープの素 大さじ1・水 100ml白ワイン 大さじ3塩コショウ 少々粉チーズ 大さじ2ドライパセリ 少々オリーブ油 大さじ1下準備<トマトソース>の水煮トマトは網を通して、トマトペーストと混ぜ合わせる。玉ネギは縦薄切りにする。シメジは石づきを切り落として小房に分ける。セロリは筋を引いて斜め薄切りにする。赤パプリカは種とヘタを取り、1cm角に切る。ブロッコリーは小房に分ける。作り方手順1:フライパンに残りのオリーブ油を入れ、ベーコンを炒めて脂が出てきたら玉ネギを加え、しんなりするまで炒める。シメジ、セロリ、赤パプリカ、ブロッコリーを炒める。全体に少ししんなりしたら、白ワインを加えて強火にし、アルコール分を飛ばす手順2:<トマトソース>を加え、煮立ってきたら<スープ>の材料を加えて塩コショウで味を調える。解凍したハンバーグを加え、煮立ってきたら火を弱めて、10分煮込む手順3:器に盛り分け、粉チーズ、ドライパセリを振る焼いたハンバーグを使えば簡単に調理できます。蒸し焼きをしてから煮こむことで、中までしっかりと火が通り、生焼けの心配もありません。水で蒸し焼きしてもいいですが、白ワインだと酸味が出て大人の味わいになりますよ。・照り焼きハンバーグ材料(2人分)冷凍ハンバーグ温泉卵 2個・砂糖 大さじ1.5・しょうゆ 大さじ1.5・片栗粉 小さじ1・水 75ml作り方手順1:混ぜ合わせた<照り焼きソース>の材料をフライパンに入れる。絶えず混ぜながら、中火で加熱する。トロミがついて沸騰したら火を止める手順2:ハンバーグに(1)をかけて、温泉卵をのせる煮こみハンバーグとほとんど工程は同じです。照り焼きの甘辛い味がご飯がよく進み、子どもも大人も大満足の1品です!・ロールキャベツ材料(4人分)冷凍ハンバーグキャベツ 8~12枚ベーコン 8枚小麦粉 大1サラダ油 小2ドライパセリ 小1・水煮トマト(缶) 1/2缶(1缶400g入り)・ケチャップ 大3・固形ブイヨン 1個・白ワイン 大3・ローリエ 2枚・水 200ml下準備キャベツは軸をくり抜き、流水にあてて1枚づつ葉をはずす。耐熱ボウルに入れ、ラップをして5~6分加熱してしんなりさせて水に取り、粗熱が取れれば水気を拭き取る。ベーコンは半分の長さに切る。作り方手順1:キャベツの葉は軸の堅い部分は削ぎ切りにし、軸に浅く切り込みを入れ、切り取った軸はみじん切りにする手順2:キャベツの葉を広げ、小さい葉は2枚重ね、塩コショウをし、薄く小麦粉をふる。ハンバーグをのせてクルクルと巻き、ベーコンを帯状に巻いて楊子で止める手順3:鍋にベーコンの巻き終わりを下にして並べ、<トマトソース>の材料を加え、落とし蓋をして弱火で30分以上、煮汁が半量になるまで煮込む手順4:楊子をはずし、器に煮汁ごと盛り付け、ドライパセリを散らすこちらは生の状態の冷凍ハンバーグを使います。解凍せずに凍ったままの方がキャベツに包みやすいですよ。ただ、冷凍したままなので、時間をかけてゆっくりと煮こむことが大切です。スープの味が染み込んだロールキャベツは優しい味わいでほっこりできるでしょう。・ロコモコ丼材料(2人分)冷凍ハンバーグ・カットトマト缶 100g・ニンニク(すりおろし) 小さじ1/2・玉ネギ 1/4個・顆粒スープの素 小さじ1/2・水 80ml・しょうゆ 小さじ1ご飯茶碗 2杯分卵 2個レタス 2枚スプラウト 1/4パックサラダ油 適量下準備<ソース>の玉ネギは縦薄切りにする。レタスはせん切りにする。スプラウトは根を切り落とし、レタスと共に水にさらしザルに上げる。作り方手順1:フライパンに玉ネギを入れて、しんなりするまで炒める。他の<ソース>の材料を加えてトロミがつくまで煮詰める手順2:別のフライパンにサラダ油を熱し、目玉焼きを作る。<ソース>のフライパンに解凍したハンバーグを入れてからめる手順3:器にご飯、レタスとスプラウト、ハンバーグ、目玉焼きを盛り合わせるハワイの家庭料理であるロコモコ。目玉焼きとハンバーグの組み合わせは見た目も食欲をそそります。冷凍ハンバーグがあれば、目玉焼きとソースだけ作ってすぐにできますので、忙しい日にぴったりの1品です。■冷凍ハンバーグをおいしく安全に食べよう冷凍ハンバーグは、冷凍方法や解凍の仕方によっておいしさや品質が全然変わってきます。特に大切なのは加熱の仕方!加熱しすぎるとパサパサになりやすいですし、中まで加熱できていないと安全に食べられません。丁寧な加熱をすることでおいしさと安全性が守られます。解凍したハンバーグはお手軽で、ソースを変えるだけでいろんな味が楽しめますし、アレンジもしやすいのでぜひご家庭に常備してみてくださいね。
2021年03月16日魚は四季ごとに旬の味を楽しむことができ、栄養的にも優秀な食品ですよね。「魚を冷凍保存している」というご家庭もあると思いますが、保存方法や期間について迷ったことはありませんか?実は保存方法の仕方で調理後のおいしさも変わってきます。適切な方法をおさえて、魚をおいしく食べましょう。■切り身の魚を冷凍する方法切り身の魚は、忙しいときや魚の下処理が苦手な人でも、手軽に調理することができます。火を通すだけでおいしい魚を楽しむことができ、生ごみの手間もはぶけて便利ですよね。魚の切り身は生の状態はもちろん、焼いて加熱調理した状態でも冷凍が可能です。・ドリップを拭き取り保存袋へ切り身を生で冷凍するときは、塩を少量まぶし、魚からでた水分を清潔な布やキッチンペーパーでしっかりふきとりましょう。下処理が済んだら、ラップに一切れずつ包んで保存袋に入れて冷凍します。魚から出る水分をそのままにしておくと、臭みや鮮度が落ちる原因になります。必ずしっかり拭き取っておいてくださいね。また、魚が空気に触れることで乾燥したり、冷凍焼けして味がおちることがあります。保存袋の空気もしっかり抜いておきましょう。・焼いてほぐしてから冷凍するほとんどの切り身は、焼いて調理済みの状態で冷凍することもできます。一度冷凍してしまうと、焼きたての状態とまではいきませんが、忙しいときには重宝しますよ。切り身を焼いて冷凍する場合は、塩焼きにしたあとラップで小分けして冷凍保存します。食べやすい大きさに切って冷凍しておけば、お弁当のおかずとして使うこともできます。また、骨を取ってほぐしておけば、魚のフレークとして食べることができ、骨が苦手なお子様などにもおすすめです。・焼いてから冷凍するのに向いている魚加熱処理した切り身を冷凍すると、どうしても味が落ちてしまいます。決して食べられないわけではないですが、脂の少ない魚は少しパサついた食感になる場合もあります。もともと脂の多いサバやサケ、ブリなどは味の変化がおこりにくく、冷凍保存に向いています。味の変化は、保存の仕方や人によって感じ方も違います。気になるようなら、ほぐしてチャーハンの具や、おひたしに混ぜたりするのもいいですよ。・保存可能期間適切な方法で冷凍されていれば、2~3週間ほどは保存可能です。それ以降も食べられなくはないでしょうが、酸化や冷凍焼けなどによって味が著しく低下してしまう恐れがあります。できるだけ2~3週間を目安として、最悪でも1ヶ月以内には食べきることが理想です。■魚をまるごと冷凍する方法趣味で釣りに行く人やそういった人が身近にいる人は、魚が丸ごと手に入る機会もあるのではないでしょうか?たくさんいただいて食べきれない場合は、冷凍保存がおすすめです。・保存袋に入れて急速冷凍丸ごと1匹冷凍したいときは、保存前にウロコ、エラ、ハラワタの処理をしておきましょう。必要なければ頭も落としておいても問題ありません。お腹の中をきれいに洗って、一匹ずつラップに包んで重ならないように保存袋に入れ冷凍します。魚はハラワタから鮮度が落ちていきますので、必ず最初に処理しておきましょう。また、あらかじめ用途が決まっているのであれば、三枚おろしにしておくなど、使いやすようにしておくと便利ですよ。・すり身にしてから冷凍OK新鮮な生魚なら、すり身にして冷凍するのもおすすめですよ。一度冷凍した魚はすり身にするとパサついてしまうことがあるので、すり身にしてから冷凍する方が良いでしょう。自家製のすり身はお店の物とはまた違った味わいで美味しいですよ。作ったすり身は使いやすい量に小分けしてラップに包んで保存袋で冷凍しましょう。・すり身にして冷凍するのに向いている魚すり身を自宅で作る場合、白身にこだわらなくても大丈夫です。大抵の魚はすり身にできますので、旬の魚を選ぶと良いですよ。お店でもよく見かけるイワシやアジ、タラ、あたりのポピュラーなものは特におすすめです。・保存可能期間丸ごと冷凍保存した魚は、切り身同様2~3週間を目安として1ヶ月以内には食べきりましょう。すり身の魚は、加工するときに細胞が切断されことが多く、他の保存方法より傷みやすくなります。たとえ冷凍保存していたとしても、保存期間は2週間程度にしておきましょう。■刺身用の魚の冷凍方法スーパーなどで見かける「刺身用」と表記されている鮮魚も、適切な方法をとれば冷凍保存できます。安売りのときになどにたくさん買って冷凍すれば、食べたいときにお刺身でいただけます。ただし、切り身で売られているものや傷みやすい青魚(イワシ、アジ、サンマ、サバ)に関してはおすすめしません。これらをどうしても冷凍保存する場合は必ず加熱調理して食べましょう。・水気を拭き取り保存袋へ魚を刺身用として冷凍する場合は、三枚おろしなどの「サク」の状態にしておきます。中骨を取り除いておくと食べやすくなりますよ。下処理した魚は、清潔なふきんやキッチンペーパーなどで優しく包み水分を拭き取ったら、ラップでピッタリと包みます。最後に上からアルミホイルで包んで保存袋で保存します。中の空気はしっかり抜いておきましょう。急速冷凍できる冷蔵庫なら、急速冷凍機能で凍らせます。できない場合はアルミトレーに乗せるなどしてなるべく低温で素早く凍らせるようにします。切り身などもこの方法で冷凍が可能ですが、使うときは加熱調理しましょう。・下味をつけておくのもよい刺身が残ってしまったり、傷みやすい魚は醤油、酒、みりんを使って「刺身の漬け」を作っておくと2~3日日持ちしますよ。ただしあくまで生ものですので、おかしいと感じた場合は食べるのをやめましょう。冷蔵保存が不安な場合は、そのまま保存袋で冷凍保存が可能です。「刺身の漬け」を作るときは、最初に調味料を鍋で煮切っておき、冷ましたものをお刺身に混ぜ合わせます。色んな種類のお刺身とあわせることができるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。・保存可能期間刺身用の魚を冷凍保存した場合は、1週間程度を目安に食べきるようにしましょう。もしそれ以降も保存したいときは、解凍したあとに加熱調理して食べれば1ヶ月程は保存することができます。ただし、冷凍保存している間にも乾燥や酸化によって少しずつ品質は落ちていきます。できるかぎり早く消費してしまうのが理想です。■魚介類の冷凍方法と保存期間魚以外の魚介類も、種類によっては冷凍保存が可能です。こちらに保存方法や、コツをまとめていますのでご自宅でも参考にしてみてくださいね。・イカイカは品質が低下しづらく、冷凍保存に向いています。新鮮なイカならきちんと下処理して冷凍すれば、料理に使うのはもちろん、お刺身で食べることもできますよ。お刺身用に保存する場合(保存期間:1週間)ワタを抜いておき、皮をはいで表面を清潔な布やキッチンペーパーで拭き取り、頭、ミミ、ゲソにわけます。それぞれ空気が入らないようにピッタリとラップして重ならないように保存袋で冷凍保存しましょう。調理用に冷凍する場合(保存期間:1ヶ月)ワタを抜いて、頭とゲソ部分をはなして水分を拭き取りましょう。その後、ラップと保存袋を使って冷凍します。下処理の段階で使いやすいように切って小分けすると、忙しいときなどに便利です。・タコタコは冷蔵庫で保存すると3日程度が限界ですが、イカと同じく冷凍保存するのに相性の良い食材の一つです。ただしタコの状態によって、保存方法が微妙に異なります。茹でたタコの場合水分を拭き取り使いやすいように小分けして、空気が入らないようにラップや保存袋を使って冷凍します。ある程度細かくしておくとタコ焼きやからあげを作るときに便利ですよ。生のタコの場合下処理済み(ヌメリや内臓を取りのぞいてあるもの)なら頭と胴体を分けます。水分を拭き取ったら、それぞれラップに包んで保存袋に入れて冷凍します。こちらもある程度切って小分けしておくと、少しずつ使うことができて便利です。スーパ―や鮮魚店で生のタコを購入する場合は、お店で下処理してもらうと良いですよ。丸ごと一匹の場合その日に消費しないのであれば、下処理せずにそのまま保存袋で冷凍するのがおすすめです。通常タコを下処理する際、塩などを使いヌメりとりをします。この作業がとても厄介で手間がかかるのですが、一度冷凍したタコは、解凍してから水でもみ洗いするだけでヌメリを簡単に取ることができます。もみ洗いした段階でヌメりが残るなら、少量の塩を入れてもむと完全にヌメりがとれますよ。ヌメりを取った後はワタを処理してそのまま調理します。・エビエビは傷みやすく、ほかの魚などと同じで内臓部分から鮮度が落ちていきます。使い切れなかったときや、たくさん購入した場合は、下処理をして冷凍しておくと良いですよ。生のまま冷凍する場合(保存期間:2~3週間程度)よく水洗いして頭、ワタ、殻を取りのぞいておきます。水気を拭き取ったら重ならないように保存袋に入れて、アルミトレーなどで急速冷凍します。茹でて冷凍する場合(保存期間:1ヶ月程度)頭、ワタを取りのぞいたら、鍋を沸騰させて塩、酒を適量いれて殻ごと茹でます。ゆであがった後は殻をむいて、重ならないように保存袋に入れて冷凍しましょう。生のまま冷凍する場合(保存期間:2~3週間程度)よく水洗いしたエビの頭、ワタ、殻をとりのぞきます。水気を拭き取ったら重ならないように保存袋に入れて冷凍しましょう。生のエビの冷凍は、パスタやグラタンのようにある程度煮込み時間がある料理なら、そのまま使うことができます。エビチリやエビフライを作るときは濃度約1%の塩水につけて解凍すると臭みが抜けてよりおいしく食べられますよ。・貝類お店で冷凍アサリやシジミを見かけることもありますよね。貝類も大体のものが冷凍可能です。種類によっては冷凍することでうまみ成分が出やすくなり、よりおいしく食べられるものもありますよ。今回は、家庭でもよく食べられているものをいくつかご紹介しておきます。アサリ、ハマグリ、シジミ(保存期間:2~3週間程度)砂抜きしたあと、こすり合わせるようにしてよく水洗いします。このとき貝が開いてしまっているものや、割れてしまっているものは死んでいる可能性が高いので取りのぞいておきましょう。保存袋にいれて、できるだけ空気を抜いてから冷凍します。空気が抜きにくいときはストローを使うとしっかり抜くことができますよ。殻のまま冷凍した貝は、急激な温度差によって口が開きます。汁物に使う場合は、沸騰してからお湯に入れましょう。ほかの調理法で調理する場合も、殻が開くまでは強火で加熱します。牡蠣(保存期間:2~3週間程度)むき身の場合は、よく洗ってから保存袋に入れて冷凍します。ラップに一粒づつ包んでも良いですが、アルミトレーに並べて冷凍した牡蠣を保存袋に移すと、バラバラの状態で保存できます。スーパーなどでよく見かけるパック入りの牡蠣は、パックごと保存袋に入れるか、中の海水ごと保存袋に移せば冷凍できます。殻付きの牡蠣は水洗いして殻の汚れをしっかり落としたら、水気を拭き取って殻の薄い方を上に向けて保存袋で保存します。むき身は冷蔵庫で解凍しますが、殻付きの牡蠣は水洗いして、電子レンジで加熱して解凍できます(1個あたり500Wで1分程度)。一度冷凍保存した牡蠣は、たとえ生食可能なものであっても必ずよく加熱してから食べるようにしましょう。サザエ(1ヶ月)新鮮なものに比べたら味は落ちますが、2~3日で消費しきれないときは冷凍保存がおすすめです。サザエがしっかり浸かるくらいのお湯を鍋に沸かして、沸騰したら10分程茹でます。ザルにあげて冷ましたら、そのまま保存袋に入れるか身を取りだすかして保存します。つぼ焼きなどのように殻付きで調理したい場合は、そのまま保存して解凍せずに加熱すると良いでしょう。・たらこたらこを冷凍保存する場合は一腹ずつか、使いやすいサイズに切ってラップに包んで保存します。あらかじめほぐしてある物でも、使いやすい量で小分けして冷凍すると便利ですよ。小分けしたものは保存袋に入れて保存しましょう。解凍は冷蔵庫で行います。グリルやレンジで焼きたらこを作る場合は、解凍せずに使えます。もちろん、あらかじめ焼いたものを小分けして冷凍することも可能です。明太子やたらこは、ご飯のお供以外にもパンやパスタ、ピザなど幅広く使えてとても便利です。消費する自信がないために、割高でも少量ずつ購入していませんか?大容量のものや専門店などで取り扱っているワケあり品などはかなり割安でおすすめです。冷凍保存しておけば、3ヶ月程日持ちしますのでストックしておくと重宝しますよ。・干物の魚干物は昔ながらの保存食で、冷蔵でも2週間程度保存できます。もちろん冷凍保存も可能で、一度冷凍することによって、加熱するときに身崩れしにくくなり、扱いやすくなりますよ。冷凍する時は、ラップでピッタリと包んでアルミホイルで巻いて保存袋に入れて冷凍します。保存期間は1ヶ月程度で、解凍せずにそのままフライパンやグリルで焼き魚にできますよ。■魚を冷凍するときの注意点魚介類を保存するうえで大切なことは、鮮度を保ったまま保存しておくことです。扱い方を間違えると食中毒の恐れなどもあり、大変危険です。また、適切に保存することでよりおいしい状態を保つことができます。冷凍保存するうえで大切なポイントをおさえておきましょう。・鮮度の良いものを選ぶ魚を購入するとき、消費期限や状態を見て選ぶ人は多いでしょう。魚を冷凍保存する場合は、長期保存することが前提になってきます。購入段階でも、なるべく新鮮な物を選ぶことが大切です。目が透き通っていているものや、色が綺麗なもの、身に弾力があるものは新鮮な証拠です。見分けるときの基準にしてみてくださいね。・買った日のうちに冷凍冷蔵庫で保存していても、魚の鮮度は少しずつ落ちていきます。その日のうちに食べないことがあらかじめ分かっている場合は、速やかに冷凍保存しましょう。できる限り早く冷凍することで、より安全に新鮮な魚を楽しむことができます。・清潔な調理器具を使う菌が繁殖した調理器具が原因で、食中毒を起こす可能性も否定できません。下処理や加熱調理するための器具は、清潔なものを使いましょう。とくに生魚に触れるまな板や包丁は、できれば専用のものを使うのが理想です。なければ、使用の前後に熱湯をかけて消毒すると良いですよ。・しっかり密閉するせっかく鮮度の良い魚を購入しても、保存方法が適切でないと味が落ちてしまいます。魚が空気に触れると酸化や乾燥、匂いうつりの原因にもなります。保存の際はラップや保存袋などを使って、しっかり空気を抜いて密閉することが大切です。・できるだけ急速冷凍を魚に限らず言えることですが、冷凍保存するときは急速冷凍することで、食品の鮮度やおいしさを保つことができます。冷蔵庫にそういった機能がある場合は、それを利用して冷凍しましょう。ない場合はアルミトレーなどに乗せて冷凍すると、食品が凍結するまでにかかる時間を短縮してくれますよ。■冷凍した魚の解凍方法魚を解凍して使う場合、上手に解凍すれば臭みがでにくくなり、うま味や魚の栄養素の損失を最小限に抑えることができます。逆に解凍方法が適切でないと、加熱後においしさが損なわれたり、鮮度が落ちて危険な場合もありますので注意が必要です。解凍時の方法や、注意点をおさえておきましょう。・ドリップとは魚から出る赤い血のようなものをドリップと呼びます。普段から鮮魚を購入する人や料理をする人なら、大抵の人が見たことがあるのではないでしょうか?ドリップにはたんぱく質やうま味成分が含まれていて、店頭に並んでいる間はもちろん、自宅の冷蔵庫で保存している間にも出やすいものです。ドリップがでることで、臭みや味の低下につながります。またドリップに含まれる水分により、鮮度が落ちて腐敗が進むこともあります。冷凍した魚を解凍する際は、ドリップをできるだけ抑えることでおいしく食べることができますよ。・流水解凍魚は半解凍状態で調理することで、魚から出るドリップをおさえることができます。流水解凍するときは、ボウルなどに保存袋に入った魚をそのまま入れて流水にあてます。魚の大きさにもよりますが、大体20分程度で半解凍状態となります。・冷蔵庫で解凍その日に使う分だけを、ラップや保存袋のまま冷蔵庫に移しておく方法です。冷蔵庫の設定温度などにもよりますが、半解凍状態にするのに3〜4時間かかります。時間はかかりますが、ゆっくり解凍されるため解凍具合の調節が簡単です。出かける前に冷蔵庫に移しておくなどして工夫すると良いですよ。・氷水で解凍ボウルなどに氷水を作り、保存袋ごと入れて解凍していく方法です。途中で氷が溶けるようなら足して、温度が上がらないようにゆっくり解凍していきます。低温で解凍していくので鮮度が落ちにくく、最もドリップが出にくい方法です。・電子レンジで解凍電子レンジの解凍モードでも解凍できますが、過熱しすぎたり、ムラができたりしやすいので注意が必要です。急いでいるときなどはレンジ解凍が便利ですが、失敗しやすい方法なので状態確認しながら解凍すると良いですよ。・常温解凍は避ける常温解凍は、室温や季節によって解凍時間がバラバラになってしまします。放置している間に、思っていたより早く解凍が進んでしまった場合などは、細菌が繁殖しやすい環境下での放置時間が長くなってしまい、食中毒の危険がでてきます。生魚は細菌が繁殖しやすく、傷みやすい食品です。常温での解凍は避けましょう。・解凍せずに調理する干物のように、種類や調理法によっては解凍せずにそのまま調理できるものもあります。魚から出るドリップは、魚を解凍する過程でも多くでます。冷凍状態からそのまま加熱することで、ドリップが流れ出るのを最小限にとどめてくれますよ。冷凍前の段階でしっかりと下処理して冷凍保存しておくと、調理のときに火を通すだけなので、使い勝手がよく調理に時間をかけたくないときにおすすめです。■下味をつけて魚を冷凍する方法切り身などに下味をつけて冷凍すると、解凍のときに出る魚の臭みが気になりにくくなります。作り置きおかずとしても優秀で、冷凍保存している間にしっかり味が染みるので料理の時短にもつながりますよ。下味をつけて保存する場合は、切り身や2枚おろしにしたものを使います。保存袋にタレを合わせておき、水分をよく拭き取ってからお好みのタレをよくいきわたらせ、空気を抜いてアルミトレーにねかせて冷凍保存しましょう。・塩コショウシンプルに塩コショウで下味をつけた魚は、幅広いジャンルの料理に活用できます。バターを使ってソテーにしたり、オリジナルのレモンダレを合わせてもおいしいですよ。ピカタ、からあげ、ムニエル、フライへのアレンジも可能で、解凍後にほかの調味料や、パン粉、片栗粉を使って下処理をしてから加熱できます。あらかじめ加熱前の状態に加工してから冷凍保存してもいいですよ。・しょうゆ・酒・みりん定番の醤油ベースのタレは便利で、照り焼きや煮魚の下味として使うことができます。あらかじめ砂糖を一緒に加えてから冷凍することも可能ですが、焦げやすくなりますので注意が必要です。加熱するタイミングで入れると失敗の心配がないですよ。魚(切り身) 2切れみりん 大さじ2醤油 大さじ1と1/2砂糖 大さじ1酒 大さじ3 ・酒粕下味冷凍を活用すれば、粕床がなくても粕漬を作ることができます。粕漬を作る場合は、先に魚に塩をなじませてから水分を拭き取ります。酒粕と調味料をボウルにあわせたら、切り身全体にたっぷり酒粕をぬり、ラップでピッタリ包んで保存袋で冷凍しましょう。魚(切り身) 2切れ塩 少々酒粕 80g酒 大さじ2みりん 大さじ1みそ 大さじ2・味噌味噌ベースのタレは、味噌煮を作るときに活躍しますよ。下味冷凍を活用することで、煮込み時間が減り、手軽に作ることができます。鯖 1尾(2枚おろし)味噌 大さじ3酒 大さじ3砂糖 大さじ3生姜 1かけ水 100ml(加熱する時に入れる)・下味をつけて冷凍するおすすめの魚大抵の魚は下味保存が可能なので、食卓にあがる頻度の高い魚はもちろん、バリエーション豊富な白身魚も便利です。あらかじめ下味をつけると、魚から出る臭みを和らげる効果も期待できます。特に臭みの出やすいと言われる青魚の下処理としても向いています。下味冷凍は、大変自由度の高い保存方法ですので、色んな魚や味のバリエーションを楽しんでみてくださいね。■魚を冷凍すると栄養価は落ちる?魚は私たちの体に必要な栄養素をたくさん含んだ食材の一つです。できれば栄養素を逃すことなく食べたいと思いませんか?冷凍することで魚の栄養価がどう変化するのかにも注目してみましょう。・栄養価は変わらない例え冷凍保存したとしても、魚自体の栄養価はほとんどそのままです。ただし、ドリップの中には魚のもつ栄養素も含まれています。保存過程や、解凍時にドリップが出ることで栄養価が落ちてしまう可能性はあります。・栄養価が下がる要因とは もともと食品の中には酵素や微生物が存在し、これらが活動し続けることが品質の低下や栄養価の低下の要因の一つとなっています。家庭用の冷凍庫の温度は、−18℃程度の温度に保たれています。冷凍保存の環境下では、酵素や微生物は活動することができませんので、冷凍保存で栄養素が損なわれることはほとんどないといわれています。■冷凍した魚のおすすめレシピ冷凍魚は保存期間が長いだけでなく、調理時間や手間の短縮にもつながります。今回おすすめした冷凍魚を使ったレシピをこちらでご紹介しますので、ご自宅でもチャレンジしてみてくださいね。・イワシのつみれ汁冷凍のすり身を使った、シンプルで基本的なレシピです。ほかの野菜と合わせたりして、アレンジするのもおすすめです。調味料の分量はお好みで調節してくださいね。今回ご紹介しているのはお吸い物ですが、味噌をベースにしてもおいしくいただけます。材料(4人分)・イワシ1パック・ショウガ1片・みそ大さじ1・酒大さじ1・小麦粉大さじ2~3塩(イワシを洗う)少々大根5cmニンジン1/2本ゴボウ1/2本細ネギ5~6本だし汁(又は水)800ml・酒大さじ4・みりん大さじ1・塩小さじ1しょうゆ小さじ1/2~1粉山椒適量作り方手順1:大根、ニンジンはは皮をむき、食べやすい大きさの短冊に切る。ゴボウはたわしできれいに水洗いし、斜め切りにし水に放ってアクを抜く。細ネギは根元を切り落とし、2cmの長さに切る手順2:イワシはウロコ、頭、ワタを取り、塩水できれいに洗い、手開きにする。皮は手でひきはがし、身をぶつ切りにする手順3:ショウガは皮をむき、すりおろす。イワシは包丁で細かくたたき、すり鉢ですり、他の材料とすり合わせる手順4:鍋にだし汁、<調味料>、大根、ニンジン、水切りしたゴボウを入れて強火にかけ、煮立てばアクを取り中火にする。大根が透き通ってくれば、1のイワシのすり身をスプーンで一口大づつすくって落とす手順5:つみれが浮いてくれば細ネギを加え、しょうゆで味を整える。お椀によそい、好みで粉山椒を振りかけいただく。水溶き片栗粉でトロミをつけても美味しいですよ・ブリの照り焼き今回ご紹介した下味冷凍の魚でできる照り焼きのレシピです。こちらはもっともポピュラーなブリを使ったレシピになりますが、カジキなどの他の魚でも作ることができます。下味冷凍した魚は焦げやすく、少し注意が必要です。様子をみながら焼き時間や火加減を調節してくださいね。材料(2人分)ブリ(切り身)2切れシシトウ6本・塩少々・酒大さじ1・みりん大さじ1・砂糖大さじ1・しょうゆ大さじ2サラダ油大さじ1/2バター10g下準備バット等に<調味料>の材料を混ぜ合わせ、ブリを時々ひっくり返しながら10分漬ける。シシトウは軸を切り揃え、炒めた時に弾けないように切り込みを入れる。作り方手順1:フライパンにサラダ油を強火で熱し、シシトウを炒めて取り出し、塩を振る手順2:(1)のフライパンにバターを加え、バターが溶け出したら汁気をきったブリを並べ入れる。両面色よく焼き、弱火にしてフライパンに蓋をし、2~3分蒸し焼きにする手順3:ブリを漬けておいた<調味料>を加えて強火にし、ブリにからめながら少し煮詰め、トロミがついたら火を止める。器にシシトウと共に盛り合わせ、ブリに残ったタレをかける■冷凍保存を有効活用しよう魚は冷凍することで味が落ちてしまうと感じる人もいるのではないでしょうか?確かにとれたての魚ほどの鮮度は保てませんが、正しく冷凍することで、味が落ちることを最小限にとどめて冷蔵保存より長く保存が可能です。あらかじめ冷凍することを前提にしておけば、いつもより多めに購入しておくこともできますので、結果的に買い物の手間を減らすこともできますよ。また、冷凍魚を活用すれば、毎日の料理の時短はもちろん、忙しいときや料理に手間をかけたくない日にも大活躍してくれます。下味冷凍した魚を他の食材と組み合わせたり、少し手を加えてアレンジすれば、レパートリーも増えますね。魚は冷凍保存をフル活用することで、保存期間も長くなり料理の手間も軽減してくれる大変優秀な食材です。ぜひ今回ご紹介した内容を参考に、冷凍魚を賢く活用してくださいね。 ベターホーム「冷凍の化学」
2021年03月09日家庭料理として馴染みのあるじゃがいも。カレーや肉じゃが、コロッケやポテトサラダなど、おいしい上にどんな料理にも使えてとても便利ですよね。レパートリーが豊富で年中リーズナブルに手に入ることから、常備しているご家庭も多いのではないでしょうか。ただ、早く使わないと芽が出てしまったり、冷凍時にパサパサ、ふにゃふにゃになってしまったりなど、保存方法に苦労した方も少なくないはず。そこで今回は、料理にも使いやすく、おいしさをキープした保存方法と、オススメのレシピをいくつかご紹介します!■生のじゃがいもをカットして冷凍生のじゃがいもは、冷凍するとふにゃふにゃになると一般的に言われることが多いですよね。しかし、コツを掴めばおいしく保存することができます。また、用途に応じてあらかじめカットをして冷凍しておけば、調理時の手間と時間が大幅に削減することができます。使う際にわざわざ解凍する必要もなく、ほかの食材と一緒に加熱調理できるのが嬉しいポイントです。特に、お仕事帰りや予定がおしてしまった日などの忙しい日に大活躍してくれるでしょう。ではその冷凍方法見ていきましょう。・皮をむいてカットまずはいつも通り皮をむき、芽をとります。次に調理しやすいかたちにカットするのですが、ここでは、よく使うかたち、かつ火が通りやすい大きさにカットするとより便利です。煮込み料理用にくし切り、味噌汁用に半月切りやイチョウ切り、炒め物用に細切りなど、ざっくりと用途を決めておくと、のちのち使い勝手が良いですよ。・水にさらして水気を取るカットしたじゃがいもは、ボウルなどに入れてたっぷりの水にさらします。水にさらすことで、アク抜きや変色防止、じゃがいも同士をくっつきにくくするなどの効果が期待できます。さらす時間はお好みで変えても構いませんが、5分〜10分を目安にすると良いでしょう。ただしあまり長い時間さらしすぎないように気をつけてくださいね。・保存袋に入れて冷凍水気をキッチンペーパーでしっかりと拭きとり、密閉できる保存袋に入れます。このとき、じゃがいも同士が重ならないように入れ、空気はきっちり抜きましょう。・保存可能期間冷凍にしたじゃがいもは約一ヶ月で使い切るのが理想です。あまり長い期間冷凍保存してしまうと水分量が少なくなるなどして味に影響がでることがあります。早めに使う分は冷暗所保存にし、一ヶ月で使い切ることができる量を冷凍するのがオススメです。■生のじゃがいもを丸ごと冷凍丸ごと保存!?と驚かれるかもしれませんが、保存方法と解凍方法を工夫すれば、丸ごと冷凍もできちゃいます!そもそも、じゃがいもを常温で保存すると芽が出てくるため、管理の方法や食べても大丈夫かどうかの判断が難しいですよね。この点は、冷凍前に不安を解消しましょう!また、じゃがいもの皮は栄養素が豊富に含まれているので、丸ごと保存するときには皮も一緒に保存したいところ。手順は以下の通りです。・洗って水気を取るまずはじゃがいもを綺麗に洗い、ペーパータオルで水気を拭き取ります。土が中々落ちない場合は、数分じゃがいもを水に浸してから流水で洗うと土が落ちやすくなります。特に皮ごと保存する場合はきれいに汚れを落としましょう。・芽をきれいに取り除く綺麗に洗ったら、刃元の角にある包丁のあごで芽をえぐり取ります。包丁を使うのが苦手な方は、ピーラーの側面についている突起を利用しましょう。芽が残らないように、すべて取り除いて下さいね。・ラップで包んでフリーザーバッグへじゃがいもを1つずつラップで包み、密閉できる保存袋へ入れます。ラップで包むときは、水気をしっかりと拭き取り、なるべく空気が入らないようにぴったりと包んでくださいね。・冷凍庫の奥に入れるフリーザーバックなどの保存袋に入れたら、冷凍庫へ。おいしく保存するポイントは、冷凍庫の「奥」に保存すること!冷凍庫の奥は比較的、温度の変化が少ないので、一定の温度で保存することができます。手前だと冷凍庫の開け閉めによって、温度が変化しやすくなっています。せっかく冷凍保存するのであれば、奥に保存しましょう。・保存可能期間丸ごと冷凍した場合は約4ヶ月保存できます。このように長期保存が可能ですが、風味が落ちる可能性も0ではないので、計画的に使いきりましょう。■じゃがいもをマッシュして冷凍潰した状態の「マッシュポテト」なら、加熱後の冷凍でも食感を損なわず保存できるのでオススメ。また、マッシュすることで使い道は無限大と言えます。コロッケなどのメイン料理や、ポテトサラダなど、もう一品ほしいときにも活躍してくれますね。使うときに潰す手間も省けるので、休日にやって保存しておくと便利です。・茹でるか電子レンジで蒸してマッシュじゃがいもの皮をむき、小さめにカットします。小さめにカットすることで火が通りやすく、マッシュしやすいので、一口大ほどを目安に切ると良いかもしれませんね。カットしたじゃがいもは鍋に入れて茹でるか、電子レンジで蒸します。茹でる場合は水に栄養が流れていく可能性もあるため、手軽で栄養を逃しにくい電子レンジがオススメです!茹でる場合は6分〜8分、電子レンジを使用する場合は500wで5〜6分を目安に加熱します。竹串でスッと通るまでじゃがいもに火を通し、加熱が十分でなければ30秒ずつ足していくなどして調整すると良いでしょう。・バターや牛乳、マヨネーズを混ぜるとおいしい火を通したじゃがいもは、熱いうちにマッシャーなどで潰します。このとき、バター・牛乳・マヨネーズなどを少々混ぜておくと、解凍後もなめらかなおいしさを持続することができます!解凍してすぐもう一品を作りたいときにも、おいしさが維持できているだけで味付けがシンプルでも十分おいしく仕上がります。柔らかめになるように足しておくと、ポタージュにする時にも使いやすいですよ。お家にあるものを混ぜるだけなので、試さない手はないですね!・完全に冷ますしっかり潰してなめらかになったら、熱をとります。ここで完全に冷ますことで、温度差による水滴の発生や、水滴によるカビの発生などを防ぐことができます。また冷凍する場合は特に、熱いまま冷凍庫に入れてしまうと冷凍庫の温度が上がってしまい、ほかの食材の傷みに影響を与える可能性があります。おいしく保存するためにも、十分に冷ましてから保存用袋などに入れましょう。・小分けにして冷凍熱が取れたら1回ごとに使いやすい量をラップで小分けにし、ジッパー付きの保存袋に入れます。おいしさを持続させるためにも、ラップで包む際や保存袋の空気は抜いておきましょう。また、冷凍するときは急速冷凍がオススメです。急速に冷凍されることで旨味をギュッと閉じ込めることができます。金属製のバットなどに、じゃがいもが入った保存袋をのせて冷凍庫に入れると簡単に急速冷凍ができますよ。保存期間は約一ヶ月です。 ■冷凍じゃがいもの解凍方法冷凍したじゃがいもをおいしく食べるには、解凍の仕方も大切です。できるだけ手軽に、おいしさを損なわずに解凍したいですよね。ご紹介した冷凍方法に沿って、オススメの解凍方法もご紹介します。・ラップに包んだまま電子レンジ冷凍したじゃがいもを解凍するときは、電子レンジが大活躍してくれます。ラップに包んだ状態のまま解凍キーでセットするのが最も便利でしょう。切ったじゃがいもの解凍方法生のままカットしたじゃがいもは、火を通したときに型崩れしやすいのが特徴。自然解凍は避けて、凍った状態で使用するのがオススメです。丸ごとじゃがいもの解凍方法丸ごと冷凍したじゃがいもを解凍する際は、ラップに包んだままレンジで加熱します。1個あたり電子レンジ600wで3分ほど加熱したあと、ひっくり返して更に3分ほど加熱。300wくらいまでワット数を落とせるレンジをお持ちの方は、ワット数を下げて5分ほど更にじっくり加熱すると、甘味がより引き立っておいしく召し上がれますよ。マッシュしたじゃがいもの解凍方法マッシュしたじゃがいもの解凍は、短い時間で行うのがコツです。自然解凍も可能ですが、短時間で解凍することで、水分が多く出てしまうのを防ぐことができます。電子レンジでの加熱か、凍った状態でそのまま使用するのが良いでしょう。ちなみに、凍った状態で使いやすい調理例が、ポタージュです。鍋で加熱した牛乳にコンソメなどで味をつけ、凍った状態のじゃがいもを鍋の中で溶かせば簡単にできあがり!・丸ごとなら解凍後に切るじゃがいも丸ごとを調理するとき、丸々調理するケースもあるかとは思いますが、丸ごと使用しない場合も多いはず。丸ごと冷凍したじゃがいもを切りたい場合は、しっかり解凍してから切りましょう。解凍直後だと熱いので注意が必要です。 ■冷凍じゃがいもはどう調理する?いくつかの冷凍方法、解凍方法をご紹介してきましたが、冷凍したじゃがいもを実際どのように使い分けると良いのでしょうか?・生なら『カレー』や『スープ』に生で冷凍したじゃがいもは、カレーやスープ、煮物に最適!冷凍時に乱切りにしておけば凍ったまま使えますし、時短にもなってとても便利です!カットして冷凍保存した生のじゃがいもは、火が通りやすく煮崩れしやすいのが特徴です。最初から鍋に入れず、後半で凍ったまま鍋に投入して火を通すと良いでしょう。竹串をじゃがいもに通して、しっかり火が通っているかどうかの確認も忘れずに行って下さいね。・マッシュなら『コロッケ』や『サラダ』にマッシュして冷凍したじゃがいもは、コロッケやポテトサラダに使うのがオススメです。一から準備すると時間を要するコロッケも、あらかじめ冷凍したじゃがいもを使えば仕事帰りでもパパッとメインおかずになってくれます。あと一品欲しい!というときには、きゅうりやハムと混ぜてポテトサラダにするといいですよ。冷凍する際にマヨネーズも混ぜておけば、あとは塩胡椒するだけであっという間に絶品サラダに!■じゃがいもを冷凍すると変色しない?黒や緑、ピンク色などに変色してしまったじゃがいも。買ってきたばかりの場合も食べていいものか不安になりますよね。そもそもなぜ色が変わりのでしょう。理由がわかれば、どうしたら変色を防ぐことができるのかわかりますよね。・じゃがいもが変色するワケ黒色や紫色への変色じゃがいもを買ってしばらくしたあとや、切って保存しておくと、だんだん黒や紫色に色が変化しますよね。これは空気が触れたときの酸化が原因です。じゃがいもに含まれているチロシンというアミノ酸の一種が、空気と触れ合うことによってメラニンという物質が発生して変色します。人も、日焼けするとメラニンが発生してシミやそばかすができることがほとんどですが、じゃがいももメラニンによって色が変化するんですね。急に黒や紫に変化するのではなく、ピンク、赤褐色、茶色、黒色といった順に変化が見られることが多いそう。ただ、黒色や紫色に変色した場合は、その変色した部分を切り捨てれば食べても問題ありません。食べても大丈夫か不安という方は、変色した部分より大きく切り取って使うと良いかもしれませんね。緑色への変色は注意緑色に変色した場合は注意が必要です。緑色に変色している部分は有毒物質が含まれている可能性が高く、食中毒を起こす場合があります。有毒物質はチャコニンやソラニンと呼ばれる物質だそう。これらは熱にも強いため、調理時に火を通しても、体調不良の症状が現れることがあるそうです。特に子どもが口にしてしまうと命の危険も潜んでいるようなので、十分注意が必要です。特徴としては、渋みや苦味、えぐみといった味を感じられるそうなので、異常を感じたら食べるのは避けましょう。ではなぜ緑色に変色してしまうのでしょうか。実はじゃがいもは、毒素を含む緑色の部分があることによって、動物などの外敵から身を守ろうとしているのだそうです。野菜にもこのようなはたらきがあることに驚きですよね。もし緑色に変色したじゃがいもを大量に食べてしまったり異変があったときは、早い段階で病院に行きましょう。・冷凍すると変色は進まない変色を避ける方法の1つが、冷凍保存です。空気に触れることが変色の大きな要因なので、冷凍することによって防ぐことができます。ほかにも、じゃがいもが浸るくらいの水につける、酢水につけるなどの方法も変色防止への効果が期待できます。いずれにせよ、酸化させない、空気に触れさせないというのが大切になってきます。水や酢水につける場合も、栄養素が液体は流れてしまう可能性があるので早めに食べきるのが望ましいでしょう。早めに使いきれないときは冷凍保存も活用すると良さそうですね。■冷凍じゃがいものおすすめレシピせっかく冷凍したなら冷凍しっぱなしにせず、劣化する前においしく食べたいですよね!そこで、冷凍じゃがいもを使って簡単に作れるレシピをご紹介します。・じゃがバタコーン材料(2人分)ジャガイモ(男爵)2個・水200ml・塩適量トウモロコシ(生)1本バター10gドライパセリ適量粗びき黒コショウ少々下準備ジャガイモは皮をむき、ひとくち大に切って水に放つ。トウモロコシは包丁で実を削ぐ。作り方手順1:鍋に水気をきったジャガイモを入れて水を注ぎ、塩を加えて中火にかける。煮たったら弱火にし、鍋に蓋をして蒸し煮にする手順2:竹串がスッと通る位まで柔らかくなったらトウモロコシを加え、強火にして時々混ぜ、煮汁が少なくなったらバターを加えて火を止める手順3:ドライパセリを全体にからめて器に盛り、粗びき黒コショウを振るコーンではなく、グリルしたベーコンをのせるのもオススメ!■じゃがいもの常温保存方法冷凍で長期保存ができるのは、忙しい生活の中だととてもありがたいですよね。とは言っても、やはりじゃがいもを1番おいしい状態で保存できるのは常温保存です。常温保存で長く保存できる方法をお伝えします。・段ボールに入れ冷暗所へまず湿気や乾燥から守るために段ボールに新聞紙を敷き、そこにじゃがいもを入れます。さらにその上から新聞紙で覆い、風通しが良く、涼しい場所で保管するのがベストです。段ボールにいれて冷暗所で常温保存、これはじゃがいもを保存するにあたって基本的な方法です。ぜひ適切な方法で試してみて下さいね。・りんごを一緒に入れるとよい?より長期保存を実現するには、段ボールの中にりんごを入れるのがオススメです。じゃがいもとりんご!?と思うかもしれませんが、りんごから出るエチレンガスは、じゃがいもの発芽を抑えてくれるはたらきをすると言われています。じゃがいもの芽の部分は有毒ですし、あまりにも芽が出ていると食べても大丈夫なのだろうかと不安になりますよね。下処理の時点で取り除けばすればもちろん食べれるのですが、発芽を抑制できれば、そういった不安も最小限に抑えつつ長期保存ができるのでより安心です。・常温保存可能な期間風通しが良く湿気や乾燥を防いだ状態で保存できれば、約4ヶ月は保存可能です。食料庫などの保管場所がないマンションや賃貸の場合は保存場所に困ることもあるはず。そういった方は、玄関の近くや廊下などの涼しい場所に置いておくと良いかもしれませんね。日差しが当たるところは避けましょう。■じゃがいもの冷蔵保存方法冷蔵庫の中は乾燥しやすい環境です。そのため、じゃがいもを冷蔵庫に入れることで、いい状態にキープできなかったという経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし実は、時期や適切な方法で保存ができれば冷蔵庫でもおいしさを保ったまま保存が可能なのです!・夏場は冷蔵がおすすめ夏場の常温保存は、気温が上がって芽が出やすくなってしまうため、あまりオススメではありません。涼しい状態をキープできる場所が確保できる場合は問題ありませんが、外出時などは冷房を切り換気もできないため、室内の気温は上がりやすいもの。夏場だけは冷蔵保存するなど、季節によって常温保存と使い分けるのもいいですね。・1ヶ月で使い切れるなら冷蔵1ヶ月で使い切ることができるのであれば、冷蔵保存でも問題ありません。ただし、早めに使うようにしましょう。冷蔵庫での保存は、低温で傷む可能性が非常に高く、また乾燥でしわしわになりやすいです。温暖な気候で育った食材を温度の低い場所で保存すると、逆に腐ってしまいます。じゃがいもの場合は、中身の色が変化したり、空洞になったりする可能性もあるそう!・キッチンペーパーで包みビニール袋へそれではどのように冷蔵保存すればよいのでしょうか。じゃがいもは湿気や乾燥に弱い食材のため、湿気や乾燥から守ることが大前提です。それにくわえて、冷蔵保存をする際は、じゃがいもが冷えすぎないようにするのも大切です。そこで、一つ一つをキッチンペーパーで包み、ビニール袋へ入れて口を軽く閉じて保存しましょう。ここで完全に口を閉じてしまうと返って湿気が中に溜まりやすくなってしまうため、軽く縛るのがポイントです。また、じゃがいもを包むときはキッチンペーパーではなく、新聞紙でも代用可能です。・野菜室に入れる温度は冷蔵庫より野菜室の方が高めに設定されていることが多いため、じゃがいもの保存には冷蔵庫ではなく野菜室の方が適していると言われています。低温の環境だと、冷えすぎで、でんぷんが糖へと変化し、本来の風味が損なわれることが多くあるようです。野菜室での保存の場合も、湿気や乾燥を防ぐためにキッチンペーパーやビニール袋を使用して、保存方法の工夫が必要です。・冷蔵保存可能な期間じゃがいもの冷蔵保存期間は、約3ヶ月です。冷蔵庫でも野菜室でも保存期間は変わりませんが、どちらにせよ湿気や乾燥で風味が落ちてしまったり、低温でホクホク感が薄れてしまったり、シワになってりまうこともあるので、早めに使うことが望ましいと言えます。■新じゃがいもは『食べ切る』が基本3月〜6月に多く出回る新じゃがいも。通常のじゃがいもとは違った良さがあるので、おすすめの調理の仕方や保存方法も少し異なります。それぞれの特徴をいかして扱えると理想ですよね!そこで新じゃがいもの特徴などをお伝えしていきます。・新じゃがいもの特徴通常のじゃがいもは、皮が硬く、でんぷんの量が多いのが特徴です。食べるとホクホク感を感じることができるので、その食感がお好みな方もきっと多いのではないでしょうか?一方で新じゃがいもは、通常のじゃがいもと比べると、小粒なものが多く出回っています。水分量が多い、香りが良い、皮が薄くやわらかいといった特徴があります。そのため、みずみずしく甘味があります。皮ごと食べられるという点も嬉しいですね。・新じゃがいもの調理方法新じゃがいもは水分量が多く、皮が薄く柔らかいのが特徴であると述べました。そのため基本的には皮付きのまま調理できます。下処理の仕方表面の汚れを落とすために水洗いをすると、皮がむけてしまう可能性があるので強く擦りすぎないようにしましょう。特にブラシなどを使用する際は強い力を加えず、新じゃがいもに軽くあてて表面についている汚れを取り除きます。基本的には、皮がついたまま茹でるのがオススメです。元々水分が多いので、茹でることで水っぽくなりすぎないようにするためです。もし皮は食べないというときでも、茹でたあとに皮をむくのが良いでしょう。丸ごとラップをして電子レンジで加熱しても構いません。向き不向きの料理新じゃがいもは丸々調理するのにぴったりです。例として、揚げ煮やじゃがバターなどが挙げられます。また水分が多く含まれているため、加熱中に形が崩れにくく、炒め物にも向いていると言えます。型崩れしにくいのは調理する上で大きなメリットですね。しかしその反面、味がしみにくいという特徴があります、そのため、カレーや肉じゃがなど比較的長い時間煮込むような料理にはあまり適していません。また、通年で出回っているじゃがいもに比べてでんぷんが含まれている量は少なめなので、コロッケやポテトサラダにはあまりオススメではありません。でんぷん質が少ないことでホクホク感があまりなく、水っぽくなってしまう可能性が高いためです。・1週間以内に食べ切る水分量が多いことで、傷むスピードが早いのも新じゃがいもの特徴です。手に入ったら1週間を目安に食べ切りましょう。水々しさを楽しむためにも、早めに食べるとより良いですね。ではどのように保存すれば良いのでしょうか。新じゃがいもは湿気や直射日光に弱いため、常温保存を基本としましょう。特に直射日光が当たると発芽や緑色への変色へと促進してしまうので、日光が当たりやすい場所では保存しないようにしてくださいね。■長くおいしくじゃがいもをうまく使いこなそう!今回は、じゃがいものおいしい保存方法とレシピについてご紹介しました。保存方法によってはふにゃふにゃで味が落ちてしまうというイメージを持たれている方も、ぜひ試してみてくださいね。じゃがいもを下処理して保存することで、長期保存と毎日の食事作りの時短に繋がりますよ。それぞれの保存方法にあったレシピで調理するのがポイントです。手間を減らし、おいしく、無駄なく、常備野菜の代表であるじゃがいもで、家族が喜ぶ料理を食卓に並べましょう!《参考》・ 農林水産省「ジャガイモによる食中毒を予防するために」
2021年03月03日さまざまな食材がおいしくなる季節と言えば、秋ですよね。秋が旬の山菜や魚はとても多いので、食欲の秋とい呼ばれるゆえんになっています。きのこも、秋が旬のイメージが強いでしょう。ただ、きのこは秋だけではなく、年中スーパーで売られており、いつでも低価格で家計に優しい食材です。リーズナブルなだけではなく、実はきのこは低カロリーで食物繊維もたっぷり。健康にも美容にも良い栄養があるので、老若男女問わず食べてほしい食材なのです。そんなきのこですが、実は冷凍した方がいいというのはご存知でしょうか?食材を冷凍するのは保存するためだけでなく、メリットもたくさんあるんですよ。そこで、今回はきのこを冷凍した方がいい理由からレシピまでくわしくご紹介していきたいと思います。これから訪れるきのこの旬の時期を、ぞんぶんに楽しめるようになりますよ!■きのこを冷凍するメリット・栄養価が高まるきのこに含まれる主な栄養素は、ビタミンやミネラル、食物繊維です。冷凍をすると、食材によっては栄養素を損なうものもありますが、きのこの場合は冷凍しても栄養素が落ちないのが大きな特徴です。むしろ冷凍した方が栄養価が高まるともいわれています。その理由は、きのこを冷凍すると中の細胞膜が破壊されてしまうから。細胞膜が破壊されることで、加熱したときに栄養素が溶けだしやすくなるのです。栄養素の溶けだす量は、生のきのこと比べて約3倍以上アップするのだとか!これはぜひ試してみる価値ありですよ。・うま味が増す冷凍することで細胞膜が破壊されると、栄養だけでなくうま味成分もアップするんです。きのこのうま味成分とは、「グアニン酸」「グルタミン酸」「アスパラギン酸」と呼ばれるアミノ酸のこと。こちらも冷凍した方が多く分泌されるといわれています。生と比べると香りや風味がグッと高まり、味も濃く感じられるておいしくめしあがれます。 ■きのこを冷凍するときのコツと注意点きのこを冷凍するにはいくつかの注意しておくことがあります。適切な冷凍保存をしなければ冷凍きのこの品質が落ちてしまうので、しっかりとポイントを押さえておきましょう。・きのこは洗わない野菜は基本的に水でよく洗ってから使用するのが一般的です。しかし、きのこの場合は洗わなくてもOKなんです。むしろ水に触れることで水分を吸ってしまい、水っぽくなってしまいます。きのこは洗わずにそのまま冷凍するようにしましょう。・汚れは拭き取るきのこは洗わずに使用するといいましたが、品物によっては表面に汚れがついていたりすることもあります。そういったときは、キッチンペーパーなどで汚れを拭きとりましょう。乾いたもので拭きとるのが理想ですが、汚れが取れない場合は少しキッチンペーパーを濡らしても拭いても大丈夫です。そのあと、再度乾いたもので水分を拭きとりましょう。・水分は腐る原因になるきのこは、湿気などの水分に弱い食べ物です。水分を含んでしまうと傷んだり腐ったりする原因になります。特に冷凍する場合は、水分を含んだ状態のままだと霜がついて冷凍焼けを引き起こし、おいしさが激減するのです。また、食べたときも風味や損なってしまい味がぼやけてしまうのです。きのこには水分は大敵なので、水気は必ず取り除いてから冷凍するようにしましょう。・生のまま冷凍するきのこは冷凍した方が栄養価もうま味もアップしますが、それは生の状態のまま冷凍したときに限ります。加熱調理したきのこを冷凍しても効果は発揮しませんので生のまま冷凍するのがおすすめです。・急速冷凍で風味をキープ冷凍する場合は、なるべく短時間で冷凍させた方がおいしさをキープすることができます。冷蔵庫に急速冷凍の機能がある方はぜひそちらを使用しましょう。急速冷凍機能がない場合は、アルミバットなどの金属トレーの上に保存用袋に入れたきのこを置くと、通常よりも早く冷凍することができるのでぜひ試してみてくださいね。・すぐ使い切るなら冷蔵するきのこは冷凍の状態のまま調理が可能ですが、やはり生に比べると加熱するのに時間がかかります。きのこも生ものですので、なるべく早く食べるのに越したことはありません。きのこをすぐに使うのでしたら冷凍しなくても冷蔵のまま調理しましょう。もし、使いきれなくて余ったきのこは冷凍するといいですよ。・保存用袋には空気を抜いていれるきのこを冷凍するときは基本的に保存用袋に入れて保管します。その際には、必ず空気をしっかり抜いてから保存するようにしましょう。食材が空気に触れると酸化が進み、雑菌がついたりカビが生えたりする原因になります。保存用袋のジッパーをを3分の1ほど開けて、きのこをなるべく平らにして手で押すようにすると空気が抜けやすくなります。■きのこの種類ごとの冷凍方法と保存期間さて、きのこといってもスーパーで売られているだけでもいろんな種類がありますよね。次はきのこの種類ごとに適切な冷凍保存の方法をまとめてみたのでご覧ください。・しいたけ石づきを切る。軸と傘の部分をわける。大きさが均等になるように薄切りにする。・エリンギ大きいサイズは半分にカットする。大きさが均等になるように薄切りにする。・しめじ石づきを切る。手でしめじをバラバラにほぐす。・まいたけ大きさが均等になるように手でほぐす。・えのき石づきを切る。大きさが均等になるように手でほぐす。・マッシュルーム石づきを切る。大きさが均等になるように薄切りにする。・なめこ真空パックのなめこの場合そのまま保存用袋に入れる。株つきなめこの場合石づきを切る。手でしめじをバラバラにほぐす。■『ミックスきのこ』にして冷凍きのこを1種類ずつ冷凍するのも良いのですが、いろんな種類のきのこを入れて冷凍する「ミックスきのこ」もおすすめなんです。ミックスきのこは、いろんなきのこの味が楽しめてアレンジ料理もしやすいのでご家庭でも重宝できますよ。次はミックスきのこについてくわしくみていきましょう!・ミックスきのこの作り方まずはミックスきのこの作り方についてご紹介します。材料:お好みのきのこ(3~4種類)保存用袋手順きのこをだいたい同じサイズにカットするボウルにカットしたきのこを全ていれて混ぜ合わせる空気を抜いて保存用袋に入れて冷凍庫へきのこは基本的にはどんな種類でもOKです。種類が多い方がそれぞれのきのこのうま味が合わさっておいしくなり、いろんな食感を楽しめるのでおすすめですよ。ポイントは火の通りを均一にするために、だいたい同じサイズにすること。しいたけなど傘と軸があるものは別々にしたり、しめじなど石づきがあるものは切り落として手でほぐしましょう。・えのきやなめこは避けた方が望ましい場合もあるミックスきのこはどんなきのこを使っても作れますが、えのきやなめこは注意が必要です。えのきは細くて火が通りやすいため、ほかのきのこと一緒に加熱すると火を通りすぎることがあります。なめこの場合だと、なめこのぬめりがミックスきのこ全体に行きわたってしまうため、調理の幅が制限されてしまいます。えのきやなめこをミックスきのこにするときは用途をあらかじめ決めておくのが無難です。もしくは、ミックスきのこには入れずに個別で保存して、あとで一緒に調理するのもいいでしょう。・1回分に分けて冷凍冷凍保存するときは、1回分の量で小分けにしておきましょう。冷凍するときのこ同士がくっついてしまう場合があります。量が多かったら、くっついたきのこをほぐすのに手間がかかるのです。その点、1回分に小分けしておけば空気に触れる機会を減らせますし、調理中にくっついたきのこをほぐしていけば手で触れる心配もありません。時短にも衛生面でも小分けにするのは大切な工程になります。・保存可能な期間適切な冷凍保存をしておけば、ミックスきのこは1ヶ月程度保存することができます。食べ忘れのないように保存用袋にはきちんと日付を記入するようにしておきましょう。■冷凍きのこはどう使う?さて、冷凍きのこの作り方や冷凍方法をご紹介しましたが、実際の調理ではどのように使えばいいのでしょうか?次は冷凍きのこの使い方について説明していきますね。・食感が落ちることも基本的に、冷凍きのこを調理しても食感は生のきのこと比べてあまり変わりません。ただし、えのきなど水分量が多い食材の場合は冷凍するとふにゃふにゃとした食感になります。えのきをシャキシャキとした食感で食べたい場合は生のまま調理するといいでしょう。・解凍不要で調理OK冷凍きのこの大きなメリットは、解凍せずに凍ったまま調理ができることです。加熱方法も「焼く」「煮る」「揚げる」「炒める」など、どんな調理でもOK!ご家庭で食べたい気分に合わせて調理ができるので、あらかじめレシピを決めておく必要もなく、いつでも気軽に取り入れられます。・炒め物やスープにプラスする冷凍きのこを料理にちょい足しするのもおすすめです。炒めものやスープなどを作っていたとき、少し物足りないなと感じたら冷凍きのこを追加してあげましょう。冷凍庫に常備しておけば、冷凍きのこを好きなだけ入れるだけで料理のボリュームがでるのがメリットです。冷凍きのこをプラスすることで野菜不足の解消にもなるので一石二鳥ですね。■解凍なし!冷凍きのこレシピ冷凍きのこは解凍せずにそのまま調理できる時短料理にぴったりのアイテムです。最後は冷凍きのこを使ったおすすめレシピについて紹介したいと思います。・炊き込みご飯材料(2人分)お米1.5合シメジ1パックマイタケ1/2パックエリンギ(大)1本ニンジン1/2本だし汁300ml・みりん大さじ1・酒大さじ1・しょうゆ大さじ1.5顆粒だしの素小さじ1/2塩小さじ1/3ゴマ油適量ミツバ(刻み)適量作り方手順1:お米は炊く30分前に水洗いし、ザルに上げておく手順2:シメジ、マイタケは石づきを切り落として小房に分ける。エリンギは根元を切り落として長さを半分に切り、さらに食べやすい大きさに切る。ニンジンは皮をむいて太めのせん切りにする手順3:フライパンにゴマ油を中火で熱し、(2)を炒める。しんなりしたら、だし汁、<調味料>の材料を加え、沸騰後2分煮て火を止め、ザルでこして具と汁に分ける手順4:炊飯器にお米を入れ、粗熱の取れた汁を分量線まで加え、足りなければ分量外のだし汁を足す。具、顆粒だしの素、塩を加えてスイッチを入れる手順5:炊き上がったら10分蒸らして全体を混ぜ、器に盛ってミツバをのせる食材は、冷凍ミックスきのこと米だけというシンプルですが栄養満点のレシピです。冷凍きのこをそのまま入れるだけでいいので手間いらずなのが嬉しいポイント。きのこのうま味が染み込んだご飯は食欲をそそり、おかわりしたくなりますよ!・きのこのソテーサラダ材料(2人分)エリンギ1本シメジ1/2パックマッシュルーム(生)3個ハーブソルト適量コショウ少々オリーブ油小さじ1バター10g白ワイン小さじ2ベビーリーフ1袋プチトマト4個下準備エリンギは長さを半分に切り、さらに縦6等分に切る。シメジは石づきを切り落とし、小房に分ける。マッシュルームは汚れを拭き取り、縦4等分に切る。プチトマトはヘタを取り、縦4等分に切る。作り方手順1:フライパンにオリーブ油、バターを熱し、バターが溶けてきたらキノコ類を炒める手順2:白ワインを加えてアルコールを飛ばすように炒め合わせ、ハーブソルト、コショウで味を調える手順3:器にベビーリーフ、プチトマト、(2)のキノコを盛り合わせる冷凍きのこを炒めるだけのお手軽メニューです。味つけは塩コショウだけでもおいしいですし、ポン酢でもサッパリしてGood!食べるときの気分でいろんな味つけが楽しめる1品ですよ。・きのこのパスタ材料(2人分)エリンギ60gシメジ60gマッシュルーム2個ニンニク(みじん切り)1/2片分玉ネギ(みじん切り)50g赤唐辛子(刻み)適量オリーブ油大さじ1牛乳100ml生クリーム100ml粉チーズ大さじ1スパゲティー(お好みのもの)160g作り方手順1:エリンギは長さを半分に切り、さらに食べやすい大きさに切る。シメジは石づきを切り落とし、小房に分ける。マッシュルームは石づきを切り落とし、縦半分に切る。スパゲティーは指定の時間ゆでる手順2:フライパンにオリーブ油、ニンニク、玉ネギ、赤唐辛子を加えてしんなりするまで中火で炒める。さらに(1)を加えて焼き色がつくまで炒める手順3:さらに牛乳を加えて半量になるまで煮詰め、生クリーム、粉チーズ、ゆでたスパゲティーを加えて混ぜ、分量外の塩コショウで味を調える手順4:器に盛り、分量外の粉チーズを振るもう少しボリュームが欲しい場合はツナやベーコンを足すと食べごたえがでるのでおすすめですよ。きのこのうま味がパスタとの相性抜群で満足感があるメニューです。■冷凍きのこをうまく活用しよう!冷凍きのこは栄養価も高くて、使い勝手もいい万能な冷凍食材です。冷凍方法も、カットするだけなのでとても簡単ですよ。お子さんがいるご家庭なら、手でほぐす作業は、お子さんにお手伝いしてもらうのも良いでしょう。初めてキッチンに立つ作業としてもぴったりです。きのこが苦手な子は多いようですが、自分でもお手伝いした料理なら、興味が湧くかもしれませんね。きのこが特売のときにまとめて保存しておけば、お財布にも優しいですし、忙しいときにもすぐに料理に取り入れられてたいへん便利です。ぜひご家庭に常備しておき、おいしいきのこをいつでも気軽に食べてみてくださいね!《参考》・ IKESUE「きのこの栄養について」
2021年02月24日私たちの食卓に並ぶことの多い『納豆』、価格も安く、スーパーで見かけるとついついたくさん買ってしまいますよね。昔から日本人に愛されている食品のひとつで、近年では健康食品として再び注目を集めています。そんな納豆ですが、保存方法やアレンジレシピを知らなくて、賞味期限が近づいて焦って食べる方や、泣く泣く廃棄してしまっている方もいるのではないでしょうか?実は、納豆は冷凍保存ができるのです。冷蔵保存でも十分な保管ができますが、もっと保存期間を伸ばしたいのなら、冷凍がおすすめ! 注意すべきポイントさえ守れば、おいしく長持ちさせることができますよ。■納豆を冷凍保存する方法納豆は冷凍保存ができるって知っていましたか?しかし、「冷凍すると品質が落ちたり、栄養素がなくなってしまうのでは」という疑問も出てくるのではないでしょうか。実は、納豆は冷凍しても品質が変わりにくい食品なんです。ここからは納豆の冷凍保存の方法と、冷凍保存したときの賞味期限についてご紹介していきます。・パックのままでもOKまずご紹介するのは、パックのまま冷凍保存用の袋に入れて、保存する方法です。パックのまま冷凍保存する方法冷凍したい分の納豆を保存袋に入れます。なるべく空気を抜き、しっかりと袋を閉めます。パックのまま保存袋に入れるだけなので、手間もかからない方法のひとつです。保存袋に入れておけば納豆が直接冷気に当たることもないので、品質が落ちにくいでしょう。賞味期限内に食べきれないと思ったら、早めに冷凍をするようにしましょう。・パックごとラップに包むこの方法も最初にご紹介したものに近い方法ですが、パックごとラップで包むという方法です。食品用の保存袋がないときなど、役に立ちますね。パックごとラップに包む方法冷凍したい分の納豆を1パックごとラップに包みます。※納豆のパックが冷気に触れないように、包んでください。冷凍庫内は冷気がふれて乾燥しやすいため、乾燥することがないように、パックをしっかりとラップで包むことが大切です。・パックから出して容器に入れる一度パックから出して容器に入れ冷凍する方法保存用袋または容器に2〜3パック分まとめてあけます。お好みの味付けやトッピングを加え少し混ぜます。納豆を平らにならして空気を抜き、袋を閉じます。半分に折り取り出しやすいようにします。あらかじめ味付けをしてから冷凍することで、解凍してすぐに食べられるのもいいですよね。トッピングに、じゃこ、おかか、オクラなどを加えてみてもおいしくしあがりますよ。また、冷凍庫内での臭い移りが気になる方は、ごま油など香りの強いものを加えてみましょう。・密閉することが大切冷凍保存をするときには「密閉」されていることが重要です。納豆は、発泡スチロールに近い素材で売られていることが多いですよね。閉じ方もやさしく、素材自体も空気を通すものです。軽くて開けやすいというメリットがあります。しかし、そのような納豆の容器は密閉されていないため、長期間冷凍庫に入れておくと納豆が乾燥してしまい、乾燥によって納豆本来の風味や食感が損なわれてしまいます。少しでも本来の納豆のおいしさを楽しむためにも、密閉させて冷凍することを意識しましょう。・納豆を冷凍保存した時の賞味期限冷凍庫に入れた場合どのくらいの期間保存することができるのでしょうか?パックの状態のまま冷凍保存したものは約3週間程、パックから取り出し味付けをしたものに関しては約2週間程、冷凍保存することが可能です。冷凍庫に入れる前に保存袋に日付を書いておけば、賞味期限の目安がわかりやすくなりますね。解凍後はなるべく早く食べるようにしましょう。■納豆を冷凍以外で保存する場合の賞味期限普段から納豆を冷凍保存している人は、どのくらいいるでしょうか。だいたいの人は、冷蔵庫で保存していることでしょう。そして、冷蔵庫で保存していた納豆の賞味期限が切れても「発酵食品だし、大丈夫か…」と、安易に食べてしまっていませんか? 納豆は劣化がわかりづらい食品ですので、冷凍以外での賞味期限も覚えておきましょう。・冷蔵保存の場合冷蔵庫で保存した場合には、基本的にパッケージや容器に印字されている賞味期限を目安に食べるようにしましょう。スーパーで売られているパックの容器に入ったものは、冷蔵保存が前提で、納豆を製造した日付から約10日間が目安とされています。・賞味期限を過ぎると食べられない?この疑問はおそらく多くの人が抱いているのではないでしょうか。そもそも『賞味期限』というのは「未開封でおいしく食べることのできる期限」を指しています。その上、納豆は発酵食品ですから賞味期限を過ぎたからといって、すぐに食べられなくなるわけではありません。「おいしく食べられなくなる」基準ですので、食べられませんと言われているわけではないのです。しかし、納豆の発酵状態が適度に維持され、最もおいしく食べられるのが賞味期限の内です。納豆をおいしく食べるためにも、賞味期限を守って食べるようにしましょう。のちほど、食べられない納豆の特徴をご紹介しますので、賞味期限が切れた納豆を食べるかどうか判断する際の参考にしてくださいね。■納豆を離乳食用に冷凍する方法リーズナブルで栄養もたっぷりの納豆は、赤ちゃんの離乳食にもぴったりの食品なんです。細かくきざんだお野菜やおかゆと一緒に調理して食べられるので、離乳食のバリエーションも増えますよ。ここでは、納豆を離乳食用に冷凍する方法をご紹介します。・ザルにあけて熱湯をかける下処理をすることで、納豆特有の臭いや、ぬめりが取れるので食べやすくなります。また加熱によって柔らかくなるため、消化しやすくなりますよ。納豆に熱湯をかけてぬめりをとる方法ザルや茶こしに納豆を入れます。お湯をかけてぬめりをとります。(数回繰り返す)・月齢に合わせてつぶす納豆を月齢に合わせてつぶすことで、歯の生えそろっていない、かむ力の弱い赤ちゃんでもしっかりと食べてくれます。生後7、8カ月のころはかならず加熱し荒くすりつぶし、水を加えてジャム状にします。月齢に合わせ、徐々に粒の大きさを変えていきましょう。生後1年〜1年半になるころには、かむ力も徐々についてくるので、豆をきざまずにそのまま与えても大丈夫です。・小分けにして密閉これらの下処理を行った納豆は、1食分ずつラップに包み冷凍保存しましょう。1食分ずつ冷凍しておけば食べるときも便利ですよね。離乳食の保存には製氷容器もおすすめですので、庫内でわかりやすいように、ぜひ活用してみてください。ただ、納豆のにおいは移りやすいので、かならずラップで包んでからにしてくださいね。また、1度パックで冷凍した納豆を凍った状態できざみ、小分けするという方法もあります。凍った状態なら糸が引きにくく、きざみやすいですよ。赤ちゃんによっては納豆特有の臭いやぬめりが苦手という子もいるので、一度納豆を与えて反応をみてみましょう。■冷凍した納豆の解凍方法納豆を冷凍保存したことがない人にとっては、一番疑問に思うのは解凍方法ではないでしょうか。電子レンジを使うのか、常温で自然解凍なのか、冷蔵庫でゆっくり解凍なのか…どんな方法が一番適しているのでしょう。・半日前に冷蔵庫へ冷凍した納豆は、食べる日の半日から1日前に、冷蔵庫に移してゆっくり自然解凍を行ってください。通常冷蔵保存していたものにくらべると若干柔らかくなっていますが、風味は健在のはずです。解凍後は、賞味期限に関わらずすぐに食べるようにしましょう。・レンジで加熱しない納豆を解凍するときの注意点として、レンジでの解凍はしないことです。レンジを使うことによって風味や食感が変わってしまいます。また、レンジで解凍すると強烈な臭いが発生してしまいますので、冷蔵庫での自然解凍をするようにしましょう。・加熱するなら凍ったまま冷凍した納豆を加熱調理するときは、凍ったまま調理するのがおすすめです。凍っているため糸が引かず、調理しやすくなりますよ。ちなみに、納豆の加熱調理でおすすめの料理は、『納豆の天ぷら』です。凍った状態でも調理中に解凍され、ちょうどいい食べごろになります。詳しくはこの記事の別項目に記載しますので、ぜひごらんください。しかし、納豆に含まれる『納豆キナーゼ』という栄養分は、加熱によって壊れやすく期待効果が弱まってしまうと言われています。そのほか、納豆に含まれる大豆の栄養素は加熱しても壊れないため、加熱調理でも十分に栄養を摂取できるでしょう。■納豆菌は冷凍するとどうなる?納豆菌は冷凍することでなくならないの?いくら長期保存ができても大事な栄養素が失われてしまったら意味がないのでは?と考える方もいるのではないでしょうか。納豆を冷凍することでどのような変化が現れるのでしょうか。・納豆菌は『休眠状態』納豆菌は100℃以上や氷点下の環境下では『芽胞菌』となり『休眠状態』に入ります。この状態は増殖こそしませんが、生き延びることができます。芽胞を形成することによって、胃酸に負けることのない耐久性のある納豆菌を腸内まで届けることができます。腸内まで届いた納豆菌には腸内環境を整え、免疫力を高める効果があると期待されています。また、悪玉菌を抑え、善玉菌である乳酸菌を増やす効果も望まれていますので、冷凍保存しても納豆菌は失われないと言えますね。・20℃前後で蘇る!10℃以下の環境に置かれ休眠状態に入った納豆菌が、再度活性化するのは常温20℃前後の環境下に置かれたときです。再び発酵が始まると納豆特有のアンモニア臭を発します。容器が熱くなるほどの発酵熱を出すこともあるそうで、放っておくとどんどんと発酵が進んでしまいます。解凍後の納豆は早めに食べることをおすすめします。■納豆の食べられないサイン発酵食品である納豆は、特有の臭いもあって異変に気付きにくいですよね。そもそも発酵と腐るを同じように捉えている方もいらっしゃるかと思います。発酵も腐るということも、微生物が食べものを分解するという点では同じなのですが、それを人間が食べられるように調整しながら分解させることを発酵と呼んでいます。チーズや味噌も発酵食品の仲間ですね。では一体どんな状態が食べられないのか、その見分け方をご紹介します。・異臭がする異臭と言われてもなかなかピンとこないかもしれません。そもそも納豆には特有の臭いがあって、この臭いというのは納豆菌がタンパク質を分解することによって発生するアンモニア臭や、有機酸によるものなんです。この臭いを苦手とする方も多いですよね。新鮮で品質の良い状態の納豆は甘みのある納豆の香りがありますが、冷蔵庫で保管され日を追うごとに発酵は進みますので、臭いも強くなります。発酵が進んだものや賞味期限を過ぎたものは、鼻を突くツンとしたキツイ臭いに変わってきます。新鮮な納豆のにおいを知っている人なら、違いがわかるはずですよ。・変色している日がたつにつれて、納豆の表面上には『チロシン』と呼ばれる白い粒状のアミノ酸が出てきます。これは賞味期限が過ぎ、発酵が進んだことによって発生します。このチロシンはアミノ酸の結晶であり人体には無害ですが、品質が低下しているという証拠です。食感や味も悪くなっているので食べないようにしましょう。・カビが生えている納豆の表面に、緑色のカビが生えてきたら食べないでください。ここでよくあるのが、白色の粒々をカビと間違えることです。これは上記でもご紹介したチロシンと呼ばれるもの。そもそも、基本的に納豆にカビが生えることは少ないのです。というのもカビ菌に比べて納豆菌の方が強く優勢であるため、カビ菌は繁殖できないそうなのです。カビが生えるのは、納豆が冷蔵庫の中で表面が乾燥した場合や、冷凍庫から冷蔵庫に移して長期間保存した場合。納豆菌が活性を失って、劣勢だったカビ菌が出てくることによって発生します。冷凍してからすぐに食べれば、問題ないはずです。・糸が引かず水っぽい冷蔵庫での保存期間が長いと発酵が進み、納豆の茶色がより濃くなり、溶けたような状態や糸が引かなくなる現象が起こります。このような状態になってしまったら品質が低下している証拠なので、食べないようにしましょう。■冷凍納豆のおすすめレシピ普段みなさんはどうやって納豆を食べていますか?ご飯の上に乗せたりそのまま食べるという方が多いのではないでしょうか。いつも同じ食べ方では飽きてしまうという方、や納豆を使ったアレンジレシピが知りたい方には必見です。加熱して調理することで納豆の新しい魅力に出会えるかもしれません。・厚揚げ納豆材料(2人分)厚揚げ1丁分納豆1パック卵1個万能ネギ適量かつお節適量しょうゆ適量作り方手順1:厚揚げはトースターで軽い焼き色がつくまで焼く。万能ネギは小口切りにする手順2:納豆に卵を割り入れ、混ぜ合わせる手順3:焼いた厚揚げを食べやすい大きさに切って器に盛り、(2)、刻みネギ、かつお節をのせる。しょうゆをかけていただく・納豆チャーハン材料(2人分)ご飯300g納豆2パック豚ひき肉200gパクチー(香菜)12本玉ネギ1/2個ニンニク1片ゴマ油小さじ2・酒小さじ2・ニョクマム(ナンプラーでも可)大さじ1・砂糖小さじ1/2作り方手順1:香菜の茎は長さ1cmに、葉先はザク切りにする。玉ネギとニンニクはみじん切りにする手順2:熱したフライパンにゴマ油をひき、玉ネギと豚ひき肉を炒める。ひき肉の色が変わったらニンニク、納豆を加え、<調味料>の材料を加える手順3:ご飯を入れて全体を炒め合わせ、香菜を加えてサッと混ぜたら皿に盛る納豆とチャーハンの意外な組み合わせですが、納豆特有の粘りが苦手な方にもおすすめでボリュームたっぷりの一品です。・納豆パスタ材料(2人分)スパゲティー160~200g・塩(ゆでる用)20g・熱湯(ゆでる用)2000ml納豆(小粒)2パックオクラ2~3本・塩小さじ2・オリーブ油小さじ2・しょうゆ小さじ2シイタケ(生)2個シメジ1/2パックエノキ1/2袋ニンニク1片オリーブ油大さじ1細ネギ1/2束しょうゆ大さじ1刻みのり適量下準備オクラはまな板に並べて塩を振り、手のひらで転がしながら繊毛を取るようにこする(板ずり)。たっぷりの熱湯に塩ごと加えてゆで、水に取って粗熱が取れたら水気を拭き取り、ヘタを切り落として薄切りにする。納豆、オリーブ油、しょうゆを混ぜ合わせる。シイタケは石づきを切り落として汚れを拭き取り、軸は縦に裂き、笠は薄切りにする。シメジは石づきを切り落とし、小房に分ける。エノキは、石づきを切り落とし、長さを半分に切る。根元は食べやすい大きさに分ける。ニンニクは縦半分に切って芽を取り、薄切りにする。細ネギは根元を切り落とし、長さ1cmに刻む。作り方手順1:熱湯に塩を入れ、スパゲティーを加える。袋の指定時間より30秒短い時間ゆで始める。その間にフライパンにオリーブ油、ニンニクを入れて弱めの中火にかけ、香りがたってきたらシイタケ、シメジ、エノキを炒める手順2:(1)のフライパンに、ゆで上がったパスタ、細ネギ、しょうゆを加えて混ぜ合わせ、器に盛って刻みのりをかけ、合わせた納豆を中央にのせる■冷凍庫を活用して上手に納豆を保存しよう思わず買い過ぎてしまったけど食べきれない…そんなときは冷凍庫での保管を試してみてはいかがでしょうか?しっかりと密閉させて保存すれば冷凍庫の臭い移りも少なく、劣化を遅らせることができます。1食分ごとに小分けして冷凍すれば食事のときにも使いやすいですね。冷凍庫でも保存ができるということがわかれば、賞味期限が近づいてしまった納豆を無理に消費する必要もなくなるため、自分が食べたいときに食べられますし、万が一食べきれずに廃棄してしまうということもなくなりますよね。今回ご紹介したレシピのほかにも納豆を使ったいろいろなアレンジレシピがあります。冷凍庫で気軽に保存するできることがわかれば納豆を使った料理の幅も増えますよね。納豆の正しい保存方法を知れば、もっとおいしく納豆を食べられるようになりますね。みなさんも納豆を正しく保存しておいしく食べましょう。《参考》・ タカノフーズ株式会社「お客様相談室」
2021年02月18日大人から子どもまで、幅広く人気のあるカレー。調理も簡単なので、よく作る方も多いと思いますが、あれこれ足していくうちにいつのまにかお鍋いっぱいになってしまい、冷凍することってありませんか?今回は、そんなときのために、カレーの冷凍方法や解凍方法・アレンジレシピまで幅広くご紹介します!■カレーの保存期間はどのくらい?カレーの保存は常温・冷蔵・冷凍どれも可能ですが、ほかの料理と比べ保存期間が短いのが特徴です。方法により保存期間が違いますので、作った量や食べる期間に合わせて保存方法を上手に使い分けましょう。・常温保存したカレー常温での保存期間は長くて1日で、できれば作って粗熱が取れたらすぐに冷蔵庫へ移すのがベストです。「一晩お鍋で寝かせたカレーはおいしい」という言葉もありますが、実はカレーは常温保存にはあまり向かない料理なのです。常温保存の危険性カレーを1日常温保存すると、具材の成分やうまみが溶け出すことでさらに味が深まります。しかし、それと同時に細菌も増殖し食中毒の可能性も高くなるのです。特に気温や湿度の関係で細菌が繁殖しやすい梅雨の時期や、室温が高い夏場に作ったカレーは粗熱が取れたらすぐに冷蔵保存に切り替えましょう。冷蔵庫に保存場所がなく、どうしても常温保存をしたい場合は、1日に2~3回かき混ぜて火を入れ、粗熱を取る作業を繰り返して早めに食べることをおすすめします。・冷蔵保存したカレー冷蔵庫で保存する場合の保存期間は2~3日程度です。ただし、お鍋のまま保存するのはNG。保存容器に小分けにした状態での保存がおすすめです。カレーは冷蔵保存していても傷むのが早いので、食べる前に匂いがないかチェックしてから食べましょう。冷蔵保存は、解凍などの手間もなくあたためるとすぐに食べられる保存方法なので、一度に食べる量が多く数日で消費できる場合はこの方法を活用しましょう。・冷凍保存したカレー冷凍保存は保存期間が約1ヵ月程度です。ほかの方法と比べて保存期間をぐっと延ばすことができ、たくさんつくってしまったカレーを腐らせる心配もありません。いくつか小分けにして保存すると、夜ご飯に困ったときに白米だけ準備すれば、すぐに主食ができあがりますね。■カレーの冷凍方法長期保存が特徴の冷凍保存ですが、長期間カレーを入れることによって保存容器への匂いと色移りが気になる方も多いのでは?一度使った容器が黄色くなってしまい、カレー専用の容器になってしまうのは困りますよね。そんなかたは、次のような方法で冷凍すると不安を払拭できますので、ぜひお試しください。・保存袋で冷凍する匂いを密閉できる食品用保存袋はカレーの保存にピッタリです。方法も簡単で、袋の大きさに合わせてカレーをいれ、空気を抜いて保存するだけです。このとき、なるべく薄くのばすことで場所を取らずに保存することができるのでおすすめです。漏れが怖いようであれば袋を二重にしましょう。保存袋は使い捨てなので、使用後の匂いや色移りを気にしなくて済むのがうれしいですね。新しいものを毎回使用できるので衛生面でも安心です。・タッパーで冷凍するタッパーでの冷凍保存は、液体であるカレーを保存しやすく、とても便利です。ただ、匂いや色を吸収しやすいのが難点です。洗っても匂いがとれない場合、ほかのものを保存するのに使いにくくなってしまいますね。そんな対処法として、タッパーにラップを敷いてからカレーを入れると予防ができます。または、ラップの代わりにビニール袋をしき、ビニール袋の中にカレーをいれ封をしてからタッパーの蓋をしめましょう。・耐熱ガラス容器で冷凍するガラスは匂いや色に影響されにくい素材なので、カレーの冷凍保存を行う保存容器では、1番保存に適しています。解凍するときも別の容器に移さず、そのままレンジで加熱することができますので手間も省けますね。見た目もかわいいガラス容器は、そのまま食卓にだしても違和感なく使うことができます。最近は100円均一ショップでも手に入りますし、雑貨屋さんなどで300円~500円とお手頃に販売されているので、おうちに1つあるととても便利なキッチングッズですよ。■カレーを上手に冷凍するコツカレーを冷凍するときのポイントは、新鮮な状態で冷凍保存することです。そのためには。できあがったカレーを冷ます工程がポイント。冷まし方に気をつけ、細菌を繁殖させないように冷凍することで、解凍したときに安全でおいしいカレーを食べることができるのです。・作ってすぐに粗熱を取るカレーをつくって自然に粗熱がとれるのを待っていると、鍋の中で冷めにくい部分と冷めやすい部分の温度差が出てしまい、冷めやすい部分から細菌が繁殖してしまうのです。そうならないために、カレーができたあとはすぐに粗熱をとりましょう。粗熱の取りかたはいろいろありますので、お鍋の大きさやキッチンの広さにあわせておこないましょう。いくつか方法をご紹介します。・鍋ごと氷水に浸けるカレーの鍋よりも一回り大きいボウル、もしくは鍋を用意します。そこに氷水を張り、カレーなべをつけることで一気にカレーの粗熱を取るやり方です。氷水につけながらおたまでかき混ぜることで、さらに時間が短縮できます。この方法は粗熱が取れる時間が一番短く簡単な方法ですが、カレー鍋が大きいと、それを入れるボウルがなかったり、カレーがこぼれてしまう危険がありますので要注意です。・鍋の中身をよくかき混ぜる鍋の中をかき混ぜることにより、カレー全体の温度を均一に下げることができます。火を消してすぐに鍋をかき混ぜて、カレーの中の空気を入れ替えていきましょう。特に道具も準備も必要なく簡単にできる方法ですが、かき混ぜるだけでは少し時間がかかるのと、腕が疲れてきてしまうので、ほかの方法と組み合わせて行うのがベストです。・冷凍後は日付がわかる様に注意せっかく上手に保存したのに、気付いたらかなり時間が経ってしまい、冷凍庫内で霜がおりていることも。そうならないために、保存するときは冷凍した日付をわかるようにしておきましょう。保存袋であれば直接記入できますが、タッパーやガラス容器であれば、マスキングテープを使うと容器を汚さず一目でわかりますよ。■カレーを電子レンジで解凍するのは危険?カレーは、お肉や冷凍食品を解凍するの違い、解凍するときにはいくつかの危険があるのです。作ったカレーがダメになってしまうだけならまだしも、うっかりしていると火傷やレンジの破損にもつながりますので、扱いには注意が必要です。・解凍ムラができる電子レンジは、場所によって熱の当たり方がちがうため、周りは熱いのに真ん中だけ冷たいなどの解凍ムラがでることがあります。しかし、温度の低い部分を高い部分にあうまで温めてしまうと、カレーだけでなく容器も高温になってしまい、とりだすときに火傷の可能性があります。温度の様子を見て、容器内のカレーをかき混ぜるなどの工夫が必要です。・爆発する危険もあるカレーをレンジで加熱すると、ボンっという音とともにカレーがレンジの中で飛び散ってしまうことも。この爆発の原因は、加熱によって一部分だけ温度が高くなったカレーの急な沸騰です。この沸騰を突沸といい、とろみのあるものを加熱すると起きやすい現象なので、トマトソースなども同様に注意が必要なのです。ちなみに、爆発の防止としてラップをする方もいますが、これは爆発したときに庫内汚れを防ぐだけであり、爆発を防ぐことはできません。電子レンジの「自動あたため機能」を使用すると、あたためられすぎてしまい、爆発の危険が高まりますので、様子を見ながらあたためを追加していく方法が最適と言えます。・耐熱ガラス容器を使って低温設定で解凍する電子レンジで解凍するときには、耐熱性のあるガラス容器を使いましょう。タッパーだと電子レンジに対応していないものもあるのです。そして、対応していないタッパーを使用してしまうと、熱で変形する可能性があります。端的に言えば、容器が溶けてしまうので、非常に危険ですし、中のカレーも食べられなくなってしまうかもしれません。容器が耐熱だとしても、加熱の際に爆発してしまう可能性がありますので、電子レンジの温度を低温に設定し、時間を1分~2分ごとに区切って中身を確認しながら加熱することをおすすめします。また、ガラス容器自体は耐熱でも、容器のフタが電子レンジで加熱不可のものがありますのでそちらもご注意を。フタが使えない場合はラップで代用しましょう。ただ、フタもラップも無しの状態では庫内にカレーが飛び散るので、かならず何かしらのフタをしてから加熱しましょう。■カレーに適した解凍方法カレーを安全においしく解凍するには、できればレンジでなくほかの方法で行いましょう。解凍時間やそのあとの調理方法により適した解凍方法があります。いくつかの解凍方法を組み合わせて時短にすることもできるので、ぜひご参考にしてくださいね。・自然解凍する自然解凍は時間がかかる方法ですが、うまく活用できれば光熱費の節約にもなる方法です。さらに、ゆっくり時間をかけて解凍することで、解凍時に出るドリップが少なくすみます。前の日からキッチンで自然解凍しておくとスムーズに食卓に出すことができます。ただし夏場は衛生面で注意が必要ですので、気温が高い日は冷蔵庫をつかって自然解凍することをおすすめします。・流水解凍する流水解凍は短時間で解凍することができますので、レンジを使わずに早く解凍したい場合はこの方法がおすすめです。ただし、タッパーやガラス容器で冷凍していた場合は容器に水が入るので、流水方法は採用できません。そして、自然解凍や流水解凍は、カレーが常温に近い温度になったらレンジで温めることが可能です。ある程度解凍したものをレンジで解凍すると加熱ムラもすくなく、急激な温度変化もありませんので安全に解凍することができます。・湯煎解凍する冷凍しているカレーを今すぐ食べたい! という場合は、湯煎解凍を行いましょう。保存袋などを使用して冷凍したカレーは、レトルトカレーのように解凍して、そのまま器に出して食べることができます。タッパーなどの保存容器の場合はフライパンに浅く水をはり、一度お湯を沸騰させてからそこにタッパーを入れて解凍しましょう。・鍋に移して加熱する鍋で解凍する方法は、そのままだと時間がかかるため、ほかの解凍方法と組み合わせるのがおすすめです。カレーを半解凍にした状態で、ある程度熱を通りやすくしてから使いましょう。・お弁当に持っていくなら自宅で自然解凍カレーはもともと水分が多く、解凍するとどうしてもドリップがでてしまいます。したがって、解凍せずにお弁当に持っていくとふたをあけたらお弁当箱がびしょびしょになってしまうことも。お弁当としてカレーを持っていく場合は、カレーとご飯を分け、さらに解凍後に密閉できる容器に入れてから持っていきましょう。一度温めてからスープジャーに入れて持っていくのもおすすめです。・解凍後の再冷凍はNGカレーを再冷凍すること自体は可能ですが、冷凍と解凍を繰り返し行うことにより細菌が増殖し、食中毒を起こす危険性があるためおすすめはしません。細菌は死滅せず、ただ活動を停止しているだけなので、解凍すると細菌が再び増殖を始めてしまうのです。解凍したカレーはすぐ加熱をし、早めに食べ切ってしまいましょう。■カレーを湯煎解凍する際の注意点湯煎解凍では、熱湯を使うことによる火傷や調理器具の破損などに気をつけるのがポイントです。慣れれば時間をうまく使いながら解凍できるやり方なので、注意点をふまえて上手に活用しましょう。・解凍温度に気を付ける解凍時に鍋を火にかけたまま保存袋を入れてしまうと、鍋肌に当たった部分の保存袋が溶けてしまう可能性があります。鍋が高温になりすぎないように、鍋が沸騰したら一旦火を止めて余熱で湯煎を行いましょう。一度沸騰したお湯であれば、解余熱で充分に全解凍することができます。・ザルなどに入れて湯煎するのがおすすめ火を止めて調節するのが面倒な方はザルを使う方法もあります。保存袋ごとザルに入れ、そのままお湯の中に入れることでザルが保存袋と鍋を直接当たるのを防ぎます。この方法であれば、カレーが確実に解凍するまで火をつけながら湯煎することができます。■具材による冷凍保存の注意点カレーの具材で代表的なものといえば、たまねぎ・にんじん・じゃがいもなどですが、カレーを冷凍する場合ものによっては、せっかくのカレーが水っぽくなり、解凍するとスープカレーのようになってしまう場合も。具材の特徴を覚えておくと、あらかじめ冷凍する場合やたくさん作って冷凍する場合など、どちらのでもおいしいカレー を食べることができますよ。・にんじん・じゃがいもじゃがいもやにんじんは解凍後に水分が多く発生し、食感もぼそっとしてしまうため、冷凍カレーには向かない食材です。じゃがいもやにんじんを入れたカレーを冷凍するのなら、解凍後は水分が多くても食べられるカレーうどんやカレー鍋のようなレシピに活用しましょう。あらかじめ冷凍することが決まっている場合は、薄切りにして調理することで食感の変化が少なくなるのでおすすめです。・ナス・トマトトマトやナスは冷凍しても変化が少ない食材なので、冷凍カレーにはおすすめの食材です。素揚げしたなすをカレーと一緒に冷凍すると、解凍したときにはカレーを吸ったしみしみのなすが食べられます。トマトはカレーに混ぜ込むと酸味が強くなりますので、大人向けのカレーの具材としてぜひお試しください。・肉・ひき肉お肉も問題なく冷凍カレーに使用できます。お肉は、生のまま冷凍するよりは一度加熱してうまみを閉じ込めてから冷凍するほうがおいしくたべることができるので、冷凍カレーにはもってこいの食材です。・魚介類カレーに魚介類を使う場合で気を付ける点は、臭みが残らないように処理して冷凍することです。よく使われるのはイカ・アサリ・エビなどが多いと思いますが、それぞれの下処理をしっかりと行い、汚れを落としてから使用しましょう。特にアサリは砂だしをおこなわないと、死んだあさりがまぎれこんでしまったり、匂いが残ることがありますので要注意です。・冷凍するならドライカレーがおすすめカレーを冷凍する前提でつくるのであれば、ドライカレーをつくりましょう。水分の少ない材料を使うドライカレーは解凍後の水分の量が少なく、保存場所も場所を取らないのでたくさん作ったあとの冷凍保存にぴったりです。作り方も、材料を細かく切ってフライパンに具材とカレー粉を足していくだけなので簡単でおすすめです。食べるときに目玉焼きを上にのせると、見た目もかわいくおこさまも喜んで食べてくれますよ。■冷凍したカレーのおすすめアレンジレシピ最後は、解凍したカレーのアレンジレシピのご紹介です。そのまま食べてもおいしいカレーですが、冷凍したあとは少し違う味をたのしみましょう!いくつか覚えておくと、たくさんつくっても飽きずに食べることができますよ。・焼きカレー材料(2人分)余りカレー(ドライカレーがおすすめ)ご飯(炊きたて)茶碗2杯分ピザ用チーズ40~50gドライパセリ少々サラダ油大さじ1作り方手順1:耐熱皿にご飯を盛ってカレーをのせ、ピザ用チーズを散らす。トースターでおいしそうな焼き色がつくまで焼き、ドライパセリを散らす・カレーうどん材料(2人分)うどん(ゆで)2玉欧風カレーベース260g油揚げ1枚白ネギ1/2本麺つゆ(3倍濃縮)大さじ3水800ml・片栗粉大さじ2・水大さじ2下準備油揚げは縦半分に切り、さらに短冊切りにする。白ネギは斜め切りにする。<水溶き片栗>の材料を合わせておく。うどんは表示通りにゆでておく。作り方手順1:鍋に欧風カレーベース、水を入れ、溶いてから熱する。沸騰したら、麺つゆ、油揚げ、白ネギ、うどんを加え、約2~3分煮込む手順2:混ぜ合わせた<水溶き片栗>を加え、トロミがついたら器に盛る余ったカレーのアレンジレシピとして代表的なのがカレーうどん。お好みで生姜を入れると風邪対策にもなるカレーうどんになります。うどんに含まれる小麦粉でとろみがつきますので、片栗粉で調整するのは一番最後に行いましょう。煮込んだカレーうどんはとても熱いので、やけどに注意です。・カレーライスコロッケ材料(2人分)ご飯(炊きたて)400gカレープロセスチーズ2個・小麦粉適量・溶き卵適量・パン粉(細かめ)適量揚げ油適量下準備カレーは煮詰めて冷ましておく。プロセスチーズは4等分に切る。作り方手順1:ご飯の1/4量を平らに広げる。カレー、チーズの1/4量ずつをのせて丸く包む手順2:(1)に<衣>の小麦粉、溶き卵、パン粉を順につけ、170℃の揚げ油でキツネ色になるまで揚げる具材にはあらかじめ火が通っているものばかりなので、強めの火加減でさっと揚げるとサクサクのコロッケになるのでおすすめです。カレーコロッケのアレンジは、少し手間がかかりますが、お弁当のおかずにもなり、残りもので作ったとは思えないアレンジレシピですね。カレーを全解凍にせず半解凍にすることで、加熱したじゃがいもの熱とうまく混ざって中身を手で丸めやすくなります。■たくさん作ってももう怖くない!家庭料理の代表格であるカレー。材料を切って煮込むだけなので手間もかからず、おこさまがいるおうちでは月に1度や2度は食卓に登場するのではないでしょうか。ただ、たくさんつくってしまい意外と消費できず捨ててしまったと悲しい思いをすることもあったはず。今回ご紹介した方法を活用すれば、カレーの長期保存も可能になり解凍後もおいしく食べることができますね。アレンジレシピも豊富なおいしいカレーをたくさん作って、おうちカレーを楽しみましょう!
2021年02月18日多くの和食を作るうえで絶対に欠かせないのが、出汁です。スーパーに行けばいろいろな出汁がパックになって売られていますが、やはり自分で作る方が風味も良いですし、料理が完成したときの達成感も違います。ただ、毎日のように一から出汁を取るのは、少し大変ですよね。そこで、出汁を多めに作っておいてそのままに風味で保存できれば、とても便利ではないでしょうか。本記事では、出汁の冷蔵保存や冷凍保存、出汁がらの活用法からおすすめレシピまで余すところなく掘り下げるので、ぜひ参考にしてください!■出汁の作り方とコツ出汁を作り慣れていない人からすると、出汁を取るのは難しく感じてハードルが高いかもしれません。しかし、一度その作り方とコツをつかめば、決して難しくありませんし、出汁は自分で取らないと損、とまで思うようになるかもしれませんよ。自分のやりやすい方法で構わないので、ぜひトライしてみましょう。・煮だしの作り方煮だしに必要なのは、昆布とかつお節、水です。昆布は水洗いせずに布きんで軽く拭いてください。30分間鍋の中で水に浸けた後に火にかけ、沸騰しかけたら弱火にしましょう。そこにゆっくりとかつお節を加えて5分ほど煮たら火を止めて15分ほどおいて旨みを出しきります。粗熱を取ったらザルに布きんかキッチンペーパーをしいて濾したら完成です。水400ccに対して、昆布20g、かつお節70gが目安です。・水だしの作り方水だしは、ピッチャーに水を入れて昆布、かつお節を加えて冷蔵庫で一晩(8~10時間は目安)置きます。昆布、かつお節を取り除けば完成です。水1000ccに対して、昆布5g、かつお節25gを目安にしてください。・おいしい出汁を取るためのコツ出汁の味は、作る個人や家庭の好みの味があるので、自分たちがおいしいと感じる分量を探っていくのが良いでしょう。「これが一番おいしい」と感じる配合にたどり着いたときの喜びや達成感は、思いのほか大きなものがありますよ。特に煮だしの場合は、お湯を沸騰させないのがポイントです。また、レシピ通りに作れば、きれいな黄金色の出汁ができるので、途中でかき混ぜて濁らせないように注意してくださいね。昆布やかつお節以外に、干し椎茸や煮干しを使っても良いでしょう。何を使うにしても素材はできるだけ新鮮なものにしてください。■出汁の保存方法【冷蔵】出汁はとても繊細で、ほかの料理と同じく作ったそばから風味は落ちていきますし、傷みもします。そのため、上手く保存することができれば多めに作っても安心です。その方法としてもっともポピュラーなのは、冷蔵保存です。作ったその場ですぐにできるので、とても簡単。その際の注意点や保存期間について詳しく解説しましょう。・冷蔵保存のメリット冷蔵保存は、作ったその場で簡単にできるのでおすすめです。必要なときに冷蔵庫から出して加熱するだけですから、とても便利でしょう。仕事が終わって時間に余裕がない日などの夕食のおかずにちょいたしすれば、おいしい一品があっという間に作れます。朝の忙しいときでも、手軽に味噌汁が作れるでしょう。出汁を多く作って冷蔵保存しておけば、時短レシピの強い味方になること間違いなしですよ。・冷蔵保存の方法冷蔵保存は作りたてでなければ意味がありません。ただし、完成したときはとても熱いので、粗熱を取ってよく冷ましてくださいね。それからピッチャーやタッパーなどの密閉容器に入れて冷蔵庫で保存しましょう。水だしの場合は、出汁を取り終えて完成したら、昆布やかつお節は必ず取り除きましょう。昆布は放置しているとぬめりがひどくなり、かつお節はエグ味が出るため、出汁の風味が損なわれてしまいます。・保存期間の目安冷蔵保存は、もって最長で1週間までと考えましょう。理想は2日以内に使いきることです。それ以上保存したい場合は、後述するように冷凍保存がおすすめです。■出汁の保存方法【冷凍】出汁は、料理の一部といっても過言ではなく、しかも繊細な生き物のような性質のため、慎重に扱うことが大切です。甘味、酸味、塩味、苦味につづく第5の味覚の「旨味」の象徴となるのが、この出汁ですから、風味を損ねてはせっかくの料理が台無しになってしまいます。上手に保存して無駄なく使いきるように心掛けましょう。・冷凍保存のメリット冷凍保存は、冷蔵保存よりもかなり長持ちするので、大量に作り置きするには、うってつけといえるでしょう。毎日のように出汁を使う場合は、数リットル単位で作っておいても大丈夫です。味噌汁やお吸い物のようなコンパクトなメニューにとどまらず、うどんやそば、おでんなど鍋料理にも惜しみなく使うことができます。・冷凍保存の方法冷凍保存の手順は、冷蔵保存とほとんど変わりません。出汁を取ってから粗熱を取ります。そして保存容器に入れて密閉して冷凍庫に入れてください。・製氷皿で出汁を凍らせると便利出汁の冷凍保存は、保存容器を使わずとも製氷機を活用する方法もあります。製氷機に粗熱を取った出汁を流し入れて冷凍するだけです。量を微調整して小出しで使えるので、大変便利です。ただし、製氷機でむき出しのまま凍らせると、庫内の匂いを出汁が吸収してしまいます。すると時間の経過とともに出汁の風味に変化が生じるため、必ず凍ったら一旦取り出してフリーザバッグに移して空気をしっかり抜いてから再度冷凍保存してください。また、冷凍すると出汁が膨張するので、製氷機の8分目を目安に入れるようにしましょう。ちなみに、通常よりも2~3倍ほどの濃い出汁を作って製氷機で凍らせれば、解凍したときにわずかの水を加えるだけで出汁として使えるのでコスパが良くなります。始めのうちは難しく感じるかもしれませんが、慣れてきたら試してみるのも良いかもしれませんね。・出汁の冷凍は離乳食に便利!出汁は、旨味が利いている割に塩分が少ないため、赤ちゃんの離乳食にもうってつけです。上記のように製氷機で冷凍すれば、わずかの量でも必要なだけ小出しにして使うことができます。ご飯やほかの食材とも混ぜやすいため、離乳食のバリエーションも広がるでしょう。・保存期間の目安 冷凍保存した出汁は、2週間~1ヶ月が保存期間の目安です。たしかに冷凍保存は、冷蔵保存に比べるとかなりの期間長持ちするといえます。しかし、たとえ冷凍保存していても、厳密にいうと出汁は劣化していきます。冷凍だから大丈夫と高をくくらないで、できるだけ早くに消費するように心掛けてください。■冷凍保存した出汁の解凍方法冷凍保存した出汁は、解凍して使います。その方法もいくつかあるので、解説しましょう。・前日に冷蔵庫に移す冷凍保存した出汁は、前日に冷凍庫から冷蔵庫に移しましょう。翌日には、もとの状態に溶けているので、そのまま出汁として使えます。・流水で解凍する前日に冷蔵庫に移し忘れたり、時間がないときは流水で解凍する方法もあります。保存容器やフリーザーバックの上から水道水を垂らすように流せば簡単に溶けて行きます。・電子レンジで解凍する流水よりもさらに簡単な方法は、電子レンジで加熱することです。解凍したい出汁の量によって解凍時間は異なってきます。適度に様子を見ながら少しずつ解凍して、自分なりのパターンをつかむようにしてください。 ■出汁は常温保存するとよくないの?出汁は作ってしまえば、あとはそのまま常温保存しておきたくなることもあるかもしれません。人間ですから、本当は冷蔵保存するつもりが、すっかり忘れて朝まで放置という失態を犯してしまうこともありますよね。果たして、出汁の常温保存は問題ないのでしょうか?詳しく見ていきましょう。・自分で取った出汁は傷みやすい市販の出汁と比べて、自分で取った出汁は明らかに傷みやすいので細心の注意が必要です。自分で取った出汁は、市販品のように保存料などが使われていません。出汁といえども普通のおかずと変わりませんし、それどころか非常に繊細な代物のため、常温保存は絶対におすすめしません。・常温保存すると腐敗や酸化する常温保存した出汁は、腐敗や酸化どんどん進みます。厳密にいうと、たとえ冷蔵保存や冷凍保存をしたとしても、出汁は劣化していきます。ましてや、夏の暑い時期なら常温保存してしまうと、あっという間に風味が損なわれて出汁としての役割を果たせなくなるでしょう。作りたてだから大丈夫と過信せず、たとえ冬であっても常温保存はしないように習慣づけてくださいね。・一晩放置は避ける夕食の用意とともに、出汁も一緒に作ることがありませんか?すると食器などは片付けたものの、出汁はうっかりそのまま朝まで放置してしまうこともあるかもしれません。短く見積もっても一晩放置すれば、8時間前後は常温保存していることになります。この場合、特に暑い季節は非常に危険です。せっかく作った貴重な出汁ですから、作ったあとは粗熱を取ってから、必ず冷蔵か冷凍保存するように心掛けてください。■出汁の種類と保存期間の違い出汁と一言にいっても、その種類は多岐にわたります。出汁が違えば、保存期間にも違いがあるのでしょうか?もしそうなら、より長持ちする素材を使って出汁を作る方が、コスパも良いといえるかもしれませんね。・種類による相違はほぼない出汁を取る素材は、昆布やかつお節、煮干しのような王道もあれば、あご出汁、桜えび、干し椎茸などメインではなくとも人気のあるものも数多く存在します。ところが、どの素材を使っても出汁の保存期間にさほど違わないようです。・塩分濃度が高ければその分長持ちする?原理としては、塩分濃度によって保存期間は異なってきます。もちろん塩気が強い方が、長持ちします。しかしながら、出汁には、腐敗や酸化を大幅に遅らせるほどの塩分は含まれていないため、保存期間にまでは影響しないと思った方がいいでしょう。前述のように、出汁には塩味を感じることはほとんどなく、旨味こそが出汁の出汁たるゆえんですから、出汁を濃くすればコクが強まるだけで、塩味が濃くなるわけではありません。・早めに使い切るのがベストどのような素材で出汁を作ったとしても、あえて塩を加えたり保存料でも入れない限りは、出汁をあまり長期間保存することは難しいことがお分かりいただけたでしょう。出汁は作った直後が一番新鮮でおいしいです。そのため、できるだけ早くに使いきるのがベストといえるでしょう。■出汁がらの活用法出汁を作ると、必ず出汁がらが残ります。実は出汁がらには、多くの栄養素が含まれているので捨てるのは勿体ないです。カリウムやマグネシウムなどの大事なミネラルやたんぱく質、旨味成分のアミノ酸であるグルタミン酸などが、流れ出ずに出汁がらにとどまっているのです。そのため、出汁がらは捨てずに活用することを強くおすすめします。・ふりかけ昆布やかつお節などの出汁がらを乾燥させてからミキサーにかけます。そして、塩や七味唐辛子、山椒などお好みの調味料を混ぜれば、簡単にふりかけが作れます。また、水気のあるふりかけが良い場合は、しょう油、みりん、砂糖を適量まぜて鍋で煮てください。・昆布の佃煮出汁がらの昆布を使えば、簡単に佃煮を作ることもできますよ。出汁がらの昆布を3cm角にカットして、しょう油、みりん、酢を加えてフライパンで炒めます。酢は多すぎると酸味が強くなるので、少なめにしましょう。火からおろしたらかつお節を少し加えて、お好みで山椒や白ごまを添えてみてください。・炊き込みご飯出汁がらを使った炊き込みご飯もおすすめです。使うのは、出汁がらのかつお節のみです。炊く前の洗った米の中に出汁がらのかつお節を入れて炊くだけで、かつお風味の利いたおいしい炊き込みご飯ができます。お好みで、細かく切った人参やタケノコ、椎茸、えのきなどを加えてみてください。■出汁をたっぷり使ったおすすめレシピ出汁を使った和食レシピは、無限に存在するといっても過言ではありません。和食は、ユネスコの無形文化遺産にも登録されましたが、その陰の立役者として出汁の存在を認めない人はいないでしょう。つまり、出汁を上手く活用すれば、プロ顔負けのメニューを作ることも決して夢ではありません。その代表的なおすすめレシピを紹介しましょう。・茶碗蒸し材料(2人分)卵(L)2個・だし汁350ml・酒小1・みりん小1・塩小1/3・薄口しょうゆ小1/3鶏もも肉4~6切れエビ4尾分・酒大3・砂糖小2・しょうゆ小1/2カマボコ(薄切り)4切れミツバ4本分シメジ1/4パックギンナン(水煮)適量ユズ皮(削いだもの)2片作り方手順1:卵を溶きほぐし、<合わせだし>と混ぜ合わせ、網に通す。そのとき泡立てない様に気をつける。静かに網を通せば、なめらかな卵液になってきれいな仕上がりになります!手順2:鶏もも肉は、身の厚い部分に切り込みを入れ、エビは殻をむいて背わたを取る。ミツバはサッと熱湯に通し、2本づつ結んでおく。シメジは軸を切り落として小房に分け、長いものは半分に折って熱湯にサッと通し、ザルに上げる手順3:小鍋に<下味>の材料を入れて中火にかけ、煮立ってきたら鶏もも肉を入れ、再び煮立てばエビを加え、エビの色が鮮やかになったら火を止める手順4:器に3の鶏もも肉、エビ、薄切りにしたカマボコ、シメジ、銀杏を入れ、卵液を静かに注ぐ。具は他にも季節感のある物を入れてもいですね。(ゆりね、干しシイタケ、さっとゆでた銀杏など)手順5:湯気の上がった蒸し器に4を入れ、乾いたタオルを蒸し器の蓋に巻き付け、蓋をする。(タオルが余分な水分を吸い取るので、水滴が茶わん蒸しに落ちませんよ!)手順6:強火で1分、ごく弱火で12~15分蒸す。竹串で中央を刺して、澄んだ汁が出れば蒸し上がっています。ミツバと削ぎユズ皮をのせる・かぼちゃの煮物材料(2人分)カボチャ1/6個枝豆100g・塩適量だし汁300ml・酒大さじ2・みりん大さじ2・砂糖小さじ2・薄口しょうゆ小さじ2・ショウガ(せん切り)1/2片分作り方手順1:鍋にカボチャ、だし汁、<調味料>の材料を加え、落とし蓋をして強火で熱する。煮たったら少し火を弱め、煮汁が少なくなるまで煮る手順2:器に盛り、枝豆を散らす・揚げだし豆腐材料(2人分)木綿豆腐1丁・片栗粉大さじ4揚げ油適量・だし汁200ml・酒大さじ1・みりん大さじ1・しょうゆ大さじ1・片栗粉小さじ2ユズコショウ少々大根3~4cmネギ(刻み)大さじ1下準備木綿豆腐は4等分にし、室温に出しておく。<あん>の材料は中火にかけ、沸騰後1分加熱する。大根はすりおろす。作り方手順1:木綿豆腐に片栗粉をまぶし、180℃に温めた揚げ油でカリッとするまで3分程揚げる手順2:器に盛り、<あん>をかけ大根おろし、ユズコショウ、刻みネギを盛り付ける揚げだし豆腐は、カリッと揚げるのがポイントです。豆腐の柔らかさと表面の香ばしさのギャップに旨味を感じるので、その点を意識して作ってみましょう。・だし巻き卵材料(2人分)卵3個・だし汁大さじ2・砂糖小さじ1/2・塩少々サラダ油適量貝われ菜適量下準備ボウルに卵を割り入れ、<調味料>の材料を加えて混ぜ合わせる。貝われ菜は根元を切り落とし、長さを半分に切る。作り方手順1:卵焼き器を中火で熱し、サラダ油を薄くひき、卵液の1/3量を流し入れて全体に広げる。周りがかたまってきたら奥側から手前に巻き、巻き終わったら奥側へ寄せる手順2:再びサラダ油をひき、同量の卵液を流し入れ、同様に焼く。残りの卵液も同様に焼く。巻きすで形を整え、食べやすく切って器に盛り、貝われ菜を添える■出汁を上手に保存して賢く活用しよう出汁は、和食にとっては命ともいえる大切なものです。だからこそ味方につければこれほど心強いものはないでしょう。ご紹介した方法でお気に入りの出汁が取れるようにあったら、その風味を損なわないように上手く保存してくださいね。特に暑い時期は、常温保存は禁物です。用途や都合に合わせて冷蔵保存と冷凍保存を使い分け、さまざまなレシピの縁の下の力持ちとして大いに活用しましょう。毎日の食卓が、さらに豊かで楽しいものになるように応援しています!≪参考≫・ にんべん「だしを取ったあとの鰹節はまだまだ使えます!」
2021年02月16日あれば便利な油揚げ。おみそ汁の具に、あぶって酒の肴に、炊き込みごはんに…と、とても重宝しますよね。でも、油揚げは大豆製品ですので、日持ちがしないイメージがあります。ストックできれば助かるのに、と思ったことはありませんか。長期の保存といえば冷凍が思いつきますね。では、油揚げの冷凍保存は可能なのでしょうか。今回は、油揚げの保存方法やおすすめのレシピについてご紹介します!■油揚げは冷凍保存がおすすめ油揚げは1枚入りから10枚入りの商品などさまざまですね。こんなにたくさんは要らないと躊躇してしまったり…。2パック100円なんて特売日だったとしても、今日は使う予定がないから、とスルーすることありませんか。いえいえ、ぜひ買ってください。冷凍すればいいのですから! ・冷蔵では日持ちしない油揚げは冷蔵保存ですと3~4日ぐらいしかもちません。近日中に使う場合は、開封前ならそのまま冷蔵庫へ入れてください。開封してしまったものはラップなどで覆うか、保存袋に入れ空気を抜いて冷蔵庫に入れましょう。消費期限があるものは期限内に使い切ってくださいね。お豆腐やさんで買った油揚げには期限の明記がありませんが、なるべくj早いうちにお召し上がりくださいね。 ・冷凍で菌の繁殖を防ぐ油揚げは酸化しやすいですし、3日以上食べないようなら迷わず冷凍保存してしまいましょう。冷凍してしまえば菌の繁殖も防げるので安心です。 ・食感は損なわれないご安心ください。冷凍した油揚げは風味も食感もほぼ変わりません。油揚げは手間もかからない冷凍での保存をおすすめします。 ■油揚げをそのまま冷凍する方法油揚げの特売日だから買ってしまったけれど、今日も明日も使う予定がない。そんなときは冷凍してしまいましょう。難しいことも手間もありません。手順や、保存期間をみていきましょう。 ・未開封なら袋のまま何もせず買ってきたそのまま冷凍庫に入れてもOKですが、空気を多く入れてあるような商品の場合は空気を抜いてから冷凍することをおすすめします。やり方は、少し袋を開けて袋の上から菜箸を転がして空気を抜くだけです。(こうして空気を抜くと解凍したあと袋状にして調理するのに便利ですよ。開きやすいんです!)そのあと、冷凍保存用袋に入れて冷凍します。酸化も防げますし、冷凍庫の場所も取りません。 ・1枚ずつ使いたい場合解凍したときにそのまま焼いて食べる場合や、1回の使用量が1枚のとき、また、開封してしまった油揚げは1枚ずつラップに包んでから保存袋に入れて冷凍するとよいでしょう。 ・解凍は冷蔵庫で保存袋から出して冷蔵庫で自然解凍すれば、もとのように戻ります。そこからはいつも通りに調理すればOKです。たとえば、そのままフライパンか魚焼きグリルで焼いて、おろし生姜、しょうゆ、きざみねぎ、かつお節をかけるだけで手軽においしい一品になりますね。もう一品、油抜きせずかんたんにできる<納豆の袋詰め>をご紹介します。納豆の袋詰め材料:自然解凍した油揚げ 1枚.納豆(たれ・からし付き) 1パックねぎ(みじん切り) 5cm分くらいしょうゆ 少々作り方油揚げは半分に切って袋状に開きます納豆に添付のたれを少々、からし、ねぎを加えて混ぜます油揚げに混ぜた納豆を厚みが出ないようにすみまで詰めてようじで止めますフライパンを熱し納豆を詰めた油揚げを弱火でじっくり両面に焼き色がつくまで焼きます火を止めしょうゆをからめるようにかければできあがりです■油揚げを切ってから冷凍する方法油揚げは、切って冷凍しておくと調理すると気楽です。時短にもなりますし、使い勝手のよい大きさにカットして冷凍しましょう。 ・切ったら保存袋へ油揚げを、使いやすい大きさにカットして重ならないようにして保存袋に入れます。袋の上から押して空気を抜いてから冷凍室へ入れるだけ! ・凍ったまま調理OK使い勝手よく切って冷凍した油揚げは、凍ったままおみそ汁に入れたり炒め物に入れたり便利に使ってください。ふっくらと味しみ良く作りたいお料理以外は油抜きしなくてもOKです。今の油揚げは油抜き不要となっている商品も多いですし、油くさい油揚げはないようです。カットして冷凍した油揚げを目先の変わったおやつにしてみるのもおすすめ。油揚げのかりんとう材料1cmくらいに切って冷凍した油揚げ 4枚分ほど*粉末の黒砂糖 大さじ3*砂糖 大さじ3(*黒砂糖がなければ三温糖やきび砂糖など家にある砂糖で大さじ6にしてもOK)水 大さじ2作り方油揚げをカリッとするまでテフロン加工のフライパンで焼きます油揚げを取り出したフライパンに粉末黒糖、砂糖、水を入れて弱火にかけますダマをつぶしながら溶かします少しだけ火を強めて水分を飛ばす感じでブクブクさせます弱火にしたところへ、油揚げを戻してからめます汁気がなくなったら火を止めて、バッドかお皿などに広げて冷ませば完成です一口大にカットした油揚げをフライパンでカリカリに炒めて粉砂糖を振りかけただけで、子どもも喜ぶかんたんスナックができますよ。豆くさくなくておいしいので、ぜひ試してみてくださいね。 ・保存可能期間切って冷凍した油揚げは2週間ほどをめどに食べきってしまってくださいね。切り口から劣化が始まるので、丸ごと冷凍した油揚げより保存期間が短くなってしまうのです。■油揚げをいなり用に煮て冷凍する方法油揚げをおいなり用に甘辛く煮てから冷凍保存しておくと重宝します。おうどんに入れてきつねうどんに、卵を割り入れて煮るとおかずの一品にもなりますよ。 ・軽く絞って保存袋へいなり用の油揚げは、軽くだしを切って、冷凍保存用袋になるべく重ならないように入れて冷凍保存します。では、まずは油揚げをいなり用に煮ていきましょう。材料(10枚分)油揚げ 10枚だし汁300ml酒大4みりん大1砂糖大4しょうゆ大3下準備油揚げはめん棒などで、コロコロ押しながら転がし、開けやすくする。たっぷりの熱湯に油揚げを入れて油抜きをし、ザルに上げ水気を切り、半分に切って袋状に広げる。(正方形の油揚げは、長方形でも三角形でもお好みの形に切って下さい)作り方手順1:鍋に<油揚げ用煮汁>の材料と水気を絞った油揚げを入れ、弱めの中火にかける。落とし蓋をして煮汁がほとんどなくなれば、火を止めてそのまま冷ます冷凍保存の際は、さらに押さえるように軽くしぼってから冷凍保存袋に入れてください。1~2枚ずつラップに包んでから保存袋に入れてもいいですし、直接保存袋に重ねて入れるのでしたら、アルミホイルをはさんでおくと取り出しやすいです。 ・冷蔵庫で解凍冷凍したいなり用油揚げは冷蔵庫で自然解凍がおすすめです。夜、冷凍室から冷蔵室に移しておけば朝、すし飯をつめるだけでいなり寿司ができます! それをお弁当に詰めるのもいいですね。すし飯の作り方炊きあがった2合のごはんに 市販のすし酢60g、または<酢大さじ4弱、砂糖大さじ3、塩小さじ1を合わせたもの>とごま5g~入れまぜます。うちわであおいで人肌にさめたら、いなり用油揚げにつめていきます。 ・保存可能期間煮て冷凍保存した油揚げの保存可能期間は2週間ほどです。うどんのトッピングや煮物にと重宝するので、使い切れないということはないと思いますが、もしあまったときは、こんな使い方はいかがでしょう。やさしい甘さにほっこりします。小腹が減ったときのおやつにどうぞ。きっと次回から多めに作ってしまいますよ。いなり餅自然解凍させてから開いたところに切り餅を入れてお皿にのせ、ラップをせずに電子レンジへ。1個だと600wで30秒ほど、2個でしたら60秒ほどです。おもちがやわらかくなればOKです。見た目が四角いままでもお箸ではさむとやわらかくなっているはずです。ぜひお試しください。■冷凍した油揚げの臭いを抑えるには?冷凍油揚げの臭いが気になることがありますが、原因は何でしょうか。おいしいだしがしみこんだ油揚げの煮物に臭いはしみこませたくないですよね。どうすれば防げるのでしょうか。 ・油揚げが臭う原因とは油揚げが匂う原因は油の酸化です。油の酸化は冷凍しても進むので、長期間冷凍すればするほど付いている油が徐々に酸化していくのです。今の油揚げはきれいな油で揚げられているので、すぐに食べるときや短期間の保存では油揚げの臭いが気になることはないでしょう。冷凍で長期保存をした場合のデメリットと言えますね。 ・油抜きがポイント臭いをつけることなく長期保存させたいなら、油抜きしてから冷凍するとよいでしょう。方法はざるに入れて熱湯をまわしかけるだけでもいいですし、沸騰した鍋に入れて1~2分、ぐつぐつさせるとより完全に油抜きができます。 ・冷凍前ならしっかり水気を切る冷凍前に油抜きをした場合は、しっかり水気を切ってください。ざるにお玉などでおさえつけるとしっかり水切りできます。そのあとキッチンペーパーで包んで押さえて水分を取ってください。水滴が凍ると味が落ちますし、劣化もすすみます。お湯を使わずに油抜きをする方法もあります。キッチンペーパーに包んで600wの電子レンジで20秒加熱でもOKです。ラップは必要ありません。これなら水気はでないのでキッチンペーパーに油分を吸い取らせるだけですみます。油抜きをして冷凍すれば1ヶ月はもちます! ・冷凍後に油抜きする方法油抜きせずに冷凍した場合、凍ったまま熱湯をかければ、解凍と油抜きの一石二鳥です。熱湯で1~2分ゆでるのもOKですし、キッチンペーパーに包んで600wで20秒ぐらいの加熱でもOKです。電子レンジはこげやすいので注意が必要です。つまり、通常の油抜きの手順と変わりません。ただ、油抜きして冷凍したものに比べると、早めに使った方がいいでしょう。 ・短期保存ならしなくても油の酸化の心配がない短期保存なら油抜きの必要はありません。また、臭いが理由でなく、油抜きが必要な場合は、味を染みこませたい料理です。前述のいなり用や、煮浸しに使うとき、そしておでんなどのときは油抜きをしたほうが味しみが良いです。■油揚げを冷蔵保存する方法油揚げを買ってきたら、ほとんどの方がまずは冷蔵庫に入れられると思いますが、注意点はあるのでしょうか。 ・常温はNG油揚げは菌が繁殖しやすいので常温保存には向きません。その日に使う予定でも買ってきたら、そのまますぐに冷蔵庫に入れるようにしてくださいね。 ・賞味期限内に使い切るほとんどの油揚げは食べられるを表示した<消費期限>になっているので、未開封の場合はその日までに食べきれば問題ありません。中にはおいしく食べられるゆとりをもった期限を表示した<賞味期限>の商品もあります。賞味期限表示の油揚げでしたら、2〜3日くらいなら神経質になる必要はないでしょう。消費期限の油揚げは、その日付までに使い切ってくださいね。 ・開封後は早めに食べる賞味期限も消費期限も、その日付は未開封の状態であることが大前提です。開封してしまったら期限内でも2~3日で食べきってください。3日以上になりそうでしたら、迷うことなく冷凍されることをおすすめします。 ・使いかけならラップを翌日には使うという油揚げなら、使いかけでも器にラップをかけるか包んで冷蔵庫に入れればOKです。そうでなければ保存用袋に入れて空気を抜いて冷蔵保存すれば安心です。■冷凍油揚げのおすすめレシピ冷凍室に油揚げを常備しておけばおみそ汁の具にも、炊き込みごはんにも、何かもう一品ほしいときに、重宝します。手間もかからずかんたんな品から、目先の変わったものまでいくつかご紹介しますね。 ・セリと油揚げのお浸し材料(2人分)セリ1束シイタケ(生)2個油揚げ1/4枚・だし汁50ml・酒大さじ1/2・みりん大さじ1/2・塩適量・しょうゆ大さじ1/2下準備セリは根の部分を切り落とし、根元を輪ゴムなどでしばり、分量外の塩少々を入れた熱湯でサッとゆで、水に取る。水気を絞り、長さ2cmに切る。シイタケは石づきを落とし、軸と笠に切り分け、汚れを拭き取って薄切りにする。油揚げはクッキングペーパーではさんで軽く押さえて油を取り、シイタケ位の大きさに細切りにする。ボウルで<調味料>の材料を混ぜ合わせる。作り方手順1:シイタケ、油揚げはフライパンで乾煎りする手順2:<調味料>のボウルにセリ、シイタケ、油揚げを加えて和え、器に盛る・油揚げのみそ汁材料(2人分)油揚げ1/4枚エノキ(小)1/2袋玉ネギ1/4個ネギ(刻み)大さじ2だし汁400mlみそ大さじ1.5~2下準備油揚げは両面に熱湯をかけ、食べやすい大きさの細切りにする。エノキは石づきを切り落として長さを3等分に切り、根元は食べやすい大きさにほぐす。玉ネギは縦幅1cmに切り、さらに横半分に切る。作り方手順1:鍋にだし汁、玉ネギを入れて中火で熱し、煮たったら火を少し弱める。玉ネギが少し透明になってきたら、油揚げ、エノキを加える手順2:再び煮たったら、みそを溶き入れる。最後に刻みネギを加えてひと混ぜし、器に注ぐ・油揚げとジャコの酢のもの材料(4人分)油揚げ1/2枚チリメンジャコ大さじ4ワカメ(干し)大さじ2ミツバ1/2束作り置き甘酢大さじ2だし汁大さじ1下準備油揚げはフライパンで両面焼き色が付くまで焼き、縦半分に切り、更に横に細切りにする。干しワカメはタップリの水で柔らかく戻し、水気を絞る。ミツバは根元を切り落とし3cmの長さに切る。作り置き甘酢とだし汁に、チリメンジャコを漬けておく。作り方手順1:漬けておいたチリメンジャコにワカメ、油揚げ、ミツバを加えてサッと混ぜ合わせ、器に盛る ・ゴボウと油揚げの炊き込みご飯材料(2人分)お米1.5合ゴボウ1/2本油揚げ(いなり用)1枚サヤインゲン5~6本塩少々・だし汁300ml・酒大さじ1.5・みりん小さじ2・塩小さじ1/3・薄口しょうゆ小さじ2下準備お米は炊く30分以上前に水洗いし、ザルに上げる。ゴボウはたわしできれいに水洗いし、みじん切りにして水に放つ。油揚げはみじん切りにする。サヤインゲンは軸側を少し切り落とし、塩を入れた熱湯でゆでて水に取る。粗熱が取れたら水気をきり、幅5mmに切る。作り方手順1:炊飯器に洗い米、油揚げ、水きりしたゴボウ、<合わせだし>を加え、ひと混ぜしてスイッチを入れる手順2:炊き上がったら10分蒸らし、全体にサックリ混ぜて余分な水分を飛ばす。さらにサヤインゲンを加えて混ぜ、器に盛る ■詰めて巻いて、煮て焼いて、使いみち無限の油揚げ、ぜひ冷凍ストックしてください!油抜きせずに凍らせている油揚げは、2週間ほどの日持ちですが、冷凍庫から出して熱湯をかければ油抜きと解凍がいっぺんにできますね。油抜きをしてから冷凍すると1ヶ月はもちますが、解凍と油抜きの一石二鳥を考えるとどちらがいいか悩むところですね。ご家庭に応じた保存方法で良いでしょう。ただ、使用頻度を考えると、油抜きしてきざんでから冷凍した油揚げの方が、冷凍ストックの入り口としては最適かもしれません。冷凍保存袋に入れておけばおみそ汁や炒め物、煮物にがばっとひとつかみ、といった使い方で、毎日の食卓に欠かせない冷凍ストック食材になりそうです。
2021年02月15日和食に限らず、食事に欠かせないのがご飯ですよね。ご飯は炊きたてが一番ですが、忙しい毎日のなか、毎回ご飯を炊くのは難しいと感じることもあるでしょう。今回は、そんなご飯をおいしさを損なわず、冷凍する方法や上手に解凍するコツなどをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。■ご飯のおいしさを損なわない冷凍方法ご飯を冷凍すると、冷蔵や常温保存に比べて長持ちするといわれています。そんなご飯のおいしさを損なわないためには、次の方法に沿って冷凍するといいでしょう。1つずつ見ていきましょう。・ご飯はアツアツを冷凍するべしまず、ご飯はアツアツの炊きたてを冷凍するのが、ご飯のおいしさを損なわずに冷凍できる方法の1つ。冷めたご飯などある程度時間のたったご飯を冷凍しても、ご飯がパサパサになりおいしくありません。炊きたてをそのままラップに包み冷凍することで、水分を損なわずにそのまま保存することができるためです。もちろん、冷凍ご飯を解凍するときは、電子レンジで簡単にできますよ。ご飯は冷凍のほかにも、冷蔵や常温保存はできないの?という方もいらっしゃるのではないでしょうか。ご飯の冷凍保存は1ヶ月と長持ちするのに対し、冷蔵保存は1日しか持たずあまりおすすめできません。常温保存となると半日~1日程度で、常温保存は一番おすすめしない保存方法です。理由は、冷蔵保存や常温保存は冷凍保存に比べて劣化しやすいためです。食感も損なわれ、おいしいとはいえません。・ご飯は1人前ずつ小分けに冷凍ご飯は1人前ずつ小分けにして冷凍すること。こうすれば、ムラなく冷凍できるだけではなく、人数分解凍する際も便利です。まとめて多くかたまりで冷凍した方がいいという方もいらっしゃるかと思いますが、かたまりで冷凍してしまうと、解凍したときにムラになりおいしさが損なわれます。また、ご飯自体の劣化の原因にもなります。ですから、ご飯は1人前ずつ小分けに冷凍するようにしましょう。その際、ラップを使うことが多いですよね。ラップの場合はご飯をふんわりと包むようにします。ラップの上からご飯を押し潰してしまうと、食感が悪くなります。ラップでの包み方にも注意が必要ですが、ラップなら小分けのサイズも変えやすく、使い捨てできて衛生面でも優れています。・熱電動を均一にするためご飯の厚さは均等にラップなどにご飯を小分けにして冷凍するときは、熱伝導を均一にするためにご飯の厚さを均等にしましょう。熱伝導を均一にすることで、ご飯のおいしさを保つことができます。これは、熱伝導を均一にするだけでなく、均一に冷凍も可能になります。ポイントは、できるだけ薄く平らにご飯をラップに盛りつけ、空気に触れないように密封するだけです。こうすることでムラなく解凍することができ、ご飯自体の新鮮さも失われず、解凍時間も節約できますよ。・ご飯の粗熱が取れてから冷凍するご飯をラップに包んだら、必ず粗熱を取ってから冷凍します。ご飯が冷めてからラップなどをするのではなく、アツアツのまま、ラップに上記のとおり包んでから粗熱を取りますので、気をつけてください。ラップなどに包んでしまえば、水分が保たれますし、パサパサにもなりにくいです。また、粗熱をとってから冷凍しないと、冷凍しているほかの食材を傷めかねません。それだけではなく、いきなり熱いご飯を冷凍すると、電気代もかかるといわれていますので、ご飯は粗熱をとってから冷凍するようにしましょう。■ご飯を美味しく冷凍するコツご飯は、冷凍すると冷蔵や常温保存に比べておいしさを長持ちさせることができるとおわかりいただけましたでしょうか。ここからは、さらにおいしさを長持ちさせるコツをご紹介します。コツは5つありますので、順を追って見ていきましょう。・ご飯を炊く前にお米をしっかり水に浸すまず、ご飯を炊く前にお米をしっかり水に浸すことです。米に水分をしっかり吸わせることで、米の中のでんぷんまで水を行きわたらせ、ふっくらおいしいご飯になります。おすすめはミネラルウォーターや浄水器、ウォーターサーバーの水に浸す方法。ミネラルウォーターはお米との相性も抜群なので、炊き水にはおすすめです。水道水と比べてカルキ臭やサビ臭もなく、よりおいしいご飯になります。なお、ミネラルウォーターを使う際は、外国製などに多い硬水を使ってしまうと、ご飯がパサパサになってしまいますのでおすすめできません。日本の水道水と同じ、軟水と書かれたものを使うといいでしょう。ちなみにお米を水に浸す時間は、30分から60分が目処。・やや硬めにご飯を炊く意外と重要なポイントなのが、ご飯をやや硬めに炊くことです。やや硬めに炊くことで、冷凍ご飯がおいしく保てますよ。とはいえ、皆さんの中にも、柔らかめがいい、硬めがいいと好みがあるかと思います。ところが、柔らかめにお米を炊いてしまうと、解凍するときに水っぽくなってしまい、柔らかすぎるご飯になってしまうのです。基本的には、お米1に対して水1.2の割合が、お米を炊くときの水の量の理想。好みに合わせて普段通りに炊くと、冷凍にした場合においしくなくなってしまうことがあります。おいしいご飯を冷凍するには、やや硬めに炊くといいでしょう。・熱伝導率の高いアルミホイルや金属トレーを利用するご飯を冷凍保存するには、熱伝導率の高い金属トレーやアルミホイルを巻いて冷凍するのをおすすめします。できるだけ速く冷凍することで、ご飯のおいしさを閉じこめる効果があります。急速冷凍機能のある冷凍庫を活用するといいですが、急速冷凍機能のない冷凍庫もありますよね。そんなときは、熱伝導率の高い金属トレーに入れて冷凍するといいでしょう。熱伝導率が上がり、普通に冷凍するよりも急速に冷凍することができます。ただ、一人暮らしなど、金属トレーのない家庭も多いのではないでしょうか。その場合は、ご飯を包んだラップの上からアルミホイルを巻いて冷凍しても、同様に熱伝導率を上げる効果があります。ぜひ試してみてください。・タッパーなどを利用して重ならないように冷凍保存これまではラップによる冷凍方法をご紹介しましたが、ご飯を冷凍するには、タッパーでの冷凍保存もできます。普通のタッパーでも冷凍は可能ですが、ご飯の冷凍や保存に特化したタッパーもありますよ。種類も、丸いタイプと四角いタイプがあり、丸いタイプはそのまま使える、四角いタイプは冷凍庫で整理しやすいという特徴も。3つご紹介しましょう。キチントさんご飯冷凍保存容器定番「キチントさんシリーズ」の、ご飯専用の保存容器。丸いタイプで底面が凸型構造となっており、加熱ムラが少ないのが特徴です。そのためご飯のおいしさそのままに保存します。蒸気弁付きで、フタをしたまま電子レンジで加熱でき、コンパクトに収納できるのもメリット。小盛・普通盛・大盛タイプとラインナップも充実しています。一人暮らしから、ファミリーまで使える保存容器です。こちらの保存容器は、食洗機にも使える優れもの。エビスパックスタッフご飯保存容器こちらのタッパー容器も、凸凹構造でご飯をおいしいままに解凍でき、フタごと電子レンジももちろんOK。お茶碗にも盛りやすいシンプルなデザインのタッパー容器です。フタも透明なので中の状態も見やすく、シンプルなので使うシーンを選びません。小さなお弁当にも使えるデザインです。食洗機での洗浄ももちろん可能で、普通盛サイズと大盛サイズの2種類展開。こちらのタッパー容器も、重ねてコンパクトに収納できるのという嬉しいメリットです。ジップロックコンテナーご飯保存容器タッパーといえば「ジップロック」と言われるほど定番となった、ジップロックコンテナーのご飯保存容器。タイプは上記2つとは打って変わって、薄型の四角いタイプのタッパー。四角いタイプですので、冷凍庫での収納もスッキリとします。容器の側面に溝をつけることで、加熱したときに蒸気が通るためムラなく加熱することができます。また、ご飯が容器にベタつかず、使いやすいのもジップロックの特徴。こちらのタッパー容器もコンパクトに収納できるので、おすすめです。・裏技☆おにぎり型にして冷凍保存も便利ご飯をおにぎりにして冷凍保存するのも便利です。忙しい朝でも冷凍保存したおにぎりを使えば、加熱してすぐ食べられる上、お弁当代わりにもなりますね。小腹が空いたときにも、スムーズに取り出して解凍すれば便利。おにぎりにして冷凍する場合でも、保存期間は1ヶ月と変わりません。ただ、おにぎりにして冷凍する際は、素手でご飯を握るのはやめてください。なぜなら素手でご飯を握ってしまうと、ご飯に雑菌が付くのです。おにぎりにするには必ずラップの上から握るか、おにぎりを作る容器で作りましょう。また、冷凍するときはご飯に少しお酢を混ぜておくと、傷みにくくなります。具の入ったおにぎりでも冷凍できます。おすすめは鮭や塩昆布、梅干しなどの水分の少ないもの。焼きおにぎりを冷凍するのも手ですよ。■冷凍ご飯を上手に解凍するコツご飯の冷凍方法について理解したら、次は解凍方法を覚えましょう! 冷凍ご飯を解凍する方法には、コツがあります。電子レンジは便利ですが「自動あたため機能」などを乱用すると、加熱に失敗してしまうこともありますので、正しい解凍方法を知ってくださいね。・冷凍のまま電子レンジで「あたため」解凍する電子レンジによっては「解凍」機能ももちろんあるのですが、上手に解凍するには、「あたため」機能を使うのがコツです。1番やってはいけないのが、冷凍したご飯を「自然解凍」すること。理由はご飯の中のでんぷんが、固まったままでおいしくないためです。また、自然解凍をしてしまうと、水分が出てベチャベチャになります。自然解凍よりも電子レンジでの解凍がおすすめ。電子レンジであたため解凍をすることで、柔らかでおいしいご飯ができます。よりおいしいご飯にするには、加熱の途中でご飯を裏返し、加熱ムラを防ぐことがポイントです。電子レンジの種類によって、冷凍ご飯用のあたため機能もあります。そちらの機能も活用しながら解凍すると、よりおいしいご飯になるでしょう。・解凍途中に一度ご飯をほぐす意外なのが、解凍している途中に一度ご飯をほぐしてからまた解凍することです。ほぐして加熱することで、加熱ムラなくご飯全体に火が通ります。また、こうした手間をすることで、ベチャベチャにもならず柔らかでおいしいご飯ができあがります。くわえて、ラップのまま解凍してしまうと、自然解凍同様ご飯の水分が出てきてベチャベチャに。1番おすすめなのは、お茶碗などの容器にご飯を移してから、ほぐして加熱すること。水分が足りないときは少量の水を、ラップなどの匂いが気になるときは、少量の日本酒をご飯に混ぜるとふっくら匂いも気にならなくなりますよ。加熱するときは、一度に多くの量を加熱するのではなく、1食分ずつ加熱するといいでしょう。・ラップを外して容器で解凍する最初にラップから外して、お茶碗などの容器に移し替えて解凍すれば、途中で容器にご飯を移す手間も省けますね。ラップをしていたときと同様に、電子レンジであたためで解凍すればOK。加熱の途中でご飯をほぐせば、ふっくらおいしいご飯に仕上がります。加熱解凍して1分くらいを目安にほぐし、30秒ごとに様子をみることをおすすめします。もちろん先ほどご紹介したタッパー容器などで冷凍し、そのまま解凍することもできますね。冷凍ご飯用のタッパー容器は、フタに蒸気を逃がす蒸気弁というものがついているものがあり、フタをしたままでも解凍ができるものもあるのでおすすめです。タッパー容器で加熱解凍する際は、容器の表示時間に従って解凍するようにしましょう。・容器に移して加熱するならラップはふんわりと容器にご飯を移す際、ラップをふんわりとかけるといいでしょう。ラップをしっかりかけてしまうと、ベチャベチャになり、おいしくないご飯の原因にもなります。また、ぴっちりラップをかけると、容器内の空気が圧縮され、ラップが凹んでご飯に張り付いてしまうことも。ラップを容器にかける際は、空気の通り道ができるように注意しましょう。注意しながらラップをかけたのにベチャベチャになってしまう場合は、タッパー容器で冷凍して解凍するか、ラップをかけずに解凍することをおすすめします。2段階で加熱をすることで、ふっくらおいしいご飯になりますよ。■冷凍からパラパラご飯を作る方法ふっくらとしたおいしいご飯の解凍方法についてご紹介しましたが、チャーハンにも合うパラパラのご飯も冷凍で作れるんです!詳しくご紹介しましょう。・冷ましてから冷凍するとパラパラご飯になるパラパラのご飯にしたいとき、あえて冷ましてから冷凍するとパラパラのご飯になります。わざと水気が飛ばして冷凍するという原理です。また、冷凍してしまったご飯は、解凍したあとに水で洗えば、余分な粘り気が取り除かれ、パラパラしたご飯になりますよ。水で洗うと水分を含んで、ベチャベチャになりそうですが、ザルで洗えば余分な水分が落ちるのでおすすめ。そしてご飯を自然解凍すれば、パラパラなご飯になるという方法もありますが、この場合はすぐにご飯を召し上がってください。また、冷凍ご飯を少し解凍してご飯を炒めるだけでも、パラパラになります。パラパラのご飯は、チャーハンやピラフ、雑炊などがおすすめです。・パラパラご飯におすすめの料理パラパラのご飯が合う料理をご紹介しますので、ぜひご参考にしてくださいね。春色チャーハン水分が飛んだご飯は、チャーハンやピラフに最適です。油と一緒に炒めることで、パラパラ感が功を奏してくれます。材料(2人分)干し桜エビ15gクレソン1束白ネギ1/2本卵2個・塩コショウ少々ご飯茶碗2杯分・酒小さじ1・顆粒かつおダシの素小さじ1/4・薄口しょうゆ小さじ1・コショウ少々サラダ油大さじ2下準備クレソンはザク切りにする。白ネギは粗みじん切りにする。卵は溶きほぐし、塩コショウを加え混ぜる。<調味料>の材料を混ぜ合わせる。作り方手順1:フライパンにサラダ油大さじ1を熱し、溶き卵を流し入れ、大きく混ぜて半熟状になったらいったん取り出す手順2:フライパンに残りのサラダ油を熱して白ネギを炒め、少ししんなりしたら干し桜エビを加え、香ばしくなるまで炒める手順3:ご飯を加えてパラパラになるように炒め、(1)の卵を戻し入れ、ほぐしながら炒める。全体に炒められたら<調味料>を回し入れ、サッと混ぜる手順4:最後にクレソンを加えて軽く炒め合わせ、器に盛るホタテの中華雑炊パラパラのご飯なら、逆に水分を加えて雑炊やリゾットとして食べるのもいいですね。出汁をよく吸って、うまみが詰まった料理ができあがりますよ。材料(2人分)ご飯(炊きたて)茶碗2杯分ホタテ(フレーク缶:小)1缶シイタケ(生)2個ミツバ1/2束卵1個ゴマ油大さじ1/2ニンニク(すりおろし)1/2片分塩小さじ1/2ザーサイ(みじん切り)大さじ1作り方手順1:ホタテは身と汁に分け、汁は分量外の水と合わせて400mlにする。(2人分)手順2:シイタケは石づきを切り落として薄切り、ミツバは根元を切り落とし、粗く刻む。卵は溶きほぐす手順3:鍋にゴマ油とニンニクを入れ中火で炒め、香りがたってきたらホタテ、シイタケを入れ軽く炒め、(1)を加え、ひと煮立ちさせる手順4:ご飯を加え、再び煮立ったら卵をまわし入れ、ミツバを散らし、塩で味を調えて、火を止める。器に盛り、ザーサイをのせる■ご飯を冷凍すると長持ちするのでおすすめ炊飯器を動かす際は、いっきにたくさんご飯を炊いて、冷凍しておくという人も多いでしょう。そんな人は、冷凍の仕方をしっかり覚えておくといいですね。また、食べきれなかったご飯を冷凍にしたい…と思うこともあるのではないでしょうか。炊き上がってから時間の経ったご飯は、パラパラのご飯にしてチャーハンやピラフに活用するのがおすすめです。それぞれ、冷凍ご飯の特性を知っておけば、おいしいご飯が食べられます。せっかく炊いたお米を無駄にしないように、冷凍した日付を書いておくことも忘れないようにしてくださいね。
2021年02月15日パスタはイタリアの食文化ですが、麺好きな日本人に広く受け入れられてきました。今では本格イタリアンのお店のパスタからお手軽な冷凍パスタまで幅広く食べられ、私たちの食卓を彩ります。そんなパスタをもっとご自宅で手軽に楽しめるとっておきの方法をご紹介します。■パスタを冷凍するメリット・デメリットパスタを使った料理は、本格的なレシピから市販のソースなどを使ったお手軽なものまでさまざまです。パーティー料理としてはもちろん、忙しい日のメイン料理としても活躍してくれます。スーパーの冷凍食品コーナーを見ると、たくさんの冷凍パスタが展開されていますね。リーズナブルな価格でコスパがよく、最近の冷凍技術は本当に優れていますよね。実は、茹でただけのパスタや、既にソースで味付けしたパスタはご家庭でも冷凍保存が可能です。まとめて冷凍しておけば、茹でる手間がはぶけ、更にお手軽にパスタを楽しむことができますね。ただし、家庭の冷凍庫ではある程度限界もあります。パスタを自宅で冷凍することのメリットやデメリット、冷凍する際のコツなどをしっかりおさえ、普段の料理の時短にうまく活用しましょう。・調理時間の短縮になるパスタを冷凍しておくことの最大のメリットは、時間と手間を大幅にカットできることです。時間があるときにまとめて作って冷凍しておけば、解凍後ソースをかければすぐに食べることができるため、大変便利です。市販のソースを使えば調理の手間は更にはぶけ、疲れていて気力がないときなどにおすすめです。大量のお湯を沸かしてパスタを茹でる工程は、決して難しいことではありません。しかし、仕事の忙しいときや日々の家事や子育てに追われているときは、食事の支度にかかる手間をなるべく簡単にできたらうれしいですよね。そんなとき冷凍パスタは強い味方になってくれますよ。・ガス・水道代の節約になるパスタを茹でるとき、基本的には大量のお湯が必要です。作るたびにお湯を沸かしていればその分光熱費はかさみます。まとめて麺をゆでておけば、一度に済むので節約にもなりますね。・子供でも簡単に調理ができる茹でたパスタを冷凍保存しておけば、お子さまでも簡単に調理して食べることができます。食べる際は市販のソースを使っても良いですが、前もってソースを作り置きしておくと栄養バランスの調節も可能です。自宅にお子さまだけが留守番になってしまうときなどに、火を使わずに調理できることも大きなメリットです。・空気が入ると食感が悪くなる麺を小分けにする工程で空気が入ってしまうと、水分が抜けてしまい食感が落ちてしまいます。冷凍する際はラップなどで一食分ずつ包み、保存袋にいれて、しっかり空気を抜いてから保存しましょう。・正しい保存方法をすれば問題ない正しく冷凍保存すれば、パスタは冷凍してもおいしく食べることができます。もちろん、作りたてのものに比べると麺の食感はかわってきますが、保存過程で水分が浸透してモチモチとした食感になり、違ったおいしさのパスタを楽しむことができますよ。パスタといえば「アルデンテ」と言われていますが、メニューによってはちょっと柔らかめのモチモチとした食感の麺のほうが合う場合もあります。また、柔らかめの麺のほうが好みの人もいらっしゃいますし、お子さまには一度冷凍して水分が浸透した麺のほうが食べやすいかもしれませんね。時短や節約として冷凍パスタを活用する方法はもちろんのこと、家族の好みによって使いわけたり、お子さま用としてや、離乳食用としてストックしておくのもおすすめですよ。■パスタの冷凍方法ただ茹でたパスタだけでなく、あらかじめ味つけしたり、ソースなどをからめたものも、コツさえ守れば冷凍可能です。味付けしたパスタは、温めるだけでお弁当のおかずに使うことができるので便利ですね。調理法やシーンごとに合わせたパスタの冷凍方法をおさえれば、さまざまなところで大活躍してくれること間違いなしですよ。・茹でたパスタをそのまま冷凍茹でたパスタを冷凍する場合は、少し茹で時間を短くすることがポイントです。あらかじめ固めに茹でておくことで、パスタがのびすぎるのを防いでくれます。茹でたパスタを冷凍庫にストックしておけば、食べるたびに茹でる必要がなく時短に繋がります。また、毎回大きな鍋を出す手間もはぶけて、洗いものが減ることも大きなメリットです。・味付け後のパスタを冷凍あらかじめ味付けしたパスタも、一食分ずつ小分けして冷凍が可能です。保存するときは、冷凍庫内の温度が上がりすぎないようにしっかり冷まし、なるべく平らになるようにして冷凍します。・お弁当用に冷凍するお弁当カップなどに小分けに冷凍保存すれば、お弁当のおかずの一品としても使えます。蓋の閉まる容器などで保存すると、空気が入って食感がおちるのを防いでくれますよ。自然解凍でも食べられるので、保冷剤としての役割も期待できますね。職場などに電子レンジがある環境であれば、保存容器に冷凍のままのパスタをもっていき、手軽にパスタランチを楽しむことも可能です。・水パスタから冷凍する方法「パスタは水で戻すことができる」というのは最近テレビなどでよく取り上げられていますね。パスタ全体がきれいに浸かる容器を用意し、パスタ100gに対して400mLの水で2時間ほど戻す方法です。実はこうして水で戻したパスタも冷凍が可能です。冷凍するときは水気を切って、サラダ油やオリーブオイルをからませてから一食分ずつ小分けします。茹でたパスタと同様、空気が入らないように注意しましょう。食べるときは1〜2分ほどお湯で茹でます。パスタは太さなどによって戻し時間が異なりますので様子を見ながら戻し時間を調節しましょう。水パスタは、冷蔵庫に入れておけば、最大丸一日程度水に浸けておいても大丈夫です。その場合は茹で時間を少し調整しましょう。朝出かける前につけておけば、帰宅後そのまま調理したり、冷凍保存することができるので上手に活用してみて下さいね。・冷凍パスタの保存期間の目安冷凍保存したパスタの保存期間の目安は大体1ヶ月程度です。それ以上保存できないこともないかもしれませんが、冷凍焼けによって味や食感が損なわれてしまう恐れがあります。また、保存期間が長いほど劣化は進んでしまいます。まとめて作り置きする場合はあまり大量に作りすぎないことも大切です。■パスタをおいしく冷凍するコツパスタを冷凍保存する際、保存方法が悪いと食感が落ちたり、麺がのびすぎてしまい、おいしく食べられなくなってしまいます。簡単なコツさえ守れば、解凍後もおいしいパスタを楽しむことができますよ。これから紹介する冷凍のコツをぜひ参考にしてくださいね。・麺は固茹でにするパスタを茹でるときに表示時間よりも1分半ほど短く茹でることで、麺が水分を吸い過ぎるのを防ぐことができます。というのも、パスタは保存過程でどうしても水分を吸ってしまいます。あらかじめ短めの茹で時間にしておくことで、解凍したときに丁度いいモチモチ感のパスタを食べることができるのです。・茹でた麺は冷水で冷やす冷凍したパスタをおいしく食べるためには、茹でた麺を素早く冷まして冷凍することが大切です。麺に余熱がはいるのを防ぐことで、柔らかくなりすぎるのを回避できます。麺を茹でたあとはザルなどにパスタをあげて、冷水で麺を冷ましましょう。このとき、冷水にさらす時間が長くなると麺が水分を吸ってしまうので、素早く一気に行うのがコツです。・サラダ油をまぶす麺を冷ましたら、サラダ油やオリーブオイルを麺にしっかり絡ませておきます。こうすることで解凍したあとに麺同士がベタっとくっついてしまうのを防ぐことができますよ。解凍後に麺がくっつくと、ソースを絡ませたりするときに麺がボロボロになってしまいますので、必ず行いましょう。・保存の際は密閉する麺を保存する際、空気が入ることや、冷凍焼けによる劣化を防ぐことがとても大切です。小分けにしてラップなどに包んだら、なるべく平らにしてまとめて保存袋にいれましょう。直接保存袋に入れる場合は、一食分ずつ保存が行える小さなものを使えばOKです。どちらの場合も保存袋を閉めるときにしっかり空気を抜いておくようにします。■冷凍したパスタの解凍方法冷凍パスタの解凍にはいくつか方法があり、どの方法を使っても特に問題ありません。解凍後の食べ方、更に調理を加える場合など、状況に合った方法を選ぶと良いですよ。・冷蔵庫で自然解凍すぐに調理する必要がないときは、冷蔵庫で自然解凍できます。朝冷蔵庫に入れておいて、夜さっとフライパンで調理して食べるときなどは便利ですね。冷製パスタやサラダパスタを作るときにこの方法を使えば、冷ます手間がはぶけて時短にもつながりますよ。・電子レンジを使う温かいソースをかけたり、からめて食卓に出す場合は電子レンジで加熱するのが一番です。ラップのまま500Wで3分(600Wで2分半)ほど温めます。保存袋の場合はあらかじめ少し開けておきましょう。加熱が足りないときは、様子を見ながら少しずつ時間を追加してください。熱が入りすぎると柔らかくなりすぎてしまうこともあります。解凍後に火を通す場合は、解凍モードを使用しても大丈夫です。・半解凍で調理する冷凍パスタを半解凍して調理すれば、調理過程でパスタに火が入りすぎるのを防ぐことができます。スープパスタやクリームパスタなど、ソースとパスタを一緒に煮込む必要がある場合は、麺がスムーズにほぐれる程度に半解凍して調理するのがおすすめです。パスタは電子レンジの機能を使って半解凍しても良いですし、常温や冷蔵庫で行っても問題ありません。自分に合った方法で行えば大丈夫ですよ。■冷凍茹でパスタのアレンジレシピパスタは、組み合わせる食材やソースをかえることでたくさんのバリエーションを楽しむことができます。また、お子さまからも好かれやすい食材なので、食卓にも出しやすいですよね。パスタを冷凍庫でストックしておけば、手間や時間がはぶけ、日々の食事の準備にかかる労力やストレスを軽減してくれることも期待できます。そんな冷凍パスタを使ったレシピをいくつかご紹介しますね。こちらのレシピは、材料のほかにも冷蔵庫に余った野菜を加えるなどのアレンジも可能ですよ。ぜひご家庭でもトライしてみて下さいね。・ナポリタン大人から子どもまで人気のナポリタンは、冷凍パスタを使うことで喫茶店のようなモチモチの仕上がりになります。ナポリタンは特に冷凍パスタと相性が良いのでおすすめです。柔らかすぎると感じる人は半解凍のパスタを使うと良いですよ。麺を入れる前にソースをきちんと煮立たせておくと、酸味が緩和され、お子さまにも食べやすいナポリタンに仕上がります。材料(2人分)スパゲティー160~180g・熱湯2000ml・塩小さじ4・オリーブ油適量玉ネギ1/4個ピーマン1個ベーコン1.5枚水煮コーン大さじ1バター10g塩コショウ少々ケチャップ大さじ3粉チーズ適量ドライパセリ適量下準備鍋に<ゆで湯>の材料を入れて、中火にかける。玉ネギは、縦薄切りにする。ピーマンは縦半分に切って種とヘタを取り除き、細切りにする。ベーコンは幅1cmに切る。作り方手順1:フライパンにバターを入れて中火で熱し、玉ネギ、ピーマン、ベーコンを入れて炒め合わせる手順2:塩コショウを振り玉ネギが透き通ってきたら、水煮コーンを加えて火を止める。ケチャップを全体に混ぜる手順3:準備した<ゆで湯>が沸騰したら、スパゲティーを加える。常にフツフツ煮たった状態で、袋の表示時間より1分短めにゆでる手順4:スパゲティーがゆで上がる直前に、(2)を中火にかける。ケチャップがフツフツしてきたら、スパゲティーを加えて炒め合わせる手順5:塩コショウで味を調えて器に盛る。粉チーズ、ドライパセリをかける・ボロネーゼミートソースよりも肉感がつよく、大人の味わいのボロネーゼは自宅でも簡単に作ることができます。ほかの料理にも使い回しができますので、分量を増やしてまとめて作っても便利ですね。材料(2人分)合いびき肉250g・塩2g・ドライパセリ小さじ1・ニンニク(みじん切り)1片分玉ネギ1/2個ニンジン2cmセロリ1/4本プチトマト5~6個オリーブ油大さじ2ローリエ1枚酒大さじ2スパゲティー180g・水1800ml・塩18g粉チーズ適量粗びき黒コショウ適量下準備ボウルで合いびき肉と<下味>の材料を混ぜ合わせる。玉ネギはみじん切りにする。ニンジンは皮をむいてみじん切りにする。セロリは筋を引いてみじん切りにする。プチトマトはヘタを取り、4等分に切る。鍋にスパゲティーをゆでる湯を沸かし始め、塩を加える。作り方手順1:フライパンにオリーブ油、玉ネギ、ニンジン、セロリ、プチトマトを入れ、弱めの中火でしんなりするまで炒める手順2:合いびき肉を手で広げながら入れて軽く押さえ、焼き色がついたら返して両面に焼き色をつけ、粗くほぐしながら火を通し、いったん火を止める手順3:準スパゲティーを表示の時間より1分短くゆでて(2)のフライパンに移し、ローリエと酒を加え、強火にかける手順4:強火で煮からめて器に盛り、粉チーズと粗びき黒コショウを振る・スープパスタトマトやクリームソースのパスタはもちろんおいしいですが、たまには気分を変えてスープパスタはいかがですか?アレンジしやすく、色んな具材に合わせることができます。残り物野菜や、お子さまの好きな具材などを加えてバリエーションを楽しんでくださいね。材料(4人分)スパゲティー240~320g・塩24~32gブロッコリー1/2~1株ニンニク3片ゆでタコ足2本アンチョビ5~6枚赤唐辛子(刻み)1~2本分オリーブ油大さじ5しょうゆ小さじ2下準備ブロッコリーは小房に分け、熱湯でゆでてザルに上げ、ザク切りにする。ニンニクは縦半分に切って芽を取り、薄切りにする。ゆでタコ足は水洗いして小さめのひとくち大に切る。アンチョビは細かく刻む。パスタをゆでるお湯を沸かす。作り方手順1:フライパンにオリーブ油、ニンニクを入れて弱火にかけ、香りがたってきたらアンチョビ、赤唐辛子を加え、ブロッコリーとゆでタコ足を加えて炒める。油がなじんだら分量外の水400mlを加え、煮立ったら弱火で煮込む手順2:準備しておいた熱湯に塩を加えてスパゲティを入れ、くっつかないように時々混ぜながら、常に煮立っている状態で指定時間より1分30秒短めにゆで、ザルに上げる手順3:(1)のフライパンに(2)のスパゲティを加えて混ぜ合わせ、ゆで汁80mlとしょうゆを加えてさらに混ぜ合わせ、器に盛り分ける■冷凍パスタで日々の忙しさを軽減現代人は仕事に、家事に育児にと、世代や性別を問わず日々忙しく過ごしています。食事の支度くらい手間を少なくしたいと思うことは誰にでもあることです。しかし、外食ばかりに頼ると栄養バランスも偏りがちになり、食費もかさんでしまいます。最近は時間のあるときに食事をまとめて作っておく人も増えていますよね。冷凍パスタは費用も安く済み、茹でて冷凍するだけなので非常に手軽でおすすめです。また栄養バランスもとりやすく、具材を工夫すれば一皿で主食、たんぱく質、野菜を摂ることもできます。ソース作りが面倒なときは、市販のソースに冷凍野菜などを加えるだけでも立派に食事として成立してくれますよ。一人暮らしの人から家族の食事を管理する主婦まで、さまざまな家庭のニーズに合った使い方ができるのも冷凍パスタの良い所です。食事は日々の健康を作るために大切なものですが、毎日の準備はそれなりに大変です。ぜひ冷凍パスタをうまく活用して、日々の負担軽減に役立ててみて下さいね。
2021年02月13日豊かな風味で洋風の料理には欠かせないバター。みなさんは、どのように保存していますか?一度に使い切れるならともかく、少しずつ使う人は、何度も銀紙を開けたり閉じたりを繰り返している人もいるのではないでしょうか。しかし、その方法はバターの風味を落としてしまう原因にもなりかねません。今回はバターの風味をそのままで、使い切るための保存のコツをご紹介します。■バターの賞味期限賞味期限とは「おいしく食べられる期間」のことで、「この期間を過ぎると腐り始めてしまうので、早く食べましょう」という消費期限とは違うものです。バターは基本的に腐りにくい食品ですが、保存状態が悪いと期限を待たずに悪くなってしまうことも。未開封と開封済みの賞味期限を載せますので参考にしてくださいね。・未開封の場合 スーパーで買ってきたようなバターの賞味期限は半年くらいです。賞味期限内であっても、温度変化の少ない場所に置くことや、においが移らないような場所に置くことが基本です。冷蔵庫のドアポケットなどは、温度変化が起こりやすい場所なので、あまり適した場所とはいえません。・開封後の場合一度開封してしまうと、賞味期限はぐっと短くなり、2週間ほどです。バターは一度空気に触れると、その部分の酸化が始まり、黄色く変色し始めます。すぐに腐る、というわけではありませんが、開封後は風味のよさが失われていきますので、この期間内に食べるか、保存方法に気をつける必要があります。■バターを保存する際のポイント冷蔵庫に入っていれば大丈夫、というわけではありません。買ったときの銀紙を貼ったまま使い続けていませんか?バターの保存にはいくつかのポイントがありますので、それをしっかり知っておくことが大事になってきます。・酸化を防ぐバターは外の空気や光に左右されやすい食品のため、アルミはくに硫酸紙を貼った銀紙で包まれています。これをそのまま使っていると、銀紙の破れなどから空気が入って酸化が始まり、バターの表面は黄色くなって、油が傷み始めてしまいます。この銀紙を再利用してはいけない、というわけではありませんが破れたりすると雑菌が入りやすくなってしまうため、気をつけなければなりません。・におい移りを防ぐ密閉が不十分だったりすると、冷蔵庫の中の食品のにおいが移ってしまいます。使いやすいからといって、ふたがついただけのバターケースのような容器に入れておくことは、におい移りの点でも空気にさらされる点でも、よくない環境なのでおすすめできません。・使いやすい分量に分ける空気に触れると風味が落ちやすく、密閉しておくことが大事なのはわかりましたが、使い勝手の点からいうとあまりよくないですよね。そのことからも、すぐ使える分量で小分けにすると、使いたいときに新鮮な状態のものをすぐに使うことができます。2週間以内に使い切れる量は冷蔵でもよいですが、それ以上保存しなければならないときは、冷凍保存する方法もあります。・清潔なナイフを使うパンのカスがついたままのバターナイフをバターと一緒に保管したり、小分けにするときに使ったナイフが清潔でないと、そこから雑菌が繁殖する恐れがあります。保存するときには、バターに触れる道具も清潔であるか確認するようにしましょう。■バターの保存方法【常温】バターは水分が少なく、油脂分が多いために腐りにくい食品です。特に有塩バターは塩分が多いので、ほかの乳製品に比べて腐りにくいという特徴があります。ヨーロッパでは毎日の食卓に欠かせない食品のため、常温で保存する人も多いようですが、日本ではどうでしょうか。常温保存の方法をご紹介します。・常温保存の方法バターは18℃を超えると柔らかくなってしまい、一度溶けると、元に戻せない食品です。日本の夏は湿度も高く、高温になるので常温保存に向いていませんが、冬でしたら、涼しい部屋で2~3日くらいならば大丈夫です。常温で保存する際は、ガス台や暖房器具といった温度が上がりやすいところは避け、直射日光が当たらないような、涼しいところに置くようにしましょう。その間に使い切れないようであれば、冷蔵や冷凍での保管をするようにしましょう。・長期間の保存は避ける涼しい季節の数日間であれば、大丈夫ですが、どんなに長くても1週間以内に食べきるようにしましょう。いくら涼しいとはいえ、開封すれば風味の劣化は避けられません。バターの酸化を防ぐためにも、すぐに食べるのが望ましいです。■バターの保存方法【冷蔵】もっともスタンダードな保存方法ですが、開封してしまうと意外と保存期間は短いです。バターを冷蔵保存するコツをご紹介します。・冷蔵保存の方法未開封でしたら、そのままの状態で冷蔵庫で保存できます。一度開けてしまったものは、空気に触れないように密封することが重要になってきます。そのためには、1度で使う分ずつラップやアルミホイルなどで包み、温度変化の少ない冷蔵庫の奥へしまうのがベストです。お菓子などで1度にたくさん使うときは、ブロック状のまま密封させれば問題ありません。・保存期間の目安記載されている賞味期限は半年ぐらいの範囲ですが、これは未開封の状態でのこと。冷蔵しておけば賞味期限を過ぎても簡単に腐ることはありませんが、開封したら風味がだんだんおちていしまいます。メーカーでも開封後は2週間を目安に使い切るのが推奨されています。・冷蔵したバターを常温に戻す方法使う30分~1時間ほど前に冷蔵庫から出して、室温に置いておくだけです。レンジで常温に戻す方法もありますが、加熱しすぎてしまう場合もあるので、注意が必要です。急いで使いたいときにレンジを使う際は、少しずつ様子を見ながら加熱するようにしましょう。■バターの保存方法【冷凍】冷蔵保存していても開封後は風味がすぐに落ちてしまうため、保存期間が意外と短いということがわかりました。たまにしか使わないからブロック状のものが使い切れない、そんなときは冷凍保存が可能です。ここでは冷凍保存の方法をご紹介します。・カットせずに保存する方法バターを箱から出し、銀紙の上からラップで包んで、フリーザーバッグに入れて保存します。フリーザーバッグの中の空気はストローで吸い出すなどして、しっかり抜くようにしましょう。温度変化の少ない、冷凍庫の奥の方で保存がベストです。・小分けにして保存する方法1回分の量ごとにラップでくるんだら、数個をまとめてフリーザーバッグの中に入れます。使う量が料理によって違う場合は、5g、10gと大きさの種類を分けてラップで包むのがおすすめです。フリーザーバッグの中の空気は、ストローで吸い出すなどしてしっかり抜いておくようにしましょう。・保存期間の目安未開封のかたまりの状態であれば1年間、開封済みなら3~4週間が目安です。小分けにした場合は温度の影響を受けやすいので、かたまりよりも保存期間がかなり短くなります。どちらの場合も保存状態をよくするために、冷凍庫の手前ではなく奥の方に保存するようにしましょう。・冷凍バターの解凍方法そのまま取り出して置いておく自然解凍がおすすめですが、加熱調理などに使う場合は凍ったままフライパンなどに入れることも可能です。しかし、温度変化に弱いため解凍したら、再冷凍はできません。1回分の量だけ解凍するように心がけましょう。・バターの上手な切り方小分けにして冷凍する方法はわかりましたが、この小分けのためそのまま包丁で切ると、バターが包丁にべたっとくっついてしまいますよね。そんなときは、包丁をキッチンペーパーで包んでから切ってみてください。キッチンペーパーのでこぼこがべた付きを防いでくれますので、ストレスなくバターを切ることができますよ。包丁が汚れないので、後片付けも簡単ですね。■バターが腐ったらどうなる?保存には気をつけていたけれど、しばらく前のバターが発掘されてしまった、なんてこともありますよね。長期間の保存ができるとはいえ、腐ることもあります。こんな状態になっていたら悪くなっていますので、確認してみましょう。・黄色く変色する本来のバターの色は薄い黄色をしていますが、濃い黄色になっているのは、油の酸化が進んでいる証拠です。薄い黄色なのは、牛が餌としている牧草に含まれているカロテンの色素がバターにも出てくるためで、この色が濃くなるのは中の水分が蒸発して、水分量が少なくなることで黄色が強くあらわれてしまうのです。・異臭・酸味のあるにおいがする箱を開けただけでわかるような酸っぱいにおいがするようになっていたら、傷んでいると思って間違いないでしょう。ほかにも、石油のようなツンとする油のにおいがしたら腐っていますので、廃棄するようにしましょう。・カビが生える表面が白っぽくなっていたり、見た目がおかしいものは食べないようにしましょう。また、カビが生えるということは、水分が外に出てきて汁っぽくなっていることもあります。賞味期限を大幅に過ぎているものは、体に悪い油に変化している可能性もあります。上のような見た目でなくても、食べない方が無難といえます。■バターの豆知識バターは牛乳から分離した脂肪分をクリーム状に固めたもので、これに塩を入れたり、何かしらの加工をしたもので種類が変わってきます。ここでは、種類やバターにまつわるさまざまなことをご紹介していきます。・バターのカロリー10gで75kcal前後にもなり、高カロリーといえることから、とりすぎには気をつけるようにしないといけません。お菓子などで30gなどの分量が必要になることもありますが、このときは225kcalとなり、バターだけで普通盛りのご飯と同じくらいの高いカロリーです。・バターの種類一般的に有名なのは、「有塩バター」「無塩バター」「発酵バター」「ホイップバター」「グラスフェッドバター」といった種類があります。牛乳を分離して脂肪分だけをクリームにした、という基本的な製造方法は変わりませんが、練り上げる過程で塩を入れると有塩バターに、空気を含ませてふんわりさせるとホイップバター、乳酸菌を入れて発酵させると発酵バターになります。グラスフェッドバターは、餌に飼料を使うのではなく、牧草のみを餌にした乳牛から作られたバターのことです。・バターに含まれる栄養素80%が脂肪分でできていますが、ビタミンやミネラルも含まれています。ビタミンAは牛乳の13倍もあり、無塩バターに関していえば、生の人参とほとんど変わりがないほどです。同じ油溶性ビタミンのビタミンEも含まれていますので、アンチエイジングへのはたらきも望めそうですね。ほかにも、カルシウムやビタミンDがバランスよく含まれているために、カルシウムの吸収の良さも期待できます。・バターとマーガリンの違いバターは乳脂肪からできますが、マーガリンは植物性や動物性などの油脂からできています。バターは冷えると固まってしまいますが、マーガリンは冷えても柔らかく使い勝手がいいのが特徴です。マーガリンには植物性の油脂を使っているものが多く、カロリーが低いのも特徴の一つでもあります。■バターを使ったおすすめレシピ・じゃがバターバターの味を存分に味わえる定番料理といったらこれですよね。調理方法も簡単なので、新鮮なバターが手に入ったらぜひやってみたい食べ方です。材料:じゃがいも(男爵)…1個バター…適量塩…適量作り方:じゃがいもをよく洗い、皮がついたまま蒸し器に入れます。蒸し器で15分蒸します。竹串などを刺して、スッと通ったら十字に切れ目を入れて、塩を振り、バターを乗せて出来上がりです。レンジで作るときは1個ずつラップに包んで5~8分ほど温めても、蒸し器と同じように作ることができますよ。塩以外にマヨネーズやいかの塩辛などをトッピングをしてもおいしいです。・ほうれん草のソテーほうれん草はバターの栄養でも含まれている、ビタミンAがたっぷり入った緑黄色野菜です。ほうれん草とバターの組み合わせで、1日に必要なビタミンAのほとんどをとることができる、栄養がたっぷり入ったおかずになります。材料:ほうれん草…3~4束バター…10g酒…大さじ1ベーコン…3枚塩・胡椒…適量作り方:ほうれん草は根元を中心に泥をよく落とします。ほうれん草を3つくらいに分けて切り、ベーコンも1cm幅くらいに切ります。ベーコンとほうれん草の芯から炒め、酒を加えます。ほうれん草が全部入ったら、バターを加えて塩と胡椒で味をととのえ、できあがりです。簡単な作り方ですが、酒を少し加えることで風味がぐっとよくなります。アルコールを飛ばすように炒めましょう。・エリンギのバター醤油炒めコリコリとした食感が楽しいエリンギもバターで炒めれば、シンプルでもおいしい一品になります。冷めてもおいしいのでお弁当のおかずにもピッタリですよ。材料:エリンギ…1株バター…大さじ1塩、胡椒…適量醤油…適量作り方:エリンギは適当な大きさに切ります。加熱して水分が抜けると少し縮んでしまうので、大きめに切ると、食感を楽しめます。バターを溶かしたフライパンにエリンギを入れて炒めます。塩と胡椒で味をととのえたら、仕上げに醤油をひとまわしして、できあがりです。簡単にできますが、おかずにもおつまみにもなる一品なので覚えておくと重宝しますよ。・フレンチトースト朝食やおやつにバターが香るふんわりとしたフレンチトーストは、幸せな気分になれる一品です。材料:食パン…2~3枚バター…10g卵…2個牛乳…100ml作り方:卵と牛乳を溶いておきます。食パンを半分に切ります。1と2をバットのような容器に入れて食パンに卵液を浸み込ませます。バターで熱したフライパンに3を入れ、中火~弱火で焼きます。片面に焼き目がついたら、反対側にしてふたをして弱火で3分くらい焼きます。焼き目がついたらできあがりです。卵液に甘みのないシンプルな味付けなので、はちみつや粉砂糖などでお好みの味にしてくださいね。パンはフランスパンでもおいしくできますし、固くなってしまったパンの有効活用もできます。卵液にパンを入れるときに、少しパンをしぼませて卵液を吸いやすくしてあげると、浸透が早くなります。一晩ゆっくりつける方法もありますが、すぐ食べたいときは、この方法でも卵液を十分浸み込ませることができますよ。■バターの風味を活かすコツは保存の方法にあった!一度買ったら冷蔵庫に入れっぱなしで、その都度切り分けて使っていませんでしたか?賞味期限前だから大丈夫と思っていても、保存方法に気をつけていないとバター本来の風味は落ちてしまうのです。コクのある風味が大事な食品ですから、できるだけおいしいまま食べたいですよね。今回の保存のコツをうまく活かして、おいしいバターを使いこなせるようにしましょう!<参考>・ 文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
2021年02月09日