震災からもうすぐ1年。クリエイティブユニットのkvina(クビーナ)が東北の魅力を伝える展示「Mi amas TOHOKU(ミ アーマス トウホク)」をロゴスギャラリーにて開催する。Kvinaは作家の小林エリカさん、グラフィックデザイナーの田部井美奈さん、写真家の野川かさねさん、イラストレーターの前田ひさえさんによるクリエイティブユニット。震災後「つながるひろがる東北応援プロジェクト」を発足し、仙台を拠点にする編集プロダクション「SHOE PRESs(シュープレス)」とともに、その活動のひとつとして「Mi amas TOHOKU」プロジェクトを発足。東北の企業とボーダーこけしグッズを製作、販売し、売上金を寄付することで被災地を支援する活動を続けてきた。Mi amas TOHOKUは、かつて岩手に暮した宮沢賢治も学んだエスペラント語で、「東北が好き」を意味する。徐々に希望を取り戻し始め、その姿を全国の人に見てほしいという「SHOE PRESs 」を中心とする現地の人々の思いから、kvinaのメンバーがそれぞれ現在の東北を旅行。ガイドブックを製作し、少しずつ復興している沿岸部の街、温かな祭り、おいしい食べ物、守り続けられる民藝、震災を機に立ち上がった地元の人々の活動を見つめ、その魅力を伝える。東北ガイドブック2012「Mi amas TOHOKU 東北が好き kvina×SHOE PRESsの観光案内」(私家版) 1,050円展示ではガイドブックで使用した、kvinaメンバーによる作品や写真を展示。「Mi amas TOHOKU」のボーダーこけしグッズや福島プロジェクト“ライフク”のピンバッチ、青森のセレクトショップ「STABLES」のセレクト商品、「SHOE PRESs 」が編集した書籍、各地域が出しているパンフレットや地図などを販売する。また、青森の伝統的な民藝「こぎん刺し」を体験するワークショップやミュージシャンのアン・サリーさんとともにライブ&トークショーも開催。kvinaを通して東北の魅力を改めて確認し、東北を訪れることで観光から復興支援を目指す今回の展示。復興についてもう一度考え直すきっかけにもなりそうだ。東北が好き「Mi amas TOHOKU」会期:3月9日(金)~21日(水) 10:00~21:00(最終日は17:00まで)会場:ロゴスギャラリー 東京都渋谷区宇田川町15-1渋谷パルコPART1 B1Fお問い合わせ:ロゴスギャラリー 03-3496-1287(10:00〜20:00)※3月16日(金)はイベント準備のため、14:00~15:30クローズ。※入場無料企画制作:パルコ協力:kvina・SHOE PRESs・高橋亜弥子・西村亜希子・mokka・オープニングアクト「Mi amas TOHOKU 東北が好き」日時:3月9日(金) 19:00〜20:00予定(18:30開場)出演・演奏・歌:VOQ映像・スライド:西村亜希子+kvina・こぎん刺しワークショップ「Mi amas AOMORI 青森が好き」日時:3月10日(土) 14:00~参加料:1,000円(材料費込み)定員:10名予約:メールのタイトルを「こぎん刺しワークショップ」と明記の上、お名前、人数、連絡先をご記入し、logos-g@parco.jp宛にご予約ください。返信のメールをもって予約を完了いたします。 ※予約の定員数に達し次第受付を終了させて頂きますのでご了承ください。・ライブ&トークショー「Mi amas FUKUSHIMA 福島が好き」日時:3月16日(金) 16:00~18:00予定(開場15:30~)出演:アン・サリー、LIFEKU、kvina取材/赤木真弓
2012年03月08日世界中で愛されるフィンランドの森に住む『ムーミン』から伝わる、北欧の風土やライフスタイルを紹介する展示「フィンランドのくらしとデザイン」展への招待が、3月20日からBunkamura Galleryにてスタートする。デザイン:ユホ・ヴィータサロ 《Nuppu(ヌップ)》本展は、今年4月からスタートする全国巡回展「フィンランドのくらしとデザインームーミンが住む森の生活」の開催に先駆けた展示。『ムーミン』を生み出した画家で作家のトーヴェ・ヤンソンが生涯を過ごした20世紀に、国際的に高い評価を得て今もなお大きな影響を及ぼす、フィンランドの美術とデザイン。©Iittalaそれらをフィンランドの家具やガラス、陶器、テキスタイルなど、北欧を代表するデザイナーの現行品やヴィンテージの食器やファブリック、オリジナルグッズの展示販売を通して紹介する。販売商品一例(内容は変更になる可能性があります)アヌ・トゥオミネン 《レモン味のアイスクリーム》 ©Anu Tuominen & Art-U room, 2012また会期中は毎日イベントを開催。フィンランド人手芸ユニット「TAKKU(タック)」による、フィンランドの民族衣装の飾り紐やベルト、ヘッドバンドとして使われる伝統工芸「ピルタナウハ織」や、『ヒンメリ フィンランドの伝統装飾』の著者であるおおくぼともこさんによる麦わらで作るモビール「ヒンメリ」のワークショップも行う。ワークショップで作るピルタナウハ織の飾り紐。フィンランドの伝統装飾「ヒンメリ」。展示を通して、暮らしから見えてくるフィンランドのデザインを感じてみては?「フィンランドのくらしとデザイン」展への招待会期:3月20日(火・祝)~28日(水) 10:00~19:30会場:Bunkamura Gallery※入場無料お問い合わせ:ワークショップの予約:03-3477-9174ワークショップは定員になり次第、締め切らせていただきます。 【ワークショップ】(予約制)・フィンランドの伝統手工芸『ピルタナウハ』織体験日時:3月26日(月) 10:30~/14:00~/17:00~ 各回約2時間講師:手芸ユニットTAKKU(タック)定員:各回10名参加費:4,000円・フィンランドの伝統装飾『ヒンメリ』作り日時:3月27日(火) 10:30~/14:00~ 各回約2時間講師:おおくぼともこ定員:各回10名参加費:4,000円 取材/赤木真弓
2012年03月07日京都を拠点に、オリジナルのシャツ作りをする専門店「モリカゲシャツ」。直営店とウェブだけのお店だが、2003年から年に一度だけ東京で限定ショップをオープンしている。そんな「モリカゲシャツ東京」が開催から今年で9回目を迎え、“9”をキーワードにさまざまなイベントを開催する。会期中はオモテモリカゲシャツとウラモリカゲシャツの販売、リメイクや染めかえなどをするデザインプロジェクト「ebebe(エベベ)」の染めかえ受付と、グッズ販売を行う。また限定ショップとして、今回は京都のベーカリー「Le Petit Mec(ル・プチメック)」のパン、「OKAZ DESIGN(オカズデザイン)」による9種類のレモネードも味わうことができる。3月19日、20日の2日間は、予約不要のイージーオーダーと枚数限定のパターンオーダーも可能。パターンオーダーは毎年予約がすぐ埋まってしまうので、早めの予約が必要だ。※予約終了3月19日には”9”にちなんでトーク(9)ナイトを開催。「衣」ふく代表の森蔭大介さん(モリカゲシャツ)、「食」くう代表の西山逸成さん(Le Petit Mec)、「住」くらす代表の中原慎一郎さん(Landscape Products)の3人の店主によるトークショーのほか、ミュージシャン「空中ループ」の松井省悟さんによるアコースティック・ミニライブも。また最終日には、NPO法人「するところ」による子どもたちを対象にしたワークショップを開催。モリカゲシャツの布地やハギレ、参加者がそれぞれ持ち寄った、不要な洋服などを使い、「ebebe」ハギレプロジェクトのふくろを作る。※予約終了今回も盛りだくさんのイベントが企画されている「モリカゲシャツ東京2012-9th」。ぜひ家族で出かけてみてはいかが?「モリカゲシャツ東京2012-9th」会期:2012年3月17日(土)~20日(火・祝) 11:00~19:00場所:SHIBAURA HOUSE 東京都港区芝浦3-15-4お問い合わせ:03-5419-6446(会期中のみ)※パターンオーダーと子どもワークショップは定員のため予約終了しました。詳しくはこちら talk night-------------------------------------------「衣」ふく「食」くう「住」くらす「歌」ソング、の4人にくろう話からククッと笑える話をしてもらいます。出演:森蔭大介(MORIKAGE SHIRT)、西山逸成(Le Petit Mec)、中原慎一郎(Landscape Products)、松井省悟(空中ループ)日時:3月19日(月) 19:00〜20:30(18:30開場)場所:SHIBAURA HOUSE 参加費:999円(パン・ドリンク付)お問い合わせ:tokyo2012@mrkgs.com075-241-7746(モリカゲシャツキョウト)※予約受付中。詳しくはこちら→ 取材/赤木真弓
2012年03月07日東京の道具街、合羽橋にあるお店「たべものと雑貨のおみせ、itonowa(イトノワ)」の店主、渋谷有美さんによる初のレシピブック『itonowaの野菜づくしの玄米弁当』が発売された。お肉は使わず、玄米ごはんを中心としたメニューが人気の「itonowa」。本書でも、玄米がおいしく食べられる野菜をたっぷり使ったお弁当が簡単に作れるよう、分かりやすく紹介されている。土日どちらかに3つの“おかずのもと”を作り置きさえすれば、少しずつアレンジを加えるだけで平日5日のお弁当ができるという構成で、6週間分紹介。それぞれ土日にすること、使用する手づくり調味料、買うものリストがまとめられているので、忙しい人やお弁当初心者にも気軽に始められそうだ。玄米ごはんだけでなく、サンドイッチやハンバーガーなどのメニューがあるのもうれしいポイント。カラフルなお弁当包みもかわいく、これなら作ってみたいと思える内容になっている。おいしい玄米の炊き方やお弁当の詰め方、デザートの作り方、ごはんのお供などのアイデアノートもあり、普段の食事作りにも参考になりそう。体にいいのはもちろん、お弁当作りが楽しくなるようなお弁当。この春から、早速お弁当生活を始めたくなる1冊だ。 『itonowaの野菜づくしの玄米弁当』 著者:渋谷有美定価:1,575円発行:マイナビ取材/赤木真弓
2012年02月25日バターも生クリームも使わず、菜種油を使ったからだにやさしい“おやつ”づくりで人気の「foodmood」なかしましほさん。これまでシフォンケーキ、クッキーとビスケット、ケーキとマフィンのレシピを紹介してきた「ごはんのようなお菓子」シリーズの第4弾、『まいにち食べたい“ごはんのような”クッキーとクラッカーの本』が発売される。なかしまさんのお菓子のなかでも特に人気の高いクッキーと、酒粕や黒ごまを使ったしょっぱくておいしいクラッカーなどの新作レシピをたっぷり掲載されている。天板クッキー、アイスボックスクッキー、型抜きクッキーなど、基本のクッキーをタイプ別に紹介。それぞれに詳しいプロセスカットが入っているのでとても分かりやすい。またクッキーづくりのさまざまな失敗や疑問に、なかしまさんがひとつひとつ丁寧に答えてくれる「『困った!』相談室」付きで、初めてお菓子づくりをする人でもかならず失敗がなく、さくさくおいしいクッキー作ることができる。前作のクッキー本と比べ、よりベーシックで作りやすい、バラエティ豊かなレシピブック。ぜひシリーズで揃えてみてはいかが? 『まいにち食べたい“ごはんのような”クッキーとクラッカーの本』 著者:なかしましほ定価:1,260円(税込)発行:主婦と生活社取材/赤木真弓
2012年01月18日グラフィックデザイナーで一児の母でもある、杉本雅代さん。3月の大震災以降、身体にいい「酵素シロップ」をいろいろな人に知ってもらいたいと、葉山、湘南を中心に酵素シロップ教室を開催しています。そんな杉本さんに 前回の記事では「酵素シロップの魅力と作り方」 を教えて頂きましたが、今回は飲む以外の「酵素シロップを生活に取り入れる方法」を伺いました。 「酵素シロップ」の作り方はこちら ≫ 実は「酵素」は皮膚からも吸収することができます。そのため傷口に塗ったり、美容やマッサージにも使用したり、酵素シロップは生活すべてに使うことができるのだそう。「朝、酵素を混ぜるときに手についた酵素は、顔に塗ってパックしています。子どもの口元にも塗ってあげたり。手荒れも減りましたね。髪の毛にもいいと思います。また傷口に酵素シロップの原液を塗って、絆創膏をすると治りが早くなります。肩こりがひどいときには、酵素をコットンに染ませて貼ったり。本当に何にでも使えます」手作り化粧水や足湯にも使っています ≫ 酵素を使って手作りコスメを楽しむ そんな杉本さんのおすすめは、酵素を使った手づくり化粧水。ワークショップに参加した方に教えていただいたのだとか。精製水50ccに酵素を大さじ1杯入れ、お好みのオイルやエッセンスを少々プラスして作ります。新鮮で経済的なだけでなく、環境にもやさしい。ビタミンCを含んだ柑橘系の酵素シロップを使うとお肌にもよく、春夏にはドクダミもおすすめだそう。酵素シロップ作りで残ったものは足湯に また酵素は40℃で一番活発に働くため、お風呂や足湯に入れるのにも最適。酵素シロップを漉して残ったものを不織布に入れて使います。「お風呂に入れるとお湯がとろんとして入りやすいですね。すごく汗をかくので、冷え性も以前よりマシになったと思います。子どもによく足湯をしてあげるのですが、しょうがを入れるとさらに温まるし、すごく気持ちがいいんです」残ったお湯は浸け置きの洗濯に使ったり、不織布に入れたフルーツの残りは土に返すのだそう。環境にも良さそうです。酵素シロップは杉本家に欠かせない万能薬 ≫ 酵素シロップは杉本家に欠かせない万能薬 さらにこの季節のおすすめは、酵素水を使った鼻うがいと万能薬づくり。お湯に塩と酵素シロップを少量入れ、鼻うがいをします。また、ドクダミとユキノシタとしょうがで作った酵素シロップは、杉本家の万能薬。「ドクダミは浄化作用のあり、ユキノシタは熱冷ましや中耳炎にもいいし、しょうがは身体を温めてくれます。野草は取ってから8時間以内に作ることだけ気をつけてください。冷蔵庫に作り置きして、風邪を引いたときや食べ過ぎたときに飲むようにしています」生活が酵素中心になったという杉本さん。そのほかにごはんを炊くときやパンをこねるときに入れたり(ふっくらするそう)、野菜や魚、肉も1000倍に薄めた酵素水につけてから使用しているのだといいます。そんな杉本さんにとって、酵素は元気の素なのだとか。「酵素は生きているものすべてにあるもの。人それぞれ持っている酵素が違うので、その人そのものなんですね。酵素シロップは自分の常在菌を混ぜることで作ることが特徴で、自分の分身を培養している感じでしょうか。だから体調の悪いときに混ぜると元気のないものになるし、嫌な気分で混ぜると毒になってしまうんです。だから酵素が作れるということは自分の身体が元気だということ。健康のバロメーターかもしれませんね。自分や身近な人の健康を守る、酵素づくりは女性の仕事だと思います。できれば各家庭にマイ酵素があるのが理想。愛情を持って作ってくださいね」 杉本雅代さんインタビュー(1)「酵素シロップ」の魅力と作り方 はこちら ≫ 取材/赤木真弓
2012年01月05日グラフィックデザイナーで一児の母でもある、杉本雅代さん。3月の大震災以降、身体にいい「酵素シロップ」をいろいろな人に知ってもらいたいと、葉山、湘南を中心に酵素シロップ教室を開催しています。そんな杉本さんは酵素シロップをどのように生活に取り入れているのか、その魅力と共にお話を伺いました。簡単で気軽に作れる「酵素シロップ」とは 杉本さんが酵素を生活に取り入れるようになったきっかけは、友達に酵素のワークショップに誘われたことだといいます。 「話を聞いて、こんなに素晴らしいものがあるんだと思いました。ごはんの前に必ず飲むようになってから便秘がなくなったし、風邪も引きにくくなりましたね。食生活を見直すきっかけにもなりました。ワークショップをしたことがない私が教えるのも……と思いましたが、地震以降すぐにできることは身体の免疫力を上げることだと思い、酵素シロップのワークショップを始めることにしたんです」 そもそも酵素とは消化吸収や筋肉を動かしたり、呼吸をするなど、身体の動きに必要なもの。発酵食品に多く含まれ、酵素が不足すると免疫力が低下してしまいます。酵素シロップは季節のフルーツや野菜、野草などに砂糖を入れ、手でかき混ぜることで発酵させて作り、味噌やぬか漬けなどよりも簡単に作れることから注目されています。 「フルーツの皮をむいたり、スライスしていると香りが良くてリラックスできます。子どもがいない午前中の一人の時間に作る、この作業が楽しいんです」と杉本さん。 杉本さんの酵素シロップは、おいしくて見た目もかわいく、飲みやすいことを心がけています。 「冬は柑橘がおいしいのでメインに、あとは味にあまり影響のないにんじんやかぼちゃ、さつまいもを入れたり、どんぐりやハーブ類など面白いものをちょっと入れます。ショウガを加えたり、梅だけで作る酵素もおいしいです。また発酵補助剤として玄米を少し入れます。常に4種類ほど作っていますね」 また、酵素シロップに使うフルーツや野菜には、発酵しやすいものと発酵しにくいものとがあるそう。りんごやなしは発酵しにくく、初心者には柑橘系やキウイ、かりんがおすすめ。だいこんやかぶ、きゅうり、なす、白菜、葉っぱ類は少し漬け物のようなにおいがして飲みにくいのだとか。「酵素シロップ」作りの基本の「き」とは?「酵素シロップ」には「皮」も「種」もすべて使う ここで酵素シロップづくりの基本を。フルーツや野菜の皮は全て入れますが、柑橘は皮をむいたほうが飲みやすくなります。むいた皮は乾かしてお風呂に入れたり、ピッチャーに水と一緒に入れてレモン水などにして使いましょう。材料はできるだけ無農薬に近いものを選び、地元のものや季節のものを使います。 「そのときに飲みたいなと思うものは、身体が欲しているものなので、地元のものが揃わなくてもいいとワークショップでも伝えているんです。酵素は頭で飲むではなく、五感や直感で飲むものなんです」 できあがった酵素シロップは、レモンを少ししぼって水で割ったり、豆乳で割って飲むのがおすすめ。1日に60ccまで(子どもはその半分)にして、空腹時に飲むようにします。 冬は47℃以下のお白湯で割ったり、オリーブオイルと塩を混ぜてドレッシングに、また寒天に入れてゼリーにしてもいいとのこと。杉本さんのお子さんもジュース代わりに飲んでいるおいしい酵素シロップ。最後におすすめのレシピを教えてもらいました。「酵素シロップ」のレシピをご紹介!● ゆずとレモンの酵素シロップ【材 料】・ゆず 2個・レモン 1個・しょうが 一片・にんじん 1/3本・タイム・玄米、大豆、小豆、黒豆、どんぐり 適量・上白糖【レシピ】1.材料を水で洗う。水を汲み置きしておく。2.レモンの皮をむき、スライスする(白い部分はえぐみになるので取る)。ゆずの皮を手でむき、適当な大きさに分ける。にんじんとしょうがは、皮付きのままスライスする。3.すべての材料をボウルに入れ、重さを量る。材料に対して1,1倍の重さの上白糖を用意する。※重量の割合がポイント。また酵素シロップ作りには「上白糖」を使います4.1リットルの広口瓶に砂糖、材料の順番に交互に入れ、砂糖でふたをする。空気が通るようガーゼなどでふたをして、人のいるところに置く(17~20℃が最適)。5.6~7日間、1日に1、2回砂糖を溶かすように手でかき混ぜる。6.1週間後(冬なら2~3週間後)、ざるで漉し、一昼夜置く。ガーゼで二度漉しする。7.瓶などに入れ替え、風通しのよい冷暗所に置く。※ 発酵しにくいときのアドバイスはこちら。 杉本雅代さんインタビュー(2)「酵素シロップ」活用術 はこちら ≫ 取材/赤木真弓
2011年12月29日“ロースイーツ”を提案する仲里園子さんと山口蝶子さんによる姉妹ユニット「シャリマ・ドゥ・ラ・テフテフ」が、初のロースイーツのレシピブックを2冊同時に発売した。ロースイーツとは生のフルーツやナッツ、自然の甘味料を使った、焼かないで作るお菓子のこと。ヘルシーだけど新鮮、満足感があり、驚くほど簡単に作れることから注目されている。 『焼かずにかんたん基本のロースイーツレシピ』は、そんなロースイーツの基本の材料やレシピのポイントから紹介してくれる本。ケーキやタルト、混ぜて成形するだけのクッキーなどの焼き菓子やチョコレート、アイスやドリンクのほか、食品を乾燥させる「ディハイドレイター」を使った本格的なロースイーツまで、たっぷり38レシピ提案している。シンプルなレシピがまとめられ、基本のロースイーツが分かる1冊となっている。 『焼かないで作れる! きれいになるロータルトレシピ』は、ロータルトに特化したレシピブック。基本の作り方からフルーツを使ったタルト、フローズンタルト、ティラミス、ローキッシュなどバリエーション豊かに紹介している。 見た目にもおいしく、レシピも簡単。オーブンを持っていなくてもすぐに作れる、ロースイーツの魅力がたっぷり詰まった2冊だ。 『焼かずにかんたん基本のロースイーツレシピ』 著者:仲里園子、山口蝶子定価:1,575円発行:エンターブレイン 『焼かないで作れる! きれいになるロータルトレシピ』 著者:仲里園子、山口蝶子定価:1,260円発行:講談社取材/赤木真弓
2011年12月28日北極海に広がる大雪原に暮らす民族イヌイット。彼らの暮らしを描いた壁かけを通して、その文化を紹介する展示「北極海とイヌイットの壁かけ」が、現在生活工房ギャラリーにて開催されている。 “海によって分断された”のではなく、“海によってつながった”世界を感じるために企画された、世界の海辺での暮らしをクラフトの目線から3年にわたって紹介していく「7つの海と手しごと展」。<第1の海>として紹介された、パナマ共和国のカリブ海沿岸に暮らすクナ族の作るアップリケ刺繍「モラ」に続き、<第2の海>として北極海とイヌイットの暮らしを紹介している。 イヌイットは、カナダのヌナプト準州やアラスカなどの北極圏を中心に暮らす先住民。一年の大半は氷雪に覆われ、樹木が育たないこの土地で、4000年以上も前から優れた知恵と工夫で生活を続けている。今回の展示では、防寒着の余り布に色とりどりのフェルトを施し、昔ながらのイヌイットの生活が描かれた壁かけ20点を中心に、裁縫道具や釣り具などの生活道具、映像資料などを通して、イヌイットの暮らしや文化がよくわかるような構成になっている。 まずはハンティングと釣り。カリブー(北米産トナカイ)やホッキョクオオカミ、アザラシ、セイウチなどの大型の動物を仕留める様子が、壁かけにも描かれている。 次はイグルー(雪の家)と呼ばれる住居。イヌイットは冬には雪で造った家に、また獲物を追って移動する夏にはアザラシの皮で造ったテントに暮らす。ここでは、アザラシを解体するところやイグルーの中で楽しく過ごす様子などが描かれている。 衣服のコーナーでは、実際の靴も展示。極寒の地で生活するため、イヌイットの女性たちが動物の骨から針、腱から糸を作り、風や雪解け水を通さないように仕立てた服がどのようなものなのかがわかる。 そのほか、イヌイットの遊びやものづくり、カヤックなどを写した貴重な映像資料も。けん玉やあやとり、お手玉など、意外にも私たちに馴染み深いおもちゃで遊んでいる様子が興味深い。 ワークショップやトークショーなど、イベントも開催。開催時には『イヌイットの壁かけ』(暮しの手帖社)や壁かけの絵はがき、イヌイットの雪めがね柄のミトンなども販売される。 かわいらしいクラフトとしても楽しめる展示。ぜひ出かけてみては?北極海とイヌイットの壁かけ会期:2011年12月18日(日)まで開館時間:9:00〜20:00 無休会場:生活工房ギャラリー東京都世田谷区太子堂4-1-1キャロットタワー3階入場料:無料お問い合わせ:03-5432-1543・ 上映会&ミニワークショップ「イヌイットの暮らしと遊び」イヌイットの暮らしを描いた映像を見た後、イヌイット・ヨーヨーを作ります。日程:12月4日(日) 10:30〜12:30講師:笹倉いる美(北海道立北方民族博物館 学芸主幹)会場:生活工房5階セミナールームAB参加費:¥800(材料費込み)定員:40名(申込先着順)・ 講演会「イヌイット服飾今昔物語―材料、技術、精神の世界」イヌイットの暮らす地域で長年フィールドワークを続けてきた講師が、服飾に見られる文化を紐解きます。 日程:12月17日(土) 14:00〜15:30 講師:スチュアート・ヘンリ(放送大学教授) 会場:生活工房4階ワークショップA 参加費:¥500 定員:50名(申込先着順) 申込はそれぞれメール info@setagaya-ldc.net (件名を「イヌイット」とし、イベント名・住所・氏名・年齢・電話番号を明記) または電話(03−5432−1543)で生活工房まで。取材/赤木真弓
2011年12月02日おうちスタイル教室の第4弾として、11月13日に初心者を対象とした『プロに教わる! デジタル一眼ワークショップ』が開催されました。 講師はフォトグラファーの長塚奈央さん。書籍、雑誌を中心に料理やインテリア、雑貨などの撮影を手がけるほか、雑誌『カメラ日和』主催の写真学校で講師を務めています。この日の目標は、デジタル一眼についている明るさを調節する機能「AVモード」を使えるようになること。長塚先生によると、後ろが少しぼかすように撮ると、雰囲気のあるかわいい写真になるのだとか。つまり、このAVモードによってピントをどこまで合わせるかを調節できるのだそう。 6名の参加者が持参したカメラの設定を一人一人チェックし、早速実践!AVモードに切り替えて、模様の入った布の上に縦に並べたマカロンを撮影してみます。今まで使用したことのなかったこの機能を使うことで、写真の表情がぐんと変わることが分かったよう。 今度はお菓子がずらりと並んだ部屋に移動し、好きなファブリックの上にお菓子やカップなどを自分でスタイリングをしながら自由に撮ってみます。おしゃれなスタイリングのコツや、おいしく見える撮り方について、先生に積極的に質問をしながら1時間ほど写真を撮り続けました。 最後にお菓子とカップを、パーティーをイメージしてセッティング。たくさん並んでいる様子をカメラに収めます。「たくさん並んだときには自分が一番写したいものを決め、そこにピントを合わせる」というアドバイスに、みなさん真剣に撮影していました。撮り終えたら、撮った写真のなかからお気に入りを5、6枚選び、その場でプリント。みんなで見て、長塚先生からよかった点などを聞きました。みなさんに感想をお聞きすると、「お菓子やお皿のスタイリングが難しかったけど、先生のお話が分かりやすかったです」「新しい気づきや発見があり、楽しかったです」と、ポストカードのような仕上がりに、みな満足そうでした。 たくさん撮影した写真は、仲間同士で写真を共有できる便利な「withPhoto」にアップロードするのもおすすめです。写真の新しい楽しみがひろがる! 「withPhoto」(ウイズフォト)活用術はこちら>> デジカメプレゼントキャンペーンに応募する! >> withPhoto(ウイズフォト)に、今すぐ登録! >> 撮影協力/ アワビーズ 取材/赤木真弓
2011年11月21日詩人、翻訳家、絵本作家として、多くの絵本を世に送り出している谷川俊太郎さん。さまざまな画家と仕事をするなか、谷川さんにとって特別な存在であり、創作活動に大きな刺激を受けたという堀内誠一さん、長新太さん、和田誠さんの3人との仕事を取り上げ、谷川さんの絵本の世界を紹介する展示が、ちひろ美術館・東京にて開催されている。和田誠さんによる描きおろしの作品が飾られた展示室2には、堀内誠一さんによる作品が。イラストレーター、デザイナーの枠にとどまらないダイナミックな仕事で、谷川さんが「大変優れたエディターだった」と語る堀内誠一さん。ミリオンセラーとなった『マザー・グースのうた』は絵を手がけたほか、レイアウトや校正も堀内さんが担当。そのほか、ノンセンス絵本や『わらべうた』などの原画も展示されている。 堀内誠一『マザー・グースのうた 第2集』(草思社)より 1975年同じ部屋に飾られているのが、長新太さんの作品。人から見た「わたし」について、表情豊かな絵で描かれた『わたし』をはじめ、のびのびとした長さんの絵に谷川さんは常に驚かされ、魅せられてきたそう。『にゅるぺろりん』や『えをかく』などの原画も見ることができる。 長新太『えをかく』(講談社)より 1973年展示室4は谷川さんが、その地に足のついたユーモア感覚に絶大な信頼を寄せている和田誠さん。「かがくのとも」の工場見学シリーズでは、一緒に取材に行き、その様子を描くなど、名コンビぶりが垣間みられます。谷川さんが「完成度が最も高い」と自負する『あな』をはじめ、細かく色指定されたものや手描きの原画が展示されている。 和田誠『もりのくまとテディベア』(金の星社)より 2010年展示の最後には、谷川さんの子ども時代の通信簿や写真、手紙のほか、「旅先ではその土地の民芸品を買うと決めている」という谷川さんの世界各国の旅の思い出も展示。全ての作品に、谷川さんによるコメントが書かれているので、制作秘話を知れるのも興味深い。3人の作家との仕事を通して、それぞれ違う魅力のある絵本の世界を紹介している。帰りにはぜひ、谷川さんのありがたい言葉が書かれた「俊みくじ」(100円)をお土産に。50種類の言葉が書かれていて、中にはアタリもあるのだとか。 いわさきちひろ 蝶とあかちゃん 1971年会場のちひろ美術館・東京は、絵本画家いわさきちひろさんの自宅兼アトリエ跡に作られた、絵本の専門美術館。黒柳徹子さんが館長を務めていることでも知られている。小さな子どもが無理なく鑑賞できる高さに作品を設置したり、絵本の読み聞かせやわらべうた遊びなど、親子で参加できるイベントの会も。またおもちゃで遊んだり、授乳もできる「こどものへや」、約3000冊の国内外の絵本を配架した図書室、ベビーカーの貸し出しなど、さまざまなサービスが行われている。 カフェスペースでは、たまごボーロやウェハースなど赤ちゃん用の食事も用意。絵本にたくさん触れられる、「ファーストミュージアム」としても最適な美術館。この機会にぜひ足を運んでみては?谷川俊太郎と絵本の仲間たちー堀内誠一・長新太・和田誠会期:2011年10月26日(水)〜2012年1月29日(日)10:00〜17:00(入館は閉館の30分前まで)休館日:月曜(但し、祝休日は開館、翌平日休館、12/26〜1/1、1/10は休館)会場:ちひろ美術館・東京 展示室2・4東京都練馬区下石神井4-7-2入館料:大人800円、高校生以下無料お問い合わせ:03-3995-0820 「ことばと音楽であそぼう! 谷川親子による子どもワークショップ」日程:2012年1月8日(日)1、11:00〜12:00(対象:小学1〜3年生)2、13:30〜15:00(対象:小学4〜6年生)講師:谷川俊太郎、谷川賢作(作曲家、ピアニスト)定員:各回40名(要申し込み、12月8日受付開始)参加費:500円その他のイベント詳細は ホームページ まで。取材/赤木真弓
2011年11月16日子育てをするママのために、イベントやオリジナル商品の企画販売などの活動を行う「mother dictionary」が、10月8日(土)、9日(日)の2日間、イベント「mother dictionary秋の会2011」を開催する。 フードや雑貨など、ものづくりをするバラエティ豊かな33組のアーティストが参加。子どもの雑貨やおもちゃ、子ども服などの販売のほか、大人と子どものヘアカットとスタイリング、ポートレート撮影や拾った落ち葉や小石で雑貨を作るワークショップなど、子どもと一緒に楽しむことができるワークショップも盛りだくさん。雑貨やフード、子ども服などを販売。プロの手によるスタイリングや似顔絵、写真なども。子どもと参加できるワークショップも。 この3連休、家族で一緒に出かけてみてはいかが?開催日:2011年10月8日(土)、9日(日) 11:00〜16:00場所:ディクショナリー倶楽部 ART SCHOOL東京都渋谷区神南1-2-5お問い合わせ:03-3463-3475入場無料、雨天決行*10/8(土)<FOOD>TAKIBI-BAKERY・・・モロッコ風チキンクスクス・パン・焼き菓子TAKE Bio-veggies@Nakahora Farm/竹脇虎彦・・・ジャガイモとニンジンのロースト・ルバーブジャム・中洞牧場の低温殺菌ノンホモ牛乳+ミルクアイスクリームあとあとかとか・・・お菓子とうつわの 贈りもの中松井農園・・・おいしいリンゴ・ふじリンゴジュースmy−an ×Naturalia・・・ベジワンプレート・四恩のワ イン酵母で作ったパン(予定)オーガニック野菜<WORK SHOP>よしいちひろ・・・似顔絵Kitica+cokitica+HUMOR・・・あのひとに手紙をかこう。part3Le Petit Photo Salon・・・大人&こどものヘアカット+スタイリング+ポートレート撮影itos+glaze・・・刺繍雑貨+陶芸雑貨&ワークショップ岩切エミ・・・小さな秋みつけたワークショップ・雑貨販売<ART MARKET>little FÉVE(リトルフェーヴ) ・・・BOYS & LIFESTYLE GOODSAbi Loves…+Mastro Geppetto・・・こども服・雑貨・おもちゃDANSKO・・・シューズ・サンプルセールHAY hutte・・・ヨーロッパのインポート小物雑貨~鍋やキッチン小物・テーブルウェア・ファブリック小物などチャハット・・・インドやネパールの糸や布の素材など大森木綿子・・・秋の絵の、新作ポストカードを追加してカード屋さんを開きますPOTTO SHOP+sunshine to you!・・・POTTO チビキャップ・オーガニックコットンのお洋服・RERE手作りのアクセサリー&ピクニックラグ、クッション、ケープなどmother dictionary・・・サンプルセールなど<リラクゼーション>クラニオセラピー・・・ゆるゆるHoliday~頭骸仙骨療法・モニター価格でのプチセラピー*10/9(日)<FOOD>カノムパン・・・パン・ビーガン・タイ料理などTAKIBI-BAKERY・・・モロッコ風チキンクスクス・パン・焼き菓子Love family kitchen/黄川田としえ・・・秋の和風ワンプレートごはん・豚汁などなかじまや・・・月のリズム米・手前味噌・梅干し・自然療法グッズ・麻の実オイル・麻の実ナッツなど<WORK SHOP>noninoko・・・ヒンメリワークショップCui Cui・・・フラワー&アートワークショップ「花かざり」itos+glaze・・・刺繍雑貨+陶芸雑貨&ワークショップ森本美保子&高橋京子・・・絵描き母さんの似顔絵描き (記念写真付き)<ART MARKET >und・・・古道具Harrys・・・ガラスmamelon・・・アクセサリーSARAXJIJI・・・雑貨W&Natural + WELINA = 和香・・・こども服・雑貨・オーガニックコスメAbi Loves…+Mastro Geppetto・・・こども服・雑貨・おもちゃDANSKO・・・シューズ・サンプルセールチャハット・・・インドやネパールの糸や布の素材など大森木綿子・・・秋の絵の、新作ポストカードを追加してカード屋さんを開きますPOTTO SHOP+sunshine to you!・・・POTTO チビキャップ・オーガニックコットンのお洋服・RERE手作りのアクセサリー&ピクニックラグ、クッション、ケープなどlittle FÉVE(リトルフェーヴ) ・・・BOYS & LIFESTYLE GOODSJUNGLE BOOKS・・・古本と占いこどもdictionary・・・チャリティーブースCLOAKROOMS・・・PANTOUFLEmother dictionary・・・サンプルセールなど<リラクゼーション>リフレクソロジー・・・クイックリフレクソロジー取材/赤木真弓
2011年10月08日今年で15周年を迎える、東京・原宿のギャラリーROCKET。9月16日、新しくキッチンスペースと2階を作り、「食」と「アート」を結ぶ空間として大きく生まれ変わった。 オープニングを飾ったのは、映画『かもめ食堂』や広告などでフードスタイリングを手がける飯島奈美さん。自身も初となる展示のテーマは“酵素”。酵素は取り入れることによって、健康に役立つさまざまな働きをしてくれるもの。新鮮な野菜やフルーツ、野草などに砂糖を入れ、手でかき混ぜることによって発酵させて作る。震災以降、体内の毒素を排出してくれるとして注目を集めている。 会場に入ると、手作り感のあるシンプルなキッチンが見える。これが“ポップアップキッチンギャラリー”。クリエイターが期間限定でオーナーとなり、作品としての食を体験できる場だ。今回は飯島さんご自身が昨年から作りはじめた、色とりどりの季節の果実や野菜の酵素がずらりと並び、実際に味わうことができる。メニューは酵ソーダ、かき氷、酵素の試食セットの3つ。酵ソーダは、かぼちゃやぶどうなど、約20種類のフルーツや野菜を使った秋の酵素、梅の酵素、ぶどうと梨の酵素のシロップをソーダで割ったもの。かき氷は、映画『めがね』に登場したかき氷機で作った氷にパイナップル、グレープフルーツの酵素をかけていただく。そして試食セットは、1年ものと1ヶ月ものの青唐辛子の一升漬けを豆腐にかけたもの、塩こうじを野菜スティックにつけて、食べ比べができる。(各¥500)青唐辛子の一升漬け、塩こうじはおかわりも可能。酵素ドリンクは日替わりで。酵素の試食券¥500 またキッチンには、愛用しているキッチン道具や世界各国から集めた珍しい品々が並び、飯島さんのアトリエが再現されている。古いルクルーゼの琺瑯鍋や土鍋など、おいしいものが生まれる道具は、とても興味深い。キューピーのCMなどをディレクションし、飯島さんとも関わりの深いデザインチームのファンタジスタが「はっこう団」として、会場構成と映像作品を手がけている。2階のスペースでも食べることが可能。ふとんが敷いてあり、ついついくつろいでしまう。 今後はオリジナルのエプロンや生活雑貨、食をテーマにセレクトされた書籍、オリジナルのグラノーラなどを販売するアートグロッサリーショップを設けたり、食とアートに関連するワークショップを定期的に行う予定。10月4日からは食とは直接関係のない、さまざまなアーティストがリレー方式で電磁をする「日替わりクリエイターズカフェ」を開催する。「ただ展示をするのではなく、食べることで会話が生まれ、みんなが笑顔で帰っていく。そんなコミュニケーションができるのが面白いなと感じています」とロケットの中村さん。食とアートの枠を超える、今後の展示にも期待だ。「ナミノ菌とはっこう団」会期:~10月2日(日) 12:00~20:00会場:ギャラリーロケット 東京都渋谷区神宮前6-9-6入場無料お問い合わせ:03-3499-1003 取材/赤木 真弓
2011年09月28日世界中から集まった映画を観られる、子どもたちのための映画祭、『キンダー・フィルム・フェスティバル』が今年も開催される。今年19回目となるこの映画祭。今回は『リサとガスパール』や『きかんしゃトーマス』など、子どもたちに人気の高い11作品のほか、日本ではなかなか観ることができない、ヨーロッパやアジアのアニメーションや短編の最新作が12作品上映される。日本初上映となる『どうぶつ会議』。(c)2010 Constantin Film Verleih, GmbH.ポップでかわいいこどもミュージカル『ローラ!』。(c)Gordon A. Timpken/Bavaria Filmverleih- und Produktions GmbH字幕の読めない小さな子どもたちでも楽しめるよう、戸田恵子さんなど人気の声優たちがスクリーンの前に立ち、目の前で吹き替える迫力のあるライブシネマや、プロの声優と一緒に声優体験ができたり、アニメーション映画作りを体験できるなどのワークショップも開催。今年のフェスティバルディレクターは、日本の人気アニメーション『こま撮りえいが こまねこ』のこまちゃん。(c)TYO/dwarf・こまねこフィルムパートナーズ映画以外にも、駄菓子屋や世界中のごはんが食べられる屋台村など、子どもが飽きることなく楽しめるイベントが盛りだくさん。アニメーション映画好きな大人もぜひ足を運んでほしい。小さなお子さんの映画デビューにもぴったりのイベントだ。『19回キンダー・フィルム・フェスティバル』会期:2011年8月12日(金)〜13日(土)日比谷会場2011年8月18日(木)〜21日(日)調布会場場所:日比谷会場:日比谷公会堂 東京都千代田区日比谷公園1−3調布会場:調布市文化会館たづくり 東京都調布市小島町2-33-1料金:日比谷会場当日券:18歳~60歳未満1,000円、3歳~18歳未満・60歳以上500円、3歳未満無料前売券:18歳~60歳未満700円/3歳~18歳未満・60歳以上300円/3歳未満無料調布会場当日券:18歳~60歳未満500円/3歳~18歳未満・60歳以上100円/3歳未満無料前売券:18歳~60歳未満400円/3歳~18歳未満・60歳以上100円/3歳未満無料※未就学のお子さんについては、大人の方もご一緒にご入場をお願い致します。※3歳未満のお子さんは、保護者と一緒の座席でお願い致します。(座席を確保したい場合は、3歳以上の券をお買い求め下さい。)お問い合わせ:TOKYO KINDER FILM 一般社団法人キンダ-・フィルム03-5355-1225公式HP: www.kinder.co.jp 取材/赤木真弓
2011年08月12日女優で、一児の母でもある瀬戸朝香さん。東日本大震災後、被災地にいる子どもたちを支援するプロジェクト、「ユニセフちっちゃな図書館」を通して、児童書や絵本など約70冊を寄贈するなど、子どもに関する活動を行っている。そんな瀬戸さんが、8/1からBeeTVでスタートする新番組「よみきかせ せかいのどうわ」で、世界の名作童話の読み聞かせを担当する。「マッチ売りの少女」、「北風と太陽」、「三匹のこぶた」……昔から親しまれ、誰もが一度は読んだことのあるイソップやアンデルセン、グリムなどの童話12本。子どもたちが外出先でも退屈しないで過ごせる、ママにもうれしい番組になるはず。初めて読み聞かせを担当した瀬戸さんに、お気に入りの絵本やご自身と絵本の関わりについてお話を伺った。-もともと絵本がお好きなのですか?子どもができてからですね。プレゼントしていただいたり、自分で探したり、薦められたものを買ってみたりしています。絵本はたくさん読んであげたいなと思って買うようになりました。絵本を読んであげる時間を大切にしたいので、割と早いうちから読み聞かせを始めたんです。子どもは1歳を過ぎてからは、自分でも絵本を興味を持ってめくるようになりはじめましたね。—では普段からたくさん読まれているのですね。絵本は結構たくさん持っていますが、結局好きなものって限られてくるんですよね。今お気に入りで毎日必ず読んでいるのが、『えんそくバス』とBABY TOUCHシリーズの『おやすみぶっく』。『えんそくバス』はNHKのEテレで放送されていたのを録画して、何度も見せていたのですが、作者ご本人がプレゼントしてくださったんです。見せただけで必ず喜んで寄ってくるくらい好きな1冊ですね。それからBABY TOUCHシリーズはカラフルで触ったりできて、子ども自身で楽しめる絵本だからいくつか持っています。絵本って紙だから破いたり、投げたりしてボロボロになるのですが、厚紙で丈夫に作られているのでいいんです。—瀬戸さんが読み聞かせをするときに心がけていることは?それなりに感情を入れて読んでいます(笑)。声を変えたり、ゆっくり読んだり、自然とそうなっているかもしれないですね。その方が楽しんでくれるんです。楽しい場面では体を揺すりながらテンションを上げて言うと、キャッキャと笑ったりします。少しでも楽しい時間にしてあげたいなと思うと、やり過ぎというくらいにやってしまいますね(笑)。—では今回の読み聞かせは、そんなご経験が活かされたのではないですか?最初お話をいただいたときは芝居とは違うし、声優さんのように声を使い分ける経験がなかったので、どういう感じですればいいか悩んで聞いてみたんです。そうしたら「お子さんに読んであげるような感覚でお願いします」と言われて。最初は照れてしまったのですが、だんだん自分自身が楽しくなってきて、気がついたら自然とオーバーに声を変えてやっていました(笑)。だから家でやっている読み聞かせも同じような感じで、自然と絵本の世界に入り込んでいるんだろうなと感じました。—番組で特にお気に入りの作品はありましたか?全て好きですが、「ウサギとカメ」や「みにくいアヒルの子」は特に好きですね。どの作品も読んだことはあって何となくは覚えているけど、内容はそこまで覚えていなかったのですが、今回改めて読んだときにすごく楽しめたんです。大人になってから読む感覚と小さい頃に読んだ感覚は違って、新たな発見ができたと思いましたね。イラストもそれぞれ全然違う世界観で描かれていてかわいらしいので、その楽しみもあります。—被災地に絵本を寄贈されたのはどのような経緯だったのですか?もともとユニセフさんとは、昨年「手洗い大使」に選んでいただいたというご縁があったんですね。地震後、きっとユニセフさんでも何かされるだろうと思って問い合わせたところ、絵本を集めるプロジェクトが進んでいると聞いたんです。私自身何か力になりたいと考えていたし、やっぱり子どもたちがすごく気になっていたのですが、被災地にいる子どもたちが少しでも楽しい時間を持てるようにと思ったとき、絵本はすごくいいなと思ったんですよね。ユニセフさんがちゃんと窓口になってやってくださるということだったので、私もぜひ協力させてくださいということで、買ったり、自分で持っている本をプラスして本を集めました。—絵本はご自身で選ばれたのですか?事務所のスタッフにも声を掛けて。何がいいのかは分からないので、小さい子どもから小学生、中学生でも読める本まで、いろんな本を組み合わせて入れました。ぜひ自分で動きたいなと思ったし、何か役に立てたらという思いがあったので、ブログでも声を掛けさせていただいたのですが、何千冊と本が集まって被災地の方に送ることができたみたいです。まだまだ復興には時間がかかると思うので、皆さんができるだけ長く気持ちを持って、気に掛けることが大切ですよね。何かできることはあると思うので、みんなで協力していくのがいいと思います。—そのような活動を通して、絵本の持つ力を実感されているのでは?絵本はすごいと思いますね。見たり聞いたり触ったり。知育にもなる。いろんな感覚は小さい頃に取り入れることによって発達すると思います。だから、いろんなものを見せてあげたり、聞かせてあげたりすることで考え方もすごく広くなると思うんですよね。だから絵本を読む時間を習慣づけると、コミュニケーションを取る、いい時間になると思いますね。瀬戸さん自身も実感している、絵本の読み聞かせを通したコミュニケーションの大切さ。「BeeTV」なら携帯で場所を問わず、携帯電話で名作童話を見せてあげられる。ぜひ子育てに活用してみては?【番組内容】よみきかせ せかいのどうわ〜世界の名作童話を「瀬戸朝香」が母親のように読み聞かせてくれる〜8月1日よりBee KIDSにて配信更新日:毎週火曜日 全12話アクセス方法:iモードから>iメニュー>動画>BeeTV、またはiチャネル>BeeTVスマートフォンから>ドコモマーケット>動画>BeeTV月額315円(税込)で全番組見放題 運営:エイベックス通信放送 (c)BeeTV取材/赤木真弓
2011年08月01日育児雑誌「tocotoco」の連載「おひげのおひげちゃん」で人気のイラストレーター、越川律幸さんが2度目の個展「おやこ展」を開催する。子どもを見つめるネコのお母さん、カエル家族の朝の風景、子どもに教えるアシカのおやこ。茶碗で暮らす米つぶ家族、かわいいコロッケの子どもたち、歯の二世帯家族。さらにホームページで連載中の、うんころもちやオキちゃん、おひげちゃんの家族……さまざまな「おやこ」の姿を愛らしく描く。フェルトや紙粘土の作品も展示するほか、ZIneやミニバッグなど、手作りのアイテムも販売する予定。また7月30日の「おやこパーティー」では、越川律幸さん自身によるライブを開催。31日には、焼き菓子屋「てふてふ」による1日限りの「てふてふ喫茶」をオープンし、夏らしく爽やかなお菓子も楽しめる。心がほっこり温かくなって、思わず笑顔になってしまう越川さんのイラスト。親子で一緒に楽しみたい作品展だ。越川律幸の「おやこ」展日程:2011年7月28日(木) – 8月3日(水) 12:00 -20:00(会期中無休)場所: Nidi gallery 東京都渋谷区桜丘町9-17 TOC第3ビル408号室越川律幸(エチガワノリユキ)イラストレーター・漫画家育児雑誌「tocotoco」に漫画「おひげのおひげちゃん」を連載中。甲斐みのりさんの連載「東京映画散歩」(アクチュール)に挿絵・地図。などホームページにて漫画「うんころもち」「ふしぎなくにのピスタチオ」を連載中。*7月30日(土)16:00〜『おやこパーティー』◎越川律幸のライブwith 柳沢一誠柳沢一誠(TOMMY THE GREATのベーシスト。Spangle call Lilli lineや豊田道倫他のサポート) ※先着15名さまに手作りフェルトバッチプレゼント!イベント中に、「てふてふ」のお菓子と飲み物と販売あり。(1時間程を予定)*7月31日(日)「てふてふ喫茶」冷たいお飲物と、季節の果物を使ったデザートの販売あり。詳細は「てふてふ」ホームページにてご紹介いたします。取材/赤木真弓
2011年07月28日日本では10年に1度、世界中の切手が集まるイベント「日本国際切手展」が、7月28日から6日間横浜で開催される。今回のテーマは「小さな切手が世界をつなぐ」。メインとなる競争作品展では、65の国と地域からあつまった528のコレクション、50万点を超える切手を出品。世界各国で開催される国際切手展で、数々の賞を受賞したコレクションも特別作品として公開する。外国郵政ブースには世界各国の郵政が参加し、各国の切手やグッズを販売するほか、切手を購入すると記念印を押してもらえる。またフィンランドブースでは、サンタクロースビレッジやムーミンポストオフィスからのリターンメールも受付。ボトルポストに手紙を入れて、会場内の専用ポストから投函すると一度フィンランドに運ばれ、約1ヶ月後に現地の消印が押された手紙が届く。普段なかなか目にすることのない、世界の珍しい切手を買うだけでなく、実際に手紙が送れるのは切手展ならではの楽しみだ。フィンランドブースでは、ムーミンの記念印が押してもらえる。オランダブースで販売される、今回特別の記念切手。さらに特設スタジオで写真撮影を行い、世界に一枚だけのオリジナルフレームの切手を作ることができたり、切り絵はがき、絵てがみ、切手はがし体験、切手貼り絵、クラフトパンチはがきなどのワークショップも開催予定(予約不要)。「こども郵便局体験コーナー」では、郵便物の配達や仕分けなど、郵便局の仕事を体験しながら学ぶこともでき、イベントステージではイメージキャラクターのポポックやムーミンといったさまざまなキャラクターショーなど、子どもも一緒に楽しめる内容になっている。さまざまなイベントが盛りだくさんの切手展。夏休み中の子どもたちと、横浜に足を運んでみては?日本国際切手展2011日程:2011年7月28日(木)〜8月2日(火)10:00〜18:00(8月2日は15:00まで)場所:パシフィコ横浜神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1「ミート・ザ・ムーミン」フィンランドのムーミンワールドからやってきた、ムーミンとミィに会えるイベント。7月30日(土)10:30~11:30、15:00~16:00取材/赤木真弓
2011年07月27日タレントの小野真弓が5月13日(木)、東京・新宿の紀伊國屋サザンシアターで歌とタップダンスに初挑戦する客演舞台「情熱タイツ」の初日を迎えた。劇団「スーパー・エキセントリック・シアター」(三宅裕司主宰)内ユニット「タイツマンズ」の人気舞台シリーズ最新作。キャスト全員が全身総タイツというぶっ飛んだいでたちで、動物園の檻の中に暮らすライオンたちの生態、日本の昔話の主人公たちによる討論会などを演じる4部構成のダンスミュージカル・コメディーだ。元々、舞台好きで「タイツマンズ」のファンだった小野さんは、知人を通じて「出させてほしい」と送ったラブコールを実らせて、役を獲得。「ダンスも歌も初めてでどうしよう!」と大きなプレッシャーを抱えながら、1か月間以上の特訓を積み、この日を迎えた。グラビアで鍛えた160センチ、B82 W58 H85のセクシーボディがクッキリ浮かぶ悩ましいタイツ姿で、アクティブなダンスと歌を披露し、演技でも持ち前の癒しキャラを生かしたゆる〜いコメディエンヌぶりで観客約500人を魅了。キャスト総勢11人の息もピッタリで、テンポのいいコントを繰り広げ、会場を約2時間、笑いに包んだ。初演を終え、小野さんは「タイツ姿、とっても気持ちがいい、フィット感がいい、病み付きになりそう」と充実の笑顔を見せていた。同公演は5月16日(日)まで同所で公演中。(text:Yoko Saito)■関連作品:交渉人 THE MOVIE 2010年2月11日より全国にて公開© 2010「交渉人 THE MOVIE」製作委員会■関連記事:【文豪を演る】インタビューvol.5 成宮寛貴 as 森鷗外クールと必死の間で…米倉涼子のチョコ“アーン”に陣内孝則「いつでもタイガー・ウッズになる!」と興奮真犯人を捜せ!『交渉人 THE MOVIE』マスコミ用パンフレットを10名様プレゼント陣内孝則、エロネタ&ブラックジョーク連発!林遣都は米倉涼子にメロメロ?キャスト舞台挨拶付き『交渉人』試写会に25組50名様をご招待
2010年05月14日