3年前、小学5年生のときから一緒に、解決策を考えてきたUpload By 発達ナビ編集部発達障害がある音娘(いんこ・仮名)さんは、公立の中学校に通う中学2年生です。3年前から、LITALICO研究所所長・野口 晃菜(以下、野口先生)と一緒に「どんなことに困っているのか」「どうしたら解決できそうか」を考えてきました。野口先生と音娘さんが出会ったのは、小学5年生のときのこと。野口先生が訪問した小学校の校長先生に紹介されて出会いました。それ以来、毎月1回、音娘さんとお母さま、野口先生の3人で会って「今困っていること」を整理し、「どうしたらいいのか」一緒に考えています。たくさんのこだわりの背景にある要因や、そのこだわりのために彼女自身が困っていることを丁寧にひもとき、自分自身で「どうすればいいのか」を導き出せるように対話を続けます。生きづらさを抱えながらも自分の思い描く未来に向けて、支援者と一緒に考えながら少しずつ足を踏み出そうとする姿は、発達障害があるお子さんや保護者、そして支援者にとってもヒントとなりそうです。今回は、野口先生が音娘さんにインタビュー。こだわりや苦手なもの、その背景にあるもの、見出した解決策について、発達ナビにシェアしてくれました。たくさんの苦手なこと、その理由とは?音娘さんなりのライフハック方法もUpload By 発達ナビ編集部野口先生音娘さんには、どうしてもイヤだなって思うものがあるんだよね。例えば、特定の数字や、嫌なことが5回続くこと、日没の時間、冬…。イヤなことやものの理由、どういう風に対処しているのかを話してもらえるかな?まず、嫌いな数字から聞いてもいい?音娘さん24と58が嫌い。昔、24日に嫌なことがあってから24が苦手になった。24日が来ると逃げたくなる。日にちだけじゃなくて、24分も嫌い。24て数字は、「しつこい人」に見える。野口先生へー、しつこい人に見えるんだ! 24への対処法も見つけたんだよね?どういう風にしてるのかな?音娘さん24分がくるときは、時計をかくす。あとは、(24分って考えずに)23分60秒って考えて、それから15秒間息を止めて、23分75秒までタイムトリップするの。24分を秒単位まで分解して、(24分がまるまる全部あるんじゃなく)最初の15秒をカットする。24分45秒までしかない、24分は3/4しかないって考えると、イヤな感じがちょっと減る。でも、タイムトリップ中にメール受信とかをしちゃうとイヤな気持ちになる。受信履歴に24分の時間が残るのもイヤ。時計をカスタマイズできたらいいのに…。23分75秒のつぎに24分15秒がくるように。それから、58も嫌い。58分も、24分と同じ風にしてやりすごしてる。58は「声が甲高いおばさん」に見える。数字を見ていると、おばさんの声がして、細かいこと注意してくるからイヤ。朝起きて、着替えとか朝ごはん食べたりするほかに、ペットのインコに餌をあげるんだけど、インコを起こす時間や餌やりは気に入った数字(7時55分)のときにしたいし、嫌いな数字(24分や58分)の時は目をつぶって息を止めてやりすごすから、タイミングが難しくて、いつも遅刻しちゃう…。野口先生でも嫌いな数字は(秒単位に)分解して考えることでイヤな感じを減らせるようになったんだね。これは音娘さんが自分で考えた「ライフハック(生き抜くための術)」だね。Upload By 発達ナビ編集部音娘さんは、他にも「イヤなことが5回続く」のはイヤなんだよね。音娘さんうん。学校に連続5回行くのがイヤ。野口先生だから、一週間は、月・火・水・木・土・土・日、っていう風に考えているよね。曜日についての考え方をかえることで、対処してるんだね。音娘さんそう。LITALICOの人って、土曜日も働いてて大変だね。イヤなことが連続するのがイヤだから、電車に乗っているときも、急行に乗って、5駅飛ばすのもイヤ…。野口先生音娘さんは、冬も嫌いだから、冬眠したいんだよね。先生にも毎年「冬眠券」くれる。(注:音娘さんは毎年「冬眠券」をつくり、LITALICOのスタッフなどに配ってくれます。これを枕の下に入れて寝ると冬眠できるという設定です)Upload By 発達ナビ編集部音娘さん11月30日から3月5日までは冬だから冬眠する。5年前にひどい風邪をひいてずっとなおらなかったのがイヤで。寝込まないためにはどうしたらいいんだろう?って考えたとき、「冬眠すればいいじゃん」って思いついて。でも、それから毎年冬眠に挑戦するけど、どうしても次の日に目が覚めちゃう…。でも、冬眠しているって設定で…野口先生お、「っていう設定で」って初めて聞いた。これまでは「冬眠」することが音娘さんにとって当たり前って話し方をしていたけど、それを「設定」って捉えるようになったんだね!Upload By 発達ナビ編集部冬眠に毎年チャレンジするものの、挫折が続いた音娘さん。今年は「冬眠か安眠を選べる」設定にして、少しずつ折り合いをつけられるようになっています!将来に向けての不安Upload By 発達ナビ編集部中学2年生の音娘さんは、そろそろ中学卒業後の進路についても決めなくてはいけない、というプレッシャーを感じています。日々の生きづらさに加えて、将来の仕事までを見据えた進路選びへの不安は、彼女の心をしめつけているようです――。音娘さん将来のことが不安。将来の仕事を考えて進路を考えろって言われるから、仕事を決めないといけないし、ぼーっとしているとそれで一日が終わっちゃうから。何か決めたら頑張れるのかなって思うけど、明日から何したらいいか分からない。お母さま発達障害があると、将来のことを考えて高校選びしましょうって言われがちで。どんな専門性を身につけたらいいのかって…。娘は(それを生真面目にとらえてしまって)不安になっている面があるのではと。Upload By 発達ナビ編集部野口先生そんなに将来の仕事のことを今から心配しなくてもいいと思うよ。今幸せならきっと将来も幸せだと思う。どんな風だったら楽しいか考えてみよう。音娘さんチェックのスカートに胸元リボン、ブレザーの制服の高校に行ってみたい。かわいいヘアゴムで髪を結びたい。野口先生先生はアメリカの高校だったから、高校生のときに髪を染めて学校に行ったよ。先生は「アキナ、クール!」って褒めてくれた(笑)音娘さんいいな。今の学校は飾りのないゴムじゃなきゃダメだよ…。有名ブロガーになってブロガー会を開きたいUpload By 発達ナビ編集部たくさんの生きづらさを感じている音娘さんですが、自分で決めた「がんばりたいこと」があります。それが、ブログで有名になって、ブロガー会に出たいという目標。でもなかなか難しいことにも気付いているので、「それならば自分で会を開こう」と心に決めます。野口先生音娘さんは、ブログをやっているよね。どんなブログか説明してもらえますか?音娘さん「インコと住む日々」っていうブログ。基本は、インコについて書いてる。ブログにイラストを書きたくて、ペンタブも使えるようになった。参考:インコと住む日々野口先生音娘さんは、ブロガー会を開きたいんだよね?音娘さん有名ブロガーになると、選ばれた人しか出席できないブロガー会に招待されると知って、「いいなぁ」と思って会場になったホテルの外まで行ってみたことがある。(まだ自分には参加できる権利はないから)自分で企画してLITALICOの人を招待して会を開いてみたいなぁと思って。それを開きたいから、今年は冬眠をしないでおこうかって思ったりもする(注:取材時は11月)。でも、会を上手くできなかったらどうしようと思って不安になってる。野口先生じゃあ、どうすればいいか、整理してみようか。Upload By 発達ナビ編集部今年度、音娘さんは会を開くことができるのでしょうか。でも、挑戦しようと思うその気持ちも、大きな成長だと感じます。試行錯誤しながらも、前に進もうとする姿Upload By 発達ナビ編集部どうしても気になってしまうコトやモノ…たくさんのこだわりや苦手がありながらも、どうにか折り合いをつけられる方法を見つけ出し、ライフハックを試みながら成長していく音娘さん。まだお母さんと片時も離れられなかったり、がんばりすぎて呼吸ができなくなって具合が悪くなってしまったり…、困りごとはたくさんあるけれど、「好きなこと」を手掛かりに、少しずつ世界を広げていこうとしています。音娘さんとの対話を3年間続けている野口先生は、次のように話します。「音娘さんと出会ったとき、嫌悪感や不安な気持ちを音娘さんに抱かせる刺激、出来事の多さにびっくりしました。毎分毎秒嫌悪感や不安と向き合っていることを教えてくれ、その中でどうやって過ごしていくか?をこれまで一緒に考えてきました。出会ってからの大きな変化は二つあります。一つは好きなことややりたいことが増えたことです。好きなブロガーのブログを読むこと、ブログを書くこと、LITALICOに来ること、LITALICOで出会った先生たち、プログラミング。好きなことをしているとき、好きな人と話しているとき、好きな場所にいるときは、これまで毎分毎秒一緒にいた不安や嫌悪感を少し忘れることができると分かりました。そして、もう一つは不安や嫌悪感との付き合い方です。今回教えてくれたように、音娘さんなりの“ライフハック”がたくさんあります。不安や嫌悪感について、どう折り合いがつけられそうか?どう対処できそうか?をこれまでたくさんお話ししました。音娘さんの対処方法は本当にクリエイティブで私も自分が不安なときに使わせてもらっています。」野口先生と一緒に、丁寧に困りごとを整理し、どういう風にすればいいのか自分で考え、日常のなかでその「ライフハック」を試していく姿は、不器用だけれども一生懸命で、彼女のペースでゆっくり歩んでいってほしいと心から願わずにはいられませんでした。たとえ難しくても自分自身の中に「解決のための答え」はきっとある。そこに丁寧に寄りそい、一緒に考えるプロセスこそ、周りの大人が大切にしなくてはいけないのです。そしてまた、思春期らしい悩み――音娘さんが、将来への不安、進路選びでの不安を抱える様子からは、試行錯誤しながらゆっくり成長していく発達に課題がある子どもたちに、将来の仕事を決めてそこにむけてまい進するよう、早々に求めてしまう今の社会の側の課題も感じられました。撮影/鈴木江実子
2020年01月06日アルピニスト・野口健(46)が12月12日、Twitterで環境活動家のグレタ・トゥーンベリさん(16)を非難した。ネットでは賛否が分かれている。同日、Twitterにある記事を投稿した野口。そこには、グレタさんが電車に乗って食事をする様子が掲載されていた。そして、こうツイートした。《あれ?電車に乗っていらっしゃるのかな?飛行機が× という方はもちろん車も× だろうし、てっきりヨット以外は馬車でご移動されていらっしゃるのかと想像をしていましたが…》CO2の排出量が多い飛行機の利用を批判しているグレタさん。12月に開かれた「COP25」に参加する際、ヨットで大西洋を横断したことが話題を呼んでいた。飛行機での移動に否定的なグレタさんに、「馬車で移動しているのかと思った」とつづった野口。そのツイートは“CO2を一切排出しない移動方法”を選択しなかったグレタさんを皮肉っているようだ。Twitterでは野口の投稿に《自力で歩け、自力で泳げって話ですな》《グレタさん、お家から出なければいいんじゃないですかね》といった声があがるいっぽう、《山に人が登らなければ、山は汚れない。って話になっちゃいますよ》《野口健は「グレタさんが乗らなくても電車は走る」という事実を知らないらしい》と否定的な声も上がっている。「同じ区間を移動する場合、飛行機に比べると鉄道を利用するほうが乗客1人当たりの排出するCO2の量が数分の1で済むというデータがあります。ドイツやオランダには、電車に乗るよう促す政府の取り組みもあります。移動手段を選ぶのは、手の出しやすい環境活動の一つ。グレタさんはそれを実践したのでしょう」(環境ジャーナリスト)グレタさん自身にも葛藤があるのかもしれない。ハフポストによると毎週金曜日に学校をボイコットしているグレタさんは6日、「子供達が学校を休んでストライキをすることは、持続可能な行動ではありません。続けたくありません」と語ったという。この発言から、行動と現実の狭間で揺れていることがうかがえる。「環境問題に取り組もうとしている人も現代社会に生きている以上、すべてのCO2を排出するものと距離を置くことは難しい。葛藤しながら『少しでも減らしたい』と頑張っています。野口さんの言う“飛行機がダメな人は電車もダメ”という考えは、そうした環境問題に取り組もうとする多くの人を委縮させてしまうのではないでしょうか」(前出・環境ジャーナリスト)03年4月にブログで「一筋縄にいかないのが環境問題」とつづっている野口。「原子力は絶対悪」と唱える知人の発言に、日本のエネルギーの現状を省みながら「本当にそれでいいのか」と苦悩したことを明かしていた。また18年12月、朝日新聞の取材で温暖化対策について「一人ひとりが自分に見合ったペースで実践すれば良いのです」とも語っていた。しかしグレタさんの葛藤を想像し、彼女が“自分のペース”で行動していると捉えることは難しいようだ。
2019年12月13日50歳を超えても宇宙へ行ける人の生活ってどんなだろう――。“野口さん54歳で3度目の宇宙へ”というニュースを聞いて、ふと浮かんだ疑問。本人に直接聞いてみると、意外な答えが返ってきました。「幼いころから僕の『宇宙飛行士』という仕事を理解して育ってきた3人の娘たちは、日ごろから『お父さん、また宇宙に行きたいんでしょ?』と言ってくれていて。3度目が決定したときも『本当によかったねと全員が喜んでくれました』JAXA(宇宙航空研究開発機構)東京事務所の一室で、やわらかな笑顔を浮かべて話すのは、宇宙飛行士の野口聡一さん(54)。’05年にアメリカの「スペースシャトル」。’09年にロシアの「ソユーズ」と2度、宇宙船に乗り、地上から約400キロ離れたISS(国際宇宙ステーション)に滞在して任務を行ってきた。そして’20年に予定されている「3度目」では、日本人として初めてアメリカの民間機に乗り、ISSに向かう。「フライト・エンジニアとして、日本の宇宙実験棟『きぼう』を含む各施設の保全や科学実験など行う予定です。東京オリンピック聖火リレーのスペース・アンバサダーも務めるため、日程が重なれば、宇宙から中継で声援をお届けできるかもしれません」日本人最年長で来年のミッションに挑む野口さん。前回の’09年から約10年間で体の変化も感じているという。「宇宙で45歳の誕生日を迎えた前回は伸び盛りでしたが、54歳になったいま、筋力や動体反射などは劣ってきたかもしれません」それでも宇宙飛行士は「つねにチャレンジの日々」だと語る。「この職業の特徴は、ベテランでもずっと試され続けること。たとえば、ロボットアームの操縦や船外活動の訓練でも、新人と同じテストをさせられます。『若いころは上手だった』ではいけない。つねに『今が全盛』でなければいけないんです」体が衰えていようと、若手と同じ「オーディション」を通過しなければいけないとは、なんとも厳しい世界。しかし、野口さんは、「それがベテランの挑戦」だと力を込めて語る。その「50代の挑戦」は「なにも新しいことを始めなければいけないわけではない」そうだ。「今までできたことを『今日できるのか』と確認することもまた、挑戦だと思うんです。『自分は今、なにができるのか、まだ走れるのか、宇宙船を操縦できるのか……』と、“現在進行形の自分”を確かめる。自分の能力や置かれた環境をある時期に見直して、また構築することは大事だと思う」こうして、今も宇宙飛行のトップランナーでいる野口さん。挑戦し続けるために、日々の生活でもっとも大事なのは、「継続できる生活リズムを作ること」だと、野口さんは、’05年の最初の宇宙飛行での出来事を振り返る。「最初のフライトは直前の’03年にスペースシャトル・コロンビア号の事故が起き、無期限の延期に。僕は最終的に2年半、待つことになりました。今回の3度目も当初は今年中にフライトするといわれていましたが、計画が遅れていて、出発は早くても’20年です。でも、『いつ呼ばれるかわからない』という状況でも、宇宙飛行士はフライトに向けて、準備し続けなければいけません。数カ月しか維持できない無理な生活で、延期になったら燃え尽きてしまうようでは務まらない。モチベーションは数年単位、さらにいえば、いつまでも保ち続ける必要がある。そのためにも、継続できる生活リズムが大切なんです」長年の「準備しながら待ち続ける」という経験が、今の自分の糧にもなっているという野口さん。さらに、私たちにも「継続できる生活リズム」は役立つのではないかという。「旦那さんが不規則な仕事時間だったり、お子さんが受験を控えていたり……そんな場面が、どこかでおとずれるでしょう。そんなとき、夜遅くまでとか、朝早起きしてとか、“今”頑張っている旦那さんやお子さんに合わせることは素晴らしいことですが、家族全員が無理して総崩れになってしまわないように、自分の生活サイクルを守り、息を抜くことも大事だと思います。たとえば。僕の家族もそうでしたが、子どもの受験で大事なのは、『直前の3カ月』だけではないですよね。僕は大学受験で浪人した経験がありますが、受からなかったら、また1年、勉強の日々が続く。3月で燃え尽きてしまうわけにはいかない。そうしたとき、子どもはもちろん、僕たちもサポートし続けるために、無理のない生活サイクルを持ったほうがいい」そして、「それは僕を支えてくれている妻も同じ」だという。「妻は献身的に支えてくれてきていますが、彼女の生活もありますので、『できないことはできない』という割り切りも持っていると思う。夜遅くまで待っていることを、僕も期待しないですし……。きっと妻も『このペースなら乗り切れる』というリズムをしっかり持っているんじゃないかな」野口さんは今、妻と3人の娘の心からの「よかったね」の言葉を胸に、準備を重ねている。
2019年09月21日映画ポスター・デザインの第一人者として活躍したグラフィック・デザイナー、野口久光の回顧展「生誕110周年 野口久光 シネマ・グラフィックス」が、横須賀美術館で2019年2月9日から3月31日まで開催される。「大人は判ってくれない」 映画ポスター 1960年野口久光は、東京美術学校(現・東京藝術大学)を卒業後、映画配給会社・東和商事合資会社(のちの東宝東和)に入社し、ヨーロッパ映画の日本公開時のポスターを担当。豊かな表現力による絵と、タイトル文字を作品世界にあわせて描く「描き文字」により、戦前戦後の約30年で、1,000枚以上のポスターを手掛けた。野口の仕事は、当時のグラフィック・デザイン界に大きな影響を与え、コンピューターによるデザインが主流の現代においても、今なお輝き続けている。同展では、野口が制作したヨーロッパ映画のポスターを中心に、レコードのジャケットや、雑誌や本の装丁など約400点の作品・資料により、野口久光の多彩なグラフィック・デザインの世界を紹介する。「フレンチ・カンカン」(大判) 映画ポスター 1955年戦前、戦後にかけて映画が一大娯楽であった時代。その中で特に人気を誇ったのがヨーロッパ映画だった。野口はヨーロッパ映画を取り扱う東和商事合資会社で、日本公開時のポスターを手掛け、多くの人々を魅惑的なヨーロッパ映画の世界へと誘った。会場には、野口が手掛けた1,000枚以上のヨーロッパ映画のポスターから、代表作約160点を展示。『禁じられた遊び』、『フレンチ・カンカン』、『第三の男』、『大人は判ってくれない』など、現在でも名作として語り継がれているヨーロッパ映画のポスターが一堂に会する。「ザ・ルイ・アームストロング・オール・スターズ」 LPレコードジャケット テイチクレコード/1977年その深い造詣からジャズ、ミュージカルなどの音楽評論家としても活躍した野口。同展では、手掛けたジャズレコードのジャケットの他、親交を重ねたルイ・アームストロング、カウント・ベイシー、デューク・エリントンらジャズジャイアントたちを野口が収めたフォトグリフを公開するなど、ジャズファン必見の内容にもなっている。また会期中の3月30日には、関連イベントとして「横須賀美術館 シーサイドジャズ コンサート」を同美術館 海の広場で開催。出演者等の詳細、またその他イベントや講演会などについては、同館ホームページ()にて順次公開される。【展覧会情報】生誕110周年 野口久光 シネマ・グラフィックス会期:2019年2月9日〜3月31日会場:横須賀美術館住所:神奈川県横須賀市鴨居4-1時間:10:00〜18:00料金:一般900円(720円)、大学生・高校生・65歳以上700円(560円)、中学生以下無料 ※2月17日は無料観覧日、( )内は20名以上の団体料金、市内在住または在学の高校生は無料、身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と介助される方1名は無料休館日:3月4日
2019年01月04日女優・高畑充希が、来年1月期放送のTBS新ドラマ「メゾン・ド・ポリス」で主演を務めることが決定。共演には西島秀俊、小日向文世、野口五郎ら豪華俳優陣が顔を揃えた。本作は、加藤実秋の小説「メゾン・ド・ポリス」シリーズ(角川文庫刊)のドラマ化。今年1月に発売された「メゾン・ド・ポリス退職刑事のシェアハウス」は、半年も経たずに5度の重版がかかり、その人気から、続編となる「メゾン・ド・ポリス2退職刑事とエリート警視」が10月24日(水)に発売されることも決定している。■高畑充希、初の刑事役に楽しさと不安「五分五分」ドラマは、新人刑事・牧野ひよりが退職警察官だけが住むシェアハウス「メゾン・ド・ポリス」を訪れ、何やらワケありのおじさまたちに振り回されながら事件を解決していく、1話完結のストーリー。主人公ひよりを演じるのは、連続テレビ小説「とと姉ちゃん」でヒロインを務め、「過保護のカホコ」『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』『DESTINY 鎌倉ものがたり』などに出演、人気漫画を実写化する『ヲタクに恋は難しい』では、主演を務めることが決定するなど、若手を代表する女優のひとりとなった高畑さん。今回が刑事役初挑戦、TBS連続ドラマにレギュラー出演するのは「3年B組金八先生」第8シリーズ以来約10年ぶり、TBSドラマの主演は今回が初となったことについて高畑さんは、「10年ぶりに帰ってこられて嬉しいです!痛快な刑事ドラマが好きで、10代の頃からよく見ていました。今回初めての刑事役ということで、ウキウキ楽しみな気持ちと、あんな難しいたくさんのセリフ覚えられるのかな…と不安な気持ちが五分五分です」と現在の心境を明かしつつ、「先輩方の胸をお借りして、のびのび楽しく撮影出来たらな、と思います」と意気込みを語っている。■西島秀俊とコンビ? シェアハウス住人に豪華キャスト集結高齢ゆえの持病を抱えながらも、元警官として抜群の能力や知識を持つアクの強いおじさまたちが仲良く暮らす、退職警察官専用のシェアハウス「メゾン・ド・ポリス」。物語は、ここに主人公・ひよりが訪ねて来るところから始まる。そんなおじさまを演じる俳優陣もこの度発表!エプロン姿でメゾンの使用人を務めるが、2年前までは警視庁捜査一課の敏腕刑事だった夏目惣一郎役には、高畑さんとは「とと姉ちゃん」で親子役で共演した西島秀俊。ひよりの来訪をきっかけに捜査魂が再燃、事件に介入していくおじさまたちだが、ひとりだけ捜査に乗り気になれない夏目とひよりの2人が渋々コンビを組んで捜査に乗り出すことになる。「真面目で不器用な男」と、今回の役柄を説明する西島さんは、「高畑さんとは以前の作品では親子でしたが、今回はコンビという新しい関係でのお芝居が楽しみです。そして、個性豊かなシェアハウスの同居人を尊敬する大先輩たちが演じると聞き、是非ご一緒させて頂きたいと思いました」とコメント。そして、「第1話の台本は、『さあこれから何かが始まる!』、そんな期待に溢れています。週末の金曜日に、視聴者のみなさんの疲れを吹き飛ばすような楽しいドラマを目指して、スタッフ、キャスト、みんなで頑張ります」と強く意気込んでいる。また、現役警官時代は事務畑一筋で、現在はメゾンの管理人を勤める高平厚彦役に小日向文世。元科学捜査研究所勤務の博士・藤堂雅人役に野口五郎。定年退職と同時に妻から離婚を切り出された元所轄刑事・迫田保役に角野卓造。メゾンの大家・伊達有嗣役に近藤正臣と、存在感たっぷりの超豪華俳優たちが演じる。<第1話あらすじ>所轄内で人が焼かれる動画が投稿サイトにアップされるという事件が発生。捜査本部は5年前に起きた焼殺事件の模倣犯と見て捜査を開始。新人刑事・牧野ひより(高畑充希)は、事件の手がかりを探るべく「デスダンス事件」と呼ばれたその5年前の事件を担当していた元刑事・夏目惣一郎(西島秀俊)から話を聞くため、高級住宅街にある古びた洋館、元警察官のおじさんばかりが共同生活を送るシェアハウスを訪れる。ひよりは夏目に話を聞きにきたのだが、当の夏目は口を割ろうとせず、藤堂雅人(野口五郎)や迫田保(角野卓造)のペースでことが進んでいく。いまや一般人のおじさんたちが捜査に介入しようとすることにひよりは慌てるが、「上には私が一声かけておきましょう」という伊達有嗣(近藤正臣)の謎の一言で話は進んでいってしまう。こうしてひよりとおじさんたちの不思議な捜査会議がスタート。老眼、腰痛、高血圧だが捜査の腕は超一流のくせ者おじさんたちと共に、ひよりは事件を追っていくことになるのだが――。金曜ドラマ「メゾン・ド・ポリス」は2019年1月より毎週金曜日22時~TBSにて放送予定。(cinemacafe.net)
2018年10月20日27日(月)、株式会社 オリエンタルランドは、「2019-2020年 東京ディズニーリゾート・アンバサダー(候補)」が、野口歩美(のぐちあゆみ)さんに決定したことを発表した。東京ディズニーリゾートのキャストを代表する親善大使として、テレビ、ラジオなどへの出演を通じた広報活動、地域社会への奉仕活動を通して、東京ディズニーリゾートの夢を届ける役割を担う。野口さんはショー運営部のキャストで、29歳。約100名の応募者の中から4度にわたる選考を経て、「2019-2020年東京ディズニーリゾート・アンバサダー(候補)」に選ばれた。選ばれた時の感想について野口さんは、「名前を呼ばれた瞬間は夢かと思いました。そのあと、喜びと応援してくれたすべての皆さんへの感謝の気持ちでいっぱになりました」とコメント。今後4か月間の研修を経て、2019年1月1日~2020年12月31日までの間、親善活動、広報活動、福祉活動などの活動を通して、全国の方々に東京ディズニーリゾートのたくさんの夢を届けていく。野口さんは今後の抱負として、「東京ディズニーリゾート・アンバサダーとして、初心を忘れずに東京ディズニーリゾートにあふれる笑顔や魅力を全国の皆さまにしっかりと届けて行きたいと思います。いまから皆さまにお会いするのが楽しみです」と語っているという。(text:cinemacafe.net)
2018年08月27日歌手の野口五郎が、4日放送のニッポン放送『徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー』(毎週土曜 5:00~)にゲスト出演し、今年5月16日に亡くなった歌手・西城秀樹さんについて語る。番組パーソナリティのフリーアナウンサー・徳光和夫とは、デビュー当時からの付き合いという野口。また西城さんとは、「新御三家」と呼ばれ、同じ時代を駆け抜けた"親友"だ。野口は西城さん・郷ひろみと初めて出会った時のエピソードや西城さんが発病後からずっと実現させたいと思っていた事や家族ぐるみでの交流についてなどを語る。また徳光も、野口と西城さんそれぞれの結婚式の司会も務めたこともあり、収録にあたり野口は「今日は徳光さんですから。僕も秀樹も甘えていたし、お世話になっている。今日は特別と思って思いつくがまま(秀樹さんの事を)徳光さんと共有させて頂きたいと思います」と明かした。さらに番組では、野口が西城さんに唯一、楽曲提供した「LOVE SONGを永遠に」の想い出を語る他、西城さんの音源に野口五郎の歌声を加え新たに制作された「HIDEKI & GORO デュエットバージョン」をいち早くラジオでオンエアする。
2018年08月02日スタイリストの野口強がディレクションするデニムブランド・マインデニム(MINEDENIM)が、7月末にウィメンズのニュー・スタンダード・エディションがデビューする。2016-17年秋冬にスタートした同ブランドの定番デニムはこれまで、メンズをベースにサイズ展開でユニセックス対応されていたが、今回新たにウィメンズラインとして、シルエットと履き心地にこだわったスキニーとスリムの2型を発表。STED-101-85 Slim Blue Used Wash 2万円STED-102-1895 Skinny Black Used Wash 2万2,000円これまで同様に岡山の自社工場で素材、縫製のクオリティーにこだわりつつデイリーに履けるようディテールにこだわり、ファン拡大を図る。価格もブルーが1万8,000円から2万円、ブラックが2万2,000円と従来のメンズの定番より抑え、買いやすい値段に設定。さらにオリジナルサッシェ付きで、東京・神宮前2丁目の直営ブティック、オンラインなどを中心に販売される。「マインデニム」は、ヴィンテージにこだわりすぎて履きづらかったり、クラフトマンシップにこだわりすぎて野暮ったくなりすぎる傾向にあるジャパンデニムを、野口自ら岡山の工場に足繁く通い、アイテムを開発。ウィメンズは昨シーズン、クラネ(CLANE)とのコラボレーションなども話題を集めたが、今シーズンはプリーツ加工を施したコートドレスやスカート、モヘアなどイノベーティブなデニムの多様性にチャレンジしたハードフェミニンなアイテムが充実している。
2018年06月13日さいたまトリエンナーレ2016が、与野本町駅から大宮駅周辺、武蔵浦和駅から中浦和駅周辺、岩槻駅周辺などで開催される。会期は、2016年9月24日(土)から12月11日(日)まで。さいたまトリエンナーレ2016は、人が暮らし、他者と交流し、創造する“生活都市”を舞台とし、アーティストと共に未来の発見を目指すイベント。参加するアーティストは日本のみならず、世界各国から集う全34組。48作品が展開され、秋山さやか、小沢剛、チェ・ジョンファ、野口里佳、日比野克彦などのアーティストが参加者として名を連ねる。“犀(さい)の角がもう少し長かったら?”そんな冗談じみた疑問を大真面目に問いかける展示を行うのは川埜龍三。埴輪群と発掘現場を再現する歴史改変SF作品で、ユーモアあふれる空間を繰り広げる。アイガルス・ビクシェが創り上げたのは、芝生の上にゆったりと寝そべる全長9.5mのビジネスマン。新幹線が走る高架下で、異質な存在感を放つ。また、向井山朋子は音楽と映像を融合させたインスタレーション&パフォーマンスの演出を手掛ける。さいたま市内の古い家屋を舞台に、世界的ダンサー湯浅永麻が自らの身をもって、私たちに「家とは、家庭とは、家族とは?」という問いを投げかける。無料観賞作品のほか、ユン・ハンソル演出の移動型演劇作品の「サイタマ・フロンテージ」やロングフィルム・シアターの上映など、チケットが必要となるイベントもあるので事前にチェックを。【開催概要】さいたまトリエンナーレ2016会期:2016年9月24日(土)~12月11日(日)開催時間:10:00~18:00主な開催エリア:与野本町駅~大宮駅周辺武蔵浦和駅~中浦和駅周辺岩槻駅周辺※会期中は主要エリアのほか、市内各地で各種アートイベントを実施予定。観賞料:無料※一部の公演、上映をのぞく。定休日:水曜日(ただし11/23(水・祝)は開場、翌11/24(木)は閉場。■参加アーティスト:秋山さやか、アピチャッポン・ウィーラセタクン、大友良英 + Asian Music Network、小沢剛、川埜龍三、ソ・ミンジョン、多和田葉子、チェ・ジョンファ、野口里佳、日比野克彦、アイガルス・ビクシェ、ウィスット・ポンニミット、ほか公式サイト:
2016年09月30日埼玉県さいたま市で開催されるアートイベント「さいたまトリエンナーレ」。浦和、大宮、岩槻の市内3地区を会場に9月24日(土)から12月11日(日)まで、79日間にわたって開催されます。アートプロジェクトともに、参加型の市民プロジェクトやワークショップなども楽しめ、さいたまがアートに染まります。今年から開催される国際芸術祭「さいたまトリエンナーレ」「さいたま文化」の創造配信、人材の育成、「まち」の活性化を目的に開催されるさいたまトリエンナーレ。トリエンナーレとは3年ごとに開催される国際芸術祭のことです。第一回となる今年は、「未来の発見!」がテーマ。アートを鑑賞することはもちろんのこと、共につくる、参加する芸術祭として、国内外のアーティストの作品の展示や、さまざまなアートプロジェクトやワークショップが開催されます。市内各地に点在するアートスポット《ハッピーハッピー》 チェ・ジョンファ彩の国さいたま芸術劇場内での展示風景 2016与野本町駅から大宮駅周辺、武蔵浦和駅周辺から中浦和周辺、岩槻駅周辺の3カ所を会場に、さいたま市の「場所性」にこだわったユニークなアートイベントが繰り広げられます。●与野本町駅から大宮駅周辺別所沼公園、花と緑の散歩道、埼玉県旧部長第2公舎を主な会場とする与野本町駅から大宮駅周辺には、屋内・屋外作品を見てまわる回遊型・散策型作品の体験エリアが展開されます。韓国のアーティスト、チェ・ジョンファや、磯辺行久によるインスタレーション、SMF(Saitama Muse Forum)による参加型のワークショップやレクチャーなどが開催されます。●武蔵浦和駅周辺から中浦和周辺様々なイベント型、劇場型作品が展示されるエリアです。彩の国さいたま芸術劇場、大宮区役所旧地下食堂、市民会館おおみや旧地下食堂を主な会場に、ラトビア出身の彫刻家、アイガルス・ビクシェの彫刻作品や、さいたま生まれの写真家、野口里佳のインスタレーションを見ることができます。劇作家である松田正隆は、空き家となった住宅をそのまま使い、映像やテキストなどを用いた演劇的空間を展開します。●岩槻駅周辺旧埼玉県立民俗文化センター、人形の東玉社員寮を主な会場に、マレーシア出身のアーティスト、オクイ・ララによる映像作品や、埼玉県在住の芸術家、小沢剛によるインスタレーションなど日常と非日常が交錯する不思議な体験が楽しめる作品が展開されます。岩槻区を拠点に展開するアーティスト・イン・レジデンス「ホームベース・プロジェクト」での作品展示も見所です。東武アーバンパークラインの電車内を舞台とする演劇も《サイタマ・フロンテージ》ユン・ハンソル2016photo: momoko japan移動式演劇「サイタマ・フロンテージ(Saitama Frontage)が東武アーバンパークライン(東武野田線)の中で上演されます。制作は韓国を代表する演出家、ユン・ハンソル氏です。さいたま市のさまざまな時間や場所に着目しながら、都市のアイデンティティを探る物語が展開されます。公式キャラクターは「さいたマムアン」《さいたまトリエンナーレ2016公式キャラクター「さいたマムアン」》ウィスット・ポンニミットさいたまトリエンナーレの公式イメージキャラクター「さいたマムアン」。トリエンナーレに参加するアーティストのひとり、タイ出身のウィスット・ポンニミット氏が描くキャラクター「マムアン」が、トリエンナーレ仕様になって登場です。会場の案内やサイン、印刷物などに登場する予定です。イベント情報名称:さいたまトリエンナーレ2016会期:2016年9月24日(土)〜12月11日(日)主な開催エリア:与野本町駅〜大宮駅周辺、武蔵浦和駅〜中浦和駅周辺、岩槻駅周辺 公式ページ:
2016年09月12日スタイリスト・野口強がディレクションを手がける、ジャパンデニムブランド「マインデニム(MINEDENIM)」がデビュー。同時に、旗艦店「マインド(MINED)」が2016年8月6日(土)、東京・外苑前にオープンする。「マインデニム」の最大の特徴は、美しいシルエットと快適な履き心地。岡山の自社工場において、独自開発したオリジナルのデニム生地によって、履き慣れてくるまでに感じる違和感を取り除いた。超長綿とストレッチのハイブリットがもたらす新しい履き心地はぜひ体感したい。また、色落ちやユーズド、ダメージなどの加工も「マインデニム」が誇る技術。ベテランの職人がデニムを1本1本手作業によって仕上げるため、同じものはない。すべてが、異なったリアルな表情を持つデニムパンツとして加工されている。同時にオープンする旗艦店「マインド」は、1階でレディース・メンズ商品を販売、2階では会員制のオーダーサロンを設置。専属のパタンナーや縫製スタッフが常駐しており、ミシン等の設備を完備してフルオーダーが可能となっている。ディレクターの野口強は、ファッション誌や広告を中心に活動するスタイリスト。『VOGUE』『ELLE JAPON』『GINZA』『SPUR』『Numero TOKYO』などで活躍している。過去には、ワコマリア(WACKO MARIA)やN.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)、ラグス マックレガー(Rags McGREGOR)とコラボレーションも行ってきた。【詳細】マインデニム2016年秋冬シーズンデビュー■店舗情報マインド(MINED)オープン日:2016年8月6日(土)住所:東京都渋谷区神宮前2-5-8TEL:03-6721-0757営業時間:12:00〜20:00定休日:不定休
2016年08月04日AbemaTV FRESH!&ニコニコ生放送で隔週木曜日に放送されている「アニメぴあちゃんねる」。6月16日(木)のゲストに声優の衣川里佳が出演する。人気アニメ『ハンドレッド』でリディ役を務めている衣川。これまで「アニメぴあちゃんねる」のようなトーク番組などに出演した経験がなく、今回の放送はファンにとって注目の高い放送になる。番組では大好きな食べ物や趣味のゲームの写真などを紹介。また、昔習っていたという合気道を、番組司会の美濃部達宏に対し実演してみせる。さらに、レギュラーメンバーのタカオユキ、秦佐和子、前田玲奈へ護身術をレクチャー。番組恒例、毎回ゲストを苦しめているタカオユキのキャラ弁「タカ弁」のコーナーでは、見た目は非常に凝っているが、味の方が全くと言って良い程安定しないという評判の弁当を衣川が試食。また、タカオユキのユニットであるみみめめMIMIが出演するイベント「海辺から2016」のチケット先行発売が番組開始と同時に行われる。受付は6月17日(金)午後11時59分まで。そのほか会員放送では、デビュー前の初々しい高校生時代の写真を初公開。さらに、お馴染みのファッションチェックと振り返って一言のコーナーを行う。今回は「好きな男子に耳元で囁きたい一言」、どんな萌えワードが飛び出すか楽しみだ。新企画「クイズ!私の秘密はどれでしょう!」では、レギュラーメンバーが普段使っている鞄を衣川が答え、衣川が1日だけやったアルバイトをレギュラーが答える。なお、今回、番組の最後に重大発表が予定されているので、放送で確認しよう。「アニメぴあちゃんねる」は、ニコニコ生放送に加え、AbemaTV FRESH!でも同時生放送をしている。20時からはAbema TV FRESH!のみ、20時30分からはAbema TVFRESH!とニコニコ生放送、21時30分からはニコニコ生放送のみで放送する。今回もゲストの番組事前インタビューの様子を、アニメぴあちゃんねるブロマガに掲載中なので、気になる方はご確認を。■アニメぴあちゃんねる日時:6月16日(木)午後8時~午後10時20:00~20:30「AbemaTV FRESH!」のみ20:30~21:30「AbemaTV FRESH!」と「ニコニコ生放送」21:30~22:00「ニコニコ生放送」のみ(アニメぴあちゃんねる会員放送)出演:前田玲奈 / 秦佐和子 / タカオユキ / 美濃部達宏ゲスト: 衣川里佳
2016年06月15日アテネ五輪金メダリストで元マラソンランナーの野口みずきが、29日(6:30~7:00)に放送される関西テレビ『イキザマJAPAN』(関西ローカル)に、現役引退後初めてテレビ出演する。冒頭で、MCの小籔千豊から「競技人生お疲れさまでした!」と花束を渡されると、野口は「走ることに対しての緊張感から解放されました。それと、毎日お酒も飲めるようになりました」と引退後の近況を報告。今後の目標については「ランニングの面白さを伝えたいです。解説者や指導者は向いていないと思うので」といい、「女性としての幸せはかなえたいですね」と希望を明かす。最後のレースとなった、今年3月の名古屋ウィメンズマラソンは「誰にも私の前を走らせたくない!」と強い思いで臨んだが、結果は23位。野口は、徐々に先頭集団から離されていった時の様子や、レース終盤で沿道や市民ランナーから送られた応援により勇気づけられたこと、ある撮影カメラマンに心を打たれたエピソードなどを明かし、「最後は花道のようでした」と振り返る。収録を終えた野口は「小籔さんとの対談やVTRを見ている最中に、グッと込み上げてくる思いもありました」と心境を吐露。引退後は全く走っていないそうだが、あらためて今後について「できる範囲でマラソン大会でのゲストランナーだったり、トークショーに出演したりっていうことになるんですかね」と展望を語る。一方の小籔は、今回が野口と初対面だったが、「実際にお話をしてみると非常に話しやすい方でした」と感想。「これからは、今まで張りつめていたものを少し緩めて、ノーストイックで楽に過ごしてください。人生を思いっきり楽しんでいただきたいと思います」とエールを送った。なお、同番組の放送は、28日(深夜3:35~)放送の『UEFAチャンピオンズリーグ15/16決勝』が延長した場合、6月3日(深夜2:35~3:05)に延期される。
2016年05月27日映画『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』の公開を目前に控えた24日(木)、都内でトークイベントが開催され、株式会社AMF代表取締役社長の椎木里佳、映画評論家よしひろまさみちが出席した。トークイベントに招かれた観客を前に、よしひろさんは「予告を見ても、これは大丈夫かにゃん?って思ったんです」と意外な第一声を漏らした。しかし、「映画に興味があって今日来られた方?」との質問にほぼ全員が手を挙げると、一安心した様子を見せた。椎木さんも「私も予告を見て全く分からなかったですね。でも、ぶっちゃけ、バットマンもスーパーマンも一作も観た事がないんですけど、内容が理解できました!」と返答。そこで、よしひろさんが「椎木さん世代にもウケそうな予告篇は?」と質問すると、「3分で分かるスーパーマンとバットマンのパロディーみたいな映像を作って欲しい。そうしたらSNSでも拡散されると思う。コスプレしてランするイベントを開催するのもいいですよね」と提案した。「椎木さんがコスプレするなら?」という質問に対しては、「キャットウーマンですね」と即答!「では、サンジャポで」とよしひろさんが言うと、会場からは笑いが起こった。最後に映画の見どころについて、「観たことのない人でも楽しめる映画です。カップルで観に行くとキャッとなれる映画だと思うので観て欲しいですね。いままでシリーズ物をひとつも観たことがなくて損をしていたな、と思うくらいでした」(椎木さん)、「私は悪役のレックス・ルーサーが非常に素晴らしかったので期待していただきたいです!それからワンダーウーマンはどんな活躍をするのかその辺りも楽しんでもらいたいですね」(よしひろさん)と魅力を語った。『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』は3月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月24日●アプリは"自分が欲しいもの"を具現化「女子高生社長」というワードを聞いて、「椎木里佳のことだ」と勘付く人はそれなりにいるのではないだろうか。この春、高校を卒業してその"看板"を捨てる椎木里佳さんに、これまでの3年間や2月にリリースしたアプリについて話を伺った。○15歳で起業椎木さんは1997年11月21日生まれの18歳で、この春に高校を卒業する。2013年2月に資本金45万円で「AMF」を設立し、中学生ながらに代表取締役社長となった。AMFは「世界の10代を元気に」をテーマに、企業の女子高生マーケティングのサポートを行っており、リクルートジョブズやサイバーエージェントなどとの取引経験もある、立派な会社だ。この2月には、マーケティングサポート領域から足を一歩踏み出し、"女子向け究極の暇つぶし画像検索アプリ"と題する「ミルピク」をリリースした。このアプリでは、撮影した写真を可愛く加工して投稿できるほか、お気に入りの写真を収集・タグ付けして公開することで、"可愛い画像をキュレーション"できるプラットフォームとなっている。アプリ制作の経緯と、騒動となった"パクリ"についても話を聞いた。――アプリ制作の経緯についてお聞かせください椎木里佳さん(以下、椎木さん) AMFはマーケティングサポートとして事業を始めましたが、"下請け"という印象が強くて、自分の中でもモヤモヤしていた部分がありました。そうしたお仕事をしている中で、学生起業家の方々と出会う機会が増えてきたんです。最初は「意識が高いだけの嫌な奴が多い」と思っていました(笑)。ただ、実際に会ってみると、フットワークが軽くてモチベーションの高い人が多くいたんです。そうした人たちと出会ったことで「アプリはあまりお金をかけなくても、アイデア次第でいいモノが作れる」ということに気付いたのが最初でした。画像が集まるアプリと言えば、Pinterestなどの海外のものが人気がありますが、日本人が利用する分には文字が多くて少し使いづらいかなと。一方で女性向けキュレーションサービスのMERYみたいに可愛くて使いやすいものはないかなと思っていたところで、アプリを作ろうということになり、学生起業家の方にサポートしてもらって、リリースに至りました。自分が欲しい、と思ったものを作りました。――アプリのアピールポイントをお聞かせください椎木さん ポイントは、みんなが収集している画像のクオリティの高さですね。リリース時は、正直「クオリティの低い画像が並ぶんじゃないか」と危惧していました。でも、サービスをスタートしてみたらクオリティが高すぎて「日本人のセンスってすごい」と思いました(笑)。そこが衝撃的でした。――サービスリリース後約1カ月ですが、ユーザーの利用状況はいかがでしょうか?椎木さん 会社として1カ月で3万ユーザーの獲得を目指していたんですが、正直高すぎる目標でした。そこまで行かなかったことはやや不服ですね。ただ、3分の1のユーザーがデイリーアクティブユーザーで、将来的な広告展開を考えると、有利な数字なんじゃないかと思っています。●マネタイズは遠くない未来に、"パクリ"ははてな社長に「直接謝罪」――すでに広告展開を意識されているとのことですが、学生によるアプリは、「まずは使ってもらう」ことを主眼に置き、マネタイズはかなり後から、というケースが多いと思います。リリースしてすぐのタイミングでマネタイズを意識された理由は?椎木さん 一般的な起業家の方は、アプリで食べていこうと思っていても、資金調達をして、社長とエンジニア、デザイナーの数人で仕事を回すことを最初に考えるので、マネタイズは遠い目標に考えているんだと思います。一方で私は、もともとマーケティング調査をやっていますし、これからも「アプリだけで事業を回そう」とは思っていません。どのようにすればお金につながるのかをすでに事業を通して理解していますし、先輩方から聞いた話、この3年の経験という観点で、マネタイズはすぐにできると考えています。実際に、ミルピクのリリースタイミングより、広告代理店からお話をいただいていますし、スケールアップできるという期待感は持っています。あくまでダウンロード数とアクティブユーザーの伸長が当初の目標ですが、すぐに広告展開も考えています。それ以外では、ブック(雑誌)化ですね。ただ先日、MERYも本を出すと発表されていたので、みんな考えることは同じだなと思いました(笑)。――アプリのユーザーインタフェースなどで気をつけたポイントはありますか?椎木さん ほかの画像キュレーションって、高校生からすればわかりにくいんです。日本人のウォールなのに、やたら英語が出てきたり、GIFが動いたりと、目がいろいろな所に移ってしまって。だから、「シンプルに可愛く」を意識しました。パーツをそぎ落として、文字もできるだけ入れずに、コメント機能もあえて用意しませんでした。コメント欄を入れると、急に出会い系っぽくなってしまうので……。現状はSNSと連携していませんので、そこは実装しようと考えています。――リリースされた時、ミルピク公式サイトのソースが他サイトの模倣、それどころかコードを完全にコピーしていたとして"炎上"していました(最初に指摘されたツイート)。また、アプリも海外アプリの「パクリではないか」との指摘がありますが、何かお話したいことはありますか?椎木さん歪曲して伝えられている部分があるので、はっきりしておきたいのですが、サイトはそのような事実がありましたが、アプリは決してパクリではありません。Webサイトはすぐに閉鎖しましたが、エンジニアより「あまり時間などの猶予がない中で、そのまま持ってきた」と事実を確認しました。はてなの社長とも直接お話する機会を設けていただき、謝罪してお許しいただきました。原因究明とともに、今後はどのように進めていくかは社内でしっかり議論していきます。アプリについては、「自分の力でやりたい」と考えて作ったものです。人に気付かされて何かをやったのではなく、自分が仕事を進めていく中で出会った学生起業家の方など、親のコネとは無縁の人たちと共に、自分の力でイチから作りました。そんな中で、炎上してしまったのは、はてなの方に申し訳ないと思いますし、自分でも残念でした。ただ、こうして多くの方に取り上げてくださったのは、ポジティブにとらえて「注目していただいている」とも考えています。注目されている中で、機能を拡充していき、より多くの方に利用してもらえるようなアプリに成長させていきたいです。後編では、「マーケティング事業」「女子高生社長ではなくなった後のビジョン」のインタビューをお伝えします。【インタビュー】"女子高生社長"からの卒業 - 椎木里佳が語る「アプリ」「炎上」「将来」(後編)
2016年03月15日登山家とミュージシャン。意外な組み合わせのようで、実は“親友”という野口健さんと藤巻亮太さん。2人はこれまで、世界の山々や秘境を6度も一緒に旅してきた仲。本展では、そんな2人が、常にカメラとともにあったという旅の中で撮りためた、珠玉の写真が公開される。野口:亮さんと知り合ったのは、7年ぐらい前だったよね?藤巻:雑誌の対談で。その数日後に居酒屋でバッタリ会ったんですよね。それで2人で飲みに行こうっていうことになって、次にはもう八ヶ岳に連れていってもらってました(笑)。野口:すごい豪雨で…。でも、亮さんは楽しそうに写真を撮ってた。藤巻:その頃、ちょうど写真にはまっていたので。野口:高校生の時まで写真家になろうと思っていた僕としては、そんな亮さんの姿に刺激を受けてね。「ブログに写真をアップして、どっちの評判がいいか対決しよう!」ってことになって。それが楽しくて、また行くことになったんだよね。藤巻:しかも、2度目がいきなりヒマラヤ!登山初心者だったので不安はありましたけど、何より人生観が変わる経験ができたのは大きかった。山を歩いているうちに、その時の自分が近視眼的になっていたことに気づいて、物事を客観視できるようになれました。そういう場所に連れていってくれた健さんには、本当に感謝しています。野口:僕はその頃、ヒマラヤには50回以上も登っていて、正直、山に飽きちゃっていたんだけど、写真っていうテーマを改めて得たことで、見落としていた風景と出合えて…。おかげで山に登るのが、また楽しくなりました。お互いにとって、いいタイミングだったんだね。藤巻:確かに。その後も2人でヒマラヤに2回、あとはアフリカとアラスカにも行きましたね。野口:今回の写真展では、その旅の写真を展示しているわけだけど、同じ場所で撮影したのに、視点が全く違うからおもしろい。藤巻:健さんの写真は骨太で、「生きていくって何なんだろう」って問いかけているような気がします。野口:そう?亮さんの写真は、ふわっと包み込む感じかな。藤巻:僕は旅の中で、頭で考えるより、心が動いた瞬間にシャッターを切っていました。そういう気持ちにさせてくれる旅の豊かさが、写真から少しでも伝わると嬉しいですね。◇フジフイルム スクエア東京都港区赤坂9-7-3東京ミッドタウン・ウェストTEL:03・6271・33502月19日(金)~3月9日(水)10:00~19:00(入場は18:50まで)会期中無休入場無料◇左/ふじまき・りょうたミュージシャン。同級生3人でレミオロメンを結成し、2003年デビュー。現在はソロで活動。初写真集『Sightlines』(ぴあ)が発売中。3月、3年半ぶりのソロアルバムを発表。右/のぐち・けん登山家。1999年にエベレスト初登頂。当時の7大陸最高峰の世界最年少登頂記録を、25歳で樹立。今月、写真集『ヒマラヤに捧ぐ』(集英社インターナショナル)が発売されたばかり。※『anan』2016年2月24日号より。写真・髙橋マナミインタビュー、文・保手濱奈美
2016年02月23日アカデミー賞作品賞の有力候補と言われる『オデッセイ』の試写会が2月2日(火)に米国大使公邸で開催され、上映後には元宇宙飛行士の山崎直子、JAXA宇宙飛行士の野口聡一、NASA宇宙飛行士のクリス・キャシディ、マイケル・E・フォッサムによる質疑応答が行われた。第73回ゴールデン・グローブ賞で作品賞、主演男優賞(マット・デイモン)に輝き、オスカーでも7部門ノミネートの本作。事故で火星にたったひとり取り残された宇宙飛行士のサバイバル、地球への帰還に向けた孤独な戦いを描く。この特別試写会は学生を招待しており、映画を観終わったばかりの学生たちの質問に山崎さんらが答えた。最初に米国大使館を代表して挨拶に立ったキャロライン・ケネディ駐日米国大使は、偉大な宇宙飛行士の挑戦を称え、父のケネディ大統領の時代に月面着陸が達成されたことに触れ「父が月に人類を送ろうとしたのは、それが簡単だからではなく困難だからです」と語り、映画で描かれる火星での有人のミッションについて「危険かつ偉大な冒険ですが、ここにいる何人かが、いつか実現することを信じています」と語った。招待された学生の多くは高校生とあって、宇宙飛行士たちの学生時代について尋ねると、山崎さんは「子どものころは『宇宙戦艦ヤマト』や『銀河鉄道999』、『スター・ウォーズ』を見て宇宙に感化されました(笑)」と明かし「中学でチャレンジャー号の事故を見て、いつか自分も宇宙飛行士にと思ったのですが、どうしたらなれるのかもわからず、高校時代はテニスに打ち込んでいました。その後、、エンジニアになり、1回目の(宇宙飛行士の)試験は書類審査で門前払いだったのですが、2回目で合格しました」と振り返った。ちなみに、山崎さんが落ちた試験で合格したのが、野口さん。「ごめん(笑)」と山崎さんを拝みつつ、野口さんは「僕は高校のときは、まさにみなさんと同じような感じでした。映画も学校も好きで『スター・ウォーズ』を見ましたね」と懐かしそうに語る。野口さんは、質疑応答を通じてたびたび「仲間」そして「チームワーク」の重要性を熱く語る。「宇宙飛行士の試験で何を見ているかというと、やる気とモチベーション。そして仲間とコミュニケーションを取って解決できるか?一緒に仕事をしてポジティブでいられるかということ。これは壁にぶち当たった時に大事なことと同じです。やる気の強さが壁を乗り越える力になるし、そのためには仲間とのコミュニケーション、ポジティブに楽しんでやれるかということ。宇宙はチームスポーツです!」と語った。映画ではひとり残されたワトソンが、ろくな音楽を聴くことができずに嘆くシーンがあるが、宇宙で恋しくなったものについては、野口さんは「ラーメン!」と即答。山崎さんは「シャワーとお風呂です。映画の中でも出てきますが、体を拭くことしかできず、シャンプーもできないので…(苦笑)」と明かした。映画に関しては山崎さんは「リアリティがあってハラハラしました」と称賛。火星での主人公のサバイバル生活が実際に宇宙ステーションで行われている実験に則していることに加え「チームワークで成り立っていることも描かれており、元気をもらいました」と語る。さらに「心理描写に関しての共感を覚えました」とも。主人公が生活を映像で日記のように記録する点について「私もそうなったら同じことするかなと思いました。ユーモアを取り入れてる点もそうです」と語った。映画の中で、嵐に巻き込まれて行方不明になった主人公を残したまま発つか否かの決断を迫られるシーンがあるが、野口さんは「難しい決断です。思い出したのは僕が初めて宇宙に行く直前にコロンビア号の事故が起きたこと。事故後、最初のフライトになったんですが、船長の女性飛行士が、自分たちが宇宙に行く上での目標について『行きと同じ人数で帰ってくることだけ』と語っていて、それはすごく心に残っています」と自身の経験と重ねて語った。改めて、学生たちとの触れ合いについて山崎さんは「自分が高校生だったころに比べてしっかりしてると思います。いろんな観点で考えていて、嬉しかったです」と積極的に質問を投げかけてきた高校生たちを称えていた。『オデッセイ』は2月5日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月02日宇宙飛行士の野口聡一氏が17日、東京都墨田区の東京スカイツリーで行われた映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(12月18日公開)の公開を記念したライティングイベントに登場し、『スター・ウォーズ』への熱い思いを語った。野口氏は、作品の舞台である宇宙にちなんだゲストとして登場。「小学生の頃にエピソード4を初めて見て、宇宙目指してミレニアム・ファルコン号でのぼっていく感じとか、すごく心に残っている」と『スター・ウォーズ』との出会いを明かし、「宇宙を目指す第一歩だったと思う」と振り返った。好きなキャラクターを聞かれると、「乗り物好きなので…ミレニアム・ファルコン号」と答え、「なんといってもイオンエンジンですから! われわれJAXAが誇る"はやぶさ"と同じです」と熱弁。「『スター・ウォーズ』の世界からずっと時代がたって、"はやぶさ"にミレミアム・ファルコンのイオンエンジンが残っていると思うと夢が広がる」とうれしそうに話した。また、『スター・ウォーズ』がきっかけで宇宙に興味を持った宇宙飛行士は多くいると言い、「先週まで宇宙に行っていた油井亀美也さんのクルーもみんな好き」「来年宇宙に行く大西卓哉さんもファン」と紹介。「NASAのアメリカ人ももちろん大好き」と続け、「スペースシャトルに搭乗した『スター・ウォーズ』ファンの宇宙飛行士の希望により、ライトセーバーがスペースシャトルに積まれて宇宙に行ったことがある」と驚きのエピソードも披露した。そして、宇宙飛行士について、「『スター・ウォーズ』に出てくる戦闘機乗りの気質に近い」と分析し、「いろんな場面で落ち着いて状況をよく見て、宇宙ステーションを操るという意味で」と補足。「エピソード4で、デススターに向かって飛んでいくシーンなど、戦闘機乗りのシーンは心が熱くなるものがある」と語った。世界一宇宙に近いタワーでもある東京スカイツリーを『スター・ウォーズ』のライトセーバーに見立てた公開記念ライティングは、12月17日~20日の4日間限定で実施。光と闇の戦いをイメージした青と赤の2色の演出から始まり、最新作の悪役カイロ・レンが操る赤い十字型のライトセーバーが立ち上がる、動きのある演出が楽しめる。(C) 2015Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved
2015年12月17日キヤノンマーケティングジャパンは11月19日、東京都港区のキヤノンSタワー「キヤノンギャラリーS」にて、ベルリン在住の写真家・野口里佳氏による写真展「夜の星へ」を開催すると発表した。期間は2015年12月17日から2016年2月8日まで。入場料は無料。写真展では、野口氏がベルリンの夜の街を撮影した写真作品約30点と映像作品を展示する。展示される写真はすべてキヤノンの大判プリンター「imagePROGRAF」でプリント。映像作品はキヤノンのデジタル一眼レフカメラEOS 5D Mark IIIで撮影された。また12月19日14時から、野口氏が作品を解説するギャラリートークを実施。定員は50名(先着順)で、参加申し込みは11月24日10時から同社Webサイトにて行える。
2015年11月19日キヤノンは、創設25周年を迎えた公募形式の写真コンテスト「写真新世紀」の受賞作品を展示する「写真新世紀 東京展 2015」を開催する。期間は12月3日から25日まで。会場は東京都渋谷区にあるヒルサイドフォーラム。入場は無料だ。写真新世紀は、新人写真家の発掘・育成・支援を目的としたプロジェクトで、今年で創設25周年を迎える。今回は新たにオンラインでもデジタル作品(静止画、動画)を受け付け、2014年度より約500人多い1,511人の応募があった。12月3日から開催される写真新世紀 東京展 2015では、応募者の中から選出された優秀賞受賞者(6人)、佳作受賞者(18人)の受賞作品を展示。2014年度グランプリ受賞者である須藤絢乃氏の新作個展「面影(Autoscopy)」も同時開催する。12月5日には、受賞者が自身の作品紹介や制作意図を語るトークショーを実施する。2015年度の佳作と優秀賞受賞者、2014年度グランプリ受賞者の須藤絢乃氏が登場する予定だ。12月12日には、ヒルサイドプラザにて公開審査会を開催。グランプリ候補である優秀賞受賞者のプレゼンテーション、審査員との質疑応答を行う。荒木夏実氏、さわひらき氏、澤田知子氏、清水穣氏、野口里佳氏、フリッツ・ヒールスベルフ氏という審査員5人の審議により、2015年度のグランプリを選出する。写真展の開催期間中、ヒルサイドテラスや代官山 蔦屋書店、代官山 北村写真機店において、写真新世紀の創設25周年記念イベント「写真の未来は僕らがつくる!」も開催。審査員や歴代受賞者、プロフォトグラファー、美術評論家、学芸員といったゲストを招き、来場者が持参した写真を対面で見てもらえるポートフォリオレビューのほか、トークショーや写真レクチャーなどを行う。
2015年10月02日2015年2月1日(日)に東京・オーチャードホールにてデビュー45周年記念コンサートを行う野口五郎が、ぴあのインタビューに答えた。まずは、45周年という歴史を感じさせない、永遠の青年のような風貌を維持し続ける秘訣について「後輩に、『どうしてそんなふうに歌っていられるんですか?』って聞かれることがありますが、答えようがないんです。気づいたらこうなっていただけで。スタッフにも『あまり45周年と言わないでね。内緒にしておいてね』と言ってるんだけど(笑)。限界を作らないほうがいいんですよ。人間って、結構どこまでもいくものですよ。キープしようと思わないで、進化を望めばいい。経験は残っていくけれど、物質的にためこんでいくものではなくて、理由があって空洞のように形が変わっていくのが人生。余計なものを捨てて、あるべき方向に導かれていくのが進化だと思います」と語った。また、これまでの歌手生活で開催したコンサートの数を聞くと、「デビュー当時は、1日3回やってましたから、それをカウントすると3000回はゆうに超えていると思います。当時、歌手は今以上にシリアスで、『歌』を大切にしていました。その時代に、照明と音響のスタッフをパッケージにして、スタジオ・ミュージャンを使い始めたのは、おそらく僕が初めてだったではないかと思います」とのこと。10代の頃から世界中の実力派プレイヤーとレコーディングを行う卓越したミュージシャンであった野口。子供の頃に始めたギターは、13歳で地元の大学生バンドに加入するほどの腕前。11月19日(水)には、ギター、ベース、ドラムスをすべてひとりで演奏・アレンジしたアルバム『Playin’ ItAll』をリリース。同作収録曲は2月のコンサートでも演奏される予定。同作に話が及ぶと「エンジニアもひとりでやっているので、すべて録り終えるのに5か月かかり、その間全くひとりきりの作業でした。女性の曲ばかりを集めたアルバムで、最初は簡単に進むと思っていたのですが…。総合的なアレンジから徹底的に始めてみると、こだわりの強さゆえに終わりが見えなくなってしまって、そのうち『自分は鬼だ』と思うようになりましたね。どうしてこんなに自分自身を苦しめられるのかと。しかし、全部自分でやると、それがどう評価されようと『やることはやった』という気持ちになるものです。すべてのレコーディングが終わって数日たちますが、心にぽっかり穴があいたような気分です」と、現在の心境を明かした。「すべての要素を確実にして、自分のオンリー・ワンと呼べるコンサートにしたいと思っています。自分自身にプレッシャーをかけるのがクセになっているのかも。オーチャードホールのコンサートに向けて、また、鬼になって頑張ります(笑)」と力強く語った。妥協を許さないミュージシャンシップは、今回のコンサートでも十二分に発揮されそうだ。2015年2月1日(日)の公演、チケットの一般発売は11月8日(土)より。(取材・文:小田島久恵)
2014年10月29日小栗旬、岡田将生ダブル主演の映画『宇宙兄弟』に、宇宙飛行士の野口聡一氏とバズ・オルドリン氏が出演することが発表された。その他の写真本作は、週刊誌『モーニング』に連載中で、小学館漫画賞と講談社漫画賞を同年にダブル受賞し、累計700万部を発行したベストセラーコミックを実写化したもの。会社をクビになり無職になった兄・ムッタ(小栗)と宇宙飛行士になった弟・ヒビト(岡田)が、幼い頃に交わした約束を思い出し、共に宇宙を目指す姿を描く。“本物”を追求するべく、日本映画としては異例のNASAケネディ宇宙センターでの大型ロケを敢行した本作。その姿勢はキャスティングにまで及び、実際に宇宙へ飛び立った経験のある野口氏とオルドリン氏を起用した。野口氏は、2005年に日本人として初めてISS(国際宇宙ステーション)で船外活動を行った実績を持っており、回想シーンでは、ブルースーツに身を包み、彼に憧れる幼いムッタとヒビトの肩を抱く本人役を演じている。オルドリン氏は、『トイ・ストーリー』の人気キャラクターであるバズ・ライトイヤーの名前の由来となった、伝説的な宇宙飛行士。1969年アポロ11号の乗組員としてニール・アームストロング船長と共に月面を踏み、あの有名な足跡を残して星条旗を立てたことで知られている。そんな、アメリカの国民的ヒーローの映画出演を実現させたのは、「あのでかいロケットを打ち上げる動力は、“人間の魂”だ」というセリフを、実際に月に立った男に言わせたいというスタッフの強い思いがあったからだという。1年にわたる粘り強い交渉を受け、オルドリン氏は脚本を読んだ上で快諾。幼い頃からの夢を実現させたヒビトの打ち上げを複雑な気持ちで見つめるムッタに、宇宙にかける人間たちの夢と想いを語るという、重要な役どころを演じている。そんな彼は、森義隆監督を「俳優には出ないリアリティと言葉の説得力がある」と言わしめるくらい見事な演技力を見せたとのこと。実際に宇宙飛行を体験した彼らだからこそ表現できる、リアリティのある演技に注目したい。『宇宙兄弟』5月5日(土)より全国ロードショー
2012年03月22日