重田ひとみ氏がNHKカルチャーに登場!2021年5月9日(日)、NHK文化センター梅田教室において、オンライン講座『5/9重田ひとみ・人生のランウェイ~モデルから学ぶ美の秘訣』が開催される。講師はモデル・タレント事務所社長の重田ひとみ氏が、聞き手はファッションデザイナー の辻村昭造氏が務める。同講座では、世界のトップモデルを日本の企業広告やマーケットに招聘した実績をもつ重田氏が、モデルの美の秘訣をレクチャー。女性の社会進出とファッションについても語る。開催時間は15:00から16:30まで。受講料は3,300円(税込み)。受講には、ビデオ会議ツールZoomアプリがインストールされたPCやタブレットなどが必要となる。申し込みはNHKカルチャーのWEBサイトにて受け付けている。問い合わせはNHK文化センター梅田教室(06-6367-0880)まで。新人モデルの発掘に力を入れている重田ひとみ氏重田ひとみ氏1956年1月15日生まれ。1981年に、エリート・モデル・マネージメント社(現エリートワールド)と業務提携するメンバーの1人として参画した経験をもつ。現在は株式会社 ネイムマネジメントの代表取締役社長を務め、新人モデルの発掘に力を入れている。著書には『綺麗を磨く訓練法 「美のプロフェッショナル集団」モデルからカッコいい体と強い心を学ぶ 美人開花シリーズ』がある。(画像は株式会社 ネイムマネジメントより)【参考】※NHKカルチャー※株式会社 ネイムマネジメント※HMV&BOOKS online
2021年04月05日大阪生まれで同志社大学文学部に在学中、9月に20歳になったばかりの観世流能楽師・大槻裕一。文字を書くより先に謡(うたい)を謡っていて、初舞台は2歳。中学3年生の時にシテ方観世流能楽師で人間国宝の大槻文蔵の芸養子となり、グングン成長して、今や若手の注目株だ。師父・文蔵と「大槻文蔵裕一の会」を主催し、2014年には移動式能舞台を大阪城の本丸に設置、天守閣をバックに薪能も企画した。15年に続き、今年も10月7日(土)~9日(月・祝)に二十六世観世宗家の当代・観世清和や狂言師・野村萬斎らを迎えて開催。能の未来を切り拓き、広く一般に親しんでもらえるよう果敢に挑戦する若き能楽師が、大槻能楽堂でまた新たなイベントをスタートさせる。それが『能×アート奇跡のセッションシリーズVOL.1BORDERLESS』。第1回目のゲストには、元宝塚歌劇団宙組初代トップスター・姿月あさとを迎える。ふたりの思いを聞いた。「BORDERLESS」チケット情報「2歳からずっと能だけをやってきて、ほかの分野の方や自分とは違う一芸を極めている方とセッションしてみたいと思っていたんです。能楽堂のステキな空間を生かしながら、芸の世界で生きる辛いことや楽しいことのお話ができればと。お客様にも知っていただき、またこの企画によって、自分が新たに能を再確認することの意味も大きいと思っています」と裕一。彼は、母親がファンだった姿月の宝塚現役時代のDVD『ミーアンドマイガール』を見て「その時のかっこ良かった姿月さんの姿が忘れられなくて。ダメもとでオファーしました。1回目から大きな挑戦です」。その姿月は今年、宝塚で初舞台を踏んでから30周年。様々なコンサートやイベントを自らプロデュースし、開催している。「その一環としても、こういう形のイベントが出来るのはうれしいですね。これまで、お三味線の方とのコラボはありますけれど、お能や狂言、歌舞伎の方たちといった古典芸能の方とは初めて。退団してから17年。誰と出会うか、どんな仕事と出会うかは運だと思うので、すごく楽しみです」。今回、姿月はソロで歌も歌い、裕一は能のダイジェスト版ともいえる舞囃子を舞う予定。さらにふたりのセッションやトークショーも企画されている。「日本人として、知らないことがいっぱいある」という姿月は、お能はまったくの初心者だ。「自分も含めて、これまでお能を知らなかった方に知っていただくきっかけになれば」。裕一は「“極める”という思いを持って進んでいる人は、全然違う分野でも一緒、きっと繋がる部分があると思います。今後も続けていきたいですね」。能楽堂から発信する、若き能楽師の挑戦を応援したい。公演は、11月26日(日)大阪・大槻能楽堂にて開催。チケットは発売中。取材・文:高橋晴代
2017年11月08日特別展「世界が妙だ! 立石大河亞+横山裕一の漫画と絵画」が広島市現代美術館で開催される。会期は、2016年10月28日(金)から2017年1月22日(日)まで。立石大河亞のコマ割り絵画を含む油彩、60年代から80年代に制作した漫画原画、そして、横山裕一が初期に手がけた絵画、新作漫画『アイスランド』、本展のために描き下ろした漫画原画を紹介する「世界が妙だ! 立石大河亞+横山裕一の漫画と絵画」。我々の世界を参照しながらも、現実を引きずることなく、もうひとつの世界を大胆に提示する。不条理に満ちた、妙な世界の住人が繰り広げる意味不明な会話、 ナンセンスな行為など、一見“なんでもあり”の状況がもたらすユーモア。現実と距離のある世界観に触れることで、自分たちが今いる世界を見つめ直す良い機会をあたえてくれる。立石大河亞立石大河亞(タイガー立石/立石紘一)は、1963年、第15回読売アンデパンダン展に出品し、美術家としてのキャリアをスタートさせた。65年からは漫画を描き始め、ほどなく新聞や雑誌に連載をもつまでになり、漫画家としての地位を確立する。ミラノへと拠点を移した69年には、漫画の手法である「コマ割り」を絵画にもちこみ、ストーリー性や時間的要素を取り入れた絵画を手がけた。横山裕一横山裕一は、漫画家、イラストレーターとして活躍。ベニヤ板にペンキで風景や人物を描きながら、自身の絵画のスタイルを模索する日々の中、イラストの仕事を通じて、2004年に『ニュー土木』で単行本デビューを果たす。「ネオ漫画」 と称される横山の漫画に明確なストーリー展開はなく、複数の登場人物による非友好的かつ目的不明な行為、謎の物体が移動、変形する様子を描写することにより、純粋な時間の流れが表される。【概要】世界が妙だ! 立石大河亞+横山裕一の漫画と絵画会期:2016年10月28日(金)〜2017年1月22日(日)会場:広島市現代美術館住所:広島県広島市南区比治山公園1-1開館時間:10:00〜17:00 ※入場は閉館30分前まで。休館日:月曜日(ただし1月2日、1月9日は開館)、年末年始(12月27日〜1月1日)、1月4日(水)、1月10日(火)観覧料:一般 1,030(820)円、大学生 720(620)円、高校生・65 歳以上 510(410)円※中学生以下無料※11月3日全館無料※ ( )内は前売り及び30人以上の団体料金
2016年10月03日早稲田大学文学学術院は、変体仮名の読解能力をゲーム感覚で身につけられるスマートフォンアプリ「変体仮名あぷり」Android版をリリースした。iOS版は近日中にリリース予定。共同開発者のカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)によって英語版「The Hentaigana App」もリリース予定。いずれも無料アプリだ。本稿では、リリースに際して行われた、記者発表会の様子をお届けする。「変体仮名あぷり」は、明治時代以前の文献に用いられる字体統一前の平仮名「変体仮名」を、スマートフォン上で学習できるというもの。基本の学習機能は単語帳のような形式で、変体仮名と字母・読み方をタッチ操作で切り替え、一文字ずつ学んでいく。アプリ画面に現れた変体仮名を理解度に応じて左右にスワイプすることで正答率をカウントし、文字ごとの理解度を把握する表も搭載。苦手な文字を指定して集中的に練習する機能や、指で動かせる変体仮名辞典も付属する。開発は、UCLA アジア言語文化学部所属の日本文学研究者で、早稲田大学訪問准教授でもあるマイケル・エメリック准教授と、早稲田大学文学学術院 十重田裕一教授、陣野英則教授ら日本古典文学研究者が中心となって実施した。ちなみに、このアプリの開発は、ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長・柳井正氏の寄付を受けて早稲田大学とUCLAが取り組んでいる「柳井正イニシアティブ グローバル・ジャパン・ヒューマニティーズ・プロジェクト」の一環として行われている。このアプリの開発経緯について、エメリック准教授は、自身が修士課程で「十帖源氏」を学んだ際、読解のために変体仮名の単語カードを自作して猛勉強したエピソードを語った。自身が教える立場になり、同じ苦労を学生にさせたくはないこと、そして今や日本人の多くも読むことは難しい変体の面白さを、より多くの人々に知ってほしいという意図を語った。多くの人が触れるアプリというコンセプトから、背景デザインの美しさやシンプルなインタフェースなどに気を配ったという。同アプリの素材には、同大学が所蔵する室町時代~近世までの貴重な写本の中から、変体仮名のサンプルを1文字ずつ選び、抽出したものを用いた。これらの仮名に対して、「字母」(変体仮名の元となる漢字)を同大学職員で書家の渡部大語氏が付し、変体仮名と元の漢字および読みを学習可能とした。なお、同アプリの開発を手がけたプログラマーのファーゴ・マット氏によれば、同アプリは変体仮名・字母などの文字情報をクラウド上から読み込んで表示しているため、今後のアップデートによって、異なる時代の変体仮名なども学習可能な拡張性を持っているという。ちなみに、リリース後に行われることが決定しているアップデートとして、実際の文献で見られるような、続けて書かれた変体仮名の読み方を学習できる「続き書きモード」を実装するということだ。
2015年10月29日東京都・恵比寿のNADiff Galleryと清澄白河のARATANIURANOにて、漫画家/アーティストとして国内外から高い評価を集める横山裕一の個展「ファッションと密室」が開催されている。開催期間はNADiff Galleryが7月3日まで(12:00~20:00、月休)、ARATANIURANOは7月4日まで(11:00~19:00、日祝月休)。いずれも入場は無料。同展は、横山裕一の最新作品集「ファッションと密室」の出版を記念して開催されている個展。国内外での大規模な個展や展覧会への参加が続いた2014年に制作された作品を中心に、ミニマムな存在描写の強靭さ、大胆に配される迫力のオノマトペ、そしてコマごとに綿密に描き出される時の流れなど、独自の表現手法で知られる横山裕一の"ネオ漫画"の世界が2つの会場で展開されている。また、渋谷のNADiff modern(Bunkamura内)では、横山の推薦本を集めたブックフェア「横山の本棚」を開催しており(7月3日まで)、小説や詩集、写真集など、作家のアイデアの源泉や思考に触れることができる。なお、ふたつの展覧会場と選書フェア会場でスタンプラリーを実施しており、3つすべて集めた人には、プレゼントが用意されている。
2015年06月30日伊勢丹新宿店のエルメス(HERMES)ブティックリニューアルに際し、作品を提供したことが記憶に新しい、現代美術家で漫画家の横山裕一作品展「横山裕一<これをネオ壁面と呼ぶ>集合する名士とけもの」が、3月6日より京都国際マンガミュージアムで開催される。世界的なアーティストが集まるアートの祭典「PARASOPHIA:京都国際現代芸術祭2015」の後援事業として開催される同イベント。期間中は横山が今回のために書き下ろした漫画を、建物の壁にプロジェクションマッピングで投影。更に、作品世界を再現した会場に原画も展示され、本で読むのとは一味違った横山ワールドを体験出来る。また、3月8日には横山の作業風景が見られるライブドローイングイベント「これがネオ漫画である」を開催。展覧会場に設置されたアトリエで、独特の技法を用いて漫画に取り組む横山の姿が見られる。横山は“ネオ漫画”と称される独創的な作風で有名。奇妙な格好をした人物たちが、目的不明の土木工事を黙々と遂行したり、意味不明の会話を交わしたりするなど、異色の漫画で国内外の漫画界やアート界から注目されている。これまでに、漫画作品集として『ニュー土木』『トラベル』『世界地図の間』、画集では、『横山裕一カラー画集』などを発売してきた。【イベント情報】横山裕一<これをネオ壁面と呼ぶ>集合する名士とけもの会場:京都国際マンガミュージアム2階ギャラリー6住所:京都府京都市中京区烏丸通御池上ル会期:3月7日から5月31日まで(プロジェクションマッピングは3月6日から)時間:10:00から18:00まで(入場は閉館の30分前まで、プロジェクションマッピングは18:00から21:00まで)休館日:水曜日(4月1日、29日、5月6日は閉館)、4月30日、5月7日(プロジェクションマッピングは無休)
2015年02月16日