アーロン・エッカートが『Ambush』に主演することになった。ベトナム戦争を舞台にしたアクションスリラーで、エッカートは、戦争の行方を左右する極秘情報を取得する任務を背負わされた特殊部隊のリーダーを演じる。監督、脚本はマーク・アール・バーマン。撮影は来年1月にスタートの予定。エッカートの最新作は、現在アメリカで上映中の『ミッドウェイ』。こちらは第2次大戦を舞台にしたアクションスリラーで、監督はローランド・エメリッヒ。共演はウディ・ハレルソン、デニス・クエイド、エド・スクレイン、豊川悦司、浅野忠信ら。日本では来年秋に公開される。文=猿渡由紀
2019年11月19日『インデペンデンス・デイ』のローランド・エメリッヒが監督を務める『MIDWAY』(原題)の日本公開が正式に決定。先日、ハワイでプレミアイベントが行われ、本作に出演する豊川悦司らが参加した。本作は、真珠湾攻撃からミッドウェイ海戦までを史実に基づき描く映画。エメリッヒ監督が、“いま、自分たちが謳歌している自由のために戦ってくれた人たちのことを伝えたい”と、約20年の徹底したリサーチを基に完成。実在した勇敢な軍人たちの同胞意識と友情、そして米国の勝利を確実なものにするための彼らの決意と犠牲が描かれる。キャストには、アメリカ海軍の兵士たちを、『デッドプール』のエド・スクラインや「BONES ボーンズ -骨は語る-」のルーク・クラインタンクら若手俳優、ウディ・ハレルソン、デニス・クエイド、パトリック・ウィルソンらベテラン俳優が演じ、対する日本軍を豊川悦司さんをはじめ、浅野忠信、國村隼。すでに、11月8日から3,242館で全米公開されており、週末興収は1,750万ドルで初登場1位の大ヒットを記録している。そして10月20日には、撮影場所にもなったハワイのパールハーバー(真珠湾)にあるヒッカム海軍基地内にて、プレミアイベントを開催。メインキャストとなる日本の海軍大将・山本五十六役を演じている豊川さんは、完成した映画を観て「素晴らしい映画だったと思います。エンターテインメントとして、そして戦争というものに対する客観性、メッセージ性を含めてとてもバランスの取れた作品です」と絶賛。さらに「全部本当にあった話ですが、本当にディテールも脚本家や監督が一つ一つに嘘が無いように膨大なリサーチの上に成り立って、このという戦いを描いています。それでもあれから70年以上が経ち、戦争を知らない世代の僕らが作品の観客になることによって、本当にあった戦争というものを自分の実体験のように感じ取って、色々な自分なりの解釈や思いを考えてもらえれば良いと思います」と日本の観客へメッセージを寄せている。また、本作に日本人キャストを起用した経緯についてエメリッヒ監督は「スコセッシ監督の『沈黙』でもキャスティングを担当した日本にいる女性プロデューサーに優れた俳優を紹介してもらった」と明かし、さらに「映画を見たアメリカ人俳優もみんな感心していた。共演シーンがないから日本側の部分は知らないので、初めて試写をした時に何度も耳にしたのは、日本人俳優たちを絶賛する声だった」とアメリカキャスト陣の反応を語り、言葉の問題はあったものの、すばらしい経験だったとふり返っている。そして最後に監督は「戦争に勝者はなく敗者しかいない。命が失われるからだ。だからこそ、この映画を日米双方の海兵たちに捧げたのだ。戦争が再び起きてはならないと伝えたい」と想いを語った。ストーリー日本軍の大将山本五十六(豊川悦司)率いる山口多聞(浅野忠信)や南雲忠一(國村隼)の艦隊が真珠湾を壊滅させた激しい攻撃の後、エリートパイロットのディック(エド・スクライン)と彼の隊は、敵を追跡するよう戦艦エンタープライズの艦長ハルゼー(デニス・クエイド)より命を受ける。一方で、何としてでも日本軍を仕留めたいUS軍は、ニミッツ最高司令官(ウディ・ハレルソン)とレイトン少佐(パトリック・ウィルソン)が日本軍の戦略を分析していた。かくして、日米2か国の名誉をかけた激しい戦いが次なる戦闘の地、ミッドウェイへと向けられる。お互いの戦況が変わる中、ディック率いる上空から攻撃をする戦闘機の空中戦と、山口艦長や南雲艦長率いる海上からの戦艦の砲撃の壮絶なる攻撃の応酬で、ミッドウェイでの勝利に対する両国の戦力と不屈の精神が試されていく。『MIDWAY』(原題)は2020年秋、TOHOシネマズ 日比谷ほかにて公開予定。(cinemacafe.net)
2019年11月13日松たか子主演、川村元気が企画・プロデュースを担い、岩井俊二が監督を務める映画『ラストレター』。この度、『Love Letter』(‘95)で繊細な演技力と圧倒的な存在感で人々を魅了した中山美穂と豊川悦司が、再び2人揃って岩井監督作品に出演することが明らかになった。これまで数々の名作を世に送り出してきた岩井監督。本作は、20年以上ものキャリアの中で巧みにその時代を切り取りながら様々な愛の形を表現し、いずれも熱狂的なファンを生み出してきた岩井監督が、初めて出身地である宮城を舞台に、手紙の行き違いをきっかけに始まったふたつの世代の男女の恋愛と、それぞれの心の再生と成長を描くオリジナルストーリー。主演の松さんのほかにも、広瀬すず、福山雅治、神木隆之介と豪華俳優陣が集結した本作だが、今回新キャストとして、各映画賞を総なめにし、世界でも絶賛された『Love Letter』に出演した中山さんと豊川さんの参加が決定。豊川さんが松さん演じる裕里の姉・未咲の元恋人・阿藤を、阿藤の同居人・サカエを中山さんが演じ、未咲の過去に絡む、本作において非常に重要なパートを担う。中山さんは『Love Letter』以降、岩井俊二プロデュース作品『新しい靴を買わなくちゃ』(’12)でタッグを組んで以来となるが、岩井作品へ出演するのは、中山さん、豊川さん共に24年ぶり、2人の共演も映画作品では24年ぶりとなる。「お元気ですか?」の名ゼリフがブームになった『Love Letter』公開から約四半世紀。今回の出演は、岩井監督からのオファーで実現。2人共に、岩井監督から声をかけてもらったことに喜び、二つ返事で出演を快諾したという。中山さんは「いつかまた豊川さんとの共演はもちろんのこと、岩井監督作品に出演できたらいいなと思っていたので、今回声をかけていただき、とても嬉しかったです」と今回の参加を喜び、「豊川さんとは、今回共演シーンは少ないのですが、それでも今までの二人の歴史があるので、短い共演シーンの中でも積み重ねてきた何かがスクリーンには映っているのではないかと思います」とコメント。また、豊川さんも「中山さんとまたこうして二人で出演できてとても嬉しい」と喜び、「中山さんは、冷凍保存されてきたみたいで(笑)、全然変わっていないです。もう少しご一緒にお芝居をしたかったです。それは、また次回に。20年後といわず来年くらいにでもご一緒したいですね」と中山さんとの再共演を願った。そして岩井監督は、2人との撮影をふり返り「撮影は夏の盛りの仙台でしたが、なにかそこが冬の小樽で外は雪が降ってるような気分になりました。『ラストレター』と『ラブレター』が地続きの同じ世界の物語に一瞬思えました」と語っている。ほかにも、裕里の父母役として鈴木慶一、木内みどりが出演する。『ラストレター』は2020年1月17日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ラストレター 2020年1月17日より全国東宝系にて公開ⓒ2020「ラストレター」製作委員会
2019年10月30日演技はもちろん、その指先、佇まい、表情など、その全てで私たちを魅了し続ける豊川悦司さん。昨年台湾で撮影した映画がもうすぐ公開予定。現在57歳、大人の男の魅力をご堪能あれ。老後は台湾で暮らすのもいいかなって。そのくらい素敵な場所でした。昨年、NHKの連続テレビ小説で、男性の天才少女マンガ家という役を演じ、独特の存在感を放った豊川悦司さん。‘90年代に恋愛ドラマに出ていた豊川さんを見ていた大人世代はもちろん、20代女子の間でも「何このかっこいい大人の男!!」と大いに話題になりました。そんな豊川さんが、今月公開の映画『パラダイス・ネクスト』で、罪を背負い台湾に逃げたヤクザを演じています。あのロマンティックな秋風先生がヤクザ!?舞台は台湾!?ということで、お話を聞いてきました。――もうひとりの主演である妻夫木聡さんと半野喜弘監督、そしてカメラマン以外、俳優もスタッフもすべて台湾人という環境で撮影された映画と伺っています。まずこの映画の出演依頼が来たときは、何を思われましたか?豊川:いつもと違う環境で仕事をするということは、僕は結構好きなほうなんです。なので、すごくやってみたいな、と思いました。あと、妻夫木くん…僕はブッキーって呼んでるんですが(笑)、ブッキーと一緒に芝居をするのも久しぶりで、しかもここまでガッツリやるのは初めてだったんです。彼と一緒に台湾で1か月映画を撮るっていうことに、惹かれましたね。――台湾という場所に馴染みはありましたか?豊川:映画祭で2度、撮影で1度行ったことがあるだけで、いずれもショートステイだったんです。今回みたいに長く行くのは初めてで。――刺激的な場所でした?豊川:刺激的でもありましたが、でも、それよりも居心地が良かったほうが大きいかな。とても気持ちのいい1か月を過ごせたんです。なんか、将来老後をここで暮らしてもいいかなって思うくらい、台湾が好きになりましたよ。日本ではないんだけれども、外国なんだけれど、なんかこう、とても近くて、懐かしい感じがするというか…。経験したことはないけれど、昔の日本ってこういう感じだったのかな、と思うことが多かったです。あと、食べ物の好みが合う。ご飯文化だというところでまず嬉しい。僕はパンよりご飯党なので(笑)。味付けも日本に近いし、野菜もちゃんと出てくるし。そして僕の好物である肉料理もおいしい。ホントにいいところでした。――9割台湾人という環境でのお仕事だったと思うのですが、言葉が通じないことのストレスはなかったのでしょうか?豊川:それがね、結構気持ちよかったんです。確かに、自分の母国語ではない言葉で現場が動いていくんですが、言葉が分からないからこそ余分な情報が耳に入らないので、意外と集中できる環境なんですよ。例えばスタッフ同士が揉めていても、何言ってるか分からないから、気にならない(笑)。あと、ありがたいことに台湾のスタッフは僕の名前は知ってはいてくれたけれども、情報量が少ないから、僕のことをフラットに見てくれている感じがあって。それも居心地が良かった。なんでしょう、デビューしたての頃みたいな気持ちになりました。良い芝居をすると、僕を見る目が変わっていく、あの感じ。名前ではなく、結果で判断してくれる感じが、良かったです。――妻夫木さんとの共演は、いかがでしたか?豊川:彼はねぇ、大変だったと思いますよ(笑)。僕が演じた“島”という役は口数が少ない男だったので、佇まいとか表情での芝居が多く、言葉が通じない環境でも、比較的やりやすかったと思う。一方ブッキーが演った“牧野”は、ずーっと日本語で演じなきゃいけない役だったから、すごく難しかったと思う。でも彼はすごくバランス感覚に長けた人で、芝居の上では孤独だったかもしれないけれど、それ以外の場所では台湾人のスタッフとすぐ仲良くなれるような人懐っこさも持っているんです。なんていうのかな、多面的で、球のような男。見ていて飽きないし、一緒にいて気持ちがいい。僕が女の人だったら、付き合ってると思います(笑)。そのくらい魅力的な男です。――1か月ご一緒となると、飲みに行くこともあったのでは?豊川:ええ、ほぼ毎日(笑)。――めっちゃ仲良しじゃないですか!!では、何かとっておきの仲良しエピソードを…。豊川:えー!?あるかなぁ…。あ、1回一緒に台湾マッサージに行ったんですよ。撮影が休みの日に。「豊川さん、すごい体が楽になるところがありますよ」ってブッキーが言うから、「じゃあ連れてって」って。――お二人で?もしや同じ部屋ですか?ベッドを並べて!?豊川:もちろん(笑)。で、行ったんだけど、背中に役のために入れ墨を描いてたことをすっかり忘れてて、オイルマッサージだったんだけど、マッサージしてくれた人の手と僕の背中がオイルと絵の具でぐちゃぐちゃになってしまって…(笑)。それで、その人が怒りだして、僕だけ途中で切り上げられちゃったんです。それでロビーみたいなところに降りたら、従業員の人が僕の顔を見てみんなクスクス笑っててさ。たぶん、見栄っ張りで描いてるんだと思われたんでしょうね。“豊川さん、すいません、オイルにしちゃって”“いや、俺も忘れてて”とか言いながら、二人で帰りました。散々な経験でしたけど、あれはおもしろかったな。翌日描き直しになっちゃったので、メイクさんにはホント迷惑をかけましたが(苦笑)。とよかわ・えつし大阪府出身。『3-4X10 月』『12人の優しい日本人』などの映画で注目された後、『Love Letter』『NIGHT HEAD』『愛していると言ってくれ』『愛の流刑地』『犯人に告ぐ』、数々の映画賞を受賞した『今度は愛妻家』『必死剣 鳥刺し』など話題作に出演。NHK連続テレビ小説『半分、青い。』(‘18年)の秋風羽織役も記憶に新しい。※『anan』2019年7月24日号より。写真・田村昌裕(FREAKS)スタイリスト・荻野玲子取材、文・風間裕美子(by anan編集部)
2019年07月18日日本映画界において名実ともにトップクラスの俳優・妻夫木聡と豊川悦司がダブル主演を果たし、全編台湾ロケでの撮影に挑んだ話題作『パラダイス・ネクスト』から、メイキング映像が解禁となった。今回解禁されたメイキング映像からは、難しい中国語のイントネーションを覚えようとする妻夫木さんと豊川さんの姿や、2人の仲の良さが垣間見える。これまでも共演経験のある2人だが、ここまで密に撮影現場を共にするのは今作が初。妻夫木さんは、「いつか、一緒にできたらいいなとずっと思っていたのでそれが何よりうれしい」とコメント。豊川さんは、妻夫木さんと撮影時間だけでなく、仕事終わりにも2人の“楽園”であったという台湾料理屋に一緒に行くなど、「一日のうち18時間以上は毎日一緒に過ごした」と明かし、撮影期間中の2人の和やかな様子が伺える。また、豊川さんは「彼(妻夫木)が牧野だったから、僕の島という役ものびのびと作れた」と語り、最後には互いに「ありがとうございました」と感謝の言葉を述べた。異国の地、孤独な男たちの運命が交わるノワール・サスペンス。逃避行の果てに、2人は楽園を見つけることができるのか?その答えは是非劇場で確認してみて。『パラダイス・ネクスト』は7月27日(土)新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:パラダイス・ネクスト 2019年7月27日より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開© 2019 JOINT PICTURES CO.,LTD. AND SHIMENSOKA CO.,LTD. ALL RIGHTS RESERVED
2019年07月03日7月27日公開の映画『パラダイス・ネクスト』のジャパンプレミア試写会が26日、都内で行われ、妻夫木聡、豊川悦司、半野喜弘監督が出席した。企画段階から10年の歳月を経てようやく映画化にこぎつけた本作は、ダブル主演の妻夫木聡&豊川悦司をはじめ、台湾の人気女優ニッキー・シエなども参加した注目作。台湾を舞台に、豊川演じる島と妻夫木が演じる牧野の前にシャオエン(ニッキー・シエ)という女性が現れ、彼女との運命的な出会いで逃避行だった島と牧野の旅が、楽園を探す旅に変わっていく、というストーリーだ。本作の舞台となった台湾で6月6日に先行公開された本作だが、日本のファンにはこの日初めてお披露目された。本作の立ち上げから関わっていたという妻夫木は「本当にうれしいですね。監督といっぱいお酒を飲みながらどうしよう、ああしようと、脚本とかのお話していました。お金が集まらないとか(笑)。だから本当にうれしいです」と感慨深げ。妻夫木とダブル主演を務めた豊川は、半野監督や妻夫木から熱烈のオファーを受けたそうで、「こういう企画は最近なかったし、ブッキー(妻夫木)が音頭を取っていることも含めて僕としてはやりたいと思いましたが、企画を聞いて『成立するのか?』と思いました。お話を聞いて3年も経ちましたから(笑)」と話すと、半野監督は「おふたりが受けてくれた時に1円もお金が集まっていなかったんです。しかもスケジュールを抑えていただいたのに、飛ばしてしまい(笑)。普通だったら駄目だと思うんですけど、おふたりの事務所の方も『続けよう』と言ってくれたので、こういう形で映画になって奇跡的だなと思っています」とエピソードを明かした。妻夫木と豊川は、2014年公開の映画『ジャッジ!』以来、5年ぶりの共演となる。妻夫木が「『ジャッジ!』の時にガッツリやりたいねと言ってくださって、ようやくガッツリできました。10年前にもいつかこういう日が来ればいいなと思っていましたが、ようやくその夢が叶った感じです」とうれしそうで、「豊川さんはお兄ちゃんのように甘えさせてくれる存在。今回はいっぱい甘えさせていただきました、本当に楽しかったです」と笑顔。対する豊川も「僕もブッキーが大好きなので、女だったら恋していると思います」と明かしつつ、全編台湾ロケだった本作の撮影期間中は「ほぼ毎日(妻夫木と)会っていました。(食事も)とりあえず5時にフロントで、という軽いノリで。とても楽しい旅行でしたね。旅行じゃないか(笑)」と妻夫木と撮影を楽しんだという。映画『パラダイス・ネクスト』は、7月27日より全国公開。
2019年06月27日映画『パラダイス・ネクスト』が、2019年7月27日(土)より、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー。妻夫木聡×豊川悦司のW主演となる。“台湾”を舞台に繰り広げる、孤独な男たちのノワール・サスペンス主演に、妻夫木聡×豊川悦司映画『パラダイス・ネクスト』は、異国の地・台湾を舞台に、孤独な男たちの運命が交わるノワール・サスペンス。互いに闇を抱えながら生きる主人公の男たちを、『怒り』や『愚行録』に出演した妻夫木聡と、『ラプラスの魔女』の豊川悦司が演じる。世間から身を隠すように台北で生きる男・島(シマ)を豊川悦司、お調子者で馴れ馴れしい男・牧野(マキノ)を妻夫木聡がそれぞれ担当する。全編台湾で撮影したという本作の現場では、1日18時間以上も共にすごしたという妻夫木と豊川。到着したメイキング映像の中には、撮影中の合間に、難しい中国語のイントネーションに奮闘したり、談笑したりと、仲の良い2人の微笑ましい姿映し出されている。“運命の女性”にニッキー・シエそしてそんな2人の前に現れるのは、台湾の人気女優・ニッキー・シエ演じる“運命の女性”シャオエン。この数奇な巡りあわせによって、2人の男の閉ざされていた過去が明らかになっていくーー。坂本龍一ら豪華クリエイター勢音楽を担当したのは、日本が誇る世界的作曲家・坂本龍一。美しく、芳醇なメロディが、ミステリアスな作品の世界観を盛り上げる。また監督は、ホウ・シャオシェンやジャ・ジャンクーなど名匠たちの映画音楽で知られる半野喜弘が務める。監督に半野喜弘【詳細】映画『パラダイス・ネクスト』公開日:2019年7月27日(土)出演:妻夫木聡、豊川悦司、ニッキー・シエ、カイザー・チュゕン、マイケル・ホァン、大鷹明良監督・脚本・音楽:半野喜弘音楽:坂本龍一プロデューサー:劉嘉明、小坂史子原題:PARADISE NEXT
2019年04月26日妻夫木聡と豊川悦司がW主演を務め、台湾で全編撮影された映画『パラダイス・ネクスト』の公開が7月27日(土)に決定。場面写真とメインビジュアル、さらに予告編が一挙解禁となった。豪華キャスト&スタッフ集結!アジア映画界に新境地を拓く日本映画界において名実ともにトップクラスの俳優・妻夫木聡と豊川悦司がW主演を果たし、全編台湾ロケでの撮影に挑んだ本作。台湾の気候や風土のなかで醸し出される2人の、かつてない相貌は本作ならでは。2人の“運命の女性”であるヒロインを演じるのは、『黒衣の刺客』でも妻夫木さんと共演した台湾の人気女優ニッキー・シエ。監督・脚本・音楽は、ホウ・シャオシェンやジャ・ジャンクーなど名匠たちの映画音楽を手掛けてきた半野喜弘。日本が誇る世界的作曲家・坂本龍一によるテーマ曲も加わり、豪華スタッフの才能が集結した。異国の地で、孤独な男たちの運命が交わる台湾の異国情緒あふれる中、妻夫木さん演じる牧野と豊川さん演じる島の2人が互いに闇を抱えながら生きる姿と、坂本さんの美しく芳醇な音楽がマッチした予告編が完成。映像のラスト、「楽園て本当にあると思う?」と問いかける牧野に、静かに無言の視線を向ける島の姿が後を引く。また、シリアスな表情と楽園への期待が入り交じる緊張感漂うメインビジュアルも、それぞれの視線の先が気にならずにはいられない意味深なものとなっている。ストーリー世間から身を隠すように台北で生きる男・島(豊川悦司)の前に、突然お調子者で馴れ馴れしい男・牧野(妻夫木聡)が現れる。牧野は初めて会う島の名前を知っており、島が台湾にやって来るきっかけになった“ある事件”のことを知っていると言う。その牧野が何者かに命を狙われていることを知った島は、追手から逃れるため牧野を連れて台北から花蓮へと向かう。花蓮に辿り着いた2人の前に現れたのは、シャオエン(ニッキー・シエ)という女性。この運命の出会いによって、牧野と島の閉ざされた過去が明らかになり、2人の逃避行は楽園を探す旅に変わっていく…。『パラダイス・ネクスト』は7月27日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2019年04月23日春は意外と雨が多い季節。彼と外出しよう!と思っても外はあいにくの雨……。そんな時はお家で映画鑑賞はいかがですか?今回は、恋人同士で見ればきっとふたりの絆が深まる……そんな映画を映画好きの皆さんに教えてもらいました。■ ゴースト~ニューヨークの幻~「ちょっと古い映画だけど、断然これ!何気ないセリフが伏線となっている演出とか、たまらない。ショートカットのデミ・ムーアも最高にかわいい」(27歳/男性/書店員)「まず、主題歌が最高にロマンティック。本当の愛情とは何かを教えてもらえる気がする」(25歳/女性/会社員)突然命を奪われた男性が、幽霊になっても恋人を守り抜こうとするラブファンタジー。笑いあり、ミステリーあり、だけど最後は号泣必至。有名なろくろを回すシーンはとても官能的でロマンティックな気分になれるはず。「愛の形」について考えさせられます。■ 娚の一生「大人の恋、って言う感じの映画でふたりでマッタリ見るのにおすすめ」(30歳/男性/マスコミ関係)「激しいラブストーリーではなく、淡々と流れていく……って感じの映画なんだけど、それがまた、恋人同士で見るのにはぴったりなんじゃないかな」(29歳/女性/会社員)豊川悦司と栄倉奈々主演の大人のラブストーリー。仕事も何もかもを捨てて、田舎で暮らす祖母の家でひっそりと暮らし始めたつぐみ。祖母の死をきっかけに独身の大学教授、海江田と出会う。つぐみに好意を抱く海江田と、とまどうつぐみ。しかし、ふたりの距離はだんだん縮まり……。優しさにあふれた美しい映像とストーリーに、ほっこりとした気分になれます。■ 言の葉の庭「雨の日に恋人と見たい映画。出てくる人たちがみんな心が美しいので、自分が浄化される気がする」(28歳/男性/マスコミ関係)「とにかくロマンティック!世界観がほんとに素晴らしい。映像、音楽、ストーリー。すべてがキレイ」(30歳/女性/会社員)45分なのでサクッと見られる短編映画。靴職人を目指す男子高校生タカオと謎めいた年上女性ユキノ。ふたりは次第に心を通わせていくが……。新海誠監督の名作アニメ。映像の美しさはいっけんの価値あり!また秦基博の歌う主題歌「Rain」にもキュンキュンさせられます。■ ふたりで非現実の世界へたまにはお家でふたりでまったり映画を見るのも、ふたりの距離が縮まるのでおすすめ。とくにラブストーリーは、映画鑑賞後もふたりをロマンティックな世界へと誘ってくれます。彼との絆をもっと深めたい、もっと彼に愛されたいなら、映画の力を借りてみてはいかがでしょうか?(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年04月05日俳優の佐藤健が主演を務める映画『サムライマラソン』(2月22日公開)の本編映像が14日、公開された。同作は、日本のマラソンの発祥といわれ現在も160年以上にわたり受け継がれている、安政遠足(あんせいとおあし)を舞台にした土橋章宏の小説『幕末まらそん侍』を実写映画化。日本を代表する超豪華キャストと、アカデミー賞受賞歴を持つ世界的スタッフが集結した。今回公開されたのは、佐藤演じる甚内が戦の気配を察知し、阻止するべく全力疾走するシーン。普段は平凡な侍として藩に仕えているが、実は幕府の命令で藩をスパイする“忍び”である甚内は、安中藩主・板倉勝明(長谷川博己)が藩士を鍛えるために行う遠足開催について幕府に報告するが、幕府大老・五百鬼祐虎(豊川悦司)に「謀反の動き」ととらえられ、藩に刺客が差し向けられてしまう。事態の深刻さに気付いた甚内は、急ぎ幕府への報告の書状を取り返そうと飛脚問屋を訪れるが、ときすでに遅く、書状を取り戻すべく、袴姿のまま全力疾走するシーンとなっている。山形ロケによる広大な自然を駆け抜ける姿が印象的なシーンだが、全編を通して佐藤は「たくさん走りました。撮影の規模自体が日本映画にはないスケールだったので、自然と走る距離も長くなる。『地平線まで走ってくれ』と言われる日々でした。かなりのスピードで走るシーンを6分くらい長回しで撮影ということもありました」と語り、ハードな撮影を振り返った。幕府と安中藩、どちらに忠義を尽くすべきかで心揺れる若き“忍び”を演じる佐藤の繊細な演技について、バーナード・ローズ監督も、「今まで多くの俳優と仕事をしてきましたが、佐藤健さんのように、抜群の身体能力と繊細な表現力を兼ね備えた俳優は初めてでした」と絶賛している。
2019年02月14日俳優の佐藤健が主演を務める映画『サムライマラソン』(2019年2月22日公開)の場面写真が21日、公開された。同作は、日本のマラソンの発祥といわれ現在も160年以上にわたり受け継がれている、安政遠足(あんせいとおあし)を舞台にした土橋章宏の小説『幕末まらそん侍』を実写映画化。日本を代表する超豪華キャストと、アカデミー賞受賞歴を持つ世界的スタッフが集結した。この度公開された場面写真では、アカデミー賞衣装デザイン賞受賞・ワダエミ渾身の衣装の数々も明らかに。主演の佐藤が演じるのは、平凡な侍の姿を借りて幕府のスパイとして藩に潜入する忍び・唐沢甚内。遠足に参加し、やがて藩の存亡をかけた戦いへと身を投じていく。また小松菜奈が演じる雪姫は、父である勝明に反発し藩を抜け出そうと、男装して遠足に参加する"じゃじゃ馬姫"で、劇中では姫らしく優美な着物姿だけでなく泥まみれの男装姿も披露し、侍たちと共に疾走する。ほか、遠足を命じる威厳に満ちた藩主・板倉勝明(長谷川博己)、雪姫を手に入れるために手段を選ばず優勝を目指す傲慢な侍・辻村平九郎(森山未來)、隠居を言い渡されるももう一花咲かせるべく奮闘する老侍・栗田又衛門(竹中直人)、安中藩へ刺客を放つ幕府大老・五百鬼祐虎(豊川悦司)など、ドラマを盛り上げるさまざまなキャラクターの場面写真が公開された。
2018年12月21日東野圭吾がデビュー30周年記念作として発表した異色のミステリーを、三池崇史監督が映画化した『ラプラスの魔女』。この度、本作のBlu-ray&DVDが11月14日(水)に発売されることが決定した。この度発売が決定したBlu-ray&DVDには、インタビューやメイキング、豪華キャストが登壇したイベント映像集など貴重な映像特典がディスク2枚分収録されている。中でも櫻井翔、広瀬すず、三池崇史監督が本編を見ながら撮影の裏側を明かしたり、お互いの疑問など質問し合ったりするビジュアルコメンタリーは特に充実した内容となっている。■大人数の前に立つ櫻井さんでも、撮影現場は緊張?物語は硫化水素中毒による死亡事件が発生し、櫻井演じる地球化学の専門家・青江修介教授が、事故現場の調査を行うところからはじまる。集まった警察や取材陣に調査結果を説明するシーンで櫻井さんは「ここ、セリフが全然言えなかった。4、5テイク撮り直しましたよね」と語り、「人がいっぱいいるから、なんか緊張しちゃって」と付け加えると、大人数の前でコンサートを行っている櫻井さんに、三池監督と広瀬さんから「それはないでしょ」とツッコまれる一面も。また、広瀬さん演じる羽原円華が、青江教授に向かって「見た目よりバカね」と言う印象的なシーンでは「ここ、よく見た。テレビCMとかで使われてましたよね」と櫻井さんが話すと、三池監督からは“見た目よりバカね”って言われているところを、全国のお茶の間に大量に放送されている気分は?」とお茶目な質問が。櫻井さんは「そんなに見た目賢そうに見えてるんだ、と思って、嬉しかったですよ、逆に」とアイドルらしいコメントで応酬した。■広瀬さんにとって初体験が多かった現場一方、化学的な専門用語のセリフが多かった広瀬さんに対し、「スラスラ言えていてすごいと思った」と感激した様子の櫻井さん。広瀬さん自身も「いままでの作品で一番覚えられなかった」と苦労を明かした。ほかにも演技において“初”だったこともいくつかあったようで「はじめて1回も制服を着ていない」とコメント。部活やスポーツなどの、いわゆる“練習モノ”でもないこともはじめての経験だったそうで、三池監督から「踊らないしね(笑)」と言われると、「かるた取ったりもしなかったので(笑)」と広瀬さんも笑いで返した。“天候”など自然現象が物語のキーとなっている本作では、雪の積もったシーン、風のシーンなど様々なシチュエーションのシーンが存在し、CGやスタジオで撮影しているカットもあるが、ロケで撮影しているカットも多い。実際、天候の都合で撮影が遅れることもあったが、三池監督はそんな状況が「けっこう好き」と語る。雨で撮影が出来なかったり、吹雪になってしまったりと、思い通りにならないにならない天候に遭遇すると「あ、地球と一緒に仕事している」と感じるそうで、それには櫻井さん、広瀬さんも影響を受けたのか、天候が関わるシーンになると「地球と一緒に仕事していますね!」とコメンタリー収録の際は合言葉ように話していた。このコメンタリーでは、福士蒼汰、リリー・フランキー、豊川悦司などほかの出演者に関するエピソードや、撮影後のプライベートの話、映画のプロモーション活動でのエピソードなども明かされている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラプラスの魔女 2018年5月4日より全国東宝系にて公開(C)2018 「ラプラスの魔女」製作委員会
2018年09月25日内村光良率いるNHKの人気コント番組「LIFE!~人生に捧げるコント~」の次回9月22日(土)の放送回に、連続テレビ小説「半分、青い。」の永野芽郁と佐藤健の出演が決定した。最近もゲストに『ラブ×ドッグ』『終わった人』に出演した広末涼子や、『ママレード・ボーイ』『ういらぶ。』にて主演を務めた若手女優・桜井日奈子などが登場し、いま旬な人物を招いてコントを繰り広げている当番組。次回の放送では、いよいよ、同じくNHKにて絶賛放送中の連続テレビ小説「半分、青い。」の永野さんと佐藤さんが登場する。「鈴愛」と「律」の揃い踏みは朝ドラ以外では「LIFE!」だけ。この2人を迎えてお届けするコントのタイトルは、「半分、秋風。」。放送中である「半分、青い。」の収録現場に内村さん演じるナゾの人物が現れて…という内容。明らかに豊川悦司演じる秋風先生を思わせるが、その内村さんの風貌が怪しすぎるため、なかなかの波乱な展開が予想される。同時に、黒髪ロン毛でサングラスという風貌に、何故か同じくらいの身長の佐藤さんより背が高くなっている点も気になるところ。そんな内村さん、「半分、青い。」のファンであることを公言しており、「毎朝見ている『半分、青い。』のお二人が『LIFE!』に来てくれて、とてもありがたかったです。私も全力で頑張りました!」といつも以上に熱が入る。一方、「半分、青い。」のほかに、『ミックス。』やドラマ「僕たちがやりました」でも活躍する永野さんは「ずっと出たい!と思っていたので、『鈴愛』として出演できてうれしかったです!またコントやりたーい!」ととても撮影を楽しんだ様子。そして最近は『いぬやしき』や『ハード・コア』と映画ではクールな役柄も目立つ佐藤さんは「ちょっとドキドキしましたが、無事に終わってホッとしました。みなさんの『秋風ロス』が解消されるのでは…(笑)」と、意味深なコメントを残してくれた。「LIFE!~人生に捧げるコント~」は9月22日(土)21:00~NHK総合にて放送。(text:cinemacafe.net)
2018年08月31日綾野剛が主演し、脚本を宮藤官九郎、監督を石井岳龍が務めた話題作『パンク侍、斬られて候』が、6月30日(土)より公開される。この度、本作で主人公・掛十之進を演じた綾野さんが、十之進の“十”の字に込めた思いを明かした。主人公・掛十之進はカメレオン侍!?今回綾野さんが演じている掛十之進は、超人的な剣術の腕を持ちながら、どの藩にも仕えることができず、日本中を放浪している“プータロー侍”。また、もう1つの武器は、あらゆる状況を自分の都合のいいように丸め込んでしまう、その弁舌だ。そんなこれまでの侍像を打ち砕く、まさに超破天荒なこのキャラクターについて綾野さんは、「一作品で、これだけ様々な共演者の方とご一緒できるというのは、ものすごく“役者冥利”に尽きますし、掛にとってもそういう色々な登場人物と介することによって、掛自身が変幻自在に変わってゆく。掛十之進が一之進ではなく、十之進である理由もそこにあると思っています」とコメント。様々な登場人物との掛け合いから、カメレオンのように変色してゆく掛十之進の個性を明かした。「主役が周りのキャラクターに合わせてトーンを変えてゆく」掛の口達者で超テキトーな侍というユニークな侍像は、周りの状況や登場人物のテンションに合わせて自在に色を変えてゆく綾野さんの演技によって生み出されたそうで、綾野さんは「共演者の皆様のキャラクターが本当にカラフルで強烈な個性を持っているので、それを一度受け止め、その皆さまのキャラクターのカラーに掛を合わせていったのです」と明かし、「主役のトーンに周りが合わせてゆく場合もあるとは思うのですが、今回は主役が周りのキャラクターに合わせてトーンを変えてゆくのがこの作品には一番だと思ったのです」と、そんなキャラクターを表現した理由を語っている。掛役完成は“腹黒い狸オヤジ”豊川悦司のおかげ!?掛を完成させるまでには、かなりの苦労があったという綾野さん。「とても難しい役どころでした。クランクインしてしばらくしてやっと周りが見えるような状況でした」とふり返り、「それまでは掛十之進をどのように表現してゆくかということに集中する時間が長かったのです。役を掴むためにとても助かったのは、初日から豊川さんとご一緒できたことです。掛のありかたは、豊川さんを通して見つけられた部分がたくさんありました」とその糸口を掴むことができたのは、共演の豊川悦司の存在があったと言う。豊川さんが演じたのは、掛がなんとかして召し抱えられようと画策する黒和藩の筆頭家老・内藤帯刀。また、あらゆる処世術で江戸の乱世を渡り歩いてきた、掛すらも想像ができぬほどの“腹黒い狸オヤジ”であり、内藤と掛との掛け合いは本作でも必見のシーン。豊川さんは「掛を演じられた綾野さんとはとても良いコミュニケーションが取れて、撮影もスムーズでとても楽しかったし、嬉しかったです」と綾野さんとの共演について語り、「以前CMで1年くらい一緒にやっていたこともあるので、そういう意味では同窓会まではいかないまでも、安心してお芝居ができる環境を作って頂いたのだと思いますね」とふり返っている。『パンク侍、斬られて候』は6月30日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:パンク侍、斬られて候 2018年6月30日より全国にて公開ⓒ エイベックス通信放送
2018年06月21日6月7日に初日を迎える舞台『肉の海』(17日まで、下北沢・本多劇場)は、渡辺えり(63)が主宰するオフィス「3〇〇」40周年記念公演。優しいお母さん役からコミカルな役柄まで、幅広い演技で舞台、ドラマ、映画に活躍中のえりさんだが、その演劇人生には、数えきれないほどの豪快で華やかなエピソードが――。 「酔っぱらって、劇団員みんなにキスをしちゃったこともありますね(笑)。若いころは飲んで失敗したり、ケンカしちゃったりといろいろと。飲み仲間の(笑福亭)鶴瓶さんや(十八代目)中村勘三郎さんたちは“キャンディ・キャンディ”の格好をして笑わせてくれたり、椅子の影から急に出て驚かせたりする楽しいお酒でした。小泉今日子さんはアネゴ肌で、気前がよくて、カラオケも得意。『あまちゃん』の撮影のときは、次の日5時起きでも朝の4時まで飲んでいたの。私たちが『明日早いからもう帰ろうよ』って言っても、『何言ってるの、私は小泉今日子よ!』ってカッコよく啖呵切ってましたね(笑)。 『あまちゃん』のロケ地である、久慈の飲み屋さんは全部網羅した、と懐かしむ。 「佐藤浩市さんと映画『忠臣蔵外伝 四谷怪談』を撮っていたときも、石橋蓮司さんと3人で毎日一緒に朝まで飲んでました。私は白塗りの役だったので、翌朝、顔が赤くても大丈夫だったから(笑)」 放送中の朝ドラ『半分、青い。』で存在感を放っている人気俳優も、えりさんの舞台で演技力を養った一人。 「当時うちの劇団員だった豊川悦司さんも、お酒が強かった。彼は私のアシスタントもやってくれていて、私が忙しいときは代理で取材を受けてくれたりもしました」 日本を代表する俳優たちと飲み歩くなんて、うらやましいかぎりだけれど――。 「でもね、私は男女の関係にはいっさいならなかったです。損なタイプなの(苦笑)」
2018年06月06日「TOKIO」メンバーがゲストとトークを繰り広げる「TOKIOカケル」。5月16日(水)今夜の放送は今週末公開の『のみとり侍』で主演を務める俳優の阿部寛と、共演の女優・前田敦子をゲストに迎える。モデルから芸能界入りした阿部さんは、1987年公開の映画『はいからさんが通る』で俳優デビューすると、当時人気だったトレンディドラマで活躍。その後「トリック」「HERO」シリーズなどの人気作で実力派俳優として評価され、『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』などのコメディから『チーム・バチスタの栄光』のようなミステリー、『恋妻家宮本』といったハートフルな人間ドラマまで幅広くこなしている。一方、女性アイドルグループ「AKB48」を国民的グループへと躍進させた原動力ともいえる前田さんは、グループの卒業後、本格的に女優業をまい進。ラブシーンが話題を呼んだ「毒島ゆり子のせきらら日記」や若手議員役が注目を集めた「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」などのドラマから『Seventh Code』『探偵はBARにいる3』などの映画まで、こちらも幅広い作品に出演している。今回はこの2人をゲストに迎え、番組で話題の企画「大好物ベスト10」などをお届け。2人の大好物とは何か?また長身として知られる阿部さんが“背が低くみえる裏技”を初告白するが、その驚きの理由とは!?さらにマレーシアでの凶暴サル集団との対決も。前田さんの「酢」偏愛トークにも注目だ。なお、阿部さんと前田さんが共演する『のみとり侍』は、5月18日(金)より全国東宝系にて公開される。阿部さん演じる越後長岡藩藩士の小林寛之進が、藩主・牧野備前守忠精が主催する和歌の会で運悪く忠精の機嫌を損ねたことから江戸の裏稼業・猫ののみとりを命じられる。そして、長屋で暮らすのみとりの親分・甚兵衛とその妻・お鈴の元で働くことになるのだが、猫ののみとり稼業の実態は女性に愛をお届けする“裏稼業”であった…という物語。前田さんは豊川悦司演じる清兵衛の恐妻・おちえ役で出演する。「TOKIOカケル」は5月16日(水)23時~フジテレビで放送。(笠緒)■関連作品:のみとり侍 2018年5月18日より全国東宝系にて公開© 2018「のみとり侍」製作委員会
2018年05月16日北川悦吏子脚本の朝ドラ『半分、青い。』が、視聴率的に20%前後をマーク。SNSでも盛り上がりをみせています。左耳の失聴というハンデを抱えながらも、明るく生きていくヒロイン楡野鈴愛(永野芽郁)。今週はついに漫画家になるという夢を追いかけ、上京することになりました。祖父のコネで農協への就職が決まっていたのに、それを蹴って、憧れの漫画家・秋風羽織(豊川悦司)のもとで修業することを選んだ鈴愛。それに一番猛反対したのは、母・晴(松雪泰子)でした。■子どもが夢をもつことを喜ぶ? 寂しい?頑固に東京行きを主張する鈴愛を、なにがなんでも止めようとした晴ですが、娘の強い意思を確認したあと、自分を納得させ、その後は娘を応援しようと決意します。「鈴愛の夢は、お母ちゃんの夢や。娘が夢を持つことはうれしい」と涙ながらに言う晴。でも、「子どもの巣立ち=親離れ」でもあるので、寂しい気持ちを抑えることができません。晴は泣きながら言います。「お母ちゃんは寂しくてたまらん。あんたはもう18かもしれんけど、お母ちゃんの中には、3つのあんたも5つのあんたも13歳のあんたも全部いる。もう大人やと言われても…」たしかに親にとって子どもはいつまでも子どもであり、そばに置いておきたいのが母心。このエピソードに呼応するように、鈴愛はある夜「怖い夢を見た」と、少女時代のように、母親の布団に潜り込んでいきます。そして母に「ごめんね」とようやく素直に言えた鈴愛。晴は「泣いてない」と言いながらも涙・涙。母親の寂しさを誰よりもわかっている鈴愛は、母の背中が小さくなっていることを感じたようでした。■優秀な子どもをもつ親にも葛藤がある昔からいわば神童だった、佐藤健演じる律。鈴愛が困ったときは、いつも助け船を出してくれたり、さりげないフォローもしてくれた、大切な友だちです。そんな律が、よりにもよって、大切なセンター試験を、うっかりミスによって受けられなくなるという珍事が発生。原因は、律の家に来た鈴愛が、律と同じクリアファイルを間違えて持ち帰ってしまったため(じつはカメの仕業だったことがあとで判明)。そこに律の受験票が入っていたようで…。視聴者的には「そんなものがなくても再発行してくれるのでは?」とツッコミたくなるが、そこは抜け目のない北川脚本。律の父・弥一(谷原章介)をとおして「律がそのことに気づかないはずがない」と指摘させる。「プライドがチョモランマより高い」と言われる律が、そのことを承知で受験に行かなかったのではないかと、弥一は推測。彼は親として、息子が“できる子ならではのプレッシャー”を抱えていたことを理解していたよう。「律は心の奥底でどこかホッとしたのではないかと。僕は心底ホッとした」と穏やかな口調で言います。律に京大を受けさせたかった母・和子(原田知世)も今回の一件は納得済みの様子。晴が悲しいとき、つねに笑顔を見せ、妻をいたわってきた晴の夫・宇太郎(滝藤賢一)もすばらしいが、弥一もじつにいい夫でした。■舞台は東京へ! カリスマあふれるトヨエツに期待いよいよ舞台は、岐阜から東京へ。豊川悦司演じる秋風羽織先生に、鈴愛は振り回されそうな予感! トヨエツは、北川悦吏子脚本の『愛していると言ってくれ』のシリアス路線とは打って変わり、カリスマ性あふれる変人漫画家役をおちゃめに演じている。鈴愛を上京させたきっかけは、イベントのときに鈴愛が差し入れた五平餅が気に入ったから、という流れになっていたが、はたして本当にそうなのか!? 鈴愛は、漫画家になるという夢に邁進(まいしん)していけるのか? そしてその夢を応援する律や家族は、今後彼女の発するSOSにどう応えていくのか? 律と鈴愛の関係性がどう変化していくのかも気になるところです。NHK連続テレビドラマ小説『半分、青い。』(月~土)午前8時~8時15分
2018年05月12日連続テレビ小説「半分、青い。」(NHK総合)に登場している郷土料理「五平餅」が、東濃(岐阜県南東部)周辺で爆発的な売上を記録しているということが5月10日にわかった。 スポーツニッポンによると、五平餅を常時販売している同地区のサービスエリア等に調査。同作の放送開始となる4月からゴールデンウイーク(GW)の間の売上を集計したところ、期間全体では3月の2倍を記録。さらにGW期間中には、普段の9倍超えを記録した店舗もあったという。 五平餅は神道において神に捧げる「御幣」が由来の餅。炊いたうるち米をつぶし、タレをつけて串焼きにしたもの。形も様々で、タレも多岐に渡る。岐阜県美濃加茂市出身の作者・北川悦吏子(56)が今作の脚本に盛り込み、ドラマの重要なキーアイテムとしてたびたび登場している。 その人気に一気に火が点いたのは、先月28日放送の回で豊川悦司(56)演じる秋風羽織が思わず「うんま!(うまい)」と口にしたシーン。Twitterのトレンドにもなり、さらに注目を浴びた。 中日本高速道路は「改めて朝ドラのパワーを感じております」と驚きの様子であり、ロケ地である恵那市の観光交流課も「これで全国に広がる」と朝ドラの影響力に手応えを感じている。ネットでも五平餅を絶賛する声が上がっている。 《半分、青い見たらね。今日はこれ食べるしかないよね 五平餅》《五平餅が食べたくて、朝ドラロケ地に来ました!美味しかった》《今回の連ドラ甘酸っぱくて良いです 五平餅も素朴でなお良し。》 また《故郷の味が注目され嬉しい限り》《朝ドラ効果で食べる人が増えて嬉しいです》という喜びの声のいっぽうで、《巨大なわらじ形の奴は上手に食べないと顔がタレまみれになるし、途中でボタッと落とすしで案外テクニックを要します》《髪縛るかなにかしないとタレがつくぞ!髭にもつくぞ!》とのアドバイスも。 NHK関係者は五平餅について「今後も節目節目に登場し、終盤まで続く。鈴愛の人生を動かす重要な食べ物」と明かしている。ドラマの内容はもちろん、五平餅の登場シーンにも注目したい!
2018年05月10日現在放送中のNHK連続テレビ小説『半分、青い。』(毎週月~土曜8:00~)でヒロインを務める女優の永野芽郁が6日、都内で行われた『永野芽郁 in 半分、青い。』PHOTO BOOK(4月2日発売)の発売記念イベントに登場した。失敗を恐れないヒロイン・楡野鈴愛(にれの・すずめ)が、高度成長期の終わりから現代までを七転び八起きで駆け抜け、やがて一大発明をなしとげるまでを描く同ドラマで、鈴愛を熱演している永野。イベントには抽選で選ばれた300人のファンが駆けつけ、永野は「すごーい!」と大勢のファンに感激した。そして、岐阜ことばの指導を担当し、永野が通う高校の担任・山田先生役も務める尾関伸次の進行で、同フォトブックの編集部オススメカットや未公開カットを公開。その中で、プライベートでドラムにハマっているという話になり、永野は「ハマってます。一番のストレス発散がドラム。朝ドラの撮影が早く終わるなっていうときにスタジオ入ってやっている。週1はやっている」と明かした。ファンから募集した質問に答えるQ&Aコーナーでは、永野の運命を変えた出会いを聞かれ、「小学校3年生のときに今の事務所にスカウトしてくれたスカウトマンの人」と返答。「その人がいなかったらここにいないし、朝ドラもやってないし、そこから生活が変わった。そこからいろんな頼れる先輩だったり、可愛らしい後輩だったり、いろんな人との出会いがあるから、そこやね」と語った。サプライズで、鈴愛が弟子入りする漫画家・秋風羽織役の豊川悦司からの「佐藤健とトヨエツ、どちらがかっこいいと思いますか?」という質問も披露され、永野はびっくり。「トヨエツって言ったほうがいいのかな?」と笑い、「豊川さん本当にかっこよくて、秋風先生は鈴愛が成長していく過程にいなきゃいけない、一番の師匠みたいな人。今現場にいないのが寂しい。元気かな、豊川さん」とすでに共演シーンを撮り終えてしまったようで懐かしんでいた。朝ドラ史上初となる同フォトブックでは、クランクインから永野に密着し、ドラマの舞台となる岐阜県と都内ハウススタジオにてグラビア撮影も敢行。また、キュートな素顔に迫る"半分"をテーマにしたクエスチョン企画やパンケーキのデコレーションに挑戦した特別企画、さらに、脚本を手掛ける北川悦吏子氏をはじめとするスタッフにも総力取材している。
2018年05月06日阿部寛(53)の主演映画「のみとり侍」(鶴橋康夫監督)が公開に向けたPRを展開。4月29日に大阪市の大阪松竹座で行われ、阿部をはじめ豊川悦司(56)や落語家の桂文枝(74)らが出席した。 同作は主人公のエリート藩士・小林寛之進(阿部)が藩主の怒りを買い、のみとり家業に転宅。表向きの仕事は猫の“のみ取り”だが、その実態は女性の「お相手」をするという裏稼業。生真面目な寛之進が女性の喜ばせ方のテクニックを学びながら奮闘する、コメディータッチの人情劇だ。 そんな同作での見どころの1つが、寛之進の初めてのお相手・おみねを演じた寺島しのぶ(45)の“艶技”だという。 「日本の女優陣を見渡しても、寺島さんほど妖艶な演技のできる女優はほかにいません。鶴橋監督作品では、07年公開の『愛の流刑地』で濃厚なベッドシーンがあったためヒロイン探しが難航。ところが寺島さんにオファーしたところ、あっさり快諾したそうです。彼女は作品を良くするためなら、いっさいの躊躇がない。当時から『プロ意識がすごい』と話題になっていました」(映画業界関係者) 寺島は大学在学中に「文学座」に入団し、数々の舞台に出演。着実に女優としてのスキルと高めたが、ブレークのきっかけも“大胆な演技”だったという。 「主演をつとめた03年公開の『赤目四十八瀧心中未遂』は、かなり過激な濡れ場がありました。そのため母の富司純子さんは『お嫁に行けなくなる』と猛反対。しかし反対を押し切ってオファーを受けたところ、『日本アカデミー賞』など国内の映画賞を総なめ。一気にブレークしました。以来、“脱ぎの演技は寺島の専売特許”といっても過言ではないほどになっていますね」(芸能記者)
2018年04月30日5月18日公開の映画『のみとり侍』の大江戸プレミア~東京完成披露試写会~舞台あいさつが2日、都内で行われ、主演の阿部寛をはじめ、寺島しのぶ、豊川悦司、斎藤工、風間杜夫、大竹しのぶ、前田敦子、松重豊、鶴橋康夫監督が出席した。2016年公開の映画『後妻業の女』など数々のヒット作を手掛ける鶴橋康夫監督の最新作となる本作は、小松重男の短編集『蚤とり侍』の人気エピソードを鶴橋監督自ら再構築。江戸時代の江戸を舞台に、越後長岡藩のエリート侍・小林寛之進(阿部寛)が、たった一つの失言で左遷先で猫の蚤とり業を行うことになるが、裏では女性に愛を届ける裏稼業に勤しむ、というストーリーとなっているこの日は冒頭に主演の阿部が口上を行った後に、キャスト陣と鶴橋監督が勢揃いして舞台あいさつ。阿部は「口上で疲れました(笑)」と汗を拭い、「こういう経験は一生ないと思って楽しんでやらせてもらいました」とやり切った様子だった。本作については「鶴橋監督の作品に出るということは僕にとって大変なことでした。お話をいただいた時は二つ返事では受けられないほどのプレッシャーがありましたが、皆さんが僕を助けてくれましたし、寛之進を通じて人の心の温かさを知ることができました」と充実感。阿部が演じる寛之進の亡き妻・千鶴と寛之進の初の蚤とり客・おみね役の一人二役を演じた寺島しのぶは「本当に楽しい一時を過ごさせていただきました。長年にわたってこの作品をやりたかったという監督の願いなので、私も精いっぱいやったつもりです。阿部さんと色々大変でしたけど、頑張りました」と胸を張った。江戸の女性に愛を注ぐ蚤とり業をスタートさせる寛之進にちなみ、「女性に喜んでもらえるとっておきのおもてなしは?」という質問に豊川は「大竹さんや寺島さんに相当鍛えられました。逆らわない、前に出過ぎない、場合によっては目を合わせない、そういうところで乗り切ってきたような気がします。どうもありがとうございました」と大竹と寺島に恐縮しきり。豊川の回答に同意した阿部も「共演した時に大竹さんと目を合わさず何も喋らなかったら、『すごく冷たいんです』と言いつけられ、それから目いっぱい喋るようにしました。寺島さんはいつも頼りになる方なので、今回は一生懸命気を遣って色んなモノを奢って今まで生き延びてきました。すみません! これ以上言えません!」と答えて笑いを誘っていた。映画『のみとり侍』は、5月18日より全国公開。
2018年04月03日エンタメ時代劇『のみとり侍』の完成披露試写会が4月2日(月)、都内で行われ、主演の阿部寛をはじめ、寺島しのぶ、豊川悦司、斎藤工、風間杜夫、大竹しのぶ、前田敦子、松重豊、鶴橋康夫監督という豪華なメンバーが顔をそろえた。■阿部寛、ファンを前に“口上”で映画完成を報告この日、歌舞伎の舞台などで使われる三色の定式幕が開くと、ステージ中央に、阿部さん1人が神妙な面持ちで鎮座。ファンが見守るなか、歌舞伎風の“口上”を披露し、映画の完成を報告した。無事に口上を終えた阿部さんは「疲れました」とひと言。それでも、鶴橋監督の作品に出演するのは「長年の夢」だったといい、「二つ返事ではお受けできないほど。僕が演じた主人公同様に、現場では皆さんに助けていただき、人の温かさを知りました」と感激しきりだった。■そもそも“のみとり”って何?本作が描く“のみとり”とは、「床で女性に愛をお届けする」という江戸時代の裏稼業。ある失態から“のみとり”に転落してしまった越後長岡のエリート藩士、小林寛之進(阿部さん)は、最初こそ「下手くそ!」と罵られるも、女性を喜ばせるスキルを上達させて、一人前の“のみとり”に成長するが…。原作は歴史小説の第一人者・小松重男の短編集。京都でオールロケを敢行された。■斎藤工、「女性をもてなす方法」がなかなかのクセ舞台挨拶では、映画の内容にちなんで、MCから男性陣に「女性をもてなす方法」を質問。豊川さんは「ここにいるお2人に相当鍛えられた」と共演経験がある大竹さん&寺島さんの名前を挙げて、「まず逆らわない…、そして前に出過ぎない。そうやって、乗り越えてきました。大竹さん、寺島さん、どうもありがとうございました」と自虐的なコメント。一方、斎藤さんは「端から見て気持ち悪いなと思っていたことなんですが、相手の好きなところを100個言うみたいな…」。さらに「それを書にしたためて、100枚貼った呪いの部屋みたいなものを作れれば。それを受け入れてくれる女性はステキだなと思う」とクセ強めの回答で、会場を盛り上げていた。『のみとり侍』は5月18日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:のみとり侍 2018年5月18日より全国東宝系にて公開© 2018「のみとり侍」製作委員会
2018年04月02日NHK連続テレビ小説『わろてんか』からバトンを受けとり、永野芽郁主演による新ドラマ『半分、青い。』がいよいよ4月2日(月)スタートします。脚本を手がけるのは『ロングバケーション』や『ビューティフルライフ』などで知られる恋愛ドラマの名手・北川悦吏子。朝ドラを手がけるのは初で、オリジナル脚本となります。ヒロインは、母親のおなかのなかにいるころから描かれるという驚きのはじまり。もしかしたら子どもの誕生から成長までママのように見守る展開となるのかもしれません。そこで放送が始まる前に、『半分、青い。』の見どころをチェックしながら、タイトルに隠された意味を考えてみたいと思います。■主題歌は星野源! あらすじをチェック舞台は、永野芽郁演じるヒロイン楡野鈴愛(にれの・すずめ)の故郷となる岐阜と東京。ちょっぴりうかつだけど、失敗を恐れない鈴愛が、高度成長期の終わりから現代までを七転び八起きで駆け抜け、やがて一大発明を成し遂げるまでの物語となっています。大阪万博の翌年である1971(昭和46)年に、楡野宇太郎(滝藤賢一)と妻・晴(松雪泰子)の間に生まれたのが鈴愛。幼少期は、毎日野山を駆け回る元気な子でしたが、小学生のときに、病気で片耳を失聴してしまいます。そんなハンディキャップを抱えつつ、鈴愛は、漫画家になる夢へとまい進していきます。数々のドジや失敗をやらかしても、ハンデを背負っていても、いろんな人に支えられながら、前向きに生きていくひたむきなヒロイン、鈴愛。まさに朝からパワーをもらえそうなドラマとなりそうです。さらに、主題歌「アイデア」を担当するのは、いまやアーティストとしても俳優としても絶大な人気を誇る星野源とくれば百人力。星野がNHKドラマに楽曲提供をするのも初となりますが、1日の始まりとなる朝にぴったりなアップテンポの楽曲に仕上がっているそうです!■ヒロイン永野芽郁の最大の武器とは?『半分、青い。』の第1週完成試写会に登壇した北川悦吏子が、胎児のシーンから描くことについて、最初は反対されたと明かしていました。「一週間やるつもりだったけど、お願いだから3日にしてくれと言われて」と笑いながら言っていましたが、実際には2日間で描かれるそうです。斬新なのは、その胎児に永野が声を当てたという点。もちろん、心の声という設定ですが、永野は「監督から“赤ん坊っぽく”と言われてけっこう悩みました」とのこと。かなりチャレンジングな試みだけに、仕上がりを見るのが待ち遠しいです。永野芽郁は、人気コミックの映画化『ひるなかの流星』や『帝一の國』、窪田正孝主演のドラマ『僕たちがやりました』などでヒロインを務めてきましたが、しっくりと物語になじむ演技力と、清涼飲料水のようなさわやかな笑顔が魅力です。余談ですが、『ひるなかの流星』で演じた役柄も“すずめ”で、名は体を表すという言葉どおり、すずめのような愛嬌(あいきょう)と愛くるしさが彼女の最大の武器です。■「子どもを自立させる」ための母の向き合いかた本作の前半では、「障がいをもつ子どもをどう自立させるか?」というのがサブテーマになりそうな予感。左耳を失聴してしまう鈴愛は、雨音が片側しか聞こえないことをおもしろがるようなポジティブであかるい性格の女の子。そして、それを支えるのはやはり母親なのではないでしょうか。松雪泰子演じる母親・晴は、怒ると怖い肝っ玉母ちゃんですが、じつは涙もろくてお人よし。子育ても一生懸命やるタイプだからこそ、鈴愛に障がいを負わせてしまったことに、とてもショックを受けたことでしょう。母親としてどこか後ろめたさを感じ、娘を心配しすぎるがゆえについつい言いすぎてしまう。ハンデがあるからこそ、鈴愛にはきちんと自立した人間になってほしい。子どもを育てるときに、だれもが感じる過保護と過干渉の葛藤に、晴がどう向き合っていくのか。そしてそんな母の下で、子どもはどのように愛情を受け取り、ハンデを乗り越えていくのか、とても気になるところです。一方、滝藤賢一ふんする父・宇太郎は、“朝ドラあるある”の優柔不断で能天気なダメおやじキャラ。何かとヘマをやらかしてしまう鈴愛は、父親の血を引いている!? 晴によく怒られている宇太郎ですが、夫婦仲は安泰のよう。母と娘がぶつかったときも、宇太郎が良い感じでクッションとなるようで、意外と包容力を持ち合わせた父親のようです。子育てはまさに夫婦二人三脚。この2人のバランスこそが子どもに与える影響の大きな要となってくる予感がします。■佐藤健、豊川悦司のイケメン枠に、ブレイク候補が追加か朝ドラといえば、目の保養となるイケメン枠は不可欠な存在。明るくて朗らかだけど、壁にぶち当たってばかりの鈴愛は、王道の“ほっとけない系ヒロイン”。ということは、頼もしい助っ人は不可欠となります。今回の相手役は、マストイケメンかつ実力派俳優、佐藤健です。佐藤が演じるのは、鈴愛の幼なじみ・萩尾律役ですが、意外にも彼は朝ドラ初登板です。律は、鈴愛と同じ日に同じ病院で生まれた幼なじみで、お互いのことをだれよりも理解しあっているという役どころ。しかも容姿端麗、成績優秀というクールな知性派ながら、繊細さを兼ね備えているというおいしすぎるキャラクター。この時点で設定勝ち、キャスティング勝ちなので、いまから心がざわつきます。さらに、ダンディなイケメン枠として、豊川悦司がスタンバイ。演じるのは、鈴愛の師となる少女漫画家・秋風羽織役。トヨエツといえば、北川脚本のドラマ『愛していると言ってくれ』で、聴覚障がい者の画家を演じ、女性陣をメロメロとさせたほどの手腕の持ち主。鈴愛は、片耳だけの聴覚障がいですが、もしかしたら永野がトヨエツに役作りでのアドバイスなんかを求めたりしたのかも!? 想像するだけでもニンマリしてしまいます。さらに秋風自身はどうやら相当偏屈な男のようで、2人がどんなふうに火花をちらしていくのかドキドキします。また、朝ドラでチェックすべきは、青田買いのイケメン兄弟枠。今回、鈴愛の1つ違いの弟・楡野草太役に投入されたのは、朝ドラ初出演のフレッシュな若手俳優・上村海成。草太は、思い立ったら即行動の姉とは対照的で、石橋をたたいて渡る慎重なタイプ。楡野家のなかではだれよりも冷静な判断が下せ、しかも勘がよくて気が利くというモテ男。彼は永野と同じ「nicola」のモデル出身で、ルックスは太鼓判が押されたブレイク候補生!■タイトルに隠された意味とは?雨上がりの青空を見て「半分、青い。」とつぶやくヒロイン鈴愛。この言葉は、片耳の障がいを抱えながらも後ろ向きにならず、明るくものごとをとらえて生きようとする、鈴愛のたくましさの表れでもあるのでしょう。また、そうあってほしいという願いもこめられているのではないかと。もしかしたら愚痴が言いたくなる日でも、雨の朝でも、「半分、青い。」と思えれば、気持ちを切り替えられそうな気がします。いまくじけている人、つらいことがある人への「今日も一日がんばろう」というエールとなるかもしれませんね。『半分、青い。』4月2日(月)放送開始NHK総合(月~土)午前8時~8時15分公式サイト:
2018年04月01日横浜アリーナで開催中の「マイナビ presents 第 26 回 東京ガールズコレクション 2018 SPRING/SUMMER」(以下TGC)にて、痛快クイズ番組「チコちゃんに叱られる」と連続テレビ小説「半分、青い。」のコラボステージが開催。志尊淳と、シークレットゲストとして「半分、青い。」主演の永野芽郁が登場した。“日本のガールズカルチャーを世界へ”をテーマに2005年8月から年2回で開催される史上最大級のファッションフェスタ「東京ガールズコレクション」。日本を代表する人気モデルが日本のリアルクローズを紹介するファッションショーや豪華アーティストによる音楽ライブ、そして旬なゲストが登場するステージなど、毎回注目を集める。今回、NHKスペシャルステージにて痛快クイズ番組「チコちゃんに叱られる」と連続テレビ小説「半分、青い。」のコラボが実現。痛快クイズ番組「チコちゃんに叱られる」とは、岡村隆史(ナインティナイン)、チコ、塚原愛がMCを務め、すぐに誰かに話したくなる情報満載の雑学クイズ番組。この日のステージにはチコちゃんが登壇。さらに、4月2日(月)より放送開始予定の「半分、青い。」からは、「僕たちがやりました」ほかテレビドラマや映画、CMと多方面で活躍する永野芽郁がTGCの舞台に“初登場”!永野さんは、病気で左耳を失聴するが、雨音が片側しか聞こえないことをおもしろがり、雨上がりの青空を見て「半分、青い。」とつぶやくような、ユニークな感性のヒロイン・鈴愛を演じる。同作にてゲイの美青年で秋風(豊川悦司)のアシスタント役・藤堂誠を務める志尊淳も登場。ステージでは永野さんと志尊淳、チコちゃんが揃ってランウェイ。サプライズでの永野さんの登場に観客も大喜びで声援を送っていた。永野さんは「初めてココにお邪魔して、『あ、こんなにキラキラしてるんだな』ってスターになった気分です」と初ランウェイの感想をコメント。また作品について「素敵なセリフも沢山あるのでぜひ観てください」とアピールした。志尊さんは東京編からの登場となるが「永野さんと後に戦友となる間柄なので、少しでもサポートできたら」と意気込みを語った。(text:cinemacafe.net)
2018年03月31日アイドルグループ・嵐の櫻井翔が主演を務める映画『ラプラスの魔女』(2018年5月4日公開)の最新映像が23日、公開された。同作は小説家・東野圭吾のデビュー30周年記念作品で発行部数は28万部を突破し、原作権の獲得には12社が競合したという。連続しておきた不審死の調査を担当することになった地球化学の研究者である大学教授・青江修介(櫻井)は、謎の女・円華(広瀬すず)とともに行動をともにする。最新の予告では、広瀬演じる円華と櫻井演じる不審死の謎に迫る様子が明らかに。豊川悦司、玉木宏などの豪華キャストが姿を見せ、"未来予測で殺人は可能か”、“犯人は魔女なのか”といった問いが繰り広げられる。研究者らしく専門用語を駆使する櫻井の姿も見どころだ。
2018年01月23日「嵐」櫻井翔を主演に、広瀬すず、福士蒼汰、豊川悦司、玉木宏ら豪華キャストで東野圭吾ミステリー史上“最も異色な”衝撃作を映画化した映画『ラプラスの魔女』。この度、本作の最新予告映像が、1月27日(土)の劇場放映スタート(予定)に先駆け解禁された。今回公開されたのは、櫻井さん演じる大学教授・青江修介、広瀬さん演じる自然現象を予言する羽原円華、福士さん演じる円華が探す失踪中の青年・甘粕謙人ら今回初共演となる3人のほか、刑事に扮する玉木さん、脳外科医役のリリー・フランキー、青江の助手役の志田未来ら実力派キャストが映し出される予告編。大きな竜巻のようなものに人が飲み込まれていく様子も確認でき、迫力ある映像に仕上がっている。『ラプラスの魔女』は5月4日(金・祝)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2018年01月23日神木隆之介(24)が止まらない。昨年は大ヒットアニメ映画『君の名は。』で主演声優を務め、今年3月公開の映画『3月のライオン』では主人公のプロ棋士を熱演。今期も『刑事ゆがみ』(フジテレビ系)に出演するなど、とにかく話題だ。 神木といえば、子役時代から活動してきた。99年に『グッドニュース』でドラマデビューすると、00年には『葵 徳川三代』で大河出演も果たしている。 これまで芸能界では「子役は大成しない」といわれてきた。芸能レポーターの川内天子さんも今年5月の本誌記事で「子役は、成長してしまうと、かつての愛くるしさをお茶の間が感じなくなってしまう。“子役は大成しない”と言われている理由のひとつはそこにあるんです」と語っている。 だが神木の場合、大人になった今も熱狂的ファンが多い。Twitterでも≪神木隆之介の成長っぷりがスゴすぎる!「イケメンになっちゃって…」と...≫≪大人になった神木くんも最高すぎて…尊い≫などの声があがっている。いったいなぜ彼は、大人になった今もこれほど人気なのか。 「神木くんのファンは、一言いえば”濃い”のです。まずは”見守り組”。子役時代から彼をみてきた人たちで、母性愛にも似た感情を持っています。もう1つは”2.5次元組”。数々の漫画原作ドラマや映画に出演してきた彼は、熱狂的な原作ファンからも支持されているのです。原作ファンは実写化を嫌いがちで、出演役者は叩かれやすい。にもかかわらず絶賛されているのは、彼の高い演技力と子役時代から変わらない王子様のような中性的魅力があるからでしょう」(テレビ局関係者) 『3月のライオン』では豊川悦司(55)が「天才子役と呼ばれていて、今はその“子役”という字が取れて」と絶賛。11月には菅田将暉(24)が『ZIP!』(日本テレビ系)で「刺激を受けている人は?」との質問に神木の名前を挙げている。 子役ジンクスを破り、活躍を続ける神木。その成長から今後も目が離せない。
2017年12月10日『るろうに剣心』を撮り終える頃には、大友啓史監督の頭には、神木隆之介ともう一度、組みたいという思いが芽生えていたという。撮りたかったのは“バックボーン”を抱える役を演じる神木隆之介。『3月のライオン』は、そんな監督の思いとぴったり重なる作品だった。神木さんは、漫画原作の主人公――小学生で家族を失い、プロ棋士の家に引き取られ、ひたすら将棋の腕を磨いて生きてきて、将来の名人と期待される高校生プロ棋士・桐山零という役柄について「どんな声で話し、どんなふうに叫ぶのか?漫画から人間へと落とし込んでいくのは難しかった」と語るが、あるとき、大友監督から言われた「神木と零は似ているじゃん」という言葉をヒントに、棋士としての零を作り上げていったという。原作に対して、その絵柄を含め、ふわりと柔らかくほのぼのとした作風というイメージでとらえる人も多いだろう。その映画化を監督するのがNHKの大河ドラマ「龍馬伝」や映画『るろうに剣心』を手掛けた大友監督?違和感があった人も多かったはずだ。監督自身「最初は『なんで俺?』と思ったよ」と笑う。だが、しっかりと原作に向き合ってみると、決してただほのぼのとした、温かいだけの作品ではなかった。「将棋って盤上での斬り合いだよね。映画の冒頭、零が父親(※零を引き取った棋士・幸田/豊川悦司)を対局で負かす。そして家に帰ってつけたラジオで、息子による父殺しの事件のニュースを耳にします。原作の最初のシーンも同じなんですけど、やはり最初に大事なテーマが描かれているものだと思う。原作で、カッコウが別の鳥に卵を託すというエピソードも出てきますが、零自身が自覚しているのは『俺はライオンだ』ということ。飄々とした印象を持たれるかもしれないけど、心の奥でライオンを飼っている勝負師の厳しい話なんだと。だから『俺、この映画やりたい』って思いました」。神木さんも、原作を読んで零が「決しておとなしい子羊ではない」と感じたという。「最初に僕も静かな印象を持ったのですが、それはなぜか?おそらく彼が持つ孤独が見え隠れするからだと思います。そこに、はかなさや静けさを感じたのだと思います。しかし、桐山はプロとして盤上でプロの棋士に向き合いますし、相手を吹き飛ばす力を持ってもいる。後藤(※義姉の不倫相手の棋士/伊藤英明)にも立ち向かっていく。決して子羊ではないのだと思いました」。桐山が川本家の3姉妹や棋士たちとの交わりの中で成長していく姿を描く本作。物語はいよいよ【後編】へ――。原作の漫画は現在も連載中であり、原作に沿ったエピソードを中心に展開する部分が多かった【前編】に対し、この【後編】では、まだ原作でも描かれていない“先”の物語がオリジナルで展開することになる。大友監督はどのようにこの物語を練り上げていったのか?「原作では、それぞれの回ごとに脇の人物に焦点を当てたりもしてるし、それが出来るのが漫画というメディア。一方で映画は、2時間を通して見てもらう中で、ひとつの線路を作らないといけない。それはやはり主人公。桐山の心の流れ、少しずつ小さな一歩を踏み出していく姿を描く。小学生で家族を失い、これからどうなるのか?と心細くなったときに幸田が現れ『君は将棋好きか?』と聞く。生きていくための嘘として『はい』と答え、将棋の家の子になった。その『はい』がどこかに着地するのを、物語の縦軸にしたかった。嘘から出た実(まこと)じゃないけど、最後に桐山が将棋が『好き』だと晴れやかに言える、それを着地点に描こうと思ったんです」。神木さんは、原作という“地図”さえもなくなる【後編】で、どのように桐山として生きたのだろうか?「確かに難しかったのですが、撮影の途中から、桐山零というキャラクターは、固定されているわけではないのだと気づいたんです。キャラクターは、例えば“ひねくれ者”というキャラクターだとしたら、誰に対しても一面的にひねくれた感じになると思うのですが、この作品では桐山は、キャラクターというよりもひとりの人間として、それぞれの人物たちと関わっているんです。一定ではない、それぞれの距離感がある。友達同士、家族など人によって距離や親密度、接し方が異なることがあるかと思うのですが、自分というキャラクターが固定されているのではなく、それぞれと色々な関わり方で適度に対応している。それでいいのだと気づいて、楽になりました」。それは確かに、生きている生身の人間そのものだが、逆に言うと「これ」という固定されたものではなく、それぞれの人物と関係を構築していくというのは、それだけ豊かな表現を求められるということでもある。「色々な関係があり、それこそ、義理の父親と接するとき、どのような感じなのか僕にはわからないので、たくさん考えました。『知らない人と一緒に暮らすということがどのような感じなのか?』とか。結果的に、僕の中では適度な関係をそれぞれと持つことができて、桐山が『生きている』関係を築けたと思います!」(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:3月のライオン前編 2017年3月18日より全国にて公開(C) 2017 映画「3月のライオン」製作委員会3月のライオン後編 2017年4月22日より全国にて公開(C) 2017 映画「3月のライオン」製作委員会
2017年04月20日神木隆之介が主人公の17歳プロ棋士を演じるほか、有村架純、清原果耶、倉科カナ、佐々木蔵之介、加瀬亮、伊藤英明、豊川悦司ら豪華俳優陣が出演することで話題の『3月のライオン』。この度、本作を観賞した映像制作会社のディレクターたちが特別映像を制作。その中から、「恋?」編がシネマカフェに到着した。中学生でプロ棋士としてデビューした桐山零(神木隆之介)は、東京の下町に一人で暮らしている。幼い頃に交通事故で家族を失い、父の友人である棋士の幸田に引き取られたが、ある事情から家を出るしかなかったからだ。深い孤独を抱えてすがりつくように将棋を指し続けていたある日、零は近隣の町に住む川本家の3姉妹と出会い、彼女たちとのにぎやかな食卓に居場所を見出していく。温かな支えを胸に、闘いへと飛び込む零。それは、様々な人生を背負った棋士たちが、頭脳と肉体と精神のすべてを賭ける壮絶な闘いだった…。ところが、ある事件が川本家を襲い、さらに3姉妹を捨てた父親が現れ、耳を疑う要求を突き付ける。一方、幸田家も親子の対立から崩壊へと向かっていく。大切な人たちを守るため、強くなるしかない。新たな決意のもと、最高峰を決める獅子王戦トーナメントに挑む零。トップには、将棋の神の子と恐れられる宗谷名人が待ち受けていた――。現在、「闘いの前編」が公開中の本作。来週末4月22日(土)からはついに「愛の後編」も公開となるが、その公開前に行われていたマスコミ・関係者向け試写では、常に満席&絶賛の嵐。そんな中、映像制作会社のディレクターたちが映画を観て想像力を刺激され、Web用動画を制作。オリジナルな視点での特別動画を今回作りだした。このほど到着した動画「恋?」編は、家も家族も居場所も何もなかったプロ棋士の高校生・零が、ある日出会った川本家の3姉妹とのにぎやかな食卓に居場所を見出していく中、清原果耶演じる次女・ひなたに恋心(?)を抱く…。そしていきなり、「ひなたさんとの結婚を考えています」と零は川本家の前で公開プロポーズ!まさかの展開に長女・あかり(倉科カナ)も驚きを隠せず。そんな2人の恋(?)の行方にも注目だ。動画を制作したディレクターは、「零くんとひなちゃん、いまどきなラブストーリーものとは全然違う、2人の初々しいやり取りにむしろ悶絶!そして零くん先走り過ぎて笑いました!」と制作意図をコメントしている。『3月のライオン』前編は全国にて公開中、後編は4月22日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:3月のライオン前編 2017年3月18日より全国にて公開(C) 2017 映画「3月のライオン」製作委員会3月のライオン後編 2017年4月22日より全国にて公開(C) 2017 映画「3月のライオン」製作委員会
2017年04月14日映画『3月のライオン』前編の初日舞台挨拶が3月18日(土)、都内にて開催され、主演の神木隆之介、出演の有村架純、豊川悦司らが登壇。豊川さんが、子役時代の神木さんとの共演をふり返った。同作は、羽海野チカ氏の同タイトルの人気コミックが原作の実写映画。中学生という異例の若さで将棋のプロとしてデビューし、東京の下町にひとりで暮らす17歳の棋士、桐山零(神木さん)が、親、兄弟姉妹、友だち、師弟など、人と人を結ぶ愛を求めてぶつかり合う感動のエンターテインメント。マイクを持った豊川さんは、「神木君が小学生のころ、『妖怪大戦争』(2005年)という映画で戦ったことがあるのです」と回顧。「あのときは“天才子役”と呼ばれていて、いまはその“子役”という字が取れて」と続けた。今作の撮影については、「すばらしい座長感を持って、現場でも、スタッフ、キャストのみんなひとり、ひとりに笑顔を向けて」と神木さんの様子を紹介。「すごいなと思いました」と絶賛した。続けて、豊川さんは、待ち時間に神木さん、有村さんと3人で過ごした時間があったことを明かした。神木さんと有村さんは仲が良くて豊川さんは「中に入れなかったのですけど」というも、そのときに、神木さんが「誕生日なのに1人ぼっちでコンビニでチョコレートを買って食べた」という話をしていたそう。神木さんの口からそのエピソードを聞いた豊川さんは、「こいつはすごい役者になるのだなと思いました」と目を輝かせた。神木さんは「誕生日だったので、何かをしようと思って」とはにかんでいたが、共演者たちは笑いをこらえることに必死の様子で、中には噴き出してしまう人も。神木さんは「めっちゃ、笑っているじゃないですか!」と抗議(?)していた。イベントには、倉科カナ、染谷将太、清原果耶、佐々木蔵之介、前田吟、板谷由夏、中村倫也、新津ちせ、大友啓史監督も出席した。映画『3月のライオン』は前編が3月18日(土)に、後編が4月22日(土)に全国公開。(竹内みちまろ)■関連作品:3月のライオン前編 2017年3月18日より全国にて公開(C) 2017 映画「3月のライオン」製作委員会
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