冷凍食品などを製造、販売する日本製粉は、子どもたちの「食への興味・関心」や「郷土への誇り・愛着」が育つように「小学生ご当地アイデア料理コンテスト」を実施。ホームページにて、投稿された244点の作品の中から選ばれた12点を発表した。今回の募集テーマは、オリジナルまたはアレンジした「小麦粉料理」。最優秀賞には、大村はなさん(静岡県静岡市立井宮小学校5年)の「静岡茶・チャ・cha ピリッとからいとりカワカツ丼」が選ばれた。審査員は同料理について、「疑問に思ったことを、体験や新聞情報を生かしながら解決している部分や、料理名、また『香りも楽しんでください』という諸感覚を生かす部分がおもしろい」とコメントしている。また、ユニセフ賞には、須上友真さん、稲垣麗さん(愛媛県西予私立遊子川小学校6年)の「まるごとトマトうどん」、優秀賞には、小峰直さん(山梨県都留市立禾生第一小学校5年)の「つるかぼちゃニョッキ」、西原なずなさん(香川県香川教育大学付属高松小学校4年)「うどんポンチ」などが選ばれている。詳細は、同コンテスト受賞作品発表ページにて。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年01月10日美味しくて、たくさん食べられて、健康になれる、そしてちょっとステキなお店だったりすると、つらかった仕事のことも忘れちゃう。働く女性のために心も体も満たされる、ご褒美レストランを紹介。この1食が、あなたの明日を救います。東京・新橋というと、“サラリーマンのための飲み屋街”といったイメージが強いかもしれない。今回は、そんな“おじさんたちの街”の外れにある、女性におすすめのレストランを紹介する。虎ノ門方面へ向かう大通りの中ほど、喫茶店や居酒屋が点在するあたりを歩いていると、黒地に赤い文字で店名が記されたゴシック調の看板が目に入る。植物に囲まれていてうっかり見落としてしまいそうな地下への階段を下ると、今回紹介する「Bois Vert (ボワ ヴェール)」の入り口が現れる。入ってすぐの頭上にあるミラーボールとDJブースのおかげで、「バー? クラブ?」と戸惑うかもしれないが、ここは厳選した青森の食材で創られた“現代青森料理”を提供する正真正銘のレストランだ。大阪の堺市で生まれ育った川口カズノリシェフが、「何のために料理人になったのか」を追求して行き着いたのが青森の地。「東北地方の文化、アート、伝統の素晴らしさを日本だけでなく世界に伝えたい」、そんな強い想いから2000年にオープンした。 >>このコラムの続きを読む
2012年11月06日山梨県の郷土料理「ほうとう」を出している飲食店の味を食べ比べる「第3回昇仙峡ほうとう味くらべ真剣勝負」(昇仙峡魅力づくり協議会主催)が9月29日(土)、30日(日)に甲府市・昇仙峡で行われる。時間は11時00分~15時00分で、雨天決行。会場は昇仙峡滝上駐車場。このイベントは、山梨県内から「ほうとう」を扱う人気店が集まり、ほうとう日本一の座をかけて自慢の腕を振るう。昨年は2日間で約2,400人が来場した人気のイベントだ。日本一を決めるのは、審査員参加料500円を支払った参加者。各店の「ほうとう」を食べ比べ、一番美味しいと思った店に投票。1番投票数が多かった1位のお店には「ほうとう名人」、2位のお店には「ほうとう達人」の称号が与えられる。「ほうとう」は、通常の4分の1くらいの小さいサイズで、いろいろなお店のものを食べ比べられるようになっている。各店腕をふるった「ほうとう」は、昔ながらの伝統の味から、さまざまな工夫を凝らした創作系の味まで楽しめる。ちなみに「ほうとう」は2007年には農林水産省により、全国各地に伝わるふるさとの味の中から決める「農山漁村の郷土料理百選」の一つに選ばれている。昇仙峡は山梨県甲府市と甲斐市にまたがる荒川上流沿いの渓谷。国から特別名勝に指定された、日本有数の景勝地。会場近くの遊歩道はハイキングに最適だ。標高680メートルの仙娥滝(せんがたき)から標高460メートルの長とろ橋までの約5キロメートルの渓谷には、渓流が花崗岩を削り取った、覚円峰(かくえんぽう)、天狗岩(てんぐいわ)、人面岩、登竜(とうりゅう)岩、猿岩などの奇岩奇石がある。さらに昇仙峡ロープウェイを利用して山頂へ行けば、太い木のトーテムポールがあり、日本の高峰1位の富士山、2位の北岳、4位の間ノ岳の三山を一望できる。なお、紅葉は10月下旬~11月下旬が見ごろ。昇仙峡は標高差があるため1カ月以上にわたりモミジやナナカマドなどの紅葉が楽しめる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月12日千葉県鴨川市郷土資料館では、収蔵資料展「万祝(まいわい)~海の男の晴れ着~」を開催中。期間は9月9日(日)まで。鴨川市郷土資料館で展示中の「万祝」は、江戸時代の房総半島の漁村が発祥と言われる漁師の晴れ着で、和服の一種。大漁の祝いに網主や船主が網子や船子たちに反物を配り、それをおそろいの着物に仕立てて着て、神社仏閣にお参りに行ったのが始まりとされている。そもそも大漁時の祝宴を「まんいわい」と言い、次第に祝着そのものを「まいわい」と呼ぶようになったと言われている。この房総半島の風習が、青森県から静岡県にかけての太平洋沿岸地域に広がった。その呼び名は「まいわい」が一般的だが、東北地方の一部では「長バンテン」、「大漁バンテン」、「カンバン」とも呼ばれていた。また、「万祝」の大漁祝いは、普通の大漁とけた外れの大漁をさす。普通の大漁の場合は手ぬぐいを出し、けた外れの大漁の時だけに作ったのが「万祝」だ。「万祝」の絵柄は、背型と腰型に分けられ、背型には多くの場合鶴を背景にして、注文した家や船印、船名が描かれる。すそ模様に当たる腰型には、松竹梅・鶴亀・七福神などの縁起物や、浦島太郎・桃太郎などの昔話を題材にしたもの、マグロ・カツオ・クジラなど漁獲物をあらわすものなど、バラエティーに富んでいるのが特徴だ。その鮮やかさは「漁民民芸の結晶」と呼ぶ人もいるほどで、生地は、通常は木綿が使われるが、まれに絹が使われた事例もみられる。この染色技法は、現在でも各地に継承されて、民芸品などに活かされている。「万祝」の注文が1回に20~100反くらいあったというほどの大ブームもあった。房総地方では、一般的に紺屋は生活着からあつらえ品の「万祝」まであらゆる品の製造販売を行う「万(よろず)染物店」が普通だったが、「万祝」の需要が高まったころは、「万祝」中心の生産体制をとる店が現れたほど。しかし、その後、需要がなくなり、多くが「万染物店」に戻るか、廃業・商売替えをするようになり、現在では鴨川市内にわずか2軒を残すだけとなっている。和服の常として、古くなったものはほどいて仕立て直したり、ぼろとして消費されたため、古い「万祝」はほとんど現存していない。今回の展示では、郷土資料館に収蔵されている「万祝」9点、「型紙」8セット、万祝を着た当時の写真5点が紹介されている。海の男の粋な晴れ姿を鑑賞できる貴重なチャンスだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月23日