こんにちは。tomekkoです。今回は、ワタシが男子の母として鍛えられたことについてお話したいと思います。■極度の運動オンチなワタシでしたが…我が家は男の子兄弟なのですが、ワタシはひとりっ子なので男子どころか兄弟というのも未知の世界でした。長男妊娠中の健診で男の子と判明した時、たまたま子どもの健診に来ていた男兄弟のママから「ようこそ男子の世界へ!」と言われましたが、インドア街道しか歩いたことのないワタシはその健康的に日焼けして自由な男子たちを追いかけ回しているママの姿に、脅威を感じたものでした…。思えば幼少期から、暇さえあれば一日中絵を描いたり本を読んだりと、家の中でじっとして過ごして来たワタシ。当然運動オンチで、今でも運動神経悪い芸人をテレビで見ても、笑えるというより共感と、ネタか本気かが分かるレベル(当事者にしか分からないモンなんです!)。体力測定は級外がデフォルト。運動会は雨が降ればいいと思っていたタイプです。だから長男が歩くようになって、周りの男の子に比べて圧倒的におとなしく、公園に行きたいなどと自分から言うことなどほぼ無いインドアっ子だったことに、「遺伝かな…」と申し訳ないやら、ちょっとホッとするやら複雑な気持ちでした。(5歳の今は正直心配しまくってます…!)しかし、こんなワタシでも、子育てを始めてから自分でもびっくりするほど鍛えられた運動神経があったんです!そう、瞬発力。ワタシに特に足りなかった部分です。急に走り出した子どもが車道に出る前に捕獲したり、振り向いたら高級な瓶のお酒を抱きかかえているのを、床ギリッギリでキャッチしたり。今は土足でどこにでもドカドカ踏み込む欧米気質な次男を、玄関先で引き留めることに全力です。まあコレは男女関係無く、親になった多くの人が経験することかもしれませんね。ただ、ワタシには火事場の馬鹿力じゃないですが、いざとなって本気出せばやれるじゃん! と自分に自信がつきました。←ふつうの人は当たり前にできることだと思います。そして、男子育児で鍛えられたのは体だけではありませんでした。それは…「チン事件」に対応する精神力!■もう何が起きても驚かない。男の子の「チン」行動もうね、何が起きても驚きません。長男の時には、オムツ替えで拭く時に摘まみ上げるのも勇気がいったものですが。彼が自分のチンの存在に気づいただけでもどうして良いやらあたふたしたものですが。(さすがに次男の奇跡的なオムツのズレ方には爆笑しました)男って年齢に関係なく、仲間が増えるとふざけ方がエスカレートしませんか?1歳と5歳、かなり精神年齢にも差があると思うんですが、風呂上がりは基本フルチンで走り回るし(ココに次男の「どこでも放尿事件」が加わるので本当にやめてほしい)、お互いのチンを弾きあってはゲラゲラ笑ってるし。この共通項だけで分かり合えるみたいです。ハイ、ワタシは理解の範疇(はんちゅう)を超えたため、無になりました。そろそろ悟りのひとつも開けそう。
2017年09月12日運動せずに痩せる。それは、運動嫌いな女子の永遠のテーマかもしれません。ジムやヨガスタジオに通うことなく、痩せることってできるのでしょうか?心がけ次第では、それも可能なんです!日常生活のなかでスリムダウンを図るコツを、専門家の意見を交えながらお伝えします。睡眠を十分にとる毎日、睡眠時間をしっかり確保していますか?眠りが足りなかったり、熟睡できなかったりすると、太りやすくなることが研究でも明らかになっています。また、眠り過ぎも体重増加の原因に!これは、ホルモンバランスの崩れによるものだそうです。「睡眠不足の翌日は、体が糖分や脂質たっぷりのものを欲する傾向にある」(医師談)というのも、太りやすくなる原因のひとつ。人によって最適な睡眠時間は異なるものの、成人の理想は7〜8時間と言われています。みなさんはいかがでしょう?便秘しない食生活を心がけるあえて朝食を抜いたり、1日2食しかとらない……というのは逆効果。1食抜くと体が栄養たくわえモードに切り替わり、脂質などの栄養分を体にため込みやすくなるのだそうです。また、次の食事の際に、脂質や糖分が欲しくなるという欠点も。欠食は、腸内環境に影響しかねません。腸内に悪玉コレステロールが増えると、睡眠ホルモン「セロトニン」の分泌量が減少するという悪循環に。女性であれば誰もがご存知のように、便秘はダイエットの天敵です。腸内環境をよくするには、ヨーグルトやキムチなどの発酵食品や、食物繊維たっぷりの野菜やフルーツなどを積極的にとること。また、ストレスを感じにくい生活を送ることも大切です。積極的に歩く!運動が嫌いな人でも、歩くだけなら、それほど苦にならないのでは?まずは1日60分ほど歩くのを日課にしてみましょう。デスクワークの人にとって60分は長い気もしますが、就業時間中の1〜2時間ごとに5分歩くだけでも約30分。通勤時の20〜30分と合わせれば、60分の目標はすぐに達成できるはず。医師によれば「早歩きすると、よりカロリーを消費しやすくなるので効果的」だそうですよ。歩くだけで痩せるわけない……と思っているそこのアナタ!これが意外とスゴイんです。私自身や友人の体験談をご紹介しましょう。夏場は暑くてなかなか眠りにつけないこともあり、この3週間ほど、毎日夕食後に45分ほど歩くのを日課にしてみました。すると、熟睡できるようになっただけでなく、冬の間に増えてしまった2kgが落ちたんです!「駅から歩いて15分ぐらいのところに住んでいたとき、太ももが細くなった経験がある」「半年間、夕食後の1時間ウォーキングを日課にしたら10kg痩せた」という友人たちの証言も。どれも痩せるという目的だけでなく、健やかな毎日を送る上で大切なことばかり。運動せずに痩せる方法。それは、健康的なライフスタイルを心がけることがポイントのようですね。参考:madame、webMD
2017年08月10日テレビで事件の報道時に「責任能力があるから起訴する」あるいは「責任能力の有無が争点になる」といったフレーズを耳にしませんか?この「責任能力」という言葉を聞いて、なんとなくは分かるけど、正確な定義までは分からない……という方が多いかと思います。そこで今回は、責任能力とはどういったものなのか、どのような要素を基に責任能力の有無を決定するのかといった点について解説していきたいと思います。*画像はイメージです:■そもそも責任能力とはそもそも犯罪が成立するためには、構成要件に該当し、その行為が違法で、かつ、有責でなければならない、という公式があります。構成要件とは、例えば○○罪と規定されている条文の文言です。その文言に該当し、正当防衛などに該当しない違法な行為で、かつ、責任能力を持った状態、つまり、非難可能な人格の状態で行為を行わないと、犯罪にはならないのです。この責任能力とは、刑法では、事物の是非・善悪を弁別し、かつ、それに従って行動する能力を言い、犯罪が成立するためには、この能力が要求されるのです。この能力を備えて、初めて非難可能となるのです。責任能力は大きく分けて3段階あり、完全責任能力、限定責任能力(心神耗弱)、責任無能力(心神喪失、14歳未満の者)で区別されます。完全責任能力が認められて、初めて満額の刑を科すことができることになっています。限定責任能力の場合は、刑法上、必要的に減刑されることになっています(死刑の場合は無期懲役、無期の場合は7年、有期の場合は長期及び短期の2分の1)。 ■責任能力という概念がないとどうなるか非難可能性すらない人に対して、刑罰を科すことになります。もちろん、心神喪失などの場合も、14歳未満の者に対しても、刑罰が科せられることになります。精神的に支障をきたした人には、刑罰を科しても意味がなく、むしろ入院して病気を治してもらった方がいいということですね。未成年についても、児童相談所や少年院で矯正してもらった方がいいということになります。 ■どういった要素を基に責任能力の有無は決定されるのか継続的な精神の病変、すなわち、精神病、精神薄弱などだったり、一時的な精神状態の異常、すなわち、酩酊、催眠状態などだったり、様々な要素をもとに決定されます。裁判などでは、精神鑑定が行われ、それに基づいて責任能力の有無が決定されています。 *著者:弁護士 小野智彦(銀座ウィザード法律事務所代表。手品、フルート演奏、手相鑑定、カメラ等と多趣味。エンターテイメント法、離婚、相続、交通事故、少年事件を得意とする)【画像】イメージです*klss / PIXTA(ピクスタ)
2017年03月09日真偽はさておき、「男性には共感能力がない」「男性は人の気持ちを察することが苦手」とはよく言われることです。よく言われるということは、多くの女性がそのように感じているということでもあります。心当たりがあるという女性は少なくないでしょう。そこで今回は20〜40代の既婚女性に、「夫には共感能力がないな」と思ったエピソードを聞いてみました。●(1)相談してないのに解決策を言ってくる『仕事で嫌なことがあったとき、ただ聞いてほしくて話すと、「それは○○すればいい」とか「それは自分が間違ってるんじゃない?もっと○○すればいいんだよ」とか、対策を冷静に語ってくるとき、「やっぱ男って共感能力がないな」って思います。こっちは「うんうん」って頷いたり、「それはヒドイね」とか言ってほしいだけなのに、ぜんぜんわかってない。解決策を提示されたりダメ出しされたりして、余計に落ち込む こともあります。まあ、それでも懲りずに愚痴っちゃう私も私ですが……』(20代女性/会社員)●(2)妻が怒っている根本的な理由がわからない『付き合っているころからですが、喧嘩しても私が何で怒っているのかわかっていない。ぜんぜん的外れなことを言ってくるからさらに頭にきて怒っちゃう。ちょっとは人の気持ちを考えることを覚えてほしい。人の気持ちを考えられないから、また同じことをして喧嘩になるのに。なんでわからないんでしょう?』(30代女性/会社員)●(3)病気で寝ていても優しい言葉をかけない『私が風邪で高熱を出して寝ているとき、「大丈夫?」とか「つらそうだね」とか優しい言葉を一切かけてくれなかった。「つらい」「苦しい」と訴えても、「しっかり寝てな」「熱が高いならしょうがない」と言われただけ。「少しは優しい言葉をかけてよ!」って言ったら、「それで治るわけじゃない 」と言い返された。優しい言葉や気遣いの言葉を無駄だと思ってるあたり、どうなの?と思いますよね』(40代女性/パート)●(4)要領を得ない会話に怒る『夫と二人で自宅で仕事をしてるんですけど、私は仕事中、パッとひらめいたり、これは問題じゃないかと思ったりすることがあると、早くそのことを伝えなきゃと、とりあえずで話し出しちゃうんです。そうすると、「話がまとまってないのにしゃべりださないで 」とか「で、結局何が言いたいの? 」「もっと簡潔に言って」とか言われます。確かにそうかもしれないけど、それくらい考えれば言いたいことわかるでしょって思うこともあります。女性が多い職場で働いていたときは、話がまとまってなくても、「あー、あー、あー!」とかなんとなく理解してくれたり、「それって、こういうこと?」と自分の解釈が正しいか確認してくれたり、一緒にこちらの言いたいことを整理してくれたりする人が多かったんですけど……』(40代女性/自営業)●(5)それを言ったら元も子もないようなことを平気で言ってくる『仕事の愚痴をしゃべると、「辞めればいい」「行かなきゃいい」って返してくるし、ママ友からされたマウンティングの話をすると、「友達やめればいい」「会わなきゃいい」って返してくる。「そういう問題じゃないでしょ!」「それができるならとっくにやってるわ!」って怒ると、「じゃあその話を俺にする意味ある? 」と言われるんです。そう返されたら元も子もないっていうか、何も言い返せないですよね。「辞めればいい」「会わなければいい」なんてわかってるけど、できないからモヤモヤして共感や同情が欲しくて愚痴ってるのに。その気持ちがわからないみたいです』(30代女性/パート)----------いかがでしたか?もちろん、男性はみんな共感能力がないというわけではありません。女性の気持ちにしっかり寄り添ってくれる優しい男性も少なくないでしょう。ただ、共感能力のない夫にモヤモヤイライラしている女性が少なくないのも事実なんです。身に覚えのある男性は、ちょっとでもいいので今後の奥様への対応をソフトに変えていただけたらいいなと思います……。●文/パピマミ編集部●モデル/赤松侑里(さゆりちゃん)
2017年02月10日昔からよく言われる言葉に“男性の胃袋をつかんだ女性が強い”というものがあります。たしかに、料理上手な女性に対するイメージは“家庭的だな”“毎日こんなご飯が食べられたら、幸せだな”と、結婚を意識させる考えにつながっています。でも、実際に美味しい手料理は、どのくらいの効果を発揮しているのでしょうか? 今回は、アラサー筆者が独自リサーチした、男性が本当に見ている、女性の料理の能力について、お届けします。ド定番は狙いすぎ!?女性の手料理の定番として、真っ先に頭に浮かぶのが肉じゃがです。では、美味しい肉じゃがはどのくらい効果を発揮してくれるのでしょうか?アラサー筆者のまわりの男性の多くが「美味しい肉じゃがは好きだけど、ちょっと狙いすぎ感がある……」と答えてくれました。たしかに、あまりにもド定番すぎて、逆になんだか気を使ってしまうのかもしれませんね。味よりも大事なもの逆に、今回男性陣の多くが教えてくれたのが「料理の味はもちろん大事だけど、それよりも料理をし慣れているかどうかの方が気になる」ということ。一回の食事にこだわりすぎて、美味しい料理に長時間をかけるよりも、“毎日料理をしているんだな”と感じる手さばきや手際の良さの方が見られているのかも!?もちろん、男性のために一生懸命料理する姿もかわいらしいのでしょうが、アラサー女子ともなると、それだけでは足りないということが判明しました。終わりよければすべて良しさらに、男性の意見として、こんなものもありました。「料理そのものの味だけじゃなくて、ちょっとずつ片づけをしながら調理していたり、台所がちゃんと整っていたり、調理から片付けまでの工程がうまくできている人がいいよね」。なんだか、仕事にも通じるような見方です……。でもこれが男性の本心! 男性が女性に求める料理能力というのは、美味しさだけではなく、料理という工程をどう行っているのかという作業能力に近いものなのかもしれませんね。アラサー女子に求められる料理能力は、味の良さだけではなく、手際や流れといった細かなところを含めたものだということが分かった今回。一度の食事で豪華な一品にかけるよりも、何気なく“生活への姿勢”が伝えられるこなれ感を意識して、男性にアピールしてみてくださいね。
2016年12月14日こんにちは。Dr.コパです。コミュニケーション能力というのは、仕事においても恋愛においても大切なもの。しかし、人見知りだから自分からかかわっていけない…という方も多いでしょう。今回は、心を開いて人間関係を豊かにしていく風水術をお教えします。■挨拶が何より大切! プラスの一言も忘れないで会話が苦手でもできることはありますよ。まず、姿を見かけたら会釈で済ませてはいけません。必ず「おはようございます」と言いましょう。まったく知らない人とエレベーターに乗り合わせたときも、「ありがとうございます」「お先にどうぞ」といった一言を忘れないように。そうやって挨拶で練習していくと、言葉を交わすことに苦手意識を感じなくなります。笑顔を見せていくと、あなたのイメージも変わっていくでしょう。それがたとえ嫌な相手であっても、微笑みながら挨拶することで関係がうまくいくかもしれません。また、先に自分から柔らかい態度を取れば、あなたの格を落とすこともありません。「人の恨みは笑顔と挨拶で流すのが一番」というのが風水の考え方ですからね。もし、あなたが職場や友人付き合いなどで折り合いの悪い人がいても、「この人には挨拶しないようにしよう」など、態度に差をつけないことが大切です。 ■嫌いな人とは西で食事! そうはいっても、苦手意識はなかなか消えませんよね。でも、いつもネガティブな感情にとらわれていると、あなたの魅力がだんだん落ちて、好きな人たちに与える印象も悪くなってしまいます。それでも、顔を合わせていかなければならないときは、思いきって食事をしましょう。おすすめは西の方位にあるレストランでのランチ。早めの時間帯に食べるのが吉です。また、関係がギスギスしている人と仲直りしたいのなら、午前中に相手を訪ねましょう。そのときは手土産を忘れずに。人間関係の和を大切にするという意味も込めて、丸い物にしましょう。人間関係の理想は、すべての人と笑顔で接することですが、そうはうまくいきませんよね。折り合いが悪い相手がいても、ときには割り切ることも大切。また逆に、相手が歩み寄っているのにひねくれているばかりでは損ですよ。自分の気持ちを抑えて、笑顔で振る舞うのも大人の対応だと言えるでしょう。 ・なまえだけで驚愕的中!【陽気な幸運オヤジDr.コパ】開運姓名判断
2016年11月10日ニュートリション運動推進会議子どもの健康づくり委員会とネスレ日本は11月から、「卓球で日本を元気にする会」とともに開発した新運動プログラム「ヘルシーキッズ健康卓球」を開始した。同プログラムは、ニュートリション運動推進会議子どもの健康づくり委員会と、ネスレ日本が協働で取り組む「ネスレ ヘルシーキッズ プログラム」の中で展開する。「ネスレ ヘルシーキッズ プログラム」は、栄養と運動の両面から健康なからだをつくることを学ぶプログラムで、2009年から世界中で導入を進めているという。日本では2011年より、「自分のからだは自分でつくる」意識を育むことを目指してプログラムを開始。これまでに、全国のべ6,000を超える小学校、のべ120万人の児童に教材が提供されている(2015年末時点)。今回、展開する「ヘルシーキッズ健康卓球」は、国内の競技人口が1,000万人以上といわれ、子どもから高齢者まで幅広い世代に人気の「卓球」を取り入れた運動プログラム。年齢、性別、体力、卓球経験の有無にかかわらず誰もが簡単に楽しめ、世代を超えたコミュニケーションの機会をつくることもできるという。プログラムは、栄養バランスの基本となる3つのグループとそのはたらきなど栄養の知識を学ぶことができる構成となっている。プログラムの一つ「コロコロ3色ラリー」は、食べもののはたらきの3色(赤・黄・緑)のうち1色を選んで、指定した色のはたらきの食べものの名前を言い、次の人にパスを出すというゲーム。そのほか、卓球台に並べた「食べものカード」をねらう、まとあてゲーム「まとあてピンポン」や、食べもののはたらきの3色(赤・黄・緑)のうち1色を選び、指定した色のはたらきの食べものの名前を答えてから返球する「みんなで3色ラリー」なども用意する。11月から、本年度の「ネスレ ヘルシーキッズ プログラム」申し込み校への教材配布を開始。「ネスレ ヘルシーキッズ プログラム」ホームページで教材を公開する。今後は学校での展開だけでなく、地域コミュニティの活性化を推進する地方自治体や団体との取り組みも目指していくという。
2016年11月07日10月10日は体育の日。週末に子どもの運動会をひかえているかたも多いのではないでしょうか。筆者もつい先日、保育園で行われた息子の運動会へ行ってきました。そんな中、子どもの身体能力について気づいたことが。「「保育園はかわいそう?」そんなことないと思えるエピソード集」バックナンバー第1回:保育園は子どもが初めて「年齢のちがうお友だちから学ぶ」場所第2回:保育園で 「たくましい先輩ママに学ぶ」ことがある第3回:保育園は子どもの価値観を広げる場所第4回:「お給食はママの味方です!!」第5回:保育園でできる“つながり”は一生の宝物第6回:お誕生日は保育園に行くべき!?第7回:「保育園の連絡帳」は「育児ノート」の続き成長速度と身体能力は関係ない幼い子どもの集団を見ていると「身体能力の差ってあるんだな」と感心します。乳児クラスのころは生まれた時期の差が大きかったのですが、幼児クラスになると身体が柔らかい、バランス感覚がある、足が速いなど、生まれながらの身体能力の差を感じるようになりました。これは立つのが早かった、歩くのが早かったなどの成長速度とは関係ないように思います。息子のクラスメイトに足の速い女の子がいるのですが、身体の使いかたが他の子と比べると全く違うのです。彼女より生まれが早くて体格の大きな子が追いかけても、すばしっこい彼女をつかまえられません。かけっこで1等の子、ビリの子。筆者は足の遅い子どもでした。幼いころから負けず嫌いでしたので、手を抜いていたわけではなさそうですが、いつもお友だちの背中を見て走っていた記憶があります。子ども心に「わたしはどんくさい」という自覚もあったように思います。そのかわり踊ることが上手で、他の子が座り込んできょろきょろしているなか、ノリノリで踊っていました。記憶にはありませんが、幼少期のビデオを見ると振り付けをほぼマスターしている幼児はわたしだけ。リズムも大きく外れることなく堂々と踊っている姿が印象的でした。頑張っても1番になれないこともあれば、最初から上手にできてしまうこともありますよね!?親も我が子と他の子を比べてしまう最近では「主役が5人」だとか、「かけっこは手をつないでみんなでゴールさせる」ことがあるといいます。こういったやりかたに対する批判も目にします。よく言われているのは、「負ける経験も子どもにとって必要だ」というものですが、わたしはこれが子どもだけでなく親にとっても必要だと思っています。保育園に通っていると、早いうちから自分と他の子を比べます。それは親も同じで、我が子と別の子を比べてしまいます。「子どもを比べることはよくない」と言う人もいるかもしれません。たしかに、「あの子よりうちの子が劣っているなんて悔しい!!」と感情的になることや、「あの子に負けちゃダメよ。1番になってね」と比較対象を作って我が子を叱咤激励するのは違うと思います。ですが冷静に、客観的に我が子を他の子と比べることは、その後の育児方針を決めるうえで「大アリ」なのではないでしょうか。子どもの得意なところを伸ばすチャンスかもわたしの両親も「この子は走るのが苦手だけど、踊るのはとても上手だな」と思ったのでしょう。子どもの頃は「ピアノ」「クラシックバレエ」など、得意分野を伸ばすような習いごとをさせてくれました。さりげなく得意なものにチャレンジするきっかけを与え、成功体験を増やしてくれた両親には感謝しています。周囲と比べて得意なもの、苦手なものを把握することで、「我が子の得意なことを伸ばすチャンス」を作ることもできるのです。今年の運動会は昨年よりももっと、子どもたちの身体能力差がハッキリ分かりました。小学校に入れば生まれながらの能力に加えて本人の努力も大きく関わってくるでしょうから、純粋な能力差を確認できるのは残り数年だと思います。能力差を冷静に受け止めて、得意なことを見つけてあげればいいなと思っています。「「保育園はかわいそう?」そんなことないと思えるエピソード集」バックナンバー第1回:保育園は子どもが初めて「年齢のちがうお友だちから学ぶ」場所第2回:保育園で 「たくましい先輩ママに学ぶ」ことがある第3回:保育園は子どもの価値観を広げる場所第4回:「お給食はママの味方です!!」第5回:保育園でできる“つながり”は一生の宝物第6回:お誕生日は保育園に行くべき!?第7回:「保育園の連絡帳」は「育児ノート」の続きライター:金延さえ
2016年10月01日秋は運動会シーズン。出場する子どもはもちろんのこと、観戦する親などの大人も張り切ってしまう年に一度のイベントです。せっかくのイベントならやる気を出してがんばって欲しいと親は思うものですよね。では、どんな応援や声かけが子どものやる気をアップさせるのか、知っておきましょう。声かけは運動会の前から運動会が始まる前にかけっこやダンスの練習を家でもすることがありますよね。練習を目にしたら声をかけるチャンス。例えばダンスをしていたらそのダンスを褒めることはもちろん、「うまく踊れるように魔法をかけよう」なんて言って魔法をかける素振りをすれば、子どもはその魔法を当日に思い出して元気になるかもしれません。かけっこの練習をしていたら、早く走れるフォームのアドバイスなどもいいですね。親がいつも見てくれている、気にかけてくれているという態度や言葉が、子どものやる気アップ!につながりますよ。声かけとは少し違いますが、お弁当のリクエストを聞いておくこともいいですね。さらに一緒に食材を買い出しに行けば、当日のお弁当が具体的に思い浮かべられるのでよりテンションアップにつながります。頑張りすぎや恥ずかしがりやの子どもには対応を変える子どもが全員、運動会と聞いて張り切るわけではありません。まじめで頑張りすぎる子に「頑張れ」と言っても余計に緊張してしまうものです。練習の時に冗談を言って笑わせるだけで、肩の力が抜けて実力を発揮できるかもしれません。恥ずかしがりやの子には、手を振ったり大声で声援を送ったりすることは余計にプレッシャーになります。やる気や集中力が途切れてしまわないように、遠くからコッソリと見守るということが必要なこともあります。子どもの性格を一番わかっている親だからこそ、見極めた応援が大切ですね。注意!NGな応援応援の気持ちが強すぎた言葉かけは、逆に子どもにとってプレッシャーとなることもあります。例えば1位にこだわりすぎると1位以外はダメなのかな、という気持ちになってしまいますよね。また、運動会に限ったことではありませんが、他の子と比べるのはタブーです。「〇〇ちゃんはすごいね」「〇〇君みたいにできるといいね」などの比較は、やる気をダウンさせるだけではなく子どもを傷つけてしまいます。声をかける時は注意しましょう。運動会はチームの勝敗などもありますが、まずは本人が楽しむことが大切だと思います。私はよく「失敗してもいいから、一生懸命やるんだよ」と言葉をかけることがあります。本人が100%の力を出すことができ、いい思い出となり楽しめることができれば結果はそのあとの話。一緒に気持ちを盛り上げながらやる気が出るような言葉かけをしていけるといいですね。
2016年09月26日私たちが子どものころはほとんどの学校が秋に運動会を行っていましたが、今では春に行う学校も増えてきています。熱中症なりにくいのは春? 思い出に残るのは秋? そこでママとパパに緊急調査をしました。子どもの運動会、春と秋どっちがいいですか?Q.運動会は春と秋、どちらが良いと思う?1.春 38.1%2.秋 52.0%3.わからない・どちらとも言えない 9.9%「運動会は秋がいい」という人がやや多い結果に。やはり、自分の子どものころや体育の日のイメージからでしょうか。王道の秋派と時流の春派に分かれる結果となりました。■暑いの中での練習で体調不良が続出?春派の意見は、夏休み明けの残暑厳しい中での練習が大変そうというもの。気象庁のデータによると、東京における9月の平均気温は2000〜2015年の平均で24.3℃。5月は19.3℃なので、やはり練習期間としては秋の運動会のほうが暑いことは確かなようです。「春は進学、入学と落ち着く間はないけど、今の時代、秋は暑すぎる!夏休み明けてすぐに1日外で練習、毎日数人具合悪くなって倒れる人もいるとの事。明日はうちの子かと心配しています」(千葉県 30代女性)「どちらも経験があり、どっちにしても練習期間は変わらなかったのですが、秋は残暑厳しすぎて練習中や本番でも途中で体調を崩す子が春よりも多かったですし、年配の方専用の絵tんとがあるとはいえ秋開催だとやはり熱中症になるお年寄りの方もいたので、それを思うと春開催がいいです」(埼玉県 40代女性) ■練習の成果を発揮するにはやっぱり秋!練習時間も充分にあり、クラスの結束力も高まるから秋の運動会がいいという親が多数。やはり1年に1度の運動会ですので、子どもの成長が見たいというのが親心なのかもしれません。「春だと一年生が対応出来ずにかわいそう。他の学年も新しいクラスで慣れていないのに無理やりなかんじがあり、やっぱり秋かな。と思います」(東京都 40代女性)「小学校は春ですが、5月末に運動会なので、新学年になったばかりで、すぐGWがありほとんど練習時間もありません。毎日2〜3時間の練習。今は5月でも気温が高く詰め込み過ぎの練習に体調管理が大変です。秋の開催ならもう少し余裕のある練習が出来ると思うので秋がいいと思います」(千葉県 40代女性)「小学校教諭です。春でも暑い時には急に暑く、体が慣れていないせいか熱中症になりやすい気がします。秋は準備の時間が長くとれるので、より完成度の高い演技もみどころではないでしょうか」(神奈川県 40代女性)■気温だけなら9月じゃなくて10月が希望天候だけのことを言えば、9月下旬よりも10月上旬にとの声もありました。気温だけでなく、台風の影響も少なくなりますね。「クラスにもなれてきた秋がいいと思います。うちの学校は秋に運動会をしますが、だいたい9月初旬にありまだ暑いので、出来れば10月開催がいいです」(鳥取県 40代女性)「うちの学校は9月開催なんですが、もう少し涼しくなった10月くらいにして欲しいです。9月もまだまだ暑くて、夏休み終わってすぐなので練習時間も短い気がします」(三重県 40代女性)Q.運動会は春と秋、どちらが良いと思う?集計期間:2016.**.**〜2016.09.06アンケート回答数:12664件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2016年09月22日ニュースなどで見聞きする、〝運動能力の低下〞。文部科学省によると、昭和60年代から現在まで、子どもの運動能力は低下傾向が続いています。今回は乳幼児期の運動の大切さや、親子で楽しみながら運動能力を高める遊びを紹介します。お話を聞いたのは:東根明人さん一般社団法人コーチングバリュー協会()代表理事・博士(医学)。運動能力を伸ばすコーディネーショントレーニングの研究と普及に取り組んでいる。著書に『子どもの運動神経はジャンケンゲームでみるみる育つ』(青春出版社)等。■現代の子どもは活動量が減っている運動能力とは、体を思い通りにスムーズに動かす力のこと。体力が向上することと、発育に合った経験・学習をすることで身に付いていきます。運動能力が低下している主な原因は生活の変化。昭和50年代頃までの子どもたちは外で走り回ったり、木登りをしたりと、外遊びで体を動かしていました。しかし、現代は親の自転車や車に乗って移動する機会が増え、歩くことさえ少なくなっています。また、公園など遊ぶ場所が減ったこと、テレビ視聴やゲームの時間増、事故や犯罪への懸念などから室内で過ごす時間が増えたことも活動量の減少要因です。■休日も60分以上の運動を心掛けて運動が不足すると肥満を招いたり、食欲がわかず栄養が十分に取れないことも。転んだときにとっさに手が着けないなどけがをしやすくなる、将来的に病気になりやすいなど、健康を脅かすことにもつながります。2012年に文部科学省が策定した「幼児期運動指針」によると、「毎日、合計60分以上、楽しく体を動かすことが望ましい」とのこと。これには家庭や外で遊んだり、保育園の行き帰りを歩く時間も含まれるので、保育園に通っていれば、平日はほとんどのお子さんがクリアできているはず。休日は家庭でも意識しましょう。■子どもの頃に培う運動神経は一生の宝運動には下の表にある、①バランス能力②リズム能力③操作能力④認知能力⑤反応能力の5つの発達が欠かせません。運動神経がいい人は、これらをバランス良く発揮しています。5つの能力が大きく伸びるのは運動神経が著しく成長する3〜8歳頃。この時期に作られた運動神経の回路は強固で精密なものになり、大人になってもその機能が衰えることは、ほとんどないといわれています。■遊びで体を動かす楽しさを教えよう5つの能力を伸ばすためには、乳幼児期は体を激しく鍛えるのではなく、運動を遊びとして楽しませて。親が無理して一緒に動かなくても、声を掛けたり、一緒に笑ったりするだけで子どもは喜び、体を動かすことが楽しくなります。楽しいと感じると、さらに運動をするようになり、運動神経はますます高められるのです。逆に、親の接し方で、子どもを運動嫌いにしてしまうこともあります。例えば、親が「うちの子は私に似て、運動神経が悪い」とネガティブな言葉を掛けると、子どもは無意識に〝運動が苦手な自分〞を演じようとしてしまいます。そして、それを実現するかのように、本当に運動が苦手になってしまうのです。子どもの発達のペースには個人差があり、一人ひとりが自分のペースで成長しています。他の子と比べずに、先入観を捨てて接することも、子どもの運動能力を伸ばす上で重要です。さまざまな遊びで伸びる5つの運動能力1 バランス能力体のバランスをとる力。転びそうなときに姿勢を保つためなどに使われる。2 リズム能力自分がイメージした動きを体現したり、相手との動きのタイミングをつかむ力。動きを真似するときに発揮される。3 操作能力思った通りに体を動かしたり、ボールやラケットなどの道具を使ったりするときに欠かせない力。4 認知能力空間や時間などを把握したり、状況を考えて判断したりする力。5 反応能力合図や動きに素早く反応する力。飛び出してきた車をよけるときなどに役立つ。先生教えて! 運動に関するQ&AQ 両親とも運動は苦手。運動神経は遺伝する?A 遺伝はほとんどしません。子どもは親の遺伝子を受け継ぐので、もともと運動が得意な子、苦手な子の差はあります。しかし、運動神経は潜在的なものよりも、育つ環境に大きく影響を受けます。両親が運動が苦手だと、家庭で運動する機会が少ないため、子どもも苦手になる傾向があるのです。環境次第で運動が得意になる可能性はあるので、親が運動嫌いの場合は、意識して体を動かす機会を作りましょう。Q 運動神経はいつ頃までに決まる?A 3~8歳頃に運動神経の基礎が作られ、12歳頃まで成長を続けます。運動神経の伸び方には個人差があるので、ちょっとの失敗や上手にできないことがあっても、焦らず温かく見守りましょう。Q 運動能力アップのために0歳でもできることはある?A この時期はスキンシップの一環として、体を動かせれば十分。触れ合いの中で、楽しい、気持ちいい、という体験をさせてあげると、運動へのステップアップもスムーズになるでしょう。Q 運動能力を上げるために親が意識することは?A 子どもの長所やできることを積極的に見つけて、伸ばすことを意識しましょう。ついつい苦手なことやできないことに目が向いてしまいますが、嫌なことを指摘されると子どもは苦手意識が高まり、運動が嫌いになってしまいます。Q 水泳や体操は早いうちからやらせた方がいい?A やらせてもいいですが、それだけになってしまわないようにしましょう。乳幼児期には遊びを中心に、運動能力の基礎を作ることが大切です。足でジャンケンをしたり、ステップを踏んだりするだけでも十分運動になるので、いろいろな動き・運動を取り入れましょう。ただし、まだ筋肉や骨格が発達していないので、激しい筋トレなどは避けて。運動能力アップに欠かせない5つの力を高める遊びを、おすすめの年齢とともに紹介。遊んでいるうちに「こんな遊び方もいいかも!」とアイデアが出てきたらしめたもの。お子さんと一緒に楽しい遊び方を見つけてください。【親子遊び1】抱っこしてゴロゴロ0歳1歳2歳親が子どもを抱っこして横になり、そのまま左右にゴロゴロ揺れます。首をしっかり支えれば、首がすわり始めた頃からできます。ワンポイント寝る前のスキンシップとしてもおすすめの遊びです。ママやパパがギュッと抱きしめると、子どもは大喜び!【親子遊び2】ハイハイトンネルくぐり0歳1歳2歳親が四つん這いになってトンネルを作り、子どもがくぐって遊びます。ワンポイントズリバイやハイハイができるようになってきたら、ママやパパも目線を合わせて一緒に遊びましょう。たくさん動けるようになったら、少しずつ離れた位置でトンネルを作るようにすると、自然に運動量を増やせます。【親子遊び3】風船タッチ2歳3歳4歳5歳6歳ママやパパが上から風船を落とし、子どもにタッチさせます。ワンポイント風船がない場合は、空気を入れたビニール袋や、丸めた新聞紙、タオルなどでもOK。風船を落とす位置や高さを変えたり、タッチするときに「手を2回たたいてから」「頭を触ってから」などルールを作ると遊びが広がります。【親子遊び4】トンネル&滑り台2歳3歳親が床に座って膝を立てます。子どもはママやパパの膝裏のトンネルを通ったり、すねを滑り降りたりします。ワンポイント滑らせるときに、子どもがバランスを取れなければママやパパが腰を支えてあげましょう。【親子遊び5】いろいろタッチ2歳3歳4歳5歳6歳親が言った場所を素早くタッチ。ママやパパは「頭」「足」「床」などいろいろな場所を言いましょう。ワンポイント親は掛け声だけでも良いですが、一緒にやるとさらに盛り上がります。子どもがタッチしやすいところから始め、次第に「ママの背中」「テレビ」などに広げていくと、子どもの運動量がアップ。【親子遊び6】ジャンケンハグ4歳5歳6歳親子で向かい合って立ち、ジャンケンをします。勝ったほうはハグをし、負けたほうはハグされないようにしゃがんだり一歩下がるなどしてよけましょう。ワンポイントジャンケンをした後、瞬時に動くので、瞬発力もアップ。慣れてきたら、ジャンケンを足でやると運動量も難易度も上がります。【親子遊び7】ジャンプタッチ4歳5歳6歳ママやパパは立って腕を伸ばし、子どもはジャンプして親の手をタッチ。子どもの身長に合わせて手の高さを調節して。ワンポイントタッチするときの腕の動きは、ボール投げの動きにつながります。「次はどれくらいの高さにする?」など、子どもと相談しながら遊ぶのも盛り上がります。
2016年09月14日『子どもが変わる 運動能力を伸ばす育て方』(伊藤一哉著、フォレスト出版)の著者は福岡を中心として、全国的にも珍しい「自信を育むための運動教室」を展開している、「グラッチャ子ども運動トレーニングセンター」代表。これまでサッカー、体操、空手、テニス、スポーツ家庭教師などさまざまな運動教室の運営に携わってきたという人物で、指導してきた生徒は1,000人を超えるのだとか。本書では子どもたちと一緒に汗を流した経験を軸として、子どもの運動能力を伸ばすコツや、子どもを運動好きにする方法を明かしているわけです。■12歳までに運動神経は決まる!運動が好きになり、運動で身につく能力を高めることには、さまざまなメリットがあると著者は主張します。また、運動を経験することで身につく力には、大きく「体」と「心」の成長があるのだそうです。そして著者が注目している年齢は、「ゴールデンエイジ」と呼ばれる一生のなかで唯一、動作の習得に特化した時期。ゴールデンエイジとは3歳から12歳までの時期にあたり、つまりは幼稚園から小学校にかけての年齢です。この時期に多くの動作の経験をしていることが、一生の運動神経を決めるといっても過言ではないというのです。また、同じように忘れてはいけないのが「心の成長」。運動が上達していく過程において、「運動にハマる」「相手との競争や仲間との協同」「反復練習による習得」など、子どもは日常生活にはないさまざまなことを経験します。そしてそれらを通じて、集中力や忍耐力、集団のなかでの行動、適切な選択など、大人の社会を生き抜くために必要な力を身につけるということ。■習得と集中の力で勉強力も変わる運動することで得られるさまざまな効果のなかでも、著者は「習得の力」と「集中する力」に注目しているのだそうです。少し意外な気もしますが、「習得の力」と「集中する力」によって、「勉強の力」も劇的に変わるというのです。習得する力が身につくと、子どもはさらにレベルアップしたくなるため、「習得の連鎖」が起こるから。それは、どんな能力を高めるうえでも最高の循環だといいます。さらにいえば、習得をするために欠かせないのが「集中する力」。子どもは習得することが楽しくなると、そのために想像以上の集中力を発揮するもの。いわば運動を習得する喜びが、集中力を養う力になるというわけです。■運動は自信をつけるためにも有効そしてもうひとつ、大切な力として特筆すべきが「自信」。自信がつくと、クラスでリーダーシップを発揮できるなど、さまざまなメリットが生まれるのです。自信を身につけるためには、「できた!」という、その子自身の気づきが必要。自分でやってみて、「やれた」という感覚をつけることが自信につながっていくということです。また、お父さんやお母さん、学校の先生、体育教室の指導員、習いごとの先生などからほめられることで、自信をつける子どももたくさんいるそうです。そういう意味でも、そのきっかけとなりやすい「運動」を経験することはとても大切だというのです。■いつから運動をはじめればいいかでは具体的に、いったいいつから運動をはじめればいいのでしょうか?このことについてはさまざまな意見があるそうですが、著者は「早ければ早いほどよい」と考えているのだといいます。時期に多少の違いはあるものの、子どもには神経系の発達が盛んな時期があります。そのとき、一生のうち一度だけ、そして生まれてからこの時期までに、神経系の95%程度の発達が終わってしまうというのです。その時期とは、生まれてから第二次性徴(小学校高学年~高校生くらいに起こる、大人の体になる時期)まで。細胞分裂が盛んに起こり、体の発達が激しい時期に、神経系の発達もピークを迎えるわけです。イメージしやすい例を挙げましょう。幼少期までに自転車に乗れるようになれば、大人になっても乗ることができます。たとえ久しぶりだったとしても、体が記憶しています。つまり神経系での習得とは、このような現象のこと。しかし大人になってからでは習得に時間がかかり、また、すぐに忘れてしまいます。なぜなら体に身につくのではなく、頭に記憶として残っているだけで、体がついてこないから。神経系での習得と、そうでない場合とではこれだけの違いがあるからこそ、少しでも早く、たくさんのことを体感することが大切だというわけです。*本書にはこうした基本的な考え方から、子どもの運動能力を伸ばすためのエクササイズまでが網羅されています。そのぶん、子どもの運動能力と、それを伸ばすためのメソッドを効率的に身につけることができるでしょう。(文/作家、書評家・印南敦史) 【参考】※伊藤一哉(2016)『子どもが変わる 運動能力を伸ばす育て方』フォレスト出版
2016年08月22日一般的に「計数感覚」とは、企業活動と計数の動きを関連づけて考えられる能力のことをさします。しかし『1%の人は実践している ムダな仕事をなくす数字をよむ技術』(前田康二郎著、クロスメディア・パブリッシング)の著者は、少し考え方が違うようです。計数感覚とは、「数字」と「行動」を関連づけて物事を正しく推察できる能力だというのです。そしてもうひとつ重要なポイントは、「できる人」は行動を数値化して管理しているということ。いったい、どういうことなのでしょうか?■そもそも会社の行動は数値化できる会社には、目標、予算、スケジュールなど、関係者全員に対して事前に伝えられた情報があるもの。それらを遂行し、「その結果がどうであったか」を踏まえたうえで評価が下されるわけです。そしてその結果として、予定どおりや目標どおり、あるいはそれ以上の結果であった場合、「できる人」と判断されることになります。ここからわかるのは、「会社における行動は数値化が可能」だということ。そして「できる人」は、事業計画やノルマ、スケジュールなど、あらゆる数字の管理が上手だということ。たとえば「できる人」は、会話やメールのやりとりをしていても、時系列(タイムライン)がしっかりしているもの。3日後に締め切りが設定されている仕事があったとしたら、「予備日として1日とり、その前日までに終わらせるためには、現場から明日までに情報をもらう必要がある。だから、きょうは『明日までに情報をください』とメールで連絡しなければいけない」というように、「時間の足し算引き算の感覚」が優れているというのです。■計数感覚が人からの評価を集める!いってみれば、特別な能力や学歴、職務経歴がなかったとしても、計数感覚や計数管理がしっかりしていれば、日ごろの行動の積み重ねだけで無理なく「できる人」になれるというわけです。そこで、朝、机の前に座ったら、「きょうは、これと、これと、これをやる」と、カレンダーやスケジュール表を見て唱えてみることが大切。そうすれば、1日のスケジュールを自分のなかで管理できるようになるわけです。当たり前ではありますが、しかし、実はとても大切なことではないでしょうか?著者の目から見ると、計数管理が苦手そうな人は、仕事の優先順位をあまり考えず、「来たものからとりあえずやっている」という印象が強いのだとか。しかし実際には、優先順位をつけるという、たったそれだけのことも、計数感覚を養うために重要。正しい計数感覚を備え、計数管理をすることによって、周囲からは自然と「仕事ができる人」と認識され、頼りにされるというのです。■数値化の習慣で計数感覚が身につくもしかしたら、「理論上は知っているから、プロセスを軽視したとしても問題ない。自分が知る意味はない」と考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、決してそういうことではないのだと著者は断言します。それではいつまでたっても、本質をつかむことはできないとも。計数感覚は、その基礎となるひとつひとつの数字に目を通し、「その結果はどうなったのか」ということの検証によって養われるものだというのです。それを繰り返し行うことで、ひとつひとつの数字から結果を推測する想像力が身につくということ。そして、みなさんのそれぞれの仕事のなかで、会社が重要視していることを数値化し、それを繰り返し検証することで計数感覚を養うことができるのだともいいます。著者の場合はそれが経理の仕事だったといいますが、営業であれば得意先の売上数値や個人の売上数値の推移がそれにあたるでしょう。数字と直接関係のない部署でも、自分自身のルーティン作業には、毎月どれくらいの時間がかかっているのか、あるいは一定時間の間にどれだけ作業をこなせたかをカウントすることも、計数感覚を養うために役立つわけです。つまり、身近のことがらについて、「もっとよい数値にするにはどうしたらいいか」を考える習慣をつける。そんなところから、計数感覚は身についていくということ。その結果、想像力=先を読んで行動する力も養うことができるそうです。*もしかしたら「数字は苦手」という人のなかには、「計数感覚」という言葉を聞いただけで身構えてしまうという方もいらっしゃるかもしれません。しかし実際には、このようにシンプルなことの積み重ね。だからこそ、日常的に意識しておけば、無理なく身についてくるものなのでしょう。(文/作家、書評家・印南敦史) 【参考】※前田康二郎(2016)『1%の人は実践している ムダな仕事をなくす数字をよむ技術』クロスメディア・パブリッシング
2016年07月07日人間の中に秘められた"潜在能力"がチェックできるフジテレビ系バラエティ特番『出るの!?出ないの!?潜在能力テスト』が、7月7日(22:00~23:24)に放送される。この番組では、日常でよく目にする"アレ"のちょっとした違いを見つけ出す「日常観察力」、複数の文字から、瞬時に唯一違う文字を探しだす「注意力」、文章をよく読めば必ず答えにたどり着ける「理解力」、法則を見出して答えを導く「ひらめき力」など、全8ジャンル、36問を出題。将来お金持ちになるかもしれない、聞き上手な才能があるかもしれない…といった潜在能力を調べることができる。このテストに挑むのは、小沢一敬(スピードワゴン)、北村晴男、劇団ひとり、古閑美保、鈴木奈々、高木美保、千原ジュニア、ヒロミ、ヒャダイン。学歴や年齢では測れない、意外な一面が明らかになっていく。
2016年06月29日GWが終わって、しばらくは連休がないこの時期。なかなか遊びにはいけなくても、人とメールや話をするだけならあまり時間がとれない平日でもできそう。コミュニケーション能力が高い子って、そういうなにげないおしゃべりだけでも十分に楽しめるからおトクだよね。きっと恋愛だってうまくいくんだろうなあって思っちゃうけど、実はそうなってない人もちらほら。コミュニケーション能力が高そうなのに恋愛下手な人ってどんな人だろう。■1.仕事の場面でだけ高いコミュニケーション能力が高い子って、大抵は日々の仕事もそつなくこなしているよね。仕事でいろいろな人ときちんと接することができるのに、どうして恋愛下手なんだろう。それはね、仕事場でのコミュニケーションはパターン化されているから。たとえば会社では上司とか部下とか立ち位置がはっきりとしているから、その立ち位置に合った言葉遣いなり態度なりをしていればそれで済んじゃう。たくさんのお客さんや取引先の人と会う機会もあるけど、初対面の相手とのやりとりも、たいていやることが決まってるよね。そういう決まった流れに乗れることと、流れの見えない恋愛で成功することとは、全く別のことなんだ。■2.しゃべりたい人と思われるコミュニケーション能力が高い子って、話をするのが上手だよね。あまり人見知りをしないで、初対面の男子とでもいっぱいしゃべれたりする。その場も盛り上がるし、目の前の彼も喜んでいるみたいだけど、どうしてその後の恋愛につながらないんだろう。それは、相手の男子がその女の子のことを「ただしゃべりたいだけの人」と思っているからなんだ。彼は目の前の女子のことを優先して真剣に話を聞いてくれているんだけど、その厚意に甘えてこっちばっかりずっとしゃべり続けていると、彼がしゃべる機会がなくなっちゃう。自分の話を聞いてもらえなかった彼は、「脈なしだな」と思ってあきらめちゃうんだね。■3.しゃべらせようとするコミュニケーション能力が高い子って相手の話を引き出すのも上手だよね。自分だけがしゃべるのではなく、その場にいる全員が話せるように配慮してくれる。無口な人に対してでも、何か質問することによって、言葉を発しやすいようにしてくれたり。ただ、その相手が何か話したがっている人ならいいんだけど、別にすすんで話そうとは思っていないっていう場合もあるんだよ。その人からすれば、みんなの話を聞いているだけで十分に楽しかったのに、なんだか無理やりしゃべらせられたような気がしていやになっちゃうんだ。同じテンションじゃなくても成り立つコミュニケーションっていうものもあるんだね。■4.相手の意見に合わせるコミュニケーションって自分一人ではできない。相手がいて初めて成り立つよね。相手の話もしっかり聞いて、相手の意見を尊重するのが大切。だから相手の意見に合わせてしまいがちなんだけど、これが実は恋愛をこじらせちゃう要因になっているんだ。内心では違うことを思っているのに気をつかって相手の意見に合わせてしまうと、気をつかわれた彼のほうだって「あ、いまこの子に気をつかわせちゃったみたいだな」と思って気をつかってしまうからね。すると彼はだんだんその子と会うのがおっくうになってくる。男子は、相手の女子がいい子すぎると疲れることがあるんだよ。いい子が愛されるわけではないんだね。■羽林由鶴からのメッセージコミュニケーション能力が高そうなのに恋愛がうまくいかない人のことがわかってきたかな。本当にコミュニケーション能力が高くはなくても、高そうに見えることってあるよね。本当にコミュニケーション能力が高い人はどういう人かっていうと、自分の意見を相手の意見と同じに変える人ではなく、いろいろな人間がいる中でそれぞれの相手に合わせて自分の対応を変える人だよ。しゃべりたい人にはしゃべってもらい、しゃべりたくない人には無理強いせず、自分の意見と違う人の話も否定せずに聞いている・・・・・・意見が合わなくてもその時間を面白おかしく楽しく過ごせたらいいからね。その楽しい時間がやがて恋愛に発展していくんだよ。(羽林由鶴/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年05月29日「夢はオリンピック選手!」とはいわないまでも、かけっこや逆上がり、でんぐり返しなどなど、親としてはせめて小学校で習うことがスムーズにできるようにサポートしてあげたいですよね。子ども1人ひとりの運動能力をアップさせるためには、小さなころからさまざまな刺激を与えてあげることがよいとされています。特に運動神経に関係が深いとされているのは脳の神経系統なのだとか。その成長は12歳ごろまでに100%に達してしまうため、それ以降の向上は難しいとされているようです。では、「運動のできる子」にしたいとき、親はどんなサポートができるのでしょうか?■赤ちゃん時代から刺激のある毎日を抱っこが多い赤ちゃんの時期は「気持ちいいなぁ」「楽しいなぁ」と赤ちゃんが感じそうなことを積極的におこないましょう。季節に応じた草花とふれあったり、一緒にベビー体操を楽しんだり、絵本を読んだり、手先を使うおもちゃを与えてみたり…。そうすることで興味の対象がどんどん広がっていくようです。■幼児期は自分の体を使い、いろんな動きを歩けるようになれば、できる動作も増えることでしょう。走ったり、ジャンプしたり、踊ったり…。遊びながらそれぞれ異なる体の動きをすることで「どう体を動かせば楽しめるのか」が分かるようになり、動きに対するコントロールもできるようになります。ここでも子ども本人が「楽しそう」であることに注目し、過剰な制限を設けることなく自由に遊ばせてあげましょう。■ルールや道具を使った遊びと基礎的な動き友だちとルールにそった遊びができるようになってくる時期は、好きなスポーツができる子もいるかもしれません。それでもひとつのスポーツに集中することなく、ボールやフリスビー、自転車やスケートボードなど道具も交えていろんなスポーツを楽しみましょう。この時期は体の動きに加えて、協力して遊べる力も身に付きます。■12歳まではいろんなスポーツに挑戦させて小学校に入学して勉強に遊びにと忙しくなってくると、本人の意思を尊重して「好きなスポーツだけ」に特化させてしまいがちですが、12歳になるまでは、なるべくいろいろなスポーツを挑戦、経験をさせましょう。習い事をしている場合は、それとは別に休日に家族でプールに行ったり、アスレチックのある公園や施設に出かけたりするのもおすすめです。ひとつのスポーツだけの動きではなく、さまざまな動きの基礎を12歳までに体験させることで、他のスポーツへの応用も比較的楽にできるようになるでしょう。大事なことは、子どもみずから「やりたい!」と思ってもらうことです。そのためには親が楽しそうにやってみせるのもいいですね。また「そんなこともできないの?」とできないことに目を向けるのではなく「ここをこうすれば次は必ずできるよ!」とポジティブな声がけを心がけましょう。「早めに得意そうなスポーツを…」と気持ちが急いてしまいますが、12歳までは基礎の準備段階。こうした動きをきちんと経験させておけば、きっとほかのスポーツでも役立つときがくるはずです。
2016年05月08日いよいよ今夏に迫ったリオデジャネイロ五輪。お茶の間で世界のトップ・アスリートたちの激闘を見ながら、「うちの子も、いつかオリンピックで活躍する選手になったらいいなぁ……」と夢見るパパやママも多いのではないでしょうか。そんな夢を現実に近づけるために読んでおきたいのが『伸びる子どもの、からだのつくり方「かけっこ一番」を目指す前に、知っておきたい60のこと』(森本貴義・山本邦子著、ポプラ社)。本書は、アスレティック・トレーナーとして数々のトップ・アスリートの心身メンテナンスを行う夫妻による共著。ご主人の森本さんは2004年から10年間、米大リーグのシアトル・マリナーズでトレーナーを務め、メジャーリーガーの心身のケアに従事した経歴の持ち主で、日米の子どもたちのスポーツ環境を熟知しています。ここでは、本書33項の「子どもには3つ以上の競技を経験させましょう」に注目します。■アメリカではスポーツの掛け持ちが当たり前日本では、プロのアスリートの多くが小学生くらいまでにひとつのスポーツを選び、それをずっと続けることでプロになっています。たとえばプロ野球界で活躍する選手の場合、小学生時代からリトルリーグなどに入って毎日4~5時間練習し、中学、高校と経験を積んで実力をつけていくスタイルが一般的でしょう。これに対し、アメリカでは多くの子どもが小学生の間に少なくとも3~4種目のスポーツを経験するそう。著者の森本さんがマリナーズで接したメジャーリーガーも、ほとんどが野球だけでなく3つ以上の競技を子どものころから体験していたというのです。なかには高校までほかの競技をしていて野球をやったことがない人や、大学時代に野球とバスケットボール両方で選手として活躍していた人もいたのだといいます。■日本でも広がりつつあるスポーツの掛け持ち子ども時代に複数のスポーツを経験することのメリットは、「動きの引き出し」が増えていくこと。競技によって異なる身体の使い方をするため、いつもやっている競技ではあまり使わない筋肉などを使うことで、身体の使い方を見直すことができるのです。これはケガをしにくい身体をつくったり、子どもが向いているスポーツを見つけたりすることにも役立ちます。森本さんは、アメリカのスポーツ選手が世界で活躍できるのは、子どものころからこうした多種多様なスポーツ経験があることも大きな要因だろうとしています。日本でも、子どものころから複数のスポーツに取り組む例が増えているとか。昨年、1年生ながら甲子園を沸かせた早稲田実業の清宮幸太郎選手はお父さんが社会人ラグビーの監督であることは有名ですが、このお父さんが「将来の運動能力が開花するのは12歳くらいまでの経験にかかっている。だからさまざまなスポーツを経験させるのがまずは大事」と、幼いころから水泳、ラグビー、野球、テニスなどを経験。ラグビー日本代表の五郎丸歩選手は、中学時代サッカー部とラグビー部の両方で活躍していたといいます。早い時期に「これ」と決めてしまわずに、少なくとも3つのスポーツを経験させることが子どもの未知の可能性を引き出すことにつながるのです。■成長段階に合わせた運動経験をさせるべし!子どもの成長に合わせて、身体の使い方を工夫することも大切。本書では、20歳までの臓器別発達パターンが紹介されています。それによると、身体の発達はおおまかに3つに分けることができるのだそうです。(1)第一段階:【小学生前半まで】神経系の発育が顕著な時期脳や脊髄、視覚器などの神経系は5歳ごろまでに80%、6歳では90%までに成長し、12歳ごろに100%に達するといいます。神経系は器用さやリズム感を担う場所であるため、幼児期から小学生の前半ごろまでは基本的な運動動作の習得が大切です。この時期は、身体の動きを楽しく体験することが望まれます。(2)第二段階:【中学生ごろ】呼吸器や循環器系の発育が顕著な時期この時期は、持久力をつけるのにふさわしい時期。粘り強さなど、精神面での持久力を身につけるのにも、この時期が最適。特定のスポーツや種目を選び、少しずつ専門性を高めていける時期ともいえます。(3)第三段階:【14歳ごろ~】生殖系の発育が顕著な時期生殖器系の発達に伴って、男性ホルモンや女性ホルモンの分泌が盛んになります。性ホルモンの働きで、男性は骨格筋の成長が高まり、筋力トレーニングを効果的に行える時期に突入していきます。プロのアスリートに必要な筋力をこの時期に本格的に鍛えていくことになります。*本書では、「呼吸」や「姿勢の保ち方」といった基本的な動作と、子どもの心と体の発達の関連が分かりやすく具体的に解説されています。「呼吸」ひとつとっても、体幹の安定や精神の安定、ひいては身体のコントロールや思考の発達まで、子どもの成長全域に影響を及ぼすことに、みなさんもきっと驚くはず。我が子の可能性を引き出すために、家庭でできることはまだたくさんあります。本書を手に、我が子をオリンピアンに導く最初の一歩を踏み出してみませんか?(文/よりみちこ) 【参考】※森本隆義・山本邦子(2016)『伸びる子どもの、からだのつくり方「かけっこ一番」をめざす前に、知っておきたい60のこと』ポプラ社
2016年04月14日かつては妊娠が判明すると、妊娠初期の間は、安定期に入るまで運動はしてはいけないなどと言われていましたが、実際は妊婦本人の体調が悪くなければ、軽く体を動かすのは問題ありません。妊娠がわかる前に運動をしてしまったことを不安に思ったりする必要はありません。ただし、妊娠がわかってからは、事故や接触の危険がある運動(バスケットボール、フットサルなど)や、ついムキになって無理をしてしまうゲーム性の高い運動(テニスの試合など)は避けるよう心がけましょう。また、今まで運動をしていなかった人が、妊娠したからといって、急激に運動をするのはオススメできません。体重管理やむくみ解消ののための運動であれば、軽いウォーキングがおすすめです。マタニティビクスやマタニティヨガ、マタニティスイミングのクラスは一般的に妊娠中期からの開講になります。みんなどうだった? 妊娠初期の「運動」の体験談・小学校の教員をしており、ちょうど運動会の時期でした。生理がきていなかったこれどまさか妊娠しているとは思わず、運動会が終わったら検査してみようと思っていました。はりきって走り回った運動会の翌日、検査したら陽性でした。嬉しいのと同時に、妊娠初期にも関わらず、前日激しく動いてしまったのですごく心配になりました。元気に育ってくれて、無事産まれてくれてよかったです。・妊娠初期から週に2~3回、5キロウォーキングの運動を続けています。(28歳)・妊娠初期から運動のため、自宅から駅までの間を歩いて通勤していました。(30歳)・妊娠初期から8カ月ごろまで、運動のために通勤時、数駅手前から歩くようにしていました。(30歳)・妊娠初期から後期まで歩くことを心がけ、一日一時間ほど歩きました。(31歳) 赤すぐ妊娠情報
2016年04月04日子どもが将来、自分自身の力で幸せになるためには、どんな能力が必要なのか。その能力を育むために、どんな子育てをすればいいのか。発達心理学などが専門の内田先生にこれまで伺ったお話をまとめ、さらに大切なポイントを加えてご紹介します。親が「安全基地」になることで、子どもは安心して能力を伸ばせる子どもが幸せに生きるために、内田先生は次の力が大切だとおっしゃっています。●創造的想像力●自律的思考力(自分で考える力)●探究心・意欲●自尊感情(自分を大切にする力)●精神的回復力(レジリエンス)これらの力を育むために、親はどんなことをすればいいのでしょう。「子どもが伸びる、共有型しつけ(※詳しくは 子どもの学力格差は幼児期に決まる? 親の「しつけスタイル」が重要な理由 ~「幸せ力」の育て方vol.11~ )を心がけましょう。子どもの気持ちに寄り添って、とにかくかわいがってあげてください。自分を大切に思う気持ちは、親から愛されることで育ちます。それは精神的回復力につながります。子どもは親から大切に見守られ、肯定されることで『きっと、なんとかできるんじゃないか』と前向きな気持ちになり、それが探究心や意欲を伸ばすことになります」子育てに大切な3つのH「ほめる、はげます、(視野を)広げる」子どもは毎日、小さな発見や成長を積み重ねています。「兄弟や友だちと比べずに、その子自身の進歩をほめてあげてください。失敗を叱らず、子どもが進歩したときを逃さず見つけて、『ほめる、はげます、(視野を)広げる』3つのHの言葉をかける」強制型しつけを行っている親30人の様子を観察したときには、この3つの言葉が一度も発せられなかったそうです。「すべてに定義や解説を与えることはやめましょう。お母さんは辞書でもなければ裁判官でもありません。判決を下さない。禁止や命令ではなく『~したら?』と提案してあげる」それなら、子どもが考えたり判断したりする余地があります。「このように、大人が子どもの主体性を大事にした関わり方をすることによって、子どもが自分で考える自律的思考力や創造的想像力が育つのです。教育学者のグルーナーは、教育者や親が子どものためにできることは足場をかけるところまでだと言っています。その足場を登るかどうか、登って何をするか、決めるのは子ども自身です」五十の文字を覚えるよりも、百の「何だろ?」を育てたい「そもそも『頭がいい』とは、文字が書けるかどうかではありませんよね。大切なのは、文字で表現したくなるような内面の育ちです」その通りですね。では、豊かな心と知性を育むには、どうすればいいのでしょうか。「第一には、絵本の読み聞かせ習慣。小学生になった子どもには読書を勧め、親子で図書館通いをするといいですね。第二に、家族の団らん。何でも話せる雰囲気をつくり、親子で会話をたくさんしてください。第三に、遊びを通して、楽しい経験を一緒に共有すること。遊ぶことと遊ばせることとは違います。何かをさせることは強制することと同じ。そうではなく一緒に楽しんでください」ただし、ひとりで何かに熱中する時間も大切ですから、お子さんが夢中になっているときには、そっと見守ってあげることがいいそうです。これまでご紹介したことを意識して子育てをしていけば、将来、学校の授業や教材からはもちろん、遊びや家族との時間の中からも、さまざまな学びを得る力が育っていることでしょう。「子育てに『もう遅い』はありません」と内田先生は言います。今からでもいいのです。お子さんが伸び伸びと能力を伸ばし、自分の力で幸せになることができるよう見守りながら、お子さんと一緒の時間を楽しんでください。(佐々木月子)今回取材に協力してくださったのは内田 伸子先生十文字学園女子大学特任教授・お茶の水女子大学名誉教授・学術博士。専門は発達心理学、認知心理学、保育学。国立教育政策研究所「幼児の論理的思考の発達調査プロジェクト会議」(主査)、最高裁「裁判員制度の有識者会議」(委員)、文化庁国語審議会委員なども務めるほか、NHK Eテレの「おかあさんといっしょ」の番組開発やコメンテーター、ベネッセの子どもチャレンジの監修、しまじろうパペットの開発、創造力知育玩具「エポンテ」(シャチハタ)の開発なども担当。著書は、『発達心理学―ことばの獲得と教育』(岩波書店)、『よくわかる乳幼児心理学』(ミネルヴァ書房)、『 子育てに「もう遅い」はありません 』(冨山房インターナショナル)など多数。
2016年01月04日前回 、幼稚園や保育園の保育形態の違いが、子どもの学力格差につながるという話をしました。さらに、保育形態の違いは、運動能力にまで影響を及ぼしてしまうのだそうです。保育形態の違いによって学力や運動能力に差が出てしまうのはなぜか、発達心理学や保育学が専門の内田伸子先生にお話を伺いました。幼児期に運動指導を受けている子どもは、かえって運動能力が低い「東京学芸大学の杉原隆先生が、全国9,000名3~5歳の子どもを対象に、運動能力に関する調査を実施しました。すると、体育の時間を設けている幼稚園や保育園に通っている子どものほうが、子どもの自主性や主体的な遊びを大切にしている子ども中心の保育の幼稚園や保育園に通っている子どもたちよりも運動能力が低いという結果になりました。さらに、運動の指導を受けている子どもたちは、運動嫌いになっていることが多かったのです」運動指導を受けることで、かえって運動能力が下がってしまうとは、驚きの事実です。なぜ、そんなことになってしまうのでしょうか。「特定の部位を動かす運動をまるで強制的なトレーニングのようにくり返していると、それ以外の動きをする機会を失います。さらに、運動のための説明を聞いている時間が長く、肝心の動き回る時間が少なくなっていることも問題です。また、トレーニングのように行う運動は面白くありませんから、子どもは飽きてしまいます。またこのトレーニングについていけない子どもはつらくなり、落ちこぼれてしまうのです。そのうえ、子どもは5歳ころになると、『展示ルール』が確立されてきます。展示ルールとは、他者の気持ちを考えて自分のふるまいを決めるルールのことです。つまり他人の目を気にしはじめるのです。すると、友だちより自分ができないことは嫌だと思うようになります。そして、運動嫌いになってしまうのです」運動能力を高め、運動を好きになる方法「運動能力を高めるために大切なことは、自由遊びです。子どもは遊びを通して、走ったり、登ったり、運んだり、自由にたくさんの種類の運動を経験します。それが運動能力を高めることにつながるのです。体を使って楽しく遊べるよう、ときどき保育者が誘ってあげるといいですね。たとえば、あひるさんになって向こうまで行こうとか、踏み台を使って高いところにあるものを取るのを手伝うとか」それなら運動を楽しみながら、運動能力を伸ばしていけますね。運動神経と学力を伸ばすポイントは「自由保育」「この調査結果から、杉原先生は、遊びを大切にする自由保育(※1)がいいとおっしゃっています。私たちが行った子どもの学力に関する研究結果もまったく同じでした。自由保育を行っている幼稚園や保育園に通っている子どもの語彙得点は非常に高く、一斉保育(※2)を行っている幼稚園や保育園に通っている子どもの語彙得点は低く、その差は年齢が高くなるほど開いていくことがわかっています。(詳しくは 前回の記事 をご覧ください)」(※1) 自由保育とは:自由遊びの時間が長く、子どもが主体となって自発的にやりたいことに取り組む、子ども中心の保育形態のこと。放任とは違い、子どもの自主性を尊重しつつも、幼児期に学んでほしい目標や狙いを達成できるよう保育士が誘導する。国立大学附属幼稚園や公立幼稚園や私立幼稚園の一部、社会福祉法人の保育所では子ども中心の保育であり、子どもたちは好きな遊びに主体的に取り組み保育者は援助者として子どもの学びに寄り添い、子どもが困っているとき助けてあげる「わき役」である。(※2) 一斉保育とは:全員に同じこと(体育や音楽、お絵かきなど)をさせる、カリキュラム中心の保育形態のこと。小学1年生の準備教育や英会話などを取り入れ、体操選手をつくるということなどを教育目標にかかげる私立幼稚園や私立保育園の一部にみられる。 遊びを通して子どもは学習するのですね。「そういうことです。幼児にとって遊びとは『自発的活動』であり、頭がイキイキと活発に働いている状態です。扁桃体が快感状態にあるので、吸収力が大きくなるのです」考える力と運動能力を高められるよう、子どもをたくさん遊ばせてあげましょう。(佐々木月子)今回取材に協力してくださったのは内田 伸子先生十文字学園女子大学特任教授・お茶の水女子大学名誉教授・学術博士。専門は発達心理学、認知心理学、保育学。国立教育政策研究所「幼児の論理的思考の発達調査プロジェクト会議」(主査)、最高裁「裁判員制度の有識者会議」(委員)、文化庁国語審議会委員なども務めるほか、NHK Eテレの「おかあさんといっしょ」の番組開発やコメンテーター、ベネッセの子どもチャレンジの監修、しまじろうパペットの開発、創造力知育玩具「エポンテ」(シャチハタ)の開発なども担当。著書は、『発達心理学―ことばの獲得と教育』(岩波書店)、『よくわかる乳幼児心理学』(ミネルヴァ書房)、『 子育てに「もう遅い」はありません 』(冨山房インターナショナル)など多数。
2015年12月30日いつもデスクで仕事中のみなさん、日頃運動をしていますか? 運動不足は太ること以上に、座りっぱなしでいることことそのものが糖尿病や心臓病といった病気のリスクを高めることが近年の研究で明らかになり、注目されています。週末にまとめて運動をしても、平日座りっぱなしの姿勢でいるとリスクは変わらないそうです。軽くてもいいので、日頃から身体を動かす習慣を身につけることが重要です。そんな習慣作りに、Apple Watchをうまく活用してみましょう。身に付けているだけで活動状態が分かる内蔵アプリの使い方と、運動を楽しくするアプリをご紹介します。○アクティビティ「アクティビティ」は、日常的な身体の動きを記録するApple Watchの内蔵アプリ。Apple Watch上で常に動作しているので、身につけているだけで1日の身体の状態を記録できます。赤のリングは活動による消費カロリーを表示する「ムーブ」、緑は早歩き以上の運動や「エクササイズ」(後述)の時間を表示する「エクササイズ」、青は1時間に1分以上立った回数を表示する「スタンド」です。記録を増やしてリングを完成させれば目標達成、という仕組みです。座りっぱなしの弊害を防ぐ第一歩は、まずスタンドのリング完成を目指すこと。1時間ごとに少し歩いたり軽くストレッチをして筋肉を動かすだけでも効果があるそうです。度々通知が届いて面倒だと思っていた方も、ちゃんと理由があってのことなので、ぜひ積極的に活用してみてください。○エクササイズ「エクササイズ」はランニング、ウォーキングなどの積極的な運動を記録するApple Watchの内蔵アプリ。iPhoneとの接続が切れていても単独で動作するので、大きなiPhoneを持たずにApple Watchだけを身に付けて外へ走りに行くことが可能です。ジム通い派の方向けに室内ランニングや自転車、エリプティカルといったメニューも用意されています。ワークアウトの記録はiPhoneのアクティビティの他、「ヘルスケア」でも確認できます。なお、長時間のランニングやサイクリングで使用する際には、iPhone側でワークアウトアプリの「電力を節約」をオンにしておくとバッテリーの持ちが安心です。○Runtastic Pro「Runtastic」は様々な形でスポーツを楽しめる運動記録アプリ。ランや自転車の他、サッカーやテニスなどの球技、スキー、ダンス、サーフィンといった多彩な種目に対応しています。最近注目されているインターバルトレーニング機能も搭載。運動強度の時間設定やインターバルゾーンをカスタマイズし、自分の体力に合わせたレベルで始めることができます。また、友だちと運動記録を競ったり、今運動中の人に「いいね!」を送るといったコミュニティ機能も搭載。様々な形でトレーニングをサポートしてくれます。Apple Watch単体で記録することはできませんが、ワークアウトのスタートから終了まではApple Watch上で操作可能。iPhoneには触れなくていいので、ホルダーなどに入れっぱなしでOKです。アプリを起動し、ワークアウトを選んで「スタート」をタップすると、進捗を表示する画面に切り替わります。画面をスライドすると心拍数やペースを表示。感圧タッチで「終了」または「一時停止」できます。○Seven「Seven」は7分間のワークアウトをコーチしてくれるアプリ。腹筋、腕立て、スクワット、踏み台昇降など、12種類のメニューを30秒ごとにこなしていくプログラムです。カウントのスタート、終了、次のメニューの準備、とアプリがインストラクターになって次々にメニューを出してくれます。しかも、インストラクターには鬼軍曹やチアリーダーなど5種類のキャラクターが用意されており、いろいろなパターンのセリフで激励や応援の声をかけてくれます。英語ですが、言葉は分からなくても雰囲気で分かります。自分が頑張れる気分づくり、大事です。Apple Watchからもワークアウトの開始が可能。画面上に現在のメニューと継続時間のリングが表示され、切り替えの際には振動で知らせてくれるので、iPhoneを見ずにトレーニングが可能(音声はiPhoneから出ます)。トレーニングを続ける自主性に自信がない人も、コーチしてくれる存在があれば心強いはず。インストラクターの音声もなかなか面白いので、楽しむつもりでトライしてみてください。同様のトレーニングを日本語でご希望の場合は「7分間エクササイズ」がおススメ。有料ですが、動画・音声・テキストで正しい動作がよく分かります。○Pocket Yoga「Pocket Yoga」はヨガの動作を指導してくれるアプリ。アニメーションと音声でポーズの取り方や呼吸法を説明しながら、30~60分のプログラムをこなします。BGM付きでそれらしい気分になれます。ただし、全て英語なので全くの初心者にはちょっと難しいかも。多少ヨガの経験があって、自宅でもやりたいという方にお勧めです。プログラムはiPhone側で動作させますが、Apple Watchでは同時進行でポーズのアニメーションや時間を表示。iPhoneが見えにくい場所にあってもポーズをすぐに確認できます。プログラムは5種類で、それぞれ時間や難易度の異なるものが用意されているので、これ1本でかなり使いごたえがありそうです。
2015年12月15日マーベルヒーローの“原点”ともいえる超能力チームの誕生を描いた米SF映画『ファンタスティック・フォー』のジャパンプレミアが10月6日に、都内で行われ、日本語吹き替え版で女性科学者スー・ストーム(透明化する体を持つインビジブル・ウーマン)を演じる女優の堀北真希が出席した。その他の画像/堀北真希ドレス姿極秘実験の事故に巻き込まれ、人知を超えたパワーを宿した若者たちが葛藤を乗り越え、超能力チーム“ファンタスティック・フォー”として団結していくアクション超大作。『クロニクル』のジョシュ・トランクが監督を務め、50年以上の歴史を誇るマーベルの人気ヒーローを映画化した。「欲しい特殊能力ですか? 絵が下手なので、絵の才能ですね」(堀北)。実写映画の吹き替えに初挑戦した堀北は、「とても重要なキャラクターなので緊張しましたが、自分にとって新たな挑戦になればと思い、参加させていただいた」とコメント。「特殊能力を身につけてしまった戸惑いや葛藤を表現するのが難しかったが、その分、やりがいもあった」と振り返り、「運命を受け入れて、皆が結束する姿が感動的でした。アクションはもちろん、人間ドラマも楽しんでもらえれば」と作品をアピールした。同日、27歳の誕生日を迎えた堀北のために、映画のイメージカラーでもあるブルーを基調にした特製ケーキが運び込まれると、「ありがとうございます。素敵なサプライズですね」とニッコリ。8月22日に俳優・山本耕史と結婚後初めての公の場となり、「明るく楽しい家庭を築ければ」と幸せそうに語った。『ファンタスティック・フォー』10月9日(金) TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2015年10月06日「やらなきゃいけないのはわかってる!でもなかなかやる気にならないし続かない・・・」それが運動ですよね。痩せたいし引き締まった身体は欲しい!でも運動は時間もないし、なかなか続かないのもよくわかります。そこで今日は運動嫌いの女性でもキレイを手に入れる方法について、スポーツクラブ勤務経験を持つ著者がご紹介します。■1.「気づいたら運動していた」を増やす「運動しよう」とは思えないかもしれませんが、気づいたらなかなかいい運動になっていたという経験をしたことはありませんか?例えば友達と話をしながらのウィンドウショッピング、仕事で移動していたら思っていたよりも歩いていた、ライブに行って飛び跳ねていたらイイ運動になった、といったことがあると思います。こういった時間を増やすことで、「気づいたらイイ運動」といった結果につなげることができます。またこれは、「運動をしよう」というハードルを感じることなくしっかりと身体を動かすことができるので「やらなきゃ!」「続けなきゃ!」というストレスを感じなくて済みます。■2.家事を頑張る「スタイルが良い女性は部屋もキレイ」と聞いたことがありますが、もちろん個人差はあれど、これは細かく動くのが苦にならないからかもしれません。出したものを元あった場所にしまう、掃除機をかける、床や棚の拭き掃除をする、お風呂やトイレ、水回りの掃除を定期的にしている女性としない女性とでは、消費カロリーも大きく変わります。部屋がキレイになると気分も変わるので、「運動がイヤ!」という時には、まずは部屋の片付けから始めてみてはいかがでしょう?■3.お菓子やスイーツを我慢する「運動がいや!」というからには、必要以上の脂肪を蓄えないに超したことはありません。そのためには、脂質や糖質を摂り過ぎないことが一番大切。そうは言っても通常の食事から無理に脂質や糖質をカットするのは難しいので、お菓子やスイーツといった我慢できるところを我慢しておきましょう。また間食をしていると、必要な食事から栄養を得ることができなくなってしまうので、余計に栄養が偏ってしまいます。運動無しでキレイを手に入れるためには、「食べているものが身体を作る」の言葉を常に心に置いておきましょう。■4.半身浴をする運動嫌いだと汗をかく機会が少なくなってしまいますが、半身浴ならお風呂に入っているだけで汗をかくことができます。汗をかかない身体は毒素を外に出すことができないので、ダイエットも成功しづらく、吹き出物もやむくみにもつながってしまいます。好きな本を読んだり、好きな曲を聴きながら長風呂ができる環境を作って運動のかわりに積極的に半身浴をするようにしましょう。■おわりにいかがでしたか?運動がイヤなら食事や入浴、日常生活などほかのところで運動しない分をカバーすれば良さそうですね。身体を動かすことを運動だけだと思わずに生活すれば、キレイのためにできることもたくさんありますよ。(栢原 陽子/ライター)
2015年09月17日最新の研究で、運動では痩せられないことが判明しました。100kcalを消費するためには、およそ1.5kmのジョギングが必要。運動は決して効率がよくないのです。ダイエットでもっとも大事なのは、カロリーを取りすぎないこと。今回は『Daily Mail Online』の記事を参考に、ダイエットのための運動とカロリー制限についてまとめました。■ダイエットで一番大事なものはカロリー制限ジム通いをするほとんどの人は、筋力アップや体力づくりではなく「体重を落とす」ことを目標にしているでしょう。しかし研究者は、「ランニングマシーンで自分を追い込むことは体重を落とすことにはつながらない」と主張します。運動量の増加は、食欲の増進につながり、結果として食事量が増えるという論理です。それゆえ、研究者は運動量の増減に関わらずカロリー制限がもっとも大事であると結論づけたのです。■ダイエットしたいなら食事に気を遣うべきロヨラ大学シカゴ校の医学分野の権威、リチャード・クーパー博士とエイミー・ルーク博士は何年もの間、運動と肥満の関係性について調査してきました。国際疫学ジャーナルで、彼らはこう述べています。「身体活動は、全体的な健康・運動レベルを向上させるために極めて重要な要素です。しかし、それは肥満に対するアプローチとしては、限られた効果しか発揮できません。日常的に活動的に行動し、階段を使ったり、食べるもの自体に気を遣ったりしてフルーツや野菜をより多くとるよう努力するべきなのです」■運動を本格的にしてもダイエット効果なし多くの実験で、運動だけではなくカロリー制限によって効果的に体重を減らせることが証明されています。また、本格的な運動によるカロリー消費と体重の変化に関係性がないとする研究もあります。日常のなかでほんの少しの運動・活動量の変化があれば、エネルギーバラスをよくするには充分です。ジムでの本格的な運動は、肥満に対しては効果がないのです。運動には多くの効果がありますが、意識しておかないと運動量を増やしてもその分食事量が増えるので、ダイエット効果としては相殺されてしまいます。■運動すると甘いものが食べたくなりやすい昨年、5:2ダイエット(※1週間のうち2日間はカロリーを通常の4分の1に抑え、5日間は普通の食事をするというダイエット法)を提唱したマイケル・モズレー博士は、運動が体重増加を引き起こす可能性さえあると警告しました。多くの人は、運動したぶんだけ食べたいものを食べてよいと考えるでしょう。ジムに行くこと=食べられる喜びになっている人もいるかもしれません。しかし、これは間違いです。問題は、運動後に「ご褒美」としてお菓子や食べたいものを自分に与えてしまうことなのです。ジムで運動したという安心感が、好きなものを食べてもよいという油断を招いてしまいます。運動はプロポーションをキープするためにはよい方法ですが、ダイエットには効果的ではありません。ジムに行けばたしかにカロリーは消費できますが、消費されるカロリーは私たちが考えているよりもずっと少ないのです。1ポンド(=約454g)の脂肪は3,500kcalに相当します。1ポンドの脂肪を燃焼させるためには、約38マイル(=約61km)走らなければなりません。■いつもの食事に必要な本当の運動量とは?思っていた以上にカロリーの高い食べものに出会ったことはありませんか? ついついコーヒーショップで食べてしまうマフィンやカフェラテは、かなりの高カロリーなのです。たとえば、マフィンは約500kcalです。消費するためには8km走るか、16km歩かなければなりません。カフェラテは約150kcalなので、2.4km走るか、4.8kmまたは30分間歩かなければ消費できません。食べたものを相殺するのに本当に必要な運動量を知れば、ジムでの運動だけで体重を減らそうという考えにはならないでしょう。カロリー制限こそ、ダイエット成功への近道なのです。(文/スケルトンワークス)【参考】※Going to the gym WON’T help you lose weight – you need to eat less: Study finds exercise alone is not enough to shed the pounds-Daily Mail Online
2015年09月01日「体を動かすのは基本的に億劫なタイプ…」という方も、「昔からスポーツなどで体を動かしてないといられない…」という方も。今回は、体と心のキレイを保つシステムとして知っておきたい運動の必要性と筋肉の働きについてのお話です。体のサビ=活性酸素が増え過ぎる現代生活もともと人間の体には、呼吸をしたり、細菌を退治するといった生命活動によって活性酸素を生み出し、それを処理する抗酸化機能もセットで備わっています。しかし現代は、強い紫外線、乱れた食生活、ストレスなど活性酸素の過剰発生につながる要因がたくさん。自前の抗酸化機能では処理が追いつかなくなり、過剰になった活性酸素は体内の酸化“サビつき”を進行させます。そして一般的に活性酸素には4つの種類があり、それぞれ消去に働く抗酸化物質も違ってきます。活性酸素 4種類・スーパーオキシド・過酸化水素・一重酸素・ヒドロキシラジカル運動は、活性酸素を「消去する」システム抗酸化物質というと、野菜などに含まれるビタミンや色素などのフィトケミカルを思い浮かべる方も多いと思いますが、オレンジやトマト、葉野菜などの抗酸化物質が力を発揮するのは4種類の活性酸素のうち「一重項酸素」と「ヒドロキシロジカル」です。残りの2種類、「スーパーオキシド」「過酸化水素」については、実は運動によって体内の抗酸化酵素が活性化することで消去されます。つまり、どんなに気を使ってヘルシーな食生活を送っていても、運動不足の状態では、体内の抗酸化システムを良く保つことは難しいといえます。運動の適正量を知らないと、逆効果に?現代生活の中で過剰に発生してしまう活性酸素の消去力を上げるには、ほどよく汗をかくくらいの運動を定期的に行うことで、体内にある抗酸化酵素の量を増やすことが必須です。ただし、息がぜいぜいと上がり、翌日にも疲労感が抜けないほど激しい運動は、かえって活性酸素を増やしてしまうことになるのでご注意を。軽く息が上がってじわっと汗をかき、翌日に疲労感や激しい筋肉痛が残らない程度の運動量が、体内の抗酸化システムを良い状態に保つ運動量の目安です。運動による筋肉刺激は、「心の健康」にも必要!また、最近になってスウェーデン・カロリンスカ研究所から発表された研究結果によると、運動によって筋肉が刺激されると、ある物質が解毒されることがわかったそうです。そのある物質とは「キヌレニン」というアミノ酸の一種。「キヌレニン」は肉や魚、豆製品に豊富に含まれる必須アミノ酸の一つ「トリプトファン」が体の中で代謝されるプロセスにおいて変化して発生、とくにうつ病や統合失調症といった精神疾患を患っている人ほど体内で著しく増加されることがわかっています。「キヌレニン」がどのようにして神経系統へ影響を及ぼすのか、詳細なメカニズムはまだ完全に解明されていません。しかし、運動によって筋肉への刺激が与えられると、筋肉中に発生するタンパク質から、キヌレニンを分解する酵素が誘導されることが判明したそう。研究論文によれば、キヌレニンが脳へ到達する前に、分解酵素によって無害なキヌレン酸への変化が行われているのではないかと推定されています。運動によるリフレッシュ効果がストレスマネージメントに役立つことはすでに周知の事実となっていますが、筋肉を鍛えることは体内のサビつきをデトックスし、そしてメンタルヘルスに関わるデトックスも行われていた、というのは注目すべき新発見です。アラフォー世代としては、くすまない肌はもちろん、曇らない心のためにも、無理なく続けられるほどよい運動を習慣にしていきたいですね。参照サイト/Technity運動によって骨格筋が刺激されると、鬱の原因物質が “解毒”される ―Cell
2015年07月09日みなさんは常日頃から運動していますか?中学高校時代は運動部に所属していた人も、歳を重ねるごとに運動から遠のいてしまい、今では「腹筋10回しただけで翌日筋肉痛!」ということもあるのではないでしょうか。しかし、そんな運動不足な人こそカラダを動かしてしてほしいのです。今回はその理由について紹介いたしますね。■運動不足のデメリットはこんなにたくさん!健康なカラダを保つために「食事」「運動」「睡眠」が大切なのはみなさんご存知のはず。しかし、この中の「運動」についてはあまりやらず日々のストレッチやリンパマッサージで満足してしまうことも。しかし、カラダを動かさず一日中だらだら、座りっぱなしでいると血行不良による腰痛や肩こり、頭痛、そしてむくみや便秘になることも。これらを防ぐためにはやはりカラダを動かすのが一番なのです!■まずは週1回20分のウォーキングから!とはいえいきなりの運動は億劫ですし、ジムに通うとなるとお金もかかってしまいますから、まずは週に1回、20分間のウォーキングからはじめてみませんか?しかし、買い物中のようにのんびり歩いたり、何度も立ち止まってしまっては意味がありません。また、ヒールやサンダルでのウォーキングは返って足をむくませる原因になってしまうので、運動靴で足早に歩くようにしてくださいね。慣れてきたら週に2回に増やしたり、歩く距離を伸ばしてみたり。そんな生活を続けていくことで徐々に「歩くことがあたりまえ」になってきます。■運動不足の人ほどウォーキングでキレイに!運動不足ということは、それまでウォーキングに必要な筋肉がほとんど使われていなかったということ。そのため、普段からウォーキングをしている人に比べ、肌や体調の変化、カラダの軽さを感じやすくなるのです。これはほかの運動にも言えることで、「腹筋はしているけど腕立て伏せが嫌い」という方は、腕立て伏せで使う筋肉が弱っているということ。そのため、腕立て伏せを何日か続けていくうちにその部分が鍛えられ、引き締めが期待できるようになるのです。■慣れてきたらランニングも!今回は手軽にはじめられるウォーキングについて紹介いたしましたが、慣れてきたらランニングも少しずつ加えてみましょう。ランニングの場合、ウォーキングの倍ものカロリー消費が期待できますので、運動不足を解消してダイエットをしたいという方にはもってこい!とはいえ、これまでまったく運動してこなかったのに急にランニングを初めてしまうと膝を痛めてしまったり、必要以上にキツく感じてしまい挫折の原因にも。まずはウォーキングを1か月続けてみて、「物足りないな」と思った時に5分だけ走り、疲れたら歩いてを繰り返すのも良いでしょう。■おわりにカラダを動かすことは健康な心と体に必要不可欠。私自身、1日中パソコンに向かう生活を10年間ほど続けており、恥ずかしいほどの運動不足だったのですが、ここ数か月は家から駅まで毎日片道20分を歩き、なるべく階段を使うなどして1日に1万歩を目標にウォーキングをしています。そのおかげか、カラダが軽くなり、肌の調子もとてもいいです!これはこれまで運動不足だったからこそ感じられる快感なのかもしれません。みなさんも、苦手な運動を日常に取り入れることで、健康で美しいカラダを手に入れてくださいね。(大野えりか/ハウコレ)
2015年06月26日円滑にできていたコミュニケーションが、ある日を境にできなくなってしまった。そんな方はいませんか? 実は、寝不足がコミュニケーション能力の低下に繋がるというデータがあるのです。心当たりのある方は、日々の生活リズムを見なおしてみてはいかがでしょうか。コミュニケーション能力が落ちるメカニズム寝不足が引き起こすトラブルは多岐にわたり、一般的には「ストレスがたまる」「太りやすい」「疲れやすい」といった問題が起こることで知られています。ほかにも、注意力や判断力、共感性などが薄くなることをご存じでしょうか?その結果、相手の話が頭に入ってこなかったり、怒りやすくなったりして、普段よりもコミュニケーション能力が低下してしまうと言われています。しかも、自身がコミュニケーション能力の低下に気づくより前に、会話の相手が気付くケースがほとんど。そうなると、ビジネスをはじめとしたさまざまな場面で、大きな支障が生じてしまいます。思い当たる節のある人は、大きなトラブルに発展する前に、早期の解決を目指しましょう。日本人は寝不足とコミュニケーションへの不満を感じている人が多い2013年、イケア・ジャパン株式会社が実施した「睡眠と生活に関する意識調査」によると、5都市(ロンドン、ストックホルム、ニューヨーク、パリ、東京)のなかで平均睡眠時間が最も短い都市は東京で、睡眠満足度も最下位だということがわかりました。また、同調査で「自分の生活のなかで不満を感じるところはどこか?」という質問に対し、東京の約3~4割の人々は、「家族や友人とのコミュニケーションに不満を感じる」と回答しています。これらの調査からわかるとおり、寝不足とコミュニケーション能力の低下には密接な関係があるようです。きちんとした睡眠時間を確保しよう勤労世代をはじめとし、日本人には寝不足に悩まされている人が多いと言われています。ほかの国との睡眠時間差も明らかになっており、社会問題のひとつとしてメディアに取り上げられるケースも少なくありません。寝不足が慢性化すると、疲労回復が難しくなり、コミュニケーション能力にも影響が出てしまいます。今はまだ問題を感じていない人でも、次第に家族や友人とのコミュニケーションに不満を感じはじめ、やがては日常生活を送る上で大きなストレスを抱えてしまう可能性があるのです。寝不足に悩む方のなかには、仕事や勤務形態の都合で、睡眠時間を確保しづらい方もいるでしょう。しかし、できるだけきちんとした睡眠が取れるように心がけ、人付き合いを円滑に行えるよう改善を目指してみてはいかがでしょうか。それが日々の不満の改善につながるかもしれません。photo by Pedro Ribeiro Simões
2015年06月17日“きれいごと”は、仕事力、思考力、人間関係力、行動力、お金を稼ぐ力などの能力の発揮を阻害する要因。だから、きれいごとと決別すれば、能力が飛躍的に高まり、仕事で結果を出すことができるようになる。『仕事で結果を出す人はこの「きれいごと」を言わない!』(上野光夫著、フォレスト出版)の著者はそう断言しています。では、なぜきれいごとをなくせば上記“5つの能力”が一気に高まるのでしょうか?この理由は以下の通りです。■1:仕事力たとえば意思決定をするときの稟議書がそうであるように、ホワイトカラーの職種では、仕事を進めるうえで非効率になるきれいごとがはびこっているもの。ミスをなくすためのマニュアルに忠実に仕事をすべきだというきれいごとも、かえって結果につながらないことが多いとか。しかしきれいごとをやめれば、結果につながることだけをできるようになるといいます。■2:思考力よくお客様の視点に立って考えることの重要性が強調されますが、それだけに縛られると画期的な商品やサービスは生まれません。むしろヒット商品を生み出すのは、お客様の期待を裏切るような仕掛け。きれいごとから解き放たれることで、考える力、判断力、発想力などの思考の幅が広がるというわけです。■3:人間関係力仕事において大きな割合を占めるのが、人間関係に関する悩み。でも「人間関係にヒビが入らないように」と気を使いすぎ、余分な時間を取られたり、心を消耗させたりしては本末転倒。しかし、人間関係でありがちなきれいごとを知り、不要なコミュニケーションをなくせば、やるべきことに集中することが可能に。結果を出す人のまわりにこそ、人は集まってくるものだといいます。■4:行動力きれいごとを守ることによってチャレンジ精神が削がれ、きれいごとにとらわれることで、仕事のスピードが落ちるというのはよくあること。常識を守ることばかり考えてしまうと、本当に有効な行動ができなくなるからです。そんなとき、きれいごとをやめれば行動へのハードルは下がり、何事にも積極的に取り組めるようになるそうです。■5:お金を稼ぐ力稼ぐということに関するきれいごとの代表的な例が、「お金より大事なことがある」という表現だと著者は指摘しています。お金で買えない崇高なものがあるのは事実。しかし、お金を稼がなければ、いい人生を送るのは困難。きれいごとをやめ、いかに収入を高めていくか、知恵と能力を高めることも大切だという考え方です。つまり別な表現を用いるなら、きれいごとをやめるとは、「強い信念を持つ」と同義だともいえそうです。(文/印南敦史)【参考】※上野光夫(2015)『仕事で結果を出す人はこの「きれいごと」を言わない!』フォレスト出版
2015年06月03日学生の頃はめったに思わなかった運動不足。最近は、1日が終わると身体の節々の痛みに運動不足を実感する筆者。ついでに、見るにたえないお腹周りのお肉が、それをさらに物語っています。社会人のみなさん、運動していますか?今回、30代の男女300人に社会人になってから運動する機会が減ったかどうか聞いてみたところ、約57%、じつに半数以上もの人が減ったと回答!男女比率もほとんど同じで、運動不足を実感していることが判明しました。運動は健康を保つための基本中の基本なのに、こんなに多くの人がそんなことでは、日本はメタボで溢れかえってしまいます。危機感を感じながら、その実態、一緒に見ていきましょう。■社会人の運動が減った理由トップ3[1位]忙しい=時間がないから「学生時代はフットサルをやっていたが、社会人になって忙しくなりなかなか練習にいけなくなった。余裕があれば行きたいが平日は忙しくて無理……」「学生時代は部活で動いていたが、仕事が多忙でやらなくなった」「仕事が忙しく、夜や休日も家で仕事をすることもあるので」特に男性は、運動部に入っていた人が多く、せっかく学生時代に身についていた運動の習慣がなくなってしまうのは残念ですよね。調べてみると、意外に自分の会社に運動サークルがあったりすることもあります。社内だと忙しさもわかってもらえるので参加しやすいのではないでしょうか。[2位]仕事がデスクワーク中心だから「デスクワークなので全然動かない」「座り仕事ばかりで体重が増えた」「デスクワークでほとんど体を動かさない」こちらは女性に多い意見。確かに、デスクワークは、気がついたらトイレと昼食以外は1日中座っていたということも。座りっぱなしでは足もむくみます。美しい体型を作るためにもここはぜひ積極的に、ベリーダンスやフラダンス、などを習ってみては?女子力アップにもひとやくかいますよ![3位]体育の時間がなくなったから「学生時代は体育の授業があったけど、今はほとんどしていない」「体育の時間がありませんから」「体育がない……」この意見は、もともとあまり運動をしないし好きでもないけれど、体育でなんとか補っていた人たちだと思われます。こういうタイプは、あえてスポーツジムに入会するなどして、体育の時間に替わる時間を作ってしまいましょう。義務でもやらないよりはやったほうがよいのが運動です。他は、全て「疲れている」という理由でした。「平日・休日ともにそういった時間を作ろうと思えないぐらい疲労している」「仕事で疲れて家に帰ったら寝てしまう」「仕事で疲れてしまってわざわざ休みの日に身体を動かしたいとは思わない」でも、そこを奮い立たせて「運動を!」と言いたいところですが、疲れていると考え方も後ろ向きになっていたりするもの。せめて、エレベーターやエスカレーターを使わず階段オンリーにする、1駅先の駅から歩くなど、通勤のついでにできることで、運動に慣れていきましょう。■運動継続している人の秘訣は意識!反対に「減っていない」と答えた約43%の人の意見をみると、「運動する機会が減ったことで解消のためにスポーツを始めたらハマってしまって今までの人生の中で今がいちばん運動している」「昔は特に意識していなかったが今は意識してウォーキングなどするようになった」「学生時代は何もしていなかったが社会人になってからジム通いやジョギングをするようになりました」など、意識的に動いていることがわかりました。頑張っている感じが、素敵ですよね。また、減った人たちがメタボや日常的なダルさを訴えているなか、減っていない人たちのそのような不調はありませんでした。ビバ運動!運動は青春時代だけのものではないのです。運動はやらなくなると、どんどん面倒くさくなっていきます。そして体力もなくなるからますますやらなくなるという悪循環に。健康な毎日はもちろん、老後を楽しく過ごすためにも、思い腰を持ち上げて、積極的に運動をしていきましょう。体が思うように動くようになると、運動が楽しみに変わり、いつのまにかスタイル美人という嬉しいおまけもついてきますよ。(文/猫野うた)【調査概要】調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』調査期間:2015年2月25日(水)調査対象:全国30代の男女300名
2015年04月01日エン・ジャパンでは、サイト利用者の20代313名を対象に「2015年に身につけたい能力・知識」についてアンケート調査を実施した。調査期間は、2014年11月27日~12月24日。2015年に身につけたい能力・知識はあるか尋ねたところ、96%が「ある」と回答した。具体的に身につけたい能力・知識は「コミュニケーション能力」(51%)が最も多く、以下「英語力」(49%)、「ビジネスマナー」(45%)と続いた。「コミュニケーション能力」と回答した人に、具体的に理由を聞くと「人と接する仕事に就くため」「仕事を円滑に進めるには、コミュニケーションは欠かせない」といった回答が寄せられた。「英語力」については「英語ができることで仕事の幅も広がる」、「ビジネスマナー」については「基本的なマナーを身につけて、いつ社会に出ても良いようにしたい」などが挙げられた。能力・知識を身につけるために、やろうと考えていることについて聞くと、最も多い回答は「実際の仕事を通じて」(50%)だった。2位は「インターネットや本で独学」(40%)、3位は「勉強会や交流会に参加する」(22%)となっている。「身につけた能力・知識を活かして、どんなことを実現したいですか?」という質問では、70%が「自己成長」と回答した。次に多い回答は「就職・転職」(55%)、3位は「充実感を得る」(27%)だった。
2015年03月25日