人間は誰しも年を取るもの。高齢になって「自分の運転が不安になってきた」と感じ、運転免許証を自主返納するという人は少なくありません。ゆきたこーすけさんは、子供の頃からお世話になっているという、近所に住む高齢女性のエピソードを漫画に描きました。免許を返納した女性、車の代わりに買ったものが?時々、ゆきたさんの家を訪ねてくるという、女性。80歳を過ぎたこともあり、安全を考えて運転免許証を自主返納し、車を手放したといいます。その代わり、あるものを購入したようで…。出典:運び屋ゆきたの漫画な日常出典:運び屋ゆきたの漫画な日常ゆきたさんの母親は「なぜ、スマホでタクシー?」といまいちピンときていないようですが、あなたは、女性がスマホを購入した理由が分かりますか。そう、スマホがあれば配車アプリを使っていつでもタクシーを呼ぶことができるから!これには、ゆきたさんも「80歳を過ぎて、この発想はすごいな」と驚いたといいます。スマホを持っていれば、配車だけでなく、出前やネット通販も気軽にできるようになるため、運転免許を返納した女性にとっては、非常に便利といえるでしょう。漫画を読んだ人からは、このような声が寄せられていました。・賢い人ですね。自分と周りのことをちゃんと考えているからこその免許返納だと思うし、尊敬します。・父親が70歳を過ぎてから「スマホが欲しい。海外旅行で翻訳アプリを使いたいから」といい出したのを思い出した。ビックリしました。・知り合いの中にも「スマホを買って、いろんなことができるようになって嬉しい」といっている人が何人もいます!高齢者の中には、「操作が難しそう」とスマホを敬遠する人も多いかもしれません。ですが、ゆきたさんの近所に住む女性の話を聞いていると「高齢者にこそ、スマホを使ってほしい…!」と、敬遠している人にも勧めたくなりますね。[文・構成/grape編集部]
2024年03月20日X(Twitter)に創作漫画を投稿している、HIZA(@HIZANANKOKU)さん。高齢男性の運転免許証返納にまつわる創作漫画が、幅広い世代から人気を集めています。『免許皆伝』交通事故などのリスクを減らすため、高齢になったドライバーが、自主的に運転免許証を返納するケースが増えつつある現代。自動車にかかる費用がなくなるなど、返納にはさまざまなメリットがありますが、移動手段としての選択肢が減ることを、残念に思う人もいるでしょう。ある日、家族と一緒に、運転免許証を返納しに来た男性。一度は決断したものの、車で毎日妻のお墓参りに行くことが生きがいだった男性は、免許証を手放すのを惜しんでいました。意を決して、運転免許証を返納した男性。なんと3年後に、ロードレースの選手になっていました!これまで、車で妻のお墓参りに通っていた男性は、免許証が不要な、ロードバイクに乗ることを決意。毎日、ロードバイクでお墓のある場所まで走っていたため、大会で連覇できるほどの実力がついたのでしょう。「何か特別な練習をしているか?」と尋ねたインタビュアーに対し、男性が「何もしていない」と答えるラストのコマに、ほろりとさせられます。【ネットの声】・ウルっときた。素敵な話。・かっこいい!こういうおじいちゃんになりたい。・きっと妻は「惚れ直したわ」って、喜んでいるのでしょうね。運転免許証の返納をきっかけに、ロードバイクに乗り始め、いきいきとした姿を見せた男性。妻への愛情と、日々の努力を大切にする男性の生きざまに、多くの人が心をつかまれました。grape HIT(グレイプ ヒット)ウェブメディア『grape』で、過去に多くの共感を得た記事や反響の大きかった投稿を再構成してお届けしています。[文・構成/grape編集部]
2024年02月12日皆さんは、義家族のことで悩んだ経験はありますか?今回は「免許を返納した義父」にまつわる物語とその感想を紹介します。※この物語はフィクションです。イラスト:モナ・リザの戯言義父の危険運転高齢の義父の危険運転に悩んでいた主人公夫婦。そろそろ免許を返納してほしいと考えるものの、ドライブ好きの義父が素直に応じてくれるはずもありません。そこで主人公夫婦は、義父の老後用に貯めていた800万円を渡すかわりに免許を返納するよう説得することに。義父はお金につられてあっさり免許返納に応じました。免許返納しているはずの義父ある日、散歩中に息子が「あの車、じいじ乗ってる?」と言います。誰かの車に乗せてもらっていると思った主人公でしたが…。出典:モナ・リザの戯言なんと義父は主人公夫婦から貰った800万円で新車を購入し、運転していたのです。主人公と夫の通報で駆けつけた警察に捕まり、危険な悪巧みの事情を聞かれますが…。義父はそのままエンジンをかけ、逃走しようとします。しかし前進とバックを間違えた義父は、そのまま後ろにあった溝にハマってしまい…。その後警察へ連行された義父は、無免許運転をした理由を白状するのでした。読者の感想主人公夫婦からお金まで受け取って免許を返納したのに、無免許運転する義父にゾッとしました。警察沙汰になったことで、しっかりと反省してもらいたいと思います。(30代/女性)大きな事故を起こしてからでは遅いので、主人公夫婦の気遣いが素晴らしいですね。それなのに約束を無視して自分勝手な行動をする義父には呆れてしまいました。無免許運転なんて絶対にしてはいけませんね。(20代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。(CoordiSnap編集部)
2023年11月28日歳を重ねると、どうあがいても身体は衰えていきます。老いからは逃げることができないため、自分の身体の変化を理解し、受け入れるのが重要といえるでしょう。身体の衰えによって、日常生活ではさまざまな影響がでるもの。中でも、判断能力の低下による高齢者の交通事故は、少子高齢化社会の現代で問題視されています。悲しい事故を減らすため、警察や自治体は、運転に不安を感じている高齢者の免許返納を呼びかけ。それを受け、勇気を出して免許返納を決断する人も少なくありません。免許返納を決意した母親に、警察官が伝えた言葉けえこ(howawan100)さんの母親も、免許の自主返納を決意した1人。手続きのため近隣の警察署へ、けえこさん同伴で赴いたところ、穏やかな雰囲気の警察官が対応をしてくれたといいます。幼い頃、母親が努力の末に免許を取得した姿を見ていたため、免許返納を決意したことに心打たれたという、けえこさん。そんな気持ちを汲み取ったかのように、警察官は母親を称賛し、「歩行者の立場になっても、安全に気を付けて元気でいてね」と声をかけてくれたのです。きっと、警察官としてさまざまな事故を見て、悲しみに触れてきたからこそ、安全運転を貫き返納を決意したけえこさんの母親に、心からの優しい言葉をかけたのでしょう。けえこさんが描いた、温かさの詰まったエピソードは、多くの人を笑顔にしました。・いつ返納するかで悩んでいたけど、この警察官の対応を知って決意が固まってきた。・温かいエピソードで泣いた…。この警察官も、マミィさんも素敵!・警察に、こんな人がいるなんて!「返納する勇気を持ってよかった」と嬉しくなりそう。漫画には描ききれなかったものの、警察官はほかにも、たくさんの優しい言葉をかけていたといいます。きっとけえこさんの母親は、この日告げられた言葉を胸に、1人の歩行者として社会の安全を守っていくのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年08月28日タレントのラサール石井(67)がマイナンバーカードの“返納”を表明したが、この行動に“ホリエモン”こと実業家の堀江貴文氏(50)が持論を展開した。誤って別人に交付したり、別人の顔写真が使用されるなどのトラブルが相次ぐマイナンバーカード。ラサールは、「日刊ゲンダイ」に連載中の自身のコラム「東憤西笑」で、マイナンバーカードの制度設計や利用規約に対して疑問を示していた。6月26日にラサールは自身のツイッターで、マイナンバーカードに関する自身のコラムを引用したツイートに対し、《ありがとうございます私は本日マイナンバーカードを返納しました。このことはTwitterと、明後日水曜日の日刊ゲンダイのコラムで書かせてもらいます》とコメント。自身がマイナンバーカードを返納したことを明かしたのだ。このことを取り上げたニュースに反応したのが、堀江氏だ。6月28日に、自身のツイッターで《ラサール石井が報告「私は本日マイナンバーカードを返納しました」#保険証廃止は白紙に戻せとも》というスポーツニッポンの記事を引用すると、《カード返納してもマイナンバーは付与されてるんで不便になるだけなんだけど笑》と返納のデメリットを指摘。さらに、《あとラサール石井の為に無駄な税金が注ぎ込まれる》とラサールの行動を批判していた。堀江氏は昨年10月にも自身のTwitterで、マイナンバーについて《マイナンバー推進派議員、官僚の皆さんはこれまで「国民総背番号制」とか揶揄されながら、なんとか実現に漕ぎ着いたマイナンバー実用化最後の闘いだと思います。政治的リーダーシップを発揮して正面突破してほしいですね。》とコメント。マイナンバーの普及に肯定的な姿勢を見せている。
2023年06月28日親は何歳で免許返納した? 返納した理由は?同社では最初に、回答者の親のプロフィールについて調査しました。親の年齢を尋ねたところ、最も多い回答は「65~69歳」(24.6%)でした。次いで「70~74歳」(22.2%)となっています。親の現在の職業は、57.0%が「専業主婦・無職」でした。親が住んでいる地域について聞くと60.4%が「田舎」、「親が車に乗っている」と回答した人は95.8%でした。次に、親の免許返納について調査しました。親は免許を返納したか尋ねると、95.8%が「いいえ」と回答。ほとんどの親が免許を返納していない現状が明らかになりました。親が免許返納したと回答した人に、親は何歳の時に返納したか尋ねると、最も多い回答は「70~74歳」(6.4%)で、次いで「75~79歳」(4.0%)となり、免許返納は70代が多いことがわかりました。免許返納した理由は、「身体能力の低下」(6.1%)が多くなっています。子ども(調査対象者本人)の意思で返納させた時、親にはどう伝えたか聞くと、「事故を起こしては取り返しがつかない(2.8%)という回答が最も多くなりました。親に返納するよう伝えた際、渋っていたか尋ねると、15.5%が「渋っていた」と回答しています。免許を返納していない親を持っている人に、親はどのくらいの頻度で車に乗っているか尋ねたところ、最も多い回答は「週1」(22.5%)で、2位は「週7」(21.4%)でした。「週8以上」と答えた人も6.8%みられました。親が車を使う理由は、「買い物」(43.2%)が最も多くなっています。免許返納していない親は、何歳まで乗る予定か聞くと、72.2%が「分からない」と回答しました。返納時期を決めている人では、「80~84歳」(3.8%)が最も多く、「75~79歳」(3.6%)が続きました。理由としては、「公共交通機関がなく車がなく不便でなるべく利用させたい(原文ママ)」が最も多く、公共交通機関が整っていない場合、車に乗れないと不便になってしまうため、なるべく車を利用させたいと考える人が多いことがわかりました。返納した後の代替案となり得る交通手段を尋ねると、「バス」(24.8%)が最も多く、次いで「タクシー」(21.2%)となりました。「60歳以上の親の免許返納に関するアンケート」調査概要調査期間:2023年4月25日~5月9日調査方法:インターネットでの調査調査機関:クラウドワークス調査対象:60歳以上の親を持つ人回答数:472人(男性:151人、女性:321人)※年齢20~29歳:40人、30~39歳:165人、40~49歳:185人、50歳~:82人)イード(マイナビ子育て編集部)<関連記事>✅【免許返納】4人に1人は「考えていない」、80代まで運転したい人も約15%に✅老後の生活、「楽しみではない」人が6割を超える【老後に対する意識調査】✅【老後への備え】夫婦二人のゆとりある生活には月に約38万円が必要、どうやって準備する?
2023年06月06日みのもんた(76)が10月25日放送の『朝からみのもんた』(読売テレビ)で、運転免許証を自主返納したと明かした。’19年に高齢者講習を受けた際、「運動神経ももうここまでだな、事故を起こしちゃいけないな」と衰えを実感。またアクセルとブレーキを踏み分ける試験では、「足が無茶苦茶になった」ともコメントした。警視庁によると、’19年の免許返納(65歳以上)は前年より42.7%増の約60万件と過去最多。75歳以上の返納は、35万件にのぼった。’19年4月に母子が亡くなった池袋暴走事故をきっかけに、免許証を自主返納する高齢者が増加している。いっぽう、免許証を返納できない環境に置かれている高齢者も多いようだ。みのと同年代の高橋英樹(76)は26日、ブログで免許更新したことを報告。《なるべくなら高齢者は 免許返納が望ましいが》とためらいながらも、《私のように運転場面があったり蓼科の山の中に行くのにはどうしても免許が必要なのです》と綴った。「高齢者が返納をためらう理由として、“日常生活に支障をきたす”が7割にのぼります。交通機関が充実していない地方では、電車やバスが1時間に1~2本しか走らないところも。なかには運転歴が長いことで“腕”を過信する人もいますが、年齢とともに身体機能は低下します。家族から説得されても、自主返納に踏み切れない高齢者もいるようです」(社会部記者)’25年には、「団塊世代」と呼ばれる最も人口の多い世代が75歳以上の後期高齢者となる。75歳以上のドライバーによる交通事故は、ブレーキとアクセルの踏み間違いがおよそ4割にのぼるという。国際医療福祉大学大学院教授の武藤正樹さんは、昨年6月に本誌で「現在、高速道路で逆走する運転手の約7割が65歳以上、そして4割に認知症の疑いがあるという調査結果もあります。’25年における認知症ドライバーの想定人数は、現在より1.3倍ほど増加した1万3,000人ほど。そのぶん事故件数も増えてしまう可能性はおおいにあります」と警鐘を鳴らしていた。今後予想される事故多発を防止するため、企業や政府も取り組みを前進させている。「自動車メーカーは、『自動ブレーキ』や『ペダル踏み間違い急発進抑制装置』を搭載したセーフティ・サポートカーの製造・販売に注力しています。政府も65歳以上のドライバーに資金面をサポートする『サポカー補助金』を創設。’18年の日本自動車工業会によると、『衝突被害軽減ブレーキ(低速度域含む)』は84.6%、『ペダル踏み間違い急発進抑制装置』は77.1%の車両に装着されています。“2025年問題”に向けて、将来的に全面義務化とされるでしょう」(全国紙記者)
2020年10月27日【今週の悩めるマダム】田舎に住む85歳の親にどうやって免許返納させるべきか悩んでいます。近年、高齢ドライバーの事故が社会問題になっています。しかし本人は「60年も運転してるんだから絶対大丈夫」と聞く耳を持ちません。たしかに田舎なので車がないとかなり不便なのですが、どうすれば理解してくれるでしょうか。(東京都在住・60代主婦)最近、高齢ドライバーの事故、しかも人命にかかわる大事故が頻発しておりますね。パリにいて、日本からのニュースを見ているだけでも、「またか」と驚いてしまうくらいにこの手の事故が多いことが気になります。奥様の親御さんのように「60年も運転してるんだから絶対大丈夫」という人が多いからこそ、このような事故が繰り返されてしまうのです。そして、犠牲になるのはまだ幼い子どもだったり、未来のある若者だったりと、本当に心が痛みます。田舎なので車がないと不便ということですが、都会ではないからこそ、速度が出てしまいますし、その分、事故は甚大になります。これはドライバー本人だけの問題ではなく、周囲の家族や自治体、社会が一丸となって注意すべき問題だと思います。本人だけでは判断しにくい問題なのですから。つまり、高齢の方々にはご自身の経験に対する過信がありますし、高齢ゆえに判断力が鈍っているという可能性もあります。認知症の方もいらっしゃるでしょうし、認知症と判断されていないまでもその傾向の方も結構いらっしゃるはずです。高齢による様々な判断能力の低下だって大事故の引き金になるわけです。自分は大丈夫という、その大丈夫の線引きをどこでするのか、が重要です。実はフランスでは一度免許を取得すると一生更新なく乗り続けることができるんです。すごいですよ。日本よりももっと基準が甘いわけです。100歳を超えたご老人が運転をしていてびっくりすることも多々あります。でも、なぜか、フランスではこの手の事故のニュースをあまり耳にしません。この差が何か僕にもわかりませんが、自分から運転をやめられるケースが多い気がします。実際に「もう、年だから、僕はやめる」とおっしゃった近所のおじいさんがいました。そういう風に、自ら安全基準を設けて、不安なら乗らない、という自己判断が徹底しているのでしょう。日本の場合はこれだけ高齢ドライバーによる甚大な事故が頻発しているわけですから、この問題は対岸の火事ではありません。新車は最初の3年間は車検を受けなくていいですが、それ以降は2年ごとになりますね。僕は16年も同じ車に乗っているので毎年(あるいは半年に一度)自主的に点検をしています。人間も同じで高齢ドライバーはご自身で判断ができないならば国が高齢者の安全性をテストする新たなルール作りをするべきです。線引きは難しいですが、日本は18歳から運転免許証の取得ができるわけですから、同じように70歳を超えたら、安全性を再確認するために毎年テストを義務付けるとか、方法はいろいろとあるでしょう。それを実施するだけでも、大事故はある程度防げるのではないでしょうか?奥様の場合、まずは親御さんとよく話し合うことが第一歩かと思われます。【JINSEIの格言】免許返納は、周りにいる家族が最初の判断をしなければならないのではないでしょうか。「様子がおかしい」と思ったり、少しでも不安を感じるなら、すぐに家族会議を開くべきです。この連載では辻さんが恋愛から家事・育児、夫への愚痴まで、みなさんの日ごろの悩みにお答えします!お悩みは、メール(jinseinospice@gmail.com)、Twitter(女性自身連載「JINSEIのスパイス!」お悩み募集係【公式】@jinseinospice)、またはお便り(〒112-0811 東京都文京区音羽1-16-6「女性自身」編集部宛)にて絶賛募集中。※性別と年齢を明記のうえ、お送りください。以前の連載「ムスコ飯」はこちらで写真付きレシピを毎週火曜日に更新中!
2019年08月20日7月2日、尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏(72)がインスタグラムを更新。《免許返納者が増えますように》とつづった七夕の短冊を投稿した。これに対して、尾木ママに共感するコメントがよせられている。《高齢者の免許返納…ホント節に願います》《最近、高齢者の事故が多いですもんね!》《さすが、尾木ママですね。私も、そう思いますね》尾木といえば、6月11日に都内の警察署にて運転免許証を自主返納した。相次ぐ高齢ドライバーによる死傷事故を防ぎたいとの思いで決意したという。また1日には、初めて免許証返納特典を受けたともブログで報告した。運転経歴証明書を提示したことでカフェの代金が割引になったといい、《免許返納の恩恵は確かにあります!迷っている方には返納を強くオススメします》とつづった。このような尾木の啓蒙活動には共感の声が続々と浮上。ただいっぽうで住んでいる環境から車が手放せない人も多く、こんな複雑な思いも上がっている。《田舎は、バスも1時間に1本…。車がないと、本当に不便なんですよね》《トラクター・軽トラ運転出来ないと仕事にならないです》《都市部は移動手段があるからいいけど鉄道もバスなど、交通機関がないところをどうするか?農家のお年寄りたちは、「車」がなければ出荷も買い物もできません》先月は俳優の杉良太郎(74)も免許証を返納し、高齢ドライバーによる交通事故防止を呼びかけた。運転免許証を返納する高齢者は年々増加傾向にあるが、まだまだ課題は残されている。
2019年07月03日「まだまだ俺は運転できる!」。そう言い張って、なかなか免許返納に動いてくれない親は多い。そんな親には、安全面だけでなく、“経済面”からもアプローチしていこう!「若いときと比べて、ちょっと反応が鈍いなと感じたら、人を傷つけないうちに返すのが賢明かと思う」6月7日、俳優の杉良太郎さん(74)が高齢者の悲惨な事故が続くなかで、自身の運転免許を自主返納した様子は大きく取り上げられ、“杉様に続け!”“これが高齢者ドライバーのお手本”と、称賛の声が多く上がった。「高齢者の免許返納への機運が高まってはいますが、警察庁によると、75歳以上の免許保有者の返納率は5%程度。まだまだ多くの高齢者は車を運転しているのが現状です」(社会部記者)免許返納に関しては、都市部と地方に住む人たちとの事情は大きく異なる。とくに地方では、高齢者の移動手段の“足”として、車は生活に欠かせない。だが、「事故が起こったからでは遅い」と、親に免許を返納させようと説得する子どもは多いはずだ。「私の場合、83歳の父親を説得しようと試みたのですが、当初はなかなか納得してもらえず……。決め手になったのは、“返納することでこれだけお金が浮くよ”と話したことでした」こう語るのは、東京都在住の男性Aさん(53)。「父親に認知症の初期症状が見られた当初は“まだまだ運転には自信があるんだ!”と言って聞き入れてくれませんでした。そこで、車を処分した場合に浮かせることができる、年間維持費について説明したんです。コンパクトカーに乗っていた父親の場合、年間約60万円を維持費として支出していました。『車を手放せば毎年約60万円がそのままほかのことに使えるし、売れば約100万円で下取りもしてもらえる。今年だけで160万円を捻出できるんだ』と説明し、ついに父親は納得。車検代や駐車場代などの維持費は、それまで父親にとって“当たり前”の出費でしたから、お金が浮くことは盲点だったようです」同じく、都内に住む40代の主婦Bさんも親に免許を返納させることで、浮いた維持費をためていると話す。「母親(75)は、週2回の通院に車を使うのみでしたが、都内はとにかく駐車場代が高く、軽自動車1台でも年間50万円以上かかってしまうんです。『通院をタクシーに替えても、いま持っている車さえ手放してしまえば毎年15万円近くためられるよ』と話しました。今後親が車いす生活になることも考えて、バリアフリー工事の資金としてためています」一般的にマイカーにかかる維持費をまとめたもの(自動車保険は6等級/30歳以上/車両保険なしを想定。駐車場代は「駐車場ネット」から東京都23区の平均値を計算。燃料代はガソリン代を135円/リットル、月に1回「満タン」にした場合を想定)を見てみると、仮に親が75歳で返納し90歳を迎えた場合、コンパクトカーを処分すれば約950万円、ミニバンなら約1,000万円浮くことに。老後への“説得材料”として、親の自動車維持費がどれだけかかっているか、把握することから始めよう。
2019年06月27日6月7日、俳優の杉良太郎(74)が、運転免許証を自主返納した様子が複数メディアで報じられ、Yahoo!リアルタイムワード1位に「杉良太郎」がランクインするなど反響を呼んでいる。各メディアの報道によると、杉は高齢ドライバーによる交通事故が相次いでいることを受け、東京・鮫洲運転免許試験場を訪れ運転免許証を返納。その代わりに身分証として使える運転経歴証明書を受け取ったという。返納の様子を報じた各メディアに対し、杉は「年齢による反応の遅れなどを感じ始め、8月の75歳の誕生日を前に運転免許証を返納しようと決断した」とその理由を明かした。そして「年齢による衰えを感じる人は、事故を起こす前に運転をやめることを考えてほしい」と呼びかけた。これに対しネットでは、「やっぱ杉さまは違うわ… この人ぐらい金持ってるなら影響ないよね。って思う人はいるだろうけど、率先してするのは男前だと思う」「杉良太郎さん、マジでカッコイイ。 率先して、行動出来るってすごい」と杉に対する称賛の声が相次いだ。また、杉の行動から「流石は金さん!!これで、『あの杉良太郎さんも免許を返納したんだぞ!』と言って親を説得できる!!」というコメントや、「これで返納年齢が80?とか言われていた年齢ハードルが一気に下がるかもしれない」と高齢者の免許自主返納に期待するコメントも見られた。
2019年06月07日高齢者が起こす痛ましい交通事故が続いている。以前から多くの自治体が免許返納を後押ししようと特典を設けているが、期間や利用回数に制限のあるバス券や、提携タクシーの1割引券などがほとんどで、「免許がなくても気軽に移動できる」状況とはいえない。そんななか、免許返納や家計のスリム化に役立つ「無料タクシー」が急増中だという。経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説してくれた――。群馬県高崎市は今年6月から、全国で初めて、無料タクシーの運行を始めました。「お店ぐるりんタクシー」と名付けられた無料タクシーは、高崎駅と近隣の7つの商店街を結ぶルートを巡回します。車いす1台を含む5人まで乗車でき、ルート上ならどこでも乗り降り自由。年中無休で誰でも利用でき、何度乗っても無料です。高崎市は、駅周辺から、昔ながらの商店街へと人を誘導するために始めたようですが、車を持たない高齢者にもたいへん喜ばれる取り組みだと思います。民間企業も、無料タクシーの運行を模索しています。昨年末、東京では「0円タクシー by 日清のどん兵衛」という無料タクシーが登場し、話題になりました。インターネット関連企業のディー・エヌ・エーによるもので、スマホアプリでタクシーを呼びます。車体は派手なディスプレーが広告が施され、乗客はCM動画を見ながら移動します。運賃は広告主が負担するため、乗客は無料。現在、サービスは終了していますが、新たな広告主で第2弾が行われるかもしれません。また、福岡市では今年3月から、ベンチャー企業nommocが無料タクシーを運行しています。乗客は移動中にCM動画などを見ることでタクシー代が無料になり、運賃は広告主が負担するのは先のどん兵衛タクシーと同じですが、nommocは、配車アプリで乗客の趣味などを問うアンケートを実施。AIが瞬時に分析して、乗客に合わせたCM動画を流します。そのほうが広告効果は高いため、広告収入も大きく、継続的な運営ができるのでしょう。こうした移動の無料化は、高齢者だけでなく、現役世代の生活も変える可能性を持っています。無料タクシーが普及すれば、マイカーを手放す方が増えるでしょう。旅行など長距離や長期間の移動には、カーシェアやレンタカーを利用すればいいのです。マイカーを持つには、車の取得費のほか、ガソリン代や駐車場代、自動車税、車検費用などもかかります。地域や車種などによりますが、月3万~5万円ほどのランニングコストが不要になれば、家計はぐっとスリムになります。タクシーは、電車やバスより低コストで導入できます。官民ともに、安くて便利なタクシーの普及を進めてほしいものです。
2019年06月07日相次ぐ高齢運転者の自動車事故。家族は「運転免許証」を返納させたいのだが、親から「自分はまだしっかりしている!」といった“ぐずり声”が聞こえてくることもしばしば。そんなとき、どう対処すればいいのか。そこで、生活総合情報サイト「All About」の介護アドバイザー・横井孝治さんにケース別の対処法を聞いた。 【ケース1】もう俺の運転が必要ないのか!? とくに男性の場合、買い物の際に運転することが、家族や社会のなかでの自分の役割だと考えている人が多い。 「役割がなくなると、自分の存在価値がなくなるような気になる。だから、別の役割を担ってもらうようにするのです。新聞の取り込みや庭の手入れ、ペットの散歩など、ごく簡単なことでもOK。日常的に『ありがとう』『助かる』と、家族から感謝の気持ちを伝える役割を担ってもらうことです」(横井さん・以下同) 【ケース2】クルマがないとなにかと不便だ! 「買い物代行サービスや訪問介護、ネット通販の活用、あるいは子どもが買い物を肩代わりしてあげるなど、親が買い物に行く回数をできる限り減らすことで対応します。どうしても必要な場合はタクシーなどを利用することで、不便な状況をクリアしていきましょう」 【ケース3】運転だけが楽しみなのに…… 「たとえば地域の老人会への参加、デイサービスの活用など、子どもから親を誘導して、別の趣味を見つけてあげましょう。いまの楽しみを取り上げるのではなく、何かを引き換えにしてあげるんです」 【ケース4】俺はまだ大丈夫、運転できる! 「高齢者の事故が増えており、万が一の際のリスクが高いこと、維持などにかかるコストが現状の生活に合わないことなどを、丁寧に説明してあげてください。『しっかりしているときにこそ、暮らし方を見直そう』と理屈で説明して返納に成功した例もあります」 その際、「言うことを聞け!」といった話し方はしないこと。あくまで“親のため”というスタンスは保っておこう。
2018年02月22日高齢者ドライバーによる交通事故がニュースでも取り上げられています。警視庁では高齢者ドライバーへ運転免許の自主返納の検討を呼びかけていますが、運転免許書は身分証明書として使っている人も多く、ごくわずかな人しか返納しないという実態もあるよう。あなたは自分が高齢者になったときどうしますか?Q.自分が「高齢者ドライバー」になったら、免許返納する?1.返納する予定 41.6%2.返納しない予定 6.9%3.わからない・どちらとも言えない 47.3%4.免許を持っていない 4.2%わからない・どちらとも言えないが47.3%がもっとも多いですが、返納する予定という人も41.6%とかなり多い結果になりました。車が必需品という地域に暮らしている人たちにとっては死活問題です。■田舎暮らしにとっては車がないと生きていけないもし車がなかったら、買い物や病院にも行くことができないという人がたくさんいました。お年寄りが一人家から出られないという生活しかできないというのも問題です。「田舎なので車がないと家から出られないです。将来、車がなくてもお年寄りに便利な社会になってるといいな〜。今は子どもたちの通学がすごく心配です」(島根県 30代女性)「田舎なので車は生活必需品。生命線といってもいいくらいです。買い物、病院、遊びに行くのもすべて車です。なので免許証返納は考えていません。呼んだらすぐ来てくれる超格安タクシーとかあれば考えるかもしれません」(埼玉県 40代男性)■誰かの命を奪ってしまう前に返納します何か起こってからでは遅いというのが返納する人の意見。誰かの命を奪ってしまってから後悔するよりは、返納して乗らないことを決める方が良いという考えのようです。「トラックに乗っているので怖さがわかるし、先のない年寄りが、先の長い若い命を奪うようなことはしたくないから返します。持ってたら絶対乗るもん」(愛媛県 40代男性)「実家の父は70歳を超えての車検時にやめさせました。赤信号でも行きそうになったり、怖いと感じたからです。なので、子どもたちに少しでも危険を感じたら言ってほしいと頼んであります。自分では判断しかねると思うので」(神奈川県 40代女性)「車は本当に便利なものだけど、使い方を誤れば凶器になるので、返納すべきだと思います」(大分県 40代男性)■お年寄りの足となる格安サービスがあれば…返納した人へのメリットなどがあれば返納を考えるという人も。多少お金がかかってもいいので、お年寄りの足となる交通サービスが充実するといいですね。「返納するといいたいところですが、今は言い切れない。最寄り駅までは車で15分、バス停まで20分、スーパーもコンビニも徒歩20分。返納した人や免許がない人に証明書を発行して、車の維持費と変わらないで利用できる格安交通手段とか作ってほしい。免許がある人は利用できなくすれば、返納する人が増えるはず」(神奈川県 30代女性)Q.自分が「高齢者ドライバー」になったら、免許返納する?アンケート回答数:4413件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年09月03日