芝居をやりたい、という思いから誕生した、*pnish*(パニッシュ)は佐野大樹、森山栄治、鷲尾昇、土屋佑壱といった同世代の役者4人のユニット。今年、結成15周年迎えた彼らが放つ本公演は、*pnish* vol.15 『サムライモード』。これは2008年に上演した演目で、「侍」として己の信念を貫く漢(おとこ)たちの笑って泣ける痛快戦国活劇だ。*pnish*vol.15『サムライモード』チケット情報今回もそれぞれが初演と同じ役に挑むが、新たに脚色・演出に鈴木勝秀、客演に佐藤永典をはじめ、崎山つばさ、川上将大、津村知与支、藤原一裕、鳥羽潤といった彩り豊かな顔ぶれを迎え、初演とはひと味違った舞台を志す。そこで現在の彼らの思いを伺った。「初演当時から7年。僕らも変わり、できることも感じ方も変わっています。そこに、鈴木勝秀さんという男くさい新たなテイストが入ってどんな世界を届けられるか、すごく興味があります。15周年を迎え、改めて応援してくれる方々ともっと会える機会を作りたいし、もっとたくさんの人達と会うためにどんどん活動の機会を増やしたいと実感しています。なので、改めて、*pnish*の舞台はおもしろいんだ!と感じてもらえる舞台を贈ります」(ガラクシャ役・土屋佑壱)「この作品は、裏切りに次ぐ裏切りが目まぐるしいお話ですが、前回僕は、おもしろい、を意識して演じていた気がしています。でも、今回、改めて脚本を読んだら、当時とはまるで違う捉え方ができて驚きました。それは成長なのか、変化なのかを僕のなかで見つけることが今から楽しみです。初演を観た方も初めて観る方にも、新たな世界を届けるので待っていてください。どんな話か気になる方には、初演のDVDも発売中です!(笑)」(橘役・森山栄治)「先日、久々に15周年を記念したハピパニこと『HAPPY *pnish* BIRTHDAY 15th!』をやれて、とても楽しかった。みんな、根っこは変わっていないけどそれぞれ成長したと感じられて、ますますおもしろいことを一緒にしたいと感じました。再演ではなく、新たな気持ちで挑みます。ハピパニに15歳の方が来てくれて驚きましたが、そんなふうに幅広い層に楽しんでいただける舞台を作りたいです」(シスイ役・鷲尾昇)「昨年の舞台版『魔王 JUVENILE REMIX』に続き、本公演ができることがとても嬉しい!今年は、愉快で笑える *pnish* だけでなく、なにか漢っぽいものをやりたいと話して、この演目に辿り着きました。なので、僕らのなかでは新作上演のつもりでいます。佐藤くんを始め手練れが揃っている座組で、全員が輝ける作品なので、一度と言わず二度三度と、噛み締めにきてください」(サイガ役・佐野大樹)東京は9月24日(土)から27日(火)まで、サンシャイン劇場、神戸は10月1日(土)・2日(日)、新神戸オリエンタル劇場にて上演。取材・文/おーちようこ
2016年08月12日人気少女マンガを実写化した『俺物語!!』の初日舞台あいさつが10月31日に、都内で行われ、主演の鈴木亮平をはじめ、ヒロイン役の永野芽郁、坂口健太郎、鈴木砂羽、寺脇康文、河合勇人監督が登壇した。舞台あいさつ/その他の写真見た目はイカツイが心優しい15歳の高校生・剛田猛男が、恋や友情に一途に奮闘する姿をコミカルに描く本作。わずか1カ月間で体重を30キロ増やし、役作りに臨んだ鈴木は「妥協せず、やれることはやった。ただ、若くないし、絶世の美男子でもない…。映画を見てくださる方がいるのか不安だった」と葛藤を明かし、「今日は集まってくださりすごくうれしいです。ありがとう!そして好きだあ!」と客席に向けて、猛男ばりの雄叫びを披露した。ハロウィンにちなみ、「どんな仮装がしたいか?」と質問されると、鈴木は「この映画で中学生、高校生を演じたので、次は小学生がいいですね。自分の限界を試したい」と笑いをさそった。舞台あいさつには、鈴木が役作りのために増量した30キロと同じ重さの“猛男かぼちゃ”も登場し、「これだけの重さが、(体に)ついていたなんて」と当の本人も驚いた様子だった。鈴木の役作りに対しては、「とにかく食べて食べて、さらにジムにも通っていて、すごかった」(坂口)、「菓子パンをプロテインで流し込んでいたよね」(寺脇)と称賛のコメント。周囲の心配をよそに、鈴木本人は「先日、人間ドックを受けましたが、すこぶる健康でした」と余裕の表情だった。劇中には、鈴木がラップ越しの坂口を相手に“キスの練習”をするシーンもあり、「本番前に、とりあえず歯は磨こうって話になって(笑)。うがい薬で口をゆすいで、歯を磨く自分になぜかキュンとしました」(坂口)、「ラップがあるとはいえ、やっぱり(歯を磨くのが)マナーかなって」(鈴木)。人気俳優の“胸キュン”トークに、会場は大いに盛り上がった。『俺物語!!』公開中取材・文・写真:内田 涼
2015年10月31日キューバの米海軍基地で起こった殺人事件をきっかけに、軍隊の正義と悪がむき出しになる法廷劇、『ア・フュー・グッドメン』。アーロン・ソーキンが脚本を手がけ、ブロードウェイでロングランを果たした今作は、トム・クルーズ主演の映画によってより広く知られるようになった。この作品が再び舞台に戻ってくる。しかも今回は、たった7人の出演者によって演じられることに。鈴木勝秀が演出を手がけ、ドラマ『ファーストクラス』や『昼顔平日午後3時の恋人たち』などで最近頭角を現している淵上泰史が初舞台にして初主演を飾る。舞台『ア・フュー・グッドメン』チケット情報公開ゲネプロの前に行われた取材で、「何の心配もない」と余裕の表情を見せる鈴木とは対照的に、「とにかく緊張しています」と淵上。淵上演じるキャフィ中尉とともに被告の弁護を務めるギャロウェイ少佐役の瀬奈じゅんは、「法廷シーンでは高揚感があります」と笑顔。事件の秘密を握るジェセップ大佐を演じる田口トモロヲは「ここまで大きな権力を持った役は初めて。『俺もとうとう(映画でこの役を演じた)ジャック・ニコルソンまできたか』と思いました」と報道陣を笑わせた。ゲネプロが始まると、ステージの空間は鉄条網が張られた高いフェンスによって囲まれ、他には小さな台がふたつ置かれているだけ。この究極にまで削ぎ落とされたセットが、ときにはキューバ基地の内側に、そしてときにはワシントンの法廷になる。鈴木が「想像をかきたてることこそ演劇の醍醐味」と語っていたとおり、セットが全く変わらないのに、キャストの振る舞いによって場面の変化がきちんと伝わってくる面白さがある。淵上演じるキャフィ中尉の、軽くてちょっと適当な感じが口のきき方や佇まいから伝わってくる。ところが彼は様々な真実を知るうち、初めて本気で正義のために戦う決意をする……。時間が経つほどに真剣な面持ちになってゆくキャフィだが、圧巻はやはりクライマックスの、法廷でジェセップ大佐と対決するシーンだ。音楽も入らず、照明も変わらず、これまで以上にストイックな空間のなか、ふたりが対峙する。若く必死なキャフィに、落ち着き払った大佐。ところが途中から、キャフィの言動に序盤の軽みが戻って来る。そこからの数分間は役の上での対峙にベテランの田口に若さで食らいつく淵上という構図が重なり、観る側も緊張と興奮がぐんぐん高まっていく。「若さ、体力、鮮度どれをとっても淵上くんにはかなわない。そのぶん、芝居でコテンパンにできたら」と冗談まじりの田口に、「思いっきりぶつかりたい」と淵上。ふたりの対決をぜひ目に焼き付けてほしい。公演は6月19日(金)から28日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。取材・文/釣木文恵
2015年06月19日トム・クルーズ主演映画で知られる軍事法廷サスペンス『ア・フュー・グッドメン』が、鈴木勝秀脚本・演出の舞台劇として新たに登場する。映画『ソーシャルネットワーク』、TVドラマ『ニュースルーム』の人気脚本家アーロン・ソーキンが手掛け、1989年にブロードウェイで上演されたオリジナル戯曲は20人以上の登場人物を要したが、鈴木はそれを7人の出演者のみで構築するドラマにブラッシュアップ。米海軍基地を舞台に奮闘する若き弁護士ダニエル役にTVドラマ『昼顔』で注目された新鋭、淵上泰史を抜擢し、紅一点の女性法務官ジョアン役を瀬奈じゅん、基地司令官のジェセップ大佐役を田口トモロヲが演じるなど、個性派による新鮮な顔合わせが実現した。舞台『ア・フュー・グッドメン』チケット情報6月19日の開幕を前に、公開舞台稽古が行われた。稽古場に入るや取材陣が見たものは、検察官ロス役の小西遼生、判事ランドルフ役の阿部丈二、被告人ドーソン役の平埜生成の3名による快活なウォーミングアップだ。海兵隊の物語よろしく、腹筋や腕立て伏せなど、顔を真っ赤にして息を弾ませるほどに入念に動く様子を、瀬奈が笑いながら見守っている。その横では初舞台にして初主演の淵上が、一心に台詞をつぶやき続けていた。演出の鈴木が所定の位置につくのに合わせて、各々もスタンバイ。演出家が自ら音響を操作して、海兵隊の訓練音を流す。それと同時に冒頭から立ち稽古がスタートした。いかにも鍛えられた海兵隊員のように、感情を見せず、声を張って堂々と事件を供述する平埜。彼の弁護人に志願するジョアンの熱意を、背筋の伸びた美しい立ち姿で表現する瀬奈。ダニエルの若さゆえの大胆不敵な勢いを、全身で軽快に見せる淵上。最小限のセットのみで展開する序盤は、各キャラクターの個性が観る側にはっきりと迫ってくる。ダニエルの友人ながら事前取引を持ちかけられても揺るがないロス役の小西は、瞬時に甘さを消す怜悧な瞳が魅力的だ。事件のカギを握るケンドリック中尉に扮した菅原永二も、少ない言葉の中に不穏なムードを漂わせ、気になる存在である。俳優の空間移動による場面転換、テンポのよい会話の応酬によって、スリリングな空気が見事に増幅していった。欠席の田口の代役を途中まで務めていた阿部が、判事として舞台中央に立つ。芯のある穏やかな声が響き、いよいよ緊迫の法廷シーンへ突入か……と思ったその時、鈴木が「じゃあここまで」とストップをかけた。取材陣に向けられた「続きは劇場にて」という微笑みまじりの言葉に、思わず脱力。たった7人による巧妙な会話劇、その濃さとスピード感にまんまとあおられてしまった。この後に控える手に汗握る法廷対決は、なんとしても劇場で確かめなければならない。映画ではジャック・ニコルソンの怪演が光ったジェセップ大佐を、田口がどう立ち上げてくるかにも期待したい。公演は6月19日(金)から28日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。取材・文:上野紀子
2015年05月28日1992年公開の同名映画で知られる『ア・フュー・グッドメン』が、鈴木勝秀演出により日本オリジナル版で上演される。米海兵隊基地で起きた殺人事件をめぐるサスペンス法廷劇。演出の鈴木は「改めて観ると、今の時代に非常にマッチした題材。キューバとの国交正常化が動いていたり、米軍内の他の問題や、今後の日本の話含め、よりリアルに感じられるのでは」と語る。舞台『ア・フュー・グッドメン』チケット情報キャストには注目の俳優たちが顔を揃えた。映画版ではトム・クルーズが演じた主役のキャフィ中佐は、今作が初主演舞台となる淵上泰史。「最初お話をいただいて鈴木さんとお話するまで、どの役をするか聞いてなかったんです。鈴木さんのお話を聞く中で、『あれ?トム・クルーズの役……って事は・・・・・・?』と。とりあえず、一度部屋の窓から外を見ました、落ち着くために(笑)」(淵上)。思わぬ大役に動揺したものの、「断る理由は何ひとつないですし俳優として勝負しなければ、という気持ち」から快諾。鈴木はそんな淵上に「僕が演劇において重要視しているのが声。お会いして声を聞いて、大丈夫だと直感した」と太鼓判を押す。キャフィと対峙することになるジェセップ大佐役は、鈴木が全幅の信頼を寄せる田口トモロヲ。映画版ではジャック・ニコルソンが演じた役だ。「映画を昔観た時、ジャック・ニコルソンがやりたい放題やっていて突出していた印象が強かった。役者として勝負、じゃないですけど(笑)あんなに印象的な先代がいるのに、なおかつこれをどう料理するか……それは大変なことで。でもスズカツだったらなにか勝算というか面白さを見出して僕をチョイスしてくれたんだろうなと。ジェセップは権力の象徴とも言える役なので、今だからこそできるものを演じたい」(田口)鈴木が感じるこの作品の魅力は、時代との親和性だけではない。「人間の歴史の中で常に存在する対立概念、正義と悪、戦争と平和。でもそれは結局、人間の存在そのものが、その矛盾する概念を内包している、ということなんですよね。だから、普遍的なテーマとしてあらゆる作家が取り上げる。今回の作品を観た人にどういう回答を出して欲しいか、というのは少なくとも僕にはない。でもこういう出来事があり、これを演劇や映画にした人が居る。その事実は面白いと思うんです。人間の矛盾した部分を観るのは嫌なことでもあるけど、同時に面白さでもある。そこを感じていただけたら」(鈴木)公演は6月19日(金)から28日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。取材・文:川口有紀
2015年05月22日アーロン・ソーキンによる傑作法廷サスペンス『ア・フュー・グッドメン』が6月、天王洲・銀河劇場で上演される。トム・クルーズの同名映画でも知られるこの作品だが、今回上演されるのは、演出の鈴木勝秀により20人に及ぶ登場人物を7人に絞り込んだ日本オリジナル版となる。舞台『ア・フュー・グッドメン』チケット情報弁護士・ギャロウェイ少佐役には「ミュージカルでは勉強できないような、しっかりと軸のあるストレートプレイの役柄をやってみたかった。お話を頂いた時、自分が変われるチャンスだと思いました」という瀬奈じゅん。検察官ロス大尉には「自分はミュージカル作品の出演が多いのですが、会話劇でありながらエンターテイメントでもあるスズカツ(鈴木勝秀)さんの作品が大好きだったので、お話を頂いて即快諾でした」という小西遼生。ミュージカル界で活躍するふたりがストレートプレイで顔を揃えたというのも興味深い。意外にも?今回初共演のふたり。しかしインタビューの中ではさまざまな共通点が見えてくる。まずはふたりとも「“法廷もの”が大好き!」「法定劇の魅力は、人の言葉から発するすごいエネルギー。また感情とセリフが全然違うことを言っていたりするんですよね」(小西)「そう、それが面白い。喜怒哀楽を表現するのって楽しいんですけど、喜怒哀楽を隠しながら表現することの楽しさも法廷劇の魅力ですよね。単純じゃない取引というか」(瀬奈)「あとは自分をコントロールできずに、ウワーってなってしまった状態での言葉のやりとりとか。この作品にはそういう魅力が詰まってる」(小西)「緻密に積み上げていくから、アドリブが効かない怖さはありますけどね(苦笑)」(瀬奈)作品中で裁かれるのは、米海兵隊基地で起きた殺人事件。弁護にあたった法務総監の若きメンバーたちは、事件の背後に軍隊内の“しごき”のための暗黙の制裁があったことを知り、「正義とは?」という問いに苛まれてゆくこととなる。作品のテーマについて語り合っていた際、瀬奈が例えに出したのが「SEKAI NO OWARI」の大ヒット曲『Dragon Night』。「あの歌詞じゃないけど、いじめた方にもいじめられた方にも正義があって、理解ができないながらも理解しようとする働きというか……見方によってはなにが正義かわからないことってありますよね」(瀬奈)「相反する別のものの真理が似ている、ということもよくあるわけで。あの歌が大ヒットしてるということは、そういうことをみんな感じてるんじゃないかなと。まさにこの作品に通じる主題ですよね」(小西)シンプルに答えが出る問題ではないけれど、観た人が色々なことを感じ取ってもらえたら-その想いはふたりとも共通。息詰まる攻防の中に、熱い情熱が息づく作品となりそうだ。公演は6月19日(金)から28日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。チケットは発売中。取材・文:川口有紀
2015年05月13日トム・クルーズの同名映画で知られる傑作軍事法廷サスペンス『ア・フュー・グッドメン』。映画公開より23年の時を経て、日本オリジナル版の上演が決定した。舞台『ア・フュー・グッドメン』キューバの米海兵隊基地で起きた殺人事件。その弁護にあたった法務総監の若きメンバーたちは、軍隊内の落ちこぼれに対する暴力的制裁「コード・レッド」の存在を知り……というストーリー。元の作品では20人以上の人物が登場するが、今回の上演にあたり演出の鈴木勝秀が脚本を一部改定、キャストは7人に絞りこまれた。殺人の被疑者として裁かれる若き海兵隊・ドーソンを演じるのは平埜生成。アミューズ所属の若手俳優で構成される「劇団プレステージ」所属、昨年は蜷川幸雄演出『ロミオとジュリエット』に出演するなど近年活躍の幅を広げている注目の俳優だ。出演にあたり映画作品を観て「いろんな事を考えさせられた」という。「法廷ものなんですけど、今よくある法廷ものとは違うんですよね。けして華やかな演出などではないですし。あくまで法廷が舞台になっているだけというか……裁判の争点になっているのは軍隊内部での話ですけど、今でも色々なところにある話だと思うんですよ。学校とか会社とか、そこでしか生きられない人たちの起こしてしまったこと、という意味ではどこでも起こりうるなと」けして単純な「正義対悪」の二項対立ではないこの作品。それだけに殺人を犯し裁かれるドーソンの存在……“なぜ”彼が罪を犯すに至ったか、そしていかなる葛藤を持っているか、ということが物語上で大きな意味を持つ。「多分、登場人物それぞれが“間違ったこと”はしていないというか、それぞれの正義があるんですよね。ドーソンにはドーソンの正義がある。それをきちんと演じることで、ラストシーンがより意味を持つのでは、と思っています」近年劇団以外の作品も目立ってきた彼だが、今は「舞台に出るのが楽しくて仕方ない」という。それは昨年の『ロミオとジュリエット』で、蜷川演出の強烈な洗礼を受けたことが大きいようだ。「本当にきつかったです(苦笑)。でもボロボロになって『今の自分には価値がない』ということに気付かされたから、今“演じる”ことがどんどん面白くなってます」物語上のキーマンともいえる役柄に抜擢されたことで、やはりプレッシャーもある模様。「ドキドキですよ(笑)」と語るが、新たな出会いがもたらす刺激への期待が上回っているようだ。さらなる成長を遂げた姿を舞台上で観られるのも楽しみに待ちたい。公演は6月19日(金)から28日(日)まで東京・天王洲 銀河劇場にて。チケットは発売中。取材・文:川口有紀
2015年05月08日ベイクルーズのブランド&「鈴木えみ」とのコラボ商品!株式会社ベイクルーズが運営するイエナ スローブ(IENA SLOBE)は、人気モデルの鈴木えみとのコラボレーションによる、お洒落なファッション商品を発表する。秀でたセンスを持つカリスマ“えみちぃ”で愛される、鈴木えみとのコラボで実現したファッションアイテムは“今、身につけたい物”がモチーフだ。同ブランドならではのガーリーな雰囲気とともに、流行スパイスがブレンドされた素敵なコレクション!IENA SLOBEのブランドコンセプト“今を自由に生きる、女性の為のリアルクローズ。伝統的な価値観をベースに流行を常に取り入れる。あくまでも自分らしく、活動的に生きる女性の為の洋服。ガーリッシュで気ままな雰囲気の中に、品の良さを感じるラインナップ。形にとらわれることのない、遊び心あふれる大人のスタイリングを提案”などが、おもな同ブランドのコンセプトという。鈴木えみについて1985年生まれ。“えみちぃ”などの愛称で親しまれ、日本のファッションモデルとして活動。1999年のデビュー以来、テレビやCM、ファッション雑誌および写真集など幅広い分野で活躍している。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社ベイクルーズ プレスリリース (PR TIMES)・株式会社ベイクルーズ
2015年05月04日佐野大樹、森山栄治、鷲尾昇、土屋裕一からなる演劇ユニット*pnish*(パニッシュ)、3年半ぶりの本公演となる*pnish* vol.14 舞台版『魔王 JUVENILE REMIX』が4月18日に幕を開けた。*pnish* vol.14 舞台版『魔王 JUVENILE REMIX』チケット情報本作について「伊坂氏の小説をリミックスした大須賀氏の漫画を、さらにリミックスすることによってできた舞台版ストーリーと新たに生み出されたキャラクター。そこにリアリティを与えた、俳優という生身の人間によるドラマ」であり「何よりも原作の“精神”、“魂”、“普遍性”を表現しようと試みた、新たな2.5次元への取り組みである」と語るのは脚本と演出を手がけた、スズカツこと鈴木勝秀。登場するのは「グラスホッパー」を名乗る自警団とそのカリスマ的リーダー・犬養(土屋)。彼の集会で謎の死を遂げた兄・安藤(影山達也 )とその理由を追う弟・潤也(池岡亮介)。ふたりの友人で情報屋のアンダーソン(味方良介)。犬養に心酔するスズメバチ(Ry☆)、同志として活動する緒方(鷲尾)と辰美(ラサール石井)。その裏で暗躍する殺しの元締め・岩西(細見大輔)と殺し屋の蝉(佐野)に槿(森山)といった10人の男たち。舞台上に広がるのは、廃墟。そこにアレンジされたシューベルトの『魔王』が大音響で流れている。会場で携帯電話の電源について、犬養の演説に従うようアナウンスが流れる。そう、客席に着いた瞬間から物語はすでに始まっている。観客は彼に熱狂する市民として、心して、灯り(ペンライト、あるいはスマホ)を手にすべし。やがて始まる犬養の朗々とした演説。彼は叫ぶ「刮目せよ!」と。身勝手な民衆を同じ意思を持つ群れへと導こうとする犬養は「未来は神様のレシピで動いている」と論じ、生きる者すべての運命は決まっていると語る。その群れに身を任せ思考停止することに抗おうとした兄を思い、ひとり立ち向かう潤也は言いきる。「アイツの運命なんて俺が否定してやる」と。威風堂々とした犬養、理想と現実の狭間で葛藤する緒方。殺しは仕事だと笑う蝉と最高峰の殺し屋の名にふさわしくどこか超越した空気をまとう槿。これまでコミカルな舞台を繰り広げてきた、*pnish*4人の新たな表情に驚かされる。その彼らに喰らいつき、真っ向から挑む池岡を始めとする、味方、影山、Ry☆といった若手俳優の青臭さと熱と、どっしりと構えるラサール石井や軽妙だが懐の深さを感じさせる細見たち演じる大人との対比も見どころのひとつ。静謐な空間で放たれる言葉。陰影を意識した繊細な照明。耳障りなノイズと対照的に流れる荘厳なクラシック。そのすべてがスズカツワールドで先に掲げた鈴木のコメント通り、そこにはかつて誰も見たことのない2.5次元舞台があった。公演は4月26(日)まで東京・AiiA2.5 Theater Tokyoにて。5月1日(金)・2日(土)には兵庫・新神戸オリエンタル劇場にて上演される。チケットは発売中。取材・文:おーちようこ
2015年04月21日ライフスタイルファニチャーブランド「アルフレックス(Arflex)」が、テキスタイルデザイナーの鈴木マサルとコラボレーション。特別展「MARENCO×鈴木マサル」が4月21日まで、アルフレックスショップ大阪で開催中。鈴木マサルは多摩美術大学の染織デザイン科を卒業後、粟辻博デザイン室に勤務。やがて独立すると、05年からファブリックブランド「オッライピイヌ(OTTAIPNU)」を主宰している。その後はフィンランドの老舗ファブリックブランド「マリメッコ(marimekko)」のデザインを手掛けるなど、これまで様々なメーカーやブランドのプロジェクトに携わってきた。今回のイベントは家具とテキスタイルデザインの楽しさを伝えることを目的に、昨年東京で開催された展示会を再現。アルフレックスのシンプルな家具に、鈴木の大胆かつ鮮やか、そしてユーモラスな要素を併せ持つデザインが融合している。中でも注目なのが、ブランドを代表する「マレンコ(MARENCO)」のコラボモデル。このソファーはデザイナーのマリオ・マレンコが一瞬のうちに描いたスケッチから生まれたもので、無駄のない個性的なフォルムは、発売から40 年経った現在でも多くの人々に愛され続けている。コラボ作品の一つ「ダンス(DANCE)」(3人掛け/78万8,000円)は、鈴木が“攻める”気持ちで手掛けたという、日常使いのリアリティから逸脱したデザインが特徴。「色も柄も、なるべく合わないようなものを隣に並べた」という鈴木の言葉通りに、名作ソファーが現代アートのように芸術的な姿へと生まれ変わっている。一方、「パーク(PARK)」(3人掛け/74万2,000円)はシャープなモダニズムとは対局の存在として、可愛らしく感情移入のしやすい動物をモチーフに使用。ソファー全体を1枚のキャンバスとして捉え、座面や肘掛けなどを横断するようにプリントした。その中で、各パーツ間で分断され、結合されたモチーフが絵画的に表現されている。これと良く似た技法を用いているのが「バルーン(BALOON)」(3人掛け/61万2,000円)だ。マレンコのフォルムにも似たドッドモチーフを横断的にプリントすることで、予測出来ない変則的なパターンが誕生。あたかもソファの形が変化しているような錯視を生み出している。素材にはマレンコの定番である麻を用い、一版ずつ手捺染でプリントした。更に、木目の方向にまで気を配り、途切れることなく流れるようなフォルムを生み出しているチェア「リン(RINN)」(5万3,000円から)でも、今回鈴木とのコラボが実現。座面にマレンコにも用いられた全20種類のファブリックを使用し、アートな感性をプラスしている。また、音響メーカー「バング&オルフセン ジャパン」とコラボし、今年3月に発表された「BeoPlay A9」の限定スピーカーカバーも出展される。今回のコラボについて、鈴木は「異なる技術で作られた3種類のテキスタイルに包まれたマレンコは、皆さんの知っているあのクールなマレンコとはまったく別の姿を見せました。色柄が空間を漂い、人の心の中で揺らぎ、高揚させ、形にならない感覚が新しいリアリティとなって生活を、そして環境を変えていくのです。モダンデザインとカワイイデザインが絡み合い、テキスタイルによって劇的にソファー自体が、環境が、変わっていくその瞬間。皆様、是非高覧下さい」と語っている。【イベント情報】MARENCO×鈴木マサル会場:アルフレックスショップ大阪住所:大阪府大阪市中央区南船場4-2-11 ベネトン心斎橋ビル6階会期:4月10日から21日まで時間:11:00から19:00まで(10日は18:00から20:00まで)休館日:4月15日
2015年04月18日伊坂幸太郎の小説を大須賀めぐみが大胆にコミカライズした異色作、『魔王 JUVENILE REMIX』の舞台版に挑戦する池岡亮介、味方良介、影山達也、Ry☆、細見大輔、ラサール石井に話を聞いた。*pnish* vol.14 舞台版『魔王 JUVENILE REMIX』チケット情報「僕が演じる潤也はいちばん他者と関わり、関わることで兄の死の謎に辿り着きます。僕の動きひとつで相手の姿が浮き上がる役だと思うので、みんなとの関係性を大切に演じたいです」(池岡)。「兄、安藤は潤也を見守り影響を与える存在です。だからこそ真っ直ぐでいたい。お芝居の経験はまだ少ないんですが、とても刺激的でおもしろい舞台に立たせてもらっていると感じています」(影山)。「僕が演じるアンダーソンは情報屋で日系のアメリカ国籍という複雑な存在ですが、安藤さんを慕う気持を持つことで自分が見えるし、いろいろなことに気付きます。なので、その気持を大切に演じたい。これまではミュージカル作品といった『歌』で表現することが多かったので、台詞で感情を出すことはとても難しくて苦しいです。でも、そこに挑むことがとても楽しいです!」(味方)「舞台に立つのは今回が2回目で、前回は得意の踊りがありましたが、今回は踊りはなく、ストレートな演劇に挑戦します。スズメバチという殺し屋として、少しでもこの舞台の力になりたいし、なれるように努力します。今はテンパりながら稽古場で皆さんの姿を見ている日々で、毎日が発見です」(Ry☆)。「僕は殺し屋を斡旋する岩西を演じていて、ともすれば明るくひょうきんな役ですが、そのなかにも香り立つなにか怖さみたいなものを表現したいと思っています。演出の鈴木勝秀さんが『演劇は事件です』とおっしゃっていて、その言葉が自分の中にすごくストンと落ちました。確かに、今、僕らは僕らにしかできないことをやっている、そのことが毎日感じられてすごく新鮮です。舞台は日々変わるものなので、皆さんにはこの事件の目撃者になってほしいと思います」(細見)。「辰美という原作の新市長や政治家といった、いろいろな役をうまい具合にまぜあわせた、いわゆる『大人』の存在を演じています。いい意味で『権力バカ』な側面を見せたいと思います。今、この時代に上演するにはなかなかに刺激的な内容ですが、現政権の批判といったことではなく大きな流れの中で自分はどう抗っていくか?というお話だと感じています」(ラサール石井)。「舞台のキャッチフレーズにも『抗え。』とありますが、ただやみくもに反発すればいいわけではなく、個人が意思を持って抗う、ということが大切だと思うんです。今の時代がどうとか、僕自身がどうこう言える立場ではないけれど、この舞台を観ていただくことで、諦めちゃうのはちがうよ、というメッセージを受け止めてもらえたらと思います」(池岡)公演は4月18日(土)から東京・AiiA 2.5 Theater Tokyo、5月1日(金)から兵庫・新神戸オリエンタル劇場にて。取材・文:おーちようこ
2015年04月17日佐野大樹、森山栄治、鷲尾昇、土屋裕一の4人からなる演劇ユニット*pnish*(パニッシュ)が3年半ぶりに放つ本公演は、舞台版『魔王 JUVENILE REMIX』。伊坂幸太郎の小説を大須賀めぐみが大胆にコミカライズした物語を舞台化、演出の鈴木勝秀が脚本も手がける。公演初日まで1か月をきった某日稽古場を取材、キャストの話を聞いた。*pnish* vol.14舞台版『魔王 JUVENILE REMIX』チケット情報登場するのは謎の死を遂げた兄・安藤とその理由を追う弟・潤也。自警団を名乗る「グラスホッパー」率いるカリスマ・犬養や暗躍する殺し屋たち―――ユニットメンバーが演じるのは、潤也を巡るさまざまな立場の大人たちだ。「伊坂さんの小説をずっと演りたかったので、今回、実現してうれしいです。僕は蝉(せみ)という殺し屋の役で、殺すことが仕事なので『普通』ではない気配を出したい。ただ、どちらかというと普段はいじめられっ子タイプなので、怖い目線やキリッとした態度とかが難しくて……」(佐野)。「いや、絶対にいじめられっ子じゃないからね!(一同笑い)僕が演じるのは最高峰の殺し屋、槿(あさがお)です。最高峰ということを意識して人格も、どこか浮世離れした空気を湛えることができたらと心がけています」(森山)。「この国を変えようとする政治家の犬養舜二を演じています。とてつもないカリスマ性を持ち、恐ろしく長い演説の台詞があって大変ですが、今の僕だからこそ挑める役だと感じていて、ものすごく楽しんでいます」(土屋)。「僕は緒方という犬養を守る立場で、真っ直ぐゆえに悩み苦しむ役ですが、犬養のパワーに負けてないよう、揺らがない己を表現したいです」(鷲尾)静謐かつスタイリッシュ、緻密な鈴木勝秀の演出は彼らに新たな風を吹き込んでいる。「スズカツさんにお願いしたいと言い出したのは僕です。これまでの*pnish*とはちがった経験ができるかもしれないと思ってのことでしたが、実際に稽古場がとてもクリエイティヴで演劇的で、すごく新鮮です」(土屋)。「僕ら4人だとつい遊んでしまいがちで、それが悪いとは思わないけれど、スズカツさんの稽古は一回、一回がものすごく濃密ですごくドキドキする。この緊張感はとても好き」(森山)。「僕らを細かく見てくれて、ていねいに組み立てていくので、ああ、芝居ってこうやって創るもんだったな、と改めて思える時間を過ごしています。原作を好きな方、漫画を好きな方、どの方向からでも楽しめる舞台になっているので楽しみにしていてください」(鷲尾)。「30代後半を迎え、自分でも変わってきたなと思えるこの年でスズカツさんと出会えたことはとてもうれしくて楽しい。すごくカッコイイ舞台になっていると感じているので観てほしいです!」(佐野)。「舞台は生もので、その日、その瞬間しか観ることができません。だからこそ一回を大切に全力に、今しかできない舞台を届けます」(土屋)公演は4月18日(土)から東京・AiiA 2.5 Theater Tokyo、5月1日(金)から兵庫・新神戸オリエンタル劇場にて。取材・文:おーちようこ
2015年04月16日鈴木おさむが作・演出を手がける舞台『美幸 -アンコンディショナルラブ-』に、大島優子、鈴木浩介の出演が決定。2016年5月、東京・本多劇場、大阪・サンケイホールブリーゼで上演する。本作は鈴木が、妻の森三中・大島の学生時代にあったいじめ経験に着想を得て書下ろしたふたり芝居で、2012年と2013年に山崎樹範、鳥居みゆきの出演で上演されている。書道コンテスト優勝をきっかけに学校で執拗ないじめにあい悲惨な学生生活を送った過去を持つ女・美幸が主人公。彼女は会社で出会った元役者の雄星に、自分の過去と同じ境遇を感じ“無償の愛”を捧げることを誓うが、その愛は次第にエスカレートして、雄星を悩ませるすべての人々に復讐を企てていく。今回タイトルロールの美幸を演じるのは、先ごろ映画『紙の月』で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞した大島優子。美幸の憧れの存在である雄星をはじめ、男性登場人物5役をひとりで演じ分けるのは舞台、ドラマで活躍する人気の個性派俳優・鈴木浩介。ふたりは出演決定にあたり以下のコメントを寄せている。■鈴木浩介おさむさんの奥様は大島さんですよね。今回ご一緒させていただくのも大島さん。ダブル鈴木、ダブル大島、不思議なご縁を感じております。まさか、僕の名字が鈴木だからキャスティングされたわけではないですよね?おさむさん、優子さん、ご一緒させていただくのを楽しみにしております。全力で頑張ります。■大島優子以前から、作品によって様々な表情を持つ鈴木浩介さんの演技に憧れていました。今回ご一緒できて大変光栄です。舞台上の二人芝居でどういう世界を作れるか今から楽しみで、興奮しています。いかに衝撃的に、そしてリアルに美幸を演じられるか、おさむさんに身を委ねて最後まで喰らいついていきたいです。
2015年03月17日4月18日(土)から東京・神戸にて上演する、男性4人組演劇ユニット*pnish*の3年半ぶりの本公演、*pnish* vol.14 舞台版『魔王 JUVENILE REMIX』(小学館刊)(原作:伊坂幸太郎漫画:大須賀めぐみ)。本公演は作:伊坂幸太郎のエンターテインメント小説『魔王』と、今秋映画化が決定しているハードボイルド小説『グラスホッパー』を漫画家:大須賀めぐみにより設定・キャラクターなど、巧みに掛け合わせたコミカライズ版『魔王 JUVENILE REMIX』をベースとした作品。それをミュージカル『Rock Of Ages』『7DOORS 青ひげ公の城』など、数々のエンターテインメント舞台を手掛けてきた鈴木勝秀と結成15年目で40本以上の公演を重ねる*pnish*とで、更に新たなアレンジを加えて上演する。各キャラクターは*pnish*らしく、やや大人設定に切り替えつつ、女性役も男性にアダプトし、コミック第7巻(安藤潤也編)を中心に描くようだ。舞台版『魔王 JUVENILE REMIX』チケット情報『魔王』『グラスホッパー』の作者:伊坂幸太郎は「漫画『魔王JUVENILE REMIX』は、僕の小説をもとに大須賀さんが素晴らしいアレンジをしてくれた作品で、僕はただの一ファンとして楽しんでいるような感じでしたので、舞台化も本当にうれしいです。あの躍動感や迫力をどう舞台で魅せてくれるのか非常に楽しみにしております」。本公演の原作となる『魔王 JUVENILE REMIX』の漫画:大須賀めぐみは「まさかの舞台化です。びっくりしました。何年も前に連載が終了している作品をこうして取り上げていただける事にただただ感謝です。漫画版の魔王は原作『魔王』に『グラスホッパー』のキャラクターを加え、少年漫画仕様にアレンジしたごった煮感満載な作りなので“*pnish*さん、本当にこっちの魔王でいいんでしょうか?”と言う気持ちもあったりしますが(笑)安藤兄弟や殺し屋勢が舞台でどんな風に活躍するのかとても楽しみです」とコメントしている。公演は4月18日(土)から26日(日)までAiiA 2.5 Theater Tokyo、5月1日(金)・2日(土)に新神戸オリエンタル劇場にて。チケットの一般発売は3月15日(日)午前10時より。
2015年03月13日次世代のミュージカルスターをめざす若者たちが、珠玉のミュージカル・ナンバーを披露する人気シリーズ第3弾『恋するブロードウェイ♪ vol.3』が、東京・EX THEATER ROPPONGIに登場。全編が名曲!ミュージカルのおいしいところ詰め合わせ。ミュージカルのディープなファンから初心者まで、誰もが楽しめるステージだ。『恋するブロードウェイ♪ vol.3』チケット情報出演は、ミュージカルなどで活躍中の太田基裕、大山真志、小野田龍之介、海宝直人、菅俣翔、内藤大希、西川大貴、法月康平、味方良介というフレッシュな9名。作・演出は、芸術性とエンターテインメント性を兼ね備えた作品世界に定評のある演出家、鈴木勝秀。大人気海外ドラマ『glee/グリー』のカバーでも知られるジャーニーの「Don’t stop believin’」をはじめ、『レ・ミゼラブル』『コーラスライン』『レント』など数々の傑作ミュージカルの名曲をダンスとともに届ける。その魅力を探るべく、稽古場に潜入。この日は、2週間の歌とダンスの稽古を経て、初めての立ち稽古。ステージ上のセットは数脚の“イス”のみ。ミュージカルスターへの道は、まさにイス取りゲーム(=Musical Chairs)。イスは、その象徴でもあり、ステージの上で様々に形を変え、効果的に使われる。物語の舞台はNY、ブロードウェイ。雑踏の中、西川は、通りかかった大山をタップで挑発し、ふたりのタップ合戦がスタート。次第に熱を増すバトルに、街ゆく人々がひとり、またひとりと引き寄せられていく…。ステージ上の面々とともに、お客の気持ちも引き寄せなければならない重要なシーン。ふたりのタップ対決では、西川が「複雑なリズムにしよう」と提案し、大山と様々なリズムを試していく。鋭いリズムで斬りこむ西川。ユーモラスな動きを織り交ぜ受けて立つ大山。一方、ふたりのタップ合戦に足を止める太田、小野田、海宝、菅俣、内藤、法月、味方。“何だろう?”と引き寄せられる。演出の鈴木からは、「感情を出さなきゃ、教わった振りで歌を歌う発表会になってしまう。そこに自分なりのストーリーを作って」と指示が飛ぶ。すると「ダメだ。さっきは銀行に行って戻ってきた気持ちで歩いてた」と小野田。みんなの笑いを誘う。本番までに、それぞれがどんなストーリーを作って、それをどう表現するのか?個性が見えるシーンとなりそうだ。ふたりで始まったタップ合戦は、周囲を巻き込み大きな渦となり…オープニング曲「Don’t Stop believin’」(全米ロックミュージカルの金字塔『ROCK OF AGES』より)へ。9人の交錯する心を表すかのような多彩なフォーメーションチェンジによる振付で、視覚的にも期待感をあおる。そして、この曲のラスト、9人の若いエネルギーが爆発。鈴木からは、「エネルギーの出し方のメリハリが大事。いちいち言わないから、それぞれ“ここだろう”と思ったら出してみて」と指示。本番では、観客はのっけから“ガツン”とやられることになりそうだ。公演は2月28日(金)から3月2日(日)まで。チケット発売中。
2014年02月21日※画像は、鈴木奈々オフィシャルブログ より結婚が決まり幸せいっぱいの鈴木奈々さんのプロデュースファッションモデルでタレントの鈴木奈々さんが、オフィシャルブログでプリシラとのコラボレーションをしたウィッグ商品のプロデュースをしたことを発表した。自身も雑誌やファッションショーの際にプリシラのアイテムを利用している。鈴木奈々さんは、同じくファッションモデルの益若つばささんの大ファンで、イベントやファッションショーの追っかけをしていたところ、Popteenのスタッフにスカウトされた。その後、Popteen専属モデルとなり、誌面で単独企画を任されるなどの看板モデルとして活躍。卒業後は、EDGE STYLEに移籍をし、テレビ番組などでも活躍をしている。自宅で簡単にイメージチェンジ今回発売されるウィッグは5種類。元気印の鈴木奈々さんのトレードマークでもあるツインテールのシュシュやポニーテール、前髪ウィッグなど使い勝手のよいアイテム。オフィシャルブログでは、実際につけてポージングをした鈴木奈々さんのカットも見ることができる。発売日程はまだ決定していないが、2013年11月予定。最近では、地毛が短いままでもロングヘアを楽しんだり、普段はできない髪色をウィッグで楽しんだりしている人も多い。エクステでは、毎回の手入れも不便だし、気軽に変更もできない。ウィッグなら、自宅で簡単に装着出来、違うタイプを楽しむことが簡単にできるのも、人気の秘密だろう。【参考】▼プリシラ▼鈴木奈々オフィシャルブログ実年齢マイナス20歳!愛用者の91%が満足する魔法のコスメとは?(9月3日)4カ月老ける研究結果も!! 知らないと怖い「お肌の悪習慣」(8月29日)元の記事を読む
2013年09月11日元宝塚歌劇団の男役トップスターの水夏希が主演し、ロックバンドLUNA SEAのギタリストSUGIZOが楽曲を手がける舞台『7DOORS ~青ひげ公の城~』。SUGIZOは俳優としても出演し、今回が初舞台となる。3月16日(金)から始まる東京公演に先立ち、前日15日に公開リハーサルが行われ、水とSUGIZOが会見に応じた。『7DOORS ~青ひげ公の城~』チケット情報ハンガリー生まれの近・現代作曲家バルトークの唯一のオペラ『青ひげ公の城』の物語を再構築し、新たな舞台劇として誕生させた本作。水が演じる羊飼いのユディットが、青ひげ公の異名をもつ公爵から結婚を申し込まれるところから物語は始まる。公爵の悪い噂を知る兄弟は反対するが、ユディットは青ひげ公の城にある全てを開くとこの世の真実を知ることができるという「7つの扉」に興味をもち、結婚を承諾する。執事に付き添われながら、ひとつずつ扉を開けていくとそれぞれの部屋の中で謎の男たちに出会う。男たちは公爵のコレクションであり、それぞれ7つの大罪を犯した罪人たちだった。最後の扉を開け、青ひげ公の真実を知ったユディットは……。水は、女性役を演じることについて「実はロングヘアー初お披露目なんです。ドレス姿もそうですし、お芝居の感じなど、宝塚を退団してから初めてのことが多いので、いろいろ緊張しています。宝塚の娘役の方をずっと見てきたので、仕種は意外と自然にできているのではないかな」とコメント。音楽を担当するSUGIZOは「子どものころからバルトークがものすごく好きで、このお話をいただいたときは、やりたいやりたい!と、とびつきました。作曲するときも、バルトークの生い立ちから全部勉強しちゃったくらい」というほどの力の入れよう。舞台上では自らのバイオリン演奏も披露する。初舞台については「怖いですね。緊張感が違います。映画やドラマは僕らにとってはレコーディングですが、舞台はまさにコンサート。一瞬一瞬が全てで、その世界に身を投じていることに自分で驚きです」と謙遜したが、水は「一歩立ったときから、SUGIZOさんは青ひげ公の空気をまとっていましたね」と稽古を振り返った。7つの大罪をモチーフにしている本作。水は「7つの大罪の扉を開けていくたびに、全部自分に心当たりがありましたね。強いてあげれば私は“傲慢”で、その場面ではドキッとすることがたくさんあります。今の時代、楽しくて明るいものがやっぱり嬉しいなと思いますが、たまに今回みたいな作品で自分と向き合っていただけたらと思います」。劇場に一歩踏み入れたとたんに、青ひげ公の城だと感じられる劇場空間も見所のひとつ。SUGIZOは「劇の最中はあまり考えすぎずに、ただインスピレーションのままに感じてもらえれば」と語った。演出は鈴木勝秀。公演は3月16日(金)から4月1日(日)まで東京グローブ座にて開催。その後、4月4日(水)・5日(木)に大坂・森ノ宮ピロティホールで上演する。チケットは発売中。取材・文:大林計隆
2012年03月16日