旭川あらかわ牧場(運営:旭川あらかわ牧場合同会社)は、自社の生乳を100%使用したスイーツやナチュラルチーズ販売、酪農体験が楽しめる工房併設型店舗「世界樹 ILE(イレ)」を2023年8月4日(金)より旭川市江丹別町にオープンします。外観●工房併設型店舗オープンの背景(1) 北海道産牛乳・乳製品の支持拡大へ昨今の飼料高騰などによる影響により、牛乳・乳製品の安定供給のためには、北海道酪農の一層の発展が必要となります。工房併設型店舗は、自社の生乳を100%使用したスイーツやナチュラルチーズの販売、搾乳・乳加工などの酪農体験を通して酪農現場に触れるきっかけとし、道内外の方々へ北海道産牛乳・乳製品の素晴らしさと必要性を発信して、消費者の支持拡大と消費拡大を図り、北海道酪農の生乳生産の維持拡大に繋げていきます。(2) 地域経済の活性化のために旭川あらかわ牧場のナチュラルチーズは、「北海道地チーズ博総選挙2023総合1位」「第13回 ALL JAPAN ナチュラルチーズコンテスト金賞受賞」と様々な国内コンテストで受賞歴がある他、世界のチーズ業界で最も権威のあるコンテストと言われている「ワールドチーズアワード2022」では、ブロンズを受賞するなど世界でも高い評価を得る一方で、インターネット通販などは行わず、購入できるのは旭川市内の農産物直売数か所や全国各地で開催される物産展やイベント、そしてふるさと納税のみ。その理由は「チーズを買うために旭川や江丹別に来て、もっと地域を知ってほしい」という“地産呼消”の精神と郷土愛が根底にあります。その想いをさらに発展するべく、この度工房併設型店舗をオープンします。昨年夏は直売所は無く、コロナ禍も治まっていない中で、連日のようにチーズを求め消費者が訪れていました。今回オープンする店舗内には江丹別で活動する生産者やアーティストの商品展示販売スペースを設け、地域全体へ経済効果を波及させます。旭川市江丹別町の美しい農風景の中に建つ工房併設型店舗では、旭川市内一部でしか購入出来なかった旭川あらかわ牧場のナチュラルチーズ販売をはじめ、自社生乳を100%使って新たに開発したアイスヨーグルトやミルクギモーヴのスイーツ販売、搾乳や哺乳などの酪農作業、アイスクリーム・チーズ・バター・ミルクジャム・生キャラメルの乳加工の体験コンテンツで、北海道酪農のファン拡大と地域経済の活性化を目指していきます。●旭川あらかわ牧場のこだわり生乳を100%使用した自慢の一品◆和乾酪(わかんらく)1個 60g 750円(税込)~その名前の通り味も匂いも名前も形も袋にも和にこだわったチーズです。チーズと言えばワインに合わせる事が多いかと思いますが、この和乾酪は焼酎や日本酒などの和酒にもとても相性が良いチーズとなっています。美味しい和乾酪とお酒で楽しいひと時をお過ごし下さい。味は、コンテスト受賞の「昆布だし」から季節限定を含む計18種類をご用意しています。和乾酪◆自宅で熟成を楽しむワックスコーティングチーズ 1個 200g 1,460円(税込)~オランダから輸入したチーズ用のワックス『チーズワックス』で包み熟成させるワックスコーティングのチーズ。ワックスがカビや雑菌からチーズを守ってくれますので自宅の冷蔵庫で2年まで熟成させることができ、育てながら好きな熟成段階や特別な記念日で食べることが出来ます。「コクの赤」「ミルク風味の白」「まろやかな酸味の橙」「燻製香る茶」の4種類をご用意しています。ワックスコーティングチーズ◆【NEW】あいすヨーグるとスイーツ『あいすると』レギュラーシングル 400円(税込)~自社牧場の生乳100%で、濃厚なコクとヨーグルトの爽やかさを両立した「あいすヨーグるとスイーツ『あいすると』」。フルーツフレーバーなどを使い、甘酸っぱい恋の味や、ほろ苦い恋の味など、「食べた方の様々な恋の味を呼び起こしたい」そんな想いが込められています。スイーツとしての満足感はしっかりありながら、ヨーグルトならではの程よい酸味とフルーツの甘みで、満足感とさっぱり感をお楽しみいただけます。あいすヨーグるとスイーツ『あいすると』◆【NEW】ミルーヴ 1個 85円(税込)~一般的にはまだ馴染みのない、生マシュマロと呼ばれるフランス発祥の砂糖菓子「ギモーヴ」。当店では、フルーツピューレと砂糖、ゼラチンに加え、自社牧場のミルクを使って、コクとまろやかさを増した“ミルクのギモーヴ”として仕上げています。果実の持つ甘みと口の中でふわっもちっと溶けていく新食感をお楽しみください。ミルーヴその他にも、様々なメニューをご提供いたします。●酪農・乳製品加工 体験型メニュー酪農・乳製品加工体験メニュー酪農体験乳製品加工体験※体験型メニューは全て事前予約が必要となります。当日対応できないものもございます。※金額は消費税込の料金となります●店舗概要名称 : 世界樹 ILE(イレ)所在地 : 北海道旭川市江丹別町拓北582-3アクセス : 旭川駅から車で40分(27km)営業時間 : 10:00~16:00(冬季は15:00まで)店休日 : 水曜日、年末年始(公式SNSでご確認ください)電話 : 0166-73-2107駐車場 : あり(最大40台収容)ホームページ: 店内店内ディスプレイ●旭川あらかわ牧場合同会社について1980年に江丹別町で10頭の牛を買い、前身である荒川牧場が始まりました。旭川市の最も北に位置し盆地である江丹別は、夏は気温30度を超え、冬はマイナス30度を下回る厳しい土地です。その地で43年、牛にできる限りストレスをかけないことを心掛け、『質の良い生乳』の生産を行っています。酪農理解のために早い時期から酪農体験を行い、2013年からは自社生乳を使ったナチュラルチーズの製造販売を行なっています。手間暇こめて作られる旭川あらかわ牧場のナチュラルチーズは、国内外で高い評価を得ている「日本を代表するチーズの一つ」となっています。旭川あらかわ牧場風景(1)旭川あらかわ牧場風景(2)チーズ工房 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月02日《日本の酪農家の85%が赤字経営その内、4割以上が月額「100万円以上」の赤字に》3月17日、中央酪農会議が公表した実態調査の結果は、衝撃的なものだった。食料安全保障推進財団の理事長で、東京大学大学院教授の鈴木宣弘さんが警鐘を鳴らす。「現在、1kgの生乳を搾るのに30円の赤字が出ていますから、当然の結果です。少し前、千葉県の獣医師が全国107カ所の酪農家に呼びかけて行った調査では、98%が赤字経営していると答えています。酪農産業が消滅危機にあると言っても過言ではありません」酪農現場では何が起こっているのか。酪農家で、酪農を学びたい人に情報を発信しているユーチューバーの浅野達彦さんが語る。浅野さんは、東京ドーム12個分、搾乳牛60頭、育成牛50頭ほどの規模を持つ牧場の後継者だ。「もっとも経営を圧迫しているのは、コロナ前から比べると4割、5割値上がりした輸入している餌代、2割、3割値上がりした牧草の肥料や農薬費用です。これらの年間の購入費用は1500万円でしたが、いまは2500万円。1000万円も増えているんです。さらにエネルギー価格の高騰によって、光熱費は月20万円から25万円に。大打撃です」少しでも赤字を埋めるために、肉牛となるオスの子牛を肥育農家に販売したいところだが、価格が大暴落しているのだという。「和牛などはインバウンド向けに人気でしたが、コロナの影響で需要が減ってしまったのでしょう」(浅野さん)そのうえ牛を育てるための餌代が高騰しているので、肥育農家も買うのをためらっているのだ。「コロナ禍の1〜2年前にはホルスタインのオスが1頭5万〜10万円で売れましたが、昨年末は5000円、ときには1000円などで、ほとんど値がつかない状態でした」(浅野さん)■自民党の判断がさらなるひっ迫を生むある酪農関係者も、不安が尽きない様子で語る。「毎月、出荷した牛乳代金が振り込まれるのですが、そこから餌代を差し引かれます。するとほとんどお金が残らない。どうやって生活するのかと心配になります」餌代や光熱費の高騰は、ロシアによるウクライナ侵攻、円安、コロナ禍など、さまざまな想定外の要因によるもの。だが、問題の要因はこればかりではない。じつは自民党の“迷走ぶり”が、今、酪農家を苦しめている実情もあるのだ。事の発端は、多くの人の記憶に残っている、’14年に起きたバター不足問題。これを契機に、生産者たちの意見も汲み国は酪農家に増産を促したという。「畜産クラスター事業といって、牛舎を作ってくださいと、設備投資にかかる費用の半分を国が補助してくれました。多くの酪農家が事業を拡大して、ようやく牛が育って増産体制が整ったところで、コロナによって学校給食や外食産業がダメージを受け、牛乳の需要が減ってしまったんです」(酪農関係者)今度は供給過多となったために、政府は生産量を抑制する方向に舵を切った。牛を1頭食肉用に処分するごとに、国から15万円、生産者団体などから5万円、合計20万円が助成される仕組みになったのだ。■増産分を政府が買うなどの対策が必要増やせと言っておきながら、今度は減らせと真逆の対応をとる。行き当たりばったりともいえる政策で残るのは、酪農家の借金と、増産できないのに拡大した牛舎だ。「本当はもっと牛乳を生産して売り上げを伸ばしたいのです。頑張って事業を拡大した酪農家ほど、厳しい状況に置かれています。今、減産に舵を切っても、いずれ増産するときがくるはずです。でも、そのとき増産を呼びかけても、もう応じられない酪農家は多いはずです」(浅野さん)こうした酪農家を振り回す国の政策に怒りを覚えているのは、前出の鈴木さんだ。「過剰生産の誘導をしておきながら、北海道では生乳があまるので14万トンの牛乳を減らしなさいという。一方で生乳に換算して14万トン分に及ぶ乳製品を、海外から輸入しています。本来なら輸入義務はないのに、諸外国からのクレームを恐れて、無理に買っているのです。まずは輸入をやめるべきです」また、農家ではあまった生乳を廃棄するのではなく、日持ちのする脱脂粉乳を作って対応していたが、その在庫も、もはや抱えきれないという。「脱脂粉乳の在庫処分のためとして、赤字に苦しむ酪農家に負担金を出させている。その額は北海道の酪農家だけで350億円にものぼるという、異常事態です」(鈴木さん)現状をいち早く改善するためにも、抜本的な対策を早急に打つ必要がある。「1kg絞るごとに30円の赤字が出るなか、昨年11月、飲用向けの乳価は1kgあたり10円あがり、令和5年度も10円あがる見通しですが、まだ赤字は解消しません。消費者の負担が増えすぎないように、国から、少なくとも1kgあたり10円の補助が求められます。酪農家には無利子無担保の長期融資をすることも、当面の赤字経営をしのぐ対策になるでしょう。また、牛乳や乳製品の生産を抑制するのではなく、増産した分は政府が買い取り、フードバンクに納めたり、加工品を海外に輸出するなど“出口”をしっかり作ることです」(鈴木さん)瀬戸際まで追い込まれている酪農家を救うためには、手厚い国の援助が必要なのだ。「現状が1年も続けば、廃業する酪農家が激増するでしょう。子供たちの健康を守る牛乳が食卓から消えてしまいます。けっして絵空事ではないのです」(鈴木さん)“自助”では到底まかなえない赤字。酪農危機を止め、私たちの食卓を守るためにも、政府には早急な対応が求められる。
2023年04月06日2023年3月現在、飼料価格や光熱費の高騰、子牛の市場価格の下落などにより、国内の酪農家の経営状況が悪化。廃業に追い込まれるケースも相次いでいるそうです。こうした事態に、農林水産省では一般社団法人Jミルクとともに『牛乳でスマイルプロジェクト』を立ち上げ企業や団体、自治体と協力し牛乳乳製品の消費をうながす取り組みを実施。また、ネット上では料理家が牛乳を使ったレシピを投稿するなど、多くの人が日本の酪農を応援すべくさまざまな活動を行っています。国内の酪農家を応援するには、どんな商品を買ったらいいの?普段の食事に、牛乳乳製品をいつもより多めに取り入れることも、酪農家を応援する1つの方法です。食品メーカーでチーズの開発を仕事にしている、チーズの牛(@umomousio)さんは、国内の酪農を応援するために、どんな商品を選んだらいいのか、まとめた画像をTwitterに投稿しました。牛乳の場合、基本的に国産100%です。購入の際は、種類別で成分調整牛乳や低脂肪牛乳など『牛乳』という文字が入っているものを選ぶといいでしょう。ただし、乳飲料、加工乳は輸入品の場合もあるとのこと。チーズの牛さんが売り場を見ていて気付いたという、バターを選ぶ時のポイントは、パッケージ。国産生乳を使ったメーカー品のバターは、パッケージが黄色のものが多いといいます。また、商品名に『北海道』など地名が入っているものを選ぶのも、おすすめです。チーズは、『ナチュラルチーズ』で国内大手乳業メーカー品は、国産100%がほとんど。『プロセスチーズ』については輸入品、国産品をミックスして作られることが多いそうです。原材料表示をチェックすると、使われている原材料が多い原産国の順に表記されています。ヨーグルトは国産の生乳が多く使われている『生乳使用』がおすすめ。生乳の使用分は牛乳と同じく国産が使用されています。低脂肪タイプの場合、生乳でなく海外の原料を使った脱脂粉乳などから作られることもあるので、表示を確認してみましょう。酪農危機のニュースが連日報じられる中「酪農を救おう!」と声を上げてくれる人がたくさんいて牛乳・乳製品好きとしてすごく嬉しいです!日本の酪農を応援する為にはどんな商品をスーパーで選んだら良いか、簡単にまとめてみました 以下個別の製品解説です #牛乳でスマイルプロジェクト pic.twitter.com/i275tA9xJF — チーズの牛 (@umomousio) March 6, 2023 スーパーマーケットでは、さまざまな商品が売られているため、どんなものを買えばいいのか迷ってしまいがち。せっかくなら、国産の原料を多く含まれたものを購入したいですね。投稿は拡散され、多くのコメントが寄せられていました。・とても分かりやすくまとめてくれている!調べるのが大変なのに、共有してくれて嬉しい。・今までチーズは海外のものを購入することが多かったけど、これからは『国産生乳100%』の商品を購入します。・選び方に困っていたので助かります!牛乳は国産100%なのか。迷ったら牛乳を選ぶようにします!牛乳乳製品を買う時は、ぜひ参考にしてみてください![文・構成/grape編集部]
2023年03月17日大手コンビニエンスストアの『ローソン』は、牛乳の消費をうながし酪農家を応援すべく、Twitterでレシピ動画を投稿しました。紹介されたレシピは、牛乳を1本使って作るスイーツの『ティラミス』です。牛乳消費応援!牛乳1本使い切りのアレンジレシピです♪おやつやデザートにもぴったりです(^^) #ローソン #ローソンアレンジレシピ #牛乳チャレンジ pic.twitter.com/qqYJNMNnfl — ローソン (@akiko_lawson) March 15, 2023 【材料牛乳1本分】・牛乳10003・『こんがり焼いたシュガーラスク』1袋・レモン汁753・グラニュー糖大さじ2・ブラックコーヒー453・ココアパウダー適量【作り方】1.耐熱容器に牛乳を入れて電子レンジ600Wで7分加熱したら、レモン汁を入れて、軽く混ぜ合わせて分離するまで3分ほど置く。2.ボウルにザルをのせてキッチンペーパーを敷いたら、1を流し入れて、10分ほど水切りをする。3.ボウルに2とグラニュー糖を入れて混ぜ合わせる。4.こんがり焼いたシュガーラスクを粗めに砕き、器の底に敷き詰め、ブラックコーヒーを入れて5分ほど浸らせる。5.4に3を入れて平らにして、ラップをして冷蔵庫で30分以上冷やす。ココアパウダーを振って完成!本来はマスカルポーネチーズやクリームチーズなどを使って作られるティラミス。牛乳で作ったらあっさりとした味わいになりそうですね。牛乳をたくさん消費しようと思っても、なかなか飲みきれないものですが、スイーツであれば、おやつにペロッと食べられる人もいるでしょう。底のサクサク生地には、シュガーラスクのほか、好みでビスケットなどを使ってアレンジしてもよさそうです。投稿には「これはすごい!簡単だしやってみよう」「分離後のホエイは漬物に使ってもよさそう」「めちゃめちゃおいしそう」などの声が上がっていました。2023年3月現在、飼料価格や光熱費の高騰などにより、経営状況が悪化する酪農家が相次いでいます。国内で出荷された牛乳や乳製品を積極的に食べることで、少しでも日本の酪農を応援できるといいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年03月16日北海道最大級の滞在型リゾート「星野リゾートリゾナーレトマム」は、2022年7月1日から8月31日の期間に、「酪農ファミリーステイ」を販売します。リゾート内で牛の世話から乳製品の製造まで、家族で酪農体験ができる1日1組限定の宿泊プランです。早朝から「ファーム星野(*1)」のスタッフと一緒に牛追い(*2)や搾乳を行い、約4時間かけてチーズやヨーグルトなどの乳製品をつくります。翌朝には、自分がつくった乳製品を朝食として食べるほか、メインダイニングでの夕食や広い客室などリゾート滞在も満喫できます。*1当リゾートで農産物の生産活動に取り組むプロジェクト。*2牛を後ろから追って、ゆっくりと歩かせること。背景当リゾートが位置する占冠(しむかっぷ)村では、リゾートとして開発される前、約700頭の牛が飼育され、農業が営まれていました。この場所を美しい原風景に戻し、訪れる人々に癒しを与えたいと考え、当リゾートでは 2019年4月より農業プロジェクトのファーム星野を展開しています。2021年には、飼育している牛の数が30頭を超え、牛乳、ソフトクリーム、ヨーグルト、チーズの生産を行うようになりました。「家族でリゾートを満喫しながら、本物の生産現場に触れる酪農体験をしてほしい」という思いから、本プランを開発しました。本プランの特徴1学習から本物に触れる酪農体験まで行うチェックイン時にガイドブックを受け取り、牛1頭からの搾乳量や、牛の行動などについて学びます。翌朝には、ファーム星野のスタッフと一緒に酪農体験を実施。初めに、放牧地から牛舎まで牛を移動させる牛追いをします。その後に、搾乳と牛への餌やりを体験します。毎日牛の世話をするファーム星野のスタッフから、牛の個性や特性をさらに詳しく学べることがポイントです。実際に牛の世話を体験することで牛を間近で観察できたり、生き物を育てる難しさを学んだり、お子さまの成長につながります。2自分で搾った牛乳を使った乳製品づくりを体験2日目の日中には、その日の朝に搾乳し、低温殺菌された牛乳を使って乳製品づくりを体験。約4時間かけて、モッツァレラチーズ、リコッタ、ヨーグルトの3種類をつくります。モッツァレラチーズをつくる過程の中で、牛乳はホエー(*3)とカード(*4)に分離します。そのホエーを使用して、リコッタを製造。ファーム星野のスタッフが丁寧にレクチャーするので、お子さまでも安心して乳製品づくりに挑戦できます。翌朝には、自分でつくったチーズやヨーグルトを通常のビュッフェメニューと一緒に食べられます。*3チーズ製造の際に発生する副産物。牛乳から分離した黄金色から黄緑色の液体。*4牛乳から分離させて作るたんぱく質で、チーズの素になるもの。3メインダイニングや広い客室でリゾート滞在も満喫酪農体験以外の時間は、リゾート滞在を満喫できるのも本プランの特徴です。リゾナーレトマムは100平米以上とゆったりとした客室に、展望ジェットバスとプライベートサウナを完備しています。また、約100ヘクタールの広大な「ファームエリア」で、ヤギや羊などの動物を眺めながらのんびり過ごすのがおすすめです。夕食は、メインダイニング「OTTO SETTE TOMAMU(オットセッテ トマム)」にて、北海道ならではの旬の食材をふんだんに使用したイタリア料理のフルコースを堪能できます。ここでは、トマム牛乳(*5)を使用したマスカルポーネチーズも提供。自分でつくる乳製品と味わいを比べることができます。*5ファームエリアで放牧している牛から搾った牛乳。滞在スケジュール例<1日目>15:00リゾナーレトマムにチェックインし、ワークブックを受け取る15:30ファームエリアを散策18:00夕食<2日目>06:00酪農体験(牛追い、搾乳、餌やり)08:00朝食11:00乳製品づくり体験16:00ミナミナビーチでリゾートを満喫18:00メインダイニングOTTO SETTE TOMAMUで夕食<3日目>05:00雲海テラスで絶景体験08:00森のレストラン「ニニヌプリ」で朝食11:00リゾナーレトマムをチェックアウト「酪農ファミリーステイ」概要期間:2022年7月1日~8月30日チェックイン料金:2泊80,330円~(4名1室利用時1名あたり、税・サービス料込)含まれるもの:リゾナーレトマム2泊、酪農体験(搾乳体験、餌やり、牛追い、乳製品づくり)、OTTO SETTE TOMAMUの夕食1回、ニニヌプリの朝食1回、夕朝食1回ずつ予約開始日:2022年2月18日予約:公式サイト([ ]{ }) にて7日前まで受付定員:1日1組限定(2~5名)対象:リゾナーレトマムにご宿泊の7歳以上のお客さま備考:悪天候や動物の体調により、実施できない体験が含まれます。仕入れ状況により、提供物が異なる場合があります。【参考】ファーム星野についてファーム星野は、当リゾートを拠点に活動する農業プロジェクトです。農産物の生産活動に取り組み、そこから生まれる美しい景観や、おいしい食への追及を目指しています。また、北海道らしい風景の中でリゾート滞在を体験することで、訪れる人の旅がより豊かになることを願っています。参考資料:[ファーム星野概要]{ }<最高水準のコロナ対策宣言>【1】衛生管理星野リゾートでは、コロナ対策の一環として、お客様の健康と公衆衛生を考慮し、以下の対応を行っております。・チェックイン時の検温実施・通常の客室清掃に加え、ホテル館内のアルカリ電解水による清掃と拭き上げ・館内各所に除菌用アルコールを設置・全客室に手指消毒用アルコールを設置・レストラン入店時に全てのお客様へ手指のアルコール消毒を実施・食器類(お皿、グラス)やカトラリーの高温洗浄(80度以上)、食事用トレイの除菌洗浄・フロントにパネルやビニルシートなどのパーテーションを設置・館内での接客業務の際にマスクを着用・スタッフの健康と衛生面の管理徹底(出社前の検温と記録確認)・湿度40%以上を保つ加湿器を全客室に設置(星のや東京、沖縄県内の施設を除く)・レストランにおけるメニューのQRコード化(界ブランド全施設)【2】3密回避密閉、密集、密接の3つの「密」を回避する滞在を作るべく、以下の対応を行っております。・大浴場の混雑度がスマートフォンで分かる3密の見える化および混雑予測サービス実施(一部)・滞在中、混雑が確認された場所での、入所・入店規制・レストランの混雑状況を管理し、入店時間の分散化・チェックアウトのフロント精算時に、入列規制を適宜実施・パブリックスペースへのCO2(二酸化炭素)濃度測定器の配備・自然換気、機械換気など、建物の設計にあわせた換気の徹底関連資料:[【星野リゾート】コロナ対策まとめ]{ }星野リゾートリゾナーレトマム北海道のほぼ中心に位置する滞在型リゾートです。四季を通して北海道を体感できるアクティビティが楽しめます。〒079-2204 北海道勇払郡占冠村字中トマム/客室数 200室[ ]{ } 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年05月25日2021年は、年明けから全国各地で例年より寒い日が続いています。普段はあまり雪が降らない地域でも大雪が降るなど、生活にさまざまな支障が出ているという声も。九州の山奥で酪農従業員として働く、牛川いぬお(@TDQFRYtruJY7ZxR)さんは、慣れない寒さに四苦八苦したエピソードを投稿。反響を呼びました。『寒い』『寒い』ここ最近の日記です。九州生まれ九州育ちの自分には寒い冬はちょっと辛い。雪国で暮らしている人たちの体力とメンタル凄すぎませんか…?(毎度の事ではありますが字が汚いです) pic.twitter.com/x0wMYv2ZJi — 牛川いぬお@書籍発売中 (@TDQFRYtruJY7ZxR) January 11, 2021 職場に出勤すると、例年にない寒さのため、牛の乳を搾る搾乳機やタオル、牛の飲み水などあらゆるものが凍ってしまい、一つひとつの作業に手間取ったといいます。へとへとになりながら帰宅した牛川さん。温かいお風呂で疲れを癒そうと思ったものの、なんと家のシャワーも凍り付いており、さんざんな一日となってしまったのでした。ネット上では労いのコメントなどが寄せられています。・たまに寒くなると、本当に困りますよね。うちの地域でも気温が下がったせいで水回りや配管系統が機能不全を起こしました。・どんなにきついか想像できてしまう…。本当にお疲れ様でした。・雪国のように設備が整っていない中で急な寒波は、ダメージが大きい。風邪をひかないように、ご自愛ください。「北海道や東北、日本海側の寒さや雪の被害はこんなものではないはず」と気遣いの言葉をつづっていた牛川さん。雪国ならではの大変さもありますが、たまにしかない寒さで、普段と違う対応を迫られる苦労もあるでしょう。寒波の影響を受けながらも、懸命に働く人たちに、頭が下がります。早く、この寒さが和らぐといいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年01月14日2021年の干支は丑(うし)。昔から人間にとって身近な動物である牛ですが、その生態についてよく知らないという人は多いのではないでしょうか。酪農場で働いている、漫画家の牛川いぬお(@TDQFRYtruJY7ZxR)さんは、Twitterに牛について描いた漫画を投稿。内容に反響が上がりました。『牛』『牛』来年は丑年なので「牛」について思っていることを描きました。※画像は全部で6枚なので次のスレッドに続きます。 pic.twitter.com/JeK2mH4BZu — 牛川いぬお@書籍発売中 (@TDQFRYtruJY7ZxR) December 14, 2020 穏やかでのほほんとしたイメージの牛ですが、人間の子供と同じように、病気にかかりやすく、手がかかるところがあります。一方で力が強く、油断すると大ケガをする危険があるため、牛を扱う時には十分に注意を払わなければなりません。牛という生き物の奥深さを伝える漫画に、ネット上ではさまざまな声が上がっています。・実物の牛を見ると、その大きさと質量の迫力がすごい。こういう作品を見ると本当にありがたいって思う。・先日、おいしいソフトクリームを食べました。畜産の人々とお牛様にはただ感謝ですね。・ためになる漫画。牛ってなかなか難しい生き物なのですね。酪農家の牛への愛情は素晴らしいです。私たちは普段、当たり前のように肉や牛乳や乳製品を口にしていますが、生き物の命をもらっているということ、牛に携わる人々のたゆまぬ努力があるということを、心に刻んでおきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年01月06日一般社団法人 中央酪農会議は5月31日、東京・六本木ヒルズアリーナで「六本木牧場」を開催した。これは、日本の酪農を「知ろう」「味わおう」「体験しよう」というテーマを掲げて全国から酪農家が参集し、「牛乳月間」である6月を前に、そのキックオフイベントとして行われたもの。今年で2回目。国際連合食糧農業機関(FAO)が2001年に6月1日を「世界牛乳の日」と定めたことを受け、日本でも2008年から6月1日を「牛乳の日」に、6月を「牛乳月間」に制定している。○六本木に1日限りの牧場が登場芝生が一面に敷き詰められ、いつもと違うのどかな雰囲気の六本木アリーナは、バンジョーの軽やかな音が心地よいカントリーミュージックが響き、あちこちに牛のフィギュアが置かれ“牧場感”あふれる空間に。青いつなぎを着た酪農家たちが来場者と触れ合い、日本の牛乳が国産100%であることなどをアピールした。また、会場内には模擬搾乳機で乳搾り体験ができる「酪農体験ワークショップ」や、酪農について学ぶことができる「クイズラリー」、牛乳を使ったスイーツの販売を行う「ミルクレシピワゴン」など様々なコーナーが用意され、訪れた家族連れらを楽しませた。○「牛乳大好き」福原遥さんが酪農家に質問!トークイベント「酪農家トークステージ」には、タレントの福原遥さんがゲストで登場。毎日牛乳を飲むという福原さんは「今日は牛乳のことを知ることができるということで楽しみにしてきました!グラタンやシチューなどの料理にも、ケーキなどのおやつにも、両方に使えるので乳製品が大好きです」とにっこり。一緒に登壇した松下牧場(静岡県)の松下克己さんに、酪農家になろうと思ったきっかけや、酪農家の1日のスケジュールなど、素朴な疑問を投げかけた。「酪農は牛と一緒に生きていく仕事」と語った松下さんは、後継者不足が深刻で今後の課題だということを会場に訴えかけた。福原さんは「私が普段何気なく飲んでいる牛乳は、酪農家のみなさんの努力でできたものなんですね。ありがたみを感じながら、これからもっとたくさん飲みたいです!」とコメントした。○おいしく楽しく酪農に触れた一日この日はほかにも、「バター作りタイム競争」や「酪農なぞなぞクイズ」などが実施され、1日で約7,000人が来場。前日にこのイベントを知ったという親子は「ドーナッツやいちごミルクがおいしそうだったので遊びに来ました。とてもおいしかったです」と笑顔。また、クイズラリーに挑戦した家族連れは「なかなか難しくて全問正解できませんでした。牛の胃が4つあることが子どもたちにとってすごく意外で、勉強になったようです」と話し、来場者は思い思いのひとときを過ごすことができたようだ。
2015年06月02日今、食の安心・安全にとても関心が高まっている。小さな子どもがいる家庭なら、なおのこと。そもそも米や野菜、肉や魚、卵がどのように生産されているのか、私たちは知らないことが多い。本当に安全な食べものとは? 本当に美味しい食べものとは? それらのヒントを教えてくれる本「未来の食卓を変える7人」が発売された。「未来の食卓を変える7人」は、安全で美味しい農産物づくりに挑戦し続ける農家7人を取り上げたルポルタージュだ。無農薬・無化学肥料の有機農業、無農薬・無肥料の自然栽培など、いずれも慣行農業とは一線を画し、独自の農業や流通、商品開発、レストラン経営などに真摯に取り組む農家の姿を追っている。例えば奈良県で伝統野菜の復活に取り組み、それを地域コミュニティーの核とした若夫婦農家。農業の根幹となる種の問題、伝統野菜の魅力とそれが消滅していった原因、レストランオープンの話などが書かれている。「清澄の里 粟」(奈良県奈良市高桶町)三浦雅之さん、陽子さんまた酪農も取り上げている。登場するのは、牛乳ではなく「生乳」を日本で唯一出荷する牧場だ。生乳とはつまり殺菌処理をいっさい行わずに出荷できる商品のこと。牛へのストレスはできるだけ少なく、牛の幸せを何より優先する飼育方法について触れている。「想いやりファーム」(北海道川西郡中札内村)長谷川竹彦さんただスーパーマーケットで食品を買うだけでは、私たちは農業の現実を知ることができない。農薬や化学肥料がどれだけ撒かれ、どんな過酷な状況で家畜が飼われているのか、その現実を知ると、途端に恐ろしくなるかもしれない。これら当たり前に行われてきたことに疑問を抱き、新しいスタイルや価値観の下で農業を行う人が今、徐々にではあるけれど増えている。本書に登場する7人は、まさにその最先端を行く人たちだ。巻末にはインターネット宅配やレストランなどのお取り寄せ情報も収録。気になった農家の米や野菜を実際に食べることができる。本当に安全で美味しい食べものは、何より自分の舌で確かめるべし。 「未来の食卓を変える7人」 著者:桜鱒太郎発行:書肆侃侃房価格:1500円+税取材/杉江あこ
2012年05月09日