実写映画『鋼の錬金術師』の超特報映像が公式サイトで解禁になり、山田涼介演じる主人公エドワード・エルリックと、全編フルCGで制作された弟アルフォンスの姿が初披露された。その他の情報本作は、幼いときに最愛の母親を亡くした兄弟の波乱に満ちた冒険と成長を描く物語。母親を生き返らせるために錬金術の最大の禁忌(タブー)である“人体錬成”を行い、その代償として体の一部を失ったエドワードと、身体すべてを失い魂を鎧に定着させた体になってしまったアルフォンスが、失ったものを取り戻すため、絶大な力を秘める“賢者の石”を探す冒険の旅に出る。撮影はイタリアと国内で行われ、8月下旬にクランクアップしたが、“ハガレン”の世界観を表現するため、公開まで約1年近くの時間を費やし、現在は精密なCG映像を制作中だという。このほど解禁された超特報映像では、イタリアで撮影された美しい風景とともに、ふたりの姿が初披露。さらに錬金術によって生み出された何かがエドに襲い掛かる場面もあり、兄弟の波乱に満ちた旅の始まりを予感させる内容になっている。『鋼の錬金術師』2017年冬 全国ロードショー
2016年11月16日「ぴあ」調査による2016年11月11日、12日のぴあ映画初日満足度ランキングは、アニメーション映画『この世界の片隅に』がトップに輝いた。その他の画像本作は、第13回文化庁メディア芸術祭で優秀賞を受賞したこうの史代の同名漫画が原作。軍港の街・呉に嫁いだ主人公すずが、戦争が進み、あらゆるものが欠乏していく中でも、工夫を凝らして毎日を生きていく姿を描く。出口調査には、10代から60代まで幅広い年代からコメントを寄せられたが、日々懸命に生きるすずの姿に、「すずの葛藤がよく伝わった」「暗く悲しい物語になると思っていたが、綺麗な絵とすずの明るいキャラクターのおかげで感情移入しやすかった」「絶望的な状況でも懸命に生きようとするすずに心打たれた」「身近な家族の大切さを教えてくれた」などの感想があがった。すずの生活を丁寧に描き出したのは『マイマイ新子と千年の魔法』の片渕須直監督。徹底した現地調査やヒアリングを積み重ね、すずが生きた世界を色鮮やかに表現しており、観客からは「戦争の悲惨さと、その内側の物語を知ることができた」「戦争シーンのリアルな苦しさと、日常の生活風景がバランスよく、暗くなり過ぎずに観れた」「日常が積み重ねられた後、爆弾が落ちてすべてが変わってしまう衝撃が言葉にできない」「戦争の時代を知らないからこそ、この映画を通して当時の生活や苦労を知り、感じることが多くあった」などの声が聞かれた。なお、満足度ランキングは、名優ソン・ガンホが主演するヒューマン・サスペンス『弁護人』が2位に、老人ばかりのオーケストラに加入した主人公の奮闘を描く杏主演作『オケ老人!』が3位に入っている。(本ランキングは、11/11(金)、12(土)に公開された新作映画8本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『この世界の片隅に』公開中
2016年11月14日2016年11月12日、13日の全国映画動員ランキングは、新作4本がベスト10内に入るも、公開12週目の『君の名は。』(全国349館)が首位を守った。その他の画像初登場2位は、小栗旬主演のサイコスリラー『ミュージアム』(全国332館)。初登場3位は、トム・クルーズ主演のハードボイルド・アクション『アウトロー』の続編『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』(全国343館)が入った。そのほか初登場9位に『オケ老人!』(全国155館)。初登場10位に『この世界の片隅に』(全国64館)。初登場11位は『きんいろモザイク Pretty Days』(全国16館)となった。次週は『orange -未来-』『ガール・オン・ザ・トレイン』『劇場版暗殺教室365日の時間』『幸福のアリバイ~Picture~』『聖の青春』『トムとジェリー すくえ!魔法の国オズ』『マイ・ベスト・フレンド』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『君の名は。』2位『ミュージアム』3位『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』4位『デスノート Light up the NEW world』5位『インフェルノ』6位『溺れるナイフ』7位『映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』8位『ボクの妻と結婚してください。』9位『オケ老人!』10位『この世界の片隅に』
2016年11月14日有名楽団と間違われて屋久島にコンサートに来てしまったアマチュア楽団と、ミスで彼らを呼び寄せた島の女性職員が主人公のコメディ映画『東京ウィンドオーケストラ』の予告編映像が公開になった。『東京ウィンドオーケストラ』予告編映像物語の舞台は、美しい自然が広がる世界遺産の島・屋久島。ここで日本有数の吹奏楽団がコンサートを開くことになり、役場だけでなく島の人々も浮き足だっているが、訪れたのはどうみても観光に来たとしか思えないアマチュア楽団。実は、女性職員の樋口が、間違って似た名前のアマチュア楽団を呼んでしまったことがわかる。まともに演奏もできない楽団員に大舞台など務まるはずもなく、彼らは島からの逃走をはかるが、樋口は自分のミスを隠すため、彼らに“本物”として人々をダマし通すことを提案する。コンサートの開演時間は迫るが、彼らの演奏能力は、島の中学の吹奏楽部以下。映画は彼らが絶体絶命のピンチを乗り越えるドラマを描く。本作を手がけるのは、東京藝術大学大学院在学中に発表した『神奈川芸術大学映像学科研究室』がSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2013で、審査員特別賞を受賞するなど注目を集める坂下雄一郎。初の商業作品だが、オリジナル脚本を執筆。中西美帆、小市慢太郎、水野小論、近藤フクらが出演する。『東京ウィンドオーケストラ』2017年1月21日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開
2016年11月11日こうの史代原作コミック『この世界の片隅に』が、片渕須直監督によりアニメ映画化された。主人公・すずは、第二次世界大戦下、突如広島から呉にお嫁に行くことになる。戦火にさらされ大切なものを失いながらも、明るく前を向いて生きる18歳のすずの日々が描かれている。その他の画像声優を務めるのは、女優・のん。監督たっての願いだったそうだ。「のんちゃんにお願いをしたいっていうのは、そこはかとなくずっと思っていて。いつのまにか、絵を描くときに、頭の中でのんちゃんの声が鳴っていたんです。それが僕だけでなくて、他のスタッフたちも同じだったんです」(片渕監督)。声優の経験は多くないのんだったが、「原作を読んで、やりたい! 私がやるんだ! という気持ちがすごく強くありました」とオファー当時を振り返る。「すずさんは、ぼーっとしているのに、すごくパワフル。そんななところが似ている」と、自身も話すほど、性格の印象もそっくりだ。片渕監督は制作にあたり、当時の防空頭巾、おしろい、雑誌、呉の航空写真といった資料集めはもちろんのこと、すずが劇中で作っている海苔の作り方まで習った。「街の風景も、天気も知った上で描いていったら、すずさんがより本当に存在しているように描けるんじゃないかな、って思ったんです」。のんも監督の徹底したリサーチに、「資料の多さに驚きました」と目を輝かせた。「のんちゃんは本当に努力家だと思います。それに、入れ込んでいくと芝居の熱量がどんどん上がっていくんです」。そう片渕監督が語るように、のんは役に対して誠実に向き合った。本作は原作をほぼ忠実に描いているが、一部台詞を変えているところがある。「のんちゃんは、台本と原作とを照らし合わせて、『ここ違っているんですけど、どういう意図なんですか?』って全部聞いてきてくれたんです」。それに対し、「わからない感覚は全て監督に相談をして、腑に落としました。そうしたことで、すずさんの感情が沸き立ったときの感覚もすごく共感ができました」とのんも話す。ひとつひとつを我が事のように捉えていくのんと、片渕監督の真摯さによって、作品に命が吹き込まれていった。最後にのんは、「普段は家族を誘って映画館にいかないかもしれませんが、家族や友人、大切な人と観ると、すごく素敵なものをみつけられると思うので、ぜひ誰か大事な人と観に行ってもらいたいです」と思いを語った。『この世界の片隅に』11月12日(土)より全国公開取材・文・写真:小杉由布子
2016年11月10日小栗旬が主演を務める映画『ミュージアム』が今週末から公開される前に、小栗のインタビューと劇中のキャラクターに迫った約9分間の特別映像が公開になった。映画館に行く前に観ると、作品をより深く、多角的に楽しめる映像になっている。公開された特別映像本作は、巴亮介の人気コミックを『るろうに剣心』の大友啓史が監督を務めて実写化したもの。小栗をはじめ、尾野真千子、野村周平、丸山智己、伊武雅刀、田畑智子、市川実日子、大森南朋らが出演する。特別映像は、主演の小栗のインタビューを中心に、物語の概要や劇中に登場するキャラクターを紹介するもの。冒頭で小栗が「かなり衝撃的な作品が出来上がったと思います」と語る通り、本作は観客が息をのむ展開が次々に登場する。そもそも起こりは、雨の日に次々と起こる連続猟奇殺人。それらは犯行相手を徹底的に調べ上げ、準備を重ね、その結果を他人に“見せる”ことを目的とした事件で、刑事の沢村は現場に残された手がかりや目撃証言を集める中で、カエルのマスクをかぶった男の存在にたどりつく。通常であれば、この後、刑事が様々な証拠を集めて犯人を追いつめるが、本作では“カエル男”の周到な計画によって沢村が想像もしていなかった事態が次々に起こり、刑事である彼が“追いつめられる”立場になる。さらに大友監督は緻密に描かれた原作コミックを基にしながら、さらに設定やドラマを膨らませることで“目に見える”猟奇シーンではなく、“目に見えない”キャラクターの過去や内面が生み出す恐怖を描き出していく。特別映像にはメイキング映像も収録。本作は、沢村刑事の同僚の刑事たちや、事件を偶然に発見する人々、沢村が捜査の過程で聞き込みをする相手までが徹底的に描きこまれるなど、細部までこだわりぬいたキャスティングと撮影が行われており、特別映像でも重厚な世界観の一端を垣間見ることができる。『ミュージアム』11月12日(土) 全国ロードショー
2016年11月10日綾野剛が主演し、園子温が監督を務める『新宿スワンII』の全キャストと、ポスタービジュアル、予告映像が解禁になった。新作は、和久井健の原作コミックの中でも人気の横浜編が舞台だ。公開された予告映像原作は、新宿歌舞伎町を舞台にスカウトマン・白鳥龍彦の成長と、歌舞伎町の裏社会を描いた人気コミックス。前作は、最終興行収入13億円、最終動員数97万人を動員するヒットを記録。『II』は、主演の綾野、園監督、プロデュースの山本又一朗(『クローズZERO』シリーズ)が続投し、山本は水島力也名義で引き続き脚本も手がける。スカウト会社・新宿バーストのエース格になった白鳥龍彦は、勢力拡大を目論む社長・山城(豊原功補)の命により、幹部の関玄介(深水元基)と共に横浜へと送り込まれる。しかしそこは、タキと呼ばれる男が支配する難攻不落の王国だった…。本作から出演する新たなキャストは、綾野演じる龍彦と対峙する、横浜ウィザードの社長・滝正樹役の浅野忠信。キャバクラ嬢・小沢マユミ役の広瀬アリス。映画オリジナル・キャラクターとなる全日本酒販売連合会会長・住友役の椎名桔平。そのほか、上地雄輔(渋谷パラサイツ幹部・森長千里)、高橋メアリージュン(キャバクラ嬢・アリサ)、要潤(全日本酒販売連合会・梶田)、中野英雄(宝来会総長・田坂晃)、笹野高史(神奈川県警刑事・砂子)ら。そして前作から、真虎役の伊勢谷友介をはじめ、深水元基、金子ノブアキ、村上淳、山田優、、久保田悠来、豊原功補、吉田鋼太郎が続投。MAN WITH A MISSIONとUVERworldも引き続き主題歌と挿入歌を担当する。『新宿スワンII』2017年1月21日(土)全国ロードショー
2016年11月09日「ぴあ」調査による2016年11月3日、4日、5日のぴあ映画初日満足度ランキングは、小林薫主演の人間ドラマ『続・深夜食堂』がトップに輝いた。その他の画像『深夜食堂』は、安倍夜郎の人気コミックを基に、路地裏にひっそりとたたずむ“めしや”に訪れる人々の悲喜こもごもを描いた作品。2009年にスタートしたTVドラマは第3部まで放送され、2015年には劇場版1作目も公開された人気シリーズだ。劇場には「TVドラマからすべて観ている」というファンが多く来場。出口調査では「いい意味でいつも通り。期待を裏切らない作品」「ほっとする映画」「人間味あるエピソードが心地よい」「キャスト全員に味があり、しみじみできた」「今後もシリーズを続けてほしい」といった声が聞かれ、シリーズ最新作もファン納得の仕上がりとなったようだ。長く愛され、多くのファンを獲得している本シリーズは、観客に“安心”や“癒し”を与える人情味あふれるストーリーはもちろん、小林扮する“めしや”のマスターが作る、数々の料理も見どころのひとつになっている。観客からは「おいしいものが食べたくなった」「食事がとてもおいしそうで、五感に訴えかけられた」といったコメントも寄せられた。なお、満足度ランキングは、実話を基に、閉園の危機を迎えた幼稚園の再生に挑む園長先生の奮闘を描いた『小さな園の大きな奇跡』が2位に、戦うために生まれてきた少年少女の死闘を描くロボットアニメ『劇場版マジェスティックプリンス 覚醒の遺伝子』が3位に入っている。(本ランキングは、11/3(木)、4(金)、5(土)に公開された新作映画13本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『続・深夜食堂』公開中
2016年11月07日2016年11月5日、6日の全国映画動員ランキングは、『君の名は。』(全国346館)が公開11週目で再び首位に立った。2位は『デスノート Light up the NEW world』(全国343館)。3位は引き続き『インフェルノ』(全国348館)になった。その他の画像/動員ランキングジョージ朝倉の同名コミックを小松菜奈と菅田将暉の主演で実写化した『溺れるナイフ』(全国154館)は初登場4位。織田裕二が4年振りに主演を務めるヒューマン・ドラマ『ボクの妻と結婚してください。』(全国314館)が初登場6位に入った。そのほか『HiGH&LOW THE RED RAIN』(全国313館)が先週12位から10位に上がっている。次週は『オケ老人!』『きんいろモザイク Pretty Days』『この世界の片隅に』『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』『誰のせいでもない』『ミュージアム』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『君の名は。』2位『デスノート Light up the NEW world』3位『インフェルノ』4位『溺れるナイフ』5位『映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』6位『ボクの妻と結婚してください。』7位『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』8位『何者』9位『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』10位『HiGH&LOW THE RED RAIN』
2016年11月07日木村拓哉主演、三池崇史監督の映画『無限の住人』の出演者が新たに発表になり、福士蒼汰をはじめ、市原隼人、戸田恵梨香、市川海老蔵、山崎努、田中泯、北村一輝、栗山千明、満島真之介が出演することが明らかになった。『無限の住人』/その他の情報原作は沙村広明の人気コミックで、江戸時代の日本を舞台に、不老不死の肉体をもつ主人公・万次(木村拓哉)が、剣客集団・逸刀流に両親を殺されて復讐を誓う少女・浅野凜(杉咲花)と共に逸刀流との戦いに身を投じる姿を描いたもの。福士が演じるのは、逸刀流の統主・天津影久で「最初は悪役と聞いて、自分自身そのような役を演じたことがなかったので素直に楽しみだなと思いました。天津影久は、一本芯が通っていて、志を持って生きている人物です。ただの“悪人”というわけではないので、悪の中にある人間味をどう演じるか意識しました」とコメント。そんな天津を倒すために万次に共闘を持ちかける尸良(しら)を演じる市原は「今まで演じた不良や悪い役は同時に正義のある役でしたが、今回は武士の情けも通じない、常識が一切通用しない、間違いなくこれまで演じたことのない最恐の役でした」と語っており、市原の新たな一面が見られそうだ。「アクション映画が初めて」という戸田が演じるのは、天津が信頼を寄せる剣士・乙橘槇絵で「槇絵はかっこよさと儚さと可憐さをもつすごく魅力的な女性で、そういう女性像は今まで演じたことがなかったですし演じていてとても気持ちが良かったです」と撮影を振り返った。そして、万次を追い込む逸刀流の刺客・閑馬永空を演じるのは、舞台でも三池監督とタッグを組んだ経験のある市川海老蔵で「映画の中では不死身の万次を窮地に追い込むほどの強い役でしたので、脚本を読んだ時から木村さんと対峙するシーンをどう演じるのか何度もシミュレーションし、冬の京都で、極寒の中何カットにも渡るアクションシーンの撮影に臨みました。木村さんとの1対1の真剣勝負のお芝居は、緊迫した空気が張り詰め、久しぶりの映画の現場でとても刺激的でした。完成がどうなっているか僕自身本当に楽しみです」と語っている。『無限の住人』2017年4月29日(土・祝) 全国ロードショー
2016年11月07日いまや社会現象化となっている新海誠監督最新作『君の名は。』。この度、10月21日より初の海外劇場公開となった台湾にて、歴代邦画興行収入ランキング1位を獲得したことが分かった。8月26日より公開された日本では、わずか39日間で観客動員は1,000万人を突破、週末映画ランキングは驚異のV9を達成。11月3日までの70日間では1,354万人 、興行収入は176億円を記録し、日本映画界に新たな歴史を刻み込んだ。また、先日は世界三大ファンタスティック映画祭の一つ「第49回シッチェス・カタロニア国際映画祭」でAward for Best Feature Length Filmを受賞。「第18回プチョン(富川)国際アニメーション映画祭」長編コンペティション部門では、優秀賞と観客賞をW受賞するなど海外でも本作の魅力は認められている。そんな中、46スクリーンで公開が始まった台湾では、公開週末3日間の興行ランキングで、日本映画としては『テルマエ・ロマエ』以来となる初登場第1位を飾る好スタートを切った本作。そして今回、先月31日時点で台北での興収(52,909,581台湾ドル:約1.69億円)が、それまでの同国での日本映画の記録だった『ハウルの動く城』の47,404,930台湾ドルや、『リング』(1999年)の50,836,840台湾ドル(約1.62億円)を抜き去り、台湾で公開された日本映画として新たに第1位を獲得。31日時点全台湾での興収は125,556,618台湾ドル(約4.01億円)となっている。今後も、シンガポールでは11月3日、香港では11月11日、イギリスでは11月24日、韓国では1月上旬と世界各国で公開を控える本作。まだまだ『君の名は。』熱は続きそうだ。『君の名は。』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)
2016年11月04日11月23日(水)から公開になる“ハリー・ポッター”の新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の日本語版キャストが発表になり、主人公ニュートを宮野真守が、彼と行動を共にするティナを伊藤静が、クイニーを遠藤綾が、ジェイコブを間宮康弘が演じ、彼らの前に立ちはだかる魔法使いグレイブスを津田健次郎が演じることが決定した。その他の写真本作は、ハリー・ポッターやハーマイオニーたちがホグワーツ魔法学校の授業で使っていた教科書“幻の動物とその生息地”を編纂した英国人で、魔法動物学者のニュート・スキャマンダーが主人公。1926年のニューヨークで、ニュートの運んでいたトランクに入っていた魔法動物がカバンの外へ逃げ出したことから街はパニックになり、ニュートは騒動の収拾し、愛する動物たちを回収するために街を奔走する。少し変わり者だが、魔法動物を愛し、彼らの生態を知り尽くしているニュートを演じる宮野は「エディ・レッドメインさんがとっても素敵に演じている、個性的なニュート・スキャマンダーを、日本語でも魅力的に演じられるように、気合いを入れて臨みました! 僕自身、『ファンタスティック・ビースト』の世界観に、終始魅了されながら収録させていただきましたし、みなさまも必ず、この冒険の虜になること間違いなしです! 是非とも、この映画の魅力にどっぷりハマっちゃって下さい!」とコメントしている。本シリーズは、細部までこだわりぬかれた衣装や小道具、美術、巨大セットが観る者を楽しませ、物語の展開が速く、このシリーズならではの用語も多いことから、日本語版で楽しむ観客も多く、“ファンタビ”の日本語版も人気を集めそうだ。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』11月23日(水・祝) 全国ロードショー(C) 2016 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C) JKR.
2016年11月04日ジョージ朝倉の同名ベストセラーコミックを、『あの娘が海辺で踊ってる』などの新世代の女性監督・山戸結希が映画化した『溺れるナイフ』。10代の破裂しそうな恋を描いた本作で、東京から田舎町に引っ越した人気モデルの夏芽を演じた小松菜奈と、彼女が恋をする閃光のようなオーラを放つ少年・コウに扮した菅田将暉、コウの親友で夏芽に想いを寄せる大友役の重岡大毅(ジャニーズWEST)。17日間の和歌山ロケですっかり仲がよくなった3人が振り返る、独特といわれる撮影現場とは?その他の画像本作では3人の瑞々しい感情が全編に渡ってほとばしっているが、山戸監督の演出はかなり斬新だったようだ。菅田も「僕を役者というよりコウちゃんとして扱ってくれていた」と語り、「恥ずかしそうに台本で顔の下半分を隠しながら近づいてきて、『空でも眺めていてください』って演出されていました」と告白。小松がそれを受けて「監督は夏芽になりきっていて、コウちゃんのことを好きになっていましたよ」と笑顔を見せる。すると重岡も「夏芽と大友のキスシーンも俺の眉毛で遊ぶくだりが現場で足されて。CDを渡すときの『元気、もりもり…』というセリフも数え切れないくらい変わりましたからね」と、懐かしそうに撮影を振り返った。3人のお喋りは、やがてそれぞれが好きなシーンの話題に。ここでも菅田が「僕はバッティングセンターの夏芽と大友が好きですね。夏芽から『別れよう』と言われたときの、うん?ってなるあの間とか、言葉を濁す大友がカッコよかった」と口火を切り、「私は火祭りでコウちゃんが踊っているところ。あのコウちゃんはスゴいよ」という小松の言葉を受けて「あれ、本当に火のついたたいまつを回したんだけど、カットがかかる度に酸素吸引機のお世話になってたんだよ」と解説する。さらに重岡が「俺は夏芽とコウがバイクに乗っているラストシーンが好きやな。青春しているな~。こんなふたりが見たかったんやと思った」と語ったときも、菅田が「あそこは併走する車から監督が『海!』って言ったら、夏芽が『海!』って叫ぶシステムで撮ったけど、長回しのあの1カットが一発で成功して。後ろの小松さんが泣いているのも分かったし、一生できない素晴らしいカットになったよね」と撮影秘話を明かしてくれた。そんな奇跡のショットが連続する『溺れるナイフ』。新世代監督と現代を疾走する注目の若手俳優3人がコラボしたこの青春ラブストーリーで、恋する想いを体感して欲しい。『溺れるナイフ』11月5日(土)TOHOシネマズ渋谷ほか全国ロードショー取材・文:イソガイマサト撮影:中川有紀子
2016年11月02日神木隆之介が主演を務める実写映画『3月のライオン』の特報映像とポスタービジュアルが公開になった。特報映像には、主人公の桐山零をはじめ、川本3姉妹やプロ棋士の島田、後藤、宗谷、義父の幸田、林田先生、そしてライバルで“心友”の二海堂など主要人物がこぞって登場する。『3月のライオン』/特報映像本作は、羽海野チカの人気コミックを大友啓史監督が2部作で実写化するもので、中学生で将棋のプロとしてデビューした桐山零が、将棋の世界を通じて様々な人々に出会い、自身の居場所や家族、そして夢に向かっていく様を描く人間ドラマ。ポスタービジュアルは、桐山零が暮らす桜の舞う季節の中、河沿いの町を背景に、ひとりたたずむ主人公の姿を捉えたもの。原作タイトルの由来となった英国のことわざ“3月はライオンのように荒々しい気候で始まり、子羊のように穏やかに終わる”をイメージさせるビジュアルだ。特報映像は、「家も、家族も、居場所も何もなかった」というナレーションとともに、17歳の桐山零が、孤独と不安を抱えながらも、前に進むため顔を上げるシーンから始まり、そんな彼が人生という闘いの中で出会う様々な人々の姿が映し出されていく。桐山零をいつも陽だまりのような温かさで迎え入れる川本3姉妹と祖父は、有村架純(幸田香子役)、倉科カナ(川本あかり役)、清原果耶(川本ひなた役)、前田吟(川本相米二役)。ともに切磋琢磨するプロ棋士に佐々木蔵之介(島田開役)、伊藤英明(後藤正宗役)、加瀬亮(宗谷冬司役)。そして桐山零を内弟子として引き取った師匠・幸田柾近役の豊川悦司らが登場。さらに、まだキャストは発表されていないが、零のライバルであり、“心友”である二海堂晴信も一瞬だが姿を見せている。『3月のライオン』『前編』3月18日(土)/『後編』4月22日(土)2部作連続 全国ロードショー
2016年11月02日2016年10月29日、30日の全国映画動員ランキングは、『デスノート Light up the NEW world』(全国342館)が初登場で首位を飾り、『君の名は。』(全国344館)は、公開10週目で2位になった。その他の画像『デスノート…』は、夜神月とLの死から10年後を舞台に、東出昌大、池松壮亮、菅田将暉の共演で描くシリーズの続編。デスノート対策本部の捜査官、探偵、サイバーテロリストの3人が、6冊のデスノートをめぐる壮絶な戦いを繰り広げる。そのほか『インフェルノ』(全国347館)が初登場3位、『映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』(全国213館)が初登場4位、そして『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』(全国192館)が初登場6位に入った。次週は『溺れるナイフ』『劇場版マジェスティックプリンス 覚醒の遺伝子』『コンカッション』『コウノトリ大作戦!』『ソーセージ・パーティー』『続・深夜食堂』『ぼくのおじさん』『ボクの妻と結婚してください。』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『デスノート Light up the NEW world』2位『君の名は。』3位『インフェルノ』4位『映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』5位『何者』6位『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』7位『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』8位『金メダル男』9位『スター・トレック BEYOND』10位『映画 聲の形』(C)大場つぐみ・小畑健/集英社(C)2016「DEATH NOTE」FILM PARTNERS
2016年10月31日宮月新原作、神崎裕也漫画の『不能犯』が、松坂桃李主演で映画化されることが決定した。『貞子VS伽椰子』の白石晃士が監督を務め、2018年に公開される。『不能犯』/その他の情報本作の主人公は、呪いや洗脳など実証が不可能な犯罪で相手を殺す“不能犯”の宇相吹正(うそぶきただし)。黒いスーツに身を包んだこの男は、想像を絶する手口で相手を葬るダークヒーローだ。「この作品は、現代版『笑ゥせぇるすまん』のような世界観で、宇相吹という役は、完全な悪者ということではなく、人の欲望や欲求を叶えたりはするけれど、そこに対して何かを問いかけていく。欲望を満たすことで、その人間にとって本当にそれでいいのかという救いも差し伸べていたりもします」と分析する松坂は、「原作『不能犯』の魅力を引き継ぎつつ、いい意味でもうひとつの『不能犯』としてお送りできたらと思っています」とコメント。緊迫感のある描写と観客を翻弄する語り口が人気の白石監督は「原作漫画の持つ邪悪で悪魔的な魅力を実写映画の魔力に置き換えてドス黒く輝かせつつ、実は物語の中心にある希望への信頼を、娯楽映画として結実させようと奮闘しています」と語っている。撮影はすでに終了しており、編集、仕上げを経て2018年に公開される予定。『不能犯』2018年公開
2016年10月31日藤原竜也と伊藤英明が主演を務める映画『22年目の告白-私が殺人犯です-』の新画像と映像が公開になった。タイトル通り殺人を“告白”した男と、事件を追い続ける刑事の攻防を描いたサスペンス作品だ。その他の画像/映像が初公開本作は1995年から始まる。残忍な手口で5人の命が奪われる連続殺人事件が発生するが解決せず、22年後にすべての事件が時効に。しかし、藤原演じる曾根崎を名乗る男が殺人手記の出版会見を行う。映像では大勢のマスコミを前に曾根崎が「はじめまして。私が殺人犯です」と語る場面が登場。そして映像の最後に登場するのが、伊藤が演じる牧村刑事だ。彼はこの事件を追い続け、あと一歩のところまでいくも、結果的には事件は未解決、そして時効になってしまった。なぜ、曾根崎は名乗り出たのか? 報道が過熱し、人々が熱狂する中で、新たな事件が起こる。『SRサイタマノラッパー』シリーズ、『ジョーカー・ゲーム』の入江悠が監督を務める。『22年目の告白-私が殺人犯です-』2017年6月10日(土)全国ロードショー
2016年10月27日生田斗真と広瀬すずの共演で、河原和音の人気コミック『先生!』が実写映画化されることが発表になった。先生と生徒役で初共演するふたりは「生田、久々に恋愛映画やるってよ。キュンキュンを超えて、ギュンギュンする映画を作ります」(生田)、「私自身、ここまで王道なラブストーリーの作品は初めてなのでどんな世界でどんな感情に出会うのかな、と思うと、ただただ楽しみです」(広瀬)とコメントを寄せている。その他の情報1996年から2003年まで別冊マーガレットで連載され、累計発行部数570万部を突破する人気作を実写化するのは、三木孝浩監督(『僕等がいた』)と、脚本家の岡田麿里(『劇場版あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』)。本作のテーマは、教師と生徒の“純愛”で、大人と子供、教師と生徒、本音と建前、さまざまな思いが交錯する中、不器用で純粋すぎるふたりの“じれったい恋”が描かれるという。恋愛映画への出演は『僕等がいた』以来5年ぶりになる生田は、「久しぶりに王道ラブストーリー作品に呼んで頂きました。三木監督の描く、青春時代の一瞬の煌めき、キラキラと輝く眩しい世界観の中で、大人の男を精一杯演じたいと思っています」といい、「脚本の岡田麿里さんは以前から御一緒してみたい方でした。岡田さんが書いて下さる、繊細で心が温かくなる言葉の数々に、丁寧に息を吹き込みたいです」とコメント。本作では、周りのことに無頓着だが、生徒には真摯な態度で接する、まじめな教師・伊藤貢作を演じる。そんな伊藤先生に初めて恋をする高校生・響を演じる広瀬は、「少し恥ずかしい気持ちもありますが、伊藤先生への気持ちを大切に、先生の事を大好きになりたいと思います。少しでも、響の切ない心、嬉しい心をたくさん感じれるように頑張りたいと思います」と意気込みをコメント。「生田くんとまたラブストーリーをやろうねと約束してから早5年。再びタッグを組めることを本当に嬉しく思います!」と話す三木監督は、「年齢を重ねた今だからこそ演じることのできる生田斗真の“伊藤先生”。そして今10代で最も眩しい輝きの中にいる女優広瀬すずが演じる“島田響”。このふたりが、どんな風に奮え、想いを響かせ合うのか。現場でのふたりの化学反応が本当に楽しみで仕方がありません」と語っている。実写映画化に際し、原作者の河原は「自分にとっても懐かしい作品です。若い読者の皆さんだと、お母さんが知ってるかも! どんな映画になるか楽しみです。内容は、年の差先生ラブなのですが、きっと素敵な映画になると思うので観てほしいです」と期待を寄せている。本作は、11月から撮影を開始し、来年3月に完成する。『先生!』2017年秋 全国ロードショー
2016年10月27日第29回東京国際映画祭が10月25日、東京・六本木ヒルズで開幕。オープニング作品『マダム・フローレンス!夢見るふたり』に主演するアカデミー賞女優のメリル・ストリープ、クロージング作品『聖の青春』で実在の天才棋士を演じる天才棋士を演じた松山ケンイチらがレッドカーペットに登場した。その他の画像第29回東京国際映画祭は10月25日から六本木ヒルズ、EXシアター六本木(港区)ほか都内の各劇場および施設・ホールで開催。近年は注目度の低下を指摘する声もあり、来年迎える第30回を前に、映画祭への関心を取り戻せるか勝負の年となる。コンペティション、特別招待作品、アジアの未来、ワールド・フォーカス、日本映画スプラッシュ、CROSSCUT ASIAなど各部門の上映に加えて、『映画監督 細田守の世界』、『Japan Now監督特集 岩井俊二』、アジア・オムニバス映画製作シリーズ第1弾:『アジア三面鏡2016:リフレクションズ』など、提携企画を合わせた国内外の約204作品が上映され、出演者やスタッフらによる舞台あいさつやティーチインイベントが連日行われる。コンペティション部門の審査委員長をジャン=ジャック・ベネックス(映画監督/脚本家/プロデューサー)が務め、平山秀幸(映画監督)、ヴァレリオ・マスタンドレア(俳優)、ニコール・ロックリン(プロデューサー)、メイベル・チャン(映画監督)という幅広いジャンルの映画人が審査にあたる。今年は、蒼井優主演の『アズミ・ハルコは行方不明』、杉野希妃監督が主演も務める『雪女』の日本映画2本がコンペティション部門に選出されている。第29回東京国際映画祭11月3日(木)までTOHOシネマズ 六本木ヒルズほかにて開催中取材・文・写真:内田 涼
2016年10月25日2016年10月22日、23日の全国映画動員ランキングは、公開9週目の『君の名は。』(全国343館)が首位を守った。その他の画像/動員ランキング初登場2位は、シリーズ完結編となる『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』(全国185館)。山田孝之演じるウシジマの現在と中学時代を交錯させながら、“ウシジマくん”こと丑嶋馨の過去に迫る本作には、彼の元同級生役で永山絢斗、最大の宿敵・鰐戸一役で安藤政信が出演する。3位は先週2位の『何者』(全国297館)。初登場4位は『スター・トレック BEYOND』(全国276館)、初登場5位には『金メダル男』(全国210館)が入った。次週は『インフェルノ』『映画魔法つかいプリキュア!奇跡の変身!キュアモフルン!』『コンカッション』『ザ・ギフト』『デスノート Light up the NEW world』『ブリジット・ジョーンズの日記 ダメな私の最後のモテ期』『湯を沸かすほどの熱い愛』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『君の名は。』2位『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』3位『何者』4位『スター・トレック BEYOND』5位『金メダル男』6位『ジェイソン・ボーン』7位『HiGH&LOW THE RED RAIN』8位『映画 聲の形』9位『ハドソン川の奇跡』10位『GANTZ:O』
2016年10月24日10月29日(土)にテアトル新宿で、第38回PFFぴあフィルムフェスティバルのグランプリ作品以外の受賞作6本を一挙上映するオールナイトイベントが開催される。当日は各作品を手がけた監督が来場し、トークショーも行われる。その他の画像9月に東京開催が閉幕し、順次全国を巡回するPFFアワードは、新人監督の登竜門として注目を集めており、ここ数年では、『溺れるナイフ』の山戸結希監督や、『孤高の遠吠』でゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアター・コンペティション部門でのグランプリを受賞した小林勇貴監督など、話題の若手監督を輩出してきた。オールナイトイベントでは、準グランプリ&ジェムストーン賞(日活賞)&日本映画ペンクラブ賞受賞の『花に嵐』(岩切一空監督)ほか計6作品が上映される。チケットは、テアトル新宿の劇場窓口とオンラインシステムにて発売中。なお、グランプリ作品『食卓』(小松孝監督)と、準グランプリ作品『花に嵐』は、第29回東京国際映画祭で特別上映される。PFFアワード2016受賞作オールナイト10月29日(土)会場:テアトル新宿料金:一般 2500円/学生 2000円上映作品(上映順)『花に嵐』岩切一空監督(76分/準グランプリ&ジェムストーン賞(日活賞)&日本映画ペンクラブ賞受賞)『ヴァニタス』内山拓也監督(104分/観客賞受賞)『シジフォスの地獄』伊藤舜監督(19分/審査員特別賞受賞)『DRILL AND MESSY』吉川鮎太監督(40分/エンタテインメント賞(ホリプロ賞)受賞)『溶ける』井樫彩監督(45分/審査員特別賞受賞)『また一緒に寝ようね』首藤凜監督(43分/審査員特別賞&映画ファン賞(ぴあ映画生活賞)受賞)第38回PFFぴあフィルムフェスティバル10月29日(土)から11月4日(金) まで京都シネマ11月3日(木・祝)から6日(日) まで神戸アートビレッジセンター11月11日(金)から13日(日) まで愛知芸術文化センター2017年4月福岡市総合図書館PFFアワード2016入選作は、1作品500円(税別)にて動画配信サイト「青山シアター」で10月23日(日)までオンライン配信中。
2016年10月21日ワーナー・ブラザース・テレビジョン製作の世界的人気ドラマ『コールドケース』が、日本版『連続ドラマW コールドケース~真実の扉~』として10月22日(土)より放映される。WOWOWがフォーマット権を獲得したことにより実現したこの日本版では、主演の吉田羊ら豪華キャストが集結し、未解決の殺人事件、通称“コールドケース”の真相究明に立ち向かう刑事たちのドラマが描かれる。本作でメガホンを執った、『SP』シリーズで知られる波多野貴文監督に話を聞いた。その他の写真フィラデルフィア市警の面々が未解決事件の捜査に臨むオリジナル版『コールドケース』は、2003年の全米放送開始から7シーズンにわたってオンエアされ、世界的な人気を博した。この本国版について、「とてもテンポ感があって、スピーディに次から次へと物語が展開していく。その中でもそれぞれのキャラクターの生きていた過去が見えてくるのが惹きつけられる魅力のひとつ」と語る波多野監督。「最後にはなぜ、こういう悲しき事件が起こってしまったのか、という真相や当時の人の心情がしっかりと伝わる心地よさがありますし、さらにその心情に当時の名曲が合わさり、スローモーションの中で余韻を残しながら人物像や時代背景を想像することができるんです」今回の日本版は舞台を神奈川に移し、神奈川県警捜査一課の刑事たちが未解決事件の捜査を行っていく。本国版のヒロインである女性刑事リリー・ラッシュに当たるのは、吉田羊が演じる石川百合というキャラクターだが、「吉田さんには逆に『本国版をあまり観ないでください』と話しました」と監督は言う。「真似をする必要はないですし、本国の刑事のスタンスと日本の刑事のスタンスも違いますから、日本人特有の心情に目を留めることや距離感、吉田さんや僕らの百合像を構築していくことが大事だと思いました」また、百合のキャラクター像に関してはさらにこう付け加える。「百合には過去のトラウマがあり、そのトラウマを乗り越え、今を生きているからこそ、様々な過去を抱えた人々と丁寧に寄り添える人物として描きました。しかし、時に自分の過去とリンクする事件と出会い、冷静になり切れず、感情の起伏が強く出ることもあります。百合という人物は、決して完璧ではなく、時に矛盾したり間違ったり揺れ動いたりする、そんな人間味のある姿に共感していただけたら嬉しいですね」『連続ドラマW コールドケース~真実の扉~』10月22日(土)夜10時よりWOWOWプライムにて放送(全10話、第1話無料放送)
2016年10月19日「ぴあ」調査による2016年10月14日、15日のぴあ映画初日満足度ランキングは、『ゆれる』『夢売るふたり』などの西川美和監督が自らの小説を映画化した『永い言い訳』がトップに輝いた。その他の画像本作は、本木雅弘を主演に迎え、妻を突然のバス事故で失うも、涙を流すことができなかった人気作家の主人公・衣笠幸夫が、同じ遺族との触れ合いを通して人生を取り戻していく様を描いた作品。これまでも西川監督の作品は、鋭い人間描写が高く評価されてきたが、本作でも出口調査では「人間のきれいな面も汚い面もきちんと描かれていた」「淡々と進んでいるように見えて、感情の揺れがすごくて引き付けられた」「共感する部分もあればどこかで否定したくなる部分もあった。心の奥に語りかけてくる映画」「幸夫のだめな部分、情けない部分に加え、激しさ、怒りが表現されるたびに引き込まれた」など丁寧な心理描写にコメントが集まった。幸夫は、同じバス事故の遺族の幼い兄妹、真平と灯(あかり)の面倒をみることで、これまでにない幸福感を味わう。しかし一方で、自身の愚かさにも気付いていく。そんな幸夫の言動は、特に男性の観客から共感を得たようで、「主人公の都合のいい行動も、理解できてしまった」(23歳、男性)、「主人公のダメ男っぷりは、世の男性には少なからず共通するところがあるのでは?と思い、自分自身を戒めたくなった。自分を大切にしてくれる人を大切にしなければならないと心から思わされた」(28歳、男性)といった声が聞かれた。兄妹との出会いにより、幸夫が人生観を変化させていく一方で、兄妹もまた、母を亡くした悲しみを抱えながらも、少しずつ成長をしていく。そんな兄妹には、子役の藤田健心と白鳥玉季が扮しており、観客は「子供の視点も上手く表現され、子役もとても良かった」「子役の演技が素晴らしい。自然で心に残る」「重いテーマの中で、子役の女の子(白鳥)の演技が大人と対照的で目立っていた」などの感想を寄せた。なお、満足度ランキングは、人気を博したSFロボットアニメの劇場版『ゼーガペインADP』が2位に、大ヒットSFアクション・コミックを3DCGアニメで映画化した『GANTZ:O』が3位に入っている。(本ランキングは、10/14(金)、15(土)に公開された新作映画6本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『永い言い訳』公開中
2016年10月17日2016年10月15日、16日の全国映画動員ランキングは、公開8週目に入った『君の名は。』(全国344館)が首位を守った。10月16日までの公開52日間で累計は、動員1184万2864人、興収は154億1448万8300円を記録している。また本作は世界89の国と地域で配給されることが決定しており、10月21日に台湾で、11月17日に香港で、11月24日にはイギリスで公開になる。その他の画像朝井リョウの同名小説を佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之らの共演で映画化した『何者』(全国296館)は初登場2位。先週2位の『ジェイソン・ボーン』(全国334館)は3位になった。そのほか『GANTZ:O』(全国153館)が初登場6位。『永い言い訳』(全国95館)が初登場10位。『シン・ゴジラ』(全国363館)は公開12週目でベスト10外になった。次週は『奇蹟がくれた数式』『金メダル男』『ジェーン』『スター・トレック BEYOND』『バースデーカード』『闇金ウシジマくん ザ・ファイナル』『われらが背きし者』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『君の名は。』2位『何者』3位『ジェイソン・ボーン』4位『HiGH&LOW THE RED RAIN』5位『映画 聲の形』6位『GANTZ:O』7位『ハドソン川の奇跡』8位『グッドモーニングショー』9位『SCOOP!』10位『永い言い訳』
2016年10月17日夜神里奈の人気少女マンガを土屋太鳳、片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、千葉雄大の共演で実写映画化する『兄に愛されすぎて困ってます』の3ショット写真が到着した。本作は、急なモテ期に右往左往する高校生・せとか(土屋太鳳)の甘く切なくちょっぴりキケンな恋の行方を描くラブストーリーだ。その他の情報3ショット写真では、劇中の衣装が初披露。妹・せとかを見守るヤンキーでツンデレ系なイケメンの兄・橘はるか役の片寄は、髪型・制服・ヘッドフォンにいたるまで、原作マンガを忠実に再現しており、一方、せとかの初恋の相手で、毒舌なセレブ研修医・芹川高嶺を演じる千葉は、原作とは少し異なる設定の高嶺役として恋敵のはるかに対抗するという。撮影現場では、とても仲が良かったという3人。土屋は、片寄に初めて会ったときに「お兄(おにい)だ!」と確信したといい、映画初出演となる片寄は、妹役の土屋をはじめ、キャストやスタッフに助けられ、自然と役に入り込めたという。さらに土屋と千葉は、GENERATIONSのボーカルである片寄が出演するライブを観に行き、千葉は髪が乱れるほど楽しんだというエピソードも明かされた。原作マンガは現在、Sho-Comiで連載されており、10月20日発売の22号では、本作の現場カットが初掲載される。『兄に愛されすぎて困ってます』2017年夏 全国ロードショー
2016年10月17日miwaと坂口健太郎が主演を務める映画『君と100回目の恋』のポスタービジュアルが解禁された。本作は愛し合うふたりが、悲しい運命を変えようと真っ直ぐに突き進む姿を描いた切ないラブストーリーだ。その他の画像映画は、miwa演じる大学生の葵海を事故から救うため、坂口演じる幼なじみの陸がすべてをかけて何度もタイムリープする物語。劇中ではふたりが仲間とバンドを組む場面も登場し、miwaがオリジナルでその楽曲を書き下ろした。監督は『黒崎くんの言いなりになんてならない』の月川翔が務め、主演ふたりのほか竜星涼、真野恵里菜、泉澤祐希、田辺誠一らが出演する。ポスタービジュアルは、撮影が行われた岡山県の牛窓で撮り下ろしたもので、夢に、バンド活動に、恋に、何事にも一生懸命な葵海が、陸にそっと寄り添うような構図になっている。「あなたを好きになる。たとえ、どんな運命でもー。」という葵海と、「君を守る。何度、時を巻き戻してもー。」という陸。愛する彼女の悲しい運命を変えようとした彼と、愛する彼の未来を守ろうとした彼女。仲良さそうに見えるふたりだが、その眼差しには相手を想うがゆえの“ある決意”が垣間見えるようなビジュアルになっている。『君と100回目の恋』2017年2月4日(土) ロードショー
2016年10月14日巴亮介氏の同名人気コミックを実写映画化した『ミュージアム』のジャパンプレミアが10月13日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われ、主演を務める小栗旬をはじめ、尾野真千子、野村周平、丸山智己、田畑智子、松重豊、大友啓史監督が出席。同日、会場にて連続猟奇殺人犯である“カエル男”を演じる俳優が妻夫木聡だと明かされ、妻夫木本人も駆けつけた。その他の写真警視庁捜査一課の沢村久志刑事(小栗)が、「人を楽しませるアーティスト」を自称し、雨の日だけに猟奇殺人事件を繰り返す“カエル男”の凶行を止めようと奮闘。しかし、逆にカエル男の罠にハマり、次の殺害ターゲットに妻子がリストアップされてしまう。主演を務める小栗は「覚悟をもって臨んだ現場でしたが、とてもしんどかったです」と過酷な大友組を振り返り、「追いつめられる役なので、気持ち的にも切り替えるのが難しかった。特に大変だったのは、大雨のシーンで『目を開けてくれ』と言われて・・・。ただ、目を開けるところで、溺れそうになった(笑)」と苦労を明かした。一方、妻夫木は「原作を読んでいた頃から、大好きなキャラクター。まさか自分が演じられるなんて」とカエル男に強い思い入れ。役作りでは大友監督とも議論を重ねたといい、「原作通りというよりも、映画ならではのカエル男を表現したかった。いっぱい遊ばせていただきましたね。特殊メイクも含めて、楽しんでもらえれば」と手応えを示した。大友監督にとっても、カエル男は“難題”だったようで「現実世界に現れても、浮かないように存在させることを意識した。顔が見えない恐怖を味わってもらえれば」。革新的な作品で、次々と新境地を切り開いており、「挑戦的なメンバーで、挑戦的な作品が完成した」と誇らしげだった。『ミュージアム』11月12日(土) 全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2016年10月13日女優の吉田羊が10月12日、都内で行われた主演ドラマ『連続ドラマWコールドケース ~真実の扉~』の完成披露試写会に出席した。アメリカで2010年まで放送されていた人気ドラマ『コールドケース』の日本版。吉田にとって初の連続ドラマ主演となり、「日本が世界に誇れるドラマが仕上がった」と強い自信を示した。その他の写真オリジナル版ではフィラデルフィアが舞台だったが、本作では舞台を神奈川に移し、吉田演じる神奈川県警捜査一課の女性刑事・石川百合をはじめとした未解決の殺人事件=通称“コールドケース”を扱う捜査チームの奮闘を描く。WOWOW開局25周年記念作として、全編4K・HDR(ハイダイナミックレンジ)で制作された。「オリジナル版は全体的にとてもドライで、(日本人として)違和感もあったので、日本人らしい人情味を私たちで出せたらなと思った」と振り返る吉田は、「現場が志をひとつにし、同じゴールを目指す贅沢さを痛感した。とても居心地が良く、俳優陣が互いにリスペクトし合える関係性を築くことができた」と役柄を超えたチームの“結束”を語った。完成披露試写会には吉田をはじめ、永山絢斗(高木信次郎役)、滝藤賢一(立川大輔役)、光石研(金子徹役)、三浦友和(本木秀俊役)、波多野貴文監督が出席。実力派キャストに囲まれ、若手の永山は「ガチガチでした」と緊張を告白し、滝藤は「この作品で女性ファンが増えれば」と思わずニンマリ。一方、光石は約3か月半に及んだ撮影を終え「本当にさみしくて、コールドケース“ロス”になりました」としみじみ。三浦はオリジナル版のキャストを引き合いに「きっと僕より年下なんでしょうけど、ものすごく風格で(笑)。とにかくそれに負けないように頑張った」と話した。WOWOW開局25周年記念『連続ドラマW コールドケース~真実の扉~』10月22日(土)22:00第1話無料放送/全10話取材・文・写真:内田 涼
2016年10月12日「ぴあ」調査による2016年10月7日、8日のぴあ映画初日満足度ランキングは、人気アニメの劇場版『黒子のバスケ ウインターカップ総集編 ~涙の先へ~』がトップに輝いた。2位にEXILE TRIBEメンバーが総出演する大型プロジェクトの劇場版第2弾『HiGH&LOW THE RED RAIN』、3位に第69回カンヌ映画祭「ある視点」部門で審査員賞を受賞した『淵に立つ』が入った。その他の画像1位の『黒子のバスケ…』は、ウインターカップの激闘を3部作で描く総集編の第2弾。第1弾の『…~影と光~』も満足度1位に輝くなど根強いファンを持つ作品だが、出口調査では「全部内容を知っているのに、泣きながら頑張る姿にまた感動してしまった」「名シーンがぎゅっと凝縮されていて満足!」など興奮の声が集まった。第1弾、第2弾ともに好評の本シリーズは、12月に第3弾が公開予定。さらに2017年春には新作アニメの公開も控えており、劇場に訪れたファンは「ラストゲームまで絶対に観る!」「春の新作を楽しみにしている」など次回作への期待コメントも寄せた。2位の『HiGH&LOW…』は、TAKAHIRO、登坂広臣、斎藤工扮する“雨宮兄弟”の物語を描いた作品。次々に繰り広げられる力強いアクションシーンに、観客は「アクションの迫力がすごかった」「ドラマに比べてスケールが大きく派手」「アクションシーンで顔つきが変わるところがかっこよかった」「ワイルドで男が憧れるかっこよさもある」といった感想を寄せた。また、兄弟の“絆”を描くドラマにも賞賛が集まり、「ストーリーが奥深かった」「兄弟の心のつながりに感動した」「兄弟の幼い頃の様子が印象的」などの声が聞かれた。(本ランキングは、10/7(金)、8(土)に公開された新作映画10本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2016年10月11日2016年10月8日、9日の全国映画動員ランキングは、新作が4本ランクインするも公開7週目の『君の名は。』(全国343館)が首位を守った。その他の画像マット・デイモン主演の人気シリーズ第4弾『ジェイソン・ボーン』(全国333館)は初登場2位。TAKAHIRO、登坂広臣、斎藤工らが出演する劇場版第2弾『HiGH&LOW THE RED RAIN』(全国313館)は初登場3位に入った。続いて『映画 聲の形』(全国120館)がワンランクダウンの4位。脚本家の君塚良一が監督を務めた中井貴一主演のコメディ『グッドモーニングショー』(全国279館)は初登場5位に。そのほか公開11週目に入った『シン・ゴジラ』(全国248館)が10位、湊かなえの同名小説を本田翼、山本美月の主演で映画化した『少女』(全国231館)は初登場11位につけている。次週は『GANTZ:O』『永い言い訳』『何者』『彼岸島 デラックス』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『君の名は。』2位『ジェイソン・ボーン』3位『HiGH&LOW THE RED RAIN』4位『映画 聲の形』5位『グッドモーニングショー』6位『ハドソン川の奇跡』7位『SCOOP!』8位『怒り』9位『闇金ウシジマくん Part3』10位『シン・ゴジラ』
2016年10月11日