株式会社実業之日本社(本社:東京都港区、代表取締役社長:岩野裕一)は、貫井徳郎の作家デビュー30年と小社の創業125周年を記念して、2022年6月より貫井徳郎文庫作品連続刊行プロジェクトをスタートいたします。貫井徳郎氏近影(写真/近藤篤)6月発売予定『プリズム』(1999年小社単行本刊)、8月発売予定『追憶のかけら』(2004年小社単行本刊)は、豪華クリエイター陣による新たなビジュアルで実業之日本社文庫として刊行いたします。『プリズム』は、カバーデザイン・川谷康久×カバーイラスト・青依青。『追憶のかけら』は、カバーデザイン・坂野公一(welle design)×カバーイラスト・げみ。プロジェクトのラストを飾る10月は単行本刊行時にも大きな反響を呼んだ『罪と祈り』を待望の初文庫化いたします。単行本に引き続き、カバーデザイン・岩郷重力が担当します。また7月には小社好評既刊の『微笑む人』をカバーデザイン・円と球による新たなビジュアルカバーにて展開いたします。作家・貫井徳郎の30年目、そして連続刊行プロジェクトにぜひご注目ください!【貫井徳郎コメント】作家デビュー30年の節目の年に連続刊行できること、大変嬉しいです。今回の作品群はそれぞれ方向性が異なり、ぼくの作風を網羅した4冊になっています。これまで貫井徳郎作品を知らなかった方々にとっての入り口になるといいなと思っています。『追憶のかけら』は旧字旧仮名遣いだった作中作を現代語にし、『罪と祈り』は主人公たちに感情移入しやすいよう加筆しました。新しいカバーがかかりますので、新しい気持ちで読んでいただけたら幸いです。どうぞよろしくお願いします。・各作品について『プリズム』ぼくは物事を決めつけるのが嫌いで、多面的な見方を提示することが多いです。そういったスタイルの原点となったのが、この『プリズム』でした。ミステリーとしても薄味から濃いものまで書いていますが、これはかなり濃い方です。ミステリーの面白さを味わいたい人に、ぜひ手に取ってもらいたいです。『追憶のかけら』ぼくは後味が悪い作品を書く小説家というイメージがあるかと思いますが、そうでもないものも書いています。その代表格が、この『追憶のかけら』です。とはいえ、単にいい話ではなく、話が二転三転、いや四転五転六転する、ぼくには珍しい緻密な構成のミステリーです。旧字旧仮名遣いだった作中作を現代語にし、読みやすくしました。『微笑む人』『追憶のかけら』とは一転、後味が悪い貫井徳郎を代表する一冊です。事件の渦中の人物を、過去に遡って調べるという形式の作品をいくつか書いていて、これもそのひとつです。ラストではかなりぶっ飛んだことをやっているのでミステリー上級者向けと言えますが、むしろ「ミステリーはこういうもの」という決めつけをしていない人にお薦めしたいです。ミステリーの限界の向こうを見てもらいたいです。『罪と祈り』上記三作のように、実業之日本社では実験的な作品を書かせてもらっていましたが、初めて王道の作風に挑みました。前例のない誘拐のアイディアを盛り込み、かなり力を込めて書いた作品ではありましたけれども、読者に理解してもらう努力が足りなかったという反省が残りました。そこで、文庫版では主人公の心情を丁寧に描き、納得してもらえるものに磨き上げたつもりです。今度こそ、より多くの読者に届くことを願っています*実業之日本社 創業125周年記念ムック「THE FORWARD Vol.3」(5/31発売予定)で、貫井徳郎氏インタビュー「作家デビュー30年の結晶(仮)」を掲載します。【商品詳細】貫井徳郎著『プリズム』実業之日本社文庫 A6判 本体予価720円+税(発売予定日)2022年6月3日貫井徳郎著『追憶のかけら』実業之日本社文庫 A6判 本体予価1,165円+税(発売予定日)2022年8月5日貫井徳郎著『罪と祈り』実業之日本社文庫 A6判 本体予価860円+税(発売予定日)2022年10月7日(好評既刊)貫井徳郎著『微笑む人』実業之日本社文庫 A6判 本体価格620円+税※発売日は変更の可能性があります。あらかじめご了承ください。【販売ページ】実業之日本社 公式HP ほか全国書店およびネット書店【販売に関するお問い合わせ】株式会社実業之日本社 販売マーケティング本部〒107-0062 東京都港区南青山5-11-9 レキシントン青山4F担当: 加藤・大田TEL : 03-6809-0770(代表)MAIL: sokushin@j-n.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月08日「乱反射」の貫井徳郎による大ヒットミステリー小説「微笑む人」が、松坂桃李主演でドラマスペシャルとして映像化決定。秦建日子が脚本を担当し、ドラマオリジナルの展開も盛り込まれる。貫井徳郎の“最恐”ミステリーが待望の初映像化!原作は、2010年に「後悔と真実の色」で第23回山本周五郎賞、「乱反射」で第63回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞した貫井氏が、2012年に発表した小説。誰もがうらやむエリート銀行員が、妻子を殺害するという世間を騒がせた事件を追ううちに、彼の過去に隠された衝撃の真実が判明。次々と明らかになっていく事実と、ラストには驚愕の展開が待つ…というあらすじ。ドラマ化では、「刑事・雪平夏見シリーズ」や「天体観測」「サマーレスキュー~天空の診療所~」脚本の秦建日子が脚本を担当し、「世にも奇妙な物語」シリーズや『呪怨 終わりの始まり』の落合正幸が監督を務める。「映像化不可能」と言われた本作を、テレビドラマの“巧者”とも言える秦氏がドラマオリジナルの衝撃的な結末を用意し、落合監督の作り出す独特の世界観と融合。視聴者を物語の世界へと引き込む。ストーリー「本の置き場所が欲しかったからです」。妻子を殺害した罪で起訴された仁藤俊美(松坂桃李)は、公判で衝撃の動機を明かす。1年半前、神奈川県相模原市の西北部を流れる安住川で、仁藤が妻の抄子(かんこ)と娘の亜美菜(池谷美音)を溺死させたとされる「安住川事件」。被告人の仁藤は、日本最難関の大学に現役合格し、大手都市銀行に就職。結婚後は順風満帆な生活を送っていた。そんな仁藤がなぜ妻子を殺害するという凶行に至ったのか。事件前から仁藤とは面識があった週刊海潮の記者・鴨井晶(尾野真千子)は、その真相を明かすべくデスクの井上肇(生瀬勝久)に直談判。巻頭特集を約束された晶は仁藤の関係者に取材を続け、彼の人物像を掘り下げていく。だが知れば知るほど、仁藤への疑念を深めていく晶。自分が以前から知っていた仁藤と、捜査関係者から聞く仁藤、いったいどちらの姿が本当の彼なのか…。やがて仁藤にまつわる衝撃の過去が明らかになり、これまでに彼に関わる何人もの人間が不審な死を遂げていたことを知る――。松坂桃李、母子殺人事件の容疑者役に『孤狼の血』の若き刑事、『娼年』の娼夫、『新聞記者』の官僚と、近年役柄の幅を広げてきた松坂さんが今回演じるのは、妻子を殺害したエリート銀行員・仁藤俊美。一流大学を卒業後、大手都市銀行に就職し、妻子と共に幸せな生活を送っていたはずが、突然妻と娘を溺死させた罪に問われる役どころ。「不思議な感覚」「今回のような役柄は初めて」柔らかな微笑みの裏には思いもよらない顔も…。そんな謎多きエリートサラリーマンを怪演する松坂さんは「仁藤という男がやってきた行為は、もちろん許されるものではないのですが、台本を読んだ最初の印象では、なぜか嫌な感じがしなかったんです。彼の振る舞いや言動は、ある種の正論を言っている部分もあるので、不思議な感覚でした」とキャラクターの印象を明かす。また「仁藤はどの局面、どんな場面においてもフラット。だからあまり『こうだ』と決めつけることなく、そのフラットであるという部分だけを心に留めていました。作品の全編を通して感情の揺れ動きやテンションが一定、という今回のような役柄は初めてだったかもしれません」とこれまでとはまた違った役柄だったと語る。さらに「この作品に出てくる言葉には、心に刺さるものがすごく多い。『自分だったらどうするだろう』ということを考える時間ができるような作品なのではないかと思っています。現場でもとても熱量を感じた落合正幸監督がどんな風に料理して完成させてくれるのか、ぜひ楽しみにしていただけたらうれしいです」とメッセージを寄せている。尾野真千子がドラマオリジナルキャラクター! 事件を追う女性記者にドラマオリジナルキャラクターとして登場する、週刊誌の女性記者・鴨井晶は、「週刊海潮」の契約記者で夫に家事を任せ、再び第一線の記者として活躍しようと奮闘。ドラマ内で仁藤の事件は、“晶の目線”で語られていく。そんな晶役を演じるのは尾野真千子。「この世界の片隅に」以来2度目の共演となり、姉弟役から一転、殺人事件の被告人と彼を追う週刊誌記者という立場で相対することに。「異様だな」尾野さんは「この作品を読んで、まず湧き上がったのは『異様だな』という感情でした」と本作の第一印象を語り、「完全に理解できるわけではないのだけれど、『あぁ結局人間っていうのはこういうものなのかな』と思わせるような、とてもリアルな人間の感情が描かれている気がしました」とコメント。演じる役柄については「私が演じる鴨井晶という女性は、いわゆる“ジャーナリスト”なのですが、ごく普通の主婦だった女性が、家事を夫に任せ、外に働きに出ている――特別なことは何もない女性でいたいと考えて現場に入りました」と言い、「この作品で仁藤が語る『殺害の動機』って、一見しただけだと『え、それってどうなの』というものだけれど、実は誰しもが心の中に持ち得る感情なのかもしれないと思うんです。感覚というものは、人それぞれである、という面白さと、現実世界においても理由付けが難しい事柄が起きている怖さを、お見せできたらなと思いました」と他人事ではないのでは、と話している。脇を固めるキャストに注目ほかにも、晶の上司である「週刊海潮」のデスク・井上肇役を生瀬勝久。晶とは旧知の仲で、仁藤の事件を担当した所轄の刑事・佐藤役を福田転球。拘置所の刑務官・滝沢役を田中要次。阿部亮平、薬丸翔、小久保寿人、佐藤乃莉らも出演する。ドラマスペシャル「微笑む人」は今春、テレビ朝日日曜プライム枠(毎週日曜よる9時)にて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年01月09日乃木坂46・齋藤飛鳥(21)の出演するカフェ・ベローチェのCM「『飛鳥休憩中』読書篇」が8月9日に公開された。その愛らしい姿にネットが沸いている。CMでは「裸足の歌」という本を読んでいる齋藤が「あ、同じ本!」と話しかけ、「もしかして運命?なわけないか」といってアイスコーヒーを飲むというもの。ネットでは《読書してる飛鳥ちゃんかわいい》《この動画作ってる人は飛鳥ちゃんのことよく分かってますね。読書家》と齋藤の読書姿を喜ぶ声が上がっている。乃木坂46は“読書好きの多い文化系アイドルグループ”として知られている。なかでも齋藤はグループ随一の読書家だ。14年10月、「乃木坂って、どこ?」(テレビ東京系)内で推理作家・貫井徳郎(51)の「崩れる」「乱反射」といったミステリーものを視聴者にオススメし注目を集めた。また今年5月、「bis」のウェブサイトにアップされたインタビューでは「最近はひとに勧められたエッセイや哲学書とかを読んだりします。エッセイは男性の作家さんが多いですね」とコメント。「家には買ってまだ読んでいない本が山積みです(笑)」とも明かしている。2016年には、現在はグループから卒業している橋本奈々未(26)が、小説の舞台となった地を訪れるテレビ番組『乃木坂46 橋本奈々未の恋する文学』シリーズに出演していた。また、高山一実(25)が18年11月に「トラペジウム」で小説家デビューを果たしたばかり。同書は発売から3カ月も経たないうちに累計発行部数20万部を突破し大きな話題を呼んだ。乃木坂46は「乃木坂文庫2019夏」キャンペーンで、ヘミングウェイ「老人と海」や伊坂幸太郎(48)の「火星に住むつもりかい?」など44作品の表紙をメンバーそれぞれが担当している。SNSには、学生のファンを中心に、購入した書籍を撮影しアップする人が続出。また、抽選で1,000名にメンバーの撮りおろしの“しおり”が届くというキャンペーンも行われているという(募集は2019年9月6日まで)。乃木坂46を中心とした文学ブームが起きそうだ!
2019年08月22日妻夫木聡と井上真央が夫婦役を演じ、ミステリー作家・貫井徳郎の小説を石井裕也監督が映像化した「乱反射」が、2018年9月のテレビ朝日系列全国ネットでの放送から1年を経て劇場公開されることが決定した。ストーリー幸せな家庭を育む加山聡(妻夫木聡)とその妻・光恵(井上真央)。ある日、公園の木が倒れたことによる事故で最愛の息子・翔太を亡くす。被害者であり、新聞記者でもある彼は、息子の死の真相を突き止めようとする。社会の歯車に乗って、誰も謝罪をせず、誰もが人のせいにし、自分の責任を認めない人たちの中で、聡は幼い息子を失った悲しみと怒りの矛先を、自分自身に向けていくことを余儀なくされていく――。「第63回日本推理作家協会賞」を受賞した貫井氏の同名ミステリー小説を、『舟を編む』『町田くんの世界』などで知られ、数々の映画賞を受賞し海外からも熱い視線を注がれる石井監督が実写化、放送時に好評を博した。今年6月には、上海国際映画祭公式イベントの日本映画週間にてインターナショナル・プレミア上映され、さらに今秋には香港での上映も決定。こうした海外からの高い評価を受け、放送からちょうど1年後に日本でも劇場公開されることになった。主演の妻夫木さんと井上さんを中心に、萩原聖人、北村有起哉、光石研、三浦貴大、鶴見辰吾ら日本を代表する俳優たちが魅せる珠玉のアンサンブルで上海の観客を沸かせた本作。公開中は、作品に関わったキャストやスタッフのトークイベントも予定されている。石井監督「キャスト・スタッフの方々と共に劇場公開を目指していた」『乱反射』が劇場で公開されることは悲願でした。製作時から、キャスト・スタッフの方々と共に劇場公開を目指していました。同時に、海外へもどんどん展開していこうという野望を持っていました。それらが現実となり、とても嬉しく思います。撮影したのは2017年の7月ですが、「責任の所在がハッキリしない日本社会の縮図」でもあるこの作品は、全く色褪せていません。テレビで一度ご覧になった方も、よりダイナミックになった映画版『乱反射』を楽しんでいただけると思います。『乱反射』は9月21日(土)よりユーロスペース渋谷にて1週間限定公開。(text:cinemacafe.net)
2019年08月02日様々な分野の第一線で活躍する人物に迫るドキュメンタリー「情熱大陸」の12月9日(日)オンエア回に、いまや国民的アイドルとなった「乃木坂46」のエースとして絶大な支持を受ける齋藤飛鳥が登場。40日間にわたる完全密着で海外公演の舞台裏と意外な素顔に迫る。日本人の父とミャンマー人の母を持つ齋藤さんは1998年生まれ、東京出身。現在20歳の齋藤さん。13歳の時に「乃木坂46」1期生としてグループに加入、乃木坂46の始動当初からグループを支え15thシングル「裸足でSummer」で単独センターを務めると、その後21stシングル「ジコチューで行こう!」で6作ぶりに再びセンターを担うなどいまやグループを牽引する中心的存在に。また、マスクをすると顔が覆われてしまうほどの小顔と抜群のプロポーションで雑誌「Sweet」ではレギュラーモデルを務めるほか、10月公開の『あの頃、君を追いかけた』ではヒロイン役を演じるなど女優としても頭角を表しつつある。また読書好きで好きな小説家は貫井徳郎と安部公房という文学好きな一面も持つ。同グループの白石麻衣をして「今後の乃木坂46を引っ張って行くのは飛鳥」と言わしめるほどの存在となった齋藤さんの多忙な40日間に番組が完全密着。驚くほど謙虚で控えめな性格で取材初日から「なんで白石麻衣や西野七瀬への密着ではなく私なんですか?」と疑問を呈し、その後も「自分の顔が好きじゃない」「可愛いと言われることに素直に喜べない」など独特な発言を連発、休憩中は部屋の隅で一人で読書する物静かな面を持ちながら、撮影現場に入ると一転、見事な表現力でスタッフを唸らせていく様に密着。さらにグループのエースとして挑む初の上海単独公演にもカメラが同行。ミャンマー人の母を持つことで「自分がハーフであることが、アジアの方々に興味を持って戴くきっかけになれば」とアジア展開にも意気込みを見せる齋藤さんが、初の海外公演でどんな姿を見せるのか?その舞台裏は必見だ。齋藤さんは放送に際し「はじめにお話をいただいたとき、“何故私?”と率直にそう思いました。実際に撮影も始まってみて、今日までに色んな現場に密着していただいていますが、未だにイマイチ現実味がないなぁと感じています。まだ親にも言っていないので、このニュースで知ってくれて喜んでくれたらいいなと思っています」とコメントを寄せている。齋藤さんの魅力が詰まった今夜の「情熱大陸」は12月9日(日)23時~TBS系でオンエア。(笠緒)
2018年12月09日メ~テレが開局55周年を記念して、妻夫木聡と井上真央の初共演で貫井徳郎の小説「乱反射」をスペシャルドラマ化。9月22日(土)今夜オンエアする。原作は「愚行録」「犯罪症候群」など数々のミステリーで知られる貫井氏が「週刊朝日」に連載、第63回日本推理作家協会賞長編、連作短編部門受賞のほか第141回直木三十五賞候補作にもなった同名小説。現代の日本が抱える社会問題を斬新な切り口で描き出した社会派ミステリーとして高く評価される原作を、今回、『川の底からこんにちは』で第53回ブルーリボン賞監督賞を受賞し、松田龍平主演の『舟を編む』で第37回日本アカデミー賞に輝いたほかアカデミー賞外国語映画部門にも選出されるなど世界的な評価を受けた石井裕也監督がメガホンを取って映像化。主演には貫井氏の原作を映画化した『愚行録』で主演を務めたほか、石井監督とも『バンクーバーの朝日』でタッグを組んだ妻夫木さん。妻夫木さん演じる主人公の妻役には「花より男子」や連続テレビ小説「おひさま」のヒロイン役で国民的人気となり大河ドラマ「花燃ゆ」や『白ゆき姫殺人事件』など数々の作品で知られる井上さん。そのほか「BG~身辺警護人~」などの萩原聖人をはじめ、『響 -HIBIKI-』「アンナチュラル」などの北村有起哉、「おんな城主 直虎」や『羊と鋼の森』の光石研、「高嶺の花」『3D彼女』の三浦貴大、「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」などの芹澤興人、「嫌われる勇気」などの相楽樹らが共演。自らの虚栄心を満たすため街路樹伐採の反対運動を起こす主婦、飼っている愛犬のフンを始末しない老人、医師としての責任を負うのが嫌で救急要請を断ってしまうアルバイト当直医、犬のフンを拾う仕事を放置した市の職員、極度の潔癖症で不潔なものに触れられないことを隠している造園業者…本当は悪いと思いながら行なってしまう「小さな罪」の連鎖によって奪われた2歳の男の子の命。誰も謝罪をせず誰もが人のせいにし自分の責任を認めない。責任を追及しようにも法でも裁くことができない。そして追い込まれた父親と母親は幼い息子を失った悲しみと怒りの矛先を、自分自身に向けていく…。妻夫木さんと井上さんを中心にして、重厚なキャスト陣による迫真の演技で日本社会の闇を暴き出す社会派ミステリーエンターテインメント。「乱反射」は9月22日(土)22時15分~メ~テレ・テレビ朝日系でオンエア。(笠緒)
2018年09月22日6月11日(日)よりWOWOWでスタートするWOWOW×東海テレビ共同製作連続ドラマ「連続ドラマW 犯罪症候群」Season2。本作で主人公・鏑木を演じる谷原章介が、5日(月)、都内で行われた完成試写会に、共演する玉山鉄二、渡部篤郎とともに出席した。警視庁の“裏稼業”を描いた貫井徳郎の社会派サスペンス小説「失踪症候群」「誘拐症候群」「殺人症候群」を、「犯罪症候群」とのタイトルでWOWOWと東海テレビがタッグを組み連続ドラマ化。警察組織が扱いにくい事件を捜査し、真相を追い求める“特殊任務”に就くことになった元刑事・武藤隆(玉山さん)、武藤の親友で警視庁の刑事・鏑木護(谷原さん)、特殊任務を指示する警視庁人事二課・環敬吾(渡部さん)の3人を軸に重厚なストーリーが展開。東海テレビ(フジテレビ系全国ネット)で放送されたシーズン1に続き、WOWOWでは原作の「殺人症候群」を基にシーズン2(全4回)として放送する。武藤は親代わりにかわいがってきた妹を未成年者に殺されたが、鏑木はその妹の恋人だった。シーズン1では復讐心に苦しむ武藤を主人公に物語が展開。シーズン2は鏑木を主人公に、鏑木が一線を越えた復讐心にとらわれていく様と、鏑木に待ち受ける衝撃の結末を武藤や環との関わりの中で描いていく。シーズン2の主人公となる谷原さんは、「鏑木がメインとはいえ、シーズン1では描かれてこなかった鏑木のいろいろな面が描かれるというだけのこと。玉山さん、渡部さんと3人で引っ張ってきた作品であり、シーズン1からさまざまなところが引き継がれてのシーズン2となっています」とコメント。玉山さんは「シーズン2はシーズン1より出番がかなり減ると聞いていたんです。でも台本を読んだら…。とはいえ、シーズン2はより物語が深くなり、展開もダイナミック。正直、シーズン2に主演する谷原さんがうらやましいです」と笑いを誘いながら語る。さらに渡部さんも「WOWOWのドラマに出る際はまず『ぜひご加入を』と言わせてもらっています」と朗らかに挨拶。「この作品の会見はシーズン1に続いて2度目。同じ作品を再びアピールできるのがうれしい」と語った。シーズン1を終えた玉山さんは、「少しは気持ちが解放されました」とひとまず安堵の様子。谷原さんは「シーズン1を受けてのシーズン2。気持ちが途切れないように心掛けました」と語り、渡部さんは「シーズン2まで終わらないと作品の終了は考えられない」とそれぞれに思いをコメント。また、玉山さんは全編深刻な場面の撮影だったにも関わらず、渡部さんのリラックスした取り組みに衝撃を受けたと告白。「本番直前、渡部さんが車をカードで買うと突然話されたんです。驚きのまま演じ、NGを出してしまいました」と打ち明け、「それは申し訳なかった。ごめんね」と渡部さんが詫びる場面も。彼らの仲のよさが伺えた。今回、視聴者からの質問に答えるコーナーも用意されており、「俳優としての“症候群”を教えてください」と聞かれると、楽しい解答が。自身を「せっかち」だと言う谷原さんは、「7割方ズボンのチャックが開いている症候群」だと激白。一方、玉山さんは「セリフを噛むと落ち込む症候群」、渡部さんは「現場の誰も気づいていないと思いますが、早く帰りたい症候群です」と回答。そんな渡部さんの言葉に、玉山さんが「気づいていました」とすばやくツッコミを入れ、会場は和やかな雰囲気に包まれた。最後に、谷原さんは「シーズン2の原作『殺人症候群』は傑作。原作に恥じぬよう、現場ではねばって撮影をしております。視聴者の皆さんを必ず驚かせ、楽しませる作品となっています。第1話は無料放送とのことなので、ぜひご覧いただき、そのあとで加入をお願いいたします」と、しっかりアピールしながらファンにメッセージを送っていた。WOWOW×東海テレビ共同製作連続ドラマ「連続ドラマW 犯罪症候群」Season2は、6月11日(日)22時~毎週日曜日放送(全4話・第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2017年06月06日4月スタートの新ドラマ「東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ 犯罪症候群」の制作発表会見が本日3月31日(金)に行われ、主演の玉山鉄二、谷原章介、渡部篤郎が登壇した。警視庁内には捜査課が表立って動けない事件を処理する「裏稼業」ともいえる存在がいた…。警察組織が扱いにくい事件を捜査し、真相を追い求めるのが特殊任務担当の彼らの仕事。本ドラマは、「特殊任務」につくことになった男と、その男の親友である現役刑事、そして特殊任務を指揮する男の3人を軸に“誘拐”“失踪”“殺人”の3種類の事件を重厚に描く社会派サスペンス。原作は、貫井徳郎の大人気3部作「失踪症候群」「誘拐症候群」「殺人症候群」。Season1では「失踪症候群」「誘拐症候群」を基に、Season2では「殺人症候群」を基に、シーズンごとに主役を入れ替えるという手法で初のドラマ化に挑む。会見では、元刑事で殺人事件により妹を失った主人公・武藤を演じる玉山さんが「あまりに背負うものが多く、演じていて疲労感のある役」と告白し、「その分やりがいもあるし、この疲れは自分のこの作品に対する期待感だと思っています」とコメント。Season2の主役・鏑木を演じる谷原さんは、「僕が演じる鏑木は、武藤の妹と婚約していました。Season1では武藤の苦しみをともに出来るポジション。全編シリアスな物語の中で、鏑木が登場する場面は少しでも軽やかな雰囲気が出せれば」と意欲を語った。そして、警察が表立って動けない事件を退職した元警察官を使って超法規的手段で捜査している環敬吾役の渡部さんは「23年前に東海テレビの昼ドラ『愛の天使』に出させていただいて以来、やっとお呼びがかかりました。今回が23年ぶりだから、次はまた23年後かな」と笑いを誘い、「今回はSeason1からSeason2まで切れ目なく続いています。これも小ズルいでしょ(笑)」とジョークでさらに会場を沸かせていた。また、玉山さんは「20代の頃、“イケメン俳優”と呼ばれていて、30代、40代になったとき、どう歩めばいいか悩んでいました」と明かし、そんなとき目標になったのが渡部さんだったそうで、今回の共演が本当に嬉しかったと語る。しかし、「現場での渡部さんの取り組みを盗み見ていたら、これが結構適当でした(笑)。パブリックイメージの影響ってすごい、と。反面教師にさせていただいています(笑)」とギャップに驚いたとコメントした。終始、オトナのウィットに富んだコメントを繰り広げていた今回の会見。最後に3人は、「僕自身は90年代に夢中でドラマを見た“ドラマッ子”です。この作品に詰まっている情熱を感じてください」(玉山さん)、「今回、東海テレビが“表”で、WOWOWが“裏”だと思っています。ぜひ連続して見て頂き、この作品の本当の世界観を感じてください」(谷原さん)とアピールし、渡部さんは、「見てくださる皆さんの貴重な時間をいただくことになると思いますが、ご期待に応えられる作品になっているとの自負があります。またそうなるよう、頑張りましょうね」と2人へ呼びかけていた。「東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ 犯罪症候群」Season1は4月8日(土)より毎週土曜日23時40分~東海テレビ・フジテレビ系にて、Season2は6月11日(日)より毎週日曜日22時~WOWOWにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年03月31日貫井徳郎の大人気3部作を、玉山鉄二、谷原章介、渡部篤郎ら豪華俳優陣を迎えドラマ化することが決定。東海テレビとWOWOWが初タッグを組み「東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ 犯罪症候群」を放送。シーズン1は玉山さんを主演に4月より「オトナの土ドラ」枠にて、シーズン2は谷原さんを主演に6月より「WOWOW 連続ドラマW」として放送されるろいう。原作は、累計45万部を越える貫井徳郎の3部作「失踪症候群」「誘拐症候群」「殺人症候群」。Season1では「失踪症候群」「誘拐症候群」を基に、Season2では「殺人症候群」を基に、シーズンごとに主役を入れ替えるという手法で初のドラマ化に挑む。警視庁内には捜査課が表立って動けない事件を処理する「裏稼業」ともいえる存在がいた…。警察組織が扱いにくい事件を捜査し、真相を追い求めるのが特殊任務担当の彼らの仕事。本ドラマは、「特殊任務」につくことになった男と、その男の親友である現役刑事、そして特殊任務を指揮する男の3人を軸に“誘拐”“失踪”“殺人”3種類の事件を重厚に描く社会派サスペンスだ。ドラマ全体を通しての共通テーマは「復讐の是非」。主役は、同じ大切な女性を殺された2人の男、早くに両親を亡くし親代わりにかわい がってきた妹を殺された男・武藤と、天涯孤独の身で唯一愛した恋人を殺された男・鏑木。Season1では、心のうちの復讐心に苦しみながらも復讐を選ばず、妹のような犠牲者を二度と出さないように犯罪を追い続けようと決意する武藤、Season2では一線を越えた復讐に囚われていく鏑木、また特殊任務の指揮役であり事件解決のためなら手段を選ばない非情の男・環、この3人の男の物語を軸に、特殊で興味深い誘拐事件や殺人事件を取り上げ、男たちの対照的な生き様を通して「復讐の是非」の表裏を描く。そんなSeason1で主役・武藤隆を務めるのは、連続テレビ小説「マッサン」以来2年ぶりの地上波連続ドラマ主演となる玉山さん。武藤は、正義感が強く熱い元刑事で妻と娘がいる。1年前、親代わりにかわいがっていた妹を殺害されてしまうが、犯人は未成年者だったため相応の罰を受けることなく社会復帰できることに。そんな犯人に憎悪を燃やした武藤は、いっそ自らの手で殺そうと思いつめるが、結局犯人は自殺。しかし武藤は自分の中に人をも殺しかねない“獣”がいたことに恐怖し、それを封じ込めるために警察を辞め「復讐をしない」道を選ぼうとする。1年後、生活のために調査員をしていたところ警視庁人事課の環からとある未成年者犯罪の捜査を依頼され再び犯罪捜査に身を置くことに。だがそれは、時には超法規的手段を使ってでも犯罪者を逮捕することが要求される警察の裏稼業だったのだ…。そしてSeason2の主役・鏑木護には谷原さん。鏑木は、武藤の先輩であり捜査一課の刑事。殺された武藤の妹は鏑木の恋人でもあり、鏑木もまた心から愛した女性を未成年に殺害された過去を持っていることになる。しかし、鏑木は刑事の仕事に打ち込むことによってその過去を乗り越えようとしており、復讐心に苦しむ武藤を諌め、忘れろと説くという役どころだ。また、警視庁人事二課に所属し、刑事部長から極秘で特命を受け、警察が表立って動けない事件を退職した元警察官を使って超法規的手段で捜査している環敬吾役には渡部篤郎が扮する。玉山さんは「谷原さん、渡部さんこの3人だからこその説得力や大人の魅力を出して、見応えのある作品を届けられたら」と話し、谷原さんは「今回の作品は、罪を取り締まる側のモラルが試されます。同じ罪に相対したとき登場人物たちは各々違った向き合い方をしていき、そこに人間の切なさ、業のようなものを感じます」と本作について語る。また渡部さんは「いままで映画、ドラマにならなかったのが不思議なくらいです。素晴らしい原作の映像化は原作のファンの方々の期待を背負う、大変プレッシャーのかかることだと思います。今回、私も作品作りに参加させて貰うことなり、心より感謝しております」とコメントしている。「東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ 犯罪症候群」Season1は4月8日(土)より毎週土曜日23時40分~東海テレビ・フジテレビ系にて、Season2は6月11日(日)より毎週日曜日22時~WOWOWにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年02月28日俳優・小出恵介が出演する、妻夫木聡主演の映画『愚行録』(2月18日公開)の特別映像が20日、公開となった。同作は作家・貫井徳郎氏の同名ミステリ小説を映画化。1年前に起こった一家殺人事件の取材を開始した週刊誌記者・田中(妻夫木)が、妹・光子(満島ひかり)の問題を抱えながら、関係者の証言によって事件の背後にあった人間関係の摩擦に気付いていく様を描く。小出が演じるのは、殺害されたエリートサラリーマン・田向浩樹。今回公開された特別映像では、同僚の渡辺(眞島秀和)と喫煙室で身勝手な男の会話を繰り広げる。渡辺に対して、田向が「この間の飲み会覚えてる? 山本さんって子いたじゃん?」と話し、実はその日のうちに男女の関係になったことを明かす。「ええやん、付き合うたら」と言う渡辺に、「会ってその日にやっちゃう子なんて嫌だよ。そんな軽い女」と言い放った。20日に誕生日をむかえ、32歳になったばかりの小出。爽やかで真面目な役のイメージも強いが、大人の技巧で憎めない「身勝手男」を演じた。
2017年02月20日映画『愚行録』が、2017年2月18日(土)より全国で公開される。本作は、貫井徳郎による第135回直木賞候補作「愚行録」の映画化。日本からの唯一の長編実写作品として、第73回ベネチア国際映画祭「オリゾンティ・コンペティション」部門で正式上映され、世界的に注目を集めている話題作だ。ストーリーは、ある幸せな家庭を襲った一家惨殺事件をきっかけに展開。その事件の関係者たちの「語り」を通して、残酷なまでにリアルで繊細な描写で、人間の内面が描き出される。それぞれの人物の心に潜んだエゴや、欲望、嫉妬、見栄、駆け引き…。極限まで人間性を試すような迫真迫る展開に、観る者自身の生き方が問われるような戦慄の群像ミステリーだ。事件を追う週刊誌記者を演じるのは、『怒り』の体当たり演技でも話題を呼んだ妻夫木聡。さらに、満島ひかりや、小出恵介、臼田あさ美など、日本の映画界に名を連ねる実力派俳優が勢ぞろいする。■ストーリーエリートサラリーマンの夫、美人で完璧な妻、そして可愛い一人娘の田向一家。絵に描いたように幸せな家族を襲った一家惨殺事件は迷宮入りしたまま一年が過ぎた。週刊誌の記者である田中は、改めて事件の真相に迫ろうと取材を開始する。ところが、関係者たちの証言から浮かび上がってきたのは、理想的と思われた夫婦の見た目からはかけ離れた実像、そして、証言者たち自らの思いもよらない姿であった。その一方で、田中も問題を抱えている。妹の光子が育児放棄の疑いで逮捕されていたのだ―。【詳細】『愚行録』公開日:2017年2月18日(土) 全国ロードショー出演:妻夫木 聡、満島ひかり、小出恵介、臼田あさ美、市川由衣、松本若菜監督:石川 慶原作:『愚行録』貫井徳郎脚本:向井康介音楽:大間々 昂(C)2017「愚行録」製作委員会
2016年12月10日貫井徳郎の小説を妻夫木聡、満島ひかりの共演で映画化する『愚行録』の特報映像と新ビジュアルが公開になった。今月末に開催される第73回ベネチア映画祭のオリゾンティ・コンペティション部門で正式上映されることが決定している話題作だ。公開された特報映像始まりは、閑静な住宅街で起こった一家惨殺事件。被害者の田向浩樹(小出恵介)は、大手デベロッパーに勤めるエリートサリーマンで、妻の友季恵(松本若菜)は物腰の柔らかい上品な美人。ふたりは娘とよく買い物に出かけるなど、誰もが羨む仲睦まじい“理想の家族”として知られていたが、田向は1階で、友季恵と娘は2階寝室で刺殺された姿で発見される。特報映像は、未解決のまま一年が過ぎ、風化していく事件の真相を追う週刊誌の記者・田中(妻夫木)が、「田向さんを殺した人って誰なんですか?」と一家の隣人や、知人・友人に問いかけるところから始まる。次々に映し出される関係者は、皆一様に含み笑いのような表情を見せ、そして何者かが「私、殺した人を知っています」と衝撃の告白をして終わっている。特報映像とビジュアルに登場する「そこには、悪意も、善意もない。」というコピーと、記者・田中が目の当たりにする田向家へ向けられる噂の数々は、観る者に何を突きつけるのか? 本作は、複雑に絡み合う人々の思惑や感情を描き出す作品になりそうだ。『愚行録』2017年2月18日(土)全国ロードショー
2016年08月12日妻夫木聡×満島ひかりのタッグで、ミステリー文学界の魔術師・貫井徳郎の直木賞候補作を映画化した石川慶監督作品『愚行録』が、8月31日(現地時間)より開催される第73回ベネチア国際映画祭にて、ワールドプレミア作品を集めたオリゾンティ・コンペティション部門の正式上映作品に決定。由緒ある映画祭で、世界に向け初お披露目されることが分かった。エリートサラリーマン、その妻、そして1人の子どもが何者かによって惨殺された。犯人不明のまま、世間を騒然とさせた一家殺人事件から1年。週刊誌記者の田中(妻夫木聡)は、改めて事件の真相に迫ろうと取材を開始する。だが、関係者のインタビューを通してあぶり出されるのは、理想的な夫婦の外見からはかけ離れた実像。そして次第に浮かび上がってくる事件の真相とは…。これまで、園子温監督『冷たい熱帯魚』『地獄でなぜ悪い』や、西島秀俊主演作『CUT』(アミール・ナデリ監督)、加瀬亮主演『自由が丘で』(ホン・サンス監督)などが出品され、塚本晋也監督『KOTOKO』がグランプリを受賞するなど、日本関係作品が高い評価を受けてきたベネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門。主に長編デビュー作や、革新的、独創的な若手作家・独立系作家の監督作品に焦点を当てる部門としては世界最高峰の1つに数えられている。そこでワールドプレミア上映されることになった本作。第135回直木賞候補作に選出された著者・貫井氏渾身の原作を映像化するのは、ロマン・ポランスキーを輩出したポーランド国立映画大学で演出を学び、本作で長編映画デビューを果たす石川慶監督。脚本は、『マイ・バック・ページ』『聖の青春』などで注目を集めている向井康介が務める。主人公の記者・田中を演じるのは、日本アカデミー賞を受賞した『悪人』の李相日監督作『怒り』も待機している妻夫木さん。田中の妹・光子役には、映画・テレビで幅広く活躍し、『ONE PIECE FILM GOLD』では声優を務める満島ひかり。また、共演には小出恵介、臼田あさ美、市川由衣、松本若菜、中村倫也、眞島秀和、濱田マリと平田満ほか、人気実力派俳優たちが集結する。石川監督とっては、カンヌ、ベルリンと並び世界三大映画祭であるベネチアで世界デビューを果たす快挙。本映画祭への出品決定を受け、監督や原作者の貫井氏からもコメントが到着。さらに、一家惨殺事件の真相を追う週刊誌記者・田中に扮した妻夫木さんが、意味深な目線を向ける初の劇中写真も解禁となっている。予想を覆す展開に衝撃が走る超傑作ミステリー群像劇に、世界がどんな反応をするのか、引き続き注目していて。<コメント>■貫井徳郎(原作者)試写を観たとき、これは世界で勝負できる作品だろうと直感しました。だから今回のベネチア国際映画祭への出品は、まったく驚きではありませんでした。世界でどのように評価されるのか、いまはただただ楽しみです。■石川慶(監督)いろいろな人に支えられながら、必死で撮りあげた『愚行録』が、憧れのベネチア国際映画際に選出され、その舞台で長編監督としてのスタートを切れる自分は、ほんとうに幸せ者だと思うと同時に、背筋が伸びる思いでいます。支えてくれた素晴らしいキャスト、スタッフに感謝しかありません。そして、願わくば皆の思いがベネチアの観客に届きますように。■加倉井誠人(プロデューサー)『愚行録』がその質の高さを評価されまして先ずは海外の地で披露される事を光栄に思っております。この冒険心あふれるミステリー作品が新たなる力を蓄えまして、しっかりと日本のお客様にお届けできればと願っております。『愚行録』は2017年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月28日妻夫木聡&満島ひかりが“兄妹”役で共演し、ミステリー作家・貫井徳郎による直木賞候補作を映画化する『愚行録』。このほど、第二弾キャストとして、小出恵介、臼田あさ美、市川由衣、中村倫也ら豪華8名が明らかとなった。エリートサラリーマン、その妻、そして1人の子どもが何者かによって惨殺された。犯人は不明のまま、世間を騒然とさせた一家殺人事件から一年。週刊誌の記者をしている田中(妻夫木聡)は、改めて事件の真相に迫ろうと取材を開始。だが、関係者のインタビューを通してあぶり出されるのは、理想的な夫婦の外見からはかけ離れた実像だった。そして次第に浮かび上がってくる事件の真相とは…。デビュー作「慟哭」で脚光を浴び、「乱反射」で第63回日本推理作家協会賞、「後悔と真実の色」で第23回山本周五郎賞を受賞した作家・貫井氏の傑作ミステリーを、『殿、利息でござる!』がヒット中の妻夫木さんと、現在NHK「トットてれび」で黒柳徹子を好演する満島さんという実力派で描き出す本作。発表された第二弾キャストには、今年いじめをテーマにした『十字架』で主演を務めた小出さん、『色即ぜねれいしょん』『鈴木先生』の臼田さん、『海を感じる時』で熱演を見せた市川さん、『GONIN サーガ』『無伴奏』の松本若菜。さらに、『星ガ丘ワンダーランド』『日本で一番悪い奴ら』と出演作が続く中村さんに、「僕のヤバイ妻」などドラマ・映画・舞台に幅広く活躍する眞島秀和、「重版出来!」『団地』の濱田マリ、『悼む人』『キツツキと雨』の平田満と、若手からベテランまで気になる俳優たちが集結。それぞれのキャストの配役はまだ明らかになっていないが、人間関係の裏側に秘められた羨望、嫉妬や駆け引き、日常的に積み重ねられた無意識の“愚行”が複雑に絡み合う戦慄の群像劇を、いっそう盛り上げてくれるに違いない。『愚行録』は2017年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月01日天才犯罪者によって誘拐事件の犯人にさせられた3人の奮闘を描くユーモラスサスペンス「悪党たちは千里を走る」が今夜23日(水)放送で最終回を迎える。原作は貫井徳郎の同名小説で、謎の天才犯罪者“ジョン・レノン”によって誘拐事件の犯人にさせられてしまったムロツヨシ、山崎育三郎、黒川芽以演じる3人の男女がぶつかり合いながらも事件の謎に迫っていく姿を、ユーモラスに描きながら“人と人とは分かり合うことができるのか”というテーマに挑んでいる。最終回ではついに全ての謎が明らかに。高杉(ムロツヨシ)が身代金受け渡し場所に行くと、そこに現れたのは園部(山崎育三郎)だった。園部がジョン・レノンだったのかと驚く高杉(ムロツヨシ)は、園部の声を制するようにジョン・レノンから贈られた拳銃の引き金を引く。そして園部と高杉の前に現れた人物は刑事・黒田(吹越満)。「あなたは誘拐犯であると同時に園部殺害犯にもなりました」と黒田に告げられ、高杉はジョン・レノンの描いた筋書き通り窮地に陥ってしまう。高杉と黒田が対峙するその場へある人物が現れた…。一方、事件解決の手掛かりをつかんだ天王寺刑事(夙川アトム)と菜摘子(黒川芽以)も現場に到着。いよいよ事件の真相が明かされる。3人の行く末とは!?出演はムロツヨシさん、山崎さん、黒川さんをはじめ、光石研、紺野まひる、堀部圭亮、大西利空、中村靖日、夙川アトム、吹越満ほか。「悪党たちは千里を走る」はTBS系で23日(水)23時53分~放送。(笠緒)
2016年03月23日貫井徳郎の小説『愚行録』が、妻夫木聡と満島ひかりをキャストに迎えて映画化されることが決定した。オフィス北野が企画と制作を手がけ、2017年に公開される。本作は、一家連続殺人事件の謎を追う週刊誌の記者・田中(妻夫木)が、理想的に見えていた一家の実像や、事件の真相に迫る過程を通して、人間が無意識に積み重ねていく“愚行”があぶりだされていくミステリー。満島は田中の妹、光子を演じる。「人間は愚かな生き物なのだ、ということにこんなにも真正面からぶつかった作品はなかなかありません。僕たちはこの泥沼に浸かることに決めました」と語る妻夫木は「何度も共演させて頂いていますが、その都度役に全力投球してきてくれる満島ひかりという女優が僕は大好きです。全力で受け止め全力で返していければいいなと考えています」とコメント。「愚かさを追求すること自体、愚かな行為」としながらも「ですが、この映画に期待せずにはいられないこの想いこそ、人の業というべきものか。足を踏み入れてはいけないとわかっていつつも僕はこの作品と一緒に前進したいと思っています」と語っている。満島は「好んでやりたいと思う役柄ではありませんが、育った環境の中で生まれてしまった独特の愛について、存在についてを、いままでと違った風に問いかけられる予感がして、参加しようと決めました。切ないきもちが押し寄せてきて、涙してしまうこともありますが、同情なんかせずに、リラックスしてやりたいです」と言い、「ほんとうの兄のように慕っている妻夫木さんがいるので、とても安心です。新しい挑戦を一緒にやれる幸せも感じます」とコメントを寄せている。『マイ・バック・ページ』や『もらとりあむタマ子』を手がける向井康介が脚本を、ポーランド国立映画大学で演出を学んだ石川慶が監督を務める。『愚行録』2017年 全国ロードショー
2016年03月17日公開中の『家族はつらいよ』ほか『殿、利息でござる!』『怒り』も控える妻夫木聡と、“月9”ドラマ「いつ恋」の印象的なゲスト出演や黒柳徹子を演じる4月放送のNHK土曜ドラマ「トットてれび」などの満島ひかりが、作家・貫井徳郎による直木賞候補作の傑作ミステリー「愚行録」の映画化に出演!オフィス北野が企画・制作を務め、2017年にワーナー・ブラザース映画/オフィス北野の共同配給にて公開されることが決まった。エリートサラリーマン、その妻、そして1人の子どもが何者かによって惨殺された。犯人不明のまま、世間を騒然とさせた一家殺人事件から1年。週刊誌の記者をしている田中(妻夫木聡)が改めて事件の真相に迫ろうと取材を開始する。関係者のインタビューを通してあぶり出されるのは、理想的な夫婦の外見からはかけ離れた実像。そして、次第に浮かび上がってくる事件の真相とは――。原作は、デビュー作「慟哭」で脚光を浴び、「乱反射」で第63回日本推理協会賞を受賞、「後悔と真実の色」で第23回山本周五郎賞を受賞した貫井徳郎のミステリー小説。第135回直木賞候補作にも選出された著者渾身の原作を映像化するのは、東北大学物理学科出身、ロマン・ポランスキーを輩出したポーランド国立映画大学で演出を学んだ異色の新鋭監督・石川慶。これまで短編作品を中心に活動しており、日本とポーランドの合作長編企画『BABY』はプチョン国際映画祭企画マーケットでグランプリにあたるプチョン賞を受賞、本作で満を持しての長編監督デビューを果たす。また、脚本を『マイ・バック・ページ』『松ヶ根乱射事件』などの向井康介が務めている。主人公の事件の真相に迫る週刊誌記者・田中には、李相日監督作『悪人』で第34回日本アカデミー賞「主演男優賞」を受賞し、いまや日本映画界に欠かせない俳優となった妻夫木さん。そして、田中の妹・光子役には、園子温監督の『愛のむきだし』以後も活躍し、先日は『駆込み女と駆出し男』で第39回日本アカデミー賞「優秀助演女優賞」を受賞、いまや海外映画祭でも評価を集める満島さん。妻夫木さんとは『悪人』やドラマ「若者たち2014」などで共演しており、お互いに深い信頼を寄せている様子だ。人間関係における秘められた羨望、嫉妬や駆け引き、日常的に積み重ねられた無意識の“愚行”が複雑に絡み合う本作。あなたの人間性が極限まで試される戦慄の群像ミステリーに期待していて。<以下、コメント>■妻夫木聡人間は愚かな生き物なのだ、ということにこんなにも真正面からぶつかった作品はなかなかありません。僕たちはこの泥沼に浸かることに決めました。追い込まれて、追い込まれて出た最後の命の一滴を最後まで見つめていただければ幸いです。何度も共演させて頂いていますが、その都度、役に全力投球してきてくれる満島ひかりという女優が僕は大好きです。全力で受け止め全力で返していければいいなと考えています。愚かさを追求すること自体、愚かな行為だと思います。ですが、この映画に期待せずにはいられないこの想いこそ、人の業というべきものか。足を踏み入れてはいけないとわかっていつつも僕はこの作品と一緒に前進したいと思っています。■満島ひかり好んでやりたいと思う役柄ではありませんが、育った環境の中で生まれてしまった独特の愛について、存在についてを、いままでと違った風に問いかけられる予感がして、参加しようと決めました。切ないきもちが押し寄せてきて、涙してしまうこともありますが、同情なんかせずに、リラックスしてやりたいです。ほんとうの兄のように慕っている妻夫木さんがいるので、とても安心です。新しい挑戦を一緒にやれる幸せも感じます。石川監督には、ココロのままに映画を作って欲しいです。監督が嬉しくなるような芝居ができたらなぁと、誠実な姿を見ていて思っています。■原作:貫井徳郎「愚行録」を映画に、というお話をいただいたのは、かなり意外でした。内容的にも構成的にも、映像化に向いていない作品だと認識していたからです。ところがプロデューサーと監督の熱意により、映画化が実現しました。それだけでも驚きなのに、妻夫木聡さん、満島ひかりさんという当代きっての人気と実力を兼ね備えた役者さんに演じていただけることになり、望外の幸せを味わっています。願わくは、この映画をご覧になった皆様の胸に、抜けない棘が深く刺さっておりますことを。■監督:石川慶複雑に入り組んだプロット、一筋縄ではいかない登場人物たち、そして全体を貫く重厚なテーマ。「こういう映画が見たい」と常々思っていたものが全部詰まっている作品です。妻夫木さん、満島さんらの繊細な芝居と、この作品のために集まってくれた最高のスタッフたちとの間に、どんな化学反応が起こるのか、規格外の映画になる予感がしています。『愚行録』は2017年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月17日俳優・妻夫木聡が、石川慶氏の長編映画監督デビュー作となる『愚行録』(2017年公開)で主演を務め、女優・満島ひかりと兄妹役で再共演することが15日、明らかになった。原作は、山本周五郎賞の受賞歴もある作家・貫井徳郎氏の同名ミステリー小説。1年前に起こった一家殺人事件の取材を開始した週刊誌記者・田中が、関係者の証言によって事件の背後にあった人間関係の摩擦に気付いていく様を描く。脚本を手掛けるのは、『マイ・バック・ページ』(11年)の向井康介氏。人間の秘められた羨望(せんぼう)、嫉妬と駆け引き、日常的に積み重ねられた無意識の"愚行"が複雑に絡み合う様を映し出す。田中を演じる妻夫木は、本作を「『人間は愚かな生き物なのだ』ということにこんなにも真正面からぶつかった作品はなかなかありません」と説明。また、「愚かさを追求すること自体、愚かな行為」としつつ、「この映画に期待せずにはいられないこの思いこそ、人の業というべきものか」と作品の持つ空気感にいや応なく心が引かれてしまっていることを明かす。その上で、「この泥沼に漬かることに決めました」「足を踏み入れてはいけないとわかっていつつも僕はこの作品と一緒に前進したい」と覚悟を決め、「追い込まれて、追い込まれて出た最後の命の一滴を最後まで見つめていただければ」と呼びかけている。さらに、女優・満島ひかりの出演も発表。田中の妹・光子役を務める。最初こそ「好んでやりたいと思う役柄ではありません」と感じたようだが、「育った環境の中で生まれてしまった独特の愛について、存在についてを、いままでと違った風に問いかけられる予感がして」参加を決意。「切ないきもちが押し寄せてきて、涙してしまうこと」があっても、「同情なんかせずに、リラックスしてやりたい」と意気込みを見せる。2014年のドラマ『若者たち2014』(フジテレビ系)でも兄妹役を演じたほか、これまで度々共演機会のあった2人。「その都度役に全力投球してきてくれる満島ひかりという女優が僕は大好きです。全力で受け止め全力で返していければいいなと考えています」(妻夫木)、「ほんとうの兄のように慕っている妻夫木さんがいるので、とても安心です。新しい挑戦を一緒にやれる幸せも感じます」(満島)と互いに認め合いながら、本作に臨んだ。初めて長編映画でメガホンを取る石川監督は、「複雑に入り組んだプロット、一筋縄ではいかない登場人物たち、そして全体を貫く重厚なテーマ」と本作の魅力を矢継ぎ早に挙げる。そして、「『こういう映画が見たい』と常々思っていたものが全部詰まっている作品」「規格外の映画になる予感がしています」と胸を張って語った。(C)2016「愚行録」製作委員会
2016年03月17日森田剛主演映画『ヒメアノ~ル』(2016年5月公開)を始め、多彩な活躍を見せる個性派俳優ムロツヨシが、1月スタートのTBS深夜ドラマ枠“テッペン!水ドラ!! ”「悪党たちは千里を走る」の主演に決定。「下町ロケット」での好演が注目されている山崎育三郎や、主演作『愛を語れば変態ですか』が控える黒川芽以と共演を果たすことが明らかとなった。原作は、2010年に第63回日本推理作家協会賞と第23回山本周五郎賞を受賞した作家・貫井徳郎による同名小説。自己中心的で偏った価値観を持ち、決して他人を受け入れようとしないドラマディレクター・高杉篤郎が、“ジョン・レノン”と名乗る天才犯罪者の指示に従い、実際に誘拐事件を進行しながら、同時にその正体に迫っていくという、クスリと笑えてホロリと泣ける斬新でユーモラスなサスペンスだ。ドラマや映画、舞台をはじめバラエティまで、あらゆるジャンルで豊かな才能を発揮しているムロさんが誘拐事件の犯人にさせられてしまう主人公の高杉役を務め、ミュージカル界のプリンスにして、現在放送中の日曜劇場「下町ロケット」では真野役を演じている山崎さんが“共犯者”(!?)となるアシスタントディレクターの園部優斗、デビュー以来どんな役でもこなし幅広く活躍する黒川さんが謎のアラサー女子・三上菜摘子に。この3人のぶつかり合いながら葛藤する姿を通じて、“人と人とは分かり合うことができるのか”という普遍のテーマを描き出す。ドラマ終盤に明かされる謎解きとともに、ハラハラドキドキの誘拐事件に踊らされ、何かと衝突する3人のやりとりと、“自己中心的なダメ男”の成長物語が、深夜を楽しませてくれそうだ。<キャストコメント>■ムロツヨシ(高杉篤郎役)主演で呼んでくれる人たちが現れました。ドラマ「悪党たちは千里を走る」で走らせてもらえることができます。不器用な男が不器用なまま走るドラマです。そのまま自分に重ねまして、演じるというより、その場に立とうと思います。なんと言いましょう。やりがいと嬉しさ。真ん中立って、いいキャストのみなさん、いいスタッフのみなさんと、「いいドラマ」をしっかりふざけてつくる思いです。走らせてもらいます。主演のムロツヨシです。おはようございます。こんにちは。こんばんは。■山崎育三郎(園部優斗役)「下町ロケット」の真野賢作役とは世界観が変わり、スピーディーな展開で、笑いあり涙ありのユーモラスサスペンス作品。「悪党は千里を走る」の台本を読ませていただいた時、あまりにも面白く、軸になる、高杉、園部、菜摘子のトライアングルから生まれる化学反応、絶妙なバランスで動き回るコンビネーションは、ストーリーが進むに連れて引き込まれて一気に読み終えました。僕が演じる園部は、「幸せな家庭に対する憧れ」を持ちながら、何だか適当なところがあり、頼りなく、フワフワしています。園部から見る、どこか居心地の良い高杉さんとの関係を大事に演じていきたいと思っています。ムロツヨシさん、黒川芽以さん、素晴らしい役者の皆さんとの共演も、とても楽しみにしています。■黒川芽以(三上菜摘子役)今回の作品は、元々原作がありますが、脚本はそこからヒントを得て、新しいものになっている印象です。会話劇が面白く、そこにどう入り込んでいこうかと考えて楽しみです。お話を伺って、プロデューサーの作品に対する熱を、強く感じました。私も心を込めて、みなさんに楽しんで頂けるような作品をつくっていきたいと思います。テッペン!水ドラ!!「悪党たちは千里を走る」は1月20日(水)23:53よりTBS系列にて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年12月01日