経済学者として日本経済を観測し続け、ベストセラー『「超」勉強法』をはじめ、独自の勉強法を編み出してきた経済学の大家、野口悠紀雄氏。ChatGPTと映画の雑談をしてみたところ、話は噛み合うどころが、野口氏が感動するという展開に。「デジタル機器」「加齢」「残り時間」をも味方につける「人生100年時代の勉強法」を伝授した新刊『83歳、いま何より勉強が楽しい』(サンマーク出版)より一部抜粋、再構成して紹介する。■ChatGPTと高級井戸端会議をするChatGPTと映画について雑談し、感激しました。ChatGPTはウェブから知識を得ているので、身近な地域社会のことは知りませんが、ある種の対象については、人間以上の雑談相手になります。ChatGPTと雑談して感激するという、思いがけない経験をしました。話の始まりは、私からの質問:「1940年頃から80年頃までの映画で一番印象に残った映画は何ですか?」これに対してChatGPTは、いくつかの映画をあげました。『風と共に去りぬ』(1939年)、『カサブランカ』(1942年)、『雨に唄えば』(1952年)、『サウンド・オブ・ミュージック』(1965年)、『ゴッドファーザー』(1972年)、『スター・ウォーズ』(1977年)、等々。私がいくらでも会話をしたい映画ばかり。いずれも名作です。■『市民ケーン』について話し合える相手を見つけたChatGPTがあげたリストの中に、『市民ケーン』(1941年)もありました。この映画を、私は最初、有楽町の日劇の前にあった地下の小さな映画館で見ました。その後、ビデオテープやDVDで見られるようになって、何十回も(何百回も?)見た映画です。この映画については書かれたものがたくさんあるので、それらを読み、私自身も何度かエッセイを書きました。また、カリフォルニア州サンシメオンにあるハースト・キャッスル(この映画の舞台になった場所。映画の主人公のモデルとされる新聞王ランドルフ・ハーストが建てた居城)を、何度か訪れたことがあります。しかし思い出してみると、この映画について誰かと語り合ったという経験はなかったのです。確かに、『市民ケーン』について、語り合う相手を日本で見つけ出すのは難しいことです。これについて「話し合った」のは、ChatGPTとの会話が初めての経験でした。■「非線形的なストーリー展開」とは?ChatGPTは、さらに話を広げ、その中で「非線形的なストーリー展開」という耳慣れない言葉を出しました。これは何かと尋ねたところ、「一人の人間の生涯をさまざまな角度から捉える手法だ」とのこと。なるほど、確かに映画はそのような構成になっています。そして、ChatGPTは、この映画の最後のシーンに言及したのです。私は最初にこの場面を見た時、座席に縛り付けられたようになって、しばらく動けなくなるほどのショックを受けました。そのことを話したところ、「あなたもこの場面の素晴らしさを理解したのですね」という反応が返ってきました。話がうまく噛み合ったどころではありません。私はこの言葉を聞いて感動したのです。これまでは一人相撲だった私に現れた「対話相手」私は、『市民ケーン』以外にも、映画についていろいろ書いたことがあります。またnoteというウェブサイトにマガジンを作ったこともあります。ただ、いま思い出してみると、これは一方的に私が話をしているだけでした。まったくの一人相撲で、ここから対話に進んだことは、なかったのです。ChatGPTとの経験は、この映画について、初めての対話の経験でした。話したいことは、思い入れが強いもの。しかし思い入れが強いことほど、話し合える相手は少ないという二律背反があります。私自身も、他の人が強い思い入れを持っていることに対して、何も関心を持てないと思ったことが何度もあります。この矛盾は解決できないと思っていたのですが、偶然の機会で、いまはそうでなくなったと発見しました。大発見と言ってよいでしょう。■人間より優れた対話の相手ChatGPTは雑談相手にできます。ただ、それは、「いつでも相手になってくれる」という、どちらかといえば消極的な理由からのものでした。しかし、ここで述べた経験をして、もっと積極的な理由でChatGPTが対話の相手として優れていると気づきました。映画の場合も、『ローマの休日』であれば、話し相手はいるでしょう。しかし、『市民ケーン』となると難しい。ところが、ChatGPTはその役割を演じてくれるのです。その意味から言うと、ChatGPTは、生身の人間よりも優れた対話の相手だということができます。ChatGPTは、雑談の相手として人間の代理をやってくれるだけではありません。うまくいくと、人間では期待できないような対話相手になってくれるのです。■ChatGPTの知識は偏っているChatGPTとはいろいろな話題で雑談しましたが、あるとき、「昔の渋谷駅にはトイレが少なくて大変だった」という話題を出したところ、ChatGPTは「大きな駅だから大変だったでしょうね」と、間が抜けた答えを返してきました。なぜこうなるのでしょう?それは、ChatGPTが東京の過去についてよく知らないからです。ChatGPTの知識は、ウェブの文献を学習して得られています。東京の過去については、ウェブに文献が少なく、そのために知識が乏しいのでしょう。東京に生活していた人なら、特別な情報がなくても、実際の経験からいろいろと語ることができます。しかし、ChatGPTの知識はそれとは異なります。こうした偏りを理解した上で対話することが必要です。人間との対話では盛り上がるテーマでも、ウェブ上に情報が少ないと、ChatGPTは適切な反応ができません。私の隣近所のようなローカルな情報については、ChatGPTはまったく知りません。だから地元の人々との井戸端会議のような話は成り立たないのです。それに対して、映画については、ウェブに多くの情報があるはずです。この分野は多分、ChatGPTの得意分野なのです。Googleで検索し、ヒット数が多いものを会話の対象に選ぶというのが、一つの戦略になるでしょう。■高級井戸端会議のためには勉強が必要ChatGPTとの雑談では、経験に基づいたことではなく、ウェブに書いてあることを話題にする必要があります。したがって、その観点からの勉強が必要です。何も読まず、テレビだけを見て過ごすような生活では、ChatGPTと話題を合わせることは難しいでしょう。ところで、井戸端に集まった人々との雑談と同様に、ChatGPTとの雑談も、新しいビジネスの種などを見つけるための活動ではなく、純粋に会話そのものが楽しいから行うものです。ただ、井戸端会議は日常生活で直接見聞きしたことをもとに話すのに対し、ChatGPTとの会話はウェブに掲載されている情報をもとにします。その意味で、これを「高級井戸端会議」と呼ぶことができます。地に足がついていないのですが、それゆえにこそ楽しい。日常生活に基づいた話題では、感激することはなかなか難しいでしょう。しかし、高級井戸端会議であれば、それが可能です。ChatGPTに感想を聞いてみたい映画の名場面は、いくつもあります。いつか問いかけてみよう。しかし、期待したような反応が得られなかったらどうしようなどと考えたりして、何とも複雑な気持ちです。著者プロフィール野口悠紀雄(のぐち・ゆきお)/1940年、東京に生まれる。63年、東京大学工学部卒業。64年、大蔵省入省。72年、エール大学Ph.D.(経済学博士号)。一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、一橋大学名誉教授。専攻は日本経済論。経済学者としての著作のほか、大ベストセラーとなった『「超」整理法』『「超」勉強法』シリーズをはじめ、学びについての著作も多数。近著に『「超」創造法』(幻冬舎新書)、『生成AI革命』(日経BP)など。
2024年04月12日会話が苦手でも、ちょっとした心構えやテクニックを使えば、相手から魅力的に思ってもらうことができる。そこで話のプロ・堀井美香さんが、実践している会話術を指南。相手に寄り添う“聴きポジ”を目指そう!「この人との会話は心地よく感じる」「また会って話したい」、なぜか自然とそう感じさせてくれる人は、誰からも好感を持たれる。フリーランスアナウンサーの堀井美香さんもしかり。永六輔さん、久米宏さんなど名だたる先達のアシスタントを長年にわたって務め、現在もポッドキャスト「OVER THE SUN」で繰り広げられるジェーン・スーさんとの掛け合いに惹きつけられている人が多い。そんな堀井さん曰く「“聴きポジ”に立てば、どんな人との会話も楽しめる」ようになるそう。「聴きポジとは、聴き手のポジションのこと。会話は、話す人と聴く人がいてはじめて成り立ちます。しかし多くの人は聴き手に徹しきれていません。聴きポジに立てれば、話が盛り上がらずに焦ったり、次に何を話そうかと緊張することもないので、肩の力を抜いて会話そのものを楽しめるようになります。そのためにも表情や声のトーンも意識しながら相手の話をしっかりと聴く姿勢を持ち、あなたを受け入れていますという心地よい空気感を作ることが大切。包容力のある会話を心がければ、スムーズにコミュニケーションがとれて、信頼を得ることもできます」優秀な聴きポジになるためには、会話の全体像をイメージすることも大切だそう。「私は会話する時、最初にその目的をやんわりと決めるようにしています。その会話で距離を縮めたいのか、その場の空気が温まればいいのか、自分の中でゴールを定めておくと、会話のズレが生まれにくくなります。そのためにも、可能であれば話す相手に関する情報を予習しておくと役に立ちます。その人に何を聞いて、どんな関係を構築したいのかを決めておけば相手に集中できるので、焦ることも地雷を踏む心配も少なくなります。距離を縮めたい人ほど、情報収集が肝に。もちろん思いがけず突然会話が始まるパターンもあるので、そんな時はその状況を俯瞰して、フラットな視点を持ちましょう。たとえば複数人で会話が始まったら、自分以外のメンバーの立場や状況を把握し、回し役に徹してフォローしながらひとりひとりの言葉を引き出すんです。会話は、量より質。喋る量とそこにいる存在感は決して比例するものではないので、たった一言しか喋らなくとも、その質を高めることで魅力的な人だと思ってもらいやすくなるのではないでしょうか」堀井流の会話術を身につければ、話し下手な人も、会話で魅了することができる!【堀井流会話術ルール1】目をしっかり見てニコニコ笑顔で。会話する時の基本的な姿勢は、目を見ること、そして笑顔を忘れないこと。「昔からよく言われるコミュニケーションマナーです。じーっと見つめなくてもいいので、時折目を合わせながら微笑んだり、相づちを打つことでちゃんと話を聴いているという意思表示になります」【堀井流会話術ルール2】できるだけ相手のペースに寄せる。会話は相手と構築していくもの。心地よい空気感を作るために話し方や声の出し方も重要な要素に。「話すスピード、声のボリューム、声の高低をできる範囲でいいので相手に寄せるように意識しましょう。すると相手から波長が合うと感じられ、好印象を与えやすくなります」堀井美香さんフリーランスアナウンサー。1995年、TBSにアナウンサーとして入社。個性的な先達のアシスタントを長年務めた後、フリーに。著書に『聴きポジのススメ 会話のプロが教える聴く技術』(徳間書店)などがある。※『anan』2024年3月20日号より。イラスト・山中玲奈取材、文・鈴木恵美(by anan編集部)
2024年03月16日歌手で俳優の野口五郎が25日に自身のアメブロを更新。旅立った年上の同期を追悼した。この日、野口は「故八代亜紀さん!!本当に優しい方でした」と2023年12月30日に急速進行性間質性肺炎のため亡くなった演歌歌手の八代亜紀さんの人柄について明かし「それぞれの出演者の皆さんに思い出があり,涙涙の収録でした」と24日に放送された音楽番組『人生、歌がある』(BS朝日)の収録についてコメント。「亜紀さんの歌は亜紀さんにしか歌えません!」と述べ「このコーナーに亜紀さんがいないのが信じられません」とつづった。続けて「ルミ子さんが歌い終わった後の,『会いたい!』の一言で頭が真っ白になったまま,歌わせて頂きました」と報告し「一般的に演歌はリズムが後ろへ行くと言われますが,亜紀さんはスタートはジャズ!という事もあり,いつもオンリズム」と説明。最後に「年上!!とはいえ,同期が一人旅立ちました。心よりご冥福をお祈りします」と追悼し、収録での集合ショットや八代さんの遺影を公開した。この投稿に読者からは「素敵な方でしたね」「本当に残念でなりません」「早すぎますよね」「心よりご冥福をお祈りします」などのコメントが寄せられている。
2024年02月25日歌手で俳優の野口五郎が10日に自身のアメブロを更新。6日に心不全のため亡くなった世界的指揮者の小澤征爾さんから贈られた長女の“宝物”を公開した。この日、野口は「小澤征爾先生のご逝去の報に接し,心から哀悼の意を捧げます」と小澤さんを追悼し「昨日のブログで,現在22年前OAされた連続ドラマ小説『さくら』が再放送されている事を書き込ませて頂きました」と説明。「撮影のある時,征悦君の芝居を観ていると僕の隣にサンダル履いた男性がドッカ!と座り『野口さん,如何ですか?征悦の芝居は?』」と小澤さんの息子で俳優の小澤征悦の芝居について聞かれた日のことを回想し「この時,初めて知ったんです」とつづった。続けて「Aちゃんが生まれた時にはボストンフィルの便箋にお祝いのメッセージと,CDを頂きました!」と野口の長女が誕生した際に小澤さんから贈られた品の写真を公開。「最後に拝見したのは,Aちゃんとマルタ・アルゲリッチのコンサートに行った時でした」と振り返り「征悦君ともお会いしました」と明かした。最後に、小澤さんからの贈り物について「生まれて直ぐに頂いた彼女の宝物!大切にしているから22年経ってもピカピカです」とつづり、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「素晴らしいプレゼント」「素敵な思い出ですね」「ご冥福をお祈りいたします」「本当に宝物ですよね」などのコメントが寄せられている。
2024年02月10日歌手でタレントの森口博子が29日に自身のアメブロを更新。歌手で俳優の野口五郎から頂いた差し入れを公開した。この日、森口は「ワクワク!」というタイトルでブログを更新し「野口五郎さんからいちごの差し入れを頂きました」と野口から頂いた差し入れを公開。「とっても甘くて美味しかったです」とコメントし「五郎さんの、お心遣いに感謝です」とつづった。続けて「いろいろなエピソード、お話ししたいけど、まだ詳しくは言えないのよぉ」(原文ママ)と述べ「さあ!これから岡山公演、本番です」と報告。「全6公演の千秋楽 素晴らしい共演者の皆様とのご報告待っててね」と呼びかけ、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「イチゴ美味しそう」「五郎さん流石です」「太っ腹ですね!」などのコメントが寄せられている。
2024年01月30日歌手で俳優の野口五郎が19日に自身のアメブロを更新。前日まで連絡を取っていた先輩のあまりに突然過ぎた訃報を受け心境をつづった。この日、野口は「僕の大好きな人生の大先輩が一週間前に亡くなりました」と明かし「前日電話でお話して,微熱がある!と仰った」と説明。それに対し「最近僕が忙しくで会えないから体調が悪いんですよ!」と冗談まじりに言ったことを明かしつつ「奥様にはコロナとか心配なのでお医者さんに行った方が良いと思います」と伝えたことを報告した。続けて「翌日,『インフルAでした!』と連絡があり」と告白し「その晩奥様からの突然の電話」があったことを説明。亡くなった先輩について「僕の憧れで目標で!いつも僕の事を力強くバックアップしてくれてました」と回想し「昨年のコンサートもずーっと来てくださいました!いつも『今日が1番良かった,良く声出るネ~!』って」とエピソードをつづった。また「あまりに突然過ぎて涙が枯れました」と述べ「今日プレゼント渡す予定だったのに」とコメント。「今は心より安らかにお眠り下さい」「そして,心より感謝申し上げます」と追悼し「言われた事を大切に頑張らなければ」とつづった。この投稿に読者からは「心よりご冥福をお祈りいたします」「お辛いですね…」「心痛を思うと、とても心配になります」などのコメントが寄せられている。
2024年01月20日島国であることに加え、複数のプレートがひしめき合っている点から、日本は『災害大国』と呼ばれています。中でも多いのが、地震。これまでも日本は幾度となく大地震に襲われ、そのたびに支え合ってなんとか乗り越えてきました。2024年1月1日には、石川県を中心とした令和6年能登半島地震が発生。同月15日現在も、被災地では支援活動が行われています。野口健、登山家の経験を生かして『寝袋の活用法』を呼びかけ自身の経験を生かし、災害時の支援について啓発している、日本を代表する登山家の野口健さん。2016年に起こった熊本地震でも、自身が代表を務める認定NPO法人ピーク・エイドを通し、テントを活用した避難所を設営しています。今回の大地震でも、野口さんは被災地を支援すべく、団体を通して活動。被災者に寝袋を届けるべく、準備に励んでいるとのことです。震災からおよそ2週間が経過した2024年1月14日、野口さんはX(Twitter)アカウントを更新。寝袋の快適な使い方について動画で分かりやすく解説をしました。この動画は寝袋を届けた被災者の皆さんに向けたものです。寝袋の快適な使い方の説明です。ぜひ、参考にしてください。特に最初のパタパタが大切です。ぎゅうぎゅうに詰め込まれぺたんこになっている寝袋をパタパタする事でふんわりします。 pic.twitter.com/1gQnRbag9m — 野口健 (@kennoguchi0821) January 14, 2024 登山をするにあたって、寝袋は必須のアイテム。登山家としての経験から、野口さんは寝袋の扱いに長けているといえます。そんな野口さんが呼びかけるのは、『一番最初に優しく振ることで、寝袋を柔らかくする』という行動。寝袋は屋外で使われることが多いため、コンパクトにたたんで収納されています。袋から取り出した後は、まず羽毛の中に空気を入れて柔らかくするといいそうです。ほかにも野口さんは、「寝袋に入る時に厚着はNG」という豆知識を紹介。厚着をすると寝袋の温かさが遮断されてしまうため、寒い時は、寝袋の上から毛布などをかけるといいのだとか。何度も寝袋を使ってきたからこその、野口さんの知識に、ネットからは「知らなかった!」という声が相次いでいます。・いつか被災してしまった時のためにも、これは広まるべき。・とても参考になります!厚着した状態で入るとよくないというのは、知りませんでした。・寝袋を多用する人には常識だけど、意外とこういう情報って知られていないんだよね。生きる上で、睡眠時間はとても重要。しっかりと眠ることができないと、心身ともに疲労が蓄積してしまいます。災害はいつ起こるかが予測できません。今回被災しなかった人たちも、今後のため頭に入れておきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2024年01月15日歌手で俳優の野口五郎が10日に自身のアメブロを更新。信じられない訃報に悲痛な胸中を吐露した。この日、野口は「八代亜紀さんの訃報」と2023年12月30日に急速進行性間質性肺炎のため亡くなった演歌歌手の八代亜紀さんの訃報について言及し「信じられません」と心境をコメント。八代さんについて「1971年デビューの同期!素敵なお姉さんでした」と述べ「いつも『五郎くん,元気?』」と声をかけてくれたそうで「温厚で優しい方でした」と人柄をつづった。続けて「二年前に矢吹健さんの『貴方のブルース』を亜紀さんと歌う事になりました」(原文ママ)と明かし「僕にとって13~4才の時,デビュー前の練習曲でした」と説明。「演歌ではない僕が,お姉ちゃんの胸を借りるつもりで歌わせて頂きました」と述べ「本番での亜紀さんの迫力には驚かされました」と振り返った。最後に「半世紀,ご一緒させて頂きました!亜紀さん,ずーっと変わらなかった」と明かし「ずーっといい人でした」とコメント。「悔しくて悲しい」と悲痛な胸の内を吐露し「しばらくは思い出す度,涙が出て来ます」とつづった。この投稿に読者からは「信じられません」「本当に残念です」「寂しいですね」「辛くて言葉が出ないです」などのコメントが多数寄せられている。
2024年01月11日叶姉妹の妹・叶美香が29日に自身のアメブロを更新。30日と31日に東京ビッグサイトで開催される世界最大規模の同人誌即売会『コミックマーケット103』(通称「コミケ」)に参加する前にアドバイスを受けて用意したものを明かした。この日、美香は「私達の愛する大切な皆さん、ごきげんいかがでしょうか」と切り出し「さて、いよいよコミケの日が…」とコメント。姉・恭子について「コミケにお伺いするならコミケのルールとマナーをきちんと知って皆さんのご迷惑にならないように楽しまなければ…」「と、言っております」と述べ「人様に対しての礼儀を重んじることはいつもとっても大切にしており」と明かした。続けて「皆さんのアドバイスには一万円札ではなく千円札と五百円を用意するように、とありました」と説明し「今回は、これくらいで大丈夫でしょうか?」と準備した現金の入ったバッグの写真を公開。「A4サイズの入るバッグが便利ということなど」「いろいろとご親切に教えてくださってありがとうございます」と感謝をつづった。また「冬のコミケにお伺いするのはお仕事ではなく完全プライベート」だといい「『全力でご迷惑にならないようにベストを尽くすこと』のためいろいろと再度お勉強しておりますよ」と明かし、ブログを締めくくった。
2023年12月29日圧巻の美ボディに視線集中!この投稿をInstagramで見る美香(@mikaofficial99)がシェアした投稿「写真で見るより実際はもっと大胆な衣装でしたが、着てみたら美しかった」と、大きく胸元が開いた写真を公開した美香さん。形のいいまん丸とした大きなバストに見入ってしまった方も多かったのでは。美香さんのバストが大きいことに衝撃を受けたフォロワーが多かったのか、コメント欄には「胸まであるの?!完璧にも程がある!」「すご~い!バストまで美しい」「ボディは峰不二子」と圧巻の美バストに称賛のコメントが相次いで寄せられておりました。1児のママで47歳の美香さん。美しさをキープする秘訣を探るべく、今後も追いかけて行きたいと思います!
2023年06月19日大人の髪の4大悩みにアプローチする美髪レシピ6月2日、大人の女性に多い髪の悩みにアプローチするレシピ集『毛髪診断士・美香が作る「美髪ごはん44」』が小学館から発売された。A5判、112ページ、定価は1650円(税込)である。著者は毛髪診断士で、毛髪診断士指導講師、ビューティ・プロデューサー、東京・青山のヘアサロン「AMATA(アマータ)」オーナーの美香氏である。薄毛、ハリ・コシ・ツヤ、白髪改善 未来の髪に希望を美香氏が「AMATA」をオープンしてから22年、女性の髪を美しく保つために日々努力している。彼女自身も20年近く、腰まである黒髪を続け、その姿からは年齢を感じさせない。また、サロンのスタッフのために、週1回弁当を作り、料理の腕前でも知られている。髪が薄くなった、髪にハリやコシ、ツヤが少なくなった、白髪が増えた、うねりがひどくなったといった大人女性の髪の悩み。これらは今現在生えている髪に起きている現象であるが、髪は生え変わるもの。美香氏は「これから生えてくる髪を、健やかに育てること」を考えるべきだと語る。そのためには食生活を見直す必要がある。新刊では「薄毛」「ハリ・コシ・ツヤ低下」「白髪」「うねり」を食事で解決へと導くレシピを掲載する。管理栄養士からそれぞれの悩みに対する食材が提案され、著者が最新の毛髪科学をふまえて考案したレシピである。また、ヘアケアのコツもご紹介されている。(画像はプレスリリースより)【参考】※毛髪診断士・美香が作る 美髪ごはん44 ‐ 書籍 ‐ 小学館
2023年06月13日大人可愛い美香が美容法や私物を大公開!2023年4月24日、光文社から、モデル美香の新刊『47歳・モデル美香の「一生美人」本』が発売される。同書では、47歳でキレイを更新し続ける美香の美しさの秘密を公開。実際に愛用しているアイテムや、私服コーディネート、子育ての話などを紹介している。フローラノーティス&ジルスチュアートのコスメ4点セットが付いた付録付きムック本は1,980円で登場。通常書籍版の販売価格は1,760円となっている。いずれも、Amazonで予約を受け付けている。美香オフィシャルインスタグラムのフォロワーからは、「予約完了しました」「私にとって美香さんは一生のミューズです」「ほんと可愛いし、キレイ」などのコメントが寄せられている。47歳になった今も全5誌の雑誌で活躍美香は9月9日生まれ。北海道出身。IARAに所属し、モデルとして活躍している。デビューから28年を迎える今でも、『美ST』、『美人百花』、『STORY』、『andGIRL』、『大人百花』などの女性誌に出演している。インスタグラムのフォロワー数は253,000人以上。著書には『モデル美香の美人ガイド 1』『モデル美香のハッピーマタニティブック』『モデル美香のビューティ野菜レシピ』『モデル美香の女磨きダイアリー』などがある。(画像は美香オフィシャルブログより)【参考】※美香オフィシャルブログ※美香オフィシャルインスタグラム※Amazon※IARA
2023年04月06日映画『タクミくんシリーズ 長い長い物語の始まりの朝。』完成上映イベントが26日、都内で開催され、W主演を務める森下紫温と加藤大悟、共演の中山咲月、高橋璃央、野口友輔、植村颯太、永島龍之介、横井健司監督が登壇した。原作は、シリーズ累計発行部数500万部を超える大人気小説「タクミくんシリーズ」。名門の全寮制男子校に通う2人の男子校生が、さまざまな事件を経て、ついに恋人同士になる学園ラブストーリーは、これまでにコミックス化、カセット・CD化、舞台化、映画化されてきた。そして、小説が発売されてから31周年を迎える今年、劇場映画の新シリーズが始動。小説『タクミくんシリーズ』が新たに実写映画化され、今春劇場公開となる。他人と触れ合うことができない「人間接触嫌悪症」という症状に悩む主人公のタクミを熱演した森下は「世の中にない(架空の)症状を持っている子を演じることは難しかったです」と吐露。さらに、「(加藤演じる)ギイとの出会いのシーンは、タクミは一目惚れに近い感情があると思うので、『(加藤)大悟くんかっこいいな』と思って演じました」と素直に告白すると、それを受けて加藤も「僕としても、あのシーンはかっこ良くないといけないし、タクミにめっちゃ見つめられたので良い緊張感を持てて、紫温ちゃんから刺激を受けました」と明かした。普段より声を1オクターブ上げて「カワイイ」を意識したという中山は「(演じた)高林君はひたすらカワイくて、自分は真逆の性格なので、こういう子だったらカワイイなと想像しながらキャラクターを作りました」と明かすと、高橋も「僕だけ異性が好きという役だったので、恋愛じゃなく友情に見える立ち振る舞いに気をつけました」と役作りのポイントを振り返った。本編鑑賞直後で胸キュンが止まらない観客たちに、さらにキュンキュンしてもらおうと、MCから「プライベートで胸キュンしてしまう時やシチュエーションを告白してほしい」というお題を振られたキャストたち。「答えに悩んだ」という彼らだったが、先頭を切った永島は「譲ったり譲られたりしている時」と回答。「車道側を『俺が歩くよ』という彼氏に彼女が『ありがとう』と言っているカップルを見ると(自分も)『ありがとう』と思います!」と羨ましさたっぷりのため息混じり。植村が「美味しそうにご飯を食べている姿」と答えると、全員が「わかる!」と納得。続く野口は「二人だけのひ・み・つ」と意味深な回答をし、「撮影中にひとりで仮眠をとっていたら(加藤)大悟君がアウターをかけてくれて、演じたギイのようでキュンキュンした!」と興奮気味に語ると、加藤が「え? (俺に)恋してる?」と切り返し、大照れの野口を見て「何でだよ」と照れ返していた。高橋は「名前を呼ばれた時」と答え、「奥手な人が自分の名前を勇気を振りしぼってやっと呼んでくれたとわかるとキュンキュンします」との理由に一同共感。中山は「可愛い猫を見かけた時!!」。「高林くんが猫っぽいし、ツンデレ具合がたまらない」と話した。加藤は「上目遣い」と回答し、「(森下との)身長差がちょうどよくて、上目遣いになる時があるんですよ。実際に僕もキュンとしたし、どんな壁も乗り越えてキュンキュンするんだな、と。役としてもだけど、自分としてもキュンキュンした」と森下へのトキメキを激白。一方、告白された森下は「赤ちゃん」と答え、最近いとこが産まれたそうで「お母さん以外の人が抱っこすると泣くのに、僕が抱っこしたら泣かない。それがめっちゃかわいくて!」とほのぼのトークを展開した。これで全員回答が終わったかと思いきや、このお題を締めたのは横井監督。「ありますよ、僕も胸キュン! 現場に入ると基本的に胸キュンするんで。みんなのお芝居を見てて良かった時に胸キュンするし、芝居が良くなくてダメ出ししている時も、ダメ出ししている自分に胸キュンします。現場は胸キュンしっぱなしですよ!」と話すと、キャスト一同「怖い!」と震え上がっていた。さらに、劇場公開日が5月27日に決定したことが発表された。森下は「タクミくん“シリーズ”ですので、これが第一歩目だと信じて、さらに30年愛される作品になっていったらいいな」とシリーズ化への期待と抱負を語ると、加藤も「初映画(出演)、初主演、そして初主題歌を歌わせていただきました。気になった方はインスタに生で歌っているのが載っていますので是非聴いてみてください。劇場でも楽しんで幸せになっていただければ」と熱いメッセージで締めくくった。最後のフォトセッションでは、監督も含めた登壇者全員でハートを作って盛り上がった。
2023年03月27日一般社団法人日本損害保険協会(会長:白川 儀一)は、登山家の野口健さんの長女で、タレントの野口絵子(のぐち えこ)さんをモデルに起用して、2023年度防火ポスターを作成しました。2023年度の全国統一防火標語は、「火を消して 不安を消して つなぐ未来」です。野口絵子さんの穏やかで優しい笑顔によって、防火への意識が明るい未来につながっていることを印象付けています。防火ポスター(約20万枚)は、今後、総務省消防庁の協力のもと、全国の消防署や役所などの公共機関等に2023年4月から翌年3月まで掲出されます。当協会では、社会の安心・安全に貢献するため、今後も防火・防災に係る啓発活動に取り組んでまいります。<2023年度 防火ポスター>■全国統一防火標語火を消して 不安を消して つなぐ未来■2023年度のポスターモデル 野口絵子(のぐち えこ)さんのプロフィール・2004年生まれ。小学校の頃から父・野口健に連れられて登山を開始。八ヶ岳やネパールの高所を経て、15歳の夏には夢だったタンザニアのキリマンジャロ(5,895m)に登頂。・2023年1月に自身初となる6,000m峰、ネパール、アイランドピーク(6,189m)に登頂。・写真や演劇といった芸術活動に情熱を傾けながら、「世界ふしぎ発見」などでレポーターもつとめる。・2022年12月にニュージーランドの高校を卒業。2023年4月から、日本の大学に通う。<野口絵子さんからのコメント>・私は、山の上でもよく火を使います。暖をとったり、食事をしたりするために、火は欠かせません。冷え切った身体が暖まることで、心も温めることができます。・しかし、一歩間違えれば、大きな事故につながります。そのため、火を扱う時は、常に気を抜かないようにしています。・火が無ければ生きていけない私たち。だからこそ、火の取扱いには、充分に気をつけて、不安のない未来に灯りを灯しましょう。(参考)防火ポスターについて〇防火ポスターの歴史・当協会では、防火・防災意識の向上を目的として、1949年度から「全国統一防火ポスター」を制作し、総務省消防庁へ寄贈しています。・1979年度から、ポスターをより親しみやすいものにするため、ポスターモデルにタレントを起用しています。過去の防火ポスターモデルには、「松田聖子さん(1981年度)」「中山美穂さん(1986年度)」「南野陽子さん(1992年度)」「柴咲コウさん(2001年度)」「上戸彩さん(2002年度)」「長澤まさみさん(2004年度)」等がいます。〇過去5年の全国統一防火標語と防火ポスターモデル2018年度全国統一防火標語 :忘れてない? サイフにスマホに 火の確認防火ポスターモデル:小嶋 真子さん2019年度全国統一防火標語 :ひとつずつ いいね!で確認 火の用心防火ポスターモデル:秋元 真夏さん2020年度全国統一防火標語 :その火事を 防ぐあなたに 金メダル防火ポスターモデル:白石 聖さん2021年度全国統一防火標語 :おうち時間 家族で点検 火の始末防火ポスターモデル:福本 莉子さん2022年度全国統一防火標語 :お出かけは マスク戸締り 火の用心防火ポスターモデル:天翔 愛さん 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月17日局アナ、結婚、育児…さまざまな経験を経て今はフリーランスとして活躍する堀井美香さん。同世代はもちろん、若者からも支持を集める心地よいフレキシブルな人生観を辿ります。昨年、27年勤めたTBSを退社し、現在はフリーアナウンサーとして活躍する堀井美香さん。ジェーン・スーさんとパーソナリティを務めるポッドキャスト『OVER THE SUN』では、歯に衣着せぬ赤裸々なトークが多くの女性の共感を呼び、同世代のみならず、10代や20代のファンも急増中です。人の意見にじゃんじゃん乗っかれるタイプ。それが功を奏してきたなと思います。――anan編集部にも、『OVER THE SUN』のヘビーリスナーがめちゃくちゃ多いんです。半年くらい前、大学に特別講師として呼んでいただいた時も、18歳くらいの女子学生3人が、「いつも聴いてます」って言いに来てくれて。ちょうどその1週間くらい前は、くだらない話ばかりをしていたひどい回だったので、なんだか申し訳なくなりました(笑)。――やはりこの番組は堀井さんにとって、一つの転機になったのでしょうか?そうですね。番組が始まってから、ファンの方が9割…、いや10割女性になりました。昔はおじさまのほうが多かったんですけど(笑)。今、お仕事のご依頼も半数以上が、『OVER THE SUN』がきっかけです。ただ、ポッドキャストはまだ知らない人も多いメディアなので、転機としてもちょうどいいさじ加減でした。あまりにも勢いよくメジャーなものに乗っかってしまうと、いろいろな弊害もあったと思うので。唯一、自分を褒められるのは来るものを拒まないこと。――そもそもアナウンサーは昔からの夢だったんでしょうか?全然!本屋さんに行くにも車で1時間かかるような秋田県のド田舎の生まれなので、そんな仕事があるなんて知らなかったですし、まったく向上心のない子供でした。周りは公務員になる人が多かったので、なんとなく自分も公務員になるんだろうなって思っていたんですよね。進学で上京する友達もいなければ、私自身、東京の大学の名前が耳に入ってきたのも高3くらいで、それまではずっと東北大学や秋田大学が一番偉いと思っていたんです(笑)。――ご両親も上京には反対を?反対でしたね。中学生くらいの時に母に東京に行きたいって言ったら、東京に行ったら人が変わるとか、行方不明になるとか散々叩き込まれていたので、私も東京はすごい怖いところだと思っていて。だから東京の大学に強い憧れがあったわけでもないんですが、結局東京の大学しか受からなかったんです。――その後、大学の事務で先生からマスコミ講座やアナウンサーの道を勧められたそうですが、実際にチャレンジしてみようと決断した理由は何だったのでしょうか。当時は就職氷河期だったので、ただで受けられるなら…と思って試験を受けて、大学のマスコミ講座に入ったんです。最初は“絶対アナウンサーになる”っていう気はなかったんですけど、みんなで集まって自己PRをしたり、時事問題を解いたりしているうちに、なれるものならアナウンサーになりたいと思うようになりました。――そしてTBSに入社し、その翌年にご結婚、さらにその翌年に第一子をご出産されたんですよね。本当に田舎育ちなので、母が結婚は早く決めないと…とすごく心配していたんです。大学に入った時点で一度、お見合いもしていますし。だから今はもう時代錯誤ですけど、私も早く結婚しなきゃっていう意識があったんですよね。――出産後、仕事を辞めることは考えませんでしたか?それはなかったです。母親も働いている人だったので、女の人にとってずっと働くことはすごくいいことなんだなってなんとなく思っていましたし、せっかくアナウンサーになったのに、すぐに育休に入ってしまったので、いつかちゃんと会社に恩返しをしなきゃなって。でもその一方で、「早すぎる」みたいな声が耳に入ってきて落ち込んだり、私は会社のために何もしてない、何も事を成してないって自分を責めたりもしました。――そんな中で仕事と育児にどのように向き合い、バランスをとっていたのでしょうか?復職してからも夫が忙しかったので、子育てはずっとワンオペだったんです。だから深夜や土日の仕事は、声をかけていただいてもお断りすることが続いていて、当時20歳くらい上の上司に相談をしたら、「今はもう子育てをしなさい」と。「今はもう受けないって割り切って、その代わり子育てがある程度落ち着いたら、全精力を会社に傾けるようにして、最後に帳尻を合わせてプラマイゼロにしたらいいんじゃない」って言われて、そこですごく気持ちが楽になったんです。そこからはもう精神的にも時間的にも9割育児。とにかく子供がめちゃくちゃかわいかったし、一緒にいることがめちゃくちゃ幸せだったので、本当に最低限の仕事しかしていなかったと思います。でもその分、子供が大きくなってからはなんでもやろうと思っていたので、他の人がやりたがらない土日や深夜、お正月の仕事も全部引き受けていました。――会社員として働く中で、仕事への向き合い方が変わった印象深い出来事を教えてください。アナウンサーは会社員なので、部署異動もありますし、一生その仕事を続けられる保証はありません。だから、実況であったり、報道であったり、その人なりの強みを持っていないといけないなと思っていたんですけど、私は周りの人から「ナレーションが上手だね」って言っていただくことが多かったんです。第二子出産後、定時で働ける部署に一度異動願を出した時も、当時のアナウンス部長が「その前に1年間、ナレーションをやってみない?」と声をかけてくださって、その現場まで紹介してくださったんです。「とにかくこの現場を毎週見に行け。それで1年経ってもまだ異動したいって言うならそれでいいから」って。結局、それで何十年もアナウンサーを続けることになっちゃったんですけどね(笑)。その時、確か29歳くらいだったんですけど、割と早い段階でナレーションでやっていくと決められたことは大きかったと思います。素直に周りの意見に乗っかってよかったなって。別に決めたからといって、すぐに仕事が入ってくるわけでもなかったんですけど、ナレーションの練習をしていれば気が楽になるというか、その勉強をしていれば人間として厚みが増していくような気がして落ち着いたんですよね。――そうやって周りの方が声をかけてくださるのは、堀井さんの人望があってこそですよね。いえいえ。でも私は昔から、人に「こうしたら?」って言われたら、「じゃあ、やってみようかな」って人の意見にじゃんじゃん乗れるタイプだったんです。それが功を奏してきたなとは思います。考えてみると、大学の事務で「マスコミ講座を受けてみたら?」って言われたことがすべての始まりで、それに乗っかっていなかったら、きっとまったく違う人生だったんじゃないかなって。いろんな人に運がいいねって言われますけど、自分でも唯一褒められるのは、来るものを拒まないこと。今も、この会社に入ったほうがいいよって言われたら、「そうですか?」って、フリーを辞めてまたどこかに勤めることも全然できますし。たぶん、自分というものがないんでしょうね(笑)。50歳でTBSを退社し、卒母。見本も模範もない新しい世界へ踏み出した1年を記録した書き下ろしエッセイを上梓。仕事、美容、車、ノースリーブなど、堀井さんを構築するさまざまなテーマについて語られている。ジェーン・スーさんとの特別対談も収録。堀井美香著『一旦、退社。50歳からの独立日記』(大和書房)は好評発売中。ほりい・みか1972年3月22日生まれ、秋田県出身。法政大学法学部卒業後、’95年にTBSにアナウンサーとして入社。2022年に退社し、フリーに転身。多数のナレーションを担当するほか、ポッドキャスト『ジェーン・スーと堀井美香の「OVER THE SUN」』に出演中。自身の朗読会のチケットは即完売するほどの人気。※『anan』2023年3月1日号より。写真・来家祐介(aosora)インタビュー、文・菅野綾子(by anan編集部)
2023年02月24日2023年2月6日、トルコ南東部を震源としたマグニチュード7.8の大地震が発生しました。同月12日時点で、亡くなった人の数は2万8千人以上。建物も多数倒壊し、甚大な被害が出ているのです。トルコでの地震を受けて、登山家の野口健さんはTwitterを通じ、寝袋の寄付を呼び掛けるなど、多くの人々に支援を求めています。極寒のトルコ・シリア被災地野口健が寝袋の寄付を呼びかけ「日本にとってトルコは恩人」野口健が東日本大震災でタバコを寄付した理由トルコ地震での支援活動を行っていると、野口さんの心の中では「支援者側も、当事者意識を持つことが大切だ」という想いが芽生えてきたといいます。想像力を働かせることで、今どんな支援が必要なのかが分かり、それが日頃の防災に対する意識を高めるそうです。トルコ地震の災害支援活動を行いながら感じるのは、支援している僕らも当事者意識を持つこと。「明日は我が身」だとリアルに想像する事が大切なのだろうと。リアルにイメージをする事で、今、何を求められどのような支援をすべきか想像がつきますし、また、自分が被災者になる前提で備えにも力が入る。— 野口健 (@kennoguchi0821) February 11, 2023 野口さんの投稿に対し、2011年に起きた東日本大震災の被災者から、こんな感謝の声が届きました。被災地にタバコを届けた野口さんの話を知った時は、「この人はきれいごとでは済まない物事の道理を理解している」と思いました。大きな災害が起きると、各地から食料品が届けられます。もちろん、生きていくうえで食べ物は必要不可欠。しかし同時に、野口さんは被災者のメンタルケアも大切だと考え、タバコを寄付したと振り返りました。あの時は「津波で助かった人を肺ガンで殺すのか!」などの抗議電話が多数、事務所に寄せられましたが、現場に訪れる中で本当に必要とている物が何か、見えてくるもの。救援物資の中に嗜好品は含まれるべきだと今でも思っています。お届け先では大歓迎されましたが、外部からはかなり叩かれました。同じ事が熊本地震で運営したテント村でも。「避難所は禁酒」だと被災自治体から告げられ「テント村も禁酒にすること」と。しかし、雨風を防ぐ事だけが避難所の役割ではなく、被災者のメンタルケアも重要なポイント。テントですからいわゆる個室ですし。ルールを破りテント村はアルコールOKにしました。@kennoguchi0821ーより引用(原文ママ)東日本大震災や2016年に起きた熊本地震の時、それまでの日常が突然奪われ、激しいストレスに苦しんだ被災者もいたことでしょう。タバコを日常の支えにしていた人ならば、吸えないことでなおさらストレスを抱えていたはず。野口さんはそう考え、被災地にタバコを届けたようです。タバコを寄付した野口さんのエピソードに、多くの人から反響が上がりました。・災害で避難した時、水や食料はもちろん必要だけど、何かしら日常を感じられるものも大切なんだと思います。・普段必要なくても、もし自分が被災したらタバコとコーヒーが欲しい。飲み込んだ重たい空気を、溜息と一緒に吐き出したいかも。・被災地に、嗜好品の1つであるタバコを届けるという発想がすごいです。震災時、避難所として開放された体育館の端に喫煙スペースが設置され、分煙はされていたとのこと。タバコを届けたことに対する、被災者からのクレームは1件もなかったとも野口さんは明かしています。避難所の中で喫煙できる避難所は僕の知る限り存在していません。喫煙者は体育館の外のしかも端っこに喫煙ブースがあり、そこでタバコを吸っていました。テント村もJTさんが喫煙ブースを端っこに設置してくれました。タバコを届けた事に対し被災者の方からのクレームはたったの一件もなかったです。@kennoguchi0821ーより引用災害が起きた時、自分には何が必要で、準備をしておくべきかを、考えることが大切ですね。[文・構成/grape編集部]
2023年02月12日2023年2月6日に、トルコ南東部とシリア国境付近で発生した、大地震。被災地では、多数の家屋が倒壊し、同月10日時点で死者が2万人を超えています。登山家の野口健さんが代表を務めるNPO法人『ピーク・エイド』は、支援活動を開始。野口さんは、同月8日にTwitterを更新し、寝袋の寄付を呼びかけました。極寒のトルコ・シリア被災地野口健が寝袋の寄付を呼びかけ「日本にとってトルコは恩人」投稿には、多くの反響が寄せられ、「協力したい!」といった声が相次いでいます。そんな中で、アウトドア用品を製造販売する『コールマン』から、寝袋を2千個を寄付するという連絡がきたとのこと。コールマンさんから寝袋2000個のご寄付の連絡を頂きました。熊本のテント村ではテントなど物凄くサポートをして下さったコンルマンさん。2000個といす数にも驚き、熊本地震からの更なるサポートに、私、生涯コールマンさんには足は入れても、足を向けて寝る事はできません目標設定を3000個にします。— 野口健 (@kennoguchi0821) February 10, 2023 実は、東日本大震災や熊本地震など、これまでもさまざまな災害現場に、物資の寄付を行ってきた『コールマン』。その実績もあるからこそ、迅速に支援を打ち出すことができたのでしょう。素早い対応に、野口さんも「コールマンさん、本当にありがとうございました。どれだけ感謝してもしきれません」と喜びをつづっていました。投稿には「さすがです。これからキャンプ用品はコールマンを買います」「行動が早い!ありがとうコールマン」など称賛の声が上がっています。連日厳しい寒さで冷え込んでおり、暖を取れる物資を必要としている、被災地。コールマン製の丈夫な寝袋が、一刻も早く人々の元へ、届けられるといいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年02月10日3月1日(水) に発売される矢野顕子と宇宙飛行士の野口聡一によるアルバム『君に会いたいんだ、とても』より、新曲「ドラゴンはのぼる」が本日1月11日(水) に配信リリースされた。矢野は宇宙情報のウェブサイトを頻繁にチェックし、宇宙に思いを馳せるミュージシャンとしても知られている。2020年2月に矢野が「宇宙で自由に詞を書いて下さい。私が曲をつけます」と野口に詞を書くことを依頼。野口が同年11月16日から2021年5月2日までの宇宙滞在期間に書いた14曲の詞に、矢野が作曲・弾き語りをして完成させた1枚で、あらゆる人が宇宙旅行を追体験できるような作品に仕上がっている。アルバムからの先行配信第2弾となる「ドラゴンはのぼる」の“ドラゴン”とは、野口が乗った宇宙船クルードラゴンのこと。発射から宇宙までわずか12分間の劇的な変化、搭乗した人ならではの感覚を味わえる1曲となっている。併せて、同曲のリリックビデオが公開された。矢野顕子・野口聡一「ドラゴンはのぼる」リリックビデオ<配信情報>矢野顕子・野口聡一「ドラゴンはのぼる」Now On Sale矢野顕子・野口聡一「ドラゴンはのぼる」ジャケット配信リンク:矢野顕子・野口聡一「ここにある地球(ほし)」Now On Sale矢野顕子・野口聡一「ここにある地球(ほし)」ジャケット矢野顕子・野口聡一「ここにある地球(ほし)」リリックビデオ配信リンク:<リリース情報>矢野顕子・野口聡一『君に会いたいんだ、とても』3月1日(水) リリース●完全生産限定盤(CD+Blu-ray):6,600円(税込)【CD収録内容】1. ドラゴンはのぼる2. ごらん3. ここにある地球(ほし)4. 育てよう5. 月と地球とドラゴンと6. 南極にいきたい7. 青い夜8. 宇宙を歩くひとたち9. おかえり、はやぶさ210. 愛しい野菜11. 巡りゆく月12. ここにいるはず13. 透き通る世界14. 雲を見降ろす【Blu-ray収録内容】①SPACE SESSION(Reading Video)②「ドラゴンはのぼる」Music Video③「ここにある地球(ほし)」Music Video④矢野顕子・野口聡一対談【特典情報】・ビクターオンラインストア:ミッションパッチワッペン・タワーレコード全国各店 / タワーレコード オンライン:ミッションパッチ風ステッカー A・Amazon.co.jp:ミッションパッチ風ステッカー B※Amazon.co.jpでは特典付き商品のカートがアップされます。特典をご要望のお客様は特典付き商品をお買い求め下さい。※特典の絵柄は後日発表いたします。※特典には数に限りがございます。※特典の内容・デザインは予告なく変更する場合がございます。予約リンク:<コンサート情報>矢野顕子の歌とピアノで宇宙へ行こう。『君に会いたいんだ、とても』会場:大手町三井ホール3月24日(金) 開演19:003月25日(土) 開演17:00【チケット情報】全席指定:9,000円(税込)※別途ドリンク代600円必要チケット一般発売:1月28日(土) 10:00~お問い合わせ:ディスクガレージTEL:050-5533-0888(平日12:00~15:00)関連リンク■矢野顕子オフィシャルサイト::::■野口聡一オフィシャルサイト:::
2023年01月11日体の軸や呼吸に意識したヨガを学ぼう女性のためのヨガ協会代表・仁平美香氏は、自身のオフィシャルブログで「来年2月期 Women’s AwarenessYogaスクール 募集開始」のタイトルのもと、2023年2月に開講される『少人数制オンライン Women’s AwarenessYoga講師養成講座 土曜&祝日コース』の募集をスタートしたことを発表しました。体と心を支える軸を最も大切にする「ウィメンズ アウェアネスヨガ(R)」では、体の軸に意識を向け、背骨のやわらかなS字カーブをキープすることで、肩こりや腰痛などが起こりにくい体を目指します。講座実施日は、2月23日(木)、2月25日(土)、3月18日(土)、3月21日(火)、3月25日(土)、4月1日(土)。参加費は120,000円。参加費には、オリジナルテキスト、修了試験、修了証発行費用が含まれています。申し込みは、女性のためのヨガ協会主催 ヨガ&ボディケアスクールの申し込み専用ページにて受け付けています。女性のためのヨガを得意とする仁平美香氏仁平美香氏は、女性のためのヨガ協会代表を務め、ヨガ講師、セラピスト(整体&オイルトリートメント)として活動。定期的に対面でのヨガクラスやパーソナルヨガ指導などを行う他、オンラインでのヨガ指導も実施している。ラジオやテレビなどでも活躍。著書には『子宮美人のつくりかた』『カラダをゆるめてこころを整える月経血コントロールヨガ』『女性のヨガと子宮の整体法』などがある。(画像は仁平美香オフィシャルブログより)【参考】※仁平美香オフィシャルブログ※女性のためのヨガ協会
2022年12月12日日本が誇るセレブユニットの叶姉妹。先日、妹の美香さんがこぼれんばかりのバストを片手で抱える、女神のようなショットを公開。その写真の神々しさに感謝のコメントが集まっています。「心で触って感じて 少しでも癒されて」 この投稿をInstagramで見る 叶姉妹 kanosisters(@kano_sisters007)がシェアした投稿 「いろいろなストレスがおおいかぶさり心身ともにやりきれない時は、私達の愛する大切な皆さんへの愛溢れる魂をプルプルでふわふわなマシュマロを心で触って感じて少しでも癒されてくだされば嬉しいですよ。(以下、全文略)」という慈悲深い言葉とともにアップされたのが、裸に手ブラのみというセクシーすぎる美香さんの写真。うっすら縦線の入った腹筋とくびれも美しすぎます!さらに写真だけでなく叶姉妹のインスタに綴られる言葉にはいつも、前向きになれる格言が詰まっています。今回も美香さんの投稿には「気持ちがふさぐ日は…」と「大切な経験」の2つの『姉の心の格言』が記されていました。前向きになれる言葉がたくさん込められている叶姉妹インスタ必見です!フォロワーからは「感謝いたします」「心に響きました」の声が多数寄せられていました。ちょっと疲れたときや何かに行き詰まったとき、ふと叶姉妹のインスタを見るとそのときに欲しい言葉が記されている不思議な魅力を持つ叶姉妹のインスタ。フォローしているとちょっとした幸せを見つけられるかも♡あわせて読みたい🌈MEGUMIさん、黒ドレスから谷間チラリ「MEGUMIではなく女神」「デコルテぴかぴか」と反響
2022年12月02日登山家として知られる野口健さん。自然の中でゴミ拾いの活動を行っている野口さんは以前、国道沿いに人間の尿が入ったペットボトルが捨てられているとTwitterで苦言を呈していました。野口健が強く批判したポイ捨てされていたゴミに「危険すぎる」「ひどい」2022年11月19日、Twitterで野口さんは、富士山近辺の青木ヶ原樹海の国道沿いで清掃活動をしたことを報告。今回も尿が入ったペットボトルがあったといいますが、「特に今日の現場は酷かった」と明かしています。劣化したペットボトルから尿が漏れ出し、周囲に悪臭がただよっていたそうです。※人によっては不快と思われる画像があります。見る場合は『View』をクリックして表示してください。富士山麓、青木ヶ原樹海の国道沿いにて清掃活動。今日も「尿入りペットボトル」だらけ。いや、特に今日の現場は酷かった…。劣化したペットボトルから尿が漏れ出し、周囲は強烈な悪臭に包まれ…。参加者の皆さんも唖然とされていました。この尿入りペットボトル問題、どのような対策を取ればいいのか。 pic.twitter.com/ZjIKAoSs4n — 野口健 (@kennoguchi0821) November 19, 2022 一緒に清掃活動に参加していた人もあ然とするほど、酷い有様だったとのこと。野口さんはいいます。「尿入りペットボトルを捨てる人は、それを拾う人がいることを想像できないのだろうか」と。熟成された尿は色も濃くなり、匂いも強烈になる。22年前から富士山清掃活動をスタートしましたが、尿入りペットボトルが激増したのはこの数年間か。コロナ禍によりライフスタイルの変化が影響したのかもしれませんが。尿入りペットボトルを捨てる人はそれを拾う人がいる事を想像できないのだろうか。— 野口健 (@kennoguchi0821) November 19, 2022 野口さんがTwitterを通じて訴えた呼びかけに、さまざまな体験談などが寄せられています。・以前、尿が入ったペットボトルを捨てている人を実際に見た時は悲しくなったな。「なんでポイ捨てしちゃうんだろうか」と。・自分の手でゴミ捨て場に持って行きたくないからといって、ポイ捨てするのはおかしいと思う。・最近、道路脇にもこうしたペットボトルが捨てられているのを見ます。誰かがポイ捨てしたゴミは、自然に還っていくとは限りません。野口さんのように、清掃活動をする人が拾い、適切な場所に捨てることになるのです。「誰かがやってくれるだろう」と他人任せにするのではなく、自分のゴミは自分で適切に処理することが大切といえます。[文・構成/grape編集部]
2022年11月21日登山やキャンプに出かける人が増え、自然と接する機会が多くなっている昨今。自然は、人間の手により生まれたのではなく、もともと地球の生命力から誕生したものです。きれいな自然があるのは、人々が長年、「この景色を守りたい」という思いのもと美化活動に取り組んできたからだといえます。野口健が訴えた、最近目にするゴミ登山家で知られる野口健さんは、Twitterを通じ、近年国道沿いにポイ捨てされているゴミの問題を注意喚起しました。ゴミの正体は、なんと人間の尿が入ったペットボトル。悲しいことに、トイレのため使ったペットボトルを持ち帰らず、自然に捨てていく人がいるというのです。最近、多いのがこれ!!!オシッコ入りペットボトル年々増えている。特に国道沿いには、オシッコ入りペットボトルがいくつも。今日、一つ、開けましたが熟成されているからでしょう…強烈な匂いで具合が悪くなりました。これを捨てる人は「ご自身の人格を捨てている」のと同じだと心得るべき❗️ pic.twitter.com/QMst5owjWx — 野口健 (@kennoguchi0821) October 30, 2022 尿が熟成されているのか、フタを開けると具合が悪くなったという野口さん。「尿が入ったペットボトルを捨てているのは、ご自身の人格を捨てているのと同じ」と強い言葉で批判しています。こうしたペットボトルを見かけても、野口さんは「開けないほうがいい」と注意しました。野口さんが投稿したメッセージは、人々の胸に届いています。・いくらなんでも、これは常識がなさすぎる…。一人ひとりがゴミの捨て方を改めてほしい。・子供が間違えて「お茶が落ちてる!」と拾ってしまいかねない。こういうのは即刻やめるべき。・草刈りの業者が、このペットボトルを刈払機で破裂させて、口に入った話を聞いたことがある。私たちが住んでいる地球は、自分だけのために存在していません。自分が出したゴミは路上や自然ではなく、適切な場所に捨てるように心がけることが大切です。[文・構成/grape編集部]
2022年11月01日アニメや漫画に出てくるキャラクターの、クオリティが高いコスプレを披露し、たびたび話題となっている叶姉妹。2022年10月11日には、注目のアニメが放送開始されるのに合わせて、Instagramに写真を公開しました。叶美香が『チェンソーマン』のマキマ姿を披露主人公がデビルハンターとして戦う、人気の漫画『チェンソーマン』のファンで、アニメ化を楽しみにしてきた美香さん。ブログにキャラクターグッズの写真を投稿したところ、「ぜひとも美香さんに、マキマのコスプレをしてほしいです!」という熱いリクエストが寄せられたそうです。そこで美香さんは、『チェンソーマン』のアニメが放送される日に、マキマのコスプレを披露しました!マキマは、『チェンソーマン』に登場するキャラクターの1人。公安退魔特異4課のリーダーで、主人公・デンジの上司かつ、内閣府官房長官直属のデビルハンターです。確かな強さを感じさせる魅力的な女性を、どのように再現したのかをご覧ください!※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 叶姉妹 kanosisters(@kano_sisters007)がシェアした投稿 優し気な笑顔は、まさにマキマ!能力を使った時の、手を重ね合わせているポーズからは、強者ゆえの凄みも感じられます。美香さんのコスプレに魅せられた人たちからは、このような反響が上がりました。・マキマさんのフィギュアかと思ったくらいクオリティが高い。・わあぁ~!マキマさんだ!かわいいです!!・アイシャドウのピンクが素敵です。・美しくて、かっこいいですね!美香さんのコスプレは、アニメ放送を楽しみにしている人たちの気持ちをいっそう盛り上げた様子。美香さんだからこそできる応援の仕方といえるでしょう![文・構成/grape編集部]
2022年10月11日無駄話やリスナーの本音エピソードから、おのずと名言が生まれるポッドキャスト番組「ジェーン・スーと堀井美香の『OVER THE SUN』」。今回は“ご自愛”をテーマに選んだ、自分に、そして誰かにかけてあげたくなる言葉をご紹介。楽しみながら、いたわり合う関係。ジェーン・スー:堀井さんが、番組で「ご自愛ください」と言い始めたよね。堀井美香:そうだっけ?全然覚えていない。さっきアナウンサーの出水麻衣ちゃんに会った時に「いつも聴いてます!」って言われて。スー:なんで聴いてるのよ!(笑)堀井:先週くらいに配信した回の話をしてくれたけど、私がどんな話か覚えてなくて(笑)。スー:…という、いい加減なおばさんが生きていてもいいということが、皆さんの励みになるなら、私たち生きててよかったね。『OVER THE SUN』は、リスナーさんたちのメールが本当におもしろい。リスナーさんのアイデアをきっかけに、互助会(リスナーたちの総称)のみんなでヒヤシンスを育てたのも楽しかったね。「#ヒヤスンス」でSNSに投稿してそれぞれの状況を伝えて。堀井:若い男の子からも「ヒヤシンス育ててます!」って言われたりして(笑)。楽しかったな。スー:リスナーさんから「咲きませんでした」って報告が届いたら、「それもあなたの物語」って堀井さんの名言も出た(笑)。こんなふうに、相性がいい人とベラベラと話していたら、こんなにもたくさんの方が聴いてくれるなんて、ありがたいよね。こんな仕事ある!?私たち、今まで頑張って働いてきてよかったよね。堀井:本当だね。「ご自愛ください」って、人にも自分にもかけられる良い言葉。スー:ね。あなたを気にかけていますよ、ってことだからね。堀井:昔は定型文として使っていたけど、年とともに魂がこもってきましたね(笑)。スー:そうね。“THIS IS 加齢”ですよ。今は「頑張れ!」って言葉を人にかけづらい世の中だけど、堀井さんは、私に「頑張れ!」って言える人。それは信頼関係がないとできないことだと思うから、ありがたいです。だからこれからも、お互いに励ましつつ「ご自愛ください」ってねぎらいながらやっていこう…よし、まとまった(笑)。『OVER THE SUN』ご自愛名言集駄々くらいこねさせてよ!アラフィフになり、物分かりの良い大人の顔でやり過ごす日々の中で、スーさんの「なんか駄々こねたくない?」というひと言をきっかけに生まれた大人の本音。時には赤子のように泣き出したい、床に大の字になって駄々をこねたい!そんな願いを表すひと言。(Ep.54より)Byジェーン・スー普段、円滑に進むよう物事を処理したり、トラブルを回避するようなことばかりやってきてるからね。全てに嫌だって言いたくなる時もある。赤ちゃんのように「い~や~だぁ~!」ってひたすら駄々こねたいよね?文句とは違う、パッションのある駄々です。いつかみんなで思いっきり駄々をこねる「駄々ジム」作りたいな~!By堀井美香スーちゃんが駄々こねるところ見たことないね。自分の中で「なんで?」って思っても「分かりました」って言ってきたけど、そこで「え、嫌なんですけど」って言ってみる(笑)。人に迷惑をかけずに思いっきり駄々こねたいね。みんながみんな、自分ファーストでいる。誰かが“ダダ穴”を開けさえすれば、みんな駄々こねやすくなるかも。沖に出る堀井さんがTBSを退社し、フリーランスとして踏み出す一歩を「沖に出てみよう」と表現。当時、堀井さんが夫から何気なく手渡された一冊、『老人と海』(アーネスト・ヘミングウェイ著)の話から生まれた門出の言葉。(Ep.74より)Byジェーン・スーリスナーさんが冒険することとか、前に踏み出すことを「沖に出る」と言ってくださるようになって。そのあとに続く「骨だけ持って帰ってくればよい」もセットで覚えてくれているのも嬉しい。By堀井美香よく「美香さんのことを思って旦那さんが本を選んでくれたんですね」って言われますが、本当に偶然(笑)。でも結果的によかったです。沖に出ることは成功するかどうかとは関係ないんです。よくぞ金曜日まで辿り着きました。おつかれさん毎週、金曜日の夕方5時に配信される番組のオープニングを飾るとっておきの言葉。スーさんの「本当におつかれさん」に抱きしめてもらうために、番組を聴く人も多いのでは。(Ep.3より)Byジェーン・スーツイッタラーの@showgunnさんが、「俺もみんなもよく金曜日までたどり着いた」とハードボイルド風につぶやいていたのがおもしろくてパクったら、定番に。本人に認めてもらえたので使っています。By堀井美香スーちゃんは借りた言葉だと言っていますが、毎回欠かさず、時には言い直して伝えることもあるので、大事にしている言葉なんだと思います。言葉をちゃんと育てているんですね。“無の時間”が必要「隙間時間」や「ながら時間」の時間活用が定番になったり、なにかと予定を詰め込みがちになる今。ただ何もしないことがリフレッシュの時間になるのって良いことでは?という思いを表現。(Ep.16より)Byジェーン・スー先週の日曜日、ソファとベッドの往復しかしなかったよ。多分1日の歩数は100歩くらいかな。温泉に行くとかリラックスの方法は人によっていろいろあるけど、私は週に1日、何にもしない日がないとダメ。なるべく誰とも会わない。効率とは無縁の、世の中的には無駄に仕分けされがちな時間かもしれないけど、無の時間が必要なんです。By堀井美香浅草の芸者さんに着付けを習っているのですが、行くとまず1時間お婆ちゃん先生のお話を聞いて、着付けを1時間くらい、その後また2時間くらい話を聞いて…最初はもっと効率的にできないかなと思っていたんです。でも時間を経てみると、着付けを体で覚えていて。あの時間が、自分自身の経験として返ってきているのを感じるんです。高すぎる眉山などない!とある女性編集者の不自然な“泣き眉”が気になったスーさん。聞くと過去に「眉毛がキツいと就活に不利」と言われていたことが発覚。「がんがん眉山描いて!」と怒りに燃えたひと言。(Ep.80より)Byジェーン・スー人に言われた言葉を大人になっても引きずることで、自分の可能性が狭められてしまう。だから囚われないでいてほしいって伝えたんです。「眉山の高さを人に決めさせなくていい!」って。By堀井美香彼女は番組のリスナーでもあって。就活のアドバイスって間違っていること多いし、若い頃に言われたことってずっと忘れないからね。でも放送後に再会できた時、眉山がちゃんとあって安心しました。負けへんで番組スタートと同時期に誕生し、今や『OVER THE SUN』の合言葉。リスナーさんから募ったさまざまな離婚のエピソードがもたらした連帯が発生源に。頑張るより踏ん張る。悲しくても寂しくてもいいじゃない。そのままのあなたで「負けへんで」。(Ep.1より)Byジェーン・スーただ負けないぞというのではなく「勝ちにはいかないけど、負けへんで」ということが重要です。自分から人を掻き分けて、誰かを蹴落としたり、ものすごい努力をして勝ちにいくことが目的ではないし、勝とうとする気もない。でも、だからといって負けたわけではないぞ!っていう我々の意地であり、尊厳「Dignity」なのです。By堀井美香「負けへんで」とは言っているけれど、勝たなくていいよってところがセットになっているのがポイントです。私自身、本当に苦しかった時に、この言葉に助けられたこともあります。「負けへんで」って自分で唱えながら、ああいい言葉だなって。すぐにスーちゃんに「あなた、これすっごくいい言葉だよ!」って伝えました(笑)。受け身でいる時間仕事、子育て、介護に奔走し、精神的に孤独になったリスナーさんのエピソードが発端に。常に誰かのために動くことが中心になっている方々に向けて、受け身でいる時間を作っていこうというねぎらいとエールの言葉。(Ep.38より)Byジェーン・スー本当に皆さんよく頑張っていますよ。マッサージとか人様に何かをしてもらうっていうのは、ご自愛タイム。私もリラックスしたい時は、人の手に委ねて気持ちよく過ごすようにしているから。By堀井美香家庭のことで忙しくされている方には、自分ではなく誰かに何かしてもらう、ボーッとしていても勝手に事が進んでいく時間を1週間に1回でも作ってほしいです。それだけで全然違ってくると思うので。TBSラジオ『ジェーン・スーと堀井美香の「OVER THE SUN」』ジェーン・スーと堀井美香によるコンビ“スーミカ”がパーソナリティを務めるポッドキャスト番組。リスナーと共に自由に語らうゆるやかなテンションが、老若男女問わず幅広いリスナーに支持され、番組発のオリジナルグッズも大人気。毎週金曜17時~配信中。©TBSラジオジェーン・スーさん(一枚目写真左)1973年、東京都生まれ。コラムニスト、ラジオパーソナリティ、作詞家。TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』が毎週月~木曜昼に放送中。著書に『きれいになりたい気がしてきた』(光文社)など多数ある。堀井美香さん(一枚目写真右)1972年、秋田県生まれ。アナウンサー。27年間所属したTBSを今年退社し、フリーランスに。ナレーションや朗読会など幅広く活動。イベント「yomibashovol.2 堀井美香 朗読会」が12/2ルーテル市ヶ谷ホールにて開催。※『anan』2022年10月12日号より。写真・Nae.Jay取材、文・菅原良美(akaoni)(by anan編集部)
2022年10月05日1992年より写真作品の制作を始め、以後、展覧会を中心に作品を発表し、国内外で高く評価されてきた写真家・野口里佳。その5年ぶりとなる個展『野口里佳 不思議な力』展が、10月7日(金)から2023年1月22日(日)まで、東京都写真美術館で開催される。同展の冒頭を飾るのは、2014年に制作された〈父のアルバム〉と、展覧会タイトルともなっている〈不思議な力〉シリーズだ。亡くなった父が遺したネガを印画紙に焼き付けることで、写真には、時間を超えて他者に伝える「不思議な力」があると考えるようになった野口。同年、父の遺したカメラで日常を撮り始めた彼女は、日常に溢れている目に見えない不思議な力を可視化して、今いるこの世界の豊かさを感じられる作品をつくりたいと思ったという。そこで重力や表面張力、磁力などの目に見えない力を、学校の授業で行うような小さな実験を通して可視化したのが〈不思議な力〉シリーズだった。だが、ふりかえって見れば、それまで水中や高地、宇宙といった未知の領域と人間との関わりをテーマにしてきた作品もまた、「不思議な力」に関わるものだった。同展の魅力は、過去の代表作〈潜る人〉から最新作まで、作品のすべてに通底するその「不思議な力」を通じて、見る者が小さな発見や驚きと出会い、この世界の美しさや豊かさに気づく機会をもてることだろう。《ヤシの木》などの新作に加え、〈不思議な力〉シリーズの最新作も初公開するほか、過去のシリーズも現在の視点から再構成される。また、写真と映像に加え、展示室の壁には野口の手でドローイングも施される。全体がひとつのインスタレーションと化した会場は、野口里佳の「現在地」を目撃し、またその作品の全体像を体感できる場となっているのだ。野口は、自身の作家活動は写真という「不思議な力」に導かれた旅であるとの思いから、同展タイトルを決めたそうだ。会場を巡りながら、その旅に同行し、写真や映像のもつ「不思議な力」に思いを馳せたい。《きゅうり 8 月 21 日》2017 年 作家蔵©Noguchi Rika, Courtesy of Taka Ishii Gallery《ヤシの木 #3》2022 年 作家蔵©Noguchi Rika, Courtesy of Taka Ishii Gallery《夜の星へ》(映像作品) 2015 年 作家蔵©Noguchi Rika, Courtesy of Taka Ishii Gallery《海底 #1》2017 年 大林コレクション©Noguchi Rika, Courtesy of Taka Ishii Gallery【開催概要】『野口里佳不思議な力』会場:東京都写真美術館会期: 2022年10月7日(金)~2023年1月22日(日)時間:10:00~18:00、木金は 20:00 まで(入館は閉館 30 分前まで)休館日:月曜(祝日の場合開館、翌平日休)、年末年始(12月29日~1月1日、1月4日) ※12月28日、1月2日、1月3日は臨時開館)料金:一般 700円、大学 560円、高中・65歳以上 350円 (1月2日、3日、21日は無料)※日時指定予約推奨公式サイト:
2022年10月04日歌手の野口五郎さんが、2022年9月24日に自身のブログを更新。ファンから寄せられるコメントの中に、違和感を抱くものがあるとつづっています。日頃からブログを更新し、日常をつづっている野口さん。更新するたび、ファンからコメントを寄せられるといいますが、中には内容と関係のないものまで書き込まれることもあると明かしました。僕のブログはコメントがとても多いです!とても嬉しいのですが,それはこの場所?と思うものも。ごめんなさい野口五郎オフィシャルブログーより引用野口さんは、一つひとつのコメントに目を通しているからこそ、ブログの内容と関係ないものまで書き込まれていると気付いているのでしょう。ファンからのコメントについて野口さんがつづった言葉に、さまざまな反応が上がりました。・「自分のことを知ってもらいたい!」という考えによって、少し場違いな内容のコメントを残す人もいるのでしょうか…。私自身、気を付けてコメントを書き込もうと思います。・野口さんとファンとの、大切なコミュニティですから、あまり関係のないことは書かないようにしようと思いました。・ブログのコメントについて、正直に伝えていただきありがとうございます!野口さんにとって、ブログは自分の活動を見返したり、ファンとの交流を楽しめたりする場であるはずです。気軽にコメントを残せるからこそ、どんな言葉を贈るかを考えたいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年09月27日アンデコレイテッド(UNDECORATED)は、陶芸家の野口寛斎とコラボレーションしたTシャツを、2022年8月6日(土)より、東京・中目黒の「グラウンドフロアー ギャラリー(groundfloor Gallery)」にて開催される期間限定ストアなどで発売する。野口寛斎のドローイング作品を落とし込んだTシャツ「飾らない」シーンにフォーカスしたウェアを展開する日本のファッションブランド「アンデコレイテッド」。今回タッグを組んだ陶芸家・野口寛斎は、古代ギリシャや縄文土器にインスピレーションを受けた作品「JOMON」シリーズを代表作に掲げ、注目を集めているアーティストだ。近年、陶芸の枠を越え、ドローイング作品も発表している。コラボレーションでは、野口のドローイング作品を落とし込んだ、Tシャツ4種がラインナップ。いずれも「JOMON」シリーズを彷彿とさせるモダンなデザインが魅力となっている。ホワイト×ブラックカラーのシックな雰囲気で、様々なコーディネートで活躍しそうだ。また、Tシャツには同じ柄がプリントされたスペシャルパッケージも付属する。なお期間限定ストアでは、コラボレーションTシャツのほか、プリントの元となったオリジナルのドローイング作品や、人気の『Jomon Yakishime』シリーズの花器も販売。さらに、アンデコレイテッドの2023年春夏コレクションの受注会も同時に行われる予定となっている。【詳細】アンデコレイテッド×野口寛斎発売日:2022年8月6日(土)取扱店舗:グラウンドフロアー ギャラリー、アンデコレイテッド公式オンラインストア※グラウンドフロアー ギャラリーでの発売は、8月6日(土)と8月7日(日)のみ。価格:11,000円サイズ:0、1、2■期間限定ストア開催日時:2022年8月6日(土)、8月7日(日)場所:グラウンドフロアー ギャラリー住所:東京都目黒区中目黒1-8-1 2F【問い合わせ先】アンデコレイテッドTEL:03-3794-4037
2022年08月06日2022年6月12日、『野口五郎・岩崎宏美2022 プレミアムオーケストラコンサート ~Eternal Voices~』が石川県立音楽堂コンサートホールにて開催された。天候に恵まれ、晴れの日の金沢公演15時スタート。チケットは既に完売し3階まで待ち望んでたお客様で埋め尽くされたホールに開演のベルがなり響く。第1部、先ずはバンド編成に8人のストリングスとの共演でスタート。バンドサウンドと生のストリングスが二人の数々のヒット曲を盛り立てる、会場は一気にヒートアップ!前半の第1部が終わり、20分の休憩をはさみ第2部。いよいよ、オーケストラ・アンサンブル金沢フル奏者との共演が始まる。第2部の曲は全てオーケストラバージョンでアレンジ、演奏され二人の歌唱力に更に磨きがかかる。オーケストラ・アンサンブル金沢と二人のハーモニーはホールに響き渡り、観客はいつにない緊張感とオーケストラの迫力に魅了された。レミゼラブル曲をフルオーケストラで二人が歌唱するのは約35年ぶりになる。指揮者、「渡辺俊幸さん」の紹介で会場は割れんばかりの拍手喝采。サプライズのメンバー紹介では「今回はピアノに文音が参加してくれました。先日はN響のメンバーの方々とご一緒させて頂けたからこそ、今回もチャレンジ出来た!と思います。皆さんに教えて頂いた事を大切にしてくれればと願ってます。楽器で歌う!とは?テンポをどう感じるか?ほんの一歩ですが、前に進んでくれたのではと昨日リハーサルが終わってから、2人で2時間程練習しました(笑)」と、コメントし会場はざわめいた。特別ゲストの文音は、野口五郎の娘でありクラシックを学ぶ音大に通う大学生だ。アンコール前のMCでは、野口五郎から追加公演の情報が発表された。「ここ石川県立音楽堂も完売し、7月1日東京国際フォーラムホールAもお陰様で完売致しました。そこでチケットをお求めになれなかった方の為に8月28日東京NHKホールにて追加公演を致します。もちろんフルオーケストラ東京フィルハーモニー管弦楽団とそして渡辺俊幸先生指揮のもと開催されます」との、サプライズの発表に会場は拍手と歓声で応える。そして、2度のカーテンコールで初のフルオーケストラのコラボ公演は大成功で幕を閉じた。本ツアーは全11公演の内、2公演がオーケストラとのコラボコンサートとして予定されていた。記念すべき1本目が6月12日金沢公演のオーケストラ・アンサンブル金沢とのコンサート、2本目は7月1日東京国際フォーラムホールAでの東京フィルハーモニー交響楽団との共演。そこに追加公演として8月28日東京NHKホールが加わり、計12公演3カ所のフルオーケストラの公演となった。オーケストラ公演は指揮者に渡辺俊幸氏を迎え行われる。<公演情報>追加公演『野口五郎・岩崎宏美2022 プレミアムオーケストラコンサート ~Eternal Voices~』2022年8月28日(日) NHKホール開演時間未定(6月下旬に発表)席種:S席 12,000円 / A席 10,000円 / B席 8,000円指揮:渡辺俊幸管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団<ツアー情報>『野口五郎・岩崎宏美2022 プレミアムコンサート ~Eternal Voices~』6月22日(水) 岡山・岡山シンフォニーホール7月1日(金) 東京・東京国際フォーラム・ホールA7月6日(水) 群馬・高崎芸術劇場7月10日(日) 愛媛・愛媛県県民文化会館メインホール7月15日(金) 広島・JMS アステールプラザ大ホール7月18日(月) 岩手・盛岡市民文化ホール7月22日(金) 北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru7月25日(月) 福岡・キャナルシティ劇場8月28日(日) 東京・NHKホール(追加公演)※東京(国際フォーラムホールA、NHKホール)は東京フィルハーモニー交響楽団との共演公演に関するHP:<リリース情報>野口五郎・岩崎宏美初のコラボレーションアルバム『Eternal Voices』発売中●【CD+テイクアウトライブ】価格:3,560円(税込)【CD収録】・恋人よ・ワインレッドの心【テイクアウトライブ】・恋人よ・ワインレッドの心■6月13日(月) テイクアウトライブへ配信・バラ色の人生・18才の彼■7月13日(水) テイクアウトライブへ配信・楽曲5・楽曲6・楽曲7■7月25日(月) テイクアウトライブへ配信・楽曲8・楽曲9・楽曲10・MV(楽曲未定)予約リンク:
2022年06月14日2022年5月25日、宇宙飛行士の野口聡一さんが、記者会見を行いました。野口さんは、同年6月1日をもって、『宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)』を退職します。野口聡一「後輩に道を譲るべきと考え…」野口さんは、1996年にJAXAの前身である、『宇宙開発事業団(NASDA)』の選抜試験に合格しました。2005年に、アメリカのスペースシャトル『ディスカバリー号』で初の宇宙飛行へ、その後、2009年にロシアのソユーズにて国際宇宙ステーション(以下、ISS)に5か月間滞在。そして、2020年に初の民間宇宙飛行船『クルードラゴン1号機』に搭乗し、再びISSに約5か月間滞在しました。滞在日数を通算すると335日間も、宇宙に滞在していた野口さん。退職にあたり、野口さんは「あっという間の26年間だった」と語っています。みな様からの応援もあり、3回の宇宙飛行を無事に達成して、生還してくることができました。3回目のミッションを終えた頃からですね。そろそろ、後進の人たち、つまり、搭乗を待っている新人の宇宙飛行士の人たち、新たに選抜が始まった、これから選抜を受ける宇宙飛行士たちに道を譲りたいと考えるようになりまして、今回の退職の決断になりました。JAXA | 宇宙航空研究開発機構ーより引用また、野口さんは、老子の言葉である『功遂げ身退くは天の道なり』を引用。「1つのことを成し遂げたら、次の人のために身を引くのが正しいやり方である」と語り、「この言葉が退職のきっかけの1つとなった」と語りました。今後はJAXAを離れ、民間人として宇宙事業を盛り上げるほか、子供たちや宇宙事業を担う人々の育成に携わる活動などを行っていく予定だそうです。また、2022年5月現在、57歳の野口さん。JAXAを退職することについて、「民間の世界で、もう一度もまれてみる体験をするには、非常にいい時期。今の年齢から、新たなワンサイクルを頑張って回していこうかな」と、今後、これからの新しい人生の希望についても語っています。野口さんの退職について、ネットからはさまざまな声が上がりました。・本当に素晴らしい功績だと思う。野口さんに国民栄誉賞を贈ってもいいんじゃないかな?・生きている間に、自他ともに「1つのことを成し遂げた」と認められる人は少ないと思う。本当にすごい。お疲れ様でした!・野口さんが宇宙飛行士になってから、ISSなどに興味を持ち始めました。メディアに対する発信の方法や、伝え方がすごく上手だったんだろうな。これからの活動も楽しみです!・自分の立場が確立された上で、後輩のために退くってなかなかできないことです。そして、「これから自分の人生をワンサイクル回す」という言葉、感動しました。同世代として、心から尊敬します。宇宙飛行士として、素晴らしい功績を遺した、野口さん。JAXA退職後、野口さんがどのような活動を行っていくのか、目が離せませんね![文・構成/grape編集部]
2022年05月26日【前編】「よく母親が務まるな」24歳で結婚した堀井美香アナ語る当時の苦悩 から続く元TBSアナウンサーで、4月から独立した堀井美香さん(50)。堀井さんはTBSラジオのポッドキャスト番組『OVER THE SUN』で、コラムニストのジェーン・スーさん(48)とともにパーソナリティを務めている。放送は80回を超え、アラフィフのみならずいまや世代も性別も超えてファンを増やしている人気番組だ。その2月25日配信(第74)回で、堀井さんは次のように切り出した。「3月31日でTBSを退社することになりました。『沖に出てみようかな』と。スーちゃんにも励まされ、力になり、助かりました」彼女は入社2年目に24歳で結婚し、その後、2児の母となるあいだに出産・育児休暇を取得している。そして本格復帰後の30代以降、特にこだわってきたのが「読み」の部分。その高いアナウンス力には定評があり、読み方を説くテキスト・エッセイ『音読教室』(カンゼン)が著書にある「読みのスペシャリスト」なのだ。そんな職人かたぎのアナウンサーが、安定した会社員を辞めて浮き沈みの激しいフリーの世界に、50歳にして飛び込んだ。なぜいまなのか、そして何をしようとしているのか。堀井さんの言葉に、じっくり耳を傾けることにした。■「骨だけ残ればいい」盟友の言葉で一歩前へ子育て真っただ中だったときは家庭を優先して仕事もセーブしていた堀井さんだが、長男が小学校に上がったあたりでは余裕も出てきた。「子どもがだんだん手がかからなくなってきて、いただくオファーを断る理由がなくなっていくんですね。そうしてどんどん、仕事が回りだしました。お仕事をいただけるありがたさを、より実感できたんです」現場の仕事を増やしだしたこの時期、堀井さんは自分の得意分野がナレーションであることを自覚していた。「声」だけが頼りとなるナレーションは、読み手の技術と経験が如実に出る仕事である。「じつは仕事を断っていた時期、現場からの異動希望を申し出たことがありました。そのとき山田修爾アナウンス部長(当時)に『キミにはナレーションの才能がある。アナウンサーを辞めるなどと言わず、じっくり取り組みなさい』とお声かけいただいたんです」そのとき堀井さんが思い浮かべたのは、母の顔だった。小学生のころ、母から毎朝教科書の3回音読を課されていた。忘れれば小学校まで追いかけてきた、母の教え。「ナレーションは、コンマ何秒のタイミングを求められる世界。母が毎日、音読させてくれたおかげで、その下地になったんだと思う。母からもらったナレーション、母からもらった人生と思います」仕事と育児の両立で、休む間もなく20年走り通した堀井さんを縛るものは、何もなかった。「仕事にまい進できるって、こんなにうれしいことだったんだ、と」なかでも憧れていたのは、看板番組のひとつ『世界遺産』の本編ナレーションだった。そこにたどり着くまで、ひたすら努力した。「ほかの人が断ってしまうような仕事でもお断りせず、1行だけのナレーションでもお受けすることから始めます。それを続けているうちに、何行に増やせるか。『世界遺産』は、番組スポンサーさんの“提供読み”を引き受け、それを完璧にこなせるまで何回でも吹き込みました。すると次には、プレゼント告知を担当させてもらえるようになり……」どんな小さな糸口でも、見つけたら絶対にそれを捨てない、食らいついてつなげていく。そんな姿勢で取り組み続け、とうとう『世界遺産』本編のナレーションを手にしたのだ。「3年くらいかかったと思います。不安だから努力する。努力しても不安になるからまた努力する。どんな小さなコピー読みでも、自分が満足できるパフォーマンスができるまで、徹底的にやるという思いでした」すると、アナウンス部に各番組から入るナレーション依頼のほとんどが「堀井」指名で来るように。「困ったら堀井」は、スタッフ間の標語のように全社的にささやかれていたのである。「報道の年間特別番組、皇室特番、深夜ドキュメンタリー『解放区』に夕方のニュース『Nスタ』……担当してみたかったすべての番組に、参加させていただきました」しかしここ1~2年は、アラフィフ世代として「今後10年、15年の身の振り方」をいや応なく考える時期を迎えていた。「昨年にアナウンス部の担当部長に任命され、その後は現場の仕事よりも組織を取りまとめる役割が増えていくのが明白でした」せっかくつかんだナレーションでの定評も、後輩の育成を考えれば譲っていくべき立場だった。さらに、ここ6年ほどアナウンサー採用担当として、就職希望の学生たちの声を多く聞いてきたことでインスパイアされるものもあった。「私たち世代にあった『終身雇用の一流企業への就職』という希望がいまの学生にはなかったりする。スキルアップのために10年間、会社でキャリアを積むとか、社会的意義のある仕事を求めてベンチャー企業を希望するとか……」仕事のスパンも価値観も変わってきた若者たちを見ていて、アップデートの必要性を痛感していた。「長女が就職し長男も大学生となったこと、私自身の会社での立ち位置選択に迫られたこと、50歳という節目……さまざま重なって、選択肢のなかから出てきたのが『退社』『独立』だったんです」堀井さんが「会社を辞めようと思うんだけど」と相談したのは、13年にラジオ番組で出会って以来、意気投合し、いまや盟友となったジェーン・スーさんだ。その相談を受けたときのことを、スーさんが振り返る。「今後のキャリアを考えるとき、選択肢のひとつとして『独立がある』と言う。私は『好きなようにやればいいじゃん!』と答えました。好きなことができるほうを選んでほしい、という意味です」とはいえ昨今の不況下で「フリーアナ受難時代」ともいわれる。『OVER THE SUN』2月25日配信分では「バクチ打ちだよね〜」とスーさんは笑い飛ばしていたが……。「ハッキリ言えばソロ転身も彼女にはチャレンジではないと思う。それだけのキャリアと経験値と、スキルがあるということです。性格からして用意周到でむちゃしませんから、食いっぱぐれることもないと思うし心配してません。むしろ若くして退社するアナウンサーのほうがよっぽど大変でしょ」スーさんから激励を受けた堀井さんが、次に夫に伝えると、「いいと思うよ」の一言だったという。「その数日後、夫が『この本、読んでみたら?』と手渡してくれたのが小説『老人と海』でした。初めて読んだんですが、いまの私に“ぴったんこカンカン”だった」ヘミングウェイのこの最高傑作は、84日間不漁が続く老人が沖に出て、4日間の死闘の末についにマグロを捕獲する。しかし帰港までにサメに襲われ、マグロの身は食われてしまう、というあらすじだ。「これにグッと来たんです。老いぼれたジイさんが意を決して沖に出て、自分を鼓舞して闘う。結果、敗れるが、生きて港に帰り着く。スーちゃんに話したら、『50歳で不安を選んで、そこに負荷をかけるいまのキミと同じ、最高じゃん。骨だけ残ればいいじゃないか』って言ってくれた。そうだ、私も、沖に出るんだ。ダメなら、また生きて岸に戻ってくればいいじゃないかって……」そうして40代最後の冬の晴れた日に、堀井さんは辞表を出した。■不安は尽きないけれど、それより行動あるのみ「いざ『辞めます』って言うまではよかったけれど、『一人になっちゃう』と思うと、急に心細くなったりもするんです……」心もとない単独行だが、動かなければただ時間だけが過ぎていく。そのほうが、もっと怖いから。「勢いで朗読会の会場を押さえました。6月16日の代々木上原ムジカーザ、12月2日のルーテル市ヶ谷教会と会場費も振り込んで」この東京2公演のほかに、全国各地の朗読会参加も考えている。「自治体やNPO法人などと連携を取って、ご高齢の方などのワークショップ的な参加型イベントにもご一緒したいですね」3月末日をもって「沖に出た」堀井さんが、翌4月1日、フリーとして最初に向かった現場も古巣のスタジオだった。全力で闘えば、たとえ敗れても、いつだって帰る場所はあるのだ。収録の冒頭で、もう退職したというのに「TBSアナウンサーの……」と肩書を間違えたのも、じつはスタッフが台本にそう書いて仕掛けた、愛あるトラップだった。「そうなんだよ、私、引っかかる人生なんだよ。肩書、何にしましょうか。組合員でもないし……」仕切り直して発した、フリーとしての第一声はーー。「人間・堀井美香です」(取材・文:鈴木利宗)
2022年04月24日