今年の秋は、“影”にまつわる映画が連続公開。日本映画では、加藤雅也主演『影に抱かれて眠れ』、山崎まさよし主演『影踏み』といった渋めなハードボイルド小説やクライムミステリーを原作にした作品、そして世界の巨匠チャン・イーモウ監督の最新作として新時代の武侠アクション『SHADOW/影武者』と、“影”が紡ぐ“男の生き様”が描かれている。影×自由を求める影武者『SHADOW/影武者』(9月6日公開)時は戦国時代、一人の影武者が無謀な任務に挑もうとしていた。彼の暮らす沛(ペイ)国が、その領土を強大な炎国に奪われて20年。奪還を願う男たちの燃え上がる闘志を束ねる、頭脳明晰で武芸の達人の重臣・都督(トトク)の影武者だ。影武者と都督、そしてその妻に騙されている若き王は炎国と休戦同盟を結び、平和だが屈辱的な日々に甘んじていた。だが、影武者は都督の命令に従い、炎国の将軍にして最強の戦士・楊蒼(ヤン・ツァン)に対決を申し込む。都督は影武者に、自由と引き換えに敵地での大軍との戦いを命じていたのだ。都督の勝手な行動に怒り狂う王も、一方で実はある作戦を秘めていた。都督とその影武者を一人二役で演じるのは、『戦場のレクイエム』でスター俳優となったダン・チャオ。筋骨隆々の肉体美を作り上げ、過酷な特訓と激しい格闘シーンの続く影武者パートを演じた。なんとそこから20kgの減量を果たし、刀傷から病んでやせ衰えるも、王位への燃え上がる野心と妻と影武者への嫉妬を活力に暗躍する都督役に挑み、鬼気迫る存在感でスクリーンを圧倒する。果たして、影武者は“影”で終わる運命なのか、その生き様に注目してみてほしい。背負うもの全てが影になる…『影に抱かれて眠れ』(9月6日公開)講談社創業100周年記念出版作品となる、北方謙三原作の「抱影」(講談社文庫刊)を映画化。横浜・野毛を舞台に、スタイリッシュな劇的展開を堪能させてくれる硬派な作品が誕生した。物語の主人公は、こよなく酒を愛し、野毛の街を愛する抽象画家・硲冬樹(加藤雅也)。野毛の街で2軒の酒場を営む冬樹は、絵を描き、酒を呑み、自らの経営する店を巡回するのが日常だった。そんな平凡な毎日を揺るがす事件が起こる。一方、10年以上、純愛を貫く女性の余命を知ってしまう冬樹。冬樹の周囲がひときわ騒めきだし、平凡な日常が大きく崩れ始めていく――。本作は、意に反して起こることの“全てを受け入れる”男の物語。冬樹が背負うものが影となり、大人の男の哀愁となって静かに匂い立つ。映像化が難しいとされた北方ワールドを、スタイリッシュな映像で果敢に攻めた、近年には珍しいハードボイルドの真髄ともいえる作品に仕上がっている。影に生きる孤高のダークヒーロー『影踏み』(11月15日公開)世間のルールを外れて生きてきた真壁修一(山崎まさよし)は、深夜に寝静まった民家を狙い、現金を盗み出す忍び込みのプロ“ノビ師”。その中でも真壁は一線を画す腕前の持ち主で、証拠も残さず決して口を割らない、その高く強固な壁を思わすしたたかさから、警察からは「ノビカベ」の異名で呼ばれていた。ある夜、偶然忍び込んだ県議会職員の寝室で、就寝中の夫に火を放とうとする妻・葉子を目撃、咄嗟の行動で犯行を止めに入るが現場に現れた刑事に現行犯逮捕されてしまう。2年後、刑期を終えて出所した修一は己の身に放火殺人未遂事件の罪を背負わされた真相と、あの時、夫を殺害しようとしていた葉子の足取りをつかむべく、探偵さながらの行動を開始。ただ、修一の脳裏には、もう1つの放火殺人事件の残像がよみがえっていた。それは20年前に真壁一家に起きた消し去ることのできない悲しい出来事。1つの放火殺人未遂をきっかけに、修一の奥底に閉ざされた闇と封印してきた事件が呼び覚まされていく。張り巡らされた事件の伏線が1つ1つ紐解かれていくにつれ、 “影”に捕らわれ、“影”を背負ってきた男の運命の歯車が再び動き出す。地面スレスレを生きてきた“孤高のアウトロー”がたどり着くのは、秘められた真実か、それとも傷ついた魂の終着駅か?映画ならではの大胆な要素を加えた一級のヒューマン・エンターテインメントに、期待が高まる。『SHADOW/影武者』は9月6日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:影に抱かれて眠れ 2019年9月6日より丸の内TOEI2、横浜ブルク13ほか全国にて順次公開©BUGSY影踏み 2019年11月15日より全国にて公開©2019 「影踏み」製作委員会SHADOW/影武者 2019年9月6日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2018 Perfect Village Entertainment HK Limited Le Vision Pictures(Beijing)Co.,LTD Shanghai Tencent Pictures Culture Media Company Limited ALL RIGHTS RESERVED
2019年09月08日9月に日本でも公開される、中国映画界の巨匠チャン・イーモウ監督の最新作『SHADOW/影武者』から、夫婦共演で話題のダン・チャオ&スン・リーが、二重奏に初挑戦している裏側を収めたメイキング映像がシネマカフェに到着した。「三国志」の荊州争奪戦を、ダイナミックにアレンジした本作。主演のダン・チャオは、頭脳明晰で武芸の達人でもある沛(ペイ)国の重臣・都督(トトク)とその影武者の一人二役を見事に演じきり、都督の妻には、ダン・チャオと私生活でも夫婦であるスン・リーが演じている。今回到着したのは、そんな2人が二重奏に初挑戦しているメイキング映像。リアリティにこだわるチャン・イーモウ監督の要求により、今回琴や笛などの古楽器の演奏シーンでも、俳優たちが自ら演奏。スン・リーとダン・チャオもまた、撮影の合間を縫って練習を重ね劇中で演奏を披露している。3つのシーンで箏を自ら弾いているというスン・リーは「それぞれ違う気持ちと、異なる雰囲気で弾くようにしました」とふり返り、「毎日14時間の撮影が終わった後に、1日おきに箏の練習をしました」とその大変さを明かし、映像では練習模様も覗くことができる。また「2回目の演奏シーンは、(ダン・チャオ扮する)影武者と一緒でした」と言うものの、練習は別々だったそう。そして、都督(ダン・チャオ)と合奏する3回目のシーンは、より難しい演奏だったという。長い上、非常に激しく、ドラマティックな演奏が響く。チャン・イーモウ監督が構想から撮影開始までに3年半の歳月をかけて「自分が本当に撮りたい物語と巡り合った」と語った本作。心揺さぶられる夫婦の二重奏は是非劇場で目撃してほしい。『SHADOW/影武者』は9月6日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:SHADOW/影武者 2019年9月6日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2018 Perfect Village Entertainment HK Limited Le Vision Pictures(Beijing)Co.,LTD Shanghai Tencent Pictures Culture Media Company Limited ALL RIGHTS RESERVED
2019年08月22日中国映画界の巨匠チャン・イーモウ監督が、歴史活劇に再び挑む最新作『SHADOW/影武者』。本作に出演するのは、ドラマ「家売るオンナ」中国版にも抜擢され、いま最も注目を浴びる女優スン・リー。この度、その華麗すぎる場面写真がシネマカフェに到着した。イーモウ監督が『HERO』『LOVERS』の主要スタッフと再タッグを組み、「三国志」の荊州争奪戦をダイナミックにアレンジした武侠アクションの新時代を切り開くエンターテインメント。監督が構想から撮影開始までに3年半の歳月をかけ、「自分が本当に撮りたい物語と巡り合った」と語る渾身作となっている。メガヒット歴史ドラマで人気のスン・リー北川景子が家を売りまくる天才的不動産屋・三軒屋万智役を演じた日本テレビ系ドラマ「家売るオンナ」(16)と続編「家売るオンナの逆襲」(19)は、日本だけでなく中国でも人気を集め、多くのネットユーザーが熱く語り合うドラマとなった。この作品の中国版となる「売房子的人」主演に起用されたのが、社会現象を巻き起こした歴史ドラマ「宮廷の諍い女」(11)や、総製作費58億円、2016年度中国視聴率No.1を記録したメガヒット歴史ドラマ「ミーユエ 王朝を照らす月」(15)などで、日本でもファンの多いスン・リーだ。先日発表されたイメージビジュアルでは、シンプルなパンツスーツ姿に黒いバッグと傘を持ち、わずかなスキも感じさせないデキるオンナっぷりがネットユーザーの中でも話題に。映画では夫婦共演が実現!「素敵でプロ意識の高いチーム」映画『SHADOW/影武者』では、頭脳明晰で武芸の達人でもある沛(ペイ)国の重臣・都督の大輪の華のように優美な妻役を演じている。製作陣はキャスティングについて、「都督を深く敬愛する妻でありながら、影武者を支えているうちに彼にも情を抱いてしまうという、難しい役どころである小艾(シャオアイ)役のキャスティングは難航した」とコメント。「数々の候補が上がったが、最終的には都督と影武者の二人のキャラクターとの心情のやり取りができるのは、やはりダン・チャオと私生活でも夫婦であるスン・リーが一番適任だろうということになり、彼女に決定した。元々、ダンスやバレエの素地があったスン・リーは、アクションシーンへの対応も非常に早かった」という。それに対しスン・リーは、「俳優の演技はもちろんですが、各チームのスタッフの皆さんの努力の集大成によって、素晴らしい作品が完成しました。この作品のすべてのシーンが、スタッフ・キャスト全員の心血を注いだものとなりました。こんな素敵でプロ意識の高いチームに出会えるなんて、俳優にとってこれほど幸せなことはありません」と真摯に語っている。今回解禁された場面写真では、傘片手に黄昏れる彼女、負傷した影武者の傷の手当てをする彼女、さらに危険な展開を匂わせる傘を武器に闘う姿もあり、新たなスン・リーの表情を垣間見ることができる。作品ごとに自分の解釈を取り入れ、幅のある演技を披露するスン・リー。夫を思いやり一生懸命で誠実な“妻”の顔、さらには都督とその影武者のためにひと肌脱ぐ姿…など、その光る存在感、一挙一動に目を奪われること間違いなし!『SHADOW/影武者』は9月6日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年07月06日チャン・イーモウ監督による映画『SHADOW/影武者』が2019年9月6日(金)より全国で公開される。古代を舞台にしたノンストップアクション『SHADOW/影武者』の舞台は古代、戦国時代の中国。圧倒的な軍事力の差で敵の炎国に領土を奪われ20年が経つ沛(ペイ)国が舞台。そこには領土奪還を願う沛国の重臣・都督の影武者がいた。巨大な脅威に立ち向かう影武者。鋭い刃で作られた傘をふるい、炎国の将軍にして最強の戦士・楊蒼と対峙。領地奪還は叶うのか?彼らの戦いをアクション満載で描く。なお、物語は戦国時代の中国。三国志において、魏・呉、蜀が荊州という場所を競って取り合った「荊州争奪戦」をアレンジしたものだ。チャン・イーモウが長きにわたって構想『初恋のきた道』『LOVERS』『HERO』などで知られる巨匠・チャン・イーモウが構想から撮影開始までに3年半の月日をかけて制作。中国らしさに拘った、とにかく撮りたい物語だったそうだ。特に作品全体として、中国伝統の水墨画の世界を思わせる白と黒を基調とした表現がなされている。そして、作品全体を通じて「雨」を降らせているという。主演はダン・チャオ主演は中国を代表する俳優の1人である、ダン・チャオ。頭脳明晰で武芸の達人でもある沛(ペイ)国の重臣・都督(トトク)とその影武者の、1人2役を演じている。また、都督の妻は、ダン・チャオと私生活でも夫婦であるスン・リーが演じる。その他、沛(ペイ)国の若き王の部下として、不義でどこか怪しげな腹心の魯(ルー)にワン・ジンチュン、同じく国王の部下でありながら境州奪還を進言し追放され、後に奪還軍の首領になる部下の田戦(ティエン・チャン)にワン・チエンユエンと、中国映画界の実力派バイプレーヤーも出演する。『SHADOW/影武者』あらすじ時は戦国時代、沛(ペイ)国が領土を、敵の炎国に奪われて20年が過ぎた。若くしてトップを継いだ王は、敵と休戦同盟を結び、平和であるが屈辱的な日々を過ごしていた。奪還を願う男たちの燃え上がる闘志を束ねているのが、頭脳明晰で武芸の達人の重臣・都督(トトク)だ。都督は敵の将軍にして最強の戦士・楊蒼(ヤン・ツァン)と対峙。手合わせを申し込む。彼の勝手な行動に怒り狂う王だが、実は目の前の都督は影武者。本物の都督は自分の影に、自由と引き換えに敵地での大軍との戦いを命じていた。そして王も、ある作戦を秘めていた。果たして、影武者を待つのは光か闇か、それとも?自由と引き換えに、大軍が待つ敵地に赴く影武者を待つのは自由か死か。作品詳細『SHADOW/影武者』公開日:2019年9月6日(金) TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー監督:チャン・イーモウ脚本:チャン・イーモウ、リー・ウェイ出演:ダン・チャオ、スン・リー、チェン・カイ配給:ショウゲート原題:SHADOW©2018 Perfect Village Entertainment HK Limited Le Vision Pictures(Beijing)Co.,LTD Shanghai Tencent Pictures Culture Media Company Limited ALL RIGHTS RESERVED
2019年06月20日中国映画界の巨匠チャン・イーモウ監督の最新作『SHADOW/影武者』(原題:SHADOW)が、9月6日(金)より日本でも公開されることが決定。本作の予告編と日本版ポスタービジュアルが到着した。時は戦国時代、沛(ペイ)国が領土を敵の炎国に奪われて20年。若くしてトップを継いだ王は、敵と休戦同盟を結び、平和だが屈辱的な日々に甘んじていた。奪還を願う男たちの燃え上がる闘志を束ねているのが、頭脳明晰で武芸の達人の重臣・都督(トトク)。都督は敵の将軍にして最強の戦士・楊蒼(ヤン・ツァン)に、手合わせを申し込む。彼の勝手な行動に怒り狂う王だが、実は目の前の都督は影武者で、本物の都督は自分の影に自由と引き換えに敵地での大軍との戦いを命じていた。そして王も、ある作戦を秘めていた――。『HERO』(’02)、『LOVERS』(’04)以来となる歴史活劇に再び挑むチャン・イーモウ監督が描くのは、「三国志」の荊州争奪戦をダイナミックにアレンジした、武侠アクションの新時代を切り開く傑作エンターテインメント。主演を務めるのは、『戦場のレクイエム』で高い評価を得たダン・チャオ。頭脳明晰で武芸の達人でもある沛国の重臣・都督とその影武者の一人二役をに挑戦し、また都督の妻を、「宮廷の諍い女」で国際エミー賞女優部門ノミネートし、ダン・チャオとは私生活でも夫婦のスン・リーが演じる。公開決定と同時に到着した予告編では、領土奪還を願う沛国の都督の影武者が、鋭い刃で作られた傘をふるい、炎国の将軍・楊蒼と対峙する場面が登場。ダン・チャオが挑んだ筋骨隆々な影武者と、対して20kg減量して挑んだ病んだ都督、同じ人物とは思えないオーラを醸し出す2人に注目!また、作品全体を通じて降らせた“勝利のカギ”雨と、中国伝統の水墨画の世界を思わせる白と黒を基調とした映像が、一層効果的にチャン・イーモウ監督の世界観を表現している。そして本ポスタービジュアルでは、太極図が描かれる舞台で影武者と都督が武器を手に対峙。また、傘を手に佇む都督の妻の姿が収められている。監督が「自分が本当に撮りたい物語と巡り合った」と語る本作は、第75回ベネチア国際映画祭にて絶賛され、Rotten Tomatoesでは95%(5月31日時点)をたたき出し、Freshと高評価を獲得。アジア版アカデミー賞「第13回ASIAN FILM AWARDS」では最多の4部門を受賞。そんな国内外から高評価を得た『SHADOW/影武者』が日本上陸する!『SHADOW/影武者』は9月6日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年06月10日