2020年11月6日、お笑いコンビ『メイプル超合金』のカズレーザーさんが自身の偽アカウントができたとして、注意喚起をしました。Instagramにできた偽アカウントは、フォローした人に不審なダイレクトメッセージを送っていたといいます。カズレーザーさんは、「なりすましに注意してほしい」と呼びかけました。『偽アカウント』をカズレーザー本人がフォロー送られてきたメッセージとは?カズレーザー「儲かってないなら、儲け話ってこない」同月10日に放送された情報番組『とくダネ!』(フジテレビ系)では、この件を特集。カズレーザーさん本人が、詳細を明かしました。芸能人のなりすましアカウントから、不自然なメッセージが送られてくることが多発しているようで、なりすましの被害は河野太郎大臣やローカルのお笑いタレントにまで広がっているといいます。なりすましアカウントから送られてくる共通のダイレクトメッセージには、不自然な日本語と怪しいリンクが付いていました。Instagramのなりすましアカウントに対して、捨てアカ作ってフォローしたらこんなメッセージが来ました!詐欺丸出しでやんす!3枚目は即席で作ったそれっぽい捨てアカでやんす! #なりすましにご注意ください #借金王山添さん pic.twitter.com/jF72uaoxTj — カズレーザー (@kazlasersub) November 6, 2020 ITジャーナリストによると、このリンクをクリックすることで、個人情報やクレジットの番号が流出する可能性があるとして警鐘を鳴らしました。ネット上で、お金を配るといった企画は実業家の前澤友作さんや三崎優太さんが実施しています。そのような企画を悪用して、前澤さんや三崎さんのなりすましも続出。間違ってフォローしてしまった人もいるようです。カズレーザーさんは、お金を配るといった怪しい文面が送られてきた時には不用意に押さないよう呼びかけました。今は1ツイートで10万円くれたりする、前澤さんとか青汁王子の三崎さんとかいらっしゃいますけど、基本的にはお金ってくれないんで。やっぱね、儲かっている人なら儲ける話しますけど、あなたが儲かってないなら儲け話ってこないじゃないですか。だからやっぱ不用意に押さないっていうのが一番、被害者にならないっているのが一番大事だと思いますけどね。とくダネ!ーより引用通常、ネット上でお金を配る話は来ないと断言したカズレーザーさん。「おいしい話には飛びつかないっていうのがベースにあって、リンクを踏むのも覚悟を決めてじゃないといけない」とネットの利用方法に指摘を入れました。【ネットの声】・個人情報の流出は怖い。気を付けたいです。・本当に悪質。もっと警鐘を鳴らしてほしい。・本物のカズレーザーさんのアカウントにも公式マークがついてないから、余計騙される人が多そう。本物のアカウントかどうかの確認の1つとして、公式マークがついているかで判断することが可能です。しかし、公式マークがついているアカウントが悪質な人のもとで売買されていたり、今回のように本人でもマークがついていなかったりする場合があります。極端にフォロワー数が少ない点や、怪しいメッセージが届くなどあれば、「なりすましかもしれない」と疑う意識を持っておくことも大切でしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年11月10日ゲイのあおきいっぺい(@ippei_001)さんが描いた、マッチングアプリでのあるエピソードに反響が上がっています。マッチングアプリで、ある男性に出会った、ゲイのあおきさん。プロフィールの写真を見ると、外国人だったといいます。やり取りをしているうちに「LINEで連絡を取りたい」といわれたあおきさんは、暇つぶしに異文化交流ができるとして連絡を教えました。すると、そこから悲劇が始まり…。彼から送られてくるメッセージに困惑するも…詐欺に遭い20万円失ったので代わりにこの漫画に20万いいねください(4/4) pic.twitter.com/fCedvIwkUZ — あおきいっぺい。'30 (@ippei_001) November 6, 2020 外国人は、甘い言葉を並べて、短期間であおきさんの心を掴んでいきました。次第に「ホテルを探してほしい」「荷物を預かってほしい」など、あおきさんへの依頼が増えていきます。さらには、「お金を立て替えてほしい」というのです。疑念を抱くあおきさんに、外国人は「信じている」などの言葉をかけて次々とお金を振り込ませるように指示。すると、あおきさんの友人から「それは詐欺だ」という連絡が届き、目を覚ましたといいます。好きなものを我慢してまで貯めていたお金を詐欺で奪われてしまったあおきさん。やるせない思いだけが残ってしまったことでしょう。この体験談に、たくさんのコメントが寄せられていました。・第三者からしたら「なんで騙されるんだろう」って思うけど、こればかりは当事者にならないと分からないこともある。・自分も似たような詐欺に引っかかりそうになったことがある。その時は送金で気づいたけど冷静さがないと難しい。・「自分だけは詐欺に遭わない」って信じ込んでしまっているのも危険なんだろうな。・巧妙な詐欺だな。怖すぎる。この注意喚起が広まってほしい。このような手口は『国際ロマンス詐欺』ともよばれており、多くの被害者が出ているようです。ジェトロ(日本貿易振興機構)では、具体的な手口を紹介しています。・自身の資産や高額の贈り物、家財を日本に送付するための費用や手数料の支払い要求。・現金や高価な贈り物が、積み替え港、到着港の税関で差し押さえられ、その関税や解除金、罰金を当局に支払う必要があるとして金銭を要求。・任地(紛争発生国)から日本に渡航するための航空賃を要求。・送った貨物の保険料として金銭を要求。・出張先で至急現金が必要となる緊急事態が生じ、送金を要求。・新たなビジネスのための機械を購入したが、持っていたカードが使用できないため、機械代金の立て替えを要求。・別れた前妻との間の子供が重病で、その入院費用と治療費を要求。・弁護士と名乗る者から、あなたの婚約者が海外の当局で拘束されたといって、その解放のための弁護士費用を要求。国際的詐欺事件について(注意喚起)ーより引用あおきさんが被害に遭った『荷物の保険料』の手口も入っています。マッチングアプリの利用者には、素敵な出会いを求めて登録している人がほとんどでしょう。しかし、中には悪用して詐欺に引っかかりそうな人を探している場合もあるかもしれません。精神的に余裕がない場合、判断力が鈍ってしまうこともあります。誰にでも詐欺に引っかかる可能性はあるでしょう。ネット上でのやりとりだけになるため、より一層注意しながら使用したいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年11月08日2020年11月6日、お笑いコンビ『メイプル超合金』のカズレーザーさんが、Twitterに「『偽カズレーザー』のアカウントがある」と注意を呼びかけました。投稿によると、Instagram上に『カズレーザー』と名乗る、偽のアカウントがあるそうです。カズレーザー本人が、偽アカウントをフォロー!?カズレーザーさんはInstagram上で、本人であることを伏せたアカウントを作成し『偽カズレーザー』をフォローしてみたといいます。すると、『偽カズレーザー』からはこんなメッセージが届きました。こんにちは勝者。今日、2020年に、私は勝者にプライベートメッセージで連絡します(友達を追加し、私の投稿をフォローし、私をフォローします)。今すぐ50万円を入手して、ここで登録してください。スクリーンショット登録を送信します。30分の『完了』メッセージを送信します。アカウントにギフトを送信します。これは詐欺ではありません!今日から、人生はわずか30分で変わります。これは私の人生の歴史的な活動です。私を愛している人をどこかで助けることができますか@kazlasersubーより引用Instagramのなりすましアカウントに対して、捨てアカ作ってフォローしたらこんなメッセージが来ました!詐欺丸出しでやんす!3枚目は即席で作ったそれっぽい捨てアカでやんす! #なりすましにご注意ください #借金王山添さん pic.twitter.com/jF72uaoxTj — カズレーザー (@kazlasersub) November 6, 2020 『偽カズレーザー』からは「50万円をプレゼントする」というメッセージが送られてきたのです。あやしい内容のメッセージに、カズレーザーさんは「詐欺丸出しでやんす!」とコメント。産経ニュースによると、2019年には「毎月10万円をプレゼントする」という企画のもと、男女5名から53万円をだましとった犯罪グループが逮捕されています。SNSなどでのあやしいアカウントによる現金プレゼント企画の裏には、個人情報を聞き出したり、逆に現金をだまし取ったりする詐欺が行われているようです。カズレーザーさんは、Twitterで「私からDMを送ることは絶対にありません」と注意を呼びかけました。Instagramになりすましアカウントが存在し、DMで金銭の授受を提案しているそうです。カズレーザーからDMを送ることは絶対にありません。ご注意くださいませませ。 pic.twitter.com/vqBKWf1rNA — カズレーザー (@kazlasersub) November 6, 2020 著名人であるカズレーザーさんに扮した、悪質な偽アカウント。著名人の名や写真を使用しているアカウントであっても、それが本人かどうかフォローする前に確かめる必要があるでしょう。また、著名人のアカウントでなくても、甘い言葉に誘われて個人情報を提供してしまったり、だまされたりしないよう十分に注意したいものですね。[文・構成/grape編集部]
2020年11月07日オレオレ詐欺など、対面することなく被害者を信頼させお金をだましとる犯罪は『特殊詐欺』と呼ばれます。各地の警察署では、特殊詐欺被害を防止するため、独自のポスターやチラシを発行。誰が見ても分かる内容、かつ記憶に残りやすいデザインであることが多いですよね。おばあちゃんと詐欺師の戦いM-Project is dead(@mproject)さんがTwitterに投稿した、特殊詐欺被害防止のポスターが「どストレートすぎる」と話題になっています。投稿者さんが見付けたポスターがコチラ…!直球勝負すぎる。 pic.twitter.com/esAbUgyFLW — M-Project is dead (@mproject) October 20, 2020 お前の金とキャッシュカードをよこせ!!お金もカードも渡さないわよ!!詐欺師と思われる男性のセリフが、詐欺にしてはあまりにも直球すぎます!対する高齢の女性は、あからさまな男性にひるむことなく猛反撃。もはやこれは詐欺の電話なのか…と疑ってしまうほどインパクトがありますよね。ポスターを作成した神奈川県高津警察署・生活安全課によると、このセリフにした理由は「インパクトがあり、一度で覚えられるため」だとか。ネット上では、ポスターを見て吹き出す人が続出しました。・セリフがド直球すぎる!一度見たら忘れられないですね。・笑いすぎてお腹が痛いです。・誰が見ても分かりやすいって大事。気を付けようと思います!警視庁によると、2019年の特殊詐欺の被害額は約315億円にのぼり、8年連続で300億円を超えているといいます。被害者で多いのは、70~80代の女性とのこと。高齢の親が詐欺被害にあわないように、在宅中も『留守番電話』にすることや『防犯機能付き電話』を使用する、家族内の『合言葉』を決めるなどの対策をとりましょう。[文・構成/grape編集部]
2020年10月27日伝票が濡れていて住所が分からず、電話番号だけ見えたので電話しました。ある日、@MMM_K1600さんのもとに、佐川急便を名乗る人からこのような電話がかかってきました。しかしその後、確認のためという理由で家族構成まで聞いてきたのだとか。電話を切った後、不審に思った投稿者さんが、近くの営業所に問い合わせると「その番号に該当するドライバーはいません」と返事があったのです。対応してくれたオペレーターによると、「親族関係を聞き出すような不審な電話が多く、そこから詐欺に発展する場合もある」とのこと。【注意】佐川を名乗る080で荷物があると電話がありました。内容は、伝票が濡れていてわからない、伝票依頼人と送り先が同一らしいので〜と家族構成を聞くような内容。変だなと、リダイヤルしても即留守電。近くの営業所に聞いたら、その番号に該当するドライバーはいないとの事↓— K@oru (@MMM_K1600) June 22, 2020 佐川急便のウェブサイトでは、報告されている不審な電話の内容について、いくつかの事例を挙げています。・佐川急便と名乗る男から、「伝票が雨に濡れて読めないので確認させてほしい」との電話があった。「住所と名前を教えてほしい」「息子さんへの贈り物ではないか?息子さんの名前は何か」と聞かれた。不審に思い、出荷人に問い合わせしてほしいと伝えると、「濡れていてわからない」と返答があり、「ドライバーが戻ったらまた連絡する」と言って電話を切って以降電話はなかった。・「佐川急便」とだけ名乗る、訛りのない男から娘さんの在宅確認の電話があった。その後1時間経っても配達に来ないので、不審に思ったご家族が佐川急便に確認の電話をした。・幼稚園あてに「着払いの荷物で住所不明を大量に預かっている。そちらの幼稚園に通う子供宛なので自宅の住所と電話番号を教えて欲しい」と園児の住所を聞きだそうとする。不審に思って「折り返します」と言うと一方的に電話を切る。佐川急便ーより引用このような不審な電話は、佐川急便だけでなく、さまざまな配送業者を名乗るそうです。筆者が実際に受け取ったメールがこちらです。また、配達業者を装った不審なメールも多く送られています。このリンクを開いてみると…。このウェブサイトは、危険なソフトウェアをインストールして、コンピュータに危害を加えたり個人情報(パスワード、写真、クレジットカード番号など)を盗もうとしたりする可能性があります。今回は警告画面が出たため詐欺のメールだと分かりましたが、リンクを開いても警告されない場合があるので注意が必要です。個人情報を聞き出すような電話や、荷物に関する詳しい情報が記載されていないメールが送られてきた場合は、情報を与える前に、近くの営業所に電話して確認するようにしましょう。[文・構成/grape編集部]
2020年08月08日仕事や、日常についての漫画を描いている、えりた(@erita_enikki)さん。えりたさんは、さまざまな企業の求人広告を作る会社で営業として働いています。企業からの依頼を受け「どのような会社なのか、何を販売している会社なのか」を聞き出し、求人広告を作り掲載するという仕事です。また、依頼をしてきた企業の話を聞き『求人広告を作成していい会社かどうか』を見極めることも、仕事の1つなのだとか。もしも、詐欺を行うような怪しい会社の求人広告を作成してしまっては、えりたさんの務める広告会社の信用も疑われてしまいます。1つ40万円のサプリ…?怪しすぎる企業ある日、えりたさんの元に、とある企業から「求人広告を作成してほしい」という依頼が来ました。えりたさんは早速、その企業がどんな会社なのかヒアリングしに訪れたのですが…。求人広告を載せたい『ぷっぷく販売』という名の企業は、健康グッズを販売する会社でした。求人の内容は、販売員としての経験がなくても正社員として働けて、月給は23万円という好条件。しかし、販売している商品について聞いてみると、サプリが1つで40万円と高額だったのです!あまりにも高額な商品に不信感を抱きましたが、「大手求人広告会社でも掲載してもらった実績がある」という点を加味し、ひとまず、えりたさんの会社でも求人を掲載することになりました。しかし、その後…。『求人広告掲載予定の会社がSF商法をやってた話』3/3 おわり pic.twitter.com/6IxVCWrroW — えりた (@erita_enikki) August 5, 2020 『ぷっぷく販売』はSF商法という、違法な商売を行っている会社だったということが後日発覚したのでした。ちなみに、SF商法の注意喚起を行っている群馬県邑楽郡大泉町のウェブサイトにはこのように記載されいます。消費生活センターでは、SF商法(催眠商法)と思われる相談が多数寄せられています。SF商法とは無料や安価に日用品を販売する内容の折り込みチラシなどで広告し、人を集めます。締め切った会場において、販売員が巧みな話術で場を盛り上げながら「ハイ、ハイ」と手を上げさせるなどして、ただ同然で日用品などを配ります。期間限定の販売会に通い続ける消費者とは信頼関係を築きながら、冷静な判断ができない高揚した雰囲気の中で売りつけるため催眠商法とも呼ばれています。契約当事者の約8割が70歳以上であり、健康について関心が高い年齢層をターゲットにしています。大泉町役場ーより引用一連の出来事に、えりたさんは怪しいなと感じた時点で、すぐに上司に相談すべきだったと語りました。私たちの日常の中でも、詐欺の被害に遭う人はいます。少しでも怪しいと感じたら、周囲の人に相談してみることが大事なのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年08月06日「ストレンジャー・シングス」のミリー・ボビー・ブラウンが、「Netflix」の映画『The Girls I’ve Been』(原題)で詐欺師を演じるという。「Netflix」が発表した。同作は来年初期にペンギン・ランダムハウスから発売されるテス・シャープ著の同名小説を基に描く。ミリーが演じるのは犯罪者をターゲットに詐欺を働いていた母親の娘ノラ。ある日ノラは“今カノ”と“元カレ”と一緒に銀行強盗に巻き込まれ、人質になってしまう。幼い頃から母親の詐欺のテクニックを身につけてきたノラが、窮地を脱するためにそのテクニックを駆使し…というストーリー。ミリーは主演とともに、自身の制作会社「PCMA」を通してプロデューサーも務める。「Netflix」の「オザークへようこそ」のジェイソン・ベイトマンや『ゴースト・イン・ザ・シェル』のプロデューサー、マイケル・コスティガンも製作に名を連ねている。ミリーと「Netflix」の結びつきは強く、今後も出演&プロデュース作品が目白押し。現在は姉のペイジと書いた物語を原案とした『A Time Lost』(原題)を製作中。シャーロック・ホームズの妹エノーラが主人公として活躍する『エノーラ・ホームズの事件簿』でも主演&製作を担当。9月に配信予定だ。もちろん「ストレンジャー・シングス」シーズン4の配信も世界中のファンが待っている。(Hiromi Kaku)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2020年07月29日消防用設備などの施工・点検を行っている青木防災株式会社(@aokibosai)が『臨時ニュース』をTwitterに投稿し話題となっています。なんでも、同社の広報課長が『不正受給』で逮捕されたというのです!広報課長が『不正受給』…その瞬間をカメラが捉えていた!同社の社員が捉えた『不正受給』の瞬間がこちら…。日に一度だけ支給されるおやつをすでに食べていた、広報課長であるタマスケ容疑者。しかし、まるで『まだ何ももらってませんよ』という顔で二度目のおやつを不正受給したため、詐欺の容疑で逮捕されました。「罪悪感は特になかった」などと供述この事件について、タマスケ容疑者はこのように供述しているそうです。猫の表情1つで、何度も受給できるおやつの手続き自体に欠陥があると思い、それを指摘する意味も込めて食べ続けた。以前「ニャー(もう食べたよ)」と担当者に伝えてみたが、何事もなく与えられたので罪悪感は特になかった。タマスケ容疑者、『もっと自由に』と語っていたタマスケ容疑者の同僚に聞き込み調査したところ、彼が以前「我々は人間の犬か。違うよな。もっと自由になれるはずだ、本音で生きようぜ」などと語っていたそうです。反省する姿を受け無事釈放!おやつの不正受給の疑いで逮捕されていたタマスケ容疑者でしたが、その後、釈放されたことが分かりました。釈放の理由についてはこのように発表されています。目をうるませ土下座のように座る『土下座り』 を披露するなど、謝罪の姿勢が明確に感じられた。反省の色が強く、同じ過ちを繰り返さないことが見受けられたため釈放する。【臨時ニュース】大阪市平野区にあります消防用設備等の施工・メンテナンス業を営む青木防災㈱にて、日に一度だけ支給されるオヤツを既に食べていたにも関わらず、まるで『まだ何も貰ってませんよ』という顔で二度目を不正受給した為、同社の広報課長であるタマスケ(5)氏を詐欺の容疑で逮捕しました。 pic.twitter.com/rhv1mwTYnU — 青木防災㈱【公式】 (@aokibosai) June 5, 2020 タマスケくん、無事に釈放されてよかったですね!それにしても、本物のニュースのようなクオリティの高い画像に笑ってしまいます。逮捕の瞬間の表情からは「あ、バレた!」という声が聞こえてきそうです。投稿にはさまざまな声が寄せられました。・おやつ『まだまだ詐欺』もしくは『くれくれ詐欺』ですね!・かわいいと感じてしまう人間の弱みにつけ込んだ、狡猾で悪質な犯行だ!・この不正受給なら許しちゃいますね~。タマスケくん逮捕の臨時ニュースは、投稿されてからわずか4時間ほどで約2万もの『いいね』がつきました!自身の『不正受給』すら会社の宣伝にしてしまうタマスケくんを「流石、広報課長!」と、ほめてあげたくなりますね。[文・構成/grape編集部]
2020年06月05日みなさんは、詐欺の被害にあったことはありますか。実在する企業になりすまして個人情報を盗もうとするフィッシング詐欺や、偽通販サイトの詐欺などにひっかかりそうになった人もいるのではないでしょうか。Twitterでは、詐欺に「わざと引っかかってみた」という投稿が話題となりました。2万円以上する電子ドラムセットが、2千円…?その詐欺というのが、Facebookに表示された電子ドラムセットの広告でした。電子ドラムセットは新品なら安くても2万円以上が相場です。しかし、広告では送料込みで18ドル(日本円で約2千円)だったのだとか。これを見た投稿者さんは…。きっと詐欺だろうけど、もしかしたら本当かもしれないし…買ってみよう!好奇心を抑えられず、思いきって購入してしまいました。そして後日、届いた電子ドラムがこちらです。やっぱり詐欺かー!これは、どこからどう見てもでんでん太鼓…電子ドラムの面影すらありません。得意げに笑っている魚の表情にも、だんだんと笑えてきます。投稿には多くのコメントが寄せられました。・電子感が全然ない…!でんでん太鼓にしては高すぎるし…。・でんでん太鼓…つまり『電電』太鼓ってことかな?・普通の詐欺なら腹が立つけど、これはなんか癒された。投稿者さんによると、なかなかいい音がするそうです。この詐欺は金額も少なく笑える結果になりましたが、ネットショッピングの際には詐欺に十分ご注意くださいね!※掲載許可は頂いておりますが、投稿者様の要望で匿名にしております。[文・構成/grape編集部]
2020年06月04日「みんながネットでお買い物しがちなこの時期に、とんでもなく悪質な詐欺メールが届いた」そんな1文とともに、にゃすりぃ(@Nya_three)さんがTwitterに投稿した注意喚起をご紹介します。新型コロナウイルス感染症のまん延により、多くの人が外出自粛を心がけている2020年6月現在。中には不要不急な外出を避けるため、ネットショッピングを利用して、必要な物を取り寄せている人もいるでしょう。ネット上では、『クロネコヤマト』を始めとする、さまざまな配達業者とのエピソードがあふれています。ヤマト運輸に関する記事はこちら残念なことに、ネットショッピングの需要が高まった現状に目を付けて、悪質な詐欺を働く人がいるようです。『クロネコヤマト』を騙る詐欺メールある日、投稿者さんの元に、クロネコヤマトを騙る相手から、不在通知のメールが届きました。身に覚えのなかった投稿者さんは、メールに記載されているURLはクリックせずに、ひとまず自宅にいたといいます。1日中配達がなかったため、ヤマト運輸のウェブサイトを確認したところ、クロネコヤマトの名前を装った詐欺メールやなりすましサイトが横行していることが判明しました。投稿者さんは、自身のもとに届いた詐欺メールと、ヤマト運輸から送られてくる実際のメールを比較した画像を作成。その内容がこちらです。みんながネットでお買い物しがちなこの時期にとんでもなく悪質な詐欺メールが届いた「クロネコヤマト」という名前で不在通知メールは届かないので開かないでね pic.twitter.com/U3Kq2XNt2d — にゃすりぃ (@Nya_three) May 30, 2020 詐欺メールに記載されたURLからなりすましサイトにアクセスしたり、添付ファイルを開いたりすると、コンピューターウイルスの感染などの被害に遭う恐れがあります。投稿者さんのツイートに対し、ネット上では「そっくりすぎて自分も騙されたことがある」「こういった情報は助かる」といった声が続出しました。ちなみに、投稿者さんは送信元が『クロネコヤマト』の場合は「偽物を疑ってほしい」とつづっていますが、ヤマト運輸のウェブサイトによると『YAMATO』『ヤマト運輸株式会社』など、それらしいキーワードを使う場合もあるそうです。ウェブサイトでは、次のような注意喚起を行っています。なお、弊社ではショートメールによるご不在連絡やお届け予定のお知らせは行っておりません。また、弊社ではホームページ、ならびにご不在連絡やお届け予定をお知らせする際に掲載するURLにおいて「.com」を使用しておりません。ヤマト運輸ーより引用なりすましサイトの見分け方として、URLに記載された『kuronekoyamato』の文字が正しくなかったり、最後に『.com』『.top』と付いていたりする場合は詐欺を疑ってほしいとのこと。私たちにとって馴染みのある名前を騙って警戒心を解き、犯行に及ぶ悪質な手口が許せませんね。正しい情報を得て、同様の手口に遭遇した際は、冷静な対応を心がけましょう。[文・構成/grape編集部]
2020年06月03日新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の流行で入手が困難となった、マスクやアルコール消毒液などの衛生用品。買い占めのほか、ネット通販やフリマアプリなどでの高額販売や詐欺行為が横行し、問題となりました。政府も対策を進めていますが、消費者を食い物にするタイプの人は、さまざまな手法で人々を罠に掛けようとしているものです。コンビニでアルバイトをしている、あめのチャン(@Ameno_hina_)さんがTwitterに投稿した体験をご紹介します。異常に軽い荷物と不審者「フリマアプリで売れた商品を発送したい」と客から差し出された荷物を受け付けようとした、投稿者さん。伝票を見ると、商品名のところには『アルコール液』と書いてありました。「やっぱり売れるんだ」と思いながら箱を持ち上げたのですが、違和感を覚えます。液体が入っているにしては異様に軽い荷物なのです。不思議に思い「液体が入ってるんですよね?」と確認すると、客は「はい」とだけ返答。そのまま受け付けようかとも考えたものの、投稿者さんは一応、上司に報告することにしました。すると、上司は慌てた様子でレジまで来て、次のようにいったのです。「差し支えなければ中身を確認させてください。最近、アルコール液の容器だけを発送する悪い商売人がいるんです」この言葉を聞いた客は、「まずい!」と思ったのかバタバタと逃げて行ったとのこと。きっと、上司の言葉は図星だったのでしょう。ガチで拡散希望。さっきコンビニバイトから帰ってきたんだけど、メルカリで売れた商品を発送したいとの事で受付した。→商品名『アルコール液』。やっぱ売れるんだーと思って箱を持ち上げたらめちゃくちゃ軽い。つい、「液体が入ってるんですよね?」と聞いてしまった。お客さんは「はい。」としか↓— あ め のチャン (@Ameno_hina_) 2020年4月25日 投稿者さんによると、本部への連絡や通報などは済んでいるとのこと。投稿には、詐欺師撃退に称賛の声が多数寄せられています。・ナイスな防犯!・情報、本当に感謝します!!・ゴミを送り付けるとか最低な詐欺行為。・宅配関係の仕事をしてるため、このような注意喚起はありがたい。なお、宅配業者によっては『アルコール濃度が60%以上のものは配送不可』などの決まりがあります。その決まりを破る取引相手がまともな人なのかどうか、判断材料の1つになりそうですね。感染拡大防止のため外出自粛が続くにつれ、衛生用品以外も転売されるようになってきている昨今。高額転売から購入すると犯罪に巻き込まれるリスクがあるので、正規の販売店で購入するようにしたいものです。投稿全文はこちらガチで拡散希望。さっきコンビニバイトから帰ってきたんだけど、メルカリで売れた商品を発送したいとの事で受付した。→商品名『アルコール液』。やっぱ売れるんだーと思って箱を持ち上げたらめちゃくちゃ軽い。つい、「液体が入ってるんですよね?」と聞いてしまった。お客さんは「はい。」としか↓— あ め のチャン (@Ameno_hina_) 2020年4月25日 言わないし、中身見る訳にもいかないし。と思ってそのまま受付するか〜と思ったけど、その旨を一応上の人に話をしたら、上の人が慌ててこっちに来てくれて、「詐欺ですか?差し支えなければ中身を確認させてください。最近、アルコール液の容器だけを発送する悪い商売人がいるんです。」って言ったら— あ め のチャン (@Ameno_hina_) April 25, 2020 バタバタ逃げてった。マジで気を付けて。メルカリとかフリマアプリ利用者さん。怪しいと思ったら買わないで下さい。取引をしようとしている相手の評価を先に確認して下さい。— あ め のチャン (@Ameno_hina_) April 25, 2020 RTのご協力本当にありがとうございます。コロナウイルスを利用した詐欺が増えている様ですので、気を付けましょう…!!— あ め のチャン (@Ameno_hina_) April 30, 2020 [文・構成/grape編集部]
2020年04月30日2020年4月現在、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)が世界中で感染拡大しています。悲しいことに、多くの人が不安になっている現状を利用して詐欺を企てる人もいるようです。厚生労働省などは「給付金を振り込むから個人情報を教えろ」といったものや「マスクを送ったから金を払え」といった、コロナウイルスに関する詐欺の注意喚起を行っています。ダイキンが『コロナウイルスを利用した詐欺』について注意喚起空調機などを製造しているダイキン工業株式会社(以下、ダイキン)は、同月23日にTwitterで注意喚起を投稿。ダイキンによると、コロナウイルスの感染拡大を利用した空調機の詐欺が続出しているといいます。「コロナを滅菌できるエアコンをつけませんか?」「経産省のお達しでエアコンを無償交換します!」ダイキンや当社代理店と名乗って、新型コロナウイルス感染症対策でエアコンの入替えやメンテナンスを勧める電話が増えているそうです。そんなの詐欺です...皆さまどうかお気を付けくださいませ— DAIKIN Japan(ダイキン工業) (@daikin_jp) April 23, 2020 もちろん、「コロナウイルスを『滅菌』できる」と科学的に認められている空調機は現時点で存在しないでしょう。ダイキンや代理店の名をかたった詐欺団体は、不安に襲われ正常な判断ができない人をいいくるめて詐欺を行っているのです。詐欺に社名を悪用されたダイキンも被害者です。そんな中、こうして注意喚起を行ったダイキンの行動に称賛の声が相次ぎました。・注意喚起ありがとうございます!こういった詐欺は本当に迷惑ですよね。・「コロナウイルスを滅菌」できる空調機が存在するなら、とっくに病院で使ってるわな。・うちの祖父母が引っかかりそうで怖い。このことを伝えておこう…。世の中が混乱している時は、不安や焦りからデマが広がったり詐欺に引っかかったりしがちです。信頼できる団体の注意喚起に耳を傾け、1人でも被害者が増えないよう気を付けたいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年04月25日いま全国の消費生活センターには、新型コロナウイルスに関する詐欺事件や消費トラブルの相談が相次いでいるという。その数はすでに1万2,000件を超えた。全国の被害実態を取りまとめている国民生活センターの担当者はこう語る。「昨年は改元に便乗して、金融機関を装って暗証番号などを聞き出す詐欺事例が多くありました。今年は“改元”を“コロナ”に置き換えた、同様の手口が報告されています」横行しているのは、既存の手口に“新型コロナ”というワードを付け加えた進化版。誰もが危機意識を持っているだけに“騙されやすくなる”という。「テレビでは四六時中、新型コロナウイルス関連の報道がされており、国民の重大な関心事となっています。それだけに“新型コロナに感染しているんじゃないか”“マスクやアルコール消毒液が入手できなくて困っている”“給付金がもらえるだろうか”など、多くの人が抱える不安につけ込んだ詐欺が急増しているんです」こう警鐘を鳴らすのは、防犯アドバイザーの京師美佳さんだ。漫才師のハイヒール・リンゴは「注文したマスクが届かない。騙されました」と、MCを務めるテレビ番組で告白。愛知県では300万円を騙し取られた例が……。「国民1人当たり10万円の給付金が支給される見込みです。詐欺グループは今後、こうした給付金をエサにして、あなたの財産を狙ってくるでしょう」(京師さん)詐欺師たちは巧みな言葉で、不安につけ込もうとしてくる。「しかし、どんな詐欺の手口があるのか、対処法は何なのか、あらかじめ知っておけば、いざというときも、冷静に対処できます」そこで実際にあった手口を例に、その対策を解説。【ケース1】コロナで個人情報を……「アポ電強盗」近年、ニュースなどでも話題となっているアポ電強盗。事前に身内や警察官を装った電話で個人情報を聞き出したうえで、強盗に入るという荒っぽい手口だ。「家族のふりをして『コロナが流行しているけど大丈夫?』と連絡を入れます。たくみな会話をしていくうちに『外出自粛だから、お金を持っておいたほうがいい』『いくらある?』『どこにしまっている?』『出かける時間は?』などと、情報を聞き出すというもの。こうした犯罪予兆電話は多数あるので、今後、強盗に発展しないよう、一層の注意が必要です」(京師さん・以下同)〈対策〉不審な電話は切り、家族に確認。お金の置き場所、金額、外出時間などは教えない。詐欺防止電話を利用する。【ケース2】コロナ版オレオレ詐欺子どもや孫を装い《マスクやアルコール消毒液があるから、送るよ。入手するのにお金がかかったから、2万円を振り込んで》と騙し取る手口が多いという。さらに、コロナ不安で心細くなっている親の気持ちにつけ込む手口も……。《マスクあるけどいる?》3月23日、愛知県に住む90代男性にこんな電話がかかってきた。自分の体を気遣う言葉に、息子だと信じた男性は、《コロナ相場で、仮想通貨の取引で大成功した。脱税の処理でお金が必要》という言葉をうのみにする。「その後、自宅に来た“弁護士”を名乗る人物に“処理費用”として300万円を渡してしまった被害がありました」〈対策〉電話では、家族間で取り決めた合言葉を使う。お金にまつわる連絡は、必ず電話を切った直後に確認電話をする。詐欺防止電話を利用する。【ケース3】ウイルス除去を名目に高額商品売り付け《市役所職員に成りすまして「コロナウイルスを除去する機械を取り付ける水道工事をする」などと言い、高額な工事代金を請求する不審な電話》が、埼玉県警察に報告されている。「詐欺でありがちなのは、名乗る際に『水道局の“ほう”から来ました』など、『〜のほうから』と、あいまいな表現です」また、以前から『無料点検』を入口に、ホームセンターで2万円ほどで入手できる浄水器を、30万円で買わせる詐欺もあった。「今後“コロナの消毒”を理由に、不当な高額商品を売りつけてくる手口には要注意です」《上水道や下水道がウイルスに汚染されているので消毒が必要》という電話や訪問販売は間違いなく詐欺なので、警察に通報しよう。〈対策〉「〜のほうから来ました」と、はっきりと職場を語らない人物には対応しない・詐欺を疑う。どんなセールスでも、即決せず、必ず保留して家族や知人に相談。詐欺被害にあうのは高齢者ばかりではない。“自分は詐欺になんて、ひっかからない”と過信する人ほど危ないという。「過信が油断につながり“まさか私が……”という結果になりやすいのです。“詐欺かもしれない”“自分も騙されるかもしれない”と疑いの目を持ち、決定する際は、必ず誰かに相談すべきです」少しでも不安を感じたら、必ず家族に相談したり、全国の消費生活センターや最寄りの警察署に連絡すること。「消費者ホットライン(市外局番なしの188)」に電話をすれば、身近な相談窓口を紹介してくれる。在宅時間が長くなっている今、あなたや家族の財産が狙われていることを意識しよう。「女性自身」2020年5月5日号 掲載
2020年04月24日新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の感染拡大を受けて、政府は経済対策として現金10万円の一律給付を行うと発表。2020年5月以降の支給開始を目指すとしています。しかし、給付の手続きがまだ始まっていないにも関わらず、手続きを装って個人情報を抜き出そうとする『詐欺メール』が横行しているそうです。詐欺メールに注意喚起警視庁犯罪抑止対策本部(@MPD_yokushi)は、Twitterで10万円給付に関する『詐欺メール』について注意喚起を投稿しました。「給付金10万配布につき、お客様の所在確認」という見出しのメールが出回っています。これはサギのメールです❗️給付金に関して自治体や総務省が銀行口座や個人情報などをメールでお問合せすることはありません。メール添付のURLにアクセスしないでください。実際のサギメール画像がこれだ‼️⬇️ pic.twitter.com/ZNT0F0MwaF — 警視庁犯罪抑止対策本部 (@MPD_yokushi) 2020年4月21日 警視庁や自治体では、銀行口座などの個人情報をメールで問い合わせることは絶対にないとのこと。疑わしいメールに返信をしたり、添付のURLにアクセスしないよう、気を付けてほしいといいます。ネット上では「非常時に詐欺を行うなんて許せない」「誰にも引っかかってほしくない。身近な人に注意をうながしましょう」といった声が寄せられていました。とても残念なことですが、コロナウイルスに関係した詐欺が多く発生しています。自治体の発信する正しい情報を元に行動するよう心がけましょう。よく分からない時は、自分だけで判断せず、警察や自治体に問い合わせてみることも大事ですね。[文・構成/grape編集部]
2020年04月23日「万引きは100円でも逮捕されるのに、詐欺は大金でも逮捕されない」なんだか「かしこいヤツだけ得をする」みたいな感じで腹立たしいですよね。テレビでは万引きGメンが菓子パンひとつを盗んだ人を極悪人のようにつかまえているのに、振り込め詐欺は数千万円をだましとってもなかなか逮捕されない…「この差はなんなの?」今回は「元警察官ライター」である鷹橋さんにその理由を聞いてみました。この記事の監修者鷹橋公宣(たかはし きみのり)振り込め詐欺や銀行員の巨額横領事件などの捜査を担当してきた元知能犯刑事。警察署勤務時代は幅広い事件を担当。現在は退職し、法律事務所などのコンテンツを中心に執筆活動を続けるWEBライターとして活動中。noteでは警察のウラ話やお役立情報を発信。【元刑事ライターきみぽんのnote】万引きはすぐ逮捕されるのに詐欺はすぐ逮捕されない理由理由その1:窃盗の発生件数がケタ違いに多いからどんな犯罪がどのくらい起きているのか、どのくらいの犯人が捕まっているのかをまとめた「犯罪白書」という資料があります。平成30年版「犯罪白書」のデータをみてみましょう。全体の犯罪件数→約90万件窃盗…約65万件詐欺…約4万件なんと、発生件数を比べると窃盗は詐欺の16倍以上!あまりにも窃盗の発生件数が多すぎるので「万引きばかり捕まっている」という印象があるのです。 理由その2:詐欺を証明するのが難しすぎるから→万引きは「お金を支払わずに店外に持ち出した」だけで成立します。現に盗んだ商品を持っていれば、言い逃れなんてムダでしょう。→でも、詐欺は「ウソだった」ことを証明しなくてはいけません。そもそも詐欺なんてウソつきの犯罪ですから、容疑者が「だますつもりだった」と正直に白状するわけありませんよね。「返すつもりだった」「もらったものだと思っていた」という言い訳を叩きつぶさないといけませんが、その証拠をみつける作業があまりにも難しすぎるのです。 意外?詐欺の方が逮捕率は高い犯罪白書には「何人が逮捕されたか?」のデータも掲載されています。もちろん、みなさんのイメージでは「窃盗のほうが逮捕されやすい」はずですよね。では、窃盗と詐欺の逮捕率を比べてみましょう。 詐欺の逮捕率は万引きの2倍窃盗の逮捕率…約30%詐欺の逮捕率…約60%なんと、詐欺のほうが2倍も逮捕されやすいという驚きの事実がわかります。「なんで?」と不思議になりますよね。 万引きはその場で許してもらえることが多い万引きでは、その場で代金を支払って許してもらうケースが大半です。許してもらえなくても、逮捕されずに自由の身のままで取調べをうける「任意事件」がほとんど。 詐欺犯はそう簡単には逃がさないところが、詐欺事件は容疑者の口から「ウソでした」と言わせるために、専門の刑事がとことん取調べをします。「今日の取調べは終わったから家に帰っていいよ」なんて甘い対応はしてあげません。みっちり取調べをするためには、逃げられないように逮捕したほうがいいわけです。 つまり「詐欺も逮捕される」ということ単純に発生件数が多いから「万引きばかり逮捕される」というイメージがありますが、実は詐欺もしっかり逮捕されて罰を受けています。むしろ詐欺のほうが高確率で逮捕されていて、しかも刑罰が重たいというオマケまでついているのだから、ドロボーよりも詐欺師のほうが大変ですね。【元警察官が教える】万引きはすぐ逮捕されるのに詐欺はすぐ逮捕されないのはなぜ?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。【元警察官が教える】万引きはすぐ逮捕されるのに詐欺はすぐ逮捕されないのはなぜ?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。
2020年01月31日こんにちは! あん子です。今回は私が人生で初めて経験した奇妙な出来事の話です。長女がまだ幼稚園児だった頃。今から10年ぐらい前だったと思います。娘が幼稚園から帰宅した直後のことです。ピンポーンと玄関のチャイムの音がなり、娘が走って玄関のドアを開けてしまいました。すぐに娘を追いかけましたが、娘は玄関先で訪問者の話を聞いてしまっているようでした。ゆうべ来た?夕べは誰も来てないよ…誰だろう…、と思いながらすぐに娘と代わるとそこには「郵便局の者です」と名乗る2人の男性が玄関の前に立っていました。娘の聞き間違い!「ゆう」しか合ってない。直接郵便局員さんが2人で自宅に訪れることは初めてのことでした。そして、この郵便局員さんとなんとも奇妙なやりとりが始まります。「はじめまして! 私どもはここを管轄している郵便局員です。このたび、ご主人の定期預金の満期を迎えておりましたので、通帳を預けていただければお手続きしたいと思い訪問させていただきました」というようなことを言われたと思います。うぅん? どういうことだろう。こんなことってあるものなの?と思ったものの、もしかしたら夫が独身時代、定期預金をかけていたのかもしれない。わざわざ自宅まで来ていただいて、こんな丁寧なサービスするのか、郵便局! すごい! と能天気に思った当時の私を殴ってやりたい。「そうなんですね!わざわざありがとうございます。夫の通帳を持ってきますね」と伝え、部屋に戻り、夫の通帳を探すけれど、どこにあるのか分からない。玄関に戻り「すいません。探してもよくわかりませんでした」と伝えました。ただここで少し違和感を覚えたんです。この人達、いっこうに名刺も渡さない。よく見ると名札もしていない。こんなことってあるのかな。あっれぇぇ? なんか…怪しくない?とは思ったものの、「見つけ次第、直接、郵便局に通帳を持っていきますので。わざわざお越しいただいたのに申し訳ありません。ありがとうございます」と伝えました。ここで素直に帰っていただけると思いきや…「ではお持ちのキャッシュカードを預かりましょう! 最近、システム変更したんですよ」と今度はキャッシュカードを要求されました。んんん?通帳が見つからなければ次はキャッシュカード?システム変更なら最初にそう伝えるよね?私と子どもしかいない平日の昼間。男性2人に力で勝てるはずもない…。ドアを開けての対面は何かされると怖いので、強い口調で言うこともできずにいました。結局「通帳、カードは直接私が持って行きます」と何度も伝え、男性2人は、渋々といった表情を浮かべながら諦めて帰っていきました。後日、郵便局にその旨を話すと、「私どもがそのような件でご自宅に伺うことはありません」ときっぱり否定されました。あの2人組の男性は郵便局員を装った詐欺だったんです。結婚式のスピーチで、「人生、上り坂、下り坂、そしてまさかあり!」なんて昔よく聞いていた三つの坂の話。まさか自分が詐欺に遭遇するなんて!自分は被害にあわないと思っていましたが、誰しも日常で身近に起こる事件なんだと痛感しました。「郵便局の者です」なんて言われたら大人でも「書留かな?」「配達かな?」と素直に玄関の鍵を開けてしまうと思うんです。今でもこの手の詐欺はなくなっておらず、むしろ進化し巧妙になっているようで…。物騒な事件も多くあるので、すぐに娘とは・訪問者が来たときは勝手に対応しない・玄関の鍵は子どもは開けない、大人が開けるということを約束。そしてこのことを教訓に、少しでも違和感をおぼえたら、・名刺をもらう・すぐにその場で結論を出さない・必ず誰かに相談・確認を心掛けようと思いました。
2020年01月28日Businessmen making handshake with money in hands isolated on white background. – bribery, corruption and venality concepts詐欺の被害ですが、残念ながらなかなか無くなりませんね。弊所にご相談いただく数も群を抜いて多く、連日、様々な手口の詐欺に遭った方から連絡をいただいております。詐欺の被害に遭った後にお金を取り戻そうとすることは非常に難しいと言わざるを得ません。出来心で素人が騙した、というのであれば別ですが、悪知恵の働く人間が、最初から逃げ切ることを考えて作りこんだスキームとなると、そう簡単に崩すことはできません。ですから、いかに詐欺に遭わないかという防衛力を高めることが非常に重要になるのです。そして、詐欺被害を回避するための防衛策ですが、なんら難しいものではありません。以下、紹介していきます。①相手方の身元を確認するご相談いただくケースの中で多いのが、もう少し相手方の身元を調べておけば、詐欺被害を未然に防げたのではないかというものです。相手方が個人の場合には、少なくとも以下の情報を裏付け資料をもって確認しましょう。ア氏名イ住所ウ電話番号裏付けとなる資料は、免許証、保険証、住民基本台帳カード、パスポートなどです。コピーではなく、原本を確認し、出来れば2つ以上の情報を突き合わせましょう。また、少なくとも記載された情報を書き写す(できれば写真を撮る)などしましょう。相手方が法人の場合にも以下の情報くらいは取得しましょう。ア社名イ所在地ウ電話番号裏付けとなる資料には、登記があります。登記を取得すれば、会社がそもそも存在するかどうか、存在するとして本店の所在地はどこか、役員にはどのような人物がいるか、代表取締役はどこの誰かなどの情報が出てまいります。登記はどなたでも取得することができますので、相手方が法人の場合には必ず取得しましょう。また、手軽に調べられるのに見落としがちなのが、ホームページの存在です。まともな事業であれば、ホームページくらいは持っているでしょう、社名で検索するようにしてください。上記のほか、相手方が個人か法人かに関わらず、出来る限り、相手方の住所地や会社の所在地を訪問するようにしてください。公的な資料から裏付けられる情報が全てとは限りません。実際に連絡を取ることができる相手であるかが重要なのです。名刺に書かれた住所に相手方の存在が確認できないときは、注意が必要です。②検索エンジンで検索してみる先ほど相手方が法人のときには、社名で検索しようという話に触れましたが、相手方が個人のときにも名前で検索するようにしてください。ホームページやブログ、SNSなどが見つかりましたら、相手方の話してきた内容の裏を取れるだけ取るようにしてください。他方、名前や社名で検索すると、詐欺被害の情報投稿サイトが出てくるときがあります。このサイトに掲載されている=詐欺と断定はできませんが、少なくとも何らかのトラブルが起きていることはわかります。こういった情報が出てきたときは、取引を考え直したほうが良いかもしれません。③自分だけで判断をしない詐欺のケースでは、誰にも相談しないで話を進めてしまい、取り返しのつかない事態に発展するケースが多くあります。相手方の身元を調べる中で不自然な点があったら「まあ、大丈夫だろう」と軽く考えず、遅くともお金を払う前までに、友人や家族に話をしてみてください。詐欺師や詐欺業者の言葉巧みな説明に、視野が狭くなってしまっている場合は多くあります。客観的に第三者の目から突っ込みどころを探してもらうという作業は重要です。友人や家族には聞きづらいということであれば、無料の法律相談や消費生活センターなどに相談するなどしてもいいでしょう。最終的に取引を行うか否かについてはご自身の判断になりますが、出来る限り立ち止まる機会を持ち、相手の説明と自分の考えを客観的に検証することが重要です。細かい話をすれば、他にも注意すべき点はありますが、手軽にできることとしては上記の方法がまず挙げられます。大事なお金を渡すのですから、慎重すぎるくらい慎重になるべきです。繰り返しになりますが、お金を渡してしまってからこれを回収するのはかなり大変です。お金を渡す前に一度は立ち止まって、必要な情報を調べて、その裏を取り、自分がおかれた状況を客観的に見るようにしてください。それだけで、詐欺被害を未然に防ぐ可能性はかなり上がるかと思います。 *執筆弁護士:若井 亮(若井綜合法律事務所。「迅速対応」「分かりやすい説明」「徹底した報告」をモットーとしている。不当要求への対応、詐欺被害への対応を多く経験している)*画像はイメージです(pixta)【弁護士が教える!】詐欺被害を未然に防ぐためにはシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。【弁護士が教える!】詐欺被害を未然に防ぐためにはシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。
2019年10月03日素人が出来心でという事案ならまだしも、プロが逃げるつもりで作り上げたスキームを崩すのは容易ではありません。本日は、詐欺の事案で被害金を取り戻せたケースがあったので紹介しようと思います。この詐欺の舞台ですが、なんとタクシーの中で行われました。詐欺師はタクシーのお客さん、被害者は運転手さんです。どんな状況だったかというと、詐欺師が乗車中に、運転をしていた運転手さんに対して、儲け話を持ち掛けたのです。純粋な運転手さんは詐欺師の話を信じ込み、そのままお金を引き出して、数百万円を渡してしまいました。しかし、その後は待てど暮らせど話が進まず、それどころか、追加のお金が必要であると言われる始末、そこで当職に相談に来ました。詐欺の事案では、相手方の特定が難しいということがよく起こります。要するに名前は偽名、電話は他人名義、住所はデタラメ、会社を名乗るが登記をしていないなど、こちらが把握している情報からでは辿れないことがよくあるのです。ご相談のケースでも、名刺に記載された電話にかけても無関係な店舗に繋がるという有様で、相手方の特定は難しいという状況でした(なお、住所はレンタルオフィスでした。レンタルオフィスを利用している詐欺師、詐欺業者は多くおりますので、注意が必要です)。ただ、ご相談のケースでは幸いにも、詐欺師が「まだ騙せている」と思いこんでおり、また、まだお金を取れるとも思っているようで、電話での連絡が来ていたのです。そのため騙されたふりを相談者の方にはしてもらい、呼び出すことにしました。後日、指定された喫茶店で、相談者の隣の席に陣取り、スマホでの録画と録音をしながら待つと、とてもふてぶてしい感じの詐欺師が来ました。最初はリラックスさせるためか、笑いを交えながら、雑談をテンポよく進めていました。そして、お金の話は自分からしません。様子を窺っているのでしょうか。そこで、相談者からお金の催促があった旨の話を振ると、思い出したかのように、詐欺話を話しはじめたのです。お金の支払の場面となり、相談者が財布からお金を出し、詐欺師に渡そうとしたその瞬間、当職が「ちょっと待った」と割って入りました。「そのお金何に使うんですか」という話から入り、名刺を渡したうえで、きっちり問い詰めました。身分証明書を出してもらい、二つ持っていた携帯電話の番号を押さえ、支払済のお金を返金するよう迫りました。詐欺師はあたふた話をしており、要領を得なかったので、警察へ行くかと促すと、必ず返金すると繰り返し、なんとか警察行きを避けようとしていました。結局、その日は手持ちがなかったため、後日振り込みでという話になりましたが、個人情報を可能な限り取得し、動画という証拠を取っていたことが功を奏したのか、無事全額振り込まれていました。このように詐欺の事案では、かなり激しいことをしなければ被害金が返ってこないケースが多くあります。全てこのようにうまくいく訳ではありませんが、少なくとも書面を送るとか、電話をかけるとかだけで回収するのは難しいと思います。冒頭に申し上げたとおり、残念ながら詐欺の被害金について、返還を受けることは簡単ではありません。大事なお金を払うわけですから慎重になるに越したことはありません。ご不安をお感じなられたら、速やかに専門家にご相談ください。 *執筆弁護士:若井 亮(若井綜合法律事務所。「迅速対応」「分かりやすい説明」「徹底した報告」をモットーとしている。不当要求への対応、詐欺被害への対応を多く経験している)*画像はイメージです(pixta)【実録|弁護士は見た!】詐欺被害金を取り戻せたケースはシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。【実録|弁護士は見た!】詐欺被害金を取り戻せたケースはシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。
2019年10月03日なじみのある企業を巧妙にかたり、本物と区別がつきにくいフィッシングメール。場合によっては、高額をだまし取られることにもなりかねない。詐欺の手口を追跡する。「当会に寄せられた被害報告のうち、もっとも多かった被害額は、99万9,998円です。その方は、ゆうちょ銀行をかたるフィッシングメールを開いて、そこに記載されていたアドレスをクリック。ゆうちょダイレクト(ネットバンキング)の偽サイトに、自分の「お客さま番号」やパスワードを入力してしまったそうです。詐欺犯は、入手した番号・パスワードを使って、被害者の貯金を、自分の口座に送金。つまり、口座から貯金を盗んだのです」そう話すのは、フィッシング対策協議会事務局長の平塚伸世さん。フィッシングメールとは、実在の企業などになりすましたメールを不特定多数に送りつけ、インターネットバンキングや、電子決済サービスのID(身元を識別するための数字や記号)・パスワード、クレジットカード番号などの個人情報を詐取する詐欺メールのことだ。先の例のように、財産を詐取される被害も続出している。’18年1~12月に同会へ寄せられた、フィッシング詐欺にあったという報告件数は1万9,960件。’17年に比べ約2倍に増えている。さらに、「東京2020年五輪チケット」の抽選結果が発表になったことを受け、今後、偽の公式チケット販売サイトへ誘導し、カード番号などを不正に取得するフィッシングが増加する可能性も。昨年から急増しているのが、宅配業者を装うケースだ。「<不在でしたので、お荷物を持ち帰りました。下記よりご確認ください>といったショートメッセージが宅配業者から届いたら、それはフィッシングです」(平塚さん)記されているアドレスをクリックして、求められるパスワードなどを入力すると、ネットでの買い物などに悪用される可能性がある。さらに、ネットショッピングなどの利用料金を、携帯電話の通話料とまとめて支払う、“キャリア決済”でも、フィッシング被害が増えている。「携帯会社を装って、<お客さまのアカウントに異常ログインの可能性がございます>などというショートメッセージが送られてきたら要注意。そこに記載されているアドレスをクリックすると、偽サイトに誘導され、携帯利用者に付与されているアカウントIDなどの入力を求められます」ここでIDを入力してしまうと、勝手にネットで買い物をされて、その金額を通話料とともに請求される可能性があるという。「キャリア決済は、利用限度額の上限があるため、それほど高額な被害にはなりにくい。ただ、利用者が増えているだけに注意を呼びかけています」(平塚さん)フィッシング詐欺被害にあわないためには、どうしたらいいのか。インターネットのセキュリティ対策に詳しいキヤノンマーケティングジャパンの石川堤一さんは、こう提唱する。「いろんなサイトで同じパスワードを設定している人が多いのですが、パスワードは、サイトによって変えましょう。万が一、盗まれてしまった場合、被害が拡大してしまいます」パスワードを不正に取得した犯人は、複数のサイトにアクセスして、そのパスワードを試すからだ。前出の平塚さんは、続けて語る。「基本的に、メールに記載されているアドレスはクリックしないこと。最近は、各企業とも、フィッシング被害を減らすために、メールにアドレスを記載しない傾向にあります。また、〈不在のため荷物を持ち帰った〉〈情報がもれた可能性がある〉などと記してせかした末に個人情報の入力を求めるメールは、フィッシングの可能性が高いので、疑ってかかること。メールから誘導されたサイトで、クレジットカード情報を求められても入力しないように」それでも、フィッシングメールに引っかかってしまった場合は、即座にカード会社に連絡し利用停止を。各サイトのIDやパスワードの変更も必須だ。たとえ被害が少額でも、警察に被害届を出すことを忘れずに。「事例が多くなれば、犯人検挙につながる可能性が高まります。フィッシングメールは大事な証拠になるので削除せずに保管しておきましょう」(平塚さん)携帯が手放せない時代になったいまこそ、自分の身を守る正しい知識を身につけよう。
2019年07月01日「あのさ、オレだけど……」と、息子を装う電話で金銭をだまし取る詐欺が、警察庁に「オレオレ詐欺」と命名され早15年。現在、その手口はますます巧妙になり、還付金がもらえると偽り金銭をだまし取る還付金詐欺や、スマホのデータ通信料の架空請求など、「特殊詐欺」と呼ばれる犯罪は増加の一途をたどっている。また、事前に家族構成や資産状況を聞き出して詐欺をはたらく「アポ電詐欺」では、凶悪なケースが目立ち、2月には、東京都江東区で80歳の女性がアポ電を受けた後に強盗に押し入られ、殺害されるという事件も発生した。警察庁の最新の統計によると、特殊詐欺による昨年の被害総額は約356億円。1日あたり、1億円近い被害が出ていることになる。詐欺や消費者問題に詳しい藤本大和弁護士は、被害者像をこう説明する。「とくに狙われやすいのは家庭にいる中高年女性。日中、詐欺師による電話や訪問を受け、詐欺に遭ってしまう。自分が財布のひもを握っているため夫にも相談できず、弁護士に助けを求め駆け込んでくる女性が後を絶ちません」詐欺から身を守るには「引っかからないこと」が最大の防御法だが、とはいえ相手の詐欺師もその道のプロ。彼らの巧みなトークにのせられることなく、詐欺を見破る方法はあるのだろうか。藤本弁護士に、今すぐ実践できる3つのテクニックを紹介してもらった。■典型的な“言い回し”を冷静に見極めること「うまいもうけ話は存在しない。これが大前提です。相手はこちらの不安をつき『老後の資金を増やせます』などと甘い言葉で誘ってきますが、『絶対にもうかる』というワードが出たらアウト。特定商取引法では、100%利益を保証するうたい文句は使ってはいけないことになっていますから、法律違反です」(藤本弁護士・以下同)FXや仮想通貨など、投資系の勧誘では、相手がうたう利率が3%を超えたら怪しいと疑おう。「詐欺師は相手の懐ろに入るのもお手のもの。世間話をしながら、こちらの話に共感し『じつはうちの母も同じように苦労して……』などと親近感を抱かせた後、『あなただけに教えます』の決め文句でこちらの心をつかみます。この言葉が出たら、詐欺だと思って」■細かい“外見”からでも詐欺師は見破れる詐欺師が家に直接訪問した場合は、服装をよく観察しよう。「スーツの着こなしが不自然なら、怪しいと思っていいでしょう。詐欺グループで働いているような人間はスーツを着慣れておらず、足元はスニーカーだったり、髪の毛を染めていたりと、どこか違和感があるはず。実際、銀行員を装い高齢の女性宅を訪れた詐欺師が、見破られて警察に通報、逮捕されたケースもあります」■“法律”に通じているフリだけでも効果あり悪質な勧誘や違法行為を防止する特定商取引法は、詐欺師がもっとも恐れるもの。少しでも知識を持っておけば、詐欺から身を守る大きな助けとなる。「たとえば契約書面において、クーリング・オフについての事項は赤枠の中に赤字で、しかも一定以上の大きさで記載しなければならないと定められています。これが守られていない契約書の場合、クーリング・オフ期間の8日を過ぎていても契約解除ができます。たとえ細かい法律に通じていなくても大丈夫。最低限の専門用語を口にするだけでも、詐欺師にとっては『面倒くさい相手』として警戒されるので、その時点でターゲットから外される可能性が高くなります。市民向けの勉強会などで法律の本格的な知識を身につければ、さらに安全性は高くなるでしょう」あやしい相手を見破る眼力と、詐欺師をひるませる最低限の法律知識さえ身につければ、簡単にはだまされない!
2019年05月24日「あのさ、オレだけど……」と、息子を装う電話で金銭をだまし取る詐欺が、警察庁に「オレオレ詐欺」と命名され早15年。現在、その手口はますます巧妙になり、還付金がもらえると偽り金銭をだまし取る還付金詐欺や、スマホのデータ通信料の架空請求など、「特殊詐欺」と呼ばれる犯罪は増加の一途をたどっている。また、事前に家族構成や資産状況を聞き出して詐欺をはたらく「アポ電詐欺」では、凶悪なケースが目立ち、2月には、東京都江東区で80歳の女性がアポ電を受けた後に強盗に押し入られ、殺害されるという事件も発生した。警察庁の最新の統計によると、特殊詐欺による昨年の被害総額は約356億円。1日あたり、1億円近い被害が出ていることになる。詐欺や消費者問題に詳しい藤本大和弁護士は、被害者像をこう説明する。「とくに狙われやすいのは家庭にいる中高年女性。日中、詐欺師による電話や訪問を受け、詐欺に遭ってしまう。自分が財布のひもを握っているため夫にも相談できず、弁護士に助けを求め駆け込んでくる女性が後を絶ちません」昼間に一人で家にいるからこそ狙われる。そんな詐欺の具体的な手口を紹介。知識こそがあなたを守る一歩となる。【点検商法】狙われているのは“水回り”と“家の強度”家の外壁や床下のシロアリの点検をするからなどといった口実で訪問してくるのが典型的なやり口。「屋根の瓦が傾いています。地震が来たら崩れますよ」などと不安をあおり、高額な工事の契約を迫る。「すぐに直さないと危ないと思われがちな、水回りや家の強度に関する箇所を狙います。とくに地震や災害の後はこの手の詐欺が増えるので注意」(藤本弁護士・以下同)【還付金詐欺】“お役所仕事”に電話手続きはありえない医療費の過払い金があるなどと電話で嘘を言い、ATMで還付金受け取りの手続きを指示するが、実際は詐欺グループの口座にお金を振り込ませる手口。「そもそも公的な機関での手続きは、役所に出向いて必要な書類をそろえ、ハンコを押してと手のかかるもの。電話とATMだけで簡単に還付金を受け取れることはありません」【元号詐欺】銀行員は小口の取引でわざわざ家まで来ない「改元に伴い、キャッシュカードの交換が必要。今から担当の者を向かわせます」と銀行協会を名乗る人間から電話があり、実際に家にやってくる。言われるがまま通帳とカード、暗証番号まで渡したら最後、口座の預金は詐欺師のものに。「銀行は小口の取引で個人宅を訪問することはありません。冷静になって怪しいと判断を」【ワンクリック詐欺】怪しいメッセージは対応せずに放置すべしパソコンやスマホの操作中、なにげなくウェブ広告をクリックしたら、突然、料金の請求画面が現れた。「これはワンクリック詐欺の手口の1つ。クリックしただけで支払い義務が発生することはありません。請求画面が現れても応じず放置すれば大丈夫です。問合わせ先の電話番号が表示されても、絶対に連絡しないでください」
2019年05月24日「あのさ、オレだけど……」と、息子を装う電話で金銭をだまし取る詐欺が、警察庁に「オレオレ詐欺」と命名され早15年。現在、その手口はますます巧妙になり、還付金がもらえると偽り金銭をだまし取る還付金詐欺や、スマホのデータ通信料の架空請求など、「特殊詐欺」と呼ばれる犯罪は増加の一途をたどっている。また、事前に家族構成や資産状況を聞き出して詐欺をはたらく「アポ電詐欺」では、凶悪なケースが目立ち、2月には、東京都江東区で80歳の女性がアポ電を受けた後に強盗に押し入られ、殺害されるという事件も発生した。警察庁の最新の統計によると、特殊詐欺による昨年の被害総額は約356億円。1日あたり、1億円近い被害が出ていることになる。詐欺や消費者問題に詳しい藤本大和弁護士は、被害者像をこう説明する。「とくに狙われやすいのは家庭にいる中高年女性。日中、詐欺師による電話や訪問を受け、詐欺に遭ってしまう。自分が財布のひもを握っているため夫にも相談できず、弁護士に助けを求め駆け込んでくる女性が後を絶ちません」周りから情報が入ってこない、インターネット慣れしていないなど“情報弱者”の条件がそろいがちな専業主婦の中には、架空請求を行う振り込め詐欺で要求された金銭を疑わずに振り込んでしまう人がいる。「怪しいなと思ってネットで検索しても、使い慣れていないため適切なキーワードで検索できず、目立った検索結果が出てこない。すると、それなら大丈夫かと逆に安心して詐欺師の罠にはまってしまうということもありえます」(藤本弁護士・以下同)インターネットリテラシーの低さは、詐欺に引っかかるだけでなく、自身が加害者になりえるトラブルも招くという。「フェイスブックなどのSNSに、知人のプライバシーに関わるネガティブな投稿をしたものが拡散され、名誉毀損として訴えられるケースがあります。本人はウワサ話感覚かもしれませんが、度が過ぎれば訴訟に発展する恐れがあると覚えておきましょう。自分の行為がどんな結果を招くかを客観的に考えられない人は、詐欺にも引っかかりやすいといえます」詐欺の手口が複雑化・多様化するいっぽう、規制する法律はそれに追いつかず、まさにイタチごっこの状態。電話やメールを通じた特殊詐欺のほかにも、直接自宅を訪問し「家の外壁の強度に問題がある。このまま放っておくと危ない」と不安につけ込み高額な修理費を払わせる点検商法なども、いまだ横行している。万が一引っかかってしまった場合、だまし取られた金銭を取り戻すことはできるのだろうか。「正直なところ、お金が戻ってくる可能性は低いですね。たとえ警察が動いたとしても、新手の詐欺の場合、法律の整備が追いついていないなどの理由で逮捕に踏み切れないケースも。しかも詐欺グループはお金を海外の口座に移し、返すお金がないフリをすることもあるので、結局、被害者は泣き寝入りせざるをえません」警察による摘発数は増えてはいるものの、逮捕者は現場で動く“下っ端”にとどまり、詐欺グループの主犯格までは捜査の手が届かないのが現状だ。「詐欺師の餌食にならないためには、まずどんな手口があるかをよく知ることが大事です。そのうえで、怪しい電話や訪問者があったときは、国民生活センターへ相談を。同センターには、全国から寄せられた詐欺の情報が蓄積されています。典型的な手口や常習犯の場合、連絡のあった会社名や状況を話せば、詐欺と判明するはず」詐欺師はさまざまな手口、トークでアプローチしてくるため、一見それと気づかない場合もあるが、金銭の要求をされたら「危ない」と認識して。その時点で、警察へ相談する手もある。「だます意図を持って金銭の要求をした場合、詐欺罪の未遂として扱われます。警察に相談すれば、対処法についてアドバイスをしてくれるでしょう。典型的な詐欺の場合、警察から相手に連絡を取って対処してくれることもあります」訪問型の詐欺では、一度玄関に入ると、追い返そうとしても粘られることがあるが、そんなときは、すぐに警察を呼んでOK。「これは不退去罪というれっきとした犯罪。躊躇せず、すぐに警察に連絡してください。そして、知らない人を簡単に家に入れない心構えも必要です。最悪の場合、アポ電強盗という命に関わる犯罪に巻き込まれる危険があることを忘れずに。高齢だったり、一人住まいで不安という人は自衛のためモニター付きのインターホンを設置するなどの対策も検討してみては」
2019年05月24日「あのさ、オレだけど……」と、息子を装う電話で金銭をだまし取る詐欺が、警察庁に「オレオレ詐欺」と命名され早15年。現在、その手口はますます巧妙になり、還付金がもらえると偽り金銭をだまし取る還付金詐欺や、スマホのデータ通信料の架空請求など、「特殊詐欺」と呼ばれる犯罪は増加の一途をたどっている。また、事前に家族構成や資産状況を聞き出して詐欺をはたらく「アポ電詐欺」では、凶悪なケースが目立ち、2月には、東京都江東区で80歳の女性がアポ電を受けた後に強盗に押し入られ、殺害されるという事件も発生した。警察庁の最新の統計によると、特殊詐欺による昨年の被害総額は約356億円。1日あたり、1億円近い被害が出ていることになる。詐欺や消費者問題に詳しい藤本大和弁護士は、被害者像をこう説明する。「とくに狙われやすいのは家庭にいる中高年女性。日中、詐欺師による電話や訪問を受け、詐欺に遭ってしまう」昼下がりの中高年女性が狙われる理由を藤本さんが解説してくれた。「詐欺グループは、孫の教育資金や子どもの結婚資金、老後の生活費として、まとまった額のお金を貯めている中高年以上の女性を狙っています。とくに家庭にいる主婦は、一家の財布のひもを握っていることが多い。ですから、わざと夫のいない昼間の時間帯を狙って詐欺を仕掛けるのです」(藤本弁護士・以下同)詐欺師は、相手に考える時間を与えず、金銭を出すよう巧妙に要求してくる。「還付金詐欺なら、昼過ぎに電話をかけ、『還付金の受取り期限は今日までなので、急いで手続きを』と相手を焦らせ、銀行の取引が終了する15時までにATMで手続きするよう指示します。相手を慌てさせることで、判断力を鈍らせる手口です」冷静になった翌日、だまされたと気づいても後の祭り。夫に無断で大金を振り込んでしまったことを打ち明けられず、弁護士を頼ってやってくる女性が多いという。「みなさん、口をそろえて『夫には絶対に言えない』とおっしゃいます。じきに夫が定年退職して収入が減るというときに、老後のために貯めていた資金をほとんどだまし取られてしまった。そんな状況で打ち明けたら激怒の末、離婚されてしまうんじゃないか、という不安がその理由です。とくにこの年代の夫婦はお互いに距離があることが多く、コミュニケーションの少なさから妻の独断でお金を動かしてしまうケースがままあるようです。詐欺師もそうした背景を知って、わざと中高年の女性に狙いを定めているのかもしれません」また、長く家庭で子育てに専念してきた専業主婦の場合、周りに相談できる相手が少なく、会社などのコミュニティにも属していないため、新手の詐欺の手口の情報に疎い場合が多い。「逆に若者の場合、インターネット上のSNSを通して詐欺の手口が広く共有され、簡単にはだまされないようになってきています。たとえば、『地方裁判所管理局』という存在しない機関を名乗り、『訴訟最終告知のお知らせ』として電話連絡を要求するハガキを送り、架空請求を行う振り込め詐欺があります。裁判や訴訟といったキーワードで不安をあおり、連絡を取らせる手口ですが、このハガキは詐欺だとする警告がツイッターで拡散され、若者の間ではよくある詐欺として認知されています」周りから情報が入ってこない、インターネット慣れしていないなど“情報弱者”の条件がそろいがちな専業主婦の中には、要求された金銭を疑わずに振り込んでしまう人もいる。「怪しいなと思ってネットで検索しても、使い慣れていないため適切なキーワードで検索できず、目立った検索結果が出てこない。すると、それなら大丈夫かと逆に安心して詐欺師の罠にはまってしまうということもありえます」
2019年05月23日今年はラグビーW杯、来年には東京五輪と大きなイベントが続く。そんなときには、イベントに便乗した詐欺が増えくる。詐欺の電話や郵便物が届いても、慌てた対応は禁物だそう。経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれた――。イベントに便乗した詐欺で特に多いのがチケットに関するもの。たとえば、オリンピック振興会などもっともらしい団体名を名乗り、「東京五輪の開会式チケットを20万円で優先販売する」といった電話がかかってきます。高額なのでほとんどの方が断りますが、それもシナリオのうち。詐欺グループは別の業者を装って「優先チケットを35万円で買い取る」と第2の電話を入れます。ここで「差額でもうかったのに」と悔しく思ったら、詐欺師の思うつぼ。数日後、再びかかってくるチケットの販売電話に従ってお金を振り込んでも、チケットは届かず、業者に連絡もつきません。冷静になると、五輪の公式チケットはまだ発売前ですし、電話で優先チケットが販売されるのも怪しいとわかるでしょう。いっぽう、チケット販売がすでに始まっているラグビーW杯には、「売り切れ間近」をうたい、高額なチケットを販売する闇サイトがあります。チケットを買おうとネット検索すると、さまざまなサイトが表示されますが、ラグビーW杯は公式サイトで購入したチケットでしか入場できません。公式サイトの閲覧には、ID登録が必要です。ID不要のサイトは偽サイトと考えてよいでしょう。手を替え品を替え、詐欺は後を絶ちません。人はどんなに注意していても、ふとだまされることがありますから、電話機に防犯機能を持たせるとよいでしょう。今お使いの電話に「防犯対策電話録音機」を取り付けるだけ。電話がかかったら、「防犯のために録音する」とアナウンスしてから、呼び出し音が鳴る仕組みです。詐欺師は厄介なアナウンスを聞くと電話を切ってしまうので、呼び出し音もなりません。もし電話がかかっても録音されますから、あとから相談するときに使えます。ただ電話ばかりでなく、最近は、郵便物の詐欺も増えています。特に今は、改元に関するものが目立ちます。たとえば、全国銀行協会をかたって「改元による銀行法の改正に伴い、キャッシュカードの変更が必要」などと書かれた封書が送りつけられるというもの。改元によって銀行手続きが変わることはないので、ご注意ください。また、「地方裁判所管理局」を名乗り、桐花紋が印刷されたはがきが届くこともあるようです。「訴訟最終告知のお知らせ」などと、あたかも裁判の被告になったように思わせることが書かれています。何事かと慌てて問い合わせをしたくなりますが、差出人に直接連絡してはいけません。少しでも「おかしいな」と思ったら、まず消費者ホットライン(電話番号:188)に電話してみてください。また、手元に大金を置かないことも対策のひとつです。出金しようと銀行に行くと、事情を聞かれ、詐欺だと気づくこともあるでしょう。金庫だと思って、お金は銀行に預けておきましょう。
2019年04月05日警察庁特殊詐欺防止プロジェクト“SOS47”「特殊詐欺防止啓発動画発表会」が6日に都内で行われ、山本順三 国家公安委員会委員長、杉良太郎、伍代夏子、コロッケ、w-inds.(橘慶太、千葉涼平、緒方龍)、城島茂、松本利夫、乃木坂46(梅澤美波、久保史緒里)が登場した。SOS47は、昨年11月に発足した、オレオレ詐欺などを代表とする特殊詐欺を予防するために結成されたプロジェクトチーム。今回プロジェクトチーム全員が出演する、特殊詐欺防止啓発動画を制作した。杉は「警察庁の一員として、全力で真剣にこの問題に取り組んでいく」と決意を述べ、「日頃から色々な活動を通じて、いつか協力してもらえたらなあということからお声がけをしたところ、引き受けていただいた」とメンバーについて明かす。オレオレ詐欺防止のために、家族への声掛けが必要ということで、梅澤は「常に日頃から両親とはメールのやり取理をしているし、定期的に電話をしているので、家族の近況は把握しています」、久保は「私が上京してから両親が実家で2人暮らしをしているので、近況は知っておきたい」と自身の環境について語った。城島は「私も実家の親に、自動通話録音機付きの留守番電話をプレゼントして、ちゃんと使うんだよ、と伝えました」と対策バッチリの様子。松本は「個人個人が、油断をしないよう、常にアンテナを張っている状態だといいのかなと思います」と見解を述べた。イベントでは、コロッケ(詐欺グループ)&梅澤(母親)、城島(詐欺グループ)&久保(母親)という異色の組み合わせで、家族間での合言葉を使ったオレオレ詐欺撃退のデモンストレーションも実施。コロッケはものまね、城島はダジャレを封印し、詐欺グループの新人を熱演した。城島は「人はなんて愚かなんだろう」と嘆きつつ、「家族の絆が大事な時代になっていくと思います。昭和も平成も関係なく、皆さんが持ってた大切な絆だと思うので、改めてここで提示したいと思います」と決意を新たにする。また、千葉は「ファンの方の中に、僕たちの名前を名乗って、多大な額の請求振りこみをさせていた人もいた。僕たちや周りの人が体調が悪くて、『このままだと活動ができない』という話で、信用させて振り込ませるということがあった」と、詐欺の実例を振り返る。杉も「私も人気があったので、私に会いたいために電話をかけてきた人がいた。『もう、死にそうだ』という内容で、その人がとうとう電話の中で死んだんです。騙されまして、お葬式に行きました。実はその人が一人で、お母さんと娘を使い分けて演じていた」と告白し、驚かれていた。
2019年03月06日最近、話題となっている不適切動画や詐欺アプリ、情報漏洩。このようなことを避けるため、子どものスマホリテラシーやネットリテラシーは上手に醸成させたいものですね。親世代とは異なり、物心がついた時からスマホが身近にある今の子どもたち。子どもに使いすぎを注意したいものの、自分自身もスマホがなくてはならない存在となっている親世代も多いでしょう。株式会社NTTドコモは「学生のスマートフォン(以下、スマホ)事情」をテーマに、日本全国の高校生・大学生300名を対象にした調査を実施。デジタルネイティブな高校生や大学生の、リアルな実情が見えてきました。■ いまどきの高校生はYoutuberを知らないとアウト?学校の友人と会話をすることが多い話題は?「スマホで見たSNS・動画・アプリなどの話」が約8割(78%)にのぼりました!これは、「TVで見た番組の話」(58%)、「雑誌で見た記事や漫画の話」(30%)を大きく上回る結果。学生の間では、すでにTVや雑誌の存在感は影を潜め、スマホで見るコンテンツが共通の話題となっていることがわかります。友達との会話にあがることがより多い話題は?YoutubeやSNSをTVドラマやファッション誌と比較してもらった結果は以下の通り。学生たちにとってスマホは娯楽だけでなく、あらゆる物事の情報源となっているようです。さらに、高校生にTVタレントとYoutuberで、どちらが友達との会話にあがる方が多いかを聞くと、「TVタレント」(33%)よりも「Youtuber」(37%)の割合が多くなりました。また、Youtuber、Vtuber(バーチャル・ユーチューバー)、TikToker(「TikTok」ユーザー)をはじめとした人気動画クリエイターについての知識がなければ「友人との会話についていけないと思う」と答えた高校生も31%と約3人に1人にのぼりました。高校生活においてTVや漫画の話題で持ちきりだった親世代と、今の高校生はまったく異なることがわかります。■ デジタルネイティブ世代でも気になる、スマホの料金そこで、あらためて「学校の友人とコミュニケーションをおこなう上で、スマホは必須アイテムだと思いますか?」と聞いたところ、高校生・大学生の約7割が(67%)が「そう思う」と回答。デジタルネイティブな高校生・大学生の生活にとって、スマホは「あったら便利なもの」ではなく「なくてはならないもの」であることがわかります。さらに「友人とスマホで動画を見ながら会話をすることがある」と答えた学生は実に半数以上となる53%にのぼっています。また、「友人とスマホで動画を撮影・投稿して楽しむことがある」人も約4割(39%)という結果でした。一方で、一日中動画を見たりネットを使ったりすれば気になるのが、スマホの料金。高校生は特に、親が契約しているとは言え、使いすぎによって取り上げられたり禁止されたりすることもあるでしょう。それは学生たち自身も理解しているようで、「学校の友人とコミュニケーションを十分に楽しもうとすると、スマホの料金が高くなりやすい」と答えた学生は約4人に1人(24%)でした。また、現在のプランではスマホのデータ通信料が足りないと考えている高校生や大学生も少なくありません。kou / PIXTA(ピクスタ)また、「スマホの料金プランは、学校の友人とのコミュニケーションに影響すると思う」と答えた学生も3割(30%)となっています。スマホを通じたコミュニケーションを楽しもうとするほど、料金が気になるというジレンマをかかえる学生は少なくないようです。■ 無料Wi-Fi、詐欺アプリ…万全ではない子どもたちのリスク管理Graphs / PIXTA(ピクスタ)今や当たり前になりつつある、交通機関やカフェなどで利用できるフリーWi-Fi(無料Wi-Fi)。スムーズに動画を視聴でき、またデータ通信料を節約することができるので、お金がない学生たちの強い味方です。今回の調査でも、「無料Wi-Fiの利用経験」がある学生の割合は、90%にものぼりました。また、利用頻度も「週に1回以上」と答えた人が63%に。「週に4回以上」と答えた割合も、全体の約4人に1人(24%)にのぼっており、常日頃から無料Wi-Fiを利用している学生が多いことがわかります。しかし意外と知られていないのが、こうした無料Wi-Fiのセキュリティ面。個人情報やクレジットカード情報の漏洩、ウイルス感染などにつながる可能性があるので、万全な対策を取りたいところ。den-sen / PIXTA(ピクスタ)今回、このような「無料Wi-Fiのセキュリティリスクを知っていたか」を学生たちに聞いたところ、24%と4人に1人が「知らなかった」と回答。リスクを理解することなく、無料Wi-Fiを使用してしまっている学生は少なくないことがわかります。■ 今一度、親子で確認したいスマホの使い方さらに近年では「詐欺アプリ」を通じたスマホユーザーの詐欺被害が増えており、高額なサービス料金を請求されるケースもあります。詐欺アプリの存在についても、今回の調査では約3割と認知度は低く、また知っていても「具体的な対策はできていない」という学生が7割近くにのぼりました。今回の調査では、高校生や大学生といったデジタルネイティブ世代は、スマホに慣れ親しんでいるが故に、かえってリスクに無頓着になってしまっている面が浮き彫りとなりました。携帯キャリア各社がスマホ料金の値下げを予定している2019年。スマホがさらに使いやすくなる今だからこそ、親子でその使い方を確認してみるいい機会かもしれません。【参考】※高校生の会話ネタで多いのは「TVタレント」よりも「YouTuber」!「スマホありき」の学生生活を送るデジタルネイティブたち
2019年02月22日「詐欺コスメ使いこなしBOOK」も収録11月22日、宝島社が発行しているファッション情報月刊誌『SPRiNG(スプリング)』の2018年1月号が880円(税込)の価格で発売された。表紙は女優でファッションモデルの小松菜奈さんが務めている。この『SPRiNG』最新号には特別付録として、「詐欺メイク」「整形メイク」で話題のゆにばーす・はらさんが監修した「“詐欺メイク”コスメ4点セット」が付属しており、ブックインブックとして、「ゆにばーすはらの詐欺コスメ使いこなしBOOK」も収録されている。特別付録でフルメイクが完成男女お笑いコンビのゆにばーすのはらさんは、美容整形を受けたかのような、別人のように見えるメイクをインスタグラムなどで披露。そのメイク術が話題となり、多数の雑誌やテレビ番組などにも登場している。この『SPRiNG』2018年1月号には使う人を選ばない誰にでも似合うという豪華コスメ4点セットが付属。「アイパレット」、「リップ&チーク」、「赤みブラウンマスカラ」、「締め黒アイライナー」からなるセットにより、フルメイクを完成させることができる。『SPRiNG』2018年1月号 特別付録詳細1. アイパレットカーキ・赤みブラウン(眉にも使えるノンパール)ベージュ・ゴールドラメ入りブラウン 各0.8g2. リップ&チークレンガ系オレンジ・赤みブラウン 各1g3. 赤みブラウンマスカラ 1.2g4. 締め黒アイライナー 4.5g(宝島社のサイトより引用)(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※SPRiNG(スプリング) 宝島社の女性ファッション誌
2018年11月27日詐欺メイクが人気の「ゆにばーす」はら氏別人になれるほどのメイク術を解説している書籍『ゆにばーす はらの ※詐欺メイク』が発売された。A5判で80ページ、価格は1,300円(税別)である。著者のはら氏は男女お笑いコンビ「ゆにばーす」として、M-1グランプリで決勝に進出しており、インスタグラムでは、メイクで変身した姿を公開。その変身ぶりが人気となり、フォロワー数は約16万人となっている。「PON!」「有吉ジャポン」などに出演女性が日常的に行っているメイクではあるが、別人に見える「詐欺メイク」や、美容外科で手術を受けたかのような「整形メイク」をSNSなどで公開している女性がいる。ゆにばーすのはら氏は出会い系サイト用に「詐欺すぎメイク」を開始し、インスタグラムで人気となり、「PON!」(日本テレビ系)や「有吉ジャポン」(TBS系)などにも出演している。美人7変化・山崎ケイ氏を変身新刊でははら氏が「詐欺すぎ基本テクニック」を解説。メイクの手順などは画像付きで紹介し、自撮り術についても触れている。続いて、はら氏自身が「きれいなお姉さん」、「モード」、「女子高生」、「海外セレブ」、「和服美人」、「花嫁」、「女優」に変身している。また、ツールを紹介し、スキンケアをQ&A形式で解説。さらに男女お笑いコンビ「相席スタート」の山崎ケイ氏をメイクで変身させている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※ゆにばーす はらの ※詐欺メイク
2018年08月14日詐欺メイクの神ワザで変身6月8日、「詐欺メイク」と言われてしまうほどのメイク術を解説した「整形した!? と思われるぐらいかわいい 詐欺級メイク 神ワザ50」が宝島社より発売された。価格は600円(税別)でA4判、80ページである。YouTuber斎藤綾乃氏・「ゆにばーす」はら氏が解説誰でも動画を世界中に公開できるようになり、動画サイトYouTubeではYouTuberと呼ばれる動画クリエイターが多数活躍している。特にメイク動画は多くの女性の注目を集め、中にはメイクにより素顔とは全く違う姿になる「整形メイク」、「詐欺メイク」と呼ばれるメイクも公開されている。新刊「整形した!? と思われるぐらいかわいい 詐欺級メイク 神ワザ50」では、メイク前後で大きく印象が変わっているYouTuberの「整形メイク」「詐欺メイク」を徹底検証。達人たちが神ワザを解説する。同書ではチャンネル登録者数1万4千人のYouTuber斎藤綾乃氏が「くっきりハーフ顔」のメイクを解説。また、「整形級メイク」で雑誌「CanCam」に繰り返し取り上げられている男女お笑いコンビ「ゆにばーす」のはら氏も登場し「土偶から美女」への「詐欺メイク」を解説している。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※整形した!? と思われるぐらいかわいい 詐欺級メイク 神ワザ50
2018年06月15日【元ホステスが語る男ゴコロの裏事情211】現在、放送中の月9ドラマ『コンフィデンスマンJP』、見てますか?信用詐欺師が、欲望にまみれた人間からお金をだまし取るエンターテイメントコメディ作品です。こちらは非日常な感じのお話ですが、普段、詐欺とまではいかなくても「詐欺まがいだな」って感じる場面に出くわすことってありません?■本当にあったマッチングアプリの詐欺近年、出会いの主流(?)になりつつあるマッチングアプリも例外ではないんです。今回は、マッチングアプリにおける詐欺まがいなあれこれと、筆者が弁護士の知人から聞いた、本当にあったマッチングアプリの詐欺のエピソードを、みなさんにシェアしたいと思います!■プロフの写真と本人が違いすぎ!アプリで、異性とのマッチングを大きく左右するであろうプロフィールの写真。奇跡の一枚を使ってしまっている女子はいませんか?その写真に惹かれて「いいね」を押した男子は、もしかしたら初めて会ったとき、ビックリしちゃうかも。マッチングアプリを利用している男友達に「アプリを使ってて(相手に対して)イヤだなと思ったのはどんなところ?」と聞いたら、高確率で「プロフの写真と本人が違う」という意見が出てきました。写真を加工・修正しすぎると、そりゃ面影がなくなりますよね。初対面で「写真と違う!詐欺じゃん!」と思われないためにも、奇跡の一枚は控えたほうがいいでしょう。■独身って言ってたのに実は既婚者!独身限定のマッチングアプリにも、稀に既婚者が紛れ込んでいたりします。事実、筆者も過去に「独身だよ♪」と嘘をついている既婚者を引き当てたことがありました。既婚と知らずに付き合ってしまい、一ヶ月ほど経った頃、あることをきっかけに、彼の名前が教えられている名前と違うことに気づいたんです。そこからネットを駆使して彼を調べあげたら、既婚であること、娘がいることが判明。結局、いろんなことがあってその彼とはすぐ別れたのですが、マッチングアプリのプロフィールは鵜呑みにしないほうがいいですよ。一歩間違えれば、奥さんから慰謝料を請求されちゃいますから。本当に独身か疑わしい場合、独身証明書を見せてもらいましょう。女子の中にも既婚ではないけど、彼氏がいるのに(しかも現状、別れる気もないのに)マッチングアプリを使っているって人もいる様子。アプリで知り合った男子といい感じになってから、相手があなたの彼氏の存在に気づいたら……?「裏切られた!」とか「だまされた!」と思うでしょうね。あなたも詐欺まがいなことはしないようにしましょうね。■本気の詐欺師もたまにいる!?少し前に弁護士さんと食事をしたのですが、「マッチングアプリから始まった詐欺とかってある?」と聞いたら、結婚詐欺のエピソードを教えてくれました。相談者は30代の女性。マッチングアプリで出会った公務員の彼に結婚前提で付き合ってほしいと、告白兼プロポーズ(仮)をされたそうなのですが、その彼がちょくちょく「お金を借して」と数万円単位で借りてきたとか。でも「公務員」である彼と結婚したかった彼女は、結婚のために渋々お金を貸していたのです。けど、一向にお金は戻ってこず……、そして結婚する時期も決めてくれず。ようやく怪しいと気づいて、探偵や弁護士に連絡を入れ彼を調べてみたところ、彼は公務員ではないことが判明。しかも詐欺に慣れてるのか、公務員の身分所を偽造して持っていたそうで。そこから彼を詰め始めたのですが、彼はバレたくなかったのか、結局、行方不明になってしまったそうです……。筆者は、今までいろんな男性を見てきましたが、プロフィールを偽装して自分を良く見せるのって、自分に自信がなくて、メンタルが弱い人が多め。きっと結婚詐欺の彼も自分に自信のないタイプだったのでしょう。まぁ、詐欺に合わないためにも、見たまま、聞いたままの情報は信じないほうがいいですね。自分の感覚をもっと磨いて、簡単にだまされないようにしましょう。■終わりにマッチングアプリのプロフィールは、鵜呑みにしないことが大事!そして、もし付き合ってある程度時間が経ったのなら、相手の友達や同僚を紹介してもらいましょう!もしそれを拒むならアウトです。あなたに嘘をついている場合は、絶対身内に会わせてくれないですから。
2018年05月28日