タレントの逸見太郎が、きょう9日に放送されるテレビ朝日系バラエティ番組『お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺』(毎週月曜19:00~19:54、9日は19:00~21:48『Qさま!!』と合体SP)で、1993年に亡くなった父・政孝さんの遺品整理を行う。故・逸見政孝さんは、フジテレビのアナウンサーとして活躍した後、フリーとなって人気絶頂を迎えていた中、がんによって48歳の若さで死去。それから23年がたち、父がフリーになった年齢と同じ43歳となった息子・太郎が、遺品整理に乗り出すことになった。太郎は、形見として取っておくべきものと、捨てるべきものの判断が分からず、父の遺品を自宅ガレージに保管していた。その中でも、特に整理すべきかどうか悩んでいる5品について、お坊さんに加え、『クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!』(日本テレビ系)で共演していた渡辺正行、フジテレビの後輩・有賀さつきがサポートする。その5品とは、がん闘病中にファンから贈られたという数珠とお守り。前代未聞のがん告白会見で着ていたスーツや、『たけし・逸見の平成教育委員会』(フジテレビ系)で着ていた学生服などの衣類。さまざまな偉業を讃えるトロフィー。愛用のゴルフセット。そして、トレードマークだったメガネで、お坊さんが、遺品整理の心得や方法を伝授していく。番組ではさらに、政孝さんががん告白会見の直後に書いたという、留学中だった太郎に宛てた手紙を公開。そこには、自身の覚悟や息子への思いがしたためられており、こみ上げる感情を必死に抑えながら朗読する太郎の言葉に、渡辺と有賀は涙が止まらなくなる。ほかにも、テレビからは分からなかった、世間のイメージとかけ離れた"父・逸見政孝"の素顔を、太郎が告白する。一方、『Qさま!!』では、現役東大生軍団と『Qさま!!』最強軍団が、「20世紀の貴重映像」を中心とした難問で対決する、学力王No.1決定戦2時間スペシャルを放送する。
2016年05月09日1月30日、PONKOTSU-BARON project 第2弾 『回転する夜』が、東京・紀伊國屋サザンシアターにて開幕した。PONKOTSU-BARON project 第2弾 『回転する夜』チケット情報赤澤燈、西島顕人、味方良介の若手俳優陣を中心としたPONKOTSU-BARON project。『オズからの招待状』以来約2年ぶりとなる公演は、2007年に劇団モダンスイマーズにより上演された同作を、嘘を感じさせない生きた芝居、リアルな演出に定評のある和田憲明が演出する。物語は、とある田舎町の、海に面した丘の上に建つ豪華な一軒家が舞台。兄夫婦と同居し2階の部屋で何不自由のない生活を送る、ひきこもりの青年ノボルを赤澤が演じる。この舞台で描かれるのはおおよそふたつのシーンだ。ひとつは、熱を出して寝込んでいるノボルが夜に目覚め、義姉・千穂(「ナイロン100℃」木乃江祐希)が薬を持ってきてくれるシーン。もうひとつはノボルが引きこもりになる前、幼馴染のアツシ(味方)とニッキ(「Dotoo!」逸見宣明)、ヤースケ(島丈明)が遊びに来ているノボルの部屋で兄・サダオ(西島)が千穂と結婚すること、父親の仕事を継ぐことを告げるシーンだ。ノボルはこのふたつのシーンを行ったり来たりする。それは夢なのか、過去を生きなおしているのか――。「あの出来事のせいで今引きこもっている」とノボルが考える過去をひとつずつやり直していく。しかし、やり直すたびに現実が前向きに進んでいく……というわけではない。設定はファンタジーとも言えるが、描かれているものはリアルだ。舞台では同じシーンを何度も繰り返す。しかし、(ノボルの意思で)毎回少しずつ変わっていくため、例え同じセリフでもトーンが変わり、生まれる感情も違う。それをキャスト陣がち密な芝居でみせていくのだ。結果、同じシーンをやり直すごとにそれぞれの感情や現実があぶりだされ、登場人物の輪郭を印象的に描いていく。主役のノボルを演じる赤澤は初日を控え「リアルな人間模様を追求し、段取りや決まりごとやセリフ感なく、その場に生きてるように演じる稽古を積んできました。それって実は当たり前のようで凄く難しいものなんですが、和田憲明さんご指導のもと、どうにか、ここまで来ました!!リアルで生々しい人間模様を舞台上で表現できるよう、精一杯頑張りますので、皆さまには、是非、その目撃者になって頂ければと思います」とコメントを寄せた。PONKOTSU-BARON project 第2弾 『回転する夜』は、東京・紀伊國屋サザンシアターにて2月7日(日)まで公演。ゲストを迎えたアフタートークが行われる公演も。撮影・取材・文:中川實穗
2016年02月02日