少子化の一因ともいわれる、出産費用の問題。こんなにお金がかかるのかと驚き、ふたりめをためらっているママもいるかもしれませんね。しかし、健康保険をはじめ、さまざまな助成制度があるのをご存じでしょうか。プレママをフォローする制度もあるので要チェックです!■出産する前にもらえる助成制度●里帰り出産の場合臨月が近づく前に実家へ帰り、里帰り出産をする人も多いのではないでしょうか。妊婦には検診費の助成制度がありますが、住まいの自治体にある病院を利用することを前提としており、里帰り中には利用できない可能性も。しかし、国内の医療機関を利用していれば、里帰り出産でも検診内容によって3,000~1万円程度の助成を受けられる場合があります。また自治体によっては里帰り先でかかった健診代を戻してくれる場合もあります。条件は自治体によってまちまちですので、里帰り出産を検討している場合は、事前に確認しておくと安心です。●切迫早産、帝王切開の場合また、切迫早産や帝王切開などで高額な医療費が発生した場合も、自己負担の限度額を超えた分が戻ってくる制度として「高額療養費制度」があります。この条件は収入や年齢によって異なるので、注意が必要です。この「高額療養費制度」は、あとから還付されるものですが、切迫早産などであらかじめ入院することがわかっている場合には「限度額適用認定証」をもらっておくと、窓口での支払いが自己負担限度額までとなります。■出産後にもらえるお金出産したらもらえるお金としては、「出産育児一時金」があります。出産育児一時金は、健康保険または国民健康保険に加入していれば、受け取り資格が発生します。支給額は1人あたり42万円なので、双子の場合は84万円が支給されるのです。共働き夫婦で、別々の健康保険組合に加入している場合は、どちらか一方のみ支給されます。ダブルで84万円受給できるわけではないのでご注意を。<支給方法>・組合などから直接病院へ支払う出産関連費用が42万円未満の場合は、あとから申請することで差額を受け取ることができます。たとえば、病院へ支払う額が30万円だったら、残り12万円を受け取ることができます。・病院に支払った後、領収書を添えて申請するこの制度は、出産を希望する家庭には広く知られていますが、「夫婦だけの時間をもう少し楽しみたい」と思っているときに妊娠した場合などは、意外と知らなかったりするもの。妊娠が発覚したら、まずは自治体などに助成制度の有無について問い合わせるといいでしょう。■還付金が戻ってくるもの厚生労働省の発表によれば、出産費用の妊婦の合計負担額は49万9,615円(厚生労働省「正常分娩分の平均的な出産費用について」(平成27年度・病院、診療所、助産所の合計)。このため出産育児一時金の42万円あれば、大部分はカバーできるかもしれません。しかし、実際には地域差などがあり、それ以上に費用がかかる場合も。そんなときは、確定申告をして「医療費控除」を受けましょう。一家の医療費が10万円を超えた場合は、その分を収入から差し引いた額を所得として申告できます。ただし、申告時には一時金の42万円や、医療保険からの入院給付金、高額療養費で戻ってくる分はカウントできません。実際に戻ってくるお金は、医療費控除に所得税率をかけたものになり、申告額が全額戻ってくるわけではありません。でも医療費控除を申告すると、住民税も軽減されるメリットもあるのです。医療費には、病院での診察・治療費だけでなく、ドラッグストアで購入した薬や病院への交通費も含まれますので、出産の有無にかかわらず、領収書をキープしておくことをおすすめします。■産後にもらえる助成金出産にかかる費用は少なくないとはいえ、一時的なものです。しかし、子どもが生まれればそれからずっと、何かとお金がかかるもの。それが二人目を躊躇(ちゅうちょ)する原因ともいわれています。子どもに対する制度としては、「児童手当」があります。中学3年生までの子がいれば、1人当たり月5,000~1.5万円が支給されます。さらに、自治体によって対象者や助成範囲が異なりますが、乳幼児の医療費助成制度もあります。これらを上手に活用することで、家計の負担を軽減できるでしょう。また、二人目が生まれれば、自転車も幼児が2人乗れるタイプにする必要がありますが、この無償貸与または購入費の助成を行う自治体も。たとえば、兵庫県川西市では、中古の電動アシスト付き幼児二人同乗用自転車を無償で譲渡する制度があります。このように、自治体ごとに子育てファミリーを応援するユニークな制度が設けられています。意外と知られていない制度も多いので、情報収集は欠かせません。子育てにはお金がかかりますが、それだけを理由に出産をあきらめることは、本当にもったいない気がします。会社によっては、出産祝い金が支給されることもありますし、まずは助成制度を調べてみませんか? ※2017年2月現在の情報です。最新情報は各自治体・団体のWEBサイトでご確認ください
2017年03月02日こんにちは、ママライターのましゅままです。大きなお腹を抱えて陣痛をドキドキ待つ臨月の生活、出産という大仕事を終えて、体力回復と新生児育児に追われる産褥期。体も心も大きく変化する産前産後は、里帰りをしていろいろなサポートを受けるママも多いと思います。しかし、メリットだけではないのが里帰り出産の難しいところ。助けを求めて里帰りしたはずが……実のお母さんと折り合いがつかず、ストレスを溜めてしまうケースも少なくはないのです。今回は、里帰り出産での実母イライラエピソードをご紹介します。●里帰り出産で実母にイライラしたエピソード●(1)里帰り中にかかったお金を請求された『はじめてのお産で里帰りしました。わたしの家は兄弟が多いので赤ちゃんのお世話も兄弟に手伝ってもらえるだろうと思って帰省したのですが、妊娠末期の大きなおなかを抱えて家族分の洗濯、買い物、ご飯の準備をさせられました。それでも、食費や光熱費のことを考えると居させてもらえればお得だからと我慢。赤ちゃんが産まれ、赤ちゃんのお世話をしてもらえたのは良いのですが、オムツや育児用品を買って来てもらうと、「今どきの赤ちゃん用品は高いのねー」とイヤミを言われる始末。それでも、お世話になっているからと我慢してました。1か月検診を終え、自宅へ帰る準備をし、「お世話になりました」と言うと、「今までかかったお金、精算しといてね! 」と言われました!わたしにとってはメリットゼロの里帰り。次の子ができたらもう、里帰りはしません』(30代/男の子ママ)●(2)育児方針を無視された『上の子を連れて里帰りしました。孫のことをよくかわいがってくれるので、わたしが入院している間は本当にお世話になりました。でも、日頃から「与えないで」と言っているものをわたしがいないからと与えたり、甘やかして夜ふかしをさせたりしていたようで、退院したとき、長男はまるで別人のようにわがまま になってしまっていました!服装もわたしとは全然好みが違うのに、自分好みのものを買って着せていたり……イライラが止まりませんでしたよー』(20代/男の子、女の子ママ)●(3)夫の悪口やダメ出しばかりされた『里帰りしてまずイラッときたのは、赤ちゃんが生まれるまでおなかの子に、「パパに似ないといいね」と話しかけたり、夫に会うたび「あんたの婿はほんとに品がないのね 」と夫の悪口を言われたことでした。そして予定日を過ぎてもなかなか陣痛が来なくて焦っているときに、「あんたがダラダしてるから陣痛来ないのよ」などと言われ、イライライライラ……。赤ちゃんが産まれても、「あんたの抱っこは下手なのよ、貸しなさい!」と言われイライラ。実の母だからこそ言われ放題で、心の休まらない里帰りでした』(30代/女の子ママ)●(4)赤ちゃんのへその緒を捨てられた『うちの母は性格はきつくないのですが、天然というかちょっと抜けているところがあって、里帰り中よくイライラしてました。妊娠中なのにわたしが重たいものを持っていても手伝ってくれない、陣痛が始まっても夫に連絡をするのを忘れる、そして一番許せなかったのは赤ちゃんのへその緒を間違って捨ててしまった ことです。病院から受け取った荷物のなかに入れておいたのですが、母が整理をしてくれたとき、よく確認せず捨ててしまったようで……。悪気は無いのですが、正直この恨みは一生忘れません』(30代/男の子ママ)●実の母親だからこそイライラすることもいかがでしたか?筆者も2度の里帰り出産を経験しましたが、それぞれ違うストレスがありました。里帰りを後悔したこともありましたが、やはりはじめてのお産で母は頼りになりましたし、金銭的にも助かりました。実の母だからこそお互い遠慮なく言いたいことを言うので、喧嘩になるパターンが非常に多いですね。大切な産褥期、なるべくストレスを溜めずに過ごすためには、実のお母さんだからこそ事前にしっかりとしたルールを決めておくと揉め事も少ないかもしれません。●ライター/ましゅまま(ママライター)●モデル/前田彩(桃花ちゃん)
2017年02月20日■児童手当とは?子育てをする費用を支援するために、中学3年生までの子どもがいる世帯に、国がお金を支給する制度。■児童手当でもらえる金額は、いくら?もらえる金額は、子どもの年齢、人数、親の所得によって違ってくる。親の所得制限を超えない場合は、下記の表の通り。所得制限を超えた場合は、子どもの年齢に関係なく、月額5千円となる。※所得制限のラインについては、厚生労働省 「児童手当制度の概要」 を参照のこと。●児童手当金額一覧表(厚生労働省WEBサイトをもとにエキサイト編集部で作成)■児童手当がもらえる人は、どんな人?中学3年生までの子どもがいる世帯の世帯主。申請手続きをした翌月からが支給の対象となり、遡っての支給がされないので、できるだけ早く手続きを! ■コラム:「15日特例」について知っておこう児童手当の支給対象となるのは、申請の手続きをした翌月から。ただし、月末の出産や引越、災害など、やむを得ない理由で手続きができなかった場合、出産翌日から15日以内に申請し、認定されれば手続きした月も支給対象になる特例がある。「里帰り出産」は、「やむを得ない理由」の対象外なので、注意! ■児童手当の手続きの概要出生届の提出した足で、児童手当の申請を。赤ちゃんが生まれたら、名前を決め、出生届を出す。その足で児童手当の手続きをするのがスムーズ。ただし、里帰り出産の場合は、いくつか注意ポイントがある。1)出生届は里帰り先の役所でも提出ができるが、児童届けは、現住所の市区町村の役所に申請する必要がある。2)里帰り先で出生届を出す場合、住んでいる地域の役所が出生届けを受理するまで、児童手当の申請は認定されない。ゆえに「里帰り先で出生届を出してから住所地で受理されるまでのタイムラグ」や「住所地での手続きは誰がするか?」など、出産までに児童手当の加入手続きの段取りをチェックしておくと安心。■児童手当 DATA※この記事は2016年11月末現在の法令・情報に基づいて書いています。(監修:ファイナンシャルプランナー 畠中雅子/文:楢戸ひかる)
2017年01月10日慣れない育児を家族にサポートしてもらいながら、産後の体を回復させることができるなど、新米ママにとって心強い「里帰り出産」。その反面で、思わぬトラブルが起きるケースもあるようです。実際に里帰り出産によるトラブルを経験したママの声を元に、“里帰り出産”について考えてみましょう。■どうしてこうなるの…里帰り出産に多い「母親との関係悪化」友だちのように仲の良い親子だったのに、どうしてこんなことに…。里帰り出産でのトラブルのひとつが、実の母親とのもめごとです。娘の役に立ちたいという思いから、必要以上に自分の考え方を押しつけてしまう母親が多いようです。実際に、里帰り出産で母親と衝突した経験があるママの意見を聞いてみました。・赤ちゃんが泣き止まないと「ママは下手くそだねー」と言われて腹が立った(32歳)・授乳の時間が決まっているのに、子どもが泣くたびに「おっぱいをあげろ」としつこく言ってくる(33歳)・機嫌のいいときだけ抱いて、泣きだしたら押しつけてきた(30歳)・子どもが寝かけているのに抱いたり話しかけたりしてくる。母の声で子どもが起きたら、寝かしつけが下手だと言われた(32歳)なかでも、最も多かったのが「あなた(娘)のときはこうだったから、この子(孫)もきっとこうよ」と自分の経験を押しつけてくるパターン。自分の経験に絶対的な自信を持っているため、娘の行動にダメ出しをしてしまう母親が多いようです。育児を助けてもらうつもりが、母親との意見の食いちがいでけんかになったり、思わぬ言動の数々に失望したり不信感を抱いたりしてしまうのです。■あえて里帰り出産を選ばない女性たちの意見は?里帰り出産が当たり前だった世の中ですが、最近はあえて里帰り出産を選ばない女性も増えています。・最初に楽をしていると、自宅に帰ったときに大変と感じてしまいそうだから。(33歳)・パパ側のおじいちゃんおばあちゃんにも気兼ねなく会わせてあげたいので、出産後は自宅で過ごすことにしました。(33歳)・一番最初から夫婦二人で子育てをしたいから。(30歳)・里帰り中、パパが浮気しないか心配だから。(33歳)里帰りを終えれば、家事や育児はすべて自分が行わなければなりません。当たり前だった家族のサポートがなくなり、今度は子育て素人のパパとの生活がスタートします。夜間の授乳の際にすやすや寝ているパパを見てイライラしたり、モタモタするパパの態度に失望したり。気持ちが不安定になって精神的に追い詰められ、夫婦関係に影響をおよぼす可能性もあるかもしれません。それなら最初から自宅で過ごし、試行錯誤しながら夫婦二人で育児に奮闘する方法を選択するという人もいるようです。■選ぶのはママ自身! 生活スタイルに合わせてパパと相談をもちろん、里帰り出産には良いこともたくさんあります。臨月になればお腹の重さもピーク! 前駆陣痛がはじまったり、むくみがひどくなったりして体調に不安を抱える時期でもあります。実家に里帰りしていれば家事などを行う必要もなく、ゆっくりとお産を待てます。また、産後は夜間の頻回授乳や夜泣きで十分な睡眠がとれないことの多いもの。実家にいれば、少しの間家族に預かってもらって、自分の気持ちや体を休めることができます。家族のサポートを通して、改めて家族の大切さに気づき、親子の絆が深まることでしょう。そして母になった責任感を再確認するきっかけにもなります。里帰り出産をするかどうかを選ぶのはママ自身。誰に言われることもなく、自分自身がベストだと思う環境で育児をスタートさせることが大切と言えそうです。(マムズラボ)
2016年09月24日日本では産後は1週間ほど入院するのがスタンダード。でも、アメリカは出産の当日や翌日に退院するって本当? こんなにも違うアメリカの出産事情を紹介します。■アメリカには「里帰り出産」なんて言葉はない日本には「里帰り出産」という文化があります。母体を休めるために産後1ヶ月ほどは実家で過ごし、ゆっくりと体を休めることができるのは非常にありがたいことですよね。しかし、アメリカにはこうした「里帰り出産」の文化はありません。基本的には夫が一緒にサポートするのがスタンダードです。妻の産後に育児休暇を数週間取るパターンが多く、夫婦で協力して育児をします。日本はどうしても育児や家事は「お母さんの仕事」という風潮がありますが、アメリカでは育児は夫婦の共同プロジェクト。産後を支えるのは実家のお母さんではなく、パートナーなのです。■とにかく入院期間が短い!自然分娩の場合でも、日本は出産後1週間ほど入院するのが普通。帝王切開の場合はさらに長く、10日以上入院するのも珍しくありません。けれども、アメリカはそんなに甘くない! 出産してから退院までの期間が非常に短いのです。自然分娩だと翌日退院は当たり前。帝王切開でも入院は4日間ほどです。そんなにすぐに退院したら、「赤ちゃんの検診はどうするの?」と思いますよね。通わないといけないのです。産後すぐに退院させられても、その2日後、1週間後など、赤ちゃんを連れて検診に訪れなければいけません。日本では入院中、授乳指導や沐浴指導など、まるで学校のように赤ちゃんのお世話の方法を学ぶことができます。アメリカではすぐに退院して日常生活に戻るため、自分の力で頑張るしかありません。■今もアメリカでは無痛分娩が主流?よくアメリカでは無痛分娩が当たり前だと思われがちですが、自然分娩で出産する女性も多くいます。しかし、無痛分娩を選択する女性は日本に比べると格段に多く、アメリカでは珍しくない出産方法です。無痛分娩を選ぶ理由は、やはり出産時の痛みや体力の消耗を減らしたいから。また、アメリカでは、出産後にすぐに職場復帰をする女性も珍しくありません。そのため、自然分娩での体力消耗をなるべく避けるような傾向があります。世界一といわれるほど医療費が高額な国、アメリカでは、出産にも非常にお金がかかります。入院が長引けば何百万もの請求になることを考えると、産んだらすぐに退院となる理由もわかりますよね。無痛分娩によって体への負担を減らし、すぐに退院できるようにするのも、無痛分娩が多い理由のひとつと言えます。里帰り出産や産後1週間の入院ケアなど、アメリカでの出産に比べると、日本は恵まれていると言えるでしょう。アメリカの出産はタフでないと乗り切れないのです。(フレシュラスともみ<フォークラス>)
2016年04月10日【ママからのご相談】新婚2年目にして、お腹に赤ちゃんができました。出産のとき、里帰りするかしないかで迷っています。私は働いていて、産休を取る予定です。実家はどちらも新幹線の距離なので、早めに決めなければいけません。みなさん、どうやって選んでいるのでしょうか。●A. 母体を休ませる環境づくりが最優先。「なんのために帰るのか」を忘れずに。こんにちは、ママライターの広瀬まおです。まずはご懐妊おめでとうございます!初めての出産、いろんな情報を目にしても今いちピンとこないことも多いですよね。でも決めなければいけないことは山のようにあったり。今回は、里帰り出産のメリット・デメリットについてお話ししましょう。●そもそもなぜ里帰り出産をするの?お母さんの体は、出産によりダメージを受けています。このダメージを回復させる期間を、昔の人は“床上げ” と呼んでいました。赤ちゃんのお世話をする以外は、寝ているように、という意味です。大体期間は1か月程度です。この間、ゆっくりと母体を休ませるために、自分の生家へと帰ることがあります。これが里帰り出産です。最大のメリットは、家事のサポートが得られること です。生まれた赤ちゃんは抵抗力が弱く、1か月健診が終わるまで外に出してはいけないと言われています。買い物やちょっとした外出などをしたくとも、家の中に他に誰もいなければなかなかままならない状況になってしまうのです。その点、里帰り出産を選択すれば、家の中に常に他の大人がいる状況に近いため、かなりの融通が利きます。逆に、「実家は皆忙してくて、誰も私や赤ちゃんの面倒を見られない」という状況であれば、帰るメリットは薄くなってしまうのです。●里帰り出産のデメリットって?では逆に、里帰り出産のデメリットってなんでしょう。相談者さんのように、実家との距離がある場合、「夫が出産に立ち会えない」 というケースが考えられます。また、立ち会いだけではなく、生まれたわが子にすぐに会えない ということも。赤ちゃんの誕生を心待ちにしているお父さんにとって、これはつらいかもしれませんね。また、家庭内に不和がある場合、ゆっくり休めないというケースもあります。●みんなはどうした? 里帰り出産にした理由、しなかった理由生後半年以内の子を持つお母さん30人にアンケートを取ってみました。里帰り出産をしたことがありますか?はい……22人いいえ……8人「はい」と回答した人のうち、14人は「長子のときだけ」という回答でした。上の子が入学した場合、学校行事との兼ね合いで帰るのが難しくなるケースもあるようです。「いいえ」と答えた人のうち、6人は「こちらに来てもらった」という返答でした。「帰る」「帰らない」だけではなく、「来てもらう」という選択肢 も考慮に入れるといいかもしれません。そして、何より大切なのは、御主人との話し合いです。どんな形で、どういう風に産後を過ごすか。お互いの理想と現実を擦り合わせ、ぜひ育児を楽しんでくださいね。●ライター/広瀬まお(コピーライター)
2016年04月09日里帰り出産とは、ママの両親や義両親が住む実家へと帰省し、あらかじめ分娩予約を行った周辺の産院で出産することを指します。帰省する時期は、臨月に入る前の妊娠34~35週頃までに移動をすませることが一般的です。産後は、ママの自宅事情や帰省先の都合、季節などにもよりますが、ママの身体を回復させる意味でも帰省先に滞在するケースが多いようです。居住している自宅へ帰宅する目安は、出産した産院で赤ちゃんの生後1ヶ月検診を行った後、とする傾向もあります。里帰り出産のメリット、デメリット地域によっては、ママの居住地よりも出産費用が高い可能性があります。もしくは安く収められる場合もあるため、事前に確認しましょう。■メリット・おじいちゃんやおばあちゃん(=両親、義両親)の存在産前産後に家事や育児をサポートしてくれたり、不安な気持ちを話したりできる相手の存在は、ママにとって心強いものです。・産後の体調回復を優先できる産後3週間は“床上げ”と言い、出産で緩んだ骨盤を回復させるという目的から母体の安静が推奨されています。家事や育児について帰省先の家族に頼ることで、体調や体力の回復を優先させることができます。■デメリット・パパの立ち会い出産ができない可能性帰省先が遠方の場合は、パパが立ち合い出産に間に合わない可能性があります。・パパのブランク期間が発生する里帰り期間中にパパと離れて過ごすことで、その後の夫婦関係やパパの育児協力に影響が及ぶ可能性があります。産前のママの不安や、産後の家事育児の大変さを共有しにくく、パパの父性が育くまれにくい可能性があるためです。あらかじめパパとママで里帰り中の生活や親としての心構えを共有することで、里帰り後にブランクを解消することが可能です。里帰り出産にかかる費用は?・文書料 かかりつけの産婦人科から、里帰り先の病院等へ紹介状や診断書などを書いてもらって転院となる場合があります。産婦人科によって異なりますが、文書料として数百円~5千円ほどかかります。・初診料転院先の産婦人科での1回目の妊婦健診は、初診扱いとなります。・妊婦健診費用市区町村からもらえる妊婦健康診査費用補助券は、帰省先では使えず実費での支払いとなります。ただし居住地の自治体に申請することで、上限額分を返金されることがあります。あらかじめ確認しておきましょう。・帰省先へのお礼や、里帰り中の生活費帰省先への配慮として、お礼としての心づけや、毎月の光熱費や食費などの生活費として金銭を渡す場合があります。後々トラブルにならないよう、あらかじめ話し合っておきましょう。・交通費帰省先への公共交通機関代や、車移動の際のガソリン代などがかかります。 里帰り出産の準備品リスト・里帰り前の準備品ママは、妊婦健診などで毎回使うものや貴重品、身の回りの生活用品を準備しましょう。衣類などは手荷物にせず、事前に宅急便などを利用し送っておくのもよいでしょう。パパは身重のママに代わり、ママと赤ちゃんの帰宅後における生活準備や必要品の確認をしておきましょう。足りないものがあれば、ママと確認しながら購入しておきましょう。・母子手帳・紹介状・健康保険証・印鑑(お産時に、急な手術などが必要になった場合に使用するため)・衣類・下着類・基礎化粧品・生活用品(歯ブラシ、メガネ等)・産前産後記録用のカメラなど・里帰り後に使用する準備品産後に使用するベビーグッズを揃え、赤ちゃんが生活できる環境を整えておきましょう。ベビーベッドは、赤ちゃんとママが添い寝するかどうかでも使用頻度が異なります。環境づくりは家族の生活パターンや、部屋の広さも併せて検討しましょう。ママが里帰り中にすべての部屋で仕上げの掃除を行い、清潔な環境を整えておくことも大切です。→新生児用おむつ→おしりふきシート→赤ちゃんの衣類(肌着/ロンパースなどのつなぎ/おくるみ/ベビーソックスなど季節に合うもの)→ガーゼハンカチ→沐浴用のベビーバス→粉ミルク、哺乳瓶など→車に設置するベビーシート→ベビーベッド→ベビーカー里帰り前の注意点は?里帰り前には、パパと生活面での必要事項を確認しましょう。また産後の手続きに関しては、提出先が居住する市区町村に限られるものがあるため、パパにお願いしましょう。<パパに頼むこと>・児童手当の申請出生後14日以内居住する市区町村の窓口に届けが必要。・健康保険加入申請赤ちゃんの1ヶ月健診を迎える前までに、赤ちゃん自体をパパまたはママの健康保険に加入しましょう。国民健康保険の場合は居住する市区町村の窓口へ、会社勤めの場合は、雇用されている会社への申請が必要です。・乳児医療助成の申請居住する地域から医療補助があります。健康保険加入後、居住する市区町村の窓口で申請が必要です。・ママ名義の毎月の支払い自動で引き落としになっていないものがあれば、支払いが滞らないよう、支払日や金額などをパパに共有しておきましょう。・日々の家事洗濯物やゴミ処理とごみ出し、掃除など家事の方法を伝えましょう。里帰り前には、日々のチェックリストや、家事の中にどこからどこまでの作業を含むのかを記したメモを作っておくと安心です。例えば下記のような項目が上げられます。(1)洗濯物洗濯機の操作方法洗剤や柔軟剤の場所や使用量通常の洗いができないものの分別方法と、洗い方洗濯物の畳み方畳んだ洗濯物の収納場所(2)食事の支度かんたんなレシピの共有日持ちしない食材について食後の、食器の洗い方洗った食器の収納場所(3)掃除掃除道具の場所掃除道具の使い方ゴミ処分の仕方(4)ゴミ出しゴミの分別方法ゴミ出し可能な曜日メモゴミ収集所の場所ゴミ出し後の、ゴミ袋のセッティングの仕方(5)家電の操作方法炊飯器電子レンジアイロンお仕事をしているママへの注意点これまで働いてきたママも、里帰りを前後して産前産後休暇に入る傾向にあります。産前産後休暇はお産をする際に必要な休暇のことを指します。産前休暇は出産予定日の6週間前(双子以上の場合は14週間前)から本人が申請した場合に限り取得できます。予定日を過ぎた場合でも、出産日までは産前休業として認められます。産後休業は出産の翌日から8週間取得できます。本人の意思に関わらず、この間は就業できません。ただし本人が申請し医師が認めた場合は、6週間後からの就業が可能です。この期間においては、賃金の支払いについては雇用されている会社の制度によって異なります。あらかじめよく確認しておきましょう。
2016年04月04日出産は人生の大仕事! 特に初めての時は、分からないことだらけで不安がいっぱいです。そんな時に頼りになって安心もできる場所は、やはり実家ですよね。そのため、いわゆる"里帰り出産"をする人は多いでしょう。これは日本の「出産時の文化」と言えるかもしれません。それでは、海外の妊婦さんたちはどのように出産を迎えるのでしょうか。国によって違いがあるのか、日本在住の外国人20人に聞いてみました。○どちらかといえば"里帰り"が多い・「ポーランドでも里帰りします。もし帰ることができなかったら、妻の母親が約1カ月助けに来ます」(ポーランド/30代前半/女性)・「香港にもあります。しかし、実家が近い場合、お母さんが面倒を見に来ることもあります」(香港/20代後半/女性)○両親が来てくれることが多い・「ベトナムでは里帰り出産はあまりないですが、妊娠から出産まで旦那さんの母親かお嫁さんの実母が来てくれることが多いです。孫の世話を見てくれることが一般的です」(ベトナム/30代前半/女性)・「里帰り出産は聞いたことがありません。妊娠時より母親がお手伝いに来ます(奥さんの母親の方が多い)」(ブラジル/40代前半/女性)・「里帰りも、親や兄弟が嫁を手伝いに家に来ることもあります。後者の方が一般的だと思います」(フィリピン/30代半ば/女性)・「里帰りする人もいますが、妻の家族が出産や産後のお手伝いをしに妻の住居へ行くというパターンが多いです」(トルコ/40代前半/男性)・「人によって違いますが、基本的に妊婦さんが里帰りするよりは妊婦さんを支えるために地元から両親が来る場合が多いです」(ロシア/20代後半/男性)○帰らない/自力で準備が多い・「ありません」(バングラデシュ/20代半ば/男性)・「現在はない」(インドネシア/20代後半/男性)・「聞いたことがない。一般的に妊娠後も会社で働いて、出産前の半月前に産休に入る」(中国/20代半ば/男性)・「この場合、文化というより支援が必要ですので、妊婦は実家に戻るか嫁側の両親に日々来てもらうケースがあります。しかし、大半は旦那さんやパートナーと自力で準備し、産婦人科病院で出産することが主流です」(オーストラリア/30代後半/男性)○場合による・「ウクライナには里帰り出産という文化はありません。女性の希望次第です」(ウクライナ/20代半ば/女性)・「する人もいると思いますが、文化ではないですね。病院ではなく家で出産する人もいます」(カナダ/30代前半/女性)・「特に決まりはないですが、里帰りか、両親が家に泊まりに来るかです。あとは出産後1カ月くらいの出産後休みがあります」(マレーシア/30代半ば/女性)・「家庭が不安なら(シングルマザーや金欠など)、里帰りして両親に助けてもらうことはあると思います」(イタリア/30代前半/男性)○もともと一緒/近くに住んでいることが多い・「国が小さいので、里帰りと言っても車で30分以内くらいで移動できます。また、もともとどちらかの親と一緒に暮らしている夫婦も少なくないです」(シンガポール/20代後半/男性)・「働くために移転する女性はいないため、日本のようなケースは少ないと思います。あれば、出産するため地元に戻るはずと思います」(エジプト/20代半ば/男性)○「出産ケアセンターに入る」という国も・「台湾も里帰り出産はあります。現在は、多くの方が出産ケアセンターで1カ月療養します」(台湾/40代後半/女性)・「里帰り出産もありますし、夫の実家で面倒を見てくれることもあります。最近は産後のケアができる施設に入って2週間~2カ月ほど過ごす人が多いです」(韓国/30代前半/女性)○総評海外であっても、女性が出産や乳児の扱いに不安を覚えることは同じはず。しかし、里帰り出産が"文化"と言えるほどに定着している国はあまりないようです。「母親がしばらく自分の家に滞在してお手伝いしてくれる」ことが多いようですが、もしかしたら海外の家は日本よりも広いことが関係しているかもしれません。また、台湾や韓国のように、産後のための施設がつくられている国もあるようで、世界の出産環境は少しずつ変化してきているようです。出産はその国・地域の中でも違いがあるものなので、今回のコメントがそのまま国・地域全体の風習・文化とは言いにくいかと思われますが、それでも、一番身近な先輩はお母さんというのは、どの国でも共通で言えることではないでしょうか。調査時期: 2016年2月15日~2016年3月15日調査対象: 日本在住の外国人調査数: 20人調査方法: インターネット応募式アンケート※本文と写真は関係ありません
2016年04月04日こんにちは、齋藤惠です。お腹が大きくなり、いよいよ本格的な出産準備が必要になった8か月から臨月直前のママさんへ、筆者なりに、何を・いつまでにやらなければいけないかを考えリスト化してみました!今回は特に、 早めの準備が必要な“里帰りママ ”にフォーカスしてリストを作っています。下記を参考にどんどん出産へ向けて支度を整えていきましょう!●8か月から里帰りまでこの時期になるとお腹も大きくなり、いかにも“妊婦さん”という見た目になっているはず。臨月までは体調をいたわりつつ、体を動かすことやママ自身の思い出づくりの最後のチャンスだと思って過ごしましょう。また、胎教の観点から“出産まで性別はお楽しみ派”のママでも、妊娠後期からは赤ちゃんにニックネームを付けて呼んであげると良い そうです。里帰りママにとって、パパと過ごせる残り少ない時期でもありますので、2人で相談して名前の候補をしぼってみることをおすすめします。・名前を考える・マタニティヨガなどをして体力をつける・マタニティフォトを撮る・出産前最後の美容院へ行く・里帰りの日程を具体的に決める(病院や夫、実家の家族へ連絡する)・産後すぐに使うグッズのリストアップをしておく・産後に役所へ提出する書類を確認する(のちほど詳しく解説)・緊急連絡先リストを作成する(自分の名前、血液型、家族の連絡先、病院の連絡先などを記載。外出用カバンの目立つところに常備しておきましょう!)●役所へ提出する書類の確認&準備里帰りママにとって産後最も不便になると思われるのが、出生に関わる行政手続き です。県外にいては期限内に届出をすることは大変でしょう。そのためパパの協力が必須になってきます。事前に何をいつまでに提出しなければいけないのか、夫婦で情報を共有し手順の確認もしておきましょう。ちなみに一番早く提出しなければいけない書類は、出生連絡票と出生届。出生届に関しては手続きの際に母子手帳が必要になりますので忘れないようにしてください!・出生届(14日以内)・出生連絡票(産後すぐ)・出産育児一時金(出産前に病院で事前に申し込み)・児童手当・その他、医療費の助成●里帰り後里帰り後はいつでも入院・出産ができるよう、万全の態勢を整えておかなければいけません。実家へ戻ったらなるべく早く、入院から育児に必要なグッズを一通りそろえ、後は心と体の準備に集中できること が望ましいですね。・育児グッズをそろえる(8か月ごろにつくった“産後すぐに使うグッズ”のリストを参考に)・急な出費にそなえて現金を用意しておく・出産に向けての体づくりをする(母乳マッサージ、会陰マッサージ、呼吸法の練習など)・突然つわりが起こった場合の移動シュミレーションを行う(実家のご家族とも情報共有しておきましょう)----------いかがでしたか?最後に、余裕があればぜひやっていただきたいことがあります。それは、“赤ちゃん用防災グッズの追加 ”です!いつどんな災害が起こるかわかりません。いざというときのために、普段お持ちの防災グッズに加えて、赤ちゃん用の食料やオムツ、身を守るためのグッズをそろえておきましょう。これで出産準備は万全です!安心して出産できるよう、何事も早めの準備を心がけましょう!【参考文献】・『おなかの赤ちゃんとおしゃべりしよう』森本義晴・著【参考リンク】・出生届 | 法務省()●ライター/齋藤惠(金融コンシェルジュ)
2016年03月14日ゼロエンタープライズ・ジャパンは1月20日、2012年より開始した「零戦里帰りプロジェクト」で米国より帰国させた零式艦上戦闘機(零戦)のテスト飛行を1月27日に実施すると発表した。同プロジェクトは同社取締役の石塚正秀氏が保有するレストア済みの零戦を米国から日本に移し、飛行可能状態なまま保存するというもの。同機は2014年11月に日本へ入国し、海上自衛隊鹿屋航空基地内で管理、2015年7月にはエンジン始動テストを開始していた。今回のテスト飛行は安全面から一般には公開されないが、テスト飛行終了後に他の空港へ飛行させる一般公開を計画している。この一般公開の実現のためには航空局からの飛行許可の再取得ならびに米国からパイロットを招聘するためなどの資金が必要になるため、同社では企業・団体、個人などからスポンサーを募集している。
2016年01月21日第2子妊娠がわかり、まず悩んだのが里帰り出産か離島での出産かということ。親のサポートがあることを考えると里帰り出産に心が傾くけれど……。――ここでは、東京・大島で子育て中の山本ユウカさんによる育児四コマ漫画をお届け。毎週金曜日更新です。○作者プロフィール山本ユウカ2012年に第一子を出産後、翌年には伊豆大島へ移住。趣味はテレビゲーム、読書、お絵描きという超インドア派だが、いい加減外に出ようとフルマラソンへの参加を計画中。雑誌、広告、Web、様々な媒体にマンガやイラストを描いている。
2015年11月27日妊娠したら決めておきたいのが、里帰り出産をするかどうか。ギリギリになってしまうと、分娩の予約が取れないこともあります。出産をどこでするかについては、なるべく早めに決めておきたいところです。そこで今回は、里帰り出産をすることで実感できるメリットと、里帰り出産ならではの注意点についてお話ししていきます。■里帰り出産のメリット(1)リラックスしてお産に臨める里帰り出産の最大のメリットは、生まれ育った環境の中、リラックスして出産の準備ができるということ。お産に対する恐怖心や緊張を感じている人も、里帰りすることで気持ちが楽になるはずです。住みなれた環境で過ごすということは、ママにとって精神的にとても落ち着くことなので、お産もスムーズに進んでくれるかもしれません。■里帰り出産のメリット(2)実母のサポートが受けられる義母が助けてくれるとしても、実母からサポートを受けるのとは、やはり違うはず。どこか気を遣ってしまったり、カンに触るようなことをいわれて、ストレスを感じたりすることもあるでしょう。その反面、里帰り出産なら、実の親子という関係からある程度のわがままも言えますし、実母もそれを受け止めてくれます。あらゆるところでサポートしてくれるので、とてもありがたいと感じることができるでしょう。■里帰り出産のメリット(3)家事のことを気にしなくてもいいパパの食事や掃除、洗濯など、家にいるとママの用事はたくさんあり、出産間際~出産後まで家の心配をしないといけません。しかし、実家に帰ると、家事の心配は必要ないので、気持ちも体も落ち着かせることができます。産後の体調を早く整えるためにも、ゆったりできる里帰り出産のメリットは大きいでしょう。■里帰り出産で気をつけることは? しかし、里帰り出産もメリットだけではありません。検診をする産院から分娩する産院へ、情報の引き継ぎがしっかりできていないと、万が一の時に柔軟に対応してもらえなくなります。里帰り出産を成功させる最大のポイントは、安心できる産院を選ぶこと。これに尽きるでしょう。里帰り出産をする予定であれば、分娩予定の産院と事前に相談し、受け入れや連携の確認をしておくことが大切です。転院手続きなども必要なので、パパや家族、そして医師とよく相談をして、里帰り出産をするかどうかを早めに決めてください。
2015年02月09日田舎でのんびりしたり、普段会えない人たちと再会したり、里帰りは楽しいもの。しかし旦那さまや彼の実家への里帰りとなると、楽しいばかりじゃいられませんね。パートナーのママや家族にいろいろ気を使ってしまいますが、これからもずっとつきあっていく、つきあっていく可能性のある人たちとの大事なイベントですから、失礼のないように、好感を持たれる装いと振る舞いのポイントを押さえておきましょう。■服装は? 結婚前の方で彼のおうちへ訪問する場合は、きれいめスタイルがオススメ。ポイントはなんといっても「清楚」&「上品」。白や淡い色合いのブラウスやカーディガンに、膝まであるスカートできちんと感を出しましょう。特に初めての訪問の場合は、個性を出す必要は全くないので万人受けするスタイルに徹しましょう。既婚の方は旦那さんの実家では食事の支度や片付けなど、いろいろお手伝いをするのが前提なので、相手が仕事を頼みづらくなるようなキレイすぎる服は避けるのが無難。カジュアルな動きやすい格好で臨みましょう。■メイクは? メイクは既婚・未婚とも、シンプルなナチュラルメイクが高感度を上げてくれます。ノーメイクはマナーとして失礼ですし、濃いメイクは親近感に欠け、年配の方には印象も良くありません。■手土産は? 手土産はいろいろと迷ってしまうところだと思いますが、これは値段より気持ちです。「一生懸命選んだ」ということが伝わることが大切です。「近所ですごく評判がいいお菓子で…」「お店のオススメ品だったので…」「無添加で体に優しいお菓子です…」など、なぜそれを選んだのかという理由を伝えながら渡すと良いと思います。パートナーに、ママの好きなものを聞いてお土産にするのも◎。■お手伝いはどうする? 食事のお手伝いについては「何かお手伝いしましょうか?」と一言聞いてみましょう。お手伝いは、すれば良いというものでもありません。人によっては、台所に立たれたくない、勝手にいろいろいじられたくないというママもいるので、あまりでしゃばりすぎるのも良くありません。素直にママの指示に従いましょう。■帰宅後も気を抜かずに 緊張の訪問が終わってほっと一息ですが、帰宅した後も気を抜かないように。「無事に帰りました」「お世話になりありがとうございました」の手紙や電話をすると印象がぐっと良くなり、また来て欲しいと思ってもらえます。帰りが遅くなってしまった場合は翌日でも大丈夫なので、このひと手間を忘れずに。パートナーの実家への訪問は不安と緊張で、憂鬱に感じる人も少なくないと思いますが、あまりいろいろ気を使いすぎず、ポイントだけ抑えたらあとは自然体で楽しみましょう。それが相手のご家族にとっても安心なはずです。また、たとえ普段は彼をお尻に敷いていたとしても、相手の実家では彼を立ててあげることも忘れずに。
2013年08月10日