ひとりの新聞記者の姿を通して、報道メディアは権力にどう対峙するのかを問いかける、シム・ウンギョン×松坂桃李W主演の衝撃作『新聞記者』。この度、W主演の2人の脇を固める実力派俳優たちの参加が決定した。今回新たに決定したのは、「ゆうべはお楽しみでしたね」でのW主演も話題となった本田翼と岡山天音をはじめ、高橋和也、西田尚美、北村有起哉、そして田中哲司の6名。まず、近年では「東野圭吾 手紙」『空母いぶき』などシリアスな作品への出演も目立つ本田さんが演じるのは、松坂さん演じる内閣特別調査室に務める若き官僚・杉原拓海の妻の奈津美。松坂桃李さんとは今回が初共演だ。また、吉岡エリカ(シム・ウンギョン)の同僚の新聞記者・倉持大輔役に、連続テレビ小説「ひよっこ」や『帝一の國』、『氷菓』、「I”s」などに出演、唯一無二の存在感を放ち続ける岡山さんに決定。そのほか、杉原の元上司で内閣府勤務の神崎俊尚役に元「男闘呼組」高橋さん。その妻・伸子役に、ミステリーからコミカルまで様々な作品に出演する西田さん。そして吉岡の上司、社会部デスクの陣野和正役に「駐在刑事」シリーズの北村さん、杉原の上司で内閣参事官の多田智也役を「SPEC」「緊急取調室」シリーズの田中さんが演じ、信念にまっすぐな2人の前にそれぞれ立ちふさがる壁として登場する。『新聞記者』は6月28日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:新聞記者 2019年6月28日より全国にて公開©2019『新聞記者』フィルムパートナーズ
2019年03月11日2月23日、皇太子さまは59歳の誕生日を迎えられた。会見のなかで記者からは、新皇后となられる雅子さまについて「どういった内容でご公務、ご活動をされていってほしいとお考えでしょうか」と質問があった。しかし皇太子さまは、《今具体的にどういうものかということは、お答えできないのですけれども》と、明確な言及を避けられた。2月25、26日には天皇陛下のご即位30年を祝う茶会が開催されたが、雅子さまは欠席された。精神科医で立教大学教授の香山リカさんはこう語る。「いよいよ皇太子さまのご即位が近づき、雅子さまにとって『皇后』という言葉は大きなプレッシャーとなっているのかもしれません。一般の方ならば、適応障害であったとしてもリワーク(慣らし出勤)という形で段階的に仕事復帰ができます。しかし皇后になられる雅子さまは、一夜にしてお立場が変わってしまいます。皇太子さまはご即位後に、国際的に活躍される皇后・雅子さまを実現するためにも、今は雅子さまのプレッシャーになるようなご言動は避けられていると思います」今回は皇太子さまにとって、平成最後の会見だった。「宮内記者会は再三にわたり『雅子さまのご同席』を要望したのですが、実現しませんでした。雅子さまの記者会見は、ご病気になられて以来15年間、一度も行われていません。昨年6月の皇太子ご夫妻の銀婚式や、12月の雅子さまの誕生日にも会見を要請しましたが、宮内庁は聞き入れませんでした。お代替わりまで雅子さまの会見は“お預け”となってしまいました」(皇室担当記者)さらに前出の皇室担当記者は、愛子さまの近況を心配する。「この4月から学習院女子高等科の3年生になられる愛子さまですが、最近は学校をお休みがちなのです。愛子さまの体調不良も、雅子さまにとって不安要素になっているはずです」お代替わりとなる5月には、さっそくいくつもの重責が雅子さまを待っている。「宮内庁は、皇太子さまのご即位から数日以内に一般参賀を開催することを検討しています。新天皇皇后両陛下が国民の前に姿を見せられる初めての機会となるため、雅子さまが欠席されるわけにはいきません」(前出・皇室担当記者)2月22日午後には、安倍首相が東宮御所を訪問。お代替わりのスケジュールとともに国内外の情勢について報告したという。「首相が皇太子さまに直接説明するのは極めて異例です。安倍首相は5月26~28日の日程で調整が進んでいるトランプ米大統領の訪日についても報告したはずです。新天皇皇后にとっては外国首脳との初会談。しかも国賓待遇ですので宮中晩餐会も催されることになります。その様子は世界中に報道されるでしょうから、新天皇皇后の国際的な“お披露目”になるでしょう。雅子さまの語学力や外交的な知見が大統領相手にいかんなく発揮されれば、今後の『新しいご公務』への道も一気に拓けるかもしれません」(前出・皇室ジャーナリスト)新皇后となられるまであと2カ月。雅子さまは皇太子さまとともに、この重圧をはねのけることもできるはずだ――。
2019年03月01日1月スタートの冬ドラマもそろそろ中盤戦。今期も粒ぞろいの良作がいっぱい。本誌女性記者たちが、ドラマファンの目で熱烈に、芸能記者の目で冷静に、今からでも見てほしい作品を紹介します。題して「ドラマ好き女性記者による、女性のための“2019冬ドラマ”座談会」!A「初回視聴率は『刑事ゼロ』(テレビ朝日系・木曜20時~)が14.7%で1位。『家売るオンナの逆襲』(日本テレビ系・水曜22時~)と『メゾン・ド・ポリス』(TBS系・金曜22時~)が同率12.7%で2位でした」B「『家売るオンナの逆襲』はやっぱり面白い!北川景子の顔芸は、さらに磨きがかかってるね」C「北川景子が課長の仲村トオルと結婚しているとは……。2人の不思議な夫婦関係も見どころのひとつになりそう。1話の『ベッドへGO!』にめっちゃ笑いました(笑)」A「ほかにも今期は、働く“オンナ”が主役のドラマが多い印象」C「その中だと私は『グッドワイフ』(TBS系・日曜21時~)が好き!常盤貴子が法廷で相手をやり込める姿にスカッとしたので」B「同じく弁護士モノだけど『スキャンダル専門弁護士QUEEN』(フジテレビ系・木曜22時~)は、法廷では闘わずに水面下で動くっていうのが異色だね。竹内結子、水川あさみ、斉藤由貴の3人のファッションもハイブランドばかりで華やか」A「『みかづき』(NHK総合・土曜21時~)も、永作博美演じる敏腕塾経営者が物語の中心人物。真面目な話かと思いきや、予想以上にコミカルで見やすい!」B「のんびり屋の夫は高橋一生で、暴走気味の妻との組み合わせが素敵だよね」C「塾つながりで『初めて恋をした日に読む話』(TBS系・火曜22時~)はどうですか?恋愛モノかと思ったら、お仕事要素もありましたよね」B「深キョンがただの天然女子じゃなくて新鮮。ふわふわしてそうに見えて、意外と核心を突くこと言うんだよ。ほかにも『後妻業』(カンテレ制作・フジテレビ系・火曜21時~)の木村佳乃の悪女っぷりもハマってたし、『ハケン占い師アタル』(テレビ朝日系・木曜21時~)の杉咲花の二面性も面白かった」A「木村佳乃のコテコテ関西弁が好きです(笑)。あと異色ですが『トクサツガガガ』(NHK総合・金曜22時~)で、隠れ特撮オタクを演じている小芝風花も突き抜けてました。『ゾンビが来たから人生見つめ直した件』(NHK総合・土曜23時30分~)の石橋菜津美も注目株だなと。今期は女優陣の活躍がすごいですね!」■おじフェチにはたまらない?ベテラン俳優の活躍にも注目!A「おじフェチの私としては『メゾン・ド・ポリス』は絶対ハズせないです。硬派ななかに天然ぽいかわいさがあるっていう、大好きなタイプの西島秀俊が見られるので!」C「アイロンかけるシーンはCMで見たことあるぞって思ったけど、謎解きの儀式とは(笑)。おじさまたちのキャラが立っているからお気に入りを見つけるのもありかもしれない」B「2話で野口五郎と西田尚美が元夫婦だってことが明らかになったみたいに、おじさまたちの過去が事件解決に絡んでくると面白そう」A「実は、今期の刑事ドラマにはほかにも魅力的なおじさまがたくさん出てるんですよ」B「『刑事ゼロ』の沢村一樹も50代だから立派なおじさまだもんね。敏腕刑事の主人公が記憶喪失で別人みたいになっちゃう設定も斬新!沢村の硬軟両方の顔が見応えあり」C「『トレース~科捜研の男~』(フジテレビ系・月曜21時~)の船越英一郎も見逃せないですよ!はじめは熱すぎて物語にはちょっと邪魔かもって思ってたんですけど、3話くらいからクセになってきました」B「それなら私は『記憶捜査~新宿東署事件ファイル~』(テレビ東京系・金曜20時~)の北大路欣也を推したい。定年退職した刑事がもう一度警察で働ける『再任用』って制度も超高齢社会らしいなって。1話冒頭で、北大路欣也が走って犯人追うシーンは緊張感があって冷や冷やした」A「弁護士モノの『イノセンス冤罪弁護士』(日本テレビ系・土曜22時~)も、イケおじ率高いです」B「たしかに、藤木直人とか草刈正雄とか、今期は豊作だね(笑)」■菅田将暉の演技がすごすぎ!ほかのイケメンは個性で勝負B「作品でいうと『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系・日曜22時30分~)も面白かったな。謎が多いから続きが気になるし、やっぱり菅田将暉はすごいって思った。思わず演技に引き込まれちゃったもん」C「わかります!お気に入りの若手イケメンを発掘しようと思ってたのに、菅田将暉にしか目がいかなくて。でも、3話で話題を呼んだ、水泳部マネージャー役の神尾楓珠くんはかなり注目株だと思います!」A「私も気になりました!役柄も好青年でよかったですよね」C「イケメン枠じゃないんですけど、『フルーツ宅配便』(テレビ東京系・深夜0時12分~)の濱田岳も好き。そのへんにいそうな感じの自然な演技がいいんですよ。デリヘルの話だけど、ストーリーもじーんとくる人間ドラマなのでおすすめです」B「私は『グッドワイフ』の小泉孝太郎に注目したいかな。原案の海外版どおりなら、常盤貴子との恋が加速していくはずだから楽しみ!」A「『グッドワイフ』なら、唐沢寿明×滝藤賢一×吉田鋼太郎の三つどもえにときめいてます……!」B「さすが、おじフェチだ(笑)」C「イケメン同士の組み合わせっていいですよね。『家売るオンナの逆襲』で千葉雄大が松田翔太に恋する展開も胸キュン」A「2人が並ぶと、とにかく顔面偏差値が高い!今期は眼福ドラマにも事欠きませんね」
2019年02月04日1月27日に2020年をもって活動休止することを発表した嵐。同日20時からは記者会見を開き、100人以上の報道陣が詰めかけた。休止を提案したリーダーの大野智(38)は理由について改めて「自由な生活というのはもちろん、この世界を一度離れてみて、今まで見たことのない景色だったりを見てみたいなと」と説明。決断までには時間をかけていたようで、二宮和也(35)は「反対というか、『できませんか?』という相談はしました。やっぱり、『はいわかりました』ではあまりにも責任感がないですし、グループをやってきた年数というものがありますから」と葛藤があったことを明かしていた。そして休止発表会見ながら、メンバーは笑顔で回答し終始和やかに進んでいたこの日の会見。「ケンカや言い合いになったことは?」という質問に対しては、松本潤(35)が「ないです。そういうの書きたそうですね(笑)」と回答し笑いに包まれる一幕も。だが、唯一緊張が流れた瞬間があった。それは会見中盤にある記者が「『無責任』という指摘もあると思うが?」と質問したときのこと。この誘導尋問ともとれる質問に対して、すぐさまマイクを取ったのが櫻井翔(37)だ。記者に対して鋭い表情を見せながらも櫻井は「無責任かというご指摘に関しましては、我々からの誠意は2年近くかけて感謝の思いを伝えていく期間を設定した。これは我々の誠意です。それが届くように、これからもたくさんの言葉をお伝えし、たくさんのパフォーマンスを見てもらい、それをもって判断をしていただくことかと」と回答。質問に対して否定もせず、誠実かつ冷静に打ち返したのだ。この櫻井の対応力には多くのファンが歓喜。《不快な質問を正論で論破できる櫻井くん素敵》《怒りを見せながらも冷静にこの返しができる櫻井くんはあまりにも聡明……》と絶賛する声で溢れていた。また櫻井以外にも二宮が「もしリーダーが悪者に見えるのであれば、それは我々の力不足です」と大野を擁護するなど、メンバー間の友情が垣間見えた会見。休止後も5人の絆は続いていくことだろう――。
2019年01月28日NHKの土曜ドラマスペシャルで放送される、“ネット炎上”をテーマにした「炎上弁護人」の記者会見が12月4日(火)に開催され、主演の真木よう子をはじめ、仲里依紗、岩田剛典が出席した。数々の人気ドラマを手掛けてきた井上由美子の脚本で、SNSで炎上してしまった主婦の弁護を担当することになった弁護士の戦いを描く本作。仲さんは炎上被害に遭う主婦、岩田さんはネット記者を演じている。SNS観に変化真木よう子「ネット社会も“ひと対ひと”」現代社会において、俳優という公の場に出る仕事をしていれば、SNSをやっていようがいまいが、常に“炎上”のリスクと隣り合わせにいることになる。本作に出演したことで、SNSに対する意識などで変化したことを尋ねると、真木さんは「(演じた)渡会美帆は、『ネットの世界は魑魅魍魎』という言い方をしてましたが、(仲さん演じる)朋美と出会い、彼女を応援するユーザーとも出会うことで、そうじゃないのかも…と考えが変わっていき、ネット社会も“ひと対ひと”なんだと気づきます。それは私も役を演じるに伴って気づいた部分で、(ネットの世界は)得体のしれない“何か”がうごめいているのではなく、人が書いているんだと感じました」と語る。岩田さんが「SNSってシステム化された印象を受けるし、文字だけでしか伝わらない部分もあると思うけど、そこには書いた人の気持ちがあるんですね。伝達方法は違えど気持ちを伝えることができると改めて感じたし、自分の生の声をしっかりと書くことが大切だし、受け手としても“対ひと”で接することができたらと思いました」とうなずく。「私もSNSをやっているので、自分に近いテーマだと感じた」という仲さんは「自分が楽しんでSNSをやっていても、誰かがいま傷ついているんじゃないかとか考えたり、ネットの在り方をドラマを通じて感じていただけたら」と語った。あまり経験することのないシーンでは…岩田さんは、普段は報道陣やファンに追いかけられる立場だが、本作では逆に事件のために当事者たちを追いかけることに。「質問に答えてもらうというシーンが多くて、それは(記者の)仕事なんですけど、やっぱりそれも人と人とのやりとりなんだと改めて思いましたし、この役を演じてより人に優しくなれた気がします」と明かす。事件のさなか、ものすごい数のカメラと記者に囲まれるというシーンを経験した真木さんは、撮影でありつつも「恐怖でした(苦笑)」と述懐。仲さんは「私は結婚会見とかしてないので(笑)、囲まれた経験はないんですが、どんな感じなんだろう…? と、ちょっとだけやってみたいなと思いました(笑)」と願望を口にしていた。土曜ドラマスペシャル「炎上弁護人」は12月15日(土)夜9時よりNHK総合で放送。(text:cinemacafe.net)
2018年12月04日東京芸術劇場シアターオペラvol.12全国共同制作プロジェクト「モーツァルト 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』全幕」が2019年1月・2月に上演される。その記者会見が行われ、総監督・指揮の井上道義、演出・振付の森山開次、ドン・ジョヴァンニ役のヴィタリ・ユシュマノフ、レポレッロ役の三戸大久、ドンナ・アンナ役の高橋絵理、騎士長役のデニス・ビシュニャ、ドンナ・エルヴィーラ役の鷲尾麻衣、ドン・オッターヴィオ役の金山京介、ツェルリーナ役の小林沙羅(1月27日(日)以外に出演)と藤井玲南(1月27日(日)に出演)、マゼット役の近藤圭が登壇した。【チケット情報はこちら】本作は、井上総監督によって日本のオペラ上演史上センセーショナルに記憶を残した2015年のオペラ『フィガロの結婚』に続く、ダ・ポンテ三部作の第2弾。ダンサー・演出家として活躍する森山が初めてオペラの演出を手掛け、新演出・英語字幕付・日本語上演で、斬新な演出と振付による新たな『ドン・ジョヴァンニ』を生み出す。井上は「『フィガロの結婚』の後になにをしようかと考えたときに、若い人とやりたいと思いました。この国はメジャーな作品で若い人が思い切り冒険するチャンスが意外と少ないので」と、「素晴らしい才能」と絶賛する森山とタッグを組んだ経緯を語る。さらに「今回は大いに冒険します。その冒険というのは、オペラに対してお客さんが、いい意味で気楽に、誰が聴いても観て合点がいくような在り方でやるということです。アジアの外見をした人間がやることも含め、世界的に意味があることをできるように。こういう方法が受け継がれることを希望しています」と話した。森山は「(オペラの演出に)僕の名前を挙げることは勇気のいることだと思います。その皆さんの気持ちを受けて、委縮することなく、思い切って挑戦することが僕の役割だと思います。オペラに関しては知識も浅いですが、知らない強みもありますので、ムチャぶりをすることもあるかと思います。改めて身体という部分を見つめ直したときに、ダンサーがオペラの人たちとどういう関係を築けるか。オペラの人たちは、歌いながらですが、より身体性を追求していく時間になればと思います」とコメント。作品について「ドン・ジョヴァンニの物語なのでそこをしっかり描くのは当然ですが、彼を取り囲む3人の女性の姿が印象に残る舞台だと僕は思っています。そこをなるべくしっかりと描きたく、さまざまな準備を進めています」と構想を語った。公演は2019年1月20日(日)に富山・オーバード・ホール、1月26日(土)・27日(日)に東京・東京芸術劇場 コンサートホール、2月3日(日)に熊本・熊本県立劇場 演劇ホールにて上演。取材・文:中川實穗
2018年11月28日ロシア・サンクトペテルブルクを拠点とする世界最高峰のバレエ団、マリインスキー・バレエの3年ぶりの日本公演がいよいよ始まる。翌日からのツアー開幕を前に記者会見が行われ、ユーリー・ファテーエフ芸術監督のほか、プリンシパルダンサー5名、ソリスト2名が登壇。公演への意気込みを語った。【チケット情報はこちら】ウラジーミル・シクリャローフは稽古着姿のまま参加。前回はケガのために『ロミオとジュリエット』の公演を降板したことに触れ「今回は全ての演目に出演して、踊りを全うしたいと思います。全力を尽くして、観客の皆さんの心に残るようにしたい」と話し、今や看板プリマのヴィクトリア・テリョーシキナは「日本の皆さんがマリインスキーの古典を正しく評価してくださっているのがうれしい」とコメント。「日本の皆さんはフェッテ(回転技)が大好きですよね。今回の演目はフェッテが満載で見ごたえがあると思いますよ」と場を和ませる。キミン・キムは今年5月、ウィーン国立バレエ団来日公演でゲストとして踊ったことにふれ「観客の方たちにとても気持ちよく迎えていただき、また日本で踊りたいと思いました」。また日本凱旋公演にのぞむ永久メイを気づかい、自身の経験を踏まえて「母国での公演は緊張するもの。僕たちが全力でサポートしたい」と温かい一言を。来日公演が9年ぶりとなるアリーナ・ソーモワは、ふたりの子供の母となり、家族には海外では踊らないと宣言していることを告白。「でも日本の温かい観客の皆さんが待ってくださっているので、来てしまいました。今回は貴重な機会になります」。前回に続いて『白鳥の湖』を踊るエカテリーナ・コンダウーロワは、「『白鳥の湖』は観れば観るほど面白くなる演目」と話し、マリインスキーの魅力を「バレエはソリストだけで成り立つものではない」と、コールド(群舞)の揃った動きの美しさを挙げた。今後を担う若手ソリストの筆頭、レナータ・シャキロワは10年以上前のワガノワ・バレエ・アカデミーの日本ツアー以来。「バレエ団のメンバーとして初めての来日で、ドキドキとワクワクでいっぱい」とにこやか。そしてマリインスキー団員として初の日本公演となる注目の永久メイ。「東京文化会館で踊るのは初めて。こんなに大きな劇場で踊ることに緊張しています」と初々しく話し、マリインスキーの魅力を「スタイルが完璧に揃っていますし、上半身の使い方が素晴らしい。私は今も勉強中です」と挙げた。ファテーエフ監督は、ガラの演目について触れ「バレエ団では若い振付家を養成する活動を行っており、若い振付家にチャンスがあることが劇場全体の高揚感にもつながっている」と話し、他国出身のダンサーが増えていることについては「過去にはダンサーが西側へ出て行く現象がありましたが、今は逆のことが起きている。海外で学び、マリインスキーで成長したいと思う才能あるダンサーが増えているのは喜ばしいこと」とコメントした。本公演は11月28日(水)から12月9日(日)まで上野・東京文化会館にて行われる。取材・文:郡司真紀
2018年11月28日歌舞伎俳優の市川海老蔵、長女の麗禾ちゃん、長男の勧玄くんが22日、都内で行われた新橋演舞場1月公演「初春歌舞伎公演」(2019年1月3日~27日)の記者会見に出席した。同公演では、海老蔵が5演目に出演。十一代市川團十郎生誕百十年を記念した舞踏『牡丹花十一代』では古典を再構築し、海老蔵、麗禾ちゃん、勸玄くんの親子3人共演が実現する。本興行での親子3人共演は今回が初めて。海老蔵は「父として在り方が問われる」「(2人を)両方見ないといけない。自分のこともやらないといけない。気の遣い方が3倍ではなく10倍くらいになる」と話した。また、子供たちの思いについて「麗禾は『出たい』という固い決意というか思いが強く、習い事もあるんですが『1月は歌舞伎を重視したい』という直談判もあってこういう形になった。せがれはいささかふわふわしていますが、歌舞伎をやるという意識は自分が子供の頃と比べると明快」と説明し、「私よりはやる気がある状態なのかなと」と笑った。囲み取材では、3人がそろって登場。麗禾ちゃんと勧玄くんは「このたびは新橋演舞場に立たせていただきます。よろしくお願いします」と声をそろえてあいさつし、報道陣から「かわいい!」という声が上がった。そして、2人とも共演について「ものすごくうれしい」と笑顔を見せた。また、海老蔵にやってみたらと言われて練習したという「外郎売」の長ゼリフを2人で披露すると会場から拍手が起こり、歌舞伎が好きか聞かれると2人とも「大好きです」と即答。父である海老蔵については、麗禾ちゃんは「すごいと思う」、勧玄くんは「頑張ってると思う」と言い、海老蔵は笑っていた。
2018年11月22日新日本プロレスの内藤哲也が5日、東京・テレビ朝日で行われた同団体のイベント「WRESTLE KINGDOM 13 in 東京ドーム」の記者会見に出席した。王者クリス・ジェリコと内藤哲也のIWGPインターコンチネンタル選手権試合に加え、オカダ・カズチカとジェイ・ホワイトによるスペシャルシングルマッチなど、新たな対戦カードも発表された。会見に登場した内藤は、王者ジェリコがフライトの関係で会見に出席できない旨が通達されると、「なぜこの場にクリス・ジェリコがいないのか!?」と憤慨した。「ジェリコのスケジュールを抑えるべきでしょ」と述べ、「なんか、最近の新日本プロレスはその辺すごく雑ですよね」と非難した。続けて「彼には今日この場に来てもらって、彼の言葉で彼の意志を聞きたかったですね。残念ですわ」と語った内藤は、「大ウソつき野郎クリス・ジェリコもいないことですし、俺も帰りますわ…」と言い、最後に「2019年1月4日、東京ドーム、クリス・ジェリコを沈めてやるぜ! アディオス!」と宣言。質疑応答に応じることのないまま会見場を後にした。また会見には、オカダ・カズチカとジェイ・ホワイトも登場。ホワイトが「もうお前の手元から金の雨が降ることはない。雨を降らせるのは俺であり、新時代を築くのは俺だ」と挑発するも、オカダは「率直に、このカードが東京ドームで良いのかな? と思いました」と一蹴し、「ジェイが『いつでもどこでも(試合をして)いい』と言っていたので、今ここでやってもいい」と余裕の態度を見せていた。
2018年11月06日先日、都内で行われたフジテレビ系の主演ドラマ「僕らは奇跡でできている」の制作発表会見に出席した俳優の高橋一生(37)。そこで、ある“モテ伝説”が生まれていた。各スポーツ紙によると、ヒロイン役の榮倉奈々(30)が「現場の女性スタッフさんがみなさん、高橋さんを見る目がハートになっています」と撮影現場での様子について暴露。それを受けた高橋は「本当ですか?ちょっと自信になります」と照れ笑いを浮かべたという。「高橋さんはオンとオフの切り替えがハッキリしていて、撮影中には自分の世界に入り込んでいます。しかし撮影の合間には共演者のみならず、裏方とも気さくにトーク。女性スタッフが連れてきた子どもと遊ぶなど、“神対応”を見せることもあったそうです。そのため一度仕事をした女性共演者やスタッフはみな、『また一緒に仕事がしたい』と熱望するほど惚れこんでしまいます」(映画業界関係者)そして制作発表会見の日はなんと、メディア関係者も目がハートだったというのだ。「会見後、高橋さん単独でのメディアの囲み取材がありました。そこで記者の顔触れを見渡すと、なんと9割ほどが女性だったのです。ほとんど、高橋さんのファンのような状態。撮影で疲れているにもかかわらず1つ1つの質問へ真摯に答える高橋さんに、記者たちはすっかりときめいていました」(フジテレビ関係者)3月には「FLASH」(光文社)で女優の森川葵(23)との熱愛が報じられた高橋だが……まだまだ高い女性人気をキープしているようだ。
2018年10月16日9月より上演されるミュージカル『マイ・フェア・レディ』の製作発表記者会見が行われ、Wキャストで主人公・イライザを演じる朝夏まなと・神田沙也加、ヒギンズ教授を演じる寺脇康文・別所哲也のほか、相島一之、今井清隆、平方元基、前田美波里、翻訳・訳詞・演出のG2が登壇した。【チケット情報はこちら】ロンドンの下町の花売り娘・イライザが言語学者ヒギンズ教授のレッスンで麗しい貴婦人に変貌する、オードリー・ヘプバーン主演の映画(1964年)でも知られる本作は、1956年にニューヨークで初演され、日本では “日本人が日本語で上演した初のブロードウェイミュージカル”として1963年に初演され、今年55周年を迎える作品。今回、イライザとヒギンズは、朝夏と寺脇、神田と別所がそれぞれ固定コンビで出演する。冒頭、朝夏と神田が劇中歌を披露。神田が『だったらいいな』、朝夏が『じっとしていられない』を歌い上げ、会場は拍手に包まれた。会見では、2013年、2016年に続き3度目の演出を手掛けるG2が「この仕事をいただいたときに“あと50年、全部で100年続けたい”と言われました。長く続けるためには“今を生きる人の感覚を”と、歌詞、台詞、全てを書き変え、当時はやってなかったシーンを復活させたり構成を変えたりしました」と振り返り、「今回はそれに加え、人間ドラマを深く、ひとりひとりのキャラクターが胸に迫るような演出を加えていきたい」と今作への挑戦を語る。昨年11月に退団した宝塚歌劇団では男役トップスターを務めていた朝夏は「今までとは全く違うことに挑戦していく」と退団後初のミュージカル&女性役への喜びと緊張を明かし、「G2さんと共演者の皆様からたくさん勉強させていただいて、新しい道をしっかりとがんばっていきたい」と意気込みを語る。神田は「イライザを目指してミュージカルを志したところがありますので、決まったときは泣き崩れましたし、大声で叫びました」と出演を喜び、「私であった意味というのをちゃんと見つけたいですし、みなさまにもそれを提示していきたい」と熱くコメント。寺脇は「今回一新されたキャストの中で、僕は3作連続で出演させていただきます。“もういいよ!”と言われないように、新しいヒギンズをつくっていけたら」、別所は「僕にとってミュージカルは表現の場として大切にしてきた世界。『レ・ミゼラブル』で親子役を演じた沙也加さんと新たに共演させていただくことにも喜びを覚えています」と話した。笑いの絶えない会見に「お稽古も刺激がたくさんで笑い声がいっぱいになるんじゃないかな」(神田)と期待も高まる公演は、9月16日(日)から30日(日)の東京・東急シアターオーブでの上演を皮切りに全国を巡演。取材・文・撮影:中川實穂
2018年05月25日映画監督の是枝裕和が23日、東京・羽田空港で行われた第71回カンヌ国際映画祭最高賞パルムドール受賞帰国後初の記者会見に登場した。是枝監督は20日(現地時間19日)、映画『万引き家族』(6月8日)で同賞を受賞。日本映画の同賞は、1997年の第50回カンヌ国際映画祭にて今村昌平監督作品『うなぎ』が受賞して以来21年振り、カンヌのコンペで日本映画が受賞するのは是枝監督の『そして父になる』以来5年振りとなる。トロフィーを持って登場した是枝監督は、「ようやく実感が湧いてきました」としみじみ。「これだけの記者の方が集まっているというのが、1番『大きな賞なんだな』と思いますし、実感がちょっとずつですね。これからだと思います」と心境を吐露した。映画祭終了後、次回作の打ち合わせのためにニューヨークに飛び、やっと帰ってきたという是枝監督。「LINEとメールが山のように溜まってしまって、まだありがとうの返信すらできてない方達がたくさんいる」と苦笑し、「年賀状すら出せていないので、お礼くらいはちゃんとそれぞれの方達にメッセージを返したいと思います」とやりたいことを明かした。日本時間5月14日に行われた公式上映では、約9分にわたるスタンディングオベーションが起ここったことも話題となった。是枝監督は、拍手の長さについて「そんなに本質的なことではない」としながらも、翌日からの各国の取材では「記者の方々、Touchという言葉と、Loveという言葉が1番多かった」と振り返り、「いい手応えなんだなということは、どんどん取材の数も増えて感じました」と語る。話が日本の映画界について話が及ぶと、「いろんな課題がたくさんあるので、気づけば口にするようにしています」「周りから監督たちを産んで行った方が、僕自身になっても刺激になるので、地道に頑張っております」と、周囲の監督のサポートについての話に。「しゃべり始めると文句になっちゃうので、文句を言わずに、自分の取り組むべきことを語ろうと思います」と苦笑し、その場を収めていた。「いただいた当日は授賞式からディナーまで持ち続けていた」というトロフィーについては、「顔の近くにあげてくれと言われるものですから、筋肉痛が治ったのが昨日くらい」とその重さを明かす。2004年に『誰も知らない』で柳楽優弥がカンヌ国際映画祭で史上最年少、日本人として初めて最優秀主演男優賞を受賞した際に、是枝監督から柳楽へトロフィーを渡した記憶が会見で「蘇ってきた」という是枝監督。「今回は自分のところに戻ってきた感じで、記者会見が終わったらどうなるのか。一晩くらいは抱いて寝ようと思います」と笑顔を見せた。本作の主役は、祖母の年金で足りない生活品を万引きで賄う"万引き家族"。社会の底辺でありながら笑いの絶えない生活を送る中、近隣の団地の廊下で震えていた幼女・ゆりを娘として育てることに。ところが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく。リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、池松壮亮、緒形直人、森口瑤子、山田裕貴、柄本明、高良健吾、池脇千鶴、樹木希林らが出演する。
2018年05月23日アメリカンフットボールの試合で日本大学の選手が関西学院大学の選手を悪質なタックルによって負傷させた問題。5月22日、反則行為をした日大の選手の記者会見が行われた。 日大の選手は「本件でけがをさせてしまった関西学院大学の相手のクオーターバックの選手や家族、関係者に対して多大な迷惑をかけたことをおわびいたします」と冒頭に謝罪。反則行為について内田正人前監督から「相手のクオーターバックを1プレー目でつぶせば(試合に)出してやる」と指示を受けたと説明した。 まだ学生である選手が顔と実名を出して謝罪をするという異例の事態となった今回の会見。このことについて、会見冒頭で代理人の弁護士は「長い将来のある若者です。ずっとアップで撮るようなことは避けていただいて」と配慮するよう呼び掛けていた。 しかし『情報ライブミヤネ屋』(読売テレビ系)や『グッディ』(フジテレビ系)では弁護士の経緯説明や質疑応答でも選手の顔をアップで放送。ネットでは怒りの声が上がっている。 《…芸能人でも犯罪者でもないんだから配慮しろよ!!》《本人が話してる間も、報道陣が話してる間もずーーっとどアップで選手映してる!ミヤネ屋こわい》《マスコミの配慮のなさ、彼への責任のなさに怒りを通り越して呆れました。情けない》 アップで放送し続けるテレビ各社に対し、経緯説明の間は弁護士のみを映すなど配慮を見せていたニコニコ生放送に称賛の声が上がっている。 《ニコ生が一番ましだった》《ニコニコ動画が1番まとも》《日大アメフト部の記者会見、モラルのあるメディア、ないメディアがはっきりわかるね今後ニコ生を積極的に使っていきたいと思った》 勇気と誠意を見せた日大選手の今後に、周囲から然るべき配慮がなされることを願うばかりだ――。
2018年05月22日タレントのベッキーが7日、都内で行われたFIREBUG「30Channel」リリース記者会見に出席した。FIREBUG「30Channel」リリース記者会見に出席したベッキーアプリ制作会社のFIREBUGが運営しているスマホ向け短尺縦型エンタメ動画サービス「30(サーティー)では、動画コンテンツに特化した新しい形のファンクラブチャンネル「30Channel」をリリース。その第1弾としてベッキーのチャンネルが開設され、そのリリース会見にベッキーが登場した。自身のチャンネル開設にベッキーは「すごくうれしいです! 色んなことにチャレンジしたい時期なので、新しいことが始まると聞いただけでワクワクしますし、私のチャンネルということなので本当に好き勝手楽しんでいます」と笑顔を見せた。同チャンネルではすでにベッキーの動画が公開されているが、それらを見たそうで「もうちょっと頑張らなければと思いました。最初は頑張りすぎないでやろうと思いましたが、あまりにもリラックスしていたので、頑張ろうと思いましたね」と反省の弁も、「でもこれはこれで肩の力が抜いていて良いのかなと思います。大丈夫かな? と思うぐらい素が出ていますので、楽しんでもらえたらと思います」とアピールした。同チャンネルで初の海外ロケとなったアメリカ・シリコンバレーでの収録も行ったベッキー。そのロケ中に隠し撮りされ、イベント中に「ベッキーは仕事モードとプライベートモードは違うのか?」と題してリアクションの薄い姿を公開されて「最悪ですね! 何なんですか。記者会見でサプライズなんて初めてなんですけど」と困惑していたが、「カメラがあるないでこんなにリアクションが違うんなんて恥ずかしいですね。これからテレビに出ている私を見たら、『頑張っているな』と思われるじゃないですか。お手柔らかにお願いします」と照れ笑いを見せていた。
2018年05月07日山口達也(46)の起訴猶予処分を受け5月2日、記者会見をひらいたTOKIO。メンバーの国分太一(43)は翌3日、自身がパーソナリティを務める「ビビット」(TBS系)に出演。会見の余波について語った。 事件が発覚した直後から、同番組で事件について謝罪を繰り返してきた国分。共演のテリー伊藤(68)から「1週間のうち、5日ぐらいは泣いている」と言われると、国分は「感情を自分でもコントロールできていない。僕の弱さだな」と苦笑。いっぽうで、会見をひらくことで落ち着きを取り戻したとも明かしている。 「今回の山口の件に関しまして、僕とリーダーしか自分の声でコメントしてなかったので、松岡と長瀬が、自分の口で今の気持ちを伝えたというところで、自分の中ではホッとしているところはあります」 会見を開いた2日の夜、山口の出演部分をカットする形でTOKIOのレギュラー番組「TOKIOカケル」(フジテレビ系)は放送された。その件について「もう一度編集し直したと聞いています。もちろん、5人で映っている映像も多いので、何とか作ってくれた」としスタッフに感謝の気持ちを述べた。さらに20年来の付き合いとなる「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)のスタッフからは、“うれしい言葉”をかけてもらったという。 「『僕らもTOKIOです』と。表に出ているのは5人、今は4人ですけど『裏で活躍しているTOKIOのことも忘れないでください』ということを言ってくれた」 また毎朝テレビに出演し続ける国分を気に揉んでいた他のメンバーは、会見後「太一君、明日もよろしくね」と優しく労ったという。そして国分は、山口についても言及。公式ホームページのメンバー写真が山口を除いたものに切り替わった理由をこう明かしている。 「山口は無期限の謹慎という中で、ここからはとりあえず4人で活動すると、4人で活動させていただくということでこのようなホームページを作りました」 さらに山口の現在について「親御さんとお兄さんが見てくれている」と明かし、「自分自身、山口を見捨てることはできない。彼が一番、今、しなくてはいけないのは自分と向き合う事、被害者の方を思うこと。社会復帰するときまで、彼を見守る責任がある」と言った。 2日、山口がパーソナリティを務める「山口達也 TOKIO WALKER」(NACK5)の終了が発表された。同ラジオは96年からスタートし、22年の歴史を持つ。アーティストがDJを務める番組として、同局での最長寿番組となっていた。
2018年05月03日強制わいせつ容疑で書類送検された山口達也(46)。山口が起訴猶予処分となったことを受け5月2日、TOKIOのメンバーが記者会見を行った。 TOKIOは福島県産農産物のキャンペーン「ふくしまプライド」のイメージキャラクターを務めており、会見では同県への思いを訊ねられた。城島茂(47)は「TOKIOにとって心のふるさとである福島、福島の皆さんに対して……言葉が出ないのが悔しい」と声を詰まらせた。また国分太一(43)は「個人的にも男として福島の方に成長させてもらった」と語り、こう明かしている。 「福島の野菜は何も悪いことはしていません。信頼回復のためにも、公式でなくても、これからも福島を応援していきたい」 TOKIOと福島県の関わりは「ザ!鉄腕!DASH!!」(日本テレビ系)の人気企画「DASH村」から始まっている。DASH村は00年、同県に開墾。東日本大震災による福島第一原子力発電所事故まで、TOKIOは10年以上にわたり同県に通っていた。 震災当日、城島と共にDASH村のロケをしていた山口。震災から半年後である同年9月の放送で「村は終わったわけじゃない。取り戻そう」と呼びかけ、以降TOKIOは同県の復興や風評被害の改善に取り組んできた。 「ふくしまプライド」の宣伝に震災直後から起用されていたTOKIO。起用5年目を迎えた16年7月には「イメージアップに尽力してくれた」と内堀雅雄同県知事(54)から感謝状が贈られた。城島は当時の会見で、こう語っている。 「これはTOKIOだけではなく、福島県の農作物の生産者の皆さん、そして買っていただいた全国の皆さんがいただいた賞だと思う」 このキャンペーンにおけるTOKIOの出演料は「0円」と15年7月、同CMの発表会で福島県のクリエイティブディレクターである箭内道彦(54)が明かしている。その理由についてTOKIOは「福島への恩返し」とし、「もう応援してくれるなと断られるまで応援し続けたい」と語っていたとも箭内は告白。また17年にはDASH村を政府が、福島復興の柱として検討するというニュースもあった。 2日の会見で松岡昌宏(41)は福島県について「感謝しても感謝しきれないくらいお世話になりました」とし、「その方々に結果泥を塗ってしまうようなことになり本当に申し訳ない」と謝罪。しかし、Twitterでは福島県民から「泥を塗るだなんて……」といった声が上がっている。 《出身違うのに福島は心のふるさととか言ってくれるし今までずっとPRしてくれたTOKIOには感謝しかないぜ!だからこれからも福島のPRやってよ!TOKIOしかいないでしょ!》《福島県民として、TOKIOの会見みると本当泣けてくる。県民としてTOKIOには感謝しかない。これからも福島の野菜とかのPR続けてほしい》《裏切っただなんて、言ってほしくない。もとより、あなた達と一緒に積み上げたものだよ。悲しいことはあったけど、裏切られてなんて、いない》 さらに「TOKIOに協力したい」という声も。 《今までTOKIOに助けられたんだし、逆に負担にならなければ今度は福島がTOKIOを応援していきたい》《山口さんの事は本当に残念だけど、TOKIO全体として見るのは間違ってると思う……福島県はTOKIOを見捨てないで欲しいなあ》《福島県の野菜の信頼回復を手伝ってもらったんだから、今度は福島県がTOKIOの信頼回復を手伝ってあげればいんじゃないの?》 こういった声を受け、「#今度は福島がTOKIOを応援する番だ」というハッシュタグも生まれている。福島との絆は、固いようだ。
2018年05月02日「個人的にはお話ししたいのですが、匿名でも取材をお受けできません」(キー局の女性記者)「申し訳ないのですが、今回はお断りさせてください……」(全国紙の女性記者) 大手メディアで働く女性記者たちは、世間を騒がせている“セクハラ告発”にこぞって口をつぐんだ――。 財務省の福田淳一事務次官(58)による女性記者への“セクハラ疑惑”が4月12日発売号の『週刊新潮』で報じられ、大きな波紋を呼んでいる。記事では、女性記者が福田次官から「胸触っていい?」「手しばっていい?」などのセクハラ発言をされていたと告発。その音源も公開された。 だが4日後の4月16日、福田次官は記事の内容を全面否定。財務省は告発した女性記者に名乗り出るよう、異例の要請を出した。18日には福田次官の辞任が発表されたものの、その後も潔白を主張している。 翌19日にはテレビ朝日が緊急の記者会見を開き、自社の女性記者が福田次官からセクハラ被害を受けていたと発表。女性記者が上司に「セクハラ被害を報道してほしい」と訴えたが却下され、『週刊新潮』に情報提供していたことも認めた。 テレ朝の会見当日、厳しい政権批判で知られる中日新聞社の望月衣塑子記者(43)が自身のツイッターを更新。そこで彼女は、女性記者の訴えを“もみ消した”上司もまた、女性だったと明かしたのだ。 《福田次官のセクハラ被害を訴えたテレ朝記者の上司は、私が最も尊敬する女性だ。訴えた記者も信頼を寄せている。その上司がなぜ「記事は出せない」と言ったのか。(中略)これまでの会社の行動からすれば、逆に潰される可能性が高いと判断したという》 全国紙の政治担当デスクもこう同調する。 「“最強官庁”とも言われる財務省を敵に回してしまっては、今後の取材活動に大きなダメージを受けてしまいます。次官のセクハラを告発しても社の上層部が認めるはずがないと忖度”した。その結果として“もみ消す”形になってしまったのでしょう」 自分が働くテレビ局と財務省――。2つの権力の板挟みになり、沈黙せざるをえない女性記者たち。騒動渦中、男性政治家による“暴言”も飛び交った。麻生太郎財務相(77)「嫌なら男の記者に替えればいい。ネタをもらえるかもと思ってついていったんだろ」と発言したと一部で報じられた。 だが、女性記者たちは逃げたくともそれが許されない“異常な環境”に置かれてきたのだ――。あるテレビ局の女性記者は、本誌の取材に重い口を開く。 「セクハラされてもキッパリ断れる強い女性もいますが、なにぶんこちらが欲しい情報を持っている相手なので、記者の立場は圧倒的に弱い。ですから職務上、黙って耐えるしかないのが現実です」 元毎日新聞記者の上谷さくら弁護士は、自身の記者経験を踏まえてこう語る。 「今回のケースが珍しいのは、女性記者がセクハラを告発したこと。もし上司に『担当を変えて』と言っていたら、これほどの騒動にはならなかったかもしれません。というのも、配置転換だけであれば対応できたはずなのです。でもこの女性記者は『報道したい』と訴えました。それはイコール、記者生命が絶たれるかもしれないということ。仕事を失う覚悟で『報じなければ』と判断したのは、記者としての正義感を貫きたかったからかもしれませんし、泣き寝入りしないことで自分の尊厳を守りたかったのかもしれません」 外ではセクハラをされ、会社にも守ってもらえない。財務省とテレ朝は、まるで“共犯”ではないか――。冒頭のように大手メディアの女性たちが口をつぐんだのは、告発してもこうした“男社会の悪癖”が治らないどころか、自らの不利益のほうが大きいからに他ならない。 「勇気ある女性記者が告発したことは、よくぞやってくれたと共感しました。ただ……今後、男性の取材対象者には1対1での取材を受けてもらえなくなるかもしれないと、うちの女性記者はみんな戦々恐々としています」(テレビ局記者) 安倍政権が掲げた“女性が輝く社会”を目指すなら、セクハラにも負けず必死で働いている女性たちの悲鳴をしっかり受け止めてほしい――。
2018年05月01日タレントの眞鍋かをり(37)が4月17日、都内で行われた『ストレスオフ県ランキング2018』の記者会見に出席。そこでメイクが落ちるほど大号泣し、同席したタレント・鈴木奈々(29)を驚かせた。 同会見では、涙を流してストレスを発散する“涙活(るいかつ)”を体験。専門家が用意した闘病中の母親と、母親の帰りを待つ娘の映像が流された。子どもが登場した瞬間から眞鍋はハンカチで目頭をぬぐい、中盤からはボロボロと大号泣。 鈴木も涙を見せていたが、メイクが落ちて目元が真っ黒になるほど泣いている眞鍋を見て「ちょっとやばい!真鍋さんメイクが落ちてる!」と大慌て。「めっちゃハプニング!すごい顔になってますよ!大丈夫ですか!?」と驚いていた。 眞鍋は「子どものやつはダメだ~。親になってから子ども系の映像はすぐに泣いちゃいますね」と苦笑。「最近は『火垂るの墓』を見ていても、節子が出てきた瞬間に泣いてしまう。重ね合わせちゃって、子どもを残して自分が病気になったりとかを想像すると、それがいちばん怖いことなので……」と大号泣した理由を明かした。
2018年04月17日ハンブルク・バレエ団2018年日本公演が間もなく開幕する。1月29日に都内ホテルで行われた開幕記者会見には、ジョン・ノイマイヤー芸術監督とふたりのプリンシパルが登場、日本公演への思いを明かした。ハンブルク・バレエ団 チケット情報「あまり長くならないように、と言われています(笑)」と冒頭から穏やかな笑顔のノイマイヤー。「初来日(1986年)のずっと前から、私は日本に大きな影響を受け、ここではいつも特別な時間を過ごします。今回は私たちの、もっとも人気の高い作品を持って来ました。偶然にもひとつは女性が主役、もうひとつは男性のバレエです」と、自作について語り出した。公演期間前半に上演される『椿姫』は、世界各地の劇場で上演されている傑作だが、「どの公演も一度きり、ということを大切に演じてもらいたい。ここにいるアレクサンドル・トルーシュは、今回初めてアルマンを踊ります。パートナーはアリーナ・コジョカル。新たな組み合わせで見るということは、再発見ができるということ。彼らのリハーサルを見て、新たに気づいたり、新しい色付けをしたりしています」。もうひとつの『ニジンスキー』は、ノイマイヤーが「20世紀でもっとも重要なアーティストではないか」と信奉する天才ダンサー、振付家のヴァスラフ・ニジンスキーを題材としたバレエだけに、「話し始めたら朝までかかりますよ」とジョークを放つ。ニジンスキーという人物を描くバレエではあるが、「ドキュメンタリーではありません。彼の劇的な人生の断片を取り上げ、彼がいかに深い思いを持つ人間であったかということを表現したいのです」という。この日登壇したプリンシパルのひとり、アレクサンドル・リアブコは、2000年の初演時からニジンスキー役を踊っているが、「毎回、困難をともない、達成できるかどうか不安になる。全く他では体験したことのない特別な作品。皆さんの前で踊ることができて幸せです」と笑顔を見せる。一方のトルーシュは、「『椿姫』を最初に観たのは12~13歳の時。多分彼(リアブコ)が踊った舞台ですが、その時からこの役を踊ることを夢見ていました」と振り返る。『ニジンスキー』についても、「いろんな側面を持つ人物を表現できるのは、アーティストとして幸せなこと」と語った。期間中にはガラ公演『ジョン・ノイマイヤーの世界』も予定されている。ハンブルクの才能豊かなダンサーたちが総動員で紡ぐ、奇跡の舞台との呼び声も高い。公演は2月2日(金)から12日(月・祝)、東京文化会館にて開催。2月17日(土)にはロームシアター京都にて『ジョン・ノイマイヤーの世界』公演も。チケットは発売中。取材・文:加藤智子
2018年01月31日3月17日(土)に開幕する劇団☆新感線『修羅天魔~髑髏城の七人 Season極』の製作発表記者会見が行われ、作・中島かずき、演出・いのうえひでのり、出演者の天海祐希、福士誠治、竜星涼、清水くるみ、三宅弘城、山本亨、梶原善、古田新太が登壇した。劇団☆新感線『修羅天魔~髑髏城の七人 Season極』チケット情報本作は、IHIステージアラウンド東京で約1年間にわたり上演されてきた『髑髏城の七人』Season花・鳥・風・月に続く最終章。 “もうひとつの『髑髏城の七人』”を描く完全新作で、『修羅天魔(シュラテンマ)』と題し、捨之介も蘭兵衛も出ない、シリーズで最も“織田信長”像が引き立つ物語になるという。いのうえは今作での新たな仕掛けを問われると「企んでることはいくつかあります」とニヤリ。「(回転する)劇場にも慣れてきたし、今回はリアルなセットの広い“絵”を見せたいです」と明かす。新作の内容について中島は「悪いことをしている天魔王をやっつけるという話は変わりないです。でも、悪いことをした意味や人間関係は変わる。極楽太夫は凄腕のスナイパーの女性で、過去に天魔王と因縁があって物語が動いていくので」と語る。主演を務める天海は「古田さんとご一緒させていただけますし、素晴らしいキャストの皆さんと新作『髑髏城の七人』をつくることができるので、本当に楽しみにしています。皆さんのお芝居と共に自分の極楽太夫という役柄を掘り下げていけたら」とコメント。その天海の「古田センパイが出ないとヤダ」というラブコールに応え出演を決めた古田は「愛している人の頼みは断れないので」とサラリと述べ、演じる天魔王については「今まで1年間いろんな人が天魔王を演じてきて、エキセントリックだったりカッコいい天魔王をやっていたので…僕はなるべく動かない天魔王をやりたい(笑)」と断言。それに対し中島は「本人がそう言ってますからね」、いのうえは「(古田は)突っ立ってても空間を支配するので」と信頼の言葉を述べた。福士は「古田さんの代わりにいくらでも走ります!」、竜星は「夢三郎は男ですが太夫。新しい役なので楽しみながら演じたい」、清水は「天海さんと初めてお会いした時に興奮して鼻血が出ちゃったので。稽古では出さないようにします」、三宅は「04年のアオドクロから二度目のカンテツです。当時の身体能力はないですが…」、山本は「(肝となる役柄と言われ)そう思うと緊張してしまうので、気負わずにやっていきたいです」、梶原は「新感線の舞台では場を締める役が多いので、今回の役は初めての役どころです」と述べた。公演は3月17日(土)から5月31日(木)まで東京・IHIステージアラウンド東京にて。取材・文:中川實穗
2018年01月24日「記者会見の前日、小室さんは所属するエイベックス本社を訪れて、松浦勝人社長(53)に引退を報告したそうです。それまでの数日間、社内では何度も会議があり、小室さんのマネージャーも会議室にこもっていたので、何か大きなことがあるなとは思っていましたが、まさか引退発表とは思いませんでした」(エイベックス関係者) 1月19日、日本列島に激震が走った。小室哲哉(59)が引退を発表したのだ。 「僕なりのですね、この騒動のけじめとして、引退を決意しました」 疲弊しきっての引退発表。会見直後から続々と出てきたのは、不倫という“私事”で消えていく小室の才能を惜しむ世間の声だった。 《こんなことで引退なんて……。納得できない!》 ツイッターでもこうした声が何千と並んだ。だが“涙の会見”では、小室が進んでは明かさなかった“未来の夢”があるという。「引退」について《自発的な音楽活動は本日をもって終了します》と語った小室は、じつは同時にこうも語っていたのだ。 《望まれるのであれば、期待に応えるべく、最低限のことは全うしていきたいと思っています》 この言葉の真意を語るのは、小室の全盛期から親交がある音楽関係者だ。 「あれは、『小室哲哉』という名前を表に出しての“自発的な音楽活動”からは身を引くけれど、名前を出さない裏方としての活動は続けていくという“宣言”です。もともと彼のプロデュース業は裏方の仕事がメインで、本来は名前を出さなくてもできる仕事です。そして彼自身、生活費やKEIKOさんの治療費を稼がねばならず、すでに決まっている仕事も数多くあります。もちろん、騒動の責任を取って引退したいという彼の気持ちは本物。でも彼はそれですべての仕事を投げ捨てるような人間でもありません。自分が必要とされていて、そこから勝手に逃げるわけにはいかないこともわかっている。その苦しい気持ちが、あの言葉にこめられているんです」 実際のところ、小室には直近だけでも仕事が山積みだ。 「1月24日には、浅倉大介さんとつくった新ユニット『PANDORA』の新曲が発売されます。これは現在放送中の『仮面ライダービルド』(テレビ朝日系)の主題歌にもなっています。そのライブも、1月26日に東京・六本木ミッドタウンで行われる予定です。大阪でもライブが予定されているんですよ」(芸能プロ関係者) 前出・音楽関係者がさらにこう言う。 「ぼくも記者会見を見ていましたが、小室さんが何回か涙を流したのは、大好きな音楽活動をやめなければならない悔しさについて語ったところでした。彼は、“必ず復帰する”という決意を胸に秘めているんです。もともと彼は天才特有の“気分屋”なところがあって、突発的な思いつきで物事を決めてしまうことがある。今回の“引退”もそうです。彼には、逮捕された詐欺事件で作った億単位の巨額借金もまだ残っているし、何よりあの涙が雄弁に語っていたように、本当は曲を作りたくてたまらないんです」 08年、巨額詐欺事件で逮捕された小室を支えたのは、KEIKOだった。いまも、苦境を支えてくれた妻に“恩返し”をしたい小室の気持ちに揺らぎはない。そのために必要なのは、何よりも小室自身の復活だ。前出・音楽関係者は断言する。 「近い将来、新曲を引っ提げて彼が復帰を遂げることは間違いないと思っています」 そのとき、小室の復活ステージの隣には、KEIKOに立っていてほしい――。
2018年01月23日米俳優のウィル・スミスが12月20日(水)、都内で行われたNetflixオリジナル映画『ブライト』の来日記者会見に出席。質疑応答中、記者席に“乱入”したり、会見終了後にはテーブルや椅子の撤収を手伝ったりと、持ち前のサービス精神を発揮した。■「質問は?僕のマイクを貸してあげるよ」(ウィル・スミス)会見が始まり、男性記者が指名されると、ウィルは「質問は何だい?僕のマイクを貸してあげるよ」とステージから降壇し、自分のマイクを手渡し。そのまま、記者の質問が終わるまで、記者席に留まった。まさかの展開に、当の記者も「心臓が飛び出そう」と緊張&感激していた。また、会見が終わり、会場のスタッフが壇上のテーブルや椅子の撤収を始めると、ウィルも率先して“お手伝い”。スタッフも止めるに止められず、ウィルの厚意を受け入れた。■大スターのウィル・スミスが、Netflix映画に見出した価値とは?人間とさまざまな種族が共存している“もう一つのロサンゼルス”を舞台にしたアクション超大作。人間と怪物オークの警官コンビが、地球の命運をかけた大バトルに巻き込まれる異色のバディー映画だ。「一般的な映画スタジオで、製作費1億ドル規模の作品を作ろうとすると、クリエイティブな面でいろんな制約が生まれるんだ。『PG-13にしろ』とかね。でも、Netflixは内容について口出ししたりし、規模が縮小されることもない。いろんなことにチャレンジすることが俳優生命にとっても大切だしね。映画館で映画を観るのと同じような興奮と感動を味わえるかは、未知数だと思う」(ウィル)■デヴィッド・エアー監督『スーサイド・スクワッド』について釈明会見にはウィルをはじめ、共演するジョエル・エドガートン、ノオミ・ラパス、デヴィッド・エアー監督、プロデューサーのエリック・ニューマンとブライアン・アンケレスが出席した。ウィル演じるウォードの相棒で、オークの警官ジャコビーを演じたジョエルは「オークは社会的な地位が低くて、みんなに虐げられている。もちろん、本人が望んだことじゃないし、種族の違いを超えて、個人の良さを分かってほしいと願うキャラクターなんだ」。一方、上流階級に属するエルフを演じるノオミは「アクションは大好きだけど、大変だった。人間役なら、ミスを活かすこともできるけど、エルフは完ぺきで決して失敗しないから…」と苦労をふり返った。エアー監督は賛否両論巻き起こった『スーサイド・スクワッド』で、ウィルとタッグを組んでおり「あの作品については、責任も感じているし、多くのことを学ぶ機会になった」と釈明。「その経験を『ブライト』に応用できたし、最高の環境で映画が撮れた。力強いメッセージを感じてもらえれば」とアピールしていた。Netflixオリジナル映画『ブライト』は12月22日(金)より「Netflix」にて全世界同時オンラインストリーミング開始。(text:cinemacafe.net)
2017年12月20日ついに来週公開される待望のシリーズ最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の来日記者会見が12月7日(木)、都内で行われ、マーク・ハミル、アダム・ドライバー、ライアン・ジョンソン監督、製作を手がけるキャスリーン・ケネディが出席した。全米興収ランキング歴代No.1、ここ日本でも興収116億円の大ヒットを記録した前作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の“その後”を描く新たな物語。フォースを覚醒させた主人公レイと、長年行方不明だった伝説のジェダイ騎士、ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)の運命的な出会い。そして、父親ハン・ソロを殺して、フォースの暗黒面へと落ちたカイロ・レン(アダム・ドライバー)にも試練が訪れる…。光と闇がひとつになる瞬間、フォースにまつわる衝撃的な真実が明らかになる。■もう待てない!『最後のジェダイ』はどうなっちゃうの?いまだベールに包まれた本作については、マークは「具体的なことは何も言えないから、プロモーションが大変だよ」と嘆き節。それでも、記者たちは、あの手この手で内容に踏み込んだ質問をぶつけたが、「今回、カイロ・レンは仮面をつけていない時間が多いんですか?」(記者)、「答えられないよ」(アダム)、「いい答えだね」(ジョンソン監督)とネタバレ防止の鉄壁ガード!そんななか、ルーカスフィルムの社長であるケネディは、「明確には言えないけど、ルークやカイロ・レンとの関係性を通して、レイが衝撃的な“変身”を遂げるわ。自分とは何者なのか、探っていくの」と重要なヒントを与えてくれた。■「きっとキャリーは、映画を楽しんでほしいと望んでいる」(マーク)昨年末に亡くなり、本作が遺作になってレイア役のキャリー・フィッシャーについて、マークは「出会ったのは、彼女が19歳の頃。ずっと一緒にいて、ときにはケンカもしたけど、いまは美しい思い出だけが残っている」としみじみ。「彼女の死によって、センチメンタルな雰囲気がつきまとうけど、きっとキャリーは、映画を楽しんでほしいと望んでいる。日々を大切に、楽しんで生きた女性だからね」とアピールした。ライアン監督も「彼女がすばらしい演技が、レイアというアイコンへのトリビュートになっている。もちろん、本作が遺作になるなんて、誰も思っていなかったけどね。映画を見ることで、ファンの皆さんの喪失感が癒されればいいなと思うよ」と語っていた。■気が早いけど…、次の“新3部作”も気になる!先日には、次回作『スター・ウォーズ/エピソード9』公開後に、ライアン監督の手によって“新たなる3部作”が製作されることが発表されたばかり。この件について、ケネディは「内容については、まったく未定。新年早々に、アイデアを出し合う会議を行う予定よ。どんな内容になるかわからないけど、40年以上愛されている『スター・ウォーズ』の魅力を大切にした作品になるはず」とのこと。「長いプロデューサー人生でも、彼とのタッグは最高の経験。今後、彼にメガホンを託すことは、ルーカスフィルムやディズニーにとって、明るい未来になるわ」とライアン監督に、全幅の信頼を寄せていた。『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は12月15日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月07日10月に始まった秋ドラマもそろそろ中盤に突入。そこで、本誌女性記者たちが、ドラマファンの目で熱烈に、芸能記者の目で冷静に、今からでも見てほしいドラマ作品を紹介!題して「ドラマ大好き本誌女性記者による女性のための2017秋ドラマ座談会」。 A「『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』(テレビ朝日系・木曜21時〜)の視聴率が、今シーズンも相変わらずいいです。第5話は20.8%」 B「『相棒 season16』(テレビ朝日系・水曜21時〜)とか、2シーズン目の『コウノドリ』(TBS系・金曜22時〜)もそうだけど、あの辺は揺るぎない面白さがあるね。あと、シリーズじゃないけど『陸王』(TBS系・日曜21時〜)。あの『半沢直樹』枠の池井戸潤さん原作ものは、外れがない!」 C「3話で鳥居みゆきがゲスト出演していて、そういう遊び心も楽しい。ほかのドラマでも、最近、印象的なゲスト出演が多い気が。浅野忠信と神木隆之介が共演の『刑事ゆがみ』(フジテレビ系・木曜22時〜)も毎回ゲストが豪華。1話は杉咲花ちゃんでしたから」 B「あれもキャストがいいよね。やっぱり浅野忠信はこういう役をやらなくちゃっていう感じのぴったりの役」 C「沢村一樹主演『ユニバーサル広告社〜あなたの人生、売り込みます!〜』(テレビ東京系・金曜20時〜)も好きです。構えず気楽に見られて」 B「脚本家がNHK朝ドラの『ひよっこ』の岡田惠和さん。出演者も沢村さんはじめレギュラーの8人中4人が『ひよっこ』に出ていた人で、話題になってるよね」 A「ここまでそろえるか、ってくらいそろってますよね」 B「『民衆の敵〜世の中、おかしくないですか!?〜』(フジテレビ系・月曜21時〜)はどう?私は面白いけど」 A「視聴率もっと高くてもいいんじゃないかって思う。周りでも面白いという意見聞いています。大人の女性に受けている印象。保育、介護、貧困とか、社会問題がちりばめられてて、身につまされるけど、篠原涼子が明るいノリで解決していくのが気持ちいい」 B「テンポよく進んでくよね。でも、セリフが、胸にぐっときたりして」 A「篠原がみんながモヤモヤしていることを大きな声で言ってくれるんですよね。『それっておかしくないですか?』って。あと私、遅ればせながら高橋一生の魅力がわかってきました」 C「月9の一生は、二度おいしいな、って思ってます。市議会議員としての姿と、なじみのデリヘル嬢と過ごすときのリラックスした姿があって。髪形も違うんですよね。びしっとしてるのと、クシャッとしてるので」 A「NHK朝ドラの『わろてんか』の伊能栞役でも話題になっているけど、あちらは完璧な紳士。月9のほうが、人間味が出てるかな。両方頼りになる人ではあるけど、どちらがいいか好みが分かれそう」 C「私はどちらかというと月9!」 A「私も!」 B「1話では、高橋一生のシャワーシーンがあったし、篠原の夫役の田中圭が着替えシーンで腹筋見せたり。そういうお色気サービスも充実してるね(笑)」 C「同じスカッとする系だと、『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系・水曜22時〜)。綾瀬はるかが悪をやっつけるアクションシーンにスカッと。元工作員の綾瀬の過去が、毎回ちょっとずつ見える回想シーンも好き」 A「今クールって女性が強いドラマが多いですよね。『監獄のお姫さま』(TBS系・火曜22時〜)もそうだし」 B「女ばっかりでね。しっかり出てくる男性は、伊勢谷友介ぐらい。伊勢谷がおばさんたちにもてあそばれてる(笑)」 A「若いコがいっぱい出てるのが、井上真央主演の『明日の約束』(フジテレビ系・火曜21時〜)。学校が舞台のヒューマンミステリーで、特にいじめられて自殺しちゃったキーマン的な男のコが気になる。独特の雰囲気で」 C「あのコ、羽生結弦に似てる」 B「遠藤健慎くんってコだね」 C「『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ系・日曜22時30分〜)では、今年春ドラマの『あなたのことはそれほど』の“有島くん”役で注目された鈴木伸之も出てますよ」 B「ディーンさんのドラマだね。あのドラマのディーンさんの髪形、好き。なんだかんだで、やっぱり最近、高橋一生とかディーンとか、30代以降の俳優の活躍が目立つよね〜」
2017年11月15日人気ギャグ漫画を実写映画化した『斉木楠雄のΨ難』の福田雄一監督が10月19日(木)、東京・有楽町の日本外国特派員協会で記者会見を行い、笑いのルーツやキャスティング秘話、海外進出への意欲を語った。原作は「週刊少年ジャンプ」で連載されている麻生周一氏の人気ギャグ漫画。超能力のせいで、次々と災難に巻き込まれる高校生・斉木楠雄(山崎賢人)の日常をコミカルに描く。頭についた制御装置が外れて、超能力のコントロールを失った楠雄は、壁ドンをしただけで校舎を崩壊させ、同級生は次々と石化。ついには地球滅亡の大ピンチを招いてしまう。この夏公開された『銀魂』が日本のみならず、中国でも大ヒットを記録したが「基本的に興行的なことは興味なくて…、中国での数字も知らない」。それでも「本当はアメリカでヒットしてほしいんですよ」と本音を明かし、「ずっとアメリカで仕事がしたくて。もう何年も前から『サタデー・ナイト・ライブ』のコント作家がやりたいと言っているんです。本当に、バカの一つ覚えですけど、その願いだけは実現させたい」と海外進出に思いをはせた。その理由は福田監督の持ち味である、独特なコメディセンスの源泉が人気の米コメディ『裸の銃を持つ男』シリーズ、イギリスのコント集団「モンティ・パイソン」などにあるから。「自分の笑いが日本だけじゃなくて、世界的なものであってほしいという希望があって。見てもらえば、わかるのにって思いがずっとあります」(福田監督)。会見では、某大物プロデューサーによるセクハラ問題で大いに揺れているハリウッドについて、福田監督が「いま、ハリウッド大変なんですか?」と外国人記者に“逆質問”する場面も。会場は笑いに包まれたが、海外に目を向ける福田監督にとっては、マジ質問だったのかも?また、キャスティングに話題が及ぶと「ほぼ妻がやっています。業界にいたわけでもない、ただの主婦なんですが、天才なんです!」と告白。『銀魂』のキャスティングは「80%ぐらい妻の提案」だといい、『斉木楠雄のΨ難』の主演に山崎さんを推したのも、福田監督の妻だったのだとか。「僕は操り人形のように仕事をしている」と満更でもない表情を浮かべる福田監督だった。『斉木楠雄のΨ難』は10月21日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月20日8月22日、ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』の製作発表記者会見が都内で開かれた。物語では帝政ロシア時代、アナテフカという寒村で酪農業を営むテヴィエと妻、3人の娘の旅立ちを通して夫婦愛、親子愛が描かれる。主演のテヴィエ役の市村正親と妻ゴールデ役の鳳蘭が、まず『サンライズ・サンセット』をデュエット。娘3人とその相手役のキャストを迎え入れて、最後は全員で美しいハーモニーを響かせた。ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」チケット情報挨拶では、市村正親「まだ髭を生やしていませんが、1か月かけて伸ばします。今回は新しいメンバーと古いメンバー、僕ら夫婦も一線を超えていますから(笑)、皆さんに家族のミュージカルをお見せしたいです」、鳳蘭「前回、前々回より皆様に感動していただけるよう、心を込めて演じます」、一家の長女、しっかり者のツァイテル役実咲凜音「宝塚を退団して初めてのミュージカルとなります。少しでも吸収できるように頑張ります」、活発な次女ホーデル役、神田沙也加「歴史ある作品で決まった時は興奮しました。個人的にはひとりっ子なので、家族でワイワイ過ごせるのを楽しみにしています」、好奇心旺盛な三女チャヴァ役の唯月ふうか「私もひとりっ子で姉妹の役は初めて。仲良く楽しく、精一杯頑張ります」、ツァイテルと相思相愛、仕立て屋モーテル役の入野自由「前回はパーチック役でしたが、新たな気持ちで取り組みます」、ホーデルと恋に落ち、革命を志してシベリアへ行くパーチック役の広瀬友祐「責任を自信に変えて、精一杯自分らしく演じたいと思います」、ロシア人フョートカ役の神田恭兵「50年続いたミュージカルを続けて行く使命を担い、身が引き締まる想いです」と語った。質疑応答では、名曲『伝統の歌』にかけて、家の“しきたり”や自身のジンクスを問われると、市村「楽屋に父母や蜷川幸雄さんなど僕に影響を与えた故人の写真を飾る」、鳳「しきたりではないんですけど、自分に子供ができたら誰を連れてきてもOKする。それで上手くいっています」、実咲「実家の父がフルーツが大好きで、帰ると必ずいろんなフルーツを出して待っていてくれる」、神田「大小の犬を2匹飼っていて、同じぐらい撫でたり『愛してるよ』と言う」、唯月「公演前に鏡の前で笑顔で『行ってきます』と言ってから舞台袖へ向かう」、入野「両親とニックネームで呼び合っている」、広瀬「毎公演、作品ごとに新しい験担ぎを見つける」、神田「本番が始まる前に手を合わせて、身近な人のことを考える」と、ユニークな答えが揃った。最後に実咲、神田、唯月が結婚仲介の歌『マッチメイカー』を披露。愛らしい3人の掛け合いに手拍子が起こった。新キャストによる新たな『屋根の上のヴァイオリン弾き』、期待大だ。12月5日(火)から29日(金)まで東京・日生劇場、2018年1月3日(水)から8日(月・祝)まで大阪・梅田芸術劇場メインホール、1月13日(土)・14日(日)静岡・静岡市清水文化会館(マリナート)、1月19日(金)から21日(日)まで愛知・愛知県芸術劇場大ホールの他、福岡、埼玉にて上演。取材・文:三浦真紀
2017年08月25日『ダークナイト』(08)『インセプション』(10)のクリストファー・ノーラン監督が手がけた史実に基づく戦争映画『ダンケルク』(9月9日公開)の来日記者会見が24日、六本木アカデミーヒルズで開催。ノーラン監督の大ファンだという三代目J Soul BrothersでEXILEのメンバーでもある岩田剛典が、ファン代表として監督と対面した。『ダンケルク』では、第2次世界大戦におけるダンケルクでの大撃退と、民間の船舶も総動員した救出作戦が描かれる。360度全方位から迫る究極の映像体験ができると話題騒然で、すでに2018年のアカデミー賞最有力候補と呼声が高い。岩田はノーラン監督を前にして「僕は表現者である前に、ひとりのノーランファンでしかない」と大興奮。「作品が始まってすぐ5秒くらいで一気に戦場に連れていかれた。音がずっとチクタクなっているのが印象的。最後に…、あ、ネタバレになりそう」と慌てると、ノーラン監督から思わず笑みがもれた。岩田はノーラン監督の作品について「画が決まっている。結果がわかった上で逆算して作っていくようなイメージ」と表現。「それを形にするのは難しい中、ハリウッドで、商業映画で、毎回作っている監督はすごく稀有だなと。この人の頭の中はどうなっているんだろうかと。才能がうらやましいです」と語った。ノーラン監督は「ありがとう」と笑顔を見せる。「監督業の面白いところは1つのことに秀でていなくてもいいところです。監督は、自分が興味をもったことをやり遂げるために才能をもった人を集めればいい。彼らのいろんな意見を束ねるのが監督の仕事だ。他の仕事にたとえるなら、図面をスケッチする建築家や、楽団の指揮者にも似ていますね」ノーラン監督は、スティーブン・スピルバーグ監督やジョージ・ルーカス監督などから影響を受けていると言う。「『スター・ウォーズ』は7歳の時に観て非常に影響を受けました」また、今回スピルバーグ監督自身が持っていた『プライベート・ライアン』(98)の35mmのフィルムを貸してもらい、みんなで観たと言う。「非常に参考になりました。今観ても名作です。また、『プライベート・ライアン』で成し遂げた緊張感は、本作で求めていたものとは異質のものだということも認識しました。スピルバーグ監督からは、水上で撮影するときのアドバイスもいただきました。他にもヒッチコックやデヴィッド・リーン監督などの影響も受けています。彼らがどうやって撮ってきたのかを学びながら映画作りをしていくのが大切だと思っています」最後にノーラン監督は、自身がサインをした『ダンケルク』の脚本を岩田にプレゼント。岩田は「めちゃくちゃうれしいです。童心に返りました」と感激していた。
2017年08月24日俳優の市村正親が22日、都内で行われたミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』製作発表記者会見に、鳳蘭、実咲凜音、神田沙也加、唯月ふうか、入野自由、広瀬友祐、神田恭兵と友に登場した。同作は1964年にブロードウェイで初演され、トニー賞ミュージカル部門の最優秀作品賞など7つもの賞を獲得。日本では1967年に森繁久彌により初演を迎え、今回が日本初演50年の節目となる。帝政ロシア時代の寒村で酪農業を営むユダヤ人一家の父親・テヴィエ(市村)と、妻・ゴールデ(鳳)、そして娘たちの結婚をめぐる家族の物語が描かれる。同作の魅力について、市村は「ユダヤ人のいろんな家族の問題とか人種の問題とか人間の問題とか内容が非常に豊富で、作品として素晴らしい出来になっているのと、音楽がいい」と説明する。鳳も「三大要素であるドラマ、曲、ダンス全てが揃ってる。だからこそ世界に残ってる名作なんだと思います」と魅力を表した。宝塚歌劇団退団後初ミュージカルとなる実咲は「素晴らしい作品と共演者の方々とご一緒させていただけること、全てが新鮮で学ぶことばかりなので、殻を破りたいと思いお受けしました」と新たな一歩を踏み出す。神田沙也加は「いつもポスターを見ていたので、まさか参加させていただけるとは」と驚き、唯月も「頑張らないとという気持ちでいっぱいでした」と名作へのオファーに気を引き締めた。前回と違う役で舞台に立つことになる入野は「前回は経験も浅かったこともあり、自分がやるということに一生懸命すぎて作品を掘り下げることができなかった」と反省。声優、俳優としても経験を積み「もっともっと役や作品に対して、深く深く掘っていけるなと思ったので、ぜひやらせてくださいとお答えしました」と心境を語る。広瀬は「市村さんとご一緒できることを嬉しく思っています」と喜び、神田恭兵は「稽古から一瞬も逃さずに、僕だけのフョートカを築き上げたい」と意気込んだ。ゴールデンコンビと言われる市村&鳳だが、鳳が「絶対に男は浮気するけど、絶対しない男を上げろと言われたらいっちゃん(市村)だと思います」と太鼓判。「だって(篠原)涼子ちゃんより素敵な女性を探さなきゃいけない」と語ると、市村は照れた様子に。「『屋根の上のヴァイオリン弾き』の会見だから……」と鳳と手をつないで見せ、和気藹々と”夫婦漫才”を繰り広げた。東京公演は日生劇場にて12月5日~12月29日。また2018年1月から2月にかけて、大阪公演、静岡公演、名古屋公演、福岡公演、埼玉公演が行われる。
2017年08月22日この夏も良作がいっぱい!本誌女性記者たちが、ドラマファンの目線で熱烈に、芸能記者の目で冷静に、今からでも見てほしいドラマ作品を紹介します!題して『ドラマ好き本誌女性記者による女性のための’17年夏ドラマ座談会』です! A「初回視聴率は『コード・ブルー ―ドクターヘリ緊急救命― THE THIRD SEASON』(フジテレビ系・月曜21時~)が断トツ1位」 B「初回、泣きました」 C「安定の面白さだよね~。新メンバーも加わっていい味出してる」 B「成田凌ってあんなにダサくできるんだなぁって(笑)」 A「そこがまたいいよね。そして女性陣がみんなかわいくて」 C「戸田恵梨香の厳しめな感じとか、キャラクターもそれぞれいいよね」 A「セットも派手。壮大なスケール感で見応えもあって……」 C「こういうドラマどんどんやってほしいよね~」 A「重すぎず、暗すぎず、ちゃんと面白い。『黒革の手帖』(テレビ朝日系・木曜21時~)も名作ドラマだから安心して見られる」 C「2話は仲里依紗の豹変ぶりにびっくり。悪女同士の闘いにゾクゾクする」 B「武井咲が本当にきれいで見とれちゃう。悪いことをしていても、あんなにきれいだと誰も何も言えないよねって思っちゃう(笑)」 C「あと和田正人のオネエ(笑)。うまいよね、IKKOさんみたいで(笑)」 B「私は『愛してたって、秘密はある。(日本テレビ系・日曜22時30分~)と『ウチの夫は仕事ができない』(日本テレビ系・土曜22時~)にどハマりしています』 A「川口春奈が本当にかわいい。そして司法修習生の福士(蒼汰)くんと白洲(迅)くんイケメンすぎだろ。あんなイケメン司法修習生いないだろ」 B「柄本時生もお忘れなく(笑)福士くんの悲しげな表情にはうっとり」 C「『ウチの夫』はほっこり」 B「松岡(茉優)と錦戸(亮)の夫婦がステキすぎて。松岡は理想の妻ですよね~。あんな奥さんならみんな結婚したいだろうな(笑)」 C「錦戸は、仕事はできないけど、自分のなかで大切にしているものがあって、上司の佐藤隆太と先輩の壇蜜もちゃんと本質を見てくれている気がする。仕事ができるってなんなんだろうって考えさせられるドラマだよね」 B「毎週心が洗われて来週も頑張ろうって思えます。癒しです」 A「『過保護のカホコ』(日本テレビ系・水曜22時~)もめっちゃ癒されます。(高畑)充希ちゃんの顔芸がかわいくて、時任三郎パパに萌えました。あんなパパほしい!」 C「ママの黒木瞳は生活圏内から出ると突然おとなしくなってね。かぼそーい声で何言ってるかわからなくて(笑)」 B「カホコみたいなまっすぐなコと友達になりたいです」 A「『警視庁いきもの係』(フジテレビ系・日曜21時~)は橋本環奈のかわいさだけでも見られるし、作品自体もすっごくほっこりする。でものんきな中に謎がちょっとだけまぶされてるの(笑)」 C「重いのが苦手な人は『いきもの係』好きだろうね。動物たちにも癒されるしね~」 B「重いの、暗いの好きとしては『ごめん、愛してる』(TBS系・日曜21時~)もいいです。長瀬(智也)がかわいそうすぎて号泣しちゃって。でも吉岡里帆も、坂口健太郎も、池脇千鶴もかわいそうだから悲しみにあふれていて……。ハッピーエンドの話に比べて何倍も感情移入しちゃう。気付くと長瀬頑張れ、吉岡里帆も頑張れって応援する自分がいる。池脇千鶴の息子役の魚くん(大智)も気になります(笑)」 C「池脇千鶴は演技うまいよね~。オリジナルの韓国版のファンから見てもそれぞれのキャラクターがみんな合っていて好きだと思う。女性向けだね」 A「『カンナさーん!』(TBS系・火曜22時~)は30代専業主婦の姉がいちばん面白いと言っていて、踊りながら家事をしたりとか、明るく頑張ってる様子が主婦に共感を生むんじゃないかな。視聴率も上がっていますね」 C「息子役の川原瑛都くんもかわいくってね」 B「ママ役の渡辺直美に本当になついている感じ。演技がとても自然」 A「渡辺直美は芸人で主演ってすごいですよね。人気と勢いを感じます」
2017年08月06日6月13日で芸人を引退し女性自身記者となった、オモロー山下こと山下しげのり(48)。翌14日の「よしもとオススメ芸人2017お披露目会」で芸能記者デビューを飾った彼に、初めての取材原稿を書いてもらったーー。 6月14日、「よしもとオススメ芸人2017お披露目会」にのものまねでお馴染みの芸人・おばたのお兄さん(29)が出席。交際報道のあったフジテレビ・山崎夕貴アナウンサー(29)を連想させる質問が飛び交い、タジタジの展開となった。 同イベントは、芸人たちが学園祭に呼んでもらおうとアピールするために開かれたもの。司会をライスが務め、会場には学園祭の実行委員会の学生らの姿も。芸人たちが順番にネタを披露していくなか、トップバッターがおばたのお兄さんだった。 お得意の小栗旬ネタでしっかり笑いを取っていくおばたのお兄さん。ネタ終了後のトークでは、司会のライスがフジテレビの山崎アナを連想させる質問を連発する。簡単な計算問題の答えはすべて「8」。「好きなウイスキーの銘柄は?」との質問で「山崎」と答える方向に追い込まれたおばたのお兄さんは、「山崎ハイボールがいちばん好きです」と回答。「一見お高く見えるようですけど、意外に素朴な味がする」とコメントし、会場を沸かせた。 またおばたのお兄さんは次の仕事に急いで行かなければならず、最後にライスの田所仁(34)が「次の現場までノンストップで行って下さい」と山崎アナの出演番組をもじって送り出すと会場は笑いに包まれていた。 この日は他にも安倍総理のものまねで知られるビスケッティやマツコ・デラックス(44)のモノマネタレント・北条ふとし(40)、ガンバレルーヤ、尼神インター、ムーディ勝山(37)、天津・木村(41)、トレンディエンジェルらも参加しイベントを盛り上げていた。 その後の囲み取材ではおばたのお兄さんの交際について「知っていたんですか?」と投げかけたが、尼神インターから「声が震えてる」とイジられる始末。レポーターからも「芸人さんとかぶり過ぎ」とダメ出しされるなど、散々な記者デビューとなった。 現在大ブレーク中のおばたのお兄さんだが、昨年学園祭に呼ばれた数は0校。だが今年はすでに母校である日本体育大学からオファーが届いていることを聞き、嬉しさのあまり小栗旬のものまねを忘れるほど喜んでいた。この勢いなら、今年の学園祭キングも夢ではなさそうだ。
2017年06月15日