東京バレエ団が、振付家・金森穣を演出・振付に迎えて送る新作グランドバレエ『かぐや姫』。2021年春にクリエーションを開始し、同年秋に第1幕、今春に第2幕を初演、と少しずつ披露されてきた本作が遂に今月、第3幕を加えた全幕バレエとしてのヴェールを脱ぐ。公演に先立ち、第3幕の通し稽古が公開された。ドビュッシーの《ビリティスの歌》より第7曲〈無名の墓〉が流れる中、かぐや姫(秋山瑛)が雪を見つめる幻想的な場面から、金森穣版『かぐや姫』の第3幕はスタートする。やがて彼女が眠りに就くと、光の精たちが厳かに登場。隊列をなし、かぐや姫を連れ去ろうとする。そこへ道児が現れ、光の精越しにかぐや姫と見つめ合う。互いの姿を追い求める恋人たち。展開する踊りを通して、人間の感情を持つふたりと、持たない精たちの対比も浮かび上がる。帝(大塚卓)、大臣(宮川新大、池本祥真、樋口祐輝、安村圭太)も姿を見せ、入り乱れていく。夢から醒めたかぐや姫のもとを、翁(木村和夫)が訪れる。かつては素朴だったが今では俗欲にまみれている翁は、かぐや姫を大臣の誰かに娶せようとし、従おうとしないかぐや姫に対して暴力的な態度に出る。諧謔的な翁の動きが、それまで幻想美に溢れていた舞台に強い色彩を与える。続いて大臣らの場面へ。牽制し合いながら、力強い踊りでかぐや姫に自らをアピールする大臣たちだったが、その誰一人としてかぐや姫の心とは響き合わない。一方、控えめな佇まいの女たちにかしずかれながらやって来た帝の孤独は、かぐや姫の孤独と相照らすかのよう。だからこそかぐや姫に惹かれる帝の情欲を、黒衣のダンサーたちの動きが体現。文楽や歌舞伎の黒衣を援用しながらそれにとどまらない役割を担わせているのも、本作の面白さだ。やがて、ドビュッシーの交響詩《海》第3楽章〈風と海の対話〉が響く中、男たちはかぐや姫そっちのけで反目し始め、世界は破壊と混乱、略奪で覆われていく。故郷の村を訪れたかぐや姫の眼前には、緑の精たちが力なく倒れている。それは、古今東西、様々に描かれ語られてきた終末的情景だ。そんな中、かぐや姫が取る行動とはーー。 ドビュッシーのピアノ独奏曲《夢想》と共に展開する美しい終幕の様子は、ぜひ本番で見届けてほしい。「かぐや姫が何のために来て、何を背負って月に帰ったのかを問いたい」通し稽古後には金森の囲み会見が行われた。今回、すでに発表した第1幕、第2幕を含め、全体を見直し、練り上げたという金森。第2幕には、気になる道児との関係を考える上で示唆的なシーンも付け加えられたようだ。かぐや姫が幼児から少女へと成長する第1幕は春〜夏、成人して宮廷へと赴く第2幕は秋と来て、この日披露された第3幕は冬。そこに金森は人間の営みそのもののイメージを託す。演出・振付を手がける金森穣Photo:Shoko Matsuhashi「この物語には、親と子の問題や、村と呼ばれる共同体の問題、貧富の問題、あるいは自然と人間など、様々な要素が含まれています。それらを全部ひっくるめて地球上の出来事として、月が外から眺めていて、そのメタファーとして四季がある。と同時に大事なのは、それが時の移ろいを意味しているということ。時が経過すれば、記憶も薄まっていきます」かぐや姫の地球上での半生を描くとともに、終盤には人間の醜さが飽和状態にまで達したかに見える本作。そのことと記憶の問題こそが、金森の問いかけたいことだ。「我々には、悲痛、苦悩を感じるあらゆるカオティックな出来事を乗り越えていく強さがあり、(それゆえに)それらのことが記憶として希釈され、忘れ去られていくと、人間はまた同じことを繰り返す。かぐや姫を通して登場人物たちが体験した色々なことが、彼らの記憶に刻まれたとして、いつまでそれを覚えていられるだろうか。今回、一番表現したかったことはそこです。 かぐや姫が何のために来て、何を背負って月に帰ったのか、ということを私は観客の皆さんに問いたいし、その問いへの答えは皆さん一人ひとりの心にあるのです」。月とかぐや姫と彼女を取り巻く登場人物たち、そして私たち観客の目に映るものを、しかと受け止めたい。取材・文:高橋彩子<公演情報>東京バレエ団 創立60周年記念シリーズ1「かぐや姫」全3幕 世界初演音楽:クロード・ドビュッシー演出振付:金森穣衣裳デザイン:廣川玉枝(SOMA DESIGN)美術:近藤正樹映像:遠藤龍照明:伊藤雅一(RYU)、金森穣演出助手:井関佐和子衣裳製作:武田園子(Veronique)【東京公演】2023年10月20日(金)〜10月22日(日)会場:東京文化会館出演10月20日(金)かぐや姫:秋山瑛道児:柄本弾翁:木村和夫影姫:沖香菜子帝:大塚卓10月21日(土)かぐや姫:足立真里亜道児:秋元康臣翁:木村和夫影姫:金子仁美帝:池本祥真10月22日(日)かぐや姫:秋山瑛道児:柄本弾翁:木村和夫影姫:沖香菜子帝:大塚卓【新潟公演】2023年12月2日(土)・12月3日(日)会場:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館〈劇場〉出演かぐや姫:秋山瑛道児:柄本弾翁:木村和夫影姫:沖香菜子帝:大塚卓チケット情報公式サイト
2023年10月13日東京バレエ団が、日本を代表する振付家のひとり、金森穣とのコラボレーションで放つ新作バレエ『かぐや姫』。その第2幕が世界初演される。2021年11月に第1幕を上演、そして今回第2幕を、さらに10月には新たに創作される第3幕を加えての全幕世界初演にのぞむという、3年がかりの大プロジェクトだ。一昨年11月にヒロインかぐや姫を初演した東京バレエ団プリンシパルの秋山瑛に、現在リハーサル中の第2幕の見どころや舞台への意気込みを聞いた。誰もが知る「かぐや姫」とは少し違う──『かぐや姫』第1幕が上演されてから約1年半。いま振り返ってみて、金森さんとの初のクリエーションはどのような経験だったと思われますか。振付家の創作の現場に立ち会えるというだけでも、とても貴重な経験でした。実際のところ、それを楽しむ余裕はなかったのですが──。当初私は、このバレエは私たちが子供の頃に本で読んでいた「かぐや姫」の物語をイメージしていたんです。竹から産まれた美しい姫が、求婚者たちに無理難題を言って拒み続け、月へと帰っていく、というおなじみのストーリーですよね。でも、この『かぐや姫』は少し違っていた。「竹取物語」をもとに穣さんが構想した物語で、第1幕では彼女が育っていく過程を描いていきます。とてもお転婆な少女ですが、道児という男性に出会い、心を通わせる場面もありました。──音楽は全編を通してドビュッシーの楽曲が用いられますが、「月の光」で踊られるかぐや姫と道児とのパ・ド・ドゥはとても美しく、印象的でした。私の勝手な解釈ではありますが、ふたりには何か心が感じ合うところはあった。でもあの時点では、それを恋だとわかってはいなかったのではないかな、と思っていました。第2幕のクリエーションに入って物語の続きを生きる中で「あのときの心惹かれる気持ちは恋だったんだなと」と。宮廷での華やかでありながら孤独な暮らしの中で大きく育っていると感じます。半年ぶりの稽古再開。時間をおいたからこそ気づいたこと──日本が発信するグランド・バレエを目指すべく、2021年から断続的にクリエーションを重ねられていますね。第2幕のリハーサルは、まず昨年10月に実施、その後半年をおいて再開されました。第2幕の舞台は宮廷へと移るそうですが、そこではどのようなドラマが展開されるのでしょうか。1幕の最後、欲に目がくらんだ翁は、かぐや姫を無理やり宮廷へと連れて行きます。翁にはかぐや姫にいい暮らしをさせてあげたい、という思いがあったかもしれませんが、かぐや姫は宮廷に馴染めない。教育係の秋見という女性から厳しい教育を受けたり、帝やその正室である影姫も彼女に大きく関わってきます。彼女を取り巻く人々も、第1幕とはがらりと変わり、さまざまな思惑が渦巻いています。かぐや姫はその中で、孤独を深めていくんです。東京バレエ団『かぐや姫』第2幕稽古風景photo_Shoko Matsuhashi──そうした物語は、あらかじめ金森さんから説明があったのですか。リハーサルの過程で、少しずつ説明をしてくださいました。自分の役のリハーサルだけでなく、影姫や帝のリハーサルを見て感じることもあります。たとえば影姫。とても魅力的な女性で、絶大な権力を持ち、大臣たちを翻弄する。でも、かぐや姫がやってきて、皆が彼女に興味を持っていることがわかると、彼女のことを目障りに思いながら、でもどこかシンパシーを感じるというか、孤独という点で似た部分を認める。いっぽうで、帝も孤独な人であり、かぐや姫に興味を抱くようになる。──それぞれの複雑な思いが描かれていくわけですね。昨年秋のリハーサルでは、第2幕をひととおり通すところまで出来上がりましたが、表現の部分まではまだまだで、それは4月のリハーサルでまた、というところで終わっていました。──それから半年空いてからの稽古。どんな気持ちで取り組まれていますか。時間が空いたからこそ気づいたこともあります。たとえば、歩いてそちらからこちらに行く、というとき、私はわりと普通にてくてくと歩いてしまっていましたが、足の出し方ひとつとっても、ほんの少しのニュアンスの違いで何かが表現できると気づいたんです。この3月にハンブルク・バレエ団の日本公演を観る機会があったのですが、彼らの舞台に接して、足の出し方だけでなく、手の動き、表情でこれほどまでにその人の感情が出てくるんだということを見せつけられて、私はもっと早くわかっていなければいけなかった! と痛感しました。東京バレエ団『かぐや姫』第2幕稽古風景photo_Shoko Matsuhashiもちろん、穣さんも佐和子さん(振付アシスタントの井関佐和子)もヒントをくださっていました。こうやって、すうっと手を下げるときも、私は普通、視線もいっしょに下げていきがちですが、たとえば視線は後から下げるとか、目のほうが先とか、そうした変化だけでも全然違うと。むしろ、それすらも自分の表現のために使えるのだと。が、あくまでも「ヒント」です。絶対にこう、と決めつけない。表現に関しては、「瑛がこうしたいというもの、かぐや姫はこういう女の子なんだということを、もっと出してほしい」と。もちろん、前回のリハーサルでも出そうとしていたのだけれど、出すためにはもっといろんな方法があるんだということに、今さらですが気づきました。たしかにリハーサルの記録映像を見ると、自分が伝えたいようには伝わっていない。受け身ではなく、もっと自分でやってみるべきだなと思うようになりました。東京バレエ団『かぐや姫』第2幕稽古風景photo_Shoko Matsuhashi知らないからこそ「リアル」になる新作ならではの役作りの難しさも──影姫という登場人物との対比が、とても重要になってくるようですね。影姫は本当に魅力的なキャラクターです。彼女と4人の大臣とのパ・ド・サンク(5人の踊り)はまさに穣さんならではの振付で、とてもスリリング。そんな彼女ですが、かぐや姫とは対照的な存在でありながら、どこか共鳴しているところがある。とても人間らしいというか、影があり、切なくて寂しい人のようにも思います。孤独に沈むかぐや姫が本を読んでいると、影姫もひとり、同じ本を読んでいる、という印象的なシーンもあります。第2幕はどちらかというと、影姫に寄せた物語と思えるほどで、それに対してかぐや姫をどう演じるのかが、また難しいところです。影姫を「嫌な人間」と完全に嫌うわけではなく、感じ合っているところもあるし、同時に帝の寂しさにも何となく気づいている。そしてそういう自分自身も孤独──。──クリエーションならではの悩みといえるのではないでしょうか。本当にそうです。どんな作品でも、過去に上演されたものであれば、結末はわかっている。だから、全体を通しての役作りにのぞむことができますが、正直なところ、穣さんの『かぐや姫』がどうやって終わるのか、いまの私たちは全然知らないんです。でも、着地点がわからないからこそ、ある意味、より「リアル」になるとも言えますね。第1幕での道児とのパ・ド・ドゥも、あの時点では、かぐや姫がその後宮廷で、どんなことになるのかなんて全く知らなかった。だからこそ、新鮮な気持ちで踊ることができたのかもしれません。この第2幕も、第3幕でかぐや姫がどうなるかわからない状態で踊ります。皆とはよく「3幕って、一体どうなるんだろう!?」と話しているのですが(笑)、そこを知らずにいるいまだからこそ、表現できる舞台になるかもしれない。刹那的な感じもしています。ダブルキャストは足立真里亜さんですが、彼女と私とでは全く違うかぐや姫になるのではないかとも思っています。──美術・衣裳は、第1幕とはがらりと変わって、抽象的なものになるそうですね。先日衣裳合わせをしましたが、どんな衣裳になるのかはまだ内緒です(笑)。全然違う雰囲気になりますから、第1幕をご覧になった方はきっと驚かれるのではないかと思います!迫力ある男性群舞や女性たちの美しい群舞など、見どころもたくさんあります。穣さんの振付は音楽と本当にぴったりあっているんです! 1幕もそうでしたが、この振付のために作曲されたのではないかと思うくらい。素晴らしい音楽の中に穣さんの言語で物語が語られてます。皆さまに楽しんでいただける作品になると思います。現代舞踊界を代表する3人の振付家作品に出演──同時上演されるジョン・ノイマイヤー振付の『スプリング・アンド・フォール』、ジェローム・ロビンズ振付『イン・ザ・ナイト』にも出演されますが、こちらのリハーサルの手応えはいかがですか。『スプリング・アンド・フォール』については、振付指導者のエドゥアルド・ベルティーニさんに見ていただいているのですが、振付家のノイマイヤーさん(ハンブルク・バレエ団芸術監督。3月の日本公演時に来団)もバレエ団にいらして、直接指導をしてくださいました。振付家ご本人が作品について語られると、本当に説得力があります。たとえば、第2楽章の女性たちはちょっと強い表現があって、「大地を感じて」とおっしゃっていたのが印象的でした。ロビンズの『イン・ザ・ナイト』も大好きな作品。生ピアノによるショパンの音楽で踊るのですが、3組のカップルがそれぞれパ・ド・ドゥを踊ります。纏う雰囲気や関係性がそれぞれのカップルで違っていて、エレガントな衣裳とシンプルなセット、そしてショパンの音楽が本当に素敵な作品です。初めてみた時から憧れていたので踊ることができて嬉しいです。今回の公演では、現代の3人の振付家の作品を一度に観ることができて、しかもそのうちのひとつが日本人振付家による作品の世界初演という、滅多にない機会となります。ぜひ多くの方々に楽しんでいただけたらと思っています。取材・文=加藤智子撮影=藤田亜弓★ぴあアプリ【よくばり❣ぴあニスト】限定、本公演の招待券を5組10名様にプレゼント! 詳細は下記申し込みボタンよりご確認ください。お申込みはこちら()<公演情報>東京バレエ団金森穣『かぐや姫』第2幕 世界初演ジェローム・ロビンズ『イン・ザ・ナイト』ジョン・ノイマイヤー『スプリング・アンド・フォール』2023年4月28日(金) 19:004月29日(土・祝) 14:004月30日(日) 15:00会場:東京文化会館上野の森バレエホリデイ2023開催!『かぐや姫』第2幕のほか、バレエを観る、踊る、聴く、知る、学ぶ、買う、遊ぶ...など、子どもから大人まで楽しめる、バレエを身近に親しむ3日間。■開催期間:2023年4月28日(金)~2023年4月30日(日)※28日はバレエ公演のみの開催■会場:東京文化会館■公式サイト:
2023年04月18日「第30回読売演劇大賞」で杉村春子賞に選出された女優の大原櫻子が24日、都内ホテルで行われた贈賞式に出席した。『ミネオラ・ツインズ』『ザ・ウェルキン』の演技を評価され杉村春子賞に輝いた大原。昨年同賞を受賞した那須凜がプレゼンターとして登壇し、「あなたにブロンズ像を渡すことができたら、こんなにうれしいことはない」と大原に話していたことを明かし、「大好きな素晴らしい櫻子にこのブロンズ像を贈れることが何よりのご褒美だなと思いました。櫻子、本当におめでとうございます」と祝福すると、大原は涙した。そして、那須からブロンズ像を受け取り、ハグを交わした大原。「那須凜さんのお話を聞いたら涙してしまうかなと不安だったんですが、思った通り(涙が)出てしまいました。この賞の知らせを受けたときは大寒波が到来していましたが、私の心には温かな春風が吹くようでした。このたびは杉村春子賞という栄えある賞をいただき誠にありがとうございます」と感謝し、「今回選考対象となった2作品は私の人生にとても深く刻まれました」と語った。贈賞式の模様は、読売新聞オンラインの特設ページでライブ中継している。○「第30回読売演劇大賞」受賞一覧最優秀作品賞:『生き残った子孫たちへ戦争六篇』最優秀男優賞:段田安則最優秀女優賞:上白石萌音最優秀演出家賞:五戸真理枝最優秀スタッフ賞:前田文子杉村春子賞:大原櫻子芸術栄誉賞:草笛光子選考委員特別賞:舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』
2023年02月24日金森穣振付『かぐや姫』第1幕の世界初演を約1週間後に控えた東京バレエ団が、スタジオでの通し稽古を公開した。日本人振付家による新作上演に積極的に取り組む東京バレエ団。2019年の勅使川原三郎への委嘱に続く第二弾は、新潟を拠点に活動する舞踊団Noismの芸術監督で振付家の金森による“日本発のグランド・バレエ”だ。今回はその第1幕を世界初演、2年後に全幕作品として上演するという一大事業だ。プロローグ、観る者を物語の世界へ引き込むのは、トウシューズの女性たち=緑の精の群舞。音楽はドビュッシーの「海」だ。躍動感あふれる海のイメージは、陸上の竹やぶへと変化を遂げ、飯田宗孝演じる翁がかぐや姫を発見する場面へと連なる。この日ヒロインを演じたのは、公演2日目に登場する足立真里亜。翁の愛情をたっぷり受け、みるみるうちに成長した彼女は、村の童たちの兄貴分・道児(この日は秋元康臣が演じた)と惹かれ合う。しかし、竹やぶで金銀財宝を得た翁は、かぐや姫を連れて都へと向かい──。全編、ドビュッシーの彩り豊かな音楽で紡がれる本作には、冒頭の群舞に主役カップルのパ・ド・ドゥ、個性豊かなキャラクターと、物語バレエならではの要素が随所に散りばめられる。リハーサル後に囲み取材に応じた金森は、この日主役を務めた足立と秋元の演技を大いに評価するとともに、初日の主役、秋山瑛、柄本弾についても触れ、「彼らは全然違うはず。それは物語バレエの醍醐味。舞踊家の力によって、作品に新しい感情が加わったり、新しい視座が加わったりすることに期待する」と語った。日本最古の物語を題材としながら、環境破壊や格差の問題など、現代的な要素も盛り込まれた。竹やぶで金銀財宝を見つける翁の姿を見た村人たちが、自分も富を得ようと竹やぶを荒らすシーンに胸が痛むが、金森は「この作品がもし未来に残った時、そういう問題が提起されていた時代もあったねと言われるようになったら本望」という。同時上演はベジャール振付『中国の不思議な役人』、キリアン振付『ドリーム・タイム』。金森が欧州で師事した二人の巨匠の作品だ。「『この感じを金森は受け継いだのか』、と観ていただけることが嬉しい──そう思える年齢になった(笑)。二十代の頃は背を向けた時期もありましたが、得たものの大切さ、ありがたみを感じます」と、笑顔を見せた。公演は11月6日(土)、7日(日)、東京文化会館にて。文:加藤智子
2021年10月29日■前回のあらすじ裏切られたことがわかった春子は、直樹の保護者との関係についてサッカーチームの代表に連絡しました。すると、なんと彼は前のチームでも同じ問題を起こしていたことがわかったのです…。 >>1話目を見る 次回に続く(全31話)毎日21時更新!ウーマンエキサイトのTwitter( @WomanExcite )をフォローすると、このマンガの更新を最速でお知らせ!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ のばら
2021年07月11日■前回のあらすじ直樹との関係を聞かれた沙里とあゆみの様子を見て、彼を問い詰める覚悟を決めた春子。直樹のスマホを見ると…? >>1話目を見る サッカークラブ内で噂になっていた保護者たちとの関係をごまかすような様子を見せた直樹。こらえきれずのスマホを奪い取り、中身を確認したところ、そこにはまぎれもなく直樹が、あゆみさんや沙里さんともそういう関係であろうメッセージが確認できました。離婚して独り身になった私は、「いつか直樹が侑士の父親になってくれるかも」などと淡い期待を抱いていました。そんな自分が恥ずかしくなるのと同時に、絶対に直樹を許さないと心に決めました。次回に続く(全31話)毎日21時更新!ウーマンエキサイトのTwitter( @WomanExcite )をフォローすると、このマンガの更新を最速でお知らせ!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ のばら
2021年07月10日■前回のあらすじ直樹があゆみといるところを目的してしまった春子。さらには沙里との噂まで…彼のいない生活なんてもう考えられないのに。 >>1話目を見る そんなモヤモヤを抱えていたある日…サッカーの練習試合の当番として私、あゆみさん、沙里さん、みほさんが集まる機会がありました。直樹はしどろもどろに言い訳するだけ。我慢できなくなり、運転中の彼のスマホを奪い取り、中身をみると…そこには信じられない内容のメッセージがたくさんあったのです。次回に続く(全31話)毎日21時更新!ウーマンエキサイトのTwitter( @WomanExcite )をフォローすると、このマンガの更新を最速でお知らせ!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ のばら 0
2021年07月09日■前回のあらすじ辛い時に支えてくれた直樹コーチと秘密の関係をもっている春子。でも、最近なぜか彼が前より冷たい気がするのです。 >>1話目を見る もし噂が本当だったとき、直樹を問い詰めてしまえばがいなくなるかもしれない。私は直樹を失うことが怖くて、どうにかなってしまいそうでした。次回に続く(全31話)毎日21時更新!ウーマンエキサイトのTwitter( @WomanExcite )をフォローすると、このマンガの更新を最速でお知らせ!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ のばら
2021年07月08日■前回のあらすじ直樹コーチといっときの火遊びを楽しむあゆみ、惹かれて信頼する沙里。同じ習い事のママたちが同じコーチと恋におちてしまい…。 >>1話目を見る 私の名前は春子。半年前に夫と離婚し、現在は一人息子侑士と暮らすシングルマザーです。夫と別れ意気消沈していた時期に、息子のサッカークラブのコーチである直樹と恋仲になりました。けれど人気の1番の理由はその優しさ。私自身、仕事や息子のことで悩んでいたときに支えてくれたことがきっかけで、付き合うことになったのです。その時の私は、とても不安定で、コーチの何気ない一言によって私は許されない関係に陥ってしまったのです…。次回に続く(全31話)毎日21時更新!ウーマンエキサイトのTwitter( @WomanExcite )をフォローすると、このマンガの更新を最速でお知らせ!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ のばら
2021年07月06日篠原涼子演じる一匹狼スーパーハケン社員・大前春子の活躍を描く「ハケンの品格」が8月5日の放送で最終回を迎えた。まさかの“派遣切り”に遭ってしまった春子だが、その1年後、春子が叶えた“夢”とは…驚きのラストに視聴者の反応は!?大前春子役の篠原さんはじめ、里中賢介役に小泉孝太郎。浅野務役に勝地涼。近耕作役に上地雄輔。東海林武役に大泉洋。コネ入社の新入社員・井手裕太郎役に杉野遥亮。“意識高い系”新入社員の三田貴士役に中村海人(Travis Japan/ジャニーズJr.)。中堅ハケンの福岡亜紀役に吉谷彩子。千葉小夏役に山本舞香。S&F営業事業部部長・宇野一平役に塚地武雅、S&F新社長・宮部蓮三役に伊東四朗といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。里中が人生を賭けたコンビニプロジェクトの内覧会が行われたが、株主や投資家たちには評判が悪かった。本来のターゲットである働く女性や子育てを頑張るお母さんたちと彼らとは客層が違った。さらに宮部は春子が提案したレジ横で売るアジフライを止めるよう命令。AIの予測ではアジフライで成功する確率は0.001%だという。それでも春子の思いつきの方を信じるという里中に宮部社長はAIと春子の勝負を提案、囲碁で決着を対決でつけることになるのだが、春子は碁石で“ムダ”の文字を書いて5時で退社。勝負は春子の負けということに。それでもアジフライを置くことあきらめない里中のため、春子は社食でこっそりアジフライを用意しようとするのだが警備ドローンに見つかり、初めての“派遣切り”に遭う。そして里中も独立を決意、自分の店を開く…というのが最終回のあらすじ。クビになったことを隠し被り物姿でアジフライを売り、帰り道、涙を見せる春子。春子が見せた涙に「春子の涙はこっちも泣きたくなる」「春子の涙は見たくないから、東海林さんと幸せになって」などの声が。だがその後物語はまさかの展開に。1年後、里中は亜紀、小夏らを社員として、井出をハケンで雇い自らの店をオープン。そこにオープン記念ゲストとして“新人演歌歌手”龍前寺アキ子が現れる…その姿はどう見ても春子。近いわく「長年の夢をかなえた」春子、いやアキ子は金のマイクでアジフライの歌を熱唱。来店した客から大きな拍手を浴びる。まさかのラストに「大前さんって演歌歌手になるのが夢だったとはw」「龍前寺アキ子(笑)そんな派遣もあるのか」「最後の最後wwww最高に面白い」など視聴者も大盛り上がり。必死に春子であることを否定しながら、東海林の「だいたいお前な…」のツッコミに「大前春子です」と返してしまうなど、春子の東海林のテンポ感あふれる掛け合いにも「やっぱこの掛け合い最高だわ」「アドリブ合戦かなにかか?テンポがすごい」など絶賛の声が殺到。「この掛け合い♪見納めなのかぁ(泣)」と最終回を迎えたことを嘆く声や「またSPドラマとかで戻ってくれるのを期待」「春ちゃんまた帰って来てください!」など“続編希望”の声など、SNSには多くの反応が投稿されている。(笠緒)
2020年08月06日篠原涼子が伝説の“スーパーハケン”を演じる「ハケンの品格」新シーズンの2話が6月24日オンエア。“古巣”に対しプレゼンすることになった春子…そのプレゼンの様子に「新感覚漫才」などの声が上がるとともに、「Travis Japan」中村海人にも熱い視線が集まっている。語学堪能、数々の資格を所持する“スーパーハケン”大前春子を篠原さんが演じる本作。今回のシーズンでは13年ぶりに食品商社S&Fへ派遣されることになった春子が、“働き方改革”で職場がカオスと化した令和の日本に再び働く者の品格を問う…という物語が展開する。現在はS&F社で営業事業部営業企画課の課長となった里中賢介を小泉孝太郎が、前シーズンでは新入社員だったが今は主任に昇進した浅野務を勝地涼が、以前は派遣社員だったが派遣元のハケンライフに就職し“正社員”となった近耕作を上地雄輔らが前作から引き続き出演。またS&F社の新入社員、井手裕太郎を杉野遥亮が、三田貴士を中村海人(Travis Japan/ジャニーズJr.)が。1話でセクハラを受けた中堅ハケン、福岡亜紀を吉谷彩子が、就活でS&F社を受けたが落ち、ハケンとして同社で働くことになる千葉小夏を山本舞香が、派遣に冷たいS&F社の新社長、宮部蓮三を伊東四朗がそれぞれ演じ今シーズンから参加する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。老舗の人気蕎麦店「京橋庵」とコラボ商品を開発することになったS&F社。斬新な企画を考えようと張り切る新人ハケンの小夏。そんななか春子が以前「京橋庵」でハケンとして働いていたことが判明。そこで打ち合わせに同席させるのだが、先方の担当者は春子に厳しい表情を見せる。一方、小夏は浅野に企画を手伝いたいと頼み込み、浅野の提出企画のなかに自らの提案を混ぜてもらうことに成功するが、誤植が見つかり、浅野は部長の宇野一平(塚地武雅)から叱責されてしまう。小夏が企画が自らのものであることを明かすと、宇野は派遣に責任は取れないと企画書は捨てられてしまう…というのが2話のストーリー。結局小夏の企画を先方が気に入っていたことが判明。春子が社員に代わりプレゼンすることになるのだが、宇野の「正式な場でわが社、弊社と言えるのは社員だけ」「社を代表して何かを言い切れるのは社員だけ」という言葉を“遵守”。「弊社」「~です」といった表現を使わないでプレゼンを進めていく。それに浅野が気づき春子に続けて「弊社としては」「~です」と発言していくという展開に。このコミカルな様子に視聴者からは「大前さん絶対弊社とは言わないのね」「弊社ってゆうなって部長がゆうから」「コールアンドレスポンス」「新感覚漫才」などの声が。また新入社員の三田役で出演している中村さんにも「所々映る姿が愛おしい」「中村にいっぱい喋らせてくださってありがとうございます」「出番が多くて本当に嬉しい」「3話も楽しみ」などの反応が多数寄せられている。(笠緒)
2020年06月25日篠原涼子演じる一匹狼の最強ハケン社員・大前春子の活躍を描いた「ハケンの品格」が13年ぶりに復活。新シーズンの第1話が6月17日放送。13年ぶりの“スーパーハケン”復活を喜ぶ視聴者からの声が続々とSNSに寄せられている。2007年に放送され話題を呼んだ前作から13年。“新卒で会社に就職し正社員になれば将来は安泰”という日本の雇用システムは平成で終わり、もはや「サラリーマンになれば一生安泰」という考えは幻想となった令和の日本。“働き方改革”のなか、「副業」「アウトソーシング」「AI導入」「過労死」…そしてテレワークの普及と、職場がカオスと化した今、かつて“スーパーハケン”と呼ばれた大前春子はどんな働き方をしているのか!?新しい時代の働く者の品格を問うのが今回の新シーズンとなる。大前春子役の篠原さんをはじめ、前作のマーケティング課の主任から営業事業部営業企画課・課長に出世した里中賢介に小泉孝太郎。新入社員から主任に昇進したものの、思い込みや前のめりゆえの失敗も多い性格は昔と変わらない浅野務に勝地涼。前作では派遣社員だったが、その後正社員として就職した近耕作に上地雄輔。S&F旭川支社の支社長補佐となった東海林武に大泉洋といった面々が前作から続投。今シーズンからの参加組として、親戚の伝手を使ってS&Fにコネ入社した新入社員・井手裕太郎に杉野遥亮。つらい過去体験がトラウマで、契約更新の度に怯える中堅ハケンの福岡亜紀に吉谷彩子。就活では大手企業を受けるも全て不合格、ハケンの道を選んだ千葉小夏に山本舞香。SNSと株式投資が趣味で起業家セミナーなどにも通う“意識高い系”新入社員の三田貴士に中村海人(Travis Japan/ジャニーズJr.)。S&F営業事業部の部長、宇野一平に塚地武雅、S&F新社長の宮部蓮三に伊東四朗といったキャストが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。1話では食品商社S&Fに伝説の“スーパーハケン”大前春子が再び戻ってきて、さっそくロシア企業との商談で通訳を任されるが、その頃、派遣の亜紀のセクハラを新人派遣の小夏が告発。人事部に保養所に呼び出され軟禁、厳しく問い詰められる。それを知った春子と里中は保養所に乗り込む…というストーリーが展開。「伝説の大前春子おかえりなさーい!!」「大前春子が2020年の今の働き方をぶった切ってくれる事を楽しみにしてます」など、放送開始とともに春子の復活を喜ぶ声が続々投稿。亜紀と小夏を助けるため、春子はなんとチェーンソーでドアを切断。ロシアとの交渉もまとめるという活躍ぶりをみせる。そんな春子の姿に「大前さん、相変わらずカッコイイ」「ハケンの品格って本当に見てて痛快」という声や、「死ぬほど嫌な目に遭った次の日も、笑顔で出勤するのは生きるため。有給たっぷりの(正社員)の皆さんとは違うんです」というセリフに「本当心に響く言葉」など共感する反応も続々集まっている。(笠緒)
2020年06月17日篠原涼子が伝説的“スーパーハケン”大前春子を演じる「ハケンの品格」。新シーズンの放送を前にその歴史をたどる「春子の物語 ハケンの品格2007特別編 第二夜」が4月22日(水)今夜オンエアとなる。看護師や助産師、ふぐ調理師、理容師、危険物取扱者、核燃料取扱主任者、車両系建設機械運転者などなど数々の資格を所持し、語学も堪能…時給3,000円の特Aランク派遣社員である大前春子の歴史をふり返りながら「ハケンの品格」の魅力を余すことなくお届けしようというこの特別編。主人公の大前春子には、本作で同世代の女性たちのロールモデル的存在となった篠原さん。また「警視庁ゼロ係」シリーズをはじめ「ブラックペアン」「グッドワイフ」などに出演、最近ではハズキルーペのCMも話題を呼んでいる小泉孝太郎。『探偵はBARにいる』シリーズや、昨年夏感動を呼んだ「ノーサイド・ゲーム」も記憶に新しい大泉洋。『マスカレード・ホテル』から「ヒモメン」まで幅広い役柄を演じる勝地涼。朝ドラ「なつぞら」や「俺の話は長い」などで独特の持ち味をみせる安田顕。また加藤あい、板谷由夏、上地雄輔、城田優、小松政夫、白川由美、松方弘樹らも出演。前回の特別編放送後には「トックリ!! くるくるパーマ!! このやり取り好きだったなー」「涼子ちゃん&大泉洋さんのやりとり、楽しいなぁ」と懐かしむ声が上がる一方、「すごく響くなぁ、このご時世」と13年を経た現在でも感銘を受けたという反応も。いまだ多くの視聴者から愛される本作らしいSNSでの盛り上がりも印象的だった。13年ぶりの復活となる近日放送予定の2020年版では、春子、里中(小泉さん)、東海林(大泉さん)らに加え杉野遥亮、吉谷彩子、中村海人、山本舞香、塚地武雅、伊東四朗らも新メンバーとして加わる。「春子の物語 ハケンの品格2007特別編 第二夜」は4月22日(水)今夜22時~日本テレビ系でオンエア。「ハケンの品格」新シリーズは近日放送予定。(笠緒)
2020年04月22日2007年に放送され大ヒットした「ハケンの品格」。13年ぶりとなる待望の続編の放送を前に、2007年版をもう1度ふり返る「春子の物語 ハケンの品格2007特別編」が放送されることになり、その第一夜が4月15日(水)今夜オンエアとなる。2000年代に入り大きく変化した日本の雇用形態。正社員がどんどん減り、そのとき必要なスキルを持ったエキスパートたちを重用するケースが増加するなかで、ニーズが高まったのが派遣社員だった。労働者派遣法が施行され平成11年の自由化、16年の規制緩和を受け、派遣ナシでは企業は成り立たないと言われた時代を背景に、働く女性を応援する新しいお仕事エンターテイメントドラマとして放送されたのが本作となる。主人公は特Aランクの派遣社員で時給はなんと3000円。看護師、助産師、ふぐ調理師、理容師、危険物取扱者、核燃料取扱主任者、車両系建設機械運転者など数々の資格を所持し、スペイン語、ロシア語が堪能。オフはスペインで過ごしフラメンコで男性を魅了する…スーパー派遣社員・大前春子。そんな春子を「アンフェア」シリーズはじめ「ラストシンデレラ」「オトナ女子」「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」などのドラマや『人魚の眠る家』『SUNNY 強い気持ち・強い愛』『北の桜守』などの映画で女優として圧倒的存在感を示す篠原涼子。また共演には加藤あい、小泉孝太郎、大泉洋、勝地涼、板谷由夏、安田顕、上地雄輔、城田優といった現在も一線で活躍し続ける人気キャストが揃った。本作の放送から13年を経た2020年の現代を舞台に、再び春子が旋風を巻き起こす「ハケンの品格」新シリーズは近日放送。かつての勢いを失った食品商社S&Fで営業企画課の課長になった里中賢介(小泉さん)が、再び春子を呼ぶ。「私を雇って後悔はさせません。三か月間お時給の分はしっかり働かせていただきます」と伝説のスーパーハケン・春子が戻ってくる。社運をかけた商談で通訳を任される春子だが、そこに新人ハケンの小夏から電話が。セクハラを告発して軟禁されてしまったらしい…というのが1話のストーリー。杉野遥亮、吉谷彩子、山本舞香、中村海人(Travis Japan/ジャニーズJr.)ら新キャストも加わり、新たなハケンの物語が幕を開ける。とその前に、春子の歴史をおさらいする特別編で改めて本作の魅力を堪能したいところ。「春子の物語 ハケンの品格2007特別編」は4月15日(水)22時~日本テレビ系でオンエア。(笠緒)
2020年04月15日篠原涼子主演「ハケンの品格」続編の放送を前に、「春子の物語 ハケンの品格2007特別編」と題し、“スーパーハケン”大前春子の歴史に迫る特別編の放送が決定した。お時給3,000円の特Aランクの派遣社員で、看護師や助産師、ふぐ調理師、理容師、危険物取扱者、核燃料取扱主任者、車両系建設機械運転者などなど数々の資格を所持し、語学も堪能…と、謎が多すぎる大前春子(篠原さん)の歴史をふり返りながら、「ハケンの品格」の魅力を余すことなく放送。数々の名シーンで紡がれる特別編は、2夜に分けて放送される。そして、13年ぶりの復活となる近日放送予定の2020年版では、春子、里中(小泉孝太郎)、東海林(大泉洋)といったお馴染みの3人をはじめ、新メンバーとして杉野遥亮、吉谷彩子、中村海人、山本舞香、塚地武雅、伊東四朗が出演、新たな物語がスタートする。「春子の物語 ハケンの品格2007特別編」第一夜は4月15日(水)22時~、第二夜は4月22日(水)22時~日本テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2020年04月10日現在放送中のドラマ「無痛~診える眼~」での“てい髪”姿が話題の中村蒼が主演を務めるオカルトラブファンタジー『春子超常現象研究所』。今年のロッテルダム国際映画祭にて絶賛された本作の予告編とポステービジュアルが、このほど解禁となった。ある日突然、心と体を持ってしまったテレビ男(中村さん)。持ち主の春子(野崎萌香)と成りゆきで奇妙な同棲生活をスタート。アルバイトで生計を立てる春子のヒモとして日々を過ごしていたが、思い立って健気に仕事を探し始める。しかし、学歴もなければ、家族もいないというテレビをそう簡単に雇ってくれる場所は無かった。途方にくれていると、胡散臭いテレビプロデューサー(池田鉄洋)にスカウトされ、語学番組のパーソナリティーに大抜擢される。12か国語もの言語を操るテレビ男は、語学力を生かし、テレビやラジオでひっぱりだこ。 あっと言う間にアイドル顔負けの人気者となり、テレビ業界のトップへとのし上がっていくのだが、ある日ふと蘇った自分の記憶を頼りに家族を探す旅に出ようと決意する。 テレビを想う春子は、テレビを引き止めるため、複雑な気持ちを抱きながらも家族探しに協力すると誓うが、一夜明けるとテレビの姿はそこになかった…。ゆうばり国際ファンスティック映画祭2014で最高賞、シネガーアワードを受賞した竹葉リサ監督の最新作として公開される本作。ある日突然、心と体を持ってしまったテレビ男と春子、そしてそれを取り巻く強烈な個性を放つキワモノキャラクターたちが騒動を巻き起こすコメディー要素たっぷりの純愛ムービーとして異彩を放ち、本年度のロッテルダム国際映画祭で絶賛された後、モスクワ国際映画祭、シッチェス・カタロニア国際映画祭でも上映され、国内外問わず大きな注目を集めている。このほど本作の予告編が解禁となり、豪華キャスト陣が個性豊かなキワモノキャラクターを熱演する姿が映し出されている。予告編冒頭、野崎さんの「しゃ、しゃべった…」というセリフとともに、中村さんがテレビ男として登場。さらに、ワイルド主婦扮する青木さやかをはじめ、キレッキレの警官役のブラザートム、胡散臭いプロデューサー役の池田鉄洋、なぞのイケメン役の斎藤工、お母さん役の高橋由美子、お父さん役の小日向文世など、一癖も二癖もある役どころが勢ぞろいしているのが見てとれる。独自の色使いとテンポのいい映像も独特だ。おなじく公開されたポスターでは、ユニークでカラフルなビジュアルと、個性豊かな俳優陣の姿が満載。女性監督ならではのポップな演出と、多彩な表現力によって描かれた新感覚のオカルト恋愛映画はどのような結末を辿るのだろうか。公開を楽しみに待ちたい。『春子超常現象研究所』は12月5日(土)よりシネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月21日SuperGroupies(スーパーグルーピーズ)はこのほど、市川春子氏のコミック作品『宝石の国』とコラボした商品の予約受付を、同社サイトで開始した。○『宝石の国』 の、独特な美しい世界観が凝縮されたラインアップを用意『宝石の国』 は市川春子作、現在『月刊アフタヌーン』で連載中のコミック作品。今から遠い未来の、過去に「にんげん」が存在したといわれている世界。そこで、宝石の体を持つ人型の生物が生まれた。襲い掛かる月人との戦いを繰り返す28人の「宝石」たち。特にもろく、もっとも若いフォスフォフィライトは、「博物誌」を編む仕事を与えられ、不本意ながらも制作を始める、というストーリー。今回は同作より、宝石たちが作中で履いている靴をモチーフにしたパンプスと作品の世界観をモチーフにしたブーティ、そして宝石たちが着ている衣装をイメージしたデザインのエリマキソックスを発売。いずれもSuperGroupies限定商品となる。パンプスは、本体のグリッターで宝石の輝きを表現し、装飾として宝石たちに見立てたビジューをちりばめ、鮮やかでありながら大人っぽいデザインとした。価格は1万6,800円(税別)。ブーティはパンプスと同様、宝石の輝きを再現したグリッターに、宝石たちに見立てたビジューをちりばめて鮮やかかつ大人っぽい仕上がりとした。ビジュー以外の本体を黒に統一することにより、どんなシーン、どんな服装でもフィットするという。価格は1万9,800円(税別)。ERIMAKI SOXとのコラボレーションソックス・エリマキソックスは、宝石たち衣装をイメージしたデザイン。両足共に取り外し・サイズ調節可能なネクタイが付いており、コーディネートに合わせて組み合わせを選べる。左足のネクタイには、フォスフォフィライトをイメージしたストーンパーツが輝く仕様となっている価格は5,800円(税別)。サイズ展開は、パンプス&ブーティが22.0cm/22.5cm/23.0cm/23.5cm/24.0cm/24.5cm/25.0cm/25.5cm。エリマキソックスはFree。予約期間は、11月10日~12月6日。準備数に達した場合は、予約期間中でも締め切りとなる。配送予定日は、2016年3月下旬を予定。※画像はサンプルとなり、実際の商品とは一部異なる場合ある。(C)市川春子/講談社
2015年11月12日中村蒼が主演する『春子超常現象研究所』が、第37回モスクワ国際映画祭「Official Out of Competition」部門で上映されることがこのほど決定した。長編デビュー作『さまよう小指』でゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014で最高賞、シネガーアワードを受賞した竹葉リサ監督の最新作である『春子超常現象研究所』。ある日突然、心と体を持ってしまったテレビ男と春子、そしてそれを取り巻く個性あふれるキャラクターたちが騒動を巻き起こす異色のコメディーだ。主演のテレビ男を演じる中村蒼は、『東京難民』『トワイライトささらさや』や、NHK大河ドラマ「八重の桜」、TBS連続ドラマ「アリスの棘」、テレビ東京スペシャルドラマ「永遠の0」など、数多くの話題作に出演。さらに、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015ではニューウェーブ賞を受賞し、最も注目されている若手演技派俳優のひとり。今年は既に7月と10月に「本棚食堂」の続編、10月には映画の続編ドラマ「図書館戦争BOOK OF MEMORIES」へ出演することが決定している。ヒロインである春子を演じるのは、「第7回ミスTGC」で準グランプリに輝き、女性ファッション誌「non-no」の専属モデルを経て、現在トップモデル、女優として活躍する野崎萌香。ほかにも、女芸人として活躍する一方女優としてもキャリアを重ねる青木さやかや、タレント・歌手であり俳優としても活躍するブラザートムなど、個性的なキャストが名を連ねる。また本作の衣装を、アイドルグループ「でんぱ組.inc」の衣装を手掛け、東京・パリ・ミラノの3都市でコレクションを発表するMikio Sakabeが担当。日本のアニメ・マンガの要素を取り入れ、東京ファッションシーンの新鋭デザイナーとして注目を集める彼女が、映画の衣装監督を務めるのは今回が初であり、ファッション界から早くも注目されはじめている。また、今回の決定にあてて、中村さんと竹葉監督からコメントが届いている。<中村蒼>『春子超常現象研究所』モスクワ国際映画祭で上映です! まさかこんなことになるとは! まさに超常現象!!監督!スタッフの皆さん ! おめでとうございますー!!<竹葉リサ>モスクワ映画祭といえば、世界四大映画祭。「四」という数字って、カルト的でこの作品にあっていてとても光栄です。「春子超常現象研究所」は、ロッテルダム国際映画祭、香港国際映画祭、そのほか、北米の映画祭をこの春まわってきました。それぞれ国によってリアクションが様々で、独特な会場のネルギーを感じる事ができ毎回毎回、楽しくてイキそうでした。中村蒼さんのお芝居に対する評価の高さが万国共通だったとか、野崎萌香さんのありえない可愛さは人種を問わなかったとか、現地で熱狂的なファンの方々に囲まれて、各国のカルトな波動をミシミシとうけた2015年春でした。様々な文化圏で「トリッピーな映画」として愛されはじめている「春子超常現象研究所」ですが、天下のボリジョイサーカスや猫のサーカス、アバンギャルドポエムが盛んなロシアで、コアなファンをクリティカルヒットしてこようと思います!未知なる文化圏へ。ピロシキ食べて、たのも~う!!正統派イケメンを封印した中村さんが演じるテレビ男や、女性監督ならではのポップな演出や小道具が見どころの本作。今年のロッテルダム映画祭でも絶賛された本作に、モスクワの観客がどんな反応を示すか、大いに期待がかかる。(text:cinemacafe.net)
2015年06月09日東京都町田市は、小田急金森泉地区において「町田市住みよい街づくり条例」第7条第1項に基づく「地区街づくりプラン(計画)」を5月16日に告示。条例第12条に基づく「街づくり推進地区」に指定した。なお、指定にともない、建築行為などを行う際は、条例第14条に基づく建築行為といった届出が必要になるとのこと。同地区は、1970年代の開発事業により形成された住宅地。1980年代半ばにはほぼ現在の街並みとなり、1985年に定められた自治会の建築協約によって市内でも良好な住環境を有する住宅地として維持されてきたという。しかし近年、敷地の細分化、緑の現象などにより住環境を維持していくことが困難になり、街づくりの問題点が浮上してきた。そこで、今後も現在の住環境を維持し安全に住みよい街にするため、地元自治会「街づくりを考える会」が中心となって話し合いを重ね、街づくりの方向をとりまとめた「地区街づくりプラン案」を作成。3月の説明会や街づくり審査会を経て同計画を策定した。指定地区は、町田市金森東3丁目、4丁目、小川2丁目の一部。届け出には、委任状や現況図、配置図などが必要となる。詳細は、同市公式ホームページ(を参照のこと。
2014年05月26日