こんにちは、島本薫です。「対詩ライブ」というイベントを耳にしたことはありますか?ふたりの詩人が数行ずつ言葉を紡ぎ、観客の前で一編の詩を書いていく「即興詩のかけあい」です。本日は、詩人を身近に感じられる「対詩ライブ」の魅力をお届けしましょう。■「対談」でも「対戦」でもない「対詩」のライブ詩人がいかにして詩を創作するのか。詩人とはどんな人たちなのか。詩と詩人を身近に感じられるイベントです。主催obla()t隣人のように、詩人を身近に。文学ではない場所で「詩的なもの」と出会う。そんなコンセプトで始まった「対詩ライブ」。「対詩」とは、ふたりの詩人が交互に5行以内の詩を書いて、12の倍数でひとまとまりの「詩」とするもので、複数の詩人が詩を書き継ぐ「連詩」の一種です。リレー形式の即興詩という世界初の試みを続けてきたのは、詩人の谷川俊太郎(たにかわ・しゅんたろう)さんと覚和歌子(かく・わかこ)さん。観客を前にしたそのライブでは、書き手はひとり静かな場所で自分と向き合いながら言葉を紡ぐわけにはいきません。ライブ終了までの限られた時間の中、どんなテーマの詩を書くことになるのかもわからない未知の旅に出発するのです。言葉を選び直したり、行をまるごと削ったり。詩作の様子はスクリーンに映し出され、詩が生み出されるスリリングな一瞬一瞬を、観客も共有します。「できました」という声を聞くどきどき感は、ライブでしか味わえないもの。また、短い詩がひとつ誕生するたび、詩人自らによる朗読や解説を聞くことができるのも、ライブならではの魅力でしょう。ところが、対詩ライブの面白さはそれだけではありません。観客は、生まれたばかりの詩や創作について、詩人にたずねることができるのです。■詩や詩人との距離が近くなる「対詩」では、ひとつの詩が出来あがると相手に詩作を引き継ぐわけですが、次の詩ができあがるまでの時間は待つ方の詩人と観客とのトークタイムとなり、さまざまな質問が飛び交います。「初めに書かれていたものからまったく違う詩になりましたけど、どういう流れでそうなったのですか?」「朗読で『工場』を『こうば』とお読みになっていましたが、『こうじょう』という読み方ではないのですね」谷川俊太郎さんも覚和歌子さんも気さくに質問に応じてくれ、「自分の書いた詩を発表していくにはどうしたらいいでしょう」といった創作の悩みから、時には「才能の源泉とは?」という難しい質問までもが飛び出します。「相手の詩ができあがるのを待っている間は、どんなことを考えているのですか?」「ひとりで詩を書くのと対詩とは、どんなところが違いますか?」そんなやりとりを重ねていくうちに、詩や詩人が身近になり、言葉というものがより愛おしくなっていく――それこそが「対詩ライブ」の魅力であり、多くのリピーターを生む理由なのでしょう。■連句から連詩へ、そして対詩へ、読者の心の中へ連詩には何を書くかを自分で決めなきゃいけないというストレスがない。よく自己表現と人は言うけれど、実は自己表現というものも他からの働きかけがあってはじめて可能になるんだってことを連詩は教えてくれるんです。谷川俊太郎日本の伝統文芸には、上の句(五・七・五)と下の句(七・七)を順に読んでいき、ひとつの詩を作り上げて楽しむ「連歌(連句)」という形式がありますね。これをもとに始まった詩の共作が「連詩」です。「他人がいると、思いがけないことがきっかけとなって言葉が出てくる」と語る、谷川俊太郎さん。「連詩は誰が作者というわけではなく皆で創るもの。こうした世界観は日本独特のもので、いい意味で我が消えているすごく美しい世界だと思うんですね」と話す、覚和香子さん。そんなふたりの創作の裏側や推敲の過程まで見せてしまう、スリリングなステージ上の連詩「対詩ライブ」。9年に渡る対詩作品と解説が、このたび一冊の本になりました。『対詩2馬力』著者:谷川俊太郎、覚和歌子装丁:大島依提亜出版社:ナナロク社発刊:2017年10月ライブは毎回チケットが完売という人気ぶりですが、詩が生まれる瞬間に、あなたもいつか立ち会ってみてください。■対詩ライブ:関連情報◆主催:obla()t(オブラート)◆谷川俊太郎公式サイト◆覚和歌子公式公認ファンサイト
2017年11月01日アカデミー賞長編アニメーション部門ノミネートをはじめ、世界中に愛されたストップモーションアニメ『ぼくの名前はズッキーニ』。この度、“ワケあり”の子どもたちに心をわし掴みにされる予告編が公開された。主人公は、不慮の事故によりママを亡くした9歳の少年。ママが付けてくれた“ズッキーニ”と言うニックネームを大切にしている。ひとりぼっちになった彼を、心優しい警察官が孤児院に連れていく。そこには、心にさまざまな傷を負った子どもたちが暮らしており、だんだんとズッキーニは仲間と居場所を見つけ出してゆく――。傷ついた子どもたちに細心の注意を払いながら、一方で子どもたちの豊かな想像力を信じる思いに貫かれた物語は、2016年アヌシー国際アニメーション映画祭で最優秀作品賞と観客賞の2冠を射止め、フランスのセザール賞では最優秀長編アニメーション賞とともに、実写映画を押さえて最優秀脚色賞を受賞。第89回アカデミー賞では長編アニメーション部門にノミネートされ、アメリカでもズッキーニ旋風を巻き起こし、「Rotten Tomatoes」では100%フレッシュという驚異の高評価を叩き出した本作が、ついに日本上陸。まず映像では、母親を亡くしたズッキーニが、優しい警察官・レイモンに連れられて孤児院であるフォンテーヌ園にやって来るところから始まる。園のリーダー的存在であるシモンと初めは反発しあいながらも、徐々にお互いを理解し、新入りのカミーユほか“ワケあり”で集まった同世代の子どもたちと絆を深め、大人の優しさにも触れて成長するズッキーニたち。日々の小さなできごとに一生懸命生きる子どもたちの姿が、ストップモーションアニメによって丁寧に紡がれ、その可愛らしく、切ない物語に心をわし掴みにされる。さらに、スキー旅行やハロウィンパーティを楽しむ姿など、つらい境遇にありながらも純粋で無邪気な子どもたちのひと幕も目にすることができる。この作品のクオリティの高さから、詩人・谷川俊太郎からは「すごい!びっくりした!繊細で大胆、実写では出せないリアリティ」と絶賛のコメントも到着。世界中を魅了したアナログの世界観を、まずはここから確かめてみて。『ぼくの名前はズッキーニ』は2018年2月10日(土)より新宿ピカデリー、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月27日TOKIOの松岡昌宏と土井ケイトによる二人芝居『ダニーと紺碧の海』が5月13日に開幕した。その前日に公開ゲネプロが行われ、松岡と土井、演出の藤田俊太郎が囲み取材に応じた。舞台『ダニーと紺碧の海』チケット情報本作は、アカデミー脚本賞やピューリッツァー賞戯曲部門、トニー賞演劇作品賞など数々の賞を受賞したジョン・パトリック・シャンリィが1983年に書いた作品。暴力によってしか心の痛みを吐き出せない男・ダニー(松岡)と、壊れた家庭環境の中で疲れてしまった女・ロバータ(土井)が出会い、惹かれ合う姿を描く。演出を手掛けるのは、昨年、読売演劇大賞 最優秀作品賞を受賞した「ジャージー・ボーイズ」で演出を務め、自らも優秀演出家賞を獲得するなど、活躍目覚ましい藤田俊太郎。バーに偶然居合わせた29歳のダニーと31歳のロバータの「なあ、そのプレッツェルくれよ」「ダメこれ私の」という何気ない会話から始まる本作。ひとつ会話を重ねるごとに、ふたりの抱えるものが少しずつ露になっていくような会話劇で、互いに秘密を明かし合うころには感情が剥き出しに。強い言葉の奥に揺れる感情を理解し合うダニーとロバータ。カフェで、部屋で、ベッドで、今を逃したらもう行き場がないとでもいうような必死さで紡がれる言葉の数々…その一つひとつがあまりにも真っ直ぐな感情のやり取りで、受け止める方も同じように必死な姿も印象的だった。約1時間40分、休憩なしで紡がれる本作。ゲネプロ後の囲み取材で松岡は「身体にけっこうくるんですよ(笑)。そんなに動いている芝居じゃない気がするんですが」と濃密な二人芝居ならではの感覚を告白。相手役となる土井は「ダニーというキャラクターは、松岡さんが演じるからこそ愛すべきキャラクターになっていて。板の上で心から『え!何、この人!?』と思わせるものを出される。感動的です」と松岡を絶賛した。藤田は「才能と優秀さと努力が備わるとこんなにいい役ができるんだなと思いますね。ふたりが積み重ねたものは確かだったんだなってゲネプロで実感しました」と感想を語る。そんな藤田の演出について松岡は「ひとつにこだわらず、いろんなことをやってみようとシーンがどんどん変わっていく。僕はすごく楽しい」と話し、笑顔を見せた。40歳になった松岡が「自分が経験したことのない扉を開けたいと思い、参加させてもらった作品です」と語る本作。公演は5月21日(日)まで東京・紀伊國屋ホールにて、5月27日(土)・28日(日)に兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールにて上演。取材・文:中川實穗
2017年05月15日「谷川俊太郎展 TANIKAWA Shuntaro」を新宿・東京オペラシティ アートギャラリーにて開催。会期は、2018年1月13日(土)から3月25日(日)まで。日本を代表する詩人、谷川俊太郎。鮮烈なデビューを果たした詩集『二十億光年の孤独』から、『鉄腕アトム』の主題歌、スヌーピーで知られるコミック『ピーナツ・ブックス』の翻訳、さらに、数々の学校で歌われ続ける合唱曲まで。文学には疎い人でさえ1度はその作品に触れているほど谷川の活動は幅広く、日本人の多くが知らず知らずのうちに影響を受けてきたのではないだろうか。谷川のつむぎ出す言葉は、感傷や絶望感を感じさせない明るく軽やかなものだ。しかし、現実離れするのではなく、そこには1人の生活者の言葉として”日常”にしっかりと根を張っている。普段の生活から生まれるみずみずしく豊かな言葉は、戦後の日本で新たな生き方を模索する多くの人々の心を捉え、今でもなお私たちを魅了し続ける。本展では、谷川の幅広い創作活動のほか、少年時代にまつわる資料や交友関係、親しんできた音楽やコレクション等を紹介。作品の原点を探ることで、谷川の言葉に宿る魅力を紐解いていく。また会場では、本展のために書き下ろされる新作の詩や、音楽家小山田圭吾と、インターフェイスデザイナー中村勇吾とのコラボレーションなど、現在進行形の谷川の活動を紹介する。【詳細】谷川俊太郎展 TANIKAWA Shuntaro会期:2018年1月13日(土)〜3月25日(日)会場:東京オペラシティ アートギャラリー住所:東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティビル開館時間:11:00〜19:00 (金・土は11:00〜20:00 / いずれも最終入場は閉館30分前まで)休館日:月曜日 (祝日の場合は翌火曜日)、2/11 (全館休館日)入場料:一般 1,200円(1,000円)、大学・高校生 800円(600円)、中学生以下無料※( )の中は15名以上の団体料金※障がい者手帳保持者および付添1名は無料■開催記念対談・2018年1月27日(土) 都築響一(編集者)×谷川俊太郎・2018年2月10日(土) 小山田圭吾(コーネリアス)(音楽家)×谷川俊太郎開催時間:各回14:00(13:45分開場)会場:東京オペラシティビル7F 会議室定員:各回160名(全席自由)参加費:無料(展覧会の入場は別料金)、要整理券※開催当日11:00よりアートギャラリー入り口にて整理券を配布。整理券は1人1枚のみ。■スペシャルライブ 谷川俊太郎×DiVa「よしなしうた」開催日時:2018年3月10日(土) 14 :00開演(13:30開場)開場:東京オペラシティ リサイタルホール料金:3,500円(全席自由・税込)チケット予約:03-5353-9999【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2017年02月12日木曜日連載、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店による今読むべき1冊。今週は、谷川晃一の『雑めく心 ―奇想的思考あふれるエッセイ集』。東京・渋谷の支店 NADiff modern(東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura地下1階)によるご紹介です。■『雑めく心 ―奇想的思考あふれるエッセイ集』谷川晃一数年前、私の頭の中に「あっ雑めいたぞ」と独り言のように浮かび、私の心にいつの間にか棲みついてしまった奇妙な言葉なのだ。「雑めく」とは「ひらめく」とか「ときめく」とか「春めく」混じりあったような明るさもあって、元気の出る言葉である。(中略)本書は30年にわたる有用、無用の雑めきを書き記したものである。(本文より引用)1960年代、ハイレッドセンターによる「首都圏清掃促進計画」に参加、79年の「アールポップ展」などその後時代とともに国内外で数々の展覧会に関わり、絵画制作と並行して、エッセイ、美術評論、多くの絵本を制作してきた谷川晃一の最新エッセイ。本書には、94年から現在まで運営委員長を務める伊豆高原アートフェスティバルでの雑めき、NHK教育テレビの番組「趣味悠々」で企画された「谷川晃一の自由デッサン塾」のなかでの雑めき、普段の生活から中国4000年の歴史の中でのパンダの得体の知れなさに対しての雑めき、雑貨への雑めき(本人曰く雑貨スピリット)が、ほのぼのと心くすぐる。1988年から伊豆高原に移住した著者による柔らかで面白おかしく軽妙な口調で語られる長年の雑めきは、悠々自適なスローライフを送る「ご隠居さん」を想像させるが、時に鋭く独自の視点で物事を見つめ、はたと驚かされる。特に、石子順造、井上洋介、菅井汲などが登場する場面において、著者の批評眼、作品に対する思いを隠すことなく伝える様は、読みごたえがあり心に響く。【書籍情報】『雑めく心 ―奇想的思考あふれるエッセイ集』著者:谷川晃一版元:せりか書房四六判上製/240ページ発刊:2016年10月価格:2,400円
2017年02月09日1年生のときから学校が苦手な長男。なんとか勉強と向き合えるよう、工夫してきたのですが…出典 : 「学校大嫌い!」からスタートした長男の小学校生活。夏休みになんとか気持ちを切り替えてもらい、「宿題してみよう」という流れを作りました。ところが…1番簡単そうな教科書の音読ですら、「イヤ!」と拒否。最初は叱ってやらせようかと思いましたが、ふと「もしかしたら、意味の受け取り方や眼球の使い方が独特だからかもしれない…」と考えるようになりました。そう思い至ったのには理由があります。例えば「くじらがいっとう」という詩の一節を見て、長男は「くじらがいっとうしょう」と読むのです。算数のプリントにあった「たしざんかなひきざんかな」は「ひらがなかたかな」と読んでいました。長男はページを一瞬見て、見て取れた言葉の一部から脳内の辞書と参照し、予想して声としてアウトプットしていたようなのです。そのときの眼球の動きを観察すると、確かにページをパッパッ、という感じで見ていました。文字列の上をスキャンするような目の動きには、なっていなかったのです。文字列を見ること自体に慣れてない、意味が理解できずにますます嫌になるという悪循環になっていることに気付き、これは苦痛だろうな…と思いました。まずは「風船バレー」で、心と身体から拒否感を払拭出典 : 少しでも長男が楽に学習できるように…と考えた私は、教科書を一旦置き、反抗ばかりでめちゃくちゃになっていたコミュニケーションの回復も狙い、風船やボールなどの投げ合いっこをして遊ぶことにしました。そこには、眼球の動きを良くする練習にもなるのでは?という期待もありました。その他、ビジョントレーニングの本を参考にしつつ、棒の先に虫の人形などを付け目で追う遊びや、テレビの情報番組の認知症予防トレーニング、視力を保つ特集なども大いに活用しました。さっそく、家庭学習!最初は文章理解の前に、言葉の理解からUpload By hiro_michi目の動きを良くする練習やボール遊びの時間を重ねていくうち、少しずつですが文字に関心が向くようになった長男。その後、いろいろな質問が飛び出すようになりました。「銀行」はどうして「ぎんこお」じゃなくて「ぎんこう」って書くの?「分」はどうして「ふん」って読む時と「ぷん」って読む時があるの?そもそも「話し言葉」と「書き言葉」は生まれ方や使われ方が違うこと。「銀行」は「ぎんこお」か「ぎんこう」か悩むところだけど、いろんな地方、いろんな人に聞き取り調査して、やっぱり「ぎんこう」って書くのが一番いいって、国語を司る機関がルールを決めたんだよ。といった具合に、その言葉が生まれた背景から私は説明することにしていました。読み手の頭に何かイメージや情報を浮かばせようとして文字が書かれていることや、読む練習をすると、書き手の伝えたいことをつかみやすくなるということなどを図を使って説明し、読み書きのモチベーションにつなげました。見て理解ができたら、次は頭の中でイメージできるように出典 : 読み書きに慣れてきたら、文字と意味(イメージ)とをつなげる遊びも取り組んでみました。言葉の引き算遊びです。これは、車での移動中などによくやりました。「どうろ」から「う」を引くと?「うーん、どろ!」「道路が泥になったら、大変だね」「みかん」から「み」を引くと?「…かん!」「みかんが缶になっちゃった」文字と読みが一致してきた頃合いを見計らって、詩の音読にトライしてみました。詩にしたのは、文字と音(目と口)に絞って練習できるかな、と思ったからです。例えば、谷川俊太郎さんの「たいこ」という詩では、「どんどんどん/どんどこどん/どこどんどん/どどんこどん…」これを机や体ををたたいてリズムを再現します。そのあと、一行ずつ交代で読んだり、一連ずつ読んだり。たたき役、読み役を入れ替えたり。妹も巻き込んで、できるだけ楽しい時間になるように工夫していました。興味を上手く引き出せれば、子どもは自ら学習する出典 : 長男との勉強や成長を振り返ってみると、学校の授業の前には、その土台作りに1番時間と工夫が必要だったように思います。土台がしっかりと出来上がった後は…、●子どもの好きな分野の本を見つけてきては、さりげなく置いておく●子どもが読めない本を「読んでほしい」と持ってきても拒否しない。でも、全部は読まず「残りは後で」と言ってみるといった接し方をすることで、興味のある分野なら、かなりの文章量を読めるようになりました。その中でも、子ども向け農業雑誌『のらのら』は、野菜好きの長男がハマったうちの1冊でした。バックナンバーを揃え、一文字ももらさず読むほど熱中しています。読み書きの壁は十人十色。本なども参考にしつつ、長男自身をよく見て彼自身が「読みたい」と思った時にスッとアシストできればと考えています。ちなみに、不思議なことにまだ漫画は読めません。絵と吹き出しで世界観をつかみ、ストーリーを追うというのが難しいようです。とはいえ、いずれは読めるようになるのでは…と、見守っています。
2017年02月05日毎日、家事に追われて子どもに泣かれてイライラするし、「なんだか息苦しい」というとき、ありますよね。そういうときは、呼吸が浅くなったり、雑になったりしているそうです。授乳服のモーハウス青山店で開催された「子育て呼吸法」の講座に参加してきました。呼吸を味方につける呼吸法とは?呼吸法講師のやぎはしすみこさんによると、呼吸法を身につけて、呼吸を味方にしていると、日常生活のさまざまな場面で活用できるそうです。「呼吸を味方にする」って、どういうこと?「身体に不調を感じたり、心が乱れたりすることは誰にでもありますよね。そういうときに、呼吸を味方にしておくと、心身の調子を整える力を発揮してくれるのです」とやぎはしさん。やぎはしさんが呼吸法に出会ったのは、現在3歳の次女がお腹にいるときだったそうです。「出産後も呼吸法を続けるために、育児に呼吸法を取り入れざるを得なかった」というやぎはしさんですが、「呼吸法を取り入れることで子育てがとても楽になり、『子育て呼吸法』としてママ達に伝えています」とのこと。講座では、ママの心と体をいたわり、子育てが楽になる呼吸法を教えてもらいました。まずは、呼吸を意識。次に「数える呼吸」で呼吸と対話!「味方になってもらうためには、あいさつをして、相手をよく知ることですよね。まずは、自分の呼吸を見つめてみましょう。息は鼻か口からゆっくりと吐き、鼻から吸います。目は開けていても、閉じていてもいいのですが、目を開けている方が、雑念が入ってこない人が多いですね」というわけで、講座ではみんなで1分間、呼吸に集中しました。「自分の呼吸が意識できたら、次は3分間、呼吸を数えながら息をします。ポイントは、吸うことよりも、吐くことにより意識を向けて、最後まで吐き切ること。この『数える呼吸』は、自分の呼吸と対話することにつながります。できれば毎日3分間、『数える呼吸』の時間を取ることが理想ですが、忙しいときは、呼吸を10回数えるだけでも効果がありますよ」「見つめる呼吸」で、身体をいたわる!毎日睡眠不足で疲れているママのために、身体をいたわる呼吸も教えてもらいました。「東洋医学の『気血』という言葉がありますが、身体の不調を感じる部分に気持ちを向けると、エネルギーとなる血が集中して、自然治癒力を発揮してくれます。身体の細部に目を向けるという意味で、『見つめる呼吸』と呼んでいます」。講座では、まずは2分間、指に意識を向けながら『見つめる呼吸』の体験をしました。「両手を広げて、1本ずつ指に意識を向けながら呼吸をします。親指を見つめながらひと呼吸、人差し指を見つめながらひと呼吸、と順番に意識を移していきます。指の末端まで血が通うので、冷え性にも効果があります」。確かに、2分間、呼吸をしながら指から指へ視線を行ったり来たりしていると、指の先がじんじんしてくるから不思議です。「もちろん、指だけでなく身体のすべての部分に有効です。寝る前に、お布団の中で頭、額、眉間、目というように、順番に体の部位に意識を向けながら呼吸を続けます。寝つきが悪い人も、すーっと睡眠に入っていけますよ」子育て中だからこそ活かせる「子育て呼吸法」呼吸法を子育てに活かせる場面を教えてもらいました。・呼吸法で手当て「たとえば、子どもが『お腹が痛い』と訴えたら。子どものお腹に手を当て、手のひらに意識をしながらゆっくりと呼吸を繰り返します。さすったりする必要はなく、手のひらを介してじんわりと何かが伝わる感覚で、優しく手を触れておいてあげるだけで大丈夫。『治ったでしょ?』などと聞かなくても、しばらくたつと、子どもの方から『もう大丈夫』と言って、離れていきますよ」・呼吸法で読み聞かせ「絵本は『声を出す呼吸法』にぴったりです。読み聞かせでは、ゆっくり息を吐きながら文章を読み、苦しくなるぎりぎりまで息継ぎをしないでがんばってください」講座では、『あいうえおうた』(谷川俊太郎著)をみんなで読みました。参加者からは「棒読みになってしまう」という感想もありましたが、「慣れてくると声が出しやすくなり、普通の呼吸よりも抑揚が出しやすくなります」とやぎはしさん。・子どもの泣き声に合わせて呼吸「子どもの泣き声を聞いていると、イライラすることもありますが、泣き声に合わせて呼吸をしてみると、うるさく聞こえなくなり、心が落ち着いてきますよ」・怒る前に、ひと呼吸「子どもに、夫に、イラッとする瞬間、爆発しそうになったら、その前に『ふー』っとゆっくり息を吐いてみましょう。怒りを手放すことができます」毎日必ずしている呼吸を味方につけて、心身を整えることができれば理想的ですね。身長176㎝のやぎはしさんは、モデルでもあります。「呼吸法を続けていると、体に軸ができるので、姿勢がよくなったり、スタイルがよくなったりしますよ」とのこと。子育て中はエクササイズをする余裕もありませんが、呼吸法でスタイルもよくなるなんて! しかも、費用いらず。ぜひ実践してみてくださいね。取材協力カメラマン・モデル・呼吸法講師やぎはしすみこさんモーハウス青山店<文・写真:フリーランス記者鯰美紀>
2016年09月29日バレエダンサーでタレントの宮尾俊太郎が、俳優・織田裕二の主演で10月よりスタートするTBS系ドラマ『IQ246~華麗なる事件簿~』に出演することが6日、明らかになった。同ドラマは、織田演じるIQ246の天才・法門寺沙羅駆(ほうもんじ・しゃらく)が膨大な知識と鮮やかな推理で難事件を解決するミステリー。沙羅駆は、貴族の末裔で、嫡子は代々246という高いIQが遺伝するという特別な家系に生まれた男で、生活に困ることなくひたすら学問・知識を追求してきた法門寺家の現当主だ。1話完結で織田のほか、土屋太鳳、ディーン・フジオカらも出演する。宮尾が演じるのは、自らが解くに値する謎を求める沙羅駆が首を突っ込んでいく難事件を担当する警視庁捜査一課の刑事・山田次郎。超名門校を次々首席で卒業した経歴を持つ超インテリな上、拳銃、柔術などにもたけ、数カ国語を操るという一見優秀な刑事だ。警視庁内でその能力を見込まれているかは定かでないが、沙羅駆に出会って以来、難事件の捜査にあたる度に彼に振り回され、名前をイジられるなどプライドを踏みにじられてしまう役どころになっている。「『映像のお仕事をしっかりとやってみたい』という気持ちがありましたし、豪華なキャストの方々からもたくさん学ばせていただける機会をいただけたので、役者としての成長ができるように取り組みたい」と意気込む宮尾。「刑事らしい所作、話し方など、普段経験したことがないので難しい部分も」と話しつつ、演じる「山田次郎は少し変わっているところがありますが、刑事という根本的な部分が揺らがないようにしたい」とアピールする。また、役作りで「"刑事である"ということが見ている方に伝わるようにしたいのは大前提」としながら、「所々に横文字のセリフが入ってきたり、他人を見下している部分があり、(彼の高学歴で自信家な)センスが『一般の人と違うな』と感じています」と説明。沙羅駆には及ばないものの次郎も「IQは高いのでスマートに推理ができる側面もあると思いますので、シリアスなところと彼のセンスが突き抜ける、そのバランスを大切にしたい」と演じる上での狙いを明かした。(C)TBS
2016年09月07日待ちに待った夏休み!いつもよりも親子で過ごす時間がぐっと増える夏休みに、山や海へ遠出して過ごすのも良いけれど、お家でひんやりかき氷を食べながらまったりした一時を満喫することも素敵な夏の思い出になるはず。そこでFASHION HEADLINEでは、夏休みに大人も子供も楽しめる絵本を、本を愛する書店の皆さまに聞きました!目で見て楽しめるアートブックのような絵本、思わず声に出して読みたくなる絵本、頭に残るリズミカルな絵本、じっくり読める絵本など、より感性を豊かにしてくれる個性豊かなラインアップ。連載第1回目の今回は、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」がオススメする4冊をご紹介します。『ジャリおじさん』(大竹伸朗/発売:福音館書房)毎日海を見て暮らしていたジャリおじさんは、鼻の頭にひげが生えている。そんなジャリおじさんが、ある日突然、海に背を向けて歩き出す…。「ジャリジャリ」という挨拶、ページいっぱいのシュールな絵、そして突飛なストーリー。日本を代表する現代美術作家である大竹伸朗による絵と、リズミカルな語感。この斬新な絵本にぴったりハマれば、きっと何度も開くお気に入りの1冊に。『ジャリおじさん』大竹伸朗『ぽぱーぺぽぴぱっぷ』(絵:岡崎乾太郎 文:谷川俊太郎/発売:クレヨンハウス)「ぴぴぴー ぴぴーぷ ぷーぺー ぴぷぺぺぺ」思わず口に出して言いたくなってしまう、「ぱぴぷぺぽ」でできたふしぎな言葉たち。とっても単純だからこそ、どのように読むか、読む人の数だけ新しい音が生まれるはず。親子でも、おともだちとでも、声に出して読みたい1冊。そしてなんと言っても造形作家の岡崎乾次郎が描く、カラフルなツノの生えたふしぎな生き物がキュート。『ぽぱーぺぽぴぱっぷ』絵:岡崎乾太郎 文:谷川俊太郎『水の生きもの』(絵・文:ランバロス・ジャー 訳:市川恵里/発売:河出書房新社)なんと、インドの工房にて1冊1冊シルクスクリーンで刷られた手作りの絵本。手漉き紙から伝わる温かさには、1枚1枚ページをめくる幸せがつまっている。インド伝統の民俗絵画、ミティラー画の手法で描かれる細やかな線、次々に現れるサカナやカニたちの表情は異国情緒たっぷり。ぜひ親子で一緒にページをめくりながら読んで頂きたい作品集のような絵本である。『水の生きもの』ランバロス・ジャー(Rambharos Jha) 訳:市川恵里『ドミトリーともきんす』(高野文子/発売:中央公論社)絵本、というより漫画に近いのですが、ぜひ夏休みにおすすめしたい1冊。実在の科学者たちが、もし学生寮「ドミトリーともきんす」に住んでいたら?という架空の設定で描かれたもの。朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹が学生となって登場し、様々な場面で彼らの言葉や著書が紹介される。決して難解ではなく、シンプルな絵と相まって「読んでみたい」「もっと知りたい」と感じられる1冊。さらにその先に続いてゆく読書のためにも、時間に余裕のある夏休みに読んでみては。小学生以上のお子様にはもちろん、大人の方にもおすすめ。『ドミトリーともきんす』高野文子
2016年08月13日夏休み本番!どこかに旅に出るのも楽しいけれど、東京の街中に佇む、好奇心を満たしてくれる場所も気になるところ。東京駅、銀座からも歩ける距離にある日本橋。古くから栄える日本橋の街に、この夏注目を集めること間違いなしのスポットが。今夏、重要文化財に指定された「日本橋三越本店」。歴史と趣きに満ちた日本橋三越本店の見所をお届け。今に残る西洋建築は、日本橋という街の矜持江戸の城下町であった日本橋、明治期以降は日本経済の中心地として発展してきた。明治、大正と移りかわる時代の中、次々と近代的な商業ビルが建ち街を変貌させてきた。日本建築界の重鎮・辰野金吾による「日本銀行本店」、アメリカンルネッサンス仕様の「三井本館」、古今東西の美を集めた「日本橋高島屋」、そして日本一有名な橋「日本橋」など、徒歩10分ほどの圏内に、重要文化財に指定されている名建築が建ち並ぶ日本橋。そんな中、新たに「日本橋三越本店」が国の重要文化財として指定されることに。そこで日本の百貨店建築のパイオニアともいえる「日本橋三越本店」の見どころをご案内しよう。現在(2016年)の日本橋三越本店日本の百貨店建築の礎となった日本橋三越本店日本橋三越本店の歴史を紐解くと、延宝元年(1673年)創業の“現金掛け値なし”を掲げて、現金販売をいち早く実現して江戸庶民に喝采をあびた呉服店「三井越後屋」が出発点。明治37年(1904年)に呉服商としての商いからさらなる発展を、とロンドンの老舗百貨店ハロッズにならい“デパートメントストア宣言”を発表、日本最初の百貨店として名乗りを上げた。大正3年(1914年)に誕生した5階建て鉄筋コンクリート造りの日本橋三越本店は、ルネサンス様式の外観、採光天井の中央ホール、エレベーターなど、美しい装飾と最新設備がそなえられ日本の百貨店建築の礎となる。その後、関東大震災で被害を受けながらも、修復・増改築を行いながら新たな魅力をたずさえて日本橋三越本店は復活してきたのだ。大正3年(1914年)当時の日本橋三越本店昭和10年(1935年)当時の日本橋三越本店商業神マーキュリーとライオンが迎える本館ライオン口そんな歴史のある日本橋三越本店。まずはライオン像が鎮座する本館正面入口側の外観をじっくり観察。増改築を繰り返したとは思えぬ統一感ある意匠は、大正時代より一貫して同じ会社(現・横河建築設計事務所)が施工していることが大きな理由の一つであろう。装飾が施された壁面を輝かせる金色の像は、イタリアの商業神・マーキュリーだ。その下には、通称ライオン口と呼ばれる本館の正面入口があり、2頭のライオン像が鎮座する。明治時代にイギリス視察に出向いた当時の支配人・日比翁助が、トラファルガー広場のライオン像に感動。すぐに製作依頼をして大正3年(1914年)から三越でお客様をお出迎えする存在になった。合格祈願などの都市伝説を持つライオン像には、詩人・谷川俊太郎さんが像をモチーフに詠んだ詩が飾られているので注目して欲しい。本館正面入口に鎮座するライオン像下からも上からも眺めて欲しい天女像。ホールの壁にはアンモナイトそして本館にある五層吹き抜けの中央ホールへ。大理石張りの柱や梁、ステンドグラスを配したエキゾチックな装飾の天井、手摺や回廊のガラスへのアールデコ装飾、パイプオルガンなど見どころが満載。またホールの中央には、10年もの歳月をかけて手がけられた「まごころ像」と呼ばれる天女像が置かれている。柔らかな微笑みをたたえる天女像はその前面だけではなく、かわらしい鳥たちやサイケデリックな球体など背面の細やかな彫刻装飾もじっくり鑑賞してほしい。ちなみに1階と3階が天女像を見るベストビューポイントだ。そしてホールの壁のあちらこちらにアンモナイトの化石が「こんにちは」と顔をのぞかせているので、こちらもお見逃しなく。いたるところに発見のある中央ホールは、何度訪れても楽しい場所かも。毎週水・金・土・日の10時半、正午、15時の1日3回パイプオルガンの音色を聴くことができる。中央ホールには圧巻の「まごころ像」が出迎える屋上で金字塔を見終えたら大人もOKなお子様ランチでひと息大正時代を思わせるレトロモダンな意匠のエレベーターに乗り屋上ガーデンへ。青空にそびえたつような建築物は、大正10年(1921年)に作られた金字塔だ。日本橋三越本店の象徴でもあるので、ここは必ず押さえておきたい。また屋上には向島の三囲神社があるので、楽しい一日を祈念してお参りを。ほかにも豪華絢爛な装飾に圧倒される三越劇場などへも足を運びたい。さて館内の重要文化財スポットをぐるりと巡った後は、名物メニューをいただきにカフェ&レストラン「ランドマーク」へ。昭和5年(1930年)の登場以来、子どもたちがこぞっておねだりする「お子様ランチ」(800円)はランドマークの目玉メニュー。シュシュと煙を出しながら供される蒸気機関車の器には、チキンライス、エビフライ、スパゲティなど、お子様ランチといえど本格的な洋食プレート。大人の注文もOKなのでビールのお供にどうぞ。またライオン像よりずいぶんとかわいい「ライオンパンケーキ」(600円)は、子どものみならず大人女子から人気だとか。昭和5年(1930年)の登場以来人気の「お子様ランチ」(800円)さて日本橋三越本店では、その同店の歴史や館内の名物スポットを詳しく知りたい人に向けて「日本橋三越本店 店内ツアー」を開催中。お買い物ついでに、名建築を学ぶ知的ホリデーなんていいかもしれない。【日本橋三越本店 店内ツアー詳細】毎月第2土曜日:第1部11:30~ 第2部14:30~所要時間:約70分定員:各回15名参加費無料※申し込みは本館1階ライオン口案内カウンターにて受け付ける※小・中・高生生を対象とした「日本橋三越本店 歴史ツアー」もHPにて受付中
2016年08月08日東京都知事選への出馬で注目を集める鳥越俊太郎さん(76)が、過去に女子大生へ淫行した疑惑があるということを、2016年7月21日発売の『週刊文春』が報じました。鳥越さんは自身の所有する別荘に当時大学生だった女性を連れ込み、 強引にキスするなどしたとのこと。これに対し鳥越さんの選挙事務所は、弁護団によって週刊文春に抗議文を送ったことを明らかにしました。抗議文では刑事告訴する準備を進めていると述べられており、事実無根であると強固な姿勢を貫く様子ですが、今後どのような展開が繰り広げられるのか注目が集まります。●都知事選を戦い抜くのはもうムリ?選挙活動を行う真っただ中で報じられた衝撃的なニュースに対しネット上では、『こんな人が都知事選に出るとか最悪だな』『まじかよ…。気持ち悪っ!!!』『あのシワシワの唇で…鳥肌立ったわ!』『徹底的にやって白黒つけてほしい。まぁ、相手が文春なら間違った情報じゃないんだろうけど』『ヒドい演説とかテレビドタキャンとかあって呆れてたけど、これはさすがに致命的でしょ!当選がなくなって、ある意味ホッとした』『都知事は呪われてんのか?舛添のときから問題起こりすぎ』『2016年は文春の1年になりましたね。良い仕事しすぎです』『当選する前で良かったよ本当に。これ当選後に発覚してたら東京の混乱すごかっただろうね…』『女癖悪そうな顔してるよ。女性の敵!』『「認知症だから覚えてない」で押し通すつもりだろ?それはそれで都知事の資格なしだけど』など、気持ち悪いという声とともに、都知事選での当選が困難な状況に安堵する声も聞かれました。これまでも都知事としての資質が疑われる言動が見られた鳥越さんですが、今回の報道は選挙に向けて致命的と言えるはず。都知事選の結果とともに、事実関係についても目が離せない状況となってきました。【画像出典元リンク】・鳥越 俊太郎(@shuntorigoe)(Twitter)/(文/パピマミ編集部)
2016年07月21日スタジオ設立30年間の歩みを体感できる特別企画「ジブリの大博覧会」のプレス内覧会が7月6日(水)、会場となる六本木ヒルズ展望台・東京シティビューで行われ、この夏大注目のイベントの全容が明らかになった。今回の展示では1984年に公開された『風の谷のナウシカ』から、カンヌ国際映画祭「ある視点部門」で上映された待望の最新作『レッドタートル ある島の物語』(9月17日公開)まで、これまでのジブリ作品のポスターやチラシといった広告宣伝物を中心に、制作資料、企画書など未公開資料を含む膨大な数の資料を展示。作品を世に送り出すため、試行錯誤して生み出された宣伝の足跡を追いながら、各作品の公開当時の記憶が“ジブリのもう1つの物語”として浮かび上がる。すでに愛知、新潟で開催され、大人気を博した同展がついに東京に上陸!その開催地となる六本木ヒルズ展望台・東京シティビューには4つのステージで構成され、歴代の宣伝ポスターや新聞広告の展示はもちろん、懐かしいグッズがズラリと並んだ“倉庫”や貴重な原画も多数展示。なかでも、公開時に製作され「現在、世界に1枚しか現存しない」(会場関係者)という『風の谷のナウシカ』の宣伝ポスターは、ファン垂涎の必見アイテムだ。また、海抜250mという会場の特長を生かした「空とぶ飛行機展」では、名作『天空の城ラピュタ』の冒頭に登場する巨大飛行船の模型をはじめ、数々の飛行マシンが天空からの眺望をバックに展示され、「空への憧れ」を表現し続けるジブリ作品の精神を具現化している。フォトロケには、『となりのトトロ』のネコバスが鎮座しており、圧倒的な存在感を発揮!行き先が「六本木」(木の文字は、上下反転)になっている点も要チェックだ。『岸辺のふたり』で米国アカデミー賞短編アニメーション映画賞を受賞したマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督が、初の長編作品に挑戦した『レッドタートル ある島の物語』についても、数多くの場面写真や詩人・谷川俊太郎による寄稿などで贅沢に紹介している。「ジブリの大博覧会~ナウシカから最新作「レッドタートル」まで~」は六本木ヒルズ展望台・東京シティビュー内スカイギャラリーにて7月7日(木)から9月11日(日)まで開催。(会期中無休)(text:cinemacafe.net)
2016年07月06日「パラレルキャリア」という言葉を聞いたことがありますか?これは、複数の仕事を持ち、その境界を超えて活動する働き方のこと。たとえば、お笑いコンビ・ピースの又吉直樹さんが小説『火花』で芥川賞を受賞しミリオンセラーとなったことは、広く話題になりました。こうしたパラレルキャリアは、私たちの創造性やモチベーションに大きなメリットをもたらします。自身も映像ディレクターでありながらブックカフェ「6次元」を営み、作家としても活動する著者による『パラレルキャリア 新しい働き方を考えるヒント100』(ナカムラクニオ著、晶文社)から、その魅力を探ってみましょう。■「飽きる力」が人間に進化をもたらした!本書は、「パラレルキャリア」というまだ新しい考え方を自分のものにするヒントとして、100のトピックを紹介しています。たとえば、「人生7年周期説」。人間の脳にはもともと「一定の刺激に7年で飽きる」という性質があるという考え方です。世の中の事象に流行り廃りがあるのも、この性質によるもの。詩人で絵本作家の谷川俊太郎さんも、「あなたにとってクリエイティブとは?」という質問に「物事に『飽きる力』」と答えています。同時に、人間には「新しいものを好む」性質も強く備わっています。チャレンジを好み刺激を求めるからこそ、地球上で人間だけがここまで進化し、繁栄することができたといえます。いましていることに「飽きてしまう」のは当然のこと。「私って飽きっぽくって……」と欠点のように考える必要はありません。パラレルキャリアで複数の活躍の場を持ち、複数の課題を追い求めることは、創造力の源なのです。■労働時間を消費・浪費・投資の3つに分類「でも、いまやっている仕事で手一杯。新しいことをはじめるなんて無理」そう思う人もいるかもしれません。そんなときは、「働く時間」についてもう一度考えてみましょう。一見つかみどころのない「時間」のことを考える際には、「お金」の考え方を応用することが有効です。家計などの支出を振り返るにあたり、「消費」「浪費」「投資」の3つに分ける考え方を聞いたことがある人も多いはず。それを「時間」にも応用するのです。労働時間を「消費的労働」「浪費的労働」「投資的労働」に分けてみましょう。「消費的労働」とは「仕事をしてお金を稼いでいる時間」のこと。生きるために必要な、経済活動をしている時間です。「浪費的労働」は「必要のない労働をしている時間」。そして「投資的労働」は「将来に資産を増やすために使う時間」。勉強、読書、身体のトレーニングなど、現在の経済活動とは結びつかなくても将来の働き方につながる「時間の投資」を増やしていくことが、パラレルキャリアで幸せをつかむ秘訣です。■「20%ルール」でモチベーションアップGoogle社には、「20%は自分のやりたいことをやってみなさい」と積極的に社外活動を推奨する「20%ルール」というものがあるそう。パラレルキャリアを後押しする社内風土が根づいているのです。本業がおろそかになるなどのリスクも考えられるなか、なぜ社外活動を推奨するのか?その理由は、社員の「モチベーション向上」です。会社の枠組みに囚われず、心から「やりたい」と思えることにチャレンジする時間を持つことで、モチベーションを高めて創造性を生み出そうという試みなのです。新しいことへのチャレンジは、モチベーションのアップに役立ちます。そこで著者は、このGoogle社の「20%ルール」を自分自身に適用してはどうかと提案しています。たとえば、毎日20%の時間を、自分がやりたいと思ったことに使ってみるなど。仕事をしている時間が8時間なら、その20%にあたる1時間30分程度を読書や勉強、本業とはまったく違う生産活動に費やしてみるのです。なにが将来のパラレルキャリアにつながるかはわからないもの。家庭菜園やDIY、陶芸や裁縫などの趣味に費やすのもすてきです。もちろん、そうした活動がすぐにお金を稼ぐ仕事になるとは限りません。しかし、1日のこれだけの時間を「将来の自分のための時間」として使うことを自分のなかでルール化すると、本業へのモチベーションになり、気持ちもラクになるものです。*本書では、パラレルキャリアというテーマを通して、「働く時間ってどういうこと?」「自分にとって、幸せな働き方って?」など、「働く」ことへの自分のスタンスを確認することができます。「~ねばならない」から「~でありたい」へ思考を転換し、将来の自分にとってもっとも幸せな「働き方」を考える上でも役に立つ1冊です。(文/よりみちこ) 【参考】※ナカムラクニオ(2016)『パラレルキャリア 新しい働き方を支えるヒント100』晶文社
2016年07月04日二子玉川駅周辺エリアでは7月29日から31日まで、アートフェスティバル「トウキョウアートフロウゼロゼロ(TOKYO ART FLOW 00)」が開催される。第0回として“Human’s nature-人間の自然”をテーマに開催される同フェスティバル。二子玉川駅周辺のショッピング施設から、二子玉川地域最大の自然資源である多摩川河川敷に至るエリアで、アーティストと市民による創造と探求の場を形成するべく様々なプログラムを実施する。メイン会場の多摩川河川敷では、スイスのラング&バウマンによる国道246号の橋脚を利用したパブリックインスタレーション「Beautiful Bridge #2」や、SUPPOSE DESIGN OFFICEの谷尻誠と吉田愛による透明な球体につつまれたリビングを表現した作品「Air Stone」などを展開。映画上映を行う「246シアター」も登場し、夜の多摩川河川敷を使ってグランピングを楽しむことができる。その他の会場では、坂本美雨とCANTUSによるうたのインスタレーション「うたうまち」や、“1,000万円あったら何を買う”をテーマにビジネスリーダーたちの欲しいアート作品を集めたアートフェア「10MILLIONS」などを実施。商業施設や街路をはじめとする夜の風景をマゼンダカラーで染めていく高橋匡太による「夜景プロジェクト -マゼンタナイト-」では、来場者が鐘を鳴らすとライトアップのカラーがチェンジする「この鐘を鳴らすのはあなた」や、街灯の光がモールス信号のリズムで明滅することで詩を語りかける詩人の谷川俊太郎とのコラボレーション作品「つぶやく街灯」などが登場する予定だ。【イベント情報】「トウキョウアートフロウゼロゼロ」会場:二子玉川駅周辺(多摩川河川敷、玉川高島屋S・C、二子玉川ライズなど)会期:7月29日~31日時間:7月29日が12:00~23:00、30日が10:00~23:00、31日が10:00~20:00
2016年05月24日若手女優・清野菜名が、『呪怨』『戦慄迷宮3D』の清水崇監督もとで主演を務める「4DX」限定ムービー『雨女』。このほど、本作に出演する柳俊太郎と高橋ユウの場面写真が解禁となった。雨の日の夜、理佳(清野さん)は必ずと言っていいほど、同じ夢を見た。大雨の中、踏切で電車が行くのを待つ幼い少女。その前に突如現れ、踏切の中に入る黒い服を着たビショ濡れの女。女は男の子を大事に抱き寄せながら、少女の目の前で電車に轢かれてしまう。そんな夢を毎回見続け、さらには彼氏である隆(柳さん)との煮え切らない関係に憂鬱な気持ちを抱えていた理佳は、母の命日に地元に帰省することにするのだが…。『TOKYO TRIBE』『東京無国籍少女』の清野さんが主演を務めるほか、坂口健太郎や成田凌らとともに「MEN’S NON-NO」モデルとして知られる柳さんと、女優として映画、テレビ、舞台にと引っ張りだこの高橋さんという人気モデル同士が競演を果たす本作。『呪怨』『輪廻』『戦慄迷宮3D』『ラビット・ ホラー3D』など、数々のホラー映画を世に送り出し、04年の『THE JUON/呪怨』では日本人監督として初の全米興行収入1位(実写映画) を獲得した清水監督がメガホンをとり、劇場用ホラー映画としては6年ぶりとなる本作で、4DXを最大限駆使した“35分間”の恐怖体験を実現させた。今回解禁となったのは、水もしたたるいい男っぷりで、清野さんを抱き寄せている柳さんと、ミステリアスなシングルマザーを演じる高橋さんの場面写真。柳さんが演じる、理佳の彼氏・隆は、悪夢に悩まされる理佳を支えると同時に、秘密が多く、不安感も与えるキャラクター。ずぶ濡れで彼女を抱きしめる隆の眼には、どこか哀しみが漂っているかのように感じられる。また、高橋さんが演じるのは、人気絶頂のモデルYURI。実際にも、数多くの雑誌に登場する人気モデルである高橋さんは、本作ではシングルマザーだが、子どもの父親の存在を明かさずにいることで世間を賑わしているという役どころ。ミステリアスな雰囲気を感じさせるYURIが、この物語にどう関わってくるのかが気になるところだ。清水監督が徹底的に4DXシステムを研究して編み出したという本作。五感を直接刺激する臨場感たっぷりの“濃縮”恐怖体験の中、柳さん、高橋さんの存在も見逃せない。『雨女』は初夏、ユナイテッド・シネマほか全国にて「4DX」限定公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月25日イラストレーター長谷川洋子の個展「金色のノクターン」が、2016年4月15日(金)から27日(水)まで、東京・代官山のGALLERY SPEAK FORで開催される。雑誌『SPUR』『VOCE』『日経WOMAN』などを手がける長谷川は、コラージュ技法を用いて、たくさんのロマンティックな作品を世に送り出している。素材となるのは、フランスのアンティークレースやスパンコール、大正着物の生地など、多種多様。そこに、アクリルガッシュやマニキュアなどをミックスして、独創的に仕上げていく。作品の題材となるのは、バレリーナや遊園地、星座など、女性なら誰もが憧れる夢物語のワンシーン。それを、個々の素材が持ちうる希少な色と光彩を活かして、リッチで華やかな作品へと昇華させている。約3年ぶりとなる今回の個展は、「幻想的でプライベート感のある世界」をテーマに創作を行った。近年のアーカイブと新作を合わせ、大小約60点の原画を展示・販売する。さらに、ヴィンテージ素材を使ったグラスペイント作品や、トートバッグやマグネットなどのオリジナル雑貨も発売する予定だ。【イベント詳細】長谷川洋子 金色のノクターン開催期間:2016年4月15日(金)~27日(水)開館時間:11:00~19:00 ※最終日のみ18:00まで。休館日:木曜会場:GALLERY SPEAK FOR住所:東京都渋谷区猿楽町28-2 SPEAKFOR2FTEL:03-5459-6385■ギャラリートーク開催日時:2016年4月15日(金) 18:30~19:00作品解説:長谷川洋子、聞き手:加藤千恵
2016年04月09日『ぐるんぱのようちえん』誕生50周年を記念して、堀内誠一さんの絵本展が開催されます。かつてアンアンのアートディレクターを務め、現在も使われているロゴのデザインも彼の手によるもの。『ポパイ』『ブルータス』『オリーブ』など、雑誌のデザインで一時代を築いた同氏の、絵本の分野での活躍が堪能できます。生涯で300都市以上を旅した旅行家という一面もあり、旅先で描いたという遊び心溢れるイラストの数々も、同展の見どころです。温かい気持ちになること、間違いなし。■八ヶ岳 小さな絵本美術館長野県諏訪郡原村原山開催中~11月30日(月)10:00~17:00(入館は16:30まで)10月6・13・20~23・27日、11月4・20・17・24日休館TEL:0266・75・3450※会期中、展示替えを行います。前期は10月19日(月)まで、後期は10月24日(土)から。◇『ぐるんぱのようちえん』 何をやっても失敗ばかりだったぐるんぱが、自分にぴったりの仕事を見つけるストーリーにほっこり。カラフルな絵の具でぐいぐい描かれた力強い絵はデザインとしても魅力的!『ぐるんぱのようちえん』(福音館書店) 1966年 (C)Seiichi Horiuchi◇『かっきくけっこ』 詩人の谷川俊太郎さんが文を、堀内さんがイラストを担当とは豪華!あいうえお、かきくけこ…。日本語独特の音を、イラストで表現しています。『かっきくけっこ』(くもん出版) 2009年◇『でてきておひさま』 翻訳家の妻・路子さんが訳したスロバキアの民話に絵を付けた、夫婦唯一の合作です。おひさまが光を取り戻す場面は、まるでページが輝きだすよう。『でてきておひさま』(福音館書店) 2009年◇『こすずめのぼうけん』ポップな作品のイメージのある堀内さんの引き出しには、こんなタッチの絵柄も。美しい自然の風景と一緒に語られるのは、どこにでもいる親子の物語です。(福音館書店)1977年(C)Seiichi Horiuchi※『anan』2015年10月7日号より。
2015年10月06日アルターは、TVアニメ『あの夏で待ってる』より"谷川柑菜"の水着姿を1/6スケールのPVC塗装済み完成品フィギュアとして立体化。発売は2016年1月の予定で、価格は10,800円(税別)。キャラクター原案の羽音たらく氏のイラストを元に、水着に着替えるシーンを切り取ったようなポーズで立体化された本作。薄く開いた口元と、くりっとした瞳で幼さが残る表情が魅力的に仕上がっている。髪やシャツにはクリアパーツが使用されており、毛先や裾の透明感が軽やかな雰囲気を醸し出している。ホットパンツは着脱可能で、ビキニ姿にして飾ることも可能だ。原型製作は田中 冬志氏が担当。(C) I*Chi*Ka/なつまち製作委員会
2015年09月16日宮尾俊太郎(バレエ)×大貫勇輔(コンテンポラリーダンス)×尾上菊之丞(日本舞踊)×藤原道山(尺八)×SINSKE(マリンバ)による『Clementia』が上演に。昨年、大貫がSINSKEと共演した公演の第二弾で、今回は構成・演出・振付に川崎悦子を迎え、スケールアップした舞台となる。『Clementia』チケット情報大貫は「昨年の『Clementia』は、マリンバ奏者のSINSKEさんの1対1で踊りたいという思いで始めました。1回で完結させるつもりでしたが、あまりに楽しかったので続けたくなって」と振り返る。その彼が共演を切望したのが宮尾だ。大貫と宮尾は、2013年のミュージカル『ロミオ&ジュリエット』で同じ「死」の役を踊って以来、互いの舞台を観に行く仲。宮尾は「ここ数年、自分が培ったものとは違う環境にも身を置いてみたいと思っていたんです。前回の『Clementia』を観た時、演奏者とダンサーが飾りのない丸裸の状態で舞台を成立させていて、こういうことをしたいと感じました」と語る。今回は舞台でのナレーション、和の音楽での踊りなど、宮尾にとって初挑戦尽くしだ。公演は二部構成。第一部は物語仕立てで、昔話『桃太郎』を5人全員のコラボレーションで上演。第二部はオムニバス形式で、柳本雅寛振付『ボレロ』のほか、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』の曲を用いたダンス、5人でのインプロビゼーションなど新しいコラボレーションに挑む。取材日、稽古場では川崎の指導の下、第一部の稽古が行われていた。キジ役の宮尾が華麗な跳躍や回転技を披露したかと思えば、帽子をかぶったイヌ役の大貫がセクシーなジャズダンスやブレイクダンス風のフロア技を決める。なお、菊之丞がサル役、道山が鬼役となり、桃太郎役は、基本的にはSINSKEが担うほか、大貫が幼少期、宮尾が青年期を表現することもあるという。さらに稽古は第二部の『ボレロ』へ。互いの身体を支点に展開していくコンタクト的な動きが柳本らしい。Kバレエカンパニーでプリンシパル・ソリストを務めるほか、昨年生まれたカンパニー内のグループ“Ballet Gents”では座長として演出・振付を手がける宮尾。「Kバレエでは古典で自分が感じていることやキャリアに応じた表現を追求し、Gentsでは一歩引いたところから踊り全体を俯瞰するという経験をし、今回のような外の舞台で刺激を受ける。とても充実しています」。一方、大貫は「昨年、ラスタ・トーマス率いる“Bad Boys of Dance”の『ロミオ&ジュリエット』ドイツ公演に参加して、すごいダンサーがたくさんいることを肌で感じたり、今年、『アドルフに告ぐ』で演出家の栗山民也さんや素晴らしい俳優陣とお仕事をしたりする中で、色々と考えさせられたことが、この企画に繋がっています。異ジャンルのクロスオーバーを重ねて、いつか日本発のカンパニーとして世界に持って行きたい」とする。出演者たちの今が交錯する『Clementia』に注目だ。公演は9月12日(土)・13日(日)東京・天王洲 銀河劇場にて。取材・文:高橋彩子
2015年09月01日各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週木曜日は、アート・ブックショップ「ナディッフ(NADiff)」各店がオススメする1冊をご紹介。今回は東京・渋谷の支店 NADiff modern(東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura地下1階)です。■『ねこたち 猪熊弦一郎 猫画集』猪熊弦一郎香川県出身の画家、猪熊弦一郎。名前を初めて聞く方もいるかもしれないが、上野駅の壁画や三越の包装紙で一度は目にしたことがあるはずだ。多くの作品を残した猪熊が好んで描いたモチーフのひとつが“猫”。本書は、その猫をモチーフにした作品のみを収録した、その名も「猫画集」。登場する猫の数はなんと690匹。夫婦ともに猫好きで、たくさんの猫に囲まれた生活を送り、一度に1ダースの猫を飼っていたこともあるそう。女性の傍らに眠る猫にご飯を頬張る猫、様々な描き方で表現される猫たち。そこには猪熊が猫へ注いだ深い愛情と、その愛情がゆえに描けること、その難しさが感じられる。猪熊の描く愛に溢れた作品に、愛猫家のみならず、思わず顔がほころんでしまうだろう。いつも手の届くところに置いて、可愛がりたい1冊である。なお現在、香川県の丸亀市猪熊弦一郎現代美術館にて、同名の展覧会が9月27日まで開催中。【書籍情報】『ねこたち 猪熊弦一郎 猫画集』著者:猪熊弦一郎特別寄稿:谷川俊太郎編集:服部円加藤基発行:リトルモア言語:日本語、英語128ページ/182×182mm発刊:2015年4月価格:1,800円【展覧会情報】「猪熊弦一郎展 猫達」会場:丸亀市猪熊弦一郎現代美術館住所:香川県丸亀市浜町80-1会期:6月13日~9月27日日時:10:00~18:00(入館は17:30まで)※6月13日は20:00まで(入館は19:30まで)休館日:会期中無休入場料:950円(760円):大学生650円(520円)※高校生以下または18歳未満、丸亀市在住の65歳以上、各種障害者手帳をお持ちの方は無料
2015年06月25日学校で習って以来、あまり実生活ではなじみがなってしまった詩。もっと私たちが親しみを感じられるように、実は今、形を変えて歩み寄ってくれています。その一部をご紹介!これを機に、詩の世界を味わってみては? ■アプリ ついに“アプリ”という形で、詩を読み、遊び、詩を持ち歩くことが可能に!その名もアプリ「谷川」。「二十億光年の孤独」をはじめ、馴染み深い谷川俊太郎さんの詩の一節が、“川”にゆらゆらと流れていき、心に引っかかった一節を釣る、というもの。言葉を釣り上げると、その言葉を含む詩全体を読めて、さらに詩を“かんさつ”という機能でコレクションしていく仕組み。“ひかりのつぶつぶ”など、“気になる!”と心の琴線に触れてくるような言葉が、川のせせらぎと小鳥の鳴き声とともに流れていくのが心地いい。 ■ポエトリーリーディング 中原中也の詩集『在りし日の歌』から「春日狂想」と「頑是ない歌」をもとに、world’s end girlfriendVampilliaが詩集『山羊の歌』から「宿酔」、「未発表詩篇~早大ノート~」から「死別の翌日」をモチーフにした曲を手がけ、world’s end girlfriendの作品とともにスプリットCD『在りし日の声 Voices of Days Past』としてリリース。中原中也の世界が音で表現されることで、言葉のイメージがより鮮やかに思い描ける仕上がりに。 ■ラップ 谷川俊太郎さんの詩「生きる」をラップにした楽曲「生きる」で注目を浴びた不可思議/wonderboyを皮切りに、「27才のリアル」で赤裸々な心情を吐露し、SUMMER SONICにも出演を果たしたラッパー・狐火、内面を深くえぐるようなリリックを歌う’86年生まれの神門など、“言葉の力”により焦点を当てたラップを披露する“ポエトリーラップ”の世界が着実に広まりつつあるので、ぜひ注目を。急逝してしまった不可思議/wonderboyの作品は、深い洞察力を感じる鋭い言葉で、今でもガツンと胸を打つものがたくさん! ◇アプリ「谷川」¥400カテゴリ:ブック販売元:NANAROKUSHA PUBLISHING INC.(C)谷川俊太郎/ナナロク社・面白法人カヤック・リアルコーヒーエンタテインメント ※『anan』2015年5月13日号より
2015年05月08日やさしい言葉で綴られているようで、実は奥深い現代詩。小説など散文と比べて、言葉がギュッと絞られているぶん、作家がどんなことを言おうとしているか囚われがち。 そんな詩の読み方で本当にいいのか、どのようにその世界観を味わえばいいのか、日本を代表する詩人・谷川俊太郎さんに伺いました。 * ** 「頭で理解しようと思うと、詩は途端につまらなくなっちゃうの。わからなかったら、途中で放り出したっていい。それくらいリラックスして読んでくださるのが一番です」 論理的に理解しようとするのではなく、感覚的に読むことで、その魅力の一端に触れることができるという、詩の世界。世間一般には名作といわれる詩でも、好きか嫌いかは、自分のインスピレーション次第となる。 「たとえ無名の作家の詩だったとしても、何かわからないけど、心惹かれる。詩を読んでいると、そういう気持ちになることがあるんです。それはまるで、恋に落ちる感覚と似ています。人を好きになるのに、理屈なんてないでしょ。詩も同じです。もちろん理屈をつけろと言われたら、いくらでもつけられますよ、あとづけでね。 でも、そういうことでは言い切れないようなものが、やっぱり詩の魅力だと思うから。どんな詩でもいいんです。なぜか惹かれて、好きで…そんな詩が一編あれば、これまであまり詩に興味がなかった人でも、そこから詩の世界に入っていけるし、その詩人の世界にも入っていける。そうやって奥行きがどんどん広がっていくんです」 詩と恋に落ちる過程は、やはり恋愛と似ていて、ひとめぼれもあれば、徐々に好きにな る、ということもあるそう。 「しかも、詩の個性によって“好き”の種類が全然違うんです。好きだけど、この好きはそんなに濃厚じゃなくて淡い好き、とかね。何もかも、丸ごと好き、だとかさ。恋の形が様々なように、いろいろあるんですよ」 ◇谷川俊太郎さん詩人。近著に『詩に就いて』(思潮社)、韓国の詩人・申庚林さんとの対詩『マッコリは酔うために飲むのではないからゆっくり味わう』(クオン)、書き下ろしの新刊『あたしとあなた』(ナナロク社)など。 写真・(C)深堀瑞穂 ※『anan』2015年5月13日号より
2015年05月08日今年で放送開始から35周年を迎えた第1作『機動戦士ガンダム』において中核を担ったアニメーターであり、漫画家の安彦良和氏が、ジュンク堂書店・池袋本店とのコラボレーション企画として「安彦良和書店」を4月11日から開店することが明らかになった。当日13:00からは、オープニングセレモニーが行われる。ジュンク堂書店が実施している本企画は、作家本人が店長となり、自身が影響を受けた本などを漫画、絵本、文学書までジャンルを問わず販売。過去には詩人の谷川俊太郎や小説家の柴田元幸らが店長を務め、今回で二十一代目。会場となる7階特設会場では、現在新刊書店で流通している安彦氏の書籍をすべてそろえ、多岐にわたる選書と合わせて合計700冊ほどが並ぶという。さらに、会場には4月11日14:00~17日の期間に、描き下ろしの自画像の原画を展示するほか、アニメ化も果たした、"赤い彗星"と呼ばれるシャア・アズナブルと妹のセイラ・マスの過去を描いた漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(KADOKAWA)や、現在『月刊アフタヌーン』(講談社)で連載中の『天の血脈』の複製原画を常時展示する予定。また、本とともに飾られる描き下ろしの手書きPOPは現在50枚以上を予定しており、こちらも大きな見どころとなっている。このイベントの様子は漫画誌『月刊ガンダムエース』(KADOKAWA)でも随時特集されるという。安彦氏は今回のイベントに当って、「こんにちは、安彦です。読書人でもなんでもない僕が、今回、何故か本屋さんをやることになりました。お店は七階の特設会場にあります。漫画本や絵本、ちょっと堅苦しい本、問題な本等、いろいろそろえました。それらは僕がものを考えたり、仕事をしたりするのを助けてくれた本達です。その他に『これから読もう』と思っている本なんかもあります。皆さんに手をとっていただくと本達も喜ぶと思います。どうぞ、よろしく」と直筆のコメントを寄せている。なお、開店当日には14:00から4階喫茶にて安彦氏によるトークイベントも予定。参加は要予約で定員は40名。参加費は1,000円。電話もしくはジュンク堂 池袋本店1階サービスカウンターで受け付けるという。
2015年03月18日2月20日発売の雑誌『スイッチ(SWITCH)』3月号(1,200円)は、「コム デ ギャルソン(COMME des GARCONS)」を90ページ以上にわたり大特集する。永久保存版とも言える充実の内容だ。最近『アイスクリーム(EYESCREAM)』や『+81』で大型特集が組まれているコム デ ギャルソンだが、今回注目なのはコム デ ギャルソンの伝説的ビジュアルマガジン『Six』全8冊の全ページが掲載されること。『Six』は1988 年から91 年まで顧客や関係者にブランドイメージを伝えるために少部数発行されたプリント媒体。ファッションジャーナリスト・小指敦子による編集、井上嗣也のアートディレクションが高い評価を得ており、現在では古書店やオークションなどで1冊2万円ほどで取り引きされている希少なアイテムだ。この『Six』のDNAは、近年のアーティスト等とコラボレーションして製作するDMプロジェクトに受け継がれており、今号では現代美術家・JRが起用された2015年DMを詩人・谷川俊太郎書き下ろしの詩5編と紹介する。デザイナーである川久保玲には13ページにわたる独占ロングインタビューを敢行。更に過去のインタビューより彼女の言葉を抜粋して掲載。そして15SSコレクション「薔薇と血」をかつてコム デ ギャルソンのカタログを手掛けていた写真家・操上和美がシューティングと、以上90ページにわたり充実の内容でコム デ ギャルソンが特集される。またスイッチ・オンラインストアから購入すると、2015 年DMかA2サイズ表紙ポスターが特典として付属する。
2015年02月19日東京都・阿佐ヶ谷で、美術を柱に音楽、文学、映像、舞踏、デザインなどの多様な表現と地域のコラボレーションを目指す総合芸術イベント「Pureism国際展 阿佐ヶ谷アートストリート2015」が開催される。会期は3月7日~29日。会場は阿佐ヶ谷地域の各所。同イベントは、アートカンファレンスや劇場公演、作品展示などを通して、「都市での地域アート」を試みるアートイベント。地方や郊外の問題として扱われる傾向の強い地域アートを、東京という都市だからこその独自の表現ができる可能性がある、との理念のもと、パブリック(公共)からリパブリック(公共圏)へとアートを拡大し根付かせることで、時代・集団を支配する社会の規範や価値観を、非連続的・劇的に変化させることを目的としており、昨年の開催に引き続き第2回目の開催となる。また、同イベントは大きく3つのプログラムから構成されており、ひとつ目が、様々な題材で行われるアートカンファレンスだ。村上隆や奈良美智を輩出するなど、現代アートの第一線で活躍するギャラリスト・小山登美夫によるレクチュア「西欧アートフェア事情」、美術史家・美術評論家の小倉正史によるレクチュア「日本の現代美術」、東京都内で開催されている、地域アートイベントの関係者を招き議論を行う「Republic 東京地域アートサミット Go to 2020 - 東京オリンピック文化村構想を企む -」などが行われる。ふたつ目が、阿佐ヶ谷の文化的シンボルであるラピュタ阿佐ヶ谷内の劇場「ザムザ阿佐谷」にて開催される「総合芸術ウィーク」。現代詩人・谷川俊太郎と、その息子であり作曲家・ピアニストである谷川賢作による「詩の朗読と音楽」、爆笑問題や日本エレキテル連合などが所属する芸能プロダクション・タイタンによる「タイタン漫才ライブ」、アイドルグループ・ASガールズによる「アイドルG8 in 阿佐ヶ谷」などが公演を行う。公演日程は3月7日~3月13日。入場料は前売り2,000円、当日券2,500円、7日間有効のパスポートの前売り4,000円。3つ目が、展示企画となる。大友克洋の「AKIRA」をマット・グレイニングの「ザ・シンプソンズ」のキャラクターと設定に置き換えて作品を再現していくバーキラ・プロジェクトによる「BARTKIRA EXHIBITION IN TOKYO」、作家、イラストレーター、アーティストと幅広く活躍する D[di:] の個展「The Pretty ASENCION “S”」、実験映画作家・太田曜が主催し、360°GRAPHICSの伊丹裕などが参加する「映像+実験映画祭」などが実施される。なお、「映像+実験映画祭」の開催日時は3月18日19:30~。会場はアート・アニメーションのちいさな学校・地下劇場。入場料は1,000円。
2015年02月13日ジャーナリストの鳥越俊太郎が2月10日(火)、都内で開催されたクリント・イーストウッド監督最新作『アメリカン・スナイパー』の試写会に出席し、上映前にトークショーを行なった。イラク戦争で活躍し、米軍史上最高のスナイパーと言われた男の半生を映画化。戦争の狂気に否応なしにとり憑かれつつも祖国で待つ家族をこよなく愛するひとりの男の光と影を生々しく描き出す。鳥越さんは、1959年から60年代にかけて放送されたTV西部劇「ローハイド」の頃からイーストウッドの大ファンであると告白。『ダーティハリー』シリーズなど俳優としてのイーストウッドはもちろん、監督としても敬愛しており『ヒア アフター』の公開に際しては実際に本人に会ってインタビューしたという。インタビューの際、イーストウッドは、鳥越さんががん手術を受けたことを知っており、鳥越さんの体を気遣ってくれたそう。さらにその時、鳥越さんがスーツに着けていた「無敵」と書かれたバッジに興味を持ったため、鳥越さんがプレゼントしたところ、それを着けてその後も取材を受けたそうで、その後、雑誌などのインタビューに掲載されたイーストウッドの写真はどれもそのバッジを着けているものだったと誇らしげに語る。本作はイラク戦争を題材に、激戦地ファルージャでの戦いが描かれるが、鳥越さん自身もイラクに足を運んでおり「11年前のちょうど今頃はバグダッドにいました。ファルージャの横も通ったし、一般の市民が被害を受けているのを見て『戦争は怖いな』と思いました」と述懐。時期的にも鳥越さんが赴いた時期はかなりの危険があったそうだが「サダム・フセインが隠れていた穴を見たくて、周りからは『行くな』と言われたんですが、行ってサダムが隠れていた穴に入りました。行く日の朝は、(先日のイスラム過激派組織ISILによる誘拐事件で亡くなったジャーナリストの)後藤さんと同じように、カメラを(自分に)向けて妻と娘に『ありがとう。さようなら』とメッセージを撮って、テープを部屋に置いて出た。戦場に行くというのはそういうこと」と語った。本作はイラクで上映が中止になり、本国アメリカでも賛否を呼んでいるが、鳥越さんは劇中の「イスラム原理主義の過激派」を指す言葉の日本語字幕が「蛮人」となっていることを指摘し「おそらく英語の“barbarian”をそのまま訳したんでしょうが、それを見たら人間以下の扱いをされているとイラクの人は怒るでしょう」と現地の人々の反応に理解を示す。また、現在の中東情勢がアメリカでの本作の評価に大きく影響を与えているとも言われるが、アメリカ世論の変化にも言及。「9.11以降、愛国でワーッとなった時期はありましたが、アフガンとイラクでの戦争を経て、アメリカ国内も冷静になった。必ずしも国を挙げて(戦争に)賛成ではない。戦費もかかっているので」と語り、本作を「単にスナイパーをヒーローとして持ち上げているだけの映画ではない。イーストウッドは共和党支持ですが、戦争には反対している。戦争の非人間性に重点を置いている」と語り、イーストウッド自身のインタビューの言葉を引く形で、本作が“反戦映画”であるとの見解を紹介した。『アメリカン・スナイパー』は2月21日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アメリカン・スナイパー 2015年2月21日より全国にて公開(C) 2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年02月10日最近は、おバカな女の子はモテません。ある程度、教養のある女性の方が深く愛される時代です。でも、いきなり頭をよくするなんて無理な話。それなら、文学少女を気取ってみませんか?男ウケのいい本を選べば、自分の見識も広がって男性からのモテも狙える、まさに一石二鳥です。今回は、読んでいると可愛さが3割増しに見える本をご紹介します。■1.『星の王子様』(アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ)「定番だけど、『星の王子様』が好きっていう子はやっぱり可愛い。公園で寒そうにしながら読んでる子がいたら、つい声をかけちゃうかも。」(21歳/学生)文学少女を気取るには、まず定番から攻めるのが正解。「その本、俺も好き」なんて意中の彼と会話のきっかけになるかもしれません。あまりマイナーな本を読んでいると「文学オタク」だと思われて逆に引かれてしまいそうなので、モテ狙いなら王道、定番を!■2.『よるのようちえん』(谷川俊太郎)「絵本を読んでる女の子っていいよね。2人で並んで読むのも楽しそう。」(24歳/公務員)表紙もかわいい絵本は、お部屋のインテリアにしてもオシャレですよね。普通の本と違い、2人で一緒に読めるのもポイントが高いようです。お互い子どものころのような気持ちに戻って楽しめるかもしれません。■3.『檸檬』(梶井基次郎)「文学的な作品を好んで読んでる子は、お育ちが良さそうで好き。本の貸し借りをして徐々に仲良くなっていきたいな。」(26歳/金融)いわゆる純文学を好んで読む女子に、男子は清楚さやおしとやかさを感じるようです。また、普段は元気で明るいイメージの人なら、ギャップ萌えを狙って読んでみるのもアリかも。ただ、太宰治や三島由紀夫などの作品は、あまり男ウケはよくないので注意しましょう。■4.『沈みゆく大国アメリカ』(堤未果)「新書を読むようなちょっとインテリな女の子となら話も盛り上がりそう。仕事の相談とかもしやすい気がする。」(28歳/商社)話題の新書を読んでいる女の子は、まさに教養がありそうに見えますよね。社会問題にも目を向けられるしっかり者として、本命候補に格上げされるかもしれません。でも、きちんと読んでいないと、意見や感想を求められてたときに困ってしまうので、ある程度の内容は頭に入れておきましょう。活字が苦手な人は、ネットで検索すれば概要くらいは出てくるのでチェックしておくと良さそう。■おわりに男性にとって、本を読む女の子はやっぱり可愛く見えるものだそうです。とはいえ、、本をただのアクセサリーのようにしておくと、男の子から内容に関する話題を振られたときにボロが出てしまいます。実際に読むのが一番ですが、どうしても本は苦手という人は「あとがき」を読んだり、ネットで検索したりして、おおまかなあらすじは頭に入れておきましょう。また、ライトノベルやサブカル色の強すぎるもの、鬱小説などは男ウケが最悪なので、モテには使えないことを覚えておいてくださいね。(ハウコレ)
2014年12月08日「空間をメディアにしたメッセージの伝達」をテーマにブランディングプロモーションを手掛けてきたJTQ代表の谷川じゅんじが、新潟燕三条の無形文化財・鎚起銅器の老舗「玉川堂」とコラボレーションし、アートピース「鎚起和器『月』」を発売した。鋭く輝く澄んだシルバーの半球体のデザインは、絶えることのない月の満ち欠けがモチーフ。見る角度によって満月から半月、新月へと変わる月の姿が表現されている。ボトルクーラーの他、花器やインテリアオブジェとしても使用出来る。世界で100個のみの販売で、国内価格は45万円。玉川堂は1816年に新潟燕三条に創業し、約200年にわたり鎚起銅器の製法を継承してきた国内唯一の鎚起銅器工房として、文化庁と新潟県より無形文化財指定を受けている。鎚起とは、1枚の銅板を大小様々な金鎚や木槌を使って打ち延ばし、打ち縮めて器を製作する伝統技術。職人の手で一つずつ打ち出される銅器は、使うほど手に馴染み、味わいある光沢を帯びていく点が最大の魅力。2014年8月に東京・青山の骨董通りにショップもオープンした。
2014年11月17日東京糸井重里事務所は、Webサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」の「店舗」であり「ギャラリー」であり「イベント会場」として2014年8月にオープンした「HOBONICHIのTOBICHI」にて、"手製本"に定評がある「美篶堂(みすずどう)」が2日間限定の店舗をオープンすると発表した。開催日時は11月2日・3日 10:00~20:00。入場無料。この特別店舗では、書き終わった思い出のほぼ日手帳を自分の手で製本する「美篶堂×ほぼ日手帳 製本ワークショップ」を行うほか、持ち込まれた手帳を預かり、依頼主の好みの布でオーダーメイドの本に仕上げるオーダー製本サービスの予約受付、美篶堂オリジナル文具や、美篶堂で製本した谷川俊太郎氏の詩集などの展示・販売が行われる。また、「美篶堂×ほぼ日手帳 製本ワークショップ」では、書き終わったほぼ日手帳(オリジナル)を、製本キットを使って本にするワークショップを実施。開催スケジュールは、11月2日 10:00~13:00/15:00~18:00、11月3日 10:00~13:00/15:00~18:00(各回定員10名)。参加費は3,240円(当日会場支払い)。「ほぼ日手帳 製本キット(オリジナル用)」が必要となるが、「ほぼ日手帳WEB SHOP」での事前購入だけでなく、当日会場での購入も可能とのこと。なお、会期のうち11月3日は、美篶堂の会長であり、いまも現役の一流製本職人である上島松男氏が、会場にて製本についての質問や相談を受け付けるということだ。
2014年10月16日アーティストの清川あさみは1979年9月15日生まれ。兵庫県淡路島出身。子供の頃から絵が好きだったという清水は、高校を卒業すると上京し、文化服装学院に入学。在学中にはモデルとして、『ジッパー(Zipper)』や『キューティ(CUTiE)』、『エイガアル(A-GIRL)』などのファッション誌で活躍していた。その後、卒業製作をきっかけに、布とミシンで絵を描くという独自の手法を考案。モデル事務所との契約を打ち切ると、アーティストとしての活動を本格的にスタートさせる。06年には写真を刺繍やCGで装飾した「美女採集」シリーズを発表。被写体となった女性のイメージにちなんだ動植物を組み合わせることで、女性自身を1枚のアート作品に仕上げている。以降はこれがライフワークの一つとなり、ライフスタイル誌『フラウ(FRaU)』で「美女採集neo」を連載。12年に「清川あさみ|美女採集」展を開催すると、表参道ヒルズの最多動員記録を塗り替えた。一方、美容雑誌『ヴォーチェ』では、「美女採集」の男性版ともいえる「男糸 DANSHI」シリーズを発表。その展覧会を13年に東京パルコで開催している。また、美術作品を発表する傍らで、衣装や映像、広告など幅広い分野でも活躍。CDジャケットやアーティストグッズのデザインを担当する他、ドラマや映画、CMのディレクションも手掛けている。06年からは絵本も発刊しており、12年に谷川俊太郎と共同で発表した「かみさまはいる いない?」は、ロンドンで開催された児童書の世界大会で日本代表に選ばれた。13年には『不思議の国のアリス』筆者のルイス・キャロル(Lewis Carroll)自らが子供向けに易しく書き直した『こども部屋のアリス』を題材にした「こども部屋のアリス」絵本原画展を開催。その他、BS日テレ系「TOKYO DESIGNERS WEEK.tv」では番組MCを担当。数々のテレビやラジオにも出演している。12年には通信販売を行う「ニッセン」のアートディレクターに就任。同社の衣装やカタログのプロデュースを手掛けた。13年には渋谷パルコのクリスマスイベントに、アレキサンダー・マックイーンのワンピース姿で登場。14年にはスターバックスカード「バタフライ」のデザインを描き下ろしている。
2014年09月15日