NTTドコモは、店頭での事務手数料を7月1日から引き上げると発表しました。事務手数料はスマホの新規契約や機種変更など8種の手続きにかかり、現在は1100円、2200円、3300円と分かれていますが、7月以降は一律3850円になります。手数料値上げはKDDIで4月20日から、ソフトバンクは6月1日に予定。7月以降は3850円で3社横並びになるようです。これは、機種変更手数料2200円で考えると1.75倍もの大幅値上げですが、ネットのドコモオンラインショップなどで手続きすると事務手数料は原則無料です。同じ手続きなのに、ネットと店頭でこれほど差が大きいのは、「店に来てほしくない」のが本音でネットに誘導したいのでしょう。困るのは“ネット弱者”といわれる中高年です。通信料は格安スマホがお得だと知っていても、店頭でのサポートを頼りにドコモやau、ソフトバンクでの契約を続けてきた方も多いと思いますが、今こそ見直すとき。格安スマホへの乗り換えをおすすめします。■値上げに負けない賢い選択を!ただ問題は、契約などネットでの手続きですが、それをクリアする方法が2つあります。1つめは子どもや孫などネットに慣れた若い人に手伝ってもらうこと。ネットの先生が身近にいれば、操作で困ったときも安心です。気安く頼める人がいないなら、2つめの選択肢は、店舗のある格安スマホを選ぶことです。たとえばイオンモバイル。イオンモールなどに店舗があり、相談にも対応してくれます。60歳以上対象の「やさしい音声プランS」なら月3GB使えて858円。LINEやメール中心の使い方なら、月3GBで十分でしょう。もっと通信量が少ないご夫婦なら、2人で3GBを分け合う「やさしいシェア音声プランS」がおすすめ。2人分で月1408円と格安です。通話料は国内かけ放題が60歳以上は月1210円ですから、通信と通話を合わせて1人月2000円程度で問題なく使えます。あとは機種代金ですが、格安スマホに乗り換えてもそのまま使える機種もあります。それなら機種代金もかからず、使い方を覚え直すこともありません。格安スマホはほかにも、ビックカメラなどの家電量販店にブースを構え、契約などのサポートを行っています。店に出向いた際ちょっと質問してみて、問い合わせに快く応じてくれるか試してみては。スマホ代のみならず、今は値上げラッシュ。6月から北海道・東北・東京・北陸・中国・四国・沖縄電力の規制料金が上がります。スマホは大手キャリアが安心と、しがみついている場合ではありません。さっさと格安スマホに乗り換えて、自分の暮らしを守りましょう。
2023年05月26日「10月2日より、三菱UFJ銀行が振込手数料を値上げすることが発表されました。たとえば店頭窓口から他行口座に振り込む場合、現在は3万円未満で594円、3万円以上で770円の手数料ですが、一律990円になる予定です。またATMから他行口座に現金で振り込む場合、現在は3万円未満で374円、3万円以上で550円の手数料なのが、一律880円になる予定。さらに同行は、今年度中にもATMの24時間稼働を廃止する方針です。そもそも金融機関のATMの台数は、1999年の11万8000台から、2021年には9万3000台と、20%以上減りました。財務総合政策研究所の調査によると、大手銀行の店舗数も2001年から2021年までに全体の26%にあたる845店が統廃合されました。いずれもコストカットが理由ですが、今後もこの傾向は続くでしょう」(全国紙経済担当記者)振込手数料だけではなく、消費税の増税のたびにメガバンクの出金手数料も値上げされてきた。口座を持っている銀行のATMでも、無料でお金を引き出せる時間は1日のうちの限られた時間だ。支店の統廃合などで、近隣から銀行ATMがなくなった場合、お金を下ろすたびに手数料がかかることになる。「今後、ますますメガバンクは使いづらくなる」と指摘するのは、生活経済ジャーナリストの柏木理佳さんだ。「たとえばみずほ銀行は70歳未満の人が新規口座を開設した場合、紙の通帳が1冊につき1千100円もかかるようになるなど、これまで以上に維持費がかかります。一方、100万円を貯金していても、年間の利息はわずか10円、20円。貯金が減っていく一方です」そこで注目したいのが、商業施設と連携した銀行や、インターネット専業銀行などの“新たな形態の銀行”だという。「従来どおりに店舗窓口で口座開設したり、郵送による申請や、パソコンやスマホによる操作で口座を開設できる銀行もあります。ネット主体の銀行は、人件費を抑えられることから手数料が安いのが特徴。商業施設と連携している銀行は、買い物するたびにポイントが加算されたりするメリットがあります」ファイナンシャルプランナーの氏家祥美さんも、次のように語る。「メガバンク、地銀、ゆうちょ銀行などをメインバンクとして給与の振り込み、光熱費などの引き落としをしていて、また紙の通帳へのこだわりが強い人は、なかなか銀行を乗り換えられないことも多いはず。そういう人は“サブバンク”に、新たな形態の銀行を検討してみてはどうでしょうか」
2023年05月18日三菱UFJ銀行は4月27日、振込手数料の引き上げを発表しました。引き上げは10月2日から、以降の振込手数料は振込額に関係なく、店舗窓口での他行あてが990円、同行あてが880円。ATMで現金を振り込んだ場合、他行あてが880円、同行あてが550円になり、最大500円超の大幅値上げです。ただし、ネットバンキングの振込手数料は据え置きます。背景には、経営が厳しい銀行のコスト削減があります。支店を統合するなどして、店舗の維持費や人件費の削減も進めています。また、三菱UFJ銀行は5月2日、’23年度内に自行ATMの24時間稼働を終了すると発表しました。キャッシュレスの浸透でATM利用が減ったのを機に、コスト削減にまい進するのでしょう。銀行は生き残りに必死ですから、店舗ではもうけの大きい資産運用や相続などの相談業務を中心に据えたいのです。決して口には出しませんが「振込み客は銀行に来ないで」というのが本音です。そのうえで、振り込みなどの一般客はネットバンキングへの移行を促しています。ネットバンキングの振込手数料は10月以降も、振込額が3万円未満だと154円、3万円以上でも220円のまま据え置くのがその証拠。「安いほうを使え」と示唆しているのです。今のところ、三井住友銀行やみずほ銀行は手数料引き上げの予定はないとしていますが、すぐに追随すると思います。値上げラッシュで厳しい家計を守るためにも、振込手数料を払わないで済むよう対策を考えておきましょう。■便利でお得な方法や制度を利用しよう【1】ネットバンキングの利用ネットが苦手な方は、最初の登録だけを若い人にお願いするといいでしょう。登録ができれば振り込みなどの操作はATMと大きく変わりません。家からいつでも手続きOK。手数料の安さも◎です。【2】スマホ決済で送金PayPayなどスマホでキャッシュレス決済を使う方は、同じ決済アプリの利用者同士なら手数料無料で送金できます。送金相手を携帯番号で検索し、あとは金額を入力して「送金」をぽちっとタップ。一度試してみると、簡単さを実感できます。【3】ことら送金の利用受け取ったお金を現金化したいなら、メガバンクなどが運営する「ことら送金」がおすすめです。ネットバンキングの登録があれば、口座番号を知らなくても携帯電話番号などで送り先を特定でき、ことらを現在利用可能な49行は1回10万円以下の送金が無料です。【4】クレジットカードの利用業者などへの支払いなどはクレジットカードを利用して。一括払いと2回払いは手数料無料です。【5】仕送りはカードの2枚持ちで子どもや親への仕送りにはキャッシュカードの「代理人カード」が使えます。ほとんどの銀行で発行手数料無料。同一口座に2枚のカードがあれば、残高なども双方で管理できて便利です。
2023年05月12日紙の通帳の有料化や硬貨入金手数料の創設など、利用者にとって“改悪”が続く銀行だが、10月11日から10万円以下なら無料で送金できる「ことら」が始まった。「間違いなくお得なサービスです」そう語るファイナンシャル・プランナーの丸山晴美さんに、ことらについて詳しく聞いてきた。「ことらは10万円以下限定ですが、他行間での送金手数料無料が最大のメリットです。また、相手の口座番号を知らなくても携帯電話番号で送金でき、24時間どこでも手続きできます」(丸山さん・以下同)利用にはまず、ことらが対応する銀行アプリをダウンロードする。3メガバンクならBank Pay、横浜銀行ならはまPayなど、取引銀行によってアプリが異なる。次に、自分の口座情報や携帯電話番号などを登録する。送金先は相手の携帯電話番号かメールアドレスで探し、見つかったら送金額を入力して送金ボタンを押すだけ。スマホに不慣れな人でも簡単だ。「ただし、送金相手もことら対応の銀行アプリが必要です」現在ことらが使えるのは20行だけだが、あと37行は参加が決まっていて、来年にはもっと広がる見込みだという。「子どもや親に仕送りをする人は、ことらを使えば手数料0円。銀行ATMに並ぶ必要もありません」このほか、会費を集める、食事会などで割り勘をする場合にも便利だ。1円単位で送金できるので小銭が足りなくても、おつりがなくても精算可能。履歴が残るので、誰が払ったかも一目瞭然だ。■大手5行が母体だから安心して使える「実はPayPayなどのコード決済アプリでも、個人送金はすでに無料。でも送金後はそのコード決済でしか使えません。ことらなら銀行口座に入金されるので、現金化できるのがポイントです」とはいえ、ことらはあくまでも個人間送金が対象なので、買い物代金などの支払いには使えない。「おすすめは、自分の給与振込口座から自分の別口座への預け替えに、ことらを使うことです」授業料の引き落としなどに、毎月預け替えを行う人は多いだろう。これまではA銀行で出金しB銀行で入金する手間をかけるか、手数料を払って振り込むか。だがことらなら、手間も費用もかからない。物価高で家計が厳しい今、手数料などのムダ金は払えない。みずほ、三菱UFJ、三井住友、りそな、埼玉りそなの大手5行が株主のことらで、0円送金を始めよう。【10月11日から『ことら送金』に対応する銀行】・みずほ銀行・三井住友銀行・三菱UFJ銀行・りそな銀行・埼玉りそな銀行・足利銀行・常陽銀行・横浜銀行・山梨中央銀行・十六銀行・関西みらい銀行・南都銀行・百五銀行・みなと銀行・広島銀行・山陰合同銀行・十八銀行・福岡銀行・熊本銀行・佐賀銀行※11月24日から京都銀行、千葉銀行、西日本シティ銀行なども参加
2022年10月24日ゆうちょ銀行は1月、ゆうちょ銀行の外にある「ゆうちょATM」の利用料金を一部有料化した。ほかの銀行でも、手数料の新設や値上げが続いている。そんな銀行の有料化について、経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれたーー。■銀行のコロナ特需は長くは続かない1月17日から、ゆうちょ銀行は駅やショッピングモール、ファミリーマートなど、ゆうちょ銀行の外にある「ゆうちょATM」の利用料金を一部有料化しました。平日8時45分〜18時と土曜日9時〜14時は無料ですが、それ以外の夜間・休日には利用料金が1回110円かかります。ただし、郵便局やゆうちょ銀行内にあるゆうちょATMは今までどおり、いつでも無料で利用できます。また17日からゆうちょATMでは硬貨の入出金に「硬貨預払料金」が必要です。硬貨の入金は1回100枚まで、1〜25枚だと110円、26〜50枚は220円、51〜100枚が330円。出金は硬貨が1枚でも含まれると110円かかります。さらに、ゆうちょ銀行の窓口でも硬貨の取り扱いに「硬貨取扱料金」がかかります。硬貨は金額に関係なく50枚までは取扱料金が無料ですが、51〜100枚は550円、101〜500枚は825円、501〜1,000枚だと1,100円で、以降500枚ごとに550円加算されます。注意したいのは、窓口に硬貨を持ち込み、枚数算定の後で「料金が高いから預け入れをやめる」と言っても料金がかること。貯金箱いっぱいの硬貨だと、硬貨取扱料金がかさみ、せっかくの貯金が目減りすることもあるでしょう。近年ほかの銀行でも、手数料の新設や値上げが続いています。三菱UFJ銀行は’22年4月以降に18〜69歳の方が新規口座を開設し、紙の通帳を発行する場合は「紙通帳利用手数料」が年550円かかります。これまで三井住友、みずほの両行には紙通帳に関する手数料がありましたが、これで3メガバンクそろって、新規口座の紙通帳が有料になりました。実は今、銀行は“コロナ特需”と呼ばれるほど業績が好調です。コロナ禍で不況に陥った中小企業向けに、国が利子などを補助する実質無利子・無担保の融資が増えているからです。とはいえ、コロナ特需は長く続かないでしょう。銀行はコロナ後、さまざまな取引に手数料をかける「手数料ビジネス」を収益の柱にしたいと考えています。今は無料が当たり前のサービスに、手数料がかかる日が来るかもしれません。銀行は超低金利のうえ手数料が増えると、私たち利用者の負担が大きくなりますが、残念ながらこの流れは変わりません。「ゆうちょATMはいつでもどこでも無料」といった古い間違った情報はさっさと捨て、情報をアップデートし、手数料がかからない方法を知っておくことが大切。手数料で預貯金を目減りさせるなど本末転倒です。それでも私たちが銀行にお金を預けるのは、銀行を信用しているからでしょう。昨年来頻発しているみずほ銀行のシステム障害は、こうした信用を失いかねない大問題です。銀行によって金利や手数料が異なる時代、私たちが銀行との付き合い方を考え直すきっかけにしたいと思います。
2022年01月28日最近、大手銀行を中心に、紙の通帳の発行手数料といった手数料の創設や引き上げが続いている。「大手銀行の普通預金金利は0.001%。100万円を1年預けても、利息はわずか10円ですから、ATMの時間外手数料110円を1回払えば残念ながら損。手数料の安いネット銀行に乗り換えましょう」そう話すのはファイナンシャル・プランナーの西山美紀さん。ネット銀行の一部を次にまとめたが、どう選べばよいのだろう。■おもなネット銀行の提携ATMリストと手数料【ソニー銀行】使えるATM:三菱UFJ/三井住友/ゆうちょ/イオン/コンビニ(※1)ATM利用手数料(※2):月4〜無制限まで無料他行への振込手数料(※2):月1〜11回無料特徴:積立定期預金の金利が高い/1年もので運用0.13%(※3)【住信SBIネット銀行】使えるATM:ゆうちょ/イオン/コンビニ(※1)などATM利用手数料(※2):月2〜20回まで無料他行への振込手数料(※2):月1〜20回無料特徴:定期預金の金利が高い/1年定期0.1%(※3)【PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)】使えるATM:三井住友/ゆうちょ/イオン/コンビニ(※1)ATM利用手数料(※2):3万円以上の出金は無料など他行への振込手数料(※2):本人名義の三井住友へは無料特徴:日本初のネット銀行/セキュリティ面に定評【楽天銀行】使えるATM:三菱UFJ/みずほ/ゆうちょ/イオン/コンビニ(※1) などATM利用手数料(※2):月最大7回無料他行への振込手数料(※2):月0〜3回無料特徴:楽天ポイントが貯まる仕組みアリ【イオン銀行】使えるATM:三菱UFJ/みずほ/ゆうちょ/イオン/ローソンなどATM利用手数料(※2):自行ATMならいつでも無料、平日日中無料の提携ATMも他行への振込手数料(※2):月0〜5回無料特徴:利用状況により、普通預金金利が最大0.1%※1:コンビニATMは、セブン銀行、ローソン銀行、イーネットを指す。※2:手数料は、口座残高などの利用状況により異なる。※3:冬のボーナスシーズン限定金利。「まず、無料でお金を引き出せるATMが、家の近所など使いやすい場所にある銀行を選びましょう」(西山さん・以下同)たとえば近所のコンビニATMが使える銀行で、利用手数料の無料回数が多いところを選ぶと安心だ。ただ無料回数は、口座残高など利用状況によるのでご注意を。「楽天市場をよく使う方は楽天銀行、イオンでの買い物が多い方はイオン銀行など、使い方によって選ぶのもいいと思います。それに、金利も銀行選びの大切な指標です」大手銀行の金利は横並びがほとんどだが、ネット銀行はボーナスシーズンの特別金利などで高利率を競う銀行も多い。「とはいえ、給与の振込口座を変えるのはたいへんでしょう。私は、ネット銀行を貯蓄用口座にするのがよいと思っています」お勧めは赤・青・黄の3口座を作り、自動振替サービスを使うこと。青は給与振込口座として使うが、給料が出たら赤の口座にお金を移す“先取り貯蓄”を。黄は予備用口座として10万〜30万円ほどを入れておく。「赤は貯蓄が目的で、黄もふだんは使わない口座なので、高利率のネット銀行が最適です」ネット銀行には、たとえば給料日の翌日など毎月決まった日に、一定額を、他行の自分の口座からネット銀行に自動で預け替えてくれる「定額自動入金サービス」が無料の銀行もある。これを利用すれば、毎月自動で高利率のネット銀行にお金が貯まっていく。「毎日節約しなくても、自動で貯まる暮らしに乗り換えましょう」
2022年01月26日みずほ・三井住友・三菱UFJの大手銀行は、今秋から他行あての振込手数料を引き下げる。ATM利用手数料の引き上げ、通帳発行手数料の創設など“改悪”が続いているので、久々の朗報!でも、本当にお得なのだろうか。経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれたーー。■どの大手銀行も値下げ幅や新料金は似たり寄ったり今回の改定は、銀行間でお金を移動する際に利用する「全国銀行データ通信システム(全銀システム)」の手数料引き下げによるものです。全銀システムの手数料はこれまで、3万円未満の振り込みで117円、3万円以上で162円。これが40年以上変わらず続いていましたが、10月からは振込額に関係なく62円になります。引下げ幅は、3万円未満の振り込みで55円、3万円以上で100円です。この全銀システムの手数料は、私たちが払う他行あて振込手数料のいわば“原価”。各銀行は自行の利益を含む手数料をのせて、振込手数料を設定しています。たとえば三菱UFJ銀行の場合、10月から3万円未満の振り込みで66円、3万円以上で110円引き下げます。振込手数料は、手続きを行う方法(銀行窓口や銀行ATM、ネットバンキングなど)によって異なりますので、新料金は次で確認してください。【大手銀行の他行あて振込手数料】()内は、現状との差額〈三菱UFJ〉10月1日〜ネットバンキング:3万円未満・154円(−66円)/3万円以上・220円(−110円)ATM(キャッシュカード利用):3万円未満・209円(−66円)/3万円以上・330円(−110円)窓口:3万円未満・594円(−66円)/3万円以上・770円(−110円)〈みずほ〉10月1日〜ネットバンキング:3万円未満・150円(−70円)/3万円以上・320円(−120円)ATM(キャッシュカード利用):3万円未満・270円(−60円)/3万円以上・330円(−110円)窓口:3万円未満・710円(−60円)/3万円以上・880円(−110円)〈三井住友〉11月1日〜ネットバンキング:3万円未満・165円(−55円)/3万円以上・330円(−110円)ATM(キャッシュカード利用):3万円未満・165円(−55円)/3万円以上・330円(−110円)窓口:3万円未満・605円(−55円)/3万円以上・770円(−110円)※三井住友銀行は、’21年11月1日〜’22年1月16日のネットバンキングでの振り込みについて、値下げ分を口座に返金。大手銀行全体を見ると、どの銀行も値下げ幅や新料金は似たり寄ったり。今後も、横並びの料金体制が続きそうです。加えて、全銀システムで撤廃された振込額“3万円の壁”が依然として残っていますし、特に窓口での手数料は高いまま。「超低金利なのに、手数料が高すぎる」状況は大きく変わらないでしょう。■まずはメガバンのネットバンキングをいっぽうネット銀行も10月から、他行あて振込手数料を引き下げます。代表的なネット銀行の振込手数料は、次のとおりですが、どこも大手銀行より安く、3万円の壁もありません。【ネット銀行の他行あて振込手数料】()内は、現状との差額〈GMOあおぞら〉10月1日〜ネットバンキング:86円(−71円)無料特典の回数:月1〜20回〈住信SBIネット〉10月1日ネットバンキング:88円(−69円)無料特典の回数:月1〜20回〈auじぶん〉10月1日〜ネットバンキング:99円(−79円)無料特典の回数:月0〜15回〈ソニー〉10月1日〜ネットバンキング:110円(−110円)無料特典の回数:月1〜11回〈イオン〉10月1日〜ネットバンキング:110円(−110円)無料特典の回数:月0〜5回〈PayPay〉10月1日〜ネットバンキング:145円(−31円)無料特典の回数:月0〜5回※auじぶんとPayPayは現状の3万円未満と比較(’21年9月9日現在)。また、GMOあおぞらネット銀行の「カスタマーステージ」、住信SBIネット銀行の「スマートプログラム」など、利用状況に応じて振込手数料無料などの優遇特典がつきます。こうした特典は大手銀行にもありますが、口座を持っているだけで月1回無料や、条件を満たせば月20回まで無料など、ネット銀行は総じて太っ腹です。これらを活用し、少しでも安く他行に振り込む方法をいくつかご紹介しましょう。【初級編】大手銀行のネットバンキングを利用大手銀行の他行あて振込手数料を見ると、大手銀行の窓口での振込手数料は驚くほど高いですよね。その理由は、銀行店舗を構える土地代や人件費などが高いこと。また、経営が厳しい銀行は、コストが抑えられるネットバンキングへの移行を進めていて、銀行の本音は「振り込みなどで店舗に来てほしくない」。そのため、窓口の手数料をあえて高くしているとも考えられます。ネットバンキングは不安という方もいるでしょう。でも、24時間365日、銀行に行かなくても手続きできるのはとても便利です。しかも、3万円以上の振込手数料は、窓口よりも500円ほど安い。これを使わない手はありません。■ネット銀行とアプリの合わせ技も!【中級編】代理人カードを利用家を離れて暮らす家族にお金を送る場合は、「代理人カード」と呼ばれる2枚目のキャッシュカードを利用するとよいでしょう。家族は同じ口座から引き出すので「送金」に当たらず、振込手数料はゼロ。ゆうちょ銀行などカード作成時の手数料もかからない銀行もあり、お得で便利です。【上級編】ネット銀行を利用便利なネット銀行を選び、口座を開設しましょう。選び方のポイントは2つです。(1)家の近くや通勤途中などに、利用手数料がかからないATMがあること。コンビニATMが無料で使える銀行や、よくイオンに行く方は、イオン銀行が便利かも。(2)振込手数料が無料、あるいはできるだけ安いネット銀行を選びましょう。自分が使えそうな無料特典の回数もチェックしてください。次に、大手銀行の給与振込口座などからネット銀行の口座にお金を移します。ここで、送金アプリ「pring」を利用しましょう。pringはスマホ決済アプリとよく似たシステムで、A銀行からpringにお金を「おくる」は何度でも、pringにあるお金をB銀行に「もどす」は月1回まで無料です(ただし、無料回数が異なる銀行も)。つまり月1回までなら、pringを介しての資金移動は手数料なしでできます。あとはネット銀行から振り込むだけ。スマホがあれば、すべて自宅でできますから、お金はもちろん、時間も節約できますよ。大手3行とりそな銀行、埼玉りそな銀行は、電話番号やSNSのIDで送金できるシステム「ことら」を’22年にも始めるといわれています。便利でお得なものがどんどん登場しますから、楽しんで挑戦しましょう。
2021年09月24日ゆうちょ銀行ATMは2万4,000局を超える郵便局のほか、駅やショッピングセンター、ファミリーマートなどにも設置され、しかも、利用手数料が休日でも無料。便利に使っている人は多い。だが、ゆうちょ銀行は’22年1月17日からさまざまな手数料を引き上げる。そんな、ゆうちょ銀行の引き上げられる手数料について、経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれたーー。【1】ATM利用手数料夜間も休日も手数料無料なのがゆうちょ銀行ATMの大きな魅力ですが、駅など郵便局以外に設置された約7,600台について、来年以降は時間帯によって手数料が必要になります。平日日中(8時45分〜18時)と土曜日日中(9時〜14時)は変わらず無料ですが、それ以外の夜間や休日の入出金は1回110円かかります。また、コンビニにあるイーネットATMも、手数料無料の時間帯をなくし、来年からは平日日中と土曜日日中が220円、夜間や休日が330円。ローソン銀行ATMは現状より110円値上げします。ただし、郵便局内のATMは変わらず、いつでも手数料無料です。ATMは選んで使いましょう。【2】「払込取扱票」を使った送金今、赤の払込取扱票は受取人が払込料金を負担するので、私たち利用者は無料。青の払込取扱票は、払込料金が原則152円です。ですが来年以降は、支払い方法によって手数料が分かれます。通帳・キャッシュカードを利用しゆうちょ口座から支払う場合は今までどおりですが、現金は110円加算されます。つまり現金払いの場合、赤の払込取扱票は110円、青だと262円です。払込取扱票は通帳・キャッシュカードを使う方法を、今から練習しておきましょう。【3】硬貨の利用手数料小銭でいっぱいの貯金箱を持ち込んだ経験はありませんか。ドキドキしたいい思い出ですが、来年からは手数料がかかります。まず窓口の場合、硬貨の種類にかかわらず50枚までは無料ですが、51〜100枚は550円、101〜500枚は825円、501〜1,000枚は1,100円で、以降500枚ごとに550円加算されます。硬貨を数えてもらった後で入金を止めても、手数料は必要ですし、現金で払います。ちょっと損した気分になりそうですね。「じゃあ、ATMで入金すれば」と思った方、残念ながらATMでは硬貨1枚目から手数料がかかります。1〜25枚は110円、26〜50枚は220円、51〜100枚は330円で、1回での取り扱いは100枚まで。また出金も硬貨1枚から手数料は110円。いずれも取扱いは平日7時〜18時、郵便局内のATM限定です。小銭交じりで入出金する習慣のある方は気を付けてください。最近はゆうちょ銀行以外でも手数料の引き上げが相次ぎ、さらに、頻繁にルールが変わります。知らない間に手数料を払ってしまうことのないよう、情報を把握すること。そして、生活費などをいつどこで出金するか“マイルール”を、その都度見直しましょう。
2021年08月20日夫の給料日にお金を引き出そうと思ったら、ATMの前は長蛇の列。「仕方なく空いている時間帯を見計らってお金をおろしたら、時間外手数料がかかってしまった」という声をよく聞く。「銀行のATMからお金を引き出すときや、お金を振り込むときの手数料は、ちりも積もれば山となり、節約生活の大敵です!急に現金が必要になって、近くのコンビニのATMでお金をおろそうとしたら220円もの手数料がかかったといったケースもあります。ご自身のメーンバンクの手数料と、連携しているコンビニATMの手数料をもう一度よく確認しましょう」そうアドバイスするのは、ファイナンシャル・プランナーの風呂内亜矢さん。最近、これまでタダだった通帳の発行手数料が有料になったり、取引していない口座に管理手数料がかかったり、コストがかかる仕組みになった。三井住友銀行では、紙の通帳を発行しようとすると、’21年4月1日以降に新規開設の口座から、年間550円(税込み、18歳未満と75歳以上は無料)がかかるようになり、みずほ銀行では1冊1,100円(税込み、70歳以上は無料)にも。それを知らないで発行してしまうと、思わぬ出費につながる。そこにきて、大手銀行と連携しているコンビニATMで、手数料の値上げが相次いだ。三井住友銀行では、イーネット、ローソン銀行、セブン銀行で平日8時45分〜18時の間にお金を引き出そうとすると、1回につき220円かかる。それ以外の平日の時間帯は330円にもなる(ただし、所定の条件を満たすと月3回まで無料)。三菱UFJ銀行でも、ローソン銀行、セブン銀行のATMで平日8時45分〜18時の間に引き出そうとすると1回220円、それ以外の平日の時間帯では330円。銀行のATMで引き出すときの手数料を比較したのが次のとおり。【三井住友銀行】通常日・平日8:45〜18:00「無料」/それ以外「110円」毎月25日、26日・終日「無料」25日、26日が土日・祝日と重なる場合、25日は前営業日、26日は 翌営業日が対象。【三菱UFJ銀行】全日・8:45〜21:00「無料」/それ以外「110円」毎月25日、26日・終日「無料」給料または年金の入金が1回 10万円以上などの要件を満たす と何回でも無料。【みずほ銀行】平日・8:45〜18:00「無料」/0:00〜8:00、23:00〜24:00「220円」/8:00〜8:45、18:00〜23:00「110円」土日、祝日・0:00〜8:00、23:00〜24:00(祝)「220円」/8:00〜22:00(土日)、〜23:00(祝)「110円」/22:00〜24:00(土日のみ)「休止」祝日、振替休日が月曜、土曜、日曜の場合、曜日に応じた利用 時間となる。月曜日0:00〜7:00は利用できない。【りそな銀行】平日・8:45〜18:00「無料」/それ以外「110円」土日、祝日・終日「110円」りそな・埼玉りそな・関西みらい銀行のキャッシュカードが対象。【ゆうちょ銀行】平日、土曜・0:05〜23:55「無料」日曜・祝日・0:05〜21:00「無料」ゆうちょ銀行や郵便局に設置しているATM。平日8時45分〜18時の時間帯はいずれも無料だが、銀行のATMは駅前などにしかなく、無料の時間帯はたいてい混雑している。そこで、ついコンビニに行きたくなるので注意しよう。
2021年07月30日「銀行のATMからお金を引き出すときや、お金を振り込むときの手数料は、ちりも積もれば山となり、節約生活の大敵です!急に現金が必要になって、近くのコンビニのATMでお金をおろそうとしたら220円もの手数料がかかったといったケースもあります。ご自身のメーンバンクの手数料と、連携しているコンビニATMの手数料をもう一度よく確認しましょう」そうアドバイスするのは、ファイナンシャル・プランナーの風呂内亜矢さん。大手銀行が今年の4月、コンビニ等に設置のATMでの出金手数料を最大330円に値上げ。ゆうちょ銀行も来年の1月から、現金を取り扱うサービスを値上げ予定だ。「お金がなくなったら引き出す、というのではなく、お給料が出たら1回だけ現金を引き出すように、これを機にお金の習慣を見直したほうがいいでしょう。また、これからはレジでの支払いは、できるだけキャッシュレスに切り替えることをおすすめします」(風呂内さん、以下同)お財布に入っているお金が少なくなったら、そのつど引き出すような習慣がついていた人は、まずは「家計の支出」を見直してから、月に1度、お金を引き出すようにしてみよう。「1カ月の支出を把握して、そのうち現金をどれだけ使っているのか計算してみましょう。まとめて月に1度など、お給料が出たらお金を引き出すように決めておくと、無駄遣いを省くことができますし、余計なATM手数料を支払うリスクもなくなります。たとえば、一度に8万円引き出したら、4つの封筒に2万円ずつ小分けにしておきます。1週間で2万円が現金を使う目安になりますので、『今週は封筒の中のお金がもうないから、来週まで我慢しよう』というように、無駄遣いに歯止めがかかるようになります。あるいは、お金が余ったら来週に繰り越して使えます」さらに、今から少しずつキャッシュレスに慣れておくと、お金を引き出す手間が省けて楽に買い物ができる。現金派の人も、まずは、クレジットカードやデビットカードでの支払いからスタートし、慣れたらスマホ決済にもチャレンジしてみよう。「銀行専用のインターネットバンキングやスマホのアプリが使えるようになりますと、振り込みや送金もネットやスマホから操作できるので、ATMに行かなくても手続きができるようになりもっと便利。時間と手数料の節約にもつながります」銀行の手数料アップをきっかけに、デジタル化してみるのもいいかも。
2021年07月30日10月7日、三井住友銀行は’21年4月以降に開設する口座では、「口座管理手数料」などを徴収すると発表した。対象は(1)ネットバンキングの利用がなく、(2)2年以上取引のない、(3)残高が1万円未満の口座で、年1,100円(税込み・以下同)を引き落とす。また、紙の通帳の利用に年550円の手数料が。ただし、どちらも18歳未満と75歳以上の顧客は対象外とした。今後の銀行利用について、経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれたーー。■万一の預金の消滅や口座解約を避けよう日銀のマイナス金利政策やコロナ禍もあり、銀行が危機的状況のなか、大手銀行では三井住友銀行が先陣を切って口座管理手数料の導入に踏み切りました。ただ、地方銀行や信用金庫ではすでに導入が進んでいて、信用金庫の約2割、40行以上が今年度末までに徴収を始める予定です。ほかの大手銀行なども追随するでしょう。今回注目したいのは、口座管理手数料を徴収する第一条件がネットバンキングの利用という点です。これまで銀行は、利便性向上やセキュリティの強化、手数料を窓口より安くするなどしてネットバンキングを勧めてきました。その結果、デジタル化の素地はある程度固まったと見て、次は、口座管理手数料という“ペナルティ”を科す段階に入ったのだと思います。三井住友銀行は、グループ全体で’22年度までに本部人員を約3割減らす計画ですから、大規模リストラの準備でもあるのでしょう。いっぽう、利用者にとっては“とどめの一手”ともいえます。たとえば、放りっぱなしの残高9,999円の口座で口座管理手数料の徴収が始めると、10年で残高はゼロ。残高がゼロになった時点で、口座は自動的に解約されます。「いつのまにか預金が消滅する」のです。こうした事態は、ネットバンキングを利用すれば避けられます。もはや「ネットバンキングを使わないと損をする時代」。この流れはもう止まりませんし、後戻りもしません。70代以上の方はともかく、50代、60代で手をこまねいている場合ではありません。今すぐ、ネットバンキングを始めましょう。まずは、ネットバンキングの開設です。不慣れな方はお子さんなどに頼んでもいいと思います。ネットバンキングが開設できたら利用は簡単です。手始めに、残高照会をしてみましょう。残高照会は無料ですから、練習にはぴったり。ドコモ口座など不正利用がないかのチェックも兼ねて、残高照会を日課にするとよいでしょう。操作に慣れたら、振込も簡単にこなせるはず、「ATMの列に並ぶなんてめんどう」になりますよ。最後に警告を。ネットバンキングを利用していると、「あなたの口座が○○被害に遭いました」など、不安をあおるようなメールが届くことがありますが、こうしたメールは詐欺です。絶対に応えてはいけません。すべて詐欺だと無視して、心配なときは銀行に直接電話などで問い合わせください。それでも不正利用などが起こったら、銀行が全額補償してくれます。預金が減ることはありませんから、安心して挑戦してください。「女性自身」2020年11月3日号 掲載
2020年10月23日100万円を銀行に1年間預けても、利息はわずか10円の時代。現金の持ち合わせがないとき、コンビニATMに駆け込んで100円以上の手数料を支払う悪いクセは、そろそろ卒業しようーー。今年5月、三菱UFJ銀行はコンビニATMの利用手数料を変更した。一律110円だった平日8時45分〜18時の手数料を、ローソンだけ110円に据え置き、ファミリーマートは198円に、セブン−イレブンは220円と以前の2倍に引き上げた。大手銀行がコストカットのためにATMの台数を減らすなか、現金派の人にとっては、コンビニATMに頼らざるをえないことも多い。その手数料はじりじりと上がっている。金額はコンビニごとに異なり、「コンビニならどこでも同じ」時代は終わった。ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんは「コンビニなどのATM利用手数料は、絶対に払ってはいけない」と警鐘を鳴らす。「超低金利の今、普通預金に100万円を1年間預けても、利息はわずか10円。手数料の110円を1年間の利息で得るには、1,100万円を預けなくてはならない計算になります(税金は除く)。ATMの手数料につい目をつぶってしまっている人は、その習慣をいますぐやめるべきです」(丸山さん)ATM利用手数料には、銀行とコンビニの組み合わせで手数料が無料になるものも。たとえば、冒頭で紹介した三菱UFJ銀行は、コンビニでの手数料はさまざまだが、イオン銀行ATMは無料。また、ゆうちょ銀行のユーザーなら、郵便局だけでなく、ファミリーマートのATMも無料だ。ほかにも、コンビニATMを無料で使える銀行とコンビニの組み合わせや方法はある。コロナ禍でこの夏のボーナスも減少傾向に。ATM手数料のような出費をカットしていくことが、家計防衛の第一歩だ。「女性自身」2020年7月28日・8月4日合併号 掲載
2020年08月06日最近はいろいろな証券会社が、独自の売買手数料でオンライントレードのサービスを提供するようになりました。今回は証券会社ごとのオンライントレードの売買手数料を比較しながら、各証券会社の特徴やサービスなどを解説していきたいと思います。株式の売買手数料の概要&各社の比較まず一口に売買手数料といっても、最近は1回当たりの売買手数料と、1日の合計金額で売買手数料を決定する方式に分けているところがほとんどです。これは、1回株式を購入したら当面売却しない長期投資と言われる方法と、1日で複数の売買を繰り返すデイトレードと言われる方法の両方のニーズを満たすためと考えられます。1回当たりの売買手数料まずは1回当たりの売買手数料の比較をご覧ください。<(単位:円)(税抜)>選定の基準最初にお断りさせていただきたいのは、この表は2020年5月の段階の情報を各社ホームページを参考に作成いたしました。ですので、今後この情報が変更になる可能性もございますし、特別なキャンペーンでの割引などは考慮に入れておりませんのでご了承ください。証券会社の選択については、10万円時の売買手数料が安い証券会社から7社選んでいます。ほかにも証券会社は多数存在しますが割愛させていただきました。また金額に関しては、一般の投資家のほうがよく使いそうな10万円から30万円の価格についての表にしております。これより金額の高い株式の売買についてはさらに変わってくるとご理解ください。売買手数料と取扱商品の両方をチェックこの表をご覧いただくと、10万円時での売買手数料が立花証券のほうがGMOクリック証券より安いにも関わらず、20万円時の売買手数料ではGMOクリック証券のほうが安くなってはいるものの、基本的には売買手数料が安い証券会社はどの価格帯でも安いと言えそうです。しかし、単純な売買手数料の安さだけで自分が利用する証券会社を決めるのは早計です。例えば、この表の上位に出ているむさし証券・DMM.com証券・ライブスター証券などでは投資信託の取扱いがないか、あっても他社と比べて少ないです。株式の売買だけをする予定であれば問題はないのですが、株式以外の金融商品などの取扱いがない、もしくは少ないという場合もありますので注意しましょう。1日の合計金額で売買手数料続いて、1日の合計金額で算出した売買手数料の比較表です。<(単位:円)(税抜)>定額制の料金体系ここで少し定額制の料金体系についてご説明したいと思います。株式を使った投資というのはいろいろな方法があり、株式を購入し、業績の好調を見越してその株を保有し、一定期間後に株価が値上がりしたら売るという方法が一般的です。しかし、デイトレードと呼ばれる1日に複数回の取引を行うことが多い投資家もいます。このような人達にとっては、1回の売買でいくらという売買手数料よりは、1日の株式売買の合計金額で手数料を決める方法のほうがよいと考えられます。例えば、A社の株を10万円分購入し1時間後に10万円で売却、同様にB社の株を10万円分購入し1時間後に10万円で売却、さらにC社の株を10万円分購入し1時間後に10万円で売却という取引をした場合、合計60万円株式を売買したということになります。この1日の合計金額で株式の売買手数料が決まるという計算方法です。合計金額のほうは10万円・50万円・100万円の表にしました。特徴としては、50万円までの取引に関しては無料としている証券会社もありお得です。しかし一方で、50万を超える金額については他社より安いなど、各社特徴があり興味深いところです。また、証券会社によっては1日で売買を終了するデイトレードに関しては、購入した株式をその日に売却するのであれば、売却時の手数料は計算に入れないところもあり、もしデイトレードを始めるということであれば、証券会社の料金体系をきちんと確認したいところです。デイトレードとはところで、デイトレードとは一体どういうものなのでしょうか。株式の売買を1日の間に複数回繰り返すことをデイトレードと言います。基本的にその日のうちに株式を買って売ってしまうので、文字どおりデイトレードというわけです。例えば10円の株があるとして、この株が仮に11円に値上がりしたとすれば、半日の間に投資資金の1割が増えたことになりますから、充分に利益が出る可能性があります。また、そこまでではなくても100円の株式を100万円分購入し、101円で売却できたとすれば1万円利益になります。さらにこのような売買を1日に複数回実行できたとすれば、利益はさらに跳ね上がります。しかしながら逆もまた然りで、1円下がっただけで大損害ということも考えられます。ですので、初心者にはあまりおすすめできないハイリスクハイリターンな投資方法です。信用取引の売買手数料皆さんは株式の信用取引というものをご存知でしょうか。信用取引とは現金や株式を担保に、担保の約3.3倍までの株式の売買ができるという仕組みです。この信用取引の売買手数料を比較したいと思います。<(単位:円)(税抜)>こちらの表に関しては、10万円時の売買手数料が安い順に8社選んで比較しました。高額の価格帯で売買手数料が安い証券会社や、比較的少額での取引での売買手数料が安い証券会社などバラエティに富んでいます。しかし、信用取引にかかる費用はこれだけではありません。その点について、信用取引についてご説明しながら確認していきたいと思います。制度信用と一般信用信用取引には大きく分けて「制度信用」と「一般信用」の2つがあります。制度信用まず「制度信用」のほうですが、これは証券取引所が発表している制度によって取引できる株式が決まっている信用取引です。証券会社ではなく証券取引所の制度です。「制度信用」は返済期限が6か月と決まっていますので、「一般信用」と比べて金利が低めです。一般信用「一般信用」のほうは、証券会社が決めた銘柄だけを取引できる信用取引です。「制度信用」と比べて金利が高めですが、返済期限は証券会社が各々決定しており無期限という証券会社もあります。この金利は、「制度信用」では2.5%から3%ぐらいであることが多く、「一般信用」は2%から4%と証券会社によって幅があります。信用取引は少ない資金でより多くの株式を購入できますが、売買手数料のほかに金利が発生するので、相対的に通常の取引よりリスクがあります。余談ですが、信用取引で購入した株式では株主優待は受け取ることができません。売りと貸株料また、信用取引の大きな特徴で、持っていない株式を売る「売り」ということができます。これは簡単に言うと、株式をほかから「借りて」自分が持っていない株式を売ります。自分の株式ではない株式を売ったのですから後で返さなければなりません。ですので通常の取引とは違い、「売った」後に「買う」ことが必要となります。これは通常、これからこの株の値段が下がるであろうと予想されるときに使います。株価が下がる前にほかから株式を借りて「売り」、安くなったら買い戻すというわけです。このとき、ほかから株を借りたということで「貸株料」という料金が発生します。「貸株料」はだいたい1%から2%ぐらいで証券会社によって異なります。[adsense_middle]株初心者におすすめの証券会社さて、いろいろな株式の売買手数料を比較してみましたが、株初心者はどの証券会社を選べばよいでしょうか。考え方は2通りあると思います。1つは、とにかく安い手数料の証券会社を選び、なるべくコストをかけない方法。もう1つは、安いながらもある程度のサービスも期待できる証券会社を選ぶ方法です。とにかく株式取引の売買手数料の安さを求めるなら松井証券とにかく株式取引の売買手数料が安い証券会社を選ぶなら、松井証券、立花証券、むさし証券、ライブスター証券あたりがおすすめです。特に松井証券は歴史も長く、インターネット取引専業の証券会社として、日本で初めて東証第1部に上場した先駆者でもあり信用もあります。また、松井証券は安いだけでなく、サービスに関しても投資信託・IPO・FXと一通り取扱っているので初心者でも問題ない証券会社と思われます。投資信託:投資信託に投資した資金をファンドマネージャーなどが顧客に代わって投資し利益を分配する金融商品IPO:これから市場上場する株式を購入することができる。通常多くの人が殺到するので抽選になるケースも多いFX:「Foreign Exchange」の略称で、外国為替証拠金取引のこと。外貨を売買することで差額を稼ぐ資産運用サービスも期待できるネット証券の口座を開くならSBI証券か楽天証券サービスも期待できるネット証券なら、SBI証券か楽天証券で口座を開くべきでしょう。上記の比較表にも出て来るような安い売買手数料ながら、取扱っている金融商品の多さでも他を圧倒しています。特に投資信託や外国株の取扱いの多さは、ほかの証券会社と一桁違うほどです。加えて、両方とも大手のネット証券会社でグループ会社に銀行もあるので、グループ会社の銀行口座をお持ちなら資金の移動などもスムーズに行えます。証券会社の売買手数料に関するまとめ今回は証券会社の株式の売買手数料を比較してみました。各証券会社によって金額も違えば、価格帯によっても手数料が変わってくるということがご理解いただけたと思います。加えて、定額制や信用取引も料金が違いますので、きちんと料金体系を把握することが、無駄なコストをかけずに株式投資をすることにつながります。
2020年05月21日証券は、ネット証券の中で証券総合口座開設数や国内株式個人売買代金シェアがナンバーワン。業界最低水準の手数料や、プロの投資家も愛用している「HYPER SBI」が人気です。今回は、SBI証券の口座開設のやり方について詳しく解説します。SBI証券で投資を始めようと考えている人は、ぜひ参考にしてください。SBI証券はネット証券最大手SBI証券SBI証券はネット証券最大手で、証券総合口座数はナンバーワンの460万口座、国内株式個人売買代金社も1番です。オリコンが発表しているネット証券の顧客満足度でも何度も1位を獲得。口座数だけでなく、投資家から高い評価を得ていることが分かります。評価が高いポイントとして、取扱商品数の多さと手数料の安さが挙げられます。それぞれ詳しく見ていきましょう。業界最多水準の金融商品(株や投資信託など)SBI証券の主な取扱い銘柄は、以下の通りです。現物株信用取引PTS取引(私設取引)IPO(新規上場株)単元未満株(S株)外国株式(米国株・中国株など)投資信託債券FXCFD先物オプションこのように金融商品の種類が豊富なので、取引したい投資対象がほとんど揃っています。SBI証券の株式手数料体系SBI証券の評価が高い2つ目の理由として、業界最低水準の手数料体系があります。具体例として、国内株式と米国株式の手数料体系を紹介します。国内株式手数料国内株式手数料は、1注文の約定代金に応じて手数料が決まる「スタンダードプラン」と、1日の約定代金合計金額に応じて手数料が決まる「アクティブプラン」の2種類があります。SBI証券どちらも業界最低水準となっています。特にアクティブプランは、1日約定代金が10万円までは手数料がかかりません。少額から株取引を始めたい人に最適なプランです。米国株式手数料これまで5ドルかかっていた米国株式の最低手数料が、2019年7月22日現地約定分より撤廃されました。SBI証券SBI証券では、米国株式を取引したことがない人でも安心して取引できるツールやサービスが用意されています。さらに、最低手数料がなくなったので、少額から気軽にチャレンジできるようになりました。SBI証券の口座開設申し込み方法SBI証券の口座開設方法には、次の2つの方法があります。オンライン口座開設申込みに必要な情報のほとんどをオンラインでやりとりできます。手続きが簡素化されるので、取引を早く始めることができます。郵送での口座開設口座開設に必要なやりとりを郵送で行います。手間と時間がかかりますが、「本人限定受取郵便」が受け取れない場合や、パソコンの操作に不慣れな人は郵送を選ぶといいでしょう。本人限定受取郵便は、受取の際に本人確認書類が必要になります。本人以外は家族でも受け取れないので注意しましょう。SBI証券で口座開設するために用意するものSBI証券で証券総合口座を開設するには、本人確認書類と個人番号記載書類、振込先金融機関口座を用意する必要があります。本人確認書類と個人番号記載書類は、マイナンバーカードを持っている場合は両面のコピーで対応できます。SBI証券一方、マイナンバー通知カードの場合は、以下のような本人確認書類が必要です。写真ありの場合:1種類運転免許証住民基本台帳カード(写真付き)特別永住者証明書在留カードなど写真なしの場合:2種類健康保険証年金手帳印鑑登録証明書住民票など申し込む前に、あらかじめ書類を用意しておきましょう。SBI証券口座開設の流れSBI証券書面:書面を選ぶと、SBI証券から「本人確認書類届出書」が送付されます。その書類に必要事項を記入した上で、本人確認書類を個人番号記載書類のコピーとともに返送します。Webアップロード:口座開設を急いでいる人は「Webアップロード」が便利です。本人確認書類やマイナンバーカードなどを撮影し、画像をアップロードするだけで申込みが完了し、書類の到着を待つだけです。最短で翌営業日から取引をスタートできます。Eメール:Eメールを選ぶと、登録したメールアドレス宛に、本人確認書類と個人番号記載書類の送信用フォームURLが記載されたメールが送られてきます。そのURLにアクセスし、表示画面の「添付ファイル」に本人確認書類と個人番号記載書類のデータを添付して送ると申込みできます。STEP2必要事項の入力公式サイトにログインしたら名前や住所・Eメールアドレスなどを登録し、申込ボタンを押します。STEP3必要書類の受取りSBI証券から「口座開設手続完了のご案内」が送付されます。「口座開設手続完了のご案内」は、本人限定受取郵便で送られてくるので注意が必要です。受取時には本人確認書類や印鑑(サイン)が要るからです。STEP4本人確認書類の提出SBI証券から送られてくる書類には、「口座番号」「ログインパスワード」「取引パスワード」が記載されています。本人確認書類の提出方法として「書類」を選択した人は、本人確認書類届出書が同封されています。本人確認書類を添付・同封のうえ、返送します。取引開始までは、SBI証券で書類受取後3営業日程度かかります。STEP5 取引開始SBI証券で審査が完了すると、Eメールアドレス宛に連絡がきます。証券総合口座に入金すると取引が開始できます。[adsense_middle]郵送で口座開設を行う方法座開設申込み口座開設申込書が届く口座開設申込書・本人確認書類の返送SBI証券より口座開設完了の案内が郵送される初期設定を行って取引開始STEP1口座開設申込み郵送の場合も、SBI証券の公式サイトから申し込む時は「口座開設はこちら」ボタンを押して入力画面に進みます。画面の案内に従いながら「口座開設フォーム」に名前や住所などの必要事項を入力。本人確認書類の提出方法は「書面」を選びます。必要事項を入力すると「内容確認画面」に移るので、「郵送での口座開設」を選択して申込みます。申込みが完了すると、「完了画面」に申込み内容や受付番号などが表示されるので、SBI証券から「口座開設手続完了のご案内」が届くまで控えをとるなどして大切に保管しておきましょう。STEP2 口座開設申込書が届く口座開設申込後、約5日程度で口座開設申込書が届きます。口座開設申込書には以下の書類が同封されています。証券総合サービス申込書:必要事項を記入し、返信用封筒に同封のうえ返送します。本人確認提出のお願い:マイナンバーの確認できる書類と、本人確認書類を提出します。STEP3 口座開設申込書・本人確認書類の返送必要事項を記入した口座開設申込書と、本人確認書類・個人番号記載書類のコピーを同封の返信用封筒で返送します。不備や記入ミスなどがあると口座開設まで時間がかかるので、以下の点をきちんと確認しましょう。申込書と本人確認書類の住所は一致しているか本人確認書類は、記載内容がきちんと確認できるかどうかSTEP4SBI証券より口座開設完了の案内が郵送される「口座番号」「ログインパスワード」「取引パスワード」が記載された書類がSBI証券から簡易書留で郵送されます。「口座開設申込書」を返送してから約10日程度かかります。STEP5初期設定を行って取引開始はじめてWebサイトにログインする場合は、勤務先や出金先の金融機関の登録が必要です。登録完了後、10~15分程度で取引が可能になります。未成年口座の開設未成年口座とは、満20歳未満の未婚者を対象とした証券総合口座です。親権者がSBI証券に証券総合口座を開設していれば、口座開設が可能です。ジュニアNISAを利用する場合も未成年口座が必要になります。ジュニアNISAには、主に次の2つの特徴があります。年間80万円までの投資額に対する利益が非課税。最大5年間で合計400万円利用可能です。教育資金の運用に活用できます。贈与税の枠(年間110万円)の範囲内で資産を移動でき、贈与税がかかりません。相続対策にもなります。ただし、ジュニアNISAは資金を自由に引き出せないので注意しましょう。口座開設にかかる料金(お金はかかる?)口座開設にかかる費用や口座管理料は無料です。すぐに取引しないでも口座開設は無料です。SBI証券の提携銀行なら振込手数料(料金)が無料口座開設しても、取引するためには入金が必要です。SBI証券には、提携銀行に入金するとすぐに買付余力として反映してくれる「即時入金サービス」があります。手数料もかかりません。SBI証券ただし、利用するためには以下の提携金融機関のネットバンク契約が必要です。入金は24時間いつでも即時に反映されます。住信SBIネット銀行三菱UFJ銀行三井住友銀行みずほ銀行りそな銀行埼玉りそな銀行関西みらい銀行楽天銀行ジャパンネット銀行ゆうちょ銀行セブン銀行スルガ銀行イオン銀行即時入金サービスのほかにも、口座振替の登録を行うだけで利用できる「リアルタイム入金(即時反映)」や自分の銀行口座から入金できる「銀行振込(反映まで1~2時間)」、ゆうちょ銀行からの「振替入金(翌営業日)」などがあります。また、近くのコンビニ(セブン銀行・ゆうちょ銀行ATM)や郵便局のATMから入金できる「ATMカード入金(SBI証券で確認後に反映)」があります。入金単位は5,000円以上1,000円単位。利用するためには、ATMカードの発行手続きが必要です。セブン銀行を利用すれば、7~19時の間は手数料がかかりません。SBI証券で口座開設する際の注意点基本的にSBI証券の口座開設手続きは簡単ですが、「納税方法」について迷う人もいると思うので詳しく解説します。証券口座で納税方法を選ぶ際、次の3つの選択肢が示されます。SBI証券に任せる(特定口座・源泉徴収あり)特定口座とは、証券会社が株式や投資信託などの1年間の取引結果を「年間取引報告書」にまとめてくれるサービスです。さらに「源泉徴収あり」を選択すると、SBI証券が株式や投資信託の利益にかかる税金(所得税・住民税)を代わりに納付してくれます。確定申告する必要がないので、一番手間がかかりません。自分で申告する(特定口座・源泉徴収なし)SBI証券が「年間取引報告書」を作成してくれますが、確定申告を自分でする必要があります。手間がかかりますが、会社員など給与所得者は、「特定口座・源泉徴収なし」を選んだほうが有利な場合があります。会社員で給与所得以外の収入が20万円以内の場合、確定申告や納税が免除される特例があるのです。給与所得以外の所得がなければ、投資の利益20万円までは税金がかかりません。会社員で年間利益が20万円以内になりそうなときは、「特定口座・源泉徴収なし」を選んだ方がオトクです。自分で計算・申告する(一般口座)一般口座を選んだ場合、自分で取引の明細書を作成して確定申告する必要があります。一般口座は手間がかかるので、初心者は特定口座を開設するようにしましょう。SBI証券の窓口で口座を開設する方法SBIマネープラザの店舗(窓口)SBI証券のグループ会社である「SBIマネープラザ」を利用すれば、店頭(窓口)で証券口座を開設できます。Webで申し込める「インターネットコース(インターネット経由のみの取引)」を店舗で申し込めるほか、電話や店舗で注文できる「対面コース」や専任の担当者がつく「ダイレクトコース」の口座開設が可能です。SBIマネープラザでは、無料のセミナーや投資情報の提供も行っています。IFA(独立系フィナンシャルアドバイザー)の店舗(窓口)IFAとは、銀行や証券会社など特定の金融機関には属さず、独立・中立の立場から資産運用のアドバイスを行う金融商品の仲介業者。通常、Webサイトから申し込む「インターネットコース」を店舗で申し込めるほか、電話や店舗で注文できる「IFAコース」、専任の担当者がつく「IFAコース」の口座開設が可能です。SBIマネープラザやIFAの店舗は、以下から確認できます。SBI証券の口座開設方法に関するまとめ今回は、ネット証券で最も人気があるSBI証券の口座開設方法について解説しました。おすすめは、「ネット申し込み」で本人確認書類やマイナンバーカードを「Webアップロード」する方法です。一番早く取引を開始できるからです。最短で翌日から取引が可能になります。ただし、名前や住所などの登録内容に間違いがあったり、アップロード画面が不鮮明だったりすると、時間がかかる場合があるので注意しましょう。SBI証券は、多くの人が利用して満足度も高い証券会社なので口座開設をしておいて損はありません。口座開設や口座管理料などはかからないので、まずは口座開設だけでもしてみてはいかがでしょうか。
2019年08月26日本記事では投資信託の3種類の手数料と、それに対する「得するための初心者の方でもできる1ポイント」についてやさしく解説します。本記事の結論を先に言いますと、まず投資信託の手数料には「買う時・持っている間・売る時」の3種類があります。そして投資信託の手数料のポイントはたった一つ、低い方が良い、ということです。それではわかりやすく見てみましょう。投資信託の手数料3種類を解説します投資信託の手数料には、大きく次の3種類があります。買う時(購入時手数料)持っている間(信託報酬という名の手数料)売る時(信託財産留保額)どのようなものでしょうか。もう少し詳しく見てみましょう。1. 投資信託を購入する時にかかる手数料(購入時手数料)まず、投資信託を買う時には、購入時手数料と呼ばれる手数料がかかることがあります。下の図表は投資信託をわかりやすく図解したものです。左端にいる私たちがお金を出し合って、株式や債券などの入った投資信託(図の黄色い袋)を購入する、という図です。そして、先ほどの購入時手数料は、私たち投資家が投資信託を購入する際に、銀行や郵便局、証券会社の売り手側に支払うお金のことを指しています。これが購入時手数料です。購入時手数料とは、買う時に発生することのある手数料のこと。投資信託を買う時にかかるお金は売っている場所によって異なる?さて、まったく同様・あるいはほぼ同様の投資信託であっても、売っている場所によってこの購入時手数料が異なることがあります。なぜでしょうか?その理由を身近な例で言いますと、百貨店とネットでのお買い物のようなものです。例えば同じ商品であっても、百貨店では少し高いお値段がついていることがあります。また、同じ商品でも、ネットショップで買えば少し安い値段で買えることがあります。同じ、あるいはほぼ同様の投資信託であっても、売っている場所によって購入時手数料が異なることがある。②投資信託を購入後、運用してもらっている間にかかる手数料次に、投資信託を買って持っている間にかかる手数料について解説します。これは信託報酬と呼ばれます。上の図で言いますと黄色い袋の下にいる3人(現実には複数)の人々(機関)に支払うお金です。ザックリと言いますと、「企画する人・運用する人・管理する人」といったイメージの人々です。私たちは彼らに運用を任せているのですから、報酬(私たちにとっては手数料)を支払わなければなりません。それが信託報酬です。投資信託を運用してもらっている間にかかる手数料の平均は?一般的には、年率で0.1%程度から1.7%程度まで、持っている間にかかる手数料には幅があります。例えば、信託報酬が1.5%で、ずっとお値段が百万円の投資信託があった場合(現実には毎日変動する)、年間ではおよそ1万5千円の信託報酬がかかる、というイメージです。それでは平均ではどのくらいの信託報酬がかかるものでしょうか。見てみましょう。※図表は筆者作成参考:QUICK研究所調べ2018年2月末インデックス型投資信託:いわゆる市場平に連動するこ目標とした投資信託アクティブ型投資信託:いわゆる市場平均を超えることを目標とした投資信託③投資信託を売る時にかかる手数料また、売る時に信託財産留保額という手数料がかかることもあります。これは、投資信託を売ると、残っている投資家が不利益を被らないようにするための手数料と言われています。得する1ポイントレッスン!いくらが適切?高いのと無料、どっちが得する?ここまで「買う時・持っている間・売る時」の3種類の手数料について見てきました。それでは手数料で得する1ポイント解説です。結論から言いますと、手数料がいくら高くても、得をすることはありません。ですから、ゼロまたは低い方から選ぶことが得するポイントです。すなわち、投資信託の手数料で得をするためには、高いものを選ばずに「買うときは0・持っている間は0.3%以下・売る時は0」という点を守ることです。手数料で得する:より正確には、手数料は運用成績に寄与しないので得はしません。ここでは、高いものを選ぶより低いほうを選んだ方が計算上得をする、という意味合いです。投資信託の手数料で得する方法は?高いより低い方が良い理由手数料は上記で見ましたように、場所によっても異なりますし、投資信託の種類によっても、大きく違っていました。ただ、結論からいうと、手数料は高いより低い方を選ぶ方が得をしやすい、ということです。次のような観点で見ることが重要です。このようなものです。なぜでしょうか?投資信託の手数料は高いほどリターンを下げて儲からなくしてしまう?投資信託によくある誤解として、各種手数料が高いほどに良いことがありそう、という勘違いをしてしまうことです。しかし、現実には株価などの金融商品の値動きは法則性はありません。専門家の誰にも何を買えば良いのかがわからないのが現実です。また、投資信託は、投資信託という「入れ物」に複数の金融商品がたくさん入っていますので、テーマやジャンル、投資対象が同じようなものであれば、どれも似たような値動きになってきます。そして、手数料と国内外の株価・債券などの値動きは関連性がありません。そのため、投資信託に対して手数料が高いほど、実質的な運用成果を押し下げてしまうことになります。投資信託の手数料で実質リターンが下がる計算例住宅などを建てる場合は「コストをかければかけるほど」良い家ができます。しかし、資産運用(お金を増やす)においては、「手数料をかければかけるほど」私たちの実質的な運用成果は下がります。投資信託の手数料の計算式のイメージは次のようなものです。投資信託の成績 - 手数料=実質的な運用成果ちなみに、上記計算式の運用成果は、投資の世界では誰かが頑張っても意図的に上げることはできません。それは、投資信託を運用する専門家が優れていないのではなく、世界中の専門家が優れているからこそ、差が出せないと考えられます。一例を挙げましょう。投資信託の成績5% - 手数料0.5%=実質的な運用成果4.5%投資信託の成績5% - 手数料1.5%=実質的な運用成果3.5%このように、手数料が高いだけで運用成果が押し下げられます。投資信託の手数料で得するたった1つのポイント、それは手数料が低いものを選ぶこと。銀行や楽天証券・SBI証券などの販売会社で手数料は異なる?先ほども少し触れましたが、投資信託の各種手数料は、銀行・郵便局・楽天証券やSBI証券などの売る場所で異なることがあります。同様の投資信託であっても、異なることがあります。ただ、投資信託という「入れ物」の中身が同様であれば、どこで購入しても運用成績は基本的に同じようなものです。中身が同様:例えば、国内の株式が入っている投資信託なら、基本的に同じように値動きが推移します。手数料分だけ運用成績は押し下げられます。そのため、あくまでも理論上のお話ではありますが、投資の効率を突き詰めると、手数料の比較的高い銀行や郵便局は選択肢から外れます。手数料の安さを考えるなら、オンラインで売買ができるものが有利になると考えられます。投資信託にかかる手数料の目安おさらいでは、投資信託の手数料の目安をもう一度おさらいします。投資信託にかかる3種類の手数料とは?得する1ポイントレッスン:まとめ投資信託の手数料には「買う時・持っている間・売る時」の3種類がある投資信託の手数料の目安は「0・0.3%以下・0」手数料が高いほど、実質的なリターンが下がってしまう、ということを知らないままでは損しやすい本記事では投資信託の3種類の手数料と、それに対する得するための初心者の方でもできる1ポイントについて解説しました。おさらいをしますと、まず投資信託の手数料には「買う時・持っている間・売る時」の3種類がありました。そして投資信託の手数料の目安はたった一つ、低い方が良い、ということでした。初心者の方でも手数料を「0・0.3%・0」から選ぶと、高いものを選ぶよりは得をしやすくなりますので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
2019年03月19日昨年1年間の「金」の販売量が、前年より約4割増え、買取り量は2割減ったと、今年1月に田中貴金属工業が発表した。金は「安定資産」といわれるが、元本保証はなく、為替の影響も。そこで経済ジャーナリストの荻原博子さんが、押さえておくべき「金」投資のリスクを解説してくれた――。金は「有事の金」といわれます。昨年前半は金価格が下落したため、後半は米中の貿易摩擦などで不安感が広がったために、金の購入量が増えたのでしょう。金は紙幣や株券などと違って、金そのものに価値のある「実物資産」です。だから安心といわれますが、個人の資産を増やすための投資には、不向きな面があります。金の買い方ごとに、注意点を見ていきましょう。【1】現物購入金地金や金貨など現物は、買うときにも売るときにも手数料がかかりますから、短期投資には向きません。また、金の価格には消費税も含まれています。たとえば、1グラム5,113円(’19年2月28日時点、以下同)で100グラムの金地金を買ったとしましょう。金の価格は51万1,300円ですが、購入手数料が1万6,200円かかり、合わせて52万7,500円必要です。この金を同じ日に売却したとします。売却価格は1グラム5,028円ですから、100グラムだと50万2,800円です。ですが、ここでも売却手数料1万6,200円が差し引かれ、手にできるのは48万6,600円です。売買の前後を比べると、4万900円の損失が出ました。金100グラムを約50万円と考えると、損失は約8%です。金を買うなら長期保有を。また、株には配当、証券には分配金など保有期間にも多少の利益が付きますが、金にはありません。さらには、金の保管場所は貸金庫などが多いのですが、そうした保管にもコストがかかります。【2】純金積立毎月決まった金額を積み立て、少しずつ金を買っていく方法です。金は積立先で保管され、いつでも金地金や金貨などで、または売却して現金で受け取ることができます。なかには現物での受け取りができない純金積立もあります。積立金は月1,000円からと、手ごろな金額のコツコツ積立といわれますが、実は落とし穴があります。意外と手数料が高いのです。積立手数料は、積立金額の2.5%程度。年会費は必要なものもあり、手数料もコツコツ払うことになります。【3】金ETFETFとは上場投資信託のことで、金の価格と連動したものを金ETFといいます。証券会社などで、数千円から購入できます。金ETFは現物や純金積立と比べて、信託報酬が0.5%程度と、手数料が安いのが特徴です。ただ、売却時に現物の金を受け取れないものが多いので、金がほしい方は、現物の金と交換できる金ETFを選ぶといいでしょう。金の国際価格は全世界共通です。ですが日本では、ドルから円に換算するため、為替の影響を受けることも覚えておきましょう。円安になれば金の価格は上がり、円高になれば金の価格は下がります。金は安定資産とはいえ、元本保証のない投資です。リスクはつきものだということをお忘れなく。
2019年03月08日この春、多くの銀行が手数料の改定を行っています。三菱UFJ、みずほ、三井住友のメガバンク3行は両替手数料を値上げし、その他の銀行も多くが両替手数料や振込手数料を値上げ、または4月から値上げをする予定です。預けているのに取られるばかりのお金が多い中、預けたときの金利はどうなっているのか、2018年の普通預金の年利について調べました。●ネット銀行以外のすべてが横並びメガバンクなどの大手から、都市銀行に至るまで、実際に店舗を持つ銀行は一律横並びで、年利0.001%という結果でした。少なくとも10万円預けなければ、利息は付かない状態なので、本当にただ預けているだけという状態に近いですね。一方で実店舗を持たないネット銀行は、年利が高い銀行もあり、楽天銀行やSBJ銀行は普通預金でも0.02%の年利がつきます。これら2行には劣りますが、ジャパンネット銀行も0.015%と、メガバンクと比べれば15倍の利息が付くという結果になっています。●特定の条件を満たせば大手の100倍の金利も!?クレジットカードを作成するなど、追加の条件を満たせば金利が変動するネット銀行もいくつかあり、条件を満たせば大手銀行の100倍の金利になるところもあります。イオン銀行は通常であれば0.001%とその他の銀行と変わらない金利ですが、キャッシュカードにクレジットカード機能も搭載した「イオンカードセレクト」を作ると、0.1%と金利が100倍に!楽天銀行も楽天証券に口座を作成し、連携させる「マネーブリッジ」を利用すれば金利が0.1%に上がります。資産運用でiDeCoなどを考えていた人は、楽天に口座を統一するとメリットがありそうです。同様に住信SBIネット銀行も、SBI証券の口座と「SBIハイブリッド預金」で連携をさせると金利が0.01%になるので、楽天銀行ほどではないですが、既にどちらかの口座を持っている人にはオススメです。金利で見ると、特定の条件を満たした際のネット銀行の普通預金はかなり魅力的で、場合によっては手数料が定期預金を超えることもあります。普段手数料ばかり取られていることがつらい人は、これを機に金利の高い銀行を検討してみては?(文・姉崎マリオ)
2018年03月28日三菱東京UFJ銀行と三井住友銀行、みずほ銀行が、個人向け預金口座の口座維持手数料検討を進めていることが報じられている。この結論は2018年度中に出るということだが、もし、口座維持手数料がかかるようになれば、「メガバンクに預け入れする意味って…?」と疑問に思う人もいるだろう。では、今後、メインバンクを乗り換えるとしたら、どんな基準で選べば良い?ファイナンシャルプランナーの馬場聡子さんは次のように説明する。「今後はメガバンクに限らず、口座を持つことで手数料が発生する可能性は十分にあります。費用面でも、財産を自分で管理・把握するという面でも、クレジットカードと同様に、たくさん持ちすぎないこと。必要な口座数に絞り込む必要があると思います」面倒なようでも、不必要な口座があるなら、解約の手続きをしたほうが良いそう。特に忘れがちな独身時代の口座などは、実家に帰省した際の平日に解約手続きを行うのがおすすめだ。●銀行口座の最適な口座数って?では、どのくらいの数、どんなところに絞れば良いのだろうか。「口座でどんな取引をしているかによって、選択の基準は異なります。例えば、住宅ローンを支払っている口座があれば、削れないですし、手数料などの優遇がある可能性も高いはず」財産をどれだけ持っているかにもよるが、できれば「普段使い」「一時置き(普段は使わず、年に数回程度利用の予備金)」「将来のため」の3つくらいに絞るのがおすすめだとか。また、手数料には「振込」「両替」「振替」「ATM利用料」などがあるが、日々使う部分、特にATM手数料の見直しが重要だそう。「ATMや提携コンビニでの無駄遣いは、実は意外と多いもの。かつては夜9時まで無料だったところが、夜6時まで無料に時間変更されているといった具合に、制度が細かく変わっていても、現場に行くまで気づかないのです」●銀行選びのポイントは費用と「よく行く場所」馬場さんが勧める「銀行選び」のポイントは、以下の通り。1、費用面ATM手数料などが無料、あるいは安いところを選ぼう。2、大型ショッピングモールなど、よく行く場所にATM機があること自宅の最寄りの銀行を選びがちだが、銀行では駐車場に車が停められないこともある。子どもを抱っこしながらATMの操作をするのは、結構大変。屋根のある立体駐車場があるなど、子ども連れで行きやすい場所なら、最寄りの銀行よりも便利。3、ネット銀行家計簿のアプリを使っている人なら、ネット銀行は便利。また、ネット通販をよく利用する人なら、利用が多ければポイントがたまるメリットも。ただし、子育て中は親に相談(物件購入など)する機会が多く、親世代はネット銀行に躊躇するケースがあるので、注意が必要。「メガバンクのリストラのニュースで衝撃が走ったように、銀行はここ数年でどんどん変わっていっています。マイナス金利も続いています。大切なのは、自分で『変化』を知る、信頼できる情報を入手できる環境を整えておくこと。自分の目を肥やしていくことです」今はもう「銀行に預けておけば安心」ではなく、「知らないと損をすることもある」時代。手数料などの小さな積み重ねが、大きな差になることもあるだけに、自分でアンテナをはっておくことも大切だ。(取材・文:田幸和歌子編集:ノオト)
2018年02月15日「昨年末、みずほ・三井住友・三菱東京UFJの3メガ銀行が『口座維持手数料』の導入を検討中、との報道がありました。口座維持手数料とは、預貯金口座を開設しお金を預けておくだけでかかる手数料です。今は超低金利のため、3メガ銀行の普通預金に100万円を1年預けても、利息はわずか10円(税引き前)です。口座維持手数料の金額によっては、『銀行に預けるほど、お金が目減りしてしまう』という事態にもなりかねません」 こう語るのは、経済ジャーナリストの荻原博子さん。そもそも銀行は、預金者からお金を集め、そのお金を企業などに融資して収益を得ている。 「しかし近年、企業は利益の一部を内部留保として蓄積しています。国内の企業全体の内部留保は、アベノミクスが始まってからの5年間で約100兆円増え、’16年度には400兆円を超えました(’17年9月・財務省)。それだけ企業に蓄財があれば、銀行から融資を受ける必要はないでしょう。こうして銀行は、貸出先がない状況に陥り、預金者から集めたお金を、日銀の当座預金に“ブタ積み”と揶揄されるほど預け続けてきました。その状況を変えるため、’16年に日銀は、銀行が日銀に預けている当座預金に『マイナス金利』を導入しました。しかし、それでも日銀への預金は増えていて、貸出先、運用先がない状況は深刻です」 窮地に立たされた銀行が収益を上げる手段として、3メガ銀行が検討する口座維持手数料は、海外では一般的だが、日本では、銀行は公共性が高いものとの認識が強く、導入には強い反発が予想される。 「’18年度中の結論を目指すようで、実際に導入されるかどうかはわかりません。ですが、私たちは導入を前提に、準備を始めておきましょう」 そこで、荻原さんが口座維持手数料導入前にすべきことを解説してくれた。 「まずは、今ある口座の整理です。子どもの学校関連で使っていたものや、引っ越して使わなくなった口座などはありませんか?すべての口座をリストアップしたら、使っていない口座は解約しましょう。また、使ってはいるが、解約しても困らない口座については、口座維持手数料の導入が決まったらどうするか、対策を考えておきましょう。こうして利用口座をシンプルにまとめると、家計も管理しやすくなります。手数料の引き上げは銀行の苦しい経営状況の表れです。厳しいところから統合・合併などの再編が進み、大幅なリストラがあるかもしれません。大手銀行は安泰という時代は過ぎました。今後も注意深く見守っていきたいものです」
2018年01月19日マンションを売却したときに不動産会社に支払うことになる仲介手数料。その額はどのようにして算出されるのでしょうか。また、支払うタイミングは決まっているものなのでしょうか。マンション売却時の仲介手数料について、気になるポイントを解説していきます。仲介手数料はマンションを売却するまで払わなくていい!不動産会社に支払う仲介手数料は、物件の売買が成立したことに対する成功報酬です。この成功報酬主義については、宅地建物取引業法にその旨が記載されています。つまり、マンションを売却する場合であれば、実際にそれが売れたときに仲介手数料を支払うのが原則ということになります。そのため売り主は、マンションの売買契約が成立していない段階で、仲介手数料として報酬を支払う義務がありません。たとえそれまでに不動産会社が広告展開などで多くのコストや労力をかけていたとしても、買い主が見つかってマンションが売れない限り、仲介手数料はかからないということです。場合によっては、複数の不動産会社へ同時に仲介を依頼し、その中の1社が仲介した買い主と契約する、というケースもあります。この状況においても、何らかの特別な契約を結んでいない限りは、契約が成立した1社以外の不動産会社に対して、仲介手数料は払わなくてかまいません。逆にいえば、一旦売買が成立すると、その段階で仲介手数料を支払う義務が生じることになります。つまり、気が変わるなど売り主側の一方的な都合で契約解除をした場合は、物件が売れなくても仲介手数料を支払わなければならない可能性があるのです。契約解除の原因が明らかに不動産会社側にあるときは別ですが、このことを理解しておかないとトラブルのタネになることがあるので、注意しましょう。不動産会社へ支払う仲介手数料には上限がある!不動産会社へ成功報酬として支払う仲介手数料には、上限があります。上限額は、宅地建物取引業法に定めのあるものです。もしも、不動産会社から上限額を超えて仲介手数料を支払うように求められ、不動産会社がその金額を受け取ったときには、法令違反となります。手数料の上限額の計算方法は次のとおりです。不動産の売買価格が2,000,000円以下⇒売買価格の5%2,000,000円超4,000,000円以下⇒売買価格の4%+20,000円4,000,000円超⇒売買価格の3%+60,000円ここに別途、消費税も加算されます。なお、上限額というのはあくまで、不動産会社に対し「これを超えて請求してはならない」とされている額です。マンションの売り主が常に上限額を支払うことになっているわけではありません。一方、下限額は設定されていないため、仲介手数料0円ということもあり得ます。以前は不動産会社が法定の上限いっぱいの額を提示してくるのが通例になっていました。支払う側も「そういうものなのか」と思って、あまり疑問も持たずにその額を支払っていたという側面があります。また、間に1社のみが仲介として入る不動産売買では、売り主、買い主の双方から、不動産会社は仲介手数料を受け取ることができます。つまり、4,000,000円超のマンションを仲介したときには、不動産会社は(3%+60,000円)×2の仲介手数料を得ることができるわけです。これを不動産業界では「両手仲介」と呼んでいます。しかし、こうした状況は近年では少し変わってきています。不動産会社の中には上限いっぱいの額ではなく、「◯%オフ」というかたちで手数料の割引を行っているところも現れています。また、両手仲介ではなく、売り主からは手数料を取らない「片手仲介」にして、「仲介手数料なし」をセールスポイントにしている不動産会社もあります。仲介手数料にはこうした価格競争が生まれていることも知っておくと、不動産会社選びの参考になります。マンションの価格を無料査定してみる不動産会社へ仲介手数料を支払うタイミングは?では、マンションの売却が決まった際の仲介手数料はいつ支払うのでしょうか。支払い義務が生じるのは不動産売買契約が成立したとき、すなわち売り主と買い主の双方が売買契約書に署名押印したタイミングです。ただ、実際に多いのは、不動産売買契約を結ぶときに仲介手数料の50%を支払い、決済・物件引き渡し時に残り50%を支払うという方式です。そうでなければ、決済時に全額支払いということになるでしょう。また、不動産売買契約時に全額を払うケースもあるようです。このように不動産会社によって方式が違うため、仲介手数料を支払うタイミングは事前に確認しておくべきです。まとめ不動産会社に支払う仲介手数料は、決して安いものではありません。いつ、いくら支払うことになるのかをしっかりと確認しておくことが大切です。疑問点があれば遠慮なく担当者に尋ね、納得のうえで契約しましょう。なお、マンションを売却するには一般的な仲介だけではなく、不動産会社そのものが買い主となる「買い取り」という選択肢もあります。この場合、マンションの売却価格は安くなることがほとんどですが、仲介手数料が発生しないことは知っておくといいでしょう。まずはマンションの価格を無料査定してみる
2017年11月12日宮城県仙台市に本店を置く七十七銀行は3月9日、投資信託を購入した個人顧客向けに「<七十七>投資信託キャンペーン~お申込手数料、半分お返ししますよ~」を開始した。期間は3月31日まで。○投資信託を100万円以上購入した個人が対象キャンペーンの内容は、七十七銀行で投資信託を累計100万円以上購入した個人顧客を対象に、投資信託申込手数料(消費税込)の50%をキャッシュバックするというもの。通常の申込手数料は買い付け金額に対し最大3.24%(税込)。投資信託は、東北地区の同行全営業店(一部の出張所を除く)及び札幌支店で取り扱っている。キャンペーンは自動エントリーのため申し込みは不要、キャッシュバック分は4月下旬に口座に振り込み予定。ただし、既に実施されている「<七十七>運用スタート!! Wキャンペーン」でキャッシュバックの対象となる手数料は対象外となる。
2016年03月11日イオン銀行は2月12日より、ゆうちょ銀行のATMでイオン銀行キャッシュカードおよびイオンカードを利用した場合の手数料を無料に改定する。キャッシュカードは平日日中、イオンカードは土日を含め24時間いつでも手数料がかからない。○手数料無料で利用できる提携ATMが全国約4万台にこの度の改定により新たに無料で利用できるようになるのは、全国約2万7,000台(2015年12月時点)のゆうちょ銀行ATM。イオン銀行キャッシュカードおよびイオンカードを持っている場合、ゆうちょ銀行を始めとする提携金融機関ATM、全国のイオングループ店舗を中心に展開しているイオン銀行ATMなど全国約4万台のATMを手数料無料で使用できるようになる。イオン銀行キャッシュカード利用時に手数料無料にて出金・入金が利用できる提携金融機関は、ゆうちょ銀行、みずほ銀行、ろうきん、北都銀行、荘内銀行、栃木銀行、東京都民銀行、スルガ銀行、愛知銀行、三重銀行、第三銀行、但馬銀行、西京銀行、徳島銀行、香川銀行、沖縄海邦銀行。手数料無料の時間帯などの提携内容は提携金融機関ごとに異なる。なお、ゆうちょ銀行の顧客が、イオン銀行ATMを利用したときの利用手数料は変わらない。イオン銀行は「引き続き、お客さまがいつでもどこでも便利にご利用いただけるよう、ATMネットワークの拡大に努めていく」としている。
2016年02月03日東北銀行はこのたび、2月15日午前8時より同行の顧客がセブン銀行ATMを利用する際のサービス時間延長(24時間稼働)ならびに手数料改定をすると発表した。○サービス時間延長(24時間稼働)セブン銀行ATMの利用時間を以下の通り改定する○手数料改定セブン銀行ATMの利用手数料を以下の通り改定する。東北銀行によると「東北銀行ATMの利用手数料は変わりません。手数料改定に合わせ、手数料優遇(キャッシュバックサービス)などを開始します。詳細については、改めてお知らせいたします」としている。
2016年01月18日中古マンション仲介サービス等を運営するハウスマートは12日、月額1万円で仲介手数料が無料にて中古マンションを購入することのできる月額制中古マンション売買サービス「カウル」を2016年1月14日から開始すると発表した。「カウル」では、マンション購入額に加えて一般的に数百万円近く支払う必要のあった仲介手数料が無料となるという。月額1万円を支払うことで、サイトでの物件探し及び、カウルが物件探しのサポートを行う。物件探しや内見の予約・購入申し込みなどもすべてオンライン上で行うことができ、さらに成功報酬型でないため、「自分のペースで納得できる新居探しをすることが可能となる」(ハウスマート)。また、売却については手数料および月会費がすべて無料で利用することができるという。全国展開を視野に、まずは東京(23区)・神奈川(横浜市・川崎市)などの関東圏からサービスの提供を開始する。また、サービス開始に伴い、BEENEXT PTE.LTD(Founder & Managing Partner:佐藤輝英氏)より2015年8月19日に三者割当増資による資金調達を実施した。今回の資金調達により更なるサービスの開発、人材の採用、マーケティングの強化等を図って行く予定としている。
2016年01月12日ゆうちょ銀行は16日、イギリスの送金事業者であるアースポート社との提携により、2016年1月4日から、一部の国の銀行口座あて国際送金について、仲介手数料および口座登記料が無料となるサービスを開始すると発表した。○送金金額がそのまま受取人の口座に入金される仲介手数料および口座登記料が無料となる対象国は、イタリア、オーストリア、オランダ、スペイン、スロバキア、フィンランドの6か国。現在、これらの国の銀行口座あて送金については、窓口での送金手数料以外に、送金金額から2~5ユーロの仲介手数料が差し引かれ、さらに口座登記料が差し引かれる場合があったが、同サービスの開始により、この仲介手数料と口座登記料が無料となり、送金金額がそのまま受取人の口座に入金されるようになるという。ゆうちょ銀行によると「窓口でかかる2500円の手数料以外に、今回の対象国であるイタリアなど6カ国については、アースポート社と提携したことで仲介手数料や口座登記料が無料となった。今後とも、ゆうちょ銀行の国際送金サービスをより一層便利に利用してもらえるよう、サービスの向上に努めていく」としている。
2015年12月18日日本マテリアルは15日、純金、プラチナ製のインゴット100グラム「インゴット100」を手数料0円で販売を開始したと発表した。○「一番買いやすい価格帯」に設定通常、地金商などでインゴットを購入する場合、100グラムのインゴットには、「販売相場価格×グラム」の代金のほかに、手数料(バーチャージ)として5,400円~1万6,200円程度が掛かる。手数料にはインゴット生産の工賃や事務手数料などが含まれており、これが500グラム、1キログラムになると手数料が掛からなくなるのが、地金業界の常識だったという。今回発売する「インゴット100」では、ブランド力アップの狙いとコスト削減により、手数料0円を実現。「一番買いやすい価格帯」である50万円(約1枚分)~100万円(約2枚分)を意識した100グラムに設定している。価格は純金・プラチナともに当日販売価格(税込)1グラム×100。例えば2015年9月14日時点では、純金100グラムは46万8,300円、プラチナ100グラムは41万6,800円となっている。ともにコインバース形式で、サイズは42×28×約4ミリメートル。
2015年09月15日アイエスアイはこのほど、ATM種類別の引出手数料を即時比較して節約できるiPhoneアプリ「SocialATM」の提供を開始した。料金は無料。○6行、10ATMに対応ユーザーは、お金を引出す前に同アプリを使用することで、銀行キャッシュカードについて、現在時刻~1時間後までのATM種類別の手数料を確認することができる。これにより、手数料が安いATMを選ぶことが可能となるという。サービススタート時は60通りの検索パターン(キャッシュカード6行×ATM10種類)に対応。Googleの施設情報サービスとも連携し、「手数料マップ」機能では現在地周辺の手数料が安いATMを調べる事ができる。また、引出しに加え、預入れの手数料検索にも対応している。スタート時の検索対象キャッシュカードは、ゆうちょ銀行、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行。検索対象ATMは、前述の6行のATMに加え、セブン銀行ATM、ローソンATM、E-net、イオン銀行ATMとなる。
2015年07月31日ヤフー(以下Yahoo!JAPAN)と子会社のワイジェイカードは24日、両社が共同展開している「Yahoo!JAPANカード」利用者に対して手数料率を優遇する新たな学資クレジットの取扱いを8月中旬より開始すると発表した。○一定の条件を満たすと学資クレジットの手数料率を通常3.9%から"1.5%"に優遇Yahoo!JAPANとワイジェイカードは、4月に共同で「Yahoo!JAPANカード」の発行を開始した。協業第2弾としてリリースする手数料率を優遇する新たな学資クレジットは、「Yahoo!JAPANカード」ユーザーであり、同カードでの請求金額合計が月額2万円以上の場合、翌月の学資クレジット手数料率を通常3.9%から"1.5%"に優遇するというもの。「Yahoo!JAPANカード」利用者に、クレジットカードの利用による付加価値にとどまらず、さらなる特典を提供するサービスとしている。学資クレジットは、まずワイジェイカード本社所在地である福岡市の一部の専門学校で取扱いを開始する。将来的には全国の大学、専門学校等への展開を予定しているという。Yahoo!JAPANとワイジェイカードは、このたびの商品を通じ、学生および保護者の人々へ学資面でのサポートをすることで、充実した学校生活を送ってもらうための環境づくりに貢献していくとしている。○学資クレジットの取扱い予定校(7月24日時点。随時、追加予定)学校法人麻生塾(麻生専門学校グループ)麻生情報ビジネス専門学校福岡校、麻生外語観光&製菓専門学校、麻生医療福祉専門学校福岡校、麻生建築&デザイン専門学校、麻生公務員専門学校福岡校、専修学校麻生ビューティーカレッジ、専門学校麻生工科自動車大学校、専門学校麻生リハビリテーション大学校、麻生情報ビジネス専門学校北九州校、専門学校麻生医療福祉&観光カレッジ、麻生公務員専門学校北九州校、専門学校麻生看護大学校学校法人九州安達学園九州観光専門学校、専門学校九州スクール・オブ・ビジネス、専門学校九州デザイナー学院、専門学校九州ビジュアルアーツ○学資クレジットの特徴「Yahoo!JAPANカード」ユーザーにおトクな変動手数料率ワイジェイカードが発行する「Yahoo!JAPANカード」の請求金額合計が月額2万円以上の場合は、翌月の学資クレジット手数料率を実質年率1.5%に優遇。請求額合計が月額2万円未満の場合、翌月の学資クレジット手数料率は実質年率3.9%となる柔軟な支払いプランを用意ステップアップ返済(在学中は元金据置とし手数料のみを支払う方式)での支払いが選択可能リレー返済も可能学生の卒業を機に、保護者から学生へ債務引受の手続きを行うことで、支払い者の変更が可能
2015年07月27日テックビューロは6日、手数料無料のビットコイン・モナコイン決済サービス「Zaif Payment」の提供を開始した。○手数料無料の「Zaif Payment」同サービスは、ボタンを設置するだけでビットコイン・モナコイン決済が利用できる決済サービス。店舗側が日本円で価格を指定すると、消費者にビットコイン・モナコインでの金額が自動的に提示され、消費者の支払い時に利用店舗側への支払いが日本円で確定する。利用店舗にとっては、ビットコインやモナコインの価格変動による為替リスクの負担がなく、チャージバックのような事後の支払い取り消しリスクもないというメリットがある。一方、消費者はZaifユーザーに限らず、あらゆるビットコインやモナコインのウォレットサービス、アプリなどを使って支払うことができるという。決済手数料は無料で、指定した金額がそのまま日本円で2営業日後に入金される。また、フル機能を実装したAPIも提供している。サービス開始に当たり、ギフト券売買サイト「amaten.jp」と提携(7月中を予定)。最大10%引きでAmazonギフト券・iTunesカードが購入できる同サイトの残高に、ビットコイン・モナコインでチャージすることでギフト券の購入が可能となる。また、定額葬儀サービス「小さなお葬式」とも提携し、「早割」サービス(500円の支払いで、最大6万6,000円を割引)でビットコイン・モナコイン決済が行えるという。
2015年07月06日KDDI、沖縄セルラー電話は、2015年10月請求分(2015年9月利用分)より、「紙請求書」の発行を希望しているユーザーに対する「紙請求書発行手数料」を50円から200円に値上げする。これまで、紙の通話明細を利用していたユーザーは、「紙請求書発行手数料」が無料だったが、2015年10月請求分からは同じように200円の手数料がかかる。なお、au携帯電話向けの、「EZ WIN/IS NET/LTE NET」などのインターネットサービスに未加入のユーザー、スマイルハート割引が適用中のユーザー、「auひかり/au one net/ADSL one」などの固定通信サービスに未加入のユーザーは、料金改定後も引き続き無料で「紙請求書」が発行できる。2015年12月請求分(2015年11月利用分)からは、auショップ、コンビニエンスストア、各種金融機関などで利用料金を支払う際に発生する「窓口支払手数料」と「紙請求書発行手数料」が、手数料300円の「窓口取扱手数料」として統合・改称される。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月22日