【PR】 ビザ・ワールドワイド突然ですが…。物価、高すぎやしませんか。どうも! ワーママのりえです。小学生の息子と保育園児の娘の子育てと仕事に追われ、忙しない毎日を送っております。このところ、子どもたちの習い事の月謝や電気代、さらにスーパーでの買い物までも、物価高の波にのまれているのを感じています。時間だけじゃなくお金の余裕もなくなってきたわが家…どうやったらお金を貯められるんでしょうか?家のローンや将来の教育費はもちろんのこと、家族で旅行もしたいし、できれば老後の貯蓄もしたい! だけど…このままじゃ足りない。やれることはやっているつもりなんだけど…もっと支出を抑えて貯蓄につなげる方法はないの―!?そんな気持ちを抱えてモヤモヤしていると、どこからともなくバラの香りが…⁉︎あらやだ…アナタまだ知らないのね。貯蓄率アップのためのマダムの必須アイテム!?突如現れたマダムが差し出してきたのは…貯蓄にはコレ。Visaデビットよ!家計管理がスマートになってムダな時間も支出もなくなるわ。Visa… デビット…? えっと…どなたか存じませんがちょっと詳しく!そこに現れた「マダム幸子」と名乗るエレガントマダムがおすすめしてくれたのは、「Visaデビット」。デビットカードって聞いたことはあるけど…これを使うと貯蓄力がアップするって、どういうこと?クンクン…あら、アナタ…もしかして持っているんじゃなくって? 使わないなんてもったいないわよ〜!促されるまま財布を見ると…いつも使っている銀行のキャッシュカードに「Visa」のマークが…!ええっ! まさかいつものキャッシュカードが、Visaデビットだったなんて…! (※)全然知らなかった!でもあの…そもそも、Visaデビットがクレジットカードと何が違うのかもわからないんですけど…。※詳細は発行金融機関にご確認ください銀行口座開設のときに知らずにつくっている人って案外多いのよね〜。すでにVisaデビットを持っている方は追加手続き不要でそのまま使えるわ。Visaデビットのこと、わたくしがキッチリ教えてあげるわ!\ レッツ・スマ〜ト! /Visaデビットでコレやっておきなさい 1)「見える化」でムダ使いをなくすのよ!2) ATMは"持ち歩く"時代よ! 3) 買い物も時短でレッツ・スマートライフ! 「見える化」でムダ使いをなくすのよ!いくら浪費しないように気をつけていたとしても、何にどのくらい使ったかなんてすぐに忘れてしまうもの。ムダ使いをなくしたいなら、まずは「支出」と「残高」の両方をきちんと把握することが大事なのだそう。必要なのは家計の見える化。Visaデビットはそれをしっかりサポート!■即時引き落としで残高チェック!Visaデビットは、お買い物をしたら銀行口座からすぐに引き落とされるため、支出と残高が一目瞭然。スマホですぐに確認できます。手間をかけずに、使ったその場で支出が記載されて、いつでも家計が見える化できている状態に!■「ついで買い」「衝動買い」を予防!使ったらすぐに利用通知が来る設定にしておけば、自然に支出と残高をチェックする習慣がつき、“レジ横のついで買い”や“セールで衝動買い”といった、目的があいまいな買い物による「使途不明金」に注意することができます。クレジットカードで月に一度まとめて引き落としだと、「使いすぎてしまったな」ってあとから気付く時もあるでしょ?Visaデビットはダイレクトに口座残高が減って「リアルにお金を使った感覚」になるから、ムダ使いをやめようという意識がぐんと高まるのよ〜!家計簿をつけようとしても挫折しちゃう人に特にオススメよ。使うたびに口座から直接引き落とされると、たしかに危機感持てるかも…!家計簿が続かない私からしたら、見える化してくれるのめっちゃ楽!そう! しかも利用限度額も設定できるから、うっかりな使い過ぎも防ぐこともできるわよ。ATMは"持ち歩く"時代よ!まだまだ現金払いをしている私。子連れで銀行に駆け込んでワタワタすることもしばしば…。Visaデビットは口座直結で引き落としされるから現金感覚で使えるだけでなく、ATMで引き出す手間も手数料もかからないし、電子マネーのようにチャージも必要なし。時間もお金もムダにしたくないワーママにぴったり! 仕事と育児で忙しい毎日なのに、わざわざATMに並んでるなんて…ナンセーンスッ! コスパとタイパを意識して動きなさい!■ATMに並んでる人…実はこんなにもったいない!・週に1回、ATMに10分並んでいたら… →1ヶ月40分、1年で8時間のタイムロス・週に1回、手数料220円かけてATMを利用していたら…→1回220円、月880円、1年で10,560円のコストこういう些細な節約の積み重ねが貯蓄率アップにも心のゆとりにも必要よ。現金を使うと小銭が溜まってムダ使いしやすくなるでしょう? 日常の支払いはVisaデビットに集約して家計は一元化するのがオススメよ。手数料って本当にもったいないし、子連れでATMに並ぶのもしんどいからすごくわかるんですが…案外子ども関連のお金って、まだ現金が必要だったりするんですよね…。現金が必要なシーンもあるわよね。そういう場合は必要な分だけ引き出して余計な現金を持たないように意識するのがポイントよ。現金って…いつの間にかあとかたもなく消えてしまうでしょ? ちゃんと支出を把握することが貯蓄の第一歩よ!買い物も時短でレッツ・スマートライフ! タッチ決済に対応していれば、レジにあるリーダーにVisaデビットをタッチするだけで、サインも暗証番号も不要(※1)でお会計が可能。決済時間が短縮できます。さらに、最寄りのスーパーやコンビニはもちろん、レストランや本屋さん、ネットショッピングでもVisaマークがあるお店ならVisaデビットが使える(※2)ため、食料品や日用品などの毎日の買い物もVisaデビットで支払えば時短なスマートライフが可能に!レジでもたつくのはノットエレガント。子連れならなおさら後ろの視線も気になるわよね。お会計はサッと済ませて、ノンストレスが一番よ!■Visaデビットを使っている人は貯蓄率が高い!?実際にVisaデビットを使っている人は月々の貯蓄率が高いというデータ(※3)を残し、バラの花びらとともに去っていったマダム幸子。ありがとうマダム幸子…!今日から私、Visaデビットでスマートに貯蓄してみせます!Visaデビットで家計管理も生活もスマートに!Visaデビットを使いはじめ、家計の見える化をするようになってから、ムダ使いが減ったわが家。買い物もさっと済ませられるようになったことで、心にも時間にも余裕が生まれました。物価高で節約が不可欠なご時世…とはいえ、家族みんなが笑顔になれることにはお金も時間もきちんと使いたいもの。Visaデビットを使うことで、ムリなくそのメリハリがつけられるようになり、貯蓄への第一歩を気持ちよく踏み出すことができました。将来への貯蓄に向けて、これからも上手にVisaデビットを活用していきます! Visaデビットをもっと知る>> Visaデビットでスマートな家計管理!家族が笑顔になれる貯蓄をしようVisaデビットは、銀行口座の新しい使い方。買い物したら即時で引き落とされ、口座残高以上の金額は使えず、利用限度額も設定可能。預金残高と支払履歴がスマホでいつでも見られるので、お金の動きをシンプルに管理できます。▼キャッシュバック・ポイントがもらえてお得!使うたびに、キャッシュバック・ポイントがもらえてお得にお買い物ができます。※利用特典は発行会社によって異なります。詳しい条件等については、発行会社にご確認ください。▼Visaマークがあるお店なら現金感覚で使える!Visaマークがある国内・海外の店舗で使え、タッチ決済対応のお店ならお会計も簡単スピーディ。紛失や盗難、不正利用のモニタリングは24時間365日対応。万が一のときでも、不正利用分については責任を負いません。また、銀行口座を持っている15歳以上の方なら、申込可能! ※発行会社によって異なります。詳しい適用条件等については、発行会社にご確認ください。 Visaデビットをもっと知る>> ※1:ただし、一定金額を超えるお支払いは、カードを挿し暗証番号を入力するか、サインが必要となります。※2:世界200以上の国と地域のVisa加盟店で利用可能。※3:「キャッシュレス決済と現金利用に関する調査」(2021年12月ビザ・ワールドワイド調査)では、最もよく使う決済手段が現金であるユーザーの 28.6%が「月々の貯蓄をしていない」と回答したのに対し、デビットカードを最もよく使うユーザーでは17.6%にとどまりました。※本記事に登場する人物とストーリーは、商品特長をお伝えする目的で作られたフィクションとなります文:佐々木彩子 イラスト:まきこんぶ
2024年01月25日一向にとどまる気配のない物価の高騰。以前と同じように貯蓄できないと感じている人は多いだろう。じつはあなたの貯蓄は、日に日に“失われて”いるというーー。《スーパーに行っても野菜が高くて買えない。最近、もやしばかり》 《食費も光熱費もガソリン代も値上げ。もう生きていけないレベル》終わりの見えない物価高騰に、ネット上ではそんな悲鳴がーー。毎日新聞が10月に実施した世論調査によると、岸田内閣が発足してから2年間で〈暮らし向きが悪くなった〉と答えたのが60%。〈良くなった〉と答えた3%を大幅に上回った。「欧米諸国では、日本以上に物価が高騰していますが、賃金もそれに伴って上がっています。しかし日本では、ここ30年ほとんど給与所得が上がっていない一方、税金や社会保険料は増えているので、手取りである可処分所得は減っています。そんな中で進行する超物価高。貯蓄を取り崩している人も少なくないため、生活苦や不安を感じる要因になっているのでしょう」そう分析するのは、ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さん。実際に、総務省の統計では、コロナ禍の巣ごもりで一時的に増えた2020年を除き、国民の預貯金はほぼ右肩下がりになってきた。「今後、インフレもまだまだ続くと予測されています。一方、それを補うほど給与や年金が増える見込みはありません」(丸山さん)はたして、物価はどれほど、上昇していくのだろうか。7月31日に日本銀行が発表した「経済・物価情勢の展望」によると、変動の激しい生鮮食品を除いた消費者物価指数は、2023年度は2022年度と比べ2.5%上昇すると予想されている。2024年度はさらに1.9%、2025年度は1.6%上昇すると予想されている。経済紙記者はこう指摘する。「日銀は、今月末に行われる金融政策決定会合で、この予想をさらに上方修正するとみられています。物価上昇の一因である円安の背景には、日本経済の競争力の落ち込みがあります。一朝一夕で改善できるものではありませんから、円安の状態と、それに伴う物価上昇は今後も続いていくでしょう」物価上昇は私たちの生活に多大なダメージを与える。仮に、7月時点の日銀の予想のとおりに物価上昇が進行し、それ以降の2026年からは毎年1.5%ずつ物価が上がると仮定しよう。2022年の50代の平均的な生活費(消費支出)は、月36万2648円。同じような生活を続けた場合、2027年には生活費は39万6469円、2032年には42万7110円に上昇する。物価が上がらなかった場合と比べ、2023年から2032年の10年で累計443万円もの出費増となる。物価の上昇と同じように給与が上がらなかった場合、生活の見直しをしなければ、貯蓄に回すお金を大きく減らさざるをえなくなる。さらに深刻なのは、貯蓄をしていっても、価値が目減りしていくことだ。物価が上がると、同じ額面でも買えるものが減っていく。前述のように物価が上がると、2032年の100円は、2022年の85円ほどの価値になってしまうのだ。2032年に貯蓄2千万円を達成したとしても、2022年と比べて、価値は300万円ぶんも消えることになる。物価上昇で出費が増えて、お金が貯めづらくなっているうえに、貯めたお金の価値は年々減少していくという危機的な状況に、私たちは置かれているのだ。
2023年10月27日日本銀行が事務局を務める金融広報中央委員会によると、貯蓄なし世帯は50代で24.4%。30代の貯蓄なし世帯23.9%より多く、50代世帯の4分の1に迫ります。また50代世帯の9.3%は、貯蓄が100万円未満。先の貯蓄なしと合わせると、貯蓄0~100万円未満世帯が33.7%、3分の1に及ぶというのです(’22年調査)。確かに50代はお金がかかります。子どもがいれば大学生などで、教育費負担は甚大でしょう。まだ住宅ローンも返済中で、親の介護などの費用負担がある方も。そのうえ50代はバブル世代。景気のよい時代を経験し「なんとかなる」と楽観的な方が多い気がします。特にバブル女性は“クリスマスケーキ”などと結婚を急かされ、“寿退社”して専業主婦になった人も多かったと思います。その後、バブルの崩壊やリーマンショックなどに見舞われ、右肩上がりの成長はもはや幻想に。しかし、専業主婦の皆さんはバブルの余韻を引きずっていませんか。当時はやった“ワンランク上”や“自分にご褒美”を続けていたら、お金は貯められません。■物価高は続く。就職も視野に入れ収入を増やそうそこで50代女性、特に専業主婦の方には社会に出て働くことをおすすめします。その際、自己実現や社会貢献などはいったんわきに置いて、「お金を稼ぐ」ことを切り口に仕事を探してください。働くと収入が増えるだけでなく、働く夫の大変さが理解でき、いたわる気持ちも生まれます。この気づきを大切にして、老後は夫婦で仲よく暮らすのが得策なのです。たとえば2人で年金が月20万円あれば、少し働けば暮らしていけるでしょう。でも、離婚し年金分割をしてたとえ月10万円もらえても、家賃を払って1人で暮らすのはかなり厳しいと思います。貯蓄が少ない家庭は、夫婦2人ともできるだけ長く働きましょう。働いた収入で暮らせる間は、年金を受給せず繰り下げるといいでしょう。年金受給は1カ月遅らせると月0.7%、5年で42%、最長10年なら84%も受給額が増え、人生の晩年、働けなくなってからの暮らしが楽になります。年金繰下げ中にお金が必要になったら、請求手続きをすると翌月から受給が始まります。3年繰り下げた68歳からの受給では、0.7%×36カ月=25.2%アップした年金を翌月から受け取るか、受給しなかった3年分をまとめて受け取るかを選べます。後者の場合は65歳時点の受給額×3年分ですから、まとまったお金が必要なときは助かるでしょう。さらに、71歳以降にまとめて受給する場合は4月から始まった「特例的な繰下げみなし増額制度」により、繰下げ加算も加えて一括受給できるようになりました。値上げラッシュはまだ続くでしょう。貯蓄に不安がある方は、働いて収入を増やし、年金の受け取り方を考えることから始めてみるといいと思います。
2023年06月09日お金を貯めるためにやるべきアクションは、積極的に貯蓄する、節約して支出を減らす、投資して資産を増やすの3ステップ。ここではまず、“貯蓄”に注目します。教えてくれたのは、ファイナンシャルプランナーの高山一恵さんです。いつ頃、どれくらいのお金が必要?目標がはっきりすると貯められる。貯蓄を始める時に大事なのは、貯める目的と目標を明確にすること。まずはこの先、どれくらいのお金が必要か書き出して、将来を俯瞰してみよう。そうすれば、毎月いくら貯めればいいのか、貯蓄のイメージが具体的に見えてくる。1、タイムバケットを作る。年代ごとに夢や目標などを予算とともに書き出し、簡易なライフプラン表“タイムバケット”を作る。「達成するには何年後までにいくら貯めないといけないか、どうやって貯めれば間に合うかなどがイメージできます。貯蓄への意識が変わるし、モチベーションも高まります」。貯蓄計画への影響が大きいので、いわゆる“3大資金”も忘れず記入を。「一生が俯瞰できれば、無茶な住宅ローンで老後資金が貯まらない!ってことは避けられるはず」夢や目標を書くことで貯蓄目標が見えてくる。年代別に、達成したいことや目標と、その実現にかかるおおよその予算を調べて記入する。同時期に複数のライフプランが重なる場合は、優先順位をつけて記載すること。【3大資金もタイムバケットに組み込む。】・老後資金:2000万円目安現在25歳なら約40年後必要に。金額も大きいが、ローンを完済、子供が巣立つなど何度か貯蓄を増やせる時期があるので長期計画で。・教育資金:500万円目安最もまとまったお金が必要になるのは、子供が大学に進学するタイミング。例えば、文系の私立大学で学費500万円ほどが必要に。・住宅購入:400万~800万目安3つのうち最初に必要になることが多い。金額は住宅ローンの頭金を想定。ここで無理すると、老後資金など人生の後半にしわ寄せが。※掲載した金額はあくまで一般的な目安で、実際に必要な額は人によって異なります。2、必要なお金がわかったら、先取り貯蓄で貯める。いつまでにいくら貯める必要があるか把握したら、次はどうやって貯めるかを考える。「まずは、収入から先に貯蓄分を取り分け、残ったお金を支出に回す“先取り貯蓄”を実践しましょう。目標に向かって毎月、確実に貯められ、支出が多くなったから今月は貯蓄できないということも起きません」。会社の制度や金融機関のサービスを使えば自動的・強制的にできる。毎月いくら貯めないとダメか計算する。必要な金額を貯める年数で割り、さらに12か月で割ると、毎月の目標額がわかる。老後資金2000万円を40年で貯める場合だと、毎月約4万2000円、20年後までに教育費を500万円用意する場合、毎月約2万円が必要。例)10年後までに住宅購入の頭金400万円用意する場合400万円÷10年÷12か月=毎月約3万3000円貯蓄先取り貯蓄の例会社の制度(財形貯蓄、社内預金)積立定期預金先取り貯蓄だけで貯めるのが難しければ…。節約で支出を抑える。副業で稼ぐ。児童手当をすべて貯蓄する。3、知ってる?実践してる?お金が貯まるキーワード。日常の中でお金を使うあらゆる場面で、お得なサービスや自動で管理できるシステムを活用することでお金は貯まりやすくなる。「日々の買い物を現金払いではなく、キャッシュレス決済にしたり、経済圏を同じグループに集約すると、特典やポイント還元などが受けられてお得です」。さらに金利が高かったり手数料の優遇が充実しているネット銀行を利用するのもおすすめ。【キャッシュレス決済】クレジットカード、電子マネー、スマホ決済といったキャッシュレス決済を使うと、ポイントがどんどん貯まるだけでなく、次回以降の買い物もお得に。支出の記録がアプリで自動管理されるのも便利。【ネット銀行】大手銀行の普通預金金利0.001%に対して、0.1%以上の金利が得られる場合も。利用状況に応じて振込手数料やATM利用手数料が無料になる回数が増えるなど、無駄な出費が減らせるメリットも。【経済圏】系列の多種多様なサービスを複数使うことで、日頃の買い物がお得になったり、特典やポイントサービスなどが受けられる。金利の優遇が受けられる場合も。楽天やイオン経済圏などが代表的。高山一恵さんファイナンシャルプランナー。講演や執筆活動、相談業務を通して、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。頼藤太希さんとの共著に『はじめてのお金の基本』(成美堂出版)など。※『anan』2023年5月24日号より。マンガ・サヲリブラウン取材、文・鈴木恵美(by anan編集部)
2023年05月19日独身のころは会社で財形貯蓄をして残りは好きなだけお金を使っていました。好きな洋服を買い、年に1~2回は国内、海外旅行を満喫。貯金さえしていればいいと思っていました。しかし、結婚後、出産、子育てと怒濤(どとう)の日々を過ごし、子育てが落ち着いてきたころ、将来のお金のことを夫と話しました。この先、必要となるお金の多さにやっと気付き、本気でお金について学び、見直しをした私の体験談です。★関連記事:「子どもに苦労をかけたくない」人生100年時代!老後に備えて節約を始めたら暮らしがシンプルに教育資金こんなにかかるなんてナメていた夫と将来のお金のことについて話したとき、夫が卒業した国立大学で学費などがいくらかかったかを聞き、その金額に驚いて開いた口がふさがりませんでした。なんと学費が約250万円、ひとり暮らしの家賃が約220万円もかかったそうなのです。1人の子どもの大学進学までに準備する教育資金は、教育関連のサイトによると一般的に300万~500万円。わが家は子ども2人なので600万~1,000万円必要になるようです。そしてニュースにもなっている老後2,000万円問題……。今の生活では貯まる気がしません。銀行で定期的に貯蓄はしていますが、超低金利時代でいくらも利子が付かず、増えない状況です。このままだと子どもたちを大学へ進学させる資金や老後の資金を用意できるのかと不安になりました。これではまずいと思った私は、ヒントを求めてネットで調べ始めました。お金の勉強をしてこなかったことを大反省YouTubeでお金を解説している動画を見つけました。ただ動画視聴はとても勉強になりましたが、勉強することから離れていた私は1度見たくらいでは頭に入らず、理解ができないこともしばしば。老いのせいなのでしょうか、早いテンポの説明についていけていないのです。そこで書籍も買って勉強することに。経済的自由(生活費より資産所得が多い状態)を目指すには、生活費を減らす、資産所得を増やすこと。そうなるために貯める、稼ぐ、増やす、守る、使う、この5つの力をつけていくことが大切になるそうです。そのほかにも、株の投資やiDeCo(確定拠出年金)、生活費の見直しなどに関する書籍も読み、学び続けました。私はいろいろな本を読んで、自分がお金を貯める仕組みなどをまったく理解せず過ごしてきたこと、勉強してこなかったことを反省しました。保険をなんとなく払い続け、高いと思いながらもスマホ代を比較検討してきませんでした。ですが、私はすぐにわが家のお金の流れを夫も巻き込みながら見直していくことにしました。学んだら即実行、7つのお金の見直し私はまずはすぐできる、以下の7つのことから見直しました。1.スマホの通信費を見直す。大手キャリアから格安スマホへ変更し、月々約7,000円の節約。2.電力会社の見直し。何社か気になるところを調べて乗り換え、月々約1,000円の節約。3.たくさん加入していた保険会社の見直し。内容が重なっている保険は解約し、月々約10,000円の節約。4.住宅ローンの見直し。金利が上がる前に乗り換え、月々約10,000円の節約。5.火災保険の見直し。家を建てるときにすすめられるまま加入していた保険を乗り換え、年約30,000円の節約。6.iDeCo(確定拠出型年金)の見直し。株の勉強をして投資先を変更。マイナスに転じていた年金がプラスに好転中。7.たくさん持っていたクレジットカードも2社に集約し、ほかは解約。年会費約年3,000円の節約。お金の見直しは、正直なところ解約や乗り換えなどの手続きがとても面倒で大変でした。でも、この大変な作業を乗り越えたおかげで、年間35万円の無駄な支出を減らすことができました。iDeCoも投資先を勉強して設定したので、元金から5万円プラスになりました。まとめまだまだ現在もお金の見直しを続けています。節約できたお金で次は子どもたちの将来のためにジュニアNISAを始めること、老後のために積み立てNISAを始めようと計画中です。わが家の場合、手元にお金があると使いたくなってしまうので、iDeCoやNISAのように毎月引き落とされたほうが着実に貯まっています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/Pたろー(44歳)間もなく40代後半へ。根っからのミーハー心で、これから迎える更年期もポジティブに過ごしたい。
2023年05月18日ファイナンシャルプランナーの大野先生が、上手に貯蓄をしていくためのポイントについて教えてくれました。貯金だけでなく、学資保険や積立NISAなど様々な貯蓄方法がある現在。何をしたらよいか迷ってしまうという方も多いことでしょう。賢い貯蓄方法や、お金の運用方法を知りたいという方はぜひ参考にしてくださいね。 貯蓄(預貯金や有価証券の運用等)を始めたい、増やしたいと考えている人は多いと思いますが、上手にできない、長く続かないという人も多いのが実情です。貯蓄を増やすには、単純に考えると支出を減らすか、収入を増やすか、のいずれかが必要です。支出を減らし、収入を増やしたおかねはそのままにしてしまうと生活費などに紛れて貯蓄額が把握しにくくなります。今回は貯め方についてできることをお伝えしてまいります。 1.将来使うためのお金を貯めるには生活口座とは別の口座にしましょう固定費などを削減し、副業などで収入を増やしたとしても、それをしっかりと貯めなければ貯蓄を増やすことはできません。貯蓄する目的としては、お子さんの進学費用や住宅購入資金などがあると思いますが、必要な期間や金額を事前に把握しておきましょう。例えば、15年後の進学費用に400万円が必要で、利率を0とした場合には、毎月22,223円の貯蓄が必要です。目的と期間、金額が決まったらこれを確実に貯められるように貯め方を工夫しましょう。普段の光熱費や通信費、クレジットカード等の振替をする生活口座とは別の口座で貯めることによって、残高が多いことによる安心感からの使い過ぎを防げ、具体的な貯蓄額が分かり易くなります。なお、毎月生活口座から貯蓄用の口座に移すことでも対応できますが、自動的に貯蓄できると確実性が高まりますので、次項以降でその方法についてお伝えします。 2.積立定期預金は元本割れしたくない人に向いていますいつでも元本割れしないもので貯めたい場合は、毎月積立の定期預金(積立預金、積立定期預金など金融機関によって名称が異なります)が適しています。勤務先に財形貯蓄の制度があれば、給与から直接積立ができます。定期預金は、普通預金等と合わせて1000万円以内であれば銀行等が破たんしても保障されますし、中途で解約した場合でも利息は減るものの元本は保証されますので、元本をいつでも下回りたくない人は積立定期預金が向いています。なお、マイナス金利の影響を受けていますので、2023年4月時点では、年利0.01%~0.02%の金融機関が多く、ほとんど利息は期待できません。また、2022年からは預金金利より物価の上昇率が高い状況となっていますので、相対的に預貯金の価値が下がっているため、当初に想定した金額では不足する可能性があることは意識されると良いでしょう(例えば、5年後に200万円の自動車を購入しようとして貯蓄をした場合でも、5年後には250万円が必要になる可能性があります)。 3.学資保険は受け取れる時期と返戻率を確認しましょう学資保険(こども保険、こども共済など保険会社等によって名称が異なります)は毎月(半年に1回・年に1回にまとめて支払うこともできます)保険料を支払い、満期に学資金を受け取れる保険です。また、契約者(多くの場合は父親か母親)が亡くなった場合には、その後保険料を支払わなくても満期まで保険が継続されます。将来の学費を貯めつつ、生命保険の役割も果たす商品ですが、2016年に始まったマイナス金利の影響で以前より返戻率(払い込んだ保険料総額に対して満期で受け取れる金額の率)が低くなってきています。また、中途解約をする場合には、解約する時期によっては元本割れする可能性があります。なお、受取時期を20歳、22歳などの18歳以降に設定しているものや払込期限を10歳や12歳などに早めているものも増えてきました。保険会社によっては死亡保険の部分を手厚くする一方で満期を迎えても元本割れするものもあるため、加入する際には満期の返戻率や受け取れる時期を確認するようにしましょう。 4.外貨建保険や変額保険はリスクや種類を確認しましょう学資保険の返戻率低下や販売停止の代替商品として、多くの保険会社や保険代理店で外貨建保険(アメリカドルやオーストラリアドルでの積立)や変額保険(株式・債券等で積立・運用する)の提案・販売が増えています。外貨や株式・債券で運用すれば、従来の学資保険よりプラスになる可能性が期待できる反面、為替相場や経済状況によっては元本割れする可能性もあります。2022年にはアメリカドルが1月には1ドル115円前後でしたが、10月には150円を超えた局面があり、購入時期によってはプラス評価になった人がいる一方、短期的には10%を超えるマイナス評価になった人もいます。15年から20年の積立・長期運用であれば、短期で運用するよりリスクを低減することもできますが、常に元本を確保することはほとんどできません。貯蓄性のある保険は終身保険タイプ(保障期間が一生涯)と養老保険タイプ(保障期間が一定期間)の2種類に分かれますが、多くの場合は養老保険タイプの方が返戻率は高い場合がほとんどです。検討する際には、価格が変動する要因や保険の種類も合わせて確認するようにしましょう。保険の担当者の説明を聞いて理解・納得ができない場合には、別の方法での積立を考えた方が良いでしょう。外貨建の運用は保険だけでなく、積立預金やMMF、投資信託等の商品もあるため、ご自身やご家族に適したものを選ぶと良いでしょう。 5.つみたてNISAはいつでも現金化できますつみたてNISAは2018年から始まった、成人が1年あたり40万円までの金融庁が指定した投資信託(2023年4月7日時点で225種類)を最長20年間、非課税で積立ができる制度です。積立の目的は子どもの教育費の準備に限らず、定期預金や保険と異なり、当初から満期が決まっているものではないため時価での評価とはなりますが、いつでも換金ができます。通常の運用や預金の場合は収益や利息に対し20.315%掛かる所得税・住民税が、この制度を使うと0になることが主なメリットです。その一方で元本保証はなく、選択肢が多いため自分で投資対象を組み合わせる必要がある点がデメリットです。4.の外貨建保険や変額保険と同様に価格変動によって受け取れる金額も上下しますが、投資信託には保険の機能(保険の対象者が亡くなった場合に死亡保険金が家族に支払われる機能)がなく、そのコストがないため、同じ内容の運用であれば、つみたてNISAで投資信託を運用した方が将来手にする金額は多くなります。逆に投資信託は選択肢が多いため、ご自身で判断ができない場合や勧められた内容が理解できない場合には、見送ることも必要と思います。ご自身で勉強をしたり、証券会社・銀行等の担当者やファイナンシャルプランナーなどに適切なアドバイスを受けたりして、上手に活用すれば、毎月積み立てた金額より多くの金額を受け取る可能性が上がるので、まずは最低限の金額(証券会社によっては500円~1000円の場合も)から始めてみることも一つの選択肢と思います。 なお、2024年からはNISA制度が変更となり、1年あたり投資上限が120万円(合計最大1800万円)に上がり、非課税期間も無制限となるため、さらに利用しやすくなる予定です。 どの積立を選ぶにしても、一長一短ですべてにおいて優れている積立方法はありません。そのため、複数の組み合わせができる場合は、最初は手間もかかりますが、バランスの取れた積立をすることができます。例えば、予算が月3万円ある場合には、1万円をつみたてNISAで投資信託を積み立て、1万円を学資保険、1万円を積立定期預金にすれば、受け取る金額の収益を期待しつつ、3分の2は満期まで継続すれば元本も確保できます。元本の確保を優先するか、受け取る金額の増加を優先するか、ご自身やご家族の経験や考え方に基づいてご判断いただければと思います。積立方法が決まらない場合は、生活口座と別の口座に毎月貯めるだけでも将来の貯蓄額は変わります。支出を減らし、収入を増やした分を貯めるためにも確実な貯まる仕組みを使うこと検討してみましょう。※なお、本記事は、特定の運用商品・保険商品を推奨するものではありません。価格変動のある外貨建保険、変額保険、投資信託等の運用商品の購入は、ご自身の責任・判断に基づいて実行してください。 監修者・著者:ファイナンシャルプランナー 大野高志
2023年04月14日この春、娘が小学校に入学し、忙しいながらも充実した日々を送る働くママA子さん。仕事も暮らしもうまく回せているつもりだったけれど、以前は家計管理に “とあるお悩み” を抱えていたのだそう。いまはネットでなんでも買えるし、クレジットカードや電子マネー、現金…と支払い方法も多様化してなにかと便利な時代。忙しいからこそ、隙間時間をうまく使ってかしこく買い物をしているけれど、一方で「いくらでもお金を使えるような気になって使いすぎたり、支払い方法が増えて家計管理が複雑になったりしていた」とA子さん。何に使ったのかわからない使途不明な現金もあって。ちゃんと家計管理をして、無理なく貯蓄するにはどうしたらいいんだろう…といつも悩んでいました。でも、いまは変われたんです! きっかけは約2年前。どうにか家計管理のストレスを減らしたいと夜な夜なネットを検索していたある日。「デビットカードが貯蓄率アップにつながる」という記事を発見!「もしかして私にぴったり!?」と早速「Visaデビット」を申し込んで使い始めると、みるみるうちに家計管理やお金の使い方に変化が現れたそうです。ここまで変わった!Visaデビットでスマートな暮らし現金払いをデビットカード払いにすることで、「意外な無駄に気がついた」と話すA子さん。とくに大きな変化は2つあったそうです。 1. 無駄遣いが減り、貯蓄習慣が身についた!娘の学校や習いごとの支払いは現金だったので、常にある程度の金額の現金が手元にあり、以前は現金払いも多かったというA子さん。 現金は本当に必要な分だけを引き出すようにして、支払い方法はできる限りVisaデビットに変更したら、“何に使ったんだっけ?”という使途不明のお金がなくなったと言います。デビットカードは口座直結なので、使ったら即引き落とされて残高に反映。口座残高や利用履歴はスマホからいつでもチェックできるので、かんたんに“家計の見える化”ができるんです。Visaデビットなら、スマホで利用履歴や口座残高をすぐに確認できるし、お金を使っている実感もあるから、使い過ぎに気づけるんです。自然と無駄遣いが減り、貯蓄習慣が身につきました! 2. ATMでの引き出しの手間と手数料の無駄が減った!デビットカードは、店頭でもネットショッピングでも現金感覚で便利に使えます。現金を引き出すためにATMに行く回数自体が減るので、ATMに並ぶ「時間」と「手数料」を節約できて、買い物も時短に。以前はお財布が小銭でパンパンだったので、支払い時にもたついてしまうこともあったのですが、デビットカードを使い始めてからは小銭もたまらず、支払いもサッと済ませられるようになりました。 慌てて時間外のATMに並んだり、無駄な手数料がかかることもなくなり、すっきりスマートな支払いができています。毎日のことなので、小さなストレスでもなくなると本当にうれしいですね 「家計の見える化」で「思わぬ無駄」が見えてくる!デビットカード、必要最低限の現金、クレジットカード、電子マネーをうまく使い分けて、いまはスマートな家計管理ができているというA子さん。 「デビットカードを使わなかったら、使途不明の現金もなくならなかったと思うし、お金の使い方を見直すことはなかったかも…。お金を何に使ったかがわかると、無駄も見えて自然に節約しようと思えます。貯まる習慣が身についてきたと感じますね。 いま思うと頻繁にATMへ行く手間や手数料も無駄でしたね。必要以上の現金をもたないと財布もすっきりして気持ちがいいし、買い物も時短になるし、何よりちゃんと家計管理ができているという安心感は思った以上に大きいです。時間のないママがデビットカードを使わない手はないと思いますよ!」(A子さん) Visaデビットなら、家計簿をつけなくてもシンプルに家計管理ができ、無駄を省いてスマートな暮らしを実現できます。利用のたびに利用通知のメールが届くので、不正利用にもすぐに気づけて、毎日の暮らしのなかで安心・安全に使えます。【まとめ】 \ 子育てママにうれしい! Visaデビットの魅力 /1. 家計が見える化、現金の無駄遣いが減る=貯蓄習慣が身につく!現金払いをデビットカード払いに切り替えるだけで、“家計の見える化”が実現。口座直結で使ったらすぐ引き落とされ、預金残高や利用履歴はスマホのアプリから一目瞭然。自然と無駄遣いが減り、貯蓄習慣が身につきます。利用限度額を設定すれば、より計画的にお金を使えて安心!2. ATMでの現金引き出し頻度減=無駄な手間と手数料を削減!Visaのマークがあるお店なら使えるので、ATMで現金を引き出す際の手数料や時間も削減できます。現金を使わないから小銭も増えず、お財布もすっきり&支払いもスピーディ!Visaデビットは、スーパーやドラッグストア、レストラン、ファーストフード店、カフェ、コンビニ、本屋さん、さらにネットショッピングまで、日々の買い物で便利に使えます。 店頭やレジにVisaのタッチ決済対応マークがあれば、タッチ決済(非接触決済)もOK。支払いがスピーディです。 Visaデビットでシンプル&スマートな暮らし無理なく、無駄のない貯蓄習慣を新しい暮らし方や働き方が定着しつつあるいま、本当に必要なものにお金を使って、シンプルかつ豊かに日々を過ごしていきたいもの。家の中がギスギスするのは避けたいけれど、無理なく無駄使いを減らして、できるだけ貯金もしていきたいですよね。時間に追われる子育て中のママやパパには、A子さんのようなデビットカードによるシンプルな家計管理がおすすめ。現金引き出し時のATMの利用手数料をはじめ、いままで見逃してきた家計の無駄が見えるので、自然に使いすぎが減り、貯蓄習慣が身につきます。 お金が貯まっていることを実感できれば、本当に必要なものにお金を使うことへの罪悪感もなくなるはず。デビットカードを活用した新しいお金の習慣で、お金を無駄に使いすぎていないという「安心感」やスマートに家計管理できている「心地よさ」を体感してみませんか。 \口座からそのままお買い物/Visaデビットカードをチェック! Visaデビットでシンプル家計管理!貯蓄習慣を身につけようVisaデビットは、銀行口座から即時で支払われるカードです。口座残高以上の金額は使えず、限度額も設定可能。スマホアプリで預金残高と支払い履歴がいつでも見られるので、お金の動きをシンプルに管理できます。▼ポイントも付くので現金よりお得スマートな家計管理をして貯蓄習慣を身につけたい子育てママにぴったりです。※利用特典は発行会社によって異なります。詳しい条件等については、発行会社にご確認ください ▼Visaのマークがあるお店なら現金感覚で使える!タッチ決済対応マークがあれば、ワンタッチで支払い完了。使うたびに利用通知が届くので安心・安全に使えます。不正利用や紛失、盗難のモニタリングは24時間365日対応です。発行銀行の口座をお持ちの15歳以上の方なら、審査なしで申し込めます。※発行会社によって異なります。詳しい条件等については、発行会社にご確認ください \口座からそのままお買い物/Visaデビットカードをチェック! [PR] ビザ・ワールドワイド イラスト:ちょっ子 文:古屋江美子※本記事に登場する人物とストーリーは、商品特長をお伝えする目的で作られたフィクションとなります
2022年06月30日子育て中のママは、朝から晩まで時間に追われる日々。ギリギリの状態で回していると、毎日の買い物や家計管理も負担に感じますよね。たとえば、日々の“支払い”も、こんな風に慌ただしく過ぎてしまうことも……。▼「スーパーでの買い物もひと苦労…」小さな子どもが一緒だと、スーパーの買い物すら大仕事。レジで子どもに話しかけられたり、財布の中に貯まった小銭を出そうとして、支払いもモタモタ…。▼「急いで現金を引き出さなくちゃ…」習い事の集金日に財布をのぞいて「現金がない!」と大慌て。ATMの列に並びながら、習い事に間に合うかヤキモキ。さらにATMの時間外手数料の高さを見て自己嫌悪…。余裕がない日々では、お金の管理は後回しになりがち。月末、貯まったレシートを見返してみると、品目がなく何に使ったか思い出せない支出もチラホラ…。「贅沢はしていないのになぜかお金が残っていない」と感じるママも少なくないようです。これから物価も上がっていくし、子どもの成長につれて必要な教育費も増えます。もっとスマートに家計を回して、貯蓄もしたいけれど、家計簿をしっかりつける時間や心の余裕はゼロ…。何か簡単な方法があれば知りたい!...と思っているママは多いのではないでしょうか。まずは毎日の「現金払い」から見直そう!子育てママの悩みの解決には、身近なママ友の行動が参考になることも。ママ友と一緒に外出したカネヨさんの例をご紹介しましょう。▼カネヨがママ友・ビザ子とファミレスに行った時のこと…ねえ、「デビットカード」ってそんなに便利なの?!実はムダ使いを防ぎたくて、思い切ってVisaのデビットカードを導入したの。デビットカードの利用者って貯蓄率も高いんだって! 家計管理もラクになったし、超おすすめだよ~。ママ友・ビザ子さんが利用する「デビットカード」とは、支払いと同時に銀行口座から引き落としされるカードのこと。口座の残高以上は使えないので使いすぎを防げます。実際に「キャッシュレス決済と現金利用に関する調査」(※)によると、デビットカードを一番多く使うと答えたユーザーと、現金ユーザーでは、貯蓄習慣の有無に11%もの差があることがわかっています。※ビザ・ワールドワイドが2021年12月17~20日に全国20~60代男女800人を対象に実施したインターネット調査Visaデビットは、使うとすぐに銀行口座から引き落としされて、口座残高が減るから、“お金を使った”という実感もわいて自然と無駄使いが減るんだよね~。何に使ったのかもわかるし。なるほど~~~!! ムリなく貯蓄習慣が身につくのはいいね!家計管理が難しいのは、お金の出入りの把握が煩雑だから。クレジットカードや電子マネーの支払額、手持ちの現金、預金残高…などをすべて正確に把握するのはなかなか大変です。でもVisaデビットなら、お金の流れがシンプルだから家計管理が簡単!口座残高と利用履歴はいつでもスマホで確認できるし、自分で月づきの利用限度額も設定できるから、使いすぎる心配もないよ。わたし、日々の買い物はシンプルな現金派だけど、小銭でお財布がパンパン…。デビットカードなら現金と同じ感覚で使えて、小銭も増えないから便利だよ。しかもVisaマークがあるお店で使えるの。Visaデビットは、スーパーやドラッグストア、レストラン、ファーストフード店やカフェ、コンビニ、本屋さんなど、ネットショッピングを含め日々の買い物に使えます。 店頭やレジにVisaのタッチ決済対応マークがあれば、タッチ決済(非接触決済)もでき、支払いがスピーディ。子連れの買い物時、レジでもたついて後ろの人の視線が気になる…なんてこともなくなります。Visaデビットは現金のように使うだけ。月に何度もATMで現金をおろす必要がなくなり、時短と手数料の節約にもなります。でもうち、習い事の月謝や学校の集金は現金なんだよね。私は毎月必要な分だけあらかじめ計算して引き出しておいて、あとはVisaデビットで支払ってる。余計な現金を持っていないとムダ使いも減るんだよね。たしかにお財布の中の現金っていつの間にか消えて、いつどこで使ったのか思い出せないかも…。Visaデビットならお金の管理が本当に簡単&完璧よ!【まとめ】 \ 子育てママにうれしい! Visaデビット3つの魅力 /1. 現金感覚で使えてATMでの現金引き出しが不要にVisaマークがあるお店で現金感覚で使えるので、手持ちの現金が足りなくなるたびに行っていた、ATMでの現金引き出しが不要に。ATMの手数料や列に並ぶ時間を削減。小銭が増えず、お財布もすっきり!2. 家計を見える化し、スマートに管理預金残高や支出履歴がスマホのアプリで一目瞭然。利用限度額を設定すれば、使いすぎを防ぎながら、計画的にお金を使えます。3. タッチ決済で支払いがスピーディタッチ決済なら、カードをタッチするだけでOK。サインや暗証番号の入力もいらず* 、支払いがワンタッチで終わります。*一定金額を超えるお支払いは、カードを挿し暗証番号を入力するか、サインが必要となりますいまこそ見直してみよう無理なく「お金が貯まる」暮らし方新しい暮らし方や働き方へと社会が変化しつつある今は、暮らしや家計を見直す絶好のタイミング。忙しいからこそ、家計管理はシンプルかつスマートに、そして子どもたちの未来のために貯蓄習慣も身につけていきたいですよね。Visaデビットなら毎日の支払いを、わざわざ現金を引き出すことなく、口座から支払いまでをそのままデジタルで完結できるので、スマートな家計管理が実現。自動的に家計の見える化にも繋がります。お金の支払い方法がシンプルになるので、支出の無駄も見えて、本当に必要なものだけにお金を使えるように。忙しくてもちゃんと貯蓄していきたいママにこそ、Visaデビットのシンプルな家計管理がおすすめなんです。 \口座からそのままお買い物/Visaデビットカードをチェック! Visaデビットでシンプル家計管理!貯蓄習慣を身につけようVisaデビットは、銀行口座から即時で支払われるカードです。口座残高以上の金額は使えず、限度額も設定可能。スマホアプリで預金残高と支払履歴がいつでも見られるので、お金の動きをシンプルに管理できます。▼ポイントも付くので現金よりお得スマートな家計管理をして貯蓄習慣を身につけたい子育てママにぴったりです。※利用特典は発行会社によって異なります。詳しい条件等については、発行会社にご確認ください ▼Visaのマークがあるお店ならどこでも現金感覚で使える!Visaのタッチ決済対応マークがあれば、ワンタッチで支払い完了。紛失や盗難、不正利用のモニタリングは24時間365日対応なので安心。15歳以上なら審査なしで申し込めます。※発行会社によって異なります。詳しい条件等については、発行会社にご確認ください \口座からそのままお買い物/Visaデビットカードをチェック! [PR] ビザ・ワールドワイド イラスト:ちょっ子 文:古屋江美子※本記事に登場する人物とストーリーは、商品特長をお伝えする目的で作られたフィクションとなります
2022年05月31日貯蓄や投資などを活用しているマネー上級者も、決して生まれた時からやりくり上手だったわけではありません。ここでは、自分らしいお金との付き合い方を見つけ、SNSやYouTubeで発信しているIT企業勤務・miiさんに、そのきっかけを伺いました。社会人4年目で貯蓄700万円。月1.5万円の節約レシピも人気。miiさん(IT企業勤務)@mimii_room(Instagram)26歳。Instagram「ひとりぐらしで楽しく節約貯金」で自炊レシピや節約メソッドを投稿中。著書『20代からはじめる お金が貯まる暮らしかた』『20代から身につけたい お金が貯まる自炊ぐせ』(共にKADOKAWA)。一人暮らしの不安から家計簿をつけ始めました。インスタのフォロワー34万人超、節約術と自炊にまつわる2冊の本を出版しているmiiさん。社会人4年目の彼女が節約するようになったきっかけは、就職を機に始めた一人暮らし。「就職して配属先が発表され、東京で一人暮らしをすることが決まった時に、すごく不安を感じたんです。家賃や光熱費、食費も全部自分で払わなきゃいけないけど、実家で暮らしている間は家族に頼っていたことも多かったので。でも、何から始めていいかわからないから、とりあえず家計簿かなって」いまやmiiさんを参考に家計簿を始める人も多いけれど、実は挫折したことも。「始めてから半年くらいで、続かなくなってしまったんです。今でこそカラフルなペンを使ったり、道具を揃え楽しんでいますが、最初は黒一色で書き込んでいたりして。でも、しばらくつけないでいると、お金の流れが不透明なことにまた不安を感じるようになり、再開。続けるための工夫として、この頃にインスタでの発信も始めました」一人暮らしの不安からスタートした家計簿。やりくりはうまくいき、1年が経つ頃には180万円の貯金に成功。ただ、具体的な額を目標に貯金したのではなく、家計簿を参考にやりくりしていった結果だったそう。身の丈に合った暮らしに幸せを感じるんです。「身の丈に合った暮らしが幸せだと感じる私の性格もあるかもしれないです(笑)。いくら貯めれば安心、っていう額はわからないし、人によっても違う。私は、一人暮らしを始めて家計簿をつけるようになって、お給料だけで十分に暮らしていけることがわかって安心できたし、それ以上必要ないのかもと思えたんです。欲しいものと必要なものは違うんだなとも気づいて。必要最低限なものに満たされた空間で暮らせていると、気持ちも満たされたように感じます」自分に合った暮らしを続けているmiiさんが大切にしている言葉がある。「お金は目的じゃなくて手段なんだ、という考え方を大事にしています。貯めるっていうことだけにこだわりすぎると、せっかく貯められてもうまく使えなかったり。自分が幸せに暮らすための手段として、節約や貯金があるのかなって。私自身、家計簿をつけ始めたことで、生活にどれくらいお金が必要で、これぐらいのお給料があれば貯金もできて…っていうことがわかったので、今もし全財産を失っても、同じように貯められるという自信がついたんです。具体的な目標額はないですが、これからも身の丈に合った範囲で生活しながら、自分の好きな人や、大切な人と穏やかに暮らしたい。今まで通り現金貯金しながら、ちょっとずつ投資の割合を増やして、何かあった時のためのお金を着実に増やしたいな、と思っているところです」著書の印税の使い方にも、miiさんらしさが感じられる。「私自身はお給料で十分に暮らしていけているし、本で入ってくるお金に関しては私だけの力で得られたものではないなと感じているんです。自分のお金とは別に貯めていて、家族と相談しながら、寄付や社会貢献に活かしたいなと考えています」miiさんのお金遍歴小学生時代…父親のすすめで手作りのお小遣い帳をつけていた。いま考えると、家計簿をつける習慣の基礎になっていたかもしれないそう。大学生時代…学費を自分で支払っていたため、アルバイトはしていたものの、思うように貯金できない学生生活を送る。社会人1年目…勤務地が東京になり、上京して一人暮らしをスタート。家計管理の不安から家計簿をつけ始めたことで、節約も貯金もスムーズに。現在…貯蓄額は700万円に。現金が占める比率が高いので、投資の割合を徐々に増やしながらも、堅実な生活を継続中。今後の目標・大切な人と穏やかに暮らしたい・資産における投資の割合を増やすmiiさんと一緒に貯金を頑張るファンも多い。出版のきっかけにもなったInstagramの投稿。簡単に作れて節約効果もバッチリのオリジナルレシピが人気のほか、こまめに貯金額も公表している。コメント欄には、miiさんと同じように貯金を頑張るファンからの質問や報告がずらり。孤独な戦いになりがちな貯金も、miiさんのインスタを見ながらなら頑張れる!※『anan』2022年4月27日号より。(by anan編集部)
2022年04月20日「『貯蓄できないのは、収入が少ないからだ』という人がいますが、それはただの言い訳です。貯蓄をするのに、収入の多い、少ないは関係ありません」そう語るのはマネーコンサルタントの頼藤太希さん。人は時間やお金を、あればあるだけ使ってしまう−−これを「パーキンソンの法則」という。収入が多くてもあるだけ使ってしまえば貯蓄できないが、いっぽうで、収入が少なくてもうまくやりくりし、貯蓄を増やす人もいる。貯蓄とは、自分の収入を少し取り分けて、それを積み上げていくこと。そのための適切な方法をとれば、どんな額の収入の人でもお金を貯められるという。「貯蓄のために、まず大切なのは自分の収入に応じた予算決めです。たとえば遊興費。際限なく使っていたらお金は貯まりませんが、ゼロにするのは苦しいでしょう。だから、予算を決めるのです。予算とはその範囲内なら自由に使ってよいもの。ですから予算を守っていれば、買い物のたびに『買ってもいいのか』と悩んだり、買ってから『使いすぎてしまった』と後悔したりすることもありません。節約というプレッシャーからも解放されますよ」(頼藤さん・以下同)支出はともかく、貯蓄も予算化するのだろうか。「もちろんです。貯蓄は収入の2割を目標にしてください」貯蓄は世帯単位で考える家庭が多いが、妻自身の収入からも2割貯蓄を目指すとよいという。「たとえばおもな稼ぎ手が夫で、その収入に余裕があれば、妻の収入は全額貯蓄することもできるでしょう。いっぽう、妻の収入から食費や子どもの教育費など家計を補てんしている場合には、それはちょっと難しい。ですが、それでも貯蓄なんて無理だとあきらめるのではなく、できる範囲で貯蓄の予算を決めることが、お金を貯めるためのはじめの一歩なのです」■「節約」と「運用」で100万円の貯蓄を目指そう貯蓄のために節約は欠かせないが、お金を貯めるには、ほかにどんな手段があるのだろうか。「お金を貯めるというのは、言い換えれば、お金を増やすということ。その手段は、『節約する』『収入を増やす』『運用でお金に働いてもらう』の3つです。収入を増やすのは簡単ではないので、現実的には節約と運用でしょうか。ただ節約も運用も手あたり次第に取り組めばよいというものではなく、収入の多寡によって取り入れるべき“正解”があります。そのことを理解したうえで、まずは100万円を目標にお金を貯めていきましょう」収入によって1年で貯まる人もいれば5年がかりになる人もいるが、100万円というのはけっして手の届かない金額ではない。まずは貯蓄の目標として、100万円という明確な金額を設定し、予算決めをすることが、お金を貯めるためのモチベーションの維持にもつながるのだ。■無駄な出費を抑えるには“主婦の目線”が有効それではここから、お金を貯めるための“正解”を頼藤さんに細かく教えてもらおう。「まずは収入の多寡にかかわらず言えることですが、入ってきたお金を使い『残ったら貯蓄する』では、貯蓄は進みません。冒頭にあったパーキンソンの法則のとおり、人間というのは、お金があったらあっただけ使ってしまうもの。ですから、貯蓄は給料日の直後に別口座に移すなど『先取り貯蓄』が鉄則です。先取りした貯蓄は“なかったもの”として、貯蓄後に残ったお金が使える限度額。逆に言えば、この範囲なら使い切っても大丈夫です」先に貯蓄を済ませているから、もう残さなくてよい。そう考えると、意外と気楽かも。ただ、節約を心掛けているつもりでも、「いつの間にかお金が減っている」ということがある。「その原因は『ラテマネー』かもしれません。これは、カフェ代やコンビニコーヒーのような小さな支出のことで、積み重なると大きな出費になります。金額が小さいので意識から抜け落ちがちですが、使途不明金として家計を圧迫する原因になることも。こうした出費を抑えるのは、日ごろの買い物を担当していることが多い、女性の腕の見せどころかもしれません」また、スーパーなどでは10円、20円の価格差に敏感なのに、デパートや行楽地などでは金銭感覚が狂ってしまうことも。「デパートや旅先などでは、せっかく来たのだから、と余計な買い物をしがちです。いつもの家計とは別の財布から払う感覚になるのでしょうが、実際は同じ財布からの出費です。こうした『せっかく買い』をコントロールするにも、やはり日ごろの家計をあずかる主婦の目線が有効だと思います」年収1,000万円以上でも貯蓄ゼロの世帯が約10%あるという(’20年・金融広報中央委員会)。「貯蓄に収入は関係ない」。頼藤さんのこの言葉をもう一度心に刻み、来年こそ「100万円貯める」ための第一歩を踏み出そう!
2022年01月01日独身のころは会社で財形貯蓄をして残りは好きなだけお金を使って過ごしていました。好きな洋服を買い、年に1~2回は国内、海外旅行を満喫。お金について学ぶこともなく、貯金さえしていればいいと思っていました。しかし、結婚後、出産、子育てと怒涛の日々を過ごし、子育てが落ち着いてきたころ、将来のお金のことを夫と話しました。この先、必要となるお金の多さにやっと気付き、本気でお金について学び、見直しをした私の体験談です。教育資金こんなにかかるなんてナメていた夫と将来のお金のことについて話したとき、夫が卒業した国立大学で学費などがいくらかかったかを聞き、その金額に驚いて開いた口がふさがりませんでした。なんと学費が約250万円、ひとり暮らしの家賃が約220万円もかかったそうなのです。1人の子どもの大学進学までに準備する教育資金は、教育関連のサイトによると一般的に300万~500万円。わが家は子ども2人なので600万~1,000万円必要になるようです。そしてニュースにもなっている老後2,000万円問題……。今の生活では貯まる気がしません。銀行で定期的に貯蓄はしていますが、超低金利時代でいくらも利子が付かず、増えない状況です。このままだと子どもたちを大学へ進学させる資金や老後の資金を用意できるのかと不安になりました。これではまずいと思った私は、ヒントを求めてネットで調べ、ある人にたどり着きました。YouTubeなどでも活躍中の両@リベ大学長さんです。高校在学中に企業され、今は「日本一自由な会社」の社長をされているとのこと。早速YouTubeを視聴したら、お金のことなどわかりやすく説明されていました。私は学長の動画でお金の勉強を始めました。お金の勉強をしてこなかったことを大反省動画視聴はとても勉強になりましたが、勉強することから離れていた私は1度見たくらいでは頭に入らず、理解ができないこともしばしば。老いのせいなのでしょうか、早いテンポの説明についていけていないのです。とても勉強になる動画なのに、困ったことになりました。しかしとても良いタイミングで、学長さんが朝日新聞出版から『本当の自由を手に入れるお金の大学』を出版。私はすぐさまその本を購入し、改めて勉強し始めました。経済的自由(生活費より資産所得が多い状態)を目指すには、生活費を減らす、資産所得を増やすこと。そうなるために貯める、稼ぐ、増やす、守る、使う、この5つの力をつけていくことが大切になるそうです。そのほかにも、株の投資やiDeCo(確定拠出年金)、生活費の見直しなどに関する書籍も読み、学び続けました。私はいろいろな本を読んで、自分がお金を貯める仕組みなどをまったく理解せず過ごしてきたこと、勉強してこなかったことを反省しました。保険をなんとなく払い続け、高いと思いながらもスマホ代を比較検討してきませんでした。ですが、私はすぐにわが家のお金の流れを夫も巻き込みながら見直していくことにしました。学んだら即実行、7つのお金の見直し私はまずはすぐできる、以下の7つのことから見直しました。1.スマホの通信費を見直す。大手キャリアから格安スマホへ変更し、月々約7,000円の節約。2.電力会社の見直し。何社か気になるところを調べて乗り換え、月々約1,000円の節約。3.たくさん加入していた保険会社の見直し。内容が重なっている保険は解約し、月々約10,000円の節約。4.住宅ローンの見直し。金利が上がる前に乗り換え、月々約10,000円の節約。5.火災保険の見直し。家を建てるときにすすめられるまま加入していた保険を乗り換え、年約30,000円の節約。6.iDeCo(確定拠出型年金)の見直し。株の勉強をして投資先を変更。マイナスに転じていた年金がプラスに好転中。7.たくさん持っていたクレジットカードも2社に集約し、ほかは解約。年会費約年3,000円の節約。お金の見直しは、正直なところ解約や乗り換えなどの手続きがとても面倒で大変でした。でも、この大変な作業を乗り越えたおかげで、年間35万円の無駄な支出を減らすことができました。iDeCoも投資先を勉強して設定したので、元金から5万円プラスになりました。まとめまだまだ現在もお金の見直しを続けています。節約できたお金で次は子どもたちの将来のためにジュニアNISAを始めること、老後のために積み立てNISAを始めようと計画中です。わが家の場合、手元にお金があると使いたくなってしまうので、iDeCoやNISAのように毎月引き落とされたほうが着実に貯まっています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。★関連記事:子どもがいない私たち、お墓と持ち家は将来どうするべきなの?【体験談】★関連記事:子どもの手が離れ出すころ。50歳でペットを飼うために知っておきたい3つのこと【体験談】★夫が急死でお気楽生活が一変!節約と収入源…今後の人生を考えた【体験談】著者/Pたろー(43歳)間もなく40代後半へ。根っからのミーハー心で、これから迎える更年期もポジティブに過ごしたい。
2021年11月03日「毎月きちんと収入があるのに、なぜか気づいたら毎月お金を使い切ってしまう…」そんな貯蓄が苦手な方でも、知らず知らずに貯めることができる方法があります。今回は貯蓄を始めたい人におすすめの「積立預金」について解説します。貯蓄ができるようになるための一歩として、まずは貯蓄体質への改善を目指してみることから始めてみませんか?貯蓄できるようになる、体質改善の始め方お金が貯まらない人の特徴お金が貯まらない人の特徴として、「まず使いたいだけ使って、残ったら貯めようかな」というスタンスが挙げられます。元々無駄遣いをしない金銭感覚を持っている人であれば、このスタンスでも貯蓄は可能です。一方、元々計画的にお金を使うことが苦手な人ほど、こういった考え方では手元にお金が残りにくく、貯蓄が増えていかない傾向にあります。計画的にお金を使えるタイプかを検証上記いずれかのタイプの見分け方としては、子どものころのお年玉を思い出してください。お年玉を「いつか必要な時のために」と貯蓄する人は、計画的に使えるタイプです。反対に、もらったお年玉をお正月の間にすぐ使ってしまう人は、計画的にお金を使えない貯蓄下手な可能性があると考えられます。貯められない人は先取り貯蓄がおすすめ計画的に使えないタイプの人が貯蓄するなら、「先に貯めておいて残った分を使う」方法がよいでしょう。つまり、先取り貯蓄で貯める、というスタンスに切り替え、強制的に貯めていく仕組みを作ることが必要です。先取り貯蓄の方法給与天引きであれば、お金を「初めから無いもの」と思うことができるでしょう。同じように、給与が入ったらすぐ自動的にお金を別口座へ移動させましょう。このように先取りして貯蓄をすると、お金を「無いもの」として毎月過ごすしかなくなります。これまで自由に使えてきた金額から一定額が少なくなってしまいますが、だからこそ残りのお金を計画的に使うことができます。結果的に「余ったお金」が生まれて、新たな貯蓄ができるサイクルを作ることができるでしょう。このように、貯蓄体質に変わるためには、先取り貯蓄を始めるのがおすすめです。貯蓄体質の味方、「積立預金」とは?貯蓄ができない体質を改善できる先取り貯蓄の代表的な商品と言えば、積立預金です。この積立預金には、大きく分けると3つの種類があります。積立預金の3つの種類財形貯蓄社内預金銀行等の積立預金1. 財形貯蓄財形貯蓄は、給与天引きで指定した銀行に毎月貯めていく方法です。勤め先が制度に加入していれば利用することができます。金融機関に預金を預けるのですが、積立期間が3年以上(1年経過したら払い出すことは可能)と長く、これまでお金を貯められなかった人にはハードルがやや高いかもしれません。2. 社内預金社内預金も、勤め先に制度があれば給与天引きで利用できます。利息は金融機関より高めに設定されていますが、金融機関で運用するのではなく会社が預金を管理するため、倒産してしまうと元本が戻ってこないこともあり得ます。3. 銀行等の積立預金どなたでも利用できるのが、この銀行等の積立預金です。始める際もネットを通じて開設できるところが多く、銀行ごとに積立額や期間、金利などが異なります。次項から銀行の積立預金について詳しくお伝えします。銀行の積立預金の仕組み銀行の積立預金は、金融機関を決めて金額と期間などを設定すれば、毎月一定額が積立口座へ自動引き落としされるシステムです。もちろん、ボーナス時に追加額を設定することも可能で、まとまった資金があったときも貯めていくことができます。今はネットなどで申し込みが完結する金融機関が多く、わざわざ銀行に足を運ぶ必要がないので便利です。[adsense_middle]積立預金の賢い活用方法貯める目的から目標額と期間を決めるお金を貯めると決めれば、たくさん貯めたくなるものです。だからといって、初めから目標が高すぎると、そもそも貯めるのが苦手な人の場合は途中でイヤになってしまい、リタイアしてしまう可能性もあります。貯蓄を続けられるようにするためには、達成できそうな目的を具体的に決めて、目標額や期間を設定するのがおすすめです。具体的な目標設定の方法目標の設定の具体的な方法について、例を挙げてみましょう。例えば、1年後の結婚式のために100万円を貯めたいとします。この場合、83,334円×12月で目標を達成できます。「月々の負担が多めだな」と感じる場合には、ボーナス時に20万×2回を追加すれば、月々は5万になります。このように、無理のない金額と回数を設定するのが目標達成のポイントです。マイカーの購入なども具体的に見積もりを取ってみると、予算立てしやすくなります。目標額に達するように積立額を決めていく中で、購入時期をずらす・車種やオプションを変えるなど、目標の調整も考慮しながら積立額と期間を決めていくといいでしょう。目標が決められない場合は少額から始めてみる当面お金を使用するための目標がない場合、まずは1年などの短いスパンで少額から積立預金を始めてもいいでしょう。私も社会人になりたての頃に、毎月2万円を給与振り込み口座の銀行で積立預金していました。他に目標を設定して貯めていたものもあったので、積立預金は特に目標は設定しないまま続けました。その約3年後、積立額の70万円を使って新婚旅行で贅沢にスイートルームに泊まることができました。目標を決めていたわけではないものの、積立を続けて良かったと感じたものです。もし途中で貯められなくなったら?積立預金を続けるのが難しい場合、積立を途中で一時中止することも可能です。残高が不足している際も振替は中断されます。保険料のように翌月に併徴になることはなく、このような場合は手数料もかかりません。また、普通預金に残高が不足していると、クレジットカードなどの他の引き落としが滞ることがあります。積立預金をしている場合、積立預金の金額の90%を上限に、上限額(金融機関により異なる)まで自動融資が実行される金融機関があります。この場合の利息は定期預金の約定金利の+0.5%(変動金利)となり、緊急時に役立つこともあります。解約などで手数料はかかる?解約の際の手数料はかかりませんが、設定した期間外に中途解約になってしまうなどの場合、その時期によっては普通預金の金利が適用されることもあります。ペナルティなしに一部解約できるところもあるなど、それぞれ規約が異なりますので確認しておきましょう。いずれにしても、元本が割れることはありません。積立預金のメリット・デメリット積立預金のメリット普通預金より金利が高い手間いらずで、一度設定してしまえば放っておいても貯まる少額からスタート可能期日や積立額が自由に選べるオーダーメイドであること長期利用で複利(一年)効果が期待できる(ゆうちょ銀行は半年複利)積立預金のデメリット投資と比べると金利が低いつみたてNISAのように非課税制度がない積立預金と定期預金の違いとは?「同じ預金をするなら、定期預金の方が金利が高いのでは?」と思う方もいるでしょう。定期預金は、スーパー定期(300万まで)、スーパー定期300(300~1000万まで)、大口定期(1000万超)と、金額に応じて主に3つの種類があります。定期預金の考え方としては、まとまった金額が大きいほど、預け入れる期間が長いほど、金利は優遇されます。つまり、まとまった額を長期に預ける場合は金利が高くなり、より貯まりやすくなるのです。ですが、現在の低金利の状況では、メガバンクやネット銀行でも積立預金との差がない金融機関が多くなっています。以下で金融機関ごとの金利を確認してみましょう。[adsense_middle]定期預金との金利を比較適用金利は変動金利で、積立日の金利が適用されます。(上記金利は、2020年11月28日現在のものです)積立定期預金などとしている金融機関もあり、今は積立も定期と同様の金利であると考えてよいでしょう。ネット銀行の方が金利は高めですが、給与口座でない場合や目標期間が短い場合などは別途費用が生じることもありますので、手数料規約なども確認が必要です。積立預金に便利な口座の選び方積立預金をする場合は、給与振込口座の金融機関で積立を実施するのがおすすめです。給与が振り込まれたらすぐに引き落とされるため、うっかり使ってしまうことを防げます。もし複数の口座に収入がある場合は、金利や利便性を考慮して金融機関を選んでください。積立預金は銀行だけではなく、信用金庫や信用組合などでも扱っており、名称が定期積金となっている場合もあります。メインバンク以外の銀行でも手数料がかからずに送金できるなら、金利が高めなネット銀行もおすすめです。積立期間は何年まで可能?積立期間は下記のように、金融機関により異なります。あらかじめ目標期日を設定している場合、自動的に普通預金の口座へ送金されるため、手続き不要で引き出しが可能な銀行もあります。銀行別の積立額と回数の比較ボーナス時などは、積極的に増額してもいいでしょう。積立預金には特典がある場合も積立預金を行うことで、特典を受けられる場合があります。たとえば、三井住友銀行(適用には条件があります)では以下のような特典があります。一部ローンの繰り上げ返済手数料が無料リフォームローンの金利を年1%引き下げその他の地銀や信用金庫なども特典やキャンペーンを用意しているところがあるため、チェックしてみましょう。積立預金に関するまとめ貯蓄が苦手な方も、積立預金なら少額からコツコツ貯めることができるので、スタートしやすいのではないでしょうか。投資などのリターンの高い資産運用や非課税のものもありますが、余剰資金のない状態で投資を始めるのは少々危険な考え方です。まずは、貯めることができる体質改善から始め、少しずつ投資による資産運用も活用して貯蓄をしていきましょう。
2020年12月24日節約術や日々の貯金の仕方に関する情報をInstagramに投稿するママ、あかり貯金生活さん(@chokin.jp)。パパ・ママ・6歳と3歳のお子さん・犬という家族構成で節約と貯金に励んでいるそう。 今回は、節約生活の基本ルールや、高いスマホ代を安くする方法のほか、旅行のためにおこなっている節約アイデアなどを教えてもらいました。 節約の基本!給料は週ごとに袋分け! まず、1カ月やりくりする生活費は、1日2,000円分に固定して週ごとに袋へ振り分けます(5週分の袋を用意し、それぞれ日数分のお金を入れます)。 そのほか、医療費・ガソリン代・飼い犬にかかる費用は生活費とは別のケースへ。ガソリン代と飼い犬にかかる費用は、それぞれ毎月1万円になるように調整しているそう。たとえば、前月に2,000円使っていたら、2,000円を追加するといった具合です。 そして医療費だけは、前月の使用額に関係なく、毎月一定額の1万円を足しているのだとか。もし使わずに余ったら、家族みんなが健康で過ごせた証! 「健康に過ごせたらお金が貯まっていく」という感覚が楽しいそうです。 余った医療費は、何かあったときのために貯めるのもいいですし、やりくりのご褒美としてママの美容品を買ってもいいですね♪ また、キャッシュレスで決済(PayPayやクレジットカードなど)したときは、その分の現金をよけておき、給料日に入金しているそう。 スマホを格安SIMにしたら夫婦で4,000円代! 「スマホ代がもう少し安くなれば生活費が抑えられるのに…」と思ったことはありませんか? 過去には、夫婦合わせて毎月25,000円ほどのスマホ代を支払っていたというあかり貯金生活さんは、マイネオ(関西電力系列の通信会社「株式会社オプテージ」が運営)の格安SIMへ契約変更し、スマホ代が大幅に節約できたそう。データ通信量3GBのプランで、夫婦の合計額はなんと4,000円代! なるべくデータ通信量を消費しないように、家ではWi-Fiを使用し、外では子どもにYouTubeを見せることをやめたそう。以前は外でもYouTubeを見せていたそうですが、一度やめてみたら、案外見せなくても平気になったとのこと。 このことで、今の世の中には、あったら便利だけど、なくても平気なものが溢れているなぁと実感したそうです。 小銭の貯金箱はゆうちょ!?あかり貯金生活さんは、少しでも小銭が出たら、まるで貯金箱へ入れるように、ゆうちょのATMへ預け入れをしているそう。 わざわざ小銭を入れるためにATMへ行くなんて面倒…‥と思ってしまいそうですが、不思議と面倒に思ったことがないそうで、今のところずっと続きそうな趣味になっているのだとか! ゆうちょのATMは台数が多く、いろいろなところに設置されているので、思い立ったときに立ち寄れて意外と面倒ではないのかもしれません。 150円しか財布にない日も、小銭2枚を入れるためにゆうちょのATMへ。そんなふうにコツコツ貯めていき、2017年に始めた当初は0円だったのが、今では12万円を超える金額に!銀行の利子がつくのを待つより、自分で小銭を入れて貯めるほうがよっぽど貯まると実感しているそうです。 貯金箱だといくら貯まっているのかわかりづらいですが、この方法なら貯まった金額が常に明確なので、楽しんで続けられそうですね。 ※ATMに小銭を預け入れする際に、一度に大量の小銭を入れてしまうとATMが壊れてしまう可能性があるため、数回に分けて入れるよう注意しましょう 遊ぶときのために〇〇デーを増やす! 旅行や遊ぶときのためにおこなっているのが、“ノーマネーデー”。ノーマネーデーとはその名の通り、お金を使わない日。ふるさと納税の返礼品としてもらった食べ物を駆使するなどして、ノーマネーデーを増やし、週ごとに使える生活費をそのまま保管して、旅行費用に充てるのだとか。 遊ぶときは遊ぶけれど、収入には限りがあるので、“遊ぶ日のために締める日常も必要”とのこと。節約ばかりだと息が詰まりそうになりますが、“楽しみのために締める”と考えていれば頑張れそうです! 週ごとに使えるお金を振り分ける基本の節約術や、ゆうちょATMを使った小銭貯金のアイデアなど、節約初心者でも日常に取り込みやすいアイデアがたくさんありました。あかり貯金生活さんのブログやInstagramでは、ほかにもさまざまな節約術・貯金アイデアが紹介されているので、ぜひチェックしてみてください♪ この投稿をInstagramで見る あかり貯金生活さん(@chokin.jp)がシェアした投稿 - 2019年10月月10日午後6時46分PDT ベビーカレンダーでは家事や収納、ファッションなど、ママたちの暮らしに寄り添った【ライフスタイル記事】を強化配信中! 毎日がもっと楽しく、ラクになりますように。 協力/あかり貯金生活さん(@chokin.jp)取材・文/寺田 梓
2019年10月26日“貯まる体質になる”ためには、「貯まる人に共通する家計管理の方法をマネすればいい」こんなシンプルな考え方で、「貯蓄が2倍になる方法」を紹介してくれたのは、マネーライターでファイナンシャルプランナーの大上ミカさん。前回は、「お金が貯まる家計管理のコツ」を教えていただきました。》 「お金が貯まる人」と「貯まらない人」の家計の違い 今回は、「ストレスなしで日々の出費を減らすコツ」をご紹介します。■お金が貯まるコツ5:日用品は、必要以上にストックしないシャンプーや洗剤、ペーパー類などの日用品は、「特売の日に買いだめする」という方、多いのではないでしょうか。でも、貯まる人はストックをほとんど持たず、必要な分だけを買うのだとか。<お金が貯まらない人>▼ティッシュなどは、底値を見ると「腐らないし」とつい買ってしまう▼単価の安い大容量や業務用パックは「買い」だと思う<貯蓄を2倍にするコツ>●毎月必ず使っている日用品を書き出し、1ヶ月の必要数を記入●月に一度、不足しているものだけ購入するポイントは、必要な日用品のリストを作ること。貯まる人は、シャンプーや洗剤が、1ヶ月にだいたい何個必要かリストにしているのが共通点だそうです。月に一度、在庫をチェックして、必要な分だけ買うことで出費は最小限に。お店に行く回数が減れば、特売や底値の誘惑に引っかかるリスクも減らせますね!セールで大量購入する“得した気分”は、結局は今月分の貯蓄を減らしてしまうのです。■お金が貯まるコツ6:食材は「使い切り」を意識する在庫があるのにうっかり同じものを買ってしまったり、使い切れずに食材をムダにしてしまったり。せっかく安く買っても、これでは節約になりません。貯まる人は、自分や家族が食べ切れる量を買い、とことん使い切りを意識することで、ムダな出費を生まないようにしているのが共通点。<お金が貯まらない人>▼冷蔵庫が食材でぎゅうぎゅうになっている▼使い切れずに食材をダメにしてしまう▼買い物に行く曜日が決まっていない<貯蓄を2倍にするコツ>●買い物前に在庫を確認●冷蔵庫は定期的にカラにする●買い物に行く日を決める「冷蔵庫に食材が常にあふれているということは、食べる量より買う量が多い証拠。貯まる人は、定期的に冷蔵庫をカラにすることで、ムダな買いすぎを防いでいます」と大上さん。冷蔵庫がカラになったら、3日分、1週間分など、自分が使い切りやすい量を買う。こうすれば、食べる量と買う量のバランスが自然と整って、ムダも減らせますね!といっても仕事などで遅くなると、ついつい惣菜や外食に頼りがちに。それが食費を増やしたり、冷蔵庫に使い切れない食材がたまっていく原因になったりします。そこで大上さんは「疲れて自炊がおっくうになる前に、貯まる人がしている先手」を教えてくれました。<貯蓄を2倍にするコツ>●疲れて作りたくない場合→レシピを見ないで調理できる献立にする●夕方に献立を考えるのがおっくう→週末に1週間分のメインだけでも決めてしまう●野菜の皮むきから調理するのが大変→朝食のついでに下ごしらえだけしておくとくに、レシピを見なくても作ることができる献立をローテするのはオススメだそう。「貯まる人は作り慣れたメニューをローテ。自炊もつらくならないし、買う食材に迷わないですむ。食費も安定する秘訣だと口をそろえます」(大上さん)。■お金が貯まるコツ7:服は、買い足すルールを決める冷蔵庫とクローゼットはとても似ているそう。大上さんは、「どちらも、貯まらない人はぎゅうぎゅう、貯まる人はスカスカです。洋服は、食材以上に“必要な量”が見極めにくく、単価も高い。しかも物欲に負けやすいので、注意が必要です」といいます。<お金が貯まらない人>▼クローゼットに、買ったけど着ていない服がいっぱいある▼セールにはとりあえず行く▼買って帰ったら、似たような服があることが多い<貯蓄を2倍にするコツ>●ワードローブの写真をスマホに撮って持ち歩く●着ていない服は処分し、「自分の失敗」を自覚する●持っている服を把握して、買い足す必要があるアイテムを明確にするクローゼットを写メしておくだけでも、試着室で似たような服を持っていないかサッと確認でき、失敗を防げそうですね!貯蓄を2倍にするためには、つらい節約や投資は必要ない。でもなんとなくお金を使ってしまったら、やっぱりお金は貯まりません。お金を貯める人がやっていることは、シンプルだけれど、とてもお金を大切に使う生活をしていることだと実感しました。こうした家計の習慣がひとつずつ身についていけば、衣食住を大事にする基本の生活も整う。夫婦も仲良く協力態勢ができ、さらに貯蓄も貯まっていく。そんな良いことが連鎖していくと感じます。■参考図書 『収入が増えなくても貯蓄が2倍になる方法』 (大上ミカ/著 リベラル社)これまで1000人を超える主婦に、お金のやりくりについて取材した著者が、“めちゃ貯まる”人たち共通の「家計管理のコツ」や「生活習慣」を紹介。誰でもマネができて、効果が高い共通点だけをセレクトしているので、初心者でもすぐ実践できるマネー本。■大上ミカさんマネーライター、ファイナンシャルプランナー。雑誌「サンキュ!」「日経WOMAN」など多くの雑誌で、やりくりやお金に関する情報について取材・執筆中。これまでにやりくりを取材した主婦は延べ1000人以上。著書は『お金が勝手に貯まりだす暮らし』、『収入が増えなくても貯蓄が2倍になる方法』(リベラル社)。
2019年06月30日「財形制度」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?「勤労者財産形成促進制度」を略したもので、勤労者財産形成促進法に基づき、会社が雇用する社員の財産づくりを国とともに支援する制度です。「財形制度」を導入している企業の社員は、結婚やマイホーム購入など、あらゆるライフイベントに備えて給与天引きで確実に貯蓄できる「財形貯蓄制度」や財形貯蓄残高に応じて長期・低利・公的な住宅ローンが組める「財形持家転貸融資制度」などを利用することができます。今回はこの「財形制度」にまつわるお話です。■ 不動産会社に聞かれて存在を知った「財形制度」昨年、会社員の夫名義での戸建て購入の際に初めて財形制度の存在を知った筆者。欲しい家が決まり、さあ次は住宅ローンをどの銀行から借りようかと考えていた際、不動産会社から言われた「ご主人の会社は財形制度を導入されていますか?」の一言。財形制度を導入している会社で1年以上財形貯蓄をしているなど特定の条件を満たしていれば、年利率がなんと0.7%前後で住宅ローンが組めると聞きました。さらに中小企業勤労者や18歳以下の子どもを育てている勤労者であれば、金利引き下げ特例措置があるとのこと。なんと、はじめの5年間はここからさらに0.2%も低い固定金利で融資が受けられるんです。これはすごく安い!さらに、ほかの公的融資や「フラット35」との併用も可。結局、筆者夫の会社は財形制度に加入していなかったため、財形制度は諦め、中央労働金庫(ろうきん)で借りることになりました。ろうきんでも他銀行と比べたら金利は安かったのですが、それでも財形制度で借りた方が遥かに安い金利だったことは事実。「なんで夫の会社は財形制度を導入していなかったんだ~!」と思ってしまいました。■ 財形制度で借りた資金は新築購入、中古購入、リフォームに使える財形制度で住宅ローンを借りる時には、このように低金利という最大のメリットがありますが、実は注意したい点もあります。Naoaki / PIXTA(ピクスタ)それは、借入可能額に制限があること。具体的には、申込日における一般財形貯蓄・財形住宅貯蓄・財形年金貯蓄の残高(合計)の10倍の額(最高4,000万円)、もしくは担保等の状況に応じて、住宅の建設・購入に必要な額および土地の取得(整備を含む)に必要な額(所要額)の90%以内の額、またはリフォームに必要な額(所要額)の90%以内の額の、いずれか低い金額が融資限度額になります。筆者宅は4,000万円を超える住宅ローンを借りたので、この限度額をオーバーしていましたが、もし財形制度を利用できていたら予算を少し下げて家探しをリスタートしたかもしれません。ローン返済に追われる今となると、それくらいこの低金利は羨ましいポイント。makaron* / PIXTA(ピクスタ)また、財形制度で融資を受けた資金は、新築住宅の購入だけではなく、中古住宅の購入、さらにリフォーム資金までもが対象です。家が欲しい、かつ低金利で融資を受けたいといった場合には、まず家を見つけてから住宅ローンを借りる銀行を探すのではなく、財形制度の条件内で欲しい家を探すという選択も決して悪くはないでしょう。新築購入、中古購入、中古住宅購入からのリフォームと、予算内ながらも選択肢を大きく広げることができるのは、非常に大きなお金が動くマイホーム購入においては非常に魅力的です。■ 澤穂希さん出演のウェブCMもスタート!単なる積立預金にとどまらず、国と会社がともに社員の人生設計を支援するしくみとなっている財形制度。社員が利用するには、勤めている企業が財形制度を導入している必要があります。12月3日からは財形制度の認知度アップのため、2017年1月に長女を出産し、今まさに子育て真っ只中である澤穂希さんが出演するWEBのCMがスタート。「財形貯蓄制度」「財形持家転貸融資制度」についてさらに詳しく、楽しく学べます。自分の会社が財形制度を導入していると、自分自身の住宅購入のあれこれがいろいろと変わってきます。もし低金利で住宅ローンを借りたいけれども、財形制度を導入していない中小企業にお勤めの方は、上層部に掛け合ってみるもの一つの手かもしれません。【参考】※澤穂希さんが“財産づくり”を学ぶ!? 初登場の「財形」広報キャラクター・財形姉妹と見事な掛け合いを披露 「財形制度」の新WEB CM 2018年12月3日(月)より公開
2018年12月18日夫婦にとって、将来を見据えた貯蓄は大きな課題です。家や車の購入、子どもの教育費など、将来必要になるお金をしっかり管理していかなくてはなりません。お金を貯める手段として、「財形貯蓄」という言葉はよく知られているでしょう。しかし、本当にお金を貯められるのか、自分に合っている方法なのかわからないという方も多いはず。ここでは、財形貯蓄制度の内容とメリット・デメリットを紹介します。財形貯蓄とはどんな制度?財形貯蓄制度は、勤務先の会社が毎月の給与やボーナスから一定の金額を天引きして、提携する金融機関に送金してくれる厚生労働省の定める制度です。つまり、会社を通して定期的にお金を貯めるという制度です。財形貯蓄には次の3つの種類があります。1.一般財形貯蓄(勤労者財産形成貯蓄)一般財形貯蓄は、貯蓄の目的を問わないタイプで、車の購入や教育費、旅行など使い道は自由です。利用する場合の条件は以下のようになっています。積立期間は3年以上継続する必要がある利用可能な年齢に制限なし積立開始から1年経過したら払い出しが可能非課税の優遇措置はなし他の財形貯蓄との併用が可能2_財形年金貯蓄(勤労者財産形成年金貯蓄)財形年金貯蓄は老後の資金づくりが目的で、満60歳以降に年金として受け取れる制度です。利用には以下の条件があります。積立期間は5年以上継続する必要がある利用可能な年齢は満55歳未満まで1人1契約のみ可能元利合計が550万円まで利息は非課税受け取り期間は満60歳以降、5年以上20年以内3.財形住宅貯蓄(勤労者財産形成住宅貯蓄)財形住宅貯蓄は、マイホームの購入やリフォームなど、住宅に関するものに使うことができます。利用条件は以下となっています。積立期間は原則5年以上継続する必要がある利用可能な年齢は満55歳未満まで1人1契約のみ可能元利合計が550万円まで利息は非課税払い出しの要件は、住居購入や75万円を超える工事費用がかかる場合中古住宅の場合は築20年以内のもの、耐火構造の場合は築25年以内のものが払い出しの対象となります。どのように始めるの?財形貯蓄制度は、企業の福利厚生として導入されています。そのため、勤務先の会社が制度を導入していることが前提となります。また、正社員だけでなく契約社員やパートの利用も認められています。ただし、契約社員やパートの場合は、一定以上の勤務期間が見込まれることが条件となります。期間は一般財形貯蓄は3年以上、財形年金貯蓄・財形住宅貯蓄は5年以上です。実際に財形貯蓄を始めたいという場合は、職場の福利厚生の担当者に申し出て、必要書類を提出するかたちが一般的です。 財形貯蓄のメリット財形貯蓄にはどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。非課税通常の預貯金は、利息に対して約20%の税金が課せられますが、財形住宅貯蓄と財形年金貯蓄は、元利合計550万円までは利息に税金がかかりません。マイホーム購入資金を貯めたい方や老後資金を蓄えておきたい方にとっては、お得な制度といえます。ただし、一般財形貯蓄では非課税の優遇はありません。財形住宅融資制度を利用できる将来、住宅を購入したいと考えている方にとって大きなメリットとなるのが「財形住宅融資」を受けられることです。財形住宅融資制度とは、住宅金融支援機構が住宅購入やリフォームなどに必要な資金を直接融資してくれる制度です。一般財形貯蓄・財形年金貯蓄・財形住宅貯蓄のいずれかを行っていれば、利用することができます。融資額は財形貯蓄残高の10倍(最高4,000万円まで)の融資を受けることが可能です。また、財形住宅融資制度には以下のメリットがあります。18歳以下の子どもがいる子育て世帯は金利が優遇されるフラット35(長期固定金利住宅ローン)との併用が可能なため、必要な資金を集めやすい申込時に金利が決まる5年間固定金利のため、資金計画を立てやすい財形住宅融資を受けるには、以下の要件を満たす必要があります。財形貯蓄を1年以上継続している申込日の前2年以内に預け入れをしている申込日に残高が50万円以上ある会社によって財形給付金がある財形貯蓄制度は、会社にとっても社員の就労意欲や定着性を高められるといったメリットがあります。そのため、社員の財形貯蓄を奨励する「財形給付金制度」を取り入れている会社もあります。財形給付金制度とは、財形貯蓄を行う社員に対して、7年経過ごとに会社が給付金を支払うものです。すべての会社が導入しているわけではありませんが、貯蓄スピードを上げる大きな助けになります。知らず知らずのうちに貯まっている毎月のやりくりを工夫して、余裕ができたら貯蓄にまわそうと思っても、なかなか難しいものです。財形貯蓄は給与やボーナスから天引きされるため、「気づいたら貯蓄できていた!」ということも可能です。また、普段使っている口座にお金があると、気軽に引き出してしまいがちです。財形貯蓄を活用すると、天引きされた後の収入でやりくりするようになるので、無理なく貯められるというメリットもあります。ライフプランを立てやすい財形貯蓄は、用途に合わせて利用することができます。子どもにかかる費用、マイホーム購入費用、老後の資金というように、ライフステージに合わせて計画的に貯蓄しやすいという点はメリットといえるでしょう。 財形貯蓄のデメリット財形貯蓄にはさまざまなメリットがありますが、一方でデメリットも挙げられます。1年以内は引き出せない一般財形貯蓄は用途が自由なため、さまざまなライフイベントに備えておけるというメリットがあります。しかし、積立開始から1年間は引き出すことができません。見方を変えれば、貯蓄を崩さずに済むとも言えますが、急にお金が必要になったときに頼りにできない期間があることをデメリットに感じる場合もあるでしょう。途中解約時はさかのぼって課税される財形住宅貯蓄と財形年金貯蓄は利息が非課税というメリットがありますが、途中で解約した場合は、課税対象となります。つまり、非課税の優遇措置はなかったこととして、これまでのぶんをさかのぼって税金を支払う必要が出てきます。財形貯蓄を継続しているぶんには問題ありませんが、計画を変更する可能性がある場合はデメリットになることもあるでしょう。金利が低いためお得に感じられない低金利時代といわれる現在は、税金が優遇されるといっても金利自体が低いため、収益面でのメリットを感じにくいという方もいるでしょう。貯蓄にまわせるお金は決まっていると考えると、効率的な資産運用かという観点からはデメリットがあるといえるかもしれません。まとめ財形貯蓄は、会社の制度を通して着実にお金を貯めていく方法です。税金や金利などの優遇措置がありますが、人によってはそれほど大きなメリットを感じられないということもあるでしょう。しかし、将来を考えた貯蓄が必須である夫婦にとっては、お金を貯めやすい仕組みかどうかという点に着目することも重要なポイントです。つい浪費してしまうという方や、ストレスなくお金を貯めたいという方にとって、財形貯蓄は有効な方法といえるでしょう。将来のお金について、夫婦でぜひ話し合ってみてください。参考:厚生労働省『勤労者財産形成促進制度』
2018年09月30日夫に内緒でこっそりお金を貯めておく、いわゆる「へそくり」。実際に夫が知らない貯蓄や資産を持っている妻は、いったいどれくらいいるのでしょうか? 夫に内緒の資産を持っているママの割合と、どんな資産を貯めているのかについて、調べてみることにしました。●過半数が妻が夫に内緒の貯金や資産がある!ママテナが独自に行ったアンケート「夫に内緒の貯金について」の回答結果によると、夫に内緒で貯金や資産を所有しているママは47.3%という結果に。実に半分近くのママが、夫に内緒の貯金や貯蓄をしているという結果に。秘密の資産があることで、後ろめたい気持ちを持っていたママも、この数字を見れば、かなり多くのママが同じようなことをしていると安心(?)できるかも。●夫に内緒の貯蓄や資産内容は堅実●夫に内緒の貯蓄や資産内容は堅実一方で、どのような資産を持っているかというアンケートの回答は以下の通り。1位:銀行などの隠し口座…84.3%2位:タンス貯金などの現金…22.0%3位:宝石などの貴金属…14.1%4位:株などの投資系…8.9%5位:土地などの不動産1.6%ネット銀行などの普及で、口座開設が身近になった銀行口座は、夫にこっそりお金を貯めるのにはぴったり。投資など、資産の増減のリスクもなく、堅実にお金を貯めていきたいママが多いようです。昔ながらのタンス預金など、現金を家に隠しているままが次いで22.0%という結果に。1位と大きく差がついているのは、やはり家だとうっかり夫に発見されてしまうなどのリスクがあるからでしょうか?3位の貴金属は、夫に内緒で自分へのご褒美を買ってしまったというパターンが多いのではないでしょうか。そして4位は株などの投資系で、資産運用で利益を出しているママも意外と多いのかもしれません。「へそくり」と言うと、夫に隠れて後ろめたい気持ちで、タンスや本の間に現金を隠したり…といった昔ながらのイメージがありますが、今は半数近くのママがこっそり口座を開設して貯金するというスタイルが定番のようです。へそくりのライフスタイルにも変化が起きているのかも?(文・姉崎マリオ)
2018年03月13日子どもの進学や老後の生活のため、貯蓄は多いに越したことはありません。30代の目標金額は「最低1000万円」と言われていますが、日々の生活に追われて、なかなかお金が貯まらないという人も少なくないはず。実際、30代で1000万円を貯蓄できた人は、どのくらいいるのでしょうか。子どものいる女性129人に独自調査しました。●6人に1人が、30代までに1000万円貯蓄を達成!今回の調査では、30代までに1000万円貯蓄を達成できたのは129人中「21人(16.2%)」。おおよそ6人に1人は、貯蓄を着々と積み立てているという結果になりました。貯蓄を始めたきっかけについて聞いてみると…。Q.貯蓄を始めたきっかけは?(複数回答。上位5つ)1)住宅を購入したかったから52.4%2)老後が不安だったから38.1%3)病気や事故などもしもの時に備えたかったから33.3%4)養育費が不足しそうだったから28.6%5)特に貯蓄するつもりではなかった19.0%約半数は、「住宅購入をしたかったから」と回答。頭金としてまとまったお金を用意するなど、具体的な目的があると貯蓄のモチベーションも高まるのかもしれません。さらに、貯蓄が成功した理由(複数回答)を聞いてみると、過半数の女性が「定期貯金など、強制的に貯蓄する仕組みにした(60.0%)」と答えました。貯蓄の基本は、毎月のお給料から貯蓄額を差し引く「先取り貯蓄」だといいますが、1000万円貯蓄に成功した人たちも、あらかじめ貯蓄のための仕組みづくりをしているようです。次点は「家計簿をつけた(32.0%)」。一方で、「食費を削った」「水道・光熱・通信費などを削った」という理由はいずれも4.0%でした。“節約”も大切ですが、まずは使ったお金を“把握”することが重要といえそうです。●1000万円を貯蓄しても「まだまだ足りない」と感じるママは6割ところで、1000万円貯金を達成すると、心の余裕も出てきそうですが、実際のところはどうなのでしょうか?Q.1000万円貯金を達成した心境は?(複数回答。上位4つ)1)貯蓄額はまだまだ足りないので不満足66.7%2)気持ちにゆとりが出てきた23.8%3)貯蓄を試算運用に回したい19.0%4)貯蓄額は充分足りているので満足4.8%なんと「貯蓄額はまだまだ足りないので不満足」と回答した人がダントツの結果となりました。老後の生活費として1人あたり最低3000万円が必要ともいわれているだけに、1000万円程度ではまだまだ不安に感じられるのかもしれません。ただ、裏を返せばそれだけお金にシビアだからこそ、貯められるともいえそうです。最後に、1000万円ためるにはどうすればいいのか?貯蓄が苦手な人へアドバイスを求めたところ……Q.「貯蓄ができない」と嘆いている人に向けてのアドバイス(複数回答。上位4つ)1)いくらの貯蓄が必要かきちんと計算するべき60.0%2)収入を上げるべき44.0%3)目標に向けて綿密な家族計画を立てるべき40.0%4)家計の項目を厳密に設定するべき20.0%上記のような結果に。お金を貯めるためには、「先取り投資」しかり、いくらの貯蓄が必要となるか、あらかじめライフプランを立てて目標を定めることが大切なよう。「貯蓄ができない」と悩んだ時は、無理な節約をする前に、まずは自分と家族の今後について考える時間を持ってみてはいかがでしょうか。(文=周東淑子/やじろべえ)
2018年02月15日金銭感覚もだんだんシビアになる、アラサー世代。キャリアアップしながら所得を上げていたり、節約術を身につけて貯蓄が趣味だったりと、着実にお金を増やしている方も多いのではないでしょうか? 今回は、みなさんのお金事情についてリサーチしました!文・harako【アンアン総研リサーチ】「貯蓄」はまさかの……!?20~30代の女性が集まる総研メンバーにアンケートを行ったところ、94%がお金について考えるという結果が出ました。アラサー世代がお金にいかに注目しているかがわかりましたが、加えて、おもにどんな項目に使っているのかを聞いたところ、意外にも「貯蓄」ではなく「消費」に集中したのです。anan総研調べ第1位 交際費・食費(44%)第2位 ファッション・美容代(27%)第3位 習い事・教養代(19%)第4位 旅行などその他(6%)第5位 貯蓄(4%)「貯蓄」はまさかの第5位!! これだけの選択項目の中から、最下位になるとは少し衝撃ですが、みなさんアクティブな活動をしながら視野を広げているような印象。交際費はもちろんですが、アラサーから本格化するエイジングケアや教養を身につけるために映画や本を読むことも大切にしていることがわかりました。ただ「消費」するだけではなかったまだまだいろいろなことにお金を使いたいアラサー世代ですが、具体的な使い道を聞いてみたところ、大きくわけて4つのタイプに。そのなかでも割合が多かった順番に、ご紹介したいと思います。美意識高めタイプ「まずいものを食べるのがストレスになるので、おいしければ高くても食費を惜しまなくなった」(28歳・自営業)「安い服をたくさん買うより、良いものを少し買うようになった」(34歳・その他)「服やバッグで欲しいものは単価が上がり、良いものだけを買うようになった。そのかわり流行り物などは買わなくなった」(30歳・事務職)圧倒的に多い意見が、「量」より「質」にシフトしたと言うことです。たくさんより、少なくても満足できるものを選んでいるとか。内面磨きタイプ「本や美術館など、自分の投資のためのお金が増えました」(27歳・マーケティング,広告)「無形の経験値の上がるものにお金をかけるようになった」(31歳・自営業)お次は、今までそこまで重視していなかった、教養や知性にお金を使うと言う意見。自己成長を忘れない姿勢が、素晴らしいですね。人間関係重視タイプ「なんでもかんでもではなく、本当に参加したいものだけ参加するようになった」(30歳・その他)「人間関係が狭く浅くスタイルにシフトしてから、交際費が大幅に減りました」(27歳・マーケティング,広告)“お付き合い” で飲みに行くお金は、けっこうな出費! と言うわけで、厳選した人間関係にお金を使っているのも経験値の証でしょう。家庭中心タイプ「ムダな出費はしなくなり、夫と二人で楽しむための貯金にあてがうようになった」(31歳・自営業)「子育て中なので汚れてもいいようなユニクロなど、プチプラの服が増えた」(32歳・主婦)最後は、旦那や子供と一緒に幸せを作るお金の使い方。プチプラでも、家事の効率を良くするための目的だったり、せっかく楽しむなら旦那と共有したりするのも素敵ですね!今すぐSTOP! 無駄なお金の使い方いっぽう、これは「無駄遣い」と思うことを聞いてみたところ……?「よくわからないけど、カードの明細で毎月300円とか引かれているもの(笑)」(27歳・IT関連)「ATMで1日に数回お金をおろすとき、手数料がもったいなかったかなーと思います」(26歳・マーケティング,広告)「コンビニでお茶。マイドリンクを持ち歩くようになりました!」(32歳・教師,教育関連)「カフェ! コンビニコーヒーだったら150円とかで済むのに……」(34歳・その他)「アプリゲームへの課金」(24歳・マーケティング,広告)「期間限定のコスメ」(32歳・事務職)「過度な合コン!笑」(32歳・事務職)小さな課金だからいっか! と安易にクレジット決済をしたアプリやサービスや、なんとなく帰りに寄ってしまうコーヒーショップも無駄遣いの対象に。または、期間限定で飛びついたものの使わないコスメ、誘われたからつい行ってしまった飲み会に後悔を感じているようです。事柄はさまざまですが、共通して言えることは「長期的」ではなく、「短期的」でお金を使った時に失敗が多いと推測できますね。アラサー世代は、お金知識に積極的!おもしろい節約方法や未来に生きるお金の使い方をしていて、大変参考になる意見ばかりでしたね。加えて、88%の女性がさらにお金に対して学ぶ場所が欲しい! とのこと。お金は賢く使う、貯めるだけが堅実ではないと考える女性が多い世代なのかもしれません……!(C)Martin Dimitrov/Gettyimage(C)AGCreativeLab/Gettyimage(C)maselkoo99/Gettyimage
2018年01月21日10月17日は「貯蓄の日」。そろそろ結婚を意識したいカップルも、幸せな未来のために様々な準備をしておきたい人も、避けて通れないのがお金の問題ではないでしょうか。相手のほうが貯金していそうと思っていたのに、蓋を開けてみたら実はゼロ!なんてこともよくある話です。カレの運命数から、おすすめの貯蓄法を見ていきましょう。■カレの「運命数」の出し方カレの誕生年+誕生月+誕生日=「運命数」になります。<例>1980年10月20日生まれ1+9+8+0+1+0+2+0=21→2+1=3カレの運命数:3(※1~9の数になるまで足し続ける)■運命数1のカレには行動力あふれるカレはお金の使い方もダイナミック。思いついたらパッと使ってしまう場合も。そんなカレにおすすめなのは、必要以上の現金やカードを持ち歩かないこと。デートの前には、あなたがお財布の中身をチェックしてもいいかもしれません。金額のチェックというよりも、カレに必要な、お金への意識づけをサポートするようなスタンスでいるといいでしょう。不要なお金はもちろん貯蓄へ。地味な作業ですが、気がつけば、思っていた以上に貯まっていることも。■運命数2のカレにはなかなか自分の手の内を見せないカレ。貯金も、あるのかどうかわからないことも多いかもしれません。そんな時は家計簿アプリを一緒にチェックすることから、お金に関する会話をしてみましょう。無理やり使わせるのではなく、予算を立てたり、食費などの項目別にグラフ化されるアプリの機能を一緒に見たりすることをきっかけに、お金の話をしてみるのです。二人で同じアプリを使って共通の目標を立てるのもいいですね。■運命数3のカレには人付き合いの良いカレ。友達思いなのはいいのですが、交際費が多く、なかなか貯金に意識が向かないかもしれません。そんなカレにオススメなのは「飲み会に行ったつもり貯金」。何も予定が入っていない週末に、飲み会で支払うおおよその平均額を貯金するのです。デート代に回してほしいところですが、そこはあなたもぐっと我慢。二人の未来のためにも出かけないでお家デートをするなど、協力してあげましょう。■運命数4のカレには様々なことに着実に対応するカレは貯蓄もバッチリ!でも何かのための貯金ではなく、貯金すること自体が目標になってしまい、普段の生活は潤いに欠けるかもしれません。そんな時は彼に、仮でいいから、金額以外の目標を持ってみてはと提案しましょう。海外旅行や結婚など、人生を楽しむための貯金の話をしてみるのです。具体的な金額には触れず、ただ目的について語るだけ。お金という生活基盤を語れるあなたに、生涯を通じてそばにいてほしいと思うことでしょう。■運命数5のカレには直感的に生きるカレは貯蓄も勘に頼りがち。「この金融商品がいい」と思ったら、そこにぐっとつぎ込みます。貯蓄に興味を持ってくれるのはいいのですが、時には貯金したことも忘れてしまうくらい飽きっぽいところが玉に傷。たまに「運用は順調?」とさりげなく思い出させてあげましょう。貯金をしていないカレには銀行のCMなど、身近な話題で意識づけを。貯金がないことを攻めずに、銀行キャラの好き嫌いのようなハードルの低い話題からスタートを。■運命数6のカレには人生の一発逆転が大好きなカレ。気がつくと、貯金代わりに宝くじにつぎ込んでいることも!? もちろん当たればハッピーですが、現実はそううまくはいきません。そんなカレにはフリマサイトやネットオークションに不用品を出品し、思わぬ金額で売れる楽しさを味わってもらいましょう。もちろん売れない時もありますが、あまり熱くならないよう、あなたも横でサポートを。二人で売れ筋商品をチェックするなど、楽しむことを忘れずに。■運命数7のカレには努力家のカレは自分に投資するのに一生懸命で、貯蓄に対する意識は希薄なことが多いかもしれません。自己研鑽につぎ込むのなら、いっそお金の勉強にパワーをかけてもらいましょう。金融機関などの無料セミナーもあるので、さほど気負わずに参加できることも。勉強した内容をシェアしてもらうと、あなたも世の中のお金の流れに詳しくなり、二人して未来のための貯蓄への意欲が湧くかもしれませんよ。■運命数8のカレには人に慕われることの多いカレ。親分気質もあり、後輩などについおごってしまうことも。そんなカレは、まず財布にあまり現金を入れておかないようにすることからスタートを。クレジットカードも、できればよく使う1枚だけと決めておきましょう。財布にお金がなければ、自然に出費は抑えられるはず。後輩たちにはお金以外のフォローをし、関係性のキープを。間接的に財布の紐を握ってくれるあなたとなら、カレも安心してお付き合いを続けられるでしょう。■運命数9のカレには優しいけれど決め事が苦手なカレ。気がつくと、まったく貯金がないということも。お金の使い方はその人の自由ですが、貯める習慣がないと、それはそれで将来が不安ですよね。そんなカレにおすすめなのは貯蓄の基本・自動積立。給料から天引きされるものや、金融機関の口座から自動引き落としされるものもあり、いずれもいつの間にか貯金できるすぐれもの。貯金に回さない分はもちろんカレの好きなように使ってOK。でも「デート代は少し残してね」と、かわいいおねだりも忘れずに。■終わりにお金の話はなかなかしにくいけれど、金銭感覚が同じなら安心して一緒にいられるもの。逆に言えば、貯蓄に関する話ができるなら、二人の関係も本物と言えるかもしれません。もちろんカレのことばかりではなく、これを機にあなたも自分の家計を見直してみるのもおすすめです。二人の未来の幸せのためにも貯蓄について改めて考えてみてはいかがでしょうか。ライタープロフィール湖香ほのかコーチングと占いで輝く明日を応援する「ゆめみらいコンシェルジュ」。GCS認定コーチ&講師。電話占い「ロバミミ」、チャット占い「Chapli」、LINE占い「悩み相談所」にて鑑定中。
2017年10月17日「よそはよそ、うちはうち」と思っていても、自分と同じくらいの年代や年収の人にどれくらいの貯蓄があるのか、気になるものですよね。貯蓄額は、生活の状況や、これからどのような生活をしていきたいかによってそれぞれに違っていてよいものですが、世の中の相場も参考として知っていて損はありません。そこで今回は、気になるみんなの平均貯蓄額をさまざまな視点から詳しくご紹介します。毎月の貯金額の目安やお金が貯まる貯金の考え方などもまとめているので、ぜひ最後までご覧ください。※記事内のデータはすべて、総務省統計局の2015年「家計調査報告」によるものです。貯蓄額の「平均値」と「中央値」について総務省統計局が毎年5月に発表している「家計調査報告」によると、2人以上の世帯における2015年の平均貯蓄額は18,050,000円でした。これは、通貨預貯金や定期預貯金のみではなく、生命保険や有価証券などの金融資産も加えた金額です。また、前年と比較すると0.4%、金額にして70,000万円の増加であり、2012年から考えると、3年連続の増加という結果になります。平均の貯蓄額が18,050,000円と聞くと、「我が家の貯蓄額は遠く及ばないけれど、大丈夫?」と心配になる人も少なくないでしょう。それもそのはず、貯蓄額ごとの世帯分布図を見てみると、全体の約7割は平均貯蓄額を下回っています。つまり、貯蓄額が多い一部の富裕層が、全体の平均値を押し上げているかたちとなっているのです。「平均値」という言葉を聞くと、たとえばテストの平均点といったように、全体のおおよそ真ん中に位置する値を想像します。けれども金融資産を考える場合は、このように必ずしも真ん中の値に近くならないことが多くあります。そこで参考にしたいのが、「中央値」です。中央値とは、小さい値、あるいは、大きい値から順に並べたときに、ぴったり真ん中にくる値のことを指します。2015年の家計調査報告でいえば、平均貯蓄額は18,050,000円ですが、貯蓄額の中央値は10,540,000円となっており、大きな差があることが分かります。また、総務省統計局が発表している分布図には貯蓄額が0の世帯は含まれておらず、貯蓄していないと答えた世帯を含めると、中央値の金額は9,970,000円とさらに低くなります。さらに、貯蓄がない世帯を除く全体の11.1%は1,000,000円未満の貯蓄額であり、ほとんど貯蓄をしていない世帯やまったく貯蓄をしていない世帯が一定数あることも、考慮に入れる必要があるでしょう。分布図から考えると、貯蓄がない世帯を除く全体の約半数は貯蓄額が10,000,000万円以下ですから、10,540,000円の中央値のほうが現実的で実感が湧くという人は多いでしょう。金融資産を評価するうえでは、平均値よりも中央値のほうが、より実際に即していると考えられています。しかしながら、アメリカでは金融資産に関わる統計において中央値が最重要視されている一方で、日本では金融資産に関する統計資料において、中央値が言及されることはほとんどありません。最近ではメディアが実感値として中央値を取り上げることも増えてきましたが、まだまだその重要性が認識されているとはいえないでしょう。以下、2015年の家計調査報告をもう少し深く掘り下げていきますが、平均値と中央値の違いを理解したうえで読んでいただくと、より参考にしやすいのではないでしょうか。また、ネットなどで中央値を取り上げたデータを見つけた際には、ぜひ注目して見てみてください。気になるみんなの貯蓄額はいくら?~年代別編~さてここからは、2015年の家計調査報告をより具体的に見ていきましょう。まずは、2人以上世帯における年代別の貯蓄額です。<年代別平均貯蓄現在高>40歳未満6,080,000円40歳以上50歳未満10,240,000円50歳以上60歳未満17,510,000円60歳以上70歳未満24,020,000円70歳以上23,890,000円60代までは、年代が上がるにつれて貯蓄額も増えていることが分かります。50代では多くの人で子どもが独立しはじめ、60代では退職手当などのまとまったお金が入ってくるため、60歳以上になると平均貯蓄額は20,000,000円を超えるという結果になりました。また、貯蓄額の一定の目安となるのが、10,000,000円。上記の結果から考えると、40代のうちに10,000,000円には到達しておくように貯蓄計画を立てることが、ポイントになるといえそうです。さらにここで、「純貯蓄」についても見ていきます。純貯蓄とは、貯蓄から負債を差し引いた、実質的な貯蓄のことを指します。たとえば、10,000,000円の貯蓄があったとしても、未返済の住宅ローンなどが10,000,000円残っていれば、純貯蓄は0円となります。<年代別平均負債現在高>40歳未満9,420,000円40歳以上50歳未満10,680,000円50歳以上60歳未満6,450,000円60歳以上70歳未満1,960,000円70歳以上830,000円<年代別平均純貯蓄額>40歳未満-3,340,000円40歳以上50歳未満-440,000円50歳以上60歳未満11,060,000円60歳以上70歳未満22,060,000円70歳以上23,060,000円負債の中で多くの割合を占めているのは、住宅や土地の購入に関わる費用です。そのため、住宅ローンなどの支払いが多く残っている30代・40代では負債額が大きくなっています。加えて、教育費など子どもにかかる費用もまだまだ高額なため貯蓄額も伸びず、純貯蓄額はマイナスという結果になりました。ただし、このような傾向は毎年大きく変わることはなく、年代が上がれば貯蓄額が増えて負債額が減るため、純貯蓄も増えていきます。注意したいのは、上記は負債がないと答えた世帯も含むデータであるということです。全体の割合でいえば負債なしの世帯のほうが多く、負債があると答えた世帯は4割に満たない数です。そこで、負債がある世帯のみの結果も以下に記しておきます。<年代別平均貯蓄現在高(負債がある世帯のみ)>40歳未満5,280,000円40歳以上50歳未満8,600,000円50歳以上60歳未満13,240,000円60歳以上16,540,000円<年代別平均負債現在高(負債がある世帯のみ)>40歳未満17,960,000円40歳以上50歳未満16,530,000円50歳以上60歳未満11,810,000円60歳以上7,080,000円<年代別平均純貯蓄(負債がある世帯のみ)>40歳未満-12,680,000円40歳以上50歳未満-7,930,000円50歳以上60歳未満1,430,000円60歳以上9,460,000円70歳以上のデータはありませんが、負債ありの世帯だけで見ると、平均貯蓄額はどの年代でも低くなっていることが分かります。また、30代・40代の負債額を他の年代と比較すると、負債なしの世帯を含めた平均値と同様特に高額になっており、純貯蓄額も大幅なマイナスです。さらに着目してほしいのは、50代・60代でもかなりの額の負債が残っているということ。会社勤めの場合は退職金の一部を返済に充てることもできますが、自営業や自由業の場合は、年代が上がっていっても、毎月の定期的な収入以外は期待できないでしょう。また、近年は晩婚化の影響により、子どもの養育費や教育費、住宅ローンの返済、老後の資金準備といった負担が、40代・50代で一気に重くのしかかってくる傾向にあります。20代・30代のうちから、将来を見据えて貯金をしていくことの重要性がうかがえる結果だといえるのではないでしょうか。気になるみんなの貯蓄額はいくら?~年収別編~続いて、2人以上世帯における平均貯蓄額などを、年収別に見ていきましょう。<年収別平均貯蓄現在高>第1階級(3,390,000円)7,710,000円第2階級(5,070,000円)9,160,000円第3階級(6,540,000円)11,840,000円第4階級(8,250,000円)13,960,000円第5階級(12,200,000円)22,780,000円<年収別平均負債現在高>第1階級(3,390,000円)3,450,000円第2階級(5,070,000円)6,360,000円第3階級(6,540,000円)8,270,000円第4階級(8,250,000円)9,810,000円第5階級(12,200,000円)9,850,000円<年収別平均純貯蓄>第1階級(3,390,000円)4,260,000円第2階級(5,070,000円)2,800,000円第3階級(6,540,000円)3,570,000円第4階級(8,250,000円)4,150,000円第5階級(12,200,000円)12,930,000円総務省統計局の家計調査報告では、かっこ内の平均年収別に5つの階級に分けて結果を記載しています。内容を分析してみると、年収が高くなるにつれて貯蓄額も増えていますが、同時に、負債額も増えていることが分かります。そのため、貯蓄額から負債額を差し引いた実質的な貯蓄となる純貯蓄額では、第5階級を除けば、最も年収が少ない第1階級で最多という結果です。さらに、それぞれの平均年収から貯蓄額の倍率を算出すると、第1階級で2.27倍、第2階級で1.80倍、第3階級で1.81倍、第4階級で1.69倍、第5階級で1.86倍です。年収を考慮すれば、第5階級を抜いて第1階級が最も多く貯蓄ができていることになります。また、最も倍率が低かった第4階級が、平均年収8,000,000円程度と比較的裕福であるにもかかわらず、生活に余裕があることでかえって無駄な支出が増えていることを示しているともいえるでしょう。収入がないから貯金ができないわけではなく、支出をコントロールできないからお金が貯まっていかないのです。1ヶ月当たりの貯金額の目安は?定年退職後も再就職をせず、年金と貯金だけで安定した老後の生活を送りたいと考えるならば、老後の資金として30,000,000円貯めておくことがひとつの目安になります。もちろん、土地などの保有資産の有無、持病の有無、家族構成、年金受給額などは人それぞれですから、誰にでもあてはまる金額とはいえません。あくまでも目安として参考にしてください。【退職金がある場合】退職金10,000,000円を老後の資金に充てるとすると、必要な貯金額は20,000,000円です。60代でこの金額を貯めておくためには、年収の金額によっても異なりますが、保険料や税金を差し引いた給料の手取り分のうち、毎月10~15%程度を貯金しておくとよいでしょう。【退職金がない場合】自営業や自由業、勤務先に退職金制度がない人の場合、退職金がもらえないため、30,000,000円全額を貯金でまかなう必要があります。単純に20歳から60歳までの40年間働くとすると、1年間に必要な貯金額は750,000円です。しかし、20代のうちは収入が少ないことも多く、手取りを20万と考えれば、毎月給料の約30%を貯金しなければならない計算になります。しかし、生活費をどうにかやりくりしながら給料の30%を貯金することは、なかなか容易ではありません。そこで、30代、40代と年代が上がるにつれてキャリアやスキルを積み、毎月の給料もアップすると考え、20代で年間500,000円、30代・40代で年間750,000円、50代で年間1,000,000円の貯金を目指せば、毎月手取りの約20%を貯金に回せばよいことになります。20%程度であれば、コツコツと節約を積み重ねるなどの工夫で可能な範囲だといえるのではないでしょうか。働く世代が将来にお金を残すための貯金の考え方家計調査報告や、老後に安定した生活を送るための毎月の貯金額の目安から考えると、20代・30代の若い年代からしっかりと将来を見据えて貯金をしていくことの重要性が認識できます。では、将来にまとまったお金を残すには、具体的にどのような計画を立てていけばよいのでしょうか?最後に、年代別のお金に関する考え方や貯金への取り組み方をまとめます。【20代】給料1ヶ月分からはじめよう家族を養う必要がない独身時代はお金の貯めどき。一人暮らしなら毎月手取りの10~15%、実家暮らしなら30%が貯金の目標額です。ただし、これまで貯金経験のない人がいきなりこの金額を貯めようと思っても、後々生活をやりくりするのが苦しくなって、貯金に失敗する可能性もあります。まずは、臨時の出費に対応できるようにするくらいの感覚で、1~2年で給料の1ヶ月分を貯めることを目標にしてみましょう。最初の目標が達成でき、貯金のクセがついてきたと思ったら、少しずつ毎月の貯金額を伸ばしていきます。【30代】「使うお金」と「貯めるお金」を明確にしよう20代後半から30代にかけては、自分の魅力に磨きをかけ、仕事人としてもスキルアップを目指すべき重要な時期。一定の金額を貯めつつ、必要なところにはお金をかけるメリハリが必要です。将来の資金として貯めていくべきお金は別口座に入れ、どんなにお金が貯まっても、その口座は切り崩さないようにします。貯金用の口座に入れないお金は、必要であれば自己投資のために使っていきましょう。30代後半になってきたら、お金の勉強もかねて、少額を投資信託などに充てるのもおすすめ。ただお金を貯めるのではなく、資産運用で効率よくお金を増やしていく術を学びましょう。【40代】マイホームの買い時はココ!40代でこれまで積み上げてきた貯金がしっかりとあるならば、貯金の一部をマイホームの購入に充ててもよいでしょう。貯金が習慣になっていれば、貯蓄残高が多少少なくなっても、今後の収入から老後の資金まで捻出することは難しくないはずです。40代後半から50代にかけては、30代で得たお金のノウハウを生かし、少し高額の資産運用にチャレンジしてみてもよいかもしれません。まとめいかがでしたか?平均貯蓄額といってもそれぞれに生活の状況は違うので、「必ずいくらの貯金をしておかなければならない」ということではありません。しかし、ある程度の目安として、老後も含め、今後どのような生活を送りたいか、将来設計をどうするか、といったことを考える際には役立ちます。ぜひ参考にしてみてください。
2017年03月30日お金が貯まる夫婦、貯まらない夫婦 貯蓄モードになる正しいステップと間違った貯蓄モード 貯蓄できる鉄板ルール! 最大の"貯め期"を逃すな わが家の家計の問題点を簡単に暴く 使いすぎなもの、削りすぎなもの の続きです。本連載も今回が最終回。最後は、貯蓄の「守り方」について考えてみよう。日々、地道に努力して、貯めた貯蓄。けれども、それを取り崩す瞬間というのは、意外と「アッ」という間にやってくる。そして一度、「決壊」するとナシ崩し的に貯金を使ってしまうこともある。そうならないための工夫を、ファイナンシャルプランナーの畠中雅子に聞いてみよう。■貯蓄を切り崩す理由結論から先に言えば、貯蓄を切り崩す「原因」となるのは、多くの場合、特別出費だ。「特別出費とは、毎月支払うわけではないけれど、1年のどこかで発生するお金のことです」(畠中さん)代表的なのは、家を持っている場合にかかる固定資産税。家の修繕費、車を持っている人は毎年自動車税もかかるし、2年(初回は3年)ごとに車検代もかかる。自動車保険や学資保険などを年払いにしている人は、それらの保険料も特別出費にあたる。このほか、夏や冬の帰省費用。スーツやコートなど、少し値のはる洋服代、パソコンや携帯電話などの購入費用。友達の結婚式のお祝い。1万円を超えるようなプレゼント代も、特別出費のカテゴリに入る。こういった特別出費をボーナスで支払っている人も多いだろう。これらのお金について考えてみると、「確かに、わが家もそれで貯蓄を切り崩した!」と、思い当たる人も多いのではないだろうか?■日々の出費よりも大事な家計管理畠中さんは言う。「日々の出費の管理よりも、特別出費の管理のほうが、家計管理の面では重要と言っても過言ではありません」(畠中さん)なぜなら、日々の出費は大きく変動がない家庭が多いのに対し、特別出費の変動は、どの家庭でも、ものすごく波が大きい。この記事を書いている私自身、畠中さんに教えていただいて、「日々の出費」と「特別出費」を別に記録するようにしてみた。しばらく記録をとると良くわかるが、「日々の出費」は、意外と変動がないものだ(水光熱費は季節変動があるが、年平均にすると大差ない)。ところが、特別出費については、畠中さんの言う通り、アップダウンの波の高さが年度によって異なる。■未来の費用が予測できる!「家計管理の肝は、できるだけ早い段階で特別出費を管理する習慣を身につけておくことです」と畠中さんが言うのも、深くうなずける結果となった。そこでまずは、 Microsoft® Excel®などで「特別出費の一覧表」を作ることくらいから始めてみてはどうだろう? 一覧表にして眺めてみるだけで、特別出費の「わが家の傾向」が見えてくる。たとえば帰省にどれくらいの費用がかかるかは、昨年のものを参考にすれば、今年度分の費用が予測可能だ。ご祝儀など冠婚葬祭も過去の記録があると参考にしやすい。パソコンやスーツ、コートなども、「自分が気にいるラインは、このくらいの費用だ」ということが、あらかたつかめることだろう。特別出費の記録をつけると、「未来を予測して、お金の準備をする」ということができるようになってくる。この未来の予測をすることで、将来の収入の変化、妻が仕事を辞めたとき、子どもの教育費といった家計の予算修正に着手しやすくなる。このメンタリティは、「『お金が足りない』と、慌てて貯蓄を切り崩す」という自転車操業的な気分とは、天と地ほどの差! こんな心持ちで暮らしていれば、「貯蓄に手をつけちゃったし、もう、いいや」という貯蓄の防波堤「決壊」も防げる。■特別出費はわが家の歴史また、特別出費の記録は、わが家の歴史となりうる。大きなお金が動いたということは、大きなイベントがあったということ。それは、そのまま家族の歴史の記録でもあるのだ。こうして歴史を重ねていくことは、地道だけれど、けっして悪い気分ではない。私自身、結婚して10年間、家計管理の方法がわからず、右往左往していた。その頃は、羅針盤がないまま航海をしているような気分だった。けれども、ひとたび家計管理の方法が身についてくると、航海は安定してくる。足元が固まってくると、気分も落ち着いてくるから不思議だ。今回の連載が、家庭の「安定航海」のキッカケになるとうれしい。■今回取材を受けてくださった畠中雅子さんの著書『 結婚したら知っておきたいお金のこと (畠中雅子/海竜社)』(本体1,200円+税)●畠中雅子3人の子ども(成人した長女、大学生の長男、高校生の次男)を育ててきたベテラン主婦であり、ファイナンシャルプランナー。数多くの著作を持ち、新聞、雑誌、ウェブに多数の連載を持つ。
2017年02月14日お金が貯まる夫婦、貯まらない夫婦 貯蓄モードになる正しいステップと間違った貯蓄モード 貯蓄できる鉄板ルール! 最大の"貯め期"を逃すな わが家の家計の問題点を簡単に暴く の続きです。貯蓄ができない家計のどこに問題があるかをチェックするための目安である、「家計バランス表」。この家計バランス表を使うには、いくつか注意するポイントがある。引き続きファイナンシャルプランナーの畠中さんにお話を伺った。■こづかいは夫婦あわせて10%まで「家計バランス表の適正割合には、できるだけ守って欲しいポイントがあります。最初にあげられるのは、夫婦のおこづかいです」(畠中さん)畠中さんが、「家計バランス表」を考案したのは25年前。家計バランス表の数字は、時代の変化によって若干変化してきている。しかし畠中さんは、「夫婦のこづかい」に関しては、『手取り月収の10%』が適正割合だと、一貫してアドバイスしている。たとえば手取り月収が30万円の家庭なら、夫婦ふたりのおこづかいは合計で3万円。いかがだろうか? 「少なすぎる!?」と、驚いた人も多いのではないだろうか?「ふたり分のおこづかいが、手取り月収の10%なんて…。そんな金額じゃ、欲しいものが何も買えません!」と、クレームをつけられることもあるそう。けれども、畠中さんは譲らない。こづかいは毎月出て行ってしまう固定費。だからこの固定費をいかに削減できるかが重要になってくる。畠中さんは、「おこづかいは、できるだけ適正割合に収めて欲しい」と話す。■通信費用は、7%以内ポイントのふたつめは、通信費。今回、掲載した家計バランス表では、通信費を7%に設定しているが、畠中さんが家計バランス表を使ったアドバイスを始めた頃は、3%だったそう。時代は流れて、通信費には、固定電話代や携帯電話代などのほかに、プロバイダ料も含むようになり、7%で収まりきらないという家庭も少なくないかもしれない。「通信費もおこづかいと同じ固定費。固定費の支出が多いと、貯蓄がしづらい原因となります。もし7%に収めることが無理な場合には、ほかの費目にしわ寄せが行くのだと認識しましょう」(畠中さん)この記事を書いている私自身は、通信費を抑えるために、先日、格安スマホへの乗り換えを実施したばかりだ。格安スマホのすみ分けといった概要をネットなどで理解したら、電気量販店で相談してみると良いだろう。機種によっても違いがあるので、店員さんに自分に適したプランを教えてもらうのが近道だ。■食費の削りすぎに注意!使いすぎに注意したい費目がある一方で、「支出割合が少なすぎる家庭が目立つ」と畠中さんが心配するのが、食費だ。たとえば、「家計バランス表」(「 わが家の家計の問題点を簡単に暴く【貯金できる夫婦の家計管理術 Vol.4】 」)をもとに考えてみると、小学生以下の子どもがふたりいる家庭で、手取り月収が30万円ならば、食費はその15%だから、ひと月4万5千円くらいはOKということになる。しかし畠中さんが家計診断でお会いする家庭では、大人ふたり、子どもふたりの4人家族の食費がひと月3万円前後としている家庭が一般的で、適正割合に比べて、実際に支出割合が低いのが現状だという。●食費は健康に直結している支出「食費の節約に精を出されている家庭に対して『もっと使ってもいいよ』というのも気がひけますが、節約しすぎると、鮮度や産地にこだわれなかったり、安い食材ばかりが食卓に並ぶ可能性があります」(畠中さん)食費は健康に直結する支出だ。畠中さんは、「高齢期まで健康な体を作るためには栄養バランスも大切ですから、食費の削りすぎは避けた方が良いと思います」とアドバイスする。ちなみに。この記事を書いている私は育ち盛りの男の子(高校生の長男、小学校6年生の次男、三男の双子)を育てているせいか、食費は月額10万円前後かかっている。次回は、貯蓄を取り崩しがちな「原因」と、その対策です。■今回取材を受けてくださった畠中雅子さんの著書『 結婚したら知っておきたいお金のこと (畠中雅子/海竜社)』(本体1,200円+税)●畠中雅子3人の子ども(成人した長女、大学生の長男、高校生の次男)を育ててきたベテラン主婦であり、ファイナンシャルプランナー。数多くの著作を持ち、新聞、雑誌、ウェブに多数の連載を持つ。
2017年02月13日お金が貯まる夫婦、貯まらない夫婦 貯蓄モードになる正しいステップと間違った貯蓄モード 貯蓄できる鉄板ルール! 最大の"貯め期"を逃すな の続きです。「貯蓄の鉄板である先取り貯蓄をしてみて生活ができないのであれば、それは支出内容に問題がある」とファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんは話す。ではその問題点を見つけるにはどうしたらいいのだろうか? ■支出内容の問題点を見つける方法「生活費が足りないのであれば、支出内容を見直す」。それはあたり前のことのように思える。しかし「食費は一日いくらにしよう」とか「エアコンを使わずにがまんしよう」といった、むやみな節約をしてもお金はいっこうにたまらず、消耗感だけが募る。また1円、2円といった少額のことで、夫婦間がギスギスしてしまって、『やっぱり、わが家は貯蓄なんて無理』と、早々に諦めてしまう、なんていうことが起こりがちだ。そこで貯蓄ができない家庭のどこに問題があるかをチェックするために、畠中さんが考案したのが「家計バランス表」だ。これがあることで、バランスの悪い部分だけにポイントを絞ってお金の流れを見直すことができるので、消耗感が少ない。■子どもがいる家庭の「家計バランス表」それでは、いよいよ、「家計バランス表」に登場いただこう。「 夫婦のお金の透明度を高くするキホンのキ 」で整理をした、「わが家の収入」を100%として、それぞれの費目の割合を割り出してみる。今回は、小学生以下の子どもがふたりいる家庭の場合を参考にしたい。●小学生以下の子どもふたりがいる家庭の「家計バランス表」畠中雅子さん考案「家計バランス表」を参考にWoman excite編集部が作成■貯蓄ができていれば問題なし先取り貯蓄をした残りの金額で、赤字が出ていない家庭の場合は、家計バランス表のように支出割合を変える必要はない。あくまで、家計バランス表は、貯蓄ができない家計がどこに問題があるかをチェックするための目安であって、家計バランス表にしばられすぎてしまうのは、本末転倒かもしれない。今回は、小学生以下の子どもがふたりいる家庭を紹介したが、ニンテンドーDSソフトとしても販売されている「ESSEしっかり家計簿DS」では、現在360パターンが提案されている。次回は、「家計バランス表」で問題点をチェックする方法を紹介する。■今回取材を受けてくださった畠中雅子さんの著作『 結婚したら知っておきたいお金のこと (畠中雅子/海竜社)』(本体1,200円+税)■ESSEしっかり家計簿DS ●畠中雅子3人の子ども(成人した長女、大学生の長男、高校生の次男)を育ててきたベテラン主婦であり、ファイナンシャルプランナー。数多くの著作を持ち、新聞、雑誌、ウェブに多数の連載を持つ。
2017年02月12日お金が貯まる夫婦、貯まらない夫婦 貯蓄モードになる正しいステップと間違った貯蓄モード の続きです。「必ず貯蓄できる鉄板のルールがある」と話すのは、ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さん。家庭のお財布をひとつにできたら、次にすべきことは? 具体的なステップを、教えてもらおう。■ステップ1 「お金の流れ」を把握する「お金の流れを把握する」。言葉にすると、簡単にできそうな気もするが、実際にやってみると、かなり面倒な作業だと気がつくはず。けれども、面倒な作業だからこそ! 家庭が「若い」うちにこそ、コツをつかんでおくことをおすすめする。ところで、お金の流れを把握する「コツ」をひとことで言うと? 「お金の流れを把握するコツは、『月収の支出』と、『ボーナスの支出』をきちんとわけて記載することです」(畠中さん)月収から支払う支出は、日々の生活費。ボーナスから支払う支出は、日常を回してくとは別枠のお金、特別出費となる人が多いはずだ。もしボーナスがない人は、日常の支払いと、特別出費を別に記録してみよう。●「月収の支出」と「ボーナス支出」の分け方出典:※結婚したら知っておきたいお金のこと(畠中雅子/海竜社)より抜粋いちばん避けなければいけないことは、「日々の生活費の赤字分をボーナスで補填すること」だと畠中さんは話す。■ステップ2 貯蓄の基本は「先取り貯蓄」!「家計のやりくりの基本は、何といっても『先取り貯蓄』です」(畠中さん)先取り貯蓄とは、給料から天引きで貯めたり、給与振込口座から自動振替で定期預金に預けたりして、生活費に充当する前に、貯蓄に振り分けてしまうシステムのことをいう。家計費としてやりくりした結果、残ったお金を貯めることは、貯蓄の基本ではない。「先取り貯蓄は、貯蓄の鉄板ルールです。これを守れば、必ず貯蓄できますよ」(畠中さん)それでは、先取貯蓄を決意したとして、目標額は、どれくらいに設定したら良いのだろうか?<毎月の収入からの先取り貯蓄(月収の場合)>・共働き家庭 15%程度・専業主婦家庭 10%程度<ボーナスからの先取り貯蓄>・住宅ローン返済がある家庭 20%程度・住宅ローン返済がない家庭 40%程度ボーナスがふたり分支給されている家庭では、夫婦それぞれが20%、もしくは夫婦トータルで40%の貯蓄を目指そう。●貯蓄のワンポイントアドバイス子どもが小さいうちが、貯蓄をする最大のチャンスだ。「小学生までの子どもを持つご家庭というのは、家計に占める子ども費の割合が比較的少なく、家計のやりくりに裁量がきく時期といえます」(畠中さん)子どもが幼稚園に通っている家庭からは、「月謝が高くて、貯蓄なんて難しい」といった声が聞こえてきそうだ。しかし高校生や大学生の子どもがいる家庭からすれば、まだまだ家計のやりくりに裁量がきく時代といえる。この記事を書いている私自身、教育負担が重い時期(長男が私立高校1年生、双子の弟は私立中学受験を目指す小学校6年生)に差し掛かっている。そこで強く実感することは、「子どもが小学生に入るまでの『大変』は、かわいいものだった」ということだ。■ステップ3 支出の見直しを行う先取り貯蓄をした残りの金額で生活をしてみて、生活費が足りていれば、今のやりくりでOK。「先取り貯蓄の残りの金額では生活できないのであれば、支出内容に問題があります。そこを見直していきましょう」(畠中さん) 支出内容の問題点を見つけるために、畠中さんが考えたのが「家計バランス表」だ。「家計バランス表」については、次回詳しく説明しよう。■今回取材を受けてくださった畠中雅子さんの著書『 結婚したら知っておきたいお金のこと (畠中雅子/海竜社)』(本体1,200円+税)●畠中雅子3人の子ども(成人した長女、大学生の長男、高校生の次男)を育ててきたベテラン主婦であり、ファイナンシャルプランナー。数多くの著作を持ち、新聞、雑誌、ウェブに多数の連載を持つ。
2017年02月11日お金が貯まる夫婦、貯まらない夫婦 の続きです。「貯蓄ができる家庭とは、お金について透明度が高い家庭です」と話す、ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さん。では透明度の高い家庭を作るため、その具体的な「キホンのキ」を、教えてもらう。■キホンステップ 1:夫婦の手取り収入の把握する家計管理で最初に行うことは、「家計にとっての『収入』とは何か?」を、きちんと整理してみることだ。しかしここが意外と、落とし穴! なぜなら、給料明細からは税金や社会保険料、天引き貯蓄の財形や保険料など引かれているものが多く、何が収入かわかりづらくなっている。「家計にとっての『収入』とは、税金や社会保険料、組合費など、強制的に引かれているもの(自分ではどうしようもない支出)を除いたお金です」(畠中さん)●収入として「考えないもの」「考えるもの」出典:※結婚したら知っておきたいお金のこと(畠中雅子/海竜社)より抜粋■キホンステップ 2:夫婦のお金はひとつにまとめる!最近は共働き家庭が増えているので、共働きの家庭の場合で考えてみよう。共働きの場合は、「キホンステップ1」で整理した手取り年収を合算する。合算した金額が、その家庭の「月の収入」となる。「残業代や特別手当などによって、月の収入に変動がある場合は、少なめの金額をベースに収入を考え、収入が多い月の分は、とりあえず予備費としてプールするのが理想です」(畠中さん)<夫婦の手取り収入を正確に把握する>出典:※結婚したら知っておきたいお金のこと(畠中雅子/海竜社)より抜粋家庭の「月の収入」がわかったら、「家計のお財布はひとつ」にしてみよう。家計のお財布をひとつにすると、家計全体のお金の流れが見えやすくなるからだ。「お金の流れ」については、次回詳しく説明しよう。■キホンステップ 3:夫婦の価値観の違いを確認する「収入を1本化するのとあわせて、お金の使い方についても、お互いの価値観を確認しておくことをおすすめします」(畠中さん) ひとたび「貯蓄しよう!」モードに切り替わると、「夫婦でお互いの趣味や行動にダメ出し」をしたくなってくる。この行動は貯蓄に結びつくのだろうか。「大好きなことを我慢するのは逆効果です。価値観が違うカップルは、価値観をすりあわせる必要はなく、価値観の違いを確認しあっておくことをおすすめします」(畠中さん)たとえば、「私は洋服が大好きなので、被服費は削れないけれど、外食の節約ならがんばれる」「僕は、サッカー観戦には定期的に行きたい。その代わり、飲み会は月1回にする」といった感じ。「譲れないものは何か? そのかわりに譲れるものは何か?」を、夫婦でキッチリ向き会って話しあうことが大切なのだ。次回は、家庭の財布をひとつにできたら、次にすべき具体的なステップを教えてもらおう。必ず貯蓄できる! 「貯蓄の鉄板ルール」もご紹介!■今回取材を受けてくださった畠中雅子さんの著書『 結婚したら知っておきたいお金のこと (畠中雅子/海竜社)』●畠中雅子3人の子ども(成人した長女、大学生の長男、高校生の次男)を育ててきたベテラン主婦であり、ファイナンシャルプランナー。数多くの著作を持ち、新聞、雑誌、ウェブに多数の連載を持つ。
2017年02月10日突然ですが、あなたの家は、今、貯蓄をしていますか? 「備えあれば憂いなし」ではないが、幸せな家庭を築くためには、やはり貯蓄は大切。「『結婚してよかったなぁ』と末永く感じるためには、お金でもめない家庭を作るのがポイントです」と語るのは、ファイナンシャルプランナーの畠中雅子さん。畠中さんは、3人の子ども(成人した長女、大学生の長男、高校生の次男)を育ててきたベテラン主婦でもある。そんな畠中さんに、「アットホームな家庭を作るために確実な方法は、お金でもめないルール作り」と言われると、とても説得力がある。「家庭の足固めは、家計から」。これが今回の連載のキーワードとなる。■お金について話しあえるカップル「たくさんのカップルの家計診断をしてきて感じるのは、お金について話しあえるカップルは、貯蓄をしやすい特徴があること」(畠中さん)。そして、ふだんからお金の話をしているカップルは、夫婦仲もいいケースが目立つという。「夫婦ゲンカの多くは、お金の問題です(本当ですよ!)。お金のことを夫婦で共有することは、穏やかな家庭づくりに不可欠なことです」(畠中さん)。畠中さんが家計診断した数千組の中で、生活費を一本化している家庭は貯蓄額が増えているのに対し、それぞれに生活費を出し合うタイプの家庭は、貯蓄の増え方に波があるケースが目立っていたそう。お金でもめない夫婦、ようするに貯蓄ができる家庭の共通の特徴は、『お金について透明度が高いこと』と、畠中さんは話す。 「これは、数多くの家計診断をしてきた中で、強く感じる現実です」(畠中さん)■「教育費」負担が重くなる前にすることたとえどのようなお金の管理方法であったとしても、子どもが小さい頃は、貯蓄ができる家庭は多いものだ。しかし子どもの教育費の負担が重い時期にさしかかる頃(第一子が小学校高学年頃)から、貯蓄ができにくくなってくる。教育費は、減らしにくい支出。だからこそ、夫婦の力を合わせてほかの支出を抑える必要性がある。「教育費負担が重くなってから家計管理の方法を変えようとしても、長年の習慣を変えるのは大変です。ですから、子どもが小さいうちに、夫婦のお金のルールを決めてしまうのがおすすめです」(畠中さん)。 早いうちにルールを決めて、習慣にしてしまえば、あとは家計の状況が変わるごとに夫婦で相談して家計のバランスを整えていけばいいからだ。「協力体制のない家計は、対策も考えにくくなります。早めに家計を透明化すると同時に、夫婦でお金のことを相談できる体制を作って欲しいと切に願っています」(畠中さん)次回は、お金について透明度が高い家庭を作るための具体的な「キホンのキ」を教えてもらう。■今回取材を受けてくださった畠中雅子さんの著書『 結婚したら知っておきたいお金のこと (畠中雅子/海竜社)』(本体1,200円+税)●畠中雅子3人の子ども(成人した長女、大学生の長男、高校生の次男)を育ててきたベテラン主婦であり、ファイナンシャルプランナー。数多くの著作を持ち、新聞、雑誌、ウェブに多数の連載を持つ。
2017年02月09日【ご相談】自営業夫婦です。貯蓄がまったくできずに悩んでいます。夫と私は別々の個人事業を営んでいます。もうすぐ3人目の子どもが生まれますが、貯蓄がまったくできていません。最低でも毎月5万円貯蓄するには、どうしたらいいでしょう。神奈川県在住 高野 真美さん (仮名)【回答】毎月決まった金額を貯蓄したいお気持ちはわかりますが、まずは収入の範囲内で生活できるように収支のバランスを整えましょう。借入金やローンの返済が終わったら、それまでの返済分を貯蓄に回し、将来に備えましょう。(ファイナンシャルプランナー 中垣 香代子からのアドバイス)一生懸命子育てと仕事を両立させているのに、思い描くような豊かな暮らしにならないのですね。借入金やローンの返済がある間は、貯蓄よりも、少し暮らしのサイズダウンをして、今以上に借入金を増やさないよう借入金やローンの返済も含めて、収入の範囲内で生活することを目指しましょう。それができれば、借入金やローン返済後は、返済にあてていた金額を将来のための貯蓄にまわすことができるようになります。現在の家計状況を拝見すると、毎月の収入475,000円に対し、毎月の支出が561,000円と、86,000円の赤字になっています。まずはこの状況を脱しましょう。家計の見直しをする際、最初にメスを入れるのは、一度の見直しで効果の大きい「固定費」です。固定費で節約できる費目を一つずつ見ていきましょう。○水道光熱費1カ月の水道光熱費が30,000円。これは筆者宅のピーク時とほぼ同じ金額です。電気代は電力自由化により、電気事業者を選べるようになりました。比較サイトなどもありますので、価格が下がる事業者がないか調べてみてください。また、事業者を変えなくても、契約プランを生活に合ったものに変えることで節約できる場合もあります。筆者宅は日中はあまり電気を使わないため夜間の料金が安いプランに変え、洗濯機、食洗機、炊飯器などはタイマーを利用して安い時間帯に動かすようにしました。また、お風呂も家族が続けて入るようにし追い焚きを減らしたところ、水道光熱費が2割ほど減りました。ぜひお試しください。○保険料万一に備えることは、とても大切ですが、現在の生活を立て直すことを第一に見直しをしてみました。ご年齢が不明でしたので、ご夫妻ともに38歳として試算いたしました。まず、現在加入されている生命保険は、払い済みにして今後の保険料の支払いをなくした上で、今まで支払った保険料に見合う保障を生涯にわたり確保します。万一のときに、お給料のように毎月保険金が給付される収入保障保険を、遺族基礎年金の金額を考慮し、月額給付金額をご主人さま15万円、奥さま20万円にして加入すると、保険料は2人で約8,000円。次に医療保険は、入院給付日額5,000円にがん診断一時金75万円、先進医療特約を付加したプランの場合、4人で月額保険料が約9,000円になります。また、自営業は働けない期間は収入が途絶えてしまいます。そこを補うため、所得補償保険を月額給付金額15万円で加入すると、保険料は2人で約4,000円。保険料の合計は約21,000円になり、約24,000円の節約が可能になります。○保育料教育費の85,000円はおそらく保育料だと推測されますが、認可保育所の場合、保育料は市民税の所得割額で決まります。保育料は市町村によって異なりますが、ここでは横浜市を例として試算しますと、高野さまの現在の住民税は1カ月3万円ですから年間では36万円ですね。この金額から算出した利用料算定の基になる市民税額は約20万円になります。横浜市の「平成28年度保育料表」によると、満3歳以上のお子さまお二人の保育料は39,900円になります。市民税額による保育料の切り替えは9月から(お子さまが2歳から3歳になることによる保育料の見直しは4月から)ですので、今後は45,100円程度下がることが見込めそうです。保育料や認可保育所の状況については自治体によって異なりますので、一度お住まいの自治体に問い合わせしてみてはいかがでしょうか。次に「やりくり費」の代表、食費を見直しましょう。○食費男子中高校生が2人(うち1人は運動部)いた頃の筆者宅の食費より多くかかっています。筆者宅の食費削減策を紹介させていただきます。(1)献立を1週間分考える(昼食やお弁当も含めて)(2)(1)の献立に基づき、1週間分まとめ買いをする(3)買ってきた食材の下ごしらえをしておく食事作りがあまり得意ではない筆者ですが、(1)~(3)のことをすることにより、毎日の献立を考える時間が節約できたことにより仕事の時間が増やせた。献立を考えた上での買い物なので、「安いから買っておこう」「とりあえず買っておこう」がなくなり、本当に必要な物だけ買うようになったため食費が節約できた。下ごしらえをまとめてしているので、毎日の食事の準備に費やす時間と光熱費が節約できた。献立を1週間分考えておくことにより、お弁当を欠かさず作るようになったため、昼食代が激減した。ほんの少しやり方を変えただけで、食費を3割削減することができました。光熱費に続き、ぜひ試していただきたい方法です。以上の見直しをすることで、家計の状況はどのように変わるでしょう。収入の範囲で生活できるようになりますね。さらに、借入金やローンの返済が終了したら、返済にあてていた金額がまるまる残ります。まずは将来のために先取り貯蓄しましょう。今の苦しい時期を乗り越えた後には、毎月5万円以上貯蓄できる日々が待っていますよ。コラム執筆者プロフィール 中垣 香代子(なかがき かよこ)CFP(R)/2級ファイナンシャルプランニング技能士損害保険会社に約10年勤務後、子育てに専念。約20年間の専業主婦の後、ファイナンシャルプランナーとなる。「老後のお金サポーター」として、相談業務の他、40~50歳代女性にお金の知識をわかりやすく伝える活動をしている。また、自身の経験から、経済的理由で進学をあきらめるお子さんが一人でも減ることを願い、就学支援の情報発信にも力を入れている。老後のお金を一緒に考える事務所 所長。コラム監修者プロフィール 柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき)CFP(R)/1級ファイナンシャルプランニング技能士関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。家計アイデア工房 代表※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
2016年08月09日【ご相談】毎月赤字で貯蓄できません。頑張っているのに、何がいけないのでしょうか?なかなか貯蓄まで手が回りません。切り詰めてやっているつもりですが、どこか改善するところがあれば、教えていただけると助かります。三重県在住 小川 裕子さん (仮名)【回答】貯蓄の王道は先取り貯蓄です。やりくりの前に固定費を見直して削減し、お金との付き合い方を変えましょう。ストレスなく貯まる家計をつくることができます。(ファイナンシャルプランナー 橋本 絵美からのアドバイス)育ち盛りのお子さま2人を育てながらパートもやりくりも頑張っている小川さま、毎日があっという間に過ぎていることでしょう。なかなか貯蓄まで手が回らないというお気持ち、わかります。お金と上手に付き合って、貯まる家計をつくりましょう。ポイント1「使う」と「貯める」の順序を変える貯蓄まで手が回らない!とのことですが、お金が貯まらない理由が実はここにあります。小川さまはお金を「使う」のと「貯める」のとでは、「使う」方が先になっているようです。先にお金を「使う」と、「貯める」分が残るかどうかわかりません。ですが、先に「貯める」と必ず貯まります。当たり前のようですが、その当たり前が貯蓄の王道なのです。給料が入ったらまず「貯める」、そして残りを「使う」ように順序を変えましょう。今は自動車もローンで購入されていますし、他にもローンがおありのようですが、今後ローンで何かを購入するのはやめましょう。住宅以外でローンを組まなければいけないような支出はするべきではありません。必要だと思っても、一括で購入できる資金がない時点で「購入すべきではない」と判断し、お金が貯まってから購入するようにしましょう。ポイント2「貯める」目的、金額、保管場所を決めるまず「貯める」目的をはっきりさせましょう。小川さまはお子さまが2人いらっしゃるので、教育資金を準備する必要があるのではないでしょうか。小中高は月々の収入から賄うのがベストですが、大学進学のための費用を月々の収入から賄うのは大変なことです。国公立大学へ進学し、自宅から通学する場合でも、平均で入学費用(※)として81.9万円、さらに在学費用として毎年93.9万円かかります(日本政策金融公庫「教育費負担の実態調査結果」平成27年度より)。自宅外通学をしたり私立大学に通うと、さらに費用がかかることになります。大学進学にかかる費用を全て貯蓄しておくのは難しいかもしれませんが、最低でも入学費用の82万円程度は準備しておいた方がよいでしょう。大学入学までの期間は、ご長男の場合あと13年ですので、毎年7万円(月々約6,000円弱)貯蓄していくことで91万円貯まります。ご次男の場合はあと17年ですので、毎年5万円(月々約4,000円強)貯蓄していくことで85万円貯まります。まずはお2人の大学進学の資金として、毎月1万円を貯めるところから始めましょう。※「受験費用」、「学校納付金(入学金、寄付金、学校債など、入学時に学校に支払った費用)」、「入学しなかった学校への納付金」をあわせた費用。目的と金額がはっきりしたら、貯蓄の保管場所を決めます。給料と同じ口座に入れておくと使ってしまう可能性が高いですので、学資保険等の貯蓄型の保険を利用して貯蓄することをおススメします。貯蓄型保険に加入して払込方法を口座振替にしておくと、自動的に引き落としされるので強制的に貯蓄をしていくことができます。解約するには手続きが必要なため、手間がかかることが流用への抑止力にもなります。ボーナスについても手取りの4分の1は予備費として先に貯蓄しておくようにしましょう。こちらも貯蓄専用口座を設け、現在の貯蓄300万円と合わせて、今後大きな家具、家電の買い替え、引越し等環境の変化や経済状況の変化等、何かあったときの備えとして蓄えておきましょう。ポイント3変動費のやりくりではなく固定費を削減する現在の使い方で改善すべき点を考えてみましょう。月々の支出は固定費とやりくりが可能な変動費とに分けることができます。節約というと変動費にあたる食費や日用品費を減らしたくなるかもしれませんが、貯蓄まで手がまわらない状態で、ここばかり目をむけて節約すべきではありません。まず改善すべきは固定費です。切り詰めているのに貯蓄ができないのは固定費が大き過ぎるせいです。固定費の削減は手続きが少々手間かもしれません。ですが、一度手続きをしてしまえばずっと削減でき、その分貯蓄に回せますから、まずは固定費を見直しましょう。見直しの対象としてまず挙げられるのは通信費です。月22,000円ということは、内訳は自宅のネット回線、固定電話とスマートフォン2台といったところでしょうか。今お使いのスマートフォンによっては、端末をそのまま利用して格安スマホに乗り換えることができます。格安スマホなら、2台で「基本料金3,000円程度+通話料」などに抑えることが可能な場合があります。解約違約金が1台につき1万円程度かかったとしても、2~3カ月で元がとれます。なお、そのままの端末では格安スマホを利用することができないこともあります。その場合は新しく端末を準備する必要があります。また、パソコンやタブレットを利用する際にはスマートフォンのテザリング機能を利用することにして、自宅のネット回線、固定電話の解約も検討しましょう。ただし、テザリングができない端末もありますので、事前にご確認ください。仮に現在の端末のまま格安スマホに変更し、自宅のパソコンやタブレットはスマートフォンのテザリング機能で使用することにしてネット回線は解約、固定電話も解約したとすると、通信費は現在の2万2,000円から6,000円程度とすることも可能ですので、約16,000円も節約できます。次に自動車関連費です。自動車の利用頻度はどれくらいでしょうか?お住まいの地域によって自動車は足代わりで必須ということもあるでしょう。ですが、週末に利用するのみという利用状況であれば、自動車を持たない暮らしをしてみるのはいかがでしょうか?筆者の実家は田舎にあり、自動車は一人一台必須ですので、自動車が必要な暮らしもわかります。ですが、筆者自身は子どもが4人いますが、自動車を持たず、電動自転車を愛用しています。お子さまを乗せられる電動自転車の場合、機種にもよりますが、初期費用は15万円ほどです。その後の駐輪場代、電気代を考えても自動車とは比べ物にならないくらい安いです。また、最近はカーシェアリングも充実していますし、どうしても必要なときだけタクシーを利用するという方法もあります。現在自動車にかかっている費用(月53,000円)ほど、果たしてタクシーを利用するかどうか、考えてみてください。自動車関連費の節約はかなり効果が大きいです。また、支出全体のなかの大きな費用としては住居費が挙げられます。現在、自動車関連費と自動車ローン、住居費を合算すると、9万円+2万2,000円+3万1,000円で14万3,000円かかっています。自動車と住居をトータルで考えてコストが削減できる暮らしを考えてみてください。例えば、自動車を持ち続ける代わりに家賃の安い郊外へ住み替える。または、少し家賃が上がっても便利な場所に住み替えて自動車を手放す。このように両方を併せて考えた上で削減しましょう。住み替えには引越し代や敷金・礼金がかかりますので、大幅に家賃を下げられる可能性のあるUR賃貸住宅(旧公団住宅)等の利用も検討されてはいかがでしょうか。現在の大家さんに家賃交渉をしてみるのも一案です。コスト削減のために住み替えを検討中と伝えれば、値下げに応じてくれることもあります。まとめまずは毎月の先取り貯蓄を始めましょう。そして固定費(通信費、自動車関連費、住居費)については費用を抑えられる方法に至急変更しましょう。極論を申し上げますと、先取り貯蓄をしていれば残りは使ってしまっても構わないのです。ただしローンは絶対に×。欲しいもの、または必要だと思うものであっても、ローンで購入するのではなく、「貯まってから買う」を徹底してくださいね。これで家族4人が豊かに楽しく暮らせる家計が実現できるはずです。コラム執筆者プロフィール 橋本 絵美(はしもと えみ)2級ファイナンシャルプランニング技能士/お片付けプランナー子ども10人の幸せ大家族を目指す、現在4人の子どもを持つママ ファイナンシャルプランナー。「子ども=お金がかかる」という考え方ではなく、子どもは宝であり、ママたちが安心してもう一人子どもを生めるようにサポートしたいという思いから、ファイナンシャルプランナーとなる。お金とモノとの付き合い方を考え、お片付けプランナーとしても活動中。家族が笑顔になれる家計のやりくりとお片付けのアドバイスを行っている。明日から使える節約コラムやママ向けセミナーも好評。慶應義塾大学商学部卒業。ハピママlabo代表コラム監修者プロフィール 柳澤 美由紀(やなぎさわ みゆき)CFP(R)/1級ファイナンシャルプランニング技能士関西大学社会学部卒。大学時代に心理学を学び、リクルートグループに入社。求人広告制作業務に携わった後、1997年ファイナンシャルプランナー(FP)に転身する。相談件数は800件以上。家計の見直し、保険相談、資産づくり(お金を増やす仕組みづくり)が得意で、ライフプランシミュレーションや実行支援も行っている。家計アイデア工房 代表※この記載内容は、当社とは直接関係のない独立したファイナンシャルプランナーの見解です。※掲載されている情報は、最新の商品・法律・税制等とは異なる場合がありますのでご注意ください。
2016年06月07日家計を上手にやり繰りするうえで気になる、毎月の貯金額。給料のうち、いくらを貯金にまわせばいいのか知りたい人も多いのではないでしょうか。貯金の目安は目的に応じて異なりますが、今回は「目的に関係なく、毎月決まった額を貯蓄するための目安」についてご紹介したいと思います。■「余ったら貯金」はNGよくありがちな「余ったら貯金する」という考えですが、これはあまり好ましくありません。貯蓄上手は、貯金する分は口座から引き出さず、もしくは貯蓄専用の口座に移し、預金したままの状態にします。こうしておくことで毎月一定額が貯金され、貯金分のお金には手をつけないでおくことができます。貯金分を「もともと無かったもの」として考え、差し引いた金額でやり繰りできるというわけですね。■貯金は給料の○%が目安では、その目安はいくらでしょうか。毎月貯金する額は、家族構成に応じて変わってきますし、共働きなのか専業主婦なのかによっても異なります。 ●ケース1 共働き夫婦で子どもがいない場合・・・給料の20%~30%が目安●ケース2 共働き夫婦で子どもがいる場合・・・給料の15%~20%が目安●ケース3 専業主婦で子どもがいない場合・・・給料の15%が目安●ケース4 専業主婦で子どもがいる場合・・・給料の10%が目安 「え、こんなに?」と高い比率に感じる方もいるでしょう。でも、やり繰りに慣れてくれば自然と一定額を貯める感覚が身についてきます。そのためには、「余ったら貯金」という考えを捨て、先に決まった額を給料から差し引いて手をつけず口座に残しておくことが重要なのです。家賃や水道光熱費、携帯代金といった固定費の見直し、食費や雑費などのやり繰りは、妻としての腕の見せどころでもあるでしょう。あまり節約しすぎて家族に苦痛を強いるのは好ましくありませんが、家計簿を見直せば「無駄な出費」が見えてくるはずです。「塵(ちり)も積もれば山となる」の精神で、やり繰り上手&貯蓄上手を目指しましょう。まずは、毎月の給料から一定額を貯金する習慣を心がけてみてはいかがでしょうか。「備えあれば憂いなし」です。いつ、どのタイミングで急な出費が必要になるかなんて誰にもわからないこと。今のうちから貯金に対する意識を高めておきたいですね。
2016年04月21日